JP6539621B2 - 車両用シート調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シート調整装置に関する。
前席の後部にモニタが取り付けられ、後席に着座した乗客へ映像を提供する車両が周知である。このような車両では、前席のシートバックの角度によって、後席の乗客がモニタを視認しにくくなるという課題があった。
そこで、特許文献1には、前席の乗客がシート位置を調整する際に、後席の乗客へ問い合わせ、後席の乗客がシート位置の調整に許可を出した場合や後席の乗客への問い合わせに対し設定時間内に応答がない場合に、前席のシート位置を調整するという技術が開示されている。
特開2015−67140号公報
後席の乗客は、前席の乗客の有無にかかわらず、自身が着座する後席のシート位置を調整すること以外、モニタとの位置関係が調整できなかった。このため、後席の乗客は、自身がリラックスする着座姿勢でモニタを視認することができないおそれがある。
なお、このような課題は、後席の乗客の視認対象が前席に取り付けられているモニタである場合に限らない。例えば、視認対象のモニタが、インストルメントパネルに設けられている場合には、当該モニタと後席との間に前席が位置するため、上記と同様の課題が生じるおそれがある。また、視認対象が前方の景色である場合も、フロントガラスと後席との間に前席が位置するため、上記同様の課題が生じるおそれがある。
本発明の目的は、後席の乗客へ好適な乗車環境を提供する車両用シート調整装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、車両用シート調整装置は、車両の後席において操作される視認ポジションスイッチと、前記視認ポジションスイッチへの操作に応じて、車両に設けられる視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい車両の前席の位置である前席視認ポジションを演算する演算部と、前記演算部による演算結果に基づき前記前席視認ポジションに位置するように前記前席を調整する調整部とを備え、前記演算部は、前記視認ポジションスイッチが予め設定される第1の操作された場合、前記前席が予め設定される設定範囲に位置するか否かを判断し、前記設定範囲に含まれるときには、前記視認対象の視認しやすさを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第1視認ポジションを演算し、前記設定範囲に含まれないときには、前記前席への着座しやすさと前記視認対象の視認しやすさとが両立することを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第2視認ポジションを演算する
この構成によれば、後席の乗客は、視認ポジションスイッチへの操作を行うだけで、前席が調整されて視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
また、この構成によれば、1つの視認ポジションスイッチを操作するだけで、2つの異なる位置へ前席を調整することができる。言い換えると、視認ポジションスイッチが共用されているので、スイッチの数が抑制され、当該スイッチに関する部位の組み立て工数が抑制される。また、他のスイッチなど他の構成の搭載スペースを確保することもできる。
上記課題を解決するために、車両用シート調整装置は、車両の後席において操作される視認ポジションスイッチと、前記視認ポジションスイッチへの操作に応じて、車両に設けられる視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい車両の前席の位置である前席視認ポジションを演算する演算部と、前記演算部による演算結果に基づき前記前席視認ポジションに位置するように前記前席を調整する調整部とを備え、前記演算部は、前記視認ポジションスイッチが予め設定される第1の操作された場合、前記視認対象の視認しやすさを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第1視認ポジションを演算し、前記第1の操作とは異なる第2の操作された場合、前記前席への着座しやすさと前記視認対象の視認しやすさとが両立することを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第2視認ポジションを演算する。
この構成によれば、後席の乗客は、視認ポジションスイッチへの操作を行うだけで、前席が調整されて視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
また、この構成によれば、1つの視認ポジションへの操作を変えるだけで、2つの異なる位置へ前席を調整することができる。これにより、後部座席の乗客は、所望する前席の位置が第1視認ポジション、第2視認ポジションのどちらであっても、視認ポジションスイッチを一度操作するだけで、所望する前席の位置が得られるので、車両用シート調整装置としての使い勝手がよい。
上記構成において、前記演算部は、前記視認ポジションスイッチが予め設定される第1の操作された場合、前記前席が予め設定される設定範囲に位置するか否かを判断し、前記設定範囲に含まれるときには、前記視認対象の視認しやすさを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第1視認ポジションを演算し、前記設定範囲に含まれないときには、前記前席への着座しやすさと前記視認対象の視認しやすさとが両立することを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第2視認ポジションを演算することが好ましい。
