JP6954663B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、本発明によれば、図柄変動の開始にともなって大当りに当選するか否かを判定する当否判定を実行し、当該当否判定において前記大当りに当選した場合には、当該図柄変動の終了後に大当り遊技を開始する遊技機であって、画像表示手段と、前記画像表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、前記画像表示手段は、第一の表示領域と、第二の表示領域と、を有し、前記表示制御手段は、図柄変動中の第一の期間において、当該第一の期間内で徐々に拡大し得る第一の画像を前記第一の表示領域に表示させ、前記第一の期間と同一の図柄変動中の期間であって前記当該第一の期間が経過した後に発生し得る第二の期間において、当該第一の期間において拡大された前記第一の画像の表示を終了させ、当該図柄変動における前記当否判定で前記大当りに当選したか否かを示唆する第二の画像を、前記第二の表示領域を少なくとも含む所定の表示領域に表示させ、前記表示制御手段は、さらに、前記第一の期間のうちの少なくとも一部において、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域とに跨って第三の画像を表示させることが可能であり、前記第二の表示領域を含み前記第一の表示領域を含まない表示領域に、第四の画像を表示させることが可能であり、前記第一の画像の大きさについて、前記第三の画像が表示されるときに前記第一の画像が大きくなり得る一方、前記第四の画像が表示されるときに前記第一の画像が大きくならず、前記第三の画像は、前記第一の画像が大きくなる前に当該第一の画像が大きくなることを示唆する画像であり、前記第四の画像は、前記第三の画像が表示されないときに表示される画像である、ことを特徴とする遊技機が提供される。
なお、以降の説明における「有利(有利度)」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出面を除き、賞球(遊技媒体)の獲得量(遊技球の払い出しに限らず、メダルの払い出しを含む)に関して有利であることを指す。
本実施形態における遊技機10の詳細を説明する前に、本実施形態に記載されている発明(本発明)の特徴を説明する。
なお、当該特徴を説明するにあたり、括弧内の構成は、直前の構成に対応する本実施形態の構成を例示したものであり、当該説明以降の遊技機10の説明においても同様の用途で括弧内に構成を記載する場合がある。
図柄変動の開始にともなって大当りに当選するか否かを判定する当否判定を実行し、当該当否判定において上記大当りに当選した場合には、当該図柄変動の終了後に大当り遊技を開始する遊技機であって、
画像表示手段(メイン表示部81、サブ表示部82)と、
上記画像表示手段を制御する表示制御手段(第1副制御基板200、第2副制御基板300)と、を備え、
上記画像表示手段は、第一の表示領域(表示領域821〜表示領域830)と、第二の表示領域(メイン表示部81に係る表示領域)と、を有し、
上記表示制御手段は、
図柄変動中の第一の期間(図柄変動が開始されてから装飾図柄がリーチ状態を構成するまでの期間)において、当該第一の期間内で徐々に拡大し得る第一の画像(ポイント累計画像prg)を上記第一の表示領域に表示させ、
上記第一の期間と同一の図柄変動中の期間であって上記当該第一の期間が経過した後に発生し得る第二の期間(発展演出が実行される期間)において、当該第一の期間において拡大された上記第一の画像の表示を終了させ、当該図柄変動における上記当否判定で上記大当りに当選したか否かを示唆する第二の画像(カットイン画像)を、上記第二の表示領域を少なくとも含む所定の表示領域に表示させる、
ことを特徴とする遊技機である。
まず、図1〜図5を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図であり、図2は、図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図であり、図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群およびその周辺を示す鳥瞰図であり、図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図であり、図5は、遊技機10の背面図である。
なお、図1から図5に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成および機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成または機能が省かれても良い。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50aおよび遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
これにより、遊技機10が、中枠17の外枠15に対する開閉状態、および前枠20の中枠17に対する開閉状態の双方を検知することができる。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
メイン表示部81に表示される図柄列(装飾図柄)の変動表示において、表示される装飾図柄は、3つの図柄列をなす。各図柄列の変動表示の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、またはこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで、奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向またはその逆方向に図柄列が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
また、本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、数字の「8」を模した「8図柄」、および数字の「9」を模した「9図柄」があり、これらの図柄は、各図柄列に設けられている。以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」、および「9図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」、「8図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
また、図柄表示装置90は、メイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域は、メイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特図1」、第2特別図柄は「特図2」と略称される場合がある。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
また、以下の説明では、上述のメイン表示部81に表示される図柄列(装飾図柄)の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
また、遊技領域50aの左側および上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51および内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
より具体的には、特別電動役物65は、後述する特図当否判定によって大当りが導出されたことに起因して設定される大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への入賞が許容される。このように、特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への入賞が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大する大当り遊技は、有利な遊技状態であると言える。
大当り遊技では、特別電動役物65の開放状態と閉鎖状態が交互に設定され、1回の開放状態(「ラウンド」と称する場合があり、1回の大当りで発生するラウンドの総数を「ラウンド数」と称する場合がある)は、あらかじめ定められた数(本実施形態では、10)の遊技球が大入賞口55に入賞したことに基づいて終了し、特別電動役物65が閉鎖状態となる。
なお、1回の開放状態は、あらかじめ定められた数の遊技球が大入賞口55に入賞するのに十分な時間(本実施形態では、30s(秒))が経過したことに基づいても終了する。
ここで、1回のラウンドにおいて、10球の遊技球が入賞したことに基づいて特別電動役物65が開放状態から閉鎖状態に設定される場合に、すぐに閉鎖状態となることはできない。そのため、1回のラウンドにおいて、10球を超える遊技球が大入賞口55に入賞する場合が発生し得る。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大し得る。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。また、一般入賞口67を複数個設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、上記入賞口およびアウト口に入球した遊技球(以下、「アウト球」と称する)を検出するためのアウト球センサ75(図示省略)を備えている。
