JP6539822B2 - 新規化合物および同化合物を含む有機電子デバイス - Google Patents

新規化合物および同化合物を含む有機電子デバイス Download PDF

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Description

本発明は、新規化合物および同化合物を使用する有機電子デバイスに関する。
有機発光デバイス(OLEDデバイス)は、Eastman Kodak Companyが真空蒸着法によって最初に発明し提案したことは周知である。Kodak CompanyのTangおよびVanSlykeは、芳香族ジアミンの有機層が上部に形成された透明なインジウムスズ酸化物(ITOと略記する)ガラス上にAlqなどの電子輸送物質を堆積させ、その後、金属電極をAlq層上に堆積させた後、有機エレクトロルミネッセンス(EL)デバイスの製造を完了した。有機ELデバイスは、その高輝度、速い応答速度、軽量、小型、トゥルーカラー、視野角で差がないこと、LCDバックライトプレートを使用しないこと、および低消費電力のために、現在、新世代照明装置またはディスプレイとなっている。
最近では、OLEDの電流効率および電力効率を増加させるために、電子輸送層および正孔輸送層などのいくつかの中間層をカソードとアノードとの間に加えている。例えば、図1で示す有機発光ダイオード(OLED)1’は、カソード11’、電子注入層13’、発光層14’、正孔輸送層16’、およびアノード18’から構成されるように設計されている。
最近、OLEDの照明性能を効果的に高めるために、OLED製造業者および研究者らは、OLEDの材料として使用する様々な化合物を開発するために尽力してきた。しかしながら、様々な化合物が開発されてきたが、現行のリン光OLEDは依然として卓越した発光効率およびデバイス寿命を果たすことができない。したがって、依然として欠点があるOLEDの従来または市販の材料を考慮して、本願発明者はそれに関する発明的研究を行うために尽力し、最終的にOLEDの新規化合物を提供した。
本開示の目的は、新規化合物および同化合物を含む有機電子デバイスを提供することである。
1つまたは複数の実施形態によると、化合物は、下記式(I)で表される:
式中、
Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、水素、重水素、置換もしくは無置換C〜C20アルキル基、置換もしくは無置換C〜C40アリール基、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基、または置換もしくは無置換アミン基である;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基である;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基である;
LおよびQは、各々独立して、置換もしくは無置換C〜C40アリーレン基である;
Gは、重水素、置換もしくは無置換C〜C20アルキル基、置換もしくは無置換C〜C40アリール基、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基、または置換もしくは無置換アミン基である;
n1およびn2は各々独立して0または1である;
m1およびm2は、各々独立して0、1または2であり、ただし、m1およびm2は同時に0ではないとする;
qは0、1、または2である。
1つまたは複数の実施形態によると、有機電子デバイスは、第1電極;第2電極;および第1電極と第2電極との間に配置された有機層を含み、有機層は前記式(I)の化合物を含む。
本開示は新規化合物を提供する。本開示の化合物を有機電子デバイスで使用する場合、有機電子デバイスの効率を改善することができる。特に、本開示の新規化合物を有機発光デバイスの1つの材料として使用する場合、有機発光デバイスの発光効率をさらに改善することができる。
従来技術のOLEDデバイスを示す斜視図である。 本発明のOLEDデバイスを示す斜視図である。 本発明の有機太陽電池デバイスを示す斜視図である。 それぞれ、本開示の化合物(1)(SGM178)、化合物(2)(SGM179)、化合物(3)(SGM180)、化合物(4)(SGM181)、化合物(5)(SGM182)、化合物(6)(SGM271)、化合物(8)(SGM410)、化合物(9)(SGM436)、化合物(10)(SGM437)、化合物(11)(SGM438)、化合物(12)(SGM439)、化合物(13)(SGM273)、化合物(15)(SGM116)、化合物(16)(SGM175)、化合物(17)(SGM176)、化合物(18)(SGM177)、化合物(19)(SGM542)、化合物(21)(SGM563)、化合物(23)(SGM562)、化合物(24)(SGM575)の1H NMRデータである。
以下、本開示を詳細に説明する。本開示を例示的に記載し、使用する専門用語は、限定よりはむしろ本質的に説明を意図すると理解すべきである。教示に照らして本開示の多くの修正および変更が可能である。したがって、添付の特許請求の範囲内で、本発明は具体的に記載した以外の方法で実施することができると理解すべきである。
