JP6529301B2 - ケーブル異常判定装置、リモコン、ケーブル異常判定方法、ケーブル異常判定プログラム、及びリモコン付き給湯器 - Google Patents
ケーブル異常判定装置、リモコン、ケーブル異常判定方法、ケーブル異常判定プログラム、及びリモコン付き給湯器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6529301B2 JP6529301B2 JP2015061282A JP2015061282A JP6529301B2 JP 6529301 B2 JP6529301 B2 JP 6529301B2 JP 2015061282 A JP2015061282 A JP 2015061282A JP 2015061282 A JP2015061282 A JP 2015061282A JP 6529301 B2 JP6529301 B2 JP 6529301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- cable
- remote control
- unit
- storage unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
例えば、規定の配線材が使用されていないとか、その総長が通信保証距離以上であるとかの工事段階で発生する初期問題をその場で発見することは好ましい。ケーブル異常判定装置をリモコンに設けることは、ケーブルの経年劣化や接触不良が発生したときの不具合を未然防止することができる。
図1(a)の構成図において、リモコン付き給湯器は、給湯器本体200とリモコン100とがケーブル300で接続され、リモコン100がケーブル300の配線抵抗を計測し、ケーブル異常判定装置として機能する。
給湯器本体200は、直流電源210と通信部70とコネクタ315とを備え、直流電源210は、電源電圧V1=12Vを発生する。通信部70は、カップリングコンデンサ62を介して、コネクタ315に接続されており、ケーブル300を介してリモコン100とデジタル通信を行う。
前記したように、電源回路30は、ブリッジ整流回路32とコイル65とカップリングコンデンサ60とリセットIC115を備え、コイル65を介して12V端子に接続され、カップリングコンデンサ60を介して、通信部70に接続されている。また、ブリッジ整流回路32はコネクタ310に接続されており、12V端子は、表示・音声回路10が接続されている。
リモコン100は、電源回路30と、マイコン110と、表示・音声回路10とを備える。マイコン110は、制御部(CPU)120と、不揮発性記憶部130と、揮発性記憶部(RAM)140と、A/D変換器20と、D/A変換器25と、I/Oポート150と、通信部70とを備える。制御部120は、プログラムを実行することにより起動時制御部121と通常運転部123との機能を実現し、5V電源である。なお、破線で示すセーフ運転部125、及び割込機能部127は、後記する第2実施形態で用いる。
図4は、ケーブルの初期異常を検出するためのフローチャートである。
このルーチンは、給湯器本体200(図1)の電源投入により、ケーブル300を介してリモコン100に直流電力が供給され、制御部120(図3)が起動したときに開始する。なお、工事作業者による給湯器本体200、及びリモコン100の配設、及びケーブル300の敷設が完了し、最初に電源が投入されたときには、不揮発性記憶部130に測定電圧135が格納されていないものとする。
V1−(V3+VF)=0.001×ID/1000×r×2×L
L=(V1−V3+VF)×106/(2×ID×r)
で推定できる。例えば、前記したように、配線測定モード(通常表示、バックライト中設定)における消費電流ID=70[mA]、ダイオードの順方向電圧VF=0.4V(ID=70[mA])、規定線材(AWG23)の導体抵抗r=67.5[Ω/km]として、12V端子の測定電圧V3=11.2Vのとき、配線長L=42m(片道)と推定される。
前記第1実施形態のリモコン100は、初回電源投入時に、敷設されたケーブル300に異常が無いと判定されれば、次回以降の電源投入時は、12V端子の電圧測定を行わなかった。第2実施形態のリモコン101は、1日1回程度の所定間隔(例えば、動作に支障の無い夜中の2時頃)で、12V端子の電圧測定を行い、異常発生の場合、強制的に消費電流の低減を行う。これにより、リモコン101は、コネクタを含めたケーブル300の経時変化による動作不良を防ぐことができる。
第2実施形態のリモコン101の構成は、第1実施形態のリモコン100と同様であるが、制御部120は、セーフ運転部125、及び割込機能部127(図3の破線参照)を設けている点で相違する。セーフ運転部125は、バックライトの輝度を最低レベルにし、スピーカ185を駆動するアンプ180の出力を「小」に制限して運転を行う。割込機能部127は、1日1回程度のタイマ割込を発生する。
図7は、ケーブルの経時劣化を検出するためのフローチャートである。
このルーチンは、1日1回程度(例えば、動作に支障の無い夜中の2時頃)のタイマ割込で起動する。このルーチンは、電源投入時に毎回起動してもよいが、24時間運転の場合は、タイマ割込が好ましい。本実施形態では、制御部120に割込機能部127(図3の破線)が追加される。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記第1実施形態のリモコン100は、ケーブル異常判定装置の機能を有していた。このケーブル異常判定装置は、給湯器のリモコンだけでなく、本体とケーブルで接続されている電子機器(例えば、表示装置)にも備えることができる。また、リモコン100は、ケーブル300を介して直流電圧(12V)を受電していたが、交流電圧を受電することもできる。
(3)前記第1実施形態のリモコン100は、ケーブル300の逆接続による不具合を防止するために、ブリッジ整流回路を設けたが、1本のダイオードでもよく、ダイオードが無くても構わない。ダイオードを接続しない場合は、A/D変換器20は、コネクタ310の電圧を測定し、制御部120は、ケーブル300の電圧降下(V1−V2)を演算することになる。
