JP6536252B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも感光体ドラムとクリーニングブレードを含むユニットが着脱可能な画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置においては、感光体ドラム上に形成された静電潜像に現像器からトナーを供給して顕像化し、当該顕像化されたトナー像を記録シート上に転写した後、熱定着して画像形成が行われる。
交換が可能なように感光体ドラムと現像器はそれぞれユニット化されており(以下、「感光体ユニット」、「現像ユニット」という。)、画像形成装置の装着する前に、感光体ユニットに現像ユニットを組み付けてイメージングユニットを形成した後、装置本体の上下一対のガイドレールに沿って装置手前側から奥側に向けて挿入して装着するようになっているのが一般的である。
感光体ドラム上の静電潜像を現像器で現像して得られたトナー像は、転写ベルトもしくは転写紙に転写されるが、感光体ドラム表面には転写しきれなかったトナーが残留するため、感光体ドラム表面にゴム製のクリーニングブレードを圧接して、残留トナーを除去する構成になっている。
ところが、時間の経過と共に、感光体ドラム表面の摩耗が進んでクリーニングブレードとの密着性が増すに連れて、スティックスリップ(摩擦面間に生ずる微視的な摩擦面の付着・滑りの繰り返しによって引き起こされる振動)が発生し、そのため画像が劣化するおそれがある。
そこで、弾性部材でイメージングユニットのハウジング(枠体)、特に、感光体ユニットのハウジングを弾性部材で押圧して強制的に制振させることが考えられる。
ところが、イメージングユニットをその長手方向において全面的に押圧すると、押圧力が強くなり過ぎて、イメージングユニットのハウジングに変形が生じ、これにより、クリーニングブレードの感光体ドラム表面に対する実効当接角が、微妙に変化し、残留トナー拭き残しや、ブレードめくれが発生してしまうという問題が発生するおそれがある。
そこで、本願発明者らが、鋭意検討したところ、装着時にイメージングユニットを案内する下側のガイドレールの長手方向中央部に制振部材を配すると、それほど大きな押圧力をイメージングユニットに加えることなく、スティックスリップの振動を効果的に抑制できることが分かった。
特開2010−20134号公報
しかしながら、上記のように下側ガイドレールの長手方向の中央に制振部材を配した場合、イメージングユニットの着脱動作に支障が生じる。
通常、イメージングユニットは、その感光体ユニット側のハウジングの挿入方向先端部の上側ガイドレールに面した部分に位置決め用の係合突起が設けられ、イメージングユニットの挿入動作の最終段階で、感光体ユニットの底部の先端部が、下側レール上面の挿入方向先端部に設けられた段部によりせり上げられることにより、当該係合突起が、上側ガイドレールに設けられた係合穴に嵌合して、イメージングユニットの先端部の高さと軸方向の位置決めができるように構成されている。
ところが、弾性部材からなる制振部材を下側ガイド部材の長手方向真中央に配すると、感光体ユニットの先端部が制振部材の弾性力により上方に押し上げられ、後端部より先端部が上に上がった傾斜状態で、係合突起が上側ガイドレールと干渉したまま奥まで挿入されるおそれがあり、挿入がしにくい。
また、感光体ユニットの底部が下側ガイドレールの段部に当接しないまま、係合突起が係合穴に嵌り込んでしまうおそれもあり、その場合には、段部と感光体ユニットの底部が段部から浮いた状態となって高さ方向の位置決めができず、セット不良となるおそれもある。さらに、この場合、制振部材により係合突起の位置でも上方向に向かう付勢力が加えられていることになるので、イメージングユニットを引き出すときに、係合突起が係合穴からスムーズに抜けず、取り外しが困難となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、下側ガイドレールに、感光体ドラムとクリーニングブレードの間で発生した振動を抑制する制振部材を設けつつ、当該感光体ドラムとクリーニングブレードを含むユニットの脱着動作に支障の生じない画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、少なくとも感光体ドラムと当該感光体ドラム表面を清掃するクリーニングブレードを含むユニットが着脱可能な画像形成装置であって、前記ユニットを装置本体に挿入して装着する際に、当該ユニットを案内する少なくとも上下一対の上側ガイドレールと下側ガイドレールと、前記側ガイドレール上面の一部に配され、装着されたユニットの枠体の底部に当接して、画像形成中に生じるユニットの振動を抑制する制振部材と、前記ユニットに設けられ、挿入方向下流側の端部において上方に突出する突起部と、前記側ガイドレールに設けられ、前記ユニットの挿入完了時に前記突起部が嵌り込んで係合するための係合部と、前記側ガイドレールに設けられ、前記ユニットの挿入動作の最終段階で前記ユニットの底部の先端部に当接して当該ユニットの先端部をせり上げて、前記突起部を前記係合部に嵌め込ませるせり上げ用段部と、を備え、前記制振部材は、前記下側ガイドレールの長手方向における中央の領域であって、前記ユニットの挿入途中において、当該制振部材に乗り上げたユニットの傾きが、前記ユニットの底部の先端部が前記せり上げ用段部に到達する以前に、当該ユニットの、制振部材より先端側の部分の自重により、当該せり上げ用段部側に変化することができるような位置に配されていることを特徴とする。
