JP6536392B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1台の室外機に複数台の室内機が冷媒配管で接続された空気調和装置に係わり、より詳細には、冷媒回路における冷媒の偏りを抑制できる空気調和装置に関する。
圧縮機と四方弁と室外熱交換器と膨張弁を有する室外機と、室内熱交換器を有する室内機を液管とガス管で接続してなる冷媒回路を有する空気調和装置では、圧縮機から吐出されて凝縮器として機能している熱交換器に流入して凝縮した冷媒は、膨張弁を介して蒸発器として機能している熱交換器に流入して蒸発し、再び圧縮機に吸入されることで冷凍サイクルを形成している。
上記のような空気調和装置では、膨張弁の開度を制御して冷媒の温度を適正に制御して所望の冷凍能力で運転できるようにしている。具体的には、圧縮機から吐出される冷媒の吐出温度が目標値となるように吐出温度と目標値の差に応じて膨張弁の開度制御を行う吐出温度調節ステップや、凝縮温度と凝縮器出口温度の温度差(過冷却度)が予め定められた目標値となるように膨張弁の開度制御を行う過冷却度調節ステップや、蒸発温度と蒸発器出口温度の温度差(過熱度)が予め定められた目標値となるように膨張弁の開度制御を行う過熱度調節ステップなどがある。従来、これらの膨張弁の開度制御において、温度特性値(吐出温度、過冷却度、過熱度)を目標値に早く安定させることを目的として、基準時間毎に温度特性値を測定し、前回測定した温度特性値である前回値と現在値との変化値に応じて現在の基準時間を延長させる方法が知られている(例えば、特許文献1)。
上記した従来の制御方法によれば、常に一定の基準時間で膨張弁の開度制御を行う場合に比べて温度特性値(吐出温度、過冷却度、過熱度)を早く目標値に安定させることができる。しかし、膨張弁の開度制御が温度特性値に反映されるまで時間を要する。また、温度特性値が変化する速度は冷媒循環量に依存する。そのため、冷媒循環量に対応した時間間隔で膨張弁の開度制御を行うことでより早く温度特性値を目標値に近づけて安定させることができる。
これに対し、圧縮機の回転数により冷媒循環量を推定し、膨張弁の開度制御の制御間隔を変える方法がある(例えば、特許文献2)。この方法によれば、温度特性値が変化する前に変化速度を推定し膨張弁の開度制御の間隔を変えるので、より早く温度特性値を目標値に近づけて安定させることができる。
特開2000−292012号公報 特許4131509号公報
しかし、室外機に複数台の室内機が冷媒配管で接続されたマルチ型の空気調和装置では、運転台数や各室内機の室内空調負荷等によって各膨張弁の開度が異なる。冷媒循環量は膨張弁の開度によって大きく変動する(膨張弁の開度が大きいと当該室内熱交換器に流れる冷媒循環量は多くなり、膨張弁の開度が小さいと当該室内熱交換器に流れる冷媒循環量は少なくなる)。そのため、マルチ型空気調和装置では従来方法のように圧縮機の回転数のみで冷媒循環量を推定しようとしても正しい冷媒循環量を推定できず、温度特性値の安定に時間が掛かってしまう。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、早く温度特性値を目標値に近づけて安定させることができるマルチ型空気調和装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、複数の室外膨張弁と、前記複数の室外膨張弁と同数の室内熱交換器とを連結して形成した主冷媒回路と、前記圧縮機、前記四方弁、前記複数の室外膨張弁を制御する制御手段と、を有する空気調和装置であって、前記制御手段は、前記複数の室内熱交換器の負荷に応じた循環量の冷媒を流すように前記複数の室外膨張弁の開度を個別に制御する冷媒循環量バランスステップを実行し、前記冷媒循環量バランスステップを実行した後、前記複数の室外膨張弁の開度と前記圧縮機の回転数に基づいて前記各室内熱交換器に流れる冷媒分配流量を算出し、前記冷媒分配流量に基づいて次回の前記冷媒循環量バランスステップを実行するまでの制御間隔を設定する制御間隔設定ステップを実行する。
また、好ましくは、前記制御手段は、前記制御間隔設定ステップにおいて、前記複数の室外膨張弁の開度から各々の流量指数を算出し、前記各々の流量指数を用いて前記各室内熱交換器に分配される冷媒の比率である各々の分配比率を算出し、前記各々の分配比率に前記圧縮機の回転数を乗算して前記冷媒分配流量を算出する。
また、好ましくは、前記主冷媒回路が暖房サイクルとして動作するとき、前記冷媒循環量バランスステップは、前記主冷媒回路における前記複数の室内熱交換器の冷媒出口側における過冷却度を算出し、前記複数の過冷却度が所定の値となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する過冷却度調節ステップである。
また、好ましくは、前記過冷却度調節ステップは、前記複数の過冷却度のうちの最大値と最小値との差を小さくするように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する。
また、好ましくは、前記過冷却度調節ステップは、前記複数の過冷却度が予め定められた所定の範囲となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する。
また、好ましくは、前記主冷媒回路が冷房サイクルとして動作するとき、前記冷媒循環量バランスステップは、前記主冷媒回路における前記複数の室内熱交換器の冷媒出口側における過熱度を算出し、前記複数の過熱度が所定の値となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する過熱度調節ステップである。
また、好ましくは、前記過熱度調節ステップは、前記複数の過熱度のうちの最大値と最小値との差を減らすように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する。
また、好ましくは、前記過熱度調節ステップは、前記複数の過熱度が予め定められた所定の範囲となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する。
上記のように構成した本発明のマルチ型空気調和装置によれば、早く温度特性値を目標値に近づけて安定させることができる。
