JP6534947B2 - 終端装置、光伝送システム及び光伝送方法 - Google Patents

終端装置、光伝送システム及び光伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、終端装置、光伝送システム及び光伝送方法に関する。
TDM(Time Division Multiplexing)−PON(Passive Optical Network)システムは、広く商用化提供されている光アクセスシステムである。TDM−PONシステムは、終端装置(ONU: Optical Network Unit)と、端局装置(OLT: Optical Line Terminal)と、光ファイバの回線とを備える(非特許文献1参照)。
また、移動体無線通信システムの技術分野では、高速大容量化の実現に向け、多数のスモールセルを高密度に配置するネットワークが検討されている。多数のスモールセルを高密度に配置するネットワークを効率的かつ経済的に実現するため、大容量のトラフィック量をPONシステムによって収容するための研究開発が活発化している。
以下、省電力動作を実行している状態を「スリープ状態」という。以下、省電力動作を実行していない状態を「起動状態」という。
TDM−PON方式の光アクセスシステムでは、端局装置は、起動状態からスリープ状態に遷移するための設定の指示(以下、「スリープ状態の設定指示」という。)を、トラフィック量に応じて終端装置に送信する。終端装置は、スリープ状態の設定指示を終端装置が取得した場合、スリープ状態に遷移する。端局装置は、スリープ状態から起動状態に遷移するための解除の指示(以下、「スリープ状態の解除指示」という。)を、終端装置に送信する。終端装置は、スリープ状態の解除指示を終端装置が取得した場合、起動状態に遷移する。
端局装置から取得した設定指示等に応じて終端装置の状態が遷移する場合、スリープ状態である時間(以下、「スリープ時間」という。)がスリープ状態の設定指示又は解除指示の伝搬時間だけ短くなってしまうので、省電力の効果は低下してしまう。したがって、従来の終端装置は、予め定められた大容量のトラフィック量を収容する場合、スリープ時間を長くすることができないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、予め定められた大容量のトラフィック量を収容する場合でもスリープ時間を長くすることが可能となる終端装置、光伝送システム及び光伝送方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、自終端装置から端局装置に送信された信号のトラフィック量を検出する検出部と、省電力動作を実行する指示を前記トラフィック量に基づいて生成する指示部と、生成された前記指示に基づいて前記省電力動作を実行する通信部と、を備える終端装置である。
本発明の一態様は、上記の終端装置であって、前記指示部は、保有しているトークン量に対応付けられた保有トークン値から、検出された前記トラフィック量に対応付けられたトラフィック値を減算した結果に基づいて、前記指示を生成する。
本発明の一態様は、上記の終端装置であって、前記指示部は、前記保有トークン値が減少しない時間が一定時間以上続いている場合、前記省電力動作を実行する指示を生成する。
本発明の一態様は、上記の終端装置であって、前記通信部は、他の通信装置から送信された信号を自終端装置が前記端局装置に送信する場合、前記通信装置が信号を送信する周期に合わせて前記省電力動作を実行する。
本発明の一態様は、信号を取得する第1通信部を有する端局装置と、自終端装置から前記端局装置に送信された前記信号のトラフィック量を検出する検出部と、省電力動作を実行する指示を前記トラフィック量に基づいて生成する指示部と、生成された前記指示に基づいて前記省電力動作を実行する第2通信部と、を有する終端装置と、を備える光伝送システムである。
本発明の一態様は、端局装置と終端装置とを備える光伝送システムの前記終端装置が実行する光伝送方法であって、前記終端装置から前記端局装置に送信された信号のトラフィック量を検出するステップと、省電力動作を実行する指示を前記トラフィック量に基づいて生成するステップと、生成された前記指示に基づいて前記省電力動作を実行するステップと、を含む光伝送方法である。
本発明により、予め定められた大容量のトラフィック量を収容する場合でもスリープ時間を長くすることが可能となる。