ここで、前記制振部材のユニット挿入側の上端部と、前記下側ガイドレール上面の、前記制振部材よりユニット挿入方向手前側の部分を斜めに架橋するように、樹脂製のシートが、前記制振部材と前記下側ガイドレールに跨って貼付されていることとしてもよい。
また、前記下側ガイドレールの、前記制振部材を配置する箇所は、凹入しており、制振部材の前記下側ガイドレールのガイド面から上方に突出する制振部材の高さが、本来の制振部材の厚みより小さくなるように構成されていることが望ましい。
上記構成によれば、下側ガイドレール上面の長手方向の中央領域に配された制振部材により、それほど大きな押圧力を加えずにユニットの振動を効果的に抑制することができる。また、制振部材の位置は、当該中央領域内でも、ユニットの底部の先端部がせりあがり用段部に到達する以前に、制振部材をいわば支点としてユニットの先端部が下がる方向に傾くような位置に配されているので、さらに感光体ユニット挿入するとユニットの底部の先端部がせり上がり用段部に当接して、せり上がって突起部が係合部に嵌り込むようにすることができ、突起部と係合部との係合がスムーズにできると共に、ユニットの底部がせりあがり用段部から浮くことがなく当接したままなので、高さ方向の位置決めが確実にでき、セット不良が生じない。
また、ユニットの突起部が、感光体ユニットの挿入が完了するまで上側ガイドレールと干渉し続けることはないので挿入しやすくなる。
さらに、上記突起部が係合部に嵌り込んで係合している位置では、ユニットに係る重力の方が、突起部を上方に付勢しようとする制振部材の弾性力より勝っているので、突起部と係合部の係合の解除も容易となり、ユニットの取り外しにもそれほど支障を来さない。
本発明の実施の形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。 上記プリンターに着脱可能なイメージングユニットの全体斜視図である。 上記イメージングユニットの概略横断面図である。 下側ガイドレールを示す斜視図である。 樹脂シートを制振部材と下側ガイドレール上面に跨るように貼付した様子を示す部分拡大図である。 (a)〜(d)は、イメージングユニットを画像形成装置に装着する過程を示す概略図である。 イメージングユニットの画像形成装置への装着が完了した状態を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を、タンデム型のカラープリンター(以下、単に「プリンター」という)に適用した場合を例にして説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリンター10の全体構成を示す図である。
プリンター10は、画像形成部20、給紙部30、定着部40および制御部50を備えており、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてシアン、マゼンタ、イエロー、およびブラック色からなるトナー像を形成し、これらを多重転写してカラーの画像形成を実行する。
以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する。
画像形成部20は、現像色C〜Kのそれぞれに対応するイメージングユニット21C、21M、21Y、21K、および、露光走査部23、中間転写ベルト25などを備えている。
イメージングユニット21C〜21Kは、それぞれ感光体ユニット24C〜24Kと現像ユニット26C〜26Kを組み合わせてなる。
感光体ユニット24Kは、感光体ドラム22K、帯電器241K、クリーニングブレード242Kなどを備え、現像ユニット26Kは、現像ローラー261K、供給スクリュー262K、攪拌スクリュー263Kなどを備える。
他のイメージングユニット21C〜21Yについても、イメージングユニット21Kと同様の構成になっており、同図では細部の符号の表記を省略している。
中間転写ベルト25は、無端状のベルトであり、駆動ローラー25aと従動ローラー25bに張架されて矢印A方向に回転駆動される。
感光体ドラム22C〜22Kは、帯電器241C〜241Kにより一定の電位に帯電されている。