この構成によれば、1つの視認ポジションスイッチを操作するだけで、2つの異なる位置へ前席を調整することができる。言い換えると、視認ポジションスイッチが共用されているので、スイッチの数が抑制され、当該スイッチに関する部位の組み立て工数が抑制される。また、他のスイッチなど他の構成の搭載スペースを確保することもできる。
上記構成において、前記視認対象は、前記前席の背部に設けられるモニタであることが好ましい。
この構成によれば、前席の位置が調整されるとモニタの位置も調整されるので、後席の乗客は、より視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
上記構成において、前記視認対象は、前記モニタとは別の第2視認対象を有し、前記演算部は、前記モニタの車載有無を認識可能であって、前記モニタが車載されている場合には前記モニタを前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算し、前記モニタが車載されていない場合には前記第2視認対象を前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算することが好ましい。
この構成によれば、車両へのモニタの取り外しに応じて車両用シート調整装置を調整する必要がない。これにより、車両整備における作業工数や作業時間を抑制する効果が得られる。
上記課題を解決するために、車両用シート調整装置は、車両の後席において操作される視認ポジションスイッチと、前記視認ポジションスイッチへの操作に応じて、車両に設けられる視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい車両の前席の位置である前席視認ポジションを演算する演算部と、前記演算部による演算結果に基づき前記前席視認ポジションに位置するように前記前席を調整する調整部とを備え、前記視認対象は、前記前席の背部に設けられるモニタと、前記モニタとは別の第2視認対象とを有し、前記演算部は、前記モニタの車載有無を認識可能であって、前記モニタが車載されている場合には前記モニタを前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算し、前記モニタが車載されていない場合には前記第2視認対象を前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算する。
この構成によれば、後席の乗客は、視認ポジションスイッチへの操作を行うだけで、前席が調整されて視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
また、この構成によれば、前席の位置が調整されるとモニタの位置も調整されるので、後席の乗客は、より視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
また、この構成によれば、車両へのモニタの取り外しに応じて車両用シート調整装置を調整する必要がない。これにより、車両整備における作業工数や作業時間を抑制する効果が得られる。
上記構成において、前記演算部は、前記前席視認ポジションに加えて、前記視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい前記後席の位置である後席視認ポジションを演算し、前記調整部は、前記前席視認ポジションに基づき前記前席を調整し、前記後席視認ポジションに基づき前記後席を調整することが好ましい。
この構成によれば、例えば、後席が比較的前席側に位置して後席と前席との間に視認対象を視認しやすい観点から十分な距離が確保できない等の場合、前席及び後席の両方が調整される。このような場合でも、後席の乗客は、視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
上記構成において、前記後席において操作される視認ポジション調整スイッチを備え、前記演算部は、前記視認ポジション調整スイッチの操作に基づき前記前席視認ポジションを調整することが好ましい。
この構成によれば、後席の乗客は、前席視認ポジション調整スイッチへの操作を行うだけで、前席視認ポジションを変更することができるので、より自身に対応して視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
本発明の車両用シート調整装置は、後席の乗客へ好適な乗車環境を提供することができる。
車両の室内全体を示す俯瞰図。 車両シートの各調整方向を示す側面図。 車両シートの調整システムを示すブロック図。 第1視認ポジションにある状態の車両シートの位置関係を示す側面図。 第2視認ポジションにある状態の車両シートの位置関係を示す側面図。 第3視認ポジションにある状態の車両シートの位置関係を示す側面図。 第1及び第2の実施形態において、視認ポジションスイッチが操作されたときの制御部の処理手順を示すブロック図。 第3の実施形態において、視認ポジションスイッチが通常操作されたときの制御部の処理手順を示すブロック図。 第3の実施形態において、視認ポジションスイッチが特殊操作されるときの制御部における処理手順を示すブロック図。 パッセンジャー側リアシートが前方よりに位置する状態の車両シートの位置関係を示す側面図。 図10に示される状態から、パッセンジャーズシート及びパッセンジャー側リアシートの各車両シートが後方に変位した状態の各車両シートの位置関係を示す側面図。
(第1の実施形態)
