JP6543290B2 - 電子図書製作用プログラム - Google Patents

電子図書製作用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6543290B2
JP6543290B2 JP2017037787A JP2017037787A JP6543290B2 JP 6543290 B2 JP6543290 B2 JP 6543290B2 JP 2017037787 A JP2017037787 A JP 2017037787A JP 2017037787 A JP2017037787 A JP 2017037787A JP 6543290 B2 JP6543290 B2 JP 6543290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
ruby
electronic book
operator
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017037787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018142286A (ja
Inventor
友紀 小平
友紀 小平
西澤 達夫
達夫 西澤
佑介 田代
佑介 田代
龍 飛田
龍 飛田
恭子 古澤
恭子 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
Priority to JP2017037787A priority Critical patent/JP6543290B2/ja
Publication of JP2018142286A publication Critical patent/JP2018142286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6543290B2 publication Critical patent/JP6543290B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、電子図書を製作するプログラムに関する。
電子データとしてあらかじめ記憶されている電子図書を音声として再生する装置が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示されている装置は、DAISY(Digital Accessible Information SYstem)規格によるデジタル録音図書を再生する装置であり、特に視覚に障害がある人たちが読書を楽しむことが出来るように、本に記載されている文章情報を音声として読み上げることができる装置である。
一方、音声再生できる装置に表示部を設け、表示部にはテキストを表示させる装置も従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示されている装置は、特に英会話の練習用に用いられる装置であって、表示部には英文のテキストデータが表示され、スピーカからは表示部に表示されている英文の音声データが再生される。
特許文献2に開示されている装置では、再生する音声データと表示部に表示させているテキストデータとを同期させ、現在再生中の音声データに該当するテキスト位置を対応付けできる。
特開2000−057752号公報 特開2004−170444号公報
元の書籍から電子図書のデータを製作する際、元の書籍が例えばワープロデータや、ハイパーテキストデータ化されているのであれば、電子図書の製作も容易である。
なお、元の書籍としてPDFや紙媒体しか存在しない場合もある。このような場合、OCRソフトなど既存のソフトを用いれば、通常の文字に関してデータ化は可能である。
しかし、元の書籍として紙媒体しか存在せず、文章にルビが存在している場合、OCRソフトではルビを文字データとしてうまく読み取ることができないという課題がある。
また、元の書籍がPDFで文章にルビが存在している場合、PDFで文字列を選択すれば、ルビも含めて文字の読み取りも可能ではある。しかし、PDFでは、ルビと通常の文字とは異なるレイヤーに配置されている場合があり、ルビを含めて文字列を読み込んだとしても、ルビと、ルビに対応する文字との位置が大きくずれてしまうという課題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、電子図書の元となる書籍がPDFや紙媒体の場合でも、ルビを正確に電子図書としてデータ化できるプログラムを提供することにある。
