JP6529329B2 - タッチパネル製造方法、タッチパネルのガラス基板及びタッチパネル製造用マスク - Google Patents

タッチパネル製造方法、タッチパネルのガラス基板及びタッチパネル製造用マスク Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネル製造方法、タッチパネルのガラス基板及びタッチパネル製造用マスクに関する。
特許文献1には、タッチパネルフィルムの表面に、タッチ位置を検出する接触検知電極を導体細線によって網目状に形成することが開示されている。
特開2014−56461号公報
物理蒸着により導体細線を形成する場合には、蒸着しない部分を覆うマスクを用いて加工を行う。特許文献1に記載の網目状の接触検知電極を1回の物理蒸着で形成する場合のマスクは、金属を蒸着しない部分である網目の内側に対応する部分にパターンを形成し、金属を蒸着する部分である網目の部分を孔としなければならない。しかしながら、網目の内側に対応する部分のパターンは、周囲が孔で覆われた形状(アイランド形状)であるため、保持することができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、網目状の導電性パターンを物理蒸着により形成するタッチパネル製造方法、物理蒸着により形成可能な網目状の導電性パターンを有するタッチパネルのガラス基板及び網目状の導電性パターン物理蒸着によりを形成するためのタッチパネル製造用マスクを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るタッチパネル製造方法は、例えば、略多角形形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は前記第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として前記第の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、前記第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンをガラス基板上に形成するタッチパネル製造方法であって、前記導電性パターンの第1の部分であって、2n(nは自然数)列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第1の線が2次元状に配列された第1の部分を、当該第1の部分に対応する部分が開口した第1のマスクを用いて、物理蒸着により前記ガラス基板上に形成する第1の成膜ステップと、前記導電性パターンの第1の部分以外の部分である第2の部分であって、2n−1列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第2の線が2次元状に配列された第2の部分を、当該第2の部分に対応する部分が開口した第2のマスクを用いて、物理蒸着により前記ガラス基板上に形成する第2の成膜ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル製造方法によれば、略多角形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として第の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンの第1の部分であって、2n(nは自然数)列の枠の第1の辺と第2の辺とを含む第1の線が2次元状に配列された第1の部分を、当該第1の部分に対応する部分が開口した第1のマスクを用いて、物理蒸着により前記ガラス基板上に形成し、導電性パターンの第1の部分以外の部分である第2の部分であって、2n−1列の枠の第1の辺と第2の辺とを含む第2の線が2次元状に配列された第2の部分を、当該第2の部分に対応する部分が開口した第2のマスクを用いて、物理蒸着により前記ガラス基板上に形成する。このように、2回に分けて物理蒸着を行うことで、網目状の導電性パターンを物理蒸着により形成することができる。また、網目状の導電性パターンの各枠が、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた方向に沿った辺を有することで、第1の部分を形成するときのマスクの位置と、第2の部分を形成するときのマスクの位置と、がずれたとしても、枠を網目とすることができる。
ここで、前記第1の線は、前記2n−1列の枠の内部に突出してもよい、又は、前記第2の線は、前記2n列の枠の内部に突出してもよい。これにより、第1の部分を形成するときのマスクの位置と、第2の部分を形成するときのマスクの位置とがずれたとしても、網目状の導電性パターンを形成できることができる。
ここで、前記枠は、前記第2の方向に沿った第3の辺と、前記第4の方向に沿った前記第3の辺と隣接する第4の辺と、を含み、前記2n列の枠における前記第1の辺は、前記第3の辺であり、前記2n−1列の枠における前記第1の辺は、前記第4の辺であり、前記第1の部分は、前記2n列の枠である第1の枠の第3の辺と、前記2n−1列の枠であり前記第1の枠と隣接する第2の枠の第3の辺と、これらを連結する前記第1の枠の第2の辺と、を有し、前記第2の部分は、前記第1の枠の第4の辺と、2n+1列の枠であり前記第1の枠と隣接する第3の枠の第4の辺と、これらを連結する前記第3の枠の第2の辺と、を有してもよい。これにより、略六角形状の枠を、偶数列と奇数列とで半ピッチ分ずらして配置することができる。その結果、枠をガラス基板上に密に配置することができる。