以下、車両用シート調整装置の第1の実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、車両は、車両前列に設けられるドライバーズシート10及びパッセンジャーズシート20と、車両後列に設けられるドライバー側リアシート30及びパッセンジャー側リアシート40とを備える。
図2に示すように、これら各シート10,20,30,40は、それぞれが有するシートクッションの前後位置及びシートバックの傾動位置がモータの駆動により調整されるパワーシートとされている。また、ドライバー側リアシート30及びパッセンジャー側リアシート40は、それぞれ傾動位置がモータの駆動により調整されるオットマンを有している。
図1及び図2に示すように、パッセンジャーズシート20のヘッドレスト50の背部には、ヘッドレストモニタ51が設けられている。当該ヘッドレストモニタ51は、パッセンジャー側リアシート40に着座する乗客A(図4参照)により視認される視認対象に相当する。なお、図3に示すように、ヘッドレストモニタ51は、図示しないリモートコントローラーへの操作を検出すると、電源のオンオフやチャンネル等を切り替えるモニタ制御部52に接続されている。当該モニタ制御部52は、車載の各制御部同士を相互接続するバス2に接続されている。
図3に示すように、ドライバーズシート10は、シートクッションの前後位置を調整するための第1モータ11、及びシートバックの傾動位置を調整するための第2モータ12を備える。またドライバーズシート10は、前後位置及び傾動位置を入力するためにシートクッションの側部に設けられる操作スイッチ13、及び操作スイッチ13への操作に基づきモータ11,12の駆動を制御するための制御部14を備える。制御部14は、操作スイッチ13が操作されている間、当該操作スイッチ13への操作に基づきモータ11,12を駆動させる。これらモータ11,12駆動により、シートクッションの前後位置及びシートバックの傾動位置が調整される。なお、制御部14は、モータ11,12のそれぞれの回転パルスを検出する。回転パルスの検出結果は、バス2を介して各制御部に共有される。
パッセンジャーズシート20は、ドライバーズシート10と同様の構成であって、第1モータ21、第2モータ22、操作スイッチ23、及び制御部24を備える。
ドライバー側リアシート30は、操作スイッチを除く構成がドライバーズシート10と同様の構成であって、第1モータ31、第2モータ32、及び制御部34を備える。
パッセンジャー側リアシート40は、操作スイッチを除く構成がドライバーズシート10と同様の構成であって、第1モータ41、第2モータ42、及び制御部44を備える。
図1及び図3に示すように、ドライバー側リアシート30及びパッセンジャー側リアシート40の前後位置及び傾動位置を入力するための操作スイッチ33,43は、ドライバー側リアシート30とパッセンジャー側リアシート40との間の中央部に位置するアームレスト60に設けられている。操作スイッチ33,43は、アームレスト制御部61に接続され、アームレスト制御部61は、バス2に接続されている。操作スイッチ33,43が操作された場合、当該操作を示す信号は、アームレスト制御部61及びバス2を介して制御部34,44に伝達される。制御部34,44は、伝達された操作スイッチ33,43の操作を示す信号に基づき、モータ31,32,41,42を駆動させる。
図1及び図3に示すように、アームレスト60には、操作スイッチ33,43に加えて、視認ポジションスイッチ62が設けられている。視認ポジションスイッチ62は、アームレスト制御部61に接続されている。
アームレスト制御部61のメモリ61aには、第1演算式C1及び第2演算式C2がそれぞれ記憶されている。
第1演算式C1は、パッセンジャーズシート20を第1視認ポジションに変位させるために必要な第1モータ21及び第2モータ22の駆動回転数を求めるための演算式である。
なお、第1視認ポジションは、視認対象であるヘッドレストモニタ51が設けられるパッセンジャー側リアシート40の前後位置及び傾動位置を基準に、パッセンジャー側リアシート40に着座した乗客Aがヘッドレストモニタ51を最も視認しやすい点を重視して設定されるパッセンジャーズシート20の前後位置及び傾動位置である。この第1視認ポジションの設定に関し、パッセンジャーズシート20への乗客の着座の有無は考慮されない。
第1視認ポジション、すなわちヘッドレストモニタ51が最も視認しやすい位置は、パッセンジャー側リアシート40に着座した実験者がヘッドレストモニタ51に映し出される映像を見るなどの実験に基づき決められている。車内は閉鎖的な空間であること、また走行に伴ってモニタが振動するため、一般にモニタの大きさから推定される見やすい距離よりも長い距離を確保した方がモニタに映し出される映像を見やすいとされている。なお、この見やすい距離は、モニタの大きさ、車内空間の広さなど種々の要因が関係するため、車種毎によって異なる。
図4に示すように、本例の第1視認ポジションは、パッセンジャー側リアシート40とパッセンジャーズシート20との間の距離が十分に確保されている。
第2演算式C2は、パッセンジャーズシート20を第2視認ポジションに変位させるために必要な第1モータ21及び第2モータ22の駆動回転数を求めるための演算式である。
なお、第2視認ポジションは、パッセンジャー側リアシート40の前後位置及び傾動位置を基準に、乗客Aがヘッドレストモニタ51を視認しやすく、且つパッセンジャーズシート20への乗客Bの着座を許容する点を重視して設定されるパッセンジャーズシート20の前後位置及び傾動位置である。