本発明の実施形態である空気調和装置の説明図であり、(A)が冷媒回路図、(B)が室外機制御手段および室内機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態における、室外機制御手段での処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における、室外機制御手段での処理であって、吐出温度調節ステップを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における、室外機制御手段での処理であって、過冷却度調節ステップを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における、室外機制御手段での処理であって、制御間隔設定ステップを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における、室外機制御手段での処理であって、過熱度調節ステップを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、1台の室外機に3台の室内機が並列に接続され、全ての室内機で同時に冷房運転あるいは暖房運転が行えるマルチ型の空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、本実施形態における空気調和装置1は、1台の室外機2と、室外機2に第1液管8a、第2液管8b、第3液管8c、および、ガス管9で並列に接続された3台の室内機5a〜5cとを備えている。
上記各構成要素は次のように接続されている。第1液管8aの一端が室外機2の第1液側閉鎖弁28aに、他端が室内機5aの閉鎖弁53aにそれぞれ接続されている。また、第2液管8bの一端が室外機2の第2液側閉鎖弁28bに、他端が室内機5bの閉鎖弁53bにそれぞれ接続されている。また、第3液管8cの一端が室外機2の第3液側閉鎖弁28cに、他端が室内機5cの閉鎖弁53cにそれぞれ接続されている。また、ガス管9は一端が室外機2のガス側閉鎖弁29に、他端が分岐して室内機5a〜5cの各閉鎖弁54a〜54cにそれぞれ接続されている。このように、室外機2と室内機5a〜5cとが第1液管8a、第2液管8b、第3液管8c、および、ガス管9で接続されて、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。
まず、図1(A)を用いて、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、第1室外膨張弁24aと、第2室外膨張弁24bと、第3室外膨張弁24cと、室外ファン27と、一端に第1液管8aが接続された第1閉鎖弁28aと、一端に第2液管8bが接続された第2閉鎖弁28bと、一端に第3液管8cが接続された第3閉鎖弁28cと、一端にガス管が接続されたガス側閉鎖弁29と、室外機制御手段200とを備えている。そして、室外ファン27および室外機制御手段200を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を構成している。
圧縮機21は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで運転容量を可変できる能力可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、後述する四方弁22のポートaと吐出管41で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側は、後述する四方弁22のポートcと吸入管42で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、圧縮機21の冷媒吐出側と吐出管41で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管43で接続されている。ポートcは、圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管42で接続されている。そして、ポートdは、ガス側閉鎖弁29と室外機ガス管44で接続されている。
室外熱交換器23は、後述する室外ファン27の回転により図示しない吸込口から室外機2の内部に取り込まれた外気と冷媒とを熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は上述したように冷媒配管43で四方弁22のポートbに接続され、他方の冷媒出入口には室外機液管45の一端が接続されている。室外熱交換器23は、冷媒回路10が冷房サイクルとなる場合は凝縮器として機能し、冷媒回路10が暖房サイクルとなる場合は蒸発器として機能する。
室外機液管45の他端には、第1液分管46aの一端と第2液分管46bの一端と第3液分管46cの一端が各々接続されている。また、第1液分管46aの他端は第1液側閉鎖弁28aと接続され、第2液分管46bの他端は第2液側閉鎖弁28bと接続され、第3液分管46cの他端は第3液側閉鎖弁28cと接続されている。
第1液分管46aには、第1室外膨張弁24aが設けられている。また、第2液分管46bには、第2室外膨張弁24bが設けられている。さらには、第3液分管46cには、第3室外膨張弁24cが設けられている。
第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、第3室外膨張弁24cは、各々電子膨張弁である。第1室外膨張弁24aの開度を調節することで、後述する室内機5aの室内熱交換器51aを流れる冷媒量を調節する。第2室外膨張弁24bの開度を調節することで、後述する室内機5bの室内熱交換器51bを流れる冷媒量を調節する。第3室外膨張弁24cの開度を調節することで、後述する室内機5cの室内熱交換器51cを流れる冷媒量を調節する。
室外ファン27は、樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン27は、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を図示しない吹出口から室外機2の外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管41には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力である吐出圧力を検出する高圧センサ31と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度である吐出温度を検出する吐出温度センサ33とが設けられている。吸入管42には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力を検出する低圧センサ32と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度である吸入温度を検出する吸入温度センサ34とが設けられている。室外熱交換器23には、室外熱交換器23の温度を検出する室外熱交温度センサ35が設けられている。
第1液分管46aにおける、第1室外膨張弁24aと第1液側閉鎖弁28aとの間には、この間の第1液分管46aを流れる冷媒の温度を検出する第1液温度センサ38aが設けられている。第2液分管46bにおける、第2室外膨張弁24bと第2液側閉鎖弁28bとの間には、この間の第2液分管46bを流れる冷媒の温度を検出する第2液温度センサ38bが設けられている。第3室外膨張弁24cと第3液側閉鎖弁28cとの間には、この間の第3液分管46cを流れる冷媒の温度を検出する第3液温度センサ38cが設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2内に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ100が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU210と、記憶部220と、通信部230とを備えている。
