JP6681005B2 - Ledショート検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)が直列に接続された回路を構成するLEDのショートを検出する装置に関する。
下記特許文献1には、複数のLEDが直列に接続された回路(LED直列回路)を構成するLEDのショートを検出する技術が開示されている。
特開2012−160436号公報
ところで、LED直列回路のアノード側の電圧をモニターし、その電圧が所定の閾値より小さい場合にLEDのショートが発生していると判定する手法がある。しかし、この手法では以下の問題がある。すなわち、LEDの順電圧は個体によるばらつきと環境温度によるばらつきとがあるが、これら2種類のばらつきによって、LED直列回路のアノード側の電圧が大きく変化することでショートの検出精度が低いという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされ、LEDの順電圧の個体によるばらつきと環境温度によるばらつきの両方を考慮したショート検出を可能とすることでショートの検出精度を向上できるLEDショート検出装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、第1の発明に係るLEDショート検出装置(1)は、
複数のLED(3)が直列に接続された回路(2)の、前記LEDのショートが発生していない時におけるアノード側の電圧である正常時電圧を取得する第1の電圧取得手段(S2、15)と、
前記正常時電圧を取得する時における環境温度である第1温度を取得する第1の温度取得手段(S1、15、19)と、
前記LEDのショートの有無を判定する時における前記回路のアノード側の電圧である判定時電圧を取得する第2の電圧取得手段(S13、15)と、
前記判定時電圧を取得する時における環境温度である第2温度を取得する第2の温度取得手段(S11、15、19)と、
前記LEDの順電圧の温度特性を記憶する記憶手段(18)と、
前記第1温度、前記第2温度及び前記温度特性に基づいて、前記正常時電圧と前記判定時電圧とが同一温度の電圧となるように変換する変換手段(S3、S12、15)と、
前記変換手段により前記判定時電圧と同一温度の電圧となった前記正常時電圧を閾値として、その閾値と前記判定時電圧との比較に基づき前記LEDのショートの有無を判定する判定手段(S14、15)と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、第1の電圧取得手段が、LEDのショートが発生していない時におけるLED直列回路のアノード側の電圧を正常時電圧として取得する。この正常時電圧は、ショート有無を判定するための閾値となる電圧であるが、予め定められた固定値ではなく、実際のLED直列回路から得た値であるために、閾値(正常時電圧)にLED直列回路を構成する各LEDの個体ばらつきを反映させることができる。また、変換手段が正常時電圧と判定時電圧とを同一温度の電圧に変換するので、環境温度のばらつきを考慮した形でショートの有無を判定できる。このように、第1の発明では、LEDの順電圧の個体によるばらつきと環境温度によるばらつきの両方を考慮したショート検出を可能としている。これにより、ショートの検出精度を向上できる。
また、第2の発明に係るLEDショート検出装置(1)は、
複数のLED(3)が直列に接続された回路(2)を構成する各LEDの、基準温度での順電圧を合計した値である合計順電圧を記憶する電圧記憶手段(18)と、
前記回路のアノード側の電圧を取得する電圧取得手段(S13、15)と、
前記アノード側の電圧を取得する時における環境温度である取得時温度を取得する温度取得手段(S11、15、19)と、
前記LEDの順電圧の温度特性を記憶する温度特性記憶手段(18)と、
前記基準温度、前記取得時温度及び前記温度特性に基づいて、前記合計順電圧と前記アノード側の電圧とが同一温度の電圧となるように変換する変換手段(S3、S12、15)と、