図5に示すように、第2視認ポジションは、パッセンジャーズシート20への乗客Bの着座を許容するため、第1視認ポジション(図4参照)よりも後方の位置である。
なお、これら第1及び第2の各視認ポジションが、前席視認ポジションに相当する。
アームレスト制御部61は、ヘッドレストモニタ51の有無、及び視認ポジションスイッチ62が操作されたときのパッセンジャーズシート20の位置に応じて、第1演算式C1及び第2演算式C2のいずれを使用するかを判断する。そして、アームレスト制御部61は、使用した演算式の演算結果、すなわち第1モータ21及び第2モータ22の駆動回転数を示す情報を含ませたモータ駆動信号を生成する。
生成されたモータ駆動信号は、バス2を介して制御部24に伝達される。制御部24は、受信したモータ駆動信号に基づき第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。
なお、制御部24,61、及び視認ポジションスイッチ62が協働で車両用シート調整装置1を構成する。また、アームレスト制御部61が演算部に、制御部24が調整部に、それぞれ相当する。
次に、視認ポジションスイッチ62が操作されたときのアームレスト制御部61における処理手順を図7に示すフローチャートにしたがって説明する。
図7に示すように、アームレスト制御部61は、視認ポジションスイッチ62が操作されたことを認識すると、ヘッドレストモニタ51の有無を判断する(ステップS71)。
ステップS71でYES、すなわちヘッドレストモニタ51が有る場合、アームレスト制御部61は、パッセンジャーズシート20が第1視認ポジションより前方に位置しているか否かを判断する(ステップS72)。
ステップS72でYES、すなわちパッセンジャーズシート20が第1視認ポジションより前方に位置している場合、アームレスト制御部61は、第1演算式C1を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS73)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS73で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第1視認ポジションより前方に位置している場合に第1視認ポジションへ変位する。なお、パッセンジャーズシート20が第1視認ポジション又はそれより後方側に位置している場合には当該位置が維持される。
なお、ステップS71でNO、すなわちヘッドレストモニタ51が有る場合、又はステップS72でNO、すなわちパッセンジャーズシート20が第1視認ポジションより前方に位置している場合、アームレスト制御部61は、パッセンジャーズシート20が第2視認ポジションより前方に位置しているか否かを判断する(ステップS74)。
ステップS74でYES、すなわちパッセンジャーズシート20が第2視認ポジションより前方に位置している場合、アームレスト制御部61は、第2演算式C2を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS75)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS74で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第2視認ポジションより前方に位置している場合に第2視認ポジションへ変位する。なお、パッセンジャーズシート20が第2視認ポジションに位置する場合には当該位置が維持される。
なお、ステップS74でNO、すなわちパッセンジャーズシート20が第2視認ポジションより前方に位置していない場合、アームレスト制御部61は、一連の処理を終了する。
この場合、アームレスト制御部61においてモータ駆動信号が生成されないので、制御部24は、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させない。したがって、パッセンジャーズシート20は、視認ポジションスイッチ62が操作される前の位置、正確には、第2視認ポジションに相当する位置又は第2視認ポジションより後方の位置に維持される。
次に、車両用シート調整装置1の作用及び効果について説明する。
パッセンジャー側リアシート40に着座する乗客Aは、当該パッセンジャー側リアシート40に着座した状態で、視認ポジションスイッチ62を操作するだけでパッセンジャーズシート20が第1視認ポジションより前方に位置する場合に、当該パッセンジャーズシート20を第1視認ポジションに調整することができる。第1視認ポジションは、乗客Aにとって最もヘッドレストモニタ51を視認しやすい位置であることから、乗客Aは、ヘッドレストモニタ51を好適に視認することができる。また、第1視認ポジションは、パッセンジャーズシート20への乗客の着座を考慮せずに設定される位置であることから、パッセンジャーズシート20が第2視認ポジションに位置する場合と比較して、パッセンジャー側リアシート40の足下におけるスペースも広い。このため、乗客Aはよりリラックスした状態でヘッドレストモニタ51を視認することができる。
また、乗客Aは、パッセンジャー側リアシート40に着座した状態で、視認ポジションスイッチ62を操作するだけでパッセンジャーズシート20が第2視認ポジションより前方に位置する場合に、当該パッセンジャーズシート20を第2視認ポジションに調整することができる。第2視認ポジションは、パッセンジャーズシート20への乗客の着座を許容しつつ、パッセンジャー側リアシート40に着座した乗客Aがヘッドレストモニタ51を視認しやすい位置である。このため、乗客Aは、パッセンジャーズシート20への乗客Bの途中乗車があっても、これに対応しつつ、ヘッドレストモニタ51を視認しやすい環境を維持することができる。
