JP6528332B2 - 遊技台 - Google Patents

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本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
また、こういった遊技台には、操作手段が備えられている。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、操作手段に改良の余地がある。
本発明の目的は、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
上記目的を解決する本発明の遊技台は、
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって
数種類の演出を実行可能であり
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の操作手段の操作を用いない予告演出であり、
前記第一の演出は、スーパーリーチ発展後の予告演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始され、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出も、スーパーリーチ発展後の予告演出であり、
前記第四の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出と同時に実行されない演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第四の演出が開始され、
前記第四の演出において、前記第二の操作手段が振動せず、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、スーパーリーチ発展前の予告演出であり、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段の操作を促す報知が行われ、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動せず、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、スーパーリーチ発展後の予告演出であり、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段の操作を促す報知が行われ、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動し、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 同パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 同パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 (a)は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 ボタン演出の一例を段階的に示す図である。 図1に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。 図1に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。 操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出に関する一例を段階的に示す図である。 図14に示す例の続きを段階的に示す図である。 弱SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されて大当りする場合の一例を段階的に示す図である。 図16に示す例の続きを段階的に示す図である。 図16及び図17に示す例とは異なる例を示す図である。 強SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されながらも、ハズレになっていしまう場合の一例を段階的に示す図である。 図19に示す例の続きを段階的に示す図である。 強SPリーチ演出を経て、操作手段B(透過部191)を絡めた演出が実行され、大当りになる場合の一例を段階的に示す図である。 図21に示す例の続きを段階的に示す図である。 操作手段Bである透過部191の操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動を開始する一例を段階に示す図である。 操作手段Bである透過部191を操作した後、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作した一例を段階に示す図である。 操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが、図24に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。 操作手段Bである透過部191が、筐体が振動することによって振動する例を示す図である。 透過部191自身が前後方向に回動し強振動する例を示す図である。 強SPリーチ演出を経て、敵役が勝利した場面が一旦は表示されるものの、復活演出によって大当りになる場合の一例を段階的に示す図である。 図28に示す例の続きを段階的に示す図である。 第三の演出の一例を段階的に示す図である。 透過部191の操作に応じて開始される予告演出の他の例を段階的に示す図である。 これまで説明した例とは異なる例を示す図である。 図32を用いて説明した例とは異なる例を示す図である。 擬似連を絡めた演出の一例を段階的に示す図である。 擬似連を絡めた他の演出の例を段階的に示す図である。 揺れ変動表示から大当り図柄が確定表示され、大当り遊技中に操作手段を絡めた演出が実行される一例を段階的に示す図である。 図36に示す例の続きを段階的に示す図である。 図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の例を示す図である。 第四の演出および第五の演出の一例を段階的に示す図である。 ボタンBを操作するタイミングが、図39に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。 ボタンA(第一のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の関係をさらに説明するための図である。 昇格演出の例を3つ示した図である。 昇格演出に関する他の例を2つ示した図である。 一般的なタイマ予告について説明するための図である。 ボタン操作に応じてタイマ予告表示Tが表示される場合がある例等を段階的に示す図である。 裏ボタン操作のタイミングと保留増加のタイミングとの関係を説明するための図である。 ボタン演出についての二つの例を段階的に示す図である。 タイマ予告表示Tを含めた表示の仕方の変形例を示す図である。 タイマ予告が、残時間のカウントダウンを伴う他の演出と重複した場合の例を示す図である。 タイマ予告の他の例を示す図である。 タイマ予告表示Tが装飾図柄表示装置208とは異なるデバイスに表示される例を示す図である。 保留アイコンのアニメーションが実行されている装飾図柄の変動表示の様子を段階的に示す図である。 図柄停止中における保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 図柄停止中に保留増加があった場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 図柄変動中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 図柄停止中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 入賞順変動を説明するための図である。 入賞順変動において保留が増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 入賞順変動において停止表示中に保留が増加して保留満タンになったときの例を示す図である。 表示されている保留アイコンの種類によって一斉変化演出が実行されなかったり、されたりする例を示す図である。 入賞順変動において保留満タンになった場合の一斉変化演出について説明する図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明に適用可能な他のパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 パチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 パチンコ機100の表示図柄の一例であって、(a)は特図1の停止表示図柄の一例を示し、(b)は特図2の停止表示図柄の一例を示し、(c)は装飾図柄の一例を示し、(d)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 特図1用および特図2用先読み結果記憶部の一例を示す図である。 当否判定用テーブルの内容について説明する図である。 特図決定用テーブルの内容について説明する図である。 パチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートであり、(d)は第1副制御部画像制御処理のフローチャートである。 パチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第2副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図77に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図78(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。 (a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。 (a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。 本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図82に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図83に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図84に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図85に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図94に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図95に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図96に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図97に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 図104に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。 図109に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図である。 予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 図125に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 図127に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例を示す概略説明図である。 実施形態に適用可能な保留アイコンによる先読み予告演出としての保留変化予告演出の一例について段階的に示す図である。 図139に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 図140に示される演出の変形例を示す図である。 図140に示される演出の別の変形例を示す図である。 本実施形態に適用可能なスーパーリーチ演出の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な図柄変動表示の一例について段階的に示す図である。 保留表示枠の拡張演出の他の一例について段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン消化演出の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 第一のチャンスボタンの操作に応じた演出の実行中に、第二のチャンスボタンが振動して発光する例を段階的に示す図である。 設定操作を説明するための図である。 第二のチャンスボタン137に関するアイコンが表示される演出例を段階的に示す図である。 第一のチャンスボタン136に関するアイコンが表示される演出例を段階的に示す図である。 図63に示すスロットマシンにおける第一の操作手段と第二の操作手段を用いた演出の例を段階的に示す図である。
以下、図面を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。
<全体構成>
まず、図1を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図3参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図3参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図4参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図1に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図1に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図3に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図1に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。
左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動体の一種である。
さらに、演出可動体として、ここでは不図示の家紋役物247(図14等参照)と、その家紋役物247と合体する一対の合体役物248(図22等参照)が用意されている。家紋役物247は第一の演出可動体、合体役物248は第二の演出可動体の一例に相当する。家紋役物247は、装飾図柄表示装置208よりも上方の初期位置に配置されている。家紋役物247は、動作を開始すると、初期位置から装飾図柄表示装置208よりも前側に落下してきて、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップする。一対の合体役物248は、装飾図柄表示装置208の左側と右側それぞれの初期位置に配置されている。合体役物248は、動作を開始すると、初期位置から装飾図柄表示装置208よりも前側に左右それぞれが進出してきて、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップする。一対の合体役物248は、左右それぞれから家紋役物247を挟み込み、家紋役物と合体する。家紋役物247にしても、一対の合体役物248にしても、それぞれの初期位置にある状態では、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップした状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動体(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、家紋役物247、合体役物248)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動体136,191,247,248の現在位置を検出するための各種可動体センサ424と、各種可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図1に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が装飾図柄表示装置208の制御を行い、第2副制御部500が各種の可動体136,191,247,248の制御を行っているが、第2副制御部500が装飾図柄表示装置208の制御を行い、第1副制御部400が各種の可動体136,191,247,248の制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図4では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図1に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図4では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図5(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図1に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図1に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図3(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図6(a)を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図6(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図6(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図1に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図4に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図4に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図1に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図5(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図5(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図1に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図3に示す装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図3に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208に大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図4に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図4に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図4に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図6(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図7を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、装飾図柄表示装置208における画像表示制御がステップS313で実行され、可動体制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動体136,191,247,248に関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図8(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図8を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動体制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動体制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動体(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、家紋役物247、合体役物248)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動体136,191,247,248それぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図8(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図1に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図9は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図9では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
また、図9に示す装飾図柄表示装置208では、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図9(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図9(b)に示す装飾図柄表示装置208には、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
また、図9に示す装飾図柄表示装置208では、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。
さらに、図9には、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図9には、装飾図柄表示装置208の右横に、チャンスボタン136も示されている。図9に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図9に示す装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図9(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図9(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図9(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図9(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図9(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図9(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図9に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図9(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図9(g)に示す装飾図柄表示装置208では、“CHANCE”という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図9(h)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、“CHANCE”というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図9(g)に示す“CHANCE”という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図9(f)から続く他の例を示す図9(g’)では、装飾図柄表示装置208に“残念”という表示がなされ、その後、同図(h’)に示すように、スーパーリーチには発展せずに、装飾図柄表示装置208には、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、“残念”という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
図10は、図1に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図1に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図10(a)には、図1に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図10(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図10(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図10(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図10(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図11は、図1に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図10を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。なお、ここで列挙した操作手段についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、以降の説明で透過部191として説明してる操作手段は、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段に置き換えることができる。
図11(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図11(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図11(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図11(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、装飾図柄表示装置208における表示データが「液晶」、家紋役物247や合体役物248における動作データが「可動体」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図12は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図12に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図12(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図12(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図12(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図12(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図13は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図13(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図13(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、ジャッジ演出が開始される。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ変動表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ変動表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図13(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ変動表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ変動表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図13(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図13(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、装飾図柄表示装置208では、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図13(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図13(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図13(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図13(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図13(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図13(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最
終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、
操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図13(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
図14は、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出に関する一例を段階的に示す図であり、図15は、図14に示す例の続きを段階的に示す図である。
先に図9に示すボタン演出の一例で説明した事項については、説明を省略する。図14の各図には、装飾図柄表示装置208の右横に、操作手段Aであるチャンスボタン136の他に、操作手段Bである透過部191も示されている。図14および図15に示す、操作手段Aであるチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、操作手段Bである透過部191もどの段階でも初期位置にある状態である。
図14(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図14(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図14(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図14(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図14(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
ここでも、図9と同じように、リーチ演出が開始されると、ボタン演出が開始される例を示す。ここでのボタン演出は、ジャッジ演出の一種であり、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出になる。なお、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類をジャッジする演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図14(d)に示すように、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、押下を促している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、その赤色に点灯し始めたチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「PUSH」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す表示である。以下、これら3つの画像136a,136b,136cと「PUSH」という文字表示を総称して、操作促進報知の初期位置表示136Xと称する。この初期位置表示136Xは、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a,136b,136cと「PUSH」という文字表示の全部を含んでいなくても、初期位置表示136Xとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない初期位置表示136Xであってもよい。
図14(e)は操作有効期間内であり、この図14(e)のタイミングで操作手段Aであるチャンスボタン136が操作される。チャンスボタン136は、操作されると、それまで赤色に点灯していたのが、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、装飾図柄表示装置208の前側には、家紋役物247が落下してくる(図14(f)参照)。家紋役物247は、中図柄表示領域208bを覆うとともに、変動アイコン表示領域208eの一部も覆っており、変動アイコンcの一部も覆われている。家紋役物247の落下は、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果の表れであり、図14(g)に示すように、装飾図柄表示装置208ではスーパーリーチ演出が開始され、背景画像が変化する。チャンスボタン136は操作有効期間内に操作されて以降、初期位置で消灯したままの状態となり、振動はしていない。
やがて、図14(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、背景画像が、襖の背景画像にさらに変化する。スーパーリーチ演出には、現在行われている図柄変動表示において、大当りの可能性が相対的に低い第一のスーパーリーチ演出(弱SPリーチ演出)と、大当りの可能性が相対的に高い第二のスーパーリーチ演出(強SPリーチ演出)とが用意されており、襖の背景画像は、弱SPリーチ演出の背景画像に相当する。この弱SPリーチ演出でも、ジャッジ演出が行われる。ここでのジャッジ演出は、大当りになるか否かをジャッジする演出であって、最終ジャッジ演出に相当し、襖が開いて中からお姫様のキャラクタが登場すれば、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのジャッジ結果の表れになる。図14(i)では、雲のようなエフェクト表示e1の表示がなされている。図14(j)の図ではわからないが、同図(j)では、雲のようなエフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきており、同図(k)では、エフェクト表示e1が消え、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、右上には「姫を救出しろ」という文字表示の表示がなされている。なお、この「姫を救出しろ」という文字表示は、図14(h)のタイミングから表示されていてもよい。同図(j)の説明の中で記した何かの陰は、操作促進報知の初期位置表示136Xの陰であったことになる。図14(i)および同図(j)のエフェクト表示e1は、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され始めた図14(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図14(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図14(l)は操作有効期間内であり、この図14(l)のタイミングで操作手段Aであるチャンスボタン136が再び操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図14(l)に続く図15(m)に示す装飾図柄表示装置208では、襖が開いたもの中には誰もおらず、ここでのジャッジ結果はハズレになる可能性が高いことになる。以上説明した最終ジャッジ演出の実行中も、操作手段Aであるチャンスボタン136は初期位置に位置し、振動はしていない。
なお、操作有効期間内に操作手段Aであるチャンスボタン136が操作されなくても、最終ジャッジのジャッジ結果を表示するようにしてもよく、また、チャンスボタン136は操作されずに、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、後述する第二のチャンスボタン137)が操作された場合であっても最終ジャッジ結果を表示するようにしてもよい(以下の例においても同じ。)。このことは、先のスーパーリーチへ発展するか否かをジャッジする演出でも同様であってもよいし、スーパーリーチへ発展するか否かをジャッジする演出に限ったことであってもよいし、大当りについての直接のジャッジとなる最終ジャッジ演出に限ったことであってもよい。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。図15(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が揺れ変動表示されている。
やがて、第1特図表示装置212で特図の図柄変動表示が終了し、確定表示されると、装飾図柄も確定表示され、図15(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が確定表示されている。
図16は、弱SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されて大当りする場合の一例を段階的に示す図であり、図17は、図16に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、図14および図15に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図16(d)でも、リーチ状態において、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出も、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする演出になる。ボタン演出が開始されると、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示される。
図16(e)に示すように、操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、この例でも、同図(f)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側に、家紋役物247が落下し、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果が報知される。
やがて、図16(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻るとともに背景画像が襖の背景画像にさらに変化し、弱SPリーチ演出が開始される。ここでも、図16(i)に示すように、雲のようなエフェクト表示e1の表示がなされ、同図(j)では、エフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきている。また、エフェクト表示e1の表示がなされた後、操作手段Aであるチャンスボタン136が初期位置から進出し始める。チャンスボタン136が進出し始めると、チャンスボタンランプ138が赤色に点灯し始めるとともに、チャンスボタン136自身が振動を始める。すなわち、チャンスボタン136は、振動しながら進出動作(突出動作)を実行する。なお、突出後に振動を開始してもよい。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置のちょうど中間の位置に到達し、その中間位置で停止する。また、図16(k)のタイミングで、エフェクト表示e1が消え、装飾図柄表示装置208の中央には、中間の位置まで進出した状態でチャンスボタンランプ138が赤色に点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a1と、矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a2,136b,136cを総称して、操作促進報知の中間位置表示136Yと称する。この中間位置表示136Yも、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a2,136b,136cの全部を含んでいなくても、中間位置表示136Yとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない中間位置表示136Yであってもよい。チャンスボタン136は、中間位置で停止した後も、振動を続け、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間がゼロになるか、チャンスボタン136が押し込み操作されるまで、振動を継続する。なお、チャンスボタン136の進出開始タイミングは、弱SPリーチ演出中であればいつでもよく、例えば、エフェクト表示e1の表示がなされる前であってもよいし、操作促進報知の中間位置表示136Yの表示と同時であってもよいし、そのさらに後であってもよい。なお、ここで列挙したチャンスボタン136の進出開始タイミングについての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。また、チャンスボタン136の進出動作完了(停止)のタイミングも、弱SPリーチ演出中であればいつでもよく、操作促進報知の中間位置表示136Yの表示と同時であってもよいし、その後であってもよい。また、チャンスボタン136の振動開始も、チャンスボタン136の進出開始と一致していなくてもよく、進出開始よりも前であってもよいし、後であってもよい。後である場合には、例えば、チャンスボタン136の進出動作完了(停止)と同時、あるいはその後に、振動を開始してもよい。さらに、チャンスボタン136は、少しでも押し込み操作されれば振動を終了してもよいし、初期位置まで押し込み操作されるまで、振動を継続してもよい。図16(i)および同図(j)のエフェクト表示e1も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の中間位置表示136Yが表示され始めた図16(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図16(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、チャンスボタン136が進出し始めた時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、チャンスボタン136が中間位置に到達した時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図16(l)は操作有効期間内であり、この図16(l)のタイミングで操作手段Aである、中間位置まで進出(突出)したチャンスボタン136が、初期位置まで押し込み操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図16(l)に続く図17(m)では、チャンスボタン136は初期位置にあり、振動もしておらず、装飾図柄表示装置208には、襖の奥にお姫様のキャラクタGCが表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。図17(m)に示す装飾図柄表示装置208におけるお姫様のキャラクタGCが登場する演出は、予告演出であって第二の演出の一例に相当する。すなわち、この演出(第二の演出)は、操作手段Aであるチャンスボタン136の操作に応じて開始される演出である。なお、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出(第二の演出)は、操作手段Aであるチャンスボタン136の操作が開始されると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が初期位置に戻ると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が初期位置に戻ると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が操作されたことを第一の条件に、他の第二の条件(例えば、弱SPリーチ演出開始後第一の時間経過)を満足すると開始されてもよい。
なお、チャンスボタン136の操作に応じて開始される演出(第二の演出)としては、液晶表示や、LEDの点灯あるいは点滅であってもよい。また、第二の演出は、複数種類の演出のうちのN(複数)個の演出を含む演出であってもよく、第二の演出が開始される前に、チャンスボタン136が振動する場合があるように構成されていてもよいし、チャンスボタン136が必ず振動するように構成されていてもよい。
なお、この例では、チャンスボタン136が進出しているが、初期位置に留まって振動する態様であってもよく、チャンスボタン136を、後述する第二のチャンスボタン137に置き換えてもよい。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図17(n)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が揺れ変動表示され、次いで、図17(o)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。なお、揺れ変動表示から確定表示まで、図15に示す例では、無模様の背景画面であったが、大当りする場合には、殿様達が集まっている背景画面になっている。また、大当りする場合には、揺れ変動表示中に、大当りの種類の昇格演出(例えば、確変無し大当りから確変付き大当りへの昇格演出)を行ってもよい(以下においても同じ。)。
図18は、図16及び図17に示す例とは異なる例を示す図である。
図18における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図16及び図17における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図16および図17に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図18に示す例は、ある演出(図16(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図18(i)に示す装飾図柄表示装置208には、エフェクト表示e1の表示がなされ、同図(j)では、エフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきている。また、この例でも、エフェクト表示e1の表示がなされた後、操作手段Aであるチャンスボタン136が初期位置から赤色に点灯するとともに振動しながら進出し始める。図18に示す例では、チャンスボタン136は最大進出位置まで進出し、最大進出位置で停止する。なお、最大進出位置まで進出した後、初期位置に向けて第一の量だけ戻ってから停止してもよい。図18(k)に示す装飾図柄表示装置208の中央には、最大進出位置まで進出した状態でチャンスボタンランプ138が赤色に点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a2と、矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a2,136b,136cを総称して、操作促進報知の最大進出位置表示136Zと称する。この最大進出位置表示136Zも、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a2,136b,136cの全部を含んでいなくても、最大進出位置表示136Zとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない最大進出位置表示136Zであってもよい。
この操作促進報知の最大進出位置表示136Zは、ボタン画像136a2が大きいため、「姫を救出しろ」という文字表示の一部を隠してしまっている。チャンスボタン136が最大進出位置表示136Zまで進出していることで、中間位置までしか進出しなかった場合や、全く進出せずに初期位置に留まっている場合に比べて、大当りの期待度が高い。
図18(l)は操作有効期間内であり、この図18(l)のタイミングで操作手段Aである、最大進出位置まで進出(突出)したチャンスボタン136が、初期位置まで押し込み操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図18(m)に示す装飾図柄表示装置208には、襖の奥にお姫様のキャラクタGCが表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。また、図18(m)では、チャンスボタン136は初期位置で振動を継続している。すなわち、この例では、最大進出位置で振動していたチャンスボタン136は、押し込み操作の最中にも、初期位置に戻ってからも振動しており、振動が継続している。ただし、チャンスボタン136の振動は、押し込み操作を契機に一旦中断してもよい。例えば、チャンスボタン136は、少しでも押し込み操作されれば振動を一旦中断し、初期位置に戻ってから振動を再開してもよいし、初期位置に戻ると同時に振動を一旦中断し、その後、振動を再開してもよい。また、チャンスボタン136が進出(突出)していたか否かに関係なく、またチャンスボタン136の進出量に関係なく、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出の実行中の少なくとも一部の期間(全期間であってもよいし、最初等の一部期間だけであってもよい)において、チャンスボタン136が振動する。以上説明した図18に示す例では、第二の演出の一例に相当する、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出において、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動する。
なお、この例でも、チャンスボタン136が進出しているが、初期位置に留まって振動する態様であってもよく、チャンスボタン136を、後述する第二のチャンスボタン137に置き換えてもよい。
また、予告演出におけるお姫様のキャラクタGCの表示態様が、大当りの種類や確変付き大当りの期待度に応じて変化してもよい。例えば、確変付き大当りの期待度が高い場合には、扇子を広げて踊っている表示態様(第二の表示態様)であってもよい。
図19は、強SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されながらも、ハズレになってしまう場合の一例を段階的に示す図であり、図20は、図19に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、これまで説明した例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図19(d)でも、リーチ状態において、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出も、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする演出になる。ボタン演出が開始されると、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示される。
図19(e)に示すように、操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、この例でも、同図(f)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側に、家紋役物247が落下し、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果が報知される。
やがて、図19(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、背景画像が、主人公の殿様と敵役との決闘場面に変化する。この決闘場面の背景画像は、強SPリーチ演出の背景画像に相当する。強SPリーチ演出でも、大当りになるか否かの最終ジャッジ演出が行われ、主人公の殿様が勝てば、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのジャッジ結果の表れになる。図19(i)に示すように、殿様と敵役とが斬り合った表示に、閃光のようなエフェクト表示e2がオーバーラップする。なお、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされた後であっても、操作手段Aであるチャンスボタン136は初期位置に位置したままである。図19(k)では、エフェクト表示e2が消え、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、チャンスボタンランプ138は初期位置で赤色に点灯し始める。ただし、チャンスボタン136は振動はしていない。図19(i)および同図(j)のエフェクト表示e2も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され始めた図19(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図19(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図19(l)は操作有効期間内であり、この図19(l)のタイミングで、初期位置にあるチャンスボタン136(操作手段A)が押され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図20(m)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役が勝利した場面が表示されており、ここでのジャッジ結果はハズレになる可能性が高いことになる。なお、図20(m)に示すチャンスボタン136は初期位置で消灯した状態にあり、振動もしていない。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図20(n)に示すように、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が無模様の背景画面で揺れ変動表示され、次いで、図20(o)に示すように、ハズレの組合せである「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が確定表示され、ハズレになる。
図21は、強SPリーチ演出を経て、操作手段B(透過部191)を絡めた演出が実行され、大当りになる場合の一例を段階的に示す図であり、図22は、図21に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、図19および図20に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出(図21(d)〜同図(g))を経て、図21(h)では、強SPリーチ演出が開始され、装飾図柄表示装置208には、決闘場面の背景画像が表示される。次いで、図21(i)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。
図21では、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示e2の表示が開始されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。一方、図21(j)に示すように、操作手段Bである透過部191は、初期位置から前方に回動し、遊技者側に倒れ込んでくる。なお、エフェクト表示e2の表示と同時に透過部191が前方に回動してもよいし、エフェクト表示e2の表示の前に透過部191が前方に回動してもよいし。図21(k)のタイミングで、エフェクト表示e2が消え、装飾図柄表示装置208の中央には、透過部191が前方に回動したパチンコ機100を模した透過部回動画像191aと、透過部191を押し込むことを示唆する矢印の表示191bおよび「押しこめ」という文字表示と、透過部191の操作を受付ける残期間を表す残期間メータ表示191cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像191a,191b,191cと「押しこめ」という文字表示を総称して、操作促進報知の透過部表示191Xと称する。この透過部表示191Xは、第一の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像191a,191b,191cと「押しこめ」という文字表示の全部を含んでいなくても、透過部表示191Xとしてもよい。例えば、残期間メータ表示191cが含まれていない透過部表示191Xであってもよい。なお、透過部表示191Xの表示と同時に透過部191が前方に回動してもよいし、透過部表示191Xが表示された後で透過部191が前方に回動してもよい。透過部表示191Xが表示されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。また、前方に回動した透過部191も振動していないが、振動させてもよい。図21(i)および同図(j)のエフェクト表示e2も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の透過部表示191Xが表示され始めた図21(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、エフェクト表示e2が開始され始めた時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、透過部191が前方に回動した時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図21(l)は操作有効期間内であり、この図21(l)のタイミングで操作手段Bである透過部191が初期位置まで押し込み操作される。この例では、透過部191が初期位置まで押し込まれると、図21(l)に続く図22(m)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が再度落下してくるとともに、背景画像が変化する。さらに、左右から一対の合体役物248が、家紋役物247に向けて進出し、図22(n)に示すように、一対の合体役物248は、左右それぞれから家紋役物247を挟み込み、家紋役物と合体する。操作手段Bである透過部191が前方に回動したこと自体が、大当りになることを示唆する演出であってもよいし、家紋役物247が落下したことが大当りになることを示唆する演出であってもよいし、さらに一対の合体役物248が家紋役物247に合体することが大当りになることを示唆する演出であってもよい。なお、ここで列挙した大当りになることを示唆する演出についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。その後、まず、一対の合体役物248が初期位置に戻り(図22(o)、次いで、家紋役物247が初期位置に戻り(図22(p))、装飾図柄表示装置208の表示画面を遮るものがなくなった状態で、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図22(q)に示す装飾図柄表示装置208には、殿様が勝利した場面が表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示されたこの場面では、左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示は、図22(q)では依然としてリーチ状態であるが、装飾図柄の大当りの組合せ(例えば、「333」)になっていてもよい。すなわち、最終ジャッジ結果の表示とともに、装飾図柄の大当りの組合せが小さく表示されており、その後、装飾図柄の大当りの組合せが大きく表示される態様であってもよい。
なお、図22(q)に示すチャンスボタン136は初期位置で消灯した状態にあり、振動もしていない。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図22(r)に示すように、殿様達が集まっている背景画面で「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が揺れ変動表示され、次いで、図22(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。
以上説明した図21および図22に示す例では、最終ジャッジ演出の開始前に家紋役物247(第一の演出可動体)が動作を行い(図21(f)〜同図(g))、最終ジャッジ演出でも家紋役物247が動作を行う(図22(m)〜同図(o))例であったが、最終ジャッジ演出の開始前には家紋役物247の動作は行われず、最終ジャッジ演出でのみ動作が行われるようにしてもよい。
なお、この例では、透過部191を操作する場面(図21(j)〜同図(l))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図23は、操作手段Bである透過部191の操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動を開始する一例を段階に示す図である。図23における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21及び図22における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図21および図22に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図23に示す例は、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図23(k)に示す操作促進報知の透過部表示191Xが表示された後、すなわち、最終ジャッジ演出が開始された後、同図(l)に示すように透過部191を初期位置まで押し込むと、チャンスボタン136を操作しなくても、チャンスボタン136が勝手に振動を開始する(図23(m)参照)。この例では、最終ジャッジ演出の開始と同時にチャンスボタン136も振動を開始し、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される前にチャンスボタン136は振動を終了する(図23(p)参照)。すなわち、チャンスボタン136の振動は、最終ジャッジ演出の実行期間の一部である、図23(m)〜同図(p)の期間に限って実行され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される図23(q)のタイミングでは、振動しておらず、ジャッジ結果に注目させることができる場合がある。ただし、チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出が終了するまで振動を継続するようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の振動は常に、最終ジャッジ演出の実行期間の全期間になる。また、チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出が終了しても引き続き振動を継続してもよく、最終ジャッジ演出終了後に振動が継続している状態で、装飾図柄表示装置208に操作促進報知の初期位置表示136Xを表示してもよいし、表示しなくてもよい。
なお、図23に示す例では、最終ジャッジ演出の一環として、チャンスボタン136が振動していると見ることもできる。
以上説明した図23に示す例では、図23(m)〜同図(q)の最終ジャッジ演出が、第一の演出の一例に相当し、透過部191の操作に応じて開始される予告演出である。
図23に示す例では、振動するチャンスボタン136が操作されることはなかったが、最終ジャッジ演出の実行中に振動しているチャンスボタン136が操作されると、最終ジャッジ演出は継続され、その操作に応じて、まずは家紋役物247や合体役物248が初期位置に戻り、次いで、ジャッジ結果が表示される。したがって、チャンスボタン136を操作するタイミングが早ければ早いほど、ジャッジ結果を早く見ることができる。なお、振動しているチャンスボタン136が操作された場合、同じジャッジ演出である図17(m)や図18(m)に示す演出が開始されることはない。すなわち、図23を用いて説明した最終ジャッジ演出(第一の演出)の実行中においてチャンスボタン136(第二の操作手段)が振動している状態でチャンスボタン136の操作をしても図17(m)や図18(m)に示す演出(第二の演出)は開始されない。また、図17(m)や図18(m)に示す演出(第二の演出)は、図23を用いて説明した最終ジャッジ演出(第一の演出)と同時に実行されないように構成されている演出である。
図24は、操作手段Bである透過部191を操作した後、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作した一例を段階に示す図である。図24における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21及び図22における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図23に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図24に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図24に示す例では、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されると、比較的早いタイミングで、透過部191が押し込み操作される(図24(l))。すなわち、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが1/5程度減ったタイミングで透過部191が押し込み操作される。
この例では、透過部191を初期位置まで押し込んだ後に、今度は、操作手段Aに相当するチャンスボタン136を押下する。すると、チャンスボタン136が振動し始める。チャンスボタン136は、間接的には、透過部191の操作に応じて振動を開始し、直接的には、押下操作に応じて振動を開始する。また、チャンスボタン136は、押下されている間、振動を継続するが、振動し始めてから、予め定められている振動最長時間を経過すると、押下されていても振動することを終了する。図24に示す例では、最終ジャッジ演出が終了し、揺れ変動表示が開始されても、チャンスボタン136は振動を継続している(図24(r1)参照)が、揺れ変動表示が開始されてしばらくすると、振動最長時間に達し、押下されていても振動することを終了している(図24(r2)参照)。振動最長時間は、図24(m)〜同図(r1)の6コマ分に相当する。揺れ変動表示は、その後もしばらく続き(図24(r3)〜同図(r4))、チャンスボタン136が振動しなくなってから第一の時間(図24(r2)〜同図(r4)の3コマ分に相当する時間)継続してから、図24(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。以上説明したように、図24に示す例では、揺れ変動表示は、図24(r1)〜同図(r4)の4コマ分に相当する期間にわたって実行されている。
なお、図24における例では、操作手段Bである透過部191の操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されると、家紋役物247が落下してくる。また、最終ジャッジ演出が開始されると、チャンスボタン136の押下に応じてチャンスボタン136が振動する。
以上説明した図24に示す例では、図24(m)〜同図(q)の最終ジャッジ演出が、第一の演出の一例に相当する。
図25は、操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが、図24に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。図25における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21及び図22における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図24に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図25に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図25に示す例では、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが2/5程度減ったタイミングで透過部191が押し込み操作される。すなわち、図24に示す例よりも1コマ分遅れて透過部191が操作される(図25(l2)参照)。この結果、図24に示す例に比べて、最終ジャッジ演出の開始が1コマ分遅れるとともに、チャンスボタン136の振動期間も後ろにズレ、予め定められている上記振動最長時間が経過するタイミングも1コマ後ろにズレる。図25に示す例では、振動最長時間は、図25(m)〜同図(r1)の6コマ分に相当し、チャンスボタン136は同図(r1)のタイミングで振動を終了する。揺れ変動表示は、チャンスボタン136が振動しなくなってから第二の時間(図25(r2)〜同図(r3)の2コマ分に相当する時間)継続してから、図25(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。以上説明したように、揺れ変動表示は、図24に示す例では4コマ分に相当する期間であったのに対して、この図25に示す例では、図25(r1)〜同図(r3)の3コマ分に相当する期間にわたって実行されており、揺れ変動表示の実行期間が、操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが遅れた分だけ短くなっている。
図26は、操作手段Bである透過部191が、筐体が振動することによって振動する例を示す図である。図26における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図24における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図24に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図26に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。この例では、図26(k)に示すように、操作手段Bである透過部191が初期位置(第一の位置)から前方に回動した第二の位置(前方傾斜位置)で振動している。透過部191は、透過部191自身が振動しなくても、透過部191が直接あるいは間接的に取り付けられた筐体が振動することによって、振動する。ここにいう筐体とは、本体104(内枠)であったり、透過部ユニット190が設けられた前面枠扉106であったりする。この例では、図26(k)に示す操作促進報知の透過部表示191Xの他、透過部191の振動によっても、透過部191の操作を促すことがき、図26(l)では、振動する透過部191が初期位置まで押し込まれる。透過部191が初期位置まで押し込まれると、筐体の振動は終了し、今度は、操作手段Aであるチャンスボタン136が押下されると、チャンスボタン136が振動し始める。
なお、筐体の振動、引いては透過部191の振動は、透過部191が初期位置から前方傾斜位置に到達すると開始してもよいし、透過部191が初期位置から前方に回動し始めた時点から開始してもよいし、透過部191が前方傾斜位置に到達した後、第一の時間が経過しても透過部191が操作されない場合に開始してもよい。また、筐体の振動、引いては透過部191の振動は、透過部191が初期位置まで押し込まれると終了する他、前方傾斜位置から少しでも押し込まれると終了してもよいし、初期位置に押し込まれても、振動を開始してから、あるいは初期位置に戻ってから第一の振動期間は振動を続け、チャンスボタン136とともに振動する期間があってもよい。
また、この例の透過部191と同じく、操作手段Aであるチャンスボタン136も、チャンスボタン136自身が振動しなくても、例えば、チャンスボタン136が直接あるいは間接的に取り付けられた筐体(例えば、球貯留皿付扉108)が振動することによって、振動するようにしてもよい。
さらに、透過部191自身が前後方向あるいは横方向に振動する構成であってもよい。
以上説明した、図23(m)〜同図(q)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出の態様は、これより先に説明した図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出の態様と異なる。演出の態様が異なるとは、背景画面が異なっていたり、登場するキャラクタが異なっていたり、表示される文字の色が異なっていたりすることを意味する。
また、図23〜図26に示すいずれの例も、透過部191を操作する例であったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作する例であってもよい。
図27は、透過部191自身が前後方向に回動し強振動する例を示す図である。この図27には、左側と右側にそれぞれ別の例が示されている。
まず、図27の左側の例について説明する。この左側に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図27(ア)の状態は、図19(k)の状態と同じであり、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、チャンスボタンランプ138は初期位置で赤色に点灯し始める。
図27(イ)は操作有効期間内であり、この図27(イ)のタイミングで、初期位置にあるチャンスボタン136(操作手段A)が押される。ここでは、図19に示す例と異なり、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が即座に表示されず、図24(m)等と同じように、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が落下してくるとともに、背景画像が変化する。さらに、この例では、家紋役物247の落下とともに、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動する(図27(ウ)参照)。次いで、図27(エ)に示すように、左右から進出してきた一対の合体役物248によって家紋役物247が挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体するとともに、透過部191が前方傾斜位置から初期位置に戻る。続いて、図27(オ)に示すように、一対の合体役物248が初期位置に戻り家紋役物247が残った状態で、透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで再び回動する。さらに、図27(カ)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、透過部191が前方傾斜位置から初期位置に再び戻る。
以上説明したように、図27の左側の例では、最終ジャッジ演出が開始されると同時に、操作手段Bである透過部191が、初期位置と前方傾斜位置との間で回動を繰り返す強振動を行う。この強振動は、最終ジャッジ演出の一環として行われていると見ることもできるし、最終ジャッジ演出とは別の演出と見ることもできる。
次に、図27の右側の例について説明する。この右側に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図27(あ)の状態は、図24(k)の状態と同じであり、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動している。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図27(い)は透過部191の操作有効期間内であるが、この図27(い)では、透過部191ではなく、初期位置で消灯したままのチャンスボタン136が操作される。
チャンスボタン136が操作された場合であっても、図27の左側の、透過部191が操作された例と同じく、最終ジャッジ演出が実行されるとともに、透過部191が初期位置と前方傾斜位置との間で回動を繰り返す強振動を行う。すなわち、透過部191は、図27(う)では前方傾斜位置から初期位置まで戻り、同図(え)では初期位置から前方傾斜位置まで回動し、同図(お)では前方傾斜位置から初期位置まで再び戻り、同図(か)では初期位置から前方傾斜位置まで再び回動する。したがって、チャンスボタン136はいわゆる裏ボタンであったことになる。ただし、図27(い)に示すチャンスボタン136の操作後に、チャンスボタン136は振動することなく、初期位置で消灯したままである。
図28は、強SPリーチ演出を経て、敵役が勝利した場面が一旦は表示されるものの、復活演出によって大当りになる場合の一例を段階的に示す図であり、図29は、図28に示す例の続きを段階的に示す図である。
図28に示す例は、図21に示す例と同じであり、スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出(図28(d)〜同図(g))を経て、図28(h)では、強SPリーチ演出が開始され、同図(i)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。
図28(j)でも、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示e2の表示がなされている状態で、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動し、図28(k)のタイミングで、エフェクト表示e2が消え、装飾図柄表示装置208の中央には操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、透過部191は前方傾斜位置に位置したままである。
図28(l)では、透過部191が押し込み操作される。図28(l)に続く図29(α)では、最終ジャッジ演出のジャッジ結果と思われる、図20(m)と同様な敵役が勝利した場面が装飾図柄表示装置208に表示され、次いで、図29(β)に示すように、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」のハズレの組合せの揺れ変動表示が一旦開始される。
ところが、図29(γ)に示す装飾図柄表示装置208では、復活演出が開始される際の前兆表示がなされ、図29(m)から同図(p)まで復活演出が実行される。ここでの復活演出は、図22(m)から同図(p)に示す最終ジャッジ演出と同じ演出であり、装飾図柄表示装置208の手前には、家紋役物247と一対の合体役物248が登場する。
復活演出が終了すると、図29(r)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」の大当りの組合せの揺れ変動表示が即座に開始され、同図(s)に示す装飾図柄表示装置208では、そのまま「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」の大当りの組合せが確定表示される。
以上説明した例では、最終ジャッジ演出のジャッジ結果と思われていた、図29(α)の装飾図柄表示装置208に表示された決闘結果の表示は、偽の表示であったことになる。また、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作手段Bである透過部191も振動しないが、真であろうが偽であろうが、決闘結果の表示(最終ジャッジ演出のジャッジ結果の表示)が表示されるタイミングや、その後のタイミングで、大当りになることが確定である場合には、チャンスボタン136または/および透過部191が振動するようになっていれば、上級者には、大当りになることが確定であることを伝えることができ、遊技の興趣が向上する場合がある。すなわち、チャンスボタン136または/および透過部191の振動を利用して、最終ジャッジ演出のジャッジ結果(真の結果)を報知するようにしてもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図28(j)〜同図(l))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図30は、第三の演出の一例を段階的に示す図である。図30における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図14等における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。
図30(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されており、この例でも、リーチ演出が開始されると、ボタン演出の一種である操作を絡めた演出が開始される。ここでの操作を絡めた演出も、ジャッジ演出の一種であり、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出になる。図30(d)では、操作を絡めた演出として、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動し、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191X’が表示されている。なお、同図(d)に示す透過部表示191X’は、これまで説明してきた透過部表示191Xと若干異なるが、同じ機能を持った表示である。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままである。
図30(e)に示すように、透過部191の操作有効期間内に、透過部191が押し込み操作され、同図(f)では、装飾図柄表示装置208の前側には、家紋役物247が落下してくる。また、図14(f)等では無模様の背景画像であったのに対し、図30(f)に示す装飾図柄表示装置208には、影付きのエフェクト表示e3が表示されている。なお、エフェクト表示e3の一部は、家紋役物247によって隠されている。ここでも、家紋役物247の落下は、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果の表れであり、この後、スーパーリーチへ発展する。以上説明した図30(f)の演出が、第三の演出の一例に相当し、透過部191の操作に応じて開始される予告演出である。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図30(d)〜同図(e))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図31は、透過部191の操作に応じて開始される予告演出の他の例を段階的に示す図である。図31における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。
この図31に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(f)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出が図31(g)で終わり、同図(h’)からはスーパーリーチ演出が開始される。このスーパーリーチ演出は、これまで説明した強SPリーチ演出とも弱SPリーチ演出とも異なる演出であり、演出抽選によって選択された演出になる。ただし、図21(j)〜同図(k)に示す前方傾斜位置まで回動した透過部191を、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが、1/2以上残っているタイミングで操作した場合には図23に示す最終ジャッジ演出が実行され、1/2未満しか残っていないタイミングで操作した場合にはこの図31に示す最終ジャッジ演出が実行されるようにしてもよい。すなわち、操作手段Bである透過部191の操作に応じて、図23に示す最終ジャッジ演出および図31に示す最終ジャッジ演出のうちのいずれか一方の演出が開始されるように構成されていてもよい。
図31(h’)の装飾図柄表示装置208には、主人公の殿様が悪商人を追いかけている背景画像が表示され、同図(i’)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。エフェクト表示e2の表示が開始されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。一方、図31(j’)に示すように、操作手段Bである透過部191は、初期位置から前方傾斜位置まで回動しており、図31(k’)のタイミングで、エフェクト表示e2に代わって、操作促進報知の透過部表示191Xが表示される。図31(l’)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作される。
透過部191の押し込み操作に応じて、第三の演出の一例に相当する最終ジャッジ演出が開始され、図31(m’)では、図22(m)に示す背景画像とは異なる、城下町の町並みの背景画像が表示されるとともに、図22(m)と同じく、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が落下してくる。次いで、図31(n’)に示すように、城下町の町並みの背景画像の前で、左右から進出してきた一対の合体役物248によって家紋役物247が挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体する。続いて、図31(o’)に示すように、一対の合体役物248が初期位置に戻り、城下町の町並みの背景画像の前に家紋役物247が残った状態になり、さらに、図31(p’)に示すように、城下町の町並みの背景画像が表示された装飾図柄表示装置208の前から家紋役物247が初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208の表示画面を遮るものがなくなった状態で、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図31(q’)に示す装飾図柄表示装置208には、殿様が悪商人を捕まえた場面が表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。第三の演出の一例に相当する、図31(m’)〜同図(q’)の最終ジャッジ演出の実行期間中、チャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままである。図31(m’)〜同図(q’)の最終ジャッジ演出の態様は、図23(m)〜同図(q)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出の態様とは異なり、これらの最終ジャッジ演出と同時に実行されることはない。また、図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出の態様とも異なり、このジャッジ演出と同時に実行されることもない。
また、図31(m’)〜同図(q’)では、初期位置で消灯したままのチャンスボタン136を操作しているが、ここでの操作は受け付けられず、ここでのチャンスボタン136は、いわゆる裏ボタンでもないことになる。なお、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、後述する第二のチャンスボタン137)がいわゆる裏ボタンであってもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図31(j’)〜同図(l’))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図32は、これまで説明した例とは異なる例を示す図である。この図32には、左側と右側にそれぞれ別の例が示されている。
まず、図32の左側の例について説明する。この左側に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。この例では、チャンスボタン136の近傍にLEDランプ139が設けられている。このLEDランプ139は、チャンスボタンランプ138とは別の発光手段である。
図32(ア)は、図24(k)等と同じく、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示され、操作手段Bである透過部191は前方傾斜位置まで回動している。また、図32(ア)では、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、このチャンスボタン136を操作している。この状態でチャンスボタン136が操作されても、チャンスボタン136が振動することもなく、チャンスボタンランプ138も点灯や点滅することはないが、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅する。また、チャンスボタン136が操作されても、最終ジャッジ演出が実行されることもない。
図32(イ)では、透過部191の押し込み操作に応じて、最終ジャッジ演出が開始され、装飾図柄表示装置208の前側に家紋役物247が落下してくるとともに、装飾図柄表示装置208の背景画像が変化する。透過部191の押し込み操作が行われる直前まで、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、透過部191の押し込み操作が行われた後は、チャンスボタン136は操作されると振動を開始する。チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出の実行期間中、継続して振動していてもよいし、最終ジャッジ演出の実行期間中、押下されている間に限って振動してもよい。また、チャンスボタン136の振動は、最終ジャッジ演出の終了と同時に終了してもよいし、最終ジャッジ演出の終了よりも前に終了してもよい。チャンスボタン136が振動を開始しても、チャンスボタンランプ138は依然として消灯したままである。一方、チャンスボタン136は操作されると、ここでも、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅する。なお、LEDランプ139の点灯あるいは点滅は、図32(ア)から継続していてもよい。
図32(ウ)では、最終ジャッジ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、揺れ変動表示が表示されている。最終ジャッジ演出が終了した後に、チャンスボタンランプ138が操作されても、チャンスボタンランプ138は振動することはない。しなしながら、ここでも、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅している。なお、LEDランプ139の点灯あるいは点滅は、図32(イ)から継続していてもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図32(ア))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
次に、図32の右側の例について説明する。この右側に示す例では、図32(A)に示すように、操作促進報知の初期位置表示136Xに代えて、赤色に点灯するとともに振動しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a3を含んだ初期位置表示136X’が表示されている。また、実物のチャンスボタン136も赤色に点灯するとともに振動している。なお、振動していないチャンスボタン136を模したボタン画像136aが表示されていても、実物のチャンスボタン136は振動していることがある。
図33は、図32を用いて説明した例とは異なる例を示す図である。この図33には、左側に4つの例が示され、右側にも一つの例が示されている。左側の上二つに示す例(図33(a)の例と、同図(A)に示す例)も、ある演出(図21(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。
まず一つ目の例である図33(a)では、操作手段Bである透過部191は初期位置に位置しているが、装飾図柄表示装置208では、決闘場面の背景画像が表示され、左下には、透過部191が前方に回動したパチンコ機100を模した透過部回動画像191aが表示されている。また、透過部191のことを指すガラスボタンが待機中であることを表す文字表示もなされている。これらの透過部回動画像191aと待機中の文字表示は、この後、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで回動することの予告表示になる。この予告表示がなされると、その後、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで必ず回動する。
二つ目の例である図33(A)では、同図(a)と同じく決闘場面の背景画像が表示され装飾図柄表示装置208の左下に、デジタル表示による残期間表示がなされている。ここでは、残期間が19.89秒であることが表示されている。この残期間表示も、透過部191が前方傾斜位置まで回動することの予告表示であり、この残期間表示による残期間が0.00秒になると、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで必ず回動する。
三つ目の例である図33(ア)では、装飾図柄表示装置208が第一表示手段に相当し、その第一表示手段とは別の第二表示手段209も設けられている。この第二表示手段209は、第一表示手段である装飾図柄表示装置208よりも表示画面が小さく、装飾図柄表示装置208よりも前側で可動する液晶表示装置である。第二表示手段209の初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方の位置であるが、その初期位置から上昇可能である。最終ジャッジ演出等のボタン演出で、操作手段Bである透過部191を操作すると、家紋役物247や一対の合体役物248といった可動役物が動作するとともに、この第二表示手段209が初期位置から上昇し、第二表示手段209は少なくとも一部が、装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップする。なお、第二表示手段209は、全部が装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップしてもよいし、一部しか装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップしない場合があってもよい。第二表示手段209が動作している期間、あるいは動作終了後に、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動してもよいし、透過部191が振動してもよい。あるいは、第二表示手段209がタッチパネルであり、第三の操作手段の一例に相当する場合があってもよく、この場合には、第二表示手段209は、装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップした状態で、振動してもよい。
四つ目の例である図33(あ)も、同図(ア)で示した第二表示手段209と同じ液晶表示装置を備えた例である。この図33(あ)に示す第二表示手段209は、ボタン画像Bのストック表示を行うことができ、ここでは6個のボタン画像Bが表示されている。一つのボタン画像Bは、一回のボタン演出が実行されることを表し、図33(あ)に示す例では、3個目のボタン画像Bに対応したボタン演出で最終ジャッジ演出が行われ、残り3個のボタン画像Bに対応したボタン演出は、大当り遊技中に実行される。大当り遊技中の3回のボタン演出としては、例えば、大当りラウンド数の3回の昇格演出であってもよい。また、6個のボタン画像Bに対応したボタン演出としては、6回のカットイン演出それぞれでボタン操作を促してもよい。
なお、第二表示手段209に、ボタン画像Bに代えて保留アイコンを表示させ、保留アイコンの表示態様をボタン画像Bの表示態様にして、ボタン操作によってボタン画像Bの表示態様から先読み予告の信頼度に応じた表示態様に変化させてもよい。この際にも、ボタン操作を受ける操作手段(例えば、チャンスボタン136や透過部191)を振動させてもよい。
図33の右側に示された例では、チャンスボタン136の長押し操作を絡めた演出が実行される。すなわち、図33(α)に示す装飾図柄表示装置208には、消灯した状態のチャンスボタン136を模したボタン画像136a4と、チャンスボタン136の長押し操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「長押しでメータを貯めろ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a4,136b,136cと「長押しでメータを貯めろ」という文字表示を総称して、操作促進報知の長押し表示136Lと称する。なお、上記3つの画像136a4,136b,136cと「長押しでメータを貯めろ」という文字表示の全部を含んでいなくても、長押し表示136Lとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない長押し表示136Lであってもよい。加えて、装飾図柄表示装置208の左下には、レベル表示L1も表示されている。このレベル表示L1は、チャンスボタン136の長押し時間に応じてレベルアップする表示であり、図33(α)に示すレベル表示L1は0レベルである。
その後、チャンスボタン136が操作され、操作有効期間の残期間がなくなる前にレベル表示L1は満タンレベルに達し、レベル表示L1は満タンレベルに達したことに応じて、ボタン演出が開始され、ここでは不図示の、操作手段Bである透過部191が、前方傾斜位置まで回動し、図33(β)に示すように装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されている。チャンスボタン136の操作は、本来、長押し操作が求められているが、ここでは、長押しとまで言えない短い期間の押下をゆっくりと繰り返す操作(単押し)であっても、長押し操作と扱ったり、短い期間の押下を素早く繰り返す、いわゆる連打操作であっても、長押し操作と扱ったりする。なお、連打操作が求められている場合でも、長押し操作や単押し操作でも連打操作と扱ったりしてもよい(以降の例においても同じ)。そして、図示省略したが、操作有効期間内に透過部191を押し込み操作すると、ジャッジ演出が開始される。
続いて、いわゆる擬似連を絡めた演出について説明する。擬似連を絡めた演出についても、第1副制御部400における実行可否抽選によって「実行する」に当選した場合に実行される。特図の図柄変動表示に応じて装飾図柄表示装置208では装飾図柄が変動表示されるが、擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、装飾図柄表示装置208における図柄表示領域208a〜208cの一部又は総てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止(装飾図柄の更新を停止しているが確定はしていない状態であって、揺り動かすなどの状態としていてもよい)させた後に、総ての装飾図柄を再度、変動表示させる再変動表示を1又は複数回実行する。例えば、中図柄表示領域208bでは装飾図柄の更新(変動表示)が行われている状態で、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cにおいては装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよいし、総ての図柄表示領域208a〜208cで装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよい。なお、仮停止が行われると、装飾図柄以外の図柄や絵柄が仮停止することもある。この擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、再変動表示を何回実行するかについても、第1副制御部400における抽選によって決定される。擬似連演出は、現在行われている特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する、当該変動の大当たり予告演出(いわゆる通常予告演出)であってもよいし、現在行われている特図の図柄変動表示でスーパーリーチに発展することを予告するリーチ予告演出であってもよい。あるいは、現在行われている特図の図柄変動表示よりも後に開始される特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する先読み予告演出であってもよい。いずれの予告演出であっても、再変動表示の回数が多くなればなるほど、期待度(予告の信頼度)が上昇し、熱い演出になる。なお、第一の回数(例えば、4回)再変動表示が行われた場合には、大当り確定やスーパーリーチ確定にしてもよい。また、先読み予告演出の場合には、予告対象となる特図の図柄変動表の開始に近づくにつれて、再変動表示の回数が多くなる、ステップアップ予告が組み込まれることがある。例えば、3回後の特図の図柄変動表を予告対象にする場合には、1回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では1回の再変動表示が行われ、2回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では2回の再変動表示が行われ、3回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では3回の再変動表示が行われ、予告対象となる特図の図柄変動表における擬似連演出では4回の再変動表示が行われる。
擬似連演出では、第一の擬似連報知が、仮停止と同時に開始される。ここにいう第一の擬似連報知は、擬似連演出が開始されること、あるいは擬似連演出が継続することを報知するものである。例えば、装飾図柄表示装置208において仮停止した図柄の組合せのうちのいずれかの一又は複数の図柄あるいは全図柄(以下、「擬似連図柄」という。)が第一の擬似連報知の一例に相当する。すなわち、擬似連図柄は、図5(b)に示す装飾図柄(例えば、「装飾7」)であったり、装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾2」−「装飾4」−「装飾6」や、いわゆるチャンス目)であったり、他の図柄や絵柄であってもよい。また、擬似連図柄は、仮停止において最終停止(第三停止)した図柄であってもよいし、中図柄であってもよいし、左図柄と右図柄の組合せであってもよい。なお、ここで列挙した擬似連図柄についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。また、第一の擬似連報知は、仮停止と同時に開始される、キャラクター表示や、ランプ点灯や、音出力であってもよい。ここで列挙した第一の擬似連報知についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
図34は、擬似連を絡めた演出の一例を段階的に示す図である。
この図34における例では、図34(a)に示すリーチ状態において変動表示を続ける中図柄表示領域208bに、同図(b)に示すように、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動する。なお、この段階では、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図34(c)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作される。すると、透過部191の操作に応じて、図34(d)に示すように、透過部表示191Xが消え、今度は、中図柄表示領域208bに、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され、チャンスボタンランプ138が赤色に点灯し始め、チャンスボタン136は初期位置で振動を開始する。図34(d)では、擬似連演出が開始され、中図柄表示領域208bに擬似連図柄Nの一部も表示されている。すなわち、図34(d)のタイミングで表示が開始された初期位置表示136Xが、同じく図34(d)のタイミングで表示が開始された擬似連図柄Nに、オーバーラップするように表示されており、その結果、擬似連図柄Nの一部が表示されている。チャンスボタン136は、操作有効期間中、振動を継続し、図34(e)に示すようにチャンスボタン136が押下されると、初期位置表示136Xが消え、擬似連図柄Nは残って仮停止が行われる場合と、初期位置表示136Xとともに擬似連図柄Nまで消え、仮停止が行われない場合とがある。すなわち、図34(d)〜同図(f)の演出は、仮停止が実行されるか否かのジャッジ演出になる。図34(f)では、擬似連図柄Nが残って、一回目の仮停止が行われている。図34(f)に示す第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。
図34(g)では、擬似連図柄Nが消え、3つの図柄表示領域208a〜208c総てにおいて装飾図柄の更新(再変動表示)が開始されている。なお、特図の図柄変動表示は依然として継続しており、第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。しかしながら、ここでの再変動表示の開始は、あたかも、特図の図柄変動表示の開始が行われたように見える。また、図34(g)に示す装飾図柄表示装置208には、「×2」という文字表示がなされている。ここでは、再変動表示は一回目であるが、特図の図柄変動表示として見た場合、擬似連演出が開始されたことによって、2回目の特図の図柄変動表示のように見え、それを表す意味で「×2」という文字表示がなされている。すなわち、「×2」という文字表示は、擬似連演出が開始されたことに関係する回数を表す報知である。この「×2」という文字表示は、第二の擬似連報知の一例に相当する。
図34(i)では、同図(f)で一回目の仮停止が行われた図柄変動表示が継続しており、操作促進報知の透過部表示191Xが再度表示されるとともに、透過部191が前方傾斜位置まで回動し、この透過部191が初期位置まで押し込み操作されると、2回目の仮停止のジャッジ演出が開始される。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図34(b)〜同図(c))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図35は、擬似連を絡めた他の演出の例を段階的に示す図である。
この図35における例では、図35(a)に示すリーチ状態において変動表示を続ける中図柄表示領域208bに、同図(b)に示すように、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動する。また、図35(b)のタイミングで表示が開始された透過部表示191Xが、同じく図35(b)のタイミングで表示が開始された灰色の仮擬似連図柄N’に、オーバーラップするように表示されており、その結果、図35(b)では、灰色の仮擬似連図柄N’の一部も表示されている。
図35(c)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作されると、透過部191の操作に応じて、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、透過部191が操作されると、透過部表示191Xが消え、灰色の仮擬似連図柄N’から白色の擬似連図柄Nに変化して仮停止が行われる場合と、透過部表示191Xが消えても仮擬似連図柄N’から擬似連図柄Nに変化せず、仮擬似連図柄N’まで消えてしまって、仮停止が行われない場合とがある。図35(d)では、白色の擬似連図柄Nに変化して、一回目の仮停止が行われている。仮擬似連図柄N’から擬似連図柄Nへの変化は、表示態様の変化であるが、全く異なる図柄に変化してもよい。なお、図35(d)に示す第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。
この例では、透過部191が操作されても、すなわち図35(d)のジャッジ演出の結果が表示されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、透過部191が操作されたことに応じて、チャンスボタン136が、初期位置で振動を開始してもよいし、進出をしながら振動を開始してもよいし、進出を開始して進出位置に到達してから振動してもよい。また、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅してもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図35(b)〜同図(c))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図35(b’)〜同図(d’)は、同図(b)〜同図(d)の変形例である。図35(b’)および同図(c’)は、仮停止がまだ開始されておらず、擬似連演出が開始されるかもしれない煽り演出である。すなわち、擬似連図柄Nが仮停止位置よりも上に表示されており、擬似連図柄Nは仮停止位置には表示されていない。図35(b’)に示すように操作手段Aであるチャンスボタン136は振動しており、同図(c’)のタイミングでチャンスボタン136が操作される。なお、チャンスボタン136は、図35(b’)よりも前から振動を開始していてもよい。このチャンスボタン136の操作に応じて、図35(d’)に示すように擬似連図柄Nが仮停止位置に表示され、仮停止が行われる。反対に、チャンスボタン136の操作に応じて、擬似連図柄Nが消える場合もあり、この場合には、擬似連演出が開始されないことになる。このように、操作手段Aであるチャンスボタン136を絡めた図35(b’)〜同図(d’)の演出は、ジャッジ演出の一種であり、第二の演出の一例に相当する。
図35(b’’)〜同図(d’’)は、同図(b’)〜同図(d’)の変形例である。図35(b’)および同図(c’)では、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動していたが、図35(b’’)〜同図(d’’)では、チャンスボタン136は振動しておらず、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動している。また、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されている。さらに、図35(b’’)〜同図(d’’)でも、図35(b’)および同図(c’)と同じく、擬似連演出が開始されるかもしれない煽り演出が実行されている。そして、同図(c’’)のタイミングで透過部191が押し込み操作される。この透過部191の押し込み操作に応じて、図35(d’’)に示すように第二擬似連図柄N2が仮停止位置に表示され、仮停止が行われる。第二擬似連図柄N2は、擬似連図柄Nと異なる図柄である。反対にここでも、透過部191の押し込み操作に応じて、擬似連図柄Nが消える場合があり、この場合には、擬似連演出が開始されないことになる。この例でも、ジャッジ演出が実行されており、擬似連演出が開始される場合には、チャンスボタン136と異なる操作手段(透過部191)が操作されると、チャンスボタン136の操作に応じて仮停止する擬似連図柄とは異なる擬似連図柄(第二擬似連図柄N2)が仮停止する。
これまでの演出の具体例の説明は、特図の図柄変動表示における例であったが、特図の図柄変動表示以外でも同様である。
図36は、揺れ変動表示から大当り図柄が確定表示され、大当り遊技中に操作手段を絡めた演出が実行される一例を段階的に示す図であり、図37は、図36に示す例の続きを段階的に示す図である。
図36(a)では、殿様達が集まっている背景画面の中央領域で「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」の確変無し大当り(通常大当り)の組合せの揺れ変動表示が行われている。この例では、揺れ変動表示の実行中に昇格演出が開始される。ここでの昇格演出は、大当りの種類の昇格演出(確変昇格演出)であり、図36(b)に示すように、殿様達が集まっている背景画面で、揺れ変動表示が左上に一旦縮小表示されるとともに、中央領域には操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され、チャンスボタンランプ138が初期位置で赤色に点灯し始める。ここでの確変昇格演出は、ボタン演出の一種であってジャッジ演出の一種でもある。
図36(c)は、操作有効期間内であり、チャンスボタン136が操作されると、その操作に応じて、初期位置表示136Xが消え、装飾図柄の組合せの揺れ変動表示が再表示される。この例では、確変昇格に失敗し、図36(d)に示すように、偶数の装飾図柄の組合せである「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の確変無し大当り(通常大当り)の組合せの揺れ変動表示が表示される。一方、確変昇格に成功した場合には、奇数の装飾図柄の組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)の揺れ変動表示が再表示される。ただし、確変付き大当りか否かは、入賞時の当否判定(抽選)で決定されており、ここでの確変昇格の成功か失敗かは、入賞時の当否判定(抽選)の決定に従ったものであり、以降で説明する大当り遊技中の確変昇格演出においても同様である。その後、図36(d)で揺れ変動表示された装飾図柄の変動表示の組合せのまま確定表示される(図36(e)参照)。
図36(e)に続く同図(f)では、装飾図柄表示装置208に、大当り開始演出の表示がなされ、大当り遊技が開始される。大当り遊技では、右打ちを行うことが示唆され、装飾図柄表示装置208の右上には打ち方示唆報知110Xの表示がなされている。また、装飾図柄表示装置208の左下には大当りの連荘回数が表示され、図36(g)に示す装飾図柄表示装置208では「1回目」と表示されている。さらに、この図36(g)のタイミングで、確変昇格演出が再度開始される。ここでの確変昇格演出も、ボタン演出の一種であってジャッジ演出の一種でもある。図36(h)では、チャンスボタンランプ138が、初期位置で赤色に点灯し始め、押下を促している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、その赤色に点灯し始めたチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の連打操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「連打しろ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a,136b,136cと「連打しろ」という文字表示を総称して、操作促進報知の連打表示136Rと称する。なお、上記3つの画像136a,136b,136cと「連打しろ」という文字表示の全部を含んでいなくても、連打表示136Rとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない連打表示136Rであってもよい。
加えて、装飾図柄表示装置208の左側には、レベル表示L2も表示されている。このレベル表示L2は、連打回数に応じてレベルアップする表示であり、図36(h)に示すレベル表示L2は0レベルである。
その後、チャンスボタン136が連打され、図36(i)では、操作有効期間の残期間がなくなる。この図36(i)に示すチャンスボタン136では、チャンスボタンランプ138が消灯し、装飾図柄表示装置208におけるレベル表示L2は3レベルに達しているが、MAXレベルには達しておらず、図36(i)に続く同図(j)に示す装飾図柄表示装置208では、連打表示136Rおよびレベル表示L2が消え、確変昇格の失敗を表す、「防御失敗」という文字表示が表示されている。
さらに、図36(f)で開始された大当り遊技中では、図36(j)に続く図37(k)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに「押し込んで生還させろ」という文字表示もなされ、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動しており、ここでもボタン演出が開始されている。このボタン演出は、特定ラウンドで特定入賞口V(例えば、V入賞口)を狙うことができるか否か、すなわち、特定入賞口Vが入賞可能状態になるか否かをジャッジする演出である。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図37(l)は透過部191の操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込まれる。透過部191の押し込み操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で振動を開始する。なお、チャンスボタンランプ138は赤色に点灯または点滅していてもよいし、消灯したままであってもよい。また、チャンスボタン136は振動を開始しているが、振動を開始しない場合があってもよい。
さらに、透過部191の押し込み操作に応じて、演出可動体(可動役物)が動作する。すなわち、装飾図柄表示装置208の前側に家紋役物247が落下し、次いで、一対の合体役物248が左右から進出し、図37(m)に示すように、家紋役物247が一対の合体役物248によって挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体する。
次いで、家紋役物247および一対の合体役物248は初期位置に戻るとともに、図37(n)に示す装飾図柄表示装置208にはジャッジ演出の結果が表示され、特定ラウンドで特定入賞口Vが入賞可能状態になることを表す「生還成功」という文字表示が表示されている。なお、図37(m)のタイミングでチャンスボタン136は振動していないが、このタイミングで振動するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の右下には、GETという文字が記された星印も表示されている。そして、図37(n)に続く同図(o)の装飾図柄表示装置208には、次のラウンドが特定ラウンドであって、特定入賞口V(例えば、V入賞口)を狙うことを示唆する文字表示がなされている。図37(q)では、特定ラウンドが開始され、装飾図柄表示装置208の表示は、「V狙え」の文字表示に変化し、遊技球が、特定入賞口V(例えば、V入賞口)を通過すると、同図(q)に示すように、装飾図柄表示装置208には「V」の文字が大きく表示され、特定入賞口Vに入賞し、特典(例えば、大当り遊技終了後に確変状態に移行すること)が付与されたことが報知される。そして、大当り遊技の終了演出が実行され(図37(r)参照)、大当り遊技が終了する。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図37(k)〜同図(l))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
続いて、操作によって開始タイミングが変化する裏ボタン演出について説明する。
図38は、図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の例を示す図である。
図38(A)は、図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の構成を概念的に示す図である。以下の説明では、これまで説明した構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで付した符号と同じ符号を付して説明する。また、これまで説明した事項と重複する事項については説明を省略する場合がある。
図38(A)に示すパチンコ機100は、チャンスボタンが2つある。以下、これまで説明したチャンスボタンは、ボタンAあるいは第一のチャンスボタン136と称し、第一のチャンスボタン136とは別のチャンスボタンを、ボタンBあるいは第二のチャンスボタン137と称する。ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)よりも、球発射ハンドル134から離れた位置に設けられている。すなわち、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は、球発射ハンドル134から直線距離(最短距離)でLA離れた位置に設けられているのに対して、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、球発射ハンドル134から直線距離(最短距離)でLB離れた位置に設けられており、LAはLBよりも長い。さらに別の見方をすれば、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、ボタンA(第二のチャンスボタン136)よりも、パチンコ機100の左右方向の中央位置から離れた位置に設けられている。
なお、ボタンA(第二のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の位置関係は、以上説明した関係に限られることはない。また、ボタンB(第二のチャンスボタン137)も、第一のチャンスボタン136と同様に、可動手段の一種であり、振動可能であって、さらに、進出(突出)可能であってもよいし、反対に、ボタンB(第二のチャンスボタン137)に限っては、可動手段ではなく、振動不能であって、進出(突出)不能であってもよい。さらに、ボタンB(第二のチャンスボタン137)にもチャンスボタンランプが内蔵されていてもよいし、内蔵されていなくてもよい。また、第三のチャンスボタン等、さらに複数のチャンスボタンや、チャンスボタンとは異なる操作手段がさらに設けられていてもよい。
図37までに説明した各例において、操作手段Bの一例として説明した透過部191に代えて、図38(A)に示すボタンB(第二のチャンスボタン137)を適用することもできる。また、同じく、透過部191に代えて、図1に示す操作キーユニット181を適用することもできるが、図1に示す操作キーユニット181は振動機能を備えていないため、振動機能を付与する必要がある。
図38の右側に示す例は、図38(A)に示すパチンコ機100におけるボタン演出の一例を示す図である。
図38(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。
図38(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始され、同図(c)ではリーチ演出が開始されている。リーチ演出が開始されると、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を有効なものとして受付ける操作有効状態に移行する。しかしながら、操作有効状態であることの報知(例えば、チャンスボタンランプ138の赤色の点灯や点滅)や、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を促す操作促進報知(例えば、初期位置表示136X)も行われておらず、遊技者からすれば、操作有効状態であることはわからない。しかしながら、バチンコ雑誌等の情報から、リーチ演出が開始されると操作有効状態になっているかもしれないことを知っている者は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作してみる。すると、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作に応じて、装飾図柄表示装置208には殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示され、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は、いわゆる裏ボタンに相当する。
なお、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に限らず、ボタンB(第二のチャンスボタン137)や、透過部191の操作に応じても、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示されるようにしてもよい。
図39は、第四の演出および第五の演出の一例を段階的に示す図である。
この図39における各図には、装飾図柄表示装置208sの右横に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)と、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が上下に並べて記されているが、両者の実際の位置関係は、図38を用いて説明した位置関係である。
図39(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。この図39(a)に示す装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図39(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。また、保留アイコンは1つ減って3つ(保留アイコンh1〜h3)表示されており、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図39(c)では、リーチ演出が開始されている。ここでは、リーチ演出の開始に応じて、ボタン演出が開始される。図39(d)に示す、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、赤色に点灯し始めている。また、図39(d)に示す装飾図柄表示装置208には、赤色に点灯し始めたボタンB(第二のチャンスボタン137)を模したボタン画像137aと、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示137bおよび「PUSH」という文字表示と、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作有効期間に関する表示としての残期間メータ表示137cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像137a,137b,137cと「PUSH」という文字表示を総称して、操作促進報知のボタンB表示137Xと称する。
図39に示す例では、操作促進報知のボタンB表示137Xが表示されると、比較的早いタイミングで、ボタンBが操作される(図39(e))。すなわち、操作促進報知のボタンB表示137Xのうちの残期間メータ表示137cが1/5程度減ったタイミングでボタンンBが操作される。
ボタンBが操作されると、その操作に応じて、装飾図柄表示装置208では、ボタンB表示137Xに代えて、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示される(図39(f)参照)。なお、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は操作されると、消灯した状態に戻る。ボタンBの操作に応じてカットイン予告の画像Cが表示される演出が、ボタン演出であり、第五の演出の一例に相当する。殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示は、装飾図柄の変動表示において表示される演出表示である。また、操作促進報知のボタンB表示137Xが第三の報知の一例に相当し、このボタンB表示137Xが表示されている期間(図39(d)〜同図(e)の期間)が、第三の期間の一例に相当する。
なお、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示(第五の演出)は、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が操作されないと開始されない演出であってもよいが、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が操作されなくても、ボタンB表示137Xが表示されている期間、すなわちボタンBの操作有効期間が経過すると、経過時に開始される演出であってもよいし、経過後に開始される演出であってもよい。また、ここで列挙した複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、リーチ演出からのボタン演出によって表示された殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示された後、第二の期間が開始される。すなわち、第二の期間は、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作に関連して開始される期間であり、ここでは、ボタンBの操作を行ってしばらくたってから(1コマ分の時間が経過してから)開始され、図39(g)から開始される。図39(g)に示す装飾図柄表示装置208には、依然として殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示されており、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を促す、操作促進報知の初期位置表示136Xは、表示されていない。また、ボタンAは、初期位置で消灯したままの状態である。しかしながら、図39(g)のタイミングでボタンAが操作される。ここでのボタンAの操作に応じて、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cにオーバーラップするように「激熱」の文字の画像Gが表示される。「激熱」の文字の画像Gは、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのカットイン予告の画像であって、最終ジャッジ演出のジャッジ結果の表れになる。また、ボタンAを絡めた演出であることからボタン演出でもあり、ボタンAの操作に応じて開始される第四の演出の一例に相当する。「激熱」の文字の画像Gは、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cと表示態様が異なる。なお、現在行われている図柄変動表示でハズレになる可能性が高いことのカットイン予告の画像は、「残念」の文字の画像になる。
図39(g)から開始された第二の期間は、ボタンAの操作有効期間であるが、初期位置表示136Xは表示されず、操作有効期間であることの報知も行われず。ここでのボタンAは、いわゆる裏ボタンに相当する。「激熱」の文字の画像Gの表示(第四の演出)は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されないと開始されない演出である。すなわち、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示(第五の演出)は、ボタンBが操作されなくても開始する場合があってもよいことに対して、裏ボタンに相当するボタンAは操作されないと、第四の演出は開始されない。また、第二の期間の終了タイミングは、ボタンAが操作されたタイミングと、操作有効期間が終了するタイミングのうちのいずれか早い方のタイミングである。
この例では、図39(d)〜同図(g)のボタン演出の実行期間と、同図(g)〜同図(i)の裏ボタン演出の実行期間が一部重複しているが、全部重複していてもよい。より具体的には、ボタン演出のボタン操作後の演出期間と裏ボタン演出の操作有効期間が少なくとも一部の期間で重複している。なお、反対に、裏ボタン演出のボタン操作後の演出期間とボタン演出の操作有効期間が少なくとも一部の期間で重複していてもよい。
図40は、ボタンBを操作するタイミングが、図39に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。図40における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番のタイミングは、図39における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番のタイミングに一致している。以下、図39に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図40に示す例では、操作促進報知のボタンB表示137Xのうちの残期間メータ表示137cが2/5程度減ったタイミングでボタンBが操作される。すなわち、図39に示す例よりも1コマ分遅れてボタンBが操作される(図40(f)参照)。この結果、図39に示す例に比べて、ボタンBの操作に応じて開始されるボタン演出(第五の演出)の開始も1コマ分遅れるとともに、ボタンBの操作を行って1コマ分の時間が経過してから開始される第二の期間の開始タイミングも1コマ後ろにズレる。図40に示す例では、同図(g)に示すように、ボタンBの操作に続いて、ボタンAを操作しているが、同図(g)のタイミングでは、第二の期間は開始されておらず、ここでのボタンAの操作は、受け付けられるが、有効なものとしては取り扱われない。遊技者は、図40(g)のタイミングでボタンAを操作しても、装飾図柄表示装置208の表示画面が何ら変わらないことから、図40(h)のタイミングで再度、ボタンAを操作する。この2回目の操作に応じて、「激熱」の文字の画像Gがカットイン表示され、第四の演出が開始される。
以上説明したように、図39の例における第二の期間の開始タイミング(第一の時期の一例に相当する図39(g))は、装飾図柄の変動表示の開始タイミング(図39(b))から4コマ分の時間(第一の時間の一例に相当)経過後であるのに対して、図40の例における第二の期間の開始タイミング(第二の時期の一例に相当する図40(h))は、装飾図柄の変動表示の開始タイミング(図40(b))から5コマ分の時間(第二の時間の一例に相当)経過後であり、第二の期間の開始タイミングは可変(不定)である。
なお、図39の例にしても図40の例にしても、2種類のチャンスボタンの操作に絡む演出の例であったが、これらの演出を、2種類のチャンスボタンとは異なる操作手段(例えば、透過部191や第三のチャンスボタン等)の操作に絡む演出に置き換えてもよい。
図41は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の関係をさらに説明するための図である。
図41には二つの例が示されており、上方に示された例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)のチャンスボタンランプが赤色に点灯しているとともに、ボタンB(第二のチャンスボタン137)のチャンスボタンランプは、青色に点灯している。チャンスボタンランプの点灯は、操作を促すものである。この例では、ボタンAは、振動する機能(第一の機能)を備え、ボタンBは、回転する機能(第二の機能)を備えている。
図41(a)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンAのみを操作する。ボタンAは、操作されると第一の機能を発揮し振動を開始する。なお、無操作のボタンBは、点灯状態を維持したままである。
図41(b)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンBのみを操作する。ボタンBは、操作されると、第二の機能を発揮し回転を開始する。一方、無操作のボタンAは、ボタンBの操作に応じて、第一の機能を発揮し振動を開始する。この例では、一方の操作(ここではボタンBの操作)のみで、他方(ボタンA)の機能(第一の機能)も楽しむことができる。また、この例では、ボタンA136の操作促進報知を行っている状態でボタンB137が操作されも、ボタンA136は振動し、さらに、操作されたボタンBは回転する。
図41の下方に示された例でも、ボタンA136もボタンB137も点灯している。この例では、ボタンA136は、振動する機能(第一の機能)と回転する機能(第二の機能)を備えている。
図41(A)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンAのみを操作する。ボタンAは、操作されると第一の機能を発揮し振動を開始するとともに、第二の機能も発揮し回転も開始する。この結果、ボタンAは、操作に応じて、回転しながら振動する。なお、無操作のボタンBは、点灯状態を維持したままである。
図41(B)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンBのみを操作する。ボタンBは、操作されても、点灯したままの状態であり、振動も回転も開始しない。一方、無操作のボタンAは、ボタンBの操作に応じて、第一の機能を発揮し振動を開始する。この例では、一方の操作(ここではボタンBの操作)のみでは、他方(ボタンA)の複数の機能のうちの一部の機能(第一の機能)のみを楽しむことができる。また、この例では、ボタンA136の操作促進報知を行っている状態でボタンB137が操作されも、ボタンA136は振動する。
続いて、アイコン変化予告とは異なるアイコン変化表示の例について、昇格演出を例にあげて説明する。
図42は、昇格演出の例を3つ示した図である。
図42の左に示す例では、同図(ア)の装飾図柄の変動表示中において、リーチ演出が開始されると同時、あるいはリーチ演出が開始された後、昇格演出が開始される。すなわち、リーチ状態中に昇格演出が開始される。ここでの昇格演出は、図42(イ)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央領域に、注目すべき事項の表示AT(第一の表示)が出現する。図42(イ)に示す注目すべき事項の表示ATでは、装飾図柄表示装置208の左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示に注目することが報知されている。すなわち、現在行われているリーチ状態の装飾図柄の変動表示の様子(「2↓2」)を直接表示し、注目することを報知している。次いで、図42(ウ)では、注目すべき事項の表示ATが消え、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれに「装飾7」が表示され、中図柄表示領域208bで高速変動が継続している様子が表示される。同じ偶数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾2−装飾2−装飾2」)は確変無しの通常大当りの図柄組合せであるのに対し、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾7−装飾7−装飾7」)は確変付きの特別大当りの図柄組合せであるため、ここでは、確変付きの昇格に成功しそうである。図42の左に示す例は、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象と、その後に変化したものとが、ともに装飾図柄で一致している。すなわち、事前の予告表示(図42(イ))と実際の変化表示(図42(ウ))が一致している例に相当する。装飾図柄等の図柄が変化する演出では、図柄に関する事前の予告表示と、実際の変化表示が必ず一致するように構成してもよい。
なお、注目すべき事項の表示ATでは、現在行われているリーチ状態の装飾図柄の変動表示の様子(「2↓2」)を直接表示しているが、変化後の装飾図柄の変動表示の様子(「7↓7」)を演出の予告表示として直接表示してもよい。
図42の中央に示す例では、昇格演出における注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されているアイコンのうち一番右側のアイコンに注目することが報知されている。注目すべき事項の表示ATで表示された4つのアイコンは、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fに表示される保留アイコンに対応したアイコンであり、保留アイコン表示領域208fには表示されないものの、保留アイコンの一種であると見ることができる。したがって、図42(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されている保留アイコンのうち一番右側の第四保留アイコンh4に注目することが報知されている。なお、図42(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つの保留アイコンが表示される一方で変動アイコンは表示されていない。一方、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、3つの黒丸(デフォルトの表示態様)の保留アイコンh1〜h3しか表示されていないが、変動アイコン表示領域208eには、黒丸(デフォルトの表示態様)の変動アイコンcが表示されている。また、図42(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、注目すべき第四保留アイコンh4の表示態様がハッチングの表示態様(第一の表示態様であって先読み予告の表示態様)に変化している。次いで、図42(c)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、3つの黒丸の保留アイコンh1〜h3しか表示されていない。しかしながら、変動アイコン表示領域208eには、ハッチングの表示態様(通常予告の表示態様)の変動アイコンcが表示されている。このハッチングの表示態様は、図42(b)の注目すべき事項の表示ATにおける第四保留アイコンh4の表示態様と同じ表示態様であるが、この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象(第四保留アイコンh4)と、その後に変化したもの(変動アイコンc)とが、異なっている。すなわち、図42(b)では保留アイコン(第四保留アイコンh4)が変化する予告を行っておきながら、同図(c)の実際では変動アイコンcが変化しており、アイコンの種類からして違っている。しかも、図42(b)の注目すべき事項の表示ATには、変動アイコン自体が表示されておらず、一方で、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、第四保留アイコンh4は表示されていないといった不整合もあえて生じさせている。この例は、事前の予告表示(図42(b))と実際の変化表示(図42(c))が不一致である例に相当する。図42の中央に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおける一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)が第一のアイコンの一例に相当し、図42(c)に示す実際の変動アイコンcが第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図42(c)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。なお、図42(d)では、装飾図柄の変動表示が終了し、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」のハズレの組合せが確定表示されている。この図42(d)に示す装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域208eでは、変動アイコンcの表示態様が、ハッチングの表示態様から黒丸の表示異様に戻っている。また、第1特図始動口230に入賞はなく、第四保留アイコンh4は表示されていない。