前記変換手段により前記アノード側の電圧と同一温度の電圧となった前記合計順電圧を閾値として、その閾値と前記アノード側の電圧との比較に基づき前記LEDのショートの有無を判定する判定手段(S14、15)と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明によれば、電圧記憶手段には、LED直列回路を構成する各LEDの基準温度での順電圧を合計した合計順電圧が記憶されている。その合計順電圧は、個体ばらつき反映した値である。また、第2の発明は、第1の発明と同様に、変換手段が合計順電圧とアノード側の電圧とを同一温度の電圧に変換するので、環境温度のばらつきを考慮した形でショートの有無を判定できる。よって、第2の発明においても、LEDの順電圧の個体によるばらつきと環境温度によるばらつきの両方を考慮したショート検出が可能となり、ショートの検出精度を向上できる。
LED直列回路の制御装置の構成図である。 環境温度とLEDの順電圧との関係を示した図である。 初回起動時に実行する処理のフローチャートである。 LEDショート判定時に実行する処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1に、LED直列回路2の制御装置1の構成を示している。制御装置1、LED直列回路2及び液晶パネル5は車両に搭載される。LED直列回路2は、複数(例えば7個)のLED3が直列に接続された回路である。そのLED直列回路2は、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイに用いる液晶パネル5の照明用として用いられる。
制御装置1は、駆動回路30と分圧回路12と制御部15と温度センサ19とを備えている。
駆動回路30は、LED直列回路2を駆動する回路であって、昇圧回路6と定電流回路11とを備えている。昇圧回路6は、LED直列回路2のアノード側の端点4aと定電流回路11とを接続するライン21上に配置されており、昇圧回路6の前段に与えられる駆動電圧V1(例えば5V)を昇圧する回路である。昇圧回路6は、コイル8とダイオード9とコンデンサ10とスイッチング素子7とを有している。コイル8とダイオード9は直列に接続されている。コンデンサ10は、ダイオード9の後段位置においてライン21とグランドとの間に配置される。スイッチング素子7は、第1端子7aと第2端子7bと制御端子7cとを備えて、制御端子7cに入力される信号に基づいて、第1端子7aと第2端子7bの間が導通と切断の間で切り替わる素子(例えば電界効果型トランジスタ)である。第1端子7aは、ライン21におけるコイル8とダイオード9の間の点に接続される。第2端子7bは、LED直列回路2のカソード側の端点4bと定電流回路11とを接続するライン22に接続される。制御端子7cは定電流回路11に接続される。
定電流回路11は、LED直列回路2に順方向の電圧を印加することでLED直列回路2を駆動する回路である。詳しくは、定電流回路11は、制御端子7cに入力する信号を制御してスイッチング素子7のオンオフを制御することで、昇圧回路6の昇圧量を制御する。このとき、定電流回路11は、端点4aに流れる電流が一定値となるように昇圧回路6の昇圧量を制御する。このように、定電流回路11は、昇圧回路6を制御することで、LED直列回路2の駆動を制御している。
分圧回路12は、端点4aと制御部15とを接続するライン23上に配置されて、端点4aの電圧を、それよりも小さい電圧に変換して制御部15に入力する回路である。分圧回路12は、ライン23とグランドの間に配置された抵抗13と、その抵抗13のより前段位置(LED直列回路2側の位置)においてライン23上に配置された抵抗14とを有する。
温度センサ19は、温度に応じて抵抗値が変化するセンサ(すなわちサーミスタ)である。温度センサ19は、LED直列回路2の使用環境の温度(環境温度)を測定するためのセンサである。温度センサ19の一端は抵抗20を介して電源V2に接続され、他端はグランドに接続されている。そして、温度センサ19と抵抗20の中間点の電圧が制御部15に入力されるようになっている。すなわち、温度センサ19は、所定の電圧V2(例えば5V)が印加されて、その電圧V2、抵抗20及び温度センサ19の抵抗値(すなわち環境温度)に応じた電圧が制御部15に入力される。
制御部15は、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部16、17を備えている。第1のAD変換部16には、端点4aの電圧が分圧回路12を介して入力される。第2のAD変換部17には、温度センサ19の検出値が入力される。また、制御部15は、EEPROM等の不揮発性メモリ18を備えている。そのメモリ18には、制御部15が実行する処理のプログラムや、温度センサ19から入力される電圧と環境温度との関係や、LED3の温度特性を示した係数αなどが記憶されている。