なお、本例の車両は、ヘッドレストモニタ51を備えていたが、ヘッドレストモニタ51を備えていない車両もある。このような車両に本例の車両用シート調整装置1が採用された場合、パッセンジャーズシート20が第2視認ポジションより前方に位置する状況下で視認ポジションスイッチ62が操作されれば、パッセンジャーズシート20は第2視認ポジションに調整される。このため、乗客Aは、パッセンジャーズシート20への乗客Bの途中乗車があっても、これにすみやかに対応することができる。
さらに本例によれば、視認ポジションスイッチ62への操作を繰り返すだけで、パッセンジャーズシート20を第1視認ポジション及び第2視認ポジションへ調整することができる。すなわち、アームレスト60に一つの視認ポジションスイッチ62を設けるだけで良い。視認ポジションスイッチ62が共用されるので、アームレスト60に設けるスイッチの数が抑制され、アームレスト60をはじめとするスイッチに関する部位の組み立て工数が抑制される。また、アームレスト60に他のスイッチやドリンクホルダ等の他の構成の搭載スペースや、快適に肘を置くことができる部分を広く確保することもできる。
(第2の実施形態)
次に、車両用シート調整装置の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、ヘッドレストモニタ51を視認対象として説明したが、フロントガラス3やインパネモニタ4(図1参照)等を視認対象としてもよい。第2の実施形態では、フロントガラス3を視認対象とした場合について説明する。この場合、次のように車両用シート調整装置1が構成されることが好ましい。なお、第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付すとともにその詳細な説明を割愛する。
図3に破線で示すように、制御部61のメモリ61aには、第1演算式C1及び第2演算式C2に加えて、第3演算式C3が記憶されている。
第3演算式C3は、パッセンジャーズシート20を第3視認ポジションに変位させるために必要な第1モータ21及び第2モータ22の駆動回転数を求めるための演算式である。
なお、第3視認ポジションは、パッセンジャー側リアシート40の前後位置及び傾動位置を基準に、乗客Aのフロントガラス3(図1参照)への視界が確保される点を重視して設定されるパッセンジャーズシート20の前後位置及び傾動位置である。ここでは、図6に示すように、第3視認ポジションは、パッセンジャーズシート20のシートバックを前方側に最も倒し、シートクッションを最前方まで変位させた位置である。
次に、このように構成した場合であって、視認ポジションスイッチ62が操作されたときのアームレスト制御部61における処理手順を図8に示すフローチャートにしたがって説明する。
なお、上記実施形態における処理手順と、本別例の処理手順との相違点は、ステップS74でNOと判断される場合の処理のみである。このため、他の処理については詳細な説明を割愛する。
図7に破線で示すように、ステップS74でNO、すなわちパッセンジャーズシート20が第2視認ポジションより前方に位置していない場合、アームレスト制御部61は、第3演算式C3を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS76)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS76で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第3視認ポジションへ変位する。
次に、このように構成された車両用シート調整装置1の作用及び効果について説明する。
第3視認ポジションは、シートクッションが最前方に位置するとともにシートバックがシートクッションに重なるように前方に折りたたまれた位置である。このため、パッセンジャー側リアシート40の足下におけるスペースも広いので、乗客Aは、リラックスした状態でフロントガラス3前方の景色や、インストルメントパネルに設けられるインパネモニタ4を視認することができる。
また、乗客Bは、視認ポジションスイッチ62への操作を繰り返すという単純な操作によりパッセンジャーズシート20を所望する位置へ調整することができるし、視認ポジションスイッチ62を一度特殊操作するだけでパッセンジャーズシート20を所望する位置へ調整することができるので、使い勝手がよい。
(第3の実施形態)
次に、車両用シート調整装置の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態と上記第1及び第2の実施形態との主たる相違点は、視認ポジションスイッチへの操作態様の違いにより、アームレスト制御部における処理手順を変更したことである。このため、上記第1及び第2の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付すとともにその詳細な説明を割愛する。
ここでは、視認ポジションスイッチ62を短押しする操作を通常操作、視認ポジションスイッチ62を長押しする操作を特殊操作として説明する。なお、短押し操作を通常操作とし、長押し操作を特殊操作としたのは単なる例示であり、通常操作及び特殊操作は適宜変更してもよい。視聴ポジションスイッチへの通常操作が第1の操作に、特殊操作が第2の操作に、それぞれ相当する。
まず、視認ポジションスイッチ62が通常操作された場合について説明する。なお、メモリ61aには、第1、第2、第3演算式C1,C2,C3がそれぞれ記憶されているものとする。