なお、主制御基板100には、RAMクリアスイッチ43が設けられている。
また、各基板を覆う基板ケースおよびカバーは、透明性を有する部材によって構成されており、各ケースおよびカバーを通して対応する基板が視認可能となっている。
また、電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路501で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、および払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500は、電断検出回路503によって電断が検出された場合には、電断信号(NMI信号)を主制御基板100、第1副制御基板200、払出制御基板400のそれぞれに送信する。
また、バックアップ電源回路502は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路502を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路503を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、および払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。
次に、図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。図6は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、図6に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図6で図示しない制御構成を備えていてもよい。
RAM103は、後述するバックアップ電源回路において生成されるバックアップ電源によってバックアップがなされる。具体的には、RAM103に格納される情報のうち、電断が生じた後の復電時にそのデータを用いて電断直前の状態で遊技機10が復帰できるような各種情報がバックアップされるように構成されている。例えば、電断が生じた際に保持されていたスタックポインタや各レジスタ等のデータに加え、そのときの遊技機10の状態(遊技停止状態または遊技可能状態)、現在の特図抽選状態、現在の普図抽選状態などといった遊技に係る情報がバックアップ対象とされる。
なお、本実施形態におけるバックアップの具体的手法については何ら制限されない。例えば、RAM103のうちバックアップ対象とされる領域は、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能な構成で実現されてもよい。他の例としては、RAM103の中でも、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能に構成される第一メモリと、遊技機10が動作時に参照される第二メモリとで異なるハードウェアが設けられていてもよく、その場合には、遊技機10は、電断時に第二メモリから第一メモリにバックアップ対象となる情報を退避し、その退避された情報を復電時に第一メモリから第二メモリへリカバリすればよい。
同様に、主制御基板100は、メイン操作部39やRAMクリアスイッチ43に電気的に接続されており、メイン操作部39の操作を検知可能に構成されている。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
また、本実施形態では、主制御基板100から第1副制御基板200へのデータ送信にパラレル伝送方式を採用しているが、シリアル伝送方式を採用してもよい。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37およびカーソルボタン38に電気的に接続されており、当該操作部の操作を検知可能に構成されている。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300および音声制御基板310と双方向通信が可能に接続されており、各制御コマンド(画像制御コマンド、音声制御コマンド)が第1副制御基板200から第2副制御基板300または音声制御基板310へ送信される一方、その応答として、当該制御コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が各制御基板(第2副制御基板300、音声制御基板310)から第1副制御基板200へ送信される。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき、後述する演出内容決定手段225によって決定された演出の内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき当該演出の内容に沿った音響データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した画像データを、メイン表示部81やサブ表示部82へ送信する。また、このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて払出ユニット48を駆動させて遊技球を払い出すための制御を実行するとともに、操作ハンドル31の操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
また、電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、および払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500は、電断検出回路によって電断が検出された場合には、電断信号(NMI信号)を主制御基板100、第1副制御基板200、払出制御基板400のそれぞれに送信する。
また、バックアップ電源回路は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、および払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。
次に、図7を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。図7は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、図7に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図7で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、機能構成を説明する際に、必要に応じて図8〜図10を参照することとする。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57または第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、および特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図停止図柄抽選用の乱数、および普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段160の対応する格納領域に格納する。
なお、乱数回路105は、自身が更新している複数種類の乱数が正常に更新されているか否かを監視し、乱数が正常に更新されない更新異常が発生した場合には、乱数回路105が有する特定の記憶領域に当該異常が発生したことを示す情報が書き込まれる。そのため、CPU101は、乱数回路105の更新異常が発生したことを把握可能となっている。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段130の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特図1保留カウンタ」と称する)を備え、特図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段160の現在の特図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特図1保留カウンタよりも1少ない特図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特図2および普図に関しても、特図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特図2の保留カウンタを特図2保留カウンタと称する。
また、以降の説明では、「作動保留情報の保留」を「図柄変動の保留」と表現する場合がある。
