JP6542805B2 - 輸液デバイス用のカニューレ挿入および引込デバイス - Google Patents

輸液デバイス用のカニューレ挿入および引込デバイス Download PDF

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Description

本発明は一般に、カニューレを介して薬液を送達するためにカニューレが使用者の輸液部位に挿入される、インスリン輸液デバイスなどの医療用輸液システムに関する。
関連出願の相互参照
本出願は、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許商標庁に2014年4月24日に出願した米国特許仮出願第61/983,985号明細書の利益を、米国特許法第119条(e)項に従って主張するものである。
糖尿病を患っている多数の人々が、自分の血糖値の精密な制御を維持するために何らかの形態の日常的なインスリン療法を利用している。現在、毎日のインスリン療法には2つの主要な方法がある。第1の方法は、注射器とインスリンペンを含む。これらのデバイスは、簡単に使用することができ、費用も比較的少なくて済むが、注射毎に、典型的には日に3回から4回、針刺しを必要とする。第2の方法は、輸液ポンプ療法を含むもので、インスリンポンプを約3年間継続購入する必要がある。ポンプの初期費用はかなりかかる可能性があるが、使用者の観点からは優れている。その結果、ポンプを使用してきた圧倒的多数の患者がポンプを継続して利用することを好む。
輸液ポンプは、注射器とペンに比べてより複雑ではあるけれども、インスリンの連続的注入、正確な投与、およびプログラム可能な送達スケジュールという利点を有する。その結果、血糖値制御がより精密に行われ、健康であると感じが改善される。
輸液ポンプを使用するには、ポンプ内の貯蔵容器からインスリンを使用者の皮膚内に搬送する、輸液セットまたはポンプセットと称される、使い捨て型のコンポーネントを含む多数のコンポーネントを用意する必要がある。輸液セットは、典型的には、ポンプコネクタ、一定の長さ分のチュービング、および輸液カニューレまたはカテーテルの送り出し元となるハブまたは基部からなる。ハブもしくは基部は、使用時に皮膚表面上に基部を保持する接着剤を有する。輸液カニューレまたはカテーテルは、施されると、手動もしくは自動挿入デバイスの助けを借りて、皮膚に挿入され得る。
別の種類のインスリンポンプは、パッチポンプである。従来型の輸液ポンプと輸液セットとの組合せとは異なり、パッチポンプは、流体コンポーネントの大半またはすべてを組み合わせた一体化されたデバイスであり、患者の皮膚の輸液部位に接着可能に取り付けられている単一のハウジング内に流体貯蔵容器、ポンプ機構、およびカニューレを自動的に挿入するための機構を備え、別に輸液セットまたはチュービングセットを使用する必要がない。インスリンを入れたパッチポンプは、皮膚に接着され、一体化された皮下カニューレを介してインスリンを一定期間にわたって送達する。ワイヤレス方式で別のコントローラデバイス(OmniPod(登録商標)の商標名でInsulet Corporationによって販売されているデバイスなど)と通信し得るいくつかのパッチポンプもあれば、完全自立型のパッチポンプもある。そのようなデバイスは、3日に1回など、頻繁に、インスリン貯蔵容器が空になるか、またはカニューレもしくは輸液部位に制限が生じたなどの厄介な状況が何らかの形で生じ得るときに交換される。
輸液セットには、鋼鉄製針輸液セットおよび軟質カテーテルセットを含む、利用可能な多数のタイプがある。鋼鉄製針輸液セットは、患者体内に自動的にまたは手動で挿入され、セットとともに適所に残され得る先が尖っているカニューレを備え得る。軟質カテーテルセットは、典型的には、鋼鉄製導入器針を使用する手動または自動挿入デバイスの助けを借りて患者体内に挿入され、挿入後に患者から取り出され、軟質カテーテルを適所に残す。
輸液セットおよびパッチポンプが留置され、カニューレを挿入するように手動でまたは自動的に始動され得る。手動による始動の場合、カニューレの挿入および引込は、加えられる使用者の力、ならびにその速度、滑らかさ、および角度に応じて変化し得る。この変動性は、挿入の失敗率の増加および/または使用者の不快感増大をもたらし得る。また、各場合において、輸液セットまたはパッチポンプの構築および使用には、多数の始動および引込コンポーネントが必要になることがある。これにより、コストが増加し、失敗または不適切な操作が生じる可能性が高まる。さらに、多数のコンポーネントが必要だと、結果として、デバイスがかさばり、重いものとなる可能性があり、これは、使用者の不快感を増すので望ましくない。
したがって、輸液デバイスの構築および使用に必要なコンポーネントの点数を減らしながら、カニューレの挿入、および必要ならば、カニューレの引込を円滑にする輸液デバイスに対するニーズが存在する。
本発明の目的は、上記の、および他の問題を実質的に対処し、輸液デバイスの構築および使用に必要なコンポーネントの点数を減らしながら、カニューレの挿入、および必要ならば、カニューレの引込を円滑にする輸液デバイスの高度な、改善された、新規性のあるコンポーネントおよび要素を実現することである。
本発明の別の目的は、各コンポーネントが複数の機能を果たすことができるように1または複数の共有された技術的特徴を持つコンポーネントを利用することができる輸液デバイスを実現することである。
本発明の別の目的は、例示的な実施形態の部品点数が減らされるように複数の機能を果たし、部品生産コストを低く抑え、デバイスの組立てを簡素化する働きをするコンポーネントを利用することができる輸液デバイスを実現することである。