図42の右側に示す例における、昇格演出の注目すべき事項の表示AT(図42(B))は、図42の中央に示す例と同じであり、4つ表示されているアイコンのうち一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)に注目することが報知されている。また、その注目すべきアイコン(第四保留アイコンh4)は、ハッチングの表示態様(第一の表示態様)で表示されている。このハッチングの表示態様(第一の表示態様)は、大当りの信頼度が相対的に低い先読み予告の表示態様である。一方、装飾図柄表示装置208では、4つのデフォルトの表示態様の保留アイコンh1〜h4と、同じくデフォルトの表示態様の変動アイコンcが表示されている。この例では、昇格演出の注目すべき事項の表示ATと実際の保留アイコン表示領域208fとの間で、保留アイコンの数は一致している。図42(C)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、依然として3つの保留アイコンh1〜h3しか表示されていないが、第一保留アイコンh1の表示態様が殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)に変化している。この殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)は、大当りの信頼度が相対的に高い先読み予告の表示態様である。この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象(第四保留アイコンh4)と、その後に変化したもの(第一保留アイコンh1)とが、異なるばかりか、変化内容も、ハッチングの表示態様(第一の表示態様)と殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)とで異なっている。なお、変動アイコン表示領域208eには、デフォルトの表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図42(C’)は、同図(C)の変形例であって、同図(B)に示す注目すべき事項の表示ATが消えた様子を示す図である。また、同図(D’)は、同図(C’)に続く、装飾図柄の停止表示時の様子を示す図である。図42(C’)および(D’)に示す保留アイコン表示領域208fにおける保留アイコンの表示状態は、同図(B)に示す保留アイコン表示領域208fにおける保留アイコンの表示状態と何ら変わりなく、図42(C’)および(D’)に示す変動アイコン表示領域208eにおける変動アイコンの表示状態も、同図(B)に示す変動アイコン表示領域208eにおける変動アイコンの表示状態と何ら変わりはない。図42(D’)に続く、同図(E’)は、これまで第一保留アイコンh1であった保留アイコンに対応する保留が消化され、装飾図柄の新たな変動表示が開始された様子を示す図である。装飾図柄の新たな変動表示が開始される際には、保留アイコンのシフト表示の移動アニメーションが実行され、これまで第一保留アイコンh1であった保留アイコンは変動アイコン表示領域208eに向けて移動し、変動アイコンcとして表示される。また、これまで第二保留アイコンh2であった保留アイコンは第一保留アイコンh1として表示されるが、移動アニメーションの開始と同時であったり、移動アニメーション中であったり、移動アニメーションの終了と同時であったり、移動アニメーションの終了後に、表示態様が殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)に変化する。すなわち、これまで説明した例とは、昇格表示の実行タイミングが異なり、注目すべき事項の表示ATがなされた図柄変動表示(第一の図柄変動表示)の次に開始される図柄変動表示(第二の図柄変動表示)で昇格表示が実行される。殿様の顔の表示態様に変化した第一保留アイコンh1は、第二の図柄変動表示の実行中(例えば、リーチ演出実行中)、その表示態様で表示されてもよいし、さらに表示態様が変化してもよいし、スーパーリーチ演出実行時には消えてもよい。
図42の右側に示す例も、事前の予告表示(図42(B))と実際の変化表示(図42(C)あるいは同図(E’))が不一致である例に相当する。
図42の右側に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおける一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)が第一のアイコンの一例に相当し、図42(C)あるいは図42(E’)に示す実際の第一保留アイコンh1が第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図42(C)や同図(E’)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。
図43は、昇格演出に関する他の例を2つ示した図である。
図43の左側の例では、保留アイコンの上に、ミニアイテムといったミニアイコンが表示される。このミニアイコンは、保留アイコンよりも小さなアイコンであり、表示された保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示において実行される演出の予告や、当該図柄変動表示における大当りについての先読み予告等を表すものである。図43(A)および同図(B)に示すいずれの装飾図柄表示装置208でも、3つ表示された保留アイコンの内の一番左の第一保留アイコンh1の上に、A表示のミニアイコンmAが2つ積み上げられている。A表示のミニアイコンmAは、例えば、擬似連演出が一回開始されることを予告するものである。図43(B)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されているアイコンのうち一番左のアイコン(第一保留アイコンh1)の上に表示された一つのC表示のミニアイコンmCに注目することが報知されている。C表示のミニアイコンmAは、例えば、大当りになることが確定であることを示唆する先読み予告である。図43(C)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208では、第一保留アイコンh1の上に、A表示のミニアイコンmAとC表示のミニアイコンmCが積み上げられている。すなわち、昇格表示として、上の方のミニアイコンが、A表示のミニアイコンmAからC表示のミニアイコンmCに変化しているが、下の方のミニアイコンは変化せずに、A表示のミニアイコンmAのままである。この結果、擬似連回数は2回から1回に減りながらも、大当りになることが確定である図柄変動表示になることが予告されており、昇格に成功している。この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象が、一つしか表示されていないミニアイコンであったのに対し、その後に表示された実際では、二つのミニアイコンが表示されており、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象であった一段目のミニアイコン(C表示のミニアイコンmC)と、その後に表示された一段目のミニアイコン(A表示のミニアイコンmA)とでは、変化内容も異なっている。図43の左側に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおけるC表示のミニアイコンmCが第一のアイコンの一例に相当し、図43(C)に示す実際の一段目のA表示のミニアイコンmAが第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図43(C)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。
図43の右側の例は、リーチ状態において、3種類の昇格演出の中から選択された昇格演出が実行される。ここにいう3種類の昇格演出とは、図42(ア)〜同図(ウ)に示す昇格演出と、図42(a)〜同図(d)に示す昇格演出と、図42(A)〜同図(C)あるいは図42(A)〜同図(C’)〜同図(E’)に示す昇格演出であってもよい。また、一の演出が選択される複数種類の演出(ここでは3種類の昇格演出)全てが、図42(ア)〜同図(ウ)に示すような、事前の予告表示(図42(イ))と実際の変化表示(図42(ウ))が一致しているタイプの演出であってもよいし、図42(a)〜同図(d)に示すような、事前の予告表示(図42(b))と実際の変化表示(図42(c))が不一致のタイプの演出であってもよいし、一致しているタイプの演出と不一致のタイプの演出が両方含まれていてもよい。
図43(b)では、昇格演出Aとして「昇格チャンスA」と記された注目すべき事項の表示AT1と、昇格演出Bとして「昇格チャンスB」と記された注目すべき事項の表示AT2と、昇格演出Cとして「昇格チャンスC」と記された注目すべき事項の表示AT3が表示されており、内部抽選によって、いずれか1種類の昇格演出が選択され、実行される。なお、ボタンA(第一のチャンスボタン136)やボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作によって、あたかも選択操作を行ったようにしてもよい。
以上の説明では、昇格演出を例にあげて説明したが、アイコン変化予告とは異なるアイコン変化表示は、昇格演出に限ったものではない。
続いて、ボタン演出で報知を開始するタイマ予告について説明する。
図44は、一般的なタイマ予告について説明するための図である。
この図44における各図には、装飾図柄表示装置208の横に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)と、ボタンBが表示されている。なお、図38等に示すボタンB(第二のチャンスボタン137)は操作面が円形であったが、ここでのボタンBは操作面が四角形であり、以下、一応区別して、操作面が四角形のボタンBを、ボタンB(操作ボタン137’)と称するが、操作面の形状に限定されることはなく、また、チャンスボタンという名称であってもよい。
図44(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図44(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図44(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図44(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図44(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
第1副制御部400は、主制御部300から、特図の図柄変動開始コマンドあるいは特図保留増加コマンドを受信する。図柄変動開始コマンドには、これから開始される図柄変動表示の変動時間を表す情報が含まれている。また、変動時間を表す情報が含まれていない場合であっても、停止図柄を表す情報は含まれており、第1副制御部400は、停止図柄を表す情報から変動時間を決定する。特図保留増加コマンドには、主制御部300が変動時間まで先読みした場合には、先読みした変動時間を表す情報が含まれているが、含まれていなくても、先読みした停止図柄を表す情報は含まれており、第1副制御部400は、先読みした停止図柄を表す情報から変動時間を知ることができる。変動時間が、長い場合(例えば、30秒以上)には、第1副制御部400で、タイマ予告の実行可否抽選が行われる。
タイマ予告の実行可否抽選に当選している場合(抽選結果が実行する結果である場合)には、リーチ演出が開始されると、タイマ予告が開始される。タイマ予告とは、新たな演出が開始されるまでの残り時間を表す表示を含むものであり、新たな演出が開始されることを示唆する予告演出の一種でもある。ここにいう新たな演出とは、大当りの予告演出であったり、ある演出(例えば、スーパーリーチ演出等)が開始されるか否かの予告演出であってもよい。なお、大当りの予告演出としては、現在行われている図柄変動表示で大当りすることを予告する通常予告演出と、次以降の図柄変動表示で大当りすることを予告する先読み予告演出とがある。また、残り時間を表す表示は、メータ表示であってもよいし、レベル表示であってもよいし、個数表示であってもよいが、この例では、数値表示である。なお、ここで列挙した残り時間を表す表示についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。図44(d)では、変動アイコン表示領域208eの左隣に、タイマ予告表示Tが表示されており、新たな演出開始まで残時間が30:00秒であることが報知されている。ここで表示された残時間は、時間の経過とともにカウントダウン表示され、同図(e)では、0:00秒になっている。残時間が0:00秒になると、第一の演出表示が行われる。図44(f)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域208eの上に、殿様のキャラクタが表示される。なお、図44(f)の変動アイコン表示領域208eには、依然として黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の変動アイコンcが表示されている。また、その変動アイコン表示領域208eの左隣には、依然として0:00秒のタイマ予告表示Tが表示されており、ここでの第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)は、タイマ予告の終了演出である。ただし、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)を、タイマ予告で開始を予告した新たな演出の開始演出とも見ることができる。特に、0:00秒になってタイマ予告表示Tの消えるタイミングは、0:00秒になった瞬間であってもよく、同図(e)のタイミングで消えてもよい。あるいは、0:00秒になったことでタイマ予告は終了しているが、タイマ予告表示Tは、新たな演出が開始されても一定の期間は表示し続ける態様であってもよい。
図44(f)に続く同図(g)では、タイマ予告表示Tは消えたものの、変動アイコン表示領域208eの上には第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示されたまま、タイマ予告で予告した新たな演出として通常予告演出が開始されている。この通常予告演出では、それまでデフォルトの表示態様であった変動アイコンcが、お姫様の顔の表示態様に変化し、現在、リーチ状態で継続くている図柄変動表示で大当りする可能性があることを予告している。
図44(h)では、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)も消え、変動アイコン表示領域208eには、お姫様の顔の表示態様の変動アイコンcが表示され続けており、通常予告演出が継続している。この後、スーパーリーチ演出に発展し、保留アイコンとともに変動アイコンcも消え(見えなくなり)、大当りとなったり、あるいは、ハズレとなったり、さらには、スーパーリーチ演出に発展もせずにハズレとなったりする。なお、スーパーリーチ演出に発展した場合であっても、お姫様の顔の表示態様の変動アイコンcは消えずに見え続けてもよい。
図45は、ボタン操作に応じてタイマ予告表示Tが表示される場合がある例等を段階的に示す図である。
第1副制御部400には、カウンタタイマが設けられており、タイマ予告の実行可否抽選に当選すると、カウンタタイマによる内部カウントを開始する。内部カウントの開始時期は、特図の図柄変動表示開始後であってもよいし、図柄変動表示の開始前であってもよいが、図45に示す例では、図柄変動表示の開始と同時に、内部カウントが開始される。カウンタタイマには、開始前にカウント値が設定され、カウントダウン方式でカウントされる。カウント値の表す時間は、特図の変動時間未満の時間であるが、特図の変動時間以上の時間であってもよい。図45では、擬似的に図4に示すカウンタタイマ412を記している。図45に示す例では、40:00秒の値がカウンタタイマ412にセットされ、図柄変動表示が開始された同図(b)から内部カウントが開始される。
また、パチンコ機100では、内部カウントの開始と同時、あるいは開始直後から、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を有効に受ける状態(操作有効状態)に移行する。しかしながら、操作有効状態に移行しても、ボタンA(第一のチャンスボタン136)のチャンスボタンランプ138は消灯したままであり、ボタンAの操作促進報知(例えば、初期位置表示136X)も行われておらず、遊技者からすれば、操作有効状態であることはわからない。しかしながら、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、その操作に応じて、タイマ予告表示Tが表示される。図45に示す例では、リーチ演出が開始(図45(c)参照)されてからしばらくたってから、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されている。タイマ予告表示Tの表示は、図44に示す例ではリーチ演出と関係があったが、この例では無関係である。また、ここでのボタンA(第一のチャンスボタン136)はいわゆる裏ボタンに相当する。なお、ボタンB(操作ボタン137’)が操作されてもタイマ予告表示Tは表示されないが、表示されるようにしてもよい。図45(e)に示す装飾図柄表示装置208には、タイマ予告表示Tが表示されており、新たな演出開始まで残時間が20:00秒であることが報知されている。この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、即座にタイマ予告表示Tが表示されるため、遊技者には、あたかも、ボタンA操作によって残時間のカウントダウンが開始されたように見えるが、内部的には、ボタン操作前から残時間のカウントダウンは開始されている。
なお、この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)はいわゆる裏ボタンに相当するが、ボタンAを操作することを促進する操作促進報知を行ってもよく、操作促進報知は、ボタンAが操作された時点で終了になる。したがって、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されてからタイマ予告表示Tが表示されるまでの間に、ある程度の期間を設けた場合には、その期間内には、操作促進報知は行われないことになる。
また、ボタンA操作に応じてタイマ予告表示Tが表示されるため、ボタンA操作のタイミングによって、表示され始めの残時間の長さが異なることになる。すなわち、図45(A)に示すように、もう少し早くボタンA操作が行われれば、残時間が25:00秒である状態からタイマ予告表示Tの表示が開催されることになる。一方、図45(ア)に示すように、カウンタタイマ412の計時による残時間が第一の残時間以下(ここでは5秒以下)になってからボタンA操作が行われても、タイマ予告表示Tを表示させないようにしてもよい。この場合は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態は、第一の残時間より前までになる。あるいは、カウンタタイマ412の計時による残時間が第二の残時間(例えば6秒)になると、ボタンA操作が行われていなくても、タイマ予告表示Tを第二の残時間から表示するようにしてもよい。なお、図45に示す例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態は連続しているが、断続的にしてもよい。例えば、操作有効状態が5秒継続すると、3秒間操作無効状態に移行することを残時間が0:00秒になるまで繰り返してもよい。
図45(f)以降については、図44(e)以降と同じであるため説明は省略するが、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は裏ボタンであったため、初心者はボタンAを押さずに残時間が経過してしまう場合がある。この場合であっても、残時間経過後に、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)は行わずに、変動アイコンcの表示態様を、お姫様の顔の表示態様に変化させてもよいし、操作があった場合と同じように、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)を表示させてから、変動アイコンcの表示態様を、お姫様の顔の表示態様に変化させてもよい。
図46は、裏ボタン操作のタイミングと保留増加のタイミングとの関係を説明するための図である。
図46(b)において図柄変動表示を開始した時点では、特図1の保留数は2であり、ここでの図柄変動表示の開始と同時に、内部カウントも開始される。すなわち、図柄変動表示が開始された時点で、タイマ予告が実行することは決定しており、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態である。
図46(c)では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、タイマ予告表示Tが表示される。タイマ予告表示Tが表示されている状態(残時間が5:00秒の状態)で、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、図46(d)に示すように、3つの保留アイコンh1〜h3が表示される。これら3つの保留アイコンh1〜h3はいずれも黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。
やがて、残時間が0:00秒になり(図46(f)参照)、図46(g)に示すように、変動アイコン表示領域208eの上には第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示される。この状態でも、デフォルトの表示態様で3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。また、この例では、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)の上に、これから開始される新たな演出、すなわちタイマ予告で開始を予告した新たな演出についての示唆が行われ、先読み予告対象の保留アイコンの表示態様が変化することが報知されている。この例では、制御的に、ボタン予告の実行可否の決定段階で、先読み予告の対象も決定する。したがって、現在行われている図柄変動表示よりも1回前の図柄変動表示の実行中に、特図1の第二保留が増加している場合には、制御的には、先読み予告対象はこの第二保留になり、タイマ予告の実行が決定した後の入賞分(ここでは、第三保留)が先読み予告対象になることはあり得ないが、遊技者からすれば、新たな演出の開始前に表示されている3つの保留アイコンh1〜h3全てが、先読み予告対象の可能性があるように見える。
図46(h)に示す装飾図柄表示装置208では、3つの保留アイコンh1〜h3のうち第二保留アイコンh2の表示態様が、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)から殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化し、タイマ予告で予告した新たな演出として先読み予告演出が開始されている。なお、この例では、現在行われている図柄変動表示が終了するまで、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示され続ける。
また、図46(c’)に示すように、残時間が5:00秒の段階では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作せず、特図1の保留数が1つ増加した図46(d)のタイミングよりも後に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作した場合(図46(e’)参照)には、保留増加後のボタン操作であることから余計に、ボタン操作前に増加していた第三保留も先読み予告対象になると遊技者は期待する傾向にあるが、ボタン操作前であってもタイマ予告の実行が決定した後の保留増加には変わりなく、制御的には、第三保留が先読み予告対象になることはあり得ず、この例でも、第二保留アイコンh2の表示態様が先読み予告の表示態様に変化する。
なお、現在行われている図柄変動表示よりも1回前の図柄変動表示の実行中に、特図1の第二保留とともに第1保留も増加している場合には、第一保留アイコンh1の表示態様が先読み予告の表示態様に変化する可能性はあり、この場合には、先読み予告対象が、第一保留なのか第二保留なのか、あるいは両方なのか、事前には分からないことになる。
また、先読み予告対象の決定を、ボタンAの操作に応じて行う制御を採用すれば、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作タイミングに応じて、先読み予告対象の数が変化することになる。すなわち、図46(c)のタイミングにおけるボタン操作では、第一保留と第二保留しか先読み予告対象にならないが、図46(e’)のタイミングにおけるボタン操作では、第一保留〜第三保留までが先読み予告対象になり、ボタン操作のタイミングに応じて期待できる対象が異なってくることになる。
さらには、先読み予告対象の決定を、新たな演出の開始直前、すなわち残時間が0:00秒になった時点で行うようにしてもよい。
図47は、ボタン演出についての二つの例を段階的に示す図である。
図47の左側の例は、一般的なボタン演出の例に相当し、カウンタタイマ412は動作しない。この例では、図47(a)から同図(d)までリーチ状態であり、同図(b)に示す装飾図柄表示装置208には、初期位置で消灯した状態のチャンスボタン136を模したボタン画像136a4と、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a4,136b,136cと「押せ」という文字表示を総称して、操作促進報知の通常表示136Nと称する。図47(c)では、操作促進報知の通常表示136Nが行われている状態で、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、この操作に応じて、同図(d)に示す装飾図柄表示装置208は、チャンスと表示されたカットイン予告の画像C1が表示される。
図47の右側の例は、タイマ予告の開始が待機される例である。図47(A)〜同図(C)は、図47(a)〜同図(c)と同じであることから説明を省略する。この例でも、カウンタタイマ412は動作しておらず、現在行われている図柄変動表示ではタイマ予告は実行されない。しかしながらここで保留している3つの保留それぞれが保留された際の特図保留増加コマンドを受信した段階で、各コマンドに含まれていた、先読みした停止図柄を表す情報から、それぞれの変動時間を知ることができ、これら3つの保留の中に、変動時間が第一の時間よりも長くなる保留がある場合には、その保留が消化されて図柄変動表示が開始されるまで、タイマ予告をストックしておく。図47(C)のように、操作有効期間中にボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作された場合には、現在行われている図柄変動表示ではタイマ予告は開始されないが、この後に開始される図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示として、同図(D)に示すように、「待機中」という表示T’を、タイマ予告表示Tが表示される位置に表示しておき、タイマ予告が開始される時になったら、「待機中」の代わりに残時間が表示される。
図48は、タイマ予告表示Tを含めた表示の仕方の変形例を示す図である。この図48には、左側に3つの例が示され、右側には二つの例が示されている。
まず一つ目の例である図48(a)では、リーチ状態において、タイマ予告表示Tと似た表示(以下、時間表示T1と称する。)が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。この時間表示T1も、時間の経過とともにカウントダウン表示されるが、図48(a)では10:00秒が表示されている。一方、図48(a)に示すカウンタタイマ412は30:00秒であり、両者は不一致である。カウンタタイマ412が25:00秒になった図48(b)のタイミングで、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、この操作に応じて、時間表示T1の上に、タイマ予告表示Tが表示される。図48(b)のタイミングでは、時間表示T1は5:00秒であり、タイマ予告表示Tは、カウンタタイマ412と同じ25:00秒である。
二つ目の例である図48(A)でも、一つ目の例である図48(a)と同様に、時間表示T1が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。その後、この例でも、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作される。ボタンAの操作タイミングは、カウンタタイマ412が25:00秒になったタイミングであり、この操作に応じて、時間表示T2に代わって、タイマ予告表示Tが表示される。図48(B)に示すタイマ予告表示Tは、カウンタタイマ412と同じ25:00秒である。また、そのタイマ予告表示Tの上には、これまで表示されていた時間表示T1の時間と、新たに表示されたタイマ予告表示Tの時間との差分が表示されている。すなわち、図48(B)のタイミングでは、これまで表示されていた時間表示T1の時間は5:00秒になっていたはずであるのに対して、タイマ予告表示Tに表示された残時間は25:00秒であることから「+20」という差分表示T2がなされている。
三つ目の例である図48(ア)でも、一つ目の例である図48(a)と同様に、時間表示T1が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。その後、この例でも、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作される。ボタンAの操作タイミングは、図48(イ)のタイミングであり、ここでもカウンタタイマ412が25:00秒になったタイミングである。一方、図48(イ)のタイミングでは、時間表示T1は5:00秒であり、カウンタタイマ412がの残時間よりも20:00秒も進んでいる。この例では、時間表示T1の上部にオーバーラップするように「LOCK」という文字表示がなされ、時間表示T1におけるカウントダウンが一時停止する。時間表示T1におけるカウントダウンが一時停止しても、カウンタタイマ412のカウントダウンは継続しており、カウンタタイマ412の残時間が、時間表示T1の5:00秒になるまで、「LOCK」という文字表示がなされ、時間表示T1におけるカウントダウンは一時停止している。やがて、カウンタタイマ412の残時間が5:00秒になると、「LOCK」という文字表示が消えるとともに、時間表示T1がタイマ予告表示Tに置き換わり、以降は、タイマ予告表示Tとしてのカウントダウンが継続される。なお、この例では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されなかった場合には、時間表示T1はカウントダウンを継続し、やがて0:00秒になって、タイマ予告表示Tに置き換わることなく終了する。
右上に示す四つ目の例である図48(α)には、時間経過を表す矢印が表示されており、図柄変動表示中の状態を示している。一般的には、カウンタタイマに最初設定されるカウント値(残時間)は長ければ長いほど、大当りの期待度が高いといえる。また、タイマ予告が、現在行われている図柄変動表示における最終カットイン予告の開始を予告する場合には、タイマ予告の実行時間(残時間)が長ければ長いほど、様々な演出を実行することが可能になる。例えば、前半部分では、保留アイコンの表示態様の変化や擬似連の開始が実行可能である。また、ノーマルリーチが開始された後では、スーパーリーチ(SP)への発展や、リーチのタイトル色の変化演出も実行可能である。さらに、大当りの期待度が上がるリーチ中のチャンスアップ演出も実行可能である。これらの理由により、内部的には、カウンタタイマ412のカウントダウンは実行され続けているが、タイマ予告表示Tにおける残時間の表示を最初は少なめに表示させておいて、見た目上は、カウントダウンを一時停止させたり、残期間を後から上乗せしたりすることで、遊技の興趣が向上する場合がある。また、図48(a)に示す時間表示T1のような残時間表示の数が多く表示されるほど、残時間が0:00秒になったときの演出の変化に期待を持つ回数が増え、遊技の興趣が向上する場合がある。そして、最終カットイン予告では、大当りになることが確定であるキャラクタを登場させたりする。なお、カウンタタイマ412が0:00秒になったことに合わせてタイマ予告表示Tが0:00秒になっても、新たな演出が開始されない、偽のタイマ予告も実行可能に構成してもよいし、偽のタイマ予告は行わないように構成してもよい。
右下に示す五つ目の例である図48(あ)では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作が行われ、装飾図柄表示装置208には、カウンタタイマ412の残時間(ここでは30:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。図48(い)では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作が再度行われる。裏ボタンに相当するボタンAでは、2回目の操作についても有効として受け付ける状態にあり、これまで第一の態様(例えば、一重枠)で表示されていたタイマ予告表示Tが、2回目の操作に応じて第二の態様(例えば、二重枠)で表示される。なお、これまで第一の色(例えば、青色)で表示されていたタイマ予告表示Tが、2回目の操作に応じて第二の色(例えば、青色)で表示されるようにしてもよい。
図49は、タイマ予告が、残時間のカウントダウンを伴う他の演出と重複した場合の例を示す図である。
図49には二つの例が示されており、上方に示された例は、タイマ予告が、島一斉演出と重複した場合の例になる。図49(a)に示す装飾図柄表示装置208には「島一斉演出まであと25秒」と大きく表示されている。一方、内部的なカウンタタイマ412の残時間は30:00秒であるが、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)はこの段階では無操作であり、タイマ予告表示Tは非表示である。図49(b)では、そのボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、変動アイコン表示領域208eの左隣に、カウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。なお、図49(b)に示す装飾図柄表示装置208には、「島一斉演出まであと20秒」と、先と同じ大きさで表示されている。この例では、タイマ予告の残時間が0:00秒になる時間と、島一斉演出が開始される時間との差は、僅か5秒であるが、タイマ予告は、島一斉演出のカウントダウンの影響を何ら受けることなく、カウンタタイマ412のカウントダウンに従って、残時間を表示する。
図49の下方に示された例は、タイマ予告が、ミッション演出と重複した場合の例になる。図49(ア)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域208eの右斜め上のミッション表示Mがなされ、残時間が10:00秒であることが表示されている。一方、内部的なカウンタタイマ412の残時間は30:00秒であるが、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)はこの段階では無操作であり、タイマ予告表示Tは非表示である。図49(イ)では、そのボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、変動アイコン表示領域208eの左隣に、カウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。なお、図49(イ)に示すミッション表示Mでは、残時間が5:00秒であることが表示されている。この例では、ミッション表示Mとタイマ予告表示Tがともに、一重枠で囲まれた似たような表示態様で表示されているため、一見すると、誤認してしまう恐れがあるが、かえって、注意して見てもらえるという効果も奏する。
図50は、タイマ予告の他の例を示す図である。
図50の左側に示す例は、タイマ予告表示が、数値表示ではなくメータ表示である。この例では、図50(b)に示すように、操作促進報知の通常表示136Nは表示されていないが、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に内蔵されたチャンスボタンランプ138が赤色に点灯し、操作することを促している。また、図50(b)に示す装飾図柄表示装置208には、タイマ予告表示の一種であるチャンスアップメータの表示についてのチュートリアル的な記載がなされている。図50(c)では、赤色の点灯に促されてボタンAが操作され、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、その操作に応じて、チャンスアップメータCMが表示されている。チャンスアップメータCMは、左端がスタートSであり、右端がゴールGであり、時間経過とともに、矢印マークが左から右に向かって移動していく。この矢印マークは、現在の時点を表すものであり、矢印マークが右端のゴールGに到達すると、残時間は0:00秒になる。したがって、矢印マークからゴールGまでの距離が残時間の長さに対応している。さらに、このチャンスアップメータCMは、残時間を示すだけではなく、図48(α)に示す、擬似連や保留アイコンの変化や、リーチタイトル色の変化演出や、リーチ中のチャンスアップ演出といった各種の演出の実行タイミングもマーキングされている。なお、演出の実行タイミングだけがマーキングされていて、どのような演出が実行されるかまでは非表示であってもよい。
図50の右側に示す例は、操作手段の操作タイミングに応じて、実行される演出が変化する例である。この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に内蔵されたチャンスボタンランプ138が赤色に点灯し、操作することを促すとともに、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の通常表示136Nが表示されている。また、表示された通常表示136Nのうちの残期間メータ表示136cには、目印JIが付されており、残期間メータが、この目印JIにさしかかった時にボタンAを操作すると、特別態様の演出が開始される。図50(A)は、ボタンAの操作が遅すぎて、特別態様の演出は開始されず、図50(B)に示すように、チャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1が表示されている。図50(ア)は、ボタンAの操作タイミングが、目印JIのタイミングにちょうど合い、図50(イ)に示すように、チャンスと灰色の文字で表示されたカットイン予告の画像C2が表示されている。図50(イ)に示すカットイン予告の画像C2は、図50(B)に示すカットイン予告の画像C1と、文字の書体や下地の種類は同じで文字の色のみが異なるが、文字の書体や下地の種類までも異なるものであってもよいし、さらにはキャラクタ等の画像が追加されたものであってもよい。図50(あ)では、操作促進報知が行われていないボタンB(操作ボタン137’)が操作されている。また、ここでのボタンBは、裏ボタンに相当する。ボタンBの操作タイミングも、目印JIのタイミングにちょうど合い、図50(い)に示すように、お姫様のキャラクタが表示された特別態様のカットイン予告の画像C3が表示されている。このように、操作タイミングに応じて演出の表示態様が異なったり、操作する操作手段に応じて演出の表示態様が異なったりする。なお、演出の表示態様に限らず、演出の種類や開始タイミングが異なってもよい。また、操作する操作手段が同じでも、裏ボタンであるときとないときで、演出の表示態様や、演出の種類や開始タイミングが異なってもよい。
図51は、タイマ予告表示Tが装飾図柄表示装置208とは異なるデバイスに表示される例を示す図である。
図51に示す例では、パチンコ機100に、装飾図柄表示装置208とは別体の、シャッタ付きのタイマ予告表示手段209’が設けられている。このタイマ予告表示手段209’には、図1に示すパネル表示部183を適用することができる。図51(a)に示すシャッタ付きタイマ予告表示手段209’では、シャッタが閉じており、同図(b)に示すように、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、シャッタが開き、カウンタタイマ412の残時間(ここでは20:00秒)がタイマ予告表示手段209’に表示れる。
やがて、図51(c)に示すように、タイマ予告表示手段209’に表示されていた残時間が0:00秒になる。すると、図51(d)に示すように、タイマ予告表示手段209’ではなく、装飾図柄表示装置208に、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示され、次いで、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域208eでは、変動アイコンcがお姫様の顔の表示態様に変化し、通常予告演出が開始されている。なお、残時間が0:00秒になって以降、タイマ予告表示手段209’ではシャッタは閉じずに、そのまま0:00秒が表示され続けている。
図51(A)に示す装飾図柄表示装置208には、図47(D)に示す「待機中」と同じ表示がなされている。図47(D)に示す「待機中」は、この後に開始される図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示であったが、図51(A)に示す「待機中」は、現在行われている図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示に相当する。図51(B)では、装飾図柄表示装置208の「待機中」が消え、タイマ予告表示手段209’のシャッタが開いて、ここでは図示省略したカウンタタイマ412に設定された残時間と同じ残時間(ここでは20:00秒)が表示されている。「待機中」の解除は、解除時期が到来して自動的に解除されたり、ボタンAやボタンBを再び操作することで解除されてもよい。
図51(ア)に示す装飾図柄表示装置208ではリーチ状態であり、変動アイコン表示領域208eの左隣に、不図示のカウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。そして、タイマ予告表示手段209’では、シャッタが開き、「チャンス」という文字表示がなされている。このように、タイマ予告表示手段209’は、残期間を表す表示以外の表示も表示可能である。図51(イ)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出に発展している。スーパーリーチ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208からタイマ予告表示Tが消え、代わりに、不図示のカウンタタイマ412の残時間(ここでは20:00秒)が、タイマ予告表示手段209’に表示される。こうすることで、装飾図柄表示装置208で実行されるスーパーリーチ演出の一部がタイマ予告表示Tでオーバーラップされず、一方で、タイマ予告の残時間を明確に表示することができる。
図51(あ)に示す例では、不図示のカウンタタイマ412の残時間が、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tに表示されるとともに、タイマ予告表示手段209’にも表示されている。ただし、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tでは25:00秒と表示されているのに対して、タイマ予告表示手段209’では24:95秒と表示され、ともに、不図示のカウンタタイマ412の残時間を表示しているはずなのに、非常に僅かではあるが差が生じてしまっている。これは、装飾図柄表示装置208とタイマ予告表示手段209’といったように異なるデバイスであることから、表示制御等において何らかのタイムラグが生じ、このタイムラグに起因した差である。なお、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tと、タイマ予告表示手段209’との間に、演出の一環として意図的に差を生じさせてもよい。
なお、ここではタイマ予告表示手段209’が用いられているが、タイマ予告表示手段209’に代えて、図33に示す、動作(昇降)可能な第二表示手段209を用いてもよい。この第二表示手段209は、必ず動作(昇降)してもよいし、動作(昇降)しない場合があってもよし、昇降動作以外にも動作するものであってもよいし、昇降動作のみ行うものであってもよい。
最後に、複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化を開始するタイミングが、複数ある場合の例について説明する。
図52は、保留アイコンのアニメーションが実行されている装飾図柄の変動表示の様子を段階的に示す図である。
図52(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図52(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は3つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが3つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図52(b)には、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始された直後の様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に開始されている。この図52(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は2個のみ点灯しているのに対して、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)表示され、変動アイコン表示領域208eには依然として変動アイコンが表示されていない。これは、変動開始直後であるために生じたタイムラグの結果である。また、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図52(c)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、保留アイコンが、斜め左上に移動してから斜め右下に移動するアニメーションであり、今まで第一保留アイコンh1であった保留アイコンは、変動アイコン表示領域208eに向かって移動し、今まで第二保留アイコンh2であった保留アイコンは、第一保留アイコンh1が表示されていた位置に向かって移動し、今まで第三保留アイコンh3であった保留アイコンは、第二保留アイコンh2が表示されていた位置に向かって移動する。
図52(d)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。また、保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが2つ(保留アイコンh1,h2)しか表示されていない。
ここで、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、図52(e)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。また、装飾図柄表示装置208では、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、図52(e)に示す装飾図柄表示装置208では、増加保留アイコンhiの上端部分が表示画面の下から見え始めている。
図52(f)でも、保留アイコンの増加アニメーションが継続しており、増加保留アイコンhiが第三保留アイコンh3が表示される位置に到達しようとしており、図52(g)では、保留アイコンの増加アニメーションが終了し、黒丸の第三保留アイコンh3が表示されている。
図52(h)では、第1特図表示装置212にハズレの停止図柄が停止表示されるとともに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、停止中表示(白色)に変化している。一方、図52(h)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、変動アイコン表示領域208eには、変動アイコンcがまだ残っている。図52(i)に示す第1特図表示装置212では、ハズレの停止図柄の確定表示が行われており、装飾図柄表示装置208でも、「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコンcも消えている。
図52(j)〜同図(l)では、次の特図1の図柄変動表示が行われ、同図(m)では停止表示が行われ、同図(n)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾4」−「装飾1」−「装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。
以上説明した、図52(a)から同図(n)までは、城下町ステージであり、装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の町並みであった。ここで、ステージチェンジが発生する。ステージチェンジは、特図の図柄変動表示の開始と同時に開始され、図(o)で次の特図1の図柄変動表示が開始されると同時に、装飾図柄表示装置208では、背景画像が、網目調の背景画像の中央にお姫様のキャラクタが表示された背景画像に一旦変化する。この背景画像は、いずれのステージにも属さない、ステージチェンジ専用の背景画像である。ステージチェンジ専用の背景画像が表示されると、それまで表示されていた保留アイコンや、変動アイコン表示領域208eの枠や、変動アイコンc自身も消え、縮小表示された装飾図柄の変動表示が左上に表示されるとともに、第4図柄2081,2082が右上に表示されているだけの状態になる。この状態では、いずれのステージに変化するか遊技者は分からず、遊技者は、興味を持って装飾図柄表示装置208の背景画像に注目する。やがて、図52(p)に示すように背景画像が暗闇の背景画像に切り替わり、ステージチェンジが完了する。ここでは、城下町ステージから暗闇ステージに切り替わったことになる。ステージチェンジが完了すると、保留アイコンや、変動アイコン表示領域208eの枠や、変動アイコンc自身の表示も復活し、装飾図柄の変動表示も、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cにおいて行われる。城下町ステージでは、デフォルトの表示態様が丸形であった保留アイコンや変動アイコンは、暗闇ステージでは、デフォルトの表示態様が四角形になり、図52(p)には、黒い四角形の第一保留アイコンh1と、同じく黒い四角形の変動アイコンcが表示されている。このように、ステージに応じて、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化する場合がある。また、装飾図柄や第4図柄もステージに応じたものに変化してもよい。
以上説明したステージは、城下町ステージや暗闇ステージの他に複数のステージが用意されており、制御状態(例えば、確変状態/非確変状態や、電サポ状態/非電サポ状態)に応じてステージチェンジが行われたり、図柄変動表示の回数に応じてステージチェンジが行われたりする。
図53は、図柄停止中における保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
特図1の図柄変動中において、移動アニメーション終了後に、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになる。図53(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。また、装飾図柄表示装置208では、図示省略したが、図52を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションが実行され、図53(b)に示す装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。ここで増加した第三保留は、先読み予告の対象になるが、図53(b)の図柄変動中は、デフォルトの表示態様(黒丸の表示態様)で表示されている。なお、以降の図でも保留アイコンの増加アニメーションを図示省略する場合があるが、特に断らない限り、増加アニメーションは実行される。
図53(c)では停止表示が行われ、同図(d)〜同図(f)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。この確定表示の間、図柄変動表示中に増加した第三保留の先読み予告の演出(第一の演出表示の一例に相当)が実行される。この演出では、増加した第三保留アイコンh3とともに、第三保留が増加した際に表示されていた保留アイコン(第一保留アイコンh1,第二保留アイコンh2)も一緒に、表示態様が変化する。図53(d)に示す第一保留アイコンh1、第二保留アイコンh2、および第三保留アイコンh3はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)であるが、図53(e)では、保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、エフェクト表示e4がこれら3つの保留アイコンh1〜h3にオーバラップして、3つの保留アイコンh1〜h3が一瞬視認不能になる。エフェクト表示e4が消えると、図53(f)に示すように、3つの保留アイコンh1〜h3は全て、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化している。ここでの、表示態様の変化は、一斉であり、かつ同じ表示態様の変化であったが、1個1個順番に変化してもよいし、異なる表示態様に変化してもよい(以降に説明する一斉変化においても同じ。)。
図53(g)では、次の特図1の図柄変動表示が開始され、同図(h)では、殿様の顔の表示態様の保留アイコンが移動アニメーションを開始しており、同図(i)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ、殿様の顔の表示態様の変動アイコンcが表示されている。また、保留アイコン表示領域208fには、殿様の顔の表示態様の保留アイコンh1,h2が二つ表示されている。
図53に示す例では、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまでが第一の期間の一例に相当し、この第一の期間に保留増加があった場合には、第一の期間内に、保留アイコンの表示態様の一斉変化の演出(以下、一斉変化演出という。)が行われる。一方、この第一の期間に保留増加はなく、第一の期間終了後の第二の期間(図53(a)〜同図(c)の直前までの期間)に保留増加があった場合には、図柄変動中の第二の期間には一斉変化演出は行われず、確定表示中の期間(図53(d)〜同図(f))に一斉変化演出が行われる。なお、第一の期間の終期は、第二の期間の始期であってもよい。
図54は、図柄停止中に保留増加があった場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図54(c)では停止表示が行われ、同図(d)〜同図(f)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。なお、確定表示も停止表示中の表示されるため、以下の説明では、確定表示も含めて停止表示と称する。この停止表示中に、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでも第三保留が増加したことになる。図53(f)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。ここで増加した第三保留も、先読み予告の対象になる。停止表示中における保留増加の際には、装飾図柄表示装置208では、図52を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションは実行されない。すなわち、増加アニメーションの実行がキャンセルされている。ただし、増加アニメーションの一部のみが実行される場合があってもよいし、全部が実行される場合があってもよい。
図54(f)では、保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になる。すなわち、エフェクト表示e4が、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)でそれまで表示されていた第一保留アイコンh1および第二保留アイコンh2にオーバラップして、2つの保留アイコンh1、h2を含めて一瞬視認不能になる。エフェクト表示e4が消えると、図54(g)に示すように、第三保留アイコンh3が増加している。この第三保留アイコンh3の表示態様は、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)である。また、これまで黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)であった、第一保留アイコンh1の表示態様も第二保留アイコンh2の表示態様も、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に同時に変化している。すなわち、増加した第三保留アイコンh3を含めた3つの保留アイコンh1〜h3全てが、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)で表示されている。図54(g)では、図柄変動表示が開始されており、以降については、図53の例と同じであるため説明を省略する。
図54に示す例では、図柄停止中に保留が増加し、増加した保留アイコンを表示する前にエフェクト表示e4を用いた一斉変化演出が実行されている。すなわち、保留増加後すぐに、あるいは保留増加とともに一斉変化演出が実行されている。
図55は、図柄変動中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図55(a)から同図(c)は図柄変動中であり、これらのうち、移動アニメーション終了後の図55(b)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになり、この第三保留が、第1副制御部400における先読み予告の実行可否抽選の結果、先読み予告の対象になる。図55(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第三保留アイコンh3が増加し、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。また、その後の図55(c)のタイミングでも第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数がさらに1つ増加し、4個(満タン)になる。すなわち、ここでは第四保留が増加したことになるが、第1副制御部400における先読み予告の実行可否抽選の結果、この第四保留は先読み予告の対象にはならない。図55(c)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第四保留アイコンh4が増加し、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。
図55(d)〜同図(g)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示の間、図柄変動表示中に増加した第三保留の先読み予告の演出として一斉変化演出が実行され、図55(f)に示すように保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になった後、同図(g)に示すように、エフェクト表示e4が消え、保留アイコンの表示が再開する。図55(g)に示す装飾図柄表示装置208では、先読み予告対象の第三保留アイコンh3とともに、第三保留が増加した際に既に表示されていた保留アイコン(第一保留アイコンh1,第二保留アイコンh2)も一緒に、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化しているが、第三保留が増加した後に増加した第四保留に対応する第四保留アイコンh4は、表示態様が変化しておらず、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)のままである。このように、一斉変化演出といっても、表示されている保留アイコンの全てが必ず変化するわけではない。
なおこの例でも、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまでが第一の期間の一例に相当し、この第一の期間に保留増加があった場合には、第一の期間内に一斉変化演出が行われる。一方、この第一の期間に保留増加はなく、第一の期間終了後の第二の期間(図55(a)〜同図(d)の直前までの期間)に保留増加があった場合には、図柄変動中の第二の期間には一斉変化演出は行われず、停止表示中の期間(図55(d)〜同図(g))に一斉変化演出が行われる。
また、装飾図柄の変動表示開始からの前半部分の期間(例えば、リーチ演出が開始される前の期間)を第一の期間とし、変動表示終了までの後半部分の期間(例えば、第一の期間に続く後半部分の期間)が第二の期間としてもよい。なお、第一の期間の終期は、第二の期間の始期であってもよい。
また、第一の期間は、変動表示の表示開始から変動アイコン表示まで、すなわち第一保留アイコンh1が変動アイコン表示領域208eに移動するまでの期間であってもよいし、変動表示の表示開始から複数の装飾図柄のうちの一の図柄が仮停止(いわゆる第一停止、あるいは擬似連演出における最初の仮停止)するまでの期間であってもよいし、変動表示の表示開始から装飾図柄の組み合わせがリーチ状態となるまでの期間であってもよい。なお、ここで列挙した第一の期間についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
図56は、図柄停止中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図56(c)から同図(g)は図柄停止中であり、これらのうち、図56(f)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになり、この第三保留が先読み予告の対象になる。図56(f)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯しているが、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fにはエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になっている。第三保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされている。
また、図56(g)のタイミングでも第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数がさらに1つ増加し、4個(満タン)になる。すなわち、先読み予告演出である一斉変化演出の実行中に第四保留が増加したことになるが、この第四保留は先読み予告の対象にはならない。図56(g)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯しているが、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fにはエフェクト表示e4が継続表示され、保留アイコン表示領域208f全体が依然として視認困難になっている。第四保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションもキャンセルされている。
図56(h)では、エフェクト表示e4が消え、保留アイコンの表示が再開する。図56(h)に示す装飾図柄表示装置208では、先読み予告対象の第三保留アイコンh3が殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)で表示され、第一保留アイコンh1および第二保留アイコンh2も、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化しているが、第三保留が増加した後に増加した第四保留に対応する第四保留アイコンh4は、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されている。このように、図柄停止中に保留が増加した場合には、先読み予告演出として一斉変化演出が即座に開始されるが、この一斉変化演出の実行中に保留増加があった場合には、その保留増加分は対象外にして、一斉変化演出実行前の保留アイコンを一斉に変化させる。なお、図柄停止中は、特図の保留が増加すると一斉変化演出が即座に実行されるが、一斉変化演出開始前に第四保留が増加した場合であっても、第三保留が先読み予告の対象であれば、第四保留に対応した第四保留アイコンh4は、先読み予告の表示態様では表示されない。また、第四保留が先読み予告の対象であれば、第三保留アイコンh3も第四保留アイコンh4も、先読み予告の表示態様で表示されることになる。
上述のごとく、図56(f)においても同図(g)においても、保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされているが、先読み予告演出である一斉変化演出の開始後の保留増加分については、保留アイコンの増加アニメーションを実行してもよい。図56(f’)では、同図(f)と同じく、第三保留が先読み予告対象になったことに伴う一斉変化演出の開始によって、エフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になっている。この状態で、第四保留の増加があるが、一斉変化演出の開始後であることから、保留アイコンの増加アニメーションが開始される。図56(g1’)では、増加保留アイコンhiの上端部分が表示画面の下から見え始めている。増加保留アイコンhiが表示されたレイヤは、エフェクト表示e4が表示されたレイヤよりも奥側であるため、増加保留アイコンhiはエフェクト表示e4によってオーバーラップされてしまう。図56(g1’)に続く同図(g2’)では、エフェクト表示e4によって一部が隠された、黒丸の表示態様の増加保留アイコンhiが示されている。
なお、第三保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションとして、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)の増加保留アイコンhiを、エフェクト表示e4とともに登場させてもよい。
続いて、入賞順変動機における保留アイコンの一斉変化演出について説明する。
これまでの説明は、特図2優先変動における説明であった。すなわち、特図2の図柄変動を優先して行う場合における特図1の保留増加についての説明であった。なお、特図2の保留増加であっても同じである。
ここでは、第1特図始動口230への入賞と、第2特図始動口232への入賞のうち、入賞タイミングが先のタイミングのものから図柄変動表示を開始する入賞順変動機の場合について説明する。
図57は、入賞順変動を説明するための図である。
図57に示す装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fには、特図1の保留4個と特図2の保留4個を合わせた8個の保留アイコンが表示可能である。また、変動アイコン表示領域208eは、左下隅に設けられている。
図57(a)では、6つの保留アイコンh1〜h6が表示されている。これら6つの保留アイコンh1〜h6はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。また、6つの保留アイコンh1〜h6のうのち第一保留アイコンh1に対応した保留は、特図2の保留である。
図57(b)では、図柄変動中に特図2の保留が増加し、保留アイコン表示領域208fには、第七保留アイコンh7が追加される。ここでも、図52を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションと同じような増加アニメーションが実行されるが、図示省略している。やがて、図柄変動が終了し、図柄停止中になる(図57(c)〜同図(d))。この例では、第七保留についての先読み予告の実行可否抽選にハズレ、保留アイコンの一斉変化演出は開始されない。
次いで、第一保留アイコンh1に対応した特図2の保留が消化され、図57(e)に示すように、第2特図表示装置214において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。図57(f)に示す装飾図柄表示装置208では、図52(c)を用いて説明した保留アイコンの移動アニメーションと同じような移動アニメーションが開始され、図57(g)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図58は、入賞順変動において保留が増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図58(a)では、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。これら7つの保留アイコンh1〜h7はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。また、7つの保留アイコンh1〜h7のうのち第一保留アイコンh1に対応した保留は、特図2の保留である。図58(a)に示す状態は、移動アニメーション終了後の状態である。
図58(b)では、移動アニメーション終了後の図柄変動中に特図2の保留が増加し、保留アイコン表示領域208fには、第八保留アイコンh8が追加されるとともに、保留満タンになったことで保留MAXという満タン表示Fもなされている。この例では、第八保留についての先読み予告の実行可否抽選に当選し、保留アイコンの一斉変化演出がこの後に実行される。
やがて、図柄変動が終了し、停止表示中になる(図58(c)〜同図(d))。この例では、停止表示中には、保留アイコンの一斉変化演出は開始されない。
次いで、第一保留アイコンh1に対応した特図2の保留が消化され、図58(e)に示すように、第2特図表示装置214において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。図58(f)に示す装飾図柄表示装置208では、図52(c)を用いて説明した保留アイコンの移動アニメーションと同じような移動アニメーションが開始され、図58(g)では、保留アイコンの移動が完了し、保留アイコン表示領域208fには7つの保留アイコンh1〜h7が表示されるとともに、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンcが表示されている。なお、7つの保留アイコンh1〜h7にしても変動アイコンcにしても、表示態様は、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。
保留アイコンの移動が完了すると、保留アイコンの一斉変化演出が開始される。すなわち、保留アイコンの移動アニメーションの終了に一斉変化演出は開始されることになる。この一斉変化演出でも、エフェクト表示e5が出現するが、ここでのエフェクト表示e5は、図58(h)に示すように、保留アイコン表示領域208fとともに変動アイコン表示領域208eにもオーバーラップする表示であり、7つの保留アイコンh1〜h7の他に、変動アイコンcも視認困難になる。なお、図58(h)に示すエフェクト表示e5は、第八保留アイコンh8が表示される位置はオーバーラップしていないが、この位置までオーバーラップするものであってもよい。また、変動アイコン表示領域208eにはオーバーラップしないエフェクト表示であってもよい。
図58(i)では、エフェクト表示e5が消え、保留アイコンが視認可能になるとともに変動アイコンcも視認可能になっている。ここでの一斉変化演出は、保留増加時(図58(b))の第八保留を予告対象にした先読み予告であったが、保留が一つ消化された関係で、第八保留は第七保留になっており、そもそも第八保留アイコンh8は表示されていない。したがって、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが、表示されており、表示されているこれら全てのアイコンの表示態様が変化している。しかも、ここでの一斉変化演出では、一種類の共通の表示態様に変化するのではなく、複数種類の表示態様に変化している。なお、一斉変化した全ての保留アイコンの表示態様が異なる場合があってもよい。
また、保留アイコンの移動アニメーションが実行されるタイミングで一斉変化演出が実行されてもよい。図58(d’)は、同図(d)と同じく停止表示中であり、図58(e’)では、同図(e)と同じく、特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。先の例ではこの後すぐに、保留アイコンの移動アニメーションが開始されたが、この例では、装飾図柄の変動表示の開始と同時あるいは装飾図柄の変動表示の開始直後に、エフェクト表示e5が出現し、一斉変化演出が開始されている。図58(f’)では、エフェクト表示e5が消え、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが、表示されており、表示されているこれら全てのアイコンの表示態様が変化している
図59は、入賞順変動において停止表示中に保留が増加して保留満タンになったときの例を示す図である。
図59(a)〜同図(b)にかけて停止表示が行われており、同図(a)と同図(bの間のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、保留が8個(満タン)になる。停止表示中における保留増加については、保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされ、図59(b)に示すように、第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第八保留アイコンh8が増加している。このように停止表示中に保留が増加して保留満タンになった場合には、図58で説明した満タン表示Fは表示されない。すなわち、満タン表示Fは、図柄変動中にしか表示されない。これは、停止表示の期間長は短く、満タン表示Fをある程度の時間にわたって表示することができないことに起因する。こうして、満タン表示Fが表示されないまま、次の図柄変動表示が開始され(図59(c)参照)、図示省略したが、保留アイコンの移動アニメーションが実行され、その後、保留アイコンの一斉変化演出が開始され、エフェクト表示e5が出現し(図59(d)参照)、同図(e)では、そのエフェクト表示e5が消えて、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが再表示されており、再表示されたこれら全てのアイコンの表示態様が変化している。
なお、短い時間であっても、停止表示中に満タン表示Fを表示してもよい。また、保留アイコンの移動アニメーションは省略されてもよい。さらに、図柄変動中に保留が増加しないと、あるいは保留満タンにならないと、保留アイコンの一斉変化演出が開始されない態様であってもよい。
図60は、表示されている保留アイコンの種類によって一斉変化演出が実行されなかったり、されたりする例を示す図である。
図60の左側に示す例では、図60(b)で、第二保留アイコンh2が「熱」の文字の表示態様(第二の表示態様)の保留アイコンに変化する。この表示態様(第二の表示態様)は、最も信頼度(大当りの期待度)が高い先読み予告の表示態様であってもよいし、同時に2つ以上は表示されない表示態様であってもよいし、最も出現率が低いレアな表示態様であってもよい。なお、ここで列挙した第二の表示態様についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。このような表示態様の保留アイコンが表示されている状態で保留が増加しても、一斉変化演出は実行されない。
一方、図60の右側に示す例では、図60(B)で、第二保留アイコンh2が光っている表示態様(第一の表示態様)の保留アイコンに変化する。この表示態様(第一の表示態様)は、最も信頼度(大当りの期待度)が低い先読み予告の表示態様であってもよいし、同時に2つ以上表示される表示態様であってもよいし、デフォルトの表示態様の次に出現率が高い表示態様であってもよい。なお、ここで列挙した第一の表示態様についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。このような表示態様の保留アイコンが表示されている状態で保留が増加した場合(図60(C)の第三保留アイコンh3参照)、その増加した保留が先読み予告の対象になれば、一斉変化演出が実行される(図60(E)参照)。
図61は、入賞順変動において保留満タンになった場合の一斉変化演出について説明する図である。
図61(a)に示す第三保留アイコンh3は、番長のキャラクタの表示態様に変化している。この第三保留アイコンh3は、一斉変化演出とは異なる演出によって表示態様が変化したものである。例えば、入賞時に最初から番長のキャラクタの表示態様で出現した場合や、次変動開始時にこの保留アイコンだけ番長のキャラクタの表示態様に変化した場合等があげられる。図61(d)では、図柄変動中に第八保留アイコンh8が増加し、保留満タンになる。図柄変動中に保留満タンになると、満タンになった時点から現在行われている図柄変動表示の停止表示までの間(図61(c)〜同図(d))、満タン表示Fが表示される。すなわち、図61(f)に示すように、確定表示になると満タン表示Fは消える。そして、他の演出で保留アイコンの表示態様が変化している場合であっても、保留満タンになると、次変動における保留アイコンの移動アニメーション(図61(g)参照)が終了した後に、図61(i)に示すように一斉変化演出が開始され、同図(j)に示すように、第一保留アイコンh1〜第七保留アイコンh7および変動アイコンcの全てのアイコンの表示態様が変化する。この例では、図60(a)〜同図(e)を用いて説明したような保留アイコンの表示態様とは無関係に、保留満タンになったことに応じて、一斉変化演出が実行される。したがって、ここでは、図61(a)に示す第三保留アイコンh3は、番長のキャラクタの表示態様であったが、図60(b)に示す「熱」の文字の表示態様であっても、保留満タンになれば、一斉変化演出が実行されることになる。ただし、保留満タンになっても、「熱」の文字の表示態様(第二の表示態様)の保留アイコンが表示されていた場合には、一斉変化演出が実行されないようにしてもよい。
図61(A)では、一斉変化演出によって既に、第一保留アイコンh1〜第七保留アイコンh7全ての保留アイコンの表示態様が、殿様の顔の表示態様に変化している。この場合でも、図柄変動中に保留満タンになると満タン表示Fが表示される。そして、一斉変化演出が既に実行された後であっても、保留満タンになったことに応じて、再度、一斉変化演出が実行される(図61(C)参照)。すなわち、一斉変化演出によって表示態様が変化した保留アイコンが全て消化される前に保留満タンになれば、再度、一斉変化演出が実行される。
なお、図58、図59、および図61で説明した入賞順変動機の例は、特図2優先変動機や交互変動機の場合においても、保留満タンになった場合に適用することができる例である。
以上説明した図9〜図61は、一台のパチンコ機における例であってもよいし、異なるパチンコ機それぞれで実行される例であってもよい。
図62は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図62に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
また、本発明は、スロトマシンにも適用することができる。
図63は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図63において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図63に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図63に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図63において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図63に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図63に示すスロットマシン1000には、図1に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図1に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図63に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図63に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図63に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以下、図64〜図157を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図64〜図157に示す符号は、原則として図64〜図157を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図64〜図157を用いた説明では図64〜図157に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図64を用いて、本発明の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図66参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図64に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図64では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図66に示す。
図65は、図64のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図67参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図67参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図67参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図67参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図67参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図67参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図66は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図65に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図64に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図65に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図66に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図64に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図66に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図67を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのタイマ回路312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材2321や可変入賞口234の扉部材2341等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、外部端子板349を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ(不図示)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(不図示)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605は、前面枠扉106が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図68(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図68(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図68(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図68(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図68(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図68(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図68(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図68(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図68(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図68(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図69を用いて、図67に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図67に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図67に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図69に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図65に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図65に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図70を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図67に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図67に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図67に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図67に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図68(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図68(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図68(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図69に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図71は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図72(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図71に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図72は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図72(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図72(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図72(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図72(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図72(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図72(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図72(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図72(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図72(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図70に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図73を参照しながら説明する。ここで、図73(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図73(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図73(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図73(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図73(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図73(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図73(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図73(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図70に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図74を参照しながら説明する。ここで、図74(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図74(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図74(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図74(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図75(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図75(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理については、後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図75(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図75(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図75(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS413における画像制御処理のフローチャートである。ステップS701では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS703:Yes)、ステップS705に進み、そうでない場合は(ステップS703:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS709:Yes)、ステップS711に進み、そうでない場合は(ステップS709:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図76(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図76(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(演出可動体224による演出データやランプによる演出データ)をROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図76(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図76(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図77は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図77には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図77(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図77に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図77(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図77(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図77に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図77(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図77(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図77(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図77(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図77(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図77(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図77(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図77(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図77(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。
図77(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図77(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図77(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図77(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図78は、図77に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図77(o)から続く図78(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図78(s)まで続く。図78(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図78(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図78(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図78(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図78(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図77(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図78(t)から続く、別の場合の図78(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図78(u´)に続く図78(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図78(v´)に続く図78(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図79は、図78(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図79(a)では、図77(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図79(b)まで続く。図79(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図78(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図79(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図79(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンについて図80及び図81を参照しながら説明する。ここで、図80(a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、同図(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、同図(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、同図(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。また、図81(a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、同図(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。
本実施形態では、図80(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の上部に、予告アイコン表示領域285が表示される場合がある。この予告アイコン表示領域285は、例えば、6つの領域に区画されており、左から予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域YA3、予告アイコン第4表示領域YA4、予告アイコン第5表示領域YA5、予告アイコン第6表示領域YA6が列方向に並んで配置されている。本実施形態では、特図1の保留アイコン表示領域281に表示可能な保留アイコンの数は4つ(あるいは、特図2の保留アイコン表示領域をさらに表示する場合には表示可能な保留アイコンの数は合計で8つ)であるので、予告アイコン表示領域285において表示可能な予告アイコンの数と保留アイコン表示領域において表示可能な保留アイコンの数とは異なるということができる。なお、表示可能な予告アイコンの数と保留アイコンの数とが同じであってもよい。また、予告アイコン表示領域285を構成する領域の数は6つに限定されず、1つであってもよいし、2以上の任意の数に設定してもよい。また、遊技進行に応じて領域の数が変更されるようにしてもよい。
予告アイコン表示領域285には、1つの領域について1つの予告アイコンが表示される場合がある。例えば、図80(a)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1には、帽子の図柄からなる帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、千両箱の図柄からなる千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、扇の図柄からなる扇の予告アイコンI10が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、手裏剣の図柄からなる手裏剣の予告アイコンI7が表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5には、リボンの図柄からなるリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6はブランクとなっている。予告アイコン表示領域285における各領域にいずれの予告アイコンを表示するかについては、図80(b)に示されるRAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて決定される。なお、本実施形態では、1つの領域につき1つの予告アイコンを表示する形態としたが、1つの領域につき2以上の予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図80(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図80(c)に示すタイミングで消化されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図80(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから8秒が経過すると、リボンの予告アイコンI8が消化され、その後、消化されたリボンの予告アイコンI8に対応する演出が実行される場合がある。その後、当該変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、装飾図柄の変動表示(保留1に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから12秒が経過すると、手裏剣の予告アイコンI7が消化され、その後、消化された手裏剣の予告アイコンI7に対応する演出が実行される場合がある。その後、保留1に対応する図柄変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11(図80(a)において、保留アイコンh12が保留アイコンh11に移動したもの)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するととともに、装飾図柄の変動表示(保留2に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから4秒が経過すると、帽子の予告アイコンI6が消化され、その後、消化された帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行される場合がある。また、SPリーチが開始されてから10秒が経過すると、千両箱の予告アイコンI9が消化され、その後、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する演出が実行される場合がある。その後、全ての装飾図柄が仮停止状態となってから2秒が経過すると、扇の予告アイコンI10が消化され、その後、消化された扇の予告アイコンI10に対応する演出が実行される場合がある。このように、予告アイコンの消化は、予告や演出が実行されることを遊技者に事前に報知するものであるということができる。
また、図80(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図80(d)に示すタイミングで増加されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図80(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから4秒が経過すると、装飾図柄表示装置208に殿様が出現して予告アイコンを増加させる殿様演出が実行される。この殿様演出では、帽子の予告アイコンI6、リボンの予告アイコンI8及び手裏剣の予告アイコンI7を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、当該変動が終了して、保留1に対応する図柄変動が開始されると、装飾図柄表示装置208にDJが出現して予告アイコンを増加させるDJ演出が実行される。このDJ演出では、千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、保留1に対応する図柄変動が終了して、保留2に対応する図柄変動が開始された後、2回目の疑似連演出の開始から4秒が経過すると、殿様演出が実行されて、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。ここで、疑似連演出とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。
なお、本実施形態において、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数をはずれとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数よりも多くなるように構成してもよい。例えば、はずれとなる図柄変動表示においては増加する予告アイコンの数を最大1つとし、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数を少なくとも2以上とするようにしてもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンの種類と対応する演出内容について、図81を参照しながら説明する。予告アイコンには、図81(a)に示すように、対応する演出の内容が明らかでないものと、図81(b)に示すように、対応する演出の内容が明らかなものとがある。
対応する演出の内容が明らかでない予告アイコン(変化前の予告アイコン)には、例えば、図81(a)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1と、第2の殿様の予告アイコンI2と、第3の殿様の予告アイコンI3と、第1のボタン予告アイコンI4とがある。第1の殿様の予告アイコンI1は、殿様の顔のシルエットを白色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度となっている。また、第2の殿様の予告アイコンI2は、殿様の顔のシルエットを緑色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は中程度となっている。また、第3の殿様の予告アイコンI3は、殿様の顔のシルエットを赤色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度である。また、第1のボタン予告アイコンI4は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度から強程度のいずれかである。第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3は、所定の変化表示のタイミング(例えば、当該予告アイコンの増加表示のタイミング)になると、図81(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。また、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、図81(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。なお、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、変化前の予告アイコンのいずれかに変化してもよい。
このように、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3及び第1のボタン予告アイコンI4は、先読みの対象である図柄変動が開始されるよりも前に表示される場合があり、先読み予告として機能する場合がある。また、本実施の形態では、後述するが、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示される際に、文字表記が付随して表示される場合があり、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3が表示される場合には、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合がある。
一方、対応する演出の内容が明らかな予告アイコン(変化後の予告アイコン)には、例えば、図81(b)に示すように、帽子の予告アイコンI6と、手裏剣の予告アイコンI7と、リボンの予告アイコンI8と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10と、第2のボタン予告アイコンI11とがある。
帽子の予告アイコンI6は、番長のキャラクタが被る帽子を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連演出が1回だけ行われる場合がある。ここで、疑似連演出には、強パターン、弱パターン及びガセパターンがある。強パターンの疑似連演出は、例えば、後述するように、疑似連演出が開始するときに番長のキャラクタが出現するが、その番長のキャラクタの表示態様が通常とは異なる(例えば、番長がオーラに包まれた表示態様となる)ことにより、信頼度が強程度であることを報知する。なお、例えば、2回目の疑似連演出であるにもかかわらず、3回目の疑似連演出であることを報知して信頼度が強程度であることを示すようにしてもよい。また、弱パターンの疑似連演出は、出現する番長のキャラクタが通常の表示態様で表示されることにより、信頼度が弱程度であることを報知する。また、ガセパターンの疑似連演出は、後述するように、疑似連演出を行うと見せかけておいて、はずれ表示を行う演出である。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「継続」や「クエスチョンマーク」を伴って「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
手裏剣の予告アイコンI7は、御庭番(忍者)のキャラクタが投げる手裏剣を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの手裏剣の予告アイコンI7が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、実行中の予告演出がフリーズ演出を経て信頼度の高い強予告演出に切り替わる演出が実行される場合がある(フリーズ予告)。一方、大当りの信頼度が弱程度であれば、装飾図柄の停止図柄の一部又は全部を事前に報知する停止図柄予告が行われる場合がある。また、本実施形態において、手裏剣の予告アイコンI7に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、「フリーズ」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、「チャン目」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、手裏剣の予告アイコンI7が消化された場合には、フリーズ予告と停止図柄予告のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
リボンの予告アイコンI8は、チビ姫のキャラクタが身に着けているリボンを模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つのリボンの予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードあるいは当該変動予告モードといった特殊ステージに移行する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ強演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、表示されている背景を、通常の遊技状態において用いられている複数種類の背景からいずれかに変更する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ弱演出)。また、本実施形態において、リボンの予告アイコンI8に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、リボンの予告アイコンI8が消化された場合には、ステージチェンジ強演出とステージチェンジ弱演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
千両箱の予告アイコンI9は、殿様のキャラクタが百姓に向けて投げる千両箱を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定、強程度又は弱程度となっている。1つの千両箱の予告アイコンI9が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱リーチ演出の実行中に消化され、リーチ移行演出を経た後に、信頼度の高い強リーチ演出に移行(昇格)する演出が行われる(リーチ移行演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱カットイン予告の実行後に消化され、その後、信頼度の高い強カットイン予告が実行される(予告昇格演出)。また、大当り確定であれば、リーチ移行演出か予告昇格演出のいずれかが実行される。また、本実施形態において、千両箱の予告アイコンI9に付随して文字表記が表示される場合には、大当り確定であれば、Aパターンとして、「大盤振舞」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、確定演出、リーチ移行演出及び予告昇格演出からいずれかが必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
扇の予告アイコンI10は、姫のキャラクタが身に着けている扇を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定となっている。1つの扇の予告アイコンI10が消化されると、大当りが確定であることを事前に報知するプレミア予告の出現、あるいは、大当りが確定となるプレミアリーチが実行される(プレミア演出)。あるいは、扇の予告アイコンI10がリーチはずれが表示された後に消化されて、大当りとなる復活演出が実行される(復活演出)。また、本実施形態において、扇の予告アイコンI10に付随して文字表記が表示される場合には、「祝福」と表示される場合がある。なお、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、プレミア演出と復活演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、本実施形態では、扇の予告アイコンI10が消化されるタイミングによって演出する内容が異なっているが、消化タイミングが同じであってもよい。
第2のボタン予告アイコンI11は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は最弱〜大当り確定のいずれかとなっている。1つの第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、遊技者に演出ボタン136の操作を促すボタン演出が行われる。このとき、操作受付期間が開始され、当該操作受付期間中に演出ボタン136が操作されると、第2のボタン予告アイコンI11の消化表示が、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、リボンの予告アイコンI8、千両箱の予告アイコンI8及び扇の予告アイコンI10のいずれか1つの消化表示に変化し、対応する演出が実行される場合がある。あるいは、いずれの予告アイコンにも変化することなく消去表示される場合もある。
なお、本実施形態では、上述した変化前の予告アイコンが変化後の予告アイコンに変化する際に予告アイコンの変化表示が行われるが、変化前の予告アイコンから予告アイコンの変化表示を経由して予告アイコンを消去する表示を行うことも可能である(図81(b)の項目5に示される予告アイコン「なし」:消去演出)。この演出では、当該変動においてははずれとなること報知している。すなわち、はずれ確定パターンであることを示すガセ予告となっている。当然、信頼度は最弱である。なお、消去演出が実行されても大当りとなる場合があってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図82は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図82には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aが示されている。ここで、第4図柄表示装置284aは、図77に示される第4図柄表示領域284の表示と同様の機能を有する表示装置であり、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284aをLCDやEL等の画像表示装置によって構成されていてもよい。第4図柄表示装置284aは、例えば、遊技盤200の所定位置に設けられており、第1副制御部400により駆動制御される。第4図柄表示装置284aは、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
また、図82(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図82(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図82(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1に対応する第4図柄の変動表示が行われている。なお、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
また、図82(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。なお、この演出例では、特図2の保留アイコン表示領域282の表示を省略しているが、第2の保留アイコン表示領域282を表示するようにしてもよい。
続いて、図82(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、第1特図保留ランプ218における点灯数が1つ増加して3つになり、保留数が3つになったことが示されている。また、特図1の保留アイコン表示領域281にも3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示される。3つ目の保留は、先読みの対象となった保留であり、後述するように、予告アイコンを表示させるか否かのトリガーとなる保留である。なお、説明の便宜のため、先読みの対象である3つ目の特図1の保留アイコンh13にハッチングを施して示したが、実際には、他の特図1の保留アイコンh11,h12と同じ表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)となっている。以下の説明でも同様である。
その後、図82(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図82(4)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図82(5)では、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図82(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これは、先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
そして、図82(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図82(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図82(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図82(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。すなわち、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、疑似連演出が実行されることを予告しているということができる。
その後、図82(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図82(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図83は、図82に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図82(13)から続く図83(14)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図83(15)では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図83(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を所持している。
そして、図83(17)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図83(18)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図83(19)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3に表示され、扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4に表示される。その後は、図82(10)〜同図(12)と同様の演出表示が行われる。
その後、図83(20)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図83(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図83(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図83(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。本実施形態では、このようにして予告アイコンを消化する予告アイコン消化演出が行われる。なお、図83(23)に示すように、帽子の予告アイコンI6が2つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に2以上表示されている場合には、例えば、左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定される適宜に設定することができる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図83(24)に示すタイミングで拡大表示された後、図83(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。また、帽子の予告アイコンI6が拡大表示された際に、例えば、変動アイコンh0の表示をデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様等、変動アイコンh0の表示態様を変更してもよい。また、保留アイコンが表示されている場合に、保留アイコンの表示態様を変更するようにしてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図83(26)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図83(27)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
図84は、図83に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図83(27)から続く図84(28)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。なお、本実施形態では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されるようにしたが、例えば、右図柄が左図柄と同一の装飾図柄(例えば、「装飾1」)となってリーチ状態を形成し、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
その後、図84(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が引き続き停止表示されるとともに、中図柄表示領域208bでは、殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図84(30)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図84(31)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。なお、疑似連図柄が停止表示されることなく、下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせが停止表示されることとなる。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されない場合でも疑似連演出が実行される場合があってもよい。
その後、図84(32)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×2」が表示されている。
その後、図84(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。なお、このとき、リーチ演出は開始されていない。
その後、装飾図柄表示装置208では、図84(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図84(35)に示すタイミングで拡大表示された後、図84(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図84(37)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図84(38)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。
その後、図84(39)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が「装飾1」から「装飾2」に変更され、非リーチ状態が形成されるとともに、中図柄表示領域208bでは、疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。このとき、疑似連図柄が表示されている間は「疑似×2」の文字情報を消去するようにしたが、表示を継続させるようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報を他の領域に表示するようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報の表示態様を変化させるようにしてもよい。なお、この演出例において、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されてリーチ状態が維持され、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
そして、装飾図柄表示装置208では、図84(40)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図84(41)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、疑似連が実行されることを報知している。本実施形態では、1回の図柄変動表示において、帽子の予告アイコンI6が消化されるほど、大当りとなりやすいように構成されている。すなわち、帽子の予告アイコンI6が1つだけ消化されて疑似連演出が1回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が2つ消化されて疑似連演出が2回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が2つ消化された方が大当りとなりやすく、帽子の予告アイコンI6が2つだけ消化されて疑似連演出が2回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が3つ消化されて疑似連演出が3回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が3つ消化された方が大当りとなりやすいということが言える。
その後、図84(42)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による3回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×3」が表示されている。
図85は、図84に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図84(42)から続く図85(43)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。ここでは、リーチ演出が開始されることとなる。
その後、図85(44)に示すタイミングで、上述したスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。図85(44)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図85(45)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図85(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、千両箱の予告アイコンI9が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図85(47)に示すタイミングで拡大表示されるとともに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図85(48)のタイミングで、千両箱の予告アイコンI9が「昇格」の文字表示とともに消去し、その後、図85(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。リーチ移行演出が開始されると、図85(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われ、その後、図85(50)に示すように、背景が暗転する。
その後、図85(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。ボタンリーチ演出が開始されると、図85(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図85(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図85(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図85(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図85(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図85(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図85(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図86は、図85に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図85(57)から続く図86(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図86(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図86(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、扇の予告アイコンI10が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図86(61)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図86(62)のタイミングで、扇の予告アイコンI10が消去し、予告アイコン表示領域285が上方へフレームアウトする表示が行われる。その後、図86(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、完全にフレームアウトされている。なお、再変動演出が開始された後も予告アイコン表示領域285を引き続き表示させたままとしてもよい。
再変動演出では、図86(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図86(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図86(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
本実施の形態では、予告アイコン表示領域285に表示された扇の予告アイコンI10が消化されることにより、再変動演出が実行されて大当りとなったが、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に表示されていない場合には、再変動演出が行われずに、はずれの表示結果が導出される場合もある。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が消化されて実行されるリーチ移行演出が行われてはずれとなる場合、このリーチ移行演出は偽の予告演出ということができる。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が一つ消化された場合に、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する種類の偽の予告としてのリーチ移行演出が実行された場合には、図柄変動表示の結果がはずれとなるということができる。このことは、帽子の予告アイコンI6に対応する予告演出、手裏剣の予告アイコンI7に対応する予告演出、リボンの予告アイコンI8に対応する予告演出についても同様である。
このように、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数に応じて予告演出が実行され得るということができる。換言すれば、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されているということができる。
なお、本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示の実行中においてのみ予告アイコンを消化し、消化した予告アイコンに対応する演出を実行するものについて説明したが、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においても予告アイコンを消化して当該予告アイコンに対応する演出を実行するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示において消化する予告アイコンの数と先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において消化する予告アイコンの数を異ならせるようにしてもよいし、同じであってもよい。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図87〜図89を参照しながら説明する。ここで、図87〜図89は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図87〜図89では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図87(8a)〜同図(10a)は、図82(8)〜同図(10)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(8a)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図87(9a−1)に示すタイミングで、投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すると、図87(9a−2)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が爆発する表示が行われた後、図87(10a)に示すタイミングで、爆発した第1の殿様の予告アイコンI1が帽子の予告アイコンI6に変化し、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの増加表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。この演出例によっても、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。
図87(8b)〜同図(9b)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(8b)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1のボタン予告アイコンI4を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図87(9b)に示すタイミングで、投げられた第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。この第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから、当該第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでの間に演出ボタン136が操作されると、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3のいずれかに変化する。このように、この演出例では、演出ボタン136が操作されるまでは、予告アイコンの示す大当りの信頼度が認識困難であるので、大当りの信頼度を知るために演出ボタン136を操作するというインセンティブが働き、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから消化されるまでの期間が、演出ボタン136の操作の有効期間であってもよい。ここで、複数回の図柄変動表示に跨って第1のボタン予告アイコンI4が表示される場合には、図柄停止表示期間中は演出ボタン136の操作が無効となるようにしてもよいし、図柄停止表示期間中も演出ボタン136の操作が有効となるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまで演出ボタン136が操作されなかった場合は、予告アイコンの消化演出時に演出ボタン136が操作された際に表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるときにボタン演出が行われ、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合に、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく演出ボタン136の操作有効期間が終了すると、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されてボタン演出が開始された後、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合にのみ、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、ボタン演出が行われる場合に演出ボタン136の操作有効期間を設けないようにしてもよい。この場合、ボタン演出が開始された後で表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでは、演出ボタン136を操作しても、第1のボタン予告アイコンが他の予告アイコンに変化しないように構成されてもよい。
図87(8c)〜同図(9c)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(8c)では、図82(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図87(9c)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、予告アイコンの増加に失敗するガセ増加演出も実行可能である。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いたガセ増加演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、ガセ増加演出が実行されにくいようにしてもよい。
図87(7d)〜同図(9d)は、図82(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(7d)では、図82(7)と同様、帽子の予告アイコンI6を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。その後、図87(8d)では、帽子の予告アイコンI6が1つだけではなく、3つの帽子の予告アイコンI6を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図87(9d)に示すタイミングで、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。なお、例えば、図87(9d)に示すように、同じ予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が予告アイコン表示領域285に所定数(例えば、3つ)以上表示されることで、疑似連演出が3回実行されることが保障されることから大当りが確定することを予告するようにしてもよい。また、信頼度の高い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。
なお、この場合において、図87(9d´)に示すように、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図87(7e)〜同図(9e)は、図82(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(7e)では、図82(7)に示す演出例とは異なり、1つの帽子の予告アイコンI6の他、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。なお、このとき、3つの予告アイコンのうちの1つあるいは2つの予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。ここで、大当りの信頼度の最も低い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、大当りの信頼度の最も高い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、ランダムに選択された予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。その後、図87(8e)では、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。また、上述したように、3つの予告アイコンがそれぞれ異なっていなくてもよく、例えば、同じ予告アイコンが複数含まれてもよい。
すると、図87(9e)に示すタイミングで、投げられた3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例でも、複数種類の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、また、複数種類の予告の実行に対する期待感を高めることができるので、演出効果をさらに高めることができる場合がある。
なお、この場合においても、図87(9e´)に示すように、投げられた3つの予告アイコンのうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図87(12f−1)〜同図(12f−2)は、図82(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(12f−1)では、図82(12)と同様、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図87(12f−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図88(8g)は、図82(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(8g)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図88(8h)は、図82(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(8h)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の近傍)に設け、これにより保留数表示を行うようにしてもよい。この演出用保留ランプ286は、例えば、フルカラーLEDを備えており、第1副制御部400により駆動制御され、例えば、デフォルトの発光態様による点灯(例えば、白色で点灯)の他、先読み予告の発光態様(例えば、7色を切り替えながら点灯)による駆動制御が可能である。なお、図88(8h)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図88(8i)〜同図(9i−2)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(8i)では、図82(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図88(9i−1)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図88(9i−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