記憶部220は、ROMやRAMで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン27の制御状態、後述する各種テーブル等を記憶する。通信部230は、室内機5a〜5cとの通信を行うインターフェイスである。
CPU210は、各種センサでの検出値を取り込むとともに、室内機5a〜5cから送信される運転開始/停止信号や運転情報(設定温度や室内温度等)を含んだ運転情報信号が通信部230を介して入力される。CPU210は、これら取り込んだ各種検出値や入力された各種情報に基づいて、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度制御や、圧縮機21や室外ファン27の駆動制御、四方弁22の切り換え制御を行う。また、CPU210は図示しないタイマとカウンタを備えており、後述する制御で用いられる。
次に、3台の室内機5a〜5cについて説明する。3台の室内機5a〜5cは、室内熱交換器51a〜51cと、第1液管8aと第2液管8bと第3液管8cがそれぞれ接続された液側閉鎖弁53a〜53cおよび分岐したガス管9の他端がそれぞれ接続されたガス側閉鎖弁54a〜54cと、室内ファン55a〜55cと、室内機制御手段500a〜500cとを備えている。そして、室内ファン55a〜55cおよび室内機制御手段500a〜500cを除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50a〜50cを構成している。
尚、室内機5a〜5cの構成は全て同じであるため、以下の説明では、室内機5aの構成についてのみ説明を行い、その他の室内機5b、5cについては説明を省略する。また、図1(A)では、室内機5aの構成装置に付与した番号の末尾をaからbおよびcにそれぞれ変更したものが、室外機5aの構成装置と対応する室内機5b、5cの構成装置となる。
室内熱交換器51aは、冷媒と後述する室内ファン55aの回転により室内機5aに備えられた図示しない吸込口から室内機5aの内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が液側閉鎖弁53aに室内機液管71aで接続され、他方の冷媒出入口がガス側閉鎖弁54aに室内機ガス管72aで接続されている。室内熱交換器51aは、室内機5aが冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機5aが暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内ファン55aは、室内熱交換器51aの近傍に配置される樹脂材で形成されたクロスフローファンであり、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室内機5aの内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器51aにおいて冷媒と熱交換した室内空気を室内機5aに備えられた図示しない吹出口から室内へ供給する。
以上説明した構成の他に、室内機5aには各種のセンサが設けられている。室内熱交換
器51aには、室内熱交換器51aの温度を検出する室内熱交温度センサ61aが設けられている。また、室内機ガス管72aには第1ガス温度センサ63aが設けられている。さらに、室内機5aの図示しない吸込口付近には、室内機5a内に流入する室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ62aが備えられている。
また、室内機5aには、室内機制御手段500aが備えられている。制御手段500aは、室内機5aの図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU510aと、記憶部520aと、通信部530aとを備えている。
記憶部520aは、ROMやRAMで構成されており、室内機5aの制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、使用者による空調運転に関する設定情報等を記憶する。通信部530aは、室外機2および他の室内機5b、5cとの通信を行うインターフェイスである。
CPU510aは、各種センサでの検出値を取り込むとともに、使用者が図示しないリモコンを操作して設定した運転条件やタイマー運転設定等を含んだ信号が図示しないリモコン受光部を介して入力される。CPU510aは、これら取り込んだ各種検出値や入力された各種情報に基づいて室内ファン55aの駆動制御を行う。また、CPU510aは、運転開始/停止信号や運転情報(設定温度や室内温度等)を含んだ運転情報信号を、通信部530aを介して室外機2に送信する。
次に、本実施形態における空気調和装置1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、室内機5a〜5cが暖房運転を行う場合について説明し、冷房運転/除霜運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1(A)における矢印は、暖房運転時の冷媒の流れを示している。
図1(A)に示すように、室内機5a〜5cが暖房運転を行う場合、つまり、冷媒回路10が暖房サイクルとなる場合は、室外機2では、四方弁22が実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り換えられる。これにより、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器51a〜51cが凝縮器として機能する。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管41から四方弁22を介して室外機ガス管44に流入し、室外機ガス管44からガス側閉鎖弁29を介してガス管9に流入する。ガス管9に流入した冷媒は分岐して、ガス側閉鎖弁54a〜54cを介して室内機5a〜5cに流入する。
室内機5a〜5cに流入した冷媒は、室内機ガス管72a〜72cを流れて室内熱交換器51a〜51cに流入する。室内熱交換器51a〜51cに流入した冷媒は、室内ファン55a〜55cの回転により図示しない吸込口から室内機5a〜5cの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器51a〜51cが凝縮器として機能し、室内熱交換器51a〜51cで冷媒と熱交換を行って暖められた室内空気が図示しない吹出口から室内機5a〜5cが設置されている部屋に吹き出されることによって、各部屋の暖房が行われる。