実施形態における、光伝送システムの構成の第1例を示す図である。 実施形態における、光伝送システムの動作の第1例を示すフローチャートである。 実施形態における、光伝送システムの動作の第1例を示す図である。 実施形態における、光伝送システムの構成の第2例を示す図である。 実施形態における、光伝送システムの動作の第2例を示すフローチャートである。 実施形態における、光伝送システムの動作の第2例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、光伝送システム1aの構成の例を示す図である。光伝送システム1aは、端局装置2と、光ファイバ3と、光スプリッタ4と、光ファイバ5と、終端装置6aとを備える。終端装置6aは、複数でもよい。終端装置6a−n(nは、1からNまでの整数)は、光ファイバ5−nを介して光スプリッタ4と接続される。
以下、光ファイバ3と光スプリッタ4と光ファイバ5とをまとめて「光ファイバ網」という。以下、終端装置から端局装置への向きを「上り」という。以下、端局装置から終端装置への向きを「下り」という。
端局装置2(OLT)は、通信サービスを提供するための通信装置である。端局装置2は、通信サービスを提供するための局舎に設置される。端局装置2は、光ファイバ網を介して、終端装置6aと通信する。端局装置2は、端局通信部(第1通信部)を有する。例えば、端局装置2の端局通信部は、光ファイバ3と光スプリッタ4と光ファイバ5−1とを介して、下り信号を終端装置6a−1に送信する。例えば、端局装置2の端局通信部は、光ファイバ5−1と光スプリッタ4と光ファイバ3とを介して、上り信号を終端装置6a−1から取得する。以下、終端装置6a−1〜6a−Nに共通する事項については、符号の一部を省略して、「終端装置6a」と表記する。
終端装置6a(ONU)は、通信サービスの提供を受けるための通信装置である。終端装置6aは、通信サービスの提供を受ける顧客の宅内等に設置される。終端装置6aは、通信部60と、監視部61aと、電力制御部62aと、通信部63aとを備える。
通信部60と監視部61aと電力制御部62aと通信部63aとのうち一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
通信部60は、上り信号を生成する。通信部60は、生成した上り信号を監視部61aに送信する。
監視部61a(トラフィック監視制御部)は、通信部63aから端局装置2に送信される上り信号のトラフィック量を検出することによって、上り信号のトラフィック量を監視する。監視部61aは、検出部610aと、記憶部611aと、指示部612aとを備える。
検出部610a(トラフィック・モニタ部)は、上り信号を通信部60から取得する。検出部610aは、取得した上り信号を通信部63aに送信する。検出部610aは、通信部63aから端局装置2に送信された上り信号のトラフィック量(Vup)を検出する。検出部610aは、検出したトラフィック量に対応付けられた値(以下、「トラフィック値」という。)を、指示部612aに送信する。
例えば、上り信号のトラフィック量が100Mbit/s〜200Mbit/sである場合、トラフィック値は、一例として、1と定められる。例えば、上り信号のトラフィック量が200Mbit/s〜300Mbit/sである場合、トラフィック値は、一例として、2と定められる。このように、トラフィック値は、トラフィック量の範囲に対応付けられた値である。
記憶部611aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶装置を用いて構成される。記憶部611aは、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。
記憶部611aは、保有しているトークンの量(トークン量)に基づいて送信可能である上り信号のトラフィック量に対応付けられた値(以下、「保有トークン値」という。)を記憶する。保有しているトークンの量は、信号の送信権に基づいて予め定められる。保有トークン値は、記憶部611aにアクセスした指示部612aによって更新される。
指示部612a(トークン量監視部)は、トラフィック値を検出部610aから取得する。指示部612aは、上り信号のトラフィック(上りトラフィック)があるか否かを判定する。上り信号のトラフィックがある場合、トラフィック値は正値となる。そこで、指示部612aは、トラフィック値が正値であるか否かを判定する。
