JP6533741B2 - 投票ポイントシステムおよび投票ポイント管理装置 - Google Patents

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本発明は、異なる公営競技が別々に管理していた投票ポイントの管理を一括して管理することができる投票ポイントシステムおよび投票ポイント管理装置に関する。
競馬、競輪、競艇、オートレースなどの公営競技の投票券を発売したり、払い戻しをしたりする業務をコンピュータで処理するトータリゼータシステムが知られている。トータリゼータシステムでは、センタにホストコンピュータを設置し、競技場または投票券の発売所には、発券および払い戻しを行う端末装置を設置している。これら端末装置は、ワイドエリアネットワーク(WAN:Wide Area Network)を介してホストコンピュータに接続されている。端末装置には、利用者が発券などの操作をする自動機(投票券自動発払機)、キャッシュレス端末装置(キャッシュレス式投票装置)、受付などの担当者が操作する有人機(投票券有人発払機)などがあり、それぞれローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)によって接続されている。これらの端末装置が接続されているLANは、WANを介してセンタに接続されている。これらのトータリゼータシステムは、公営競技の業種ごとに独立して存在している。
このような公営競技においても、利用者に対するサービスの一環として投票ポイントシステムが導入されるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。投票ポイントシステムは、会員登録した利用者が投票券を購入するごとにポイントが付与され、貯めたポイントを景品などに交換できるようにしたものである。従来の投票ポイントシステムでは、場ごとに設置されるポイントサーバによってポイントサービスが提供されている。あらかじめ会員登録を行って会員カードを取得した利用者は、たとえば、端末装置で投票券の購入の際に会員カードを使用することで、投票内容などに応じた投票ポイントが付与される。
ポイントサーバは、会員登録、投票ポイント付与率登録、来場ポイント付与率登録、優良会員投票ポイント割増率登録、誕生日ポイント付与率登録、特定日/地区ポイント付与率登録、ポイント還元などの機能を有している(たとえば、特許文献2参照)。
国際公開第2004/003805号公報 特開2015−69593号公報
投票ポイントシステムは、競馬、競輪、競艇、オートレースといったそれぞれの業種ごとに構築されているため、このようなサービスを受ける場合、利用者は、業種ごとに会員登録を行う必要がある。
また、場外発売所には、1つのビルに異業種の投票券発売所がフロアまたはエリアを変えて設置されている場合がある。この場合、業種ごとに登録した会員カードを使うことで、それぞれのポイントサービスが受けられる。しかしながら、業種ごとに異なる会員カードをそれぞれ管理しなければならないことは、それ自体、非常に煩わしく、時には、利用者が投票機会を逃すリスクがあるだけでなく、運営者においても、販売機会を逸することになる。また、獲得ポイントが少ない業種では、なかなかポイントが貯まらず、交換可能なポイントに達しないために、ポイントが使われないままになってしまうことがある。
また、ポイントサービスを提供する運営側にとっては、それぞれの業種で、投票ポイントの管理のために専用のポイントサーバが場ごとに必要となるため、設備投資が必要となるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、異業種の投票ポイントを統合して管理する投票ポイントシステムを提供し、異なる業種を跨いでポイントサービスを受けることができるようにすることを目的とする。
1つの案では、業種センタと、端末装置と、投票ポイント管理装置とを備えた投票ポイントシステムが提供される。業種センタは、公営競技の業種ごとに設けられる。端末装置は、会員の操作に応じた電文を生成する。投票ポイント管理装置は、業種センタと端末装置とに接続されて業種ごとに異なるポイントを統合して管理するものであり、会員管理部と、ポイント管理部と、通信部とを有する。会員管理部は、業種ごとに異なる会員識別情報を共通会員情報に対応付けて会員データベースに格納し、ログイン処理およびポイント還元処理のときに端末装置からの会員認証要求に基づき会員データベースに共通会員情報に対応する会員識別情報があることで会員認証を行う。ポイント管理部は、業種ごとに会員が保有する投票ポイントの情報を会員識別情報に対応付けてポイントデータベースに格納し、会員管理部により会員認証された会員識別情報に対応するポイントデータベースの投票ポイントに対し、投票時のポイント付与処理では業種ごとにあらかじめ設定された付与率でポイント付与を行うとともにポイント還元処理では業種ごとにあらかじめ設定された負担率でポイント還元を行う。通信部は、端末装置と会員管理部とを接続してログイン処理のための通信を行うとともに端末装置とポイント管理部とを接続してポイント還元処理のための通信を行い、端末装置と業種センタとを接続して端末装置から業種センタに対する投票電文を受信したとき投票電文のヘッダ部を解析して送信する業種センタを特定し、特定した業種センタへ投票内容を送信し、端末装置とポイント管理部とを接続して特定した業種センタから応答があった後に業種センタへ送信した投票内容をポイント付与処理のためにポイント管理部へ送信する