化合物
1つの典型的な実施形態による化合物は、以下の式(I)によって表すことができる。
1つの実施形態によると、Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、置換もしくは無置換C〜C40アリール基、または置換もしくは無置換C〜C40複素環式基であり得る;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基であり得る;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基であり得る。好ましくは、Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、置換もしくは無置換C〜C40アリール基、または置換もしくは無置換C〜C40ヘテロアリール基である;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40ヘテロアリール基である;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40ヘテロアリール基である。
1つの実施形態によると、Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、置換もしくは無置換フェニル基、置換もしくは無置換ビフェニル基、置換もしくは無置換ターフェニル基、置換もしくは無置換フルオレニル基、置換もしくは無置換トリベンジルオキセピニル基、置換もしくは無置換ジベンゾフラニル基、置換もしくは無置換ジベンゾチオフラニル基、置換もしくは無置換ナフチル基、または置換もしくは無置換トリベンジル−アゼピニル基であり得る。好ましくは、Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、無置換フェニル、アルキルで置換されたフェニル、無置換ビフェニル、無置換ターフェニル、無置換フルオレニル、アルキルで置換されたフルオレニル、無置換トリベンジルオキセピニル、無置換ジベンゾフラニル、または無置換ナフチル基である。
1つの実施形態によると、m1は1であり得る;およびm2は0または1であり得る。別の実施形態によると、m1は1であり得、m2は0であり得る。さらに別の実施形態によると、m1は1であり得、m2は1であり得る。
1つの実施形態によると、m1は1であり得る;m2は0であり得る;そしてArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40ヘテロアリール基であり得る。好ましくは、ArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、無置換トリベンジル−アゼピニル基である。
1つの実施形態によると、m1およびm2が同時に0でない場合、−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは同じであり得る。
1つの実施形態によると、m1およびm2は1であり、−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは同じであり得る。
1つの実施形態によると、LおよびQは、各々独立して、置換もしくは無置換フェニレン、置換もしくは無置換ビフェニレン、または置換もしくは無置換ナフチレン基であり得る。好ましくは、LおよびQは、各々独立して、無置換フェニレン基である。
1つの実施形態によると、qは0または1であり得る。
qが1である場合、Gは置換もしくは無置換C〜C40アリール基、または置換もしくは無置換C〜C40複素環式基であり得る。好ましくは、Gは置換もしくは無置換C〜C40アリール基、または窒素原子を含む置換もしくは無置換C〜C40ヘテロアリール基である。さらに好ましくは、Gは置換もしくは無置換フェニル、または無置換ピリジルである。
1つの実施形態によると、G、−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは、同一または異なり得る。例えば、m1が1であり、m2が1であり、qが1である場合、−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは同じであり得、Gと−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArとは異なる。
1つの実施形態によると、式(I)の化合物は、以下の式(I−1)〜(I−6)のうちのいずれか1つによって表すことができる。
式(I−1)〜(I−6)中のAr、Ar、Ar、Ar、L、Q、G、n1、およびn2は、上記と同じものを表す。
1つの実施形態によると、−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは、各々独立して、以下から成る群から選択することができる:
