JP6529864B2 - ジャンパ線のv吊懸垂装置およびジャンパ線の形成方法 - Google Patents

ジャンパ線のv吊懸垂装置およびジャンパ線の形成方法 Download PDF

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本発明は、耐張鉄塔の鉄塔アームに配設される架空送電線のジャンパ線を支持するV吊懸垂装置、および、ジャンパ線の形成方法に関する。
図7および図8は、耐張鉄塔1に対して架空送電線4のジャンパ線10を配設した状況を示すものである(特許文献1)。架空送電線4は、耐張鉄塔1の塔体2から側方へ突出させて設けた鉄塔アーム3を横切る方向に配設されるとともに、鉄塔アーム3の両側方において、ヨーク6,7および耐張碍子装置8などを介して引き留められる。そして架空送電線4における各引き留め部位どうしを連絡するように、ジャンパ線10が,鉄塔アーム3の下方を、所定の離隔を置いた位置を通過するように配設される。なお特許文献1のジャンパ線10は、一般的な構造ではないが、剛性部分11と可撓性部分12とから成っている。
ジャンパ線10は、そのままであると、強風などによって、耐張鉄塔1の塔体2に対し接近・離隔する方向に揺動する横振れ現象を起こす。そこで、図7に示すように、V吊懸垂装置20でジャンパ線10を支持して、ジャンパ線10の横振れを防止することが従来行なわれている。この種の従来のV吊懸垂装置20は、たとえば特許文献2、3などに記載されるように、鉄塔アーム3の長手方向に離れた2箇所の位置に上端部が取り付けられ、V字形に吊り下げられた2本の碍子装置13によって、ジャンパ線を保持する構造となっている。V吊懸垂装置20は、2本の碍子装置13と鉄塔アーム3とで三角形を構成することによって、この三角形の面内で2本の碍子装置13が変位するのを阻止する。これによって、ジャンパ線保持具15に保持したジャンパ線10の塔体2方向の移動を制限し、横振れを防止する。碍子装置13には、多数の懸垂碍子を連結して構成した碍子連や、複数の長幹碍子を連結したものなどが一般に使用されている。
なお特許文献1では、図7(A)および図8に示すように、鉄塔アーム3が、全長にわたってボックス状をなす箱アームであるため、V吊懸垂装置20を鉄塔アーム3の幅方向に間隔をおいて2箇所に設けているが、一般には合掌アームが採用されることが多い。
通常、碍子装置13を構成する懸垂碍子や長幹碍子は磁器製であるため、比較的重量が大きく、施工性が悪いという問題がある。また、多数の懸垂碍子を連結した碍子連からなる碍子装置は弛みが生じて、ジャンパ線の横振れを防止する性能が低いという問題もある。そこで近年、エポキシ樹脂を主体とするFRP製のロッドをシリコーンゴムで被覆した構成のポリマー碍子を、碍子装置13に採用することが試みられている。ポリマー碍子は、従来の磁器製碍子に比べて非常に軽量であるうえに、曲げ強度が優れるという利点を有している。
図9に、ポリマー碍子を使用した従来のV吊懸垂装置20を示す。このV吊懸垂装置20は、鉄塔アーム3の長手方向に離れた2箇所の位置に固定される取付具16と、各取付具16に上端部が接続され、V字形に吊り下げられたポリマー碍子からなる2本の碍子装置13と、碍子装置13の各下端部を連結するヨーク14と呼ばれる連結具と、ヨーク14に取り付けられるジャンパ線保持具15とを有している。
ところで、架空送電線では、雷撃を受けたときに、鉄塔アーム3とジャンパ線10との間でフラッシオーバと呼ばれる放電が生じ、この放電による熱で碍子装置13が破損するおそれがある。そこで、従来、雷撃時のフラッシオーバによる碍子装置13の破損を回避するため、雷撃防止装置が設けられる(特許文献4)。雷撃防止装置は、角状またはリング状に形成され、碍子装置13の両端部に取り付けられる金属製部材で構成される。
