JP6535507B2 - 情報処理装置、経路探索方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
情報処理装置、経路探索方法、およびコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Description
本発明は、適切な経路探索を行えるようにすることを課題とする。
この形態の情報処理装置によれば、情報処理装置は、経路探索部による探索の際に、交通ネットワークを構成する複数のリンクのうちの所定のリンクを、探索の結果得られる経路に含ませることを回避すべきリンクとして識別可能とするための「回避情報」を備える。このため、経路探索部は、リンクに割り当てられている回避情報の内容に応じて、当該リンクを経路探索の結果に含ませるか、含ませないかを制御することができる。この結果、この情報処理装置によれば、実情と相違する虞のある旅行時間に関する情報(交通情報データ)に基づいて経路を探索した場合であっても、回避情報の内容を予め適切に設定することによって、好ましくない経路が探索されてしまうことを抑制することができる。また、回避情報においては、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的多い第1の交通量であり、かつ、対応する道路の交通量が比較的少ない第2の交通量であるリンクは、回避すべきリンクとされる。この結果、交通量の多い道路に囲まれた、交通量の少ない道路(例えば、細すぎて通過する車両が少ない道路、一般車両が通過できない道路、規制により通過する車両が少ない道路、信号や道路状況により通過する車両が少ない道路等)について、当該交通量の少ない道路に対応するリンクが、探索の結果得られる経路に含まれることを抑制することができる。さらに、回避情報においては、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的少ない第2の交通量であり、かつ対応する道路の交通量が比較的少ない第2の交通量であるリンクは、回避すべきリンクとされない。この結果、例えば郊外地域のように地域全体の交通量が少ない場合に、当該交通量の少ない道路に対応するリンクが、探索の結果得られる経路から除外されることを抑制することができる。換言すれば、地域全体の交通量が少ない場合は、当該交通量の少ない道路に対応するリンクを、探索の結果得られる経路に含ませることができる。これらの結果、この情報処理装置では、地域単位の交通量に応じて決定された回避情報を利用して、経路探索を行うことができる。
この形態の情報処理装置によれば、経路探索部は、回避情報において回避すべきリンクとされているリンクについて、予め記憶されている時間情報よりも長い時間情報に基づいて探索を行う。このため、回避すべきリンクを含む経路と、回避すべきリンクを含まない経路と、を比較した場合に、前者は経路全体のコストが高くなるため経路探索の結果として選択されにくくなり、後者は経路全体のコストが低くなるため経路探索の結果として選択されやすくなる。この結果、経路探索部は、リンクに割り当てられている回避情報の内容に応じて、当該リンクを経路探索の最終的な結果に含ませるか、含ませないかを制御することができる。
この形態の情報処理装置によれば、経路探索部は、回避情報において回避すべきリンクとされているリンクであっても、当該リンクが、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的少ない第2の交通量であるリンクである場合は、予め記憶されている時間情報に基づいて(すなわち、長い時間情報を利用せず)探索を行う。この結果、例えば郊外地域のように地域全体の交通量が少ない場合は、回避情報において回避すべきリンクとされているリンクであっても、探索の結果得られる経路から除外されることを抑制することができる。換言すれば、地域全体の交通量が少ない場合は、回避情報において回避すべきリンクとされているリンクであっても、探索の結果得られる経路に含ませることができる。
この形態の情報処理装置によれば、経路探索部は、回避情報において回避すべきリンクとされているリンクであっても、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的少ない第2の交通量であるリンクが所定割合以上である場合は、予め記憶されている時間情報に基づいて(すなわち、長い時間情報を利用せず)探索を行う。この結果、例えば郊外地域のように地域全体の交通量が少ない場合は、回避情報において回避すべきリンクとされているリンクであっても、探索の結果得られる経路から除外されることを抑制することができる。また、経路探索部は、上記の処理を、経路の探索において考慮したリンクの数が所定数以上である場合において実施する。このため、経路探索部は、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的少ない第2の交通量であるか否かの判断結果、換言すれば、地域全体の交通量が少ないか否かの判断結果が、所定数以上のサンプルを用いて求められた信頼性のある結果である場合において、上記の処理を実施することができる。
この形態の情報処理装置によれば、経路探索部による探索の結果得られた経路を通過するために要する総旅行時間を、予め記憶されている時間情報に基づいて予測することができる。
この形態の交通情報データによれば、交通情報データには、出発地から目的地までの経路を探索する際に、交通ネットワークを構成する複数のリンクのうちの所定のリンクを、探索の結果得られる経路に含ませることを回避すべきリンクとして識別可能とするための「回避情報」が含まれる。このため、この交通情報データを利用する装置は、リンクに割り当てられている回避情報の内容に応じて、当該リンクを経路探索の結果に含ませるか、含ませないかを制御することができる。この結果、この交通情報データを利用する装置では、実情と相違する虞のある旅行時間に関する情報(交通情報データ)に基づいて経路を探索した場合であっても、回避情報の内容を予め適切に設定することによって、好ましくない経路が探索されてしまうことを抑制することができる。また、この交通情報データによれば、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的多い第1の交通量であり、かつ、対応する道路の交通量が比較的少ない第2の交通量であるリンクには、回避すべきリンクであることを表す情報が回避情報として格納される。この結果、この交通情報データを利用する装置において、交通量の多い道路に囲まれた、交通量の少ない道路(例えば、細すぎて通過する車両が少ない道路、一般車両が通過できない道路、規制により通過する車両が少ない道路、信号や道路状況により通過する車両が少ない道路等)について、当該交通量の少ない道路に対応するリンクが、探索の結果得られる経路に含まれることを抑制することができる。さらに、この交通情報データによれば、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が比較的少ない第2の交通量であり、かつ対応する道路の交通量が比較的少ない第2の交通量であるリンクには、回避すべきリンクでないことを表す情報が回避情報として格納される。この結果、この交通情報データを利用する装置において、例えば郊外地域のように地域全体の交通量が少ない場合に、当該交通量の少ない道路に対応するリンクが、探索の結果得られる経路から除外されることを抑制することができる。換言すれば、地域全体の交通量が少ない場合は、当該交通量の少ない道路に対応するリンクを、探索の結果得られる経路に含ませることができる。
この形態の交通情報データによれば、旅行時間に関する情報は、該当リンクと、進入リンクと、退出リンクとの組み合わせに対して対応付けて記憶されている。このため、旅行時間に関する情報をよりきめ細かい単位で保持することができる。
A−1.システムの概略構成:
図2は、本発明の一実施形態としての案内システムの概略構成を示す図である。本実施形態の案内システム1は、利用者からの要求に応じて、指定された出発地から目的地までの最小コストの経路と、当該経路を通過するために要すると予測される旅行時間と、を案内する。この際、案内システム1は、後述の経路探索処理によって、好ましくない経路(図1)が探索されることを抑制する。
サーバ10は、CPU110と、通信部120と、ROM130と、RAM140と、記憶部150と、を備えており、各部は図示しないバスにより相互に接続されている。サーバ10は「情報処理装置」として機能する。
ナビゲーション装置20は、CPU210と、通信部220と、ROM230と、RAM240と、記憶部250と、入出力部260と、現在位置取得部270と、を備えており、各部は図示しないバスにより相互に接続されている。ナビゲーション装置20は「情報処理装置のクライアント装置」として機能する。
(a2)経路案内部212は、サーバ10に対して経路探索要求を送信する。経路探索要求には、出発地の指定と、目的地の指定とを含む。
(a3)サーバ10の経路探索部112は、後述の経路探索要求を実行する。経路探索部112は、ナビゲーション装置20に対して、求めた最小コストの経路と、当該経路を通過するための総旅行時間とを応答する。
(a4)経路案内部212は、サーバ10から取得した最小コストの経路と、当該経路を通過するための総旅行時間とを利用者に案内する。具体的には、経路案内部212は、入出力部260を介して、経路と総旅行時間とを表示し、案内音声を報知する。
