JP6530964B2 - 高電圧リチウムイオン正極材料 - Google Patents

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Description

関連出願の引用
本願は、2013年12月4日に出願された米国仮特許出願第61/911,700号の利益を主張する。この米国仮特許出願の完全な開示は、その全体が、本明細書中に参考として援用される。
政府の利権
本明細書中に記載される発明は、米国政府により、または米国政府のために、製造され得、使用され得、そして認可され得る。
発明の分野
本発明は一般に、正極材料に関し、そして特に、高電圧リチウムイオン正極材料に関する。
背景
LiFePO[1]は、ホスフェート基で結合している酸素の性質[2]に起因する、酷使に対するその強い耐性のために支持されている、Liイオン正極材料である。また、より多くのエネルギーを貯蔵する材料において、ホスフェートベースのカソードの、酷使に対する耐性を利用することが望ましい。1つの可能性は、LiMnPO[1](4.1V)、LiCoPO[3](4.8V)、またはLiNiPO[4](5.1V)などの、より高い電圧の橄欖石に関心を向けることである。なぜなら、貯蔵されたエネルギーが、その電圧に比例するからである。特に、LiCoPOは、LiFePOと比較して、エネルギーを約40%増大させる可能性がある。さらに、その電子構造は、ポーラロン伝導(polaronic conductivity)およびポーラロンを形成する能力の観点で、それぞれLiMnPOおよびLiNiPOより都合がよい[5]。
しかし、LiCoPOに関する最初の研究は、放電のレートの改善をもたらしたにもかかわらず、容量の衰えが、さらなる進歩を遮断している[6〜10]。従って、高い放電容量および低い容量の衰えを有する改善されたLiイオン正極材料が望まれる。
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
正極材料であって、該正極材料は、
Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2
の公称化学量論を有するLiイオン正極材料を含有し、ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaのうちの少なくとも1つから選択される三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgのうちの少なくとも1つから選択される二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.20の範囲内であり、zは、0≦z≦0.10の範囲内であり、そしてdは、0≦d≦0.20の範囲内であり;
該Liイオン正極材料は、少なくとも120mAh/gの初期容量および500サイクル後に少なくとも100mAh/gの放電容量を有する、正極材料。
(項目2)
z=0であり、yは、0.02≦y≦0.08の範囲内であり、xは、0.05≦x≦0.15の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである、上記項目に記載の正極材料。
(項目3)
yは、0.04≦y≦0.06の範囲内であり、そしてxは、0.08≦x≦0.12の範囲内である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目4)
y=0.05であり、そしてx=0.10である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目5)
M=Crであり、そして上記Liイオン正極材料は、少なくとも125mAh/gの初期容量、および500サイクル後に少なくとも105mAh/gの放電容量を有する、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目6)
M=Tiである、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目7)
zは、0<z≦0.1の範囲内である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目8)
上記Liイオン正極材料が、C/3サイクルレートで97%〜100%のクーロン効率を有する、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目9)
zは、0<z≦0.05の範囲内である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目10)
zは、0<z≦0.02の範囲内である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目11)
z=0.01である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目12)
高電圧リチウムイオン正極材料であって、該正極材料は、
Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2
の公称化学量論を有するLiイオン正極材料を含有し、ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaのうちの少なくとも1つから選択される三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgのうちの少なくとも1つから選択される二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.20の範囲内であり、zは、0≦z≦0.10の範囲内であり、そしてdは、0≦d≦0.20の範囲内であり;
該Liイオン正極材料は、500サイクル後に少なくとも100mAhg−1の放電容量を有する、正極材料。
