JP6530607B2 - システムおよびその制御方法、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

システムおよびその制御方法、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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本発明は、システムおよびその制御方法、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関する。
国民の各個人を識別するために振られる番号としての個人番号情報が導入されるにあたって、これらの個人番号情報を登録、管理するシステムが求められる。この場合において、個人番号情報は機密性が高い情報であるため、個人番号が含まれる文書は適切に管理する必要がある。
従来、企業が行政機関などへ従業員に関する帳票(法定調書など)を提出する際には、各従業員の情報を記入して帳票を作成する。帳票の作成においては、帳票のフォームデータとフォームデータに入力する可変データを関連付けてデータベースに管理し、帳票作成要求に応じて合成する技術が実現されている(特許文献1参照)。
行政機関などへ提出する各従業員の帳票には、個人番号の記入が義務付けられる。帳票に対して埋め込まれる個人番号は、不正利用を防ぐためにその漏洩を防止する必要があり、厳密な管理が求められている。そのため、企業においてはこれを利用する(帳票を作成する)ユーザー(企業の経理部門や人事部門の担当者等)に対して可能な限り目に触れさせないことが望ましい。また、個人番号の利用にあたっては、正当な利用目的外に使用することが禁止されている。さらに、行政機関などに提出する帳票(法定調書)に関しては、内容の正確性が重要であり、記入ミスを避ける必要がある。
特開2009−123121号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、企業の各従業員に対して大量に作成する帳票が、利用目的に適合しているか否かを確認しながら適切に個人番号を含む情報を埋め込むケースについて考慮されていない。すなわち、帳票を作成するユーザーは大量に作成する帳票に対して、個人番号を適切に間違いなく埋め込むために、利用目的に適合しているかを目視により確認しながら入力しなければならず、これには多くの手間がかかる。また、ユーザーに対して個人番号をなるべく視認させずに帳票を作成することも実現できない。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、個人番号を管理する個人番号管理サーバーとクライアントとを含むシステムであって、前記個人番号管理サーバーは、個人番号と当該個人番号を利用可能な利用目的の情報とを関連づけて保持する第一の保持手段と、前記クライアントからの個人番号の取得要求に応じて、当該取得要求に含まれる個人番号の利用目的が前記第一の保持手段にて保持されている利用目的に適合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記個人番号の利用目的が適合すると判定された場合、前記取得要求の応答として個人番号を前記クライアントへ通知する第一の通知手段とを有し、前記クライアントは、ユーザーから帳票の作成に係る個人番号の利用目的の指定を受け付ける指定手段と、前記帳票の作成にて用いるテンプレートの指定を受け付けるテンプレート指定手段と、前記テンプレート指定手段にて指定されたテンプレートから帳票の種別を示す情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段にて抽出した情報と、前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報とを含む問い合わせを前記個人番号管理サーバーへ送信する問い合わせ手段と、前記帳票の作成にて用いるテンプレートに埋め込まれている、前記個人番号を取得するためのコマンドを取得する取得手段と、前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報を前記コマンドに挿入して、前記取得要求として前記個人番号管理サーバーへ送信する送信手段と、前記個人番号管理サーバーから個人番号が通知された場合、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入して出力する出力手段とを有し、前記個人番号管理サーバーは更に、個人番号の利用目的と当該利用目的に係る帳票の種別とを関連づけて保持する第二の保持手段と、前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記クライアントからの前記問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記クライアントへ通知する第二の通知手段とを有し、前記クライアントの送信手段は、前記問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記取得要求を送信する。
帳票を作成するユーザーの手間を回避して帳票の正しい位置に個人番号を入力することができる。また、個人番号の利用目的に適合した帳票へ間違いなく、確実に入力することができる。
本実施形態に係るシステムの構成例を示す図。 本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図。 本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す図。 本実施形態に係るシステムにおける機能ブロック図。 本実施形態に係る帳票データのテンプレートの例を示す図。 本実施形態に係る個人番号登録の処理のフローチャート。 本実施形態に係る承認作業の処理のフローチャート。 本実施形態に係る登録処理のフローチャート。 本実施形態に係る承認処理のフローチャート。 本実施形態に係る帳票作成時の処理のフローチャート。 本実施形態に係る個人番号取得処理のフローチャート。 本実施形態に係る印刷ジョブの受信時の処理のフローチャート。 本実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。 本実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。 本実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。 本実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。本システムでは、画像形成装置101、企業システム102、クライアント103が、イントラネット104内に存在し、インターネット105を介して、個人番号管理サーバー106と通信を行う。イントラネット104内の各装置101、102、103と、個人番号管理サーバー106は、ブラウザや専用のアプリケーション(不図示)を介して通信を行う。個人番号管理サーバー106は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)等のプロトコルに準拠したWebサービスがホストされている。このWebサービスでは、画像形成装置101からの個人番号の仮登録、個人番号の取得、企業システム102からの社員情報の登録や、個人番号の取得、また、クライアント103からの個人番号登録内容の取得要求を受け付ける。図示はしていないが、個人番号管理サーバー106には、各種データを保存しておくためのデータベースシステムやファイルシステムが存在する。
[ハードウェア構成]
図2は、情報処理装置である、企業システム102、クライアント103、および個人番号管理サーバー106のハードウェア構成例を示す図である。企業システム102、クライアント、個人番号管理サーバー106は、一般的な情報処理装置のハードウェアで構成することができる。図2において、CPU201は、ROM203内のプログラム用ROMに記憶されたプログラムや、外部メモリ210からRAM202にロードされたOS(Operating System)やアプリケーション等のプログラムを実行する。
すなわち、CPU201が、読み取り可能な記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより、後述する各フローチャートの処理を実行する各処理部として機能する。RAM202は、CPU201のメインメモリであり、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ204は、キーボード208や図示しないポインティングデバイス(マウス、タッチパッド、タッチパネル、トラックボールなど)からの操作入力を制御する。ディスプレイコントローラ205は、ディスプレイ209の表示を制御する。ディスクコントローラ206は、各種データを記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ210へのデータアクセスを制御する。ネットワークコントローラ(NC)207はネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