式中、*は結合位置を表し、RaおよびRbは、各々独立して、C1−20アルキルであり、そしてxおよびyは、各々独立して、1または2である。ここで、RaおよびRbは同じであり得る。xおよびyは同じであり得る。RaおよびRbの例は、メチル、エチルまたはプロピルであり得る。加えて、n1またはn2は0であり得る。
1つの実施形態によると、n1は0であり、n2は1である。別の実施形態によると、n1は1であり、n2は1である。これらの2つの実施形態において、Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは、各々独立して、以下から成る群から選択することができる:
式中、*は結合位置を表す。Ra、Rb、xおよびyの定義は上記のものと同じである。これらの2つの実施形態において、LおよびQは、各々独立して、置換もしくは無置換C〜C40アリーレン基、例えばフェニレンであり得る。
以下、式(I)の置換基(substitutes)を詳細に説明する。本開示で定義されていない置換基は、当該技術分野で公知の通り定義される。
本開示において、無置換アルキル基は直鎖または分枝であり得る。アルキル基の例としては、C1−20アルキル、C1−10アルキル、またはC1−6アルキルが挙げられる。無置換アルキル基の具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオ−ペンチル、またはヘキシルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書中で、無置換アルキル基の少なくとも1つの水素原子は、ハロゲン基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アリールアルケニル基、複素環式基、ニトリル基、またはアセチレン基で置換されていてもよい。
本開示において、無置換アリール基とは芳香族炭化水素基を指す。アリール基の例は、C〜C40アリール、またはC〜C20アリールであり得る。加えて、アリール基の例は、単環式、二環式、三環式、または多環式芳香族炭化水素基であり得;2以上の環が互いに縮合していてもよいし、または単結合を介して互いに結合していてもよい。無置換アリール基の具体例としては、フェニル、ビフェニリル、ターフェニル、クォーターフェニル、ナフチル、アントリル、ベンズアントリル、フェナントリル、ナフタセニル、ピレニル、クリセニル、ベンゾ[c]フェナントリル、ベンゾ[g]クリセニル、トリフェニレニル、フルオレニル、スピロビフルオレニル、ベンゾフルオレニル、またはジベンゾフルオレニルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書中で、無置換アリール基の少なくとも1つの水素原子は、アルキル基に関して上述した同じ置換基で置換されていてもよい。加えて、アリーレン基の定義は上記のものと同様であり、アリーレン基の詳細な説明は、本明細書では繰り返さない。
本開示において、無置換複素環式基とは非芳香族または芳香族炭化水素基を指す。複素環式基の例はC〜C40複素環式基、C〜C20複素環式基またはC〜C20複素環式基であり得る。加えて、複素環式基の例は、O、SおよびNからなる群から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を有する単環式、二環式、三環式、もしくは多環式ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり得;2以上の環は互いに縮合してもよいし、または単結合を介して互いに連結されてもよい。無置換複素環式基の具体例としては、ピロリル、ピラジニル、ピリジニル、ピペリジニル、インドリル、イソインドリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、フリル、オザゾリル(ozazolyl)、チアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、トリアジニル、カルバゾリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフラニル、ジベンゾチオフェニル、キノリル、イソキノリル、キノキサリニル、フェナントリジニル、アクリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、オキサゾリル、オキサジアゾイル、フラザニル、チエニル、ベンゾチオフェニル、トリベンジルオキセピニル(tribenzyloxepinyl)、チオフェニル、またはベンゾオキサゾリルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書中で、無置換複素環式基の少なくとも1つの水素原子は、アルキル基に関連して上述した同じ置換基で置換されていてもよい。
本開示において、ハロゲンとしては、F、Cl、BrおよびIが挙げられ;好ましくはFまたはBrである。