20 A/D変換器
25 D/A変換器
30 電源回路
32 ブリッジ整流回路
34 三端子電源
36 ダイオード
38 チェナダイオード
41,43,45,47 抵抗器
51,52 電解コンデンサ
53,54 コンデンサ
60,62 カップリングコンデンサ
65 コイル
70 通信部
100,101 リモコン(ケーブル異常判定装置)
110 マイコン
115 リセットIC
120 制御部
121 起動時制御部
123 通常運転部
125 セーフ運転部
127 割込機能部
130 不揮発性記憶部(FROM)
135 測定電圧
140 揮発性記憶部(RAM)
150 I/Oポート
160 バックライト電源部
170 操作表示部
175 確認ボタン
180 アンプ
185 スピーカ
200 給湯器本体
210 直流電源
300 ケーブル
310,315 コネクタ
Claims (7)
- 本体から敷設ケーブルを介して電力供給されるケーブル異常判定装置であって、
前記敷設ケーブルの一端の電圧を測定するA/D変換器と、
前記A/D変換器の測定電圧が書き込み可能な不揮発性記憶部と、
前記不揮発性記憶部に測定電圧が書き込まれていない場合であって、前記一端の第1測定電圧が所定電圧以上であるときに、前記第1測定電圧を前記不揮発性記憶部に格納する第1機能部と、
前記不揮発性記憶部から読み出した格納測定電圧と前記一端の第2測定電圧との電圧差が設定電圧以上であればケーブル異常と判定する判定部とを有する制御部と
を備えることを特徴とするケーブル異常判定装置。 - 請求項1に記載のケーブル異常判定装置であって、
バックライトを備えた表示部をさらに有し、
前記制御部は、前記判定部によって前記電圧差が設定電圧以上と判定されたときに、前記バックライトの輝度を最低レベルに設定する第2機能部をさらに備える
ことを特徴とするケーブル異常判定装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のケーブル異常判定装置であって、
前記敷設ケーブルは、単位長さ当りの導体抵抗が予め規定されており、
前記第1機能部は、前記第1測定電圧が前記所定電圧未満であるとき、前記本体が前記敷設ケーブルの他端に印加する印加電源電圧と、前記一端の測定電圧との電位差に基づいて、前記敷設ケーブルの長さを推定し、推定した長さを表示部に表示させる
ことを特徴とするケーブル異常判定装置。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載されたケーブル異常判定装置を備えたリモコンであって、
前記本体を制御することを特徴とするリモコン。 - 本体から敷設ケーブルを介して電力供給され、前記敷設ケーブルの一端の電圧を測定するA/D変換器と不揮発性記憶部とを備えるケーブル異常判定装置の制御部が実行するケーブル異常判定方法であって、
前記不揮発性記憶部に測定電圧が書き込まれていない場合であって、前記一端の第1測定電圧が所定電圧以上であるときに、前記第1測定電圧を前記不揮発性記憶部に格納し、
前記不揮発性記憶部から読み出した格納測定電圧と前記一端の第2測定電圧との電圧差が設定電圧以上であればケーブル異常と判定する
ことを特徴とするケーブル異常判定方法。 - 本体から敷設ケーブルを介して電力供給され、前記敷設ケーブルの一端の電圧を測定するA/D変換器と不揮発性記憶部とを備えるケーブル異常判定装置の制御部に実行させるケーブル異常判定プログラムであって、
前記不揮発性記憶部に測定電圧が書き込まれていない場合であって、前記一端の第1測定電圧が所定電圧以上であるときに、前記第1測定電圧を前記不揮発性記憶部に格納させ、
前記不揮発性記憶部から読み出した格納測定電圧と前記一端の第2測定電圧との電圧差が設定電圧以上であればケーブル異常と判定させる
ことを特徴とするケーブル異常判定プログラム。 - 給湯器本体と、該給湯器本体から敷設ケーブルを介して電力供給されるリモコンとを備えるリモコン付き給湯器であって、
前記リモコンは、
前記敷設ケーブルの一端の電圧を測定するA/D変換器と、
不揮発性記憶部と、
前記不揮発性記憶部に測定電圧が書き込まれていない場合であって、前記一端の第1測定電圧が所定電圧以上であるときに、前記第1測定電圧を前記不揮発性記憶部に格納する第1機能部と、
前記不揮発性記憶部から読み出した格納測定電圧と前記一端の第2測定電圧との電圧差が設定電圧以上であればケーブル異常と判定する判定部と
を備えることを特徴とするリモコン付き給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015061282A JP6529301B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | ケーブル異常判定装置、リモコン、ケーブル異常判定方法、ケーブル異常判定プログラム、及びリモコン付き給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015061282A JP6529301B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | ケーブル異常判定装置、リモコン、ケーブル異常判定方法、ケーブル異常判定プログラム、及びリモコン付き給湯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016180697A JP2016180697A (ja) | 2016-10-13 |
JP6529301B2 true JP6529301B2 (ja) | 2019-06-12 |
Family