図6は、経路探索処理の手順を示すフローチャートである。経路探索処理は、主として、サーバ10の経路探索部112によって実行される。経路探索処理の開始トリガは任意に定めることができる。例えば、サーバ10がナビゲーション装置20からの経路探索要求を取得したことを、開始トリガとすることができる。
(b4)経路探索部112は、条件番号に該当する旅行時間統計情報、回避フラグを取得する。具体的には、経路探索部112は、交通情報データベース156を検索し、ダイクストラ法において考慮するリンク(該当リンクと進入リンクと退出リンクとの組み合わせ)と、手順b3で取得した条件番号と、に一致する旅行時間統計情報と、回避フラグとを取得する。
(c2)予測部116は、手順c1で取得した旅行時間統計情報を畳み込み演算することで、最小コストの経路全体のヒストグラムを作成する。
(c3)予測部116は、手順c2で作成した経路全体のヒストグラムから任意の手段(平均値、平均値±標準偏差、分散、最小値、最大値、最頻値、中央値、XX%タイル等)で、最小コストの経路全体のコスト、すなわち、最小コストの経路における総旅行時間を求める。
図7は、回避フラグ決定処理の手順を示すフローチャートである。回避フラグ決定処理は、サーバ10の交通情報生成部118によって実行される。回避フラグ決定処理の開始トリガは任意に定めることができる。例えば、交通情報生成部118が交通情報データベース156を生成(または更新)したことを、開始トリガとすることができる。
図8は、基本処理の手順を示すフローチャートである。基本処理は、対象領域内のリンクの構成(対象領域内の1つのリンクと他のリンクとの関係)によって回避フラグを決定する処理である。本実施形態では、基本処理は、回避フラグ決定処理(図7)のサブルーチンとして実行される。
図11は、例外処理の手順を示すフローチャートである。例外処理は、リンクの性質によって回避フラグを決定する処理である。本実施形態では、例外処理は、回避フラグ決定処理(図7)のサブルーチンとして実行される。
本発明の第2実施形態では、経路探索処理における処理内容と、回避フラグ決定処理における処理内容とが異なる構成について説明する。図中において第1実施形態と同様の構成および処理を有する部分は、先に説明した第1実施形態と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。すなわち、以下に説明しない構成および処理は、上述した第1実施形態と同様である。
図12は、第2実施形態における案内システム1aの概略構成を示す図である。図2に示した第1実施形態との違いは、サーバ10に代えてサーバ10aを備える点である。サーバ10aは、経路探索部112に代えて経路探索部112aを備え、交通情報生成部118に代えて交通情報生成部118aを備える。経路探索部112aは、実行する経路探索処理の内容が第1実施形態とは異なる。交通情報生成部118は、実行する回避フラグ決定処理の内容が第1実施形態とは異なる。
図13は、第2実施形態における経路探索処理の手順を示すフローチャートである。図6に示した第1実施形態との違いは、ステップS12に代えてステップS20を備える点である。ステップS20において経路探索部112aは、第1実施形態と同様に、ダイクストラ法を利用して出発地から目的地までの最小コストの経路を求める。経路探索部112aは、各経路の候補についてのコストを計算する際、以下の手順b1〜b3、および、手順d4、d5に従う。
(d4)経路探索部112aは、条件番号に該当する旅行時間統計情報、旅行時間出典状況、回避フラグを取得する。具体的には、経路探索部112aは、交通情報データベース156を検索し、ダイクストラ法において考慮するリンク(該当リンクと進入リンクと退出リンクとの組み合わせ)と、手順b3で取得した条件番号と、に一致する旅行時間統計情報と、旅行時間出典状況と、回避フラグとを取得する。
(d5−2)手順d5で説明した条件を満たさない場合、すなわち、考慮されているリンクが所定数未満であり、または、低精度の割合が所定割合未満である場合は、ダイクストラ法において考慮されているリンクを含む地域全体における交通量が多いとみなすことができる。この場合、経路探索部112aは、交通情報データベース156の回避フラグの内容に応じて、ダイクストラ法において考慮するリンクのコストを決定する。詳細は、第1実施形態の手順b5と同様である。