上り信号のトラフィックがある場合、一定時間における保有トークン値の減少量は、閾値以上となる。そこで、指示部612aは、トラフィック値が正値であるか否かを判定する代わりに、一定期間における保有トークン値の減少量(一定期間におけるトラフィック値の合計)が閾値以上であるか否かを判定してもよい。
指示部612aは、保有トークン値が減少しない時間(トラフィック値が0である時間)が一定時間以上続いているか否かを判定してもよい。これによって、指示部612aは、上り信号のトラフィックが断続的な場合でも、スリープ状態に遷移するか否かを確実に判定することができる。
指示部612aは、上り信号のトラフィックがある場合、記憶部611aにアクセスし、保有トークン値(Ttotal)からトラフィック値(Tup)を減算する。これによって、指示部612aは、保有トークン値からトラフィック値を減算した結果(=Ttotal−Tup)を、更新後の保有トークン値として記憶部611aに記憶させることができる。
例えば、指示部612aは、上り信号のトラフィック量が「100Mbit/s〜200Mbit/s」である場合、上り信号のトラフィック量「100Mbit/s〜200Mbit/s」に対応付けられたトラフィック値「1」を、保有トークン値から減算する。
例えば、指示部612aは、上り信号のトラフィック量が「200Mbit/s〜300Mbit/s」である場合、上り信号のトラフィック量「200Mbit/s〜300Mbit/s」に対応付けられたトラフィック値「2」を、保有トークン値から減算する。
指示部612aは、上り信号のトラフィックがある場合、スリープ状態の解除指示を電力制御部62aに送信する。電力制御部62a(省電力制御部)は、スリープ状態の解除指示を指示部612aから取得した場合、通信部63aの状態がスリープ状態であるか否かを判定する。指示部612aは、上り信号のトラフィックがない場合、スリープ状態の設定指示を電力制御部62aに送信する。すなわち、指示部612aは、上り信号のトラフィックがない場合、通信部63aが省電力動作を実行する指示を、電力制御部62aに送信する。
指示部612aは、保有トークン値が0になった場合、スリープ状態の設定指示を電力制御部62aに送信してもよい。これによって、指示部612aは、保有トークン値が0になった場合、通信部63aが上り信号を送信できないよう、通信部63aを強制的にスリープ状態にすることができる。例えば、震災等の有事の際に、トラフィック量を強制的に制限する場合、保有トークン値(トークン量)を少なく設定することによって、上り信号のトラフィック量に制限をかけることができる。
なお、指示部612aは、上り信号のトラフィック量の変動量に基づいて、スリープ状態の設定指示を電力制御部62aに送信してもよい。
電力制御部62aは、通信部63aの状態がスリープ状態であり、スリープ状態の解除指示を電力制御部62aが指示部612aから取得した場合、通信部63aの状態を起動状態に遷移させる。電力制御部62aは、スリープ状態の設定指示を指示部612aから取得した場合、通信部63aの状態がスリープ状態であるか否かを判定する。電力制御部62aは、通信部63aの状態が起動状態であり、スリープ状態の設定指示を電力制御部62aが指示部612aから取得した場合、通信部63aの状態をスリープ状態に遷移させる。
通信部63a(第2通信部)は、光ファイバ網を介して、端局装置2から下り信号を取得する。通信部63aは、上り信号を検出部610aから取得する。通信部63aは、電力制御部62aによる制御に応じて、起動状態からスリープ状態に遷移する。すなわち、通信部63aは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bから取得した場合、起動状態からスリープ状態に遷移する。スリープ状態における通信部63aの消費電力は、起動状態における通信部63aの消費電力と比較して低い。
通信部63aは、電力制御部62aによる制御に応じて、スリープ状態から起動状態に遷移する。すなわち、通信部63aは、スリープ状態の解除指示を電力制御部62bから取得した場合、スリープ状態起から動状態に遷移する。通信部63aは、通信部63aの状態が起動状態である場合、光ファイバ網を介して、端局装置2に上り信号を送信する。通信部63aは、例えば、起動状態からスリープ状態に遷移することを通知するための信号(以下、「スリープ設定通知信号」という。)を、端局装置2に送信する。通信部63aは、例えば、スリープ状態から起動状態に遷移することを通知するための信号(以下、「スリープ解除通知信号」という。)を、端局装置2に送信する。通信部63aは、例えば、応答信号を端局装置2に送信してもよい。