これらの、および他の目的は、本体部、本体部に収納されたカニューレ、カニューレ挿入デバイス、およびカニューレ引込デバイスを備える輸液デバイスを実現することによって実質的に達成され、カニューレ挿入デバイスが始動されたときに、カニューレは、少なくとも一部が、本体部から出て、輸液部位内に貫入し、カニューレ挿入デバイスが始動された後にカニューレ引込デバイスが始動されたときに、カニューレは本体部内に引き込まれる。
本発明の例示的な実施形態の様々な目的、利点、および新規性のある特徴は、添付図面とともに以下の詳細な説明を読むとさらに理解しやすくなるであろう。
本発明の一実施形態による始動前の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動後の図1Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動前の図1Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。 本発明の一実施形態による始動の開始時の図1Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。 本発明の一実施形態による始動の完了時の図1Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。 本発明の一実施形態による図1Aの例示的な輸液デバイスの例示的なカニューレ出口の拡大斜視図である。 本発明の一実施形態による始動前の別の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動後の図6Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動前の図6Aの例示的な輸液デバイスの部分断面図である。 本発明の一実施形態による始動の開始時の図6Aの例示的な輸液デバイスの部分断面図である。 本発明の一実施形態による始動の完了時の図10Aの例示的な輸液デバイスの部分断面図である。 本発明の一実施形態による始動前の別の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動後の図6Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。 シースルーカバーを備える状態で示されている、図10Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動前の図10Aの例示的な輸液デバイスの拡大部分断面図である。 本発明の一実施形態による始動の開始時の図10Aの例示的な輸液デバイスの拡大部分断面図である。 カニューレを引き込むために始動ボタンが基部からどのように解放されるかを示す部分破断図である。 カニューレを引き込むために始動ボタンが基部からどのように解放されるかを示す部分破断図である。 カニューレを引き込むために始動ボタンが基部からどのように解放されるかを示す部分破断図である。 本発明の一実施形態による始動の完了時の図10Aの例示的な輸液デバイスの拡大部分断面図である。 本発明の一実施形態による始動前の別の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動後の図16Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動前の図16Aの例示的な輸液デバイスの断面図である。 本発明の一実施形態による始動の開始時の図16Aの例示的な輸液デバイスの断面図である。 本発明の一実施形態によるカニューレキャリアの回転を示す図16Aの例示的な輸液デバイスの上面図である。 本発明の一実施形態によるカニューレキャリアの回転を示す図16Aの例示的な輸液デバイスの上面図である。 本発明の一実施形態による始動の完了時の図16Aの例示的な輸液デバイスの拡大部分断面図である。 本発明の一実施形態による始動前の別の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動後の図21の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態によるカニューレの引込後の図21の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動前の図21の例示的な輸液デバイスの断面図である。 本発明の一実施形態による始動前の図21の例示的な輸液デバイスの断面図である。 本発明の一実施形態による注入液療法中の図21の例示的な輸液デバイスの断面図である。 本発明の一実施形態による停止の完了時の図16Aの例示的な輸液デバイスの断面図である。 見えるようにカバーなしで例示されている、ロープロファイルカニューレ挿入デバイスを組み込んだパッチポンプの斜視図である。 カバー付きで例示されている図1のパッチポンプの様々なコンポーネントの分解図である。 カバーなしで例示されている、柔軟な貯蔵容器を有するパッチポンプに対する代替的設計の斜視図である。 図30のパッチポンプのパッチポンプ流体アーキテクチャおよび計測サブシステム図である。 本発明の一実施形態による始動前の別の例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の一実施形態による始動後の図32Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。 本発明の別の実施形態の拡大断面図である。 本発明の一実施形態による始動の開始時の図32Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。 本発明の一実施形態による始動の完了時の図32Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。
図面全体を通して、類似の参照番号は、類似の部品、コンポーネント、および構造を指すものと理解される。
以下で説明されている本発明の例示的な実施形態は、機能を共有し、それによって輸液デバイスの構築および使用に必要な全体のコンポーネントの点数を減らすように構成されている1または複数の輸液デバイス要素を実現する新規性のある手段を実現する。
図1A〜5は、双安定カニューレ挿入および引込デバイスもしくは機構を備える輸液デバイスの形態の本発明の一実施形態を示している。デバイス1Aは、中空皮下注射針の形態のカニューレ70を輸液部位、典型的には患者の皮膚に挿入し、インスリンなどの注入液を、カニューレ70を介して送達し、ならびに輸液部位からカニューレ70を引込むために使用される。機構に対する作動は、使用者が始動ボタン10を下方に押すことで生じる。始動ボタン10は、その性質上、双安定である、すなわち、一方の配向ではカニューレ70を輸液部位に挿入し、他方の配向ではカニューレ70を輸液部位から引き込む、2つの異なる配向で静止したままになるが、これら2つの配向の間では静止したままにならない。この双安定挙動により、始動ボタン10およびカニューレ70は所望の位置にぴったり嵌り得る。引込ボタン30は、始動ボタン10で強制的にカニューレ70を輸液部位から引っ込めさせるために使用される。
始動ボタン10を押すと、バネとなり得る弾性材料(プラスチックまたは金属など)から作られた双安定バンド20がデバイス1Aから下向きにカニューレ70をパチンと押して輸液部位に嵌める。別個の引込ボタン30を押すと、始動ボタン10がパチンと上がり、カニューレ70を輸液部位から引込む。
図1Aは、始動前の、または始動前状態の、例示的な輸液デバイス1Aを例示しており、図1Bは、本発明の一実施形態による始動後の、または始動後状態の図1Aの例示的な輸液デバイス1Aを例示している。デバイス1Aは、デバイス1Aの外カバー3の頂部から突き出ている、始動ボタン10を押し下げることによって始動される。
図2は、本発明の一実施形態による始動前の図1Aの例示的な輸液デバイス1Aの拡大部分断面図である。カニューレ70は、始動ボタン10に取り付けられ、カニューレ70の端部と流体的に連通している柔軟なチュービング5に接続し、注入液が柔軟なチュービング5を介して貯蔵容器(図示せず)から流れてカニューレ70の開放端部から出ることを可能にする。そのような流体接続は、本明細書の他の実施形態において同様に存在する。
バンド20は、始動ボタン10の一部であってよく、弧を描いて上に向かい(2つの双安定位置のうちの1つ)、カニューレ70の先端部をデバイス1Aの内側に保持する。始動ボタン上の双安定バンド20の性質として、図3に例示されているように、自動的にパチンと挿入位置(2つの双安定位置のうちの第2の位置)に来る前に、ボタンに一定量の下方の力が加えられることを必要とする。
図3は、本発明の一実施形態による始動の開始時の例示的な輸液デバイス1Aの拡大部分断面図である。図3は、始動ボタン10が、デバイス1Aからカニューレ70を延出させるようにバンド20を挿入位置にパチンと入らせる使用者による十分な力で下方に押圧された後のデバイスを例示している。双安定バンド20の一方の端部の小さいアーム21は引込ボタン30上のランプ31の上で曲がり、バンド20がうっかり、または意図せずにパチンと上がらないことを保証する。デバイスは、輸液療法の全時間にわたって、典型的には最大3日間、この位置に留まる。始動ボタン10、双安定バンド20、および小さいアーム21を含む、上記の要素の組合せは、カニューレ挿入デバイスとして説明され得る。
図4は、本発明の一実施形態による始動の完了時の例示的な輸液デバイス1Aの拡大部分断面図である。カニューレ70を引込むために、引込ボタン30は使用者によってデバイス1Aに関して内向きに押される。この力は、双安定バンド20上の小さいアーム21を強制的に内向きに曲げ、次いで、バンド20をパチンと上げ、カニューレ70をデバイス1Aの中に引込む。特徴部(図示せず)は、始動ボタン10が再び押されるのを防ぐように構成されるものとしてよく、デバイス1Aが2度目も使用されるのを防ぐことができる。引込ボタン30、双安定バンド20、および小さいアーム21を含む、上記の要素の組合せは、カニューレ引込デバイスとして説明され得る。
始動ボタン10が双安定性を有することで、カニューレを挿入し、引込むために従来から使用されている部品のうちのいくつかを排除し、組み合わせることによって挿入機構1Aを簡素化する。この実施形態は、カニューレ70の始動および引込を可能にするために、2つの部品、すなわち始動ボタンおよび引込ボタンのみを必要とする。
図5は、本発明の一実施形態による輸液デバイス1Aのカニューレ出口7の修正の拡大斜視図である。カニューレ出口7は、デバイス1Aのハウジング内へと延在するバレル71を備えることが可能である。バレル71の側部のスロット73により、カニューレ70がカニューレ70への先端部損傷の危険性を低減し得る側部からバレル71内に組み立てられるようにすることも可能である。側部から組み立てられた後、カニューレ70は、バレル71内にさらに深く挿入されて始動前位置に至り、バレル71の内壁によって誘導され得る。バレル71は、挿入時にカニューレ70を支持することができ、これにより始動ボタン70のコンプライアンスまたは許容差によって、および/またはカニューレ70の外れ軸の場合に、引き起こされる何らかの傾斜から生じ得るいかなる座屈も防ぐ。始動ボタン10のキャブ(cab)のカニューレ接着穴(cannula glue well)部分11は、バレル71内に入り、カニューレ70の挿入端の方へ移動する。
図6〜9は、螺旋状挿入および引込機構を備える輸液デバイスの形態の本発明の別の実施形態を示している。始動ボタン10を内向きに押すと、螺旋状支柱73Aが回転し、カニューレ70を強制的に下方に押しやる。別個の引込ボタン30を押すことによって、螺旋状支柱73Aは反対方向に回転し、カニューレ70は輸液部位から引っ込められる。