また、1つの態様では、会員管理部と、ポイント管理部と、通信部とを備えた投票ポイント管理装置が提供される。会員管理部は、公営競技の業種ごとに異なる会員識別情報を共通会員情報に対応付けて会員データベースに格納し、ログイン処理およびポイント還元処理のときに会員の操作に応じた電文を生成する端末装置からの会員認証要求に基づき会員データベースに共通会員情報に対応する会員識別情報があることで会員認証を行う。ポイント管理部は、業種ごとに会員が保有する投票ポイントの情報を会員識別情報に対応付けてポイントデータベースに格納し、会員管理部により会員認証された会員識別情報に対応するポイントデータベースの投票ポイントに対し、投票時のポイント付与処理では業種ごとにあらかじめ設定された付与率でポイント付与を行うとともにポイント還元処理では業種ごとにあらかじめ設定された負担率でポイント還元を行う。通信部は、端末装置と会員管理部とを接続してログイン処理のための通信を行うとともに端末装置とポイント管理部とを接続してポイント還元処理のための通信を行い、端末装置と公営競技の業種ごとに設けられる業種センタとを接続して端末装置から業種センタに対する投票電文を受信したとき投票電文のヘッダ部を解析して送信する業種センタを特定し、特定した業種センタへ投票内容を送信し、端末装置とポイント管理部とを接続して特定した業種センタから応答があった後に業種センタへ送信した投票内容をポイント付与処理のためにポイント管理部へ送信する。
上記構成の投票ポイントシステムおよび投票ポイント管理装置は、異業種のポイント管理を1つのポイントサーバで管理することができるという利点がある。このため、各業種は、各場にポイントサーバを設置する必要がないのでランニングコストが削減され、ポイントサービスを安価に運用することができる。また、業種ごとに必要であった会員カードを統合することができ、各業種は、会員カードを準備する必要がないため、運用コストを削減でき、利用者は、業種ごとの会員カードを持たなくてよいため、ファンサービスの向上に繋がる。
第1の実施の形態に係る投票ポイントシステムの構成例を示す図である。 ポイントサーバを複数のトータリゼータシステムに適用した場合の投票ポイントシステムを例示した図である。 ポイントサーバの処理機能の構成例を示す図である。 ポイントサーバのハードウェア構成例を示す図である。 各センタが端末装置と通信するときの電文の構成例を示す図であって、(A)は基本的な電文の構成を示し、(B)はヘッダ部の大きさを示している。 会員管理部が管理する会員情報の例を示す図である。 ポイントサーバおよび各センタが管理する会員情報の関係を示す図である。 ポイント管理部が管理するポイントデータテーブルの一例を示す図である。 会員ランクの設定例を示す図である。 端末装置のアイドル画面の表示例を示す図である。 投票ポイントシステムのログイン処理の流れを示すシーケンス図である。 ログイン後の端末装置の画面の表示例を示す図である。 ポイントサーバのログイン処理の手順を示すフローチャートである。 投票ポイントシステムのポイント付与処理の流れを示すシーケンス図である。 ポイントサーバのポイント付与処理の手順を示すフローチャートである。 投票ポイントシステムのポイント還元処理の流れを示すシーケンス図である。 共有ポイントの還元を説明する図であって、(A)は負担率、(B)は保有ポイント、(C)はポイント変化を示している。 不足ポイントの処理を説明する図である。 ポイントサーバのポイント還元処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明では、各業種のセンタおよび端末装置の間に各業種のポイントサーバを統合した投票ポイント管理装置を新たに設けて投票ポイントシステムを構成している。
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態に係る投票ポイントシステムの構成例を示す図である。
投票ポイントシステムは、投票ポイント管理装置1と、業種Aセンタ2aと、業種Bセンタ2bと、業種A端末装置3aと、業種B端末装置3bとを備えている。投票ポイント管理装置1と、業種Aセンタ2a、業種Bセンタ2b、業種A端末装置3aおよび業種B端末装置3bとは、ネットワークを介して接続されている。
業種Aセンタ2aおよび業種Bセンタ2bは、それぞれ業種Aおよび業種Bの運営を管理するホストコンピュータである。ここで、業種Aおよび業種Bは、それぞれ公営競技の異なる2つの競技に対応する。
投票ポイント管理装置1は、通信部1aと、ポイント管理部1bと、会員管理部1cとを有している。
通信部1aは、主として、業種Aセンタ2aと業種A端末装置3aとの間および業種Bセンタ2bと業種B端末装置3bとの間の通信インタフェースや通信制御方法が違っていても、共通に扱える形に変換して中継することにある。たとえば、業種によっては、ポイント確定に必要なレース情報をセンタ側から送信してくる場合と、インターネットベースのシステムのように、端末装置からアクセスすることでレース情報を取得する場合がある。もちろん、これ以外にも、通信する電文の形式が業種ごとに異なっている。このようなインタフェースの違いは、通信部1aで吸収されてマージされたレース情報がポイント管理部1bへ各業種に共通の情報として送られる。
ポイント管理部1bは、業種、場、レース、購入額に応じて利用者ごとに付与する付与率や割増などを設定したりポイント還元の処理をしたり、さらには、ポイント照会に対する応答の処理をしたりする。
会員管理部1cは、業種ごとに異なる会員情報が設定されていることに対して利用者を共通の会員情報で扱うことができるようにしている。たとえば、利用者を特定する会員番号(会員識別情報)は、業種によって桁数が異なって設定されているのが一般的であるので、それを1枚の会員カードで業種Aおよび業種Bに共通に使うことができるようにする。
業種A端末装置3aおよび業種B端末装置3bは、それぞれ業種Aおよび業種Bの各場に設置され、投票券の購入および的中投票券の払い戻し、会員登録の入力操作、保有ポイントの照会などを行う。
このような投票ポイントシステムによれば、業種Aでは、業種A端末装置3aにて操作された会員登録、投票券購入、的中投票券の払い戻しなどについては、投票ポイント管理装置1の通信部1aを介して業種Aセンタ2aと接続され、対応する処理が行われる。
業種A端末装置3aが投票券購入の操作をしたときには、まず、投票ポイント管理装置1の通信部1aは、業種A端末装置3aから送信されたものであることを投票内容から識別する。次に、ログインのときに認証された会員に対してポイント管理部1bが購入額に応じたポイントの付与を行う。この付与されたポイントは、業種Aセンタ2aから取得したレース進行情報に応じて該当するレースが成立した場合に確定される。
業種A端末装置3aがポイント還元の操作をしたときには、会員管理部1cにて対象会員の業種、会員番号などを確認し、ポイント管理部1bにてポイント数を照会する。その通知を基に、業種A端末装置3aから還元ポイントの通知があると、ポイント管理部1bは、ポイント還元の処理をする。このとき、ポイント管理部1bは、業種Aおよび業種Bに割り当てられたポイント割合に応じて業種Aおよび業種Bからポイント割合に応じたポイント数が消費される。ポイント管理部1bは、また、業種A端末装置3aからの要求によりポイントの収支を帳票にまとめて出力し、業種A端末装置3aの側で印刷することができる。
以上の業種Aの動作は、業種Bセンタ2bと業種B端末装置3bとの間で確立される通信においても、同様である。
このように、異業種のポイント管理を1つのポイントサーバで管理することができる。このため、各業種は、各場にポイントサーバを設置する必要がないのでランニングコストが削減され、ポイントサービスを安価に運用することができる。また、業種ごとに必要であった会員カードを統合することができ、各業種は、会員カードを準備する必要がないため、運用コストを削減でき、利用者は、業種ごとの会員カードを持たなくてよいため、ファンサービスの向上に繋がる。
[第2の実施の形態]
図2はポイントサーバを複数のトータリゼータシステムに適用した場合の投票ポイントシステムを例示した図、図3はポイントサーバの処理機能の構成例を示す図、図4はポイントサーバのハードウェア構成例を示す図である。
投票ポイントシステムは、中央競馬センタ10およびその端末装置群11と、地方競馬センタ20およびその端末装置群21と、競艇センタ30およびその端末装置群31と、競輪センタ40およびその端末装置群41と、オートセンタ50およびその端末装置群51と、ポイントサーバ60とを備えている。中央競馬センタ10、端末装置群11、地方競馬センタ20、端末装置群21、競艇センタ30、端末装置群31、競輪センタ40、端末装置群41、オートセンタ50、端末装置群51およびポイントサーバ60は、ネットワーク70によって接続されている。ポイントサーバ60は、好ましくは、クラウドコンピューティングサービスの形態で提供される。
端末装置群11,21,31,41,51は、投票券の発売所ごとに設置されている。図示の例では、発売所32には、キャッシュレス端末装置(キャッシュレス式投票装置)33と、自動機(投票券自動発払機)34と、有人機(投票券有人発払機)35と、ポイントサーバ操作パソコン36とを有し、LAN37によって接続されている。なお、以下の説明では、特に断らない限り、端末装置群11,21,31,41,51のキャッシュレス端末装置33、自動機34、有人機35およびポイントサーバ操作パソコン36を代表して単に端末装置と言うことがある。また、キャッシュレス端末装置33および自動機34は、ここでは1台ずつしか示していないが通常は複数台備えられている。有人機35およびポイントサーバ操作パソコン36は、たとえば受付担当者が操作するよう発売所32の受付に設置されている。
キャッシュレス端末装置33は、入金精算機にてあらかじめ入金した会員カードを用いることで、現金を使用せずに迅速に投票券を発売することができる端末装置である。この会員カードの情報は、ポイントサーバ60を中継するときに、会員データの処理に用いられ、キャッシュレス端末装置33に挿入された投票カードの情報は、ポイントサーバ60にてポイントデータの処理に用いられる。自動機34は、投票カード挿入口、紙幣出入口、硬貨出入口、投票券排出口、的中券挿入口および操作画面を有し、投票券の発売および的中券の払い戻しなどを行う端末装置である。有人機35は、自動機34と同様の機能を有し、担当者による操作を前提とした端末装置である。ポイントサーバ操作パソコン36は、ポイントサーバ60に対してポイントサービスに関連する各種設定、登録、照会などを行う端末装置である。
ポイントサーバ60の処理機能は、図3に示される。ポイントサーバ60は、通信部61を備え、この通信部61は、センタ通信処理部61a、端末通信処理部61bおよび運用情報格納部61cを有している。運用情報格納部61cは、センタ通信処理部61aと端末通信処理部61bとの間に接続されている。
センタ通信処理部61aは、中央競馬センタ10、地方競馬センタ20、競艇センタ30、競輪センタ40およびオートセンタ50と接続され、それぞれ異なるインタフェースの通信制御方法をマージしたり、通信制御方法の振り分けをしたりする機能を有する。各センタと端末装置との間で行われるインタフェースの通信制御方法としては、TCP/UDP(Transmission Control Protocol / User Datagram Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などがある。センタ通信処理部61aが各センタから取得した運用情報は、運用情報格納部61cを介して端末通信処理部61bに伝えられ、この端末通信処理部61bから各センタに対応する端末装置群11,21,31,41,51に伝えられる。端末通信処理部61bは、端末装置群11,21,31,41,51に対してそれぞれセンタとのインタフェースの通信制御方法で接続される。端末通信処理部61bは、端末装置群11,21,31,41,51の中の端末装置から投票券購入の電文を受けると、その電文を運用情報格納部61cおよびセンタ通信処理部61aを介して対応するセンタに通知される。
ポイントサーバ60は、また、ポイント管理部62および会員管理部63を備えている。ポイント管理部62は、資金制御部62aおよびポイントデータベース(DB)62bを有し、資金制御部62aは、ポイントDB62bに接続され、このポイントDB62bには、ポイントデータテーブル62cが格納されている。会員管理部63は、会員制御部63aおよび会員DB63bを有し、会員制御部63aは、会員DB63bに接続され、この会員DB63bには、会員番号テーブル63cが格納されている。