図2は、光伝送システム1aの動作の例を示すフローチャートである。検出部610aは、上り信号のトラフィック量(Vup)を検出する(ステップS101)。検出部610aは、トラフィック値を指示部612aに送信する(ステップS102)。指示部612aは、上り信号のトラフィックがあるか否かを判定する(ステップS103)。
上り信号のトラフィックがある場合(ステップS103:YES)、指示部612aは、記憶部611aにアクセスし、保有トークン値からトラフィック値を減算する(ステップS104)。指示部612aは、スリープ状態の解除指示を電力制御部62aに送信する(ステップS105)。電力制御部62aは、通信部63aの状態がスリープ状態であるか否かを判定する(ステップS106)。
通信部63aの状態が起動状態である場合(ステップS106:NO)、電力制御部62aは、図2に示す処理を終了する。通信部63aの状態がスリープ状態である場合(ステップS106:YES)、電力制御部62aは、スリープ状態の解除指示を通信部63aに送信する(ステップS107)。
上り信号のトラフィックがない場合(ステップS103:NO)、指示部612aは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62aに送信する(ステップS108)。電力制御部62aは、通信部63aの状態がスリープ状態であるか否かを判定する(ステップS109)。通信部63aの状態がスリープ状態である場合(ステップS109:YES)、電力制御部62aは、図2に示す処理を終了する。通信部63aの状態が起動状態である場合(ステップS106:NO)、電力制御部62aは、スリープ状態の設定指示を通信部63aに送信する(ステップS110)。
図3は、光伝送システム1aの動作の例を示す図である。横軸は時間を示す。図3の上段は、光伝送システム1aの動作との比較例として、光伝送システム100aの動作を示す。光伝送システム100aは、端局装置200aと、終端装置300aとを備える。
時刻t1において、端局装置200aは、スリープ状態の設定指示を終端装置300aに送信する。時刻t2において、終端装置300aは、スリープ状態の設定指示を端局装置200aから取得する。終端装置300aは、応答信号を端局装置200aに送信する。終端装置300aは、スリープ状態の設定指示に基づいて、起動状態からスリープ状態に遷移する。時刻t3において、端局装置200aは、応答信号を終端装置300aから取得する。
時刻t4において、端局装置200aは、スリープ状態の解除指示を終端装置300aに送信する。時刻t5において、終端装置300aは、スリープ状態の解除指示を、端局装置200aから取得する。終端装置300aは、スリープ状態の解除指示に基づいて、スリープ状態から起動状態に遷移する。したがって、終端装置300aのスリープ時間は、時刻t2から時刻t5までである。時刻t5において、終端装置300aは、スリープ解除通知信号を端局装置200aに送信する。時刻t6において、端局装置200aは、スリープ解除通知信号を終端装置300aから取得する。
図3の下段は、光伝送システム1aの動作の例を示す。時刻t1において、終端装置6aは、保有トークン値及びトラフィック値に基づいて、スリープ設定通知信号を端局装置2に送信する。終端装置6aは、保有トークン値及びトラフィック値に基づいて、起動状態からスリープ状態に自律的に遷移する。例えば、終端装置6aは、保有トークン値が減少しない時間が一定時間以上続いた場合、起動状態からスリープ状態に自律的に遷移する。時刻t2において、端局装置2は、スリープ設定通知信号を終端装置6aから取得する。
時刻t5において、終端装置6aは、保有トークン値及びトラフィック値に基づいて、スリープ状態から起動状態に自律的に遷移する。したがって、終端装置6aのスリープ時間は、時刻t1から時刻t5までである。終端装置6aのスリープ時間は、終端装置300aのスリープ時間よりも長い。終端装置6aは、スリープ解除通知信号を端局装置2に送信する。時刻t6において、端局装置2は、スリープ解除通知信号を終端装置6aから取得する。
以上のように、実施形態の終端装置6aは、検出部610aと、指示部612aと、通信部63aとを備える。検出部610a−1は、終端装置6a−1から端局装置2に送信された信号のトラフィック量を検出する。指示部612a−1は、省電力動作を実行する指示をトラフィック量に基づいて生成する。通信部63aは、生成された指示に基づいて省電力動作を実行する。
これによって、実施形態における終端装置6aは、予め定められた大容量のトラフィック量を収容する場合でもスリープ時間を長くすることが可能となる。
実施形態における終端装置6aは、保有トークン値に基づいて状態遷移することによって、トラフィック量の監視粒度を調整することができる。例えば、トラフィック量が100Mbit/s〜200Mbit/sである場合には、保有トークン値から1を減算するので、実施形態における終端装置6aは、監視粒度「100Mbit/s〜200Mbit/s」をトラフィック量に持たせて、トラフィック量を監視することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、通信装置7が終端装置6bに上り信号を送信する周期に基づいてスリープ時間が設定される点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図4は、光伝送システム1bの構成の例を示す図である。光伝送システム1bは、端局装置2と、光ファイバ3と、光スプリッタ4と、光ファイバ5と、終端装置6bとを備える。終端装置6bは、複数でもよい。終端装置6b−n(nは、1からNまでの整数)は、光ファイバ5−nを介して光スプリッタ4と接続される。光伝送システム1bは、通信装置7を更に備える。
通信装置7は、複数でもよい。通信装置7−nは、終端装置6b−nと通信する。通信装置7は、例えば、移動体無線通信システムの通信装置である。通信装置7の通信方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよい。
端局装置2は、光ファイバ網を介して、終端装置6bと通信する。以下、終端装置6b−1〜6b−Nに共通する事項については、符号の一部を省略して、「終端装置6b」と表記する。
終端装置6b(ONU)は、通信サービスの提供を受けるための通信装置である。終端装置6bは、通信サービスの提供を受ける顧客の宅内等に設置される。終端装置6bは、通信部60と、監視部61bと、電力制御部62bと、通信部63bとを備える。
通信部60は、上り信号を通信装置7から取得する。通信部60は、取得した上り信号を検出部610bに送信する。
監視部61bは、通信装置7から通信部60に送信される上り信号のトラフィック量を検出することによって、上り信号のトラフィック量を監視する。監視部61bは、検出部610bと、記憶部611bと、指示部612bとを備える。
検出部610bは、上り信号を通信部60から取得する。検出部610bは、取得した上り信号のトラフィック量(Vup)を検出する。検出部610bは、通信装置7の上り信号のトラフィック周期で動作する。例えば、検出部610bは、取得した上り信号のトラフィック量を、通信装置7の上り信号のトラフィック周期で検出する。
通信装置7の上り信号のトラフィック周期は、例えば通信装置7が移動体無線通信システムであり、通信装置7の通信方式がTDD方式である場合、上り信号のサブフレームの割当は、予め定められる(非特許文献2参照)。上り信号のサブフレームの割当が予め定められるため、上り信号のトラフィック周期は予め定められている。
指示部612bは、上り信号のトラフィックがない場合、通信装置7の上り信号のトラフィック周期に基づく時間長を、スリープ時間の長さと定める。例えば、指示部612bは、通信装置7の上り信号のトラフィック周期に同じ時間長を、スリープ時間の長さと定めてもよい。指示部612bは、上り信号のトラフィックがない場合、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bに送信する。指示部612bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bに送信した時刻からスリープ時間が経過した時刻を検出してもよい。指示部612bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bに送信した時刻からスリープ時間が経過した時刻に、スリープ状態の解除指示を電力制御部62bに送信する。
電力制御部62bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bが指示部612bから取得した場合、通信部63bの状態をスリープ状態に遷移させる。電力制御部62bは、スリープ状態の解除指示を電力制御部62bが指示部612bから取得した場合、通信部63bの状態を起動状態に遷移させる。
なお、電力制御部62bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bが取得した時刻からスリープ時間が経過した時刻を検出してもよい。電力制御部62bは、電力制御部62bがスリープ状態の解除指示を指示部612bから取得していない場合でも、スリープ時間が経過した時刻に、通信部63bの状態を起動状態に遷移させてもよい。
通信部63bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bから取得した場合、スリープ状態に遷移する。通信部63bは、スリープ状態の解除指示を電力制御部62bから取得した場合、起動状態に遷移する。したがって、通信部63bは、通信装置7から送信された上り信号を終端装置6bが端局装置2に送信する場合、終端装置6bに通信装置7が上り信号を送信する周期に合わせて、省電力動作を実行する。
なお、通信部63bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bが取得した時刻からスリープ時間が経過した時刻を検出してもよい。通信部63bは、通信部63bがスリープ状態の解除指示を電力制御部62bから取得していない場合でも、スリープ時間が経過した時刻に、起動状態に遷移してもよい。
図5は、光伝送システム1bの動作の例を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、通信装置7の上り信号のトラフィック周期で実行される。検出部610aは、上り信号のトラフィック量(Vup)を検出する(ステップS201)。電力制御部62bは、スリープ状態の解除指示を通信部63bに送信する(ステップS202)。なお、ステップS202の処理は、ステップ206よりも前に実行されるステップ201〜205のいずれかで実行されればよい。例えば、ステップS202の処理は、ステップ201と並列に実行されてもよい。
検出部610bは、トラフィック値を指示部612bに送信する(ステップS203)。指示部612bは、上り信号のトラフィックがあるか否かを判定する(ステップS204)。上り信号のトラフィックがある場合(ステップS204:YES)、指示部612bは、記憶部611bにアクセスし、保有トークン値からトラフィック値を減算する(ステップS205)。
上り信号のトラフィックがない場合(ステップS204:NO)、指示部612bは、スリープ状態の設定指示を電力制御部62bに送信する(ステップS206)。電力制御部62bは、スリープ状態の設定指示を通信部63bに送信する(ステップS207)。
図6は、光伝送システム1bの動作の例を示す図である。横軸は時間を示す。図6の上段は、光伝送システム1bの動作との比較例として、光伝送システム100bの動作を示す。時刻t1において、端局装置200bは、スリープ状態の設定指示を終端装置300bに送信する。第2実施形態では、スリープ状態の設定指示は、スリープ時間を表す情報を含んでもよい。
時刻t2において、終端装置300bは、スリープ状態の設定指示を端局装置200bから取得する。終端装置300bは、応答信号を端局装置200bに送信する。終端装置300bは、スリープ状態の設定指示に基づいて、起動状態からスリープ状態に遷移する。時刻t3において、端局装置200bは、応答信号を終端装置300bから取得する。
時刻t5において、終端装置300bは、スリープ時間を表す情報に基づいて、スリープ状態から起動状態に遷移する。したがって、終端装置300bのスリープ時間は、時刻t2から時刻t5までである。時刻t5において、終端装置300bは、スリープ解除通知信号を端局装置200bに送信する。時刻t6において、端局装置200bは、スリープ解除通知信号を終端装置300aから取得する。
図6の下段は、光伝送システム1bの動作の例を示す。時刻t1において、終端装置6bは、保有トークン値及びトラフィック値に基づいて、スリープ設定通知信号を端局装置2に送信する。終端装置6bは、通信装置7の上り信号のトラフィック周期に基づく時間長を、スリープ時間の長さと定める。例えば、終端装置6bは、通信装置7の上り信号のトラフィック周期に同じ時間長を、スリープ時間の長さと定めてもよい。図6では、終端装置6bのスリープ時間は、時刻t1から時刻t5までである。