図8に示すように、アームレスト制御部61は、視認ポジションスイッチ62が通常操作されたことを認識すると、ヘッドレストモニタ51の有無を判断する(ステップS81)。
ステップS81でYES、すなわちヘッドレストモニタ51が有る場合、アームレスト制御部61は、第1演算式C1を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS82)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS82で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第1視認ポジション以外に位置する場合に第1視認ポジションへ変位し、第1視認ポジションに位置する場合には当該位置が維持される。
なお、ステップS81でNO、すなわち、ヘッドレストモニタ51が無い場合、アームレスト制御部61は、第3演算式C3を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS83)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS83で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第3視認ポジション以外に位置する場合に第3視認ポジションへ変位し、第3視認ポジションに位置する場合には当該位置が維持される。
次に、視認ポジションスイッチ62が特殊操作された場合について説明する。
図9に示すように、アームレスト制御部61は、視認ポジションスイッチ62が特殊操作されたことを認識すると、ヘッドレストモニタ51の有無を判断する(ステップS91)。
ステップS91でYES、すなわちヘッドレストモニタ51が有る場合、アームレスト制御部61は、第2演算式C2を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS92)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS92で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第2視認ポジション以外に位置する場合に第2視認ポジションへ変位し、第2視認ポジションに位置する場合には当該位置が維持される。
なお、ステップS91でNO、すなわち、ヘッドレストモニタ51が無い場合、アームレスト制御部61は、第3演算式C3を用いて演算し、その演算結果に基づくモータ駆動信号を生成し(ステップS93)、一連の処理を終了する。
制御部24は、ステップS93で生成されたモータ駆動信号に基づき、第1モータ21及び第2モータ22を駆動させる。これにより、パッセンジャーズシート20は、第3視認ポジション以外に位置する場合に第3視認ポジションへ変位し、第3視認ポジションに位置する場合には当該位置が維持される。
次に、このように構成された車両用シート調整装置1の作用及び効果について説明する。
本例の車両用シート調整装置1によれば、パッセンジャーズシート20の第1視認ポジションへの調整と第2視認ポジションへの調整とが、同一視認ポジションスイッチ62への通常操作と特殊操作とで切り分けられる。すなわち、アームレスト60に一つの視認ポジションスイッチ62を設けるだけで良い。視認ポジションスイッチ62が共用されるので、アームレスト60に設けるスイッチの数が抑制され、アームレスト60をはじめとするスイッチに関する部位の組み立て工数が抑制される。また、アームレスト60に他のスイッチやドリンクホルダ等の他の構成の搭載スペースや、快適に肘を置くことができる部分を広く確保することもできる。
なお、ヘッドレストモニタ51が後付けされたり、取り外されたりした場合でも、車両用シート調整装置1への調整を必要としない。このため、ヘッドレストモニタ51の後付けや取り外しを行う際の作業工数が少なく、車両用シート調整装置1の保守が容易である。
なお、本例のアームレスト制御部61は、パッセンジャーズシート20が第1又は第2視認ポジションより前方に位置するか否かの判断を行わない点で、上記第1及び第2の実施形態とは異なる。すなわち、本例では、パッセンジャーズシート20が第1視認ポジションよりも後方に位置している場合でも、視認ポジションスイッチ62を通常操作するだけで、パッセンジャーズシート20を第1視認ポジションに変位させることができる。また、本例では、パッセンジャーズシート20が第2視認ポジションよりも後方に位置している場合でも、視認ポジションスイッチ62を特殊操作するだけで、パッセンジャーズシート20を第2視認ポジションに変位させることができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、パッセンジャー側リアシート40を変位させないという前提で説明したが、パッセンジャー側リアシート40を変位させてもよい。