なお、図89(9i−2´)に示すように、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を用いて保留数を表示する場合において、帽子の予告アイコンI6が表示領域の下方に落下した後に、1つ目の特図1の保留ランプの発光態様を先読み予告の発光態様に変更するようにしてもよい。
図88(8j)〜同図(9j)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図88(8j)では、図82(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている(DJ演出)。図88(8j)に示す例では、DJのキャラクタは、帽子の予告アイコンI6を持って現れている。その後、図88(9j)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図88(8k)〜同図(9k)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図88(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図88(8k)に示す例では、DJのキャラクタは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図88(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図88(9k´)に示すように、DJのキャラクタが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。また、図88(9k´´)に示すように、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された帽子の予告アイコンI6に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示を行うようにしてもよい。すなわち、予告アイコンの上書き演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。
図88(12l)は、図82(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ対応する文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」の文字が付記表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている千両箱の予告アイコンI9には「昇格」の文字が付記表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている扇の予告アイコンI10には「祝福」の文字が付記表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている手裏剣の予告アイコンI7には「チャン目」の文字が付記表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されているリボンの予告アイコンI8には「ステチェン」の文字が付記表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字が付記表示されている。これにより、その後に実行が予告されている予告演出の内容がよりわかりやすくなる場合がある。
なお、図88(12l´)や同図(12l´´)に示すように、予告アイコンに付記表示されている文字のうちの一部又は全部を「クエスチョンマーク」にし、対応する予告演出を明確に表示しないようにしてもよい。これにより、表示された予告アイコンに対応する予告が実行されるか否かについて期待感を持たせることができ、興趣が向上する場合がある。
また、予告アイコン表示領域285に表示された複数の予告アイコンの組み合わせや表示された予告アイコンの数により大当りが確定する演出表示が実行されることを予告するようにしてもよく、例えば、図88(12l´´´)に示すように、「継続」の文字表記が付記された帽子の予告アイコンI6が3つ予告アイコン表示領域285に表示された場合には、大当りが確定する4回の疑似連演出を含む演出表示が行われることを予告するようにしてもよい。なお、予告アイコンに付記表示された文字が、その予告アイコンに対応していない場合(例えば、帽子の予告アイコンI6に「昇格」の文字が付記表示されている場合)は、帽子の予告アイコンI6が消化されたときにおける図柄変動表示の結果が大当り確定であること(または、保留内に大当りとなるものがあること)を予告するプレミア予告表示であってもよい。
上述した演出例では、殿様のキャラクタYMやDJのキャラクタBYが登場することにより予告アイコンを増加させるものであるが、図89に示す演出例では、装飾図柄の表示により予告アイコンを増加させる演出を行うものである。
図89(A1)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチである。
リーチ演出が開始した後、図89(A2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、予告アイコンを模した予告アイコン図柄が停止表示される。図89(A2)に示す例では、帽子の予告アイコンI6を模した帽子の予告アイコン図柄が停止表示されている。この帽子の予告アイコン図柄の下方近傍には「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図89(A3)に示すように、帽子の予告アイコン図柄が帽子の予告アイコンI6に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図89(A4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。本実施形態では、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
図89(B1)では、図89(A1)に示す演出例と同様に、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、ノーマルリーチの演出が開始される。
リーチ演出が開始した後、図89(B2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、第1の殿様の予告アイコンI1を模した第1の殿様の予告アイコン図柄が停止表示される。図89(B2)に示す演出例では、この第1の殿様の予告アイコン図柄に重ねて「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図89(B3)に示すように、第1の殿様の予告アイコン図柄が第1の殿様の予告アイコンI1に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図89(B4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。このとき、第1の殿様の予告アイコンI1は、帽子の予告アイコンI6に変化している。なお、変化後の予告アイコンが帽子の予告アイコンI6に限定されず、他の種類の予告アイコンであってもよいことは言うまでもない。また、予告アイコンが変化するタイミングは、当該図柄変動表示が実行されている期間に限定されず、例えば、次回以降の図柄変動表示の実行中に予告アイコンが変化するようにしてもよいし、予告アイコンが消化するタイミングまで変化しないようにしてもよい。本実施形態において、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
次に、上述した予告アイコン消化演出の他の演出例について、図90〜図93を参照しながら説明する。ここで、図90〜図93は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図90〜図93では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図90(38m)〜同図(40m−3)は、図84(38)〜同図(40)に示される演出の他の演出例を示している。図90(38m)〜同図(39m)は、図84(38)〜同図(39)と同様の演出が行われるが、図90(40m−1)では、中図柄表示領域208bで低速で変動表示して疑似連図柄が出現するが、その後、図90(40m−2)に示すように、疑似連図柄が装飾図柄の停止表示位置となる直前で、変動表示が高速となり、疑似連図柄が表示領域の下方へスクロールアウトされ、図90(40m−3)に示すように、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図90(23n)〜同図(24n)は、図83(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(23n)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始されるが、図90(24n)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6が拡大表示することなくそのまま消去される表示が行われ、消化された演出が行われないことを報知する場合があってもよい。
図90(23o)〜同図(24o−2)は、図83(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(23o)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始され、図90(24o−1)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるが、そのまま帽子の予告アイコンI6が消去され、図90(24o−2)に示すように、疑似連演出が開始することなくはずれの装飾図柄の組み合わせ(図90(24o−2)では、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせ)で仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図90(22p)〜同図(23p)は、図83(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(22p)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過すると、図90(23p)では、予告アイコン表示領域285の一番左側(予告アイコン第1表示領域YA1)に表示された帽子の予告アイコンI6ではなく、それ以外の予告アイコンが消化される演出が行われてもよい。図90(23p)に示される演出例では、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている千両箱の予告アイコンI9が消化される演出が行われている。このように、本実施形態において、予告アイコンを左から順番に消化しない場合があってもよい。また、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された順序(換言すれば、ストックされた順序)で予告アイコンを消化するようにしたが、後にストックされた予告アイコンが先に消化される場合があってもよい。例えば、後にストックされた予告アイコンが先に消化された場合には、大当りとなりやすくしてもよいし、逆に、大当りとなりにくくなるようにしてもよい。また、ストックの順序に関係なく、予告アイコンの消化順序を決定してもよく、この場合、大当りの信頼度に影響しないようにしてもよいし、予告アイコンの消化順序によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている複数の予告アイコンを特定の順番で消化することにより、大当りが確定することを予告するようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7の順で消化された場合には大当りが確定するといった法則が設定されていてもよい。これにより、遊技者に、大当りとなる予告アイコンの消化順序の法則を見つけたいというインセンティブが働き、遊技意欲を向上させることができる場合がある。
図90(24q−1)〜同図(24q−2)は、図83(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(24q−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されて、予告アイコン第1表示領域YA1に空きが生じた後、図90(24q−2)に示すように、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンの表示位置をそれぞれ左側に移動させるようにしてもよい。このとき、例えば、予告アイコンの表示位置を左側に移動させる移動アニメーションを行ってもよいし、アニメーションを行うことなく表示位置を変更するようにしてもよい。予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの表示位置を変更するタイミングは、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた予告アイコンの消化演出が開始されるのと同時であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始された後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよい。
図91(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコンの消化演出が行われた後で予告アイコンの増加演出が行われた場合の演出例を示している。すなわち、図91(Aa)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている手裏剣の予告アイコンI7が消化された後、停止図柄予告が実行されて、図91(Ab)に示されるタイミングで、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。その後、図91(Ac)に示すように、保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始された後、図91(Ad)に示すように、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、図91(Ae)に示すように、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることにより空欄となった予告アイコン第3表示領域YA3に投げつけられた千両箱の予告アイコンI9が表示される。このように、予告アイコンが消化されたことに伴って空欄となった予告アイコン表示領域に増加する予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図91(B)は、予告アイコンが複数消化されたことに伴って予告アイコン表示領域に複数の空欄が生じた後に、予告アイコンを増加する場合の演出例を示している。すなわち、図91(B)に示すように、予告アイコン表示領域285では、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3に表示された予告アイコンが消化された後、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、空欄となっている予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3のうち、左側から順に表示される。このようにして予告アイコンを増加する表示を行うようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285に複数の空欄がある場合において、増加する予告アイコンを表示させる表示領域の順序は上述したものに限定されず、他の順序であってもよく、第1副制御部400において予め設定しておいてもよい。また、この演出例では、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数に変化を持たせないようにしたが、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数が異なることを示唆するようにしてもよい。例えば、予告アイコン表示領域285において空欄となっている表示領域のうち、最も右側である予告アイコン第6表示領域YA6に増加する予告アイコンが表示された場合には、少なくとも6つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されることを示唆するようにしてもよく、また、大当りの信頼度が最も高いことを示唆するようにしてもよい。
図91(C)は、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが1回の図柄変動表示の実行中において実行される場合の演出例を示している。すなわち、図91(C)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われている間に、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられている様子が表示されている。ここで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示が実行される前に実行された図柄変動表示において増加した予告アイコンである。このように、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出が1回の図柄変動表示の実行中において実行されるようにしてもよい。このとき、予告アイコンの消化演出が行われる期間と予告アイコンの増加演出が行われる期間とが重なる場合があってもよい。また、予告アイコンの消化演出が開始された後に予告アイコンの増加演出が開始されてもよいし、予告アイコンの増加演出が開始された後に予告アイコンの消化演出が開始されてもよいし、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが同時に開始されてもよい。ここで、増加する予告アイコンが表示される領域が、図柄変動表示の開始の時点で空欄となっている領域であってもよいし、図柄変動表示が開始された後、予告アイコンの増加演出が開始される前に空欄となる予定の領域であってもよい。
図91(59r)は、図86(59)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(59r)に示す演出例では、予告アイコンの消化演出が開始される前に、予告アイコンが消化されるか否かを煽る演出が行われている。具体的には、例えば、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンのうち、消化の対象となった予告アイコンが揺れ変動を開始する等して、予告アイコンが消化されるか否かを煽るようにしている。その後、図86(60)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化される場合もあるし、扇の予告アイコンI10が消化されない場合もある。消化されない場合には、消化されることなく予告アイコンが消去されてもよいし、予告アイコンの表示を維持して予告アイコンの消化が保留された状態となってもよい。なお、図91(59r)に示す演出例において、扇の予告アイコンI10が消化されることなく消去された場合には、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示してはずれの表示結果であることを報知してもよい。
図91(59s)〜同図(60s)は、図86(59)〜同図(60)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(59s)では、予告アイコン表示領域285に、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示されている点で、図86(59)とは異なっており、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動が開始した後、予告アイコン表示領域285に表示されているこれらの予告アイコンのうち、扇の予告アイコンI10が消化された場合に、大当りとなることの予告報知となり、図91(60s)に示すように、その他の予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が消化された場合には、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示されてはずれとなることを報知するようにしてもよい。
図91(23t)〜同図(32t)は、図83(23)〜図84(32)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(23t)に示すように、この演出例では、予告アイコン表示領域285において、消化された予告アイコンを表示する消化中予告アイコン表示領域YA0が追加されている。図91(23t)〜同図(25t)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6の消化演出が開始されると、消化された帽子の予告アイコンI6が消化中予告アイコン表示領域YA0に表示される。消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された帽子の予告アイコンI6は、図91(28t)〜同図(32t)に示すように、消化された後も引き続き表示され、対応する演出(疑似連演出)が終了するまで継続して表示される。なお、消化中予告アイコン表示領域YA0における予告アイコンの表示が開始されるタイミングは、予告アイコンの消化演出が開始した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の開始と同時であってもよい。また、消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された予告アイコンが消去するタイミングは、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の終了と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が終了した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の開始と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始する前であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の終了と同時であってもよいし、予告アイコンが消去される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)に消去されてもよいし、消化中予告アイコン表示領域YA0が消去されるタイミング(例えば、図85(44)で予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0が消去される、または消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去されるなど)で消去されてもよい。なお、一回の図柄変動表示中に複数個の予告アイコンが消化される場合、最初に消化された予告アイコンAに対応する消化中予告アイコン表示領域YA0の予告アイコンaは、予告アイコンAの消化演出が終了した後または終了と共に消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0に予告アイコンが何も表示されていない状態であってもよいし、次に消化される予告アイコンBの消化演出が開始されたと同時または開始された後に消去されてもよいし、次に消化される予告アイコンBに対応する消化中予告アイコン表示領域に表示される予告アイコンbが表示されたと同時または表示された後に消去されてもよいし、予告アイコンBの消化演出中も、例えば、履歴として予告アイコンaを残しておいてもよいし、予告アイコンAおよび予告アイコンBが消化される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)で消去するようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が特定の演出表示(例えば、スーパーリーチ演出や大当り演出中、島一斉演出など)が行われる際に消去される場合、予告アイコン表示領域285のみ消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0はそのまま表示されるようにしてもよいし、その逆に消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去され、予告アイコン表示領域285はそのまま表示されるようにしてもよく、予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0の両方が消去されるようにしてもよい。
図92(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが同時期に複数消化される演出例を示している。すなわち、図92(Aa)では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3にリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に扇の予告アイコンI10が表示されている。そして、これらの予告アイコンのうち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6と予告アイコン第3表示領域YA3に表示されているリボンの予告アイコンI8についてそれぞれ予告アイコンの消化演出が開始される。ここで、各予告アイコンの消化演出の開始タイミングは同時であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、予告アイコンの消化順序を演出の実行順序に対応した順序としてもよい。
その後、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図92(Ab)に示すように、拡大表示されてそれぞれ文字表示が付記表示される。具体的には、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方近傍に「継続」の文字表示が付記表示され、拡大表示されたリボンの予告アイコンI8の下方近傍に「ステチェン」の文字表示が付記表示される。
その後、装飾図柄表示装置208では、リボンの予告アイコンI8の消化に対応して、ステージチェンジ演出が開始される。具体的には、図92(Ac)に示すように、障子が閉じるとともに、その前面側にチビ姫のキャラクタCHが出現した後、図92(Ad)に示すように、障子が開いて、月面から宇宙を見た様子を示す背景(月面背景)の表示が開始される。なお、ステージチェンジ演出の実行中、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
その後、図92(Ae)に示すように、縮小表示されていた装飾図柄は、表示領域の中央で拡大して表示された後、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示された右図柄を突き上げる演出表示が行われ、その後に疑似連演出が実行される可能性があることを遊技者に報知している。
なお、この演出例では、消化した予告アイコンに対応する複数の演出を開始タイミングをそれぞれ異ならせるようにしたが、同時に開始されるようにしてもよい。
図92(66u−1)〜同図(66u−3)は、図86(66)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図92(66u−1)では、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、大当りであることが報知されているが、予告アイコン表示領域285が引き続き表示されており、しかも、未消化の予告アイコンがあることが示されている。その後、図92(66u−2)に示すように、大当り開始演出が行われた後、図92(66u−3)に示すように、大当りのラウンド遊技が開始された後も引き続き、未消化の予告アイコンが表示されている。なお、この演出例では、大当り遊技の実行中において予告アイコン表示領域285を表示領域の下方に表示するようにしたが、表示領域の上方に表示してもよい。また、この演出例において、未消化の予告アイコンは、例えば、大当り中における昇格演出(例えば、確変大当り確定であることを報知する演出等)で用いるようにしてもよく、例えば、図92(66u−3)に示す例において、大当り遊技の実行中に、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、確変大当り確定であることの報知を行い、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、15R大当り確定であることの報知を行うようにしてもよい。また、その他の予告アイコンが消化された場合には、例えば、昇格する可能性があることを示唆する意味を持たせるようにしてもよい。このように、同じ予告アイコンでも、大当り遊技の実行中に消化された場合にあっては、別の意味を持たせるといった演出が行われるようにしてもよい。また、この演出例において、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが異なっていてもよい。すなわち、大当り中特有の予告アイコンを用意してもよい。また、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが同じであってもよいし、一部の予告アイコンだけ共通に使用されていてもよい。
図92(Ba)〜同図(Bc)は、ステージチェンジの前後における表示例である。すなわち、図92(Ba)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されており、その後、保留が消化されて図柄変動表示が開始されると、図92(Bb)に示すように、ステージチェンジ演出が開始される。ステージチェンジ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208に表示されていた予告アイコンが予告アイコン表示領域285とともに非表示となる。その後、ステージチェンジ演出が終了すると、図92(Bc)に示すように、図示はしないが、背景が変更されて図柄変動表示が継続して行われる。このとき、予告アイコン表示領域285が再び表示されるが、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、ステージチェンジが行われると全て消去される場合がある。なお、ステージチェンジが行われた後は、予告アイコンを必ず消去するようにしてもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部だけ消去するようにしてもよいし、消去されない場合があってもよい。
図92(22v−1)〜同図(23v)は、図83(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図92(22v−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、図92(22v−2)に示すように、プラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現し、消化される予告アイコンの種類を事前に報知する。その後、図92(23v)に示すように、事前報知された種類の予告アイコン(帽子の予告アイコンI6)が消化される予告アイコンの消化演出が開始される。なお、消化される予告アイコンの種類の事前報知が行われた場合であっても、予告アイコンが消化されない場合があってもよいし、事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化されてもよい。事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化された場合には、大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図92(22w)は、図83(22)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図92(22w)に示すように、図柄変動表示が開始された後、消化される可能性のある予告アイコンを強調表示する等して遊技者に予告アイコンの消化について注目させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、番長のキャラクタBCが出現して疑似連演出が実行され、それ以外の演出は実行されないといったように、消化した予告アイコンに対応する演出が実行され、それ以外の演出は実行されないように構成したが、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化したのに番長のキャラクタBCが出現せず、姫のキャラクタが出現されることにより大当りが確定するといったように、消化した予告アイコンに対応しない演出が実行された場合(いわゆる、法則崩れ)には大当りが確定するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、消化する予告アイコンが決まっており、遊技者により選択することができないように構成されているが、例えば、演出ボタン136等を操作することにより、消化する予告アイコンを選択できるようにしてもよい。
また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると消去され、確変状態や時短状態へ移行する場合には予告アイコンを持ち越されないように構成されてもよい。また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると一旦非表示とされ、確変状態や時短状態が終了した後で復帰表示するように構成されてもよい。また、確変状態や時短状態が終了した後も持ち越しされないように構成されてもよい。
次に、消化される予告アイコンの種類によってその後に移行するリーチ演出の内容を予告する演出例について説明する。
図93(Aa)に示すように、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208aにそれぞれ「装飾1」が停止表示してリーチ状態となると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンが消化される場合がある。例えば、図93(Ab−1)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、その後、図93(Ac−1)に示すように、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する番長リーチに移行する。また、図93(Ab−2)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、その後、図93(Ac−2)に示すように、拡大表示された殿様のキャラクタYM3が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する殿様リーチに移行する。また、図93(Ab−3)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、その後、図93(Ac−3)に示すように、拡大表示された姫のキャラクタHMが出現し、その後、出現したキャラクタに対応する姫リーチに移行する。なお、この演出例では、予告アイコンの意味する大当りの信頼度に対応しており、これらのリーチ演出の大当りの信頼度は、姫リーチ>殿様リーチ>番長リーチの順となるように構成されている。なお、消化した予告アイコンに対応するキャラクタ以外のキャラクタが出現(例えば、帽子の予告アイコンI6が消化した後に拡大表示された殿様のキャラクタが出現)した場合(いわゆる、法則崩れが発生した場合)には、大当りが確定するように構成されてもよい。また、複数の予告アイコンが複合して消化され、これに対応して複数のキャラクタが出現することにより複合予告が実行されるようにしてもよい。また、複数の予告アイコンを消化するための特有の演出(複数消化専用演出)を実行するようにしてもよく、1つの予告アイコンが消化されるよりも複数の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高くなるように構成されてもよい。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出について説明する。
図93(Ba)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されており、図柄変動表示が開始された後、図93(Bb)に示すタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図93(Bc)に示すように、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出の他の演出例について説明する。
図93(Ca)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では上述したボタンリーチ演出が行われており、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることが報知されている。その後、図93(Cb)のタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、既に、装飾図柄表示装置208に表示されているボタン画像136aに重なり、図93(Cc)に示されるように、演出ボタン136が突出した態様で表している突出ボタン画像136bに変化する。すなわち、大当りの信頼度がより高いボタンリーチ演出に昇格したことが示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図94は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図95は、図94に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図96は、図95に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図97は、図96に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図98は、図97に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
なお、図94(1)〜図95(14)は、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが帽子の予告アイコンI6であったのが第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図82(1)〜図83(14)と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、図95(14)と図95(20)との間で行われる演出についても、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図83(15)〜同図(19)と同様である。
図95(20)では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。
そして、図95(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図95(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図95(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、図95(23)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が4つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に複数表示されている場合には、例えば、最も左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、最も右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定されず適宜に設定することができる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図95(24)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図95(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図95(26)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われる。このように、本実施形態において、消化済みの予告アイコンを元の位置に再表示するようにしてもよい。なお、消化済みの予告アイコンが元の位置に再表示された場合に、消化済みであることを認識可能に表示するようにしてもよく、例えば、消化済みの予告アイコンが表示された表示領域をグレーアウト表示にしてもよいし、「済」という文字情報を付記してもよい。また、消化済みの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された後に消去するようにしてもよい。
その後、図95(27)〜図96(33)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1に消化済みの帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図83(27)〜図84(33)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図96(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図96(35)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図96(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図96(37)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に移動する表示が行われる。
その後、図96(38)〜同図(45)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に消化済みの帽子の予告アイコンI6がそれぞれ表示され、予告アイコン第3表示領域YA3及び予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンがいずれも第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図84(38)〜図85(45)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図96(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図96(47)に示すタイミングで千両箱の予告アイコンI9に変化するとともに拡大表示され、さらに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、千両箱の予告アイコンI9に付記されていた「昇格」の文字表示が消去するとともに、千両箱の予告アイコンI9が縮小表示された後、図96(48)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に移動する表示が行われる。
その後、図97(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。本演出例ではリーチ移行演出が開始されると、図97(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、停電が発生したような演出表示が行われた後、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。本演出例でのボタンリーチ演出が開始されると、図96(50−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「チャンスなのか」という文字表示が行われた後、図97(50−2)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図97(51)に示すように、「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図97(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図97(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図97(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図97(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図97(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図97(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図97(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図97(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図97(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図97(61)に示すタイミングで扇の予告アイコンI10に変化するとともに拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、扇の予告アイコンI10が縮小表示された後、図98(62)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第4表示領域YA4に移動する表示が行われる。その後、図98(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、引き続き表示されたままとなっている。
再変動演出では、図98(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図98(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図98(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図99〜図101を参照しながら説明する。ここで、図99〜図101は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図99〜図101では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図99(8a)〜同図(9a)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8a)では、第1の殿様の予告アイコンI1ではなく、第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、第2の殿様の予告アイコンI2についても同様にして行うことができる。すると、図98(9a)に示すタイミングで、投げられた第3の殿様の予告アイコンI3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。
図99(8b)〜同図(9b)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8b)では、図94(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図99(9b)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、殿様の予告アイコンを用いたガセ増加演出も実行可能である。
図99(8c)〜同図(9c)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8c)では、第1の殿様の予告アイコンI1が1つだけではなく、3つの第1の殿様の予告アイコンI1を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図99(9c)に示すタイミングで、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。また、信頼度の高い予告アイコン(例えば、第3の殿様の予告アイコンI3)は、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)は、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。なお、この演出例では、同じ予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1)を3つ増加させるようにしたが、信頼度の異なる複数種類の予告アイコンを同時に増加させるようにしてもよく、例えば、第1の殿様の予告アイコンI1と第3の殿様の予告アイコンI3を同時に増加させるようにしてもよい。
なお、この場合において、図99(9c´)に示すように、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図99(8e)は、図94(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8e)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図99(8f)は、図94(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8f)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286により保留数表示が行われている。なお、図99(8f)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図99(8g)〜同図(9g−2)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8g)では、図94(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図99(9g−1)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図99(9g−2)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、第1の殿様の予告アイコンI1以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
図99(12h−1)〜同図(12h−2)は、図94(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(12h−1)では、図94(12)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図99(12h−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図100(8i)〜同図(9i)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図100(8i)では、図94(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図100(8i)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図100(9i)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図100(8j)〜同図(9j)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図100(8j)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図100(8j)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図100(9j)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図100(9j´)に示すように、DJのキャラクタBYが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。
図100(8k)〜同図(9k)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図100(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図100(8k)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第3の殿様の予告アイコンI3を持って現れている。その後、図100(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第3の殿様の予告アイコンI3を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。すなわち、大当りの信頼度の低い予告アイコンを大当りの信頼度の高い予告アイコンに上書きすることで昇格する演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この昇格演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに昇格演出が実行されるようにしてもよい。
図100(12l)は、図94(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図100(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第5表示領域YA5には第3の殿様の予告アイコンI3が表示され、予告アイコン第6表示領域YA6には第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、それぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されている。この演出例によれば、変化後の予告アイコンについて期待感を持たせることができる場合がある。
また、図100(12l´)に示すように、一部の変化前の予告アイコンについて、変化後の予告アイコンの種類を文字表記にて予告するようにしてもよい。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1と、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2と、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2は、「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されていて変化後の予告アイコンを認識することができいないが、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「チャン目」の文字表記が付記されて手裏剣の予告アイコンI7に変化することが予告され、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されている第3の殿様の予告アイコンI3には、「継続」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告され、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告されている。これらの文字表記は、全部または一部の予告アイコンについて一度に報知するようにしてもよいし、経時的に徐々に報知するようにしてもよい。
また、図100(12l´´)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されている全部または一部の予告アイコンを変化後の予告アイコンにして、変化後の予告アイコンが表示されているものについてのみ対応する文字表記を付記するようにしてもよい。
図101(8m−1)〜同図(9m)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図101(8m−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図101(8m−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図101(8m−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図101(9m)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。この演出例により、変化前の予告アイコンから変化後の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。
図101(8n−1)〜同図(9n)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図101(8n−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図101(8n−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図101(8n−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図101(9n)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された千両箱の予告アイコンI9に重ねるように、DJのキャラクタBYが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。このように、変化後の予告アイコンから変化前の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。また、上書き後の変化前の予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)が消化されたときに、変化後の予告アイコンが上書き前の予告アイコン(例えば、千両箱の予告アイコンI9)とは別の予告アイコンであってもよい。このとき、上書き前の予告アイコンが消化されるよりも上書き後の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が低いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が変化しないように構成されてもよい。
次に、予告アイコンが変化する演出例について、図102を参照しながら説明する。ここで、図102は、予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。図102では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図102(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図102(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中にプラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現している。このプラカードには、「変わるよ」との文字表記が付されており、予告アイコン及び保留アイコンのいずれかについて表示態様が変化することを予告している。
その後、所定のエフェクトが表示された後、予告アイコンの表示態様が変化する場合には、図102(B1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化する。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。一方、保留アイコンの表示態様が変化する場合には、図102(B2)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されていた1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化する。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
また、39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているが、右下に縮小して表示されている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図102(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫チャンス演出が行われている。チビ姫チャンス演出は、上述した普図変動遊技が実行された場合に開始される場合がある演出である。チビ姫チャンス演出は、あみだくじを模した演出であって、チビ姫のキャラクタが5つのスタート地点からいずれかを選択し、選択されたスタート地点からあみだのルートに沿って移動し、ゴール地点に示されているアイコンに対応する演出が実行されることを予告するものである。例えば、チビ姫のキャラクタが二重丸のアイコンの示されたゴール地点に到達した場合には、第2特図始動口232の羽根部材2321がロング開放することを予告し、「激アツ」の文字表記が示されたゴール地点に到達した場合には、実行中の図柄変動表示の結果が大当りとなる可能性が高いことを示唆し、バツ印のアイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、普図の変動表示結果がはずれであることを予告する。
さらに、本演出例では、殿様の予告アイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、図102(D1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示された変化前の予告アイコンのうちの少なくとも1つが変化後の予告アイコンに変化する。例えば、図102(D1)に示される例では、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化している。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。
また、サボハニのキャラクタが示されたゴール地点に到達した場合には、図102(D2)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281におけるデフォルトの表示態様の保留アイコンのうちの少なくとも1つが先読み予告の表示態様に変化する。例えば、図102(D2)に示される例では、デフォルトの表示態様である1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化している。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。
このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
次に、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例について、図103を参照しながら説明する。ここで、図103は、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。
図103(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンのうち、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様となっており、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様となっている。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。
図103(B)では、何らかの理由により電断が発生し、図103(C)には、瞬時に復電した直後の装飾図柄表示装置208が示されている。この図103(C)に示す装飾図柄表示装置208には、復帰表示である「復旧中 しばらくお待ちください」という文字表示がなされている。このとき、第1特図表示装置212は変動表示を再開し、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216は、電断前の状態に復帰している。その後、図103(D)に示すように、図柄変動表示が終了し、第1特図表示装置212ははずれの表示結果である「特図I」が停止表示される。装飾図柄表示装置208では、図柄変動表示が終了すると、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾6−装飾2−装飾7」で停止表示される。そして、電断・復電した場合には、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンはいずれも消去される。また、電断・復電した場合には、先読み予告の表示態様であった1つ目の保留に対応する保留アイコンh11もデフォルトの表示態様となる。なお、本実施形態において、電断・復電した場合は、RAM308内の特図1用先読み結果記憶部または特図2用先読み結果記憶部に記憶されている先読み結果情報が「未判定」情報となるように構成してもよい。ここで、主制御部300から第1副制御部へ送信される先読み結果情報を含むサブコマンドに「未判定」情報が含まれた保留が1つでもある場合は、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されるまでは予告アイコンの消化演出および増加演出を含む先読み予告を行わないようにしてもよい。また、電断・復電後に新たに増加した保留(先読み結果が保存された保留)についても先読み予告を行わず、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されてから先読み予告を行うようにしてもよいが、電断・復電後に新たに増加した保留については「未判定」情報が含まれた保留が消化される前に先読み予告を行えるようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図104は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図であり、図105は、図104に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図104〜図105では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図104において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図104(1)は、上述した図82(5)に対応する表示である。ただし、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄(第1装飾図柄)が大きく表示されるとともに、保留アイコン表示領域281の上方に、第2装飾図柄表示領域が形成され、3ケタの第2装飾図柄が小さく表示されている点で、図82(5)と異なっている。この第2装飾図柄表示領域で表示されている第2装飾図柄は、変動が開始した後は、確定停止するまでいずれの図柄列の装飾図柄も変動を継続するように構成されている。
図104(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、図82(6)とは異なり、「家」の文字を円形で囲った「家」の予告アイコンI21を所持している。
図104(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図104(4)に示すタイミングで、所持している「家」の予告アイコンI21を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図104(5)に示すタイミングで、投げられた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図104(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、後述する家紋演出が実行されかもしれないことを少なくとも示唆しているということができる。
その後、図104(7)〜同図(8)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図104(9)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図104(10)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図104(11)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、「紋」の文字を円形で囲った「紋」の予告アイコンI22を所持している。
そして、図104(12)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図104(13)に示すタイミングで、所持している「紋」の予告アイコンI22を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図104(14)に示すタイミングで、投げられた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。その後は、図104(6)と同様の演出表示が行われた後、図104(7)〜同図(8)と同様の演出表示が行われる。
その後、図104(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図104(17)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図104(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図104(18)に続く、図105(19)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、予告アイコン表示領域285は、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化された後で消去されるようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が消去されるタイミングは、予告アイコンの消化に対応する演出が開始されるときに消去されるようにしてもよいし、予告アイコンの消化に対応する演出が開始された後も表示が継続されるようにしてもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22の移動を開始するタイミングは同時であってもよいし、「家」の予告アイコンI21の移動開始が「紋」の予告アイコンI22の移動開始よりも早くてもよいし、「紋」の予告アイコンI22の移動開始が「家」の予告アイコンI21の移動開始よりも早くてもよい。
その後、「家」の予告アイコンI21及び「紋」の予告アイコンI22が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図105(20)に示すタイミングで拡大表示された後、図105(21)に示すタイミングで、演出可動体224の一つである家紋役物224Bが装飾図柄表示装置208の上方より降下するとともに、装飾図柄表示装置208では、その旨のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。また、このとき、第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に小さく表示されている。
その後、図105(22)に示されるタイミングで、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、剣豪リーチの演出内容は、図77〜図79に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されることにより、対応する予告演出(家紋落下演出)が行われるように構成されている。なお、これらの予告アイコンが消化されても家紋落下演出が行われない場合があってもよいし、他の演出が行われる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合には、当該図柄変動表示で大当りとなることが確約されてもよいし、ハズレの結果となる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合の方が、家紋落下演出が行われない場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも家紋落下演出が行われる頻度が多いように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されやすいように構成されていてもよい。
図106及び図107は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図106〜図107では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図106(a1)は、図104(5)とは異なり、「家」の予告アイコンI21よりも先に「紋」の予告アイコンI22が出現して予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図106(a2)に示すように、「家」の予告アイコンI21が出現して予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。
その後、装飾図柄表示装置208では、図106(a3)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示画面の中央まで移動する表示が行われる。なお、装飾図柄表示装置208では、「装飾1」によるリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始されている。
その後、「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21がこの並び順で装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図106(a4−1)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、「紋」「家」の並び順ではなく、正しい並び順(すなわち、「家」「紋」の並び順)で表示される。また、図106(a4−2)に示すように、「紋」「家」の並び順で「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21が拡大表示されてもよい。この演出例では、図106(a4−1)に示す場合にしても、同図(a4−2)に示す場合にしても、その後、上述した家紋落下演出が行われるように構成されているが、例えば、「家」「紋」の並び順(すなわち、正しい並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われ、「紋」「家」の並び順(すなわち、正しくない並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われないようにしてもよい。また、「紋」「家」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合は、「家」「紋」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合よりも家紋落下演出が開始されにくいように構成されてもよい。
図106(b1)〜同図(b6)は、家紋落下演出の別の演出形態を示している。
まず、図106(b1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21のみが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285に表示されるのを待つことなく消化されている様子が示されている。そして、図106(b2)に示すように、「家」の予告アイコンI21のみが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央で拡大表示されると、図106(b3)に示すように、家紋役物224Bが、装飾図柄表示装置208の上方からわずかに降下し、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に配置されている予告アイコン表示領域285の一部の前面側にオーバーラップしながら、上下方向に振動しているように動作(煽り動作)している。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央右上部分では、家紋落下演出が行われる可能性があることを示す「家紋準備中」の文字表示が行われている。一方で、図106(b2)に示される装飾図柄表装置208では、「家」の予告アイコンI21が拡大表示されている一方で、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始されている。このとき、殿様のキャラクタYMは、「紋」の予告アイコンI22を所持している。そして、図106(b4)に示すように、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動し、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285にむけて投げつけられると、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。
その後、図106(b5)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、「紋」の予告アイコンI22は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。また、このとき、家紋役物224Bは、一旦初期位置に退避することで、図柄が確定停止していることを認識しやすくしているが、初期位置に退避せず、煽り動作を継続してもよい。一方、「家紋準備中」の文字表示は継続して表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図106(b6)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、退避していた家紋役物224Bは、再び下降し、煽り動作を再開する。この演出例では、その後、例えば、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている「紋」の予告アイコンI22が消化されると、家紋役物224Bが下降し、図105(21)に示される家紋落下演出が行われる。なお、「紋」の予告アイコンI22が消化されず、家紋落下演出が行われない場合があってもよい。また、図106(b2)において、後から表示された「紋」の予告アイコンI22が消化されるまで「家」の予告アイコンI21が拡大表示されたままで表示されていてもよい。その際、「紋」の予告アイコンI22がストックされてもよいが、ストックされずにそのまま消化されてもよい。
図106(c1)〜同図(c2−3)は、予告アイコン消化演出の他の演出例を示している。この演出例では、予告アイコンが消化されることにより、背景が変化する背景予告が行われている様子が示されている。
図106(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285では、「殿」の文字を円形で囲った「殿」の予告アイコンI31が予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、「姫」の文字を円形で囲った「姫」の予告アイコンI32が予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、「爺」の文字を円形で囲った「爺」の予告アイコンI33が予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている。
図106(c2−1)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが消化された後の背景表示の様子が示されている。図106(c2−1)に示されるように、これら3つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から爺の顔がアップされた画像と、殿様の顔がアップされた画像と、姫の顔がアップされた画像とが3等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが全て消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が最も高いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、3つの予告アイコンが同時に消化されてもよいし、1つずつ消化されてもよい。ここで、3つの予告アイコンが1つずつ消化される場合には、消化される予告アイコンの順番により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31>「姫」の予告アイコンI32>「爺」の予告アイコンI33の順で消化されると最も信頼度が高いようにしてもよいが、消化順序と大当りに対する信頼度との関係については適宜設定することができる。
また、図106(c2−2)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図106(c2−2)に示されるように、これら2つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から姫の顔がアップされた画像と、爺の顔がアップされた画像とが2等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの2つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が比較的高いが、3つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化されてもよいし、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化されてもよい。また、消化される予告アイコンの組合せにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、図106(c2−3)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図106(c2−3)に示されるように、この1つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、爺の顔がアップされた画像が表示画面全体に表される背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの1つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が、2つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化されてもよいし、「姫」の予告アイコンI32が消化されてよい。また、消化される予告アイコンにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、3つの予告アイコンが全て表示される例について説明したが、1つあるいは2つだけ表示される場合があってもよい。この場合、表示される予告アイコンの種類によって大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいし、また、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示が表示されるように構成されているが、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示とは異なる背景表示が表示される場合があってもよいし、背景表示が変化しない場合があってもよく、この場合は、いわゆる法則崩れとして、大当り確定であること報知するものであってもよい。
また、3つの予告アイコンを表示する場合に、1回の図柄変動表示において3つの予告アイコンを表示するようにしてもよいし、図柄変動表示が行われる毎に1つずつ予告アイコンを表示するようにしてもよい。この場合において、表示する順序により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合には、殿様のキャラクタが出現して殿リーチが開始され、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、姫のキャラクタが出現して姫リーチが開始され、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、爺のキャラクタが出現して爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「爺」の予告アイコンI33と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、爺のキャラクタと姫のキャラクタが出現して爺&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタが出現して殿&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&姫&爺リーチが開始されるようにしてもよい。このように、消化された予告アイコンが示すキャラクタに対応したリーチ演出表示が行われるようにしてもよい。
また、これらの予告アイコンが消化されて表示されるものは、上述したリーチ演出や背景表示の予告に限定されず、例えば、大当り遊技における演出モードや図柄変動中のモードの変更が行われるようにしてもよい、その他の予告(例えば、予告アイコンを増加させるキャラクタなどの各種予告)が行われてもよい。また、予告アイコンが消化されて行われる演出は演出表示に限らず、消化された予告アイコンに対応する音声出力(例えば、楽曲等)が行われるようにしてもよいし、消化された予告アイコンに対応する発光パターンによる演出が行われるようにしてもよい。
次に、図107を参照して、「家」の予告アイコンI21が消化されたときと、「紋」の予告アイコンI22が消化されたときとで、それぞれに対する演出が行われる場合がある例について説明する。
まず、図107(d1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されており、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾1」によるリーチ状態を形成しており、リーチ演出が開始されている。
その後、図107(d2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうちの、「家」の予告アイコンI21のみが消化されている様子が示されている。すると、図107(d3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が拡大し、中図柄表示領域208bに中図柄として表示される。すなわち、「家」の予告アイコンI21が消化されることにより、特殊図柄であるチャンス図柄に変更する様子が示されている。
その後、例えば、図107(d4−1)に示すように、チャンス図柄が表示されたことに関連してエフェクト画像を表示したり、図107(d4−2)に示すように、エフェクト画像とともに家紋役物224Bを落下させる家紋落下演出が行われたりする場合がある。このような演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行する場合がある。なお、エフェクト画像の表示を行うことなく家紋役物224Bを落下させる演出を行った後に剣豪リーチに移行するようにしてもよいし、エフェクト画像も家紋役物224Bの落下も行わずに剣豪リーチに移行するようにしてもよい。また、図107(d4−3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が消化されたことによるなんらの演出を行わず、ノーマルリーチ演出が開始される場合があってもよい。
また、チャンス図柄が停止表示されたことに伴って、別のスーパーリーチ(家紋チャレンジリーチ)に移行するようにしてもよい。例えば、図107(d3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せで停止表示された後、図107(d4−4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、家紋チャレンジリーチに移行したことを示す「家紋チャレンジ」の文字表示が行われる。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部で「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せを維持しつつ揺れ変動が行われている。
続いて、図107(d5−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMがロープで「紋」の予告アイコンI22を引っ張る様子が示されており、「紋」の予告アイコンI22がひきつけられることにより、大当りへの期待感が高くなることを示唆している。
図107(d6−4)に示すように、殿様のキャラクタYMが「紋」の予告アイコンI22を引き寄せることに成功すると、図107(d7−4)に示すように、家紋役物224Bが落下するとともに所定のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。すなわち、「紋」の予告アイコンI22の消化に成功したということができる。なお、家紋落下演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行することとなる。
一方、図107(d6−4a)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗する場合もある。この場合は、例えば、図107(d7−4a)に示すように、所定のエフェクト画像のみが表示された後、上述した剣豪リーチに移行するようにしてもよい。この場合、「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに成功した場合に比べて大当りに対する信頼度が低いようにしてもよい。また、図107(d6−4b)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗した場合には、図107(d7−4b)に示すように、このままハズレの結果を表示するようにしてもよい。なお、「紋」の予告アイコンI22が先に消化された場合も同様であってもよい。また、「家」の予告アイコンI21が消化された場合よりも「紋」の予告アイコンI22が消化された場合の方が、家紋落下演出が発生しやすいように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
なお、上述した「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33の他にも、これらのアイコンに似せたガセの予告アイコンがあってもよく、例えば、「宇」の予告アイコンや、「鮫」の予告アイコンや、「古」の予告アイコンや、「臣」の予告アイコンや、「婆」の予告アイコン等を用意するようにしてもよい。例えば、「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化しても、家紋落下演出が行われないようにしてもよいし、「家」の予告アイコンと「紋」の予告アイコンを消化したときよりも「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化したときの方が、家紋落下演出を低い頻度で行うようにしてもよい。また、「鮫」などのガセの予告アイコンが「紋」などの予告アイコンに変化してもよい。
また、上述した演出例では、「家」と「紋」の2文字で1つの単語を形成するものであり、その単語が形成される要件を満たすことにより、所定の演出が行われるようにしたが、例えば、3文字以上によって構成される単語を用いてこの演出例に適用するようにしてもよく、例えば、「疑」の予告アイコンと、「似」の予告アイコンと、「連」の予告アイコンの3つのアイコンが消化された場合に、疑似連演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、「家」の予告アイコンI21と、「紋」の予告アイコンI22をストックしたいときに、予告アイコン表示領域285に1つしかストックの空きがないような場合には、「家」の予告アイコンI21も「紋」の予告アイコンI22のいずれも表示しないように構成してもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のいずれか一方の予告アイコンのみを表示するようにしてもよく、この場合、表示できなかった方の予告アイコンを、予告アイコン表示領域285に空きが生じた場合に増加表示するようにしてもよいし、予告アイコン表示領域285に空きが生じなかった場合には、そもそも表示した予告アイコンの消化すらしないようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に空きが生じても予告アイコンをストックせず、そのまま消化するようにしてもよい。
また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22を消化するまでに、予告アイコン表示領域285に空きがなく、少なくともいずれか一方が表示されていない場合において、例えば、「家」の予告アイコンI21を消化する際に「紋」の予告アイコンI22も一緒に消化する演出を行ってもよいし、「家」の予告アイコンI21のみが消化された演出を行ってもよい。
図108は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図108では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図108(e1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留アイコンであり、その表示態様が他の保留アイコン(例えば、1つ目の保留アイコンh11)よりも大きく表示されており、先読み予告の表示態様となっている。
図108(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が変動表示している。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄が大きく表示された態様で変動表示している。また、第2装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端部において小さく表示されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンは表示されていない。この演出例では、先読み予告の表示態様である2つ目の保留アイコンh12は、様々なパーツが付与されていく様子が示されており、図108(e1)では、保留アイコン表示領域281に示されている2つ目の保留アイコンh12は、第一の予告パーツP1を構成している。この第一の予告パーツP1は、雪だるまの胴体部分を模した画像である。そして、図108(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から悪徳商人のキャラクタECがフレームインしている様子が示されており、この悪徳商人のキャラクタECは、第一の予告パーツP1に付与する第二の予告パーツP2を運んでいる。第二の予告パーツP2は、雪だるまの頭部を模した画像である。
その後、図108(e2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECが第一の予告パーツP1の上部に第二の予告パーツP2を取り付ける様子が示される。また、一方、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、第三の予告パーツP3を所持している。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの頭部に被せるバケツを模した画像である。
図108(e3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECはフレームアウトするとともに、第二の予告パーツP2には、目と口が描かれる。一方、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図108(e4)に示すタイミングになると、所持している第三の予告パーツP3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図108(e5)に示すタイミングで、投げられた第三の予告パーツP3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すなわち、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に、保留アイコンを構成する予告パーツをストックする機能を有しているということができる。その後は、図104(6)〜同図(8)に示して上述した要領で殿様のキャラクタYMがフレームアウトする。
図108(e6)は、ハズレの表示結果が導出され、保留されている特図1の変動表示が1つ消化されて図柄変動表示が開始されている様子が示されている。
その後、図108(e7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示される。チャンスルーレット表示領域287は、例えば、保留アイコンがデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変更されることを報知したり、既に先読み予告の表示態様である保留アイコンの表示態様がより大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることを報知したりする。また、実行中の図柄変動表示における大当り予告表示も行ったりする。さらに、本実施形態では、予告アイコンが表示されることを報知したりする場合もある。図108(e7)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において図柄の変動表示が開始されている。
その後、図108(e8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3が消化されている様子が示されている。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンに向けて移動している。一方で、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側からDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って出現し、表示画面の右側から左側に向けて飛んでいく様子が示されている。このDJのキャラクタBYは、第四の予告パーツP4を所持している。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの首部に巻き付けるマフラーを模した画像である。
その後、図108(e9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する頭部を模した第二の予告パーツP2の上部に被せられるとともに、DJのキャラクタBYは、表示画面の左上隅に向かって飛んでいきながら、所持している第四の予告パーツP4を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われている。なお、チャンスルーレット表示領域287では、未だ図柄の変動表示が行われている。
その後、図108(e10)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において、第五の予告パーツP5とともに「Get」の文字が表示された表示結果が導出されている。すなわち、第五の予告パーツP5が表示されることが報知されている。第五の予告パーツP5は、雪だるまの両腕として機能する一対の小枝を模した画像である。
すると、図108(e11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第五の予告パーツP5が雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する胴部を模した第一の予告パーツP1の上部左右に取り付けられる。なお、図108(e11´)に示すように、第五の予告パーツP5をすぐに装着せずに、一旦、第三の予告アイコンP3が表示されていた予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦表示(ストック)するようにしてもよい。なお、この場合、予告アイコン第1表示領域YA1に表示せず、他の表示領域(例えば、予告アイコン第3表示領域YA3等)に表示するようにしてもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図108(e12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、この演出例では、このとき、変動アイコンh0が表示されたままであるが、消去されていてもよい。なお、第四の予告パーツP4は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図108(e13)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図108(e14−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第四の予告パーツP4が消化されている様子が示されている。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0に向けて移動している。その後、第四の予告パーツP4は、図108(e15−1)に示すように、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0の首部に巻き付けられ、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0(あるいは、保留アイコン)が完成する。これにより、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が高いことが報知される。なお、この完成した雪だるまの表示態様が保留アイコンである場合は、先読み予告として表示され、しかも、その変動における大当りへの信頼度が高いことが報知されることとなる。
また、第四の予告パーツP4は、通常の図柄変動表示中に限らず、例えば、スーパーリーチ演出が行われているときに装着されるようにしてもよく、例えば、図108(e14−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチにおいて、第四の予告パーツP4が消化され、図108(e15−2)に示されるタイミングで、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0に装着されるようにしてもよい。ここで、変動アイコンh0は、スーパーリーチに移行したことに伴い、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が下方にフレームアウトするため、これに伴い、表示位置が下方に変位している。
なお、この演出例では、表示された予告パーツは全て先読み予告の対象である保留アイコンに装着するようにしたが、例えば、表示された予告パーツが消化するが、保留アイコンへの装着に失敗する表示が行われてもよい。この場合、大当りの信頼度が低下するようにしてもよい。また、表示された予告パーツが消化されたときに、先読みの対象である保留アイコン以外の保留アイコンに装着され、他の保留の先読み予告として機能したり、先読みの対象でない変動アイコンに装着されて、当該図柄変動表示における予告表示として機能したりしてもよい。
図109は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図であり、図110は、図109に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図109〜図110では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図109において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、図109〜図110では、メイン表示装置としての第1装飾図柄表示装置208Aと、サブ表示装置としての第2装飾図柄表示装置208Bとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Bの下端縁が、第1装飾図柄表示装置208Aの上端縁の一部の前側に重なっている。そして、第1装飾図柄表示装置208Aには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。
図109(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208A及び第2装飾図柄表示装置208Bでは、第1装飾図柄の変動表示が行われるとともに、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図109(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
図109(2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが第1装飾図柄表示装置208Aの右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、殿様のキャラクタYMの出現に応じて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わる。この予告アイコン表示領域285Aは、予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域及び予告アイコン第4表示領域YA4の4つの表示領域に区画されている。なお、予告アイコンが表示される表示領域はこれに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、表示領域を増加する表示を行い、さらに予告アイコンのストックが可能であることを報知してもよく、例えば、表示中の表示領域が予告アイコンで満タンとなるごとに、表示領域を1つずつ増加するようにしてもよいし、4つの表示領域が予告アイコンで満タンとなった場合には、非表示であった残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが出現したときに、殿様のキャラクタYMが所持する予告アイコンの数だけ、表示領域を増加するようにしてもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の予告アイコン表示領域における表示領域の数が4つであって、これら4つの表示領域が予告アイコンで満タンとされている場合において、殿様演出が開始されたときに、殿様のキャラクタYMが1つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を1つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を3つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、当該4つの予告アイコンが表示された4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第1の予告アイコン表示領域)を縮小表示し、未だ予告アイコンが表示されていない新たな4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第2の予告アイコン表示領域)を新たに表示し、この第2の予告アイコン表示領域に新たにストックする予告アイコンを表示するようにしてもよい。ここで、第2の予告アイコン表示領域を表示するタイミングは、第1の予告アイコン表示領域が満タンとなったタイミングであってもよいし、予告アイコンが新たにストックされるタイミングであってもよい。また、予告アイコン表示領域285Aに表示されている予告アイコンの数を第1装飾図柄表示装置208Aあるいは第2装飾図柄表示装置208Bに表示するようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、例えば、スーパーリーチ演出を行う場合に、予告アイコン表示領域285を縮小表示したり、予告アイコン表示領域285に換えて、予告アイコンのストック数を表示したり、予告アイコン表示領域285Aを消去するようにしてもよい。このように、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わることで先読み予告を行うことができる場合がある。
図109(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図109(4)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285Aに向けて投げつける演出表示が行われる。この演出例では、殿様のキャラクタYMが投げた帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとを跨いで表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを予告アイコン表示領域285Aに表示する際に、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨がないようにしてもよく、例えば、第1装飾図柄表示装置208Aに表示された、所定のワープ入口に入った予告アイコンが、第2装飾図柄表示装置208Bの所定位置に出現した後、予告アイコン表示領域285Aに表示するようにしてもよい。
すると、図109(5)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図109(6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aに表示されることで、将来、疑似連演出演出が実行される可能性があることを予告している。その後、殿様のキャラクタYMは、第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の下方に向けてフレームアウトする。
図109(7)は、第1装飾図柄表示装置208Aにおいて、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、1つ目の特図1の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が行われた結果、図109(8)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、相変わらず予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始されると、図109(9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図109(10)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bにおける予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子のアイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このとき、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを消化する際に、第2装飾図柄表示装置208Bと第1装飾図柄表示装置208Aとに跨がないように予告アイコンを表示するようにしてもよい。また、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるようにしてもよい。
その後、図109(11)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の中央まで移動した後、図109(12)に示すタイミングで拡大表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、図109(11)に示される、消化された予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aの中央まで移動したタイミングであってもよいし、図109(12)に示される、予告アイコンが拡大表示されるタイミングであってもよい。
図109(12)から続く図110(13)では、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、「継続」の文字表示が付記表示されるタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示された後のタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示される前のタイミングであってもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図110(14)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替わっている。このとき、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに跨って変動表示が行われている。すなわち、第1装飾図柄は、2つの表示画面に亘って表示されている。一方、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の左上隅部に小さく表示されている。すなわち、第2装飾図柄は、1つの表示画面上で表示されている。その後、図110(15)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
その後、図110(16)に示されるタイミングで、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示された後、図110(17)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCに突き上げられた右図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨って表示されている。なお、図110(16)に示す場合において、番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨いで表示しなくてもよい。ここで、「跨って表示する」とは、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域(表示パネル)と第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域(表示パネル)に互いに連携して表示されることであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域及び第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域によって一体的に表示を行うことであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域から第2装飾図柄表示装置208Bに移動する表示を行うことであってもよい。
その後、図110(18)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bの上方から疑似連図柄がフレームインし、下方に向けて低速で移動する表示が行われる。このとき、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。
そして、図110(19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、図110(19)に示されるタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示される。その後は、例えば、図84(31)以降に示して上述した要領で疑似連演出が行われる。
図111及び図112は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図であり、図113は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図111〜図113では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図111及び図112において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図111(a1)〜同図(a7−2)では、図109〜図110に示された構成と同様であるが、第2装飾図柄表示装置208Bが上下方向に移動可能に構成されており、第2装飾図柄表示装置208Bが下降した場合には、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側にオーバーラップすることができるように構成されている点で異なっている。
図111(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示されており、図柄の変動表示が行われている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図108に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。なお、図111(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
その後、図111(a2)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Aでは、チャンスルーレット表示領域287において、帽子の予告アイコンI6が導出表示される。すると、図111(a3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bが下降して第1装飾図柄表示装置208Aの前面側の略中央にオーバーラップする。このとき、第2装飾図柄表示装置208Bでは、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り換えられる。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄表示装置208Bの周囲を囲うようなエフェクト画像を表示し、第2装飾図柄表示装置208Bを目立たせるようにしている。なお、図111(a3)に示される予告アイコン表示領域285Aは、図109(2)に示して上述したのと同様であるため、詳しい説明は省略する。
そして、図111(a4)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に、チャンスルーレット表示領域287において導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示された後、図111(a5−1)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bは、上昇して初期位置に戻る。なお、図111(a5−1)に示されるタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、ハズレの結果である「装飾1−装飾4−装飾2」の組合せで停止表示している。なお、このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、特図1の変動表示が終了するよりも前のタイミングで消去されてもよい。また、図111(a5−1)では、第2装飾図柄でのみハズレの結果を表示し、第1装飾図柄を表示していないが、第1装飾図柄を表示し、この第1装飾図柄においてもハズレの結果を表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが表示(ストック)されるときに、第2装飾図柄表示装置208Bを可動することにより、予告アイコンがストックされることを認識しやすくすることができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、図柄停止表示中は、動作しないように構成されているが、図柄停止表示中においても動作可能に構成されてもよい。また、図柄停止表示中及び図柄変動表示中にかかわらず、第2装飾図柄表示装置208Bの動作を中断せずに継続して行うようにしてもよい。
一方、図111(a5−2)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示された後でも、第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させず、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側でオーバーラップした状態を維持するようにしてもよい。この例では、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bは、予告アイコン表示領域285Aに表示された予告アイコンがすべて消化する図柄変動表示が終了するまで下降した状態が維持されるが、どのタイミングで第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させるかについては、適宜設定することができる。なお、図111(a5−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄のいずれもハズレの結果である「装飾7−装飾6−装飾2」の組合せで停止表示している。ここで、第1装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部に表示され、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部に表示されているが、各装飾図柄の表示位置は任意に設定することができる。
図111(a6−2)は、その後、保留が2つ消化され、先読みの対象である図柄変動表示が開始されている様子が示されている。具体的には、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部では、第1装飾図柄の変動表示が行われており、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、図111(a7−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大し、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにまではみ出して表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。また、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方には、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。なお、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されていた第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの右上隅部に移動して、遊技者に視認しやすくしている。また、第2装飾図柄表示装置208Bは、その後、上昇して初期位置に戻るようにしてもよいし、当該図柄変動が終了するまで、下降した状態を維持するようにしてもよい。
図111(b1)〜同図(b4)は、第2装飾図柄表示装置208Bに換えて、遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の下方近傍位置)に、予告アイコン表示数表示装置288が設けられた例を示している。この予告アイコン表示数表示装置288は、例えば、2つの7セグによって構成され、予告アイコンが表示されている数(ストック数)を表示することができる。
図111(b1)〜同図(b3)は、図83(17)〜同図(19)と同様の演出内容であるが、この演出例において適用されている予告アイコン表示数表示装置288では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数に応じて数値が変化している様子が示されている。すなわち、図111(b1)では、予告アイコン表示領域285において帽子の予告アイコンI6が1つだけ表示されているので、予告アイコン表示数表示装置288では、その数を示す「01」が表示されている。また、図111(b2)に示すタイミングでは、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9、扇の予告アイコンI10)を投げつけているが、いずれの予告アイコンも未だ予告アイコン表示領域285に表示されていないので、予告アイコン表示数表示装置288において示される値は「01」のままである。なお、殿様のキャラクタYMがこれらの予告アイコンを投げつけたタイミングで予告アイコン表示数表示装置288の値を更新するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数とは異なる数を表示(いわゆる、ガセを表示)するようにしてもよい。そして、図111(b3)に示されるタイミングで、上述した3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されると、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「04」が表示される。
その後、図111(b4)に示されるように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数が1つ減少するので、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「03」が表示される。なお、予告アイコン表示数表示装置の値を減少表示するタイミングは、予告アイコンの消化が行われる前のタイミングであってもよいし、予告アイコンの消化と同時であってもよいし、予告アイコンが消化された後のタイミングであってもよい。なお、破線で囲んで示すように、予告アイコンが消化されても値を減少せず、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの総数(この例では、4つ)を計数して表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された数を7セグによって表示するようにしたが、例えば、LED等の発光手段や、演出可動体等の可動手段による動作や、例えば、装飾図柄表示装置208の前面側に透明板部材を設けて所定の絵柄に発光させたり、音声や、装飾図柄表示装置(予告アイコン表示領域285が表示されている装飾図柄表示装置や、その他の装飾図柄表示装置等)等によって予告アイコンの表示数を報知するようにしてもよい。
図112(c1)〜(c9)に示す演出例は、図109〜図110と同様に、2つの表示装置(第1装飾図柄表示装置208C、第2装飾図柄表示装置208D)を用いたものであるが、同じ大きさの表示装置を用いている点で異なっている。なお、図112では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図112(c1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Dは、第1装飾図柄表示装置208Cの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Dの下端縁と第1装飾図柄表示装置208Cの上端縁とが略重なるように配置されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Cには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Dでは、右上隅部において、特図1第2保留数表示H1及び特図2第2保留数表示H2が表示されており、特図1及び特図2の保留数に対応して、それぞれ、「2」、「0」が表示されている。また、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されており、図112(c1)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示中である。また、第1装飾図柄表示装置208Cの右下隅部では、上述したチャンスルーレット表示領域287が表示されており、図112(c1)に示されるタイミングでは、帽子の予告アイコンI6が導出表示された様子が示されている。また、背景表示も第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されている。すなわち、2画面全体で背景表示がなされている。
図112(c1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図112(c2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dが第1装飾図柄表示装置208Cの上側半分を覆う位置まで下降する。このとき、背景表示が行われていた第1装飾図柄表示装置208Cは、予告アイコン表示領域285Bを含む表示に切り換えられ、予告アイコン表示領域285Bの予告アイコン第1表示領域Y1に、導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示(ストック)される。すなわち、予告アイコンが表示される場合には、第1装飾図柄表示装置208Cでは、予告アイコン表示時の表示態様に変更される。一方、第2装飾図柄表示装置208Dでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われるが、図柄のサイズが小さくなり、第2装飾図柄表示装置208Dでのみ表示される。
図112(c3)では、3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285Bに表示されている。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。なお、図112(c3)に示されるタイミングでは、保留数は1つなので、特図1第2保留数表示H1では、その旨を示す「1」が表示されている。
図112(c4)では、手裏剣の予告アイコンI7が消化されたときの様子が示されている。すなわち、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることによりチャンス目予告が行われることが報知される。このとき、予告アイコンが消化される演出表示が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って行われている。
その後、特図1の変動表示が終了すると、図112(c5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dでは、ハズレの結果である「装飾7−装飾1−装飾1」の組合せで停止表示している。ただし、このハズレの結果の組合せは、チャンス目となっており、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知している。すなわち、このチャンス目が表示されることにより、先読み予告を行っている。
図112(c6)は、特図1の図柄変動が開始した後、2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されたときの様子が示されている。すなわち、2回目の疑似連予告が行われることを予告している。2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、予告アイコン表示領域285Bには予告アイコンが1つも表示されていない状態となっている。
すると、図112(c7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Cに表示されていた予告アイコン表示領域285Bが消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Dが上昇して初期位置に戻る。
すると、図112(c8)に示すように、装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って表示されるようになり、背景表示も第1装飾図柄表示装置208C及び第2装飾図柄表示装置208Dの2画面全体で表示されるようになる。
その後、図112(c9)に示すように、2つ目の帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが第1装飾図柄表示装置208Cの右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dにかけて大きく表示されている。また、図112(c9)に示す例では、装飾図柄が大きく表示されているときは、例えば数字の図柄とキャラクタ画像とが一体となった大図柄を表示し、予告アイコン表示領域285Bが表示されて装飾図柄を小さく表示するときは、数字の図柄のみからなる小図柄を表示するようにしており、大図柄と小図柄とを異なる表示態様で表示するようにしたが、大図柄と小図柄とで大きさのみを異ならせて、表示態様を同じにするようにしてもよい。
なお、この演出例では、予告アイコン表示領域285Bを表示する場合に、第2装飾図柄表示装置208Dのみを可動するようにしたが、第1装飾図柄表示装置208Cを可動するようにしてもよいし、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dの両方を可動するようにしてもよい。この場合において、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dとがそれぞれ離間する方向へ移動するようにしてもよく、この場合、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dが離間した際にこれらの背面側に配置された役物が視認可能となるように構成してもよく、さらに、この役物が前方に突出するように移動することができるように構成してもよい。このような状態を、予告アイコンがすべて消化されるまで維持されるようにしてもよい。
図112(d)は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図112(d)では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Eと、第1装飾図柄表示装置208Eの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Fと、第1装飾図柄表示装置208Eの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Gとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208F及び第3装飾図柄表示装置208Gは、第1装飾図柄表示装置208Eと高さが同じであるが、幅がやや小さい。なお、3つの装飾図柄表示装置がいずれも同じ大きさであってもよい。
変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281は、第1装飾図柄表示装置208Eの表示画面の下端に表示されている。一方、予告アイコン表示領域285Cは、第2装飾図柄表示装置208F、第1装飾図柄表示装置208E及び第3装飾図柄表示装置208Gの3画面に跨って表示されている。図112(d)に示される例では、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、特に、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Fから第1装飾図柄表示装置208Eに跨って表示されている。また、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。また、装飾図柄は1つの図柄列につき1つの装飾図柄表示装置で表示されている。すなわち、左図柄表示領域208aは、第2装飾図柄表示装置208Fにおいて表示され、中図柄表示領域208bは、第1装飾図柄表示装置208Eにおいて表示され、右図柄表示領域208cは、第3装飾図柄表示装置208Gに表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Cが表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。また、予告アイコンに関連する演出表示が表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。このことは、これまでに説明した実施例においても、以下に説明する実施例においても適用可能である。
図113は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図113では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Hと、第1装飾図柄表示装置208Hの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Iと、第1装飾図柄表示装置208Hの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Jとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、第1装飾図柄表示装置208Hと比べると、表示領域が上下方向では同じ長さであるが、左右方向ではやや短くなっている。そして、第2装飾図柄表示装置208Iは、上端辺と下端辺と左端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられており、第3装飾図柄表示装置208Jは、上端辺と下端辺と右端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられている。また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿ってスライド移動可能に構成されており、互いに最も近接した位置となると、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jの2つの表示画面で1画面を表示しているかのような表示を行うことができ、さらに、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面全体を被覆することができる。
また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。
図113(e1)は、図85(47)に対応する表示であって、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの各表示画面全体に亘って剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、図113(e1)では、剣豪リーチの実行中において、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱のアイコンI9が消化され、信頼度のより高い演出に移行することを予告している様子が示されている。
すると、図113(e2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに近接する方向への移動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面の両端部分は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jによって被覆されるので、表示状態が視認困難となっている。このように、本実施形態では、予告アイコンの消化により第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの動作を開始する場合がある。
図113(e3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jとが互いに最も近接した位置まで移動すると、第1装飾図柄表示装置208Hの表示状態がほとんど視認できない状態となる。そして、このとき、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jにより、図85(49)に示して上述したようなリーチ移行演出が行われる。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われる。この表示は、右に90度回転させた表示となっている。なお、このとき、装飾図柄と予告アイコン表示領域285は非表示とされている。
その後、図113(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って反時計方向に回転する。すなわち、このリーチ移行演出の表示は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが回転を開始するよりも前から表示を開始しているということができる。
その後、図113(e6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、第2装飾図柄表示装置208Iの右下隅部で縮小表示された装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図113(e7)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組合せで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
その後、図113(e8)〜同図(e9)に示すように、一旦全てが非表示とされ、その状態で、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って時計方向に90度回転する。
すると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向へ移動して初期位置に戻ると、図113(e10)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)の表示が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
すると、図113(e11−1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた扇の予告アイコンI10が消去され、揺れ変動していた「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせが停止表示しハズレの結果として導出表示される。
一方、大当りとなる場合には、図113(e11−2)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208Hの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このように、予告アイコンが消化されても第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが動作しない場合がある。
