JP6531680B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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本発明は、自車両周辺に光を照射することで注意喚起を行う車両用照明装置の技術分野に関する。
この種の装置として、自車両周辺に存在する対象物に向けて光を照射することで、注意喚起を行うという技術が知られている。特許文献1では、車載カメラで検出した対象物に向けて、照射方向を前後方向及び左右方向に制御可能なライトを用いて光を照射することで、対象物に自車両の存在を認識させようとする技術が提案されている。
特開2011−084106号公報
上記特許文献1に記載の技術では、車載カメラで対象物が検出された位置に向けて光が照射される。しかしながら、車載カメラの検出精度が十分なものでない場合には、対象物の位置が正確に検出できないおそれがある。特に、可視光を利用して撮像を行うカメラでは、夜間等の周囲が暗い状況において、その検出精度が著しく低下してしまう。
上述したような状況においては、検出された対象物の位置が正確でないがゆえに、不適切な位置に光が照射されてしまう可能性がある。具体的には、本来光を照射すべき位置からずれた位置に光が照射されてしまうおそれがある。その結果、対象物に対する注意喚起が行えない、或いは注意喚起の効果が低下してしまうという技術的問題点が生ずる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、光を照射することで適切に注意喚起を行うことが可能な車両用照明装置を提供することを課題とする。
本発明の車両用照明装置は上記課題を解決するために、光を照射可能な照射手段と、自車両周辺に存在する対象物を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象物に向けて前記光を照射するように前記照射手段を制御する第1制御手段と、前記光が前記対象物に照射されているか否かを判定する判定手段と、前記光が前記対象物に照射されていないと判定された場合に、前記光の照射位置を現在の照射位置の周囲の所定範囲内で移動させるように前記照射手段を制御して、前記光が前記対象物に照射されるように制御する第2制御手段と、前記光が前記対象物に照射された際の照射位置に基づいて、前記対象物の検出位置を補正する補正手段とを備える。
本発明の車両用照明装置によれば、対象物に向けて照射された光が対象物に照射されていない場合に、光の照射位置を所定範囲内で移動させるための制御が行われる。そして、照射位置を調整した結果、光が対象物に照射されるようになった際の照射位置に基づいて、対象物の検出位置が補正される。これにより、当初の対象物の検出位置が正確でない場合でも、検出位置の補正後においては、対象物に適切に光を照射することが可能となる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
実施形態に係る車両用照明装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る車両用照明装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第1照射光の照射例を示す上面図である。 第2照射光の照射例を示す上面図である。 対象物に第2照射光が照射されない場合の照射例を示す上面図である。 第2照射光の照射位置の調整制御を示す上面図である。
本発明の車両用照明装置に係る実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、車両用照明装置の構成、車両用照明装置の動作、車両用照明装置によって得られる技術的な効果について、順に説明していく。
<車両用照明装置の構成>
先ず、本実施形態に係る車両用照明装置の構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、実施形態に係る車両用照明装置の構成を示すブロック図である。
図1において、実施形態に係る車両用照明装置10は、自動車等の車両に搭載されるものであり、注意喚起を行うべき対象物(例えば、歩行者等)に向けて光を照射することで自車両に対する注意喚起を行うことが可能に構成されている。なお、「対象物」とは、照射光を利用して注意喚起を行うべき対象であり、例えば自車両が走行している道路の前方を横断している歩行者等が一例として挙げられる。車両用照明装置10は、車載カメラ110と、レーダ120と、ECU200と、照射部300とを備えて構成されている。