露光走査部23は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部50からの駆動信号によりC〜K色の画像形成のためのレーザ光LBを発し、B方向に回転する感光体ドラム22C〜22Kの周面を露光走査し、これにより感光体ドラム22C〜22K上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム22C〜22K上に形成された静電潜像は、現像ユニット26C〜26Kにより現像されてC〜K色のトナー像となる。
各現像ユニット26C〜26Kは、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像方式の現像器をユニット化したものである。例えば、現像ユニット26Kでは、攪拌スクリュー263Kにより撹拌され摩擦帯電され、その表面にトナーが付着したキャリアは、供給スクリュー262Kより、内部にマグネットローラー(不図示)が収納された現像ローラー261Kの表面近くに搬送され、磁気的に吸引される。
現像ローラー261Kに磁気的に吸引された現像剤は、感光体ドラム22K表面と対向する領域(現像領域)まで搬送されて、感光体ドラム22K表面に形成された静電潜像を現像する。
このように各感光体ドラム22C〜22Kに形成された各色のトナー像が中間転写ベルト25上の同じ位置に重ね合わせて1次転写されるように、各静電潜像の形成はそれぞれタイミングをずらして実行される。
1次転写ローラー27C〜27Kにより作用する静電力により中間転写ベルト25上に各色のトナー像が順次転写されカラーのトナー像が形成され、2次転写位置Tに向けて移動する。
一方、給紙部30は、繰り出しローラー32、タイミングローラー対34などを備えており、中間転写ベルト25上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部30から記録シートSを2次転写位置Tに給送し、2次転写ローラー29により中間転写ベルト25上のトナー像が一括して記録シートS上に2次転写される。
2次転写位置Tを通過した記録シートSは、定着部40に搬送され、記録シートS上のトナー像(未定着画像)が、定着部40における加熱・加圧により記録シートSに定着された後、排出ローラー対36を介して排出トレイ38上に排出される。
制御部50は、画像形成部20、給紙部30、定着部40などを制御して円滑なコピー動作やプリント動作を実行させる。
なお、中間転写ベルト25の上方には、トナー補給装置28C〜28Kが並んで配設される。各トナー補給装置は、それぞれC、Y、M、K色のトナーを収容するトナーボトルを有しており、不図示の供給管を介して、収容している色に対応する現像器26C〜26Kにトナーを供給する。
以下、本発明の実施の形態に係るイメージングユニットおよびその装着構造について詳しく説明するが、各現像色毎に設けられた4台のイメージングユニット21C〜21Kは、いずれも同様の構成であるため、以降の説明および図面内の符号については、C、M、Y、Kの添え字を省略する。
図2は、プリンター10に装着する前のイメージングユニット21の全体構成を示す斜視図であり、左下側を手前にして、矢印Z方向に挿入しプリンター10に装着される。
同図に示すようにイメージングユニット21は、感光体ユニット24と現像ユニット26が一体的に組み合わされてなる。(なお、図2では、現像ユニット26の現像ローラー261(図3参照)は、感光体ユニット24に隠れて見えない。)
感光体ユニット24における符号243は廃トナー排出管であって、内部にスクリュー状の搬送部材2433(図3参照)が配されており、駆動軸2431を回動させることにより、クリーニングブレード242で掻き落とされた感光体ドラム22の残留トナーを手前側の排出口2432から排出し、不図示の廃トナーボックスに回収させるようになっている。
また、現像ユニット26における符号264は、トナー供給受口であって、不図示のトナー供給管を介して、中間転写ベルト25の上方に配置した対応するトナー補給装置28からのトナーの供給を受けて、攪拌スクリュー263(図1参照)が収納された攪拌室に送る。
感光体ユニット24のハウジング245の上部リブ246の奥手側(挿入方向先端側)の端部には、上方に突出した係合突起2461が形成されており、挿入完了時に後述の上側ガイドレール101(図6参照)の係合穴1011に嵌り込んで係合するようになっている。
また、ハウジング245の底部247の挿入方向先端側には、上方向に傾斜した傾斜部(以下、「テーパー部」という。)2471が形成されており、ガイドレールに挿入の際に、後述の制振部材103や段部1022に乗り上がり易くしている。
図3は、プリンター10に装着時されたイメージングユニット21の概略横断面図である。
同図に示すように、イメージングユニット21は、支軸265を介して現像ユニット26を感光体ユニット24に揺動可能に軸支し、不図示の付勢機構(例えば、引っ張りバネ)で現像ユニット26を感光体ユニット24に近接する方向に付勢してなる。
感光体ドラム22と現像ローラー261は、不図示の軸間距離規制部材により軸間距離が規制されており、これにより現像ギャップが規定値に維持されるようになっている。