(項目13)
z=0であり、yは、0.02≦y≦0.08の範囲内であり、xは、0.05≦x≦0.15の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目14)
yは、0.04≦y≦0.06の範囲内であり、そしてxは、0.08≦x≦0.12の範囲内である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目15)
y=0.05であり、そしてx=0.10である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目16)
M=Crであり、そして上記Liイオン正極材料は、少なくとも125mAh/gの初期容量、および500サイクル後に少なくとも105mAh/gの放電容量を有する、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目17)
M=Tiである、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目18)
zは、0<z≦0.10の範囲内であり、
上記Liイオン正極材料が、C/3サイクルレートで97%〜100%のクーロン効率を有する、
上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目19)
zは、0<z≦0.05の範囲内である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
(項目20)
d=0であり、そしてz=0.01である、上記項目のいずれかに記載の正極材料。
本開示の摘要
公称化学量論Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2を有する正極材料。ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaのうちの少なくとも1つから選択される三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgのうちの少なくとも1つから選択される二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.2の範囲内である。LiCoPOに対する二重の組成修飾を使用することにより、その放電容量は、約100mAh/gから約130mAh/gまで上昇し、一方で、Feのみで置換されたLiCoPOの放電容量保持を保持する。Siを含めるというさらなる組成修飾は、そのサイクル寿命を増大させ、そしてそのクーロン効率を、C/3サイクルレートで97%〜100%まで、大いに改善させた。
要旨
Liイオン正極材料が提供される。この材料は、Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2の公称化学量論を有し、ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaなどの三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgなどの二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.2の範囲内であり、zは、0≦z≦0.1の範囲内であり、そしてdは、0≦d≦0.20の範囲内である。いくつかの例において、dは、0≦d≦0.10の範囲内であり、そして好ましくは、0≦d≦0.05の範囲内である。このLiイオン正極材料は、少なくとも120mAh/gの初期容量、および500サイクル後に少なくとも100mAh/gの放電容量を有する。
いくつかの例において、この正極材料は、yが、0.02≦y≦0.08の範囲内であり、xが、0.05≦x≦0.15の範囲内であり、そしてMが、CrまたはTiである、組成を有する。他の例において、yは、0.04≦y≦0.06の範囲内であり、xは、0.08≦x≦0.12の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである。さらに他の例において、y=0.05であり、x=0.10であり、そしてMは、CrまたはTiである。
1つの実施形態において、zおよびdは、0に等しく、そしてこのLiイオン正極材料は、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025の公称化学量論、少なくとも125mAh/gの初期容量、および500サイクル後に少なくとも105mAh/gの放電容量を有する。
別の実施形態において、dは、0に等しく、zは、0に等しくなく、この正極材料は、Siを含有し、そしてこのLiイオン正極材料は、Li1+y/2Co1−x−y−zSiFe(PO1+y/2の公称化学量論を有し、ここでxおよびyは、上で与えられた値を有し、そしてzは、0<z≦0.1の範囲内、好ましくは、0<z≦0.05の範囲内、そしてより好ましくは、0<z≦0.02の範囲内である。いくつかの例において、z=0.01である。また、Siの添加は、この材料のクーロン効率を改善し、そしていくつかの例において、このクーロン効率は、C/3サイクルレートで97%〜100%である。
図1は、組成Li1+y/2Co1−x−yFe(PO1+y/2(M=Cr、Ti、Al、およびGa)のサンプルについての、サイクル数の関数としての放電容量のグラフプロットである。ここで10Ti10Feは、Li1.05Co0.80Fe0.10Ti0.10(PO1.05を表し、5Ti10Feは、Li1.025Co0.85Fe0.10Ti0.05(PO1.025を表す、などである。 図2は、本発明の実施形態による材料についての、サイクル数の関数としての放電容量のグラフプロットである。 図3は、本発明の実施形態による材料についての、サイクル数の関数としての長期間放電容量のグラフによる図示である。 図4は、Li1.05Co0.8Fe0.10Cr0.10(PO1.05(上)およびLi1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025(下)についてのX線粉末回折パターンのグラフプロットであり、ピークに、リン酸橄欖石構造のPnma空間群のミラー指数で標識を付けている。 図5は、Li1.05Co0.8Fe0.10Ti0.10(PO1.05(上)、Li1.025Co0.85Fe0.10Ti0.05(PO1.025(中)およびLi1.0125Co0.875Fe0.10Ti0.025(PO1.0125(下)のX線粉末回折パターンのグラフプロットであり、ピークに、リン酸橄欖石構造のPnma空間群のミラー指数で標識を付けている。 図6は、レートの関数としての、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025の電圧対放電容量のグラフプロットである。 図7は、(A)Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025対(B)Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Cr0.05(PO1.025の容量およびクーロン効率のグラフプロットである。 図8は、(A)Li1.025Co0.85Fe0.10Ti0.05(PO1.025対(B)Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Ti0.05(PO1.025の容量およびクーロン効率のグラフプロットである。 図9は、Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Cr0.05(PO1.025のX線粉末回折パターンのグラフプロットである。 図10は、Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Ti0.05(PO1.025のX線粉末回折パターンのグラフプロットである。
詳細な説明
少なくとも120mAh/gの初期容量および500サイクル後に少なくとも100mAh/gの放電容量を有する、改善されたLiイオン正極材料が提供される。いくつかの例において、この改善されたLiイオン正極材料は、少なくとも125mAh/gの初期容量および500サイクル後に少なくとも105mAh/gの放電容量を有する。さらに、この材料は、Siを含有し得、これにより、C/3サイクルレートで97%〜100%のクーロン効率が提供される。
改善された容量および劇的に低下した容量の衰えは、LiCoPOと比較して顕著であることが理解される。二重の組成修飾の使用は、その最も好ましい場合である、LiCoPOに対するTiとFeとでの修飾、またはCrとFeとでの修飾において、約100mAh/gから約130mAh/gまで、放電容量を増大させ、一方で、Feのみで置換されたLiCoPOの放電容量保持を保持する。Siを含めるさらなる組成修飾は、サイクル寿命を増大させ、そしてC/3サイクルレートで97%〜100%まで、そのクーロン効率を大いに改善する。
この材料は、Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2の公称化学量論を有し、ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaなどの三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgなどの二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.2の範囲内であり、zは、0≦z≦0.1の範囲内であり、そしてdは、0≦d≦0.20の範囲内である。いくつかの例において、yは、0.02≦y≦0.08の範囲内であり、xは、0.05≦x≦0.15の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである。他の例において、yは、0.04≦y≦0.06の範囲内であり、xは、0.08≦x≦0.12の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである。さらに他の例において、y=0.05であり、x=0.10であり、そしてMは、CrまたはTiである。
この正極材料はまた、Siを含有し得、そしてこのLiイオン正極材料は、Li1+y/2Co1−x−y−zSiFe(PO1+y/2の公称化学量論を有し得、ここでxおよびyは、上で与えられた値を有し、そしてzは、0<z≦0.1の範囲内、好ましくは、0<z≦0.05の範囲内、そしてより好ましくは、0<z≦0.02の範囲内である。いくつかの例において、z=0.01である。
本発明をよりよく教示する目的であるが、その範囲をどのような方法でも限定せずに、Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2材料を作製するための固相合成方法、および本発明の材料の1つまたは1つより多くの例が、以下で議論される。
Li1+y/2Co1−x−yFe(PO1+y/2(M=Cr、Ti、Al、および/またはGa、0<y≦0.10および0≦x≦0.2)のサンプルを、固相経路により調製した。化学量論量のCo(OH)、LiHPO、Cr、TiO、Al(OH)、Ga、FeC・2HOおよび/またはアセチレンブラック(最終生成物の5重量%)を、ボールミル内で90分間粉砕した。次いで、この混合物を、700℃まで10℃/分の加熱速度で、N気流下で加熱し、次いでその反応物質混合物を、この温度で12時間保持した。Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.100.05(PO1.025(M=CrまたはTi)のサンプルを、Si供給源としてSi(OOCCHを使用して、同じ方法により調製した。