また、メイン保留制御手段120は、特図1または特図2の作動保留情報(保留カウンタ)を更新(加算または減算)した際に、特図1保留カウンタおよび特図2保留カウンタを含む演出制御コマンド(保留コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、本実施形態では、特図1に対応する作動保留情報および特図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される優先変動が行われる。
より具体的には、事前判定手段125は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、後述する、特図当否判定、特図停止図柄抽選、および特図変動パターン抽選のそれぞれに対する事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブルと同一または同等の抽選テーブル(図示省略)が用いられる。そのため、これらの事前判定の結果は、後に実行される抽選の結果と同一の結果となる。
また、事前判定手段125は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で送信される(生成され、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。ここで、所定の事前判定のタイミングとは、大当り遊技中ではないことを指し、さらに、本実施形態では、後述する普図高確中に特図1の作動保留情報が保留された場合には、事前判定が規制されるため、当該事前判定に対応する事前判定コマンドの送信も規制される。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特図1および特図2のいずれも図柄変動中でないこと、特図1および特図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することのすべての条件が充足されたことである。
なお、これらの抽選テーブル以外も含め、抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算(対象となる抽選値が一つである場合には、加算回数は一回)され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「−」や「0」が記載されている場合があるが、これらは必ずしも各ROMに記憶されたデータを示すものではない。そして、抽選値として「−」や「0」が記載された結果は当選することはない。さらに、抽選に使用される乱数範囲(当該範囲で取得され得る乱数の数)と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。また、一回の抽選に用いられる抽選値の合計値が、抽選に使用される乱数範囲と一致した場合には、最後の抽選値の加算で必ずキャリーが発生するため、当該加算を行わなくてよく、その場合には、当該加算に用いられる抽選値自体も不要となる。
図8(a)は、特図当否判定用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、当該抽選テーブルは、特図1および特図2で共通して用いられる。当該判定で用いられる乱数の範囲は、0〜65535であるため、特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)には、230/65536(約1/284.9)の確率で大当りが導出される。
同様に、特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)には、499/65536(約1/131.3)の確率で大当りが導出される。
図8(b)は、特図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜99である。そのため、特図1で大当りが導出された場合には、50/100(1/2)の確率で図柄A、40/100(1/2.5)の確率で図柄B、10/100(1/10)の確率で図柄Cが停止図柄として決定される。
ここで、図柄Aは、ラウンド数が8であり、大当り遊技終了後に特図低確かつ後述する普図高確となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)である。一方、図柄Bは、ラウンド数が9であり、大当り遊技終了後に特図高確かつ普図高確となる図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)である。さらに、図柄Cは、ラウンド数が16であり、大当り遊技終了後に特図高確かつ普図高確となる確変図柄である。よって、図柄Cは、ラウンド数において図柄Bよりも有利な図柄であり、図柄Bおよび図柄Cは、ラウンド数およびその後の特図抽選状態の双方において図柄Aよりも有利な図柄であると言える。
図8(c)は、特図2停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、特図1停止図柄抽選と同様に、0〜99である。そのため、特図2で大当りが導出された場合には、65/100(約1/1.53)の確率で図柄a、35/100(約1/2.85)の確率で図柄bが停止図柄として決定される。
ここで、図柄aは、ラウンド数が16であり、大当り遊技終了後に特図高確かつ普図高確となる確変図柄であり、図柄bは、ラウンド数が4であり、大当り遊技終了後に特図低確かつ普図高確となる通常図柄である。よって、図柄aは、ラウンド数およびその後の特図抽選状態の双方において図柄bよりも有利な図柄であると言える。
なお、特図停止図柄抽選手段132は、特図当否判定の結果が大当りとならなかった場合には、特図1のハズレ時は図柄D、特図2のハズレ時は図柄cを停止図柄として一律に決定する
また、本実施形態は、特図1による大当り遊技終了後の特図高確となる割合(50/100)と、特図2による大当り遊技終了後の特図高確となる割合(65/100)とが異なっている(特図1の図柄変動よりも特図2の図柄変動が有利になっている)。詳細は省略するが、この違いは、大当り遊技中に遊技球が大入賞口55内に設けられたV入賞領域を通過した場合(V入賞領域に設けられたセンサが遊技球を検知した場合)に大当り遊技終了後に特図高確とする機能を備え、V入賞領域の通過が容易となるラウンド(本実施形態では、9ラウンド目)を設けるか否かを特図の停止図柄によって変えることで実現している。
なお、遷移条件等の詳細は後述するが、本実施形態における特図変動パターン導出状態には、特図変動パターン導出状態PA、特図変動パターン導出状態PB、および特図変動パターン導出状態PCが存在する。そして、上述の特図変動パターンの決定方法は、特図変動パターン導出状態PAでは特図1の図柄変動で採用され、特図変動パターン導出状態PBおよび特図変動パターン導出状態PCでは特図2の図柄変動で採用され、各特図変動パターン導出状態における他方の特図の図柄変動は、特図当否判定の結果に応じてあらかじめ定められた一の特図変動パターンが決定される。
特図変動パターン導出状態PA時に特図当否判定の結果が大当りとなった場合には、200/1000(1/5)の確率で特図変動パターンASP1、300/1000(約1/3.33)の確率で特図変動パターンASP2、500/1000(1/2)の確率で特図変動パターンASP3が決定される。なお、当該場合には、特図変動パターンHNP〜特図変動パターンHSP3が決定されることはない。
なお、本実施形態の特図変動パターンに係る説明において、2つの特図変動パターンを、「〜」を挟んで記載した場合、図9(a)に記載した順序に従って、手前に記載された特図変動パターンと、後に記載された特図変動パターンとの間に存在する特図変動パターンの記載を省略したものとする。
また、図示は省略するが、特図変動パターン導出状態PBおよび特図変動パターン導出状態PCにおいても、特図変動パターン導出状態PA時と同様に、特図当否判定の結果に応じて特図変動パターンを抽選する。
まず、図9(b)に示す通り、特図変動パターンHNPには、変動時間が3200ms(ミリ秒)の特図変動パターンHNP−A、変動時間が5600msの特図変動パターンHNP−B、変動時間が8000msの特図変動パターンHNP−C、変動時間が11200msの特図変動パターンHNP−Dがあり、この順に変動時間が長い。
そして、この抽選で用いられる乱数(図9(a)で示した抽選テーブルに係る抽選で用いられる乱数とは異なる)の範囲は0〜999である。そのため、特図1保留カウンタ=3(保3)である場合には、1000/1000(1/1)の確率で特図変動パターンHNP−Aが決定さる。同様に、特図1保留カウンタ=2(保2)である場合には、150/1000(約1/6.67)の確率で特図変動パターンHNP−Aが、850/1000(約1/1.18)の確率で特図変動パターンHNP−Bが決定され、特図1保留カウンタ=1(保1)である場合には、50/1000(1/20)の確率で特図変動パターンHNP−Aが、150/1000(約1/6.67)の確率で特図変動パターンHNP−Bが、800/1000(1/1.25)の確率で特図変動パターンHNP−Cが決定され、特図1保留カウンタ=0(保0)である場合には、50/1000(1/20)の確率で特図変動パターンHNP−Bが、100/1000(1/10)の確率で特図変動パターンHNP−Cが、850/1000(約1/1.18)の確率で特図変動パターンHNP−Dが決定される。