図3は、画像形成装置101のハードウェア構成例を示す図である。画像形成装置101は、制御部301、操作部304、NIC305、CPU308、RAM309、ROM310、記憶部311、画像読取部306、および印刷部307を備える。各部位は、制御部301を介して接続される。制御部301は、画像形成装置101全体を制御する装置制御部302と、画像データを処理する画像処理部303とを有する。操作部304は、例えばソフトウェアキーボード、タッチパネル、その他入出力装置によって構成され、各種の設定値の入力、および表示をすることが可能である。
CPU308は、ROM310内に記憶されたプログラムや、記憶部311からRAM309にロードされたアプリケーション等のプログラムを実行する。RAM309は、CPU308のメインメモリであり、ワークエリア等として機能する。画像読取部306は、例えばスキャナーによって構成され、紙文書等を読取ることにより画像データ形式の文書画像を取得することができる。制御部301は、記憶部311に記憶された文書画像を操作部304に提供し、操作部304上に文書画像を出力する処理を実行する。また、制御部301は、同様に記憶部311に記憶された文章画像を、印刷部307に提供する。印刷部307は、種々の形式で文書画像を出力する処理を実行する。例えば、印刷部307は、文書画像に係る画像データを、記憶媒体に出力する処理を実行することができる。また、印刷部307は、印刷機能を備え、紙媒体等の出力媒体に文書画像を出力する処理を実行してもよい。また、画像形成装置101は、NIC305を介して、ネットワークと接続し、データの送受信を可能とする。NIC305を介して得られたデータは、操作部304上に表示することも可能である。
[ソフトウェア構成]
図4は、本実施形態に係るシステムの各機能を示す機能ブロック図である。
まず、画像形成装置101の各処理部の機能について述べる。画面表示部4102は、通信部4101を介して、個人番号管理サーバー106から取得したマークアップランゲージ(ML)や、入力受付部4103によってユーザーから入力された情報を、画像形成装置101の画面上に表示する。通信部4101は、入力受付部4103で指示された内容に従って、個人番号管理サーバー106と通信し、個人番号管理サーバー106へのログインや、個人番号の仮登録処理を実施する。また、通信部4101は、企業システム102から印刷ジョブを受信する。書類スキャン部4105は、紙のスキャンを行う。書類スキャン部4105によって読み取られたデータは、文字列抽出部4104に渡される。
文字列抽出部4104は、書類スキャン部4105によって得られたデータ上に、個人番号が記載されているか否かを判定し、個人番号が記載されている場合には、OCR等の技術を用いて、個人番号を抽出する。また、文字列抽出部4104は、企業システム102から受信した印刷用の帳票データである印刷ジョブから個人番号などの文字列を抽出する。文字列抽出部4104によって抽出された個人番号は、画面表示部4102に表示される。印刷判定部4106は、企業システム102から受信した帳票データの個人番号および種類が個人番号の利用目的にマッチしているか否かを、個人番号管理サーバー106を介して判定し、マッチしている場合は印刷部4107に帳票データを送信する。なお、本実施形態では画面情報や入力受付部4103によって受け付けた情報を操作部画面表示部4012に表示する例を説明するが、同様の情報を画像形成装置101に接続されたクライアント103や他のPCの表示部に表示してもよい。その場合、ユーザーからの操作は、PCのマウスやキーボードなどの操作部から受け付ければよい。
次に、クライアント103の各処理部の機能について述べる。クライアント103は、個人番号登録の承認作業を行う。承認作業は、例えば、画像形成装置のユーザーが所属する企業の番号管理責任者が行う。この番号管理責任者として、例えば、そのユーザーの上司、または、そのユーザーが所属する企業の番号管理資格保持者、または人事部の部員が挙げられる。通信部4201は、個人番号管理サーバー106から、承認リクエストを取得し、また承認結果を個人番号管理サーバー106に送信する。画面表示部4202は、通信部4201が取得した承認リクエストの一覧や、各承認リクエストの内容を表示し、承認者が登録内容を確認するための画面を表示する。また、入力受付部4203は、承認者からの入力を受け付ける。
次に、企業システム102の各処理部の機能について述べる。企業システム102は、個人番号管理サーバー106から個人番号を受信して、帳票データの作成作業を行う。通信部4301は、個人番号管理サーバー106へ個人番号を取得するリクエストを送信したり、画像形成装置101へ印刷ジョブを送信したりする。画面表示部4302は、個人番号管理サーバー106から取得した個人番号取得用のマークアップランゲージの表示や、帳票データを入力受付部4303から編集、印刷指示するための画面を表示する。帳票作成部4304は、帳票格納部4306の後述するコマンド付き帳票テンプレートデータに対して、社員管理テーブル4305のデータおよび個人番号管理サーバー106から受信した個人番号を入力して帳票データを作成する。コマンド取得部4307は、後述するコマンド付き帳票データから個人番号を取得するためのリクエストコマンドを取得する。コマンドの挿入位置の特定は、帳票データごとに予め挿入位置の情報を保持しておき、取得するようにしても良い。もしくは、挿入位置は、帳票データ内の特定の文字列から位置を算出するようにしても良い。例えば、「個人番号」の文字列をOCR等の技術によって特定し、そこから既定の位置に存在するコマンドを取得するといった手法が挙げられる。文字列取得部4308は、帳票の種類を判定するために帳票データから特定の文字列を取得する。取得する文字列は、個人番号管理サーバー106が備える帳票管理テーブル4413から取得した情報を基に特定する。取得する方法としては、OCR等の技術によって、個人番号管理サーバー106から取得した文字列と帳票データの文字列をマッチングする方法でも良いし、個人番号管理サーバー106から取得した文字列の位置(座標)情報から特定しても良い。
次に、個人番号管理サーバー106の各処理部の機能について述べる。画面生成部4401は、画像形成装置101、クライアント103、および企業システム102等からのリクエストに応じて、画面上に表示するためのデータ(例えばHTML(HyperText Markup Language)等)を生成する。ログイン要求受信部4402は、画像形成装置101、クライアント103、および企業システム102からのログイン要求を受け付け、ユーザー認証部4403を介してユーザー管理テーブル4404にて管理されるデータを元に、認証/認可処理を実施する。個人番号登録処理部4405は、画像形成装置101からの個人番号仮登録リクエストや、クライアント103からの承認リクエストを受信し、リクエストに応じて、個人番号管理テーブル4406に、データを登録したり更新したりする。
個人番号要求受信部4407は、企業システム102等からのリクエストに応じて、個人番号管理テーブル4406に登録された個人番号を通知する。このとき、リクエストURL管理テーブル4410からリクエストを受信した企業システム102のURLが予め登録された正当な企業であるかがチェックされる。コマンド解析部4408は、企業システム102等から受信したリクエストコマンドを解析し、個人番号検索部4409によってリクエストに指定されている社員の個人番号が取得される。帳票確認要求受信部4411は、組み合わせ判定部4412を介して企業システム102等から受信した利用目的と帳票データの文字列の組み合わせが、帳票管理テーブル4413に保存されている組み合わせと一致しているかをチェックする。
社員情報登録部4414は、企業システム102からのリクエストを受信し、ユーザー管理テーブル4404、および社員情報管理テーブル4415にデータを登録する。具体的には、企業システム102のオペレータが、社員管理テーブル4305から取得したデータに、社員情報管理テーブル4415にて定義されるデータ項目に相当する情報を付加し、通信部4301を介して社員情報登録部4414にリクエストを発行する。社員情報登録部4414は、社員情報管理テーブル4415へのデータ登録に加え、ユーザー管理テーブル4404に、企業コード、および社員IDを登録する。履歴情報要求受信部4416は、画像形成装置101等からのリクエストに応じて、履歴検索部4417を介して履歴管理テーブル4418に記録されている個人番号に関するアクセス履歴を通知する。
最後に、社員管理テーブル4305、ユーザー管理テーブル4404、個人番号管理テーブル4406、リクエストURL管理テーブル4410、帳票管理テーブル4413、社員情報管理テーブル4415、および履歴管理テーブル4418のテーブル構成例について、表を用いて説明する。
まず、表1を用いて、企業システム102に保存されている社員管理テーブル4305に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、社員ID(A1)、氏名(A2)、続柄(A3)、および所属(A4)の4つの要素を含んで構成される。社員ID(A1)は、企業内で一意に割り当てられるIDで(識別情報)あり、ユーザー管理テーブル4404の社員ID(B4)、個人番号管理テーブル4406の社員ID(C1)、社員情報管理テーブル4415の社員ID(F2)に登録される。氏名(A2)は、社員の氏名を示す項目である。続柄(A3)は、対象の社員の扶養家族を含む続柄(本人、配偶者、子供等)を示す項目である。また、所属(A4)は、対象社員が企業内で所属する部署を示す属性である。なお、表1は上記の4つの要素の例を示しているが、これらに限らず、社員の情報を示す他の情報(例えば住所等)を含むようにしてもよい。
Figure 0006530607
次に、表2を用いて、個人番号管理サーバー106のユーザー管理テーブル4404に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、企業コード(B1)、アカウント(B2)、パスワード(B3)、社員ID(B4)、および利用目的(B5)の5要素を含んで構成される。企業コード(B1)は、企業を識別するためのID(識別情報)であり、リクエストURL管理テーブル4410の企業コード(D1)と対応づけられている。アカウント(B2)、パスワード(B3)は、画像形成装置101、企業システム102、およびクライアント103が、個人番号管理サーバー106が提供するサービスを利用する際に必要となるIDおよびパスワードである。また、社員ID(B4)は、企業システム102の社員管理テーブル4305の各社員情報と、アカウント(B2)を紐付けるためのキーとなる。利用目的(B5)は、対象の社員がどのような利用目的で個人番号にアクセス(利用)することができるかを示す。表2の例では、社員IDが「234567」の社員は、源泉徴収票の作成や健康保険の手続きたのために、個人番号管理テーブル4406に格納されている個人番号を利用することが可能である。
ここで、アカウント(B2)は、社員情報登録部4414がユーザー管理テーブル4404に情報を登録する際に、各社員に対して自動で発行されるものとし、またパスワード(B3)は、企業側で予め設定されたものが、一律で設定されるものとする。このパスワードは、各社員によって変更可能ではあるが、この方法については公知であるため、説明を割愛する。利用目的(B5)は、画面生成部4401が生成した設定用の画面を企業システム102に表示することで(図示せず)、企業システム102の管理者によって設定がされる。なお、ここでは、利用目的(B5)に基づいて利用を制御しているが、これに限定するものではなく、例えば、更に利用目的を細分化し、他の社員が属する組織単位や他の社員ごとに利用を制御するような構成であってもよい。
Figure 0006530607
次に、表3を用いて、個人番号管理サーバー106の個人番号管理テーブル4406に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、社員ID(C1)、個人番号(C2)、続柄(C3)、利用目的(C4)、画像データ(C5)、およびステータス(C6)の6つの要素を含んで構成される。社員ID(C1)は、企業システム102の社員管理テーブル4305の社員情報と個人番号を紐付けるためのキーとなる。個人番号(C2)は、本実施形態が示す方法によって登録された個人番号となる。続柄(C3)は、対象の社員の扶養家族を含む続柄を示す項目である。利用目的(C4)は、企業システム102が対象の社員に対して個人番号を利用可能な範囲を示す項目である。利用目的(C4)は、個人番号を社員から収集する際に予め社員に対して利用目的として開示されている内容が記録される。つまり、利用目的(C4)は、各個人番号に対する利用目的として関連付けられている。画像データ(C5)は、個人番号登録処理において読み取られた書類の画像データが登録される。この画像データは複数登録されうる。表3の例では、複数の組({書類種別:画像データ})を画像データ(C5)の項目に登録しているが、これらのデータを別テーブルで管理するような構成に変更してもよい。また、他の情報を含めて組としてもよい。ステータス(C6)は、個人番号登録状況を表す項目である。具体的には、画像形成装置101からの登録リクエストを受け付けた場合は、ステータスが「仮登録」となり、クライアント103からの承認リクエストを受け付けた場合は、ステータスが「本登録」となる。
Figure 0006530607
次に、表4を用いて、個人番号管理サーバー106のリクエストURL管理テーブル4410に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、企業コード(D1)、およびURL(D2)の2つの要素を含んで構成される。企業コード(D1)は、企業を示すコードであり、個人番号管理サーバー106を利用する組織を一意に特定するためのID(識別情報)が設定される。本IDは、個人番号管理サーバー106の利用契約時などに発行されても良いし、自動でIDを割り当てるような仕組みを別途作成してもよい。企業コード(D1)は、ユーザー管理テーブル4404の企業コード(B1)、社員情報管理テーブル4415の企業コード(F1)と対応付けられている。URL(D2)は、企業システム102のURL(Uniform Resource Locator)であり、企業システム102からのアクセスの際に、登録された正当なURLからのアクセスであるか否かをチェックするために利用される。
Figure 0006530607
次に、表5を用いて、個人番号管理サーバー106の帳票管理テーブル4413に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、利用目的(E1)、帳票(E2)、判定項目(E3)、位置(E4)、および文字列(E5)の5つの要素を含んで構成される。利用目的(E1)は、企業システム102が社員に対して個人番号を利用する目的を示す項目である。利用目的(E1)は、個人番号管理テーブル4406の利用目的(C4)と対応している。帳票(E2)は、利用目的(E1)で作成可能な帳票の種類を示す項目である。1つの利用目的(E1)に対して複数の帳票(E2)が対応付けられている。なお、利用目的に対して関連づけられる帳票の種類は表5に示すものに限定するものではなく、他の種類の帳票が関連付けられていてもよい。
判定項目(E3)は、帳票(E2)が利用目的(E1)に適合しているか否かを判定する際に帳票データ内のどの項目を使って判定を行うかを示す(表5の例では、帳票データのタイトル部分の文字列を使用することを示している)。位置(E4)は、判定項目(E3)の帳票データ内における位置情報(座標)を示す。文字列(E5)は、判定項目(E3)で示す項目の具体的な文字列を示す。例えば、個人番号管理サーバー106の組み合わせ判定部4412は、企業システム102から利用目的として「源泉徴収票の作成」と、ユーザーによって選択された帳票データのタイトルの文字列として「給与所得の源泉徴収票」を受信したとする。この場合、表5の例では、利用目的と帳票データの種類の組み合わせが正当であると判定する。帳票のフォーマットは正式な書類として規定されていると想定されるため、文字列のマッチングにおいては完全一致することが求められる。
Figure 0006530607
次に、表6を用いて、個人番号管理サーバー106の社員情報管理テーブル4415に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、企業コード(F1)、社員ID(F2)、社員メールアドレス(F3)、承認者メールアドレス(F4)、および利用目的(F5)の5要素を含んで構成される。企業コード(F1)には、個人番号管理サーバー106を利用する組織を一意に特定するためのID(識別情報)が設定される。本IDは、リクエストURL管理テーブル4410の企業コード(D1)と対応づけられている。
社員ID(F2)には、企業コード(F1)内で、社員を社内で一意に識別するためのIDが設定される。社員メールアドレス(F3)には、その社員の連絡先が設定される。ここで設定される社員メールアドレス(F3)に、個人番号の登録通知が発行される。承認者メールアドレス(F4)には、社員ID(F2)が示す社員の個人番号登録を承認する人物のメールアドレスが設定される。ここで設定される承認者メールアドレス(F4)に承認依頼が通知される。利用目的(F5)には、企業が社員の個人番号を利用する利用目的を示す情報が設定される。社員メールアドレス(F3)に対して個人番号の登録通知を発行する際には、利用目的(F5)の情報も合わせて通知がされる。
Figure 0006530607
次に、表7を用いて、個人番号管理サーバー106の履歴管理テーブル4418に保存されている情報の例を示す。本テーブルは、日時(G1)、利用目的(G2)、帳票(G3)、URL(G4)、および個人番号(G5)の5つの要素を含んで構成される。日時(G1)は、個人番号にアクセスした日時を示す項目である。利用目的(G2)は、どのような利用目的で個人番号にアクセスしたかを示す項目である。帳票(G3)は、個人番号の利用に際して作成した帳票の種類を示す項目である。URL(G4)は、リクエストを受けた企業システム102のURLを示す項目である。個人番号(G5)は、アクセス対象の個人番号を示す項目である。
Figure 0006530607
[帳票データのテンプレート例]