得られた結晶相を、X線粉末回折を使用して同定した。X線データを、Rigaku Ultima III回折計を使用して収集した。格子定数をピーク位置から、平行ビームジオメトリで収集したパターンのRietveld改良を使用して計算した。電気化学試験のために、複合電極を、スラリーコーティング法により製造した。N−メチルピロリドン(NMP)を溶媒として用いるスラリーを使用して、Al箔基板をコーティングして、約80重量%の活性材料、10重量%のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、8重量%のsuper−Pカーボンおよび2重量%の伝導性カーボンナノチューブ複合材料(CheapTubes.com)の複合電極を製造した。この電極フィルムを、0.97cmの面積の小さい円盤に切断し、そして使用前に、空気中で赤外線ランプ下で乾燥させた。乾燥室(露点−50℃未満)内で、Li/活性コイン電池(Hohsen Al−clad CR2032)を、3層のCelgard(登録商標)2400をセパレータとして使用し、そしてエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)電解質との3:7(重量%)混合物(1重量%のHFiPを含む)中1.0重量モル濃度のLiPF溶液を使用して、組み立てた。また、1個のコイン電池あたり100〜150μLの電解質を使用し、そしてMaccorシリーズ4000テスターを使用して、電気化学試験を行った。Cレートの計算のために、容量を約150mAhg−1と仮定した。
Coの代わりに使用するFeに加えて、Cr、Ti、AlおよびGaが挙げられる元素の置換により、Feで置換されたLiCoPOの放電容量は増大し、一方で、長いサイクル寿命が維持された。理論によって束縛されないが、Co部位での置換および陽イオン空格子点に都合がよい公称化学量論Li1+y/2Co1−x−yFe(PO1+y/2(M=Cr、Ti、Al、および/またはGa)は、都合がよい性能を示した。なぜなら、Li部位での置換は、Liイオン電導を遮断するからである。さらに、上記化学量論は、Liイオン電導を増強し得る陽イオン空格子点の存在に都合がよい。
ここで図1を参照すると、多数の異なる組成についての、サイクルの関数としての容量が示されている。Ti,Feの二重修飾、およびCr,Feの二重修飾は、最も都合がよい放電容量およびサイクル寿命を示した。さらに、組成レベルは、Feについては0.10、そしてTiまたはCrについては0.05であることが発見された。全てのサンプルは、LiCoPOと比較して優れたサイクル寿命、およびFeのみで置換されたLiCoPO(図中で20Fe(ARL)と標識され、LiCo0.8Fe0.2POの公称化学量論に対応する)と比較して増大した放電容量を示した。
図2は、Ti,Feの二重修飾、およびCr,Feの二重組成修飾の、最適ドーパントレベルである0.10Feおよび0.05TiまたはCrにおける、容量の衰えに対する効果を実証する。非置換LiCoPOコントロールサンプルを含めた全てのサンプルを、3.5Vと5Vとの間で、重量で3:7のエチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート電解質(1重量%のHFiP電解質添加剤を含む)中1MのLiPFを使用してサイクルさせた。電池を、C/3定電流を使用して5Vまで充電し、その後、その電流がC/15未満になるまで、5Vの定電圧にした。用語「C」、「C/3」、「C/15」などは、バッテリの充電電流および放電電流を率に応じて決定するためにバッテリ産業により使用されるCレートをいうことが理解される。例えば、1Cレートで放電される1,000mAhのバッテリは、理想的には、1,000mAの電流を1時間提供し、一方で、1,000mAhのバッテリについてのC/2放電レートは、理想的には、500mAの電流を2時間提供する。
図2に示されるように、非置換LiCoPOコントロールサンプルは、激しい容量の衰えを示した。しかし、LiCoPOへのFe置換(公称LiCo0.8Fe0.2PO)は、非置換LiCoPOと比較して、容量の衰えの有意な低下を有した。また、Feに加えて別の元素でのさらなる組成修飾による、放電容量の増大が示される。例えば、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025サンプルは、Li1.025Co0.85Fe0.10Ti0.05(PO1.025よりわずかに小さい初期放電容量を有するにもかかわらず、サイクリングの際のより良好な容量保持を示した。
図3は、組成Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025の長期間サイクリングを、LiCo0.8Fe0.2POと比較する。Fe置換LiCoPOは、500サイクル目に、その容量の約80%(初期容量108mAhg−1のうちの89mAhg−1)を保持した。CrおよびFeで二重に置換されたLiCoPOは、Fe置換LiCoPOより高い初期容量を有したが、これもまた、500サイクル目に、容量の約80%(初期容量131mAhg−1のうちの107mAhg−1)を保持した。
図4は、Li1+y/2Co0.90−yFe0.10Cr(PO1+y/2のXRDパターンのy=0.05および0.10の場合の比較である。下のXRDパターンに観察されるように、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025は、XRDで検出可能な他の相を有さない、リン酸橄欖石構造を形成する。このパターンは、1つの相が存在することを確認する、リン酸橄欖石構造の印を付けられ得る。X線回折データのRietveld分析から、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025の単位胞体積を、282.9Åと決定した。また、その格子パラメータを以下の表1に、LiCoPO[11]およびLiCo0.9Fe0.1PO[12]と比較して列挙する。LiCoPOおよびLiCo0.9Fe0.1POの単位胞体積は、それぞれ284.3Åおよび285.1Åである。Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025についてのこの単位胞体積の減少は、かなり小さい6配位Cr3+(有効イオン半径=0.615Å[13])での、Co2+(有効イオン半径=0.745Å[13])およびFe2+(有効イオン半径=0.780Å[13])の置き換え、ならびに電荷の中性を維持するために必要とされる陽イオン空格子点の存在と矛盾しない。Cr,Fe置換LiCoPOについてのこの単位胞体積の減少は、格子パラメータaおよびbが減少し、パラメータcがほとんど変化しないことから生じる。
理論によって束縛されないが、改善された放電電気化学的性能はおそらく、増大した電子および/またはイオン伝導率からもたらされ得る。Liイオン伝導率は、もちろん、Liイオン濃度およびLiイオン移動度の関数である。修飾LiCoPOと非修飾LiCoPOとの間でLiイオン濃度の差はほとんどないので、増大したLiイオン移動度がおそらく、LiCoPOに対するCr,Fe置換LiCoPOの放電容量およびレート能力(図6に示されるレート)の改善のための前提である。
より高いCr含有量のもの(Li1.05Co0.8Fe0.10Cr0.10(PO1.05)が調製される場合、そのXRDパターンは、25°(2θ)の周囲に余分なピークを示し、これは、LiCr29と一致する。これは、0.05Crという最適レベルを示した電気化学的結果と一致する。なぜなら、より高いCr含有量において、電気化学的に活性ではない第二の相(LiCr29)が現れるからである。
図5は、Li1+y/2Co0.90−yFe0.10Ti(PO1+y/2のXRDパターンの、y=0.025、0.05および0.10の場合を比較する。このパターンは、およそ24.5°(2θ)の幅広いピーク(これは、全てのTi含有サンプルに存在する、LiTi(PO様の相に帰属され得る)以外は、LiCoPOと一致する。この二次的な相は、Tiレベルが増大すると、成長する。Li1.025Co0.85Fe0.10Ti0.05(PO1.025の単位胞体積を、284.4Åと決定した。その格子パラメータをまた、表1に、LiCoPO[11]およびLiCo0.9Fe0.1PO[12]と比較して列挙する。LiCoPOおよびLiCo0.9Fe0.1POの単位胞体積は、それぞれ284.3Åおよび285.1Åである。このわずかに小さい単位胞は、Ti4+(0.65Å)またはTi3+(0.67Å)のいずれかでの、Co2+(0.745Å)[13]の置き換えと矛盾しない。
二次的なLiTi(PO様の相の存在は、Ti,Fe置換LiCoPOの電気化学的性能を増大させるための機構が、Cr,Fe置換LiCoPOについての機構と異なり得ることを示唆する。先に議論されたように、0.05Cr置換レベルにおいて、Coの大掛かりな置換が得られる。対照的に、Ti,Fe修飾LiCoPOサンプルは全て、小さい割合のLiTi(PO様の相を含む。従って、本発明者らは、Ti,Fe修飾LiCoPOについての電気化学的性能の改善は、置換LiCoPOのLiイオン伝導率に対してこの相が有する有利な効果から生じ得ると提唱する。
このLiTi(PO様の相は、NASICON構造を有し、そして高いLiイオン伝導率に都合がよいNASICON構造の構造的特徴の結果として、優れたLiイオン伝導体であることが公知である。さらに、2つのLiイオン伝導材料の界面は、相乗効果によって、この界面の両側で数桁増大したLiイオン伝導率をもたらし得る。
LiCoPOの二重の組成修飾に起因する、容量の衰えに関する改善を示したが、レートの関数としての、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025の容量に対する組成修飾の有利な効果を図6に示す。3つのレートC/10、C/2およびCでの代表的な放電曲線がプロットされている。C/10における容量は、約132mAh/gである。1Cレートにおいて、この容量は約126mAh/gであるので、この材料は、優れたレート能力を示す。これらの改善は、増強されたLiイオン伝導からもたらされると提唱される。
上記のことに加えて、Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.100.05(PO1.025(M=CrまたはTi)の公称組成のクーロン効率が、Siを添加することより改善された。サイクルおよびサイクル寿命の関数としての放電容量を、Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Cr0.05(PO1.025について、そのSiを含まないアナログと比較して、図7に示す。この図に示されるように、クーロン効率およびサイクル寿命の有意な改善が観察された。Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Ti0.05(PO1.025は、図8に示されるように、クーロン効率の類似の改善、およびサイクル寿命のさらに大きい改善を示した。