このデバイス1Bに対する作動は、使用者が始動ボタン10を押したときに生じる。この内向きの運動は、螺旋状支柱71を始動ボタン10に関連して回転させ、カニューレ70を下方に追いやる。図9に例示されているように、始動されると、引込ボタン30が使用され、これにより螺旋状支柱を反対方向に回し、カニューレ70を引込、始動ボタン10をデバイス1Bの内側に引き込む。
図6Aは、本発明の一実施形態による始動前の輸液デバイス1Bの斜視図である。図6A〜6Bは、始動前状態(図6A)および始動後状態(図6B)にあるデバイス1Bを例示している。デバイス1Bは、デバイス1Bのハウジングの側部から突き出ている、始動ボタン10を押し下げることによって始動される。デバイスの前面上の引込ボタン30は、デバイス1Bが使用者に取り付けられたときに生じる使用者との干渉を最小限度に抑えるように外カバーの一部として成形され得る。図6Bは、本発明の一実施形態による始動後の図6Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。
図7は、本発明の一実施形態による始動前の図6Aの例示的な輸液デバイス1Bの部分断面図である。図7は、見えるように外カバーの一部が取り除かれている、デバイス1Bの破断図を例示している。始動ボタン10を内向きに押すことによって、始動ボタン10と螺旋状支柱73とを接続するリンケージ13は、螺旋状支柱73Aを強制的に回転させ、カニューレキャリア71Aを下方に押しやってカニューレ70を輸液部位に挿入する。このプロセスにおいて、螺旋状支柱73Aに接続されている引っ張りコイルバネ20は、螺旋状支柱73Aが回転されるとともに圧縮される。
図8は、本発明の一実施形態による始動の開始時の図6Aの例示的な輸液デバイス1Bの部分断面図である。図8は、始動ボタン10が完全に押し込まれた後のデバイス1Bを例示している。デバイス1Bは、注入液治療の実施中、この状態に留まる。図9に例示されているように、カニューレキャリア71Aが上方に向けられると、デバイス1Bの外カバーの前の成形装着された引込ボタン30を押すことによって、リンケージ13は、始動ボタン10から分離され、引っ張りバネ20は圧縮から解放されて螺旋状支柱73Aを回転させ、カニューレ70をデバイス1B内に引っ込めさせる。
図9は、本発明の一実施形態による始動の完了時の図6Aの例示的な輸液デバイス1Bの部分断面図である。図9は、カニューレ70がデバイス1B内に完全に引っ込められた状態のデバイス1Bを例示している。バネ20が圧縮から解放されると、螺旋状支柱73Aは回転し、これによりリンケージ13が始動ボタンから減結合されている間にリンケージ13は内向きに始動ボタン10の中に押し込まれる。図9は、始動ボタン10の内側に静止しているリンケージ13を例示している。始動ボタン10は、その始動前位置(図9に例示されているような)に戻らないので、始動ボタン10を押すことによってデバイス1Bを2度目に始動させることは可能でない。
始動ボタン10、リンケージ13、螺旋状支柱73A、カニューレキャリア71Aを含み得る要素の組合せは、カニューレ挿入デバイスとして説明され得る。引込ボタン30、リンケージ13、螺旋状支柱73A、カニューレキャリア71Aを含み得る要素の組合せは、カニューレ引込デバイスとして説明され得る。
図10〜15は、中心外れカニューレの挿入および引込機構がある輸液デバイス1Cの形態の本発明の別の実施形態を示している。始動ボタン10を下方に押すことで、カニューレガイド15を下方に追いやり、バネ20を圧縮し、中空の金属製カニューレ70を輸液部位に挿入する。別個の解放または引込ボタン30を押すことによって、始動ボタン10が回転し、もはやデバイス1Cの基部9によって押し下げられず、バネ20は圧縮から解放されて、カニューレキャリア71および始動ボタン10を強制的に上げ、カニューレ70を輸液部位からデバイス1C内に引込む。
デバイス1Cは、カニューレ70を輸液部位内に挿入し、またカニューレ70を輸液部位から引込むために使用される。デバイス1Cに対する作動は、使用者が始動ボタン10を下方に押したときに生じる。次いで、始動ボタン10は、カニューレガイド15を下方に追いやり、カニューレ70を輸液部位に挿入する。それと同時に、カニューレガイド15は、また、後でカニューレ70の引込に使用されるバネ20も圧縮する。カニューレ70の引込のために、解放ボタン30がデバイス1Cの側部から押されて、円筒形状の始動ボタン10を回転させ、それを基部9から係脱させ、バネ20を圧縮から解放させ、始動ボタン10およびカニューレガイド15を強制的に上げ、カニューレ70を輸液部位からデバイス1C内に引込む。
図10Aおよび10Bは、始動前状態(図10A)および始動後状態(図10B)にあるデバイスを例示している。デバイス10Cは、デバイス1Cのハウジングの頂部から突き出ている、始動ボタン10を下方に押すことによって始動される。図11は、シースルーカバーを備える状態で示されている、デバイスの斜視図を例示している。
図12は、見えるようにデバイス1Cのカバーの一部が取り除かれている、デバイス1Cの破断図を例示している。始動ボタン10を下方に押すことによって、カニューレガイド15は下方に追いやられて、カニューレ70を輸液部位に挿入する。このプロセスにおいて、バネ20は圧縮され、上に向かう力をカニューレガイド15に加える。
図13は、始動ボタン10が完全に下方に押された後のデバイス1Cを例示している。デバイス1Cは、輸液治療の実施中、この位置に留まる。輸液治療が終わったら、デバイスの隅に示されている、引込ボタン30を押すことによって、始動ボタン10は、カニューレガイド15の周りで、引込ボタン30のリンケージ33によって回転させられ、それを基部9から解放し、バネ20が圧縮から解放され、カニューレ70を引込むことを可能にする。始動ボタン10およびバネ20を含む、上記の要素の組合せは、カニューレ挿入デバイスとして説明され得る。
図14A、14B、および14Cは、カニューレ70を引き込むために始動ボタン10が基部9からどのように解放されるかを示す部分破断図である。始動ボタン10上の係止タブ17は、始動ボタン10が図14Aに例示されているように解放ボタン30によって回転させられるまで始動ボタン10が強制的に上げられるのを防ぐ。図14Bは、始動ボタン10が、解放ボタン30に接続されている、リンケージ33によって回転させられたときに、解放ボタン30がカニューレガイド15の周りで部分的に押されると、どのように係止タブ17が基部9から切断され、バネ20で強制的に上げられ得るかを例示している。解放ボタン30が完全に押し込まれたときに、始動ボタン10が上方に移動し、係止タブ17が基部9上の柔軟なスポーク91をたわめる。完全に引っ込められた後、スポーク91は曲がって係止タブ17の下の元の位置に戻り、始動ボタン10を引っ込められた位置に係止する。解放ボタン30、リンケージ33、係止タブ17、およびバネ20を含み得る上記の要素の組合せは、カニューレ引込デバイスとして説明され得る。
図15は、カニューレ70がデバイス1Cの内側に完全に引っ込められた状態のデバイス1Cを例示している。バネ70は圧縮から解放されて、カニューレキャリア71を強制的に上げ、カニューレキャリア71に取り付けられているカニューレ70を輸液部位から取り外す。係止タブ17は、スポーク91によってトラップされるので、図14Cに例示されているように、デバイス1Cは、2度目に始動され得ない。
図16〜21は、回転するカニューレハブの挿入および引込機構がある輸液デバイス1Dの形態の本発明の別の実施形態を示している。始動ボタン10を下方に押すことで、カニューレキャリア71を下方に追いやり、バネ20を圧縮し、中空の金属製カニューレ70を輸液部位に挿入する。別個の引込ボタン30を押すことによって、カニューレキャリア71は回転し、もはや始動ボタン10によって押し下げられない。バネは圧縮から解放され、カニューレキャリア71を強制的に上げ、カニューレ70を輸液部位から取り外す。
このデバイス1Dは、カニューレ70を輸液部位内に挿入し、またカニューレ70を輸液部位から引込むために使用される。デバイス1Dに対する作動は、使用者が始動ボタン10を下方に押すことから生じる。始動ボタン10は、カニューレガイド71またはカニューレハブを下方に追いやり、カニューレ70を輸液部位に挿入する。それと同時に、始動ボタン10は、また、後でカニューレ70の引込に使用されるバネ20も圧縮する。引込ボタン30がデバイス1Dの側部から押されて、カニューレキャリア71をわずかに回転させ、それを始動ボタン10から係脱させ、バネ20を伸長させるかまたは圧縮から解放させたときに、カニューレキャリア71は強制的に上げられ、カニューレ70を輸液部位から取り出す。
図16Aは、本発明の一実施形態による始動前の輸液デバイス1Dの斜視図である。デバイス1Dは、デバイス1Dのハウジングの頂部から突き出ている、始動ボタン10を下方に押すことによって始動される。図16Bは、始動後の図16Aの例示的な輸液デバイスの斜視図である。
図17は、本発明の一実施形態による始動前の図16Aの例示的な輸液デバイスの断面図である。図17は、見えるようにデバイス1Dの外カバーの一部が取り除かれている、デバイス1Dの破断図を例示している。始動ボタン10を下方に押すことによって、カニューレキャリア71またはカニューレハブは下方に追いやられて、カニューレ70を輸液部位に挿入する。このプロセスにおいて、バネ20は圧縮され、上に向かう力をカニューレキャリア71に加える。
図18は、本発明の一実施形態による始動の開始時の図16Aの例示的な輸液デバイスの断面図である。図18は、始動ボタン10が完全に下方に押された後のデバイス1Dを例示している。デバイス1Dは、輸液療法の実施中、この状態に留まる。カニューレ70は、基部9上の丸い隆起部93を介してデバイス1Dの基部9から出て、皮膚をデバイス1Dが取り付けられる位置まで伸長させ、カニューレ70を使用者の皮膚中にきれいに挿入できるようにする。
図19Aおよび19Bに例示されているように、引込ボタン30を、好ましくはデバイスの隅を押すことによって、カニューレキャリア71は回転させられ、カニューレキャリア71を始動ボタン10内の陥凹部または溝101から解放し、これにより、バネ20が圧縮からの解放によって伸長し、カニューレ70を輸液部位から引込むことを可能にする。図19Aおよび19Bは、本発明の一実施形態によるカニューレキャリア71の回転がどのように生じるかを例示する上面図である。図19Aは、カニューレキャリア71が引込の前に始動ボタン10内にどのように保持されるかを示す上面図である。カニューレキャリア71の形状および始動ボタン10は、図19Aに例示されているように、カニューレキャリア71の隅が陥凹部または溝101内に係止されると、カニューレ70が輸液部位に挿入されたときにカニューレキャリア71が強制的に上げられるのを妨げる。言い換えれば、カニューレキャリア71の一部は、図19Aに例示されているように、カニューレ70の引込の前に始動ボタン10上に係止される。図19Bは、引込ボタン30が押されたときに引込ボタン30に接続されているリンケージ(図示せず)によってカニューレキャリア71が回転させられたときに、カニューレキャリアの隅が始動ボタン10内の陥凹部または溝101から解放され、カニューレキャリア71が始動ボタン10の内側に面一に(flush)嵌合し、カニューレキャリア71をボタン10で係止されている状態から解放し、それにより、次いでカニューレキャリアがバネ20の伸長または圧縮からの解放によって強制的に上げられ得ることがどのように行われるかを例示している。カニューレ10、バネ20、カニューレキャリア71を含む要素の組合せは、カニューレ挿入デバイスを説明するために使用され、引込ボタン30、カニューレ10、バネ20、およびカニューレキャリア71を含む要素の組合せは、カニューレ引込デバイスを説明するために使用され得る。
図20は、本発明の一実施形態による始動の完了時の図16Aの例示的な輸液デバイスの拡大部分断面図である。図20は、カニューレ70が完全に引っ込められた状態のデバイス1Dを例示している。始動ボタン10は、また、デバイス1Dの内側に留まることに留意されたい。バネ20は伸長されるか、または圧縮から解放されており、カニューレキャリア71を強制的に上げ、カニューレ70を輸液部位から取り外す。始動ボタン10は、その始動前位置に戻らないので、デバイス1Dを2度目に始動させることは可能でない。
図21〜27は、好ましくは鋼鉄製の、中空の留置カニューレ70を輸液部位、使用者の皮膚内に挿入するための手動の押しボタンまたは始動ボタン10を有する鋼鉄製針の挿入および引込機構を備える輸液デバイス1Eの形態の発明の別の実施形態を例示している。始動ボタン10が押されると、引込バネ20が付勢されるか、または圧縮される。始動ボタン10は、使用者がカニューレ70を輸液部位から取り出す準備ができるまで下方または押された位置に係止する。デバイス1Eが使用者から脱着される前に、好ましくはデバイス1Eの側部上の引込ボタン30が押されて、圧縮されたバネ20を解放することによってカニューレ70を引込、カニューレ70をデバイス1Eのハウジングの内側に恒久的に係止し、輸液療法の後にカニューレ70による針刺しによる怪我が生じるのを防ぐ。
図21は、カニューレ70を始動する前、つまり輸液部位に挿入する前の、図示されている例示的な輸液デバイス1Eの斜視図である。
図22は、本発明の一実施形態による始動後の図21の例示的な輸液デバイス1Eの斜視図である。図22は、デバイス1Eから外に延在し、輸液療法のため適所に置かれるカニューレ70を例示する図である。
図23は、本発明の一実施形態によるカニューレ70の引込後の例示的な輸液デバイス1Eの斜視図である。図23は、デバイス1Eが使用者から取り出される前の、針引込ボタン30を使用者が押した後のデバイス1Eを例示する図である。
図24は、本発明の一実施形態による始動前の図21の例示的な輸液デバイス1Eの断面図である。始動ボタン10は、「L」字形または「U」字形に形成されたカニューレ70に対する経路として使用され得る。ポンプ/貯蔵容器(図示せず)に接続された柔軟なチュービング5は、鋼鉄製カニューレ70の端部に接続して、注入液を輸液部位に移送する。始動ボタン10は、使用者による始動が容易になるように輸液デバイス1Eの長さに沿って細長く図示されている。
図25は、本発明の一実施形態による始動前の例示的な輸液デバイス1Eの断面図である。挿入機構は、防水シールの外にあるのでカニューレ出口は必要ない。しかしながら、ピストンスタイルのポンプが使用され、デバイスに充填するために流体経路5が塞がれなければならない場合、カニューレ70の先端部は、指示されているような始動前構成で隔壁25内に埋め込まれることも可能である。
図26は、本発明の一実施形態による注入液療法における例示的な輸液デバイス1Eの断面図である。デバイス1Eに注入液が充填され(図示せず)、デバイス1Eが典型的には接着剤によって患者の皮膚に施された後、始動ホタン10は、下方に押され、鋼鉄製カニューレ70を輸液部位すなわち使用者の皮膚内に挿入する。針ハブまたはカニューレキャリア71はわずかにオーバードライブして、使用者の皮膚のテンティングに打ち勝つ。始動ボタン10が下方に押されると、引込ボタン30上の柔軟な梁50が基部バレルまたはカニューレキャリア71内の保持デバイス72の上へ押され、挿入ボタン10を下位置に保持するスロット内に入る。引込バネ20は、この構成で圧縮される。
図27は、本発明の一実施形態による停止の完了時の例示的な輸液デバイス1Eの断面図である。使用者がデバイスを取り出す準備ができたときに、デバイス1Eの側部の引込ボタン30が押される。壊れやすいリブ35が壊れて、引込ボタン30を内向きに押させるものとしてよく、これにより、梁50を保持デバイス72上のそのスロットから出し、それによって、バネ20が始動ボタン10を押し上げることを可能にする。引込ボタン30が解放されたときに、引込ボタン30内に成形され得る成形バネが梁30を保持デバイス72のスロット内に押し込み、これにより、始動ボタン10を引っ込められた位置に恒久的に係止し、カニューレ70の先端部をデバイス1Eのハウジングの内側に係止する。デバイス1Eを完全に取り出すために、次いで、デバイスの基部上の接着性パッチ(図示せず)がデバイス1Eを取り外せるように引き剥がされる。
始動ボタン10、バネ20、梁50、保持デバイス72のうちの1または複数を含む、上記の要素の組合せは、カニューレ挿入デバイスとして説明されてよく、引込ボタン30、壊れやすいリブ35、始動ボタン10、バネ20、梁50、保持デバイス72のうちの1または複数を含む、組合せは、カニューレ引込デバイスとして説明されてよい。
図28は、本発明の例示的な一実施形態によるパッチポンプ1の別の例示的な実施形態の斜視図である。パッチポンプ1は、わかりやすくシースルーカバーを付けて例示され、パッチポンプ1を形成するように組み立てられている様々なコンポーネントを例示している。図29は、シースルーでないカバー2付きで例示されている図1のパッチポンプの様々なコンポーネントの分解図である。パッチポンプ1の様々なコンポーネントは、インスリンを貯蔵するための貯蔵容器4と、貯蔵容器4からポンプでインスリンを汲み出すためのポンプ3と、1または複数の電池の形態の電源5Aと、挿入器針をカテーテルとともに使用者の皮膚内に挿入するための挿入機構7と、スマートフォンを含む、リモートコントローラおよびコンピュータなどの外部デバイスへのオプションの通信機能を備える回路基板の形態の制御電子回路8と、ボーラス投与を含む、インスリン投与を作動させるためのカバー2上の投与ボタン6と、上記の様々なコンポーネントが留め具910を介して取り付けられ得る基部9とを備え得る。パッチポンプ1は、貯蔵容器4からポンプで汲み出されたインスリンを輸液部位に移送する様々な流体コネクタ管路も備える。
挿入器機構には様々な構成があることは理解されるべきである。いくつかの実施形態において、挿入器機構は、軟質カテーテルを皮膚内に挿入する。これらの実施形態では、典型的には軟質カテーテルは剛体挿入針上で支持される。挿入針は、軟質カテーテルとともに皮膚内に挿入され、次いで、皮膚から引っ込められ、軟質カテーテルを皮膚内に残す。他の実施形態では、軟質カテーテルは用意されず、挿入針は皮膚内に留まり、輸液が終了するまでインスリンを送達するためのインスリン流路の一部を形成する。挿入針は、典型的には中空であり、インスリン流路の一部をなす場合に中空である必要がある。しかしながら、軟質カテーテルを支持し、その後引込まれる挿入針は、中実でも中空でもよい。挿入針で軟質カテーテルを配備し、引込まれるが、インスリン流路の一部のままである場合、挿入針は中空であるべきである。しかしながら、挿入針で軟質カテーテルを配備し、次いで引込まれるが、インスリン流路の一部をなさない場合、挿入針は中実でも中空でもよい。いずれの場合も、挿入針は、好ましくは、皮膚を確実に貫通する十分な剛性を有するが、さもなければ、使用者に不快感を与えない十分に柔軟性のあるものであってもよい。
図30は、カバーなしで例示されている、柔軟な貯蔵容器4Aを有するパッチポンプ1AAに対する代替的設計の斜視図である。そのような配置構成は、パッチポンプ1Aの外部寸法をさらに低減するものとしてよく、柔軟な貯蔵容器4Aはパッチポンプ1A内の空隙を充填する。パッチポンプ1Aは、使用者の皮膚の表面に典型的には90度未満の鋭角でカニューレを挿入する従来型のカニューレ挿入デバイス7Aとともに例示されている。パッチポンプ1Aは、電池の形態の電源5Aと、インスリンの量を監視し、量が少なくなったことを検出する機能を備える計測サブシステム41と、デバイスのコンポーネントを制御するための制御電子回路8Aと、貯蔵容器4Aを充填するために詰め替え用シリンジ45を受け入れる貯蔵容器注入口43とをさらに備える。
図31は、図30のパッチポンプ1AAのパッチポンプ流体アーキテクチャおよび計測サブシステム図である。パッチポンプ1AA用の電力貯蔵サブシステムは、電池5Aを備える。パッチポンプ1AAの制御電子回路8Aは、パッチポンプ1AAの作動を制御する、マイクロコントローラ81、感知電子回路82、ポンプおよび弁コントローラ83、感知電子回路85、および配備電子回路87を備え得る。パッチポンプ1AAは、貯蔵容器4A、貯蔵容器4A用の量センサー48、貯蔵容器4Aを詰め替えるための詰め替え用シリンジ45を受け入れる貯蔵容器注入口43を備え得る流体工学サブシステムを具備する。流体工学サブシステムは、ポンプおよび弁アクチュエータ411ならびに一体化されたポンプおよび機構413を備える計測システムを具備し得る。流体工学サブシステムは、閉塞センサー、配備アクチュエータ、ならびに使用者の皮膚上の輸液部位内に挿入するためのカニューレ47をさらに備え得る。図28および29のパッチポンプに対するアーキテクチャは、図31に例示されているのと同じか、または類似している。
図32Aは、始動前の図示されている別の例示的な輸液デバイス1Fの斜視図である。この実施形態は、図1A〜5の実施形態との類似性を有する。図32Bは、本発明の一実施形態による始動後の図32Aの例示的な輸液デバイス1Fの斜視図である。
図33は、図32Aの輸液デバイス1Fの拡大断面図である。この破断図は、始動前の輸液デバイス1Fを例示している。この実施形態では、性能、製造のしやすさ、および使用者の快適さを改善するために図1A〜5の実施形態に対していくつかの修正がなされている。使用者は、双安定バンド20が形態を変え、カニューレ70を輸液部位/使用者の皮膚内に完全に挿入するまで始動ボタン10を直接下方に押す。図33は、下方位置にある双安定バンドの小さいアーム21を例示している。
図34は、始動後の図32Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。図34の破断図は、カニューレ70が出口開口7から外に延在し、カニューレ70が輸液部位内に完全に挿入されている、輸液デバイス1Fを例示している。始動ボタン10が、図34に示されているように、完全に下方に押された後、双安定バンド20は、図33の形状から図34の形状に変わる。図33は、凸状の上側表面および凹状の下側表面を有する双安定バンド20を例示しており、図34は、凸状の上側表面および凹状の下側表面を有し、バンド20の小さいアーム21は図33の方向から上方の方向に枢動する、双安定バンド20を例示している。輸液療法は図34の位置で行われ、そこで、柔軟なチュービング5から送達される注入液は、カニューレ70の一方の端部に流れ込み、その鋭利な端部から出て輸液部位内に入る。
引込ボタン30は、図1A〜5の実施形態よりもさらに深くデバイス内に延在する。傾斜したランプ31は、図33および34に例示されているように、引込ボタン30から延在する。双安定バンド23の下側表面は隆起部23を備え、始動ボタン10が、図34に例示されているように、完全に下方に押されたときに、隆起部23は引込ボタン30のランプ39に当接するか、近接近する。図33および34に例示されているように、補助ランプ38が第1のタブ301と第2のタブ302との間の適所に保持される。