本発明にかかる電子図書製作用プログラムによれば、コンピュータに、元の書籍のPDF又は画像データを取り込み、コンピュータの表示部に表示させる機能と、前記表示部で表示された元の書籍のうち、電子図書データに変換すべき文字列の範囲を操作者が指定すると、指定した範囲の中で、文字を認識する機能と、操作者が指定した範囲内の文字列が縦書きか横書きかを判定する機能と、認識した文字にルビが含まれているか否かを判定する機能と、ルビが含まれていると判定した場合には、ルビと、当該ルビが振られている文字とを関連付けする機能と、ルビが振られている文字を電子図書データに変換する際に、関連付けされたルビが、ルビが振られている文字に対して所定の位置に配置されるように、電子図書データに変換する機能と、を実行させるプログラムであって、前記ルビが含まれているか否かを判定する機能は、操作者が指定した範囲内の文字列が横書きと判定された場合、横方向に延びる文字列における所定の範囲以上の大きさの各文字の横方向に延びる中心線を算出し、各文字の中心線の最も多い個所を基準線として設定し、横書きの行ごとに基準線を設定し、操作者が指定した範囲内の文字列が縦書きと判定された場合、縦方向に延びる文字列における所定の範囲以上の大きさの各文字の縦方向に延びる中心線を算出し、各文字の中心線の最も多い個所を基準線として設定し、縦書きの列ごとに基準線を設定し、設定した基準線と接触せず、且つ文字の大きさが他の文字の大きさよりも所定の範囲以下である文字が存在する場合に、当該文字をルビと判定することを特徴としている。
この構成を採用することによって、ルビが本来振られている文字に対して、ルビを正確な位置に配置した電子図書データを製作することができる。
また、前記縦書きか横書きかを判定する機能は、操作者が指定した範囲内での各文字の縦横の座標、又は表示部で表示されているページ内での各文字の縦横の座標を検出し、縦座標が同一で横座標が異なる文字が多い場合、横書きと判定し、横座標が同一で縦座標が異なる文字が多い場合、縦書きと判定することを特徴としてもよい。
また、ルビが含まれていると判定された場合における、前記ルビと、当該ルビが振られている文字とを関連付けする機能は、隣り合うルビどうしの距離が予め設定された閾値以内の場合に、該閾値以内の複数のルビを1つの漢字又は1つの単語に振られているルビであると判定して、1つの漢字又は1つの単語に振られていると判定された複数のルビをグループ化し、該グループ化した複数のルビの先頭位置を含む漢字から、前記グループ化した複数のルビの終端位置を含む漢字までを、当該グループ化したルビが振られている漢字又は単語であるとして関連付けし、隣り合うルビどうしの距離が前記閾値以上であって、グループ化されない1文字のルビが存在する場合、該ルビの位置を含む漢字を、当該ルビが振られている漢字であるとして関連付けすることを特徴としてもよい。
また、操作者が指定した範囲の中に画像データが存在し、且つ該画像データに縦方向又は横方向に延びる余白が存在する場合、該余白を削除し、余白の両側に存在する画像データを結合させることを特徴としてもよい。
また、操作者が指定した範囲の中に画像データが存在し、且つ該画像データに縦方向又は横方向に延びる重複した個所が存在する場合、該重複した個所において、重複したデータのいずれか一方を削除することを特徴としてもよい。
本発明の電子図書製作用プログラムによれば、ルビを正確に電子図書としてデータ化できる。
電子図書製作用プログラムが読み込まれるコンピュータのブロック図である。 電子図書製作用プログラムが起動した際に、コンピュータの表示部に表示される操作画面を示す説明図である。 電子図書製作用プログラムが実行する機能のフローチャートである。 縦書きか横書きかを判定する際のフローチャートである。 ルビを判定する際のフローチャートである。 ルビを判定する手法を説明する説明図である。 ルビを判定する手法を説明する説明図である。 ルビを判定する他の手法を説明する説明図である。 ルビとルビが振られている文字とを関連付けする際のフローチャートである。 ルビとルビが振られている文字とを関連付けする手法を説明する説明図である。
電子図書製作用プログラムが読み込まれ、該プログラムが動作するコンピュータについて、図1に基づいて説明する。
コンピュータ10は、通常のパーソナルコンピュータを用いることができ、LCDモニタ等の表示部12、制御部14、記憶装置16、キーボード17、マウス等のポインティングデバイス18を備えている。制御部14は、CPU、ROM及びRAM等からなるメモリを有している。記憶装置16としては、HDDなどを採用することができる。
コンピュータ10には、周辺機器としてスキャナ19を接続するとよい。スキャナ19は、電子図書の元の書籍をPDF又はその他のデータとして読み込む。読み込んだ元の書籍のデータはコンピュータ10の記憶装置16に記憶される。
なお、コンピュータ10にスキャナ19を接続していなくてもよく、この場合、元の書籍のPDF又はその他のデータは、コンピュータ10とは切り離されている別の機器によって、予めPDF又はその他のデータに変換され、この元の書籍のPDF又はその他のデータを、インターネット経由又はCD、USBメモリ等の記録媒体を介してコンピュータ10が読み取り、記憶装置16に記憶する。
コンピュータ10の記憶装置16に、電子図書製作用プログラムPが記憶されている。
電子図書製作用プログラムPを起動させた場合における表示部12の表示内容を、図2に示す。
また、電子図書製作用プログラムPの実行工程を図3〜図6に示す。
なお、以下の実施形態では、元の書籍データが、文字情報を取得可能なPDFである場合を例として説明する。
図2では、電子図書製作用プログラムの操作画面を示している。