本開示において、無置換アルコキシ基とは、上記定義のアルキルが酸素原子と結合している部分を指す。アルコキシ基の例としては、直鎖もしくは分枝C1−10アルコキシ、または直鎖もしくは分枝C1−6アルコキシを挙げることができる。アルコキシの具体例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ネオ−ペンチルオキシまたはヘキシルオキシが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書中で、無置換アルコキシ基の少なくとも1つの水素原子は、アルキル基に関連して上述した同じ置換基で置換されていてもよい。
本開示において、無置換シクロアルキル基とは、3〜20個の炭素原子、または3〜12個の炭素原子を有する一価飽和炭化水素環系を指す。無置換シクロアルキル基の具体例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書中で、無置換シクロアルキル基の少なくとも1つの水素原子は、アルキル基に関連して上述した同じ置換基で置換されていてもよい。
本開示において、無置換アルケニル基は直鎖または分枝であり得、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有し得る。アルケニル基の例としては、C1−20アルケニル、C1−10アルケニル、またはC1−6アルケニルが挙げられる。無置換アルケニル基の具体例としては、エテニル、プロペニル、プロペニレン、アリル、または1,4−ブタジエニルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書中で、無置換アルケニル基の少なくとも1つの水素原子は、アルキル基に関連して上述した同じ置換基で置換されていてもよい。
式(I)の化合物の例としては、以下の化合物(1)〜(122)のいずれか1つを挙げることができる。
ここで、化合物(1)〜(122)の少なくとも1つの水素原子は、前記置換基で任意選択的にさらに置換することができる。
有機電子デバイス
前記化合物を含む有機電子デバイスも本開示で提供される。
1つの実施形態では、有機電子デバイスは:第1電極;第2電極;および第1電極と第2電極との間に配置された有機層を含み、有機層は前記化合物のいずれか1つを含む。
本明細書中で、「有機層」という語は、有機電子デバイスの第1電極と第2電極との間に配置された1つの単一層または複数の層を指す。
本開示の有機電子デバイスの用途には、有機発光デバイス、有機太陽電池デバイス、有機薄膜トランジスタ、有機光検出器、フラットパネルディスプレイ、コンピュータモニタ、テレビ、広告用掲示板、室内もしくは屋外照明用ライト、室内もしくは外部信号用ライト、ヘッドアップディスプレイ、完全に透明なディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、レーザプリンタ、電話、携帯電話、タブレット型コンピュータ、ノートパソコン、デジタルカメラ、カムコーダ、ファインダー、マイクロディスプレイ、車両、広い壁面、映画館もしくはスタジアムのスクリーン、または標識が含まれるが、これらに限定されるものではない。好ましくは、本開示の有機電子デバイスは、有機発光デバイス、または有機太陽電池デバイスに適用される。
1つの実施形態では、有機電子デバイスは有機発光デバイスであり得る。図2は、本開示の1つの実施形態において使用することができる有機発光デバイスの典型的な構造を示す斜視図である。図2において示すように、有機発光デバイスは:基板11;アノード12;カソード18;ならびに正孔注入層13、正孔輸送層14、発光層15、電子輸送層16および電子注入層17を含む有機層を含む。しかしながら、本開示はそれらに限定されない。有機発光デバイスの発光効率を改善することができる他の層、例えば電子ブロッキング層または正孔ブロッキング層も本開示の有機発光デバイスに形成することができる。本開示の有機発光デバイスが電子ブロッキング層をさらに含む場合、電子ブロッキング層を正孔輸送層14と発光層15との間に配置することができる。本開示の有機発光デバイスが正孔ブロッキング層をさらに含む場合、正孔ブロッキング層を電子輸送層16と発光層15との間に配置することができる。
1つの実施形態では、本開示の有機発光デバイスは、前記化合物を含む正孔輸送層を含んでもよい。別の実施形態において、本開示の有機発光デバイスは、前記化合物を含む正孔注入層を含んでもよい。さらに別の実施形態において、本開示の有機発光デバイスは、前記化合物を含む電子ブロッキング層を含んでもよい。しかしながら、本開示は、それらに限定されるものではない。
1つの実施形態では、発光層は、イリジウムまたは白金を含み得るリン光発光材料を含み得る。別の実施形態において、発光層は、量子ドットまたは半導体ナノ結晶材料を含み得る。しかしながら、本開示は、それらに限定されるものではない。
別の実施形態において、有機電子デバイスは有機太陽電池であり得る。図3は、本明細書中で用いられる有機太陽電池の典型的な構造を示す斜視図である。図3で示すように、有機太陽電池は:第1電極21;第2電極22;および第1電極21と第2電極22との間に配置され、前記化合物のいずれか1つを含む有機層23を含み得る。ここで、有機層23は、キャリア輸送層としての役目を果たし得る。