このように、特図変動パターンHNPが決定された場合には、特図1保留カウンタの値によって決定され易い特図変動パターン(変動時間)が異なる。より具体的には、特図1保留カウンタの値が小さくなるほど長い図柄変動が決定され易くなる(特図1保留カウンタの値が大きくなるほど短い変動時間が決定され易くなる)。
なお、このような特図変動パターン(以下、「基本特図変動パターン」と称する場合がある)は、特図変動パターン導出状態PBや特図変動パターン導出状態PCにおいても存在し、対応する基本特図変動パターンの種類やそれぞれの長さは異なるが、その傾向(保留カウンタ(特図変動パターン導出状態PBと特図変動パターン導出状態PCでは、特図2保留カウンタの値)の値と決定され易い特図変動パターン(変動時間)の関係性)は特図変動パターン導出状態PAと同様である。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがあり、抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率で普図当りとなり、残りの1/65536の確率でハズレとなる一方、普図低確では、1/65536の確率で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率でハズレとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536でハズレとなる)ようにしてもよい。
また、大当り遊技制御手段140は、大当り開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、図柄表示制御手段145は、特図1および特図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定停止(確定表示)を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
なお、図柄表示制御手段145は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
図10(a)に示す通り、特図変動パターン導出状態は、特図低確かつ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態PA、特図高確かつ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態PB、および特図低確かつ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態PCで構成され、大当り遊技中を除いて特図抽選状態および普図抽選状態に応じた特図変動パターン導出状態が設定される。そして、特図変動パターン導出状態PA〜特図変動パターン導出状態PC間の遷移条件には、遷移条件(i)〜遷移条件(iii)がある。遷移条件(i)は確変大当りに係る大当り遊技の終了、遷移条件(ii)は通常大当りに係る大当り遊技の終了、遷移条件(iii)は100回目の図柄変動の終了となる。なお、特図変動パターン導出状態PCにおいて通常大当りに係る大当り遊技が開始された場合には、当該大当り遊技の終了後に再度特図変動パターン導出状態PCが設定される(遷移条件(iii)における図柄変動のカウントが0から開始される)こととなる。
さらに、本実施形態では、特図変動パターン導出状態PAの平均変動時間と特図変動パターン導出状態PCの平均時間の差は、特図変動パターン導出状態PCの平均変動時間と特図変動パターン導出状態PBの差よりも大きい。
なお、各演出制御コマンドは、原則として、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
具体的には、復電時にRAM103に異常がある場合には、復電時のRAMクリアスイッチ43の状態および中枠開扉センサ76の状態に関わらず、遊技停止状態が設定される。また、復電時にRAM103に異常がなく、復電時のRAMクリアスイッチ43がON(押下された状態)であれば、復電時の中枠開扉センサ76がONであることを条件にRAMクリア処理が実行されて遊技可能状態が設定され(復電時の中枠開扉センサ76がOFFである場合には、RAMクリア処理が実行されずに遊技可能状態が設定される)、復電時にRAM103に異常がなく、復電時のRAMクリアスイッチ43がOFF(押下されていない状態)であれば、RAMクリア処理が実行されずに遊技可能状態が設定される。なお、RAMクリア処理が実行された場合には、特図低確および普図低確が設定されることとなる。
ここで、遊技停止状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行しない(当該センサの検知結果自体を見なくてもよい)ことで、遊技の進行が不可能となる復帰状態である。そして、遊技可能状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行することで、遊技の進行が可能となる復帰状態である。
具体的に説明すると、遊技可能状態移行処理では、セキュリティ信号の出力がONになっている場合には、セキュリティ信号の出力をOFFにする処理、およびデバイスの初期設定が実行される。
また、デバイスの初期設定では、払出制御基板400に遊技球の発射を許可するための発射許可コマンドの送信や、各入賞口への入球が有効となる状態の設定や、乱数回路105を起動させるためのデータの設定等の処理が実行される。
具体的には、RAM103のうちの遊技に係る領域に対しては、当該領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域に記憶させる処理、および当該領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。
ここで、サブ情報記憶手段260は、第1副制御基板200が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。また、メインコマンド管理手段170から送信された演出制御コマンドは、サブコマンド管理手段270によってサブ情報記憶手段260の受信コマンド格納領域に記憶される。なお、以降の説明では、メインコマンド管理手段170から送信された演出制御コマンドが、サブコマンド管理手段270によってサブ情報記憶手段260の受信コマンド格納領域に記憶されることを、単に、演出制御コマンドの受信と表現する場合がある。
本実施形態における演出モードは、通常モード、低確時短モード、確変モードに大別され、特図変動パターン導出状態PAには通常モード、特図変動パターン導出状態PBには確変モード、特図変動パターン導出状態PCには低確時短モードが対応する。
ここで、演出ルートとは、図柄変動の開始から終了までの演出であって当該図柄変動における特図当否判定の結果を報知する演出の過程を規定するものであり、当該図柄変動で実行される演出の内容は、後述する演出内容決定手段225によって当該図柄変動に対応する演出ルートに従って決定されることとなる。
本実施形態では、一の特図変動パターンに対して一の演出ルートが対応する。そのため、以降の説明では、特図変動パターンに対する演出ルートを、単に、特図変動パターンで表現する場合がある。ただし、一の特図変動パターンに対して複数の演出ルートを対応させてもよく、この場合には、決定された特図変動パターンに対応する複数の演出ルートから一の演出ルートを決定するようにすればよい。
具体的には、特図変動パターンHNP(特図変動パターンHNP−A〜特図変動パターンHNP−D)には、装飾図柄がリーチ状態とならずに装飾図柄がバラケ目(すべての図柄列が停止され、各図柄列に同一の装飾図柄が停止されていない状態)で停止表示されることで、今回の図柄変動における特図当否判定の結果がハズレであることを報知する演出ルートが対応する。ここで、同一の装飾図柄とは、同一の数字を模した装飾図柄を指し、装飾図柄を構成する数字以外の部分(後述するキャラクタ画像等)が異なる態様であってもよい。同様に、異なる装飾図柄とは、異なる数字を模した装飾図柄を指す。
また、特図変動パターンHRP2には、2回の疑似変動を介して装飾図柄がリーチ状態となり、その後、発展演出が実行されずに装飾図柄がバラケ目で停止表示される演出ルートが、特図変動パターンHRP3には、3回の疑似変動を介して装飾図柄がリーチ状態となり、その後、発展演出が実行されずに装飾図柄がバラケ目で停止表示される演出ルートが対応する。
具体的には、特図変動パターンHSP1には、疑似変動を介さずに装飾図柄がリーチ状態となり、その後、今回の図柄変動における特図当否判定の結果がハズレであることを報知する発展演出が実行され、当該発展演出の終了後に装飾図柄がバラケ目で停止表示される演出ルートが対応する。