室内熱交換器51a〜51cから流出した冷媒は室内機液管71a〜71cを流れ、液側閉鎖弁53a〜53cを介して第1液管8a、第2液管8b、および第3液管8cに流入する。第1液管8a、第2液管8b、および第3液管8cから第1液側閉鎖弁28a、第2液側閉鎖弁28b、および第3液側閉鎖弁28cを介して室外機2に流入した冷媒は、第1液分管46a、第2液分管46b、および第3液分管46cを流れて第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、および第3室外膨張弁24cを通過して減圧された後、室外機液管45に流入する。尚、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、第3室外膨張弁24cの開度制御については後述する。
室外機液管45から室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から流出した冷媒は、冷媒配管43を流れて四方弁22に流入し四方弁22から吸入管42へと流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
尚、室内機5a〜5cが冷房運転あるいは除霜運転を行う場合、つまり、冷媒回路10が冷房サイクルとなる場合は、室外機2では、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換えられる。これにより、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能する。
次に、図1〜図5を用いて、本実施形態の空気調和装置1が暖房運転を行っているときの、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、第3室外膨張弁24cの開度制御について詳細に説明する。
尚、以下の説明では、高圧センサ31で検出する圧縮機21の吐出圧力をPd、吐出圧力Pdを用いて算出する室内熱交換器51a〜51cでの凝縮温度をTc、室外熱交温度センサ35で検出する室外熱交換器23での蒸発温度をTe、吐出温度センサ33で検出する圧縮機21の吐出温度をTd、目標吐出温度をTdtg、吐出温度Tdと目標吐出温度Tdtgとの差(Td−Tdtg)である吐出温度差をΔTdとする。尚、目標吐出温度Tdtgは、圧縮機21への液バックを防止でき、かつ、吐出温度Tdの過昇を押さえることができる温度であり、本実施形態では、凝縮温度Tcと蒸発温度Teとを用いて算出する。
また、第1液温度センサ38a、第2液温度センサ38b、第3液温度センサ38cで検出する熱交出口温度をそれぞれTl1、Tl2、Tl3とし、凝縮温度Tcと熱交出口温度Tl1、Tl2、Tl3それぞれとの温度差(Tc−Tl1、Tc−Tl2、Tc−Tl3)をそれぞれ過冷却度SC1、SC2、SC3とする。また、過冷却度SC1、SC2、SC3のうち最も大きな値のものを過冷却度の最大値SCmax、最も小さな値のものを過冷却度の最小値SCmin、最大値SCmaxと最小値SCminの差をΔSCとする。
空気調和装置1が暖房運転を行っているとき、吐出温度Tdが目標吐出温度Tdtg(目標値)となるように吐出温度差ΔTdに基づいて第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度調節を行う(吐出温度調節ステップ)。
また、上記の吐出温度調節ステップと並行して、暖房運転時は、過冷却度SC1、SC2、SC3の値が所定の目標値となるように第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度調節を個別に行う(過冷却度調節ステップ)。なお、過冷却度調節ステップは、各室内熱交換器51a〜51cの負荷に応じた循環量の冷媒を流すように第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度調節を個別に行う制御(冷媒循環量バランスステップ)であり、冷房運転を行っているときは、過熱度SH1、SH2、SH3の値が所定の目標値となるように第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度調節を個別に行う(過熱度調節ステップ)。
上記の過冷却度調節ステップを一定の制御間隔(例えば、30秒)で行うと、冷媒の循環量が少ない場合は当該制御による過冷却度の変化の応答速度が遅いため、冷媒循環量が多く、過冷却度SCの変化の応答速度が速い場合と同じ制御間隔にすると、膨張弁の絞り過ぎや開け過ぎによるハンチングが発生する。
したがって、過冷却調節ステップを実行する度に当該ステップ行う制御間隔を冷媒循環量に応じた時間に再設定することが好ましい。冷媒循環量の推定方法として、蒸発温度Teと圧縮機21の回転数Nを用いる方法が知られている。
しかし、本実施形態における空気調和装置のように複数台の室内機を有するマルチ型空気調和装置の場合、各室内機5a〜5cに対応する第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度によって冷媒循環量は大きく変動する。すなわち、例えば第1室外膨張弁24aの開度が第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度に比べて大きい場合、室内機5aに流れる冷媒循環量は多くなり、第1室外膨張弁24aの開度が第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度に比べて小さい場合、室内機5aに流れる冷媒循環量は少なくなる。
そのため、マルチ型空気調和装置において蒸発温度Teと圧縮機21の回転数Nを用いて冷媒循環量を推定しようとしても正確な冷媒循環量を推定できず、過冷却度調節ステップを行う制御間隔を適切な時間に設定できない。
そこで、本発明では、過冷却度調節ステップを実行した後、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cそれぞれの開度と圧縮機の回転数Nに基づいて各室内機5a〜5cに流れる冷媒循環量を室内機毎に算出し、この冷媒循環量に基づいて室外膨張弁24a、室外膨張弁24bおよび室外膨張弁24cの制御間隔をそれぞれ設定する制御間隔設定ステップを実行する。制御間隔設定ステップによって設定された時間を経過したら過冷却度調節ステップを再度実行する。このように、各室内機5a〜5cに流れる冷媒循環量を室内機毎に算出することで、過冷却度調節ステップを行う制御間隔を冷媒循環量に応じた時間に室内機5a〜5c毎に設定できるので、過冷却度SC1、SC2、SC3を冷凍サイクルの効率が最も良くなる値に近づけて早く安定させることができる。
次に、図2〜5を用いて、空気調和装置1が暖房運転を行うときに、室外機制御手段200のCPU210が行う処理について説明する。暖房運転時、CPU210は、(1)暖房運転準備ステップ、(2)吐出温度調節ステップ、(3)過冷却度調節ステップ、(4)制御間隔設定ステップの4つの処理を実行する。