本発明の他の目的、利点、および新規特徴は、添付の図面とあわせると、以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。
実施例
以下の実施例は、本開示の特徴を説明するために提示する。しかしながら、本開示は、以下の実施例の記載によって限定されない。
以下の合成は、別段の指示がない限り、保護気体雰囲気下で実施する。出発材料は、AldrichもしくはAlfaから購入することができるか、または文献の手順にしたがって得ることができる。
合成実施例1−中間体A1〜A15およびその合成
式(I)の化合物を調製するために使用した中間体A1〜A15を以下の表1に記載し、表中、各々の中間体の下の番号はそのCAS番号を指す。
中間体A1〜A10およびA14〜A15
中間体A1〜A10およびA14〜A15はAldrichまたはAlfaから購入し、CAS番号を上記した。
中間体A11〜A13の合成
中間体A11〜A13は、上記スキームIにしたがって調製することができる。出発材料Ar−NH(アリールアミン)およびBr−Ar(臭化アリール)を以下の表2に記載する。
簡単に言うと、臭化アリール(1.0eq)、アリールアミン(1.05eq)、Pd(OAc)(0.01eq)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(DPPF)(0.04eq)、ナトリウムtert−ブトキシド(1.5eq)、およびトルエンの混合物を丸底フラスコに取り、80℃にて12時間N雰囲気下で加熱した。反応が完了した後、揮発性物質を真空下で除去し、得られた溶液をジクロロメタン(3×60mL)で抽出した。まとめた有機抽出物をブライン(塩水)溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮すると、黄色固体が残った。さらに、ヘキサン/ジクロロメタン混合物(2:1v/v)を溶離液として使用することによってシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製した。得られた生成物、すなわち中間体A11〜A14の分析データを以下の表2に記載する。
合成実施例2−中間体B1〜B4およびその合成
式(I)の化合物を調製するために使用した中間体B1〜B4を以下の表3に記載する。
中間体B1の合成
中間体B1は、上記スキームIIにしたがって調製することができる。
ステップ1:中間体B1−1の合成
四塩化炭素(430mL)中の、3−ブロモジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−オン(86g、1.0eq)、N−ブロモスクシンイミド(106g、2.0eq)、および過酸化ベンジル(0.7g、0.01eq)の混合物を85℃に加熱した。反応をHPLCによってモニターした。反応をHPLCによってモニターした。反応完了後、沈殿をろ過によって分離し、MeOHで洗浄し、これを次に再結晶によって精製した。精製した生成物を濃縮乾固させ、これによって、白色固体生成物を123gの量で、92.3パーセントの収率で得た。FD−MS分析C15BrO:理論値444.94、実測値444.94。
ステップ2:中間体B1−2の合成
得られた中間体B1−1(116.0g、1.0eq)を960mlのフラン/THF(v/v=2/1)中に溶解させ、反応物を0℃に冷却し、次いでKO−t−Bu(87.8g、3.0eq)で処理した。反応物を0℃で1時間撹拌した後、室温まで上昇させ、別途12時間撹拌した。完了後、反応塊をDI水でクエンチし、有機層を溶媒抽出操作によって回収し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を有機層から減圧下での蒸留によって除去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。精製した生成物を濃縮乾固させ、それによって淡黄色固体生成物を46.8gの量で収率51.1%にて得た。FD−MS分析C1911BrO:理論値351.19、実測値351.19。
ステップ3:中間体B1−3の合成
得られた中間体B1−2(53.5g、1.0eq)および5%Pd/C(8.1g、0.025eq)の535mlの酢酸エチル中懸濁液を、水素のバルーンによって提供される水素雰囲気下で3〜6時間撹拌した。得られた混合物をセライトのパッドでろ過し、酢酸エチルで洗浄し、ろ液を減圧下で濃縮して、100g(100%)の中間体B1−3を黄色固体として得た。得られた化合物である中間体B1−3を、さらに精製することなく次の反応で直接使用した。
ステップ4:中間体B1の合成
得られた中間体B1−3(53g、1.0eq)およびp−トルエンスルホン酸(57g、2.0eq)を530mLのトルエン中に取りいれ、110℃に12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いでNaHCOの飽和水溶液でクエンチし、CHClで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、続いて無水NaSOで乾燥させた。次いで、得られた溶液を減圧下で濃縮し、CHCl/ヘキサン1/1(v/v)を溶離液として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。46.0gの中間体B1を淡黄色固体として91.5%の収率で得た。FD−MS分析C1911BrO:理論値335.19、実測値335.19。