電子図書製作用プログラムPが起動すると、コンピュータ10の表示部12には、電子図書製作用プログラムPの操作画面20が表示される。
操作画面20は、中央に読み込んだ元の書籍データを表示するファイル表示部21を有している。
操作者は、元の書籍データをファイル表示部21に表示させるために、まずファイルボタン22をクリックする。ファイルボタン22がクリックされると、記憶装置16内のフォルダが表示され、操作者は電子図書へ変換する対象のファイルを選択する。
電子図書製作用プログラムPは、操作者が選択した記憶装置16内のファイルを読み出してファイル表示部21に表示する(図3のS100)。
次に操作者は、元の書籍のPDFデータから、電子図書に変換すべき範囲を指定する。
なお、操作画面20には、「テキスト、見出し、画像」のうちのいずれか1つの属性を選択できるラジオボタン23が設けられており、指定する前には、まず操作者は、操作画面20のラジオボタン23から、指定しようとする範囲の属性が「テキスト、見出し、画像」のいずれかであるか選択する。
変換すべき範囲は、操作者がポインティングデバイス18を操作することで、ファイル表示部21内でポインタを移動させて行うことができる。変換すべき範囲の指定は、1回で複数指定することができる。
図2では、操作者が4か所の範囲を指定したところを示している。また、電子図書製作用プログラムPは、操作者がポインティングデバイス18を操作して範囲を指定すると、その範囲を矩形で囲むように表示する(図3のS102)。電子図書製作用プログラムPは、操作者がラジオボタン23でテキスト又は見出しと指定している場合には、矩形で表示された範囲内には文字が存在していると認定し、操作者がラジオボタン23で画像と指定している場合には、矩形で表示された範囲内には画像が存在していると認定する。
電子図書製作用プログラムPは、操作者がこの矩形の範囲を複数指定した場合、指定した順番を矩形範囲に合わせて表示させるように動作する(図2の符号25)。
また、操作画面20には、操作者が指定した範囲の属性がテキスト、見出し、画像のいずれであるか、また指定した順番が、取り込み枠一覧26として表示される。
なお、操作者が取り込み枠一覧26を操作することで、実際に電子図書に変換した際に電子図書上で表示する順番や属性を変更することも電子図書製作用プログラムPが実行可能である。例えば、画像の挿入位置を元の書籍とは異なる位置に配置する場合などにこの機能を適用させることができる。
操作者が変換すべき範囲の指定を終了すると、次に操作者は操作画面20の取り込みボタン24をクリックする。
取り込みボタン24がクリックされると、電子図書製作用プログラムPは、操作者が指定した範囲のPDFデータを、電子図書データに変換する。
電子図書データへの変換動作の最初に行われる工程は、電子図書製作用プログラムPが、操作者が指定した範囲内の文字を認識する工程である(図3のS104)。文字の認識は、電子図書製作用プログラムPが、PDFファイルにおける文字情報を読み取ることで行われる。
なお、電子図書製作用プログラムPが、操作者が指定した範囲内の文字を認識する工程は、操作者が取り込みボタン24をクリックした後ではなく、範囲を指定し終わったときであってもよい。この場合、操作者が取り込みボタン24をクリックすると、電子図書製作用プログラムPは、操作者が指定した範囲の文字列が縦書きか横書きかを判定する動作を実行する。
文字の認識が終了すると、電子図書製作用プログラムPは、操作者が指定した範囲の文字列が縦書きか横書きかを判定する(図3のS106)。
縦書きか、横書きかの判定の具体的な工程は、図4のフローチャートに基づいて説明する。
電子図書製作用プログラムPは、まず各文字の縦横の座標を検出する(図4のS200)。ちなみに、文字情報を取得可能なPDFの場合、文字ごとに1ページ全体に対する位置座標がデータとして記録されているため、電子図書製作用プログラムPは、文字ごとにPDFの位置座標を取得することで、この工程を容易に行うことができる。
次に、電子図書製作用プログラムPは、各文字の縦横の座標を比較し、縦座標(y座標)が同一で横座標(x座標)が異なる文字が多い場合、横書きと判定し、横座標(x座標)が同一で縦座標(y座標)が異なる文字が多い場合、縦書きと判定する(図4のS202)。
図3の工程に戻り、電子図書データへの変換動作全体の工程について説明する。
縦書きか、横書きかの判定の後、電子図書製作用プログラムPは、認識した文字にルビが含まれているか否かを判定する(図3のS108)。
認識した文字にルビが含まれているか否かを判定する具体的な工程は、図5〜図7に基づいて説明する。
電子図書製作用プログラムPは、まず操作者が指定した範囲内の文字列が縦書きか横書きかを図4のS202の結果に基づいて判断し(図5のS300)、横書きの場合、横方向に延びる文字列における所定の大きさ以上の各文字の横方向に延びる中心線を算出し、各文字の中心線の平均位置を基準線として設定し、横書きの行ごとに基準線を設定する(図5のS302、図6)。
電子図書製作用プログラムPは、まず操作者が指定した範囲内の文字列が縦書きの場合、縦方向に延びる文字列における所定の大きさ以上の各文字の縦方向に延びる中心線を算出し、各文字の中心線の平均位置を基準線として設定し、縦書きの列ごとに基準線を設定する(図5のS304)。