図14は、第2実施形態における回避フラグ決定処理の手順を示すフローチャートである。図7に示した第1実施形態との違いは、ステップS104の分岐を含まない点だけである。第1実施形態の回避フラグ決定処理では、ステップS104によって、対象領域全体における交通量が少ない場合に、リンクの構成により回避フラグを決定する基本処理を省略した。しかし、第2実施形態の回避フラグ決定処理では、対象領域全体における交通量に関係なく、一律に、リンクの構成によって回避フラグを決定する基本処理(ステップS200)と、リンクの性質によって回避フラグを決定する例外処理(ステップS300)と、の両方を実行する。基本処理および例外処理における処理内容は、第1実施形態と同様である。
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下のような変形も可能である。
上記実施例では、案内システムの構成の一例を示した。しかし、案内システムの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、ナビゲーション装置が備えるとした機能をサーバが備えても良く、サーバが備えるとした機能をナビゲーション装置が備えてもよい。
上記実施形態では、クライアント装置としてナビゲーション装置を例示した。しかし、上記実施形態におけるクライアント装置およびその構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、クライアント装置としてナビゲーション以外のデバイスを採用したり、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。例えば、クライアント装置としては、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、等の情報処理機器を採用してもよい。
上記実施形態では、サーバの構成を示した。しかし、上記実施形態におけるサーバの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。例えば、上述した機能は、複数台のサーバが協働することによって実現されてもよい。
上記実施形態では、経路探索処理、回避フラグ決定処理、基本処理、探索処理、例外処理について、処理の手順の一例を挙げて説明した。しかし、上記手順はあくまで一例であり種々の変更が可能である。一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
上記実施形態では、交通情報データベース、条件テーブルの構成を説明した。しかし、上述した各データベースの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、データベースに含まれると説明したフィールドの一部を省略したり、異なるフィールドを付加したり、変更したりする変形が可能である。また、1つのデータベースを複数のデータベースに分割してもよく、複数のデータベースを1つに統合してもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10、10a…サーバ
20…ナビゲーション装置
110…CPU
112、112a…経路探索部
116…予測部
118、118a…交通情報生成部
120…通信部
130…ROM
140…RAM
150…記憶部
152…地図データベース
154…経路データベース
156、156x、156y…交通情報データベース
158…条件テーブル
210…CPU
212…経路案内部
220…通信部
230…ROM
240…RAM
250…記憶部
260…入出力部
270…現在位置取得部
Claims (7)
- 情報処理装置であって、
交通ネットワークを構成する複数のリンクの各々についての旅行時間に関する情報と、
前記旅行時間に関する情報を利用して、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索部と、
を備え、
前記旅行時間に関する情報は、
リンクを通過するための所要時間に関する時間情報を含み、
前記情報処理装置は、さらに、
前記経路探索部による前記探索の際に、前記複数のリンクのうちの所定のリンクを前記探索の結果得られる前記経路に含ませることを回避すべきリンクとして識別可能とする回避情報を備え、
前記回避情報は、
予め定めた領域毎に、該領域内の道路における交通量の統計結果が、第1の交通量であるか、前記第1の交通量よりも交通量の少ない第2の交通量であるかにより、作成されており、
前記領域内に存在する道路に関し、交通量が前記第1の交通量である道路の割合が予め定めた割合以上の場合には、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が第1の交通量であり、かつ対応する道路の交通量が前記第2の交通量に対応しているリンクは、前記回避すべきリンクとされており、