すると、図123(e12−2)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が縮小表示されて第1装飾図柄表示装置208Hと第3装飾図柄表示装置208Jにかけて表示され、再変動表示が行われ、その後、大当りの装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せ)が導出表示される。
図113(e7´)は、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されたときに、大当りの装飾図柄の組合せが導出表示される例を示す図である。すなわち、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。図113(e7´)に示される例では、第2装飾図柄表示装置208Iは、下方に移動し、第3装飾図柄表示装置208Jは、上方に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが現れ、爺のキャラクタを含む背景表示が、第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示されるとともに、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せが第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを回転させて元の位置(例えば、初期位置)に戻すことなく大当りの表示結果を導出することも可能である。
図113(e7´´)は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する場合に、第1装飾図柄表示装置208Hも一緒に回転することが可能に構成された場合の演出例を示している。すなわち、図113(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する際、第1装飾図柄表示装置208Hもこれらと一体となって回転させるようにすることも可能である。この場合において、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hを駆動させる機構と第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを駆動させる機構とが一体的として構成されてもよいし、別体として構成され、それぞれで駆動制御されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hは、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jとによって視認困難とされた状態において回転させることができる場合がある。また、このような構成によれば、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが90度反時計方向に回転した状態で現れ、図113(e7´)とは異なり、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置308Jの各表示画面の横幅が揃った状態で表示することができる。
図114は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。図114に示す演出例は、装飾図柄表示装置208の前面側に透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、2層のパネルを奥行方向に重ねて形成されており、各層の透過領域にそれぞれ所定のレンズカットが施されている。導光板ILの各層の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光手段が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図114に示される実施形態では、手前側に配される第1層のパネルには、帽子のアイコンI6と同じ模様のレンズカットが施されており、第1層のパネルの奥側に配される第2層のパネルには、所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、図114では、導光板ILについては破線で囲んで示している。また、導光板ILのパネルの層数は2層に限らず1層であってもよいし3層以上としてもよい。ここで、1層で構成されている場合には、例えば、レンズカットのパターンを変えることで、発光された際に導光板上で形成される模様が異なるように構成されてもよい。また、図114では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図114において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図114(f1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示され、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281では、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に予告アイコン表示領域285が表示されており、また、表示画面の右下隅部にチャンスルーレット表示領域287が表示されている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図108に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。図114(f1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図114(f2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。すなわち、図114(f2−1)では、暗転表示と導光板ILの発光による予告アイコンのストック演出が行われている。その後は、導光板ILの発光が終了(消灯)し、装飾図柄表示装置208における暗転表示を終了する。なお、導光板ILが消灯した後で装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了してもよいし、装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了した後で導光板ILを消灯するようにしてもよい。
また、図114(f2−2)に示すように、装飾図柄表示装置208において、チャンスルーレット表示領域287に導出表示された帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に向かって移動する様子を表示する一方で、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成されることによって、予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。
あるいは、図114(f2−3)に示すように、導光板ILを装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転可能に構成し、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILを反時計方向に90度回転させて導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。なお、ここで、導光板ILが第1層のパネルと第2層のパネルとで分離して構成されていてもよく、この場合において、例えば、第2層のパネルのみ回転させて、第1層のパネルは回転させないようにしてもよいし、第2層のパネルとともに第1層のパネルも回転させるようにしてもよい。
その後、図114(f3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されることにより、将来疑似連演出が実行されることを予告している。
図114(g)は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化された様子を示している。図114(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることで予告アイコン消化演出が行われている。
図114(h)は、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されるよりも前(予告アイコンのストック演出が実行されるよりも前)に、予告アイコン表示領域285に表示される予告アイコンを事前に予告している様子を示している。図114(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に表示されたチャンスルーレット表示領域287において、図柄の変動表示が行われている。このとき、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることにより、チャンスルーレット表示領域287における図柄の変動表示の結果、帽子の予告アイコンI6が導出されることを予告している。
図114(i)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図114(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させるとともに、第2層のパネルに対応する発光手段も発光させてエフェクト画像を模した模様も形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。このとき、第1層のパネルに対応する発光手段の発光色と第2層のパネルに対応する発光手段の発光色とを異ならせると、第1層のパネルに形成される模様と第2層のパネルに形成される模様とをそれぞれ目立たせることができる場合がある。
図114(j)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図114(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後、帽子の予告アイコンI6を表示画面いっぱいに拡大表示し、そのタイミングで、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。なお、このとき、予告アイコン表示領域285を消去するようにしているが、表示した状態としてもよい。
図115は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図115(1)〜同図(11)は、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが扇の予告アイコンI10に換えてドリンクの予告アイコンI31となっている点を除いて図85(44)〜同図(54)と同様であるので、図85を参照して上述した説明と異なる部分のみ詳述し、共通する部分については説明を省略する。また、この演出例では、演出ボタン136がモータ等のアクチュエータにより上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置を変位可能に構成されている。すなわち、演出ボタン136は、通常の位置(デフォルト位置)と突出位置とに変更可能である。
図115(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている。このドリンクの予告アイコンI31は、消化することにより、演出する内容が変更されることを予告する予告アイコンである。
図115(11)に示されるタイミングでは、演出ボタン136は、図115(12)に示すように、デフォルト位置となっている。すると、図115(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていたドリンクの予告アイコンI31が消化され、ドリンクの予告アイコンI31は、表示画面の中央に向かって移動する。
すると、図115(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの予告アイコンI31が拡大表示するとともに、ボタン画像136aにドリンクの中身を振りかける演出表示がなされる。
すると、図115(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの容器からこぼれた液体が広がってボタン画像136aが隠される演出表示が行われる。
そして、図115(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、液体の画像が消失した後、演出ボタン136が突出位置となっていることを示す突出ボタン画像136bが表示される。なお、このときは、演出ボタン136の操作受付開始前の状態である。
すると、図115(17)に示されるタイミングで、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位した後、図115(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターが減少して演出ボタン136の操作受付が開始されたことが報知される。なお、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するタイミングは、図115(16)に示されるように、突出ボタン画像136bが表示されるタイミングと同じであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示されるよりも前のタイミングであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示された後のタイミングであってもよい。また、図115(13)に示されるように、ドリンクの予告アイコンI31の消化演出の開始に伴って演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するようにしてもよい。また、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、チャンスボタンランプ138は消灯していてもよい。また、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、例えば、操作受付期間以外の期間であることを報知する態様で点灯(例えば、青色で点灯)し、操作受付期間となった場合には、その旨を報知する態様で点灯(例えば、赤色で点灯)するようにしてもよい。
図116は、本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。
図116(a1)〜同図(a3)は、予告アイコンをストックする際に、演出可動体224Cを装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置に移動させて、予告アイコンのストックを報知している。図116(a1)は、図104(1)と同様の表示であるが、装飾図柄表示装置208の右側に「STOCK」の文字表示が付されたプラカードを模した演出可動体224Cが演出装置206の裏側に隠されるように配置されている。
図116(a2)は、演出可動体224Cが演出装置206に隠された初期位置から装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置である視認可能位置に移動した様子が示されている。これにより、複数種類の予告アイコンのうちのいずれかがストックされることが予告報知される。なお、このとき、ストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよく、例えば、装飾図柄表示装置208に予告アイコンの種類を表示したり、音声やランプ等による報知を行ってもよいし、演出可動体224Cを予告アイコンの種類に応じて複数種類用意して、出現する演出可動体224Cの種類によりストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよい。
その後、図116(a3)に示すように、演出可動体224Cが視認可能位置から初期位置に戻る際に、装飾図柄表示装置208において、ストックされる予告アイコンが表示される。図116(a3)では、帽子の予告アイコンI6がストックされる様子が示されている。
図116(b)は、装飾図柄表示装置208の上下の各近傍にそれぞれ奥行方向を回転軸として回転可能な演出可動体224Da〜224Dfが配置されている。より具体的には、装飾図柄表示装置208の上方近傍には、「大」の文字が付された第1演出可動体224Da、アスタリスクの記号が付された第5演出可動体224De、「盤」の文字が付された第2演出可動体224Dbが横方向に並んで配置されており、装飾図柄表示装置208の下方近傍には、「振」の文字が付された第3演出可動体224Dc、アスタリスクの記号が付された第6演出可動体224Df、「舞」の文字が付された第4演出可動体224Ddが横方向に並んで配置されている。これら第1演出可動体224Da〜第6演出可動体224Dfは、予告アイコン表示領域285に表示されている(ストックされている)予告アイコンの数に応じて回転するものである。例えば、図116(b)に示すように、予告アイコン表示領域285に4つの予告アイコンが表示されている場合には、第1演出可動体224Da〜第4演出可動体224Ddの4つの演出可動体が回転する。なお、予告アイコンが消化された場合には、消化した数の演出可動体の回転を停止させてもよいし、ストックされた予告アイコンの総数に対応する数の演出可動体を回転させるようにしてもよい。
図116(c1)〜同図(c6)は、先読みモードとなったことを演出可動体224を動作させることにより報知している様子が示されている。この演出例では、予告アイコンとしての特訓の予告アイコンI41が表示される場合がある。特訓の予告アイコンI41が消化されると、大当りとなる可能性が高い特図の変動表示が保留されていることを報知する先読みモードに移行する。
図116(c1)は、特訓の予告アイコンI41が消化された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた特訓の予告アイコンI41が消化され、表示画面の中央に移動する様子が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の右側には腕を模した演出可動体224が配置されている。この演出可動体224は、上腕部224aと前腕部224bとにより構成されており、上腕部224aは、その基端部分が回動軸ax1を介して演出装置206に回動可能に取り付けられている。また、前腕部224bは、その基端部分が回動軸ax2を介して上腕部224aの先端部分に回動可能に取り付けられている。
特訓の予告アイコンI41が消化されて先読みモードが開始されると、図116(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帯状のスクロール表示領域に「特訓準備中」という文字表示が右から左に向けてスクロール表示される。これにより、先読みモードに移行したことが遊技者に報知される。一方、演出可動体224では、上腕部224aが装飾図柄表示装置208の前面側に重ならない初期位置と、装飾図柄表示装置208の右上隅部の前面側を被覆する位置(第1の位置)との間で往復する動作(先読み動作)が行われる。なお、この演出可動体224による先読み動作は、図柄の停止表示中では、一旦初期位置に戻るようにしているが、図柄の停止表示中においても動作を継続するようにしてもよい。また、先読み動作の実行中では、上腕部224aのみが動作し、前腕部224bは動作しないが、上腕部224aに加えて前腕部224bも動作してもよいし、上腕部224aが動作しないで前腕部224bのみが動作してもよい。
図116(c3)は、先読みの対象となった特図1の図柄変動表示中において、「装飾1」が2つ揃ってリーチ状態が形成された様子が示されている。ここでも先読み動作は継続して行われている。
図116(c4)は、スーパーリーチ演出としての特訓リーチが開始された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、「特訓準備中」のスクロール表示が終了し、特訓リーチが開始されたことを示す「特訓開始」の文字表示が行われている。また、演出可動体224は、一旦初期位置に戻った後、図116(c5)に示すように、上腕部224aが初期位置から最大移動位置まで移動し、その後、図116(c6)に示すように、前腕部224bが初期位置から最大移動位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示され、大当りに対する信頼度が高いことを報知している。
図117は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図117では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図117において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図117(1)は、上述した図104(1)と同様の表示であるので、詳細な説明は省略する。
図117(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
この演出例では、図117(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示するが、所持している帽子の予告アイコンI6は未だ投てきせず、図117(4)に示すように、殿様のキャラクタYMが投てき位置で待機した状態で、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図117(5)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、殿様のキャラクタYMは、未だ投てき位置で待機したままである。
その後、図117(6)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。すなわち、この演出例では、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイコンが表示されることの予告を行うが、予告アイコンのストックは行われず、その図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始した後で予告アイコンのストックが行われる。なお、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中において予告アイコンが表示されることの予告を行うものの、予告アイコンの表示を行わないいわゆるガセ予告を行ってもよい。この場合、例えば、殿様のキャラクタYMは、先読みの対象である図柄の変動表示が開始するまでに表示を終了するようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出されたタイミングで表示を終了してもよい。また、先読みの対象である図柄変動表示が終了する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示中に行われるスーパーリーチが開始する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよい。また、予告アイコンがストックされた場合において、予告アイコンがストックされた後も引き続き殿様のキャラクタYMが表示されるようにしてもよい。また、殿様のキャラクタが待機している状態で、予告アイコンを投てきする図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示で大当りとなった場合には、スーパーリーチ後の大当り図柄を導出するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)に殿様のキャラクタが予告アイコンを持った状態で待機表示を継続するようにしてもよいし、消去されるようにしてもよい。
そして、その後は、図117(7)〜同図(10)に示される演出が行われるが、図117(7)〜同図(10)に示される演出は、図82(9)〜同図(12)と第2装飾図柄の変動表示が行われている点を除いて同じであるので、詳細な説明は省略する。
図117(11)は、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出された様子が示されている。具体的には、図117(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図117(12)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図117(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。
図118は、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図118では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図118において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図118(a1)〜同図(a6)は、予告アイコンがストックされることを予告する演出が行われた後に予告アイコンがストック様子が示されている。
図118(a1)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示中に行われるボーリング演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図118(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に説明表示部288が表示され、ミッションとその成功報酬とが示されている。図118(a1)に示される説明表示部288では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、その報酬としてアイテムを入手できることを示す「ストライクでアイテムGet」の文字表示が表示されている。この演出例では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、予告アイテムがストックされる。一方で、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタによるボーリング演出が開始されている。なお、説明表示部288に表示されるミッションとその成功報酬の内容は、予告アイテムのストックに関係するものの他、例えば、保留表示が先読み予告の表示態様への変化に関係するものや、実行中の図柄変動表示についての予告に関するものであってもよい。また、この説明表示部288に表示される内容が、予告アイコンのストックに関する予告のみに表示される専用の演出表示であってもよい。この演出例では、図118(a1)に示されるようなボーリング演出が行われることにより、予告アイコンがストックされることの予告報知が行われているということができる。なお、このボーリング演出は、予告アイコンのストックに関する予告のみに行われる専用の演出であってもよいし、実行中の図柄変動表示における予告演出で用いられてもよいし、他の先読み予告として用いられてもよい。
その後、図118(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、ボーリング演出は終了しておらず、次に実行される図柄変動表示において継続して行われることを示す「次変動に続く」の文字表示が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部にもミッションとその成功報酬を示す「ストライクでアイテムGet」の表示が行われている。
その後、図118(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが投じた球がレーン上を転動し、整列された10本のボーリングピンに向かっていく様子が示され、予告アイコンがストックされるかもしれないという期待感を煽っている。
その後、図118(a4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ストライクが取れた場面の画像が「ストライク」の文字表示とともに表示され、ミッションが達成されたとして、図118(a5)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6とともに「GET」の文字表示が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされることを報知している。
続いて、図118(a6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされたことが報知される。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイテムの表示(ストック)を行わず、予告アイテムが表示されることの予告が行われている。
なお、図118(b)に示すように、装飾図柄表示装置208の右下隅部にワイプ表示領域WP1を表示し、このワイプ表示領域WP1において、上述したボーリング演出を行うようにしてもよい。
また、図118(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の他に、サブ表示装置208Kを装飾図柄表示装置208の右側に並べて配置し、サブ表示装置208Kの表示画面の上側半分にワイプ表示領域WP2を表示し、下側半分に予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域285Cを表示するようにして、ワイプ表示領域WP2において上述したボーリング演出を行い、ストックする予告アイコンを予告アイコン表示領域285Cに表示するようにしてもよい。
なお、図118に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、スーパーリーチ後に導出される大当り図柄を表示するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)で、ボーリング演出が開始されたときの背景表示が表示されていてもよいし、これとは異なる背景表示が表示されていてもよく、例えば、図118(a2)に示される状態が表示されていてもよい。
また、図118(b)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、ワイプ表示領域WP1の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。また、図118(c)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、サブ表示装置208Kにおけるボーリング演出の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。
図119は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。上述した実施形態では、特図1よりも特図2の変動表示を優先的に行うものについて説明したが、この演出例では、特図1変動遊技及び特図2変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1及び特図2それぞれの保留にかかる特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動を行うものに適用している。なお、この演出例でも、特図2優先変動を行うものについて適用することができる。また、図119では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図119において、保留アイコン表示領域281における5つ目の保留アイコンh13は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域281に表示されている保留アイコンのうち、1つ目の保留アイコンh11、3つ目の保留アイコンh12及び5つ目の保留アイコンh13は、第1特図始動口230に入賞して保留された特図1の変動表示を示す保留アイコンであり、2つ目の保留アイコンh21及び4つ目の保留アイコンh22は、第2特図始動口232に入賞して保留された特図2の変動表示を示す保留アイコンである。
図119に示される演出は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された後に開始される場合がある演出であって、サボハニのキャラクタSBがあみだくじのルールにしたがって線上を移動し、到達先の予告アイテム等を取得する演出(あみだ演出)である。
まず、図119(a1−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示しており、特図2の変動表示の結果がハズレであることが報知されている。その一方で、装飾図柄表示装置208では、あみだ演出が開始されている。具体的には、あみだ演出が開始されると、図119(a1−1)に示すように、水平方向に延びた3本の横線の各始点のうちのいずれか一つにサボハニのキャラクタSBが配置されるとともに、3本の横線の各終点についてそれぞれ帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及びハズレのアイコンIXが配置されている。また、隣り合う横線を結ぶ縦線が適宜数設定され、これら縦線の中央部分は煙で隠されている。なお、設定される縦線の数は、例えば、あみだ演出が開始された時点における保留数に応じて決定されるが、これに限定されない。このあみだ演出では、サボハニのキャラクタがあみだのルールにしたがって線上を移動した結果、帽子の予告アイコンI6又は扇の予告アイコンI10が配置された終点に到達した場合には、当該予告アイコンがストックされ、ハズレのアイコンIXが配置された終点に到達した場合には、予告アイコンのストックはされないことが報知される。そして、図柄変動表示が開始される毎に、サボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動する。なお、疑似連が行われる毎にサボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動するようにしてもよく、例えば、疑似連が発生した場合には2つ先の縦線のところまで進む等してもよい。また、1回の図柄変動表示につき、2つ以上先の縦線のところまで進む等してもよい。なお、図119に示すような演出を、例えば、図118(c)や同図(d)を示して上述したように、ワイプ表示領域WP1で行ったり、サブ表示装置208Kで行うことも可能である。この場合、例えば、スーパーリーチの実行中においてもあみだ演出を表示し続けることが可能である。そうすると、例えば、スーパーリーチ中に予告アイコンが増加する演出も並行して行うことができる場合がある。
そして、特図1の変動表示が開始されると、図119(a2−1)に示すように、保留アイコンh11,h21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、その他の保留アイコンは、それぞれ1つずつ右方向に移動する。一方、装飾図柄は変動表示を開始する。また、図119(a2−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、サボハニのキャラクタSBは3つの横線のうちの上段の横線の始点から移動を開始し、1つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去され、上段の横線と中段の横線とが当該縦線で繋がられている様子が表示され、サボハニのキャラクタSBはその縦線上を移動し、図119(a2−1)に示されるタイミングでは、中段の横線の途中まで到達している。
その後、特図1の変動表示が終了すると、引き続き特図2の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている4つの保留アイコンh21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図119(a3−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と下段の横線を繋ぐ2つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、途中で切断されていることが判明し、当該縦線では中段の横線から下段の横線に移動することができない、そのため、サボハニのキャラクタSBは中段の横線をそのまま終点の方向に向かって直進する。
そして、特図2の変動表示が終了すると、引き続き特図1の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている3つの保留アイコンh12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図119(a4−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と上段の横線を繋ぐ3つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、中段の横線と上段の横線とが繋がれており、したがって、サボハニのキャラクタSBは、あみだくじのルールにしたがって、当該縦線により中段の横線から上段の横線に移動する。その結果、サボハニのキャラクタSBは、帽子の予告アイコンI6が配置された上段の横線の終点に到達し、図119(a5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6を取得したことを示す表示が行われた後、あみだ演出が終了し、図119(a6)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、この演出例では、図119(a1−1)に示して上述したように、種類の異なる複数の予告アイコンからいずれか1つが選択されるものであったが、例えば、図119(a1−2)に示すように、横線の終点の全てに帽子の予告アイコンI6を配置したり、図119(a1−3)に示すように、横線の終点の全てに扇の予告アイコンI10を配置してもよい。このように、横線の終点の全てに同じ種類の予告アイコンが配置されることにより、当該表示された予告アイコンがストックされることが確定することを遊技者に報知することができる。特に、図119(a1−3)に示すように、扇の予告アイコンI10は、上述したように、大当りが確定することを予告する演出が行われることを示す予告アイコンであるため、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。図119(a1−3)に示すような演出は、滅多に出現しないプレミア演出の一種である。
また、図119(a1−4)に示すように、ハズレのアイコンIXを配置せず、帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9を各横線の終点に配置して、いずれかの予告アイコンが必ずストックされることが確定するようにしてもよい。これによれば、遊技者は、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。
また、図119(a1−5)に示すように、横線の始点の全てにサボハニのキャラクタSBを配置し、各横線の終点に配置された予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9)の全てがストックされることが確定するようにしてもよい。しかも、図119(a1−5)に示す例では、扇の予告アイコンI10が含まれているので、大当りが確定することを予告する演出が行われることが確約されるので、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。
また、図119(a1−6)に示すように、各横線の終点に予告アイコンの種類が明らかでない殿様の予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3)を配置してもよく、このようにすれば、遊技者は、終点に到達するまで、どのような予告アイコンがストックされるのかがわからないので、予告アイコンのストックに対する期待感を向上させることができる場合がある。また、殿様の予告アイコンは、上述したように種類によって色が異なっており、色によって大当りに対する信頼度が異なっている。そのため、遊技者は、いずれの色の殿様の予告アイコンが取得されるかにより、殿様の予告アイコンからの変更後の予告アイコンに対する期待感を高めることができる場合がある。例えば、赤色の殿様の予告アイコンである第3の殿様の予告アイコンI3は、「疑似連」が確定しない予告アイコンよりも「疑似連」が確定する予告アイコンに変更されやすく、また、白色の殿様の予告アイコンである第1の殿様の予告アイコンI1は、逆に「疑似連」が確定しない予告アイコンに変更されやすいようにすることができる。
また、この演出例では、図119(a3−1)に示して上述したように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートを特定困難としたが、例えば、図119(a3−2)に示すように、縦線を煙で隠さず、あみだ演出が開始された時点でサボハニのキャラクタSBの進行ルートが特定できるようにしてもよい。これにより、遊技者は、いずれの予告アイコンがストックされるのかが事前に認識することができるので、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。さらに、この場合において、サボハニのキャラクタSBが配置される横線の始点を決定するためのルーレット演出を行い、演出をより盛り上げるようにしてもよい。
また、この演出例では、図119(a2−1)に示して上述したように、あみだ演出の開始時点でストックされる可能性がある予告アイコンを認識可能に表示するようにしたが、例えば、図119(a2−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンが表示される領域を煙で隠し、その後、図119(a2−2a)に示すように、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンを変更するようにしてもよい。図119(a2−2a)に示す例では、ハズレのアイコンIXから、千両箱の予告アイコンI9に変更され、あみだ演出の内容が昇格している。なお、例えば、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンの一部又は全部の予告アイコンがハズレのアイコンIXやランクのより低い予告アイコンに変更する等、あみだ演出の内容が降格されるようにしてもよい。
また、この演出例では、図119(a4−1)に示すように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートをある程度予測できるようにしたが、例えば、図119(a4−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、縦線の一部を隠していた煙が上下方向に延出し、図119(a4−2a)に示すように、煙が消失する前後で縦線が増減するようにしてもよい。図119(a4−2a)に示す例では、煙が延出される前では、帽子の予告アイコンI6及び扇の予告アイコンI10のいずれか一方の取得可能性が示唆されていたところ、煙の消失後では、3つ目の縦線が消失されて、扇の予告アイコンI10がストックされることが確約される。
また、この演出例では、図119(a4−1)に示すように、2つ目の縦線が途中で切断されているので、ハズレのアイコンIXが選択されないものであったが、例えば、図119(a4−3)に示すように、2つ目の縦線が切断されておらず、そのため、ハズレのアイコンIXが選択され、あみだ演出が終了した後は、図119(a4−3a)に示すように、予告アイコン表示領域285のいずれの表示領域にも予告アイコンがストックされないことを報知するようにしてもよい。
なお、上述したあみだ演出において、横線の終点に配置された予告アイコンの種類によって先読みの対象である図柄変動表示についての先読み予告を行うようにしてもよい。
図120は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図120では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図120において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であり、保留表示が先読み予告の表示態様(サボハニの保留アイコン)となっている点で上述した実施形態とは異なっている。
図120(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図120(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図120(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
また、図120(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
続いて、図120(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、特図1の保留アイコン表示領域281に3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった保留である。この演出例では、3つ目の特図1の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で表示されている。
その後、図120(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図120(4)に示すように、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。図120(5)は、図柄変動表示が引き続き行われている様子が示されている。
その後、図120(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点で行われている図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示において予告アイコンを表示(ストック)する演出である殿様演出が開始されている。
そして、図120(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図120(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図120(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図120(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。
その後、図120(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図120(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図120(14)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図120(15)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図120(16)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、装飾図柄の変動表示が開始される。すなわち、先読みの対象となった図柄変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図120(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。このように、この演出例によれば、予告アイコンによる先読み予告とともに、保留アイコンによる先読み予告が同時に行われているということができる。
図121は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図121では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図121において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図121(a1)〜同図(a3−1)は、予告アイコンがストックされることを事前に報知する予告演出を行う様子が示されている。図121(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄も第2装飾図柄も「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンが表示されていない。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図121(a2−1)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図121(a2−1)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、次に開始される図柄変動表示において予告アイコンがストックされることを予告するプラカードPL1が表示されている。具体的には、このプラカードPL1には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中に必ずストックされることを予告報知している。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、その図柄変動表示の実行中に、例えば、殿様演出が行われ、図121(a3−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6がストックされる。これにより、遊技者は、帽子の予告アイコンI6がストックされることが事前に認識できるので、安心して遊技を楽しむことができる場合がある。
なお、上述した演出例では、プラカードPL1が表示されることにより予告アイコンが必ずストックされることを予告するようにしたが、例えば、図121(a2−2)に示すようなプラカードPL2を表示し、予告アイコンがストックされない場合もあることを報知するようにしてもよい。具体的には、このプラカードPL2には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されているが、クエスチョンマークが付記されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされる場合があることを報知している。
帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされない場合には、図121(a3−2)に示すように、予告アイコンのストックに関するなんらの演出も行われない。なお、予告アイコンのストックに関する演出(例えば、殿様演出等)を行ってもよいが、この場合、予告アイコンをストックしないいわゆるガセストック演出が行われることとなる。
図121(b1)〜同図(b3)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中に先読み予告の一つである先読みモードが行われている様子が示されている。
図121(b1)に示すように、第1特図始動口230に遊技球が入賞して先読みの対象である図柄変動表示が保留されて、3つ目の保留アイコンh13の表示態様として先読み予告の表示態様としてのサボハニの表示態様の保留アイコンが表示されている。なお、装飾図柄表示装置208では、特図1の変動表示に対応して第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
すると、図121(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知する演出である先読みモードが開始される。具体的には、図121(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2つの帯状のスクロール表示領域のそれぞれについて、「激熱接近中」という文字が右から左方向に向かってスクロールする表示が行われている。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、図121(b3)に示すように、その図柄変動表示の実行中に殿様演出が行われ、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされる。このように、この演出例によれば、予告アイコンのストックによる先読み予告と、保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告の他、背景表示の変更による先読み予告を行うことができる。
また、図121(c1)〜同図(c2)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中において、殿様演出等を行って、予告アイコンのストックが行われるようにしてもよい。
図121(d1)〜同図(d3)は、同一の図柄変動表示の実行中において、予告アイコンのストックと消化とが行われる様子が示されている。すなわち、当該図柄変動表示中における予告演出が行われることに関する予告アイコンのストック及び消化も実行可能に構成されている。
図121(d1)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけると、図121(d2)に示すように、帽子の予告アイコンI6は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦ストックされる。そして、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図121(d3)に示すように、予告アイコン消化演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が消化されている。
なお、図121(e1)〜同図(e2)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に投げつけられるが、予告アイコン表示領域285にストックされることなく消化されるようにしてもよい。
図122は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図122では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図122において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図122(a1)〜同図(a3)は、予告アイコン表示領域と背景表示を説明するステージ名を表示する領域とを兼用する様子が示されている。
図122(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、現在のステージを示すステージ表示領域289が設けられており、現在のステージは「城下町」となっている。なお、このステージ表示領域289には、現在のステージ名を表示するものの他、例えば、予告の内容や登場キャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよいし、予告表示を行うようにしてもよい。このように、ステージ表示領域289は、説明表示領域として機能しているということができる。そして、図122(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した殿様演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が投げつけられている。
すると、図122(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるとともに、「ストック」の文字表示が付記され、帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。
すると、図122(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に表示されていたステージ表示領域289が予告アイコン表示領域285Dに変更され、この予告アイコン表示領域285Dにおける予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、図122(b1)〜同図(b3)に示すように、ステージ表示領域289から予告アイコン表示領域285Dに変更せず、殿様演出により出現した帽子の予告アイコンI6をストックすることなく、そのまま消化するようにしてもよい。これにより、当該図柄変動表示中の予告に関する予告アイコンの消化演出を行うことができる。
図122(c1)〜同図(c2)は、予告アイコン表示領域を複数設け、予告アイコンの種類に応じて当該予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域を選択する様子が示されている。
図122(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側端部に第1の予告アイコン表示領域285Eが設けられ、表示画面の右側端部に第2の予告アイコン表示領域285Fが設けられている。この演出例では、第1の予告アイコン表示領域285Eは、ボタン予告アイコン以外の予告アイコンが表示される領域となっており、第2の予告アイコン表示領域285Fは、ボタン予告アイコン専用の表示領域となっているが、これに限定されない。第1の予告アイコン表示領域285Eには、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAL1、予告アイコン第2表示領域YAL2、予告アイコン第3表示領域YAL3、予告アイコン第4表示領域YAL4)が設けられており、予告アイコン第1表示領域YAL1及び予告アイコン第2表示領域YAL2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YAL3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。また、第2の予告アイコン表示領域285Fにも、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4)が設けられており、いずれの表示領域にも予告アイコンは表示されていない。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の略中央に第2のボタン予告アイコンI11が2つ並んで拡大表示されており、これらの第2のボタン予告アイコンI11がストックされる様子が示されている。
すると、図122(c2)に示すように、第2の予告アイコン表示領域285Fの予告アイコン第1表示領域YAR1及び予告アイコン第2表示領域YAR2にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示される。なお、この演出例において、予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示されてから、すなわち、第2の予告アイコン表示領域285Fにおいて第2のボタン予告アイコンI11が満タンとなってからこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合と、これよりも少ない数の第2のボタン予告アイコンI11が第2の予告アイコン表示領域285Fに表示された後でこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合とで、大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2のボタン予告アイコンI11がストックされている数が多いほど、大当りとなりやすいように構成してもよい。なお、ストックされたボタン予告アイコンI11のうちのすべてが消化されなくてもよく、例えば、ボタン予告アイコンI11が4つ表示されていても、2つしか消化しない場合があってもよく、この場合において、残りの2つのボタン予告アイコンI11は次の図柄変動表示までストックを維持するようにしてもよいし、消化することなく消去するようにしてもよい。また、第1の予告アイコン表示領域285Eについても、予告アイテムがストックされている数によって大当りに対する信頼度が異なるように構成してもよい。
図122(d1)〜同図(d3)は、予告アイコンの増加演出の他の例を示している。
図122(d1)に示すように、帽子の予告アイコンI6sが変動アイコンh0と2つ目の保留アイコンh12にそれぞれ重ねて小さく表示されており、また、手裏剣の予告アイコンI7sが1つ目の保留アイコンh11に重ねて小さく表示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコンに予告アイコンが含まれて表示される場合がある例について示されている。
その後、図122(d2)に示すタイミングで、変動アイコンh0に表示されていた、縮小表示の帽子の予告アイコンI6sが飛び出し、表示画面の中央に向かって移動する。すると、図122(d3)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大表示するとともに「ストック」という文字表示が付記され、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。なお、この演出例では、図柄変動表示の保留が消化される毎に、変動アイコンh0に表示されている予告アイコンをストックする演出を行うようにしていたが、予告アイコンをストックするタイミングはこれに限定されない。
また、この演出例において、図122(e1)に示すように、変動アイコン及び保留アイコンの全てに予告アイコンを表示せず、一部の変動アイコンあるいは保留アイコンにのみ表示するようにしてもよい。
図122(f1)〜同図(f3)は、変動アイコンh0に予告アイコンが表示されていたにもかかわらず、当該予告アイコンがストックされない場合がある例について示されている。
図122(f1)は、同図(d1)を示して上述したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
この演出例では、その後、図122(f2)に示すタイミングで第1装飾図柄が仮停止したタイミングで変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、その後、図122(f3)に示すように、変動アイコンh0が消去されるが、このとき、変動アイコンh0とともに、変動アイコンh0に表示されていた帽子の予告アイコンI6sも消去され、帽子の予告アイコンI6がストックされないことが報知される。このように、変動アイコンあるいは保留アイコンに予告アイコンが表示されていたとしても表示された予告アイコンがストックされない場合があってもよい。
図122(g1)〜同図(g3)は、ある予告アイコンが消化された場合に、複数の予告アイコンが消化されたのと同じ効果が得られる演出が行われる様子が示されている。
図122(g1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に、予告アイコンとしての花束の予告アイコンI51が表示されている。この花束の予告アイコンI51は、図81(b)を参照して上述した複数種類の予告アイコンのうちの2以上のアイコンが含まれるものであるが、いずれの予告アイコンが含まれているかについては特定困難な態様となっている。
そして、図122(g2)に示すように、花束の予告アイコンI51が消化されると、花束の予告アイコンI51は、予告アイコン第1表示領域YA1から表示画面の中央まで移動した後、拡大表示される。
その後、図122(g3)に示すように、花束の予告アイコンI51は、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8に表示が変化し、花束の予告アイコンI51に含まれていた予告アイコンの種類が認識可能となる。そのため、遊技者は、予告アイコンをストックした楽しみを持たせつつ、いずれの種類の予告アイコンが含まれているのかについての期待感を持たせることができる場合がある。
なお、これまでに説明した実施形態及びこれ以降に説明する実施形態において、予告アイコンは、図柄が停止表示された後も表示が継続されるようにしてもよく、例えば、図柄変動表示の保留がある状態で図柄が停止表示された場合はもちろん、図柄変動表示の保留がない状態で図柄が停止表示されたときに予告アイコンがストックされている場合には、デモ表示中においてもそのストックの状態が維持されるようにしてもよい。また、図柄変動表示の保留のある/なしにかかわらず、予告アイコンがストックされている限りは、ストックの状態が維持されるようにしてもよい。
また、予告アイコンが表示されるまでの時間を予告するようにしてもよい。
また、ストックした予告アイコンが変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、ストックされた帽子の予告アイコンI6が扇の予告アイコンI10に変更する演出を行ったり、帽子の予告アイコンI6がストックされている状態でチャンス目の組合せで装飾図柄が停止表示した場合に、当該帽子の予告アイコンI6が千両箱の予告アイコンI9に変更する演出を行うようにしてもよい。また、逆に、ストックした予告アイコンが降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
また、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われているときに扇の予告アイコンI10に変更する演出が行われるようにしてもよいし、帽子の予告アイコンI6が消化されて実行される疑似連演出において、疑似連回数を増加させるようにしてもよい。また、逆に、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合も、ボタン保留アイコンが表示されてもよいが、表示されないようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合に、ボタン予告を表示してもよいが、表示しないようにしてもよい。
また、図柄変動表示時間の長さによって、予告アイコンをストックする予告を行うか行わないかを決定するようにしてもよい。
また、大当りとなる図柄変動表示とハズレとなる図柄変動表示とで予告アイコンをストックする予告を行わない場合の変動表示時間の長さは同じであってもよいし、異なってもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで実行される特図2の図柄変動表示の変動表示時間として、予告アイコンのストックを行わない長さの変動時間を選択するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を制御的に規制するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を行わないように演出データテーブルを設定しておいてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンのストックを行う長さの変動時間を選択するようにしてもよい。ここで、ストックされた予告アイコンを割り込まれた特図1の図柄変動表示において消化してもよいし、該割り込んだ特図2の図柄変動表示中に消化してもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、割り込まれる前の特図1の図柄変動表示が行われるよりも前の図柄変動表示においてストックされた予告アイコンは、ストックされたままで消化されないようにしてもよいし、消化するように構成してもよい。
また、予告アイコンの種類としては、上述したものあるいは後述するものに限らず種々のものを採用することができる。
例えば、予告アイコンとして、カスタマイズ用のアイテムが表示されてもよく、このカスタマイズ用のアイテムが消化された場合には、例えば、選択可能なBGMの増加、選択可能な背景の増加、遊技者が選択可能な演出モード(例えば、一発告知モード等)の増加が可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出セレクト用のアイテムが表示されてもよく、この演出セレクト用のアイテムが消化された場合には、例えば、BGMを変更可能としたり、演出モードを変更可能としたり、音量設定や輝度設定を可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザー設定クリア用アイテムが表示されてもよく、このユーザー設定クリア用アイテムが消化された場合には、例えば、ユーザー設定をクリア可能となるようにしてもよいし、ユーザー設定をクリアするか否かを確認した上でクリアすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出モード終了用アイテムが表示されてもよく、この演出モード終了用アイテムが消化された場合には、例えば、先読みモードを終了させたり、演出モードを終了させたりすることが可能となるようにしてもよいし、先読みモードの終了や、演出モードの終了を確認した上で終了することが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ポイント獲得アイテムや、レベルアップ贈呈用アイテムが表示されてもよく、これらのアイテムが消化された場合には、例えば、ポイントが贈呈されたり、レベルがアップすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応したリーチ演出が開始されるようにしてもよく、例えば、殿様のアイコンが消化されると、殿様VS剣豪リーチが行われるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応した予告演出が開始される場合があってもよく、例えば、プレゼントのアイコンが消化されると、「次回予告」というアイコンが表示され、「次回予告」の予告演出が開始されるようにしてもよい。
また、例えば、消化されると占いが開始されるアイコン(占いアイコン)があってもよい。この場合において、占いアイコンは、客待ちデモ演出中にのみ表示されるものであってもよいし、客待ちデモ演出中以外に表示されるものであってもよい。
また、例えば、消化されると、島一斉演出に関する情報が表示されるアイコンがあってもよい。例えば、島一斉演出開始までのカウントダウンが開始されてもよいし、島一斉演出が開始されるまでの時間を表示してもよいし、次に行われる島一斉演出の内容を表示するようにしてもよい。
また、例えば、消化されると、店側カスタマイズが可能となるアイコンがあってもよい。例えば、設置される遊技店の地域にちなんだ演出が行われるようにする設定(例えば、東北地方モードや、中部地方モードの設定等)や、設置される遊技店名の設定ができるようにしてもよい。例えば、設定に応じて、東北地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、なまはげ群等)と、中部地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、しゃちほこ群等)とで異ならせることができる場合がある。
また、例えば、消化されると、チュートリアル表示が開始されるアイコンがあってもよい。
また、例えば、消化されると、ルーレット演出が開始されるアイコンがあってもよい。このルーレット演出では、例えば、保留アイコンの表示態様の昇格演出が行われることを示す結果が表示されたり、当該図柄変動表示についての予告が行われることを示す結果が表示されるもの等がある。
また、例えば、消化されると、図柄の表示態様が変化したり、元に戻ったりするアイコンがあってもよい。
次に、上述した実施形態の変形例について、図123及び図124を参照しながら説明する。ここで、図123は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図であり、図124は、予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。
図123には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220が示されている。なお、普図表示装置210、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては図示を省略している。
図123(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコン表示領域281Aと特図2の保留アイコン表示領域282Aとが、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方において左右に隣接するようにして表示されている。図123(a)では、特図1及び特図2のいずれも保留数は0である。そして、装飾図柄表示装置208では、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾3−装飾4」で停止表示されている。また、特図2の保留アイコン表示領域282Aの上方には、予告アイコン表示領域285Aが配置されており、姫の予告アイコンIhが表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Aにおいて、予告アイコンは左詰めで表示されているが、予告アイコンの表示位置はこれに限定されない。また、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
図123(b)では、第1特図始動口230に2つの遊技球が入賞した様子が示されている。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左詰めで並んで表示されている。これらの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様となっている。
その後、図123(c)に示すタイミングで、特図1の図柄変動表示が開始される。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留が消化されたため、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左側に移動して1つ目の保留に対応する保留アイコンh11として表示される。また、このとき、第2特図始動口232に遊技球が入賞したため、特図2の保留アイコン表示領域282Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh21が左詰めで表示されている。この保留アイコンh21はデフォルトの表示態様となっている。
そして、図123(d)に示すタイミングとなったときに、特図1の1つ目の保留に対応する保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様(「熱」と表示された表示態様)に変化する。
保留アイコンh11の表示態様が変化した後、図123(e)に示すタイミングとなったときに、予告アイコン表示領域285Aに、殿様の予告アイコンItと姫の予告アイコンIhとが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。
その後、図123(f)に示すように、左図柄表示領域208aに「装飾4」が停止表示されるとともに、2つの姫の予告アイコンIhのうちの後で増加した姫の予告アイコンIhが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う姫のキャラクタHIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図123(g)に示すように、右図柄表示領域208cに「装飾2」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、はずれの結果であることが報知される。
本実施形態では、特図2の図柄変動表示が、特図1の図柄変動表示に優先して実行されるので、図123(h)に示すタイミングでは、特図2の図柄変動表示が開始される。本実施形態では、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示に割り込んで実行された場合には、当該特図2の図柄変動表示の結果がはずれとなる場合には、予告アイコンの消化は行われないし、予告アイコンの増加表示も行われない。そのため、特図2の図柄変動表示が行われている間は、予告アイコンを表示せず、あるいは、予告アイコン表示領域285Aを表示しないようにしてもよい。なお、当該特図2の図柄変動表示の結果が大当りとなる場合には、予告アイコンの消化及び増加表示のいずれも行わないようにしてもよいし、予告アイコンの消化及び増加表示が行われる場合があってもよい。一方、保留アイコン表示領域281A,282Aは引き続き表示されるようにしてもよいし、いずれの保留アイコン表示領域281A,282Aも非表示とされるようにしてもよいし、特図2の保留アイコン表示領域282Aのみ表示されるようにしてもよい。なお、特図2の図柄変動表示が割り込んで行われる場合には、背景を専用の背景に変更するようにしてもよい。専用の背景が表示される場合には、予告アイコン表示領域285Aを非表示にし、保留アイコン表示領域281A,282Aだけ表示するようにしてもよい。
その後、図123(i)に示すように、「装飾3−装飾2−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、特図2の図柄変動表示の結果がはずれであることが報知される。
続いて、図123(j)に示すタイミングとなって、保留されている特図1の図柄変動表示が開始された後、殿様の予告アイコンItが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う殿様のキャラクタYIが出現する。なお、殿様のキャラクタYIの出現のタイミングは、装飾図柄の図柄変動表示の開始よりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、図123(j)では、予告アイコン表示領域285Aに、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。ここで、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示されるタイミングは、殿様の予告アイコンItの消化表示が開始されるよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図123(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aにおいて「装飾3」の装飾図柄が停止表示されるとともに、姫の予告アイコンIh及び悪代官の予告アイコンIdが消化され、姫のキャラクタHI及び悪代官のキャラクタDIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、悪代官のキャラクタDIの出現のタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
そして、図123(m)のタイミングとなると、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、大当りとなったことが報知される。
続いて、この演出例における予告アイコンの増加表示及び消化表示を実行するか否かを決定するための予告アイコン関係の抽選テーブルの構成について説明する。
図124(A)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果にかかわらず、4/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、3/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、40/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、35/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、25/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、これらの増加表示及び消化表示の実行抽選は、各予告アイコンごとに行われるので、2以上の予告アイコンについて同時に増加表示が行われたり、2以上の予告アイコンについて同時に消化表示が行われる場合がある。
また、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定の結果がはずれである場合には、図64の保留の先読みの結果、大当りとなる図柄変動表示が保留されている場合には、3/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、1/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、1/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、10/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。
一方、図124(B)に示すように、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、25/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、20/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、7/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、20/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、5/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、例えば、通常の遊技状態(非電サポ状態)において、第2特図始動口232に入賞することを想定していないパチンコ機にあっては、大当り判定結果が大当りであっても、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わないようにしてもよい。
また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果がはずれである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わない。
なお、例えば、電サポ状態が終了し、特図2の図柄変動表示について1又は複数の保留が残っている場合に、特図2の保留についての先読み予告として予告アイコンの消化表示を行わないようにしてもよく、また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果に応じて予告アイコンの増加表示及び消化表示を行うようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図125〜図137を参照しながら説明する。
図125〜図137は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図125〜図137では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図125〜図137では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図125〜図137に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図125〜図135及び図137では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図125は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図126は、図125に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図125(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図125(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図125(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図125(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。このとき、スピーカ120から、「ポン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図125(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図125(d)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図125(d)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図125(e)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾のようなアイコン(爆弾アイコン)I61を投げようとする様子が示されている。爆弾アイコンI61は、殿様のキャラクタが投げることにより、演出に様々な影響を与えるアイコンである。なお、爆弾アイコンI61の投てきは、表示される予告アイコンを特定可能あるいは不可能なアニメーションで表示されてもよい。この場合、投てきの途中から特定可能であってもよいし、初めから特定可能であってもよい。また、消化された場合の大当り期待度が高い予告アイコン(高期待度予告アイコン)に係るアニメーションと、高期待度予告アニメーションよりも消化された場合の大当り期待度が低い予告アイコンに係るアニメーションとで、アニメーションの表示態様が同じであってもよいし、異なる態様であってもよい。
図125(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
すると、図125(g)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されており、予告アイコンが消化されることにより何かが起こることの説明がなされている。なお、チュートリアル表示部TT1の表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへ移動するタイミングと同時であってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも後のタイミングであってもよい。このように、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数種類の説明表示が表示される場合がある。
その後、図125(h)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、図125(i)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、剣豪リーチに移行することを予告するアイコンである。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。ここで、予告アイコンは1対1〜多対多(例えば、N対N)の組合せがあってもよい。
すると、図125(j)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知し、その後、図125(k)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。ここで、視認困難とは、予告アイコンがチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置となっていない場合よりも視認困難という意味である。また、翻って言えば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
なお、剣豪の予告アイコンI62の配置位置は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置の他、チュートリアル表示部TT1の近傍となる位置に配置してもよく、このようにしても同様の効果を得ることができる場合がある。また、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示が示す内容は、例えば、剣豪の予告アイコンI62に関する内容であってもよいし、剣豪の予告アイコンI62とは全く関係のない内容であってもよいし、現在演出中に関する内容であってもよいし、現在演出中のものとは全く関係ない内容であってもよい。図125(j)では、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の内容が予告アイコンに関する表示であり、剣豪の予告アイコンI62と関連する表示となっているが、剣豪の予告アイコンI62の表示に関連して表示されたものではなく、たまたま説明の内容と関連しているが、チュートリアル表示部TT1に表示される文字表示の内容を、剣豪の予告アイコンI62が表示されることに合わせて決定されるように構成されていてもよい。チュートリアル表示を予告アイコンに合わせて表示する場合、チュートリアル表示を予告アイコンよりも先に表示してもよいし、予告アイコンをチュートリアル表示よりも先に表示してもよいし、チュートリアル表示と予告アイコンを同時に表示してもよい。チュートリアル表示部TT1に重なって配置された剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される。なお、剣豪の予告アイコンI62が先読みの対象の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において消化される場合があってもよい。これにより、先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前に、チュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。なお、この演出例では、予告アイコンをチュートリアル表示部TT1にストックするものについて説明したが、予告アイコンをステージ名表示部ST1にストックするものであってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図125(l)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図125(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「予告アイコン消化で・・・」から「パンダは殿様の師匠」に変更されており、殿様のキャラクタとパンダのキャラクタとの関係についての説明がなされている。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に重なって表示されている状態で、チュートリアル表示部TT1の表示が新たな内容に変更される場合がある。さらに換言すれば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1にオーバーラップした状態で新たな説明表示が開始しているということもできる。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングは、装飾図柄が停止表示されるタイミングと同じであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングが、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングである場合には、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数回の説明表示が開始される場合があるということができる。
図125(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が終了した様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図125(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されており、八代役物224Faと将軍役物224Fbが動作すると何かが起こることの説明がなされている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図125(n)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図125(n)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図125(o)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図125(p)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始し、剣豪の予告アイコンI62が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このようにすることで、遊技者に、予告アイコンが早く使われてほしいと切望させることができる場合がある。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。なお、エフェクト表示を行わなくてもよい。このエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分にかかっており、そのため、説明表示に注目させることができる場合がある。
その後、図125(q)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。これにより、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
その後、図125(q)に続く図126(a)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62の消化により、剣豪リーチへの発展を予告している。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図126(b)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。
図126(c)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図126(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動している。また、このとき、保留アイコンが消去されてからUI部がフレームアウトしてもよいし、保留アイコンごとUI部がフレームアウトしてもよい。また、保留アイコンの他、説明表示がなされている状態では、保留アイコンと説明表示が同時に消去されてからUIがフレームアウトしてもよい。ここで、保留アイコンと説明表示が消去されるタイミングが異なっていてもよい。
図126(d)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図126(e)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。なお、チャンスボタンランプ138の発光態様が変更されるタイミングは、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングと同時であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも前であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも後であってもよい。
その後、図126(f)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図126(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
その後、図126(h)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(i)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図126(j)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、一旦ハズレ表示した後に復活演出を行う予告アイコン(例えば、上述した扇の予告アイコンI10)がストックされている場合には、背景表示が剣豪リーチの背景から通常の背景である城下町の背景に戻った後に消化されるようにしてもよい。
図127は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図128は、図127に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図127(a)〜同図(l)は、図125(a)〜同図(l)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図127(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が行われている様子が示されている。図127(m)に示すタイミングでは、中図柄表示領域208bに「C」と表示された予告アイコン図柄CS(「装飾C」という場合がある)が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。この予告アイコン図柄CSは、導出表示されると、後述するチャンスアップの予告アイコンI63がストックされることを報知する機能を有している。なお、予告アイコン図柄CSが表示された場合には、必ずチャンスアップの予告アイコンI63がストックされるものであってもよいし、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされない場合があってもよい。また、予告アイコン図柄CSは、チャンスアップの予告アイコンI63を模した画像(拡大縮小した画像そのものも含まれる)を含んでもよく、それが予告アイコン表示領域に移動するようにしてもよい。すなわち、図柄による予告アイコン取得アニメは投てきアニメーションとは異なり、予告アイコンを特定可能に表示されるものであればよい。また、予告アイコン図柄CSとチャンスアップの予告アイコンI63のように対応していないものがあってもよい。また、図柄で表示される予告アイコンの種類は、図柄で表示されない予告アイコンの種類よりも多くてもよいし、少なくてもよい。殿様のキャラクタに係るアニメーション(例えば、投てきアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類は、図柄に係るアニメーション(例えば、予告アイコン図柄CSが表示されて行われるアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類と異なっていてもよく、少なくとも一部の予告アイコンについては、両方のアニメーションの契機で表示されるアイコンであってもよい。ある予告アイコンは図柄とミニキャラの両方で表示される場合があってもよい。例えば、疑似連予告のアイコンは二つの契機で表示される場合があり、1の変動で別々の契機で2つストックされる場合があってもよいし、されなくてもよい。また、第2装飾図柄では、いずれの図柄列においても装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。また、チュートリアル表示部TT1の表示が、「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されている。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図127(n)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63が飛び出し、図127(o)に示すように、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置であって、剣豪の予告アイコンI62の右側に移動し、配置(ストック)される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされたことを報知する。なお、チャンスアップの予告アイコンI63が飛び出したタイミングでは、音声出力による報知は特に行われない。これは、予告アイコン図柄CSが導出されることにより、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされることが遊技者に容易に認識できるからであるが、音声による報知を行うようにしてもよい。このように、この演出例では、複数の予告アイコンにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部を視認困難とすることができる場合がある。また、この演出例によれば、複数の予告アイコンをストック可能に構成されている。また、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63とでストックされる契機が異なっており、そのため、ストックされるまでの演出内容がそれぞれで異なっている。
その後、図127(p)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図127(q)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図127(q)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図127(q)に続く図128(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図128(b)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせて表示されるエフェクト表示が、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分の他にも、剣豪の予告アイコンI62の右側にストックされているチャンスアップの予告アイコンI63にもかかっており、そのため、説明表示の他にもチャンスアップの予告アイコンI63がストックされていることに注目させることができる場合がある。
その後、図128(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。この演出例では、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消されるが、チャンスアップの予告アイコンI63は依然としてチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしている状態となっている。また、剣豪の予告アイコンI62が消化される際に、剣豪の予告アイコンI62の周囲を所定のエフェクト表示を表示して剣豪の予告アイコンI62を目立たせるようにしているが、図128(c)に示すように、このエフェクト表示がチュートリアル表示部TT1やチャンスアップの予告アイコンI63にかかっており、説明表示やチャンスアップの予告アイコンI63にも注意を惹くことができる場合がある。
図128(d)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチに発展することを報知する表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図128(e)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。また、この導光板に形成された模様は、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行するまでに消化されなかったチャンスアップの予告アイコンI63にもオーバーラップしており、チャンスアップの予告アイコンI63の表示状態が視認しにくくなる場合がある。すなわち、図128(e)に示される演出例では、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示の一部が導光板に形成された模様及びチャンスアップの予告アイコンI63によって隠された状態となっている。ここで、導光板と装飾図柄表示装置との間には所定の間隔が設けられているので、遊技者の見る位置によっては、導光板に形成された模様によるオーバーラップを回避することができ、チャンスアップの予告アイコンI63を視認容易とすることができる場合がある。
図128(f)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図128(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動しているが、チャンスアップの予告アイコンI63はその影響を受けず、表示位置は変わっていない。
図128(g)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図128(h)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示される。このとき、チャンスボタンランプ138は操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。ここで、チャンスアップの予告アイコンI63は揺動を開始し、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップの予告アイコンI63の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。
その後、図128(i)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図128(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像(第1のカットイン画像)が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
すると、図128(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していたチャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動し、消化されている様子が示されている。
すると、図128(l)に示すように、殿様の顔のアングルが異なり、表示画像が右上方向に延在した第2のカットイン画像が、第1のカットイン画像に重ねて表示され、大当りに対する信頼度が高まったことが報知されている。すなわち、カットイン画像による予告が、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されることによりランクアップしていることが示されている。なお、第2のカットイン画像を表示するときに第1のカットイン画像を消去するようにしてもよく、すなわち、第1のカットイン画像を第2のカットイン画像に置き換えて表示するようにしてもよい。また、第2のカットイン画像が表示される際に、他の予告アイコンがストックされいる場合には、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップするようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップしないようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされないようにしてもよい。なお、これまでに説明された実施形態及び以下に説明される実施形態において、消化された予告アイコンが消去されるタイミングは、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始されるタイミングと同時であってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される前のタイミングであってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される後のタイミングであってもよい。また、この演出例において、予告アイコンは、チュートリアル表示部TT1が表示される場合には、当該チュートリアル表示部TT1にオーバーラップするが、チュートリアル表示部TT1が表示されていない場合には、いずれの表示にもオーバーラップしていない。すなわち、ストックされた予告アイコンは、表示される領域が予め定められており、ある契機では他の画像にオーバーラップする場合があるが、ある契機では他の画像にオーバーラップしない場合があるということができる。なお、図128(h)に示されるボタン表示の昇格にチャンスアップの予告アイコンI63が使用される場合は、他の昇格対象であるカットイン表示の開始前などに予告アイコンが消化されて消えていてもよいし、消えていなくてもよい。
その後、図128(m)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(n)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図128(o)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、大当りの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
図129は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図129では、第3装飾図柄表示装置208Nで予告アイコンを表示させた後、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させることにより、表示させた予告アイコンをストック位置まで搬送するような演出表示を行っている様子が示されている。
図129(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図129(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図129(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方に宝箱画像TRが表示されており、後述するように、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、この演出例では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図129(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が下方に向かって飛び出してくる様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、説明表示が「予告アイコン消化で・・・」から「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示の変更のタイミングは、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングと同じであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図129(a3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が破裂する。この破裂のエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なっており、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。その後、図129(a4)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップしているため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そして、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。
すると、図129(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。その後、図129(a6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図129(a6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nから完全に第1装飾図柄表示装置208Lに移ると、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図129(a7)に示すように、初期位置まで復帰する。
次に、図129(b1)〜同図(b8)を参照して、複数の装飾図柄表示装置を跨いで行われる予告アイコン増加演出の別の例について説明する。
図129(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図129(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に配置されており、説明表示として「剣豪は殿様の宿敵です」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図129(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に宝箱画像TRが表示されており、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図129(b2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が上方に向かって飛び出してくる様子が示されている。
すると、図129(b3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が拡大表示された剣豪の予告アイコンI62に変化し、その後、図129(b4)に示すように、宝箱画像TRが消去される。このとき、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。なお、スピーカ120からの音声出力のタイミングは、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するタイミングと同じタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図129(b5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nの下端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に表示されたチュートリアル表示部TT1の前面側にUI部とともにオーバーラップする。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nでは、図129(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたUI部に重なる部分は表示し、チュートリアル表示部TT1は表示しない。そのため、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチュートリアル表示部TT1は、第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされることにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図129(b6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図129(b6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図129(b7)に示すように、初期位置まで復帰する。第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで復帰すると、第1装飾図柄表示装置108Lに表示されていたチュートリアル表示部TT1への第3装飾図柄表示装置208Nによるオーバーラップが解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
すると、図129(b8)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
なお、この演出例において、例えば、図129(b5´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの下端縁の高さを、少なくとも第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるチュートリアル表示部TT1が表示される位置よりも高くすると、第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動して第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップしても、チュートリアル表示部TT1に対してはオーバーラップしない状態を創出することができるので、例えば、予告アイコンが表示された第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているチュートリアル表示部TT1の近傍でスライド移動するので、チュートリアル表示部TT1の表示状態を視認しながら第3装飾図柄表示装置208Nによる演出も見ることができる場合がある。
なお、図129に示される演出例において、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンが表示されている場合において、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させた後、予告アイコンに第3装飾図柄表示装置208Nをオーバーラップさせ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた予告アイコンを第3装飾図柄表示装置208Nに移して運んでいくような演出表示を行ってもよい。これにより、第3装飾図柄表示装置208Nによって予告アイコンが運ばれることにより、チュートリアル表示部TT1への予告アイコンのオーバーラップの状態が解消され、説明表示が視認しやすくなる場合がある。
図130は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図130では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。
図130(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図130(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図130(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図130(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT1は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのいずれにも表示されていない。
その後、図130(a2)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインが開始され、その後、図130(a3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、図130(a4)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「殿様は八代将軍です」が表示される。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示を所定時間(例えば、5秒)行うと、図130(a5)〜同図(a6)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトする。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトするアニメーションが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。
その後、図130(a7)に示すように、例えば、図125(e)〜同図(j)に示して上述した要領で、剣豪の予告アイコンI62がストックされた後、図130(a8)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。
その後、図130(a9)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1によるフレームインが再び開始され、その後、図130(a10)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置される。このとき、チュートリアル表示部TT1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の背面側に配置され、その結果、剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされる。
その後、図130(a11)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「予告アイコン消化で・・・」という説明表示が表示されるが、チュートリアル表示部TT1が剣豪の予告アイコンI62によってオーバーラップされているので、説明表示の少なくとも一部が隠され、視認困難な状態となっている。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示が所定時間行われると、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトするアニメーションが開始し、その後、図130(a12)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態が解消される。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示がチュートリアル表示部TT1がフレームアウトするまで表示が維持される場合には、オーバーラップ状態の解消により、説明表示が視認容易となる場合がある。そして、図130(a13)に示すように、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lから完全にフレームアウトすると、フレームアウトのアニメーションが終了する。
また、この演出例においても、図130(b1)〜同図(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT1が表示されている期間において、予告アイコンが消化されて上昇した場合にも予告アイコンによるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態は解消される。図130(b1)〜同図(b2)については、図125(p)〜同図(q)に示して上述した通りであるので、詳しい説明については省略する。
図131は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図131では、チュートリアル表示部TT1におけるチュートリアル表示の他、キャラクタの会話演出においてもチュートリアル表示を行う様子が示されている。
図131(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図131(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図131(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1は、第1チュートリアル表示部という場合がある。さらに、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図131(a1)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「赤より金が熱い」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップする場合があるが、オーバーラップしない位置に配置するようにしてもよい。また、吹き出し部TT2や後述する吹き出し部TT3には、保留アイコンは表示されない。また、チュートリアル表示部TT1に表示される表示と全く同じ表示は、吹き出し部TT2,TT3の方には表示されない。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも表示領域が大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも文字のフォントが大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1と吹き出し部TT2,TT3とで、フォントが同じであってもよいし、異なってもよい。また、吹き出し部TT2,TT3は、装飾図柄とオーバーラップする場合があるが、他の説明表示を行う表示領域では装飾図柄はオーバーラップしない構成されているが、オーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも説明表示が行われる頻度が低くてもよいし、高くてもよい。また、チュートリアル表示部TT1も吹き出し部TT2,TT3も線で区画された表示領域であってもよいし、いずれか一方又は両方が線で区画されない表示領域であってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図131(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図131(a2)に示されるタイミングで、チビ姫のキャラクタCHとともに吹き出し部TT2が消去される。また、装飾図柄は未だ変動表示中である。このように、吹き出し部TT2は、チュートリアル表示部TT1とは異なり、複数の図柄変動表示に跨いで表示されないように構成されている。なお、吹き出し部TT2も複数の図柄変動表示に跨いで表示可能に構成されてもよい。
その後、図131(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」と表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図131(a4)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図131(a4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図131(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。一方、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに再び表示され、会話演出が開始されている。図131(a5)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「剣豪リーチは熱い」という説明表示がなされ、特定のスーパーリーチに関する説明が行われている。なお、吹き出し部TT2が表示されるタイミングは、投てきアニメーションが開始される前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションの開始と同時であってもよいし、投てきアニメーションが開始した後のタイミングであってもよい。
その後、図131(a6)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。また、図131(a6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図131(a6)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT3には「パンダ乱入すると」という説明表示がなされており、予告演出に関する説明がなされている。ここで、吹き出し部TT3は、第1装飾図柄の前面側でオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に配置されてもよい。なお、吹き出し部TT3が表示されるタイミングは、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングと同じであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話演出は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。
そして、図131(a7)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。ここで、図131(a7)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そのため、遊技者に、吹き出し部TT3の表示や爆弾アイコンI61に注意を惹きやすくすることができる場合がある。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングと同じであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
その後、図131(a8)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図131(a9)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。このように、この演出例では、2つ表示された会話演出の表示(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)のうちのいずれか一方の表示にのみ他の画像によってオーバーラップされる場合があるように構成されている。
そして、図131(a10)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップする。このように、剣豪の予告アイコンI62は、説明表示が行われる複数の表示部(チュートリアル表示部TT1及び吹き出し部TT3)に対してオーバーラップする場合がある。
なお、図131(a1)〜同図(a10)に示される演出例では、キャラクタとともに表示される吹き出し(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)に、演出に関する説明を行う説明表示(チュートリアル表示)を表示するようにしたが、例えば、図131(b)に示すように、吹き出し部TT2の表示態様を変化させるとともに(例えば、吹き出し部TT2の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図131(c1)〜同図(c3)は、チュートリアル表示部TT1において表示される内容の他の例について示すものである。
図131(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始している様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」という説明表示が行われている。
その後、図131(c2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。そして、図131(c3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「剣豪リーチに発展」に変更されており、これから起こる事象についての説明表示(実況中継的な表示)がなされている。このように構成することで、遊技者は、剣豪の予告アイコンI62が消化されることにより起こることが容易に理解することができる場合がある。なお、図131(c3)のタイミングでは、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。
なお、上述した演出例では、チュートリアル表示部TT1は、演出についての説明表示を行う機能を有するものとして説明したが、例えば、図131(d)に示すように、チュートリアル表示部TT1の表示態様を変化させるとともに(例えば、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図132は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図132では、UI部が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている様子が示されている。また、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去されている様子が示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。
図132(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図132(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図132(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図132(a2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコン(第3の保留アイコンh13)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。
その後、図132(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、消去されるようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、図132(a4)に示されるように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、投てきアニメーションが行われている。この投てきアニメーションは、図125(e)〜同図(k)に示して上述した投てきアニメーションと同様である。
図132(a5)は、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、破裂した爆弾アイコンI61が姫の予告アイコンI64に変化し、縮小表示されながら、ステージ名表示部ST2に移動している様子が示されており、図132(a5)に示されるタイミングでは、ステージ名表示部ST2に重なってはいるが、所定の表示位置(ストック位置)まで到達していない様子が示されている。この場合は、姫の予告アイコンI64は、未だステージ名表示部ST2に表示されている状態ではないので、「城下町ステージ」の説明表示が表示されており、姫の予告アイコンI64によって少なくとも一部が視認困難な状態となっている。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるように構成されてもよい。また、予告アイコン図柄CS(図127参照)に係る予告アイコンの場合には、ステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるなど、予告アイコンの取得の契機に基づいて説明表示が消去されるタイミングが異なるように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションは、爆弾アイコンがステージ名表示部まで移動するアニメーションであってもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの後に予告アイコンが取得されないパターン(いわゆるガセ)を設けてもよい。例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2を通過して予告アイコンが取得されないようにしてもよい。この場合において、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2と重なっている状態であっても説明表示が消去されないように構成してもよい(すなわち、ガセパターンの場合は説明表示が消去されず、本当に予告アイコンが取得される真のパターンにおいては、例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2に重なった状態となった場合に説明表示が消去されるように構成してもよい。また、暗転演出を実行可能とし、この暗転演出時はUI部が非表示になる場合において、暗転演出が実行されている状態で、爆弾アイコン投てきアニメーションの開始から予告アイコンの取得、ガセまでの少なくとも一部が実行されるように構成してもよい。具体的には、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを開始してから暗転演出が開始し、暗転演出が終了してUI部が再表示された際には、予告アイコンが取得されている状態(説明表示が表示されている状態から説明表示が消えている状態)になるように構成してもよい。この際、音とランプ演出のうちの少なくとも一方が行われている状態であってもよく、両方が行われていない状態であってもよい。
その後、図132(a6)に示されるように、姫の予告アイコンI64がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「城下町ステージ」の説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。そのため、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われている。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名の表示は行われないこととなる。なお、予告アイコンが消化されるシーンと上述した暗転演出の実行が重なるように構成してもよい。また、予告アイコンが取得される際、可動手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N等)が移動する演出を行うことで、可動手段が、取得された予告アイコンやすでに取得されていた予告アイコンのうちの少なくとも一部(複数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの予告アイコン全体であったり、一の予告アイコンの一部分であったり等)にオーバーラップするように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの開始前から終了までの少なくとも一部の期間で可動手段が移動する演出を行い、可動手段によって説明表示の少なくとも一部がオーバーラップされるような構成であってもよい。すなわち、予告アイコンの表示前は、可動手段によって説明表示の視認性が変化し、予告アイコンの表示後は、予告アイコンによって説明表示の視認性が変化する構成であってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図132(a7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図132(a8)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域で変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となる。また、図132(a8)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。また、この演出例では、図132(a8)に示されるように、装飾図柄の変動表示の開始とともにステージが変更され、背景表示が城下町から海岸に変更している。すなわち、この演出例では、ステージ名表示部ST2が非表示の状態であっても、ステージの変更が可能であり、また、ステージ名表示部ST2が非表示の状態では、変更後のステージ名の表示も行われない。なお、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2に所定時間だけ変更後のステージ名を表示し、その後、ステージ名を消去して予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図132(a9)は、5つの予告アイコンがストックされた様子が示されている。すなわち、ステージ名表示部ST2には、最大で3つの予告アイコンを表示することができるが、4つ目の予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4にも表示するようにするが、この場合、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがチュートリアル表示部TT4にストックされる場合には、チュートリアル表示(説明表示)は行われないこととなる。なお、図132(a9)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、まずステージ名表示部ST2に、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65がストックされ、続いて、チュートリアル表示部TT4に、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63がストックされている。
なお、この演出例において、例えば、左側から順に予告アイコンが消化される場合に、消化される予告アイコン以外の予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションを行うようにしてもよい。具体的には、例えば、図132(a9)に示される場合において、姫の予告アイコンI64が消化された場合には、2つの疑似連予告アイコンI65がそれぞれ1つずつ左側に移動し、チュートリアル表示部TT4の左側に表示されている剣豪の予告アイコンI62は、ステージ名表示部ST2の最も右側に移動し、チュートリアル表示部TT4に表示されていたチャンスアップの予告アイコンI63は、一つ左側に移動する。チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがステージ名表示部ST2に移る場合には、瞬間移動する等により、他の表示の視認性に影響を与えないようにしてもよい。
そして、チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、チュートリアル表示部TT4において説明表示を再開し、ステージ名表示部ST2に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示を再開する。なお、説明表示やステージ名の表示を再開しなくてもよい。説明表示の再開は、予告アイコンが消化された図柄変動表示と同じ変動表示内で再開(例えば、スーパーリーチ明けに再開)してもよい。また、説明表示が再開する場合において、全く同じ表示が再開されてもよいし、テロップ式(スクロール式)の表示で違う部分の表示から再開してもよい。
また、チュートリアル表示部TT4に表示する予告アイコンの種類と、ステージ名表示部ST2に表示する予告アイコンの種類を予め定めるようにしてもよい。この場合において、予告アイコンが消化された場合には、他の予告アイコンについて移動しないようにしてもよい。
また、予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションの実行時間は、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間と同じであってもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも短くてもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも長くてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、最初にステージ名表示部ST2にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをチュートリアル表示部TT4にさらに3つまでストック可能に構成したが、最初にチュートリアル表示部TT4にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをステージ名表示部ST2にさらに3つまでストック可能に構成してもよい。
また、この演出例において、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前(ステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4の一部に予告アイコンの一部が表示されている状態)では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まった直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前では、説明表示は表示されていて、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されないようにしてもよい。
また、この演出例では、投てきアニメーションの例として図125に示して上述したものを参照したが、他の図に示されている態様を組み合わせることも当然可能であることは言うまでもない。
また、これまでに説明した実施形態や、以降に説明する実施形態において、例えば、変動アイコン表示領域のように、これから消化される予告アイコン専用の表示領域があってもよい。