ここで、前記第1のマスク及び前記第2のマスクは、線状の第1の開口部が複数形成された金属製の第1の層と、前記第1の層に形成された第1の開口部に重ねて形成された前記第1の開口部より細い線状の第2の開口部が形成された樹脂製の第2の層と、を備えてもよい。これにより、物理蒸着により形成される導電性パターンを細くし、タッチパネルの透過率を高くすることができる。
上記課題を解決するために、本発明に係るガラス基板は、例えば、略多角形形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は前記第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として前記第の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、前記第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンを有するガラス基板であって、前記複数の枠のうちの第1の枠の第1の辺は、前記第1の枠の前記第3の方向に隣接する枠の内部に突出することを特徴とする。これにより、ガラス基板上に形成される導電性パターンの形状を、2回の物理蒸着により形成可能な形状とすることができる。
上記課題を解決するために、本発明に係るタッチパネル製造用マスクは、例えば、略多角形形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は前記第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として前記第の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、前記第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンのうちの、2n(nは自然数)列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第1の線が2次元状に配列された第1の部分を物理蒸着によりガラス基板上に形成し、その後、前記導電性パターンの第1の部分以外の部分である第2の部分であって、2n−1列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第2の線が2次元状に配列された第2の部分を物理蒸着によりガラス基板上に形成するのに用いるタッチパネル製造用マスクであって、前記第1の部分又は第2の部分に対応する第1の開口部が形成された金属製の第1の層と、前記第1の開口部とz方向に重ねて形成され、前記第1の開口部より細い第2の開口部が形成された樹脂製の第2の層と、を備えたことを特徴とする。このように、網目状の導電性パターンを2回に分けて物理蒸着を行うときのマスクを提供することができる。
本発明によれば、蒸着により網目状の導電性パターンを形成することができる。
第1の実施の形態に係るタッチパネル1の概略を示す要部断面図である。 ガラス基板14A上に形成すべきメタルメッシュパターン20Aの部分拡大図である。 タッチパネル1の製造方法の概略を示す工程図である。 第1のマスク31の平面図の一部を拡大した図である。 第1のマスク31のA−A断面図である。 薄膜の形成の様子を模式的に示す図である。 第1の形成工程(ステップS31)により形成されるメタルメッシュパターン20の一部を示す図である。 第2のマスク32の平面図の一部を拡大した図である。。 第2の形成工程(ステップS32)により形成されるメタルメッシュパターン20の一部を示す図である。 実際にガラス基板14A上に形成されるメタルメッシュパターン20を示す図であり、第1の形成工程(ステップS31)により形成される線20aと、第2の形成工程(ステップS32)により形成される線20bと、を重ねたものである。 線20aに対して、線20bがずれたときの線20aと線20bとの位置関係を示す図である。 第2の実施の形態のタッチパネルにおいてガラス基板14A上に形成されるメタルメッシュパターン21を概略を示す部分拡大図である。 第3のマスク33の平面図の一部を拡大した図である。 第4のマスク34の平面図の一部を拡大した図である。 第1の形成工程(ステップS31)により形成される線21aと、第2の形成工程(ステップS32)により形成される線21bと、を重ねたものである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態に係るタッチパネル1の概略を示す要部断面図である。タッチパネル1は、主として、偏光フィルタ10、11と、アレイ基板12と、液晶層13と、カラーフィルタ基板14と、カバーガラス15と、を有し、これらの構成要素は層状になっている。なお、図1においては、偏光フィルタ10、11、アレイ基板12、液晶層13、カラーフィルタ基板14、及びカバーガラス15の各構成要素間をすき間を設けて表示しているが、実際には接触している。