車載カメラ110は、車両の前方領域(言い換えれば、運転者の視界に相当する領域)を撮像可能なカメラである。車載カメラ110は、可視光を利用して撮像を行うカメラである。車載カメラ110で撮像された画像データは、撮像範囲に存在する対象物の存在を検出するため、或いは対象物の属性(例えば、対象物が歩行者であるのか、車両であるのか等)を検出するために用いられる。車載カメラ110で撮像された画像データは、情報取得部210に出力される構成となっている。なお、車載カメラ110は、「検出手段」の一具体例である。
レーダ120は、車両の前方領域に存在する対象物を認識可能なレーダである。レーダ120は、ミリ波やレーザー等を利用して車両周辺に存在している対象物の位置や移動速度等を検出可能に構成されている。レーダ120で検出された対象物に関する情報は、情報取得部210に出力される構成となっている。
ECU200は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路を有するコントローラユニットであり、車両における各種動作を制御可能に構成されている。本実施形態に係るECU200は特に、後述する照射光を照射して注意喚起を行うための各種制御を実施可能に構成されている。ECU200は、その内部に実現される論理的な又は物理的な処理ブロックとして、情報取得部210、照射制御部220、照射判定部230、照射位置調整部240、及び検出位置補正部250を備えている。
情報取得部210は、車載カメラ110及びレーダ120の各々から出力される情報を、周辺環境情報(即ち、車両の周辺環境を示す情報)として取得可能に構成されている。情報取得部210で取得された周辺環境情報は、照射制御部220に出力される構成となっている。また、照射部300から注意喚起を行うための光(即ち、後述する第2照射光)が照射されている場合には、情報取得部210で取得された周辺環境情報が、照射判定部240にも出力される構成となっている。
照射制御部220は、情報取得部210で取得された周辺環境情報(特に、対象物の検出位置)に基づいて、第1照射光又は第2照射光を照射するための制御を実行可能に構成されている。第1照射光は、検出された対象物を明るく照らすことで、車載カメラ110による対象物の検出を補助する(検出精度を高める)ための光である。ただし、第1の光は、検出を補助するという機能に加えて、物体に対して注意喚起を行う機能を有していてもよい。第2照射光は、対象物に注意喚起を行うための光である。第1照射光及び第2照射光を照射するための具体的な制御については、後の動作説明において詳述する。なお、照射制御部220は、「第1制御手段」の一具体例である。
照射判定部230は、照射制御部220によって第2照射光の照射制御が行われている場合に、実際に対象物に第2照射物が照射されているか否かを判定可能に構成されている。照射判定部230は、車載カメラ110で撮像された画像データ等から、第2照射光が対象物に当っているか(対象物を照らしているか)否かを判定する。なお、第2照射光が対象物を照らすことで注意喚起を行う光でない場合(例えば、路面に所定パターンを描画するための光である場合)には、適切な位置に光が照射されているか否かを判定するようにしてもよい。照射判定部230による判定結果は、照射位置調整部240に出力される構成となっている。なお、照射判定部230は、「判定手段」の一具体例である。
照射位置調整部240は、照射判定部230の判定結果に応じて、第2照射光の照射位置を調整するように照射制御部220を制御することが可能に構成されている。具体的には、照射位置調整部240は、第2照射光が対象物に照射されていない場合に、第2照射光が対象物に照射される位置まで、第2照射光の照射位置を移動させる。なお、照射位置制御部240による具体的な制御については、後の動作説明において詳述する。このときの照射位置制御部240は、照射制御部と共に「第2制御手段」の一具体例として機能する。
照射位置調整部240は更に、第2照射光が対象物に照射された際の照射位置に関する情報を、検出位置補正部250に出力可能に構成されている。
検出位置補正部250は、照射位置調整部240から入力された照射位置に関する情報に基づいて、対象物の検出位置を補正するための処理を行うことが可能に構成されている。具体的には、照射位置に関する情報から対象物の位置を算出し、新たな対象物の検出位置(即ち、補正後の検出位置)として照射制御部220に出力する。なお、検出位置補正部250は、「補正手段」の一具体例である。