ポイント管理部62は、通信部61のセンタ通信処理部61aおよび会員管理部63に接続され、会員管理部63は、通信部61の端末通信処理部61bに接続され、資金制御部62aは、端末通信処理部61bに接続されている。これにより、ポイント管理部62および会員管理部63は、センタと端末装置との間で交わされる電文をモニタすることができ、中継する電文に投票ポイントに関する電文を検出したときは会員認証およびポイントの管理処理を行うことができる。
このポイントサーバ60の処理機能は、図4に示したハードウェアを有するコンピュータによって実現される。このコンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス109を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、コンピュータ100の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
バス109に接続されている周辺機器としては、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、機器接続インタフェース107および通信インタフェース108がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、コンピュータ100の二次記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラムおよび各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ110が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ110の画面に表示させる。
入力インタフェース105には、キーボード111とマウス112とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード111やマウス112から送られてくる信号をCPU101に送信する。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク113に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク113は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。
機器接続インタフェース107は、メモリ装置114に記憶されたデータの読み取りまたは書き込みを行う。機器接続インタフェース107には、また、メモリリーダライタ115が接続されている。メモリリーダライタ115は、メモリカード116に記憶されたデータの読み取りまたは書き込みを行う。
通信インタフェース108は、ネットワーク70に接続されている。通信インタフェース108は、ネットワーク70を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、ポイントサーバ60の処理機能を実現することができる。なお、図4には、ポイントサーバ60のハードウェア構成を示したが、各センタのホストコンピュータ、端末装置のハードウェア構成も同様である。また、ここでは、ポイントサーバ60の処理機能を1のコンピュータ100で実現する場合を例示したが、通信部61、ポイント管理部62および会員管理部63の各処理機能を1または複数のコンピュータで実現させ、分散処理の構成を採ることもできる。
次に、ポイントサーバ60の処理機能の具体例について説明する。
図5は各センタが端末装置と通信するときの電文の構成例を示す図であって、図5(A)は基本的な電文の構成を示し、図5(B)はヘッダ部の大きさを示している。
電文120は、ヘッダ部120aとデータ部120bとを有する。ヘッダ部120aのサイズは業種ごとに異なる。図5の例では、競馬では30バイト、競艇では28バイト、競輪では32バイト、オートでは18バイトになっている。
このため、通信部61のセンタ通信処理部61aおよび端末通信処理部61bは、電文を解析することにより、対象業務を特定し、通信元および通信先のセンタおよび端末装置を決定することができる。たとえば、端末通信処理部61bが受信した電文120のヘッダ部120aのサイズが28バイトであれば、競艇が対象業種であり、競艇センタ30が送信先になる。
図6は会員管理部が管理する会員情報の例を示す図、図7はポイントサーバおよび各センタが管理する会員情報の関係を示す図である。
図6に示したように、利用者に付与される会員番号には、ポイントサーバ60が付与し統合管理する共通会員番号と各公営競技が付与する会員番号とがあり、ポイントサーバ60は、共通会員番号と、各公営競技の会員番号とを対応付けて、統合管理する。なお、本内容では、公営競技が付与する会員番号があるが、ポイントサーバ60側で付与するようにしてもよい。公営競技の会員番号は、それぞれ桁数が違っていて、たとえば、競馬では16桁、競艇では9桁、競輪では12桁、オートでは10桁である。また、ポイントサーバ60が管理する共通会員番号としては、最も桁数が大きな競馬の会員番号の桁数よりも大きくして、たとえば20桁にしている。
この会員番号は、会員管理部63において管理される。会員管理部63では、会員制御部63aが会員DB63bに格納した会員番号テーブル63cで管理する。会員番号テーブル63cは、図7に示した会員テーブル131および会員番号テーブル132を有している。
会員テーブル131は、利用者がポイントサーバ60に会員登録を行った際に生成される。会員テーブル131には、会員登録を行った利用者の氏名、住所、年齢などの情報に加え、ポイントサーバ60が付与する共通会員番号が登録される。
会員番号テーブル132には、図6に示したように、利用者の共通会員番号に対応付けて、競馬会員番号、競艇会員番号、競輪会員番号、オート会員番号などが登録される。公営競技ごとに付与された会員番号は、たとえば、利用者がポイントサーバ60に会員登録を行った際に登録される。