また、予告アイコンは、消化される順番に表示されなくてもよく、例えば、複数の予告アイコンが歯抜け状に消化され、空いた箇所に埋めるように他の予告アイコンが移動するようにしてもよいし、移動しなくてもよい。
また、1つの始動口につき第1特図入賞口と第2特図入賞口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)において、保留アイコン表示領域は保留4つ分の表示領域が予め用意されていて、保留が4つになったときにその表示領域が拡大して5つ分になったり、8つ分まで拡大したりしてもよい。このとき、例えば、拡大した保留アイコン表示領域をチュートリアル表示領域TT4やステージ名表示部ST2に表示し、説明表示を非表示にするようにしてもよい。
図132(b1)〜同図(b2)は、ストックされた予告アイコンが消化される場合の様子が示されている。
図132(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2にチャンスアップの予告アイコンI63が表示されている。なお、第1装飾図柄及び第2装飾図柄はいずれも変動表示中である。
そして、その後、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるタイミングとなり、図131(b2)に示すように、チャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動していく様子が示されている。この演出例では、チャンスアップの予告アイコンI63がステージ名表示部ST2における表示位置から移動しても、少なくとも予告アイコンの一部がステージ名表示部ST2に重なっている場合には、説明表示としてのステージ名の表示は再開されていない。このことは、チュートリアル表示部TT4についても同様である。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2における表示位置から移動した直後にステージ名の表示を再開するようにしてもよい。
図133は、本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。
図133(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図133(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図133(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図133(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図133(a1)〜同図(a3)は、ステージによりUI部の表示態様が変化する様子を示している。
図133(a1)は、城下町ステージの様子を示している。なお、この城下町ステージの表示態様については、図125(a)に示される態様と同じであるので説明を省略する。
図133(a2)は、宇宙ステージの様子を示している。宇宙ステージにおける第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部左側にUI部が形成されている点において、上述した城下町ステージとは異なっている。すなわち、宇宙ステージにおけるUI部は、表示画面の下部中央に変動アイコン表示領域が配置され、変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコン表示領域の左側に保留アイコン表示領域とチュートリアル表示領域TT1が上下に並べて配置されている。なお、ストックされた予告アイコンの表示位置は、図125に示して上述した城下町ステージにおける予告アイコンの表示位置と同じである。保留アイコン表示領域は、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された表示態様となっている。図133(a2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、宇宙ステージでの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12,h13の表示態様は、城下町ステージの変動アイコン及び保留アイコンの表示態様とは異なり、五角形をなしており、デフォルトの表示態様では、例えば、白色五角形の表示態様であり、先読み予告の表示態様では、例えば、青色五角形の表示態様である。図133(a2)に示すタイミングでは、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様となっており、第3の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の下方に配置されたチュートリアル表示領域TT1には、「パンダは殿様の師匠」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。このように、宇宙ステージでは、予告アイコンの表示位置とチュートリアル表示領域TT1の表示位置が異なるので、予告アイコンによってチュートリアル表示領域TT1がオーバーラップされることがない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
図133(a3)は、他のステージから城下町ステージに移行した直後の様子を示している。図133(a3)に示されるように、チュートリアル表示領域TT1は、城下町ステージに移行した直後では、説明表示が非表示となっており、新たな説明表示が行われるときまで非表示の状態が維持される。図133(a3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、非表示状態とされたチュートリアル表示領域TT1に剣豪の予告アイコンI62がオーバーラップしている。なお、ステージの移行が行われた直後のチュートリアル表示領域TT1において説明表示を表示するようにしてもよい。また、あるステージ(例えば、城下町ステージ)においてチュートリアル表示領域TT1が非表示の状態のときに他のステージ(例えば、宇宙ステージ)に移行した場合に、移行後のステージにおけるチュートリアル表示領域TT1に説明表示が表示されるようにしてもよい。
図133(b1)〜同図(b2)は、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示領域TT1が配置され、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示領域TT1を消去される様子が示されている。
図133(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図133(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図133(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
このような構成において、例えば、図133(b2)に示すように、ボタンアイコンIBTがストックされる場合には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されることとなるが、この場合、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたチュートリアル表示部TT1が消去される。ここで、ボタンアイコンIBTは、複数個ストックが可能であり、例えば、特定の演出中においてボタンを操作する演出の発生回数を事前に報知するアイコンであり、例えば、ボタン操作演出の発生回数が多いほど、大当りに対する信頼度が高く、すなわち、ボタンアイコンIBTのストック数が多いほど、大当りとなりやすいということができる。
このように、この演出例によれば、予告アイコンが表示される場合には、他の表示を行うことが犠牲にされるということができる。
図134は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図134では、上述した殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを利用した他の演出例について示されている。
図134(a1)〜同図(a6)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。
図134(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図134(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図134(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図134(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップするように、ハテナの予告アイコンI66が表示(ストック)されている。ハテナの予告アイコンI66は、消化されるタイミングとなる前に他の予告アイコンに変化する場合があるアイコンであるが、他の予告アイコンに変化せず、消化しても何も起こらない、いわゆるガセの予告アイコンとして機能する場合もある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図134(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図134(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図134(a3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図134(a4)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。
その後、図134(a5)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がハテナの予告アイコンI66の前面側に重なり、ハテナの予告アイコンI66の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、ハテナの予告アイコンI66を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である予告アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図134(a6)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変化している。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変更されたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップしているので、チュートリアル表示部TT1の説明表示の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、図134(a6)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されていたものが、「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1の説明表示の変更のタイミングは、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングと同じタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図134(b1)〜同図(b3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図134(b1)は、図134(a4)と同じであり、図134(b3)は、図134(a6)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。なお、図134(b3)におけるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。
図134(b1)に示される演出が行われた後、図134(b2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がチュートリアル表示部TT1の略全体を覆うようにチュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップして表示される。これにより、ハテナの予告アイコンI66及びチュートリアル表示部TT1の少なくとも一部が視認困難とされており、図134(a5)に示されるエフェクト画像よりもオーバーラップする範囲は大きい。なお、予告アイコンが複数ストックされている場合には、すべての予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図134(c1)〜同図(c3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図134(c1)は、図134(b1と同じであり、図134(c2)は、図134(b2)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。
図134(c2)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が破裂した後、図134(c3)に示すように、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62及びチャンスアップの予告アイコンI63に変化している。すなわち、1つの予告アイコンが2つの予告アイコンに変化している。さらに換言すれば、1回の投てきアニメーションにより、予告アイコンの変化と新たな予告アイコンのストックとが同時に行われているということもできる。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンを変化させるとともに新たな予告アイコンをストックする演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図134(d1)〜同図(d3)は、投てきアニメーションにより、保留アイコンの表示態様が変化する様子が示されている。なお、図134(d1)は、図134(a4)と同じであるのでこの図面についての説明は省略する。
図134(d1)に示される演出が行われた後、図134(d2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が当該第2の保留アイコンh12の前面側に重なり、第2の保留アイコンh12の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、第2の保留アイコンh12を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である保留アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図134(d3)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化(例えば、青色の表示態様から、赤色の表示態様に変化)している。すると、スピーカ120から、「ポン」という音声が出力され、保留アイコンh12の表示態様が変化したことが報知される。このように、予告アイテムのストック演出の一部が保留アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
このように、図134に示される演出例では、予告アイコン取得時のアニメーションの少なくとも一部が、他のアニメーションの一部と同じとなっている。例えば、複数の装飾図柄表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208N)に跨って表示が行われる場合には、ある装飾図柄表示装置(例えば、第3装飾図柄表示装置208N)において行われるアニメーションについて同じとなっている。
図135は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。
図135(a1)〜同図(a7)では、特定の予告アイコンがストックされたことで、その旨を表示することで、ミッションが達成された旨の報知を行う様子が示されている。なお、図135(a1)〜同図(a3)は、図125(h)〜同図(j)と同じであるので、これらの図面についての説明については省略する。
図135(a3)に示された演出が行われた後、図135(a4)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。また、図135(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の上方に、特定の演出が行われたことを報知する説明表示部としての達成表示部KM1が表示されている。この達成表示部KM1には、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを示す「剣豪ストック」が表示されている。すなわち、剣豪の予告アイコンI62を取得するミッションが課されている場合に、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合に、達成表示部KM1にその旨を表示することで、ミッションの達成を報知することができる。あるいは、例えば、大当りへの期待度が極めて高い演出が行われることを予告する剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを明示的に報知するために達成表示部KM1が表示されるものであってもよい。なお、達成表示部KM1が表示されるタイミングは、投てきアニメーションの終了と同時であってもよいし、投てきアニメーションが終了するよりも前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションが終了した後のタイミングであってもよい。なお、達成表示部KM1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の近傍に表示されるので、達成表示部KM1に注目させることができる場合がある。なお、ストックする予告アイコンを達成表示部KM1にオーバーラップして表示させるようにしてもよい。
その後、図135(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSとしての「装飾C」が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図135(a6)〜同図(a7)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63がチュートリアル表示部TT1における剣豪の予告アイコンI62の右隣りの表示位置に向かって飛び出してくる。図135(a6)に示されるタイミングでは、チャンスアップの予告アイコンI63は、達成表示部KM1の前面側にオーバーラップし、達成表示部KM1における説明表示の少なくとも一部を視認困難にしている。
なお、この演出例において、例えば、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコンの表示位置が、予告アイコンの種類によって予め定められている場合において、消化される予告アイコンの種類のよって達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。また、例えば、複数の予告アイコンがストックされている場合であって、予告アイコンが消化されることにより、残存する予告アイコンが所定間隔で整列するように移動させる場合、複数の予告アイコンのうちの所定数の予告アイコンが消化されると予告アイコンによる達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。
図135(b1)〜同図(b3)では、例えば、スーパーリーチへの発展時や大当りとなる際に動作する第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作態様の一例が示されている。
図135(b1)では、スーパーリーチが行われている様子が示されている。具体的には、図135(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチの背景画面が表示されており、表示画面の中央下部には変動アイコンh0が表示されている。なお、UI部は、上述したように、スーパーリーチ時には、下方にフレームアウトしている。そのため、変動アイコンh0の表示位置は、UI部が表示されている場合よりも下方となっている。第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方で第1装飾図柄の変動表示が行われているとともに、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
その後、図135(b2)に示されるように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動する。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
そして、図135(b3)に示されるように、互いに近接した第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って時計方向に90度回転している。また、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示画面の左端部に表示されるとともに、方形状の枠の中に「祝」の文字が施された画像も第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。また、第3装飾図柄表示部208Nでは、表示画面の右下隅部に、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、さらに、図135(b3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置されていた家紋役物224Eが上方に移動して第3装飾図柄表示装置208Nの中央下部にオーバーラップし、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置されていた八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが下方に移動して第2装飾図柄表示装置208Mの上端部分にオーバーラップしている。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。また、第2装飾図柄表示装置208Mにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、八代役物224Faや将軍役物224Fbにオーバーラップされる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、家紋役物224Eにオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置や演出可動体による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
図135(c1)〜同図(c4)では、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて、ボタン画像136aを常時あるいは少なくとも一定期間表示し、ボタン画像136aの表示状態を変化させることにより、演出ボタン136の状態を報知している様子が示されている。
図135(c1)では、剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。図135(c1)は、図126(d)に対応しているが、ステージ名表示部ST1が第2装飾図柄表示装置208Mではなく、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅部に表示され、第2装飾図柄表示装置208Mの下方にボタン画像136aが常時あるいは少なくとも一定期間表示されている点で異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたボタン画像136aは通常状態(デフォルトの表示状態)で表示されている。
図135(c2)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図135(c2)に示されるタイミングになると、第2装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターが表示されるともに、ボタン画像136aの表示態様が演出ボタン136への押下を促す表示態様で表示されている。この表示により、演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。
その後、図135(c3)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図135(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、演出ボタン136の操作有効期間が終了したとして、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様に変更される。この演出例では、上述した構成とすることで、例えば、上述したボタン予告アイコン(第1のボタン予告アイコンI4や第2のボタン予告アイコンI11)の操作が有効となったときに、上述したようにして遊技者に演出ボタン136の操作を促進させることができる場合がある。
図135(d)は、本実施形態において適用可能な予告アイコンの一例を示している。例えば、上述したハテナの予告アイコンI66、疑似連予告アイコンI65、チャンスアップの予告アイコンI63、姫の予告アイコンI64、剣豪の予告アイコンI62の他、保留昇格の予告アイコンI67、チャンス目の予告アイコンI68、パンダの予告アイコンI69が用意されている。ここで、保留昇格の予告アイコンI67は、消化されると、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様がより大当りに対する信頼度の高い表示態様に変更することを予告するアイコンである。また、疑似連予告アイコンは、消化すると、疑似連演出が行われることを予告するアイコンである。また、チャンス目の予告アイコンI68は、消化されると、装飾図柄の表示結果としてチャンス目が導出されることを予告するアイコンである。また、姫の予告アイコンは、消化すると、先読みゾーンに移行することを予告するアイコンである。また、パンダの予告アイコンI69は、消化すると、パンダが乱入する演出が行われ、必ず大当り(当確)となることを予告するアイコンである。
図136は、予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。
図136(a1)〜同図(a7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)がスクロール表示している様子が示されている。なお、図136に示されるチュートリアル表示部TT1は、左側が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている。
図136(a1)では、説明表示のスクロール表示の開始前の様子が示されている。
その後、図136(a2)に示すように、説明表示のスクロールが開始されると、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示が、チュートリアル表示部TT1の右側から順次スクロールインする。図136(a2)に示されるタイミングでは、「剣豪は」の部分のみがスクロールインされており、図136(a3)に示されるタイミングでは、「剣豪は殿様の」の部分のみがスクロールインされている。これらの場合では、いずれの文字も剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていないので、説明表示が明確に認識することができる場合がある。
その後、図136(a4)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の宿敵です」の文字全体が表示される。この場合には、少なくとも「剣豪」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図136(a5)に示されるタイミングになると、「剣豪は」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「殿様の宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「殿様の」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図136(a6)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「宿敵で」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図136(a7)に示されるタイミングになると、説明表示のスクロールが終了する。このように、この演出例では、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによってオーバーラップされる文字が継時的に変化している。また、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによって説明表示がオーバーラップされる期間とオーバーラップされない期間が生じることとなる。なお、説明表示のスクロールを繰り返し行う場合には、これらの期間も繰り返し生じることとなる。
図136(b1)〜同図(b7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)のスクロール表示中に、チュートリアル表示部TT1において他の表示(例えば、「激熱」の予告表示)が行われる場合の様子が示されている。なお、図136(b1)〜同図(b3)と、図136(b6)〜同図(b7)は、それぞれ、図136(a1)〜同図(a3)と、図136(a6)〜同図(a7)と同じなので、詳しい説明については省略する。
図136(b3)に示される態様で説明表示が行われた後、図136(b4)〜図136(b5)に示すように、チュートリアル表示部TT1では予告表示が行われている。予告表示は、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示を行う。予告表示中は、説明表示のスクロール表示を中断する。例えば、上述した予告表示を説明表示にオーバーラップして説明表示を視認困難な状態としてもよいし、説明表示のスクロール表示から予告表示に表示を切り替えるようにしてもよい。
その後、予告表示が終了すると、図136(b6)に示すように、説明表示のスクロール表示が再開する。説明表示のスクロール表示は、予告表示が行われている期間においてもバックグラウンドで進行しており、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、バックグラウンドで進行した後の表示態様となっている。なお、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、中断した時点での表示態様であってもよい。その後、図136(b7)に示すタイミングになると、説明表示のスクロール表示が終了する。なお、説明表示のスクロール表示を中断して表示するものとして予告表示を例にして説明したが、予告表示以外の表示により説明表示のスクロール表示を中断するようにしてもよい。
図136(c1)〜同図(c5)は、複数の予告アイコンがストックされている状態において、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)の表示中に、一部の予告アイコンの消化に伴い、他の予告アイコンが移動する様子が示されている。
図136(c1)では、最初に消化される予定の予告アイコンであるチャンスアップの予告アイコンI63と、2番目に消化される予定の予告アイコンである剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63の右側に並んで配置され、剣豪の予告アイコンI62が、チュートリアル表示部TT1の左側でオーバーラップしている様子が示されている。そのため、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示の一部が視認困難な状態となっている。
その後、図136(c2)に示されるように、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されると、図136(c3)〜同図(c5)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63が表示されていた位置に移動する予告アイコン移動アニメーションが行われる。これにより、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップの範囲が継時的に変化した後に、オーバーラップの状態が解除され、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示が視認容易となる場合がある。すなわち、この演出例では、ストックされた予告アイコンの数により、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンがオーバーラップしたりしなかったりする。なお、説明表示がチュートリアル表示部TT1においてスクロール表示する場合には、予告アイコンの移動アニメーションにおける予告アイコンの移動表示と説明表示のスクロール表示とが重なる場合がある。
図137は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図137に示される演出例では、予告アイコンがストックされた場合に、ストックされた予告アイコンを拡大表示する様子が示されている。
図137(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI1が配置されている様子が示されている。このUI部UI1は、4つの保留アイコンがそれぞれ略方形状の表示枠内に表示可能な保留アイコン表示領域が左側に形成され、右側の上段に4つの予告アイコンがそれぞれ略方形状の表示枠内に表示可能な予告アイコン表示領域が右上に形成され、チュートリアル表示部TT5が予告アイコン表示領域の下方に形成されている。なお、変動アイコン表示領域は、UI部UI1の上方であって、保留アイコン表示領域に近接する位置に表示されている。より具体的には、変動アイコン表示領域は、第1の保留アイコンh11が表示される表示枠の上方に配置されている。図137(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、図137(a)に示されるチュートリアル表示部TT5では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図137(a)に示される予告アイコン表示領域には、2つの疑似連予告アイコンI65がストックされており、いずれも通常の表示態様(この演出例において、「第一の表示態様」という場合がある。)で表示されている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。ここで、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の予告アイコンは、装飾図柄の表示領域とは離間した位置にあるので、装飾図柄にオーバーラップされることはなく、また、装飾図柄をオーバーラップすることはない。なお、通常の表示態様の予告アイコンが装飾図柄にオーバーラップされる場合があってもよいし、装飾図柄をオーバーラップする場合があってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図137(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、演出ボタン136の操作を指示する場合に、表示態様が変化するように構成されている。なお、このボタン画像136aは、常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図137(b)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図137(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図137(d)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。なお、爆弾アイコンI61は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップしているが、爆弾アイコンI61が、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされてもよい。
その後、図137(e)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠にオーバーラップし、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。これにより、3つ目の予告アイコンがストックされることを予告報知している。なお、図137(e)に示す例では、爆弾アイコンI61のエフェクト画像が、チュートリアル表示部TT5に表示されている文字表示の一部や、爆弾アイコンI61が破裂した保留表示領域の表示枠に隣接する表示枠、及び、この表示枠に予告アイコンがストックされている場合には、当該予告アイコンにオーバーラップしている。
その後、図137(f)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が拡大し、UI部UI1全体を炎で覆う炎のエフェクトEF1に表示態様が変化する。そのため、UI部UI1に表示された予告アイコンとともに、変動アイコンh0、保留アイコンh11,h12,h13及びチュートリアル表示部TT5も視認困難とされる。このとき、UI部UI1を非表示の状態としてもよいし、UI部UI1を表示された状態にしてUI部UI1の全体を炎のエフェクトEF1によってオーバーラップされるようにしてもよい。また、炎のエフェクトEF1は、UI部UI1の一部のみを覆い、変動アイコンh0、保留アイコンh11,h12,h13及びチュートリアル表示部TT5の少なくとも一部を視認可能としてもよいし、予告アイコン表示領域のみ視認困難としてもよい。
その後、図137(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン拡大アニメーションが開始されている。すなわち、図137(g)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が抜き出されて形成された予告アイコン表示枠YFが炎のエフェクトEF1の中から出現する様子が表示されている。このとき、予告アイコン表示枠YFには、2つの疑似連予告アイコンI65が1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠と2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されているほか、3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に、剣豪の予告アイコンI62が新たに表示され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知している。また、図137(g)に示されるタイミングでは、予告アイコン表示枠YFが、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域よりも大きく表示され、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンは、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて通常の表示態様に対して拡大して表示されている。これにより、遊技者に剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを容易に認識させることができる場合がある。
その後、図137(h)に示すタイミングで、予告アイコン表示枠YFは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央に向かって移動するとともに、さらに拡大して表示され、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の左側の一部と4つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の右側の一部が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるように表示される。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせてさらに拡大して表示されている。これにより、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が視認困難とされている。さらに、図137(h)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208の表示領域の左右端部の前面側にオーバーラップしているので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている予告アイコン表示枠YFの一部がさらに視認困難とされている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、視認困難とされているということができる。また、予告アイコン表示枠YFは、変動表示中の装飾図柄の少なくとも一部にオーバーラップして表示されているので、予告アイコンがストックされたことをよりわかりやすくすることができる場合がある。換言すれば、拡大表示された予告アイコンは、装飾図柄にオーバーラップする場合があるということができる。なお、予告アイコン表示枠YFに表示された予告アイコンが、装飾図柄にオーバーラップされるように表示されてもよい。また、この演出例では、予告アイコンがストックされる演出が行われる場合には、予告アイコン表示枠に表示された予告アイコンを他の表示(例えば、予告表示)よりも優先して表示(オーバーラップ)するようにしているが、予告アイコン表示枠に表示された予告アイコンが、他の予告表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
その後、図137(i)に示すタイミングで、予告アイコン表示枠YFが最大の大きさまで拡大し、予告アイコン拡大アニメーションが終了する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の略中央に剣豪の予告アイコンI62が表示された3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠が表示される。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、最大の大きさまで拡大して表示されている。すなわち、ストックされた剣豪の予告アイコンI62や既にストックされている疑似連予告アイコンI65は、通常の表示態様(第一の表示態様)よりもサイズの大きい拡大表示態様(この演出例において、「第二の表示態様」という場合がある。)で表示される。このとき、3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に隣接する2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部と4つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるように表示される。これにより、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が視認困難とされている。さらに、図137(i)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208の表示領域の左右端部の前面側にオーバーラップしているので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている予告アイコン表示枠YFの一部がさらに視認困難とされている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠における疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、視認困難とされているということができる。さらに換言すれば、3つ目の予告アイコンが拡大表示態様とされている状態で、既にストック済みの疑似連予告アイコンI65の一部が視認可能とされているということもできる。なお、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠は、その全部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるため、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65は非表示とされている。
その後、図137(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン縮小アニメーションが開始されている。すなわち、図137(j)に示されるタイミングにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFが縮小されるとともに、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が表示される位置に向かって移動する表示が行われている。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて縮小して表示される。このとき、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の全部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となって完全に表示される。すなわち、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65が完全に表示され、視認容易な状態とされる。さらに、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となり、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の一部が視認可能な状態とされる。すなわち、この演出例では、予告アイコン縮小アニメーションにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外にある予告アイコンが徐々に視認可能とされている。換言すれば、予告アイコン縮小アニメーションにより、視認可能となる予告アイコンの数が増加しているということもできる。
その後、図137(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFの縮小アニメーションが継続している。すなわち、図137(k)に示されるタイミングにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFがさらに縮小するとともに、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が表示される位置に向かって移動する表示が行われている。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて縮小して表示される。このとき、予告アイコン表示枠YFは、その全体が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となっており、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコン(2つの疑似連予告アイコンI65と剣豪の予告アイコンI62)が全て視認可能とされている。すなわち、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンは、通常の表示態様に対して拡大して表示されているものの、そのすべてが視認可能とされているということができる。
その後、図137(l)に示すタイミングで、予告アイコン縮小アニメーションが終了する。すなわち、図137(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFが消去されるとともに、予告アイコン表示枠YFにオーバーラップされていた炎のエフェクトEF1も消去され、UI部UI1が再び表示される。このとき、予告アイコン表示領域には、2つの疑似連予告アイコンI65の他、剣豪の予告アイコンI62がストックされている様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT5では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「パンダは殿様の師匠」に変更されている。ここで、予告アイコン表示枠YFが消去された後で炎のエフェクトEF1が消去されてもよいし、炎のエフェクトEF1が消去された後で予告アイコン表示枠YFが消去されてもよいし、予告アイコン表示枠YFと炎のエフェクトEF1が同時に消去されてもよい。また、チュートリアル表示部TT5の表示変更は、炎のエフェクトEF1が消去される前のタイミングであってもよいし、炎のエフェクトEF1が消去された後のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT5の表示変更が行われていなくてもよい。また、図137(k)に示されるタイミングと同図(l)に示されるタイミングの間のタイミングで、変動アイコンや保留アイコンの表示が行われるようにしてもよい。この場合に、保留が増加するとしっかりと反映されるような構成としてもよい。
なお、この演出例では、3つ目の予告アイコンがストックされる場合について説明したが、例えば、1つ目の予告アイコンがストックされる場合には、上述した予告アイコン拡大アニメーションが終了したとき、予告アイコン表示枠YFにおける1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の中央となるため、予告アイコン表示枠YFの左側端部が視認可能とされ、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域における予告アイコン表示枠YFの左側端部よりも左側の領域では、背景表示が表れることとなる。また、この場合では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となる予告アイコンがないため、視認困難とされる予告アイコンは発生しないこととなる。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、予告アイコン拡大アニメーションと予告アイコン縮小アニメーションを行い、予告アイコンのストックを演出するようにしたが、例えば、炎のエフェクトEF1が表示された後、予告アイコン拡大アニメーションを経ずに、予告アイコン表示枠YFが図137(i)に示すような表示となるようにしてもよいし、また、例えば、予告アイコン表示枠YFを図137(i)に示すような表示とされた後、予告アイコン縮小アニメーションを経ずに、図137(l)に示すようにUI部UI1が表示され、今回ストックされた予告アイコンが保留アイコン表示領域に追加して表示されるようにしてもよい。
また、この演出例では、ストックされた予告アイコンは、拡大表示された後、縮小アニメーションにより通常の表示態様に表示するようにしたが、例えば、拡大表示された状態で当該予告アイコンが消化される場合があってもよく、この場合には、当該予告アイコンを通常の表示態様に表示することなく消化するようにしてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコン拡大アニメーションを行って当該ストックされた予告アイコンを拡大表示するようにしたが、予告アイコンが消化される場合に、上述した要領で当該消化される予告アイコンを拡大表示(第二の表示態様で表示)した後に、消化するようにしてもよいし、消化する際に当該予告アイコンを拡大表示(第二の表示態様で表示)するようにしてもよい。
また、この演出例において、予告アイコンをストックする際に行われる予告アイコン拡大アニメーションは、ストックの契機によって一部がキャンセルされるものがあってもよい。例えば、キャラクタのアクション(例えば、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーション等)による予告アイコンのストックにおいて、装飾図柄の停止表示の直前に行われる場合には、一部がキャンセル(例えば、後半部分がキャンセル)されてもよいし、例えば、疑似連図柄等の特殊図柄の停止による予告アイコンのストックにおいては、キャンセルされないようにしてもよい。
また、既にストックされている予告アイコンの数や、当該ストックした予告アイコンの数によって、拡大表示の態様が異なってもよい。また、予告アイコンの数によらず拡大表示の態様が同じであってもよい。
また、予告アイコンの拡大表示を行っている場合に保留が増加した場合は、エフェクト画像の表示を行ったり、LED(例えば、始動口に設けられたLED)の点滅を行ったり、エフェクト音の出力等があってもよい。このことは、例えば、始動入賞時に先読みの対象となる保留増加時に行われるようにしてもよい。また、予告アイコンの拡大表示を行っている場合に保留が増加した場合でも、エフェクト画像の表示を行ったり、LED(例えば、始動口に設けられたLED)の点滅を行ったり、エフェクト音の出力等が行われず、予告アイコンの拡大表示が終了した後で保留アイコンの表示態様が変化しているようにしてもよく、このようにすることで、遊技者に保留アイコンの表示態様の変化に気づきやすくすることができる場合がある。
また、予告アイコンの拡大表示の際に、変動アイコンや保留アイコンもあわせて拡大表示を行うようにしてもよい。この場合において、予告アイコンの拡大表示の際に保留が増加した場合には、保留増加アニメーションが行われないようにしてもよい。
また、これまでの記載において、予告アイコンが文字(例えば、「チャンス」、「激熱」、「SP」、「疑似連」等)で構成されている場合には、予告テキストという場合がある。
次に、本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例について、図138を参照しながら説明する。ここで、図138は、本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例を示す概略説明図である。
図138(a−1)に示すように、本実施形態に適用可能な遊技盤200では、装飾図柄表示装置208の前面側に、装飾図柄表示装置208の表示面と略平行に延びた板状の透明保護部材CLが設けられている。この透明保護部材CLは、例えば、ステージ244の後端から立上げ形成されるとともに、上端にはリブRBが形成されており、ステージ244の形状に略沿って前方に突設されている。透明保護部材CLは、装飾図柄表示装置208の下方の約1/3程度を覆っており、遊技者は、この透明保護部材CLを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。このリブRBにより、ステージ244に飛び込んだ遊技球が透明保護部材CLを飛び越えて後方に逸脱するのを防止し、装飾図柄表示装置208や、この装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間に配置された演出可動体等に衝突して不具合が生じるのを防止できる場合がある。
図138(a−2)は、同図(a−1)に示される演出装置206を適用し、装飾図柄表示装置208にて演出表示が行われている様子を示している。なお、図138に示す例では、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つとしての家紋役物224Eが配置されており、装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間で変位することが可能に構成されている。図138(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図138(a−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び1つ目の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、2つ目の保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様であるが点滅表示されており、先読み予告の表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、適宜のタイミングで表示内容が更新される。なお、図138(a−2)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示状態となっている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、図138(a−2)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに表示されるとともに、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、吹き出し部TT3が表示されている。吹き出し部TT2には「爺はどこ〜」というセリフが表示され、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフが表示されている。なお、吹き出し部TT2及びTT3は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされており、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難な状態となっている。また、UI部の一部(保留表示枠FL1及び保留表示枠FL1内に表示された変動アイコンh0や保留アイコンh11,h12)とチビ姫のキャラクタCH1は、透明保護部材CLと重なっており、透明保護部材CLと重なっていない場合と比較すると視認性が低下している場合がある。
図138(a−3)では、家紋役物224Eが上昇して装飾図柄表示装置208にオーバーラップしている様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、上方に延出するようにしてその範囲が拡大されており、その拡大部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている。なお、図138(a−3)に示されるタイミングでは、忍者のキャラクタNJ1は、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされている。
その後、図138(a−4)に示すタイミングでは、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208の下方の初期位置まで戻り、装飾図柄表示装置208に対するオーバーラップ状態が解消されている。そのため、図138(a−4)に示される装飾図柄表示装置208では、拡張表示された保留表示枠FL1に変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1とが上下方向に並んで表示されている様子が示されている。なお、吹き出し部TT2は、拡張表示された保留表示枠FL1の拡張部分にオーバーラップされ、拡張表示された保留表示枠FL1の拡張部分にオーバーラップされていない場合と比較すると視認困難とされる一方、吹き出し部TT3は、保留表示枠FL1の上方に表示されているため、オーバーラップされていない。また、変動表示中の装飾図柄は、保留表示枠FL1にオーバーラップされており、保留表示枠FL1にオーバーラップされていない場合と比較すると一部が視認困難とされている。なお、本実施形態では、保留表示枠FL1が上方に拡張表示されることにより、透明保護部材CLよりも上方まで表示することができるので、保留表示枠FL1の視認性が向上する場合がある。
図138(b−1)は、同図(a−2)に示して上述した様子が示されており、同図(b−1a)は、同図(b−1)のA−A断面の様子を模式的に表している。
図138(b−1a)に示すように、装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間には、上述した家紋役物224Eの他、装飾図柄表示装置208の大きさと略同じ大きさの導光板ILが配置されている。導光板ILは、家紋役物224Eの前面側(すなわち、遊技者側)に配置されている。なお、図138(b−1)に示す状態では、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方に退避してる。遊技者は、このようにして構成されているので、装飾図柄表示装置208の一部は、導光板ILのみを介して視認され、他の一部は、透明保護部材CL及び導光板ILを介して視認されることとなる。なお、導光板ILの構成については、図114に示して上述した通りであるので、ここでの説明については省略する。
図138(b−2)は、同図(a−3)に示して上述した様子が示されており、同図(b−2a)は、同図(b−2)のB−B断面の様子を模式的に表している。
図138(b−2a)に示すように、家紋役物224Eが、装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在し、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在していない場合と比較すると装飾図柄表示装置208が視認困難となっている。
図138(b−3)は、同図(a−4)に示して上述した様子が示されており、同図(b−3a)は、同図(b−3)のC−C断面の様子を模式的に表している。
図138(b−3a)に示すように、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方に移動したため、遊技者は、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在している場合と比較すると、透明保護部材CL、導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認容易な状態となっている。
図138(c−1)及び同図(c−2)は、装飾図柄表示装置208の表示画面に表示される画像が配置されるレイヤ構成の一例について説明する図である。
図138(c−1)に示すように、上述した保留表示枠FL1は、第1のレイヤ層LY1に配置されている。また、図138(c−2)に示す例では、保留表示枠FL1のうちの上方に拡張した部分(拡張部分)については、第1のレイヤ層LY1よりも後方に配置される第2のレイヤ層LY2に配置されている。なお、保留表示枠FL1の拡張部分に表示されている忍者のキャラクタNJ1も第2のレイヤ層LY2に配置されている。すなわち、保留表示枠FL1の拡張部分は、表示の優先度が低いということができる。ここで、保留表示枠FL1を構成する2つのレイヤにそれぞれ配置されるパーツ間に他のレイヤLY3が形成され、例えば、セリフ予告や、装飾図柄や、予告表示(例えば、矢が飛んでくる表示)等、いずれの表示を表示させることも可能である。また、保留表示枠FL1の拡張部分も第1のレイヤ層LY1(あるいは、第2のレイヤ層LY2)に表示して、2以上のレイヤにパーツが跨らず、1つの画像データとして構成するようにしてもよい。
なお、UI部の表示態様は、演出ステージ、遊技状態毎に応じた演出モード(以下、「演出ステージ等」とう。)によっても異なるように構成してもよいし、共通であってもよい。
また、演出ステージ等の少なくとも一部については、遊技者の操作によって選択可能なものであってもよいし、遊技の進行に応じて(例えば、変動回数毎に)変化するようなものであってもよい。
また、本発明の特徴的動作である「保留表示枠FL1が上方に拡張表示される」という動作は、演出ステージ等の少なくとも一部(例えば、非電サポ状態における演出ステージ等であったり、図柄変動中における設定画面の表示中において遊技者が選択可能な演出ステージ等のうちの一部)において行われるものであってもよいし、すべての演出ステージ等において行われるものであってもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図139〜図154を参照しながら説明する。
図139〜図154は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図139〜図154では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図139〜図150、図152及び図154では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図139〜図154に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。また、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図139〜図150及び図152〜図154では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図139は、本実施形態に適用可能な保留アイコンによる先読み予告演出としての保留変化予告演出の一例について段階的に示す図であり、図140は、図139に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図139(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1内に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、広義には、UI部全体を保留アイコンの台座と解釈してもよい。図139(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報の表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図139(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図139(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、演出ボタン136の操作を指示する場合に、表示態様が変化するように構成されている。なお、このボタン画像136aは、常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、UI部も常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図139(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。しかしながら、この演出例では、図139(b)に示されるタイミングでは、第3の保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で表示されている。
その後、図139(c)に示されるタイミングで、保留アイコン表示領域における3つ目の特図1の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様(例えば、白色で点滅する表示態様)に変化する。このとき、スピーカ120から、「ピコーン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。なお、保留アイコンh13の表示態様が変化するよりも前にスピーカ120からの音声出力が行われてもよいし、スピーカ120からの音声出力よりも前に保留アイコンh13の表示態様が変化するようにしてもよい。この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、保留アイコンh13の表示態様の変化のタイミングとスピーカ120からの音声出力のタイミングが同じタイミングであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側には、チビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図139(c)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「この変動は・・・」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する示唆がなされている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップされているが、オーバーラップされない位置に配置するようにしてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1と吹き出し部TT2とが同じタイミングで表示されてもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が表示された後で吹き出し部TT2が表示されてもよいし、吹き出し部TT2が表示された後でチビ姫のキャラクタCH1が表示されてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図139(d)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、複数本の矢が表示画面の右上から左下に向かって降ってくる様子が示されている。この複数本の矢は、予告表示として出現するものであり、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされている。また、吹き出し部TT2が、「もしかして・・・」という説明表示に変更されている。ここで、複数本の矢が表示開始されるタイミングは、吹き出し部TT2の説明表示が変更される前のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の説明表示が変更された後のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の説明表示が変更されるタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、複数本の矢にオーバーラップされているが、複数本の矢にオーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、吹き出し部TT2の表示が変更された後のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の表示が変更されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、吹き出し部TT2の表示が変更されるタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図139(e)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄が「装飾6」で停止表示している様子が示されている。なお、「装飾6」で停止表示した左図柄は、チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2の一部をオーバーラップするようにして表示されている。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図139(f)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、右図柄が「装飾2」で停止表示している様子が示されている。なお、複数本の矢、及びチビ姫のキャラクタCH1は消去されている。複数本の矢が消去するタイミングは、チビ姫のキャラクタCH1が消去した後であってもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が消去する前であってもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が消去するタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図139(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄が「装飾2」で停止表示された後、「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われた後、ハズレの表示結果が確定される。また、第1装飾図柄の確定停止表示のタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて変動表示されていた第2装飾図柄も「装飾6−装飾2−装飾2」の組わせで停止表示される。なお、このとき、変動アイコンh0は、消去されてもよいし、表示されたままであってもよい。また、装飾図柄の揺れ変動状態が開始される前には消去されるように構成してもよい。
図140(a)は、図139(g)から引き続き、図柄停止表示中の様子が示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図140(b)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される保留表示枠FL1内に収容されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図140(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が行われている。ここで、チュートリアル表示部TT1の表示は、装飾図柄の変動表示が開始した後のタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図140(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には「爺はどこ〜」というセリフ表示がなされており、会話予告が開始されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、複数本の矢が再び表示画面の右上から左下に向かって降ってくる様子が示されている。このように、この複数本の矢は、連続して複数回の図柄変動表示において行われる連続予告として機能する場合がある。なお、この演出例では、図139(c)と同様に、チビ姫のキャラクタCH1が表示されているが、他のキャラクタが表示されてもよい。
その後、図140(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図140(d)に示されるタイミングでは、チビ姫のキャラクタCH1によるセリフ表示に呼応して、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフ表示がなされており、会話予告が継続している。ここで、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、第1装飾図柄によってオーバーラップされているが、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。また、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップしない位置に配置されてもよい。また、爺のキャラクタGY1と吹き出し部TT3とが同じタイミングで表示されてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示された後で吹き出し部TT3が表示されてもよいし、吹き出し部TT3が表示された後で爺のキャラクタGY1が表示されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話予告は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、爺のキャラクタGY1が表示された後のタイミングであってもしてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、爺のキャラクタGY1が表示されるタイミングとが同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図140(e)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。より具体的には、家紋役物224Eは、移動後、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、吹き出し部TT2の一部をそれぞれ覆っている。
その後、図140(f)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメーション(拡張アニメ)が行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。すなわち、保留表示枠FL1が家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が表れているということができる。また、拡張後の保留表示枠FL1は、吹き出し部TT2と重なり、吹き出し部TT2にオーバーラップするが、吹き出し部TT3とは重ならず、オーバーラップしていない。すなわち、この演出例では、後から表示されるセリフ予告(吹き出し部TT3)には保留表示枠FL1が拡張してもオーバーラップしない場合がある。このように、拡張後の保留表示枠FL1の表示態様を拡張表示態様という場合がある。なお、この演出例では、拡張前の保留表示枠FL1と拡張後の保留表示枠FL1の図を表しているが、拡張アニメは、保留表示枠FL1が段階的に拡張するものも含まれる。
その後、図140(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
図140(h)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、後面側に表示されるようにしてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ1による演出は、拡張後の保留表示枠FL1の拡張部分において行われているということができる。換言すれば、保留表示枠FL1の拡張した部分に演出表示の一例である忍者のキャラクタNJ1が表示されているということができる。さらに換言すれば、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域と、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の差分の領域の部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されているということもできる。この忍者のキャラクタNJ1による演出は、先読み予告や当該変動予告の演出として機能する場合がある。また、手裏剣SH1による演出表示は、拡張後の保留表示枠FL1で行われる演出(忍者のキャラクタNJ1による演出)と関連するが、保留表示枠FL1の外で行われている演出ということができる。
その後、図140(i)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。なお、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域を含んで構成されている。換言すれば、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の面積が大きくなった表示態様であるということができる。
その後、図140(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第2の保留アイコンh12全体を視認困難とするとともに、隣接する第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。これにより、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化して大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
その後、図140(k)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。換言すれば、先読みの対象である保留の保留アイコンが変化するのに先立って、所定の発光手段(家紋役物224Eが内蔵するLEDや、特図始動口に設けられたLED等)が保留アイコンの変化後の態様に応じて態様を変化しているということができる。
その後、図140(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。なお、保留アイコンh12の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で保留アイコンh12の表示態様が変化するようにしてもよいし、保留アイコンh12の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図140(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1に表示されていた忍者のキャラクタNJ1が消え、その後、保留表示枠FL1が同図(a)に示される形状となるように縮小するアニメーション表示(縮小アニメ)が行われる。なお、忍者のキャラクタNJ1を消去させずに縮小アニメをおこなうようにしてもよく、この場合、保留表示枠FL1の縮小に合わせて忍者のキャラクタNJ1が下方に移動するように表示し、変動アイコンh0にオーバーラップされるようにして、最終的には消去するようにしてもよい。
その後、図140(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の縮小アニメが終了し、保留表示枠FL1がデフォルトの表示態様となる。
なお、上述した演出例において、チビ姫のキャラクタCH1、爺のキャラクタGY1、複数の矢の予告表示、家紋役物224E、装飾図柄変動表示、保留表示枠FL1の拡張動作等の各演出の開始タイミングや終了タイミングについては、任意の組合せで行うことができる。
また、この演出例では、拡張後の保留表示枠FL1に保留アイコンを変化させるためのキャラクタ(例えば、忍者のキャラクタNJ1)を表示しているが、変化後の保留アイコンと略同一の画像を表示するように構成してもよいし、変化後の保留アイコンを想起させる(変化後の保留アイコンに対応する)画像を表示するように構成してもよい。
次に、忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様の変化演出において、保留アイコンの表示態様の変化に失敗した場合の演出例について説明する。
図140(i´)は、同図(i)に対応しており、同図(i)と同じ演出内容となっている。その後、図140(j´)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12と重なるものの、エフェクトEF2の表示が行われず、手裏剣SH1が第2の保留アイコンを通過し、図140(k´)に示すように、手裏剣SH1が第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下方にフレームアウトすることにより、保留アイコンの表示態様の変化に失敗したことを演出している。したがって、第2の保留アイコンh12の表示態様は、白色で点滅した態様のままとなっている。
図141は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。図141では、中図柄に「変化」の文字表示が示された装飾図柄が停止表示されたことを契機として、保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。すなわち、「変化」の装飾図柄は、演出内容を示唆する表示ということができる。
図141(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図141(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、白色で点滅しており、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾3−変化−装飾1」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図141(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図141(b)では、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。このとき、家紋役物224Eは、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、「変化」の中図柄の一部をそれぞれ覆っている。なお、家紋役物224Eが装飾図柄をオーバーラップしないようにしてもよい。
その後、図141(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。このとき、拡張後の保留表示枠FL1は、装飾図柄(「変化」の中図柄)にオーバーラップしている。換言すれば、装飾図柄(「変化」の中図柄)は、拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされているということもできる。なお、拡張後の保留表示枠FL1が装飾図柄にオーバーラップしないようにしてもよい。
その後、図141(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合と比較すると視認困難とされている。
図141(e)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。すなわち、この演出例では、演出内容を示唆する表示(「変化」の装飾図柄)がオーバーラップされている状態で保留アイコンの表示態様の変化演出が開始されているということができる。
その後、図141(f)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図141(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第2の保留アイコンh12全体を視認困難とするとともに、隣接する第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。
その後、図141(h)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。
その後、図141(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
その後、図141(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1に表示されていた忍者のキャラクタNJ1が消え、その後、保留表示枠FL1の縮小アニメが行われる。
その後、図141(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の縮小アニメが終了し、保留表示枠FL1がデフォルトの表示態様となる。すなわち、保留表示枠FL1による装飾図柄へのオーバーラップが解消された状態となり、保留表示枠FL1による装飾図柄へのオーバーラップが解消されていない状態と比較すると装飾図柄が視認容易となる。
図142は、図140に示される演出の変形例を示す図である。図142では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。なお、図142(a)〜同図(n)は、チュートリアル表示部TT1がフレームイン及びフレームアウトするアニメーションを行うほかは、図140(a)〜同図(n)と同様であるので、異なる部分のみ説明し、図140(a)〜同図(n)と同様の内容については説明を省略する。
図142(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1が表示されておらず、フレームアウトの状態となっている。
その後、図142(b)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインのアニメーション(フレームインアニメ)が開始され、その後、図142(c)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が表示される。なお、チュートリアル表示部TT1の文字表示が表示されるタイミングは、フレームインアニメの完了と同時でもよいし、フレームインアニメの完了の後のタイミングでもよいし、フレームインアニメの完了よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、チュートリアル表示部TT1における「パンダは殿様の師匠」の文字表示は、図142(f)に示されるタイミングでチュートリアル表示部TT1のフレームアウトのアニメーション(フレームアウトアニメ)が開始されるまで(例えば、5秒間)継続して表示される。したがって、図142(e)に示されるように、家紋役物224Eが上昇してチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップされると、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の一部がオーバーラップされる場合がある。
その後、図142(f)〜同図(h)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトするフレームアウトアニメが行われる。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトアニメが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトアニメが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトアニメが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、フレームアウトアニメの開始のタイミングは、保留表示枠FL1の拡張アニメの開始のタイミングと同じであってもよいし、拡張アニメの開始よりも前のタイミングであってもよいし、拡張アニメの開始よりも後のタイミングであってもよい。この演出例において、チュートリアル表示部TT1は、第二の拡張表示の一例ということができる。例えば、チュートリアル表示部TT1は、装飾図柄にオーバーラップされないという点では、拡張された保留表示枠FL1(この演出例において、第一の拡張表示の一例という場合がある)と同様であるが、セリフ予告にオーバーラップしない点、オーバーラップする領域が少ない点、オーバーラップする頻度が低い点等において異なっているということができる。
図143は、図140に示される演出の別の変形例を示す図である。図143では、チュートリアル表示部TT1による説明表示が行われてフレームアウトした後、再びチュートリアル表示部TT1がフレームインし、このチュートリアル表示部TT1において予告表示を行う様子が示されている。なお、図143(a)〜同図(n)は、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトした後、再びチュートリアル表示部TT1がフレームインし、このチュートリアル表示部TT1において予告表示を行うほかは、図142(a)〜同図(n)と同様であるので、異なる部分のみ説明し、図142(a)〜同図(n)と同様の内容については説明を省略する。
図143(a)〜同図(h)に示される演出が行われた後、図143(i)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインアニメが再び開始され、その後、図143(j)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、チュートリアル表示部TT1には、「疑似連」の文字表示が表示される。すなわち、疑似連が行われるかもしれないことを示唆する表示が行われている。すなわち、チュートリアル表示部TT1では、チュートリアル表示の他、予告表示も行うことができる。なお、この「疑似連」の文字表示は、当該変動の予告であってもよいし、先読み予告であってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1のフレームインアニメの完了のタイミングは、エフェクトEF2の表示が開始されるよりも前のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるよりも後のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるのと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。その後は、図143(j)〜同図(n)に示すように、チュートリアル表示部TT1が継続して表示される。なお、この演出例において、説明表示が行われる場合よりも予告表示が行われる場合の方が、チュートリアル表示部TT1の表示時間が長いように構成されているが、表示時間が同じであってもよいし、予告表示が行われる場合よりも説明表示が行われる場合の方が、チュートリアル表示部TT1の表示時間が長いように構成されてもよい。また、説明表示の場合と、予告表示の場合とで文字の色を異ならせるようにしてもよい。このように、この演出例では、チュートリアル表示部TT1の表示が複数回行われる場合がある。
なお、チュートリアル表示部TT1において、成功するか否かのパターンを有する複数種類のミニゲームを表示し、該ミニゲームの成功パターンが行われる場合には、成功を示す表示と同時に又は当該表示の後に、保留変化等の他の演出表示に変化を与える表示(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、変動アイコンの表示態様の変化、疑似連図柄の停止、疑似連の発生、セリフ予告の表示態様の変化(例えば、青セリフや青背景のセリフを赤セリフや赤拝啓のセリフに変化)、セリフ予告のステップアップ(例えば、キャラAのセリフ予告表示が行われている状態において、次いでキャラBのセリフ予告表示を行うなど))を行うように構成してもよい。
図144は、本実施形態に適用可能なスーパーリーチ演出の一例について段階的に示す図である。図144に示す演出例は、例えば、図140に示される演出表示が行われた後に実行される、上述したようにして表示態様が変化した保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示が行われている様子が示されている。
図144(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図144(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0は、緑色で点灯表示される先読み予告の表示態様となっており、2つの保留アイコンh11,h12は、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示は消去されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」という文字表示が行われ、説明表示が行われている様子が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図144(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の色に合わせて緑色に発光している。
その後、図144(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。
そして、図144(c)に示すように、導光板ILに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板ILに形成された模様は、チュートリアル表示部TT1、保留表示枠FL1、変動アイコン及び保留アイコンにオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1、保留表示枠FL1、変動アイコン及び保留アイコンにオーバーラップしていない場合と比較してこれらの表示が視認しにくくなる場合がある。
その後、図144(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている。具体的には、UI部FOアニメが開始されると、チュートリアル表示部TT1に表示されていた文字表示が消去されるとともに、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。なお、チュートリアル表示部TT1における文字表示の消去のタイミングは、保留アイコンの消去のタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、保留アイコンの消去のタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、保留アイコンの消去のタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。なお、変動アイコンh0は消去されていないが、変動アイコンh0も消去されるようにしてもよい。
その後は、図144(d)〜同図(g)に示すように、UI部がUI部FOアニメによりフレームアウトする。なお、保留表示枠FL1が消去されても家紋役物224Eの発光色により、保留アイコンの表示態様を認識することができる場合がある。すなわち、上述したようにして、保留表示枠FL1が拡張することにより行われた保留アイコンの表示態様の変化演出により変化した保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示が行われることにより表示される変動アイコンが収容される保留表示枠FL1が非表示とされた後でも保留アイコンの変化後の表示態様を確認することができる場合がある。
図144(h)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図144(h)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。
その後、例えば、図126(c)〜同図(h)に示される殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタによる決闘シーンのアニメーション表示が行われた後、図144(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その結果、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、図144(j)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、剣豪リーチ専用の背景から城下町の背景に変更され、第1装飾図柄表示装置208Lでは、図144(j)〜同図(n)に示すように、UI部が表示画面の下方からフレームインするアニメーション(UI部FIアニメ)が行われる。なお、保留アイコンは、UI部FIアニメの表示が完了した後で再表示されるが、UI部FIアニメの表示が開始されたときから表示されていてもよいし、UI部FIアニメの表示の完了と同時に表示されてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図144(o)に示されるタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、家紋役物224Eは、緑色の発光態様からデフォルトの発光態様(白色の発光態様)となる。なお、第3装飾図柄表示装置208Nにおいても第1装飾図柄が表示されるようにしたが、停止表示時には消去されるようにしてもよい。また、家紋役物224Eがデフォルトの発光態様に変化するタイミングは、装飾図柄の停止表示と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、変動アイコンh0は、装飾図柄の停止表示の前に、いったんデフォルトの表示態様に変化してから消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の後に、デフォルトの表示態様に変化してから消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の前に、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の後に、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示のタイミングと同じタイミングで、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよい。
なお、導光板ILに形成された模様が表示されている状態において、拡張後・拡張中・縮小中の保留表示枠FL1が表示されるように構成されてもよく、該構成においては、拡張後の保留表示枠FL1の全てが導光板ILに形成された模様にオーバーラップされないように構成されてもよい。
また、スーパーリーチ中に保留表示枠FL1及び変動アイコンh0を表示するように構成されてもよく、該構成において、スーパーリーチ中における各タイミング(例えば、味方キャラのカットインや、敵キャラのカットインの表示タイミング、あるいは、青色で表示されたセリフや、赤色で表示されたセリフの表示タイミング等)における表示態様を変化させたりしてもよい。
また、上記構成に加えあるいは上記構成に置き換えて、チュートリアル表示部TT1をスーパーリーチ中にフレームイン可能に構成し、上記各タイミングにおける表示の態様を変化させたりしてもよいし、当否の期待度を示す複数種類の表示のうちの一の表示を行うようにしてもよい。
図145は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図145(a−1)〜同図(a−4)では、保留表示枠FL1の拡張部分で予告アイコンをストックする演出表示が行われる様子が示されており、図145(b−1)〜同図(b−6)では、予告アイコンがストックされている状態で保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されており、図145(c−1)〜同図(c−6)では、保留アイコンの表示態様の変化演出と一部が共通する演出により予告アイコンの表示態様が変化する演出が行われている様子が示されている。
図145(a−1)に示される演出例は、忍者のキャラクタNJ1に換えて宝箱の予告アイコンBXが表示されている点を除き、図140(g)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図145(a−1)に示すように、宝箱の予告アイコンBXは、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされており、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。また、この演出例では、予告アイコンの一例として宝箱の予告アイコンBXを用いて説明するが、例えば、図81や図136(d)に示される各種予告アイコンを表示する場合にも適用可能であることはいうまでもない。
その後、図145(a−2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、宝箱の予告アイコンBXのうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。
その後、図145(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、宝箱の予告アイコンBXが第2の保留アイコンh12に向かって移動している様子が示されている。このとき、宝箱の予告アイコンBXは、縮小して表示されているが、縮小しないで表示されてもよいし、拡大して表示されてもよい。また、形状が変更されたり、表示色が変更されてもよい。
その後、図145(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、宝箱の予告アイコンBXが第2の保留アイコンh12の上部で停止表示し、第2の保留アイコンh12に対応する保留に基づく図柄変動表示において何らかの予告が行われることを示唆している。すなわち、宝箱の予告アイコンBXによる先読み予告が行われている。
図145(b−1)〜同図(b−6)に示される演出例は、第2の保留アイコンh12の上部に宝箱の予告アイコンBXが表示されている点を除き、図140(g)〜同図(l)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図145(b−1)に示される予告アイコンBXは、図145(a−1)〜同図(a−4)において上述した要領で表示されたものに限らず、例えば、他の演出(例えば、チャンス図柄の停止により行われる演出等)により表示されたものであってもよい。また、予告アイコンが、保留表示枠FL1における演出では表示されないものであってもよい。
図145(b−3)では、手裏剣SH1が宝箱の予告アイコンBXに重なっている様子が示されている。ここで、手裏剣SH1は、宝箱の予告アイコンBXにオーバーラップするようにしてもよいし、宝箱の予告アイコンBXにオーバーラップされるようにしてもよい。すなわち、例えば、宝箱の予告アイコンBXが図145(a−1)〜同図(a−4)において上述した要領で表示されたものである場合でも、手裏剣SH1の方が宝箱の予告アイコンBXよりも前面側に表示されてもよいし、背面側に表示されてもよい。
図145(b−4)では、エフェクトEF2が第2の保留アイコンh12の他、宝箱の予告アイコンBXの全部にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化するのか、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化するのかがわからず、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
図145(c−1)〜同図(c−5)に示される演出例は、図145(b−1)〜同図(b−5)と同様であるため、詳しい説明については省略する。
図145(c−5)では、エフェクトEF2が第2の保留アイコンh12全体を覆うように表示しているが、変化後の保留アイコンの表示態様(表示色)に対応する家紋役物224Eの発光態様の変化が見られない。すなわち、家紋役物224Eの発光色の不変化により、保留アイコンの変化表示が行われないことを予告しているということができる。
図145(c−5)に続く図145(c−6)では、エフェクトEF2が消去された後の様子が示されている。すなわち、図145(c−6)に示す演出例では、エフェクトEF2が消去された後、第2の保留アイコンh12の表示態様は変化せず、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化しており、遊技者は、保留アイコンの表示態様の変化ではなく、宝箱の予告アイコンBXが昇格変化したことにより、演出に意外性を持たせるとともに、大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。なお、宝箱の予告アイコンBXの変化の態様は、大きさの変化に限らず、例えば、形状が変化してもよいし、色が変化してもよいし、これらの組合せにより変化してもよい。なお、図145(c−6)に示すように、スピーカ120からは、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化したことを報知する音声出力が行われているが、音声出力が行われないようにしてもよい。
図146は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図146(a−1)〜同図(a−6)では、先読み予告の表示態様(例えば、白色で点滅)で表示されている保留アイコン以外の保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図146(b−1)〜同図(b−4)では、保留表示枠FL1の拡張部分に他のキャラクタが登場して保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図146(c−1)〜同図(c−5)では、表示されているすべての保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図146(a−1)に示される演出例は、第3の保留アイコンh13が表示されている点を除き、図140(g)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図146(a−1)に示すように、第3の保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で表示されている。
図146(a−1)に続く同図(a−2)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12ではなく、これに隣接する第3の保留アイコンh13に向かって移動している。
その後、図146(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第3の保留アイコンh13に向かっている様子が示されている。
その後、図146(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第3の保留アイコンh13と重なり、第3の保留アイコンh13が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第3の保留アイコンh13全体を視認困難とするとともに、隣接する第2の保留アイコンh12の一部にもオーバーラップしている。なお、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(白色で点滅)のままとなっている。
その後、図146(a−5)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第3の保留アイコンh13の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。
その後、図146(a−6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第3の保留アイコンh13が再び視認容易に表示される。このとき、第3の保留アイコンh13の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。なお、保留アイコンh13の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で保留アイコンh13の表示態様が変化するようにしてもよいし、保留アイコンh13の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、第2の保留アイコンh12の表示態様は、先読み予告の表示態様のまま変化はしていない。この演出例によれば、第2の保留アイコンh12ではなく、これに隣接する第3の保留アイコンh13の表示態様が変化することにより、演出に意外性を持たせることができるとともに、第2の保留アイコンh12に対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を維持しつつ、第3の保留アイコンh13に対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。なお、この演出例は、先読み予告の対象である第2の保留アイコンに隣接する第3の保留アイコンに対して行う例について説明したが、第1の保留アイコンに対して行うようにしてもよいし、4つ目の保留がある場合には、第4の保留アイコンh14に対して行うようにしてもよい。
図146(b−1)〜同図(b−4)に示される演出例は、保留表示枠FL1の拡張部分に、忍者のキャラクタNJ1に換えて番長のキャラクタBC1が表示されるとともに、投てき物が変更されている点を除いて、図140(g)〜同図(j)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。
図146(b−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1ではなく、番長のキャラクタBC1が表れている。なお、番長のキャラクタBC1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
図146(b−2)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、番長のキャラクタBC1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、番長のキャラクタBC1が投てき物として手裏剣SH1に換えて気功波KK1を放っている様子が示されている。この気功波KK1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、気功波KK1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、背面側に表示されるようにしてもよい。
その後、図146(b−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図146(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。ここで、エフェクトEF2の表示態様が手裏剣SH1の場合と気功波KK1の場合とで異なるようにしてもよい。また、このとき、番長のキャラクタBC1は、保留表示枠FL1から消去されているが、表示されていてもよい。このように、この演出例では、忍者のキャラクタNJ1以外のキャラクタも表示可能とすることで、例えば、出現するキャラクタにより大当りの信頼度に変化を持たせることができる場合がある。
図146(c−1)〜同図(c−3)に示される演出例は、第3の保留アイコンh13が表示されており、また、第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様である点を除き、図146(b−1)〜同図(b−3)と同様であるので、相違する点についてのみ詳しく説明し、その他についての詳しい説明を省略する。
図146(c−3)に続く同図(c−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が、第2の保留アイコンh12と重なり、爆発するエフェクトEF3が表示されるが、このエフェクトEF3は、第2の保留アイコンh12のみではなく、保留アイコン表示領域全域にわたって爆発するエフェクト表示となっている。すなわち、このエフェクトEF3の表示により、保留アイコン表示領域に表示された保留アイコンの全てが表示態様の変化の対象となることが報知されている。これにより、すべての保留に対して信頼度が高まるかもしれないという期待感を持たせることができる場合がある。なお、図146(c−4)に示されるタイミングでは、番長のキャラクタBC1が保留表示枠FL1から消去されているが、表示された状態であってもよい。また、このエフェクトEF3による演出は、番長のキャラクタBC1が登場した場合にのみ行われる演出であって、忍者のキャラクタNJ1が登場した場合では行われない演出であってもよい。また、番長のキャラクタBC1が登場した場合には、必ずエフェクトEF3による演出が行われるようにしてもよい。
その後、図146(c−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF3が消去され、エフェクトEF3が消去されていない状態と比較して第1の保留アイコンh11〜第3の保留アイコンh13が再び視認容易に表示される。このとき、第1の保留アイコンh11〜第3の保留アイコンh13の全ての表示態様が、デフォルトの表示態様から主人公の殿様の表示態様に変化している。この演出例によれば、先読みの対象である保留アイコンのみならず、表示されたすべての保留アイコンの表示態様が変化することにより、演出に意外性を持たせることができるとともに、すべての保留に対する大当りへの期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。この演出例は、例えば、特定のタイミングで保留が増加した場合に行われるものであってもよく、より具体的には、保留表示枠FL1の拡張アニメが開始された後で保留が増加した場合に行うようにしてもよい。
図147は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図147(a−1)〜同図(a−5)では、保留表示枠FL1の拡張範囲が大きくされている様子が示されており、図147(b−1)〜同図(b−5)では、保留表示枠FL1の背景が開放し、そこに保留変化予告演出にかかるキャラクタが出現する様子が示されており、図147(c−1)〜同図(c−4)では、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図147(a−1)に示される演出例は、図140(g)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図147(a−1)に続く同図(a−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方にさらに拡張している様子が示されている。また、保留表示枠FL1の上方へのさらなる拡張に応じて、忍者のキャラクタNJ1もさらに上方に移動している。このとき、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eにオーバーラップされておらず、家紋役物224Eにオーバーラップされている状態と比較すると視認容易とされている。また、保留表示枠FL1は、吹き出し部TT3にオーバーラップしており、吹き出し部TT3にオーバーラップしていない状態と比較すると吹き出し部TT3の表示が視認困難とされている。また、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降している。
その後、図147(a−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が3つの手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この3つの手裏剣SH1は、いずれも先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、吹き出し部TT2にオーバーラップしている。また、図147(a−3)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、初期位置に戻っている。
その後、図147(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、3つの手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
その後、図147(a−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、殿様の表示態様で表示されている。なお、このとき、スピーカ120から保留アイコンの表示態様が変化したことの報知音を出力するようにしてもよい。また、このとき、家紋役物224Eの発光態様は変化していないが、変化してもよい。このように、この演出例では、図140に示される演出例と比較すると、保留表示枠FL1の拡張範囲が上方にさらに大きくされているとともに、演出内容も一部が異なっている。なお、保留表示枠FL1の拡張範囲が大きくされても演出内容を同じにしてもよい。また、信頼度に応じて保留表示枠FL1の拡張範囲を変化させるようにしてもよい。これにより、保留表示枠FL1の変化量により大当りに対する期待感に変化を持たせることができる場合がある。
なお、保留表示枠FL1の拡張範囲を、上方のみならず、幅方向に拡大するようにしてもよい。この場合、例えば、図147(a−3´)に示すように、保留表示枠FL1を上方への拡張に加えて、先読みの対象の保留アイコンに重なる範囲まで幅方向に拡大するようにしてもよい。また、保留表示枠FL1の上下方向に対する拡張範囲を、図140(g)に示される程度とし、幅方向に対する拡張範囲を、先読み対象の保留アイコンに重なる範囲までとしてもよい。また、先読みの対象である第2の保留アイコンh12よりも後に消化される第3の保留アイコンが表示されている場合においては、第3の保留アイコンの少なくとも一部まで、幅方向に拡大するように構成してもよい。換言すれば、保留表示枠FL1の一部が第3の保留アイコンにオーバーラップされるように構成してもよい。
図147(b−1)では、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、保留表示枠FL1の拡張アニメにより保留表示枠FL1が上方に拡張したが、拡張部分にキャラクタが出現せず、その後、家紋役物224Eが初期位置まで移動した様子が示されている。その他の演出内容については、図140(g)に示されるのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
その後、図147(b−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の背景がシャッタのように上昇する開放動作が開始され、背景の裏側が視認されるような態様の表示が行われている様子が示されている。
すると、図147(b−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の背景が全開状態となり、忍者のキャラクタNJ1が出現する様子が示されている。なお、背景が全開状態となった保留表示枠FL1のバックカラーを複数種類用意し、保留アイコンの表示態様の変化の期待度によって色を異ならせるようにしてもよい。そして、図147(b−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。なお、手裏剣SH1の投てき演出が開始されるタイミングは、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるタイミングよりも後であってもよいし、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるタイミングと同じであってもよいし、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるよりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図147(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図147(b−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このとき、保留表示枠FL1の背景がシャッタのように下降する閉鎖動作が開始され、その後、閉扉状態となる。なお、保留表示枠FL1の背景の閉鎖動作の開始タイミングは、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングよりも前であってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングと同じであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングよりも後であってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
図147(c−1)に示される演出例は、忍者のキャラクタNJ1が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきしている点を除き、図140(i)と同様であるので、相違する点について詳しく説明し、その他については説明を省略する。
図147(c−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が変動アイコンh0に向けて手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。
その後、図147(c−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、変動アイコンh0と重なり、変動アイコンh0が爆発するエフェクトEF3の表示が行われている。このエフェクトEF3は、変動アイコンh0全体を視認困難とするとともに、忍者のキャラクタNJ1の一部にもオーバーラップしている。なお、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様のまま変化していない。これにより、第2の保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を維持しつつ、変動アイコンh0の表示態様が変化して当該変動についての大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
その後、図147(c−3)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。換言すれば、変動アイコンの表示態様が変化する予告が行われるのに先立って、所定の発光手段(家紋役物224Eが内蔵するLEDや、特図始動口に設けられたLED等)が変動アイコンh0の変化後の態様に応じて態様を変化しているということができる。
その後、図147(c−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF3が消去され、変動アイコンh0が再び視認容易に表示される。このとき、変動アイコンh0の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、変動アイコンh0の表示態様が変化したことを報知している。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で変動アイコンh0の表示態様が変化するようにしてもよいし、変動アイコンh0の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。
図148は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。図148では、UI部が表示画面からフレームアウトしているときに、保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。
図148(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図148(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、白色で点滅しており、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が変動表示している様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに、吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には複数のクエスチョンマークが並べて表示されており、後述する、保留表示枠FL1を含むUI部がフレームアウトするUI部FOアニメが行われることを示唆している。すなわち、図148(a)に示される吹き出し部TT2の表示は、保留表示枠FL1がフレームアウトにより非表示となる所定の演出に関連する表示が行われているということができる。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図148(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面の上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図148(b)は、UI部FOアニメが行われて保留表示枠FL1とともにUI部が表示画面の下方にフレームアウトした様子が示されている。このUI部FOアニメは、例えば、暗転演出やSPリーチへ移行する場合等に行われる。
その後、図148(c)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が表示され、手裏剣SH1を第2の保留アイコンh12が表示されていた位置に向けて投げつける演出が行われている。すなわち、この演出例では、保留表示枠FL1が表示されていない場合でも忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている。なお、図148(c)に示すように、忍者のキャラクタNJ1は、装飾図柄にオーバーラップしているとともに、吹き出し部TT2にもオーバーラップしている。
その後、図148(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12が表示された位置に到達して、爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
その後、図148(e)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知している。
その後、図148(f)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去されるが、UI部が未だフレームアウトした状態であるため、第2の保留アイコンh12は未だ表示されていない。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
図148(g)では、UI部がフレームインするアニメーション(UI部FIアニメ)が行われ、UI部FIアニメが完了した様子が示されている。UI部FIアニメが完了すると、保留表示枠FL1とともにUI部が第1装飾図柄表示装置208Lに表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様が白色から緑色に変更されている。
この演出例では、保留表示枠FL1を含めてUI部がフレームアウトし、この間に保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしたが、例えば、図148(a´)〜同図(c´)に示すようにして、保留表示枠FL1を残してUI部をフレームアウトするようにしてもよい。ここで、図148(a´)に示される演出例は、図148(a)と同様であるので、詳しい説明については省略する。
図148(a´)に続く同図(b´)では、UI部FOアニメが完了した様子が示されている。図148(b´)に示すように、この演出例では、UI部FOアニメが行われると、UI部が表示画面の下方にフレームアウトするが、保留表示枠FL1はフレームアウトせず、表示された状態が維持されるようになっている。
図148(c´)では、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、その後、保留表示枠FL1において忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。すなわち、図148(c´)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が保留表示枠FL1の拡張部分に表示され、手裏剣SH1を第2の保留アイコンh12が表示されていた位置に向けて投げつける演出が行われている。すなわち、この演出例では、表示態様の変化の対象である保留アイコンが表示されていない場合でも忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている。
図149は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図149(a−1)〜同図(a−7)では、保留アイコンの表示態様を変化させる演出と、予告アイコンの表示が同時期に行われている様子が示されており、図149(b−1)〜同図(b−5)では、保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化する様子について示されている。
図149(a−1)に示される演出例は、図140(f)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図149(a−1)に続く同図(a−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図149(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。
一方、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。なお、爆弾アイコンI61の投てきを開始するタイミングは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1の投てきを開始するタイミングと同じであってもよいし、手裏剣SH1の投てきを開始するよりも前のタイミングであってもよいし、手裏剣SH1の投てきが開始された後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図149(a−4)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
一方、図149(a−4)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。なお、爆弾アイコンI61は、第1装飾図柄にオーバーラップするとともに、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3にもオーバーラップしている。換言すれば、第1装飾図柄は、爆弾アイコンI61にオーバーラップされ、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3も、爆弾アイコンI61にオーバーラップされている。なお、爆弾アイコンI61が第1装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3にオーバーラップされてもよい。
その後、図149(a−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
一方、図149(a−5)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する様子が示されている。なお、爆弾アイコンI61が破裂するタイミングは、エフェクトEF2が表示されるタイミングと同じであってもよいし、エフェクトEF2が表示される前のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2が表示された後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図149(a−6)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化し、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知している。
一方、図149(a−6)に示すタイミングでは、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化し、剣豪リーチに移行することを予告している。なお、ここで、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する音声が出力されてもよい。また、剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングは、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するタイミングと同じであってもよいし、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するよりも前のタイミングであってもよいし、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するよりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図149(a−7)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
一方、図149(a−7)に示すように、剣豪の予告アイコンI62は、縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置され、その後、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。なお、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に配置されたことを音声出力により報知してもよい。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されていない状態と比較してチュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。換言すると、この演出例によれば、剣豪の予告アイコンI62が保留表示枠の一部としてのチュートリアル表示部TT1にオーバーラップする場合があるということができる。このように、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
図149(b−1)に示される演出例は、チュートリアル表示部TT1において「パンダは殿様の師匠」の文字表示がなされている点を除き、図139(a)と同様であるため、詳細な説明については省略する。
図149(b−1)に続く同図(b−2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図149(b−3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきし、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する様子が示されている。
その後、図149(b−4)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが投てきした爆弾アイコンI61が第2の保留アイコンh12に到達し、爆弾アイコンI61が破裂している様子が示されている。この破裂した爆弾アイコンI61の表示は、第2の保留アイコンh12の全体を覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。
その後、図149(b−5)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、破裂した爆弾アイコンI61が消去され、破裂した爆弾アイコンI61が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、先読み予告の表示態様(白色で点滅する表示態様)で表示されている。このように、保留アイコンの先読み予告の表示態様の変化の態様としては、保留増加時のみに限らず、保留増加後の適宜のタイミングで行うようにしてもよい。また、この演出例のように、他の変化演出によって保留アイコンの表示態様を変化させるようにしてもよい。また、上述した保留アイコンの先読み予告の表示態様を変化させる演出を、例えば、UI部がフレームアウトした状態で行われる場合があってもよい。
図150は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図150では、保留アイコンの表示態様を変化させる演出をサブ表示装置(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)を可動させながら行う様子が示されている。
図150(a−1)に示される演出例は、図140(d)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図150(a−1)に続く図150(a−2)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた殿様のキャラクタがステージごと消去されている様子が示されている。
その後、図150(a−3)では、第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの中央に向かって移動している様子が示されている。このとき、爺のキャラクタGY1、吹き出し部TT3、チュートリアル表示部TT1及び第1装飾図柄の右図柄の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、爺のキャラクタGY1、吹き出し部TT3、チュートリアル表示部TT1及び第1装飾図柄の右図柄の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態と比較するとそれぞれ視認困難な状態とされている。
その後、図150(a−4)では、第3装飾図柄表示装置208Nが引き続き移動している様子が示されている。そして、第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下部に保留表示枠FL2が表示されるとともに、その枠内に変動アイコンh00が表示されている。第3装飾図柄表示装置208Nに表示された保留表示枠FL2及び変動アイコンh00は、それぞれ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1及び変動アイコンh0よりもサイズが大きくされている。すなわち、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された保留表示枠FL2は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1を拡張表示しているということができる。なお、図150(a−4)に示されるタイミングでは、爺のキャラクタGY1に対するオーバーラップは解消されたが、吹き出し部TT3、第1装飾図柄の右図柄の各一部は依然として第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされている。さらに、図150(a−4)に示されるタイミングでは、保留表示枠FL1及びこれに収容されている変動アイコンh0と、吹き出し部TT2の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、保留表示枠FL1及びこれに収容されている変動アイコンh0と、吹き出し部TT2の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図150(a−5)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nは、その中心が第1装飾図柄表示装置208Lの中心と整合する位置となって、移動を終了している。すると、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている保留表示枠FL1や第1装飾図柄の中図柄の全部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされ、中図柄や、保留表示枠FL1とともに変動アイコンh0が正面視で視認不能な状態となる。また、第1の保留アイコンh11、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3の一部も第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされ、第1の保留アイコンh11、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3の一部が第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難となっている。
その後、図150(a−6)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、保留表示枠FL2の拡張アニメが行われて保留表示枠FL2が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ2が表れている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1が拡張表示された保留表示枠FL2がさらに拡張表示されているということができる。なお、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された忍者のキャラクタNJ2は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される忍者のキャラクタNJ1よりもサイズが大きくされているが、同じであってもよいし、小さくされてもよい。
すると、図150(a−7)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、忍者のキャラクタNJ2が手裏剣SH1を投てきしている様子が表示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の予告アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、背面側に表示されるようにしてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ2による演出は、拡張後の保留表示枠FL2の拡張部分において行われているということができる。換言すれば、保留表示枠FL2の拡張した部分に演出表示の一例である忍者のキャラクタNJ2が表示されているということができる。この忍者のキャラクタNJ2による演出は、先読み予告や当該変動予告の演出として機能する場合がある。また、手裏剣SH1による演出表示は、拡張後の保留表示枠FL2で行われる演出(忍者のキャラクタNJ2による演出)と関連するが、保留表示枠FL2の外で行われている演出ということができる。