図5は、本実施形態に係る企業システム102の帳票格納部4306に格納される、コマンド付き帳票データのテンプレートの構成例を示す図である。ここでのコマンドは、XML(Extensible Markup Language)にて記述されているものとするが、その種類は個人番号管理サーバー106にて解釈可能であればいずれであっても良い。企業システム102は、帳票データのテンプレートに個人番号や社員情報を入力することで帳票データを作成し、行政機関等に提出する。帳票501には、個人番号を入力するためのフィールド502が存在する。フィールド502には、個人番号を個人番号管理サーバー106から取得するためのリクエストコマンド503が埋め込まれている。リクエストコマンド503には、URL5031、フィールド5032〜5035を含んで構成される。URL5031は、個人番号管理サーバー106へアクセスするためのURLを示す。フィールド5032は、個人番号の利用目的を挿入するためのフィールドである。フィールド5033は、企業システム102における企業コードを挿入するためのフィールドである。フィールド5034は、個人番号を取得する対象の社員IDを挿入するためのフィールドである。フィールド5035は、続柄を挿入するためのフィールドである。リクエストコマンド503は、個人番号管理サーバー106のコマンド解析部4408によって解析される。なお、リクエストコマンド503は、図5に示した内容に限定するものではなく、他のコマンドを含んでいても良い。また、リクエストコマンド503は、テンプレート内に複数が含まれていてもよい。更には、入力される個人番号は一人の個人番号に限らず、例えば、続柄の情報を参照し、家族構成に応じて複数人の個人番号が入力されるようにしても構わない。
[フローチャート]
図6〜図12を用いて、本実施形態における個人番号を個人番号管理サーバー106に登録してから企業システム102で利用、画像形成装置101で印刷するまでの処理の流れを示す。本実施形態における各フローチャートについて説明する。各処理フローにおける各処理工程は、処理の主体となる装置のCPUがROM等の記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。
図6を用いて、企業システム102から個人番号管理サーバー106へ、社員情報を登録する際のフローについて説明する。
S601にて、企業システム102の画面表示部4302は、画面(不図示)を通じて企業システム102のユーザーから受信した指示に応じて、通信部4301を介して個人番号管理サーバー106に対して、社員情報登録リクエストを発行する。このリクエストには、表6で説明した社員情報管理テーブル4415に登録する情報を含める。
S602にて、個人番号管理サーバー106の社員情報登録部4414は、企業システム102から発行された社員情報登録リクエストを受信する。S603にて、個人番号管理サーバー106の社員情報登録部4414は、受信した社員情報登録リクエストに含まれる社員情報に関するデータを、社員情報管理テーブル4415に登録する。S604にて、個人番号管理サーバー106の社員情報登録部4414は、S603で登録した社員情報に対応する各社員に、個人番号登録依頼通知を発行する。このとき、利用目的(表6の利用目的(F5))も併せて通知される。そして、本処理フローを終了する。
図7を用いて、企業内の社員(ユーザー)が画像形成装置101を用いて、個人番号を登録する際のフローについて説明する。ここでは、図6のS604にて個人番号登録依頼通知を受け付けた上で、各社員(利用者)が登録するものとする。
S701にて、画像形成装置101の画面表示部4102は、図13(a)に示すようなログイン画面において、ユーザーからのID、およびパスワードの入力を受付け、入力された値を元に、個人番号管理サーバー106にログイン要求を発行する。
S702にて、個人番号管理サーバー106のログイン要求受信部4402は、受け付けたログイン要求を元にユーザー認証部4403を介して認証処理を実施する。認証処理が成功した場合は(S702にてYES)、S703に遷移し、認証処理に失敗した場合は(S702にてNO)、ログイン要求受信部4402は、エラーメッセージなどを画像形成装置101に対して出力し、本処理フローを終了する。
S703にて、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401は、画像形成装置101に対して、機能一覧画面表示用URLへのリダイレクト命令を発行する。
S704にて、画像形成装置101の通信部4101は、個人番号管理サーバー106からのリダイレクト命令に従って、個人番号管理サーバー106にアクセスする。
S705にて、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401は、リダイレクトされたアクセスを受信する。S706にて、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401は、機能一覧画面表示用のMLを生成して、画像形成装置101に返却する。
S707にて、画像形成装置101の画面表示部4102は、受信したMLに従って、図13(b)に示すような機能一覧画面を表示する。S708にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、ユーザーからの機能の選択を検知する。
S709にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、選択された機能が「登録」であるか否かを判定する。選択された機能が「登録」であった場合には(S707にてYES)、S711(図8の処理)に遷移する。また、選択された機能が「登録」ではない場合には(S707にてNO)、S710に遷移する。
S710にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、選択された機能が「承認」であるか否かを判定する。選択された機能が「承認」であった場合には(S710にてYES)、S712(図9の処理)に遷移する。また、選択された機能が「承認」ではない場合には(S710にてNO)、S713に遷移する。
S713にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、S709やS710と同様に、選択された機能を判定する。そして、S714にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、選択された機能に応じて処理を実行する。S714での処理内容は、個人番号管理サーバー106が提供する機能の分だけ存在することとなる。
次に、図8を用いて、図7のS711の登録処理に関するフローチャートについて説明する。
S801にて、画像形成装置101の画面表示部4102は、個人番号の登録に有効な書類の種別を全て表示する。本工程において、図14(a)に示すような画面が表示される。S802にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、図14(a)の画面を介してユーザーからの書類種別の選択を検知する。S803にて、画像形成装置101の書類スキャン部4105は、スキャンを実施する。このとき、ユーザーにより、画像読取部306に読み取り対象の書類が設置されているものとする。
S804にて、画像形成装置101の文字列抽出部4104は、S802で選択された書類種別が、個人番号が印刷されたものであるか否かを判定する。個人番号が印刷された種別である場合には(S804にてYES)、S805に遷移し、個人番号が印刷された種別ではない場合には(S804にてNO)、S808に遷移する。
S805にて、画像形成装置101の文字列抽出部4104は、OCR等の技術を用いて、S803で取得したスキャン画像から個人番号を抽出する。OCR等の技術は公知であるため、説明を割愛する。S806にて、画像形成装置101の文字列抽出部4104は、S805で抽出した個人番号の数字の妥当性を、チェックディジットを用いて検証する。検証結果が正しくない場合には(S806にてNO)、S807に遷移し、検証結果が正しい場合には(S806にてYES)、S808に遷移する。
S807にて、画像形成装置101の画面表示部4102は、アラートなどを表示し、ユーザーに個人番号の訂正を促し、図14(b)に示すような画面を介してユーザーから正しい個人番号の入力を受け付ける。
S808にて、画像形成装置101の入力受付部4103は、図14(b)の画面を介して、ユーザーからの全書類のスキャンが完了したか否かの選択を受け付ける。全スキャン完了ボタン1414が押下された場合には、全書類のスキャンが完了したと判定し(S808にてYES)、S809に遷移する。一方、OKボタン14133が押下された場合には、スキャンが完了していない書類があると判定し(S808にてNO)、S801に遷移する。
S809にて、画像形成装置101の通信部4101は、個人番号管理サーバー106に、仮登録リクエストを発行する。この時、スキャンしたスキャン画像、および抽出された個人番号(もしくは、ユーザーにより訂正された個人番号)の情報が送信される。
S810にて、個人番号管理サーバー106の個人番号登録処理部4405は、画像形成装置101から仮登録リクエストを受信し、リクエストに含まれている個人番号、および画像データを、個人番号管理テーブル4406に保存する。この時点では、登録のステータス(表3のC6)は、「仮登録」となる。
S811にて、個人番号管理サーバー106の個人番号登録処理部4405は、社員情報管理テーブル4415から承認者の情報(表6のF4)を取得し、承認者に向けて、承認依頼を発行する。その後、本処理フローを終了する。
次に、図9を用いて、図7のS712の承認処理に関するフローチャートについて説明する。なお、本来は図9に示すフローチャートの前に、ログイン処理や機能一覧画面の表示、および承認機能の選択などの処理が含まれる。これらの処理は、図7に示したものと同じであるため、本図での説明を割愛し、本図においては、機能一覧の画面において、承認機能が選択された以降の処理フローについて説明する。