次は縦書き横書き共通の工程であり、電子図書製作用プログラムPは、設定した基準線が1つの行又は列に対して複数設定されていると判定した場合、文字数が多い方を真の基準線とし、他の基準線を削除する(図5のS305、図6)。
次に、電子図書製作用プログラムPは、設定した基準線と接触せず、且つ文字の大きさが他の文字の大きさよりも所定の範囲以下である文字が存在するかどうか判断する(図5のS306)。電子図書製作用プログラムPは、設定した基準線と接触せず、且つ文字の大きさが他の文字の大きさよりも所定の範囲以下である文字が存在する場合に、当該文字をルビと判定する(図5のS308、図7)。
例えば、図7の例で基準線が付されている文字が10ptであって、基準線が付されていない文字が4ptであったとすると、この4ptの文字をルビと判定する。
なお、操作者が指定した範囲内に、異なる大きさの文字が複数種類含まれている場合、いずれが本文でいずれがルビなのかを判定することが難しい場合がある。
そこで、電子図書製作用プログラムPは、文字の大きさと文字数から、通常の文章中の文字か、ルビか、又はそれ以外の文字かを判定することができる。この場合、例えば、文字の大きさ(pt)×文字数=判定値とし、判定値が最も大きい文字を通常の文章中の文字とし、通常の文章中の文字の大きさから設定した閾値よりも小さい判定値の文字をルビと判定することができる。
図8に示すように、操作者が指定した範囲内に、10ptの文字が50文字、5ptの文字が3文字、50ptの文字が1文字存在していた場合、判定値はそれぞれ500、15、50となる。この場合、判定値500の10ptの文字を通常の文章中の文字(本文)と判定し、閾値を例えば7ptとすれば5ptの文字をルビと判定することができる。
なお、図5のS306において、操作者が指定した範囲内にルビが存在していなかったと判断された場合、電子図書製作用プログラムPは、認識した文字を電子図書データに変換する(図5のS309)。
次に、認識した文字にルビが含まれていることを判定した場合、電子図書製作用プログラムPは、ルビと、このルビが振られている文字とを関連付けする工程を実行する(図3のS110)。
ルビと、このルビが振られている文字とを関連付けする具体的な工程は、図9及び図10に基づいて説明する。
電子図書製作用プログラムPは、まず横書きの場合は1行あたり複数のルビが存在するかどうか、縦書きは1列あたり複数のルビが存在するか否かを判定する(図9のS400)。
1行又は1列内に、ルビが1つだけの場合は、電子図書製作用プログラムPは、横書きの場合そのルビの横方向(x方向)の位置を含む漢字を、縦書きの場合そのルビの縦方向(y方向)の位置を含む漢字を、ルビが振られている漢字であると判定し、ルビとこのルビが振られている漢字とを関連付けする(図9のS401)。
電子図書製作用プログラムPは、1行又は1列あたり複数のルビが存在している場合、ルビと判定された文字をグループ化する。
電子図書製作用プログラムPは、ルビのグループ化の際、各ルビの位置情報から隣り合うルビとの間の距離を算出する(図9のS402)。そして、この距離が予め設定した閾値以内である場合には、この距離で隣り合っている複数のルビを1つのグループとして設定する(図9のS404、図10)。
次に、電子図書製作用プログラムPは、グループ化されたルビが、いずれの漢字又は単語に対して振られたルビかを判定し、漢字又は単語に対してグループ化されたルビを関連付けする。
具体的には、電子図書製作用プログラムPは、グループ化した複数のルビの先頭位置を含む漢字から、グループ化した複数のルビの終端位置を含む漢字までを、当該グループ化したルビが振られている漢字又は単語であるとして関連付けする(図9のS406)。
図10に示す例は、横書きの場合であり、グループ化した複数のルビの横方向(x方向)の先頭位置が含まれる漢字から、グループ化した複数のルビの横方向(x方向)の終端位置が含まれる漢字までを、このグループ化したルビが振られている漢字又は単語であるとする。
縦書きの場合は、グループ化した複数のルビの縦方向(y方向)の先頭位置が含まれる漢字から、グループ化した複数のルビの縦方向(y方向)の終端位置が含まれる漢字までを、このグループ化したルビが振られている漢字又は単語であるとする。
次に、電子図書製作用プログラムPは、グループ化したルビと、このグループ化したルビが振られている漢字又は単語とを関連付けする(図9のS408)。
そして、図3のS112に示すように、電子図書製作用プログラムPは、ルビを電子図書データに変換する際に、関連付けされたルビが振られている文字に対するルビの配置位置を予め設定しておき、その設定された位置にルビを配置するように電子図書データに変換する。
このようにすることで、ルビと、ルビが振られている文字とが正確な位置に配置された電子図書を製作できる。
なお、図2に示すように、元の書籍は、図表がページに跨る場合、跨った部分は余白28が挿入されることが一般的である。しかし、電子図書はページの概念が無いので、この余白28は不要である。
そこで、本願の電子図書製作用プログラムPは、図表を電子図書データに変換する際に、図表内に余白28を検出した場合には、この余白28を削除して余白28の両側に位置する図表を結合させるように動作する。また、余白28の両側に位置する図表の結合時には、結合部分をビットマップで同色に修正するとよい。
このようにすれば、電子図書に変換した図表について余白28が存在することを無くすことができる。
また、元の書籍の図表がページに跨る際、重複した個所が形成される場合もある。
そこで、本願の電子図書製作用プログラムPは、図表を電子図書データに変換する際に、図表内に重複個所(図示せず)を検出した場合には、この重複した個所の重複している画像データの一方を削除するように動作する。
このようにすれば、電子図書に変換した図表について重複個所が存在することを無くすことができる。
なお、上述してきた実施形態では、元の書籍データが、文字情報を取得可能なPDFの場合について説明した。しかし本発明における電子図書製作用プログラムPは、元の書籍データが、文字情報を取得可能なPDFの場合に限定するものではなく、他の画像データ等であってもよい。
この場合、電子図書製作用プログラムPはOCR機能を有することが必要である。電子図書製作用プログラムPは、縦書きか横書きかを判定するステップにおいて、PDFに含まれる文字ごとの位置情報ではなく、操作者が指定した範囲内における各文字の位置を算出する必要がある。
なお、電子図書の規格としては、デジタル録音図書であるDAISY規格などが代表的である。
DAISY規格の電子図書データは、コンテンツを表現可能なsmil(Synchronized Multimedia Integration Language)ファイルと、見出し情報が記述されたnccファイル又はncxファイルと、テキストデータを記述したマークアップ言語であるhtmlファイル又はxmlファイルを備えている。
したがって、電子図書製作用プログラムPが文字を電子図書データに変換する場合、認識した文字(ルビを含む)をhtml又はxml等のマークアップ言語に変換すればよい。
以上本発明につき好適な実施形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
10 コンピュータ
12 表示部
14 制御部
16 記憶装置
17 キーボード
18 ポインティングデバイス
19 スキャナ
20 操作画面
21 ファイル表示部
22 ファイルボタン
23 ラジオボタン
24 取り込みボタン
25 順番の表示
26 取り込み枠一覧
28 余白
P 電子図書製作用プログラム

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    元の書籍のPDF又は画像データを取り込み、コンピュータの表示部に表示させる機能と、
    前記表示部で表示された元の書籍のうち、電子図書データに変換すべき文字列の範囲を操作者が指定すると、指定した範囲の中で、文字を認識する機能と、
    操作者が指定した範囲内の文字列が縦書きか横書きかを判定する機能と、
    認識した文字にルビが含まれているか否かを判定する機能と、
    ルビが含まれていると判定した場合には、ルビと、当該ルビが振られている文字とを関連付けする機能と、
    ルビが振られている文字を電子図書データに変換する際に、関連付けされたルビが、ルビが振られている文字に対して所定の位置に配置されるように、電子図書データに変換する機能と、を実行させるプログラムであって、
    前記ルビが含まれているか否かを判定する機能は、
    操作者が指定した範囲内の文字列が横書きと判定された場合、横方向に延びる文字列における所定の範囲以上の大きさの各文字の横方向に延びる中心線を算出し、各文字の中心線の最も多い個所を基準線として設定し、横書きの行ごとに基準線を設定し、
    操作者が指定した範囲内の文字列が縦書きと判定された場合、縦方向に延びる文字列における所定の範囲以上の大きさの各文字の縦方向に延びる中心線を算出し、各文字の中心線の最も多い個所を基準線として設定し、縦書きの列ごとに基準線を設定し、
    設定した基準線と接触せず、且つ文字の大きさが他の文字の大きさよりも所定の範囲以下である文字が存在する場合に、当該文字をルビと判定する電子図書製作用プログラム。
  2. 前記縦書きか横書きかを判定する機能は、
    操作者が指定した範囲内での各文字の縦横の座標、又は表示部で表示されているページ内での各文字の縦横の座標を検出し、
    縦座標が同一で横座標が異なる文字が多い場合、横書きと判定し、
    横座標が同一で縦座標が異なる文字が多い場合、縦書きと判定することを特徴とする請求項1記載の電子図書製作用プログラム。
  3. ルビが含まれていると判定された場合における、前記ルビと、当該ルビが振られている文字とを関連付けする機能は、
    隣り合うルビどうしの距離が予め設定された閾値以内の場合に、該閾値以内の複数のルビを1つの漢字又は1つの単語に振られているルビであると判定して、1つの漢字又は1つの単語に振られていると判定された複数のルビをグループ化し、該グループ化した複数のルビの先頭位置を含む漢字から、前記グループ化した複数のルビの終端位置を含む漢字までを、当該グループ化したルビが振られている漢字又は単語であるとして関連付けし、