その後、図150(a−8)に示すように、手裏剣SH1が、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに跨るように移動し、第2の保留アイコンh12に向かっていく様子が示されている。
その後、図150(a−9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされている。
その後、図150(a−10)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの周囲に配置されたLEDが緑色に発光しており、これらの発光手段により、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知する。なお、家紋役物224Eの発光色の変化のタイミングが、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するタイミングと同じであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するよりも後のタイミングであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するよりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図150(a−11)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。ここで、保留アイコンの表示態様が変化したことを音声の出力により報知してもよい。
その後、図150(a−12)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、忍者のキャラクタNJ2とともに保留表示枠FL2が消去されている様子が示されている。この場合、例えば、第3装飾図柄表示装置208Nからフレームアウトするアニメーションにより行ってもよいし、フェードアウトにより消去するようにしてもよいし、突然消去する態様であってもよい。
その後、図150(a−13)では、第3装飾図柄表示装置208Nが右方向に移動して初期位置に向かっていく様子が示されている。図150(a−13)に示されるタイミングでは、第1の保留アイコンh11のオーバーラップが解消されるとともに、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている保留表示枠FL1が第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされた状態となり、変動アイコンh0とともに一部が視認可能な状態となる。また、第1装飾図柄の中図柄も、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされた状態となり、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると一部が視認可能な状態となる一方、右図柄が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされ、オーバーラップされていない状態と比較すると視認困難な状態となっている。
その後、図150(a−14)では、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となった様子が示されている。図150(a−14)に示されるタイミングでは、これまで第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされていた第1装飾図柄表示装置208Lにおける各表示について、オーバーラップが解消されたので、オーバーラップが解消されていない状態と比較するといずれの表示も視認容易な状態となっている。
その後、図150(a−15)では、第3装飾図柄表示装置208Nの周囲で発光していたLEDが消灯している様子が示されている。なお、消灯せずに、デフォルトの発光態様(例えば、白色で点灯する発光態様)で点灯するようにしてもよい。一方、家紋役物224Eでは、第2の保留アイコンh12の表示色に対応して、依然として緑色で発光している。
なお、この演出例では、2つのサブ表示装置(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)のうちの一方の表示装置(第3装飾図柄表示装置208N)を第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップするように移動させ、保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしたが、例えば、図150(b)に示すように、2つのサブ表示装置のうちの両方を移動させて保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしてもよい。
具体的には、図150(b)に示すように、保留アイコンの表示態様の変化演出を行う際に、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとを、第1装飾図柄表示装置208Lの中央で互いに近接する位置まで移動させる。そして、第3装飾図柄表示装置208Nから第2装飾図柄表示装置208Mに亘って保留表示枠FL2を拡張して表示するとともに、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている保留表示枠FL2の下部に変動アイコンh00を表示するとともに、変動アイコンh00の上方に忍者のキャラクタNJ2を表示する。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び、第3装飾図柄表示装置208Nにより、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3、第1の保留アイコンh11、第2の保留アイコンh12、保留表示枠FL1及び変動アイコンh0の全部がオーバーラップされており、チュートリアル表示部TT1、チビ姫のキャラクタCH1の一部がオーバーラップされている。
図151は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図151では、上述した2つのサブ表示装置に換えてサブ表示装置(副装飾図柄表示装置208Pを1つだけ備え、この副装飾図柄表示装置208Pにおいて保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行う様子が示されている。
図151では、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208と、サブ表示装置としての副装飾図柄表示装置208Pとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、副装飾図柄表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208の前面側に配置されており、副装飾図柄表示装置208Pの上端縁が、装飾図柄表示装置208の下端縁の一部の前側に重なっている。そして、図151(a)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pには、保留表示枠FL1と保留アイコン表示領域とが左右方向に並べて配置されるとともに、これらの下方にはチュートリアル表示部TT1が形成されたUI部が表示されており、保留表示枠FL1内には変動アイコンh0が表示され、保留アイコン表示領域には、保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様とされているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様とされている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダと殿様の関係についての説明がなされている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には、「爺はどこ〜」というセリフ表示がなされている。また、表示画面の右側には、爺のキャラクタGY1とともに吹き出し部TT3が表示されている。吹き出し部TT3には、「ここじゃ」というセリフ表示がなされている。すなわち、図151(a)に示される演出例では、会話予告が行われている。なお、吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3は、装飾図柄にオーバーラップされているが、装飾図柄が吹き出し部TT2,TT3にオーバーラップされるようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上部分には、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。図151(a)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、図151(b)では、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ2が表れている様子が示されている。このとき、副装飾図柄表示装置208Pに表示されていた保留表示枠FL1は、副装飾図柄表示装置208Pから装飾図柄表示装置208に亘って拡張し、装飾図柄表示装置208に表示された保留表示枠FL1の拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている。ここで、吹き出し部TT2の一部が拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされており、吹き出し部TT2の一部が拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされていない状態と比較して視認困難とされている。また、装飾図柄表示装置208では、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきする演出表示が行われており、図151(b)に示されるタイミングでは、投てきした手裏剣SH1が副装飾図柄表示装置208Pに表示されている第2の保留アイコンh12に向かって移動している様子が示されている。
その後、図151(c)では、投てきされた手裏剣SH1が装飾図柄表示装置208から副装飾図柄表示装置208Pに亘って移動し、第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図151(d)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、隣接して表示されている第1の保留アイコンh11の一部にオーバーラップされている。
その後、図151(e)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。ここで、保留アイコンの表示態様が変化したことを音声の出力により報知してもよい。
図152は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図152(a−1)〜同図(a−6)では、エラー表示が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図152(b)では、複数の装飾図柄表示装置に亘って行われる演出表示が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図152(c−1)〜同図(c−3)では、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図152(d−1)〜同図(d−3)では、演出ボタン136を操作することを促す、ボタン演出が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図152(a−1)に示される演出例は、エラー表示が行われている点を除き、図140(d)に示して上述したのと同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。
図152(a−1)では、下皿が満タンとなったときに「球を抜いてください」という文字表示を行うことにより、下皿満タンエラーが発生していることを報知する下皿満タンエラー表示ERが表示されている様子が示されている。下皿満タンエラー表示ERは、本実施形態におけるエラー表示の一例であり、その他のエラー表示としては、例えば、前面枠扉106が開放されている旨を報知する扉開放表示等がある。このようなエラー表示は、遊技者に速やかに伝える必要があることから、他の表示に優先して表示されている。したがって、図152(a−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、下皿満タンエラー表示ERが、吹き出し部TT2の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このようなエラー表示は、エラーが解消されるまで継続して表示される。
その後、図152(a−2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。図152(a−2)では、家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lの前面に配置されているため、下皿満タンエラー表示ERの一部が家紋役物224Eにオーバーラップされており、下皿満タンエラー表示ERの一部が家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図152(a−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。この演出例では、保留表示枠FL1よりもエラー表示が優先して表示されるため、保留表示枠FL1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされており、保留表示枠FL1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図152(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1の一部が、下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされており、忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
図152(a−5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大する。しかしながら、忍者のキャラクタNJ1の一部が依然として下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされているので、忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると忍者のキャラクタNJ1は視認困難である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。
その後、図152(a−6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。すると、保留表示枠FL1、変動アイコンh0及び忍者のキャラクタNJ1に対する家紋役物224Eのオーバーラップ状態が解消される。しかしながら、下皿満タンエラーは依然として継続しているため、下皿満タンエラー表示ERも依然として表示され、保留表示枠FL1の一部と保留表示枠FL1の拡張部分に表示されている忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
図152(b)では、予告表示YKが第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示され、左方向にスクロールしている様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方に拡張して表示され、拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示され、保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。なお、図152(b)に示されるタイミングでは、第2の保留アイコンh12が先読み予告の表示態様とされている。また、チュートリアル表示部TT1では、「敵が侵入」の文字表示が表示されており、予告表示YKと関連する内容が表示されている。この演出例では、予告表示YKよりも保留アイコンの表示態様の演出表示を優先して表示するため、予告表示YKの一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。
図152(c−1)では、先読み予告の表示態様の一例として、第2の保留アイコンh12が演出ボタン136を模した表示態様であるボタン保留アイコンとなっている様子が示されている。なお、この演出例では、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1は表示されておらず、チュートリアル表示部TT1は、非表示状態となっている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタン画像136aが表示されていないが、ボタン画像136aが表示されていてもよい。また、このボタン保留アイコンは、保留表示枠FL1とは離間した位置に表示されているため、保留表示枠FL1が拡大表示した場合でもオーバーラップされない表示であるということができる。また、ボタンの保留アイコンの表示態様は、保留増加時に表示されてもよいし、保留増加後に他の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様等)から変更するようにしてもよい。
その後、図152(c−2)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図152(c−3)に示すように、第2の保留アイコンh12がボタン保留アイコンから殿様のキャラクタの表示態様の保留アイコンに変化する。なお、演出ボタン136の操作は、図柄変動中であることを条件として受付可能な状態とし、図柄停止表示中は、受付不可としているが、図柄停止表示中も演出ボタン136の操作を受付可能としてもよい。
図152(d−1)では、ボタン演出が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央に演出ボタン136を模したボタン画像136aが表示されているとともに、その下方に、演出ボタン136の操作有効期間を示す残時間表示バーが表示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン演出が行われている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方に拡張して表示され、拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示され、保留アイコンの表示態様を変化させる演出も行われている。この演出例では、ボタン演出よりも保留アイコンの表示態様を変化させる演出表示を優先して表示するため、ボタン画像136a及び残時間表示バーの一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。また、ボタン演出が行われている間は、第1装飾図柄は表示されず、そのため、ボタン演出は、装飾図柄にオーバーラップされない演出であるということができ、また、装飾図柄は、ボタン演出にオーバーラップされない演出であるということもできる。なお、このとき、上述したエラー表示が行われる場合には、ボタン演出や保留表示枠FL1に優先して表示されることとなる。また、上述したボタン保留アイコンが表示される場合には、ボタン画像136aや残時間表示バーよりも前面側に表示され、また、保留表示枠FL1よりも前面側に表示されるが、ボタン画像136aや残時間表示バーよりも背面側に表示されてもよいし、保留表示枠FL1よりも背面側に表示されてもよい。
その後、図152(d−2)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図152(d−3)に示すように、殿様のキャラクタがアップして表示されたカットイン表示が行われる場合がある。このカットイン表示が行われることにより、遊技者は大当りの信頼度が高いことを認識することができる場合がある。この演出例では、カットイン演出よりも保留アイコンの表示態様を変化させる演出を優先して表示するため、カットイン画像の一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。なお、このとき、上述したエラー表示が行われる場合には、カットイン表示や保留表示枠FL1に優先して表示されることとなる。また、上述したボタン保留アイコンが表示される場合には、カットイン表示よりも前面側に表示され、また、保留表示枠FL1よりも前面側に表示されるが、カットイン表示よりも背面側に表示されてもよいし、保留表示枠FL1よりも背面側に表示されてもよい。
図153は、本実施形態に適用可能な図柄変動表示の一例について段階的に示す図である。ここで、図153(a−1)〜同図(a−5)に示される演出例は、サブ表示装置を備えておらず、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208のみによって演出表示が行われるように構成されたものが示され、図153(b−1)〜同図(b−2)では、エラー表示が行われた場合の様子について示されている。また、図153(c)では、保留表示枠FL1において、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している様子が示されており、図153(d−1)〜同図(d−2)では、保留アイコン表示領域に保留表示枠が表示される様子が示されている。
図153(a−1)では、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208のみを備え、サブ表示装置を備えていない点において、上述した実施形態と異なっている。そして、図153(a−1)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の下部にUI部が配置されるとともに、表示画面の左上に第2装飾図柄が表示され、また、表示画面の右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、家紋役物224Eが配置されており、装飾図柄表示装置208の上方には、八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図153(a−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで表示され、揺れ変動が行われている。また、第2装飾図柄では変動表示が行われている。また、UI部では、変動アイコンh0が収容された保留表示枠FL1が表示されるとともに、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。これらの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。
その後、図153(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2が表示画面の左右から中央に向かって移動するワイプ表示が行われている。この演出例では、ワイプ画像WP1,WP2として襖を模した画像を用いており、ワイプ表示として、襖が閉まるような演出表示が行われている。ここで、ワイプとは、画像を切り換える際に、表示画面の一部分から次に表示する画像を割り込むようにして表示する映像効果のことをいう。ワイプには様々なタイプの技法があるが、いずれの技法についても適用することができる。この演出例では、ハズレの装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始された後にワイプ画像WP1,WP2によるワイプ表示が行われるようにしているが、揺れ変動が終了して確定表示されたタイミングでワイプ表示が行われるようにしてもよい。また、例えば、ステージチェンジする場合に行われてもよいし、スーパーリーチ演出に移行する場合に行われてもよく、適宜のタイミングで行うことが可能である。ワイプ画像WP1,WP2は、UI部や第1装飾図柄にオーバーラップする一方、第2装飾図柄、第2保留数表示及び第4図柄にオーバーラップされる。なお、図153(a−2)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域に表示されている2つの保留アイコンh11,h12や保留表示枠FL1は、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされていない。なお、変動アイコンh0は、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されるタイミングで消去されている。ここで、変動アイコンh0が消去されるタイミングは、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されるよりも前のタイミングであってもよいし、ワイプ画像WP1、WP2が表示開始されるタイミングと同じタイミングであってもよいし、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
図153(a−3)は、ワイプ画像WP1,WP2がさらに装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に向かって移動している様子が示されている。図153(a−3)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域に表示されている2つの保留アイコンh11,h12はワイプ画像WP1にオーバーラップされているが、保留表示枠FL1は、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされていない。
その後、図153(a−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2によって表示画面全体が覆われ、ハズレ図柄で確定表示した様子が表示されている。そのため、保留表示枠FL1は、その全体がワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされた状態とされている。また、表示画面の左上に表示されている第2装飾図柄は、第1装飾図柄の揺れ変動時において表示された装飾図柄の組合せに応じて、「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示しており、特図1第4図柄も、ハズレの図柄で停止表示している。
その後、保留が消化されて、特図1の図柄変動表示が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2がそれぞれ表示画面の左右方向に向かってフレームアウトするワイプ表示が行われる。その結果、UI部が視認可能とされ、保留表示枠FL1も視認可能に表示される。なお、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄、第2装飾図柄及び特図1第4図柄がそれぞれ変動表示を開始している。このとき、例えば、保留移動アニメーションにより、第1の保留アイコンh11として表示されていた1番目の保留アイコンが保留表示枠FL1に移動し、変動アイコンh0として表示される。また、第2の保留アイコンh12として表示されていた2番目の保留アイコンも1番目の保留アイコンの表示位置に移動し、第1の保留アイコンh11として表示される。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が表示されている。
図153(b−1)〜同図(b−2)では、エラー表示の表示中にワイプ表示が行われている様子が示されている。なお、図153(b−1)〜同図(b−2)に示される演出例は、下皿満タンエラー表示ERが表示されている点を除き、図153(a−3)〜同図(a−4)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図153(b−1)〜同図(b−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した下皿満タンエラー表示ERがワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップしている様子が示されている。このようなエラー表示は、遊技者に速やかに伝える必要があることから、他の表示に優先して表示されている。したがって、図153(b−1)に示す場合においても、ワイプ画像WP1,WP2に優先して下皿満タンエラー表示ERの表示が優先されることとなる。なお、図153(b−2)に示すように、図柄が確定表示された場合でも、下皿満タンエラー表示ERは消去されず、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップして表示されることとなる。なお、下皿満タンエラー表示ER等のエラー表示がワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされるようにしてもよい。
図153(c)は、保留表示枠FL1において、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している様子が示されている。ここで、図153(c)は、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している点を除き、図140(i)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図153(c)に示す演出例では、例えば、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われる際に、保留表示枠FL1の拡張とともに、変動アイコンh0が上方に移動し、変動アイコンh0の背面側から忍者のキャラクタNJ1が登場するような演出が行われる。このように、この演出例では、保留表示枠FL1の拡張の際、変動アイコンh0の表示位置が変化しているということができる。
図153(d−1)では、先読み予告の対象である第2の保留アイコンh12を囲む保留表示枠FL4が表示されるとともに、この保留表示枠FL4が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ3が表示されている様子が示されている。なお、図153(d−1)に示される演出例は、第2の保留アイコンh12を囲む保留表示枠FL4が表示され、チュートリアル表示部TT1では非表示とされている点を除き、図140(b)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図153(d−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12を囲むように保留表示枠FL4が表示されている。この保留表示枠FL4は、例えば、第2の保留アイコンh12の大きさに合ったサイズのデフォルトの表示態様で、表示画面の下方からフレームインし、第2の保留アイコンh12を囲む位置まで移動した後、拡張アニメにより上述した要領で保留表示枠FL4が上方に拡張する表示が行われる。そして、拡張された保留表示枠FL4の拡張部分に忍者のキャラクタNJ3が表示され、上述したようにして保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われる。なお、保留表示枠FL1を拡張表示して行われる保留アイコンの表示態様を変化させる演出と、保留表示枠FL4を拡張表示して行われる保留アイコンの表示態様を変化させる演出の両方の行われる時期が重なるようにしてもよいし、両方の演出が行われる時期が重ならないようにしてもよい。
また、保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われているときに、図柄が停止表示し、次の図柄変動表示が開始された場合には、図153(d−2)に示すように、保留アイコンの移動に合わせて保留表示枠FL4も移動する。この場合、例えば、図柄停止表示が行われる場合には、拡張された保留表示枠FL4を縮小してデフォルトの表示態様に変化させ、その後、図柄を確定表示させる。そして、第2の保留アイコンh12の移動アニメーションによる移動に合わせてデフォルトの表示態様の保留表示枠FL4も移動し、図柄変動表示を開始させる。その後、保留表示枠FL4を拡張アニメにより保留表示枠FL4を上方に向けて拡張させる。このような態様で保留表示枠FL4を移動するようにしてもよい。また、図柄停止表示時には、保留表示枠FL4をいったん消去し、次の図柄変動表示が開始された後で、保留表示枠FL4が再び表示されるようにしてもよい。また、図柄停止表示時も保留表示枠FL4の表示を拡張した状態で維持し、第2の保留アイコンh12の移動アニメーションによる移動表示にしたがって保留表示枠FL4も移動するようにしてもよい。
図154は、保留表示枠の拡張演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図154(a−1)〜同図(a−4)は、保留表示枠としてのチュートリアル表示部TT6が拡張する様子が示されており、図154(b−1)〜同図(b−5)では、保留アイコンが収容される保留表示枠が拡張表示して保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図154(a−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図154(a−1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT6が第1装飾図柄表示装置208Lの下端縁に沿って左右方向に延在しており、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域の下方に配置されている。そして、チュートリアル表示部TT6には、「パンダは殿様の師匠」という文字表示が行われ、説明表示が行われている様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT6が保留表示枠として機能する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図154(a−1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ボタン画像136aは表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図154(a−2)では、チュートリアル表示部TT6が上方に拡張するアニメーションにより、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域を上方に押し上げ、チュートリアル表示部TT6の範囲が拡張されている様子が示されている。また、拡張されたチュートリアル表示部TT6では、酒飲み対決リーチ演出が開始されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで変動表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nに移動して変動表示が継続される。したがって、この演出例では、装飾図柄の表示が邪魔されない領域が拡張されているということができる。換言すれば、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域が移動することで、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域の下部の領域(下部領域)が広がる。その下部領域で行われる表示は、変動表示している装飾図柄や、例えば、会話予告等のセリフの表示や、予告の表示や、保留アイコンの表示の変化の演出等にオーバーラップされない表示であるということができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「勝利でSP発展」との文字表示が行われ、酒飲み対決リーチ演出で勝利した場合に行われる演出の内容が報知されている。酒飲み対決リーチ演出では、主人公の殿様と爺との飲み比べ対決が行われ、爺が酔いつぶれた場合には、主人公の殿様が勝利であるとして、SPリーチに発展することが予告される。なお、酒飲み対決リーチ演出が開始された場合に、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域を非表示にしてもよいし、保留表示枠FL1を表示し、保留アイコン表示領域を非表示にするようにしてもよい。
図154(a−3)では、酒飲み対決リーチ演出が継続して行われている様子が示されている。
その後、図154(a−4)に示されるように、SPリーチへ移行する場合には、爺が酔いつぶれ、主人公の殿様が勝利した演出表示が行われる。一方、SPリーチへ移行せず、ハズレの結果が表示される場合には、図154(a−4´)に示されるように、主人公の殿様が酔いつぶれ、主人公の殿様が爺に敗北した演出表示が行われる。なお、図154(a−1)の状態のチュートリアル表示部TT6では、図154(a−2)の状態のチュートリアル表示部TT6で行われる演出表示が行われないように構成されてもよく、また、図154(a−2)の状態のチュートリアル表示部TT6では、図154(a−1)の状態のチュートリアル表示部TT6で行われている説明表示が行われないように構成してもよい。また、図154(a−2)に示される状態では、保留アイコンや変動アイコンを非表示にするようにしてもよい。
図154(b−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図154(b−1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図154(b−1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、「予告アイコン消化で・・・」の文字表示が表示されており、予告演出が行われることを示唆している。なお、チュートリアル表示部TT7において、説明表示が行われてもよい。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部やボタン画像136aは表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図154(b−1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図154(b−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図154(b−2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。なお、図154(b−2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図154(b−3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図154(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図154(b−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図155〜図157を参照しながら説明する。
図155〜図157は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図155〜図157では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図155〜図157では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態でない場合であっても、単体で回転することも可能である。ここで、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図155〜図157に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。また、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図155〜図157では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図155は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図155では、UI部が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている様子が示されている。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名表示部ST2における説明表示が消去されている様子が示されている。
図155(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図155(a)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図155(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図155(a)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図155(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコン(第3の保留アイコンh13)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。
その後、図155(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、消去されるようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された後、図155(d)に示されるように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、投てきアニメーションが行われている。この投てきアニメーションは、図125(e)〜同図(k)に示して上述した投てきアニメーションと同様である。
図155(e)は、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、破裂した爆弾アイコンI61が疑似連予告のアイコンI65に変化し、ステージ名表示部ST2に移動している様子が示されており、図155(e)に示されるタイミングでは、ステージ名表示部ST2に重なってはいるが、所定の表示位置(ストック位置)まで到達していない様子が示されている。この場合は、疑似連予告のアイコンI65は、未だステージ名表示部ST2に表示されている状態ではないので、「城下町ステージ」の説明表示が表示されており、疑似連予告のアイコンI65によって少なくとも一部が視認困難な状態となっている。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるように構成されてもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションは、爆弾アイコンI61がステージ名表示部まで移動するアニメーションであってもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの後に予告アイコンが取得されないパターン(いわゆるガセ)を設けてもよい。例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2を通過して予告アイコンが取得されないようにしてもよい。この場合において、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2と重なっている状態であっても説明表示が消去されないように構成してもよい。また、予告アイコンが取得(ストック)される場合では、図155(e)に示すように、予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される前に説明表示(ステージ名表示)が消去され、予告アイコンが取得されないガセの場合では、図155(e)に示すように、説明表示が消去されないように構成して、予告アイコンが取得されるか否かを事前に把握可能にしてもよい。
その後、図155(f)に示されるように、疑似連予告のアイコンI65がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「城下町ステージ」の説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。そのため、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われている。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名の表示は行われないこととなる。このように、この演出例では、先読みの対象の保留があった後に開始される図柄変動表示中に予告アイコンの表示が行われていることが示されている。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図155(g)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図155(h)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域で変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となる。また、図155(h)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。また、この演出例では、図155(h)に示されるように、装飾図柄の変動表示の開始とともにステージが変更され、背景表示が城下町から海岸に変更している。すなわち、この演出例では、ステージ名表示部ST2が非表示の状態であっても、ステージの変更が可能であり、また、ステージ名表示部ST2が非表示の状態では、変更後のステージ名の表示も行われない。なお、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2に所定時間だけ変更後のステージ名を表示し、その後、ステージ名を消去して予告アイコンを表示するようにしてもよい。また、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2では変更後のステージ名を表示せず、背景表示がなされる部分に変更後のステージ名を数秒間(例えば、5秒間)表示するようにしてもよい。また、ステージの変更は、装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、装飾図柄の変動表示が開始した後であってもよいし、装飾図柄の変動表示が開始する前であってもよい。
その後、図155(i)に示される第1装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2では、上述した会話演出やセリフ演出が行われるが、この演出例では、疑似連予告のアイコンI65とともに「GET」の表示を行うことにより、疑似連予告に係る予告アイコンを獲得した旨の表示が行われている。すなわち、吹き出し部TT2では、予告アイコンの表示が行われているということができる。このように、この演出例では、ある説明表示領域(ステージ名表示部ST2)に予告アイコンが表示されている状態において、別の説明表示領域(吹き出し部TT2)に予告アイコンが表示される場合がある。また、吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップする場合があるが、オーバーラップしない位置に配置するようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT4に表示される表示と全く同じ表示は、吹き出し部TT2の方には表示されないが、表示されてもよい。また、チュートリアル表示部TT4は、吹き出し部TT2よりも表示領域が大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT4は、吹き出し部TT2よりも文字のフォントが大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT4と吹き出し部TT2とで、フォントが同じであってもよいし、異なってもよい。また、吹き出し部TT2は、装飾図柄とオーバーラップする場合があるが、他の説明表示を行う表示領域では装飾図柄はオーバーラップしない構成されているが、オーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT4は、吹き出し部TT2よりも説明表示が行われる頻度が低くてもよいし、高くてもよい。また、チュートリアル表示部TT4も吹き出し部TT2も線で区画された表示領域であってもよいし、いずれか一方又は両方が線で区画されない表示領域であってもよい。また、予告アイコンに関する演出は非電サポ状態でのみ行われるようにしてもよい。この場合、例えば、電サポ状態から非電サポ状態に移行し、所定の変動回数(例えば、30回)は所定の演出モードに移行する構成においては、非電サポ状態であっても所定の演出モードにおいては予告アイコンに関する演出を行わないようにしてもよい。
その後、図155(j)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の中図柄に「NEXT」と表示された疑似連図柄が停止した後、「装飾2−疑似連図柄−装飾3」の装飾図柄の組合せで揺れ変動表示が行われ、疑似連が開始することを演出している様子が示されている。これは、吹き出し部TT2に表示された疑似連予告のアイコンI65が消化されたことにより、疑似連予告が行われていることを示している。なお、吹き出し部TT2に表示された疑似連予告のアイコンI65は、吹き出し部TT2に表示されている状態から直接消化されるようにしてもよいし、ステージ名表示部ST2に一旦ストックされた後に消化されるようにしてもよい。このように、吹き出し部TT2に表示された疑似連予告のアイコンI65は、先読みの対象である図柄変動表示が行われるまでストックされることなく、ストックしたときに行われている図柄変動表示において消化されるようにしてもよい。また、この演出例では、疑似連予告のアイコンI65が消化された場合には、疑似連予告が必ず行われるようにしたが、疑似連予告が行われない偽の予告があってもよく、例えば、疑似連予告のアイコンI65が消化されると、疑似連図柄が出現するとともに、ボタン画像が表示され、演出ボタン136の操作を促す。また、例えば、予告アイコンにクエスチョンマークが付される場合があり、このマークが付されている予告アイコンについては、偽の予告が行われる場合があるようにしてもよい。そして、遊技者により演出ボタン136が操作され、疑似連図柄が停止表示されると、疑似連予告が開始されることが報知され、疑似連図柄が停止表示されなかった場合は、偽の予告であったとして、そのままハズレの装飾図柄の組合せで停止表示するようにしてもよい。すなわち、疑似連予告のアイコンI65を、疑似連予告が行われるか否かを煽る演出が行われる予告アイテムとしてもよい。
図155(k1)〜同図(k4)は、同じ種類の複数の予告アイコンがストックされる場合の表示態様の一例について示している。同じ種類の複数の予告アイコンがストックされる場合には、以下に説明するいずれの態様を採用することができ、また、複数の態様を組み合わせて用いてもよい。
図155(k1)に示すように、例えば、複数の疑似連予告のアイコンI65をストックして表示する場合には、表示色を変化させるようにしてもよく、図155(k1)に示す例では、2つの疑似連予告のアイコンI65がストックされる場合には、赤色の表示態様で表示されている様子が示されている。すなわち、赤色の表示態様である疑似連予告のアイコンI65が表示されている場合は、疑似連予告が2回行われることが報知されているということができる。ここで、疑似連予告のアイコンI65の表示態様は、ストックされる疑似連予告のアイコンI65の個数に応じて変化するようにしてもよい。また、表示態様の変化は、色の変化であってもよいし、形状の変化であってもよいし、大きさの変化であってもよいし、表示位置の変化であってもよい。また、ストックされた複数の疑似連予告のアイコンI65のうちの一つが消化される場合には、例えば、図125(q)に示す要領で、赤色の表示態様の疑似連予告のアイコンI65が揺動した後、上方に移動し、表示態様が赤色から白色に変化することで一つの疑似連予告のアイコンI65が消化され、その後、表示態様が変化した疑似連予告のアイコンI65がステージ名表示部ST2の元の表示位置に戻るようにしてもよい。ここで、疑似連予告のアイコンI65の表示態様が変化するタイミングで、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、疑似連予告のアイコンI65が消化された旨が報知されるようにしてもよい。
また、図155(k2)に示すように、例えば、複数の疑似連予告のアイコンI65をストックして表示する場合には、疑似連予告のアイコンI65を1つだけ表示し、ストックされている数を数字にて表示するようにしてもよく、図155(k2)に示す例では、2つの疑似連予告のアイコンI65がストックされる場合には、1つの疑似連予告のアイコンI65とともに「×2」の表示を行うことで、疑似連予告のアイコンI65が2つストックされていることを報知している。なお、ストックされた複数の疑似連予告のアイコンI65のうちの一つが消化される場合には、例えば、図125(q)に示す要領で、疑似連予告のアイコンI65が揺動した後、ステージ名表示部ST2に疑似連予告のアイコンI65を残したまま、1つの疑似連予告のアイコンI65が上方に移動することで一つの疑似連予告のアイコンI65が消化されるようにしてもよい。このとき、ステージ名表示部ST2に表示されている疑似連予告のアイコンI65のストック数を示す表示は、例えば、「×2」であった場合は消去され、「×3」などのように、3つ以上のストック数を示す表示の場合は、「×2」などのように、数値が1つ減った態様で表示されるようにしてもよい。ここで、疑似連予告のアイコンI65の表示態様が変化するタイミングで、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、疑似連予告のアイコンI65が消化された旨が報知されるようにしてもよい。
また、図155(k3)に示すように、例えば、複数の疑似連予告のアイコンI65をストックして表示する場合には、疑似連予告のアイコンI65をストックする数だけ並べて表示するようにしてもよく、図155(k3)に示す例では、2つの疑似連予告のアイコンI65がストックされる場合には、2つの疑似連予告のアイコンI65が並べて表示されることで、疑似連予告のアイコンI65が2つストックされていることを報知している。
また、図155(k4)に示すように、例えば、複数の疑似連予告のアイコンI65をストックして表示する場合には、2つの説明表示領域を用いて表示するようにしてもよく、図155(k4)に示す例では、3つの疑似連予告のアイコンI65がストックされる場合には、1つの疑似連予告のアイコンI65がステージ名表示部ST2に表示され、吹き出し部TT2に2つの疑似連予告のアイコンI65が表示されることで、疑似連予告のアイコンI65が3つストックされていることを報知している。
なお、図155(k1)及び同図(k2)に示される演出例では、例えば、疑似連予告などの繰り返し行われる演出に対応する予告アイコンに適用し、例えば、図81(b)に示される、演出の内容を昇格させる演出に対応する千両箱の予告アイコンI9といったように、複数回行われることがあまりないような演出に対応する予告アイコンについては適用しないようにしてもよい。また、図155(k1)及び同図(k2)に示される演出例を、疑似連予告のアイコンI65にのみ適用し、疑似連予告以外の繰り返し行われる演出に対応する予告アイコン(例えば、チャンスアップの予告アイコンI63等)については、適用しないようにしてもよい。
また、この演出例において、ステージ名表示部ST2が第一の表示領域として機能し、チュートリアル表示部TT4が第二の表示領域として機能してもよいし、ステージ名表示部ST2が第一の表示領域として機能し、吹き出し部TT2が第二の表示領域として機能してもよい。また、チュートリアル表示部TT4が第一の表示領域として機能し、ステージ名表示部ST2が第二の表示領域として機能してもよいし、チュートリアル表示部TT4が第一の表示領域として機能し、吹き出し部TT2が第二の表示領域として機能してもよい。また、吹き出し部TT2が第一の表示領域として機能し、ステージ名表示部ST2が第二の表示領域として機能してもよいし、吹き出し部TT2が第一の表示領域として機能し、チュートリアル表示部TT4が第二の表示領域として機能してもよい。
また、この演出例では、ステージ名表示部ST2、チュートリアル表示部TT4、吹き出し部TT2のいずれも2以上の予告アイコンを表示可能に構成されているが、ステージ名表示部ST2、チュートリアル表示部TT4、吹き出し部TT2のうちの一部又は全部について、1つの予告アイコンのみを表示可能に構成されるようにしてもよい。例えば、セリフ予告が行われる吹き出し部TT2については予告アイコンを1つのみ表示可能とするようにしてもよい。
図156は、本実施形態に適用可能な予告アイコン消化演出の演出例を段階的に示す図である。図156は、第2のボタン予告アイコンI11が消化されて行われる演出について示されている。
図156(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図156(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図156(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0はデフォルトの表示態様となっているが、第1の保留アイコンh11は、先読み予告の対象である図柄変動表示の保留であり、その表示態様も先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図156(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されているが、ステージ名表示部ST2では、第2のボタン予告アイコンI11がストックされており、ステージ名の表示は消去されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われているとともに、疑似連図柄が出現し、疑似連予告が行われるか否かを煽る演出が行われている。図156(a1)に示されるタイミングでは、第2のボタン予告アイコンI11がいずれの予告に対応するものであるのかがわからないようにしてあり、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図156(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2にストックされていた第2のボタン予告アイコンI11が消化されている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2のボタン予告アイコンI11が、ステージ名表示部ST2から飛び出して、疑似連図柄にぶつかる態様での表示が行われている。このとき、第2のボタン予告アイコンI11が疑似連図柄にぶつかった様子を示すエフェクト画像を表示することで、第2のボタン予告アイコンI11が消化されたことを演出している。
すると、図156(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターMTとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進している。これにより、演出ボタン136を操作することにより、疑似連予告が発生するか否かについて期待感を持たせるようにしている。なお、ステージ名表示部ST2では、ストックされている予告アイコンがなくなったため、ステージ名の表示を再開し、現在のステージである「海岸ステージ」の表示が行われている。また、演出ボタン136の操作が有効とされたため、チャンスボタンランプ138が赤色で発光し、遊技者にその旨を報知している。なお、ボタン画像136aが表示開始されるタイミングとチャンスボタンランプ138が赤色で発光するタイミングとが同じであってもよいし、ボタン画像136aが表示開始した後で、チャンスボタンランプ138が赤色に発光するようにしてもよいし、チャンスボタンランプ138が赤色に発光した後で、ボタン画像136aが表示開始してもよい。
そして、図156(a4)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図156(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の中図柄に疑似連図柄が停止した後、「装飾2−疑似連図柄−装飾3」の装飾図柄の組合せで揺れ変動表示が行われ、疑似連が開始することを演出している様子が示されている。なお、演出ボタン136を操作したが、失敗の演出が行われる場合には、疑似連図柄が下方にスクロールアウトし、ハズレの装飾図柄の組合せが導出される。
このように、この演出例では、第2のボタン予告アイコンI11は、操作手段に関する予告アイコンの一例ということができる。
なお、この演出例では、複数の第2のボタン予告アイコンI11がストックされる場合があってもよく、それぞれ、同じ予告演出(例えば、疑似連予告等)を対象としたものであってもよいし、異なる予告(例えば、疑似連予告とカットイン予告等)を対象としたものであってもよい。そして、この演出例では、複数の第2のボタン予告アイコンI11がストックされた場合には、ストックされた数だけボタン演出が発生するように構成されているので、第2のボタン予告アイコンI11がストックされるほど、期待感を高揚させることができる場合がある。
図156(b1)〜同図(b7)は、ボタン予告アイコンがストックされる別の態様を示すとともに、ストックされたボタン予告アイコンが消化される別の態様について示している。
図156(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図156(b1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図156(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0はデフォルトの表示態様となっているが、第1の保留アイコンh11は、先読み予告の対象である図柄変動表示の保留であり、その表示態様も先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図156(b1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、ステージ名表示部ST2では、現在のステージ名である「海岸ステージ」が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示も行われている。そして、図156(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告アイコンをストックするために必要なパーツの数を示す「+1」の表示のパーツアイコンp1が出現している。詳しくは後述するが、このパーツアイコンp1が出現すると、パーツアイコンp1が示す数のボタンメーター136mのパーツが貯まり、満タンになるとボタン予告アイコンが1つストックされるように構成されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの下部において、演出ボタン136の形状を模したボタンメーター136mが表示されている。ボタンメーター136mは、4つのパーツによって構成されており、上述したパーツアイコンp1が出現することにより、パーツが貯まるように構成されている。なお、図156(b1)に示すタイミングでは、パーツはまだ1つも貯まっていない。ボタンメーター136mの上方には、ボタン予告アイコンの残り消化可能回数(すなわち、ストック数)が表示されており、図156(b1)に示されるタイミングでは、「あと0回」と表示されており、消化可能なボタン予告アイコンがないことを報知している。なお、ボタンメーター136mは、第2装飾図柄表示装置208Mに常に表示されているものであってもよいし、表示しない場合があってもよい。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図156(b2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていたパーツアイコンp1が消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタンメーター136mのパーツが1つ貯まった様子が示されている。
図156(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2では、「+1」が表示されたパーツアイコンp1とともに「GET」の表示が行われており、ボタンメーター136mのパーツが1つ貯まることを報知している。このように、この演出例では、パーツアイコンp1の表示が吹き出し部TT2においても行われている様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT4やステージ表示部ST2にパーツアイコンp1を表示してボタンメーター136mのパーツが貯まることを報知するようにしてもよい。なお、図156(b3)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタンメーター136mのパーツが3つ貯まっている様子が示されている。
その後、図156(b4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていたチビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2が消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタンメーター136mのパーツが満タンになった様子が示されている。
すると、図156(b5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示が「あと1回」となり、すなわち、ボタン予告アイコンが1つストックされたことが報知されるとともに、ボタンメーター136mが、1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化している様子が示されている。
その後、図156(b6)に示すように、ストックされたボタン予告アイコンが消化されて、第2のボタン予告アイコンI11が出現し、第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動して疑似連図柄にぶつかる態様での表示が行われている。このとき、第2のボタン予告アイコンI11が疑似連図柄にぶつかった様子を示すエフェクト画像を表示することで、第2のボタン予告アイコンI11が消化されたことを演出している。
すると、図156(b7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターMTとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進している。これにより、演出ボタン136を操作することにより、疑似連予告が発生するか否かについて期待感を持たせるようにしている。なお、ボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示は「あと0回」となり、すなわち、ボタン予告アイコンのストック数が0となったことが報知されている。また、演出ボタン136の操作が有効とされたため、チャンスボタンランプ138が赤色で発光し、遊技者にその旨を報知している。
このように、この演出例では、ボタン予告アイコンについては、他の予告アイコンとはストックする態様が異なっている。
この演出例によれば、例えば、ボタンメーター136mのパーツがあと1つ貯まると満タンになってボタン演出が発生するという状況においては、「+1」の表示のパーツアイコンp1の出現を期待しつつ演出を楽しませることができる場合がある。また、例えば、ボタンメーター136mのパーツが満タンになるまでに2以上のパーツを貯める必要がある状況においては、「+2」などの複数のパーツが貯まるパーツアイコンp1を表示可能として、ボタン演出の発生を諦めさせないようにすることができる場合がある。
図156(c1)〜同図(c3)は、ボタン予告アイコンがストックされる別の態様を示している。この演出例では、ボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示を行わず、ボタンメーター136mのパーツが満タンになった場合に、第2のボタン保留アイコンI11が出現してステージ名表示部ST2にストックされる様子が示されている。なお、図156(c1)〜同図(c2)は、ボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示が行われていない点を除き、図156(b3)〜同図(b4)と同様であるため、説明を省略する。
ボタンメーター136mのパーツが満タンになると、図156(c3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2のボタン予告アイコンI11が出現し、出現した第2のボタン予告アイコンI11が、第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに亘り、ステージ名表示部ST2に向かって移動し、第2のボタン予告アイコンI11がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「海岸ステージ」のステージ名表示は消去され、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われ、予告アイコンのストック領域であることを報知している様子が示されている。また、ボタンメーター136mは、1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化している。なお、ボタンメーター136mが1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化するタイミングと、第2のボタン予告アイコンI11がステージ名表示部ST2にストックされるタイミングとが同じであってもよいし、ボタンメーター136mが1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化した後で、第2のボタン予告アイコンI11がステージ名表示部ST2にストックされるようにしてもよいし、第2のボタン予告アイコンI11がステージ名表示部ST2にストックされた後で、ボタンメーター136mが1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化するようにしてもよい。
図157は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。
図157(a1)〜同図(a5)は、ボタン予告アイコンがストックされる別の態様を示している。
図157(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図157(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図157(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0はデフォルトの表示態様となっているが、第1の保留アイコンh11は、先読み予告の対象である図柄変動表示の保留であり、その表示態様も先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図157(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、現在のステージを示す「海岸ステージ」が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが行われており、表示画面の左右上方に一対の半透明ボタン予告アイコンI11fが表示されている。この半透明ボタン予告アイコンI11fは、合体することにより、第2のボタン予告アイコンI11が実体化され、第2のボタン予告アイコンI11がストックされることを報知するものである。一対の半透明ボタン予告アイコンI11fは、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、この演出例では、2つの半透明ボタン予告アイコンI11fが合体する例について説明したが、例えば、4つの半透明ボタン予告アイコンI11fが合体する演出が行われてもよく、この場合、2つの半透明ボタン予告アイコンI11fが合体する演出が行われる場合よりも、4つの半透明ボタン予告アイコンI11fが合体する演出が行われた場合の方が、第2のボタン予告アイコンI11が実体化されてストックされる確率が高くなるようにしてもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図157(a2)〜同図(a3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが引き続き行われており、一対の半透明ボタン予告アイコンI11fが漸次近接しながら表示画面の中央に移動している様子が示されている。なお、一対の半透明のボタン予告アイコンI11fは、第1装飾図柄にオーバーラップしているが、第1装飾図柄にオーバーラップされるようにしてもよい。
その後、図157(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン予告アイコンI11fが合体し、第2のボタン予告アイコンI11が実体化された様子が示されている。なお、合体アニメーションにおいて、半透明ボタン予告アイコンI11fの合体に失敗した場合は、半透明ボタン予告アイコンI11fは合体することなく、表示画面の下方に向かってフレームアウトする。なお、合体アニメーションは、第2のボタン予告アイコンI11をストックする場合に行うようにしたが、他の予告アイコンをストックする場合にも適用してもよい。また、合体アニメーションを行う予告アイコンは、1つの種類だけでもよいし、2以上の種類であってもよいし、全種類であってもよい。また、合体アニメーションにおいて、予告アイコンを半透明で表示する場合に、いずれの予告アイコンであるのか特定不能な形態(例えば、クエスチョンマークでの表示等)で表示し、合体に成功した場合に、いずれの予告アイコンであるのかを特定可能にするようにしてもよい。
上述したようにして第2のボタン予告アイコンI11が実体化した後、図157(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2のボタン予告アイコンI11が縮小化されて、ステージ名表示部ST2にストックされる。このとき、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示は消去されるとともに、「STOCK」の表示が行われ、ステージ名表示部ST2が予告アイコンを表示する領域であることを報知している。
図157(b1)〜同図(b3)は、予告アイコンを所定の説明表示部にストックさせるミッションが行われている様子が示されている。
図157(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図157(b1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図157(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0はデフォルトの表示態様となっているが、第1の保留アイコンh11は、先読み予告の対象である図柄変動表示の保留であり、その表示態様も先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図157(b1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコンを貯めろ」と表示(ミッションの表示)されており、予告アイコンをチュートリアル表示部TT4に満タンとなるまでストックするミッションが発生していることが報知されている。ミッションが達成されると、例えば、予告アイコンに対応する演出が行われることの他に、プレミア予告が発生する等、特別な特典が付与されるように構成されている。なお、ミッションの表示は、チュートリアル表示部TT4以外で行われてもよく、例えば、会話予告で登場する吹き出しやステージ名表示部ST2等の他の説明表示部に表示されてもよいし、説明表示部以外の表示領域に表示されてもよい。一方、ステージ名表示部ST2では、疑似連予告のアイコンI65が2つストックされており、ステージ名の表示は消去されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図157(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT4に剣豪の予告アイコンI62がストックされている様子が示されている。なお、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4にストックされるまでの態様については、上述したいずれの態様を用いることができる。
図157(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT4ではなく、ステージ名表示部ST2にチャンスアップの予告アイコンI63がストックされている様子が示されている。本来であれば、チュートリアル表示部TT4にストックされた方が、特別な特典が付与される可能性が高まるのであるが、ステージ名表示部ST2にストックされることで、その可能性が低減されてしまい、遊技者に残念な思いをさせて、チュートリアル表示部TT4への予告アイコンのストックに対する意欲をより高めるようにすることができる場合がある。なお、上述のミッションが発生した場合には、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが必ずストックするようにしてもよい。
このように、この演出例では、予告アイコンを用いたミニゲームが行われる様子が示されているということができる。
図157(c)及び同図(c1)〜同図(c5)は、予告アイコンが消化される際の態様の一例について示されている。
図157(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図157(c)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、変動アイコンh0は、先読み予告の対象であった図柄変動表示を示すアイコンであり、その表示態様も先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。また、変動アイコンh0の下方には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報の表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図157(c)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「八代将軍が動くと・・・」と表示されており、殿様のキャラクタと予告との関係を示唆する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図157(c)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT1にストックされる。そして、チュートリアル表示部TT1にストックされた予告アイコンが消化される場合には、図157(c1)〜同図(c5)に示される要領で行われる。なお、説明を容易にするため、図157(c1)〜同図(c5)では、変動アイコンh0とチュートリアル表示部TT1のみ図示し、その他については図示を省略している。
具体的には、図157(c1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に文字表示がなされている状態で、予告アイコンがストックされると、図157(c2)に示すように、ストックされる予告アイコン(ここでは、剣豪の予告アイコンI62を用いている)はチュートリアル表示部TT1の中央に配置される。
その後、予告アイコンが消化されるにあたって、図157(c3)に示すように、予告アイコンが揺動を開始し、予告アイコンが消化されるか否かについての期待感を煽っている。このとき、予告アイコンの揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。
その後、図157(c4)に示すように、揺動していた予告アイコンが上方に移動する様子が示されている。図157(c4)に示すタイミングでは、予告アイコンは、変動アイコンh0にオーバーラップし、予告アイコンが変動アイコンh0にオーバーラップしていない状態よりも変動アイコンh0が視認困難とされている。
その後、図157(c5)に示すように、予告アイコンが変動アイコンh0の上方で停止し、所定のエフェクト表示が行われ、予告アイコンが消化されることを報知している。
なお、予告アイコンがチュートリアル表示部TT1に重ならない位置まで移動したときに、チュートリアル表示部TT1における文字表示を再開するようにしてもよい。
以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、透過部191、十字キー181a、OKボタン181b、キャンセルボタン181c、ボタンB(第二のチャンスボタン137)等]と、
第二の操作手段[例えば、チャンスボタン136等]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出[例えば、図24(m)〜同図(q),図25(m)〜同図(q),図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されており[例えば、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)等]、
前記第二の操作手段が振動している状態において、前記第一の操作手段が振動しない場合[例えば、第二の操作手段が振動している状態において、第一の操作手段が振動したりしなかったりする場合や、図24(m)〜同図(p)、図25(m)〜同図(r1)、図26(m)〜同図(r2)等の第一の操作手段が常に振動しない場合]があり、
前記第一の演出は、前記第二の操作手段に関する予告演出[例えば、チャンスボタン136の操作を促す報知やチャンスボタン136の操作結果に関する報知が含まれている操作予告演出]ではない、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
上記第一の操作手段にしても上記第二の操作手段にしても、チャンスボタン、他のチャンスボタン、十字キー、ガラスボタン等のボタン状のものの他、レバー、タッチセンサ、タッチパネルであってもよい。すなわち、第一の操作手段と第二の操作手段は異なる操作手段であれば、これらのボタンやキーやレバー等を適宜組み合わせてもよい。なお、操作手段には、直接触って操作するものの他、直接触ることはできなくても手をかざすことで操作することができるものも含まれる。
また、上記第一の操作手段は、チャンスボタン(例えば、チャンスボタン136)、他のチャンスボタン(例えば、ボタンB(第二のチャンスボタン137))、十字キー(例えば、十字キー181a)、透過部191等のボタン状のもの、レバー、タッチセンサ、タッチパネルの中から選択されたいずれか1種類のものであってもよいし、いずれか1種類のもののみを適用し、その他のものは不適用としてもよい。例えば、上記第一の操作手段には、チャンスボタン(例えば、チャンスボタン136)が適用され、残りの、他のチャンスボタンや十字キー等は不適用であってもよい。
さらに、第一の操作手段と第二の操作手段は異なる操作手段であれば、これらのボタンやキーやレバー等を適宜組み合わせてもよい。なお、操作手段には、直接触って操作するものの他、直接触ることはできなくても手をかざすこと等で操作することができるもの(例えば、非接触タイプのもの)も含まれる。
また、各操作手段が同じ機能(例えば、振動)を有していても、振動の強さや、振動時間や、ストロークやピッチなど、操作手段によって態様が異なってもよい。例えば、第一の操作手段は、第一の態様による振動を実行可能なものであって、第二の操作手段は、第二の態様による振動を実行可能なものであってもよい。
上記予告演出は、複数種類の予告演出のうちの一の予告演出であってもよい。ここにいう予告とは、大当り予告であってもよいし、スーパーリーチへの発展予告であってもよいし、擬似連開始予告であってもよいし、擬似連回数の予告であってもよい。あるいは、これら複数種類の予告演出のうちの一又は複数の予告演出が適用され、その他のものは不適用としてもよい。さらには、これら複数種類の予告演出のうちの一の予告演出のみが適用され、その他のものは全て不適用としてもよい。
また、前記第一の演出である予告演出の実行期間は、ボタン操作後に初めて表示される画像の表示開始から、装飾図柄の仮停止(揺れ変動)までであってもよいし、装飾図柄の確定表示までであってもよい。あるいは、可動手段が第一の位置から第二の位置に移動を開始してから、再び第一の位置に戻るまでであってもよいし、第一の位置に移動を開始するまでであってもよい。また、ここで例示列挙した複数種類の実行期間のうちのいずれか一種類の実行期間のみであってもよいし、複数種類の実行期間を適用してもよいし、全種類の実行期間を適用してもよい。さらに、具体的に、前記第一の演出が、最終ジャッジ演出の場合には、ボタン操作後のはじめて行われる報知等の開始から、装飾図柄が大当り図柄態様の組み合わせで仮停止(揺れ変動)するまでであったり、ボタン操作後の結末(特に成功した場合の結果)が表示されるまでが第一の演出の実行期間であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第一の演出が最終ジャッジ演出等の場合に、例えば、可動手段が第二の位置(例えば、最終到達位置)に位置する状態で振動するものであってもよいし、可動手段の移動に伴って実行されるエフェクト表示等が表示されている状態で振動するものであってもよいし、可動手段が第二の位置に位置している状態かつエフェクト画像が表示されている状態で振動するものであってもよい。また、ここで列挙した複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
さらに、「前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始される」とは、前記第一の操作手段の操作にのみ応じて前記第一の演出が開始されてもよいし、前記第一の操作手段の操作と、その他の条件(他の操作手段の操作等)が満足されたことに応じて前記第一の演出が開始されてもよい。また、前記第一の操作手段の操作に応じた場合に限って前記第一の演出が開始されてもよいし、前記第一の操作手段が無操作でも、他の条件が成立すれば、前記第一の演出が開始されてもよい。例えば、一定時間が経過すると、前記第一の操作手段が無操作でも、前記第一の演出が開始されてもよいし、反対に、前記第一の操作手段の操作がなければ、一定時間が経過しても、前記第一の演出が開始されない態様であってもよい。
また、前記第一の演出は、前記第一の操作手段の操作に応じて開始可能となるように構成されていてもよい。この場合には、必ず開始されてもよいし、開始されない場合があってもよいし、前記第一の操作手段の操作以外でも開始されてもよいし、前記第一の操作手段の操作のみで開始されるものであってもよい。
また、第一の状態で前記第一の操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が実行されてもよい。ここにいう第一の状態とは、前記第一の操作手段の操作を促す報知が行われている状態や、反対にそのような報知が行われていない状態であってもよい。
あるいは、第一の条件の成立があった場合に、前記第一の演出が実行されてもよい。ここにいう第一の条件の成立には、前記第一の操作手段が操作されたことが含まれている。
さらに、「前記第一の演出において」とは、前記第一の演出に亘ってでもよいし、亘ってでなくてもよい。
また、「前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する」とは、勝手に振動を開始することも含まれるし、条件成立によって振動を開始することも含まれる。
また、前記第二の操作手段は、連続的に操作しないと振動しないものであってもよいし、押下しなくても連続的に振動するものであってもよいし、連続的ではなく、断続的に振動するものであってもよい。また、ここで列挙した複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
さらに、前記第一の演出が終了した後でも、前記第二の操作手段は振動可能であってもよく、この場合には、前記第二の操作手段は、必ず振動してもよいし、振動しない場合があってもよいし、振動以外も実行するものであってもよいし、振動のみを実行するものであってもよい。
さらには、前記第一の演出から継続して振動するものであってもよいし、一旦停止してから再開するものであってもよい。あるいは反対に、前記第一の演出が終了した後では、前記第二の操作手段は振動しないものであってもよい。
また、第一の演出を複数の演出に分けることができる場合には、該複数の演出のうちの少なくとも一の演出の実行中に前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよいし、該複数の演出のうちの間隔をあけて実行される演出の実行中に前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよいし、該複数の演出の全てにおいて前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。
さらには、前記第一の演出の実行中に、前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。さらには、「前記第一の演出の実行中に、前記第二の操作手段が振動するように構成されてい」るとは、前記第二の操作手段における振動が、前記第一の演出と関係するか否かに関わらず、行われるように構成されていることであってもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、予告演出[例えば、図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出等]であり、
前記第二の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第二の操作手段の操作[例えば、図16(l)や図18(l)に示す押下操作等]に応じて前記第二の演出が開始される場合があるように構成されており、
前記第二の演出が開始される前に、前記第一の操作手段および前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが振動するように構成されている[例えば、図16(j)〜同図(k)、図18(j)〜同図(k)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「前記第一の演出の態様とは異なる態様」とは、少なくとも一部が異なる態様であってもよいし、全部が異なる態様であってもよい。例えば、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、他方の演出は第二の可動手段も移動する態様であってもよいし、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、エフェクトが違う態様であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、操作を促す画像の表示開始以降に振動を開始するように構成されていてもよいし、操作受付状態の開始以降に振動を開始するように構成されていてもよい。
さらに、前記第二の操作手段は、少なくとも前記第二の演出が開始される前に振動するように構成されていればよく、該第二の演出と同時に振動するように構成されていてもよく、該第二の演出の終了後にも振動するように構成されていてもよい。
また、前記第二の操作手段の操作に応じて開始される演出(第二の演出)が用意されていて、前記第二の演出は、複数種類の演出のうちのN(複数)の演出であってもよく、前記第二の演出が開始される前に、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていてもよい。
さらに、第二の操作手段の操作で行われるもの全てが第二の演出に相当してもよく、例えば、液晶表示や、LEDの点灯あるいは点滅等全てが含まれてもよい。ただし、第二の演出は、液晶表示手段で実行される演出のみを対象としてもよい。
また、前記第一の演出において行われる前記第二の操作手段の振動は、前記第二の操作手段が操作されても、予め定まった振動時間が経過するまでは継続し、該振動時間が経過すると終了してもよいし、該第二の操作手段が操作されると終了してもよいし、前記第一の演出が終了すると一緒に終了してもよいし、該第一の演出が終了しても継続し、装飾図柄の停止表示が行われるまで継続してもよい(装飾図柄の停止表示の直前あるいは装飾図柄の停止表示と同時に終了してもよい)。
一方、前記第二の演出が開始される前に行われる前記第二の操作手段の振動は、該第二の操作手段が操作されると終了してもよいし、前記第二の演出が開始されすると同時に終了してもよい。これらの場合には、同じ前記第二の操作手段の振動であっても、前記第一の演出において行われる場合と、前記第二の演出が開始される前に行われる場合とで振動終了条件が異なることになる。
これに対し、前記第二の演出が開始される前に行われる前記第二の操作手段の振動は、前記第一の操作手段が操作されても、予め定まった振動時間が経過するまでは継続し、該振動時間が経過すると終了してもよいし、該第一の演出が終了しても継続し、装飾図柄の停止表示が行われるまで継続してもよい(装飾図柄の停止表示の直前あるいは装飾図柄の停止表示と同時に終了してもよい)。これらの場合には、前記第一の演出において行われる場合と、前記第二の演出が開始される前に行われる場合で振動終了条件が同じになる。
また、
『 画像を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記表示手段における画像の表示[例えば、図23〜図26等に示す最終ジャッジ演出におけるエフェクト表示や殿様が勝利した表示等]による演出であり、
前記第二の演出は、前記表示手段における画像の表示[例えば、図17や図18に示すジャッジ演出における襖の奥のお姫様のキャラクタGCの表示等、前記第一の演出における画像とは異なる画像の表示]による演出であり、
前記第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段が操作されると、前記第二の演出は開始されないが、該第一の演出は継続して実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段の操作をしても何ら演出が新たには開始されない場合があってもよいし、前記第二の演出は開始されないが、該第二の演出とは異なる第七の演出(例えば、スピーカからの楽曲出力用)は開始されてもよい。
また、第二の表示手段は、画像を必ず表示するものであってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第二の演出の開始前には振動しないものであってもよい。
さらに、前記第二の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、前記画像の表示のみによる演出であってもよく、前記第二の演出は、前記画像の表示のみによる演出であってもよい。
また、
『 前記第二の演出は、装飾図柄の変動表示が開始[例えば、図16(b)]された後に開始される演出であり、
であり、
前記第二の演出が開始される前とは、該第二の演出が開始される装飾図柄の変動表示[例えば、図16(b)で開始された装飾図柄の変動表示]が開始された後のことであり、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図18(m)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の操作手段は、前記第二の演出の開始前から振動していて、該第二の演出で連続的に振動してもよいし、一旦途切れてから再開してもよい。あるいは、前記第二の演出の開始前後で、振動の態様(例えば、振動の強さや、振動時間や、ストロークやピッチなど)が異なってもよい。より具体的には、前記第二の演出が開始する前の前記第二の操作手段の振動は、該第二の操作手段の受付状態期間に実行されてもよい。
また、第一の操作手段と、第二の操作手段と、を備えた遊技台であって、複数種類の演出を実行可能に構成されており、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、前記第一の演出は、予告演出であり、前記第二の演出は、予告演出であり、前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。
また、
『 前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図14(j)〜同図(l)等]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図16(j)〜同図(l)等]の方が、遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態や、その後の確変状態等]に移行しやすくなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「遊技者にとって有利な状態」とは、大当り(小当り)とハズレのうちの大当りの遊技状態であったり、確変と時短のうちの確変の状態であったり、15R大当りと4R大当りのうちの15R大当り(ラウンド数が多い方の大当り)の遊技状態であったり、電サポ100回と50回のうちの100回が付与された状態であってもよい。
また、「移行しやすくなるように」とは、有利な状態が大当り遊技状態であれば、大当り遊技状態に必ず移行することであってもよい。
さらに、前記第一の演出における前記第二の操作手段の振動は大当り確定であってもよいし、前記第一の演出においては前記第二の操作手段が必ず振動してもよい。
また、図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図14(j)〜同図(l)等]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図16(j)〜同図(l)等]の方が、前記図柄変動表示の結果が大当りに結びつきやすくなるように構成されていてもよく、さらには、確変付き大当りに結びつきやすくなるように構成されていてもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、予告演出[例えば、図31(m’)〜同図(q’)に示すジャッジ演出等]であり、
前記第三の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第三の演出が開始されるように構成されており、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている[例えば、図31(m’)〜同図(q’)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「前記第一の演出の態様とは異なる態様」とは、少なくとも一部が異なる態様であってもよいし、全部が異なる態様であってもよいし、一部のみが異なる態様であってもよい。例えば、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、他方の演出は第二の可動手段も移動する態様であってもよいし、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、エフェクトが違う態様であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第三の演出の開始前には振動していて、該第三の演出中は、振動せず、該第三の演出が終了すると、振動を再開するものであってもよい。
また、
『 前記第三の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の演出と前記第一の演出のうちのいずれか一方の演出が実行されている期間は、いずれか他方の演出は実行されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始されるように構成されていてもよい。
また、
『 複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知[例えば、図23(k)及び同図(l),図24(k)及び同図(l),図25(k)〜同図(l2),図26(k)及び同図(l)それぞれに示す操作促進報知の透過部表示191X等]であり、
前記第一の演出は、第一の期間[例えば、図23(k)〜同図(l)の期間、図24(k)〜同図(l)の期間、図25(k)〜同図(l2)の期間、図26(m)〜同図(l)の期間等]において前記第一の操作手段が操作されると開始される演出であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間において行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の期間は、前記第一の報知が行われている期間である。
また、
『 前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間[例えば、図24〜図25、図26の例では全期間であり、図23の例では同図(q)で振動していないので一部の期間等]において振動するように構成されている手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の操作手段は、振動しないように構成されている手段[例えば、十字キー181a]であり、
前記第二の操作手段は、振動可能に構成されている手段[例えば、チャンスボタン136]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「振動」とは、操作手段そのもの自身が振動することの直接振動を意味し、他の部材が振動することで間接的に振動する場合の間接振動は含まない。ただし、場合によっては、間接振動も含めてもよい。
なお、前記第一の演出が実行されていない状態[例えば、最終ジャッジ演出ではなく図34(d)〜同図(e)に示す擬似連演出の実行中の状態等]においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていてもよいし、必ず振動するように構成されていてもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図63に示すスロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、以上の記載では、
『 第二の操作手段[例えば、ボタンA(チャンスボタン136)等]を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、図39(h)〜同図(i)及び図40(i)それぞれに示す「激熱」のカットイン予告等]であり、
前記第二の操作手段の操作に応じて前記第四の演出が開始されるように構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第二の報知であり、
前記第二の報知は、前記第二の操作手段の操作を促す報知[例えば、操作促進報知の初期位置表示136X等]であり、
前記第四の演出は、装飾図柄の変動表示[例えば、図39及び図40それぞれに示す装飾図柄表示装置208の左上に表示されている3↓3等]において実行される場合がある演出であり、
前記第四の演出は、第二の期間において前記第二の操作手段が操作される[例えば、図39(g)、図40(h)等]と開始される演出であり、
前記第二の報知は、前記第二の期間において行われないように構成されており、
前記第二の期間は、前記変動表示における第一の時期[例えば、図39(g)の時期等]に開始する場合がある期間であり、
前記第二の期間は、前記変動表示における第二の時期[例えば、図40(h)の時期等]に開始する場合がある期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、複数種類の演出を、必ず実行してもよいし、実行しない場合があってもよいし、複数種類の演出以外も実行してもよいし、複数種類の演出のみを実行してもよい。
また、前記第四の演出は、装飾図柄の変動表示において必ず実行される演出であってもよい。
また、
『 第三の操作手段[例えば、ボタンB(第二のチャンスボタン137)等]を備え、
前記第二の期間は、前記第三の操作手段の操作に関連して開始[例えば、ボタンB操作後、殿様のキャラクタ表示によるカットイン予告が開始した後に開始等]される期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出[例えば、図39(f)、図40(g)から開始される殿様のキャラクタ表示によるカットイン予告等]であり、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第三の報知であり、
前記第三の報知は、前記第三の操作手段の操作を促す報知[例えば、操作促進報知のボタンB表示137X等]であり、
前記第三の操作手段の操作に応じて前記第五の演出が開始されるように構成されており、
前記第五の演出は、第三の期間[例えば、図39(d)〜同図(e)の期間、図40(d)〜同図(f)の期間等]において前記第三の操作手段が操作される[例えば、図39(e)、図40(f)等]と開始される演出であり、
前記第三の報知は、前記第三の期間において行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第三の期間は、前記第三の報知が行われている期間である。
また、
『 前記第五の演出の態様は、前記第四の演出の態様とは異なる態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の演出は、装飾図柄の変動表示において実行される場合[例えば、図39(f)、図40(g)等]がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の演出は、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されないと開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の演出は、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されない場合であっても開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、この場合に、前記第五の演出は、前記第三の期間の経過時に開始される演出であってもよいし、前記第三の期間の経過後に開始される演出であってもよい。
また、
『 前記第四の演出は、前記第二の期間において前記第二の操作手段が操作されないと開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
こうすることで、前記第五の演出が、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されない場合であっても開始される演出である場合との明確な違いが生じ、操作手段を絡めた演出に幅をもたせることができるようになる。
また、
『 前記第一の時期は、前記変動表示の開始[例えば、図39(b)]から第一の時間[例えば、4コマ分の時間]の経過後の時期であり、
前記第二の時期は、前記変動表示の開始[例えば、図40(b)]から第二の時間[例えば、5コマ分の時間]の経過後の時期であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間と異なる時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコン[例えば、図42(b)に示す第四保留アイコンh4、図42(B)に示す第四保留アイコンh4、図43(B)に示すミニアイコンmC等]であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第二のアイコン[例えば、図42(c)に示す変動アイコンc、図42(C)あるいは図42(E’)に示す第一保留アイコンh1、図43(C)に示すミニアイコンmA等]であり、
前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示の表示が開始した後、前記第二の表示が表示される場合があるように構成されており、
前記第一の表示は、前記第一のアイコンの表示態様が変化することを示す表示であり[例えば、図42(b),図42(B),図43(B)それぞれに示す注目すべき事項の表示AT等]、
前記第二の表示は、前記第二のアイコンの表示態様が変化する表示である[例えば、図42(c),図42(C)あるいは図42(E’),図43(C)それぞれに示す装飾図柄表示装置208における実際の表示等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、前記表示手段は、前記複数種類のアイコンを、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、複数種類のアイコン以外も表示するものであってもよいし、複数種類のアイコンのみを表示するものであってもよい。
また、前記第一の表示の表示が開始した後、前記第二の表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、
『 前記第二のアイコン[例えば、図42(c)に示す変動アイコンc]は、前記第一のアイコン[例えば、図42(b)に示す第四保留アイコンh4]とは異なる種類のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段を備え、
前記第一のアイコンは、保留アイコン[例えば、図42(b)に示す第四保留アイコンh4等]であり、
前記保留アイコンは、前記図柄変動表示の開始の保留が行われている数を、表示される数によって表すアイコンであり、
一の前記保留アイコンは、一の前記保留があることを表すアイコンであり、
前記第二のアイコンは、変動アイコン[例えば、図42(c)に示す変動アイコンc等]であり、
前記変動アイコンは、前記保留アイコンが表す保留が消化され前記図柄変動表示が開始された場合に、該図柄変動表示に対応するアイコンとして表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、図柄変動表示以外も実行するものであってもよいし、図柄変動表示のみを実行するものであってもよい。
また、
『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一のアイコンは、第一の保留アイコン[例えば、図42(B)に示す第四保留アイコンh4等]であり、
前記第二のアイコンは、第二の保留アイコン[例えば、図42(C)あるいは図42(E’)に示す第一保留アイコンh1等]であり、
前記保留アイコンは、前記図柄変動表示の開始の保留が行われている数を、表示される数によって表すアイコンであり、
一の前記保留アイコンは、一の前記保留があることを表すアイコンであり、
前記第一の保留アイコンと前記第二の保留アイコンは、前記保留がなされた時期が異なるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のアイコンは、第一の種類のミニアイテム[例えば、大当りになることが確定であることを示唆する先読み予告のミニアイコンmC等]の表示であり、
前記第二のアイコンは、第二の種類のミニアイテム[例えば、擬似連演出が一回開始されることを予告するミニアイコンmA等]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、装飾図柄の変動表示の表示中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、リーチ演出の実行中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、装飾図柄の変動表示の表示中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、リーチ演出の実行中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第二の操作手段[例えば、チャンスボタン136等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208やタイマ予告表示手段209’等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能に構成されており、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、第一の予告表示[例えば、タイマ予告表示T等]であり、
前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングに応じた表示[例えば、図45(e)に示す20:00と同図(A)に示す25:00や、図50(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1と図50(イ)に示すチャンスと灰色の文字で表示された特別態様のカットイン予告の画像C等]で表示が開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミング[例えば、残時間が第一の残時間以下か否かや図50の右側に示す例における目印JIのタイミングに一致したか否か]に応じた表示態様[例えば、図45(e)に示す20:00と同図(ア)に示す非表示や図50(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1と図50(イ)に示すチャンスと灰色の文字で表示された特別態様のカットイン予告の画像C等]で表示が開始される表示であってもよい。
また、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示してもよいし、表示しない場合があってもよいし、複数種類の表示以外も表示するものであってもよいし、複数種類の表示のみを表示するものであってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の操作手段の操作を促す表示[例えば、操作促進報知の通常表示136N等]であり、
前記第二の操作手段が操作されることで、前記第三の表示の表示が、開始される場合[例えば、操作有効期間内の操作の場合等]と、開始されない場合[例えば、操作有効期間前であったり操作有効期間経過後の操作の場合等]とがあるように構成され、
前記第四の表示は、前記第二の場合において、前記第二の操作手段が操作されてから前記第三の表示の表示が開始されるまでの間に、表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第四の表示は、前記第二の場合において、表示されない表示であってもよい。
また、
『 前記第一の予告表示は、タイマ予告の表示であり、
前記タイマ予告とは、第一の残時間[例えば、カウンタタイマ412の残時間等]を表す表示[例えば、タイマ予告表示T等]を含む予告であり、
前記第一の残時間がゼロになった後に予告演出[例えば、図45(h)に示す変動アイコンcの表示態様がお姫様の顔の表示態様に変化する通常予告演出、あるいは図46(g)に示す第二保留アイコンh2の表示態様が殿様の顔の表示態様に変化する先読み予告演出等]が開始されるように構成されており、
上に記載の「前記第二の操作手段の操作タイミングに応じた表示」とは、前記第一の残時間を表す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の残時間とは、予告演出が開始されるまでの残り時間のことであってもよい。
また、
『 前記予告演出は、前記第三の表示の表示が開始されたときに行われている図柄変動表示に関する予告[例えば、図45(h)に示す変動アイコンcの表示態様がお姫様の顔の表示態様に変化する通常予告等]の演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
より具体的には、前記予告演出として、いわゆる擬似連演出や、第一のリーチ演出から発展した第二のリーチ演出[例えば、スーパーリーチ演出等]や、リーチ演出における大当りの期待度向上を示唆する演出[例えば、タイトルや台詞の文字色の変化等]や、カットイン演出[例えば、図柄停止直前のカットイン演出等])等があげられる。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、保留アイコンの表示であり、
前記表示手段は、表示する前記保留アイコンの数により、保留数を表す表示を表示可能な手段であり、
前記予告演出は、前記保留アイコンの表示態様を先読み予告の表示態様に変化させる演出[例えば、図46(g)に示す第二保留アイコンh2の表示態様が殿様の顔の表示態様に変化する先読み予告演出等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記表示手段は、保留数を表す表示を必ず表示してもよいし、表示しない場合があってもよいし、保留数以外も表示するものであってもよいし、保留数のみを表示するものであってもよい。
また、
『 前記第三の表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、増加する前の該保留数を表す前記保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化すること[例えば、図46(h)に示す、第二保留アイコンの表示態様の変化等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の表示の表示が開始された時点で複数の前記保留アイコン(以下、「複数の保留アイコン」という。)が表示されていた場合に、該複数の保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがあってもよい。
また、
『 前記第三の表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、増加した後の該保留数を表す前記保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記予告演出が開始される時点で複数の前記保留アイコン(以下、「複数の保留アイコン」という。)が表示されていた場合に、該複数の保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがあってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[例えば、図48に示す時間表示T1等]であり、
前記第六の表示は、前記第一の残時間[例えば、図48(b)のタイミングでは25:00秒]を表す表示とは別の第二の残時間を表す表示を含む表示[例えば、図48(b)のタイミングでは5:00秒]であり、
前記第三の表示は、前記第六の表示と一緒に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の表示は、前記第六の表示と一緒に必ず表示される表示であってもよい。
また、
『 カウント手段[例えば、カウンタタイマ412等]を備え、
前記第一の残時間を表す表示は、前記カウント手段のカウント値に対応した表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、特図1表示装置212,特図2表示装置214等]と、第一の制御手段[例えば、主制御部300等]と、第二の制御手段[例えば、第1副制御部400等]と、を備え、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御を実行可能な制御手段であり、前記第一の制御手段は、前記図柄表示手段を制御可能な制御手段[例えば、特図状態更新処理を実行する制御手段等]であり、前記第二の制御手段は、前記表示手段の制御[例えば、演出制御処理等]を実行可能な制御手段であり、前記第二の制御手段は、前記カウント手段が設けられた手段であってもよい。また、前記第二の制御手段は、複数の制御手段[例えば、基本回路402並びにVDP434及びVRAM436等]から構成された制御手段であってもよい。
なお、前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、図柄変動表示以外も実行するものであってもよいし、図柄変動表示のみを実行するものであってもよい。また、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御を、必ず実行する手段であってもよいし、実行する場合がある手段であってもよいし、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御以外も実行するものであってもよいし、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御のみを実行するものであってもよい。
また、
『 前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングが第一のタイミング[例えば、図50の右側に示す例における目印JIのタイミング等]と一致している場合には第三の表示態様[例えば、図50(イ)に示す、チャンスと灰色の文字で表示された特別態様等]で表示が開始される表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングが前記第一のタイミングと不一致である場合には第四の表示態様[例えば、図50(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1等]で表示が開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の操作手段[例えば、図50(あ)に示すボタンB(操作ボタン137’)等]を備え、
前記第三の表示は、前記第三の操作手段が操作された場合にも、表示が開始されることがある表示[例えば、図50(い)に示す、お姫様のキャラクタが表示された特別態様のカットイン予告の画像C3の表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 装飾図柄の変動表示を実行可能な第三の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記表示手段[例えば、タイマ予告表示手段209’等]は、前記第三の表示手段とは別体の手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の表示手段は、前記装飾図柄の変動表示を、必ず実行してもよいし、実行しない場合があってもよいし、前記装飾図柄の変動表示以外も実行してもよいし、前記装飾図柄の変動表示のみを実行してもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 演出表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、装飾図柄の変動表示[例えば、図52(b)〜同図(h)の直前]を表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記変動表示における第一の期間[例えば、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまの期間等]において表示開始される場合がある演出表示であり、
前記変動表示における前記第一の期間において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、該変動表示における第二の期間[例えば、図53(a)〜同図(c)の直前までの期間、図55(a)〜同図(d)の直前までの期間]においても該第一の演出表示が表示開始されないように構成されており、
前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、「前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示」とは、前記複数の保留アイコン全ての表示態様が一斉に変化する演出表示であってもよいし、一個ずつ変化する演出表示であってもよいし、複数個ずつ変化する演出表示であってもよい。なお、ここで列挙した演出表示についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、例えば、前記第一の期間に保留数が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該第一の期間に表示開始される場合がある。また、前記装飾図柄の停止表示中に保留が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該装飾図柄の停止表示に続いて開始される変動表示における該第一の期間に表示開始される場合がある。
さらに、前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、複数の保留アイコン以外も表示するものであってもよいし、複数の保留アイコンのみを表示するものであってもよい。
また、
『 前記第一の期間は、始期が、前記変動表示の開始の時である期間[例えば、図52(b)を含む前半部分の期間]であり、
前記第二の期間は、終期が、前記変動表示の終了の時である期間[例えば、図52(h)の直前までの後半部分の期間]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記変動表示の表示開始時において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、該変動表示の表示中においては該第一の演出表示が表示開始されないように構成されている。すなわち、前記第一の演出表示は、前記変動表示の表示中のうち、変動開始時にのみ表示開始される。
また、
『 前記第一の期間の終期は、前記第二の期間の始期である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記演出表示手段は、前記装飾図柄の停止表示を表示可能な手段であり、
前記第一の演出表示は、前記停止表示の表示中に表示開始される場合[例えば、図53(e)に示す場合や図55(f)に示す場合等]がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記停止表示の表示中に保留が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該停止表示の表示中に表示開始される場合がある。また、前記停止表示の前の変動表示の表示中に保留が増加した場合にも、該第一の演出表示は、該停止表示の表示中に表示開始される場合がある。
また、前記演出表示手段は、前記装飾図柄の停止表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記装飾図柄の停止表示以外も表示する手段であってもよいし、前記装飾図柄の停止表示のみを表示する手段であってもよい。
また、
『 前記第一の演出表示は、前記変動表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、該変動表示の後に表示開始される場合[例えば、図53(e)に示す場合や図55(f)に示す場合等]がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出表示は、前記保留数が増加した前記変動表示(以下、「第一の変動表示」という。)の次に開始される変動表示における前記第一の期間[例えば、図58(h)を含む前半部分の期間等]に表示開始される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の演出表示は、前記第一の変動表示の次に開始される変動表示における前記第一の期間に必ず表示開始される演出表示であってもよい。
また、
『 前記第一の演出表示によって表示態様がそれぞれ変化する前記複数の保留アイコンの数は、前記第一の変動表示の表示中に増加した前記保留数の増加前の数[例えば、図55に示す例]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第二の演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記保留アイコンの移動アニメーション[例えば、図52(k)に示すアニメーション等]であり、
前記移動アニメーションは、前記第二の期間が開始される前に表示が完了するアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第一の表示態様[例えば、図60(B)に示す第二保留アイコンh2の光っている表示態様]で表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第二の表示態様[例えば、図60(b)に示す第二保留アイコンh2の「熱」の文字の表示態様]で表示可能な手段であり、
前記複数の保留アイコンの中に前記第一の表示態様の保留アイコンが含まれていても、前記第一の期間であれば前記第一の演出表示が表示開始されるように構成されており、
前記複数の保留アイコンの中に前記第二の表示態様の保留アイコンが一つでも含まれていた場合には、前記第一の期間であっても前記第一の演出表示が表示開始されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の表示態様は、先読み予告の表示態様であり、前記第二の表示態様は、先読み予告の表示態様であってもよく、前記第一の表示態様と前記第二の表示態様とは、大当りの信頼度(期待度)が異なり、前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様よりも、大当りの信頼度(期待度)が高い表示態様であってもよいし、反対に低い表示態様であってもよい。
また、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第一の表示態様で、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記保留アイコンを第一の表示態様以外でも表示する手段であってもよいし、前記保留アイコンを第一の表示態様のみで表示する手段であってもよい。
また、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第二の表示態様で、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記保留アイコンを第二の表示態様以外でも表示する手段であってもよいし、前記保留アイコンを第二の表示態様のみで表示する手段であってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、
「 演出表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、
前記第一の演出表示は、第一の期間[例えば、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまの期間等]において表示開始される場合がある演出表示であり、
前記第一の期間において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、第二の期間[例えば、図53(a)〜同図(c)の直前までの期間、図55(a)〜同図(d)の直前までの期間]においても該第一の演出表示が表示開始されないように構成されており、
前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
さらに、
「 演出表示手段を備えた遊技台であって、
前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、装飾図柄の停止表示を表示可能な手段であり、
前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中には表示開始されない場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に必ず表示される演出表示であってもよい。また、前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中には必ず表示開始されない演出表示であってもよい。
さらに、
「 前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に保留増加した場合には、該停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中に保留増加した場合には、該変動表示の次に表示される前記停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に保留増加した場合には、該停止表示の実行中に必ず表示開始される演出表示であってもよい。また、前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中に保留増加した場合には、該変動表示の次に表示される前記停止表示の実行中に必ず表示開始される演出表示であってもよい。
また、以上の記載では、
『画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214,装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示[例えば、保留アイコン等]を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280等]に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が第一の数[例えば、2つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、複数種類の予告のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の予告以外にも実行可能なものがあってもよい。また、予告手段は、複数種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、保留表示のみ表示可能なものであってもよいし、保留表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、保留表示を必ず表示するものであってもよいし、保留表示を表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留表示は、画像表示手段における保留表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における保留表示領域以外にも表示されるものであってもよい。
また、保留表示は、保留アイコンであってもよいし、保留アイコンでなくてもよく、例えば、文字や数字や記号で表すものであってもよい。
また、保留表示は、保留数のみを表示するものであってもよいし、保留数以外にも表示するものであってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化された場合に必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合に開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告が実行される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告を実行する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告手段は、前記予告の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告が実行されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告が実行された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告が実行される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、保留表示手段は、保留数に応じた表示のみを実行可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示以外のものも実行可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を必ず実行するものであってもよいし、保留数に応じた表示を実行しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図82(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図85(49)〜同図(50)や、図97(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図92(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図85(51)〜同図(57)や、図97(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能であってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図82(1)〜図86(66)や、図94(1)〜図98(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示のみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。まだ、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、保留が消化された場合以外の場合にも開始可能なものがあってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化されると必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化されても開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示以外の予告表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告表示を表示する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告表示が表示されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告表示が表示された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、2つの表示手段により構成されたものであってもよいし、3以上の表示手段により構成されたものであってもよい。
また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段のみで構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段以外のものも含んで構成されてもよい。また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段が必ず構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段の少なくともいずれかを構成しない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留表示領域のみを含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、保留表示手段は、保留表示領域を必ず含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域を含まない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものであってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄表示装置を表示しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動表示と保留アイコンが同じ画像表示手段に表示されるので、装飾図柄の変動表示を視認しながら保留数の確認を容易に行うことができる場合がある。
ここで、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄の変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図82(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数に応じた表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留数に応じた表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留数に応じた表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図85(49)〜同図(50)や、図97(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図92(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図85(51)〜同図(57)や、図97(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示以外の予告表示も表示可能であってもよい。また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図82(1)〜図86(66)や、図94(1)〜図98(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施形態において、予告アイコンは、先読み予告として機能したが、先読み予告とは別途に表示可能であってもよい。あるいは、予告アイコンの表示は、先読みモードで表示されるものとは異なるものであってもよい。例えば、通常の背景表示においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があり、先読み用の特殊な背景モードの実行中においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があってもよい。
また、例えば、予告アイコンAが表示されると、予告表示aが必ず表示され、予告アイコンBが表示されると、予告表示bまたは予告表示cが表示され、予告アイコンCが表示されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示され、予告アイコンDが表示されると、予告cが必ず表示されるように構成された場合において、予告表示aは、予告アイコンAが消化された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(B、C、D)が消化されても表示されない予告表示であり、「予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示された図柄変動表示」が行われるよりも、「予告表示aが表示された図柄変動表示」が行われた方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示bは、予告アイコンBまたは予告アイコンCを消化した場合に表示される表示であり、予告表示cは、予告アイコンB、予告アイコンCまたは予告アイコンDを消化した場合に表示される表示であり、「予告表示cが表示された図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示bが表示された図柄変動表示」が実行された方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示dは、予告アイコンCが表示された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(A、B、D)が消化されても表示されない予告表示であり、予告アイコンCが消化されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dのいずれかが表示される。「予告アイコンCが消化される図柄変動表示」が実行されるよりも「予告アイコンA、予告アイコンBまたは予告アイコンDが消化される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、「予告表示dが表示される図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示a、予告表示bまたは予告表示cが表示される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。
