JP5914590B2 - 光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システムに関し、特に、光通信システムにおいて使用する宅内装置の温度管理技術に関する。
近年、ONU(Optical Network Unit)をHGW(Home GateWay)やWiFi−AP(Wireless Fidelity Access Point)等の端末へ組み込む研究がなされている。それに伴い、ONU小型化の技術(例えば、SFP型ONU)の開発が進んでいる(特許文献1参照)。
ONU(Optical Network Unit)とは、光通信システムにおいて使用する局側装置(GE−OLT)と対向する宅内装置である。ONUは通信量が多く、処理負荷が高くなると、通信LSI(Large Scale Integration)や周辺部品の電力消費が増加し、装置温度が上昇する。電子機器において温度制御する先行技術文献としては、特許文献2〜4等がある。
特表2009−522866号公報 特開2011−044827号公報 特開2013−255086号公報 特開2009−194876号公報
小型ONUの実現に際して、以下の課題が生じる。
まず、現行ONUは、空冷などの冷却機構を備えているが、小型ONUには、このような冷却機構を設けるスペースがない。すなわち、小型ONUは、ONUの高温状態を回避する手段(発熱を低減する機構など)を備えていないため、現行ONUに比べて装置温度が高くなる。
また、小型ONUを搭載するHGW等の端末(以下、搭載端末という。)は、小型ONUの発熱の影響を直に受ける。搭載端末が高温状態に晒される時間が増えると、搭載端末の故障率上昇が懸念される。
更に、ONUは通信量が多く、処理負荷が高くなると、通信LSIや周辺部品の電力消費が増加し、50〜60℃程度まで装置温度が上昇する場合がある。このような高温状態が継続すると、内部部品の故障率上昇が懸念されるが、ONUの温度状態に応じて通信量を制御する仕組みがない。
すなわち、特許文献1は、SFP型ONUの技術を開示しているが、SFP型ONUから発せられる熱がSFP型ONUを搭載する端末に与える影響については考慮されていない。特許文献2は、半導体レーザの温度に応じてデータ送信を制御することで半導体レーザの故障率を低減させる手段を開示しているが、半導体レーザの温度による搭載端末の故障率上昇については考慮されていない。特許文献3は、レーザの使用温度に応じてレーザ波長を調整することで伝送距離を増大させる技術を開示しているが、装置故障率の低減については考慮されていない。特許文献4は、温度制御回路を利用し、消費電力が最小となるように波長を制御する技術を開示しているが、温度(消費電力)に影響を与える通信量については考慮されていない。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、小型ONUの温度上昇を回避することができる光通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、光通信システムであって、光加入者線端局装置と、前記光加入者線端局装置と対向する光加入者線終端装置と、前記光加入者線終端装置を搭載する搭載端末とを備え、前記光加入者線終端装置又は前記搭載端末は、前記光加入者線終端装置の温度情報を検出し、前記光加入者線端局装置は、前記光加入者線終端装置の温度情報に応じて通信帯域を制御することにより前記光加入者線終端装置との間の通信量を制御する光通信システムであって、前記光加入者線終端装置の温度情報に応じて前記光加入者線端局装置から前記光加入者線終端装置への通信量が制限されるとともに、前記光加入者線端局装置から前記光加入者線終端装置に帯域制御情報が送信され、その帯域制御情報に応じて前記搭載端末から前記光加入者線終端装置への通信量が制限されることを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記光加入者線端局装置が、複数の温度閾値に応じて前記光加入者線終端装置との間の通信量を段階的に制御することを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、第1又は第2の態様に係る発明において、前記光加入者線終端装置の温度情報をOAMフレームに載せて前記光加入者線端局装置に通知することを要旨とする。
本発明によれば、小型ONUの温度上昇を回避することができる光通信システムを提供することが可能である。
