JP6541961B2 - ガス系消火設備 - Google Patents

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Description

この発明はガス系消火設備に関するものである。
従来、ガス系消火設備は、たとえば特開2014−108185号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2014−108185号公報
従来のガス系消火設備では施工コストが高く、かつ、設計の自由度が低いという問題があった。そこで、この発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、施工コストを低下させることが可能で、かつ、設計の自由度が高いガス系消火設備を提供することを目的とするものである。
この発明に従ったガス系消火設備は、消火剤ガスが導入される防護区画から消火剤ガスを排出するためのダクトと、ダクトに設けられてダクト内の消火ガスの流量を増加させる手段とを備える。
好ましくは、消火剤ガスの流量を増加させる手段は、消火剤ガスの流速および密度の少なくともいずれかを増加させることを含む。
好ましくは、消火剤ガスの流量を増加させる手段は、ダクト内に設けられる。
好ましくは、消火剤ガスの流量を増加させる手段は、ダクト外に設けられる。
好ましくは、消火剤ガスの流量を増加させる手段は、ファンにより消火剤ガスの流速を増加させる。
好ましくは、消火剤ガスの流量を増加させる手段は、消火剤ガスを冷却することにより消火剤ガスの密度を増加させる。
この発明の別の局面に従ったガス系消火設備は、消火剤ガスが導入される防護区画から消火剤ガスを排出するためのダクトを備え、ダクトは防護区画が設けられる建物を縦方向に貫通する孔に接続される。
実施の形態1に従ったガス消火設備の模式図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 ダクトを拡大して示す模式図である。 実施の形態2に従ったガス消火設備の模式図である。 実施の形態3に従ったガス消火設備の模式図である。 実施の形態4に従ったガス消火設備の模式図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰り返さない。また、各実施の形態を組み合わせることも可能である。
(実施の形態1)
本発明者は、従来の問題点、すなわち、ガス系消火設備において施工コストが高く、設計の自由度が低いという問題について分析した。その結果、ガス系消火設備のコストおよび設計の自由度に関して、ダクトのコストが高く、設計の自由度を狭めているという問題を見出した。
従来のダクトは、消火剤ガスが導入される防護区域からその防護区域を有する建物の外まで延びている。仮にダクトが従来よりも細くなれば、ダクトに関連する施工コストを低下させることができる。
さらにダクトは建物内で縦および/または横方向に延びるため、建物の構造にも影響を与える。仮に、ダクトが従来よりも細くなれば従来はダクトを配管することができなかった狭い場所にもダクトを配管することができ、設計の自由度が高まる。
図1から3を参照して、ガス消火設備は、防護区画1内へ消火剤ガスを送る配管3と、防護区画1に接続されて消火剤ガスを排出するためのダクト2とを備える。
防護区画1は、ビルなどの建物に設けられる部屋である。電子機器が設けられている部屋では、消火のために水を用いることができず、消火剤ガスを用いて消火を行う。噴射ノズル4から消火ガス剤を防護区画1に放出して、不活性の消火剤ガスを防護区画1に充満させて酸素濃度を減少させることで消火することが可能である。消火剤ガスとしては、窒素、アルゴンなどの不活性ガスおよびハロゲン系のガスが用いられる。
ダクト2は、防護区画1の消火剤ガスを防護区画1から放出するためのガス経路である。ダクト2は、中空であり角型および丸型のいずれであってもよい。防護区画1の避圧口1aでダクト2の端部には、ダンパ12が設けられており、ダンパ12が開閉することでダクト2と防護区画1とが連通および遮断される。ダンパ12は実線で記載されている位置から点線で記載されている位置まで回動可能である。この実施の形態では防護区画1に一本のダクト2のみが設けられているが、複数本のダクト2が設けられていてもよい。
ダクト2にはダクト内の消火剤ガスの流量を増加させるための増量部14が設けられている。この実施の形態では、ダクト2の出口13に増量部14が設けられているが、ダクト2の入口(避圧口1a)と出口13との間に増量部14が設けられていてもよい。
増量部14は消火剤ガスの流速を増加させるために、たとえばファンによりダクト2内のガスをダクト2外へ排出する機能を有する。増量部14は負圧を発生させ、避圧口1aと出口13との間の圧力勾配を大きくすることで、ダクト2内のガスの流速を増加させることが可能となる。
増量部14を駆動させるための動力として、たとえば非常用の電源を用いることができる。増量部14が可動するのは火災時であり、通常の電源を使うことができない可能性がある。そのため、非常用の電源で、通常の電源とは別系統のものを用いることが好ましい。増量部14はダクト2内に設けられていてもよく、ダクト2外に設けられていてもよい。