また、以上の記載では、
『 図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数[例えば、1つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、図82(9)〜図83(20)に示すように、先読み予告としての予告アイコンの表示は、装飾図柄表示装置208によって行われている等]、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図82(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている[例えば、図82(1)〜図86(66)や、図94(1)〜図98(66)に示すように、増加された予告アイコンは、先読みの対象となった図柄変動表示の終了までの間に全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコン[例えば、図85(47)や図96(47)に示される千両箱の予告アイコンI9等]を表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコン[例えば、図92(Ab)に示されるリボンの予告アイコンI8等]を表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図85(49)〜同図(50)や、図97(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図92(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図85(51)〜同図(57)や、図97(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]の表示が開始される場合があり[例えば、図82(9)に示すように、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり[例えば、図82(9)〜図83(14)に示すように、図82(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図83(14)に示すタイミングで次の図柄変動表示が開始されても消化されていない等]、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている[例えば、図82(9)〜図83(25)に示すように、図82(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が、図83(23)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある[例えば、帽子の予告アイコンI6の表示が開始された図柄変動表示でこの帽子の予告アイコンI6が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある[例えば、図82(9)〜図83(25)に示すように、図82(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図83(23)に示されるタイミングで消化されるように、先読みの対象である図柄変動表示の先読み予告として帽子の予告アイコンI6が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数[例えば、1つ等]の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数[例えば、3つ等]の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンとして第二の予告アイコン[例えば、扇の予告アイコンI10等]が表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている[例えば、図86(60)〜同図(66)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化されると、当該図柄変動表示の結果が大当りとなる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示[例えば、図84(28)〜同図(31)に示される疑似連演出等]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表[例えば、はずれとなる疑似連演出等]示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示[例えば、図81(b)に示される、特殊ステージに移行する演出である先読みモードの演出等]であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、リボンの予告アイコンI8等]が表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある[例えば、1つのリボン予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードに移行する演出が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示[例えば、図82(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が行われている等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコン[例えば、図82(9)に示される先読みの対象である保留よりも3つ前の保留に基づく図柄変動表示中に表示が開始された帽子の予告アイコンI6等]が、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている[例えば、先読みの対象である保留に基づく図柄変動表示中に帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図104(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図104〜図105に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する前記演出表示が表示される場合があり[例えば、図83(23)〜図84(32)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連が行われる場合があり、図85(46)〜同図(57)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化されると、強リーチ演出が開始される場合がある等]、
表示された前記複数の予告アイコンのうちの第一の組合せ[例えば、図104に示される「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22との組み合わせ等]が、一回の図柄変動表示において消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示[例えば、図105(21)に示される、家紋落下演出において表示されるエフェクト画像等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば第一の組合せの予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、複数の予告アイコンを先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前の図柄変動表示中において見せることができ、大当りへの期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示のみが表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示以外の表示も表示されるように構成されてもよい。また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることでのみ、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されること以外のことでも、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の組合せは、第一の数[例えば、2つ等]の前記予告アイコンからなる組合せである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の数の予告アイコンからなる第一の組合せのうちの一の予告アイコンが表示されてから第一の数の予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、『 前記第一の組合せは、第一の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]と第二の予告アイコン[例えば、「紋」の予告アイコンI22等]を含む組合せであり、
前記第一の予告アイコンと前記第二の予告アイコンは、異なる予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとで視覚的に異なるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのみの組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコン以外の予告アイコンも含む組合せであってもよい。また、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを必ず含む組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの少なくともいずれか一方を含まない組合せである場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図104(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図105(19)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 一回の図柄変動表示において、前記第一の組合せのうちの一部の前記予告アイコンのみが消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている[例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうち、いずれか一方のみが消化されても、図105(21)に示されるエフェクト画像は表示されない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなければ、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示のみが表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、一回の図柄変動表示においてのみ、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、図83に示される帽子の予告アイコンI6等]が消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示[例えば、図84(28)に示される、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して表示される番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出のバリエーションが増加され、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示のみが表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示以外の表示も表示されるように構成されていてもよい。また、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が必ず表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第三の予告アイコンが消化されることのみで、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されること以外のことでも、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図104に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図104に示される予告アイコン(「家」の予告アイコンI21や「紋」の予告アイコンI22等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第一の表示手段[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208C等]と、
第二の表示手段[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208D等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示[例えば、図109(10)〜図110(13)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示や、図110(16)〜同図(19)に示される、帽子の予告アイコンI6に対応して行われる番長のキャラクタBCの表示や疑似連演出、あるいは、図112(c1)〜同図(c5)に示される帽子の予告アイコンI6の表示等]を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコンに関する表示[例えば、図109(2)〜図110(13)に示される予告アイコン表示領域285Aや、図109(5)〜同図(9)に示される帽子の予告アイコンI6の表示、あるいは、図112(c6)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり[例えば、図81に示される予告アイコンは、先読み予告表示として機能する場合がある等]、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図112(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合がある[例えば、図112(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285Bに2つの帽子の予告アイコンI6と1つの手裏剣の予告アイコンI7が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、複数の表示手段において予告アイコンに関連する表示が表示される場合があるので、予告アイコンに関する表示を見る遊技者の視線を一つの表示手段に集中させないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみからなるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段を備えていてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず備えるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を備えない場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図112(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図112(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、手裏剣の予告アイコンI7と2つの帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208D等]において、前記予告アイコンが表示されるように構成されている[例えば、図109(5)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ストック演出が行わえる表示手段が定められているので、ストックされた予告アイコンを見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段において、予告アイコンのみが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコン以外のものも表示されるように構成されていてもよい。また、第二の表示手段において、予告アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段以外の表示手段にも、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の表示手段[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208C等]において、前記予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合がある[例えば、図109(2)〜同図(5)に示されるように、予告アイコン表示領域285Aに帽子の予告アイコンI6が表示されることを予告する表示(殿様演出)が第1装飾図柄表示装置208Aにおいて表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示される可能性があることを予告するので、表示手段に遊技者を注目させ、遊技者が予告アイコンの表示を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示のみを行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示以外の表示も行う場合があってもよい。また、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を必ず行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行わない場合があってもよい。
また、第一の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよいし、第一の表示手段以外の表示手段においても、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図109(4)や同図(10)に示すように、予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンのみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコン以外のものが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコン[例えば、図81に示される演出の種類に応じた複数種類の予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図110(16)〜同図(18)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、拡大表示された番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示され、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示において、右図柄が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bにまたがって表示され、疑似連図柄が第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図109に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図109に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
第一の可動手段[例えば、図115(12)に示される演出ボタン136の位置を変位させるアクチュエータや、図107(d4−2)に示される家紋役物224B等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、ドリンクの予告アイコンI31等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図82(2)〜図86(66)や図115に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている等]、
前記第一の可動手段は、第一の可動演出[例えば、図115(12)〜同図(17)に示すように、演出ボタン136をデフォルトの位置から突出位置に変位させる可動演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第四の予告アイコン[例えば、ドリンクの予告アイコンI31等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、可動手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、可動手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、表示手段に第四の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段による第一の可動演出が行われる場合があるので、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者の視線を表示手段だけに集中させず、可動手段にも注目させることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、第一の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、第一の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合のみに、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)や図115に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 表示された前記予告アイコンのうちの第五の予告アイコン[例えば、図81に示される予告アイコンや、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行されないように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合にのみ、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記第一の可動手段は、前記操作手段を可動する手段であり、
前記第一の可動演出とは、前記操作手段の態様を第一の態様[例えば、図115(12)に示されるデフォルトの位置等]から第二の態様[例えば、図115(17)に示される突出位置等]に変化させる演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が変化することを予告アイコンによって予告される場合があるので、操作手段にも注目させることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者によってのみ操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者によって操作されない場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、操作手段のみを可動可能なものであってもよいし、操作手段以外のものも可動可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、操作手段を必ず可動するものであってもよいし、操作手段を可動しない場合があってもよい。
また、『 第二の可動手段[例えば、図107(d4−2)に示される家紋役物等]を備え、
前記第二の可動手段は、第二の可動演出[例えば、図107(d4−2)に示される家紋落下演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第六の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第二の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、可動手段による演出のバラエティが豊富になり、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の可動手段は、第二の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第二の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第二の可動手段は、第二の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第二の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出のみが実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が実行されない場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合にのみ、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図104に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図115に示される予告アイコン(千両箱の予告アイコンI9やドリンクの予告アイコンI31等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図117(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン表示示唆表示[例えば、図117(2)〜同図(6)に示されるように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告等]であり、
前記予告アイコン表示示唆表示は、前記予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの表示が開始される可能性があることを事前に示唆する場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることのみを示唆可能なものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があること以外のことも示唆可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図117(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である[例えば、図117(2)〜同図(5)に示すように、2回の図柄変動表示に亘って殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数回の図柄変動表示に亘って予告アイコン表示示唆表示が表示される場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘ってのみ表示される場合があるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示以外の図柄変動表示に亘って表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って必ず表示されるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に亘って表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されている[例えば、図117(2)〜同図(5)に示すように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告は、先読みの対象である図柄変動表示が開始される前に終了している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示が開始するよりも前に予告アイコン表示示唆表示終了するので、先読みの対象となる図柄変動に対して集中させることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示のみが終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示以外の表示も終了するように構成されていてもよい。また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が必ず終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了しない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中においてのみ、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中以外においても、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、第三の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆する場合がある表示であり[例えば、図119(a1−4)に示すように、あみだ演出において、帽子の予告アイコンI6と扇の予告アイコンI10と千両箱の予告アイコンI9のうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆している等]、
前記第三の数は、2以上の数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、事前に示唆された予告アイコンのうちの少なくとも一つが表示される場合があるので、どの予告アイコンが表示される可能性があるかを遊技者が把握することができる場合があり、予告アイコンが表示される図柄変動を楽しませることができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることのみを示唆する場合があるものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があること以外のことも示唆する場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された前記第三の数の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合がある[例えば、図119(a1−1)〜同図(a−6)に示すように、あみだ演出の結果、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示のみが開始される場合があってもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が必ず開始されるように構成されてもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図117に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図117に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、第一の先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図120(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図120(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図82(4)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの表示を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後にのみ第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(4)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの消化を楽しむことができる場合がある。
ここで、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化されてもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図120に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図120に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図120(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留された場合に第二の保留表示[例えば、図120(2)に示される第3の保留アイコンh13の表示等]の表示が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されたことが認識できる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留された場合にのみ第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合以外の場合にも第二の保留表示の表示が開始されてもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された場合に必ず第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合に第二の保留表示の表示が開始されなくてもよい。
また、『 第二の先読み予告表示として、前記第二の保留表示が第二の先読み表示態様[例えば、図120(2)に示される先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)等]で表示される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記第二の先読み表示態様で表示される場合がある[例えば、図120(2)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留されたときに先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で第3の保留アイコンh13を表示する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加し、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様でも表示される場合があってもよい。また、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様で表示される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示においてのみ、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の先読み予告表示[例えば、図121(b2)〜同図(b3)に示される先読みモードの演出表示等]であり、
前記第三の先読み予告表示は、前記第二の図柄変動表示が保留された後で表示が開始される場合がある表示である[例えば、図121(b1)〜同図(b3)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留された後に先読みモードの演出表示が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加するので、興趣が向上する場合がある。
ここで、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後でのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後で必ず表示開始されるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後で表示開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図120(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づくハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示[例えば、図120(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第三の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合があり[例えば、図82(4)〜図86(66)に示すように、先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第三の図柄変動表示とは、前記第四の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留された後にのみ第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後以外にも第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである[例えば、図132(a7)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない[例えば、図132(a7)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある[例えば、図132(a7)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開する場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開する場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開してもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図131(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図132(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図129に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示[例えば、図129(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図129(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図132に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図126(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである[例えば、図132(a7)に示されるように、ステージ名表示部ST2には、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告のアイコンI65が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示領域のみにも表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示領域にも必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない[例えば、図132(a7)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図132(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図132(a7)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2等]は、保留アイコン[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]が表示される表示領域[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコンである[例えば、図132(a9)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示領域にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図132(a9)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示のみが表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示以外の表示も表示されないようにしてもよい。また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が必ず表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第一の表示のみが表示されないようにしてもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図132(a9)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、第一の表示が、例えば、第一のキャラクタの説明のような場合には、第一の表示とは異なる説明表示である第十の表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図131(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図132(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
この記載における予告表示とは数ある予告表示のうちの一の表示のことであってもよい。
また、予告表示は、文字の表示による予告表示であってもよい。一方、他の予告表示は、画像の表示による表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図131(a1)に示される、吹き出し部TT2における「赤より金が熱い」の文字表示や、同図(a6)に示される、吹き出し部TT2における「剣豪リーチは熱い」の文字表示や、吹き出し部TT3における「パンダ乱入すると」の文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(a6)に示される、吹き出し部TT2や吹き出し部TT3等]、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域のみに表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある[例えば、図131(a10)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4に表示されている状態であっても、吹き出し表示部TT2に「剣豪リーチは熱い」の文字表示が表示され、吹き出し表示部TT3に「パンダ乱入すると」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第三の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第三の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコンの導入アニメは第二の表示領域に表示される場合があり、予告アイコンのストック表示は第二の表示領域には表示されないようにしてもよい。
また、第二の表示領域に、第一の予告表示とは異なる予告表示(第二の予告表示)が行われる場合があってもよい。また、予告表示と説明表示が択一的に表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図132に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第四の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図126(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第四の表示は、前記表示手段における第三の表示領域[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
第一の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示される場合がある[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に3つの予告アイコンが表示されている状態においては、新たな予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域のみに表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に必ず表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においてのみ、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態においても、新たな予告アイコンが第三の表示領域にのみ表示される場合があってもよい。
また、ここでは、複数の表示手段でステージ名等を表示するタイプも含まれる。
また、『 前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない[例えば、図132(a9)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図129に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示[例えば、図129(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図129(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図132(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域も線によって区画されてもよいし、第三の表示領域も線によって区画されてもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図132(a9)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、保留数と予告アイコンの数がたまたま一致する場合があってもよい。
また、最大保留数と予告アイコンの最大ストック数が同じであってもよいし、異なってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図137に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは異なるアイコンであり、
複数種類の表示態様で前記予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記複数種類の表示態様のうちの一つは、第一の表示態様[例えば、図137(l)に示される予告アイコン表示領域に表示されている剣豪の予告アイコンI62の表示態様等]であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一つは、第二の表示態様[例えば、図137(i)に示される予告アイコン表示枠YFに表示されている拡大表示された剣豪の予告アイコンI62の表示態様等]であり、
前記第一の表示態様よりも前記第二の表示態様の方が前記予告アイコンのサイズが大きく[例えば、図137(l)に示される予告アイコン表示領域に表示されている剣豪の予告アイコンI62よりも、図137(i)に示される予告アイコン表示枠YFに表示されている剣豪の予告アイコンI62の方がサイズが大きい等]、
前記予告アイコンは、ストックされた場合に前記第二の表示態様で表示されるアイコンである[例えば、図137(i)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合には、剣豪の予告アイコンI62が拡大表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、複数種類の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示態様以外でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、複数種類の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、複数種類の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様よりも第二の表示態様の方が予告アイコンのサイズが必ず大きくてもよいし、第一の表示態様よりも第二の表示態様の方が予告アイコンのサイズが大きくない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、ストックされた場合に第二の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、ストックされた場合に第二の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、ストックされた場合に第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、ストックされた場合に第二の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、前記第二の表示態様で表示された後で、前記第一の表示態様で表示される場合があるアイコンである[例えば、剣豪のアイコンI62は、図137(i)に示されるように拡大表示された後で、図137(l)に示されるように通常の表示態様で表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後でのみ、第一の表示態様で表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後以外にも、第一の表示態様で表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、装飾図柄変動表示を表示可能な手段であり[例えば、図137(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは装飾図柄の変動表示が行われている等]、
前記予告アイコンは、前記第一の表示態様では前記装飾図柄変動表示にオーバーラップされないアイコンである[例えば、図137(l)に示すように、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の疑似連予告のアイコンI65や剣豪の予告アイコンI62は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、装飾図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示態様でのみ装飾図柄変動表示にオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも装飾図柄変動表示にオーバーラップされないものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示態様では装飾図柄変動表示に必ずオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様では装飾図柄変動表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示は、前記第一の表示態様の前記予告アイコンにオーバーラップされない表示であり[例えば、図137(l)に示すように、変動表示中の装飾図柄は、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の疑似連予告のアイコンI65や剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていない等]、
前記装飾図柄変動表示は、前記第二の表示態様の前記予告アイコンにオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図137(i)に示すように、変動表示中の装飾図柄は、予告アイコン表示枠YFに表示されている拡大表示態様の疑似連予告のアイコンI65や剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、装飾図柄変動表示は、第一の表示態様の予告アイコンにのみオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様の予告アイコン以外にもオーバーラップされないものがあってもよい。また、装飾図柄変動表示は、第一の表示態様の予告アイコンに必ずオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様の予告アイコンにオーバーラップされる場合があってもよい。
また、装飾図柄変動表示は、第二の表示態様の予告アイコンにのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、第二の表示態様の予告アイコン以外にもオーバーラップされる場合があるものがあってもよい。また、装飾図柄変動表示は、第二の表示態様の予告アイコンに必ずオーバーラップされるものであってもよいし、第二の表示態様の予告アイコンにオーバーラップされない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、消化される場合にも前記第二の表示態様で表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンは、消化される場合にのみ第二の表示態様で表示されるものであってもよいし、消化される場合以外の場合にも第二の表示態様で表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、消化される場合に必ず第二の表示態様で表示されるものであってもよいし、消化される場合に第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、前記予告アイコンを保留表示領域[例えば、図137(a)に示されるUI部UI1における予告アイコン表示領域等]に表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、前記保留表示領域に表示される場合には前記第一の表示態様で表示されるアイコンである[例えば、図137(l)に示されるように、予告アイコン表示領域に表示されている疑似連予告のアイコンI65や剣豪の予告アイコンI62は、通常の表示態様で表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、予告アイコンを保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、予告アイコンを保留表示領域以外の領域にも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様でのみ表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様以外の表示態様でも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合にのみ第一の表示態様で表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合以外の場合でも第一の表示態様で表示されるものであってもよい。
また、『 前記予告アイコンが新たにストックされた場合に、前記保留表示領域に表示されている該予告アイコンの少なくとも一部が前記第二の表示態様で表示される[例えば、図137(i)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合には、予告アイコン表示領域に表示されている疑似連予告のアイコンI65の一部が拡大表示態様で表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの一部のみが第二の表示態様で表示されてもよいし、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの全部が第二の表示態様で表示されてもよい。また、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの少なくとも一部が必ず第二の表示態様で表示されてもよいし、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの少なくとも一部が第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様の前記予告アイコンを拡大した表示態様である[例えば、図137(i)に示される拡大表示態様の剣豪の予告アイコンI62は、図137(l)に示される通常の表示態様の剣豪の予告アイコンI62を拡大した表示である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示態様は、第一の表示態様の予告アイコンのみを拡大した表示態様であってもよいし、第一の表示態様の予告アイコン以外のものも拡大した表示態様であってもよい。また、第二の表示態様は、第一の表示態様の予告アイコンを必ず拡大した表示態様であってもよいし、第一の表示態様の予告アイコンを拡大しない表示態様であってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の前記予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示が表示される場合がある[例えば、図83(23)〜同図(25)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、図84(28)〜同図(31)に示される疑似連演出が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、複数種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類以外の種類の予告表示が表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化された場合にのみ、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり[例えば、図137(a)に示されるUI部UI1における保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図137(a)に示される予告アイコン(2つの疑似連予告のアイコンI65)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、保留数に対応する数の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の保留アイコン以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、保留数に対応する数の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、アイコン表示枠[例えば、図140(a)に示される保留表示枠FL1等]を含む表示であり、
前記アイコン表示枠のうち、枠の内側の領域(以下、「枠内領域」という。)に、図柄変動表示に関するアイコン(以下、「アイコン」という。)が表示可能に構成されており[例えば、図140(a)に示されるように、変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容されている等]、
前記アイコン表示枠は、複数種類の表示態様で表示可能な表示枠であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様[例えば、図140(a)に示される、保留表示枠FL1のデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様[例えば、図140(i)に示される、保留表示枠FL1の拡張表示態様等]であり、
前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様であり[例えば、図140(i)に示される、保留表示枠FL1の拡張表示態様は、図140(a)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1が上方に拡張した表示態様である等]、
前記第二の表示は、装飾図柄変動表示[例えば、図140(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示等]であり、
前記第一の表示態様で表示されている前記第一の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない表示である[例えば、図140(b)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示にオーバーラップされない位置に表示されている等]で、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、優先して表示されるアイコン表示枠を拡張し、その拡張部分において予告や先読み予告などの演出を行うことで遊技者に当該演出が行われていることを気づかせることができる場合がある。近年の遊技台においては、多彩な演出表示が同時に複数行われているため、複雑で視認しにくい傾向があるが、この遊技台によれば、遊技者が常に着目している図柄変動表示に関するアイコンを表示するアイコン表示枠を拡張させることにより、他の演出表示と区別して識別することが可能となり、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、アイコン表示枠のみを含むものであってもよい。すなわち、第一の表示とは、アイコン表示枠のことであってもよい。また、第一の表示は、アイコン表示枠以外のものも含むものであってもよい。また、第一の表示は、アイコン表示枠を必ず含むものであってもよいし、アイコン表示枠を含まない場合があってもよい。
なお、ここで、「アイコン表示枠」のことを、「保留表示枠」、「保留枠」、「UI」、「保留アイコン表示領域」等といったりする場合がある。また、「アイコン表示枠」は、保留アイコンや変動アイコン等の少なくとも一部にオーバーラップされる場合がある表示である。また、「アイコン表示枠」は、装飾図柄表示装置の表示画面の端部近傍に表示されるため、他の演出表示に邪魔されない場合がある。また、「アイコン表示枠」とは、一の変動アイコン又は保留アイコンが表示される枠のことである、という場合がある。また、「アイコン表示枠」は、停止後の装飾図柄にオーバーラップされない表示枠であり、また、少なくとも、保留アイコン等の一部によってオーバーラップされる表示枠であるということもできる。また、「アイコン表示枠」は、保留アイコン等の背面側に表示される背景表示であって、装飾図柄の背景表示とは異なる背景表示であるということもできる。
また、ここで、「アイコン表示枠」とは、「枠」という文言に捉われることなく、アイコンが表示される部分であると遊技者が認識可能な部分のことであり、枠画像の表示は一例であってこれに拘泥されるものではない。
また、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンのみが表示可能に構成されてもよいし、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコン以外のものも表示可能に構成されてもよい。また、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンが必ず表示されるように構成されてもよいし、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンが表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、ここで、枠内領域は、アイコン表示枠を構成するものであり、したがって、第一の表示に含まれる概念のものである。
また、アイコン表示枠は、複数種類の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、アイコン表示枠は、複数種類の表示態様で必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、アイコン表示枠は、第一の表示態様と第二の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の表示態様と第二の表示態様以外の表示態様も表示可能なものであってもよい。また、アイコン表示枠は、第一の表示態様と第二の表示態様とを必ず表示するものであってもよいし、第一の表示態様と第二の表示態様とを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示態様は、第一の表示態様の一部のみが拡張されたものであってもよいし、第一の表示態様の全部が拡張されたものであってもよい。
なお、ここで、「前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様」を、第二のアイコン表示枠という場合がある。
また、ここで、「拡張」とは、広義では、「アイコン表示枠」の言いかえの表示のことであるということもできるし、画像あるいは領域の面積が大きくなることということもできる。
また、第一の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、第一の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
なお、ここで、「装飾図柄変動表示」には、装飾図柄の停止表示や、変動開始時で図柄が識別可能な状態での表示を含んでもよいし、例えば、高速変動中等で、停止表示中の表示状態や変動開始時の表示状態よりも識別困難な状態での表示(例えば、高速変動中の半透明表示等)を含んでもよいし、SPリーチ中等において表示されるサイズが小さくされた装飾図柄の変動表示を含んでもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、演出表示[例えば、図140(g)〜同図(l)に示される、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきして第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示等]であり、
前記第二の表示態様のうちの前記第一の表示態様から拡張された部分(以下、「拡張部分[例えば、図140(i)に示される、拡張表示態様の保留表示枠FL1における拡張部分等]」という。)に、前記第三の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており[例えば、図140(g)〜同図(l)に示されるように、第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示において、忍者のキャラクタNJ1が保留表示枠FL1における拡張部分に表示されている等]、
前記拡張部分は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない部分である[例えば、図140(f)に示されるように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、変動表示中の第1装飾図柄や第2装飾図柄にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、少なくとも当該変動の当否を示す装飾図柄の変動表示よりも優先してアイコン表示枠の拡張表示を行い、当該拡張部分で予告や先読み予告等の演出表示を行うので、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第三の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第三の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第三の表示を必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、ここで、「演出表示」には、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化するものや、保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる演出表示等がある。
また、拡張部分に第三の表示のみがオーバーラップして表示可能に構成されてもよいし、拡張部分に第三の表示以外の表示もオーバーラップして表示可能に構成されてもよい。また、拡張部分に第三の表示が必ずオーバーラップして表示されるように構成されてもよいし、拡張部分に第三の表示がオーバーラップして表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、ここで、「拡張部分」は、拡張前の部分との差分であったり、拡張前のアイコン表示枠の一部分のみを拡張(あるいは、拡大)させた場合は、それそのものを指す場合がある。
また、拡張部分は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示以外の表示にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、拡張部分は、第二の表示に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示にオーバーラップされることがある場合があってもよい。
また、『 前記演出表示は、先読み予告の表示[例えば、図140(g)〜同図(l)に示される、第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示[例えば、図140(g)〜同図(l)に示されるように、第2の保留アイコンh12の表示態様を白色で点滅する表示態様から、緑色で点灯する表示態様に変化させる演出表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図140(f)に示されるように、変動表示中の装飾図柄が拡張表示態様の保留表示枠FL1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、拡張部分にのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、拡張部分以外の部分にもオーバーラップされる場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、拡張部分に必ずオーバーラップされるものであってもよいし、拡張部分にオーバーラップされない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、セリフの表示[例えば、図140(i)に示される、吹き出しTT2におけるチビ姫のキャラクタCH1によるセリフの表示や、吹き出しTT3における爺のキャラクタGY1によるセリフの表示等]であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示態様の前記アイコン表示枠にオーバーラップされることがない表示であり[例えば、図140(d)に示されるように、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1は、吹き出しTT2や吹き出しTT3と重なっていない等]、
前記第四の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図140(i)に示されるように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、吹き出しTT2に表示されたチビ姫のキャラクタCH1によるセリフの表示にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第四の表示のみ表示可能なものであってもよいし、第四の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第四の表示を必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、ここで、「セリフの表示」は、「セリフ予告」や「会話予告」という場合があり、例えば、当該変動の予告、先読み予告、チュートリアル表示等が含まれる場合がある。
また、第四の表示は、第一の表示態様のアイコン表示枠にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第一の表示態様のアイコン表示枠以外にもオーバーラップされることがないものがあってもよい。また、第四の表示は、第一の表示態様のアイコン表示枠に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第一の表示態様のアイコン表示枠にオーバーラップされることがあってもよい。
なお、ここで、「前記第四の表示は、前記第一の表示態様の前記アイコン表示枠にオーバーラップされることがない表示」とは、表示位置的にオーバーラップされることがないような構成になっているものも含まれる概念である。
また、第四の表示は、拡張部分にのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、拡張部分以外の部分にもオーバーラップされる場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、拡張部分に必ずオーバーラップされるものであってもよいし、拡張部分にオーバーラップされない場合があるものであってもよい。
また、「セリフの表示」には、第一のセリフの表示と第二のセリフの表示が含まれており、第一のセリフの表示は、拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示であり、第二のセリフの表示は、拡張部分にオーバーラップされることがない表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、予告表示[例えば、図145(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示や、図147(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示等]であり、
前記拡張部分において、前記第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており[例えば、図145(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示や、図147(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示において、忍者のキャラクタNJ1が拡張表示態様の保留アイコン表示領域FL1の拡張部分にオーバーラップしている等]、
前記第三の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である[例えば、図140(g)〜同図(l)に示される第2の保留アイコンh12の表示態様を変化する演出表示も、図145(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示も、図147(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示も、拡張表示態様の保留アイコン表示領域FL1の拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、装飾図柄で当該変動の当否を確認しにくい代わりに、拡張したアイコン表示枠で第三の表示と第五の表示の両方の表示を行うことで、アイコン表示枠を見れば両方の表示を見逃さずに見ることができる場合がある。また、第三の表示と第五の表示の全てが異なる態様だと、当該変動に期待すべきか次以降に行われる図柄変動表示に期待すべきかが明確となってしまう場合があるが、第三の表示と第五の表示の一部を同じ態様とすることで、期待できる図柄変動表示がいずれであるかが認識できるようになるまで期待感を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第五の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第五の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第五の表示を必ず表示するものであってもよいし、第五の表示を表示しない場合があってもよい。
また、拡張部分において、第五の表示のみがオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよいし、拡張部分において、第五の表示以外の表示もオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよい。また、拡張部分において、第五の表示が必ずオーバーラップして表示するように構成されたものであってもよいし、拡張部分において、第五の表示がオーバーラップして表示されない場合があるように構成されたものであってもよい。
また、拡張部分においてのみ、第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよいし、拡張部分以外の部分においても、第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよい。
なお、ここで、「予告表示」とは、変動アイコンの変化演出であってもよいし、疑似連図柄等の特殊図柄の停止等であってもよい。
また、「前記第三の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である」とは、例えば、キャラクタが登場するまでのアニメーションまでが同じであるものも含む概念である。
また、『 前記第一の表示態様での前記枠内領域(以下、「第一の枠内領域[例えば、図140(a)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域等]」という。)の面積は、第一の面積であり、
前記第二の表示態様での前記枠内領域(以下、「第二の枠内領域[例えば、図140(i)に示される拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域等]」という。)の面積は、第二の面積であり、
前記第二の面積は、前記第一の面積よりも大きい面積であり、
前記拡張部分とは、前記第二の枠内領域と前記第一の枠内領域の差分の領域の部分のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の枠内領域は、前記第一の枠内領域を含んで構成された領域である[例えば、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域を含んで構成されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の枠内領域は、第一の枠内領域の一部を含んで構成されたものであってもよいし、第一の枠内領域の全部を含んで構成されたものであってもよい。
また、『 請求項1に記載の「前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様」とは、「前記第一の表示態様のうちの前記枠内領域の面積が大きくなった表示態様」のことである[例えば、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の面積が大きくなった表示態様である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記アイコンが表示されていない状態であっても前記アイコン表示枠が前記第一の表示態様で表示可能に構成されている[例えば、保留がなく、図柄変動表示も行われておらず、変動アイコンh0も保留アイコンh11〜h14も表示されていない状態でも、保留表示枠FL1は表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様でのみ表示可能に構成されてもよいし、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様以外の表示態様でも表示可能に構成されてもよい。また、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様で必ず表示されるように構成されてもよいし、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様で表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、アイコンが表示されない状態でアイコン表示枠が表示されるとともに、アイコン表示枠以外の領域にアイコンが表示される状態となる場合があってもよい。
また、『 前記枠内領域に表示可能な前記アイコンは、変動アイコンである[例えば、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1には、変動アイコンh0が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、枠内領域に表示可能なアイコンが保留アイコンであってもよい。
また、『 前記表示手段は、前記アイコンとして保留アイコン[例えば、保留アイコン表示領域に表示される第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14等]を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、アイコンとして保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、アイコンとして保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、アイコンとして保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、アイコンとして保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示態様で表示されている前記第一の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない表示である[例えば、図140(f)〜同図(m)に示される拡張表示態様の保留表示枠FL1は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、第二の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示態様に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2等]は、保留アイコン[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]が表示される表示領域[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコン[例えば、図132(a9)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図132に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第四の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図126(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第四の表示は、表示される場合には前記表示手段における第三の表示領域[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
第一の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態において、新たな前記予告アイコン[ここでいう「前記予告アイコン」とは、例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等のことであり、「第一の数の前記予告アイコン」の「前記予告アイコン」のことではない]が前記第三の表示領域に表示される場合がある[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に3つの予告アイコンが表示されている状態において、新たな予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図132(a9)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図132(a9)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図131(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図132(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図131(a1)に示される、吹き出し部TT2における「赤より金が熱い」の文字表示や、同図(a6)に示される、吹き出し部TT2における「剣豪リーチは熱い」の文字表示や、吹き出し部TT3における「パンダ乱入すると」の文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(a6)に示される、吹き出し部TT2や吹き出し部TT3等]、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある[例えば、図131(a10)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4に表示されている状態であっても、吹き出し表示部TT2に「剣豪リーチは熱い」の文字表示が表示され、吹き出し表示部TT3に「パンダ乱入すると」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない[例えば、図132(a9)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図129に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示[例えば、図129(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図129(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図132(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図132(a9)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図155に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2、吹き出し部TT2等]は、保留アイコン[例えば、図155に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12等]が表示される表示領域[例えば、図155に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図155に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図155に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、文字表示[例えば、図155(a)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示等]であり、
前記第二の表示は、文字表示[例えば、図155(a)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図155に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図155に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
前記第一の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり[例えば、図155(f)に示すように、ステージ名表示部ST2に疑似連予告のアイコンI65が表示されている等]、
前記第二の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり[例えば、図157(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT4に剣豪の予告アイコンI62が表示されている等]、
前記第一の表示領域に複数の予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図155(k3)に示すように、ステージ名表示部ST2に2つの疑似連予告のアイコンI65が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があるが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があってもよいし、先読み予告表示以外の表示(例えば、当該変動予告等)としても表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示領域と第二の表示領域は、少なくとも一部が重なってもよいし、重なっていなくてもよい。また、第一の表示領域と第二の表示領域では、第一の表示領域の方が面積が大きくてもよいし、第二の表示領域の方が面積が大きくてもよいし、同じ面積であってもよい。また、第一の表示領域と第二の表示領域では、形状が異なってもよいし、形状が同じであってもよい。
また、第一の表示領域に予告アイコンのみが表示される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコン以外のものも表示される場合があってもよい。また、第一の表示領域に予告アイコンが必ず表示されてもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域に予告アイコンのみが表示される場合があってもよいし、第二の表示領域に予告アイコン以外のものも表示される場合があってもよい。また、第二の表示領域に予告アイコンが必ず表示されてもよいし、第二の表示領域に予告アイコンが表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示領域に複数の予告アイコンのみが表示される場合があってもよいし、第一の表示領域に複数の予告アイコン以外のものも表示される場合があってもよい。また、第一の表示領域に複数の予告アイコンが必ず表示されてもよいし、第一の表示領域に複数の予告アイコンが表示されない場合があってもよい。
なお、第一の表示領域に表示される文字表示として、例えば、曲名、選択キャラクタ、選択キャラクタ名、演出モードといった、選択しているものを示す表示であってもよい。ここで、演出モードは、例えば、モード毎に予告や演出の出現率が異なるものであってもよいし、モード毎に演出内容が異なるものであってもよい。また、第一の表示領域に表示される文字表示として、例えば、特定の演出モードが実行される残り図柄変動回数を示す滞在回数、ステージ名、連荘回数、連荘回数に基づいて付与される称号、大当り中や連荘中における獲得賞球数、保留数、遊技の結果として付与されるポイントに応じたレベルの表示、このレベルに対応して付与される称号、連打操作演出において表示される連打メーターの表示(あるいは、敵を撃破するまでのバロメータを示すメーターの表示)、1回の図柄変動表示において発生した疑似連演出の回数、確変中や電サポ中に行われる演出であって倒すことにより大当りとなることが確約される敵キャラクタ(撃破する敵キャラクタ)の表示、撃破した敵キャラクタの表示といった、現在の状況を示す表示であってもよい。また、第一の表示領域に表示されるその他の文字表示として、セリフ予告、チュートリアル表示、機能説明(音量変更方法の説明等)、実行中のリーチの種別、ミニゲーム、RTC(Real Time Clock)演出が行われるまでのカウントダウン表示、RTC演出等の特定の演出が行われている期間において表示されるミニ画面の表示、ミッションの表示、右打ちや左打ちの打ち方指示表示、電チューを狙って打つよう指示する表示、所定の貯留部に遊技球を貯留させる指示表示が表示されてもよい。また、上述した文字表示の例の全てを第一の表示領域に表示するようにしてもよいし、上述した文字表示の例のうちの一部については第一の表示領域に表示しないようにしてもよい。
また、第二の表示領域に表示される文字表示として、例えば、曲名、選択キャラクタ、選択キャラクタ名、演出モードといった、選択しているものを示す表示であってもよい。ここで、演出モードは、例えば、モード毎に予告や演出の出現率が異なるものであってもよいし、モード毎に演出内容が異なるものであってもよい。また、第二の表示領域に表示される文字表示として、例えば、特定の演出モードが実行される残り図柄変動回数を示す滞在回数、ステージ名、連荘回数、連荘回数に基づいて付与される称号、大当り中や連荘中における獲得賞球数、保留数、遊技の結果として付与されるポイントに応じたレベルの表示、このレベルに対応して付与される称号、連打操作演出において表示される連打メーターの表示(あるいは、敵を撃破するまでのバロメータを示すメーターの表示)、1回の図柄変動表示において発生した疑似連演出の回数、確変中や電サポ中に行われる演出であって倒すことにより大当りとなることが確約される敵キャラクタ(撃破する敵キャラクタ)の表示、撃破した敵キャラクタの表示といった、現在の状況を示す表示であってもよい。また、第二の表示領域に表示されるその他の文字表示として、セリフ予告、チュートリアル表示、機能説明(音量変更方法の説明等)、実行中のリーチの種別、ミニゲーム、RTC(Real Time Clock)演出が行われるまでのカウントダウン表示、RTC演出等の特定の演出が行われている期間において表示されるミニ画面の表示、ミッションの表示、右打ちや左打ちの打ち方指示表示、電チューを狙って打つよう指示する表示、所定の貯留部に遊技球を貯留させる指示表示が表示されてもよい。また、上述した文字表示の例の全てを第二の表示領域に表示するようにしてもよいし、上述した文字表示の例のうちの一部については第二の表示領域に表示しないようにしてもよい。
また、『 前記第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図157(b1)〜同図(b2)に示すように、ステージ名表示部ST2に2つの疑似連予告のアイコンI65が表示されている状態で、チュートリアル表示部TT4に剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にのみ予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域以外の表示領域にも予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に必ず予告アイコンの表示が開始されてもよい。
また、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態においてのみ、第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態以外の状態においても、第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、必ず第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 予告アイコンとして複数種類のアイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能に構成されており、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコン[例えば、疑似連予告のアイコンI65等]であり、
前記第一の表示領域に前記第一のアイコンが表示されている状態において、前記第二の表示領域にも該第一のアイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図155(i)に示すように、ステージ名表示部ST2に1つの疑似連予告のアイコンI65が表示されている状態で、吹き出し部TT2にも疑似連予告のアイコンI65が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンとして複数種類のアイコンのみを表示可能に構成されてもよいし、予告アイコンとして複数種類のアイコン以外のアイコンも表示可能に構成されてもよい。また、予告アイコンとして複数種類のアイコンを必ず表示するように構成されてもよいし、予告アイコンとして複数種類のアイコンを表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、予告アイコンとして第一のアイコンのみを表示可能に構成されてもよいし、予告アイコンとして第一のアイコン以外のアイコンも表示可能に構成されてもよい。また、予告アイコンとして第一のアイコンを必ず表示するように構成されてもよいし、予告アイコンとして第一のアイコンを表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にも第一のアイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にも第一のアイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にも第一のアイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にも第一のアイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に第一のアイコンのみの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にも第一のアイコン以外のアイコンの表示も開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にも必ず第一のアイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態においてのみ、第二の表示領域にも第一のアイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態以外の状態においても、第二の表示領域にも第一のアイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に第一のアイコンが表示されている状態において、必ず第二の表示領域にも第一のアイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されないい[例えば、図155(f)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外でも、第一の表示が表示されないように構成されてもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態では、必ず第一の表示が表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態で、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図156(a2)〜同図(a3)に示すように、第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、ステージ名表示部ST2では、ステージ名の表示が再開されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外にも再開されるものがあってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第二の表示が表示される場合がある[例えば、図155(f)に示されるように、疑似連予告のアイコンI65がステージ名表示部ST2に表示されている状態であっても、チュートリアル表示部TT4に「予告アイコン消化で・・・」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第二の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第二の表示が表示される場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第二の表示が表示されない[例えば、図157(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において文字表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示のみが表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態でのみ、第二の表示が表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第二の表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域であり[例えば、図155(a)に示すように、ステージ名表示部ST2は、線により方形状に区画されている等]、
前記第二の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図155(a)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208N等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図155(a)に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図155(f)に示される予告アイコン(例えば、疑似連予告のアイコンI65等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図156に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2、吹き出し部TT2等]は、保留アイコン[例えば、図156に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11等]が表示される表示領域[例えば、図156に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図156に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図156に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、文字表示[例えば、図156(a3)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「海岸ステージ」の表示等]であり、
前記第二の表示は、文字表示[例えば、図156(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図156に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図156に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
前記第一の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり[例えば、図156(a1)に示すように、ステージ名表示部ST2に第2のボタン予告アイコンI11が表示されている等]、
前記第二の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり[例えば、図157(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT4に剣豪の予告アイコンI62が表示されている等]、
予告アイコンとして複数種類のアイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能に構成されており、
前記複数種類のアイコンのうちの一つは、第一のアイコン[例えば、第2のボタン予告アイコンI11等]であり、
前記第一のアイコンは、前記操作手段に関するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があるが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があってもよいし、先読み予告表示以外の表示(例えば、当該変動予告表示等)としても表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示領域と第二の表示領域は、少なくとも一部が重なってもよいし、重なっていなくてもよい。また、第一の表示領域と第二の表示領域では、第一の表示領域の方が面積が大きくてもよいし、第二の表示領域の方が面積が大きくてもよいし、同じ面積であってもよい。また、第一の表示領域と第二の表示領域では、形状が異なってもよいし、形状が同じであってもよい。
また、第一の表示領域に予告アイコンのみが表示される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコン以外のものも表示される場合があってもよい。また、第一の表示領域に予告アイコンが必ず表示されてもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域に予告アイコンのみが表示される場合があってもよいし、第二の表示領域に予告アイコン以外のものも表示される場合があってもよい。また、第二の表示領域に予告アイコンが必ず表示されてもよいし、第二の表示領域に予告アイコンが表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンとして複数種類のアイコンのみを表示可能に構成されてもよいし、予告アイコンとして複数種類のアイコン以外のアイコンも表示可能に構成されてもよい。また、予告アイコンとして複数種類のアイコンを必ず表示するように構成されてもよいし、予告アイコンとして複数種類のアイコンを表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、予告アイコンとして第一のアイコンのみを表示可能に構成されてもよいし、予告アイコンとして第一のアイコン以外のアイコンも表示可能に構成されてもよい。また、予告アイコンとして第一のアイコンを必ず表示するように構成されてもよいし、予告アイコンとして第一のアイコンを表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図157(b1)〜同図(b2)に示すように、ステージ名表示部ST2に2つの疑似連予告のアイコンI65が表示されている状態で、チュートリアル表示部TT4に剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域にのみ予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域以外の表示領域にも予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、第二の表示領域に必ず予告アイコンの表示が開始されてもよい。
また、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態においてのみ、第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態以外の状態においても、第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、必ず第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 「前記操作手段に関するアイコン」とは、「ボタン演出の発生を予告するアイコン」のことである[例えば、図156(a1)〜同図(a3)に示すように、第2のボタン予告アイコンI11は、ボタン演出の発生を予告している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段に関するアイコンとは、ボタン演出の発生のみを予告するもののことであってもよいし、ボタン演出の発生以外の発生も予告するもののことであってもよい。また、操作手段に関するアイコンとは、ボタン演出の発生を必ず予告するもののことであってもよいし、ボタン演出の発生を予告しない場合があるもののことであってもよい。
また、『 前記複数種類のアイコンのうちの一つは、第二のアイコン[例えば、図155(f)に示される疑似連予告のアイコンI65等]であり、
前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは異なるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンとして第一のアイコンと第二のアイコンのみを表示可能に構成されてもよいし、予告アイコンとして第一のアイコンと第二のアイコン以外のアイコンも表示可能に構成されてもよい。また、予告アイコンとして第一のアイコンと第二のアイコンを必ず表示するように構成されてもよいし、予告アイコンとして第一のアイコンと第二のアイコンを表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、『 予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図156(a1)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外でも、第一の表示が表示されないように構成されてもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態では、必ず第一の表示が表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態で、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図156(a2)〜同図(a3)に示すように、第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、ステージ名表示部ST2では、ステージ名の表示が再開されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外にも再開されるものがあってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第二の表示が表示される場合がある[例えば、図156(a1)に示されるように、第2のボタン予告アイコンI11がステージ名表示部ST2に表示されている状態であっても、チュートリアル表示部TT4に「予告アイコン消化で・・・」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第二の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第二の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第二の表示が表示される場合があってもよい。
また、『 予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第二の表示が表示されない[例えば、図157(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において文字表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示のみが表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態では、第二の表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態でのみ、第二の表示が表示されないように構成されてもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第二の表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域であり[例えば、図156(a1)に示すように、ステージ名表示部ST2は、線により方形状に区画されている等]、
前記第二の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図156(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208N等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図156(a1)に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図156(a1)に示される予告アイコン(例えば、疑似連予告のアイコンI65等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
続いて、図125〜図157に示す装飾図柄表示装置208を中心とした演出の変形例について説明する。ここでの変形例は、図1〜図63を用いて説明した演出の技術的思想に関係するものであり、特に矛盾が生じない限り、図1〜図63を用いて説明した演出に組み合わせたり、図1〜図63を用いて説明した演出と置き換えたりすることができる。以下、これまでに説明した構成要素と同じ構成要素についての詳しい説明や変形例や拡張例は、これまの説明を適用し、ここでの詳しい説明は行わないことがある。
図158は、第一のチャンスボタンの操作に応じた演出の実行中に、第二のチャンスボタンが振動して発光する例を段階的に示す図である。
この図158でも、図125を用いて説明した3つの装飾図柄表示装置208L,208M.208Nと同じ、第1装飾図柄表示装置208L(メイン表示装置)、第2装飾図柄表示装置208M(サブ表示装置)、第3装飾図柄表示装置208N(サブ表示装置)が示されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。
また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者はこの導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態を視認可能とされている。なお、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。導光板ILには、透過領域にレンズカットが施されている。導光板ILの外周縁にはLED等の光源が設けられ、その光源からの光が側方から導光板ILの厚み部分に照射され、レンズカット部分で前方に向けて反射されることにより、透過領域で模様が発光しているように見せることができる。図158に示す実施形態では、導光板にはエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。図158(a)に示す導光板ILは発光しておらず消灯した状態である。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、図125を用いて説明した演出可動体と同じ、八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動や揺動することができるように構成されている。図158(a)に示す八代役物224Faにしても将軍役物224Fbにしても、それぞれの初期位置にある。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、図125を用いて説明したもう一つの演出可動体と同じ、家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動や揺動することができるように構成されている。図158(a)に示す家紋役物224Eも初期位置にある。図158(a)では、これらの役物224Fa,224Fb,224Eはいずれも白色に点灯しているが、消灯した状態であってもよい。なお、演出可動体の動作としては、移動や揺動の他、回転や振動もあげられる。
ここで説明した、家紋役物224E、八代役物224Fa、将軍役物224Fbはいずれも、図1に示す透明板部材118、あるいは導光板ILよりも奥側に配置されている。なお、導光板ILは、透明板部材118よりも奥側に配置されたものであってもよいし、透明板部材118よりも遊技者側に配置されたものであってもよい。
また、スピーカ120及び円形の第一のチャンスボタン(演出ボタン)136の様子が示されている。さらに、図158では、図38等に示した第二のチャンスボタン(演出ボタン)に相当する第二のチャンスボタン137の様子も示されている。ここでの第二のチャンスボタン137は、円形の第一のチャンスボタン136との違いが明確になるように、横長の角丸長方形であるが、同じ円形の形状であってよい。第一のチャンスボタン136は、円形の透光性を有する操作面136Xを有し、第二のチャンスボタン137は、角丸長方形の透光性を有する操作面137Xを有する。第一のチャンスボタン136にしても第二のチャンスボタン137にしても、押下操作を受けることで操作面136X,137Xが押し下げられるものである。第一のチャンスボタン136にも、第二のチャンスボタン137にも、LED等の発光体がそれぞれ内蔵されており、発光体が発光することでそれぞれの操作面136X,137Xが発光しているように見える。発光体は、操作面136X,137Xの裏側に配置され、操作面136X,137Xとともに押し下げられるものであってもよいし、操作面136X,137Xが最も押し下げられた位置よりもさらに下方に配置され、操作面136X,137Xとともに押し下げられず、操作面136X,137Xが押し下げられても位置が変化しないものであってもよい。また、発光体はフルカラーで発光することができるものである。図158(a)に示す第一のチャンスボタン136の発光体も、第二のチャンスボタン137の発光体も、白色に点灯した状態であり、それぞれの操作面136X,137Xが白色に発光しているが、図158(a)では、消灯している状態であってもよい。なお、発光体は、操作面136X,137Xの周囲に設けられたものであってもよいし、操作面136X,137Xから離れた位置に設けられたものであってもよい。ただし、いずれの場合であっても、それぞれの発光体は、それぞれのチャンスボタンの操作に応じて発光する発光手段である。第一のチャンスボタン136に内蔵された発光体が第二の発光手段の一例に相当し、第二のチャンスボタン137に内蔵された発光体が第一の発光手段の一例に相当する。
また、第一のチャンスボタン136には、第一の振動手段が内蔵されており、第一のチャンスボタン136は振動可能である。一方、第二のチャンスボタン137には、第二の振動手段が内蔵されており、第二のチャンスボタン137も振動可能である。第一の振動手段と第二の振動手段は別体の振動手段であり、第一の振動手段が振動し、第二の振動手段は振動していない場合には、第一のチャンスボタン136と第二のチャンスボタン137のうちの第一のチャンスボタン136のみが振動し、反対に、第二の振動手段が振動し、第一の振動手段は振動していない場合には、第二のチャンスボタン137のみが振動する。なお、共通の振動手段によって、第一のチャンスボタン136と第二のチャンスボタン137の両方が常に振動するようにしてもよいし、第一の振動手段を省略し、第一のチャンスボタン136は振動しない構成にしてもよい。また、第二の振動手段は、第二のチャンスボタン137全体を振動させるものであってもよいし、操作面137Xのみを振動させるものであってもよい。第一の振動手段についても同様である。特許請求の範囲における「第二の操作手段が振動する」とは、「第二の振動手段が振動することによって振動する」ことである。すなわち、第二のチャンスボタン137専用に設けられた振動手段による振動が伝わって、第二のチャンスボタン137全体又は操作面137X等の一部が振動することである。図1等に示す球発射ハンドル134を振動させるための振動手段の振動や、第二のチャンスボタン137とは異なる操作手段を振動させるために振動手段の振動が、第二のチャンスボタン137に結果的に伝わって僅かに振動するのではなく、第二のチャンスボタン137が振動していることがはっきりとわかる振動である。なお、「第二の操作手段が振動しない」とは、「第二の振動手段が振動しない」ことである。また、「第一の操作手段が振動する」とは、「第一の振動手段が振動することによって振動する」ことであり、「第一の操作手段が振動しない」とは、「第一の振動手段が振動しない」ことである。
ここで説明した、第一のチャンスボタン136にしても、第二のチャンスボタン137にしても、図1に示す透明板部材118、あるいは導光板ILよりも遊技者側に配置されている。
さらに、第一のチャンスボタン136にしても、第二のチャンスボタン137にしても、振動していることが見た目でわかるよう、振動すると乱反射する反射部材が操作面136X,137X等に設けられている。
なお、第二のチャンスボタン137の代わりとして、透過部ユニット190の透過部(ガラスボタン)191を適用させてもよい。上述したように、透過部191は、前後方向に回動可能であり、この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、この透過部191に、図158(a)等に示す導光板ILと同じ透明な導光板を組み込んでおき、導光板も回動する構成としてもよい。こうすることで、操作手段(ボタン)として機能する透過部191が発光可能になる。また、第一のチャンスボタン136,第二のチャンスボタン137、透過部191の3つを設け、振動可能かつ発光可能な3種類の操作手段を設けてもよい。
また、反対に、これまでの説明で、操作手段として透過部191を用いていた例(例えば、図21や図23〜図28等に示す例)では、その透過部191に代えて、図158に示すように、第二のチャンスボタン137を用いてもよい。
図158(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、表示画面の下部(演出表示領域208d)にユーザーインタフェイス(UI)部が設けられており、このUI部には、その中央に変動アイコン表示領域208eが配置され、その変動アイコン表示領域208eの左側には保留アイコン表示領域208fが配置され、その右側にはチュートリアル表示部TT1が配置されている。保留アイコン表示領域208fには、表示されている数によって保留数を表す保留アイコンが表示され、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンに対応する図柄変動表示が開始された後で該図柄変動表示に対応するアイコンとして表示される変動アイコンが表示される。図158(a)に示すタイミングでは、特図の変動表示が停止中であり、変動アイコンは表示されておらず、変動アイコン表示領域208eにおけるクロスハッチングの背景画像のみが表示されている。一方、保留アイコン表示領域208fでは、特図1の図柄変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域208fには、4つの保留アイコンh11〜14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様になっている。図158(a)に示すチュートリアル表示部TT1には、何のの説明も表示されていない。
また、図158(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの左図柄表示領域208aには「装飾3」が停止表示され、中図柄表示領域208bには「装飾4」が停止表示され、右図柄表示領域208cには「装飾1」が停止表示されている。以下、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される装飾図柄を第1装飾図柄と称することがある。
図158(a)に示す左側の第2装飾図柄表示装置208M(サブ表示装置)には、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図158(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。図158(a)に示す第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれ背景表示は、城下町の背景表示(第一の背景表示)である。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、ミニ装飾図柄である第2装飾図柄の停止表示が行われている。
図158(a)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。図158(a)では、特図1の第2保留数表示として「4」が表示され、特図2の第2保留数表示として「0」が表示されている。また、その右横には、特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。特図1の第4図柄は四角形の表示であり、特図2の第4図柄は丸形の表示である。いずれの第4図柄も、図柄停止中は黒色の表示になり、図柄変動中は白色の表示になる。
図158(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで4つ表示されていた保留アイコンが3つ(h11〜h13)になり、変動アイコン表示領域208eでは変動アイコンh0の表示が開始されている。ここで表示が開始された変動アイコンh0の表示態様はデフォルトの表示態様である。また、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。さらに、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」の説明文が表示されており、殿様のキャラクタとパンダのキャラクタとの関係についての説明がなされている。図158(b)に示す第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。図158(b)に示す第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面の上部では、特図1の第2保留数表示が「3」になり、特図1の四角形の第4図柄が白色の表示に変化している。
図158(c)では、第1装飾図柄の変動表示がリーチ状態に突入している。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるミニ装飾図柄である第2装飾図柄はこれまでと同じ変動表示を継続している。
図158(d)では、スーパーリーチに発展するか否かの煽り演出が開始されている。この煽り演出は、スーパーリーチに関する予告演出でもあるし、スーパーリーチに発展すると大当りしやすいということからすると大当りに関する予告演出でもある。煽り演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた、リーチ状態の第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nに移動し、第3装飾図柄表示装置208Nで縮小表示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるミニ装飾図柄である第2装飾図柄も、図158(c)のタイミングから1テンポ遅れてリーチ態様で表示されている。第1装飾図柄よりも1テンポ遅らすことで、図158(c)のタイミングでは第1装飾図柄に注目を集めさせることができる。図158(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄に代わって、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出では、第一のチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、第一のチャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての矢印の表示136bと、第一のチャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。また、これまで白色に点灯していた第一のチャンスボタン136は、ボタン演出が開始されると同時に、赤色の点灯に切り替わる。ボタン画像136aも赤色に点灯している第一のチャンスボタン136を模した画像になっている。なお、第一のチャンスボタン136の赤色への点灯切り替わりは、ボタン画像136aの表示開始よりも先であってもよいし、それより後であってもよいし、それと同時であってもよい。また、図158(d)では、第一のチャンスボタン136も第二のチャンスボタン137も振動していないが、操作を要求する第一のチャンスボタン136のみを振動させてもよい。
図158(e)のタイミングで、第一のチャンスボタン136が操作される。すると、ボタン画像136a等の表示は消え、第一のチャンスボタン136は赤色の点灯から白色の点灯に戻る。そして、図158(f)に示すように、これまで初期位置で白色に点灯していた家紋役物224Eが、青色の点灯に切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップする位置まで上昇移動する。より具体的には、家紋役物224Eは、変動アイコン表示領域208eを通過し、変動アイコン表示領域208eの真上で停止する。また、導光板ILでは、エフェクト画像を模した模様が白色に発光し始めている。白色に発光する模様の一部は、変動アイコンh0の少なくとも一部にオーバラップしており、変動アイコンh0は、導光板ILが発光を開始する前よりも視認困難になっている。また、白色に発光する模様は、上昇した家紋役物224Eを中心にして拡がる模様のように見える。家紋役物224Eの上昇開始と、導光板ILの発光開始のタイミングは、同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよいし、上昇する家紋役物224Eの停止と、導光板ILの発光開始のタイミングが、同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよい。この図158(f)に示す演出は、煽り演出の中のクライマックス演出である。
図158(g)では、煽り演出が終了し、スーパーリーチの一つである剣豪リーチに発展している。すなわち、導光板ILの白色発光が終了し、上昇していた家紋役物224Eも初期位置に戻っている。なお、家紋役物224は初期位置に戻っても青色に発光している。そして、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nの背景画像が、これまでの城下町から荒野に変化し、第1装飾図柄表示装置208Lでは主人公の殿様と敵役の剣豪とが対峙する場面が表示され、第2装飾図柄表示装置208Mのステージ名表示部ST1には「剣豪リーチ」と表示されている。第1装飾図柄表示装置208Lでは、ユーザーインタフェイス(UI)部全部が非表示になっている。この結果、変動アイコンh0や、その変動アイコンh0が表示されていた変動アイコン表示領域208eを画定する枠表示や、保留アイコンh11〜h13や、チュートリアル表示部TT1が消えている。
なお、図158(d)〜同図(f)の煽り演出において、スーパーリーチに発展しない場合には、同図(f)のように家紋役物224Eの演出動作や導光板ILの発光は行われない場合もあれば、あえて偽演出として行われる場合もある。あるいは、同図(f)とは、家紋役物224Eの演出動作が異なったり、導光板ILの発光色が異なったりする場合もある。
また、ここでの煽り演出では、第一のチャンスボタン136を用いたボタン演出が行われているが、例えば、第二のチャンスボタン137を用いたボタン演出が行われてもよい。
また、背景画面の切替えタイミングと、導光板ILの白色発光の終了タイミングと、家紋役物224Eの初期位置復帰動作の開始タイミングは、同時であってもよいし、3つ全部がズレていてもよいし、導光板ILの発光終了タイミングと、家紋役物224Eの復帰動作開始タイミングは同じであって、背景画面の切替えタイミングはこれより早くてもよいし、遅くてもよい。あるいは、背景画面の切替えタイミングと、導光板ILの白色発光の終了タイミングと、家紋役物224Eの初期位置復帰動作の完了タイミングが、同時であってもよいし、3つ全部がズレていてもよいし、導光板ILの発光終了タイミングと、家紋役物224Eの復帰動作完了タイミングは同じであって、背景画面の切替えタイミングはこれより早くてもよいし、遅くてもよい。
さらに、第一のチャンスボタン136のボタン演出が開始され、操作有効期間内に第一のチャンスボタン136を操作しなかった場合であっても、図158(f)に示すクライマックス演出は開始される。スーパーリーチに発展するか否かは予め演出抽選によって決められており、第一のチャンスボタン136が操作有効期間内に操作されたか否かとは無関係である。ただし、第一のチャンスボタン136が操作有効期間内に操作されずにスーパーリーチに発展する場合には、クライマックス演出をあえて行わず、いきなり図158(g)に示す場面のアニメーション表示が開始されてもよい。
図158(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ演出の一環として、殿様と剣豪との間に、新たなボタン演出となるインアニメIAが表示されている。このインアニメIAでは、閃光表示の中から、白色に発光する(通常態様の)第二のチャンスボタン137の画像が表示されたり、赤色に発光する(特殊態様の)第二のチャンスボタン137の画像が表示されたり、他のボタン(例えば、第一のチャンスボタン136)や他の操作手段(例えば、透過部(ガラスボタン)191)の画像が表示されたりする。ここでの閃光表示は、殿様の一部と剣豪の一部にオーバーラップしている。
図158(i)では、特殊態様の第二のチャンスボタン137の画像が表示されている。すなわち、ボタン演出が開始され、赤色に点灯している第二のチャンスボタン137を模したボタン画像137aと、第二のチャンスボタン137の操作(押下)を促す促進表示としてのPUSHの文字表示と、第二のチャンスボタン137の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示137cとの3つがワンセットになって表示されている。これら3つがワンセットになった表示は、殿様の一部と剣豪の一部にオーバーラップしている。また、これまで白色に点灯していた第二のチャンスボタン137は、ボタン演出が開始されると同時に、赤色の点灯に切り替わっている。なお、第二のチャンスボタン137の赤色への点灯切り替わりは、ボタン画像137aの表示開始よりも先であってもよいし、それより後であってもよいし、それと同時であってもよい。また、図158(i)では、第一のチャンスボタン136も第二のチャンスボタン137も振動していないが、操作を要求する第二のチャンスボタン137のみを振動させてもよい。また、ここでのボタン演出も、図158(e)のタイミングにおける第一のチャンスボタン136の操作に応じて開始された演出である。
図158(j)では時間が経過し、残期間メータ表示137cのメータが減少し、同図(k)では、さらに時間が経過して、残期間メータ表示137cのメータは1/3程度減少している。メータが1/3程度減少すると、それまでメータの裏に隠されていた文字(ここでは「祝」の文字)が出現している。この文字は、現在行われている図柄変動における大当り期待度を示す文字で、「祝」は大当り画定を示唆する文字であってもよい。なお、「祝」の他、大当り期待度1%の「×」や大当り期待度70%の「熱」や大当り期待度が不明な「?」等の文字が表示される。
図158(k)のタイミングで、第二のチャンスボタン137が操作されると、図158(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像137a等の表示は消え、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nでは、荒野の背景画像からエフェクトタイプの背景画像に切り替わる。エフェクトタイプの背景画像も、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるユーザーインタフェイス(UI)部全部を非表示にする背景画像である。また、初期位置で青色に点灯していた家紋役物224Eが、七色に発光変化する発光態様(いわゆるレインボー発光態様)に切り替わり、図158(f)のタイミングで上昇した位置まで再び上昇する。また、導光板ILでは、エフェクト画像を模した模様が黄色に発光し始めている。ここでも、黄色に発光する模様は、上昇した家紋役物224Eを中心にして拡がる模様のように見える。なお、図158(f)とでは、導光板ILの発光色が異なっているが、これは、導光板ILに複数のレンズカットが積層状態に形成され、光源が複数色で発光可能であることから、複数色の発光が可能になっている。また、発光パターン(模様)も、積層状態に形成されるレンズカットごとに異なる模様に対応させておけば、複数の発光パターン(模様)が可能になる。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置された、八代役物224Faと将軍役物224Fbも、これまで白色で点灯していたが、レインボー発光態様に切り替わり、さらに、矢印で示すように上下方向に揺動動作している。加えて、第二のチャンスボタン137は、赤色の点灯からレインボー発光態様に切り替わっている。また、これまで白色の点灯であった第一のチャンスボタン136も、レインボー発光態様に切り替わっており、さらに、第一の振動手段が振動することで、第一のチャンスボタン136は振動している。なお、ここでは第二のチャンスボタン137は振動していない。
ここでの家紋役物224Eの上昇開始と、導光板ILの発光開始のタイミングは、同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよいし、上昇する家紋役物224Eの停止(上昇位置到達)と、導光板ILの発光開始のタイミングが、同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよい。また、家紋役物224Eの上昇開始タイミングは、背景画像の切り替わりタイミングと一致していてもよいし、そのタイミングより前であってもよいし、後であってもよい。また、家紋役物224Eの上昇位置到達タイミングは、背景画像の切り替わりタイミングと一致していてもよいし、そのタイミングより前であってもよいし、後であってもよい。さらに、導光板ILの発光開始タイミングも、背景画像の切り替わりタイミングと一致していてもよいし、そのタイミングより前であってもよいし、後であってもよい。例えば、家紋役物224Eが上昇位置に到達すると同時に、背景画像が切り替わるとともに導光板ILが発光を開始してもよい。また、最初に背景画像が切り替わり、その後、家紋役物224Eが上昇を開始し、導光板ILも発光を開始してもよい。また、最初に導光板ILが発光を開始し、その後、背景画像が切り替わり、家紋役物224Eが上昇を開始してもよい。また、第一のチャンスボタン136の振動開始タイミングも、背景画像の切り替わりタイミングに一致していてもよいし、家紋役物224Eの上昇開始タイミングに一致していてもよいし、家紋役物224Eの上昇位置到達タイミングに一致していてもよいし、導光板ILの発光開始タイミングに一致していてもよい。
家紋役物224Eは第一の演出手段の一例に相当し、図158(l)〜同図(n)にかけての家紋役物224Eの演出動作は第一の演出動作の一例に相当する。また、導光板ILの黄色発光は第二の態様の発光に相当するとともに、導光板ILも第一の演出手段の一例に相当し、導光板ILの黄色発光は第一の演出動作の一例にも相当する。さらに、八代役物224Faと将軍役物224Fbも第一の演出手段の一例に相当し、八代役物224Faと将軍役物224Fbの演出動作も第一の演出動作の一例に相当する。
図158(d)〜同図(f)における煽り演出において行われた、第一のチャンスボタン136を用いたボタン演出では、第一のチャンスボタン136が操作(押下)されると、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置された家紋役物224Eが第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の前側まで上昇移動したが、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置された、この家紋役物224Eの上昇移動の代わりに、八代役物224Faと将軍役物224Fbが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の前側まで落下してくる場合もある。特に、図158(l)では、八代役物224Faと将軍役物224Fbが上下方向に揺動動作をしており、落下動作の前兆動作のようにも思えるが、振動している第一のチャンスボタン136を操作しても、八代役物224Faと将軍役物224Fbは落下しない。すなわち、第一のチャンスボタン136が振動している期間は、その第一のチャンスボタン136を操作しても演出に変化は生じない(何も起こらない)。言い換えれば、振動している第一のチャンスボタン136の操作は受け付けられない、あるいは無効にされる。しかしながら、第一のチャンスボタン136を操作すると、八代役物224Faと将軍役物224Fbが落下するかもしれずにおもしろそうだ。といった期待を遊技者に与えることができ、振動していないときの第一のチャンスボタン136の操作に興味を持たせることができる場合がある。
図158(m)では、第1装飾図柄表示装置208Lの上部の初期位置でこれまで隠されていた合体役物224L,224Rが、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に落下してきて、家紋役物224Eを左右から挟み込むようにして家紋役物224Eと一体になる合体動作を実行する。また、合体役物224L,224Rもレインボー発光態様で発光している。ここでの合体役物224L,224Rは第二の演出手段の一例に相当し、合体役物224L,224Rの演出動作(合体動作または/およびレインボー発光態様での発光動作)は第二の演出動作の一例に相当する。図158(m)でも、エフェクトタイプの背景画像が表示され、家紋役物224Eは上昇位置においてレインボー発光態様で発光している。また、導光板ILでは黄色の発光が継続し、八代役物224Faと将軍役物224Fbも、レインボー発光態様で発光しながら揺動動作を継続している。さらに、第二のチャンスボタン137も第一のチャンスボタン136も、レインボー発光態様で発光し、第一のチャンスボタン136のみ振動している。
図158(n)では、合体役物224L,224Rが、第1装飾図柄表示装置208Lの上部の初期位置に戻り見えなくなるが、その他の状況は、図158(m)における状況と同じである。
図158(o)では、上昇位置にあった家紋役物224Eが初期位置に戻るが、その他の状況は、図158(n)における状況と同じである。初期位置に戻った家紋役物224Eは、初期位置でもレインボー発光態様で発光している。
図158(p)では、導光板ILにおける黄色の発光が終了し、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nにおける背景画像が、エフェクトタイプから荒野に切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lには、「勝利」という文字表示とともに、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した様子が表示されている。なお、八代役物224Faと将軍役物224Fbは、依然としてレインボー発光態様で発光しながら揺動動作を継続し、家紋役物224Eも、初期位置でレインボー発光態様で発光している。また、第二のチャンスボタン137も第一のチャンスボタン136も、レインボー発光態様で発光し、第一のチャンスボタン136のみ振動している。
図158(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3装飾図柄表示装置208Nで縮小表示されていた第1装飾図柄の表示が復活し、同図(p)に示す表示画面に重なるように「装飾3」の図柄が、左図柄表示領域208aでも中図柄表示領域208bでも右図柄表示領域208cでも揺れ変動している。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄はリーチ態様(中図柄は変動中の態様)で表示されたままである。また、第1装飾図柄の表示が第1装飾図柄表示装置208Lに復活すると同時に、第一のチャンスボタン136の振動が終了する。第一のチャンスボタン136は振動が終了してもレインボー発光態様での発光を継続する。また、第二のチャンスボタン137もレインボー発光態様での発光を継続している。