上側ガイドレール101と下側ガイドレール102がそれらの長手方向が、プリンター10の奥行方向と並行な状態でプリンター10のメインフレーム(不図示)に取着されている。
イメージングユニット21の装着時において、感光体ユニット24のハウジング245の上部リブ246は、上側ガイドレール101に沿って案内され、ハウジング245の底部247は、下側ガイドレール102に沿って案内される。
上述のように現像ユニット26は、感光体ユニット24に軸支されて揺動可能に保持されているので、ガイドレールによる案内は、感光体ユニット24のみでよい。
弾性材料からなる制振部材103が、感光体ユニット24のハウジング245の底部247と下側ガイドレール102との間に介在し、底部247の長手方向における中央の領域において所定の付勢力で底部247に当接しており、これにより感光体ドラム22とクリーニングブレード242とのスティックスリップによる微少な振動を吸収し制振効果を得るようにしている。
スティックスリップによる主振動は、感光体ドラム22に当接するクリーニングブレード242先端部の当接面の方向(図3に示す矢印D方向)に沿って生じると考えられるので、この主振動を効率的に吸収するためには、図3における当該当接面の延長上に下側ガイドレール102上の制振部材103が配されるようにすればよい。換言すれば、そのような位置関係になるように、感光体ユニット24における感光体ドラム22に対するクリーニングブレード242の当接位置および実効当接角が決定されるのが望ましい。
この場合、主振動方向と制振部材103の主面(上面)がほぼ直交するようにすれば、より制振効果が増すと考えられる。
なお、制振部材103に使用される弾性材料は、特に限定されないが、圧縮残留歪が小さくて、寸法安定性、加工効率に優れたゴム材料が望ましい。本実施の形態では、「poron(登録商標)」を使用している。
図4は、プリンター10のフレームにC、M、Y、K用の4つのイメージングユニット21を装着するための4本の下側ガイドレール102が平行に列設されている様子を示す斜視図である。制振部材103は各下側ガイドレール102の長手方向の両端部間の中央の領域(下側ガイドレール102をその長手方向に3分割した場合における中央の領域)内に取り付けられる。詳しくは後述する。
また、下側ガイドレール102の奥手側の端部付近には、装着後の感光体ユニット24の高さを位置決めするための段部1022が形成されている。
図5は、下側ガイドレール102の制振部材103が取着されている部分の縦断面図である。
同図に示すように、下側ガイドレール102の制振部材103を設置する箇所には凹部1021が形成されており、制振部材103の厚みt1に対して、ガイド面1024からt2だけ(t2<t1)上方に突出するようになっている。
これは、制振部材103厚みをある程度大きくして、永久歪みの発生するおそれを小さくしながらも、ガイド面からの突出量を抑えることにより、ハウジング245に変形を与えない程度で制振に必要な弾性力を付与すると共に、感光体ユニット24の挿入動作にできるだけ支障が生じないようにするためである。
また、制振部材103の上面と下側ガイドレール102のガイド面1024に渡って、斜めの架橋部分1041、1042を形成するようにして樹脂シート104が貼付されている。
これにより、挿入した感光体ユニット24の底部247との摩擦を小さくすると共に、斜めの架橋部分1041、1042により、装着時に感光体ユニット24が制振部材103を乗り越えやすいようにしている。そのため、特に、挿入側の架橋部分1041の役目が重要であり、架橋部分1041と下側ガイドレール102のガイド面と適度な角度θの傾斜をなす。なお、架橋部分1042の方は、イメージングユニット21を引き出すときに一応作用するが、特に必須ではない。
ここで、樹脂シート104として、比較的強度があり、安価なPET(ポリエチレンテレフタラート)シートなどが使用される。
なお、制振部材103の下側ガイドレール102への貼付と、樹脂シート104の制振部材103および下側ガイドレール102への貼付は、本実施の形態では両面テープを用いて行うが、これに限らず接着剤を用いても構わない。
図6(a)〜(d)は、イメージングユニット21をプリンター10に装着する際における経過を示す概略図である。これらの図は、図3の右方向から見た側面図であり、また、感光体ユニット24の上下ガイドレールによる案内を中心に説明するため、現像ユニット26は表示されていない。
まず、イメージングユニット21の先端部を、上側ガイドレール101と下側ガイドレール102の間に挿入し、奥側に向けて押し込む(図6(a))。
感光体ユニット24のハウジング245の底部247先端側のテーパー部2471が、制振部材103の位置に到達し(図6(b))、そのまま押し込むと、底部247が樹脂シート104の表面を滑るようにして上面に乗り上がるため、イメージングユニット21全体が左方向に若干傾いたまま前進する(図6(c))。