実施の形態における光通信システムのシステム構成図である。 実施の形態のパタンを説明するための図である。 第1の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。 第2の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。 第3の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。 第4の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。 実施の形態における光通信システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態における光通信システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態における光通信システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態における光通信システムが備えるデータベースの構成図である。 実施の形態における光通信システムによる効果を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための光通信システムを例示するものであり、装置の構成やデータの構成等は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(構成例)
図1は、本発明の実施の形態における光通信システムのシステム構成図である。この光通信システムは、図1に示すように、GE−OLT10と、ONU20と、HGW30とを備える。GE−OLT(Gigabit Ethernet-Optical Line Terminal)10は、光加入者線端局装置であり、加入者収容局に設置される(Ethernetは登録商標)。GE−OLT10内部のOSU(Optical Subscriber Unit)は、複数のONU20と接続される。ONU20は、光加入者線終端装置であり、加入者宅内に設置される。ここでは、SFP型ONU等、小型のONUを想定している。SFP(Small Form-Factor Pluggable)とは、光ファイバを通信機器に接続する光トランシーバである。HGW30は、ONU20とユーザのPCなどを接続するための宅内ネットワーク機器である。ここでは、HGW30を例示しているが、ONU20を搭載することが可能な種々の搭載端末を採用することができる。
この光通信システムでは、ONU20とGE−OLT10とが連携し、ONU20の温度が閾値を超過した際、そのONU20の温度に応じてGE−OLT10がトラフィックを制御するようになっている。具体的には、搭載端末に影響を与える限界温度情報をGE−OLT10に登録しておく。この限界温度情報は、搭載端末の種類ごとに異なるのが通常である。次に、ONU20において、温度センサなどによりONU20の温度を測定し、その測定結果である温度情報をOAMフレームに載せてGE−OLT10に通知する。OAM(Operation Administration and Maintenance)は、ネットワークの保守・管理機能である。次に、GE−OLT10において、ONU20向けの通信量、言い換えると、下り通信(GE−OLT10からONU20への流量)を制御する。また、GE−OLT10からONU20のUNIポート制御情報を送信する。UNI(User-Network Interface)とは、通信事業者の通信設備とエンドユーザ側の設備とを接続するインタフェースである。次に、ONU向けの通信量、言い換えると、上り通信(ONU20のUNIポートもしくはHGW30のSNI)を制御する。SNI(application Server-Network Interface)とは、NGNにおいてサービスを提供する通信事業者側の設備と接続するためのインタフェースである。これにより、ONU20の通信量が制限され、ONU20に搭載される部品の駆動量が低減されるため、ONU20の発熱量を低下させることが可能となる。
図2は、本発明の実施の形態のパタンを説明するための図である。この図に示すように、本発明の実施の形態は、ONU20の温度を検出(測定)する箇所、GE−OLT10からONU20方向の通信帯域を制御する箇所、HGW30からONU20方向の通信帯域を制御する箇所の組み合わせに応じて4つのパタンに分類することができる。ONU20の温度を検出する箇所としては、ONU20と、HGW30がある。GE−OLT10からONU20方向の通信帯域を制御する箇所としては、GE−OLT10のUNI(PON−LSI)がある。HGW30からONU20方向の通信帯域を制御する箇所としては、ONU20のUNI(PHY−LSI)と、HGW30のSNI(NIC−LSI)がある。これらの組み合わせである4つのパタン(実施の形態)の中から状況に合ったものを適宜選択することが可能である。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。この図に示すように、GE−OLT10は、OSU_IF部11と、帯域制御管理部12とを備える。ONU20は、OLT側IF部21と、ONU温度情報検出部22と、端末側IF部23とを備える。HGW30は、ONU側IF部31を備える。OSU_IF部11は、帯域制御情報に基づいた出力帯域制御を実施する。帯域制御管理部12は、ONU20の温度情報に基づいた帯域制御を実施するDBA等である。DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)とは、トラヒック量に応じて帯域を動的に割り当てる機能である。帯域制御管理部12には、帯域制御管理DB12Aと、帯域制御テーブル12Bとが含まれる。帯域制御管理DB12Aは、ONU20ごとに温度と帯域制御状況の情報を格納する。帯域制御テーブル12Bは、帯域制御状況と帯域制御方法の情報を格納する。OLT側IF部21は、ONU20の温度情報をGE−OLT10に通知する。ONU温度情報検出部22は、ONU20の温度情報を検出する。端末側IF部23は、帯域制御情報に基づいたUNIリンク制御を実施する。
すなわち、第1の実施の形態におけるONU20側の主な追加機能は、温度測定手段と、UNI帯域制御手段と、GE−OLT10との制御信号通信手段である。温度測定手段は、ONU20の温度を測定するセンサなどである。UNI帯域制御手段は、UNI帯域を制御する手段である。GE−OLT10との制御信号通信手段は、GE−OLT10との間で制御信号を通信する手段であり、例えば、OAMフレームやVLANタグを利用することが可能である。また、第1の実施の形態におけるGE−OLT10側の主な追加機能は、UNI帯域制御手段と、ONU20との制御信号通信手段である。UNI帯域制御手段は、UNI帯域を制御する手段である。ONU20との制御信号通信手段は、ONU20との間で制御信号を通信する手段であり、例えば、OAMフレームやVLANタグを利用することが可能である。
このような光通信システムの実施手順は以下のようになる。
[1]ONU20の温度測定手段により温度を測定する。
[2]測定結果を制御信号通信手段によりONU20からGE−OLT10に送信する。
[3]GE−OLT10にて温度に応じて帯域を決める。
[4−1]GE−OLT10のUNI帯域制御手段を用いて下り通信の帯域を制御する。
[4−2−1]GE−OLT10からONU20に制御信号通信手段を用いて帯域制御の指示を送信する。
[4−2−2]ONU20のUNI帯域制御手段を用いて上り通信の帯域を制御する。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。第1の実施の形態と異なる点は、HGW30からONU20方向の通信帯域をHGW30側で制御する点である。すなわち、第2の実施の形態におけるONU20側の主な追加機能は、温度測定手段と、GE−OLT10との制御信号通信手段と、HGW30との制御信号通信手段である。HGW30との制御信号通信手段は、HGW30との間で制御信号を通信する手段であり、例えば、I2Cや擬似VLANタグを利用することが可能である。温度測定手段及びGE−OLT10との制御信号通信手段は、第1の実施の形態と同様である。また、第2の実施の形態におけるGE−OLT10側の主な追加機能は、UNI帯域制御手段と、ONU20との制御信号通信手段である。これら手段は、第1の実施の形態と同様である。また、第2の実施の形態におけるHGW30側の主な追加機能は、SNI帯域制御手段と、ONU20との制御信号通信手段である。SNI帯域制御手段は、帯域制御情報に基づいたSNIリンク制御を実施する。ONU20との制御信号通信手段は、ONU20との間で制御信号を通信する手段であり、例えば、I2Cや擬似VLANタグを利用することが可能である。
このような光通信システムの実施手順は以下のようになる。
[1]ONU20の温度測定手段により温度を測定する。
[2]測定結果を制御信号通信手段によりONU20からGE−OLT10に送信する。
[3]GE−OLT10にて温度に応じて帯域を決める。
[4−1]GE−OLT10のUNI帯域制御手段を用いて下り通信の帯域を制御する。
[4−2−1]GE−OLT10からONU20に制御信号通信手段を用いて帯域制御の指示を送信する。
[4−2−2]ONU20が受信した帯域制御の指示をHGW30に制御信号通信手段を用いて送信する。