S901にて、クライアント103の通信部4201は、個人番号管理サーバー106に対して、承認リスト取得リクエストを発行する。この時、個人番号管理サーバー106へは、承認者のユーザーIDが併せて送信される。
S902にて、個人番号管理サーバー106の個人番号登録処理部4405は、S901で送信された承認者のユーザーIDが承認者となっているアカウントを、社員情報管理テーブル4415、およびユーザー管理テーブル4404から特定する。その後、個人番号登録処理部4405は、個人番号管理テーブル4406から、ステータスが「仮登録」となっているデータのうち、アカウントが先に特定したものと同じデータを取得する。そして、個人番号登録処理部4405は、それらを表示用のMLに整形し、クライアント103に返却する。
S903にて、クライアント103の画面表示部4202は、受信したMLに従って図15(a)に示すような承認依頼リストをディスプレイ209に表示する。S904にて、クライアント103の入力受付部4203は、表示された承認依頼リストのうち、承認者に選択された承認依頼を検知する。これに起因して、入力受付部4203は、個人番号管理サーバー106に、選択された承認依頼の詳細情報取得リクエストを発行する。
S905にて、個人番号管理サーバー106の個人番号登録処理部4405は、クライアント103からの詳細情報取得リクエストに基づき、個人番号管理テーブル4406からデータを取得する。そして、個人番号登録処理部4405は、画面生成部4401によって、取得したデータを表示用のMLに整形し、クライアント103に返却する。
S906にて、クライアント103の画面表示部4202は、個人番号管理サーバー106から受信したMLに従って図15(b)に示すような画面を表示する。S907にて、クライアント103の入力受付部4203は、承認者からのボタンの押下を検知し、押下されたボタンが承認ボタン1515、もしくは差し戻しボタン1514のいずれであるかを判定する。承認ボタン1515が押下された場合には(S907にてYES)S910に遷移し、差し戻しボタン1514が押下された場合には(S907にてNO)S908に遷移する。
S908にて、クライアント103の通信部4201は、個人番号管理サーバー106に対して、個人番号の再登録依頼メール発行リクエストを発行する。
S909にて、個人番号管理サーバー106の個人番号登録処理部4405は、クライアント103から発行された再登録依頼メール発行リクエストに基づき、個人番号の再登録依頼メールを対象の社員(ユーザー)へ発行する。その後、本処理フローを終了する。
S910にて、クライアント103の通信部4201は、個人番号管理サーバー106に対して、承認結果を送信する。
S911にて、個人番号管理サーバー106の個人番号登録処理部4405は、クライアント103から受信した承認結果に基づいて、個人番号管理テーブル4406のステータス(表3のC6)を「本登録」に変更する。その後、本処理フローを終了する。
次に、図10を用いて、個人番号管理サーバー106に登録された個人番号の利用に関するフローについて説明する。
S1001にて、企業システム102の入力受付部4303は、画面表示部4302が表示する図13(a)に示すようなログイン画面において、ユーザーからのID、およびパスワードの入力を受付ける。また、入力された値を元に、企業システム102へのログイン処理(認証処理)を行う。
S1002にて、企業システム102の入力受付部4303は、画面表示部4302が表示する図16(a)に示すようなメニュー画面において、ユーザーからの帳票作成の指示(利用目的の選択)を受け付けたか否かを判定する。帳票作成指示を受け付けた場合は(S1002にてYES)S1003へ遷移する。
S1003にて、企業システム102の通信部4301は、個人番号管理サーバー106へログイン情報と個人番号の利用目的の情報を送信する。個人番号管理サーバー106へのログイン情報は予め企業システム102内に保持しておいてもよいし、個人番号管理サーバー106へのログイン画面(図13(a))を別途表示してユーザーにログイン情報を入力させるようにしても良い。
S1004にて、個人番号管理サーバー106のログイン要求受信部4402は、企業システム102から受け付けたログイン要求に基づいて、ユーザー認証部4403を介して認証処理を実施する。認証処理が成功した場合には(S1004にてYES)、S1005に遷移し、認証処理に失敗した場合には(S1004にてNO)、個人番号管理サーバー106のログイン要求受信部4402は、エラーメッセージなどを出力し、本処理フローを終了する。
S1005にて、個人番号管理サーバー106のログイン要求受信部4402は、企業システム102から受け付けた利用目的の情報に基づいて、ユーザー認証部4403を介して、ログインしたユーザーが利用目的に関する権限を有しているか否かを判定する。権限がある場合には(S1005にてYES)、S1006に遷移し、権限が無い場合には(S1005にてNO)、個人番号管理サーバー106のログイン要求受信部4402は、エラーメッセージなどを出力し、本処理フローを終了する。
S1006にて、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401は、企業システム102に対して、帳票作成画面の表示用のURLへのリダイレクト命令を発行する。
S1007にて、企業システム102の通信部4301は、個人番号管理サーバー106から受信したリダイレクト命令に従って、個人番号管理サーバー106にアクセスする。
S1008にて、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401は、企業システム102からリダイレクトされたアクセスを受信する。S1009にて、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401は、帳票作成画面の表示用のMLを生成して、企業システム102に返却する。
S1010にて、企業システム102の画面表示部4302は、個人番号管理サーバー106から受信したMLに従って、図16(b)に示すような帳票作成画面を表示する。S1011にて、企業システム102の入力受付部4303は、帳票作成画面(図16(b))を介して、ユーザーからの帳票作成指示を検知する。S1012にて、企業システム102の帳票作成部4304は、S1011にて検知したユーザーからの帳票作成指示に基づき、図11に示す帳票作成処理を実行する。
S1013にて、企業システム102の入力受付部4303は、ユーザーからの帳票印刷指示を受け付けたか否かを判定する。印刷指示を受け付けた場合は(S1013にてYES)S1014へ遷移する。印刷指示を受け付けていない場合は(S1013にてNO)、本処理フローを終了する。
S1014にて、企業システム102の通信部4301は、画像形成装置101で印刷するための印刷ジョブを生成する。S1015にて、企業システム102の通信部4301は、画像形成装置101へ生成した印刷ジョブを送信する。このとき、印刷ジョブとともに、個人番号の利用目的に関する情報も併せて送信する。送信方法は、印刷コマンドに含めて送信してもよいし、印刷ジョブに埋め込んでもよい。また、図11に示す方法で作成された帳票は、企業システム102に保存されてもよい。
次に、図11を用いて、図10のS1012の帳票作成処理に関するフローチャートについて説明する。
S1101にて、企業システム102の帳票作成部4304は、帳票格納部4306に格納されている帳票データから図7のS711(図8)で指定された帳票データを検索する。
S1102にて、企業システム102の帳票作成部4304は、S1101で帳票データが見つかったか否かを判定する。見つかった場合は(S1102にてYES)S1103へ遷移する。見つからなかった場合は(S1102にてNO)、帳票作成部4304は、エラーメッセージなどを出力し、本処理フローを終了する。
S1103にて、企業システム102の帳票作成部4304は、通信部4301を介して、個人番号管理サーバー106の帳票管理テーブル4413に管理されている対象の帳票データにおける判定項目と位置(表5のE3とE4)の情報を取得する。そして、帳票作成部4304は、文字列取得部4308を介して帳票データ内の対象文字列を取得する。S1104にて、企業システム102の帳票作成部4304は、通信部4301を介して個人番号管理サーバー106へS1103で取得した文字列とS1002(図16(a))で選択された利用目的とを送信する。
S1105にて、個人番号管理サーバー106の帳票確認要求受信部4411は、企業システム102から受信した帳票データの文字列と利用目的の組み合わせが正当なものであるかを、組み合わせ判定部4412を介して確認する。具体的には、帳票確認要求受信部4411は、受信した組み合わせが、表5のE1とE5との組み合わせと一致しているか否かを判定する。S1106にて、個人番号管理サーバー106の帳票確認要求受信部4411は、S1105の判定結果をS1104に対する応答として企業システム102へ通知する。
S1107にて、企業システム102の帳票作成部4304は、個人番号管理サーバー106から受信した判定結果に基づき、帳票データの文字列と利用目的が正当なものであるか否かを判定する。正当である場合は(S1107にてYES)S1108へ遷移する。不正である場合は(S1107にてNO)、帳票作成部4304は、エラーメッセージなどを出力し、本処理フローを終了する。
S1108にて、企業システム102の帳票作成部4304は、コマンド取得部4307を介して帳票データに埋め込まれている個人番号取得用のリクエストコマンドを取得する。S1109にて、企業システム102の帳票作成部4304は、通信部4301を介して個人番号管理サーバー106へS1108で取得したリクエストコマンドに図10のS1011(図16(b))で受け付けた指示に応じたリクエスト情報を挿入して送信する。
S1110にて、個人番号管理サーバー106の個人番号要求受信部4407は、企業システム102からリクエストコマンドを受信し、コマンド解析部4408によりそのリクエストコマンドを解析する。S1111にて、個人番号管理サーバー106の個人番号要求受信部4407は、リクエストURL管理テーブル4410(表4のD2)を参照して、リクエストを送信した企業システム102のURLが登録済みのURLであるか否かを判定する。登録済みURLである場合は(S1111にてYES)S1112へ遷移する。登録済みURLではない場合は(S1111にてNO)個人番号管理サーバー106の個人番号要求受信部4407は、エラーメッセージを出力し、本処理フローを終了する。
S1112にて、個人番号管理サーバー106の個人番号要求受信部4407は、S1110で解析されたリクエストコマンドの社員IDと利用目的との組み合わせが個人番号管理テーブル4406に登録されている組み合わせ(表3のC1とC4)と一致しているか否かを判定する。一致している場合は(S1112にてYES)S1113へ遷移する。一致していない場合は(S1112にてNO)個人番号管理サーバー106の個人番号要求受信部4407は、エラーメッセージを出力し、本処理フローを終了する。
S1113にて、個人番号管理サーバー106の個人番号要求受信部4407は、個人番号管理テーブル4406の個人番号(表3のC2)を企業システム102へ通知する。
S1114にて、企業システム102の帳票作成部4304は、個人番号管理サーバー106から受信した個人番号を帳票データの所定の位置へ入力する。ここでの所定の位置とは、帳票データにて予め定義されたフォーマット上の個人番号を入力するための位置である。
S1115にて、企業システム102の帳票作成部4304は、図10のS1011(図16(b))で受け付けたすべての社員の個人番号を帳票データへ入力したか否かを判定する。すべての入力が完了していない場合は(S1115にてNO)S1109へ遷移する。すべての入力が完了した場合は(S1115にてYES)本処理フローを終了する。
次に、図12を用いて、画像形成装置101において企業システム102から受信した印刷ジョブを印刷する処理に関するフローチャートについて説明する。
S1201にて、画像形成装置101の通信部4101は、企業システム102から印刷ジョブを受信したか否かを判定する。印刷ジョブを受信した場合は(S1201にてYES)印刷判定部4106へ印刷ジョブが渡され、S1202へ遷移する。
S1202にて、画像形成装置101の印刷判定部4106は、通信部4101を介して個人番号管理サーバー106の帳票管理テーブル4413に管理されている対象の帳票データにおける判定項目と位置(表5のE3とE4)の情報を取得する。さらに、印刷判定部4106は、文字列抽出部4104を介して帳票データ内の文字列を取得する。なお、帳票データ内の文字列は、企業システム102から受信する印刷ジョブ(または印刷コマンド)に予め含ませておいてもよい。S1203にて、画像形成装置101の印刷判定部4106は、通信部4101を介して個人番号管理サーバー106へS1202で取得した帳票データの文字列と、企業システム102から印刷ジョブとともに受信した利用目的の情報とを送信する。
S1204にて、個人番号管理サーバー106の帳票確認要求受信部4411は、S1203で受信した文字列と利用目的との組み合わせが正当なものであるか(表5のE1とE5の組み合わせと一致しているか)を、組み合わせ判定部4412を介して確認する。S1205にて、個人番号管理サーバー106の帳票確認要求受信部4411は、S1204の判定結果を画像形成装置101へ通知する。
S1206にて、画像形成装置101の印刷判定部4106は、個人番号管理サーバー106から受信した判定結果に基づき、文字列と利用目的の組み合わせが正当なものであるか否かを判定する。正当である場合は(S1206にてYES)S1207へ遷移する。不正である場合は(S1206にてNO)印刷判定部4106は、エラーメッセージを出力し、本処理フローを終了する。
S1207にて、画像形成装置101の印刷判定部4106は、個人番号管理サーバー106に対象となる帳票データにおける個人番号のアクセス履歴の情報の通知をリクエストする。
S1208にて、個人番号管理サーバー106の履歴情報要求受信部4416は、画像形成装置101からのリクエストに応じて、履歴検索部4417を介して履歴管理テーブル4418における履歴情報を画像形成装置101へ通知する。
S1209にて、画像形成装置101の印刷判定部4106は、個人番号管理サーバー106から受信した履歴情報に基づき、対象となる帳票データの個人番号が正当に取得されていたものであるか否かを判定する。取得されている場合は(S1209にてYES)S1210へ遷移する。取得されていない場合は(S1209にてNO)印刷判定部4106は、不正利用と判定し、エラーメッセージを出力し、本処理フローを終了する。
S1210にて、画像形成装置101の印刷部4107は、印刷ジョブの印刷処理を実行する。その後、本処理フローを終了する。
[ユーザーインターフェース]
図13〜図16は、画像形成装置101、企業システム102、およびクライアント103が表示するユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図13(a)は、画像形成装置101、クライアント103、もしくは企業システム102において、個人番号管理サーバー106もしくは企業システム102へログインするためのログイン画面である。ユーザーがユーザーID1301およびパスワード1302を入力してログインボタン1303を押下すると認証処理が実行される。なお、ここでは個人番号管理サーバー106および企業システム102にログインする際のログイン画面は同じ構成の例を示したが、別の画面構成であっても構わない。
図13(b)は、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401が生成し、画像形成装置101またはクライアント103において、利用する機能を選択するための機能一覧画面である。ユーザーが機能一覧1311から機能のリンクを選択すると、選択された機能に応じた画面に遷移する。
図14(a)は、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401が生成し、画像形成装置101において、個人番号を登録するためにスキャンする書類の種別を選択するための画面である。ユーザーは書類一覧1401の中からスキャンする画像の種別を選択してOKボタン1402を押下すると、画像形成装置101でスキャン処理が実行される。
図14(b)は、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401が生成し、画像形成装置101において、書類をスキャンした結果を表示、編集するための画面である。画像形成装置101でスキャンした結果として、検知された個人番号1411とスキャンした画像1412が表示される。ユーザーは表示された内容に応じて編集を行い、OKボタン1413または全スキャン完了ボタン1414を押下する。
図15(a)は、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401が生成し、クライアント103において、仮登録された個人番号の承認対象の一覧を表示する画面である。承認者は、この画面を介して、承認依頼に対する承認処理を行う。ユーザー(承認者)は、承認依頼一覧1501の中から承認する対象の行を選択することで、図15(b)の詳細画面が表示される。
図15(b)は、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401が生成し、クライアント103において、個人番号を登録するための承認画面である。ユーザー(承認者)は、登録される個人番号情報1511に対して、個人を識別するためにスキャンされた画像1512、1513を確認し、その結果に応じて差し戻しボタン1514または承認ボタン1515を押下する。
図16(a)は、企業システム102の画面表示部4302において、業務に関するメニューを表示するための画面である。ユーザーが業務一覧1601から実施する業務のリンクを選択すると、選択された業務に応じた画面に遷移する。業務一覧1601から選択された業務が個人番号の利用に関する業務である場合、ここで選択した内容が個人番号の利用目的を指定したことを意味する。
図16(b)は、個人番号管理サーバー106の画面生成部4401が生成し、企業システム102において、帳票の作成を指示するための帳票作成画面である。ユーザーは、帳票を作成する(個人番号を取得する)範囲1611と、作成する帳票ファイルの種類1612、扶養家族情報の入力の有無1613を指定し、OKボタン1614を押下すると帳票の作成処理が開始される。帳票ファイルの種類1612にて、ユーザーは作成する帳票のテンプレート指定が可能である。扶養家族情報の入力の有無1613がチェックされた場合、更に扶養家族に関する情報を入力するための画面(不図示)を表示するようにしてもよい。また、扶養家族がいる社員に対して追加の帳票を出力するような構成であっても構わない。
以上、本実施形態のシステムは、個人番号を帳票の正しい位置に自動入力することができ、また、個人番号が利用目的に適合した帳票へ間違いなく、確実に入力することができる。
なお、以上の実施形態では、企業システム102の画面表示部4302に図16のような画面を表示し、帳票を作成するユーザーが画面から個人番号を帳票データへ挿入するリクエストを生成する方法について説明した。しかし、帳票格納部4306に格納されている帳票データをユーザーが直接オープンしたときに、帳票作成部4304が自動的にこれを検知し、個人番号管理サーバー106から個人番号を取得して帳票データへ挿入する方法にも本願発明は適用が可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
4304…帳票作成部、4306…帳票格納部、4307…コマンド取得部、4308…文字列取得部、4406…個人番号管理テーブル、4407…個人番号要求受信部、4408…コマンド解析部、4411…帳票確認要求受信部、4412…組み合わせ判定部、4413…帳票管理テーブル

Claims (12)

  1. 個人番号を管理する個人番号管理サーバーとクライアントとを含むシステムであって、
    前記個人番号管理サーバーは、
    個人番号と当該個人番号を利用可能な利用目的の情報とを関連づけて保持する第一の保持手段と、
    前記クライアントからの個人番号の取得要求に応じて、当該取得要求に含まれる個人番号の利用目的が前記第一の保持手段にて保持されている利用目的に適合するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記個人番号の利用目的が適合すると判定された場合、前記取得要求の応答として個人番号を前記クライアントへ通知する第一の通知手段と
    を有し、
    前記クライアントは、
    ユーザーから帳票の作成に係る個人番号の利用目的の指定を受け付ける指定手段と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートの指定を受け付けるテンプレート指定手段と、
    前記テンプレート指定手段にて指定されたテンプレートから帳票の種別を示す情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段にて抽出した情報と、前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報とを含む問い合わせを前記個人番号管理サーバーへ送信する問い合わせ手段と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートに埋め込まれている、前記個人番号を取得するためのコマンドを取得する取得手段と、
    前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報を前記コマンドに挿入して、前記取得要求として前記個人番号管理サーバーへ送信する送信手段と、
    前記個人番号管理サーバーから個人番号が通知された場合、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入して出力する出力手段と
    を有し、
    前記個人番号管理サーバーは更に、
    個人番号の利用目的と当該利用目的に係る帳票の種別とを関連づけて保持する第二の保持手段と、
    前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記クライアントからの前記問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記クライアントへ通知する第二の通知手段と
    を有し、
    前記クライアントの送信手段は、前記問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記取得要求を送信することを特徴とするシステム。
  2. 前記クライアントの前記抽出手段は、テンプレートごとに予め定義された位置から帳票の種別を示す文字列を抽出することを特徴とする請求項に記載のシステム。
  3. 前記システムは、画像形成装置を更に含み、
    前記クライアントの出力手段は、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入した画像データおよび前記指定手段にて指定された前記個人番号の利用目的の情報を印刷ジョブに含めて前記画像形成装置に出力し、
    前記画像形成装置は、
    前記印刷ジョブに含まれる画像データから、帳票の種別を示す情報を抽出する第二の抽出手段と、
    前記印刷ジョブに含まれる前記個人番号の利用目的の情報と、前記第二の抽出手段にて抽出した情報とを含む第二の問い合わせを前記個人番号管理サーバーへ送信する第二の問い合せ手段と、
    を有し、
    前記個人番号管理サーバーの前記第二の通知手段は、前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記画像形成装置からの前記第二の問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記画像形成装置へ通知し、
    前記画像形成装置は、前記第二の問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記印刷ジョブを用いて印刷処理を行うことを特徴とする請求項に記載のシステム。
  4. 前記個人番号管理サーバーは更に、
    前記クライアントからの個人番号の取得要求に応じて前記第一の通知手段が正当に個人番号を通知した旨の履歴を記録する記録手段と、
    前記画像形成装置からの要求に応じて、前記記録手段にて記録した履歴を通知する手段と
    を有し、
    前記画像形成装置は更に、
    前記印刷ジョブに含まれる個人番号に関する履歴を前記個人番号管理サーバーに要求する手段と、
    前記要求に応じて前記個人番号管理サーバーから通知された履歴に基づき、前記印刷ジョブに含まれる個人番号が正当に通知されたものであるか否かを判定する手段と
    を有し、
    前記画像形成装置は、前記印刷ジョブに含まれる個人番号が正当に通知されたものであると判定された場合、前記印刷ジョブを用いて印刷処理を行うことを特徴とする請求項に記載のシステム。
  5. 前記個人番号管理サーバーは、前記クライアントを識別する識別手段を更に有し、
    前記第一の通知手段は、前記識別手段にて前記取得要求を送信したクライアントが識別できない場合、個人番号を通知しないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 個人番号を管理する個人番号管理サーバーとクライアントとを含むシステムの制御方法であって、
    前記個人番号管理サーバーは、
    個人番号と当該個人番号を利用可能な利用目的の情報とを関連づけて保持する第一の保持手段と、
    個人番号の利用目的と当該利用目的に係る帳票の種別とを関連づけて保持する第二の保持手段と
    を備え、
    前記個人番号管理サーバーにおいて、
    前記クライアントからの個人番号の取得要求に応じて、当該取得要求に含まれる個人番号の利用目的が前記第一の保持手段にて保持されている利用目的に適合するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程にて前記個人番号の利用目的が適合すると判定された場合、前記取得要求の応答として個人番号を前記クライアントへ通知する通知工程と
    を有し、
    前記クライアントにおいて、
    ユーザーから帳票の作成に係る個人番号の利用目的の指定を受け付ける指定工程と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートの指定を受け付けるテンプレート指定工程と、
    前記テンプレート指定工程にて指定されたテンプレートから帳票の種別を示す情報を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程にて抽出した情報と、前記指定工程にて受け付けた利用目的の情報とを含む問い合わせを前記個人番号管理サーバーへ送信する問い合わせ工程と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートに埋め込まれている、前記個人番号を取得するためのコマンドを取得する取得工程と、
    前記指定工程にて受け付けた利用目的の情報を前記コマンドに挿入して、前記取得要求として前記個人番号管理サーバーへ送信する送信工程と、
    前記個人番号管理サーバーから個人番号が通知された場合、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入して出力する出力工程と
    を有し、
    前記個人番号管理サーバーにおいて更に、
    前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記クライアントからの前記問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記クライアントへ通知する第二の通知工程を有し、
    前記クライアントの送信工程において、前記問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記取得要求を送信することを特徴とするシステムの制御方法。
  7. ユーザーから帳票の作成に係る個人番号の利用目的の指定を受け付ける指定手段と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートの指定を受け付けるテンプレート指定手段と、
    前記テンプレート指定手段にて指定されたテンプレートから帳票の種別を示す情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段にて抽出した情報と、前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報とを含む問い合わせを個人番号管理サーバーへ送信する問い合わせ手段と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートに埋め込まれている、前記個人番号を取得するためのコマンドを取得する取得手段と、
    前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報を前記コマンドに挿入して、取得要求として個人番号を管理する個人番号管理サーバーへ送信する送信手段と、
    前記取得要求の応答として前記個人番号管理サーバーから個人番号を取得し、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入して出力する出力手段と
    を有し、
    前記送信手段は、前記問い合わせの応答として、前記問い合わせが示す利用目的と帳票の種別と組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記取得要求を送信することを特徴とする情報処理装置。
  8. ユーザーから帳票の作成に係る個人番号の利用目的の指定を受け付ける指定工程と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートの指定を受け付けるテンプレート指定工程と、
    前記テンプレート指定工程にて指定されたテンプレートから帳票の種別を示す情報を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程にて抽出した情報と、前記指定工程にて受け付けた利用目的の情報とを含む問い合わせを個人番号管理サーバーへ送信する問い合わせ工程と、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートに埋め込まれている、前記個人番号を取得するためのコマンドを取得する取得工程と、
    前記指定工程にて受け付けた利用目的の情報を前記コマンドに挿入して、取得要求として個人番号を管理する個人番号管理サーバーへ送信する送信工程と、
    前記取得要求の応答として前記個人番号管理サーバーから個人番号を取得し、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入して出力する出力工程と
    を有し、
    前記送信工程において、前記問い合わせの応答として、前記問い合わせが示す利用目的と帳票の種別と組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記取得要求を送信することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 個人番号と当該個人番号を利用可能な利用目的の情報とを関連づけて保持する第一の保持手段と、
    個人番号の利用目的と当該利用目的に係る帳票の種別とを関連づけて保持する第二の保持手段と、
    クライアントからの個人番号の取得要求に応じて、当該取得要求に含まれる個人番号の利用目的が前記第一の保持手段にて保持されている利用目的に適合するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記個人番号の利用目的が適合すると判定された場合、前記取得要求の応答として個人番号を前記クライアントへ通知する第一の通知手段と
    前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記クライアントからの問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記クライアントへ通知する第二の通知手段と
    を有し、
    前記個人番号の取得要求は、前記第二の通知手段により前記問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を行った際に、前記クライアントから送信されることを特徴とする情報処理装置。
  10. 個人番号と当該個人番号を利用可能な利用目的の情報とを関連づけて保持する第一の保持手段と、個人番号の利用目的と当該利用目的に係る帳票の種別とを関連づけて保持する第二の保持手段とを備える情報処理装置の制御方法であって、
    クライアントからの個人番号の取得要求に応じて、当該取得要求に含まれる個人番号の利用目的が前記第一の保持手段にて保持されている利用目的に適合するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程にて前記個人番号の利用目的が適合すると判定された場合、前記取得要求の応答として個人番号を前記クライアントへ通知する第一の通知工程と
    前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記クライアントからの問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記クライアントへ通知する第二の通知工程と
    を有し、
    前記個人番号の取得要求は、前記第二の通知工程にて前記問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を行った際に、前記クライアントから送信されることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. コンピュータを、
    ユーザーから帳票の作成に係る個人番号の利用目的の指定を受け付ける指定手段、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートの指定を受け付けるテンプレート指定手段、
    前記テンプレート指定手段にて指定されたテンプレートから帳票の種別を示す情報を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段にて抽出した情報と、前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報とを含む問い合わせを個人番号管理サーバーへ送信する問い合わせ手段、
    前記帳票の作成にて用いるテンプレートに埋め込まれている、前記個人番号を取得するためのコマンドを取得する取得手段、
    前記指定手段にて受け付けた利用目的の情報を前記コマンドに挿入して、取得要求として個人番号を管理する個人番号管理サーバーへ送信する送信手段、
    前記取得要求の応答として前記個人番号管理サーバーから個人番号を取得し、前記テンプレートのコマンドにて指定される所定の位置に前記個人番号を挿入して出力する出力手段
    として機能させ
    前記送信手段は、前記問い合わせの応答として、前記問い合わせが示す利用目的と帳票の種別と組み合わせが正当である旨の通知を受け付けた場合に、前記取得要求を送信することを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータを、
    個人番号と当該個人番号を利用可能な利用目的の情報とを関連づけて保持する第一の保持手段、
    個人番号の利用目的と当該利用目的に係る帳票の種別とを関連づけて保持する第二の保持手段、
    クライアントからの個人番号の取得要求に応じて、当該取得要求に含まれる個人番号の利用目的が前記第一の保持手段にて保持されている利用目的に適合するか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により前記個人番号の利用目的が適合すると判定された場合、前記取得要求の応答として個人番号を前記クライアントへ通知する第一の通知手段
    前記第二の保持手段にて保持される情報に基づいて前記クライアントからの問い合わせが示す利用目的と帳票の種別との組み合わせが正当であるか否かを判定し、その判定の結果を前記クライアントへ通知する第二の通知手段
    として機能させ
    前記個人番号の取得要求は、前記第二の通知手段により前記問い合わせの応答として組み合わせが正当である旨の通知を行った際に、前記クライアントから送信されることを特徴とするプログラム。
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