ここで、LEDの順電圧のばらつきについて説明する。図2に、LEDの順電圧VFと環境温度との関係を例示している。なお、図2の順電圧VFは、LEDの順方向に所定電流を流した時におけるLEDのアノード‐カソード間の電圧である。また、図2の順電圧VFは、LED1個分の値である。
図2に示すように、LEDの順電圧VFは環境温度によって変化し、具体的には環境温度が高くなるにしたがって順電圧VFは小さくなる。図2の例では、環境温度が25℃の時の順電圧VF0に対する、−40℃〜80℃の間の順電圧VFのばらつきは、およそ−4%〜+8%となっている。
さらに、順電圧VFは、個体によってもばらつく。すなわち、図2の例では、25℃の時の順電圧VF0は約3.0Vとなっているが、個体ばらつきによって順電圧VF0は例えば2.7V〜3.4Vの間でばらつく。
これら環境温度によるばらつきや個体によるばらつきを考慮しないで、ショート判定用の閾値を設定すると、これら2種のばらつきによって、LEDショートが無いにもかかわらずショート有りと判定したり、LEDショートが有るにもかかわらずショート無しと判定したりと、LEDショートの検出精度が低下する。さらに、LED直列回路の場合には、LED直列回路を構成するLEDの個数分、ばらつきが加算されることになるので、LEDショートの検出精度がさらに低下する。
本実施形態のように、LED直列回路がヘッドアップディスプレイに用いられる場合には、LEDがショートすることによって、ヘッドアップディスプレイの表示の一部が欠落してしまい、視認者が誤認識をしてしまうおそれがある。
そこで、制御部15は、上記2種のばらつきを考慮した形でLEDショートの有無を判定する処理を実行している。この処理を説明する前に上記係数αについて説明する。係数αは、予め定められた基準温度(例えば25℃)での順電圧VF0に対する各環境温度での順電圧の変化の度合いを示した値に設定される。例えば、基準温度を25℃、25℃での順電圧を3.0V、40℃での順電圧を2.9Vとすると、40℃での係数αは、2.9÷3.0=0.9666・・となる。本実施形態では、図2の関係に基づいて、基準温度を25℃として、25℃での順電圧VF0に対する各環境温度での順電圧VF1の変化度合い(=VF1/VF0)を環境温度ごとに予め求めておいて、得られた環境温度ごとの変化度合いが係数αとしてメモリ18に記憶されている。
次に、制御部15が実行する、LEDショートの有無を判定する処理を説明する。制御部15は、LED直列回路2の初回起動時に図3の処理を実行する。なお、初回起動時とは、車両出荷前の工場内において初めて起動する時を意味する。また初回起動時では、LEDショートは発生していないことを想定している。
制御部15は、図3の処理を開始すると、先ず、温度センサ19から入力される信号に基づいて環境温度T1を測定する(S1)。次に、駆動回路30によりLED直列回路2を駆動させた状態で、環境温度T1でのLED直列回路2のアノード側の電圧Vm(T1)を取得する(S2)。この電圧Vm(T1)は、端点4aの電圧を分圧回路12により分圧した値である。なお、端点4aの電圧は、回路2を構成する各LED3の環境温度T1での順電圧を合計した値に相当する。なお、S1、S2の処理はどちらが先に実行されたとしても良い。
次に、S1で測定した環境温度T1に対する係数α(T1)をメモリ18から読みだして、その係数α(T1)に基づいて、S2で取得した電圧Vm(T1)を、25℃での電圧Vm(25)に変換する(S3)。具体的には、以下の式1を計算する。
Vm(25)=Vm(T1)×(1/α(T1)) ・・・(式1)
S3で得られた電圧Vm(25)をメモリ18に記憶して(S4)、図3の処理を終了する。S4で記憶した電圧Vm(25)は環境温度が25℃の時における、個々のLED3の順電圧を合計した値に相当し、個々のLED3の個体ばらつきが反映された値である。
制御部15は、車両出荷後は、図4の処理を実行する。図4の処理は、所定時間間隔で繰り返し実行される。
制御部15は、図4の処理を開始すると、先ず、温度センサ19から入力される信号に基づいて環境温度T2を測定する(S11)。次に、S11で測定した環境温度T2での係数α(T2)と、図3の処理により得られた電圧Vm(25)とをメモリ18から読みだす。そして、それら係数α(T2)、電圧Vm(25)に基づいて環境温度T2での閾値Vth(T2)を計算する(S12)。具体的には、以下の式2を計算する。