[4−2−3]HGW30のSNI帯域制御手段を用いて上り通信の帯域を制御する。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。第1の実施の形態と異なる点は、ONU20の温度をHGW30側で検出する点である。すなわち、第3の実施の形態におけるONU20側の主な追加機能は、UNI帯域制御手段と、GE−OLT10との制御信号通信手段と、HGW30との制御信号通信手段である。これら手段は、第1又は第2の実施の形態と同様である。また、第3の実施の形態におけるGE−OLT10側の主な追加機能は、UNI帯域制御手段と、ONU20との制御信号通信手段である。これら手段は、第1の実施の形態と同様である。また、第3の実施の形態におけるHGW30側の主な追加機能は、ONU20の温度測定手段と、ONU20との制御信号通信手段である。ONU20の温度測定手段は、ONU20の温度を測定するセンサなどである。ONU20との制御信号通信手段は、第2の実施の形態と同様である。なお、図5に示されるONU情報管理部22Aは、ONU20の温度情報等を受け渡す機能を備えていればよく、ONU20の温度情報を検出する機能を備えていなくてもよいのはもちろんである。
このような光通信システムの実施手順は以下のようになる。
[1]HGW30の温度測定手段により温度を測定する。
[2]測定結果を制御信号通信手段によりHGW30からONU20に送信する。
[3]測定結果を制御信号通信手段によりONU20からGE−OLT10に送信する。
[4]GE−OLT10にて温度に応じて帯域を決める。
[5−1]GE−OLT10のUNI帯域制御手段を用いて下り通信の帯域を制御する。
[5−2−1]GE−OLT10からONU20に制御信号通信手段を用いて帯域制御の指示を送信する。
[5−2−2]ONU20のUNI帯域制御手段を用いて上り通信の帯域を制御する。
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4の実施の形態における光通信システムの機能ブロック図である。第4の実施の形態は、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせたものに相当する。すなわち、第4の実施の形態におけるONU20側の主な追加機能は、GE−OLT10との制御信号通信手段と、HGW30との制御信号通信手段である。また、第4の実施の形態におけるGE−OLT10側の主な追加機能は、UNI帯域制御手段と、ONU20との制御信号通信手段である。また、第4の実施の形態におけるHGW30側の主な追加機能は、ONU20の温度測定手段と、SNI帯域制御手段と、ONU20との制御信号通信手段である。これら手段は、第1〜第3の実施の形態と同様である。
このような光通信システムの実施手順は以下のようになる。
[1]HGW30の温度測定手段により温度を測定する。
[2]測定結果を制御信号通信手段によりHGW30からONU20に送信する。
[3]測定結果を制御信号通信手段によりONU20からGE−OLT10に送信する。
[4]GE−OLT10にて温度に応じて帯域を決める。
[5−1]GE−OLT10のUNI帯域制御手段を用いて下り通信の帯域を制御する。
[5−2−1]GE−OLT10からONU20に制御信号通信手段を用いて帯域制御の指示を送信する。
[5−2−2]ONU20が受信した帯域制御の指示をHGW30に制御信号通信手段を用いて送信する。
[5−2−3]HGW30のSNI帯域制御手段を用いて上り通信の帯域を制御する。
(動作例)
図7は、本発明の実施の形態における光通信システムの動作を示すシーケンス図である。ここでは、第1の実施の形態に対応する動作を例示するが、その他の実施の形態に対応する動作も基本的に同じである。
まず、ONU20は、ONU20の温度情報を検出し、検出した温度情報をGE-OLT10に送信する(S1→S2)。次に、GE-OLT10は、ONU20より温度情報を受信すると、ONU20の温度を確認し、その温度に応じた帯域制御の方法を判断した後(S3)、下り通信の帯域制御を行うとともに、上り通信の帯域制御情報をONU20に送信する(S4→S5)。ONU20は、GE-OLT10より上り通信の帯域制御情報を受信すると、その帯域制御情報に応じてUNIリンク速度の設定を変更した後、その設定変更完了通知をGE-OLT10に送信する(S6→S7)。GE-OLT10は、ONU20からUNIリンク速度変更完了通知を受信すると、帯域制御管理DB12Aを更新する(S8)。
図8及び図9は、本発明の実施の形態における光通信システムの動作を示すフローチャートである。ここでも、第1の実施の形態に対応する動作を例示するが、その他の実施の形態に対応する動作も基本的に同じである。ONU測定温度をT、ONU閾値温度をT1,T2としている。ONU閾値温度T1は、ONU動作仕様温度のx%に相当する温度であり、ONU閾値温度T2は、ONU動作仕様温度のy%に相当する温度である(x<y)。また、ONU閾値温度T2は、搭載端末に影響を与える限界温度情報である。
まず、ONU20は、ONU測定温度Tを測定し、測定したONU測定温度TをGE-OLT10に送信する(S10→S11)。これにより、GE-OLT10は、該当ONU20の帯域制御情報(Flagデータ)を帯域制御管理DB12Aから読み出す(S12)。