照射部300は、照射する光の照射方向、照射範囲、照射照度等を変更可能なライト(例えば、車両のヘッドライト等)を含んでおり、照射制御部220からの指令に応じて、第1照射光又は第2照射光を照射可能に構成されている。第1照射光及び第2照射光は、共通するライトから照射される光であってもよいし、別々のライトから照射される光であってもよい。なお、照射部300は、「照射手段」の一具体例である。
<車両用照明装置の動作>
本実施形態に係る車両用照明装置10の動作について、図2を参照して詳細に説明する。ここに図2は、実施形態に係る車両用照明装置の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図2のフローチャートにより示される各処理は、車両用照明装置10の動作時において、ECU200の各部により実行されるものである。
図3において、本実施形態に係る車両用照明装置10の動作時には、車載カメラ110及びレーダ120によって検出された周辺環境情報が、情報取得部210によって取得される(ステップS101)。情報取得部210で取得された周辺環境情報は、照射制御部220に出力される。
照射制御部220では、まずレーダ120により自車両20の周辺に存在する対象物が検出されているか否かが判定される(ステップS102)。なお、レーダ120により物体が検出されていない場合には(ステップS102:NO)、以降の処理は省略され、一連の処理が終了する。自車両20の周辺には、注意喚起を行うべき対象物が存在していないと判断できるからである。この場合、ECU200は、所定時間経過後に、再びステップS101の処理を行ってよい。
一方、レーダ120により対象物が検出されている場合には(ステップS102:YES)、対象物の検出位置に向けて第1照射光を照射するように、照射制御部220から照射部300へと指令が出力される(ステップS103)。これにより、検出された対象物に対して第1照射光が照射されることになる。
対象物に対して第1照射光が照射されると、対象物が第1照射光で照らされ、車載カメラ110によって検出され易い状態になる。よって、第1照射光の照射後には、車載カメラ110による検出精度が向上することが期待される。第1照射光は、このような検出精度に対する改善効果が高い光であることが好ましい。
なお、第1照射光が照射された対象物(例えば、歩行者)は、自身に光が照射されていることを認識する可能性がある。この場合、対象物は第1照射光を照射してくる方向(即ち、自車両の方向)に多少なりとも注意を払うと考えられる。よって、第1照射光は、物体に注意喚起を行うという機能も有しているといえる。ただし、第1照射光の主な目的は、物体を検出し易くすることであるため、注意喚起の効果については低い、或いは全くなくても構わない。
また、この時点での車載カメラ110及びレーダ120の検出結果から、第1照射光を照射するまでもない(例えば、車載カメラ110で十分な検出精度が得られており、検出精度を高めるための第1照射光を照射する必要性が低い)と判断された場合には、第1照射光を照射しない例外的な制御が行われてもよい。この場合、以降のステップS103からステップS105が省略され、ステップS106以降の処理が行われればよい。
第1照射光の照射後は、情報取得部210によって再び周辺環境情報が取得される(ステップS104)。情報取得部210で取得された周辺環境情報は、照射制御部220に出力される。
続いて、照射制御部220において、対象物が車載カメラ110による検出されているか否かが検出される(ステップS105)。なお、ここでの「検出されている」とは、単に対象物の存在が検出されていることを意味するだけでなく、対象物に関する情報が十分に得られているか否かを意味するものであってもよい。具体的には、車載カメラ110により対象物の存在は検出されているが、本来であれば取得できるはずの情報が得られていない(例えば、周囲が暗い影響で属性等の判別までは行えない)場合において、対象物が検出されていないと判定されてもよい。
車載カメラ110で対象物を検出できていないと判定された場合(ステップS105:NO)、ステップS103以降の処理が繰り返し実行される。即ち、第1照射光の照射が続けられる。ただし、意図せぬ状況(例えば、車載カメラ110やレーダ120の故障等)により、ステップS103からステップS105の処理が延々と繰り返されてしまうことを回避するために、所定回数以上繰り返されても車載カメラ110で対象物を検出できない場合には、一連の処理を終了させる例外的な処理を行ってもよい。