上述したように制振部材103が効率的に制振効果を発揮するためには、下側ガイドレール102の長手方向中央に制振部材103を配置することが望ましい。
しかし、先端側が上がったままの傾きの状態で、イメージングユニット21が奥まで挿入されてしまうと、係合突起2461が上側ガイドレール101に当接しながら進むため挿入性が悪いと共に、ハウジング245の底部247が、段部1022に接触しないで浮き上がった状態となり、イメージングユニット21の上下方向の位置決めがうまくできず、セット不良となるおそれもある。
イメージングユニット21の先端側には、感光体ユニット24の感光体ドラム22や現像ユニット26の現像ローラー261などを駆動するため、装着時にプリンター10本体の動力源から駆動力を受ける動力伝達用のカップリング(不図示)が取着されているが、上記位置決めが良好でないと、プリンター10本体における動力源とのカップリングを介した伝達が不良(セット不良)となるおそれがある。
また、上記傾斜状態のままだと、係合突起2461が、上側ガイドレール101の係合穴1011に嵌り込む位置において、制振部材103の上方向への付勢力が作用していることになり、イメージングユニット21を引き出すときに当該係合突起2461と係合穴1011の係合がなかなか解除されず、操作性が悪い。
これを避けるため、本実施の形態では、ハウジング245の底部247の先端部が、段部1022に到るまでに、イメージングユニット21の制振部材103より先端側の部分の自重により、イメージングユニット21が右方向、すなわち段部1022側に傾きを変えるように、制振部材103の取付位置が下側ガイドレール102の長手方向の中央の領域であって真中央よりも少し手前側に設定されている。
これにより、図6(d)に示すように、イメージングユニット21が押し込まれる途中において、ハウジング245の底部247の先端部であるテーパー部2471が、段部1022に到るまでに、イメージングユニット21全体が右側へ傾けることができ、さらにイメージングユニット21を押し込むとテーパー部2471が段部1022に当接し、イメージングユニット21の底部247が段部1022に乗り上げる。
図7は、イメージングユニット21のプリンター10への装着完了時の様子を示す概略図である。
感光体ユニット24のハウジング245の底部247の先端部が、段部1022に乗り上げて、係合突起2461が係合穴1011に嵌っている。このとき、ハウジング245の前部248の下部の位置決め用ピン2481が下側ガイドレール102の位置決め穴1023内に嵌ると共に、前部248の上部の位置決め穴2482に上側ガイドレール101の位置決めピン1012が嵌ることにより、イメージングユニット21が下側ガイドレール102のガイド面1024と平行に保たれる。
ハウジング245の底部247と下側ガイドレール102のガイド面1024との距離t3は、イメージングユニット21が挿入されていないときの制振部材103のガイド面1024からの高さt2(図5参照)よりも小さく、制振部材103はその分だけ圧縮され、その弾性力で感光体ユニット24の制振がなされる。
すなわち、制振部材103の設置位置は、下側ガイドレール102の長手方向の中央の領域であって、ハウジング245の底部247の先端が、段部1022に到達する以前に、イメージングユニット21の、制振部材103より先端側の部分の自重により、段部1022側に傾くような条件を満たす位置であることが、制振部材103による制振効果およびイメージングユニット21の装着性の観点から望ましく、当該条件を満たす位置の中でも、長手方向真中央に一番近い位置に配置するのがより望ましい。
このような具体的な位置は、適用する機種におけるイメージングユニット21の長手方向における長さと重さのバランス(通常は、動力伝達用の機構等がある分だけ、先端側の方が手前側より若干重くなっている)、段部1022の位置などによって機種ごとに決定される。
本実施の形態では、制振部材103のイメージングユニット21挿入方向の長さを20mm、下側ガイドレール102の全長が410mm、下側ガイドレール102の手前側端部から段部1022の手前側端部までの距離が、380mmのときに、下側ガイドレール102の手前側端部から制振部材103の手前側端部までの距離を190mmとすることにより、良好な結果が得られた。