また、特図変動パターンHSP2には、2回の疑似変動を介して装飾図柄がリーチ状態となり、その後、今回の図柄変動における特図当否判定の結果がハズレであることを報知する発展演出が実行され、当該発展演出の終了後に装飾図柄がバラケ目で停止表示される演出ルートが対応する。同様に、特図変動パターンHSP3には、3回の疑似変動を介して装飾図柄がリーチ状態となり、その後、今回の図柄変動における特図当否判定の結果がハズレであることを報知する発展演出が実行され、当該発展演出の終了後に装飾図柄がバラケ目で停止表示される演出ルートが対応する。
具体的には、特図変動パターンASP1には、疑似変動を介さずに装飾図柄がリーチ状態となり、その後、今回の図柄変動における特図当否判定の結果が大当りであることを報知する発展演出が実行され、当該発展演出の終了後に装飾図柄が図柄揃い(すべての図柄列が停止され、各図柄列に同一の装飾図柄が停止された状態)で停止表示される演出ルートが対応する。
また、特図変動パターンASP2には、2回の疑似変動を介して装飾図柄がリーチ状態となり、その後、今回の図柄変動における特図当否判定の結果が大当りであることを報知する発展演出が実行され、当該発展演出の終了後に装飾図柄が図柄揃いで停止表示される演出ルートが対応する。同様に、特図変動パターンASP3には、3回の疑似変動を介して装飾図柄がリーチ状態となり、その後、今回の図柄変動における特図当否判定の結果が大当りであることを報知する発展演出が実行され、当該発展演出の終了後に装飾図柄が図柄揃いで停止表示される演出ルートが対応する。
そのため、疑似変動が実行される回数が多くなるにつれて大当り当選の期待感を高めることができる。
そのため、リーチ状態となるまでの時間は、複数回の疑似変動を介さずにリーチ状態となる特図変動パターン、2回の疑似変動でリーチ状態となる特図変動パターン、3回の疑似変動でリーチ状態となる特図変動パターンの順に長くなる。
なお、本実施形態における保留画像の態様は、当該画像の色の違いで表現される。そして、保留画像の色は、保留コマンドに続けて送信される事前判定コマンドに含まれる事前判定の結果、すなわち、当該保留画像に対応する図柄変動における特図当否判定において大当りと判定されるか否かを参照した抽選によって決定される。具体的には、決定され得る色として、白色、青色、緑色、赤色、虹色の計5色が存在し、この順で大当り当選期待度が高い。特に、虹色は、大当り当選が確定する態様である。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。
より具体的には、演出内容決定手段225は、例えば、後述するカットイン画像の種別を決定する抽選等、図柄変動における演出実行タイミングごとの演出の内容(演出パターン)を、演出ルート決定手段222によって決定された演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。なお、演出の内容を決定するタイミングとしては、例えば、図柄変動の開始時が挙げられる。
具体的には、図柄B、図柄C、および図柄aには奇数図柄揃いを、図柄Aと図柄bには偶数図柄揃いを、図柄Dと図柄cにはバラケ目を、対応させている。
なお、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄aに偶数図柄揃いを対応させる等、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
特に、通常演出制御手段220は、復電時の復帰状態が遊技可能状態となった場合(RAMクリア処理を伴う場合)には、RAMクリア処理を伴って遊技可能状態となったことを報知させるための演出データを読み出し、復電時の復帰状態が遊技可能状態となった場合(RAMクリア処理を伴わない場合)には、RAMクリア処理を伴わずに遊技可能状態となったことを報知させるための演出データを読み出す。
さらに、通常演出制御手段220は、復電時の復帰状態が遊技停止状態となった場合には、遊技停止状態となったことに加え、RAMクリア処理の実行が必要となったことを報知させるための演出データを読み出す。
なお、これらの報知の詳細は省略するが、実行が開始されてから一定時間(例えば、30s)継続して実行されることが好ましく、当該報知を実行する演出デバイスは問わない。
なお、エラー演出は、図柄変動に係る変動演出よりも優先して実行される(エラー演出の実行によって変動演出の実行が規制される)。ここで、エラー演出が優先して実行されるとは、エラー演出の実行に係るデバイスと変動演出の実行に係るデバイスが同一のデバイスである場合に、当該デバイスにおいてエラー演出のみが実行される場合に限らず、当該デバイスにおいてエラー演出が変動演出よりも認識され易い態様で実行されることを含む。
また、サブエラー制御手段230は、独自に(メインエラー制御手段165と独立して)遊技機10がエラー状態であるか否かを判定し、エラー状態であると判定した場合にエラー演出を実行する演出データを読み出すようにしてもよい。
まず、図11〜図20を用いて、累計ポイント表示演出および獲得ポイント表示演出の詳細を説明する。
図11(a)および図11(b)は、累計ポイント表示演出の表示例を示す図であり、図12〜図19は、獲得ポイント表示演出の表示例を示す図であり、図20は、付与ポイント抽選に用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。
具体的には、累計ポイント表示演出を実行するにあたっては、左サブ表示部82bに係る表示領域が、表示領域821、表示領域822、表示領域823、表示領域824、および表示領域825の計5個の表示領域に分割されるとともに、右サブ表示部82cに係る表示領域が、表示領域826、表示領域827、表示領域828、表示領域829、および表示領域830の計5個の表示領域に分割されており、左サブ表示部82bおよび右サブ表示部82cによって計10個の表示領域が形成される。そして、これら10個の表示領域のうちの獲得ポイント表示演出で獲得が報知されたポイントの累計値と同数の表示領域に亘ってポイント累計画像prgが表示される。
なお、図示は省略するが、ポイント累計値が1ポイントである場合には、表示領域821にポイント累計画像prgが、ポイント累計値が2ポイントである場合には、表示領域821および表示領域822に亘ってポイント累計画像prgが、ポイント累計値が3ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域823に亘ってポイント累計画像prgが、ポイント累計値が4ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域824に亘ってポイント累計画像prgが、ポイント累計値が5ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域825に亘ってポイント累計画像prgが、表示される。さらに、ポイント累計値が6ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域826に亘ってポイント累計画像prgが、ポイント累計値が7ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域827に亘ってポイント累計画像prgが、ポイント累計値が8ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域828に亘ってポイント累計画像prgが、ポイント累計値が9ポイントである場合には、表示領域821〜表示領域829に亘ってポイント累計画像prgが、表示される。
さらに、本実施形態では、図11(a)および図11(b)で示す通り、ポイント累計画像prgが表示され得る表示領域においてポイント累計画像prgが表示されていない表示領域(例えば、図11(a)における表示領域821〜表示領域830)に表示される画像を構成する色の数は、ポイント累計画像prgが表示され得る表示領域においてポイント累計画像prgが表示されている表示領域(例えば、図11(b)における表示領域821〜表示領域830)に表示される画像を構成する色の数よりも多い。
これによれば、ポイント累計画像prgが表示され得る表示領域をあらかじめ定められた大きさの表示領域とした場合において、ポイント累計画像prgを、ポイント累計画像prgが表示され得る表示領域からポイント累計画像prgが表示されている表示領域を除いた表示領域に表示される画像よりも目立たせることができ、後述するカットイン画像を大きく感じさせる効果を高めることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、上述したように称呼が一致することに限らず、双方の画像の柄や色が一致したり、双方の画像に含まれるキャラクタの種類が一致する等、双方の画像に関連性があればよい。
まず、図12(a)〜図12(c)および図13(a)〜図13(c)は、ポイント累計値が2ポイントの状態で1ポイントを獲得する獲得ポイント表示演出が実行された場合の表示例を示す図である。