Vth(T2)=Vm(25)×α(T2)−V0 ・・・(式2)
式2において、V0は、マージンとして予め定められた電圧値であり、例えば25℃でのLED3の順電圧(例えば2.7V〜3.4V)よりも十分小さい値(例えば1V)に設定される。
式2では、係数α(T2)に基づいて電圧Vm(25)を環境温度T2での電圧に変換し、その変換した電圧からマージンとなる電圧V0を引くことで、閾値Vth(T2)を求めている。
次に、環境温度T2でのLED直列回路2のアノード側の電圧Vm(T2)を取得する(S13)。なお、S11の処理とS13の処理はどちらが先に実行されたとしても良い。
次に、電圧Vm(T2)が閾値Vth(T2)より小さいか否かを判断することで、LEDショートの有無を判断する(S14)。電圧Vm(T2)が閾値Vth(T2)以上の場合には(S14:No)、LEDショートは発生していないとして、S11の処理に戻り、LEDショートの監視を継続する。
これに対して、電圧Vm(T2)が閾値Vth(T2)より小さい場合には(S14:Yes)、LEDショートが発生しているとして、車両のドライバーに警告を行う(S15)。この警告は、どのような形で行っても良いが、例えばメータ内に配置された警告ランプを点灯させる。また、S15では、ヘッドアップディスプレイの表示の誤認識を防ぐために、ヘッドアップディスプレイの表示を停止させても良い。その後、図4の処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、個体ばらつきを反映した閾値を得て、この閾値を、LEDショート判定時における環境温度に応じて変化させているので、個体によるばらつきと環境温度によるばらつきの両方を考慮したショート検出を行うことができる。これにより、LEDショートの検出精度を向上できる。
また、初回起動時に回路2のアノード側の電圧を取得するので、初回起動前から予めメモリ18に、LEDショートを判定するための閾値を記憶しておかなくても、閾値となる電圧を得ることができる。
また、図4のS12では、Vm(25)×α(T2)からマージンV0を引いた値を閾値としているので、LEDショートが無いにも関わらずLEDショートと判定してしまうのを抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、図4の処理では、初回起動時に得たVm(25)を環境温度T2での電圧に変換していたが、その変換を行わないで、Vm(25)からマージンとなる電圧を引いた値を閾値Vth(25)として設定し、さらに図4のS13で得た電圧Vm(T2)を基準温度25℃での電圧Vm(25)に変換して、そのVm(25)と閾値Vth(25)との比較によりLEDショートの有無を判定しても良い。なお、図4のS13で得た電圧Vm(T2)を基準温度25℃での電圧Vm(25)に変換するには、Vm(25)=Vm(T2)×(1/α(T2))を計算すればよい。
また、図3のS3を省略して、S4では、S1、S2で得た温度T1及び電圧Vm(T1)をメモリ18に記憶しておき、図4のS12では、メモリ18に記憶された温度T1での係数α(T1)と、電圧Vm(T1)と、図4のS11で取得した温度T2での係数α(T2)とに基づいて、以下の式3により、閾値Vth(T2)を計算しても良い。これによれば、図3の処理において、基準温度25℃の電圧に変換する処理(S3の処理)を省略できる。
Vth(T2)=Vm(T1)×(α(T2)/α(T1))−V0 ・・(式3)
また、上記実施形態では、閾値と、LEDショート判定時の電圧とを、LEDショート判定時における環境温度T2の電圧として比較することでショートの有無を判定していたが、以下のように、初回起動時における環境温度T1の電圧として比較しても良い。すなわち、図3のS3を省略して、S4では、S1、S2で得た温度T1及び電圧Vm(T1)をメモリ18に記憶しておく。図4のS12では、図3の処理で記憶した電圧Vm(T1)からマージンを引いた値を閾値Vth(T1)として求める。図4のS13で得た電圧Vm(T2)を以下の式4により、温度T1での電圧Vm(T1)に変換する。S14では、その電圧Vm(T1)と閾値th(T1)との比較に基づいて、LEDショートの有無を判定する。
Vm(T1)=Vm(T2)×(α(T1)/α(T2)) ・・・(式4)