偏光フィルタ10、11は、特定の方向の振幅成分を持つ光だけを通過させるフィルタである。偏光フィルタ10と偏光フィルタ11とは、通過させる光の振幅が略90度異なる。
アレイ基板12は、主として、ガラス基板12Aと、ガラス基板12Aの液晶層13側の面に形成された薄膜トランジスタ(以下、TFT(Thin Film Transistor)という)12Bと、を有する。TFT12Bは、サブ画素毎に形成される。なお、液晶パネルにおいては、1画素はR(赤)G(緑)B(青)の3つのサブ画素を有する。
液晶層13は、アレイ基板12とカラーフィルタ基板14との間に設けられる。液晶層13は、液晶の分子を一定方向に並べるための一定方向に微細な溝のある配向膜を2枚有し、これらの間に液晶が封入されて構成される。
カラーフィルタ基板14は、主として、ガラス基板14Aと、ガラス基板14Aの液晶層13側の面に設けられ、赤、緑、青等の色を表示可能とするカラーフィルタ14Bと、カラーフィルタ14Bの液晶層13側の面に設けられた透明電極14Cと、を有する。
カバーガラス15は、カラーフィルタ基板14と、偏光フィルタ11との間に設けられる。
偏光フィルタ10、11、アレイ基板12、液晶層13、カラーフィルタ基板14、及びカバーガラス15は、すでに公知であるため、詳細な説明を省略する。
本実施の形態のタッチパネル1は、カラーフィルタ基板14に導電性パターン(メタルメッシュパターン20)が形成される、すなわち、タッチスクリーンパネルが液晶パネルの内部に設けられるいわゆるオンセル型である。導電性パターンは、プラズマ成膜により形成される(後に詳述)導電性パターンであり、ガラス基板14Aの表側(ここでは+z側)の面、すなわちカラーフィルタ14Bが設けられない側の面に形成される。
図2は、ガラス基板14Aに形成すべき導電性パターンの部分拡大図である。導電性パターンは、線幅が3〜5μm程度の金属製の線により形成される。図2は、ガラス基板14Aをカバーガラス15側(+z側)から見た図である。なお、図2では、導電性パターンの一部のみを表示し、その他については図示を省略する。
本実施の形態では、ガラス基板上に形成すべき導電性パターンと、実際にガラス基板上に形成される導電性パターンとは、形状が異なる(後に詳述)。図2は、ガラス基板上に形成すべき導電性パターンであるメタルメッシュパターン20Aを示す。メタルメッシュパターン20Aは、略矩形形状の複数の枠が網目状に並べられる。
枠は、x方向に対して90度未満の任意の角度傾いた方向Aに沿った辺201、204と、y軸に沿った線を対称軸として方向Aと線対称な方向Bに沿った辺202、203と、辺201と辺203とを連結するy方向に伸びる辺205と、辺202と辺204とを連結するy方向に伸びる辺206と、を含む略六角形状である。
なお、y方向に伸びる辺205、206には、直線でもよいし、折れ曲がった線でもよいし、曲線でもよい。また、辺201、202、203、204は、一部が切断されていても良い。
複数の枠は、x方向とy方向とに2次元状に配列される。すなわち、x方向に沿って複数の枠が並んでおり、これがy方向に複数設けられる。
図2における左側の数値は、枠のy方向の位置を示す列番号を示すものである。メタルメッシュパターン20は、2n(nは自然数、すなわちn=1、2・・・)列、すなわち偶数列の枠と、2n−1列、すなわち奇数列の枠とで、x方向における位置が異なる。例えば図2では、偶数列(2列、4列・・・)の枠の位置と、奇数列(1列、3列・・・)の枠の位置とは、x方向の枠間の距離(ピッチ)の半分、つまり半ピッチ分ずれている。これにより、枠をガラス基板14A上に密に配置することができる。
図2に示す例では、偶数列の枠と奇数列の枠とでx方向における位置が異なるが、この大きさは半ピッチに限定されない。また、枠の形状は、略矩形形状であれば良く、略六角形状には限定されない。変形例については後に詳述する。
次に、タッチパネル1の製造方法について説明する。図3は、タッチパネル1の製造方法の概略を示す工程図である。
まず、偏光フィルタ10、アレイ基板12、液晶層13、及びカラーフィルタ基板14を組み立てるセル組工程を行う(ステップS1)。セル組工程(ステップS1)により組み立てられた後で、カラーフィルタ基板14の板圧を所望の厚さまで薄く削るスリミング工程を行う(ステップS2)。セル組工程(ステップS1)及びスリミング工程(ステップS2)は、液晶パネルの一般的な製造工程であるため、詳細な説明を省略する。
次に、スリミング工程後のカラーフィルタ基板14の表面にメタルメッシュパターン20を形成するメタルメッシュパターン形成工程を行う(ステップS3)。メタルメッシュパターン形成工程(ステップS3)は、第1の形成工程(ステップS31)と、第1の形成工程(ステップS31)の次に行われる第2の形成工程(ステップS32)と、を含む。メタルメッシュパターン形成工程(ステップS3)については、後に詳述する。
最後に、メタルメッシュパターン20を覆うようにカバーガラス15及び偏光フィルタ11を組み立てるカバーガラス組立工程を行う(ステップS4)。
ここで、メタルメッシュパターン形成工程(ステップS3)について詳細に説明する。
まず、第1の形成工程(ステップS31)で用いる第1のマスク31について詳細に説明する。図4は、第1のマスク31の平面図の一部を拡大した図であり、図5は、第1のマスク31のA−A断面図である。