図158(r)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」で確定表示し、第2装飾図柄表示装置208Mでも、第2装飾図柄が3揃いで停止表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nにおける特図1の四角形の第4図柄は黒色の表示に変化している。確定表示が行われると、それまで揺動動作を継続していた八代役物224Faと将軍役物224Fbは、動作を停止する。しかしながら、八代役物224Faも将軍役物224Fbもレインボー発光態様での発光を継続している。また、家紋役物224Eも、初期位置でレインボー発光態様での発光を継続している。さらに、第一のチャンスボタン136も第二のチャンスボタン137もレインボー発光態様での発光を継続している。
一方、図158(p)のタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lには、「残念」という文字表示とともに、主人公の殿様が倒れ、敵役の剣豪が勝利した様子が表示されて、その後、ハズレ図柄が停止表示される場合もある。なお、「残念」という文字表示が表示されても、最終的に大当り図柄が確定表示される逆転演出が実行される場合があってもよく、反対に、「大当り」という文字表示が表示されても、最終的にハズレ図柄が確定表示される場合があってもよい。
なお、家紋役物224Eの下降開始と、導光板ILの発光終了のタイミングは、同時であってもよいし、導光板ILの発光終了のタイミングの方が先であってもよい。また、家紋役物224Eが初期位置に到達するタイミングと、導光板ILの発光終了のタイミングは、同時であってもよいし、導光板ILの発光終了のタイミングの方が先であってもよい。また、導光板ILの発光終了のタイミングと、荒野からエフェクトタイプに背景画像が切り替わるタイミングは、同時であってもよいし、背景画像の切替タイミングの方が早くてもよい。さらに、八代役物224Faと将軍役物224Fbの揺動動作は、背景画像が切り替わるタイミングで終了してもよいし、家紋役物224Eが下降を開始したタイミングで終了してもよいし、家紋役物224Eが初期位置に到達したタイミングで終了してもよいし、導光板ILの発光終了タイミングで終了してもよい。また、八代役物224Faと将軍役物224Fbのレインボー発光態様での発光終了についても同様であるし、第二のチャンスボタン137のレインボー発光態様での発光終了についても同様である。
また、図158(i)から振動を開始した第一のチャンスボタン136は、操作(押下)されても振動を継続するが、操作された時点で振動を中止してもよい。ただし、この場合であっても、他の演出に何ら影響を及ぼさない。また、第一のチャンスボタン136は、第一のチャンスボタン136が、通常操作態様(短押し)ではなく、長押しあるいは連打といった特殊操作態様で操作された時点で振動を中止してもよい。また、第一のチャンスボタン136の振動は、もう一度第二のチャンスボタン137が操作されると終了してもよく、あるいは、背景画像が切り替わるタイミングで終了してもよいし、家紋役物224Eが下降を開始したタイミングで終了してもよいし、家紋役物224Eが初期位置に到達したタイミングで終了してもよいし、導光板ILの発光終了タイミングで終了してもよい。さらに、第一のチャンスボタン136は、振動を終了すると、レインボー発光態様での発光も終了するようにしてもよいし、反対に、振動は終了してもレインボー発光態様での発光は継続するようにしてもよい。また、第一のチャンスボタン136がレインボー発光態様での発光を終了すると、第二のチャンスボタン137も、レインボー発光態様での発光を終了するようにしてもよいし、反対に、第二のチャンスボタン137では、レインボー発光態様での発光を継続するようにしてもよい。
以上説明した図158に示す例では、第一のチャンスボタン136が第二の操作手段の一例に相当し、第二のチャンスボタン137が第一の操作手段の一例に相当に相当する。また、第一のチャンスボタン136の赤色発光態様は第一の態様に相当し、レインボー発光態様は第二の態様に相当する。また、第二のチャンスボタン137(第一の操作手段)の操作に応じて開始される図158(l)〜図158(o)の演出が第一の演出の一例に相当する。図158(l)〜図158(o)の演出は、現在行われている図柄変動に関する予告演出であり、より具体的にはいわゆるジャッジ演出の一例に相当する。図158に示す例では、図158(d)〜同図(f)も、スーパーリーチに発展するか否かのジャッジ演出であり、図158(l)〜図158(o)の演出は、ジャッジ演出の中でも最終ジャッジ演出(大当りするか否かの最終的なジャッジ演出)といえる。このジャッジ演出(第一の演出)は、より厳密には、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nにおける背景画像が荒野からエフェクトタイプに切り替わった時点、若しくはその直前で開始され、荒野に戻った時点若しくはその直前で終了する演出であると見ることができる。あるいは、初期位置にあった家紋役物224Eが上昇を開始した時点で第一の演出が開始されたと見てもよく、その家紋役物224Eが上昇位置に到達した時点で第一の演出が開始されたと見てもよく、導光板ILが発光を開始した時点で第一の演出が開始されたと見てもよく、第一のチャンスボタン136が振動を開始した時点で第一の演出が開始されたと見てもよい。また、図158(p)に示すジャッジ結果が表示された時点がジャッジ演出(第一の演出)の終了と見てもよいし、図158(q)に示すように、縮小表示されていた第1装飾図柄の表示が元も大きさに戻った時点がジャッジ演出(第一の演出)の終了と見てもよいし、図158(r)に示す確定表示の直前までがジャッジ演出(第一の演出)と見ることもできる。なお、ジャッジ演出(第一の演出)として図158(r)に示す確定表示を含める場合があってもよい。また、家紋役物224Eが第一の演出手段の一例に相当し、初期位置(第一の位置)から移動位置である上昇位置(第二の位置)への移動、あるいは、初期位置(第一の位置)から上昇位置(第二の位置)を経て初期位置に戻る往復動作が第一の演出動作の一例に相当する。また、合体役物224L,224Rは、第二の演出手段の一例に相当し、初期位置(第一の位置)から、家紋役物224Eに合体する合体位置(第二の位置)への移動、あるいは、初期位置(第一の位置)から合体位置(第二の位置)を経て初期位置に戻る往復動作が、第二の演出動作の一例に相当する。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの上に配置された八代役物224Faと将軍役物224Fbは、第三の演出手段の一例に相当し、揺動動作が第三の演出動作の一例に相当する。
また、図158(l)〜同図(p)の間で、振動している第一のチャンスボタン136を操作しても、図158(f)に示すクライマックス演出は開始されず、図158(l)で開始されたジャッジ演出が継続される。すなわち、図158(l)で開始されたジャッジ演出(第一の演出)は、第一のチャンスボタン136(第二の操作手段)の操作系予告演出ではない。また、図158(l)で開始されたジャッジ演出(第一の演出)は、第一のチャンスボタン136を操作することを促す報知を含まない演出であり、第一のチャンスボタン136を操作した結果に関する報知も含まない演出であり、第一のチャンスボタン136の操作状況によって変化する報知を含まない演出でもあり、第一のチャンスボタン136の操作に関する報知を含まない演出でもあり、第一のチャンスボタン136を操作した場合と操作しない場合とで何ら変わることのない演出でもあり、第一のチャンスボタン136を操作しても何も変化しない(何もおこらない)演出でもあり、第一のチャンスボタン136の操作が、副制御部(400,500)側に、受け付けられなかったり、無視されたり、あるいは副制御部(400,500)側で無効にされてしまう演出でもある。
また、図158(l)で開始されたジャッジ演出(第一の演出)は、第二のチャンスボタン137(第一の操作手段)についても、第一のチャンスボタン136(第二の操作手段)と同じである。すなわち、第二のチャンスボタン137(第一の操作手段)を操作することを促す報知を含まない演出であり、第二のチャンスボタン137を操作した結果に関する報知を含まない演出であり、第二のチャンスボタン137の操作状況によって変化する報知を含まない演出でもあり、第二のチャンスボタン137の操作に関する報知を含まない演出でもあり、第二のチャンスボタン137を操作した場合と操作しない場合とで何ら変わることのない演出でもあり、第二のチャンスボタン137を操作しても何も変化しない(何もおこらない)演出でもあり、第二のチャンスボタン137の操作が、副制御部(400,500)側に、受け付けられなかったり、無視されたり、あるいは副制御部(400,500)側で無効にされてしまう演出でもある。ただし、第二のチャンスボタン137(第一の操作手段)については、以上説明したこととは正反対であってもよい。このように正反対の場合には、振動している第一のチャンスボタン136(第二の操作手段)を操作しても何も起こらないが、振動していない第二のチャンスボタン137(第一の操作手段)を操作すると、何かが起こる(演出に変化が生じる)ことから、隠し演出となって、上級者に特に喜ばれる場合がある。また、前回操作した操作手段と同じ操作手段を繰り返し操作すると隠し演出が発動するといった一応の法則性があることから、初級者でも、操作手段の操作を試してみる楽しみがあり、遊技の興趣が向上する場合がある。
なお、図158(i)で第二のチャンスボタン137のボタン演出が開始され、操作有効期間内に第二のチャンスボタン137を操作しなかった場合であっても、ジャッジ演出(第一の演出)は開始される。すなわち、第二のチャンスボタン137を操作有効期間内に操作してもしなくても、ジャッジ演出(第一の演出)は開始される。ここで、第二のチャンスボタン137が操作有効期間内に操作された場合と、されなかった場合とで、ジャッジ演出(第一の演出)の内容を変えてもよいが、操作されてもされなくても全く同じ内容(例えば、同じアニメーションが表示される)であってもよい。
図158の演出によれば、図158(l)から開始される最終ジャッジ演出に関係のない第一のチャンスボタン136が、図158(l)〜同図(p)にわたって振動し続けることで、その第一のチャンスボタン136、引いてはその第一のチャンスボタン136が操作されることで開始される演出に対しても、遊技者に注目させたり、遊技者の興味を引きつけることができる場合がある。この結果、遊技者は、第一のチャンスボタン136を操作する演出を体験してみたくなり、遊技の継続意欲を促進させることがでる場合がある。
また、最終ジャッジ演出においては、各種の役物224E,224Fa,224Fbが動作することで、雰囲気を盛り上げることができ、最後のジャッジへの期待度を高めることができる。また、それらの役物の中に、第一のチャンスボタン136を操作すると動作を開始する役物(ここでは家紋役物224E)が含まれている場合には、遊技者は、第一のチャンスボタン136を操作する演出をより一層体験してみたくなる場合がある。
さらに、第一のチャンスボタン136は、演出とは無関係に振動するため、振動していても気付かれない場合があるかもしれないが、第一のチャンスボタン136がそれまでとは異なる発光態様であるレインボー発光態様で発光することで、第一のチャンスボタン136の振動に気付きやすくすることができる場合もある。さらに、ここではレインボー発光態様を例にあげたが、発光態様はこれに限定されず、レインボー発光態様から点滅発光に変化してもよいし、最初から点滅発光であってもよい。点滅発光によって、第一のチャンスボタン136の振動により気付きやすくすることができる場合もある。
図159は、設定操作を説明するための図である。
図159(a)は、図158(e)の状態と同じ状態であり、スーパーリーチに発展するか否かの煽り演出が行われている。すなわち、特図の図柄変動中である。より具体的にはリーチ状態である。ここでの煽り演出は、リーチの種類を選択設定する演出設定が含まれている。図159(a)では、リーチ状態の第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nに移動し、第3装飾図柄表示装置208Nで縮小表示されている。第1装飾図柄08では、左図柄表示領域208aにAリーチの選択肢、中図柄表示領域208bにBリーチの選択肢、右図柄表示領域208cにXリーチの選択肢が表示されている。これら3つの選択肢を選択する矢印のカーソルが、「Aリーチの選択肢」→「Bリーチの選択肢」→「Xリーチの選択肢」→「Aリーチの選択肢」→・・・という順で高速で移動している。図159(a)では、「Aリーチの選択肢」のところに矢印のカーソルが表示されている。なお、各リーチの選択肢に記載された、塗りつぶされた星の数が多いほど、大当りの期待度が高くなり、Xリーチに発展すれば大当り確定である。この図159(a)でも、第一のチャンスボタン136は赤色に点灯しており、第1装飾図柄表示装置208Lには、赤色に点灯した第一のチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、第一のチャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての矢印の表示136bと、第一のチャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。有効期間内に第一のチャンスボタン136が操作(押下)されると、矢印のカーソルが、その操作のタイミングに応じたようにして停止表示される。すなわち、ここでの第一のチャンスボタン136の操作は決定操作に相当する。遊技者は、「Xリーチの選択肢」に矢印のカーソルが停止表示されることを狙って第一のチャンスボタン136を操作する。しかしながら、ここでのリーチの種類の選択設定は出来レースであって、副制御部(400,500)側で予め行われた演出抽選で決められたリーチの選択肢にしか矢印のカーソルは停止表示されない。また、有効期間内に第一のチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、演出抽選で予め決められたリーチの選択肢に矢印のカーソルが停止表示される。副制御部(400,500)側では、矢印のカーソルが停止表示される前から、実行予定のリーチ演出の設定として、そのリーチ演出のデータを読み出したり、読み出す準備が行われている場合もあるし、矢印のカーソルが停止表示された後に、実行予定のリーチ演出の設定として、そのリーチ演出のデータを読み出すことが行われる場合もある。しかしながら、いずれにしても、有効期間内に第一のチャンスボタン136が操作(押下)されると矢印のカーソルが停止表示され、見た目上は、ここで選択されたリーチの演出が設定されて開始されるように思えるので、リーチの種類の選択操作は設定操作の一種に相当する。
矢印のカーソルが停止表示されたリーチの演出は、図158(g)から開始されている剣豪リーチに代わって実行され、図158(h)〜同図(k)におけるボタン演出と同じボタン演出が開始され、第二のチャンスボタン137が操作されると、図158(l)〜図158(o)に示すジャッジ演出である予告演出(第一の演出)が実行される。
図159(A)は、スピーカ120から出力される音量の設定操作画面を示す図である。この図159(A)には、第一のチャンスボタン136と、図1等に示す十字キー181aのうちの左指示キー181aLと右指示キー181aRが示されている。図159(A)に示す第一のチャンスボタン136は、赤色に点灯している。この図159(A)に示す状態は、特図の図柄変動停止中の状態である。図159(A)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、特図1の四角形の第4図柄も特図2の丸形の第4図柄も、黒色の表示である。また、特図1の第2保留数表示として「0」が表示され、特図2の第2保留数表示としても「0」が表示されている。図159(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、デモンストレーション表示中から切り替わった音量設定画面である。例えば、デモンストレーション表示の中には、この音量設定画面に移行するための移行ボタンが用意されていて、カーソルを図1等に示す十字キー181aを使って移行ボタンまで移動し、第一のチャンスボタン136を押下すると、この音量設定画面に移行する。この音量設定画面には、「音量設定」という文字表示と、選択中の音量を5段階で表すレベル表示120Lと、「ボタンを押すと決定」という文字表示とともに、赤色に点灯した第一のチャンスボタン136を模したボタン画像136a、および第一のチャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての矢印の表示136bが表示されている。なお、音量設定時には、第一のチャンスボタン136の操作有効期間は設けられておらず、残期間メータ表示136cは表示されていない。音量設定を行う際には、左指示キー181aLを1回押下すると、音量が、レベル表示120Lにおける1レベル分下がり、右指示キー181aRを1回押下すると、音量が、レベル表示120Lにおける1レベル分上がる。すなわち、レベル表示120Lは、現在選択されている音量レベルの選択肢を表示する表示に相当する。ここでの左指示キー181aLや右指示キー181aRの操作は選択操作に相当する。そして、第一のチャンスボタン136を押下すると、押下した時のレベル表示120Lによって表示されていたレベルの音量に設定される。すなわち、ここでの第一のチャンスボタン136の操作も決定操作に相当する。
以上説明した音量設定のための操作は、設定操作の一例に相当する。なお、ここでは、特図の図柄変動停止中における音量設定操作であったが、音量設定操作を、特図の図柄変動表示中でも行えるようにしてもよいし、反対に特図の図柄変動表示中には禁止や規制してもよい。
図159(あ)は、スピーカ120から出力される楽曲の設定操作画面を示す図である。この図159(あ)には、赤色に点灯している第一のチャンスボタン136が示されている。図159(あ)に示す状態は、大当り遊技中の状態である。すなわち、特図の図柄変動停止中の状態でもある。図159(あ)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、「大当り中」といった文字表示が表示されている。図159(あ)に示す状態は、より具体的には、大当り遊技開始前(1ラウンド開始前)の状態であったり、ラウンド間インターバルの状態であったりする。なお、ラウンド消化中であれば、消化中のラウンド数が表示される。図159(あ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、「楽曲選択」という文字表示と、選択可能な選択肢としての、「01:曲A」の表示と、「02:曲B」の表示と、「03:曲C」の表示が表示され、第一のチャンスボタン136を一回操作すると下方に移動する矢印のカーソルが、「01:曲A」の表示に合わされている。なお、この矢印のカーソルが「03:曲C」の表示に合わされた状態で第一のチャンスボタン136が一回操作されると、矢印のカーソルは「01:曲A」の表示に移動する。さらに、図159(あ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、「ボタンを押すとカーソル移動」という文字表示とともに、赤色に点灯した第一のチャンスボタン136を模したボタン画像136a、および第一のチャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての矢印の表示136bが表示されている。ここでの第一のチャンスボタン136の操作は選択操作に相当する。一方、図159(あ)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、「あと5秒」という選択残り時間が表示されている。ここでの楽曲の設定操作では、選択時間が予め決められており、選択時間の残り時間が0秒になった時点で矢印のカーソルが合わされていた楽曲に設定され、大当り遊技中にスピーカ120から設定された楽曲が出力される。なお、第一のチャンスボタン136を一回も押下しないと、矢印のカーソルは「01:曲A」の表示に合ったままになり、曲Aが設定される。
以上説明した楽曲選択のための操作は、設定操作の一例に相当する。なお、ここでは、大当り遊技中における楽曲の設定操作であったが、楽曲の設定操作を、デモンストレーション表示中や特図の図柄変動表示中にも行えるようにしてもよいし、反対に、特図の図柄変動表示中には禁止や規制してもよい。また、楽曲に歌詞がついている場合には、表示手段に歌詞を表示させるか否かの設定も、第一のチャンスボタン136を用いて行えるようにしてもよい。
なお、設定操作としては、この他にも例えば、第一のチャンスボタン136に内蔵された発光体や第二のチャンスボタン137に内蔵された発光体の光量や輝度の設定操作、その他の発光手段の光量や輝度の設定操作、オリジナルモードの設定操作等があげられる。
以上説明したように、図158(l)から開始される最終ジャッジ演出において振動する第一のチャンスボタン136は、各種の設定操作に用いられている操作手段であり、その操作手段が、演出(ここでは最終ジャッジ演出)とは無関係に振動することで、各種の設定を促しているように思える場合もあり、遊技者に、その後の各種の設定操作に注意や興味を与えたり、示唆することもできる。例えば、図158(r)から続く大当り遊技において、図159(あ)に示すように楽曲選択が行えることを示唆することもできるし、楽曲選択の促進にもつながる場合がある。
図160は、第二のチャンスボタン137に関するアイコンが表示される演出例を段階的に示す図である。
図160(a)の状態は、図158(b)の状態と同じであり、特図1の図柄変動表示が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lには、3つの保留アイコンh11〜h13が表示されるとともに、変動アイコンh0の表示も開始されている。また、図160(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンをストックするために必要なパーツの数を示す「+1」の表示のパーツアイコンp1が出現している。第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンは、第二のチャンスボタン137のボタン演出が開始されることを予告するアイコンであって、第二のチャンスボタン137を模したアイコンになる。一方、パーツアイコンp1は、あらゆるタイミングで出現するアイコンである。例えば、演出抽選に当選すると出現したり、特図の図柄変動の回数に応じて出現したり、経過時間に応じて出現したりする。なお、パーツアイコンp1は、球のようなアイコン形状でもよい。また、パーツアイコンp1の色や「×2」や「×2」の文字によって、2パーツや3パーツを表すものであってもよい。
図160(a)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでは、「城下町」と表示されたステージ名表示部ST1の上には、第二のチャンスボタン137の形状を模した第2ボタンメーター137mが表示されている。この第2ボタンメーター137mは、図156を用いて説明したボタンメーター136mと同様に、4つのパーツによって構成されており、上述したパーツアイコンp1が出現することにより、パーツが貯まる。図160(a)に示すタイミングでは、パーツはまだ1つも貯まっていない。第2ボタンメーター137mの上方には、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンの残り消化可能回数(すなわち、ストック数)が表示されており、図160(a)に示されるタイミングでは、「あと0回」と表示されており、消化可能な第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンが存在しないことを報知している。なお、第2ボタンメーター137mは、第2装飾図柄表示装置208Mに常に表示されているものであってもよいし、表示しない場合があってもよい。
図160(b)では、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていたパーツアイコンp1が消去されるとともに、第2ボタンメーター137mのパーツが1つ貯まる。第2ボタンメーター137mの表示では、パーツが貯まった部分は赤色に点灯する。
図160(c)では、第2ボタンメーター137mのパーツが3つまで貯まり、あと1つ貯まると満タンになる状態である。上述したパーツアイコンp1は色々な場所に出現し、図160(a)に示すように背景表示の所に出現する場合もあれば、チュートリアル表示部TT1に出現する場合もあれば、セリフ予告表示が行われていれば、そのセリフ予告表示の中に出現する場合もある。図160(c)は、チュートリアル表示部TT1にパーツアイコンp1が出現した様子が示されている。
なお、満タンまであと1つの状態になると、チュートリアル表示部TT1でその旨を報知してもよいし、満タンまでのパーツ数をチュートリアル表示部TT1に常に表示しておいてもよいし、タイミング良くチュートリアル風に一時的に表示してもよい。例えば、1つ貯まった直後に「その調子であと○パーツ貯めてみましょう」と一時的に表示してもよい。
図160(d)には、第2ボタンメーター137mが満タンになった様子が示されており、それに続く同図(e)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでは、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示が「あと1回」になり、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンが1つストックされたことが報知されるとともに、第2ボタンメーター137mが、1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化している。
その後、図160(f)に示すように、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nの背景画像が、これまでの城下町から荒野に変化し、第1装飾図柄表示装置208Lでは主人公の殿様と敵役の剣豪とが対峙する場面が表示され、第2装飾図柄表示装置208Mのステージ名表示部ST1には「剣豪リーチ」と表示されている。この図160(f)の状態は、図158(h)の状態と同じであり、殿様と剣豪との間に、ボタン演出となるインアニメIAが表示されている。図160(f)の状態では、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンが1つストックされているため、インアニメIAの閃光表示の中に、第二のチャンスボタン137の画像が表示されることは確定していることになる。この図160(f)では、第2装飾図柄表示装置208Mでも、第2ボタンメーター137m全部を覆うように閃光表示が表示され、その閃光表示の中から、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたインアニメIAの閃光表示の中に移動し、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iが消化されて、第二のチャンスボタン137のボタン演出が開始される。すなわち、図160(g)では、図158(i)と同様に、第1装飾図柄表示装置208Lに、赤色に点灯している第二のチャンスボタン137を模したボタン画像137aと、第二のチャンスボタン137の操作(押下)を促す促進表示としてのPUSHの文字表示と、第二のチャンスボタン137の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示137cとの3つがワンセットになって表示されている。また、これまで白色に点灯していた第二のチャンスボタン137は、ボタン演出が開始されると同時に、赤色の点灯に切り替わっている。以降は、図158(j)以降の演出と同様な演出が実行される。すなわち、第2ボタンメーター137mの操作手段(ここでは第二のチャンスボタン137)が操作されると、図158(l)〜図158(o)に示すジャッジ演出と同じ予告演出(第一の演出)が実行され、他の操作手段(ここでは第一のチャンスボタン136)が振動を開始する。なお、図160(f)に示された第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iは、赤色に点灯している表示態様である。
以上説明した演出例では、第2ボタンメーター137mが満タンにならないと、予告演出(第一の演出)が実行されないことになるが、まず、その第2ボタンメーター137mを用いて第二のチャンスボタン137(第一の操作手段)に着目させておき、第二のチャンスボタン137が操作されることで予告演出(第一の演出)が開始され、さらに、予告演出(第一の演出)によって他の操作手段(ここでは第二の操作手段に相当する第一のチャンスボタン136)に着目させることができる場合がある。
なお、パーツアイコンp1として「+8」の表示のアイコンがあってもよい。この「+8」の表示のアイコンは、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンの2つ分に相当する。また、図160(c)に示す、第2ボタンメーター137mが、あと1つ貯まると満タンになる状態で、パーツアイコンp1として「+3」の表示のアイコンが出現する場合があってもよい。この場合には、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンが1つストックされ、第2ボタンメーター137mのパーツは2つまで貯まるが、満タンを越えた分(ここでは2つ分のパーツ)は無効にしてもよい。
また、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示が「あと0回」の状態で、第2ボタンメーター137mが満タンになると、その表示が「あと1回」に変化するが、この表示に代えて、第二のチャンスボタン137のボタン演出が発動するまでのタイマ演出(発動までの残時間のカウントダウン演出)の表示を表示するようにしてもよい。あるいは、残り消化可能回数の表示とともにタイマ演出の表示を表示するようにしてもよい。さらに、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンが複数個ストックされた場合には、上記タイマ演出の表示が複数表示されることになる。
さらに、第2装飾図柄表示装置208Mに、第2ボタンメーター137mとともに、図156を用いて説明したボタンメーター136mも表示されるようにしてもよい。
図160(d’)の状態は、図160(d)の状態と同じく、第2ボタンメーター137mが満タンになった状態である。この図160(d’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおけるユーザーインタフェイス(UI)部は、図155〜図157に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおけるユーザーインタフェイス(UI)部と同じようなUI部である。すなわち、図160(d’)におけるUI部は、変動アイコンh0の大きさと完全に一致した変動アイコン表示領域208eと、4つに区切られた保留アイコン表示領域208fと、第1チュートリアル表示部TTRと、第2チュートリアル表示部TTLが一体になったものである。この図160(d’)に示す、第1チュートリアル表示部TTRにも第2チュートリアル表示部TTLにも、何も表示されていないが、現在のステージ名や、演出についての説明等が表示されている場合がある。また、図160(d’)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示は表示されていない。
図160(d’)に続く同図(e’)では、第2装飾図柄表示装置208Mに第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iが出現し、そのボタン予告アイコン137Iが、第2チュートリアル表示部TTLに移動し、その第2チュートリアル表示部TTLに表示されている。第2チュートリアル表示部TTLには「STOCK」という文字表示が第2チュートリアル表示部TTLからはみ出すようにして表示され、第2チュートリアル表示部TTLがストック領域になったことを報知している。すなわち、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iは、アイコンの表示態様のまま第2チュートリアル表示部TTLにストック表示されている。
その後、図158を用いて説明した剣豪リーチが開始される。剣豪リーチが開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部全体が非表示なる。図160(f’)は、剣豪リーチが開始された直後の様子を示す図である。すなわち、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nの背景画像が、城下町から荒野に切り替わった直後の様子が示されている。図160(f’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2チュートリアル表示部TTLにストック表示されていた第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iが表示されていた位置に、UI部全体が非表示なると同時に閃光表示が表示されている。また、殿様と剣豪との間に、ボタン演出となるインアニメIAが表示されている。図160(f’)では、ボタン予告アイコン137Iが表示されていた位置に表示された閃光表示から、インアニメIAの閃光表示に向けて第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iが移動している。
図160(f’)に続く同図(g’)では、インアニメIAの閃光表示の中で、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iが消化され、第二のチャンスボタン137のボタン演出が開始される。
以上説明した図160では、第二のチャンスボタン137に関するアイコンとしては、第二のチャンスボタン137のボタン予告アイコン137Iがあげられる。また、第2ボタンメーター137mもあげられる。このボタン予告アイコン137Iは、第二のチャンスボタン137のボタン演出が開始されることを予告するアイコンであり、第2ボタンメーター137mも、満タンになればボタン予告アイコン137Iが出現することから、第二のチャンスボタン137のボタン演出が開始されることを予告するアイコンであるといえる。また、ボタン予告アイコン137Iにしても第2ボタンメーター137mにしても、図158(l)〜図158(o)に示すジャッジ演出(第一の演出)が開始する前に表示されるアイコンである。
このように、図158(l)から開始される最終ジャッジ演出の前から、その最終ジャッジ演出において振動する第一のチャンスボタン136を、アイコンとして表示しておくことで、第一のチャンスボタン136への遊技者の意識を高めることができ、その後、第一のチャンスボタン136が振動していることに気付きやすくすることができる。特に、第一のチャンスボタン136は、演出とは無関係に振動するため、振動していても気付かれない場合があるかもしれないため、事前のアイコン表示は有効である。
図161は、第一のチャンスボタン136に関するアイコンが表示される演出例を段階的に示す図である。
図161に示す演出例は、図160に示す演出例における、、第二のチャンスボタン137に関するアイコンが、第一のチャンスボタン136に関するアイコンに変更された演出例に相当する。以下、図160に示す演出例との相違点を中心に説明する。
図161(a)の状態も、図160(a)の状態と同じく、図158(b)の状態と同じであり、特図1の図柄変動中である。また、図161(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画像のもと、パーツアイコンp2が出現している。図161(a)に示すパーツアイコンp2は、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコンをストックするために必要なパーツの数を示す「+1」の表示のアイコンに相当する。第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコンは、第一チャンスボタン136のボタン演出が開始されることを予告するアイコンであって、第一のチャンスボタン136を模したアイコンになる。なお、このパーツアイコンp2も、先のパーツアイコンp1と同じく、あらゆるタイミングで出現するアイコンである。また、パーツアイコンp2も、先のパーツアイコンp1と同様、様々な別の態様(例えば、色や「×2」等)で表示されてもよい。
図161(a)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、第一のチャンスボタン136の形状を模した、丸形の第1ボタンメーター136m’と、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコンの残り消化可能回数(すなわち、ストック数)が表示されている。この第1ボタンメーター136m’も、4つのパーツによって構成されており、上述したパーツアイコンp2が出現することにより、パーツが貯まる。図161(a)に示すタイミングでは、第1ボタンメーター136m’にパーツはまだ1つも貯まっておらず、ストック数も「あと0回」と表示されており、消化可能な第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコンが存在しないことが報知されている。
図161(b)では、パーツアイコンp2が消去されるとともに、第1ボタンメーター136m’のパーツが1つ貯まる。第1ボタンメーター136m’の表示では、パーツが貯まった部分は赤色に点灯する。
図161(c)には、第1ボタンメーター136m’のパーツが3つまで貯まり、チュートリアル表示部TT1に、残り1つ分に相当するパーツアイコンp1が出現した様子が示されている。
図161(d)には、第1ボタンメーター136m’が満タンになった様子が示されており、それに続く同図(e)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでは、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコンの残り消化可能回数の表示が「あと1回」になり、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコンが1つストックされたことが報知されるとともに、第1ボタンメーター136m’が、1つもパーツが貯まっていない表示態様に変化している。
その後、図161(f)でも、リーチ状態にならずに特図1の図柄変動は継続し、第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nには、依然として城下町の背景画像が表示されている。図160に示す例では、ボタン演出はスーパーリーチ演出の一環として行われていたが、この例では、リーチ状態にならずとも、第一チャンスボタン136のボタン演出が開始される。ボタン演出は、ボタン予告アイコンが1つストックされるとすぐに開始されてもよいし、ストックしてから所定時間経過後に開始されてもよい。あるいは、図柄変動表示開始から所定時間経過後に開始されてもよい。図161(f)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでは、第1ボタンメーター136m’全部を覆うように閃光表示が表示され、その閃光表示の中から、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコン136Iが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された閃光表示の中に移動し、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコン136Iが消化されて、第一のチャンスボタン136のボタン演出が開始される。すなわち、図161(g)では、第1装飾図柄表示装置208Lに、赤色に点灯している丸形の第一のチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、第一のチャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての矢印の表示136bと、第一のチャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。また、これまで白色に点灯していた第一のチャンスボタン136は、ボタン演出が開始されると同時に、赤色の点灯に切り替わっている。以降は、図158(e)以降の演出と同様な演出が実行される。
以上説明した図161では、第一のチャンスボタン136に関するアイコンとしては、第一のチャンスボタン136のボタン予告アイコン136Iがあげられる。また、第1ボタンメーター136mもあげられる。
図162は、図63に示すスロットマシンにおける第一の操作手段と第二の操作手段を用いた演出の例を段階的に示す図である。
ここでは、第一の操作手段を円形の操作ボタンとして示し、第二の操作手段を横長の角丸長方形の操作ボタンとして示しているが、例えば、円形の操作ボタンは、図63に示す操作キーユニット181のOKボタン181bに相当し、横長の角丸長方形の操作ボタンは、図63に示す演出ボタン1091に相当する。以下、第一の操作手段181b、第二の操作手段1091とする。また、図162には、図63を用いて説明した液晶表示装置1057と、図63に示すスタートレバー1035も示されている。
図162(a)では、液晶表示装置1057を含む演出手段で演出が実行されている状態で、第二の操作手段1091が操作(押下)される。すると、予告演出の一種であるジャッジ演出が開始され、図162(b)に示すように、液晶表示装置1057にはジャッジ結果である「WIN」という文字表示がなされ、第一の操作手段181bと第二の操作手段1091の両方の操作手段が振動を開始する。
その後、図162(c)に示すように、ボーナス遊技や、操作順序示唆演出が実行されるAT(アシストタイム)遊技の実行が確定したことを報知する「RUSH 確定」といった文字表示が液晶表示装置1057に表示される。この文字表示が表示されても、第一の操作手段181bと第二の操作手段1091の操作手段はいずれも振動を継続している。
やがて、第一の操作手段181bの振動は停止し、第二の操作手段1091の振動も停止する。両者の振動の停止タイミングは、同時であってもよいし、ずれていてもよい。図162(d)には、振動を停止した第一の操作手段181bと、同じく振動を停止した第二の操作手段1091が示されている。また、この図162(d)に示す液晶表示装置1057には、依然として「RUSH 確定」といった文字表示が表示されている。この文字表示は、次遊技を開始する操作(例えば、スタートレバー1035や図63に示すベットボタン1030乃至1032の操作)が行われるまで表示され続ける。
図162(e)では、スタートレバー1035が操作され、図162(e)に続く同図(f)に示す液晶表示装置1057では、「RUSH 確定」の文字表示は消え、異なる表示(ここでは、「RUSH 開始」の文字表示)の表示が開始されている。
なお、以上説明した図158〜図162の演出には、特に矛盾が生じない限り、図125〜図157にのみ含まれていた種々の演出を組み合わせることができる。これまでの説明を総合すると、第一の演出(例えば、予告演出)とは無関係に振動する第二の操作手段(例えば、第一のチャンスボタン136)は、その第一の演出の開始前に事前振動を行ってもよいし、行わなくてもよい。また、第一の操作手段(例えば、第二のチャンスボタン137)が、その第一の演出の開始前に事前振動を行ってもよいし、行わなくてもよい。さらに、その第一の操作手段(例えば、第二のチャンスボタン137)は、第一の演出において、第一の演出とは無関係に振動してもよい。あるいは、第一の操作手段は、第一の演出における演出動作として振動してもよい。この場合には、振動する第二の操作手段(例えば、第一のチャンスボタン136)を操作しても、液晶表示装置等に表示された演出表示は何も変わらず、その他の演出動作も生じないが、振動する第一の操作手段(例えば、第二のチャンスボタン137)を操作すると、液晶表示装置等に表示された演出表示が操作に応じた表示に変化したり、その他の演出動作が操作に応じて新たに発生したりする。
以上では、
『 第一の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第二のチャンスボタン137、図21等に示す透過部(ガラスボタン)191、図161に示すOKボタン181b、あるいは十字キー181aやキャンセルボタン181c等]と、
第二の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第一のチャンスボタン136(チャンスボタン136)、図161に示す演出ボタン1091等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の操作手段は、第二の発光手段[例えば、フルカラーで発光することができるLED等の発光体]を含む手段であり、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出[例えば、図158(l)〜同図(o)に示すジャッジ演出や、図24(m)〜同図(q),図25(m)〜同図(q),図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始し、
前記第一の演出において、前記第二の発光手段[例えば、図158に示す第一のチャンスボタン136]が第二の態様[例えば、レインボー発光態様]で発光し[例えば、図158(l)〜同図(o)]、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する[例えば、図158(l)〜同図(o)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)等であって、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動する]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
前記第二の操作手段は、操作によって動作する部分に前記第二の発光手段が設けられたものであってもよい。例えば、押下操作によって押し下げられる部分に前記第二の発光手段が設けられ、該第二の発光手段も一緒に押し下げられるものであってもよいし、傾倒操作よって傾く部分に前記第二の発光手段が設けられ、該第二の発光手段も一緒に傾くものであってもよい。また反対に、前記第二の操作手段は、操作によって動作する部分とは別の箇所に前記第二の発光手段が設けられたものであってもよい。例えば、押下操作によって押し下げられる部分のさらに下に前記第二の発光手段が設けられ、該第二の発光手段は押下操作されても位置が変化しないものであってもよい。いずれの場合であっても、前記第二の発光手段が発光したことは視認可能である。より具体的には、前記第二の発光手段は、前記第二の操作手段の操作面に覆われたものであってもよいし、前記第二の操作手段の操作面の裏側に設けられたものであってもよい。これらの場合には、前記第二の発光手段が発光したことは、前記操作面から視認可能である。また、前記第二の発光手段は、前記第二の操作手段の操作面の周囲に設けられたものであってもよい。さらに、前記第二の操作手段は、前記第二の操作手段が設けられた位置とは別の位置に設けられたものであってもよい。ただし、いずれの場合であっても、前記第二の発光手段は、前記第二の操作手段の操作に応じて発光する場合がある発光手段である。
前記第二の発光手段は、前記第一の演出とは異なる一又は複数の演出でも前記第二の態様で発光する場合があってもよいし、該第一の演出に限って該第二の態様で発光する場合がある発光手段であってもよい。すなわち、前記第二の態様は、前記第一の演出の専用態様であってもよいし、専用態様でなくてもよい。
前記第一の演出において、前記第二の発光手段の発光開始よりも前記第二の操作手段の振動開始の方が早くてもよいし、遅くてもよいし、あるいは両者は同時であってもよい。また、前記第一の演出において、前記第二の発光手段の発光終了よりも前記第二の操作手段の振動終了の方が早くてもよいし、遅くてもよいし、あるいは両者は同時であってもよい。さらに、前記第一の演出における、前記第二の発光手段の発光開始と前記第二の操作手段の振動開始のタイミングの関係や、前記第二の発光手段の発光終了と前記第二の操作手段の振動終了のタイミングの関係は、常に不変的な関係であってもよいし、場合によっては一方が早くなったり遅くなったりして変化する関係であってもよい。
ここでは、前記第一の演出において、前記第二の発光手段の発光について記載しているが、第二の発光手段の上位概念である演出手段の演出であってもよい。例えば、可動手段による動作(落下や回転等)や、第二の発光手段の回転であってもよい。
前記第一の演出の開始前に大当りになることを報知する構成であってもよい。この場合には、該第一の演出の開始前に前記第二の発光手段が前記第二の態様(例えば、七色に発光変化する態様(いわゆるレインボー発光態様)で発光してもよい。
前記第一の演出において、前記第二の発光手段が第二の態様で発光しない場合があってもよいし、該第二の態様で必ず発光してもよい。
さらに、前記第二の操作手段は、複数の操作手段(例えば、十字キーと決定ボタン)からなるものであってもよいし、一つの操作手段からなるものであってもよい(以下、同じ)。前者の場合には、複数の操作手段のうちの一部の操作手段のみが振動する構成であってもよいし、全部の操作手段が振動する構成であってもよい(以下、同じ)。
前記第一の演出は、演出表示および/または演出音(例えば、効果音やフレーズや楽曲等)の出力が含まれる場合があったり、必ず含まれていてもよいし、含まれてはいないが、演出表示および/または上記演出音の出力が、該第一の演出に付随して行われる場合があったり、必ず行われるものであってもよい(以下、同じ)。すなわち、前記第一の演出の一例として、演出表示、演出音の出力を列挙することができるが、前記第一の演出としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたものであってもよいし、あるいは上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい(以下、同じ)。
前記第二の操作手段は、前記第二の発光手段のみを含む手段であってもよいし、該第二の発光手段以外のもの(例えば、送風手段や噴霧手段等)も含む手段であってもよい(以下、同じ)。
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始しない場合があってもよいし、必ず開始してもよい(以下、同じ)。
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動しない場合があってもよいし、必ず振動してもよい(以下、同じ)。
前記第一の操作手段は、振動可能なものであっても、振動不能なものであってもよい(以下、同じ)。また、前記第一の操作手段は、前記第二の操作手段が振動している状態で、振動するものであってもよいし、振動しないものであってもよい(以下、同じ)。前記第二の操作手段は第二の振動手段が設けられた手段であり、前記第一の操作手段は、前記第二の操作手段が振動している状態で振動する場合には、該第二の振動手段の振動が該第一の操作手段に伝わり該第一の操作手段も合わせて振動する態様であってもよいし、前記第一の操作手段は、該第二の振動手段とは別の第一の振動手段が設けられた手段であり、該第一の振動手段が振動することで該第一の操作手段も振動する態様であってもよい(以下、同じ)。また、反対に、前記第一の操作手段は、前記第二の操作手段が振動している状態で振動しない場合には、該第二の操作手段の振動が該第一の操作手段に伝わらずに該第一の操作手段は振動しない態様であってもよい(以下、同じ)。この場合に、前記第一の操作手段に振動手段が設けられていなくてもよく、前記第一の操作手段に前記第一の振動手段が設けられていれば、該第一の振動手段が振動しないことになる(以下、同じ)。以上をまとめると、振動手段は、一つしか設けられていない態様であってもよく、操作手段ごとに設けられている態様であってもよい(以下、同じ)。
第一の演出は、前記第一の操作手段の操作に応じて開始される演出であるが、該第一の操作手段が操作されなくても開始条件が成立すると(例えば、第一の時間が経過すると)、必ず開始される演出であってもよいし、開始される場合がある演出であってもよく、該第一の操作手段が操作された場合と、該第一の操作手段が操作されなかった場合とで、該第一の演出の内容を変えてもよいし、全く同じ内容の演出(操作の有無によって変わらない演出)であってもよい(以下、同じ)。あるいは反対に、該第一の操作手段が操作されなかった場合には、第一の演出が開始されなくてもよい(以下、同じ)。
また、
『 前記第一の操作手段[例えば、図158に示す第二のチャンスボタン137]は、第一の発光手段[例えば、フルカラーで発光することができるLED等の発光体]を含む手段であり、
前記第一の発光手段は、前記第一の操作手段の操作に応じて発光する場合がある[例えば、図158(l)〜同図(r)]手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の演出は、前記第一の発光手段が発光する場合がある演出であってもよいし、必ず発光する演出であってもよいし、発光しない演出であってもよい。
前記第一の操作手段は、前記第一の発光手段のみを含む手段であってもよいし、該第一の発光手段以外のもの(例えば、送風手段や噴霧手段等)も含む手段であってもよい。
また、
『 前記第二の発光手段[例えば、図158に示す第一のチャンスボタン136]は、前記第一の演出とは異なる一の演出[例えば、図158(d)〜同図(f)の煽り演出]において、第一の態様[例えば、赤色発光態様]で発光[例えば、図158(d)〜同図(e)で発光]する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記一の演出として、複数種類の演出が用意されていてもよい。また、前記第二の発光手段は、前記第二の演出において、前記第一の態様で発光する場合があってもよい。
前記第二の発光手段は、前記第一の演出においても、前記第一の態様で発光する場合があってもよい。
また、以上では、
『 第一の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第二のチャンスボタン137、図21等に示す透過部(ガラスボタン)191、図161に示すOKボタン181b、あるいは十字キー181aやキャンセルボタン181c等]と、
第二の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第一のチャンスボタン136(チャンスボタン136)、図161に示す演出ボタン1091等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の操作手段[例えば、図158に示す第一のチャンスボタン136]は、一の設定操作[例えば、図159(a)を用いて説明したリーチの種類の選択設定操作、図159(A)を用いて説明した音量設定操作、図159(あ)を用いて説明した楽曲設定操作等]に用いられる場合がある手段であり、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出[例えば、図158(l)〜同図(o)に示すジャッジ演出や、図24(m)〜同図(q),図25(m)〜同図(q),図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始し、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する[例えば、図158(l)〜同図(o)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)等であって、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動する]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
前記第二の操作手段は、前記一の設定操作に必ず用いられる手段であってもよいし、用いられない場合がある手段であってもよい。
前記第二の操作手段は、前記一の設定操作にのみ用いられる手段であってもよいし、該一の設定操作以外の操作(例えば、演出操作)にも用いられる場合がある手段であってもよいし、該一の設定操作以外の操作に必ず用いられる手段であってもよい。
前記一の設定操作として、複数種類の設定操作が用意されていてもよい。
また、
『 前記一の設定操作とは、複数の選択肢のうちの一の選択肢に設定する際に行われる操作[例えば、図159(a)や同図(A)における決定操作であったり、あるいは図159(あ)における選択操作]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう複数の選択肢とは、アナログ的な選択肢(例えば、連続した値の選択肢)であってもよいし、デジタル的な選択肢(例えば、離散的な値の選択肢)であってもよい。
また、前記一の設定操作には、選択操作と決定操作のうちの少なくともいずれか一方が含まれる。例えば、選択については自動で行われており、決定操作を行ったタイミングで選択されていた選択肢に設定される場合であってもよく、この場合には、前記一の設定操作には、決定操作のみが含まれる。例えば、第二の操作手段の操作のみで決定されてもよい。また、選択操作を行い、決まった時間が経過すると、その経過時点で選択されていた選択肢に自動的に決定され、該選択肢に設定される場合であってもよく、この場合には、前記一の設定操作には、選択操作のみが含まれる。例えば、時間切れの場合にそのカーソル位置にあるものが決定されたり、時間切れの前に第二の操作手段を操作することで決定されたりしてもよい。また、選択操作を第一の操作態様(例えば、短押し)で行い、決定操作を第二の操作態様(例えば、長押し)で行う場合には、前記一の設定操作には、選択操作と決定操作の両方が含まれる。
前記一の設定操作の具体例として、音量設定、光量や輝度の設定、オリジナルモードの設定、楽曲設定、演出設定(例えば、リーチ態様設定)等を列挙することができる。すなわち、設定するパラメータは特に限定されず、前記一の設定操作としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたものであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
前記第二の操作手段は、第二の発光手段を含む手段であってもよく、この場合は、前記一の設定操作は、該第二の発光手段の光量や輝度の設定であってもよい。
前記一の設定操作とは、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを決定するする操作のことであってもよい。
また、
『 前記一の設定操作は、図柄の停止表示が行われている状態[例えば、デモンストレーション表示中から切り替わった状態や大当り遊技状態]で受け付けられる操作である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記一の設定操作は、図柄の停止表示が行われている状態にのみ受け付けられる操作であってもよいし、図柄の変動表示が行われている状態でも受け付けられる操作であってもよい。
前記一の設定操作は、例えば、大当り遊技中に受け付けられる操作であってもよいし、デモンストレーション表示中に受け付けられる操作であってもよい。
また、以上では、
『 第一の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第二のチャンスボタン137、図21等に示す透過部(ガラスボタン)191、図161に示すOKボタン181b、あるいは十字キー181aやキャンセルボタン181c等]と、
第二の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第一のチャンスボタン136(チャンスボタン136)、図161に示す演出ボタン1091等]と、
第一の演出手段[例えば、図158に示す、家紋役物224E、八代役物224Fa、将軍役物224Fb、導光板IL]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出[例えば、図158(l)〜同図(o)に示すジャッジ演出や、図24(m)〜同図(q),図25(m)〜同図(q),図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始し、
前記第一の演出において、前記第一の演出手段が第一の演出動作[例えば、図158(l)〜同図(n)に示す家紋役物224Eの移動動作、導光板ILの黄色発光動作、八代役物224Faと将軍役物224Fbの揺動動作等]を実行し、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する[例えば、図158(l)〜同図(o)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)等であって、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動する]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
前記第一の演出手段の一例として、可動手段、表示手段、発光手段、音出力手段等を列挙することができる。すなわち、前記第一の演出手段としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたもの(例えば、発光機能を持った可動手段や、可動機能を持った表示手段等)であってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
前記第一の演出動作の一例として、移動動作、回転動作、揺動動作、振動動作、表示動作、発光動作、点滅動作、音出力動作等を列挙することができる。すなわち、前記第一の演出動作としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたものであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
前記第二の操作手段は、前記第一の演出手段を含む手段であってもよい。すなわち、前記第一の演出手段は、前記第二の操作手段の操作面に覆われたものであってもよいし、前記第二の操作手段の操作面の裏側に設けられたものであってもよい。また、前記第一の演出手段は、前記第二の操作手段の操作面の周囲に設けられたものであってもよい。
前記第二の操作手段は、前記第一の演出手段を含む手段ではなく、該第一の演出手段は、前記第二の操作手段が設けられた位置とは別の位置(該第二の操作手段から離れた位置)に設けられたものであってもよい。例えば、前記第一の演出手段は、最も遊技者側で開閉する枠部材(前面枠扉)に設けられたものであってもよい。
前記第一の演出において、前記第一の演出動作の開始よりも前記第二の操作手段の振動開始の方が早くてもよいし、遅くてもよいし、あるいは両者は同時であってもよい。また、前記第一の演出において、前記第一の演出動作の終了よりも前記第二の操作手段の振動終了の方が早くてもよいし、遅くてもよいし、あるいは両者は同時であってもよい。さらに、前記第一の演出における、前記第一の演出動作の開始と前記第二の操作手段の振動開始のタイミングの関係や、前記第一の演出動作の終了と前記第二の操作手段の振動終了のタイミングの関係は、常に不変的な関係であってもよいし、場合によっては一方が早くなったり遅くなったりして変化する関係であってもよい。
前記第一の演出において、前記第一の演出手段が前記第一の演出動作を実行しない場合があってもよいし、必ず実行してもよい。
前記第一の演出手段は、前記第一の演出以外では前記第一の演出動作を実行しない手段であってもよいし、該第一の演出以外でも該第一の演出動作を実行する手段であってもよい。
前記第一の演出手段は、初期状態から前記第一の演出動作を開始し、該初期状態に戻って、該第一の演出動作を停止する手段であってもよい。ここにいう初期状態とは、初期位置にある状態であってもよいし、初期姿勢にある状態であってもよい。
また、
『 遊技盤[例えば、図3等に示す遊技盤200]と、
前記遊技盤を遊技者側から覆う透明な板状の透過手段[例えば、図1に示す透明板部材118あるいは導光板IL]と、
を備え、
前記第一の操作手段は、前記透過手段よりも遊技者側[例えば、前側]に設けられた手段であり、
前記第二の操作手段は、前記透過手段よりも遊技者側に設けられた手段であり、
前記第一の演出手段は、前記透過手段よりも奥側に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の演出手段は、前記遊技盤に取り付けられた手段であってもよい。
前記第一の演出手段は、前記透過手段と画像表示装置の表示面との間に設けられた手段であってもよい。
前記透過手段は、第二の演出手段(可動手段)であってもよく、さらに、発光手段(例えば、導光板)を含む手段であってもよい。
また、
『 第二の演出手段[例えば、図158(m)に示す合体役物224L,224R]を備え、
前記第二の演出手段は、第二の演出動作[例えば、合体動作やレインボー発光態様での発光動作]を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第二の演出手段の一例として、可動手段、表示手段、発光手段、音出力手段等を列挙することができる。すなわち、前記第二の演出手段としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたもの(例えば、発光機能を持った可動手段や、可動機能を持った表示手段等)であってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。なお、前記第二の演出手段は、前記第一の演出手段の種類と異なる種類の演出手段(例えば、前記第一の演出手段が可動手段である場合には、前記第二の演出手段は表示手段である)。
前記第二の演出動作の一例として、移動動作、回転動作、揺動動作、振動動作、表示動作、発光動作、点滅動作、音出力動作等を列挙することができる。すなわち、前記第二の演出動作としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたものであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。なお、前記第二の演出動作は、前記第一の演出動作の種類と異なる種類の演出動作(例えば、前記第一の演出動作が移動動作である場合には、前記第二の演出動作は発光動作である)。
また、以上では、
『 第一の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第二のチャンスボタン137、図21等に示す透過部(ガラスボタン)191、図161に示すOKボタン181b、あるいは十字キー181aやキャンセルボタン181c等]と、
第二の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第一のチャンスボタン136(チャンスボタン136)、図161に示す演出ボタン1091等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の操作手段に関するアイコン[例えば、図160に示す第2ボタンメーター137mや図160(f)に示すボタン予告アイコン137I]が表示される場合があり、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出[例えば、図158(l)〜同図(o)に示すジャッジ演出や、図24(m)〜同図(q),図25(m)〜同図(q),図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始し、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する[例えば、図158(l)〜同図(o)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)等であって、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動する]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
前記アイコンの一例として、第一の操作手段の外観を模したアイコン、キャラクタの表示態様のアイコン、文字のアイコン、数字のアイコン、メータの表示態様のアイコン等を列挙することができる。すなわち、前記アイコンとしては、上記列挙したもの総てであってもよいし、組み合わせたものであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
前記アイコンは、表示されている数によって保留数を表す保留アイコンであってもよいし、現在行われている図柄変動に対応した変動アイコンであってもよい。また、より具体的には、第一の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第二の表示態様(例えば、先読み予告の表示態様)に変化した保留アイコンであってもよいし、第一の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第二の表示態様(例えば、現在行われている図柄変動の予告の表示態様)に変化した変動アイコンであってもよい。なお、前記変動アイコンとは、前記保留アイコンに対応する図柄変動表示が開始された後で該図柄変動表示に対応するアイコンとして表示されるアイコンのことである。
前記アイコンが表示されない場合があってもよいし、該アイコンのみが表示される場合があってもよいし、該アイコンが必ず表示される場合があってもよい。
また、
『 前記アイコンは、前記第一の操作手段に関する演出[例えば、第二のチャンスボタン137のボタン演出(図158(i)〜同図(k)]が発生することを予告するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記アイコンは、前記第一の演出が開始[例えば、図158(l)のタイミング]する前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記アイコンは、前記第一の演出が開始する前に必ず表示されるアイコンであってもよいし、該第一の演出が開始する前であっても表示されない場合があるアイコンであってもよい。
前記第一の演出が開始する前に前記アイコンのみが表示される場合があってもよいし、該アイコン以外のアイコンも表示される場合があってもよい。
また、
『 前記第二の操作手段が振動している状態[例えば、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動している状態]において、前記第一の操作手段が振動しない場合[例えば、図158(l)〜同図(p)の場合や、第二の操作手段が振動している状態において、第一の操作手段が振動したりしなかったりする場合や、図24(m)〜同図(p)、図25(m)〜同図(r1)、図26(m)〜同図(r2)等の第一の操作手段が常に振動しない場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出は、前記第二の操作手段の操作を用いない[例えば、前記第二の操作手段が操作されなくても演出が行われたり、内容に変化なく進んだりする]予告演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出は、前記第二の操作手段に関する予告演出[例えば、チャンスボタン136の操作を促す報知やチャンスボタン136の操作結果に関する報知が含まれている操作予告演出]ではない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の演出は、前記第二の操作手段の操作系予告演出ではない。
前記第一の演出は、前記第二の操作手段を操作することを促す報知を含まない演出であってもよいし、前記第二の操作手段を操作した結果に関する報知を含まない演出であってもよいし、前記第二の操作手段の操作状況によって変化する報知を含まない演出であってもよいし、前記第二の操作手段の操作に関する報知を含まない演出であってもよいし、前記第一の操作手段を操作することを促す報知を含まない演出であってもよいし、前記第一の操作手段を操作した結果に関する報知を含まない演出であってもよいし、前記第一の操作手段の操作状況によって変化する報知を含まない演出であってもよいし、前記第一操作手段の操作に関する報知を含まない演出であってもよいし、前記第一の操作手段を操作した場合と操作しない場合とで何ら変わることのない演出であってもよいし、前記第二の操作手段を操作した場合と操作しない場合とで何ら変わることのない演出であってもよいし、前記第二の操作手段を操作しても何も変化しない(何もおこらない)演出であってもよいし、前記第二の操作手段の操作が、副制御部(400,500)側に、受け付けられなかったり、無視されたり、あるいは副制御部(400,500)側で無効にされてしまう演出であってもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、予告演出[例えば、図158(f)に示すクライマックス演出あるいは図158(i)で開始されたボタン演出、図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出等]であり、
前記第二の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第二の操作手段の操作[例えば、図158(e)に示す押下操作、図16(l)や図18(l)に示す押下操作等]に応じて前記第二の演出が開始される場合があるように構成されており、
前記第二の演出が開始される前に、前記第一の操作手段および前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが振動する[例えば、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動する]ように構成されている[例えば、図158(d)において振動させてもよいといった記載、図16(j)〜同図(k)、図18(j)〜同図(k)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 画像を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記表示手段における画像の表示[例えば、図158(l)〜同図(o)に示すエフェクトタイプの背景画像の表示や、同図(p)に示す殿様が勝利した場面の表示、図23〜図26等に示す最終ジャッジ演出におけるエフェクト表示や殿様が勝利した表示等]による演出であり、
前記第二の演出は、前記表示手段における画像の表示[例えば、図158(f)に示す城下町の背景画像の表示や、図158(i)に示すボタン画像137a等の表示や、図17や図18に示すジャッジ演出における襖の奥のお姫様のキャラクタGCの表示等、前記第一の演出における画像とは異なる画像の表示]による演出であり、
前記第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態[例えば、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動している状態]で該第二の操作手段が操作されると、前記第二の演出は開始されないが、該第一の演出は継続して実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の演出は、装飾図柄の変動表示が開始された後に開始[例えば、図158(f)あるいは図158(i)、図16(b)]される演出であり、
前記第二の演出が開始される前とは、該第二の演出が開始される装飾図柄の変動表示[例えば、図158(b)で開始された装飾図柄の変動表示や、図16(b)で開始された装飾図柄の変動表示]が開始された後のことであり、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動する[例えば、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することにより振動する]ように構成されている[例えば、図18(m)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図14(j)〜同図(l)等であって、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動しない場合]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図16(j)〜同図(l)等であって、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動する場合]の方が、遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態や、その後の確変状態等]に移行しやすくなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、予告演出[例えば、図31(m’)〜同図(q’)に示すジャッジ演出等]であり、
前記第三の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第三の演出が開始されるように構成されており、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動しない[例えば、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動しない]ように構成されている[例えば、図31(m’)〜同図(q’)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知[例えば、図23(k)及び同図(l),図24(k)及び同図(l),図25(k)〜同図(l2),図26(k)及び同図(l)それぞれに示す操作促進報知の透過部表示191X等]であり、
前記第一の演出は、第一の期間[例えば、図23(k)〜同図(l)の期間、図24(k)〜同図(l)の期間、図25(k)〜同図(l2)の期間、図26(m)〜同図(l)の期間等]において前記第一の操作手段が操作されると開始される演出であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間において行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間[例えば、図24〜図25、図26の例では全期間であり、図23の例では同図(q)で振動していないので一部の期間等]において振動する[例えば、第二の操作手段専用に設けられた第二の振動手段が振動することによって振動する]ように構成されている手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図63に示すスロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、図38や図158等に示す第二のチャンスボタン137、図23等に示す透過部(ガラスボタン)191、図161に示すOKボタン181b、あるいは十字キー181aやキャンセルボタン181c等]と、
第二の操作手段[例えば、図23や図158等に示す第一のチャンスボタン136(チャンスボタン136)、図161に示す演出ボタン1091等]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の操作手段の操作を用いない予告演出であり[例えば、前記第二の操作手段が操作されなくても演出が行われたり、内容に変化なく進んだりする]、
前記第一の演出は、スーパーリーチ発展後の予告演出[例えば、図158(l)〜同図(o)に示すジャッジ演出や、図23(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始され[例えば、図158(l)、図23(m)]、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出も、スーパーリーチ発展後の予告演出[例えば、図31(m’)〜同図(q’)に示す最終ジャッジ演出]であり、
前記第四の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様[例えば、背景画像が異なる態様]であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出と同時に実行されない演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第四の演出が開始され[例えば、図31(m’)]、
前記第四の演出において、前記第二の操作手段が振動せず[例えば、図31(m’)〜同図(q’)等]、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、スーパーリーチ発展前の予告演出[例えば、図14(d)〜同図(f)に示すスーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出]であり、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段の操作を促す報知が行われ[例えば、図14(d)〜同図(e)]、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動せず、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、スーパーリーチ発展後の予告演出[例えば、図16(k)〜図17(m)に示す最終ジャッジ演出]であり、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段の操作を促す報知が行われ[例えば、図16(k)〜同図(l)]、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動し[例えば、図16(k)〜同図(l)]、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する[例えば、図158(l)〜同図(o)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出において、前記第二の操作手段を表す表示は表示されない[例えば、図158(l)〜同図(o)、図23(m)〜同図(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の操作手段が振動している状態において、前記第一の操作手段が振動しない場合がある[例えば、図158(l)〜同図(p)、図23(m)〜同図(p)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出は、前記第二の操作手段に関する予告演出[例えば、チャンスボタン136の操作を促す報知やチャンスボタン136の操作結果に関する報知が含まれている操作予告演出]ではない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図14(j)〜同図(l)]よりも、該第二の操作手段が振動する場合[例えば、図16(j)〜同図(l)]の方が、遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態や、その後の確変状態等]に移行しやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間[例えば、図24〜図25、図26の例では全期間であり、図23の例では同図(q)で振動していないので一部の期間等]において振動する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。
(付記1)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始可能となるように構成されており、
前記第一の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第一の演出は、予告演出であってもよい。また、前記第二の操作手段は、前記第一の操作手段よりも大きな操作手段であってもよいし、小さな操作手段であってもよい。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の演出が実行されている全期間における状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の操作手段が第二の期間内に操作されると前記第二の演出が開始される場合と、該第二の操作手段が操作されても該第二の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、
前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、必ず振動する操作手段であってもよい。
(付記4)
付記3に記載の遊技台であって、
前記第二の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)においても、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、
前記第一の状態は、前記第二の演出が実行されていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段が第一の期間内に操作されると前記第一の演出が開始される場合と、該第一の操作手段が操作されても該第一の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、
前記第二の操作手段は、前記第一の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合ある操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記第一の演出が実行されていない状態においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていたり、あるいは必ず振動するように構成されている。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間内に行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記第二の操作手段は、前記第一の報知が実行されている状態で該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段であってもよいし、必ず振動する操作手段であってもよい。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始可能となるように構成されており、
前記第三の演出が実行されている状態では、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記1乃至7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が無操作の状態でも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、
前記第二の操作手段が振動している状態において、前記第一の操作手段が振動しない場合があり、
前記第一の演出は、前記第二の操作手段に関する予告演出ではない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記12)
付記11に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、予告演出であり、
前記第二の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第二の操作手段の操作に応じて前記第二の演出が開始される場合があるように構成されており、
前記第二の演出が開始される前に、前記第一の操作手段および前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが振動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記12に記載の遊技台であって、
画像を表示可能な表示手段を備え、
前記第一の演出は、前記表示手段における画像の表示による演出であり、
前記第二の演出は、前記表示手段における画像の表示による演出であり、
前記第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段が操作されると、前記第二の演出は開始されないが、該第一の演出は継続して実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記12又は13に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、装飾図柄の変動表示が開始された後に開始される演出であり、
前記第二の演出が開始される前とは、該第二の演出が開始される装飾図柄の変動表示が開始された後のことであり、
前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
付記11乃至14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段が振動しない場合よりも、前記第二の操作手段が振動する場合の方が、遊技者にとって有利な状態に移行しやすくなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記11乃至15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、予告演出であり、
前記第三の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第三の演出が開始されるように構成されており、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記16に記載の遊技台であって、
前記第三の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記11乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知であり、
前記第一の演出は、第一の期間において前記第一の操作手段が操作されると開始される演出であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間において行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記11乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間において振動するように構成されている手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記11乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記11乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a1)
画像表示手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a3)
付記a1又はa2に記載の遊技台であって、
前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a4)
付記a1乃至a3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a5)
付記a1乃至a4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a6)
付記a5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a7)
付記a1乃至a6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a8)
付記a7に記載の遊技台であって、
先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a9)
付記a1乃至a8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a10)
付記a9に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a11)
付記a1乃至a10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。
(付記a12)
付記a1乃至a11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a13)
付記a1乃至a12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a14)
付記a1乃至a13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a15)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコンの表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a16)
付記a15に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a17)
付記a15又はa16に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a18)
付記a15乃至a17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a19)
付記a15乃至a18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a20)
付記a15乃至a19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a21)
付記a20に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a22)
付記a15乃至a21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a23)
付記a15乃至a22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a24)
付記a15乃至a23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a25)
付記a15乃至a24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a26)
付記a15乃至a25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a27)
付記a15乃至a26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出制御手段を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a28)
付記a27に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a29)
付記a15乃至a28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a30)
図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、
第二の表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a31)
付記a30に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a32)
付記a30又はa31に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a33)
付記a30乃至a32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a34)
付記a33に記載の遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a35)
付記a34に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a36)
付記a30乃至a32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a37)
付記a30乃至a36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a38)
付記a30乃至a36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a39)
付記a30乃至a38のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a40)
付記a39に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a41)
付記a30乃至a40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a42)
付記a30乃至a41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記a43)
付記a30乃至a42のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
演出制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a44)
付記a30乃至a43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a45)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する前記演出表示が表示される場合があるように構成されており、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第二の予告アイコンであり、
一回の図柄変動表示において、第一の数の前記予告アイコン(以下、「第一の数の予告アイコン」という。)が消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されており、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンを含む予告アイコンであり、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンを含む予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、表示に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、第一の数のアイコンのうちの一のアイコンが表示されてから第一の数のアイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの数を先読み対象となる保留よりも前の図柄変動に見せることで、大当りへの期待感を持たせられることができる場合がある。
ここで、複数の予告アイコンは、2つの予告アイコンであってもよいし、3以上の予告アイコンであってもよい。
また、第一の予告アイコンが消化された場合に該第一の予告アイコンに対応する演出表示Aを行ってもよいし、第二の予告アイコンが消化された場合に該第二の予告アイコンに対応する演出表示Bを行ってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとが消化された場合に該第一の予告アイコンと該第二の予告アイコンとに対応する演出表示Cを行ってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを消化してもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを新たに表示するようにしてもよい。
(付記a46)
付記a45に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示において、第二の数の前記予告アイコン(以下、「第二の数の予告アイコン」という。)が消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されており、
前記第一の数と前記第二の数は、異なる数であり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンが含まれた予告アイコンであり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの他方の予告アイコンが含まれない予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていて、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなけれあb、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、第一の数よりも第二の数の方が小さくてもよいし、第一の数よりも第二の数の方が大きくてもよい。
また、第一の数は1個であってもよく、この場合、第二の数は2個以上であってもよい。また、第一の数は2個以上であってもよく、この場合、第二の数は第一の数よりも大きいものであってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化された場合に表示される演出表示があってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化されても第一の演出表示の一部が表示されてもよいし、第一の演出表示の全部が表示されてもよい。
また、消化された予告アイコンの数に応じて第一の演出表示に対する大当りの信頼度が変化するようにしてもよいし、第一の演出表示に対する大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されている場合は、必ず第一の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていても、第一の数の予告アイコンが消化されず、第二の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの両方が消去されないように構成されていてもよい。
(付記a47)
付記a45又はa46に記載の遊技台であって、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第三の予告アイコンであり、
前記第三の予告アイコンが消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、演出のバリエーションを増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。
なお、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンであってもよい。
また、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンの両方と異なる予告アイコンであってもよい。
(付記a48)
付記a45乃至a47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
なお、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最大数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最小数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(付記a49)
付記a48に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ず下大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
(付記a50)
付記a45乃至a49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の保留表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、保留表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、LED等の発光手段であってもよいし、可動手段であってもよい。
(付記a51)
付記a50に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている数によって、前記保留数を表示しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
(付記a52)
付記a45乃至a51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a53)
付記a45乃至a51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a54)
複数の表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンに関連する表示であり、
前記第二の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記予告アイコンに関連する表示であり、
前記予告アイコンとは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンのことであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、導光板にレンズカットを施して側方から光源で照射することで模様が現れるようなものであってもよいし、LED等の発光手段によって構成されてもよいし、7セグによって構成されてもよい。
また、予告アイコンに関連する表示としては、予告アイコンがストックされることに関する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されることに関する表示であってもよいし、予告アイコンのストックを予告する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されたとにより実行される演出表示であってもよい。
また、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が大きくてもよいし、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が小さくてもよい。また、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が大きくてもよいし、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が小さくてもよい。
(付記a55)
付記54に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段において、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、一の予告アイコンが新たに表示される場合があってもよい。
また、第二の表示手段で予告アイコンが消化される演出を行うようにしてもよい。
(付記a56)
付記54又は55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段において、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、「予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示」を予告アイコンが表示される図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示において行うようにしてもよいし、予告アイコンが表示される図柄変動表示において行うようにしてもよい。
(付記a57)
付記a54乃至a56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a58)
付記a54乃至a56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンに対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a59)
表示手段と、
可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する演出(以下、「予告アイコン消化演出」という。)が行われるように構成されており、
前記予告アイコン消化演出として、前記可動手段による演出(以下、「第一の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、可動手段による演出は第一の可動手段演出のみ行われてもよいが、第一の可動手段演出とは別の可動手段演出も行うようにしてもよい。この場合において、可動手段演出ごとにそれぞれ対応する予告アイコンが表示されてもよいし、演出が行われる可動手段に対応した予告アイコンが表示されるようにしてもよい。
(付記a60)
付記a59に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十一の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十一の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われない場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段演出が行われるようにしてもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段演出とは別の演出(動作が異なる演出)が行われる場合があってもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段とは別の可動手段による演出が行われる場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段による演出が行われるようにしてもよい。
(付記a61)
付記a59又はa60に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十二の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十二の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われてもよいし、第二十二の予告アイコンが消化されると、他の演出(あるいは、演出表示)が行われてもよい。
(付記a62)
付記a59乃至a61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記可動手段とは、前記操作手段のことであり、
前記第一の可動手段演出とは、前記操作手段の態様が第一の態様から第二の態様に変化する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「変化」とは、変形、変位、移動、動作を含む意味である。
(付記a63)
付記a59乃至a62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の可動手段を備え、
前記可動手段とは、第一の可動手段のことであり、
前記予告アイコン消化演出として、前記第二の可動手段による演出(以下、「第二の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a64)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコン増加示唆表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示が表示されても予告アイコンが表示されない場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示された場合には必ず予告アイコンが表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が一回の図柄変動表示のみで表示される場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が必ず一回の図柄変動表示のみで表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が表示されなくても予告アイコンが表示されてもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示されないと予告アイコンが表示されないようにしてもよい。
(付記a65)
付記a64に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において、前記予告アイコン増加示唆表示が終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示の表示が終了する変動は、第二の図柄変動表示であってもよい。このようにすれば、最後まで予告アイコンが表示される可能性があることを期待させることができる場合がある。
(付記a66)
付記a64又はa65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの一のアイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが1個増加することを示唆する表示であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示に表示された予告アイコンが増加しなくてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が、予告アイコンが増加しないガセの予告であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが複数増加することを示唆する表示であってもよい。この場合において、例えば、予告アイコン増加示唆表示で示唆された予告アイコンの数が3個である場合に2個のみが増加されるようにしてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示によって示唆された予告アイコン以外の予告アイコンが増加されてもよい。
(付記a67)
付記a64又はa65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの第十二の数の前記予告アイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記a68)
表示手段と、
保留表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記保留表示手段は、前記保留の数に対応する数の保留表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第二の保留表示」という。)が表示されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の保留表示が表示されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示の次の図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a69)
付記a68に記載の遊技台であって、
前記第二の保留表示は、先読み表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記先読み表示態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a70)
付記a68又はa69に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第四の保留表示」という。)が表示されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a71)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、表示される場合には第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第一の表示は、第二の表示とは別の説明表示であってもよいし、非説明表示であってもよい。
また、第二の表示は、チュートリアル表示やステージ名等、現在の状況を示す表示であってもよいし、選択可能な演出モードの演出モード名の表示であってもよい。ここで、演出モードには、例えば、保留アイコンの表示態様の変化の頻度を変化させるためのモードや、演出可動体の動作頻度を変化させるためのモードや、一発告知演出の発生頻度を変化させるためのモード等がある。
また、予告アイコンが表示される際に行われる出現アニメの開始位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよいし、途中のアニメの表示位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよい。
また、ここで、「予告アイコン」とは、一の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンの全ての予告アイコンであってもよい。また、「予告アイコン」とは、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンを含む一部のアイコンであってもよい。
また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが完全に一致してもよいし、第一の表示の表示期間の一部が第二の表示の表示期間と重なってもよいし、第二の表示の表示期間の一部が第一の表示の表示期間と重なってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが重ならないものであってもよい。
また、第一の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、第二の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。
また、必ずしも第二の表示と予告アイコンとが同時に表示されなくてもよい。
また、第一の表示と第二の表示とで表示が行われる頻度が異なってもよく、例えば、第二の表示の表示頻度が第一の表示の表示頻度よりも高いと予告アイコンの視線誘導が容易となりやすい場合がある。また、第一の表示領域と第二の表示領域とで大きさが異なってもよいし、第一の表示領域と第二の表示領域とで役割が異なってもよい。例えば、第一の表示領域では、予告表示が行われないが、第二の表示領域では、予告表示も行われるようにしてもよい。
(付記a72)
付記a71に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a73)
付記a71又はa72に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンが前記第二の表示の少なくとも一部(以下、「第一の部分」という。)にオーバーラップして表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、前記第二の表示の前記第一の部分へのオーバーラップが解消される、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、変動アイコンよりも、当該及び次の図柄変動表示以降に関係する予告アイコンについての説明が行われる第二の表示領域に表示することで、予告アイコンについての知識を深めさせるとともに、仮に当該図柄変動表示の結果がハズレであっても先読み予告表示として表示される予告アイコンが消化される図柄変動表示に対して新たに期待を持たせることができる場合がある。
なお、第一の部分へのオーバーラップが解消されることで前記第二の表示の全体が表示される場合があってもよい。
また、変動アイコンが表示される期間において、変動アイコンは、当該図柄変動表示における大当りへの期待感を少なくとも示唆することが可能なものであってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示として表示されたり、先読みの対象である図柄変動表示において消化されたりするものであってもよい。
また、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが必ず消化されるようにしてもよいし、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、単数でのみ表示可能に構成されてもよいし、複数表示可能に構成されてもよい。ここで、予告アイコンを複数表示する場合においては、予告アイコンが予め定められた上限数まで表示可能であってもよいし、上限数を設定せず、無制限に予告アイコンを表示可能であってもよい。
(付記a74)
付記a71乃至a73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示の表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a75)
付記a71乃至a73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態においては、前記第二の表示は開始されない、ことを特徴とする遊技台。
(付記a76)
付記a71乃至a75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、予告表示であり、
前記第三の表示が表示される場合、該第三の表示は前記第二の表示領域に表示される、ことを特徴とする遊技台。
(付記a77)
付記a71乃至a76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示領域は、線で区画された領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a78)
付記a71乃至a77のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記a71に記載の「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである」とは、「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第二の表示領域に表示される」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a79)
付記a71乃至a78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a80)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンの説明表示を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第一の説明表示であり、
前記第一の説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
大当り変動の方が、ハズレ変動よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a81)
付記a80に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記第一の説明表示が表示される表示領域(以下、「第一の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a82)
付記a81に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、前記第一の説明表示は該第一の説明表示領域に表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a83)
付記a80乃至a82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第二の説明表示であり、
前記第二の説明表示は、現在の演出ステージを示す表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の説明表示が表示される表示領域(以下、「第二の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a84)
付記a83に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態であっても、演出ステージが変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a85)
付記a80乃至a84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記予告アイコンとして、複数種類のアイコン(以下、「複数種類の予告アイコン」という。)を表示可能な手段であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の予告アイコンであり、
前記第一の予告アイコンは、第一の演出の開始前に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の予告アイコンは、第二の演出の開始前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a86)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a87)
付記a86に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a88)
付記a87に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a89)
付記a86乃至a88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a90)
付記a86乃至a89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a91)
付記a86乃至a90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記a92)
付記a91に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
以上の記載において、前記第一のチュートリアル表示は、前記第二の表示手段に表示されるキャラクターを説明する表示を含む表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、実行中の演出表示に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、確変期待度を示す表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、リーチの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、キャラクターの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、前記第一の予告表示と同時に表示されないように構成されている表示であってもよい。
(付記a93)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数個の予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記複数個の予告アイコンのうちの一の予告アイコン(以下、「第一の予告アイコン」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンを大きいサイズで表した表示を含む表示であり、
前記第二の表示がなされた後に、前記第一の表示がなされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示に含まれる予告アイコンは、第一の予告アイコンを拡大表示したものであってもよいし、第一の予告アイコンとは別の予告アイコンであってもよい。
(付記a94)
付記a93に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の予告アイコンがストックされていることを表す表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a95)
付記a93又はa94に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされる場合がない表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a96)
付記a93乃至a95のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、保留表示枠において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a97)
付記a93乃至a96のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが取得された場合に行われる表示である、
(付記a98)
付記a97に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが消化される場合にも行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記99)
付記97又は98に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが取得される際、既に取得済みの予告アイコンの少なくとも一部とともに取得される該予告アイコンが拡大表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a100)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、保留表示枠の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a101)
付記a100に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの位置の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示が表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a102)
付記a101に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a103)
付記a101又は付記a102に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示が表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a104)
付記a100乃至a103のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフ予告の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることのない表示であり、
前記第五の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a105)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、アイコン表示枠を含む表示であり、
前記アイコン表示枠は、図柄変動表示に関するアイコンを表示可能な表示枠であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a106)
付記a105に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a107)
付記a106に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a108)
付記a106又は付記a107に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a109)
付記a106乃至付記a108のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a110)
付記a106乃至付記a109のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフの表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることがない表示であり、
前記第五の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a111)
付記a106乃至付記a110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第六の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a112)
付記a105乃至付記a111のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記アイコンは、保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a113)
付記a112に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a114)
付記a105乃至付記a114のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a115)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコンであり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、説明表示であり、
前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第四の表示は、表示される場合には前記表示手段における第三の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
第一の数の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態において、新たな前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a116)
付記a115に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a117)
付記a116に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a118)
付記a115乃至a117のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a119)
付記a115乃至a118のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a120)
付記a119に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a121)
付記a115乃至a120のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a122)
付記a115乃至a121のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a123)
付記a115乃至a122のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a124)
付記a115乃至a123のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a125)
付記a115乃至a124のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b1)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、文字表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、文字表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
前記第一の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり、
前記第二の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり、
前記第一の表示領域に複数の予告アイコンが表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b2)
付記b1に記載の遊技台であって、
前記第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b3)
付記b1又はb2に記載の遊技台であって、
予告アイコンとして複数種類のアイコンを表示可能に構成されており、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記第一の表示領域に前記第一のアイコンが表示されている状態において、前記第二の表示領域に前記第一のアイコンの表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b4)
操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、文字表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、文字表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
前記第一の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり、
前記第二の表示領域に予告アイコンが表示される場合があり、
予告アイコンとして複数種類のアイコンを表示可能に構成されており、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第二のアイコンであり、
前記第一のアイコンは、前記操作手段に関するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b5)
付記b4に記載の遊技台であって、
前記第一の表示領域に予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示領域に予告アイコンの表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b6)
付記b4又はb5に記載の遊技台であって、
前記第一のアイコンは、ボタン演出の発生を予告するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、これまでに説明した予告アイコンという用語は、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、予告アイコンは、表示態様(モチーフ)によって便宜的に名称付けられたものであり、予告アイコンが道具の場合には予告アイテムという場合があり、予告アイコンがキャラクターの場合には、予告キャラという場合があり、予告アイコンがスキルを示す表示の場合には予告スキルという場合があり、予告アイコンが箱状のものである場合には予告ボックスという場合があるなど、予告+形状を示す表示(例えば、予告メダル)としてもよい。また、予告アイコンのうちの「予告」という用語も、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、貯めるものである旨を示すためのチャージアイテムあるいはストックアイテムのように呼称してもよい。
上述した実施形態では、パチンコ機100を例示して説明するものであったが、例えば、遊技球をパチンコ機の本体枠に封入し、封入した球をパチンコ機本体内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機にも本発明を適用することができ、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出しはクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。
100 パチンコ機
120 スピーカ
136 チャンスボタン(第一のチャンスボタン)・演出ボタン
136X 初期位置表示
136a ボタン画像
136b 矢印の表示
136c 残期間メータ表示
137 第二のチャンスボタン
137a ボタン画像
137c 残期間メータ表示
137I ボタン予告アイコン
138 チャンスボタンランプ
181 操作キーユニット
190 透過部ユニット
191 透過部
191X 透過部表示
208 装飾図柄表示装置
209’ タイマ予告表示手段
212 第1特図表示装置
214 第2特図表示装置
224 演出可動体
224E 家紋役物
224Fa 八代役物
224Fb 将軍役物
IL 導光板
246 遮蔽装置
247 家紋役物
248 合体役物
281 特図1の保留アイコン表示領域
285 予告アイコン表示領域
286 演出用保留ランプ
h1〜h8 保留アイコン
c 変動アイコン
T タイマ予告表示
T1 時間表示
e4,e5 エフェクト表示
300 主制御部
304 CPU
306 ROM
308 RAM
400 第1副制御部
404 CPU
406 ROM
408 RAM
412 カウンタタイマ
418 各種ランプ
500 第2副制御部
504 CPU
506 ROM
508 RAM
532 遊技盤用ランプ
542 遊技台枠用ランプ
600 払出制御部
1000 スロットマシン

Claims (7)

  1. 第一の操作手段と、
    第二の操作手段と、
    を備えた遊技台であって
    数種類の演出を実行可能であり
    前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
    前記第一の演出は、前記第二の操作手段の操作を用いない予告演出であり、
    前記第一の演出は、スーパーリーチ発展後の予告演出であり、
    前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始され、
    前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
    前記第四の演出も、スーパーリーチ発展後の予告演出であり、
    前記第四の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
    前記第四の演出は、前記第一の演出と同時に実行されない演出であり、
    前記第一の操作手段の操作に応じて前記第四の演出が開始され、
    前記第四の演出において、前記第二の操作手段が振動せず、
    前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
    前記第二の演出は、スーパーリーチ発展前の予告演出であり、
    前記第二の演出において、前記第二の操作手段の操作を促す報知が行われ、
    前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動せず、
    前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
    前記第三の演出は、スーパーリーチ発展後の予告演出であり、
    前記第三の演出において、前記第二の操作手段の操作を促す報知が行われ、
    前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動し、
    前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記第一の演出において、前記第二の操作手段を表す表示は表示されない、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技台であって、
    前記第二の操作手段が振動している状態において、前記第一の操作手段が振動しない場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の演出は、前記第二の操作手段に関する予告演出ではない、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第二の操作手段が振動しない場合よりも、該第二の操作手段が振動する場合の方が、遊技者にとって有利な状態に移行しやすい、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間において振動する手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
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