    隣り合うルビどうしの距離が前記閾値以上であって、グループ化されない1文字のルビが存在する場合、該ルビの位置を含む漢字を、当該ルビが振られている漢字であるとして関連付けすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子図書製作用プログラム。
  4. 操作者が指定した範囲の中に画像データが存在し、且つ該画像データに縦方向又は横方向に延びる余白が存在する場合、
    該余白を削除し、余白の両側に存在する画像データを結合させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載の電子図書製作用プログラム。
  5. 操作者が指定した範囲の中に画像データが存在し、且つ該画像データに縦方向又は横方向に延びる重複した個所が存在する場合、
    該重複した個所において、重複した画像データのいずれか一方を削除することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項記載の電子図書製作用プログラム。
JP2017037787A 2017-02-28 2017-02-28 電子図書製作用プログラム Active JP6543290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017037787A JP6543290B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 電子図書製作用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017037787A JP6543290B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 電子図書製作用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018142286A JP2018142286A (ja) 2018-09-13
JP6543290B2 true JP6543290B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=63528197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017037787A Active JP6543290B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 電子図書製作用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6543290B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109977238A (zh) * 2019-04-01 2019-07-05 杭州赛鲁班网络科技有限公司 生成绘本的系统、方法和装置
JP6773844B1 (ja) * 2019-06-12 2020-10-21 株式会社ポニーキャニオン 情報処理端末及び情報処理方法
CN111915174A (zh) * 2020-07-23 2020-11-10 北京师范大学 基于电子绘本的小学生审辩性思维测评方法及系统
CN113052179A (zh) * 2021-03-09 2021-06-29 安徽淘云科技股份有限公司 多音字处理方法、装置、电子设备及存储介质
JP7432041B1 (ja) 2022-08-11 2024-02-15 韓國電子通信研究院 古文献の原文イメージのデジタル化のための電子装置および方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03244093A (ja) * 1990-02-22 1991-10-30 Oki Electric Ind Co Ltd 文字認識装置
JP3039204B2 (ja) * 1993-06-02 2000-05-08 キヤノン株式会社 文書処理方法及び装置
JP2001273509A (ja) * 2000-03-28 2001-10-05 Toshiba Corp 文書画像編集装置及び文書画像編集方法
JP2010072850A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置
JP2010244211A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報入力装置および情報入力方法
JP5790082B2 (ja) * 2011-03-31 2015-10-07 大日本印刷株式会社 文書認識装置、文書認識方法、プログラム及び記憶媒体
WO2014050481A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 富士フイルム株式会社 文書画像処理装置ならびにその動作制御方法およびその動作制御プログラム