競馬会員番号テーブル133は、中央競馬センタ10および地方競馬センタ20が保有する。競馬会員番号テーブル133には、競馬会員番号、会員ランク、ポイントなどの情報が登録される。競馬会員番号は、利用者が中央競馬センタ10または地方競馬センタ20に会員登録を行った際、中央競馬センタ10または地方競馬センタ20が利用者に付与される。会員ランクは、たとえば、利用者が競馬レースに投票した投票金額に応じて中央競馬センタ10または地方競馬センタ20が設定する。ランクに応じて投票金額に対する投票ポイントの付与率が変わり、ランクが高くなるほど投票ポイントの付与率が高くなる。ポイントは、利用者が競馬において保有するポイント数である。競艇会員番号テーブル134は、競艇センタ30が保有し、競艇会員番号、会員ランク、ポイントなどの情報が登録されている。競輪会員番号テーブル135は、競輪センタ40が保有し、競輪会員番号、会員ランク、ポイントなどの情報が登録されている。オート会員番号テーブル136は、オートセンタ50が保有し、オート会員番号、会員ランク、ポイントなどの情報が登録されている。
会員制御部63aは、会員番号テーブル63cを有することにより、たとえば、利用者が会員カードで端末装置により受け付けを行ったときに、その利用者のすべての業種における会員の取得が可能になる。すなわち、この投票ポイントシステムへのログイン後、会員制御部63aは、会員カードが持つ共通会員番号をキーにして会員番号テーブル132を検索することで、その会員が登録しているすべての業種の会員番号を取得することができる。
図8はポイント管理部が管理するポイントデータテーブルの一例を示す図であり、図9は会員ランクの設定例を示す図である。
会員が保有するポイントの情報は、ポイントDB62bにポイントデータテーブル62cとして格納され、資金制御部62aによって制御される。ポイントデータテーブル62cによれば、投票金額に対する業種ごとの獲得ポイントおよび合計ポイントについて、投票により取得した基本ポイント、割増ポイントおよび合計ポイントが記憶されている。ここで、各会員には、利用実績に応じて会員ランクが設定されている。図示の例では、会員Aの会員ランクは、ゴールド会員に設定され、会員Bの会員ランクは、シルバー会員に設定され、会員Cの会員ランクは、ノーマル会員に設定されている。
この会員ランクは、ゴールド会員、シルバー会員およびノーマル会員があり、図9の例では、たとえば100円の投票券を購入したときには、基本ポイントとして、一律に1ポイント(Pt)が付与される。この基本ポイントに対して、ゴールド会員には、割増の割合が2倍に設定され、シルバー会員には、割増の割合が1倍に設定され、ノーマル会員には、割増の割合が0倍に設定されている。したがって、ゴールド会員では、基本ポイントが1Ptに対し割増ポイントの2Ptを含めて、合計3Ptが付与され、シルバー会員では、基本ポイントと割増ポイントを含めて合計2Ptが付与され、ノーマル会員では、基本ポイントの1Ptのみが付与される。
なお、この実施の形態では、図9に示した会員ランクの設定は、すべての業種に共通に設定されるようにしたが、基本ポイントおよび割増ポイントを業種ごとに設定するようにしてもよい。この会員ランクに応じた基本ポイントおよび割増ポイントの設定は、それぞれの業種の端末装置群11,21,31,41,51のポイントサーバ操作パソコン36により行われる。また、会員ランクの設定は、レース日ごと、レースごと、場ごとなどに行うようにすることもできる。
次に、端末装置群11,21,31,41,51の端末装置を使って投票ポイントシステムにログインするときの動作について説明する。
図10は端末装置のアイドル画面の表示例を示す図、図11は投票ポイントシステムのログイン処理の流れを示すシーケンス図、図12はログイン後の端末装置の画面の表示例を示す図、図13はポイントサーバのログイン処理の手順を示すフローチャートである。
利用者がポイントサーバにログインする前では、たとえば、キャッシュレス端末装置33のような端末装置は、図10に示したようなアイドル画面140を表示している。このアイドル画面140は、その上部の表示領域140aにファンヘの案内メッセージ「会員カードをタッチしてログインして下さい。」を表示している。表示領域140aの下には、投票券を発売している業種を表示する表示領域140bと、発売場を表示する複数の表示領域140cと、発売中レースかどうかなどの状況を表示する複数の表示領域140dとが業種ごとに表示されている。
ここで、投票ポイントシステムとしては、たとえば、利用者が会員カードを非接触型の会員カードリーダにかざすと、まず、端末装置は、図11に示したように、ポイントサーバ60の端末通信処理部61bと接続し、ログイン要求の電文を送信して通信を開始する(201)。次に、端末通信処理部61bは、受けたログイン要求の電文を会員管理部63に送り、会員制御部63aは、ログイン要求に含まれる会員番号と会員番号テーブル63cに登録される会員番号とを照合する(202)。次に、会員制御部63aは、照合結果を端末通信処理部61bに通知し(203)、端末通信処理部61bは、通知された照合結果を端末装置へ通知する(204)。
ここで、会員認証に成功すると、端末装置は、端末通信処理部61bにポイント照会電文を通知する(205)。次に、端末通信処理部61bは、受けたポイント照会電文をポイント管理部62に送り、資金制御部62aは、ポイントDB62bのポイントデータテーブル62cに登録されている、当該会員が保有するポイント数を照会する(206)。資金制御部62aは、照会のあったポイント数を端末通信処理部61bに通知し(207)、端末通信処理部61bは、ポイント数を端末装置へ通知する(208)。