ここで、GE-OLT10は、ONU測定温度TがONU閾値温度T2以上である場合において、帯域制御管理DB12Aから読み出したFlagデータが「2」であるときは(S13:YES→S14:YES)、ONU20に対して何もしない(S15)。
また、GE-OLT10は、ONU測定温度TがONU閾値温度T2以上である場合において、帯域制御管理DB12Aから読み出したFlagデータが「2」でないときは(S13:YES→S14:NO)、GE-OLT10のUNI帯域を制御する(S21)。具体的には、該当ONU向けの出力帯域を「0」にするようになっている。その後、GE-OLT10がONU20に帯域制御信号を送信すると、ONU20は、ONU20のUNI帯域を制御する(S22→S23)。具体的には、UNIリンクダウンを実施するようになっている。これにより、ONU20がUNIリンク速度変更完了通知をGE-OLT10に送信すると、GE-OLT10は、帯域制御管理DB12AのFlagデータを「2」に書き換える(S24→S25)。
また、GE-OLT10は、ONU測定温度TがONU閾値温度T1以上で且つONU閾値温度T2未満である場合において、帯域制御管理DB12Aから読み出したFlagデータが「1」であるときは(S16:YES→S17:YES)、ONU20に対して何もしない(S18)。
また、GE-OLT10は、ONU測定温度TがONU閾値温度T1以上で且つONU閾値温度T2未満である場合において、帯域制御管理DB12Aから読み出したFlagデータが「1」でないときは(S16:YES→S17:NO)、GE-OLT10のUNI帯域を制御する(S26)。具体的には、該当ONU向けの出力帯域を例えば10Mbpsに制限するようになっている。その後、GE-OLT10がONU20に帯域制御信号を送信すると、ONU20は、ONU20のUNI帯域を制御する(S27→S28)。具体的には、UNIリンク速度を例えば1Gbpsから10Mbpsに変更するようになっている。これにより、ONU20がUNIリンク速度変更完了通知をGE-OLT10に送信すると、GE-OLT10は、帯域制御管理DB12AのFlagデータを「1」に書き換える(S29→S30)。
また、GE-OLT10は、ONU測定温度TがONU閾値温度T1未満である場合において、帯域制御管理DB12Aから読み出したFlagデータが「0」であるときは(S19:YES)、ONU20に対して何もしない(S20)。
また、GE-OLT10は、ONU測定温度TがONU閾値温度T1未満である場合において、帯域制御管理DB12Aから読み出したFlagデータが「0」でないときは(S19:NO)、GE-OLT10のUNI帯域を制御する(S31)。具体的には、該当ONU向けの出力帯域設定を元に戻すようになっている。その後、GE-OLT10がONU20に帯域制御信号を送信すると、ONU20は、ONU20のUNI帯域を制御する(S32→S33)。具体的には、UNIリンク設定を元に戻すようになっている。これにより、ONU20がUNIリンク速度変更完了通知をGE-OLT10に送信すると、GE-OLT10は、帯域制御管理DB12AのFlagデータを「0」に書き換える(S34→S35)。
以上の処理をGE−PONシステムの帯域更新周期毎に実施するようになっている。GE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)とは、一心の光ファイバを複数ユーザで共有し、1Gbpsの通信速度を実現する光アクセス方式である。
(データベース構成例)
図10は、本発明の実施の形態における光通信システムが備えるデータベースの構成図である。具体的には、図10(a)は、GE-OLT10が備える帯域制御管理DB12Aを示し、図10(b)は、GE-OLT10が備える帯域制御テーブル12Bを示し、図10(c)は、ONU20が備えるONU温度情報24を示している。
図10(a)に示すように、帯域制御管理DB12Aは、ONU_MAC情報と、ONU閾値温度T1と、ONU閾値温度T2と、ONU測定温度Tと、帯域制御情報(Flagデータ)とを対応付けて管理している。ONU測定温度T及び帯域制御情報は適宜更新される。ここでは、ONU閾値温度T1が40℃、ONU閾値温度T2が50℃である場合を例示しているが、これら閾値温度T1,T2は、搭載端末の種類に応じて変更することが可能である。例えば、搭載端末が別のものに変更された場合は、変更後の搭載端末の種類を示す情報をONU20からGE-OLT10に通知し、帯域制御管理DB12AのONU閾値温度T1,T2を変更してもよい。
図10(b)に示すように、帯域制御テーブル12Bは、帯域制御情報(Flagデータ)と、上り通信の帯域制御方法と、下り通信の帯域制御方法とを対応付けて管理している。ここで例示している帯域制御方法は、図8及び図9において説明した通りである。帯域制御情報は「0」「1」「2」の3種類に限定されるものではなく、また、帯域制御方法も適宜変更することが可能である。
図10(c)に示すように、各ONU20は、自身のONU_MAC情報と、ONU測定温度Tとを対応付けて管理している。ONU測定温度Tは適宜更新される。
以上のように、本発明の実施の形態における光通信システムは、GE-OLT10と、GE-OLT10と対向するONU20と、ONU20を搭載するHGW30とを備え、ONU20又はHGW30は、ONU20の温度情報を検出し、GE-OLT10は、ONU20の温度情報に応じて通信帯域を制御することによりONU20との間の通信量を制御する。具体的には、図11(a)に示すように、GE-OLT10とONU20との間で下り通信40と上り通信50が行われている場合において、ONU20が高温状態になると、図11(b)に示すように、下り通信41と上り通信51の通信量を制限するようになっている。
これにより、ONU20の負荷が下がるため、ONU20の温度上昇を回避することが可能である。また、GE-OLT10においてONU20ごとの柔軟な帯域制御と一括管理を行うことができるため、あるONU20用の通信帯域を制限した場合は、その分の通信帯域を別のONU20用に割り当てることが可能である。その他、(1)HGW30等の搭載端末の故障率が低減できる、(2)ONU20そのものに発熱を低減する新たな機構が不要になる、(3)搭載端末にONU20の発熱を低減する機構(ファン等)が不要になる、(4)搭載端末側でONU20の温度仕様への対応が不要になる等の効果がある。
また、GE-OLT10は、複数の温度閾値に応じてONU20との間の通信量を段階的に制御してもよい。これにより、温度上昇時には段階的に通信量を制限することができ、温度低下時には段階的に通信量の回復を行うことができる。上り通信の遮断はONU20のUNIリンク制御のため、温度低下時の即時通信回復が可能である。段階的な通信の制御を行うことでONU20の温度上昇速度を抑え、電話等の優先度の高い通信を維持できるという効果もある。
また、ONU20の温度情報をOAMフレームに載せてGE-OLT10に通知してもよい。これにより、ONU20とGE-OLT10とが連携してONU20の温度情報を定期的に把握することができる。Trap通知や監視SVからのポーリングによる情報取得ではなく、GE−PONシステムで利用されるOAMフレームを利用するようにしているため、ONU20の温度情報を効率的かつタイムリーに通知することが可能である。
なお、本発明は、光通信システムとして実現することができるだけでなく、この光通信システムに用いられる光加入者線端局装置(GE−OLT10)、光加入者線終端装置(ONU20)、又は搭載端末(HGW30)が備える特徴的な処理部をステップとする温度管理方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させる温度管理プログラムとして実現したりすることも可能である。このようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
10…光加入者線端局装置(GE-OLT)
20…光加入者線終端装置(ONU)
30…搭載端末(HGW)

Claims (3)

  1. 光加入者線端局装置と、
    前記光加入者線端局装置と対向する光加入者線終端装置と、
    前記光加入者線終端装置を搭載する搭載端末とを備え、
    前記光加入者線終端装置又は前記搭載端末は、前記光加入者線終端装置の温度情報を検出し、
    前記光加入者線端局装置は、前記光加入者線終端装置の温度情報に応じて通信帯域を制御することにより前記光加入者線終端装置との間の通信量を制御する光通信システムであって、
    前記光加入者線終端装置の温度情報に応じて前記光加入者線端局装置から前記光加入者線終端装置への通信量が制限されるとともに、前記光加入者線端局装置から前記光加入者線終端装置に帯域制御情報が送信され、その帯域制御情報に応じて前記搭載端末から前記光加入者線終端装置への通信量が制限される
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記光加入者線端局装置は、複数の温度閾値に応じて前記光加入者線終端装置との間の通信量を段階的に制御することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記光加入者線終端装置の温度情報をOAMフレームに載せて前記光加入者線端局装置に通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の光通信システム。
JP2014158634A 2014-08-04 2014-08-04 光通信システム Active JP5914590B2 (ja)

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