例えば、図10に示すように、パッセンジャー側リアシート40が後方に大きく倒れ、シートクッションが前方に位置するような状況で、パッセンジャー側リアシート40を変位させない場合、パッセンジャーズシート20への乗客Bの着座を許容するスペースが確保できないおそれがある。このような状況下で、視認ポジションスイッチ62が特殊操作される場合、図11に示すように、パッセンジャーズシート20への乗客Bの着座を許容するスペースが確保するとともに乗客Aがヘッドレストモニタ51を視認しやすいように、パッセンジャーズシート20及びパッセンジャー側リアシート40の両方を変位させることが好ましい。これに対応するべく、各演算式に、第1モータ41及び第2モータ42の駆動回転数を求める式を組み込んでもよいし、各演算式とは別の演算式をメモリ61aに記憶させて、第1モータ41及び第2モータ42の駆動回転数を演算させてもよい。このように構成すれば、パッセンジャー側リアシート40が比較的前方に位置して当該パッセンジャー側リアシート40とパッセンジャーズシート20との間にヘッドレストモニタ51を視認しやすい観点から十分な距離が確保できない等の場合であっても、パッセンジャー側リアシート40及びパッセンジャーズシート20の両方の位置が調整される。したがって、パッセンジャー側リアシート40の乗客Aは、ヘッドレストモニタ51が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。ひいては、車両用シート調整装置1の使い勝手がより良くなる。
・上記各実施形態では、パッセンジャー側リアシート40の位置に応じて、パッセンジャーズシート20の第1、第2、及び第3の各視認ポジションが一義的に決定され、パッセンジャーズシート20がこれら位置から少しでもずれた場合、パッセンジャーズシート20が変位する構成であったが、各視認ポジションからのずれを許容してもよい。
・上記実施形態において、第1、第2、及び第3の各視認ポジションは、適宜変更できる構成であってもよい。例えば、図3に破線で示すように、アームレスト60に視認ポジション調整スイッチ63を設ける。そして、パッセンジャーズシート20が第1視認ポジションに調整された状態で、視認ポジション調整スイッチ63が操作された場合、制御部24及びアームレスト制御部61は、次のように処理を実行する。すなわち、制御部24は、視認ポジション調整スイッチ63への操作に応じてパッセンジャーズシート20の前後位置及び傾動位置を調整し、アームレスト制御部61は、調整後のパッセンジャーズシート20の位置に対応するように第1演算式C1を変更する。このように構成すれば、これ以降、視認ポジションスイッチ62を操作するだけで、パッセンジャーズシート20は調整後の位置に調整される。なお、第2及び第3の各視認ポジションについても同様に変更できることが好ましい。
これにより、パッセンジャー側リアシート40に着座する乗客Aは、各視認ポジションを好みの位置に調整でき、より自身に対応してヘッドレストモニタ51が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
なお、視認ポジション調整スイッチ63は、アームレスト60に設けられるとしたが、設けられる位置は、アームレスト60に限らず、パッセンジャー側リアシート40のシートクッションの側部や、パッセンジャーズシート20の背部など、乗客Aが操作できる場所であればよい。このように構成すれば、乗客Aは、より自身に対応して視認対象が視認しやすい好適な乗車環境が得られる。
・上記各実施形態において、各シートは、シートクッションの前後位置のみ調整可能であったが、車両幅方向へも調整可能であってもよい。このように構成すれば、各視認ポジションの選択肢が拡がる。
・上記各実施形態において、アームレスト制御部61の機能を他の制御部に持たせ、アームレスト制御部61を省略してもよい。ここで指す他の制御部とは、制御部14,24,34,44やモニタ制御部52であってもよいし、他の車載制御部であってもよい。
・上記各実施形態において、アームレスト制御部61は、バス2を通じたモニタ制御部52との相互認証によりヘッドレストモニタ51の有無を判断したが、コネクタ等の接続状態により判断してもよい。
・上記各実施形態では、アームレスト制御部61は、ヘッドレストモニタ51の有無により視認ポジションを選択したが、ヘッドレストモニタ51の電源のオンオフにより視認ポジションの選択を行ってもよい。
・上記第3実施形態において、視認ポジションスイッチ62への通常操作、特殊操作は、一回押し、長押し、連続押しなど、それぞれ適宜変更してよい。また、視聴ポジションスイッチへの操作方式は、押し操作だけでなく、スライド操作など他の操作方式であってもよい。
・上記各実施形態において、車両用シート調整装置1の構成として、演算部としてのアームレスト制御部61を設けたが、制御部24など、各シート位置を調整する制御部が調整部としての機能の他に演算部としての機能を有していてもよい。また、モニタ制御部52が演算部、調整部としての機能を有していてもよい。
・上記各実施形態において、各シートの位置検出は、モータの回転パルス以外の検出方法(例えばホールICなどの磁気検出素子を用いた位置検出方法)を採用してもよい。
1…車両用シート調整装置、2…バス、3…フロントガラス(第2視認対象)、4…インパネモニタ(第2視認対象)、10…ドライバーズシート、11,21,31,41…第1モータ、12,22,32,42…第2モータ、13、23,33,43…操作スイッチ、14,24,34,44…制御部(調整部)、20…パッセンジャーズシート、30…ドライバー側リアシート、40…パッセンジャー側リアシート、50…ヘッドレスト、51…ヘッドレストモニタ(視認対象)、52…モニタ制御部、60…アームレスト、61…アームレスト制御部(演算部)、61a…メモリ、62…視認ポジションスイッチ、63…視認ポジション調整スイッチ。

Claims (8)

  1. 車両の後席において操作される視認ポジションスイッチと、