公称組成Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Cr0.05(PO1.025のX線回折パターンを、図9に示す。25°の周囲に、リン酸橄欖石構造に対応しないピークが存在する。これは、Siまたは先に議論されたようなLiCr29の、いずれかに関連し得る。その格子定数(表1を参照のこと)は、LiFe0.10Co0.90POと比較して、単位胞体積の減少を示すが、この単位胞体積は、Li1.025Co0.85Fe0.10Cr0.05(PO1.025より大きく、このことは、出発組成へのSiの含有が、LiCoPO内に置換され得るCrの量を減少させることを示唆する。しかし、LiFe0.10Co0.90POと比較して減少した単位胞体積は、Co格子部位におけるいくらかの置換が、依然として起こっていることを示す。結晶化学の観点から、Cr(有効半径=0.615Å[13])は、Si(有効イオン半径0.40Å[13])よりも、Co(有効イオン半径0.745Å[13])とより置き換わりやすい。公称組成Li1.025Co0.84Si0.01Fe0.10Ti0.05(PO1.025のX線回折パターンを、図10に示す。24.6°(2θ)の周囲に、リン酸橄欖石構造に対応しないピークが存在する。このピークは、LiSiに起因し得るが、決定的な帰属は行わなかった。なぜなら、1個のみのピークが明らかであり、これは、Ti含有サンプルについて先に議論されたLiTi(PO様の相と同じ領域内にあるからである。このサンプルについての単位胞体積(表1)は、284.41Åであることが分かった。このことは、測定の不確定さの範囲内で、Siを含まないアナログから変化していないことを示す。
本明細書中に開示された教示に対する変更および改変は、当業者に明らかであり、そして依然として、本発明の範囲内に入る。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその全ての均等物によって規定される。

Claims (20)

  1. 正極材料であって、該正極材料は、
    Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2
    の公称化学量論を有するLiイオン正極材料を含有し、ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaのうちの少なくとも1つから選択される三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgのうちの少なくとも1つから選択される二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.20の範囲内であり、zは、0≦z≦0.10の範囲内であり、そしてdは、0≦d≦0.20の範囲内であり;
    該Liイオン正極材料は、少なくとも120mAh/gの初期容量および500サイクル後に少なくとも100mAh/gの放電容量を有する、正極材料。
  2. z=0であり、yは、0.02≦y≦0.08の範囲内であり、xは、0.05≦x≦0.15の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである、請求項1に記載の正極材料。
  3. yは、0.04≦y≦0.06の範囲内であり、そしてxは、0.08≦x≦0.12の範囲内である、請求項2に記載の正極材料。
  4. y=0.05であり、そしてx=0.10である、請求項2に記載の正極材料。
  5. M=Crであり、そして前記Liイオン正極材料は、少なくとも125mAh/gの初期容量、および500サイクル後に少なくとも105mAh/gの放電容量を有する、請求項4に記載の正極材料。
  6. M=Tiである、請求項4に記載の正極材料。
  7. zは、0<z≦0.1の範囲内である、請求項1に記載の正極材料。
  8. 前記Liイオン正極材料が、C/3サイクルレートで97%〜100%のクーロン効率を有する、請求項7に記載の正極材料。
  9. zは、0<z≦0.05の範囲内である、請求項8に記載の正極材料。
  10. zは、0<z≦0.02の範囲内である、請求項9に記載の正極材料。
  11. z=0.01である、請求項10に記載の正極材料。
  12. 高電圧リチウムイオン正極材料であって、該正極材料は、
    Li1+y/2Co1−x−y−z−dSiFeM’(PO1+y/2
    の公称化学量論を有するLiイオン正極材料を含有し、ここでMは、Cr、Ti、Al、Mn、Ni、V、Sc、Laおよび/またはGaのうちの少なくとも1つから選択される三価陽イオンであり、M’は、Mn、Ni、Zn、Sr、Cu、Caおよび/またはMgのうちの少なくとも1つから選択される二価陽イオンであり、yは、0<y≦0.10の範囲内であり、xは、0≦x≦0.20の範囲内であり、zは、0≦z≦0.10の範囲内であり、そしてdは、0≦d≦0.20の範囲内であり;
    該Liイオン正極材料は、500サイクル後に少なくとも100mAhg−1の放電容量を有する、正極材料。
  13. z=0であり、yは、0.02≦y≦0.08の範囲内であり、xは、0.05≦x≦0.15の範囲内であり、そしてMは、CrまたはTiである、請求項12に記載の正極材料。
  14. yは、0.04≦y≦0.06の範囲内であり、そしてxは、0.08≦x≦0.12の範囲内である、請求項13に記載の正極材料。
  15. y=0.05であり、そしてx=0.10である、請求項14に記載の正極材料。
  16. M=Crであり、そして前記Liイオン正極材料は、少なくとも125mAh/gの初期容量、および500サイクル後に少なくとも105mAh/gの放電容量を有する、請求項15に記載の正極材料。
  17. M=Tiである、請求項15に記載の正極材料。
  18. zは、0<z≦0.10の範囲内であり、
    前記Liイオン正極材料が、C/3サイクルレートで97%〜100%のクーロン効率を有する、
    請求項12に記載の正極材料。
  19. zは、0<z≦0.05の範囲内である、請求項18に記載の正極材料。
  20. d=0であり、そしてz=0.01である、請求項19に記載の正極材料。
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