第1のマスク31は、金属製の第1の層311と、樹脂製の第2の層312と、を有する。第1の層311は、金属,例えばニッケルで形成される。第2の層312は、厚みが10μm〜30μm程度であり、可視光を透過する樹脂、例えばポリイミドで形成される。
第1のマスク31は、第1の層311の一方の面に第2の層312が積層され、これを方形状のメタルフレーム(図示せず)の内側に張設して形成される。
第1のマスク31には、複数の孔313が形成される。孔313は、メタルメッシュパターン20のうちの一部に対応する線であり、図2の太破線で示すように、2n列の枠Iの辺202、206と、2n−1列に位置し、かつ枠Iに隣接する枠IIの辺202と、に対応する部分を含む線である。複数の孔313は、2次元状に配列される。
孔313は、第1の層311に形成された第1の開口部313aと、第2の層312に形成された第2の開口部313bと、を有する。第1の開口部313aは、第1の層311を貫通し、第2の開口部313bは、第2の層312を貫通する。
第1の開口部313aと、第2の開口部313bとは、z方向に重ねて形成される。第2の開口部313bは、第1の開口部313aより細い。例えば、第1の開口部313aの幅は略20μmであり、第2の開口部313bの幅は略3〜5μmである。
第1のマスク31の製造方法について説明する。まず、第1の開口部313aが形成された第1の層311と、第2の開口部313bが形成されていない第2の層312とを面接合する。面接合は、例えば、第2の層312の一部(例えば周縁領域)に金属膜をコーティングし、この金属膜上に塗布されたノンフラックス半田により第2の層312を第1の層311にノンフラックス半田付けする方法で行うとよい。ノンフラックス半田付けにより第1のマスク31を形成すれば、例えば薄膜パターンを真空蒸着して形成する際に半田からアウトガスが発生しないため、アウトガスの不純物により液晶層等がダメージを受けるおそれがない。なお、第1の層311と、第2の層312とを面接合する方法はこれに限られず、例えば、第1の層311に第2の層312を圧着させる方法、第1の層311に第2の層312を接着させる方法、第1の層311に樹脂をコーティングする方法等が含まれる。
次に、第2の層312の、第1の開口部313aの内側の領域に、レーザを用いて第2の開口部313bを形成する。例えば、波長が400nm以下(例えばKrF248nm)のエキシマレーザを使用し、エネルギー密度が1J/cm2〜20J/cm2のレーザ光を第2の層312に照射する。エキシマレーザは金属を加工することができないため、エキシマレーザにより、第2の層312の、第1の開口部313aの内側の領域のみが加工される。また、紫外線のレーザ光を使用すれば、レーザ光の光エネルギーによりフィルム2の炭素結合が一瞬のうちに破壊されて除去されるため、残渣の無いクリーンな穴あけ加工を行うことができる。
第2の層312は、レーザにより、2μm程度の薄い層を残した深さの凹部が形成される。その後、第2の層312をウェットエッチング又はドライエッチングし、凹部を貫通させて第2の開口部313bを形成する。これにより、第1のマスク31が完成する。
次に、このようにして形成された第1のマスク31を用いて薄膜を形成する工程である第1の形成工程(ステップS31)について説明する。まず、第1のマスク31を、ガラス基板14A上に載置する。このとき、第1のマスク31に形成されたアライメントマーク(図示せず)とガラス基板14Aに形成されたアライメントマーク(図示せず)とを顕微鏡により観察しながら、両マークが予め定められた位置関係となるように調整して、第1のマスク31とガラス基板14Aとを位置合わせする。
次に、第1のマスク31とガラス基板14Aとを密着させた状態で、ガラス基板14A上に薄膜を形成する。薄膜の形成方法は、物理蒸着、例えば真空蒸着、スパッタリング現象を用いたスパッタ成膜等を用いることができる、本実施の形態ではスパッタ成膜により薄膜を形成する。スパッタ成膜はすでに公知であるため、詳細な説明を省略する。
図6は、薄膜の形成の様子を模式的に示す図である。ガラス基板14A上には第1のマスク31が載置されているため、第1のマスク31の孔、すなわち第2の開口部313bの部分にのみ、薄膜が形成される。
なお、薄膜を細く形成するためには、第1のマスク31とガラス基板14Aとを密着させることが望ましい。
最後に、第1のマスク31の縁部を上方(+z方向)に持ち上げて、第1のマスク31をガラス基板14A上から剥離する。これにより、第1の形成工程(ステップS31)を終了する。
図7は、第1の形成工程(ステップS31)により形成されるメタルメッシュパターン20の一部を示す図である。第1の形成工程(ステップS31)により形成されるメタルメッシュパターン20のうちの一部は、2n列の枠の辺202、206と、2n−1列に位置する枠の、2n列の枠の辺206に隣接する辺202とを含む線20aが、2次元状に配列されたものである。
第1の形成工程(ステップS31)の次に、第2の形成工程(ステップS32)を行う。第2の形成工程(ステップS32)では、第2のマスク32を用いる。図8は、第2のマスク32の平面図の一部を拡大した図である。第1のマスク31と第2のマスク32とは、孔の形状のみが異なる。以下、第2のマスク32については、第1のマスク31と異なる部分のみ説明し、その他は説明を省略する。また、第2のマスク32の製造方法については、第1のマスク31と同一であるため、説明を省略する。
第2のマスク32には、複数の孔314が形成される。孔314は、メタルメッシュパターン20のうちの孔313以外の部分に対応し、図2の太一点鎖線で示すように、2n列の枠Iの辺201と、2n+1列に位置し、かつ枠Iに隣接する枠IIIの辺201、205とを含む線状である。複数の孔314は、2次元状に配列される。
孔314は、第1の層311に形成された第1の開口部314aと、第2の層312に形成された第2の開口部314bと、を有する。第1の開口部314aは、第1の層311を貫通し、第2の開口部314bは、第2の層312を貫通する。
第1の開口部314aと、第2の開口部314bとは、z方向に重ねて形成される。第2の開口部314bは、第1の開口部314aより細い。例えば、第1の開口部314aの幅は、第1の開口部313aの幅と同様に略20μmであり、第2の開口部314bの幅は、第2の開口部313bの幅と同様に略3〜5μmである。
次に、第2の形成工程(ステップS32)について説明する。第2の形成工程(ステップS32)は、第1の形成工程(ステップS31)と同様である。まず、第2のマスク32を、ガラス基板14A上に載置する。次に、第2のマスク32とガラス基板14Aとを密着させた状態で、物理蒸着によりガラス基板14A上に薄膜を形成する。最後に、第2のマスク32の縁部を上方(+z方向)に持ち上げて、第2のマスク32をガラス基板14A上から剥離する。これにより、第2の形成工程(ステップS32)を終了する。
図9は、第2の形成工程(ステップS32)により形成されるメタルメッシュパターン20の一部を示す図である。第2の形成工程(ステップS32)により形成されるメタルメッシュパターン20のうちの一部は、2n+1列の枠の辺201、205と、2n列に位置する枠の、2n+1列の枠の辺205に隣接する辺201とを含む線20bが、2次元状に配列されたものである。
図10は、実際にガラス基板14A上に形成されるメタルメッシュパターン20を示す図であり、第1の形成工程(ステップS31)により形成される線20aと、第2の形成工程(ステップS32)により形成される線20bと、を重ねたものである。第1の形成工程(ステップS31)でメタルメッシュパターン20の一部を形成し、第2の形成工程(ステップS32)でメタルメッシュパターン20の他の部分を形成することで、2回の形成工程で網目状のメタルメッシュパターン20を形成することができる。
線20aは、奇数列の枠の内部に突出する。また、線20bは、偶数列の枠の内部に突出する。つまり、線20a及び線20bの両端の長さは、図2に示す形成すべきメタルメッシュパターン20Aの網目の辺201、202、203、304の長さより長くなっている。これは、ガラス基板14Aに第1のマスク31を位置合わせした時の第1のマスク31の位置と、ガラス基板14Aに第2のマスク32を位置合わせした時の第2のマスク32の位置と、が異なる場合にも、線20aと線20bとが当接する、すなわち網目状の導電性パターンが形成できるようにするためである。
図11は、線20aに対して、線20bがずれたときの線20aと線20bとの位置関係を示す図である。図11において、線20aに対して線20bがずれていない場合の線20bの位置(図10における線20bの位置)を点線で示す。
図11の実線で示すように、線20aと線20bとが当接する範囲内であれば、線20aに対して、線20bが−x方向かつ+y方向にずれたとしてもメタルメッシュパターン20を形成することができる。また、図11の二点鎖線で示すように、線20aと線20bとが当接する範囲内であれば、線20aに対して、線20bが−x方向かつ−y方向にずれたとしてもメタルメッシュパターン20を形成することができる。本実施の形態では、実線で示す線20bと点線で示す線20bとの距離、及び二点鎖線で示す線20bと点線で示す線20bとの距離が、略20μmである。この略20μmという値は、ガラス基板14Aに第1のマスク31を位置合わせした時の第1のマスク31の位置と、ガラス基板14Aに第2のマスク32を位置合わせした時の第2のマスク32の位置とのずれの最大値である±数μmより大きい。したがって、製造誤差が発生しても、タッチパネルの機能を損なうことは無い。
本実施の形態によれば、2回に分けて物理蒸着を行うことで、網目状の導電性パターン、すなわちメタルメッシュパターン20を物理蒸着により形成することができる。例えば、メタルメッシュパターン20の枠の内側に対応する部分にパターンを形成し、枠の部分を孔とするようなマスクは、構造上製造できないため、1回の物理蒸着でメタルメッシュパターン20を形成することはできない。しかしながら、本実施の形態では、1回目と2回目とで開口部の位置が異なるマスクを用い、1回目の物理蒸着により薄膜が形成された部分に重ねるように、2回目の物理蒸着で薄膜を形成することで、物理蒸着によりメタルメッシュパターン20を形成することができる。