終端装置6bは、保有トークン値及びトラフィック値に基づいて、起動状態からスリープ状態に自律的に遷移する。例えば、終端装置6bは、保有トークン値が減少しない時間が一定時間以上続いた場合、起動状態からスリープ状態に自律的に遷移する。時刻t2において、端局装置2は、スリープ設定通知信号を終端装置6bから取得する。
時刻t5において、終端装置6bは、スリープ状態から起動状態に自律的に遷移する。終端装置6bのスリープ時間は、終端装置300bのスリープ時間よりも長い。終端装置6bは、スリープ解除通知信号を端局装置2に送信する。時刻t6において、端局装置2は、スリープ解除通知信号を終端装置6bから取得する。
以上のように、通信部63bは、終端装置6bに通信装置7が信号を送信する周期に合わせて省電力動作を実行する。これによって、実施形態における終端装置6bは、通信装置7の信号のトラフィック周期に基づいて、スリープ時間をトラフィック周期の時間長まで長くすることができる。すなわち、実施形態における終端装置6bは、上り信号が通信装置7から終端装置6bに到着してから次の上り信号が通信装置7から終端装置6bに到着するまでの最長の時間、スリープ状態になっていることができる。
上述した実施形態における端局装置、終端装置、通信装置及び光伝送システムの少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1a…光伝送システム、1b…光伝送システム、2…端局装置、3…光ファイバ、4…光スプリッタ、5…光ファイバ、6a…終端装置、6b…終端装置、60…通信部、61a…監視部、61b…監視部、62a…電力制御部、62b…電力制御部、63a…通信部、63b…通信部、100a…光伝送システム、100b…光伝送システム、200a…端局装置、200b…端局装置、300a…終端装置、300b…終端装置、610a…検出部、610b…検出部、611a…記憶部、611b…記憶部、612a…指示部、612b…指示部

Claims (4)

  1. 自終端装置から端局装置に送信された信号のトラフィック量を検出する検出部と、
    保有しているトークン量に対応付けられた保有トークン値から、検出された前記トラフィック量に対応付けられたトラフィック値を減算した結果に基づいて省電力動作を実行する指示を生成する指示部と、
    生成された前記指示に基づいて前記省電力動作を実行する通信部と、
    を備え
    前記指示部は、前記保有トークン値が0の場合、又は前記保有トークン値が減少しない時間が一定時間以上続いている場合、前記省電力動作を実行する指示を生成する、
    終端装置。
  2. 前記通信部は、他の通信装置から送信された信号を自終端装置が前記端局装置に送信する場合、前記通信装置が信号を送信する周期に合わせて前記省電力動作を実行する、
    請求項1に記載の終端装置。
  3. 信号を取得する第1通信部
    を有する端局装置と、
    自終端装置から前記端局装置に送信された前記信号のトラフィック量を検出する検出部と、
    保有しているトークン量に対応付けられた保有トークン値から、検出された前記トラフィック量に対応付けられたトラフィック値を減算した結果に基づいて省電力動作を実行する指示を生成する指示部と、
    生成された前記指示に基づいて前記省電力動作を実行する第2通信部と、
    を有する終端装置と、
    を備え
    前記指示部は、前記保有トークン値が0の場合、又は前記保有トークン値が減少しない時間が一定時間以上続いている場合、前記省電力動作を実行する指示を生成する、
    光伝送システム。
  4. 端局装置と終端装置とを備える光伝送システムの前記終端装置が実行する光伝送方法であって、
    前記終端装置から前記端局装置に送信された信号のトラフィック量を検出する第1ステップと、
    保有しているトークン量に対応付けられた保有トークン値から、検出された前記トラフィック量に対応付けられたトラフィック値を減算した結果に基づいて省電力動作を実行する指示を生成する第2ステップと、
    生成された前記指示に基づいて前記省電力動作を実行する第3ステップと、
    を含み、
    前記第2ステップにおいて、前記保有トークン値が0の場合、又は前記保有トークン値が減少しない時間が一定時間以上続いている場合、前記省電力動作を実行する指示を生成する、
    光伝送方法。
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