端末装置は、端末通信処理部61bからポイント数の通知があると、画面は、図12に示す投票操作画面150に遷移する。この投票操作画面150は、その上部に表示領域150aを有し、ファンヘの案内メッセージ「投票カードを入れて下さい。」を表示している。表示領域150aの下には、投票カードを端末装置のマークカード挿入口に挿入したときに読み込まれた情報、その情報に基づき算出された情報、照会したポイント数の情報などが表示される領域を有している。すなわち、投票操作画面150には、購入業種表示領域150b、購入場表示領域150c、購入レース表示領域150d、ポイント数表示領域150e、購入金額表示領域150f、口座残高表示領域150g、投票内容印字領域150hおよび履歴照会ボタン150iを有している。購入業種表示領域150bには、投票カードに指定された購入業種が表示され、購入場表示領域150cには、投票カードに指定された購入場が表示され、購入レース表示領域150dには、投票カードに指定された購入レースが表示される。ポイント数表示領域150eには、照会したポイント数が表示され、購入金額表示領域150fには、投票券を購入した金額が表示され、口座残高表示領域150gには、あらかじめ入金しておいた資金の残高が表示される。投票内容印字領域150hには、投票した内容を印字するときのイメージ情報が表示される。履歴照会ボタン150iは、投票履歴を照会するときに使用されるボタンである。
次に、ポイントサーバ60のログイン処理の手順について、図13を参照しながら説明する。このログイン処理は、端末装置からログイン要求の電文を受信して開始される。
[ステップS01]通信部61の端末通信処理部61bは、端末装置から受信したログイン要求の電文から利用者の会員番号を取得する。
[ステップS02]会員管理部63の会員制御部63aは、取得した会員番号と会員番号テーブル63cとを照合する。
[ステップS03]会員制御部63aは、会員番号テーブル63cに会員番号に一致する会員番号が登録されているか否かを判定する。会員制御部63aは、登録ありであるときは、処理をステップS04に進める。登録なしであるときは、処理をステップS08に進める。
[ステップS04]会員制御部63aは、端末通信処理部61bを介して端末装置にログイン可を送信する。
[ステップS05]端末通信処理部61bは、端末装置からポイント照会の電文を受信したか否かを判定する。端末通信処理部61bは、ポイント照会の電文を受信したときは、処理をステップS06に進める。ポイント照会の電文を受信していないときは、受信を待つ。
[ステップS06]ポイント管理部62の資金制御部62aは、会員番号に対応する会員のポイント情報をポイントDB62bのポイントデータテーブル62cから読み出す。
[ステップS07]資金制御部62aは、読み出した会員のポイント情報を端末通信処理部61bを介して端末装置に送信し、処理を終了する。
[ステップS08]会員制御部63aは、端末通信処理部61bを介してログイン不可を端末装置に送信し、処理を終了する。
次に、投票ポイントシステムおよびポイントサーバ60のポイント付与処理について説明する。
図14は投票ポイントシステムのポイント付与処理の流れを示すシーケンス図、図15はポイントサーバのポイント付与処理の手順を示すフローチャートである。
利用者がキャッシュレス端末装置33のような端末装置に投票カードを挿入すると、端末装置は、図14に示したように、対応する業種(図示の例では、中央競馬)のセンタとのインタフェースでポイントサーバ60の端末通信処理部61bと接続し、投票電文を送信する(211)。次に、端末通信処理部61bは投票電文をセンタ通信処理部61aに送信し、センタ通信処理部61aでは、投票電文のヘッダ部から送信先業種を決定する(212)。次に、センタ通信処理部61aは、決定された業種へ投票内容をその業種センタのインタフェースの形に変更して送信する(213)。業種センタでは、投票の受け付け完了を示す投票OKをセンタ通信処理部61aに送信し(214)、投票OKを受けたセンタ通信処理部61aは、投票OKを端末通信処理部61bに送信する(215)。次に、端末通信処理部61bは、投票OKを端末装置に送信する(216)。
投票OKを受けた端末装置は、今度は、ポイント処理用のインタフェースでポイントサーバ60の端末通信処理部61bと接続し、センタに送信した投票電文と同じ投票電文を送信する(217)。次に、端末通信処理部61bは、ポイント管理部62に投票電文に含まれる業種、投票金額を送り、ポイント管理部62は、投票金額に応じた基本ポイントおよび会員ランクに応じた割増ポイントを一時格納する(218)。次に、ポイント管理部62は、ポイント一時格納結果を端末通信処理部61bへ送信し(219)、端末通信処理部61bは、そのポイント一時格納結果を端末装置に送信する(220)。端末装置は、そのポイント一時格納結果を受けて、投票内容を印字して出力する。なお、ポイント管理部62において一時格納された基本ポイントおよび割増ポイントは、このとき即時には反映されない。すなわち、ポイント管理部62は、センタから投票したレースの結果を取得する処理をしていて、確定したレース結果を取得していたときに、ポイントDB62bのポイントデータテーブル62cに一時格納されていたポイントを反映する。または、ポイント管理部62は、すべてのレースが終了したことを確認した後に、すべての会員のポイント反映を一括して行うようにしてもよい。
次に、ポイントサーバ60のポイント付与処理の手順について、図15を参照しながら説明する。このポイント付与処理は、端末装置から投票電文を受信して開始される。
[ステップS11]通信部61は、端末装置から受信した投票電文のヘッダ部の大きさをチェックし、送信先のセンタを決定する。
[ステップS12]通信部61は、決定したセンタに投票電文を送信する。
[ステップS13]通信部61は、センタから投票結果を受けると、その投票結果を端末装置に通知する。
[ステップS14]通信部61は、端末装置から再度投票電文を取得する。
[ステップS15]ポイント管理部62は、センタからの投票結果がOKかどうかを判断する。ポイント管理部62は、投票OKなら、処理をステップS16に進め、投票OKでなければ、この処理を終了する。
[ステップS16]ポイント管理部62は、投票電文から業種および投票金額を取得する。
[ステップS17]ポイント管理部62は、投票金額および会員ランクに応じて付与されるポイントを決定する。
[ステップS18]通信部61は、端末装置に付与ポイントを通知し、このポイント付与処理を終了する。その後、レース結果が確定した後に、ポイント管理部62によるポイントの反映が実施される。
次に、投票ポイントシステムおよびポイントサーバ60のポイント還元処理について説明する。
図16は投票ポイントシステムのポイント還元処理の流れを示すシーケンス図、図17は共有ポイントの還元を説明する図であって、図17(A)は負担率、図17(B)は保有ポイント、図17(C)はポイント変化を示し、図18は不足ポイントの処理を説明する図、図19はポイントサーバのポイント還元処理の手順を示すフローチャートである。
利用者によるポイント交換の要請を受けて受付担当者がポイントサーバ操作パソコン36のような端末装置を操作してポイント還元処理が開始されると、端末装置は、ポイントサーバ60にポイント還元電文を送信する。端末装置は、図16に示したように、ポイント処理用のインタフェースでポイントサーバ60の端末通信処理部61bと接続し、対象会員のポイント数を照会する(231)。次に、端末通信処理部61bは、会員管理部63に対象会員の各業種の会員番号を確認する(232)。会員管理部63は、各業種確認番号を端末通信処理部61bに送信する(233)。端末通信処理部61bは、ポイント管理部62に各業種のポイント数を照会する(234)。ポイント管理部62は、端末通信処理部61bに各業種のポイント数を送信する(235)。端末通信処理部61bは、端末装置に各業種ポイント数を送信する(236)。端末装置に送信された各業種のポイント数は、端末装置の画面に対象会員の保有ポイントが表示される。
端末装置の画面で対象会員の保有ポイントが確認された後、端末装置は、端末通信処理部61bにポイント還元を要求する(237)。端末通信処理部61bは、ポイント管理部62にポイント還元の要求を通知する(238)。ポイント管理部62は、各業種にあらかじめ割り当てられている負担率に応じたポイント数を決定し、保有ポイントの精算をして、端末通信処理部61bに通知する(239)。端末通信処理部61bは、負担率に応じたポイント数などの情報を端末装置に通知する(240)。端末装置は、ポイントサーバ60から通知された情報を画面に表示するとともに、端末装置に接続されたプリンタにより、交換商品、交換商品の個数、商品の交換に使用されたポイント数、残りの保有ポイント数などの明細を印刷出力する。
ここで、ポイント管理部62が管理している各業種の負担率について説明する。負担率は、図17(A)に示したように、各業種にあらかじめ割り当てられており、図示の例では、競馬、競艇、競輪、オートの順に40%、30%、20%、10%となっている。この負担率の情報は、図示はしないが、ポイントDB62bに格納され、資金制御部62aによって管理されており、その設定要求は、たとえばポイントサーバ操作パソコン36のような端末装置から行われる。
ここで、たとえば、会員Aが、図17(B)に示したように、合計で10000Pt保有していて、その中から1000Ptをポイント交換に使用したとする。この場合、図17(C)に示したように、競馬、競艇、競輪およびオートレースに割り当てられた負担率からポイント交換に使用されるポイントは、400、300、200および100Ptとなる。これにより、会員Aの保有ポイントが、競馬、競艇、競輪およびオートレースにおいて、4000、3000、2000および1000Ptとすると、保有ポイントの残りは、それぞれ3600、2700、1800および900Ptとなる。ポイントデータテーブル62cの会員Aのデータは、上記の残りポイントによって業種ごとに更新される。
次に、業種の中には保有ポイント数が負担率のポイント数に達しない場合のポイント管理部62の制御動作について説明する。このような場合を想定し、ポイントデータテーブル62cでは、図18に示したように、付与ポイントをポイントが付与された日時のデータとともに格納しておく。業種の中に負担率のポイント数に達しない業種があれば、その業種を除く他の業種の中で最も古いポイントを不足ポイントに充当するようにする。
たとえば、会員Aの保有ポイントにおいて、競馬以外の業種の中にポイント交換に使用すべき保有ポイントが200Pt不足する業種があったとする。この場合、200Pt不足した業種以外の業種で、付与ポイントの獲得日時の古いデータがある業種、図18の例では競馬であるとする。このような場合、競馬には、上記の例では、負担率のポイント数が元々400Ptあるので、ポイント交換に使用されるポイントがさらに200Pt追加されて合計600Ptになる。この場合、古い付与ポイントの中から600Ptを使用するが、図示の例では、最も古い250Ptの全部と、次に古い1750Ptからの残りの350Ptを使用することになる。このような場合、残りポイントが「0」となったデータは削除し、一部のポイントが使われたデータは、付与ポイント(1750Pt)を残りポイント(1400Pt)で更新するとよい。
次に、ポイントサーバ60のポイント還元処理の手順について、図19を参照しながら説明する。このポイント還元処理は、ポイントサーバ操作パソコン36のような端末装置から対象会員のポイント照会電文を受信して開始される。
[ステップS21]会員管理部63は、対象会員の全業種の会員番号を確認する。
[ステップS22]ポイント管理部62は、対象会員の会員番号を基に取得した保有ポイントを端末装置に通知する。
[ステップS23]ポイント管理部62は、端末装置からポイント還元を実施する通知があるかどうかを判断する。ポイント還元を実施する通知がある場合、ポイント管理部62は、処理をステップS24に進め、保有ポイントが少ないなどの理由により、ポイント還元の実施を中止する通知がある場合には、このポイント還元処理を終了する。
[ステップS24]ポイント管理部62は、端末装置から通知された使用ポイントとあらかじめ設定されている業種ごとのポイント負担率とから業種ごとの使用ポイント数をそれぞれ算出する。
[ステップS25]ポイント管理部62は、業種の中に負担率から算出された使用ポイント数に満たないポイント不足が発生しているかどうかを判断する。ポイント不足が発生している業種が存在する場合、ポイント管理部62は、処理をステップS26に進め、ポイント不足の業種が存在しない場合、処理をステップS27に進める。
[ステップS26]ポイント管理部62は、ポイント不足の業種以外の業種の中から日時の古いポイントを不足分に充当する。