前記領域内に存在する道路に関し、交通量が前記第1の交通量である道路の割合が予め定めた割合未満の場合には、前記領域内のリンクは、前記回避すべきリンクとされていない、
情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記経路探索部は、
前記回避すべきリンクについて、予め記憶されている前記時間情報よりも長い時間情報に基づいて前記探索を行う、情報処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記回避情報において、
前記交通量の判断によって回避すべきリンクとされたリンクであっても、当該リンクが、位置情報が取得しにくいリンクまたはマップマッチンクがしにくいリンクである場合は、当該リンクは前記回避すべきリンクとされていない、情報処理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記経路探索部は、
前記回避すべきリンクであっても、
前記探索において考慮した複数のリンクのうち、対応する道路における交通量の統計結果が前記第2の交通量であるリンクが所定割合以上である場合は、予め記憶されている前記時間情報に基づいて前記探索を行う、情報処理装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、さらに、
前記情報処理装置の利用者が、前記探索の結果得られた前記経路を通過するために要する総旅行時間を、前記経路に含まれる前記回避すべきリンクおよびそれ以外のリンクの前記時間情報として、予め記憶されている前記時間情報に基づいて予測する予測部を備える、情報処理装置。 - 出発地から目的地までの経路をコンピュータによって探索する経路探索方法であって、
交通ネットワークを構成する複数のリンクの各々についての旅行時間に関する情報であって、
リンクを通過するための所要時間に関する時間情報と、
前記経路の探索の際に、前記複数のリンクのうち所定のリンクを前記探索の結果得られる前記経路に含ませることを回避すべきリンクとして識別可能とする回避情報と
を含む情報を、記憶部に予め記憶しておき、
前記回避情報は、
予め定めた領域毎に、該領域内の道路における交通量の統計結果が、第1の交通量であるか、前記第1の交通量よりも交通量の少ない第2の交通量であるかにより、作成されており、
前記領域内に存在する道路に関し、交通量が前記第1の交通量である道路の割合が予め定めた割合以上の場合には、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が第1の交通量であり、かつ対応する道路の交通量が前記第2の交通量に対応しているリンクは、前記回避すべきリンクとして前記記憶部に記憶されており、
前記領域内に存在する道路に関し、交通量が前記第1の交通量である道路の割合が予め定めた割合未満の場合には、前記領域内のリンクは、前記回避すべきリンクではないとして前記記憶部に記憶されており、
前記記憶部に記憶された前記回避情報を含む旅行時間に関する情報を利用して、出発地から目的地までの経路をコンピュータによって探索する工程を備える、
経路探索方法。 - 出発地から目的地までの経路を探索する経路探索方法をコンピュータにより実現するためのコンピュータプログラムであって、
交通ネットワークを構成する複数のリンクの各々を通過するための所要時間に関する時間情報と、前記複数のリンクのうち所定のリンクを前記探索の結果得られる前記経路に含ませることを回避すべきリンクとして識別可能とする回避情報とを、予め記憶した記憶部から読み出すプログラムと、
前記記憶部から読み出された前記時間情報と前記回避情報とを用いて、前記コンピュータが、前記出発地から前記目的地までの経路を、前記リンクの組み合わせとして探索するブログラムと、
を備え、
前記回避情報は、
予め定めた領域毎に、該領域内の道路における交通量の統計結果が、第1の交通量であるか、前記第1の交通量よりも交通量の少ない第2の交通量であるかにより、作成されており、
前記領域内に存在する道路に関し、交通量が前記第1の交通量である道路の割合が予め定めた割合以上の場合には、周囲に存在する道路における交通量の統計結果が第1の交通量であり、かつ対応する道路の交通量が前記第2の交通量に対応しているリンクは、前記回避すべきリンクとされており、
前記領域内に存在する道路に関し、交通量が前記第1の交通量である道路の割合が予め定めた割合未満の場合には、前記領域内のリンクは、前記回避すべきリンクとされていない、
コンピュータプログラム。
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