図9に示す碍子装置13では、上端側に取り付けられるアーム側アークホーン17と、碍子装置13の下端側に配置されヨーク14に取り付けられる電線側アークホーン(リングホーン)18とで、雷撃防止装置を構成している。雷撃でフラッシオーバが発生する際、アーム側アークホーン17と電線側アークホーン18との間でアーク放電を生じさせることによって、碍子装置13の表面にアーク放電が決して触れないようなされている。また、ジャンパ線10においてアーク放電が発生するのを回避して、ジャンパ線10が溶断するのを防止することもできる。
特開平7−107649号公報 特開平7−176233号公報 特開平6−283069号公報 実開平6−13017号公報
前述したように、ポリマー碍子を使用するV吊懸垂装置20は、鉄塔アーム3の下面に固定した取付具16によって設置されるが、V吊懸垂装置20の上端側にアーム側アークホーン17が設けられる場合において、鉄塔アーム3の下面における取付具16の固定箇所付近に、例えばアングル材などの突出物が有ると、この突出物が、アーム側アークホーン17と干渉し、場合によっては、アーム側アークホーン17を取り付けることができなくなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、鉄塔アーム下面に突出物が存在する場合でも、碍子装置の上端側にアーム側アークホーンを有するV吊懸垂装置を使用可能にする手段の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するために本発明が採用するV吊懸垂装置は、架空送電線のジャンパ線を支持するV吊懸垂装置であって、
鉄塔アームの下面に間隔を開けて固定される2個の取付具と、
前記2個の取付具それぞれに取り付けられるアーム側アークホーンと、
前記2個の取付具それぞれに上端部が接続され、下端部が互いに近接してV字形を成すように配置される2本の碍子装置と、
前記2本の碍子装置の下端部に配置される電線側アークホーンと、
前記2本の碍子装置の各下端部に連結される板状のヨークと、
前記ヨークに直接または間接的に設けられ、ジャンパ線を保持するためのジャンパ線保持具とを備え、
前記取付具は、
鉄塔アームの下面に固定される固定部と、
固定部に連なって鉛直下方に延びる垂下部と、
垂下部に連なり、鉛直方向に対し傾斜して下方へ延びる傾斜部であって、途中にアーム側アークホーンが取り付けられるアークホーン取付部を有し、下端部に碍子装置が接続される碍子装置接続部を有する傾斜部とを有し、
前記傾斜部の中心軸線の上端からアークホーン取付部までの距離を93〜128mmに設定することによって、鉄塔アームの下面からアーム側アークホーンまでの離隔を118〜143mmに設定することを特徴とする。
また、本発明が採用する、鉄塔アームに設けたV吊懸垂装置によって架空送電線のジャンパ線を支持するジャンパ線の形成方法は、
前記V吊懸垂装置を設けるために、
鉄塔アームの下面に間隔を開けて2個の取付具を固定する工程と、
前記2個の取付具それぞれにアーム側アークホーンを取り付ける工程と、
前記2個の取付具それぞれに上端部を接続し、下端部を互いに近接させてV字形を成すように2本の碍子装置を配置する工程と、
前記2本の碍子装置の下端部に電線側アークホーンを配置する工程と、
前記2本の碍子装置の各下端部に板状のヨークを連結する工程と、
前記ヨークに直接または間接的に、ジャンパ線を保持するためのジャンパ線保持具を設ける工程とを備え、
前記取付具は、
鉄塔アームの下面に固定される固定部と、
固定部に連なって鉛直下方に延びる垂下部と、
垂下部に連なり、鉛直方向に対し傾斜して下方へ延びる傾斜部であって、途中にアーム側アークホーンが取り付けられるアークホーン取付部を有し、下端部に碍子装置が接続される碍子装置接続部を有する傾斜部とを有し、
前記傾斜部の中心軸線の上端からアークホーン取付部までの距離を93〜128mmに設定することによって、鉄塔アームの下面からアーム側アークホーンまでの離隔を118〜143mmに設定することを特徴とする。
本発明に係るジャンパ線のV吊懸垂装置および形成方法によれば、取付具における傾斜部について、中心軸線の上端からアークホーン取付部までの距離が93〜128mmとなるように構成することによって、固定部における鉄塔アームへの固定面からアークホーン取付部に取り付けられたアーム側アークホーンまでの離隔を118〜143mmに設定することができる。従来のV吊懸垂装置における取付具の傾斜部の中心軸線上端からアークホーン取付部までの距離は約20mm程度であり、固定部における鉄塔アームへの固定面からアーム側アークホーンまでの離隔は約70mm程度であった。したがって本発明によれば、アーム側アークホーンの鉄塔アームからの離隔を大きく確保できるので、鉄塔アームの下面に突出物が存在しても、アーム側アークホーンが干渉することがなく、V吊懸垂装置を確実に設置することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るV吊懸垂装置の全体構成を示す一部省略した正面図である。 図1に示すV吊懸垂装置の鉄塔アームへの固定部分を拡大して示す正面図である。 図1に示すV吊懸垂装置のジャンパ線保持部分を拡大して示す正面図である。 図(A)は図1に示すV吊懸垂装置の取付具を示す正面図、図(B)は同取付具の右側面図である。 図1に示すV吊懸垂装置のヨークを示す正面図である。 図(A)は図1に示すV吊懸垂装置の電線側アークホーンを示す正面図、図(B)は同電線側アークホーンの底面図、図(C)は同電線側アークホーンの右側面図である。 特許文献1に記載される従来のジャンパ線の配設状況を示すものであって、図(A)は正面図、図(B)は右側面図である。 特許文献1に記載される従来のジャンパ線の配設状況を示す平面図である。 従来のV吊懸垂装置の全体構成を示す一部省略した正面図である。 図(A)は図9に示す従来のV吊懸垂装置の取付具を示す正面図、図(B)は同取付具の右側面図である。 図9に示す従来のV吊懸垂装置のヨークを示す正面図である。 図(A)は図9に示す従来のV吊懸垂装置の電線側アークホーンを示す正面図、図(B)は同電線側アークホーンの底面図、図(C)は同電線側アークホーンの右側面図である。
図1に示すように、本発明に係るV吊懸垂装置30の基本的な構成は、従来と共通である。鉄塔アーム3の下面に、所定の間隔を開けて固定される2個の取付具31と、2個の取付具31それぞれに取り付けられるアーム側アークホーン32と、2個の取付具31それぞれに上端部33aが接続され、下端部33bが互いに近接してV字形を成すように配置される2本の碍子装置33と、2本の碍子装置33の下端部33b側に配置される電線側アークホーン36と、2本の碍子装置33の各下端部33bに連結される板状のヨーク34と、ヨーク34に直接または間接的に設けられ、ジャンパ線(図示せず)を保持するためのジャンパ線保持具35とを備える。2本の碍子装置33が成す角度θは約90度である。
取付具31は、図2および図4に示すように、鉄塔アーム3の下面に固定される固定部31aと、固定部31aに連なって鉛直下方に延びる垂下部31bと、垂下部31bに連なり、鉛直方向に対し傾斜して下方へ延びる傾斜部31cとを有する。固定部31aの上面には、鉄塔アーム3への固定手段31fとして例えばボルト、ナットが備えられている。傾斜部31cには、途中にアーム側アークホーン32が取り付けられるアークホーン取付部31dが設けられ、下端部に碍子装置33が接続される碍子装置接続部31eが設けられる。
アーム側アークホーン32は、図2に示すように、取付具31に固定される固定基部32aと、固定基部32aから両側方へハット状に延びる複数本の腕部32bとを有している。
碍子装置33は、図2に示すように上端部33aが取付具31に取り付けられ、図3に示すように下端部33bがヨーク34に連結される。また、碍子装置33の下端部33b付近を取り囲む楕円形のリングを備えるコロナリング37が配置される。
ヨーク34は、本例では、図5に示すように、上底が下底よりも長く形成された台形状の板部材であって、上端側の左右側縁付近に碍子装置33の連結部34aが設けられ、下端側の左右側縁付近にジャンパ線保持具35の取付部34bが設けられる。また、中央領域には、電線側アークホーン36を支持するための支持部34cが設けられる。