また、例えば、物理蒸着以外の方法でメタルメッシュパターン20を形成する場合には、スリミング工程(ステップS2)の後、マスクを用いずにガラス基板全体に物理蒸着により薄膜を形成する工程、レジストを塗布する工程、露光工程、現像工程、ウェットエッチング工程、と多数の工程が必要となる。それに対し、本実施の形態では、物理蒸着により薄膜を形成する工程を2回行うだけでよく、レジストを塗布する工程、露光工程、現像工程及びウェットエッチング工程を省くことができる。このため、タッチパネル1を短期間で製造することができる。また、製造に用いる設備や消耗品を減らすことができるため、大幅にコストダウンすることができる。
また、本実施の形態によれば、物理蒸着時に用いるマスクを、金属製の第1の層311と、樹脂製の第2の層312と、を用いて形成し、第2の層312の第2の開口部313bを、第1の開口部313aより細くなるようにレーザで形成することにより、物理蒸着により形成されるメタルメッシュパターン20を細くすることができる。その結果タッチパネル1の透過率を高くすることができる。
また、本実施の形態では、メタルメッシュパターン20を、x方向に対して90度未満の任意の角度傾いた方向に沿った辺を有する形状とすることで、マスクの位置がx方向、y方向にずれたとしても、薄膜で枠を形成することができる。また、線20a及び線20bの両端の長さを、メタルメッシュパターン20の網目の形成に必要な長さより長くすることで、1回目の物理蒸着時におけるマスクの位置と、1回目の物理蒸着時におけるマスクの位置と、がずれたとしても、1回目に形成された薄膜と2回目に形成された薄膜とを交差又は当接させ、網目状の導電性パターン(メタルメッシュパターン20)を形成することができる。
なお、本実施の形態では、タッチスクリーンパネルが液晶パネルの内部に設けられるいわゆるオンセル型のタッチパネル1であるが、本実施の形態はインセル型のタッチパネルにも適用可能である。ただし、ガラス基板の歩留まりをよくするためには、オンセル型を採用することが望ましい。
また、本実施の形態の物理蒸着によりメタルメッシュパターン20を形成する方法は、ガラス基板上に形成する場合に限らず、フィルム上に形成する場合に適用することもできる。しかしながら、物理蒸着時の温度を高くして導電性パターンの抵抗を少なくし、タッチパネルの軽量化、高性能化を計るためには、ガラス基板上にメタルメッシュパターン20を形成することが望ましい。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、網目状の導電性パターンとして、偶数列と奇数列とでx方向の位置を半ピッチずらして略六角形状の枠が並べられたメタルメッシュパターン20をガラス基板上に形成したが、網目状の導電性パターンの形態はこれに限られない。
第2の実施の形態は、x方向及びy方向に沿って略四角形状の枠が並んだ網目状の導電性パターンがガラス基板上に形成された形態である。なお、第1の実施の形態のタッチパネル1と、第2の実施の形態のタッチパネルとは、網目状の導電性パターンのみが異なるため、以下、第2の実施の形態については網目状の導電性パターンのみ説明し、第1の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図12は、第2の実施の形態のタッチパネルにおいてガラス基板14A上に形成されるメタルメッシュパターン21の概略を示す部分拡大図である。図12は、ガラス基板14Aをカバーガラス15側(+z側)から見た図である。なお、図12では、メタルメッシュパターン21の一部のみを表示し、その他はについては図示を省略する。
メタルメッシュパターン21は、線幅が3〜5μm程度の金属製の線により形成された網目状の導電性パターンである。メタルメッシュパターン21は、略四角形状の複数の枠が、x方向及びy方向に沿って2次元状に配列されることで、網目状に形成される。
枠は、方向Aに沿った辺211、212と、x方向に沿った辺213と、辺211と辺213とを連結するy方向に伸びる辺214と、辺212と辺213とを連結するy方向に伸びる辺215と、を含む略四角形状である。
なお、辺213、214、215は、直線でもよいし、折れ曲がった線でもよいし、曲線でもよい。また、枠を構成する辺211、212、213は、一部が切断されていても良い。
次に、第2の実施の形態にかかるタッチパネルの製造方法について説明する。第2の実施の形態にかかるタッチパネルの製造工程は、タッチパネル1の製造工程と同じであるが、第1の形成工程(ステップS31)と、その次に行われる第2の形成工程(ステップS32)でそれぞれ用いるマスク、すなわちそれぞれの製造工程で形成される薄膜の形状が異なる。以下、第2の実施の形態にかかる、第1の形成工程(ステップS31)と、第2の形成工程(ステップS32)とでそれぞれ用いるマスク、及びこれらの工程により生成される薄膜の形状について説明する。
第2の実施の形態における第1の形成工程(ステップS31)では、第3のマスク33を用い、第2の形成工程(ステップS32)では第4のマスク34を用いる。第3のマスク33、第4のマスク34は、第1のマスク31に対して孔の形状及び位置のみが異なる。以下、第3のマスク33及び第4のマスク34については、第1のマスク31と異なる部分のみ説明し、その他は説明を省略する。また、第3のマスク33及び第4のマスク34の製造方法については、第1のマスク31と同一であるため、説明を省略する。
