JP6534921B2 - ウェアラブルデバイス、ウェアラブルデバイスの制御方法及びプログラム - Google Patents
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図1を参照して、一実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の例について説明する。情報処理システム1は、ウェアラブルデバイスを用いた各種のサービスを提供するためのシステムである。情報処理システム1は、サーバ装置10、腕時計型デバイス20及び携帯端末30を主に含む。腕時計型デバイス20及び携帯端末30は、ネットワークNを介してサーバ装置10と相互に通信することができる。また、腕時計型デバイス20は、携帯端末30と(例えば、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等により)相互に通信することができる。情報処理システム1は、例えば、ウェアラブルデバイスである腕時計型デバイス20を装着し、かつ、携帯端末30を携帯するユーザに対して、地図情報に基づく各種の情報提供サービスを行うことができる。
センサ27は、各種のセンサにより構成される。センサ27は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、及び/又はイメージセンサ等を含むことができる。センサ27により、例えば、ユーザが装着している腕時計型デバイス20の傾き、腕時計型デバイス20の所定部位が向いている方位(例えば、腕時計型デバイス20の表示部25の上部が向いている方位)を検知することができる。
マイク28は、腕時計型デバイス20を装着するユーザが発する声/音を電気信号に変換する装置である。
図2を参照して、サーバ装置10の一実施形態における機能構成について説明する。サーバ装置10は、主な機能構成として、現在地情報取得部111、経路探索部112及びデータベース120を備える。サーバ装置10は、例えば、CPU11aがメモリ11b等に格納された所定のプログラムを実行してサーバ装置10のハードウェアと協働することで、図2に示す各機能構成を実現することになる。以下に各機能構成の詳細を説明する。
以下に第1のモード及び第2のモードにおけるナビゲーション画面の具体的な例を説明する。
図4を参照して、第1のモードにおけるナビゲーション画面の例(矢印ナビ画面)を説明する。この例において、腕時計型デバイス20の表示部25に表示されたナビゲーション画面には、ユーザの現在地と目的地との間の相対的位置関係として、現在地を起点とした目的地の方向が矢印41で示されている。また、このナビゲーション画面には、地図や経路が示されていない。このように、目的地までの経路が示されないシンプルな画面であっても、現在地を起点とした目的地の方向が画面に示されることにより、ユーザは直感的に経路を選びながら目的地に辿り着くことができる。
図5及び図6を参照して、第1のモードにおけるナビゲーション画面の他の例(レーダーナビ画面)を説明する。まず、図5に示す例において、表示部25に表示されたナビゲーション画面には、ユーザの現在地と目的地との間の相対的位置関係を示すために、現在地を示すアイコン51及び目的地を示すアイコン52が1画面に示されている。また、1画面に表示した現在地を示すアイコン51と目的地を示すアイコン52との位置関係によりユーザの現在地から目的地までの距離が示されている。特に、この例では、レーダーチャートのような形式で、現在地のアイコン51が画面の中心に示され、現在地からの目的地の距離及び方角に応じた位置に目的地のアイコン52が示されている。また、このナビゲーション画面には、地図や経路が示されていない。このナビゲーション画面には、次の二種類の円が示されている。
また、表示制御部213は、ユーザの現在地から目的地までの距離に応じて、図5に示すナビゲーション画面に表示された第1の円及び第2の円のサイズを変更(拡大又は縮小)して表示するように制御する。第1の円及び第2の円のサイズの変更のタイミングは、例えば、第1の円が第2の円と重なったとき(すなわち、第1の円の半径が第2の円の半径と等しくなったとき)とすることができる。
表示制御部213は、第1の円が複数の第2の円のうち、最も内側に表示された(すなわち、最小の)第2の円(図5の例では、第2の円c2)に重なったときに、当該重なった第2の円を強調して表示することができる。なお、第2の円の強調表示は、第1の円が最小の第2の円に重なったときに限られず、第1の円の半径が所定値以内(例えば、20m以内)であるときとすることもできる。このように第2の円を強調して表示することによって、ユーザは、目的地付近にいることを直感的に把握することができる。強調して表示する方法は任意の方法を採用することができる。例えば、第2の円c2を点滅して表示させたり、第2の円c2の内部を塗りつぶして表示させることができる。強調する方法は、一つの方法を採用してもよいし複数の方法を組み合わせて採用してもよい。
表示制御部213は、第1の円が複数の第2の円のうち、最も内側に表示された(すなわち、最小の)第2の円(図5の例では、第2の円c2)に重なったときに、他のナビゲーション画面を表示部25に表示することができる。例えば、表示制御部213は、図5の第1の円c1が第2の円c2と重なったときに、図5に示すナビゲーション画面(レーダーナビ画面)から図7に示す後述するナビゲーション画面(ターン・バイ・ターンナビ画面)に表示部25の表示を切り替えるように制御することができる。なお、他のナビゲーション画面への表示切替は、第1の円が最小の第2の円に重なったときに限られず、第1の円の半径が所定値以内(例えば、20m以内)であるときとすることができる。
表示制御部213は、ユーザの現在地と目的地との間が遠く離れており、図5に示すナビゲーション画面にユーザの目的地が表示されない程度に、現在地と目的地との間が離れている場合、現在地から目的地の方角をナビゲーション画面に表示し、目的地を示すアイコン52を表示しないようにすることができる。例えば、図5の例では、現在地から目的地までの距離が2000mである場合、目的地を示すアイコン52をナビゲーション画面内に表示することができない。このような場合、表示制御部213は、例えば、ナビゲーション画面内の任意の位置に、目的地の方角を示す形状のアイコンを表示するように制御することができる。
図7及び図8を参照して、第2のモードにおけるナビゲーション画面の例(ターン・バイ・ターンナビ画面)を説明する。まず、図7に示す例において、表示部25に表示されたナビゲーション画面には、現在地から目的地に向かう経路上に存在する進路変更(ターン・バイ・ターン)の情報を示すアイコン61、62と、ユーザの現在地を示すアイコン63とが表示されている。本実施形態において、進路変更とは、経路上の分岐点において、経路探索結果に従って目的地に向かって進むために進路を変更することである。本実施形態における進路変更には、カーブする経路に沿って進んだことによる進行方向の変更は含まれない。アイコン61は、左折の進路変更情報を示している。アイコン62は、右折の進路変更情報を示している。アイコン61、62の右側に示された値は、現在地から進路変更位置までの距離である。すなわち、この例では、目的地に向かうために、ユーザは、現在地から100mの地点で右折し、現在地から150mの地点で左折する必要があることが示されている。また、アイコン61、62の左側には、進路変更位置の交差点名が示されている。
上記のように、表示制御部213は、各ナビゲーションモードに応じたナビゲーション画面を表示部25に切り替え可能に表示するように制御する。例えば、表示制御部213は、図4、図5及び図7に示す画面を表示部25に切り替え可能に表示するように制御することができる。以下に、表示制御部213が、あるナビゲーションモードに応じたナビゲーション画面を表示している状態から他のナビゲーション画面に切り替えて表示するときの切り替え制御の方法について説明する。以下に説明する方法は例であり、ナビゲーション画面は、他の制御方法により切り替えられてもよいし、ユーザによる操作指示に応じて切り替えられてもよい。
表示制御部213は、第2のモードのナビゲーション画面の表示部25への表示中に、ユーザの現在地と、目的地との間の距離が所定値以内となったときに、表示画面を第1のモードのナビゲーション画面に切り替えて表示することができる。具体的な例として、表示制御部213は、ターン・バイ・ターンナビ画面の表示部25への表示中に、ユーザの現在地と、目的地との間の距離が20m以内となったときに、「目的地付近です」と表示部25へ表示すると共に、表示画面を矢印ナビ画面に切り替えて表示することができる。
ナビゲーション中に、ユーザが目的地までの経路から外れたなどの何らかの理由により、現在地から目的地までの経路を再度探索する処理(リルート処理)を行う場合がある。表示制御部213は、第2のモードのナビゲーション画面の表示部25への表示中に、リルート処理が失敗した場合、表示画面を第1のモードのナビゲーション画面に切り替えて表示することができる。なお、リルート処理の失敗の例として、再経路探索の計算自体が失敗した場合や、通信状態が悪くサーバ装置10に対して再探索リクエストが出せなかった場合や、探索結果を受信できない場合などがある。
次に、図9を参照して、腕時計型デバイス20において実行される処理のフローを説明する。なお、以下に説明する処理フローに含まれる各処理ステップは、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。なお、各処理ステップの処理の詳細は、既に説明しているためここでは省略する。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
Claims (10)
- ナビゲーション画面を表示する表示部と、
第1のモードのナビゲーションを表す画面と、第2のモードのナビゲーションを表す画面とを前記表示部に切り替え可能に表示する制御手段と、を備え、
前記第1のモードのナビゲーションは、ユーザの現在地と目的地との相対的位置関係に基づいたナビゲーションであり、
前記第2のモードのナビゲーションは、目的地までの経路に基づいたナビゲーションであり、
前記第1のモードのナビゲーションを表す画面は、前記ユーザの現在地を起点とした前記目的地の方向を示す第1の画面と、前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報とを1画面に表示し、且つ、前記1画面に表示した前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報との位置関係により前記ユーザの現在地から前記目的地までの距離を示す第2の画面と、を含み、
前記制御手段は、
前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第1の画面と、前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第2の画面と、前記第2のモードのナビゲーションを表す画面と、を切り替え可能に表示する、ウェアラブルデバイス。 - 前記第1のモードのナビゲーションを表す画面は、経路を示すことなく、前記ユーザの現在地と前記目的地との相対的位置関係を示すように表示される画面であり、
前記第2のモードのナビゲーションを表す画面は、方位に対応する経路を示すことなく、ユーザが前記目的地までの経路に乗っているか否かを示す画面である、請求項1に記載のウェアラブルデバイス。 - 前記制御手段は、
前記ユーザの現在地と前記目的地との間の距離に応じて、前記第1のモードのナビゲーションを表す画面と、前記第2のモードのナビゲーションを表す画面と、を切り替える、請求項1又は2に記載のウェアラブルデバイス。 - 前記制御手段は、前記第2のモードのナビゲーションを表す画面の前記表示部への表示中に、前記距離が所定値以内となったときに、前記表示部への表示を前記第1のモードのナビゲーションを表す画面に切り替えて表示する、請求項3に記載のウェアラブルデバイス。
- 前記制御手段は、前記第2のモードのナビゲーションを表す画面の前記表示部への表示中にリルート処理に失敗した場合、前記表示部への表示を前記第1のモードのナビゲーションを表す画面に切り替えて表示する、請求項1から4の何れか一項に記載のウェアラブルデバイス。
- 前記第1のモードのナビゲーションを表す画面は、前記ユーザの現在地を起点とした前記目的地の方向を示す画面を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のウェアラブルデバイス。
- 前記第1のモードのナビゲーションを表す画面は、前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報とを1画面に表示し、且つ、前記1画面に表示した前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報との位置関係により前記ユーザの現在地から前記目的地までの距離を示す画面を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のウェアラブルデバイス。
- 前記制御手段は、
前記ユーザの現在地と前記目的地との間の距離に応じて、前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第1の画面と、前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第2の画面と、を切り替える、請求項1から7のいずれか一項に記載のウェアラブルデバイス。 - 制御手段と、表示手段とを備えるウェアラブルデバイスで実施される制御方法あって、
前記制御手段が、第1のモードのナビゲーションを表す画面と、第2のモードのナビゲーションを表す画面とを前記表示手段に切り替え可能に表示することを含み、
前記第1のモードのナビゲーションは、ユーザの現在地と目的地との相対的位置関係に基づいたナビゲーションであり、
前記第2のモードのナビゲーションは、目的地までの経路に基づいたナビゲーションであり、
前記第1のモードのナビゲーションを表す画面は、前記ユーザの現在地を起点とした前記目的地の方向を示す第1の画面と、前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報とを1画面に表示し、且つ、前記1画面に表示した前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報との位置関係により前記ユーザの現在地から前記目的地までの距離を示す第2の画面と、を含み、
前記制御手段は、
前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第1の画面と、前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第2の画面と、前記第2のモードのナビゲーションを表す画面と、を切り替え可能に表示する、
制御方法。 - コンピュータを、
ナビゲーション画面を表示する表示手段と、
第1のモードのナビゲーションを表す画面と、第2のモードのナビゲーションを表す画面とを前記表示手段に切り替え可能に表示する制御手段と
を備え、
前記第1のモードのナビゲーションは、ユーザの現在地と目的地との相対的位置関係に基づいたナビゲーションであり、
前記第2のモードのナビゲーションは、目的地までの経路に基づいたナビゲーションであり、
前記第1のモードのナビゲーションを表す画面は、前記ユーザの現在地を起点とした前記目的地の方向を示す第1の画面と、前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報とを1画面に表示し、且つ、前記1画面に表示した前記ユーザの現在地を示す情報と前記目的地を示す情報との位置関係により前記ユーザの現在地から前記目的地までの距離を示す第2の画面と、を含み、
前記制御手段は、
前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第1の画面と、前記第1のモードのナビゲーションを表す前記第2の画面と、前記第2のモードのナビゲーションを表す画面と、を切り替え可能に表示する、
ウェアラブルデバイスとして機能させるためのプログラム。
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