なお、制振部材103の厚みt1(図5参照)や大きさ自体は、イメージングユニット21装着後、ハウジング245の変形によりクリーニングブレード242による感光体ドラム22の清掃に支障を来すことなく、かつ、画像劣化の生じない制振効果を確保できるような弾性力を感光体ユニット24のハウジング245に付与することができるように、制振部材103に使用する材料の弾性率や下側ガイドレール102の凹部1021の深さ、イメージングユニット21装着時における感光体ユニット24の底部247と下側ガイドレール102ガイド面間の距離t3(図7参照)などを鑑みて、当業者であれば適宜決定することができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態においては、制振部材103の上面と下側ガイドレール102の上面に跨る用に樹脂シート104を貼付することにより、感光体ユニット24のハウジング245の底部247が制振部材103上を滑りやすいようにしたが、制振部材103の少なくとも手前側にテーパー面を設けると共に、制振部材103の表面の摩擦係数が小さくなるような何らかの表面処理を施せばよく、樹脂シート104は必ずしも必須ではない。
(2)上記実施の形態では、感光体ユニット24と現像ユニット26を組み合わせたイメージングユニット21を装着する場合について説明したが、感光体ユニット24を現像ユニット26とは別個に着脱可能な場合にも適用できる。
この場合には、制振部材103は、下側ガイドレール102の長手方向の中央の領域であって、ハウジング245の底部247の先端が、遅くとも段部1022に到達する以前に、「感光体ユニット24のみの、制振部材103より先端側の部分の自重により」、段部1022側に傾くような位置に配されることになる。
(3)上記実施の形態では、感光体ユニット24の挿入完了時にハウジング245に設けられた係合突起2461が、上側ガイドレール101の係合穴1011に嵌り込むようにしたが、係合突起2461が嵌り込んで係合できる係合部であるなら、「係合穴」である必要でなく「係合凹部」であっても構わない。
(4)上記実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置をタンデム型のプリンターを例として説明したが、少なくとも感光体ユニットを着脱可能に備える画像形成装置であれば、ファクシミリ装置や複写機にも適用でき、また、モノクロの画像形成装置であってもよい。
本発明は、少なくとも感光体ユニットが着脱可能な画像形成装置において、感光体ユニットの振動を抑制するための制振部材を設けつつ、着脱時の操作性を害さないようにする技術として好適である。
10 プリンター
20 画像形成部
21、21C〜21K イメージングユニット
22、22C〜22K 感光体ドラム
24、24C〜24K 感光体ユニット
26、26C〜26K 現像ユニット
30 給紙部
40 定着部
50 制御部
101 上側ガイドレール
102 下側ガイドレール
103 制振部材
104 樹脂シート
242 クリーニングブレード
245 ハウジング
247 底部
261 現像ローラー
1011 係合穴
1022 段部
1041、1042 架橋部分
2461 係合突起
2471 テーパー部

Claims (3)

  1. 少なくとも感光体ドラムと当該感光体ドラム表面を清掃するクリーニングブレードを含むユニットが着脱可能な画像形成装置であって、
    前記ユニットを装置本体に挿入して装着する際に、当該ユニットを案内する少なくとも上下一対の上側ガイドレールと下側ガイドレールと、
    前記側ガイドレール上面の一部に配され、装着されたユニットの枠体の底部に当接して、画像形成中に生じるユニットの振動を抑制する制振部材と、
    前記ユニットに設けられ、挿入方向下流側の端部において上方に突出する突起部と、
    前記側ガイドレールに設けられ、前記ユニットの挿入完了時に前記突起部が嵌り込んで係合するための係合部と、
    前記側ガイドレールに設けられ、前記ユニットの挿入動作の最終段階で前記ユニットの底部の先端部に当接して当該ユニットの先端部をせり上げて、前記突起部を前記係合部に嵌め込ませるせり上げ用段部と、
    を備え、
    前記制振部材は、
    前記下側ガイドレールの長手方向における中央の領域であって、前記ユニットの挿入途中において、当該制振部材に乗り上げたユニットの傾きが、前記ユニットの底部の先端部が前記せり上げ用段部に到達する以前に、当該ユニットの、制振部材より先端側の部分の自重により、当該せり上げ用段部側に変化することができるような位置に配されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制振部材のユニット挿入側の上端部と、前記下側ガイドレール上面の、前記制振部材よりユニット挿入方向手前側の部分を斜めに架橋するように、樹脂製のシートが、前記制振部材と前記下側ガイドレールに跨って貼付されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記下側ガイドレールの、前記制振部材を配置する箇所は、凹入しており、制振部材の前記下側ガイドレールのガイド面から上方に突出する制振部材の高さが、本来の制振部材の厚みより小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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