中間体B2およびB3の合成
中間体B2およびB3の合成手順は、中間体B1を調製するために使用した3−ブロモジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−オンを、中間体B2を調製するために2−ブロモジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−オンに代え、中間体B3を調製するために3,7−ジブロモジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−オンに代えた以外は、中間体B1を調製するためのものと同様の方法を使用した。すべてのステップにおける中間体、収率およびMS分析データを以下の表4に記載する。
中間体B4の合成
中間体B4は上記スキームIIIにしたがって調製することができる。
トルエン(0.3M)中の、中間体B3(1.0eq)、中間体A1(2.1eq)、Pd(OAc)(0.01eq)、P(t−Bu)HBF(0.02eq)、およびNaOtBu(1.5eq)の混合物を90℃で12時間加熱した。反応完了後、揮発性物質を真空下で除去し、得られた溶液をジクロロメタン(3×60mL)で抽出した。まとめた有機抽出物をブライン溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮すると黄色固体が残った。さらに、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体B4を黄色固体として収率83%で得た。
合成実施例3−中間体C1〜C7およびその合成
式(I)の化合物を調整するために使用した中間体C1〜C7を以下の表5に記載する。
中間体C1の合成
中間体C1は上記スキームIVにしたがって調製することができる。
ステップ1:スピロアルコールの合成
無水THF(0.3M)中2−ブロモビフェニル(46g、1eq)に、n−BuLi(79mL、2.5M、1.0eq)を滴加し、−78℃で撹拌した。20分間撹拌した後、中間体B1(46.3g、0.7eq)を混合物に添加し、反応混合物を室温まで昇温させた。反応をHPLCによってモニターした。反応完了後、反応溶液を水で洗浄し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層をまとめ、飽和生理食塩水で洗浄し、次いで硫酸マグネシウム上で乾燥した。乾燥後、この混合物を吸引濾過し、次いでろ液を濃縮した。65gのスピロアルコールを淡黄色粉末状固体として得、さらに精製することなくステップ2で直接使用した。
ステップ2:中間体C1の合成
上記で得られたスピロアルコール(65g、1.0eq)に、酢酸(反応物質に対してw/v=1/3)およびHSO(10滴)を添加し、混合物を110℃で6時間撹拌した。反応をHPLCによってモニターした。反応完了後、沈殿をろ過によって分離した。残存する物質をカラムクロマトグラフィーで精製して、58gの中間体C1を白色固体として収率93.0%で得た。FD−MS分析C3119Br:理論値471.39、実測値471.39。
中間体C2およびC3の合成
中間体C2およびC3を調製するための手順は、中間体C1を調製するために使用した2−ブロモビフェニル中間体および中間体Bを以下の表6に記載した化合物に置換した以外は、中間体C1を調製するための手順と同様であった。得られた中間体C2およびC3は白色固体として得られた。加えて、中間体C1〜C3の収率およびMS分析データも以下の表6に記載する。
中間体C4およびC5の合成
ステップ1:スピロアルコールの合成
中間体C4およびC5のスピロアルコールを調製するための手順は、中間体C1を調製するために使用した2−ブロモビフェニル中間体および中間体Bを下記表7に記載した化合物と置換した以外は、中間体C1を調製するための手順と同様であった。
ステップ2:中間体C4およびC5の合成
トルエン(スピロアルコールに対して10倍)中のスピロアルコール中間体(1.0eq)およびp−トルエンスルホン酸(2.0eq)を12時間還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いでNaHCOの飽和水溶液でクエンチし、CHClで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、続いて無水NaSOで乾燥した。次いで、得られた溶液を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体C4およびC5を白色固体で得た。さらに、中間体C4およびC5の収率およびMS分析データを以下の表7に記載する。
中間体C6およびC7の合成
中間体C6およびC7は上記スキームVIにしたがって調製することができる。
