JP6530917B2 - 新聞・雑誌回収箱および抜き取り防止構造構成部材 - Google Patents
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Description
このような新聞・雑誌用ゴミ箱として、新聞,雑誌以外のゴミ(タバコの吸殻やごみ屑、空びんなど)の投入をしにくくするとともに、雨が投入口から侵入して内部の新聞や雑誌が濡れるのを回避するために、傾斜状の天板を有する新聞,雑誌の回収箱と、天板に穿設された新聞,雑誌の投入口と、当該投入口の少なくとも上部および側部を被うように、天板に水平方向に突設されたガイドカバーと、投入口下部の回収箱内に設置された回収容器とを備えた新聞,雑誌の回収装置が提案されている(特許文献1参照)。
横長孔状の投入口が形成された手前に向かって下り傾斜する天板を有し、新聞・雑誌を回収するためのゴミ箱本体と、
前記投入口の上端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる上側案内板と、
前記投入口の下端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる下側案内板と、
前記投入口の縦幅よりも狭い縦幅の横長孔状の開口を有し、当該開口の上端が前記投入口の上端と一致した状態で全体が前記投入口に重なるように前記天板の表面に取り付けられる被せ板と、を備え、
前記上側案内板は、前記天板に突設される上側突設面部と、前記天板に接着される上側接着面部と、を有し、
前記下側案内板は、前記天板に突設される下側突設面部と、前記天板に接着される下側接着面部と、を有し、
少なくとも前記上側突設面部と前記下側突設面部との最接近間隔は、前記投入口の縦幅よりも狭くなるように構成したものである。
前記開口の縦幅は、前記最接近間隔と同一であるように構成することが可能である。
前記上側突設面部と前記上側接着面部とがなす角度は、90°であり、
前記下側突設面部と前記下側接着面部とがなす角度は、鈍角であるように構成することが可能である。
前記下側突設面部は、先端が下方を向くように湾曲または折曲しているように構成することが可能である。
横長孔状の投入口が形成された天板を有し、新聞・雑誌を回収するためのゴミ箱本体に取り付ける抜き取り防止構造構成部材であって、
前記投入口の上端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる上側案内板と、
前記投入口の下端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる下側案内板と、
前記投入口の縦幅よりも狭い縦幅の横長孔状の開口を有し、当該開口の上端が前記投入口の上端と一致した状態で全体が前記投入口に重なるように前記天板の表面に取り付けられる被せ板と、からなり、
前記上側案内板は、前記天板に突設される上側突設面部と、前記天板に接着される上側接着面部と、を有し、
前記下側案内板は、前記天板に突設される下側突設面部と、前記天板に接着される下側接着面部と、を有するように構成したものである。
前記被せ板の一方の面、前記上側接着面部、および前記下側接着面部には、接着テープが貼付あるいは接着剤が塗布されているように構成することが可能である。
また、本発明によれば、ゴミ箱本体に取り付けられ、当該ゴミ箱本体の内部からの新聞や雑誌の抜き取りを防止することが可能な抜き取り防止構造構成部材を提供することができる。
新聞・雑誌回収箱1は、ゴミ箱本体10に、抜き取り防止構造構成部材20が取り付けられてなる。
ゴミ箱本体10は、例えば駅の構内等に既設されている、新聞や雑誌を回収するための新聞・雑誌用ゴミ箱である。ゴミ箱本体10は、図2に示すように、正面板としての開閉板11と、背面板12と、右側面板13と、左側面板14と、底面板15と、山形の天板16と、からなり、木板や金属板などを用いて組立または成形されている。
ゴミ箱本体10の内部には、例えば透明なゴミ袋が装着される。当該ゴミ袋は、開閉板11を開放することによって、ゴミ箱本体10の内部に着脱できるようになっている。
本実施形態においては、投入口16aの開口長(横幅)が350mmに、開口幅(縦幅)が65mmに設定されているが、投入口16aの横幅や縦幅は適宜変更可能である。
また、天板16の所定位置には、ゴミ箱本体10が、新聞・雑誌専用のゴミ箱であることを示す文字17が、印刷などによって表示されている。
抜き取り防止構造構成部材20は、図1および図3に示すように、投入口16aの上端に沿って天板16の裏面に取り付けられる上側案内板21と、投入口16aの下端に沿って天板16の裏面に取り付けられる下側案内板22と、横長孔状の開口23aを有し当該開口23aの全体が投入口16aに重なるように天板16の表面に取り付けられる被せ板23と、を備えて構成される。
本実施形態の場合、抜き取り防止構造構成部材20を、両面接着テープを用いて天板16に取り付けるが、これに限ることはなく、例えば接着剤等を用いて取り付けてもよい。
本実施形態の場合、上側突設面部211と上側接着面部212とがなす角度(すなわち、上側突設面部211と天板16の傾斜面161,162とがなす角度)は、90°である。したがって、図1(b)に示すように、上側突設面部211は、天板16に対して直角に突設される。
本実施形態の場合、下側突設面部221と下側接着面部222とがなす角度(すなわち、下側突設面部221と天板16の傾斜面161,162とがなす角度)は、鈍角(例えば115°)であり、下側突設面部221は、先端が下方を向くように湾曲している。したがって、図1(b)に示すように、下側突設面部221は、基端部(下側接着面部222側の端部)が上側突設面部211に徐々に接近し、先端部(下側接着面部222とは反対側の端部)が上側突設面部211から徐々に遠ざかるような形状をなしている。
開口23aの縦幅は、投入口16aの縦幅よりも狭く、かつ、上側突設面部211と下側突設面部221との最接近間隔Dと略同一となるように設定されている。具体的には、本実施形態においては、開口23aの開口長(横幅)が347mmに、開口幅(縦幅)が45mmに設定されている。すなわち、本実施形態の場合、上側突設面部211と下側突設面部221との最接近間隔Dは約45mmである。もっとも、開口23aの横幅や縦幅は、雑誌や折りたたんだ新聞が投入できる幅であって、かつ、手全体や腕を入れることが防止できる幅であれば、適宜変更可能である。したがって、上側突設面部211や下側突設面部221が邪魔になって、新聞・雑誌回収箱1の内部へは指先しか入れることができず、手全体や腕を入れることができないため、内部から新聞や雑誌を容易に抜き取ることができない。
被せ板23は、開口23aの全体が投入口16aに重なるように天板16に取り付けられている。具体的には、本実施形態において、被せ板23は、開口23aの上端と投入口16aの上端とが略一致するように、天板16に接着されている。
まず、ゴミ箱本体10の開閉板11を開放して、ゴミ箱本体10の内側から、上側案内板21および下側案内板22を天板16の裏面に取り付ける。その際、上側案内板21においては、上側突設面部211と上側接着面部212との境界が投入口16aの上端に略一致するように上側接着面部212を接着する。また、下側案内板22においては、下側突設面部221と下側接着面部222との境界が投入口16aの下端に略一致するように下側接着面部222を接着する。
次いで、ゴミ箱本体10の外側から、被せ板23を天板16の表面に取り付ける。その際、開口23aの上端が投入口16aの上端に略一致するように被せ板23の一方の面を接着する。
このようにして、抜き取り防止構造構成部材20をゴミ箱本体10に取り付けることができる。
なお、天板16は、切妻屋根のように2つの傾斜面を有するものに限定されず、例えば、片流れ屋根のように1つの傾斜面を有し、当該傾斜面に投入口16aが形成されたものであってもよい。
なお、下側突設面部221は、先端が下方を向くように折曲していてもよい。この場合も、投入された新聞や雑誌を下側突設面部221によって新聞・雑誌回収箱1の内部下側へと案内することができる。
また、天板16と上側突設面部211および下側突設面部221とを一体的に構成する場合、図4に示すように、天板16に設ける横長孔状の投入口16aの開口幅(縦幅)を、雑誌や折りたたんだ新聞が投入できる幅であって、かつ、手全体や腕を入れることができない幅(例えば、45mm)に設定してもよい。これにより、被せ板23を不要とすることができる。投入口16aの縦幅をこのように設定する場合、上側突設面部211と下側突設面部221との最接近間隔Dは、投入口16aの縦幅(例えば、45mm)と同一であることが好ましい。
なお、天板16と上側突設面部211および下側突設面部221とを一体的に構成する場合、下側突設面部221を先端が下方を向くように湾曲または折曲させることや、上側突設面部211や下側突設面部221と天板16の傾斜面161,162とがなす角度などその他の構成は、前述の実施形態と同様とすることができる。
10 ゴミ箱本体
16 天板
16a 投入口
20 抜き取り防止構造構成部材
21 上側案内板
22 下側案内板
23 被せ板
23a 開口
211 上側突設面部
212 上側接着面部
221 下側突設面部
222 下側接着面部
D 最接近間隔
Claims (6)
- 横長孔状の投入口が形成された手前に向かって下り傾斜する天板を有し、新聞・雑誌を回収するためのゴミ箱本体と、
前記投入口の上端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる上側案内板と、
前記投入口の下端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる下側案内板と、
前記投入口の縦幅よりも狭い縦幅の横長孔状の開口を有し、当該開口の上端が前記投入口の上端と一致した状態で全体が前記投入口に重なるように前記天板の表面に取り付けられる被せ板と、を備え、
前記上側案内板は、前記天板に突設される上側突設面部と、前記天板に接着される上側接着面部と、を有し、
前記下側案内板は、前記天板に突設される下側突設面部と、前記天板に接着される下側接着面部と、を有し、
少なくとも前記上側突設面部と前記下側突設面部との最接近間隔は、前記投入口の縦幅よりも狭いことを特徴とする新聞・雑誌回収箱。 - 前記開口の縦幅は、前記最接近間隔と同一であることを特徴とする請求項1に記載の新聞・雑誌回収箱。
- 前記上側突設面部と前記上側接着面部とがなす角度は、90°であり、
前記下側突設面部と前記下側接着面部とがなす角度は、鈍角であることを特徴とする請求項1または2に記載の新聞・雑誌回収箱。 - 前記下側突設面部は、先端が下方を向くように湾曲または折曲していることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の新聞・雑誌回収箱。
- 横長孔状の投入口が形成された天板を有し、新聞・雑誌を回収するためのゴミ箱本体に取り付ける抜き取り防止構造構成部材であって、
前記投入口の上端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる上側案内板と、
前記投入口の下端に沿って前記天板の裏面に取り付けられる下側案内板と、
前記投入口の縦幅よりも狭い縦幅の横長孔状の開口を有し、当該開口の上端が前記投入口の上端と一致した状態で全体が前記投入口に重なるように前記天板の表面に取り付けられる被せ板と、からなり、
前記上側案内板は、前記天板に突設される上側突設面部と、前記天板に接着される上側接着面部と、を有し、
前記下側案内板は、前記天板に突設される下側突設面部と、前記天板に接着される下側接着面部と、を有することを特徴とする抜き取り防止構造構成部材。 - 前記被せ板の一方の面、前記上側接着面部、および前記下側接着面部には、接着テープが貼付あるいは接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項5に記載の抜き取り防止構造構成部材。
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