電線側アークホーン36は、図6に示すように、本体部36aが、正面中央部および背面中央部が最も高くなり、左右中央部が最も低くなるように、楕円形リングを変形させた如き形態を有する部材である。本体部36aの正面中央部および背面中央部には、中央部の下方領域へ向って延びる支持ステー36bが設けられ、左右中央部には、中央部の下方領域へ向って延びる支持ステー36cが設けられている。これら支持ステー36bを、前述のヨーク34の支持部34cに取り付けて固定することによって、電線側アークホーン36を、碍子装置33とは直接接触しない位置で保持することができる。
図3に示すジャンパ線保持具35は、複数のジャンパ線クランプ35aをフレーム35bに取り付けて構成したものである。フレーム35bには、このジャンパ線保持具35をヨーク34の取付部34bへ取り付けるための連結金具35cが設けられている。なお図面に例示するジャンパ線保持具35は、ジャンパ線を左右2本ずつ、合計4本を保持するため、4つのジャンパ線クランプ35aを有するものとしたが、保持するジャンパ線の本数に応じ、ジャンパ線クランプ35aの個数は適宜変更される。
なお図3に示すように、ヨーク34には、碍子装置33、ジャンパ線保持具35、および電線側アークホーン36が取り付けられ、さらにボンド線38、39によって互いに通電可能接続されている。
本発明に係るV吊懸垂装置30は、図4に示すように、取付具31における傾斜部31cが、中心軸線の上端Pからアークホーン取付部31dまでの距離Eを93〜128mmと従来よりも長く形成することによって、図1、2に示すように、固定部31aにおける鉄塔アームへの固定面31sから、アークホーン取付部31dに取り付けられたアーム側アークホーン32までの離隔Gを、118〜143mmに拡大したことを特徴としている。このように本発明によれば、鉄塔アーム3の下面からアーム側アークホーン32までの離隔を大きくしたので、鉄塔アーム3下面に突起物が存在している場合でも、取付具31にアーム側アークホーン32を確実に取り付けることが可能である。
図9に示す従来のV吊懸垂装置20は、図10に示すように、取付具16における傾斜部16cの中心軸線上端Qからアークホーン取付部16dまでの距離eが約20mm程度であり、鉄塔アーム3下面からアーム側アークホーン17までの離隔gが約70mm程度と小さいものであった。このため、従来のV吊懸垂装置20は、鉄塔アーム3の下面に突起物が有ると、アーム側アークホーン17を取り付けることが困難であった。
ところで本発明では、取付具31における傾斜部31cを従来よりも長くしたので、碍子装置33の上端部33aの取付位置が、碍子装置33の軸方向に沿って、下方へ移動している。このため、碍子装置33に従来と同一長さのものを使用すると、碍子装置33の下端部33bの位置が、従来よりも下方へ移動することになる。しかしながら、図1に示す、鉄塔アーム3の下面から、ヨーク34におけるジャンパ線保持具35を取り付ける取付部34bまでの距離Lについては従来と同一にして、ジャンパ線の離隔が変更されないようにすることが望まれる。
そこで本実施形態では、ヨーク34を若干小型化することによって、碍子装置33の下端部33bを連結でき、かつ、ジャンパ線保持具35の取付部34bの高さ位置を、従来と変更がないようにした。具体的には、図11に示す従来のヨーク14が、
碍子装置の連結部14a間の距離m1=400mm、
ジャンパ線保持具の取付部14b間の距離m2=200mm、
碍子装置連結部14aとジャンパ線保持具取付部14bとの距離m3=200mm
であるのに対し、
図5に示す本実施形態のヨーク34の各部寸法は、
碍子装置の連結部34a間の距離M1=250〜300mm、
ジャンパ線保持具の取付部34b間の距離M2=m2=200mm、
碍子装置連結部34aとジャンパ線保持具取付部34bとの距離M3=125〜150mmである。
また、ヨーク34を縮小したのに伴い、本実施形態では、電線側アークホーン36も若干縮小した。すなわち、図12に示す従来の電線側アークホーン18は、