具体的には、図12(a)に示す通り、獲得ポイント表示演出が開始されると、メイン表示部81に係る表示領域において、今回獲得し得るポイント(1ポイント)を示す第1ポイント獲得画像pkg1と、「pt」との文字を含む第2ポイント獲得画像pkg2が離間した位置に表示される。図12(a)の次のタイミングを示す図12(b)では、第1ポイント獲得画像pkg1が第2ポイント獲得画像pkg2に向かって移動するとともに、第2ポイント獲得画像pkg2が第1ポイント獲得画像pkg1に向かって移動する。図12(b)の次のタイミングを示す図12(c)では、第1ポイント獲得画像pkg1と第2ポイント獲得画像pkg2が合体し、ポイントを獲得することを示す第3ポイント獲得画像pkg3を形成する。なお、図12(a)〜図12(c)では、ポイント累計値は2ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821および表示領域822に亘って表示されている。
図13(a)は、図12(c)と同一のタイミングにおける表示例が示されており、その後、第3ポイント獲得画像pkg3は、左サブ表示部82bに係る表示領域に向かって移動する。この際、第3ポイント獲得画像pkg3は、図13(b)に示す通り、メイン表示部81に係る表示領域と左サブ表示部82bに係る表示領域とに跨って表示される。この時も、ポイント累計値は2ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821および表示領域822に亘って表示されている。
図13(b)の次のタイミングを示す図13(c)では、左サブ表示部82bに係る表示領域への第3ポイント獲得画像pkg3の移動が完了したため、第3ポイント獲得画像pkg3が非表示となる。なお、この時、ポイント累計値は3ポイントとなるため、ポイント累計画像prgは、表示領域821〜表示領域823に亘って表示されている。
具体的には、図14(a)に示す通り、獲得ポイント表示演出が開始されると、メイン表示部81に係る表示領域において、今回獲得し得るポイント(2ポイント)を示すため、二つの第1ポイント獲得画像pkg1と、二つの第2ポイント獲得画像pkg2が離間した位置に表示される。図14(a)の次のタイミングを示す図14(b)では、二つの第1ポイント獲得画像pkg1のそれぞれが、対応する第2ポイント獲得画像pkg2に向かって移動するとともに、二つの第2ポイント獲得画像pkg2のそれぞれが、対応する第1ポイント獲得画像pkg1に向かって移動する。図14(b)の次のタイミングを示す図14(c)では、二つの第1ポイント獲得画像pkg1のそれぞれが、対応する第2ポイント獲得画像pkg2と合体し、ポイントを獲得することを示す第3ポイント獲得画像pkg3を二つ形成する。なお、図14(a)〜図14(c)では、ポイント累計値は2ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821および表示領域822に亘って表示されている。
図15(a)は、図14(c)と同一のタイミングにおける表示例が示されており、その後、左サブ表示部82bに係る表示領域に累計ポイント表示演出が行われていない表示が3ポイント分あるため、形成された二つの第3ポイント獲得画像pkg3が、左サブ表示部82bに係る表示領域に向かって移動する。この際、二つの第3ポイント獲得画像pkg3はいずれも、図15(b)に示す通り、メイン表示部81に係る表示領域と左サブ表示部82bに係る表示領域とに跨って表示される。この時も、ポイント累計値は2ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821および表示領域822に亘って表示されている。
図15(b)の次のタイミングを示す図15(c)では、左サブ表示部82bに係る表示領域への第3ポイント獲得画像pkg3の移動が完了したため、二つの第3ポイント獲得画像pkg3が非表示となる。なお、この時、ポイント累計値は4ポイントとなるため、ポイント累計画像prgは、表示領域821〜表示領域824に亘って表示されている。
図16(a)では、二つの第1ポイント獲得画像pkg1のそれぞれが、対応する第2ポイント獲得画像pkg2が合体し、ポイントを獲得することを示す第3ポイント獲得画像pkg3が形成されている。なお、図16(a)では、ポイント累計値は4ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821〜表示領域824に亘って表示されている。その後、当該表示例では、左サブ表示部82bに係る表示領域に累計ポイント表示演出が行われていない表示が1ポイント分しかないため、形成された二つの第3ポイント獲得画像pkg3のうちの一つが、左サブ表示部82bに係る表示領域に向かって移動するとともに、他方の第3ポイント獲得画像pkg3が右サブ表示部82cに係る表示領域に向かって移動する。この際、図16(b)に示す通り、当該二つの第3ポイント獲得画像pkg3のうちの一つが、メイン表示部81に係る表示領域と左サブ表示部82bに係る表示領域とに跨って表示されるとともに、他方の第3ポイント獲得画像pkg3がメイン表示部81に係る表示領域と右サブ表示部82cに係る表示領域とに跨って表示される。この時も、ポイント累計値は4ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821〜表示領域824に亘って表示されている。
図16(b)の次のタイミングを示す図16(c)では、右サブ表示部82cに係る表示領域と右サブ表示部82cに係る表示領域の双方へ対応する第3ポイント獲得画像pkg3の移動が完了したため、これらの第3ポイント獲得画像pkg3が非表示となる。なお、この時、ポイント累計値は6ポイントとなるため、ポイント累計画像prgは、表示領域821〜表示領域826に亘って表示されている。
そのため、図柄変動が開始されてから装飾図柄がリーチ状態を構成するまでの期間(ポイント累計画像prgが拡大し得る期間)において、メイン表示部81に係る表示領域に対する注目度の低下を抑止することができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、第3ポイント獲得画像pkg3の表示期間の全部で、第3ポイント獲得画像pkg3がメイン表示部81に係る表示領域とポイント累計画像prgが表示される表示領域とに跨って表示されてもよい。すなわち、第3ポイント獲得画像pkg3の表示期間の少なくとも一部で、第3ポイント獲得画像pkg3がメイン表示部81に係る表示領域とポイント累計画像prgが表示される表示領域とに跨って表示されればよい。
具体的には、図17(a)に示す通り、獲得ポイント表示演出が開始されると、メイン表示部81に係る表示領域において、今回獲得し得るポイント(1ポイント)を示す第1ポイント獲得画像pkg1と、上述の第2ポイント獲得画像pkg2が離間した位置に表示される。図17(a)の次のタイミングを示す図17(b)では、第1ポイント獲得画像pkg1が第2ポイント獲得画像pkg2に向かって移動するとともに、第2ポイント獲得画像pkg2が第1ポイント獲得画像pkg1に向かって移動する。図17(b)の次のタイミングを示す図17(c)では、第1ポイント獲得画像pkg1と第2ポイント獲得画像pkg2が合体せずに、ポイントを獲得しないことを示す画像(具体的には、第1ポイント獲得画像pkg1と第2ポイント獲得画像pkg2がすれ違った画像)が表示される。なお、図17(a)〜図17(c)では、ポイント累計値は2ポイントのままであり、ポイント累計画像prgは、表示領域821および表示領域822に亘って表示されている。
図18(a)は、図17(c)と同一のタイミングにおける表示例が示されており、その後のタイミングを示す図18(b)では、上述のポイントを獲得しないことを示す画像がメイン表示部81に係る表示領域内で非表示となる。したがって、ポイントが獲得されない場合には、当該画像がメイン表示部81に係る表示領域と左サブ表示部82bに係る表示領域とに跨って表示されることがない。
図18(b)の次のタイミングを示す図18(c)では、左サブ表示部82bに係る表示領域への第3ポイント獲得画像pkg3の移動が完了したため、第3ポイント獲得画像pkg3が非表示となる。なお、この時、ポイント累計値は3ポイントとなるため、ポイント累計画像prgは、表示領域821〜表示領域823に亘って表示されている。
そのため、図柄変動が開始されてから装飾図柄がリーチ状態を構成するまでの期間(ポイント累計画像prgが拡大し得る期間)において、ポイント獲得を誤認させることなく、メイン表示部81に係る表示領域に対する注目度の低下を抑止することができる。
付与ポイント抽選では、今回の図柄変動で決定された特図変動パターンが参照され、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜999である。
そのため、特図変動パターンHNPが決定された場合には、900/1000(約1/1.11)の確率で付与ポイントとして0ポイントが、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして1ポイントが、決定され、当該場合には、付与ポイントとして2ポイント〜10ポイントが決定されることがない。