JP6030915B2 (ja) * 2012-10-19 2016-11-24 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 画像再配置方法、画像再配置システム、および画像再配置プログラム
US9460089B1 (en) * 2012-11-07 2016-10-04 Amazon Technologies, Inc. Flow rendering of annotation characters
JP6325401B2 (ja) * 2014-09-17 2018-05-16 株式会社東芝 情報処理装置、画像変更方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018142286A (ja) 2018-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6543290B2 (ja) 電子図書製作用プログラム
US8719029B2 (en) File format, server, viewer device for digital comic, digital comic generation device
US10778928B2 (en) Device and method for inputting note information into image of photographed object
US20130283157A1 (en) Digital comic viewer device, digital comic viewing system, non-transitory recording medium having viewer program recorded thereon, and digital comic display method
KR101334483B1 (ko) 문서를 디지털화하는 장치 및 방법과, 컴퓨터 판독가능 기록 매체
US11657725B2 (en) E-reader interface system with audio and highlighting synchronization for digital books
US8952985B2 (en) Digital comic editor, method and non-transitory computer-readable medium
US8930814B2 (en) Digital comic editor, method and non-transitory computer-readable medium
US8522138B2 (en) Content analysis apparatus and method
US20130326341A1 (en) Digital comic editor, method and non-transitorycomputer-readable medium
JP2012133662A (ja) 電子コミックのビューワ装置、電子コミックの閲覧システム、ビューワプログラムならびに該ビューワプログラムが記録された記録媒体
US20150324340A1 (en) Method for generating reflow-content electronic book and website system thereof
JP2011076594A (ja) 情報入出力装置、情報処理装置、情報入出力システム、印刷媒体および情報入出力方法
US7925142B2 (en) Apparatus for presenting information and method thereof
WO2012086359A1 (ja) ビューワ装置、閲覧システム、ビューワプログラム及び記録媒体
WO2012086358A1 (ja) ビューワ装置、閲覧システム、ビューワプログラム及び記録媒体
JP4972010B2 (ja) 触覚提示装置及び触覚提示方法
JP5345963B2 (ja) 画像イメージを検索するタグデータの生成方法
JP6731011B2 (ja) 電子図書の表示用データの作成装置
WO2014042051A1 (ja) コンテンツ作成装置、方法およびプログラム
US6456274B1 (en) Multi-media editing system for edting at least two types of information
JP5489122B2 (ja) 情報入出力装置、情報処理装置、印刷媒体および情報入出力方法
JP2021135911A (ja) 表示装置
JPH10124494A (ja) 情報処理機器及び注釈付加方法
EP0522645B1 (en) Multi-media handling system

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6543290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250