[ステップS27]ポイント管理部62は、ポイント精算およびポイントデータの更新をし、ポイント還元処理の終了を端末装置に通知する。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 投票ポイント管理装置
1a 通信部
1b ポイント管理部
1c 会員管理部
2a 業種Aセンタ
2b 業種Bセンタ
3a 業種A端末装置
3b 業種B端末装置
10 中央競馬センタ
11 端末装置群
20 地方競馬センタ
21 端末装置群
30 競艇センタ
31 端末装置群
32 発売所
33 キャッシュレス端末装置
34 自動機
35 有人機
36 ポイントサーバ操作パソコン
40 競輪センタ
41 端末装置群
50 オートセンタ
51 端末装置群
60 ポイントサーバ
61 通信部
61a センタ通信処理部
61b 端末通信処理部
61c 運用情報格納部
62 ポイント管理部
62a 資金制御部
62b ポイントDB
62c ポイントデータテーブル
63 会員管理部
63a 会員制御部
63b 会員DB
63c 会員番号テーブル
70 ネットワーク
100 コンピュータ
101 CPU
102 RAM
103 HDD
104 グラフィック処理装置
105 入力インタフェース
106 光学ドライブ装置
107 機器接続インタフェース
108 通信インタフェース
109 バス
110 モニタ
111 キーボード
112 マウス
113 光ディスク
114 メモリ装置
115 メモリリーダライタ
116 メモリカード
120 電文
120a ヘッダ部
120b データ部
131 会員テーブル
132 会員番号テーブル
133 競馬会員番号テーブル
134 競艇会員番号テーブル
135 競輪会員番号テーブル
136 オート会員番号テーブル
140 アイドル画面
140a〜140d 表示領域
150 投票操作画面
150a 表示領域
150b 購入業種表示領域
150c 購入場表示領域
150d 購入レース表示領域
150e ポイント数表示領域
150f 購入金額表示領域
150g 口座残高表示領域
150h 投票内容印字領域
150i 履歴照会ボタン

Claims (4)

  1. 公営競技の業種ごとに設けられる業種センタと、
    会員の操作に応じた電文を生成する端末装置と、
    前記業種センタと前記端末装置とに接続されて業種ごとに異なるポイントを統合して管理する投票ポイント管理装置と、を備え、
    前記投票ポイント管理装置は、
    業種ごとに異なる会員識別情報を共通会員情報に対応付けて会員データベースに格納し、ログイン処理およびポイント還元処理のときに前記端末装置からの会員認証要求に基づき前記会員データベースに前記共通会員情報に対応する前記会員識別情報があることで会員認証を行う会員管理部と、
    種ごとに会員が保有する投票ポイントの情報を前記会員識別情報に対応付けてポイントデータベースに格納し、前記会員管理部により会員認証された前記会員識別情報に対応する前記ポイントデータベースの前記投票ポイントに対し、投票時のポイント付与処理では業種ごとにあらかじめ設定された付与率でポイント付与を行うとともにポイント還元処理では業種ごとにあらかじめ設定された負担率でポイント還元を行うポイント管理部と、
    前記端末装置と前記会員管理部とを接続して前記ログイン処理のための通信を行うとともに前記端末装置と前記ポイント管理部とを接続してポイント還元処理のための通信を行い、前記端末装置と前記業種センタとを接続して前記端末装置から前記業種センタに対する投票電文を受信したとき前記投票電文のヘッダ部を解析して送信する前記業種センタを特定し、特定した前記業種センタへ投票内容を送信し、前記端末装置と前記ポイント管理部とを接続して特定した前記業種センタから応答があった後に前記業種センタへ送信した前記投票内容をポイント付与処理のために前記ポイント管理部へ送信する通信部と、
    有する投票ポイントシステム。
  2. 前記ポイント管理部は、ポイント付与処理の際に、前記投票内容に応じた基本ポイントと会員のランクに応じた割増ポイントとを付与する、
    請求項1記載の投票ポイントシステム。
  3. 前記ポイント管理部は、ポイント還元処理において、業種ごとの前記負担率に基づくポイント数が保有ポイント数を超える場合に、当該会員が保有する他の業種のポイントの中で付与された日時の最も古いポイントを不足ポイントに充当する、
    請求項1記載の投票ポイントシステム。
  4. 公営競技の業種ごとに異なる会員識別情報を共通会員情報に対応付けて会員データベースに格納し、ログイン処理およびポイント還元処理のときに会員の操作に応じた電文を生成する端末装置からの会員認証要求に基づき前記会員データベースに前記共通会員情報に対応する前記会員識別情報があることで会員認証を行う会員管理部と、
    業種ごとに会員が保有する投票ポイントの情報を前記会員識別情報に対応付けてポイントデータベースに格納し、前記会員管理部により会員認証された前記会員識別情報に対応する前記ポイントデータベースの前記投票ポイントに対し、投票時のポイント付与処理では業種ごとにあらかじめ設定された付与率でポイント付与を行うとともにポイント還元処理では業種ごとにあらかじめ設定された負担率でポイント還元を行うポイント管理部と、
    前記端末装置と前記会員管理部とを接続して前記ログイン処理のための通信を行うとともに前記端末装置と前記ポイント管理部とを接続してポイント還元処理のための通信を行い、前記端末装置と公営競技の業種ごとに設けられる業種センタとを接続して前記端末装置から前記業種センタに対する投票電文を受信したとき前記投票電文のヘッダ部を解析して送信する前記業種センタを特定し、特定した前記業種センタへ投票内容を送信し、前記端末装置と前記ポイント管理部とを接続して特定した前記業種センタから応答があった後に前記業種センタへ送信した前記投票内容をポイント付与処理のために前記ポイント管理部へ送信する通信部と、
    を備えた投票ポイント管理装置。
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