以下、図2〜5を用いて上記(1)〜(4)の各ステップに関わる処理について詳細に説明する。尚、図2〜5に示すフローチャートでは、STは処理のステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。また、図2では、上記(1)〜(4)の各ステップに関わる処理を中心に説明しており、空気調和装置1が冷房運転や除霜運転を行うときの処理や、使用者の指示した設定温度や風量などの運転条件に対応した冷媒回路10の制御、等といった一般的な処理については説明を省略する。
(1)暖房運転準備ステップ
空気調和装置1が暖房運転を開始するとき、CPU210は、四方弁22を、ポートaとdが、また、ポートbとcが各々連通するように切り替えるとともに、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、第3室外膨張弁24cのそれぞれを予め定められた初期開度とする(ST1)。ここで、各膨張弁の初期開度は、予め試験等で求められて記憶部22に記憶されているものであり、圧縮機21への液バックを防止でき、且つ、圧縮機21の回転数Nが目標回転数Ntgに到達したときに吐出温度が適正範囲に収まる開度である。そして、CPU210は、圧縮機21と室外ファン27を起動するとともに、室内機5a〜5cに対し通信部230を介して運転開始信号を送信する。この信号を通信部530a〜530cを介して受信した各室外機制御手段500a〜500cのCPU510a〜510cは、室内ファン55a〜55cを起動する。
以上のように室外機2や室内機5a〜5cが運転を開始し、冷媒回路1に冷媒が循環して暖房運転が開始される。
ST1の処理を終えたCPU210は、タイマー計測を開始する(ST2)。なお、CPU210は、(2)の吐出温度調節ステップの制御を開始する時間tAを計時するタイマーと、(3)の過冷却度調節ステップの制御を開始する時間tB1〜tBm(mは運転室内機の台数)を計時するタイマーを備えている。ST2では、更に各タイマーの計時時間tA,tB1〜tBmの初期所定時間tAt,tB1t〜tBmtをセットする。この初期所定時間は、詳しくは後述するが、圧縮機21の回転数Nが目標回転数Ntgに到達し、凝縮温度Tcと蒸発温度Teが共に安定するまで時間(例えば5分。試験等により予め求めて記憶部220に記憶される)である。
その後、CPU210は、カウンタのカウント値nを1に設定する(ST3)。カウント値nは、CPU210が後述する過冷却度調節ステップ(ST7)と制御間隔設定ステップ(ST8)を運転中のどの室内機に対して行うのかを把握するためのものであり、本実施例では、カウント値nが1であれば、CPU210は、室内機5aに対して上記ステップを実行し、カウント値nが2であれば、CPU210は、室内機5bに対して上記ステップを実行する。尚、カウンタはCPU210に設けられているものであり、運転中の各室内機にカウント値を設定する方法として、例えば、運転中の室内機の中で記憶部520a〜cに記憶されている室内機固有のシリアル番号の昇順に「1,2,3,・・・」と設定する方法がある。図2〜5に示すフローチャートでは、現在のカウント値を「n」、カウント値の上限(運転室内機の台数)を「m」と表記している。本実施例では、運転中の室内機が3台あるので、m=3となる。
次に、CPU210は、ST2でタイマー計測を開始してから、つまり、暖房運転を開始してから所定時間tAtが経過したか否かを判定し(ST4)、所定時間tAtが経過した場合(ST4−YES)、CPU210はST5に処理を進め、図3の吐出温度調節ステップへ移行する。所定時間tAtが経過していない場合(ST4−NO)、CPU210はST6に処理を進める。
ここで、暖房運転を開始してから所定時間tAtが経過してから次のステップに進むようにしている理由は以下の通りである。ST5以降で行う(2)の吐出温度調節ステップでは、凝縮温度Tcと蒸発温度Teとを用いて目標吐出温度Tdtgを算出し、吐出温度センサ33で検出した吐出温度Tdが目標吐出温度Tdtgに近づくように第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、および第3室外膨張弁24cの開度制御を行う。このとき、圧縮機21は起動後、圧縮機21の回転数Nは室内機5a〜5cから要求された目標回転数Ntgとなるまで増加しているので、凝縮温度Tcと蒸発温度Teが安定しておらず、目標吐出温度Tdtgを算出できない。そのため、圧縮機21の回転数Nが目標回転数Ntgに到達し、凝縮温度Tcと蒸発温度Teが共に安定するまで所定時間tAt(例えば5分。試験等により予め求めて記憶部220に記憶される)を待ってから吐出温度調節ステップを開始するようにしている。
(2)吐出温度調節ステップ
次に、CPU210は、高圧センサ31で検出した吐出圧力Pdと、室外熱交温度センサ35で検出した蒸発温度Teとを取り込み、取り込んだ吐出圧力Pdを用いて凝縮温度Tcを算出する(図3のSTA1)。尚、CPU210は、吐出圧力Pdや蒸発温度Teを定期的に(例えば、30秒に1回)取り込んで記憶部220に記憶しており、また、算出した凝縮温度Tcも記憶部220に記憶している。
次に、ST5に処理を進めたCPU210は、算出した凝縮温度Tcと取り込んだ蒸発温度Teとを用いて、目標吐出温度Tdtgを算出し(STA2)、吐出温度センサ33で検出した吐出温度Tdを取り込んで吐出温度差ΔTd(=Td−Tdtg)を算出する(STA3)。尚、CPU210は、吐出温度Tdを定期的に取り込んで記憶部220に記憶しており、また、算出した吐出温度差もΔTdも記憶部220に記憶している。
次に、CPU210は、算出した吐出温度差ΔTdが−1℃以上1℃以下であるか否かを判断する(STA4)。吐出温度差ΔTdが−1℃以上1℃以下でなければ(STA4−No)、CPU210は、吐出温度差ΔTdが−1℃未満であるか否かを判断する(STA5)。吐出温度差ΔTdが−1℃以上1℃以下であれば(STA4−Yes)、CPU210は、STA8に処理を進める。
吐出温度差ΔTdが−1℃未満であれば(STA5−Yes)、CPU210は、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、および第3室外膨張弁24cの開度をそれぞれ所定開度減じる(STA6)。吐出温度差ΔTdが−1℃未満でなければ(STA5−No)、CPU210は、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、および第3室外膨張弁24cの開度をそれぞれ所定開度増す(STA7)。ここで、所定開度増すあるいは減じるとは、各室外膨張弁に備えられた図示しないステッピングモータに与えるパルス数を加えるあるいは減じることを指し、例えば、STA5の判断を1回行う毎にパルス数を1加えるあるいは減じる。このように各室外膨張弁24a〜24cの開度を調節することで、吐出温度Tdを目標吐出温度Tdtgに近づける。
STA4、STA6あるいはSTA7の処理を終えたCPU210は、STA8に処理を進め、タイマーで計時していた時間tAをリセットする。更に、ST4の所定時間tAtをtAtaに変更する。変更前の所定時間tAtは初期所定時間であり、圧縮機21の回転数Nが目標回転数Ntgに到達し、凝縮温度Tcと蒸発温度Teが共に安定するまでの時間であったが、このtAtaは、(2)の吐出温度調節ステップの制御間隔となる時間(例えば60秒)である。なお、この制御間隔tAtaは吐出温度差ΔTdの値に応じて増減させてもよい。例えば、吐出温度差ΔTdが小さければ制御間隔tAtaを長く、吐出温度差ΔTdが大きければ制御間隔tAtaを短く設定する。STA8の処理を終えたCPU210は、図2のST6に処理を進める。
(3)過冷却度調節ステップ
ST5の処理を終えたCPU210は、ST2でタイマー計測を開始してから、つまり、暖房運転を開始してから所定時間tBntが経過したか否かを判定し(ST6)、所定時間tBntが経過した場合(ST6−YES)、CPU210はST7に処理を進め、図4の過冷却度調節ステップへ移行する。ここで、暖房運転を開始してから所定時間tBntが経過してから次のステップに進むようにしている理由は、吐出温度調節ステップと同様に圧縮機21の回転数Nが目標回転数Ntgに到達し、凝縮温度Tcが安定するまで所定時間tBt(例えば5分。試験等により予め求めて記憶部220に記憶される)を待ってから過冷却度調節ステップを開始させるためである。
図4におけるSTB1において、CPU210は、室内熱交温度センサ61aで検出した凝縮温度Tcと第1液温度センサ38aで検出した熱交出口温度Tl1を取り込み、凝縮温度Tcから熱交出口温度Tl1を減じて第1室外膨張弁24aの冷媒入口側における過冷却度SC1を算出する。また、室内熱交温度センサ61bで検出した凝縮温度Tcと第2液温度センサ38bで検出した熱交出口温度Tl2を取り込み、凝縮温度Tcから熱交出口温度Tl2を減じて第2室外膨張弁の冷媒入口側における過冷却度SC2を算出する。さらには、CPU210は、室内熱交温度センサ61cで検出した凝縮温度Tcと第3液温度センサ38cで検出した熱交出口温度Tl3を取り込み、凝縮温度Tcから熱交出口温度Tl3を減じて第3室外膨張弁の冷媒入口側における過冷却度SC3を算出する。尚、CPU210は、算出した各過冷却度SC1〜SC3を記憶部220に記憶している。
次に、CPU210は、算出した過冷却度SC1〜SC3から最大値SCmaxと最小値SCminの差ΔSCを算出する(STB2)。差ΔSCの値が大きい程、各室内機へ流す冷媒循環量に偏りが生じていることを示す。その後、CPU210は、過冷却度SCnが最大値SCmaxであるか否かを判断する(STB3)。ここでは、カウント値nはST3において1に設定されているので、過冷却度SC1が最大値SCmaxであるか否かを判断する。過冷却度SC1が最大値SCmaxである場合(STB3−YES)、CPU210は、第1室外膨張弁24aの開度を開く方向へ制御する(STB4)。具体的には、各室外膨張弁に備えられた図示しないステッピングモータに与えるパルス数を加えることを指し、現在のパルス数Pnにパルス補正値ΔPnを加えている。なお、図示は省略するが、記憶部220には、差ΔSC毎にパルス補正値ΔPnを割り当てたパルス補正値テーブルが記憶されている。このパルス補正値テーブルでは、差ΔSCの値が大きければ大きい程パルス補正値ΔPnには大きな値が割り当てられている。この制御を全ての室外膨張弁を対象に実行することで、差ΔSCの値を減少させ、各室内機へ流す冷媒循環量の偏りを解消させている。STB4の処理を終えたCPU210は、図2のST8に処理を進め、図5の制御間隔設定ステップへ移行する。
一方、過冷却度SC1が最大値SCmaxではない場合(STB3−NO)、CPU210は、過冷却度SC1が最小値SCminであるか否かを判断する(STB5)。過冷却度SC1が最小値SCminである場合(STB5−YES)、CPU210は、第1室外膨張弁24aの開度を閉じる方向へ制御する(STB6)。具体的には、現在のパルス数Pnからパルス補正値ΔPnを減じている。なお、パルス補正値ΔPnについては前述の通りである。STB6の処理を終えたCPU210は、図2のST8に処理を進め、図5の制御間隔設定ステップへ移行する。過冷却度SC1が最小値SCminではない場合(STB5−NO)、CPU210は図2におけるST9に処理を進める。
なお、本実施例では、過冷却度調節ステップにおいて、算出した過冷却度SC1〜SC3から最大値SCmaxと最小値SCminの差ΔSCを算出し、差ΔSCを減らすように室外膨張弁の開度制御を行っていたが、算出した過冷却度SCnが試験等により予め求めて記憶部220に記憶される所定の範囲となるように室外膨張弁の開度制御を行ってもよい。
(4)制御間隔設定ステップ
ST8に処理を進めたCPU210は、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの現在のパルス数P1、P2、P3から各室内機の冷媒の流量指数Q1、Q2、Q3を算出する(STC1)。流量指数とは、室外膨張弁の入口側と出口側との差圧を一定にした場合における弁開度と流量との関係(流量特性)から導き出された流量のことを指す。なお、図示は省略するが、記憶部220には、パルス数から流量指数を算出するために、パルス数毎に流量指数を割り当てた流量指数テーブルが記憶されている。この流量指数テーブルでは、パルス数の値が大きければ大きい程流量指数には大きな値が割り当てられている。なお、流量特性は膨張弁の弁口径等によって変わるものであるため、複数の異なる室外膨張弁を備えている場合はそれに対応して複数種の流量指数テーブルを記憶部220に記憶させる。
次に、CPU210は、STC1で算出した各室内機の流量指数Q1、Q2、Q3を用いて第n室外膨張弁(パルス数Pn,流量指数Qn)における分配比率を算出する(STC2)。ここでは、カウント値nはST3において1に設定されており、運転室内機台数m=3なので、全ての室外膨張弁を流れる冷媒流量のうち第1室外膨張弁24a(パルス数P1,流量指数Q1)を通過する冷媒流量として分配される比率は(Q1/(Q1+Q2+Q3))である。その後、CPU210は、分配比率(Qn/(Q1+・・・+Qm))と圧縮機回転数Nから第n室外膨張弁(パルス数Pn,流量指数Qn)に流れる冷媒分配流量を推定する(STC3)。圧縮機回転数Nによって冷媒回路全体を流れる冷媒流量を推定できるので、圧縮機回転数Nに分配比率(Qn/(Q1+・・・+Qm))を乗算することで特定の室外膨張弁に分配される流量を推定することができる。この場合、カウント値nはST3において1に設定されており、運転室内機台数m=3なので、第1室外膨張弁24aの冷媒分配流量は(Q1/(Q1+Q2+Q3))*Nとなる。
その後、CPU210は、冷媒分配流量を用いて制御間隔tBntaを算出し、ST6の所定時間tBntをtBntaに変更する(STC4)。このとき、冷媒分配流量が大きい程制御間隔tBntaは短い時間を設定する(例えば、冷媒分配流量が大きい時は20秒、冷媒分配流量が小さい時は40秒)。図示は省略するが、記憶部220には、冷媒分配流量(Qn/(Q1+・・・+Qm))*Nから制御間隔tBntaを算出するために、冷媒分配流量毎に制御間隔tBntaを割り当てた制御間隔テーブルが記憶されている。この制御間隔テーブルでは、冷媒分配流量の値が大きければ大きい程制御間隔として短い時間が割り当てられている。この場合、カウント値nはST3において1に設定されているので、第1室外膨張弁24aの冷媒分配流量=(Q1/(Q1+Q2+Q3))*Nを用いて制御間隔tB1taを新たに設定する。
STC4の処理を終えたCPU210は、STC5に処理を進め、タイマーで計時していた時間tBnをリセットする。n=1の場合、計時している複数のタイマーのうちtB1をリセットする。STC5の処理を終えたCPU210は、図2のST9に処理を進める。
ST9において、CPU210は、カウント値nが上限m(運転室内機の台数)を超えているか否かを判断する。カウント値nが上限mを超えていない場合(ST9−NO)、カウント値nに1を加え(ST11)、ST4に処理を進める。カウント値nに1が加算されると、カウント値nが2となるので、CPU110は、室内機5bに対してST6〜ST8の処理を実行する。CPU210は、STC5でタイマー計測をリセットしてからSTC4で新たに設定した所定時間tB1tが経過したら(ST6−YES)、再びST7の過冷却度調節ステップおよびST8の制御間隔設定ステップの処理を実行する。カウント値nが上限mを超えている場合(ST9−YES)、CPU210は、ST10に処理を進める。
ST10において、CPU210は、空気調和装置1に対し運転停止指示があったか否かを判断する。ここで、運転停止とは、全ての室内機5a〜5cにおいて使用者により運転停止が指示された場合である。運転停止が指示されていれば(ST10−Yes)、CPU210は、圧縮機21および室外ファン27を停止するとともに、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cを全閉として、室外機2を停止する。また、CPU210は、室内機5a〜5cに対し通信部230を介して運転停止信号を送信する。この信号を通信部530a〜530cを介して受信した各室外機制御手段500a〜500cのCPU510a〜510cは、室内ファン55a〜55cを停止する。運転停止が指示されていなければ(ST10−No)、CPU210は、ST3に処理を戻して、カウント値nを再度1に設定する。その後、(2)〜(4)のステップを繰り返す。
ST11の処理を終えて、若しくは、ST10からST3の処理を終えてST4に進んだCPU210は、タイマーが計測した計時時間tAが所定時間tAtを経過したか否かを判断する。このとき、時間tAはSTA8でリセットされ、所定時間tAtは制御間隔tAtaに変更されている。つまり、前回の吐出温度調節ステップ(ST5)を実行してから制御間隔tAtaが経過していれば(ST4−YES)、CPU210は、再度吐出温度調節ステップを実行し(ST5)、ST6に処理を進める。前回の吐出温度調節ステップ(ST5)を実行してから制御間隔tAtaが経過していなければ(ST4−NO)、CPU210は、ST6に処理を進める。
ST4あるいはST5の処理を終えたCPU210は、タイマーが計時した計時時間tBnがtBntを経過したか否かを判断する。このとき、STC5で時間tBnがリセットされ、STC4で所定時間tBntが制御間隔tBntaに変更されている場合、前回の過冷却度調節ステップ(ST7)を実行してから制御間隔tBntaが経過していれば(ST6−YES)、CPU210は、再度過冷却度調節ステップを実行し(ST7)、ST8に処理を進める。前回の過冷却度調節ステップ(ST7)を実行してから制御間隔tBntaが経過していなければ(ST6−NO)、CPU210は、ST9に処理を進める。
以上説明した実施形態では、空気調和装置1が暖房運転を行っているときの、第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24b、第3室外膨張弁24cの開度制御について説明したが、冷房運転時においても本発明を適用できる。
冷房運転の場合は、室外熱交換器23が凝縮器となり、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器となる。したがって、低圧センサ32で検出する圧縮機21の吸入圧力をPs、吸入圧力を用いて算出する室内熱交換器51a〜51cでの蒸発温度をTe、室外熱交温度センサ35で検出する室外熱交換器23での凝縮温度をTcとする。また、第1ガス温度センサ63a、第2ガス温度センサ63b、第3ガス温度センサ63cで検出する熱交出口温度をそれぞれTl1、Tl2、Tl3、蒸発温度Teと熱交出口温度Tl1、Tl2、Tl3との温度差(Te−Tl1、Te−Tl2、Te−Tl3)をそれぞれ加熱度SH1、SH2、SH3とする。また、過熱度SH1、SH2、SH3のうち最も大きな値のものを過熱度の最大値SHmax、最も小さな値のものを過熱却度の最小値SHmin、最大値SHmaxと最小値SHminの差をΔSHとする。
更に、暖房運転時に実行した(3)の過冷却度調節ステップの代わりに、冷房運転時は、過熱度SH1、SH2、SH3の値が所定の目標値となるように第1室外膨張弁24a、第2室外膨張弁24bおよび第3室外膨張弁24cの開度調節を個別に行う過熱度調節ステップを実行する。そのため、冷房運転時は図2のST7および図4の過冷却調節ステップを図6の過熱度調節ステップに置き換える。以下に図6を用いて過熱度調節ステップについて説明する。
(5)過熱度調節ステップ
CPU210は、図2のST2でタイマー計測を開始してから、つまり、冷房運転を開始してから所定時間tBntが経過したか否かを判定し(ST6)、所定時間tBntが経過した場合(ST6−YES)、CPU210はST7に処理を進め、図6の過熱度調節ステップへ移行する。
ここで、冷房運転を開始してから所定時間tBntが経過してから次のステップに進むようにしている理由は、吐出温度調節ステップと同様に圧縮機21の回転数Nが目標回転数Ntgに到達し、蒸発温度Teが安定するまでの所定時間tBt(例えば5分。試験等により予め求めて記憶部220に記憶される)を待ってから過熱度調節ステップを開始させるためである。
図6におけるSTB1において、CPU210は、STA1で算出した蒸発温度Teと第1液温度センサ38aで検出した熱交出口温度Tl1を取り込み、蒸発温度Teから熱交出口温度Tl1を減じて第1室外膨張弁24aの冷媒入口側における過熱度SH1を算出する。また、STA1で算出した蒸発温度Teと第2液温度センサ38bで検出した熱交出口温度Tl2を取り込み、蒸発温度Teから熱交出口温度Tl2を減じて第2室外膨張弁の冷媒入口側における過熱度SH2を算出する。さらには、CPU210は、STA1で算出した蒸発温度Teと第3液温度センサ38cで検出した熱交出口温度Tl3を取り込み、蒸発温度Teから熱交出口温度Tl3を減じて第3室外膨張弁の冷媒入口側における過熱度SH3を算出する。尚、CPU210は、算出した各過熱度SH1〜SH3を記憶部220に記憶している。
次に、CPU210は、算出した過熱度SH1〜SH3から最大値SHmaxと最小値SHminの差ΔSHを算出する(STB2)。差ΔSHの値が大きい程、各室内機へ流す冷媒循環量に偏りが生じていることを示す。その後、CPU210は、過熱度SHnが最大値SHmaxであるか否かを判断する(STB3)。ここでは、カウント値nはST3において1に設定されているので、過熱度SH1が最大値SHmaxであるか否かを判断する。過熱度SH1が最大値SHmaxである場合(STB3−YES)、CPU210は、第1室外膨張弁24aの開度を開く方向へ制御する(STB4)。具体的には、各室外膨張弁に備えられた図示しないステッピングモータに与えるパルス数を加えることを指し、現在のパルス数Pnからパルス補正値ΔPnを加えている。なお、図示は省略するが、記憶部220には、差ΔSH毎にパルス補正値ΔPnを割り当てたパルス補正値テーブルが記憶されている。このパルス補正値テーブルでは、差ΔSHの値が大きければ大きい程パルス補正値ΔPnには大きな値が割り当てられている。STB4の処理を終えたCPU210は、図2のST8に処理を進め、図5の制御間隔設定ステップへ移行する。
一方、過熱度SH1が最大値SHmaxではない場合(STB3−NO)、CPU210は、過熱度SH1が最小値SHminであるか否かを判断する(STB5)。過熱度SH1が最小値SHminである場合(STB5−YES)、CPU210は、第1室外膨張弁24aの開度を閉じる方向へ制御する(STB6)。具体的には、現在のパルス数Pnからパルス補正値ΔPnを減じている。なお、パルス補正値ΔPnの説明については上述の通りである。STB6の処理を終えたCPU210は、図2のST8に処理を進め、図5の制御間隔設定ステップへ移行する。
過熱度SH1が最小値SHminではない場合(STB5−NO)、CPU210は図2におけるST9に処理を進める。
なお、本実施例では、過冷却度調節ステップにおいて、算出した過冷却度SC1〜SC3から最大値SCmaxと最小値SCminの差ΔSCを算出し、差ΔSCを減らすように室外膨張弁の開度制御を行っていたが、算出した過冷却度SCnが試験等により予め求めて記憶部220に記憶される所定の範囲となるように室外膨張弁の開度制御を行ってもよい。
以上説明した実施形態によれば、冷媒循環量バランスステップ(暖房運転時の過冷却度調節ステップまたは冷房運転時の過熱度調節ステップ)の制御間隔を冷媒循環量に応じて変更できるので、過冷却度または過熱度を冷凍サイクルの効率が最も良くなる値に早く安定させることができる。
1 空気調和装置
2 室外機
5a〜5c 室内機
8a〜8c第1〜第3液管
23 室外熱交換器
24a 第1室外膨張弁
24b 第2室外膨張弁
24c 第3室外膨張弁
31 高圧センサ
32 低圧センサ
33 吐出温度センサ
34 吸入温度センサ
35 室外熱交温度センサ

Claims (5)

  1. 圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、複数の室外膨張弁と、同複数の室外膨張弁と同数の室内熱交換器とを連結して形成した主冷媒回路と、前記圧縮機、前記四方弁、前記複数の室外膨張弁を制御する制御手段と、を有する空気調和装置であって、
    前記制御手段は、
    前記複数の室内熱交換器の負荷に応じた循環量の冷媒を流すように前記複数の室外膨張弁の開度を個別に制御する冷媒循環量バランスステップを実行し、
    前記冷媒循環量バランスステップを実行した後、前記複数の室外膨張弁の開度と前記圧縮機の回転数に基づいて前記各室内熱交換器に流れる冷媒分配流量を推定し、前記冷媒分配流量に基づいて次回の前記冷媒循環量バランスステップを実行するまでの制御間隔を設定する制御間隔設定ステップを実行する、ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御手段は、前記制御間隔設定ステップにおいて、
    前記複数の室外膨張弁の開度から各々の流量指数を算出し、前記各々の流量指数を用いて前記各室内熱交換器に分配される冷媒の比率である各々の分配比率を算出し、前記各々の分配比率に前記圧縮機の回転数を乗算して前記冷媒分配流量を推定することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御手段は、前記主冷媒回路が暖房サイクルとして動作するときと、前記主冷媒回路が冷房サイクルとして動作するときの少なくともいずれか一方で前記冷媒循環量バランスステップを実行するものであって、
    前記主冷媒回路が暖房サイクルとして動作するとき、前記冷媒循環量バランスステップは、
    前記主冷媒回路における前記複数の室内熱交換器の冷媒出口側における過冷却度を算出し、
    前記各々の過冷却度が所定の範囲となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する過冷却度調節ステップであって、
    前記主冷媒回路が冷房サイクルとして動作するとき、前記冷媒循環量バランスステップは、
    前記主冷媒回路における前記複数の室内熱交換器の冷媒出口側における過熱度を算出し、
    前記各々の過熱度が所定の範囲となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節する過熱度調節ステップであることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記過冷却度調節ステップは、前記複数の過冷却度のうちの最大値と最小値との差を減らすように前記複数の室外膨張弁の開度を調節し、
    前記過熱度調節ステップは、前記複数の過熱度のうちの最大値と最小値との差を減らすように前記複数の室外膨張弁の開度を調節することを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記過冷却度調節ステップは、前記複数の過冷却度が予め定められた所定の範囲となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節し、
    前記過熱度調節ステップは、前記複数の過熱度が予め定められた所定の範囲となるように前記複数の室外膨張弁の開度を調節することを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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