図13は、第3のマスク33の平面図の一部を拡大した図である。第3のマスク33には、複数の孔315が形成される。孔315は、メタルメッシュパターン21のうちの一部である、奇数列(2n−1列)の枠に対応する線である。孔315はy方向に並んだ複数の線とx方向に伸びる線を含み、孔315がy方向に沿って並ぶことで、孔315が2次元状に配列される。
孔315は、第1の層311に形成された第1の開口部315aと、第2の層312に形成された第2の開口部315bと、を有する。第1の開口部315aと、第2の開口部315bとは、z方向に重ねて形成される。
図14は、第4のマスク34の平面図の一部を拡大した図である。第4のマスク34には、複数の孔316が形成される。孔316は、メタルメッシュパターン21のうちの一部である、偶数列(2n列)の枠に対応する線である。孔316はy方向に並んだ複数の線とx方向に伸びる線を含み、孔316がy方向に沿って並ぶことで、孔316が2次元状に配列される。
孔316は、第1の層311に形成された第1の開口部316aと、第2の層312に形成された第2の開口部316bと、を有する。ま第1の開口部316aと、第2の開口部316bとは、z方向に重ねて形成される。
第1の開口部315a及び第1の開口部316aは、第1の層311を貫通し、第2の開口部315b及び第2の開口部316bは、第2の層312を貫通する。第2の開口部315b及び第2の開口部316bは、第1の開口部315a及び第1の開口部316aより細い。例えば、第1の開口部315a及び第1の開口部316aの幅は、第1の開口部313aの幅と同様に略20μmであり、第2の開口部315b及び第2の開口部316bの幅は、第2の開口部313bの幅と同様に略3〜5μmである。
図15は、実際にガラス基板14A上に形成されるメタルメッシュパターン21を示す図であり、第1の形成工程(ステップS31)により形成される線21aと、第2の形成工程(ステップS32)により形成される線21bと、を重ねたものである。このように、第1の形成工程(ステップS31)でメタルメッシュパターン21の一部を形成し、第2の形成工程(ステップS32)でメタルメッシュパターン21の他の部分を形成することで、2回の形成工程で網目状のメタルメッシュパターン21を形成することができる。
図15において、実線で示す線21bは、線21aに対して線21bがずれていない場合を示す。また、一点鎖線及び二点鎖線で示す線21bは、線21aに対して線21bがずれている場合を示す。
線21aに対して線21bがずれていない場合において、線21aは、偶数列の枠の内部に突出する。また、線21aに対して線21bがずれていない場合において、線21bは、奇数列の枠の内部に突出する。これは、ガラス基板14Aに第3のマスク33を位置合わせした時の第3のマスク33の位置と、ガラス基板14Aに第4のマスク34を位置合わせした時の第4のマスク34の位置と、がずれたとしても、線21aと線21bとが当接する、すなわち網目状の導電性パターンを形成できるようにするためである。
例えば、図15の一点鎖線で示すように、線21bが+x方向かつ+y方向に20μm程度ずれたとしても網目状の導電性パターンを形成することができる。この場合には、線21bが奇数列の枠内に突出する。また、図15の二点鎖線で示すように、線21aに対して、線21bが−x方向かつ−y方向に20μm程度ずれたとしても網目状の導電性パターンを形成することができる。この場合には、線21aが偶数列の枠内に突出する。このように、製造誤差が発生しても、タッチパネルの機能を損なうことは無い。
本実施の形態によれば、網目状の導電性パターンの各枠が、x方向に対して90度未満の任意の角度傾いた方向に沿った辺を有することで、1回目の物理蒸着時におけるマスクの位置と、2回目の物理蒸着時におけるマスクの位置と、がずれたとしても、枠を網目とすることができる。すなわち、網目状の導電性パターン(メタルメッシュパターン21)を物理蒸着により形成することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、略矩形形状とは、厳密に矩形の場合には限られない。また、例えば、単に「y方向に沿って」と表現する場合において、厳密にy方向に沿っている場合のみでなく、y方向に略沿っている場合、例えばy方向と数度の誤差を含む方向に沿っている場合を含むものとする。
1 :タッチパネル
2 :フィルム
10 :偏光フィルタ
11 :偏光フィルタ
12 :アレイ基板
12A :ガラス基板
13 :液晶層
14 :カラーフィルタ基板
14A :ガラス基板
14B :カラーフィルタ
14C :透明電極
15 :カバーガラス
20 :メタルメッシュパターン
21 :メタルメッシュパターン
31 :第1のマスク
32 :第2のマスク
33 :第3のマスク
34 :第4のマスク
201 :辺
202 :辺
203 :辺
204 :辺
205 :辺
206 :辺
211 :辺
212 :辺
213 :辺
214 :辺
215 :辺
311 :第1の層
312 :第2の層
313 :孔
313a :第1の開口部
313b :第2の開口部
314 :孔
314a :第1の開口部
314b :第2の開口部
315 :孔