配管3は、防護区画1外に配置されているガス貯蔵容器5から防護区画1へ消火剤ガスを送るための経路である。配管3にはオリフィス6が設けられており、オリフィス6を通過した消火剤ガスが噴射ノズル4を経由して防護区画1へ放出される。
すなわちガス系消火設備は、消火剤ガスが導入される防護区画1から消火剤ガスを排出するためのダクト2と、ダクト2に設けられてダクト2内の消火剤ガスの流量を増加させる手段としての増量部14とを備える。増量部14は、消火剤ガスの流速および密度の少なくともいずれかを増加させることを含む。
以上のように構成されたガス系消火設備では、増量部14により消火剤ガスの流速を増加させることができるため、増量部14が設けられていない場合と比較して、ダクト2の断面積を小さくしても十分なダクト内の消火剤ガスの流量を確保することができる。その結果、ダクト2を小型化することができ、施工費用を低下させることが可能となる。
さらに、ダクト2が小型化することにより、従来はダクト2を配管できなかった狭い場所にダクト2を配管することができる。その結果設計の自由とが高まる。さらに、防護区画1が設けられる建物のデッドスペースにダクト2を配管することができる。
(実施の形態2)
図4を参照して、実施の形態2に従ったガス系消火設備では、ダクト2を冷却するための冷却部15が設けられている。ダクト2内の消火剤ガスの密度は温度に関連し、温度が低くなれば密度は大きくなる。そのため、冷却部15でダクト2を冷却することでダクト2内の消火剤ガスの密度を大きくし、ダクト2内の消火剤ガスの流量を増加させることが可能となる。
冷却部15はダクト2を冷却するものであり、たとえば防護区画1の空調のために用いられる冷媒配管で構成される。空調が冷房の場合にはキャピラリを経由して温度が低下した冷媒を冷却部15に導き、ダクト2の温度を低下させることができる。空調が暖房の場合には、室内に熱を提供した後のエンタルピの低い低温の冷媒を冷却部15に導き、ダクト2の温度を低下させることができる。
この実施の形態では、ダクト2の全長にわたって冷却部15が設けられているが、少なくとも一部分に冷却部15が設けられていればよい。さらに、ダクト2の全周にわたって冷却部15が設けられているが、少なくとも一部分に冷却部15が設けられていればよい。
このように構成されたガス系消火設備では、実施の形態1に従ったガス系消火設備と同じ効果がある。
(実施の形態3)
図5を参照して、実施の形態3に従ったガス系消火設備では、配管3の一部を分岐させて分岐管23とし、その分岐管23をダクト3内に導いている。分岐管23の消火剤ガスは、ダクト2内の出口13付近で出口13に向かって放出される。これにより、出口13付近が負圧となる。避圧口1aと出口13との間の圧力勾配を大きくすることで、ダクト2内のガスの流速を増加させることが可能となる。
(実施の形態4)
図6を参照して、実施の形態4に従ったガス系消火設備では、建築躯体の孔30(シャフト)にダクト2を接続する。
実施の形態1から3では、ダクト2内の消火剤ガスの流量を増加させることでダクトを小型化した。しかしながら、実施の形態4では、ダクト2の出口13を建物の外へ導くのではなく、建物内の孔30の接続することでダクト2の全長を短縮している。これにより施工コストを低減し、かつ、設計の自由度を高めている。
すなわち、系消火設備は、消火剤ガスが導入される防護区画1から消火剤ガスを排出するためのダクト2を備え、ダクト2は防護区画1が設けられる建物を縦方向に貫通する孔30に接続される。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、各実施の形態を組み合わせることが可能である。特に実施の形態1から3は容易に組み合わせることが可能である。
さらに、実施の形態1から3と、実施の形態4との組み合わせに関しては、防護区画1の一部分の消火剤ガスを実施の形態1から3のダクト2で排気し、残りの部分を実施の形態4のダクト2で排気することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、ガス系消火設備の分野において利用することができる。
1 防護区画、1a 避圧口、2 ダクト、3 配管、4 噴射ノズル、5 ガス貯蔵容器、6 オリフィス、12 ダンパ、13 出口、14 増量部、15 冷却部、23 分岐管、30 孔。

Claims (2)

  1. 消火剤ガスが導入される防護区画から消火剤ガスを排出するためのダクトと、
    前記ダクトに設けられて前記ダクト内の消火剤ガスの流量を増加させる手段とを備え、
    前記消火剤ガスの流量を増加させる手段は、消火剤ガスを冷却することにより消火剤ガ
    スの密度を増加させる、ガス系消火設備。
  2. 前記ダクトは前記防護区画の側面に接続され、前記ダクトは前記防護区画が設けられる建物を縦方向に貫通する孔に接続される、請求項1に記載のガス系消火設備。
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