また、上記実施形態では、係数αをメモリ18に記憶していたが、図2の関係そのものをメモリ18に記憶して、この関係と初回起動時の温度T1とショート判定時の温度T2とに基づいて、初回起動時に取得した電圧と、ショート判定時に所得した電圧とが同一温度での電圧となるように変換しても良い。
また、上記実施形態では、初回起動時にアノード側の電圧を取得してその電圧から閾値を得ているが、LED直列回路を構成する各LEDの基準温度(例えば25℃)での順電圧をそれぞれ測定し、得られた各順電圧を合計した値を、初回起動前から予めメモリ18に記憶しておいても良い。この合計順電圧を閾値とし、その閾値をショート判定時における環境温度に応じて変化させることで、上記実施形態と同様に個体によるばらつきと環境温度によるばらつきの両方を考慮したショート検出を行うことができる。また、図3の処理を省略できる。
また、ヘッドアップディスプレイ以外の用途で用いられるLED直列回路のショート検出に本発明を適用しても良い。
なお、上記実施形態において、制御装置1が本発明の「LEDショート検出装置」に相当する。LED直列回路2が本発明の「回路」に相当する。図3のS2の処理を実行する制御部15が本発明の「第1の電圧取得手段」に相当する。また、S2で得る電圧が本発明の「正常時電圧」、「合計順電圧」に相当する。図3のS1の処理を実行する制御部15及び温度センサ19が本発明の「第1の温度取得手段」に相当する。また、S1で得られる環境温度T1が本発明の「第1温度」に相当する。図4のS13の処理を実行する制御部15が本発明の「第2の電圧取得手段」、「電圧取得手段」に相当する。また、S13で得られる電圧が本発明の「判定時電圧」に相当する。
また、図4のS11の処理を実行する制御部15及び温度センサ19が本発明の「第2の温度取得手段」、「温度取得手段」に相当する。また、S11で得られる環境温度T2が本発明の「第2温度」、「取得時温度」に相当する。係数αが本発明の「温度特性」に相当する。メモリ18が本発明の「記憶手段」、「電圧記憶手段」、「温度特性記憶手段」に相当する。S3、S12の処理を実行する制御部15が本発明の「変換手段」に相当する。S3の処理を実行する制御部15が本発明の「第1変換手段」に相当する。S12の処理を実行する制御部15が本発明の「第2変換手段」に相当する。S14の処理を実行する制御部15が本発明の「判定手段」に相当する。
1 制御装置
2 LED直列回路
3 LED
15 制御部
18 メモリ
19 温度センサ

Claims (2)

  1. 複数のLED(3)が直列に接続された回路(2)のアノード側の端点(4a)に流れる電流が一定値となるように前記回路を駆動する駆動回路(30)と、
    前記回路の初回起動時におけるアノード側の電圧である正常時電圧を取得する第1の電圧取得手段(S2、15)と、
    前記正常時電圧を取得する時における環境温度である第1温度を取得する第1の温度取得手段(S1、15、19)と、
    前記LEDのショートの有無を判定する時における前記回路のアノード側の電圧である判定時電圧を取得する第2の電圧取得手段(S13、15)と、
    前記判定時電圧を取得する時における環境温度である第2温度を取得する第2の温度取得手段(S11、15、19)と、
    前記LEDの順電圧の温度特性として、予め定められた基準温度での順電圧に対する各環境温度での順電圧の変化の度合いを示した係数を記憶する記憶手段(18)と、
    前記回路の初回起動時に、前記第1温度での前記係数に基づいて前記正常時電圧を前記基準温度における電圧に変換する第1変換手段(S3)と、
    前記第2温度での前記係数に基づいて、前記第1変換手段が変換した電圧を前記第2温度における電圧に変換する第2変換手段(S12)と、
    前記第2変換手段により前記判定時電圧と同一温度の電圧となった前記正常時電圧を閾値として、その閾値と前記判定時電圧との比較に基づき前記LEDのショートの有無を判定する判定手段(S14、15)と、
    を備えることを特徴とするLEDショート検出装置(1)。
  2. 前記第2変換手段(S12)は、前記正常時電圧と前記判定時電圧とを同一温度の電圧にしつつ、前記正常時電圧からマージンとして所定電圧を引いた電圧を前記閾値として得ることを特徴とする請求項1に記載のLEDショート検出装置。
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