315a :第1の開口部
315b :第2の開口部
316 :孔
316a :第1の開口部
316b :第2の開口部

Claims (6)

  1. 略多角形形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は前記第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として前記第2の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、前記第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンをガラス基板上に形成するタッチパネル製造方法であって、
    前記導電性パターンの第1の部分であって、2n(nは自然数)列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第1の線が2次元状に配列された第1の部分を、当該第1の部分に対応する部分が開口した第1のマスクを用いて、物理蒸着により前記ガラス基板上に形成する第1の成膜ステップと、
    前記導電性パターンの第1の部分以外の部分である第2の部分であって、2n−1列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第2の線が2次元状に配列された第2の部分を、当該第2の部分に対応する部分が開口した第2のマスクを用いて、物理蒸着により前記ガラス基板上に形成する第2の成膜ステップと、を含む
    ことを特徴とするタッチパネル製造方法。
  2. 前記第1の線は、前記2n−1列の枠の内部に突出する、又は、前記第2の線は、前記2n列の枠の内部に突出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
  3. 前記枠は、前記第2の方向に沿った第3の辺と、前記第4の方向に沿った前記第3の辺と隣接する第4の辺と、を含み、
    前記2n列の枠における前記第1の辺は、前記第3の辺であり、
    前記2n−1列の枠における前記第1の辺は、前記第4の辺であり、
    前記第1の部分は、前記2n列の枠である第1の枠の第3の辺と、前記2n−1列の枠であり前記第1の枠と隣接する第2の枠の第3の辺と、これらを連結する前記第1の枠の第2の辺と、を有し、
    前記第2の部分は、前記第1の枠の第4の辺と、2n+1列の枠であり前記第1の枠と隣接する第3の枠の第4の辺と、これらを連結する前記第3の枠の第2の辺と、を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル製造方法。
  4. 前記第1のマスク及び前記第2のマスクは、
    線状の第1の開口部が複数形成された金属製の第1の層と、
    前記第1の層に形成された第1の開口部に重ねて形成された前記第1の開口部より細い線状の第2の開口部が形成された樹脂製の第2の層と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル製造方法。
  5. 略多角形形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は前記第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として前記第2の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、前記第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンを有するタッチパネルのガラス基板であって、
    前記複数の枠のうちの第1の枠の第1の辺は、前記枠の形成に必要な長さより長く、前記第1の枠の前記第3の方向に隣接する第2のと交差して前記第2の枠の内部に突出する
    ことを特徴とするタッチパネルのガラス基板。
  6. 略多角形形状の複数の枠であって、第1の方向に対して90度未満の任意の角度傾いた第2の方向に沿った、又は前記第1の方向と直交する第3の方向に沿った線を対称軸として前記第2の方向と線対称な第4の方向に沿った第1の辺と、前記第3の方向に伸びる第2の辺と、を有する枠が2次元状に配列された網目状の導電性パターンのうちの、2n(nは自然数)列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第1の線が2次元状に配列された第1の部分を物理蒸着によりガラス基板上に形成し、その後、前記導電性パターンの第1の部分以外の部分である第2の部分であって、2n−1列の枠の前記第1の辺と前記第2の辺とを含む第2の線が2次元状に配列された第2の部分を物理蒸着によりガラス基板上に形成するのに用いるタッチパネル製造用マスクであって、
    前記第1の部分又は第2の部分に対応する第1の開口部が形成された金属製の第1の層と、
    前記第1の開口部に重ねて形成され、前記第1の開口部より細い第2の開口部が形成された樹脂製の第2の層と、
    を備えたことを特徴とするタッチパネル製造用マスク。

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