高さn1=470mm、
幅n2=1047mm、
奥行きn3=600mm、
であるのに対し、
図6に示す本実施形態の電線側アークホーン36は、
高さN1=363〜371mm、
幅N2=899〜949mm、
奥行きN3=n3=600mm、
である。
前述の通り構成される本発明に係るジャンパ線のV吊懸垂装置30は、鉄塔アーム3からのアーム側アークホーン32の離隔Gが大きいので、突起物があっても、容易に施工することができる。また、碍子装置33の位置が変更されるが、ヨーク34の形状を変更することによって、ジャンパ線の鉄塔アーム3からの離隔を従来と同じにすることができる。すなわち、従来の碍子装置33に変更を加えることなく、ジャンパ線の高さ位置を従来と同じに保つことができる。よって、V吊懸垂装置以外の装置、器具は、従来のものをそのまま使用できるので、コストアップを抑えられる。
30 V吊懸垂装置
31 取付具
31a 固定部
31b 垂下部
31c 傾斜部
32 アーム側アークホーン
33 碍子装置
34 ヨーク
35 ジャンパ線保持具
36 電線側アークホーン

Claims (2)

  1. 架空送電線のジャンパ線を支持するV吊懸垂装置であって、
    鉄塔アームの下面に間隔を開けて固定される2個の取付具と、
    前記2個の取付具それぞれに取り付けられるアーム側アークホーンと、
    前記2個の取付具それぞれに上端部が接続され、下端部が互いに近接してV字形を成すように配置される2本の碍子装置と、
    前記2本の碍子装置の下端部に配置される電線側アークホーンと、
    前記2本の碍子装置の各下端部に連結される板状のヨークと、
    前記ヨークに直接または間接的に設けられ、ジャンパ線を保持するためのジャンパ線保持具とを備え、
    前記取付具は、
    鉄塔アームの下面に固定される固定部と、
    固定部に連なって鉛直下方に延びる垂下部と、
    垂下部に連なり、鉛直方向に対し傾斜して下方へ延びる傾斜部であって、途中にアーム側アークホーンが取り付けられるアークホーン取付部を有し、下端部に碍子装置が接続される碍子装置接続部を有する傾斜部とを有し、
    前記傾斜部は、中心軸線の上端からアークホーン取付部までの距離が93〜128mmであって、前記固定部における鉄塔アームへの固定面からアークホーン取付部に取り付けられたアーム側アークホーンまでの離隔が118〜143mmであることを特徴とするV吊懸垂装置。
  2. 鉄塔アームに設けたV吊懸垂装置によって架空送電線のジャンパ線を支持するジャンパ線の形成方法であって、該形成方法は、
    前記V吊懸垂装置を設けるために、
    鉄塔アームの下面に間隔を開けて2個の取付具を固定する工程と、
    前記2個の取付具それぞれにアーム側アークホーンを取り付ける工程と、
    前記2個の取付具それぞれに上端部を接続し、下端部を互いに近接させてV字形を成すように2本の碍子装置を配置する工程と、
    前記2本の碍子装置の下端部に電線側アークホーンを配置する工程と、
    前記2本の碍子装置の各下端部に板状のヨークを連結する工程と、
    前記ヨークに直接または間接的に、ジャンパ線を保持するためのジャンパ線保持具を設ける工程とを備え、
    前記取付具は、
    鉄塔アームの下面に固定される固定部と、
    固定部に連なって鉛直下方に延びる垂下部と、
    垂下部に連なり、鉛直方向に対し傾斜して下方へ延びる傾斜部であって、途中にアーム側アークホーンが取り付けられるアークホーン取付部を有し、下端部に碍子装置が接続される碍子装置接続部を有する傾斜部とを有し、
    前記傾斜部の中心軸線の上端からアークホーン取付部までの距離を93〜128mmに設定することによって、鉄塔アームの下面からアーム側アークホーンまでの離隔を118〜143mmに設定することを特徴とするジャンパ線の形成方法。
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