カニューレ70を輸液部位から引込むために、図35に例示されているように、引込ボタン30が内向きに押され、補助ランプ38は、ランプ39を隆起部23に押し当てる位置に移動され、ランプ39に始動ボタン10を上に向かって押させる。引込ボタン30を押す動作は、始動ボタン10を、双安定バンド20を図33のような元の形に戻すのに十分な高さまで持ち上げ、図33のように、始動ボタンがデバイス1Fから押し出されると、カニューレ70は輸液部位から完全に引っ込められる。
図35は、カニューレ70の引込の完了時の図32Aの例示的な輸液デバイスの拡大断面図である。図35に例示されているデバイスの破断図は、カニューレ70が輸液部位から輸液デバイス1F内に完全に引っ込められた後のカニューレ70を例示している。図35は、引込ボタン30が完全に内向きに押し込まれ、始動ボタン30およびカニューレ70を引っ込めた後の輸液デバイス1Fを例示している。この位置で、双安定バンド20の小さいアーム21は、引込ボタン30の係止表面37の隣りに位置決めされる。図35に例示されているように、引込ボタン30は、補助ランプ38を第2のタブ302と第3のタブ303との間の適所までさらに深く移動するように押され、デバイス1Fの再始動を防ぐ。この位置では、デバイス1Fは係止され、使用者が始動ボタン10を押し下げ、カニューレ70を2度目に再挿入することができるのを防ぐ。
始動ボタン10、双安定バンドまたはバネ20、隆起部23、始動ボタン30、タブ301〜302のうちの1または複数を含む、上記の要素の組合せは、カニューレ挿入デバイス、ならびにカニューレ引込デバイスとして説明され得る。
本発明の少数の例示的な実施形態のみが上で詳しく説明されているけれども、当業者であれば、本発明の新規性のある教示および利点から実質的に逸脱することなく例示的な実施形態において多くの修正が可能であることを容易に理解するであろう。したがって、そのような修正形態はすべて、添特許請求の範囲およびその等価物の範囲内にあることが意図されている。

Claims (12)

  1. 輸液デバイスであって、
    本体部と、
    前記本体部に収納されたカニューレと、
    カニューレ挿入デバイスと、
    カニューレ引込デバイスと
    前記カニューレ挿入デバイスおよび前記カニューレ引込デバイスを作動させるように構成された螺旋状支柱と
    を備え、
    前記カニューレ挿入デバイスが始動されたときの前記螺旋状支柱の回転より、前記カニューレは、前記本体部から少なくとも一部が延出して輸液部位に入り、
    前記カニューレ挿入デバイスが始動された後に前記カニューレ引込デバイスが始動されたときの前記螺旋状支柱の回転より、前記カニューレは、前記本体部内に引込まれることを特徴とする輸液デバイス。
  2. 前記カニューレ挿入デバイスが始動されたときの前記螺旋状支柱の回転により前記カニューレ挿入デバイスが前記螺旋状支柱の回転軸方向に移動することによって、前記カニューレは、前記本体部から少なくとも一部が延出して輸液部位に入り、
    前記カニューレ挿入デバイスが始動された後に前記カニューレ引込デバイスが始動されたときの前記螺旋状支柱の回転により前記カニューレ引込デバイスが前記螺旋状支柱の回転軸方向に移動することによって、前記カニューレは、前記本体部内に引込まれることを特徴とする請求項1に記載の輸液デバイス。
  3. 流体貯蔵容器をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  4. 前記カニューレは、前記流体貯蔵容器と連通する中空の皮下注射針であることを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  5. 前記カニューレの一方の端部は、使用者の輸液部位内に挿入され、前記カニューレの他方の端部は、前記流体貯蔵容器と流体的に連通することを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  6. 前記カニューレ挿入デバイスが始動されたときに変形するバネデバイスをさらに備えることを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  7. 前記バネデバイスは、前記カニューレ引込デバイスが始動されたときにその形状に実質的に戻ることを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  8. 前記カニューレ挿入デバイスが始動されたときに、前記カニューレは、前記本体部内に戻ることを妨げられることを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  9. 前記カニューレ引込デバイスが始動されたときに、前記カニューレは、前記本体部内に戻ることを許されることを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  10. 前記流体貯蔵容器は、インスリンを収容することを特徴とする請求項に記載の輸液デバイス。
  11. カニューレ挿入デバイスおよびカニューレ引込デバイスを作動させるように構成された螺旋状支柱を備えた輸液デバイスのための方法であって、
    始動ボタンが操作されたときに、前記カニューレ挿入デバイスを始動させて、前記螺旋状支柱が回転されることにより、バネデバイスを付勢しながらカニューレの少なくとも一部を前記輸液デバイスの本体部から出させるステップと、
    引込ボタンが操作されたときに、前記カニューレ引込デバイスを始動させて、前記バネデバイスを解放することで前記螺旋状支柱が回転されることにより、前記カニューレを前記本体部内に引込むステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記輸液デバイスは、インスリンを注入するように構成される請求項11に記載の方法。
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