トルエン中、中間体C(1.0eq)、ボロン酸(1.1eq)、Pd(OAc)(0.01eq)、PPh(0.04eq)、3.0MのKCO水溶液(1.5eq)を100℃で12時間加熱した。反応完了後、揮発性物質を真空下で除去し、得られた溶液をジクロロメタン(3×60mL)で抽出した。まとめた有機抽出物をブライン溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮すると、黄色固体が残った。さらに、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。加えて、中間体C6およびC7の収率およびMS分析データを以下の表8に記載する。
合成実施例4−化合物(1)〜(6)、(8)〜(13)、(15)〜(19)、(21)、(23)および(24)
化合物(1)〜(6)、(8)〜(13)、(15)〜(19)、(21)、(23)〜(24)の合成
本開示の化合物は以下のスキームVIIもしくはVIIIにしたがって合成することができる。
簡単に言うと、トルエン(40mL)中の、中間体C1〜C3およびC6〜C7(1.0eq)、中間体A1〜A13(1.05eq)、Pd(OAc)(0.005eq)、P(t−Bu)HBF(0.02eq)、およびNaOtBu(1.5eq)の混合物を90℃で12時間加熱した(中間体A1〜A13および触媒の当量を変えることによって、モノ−およびビス−結合した生成物を位置選択的に得ることができる)。反応完了後、揮発性物質を真空下で除去し、得られた溶液をジクロロメタン(3×60mL)で抽出した。まとめた有機抽出物をブライン溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮すると、黄色固体が残った。さらに、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、最終化合物を白色固体として得た。
簡単に言うと、トルエン(40mL)中の、中間体C4〜C5(1.0eq)、中間体A14〜A15(1.2eq)、Pd(dba)(0.01eq)、P(Cy)HBF(0.04eq)、およびKPO(3.0eq)の混合物を100℃で12時間加熱した。反応の完了後、揮発性物質を真空下で除去し、得られた溶液をジクロロメタン(3×60mL)で抽出した。まとめた有機抽出物をブライン溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮すると黄色固体が残った。さらに、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、最終化合物を白色固体として得た。
生成物(1)〜(6)、(8)〜(13)、(15)〜(19)、(21)、(23)および(24)、使用した中間体、収率、ならびにMS分析データを下表9に記載する。
実施例−OLEDデバイス製作
厚さ1500ÅになるようにITO(インジウムスズ酸化物)をコーティングしたガラス基板を、洗剤を溶解させた蒸留水中に入れ、超音波洗浄した。本明細書中で、洗剤とはFischer Co.製の製品であり、蒸留水をフィルター(Millipore Co.)で2回ろ過した。ITOを洗剤で30分間洗浄した後、蒸留水で10分間2回超音波洗浄し、続いてイソプロピルアルコール、アセトン、およびメタノールで超音波洗浄し、これを次に乾燥させ、その後、プラズマクリーナに移した。次いで、基板を酸素プラズマで5分間洗浄し、次いで真空エバポレータに移した。
様々な有機材料および金属材料を連続してITO基板上に堆積させて、本実施例のOLEDデバイスを得た。堆積の間の真空度は1×10−6〜3×10−7torrに維持した。加えて、以下のOLEDデバイスで使用した材料の化学式およびコードネームを以下の表10に記載する。
青色OLEDデバイスの調製
本実施例の青色OLEDデバイスを製作するために、HATをまずITO基板上に堆積させて、厚さ100Åの第1の正孔注入層を形成した。HI−2を、ドーパントHAT(5.0wt%)を有する第1の正孔注入層上に堆積させて、750Åの厚さを有する第2の正孔注入層を形成した。
次に、HT−1または本開示の化合物を堆積させて、100Åの厚さを有する第1の正孔輸送層(HT1)を形成した;および/またはHT−2もしくは本開示の化合物を堆積させて、100Åの厚さを有する第2の正孔輸送層(HT2)を形成した。
次いで、ドーパントBD(3.5wt%)を有するBHを第1または第2の正孔輸送層上に堆積させて、250Åの厚さを有する発光層を形成した。ドーパントLiq(35.0wt%)を有するETを発光層上に堆積させて、250Åの厚さを有する電子輸送層を形成した。Liqを電子輸送層上に堆積させて、15Åの厚さを有する電子注入層を形成した。Alを電子注入層上に堆積させて、1500Åの厚さを有するカソードを形成した。
前記過程の後、以下の試験で使用する青色OLEDデバイスを得た。
緑色OLEDデバイスの調製
緑色OLEDデバイスの調製は、第2の正孔注入層、発光層および電子輸送層を除いては、青色OLEDデバイスの調製と類似していた。