特図変動パターンHSP1が決定された場合には、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして1ポイントが、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして2ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして3ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして4ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして5ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして6ポイントが、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして7ポイントが、50/1000(1/20)の確率で付与ポイントとして8ポイントが、30/1000(約1/33.3)の確率で付与ポイントとして9ポイントが、20/1000(1/50)の確率で付与ポイントとして10ポイントが、決定され、当該場合には、付与ポイントとして0ポイントが決定されることがない。
特図変動パターンHSP2が決定された場合には、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして1ポイントが、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして2ポイントが、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして3ポイントが、100/1000(1/10)の確率で付与ポイントとして4ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして5ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして6ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして7ポイントが、70/1000(約1/14.3)の確率で付与ポイントとして8ポイントが、45/1000(約1/22.2)の確率で付与ポイントとして9ポイントが、35/1000(約1/28.6)の確率で付与ポイントとして10ポイントが、決定され、当該場合には、付与ポイントとして0ポイントが決定されることがない。
特図変動パターンHSP3が決定された場合には、75/1000(約1/13.3)の確率で付与ポイントとして1ポイントが、75/1000(約1/13.3)の確率で付与ポイントとして2ポイントが、75/1000(約1/13.3)の確率で付与ポイントとして3ポイントが、75/1000(約1/13.3)の確率で付与ポイントとして4ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして5ポイントが、150/1000(約1/6.67)の確率で付与ポイントとして6ポイントが、200/1000(1/5)の確率で付与ポイントとして7ポイントが、90/1000(約1/11.1)の確率で付与ポイントとして8ポイントが、60/1000(約1/16.7)の確率で付与ポイントとして9ポイントが、50/1000(1/20)の確率で付与ポイントとして10ポイントが、決定され、当該場合には、付与ポイントとして0ポイントが決定されることがない。
したがって、本実施形態では、ポイント累計画像prgの最終的な大きさが大きいほど、発展演出が実行され易くなると言える。
これによれば、ポイント累計画像prgに注目させ易くすることができる。さらに、ポイント累計画像prgの最終的な大きさが大きくなるほど発展演出が発生し易くすることで、後述するカットイン画像を大きく感じさせる効果を高めることができる。
したがって、ポイント累計画像prgの最終的な大きさが7ポイントに相当する大きさ以上となる場合に、発展演出が必ず発生すると言える。
これによれば、後述するカットイン画像を大きく感じさせる効果を高めることができる。
そのため、後述するカットイン画像が表示されるタイミングに近いタイミングにおいて、メイン表示部81に係る表示領域に対する注目度を高め、カットイン画像を大きく感じさせる効果を高めることができる。
なお、累計ポイントの閾値は、7ポイント(発展演出が必ず発生するポイント)であることが好ましい。
次に、図20(a)〜図20(c)用いて、発展演出の実行中に表示されるカットイン画像の詳細を説明する。なお、図20(a)および図12(b)は、カットイン画像の表示例を示す図であり、図20(c)は、カットイン画像に係る種別の決定に用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。
具体的には、図20(a)に示すカットイン画像は、弱カットイン画像であり、当該画像は、メイン表示部81に係る表示領域に表示される画像であって、「チャンス!」との文字を含む画像である。一方、図20(b)に示すカットイン画像は、強カットイン画像であり、当該画像は、メイン表示部81に係る表示領域に表示される画像であって、「激アツ!」との文字を含む画像である。なお、これらの図に示す通り、本実施形態において、強カットイン画像は、弱カットインよりも大きい。
そのため、特図当否判定の結果が大当りである場合には、40/100(1/2.5)の確率で弱カットイン画像、60/100(約1/1.67)の確率で強カットイン画像が決定される。一方、特図当否判定の結果がハズレである場合には、70/100(約1/1.43)の確率で弱カットイン画像、30/100(約1/3.33)の確率で強カットイン画像が決定される。
次に、図21(a)〜図21(c)を用いて、カットイン画像が表示される表示領域を遊技者に大きく感じさせ機能の詳細を説明する。なお、図21(a)〜図21(c)は、発展演出中に表示される画像の流れを示す図である。
そして、本実施形態では、図21(a)〜図21(c)に示す通り、発展演出が実行されている期間おいて、ポイント累計画像prgが表示されている状態(図21(a)に示す状態)からポイント累計画像prgが非表示となった状態(図21(b)に示す状態)とすることで、メイン表示部81に係る表示領域を一気に大きく感じさせることができる。そのため、その後にメイン表示部81に表示されるカットイン画像が表示されている状態(図21(c)に示す状態)において、カットイン画像を大きく感じさせることができる。
なお、当該効果を奏するにあたり、カットイン画像が表示される表示領域の大きさが大きくなってもよいが、その場合における当該表示領域が拡大し得る段階数は、ポイント累計画像prgが拡大し得る段階数よりも少ないことを要する。
また、図柄変動が開始されてから装飾図柄がリーチ状態を構成するまでの期間において、ポイント累計画像prgが段階的に拡大する必要はなく、段階を持たずに(当該画像の大きさが維持される期間がなくて)滑らかに拡大されてもよい。すなわち、ポイント累計画像prgは、徐々に拡大される画像であればよい。さらに、最終的にポイント累計画像prgが拡大されれば、当該期間において、ポイント累計画像prgが縮小されるタイミングがあってもよい。
なお、上記第一の表示領域に係る表示装置と、上記第二の表示領域に係る表示装置とは、同一の表示装置であってもよいし、異なる表示装置であってもよい。さらに、これらの表示装置が同一の表示装置である場合には、上記第一の表示領域と上記第二の表示領域とが一部に重複していてもよい。
また、本発明における拡大とは、本実施形態のように画像が追加されることで画像が大きくなることに限らず、元の画像が引き延ばされることで大きくなることも含む。
以上の説明に記載されていない変形例について、以下に列挙する。
このようにすれば、カットイン画像をより大きく感じさせることができる。
さらに、本実施形態において図示した抽選テーブルにおける各抽選値は一例であって、抽選テーブル同士の大小関係が維持されていれば、各抽選値は当該範囲において任意の値を採用してもよい。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
図柄変動の開始にともなって大当りに当選するか否かを判定する当否判定を実行し、当該当否判定において前記大当りに当選した場合には、当該図柄変動の終了後に大当り遊技を開始する遊技機であって、
画像表示手段と、
前記画像表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、
前記画像表示手段は、第一の表示領域と、第二の表示領域と、を有し、
前記表示制御手段は、
図柄変動中の第一の期間において、当該第一の期間内で徐々に拡大し得る第一の画像を前記第一の表示領域に表示させ、
前記第一の期間と同一の図柄変動中の期間であって前記当該第一の期間が経過した後に発生し得る第二の期間において、当該第一の期間において拡大された前記第一の画像の表示を終了させ、当該図柄変動における前記当否判定で前記大当りに当選したか否かを示唆する第二の画像を、前記第二の表示領域を少なくとも含む所定の表示領域に表示させる、
ことを特徴とする遊技機。
(2)
上記(1)に記載の遊技機であって、
前記第一の画像は、前記第一の期間において段階的に拡大し得る画像である一方、