一方、車載カメラ110で対象物が検出されていると判定された場合(ステップS106:YES)、照射制御部、第2照射光を照射するように、照射制御部220から照射部300へと指令が出力される(ステップS106)。これにより、対象物に対して第2照射光が照射されることになる。第2照射光は対象物に視覚可能な光として照射される。このため、第2照射光を視覚した対象物は、自車両20に対する注意を払うことが期待される。
ここで、第1照射光及び第2照射光の違いについて、図3及び図4を参照して具体的に説明する。ここに図3は、第1照射光の照射例を示す上面図である。また図4は。第2照射光の照射例を示す上面図である。
図3及び図4に示すように、第1照射光L1及び第2照射光L2は、自車両20の前方に存在する対象物30に向けて照射される点では共通している。しかしながら、既に説明したように、第1照射光L1は、車載カメラ110の検出結果を改善するための光として照射される。このため、第1照射光L1は、対象物30の全体を照らせるように、照射範囲が広めに設定されている。一方で、第2照射L2光は、対象物30への注意喚起効果が期待される。このため、第2照射光L2は、対象物30に対する指向性の高い(言い換えれば、照射範囲の狭い)光として照射される。
なお、第1照射光L1及び第2照射光L2は、照射範囲以外にも照射形態が異なっていてもよい。具体的には、第1照射光L1は、対象物30が眩惑されてしまうのを防止する観点から、暗めの光(相対的に照度が低い光)として照射されてもよい。これに対し、第2照射光L2は、対象物30への注意喚起効果を高める観点から、明るめの光(相対的に照度が高い光)として照射されてもよい。また、第1照射光L1は、対象物30を明るく照らすために白色の光として照射されてもよい。これに対し、第2照射光L2は、対象物30への注意喚起効果を高める観点から、薄オレンジ色の光として照射されてもよい。更に、第1照射光L1が常時点灯する光として照射されるのに対し、第2照射光L2は、対象物30への注意喚起効果を高める観点から、点灯と消灯を繰り返す光として(即ち、点滅するように)照射されてもよい。
また、第2照射光は、所定のパターンを描画する光をして照射されてもよい。具体的には、対象物30が視認可能な路面等に、危険や注意を意味するパターンや、自車両20の接近する方向等の各種情報を示すパターンを描画する光として照射されてもよい。
図2に戻り、第2照射光L2の照射後は、情報取得部210によって再び周辺環境情報が取得される(ステップS107)。情報取得部210で取得された周辺環境情報は、照射制御部220に加えて、照射判定部230にも出力される。
照射判定部230では、周辺環境情報に基づいて、第2照射光L2が対象物30に照射されているか否かが判定される(ステップS108)。言い換えれば、意図した位置に第2照射光L2が照射されているか否かが判定される。
第2照射光L2が対象物30に照射されていないと判定された場合(ステップS108:NO)、照射位置調整部240から照射制御部220に調整指令が出力されることにより、第2照射光L2の照射位置が調整される(ステップS109)。
以下では、照射位置の調整制御について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。ここに図5は、対象物に第2照射光が照射されない場合の照射例を示す上面図である。また図6は、第2照射光の照射位置の調整制御を示す上面図である。
図5に示すように、第2照射光L2は、車載カメラ110の検出精度の低さに起因して、対象物30からずれた位置に照射されてしまうことがある。この場合、対象物20に対する注意喚起が適切に行えなくなってしまう可能性がある。このような状況を回避するために、本実施形態に係る車両用照明装置10では、第2照射光L2が対象物30に照射されていないと判定された場合に、第2照射光L2の照射位置の調整制御が行われる。
図6に示すように、第2照射光L2の照射位置が左側に調整されることで、第2照射光L2が対象物30に照射される状態となる。なお、このような照射位置の調整制御は、第2照射光L2の照射位置を少しずつずらしながら、第2照射光L2が対象物30に照射されていると判定されるまで実行されればよい。
具体的には、調整制御が開始されると、先ず現在の第2照射光L2の照射角度α0に、所定の調整量Δαが加算される。照射位置の調整後は、ステップS106からステップS108(図2参照)の処理が繰り返し実行される。このため、第2照射光L2の照射角度αは、対象物30に適切に照射されるようになるまで、Δαずつずれるように調整されていく。具体的には、調整後の照射角度α1=α0+Δα×(調整回数)となる。
なお、所定の上限値ΔαMAXまでΔαを加算しても、第2照射光L2が対象物30に照射されない場合には、最初の照射角度α0からΔαを差し引いて同様の調整が行われる。この場合、調整後の照射角度α1=α0−Δα×(調整回数)となる。所定の上限値ΔαMAXまでΔαを減算しても、第2照射光L2が対象物30に照射されない場合には、一連の処理を終了するような例外的な処理を行えばよい。なお、ΔαMAXによって規定される調整範囲は、「所定範囲」の一具体例である。
図2に戻り、第2照射光L2が対象物30に照射されていると判定された場合(ステップS108:YES)、照射位置調整部240において、照射位置の調整後であるか否かが判定される(ステップS110)。即ち、ステップS109を経ることなくステップS108でYESと判定されたか否かが判定される。
照射位置の調整後でないと判定された場合(ステップS110:NO)、最初から第2照射光L2は適切に照射されていたと判断できる。このため、以降の処理は省略され、一連の処理が終了する。この場合、ECU200は、所定時間経過後に再びステップS101の処理を行ってよい。
一方で、照射位置の調整後であると判定された場合(ステップS110:YES)、最初の段階では対象物30の位置を正確に検出できていなかったと判断できるため、対象物30の検出位置の補正が実行される。具体的には、照射位置調整部240から、第2照射光L2が対象物30に対して適切に照射された際の照射角度に関する情報が出力され、検出位置補正部250において取得される(ステップS111)。そして、検出位置補正部250では、取得した照射角度に関する情報に基づいて、対象物30の検出位置が補正される(ステップS112)。
具体的には、対象物30の検出前位置(即ち、自車両20から見た場合の、対象物30の前後方向の位置)をx、対象物30の検出横位置(即ち、自車両20から見た場合の、対象物30の横方向の位置)をyとすると、補正後の検出横位置y’、補正後の検出前位置x’は、以下の数式(1)及び(2)を用いて算出される。
y’=x×tanα1 ・・・(1)
x’=y/tanα1 ・・・(2)
以上のように算出された補正後の検出位置は、それ以降の照射制御に用いられることになる。
<実施形態の効果>
最後に、本実施形態に係る車両用照明装置10によって得られる有益な技術的効果について説明する。
図1から図6を用いて説明したように、車載カメラ110等の、利用環境によって検出精度が低下する検出手段を利用する場合には、検出精度の低さに起因して、適切な位置に第2照射光L2を照射できない状況が発生し得る。これに対し、本実施形態に係る車両用照明装置10によれば、照射位置の調整制御により、第2照射光L2の照射位置が適切な位置に変更される。
また、本実施形態に係る車両用照明装置10では特に、その際の照射位置(即ち、適切な照射位置)に基づいて、対象物30の検出位置が補正される。このため、その後の照射制御においては、適切な位置に第2照射光L2が照射することが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う車両用照明装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10 車両用照明装置
20 自車両
30 対象物
110 車載カメラ
120 レーダ
200 ECU
210 情報取得部
220 照射制御部
230 照射判定部
240 照射位置調整部
300 検出位置補正部
L1 第1照射光
L2 第2照射光

Claims (1)

  1. 光を照射可能な照射手段と、
    自車両周辺に存在する対象物を検出する検出手段と、
    前記対象物の検出位置に向けて前記光を照射するように前記照射手段を制御する第1制御手段と、
    前記光が前記対象物に照射されているか否かを判定する判定手段と、
    前記光が前記対象物に照射されていないと判定された場合に、前記光の照射位置を現在の照射位置の周囲の所定範囲内で移動させるように前記照射手段を制御して、前記光が前記対象物に照射されるように制御する第2制御手段と、
    前記光が前記対象物に照射された際の照射位置に基づいて、前記対象物の検出位置を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする車両用照明装置。
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