    前記視認ポジションスイッチへの操作に応じて、車両に設けられる視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい車両の前席の位置である前席視認ポジションを演算する演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づき前記前席視認ポジションに位置するように前記前席を調整する調整部とを備え
    前記演算部は、前記視認ポジションスイッチが予め設定される第1の操作された場合、前記前席が予め設定される設定範囲に位置するか否かを判断し、前記設定範囲に含まれるときには、前記視認対象の視認しやすさを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第1視認ポジションを演算し、前記設定範囲に含まれないときには、前記前席への着座しやすさと前記視認対象の視認しやすさとが両立することを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第2視認ポジションを演算する車両用シート調整装置。
  2. 車両の後席において操作される視認ポジションスイッチと、
    前記視認ポジションスイッチへの操作に応じて、車両に設けられる視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい車両の前席の位置である前席視認ポジションを演算する演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づき前記前席視認ポジションに位置するように前記前席を調整する調整部とを備え、
    前記演算部は、前記視認ポジションスイッチが予め設定される第1の操作された場合、前記視認対象の視認しやすさを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第1視認ポジションを演算し、前記第1の操作とは異なる第2の操作された場合、前記前席への着座しやすさと前記視認対象の視認しやすさとが両立することを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第2視認ポジションを演算する車両用シート調整装置。
  3. 請求項2に記載の車両用シート調整装置において、
    前記演算部は、前記視認ポジションスイッチが予め設定される第1の操作された場合、前記前席が予め設定される設定範囲に位置するか否かを判断し、前記設定範囲に含まれるときには、前記視認対象の視認しやすさを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第1視認ポジションを演算し、前記設定範囲に含まれないときには、前記前席への着座しやすさと前記視認対象の視認しやすさとが両立することを重視して設定される前記前席視認ポジションとしての第2視認ポジションを演算する車両用シート調整装置。
  4. 請求項1〜のうちいずれか一項に記載の車両用シート調整装置において、
    前記視認対象は、前記前席の背部に設けられるモニタである車両用シート調整装置。
  5. 請求項4に記載の車両用シート調整装置において、
    前記視認対象は、前記モニタとは別の第2視認対象を有し、
    前記演算部は、前記モニタの車載有無を認識可能であって、前記モニタが車載されている場合には前記モニタを前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算し、前記モニタが車載されていない場合には前記第2視認対象を前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算する車両用シート調整装置。
  6. 車両の後席において操作される視認ポジションスイッチと、
    前記視認ポジションスイッチへの操作に応じて、車両に設けられる視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい車両の前席の位置である前席視認ポジションを演算する演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づき前記前席視認ポジションに位置するように前記前席を調整する調整部とを備え、
    前記視認対象は、前記前席の背部に設けられるモニタと、前記モニタとは別の第2視認対象を有し、
    前記演算部は、前記モニタの車載有無を認識可能であって、前記モニタが車載されている場合には前記モニタを前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算し、前記モニタが車載されていない場合には前記第2視認対象を前記視認対象として前記前席視認ポジションを演算する車両用シート調整装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の車両用シート調整装置において、
    前記演算部は、前記前席視認ポジションに加えて、前記視認対象と前記後席との位置関係に基づき前記後席から前記視認対象が視認しやすい前記後席の位置である後席視認ポジションを演算し、
    前記調整部は、前記前席視認ポジションに基づき前記前席を調整し、前記後席視認ポジションに基づき前記後席を調整する車両用シート調整装置。
  8. 請求項1〜のうちいずれか一項に記載の車両用シート調整装置において、
    前記後席において操作される視認ポジション調整スイッチを備え、
    前記演算部は、前記視認ポジション調整スイッチの操作に基づき前記前席視認ポジションを調整する車両用シート調整装置。
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