前記所定の表示領域は、前記第二の期間において大きさが変化しない、または前記第一の画像が拡大し得る段階数よりも少ない段階数内で前記第二の期間において段階的に拡大し得る表示領域である、
ことを特徴とする遊技機。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の遊技機であって、
前記第一の画像は、前記第一の期間において、あらかじめ定められた一の方向に向けて拡大し得る画像である、
ことを特徴とする遊技機。
(4)
上記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記第一の期間における前記第一の画像の最終的な大きさが、複数パターンあり、
前記第二の期間は、前記第一の期間が経過した後の一部で発生する期間であって、前記第一の期間における前記第一の画像の最終的な大きさが大きいほど発生し易い傾向にある、
ことを特徴とする遊技機。
15 外枠
17 中枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33(33a、33b) スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35(35a、35b、35c) 枠ランプ
36 球抜き機構
37 演出ボタン
38 カーソルボタン
38a 上カーソルボタン
38b 下カーソルボタン
38c 左カーソルボタン
38d 右カーソルボタン
38e 中カーソルボタン
39 メイン操作部
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
40 電源スイッチ
43 RAMクリアスイッチ
46 遊技球タンク
47 タンクレール
48 払出ユニット
49 払出通路
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
54 保護部材
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
62 普通電動役物ソレノイド
63 ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物ソレノイド
67 一般入賞口
69 アウト口
70 第1始動口センサ
71 第2始動口センサ
72 大入賞口センサ
73 一般入賞口センサ
74 ゲートセンサ
75 アウト球センサ
76 中枠開扉センサ
77 前枠開扉センサ
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 サブ表示部
82a 上サブ表示部
82b 左サブ表示部
82c 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
94 第1特別図柄保留ランプ
95 第2特別図柄保留ランプ
96 普通図柄保留ランプ
100 主制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/Oポート
105 乱数回路
109 主制御基板ケース
110 入球判定手段
115 メイン乱数発生手段
120 メイン保留制御手段
125 事前判定手段
130 特図抽選手段
131 特図当否判定手段
132 特図停止図柄抽選手段
133 特図変動パターン導出手段
135 普図抽選手段
140 大当り遊技制御手段
145 図柄表示制御手段
150 電動役物制御手段
155 遊技状態制御手段
160 メイン情報記憶手段
165 メインエラー制御手段
170 メインコマンド管理手段
175 復電処理実行手段
176 復帰状態設定手段
179 遊技可能状態移行手段
180 電断処理実行手段
200 第1副制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 I/Oポート
209 第1副制御基板ケース
210 サブ乱数発生手段
220 通常演出制御手段
221 演出モード制御手段
222 演出ルート決定手段
223 サブ保留制御手段
224 先読み演出制御手段
225 演出内容決定手段
226 装飾図柄制御手段
227 大当り演出制御手段
230 サブエラー制御手段
240 ランプ制御手段
245 可動役物制御手段
260 サブ情報記憶手段
270 サブコマンド管理手段
300 第2副制御基板
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/Oポート
309 第2副制御基板ケース
310 音声制御基板
311 CPU
312 ROM
313 RAM
314 I/Oポート
400 払出制御基板
409 払出制御基板ケース
500 電源制御基板
501 通常電源回路
502 バックアップ電源回路
503 電断検出回路
509 電源制御基板ケース
821 表示領域
822 表示領域
823 表示領域
824 表示領域
825 表示領域
826 表示領域
827 表示領域
828 表示領域
829 表示領域
830 表示領域
X 第1流路
Y 第2流路
prg ポイント累計画像
pkg1 第1ポイント獲得画像
pkg2 第2ポイント獲得画像
pkg3 第3ポイント獲得画像
Claims (3)
- 図柄変動の開始にともなって大当りに当選するか否かを判定する当否判定を実行し、当該当否判定において前記大当りに当選した場合には、当該図柄変動の終了後に大当り遊技を開始する遊技機であって、
画像表示手段と、
前記画像表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、
前記画像表示手段は、第一の表示領域と、第二の表示領域と、を有し、
前記表示制御手段は、
図柄変動中の第一の期間において、当該第一の期間内で徐々に拡大し得る第一の画像を前記第一の表示領域に表示させ、
前記第一の期間と同一の図柄変動中の期間であって前記当該第一の期間が経過した後に発生し得る第二の期間において、当該第一の期間において拡大された前記第一の画像の表示を終了させ、当該図柄変動における前記当否判定で前記大当りに当選したか否かを示唆する第二の画像を、前記第二の表示領域を少なくとも含む所定の表示領域に表示させ、
前記表示制御手段は、さらに、前記第一の期間のうちの少なくとも一部において、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域とに跨って第三の画像を表示させることが可能であり、前記第二の表示領域を含み前記第一の表示領域を含まない表示領域に、第四の画像を表示させることが可能であり、
前記第四の画像は、前記第三の画像と同時に表示されない画像であり、
前記第一の画像の大きさについて、
前記第三の画像が表示されるときに前記第一の画像が大きくなり得る一方、
前記第四の画像が表示されるときに前記第一の画像が大きくならず、
前記第三の画像または前記第四の画像が表示されるときに対する前記第三の画像が表示される割合は、前記第一の画像の大きさが第一の大きさ以上であるときに、前記第一の画像の大きさが前記第一の大きさよりも小さいときよりも高くなる、
ことを特徴とする遊技機。 - 図柄変動の開始にともなって大当りに当選するか否かを判定する当否判定を実行し、当該当否判定において前記大当りに当選した場合には、当該図柄変動の終了後に大当り遊技を開始する遊技機であって、
画像表示手段と、
前記画像表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、
前記画像表示手段は、第一の表示領域と、第二の表示領域と、を有し、
前記表示制御手段は、
図柄変動中の第一の期間において、当該第一の期間内で徐々に拡大し得る第一の画像を前記第一の表示領域に表示させ、
前記第一の期間と同一の図柄変動中の期間であって前記当該第一の期間が経過した後に発生し得る第二の期間において、当該第一の期間において拡大された前記第一の画像の表示を終了させ、当該図柄変動における前記当否判定で前記大当りに当選したか否かを示唆する第二の画像を、前記第二の表示領域を少なくとも含む所定の表示領域に表示させ、
前記表示制御手段は、さらに、前記第一の期間のうちの少なくとも一部において、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域とに跨って第三の画像を表示させることが可能であり、前記第二の表示領域を含み前記第一の表示領域を含まない表示領域に、第四の画像を表示させることが可能であり、
前記第一の画像の大きさについて、
前記第三の画像が表示されるときに前記第一の画像が大きくなり得る一方、
前記第四の画像が表示されるときに前記第一の画像が大きくならず、
前記第三の画像は、前記第一の画像が大きくなる前に当該第一の画像が大きくなることを示唆する画像であり、
前記第四の画像は、前記第三の画像が表示されないときに表示される画像である、
ことを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2に記載の遊技機であって、
前記第三の画像が表示されるごとに前記第一の画像が大きくなる、
ことを特徴とする遊技機。
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