ここで、第2の正孔注入層の厚さは1300Åであった。ドーパントGD(10wt%)を有するGHを第1または第2の正孔輸送層上に堆積させて、400Åの厚さを有する発光層を形成した。電子輸送層の厚さは350Åであった。
赤色OLEDデバイスの調製
赤色OLEDデバイスの調製は、第2の正孔注入層、発光層および電子輸送層を除いて、青色OLEDデバイスの調製と類似していた。
ここで、第2の正孔注入層の厚さは2100Åであった。ドーパントRD(3.5wt%)を有するRHを第1または第2の正孔輸送層上に堆積させて、300Åの厚さを有する発光層を形成した。電子輸送層の厚さは350Åであった。
OLEDデバイス測定
得られた青色、緑色および赤色OLEDデバイスのデバイス性能をPR−650によって測定した。青色および赤色OLEDデバイスに関しては、データを1000nitで集めた。緑色OLEDデバイスに関しては、データを3000nitで集めた。CIE、発光効率(Eff.)および駆動電圧(電圧)などのデータを下記表11〜13に記載する。
表11〜13に示した結果によると、式(I)の化合物を塗布したOLEDデバイスは改善された発光効率および低い駆動電圧を示す。したがって、本開示の式(I)の化合物をOLEDデバイスの正孔輸送材料として効果的に使用することができる。
本開示をその好ましい実施形態に関連して説明してきたが、以下で請求する本発明の主旨および範囲から逸脱することなく他の多くの可能な修正および変更をなすことができると理解されたい。

Claims (9)

  1. 下記式(I)の化合物:

    式中、
    Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、置換もしくは無置換C〜C40アリール基、または置換もしくは無置換C〜C40複素環式基;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基である;またはArおよびArは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、置換もしくは無置換C〜C40複素環式基である;
    LおよびQは、各々独立して、置換もしくは無置換C〜C40アリーレン基である;
    Gは、重水素、置換もしくは無置換C〜C20アルキル基、または置換もしくは無置換C〜C40アリール基である;
    n1およびn2は、各々独立して、0または1である;
    m1およびm2は、各々独立して、0、1または2であり、ただし、m1およびm2は同時に0ではないとする;および、
    qは、0、1、または2である。
  2. Ar、Ar、Ar、およびArは、各々独立して、置換もしくは無置換フェニル、置換もしくは無置換ビフェニル、置換もしくは無置換ターフェニル、置換もしくは無置換フルオレニル、置換もしくは無置換トリベンジルオキセピニル(tribenzyloxepinyl)、置換もしくは無置換ジベンゾフラニル、置換もしくは無置換ジベンゾチオフラニル、置換もしくは無置換ナフチル、または置換もしくは無置換トリベンジル−アゼピニル基である、請求項1に記載の化合物。
  3. LおよびQは、各々独立して、置換もしくは無置換フェニレン、ビフェニレン、またはナフチレン基である、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. Gは、置換又は無置換C〜C40アリール基である、請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 前記化合物は、下記式(I−1)〜(I−6)のいずれか1つによって表される、請求項1に記載の化合物:


    式中、Ar、Ar、Ar、Ar、L、Q、G、n1、およびn2は、式(I)におけるものと同じものを表す。
  6. −Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは、各々独立して、以下から成る群から選択される、請求項1に記載の化合物:


    式中、*は結合位置を表し、
    RaおよびRbは、各々独立して、C1−20アルキルであり、
    xおよびyは、各々独立して、1または2である。
  7. n1またはn2は1であり、−Ln1−NArArおよび−Qn2−NArArは、各々独立して、以下から成る群から選択される、請求項1に記載の化合物:


    式中、*は結合位置を表し、
    RaおよびRbは、各々独立して、C1−20アルキルであり、
    xおよびyが、各々独立して、1または2である。
  8. 前記化合物は、以下の化合物(1)〜(20)及び(23)〜(122)のいずれか1つによって表される、請求項1に記載の化合物。

  9. 第1電極;
    第2電極;および
    前記第1電極と前記第2電極との間に配置された有機層を含み、前記有機層が請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物を含む、有機電子デバイス。
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