ID=57130991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015061282A Expired - Fee Related JP6529301B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | ケーブル異常判定装置、リモコン、ケーブル異常判定方法、ケーブル異常判定プログラム、及びリモコン付き給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6529301B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101994580B1 (ko) * | 2018-01-17 | 2019-06-28 | 주식회사 에스원 | 직류 선로 체크 시스템 |
CN111102748A (zh) * | 2018-10-26 | 2020-05-05 | 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 | 一种电热水器的控制方法及电热水器 |
CN111765649B (zh) * | 2020-07-14 | 2021-11-05 | 广东格美淇电器有限公司 | 一种带电压感应式漏电保护的电热水器及其报警方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11352901A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液晶表示器の電源制御方法並びに装置及び液晶表示装置 |
JP4164697B2 (ja) * | 2006-04-12 | 2008-10-15 | 船井電機株式会社 | 液晶テレビジョン、およびバックライト用電源供給回路 |
JP2009089529A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Panasonic Corp | ケーブル断線検知回路 |
JP2009257676A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Panasonic Corp | 給湯機のリモコン制御装置 |
JP2012141075A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | 給湯機および給湯機用リモコン |
JP2013011366A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 給湯機 |
-
2015
- 2015-03-24 JP JP2015061282A patent/JP6529301B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016180697A (ja) | 2016-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6529301B2 (ja) | ケーブル異常判定装置、リモコン、ケーブル異常判定方法、ケーブル異常判定プログラム、及びリモコン付き給湯器 | |
JP4556677B2 (ja) | カーブトレーサを内蔵したパワーコンディショナ | |
US20070040532A1 (en) | Motor controller and control method thereof, and error detecting apparatus of inverter | |
JP5491779B2 (ja) | 照明器具および照明システム | |
US20090128348A1 (en) | Overload alarm device and method thereof | |
US9829528B2 (en) | Measuring instrument | |
JP2001208783A (ja) | 断線予知装置 | |
US7436287B1 (en) | Auxiliary generator self-test verification device | |
US7889089B1 (en) | Auxiliary generator self-test verification device | |
JP6681005B2 (ja) | Ledショート検出装置 | |
JP7020079B2 (ja) | 点灯装置および照明器具 | |
JP2016207139A (ja) | Usb電源の実力値チェックシステム | |
JP2016014584A (ja) | 車両用充電ケーブルの異常検知装置 | |
ES2929469T3 (es) | Dispositivo y método para controlar un inversor | |
JP6424985B2 (ja) | 電源中継ユニット | |
JP2018050395A (ja) | インバータ装置 | |
JP2021131339A (ja) | 漏水検知装置 | |
US10008094B2 (en) | Electric meter apparatus with light-blinking function | |
JP7188624B2 (ja) | 点灯装置および照明器具 | |
JP2011050120A (ja) | 電力変換装置 | |
CN108886323B (zh) | 电源装置、电子设备以及船舶用应用程序执行系统 | |
US9913334B2 (en) | Timing device | |
JP2020056744A (ja) | スマートタップ | |
JP2019152590A (ja) | スイッチの断線検出装置 | |
JP2010206337A (ja) | 部品識別システムおよび消耗部品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180801 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190514 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6529301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |