<<第1の実施形態>>
以下、図面を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。
<全体構成>
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図3参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図3参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図4参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図1に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図1に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。図3に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図1に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。
左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動体の一種である。
さらに、演出可動体として、ここでは不図示の家紋役物247(図14等参照)と、その家紋役物247と合体する一対の合体役物248(図22等参照)が用意されている。家紋役物247は第一の演出可動体、合体役物248は第二の演出可動体の一例に相当する。家紋役物247は、装飾図柄表示装置208よりも上方の初期位置に配置されている。家紋役物247は、動作を開始すると、初期位置から装飾図柄表示装置208よりも前側に落下してきて、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップする。一対の合体役物248は、装飾図柄表示装置208の左側と右側それぞれの初期位置に配置されている。合体役物248は、動作を開始すると、初期位置から装飾図柄表示装置208よりも前側に左右それぞれが進出してきて、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップする。一対の合体役物248は、左右それぞれから家紋役物247を挟み込み、家紋役物と合体する。家紋役物247にしても、一対の合体役物248にしても、それぞれの初期位置にある状態では、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップした状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動体(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、家紋役物247、合体役物248)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動体136,191,247,248の現在位置を検出するための各種可動体センサ424と、各種可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図1に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が装飾図柄表示装置208の制御を行い、第2副制御部500が各種の可動体136,191,247,248の制御を行っているが、第2副制御部500が装飾図柄表示装置208の制御を行い、第1副制御部400が各種の可動体136,191,247,248の制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図4では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図1に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図4では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図5(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図1に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図1に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図3(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
[特図の停止表示について] 特図変動遊技における停止表示とは特図1(または特図2)の停止図柄態様が停止表示されることである。詳細には、停止図柄態様が表示されてから或る時間(例えば0.6秒)表示状態を維持して停止表示される。本明細書に示すいずれの実施形態において、停止表示に関する一連の動作を「停止表示」、「確定停止」、「確定表示」、「本停止表示」と呼ぶことがある。なお、普図についても同様である。
[装飾図柄の停止表示について] 装飾図柄については、これ以上表示された装飾図柄が変わらない状態を「停止表示」「確定停止」「確定表示」「本停止表示」と呼ぶ場合がある。これは、主に、特図の停止表示の部分で行われる動作である。
また、本明細書において、「停止表示」、「仮停止(表示)」、「一旦停止(表示)」、「揺れ変動(表示)」の用語が用いられる場合があるが、これらは、表示された装飾図柄が変更される可能性がある状態を指す。なお、表示された装飾図柄が変更されない場合もある。直前の表示状態で使用する場合もある。また、一部の装飾図柄が停止表示されている状態においてもこれらの文言を使用する場合がある。
上述した、表示された装飾図柄が変更される場合に装飾図柄の変動が再度開始される場合がある。この動作を、「再始動」、「再変動」、「再抽選」、「擬似変動」、「擬似連」と記載する場合がある。また、一旦大当りを認識しうる装飾図柄が表示された後に行われる動作については、「再抽選」、「再変動」、「再始動」と記載することがある。また、一回の特図変動遊技の実行中に複数回の装飾図柄の変動表示を見せる演出(所謂「擬似連」、「擬似変動」)において装飾図柄に変動が再度開始される場合には、「擬似変動」、「擬似連」、「再変動」、「再始動」の文言で記載される場合がある。
[疑似連・疑似変動について] 一般的には、上述の通りであるが、装飾図柄の一旦停止表示(仮停止など)が行われない場合もある。例えば、装飾図柄の変動速度を見た目上変化させる(高速変動→低速変動→高速変動等繰り返す)ものも「擬似連」、「擬似変動」と記載する場合がある。また、一部の装飾図柄のみが一旦停止してその後再変動を行うタイプや、擬似連を行う変動や擬似連を行うと見せかける変動時や予告として機能する場合のみに一旦停止表示される図柄が存在する場合があり、「特殊図柄」、「擬似連図柄」と記載することがある。
[装飾図柄の停止順等] 上記に記載の他、装飾図柄の変動表示では、装飾図柄が所定順序で停止表示される場合(例えば、左、右、中の順)がある。これらを「左停止(表示)」「右停止(表示)」「中停止(表示)」/「第一停止(表示)」「第二停止(表示)」「第三停止(表示)」と記載することがある。
[その他] 装飾図柄や特別図柄の変動表示において時系列順に「第一の停止表示」「第二の停止表示」・・・と記載する場合がある。また、停止表示については、全場面で使用する場合があるが、図面と照らし合わせて他の用語でも置き換え可能な場合がある。
以上のことは、本明細書に記載されたいずれの実施形態においても共通する事項である。
<主制御部メイン処理>
次に、図6(a)を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図6(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図6(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図1に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図4に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図4に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図1に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図5(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図5(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図1に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図3に示す装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図3に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208に大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図4に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図4に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図4に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図6(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図7を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、装飾図柄表示装置208における画像表示制御がステップS313で実行され、可動体制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動体136,191,247,248に関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図8(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図8を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動体制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動体制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動体(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、家紋役物247、合体役物248)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動体136,191,247,248それぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図8(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図1に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図9は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図9では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
また、図9に示す装飾図柄表示装置208では、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図9(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図9(b)に示す装飾図柄表示装置208には、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
また、図9に示す装飾図柄表示装置208では、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。
さらに、図9には、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図9には、装飾図柄表示装置208の右横に、チャンスボタン136も示されている。図9に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図9に示す装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図9(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図9(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図9(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図9(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図9(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図9(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図9に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図9(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図9(g)に示す装飾図柄表示装置208では、"CHANCE"という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図9(h)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、"CHANCE"というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図9(g)に示す"CHANCE"という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図9(f)から続く他の例を示す図9(g')では、装飾図柄表示装置208に"残念"という表示がなされ、その後、同図(h')に示すように、スーパーリーチには発展せずに、装飾図柄表示装置208には、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、"残念"という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
図10は、図1に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図1に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図10(a)には、図1に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図10(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図10(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図10(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図10(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図11は、図1に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図10を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。なお、ここで列挙した操作手段についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、以降の説明で透過部191として説明してる操作手段は、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段に置き換えることができる。
図11(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図11(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図11(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図11(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、装飾図柄表示装置208における表示データが「液晶」、家紋役物247や合体役物248における動作データが「可動体」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図12は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図12に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図12(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図12(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図12(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図12(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図13は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図13(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図13(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、ジャッジ演出が開始される。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ変動表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ変動表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図13(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ変動表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ変動表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図13(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図13(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、装飾図柄表示装置208では、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図13(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図13(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図13(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図13(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図13(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図13(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図13(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
図14は、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出に関する一例を段階的に示す図であり、図15は、図14に示す例の続きを段階的に示す図である。
先に図9に示すボタン演出の一例で説明した事項については、説明を省略する。図14の各図には、装飾図柄表示装置208の右横に、操作手段Aであるチャンスボタン136の他に、操作手段Bである透過部191も示されている。図14および図15に示す、操作手段Aであるチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、操作手段Bである透過部191もどの段階でも初期位置にある状態である。
図14(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図14(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図14(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図14(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図14(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
ここでも、図9と同じように、リーチ演出が開始されると、ボタン演出が開始される例を示す。ここでのボタン演出は、ジャッジ演出の一種であり、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出になる。なお、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類をジャッジする演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図14(d)に示すように、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、押下を促している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、その赤色に点灯し始めたチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「PUSH」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す表示である。以下、これら3つの画像136a,136b,136cと「PUSH」という文字表示を総称して、操作促進報知の初期位置表示136Xと称する。この初期位置表示136Xは、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a,136b,136cと「PUSH」という文字表示の全部を含んでいなくても、初期位置表示136Xとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない初期位置表示136Xであってもよい。
図14(e)は操作有効期間内であり、この図14(e)のタイミングで操作手段Aであるチャンスボタン136が操作される。チャンスボタン136は、操作されると、それまで赤色に点灯していたのが、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、装飾図柄表示装置208の前側には、家紋役物247が落下してくる(図14(f)参照)。家紋役物247は、中図柄表示領域208bを覆うとともに、変動アイコン表示領域208eの一部も覆っており、変動アイコンcの一部も覆われている。家紋役物247の落下は、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果の表れであり、図14(g)に示すように、装飾図柄表示装置208ではスーパーリーチ演出が開始され、背景画像が変化する。チャンスボタン136は操作有効期間内に操作されて以降、初期位置で消灯したままの状態となり、振動はしていない。
やがて、図14(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、背景画像が、襖の背景画像にさらに変化する。スーパーリーチ演出には、現在行われている図柄変動表示において、大当りの可能性が相対的に低い第一のスーパーリーチ演出(弱SPリーチ演出)と、大当りの可能性が相対的に高い第二のスーパーリーチ演出(強SPリーチ演出)とが用意されており、襖の背景画像は、弱SPリーチ演出の背景画像に相当する。この弱SPリーチ演出でも、ジャッジ演出が行われる。ここでのジャッジ演出は、大当りになるか否かをジャッジする演出であって、最終ジャッジ演出に相当し、襖が開いて中からお姫様のキャラクタが登場すれば、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのジャッジ結果の表れになる。図14(i)では、雲のようなエフェクト表示e1の表示がなされている。図14(j)の図ではわからないが、同図(j)では、雲のようなエフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきており、同図(k)では、エフェクト表示e1が消え、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、右上には「姫を救出しろ」という文字表示の表示がなされている。なお、この「姫を救出しろ」という文字表示は、図14(h)のタイミングから表示されていてもよい。同図(j)の説明の中で記した何かの陰は、操作促進報知の初期位置表示136Xの陰であったことになる。図14(i)および同図(j)のエフェクト表示e1は、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され始めた図14(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図14(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図14(l)は操作有効期間内であり、この図14(l)のタイミングで操作手段Aであるチャンスボタン136が再び操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図14(l)に続く図15(m)に示す装飾図柄表示装置208では、襖が開いたもの中には誰もおらず、ここでのジャッジ結果はハズレになる可能性が高いことになる。以上説明した最終ジャッジ演出の実行中も、操作手段Aであるチャンスボタン136は初期位置に位置し、振動はしていない。
なお、操作有効期間内に操作手段Aであるチャンスボタン136が操作されなくても、最終ジャッジのジャッジ結果を表示するようにしてもよく、また、チャンスボタン136は操作されずに、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、後述する第二のチャンスボタン137)が操作された場合であっても最終ジャッジ結果を表示するようにしてもよい(以下の例においても同じ。)。このことは、先のスーパーリーチへ発展するか否かをジャッジする演出でも同様であってもよいし、スーパーリーチへ発展するか否かをジャッジする演出に限ったことであってもよいし、大当りについての直接のジャッジとなる最終ジャッジ演出に限ったことであってもよい。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。図15(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が揺れ変動表示されている。
やがて、第1特図表示装置212で特図の図柄変動表示が終了し、確定表示されると、装飾図柄も確定表示され、図15(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が確定表示されている。
図16は、弱SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されて大当りする場合の一例を段階的に示す図であり、図17は、図16に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、図14および図15に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図16(d)でも、リーチ状態において、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出も、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする演出になる。ボタン演出が開始されると、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示される。
図16(e)に示すように、操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、この例でも、同図(f)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側に、家紋役物247が落下し、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果が報知される。
やがて、図16(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻るとともに背景画像が襖の背景画像にさらに変化し、弱SPリーチ演出が開始される。ここでも、図16(i)に示すように、雲のようなエフェクト表示e1の表示がなされ、同図(j)では、エフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきている。また、エフェクト表示e1の表示がなされた後、操作手段Aであるチャンスボタン136が初期位置から進出し始める。チャンスボタン136が進出し始めると、チャンスボタンランプ138が赤色に点灯し始めるとともに、チャンスボタン136自身が振動を始める。すなわち、チャンスボタン136は、振動しながら進出動作(突出動作)を実行する。なお、突出後に振動を開始してもよい。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置のちょうど中間の位置に到達し、その中間位置で停止する。また、図16(k)のタイミングで、エフェクト表示e1が消え、装飾図柄表示装置208の中央には、中間の位置まで進出した状態でチャンスボタンランプ138が赤色に点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a1と、矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a2,136b,136cを総称して、操作促進報知の中間位置表示136Yと称する。この中間位置表示136Yも、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a2,136b,136cの全部を含んでいなくても、中間位置表示136Yとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない中間位置表示136Yであってもよい。チャンスボタン136は、中間位置で停止した後も、振動を続け、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間がゼロになるか、チャンスボタン136が押し込み操作されるまで、振動を継続する。なお、チャンスボタン136の進出開始タイミングは、弱SPリーチ演出中であればいつでもよく、例えば、エフェクト表示e1の表示がなされる前であってもよいし、操作促進報知の中間位置表示136Yの表示と同時であってもよいし、そのさらに後であってもよい。なお、ここで列挙したチャンスボタン136の進出開始タイミングについての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。また、チャンスボタン136の進出動作完了(停止)のタイミングも、弱SPリーチ演出中であればいつでもよく、操作促進報知の中間位置表示136Yの表示と同時であってもよいし、その後であってもよい。また、チャンスボタン136の振動開始も、チャンスボタン136の進出開始と一致していなくてもよく、進出開始よりも前であってもよいし、後であってもよい。後である場合には、例えば、チャンスボタン136の進出動作完了(停止)と同時、あるいはその後に、振動を開始してもよい。さらに、チャンスボタン136は、少しでも押し込み操作されれば振動を終了してもよいし、初期位置まで押し込み操作されるまで、振動を継続してもよい。図16(i)および同図(j)のエフェクト表示e1も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の中間位置表示136Yが表示され始めた図16(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図16(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、チャンスボタン136が進出し始めた時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、チャンスボタン136が中間位置に到達した時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図16(l)は操作有効期間内であり、この図16(l)のタイミングで操作手段Aである、中間位置まで進出(突出)したチャンスボタン136が、初期位置まで押し込み操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図16(l)に続く図17(m)では、チャンスボタン136は初期位置にあり、振動もしておらず、装飾図柄表示装置208には、襖の奥にお姫様のキャラクタGCが表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。図17(m)に示す装飾図柄表示装置208におけるお姫様のキャラクタGCが登場する演出は、予告演出であって第二の演出の一例に相当する。すなわち、この演出(第二の演出)は、操作手段Aであるチャンスボタン136の操作に応じて開始される演出である。なお、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出(第二の演出)は、操作手段Aであるチャンスボタン136の操作が開始されると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が初期位置に戻ると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が初期位置に戻ると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が操作されたことを第一の条件に、他の第二の条件(例えば、弱SPリーチ演出開始後第一の時間経過)を満足すると開始されてもよい。
なお、チャンスボタン136の操作に応じて開始される演出(第二の演出)としては、液晶表示や、LEDの点灯あるいは点滅であってもよい。また、第二の演出は、複数種類の演出のうちのN(複数)個の演出を含む演出であってもよく、第二の演出が開始される前に、チャンスボタン136が振動する場合があるように構成されていてもよいし、チャンスボタン136が必ず振動するように構成されていてもよい。
なお、この例では、チャンスボタン136が進出しているが、初期位置に留まって振動する態様であってもよく、チャンスボタン136を、後述する第二のチャンスボタン137に置き換えてもよい。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図17(n)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が揺れ変動表示され、次いで、図17(o)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。なお、揺れ変動表示から確定表示まで、図15に示す例では、無模様の背景画面であったが、大当りする場合には、殿様達が集まっている背景画面になっている。また、大当りする場合には、揺れ変動表示中に、大当りの種類の昇格演出(例えば、確変無し大当りから確変付き大当りへの昇格演出)を行ってもよい(以下においても同じ。)。
図18は、図16及び図17に示す例とは異なる例を示す図である。
図18における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図16及び図17における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図16および図17に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図18に示す例は、ある演出(図16(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図18(i)に示す装飾図柄表示装置208には、エフェクト表示e1の表示がなされ、同図(j)では、エフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきている。また、この例でも、エフェクト表示e1の表示がなされた後、操作手段Aであるチャンスボタン136が初期位置から赤色に点灯するとともに振動しながら進出し始める。図18に示す例では、チャンスボタン136は最大進出位置まで進出し、最大進出位置で停止する。なお、最大進出位置まで進出した後、初期位置に向けて第一の量だけ戻ってから停止してもよい。図18(k)に示す装飾図柄表示装置208の中央には、最大進出位置まで進出した状態でチャンスボタンランプ138が赤色に点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a2と、矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a2,136b,136cを総称して、操作促進報知の最大進出位置表示136Zと称する。この最大進出位置表示136Zも、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a2,136b,136cの全部を含んでいなくても、最大進出位置表示136Zとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない最大進出位置表示136Zであってもよい。
この操作促進報知の最大進出位置表示136Zは、ボタン画像136a2が大きいため、「姫を救出しろ」という文字表示の一部を隠してしまっている。チャンスボタン136が最大進出位置表示136Zまで進出していることで、中間位置までしか進出しなかった場合や、全く進出せずに初期位置に留まっている場合に比べて、大当りの期待度が高い。
図18(l)は操作有効期間内であり、この図18(l)のタイミングで操作手段Aである、最大進出位置まで進出(突出)したチャンスボタン136が、初期位置まで押し込み操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図18(m)に示す装飾図柄表示装置208には、襖の奥にお姫様のキャラクタGCが表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。また、図18(m)では、チャンスボタン136は初期位置で振動を継続している。すなわち、この例では、最大進出位置で振動していたチャンスボタン136は、押し込み操作の最中にも、初期位置に戻ってからも振動しており、振動が継続している。ただし、チャンスボタン136の振動は、押し込み操作を契機に一旦中断してもよい。例えば、チャンスボタン136は、少しでも押し込み操作されれば振動を一旦中断し、初期位置に戻ってから振動を再開してもよいし、初期位置に戻ると同時に振動を一旦中断し、その後、振動を再開してもよい。また、チャンスボタン136が進出(突出)していたか否かに関係なく、またチャンスボタン136の進出量に関係なく、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出の実行中の少なくとも一部の期間(全期間であってもよいし、最初等の一部期間だけであってもよい)において、チャンスボタン136が振動する。以上説明した図18に示す例では、第二の演出の一例に相当する、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出において、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動する。
なお、この例でも、チャンスボタン136が進出しているが、初期位置に留まって振動する態様であってもよく、チャンスボタン136を、後述する第二のチャンスボタン137に置き換えてもよい。
また、予告演出におけるお姫様のキャラクタGCの表示態様が、大当りの種類や確変付き大当りの期待度に応じて変化してもよい。例えば、確変付き大当りの期待度が高い場合には、扇子を広げて踊っている表示態様(第二の表示態様)であってもよい。
図19は、強SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されながらも、ハズレになってしまう場合の一例を段階的に示す図であり、図20は、図19に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、これまで説明した例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図19(d)でも、リーチ状態において、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出も、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする演出になる。ボタン演出が開始されると、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示される。
図19(e)に示すように、操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、この例でも、同図(f)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側に、家紋役物247が落下し、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果が報知される。
やがて、図19(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、背景画像が、主人公の殿様と敵役との決闘場面に変化する。この決闘場面の背景画像は、強SPリーチ演出の背景画像に相当する。強SPリーチ演出でも、大当りになるか否かの最終ジャッジ演出が行われ、主人公の殿様が勝てば、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのジャッジ結果の表れになる。図19(i)に示すように、殿様と敵役とが斬り合った表示に、閃光のようなエフェクト表示e2がオーバーラップする。なお、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされた後であっても、操作手段Aであるチャンスボタン136は初期位置に位置したままである。図19(k)では、エフェクト表示e2が消え、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、チャンスボタンランプ138は初期位置で赤色に点灯し始める。ただし、チャンスボタン136は振動はしていない。図19(i)および同図(j)のエフェクト表示e2も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され始めた図19(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図19(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図19(l)は操作有効期間内であり、この図19(l)のタイミングで、初期位置にあるチャンスボタン136(操作手段A)が押され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図20(m)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役が勝利した場面が表示されており、ここでのジャッジ結果はハズレになる可能性が高いことになる。なお、図20(m)に示すチャンスボタン136は初期位置で消灯した状態にあり、振動もしていない。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図20(n)に示すように、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が無模様の背景画面で揺れ変動表示され、次いで、図20(o)に示すように、ハズレの組合せである「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が確定表示され、ハズレになる。
図21は、強SPリーチ演出を経て、操作手段B(透過部191)を絡めた演出が実行され、大当りになる場合の一例を段階的に示す図であり、図22は、図21に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、図19および図20に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出(図21(d)〜同図(g))を経て、図21(h)では、強SPリーチ演出が開始され、装飾図柄表示装置208には、決闘場面の背景画像が表示される。次いで、図21(i)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。
図21では、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示e2の表示が開始されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。一方、図21(j)に示すように、操作手段Bである透過部191は、初期位置から前方に回動し、遊技者側に倒れ込んでくる。なお、エフェクト表示e2の表示と同時に透過部191が前方に回動してもよいし、エフェクト表示e2の表示の前に透過部191が前方に回動してもよいし。図21(k)のタイミングで、エフェクト表示e2が消え、装飾図柄表示装置208の中央には、透過部191が前方に回動したパチンコ機100を模した透過部回動画像191aと、透過部191を押し込むことを示唆する矢印の表示191bおよび「押しこめ」という文字表示と、透過部191の操作を受付ける残期間を表す残期間メータ表示191cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像191a,191b,191cと「押しこめ」という文字表示を総称して、操作促進報知の透過部表示191Xと称する。この透過部表示191Xは、第一の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像191a,191b,191cと「押しこめ」という文字表示の全部を含んでいなくても、透過部表示191Xとしてもよい。例えば、残期間メータ表示191cが含まれていない透過部表示191Xであってもよい。なお、透過部表示191Xの表示と同時に透過部191が前方に回動してもよいし、透過部表示191Xが表示された後で透過部191が前方に回動してもよい。透過部表示191Xが表示されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。また、前方に回動した透過部191も振動していないが、振動させてもよい。図21(i)および同図(j)のエフェクト表示e2も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の透過部表示191Xが表示され始めた図21(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、エフェクト表示e2が開始され始めた時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、透過部191が前方に回動した時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図21(l)は操作有効期間内であり、この図21(l)のタイミングで操作手段Bである透過部191が初期位置まで押し込み操作される。この例では、透過部191が初期位置まで押し込まれると、図21(l)に続く図22(m)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が再度落下してくるとともに、背景画像が変化する。さらに、左右から一対の合体役物248が、家紋役物247に向けて進出し、図22(n)に示すように、一対の合体役物248は、左右それぞれから家紋役物247を挟み込み、家紋役物と合体する。操作手段Bである透過部191が前方に回動したこと自体が、大当りになることを示唆する演出であってもよいし、家紋役物247が落下したことが大当りになることを示唆する演出であってもよいし、さらに一対の合体役物248が家紋役物247に合体することが大当りになることを示唆する演出であってもよい。なお、ここで列挙した大当りになることを示唆する演出についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。その後、まず、一対の合体役物248が初期位置に戻り(図22(o)、次いで、家紋役物247が初期位置に戻り(図22(p))、装飾図柄表示装置208の表示画面を遮るものがなくなった状態で、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図22(q)に示す装飾図柄表示装置208には、殿様が勝利した場面が表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示されたこの場面では、左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示は、図22(q)では依然としてリーチ状態であるが、装飾図柄の大当りの組合せ(例えば、「333」)になっていてもよい。すなわち、最終ジャッジ結果の表示とともに、装飾図柄の大当りの組合せが小さく表示されており、その後、装飾図柄の大当りの組合せが大きく表示される態様であってもよい。なお、図22(q)に示すチャンスボタン136は初期位置で消灯した状態にあり、振動もしていない。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図22(r)に示すように、殿様達が集まっている背景画面で「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が揺れ変動表示され、次いで、図22(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。
以上説明した図21および図22に示す例では、最終ジャッジ演出の開始前に家紋役物247(第一の演出可動体)が動作を行い(図21(f)〜同図(g))、最終ジャッジ演出でも家紋役物247が動作を行う(図22(m)〜同図(o))例であったが、最終ジャッジ演出の開始前には家紋役物247の動作は行われず、最終ジャッジ演出でのみ動作が行われるようにしてもよい。
なお、この例では、透過部191を操作する場面(図21(j)〜同図(l))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図23は、操作手段Bである透過部191の操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動を開始する一例を段階に示す図である。図23における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21及び図22における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図21および図22に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図23に示す例は、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図23(k)に示す操作促進報知の透過部表示191Xが表示された後、すなわち、最終ジャッジ演出が開始された後、同図(l)に示すように透過部191を初期位置まで押し込むと、チャンスボタン136を操作しなくても、チャンスボタン136が勝手に振動を開始する(図23(m)参照)。この例では、最終ジャッジ演出の開始と同時にチャンスボタン136も振動を開始し、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される前にチャンスボタン136は振動を終了する(図23(p)参照)。すなわち、チャンスボタン136の振動は、最終ジャッジ演出の実行期間の一部である、図23(m)〜同図(p)の期間に限って実行され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される図23(q)のタイミングでは、振動しておらず、ジャッジ結果に注目させることができる場合がある。ただし、チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出が終了するまで振動を継続するようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の振動は常に、最終ジャッジ演出の実行期間の全期間になる。また、チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出が終了しても引き続き振動を継続してもよく、最終ジャッジ演出終了後に振動が継続している状態で、装飾図柄表示装置208に操作促進報知の初期位置表示136Xを表示してもよいし、表示しなくてもよい。なお、図23に示す例では、最終ジャッジ演出の一環として、チャンスボタン136が振動していると見ることもできる。
以上説明した図23に示す例では、図23(m)〜同図(q)の最終ジャッジ演出が、第一の演出の一例に相当し、透過部191の操作に応じて開始される予告演出である。
図23に示す例では、振動するチャンスボタン136が操作されることはなかったが、最終ジャッジ演出の実行中に振動しているチャンスボタン136が操作されると、最終ジャッジ演出は継続され、その操作に応じて、まずは家紋役物247や合体役物248が初期位置に戻り、次いで、ジャッジ結果が表示される。したがって、チャンスボタン136を操作するタイミングが早ければ早いほど、ジャッジ結果を早く見ることができる。なお、振動しているチャンスボタン136が操作された場合、同じジャッジ演出である図17(m)や図18(m)に示す演出が開始されることはない。すなわち、図23を用いて説明した最終ジャッジ演出(第一の演出)の実行中においてチャンスボタン136(第二の操作手段)が振動している状態でチャンスボタン136の操作をしても図17(m)や図18(m)に示す演出(第二の演出)は開始されない。また、図17(m)や図18(m)に示す演出(第二の演出)は、図23を用いて説明した最終ジャッジ演出(第一の演出)と同時に実行されないように構成されている演出である。
図24は、操作手段Bである透過部191を操作した後、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作した一例を段階に示す図である。図24における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21及び図22における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図23に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図24に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図24に示す例では、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されると、比較的早いタイミングで、透過部191が押し込み操作される(図24(l))。すなわち、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが1/5程度減ったタイミングで透過部191が押し込み操作される。
この例では、透過部191を初期位置まで押し込んだ後に、今度は、操作手段Aに相当するチャンスボタン136を押下する。すると、チャンスボタン136が振動し始める。チャンスボタン136は、間接的には、透過部191の操作に応じて振動を開始し、直接的には、押下操作に応じて振動を開始する。また、チャンスボタン136は、押下されている間、振動を継続するが、振動し始めてから、予め定められている振動最長時間を経過すると、押下されていても振動することを終了する。図24に示す例では、最終ジャッジ演出が終了し、揺れ変動表示が開始されても、チャンスボタン136は振動を継続している(図24(r1)参照)が、揺れ変動表示が開始されてしばらくすると、振動最長時間に達し、押下されていても振動することを終了している(図24(r2)参照)。振動最長時間は、図24(m)〜同図(r1)の6コマ分に相当する。揺れ変動表示は、その後もしばらく続き(図24(r3)〜同図(r4))、チャンスボタン136が振動しなくなってから第一の時間(図24(r2)〜同図(r4)の3コマ分に相当する時間)継続してから、図24(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。以上説明したように、図24に示す例では、揺れ変動表示は、図24(r1)〜同図(r4)の4コマ分に相当する期間にわたって実行されている。
なお、図24における例では、操作手段Bである透過部191の操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されると、家紋役物247が落下してくる。また、最終ジャッジ演出が開始されると、チャンスボタン136の押下に応じてチャンスボタン136が振動する。
以上説明した図24に示す例では、図24(m)〜同図(q)の最終ジャッジ演出が、第一の演出の一例に相当する。
図25は、操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが、図24に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。図25における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21及び図22における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図24に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図25に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図25に示す例では、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが2/5程度減ったタイミングで透過部191が押し込み操作される。すなわち、図24に示す例よりも1コマ分遅れて透過部191が操作される(図25(l2)参照)。この結果、図24に示す例に比べて、最終ジャッジ演出の開始が1コマ分遅れるとともに、チャンスボタン136の振動期間も後ろにズレ、予め定められている上記振動最長時間が経過するタイミングも1コマ後ろにズレる。図25に示す例では、振動最長時間は、図25(m)〜同図(r1)の6コマ分に相当し、チャンスボタン136は同図(r1)のタイミングで振動を終了する。揺れ変動表示は、チャンスボタン136が振動しなくなってから第二の時間(図25(r2)〜同図(r3)の2コマ分に相当する時間)継続してから、図25(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。以上説明したように、揺れ変動表示は、図24に示す例では4コマ分に相当する期間であったのに対して、この図25に示す例では、図25(r1)〜同図(r3)の3コマ分に相当する期間にわたって実行されており、揺れ変動表示の実行期間が、操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが遅れた分だけ短くなっている。
図26は、操作手段Bである透過部191が、筐体が振動することによって振動する例を示す図である。図26における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図24における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図24に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図26に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。この例では、図26(k)に示すように、操作手段Bである透過部191が初期位置(第一の位置)から前方に回動した第二の位置(前方傾斜位置)で振動している。透過部191は、透過部191自身が振動しなくても、透過部191が直接あるいは間接的に取り付けられた筐体が振動することによって、振動する。ここにいう筐体とは、本体104(内枠)であったり、透過部ユニット190が設けられた前面枠扉106であったりする。この例では、図26(k)に示す操作促進報知の透過部表示191Xの他、透過部191の振動によっても、透過部191の操作を促すことがき、図26(l)では、振動する透過部191が初期位置まで押し込まれる。透過部191が初期位置まで押し込まれると、筐体の振動は終了し、今度は、操作手段Aであるチャンスボタン136が押下されると、チャンスボタン136が振動し始める。
なお、筐体の振動、引いては透過部191の振動は、透過部191が初期位置から前方傾斜位置に到達すると開始してもよいし、透過部191が初期位置から前方に回動し始めた時点から開始してもよいし、透過部191が前方傾斜位置に到達した後、第一の時間が経過しても透過部191が操作されない場合に開始してもよい。また、筐体の振動、引いては透過部191の振動は、透過部191が初期位置まで押し込まれると終了する他、前方傾斜位置から少しでも押し込まれると終了してもよいし、初期位置に押し込まれても、振動を開始してから、あるいは初期位置に戻ってから第一の振動期間は振動を続け、チャンスボタン136とともに振動する期間があってもよい。
また、この例の透過部191と同じく、操作手段Aであるチャンスボタン136も、チャンスボタン136自身が振動しなくても、例えば、チャンスボタン136が直接あるいは間接的に取り付けられた筐体(例えば、球貯留皿付扉108)が振動することによって、振動するようにしてもよい。さらに、透過部191自身が前後方向あるいは横方向に振動する構成であってもよい。
以上説明した、図23(m)〜同図(q)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出の態様は、これより先に説明した図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出の態様と異なる。演出の態様が異なるとは、背景画面が異なっていたり、登場するキャラクタが異なっていたり、表示される文字の色が異なっていたりすることを意味する。
また、図23〜図26に示すいずれの例も、透過部191を操作する例であったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作する例であってもよい。
図27は、透過部191自身が前後方向に回動し強振動する例を示す図である。この図27には、左側と右側にそれぞれ別の例が示されている。
まず、図27の左側の例について説明する。この左側に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図27(ア)の状態は、図19(k)の状態と同じであり、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、チャンスボタンランプ138は初期位置で赤色に点灯し始める。
図27(イ)は操作有効期間内であり、この図27(イ)のタイミングで、初期位置にあるチャンスボタン136(操作手段A)が押される。ここでは、図19に示す例と異なり、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が即座に表示されず、図24(m)等と同じように、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が落下してくるとともに、背景画像が変化する。さらに、この例では、家紋役物247の落下とともに、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動する(図27(ウ)参照)。次いで、図27(エ)に示すように、左右から進出してきた一対の合体役物248によって家紋役物247が挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体するとともに、透過部191が前方傾斜位置から初期位置に戻る。続いて、図27(オ)に示すように、一対の合体役物248が初期位置に戻り家紋役物247が残った状態で、透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで再び回動する。さらに、図27(カ)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、透過部191が前方傾斜位置から初期位置に再び戻る。
以上説明したように、図27の左側の例では、最終ジャッジ演出が開始されると同時に、操作手段Bである透過部191が、初期位置と前方傾斜位置との間で回動を繰り返す強振動を行う。この強振動は、最終ジャッジ演出の一環として行われていると見ることもできるし、最終ジャッジ演出とは別の演出と見ることもできる。
次に、図27の右側の例について説明する。この右側に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図27(あ)の状態は、図24(k)の状態と同じであり、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動している。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図27(い)は透過部191の操作有効期間内であるが、この図27(い)では、透過部191ではなく、初期位置で消灯したままのチャンスボタン136が操作される。
チャンスボタン136が操作された場合であっても、図27の左側の、透過部191が操作された例と同じく、最終ジャッジ演出が実行されるとともに、透過部191が初期位置と前方傾斜位置との間で回動を繰り返す強振動を行う。すなわち、透過部191は、図27(う)では前方傾斜位置から初期位置まで戻り、同図(え)では初期位置から前方傾斜位置まで回動し、同図(お)では前方傾斜位置から初期位置まで再び戻り、同図(か)では初期位置から前方傾斜位置まで再び回動する。したがって、チャンスボタン136はいわゆる裏ボタンであったことになる。ただし、図27(い)に示すチャンスボタン136の操作後に、チャンスボタン136は振動することなく、初期位置で消灯したままである。
図28は、強SPリーチ演出を経て、敵役が勝利した場面が一旦は表示されるものの、復活演出によって大当りになる場合の一例を段階的に示す図であり、図29は、図28に示す例の続きを段階的に示す図である。
図28に示す例は、図21に示す例と同じであり、スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出(図28(d)〜同図(g))を経て、図28(h)では、強SPリーチ演出が開始され、同図(i)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。
図28(j)でも、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示e2の表示がなされている状態で、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動し、図28(k)のタイミングで、エフェクト表示e2が消え、装飾図柄表示装置208の中央には操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、透過部191は前方傾斜位置に位置したままである。
図28(l)では、透過部191が押し込み操作される。図28(l)に続く図29(α)では、最終ジャッジ演出のジャッジ結果と思われる、図20(m)と同様な敵役が勝利した場面が装飾図柄表示装置208に表示され、次いで、図29(β)に示すように、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」のハズレの組合せの揺れ変動表示が一旦開始される。
ところが、図29(γ)に示す装飾図柄表示装置208では、復活演出が開始される際の前兆表示がなされ、図29(m)から同図(p)まで復活演出が実行される。ここでの復活演出は、図22(m)から同図(p)に示す最終ジャッジ演出と同じ演出であり、装飾図柄表示装置208の手前には、家紋役物247と一対の合体役物248が登場する。
復活演出が終了すると、図29(r)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」の大当りの組合せの揺れ変動表示が即座に開始され、同図(s)に示す装飾図柄表示装置208では、そのまま「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」の大当りの組合せが確定表示される。
以上説明した例では、最終ジャッジ演出のジャッジ結果と思われていた、図29(α)の装飾図柄表示装置208に表示された決闘結果の表示は、偽の表示であったことになる。また、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作手段Bである透過部191も振動しないが、真であろうが偽であろうが、決闘結果の表示(最終ジャッジ演出のジャッジ結果の表示)が表示されるタイミングや、その後のタイミングで、大当りになることが確定である場合には、チャンスボタン136または/および透過部191が振動するようになっていれば、上級者には、大当りになることが確定であることを伝えることができ、遊技の興趣が向上する場合がある。すなわち、チャンスボタン136または/および透過部191の振動を利用して、最終ジャッジ演出のジャッジ結果(真の結果)を報知するようにしてもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図28(j)〜同図(l))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図30は、第三の演出の一例を段階的に示す図である。図30における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図14等における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。
図30(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されており、この例でも、リーチ演出が開始されると、ボタン演出の一種である操作を絡めた演出が開始される。ここでの操作を絡めた演出も、ジャッジ演出の一種であり、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出になる。図30(d)では、操作を絡めた演出として、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動し、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191X'が表示されている。なお、同図(d)に示す透過部表示191X'は、これまで説明してきた透過部表示191Xと若干異なるが、同じ機能を持った表示である。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままである。
図30(e)に示すように、透過部191の操作有効期間内に、透過部191が押し込み操作され、同図(f)では、装飾図柄表示装置208の前側には、家紋役物247が落下してくる。また、図14(f)等では無模様の背景画像であったのに対し、図30(f)に示す装飾図柄表示装置208には、影付きのエフェクト表示e3が表示されている。なお、エフェクト表示e3の一部は、家紋役物247によって隠されている。ここでも、家紋役物247の落下は、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果の表れであり、この後、スーパーリーチへ発展する。以上説明した図30(f)の演出が、第三の演出の一例に相当し、透過部191の操作に応じて開始される予告演出である。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図30(d)〜同図(e))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図31は、透過部191の操作に応じて開始される予告演出の他の例を段階的に示す図である。図31における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図21における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。
この図31に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(f)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出が図31(g)で終わり、同図(h')からはスーパーリーチ演出が開始される。このスーパーリーチ演出は、これまで説明した強SPリーチ演出とも弱SPリーチ演出とも異なる演出であり、演出抽選によって選択された演出になる。ただし、図21(j)〜同図(k)に示す前方傾斜位置まで回動した透過部191を、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが、1/2以上残っているタイミングで操作した場合には図23に示す最終ジャッジ演出が実行され、1/2未満しか残っていないタイミングで操作した場合にはこの図31に示す最終ジャッジ演出が実行されるようにしてもよい。すなわち、操作手段Bである透過部191の操作に応じて、図23に示す最終ジャッジ演出および図31に示す最終ジャッジ演出のうちのいずれか一方の演出が開始されるように構成されていてもよい。
図31(h')の装飾図柄表示装置208には、主人公の殿様が悪商人を追いかけている背景画像が表示され、同図(i')では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。エフェクト表示e2の表示が開始されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。一方、図31(j')に示すように、操作手段Bである透過部191は、初期位置から前方傾斜位置まで回動しており、図31(k')のタイミングで、エフェクト表示e2に代わって、操作促進報知の透過部表示191Xが表示される。図31(l')は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作される。
透過部191の押し込み操作に応じて、第三の演出の一例に相当する最終ジャッジ演出が開始され、図31(m')では、図22(m)に示す背景画像とは異なる、城下町の町並みの背景画像が表示されるとともに、図22(m)と同じく、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が落下してくる。次いで、図31(n')に示すように、城下町の町並みの背景画像の前で、左右から進出してきた一対の合体役物248によって家紋役物247が挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体する。続いて、図31(o')に示すように、一対の合体役物248が初期位置に戻り、城下町の町並みの背景画像の前に家紋役物247が残った状態になり、さらに、図31(p')に示すように、城下町の町並みの背景画像が表示された装飾図柄表示装置208の前から家紋役物247が初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208の表示画面を遮るものがなくなった状態で、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図31(q')に示す装飾図柄表示装置208には、殿様が悪商人を捕まえた場面が表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。第三の演出の一例に相当する、図31(m')〜同図(q')の最終ジャッジ演出の実行期間中、チャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままである。図31(m')〜同図(q')の最終ジャッジ演出の態様は、図23(m)〜同図(q)、図24(m)〜同図(q)、図25(m)〜同図(q)、図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出の態様とは異なり、これらの最終ジャッジ演出と同時に実行されることはない。また、図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出の態様とも異なり、このジャッジ演出と同時に実行されることもない。
また、図31(m')〜同図(q')では、初期位置で消灯したままのチャンスボタン136を操作しているが、ここでの操作は受け付けられず、ここでのチャンスボタン136は、いわゆる裏ボタンでもないことになる。なお、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、後述する第二のチャンスボタン137)がいわゆる裏ボタンであってもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図31(j')〜同図(l'))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図32は、これまで説明した例とは異なる例を示す図である。この図32には、左側と右側にそれぞれ別の例が示されている。
まず、図32の左側の例について説明する。この左側に示す例も、ある演出(図21(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。この例では、チャンスボタン136の近傍にLEDランプ139が設けられている。このLEDランプ139は、チャンスボタンランプ138とは別の発光手段である。
図32(ア)は、図24(k)等と同じく、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示され、操作手段Bである透過部191は前方傾斜位置まで回動している。また、図32(ア)では、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、このチャンスボタン136を操作している。この状態でチャンスボタン136が操作されても、チャンスボタン136が振動することもなく、チャンスボタンランプ138も点灯や点滅することはないが、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅する。また、チャンスボタン136が操作されても、最終ジャッジ演出が実行されることもない。
図32(イ)では、透過部191の押し込み操作に応じて、最終ジャッジ演出が開始され、装飾図柄表示装置208の前側に家紋役物247が落下してくるとともに、装飾図柄表示装置208の背景画像が変化する。透過部191の押し込み操作が行われる直前まで、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、透過部191の押し込み操作が行われた後は、チャンスボタン136は操作されると振動を開始する。チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出の実行期間中、継続して振動していてもよいし、最終ジャッジ演出の実行期間中、押下されている間に限って振動してもよい。また、チャンスボタン136の振動は、最終ジャッジ演出の終了と同時に終了してもよいし、最終ジャッジ演出の終了よりも前に終了してもよい。チャンスボタン136が振動を開始しても、チャンスボタンランプ138は依然として消灯したままである。一方、チャンスボタン136は操作されると、ここでも、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅する。なお、LEDランプ139の点灯あるいは点滅は、図32(ア)から継続していてもよい。
図32(ウ)では、最終ジャッジ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、揺れ変動表示が表示されている。最終ジャッジ演出が終了した後に、チャンスボタンランプ138が操作されても、チャンスボタンランプ138は振動することはない。しなしながら、ここでも、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅している。なお、LEDランプ139の点灯あるいは点滅は、図32(イ)から継続していてもよい。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図32(ア))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
次に、図32の右側の例について説明する。この右側に示す例では、図32(A)に示すように、操作促進報知の初期位置表示136Xに代えて、赤色に点灯するとともに振動しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a3を含んだ初期位置表示136X'が表示されている。また、実物のチャンスボタン136も赤色に点灯するとともに振動している。なお、振動していないチャンスボタン136を模したボタン画像136aが表示されていても、実物のチャンスボタン136は振動していることがある。
図33は、図32を用いて説明した例とは異なる例を示す図である。この図33には、左側に4つの例が示され、右側にも一つの例が示されている。左側の上二つに示す例(図33(a)の例と、同図(A)に示す例)も、ある演出(図21(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。
まず一つ目の例である図33(a)では、操作手段Bである透過部191は初期位置に位置しているが、装飾図柄表示装置208では、決闘場面の背景画像が表示され、左下には、透過部191が前方に回動したパチンコ機100を模した透過部回動画像191aが表示されている。また、透過部191のことを指すガラスボタンが待機中であることを表す文字表示もなされている。これらの透過部回動画像191aと待機中の文字表示は、この後、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで回動することの予告表示になる。この予告表示がなされると、その後、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで必ず回動する。
二つ目の例である図33(A)では、同図(a)と同じく決闘場面の背景画像が表示され装飾図柄表示装置208の左下に、デジタル表示による残期間表示がなされている。ここでは、残期間が19.89秒であることが表示されている。この残期間表示も、透過部191が前方傾斜位置まで回動することの予告表示であり、この残期間表示による残期間が0.00秒になると、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで必ず回動する。
三つ目の例である図33(ア)では、装飾図柄表示装置208が第一表示手段に相当し、その第一表示手段とは別の第二表示手段209も設けられている。この第二表示手段209は、第一表示手段である装飾図柄表示装置208よりも表示画面が小さく、装飾図柄表示装置208よりも前側で可動する液晶表示装置である。第二表示手段209の初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方の位置であるが、その初期位置から上昇可能である。最終ジャッジ演出等のボタン演出で、操作手段Bである透過部191を操作すると、家紋役物247や一対の合体役物248といった可動役物が動作するとともに、この第二表示手段209が初期位置から上昇し、第二表示手段209は少なくとも一部が、装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップする。なお、第二表示手段209は、全部が装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップしてもよいし、一部しか装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップしない場合があってもよい。第二表示手段209が動作している期間、あるいは動作終了後に、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動してもよいし、透過部191が振動してもよい。あるいは、第二表示手段209がタッチパネルであり、第三の操作手段の一例に相当する場合があってもよく、この場合には、第二表示手段209は、装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップした状態で、振動してもよい。
四つ目の例である図33(あ)も、同図(ア)で示した第二表示手段209と同じ液晶表示装置を備えた例である。この図33(あ)に示す第二表示手段209は、ボタン画像Bのストック表示を行うことができ、ここでは6個のボタン画像Bが表示されている。一つのボタン画像Bは、一回のボタン演出が実行されることを表し、図33(あ)に示す例では、3個目のボタン画像Bに対応したボタン演出で最終ジャッジ演出が行われ、残り3個のボタン画像Bに対応したボタン演出は、大当り遊技中に実行される。大当り遊技中の3回のボタン演出としては、例えば、大当りラウンド数の3回の昇格演出であってもよい。また、6個のボタン画像Bに対応したボタン演出としては、6回のカットイン演出それぞれでボタン操作を促してもよい。
なお、第二表示手段209に、ボタン画像Bに代えて保留アイコンを表示させ、保留アイコンの表示態様をボタン画像Bの表示態様にして、ボタン操作によってボタン画像Bの表示態様から先読み予告の信頼度に応じた表示態様に変化させてもよい。この際にも、ボタン操作を受ける操作手段(例えば、チャンスボタン136や透過部191)を振動させてもよい。
図33の右側に示された例では、チャンスボタン136の長押し操作を絡めた演出が実行される。すなわち、図33(α)に示す装飾図柄表示装置208には、消灯した状態のチャンスボタン136を模したボタン画像136a4と、チャンスボタン136の長押し操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「長押しでメータを貯めろ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a4,136b,136cと「長押しでメータを貯めろ」という文字表示を総称して、操作促進報知の長押し表示136Lと称する。なお、上記3つの画像136a4,136b,136cと「長押しでメータを貯めろ」という文字表示の全部を含んでいなくても、長押し表示136Lとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない長押し表示136Lであってもよい。加えて、装飾図柄表示装置208の左下には、レベル表示L1も表示されている。このレベル表示L1は、チャンスボタン136の長押し時間に応じてレベルアップする表示であり、図33(α)に示すレベル表示L1は0レベルである。
その後、チャンスボタン136が操作され、操作有効期間の残期間がなくなる前にレベル表示L1は満タンレベルに達し、レベル表示L1は満タンレベルに達したことに応じて、ボタン演出が開始され、ここでは不図示の、操作手段Bである透過部191が、前方傾斜位置まで回動し、図33(β)に示すように装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されている。チャンスボタン136の操作は、本来、長押し操作が求められているが、ここでは、長押しとまで言えない短い期間の押下をゆっくりと繰り返す操作(単押し)であっても、長押し操作と扱ったり、短い期間の押下を素早く繰り返す、いわゆる連打操作であっても、長押し操作と扱ったりする。なお、連打操作が求められている場合でも、長押し操作や単押し操作でも連打操作と扱ったりしてもよい(以降の例においても同じ)。そして、図示省略したが、操作有効期間内に透過部191を押し込み操作すると、ジャッジ演出が開始される。
続いて、いわゆる擬似連を絡めた演出について説明する。擬似連を絡めた演出についても、第1副制御部400における実行可否抽選によって「実行する」に当選した場合に実行される。特図の図柄変動表示に応じて装飾図柄表示装置208では装飾図柄が変動表示されるが、擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、装飾図柄表示装置208における図柄表示領域208a〜208cの一部又は総てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止(装飾図柄の更新を停止しているが確定はしていない状態であって、揺り動かすなどの状態としていてもよい)させた後に、総ての装飾図柄を再度、変動表示させる再変動表示を1又は複数回実行する。例えば、中図柄表示領域208bでは装飾図柄の更新(変動表示)が行われている状態で、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cにおいては装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよいし、総ての図柄表示領域208a〜208cで装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよい。なお、仮停止が行われると、装飾図柄以外の図柄や絵柄が仮停止することもある。この擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、再変動表示を何回実行するかについても、第1副制御部400における抽選によって決定される。擬似連演出は、現在行われている特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する、当該変動の大当たり予告演出(いわゆる通常予告演出)であってもよいし、現在行われている特図の図柄変動表示でスーパーリーチに発展することを予告するリーチ予告演出であってもよい。あるいは、現在行われている特図の図柄変動表示よりも後に開始される特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する先読み予告演出であってもよい。いずれの予告演出であっても、再変動表示の回数が多くなればなるほど、期待度(予告の信頼度)が上昇し、熱い演出になる。なお、第一の回数(例えば、4回)再変動表示が行われた場合には、大当り確定やスーパーリーチ確定にしてもよい。また、先読み予告演出の場合には、予告対象となる特図の図柄変動表の開始に近づくにつれて、再変動表示の回数が多くなる、ステップアップ予告が組み込まれることがある。例えば、3回後の特図の図柄変動表を予告対象にする場合には、1回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では1回の再変動表示が行われ、2回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では2回の再変動表示が行われ、3回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では3回の再変動表示が行われ、予告対象となる特図の図柄変動表における擬似連演出では4回の再変動表示が行われる。
擬似連演出では、第一の擬似連報知が、仮停止と同時に開始される。ここにいう第一の擬似連報知は、擬似連演出が開始されること、あるいは擬似連演出が継続することを報知するものである。例えば、装飾図柄表示装置208において仮停止した図柄の組合せのうちのいずれかの一又は複数の図柄あるいは全図柄(以下、「擬似連図柄」という。)が第一の擬似連報知の一例に相当する。すなわち、擬似連図柄は、図5(b)に示す装飾図柄(例えば、「装飾7」)であったり、装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾2」−「装飾4」−「装飾6」や、いわゆるチャンス目)であったり、他の図柄や絵柄であってもよい。また、擬似連図柄は、仮停止において最終停止(第三停止)した図柄であってもよいし、中図柄であってもよいし、左図柄と右図柄の組合せであってもよい。なお、ここで列挙した擬似連図柄についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。また、第一の擬似連報知は、仮停止と同時に開始される、キャラクター表示や、ランプ点灯や、音出力であってもよい。ここで列挙した第一の擬似連報知についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
図34は、擬似連を絡めた演出の一例を段階的に示す図である。
この図34における例では、図34(a)に示すリーチ状態において変動表示を続ける中図柄表示領域208bに、同図(b)に示すように、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動する。なお、この段階では、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図34(c)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作される。すると、透過部191の操作に応じて、図34(d)に示すように、透過部表示191Xが消え、今度は、中図柄表示領域208bに、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され、チャンスボタンランプ138が赤色に点灯し始め、チャンスボタン136は初期位置で振動を開始する。図34(d)では、擬似連演出が開始され、中図柄表示領域208bに擬似連図柄Nの一部も表示されている。すなわち、図34(d)のタイミングで表示が開始された初期位置表示136Xが、同じく図34(d)のタイミングで表示が開始された擬似連図柄Nに、オーバーラップするように表示されており、その結果、擬似連図柄Nの一部が表示されている。チャンスボタン136は、操作有効期間中、振動を継続し、図34(e)に示すようにチャンスボタン136が押下されると、初期位置表示136Xが消え、擬似連図柄Nは残って仮停止が行われる場合と、初期位置表示136Xとともに擬似連図柄Nまで消え、仮停止が行われない場合とがある。すなわち、図34(d)〜同図(f)の演出は、仮停止が実行されるか否かのジャッジ演出になる。図34(f)では、擬似連図柄Nが残って、一回目の仮停止が行われている。図34(f)に示す第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。
図34(g)では、擬似連図柄Nが消え、3つの図柄表示領域208a〜208c総てにおいて装飾図柄の更新(再変動表示)が開始されている。なお、特図の図柄変動表示は依然として継続しており、第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。しかしながら、ここでの再変動表示の開始は、あたかも、特図の図柄変動表示の開始が行われたように見える。また、図34(g)に示す装飾図柄表示装置208には、「×2」という文字表示がなされている。ここでは、再変動表示は一回目であるが、特図の図柄変動表示として見た場合、擬似連演出が開始されたことによって、2回目の特図の図柄変動表示のように見え、それを表す意味で「×2」という文字表示がなされている。すなわち、「×2」という文字表示は、擬似連演出が開始されたことに関係する回数を表す報知である。この「×2」という文字表示は、第二の擬似連報知の一例に相当する。
図34(i)では、同図(f)で一回目の仮停止が行われた図柄変動表示が継続しており、操作促進報知の透過部表示191Xが再度表示されるとともに、透過部191が前方傾斜位置まで回動し、この透過部191が初期位置まで押し込み操作されると、2回目の仮停止のジャッジ演出が開始される。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図34(b)〜同図(c))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図35は、擬似連を絡めた他の演出の例を段階的に示す図である。
この図35における例では、図35(a)に示すリーチ状態において変動表示を続ける中図柄表示領域208bに、同図(b)に示すように、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動する。また、図35(b)のタイミングで表示が開始された透過部表示191Xが、同じく図35(b)のタイミングで表示が開始された灰色の仮擬似連図柄N'に、オーバーラップするように表示されており、その結果、図35(b)では、灰色の仮擬似連図柄N'の一部も表示されている。
図35(c)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作されると、透過部191の操作に応じて、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、透過部191が操作されると、透過部表示191Xが消え、灰色の仮擬似連図柄N'から白色の擬似連図柄Nに変化して仮停止が行われる場合と、透過部表示191Xが消えても仮擬似連図柄N'から擬似連図柄Nに変化せず、仮擬似連図柄N'まで消えてしまって、仮停止が行われない場合とがある。図35(d)では、白色の擬似連図柄Nに変化して、一回目の仮停止が行われている。仮擬似連図柄N'から擬似連図柄Nへの変化は、表示態様の変化であるが、全く異なる図柄に変化してもよい。なお、図35(d)に示す第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。
この例では、透過部191が操作されても、すなわち図35(d)のジャッジ演出の結果が表示されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、透過部191が操作されたことに応じて、チャンスボタン136が、初期位置で振動を開始してもよいし、進出をしながら振動を開始してもよいし、進出を開始して進出位置に到達してから振動してもよい。また、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅してもよい。なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図35(b)〜同図(c))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
図35(b')〜同図(d')は、同図(b)〜同図(d)の変形例である。図35(b')および同図(c')は、仮停止がまだ開始されておらず、擬似連演出が開始されるかもしれない煽り演出である。すなわち、擬似連図柄Nが仮停止位置よりも上に表示されており、擬似連図柄Nは仮停止位置には表示されていない。図35(b')に示すように操作手段Aであるチャンスボタン136は振動しており、同図(c')のタイミングでチャンスボタン136が操作される。なお、チャンスボタン136は、図35(b')よりも前から振動を開始していてもよい。このチャンスボタン136の操作に応じて、図35(d')に示すように擬似連図柄Nが仮停止位置に表示され、仮停止が行われる。反対に、チャンスボタン136の操作に応じて、擬似連図柄Nが消える場合もあり、この場合には、擬似連演出が開始されないことになる。このように、操作手段Aであるチャンスボタン136を絡めた図35(b')〜同図(d')の演出は、ジャッジ演出の一種であり、第二の演出の一例に相当する。
図35(b'')〜同図(d'')は、同図(b')〜同図(d')の変形例である。図35(b')および同図(c')では、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動していたが、図35(b'')〜同図(d'')では、チャンスボタン136は振動しておらず、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動している。また、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されている。さらに、図35(b'')〜同図(d'')でも、図35(b')および同図(c')と同じく、擬似連演出が開始されるかもしれない煽り演出が実行されている。そして、同図(c'')のタイミングで透過部191が押し込み操作される。この透過部191の押し込み操作に応じて、図35(d'')に示すように第二擬似連図柄N2が仮停止位置に表示され、仮停止が行われる。第二擬似連図柄N2は、擬似連図柄Nと異なる図柄である。反対にここでも、透過部191の押し込み操作に応じて、擬似連図柄Nが消える場合があり、この場合には、擬似連演出が開始されないことになる。この例でも、ジャッジ演出が実行されており、擬似連演出が開始される場合には、チャンスボタン136と異なる操作手段(透過部191)が操作されると、チャンスボタン136の操作に応じて仮停止する擬似連図柄とは異なる擬似連図柄(第二擬似連図柄N2)が仮停止する。
これまでの演出の具体例の説明は、特図の図柄変動表示における例であったが、特図の図柄変動表示以外でも同様である。
図36は、揺れ変動表示から大当り図柄が確定表示され、大当り遊技中に操作手段を絡めた演出が実行される一例を段階的に示す図であり、図37は、図36に示す例の続きを段階的に示す図である。
図36(a)では、殿様達が集まっている背景画面の中央領域で「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」の確変無し大当り(通常大当り)の組合せの揺れ変動表示が行われている。この例では、揺れ変動表示の実行中に昇格演出が開始される。ここでの昇格演出は、大当りの種類の昇格演出(確変昇格演出)であり、図36(b)に示すように、殿様達が集まっている背景画面で、揺れ変動表示が左上に一旦縮小表示されるとともに、中央領域には操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され、チャンスボタンランプ138が初期位置で赤色に点灯し始める。ここでの確変昇格演出は、ボタン演出の一種であってジャッジ演出の一種でもある。
図36(c)は、操作有効期間内であり、チャンスボタン136が操作されると、その操作に応じて、初期位置表示136Xが消え、装飾図柄の組合せの揺れ変動表示が再表示される。この例では、確変昇格に失敗し、図36(d)に示すように、偶数の装飾図柄の組合せである「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の確変無し大当り(通常大当り)の組合せの揺れ変動表示が表示される。一方、確変昇格に成功した場合には、奇数の装飾図柄の組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)の揺れ変動表示が再表示される。ただし、確変付き大当りか否かは、入賞時の当否判定(抽選)で決定されており、ここでの確変昇格の成功か失敗かは、入賞時の当否判定(抽選)の決定に従ったものであり、以降で説明する大当り遊技中の確変昇格演出においても同様である。その後、図36(d)で揺れ変動表示された装飾図柄の変動表示の組合せのまま確定表示される(図36(e)参照)。
図36(e)に続く同図(f)では、装飾図柄表示装置208に、大当り開始演出の表示がなされ、大当り遊技が開始される。大当り遊技では、右打ちを行うことが示唆され、装飾図柄表示装置208の右上には打ち方示唆報知110Xの表示がなされている。また、装飾図柄表示装置208の左下には大当りの連荘回数が表示され、図36(g)に示す装飾図柄表示装置208では「1回目」と表示されている。さらに、この図36(g)のタイミングで、確変昇格演出が再度開始される。ここでの確変昇格演出も、ボタン演出の一種であってジャッジ演出の一種でもある。図36(h)では、チャンスボタンランプ138が、初期位置で赤色に点灯し始め、押下を促している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、その赤色に点灯し始めたチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の連打操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「連打しろ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a,136b,136cと「連打しろ」という文字表示を総称して、操作促進報知の連打表示136Rと称する。なお、上記3つの画像136a,136b,136cと「連打しろ」という文字表示の全部を含んでいなくても、連打表示136Rとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない連打表示136Rであってもよい。加えて、装飾図柄表示装置208の左側には、レベル表示L2も表示されている。このレベル表示L2は、連打回数に応じてレベルアップする表示であり、図36(h)に示すレベル表示L2は0レベルである。
その後、チャンスボタン136が連打され、図36(i)では、操作有効期間の残期間がなくなる。この図36(i)に示すチャンスボタン136では、チャンスボタンランプ138が消灯し、装飾図柄表示装置208におけるレベル表示L2は3レベルに達しているが、MAXレベルには達しておらず、図36(i)に続く同図(j)に示す装飾図柄表示装置208では、連打表示136Rおよびレベル表示L2が消え、確変昇格の失敗を表す、「防御失敗」という文字表示が表示されている。
さらに、図36(f)で開始された大当り遊技中では、図36(j)に続く図37(k)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに「押し込んで生還させろ」という文字表示もなされ、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動しており、ここでもボタン演出が開始されている。このボタン演出は、特定ラウンドで特定入賞口V(例えば、V入賞口)を狙うことができるか否か、すなわち、特定入賞口Vが入賞可能状態になるか否かをジャッジする演出である。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図37(l)は透過部191の操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込まれる。透過部191の押し込み操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で振動を開始する。なお、チャンスボタンランプ138は赤色に点灯または点滅していてもよいし、消灯したままであってもよい。また、チャンスボタン136は振動を開始しているが、振動を開始しない場合があってもよい。
さらに、透過部191の押し込み操作に応じて、演出可動体(可動役物)が動作する。すなわち、装飾図柄表示装置208の前側に家紋役物247が落下し、次いで、一対の合体役物248が左右から進出し、図37(m)に示すように、家紋役物247が一対の合体役物248によって挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体する。
次いで、家紋役物247および一対の合体役物248は初期位置に戻るとともに、図37(n)に示す装飾図柄表示装置208にはジャッジ演出の結果が表示され、特定ラウンドで特定入賞口Vが入賞可能状態になることを表す「生還成功」という文字表示が表示されている。なお、図37(m)のタイミングでチャンスボタン136は振動していないが、このタイミングで振動するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の右下には、GETという文字が記された星印も表示されている。そして、図37(n)に続く同図(o)の装飾図柄表示装置208には、次のラウンドが特定ラウンドであって、特定入賞口V(例えば、V入賞口)を狙うことを示唆する文字表示がなされている。図37(q)では、特定ラウンドが開始され、装飾図柄表示装置208の表示は、「V狙え」の文字表示に変化し、遊技球が、特定入賞口V(例えば、V入賞口)を通過すると、同図(q)に示すように、装飾図柄表示装置208には「V」の文字が大きく表示され、特定入賞口Vに入賞し、特典(例えば、大当り遊技終了後に確変状態に移行すること)が付与されたことが報知される。そして、大当り遊技の終了演出が実行され(図37(r)参照)、大当り遊技が終了する。
なお、この例でも、透過部191を操作する場面(図37(k)〜同図(l))があったが、透過部191に代えて、後述する第二のチャンスボタン137等の他の操作手段を操作するようにしてもよい。
以上の記載では、『 第一の操作手段[例えば、透過部191、十字キー181a、OKボタン181b、キャンセルボタン181c、ボタンB(第二のチャンスボタン137)等]と、 第二の操作手段[例えば、チャンスボタン136等]と、を備えた遊技台であって、 複数種類の演出を実行可能に構成されており、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、 前記第一の演出は、予告演出[例えば、図23(m)〜同図(q),図24(m)〜同図(q),図25(m)〜同図(q),図26(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、 前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、 前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図23(m)〜同図(p)、図24(m)〜同図(p)、図25(m)〜同図(r1)、図26(m)〜同図(r2)等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
上記第一の操作手段にしても上記第二の操作手段にしても、チャンスボタン、他のチャンスボタン、十字キー、ガラスボタン等のボタン状のものの他、レバー、タッチセンサ、タッチパネルであってもよい。すなわち、第一の操作手段と第二の操作手段は異なる操作手段であれば、これらのボタンやキーやレバー等を適宜組み合わせてもよい。なお、操作手段には、直接触って操作するものの他、直接触ることはできなくても手をかざすことで操作することができるものも含まれる。
また、上記第一の操作手段は、チャンスボタン(例えば、チャンスボタン136)、他のチャンスボタン(例えば、ボタンB(第二のチャンスボタン137))、十字キー(例えば、十字キー181a)、透過部191等のボタン状のもの、レバー、タッチセンサ、タッチパネルの中から選択されたいずれか1種類のものであってもよいし、いずれか1種類のもののみを適用し、その他のものは不適用としてもよい。例えば、上記第一の操作手段には、チャンスボタン(例えば、チャンスボタン136)が適用され、残りの、他のチャンスボタンや十字キー等は不適用であってもよい。
さらに、第一の操作手段と第二の操作手段は異なる操作手段であれば、これらのボタンやキーやレバー等を適宜組み合わせてもよい。なお、操作手段には、直接触って操作するものの他、直接触ることはできなくても手をかざすこと等で操作することができるもの(例えば、非接触タイプのもの)も含まれる。
また、各操作手段が同じ機能(例えば、振動)を有していても、振動の強さや、振動時間や、ストロークやピッチなど、操作手段によって態様が異なってもよい。例えば、第一の操作手段は、第一の態様による振動を実行可能なものであって、第二の操作手段は、第二の態様による振動を実行可能なものであってもよい。
上記予告演出は、複数種類の予告演出のうちの一の予告演出であってもよい。ここにいう予告とは、大当り予告であってもよいし、スーパーリーチへの発展予告であってもよいし、擬似連開始予告であってもよいし、擬似連回数の予告であってもよい。あるいは、これら複数種類の予告演出のうちの一又は複数の予告演出が適用され、その他のものは不適用としてもよい。さらには、これら複数種類の予告演出のうちの一の予告演出のみが適用され、その他のものは全て不適用としてもよい。
また、前記第一の演出である予告演出の実行期間は、ボタン操作後に初めて表示される画像の表示開始から、装飾図柄の仮停止(揺れ変動)までであってもよいし、装飾図柄の確定表示までであってもよい。あるいは、可動手段が第一の位置から第二の位置に移動を開始してから、再び第一の位置に戻るまでであってもよいし、第一の位置に移動を開始するまでであってもよい。また、ここで例示列挙した複数種類の実行期間のうちのいずれか一種類の実行期間のみであってもよいし、複数種類の実行期間を適用してもよいし、全種類の実行期間を適用してもよい。さらに、具体的に、前記第一の演出が、最終ジャッジ演出の場合には、ボタン操作後のはじめて行われる報知等の開始から、装飾図柄が大当り図柄態様の組み合わせで仮停止(揺れ変動)するまでであったり、ボタン操作後の結末(特に成功した場合の結果)が表示されるまでが第一の演出の実行期間であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第一の演出が最終ジャッジ演出等の場合に、例えば、可動手段が第二の位置(例えば、最終到達位置)に位置する状態で振動するものであってもよいし、可動手段の移動に伴って実行されるエフェクト表示等が表示されている状態で振動するものであってもよいし、可動手段が第二の位置に位置している状態かつエフェクト画像が表示されている状態で振動するものであってもよい。また、ここで列挙した複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
さらに、「前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始される」とは、前記第一の操作手段の操作にのみ応じて前記第一の演出が開始されてもよいし、前記第一の操作手段の操作と、その他の条件(他の操作手段の操作等)が満足されたことに応じて前記第一の演出が開始されてもよい。また、前記第一の操作手段の操作に応じた場合に限って前記第一の演出が開始されてもよいし、前記第一の操作手段が無操作でも、他の条件が成立すれば、前記第一の演出が開始されてもよい。例えば、一定時間が経過すると、前記第一の操作手段が無操作でも、前記第一の演出が開始されてもよいし、反対に、前記第一の操作手段の操作がなければ、一定時間が経過しても、前記第一の演出が開始されない態様であってもよい。
また、前記第一の演出は、前記第一の操作手段の操作に応じて開始可能となるように構成されていてもよい。この場合には、必ず開始されてもよいし、開始されない場合があってもよいし、前記第一の操作手段の操作以外でも開始されてもよいし、前記第一の操作手段の操作のみで開始されるものであってもよい。
また、第一の状態で前記第一の操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が実行されてもよい。ここにいう第一の状態とは、前記第一の操作手段の操作を促す報知が行われている状態や、反対にそのような報知が行われていない状態であってもよい。
あるいは、第一の条件の成立があった場合に、前記第一の演出が実行されてもよい。ここにいう第一の条件の成立には、前記第一の操作手段が操作されたことが含まれている。
さらに、「前記第一の演出において」とは、前記第一の演出に亘ってでもよいし、亘ってでなくてもよい。
また、「前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する」とは、勝手に振動を開始することも含まれるし、条件成立によって振動を開始することも含まれる。
また、前記第二の操作手段は、連続的に操作しないと振動しないものであってもよいし、押下しなくても連続的に振動するものであってもよいし、連続的ではなく、断続的に振動するものであってもよい。また、ここで列挙した複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
さらに、前記第一の演出が終了した後でも、前記第二の操作手段は振動可能であってもよく、この場合には、前記第二の操作手段は、必ず振動してもよいし、振動しない場合があってもよいし、振動以外も実行するものであってもよいし、振動のみを実行するものであってもよい。
さらには、前記第一の演出から継続して振動するものであってもよいし、一旦停止してから再開するものであってもよい。あるいは反対に、前記第一の演出が終了した後では、前記第二の操作手段は振動しないものであってもよい。
また、第一の演出を複数の演出に分けることができる場合には、該複数の演出のうちの少なくとも一の演出の実行中に前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよいし、該複数の演出のうちの間隔をあけて実行される演出の実行中に前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよいし、該複数の演出の全てにおいて前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。
さらには、前記第一の演出の実行中に、前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。さらには、「前記第一の演出の実行中に、前記第二の操作手段が振動するように構成されてい」るとは、前記第二の操作手段における振動が、前記第一の演出と関係するか否かに関わらず、行われるように構成されていることであってもよい。
また、『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、 前記第二の演出は、予告演出[例えば、図17(m)や図18(m)に示すジャッジ演出等]であり、 前記第二の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、 前記第二の操作手段の操作[例えば、図16(l)や図18(l)に示す押下操作等]に応じて前記第二の演出が開始されるように構成されており、 前記第二の演出が開始される前に、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図16(j)〜同図(k)、図18(j)〜同図(k)等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、「前記第一の演出の態様とは異なる態様」とは、少なくとも一部が異なる態様であってもよいし、全部が異なる態様であってもよい。例えば、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、他方の演出は第二の可動手段も移動する態様であってもよいし、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、エフェクトが違う態様であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、操作を促す画像の表示開始以降に振動を開始するように構成されていてもよいし、操作受付状態の開始以降に振動を開始するように構成されていてもよい。
さらに、前記第二の操作手段は、少なくとも前記第二の演出が開始される前に振動するように構成されていればよく、該第二の演出と同時に振動するように構成されていてもよく、該第二の演出の終了後にも振動するように構成されていてもよい。
また、前記第二の操作手段の操作に応じて開始される演出(第二の演出)が用意されていて、前記第二の演出は、複数種類の演出のうちのN(複数)の演出であってもよく、前記第二の演出が開始される前に、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていてもよい。
さらに、第二の操作手段の操作で行われるもの全てが第二の演出に相当してもよく、例えば、液晶表示や、LEDの点灯あるいは点滅等全てが含まれてもよい。ただし、第二の演出は、液晶表示手段で実行される演出のみを対象としてもよい。
また、前記第一の演出において行われる前記第二の操作手段の振動は、前記第二の操作手段が操作されても、予め定まった振動時間が経過するまでは継続し、該振動時間が経過すると終了してもよいし、該第二の操作手段が操作されると終了してもよいし、前記第一の演出が終了すると一緒に終了してもよいし、該第一の演出が終了しても継続し、装飾図柄の停止表示が行われるまで継続してもよい(装飾図柄の停止表示の直前あるいは装飾図柄の停止表示と同時に終了してもよい)。
一方、前記第二の演出が開始される前に行われる前記第二の操作手段の振動は、該第二の操作手段が操作されると終了してもよいし、前記第二の演出が開始されすると同時に終了してもよい。これらの場合には、同じ前記第二の操作手段の振動であっても、前記第一の演出において行われる場合と、前記第二の演出が開始される前に行われる場合とで振動終了条件が異なることになる。
これに対し、前記第二の演出が開始される前に行われる前記第二の操作手段の振動は、前記第一の操作手段が操作されても、予め定まった振動時間が経過するまでは継続し、該振動時間が経過すると終了してもよいし、該第一の演出が終了しても継続し、装飾図柄の停止表示が行われるまで継続してもよい(装飾図柄の停止表示の直前あるいは装飾図柄の停止表示と同時に終了してもよい)。これらの場合には、前記第一の演出において行われる場合と、前記第二の演出が開始される前に行われる場合で振動終了条件が同じになる。
また、『 画像を表示可能な第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の演出は、前記画像の表示による演出であり、 前記第二の演出は、前記画像の表示による演出であり、 前記第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段が操作されると、前記第二の演出は開始されないが、該第一の演出は継続して実行されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段の操作をしても何ら演出が新たには開始されない場合があってもよいし、前記第二の演出は開始されないが、該第二の演出とは異なる第七の演出(例えば、スピーカからの楽曲出力用)は開始されてもよい。
また、第二の表示手段は、画像を必ず表示するものであってもよい。また、前記第二の操作手段は、前記第二の演出の開始前には振動しないものであってもよい。さらに、前記第二の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出であってもよい。また、前記第一の演出は、前記画像の表示のみによる演出であってもよく、前記第二の演出は、前記画像の表示のみによる演出であってもよい。
また、『 前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図18(m)等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第二の操作手段は、前記第二の演出の開始前から振動していて、該第二の演出で連続的に振動してもよいし、一旦途切れてから再開してもよい。あるいは、前記第二の演出の開始前後で、振動の態様(例えば、振動の強さや、振動時間や、ストロークやピッチなど)が異なってもよい。より具体的には、前記第二の演出が開始する前の前記第二の操作手段の振動は、該第二の操作手段の受付状態期間に実行されてもよい。
また、第一の操作手段と、第二の操作手段と、を備えた遊技台であって、複数種類の演出を実行可能に構成されており、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、前記第一の演出は、予告演出であり、前記第二の演出は、予告演出であり、前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。
また、『 前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図14(j)〜同図(l)等]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図16(j)〜同図(l)等]の方が、遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態や、その後の確変状態等]に移行しやすくなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、「遊技者にとって有利な状態」とは、大当り(小当り)とハズレのうちの大当りの遊技状態であったり、確変と時短のうちの確変の状態であったり、15R大当りと4R大当りのうちの15R大当り(ラウンド数が多い方の大当り)の遊技状態であったり、電サポ100回と50回のうちの100回が付与された状態であってもよい。また、「移行しやすくなるように」とは、有利な状態が大当り遊技状態であれば、大当り遊技状態に必ず移行することであってもよい。さらに、前記第一の演出における前記第二の操作手段の振動は大当り確定であってもよいし、前記第一の演出においては前記第二の操作手段が必ず振動してもよい。
また、図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図14(j)〜同図(l)等]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図16(j)〜同図(l)等]の方が、前記図柄変動表示の結果が大当りに結びつきやすくなるように構成されていてもよく、さらには、確変付き大当りに結びつきやすくなるように構成されていてもよい。
また、『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、 前記第三の演出は、予告演出[例えば、図31(m')〜同図(q')に示すジャッジ演出等]であり、 前記第三の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、 前記第一の操作手段の操作に応じて前記第三の演出が開始されるように構成されており、 前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている[例えば、図31(m')〜同図(q')等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、「前記第一の演出の態様とは異なる態様」とは、少なくとも一部が異なる態様であってもよいし、全部が異なる態様であってもよいし、一部のみが異なる態様であってもよい。例えば、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、他方の演出は第二の可動手段も移動する態様であってもよいし、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、エフェクトが違う態様であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第三の演出の開始前には振動していて、該第三の演出中は、振動せず、該第三の演出が終了すると、振動を再開するものであってもよい。
また、『 前記第三の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第三の演出と前記第一の演出のうちのいずれか一方の演出が実行されている期間は、いずれか他方の演出は実行されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始されるように構成されていてもよい。
また、『 複数種類の報知を実行可能に構成されており、 前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、 前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知[例えば、図23(k)及び同図(l),図24(k)及び同図(l),図25(k)〜同図(l2),図26(k)及び同図(l)それぞれに示す操作促進報知の透過部表示191X等]であり、 前記第一の演出は、第一の期間[例えば、図23(k)〜同図(l)の期間、図24(k)〜同図(l)の期間、図25(k)〜同図(l2)の期間、図26(m)〜同図(l)の期間等]において前記第一の操作手段が操作されると開始される演出であり、 前記第一の報知は、前記第一の期間において行われるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
すなわち、前記第一の期間は、前記第一の報知が行われている期間である。
また、『 前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間[例えば、図24〜図25、図26の例では全期間であり、図23の例では同図(q)で振動していないので一部の期間等]において振動するように構成されている手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第一の操作手段は、振動しないように構成されている手段[例えば、十字キー181a]であり、 前記第二の操作手段は、振動可能に構成されている手段[例えば、チャンスボタン136]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、「振動」とは、操作手段そのもの自身が振動することの直接振動を意味し、他の部材が振動することで間接的に振動する場合の間接振動は含まない。ただし、場合によっては、間接振動も含めてもよい。
なお、前記第一の演出が実行されていない状態[例えば、最終ジャッジ演出ではなく図34(d)〜同図(e)に示す擬似連演出の実行中の状態等]においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていてもよいし、必ず振動するように構成されていてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図63に示すスロットマシン1000等]である、ことを特徴とする遊技台。』であってもよい。
続いて、操作によって開始タイミングが変化する裏ボタン演出について説明する。
図38は、図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の例を示す図である。
図38(A)は、図1に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の構成を概念的に示す図である。以下の説明では、これまで説明した構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで付した符号と同じ符号を付して説明する。また、これまで説明した事項と重複する事項については説明を省略する場合がある。
図38(A)に示すパチンコ機100は、チャンスボタンが2つある。以下、これまで説明したチャンスボタンは、ボタンAあるいは第一のチャンスボタン136と称し、第一のチャンスボタン136とは別のチャンスボタンを、ボタンBあるいは第二のチャンスボタン137と称する。ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)よりも、球発射ハンドル134から離れた位置に設けられている。すなわち、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は、球発射ハンドル134から直線距離(最短距離)でLA離れた位置に設けられているのに対して、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、球発射ハンドル134から直線距離(最短距離)でLB離れた位置に設けられており、LAはLBよりも長い。さらに別の見方をすれば、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、ボタンA(第二のチャンスボタン136)よりも、パチンコ機100の左右方向の中央位置から離れた位置に設けられている。
なお、ボタンA(第二のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の位置関係は、以上説明した関係に限られることはない。また、ボタンB(第二のチャンスボタン137)も、第一のチャンスボタン136と同様に、可動手段の一種であり、振動可能であって、さらに、進出(突出)可能であってもよいし、反対に、ボタンB(第二のチャンスボタン137)に限っては、可動手段ではなく、振動不能であって、進出(突出)不能であってもよい。さらに、ボタンB(第二のチャンスボタン137)にもチャンスボタンランプが内蔵されていてもよいし、内蔵されていなくてもよい。また、第三のチャンスボタン等、さらに複数のチャンスボタンや、チャンスボタンとは異なる操作手段がさらに設けられていてもよい。
図37までに説明した各例において、操作手段Bの一例として説明した透過部191に代えて、図38(A)に示すボタンB(第二のチャンスボタン137)を適用することもできる。また、同じく、透過部191に代えて、図1に示す操作キーユニット181を適用することもできるが、図1に示す操作キーユニット181は振動機能を備えていないため、振動機能を付与する必要がある。
図38の右側に示す例は、図38(A)に示すパチンコ機100におけるボタン演出の一例を示す図である。
図38(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。
図38(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始され、同図(c)ではリーチ演出が開始されている。リーチ演出が開始されると、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を有効なものとして受付ける操作有効状態に移行する。しかしながら、操作有効状態であることの報知(例えば、チャンスボタンランプ138の赤色の点灯や点滅)や、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を促す操作促進報知(例えば、初期位置表示136X)も行われておらず、遊技者からすれば、操作有効状態であることはわからない。しかしながら、バチンコ雑誌等の情報から、リーチ演出が開始されると操作有効状態になっているかもしれないことを知っている者は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作してみる。すると、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作に応じて、装飾図柄表示装置208には殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示され、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は、いわゆる裏ボタンに相当する。
なお、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に限らず、ボタンB(第二のチャンスボタン137)や、透過部191の操作に応じても、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示されるようにしてもよい。
図39は、第四の演出および第五の演出の一例を段階的に示す図である。
この図39における各図には、装飾図柄表示装置208sの右横に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)と、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が上下に並べて記されているが、両者の実際の位置関係は、図38を用いて説明した位置関係である。
図39(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。この図39(a)に示す装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図39(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。また、保留アイコンは1つ減って3つ(保留アイコンh1〜h3)表示されており、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図39(c)では、リーチ演出が開始されている。ここでは、リーチ演出の開始に応じて、ボタン演出が開始される。図39(d)に示す、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、赤色に点灯し始めている。また、図39(d)に示す装飾図柄表示装置208には、赤色に点灯し始めたボタンB(第二のチャンスボタン137)を模したボタン画像137aと、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示137bおよび「PUSH」という文字表示と、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作有効期間に関する表示としての残期間メータ表示137cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像137a,137b,137cと「PUSH」という文字表示を総称して、操作促進報知のボタンB表示137Xと称する。
図39に示す例では、操作促進報知のボタンB表示137Xが表示されると、比較的早いタイミングで、ボタンBが操作される(図39(e))。すなわち、操作促進報知のボタンB表示137Xのうちの残期間メータ表示137cが1/5程度減ったタイミングでボタンンBが操作される。
ボタンBが操作されると、その操作に応じて、装飾図柄表示装置208では、ボタンB表示137Xに代えて、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示される(図39(f)参照)。なお、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は操作されると、消灯した状態に戻る。ボタンBの操作に応じてカットイン予告の画像Cが表示される演出が、ボタン演出であり、第五の演出の一例に相当する。殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示は、装飾図柄の変動表示において表示される演出表示である。また、操作促進報知のボタンB表示137Xが第三の報知の一例に相当し、このボタンB表示137Xが表示されている期間(図39(d)〜同図(e)の期間)が、第三の期間の一例に相当する。
なお、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示(第五の演出)は、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が操作されないと開始されない演出であってもよいが、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が操作されなくても、ボタンB表示137Xが表示されている期間、すなわちボタンBの操作有効期間が経過すると、経過時に開始される演出であってもよいし、経過後に開始される演出であってもよい。また、ここで列挙した複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、リーチ演出からのボタン演出によって表示された殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示された後、第二の期間が開始される。すなわち、第二の期間は、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作に関連して開始される期間であり、ここでは、ボタンBの操作を行ってしばらくたってから(1コマ分の時間が経過してから)開始され、図39(g)から開始される。図39(g)に示す装飾図柄表示装置208には、依然として殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示されており、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を促す、操作促進報知の初期位置表示136Xは、表示されていない。また、ボタンAは、初期位置で消灯したままの状態である。しかしながら、図39(g)のタイミングでボタンAが操作される。ここでのボタンAの操作に応じて、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cにオーバーラップするように「激熱」の文字の画像Gが表示される。「激熱」の文字の画像Gは、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのカットイン予告の画像であって、最終ジャッジ演出のジャッジ結果の表れになる。また、ボタンAを絡めた演出であることからボタン演出でもあり、ボタンAの操作に応じて開始される第四の演出の一例に相当する。「激熱」の文字の画像Gは、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cと表示態様が異なる。なお、現在行われている図柄変動表示でハズレになる可能性が高いことのカットイン予告の画像は、「残念」の文字の画像になる。
図39(g)から開始された第二の期間は、ボタンAの操作有効期間であるが、初期位置表示136Xは表示されず、操作有効期間であることの報知も行われず。ここでのボタンAは、いわゆる裏ボタンに相当する。「激熱」の文字の画像Gの表示(第四の演出)は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されないと開始されない演出である。すなわち、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示(第五の演出)は、ボタンBが操作されなくても開始する場合があってもよいことに対して、裏ボタンに相当するボタンAは操作されないと、第四の演出は開始されない。また、第二の期間の終了タイミングは、ボタンAが操作されたタイミングと、操作有効期間が終了するタイミングのうちのいずれか早い方のタイミングである。
この例では、図39(d)〜同図(g)のボタン演出の実行期間と、同図(g)〜同図(i)の裏ボタン演出の実行期間が一部重複しているが、全部重複していてもよい。より具体的には、ボタン演出のボタン操作後の演出期間と裏ボタン演出の操作有効期間が少なくとも一部の期間で重複している。なお、反対に、裏ボタン演出のボタン操作後の演出期間とボタン演出の操作有効期間が少なくとも一部の期間で重複していてもよい。
図40は、ボタンBを操作するタイミングが、図39に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。図40における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番のタイミングは、図39における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番のタイミングに一致している。以下、図39に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図40に示す例では、操作促進報知のボタンB表示137Xのうちの残期間メータ表示137cが2/5程度減ったタイミングでボタンBが操作される。すなわち、図39に示す例よりも1コマ分遅れてボタンBが操作される(図40(f)参照)。この結果、図39に示す例に比べて、ボタンBの操作に応じて開始されるボタン演出(第五の演出)の開始も1コマ分遅れるとともに、ボタンBの操作を行って1コマ分の時間が経過してから開始される第二の期間の開始タイミングも1コマ後ろにズレる。図40に示す例では、同図(g)に示すように、ボタンBの操作に続いて、ボタンAを操作しているが、同図(g)のタイミングでは、第二の期間は開始されておらず、ここでのボタンAの操作は、受け付けられるが、有効なものとしては取り扱われない。遊技者は、図40(g)のタイミングでボタンAを操作しても、装飾図柄表示装置208の表示画面が何ら変わらないことから、図40(h)のタイミングで再度、ボタンAを操作する。この2回目の操作に応じて、「激熱」の文字の画像Gがカットイン表示され、第四の演出が開始される。
以上説明したように、図39の例における第二の期間の開始タイミング(第一の時期の一例に相当する図39(g))は、装飾図柄の変動表示の開始タイミング(図39(b))から4コマ分の時間(第一の時間の一例に相当)経過後であるのに対して、図40の例における第二の期間の開始タイミング(第二の時期の一例に相当する図40(h))は、装飾図柄の変動表示の開始タイミング(図40(b))から5コマ分の時間(第二の時間の一例に相当)経過後であり、第二の期間の開始タイミングは可変(不定)である。
なお、図39の例にしても図40の例にしても、2種類のチャンスボタンの操作に絡む演出の例であったが、これらの演出を、2種類のチャンスボタンとは異なる操作手段(例えば、透過部191や第三のチャンスボタン等)の操作に絡む演出に置き換えてもよい。
図41は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の関係をさらに説明するための図である。
図41には二つの例が示されており、上方に示された例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)のチャンスボタンランプが赤色に点灯しているとともに、ボタンB(第二のチャンスボタン137)のチャンスボタンランプは、青色に点灯している。チャンスボタンランプの点灯は、操作を促すものである。この例では、ボタンAは、振動する機能(第一の機能)を備え、ボタンBは、回転する機能(第二の機能)を備えている。
図41(a)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンAのみを操作する。ボタンAは、操作されると第一の機能を発揮し振動を開始する。なお、無操作のボタンBは、点灯状態を維持したままである。
図41(b)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンBのみを操作する。ボタンBは、操作されると、第二の機能を発揮し回転を開始する。一方、無操作のボタンAは、ボタンBの操作に応じて、第一の機能を発揮し振動を開始する。この例では、一方の操作(ここではボタンBの操作)のみで、他方(ボタンA)の機能(第一の機能)も楽しむことができる。また、この例では、ボタンA136の操作促進報知を行っている状態でボタンB137が操作されも、ボタンA136は振動し、さらに、操作されたボタンBは回転する。
図41の下方に示された例でも、ボタンA136もボタンB137も点灯している。この例では、ボタンA136は、振動する機能(第一の機能)と回転する機能(第二の機能)を備えている。
図41(A)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンAのみを操作する。ボタンAは、操作されると第一の機能を発揮し振動を開始するとともに、第二の機能も発揮し回転も開始する。この結果、ボタンAは、操作に応じて、回転しながら振動する。なお、無操作のボタンBは、点灯状態を維持したままである。
図41(B)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンBのみを操作する。ボタンBは、操作されても、点灯したままの状態であり、振動も回転も開始しない。一方、無操作のボタンAは、ボタンBの操作に応じて、第一の機能を発揮し振動を開始する。この例では、一方の操作(ここではボタンBの操作)のみでは、他方(ボタンA)の複数の機能のうちの一部の機能(第一の機能)のみを楽しむことができる。また、この例では、ボタンA136の操作促進報知を行っている状態でボタンB137が操作されも、ボタンA136は振動する。
以上の記載では、『 第二の操作手段[例えば、ボタンA(チャンスボタン136)等]を備えた遊技台であって、 複数種類の演出を実行可能に構成されており、 複数種類の報知を実行可能に構成されており、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、図39(h)〜同図(i)及び図40(i)それぞれに示す「激熱」のカットイン予告等]であり、 前記第二の操作手段の操作に応じて前記第四の演出が開始されるように構成されており、 前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第二の報知であり、 前記第二の報知は、前記第二の操作手段の操作を促す報知[例えば、操作促進報知の初期位置表示136X等]であり、 前記第四の演出は、装飾図柄の変動表示[例えば、図39及び図40それぞれに示す装飾図柄表示装置208の左上に表示されている3↓3等]において実行される場合がある演出であり、 前記第四の演出は、第二の期間において前記第二の操作手段が操作される[例えば、図39(g)、図40(h)等]と開始される演出であり、 前記第二の報知は、前記第二の期間において行われないように構成されており、 前記第二の期間は、前記変動表示における第一の時期[例えば、図39(g)の時期等]に開始する場合がある期間であり、 前記第二の期間は、前記変動表示における第二の時期[例えば、図40(h)の時期等]に開始する場合がある期間である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
なお、複数種類の演出を、必ず実行してもよいし、実行しない場合があってもよいし、複数種類の演出以外も実行してもよいし、複数種類の演出のみを実行してもよい。
また、前記第四の演出は、装飾図柄の変動表示において必ず実行される演出であってもよい。
また、『 第三の操作手段[例えば、ボタンB(第二のチャンスボタン137)等]を備え、 前記第二の期間は、前記第三の操作手段の操作に関連して開始[例えば、ボタンB操作後、殿様のキャラクタ表示によるカットイン予告が開始した後に開始等]される期間である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出[例えば、図39(f)、図40(g)から開始される殿様のキャラクタ表示によるカットイン予告等]であり、 前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第三の報知であり、 前記第三の報知は、前記第三の操作手段の操作を促す報知[例えば、操作促進報知のボタンB表示137X等]であり、 前記第三の操作手段の操作に応じて前記第五の演出が開始されるように構成されており、 前記第五の演出は、第三の期間[例えば、図39(d)〜同図(e)の期間、図40(d)〜同図(f)の期間等]において前記第三の操作手段が操作される[例えば、図39(e)、図40(f)等]と開始される演出であり、 前記第三の報知は、前記第三の期間において行われるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
すなわち、前記第三の期間は、前記第三の報知が行われている期間である。
また、『 前記第五の演出の態様は、前記第四の演出の態様とは異なる態様である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第五の演出は、装飾図柄の変動表示において実行される場合[例えば、図39(f)、図40(g)等]がある演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第五の演出は、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されないと開始されない演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第五の演出は、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されない場合であっても開始される演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、この場合に、前記第五の演出は、前記第三の期間の経過時に開始される演出であってもよいし、前記第三の期間の経過後に開始される演出であってもよい。
また、『 前記第四の演出は、前記第二の期間において前記第二の操作手段が操作されないと開始されない演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
こうすることで、前記第五の演出が、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されない場合であっても開始される演出である場合との明確な違いが生じ、操作手段を絡めた演出に幅をもたせることができるようになる。
また、『 前記第一の時期は、前記変動表示の開始[例えば、図39(b)]から第一の時間[例えば、4コマ分の時間]の経過後の時期であり、 前記第二の時期は、前記変動表示の開始[例えば、図40(b)]から第二の時間[例えば、5コマ分の時間]の経過後の時期であり、 前記第二の時間は、前記第一の時間と異なる時間である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
続いて、アイコン変化予告とは異なるアイコン変化表示の例について、昇格演出を例にあげて説明する。
図42は、昇格演出の例を3つ示した図である。
図42の左に示す例では、同図(ア)の装飾図柄の変動表示中において、リーチ演出が開始されると同時、あるいはリーチ演出が開始された後、昇格演出が開始される。すなわち、リーチ状態中に昇格演出が開始される。ここでの昇格演出は、図42(イ)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央領域に、注目すべき事項の表示AT(第一の表示)が出現する。図42(イ)に示す注目すべき事項の表示ATでは、装飾図柄表示装置208の左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示に注目することが報知されている。すなわち、現在行われているリーチ状態の装飾図柄の変動表示の様子(「2↓2」)を直接表示し、注目することを報知している。次いで、図42(ウ)では、注目すべき事項の表示ATが消え、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれに「装飾7」が表示され、中図柄表示領域208bで高速変動が継続している様子が表示される。同じ偶数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾2−装飾2−装飾2」)は確変無しの通常大当りの図柄組合せであるのに対し、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾7−装飾7−装飾7」)は確変付きの特別大当りの図柄組合せであるため、ここでは、確変付きの昇格に成功しそうである。図42の左に示す例は、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象と、その後に変化したものとが、ともに装飾図柄で一致している。すなわち、事前の予告表示(図42(イ))と実際の変化表示(図42(ウ))が一致している例に相当する。装飾図柄等の図柄が変化する演出では、図柄に関する事前の予告表示と、実際の変化表示が必ず一致するように構成してもよい。
なお、注目すべき事項の表示ATでは、現在行われているリーチ状態の装飾図柄の変動表示の様子(「2↓2」)を直接表示しているが、変化後の装飾図柄の変動表示の様子(「7↓7」)を演出の予告表示として直接表示してもよい。
図42の中央に示す例では、昇格演出における注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されているアイコンのうち一番右側のアイコンに注目することが報知されている。注目すべき事項の表示ATで表示された4つのアイコンは、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fに表示される保留アイコンに対応したアイコンであり、保留アイコン表示領域208fには表示されないものの、保留アイコンの一種であると見ることができる。したがって、図42(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されている保留アイコンのうち一番右側の第四保留アイコンh4に注目することが報知されている。なお、図42(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つの保留アイコンが表示される一方で変動アイコンは表示されていない。一方、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、3つの黒丸(デフォルトの表示態様)の保留アイコンh1〜h3しか表示されていないが、変動アイコン表示領域208eには、黒丸(デフォルトの表示態様)の変動アイコンcが表示されている。また、図42(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、注目すべき第四保留アイコンh4の表示態様がハッチングの表示態様(第一の表示態様であって先読み予告の表示態様)に変化している。次いで、図42(c)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、3つの黒丸の保留アイコンh1〜h3しか表示されていない。しかしながら、変動アイコン表示領域208eには、ハッチングの表示態様(通常予告の表示態様)の変動アイコンcが表示されている。このハッチングの表示態様は、図42(b)の注目すべき事項の表示ATにおける第四保留アイコンh4の表示態様と同じ表示態様であるが、この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象(第四保留アイコンh4)と、その後に変化したもの(変動アイコンc)とが、異なっている。すなわち、図42(b)では保留アイコン(第四保留アイコンh4)が変化する予告を行っておきながら、同図(c)の実際では変動アイコンcが変化しており、アイコンの種類からして違っている。しかも、図42(b)の注目すべき事項の表示ATには、変動アイコン自体が表示されておらず、一方で、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、第四保留アイコンh4は表示されていないといった不整合もあえて生じさせている。この例は、事前の予告表示(図42(b))と実際の変化表示(図42(c))が不一致である例に相当する。図42の中央に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおける一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)が第一のアイコンの一例に相当し、図42(c)に示す実際の変動アイコンcが第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図42(c)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。なお、図42(d)では、装飾図柄の変動表示が終了し、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」のハズレの組合せが確定表示されている。この図42(d)に示す装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域208eでは、変動アイコンcの表示態様が、ハッチングの表示態様から黒丸の表示異様に戻っている。また、第1特図始動口230に入賞はなく、第四保留アイコンh4は表示されていない。
図42の右側に示す例における、昇格演出の注目すべき事項の表示AT(図42(B))は、図42の中央に示す例と同じであり、4つ表示されているアイコンのうち一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)に注目することが報知されている。また、その注目すべきアイコン(第四保留アイコンh4)は、ハッチングの表示態様(第一の表示態様)で表示されている。このハッチングの表示態様(第一の表示態様)は、大当りの信頼度が相対的に低い先読み予告の表示態様である。一方、装飾図柄表示装置208では、4つのデフォルトの表示態様の保留アイコンh1〜h4と、同じくデフォルトの表示態様の変動アイコンcが表示されている。この例では、昇格演出の注目すべき事項の表示ATと実際の保留アイコン表示領域208fとの間で、保留アイコンの数は一致している。図42(C)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、依然として3つの保留アイコンh1〜h3しか表示されていないが、第一保留アイコンh1の表示態様が殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)に変化している。この殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)は、大当りの信頼度が相対的に高い先読み予告の表示態様である。この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象(第四保留アイコンh4)と、その後に変化したもの(第一保留アイコンh1)とが、異なるばかりか、変化内容も、ハッチングの表示態様(第一の表示態様)と殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)とで異なっている。なお、変動アイコン表示領域208eには、デフォルトの表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図42(C')は、同図(C)の変形例であって、同図(B)に示す注目すべき事項の表示ATが消えた様子を示す図である。また、同図(D')は、同図(C')に続く、装飾図柄の停止表示時の様子を示す図である。図42(C')および(D')に示す保留アイコン表示領域208fにおける保留アイコンの表示状態は、同図(B)に示す保留アイコン表示領域208fにおける保留アイコンの表示状態と何ら変わりなく、図42(C')および(D')に示す変動アイコン表示領域208eにおける変動アイコンの表示状態も、同図(B)に示す変動アイコン表示領域208eにおける変動アイコンの表示状態と何ら変わりはない。図42(D')に続く、同図(E')は、これまで第一保留アイコンh1であった保留アイコンに対応する保留が消化され、装飾図柄の新たな変動表示が開始された様子を示す図である。装飾図柄の新たな変動表示が開始される際には、保留アイコンのシフト表示の移動アニメーションが実行され、これまで第一保留アイコンh1であった保留アイコンは変動アイコン表示領域208eに向けて移動し、変動アイコンcとして表示される。また、これまで第二保留アイコンh2であった保留アイコンは第一保留アイコンh1として表示されるが、移動アニメーションの開始と同時であったり、移動アニメーション中であったり、移動アニメーションの終了と同時であったり、移動アニメーションの終了後に、表示態様が殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)に変化する。すなわち、これまで説明した例とは、昇格表示の実行タイミングが異なり、注目すべき事項の表示ATがなされた図柄変動表示(第一の図柄変動表示)の次に開始される図柄変動表示(第二の図柄変動表示)で昇格表示が実行される。殿様の顔の表示態様に変化した第一保留アイコンh1は、第二の図柄変動表示の実行中(例えば、リーチ演出実行中)、その表示態様で表示されてもよいし、さらに表示態様が変化してもよいし、スーパーリーチ演出実行時には消えてもよい。
図42の右側に示す例も、事前の予告表示(図42(B))と実際の変化表示(図42(C)あるいは同図(E'))が不一致である例に相当する。
図42の右側に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおける一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)が第一のアイコンの一例に相当し、図42(C)あるいは図42(E')に示す実際の第一保留アイコンh1が第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図42(C)や同図(E')に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。
図43は、昇格演出に関する他の例を2つ示した図である。
図43の左側の例では、保留アイコンの上に、ミニアイテムといったミニアイコンが表示される。このミニアイコンは、保留アイコンよりも小さなアイコンであり、表示された保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示において実行される演出の予告や、当該図柄変動表示における大当りについての先読み予告等を表すものである。図43(A)および同図(B)に示すいずれの装飾図柄表示装置208でも、3つ表示された保留アイコンの内の一番左の第一保留アイコンh1の上に、A表示のミニアイコンmAが2つ積み上げられている。A表示のミニアイコンmAは、例えば、擬似連演出が一回開始されることを予告するものである。図43(B)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されているアイコンのうち一番左のアイコン(第一保留アイコンh1)の上に表示された一つのC表示のミニアイコンmCに注目することが報知されている。C表示のミニアイコンmAは、例えば、大当りになることが確定であることを示唆する先読み予告である。図43(C)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208では、第一保留アイコンh1の上に、A表示のミニアイコンmAとC表示のミニアイコンmCが積み上げられている。すなわち、昇格表示として、上の方のミニアイコンが、A表示のミニアイコンmAからC表示のミニアイコンmCに変化しているが、下の方のミニアイコンは変化せずに、A表示のミニアイコンmAのままである。この結果、擬似連回数は2回から1回に減りながらも、大当りになることが確定である図柄変動表示になることが予告されており、昇格に成功している。この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象が、一つしか表示されていないミニアイコンであったのに対し、その後に表示された実際では、二つのミニアイコンが表示されており、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象であった一段目のミニアイコン(C表示のミニアイコンmC)と、その後に表示された一段目のミニアイコン(A表示のミニアイコンmA)とでは、変化内容も異なっている。図43の左側に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおけるC表示のミニアイコンmCが第一のアイコンの一例に相当し、図43(C)に示す実際の一段目のA表示のミニアイコンmAが第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図43(C)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。
図43の右側の例は、リーチ状態において、3種類の昇格演出の中から選択された昇格演出が実行される。ここにいう3種類の昇格演出とは、図42(ア)〜同図(ウ)に示す昇格演出と、図42(a)〜同図(d)に示す昇格演出と、図42(A)〜同図(C)あるいは図42(A)〜同図(C')〜同図(E')に示す昇格演出であってもよい。また、一の演出が選択される複数種類の演出(ここでは3種類の昇格演出)全てが、図42(ア)〜同図(ウ)に示すような、事前の予告表示(図42(イ))と実際の変化表示(図42(ウ))が一致しているタイプの演出であってもよいし、図42(a)〜同図(d)に示すような、事前の予告表示(図42(b))と実際の変化表示(図42(c))が不一致のタイプの演出であってもよいし、一致しているタイプの演出と不一致のタイプの演出が両方含まれていてもよい。
図43(b)では、昇格演出Aとして「昇格チャンスA」と記された注目すべき事項の表示AT1と、昇格演出Bとして「昇格チャンスB」と記された注目すべき事項の表示AT2と、昇格演出Cとして「昇格チャンスC」と記された注目すべき事項の表示AT3が表示されており、内部抽選によって、いずれか1種類の昇格演出が選択され、実行される。なお、ボタンA(第一のチャンスボタン136)やボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作によって、あたかも選択操作を行ったようにしてもよい。
以上の説明では、昇格演出を例にあげて説明したが、アイコン変化予告とは異なるアイコン変化表示は、昇格演出に限ったものではない。
以上の記載では、『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、 前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコン[例えば、図42(b)に示す第四保留アイコンh4、図42(B)に示す第四保留アイコンh4、図43(B)に示すミニアイコンmC等]であり、 前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第二のアイコン[例えば、図42(c)に示す変動アイコンc、図42(C)あるいは図42(E')に示す第一保留アイコンh1、図43(C)に示すミニアイコンmA等]であり、 前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは異なるアイコンであり、 前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、 前記第一の表示の表示が開始した後、前記第二の表示が表示される場合があるように構成されており、 前記第一の表示は、前記第一のアイコンの表示態様が変化することを示す表示であり[例えば、図42(b),図42(B),図43(B)それぞれに示す注目すべき事項の表示AT等]、 前記第二の表示は、前記第二のアイコンの表示態様が変化する表示である[例えば、図42(c),図42(C)あるいは図42(E'),図43(C)それぞれに示す装飾図柄表示装置208における実際の表示等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
なお、前記表示手段は、前記複数種類のアイコンを、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、複数種類のアイコン以外も表示するものであってもよいし、複数種類のアイコンのみを表示するものであってもよい。
また、前記第一の表示の表示が開始した後、前記第二の表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、『 前記第二のアイコン[例えば、図42(c)に示す変動アイコンc]は、前記第一のアイコン[例えば、図42(b)に示す第四保留アイコンh4]とは異なる種類のアイコンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段を備え、 前記第一のアイコンは、保留アイコン[例えば、図42(b)に示す第四保留アイコンh4等]であり、 前記保留アイコンは、前記図柄変動表示の開始の保留が行われている数を、表示される数によって表すアイコンであり、 一の前記保留アイコンは、一の前記保留があることを表すアイコンであり、 前記第二のアイコンは、変動アイコン[例えば、図42(c)に示す変動アイコンc等]であり、 前記変動アイコンは、前記保留アイコンが表す保留が消化され前記図柄変動表示が開始された場合に、該図柄変動表示に対応するアイコンとして表示されるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、図柄変動表示以外も実行するものであってもよいし、図柄変動表示のみを実行するものであってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一のアイコンは、第一の保留アイコン[例えば、図42(B)に示す第四保留アイコンh4等]であり、 前記第二のアイコンは、第二の保留アイコン[例えば、図42(C)あるいは図42(E')に示す第一保留アイコンh1等]であり、 前記保留アイコンは、前記図柄変動表示の開始の保留が行われている数を、表示される数によって表すアイコンであり、 一の前記保留アイコンは、一の前記保留があることを表すアイコンであり、 前記第一の保留アイコンと前記第二の保留アイコンは、前記保留がなされた時期が異なるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第一のアイコンは、第一の種類のミニアイテム[例えば、大当りになることが確定であることを示唆する先読み予告のミニアイコンmC等]の表示であり、 前記第二のアイコンは、第二の種類のミニアイテム[例えば、擬似連演出が一回開始されることを予告するミニアイコンmA等]の表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。また、『 前記第一の表示は、装飾図柄の変動表示の表示中に表示される表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。また、『 前記第一の表示は、リーチ演出の実行中に表示される表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。また、『 前記第二の表示は、装飾図柄の変動表示の表示中に表示される表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。また、『 前記第二の表示は、リーチ演出の実行中に表示される表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
続いて、ボタン演出で報知を開始するタイマ予告について説明する。
図44は、一般的なタイマ予告について説明するための図である。この図44における各図には、装飾図柄表示装置208の横に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)と、ボタンBが表示されている。なお、図38等に示すボタンB(第二のチャンスボタン137)は操作面が円形であったが、ここでのボタンBは操作面が四角形であり、以下、一応区別して、操作面が四角形のボタンBを、ボタンB(操作ボタン137')と称するが、操作面の形状に限定されることはなく、また、チャンスボタンという名称であってもよい。
図44(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図44(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図44(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図44(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図44(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
第1副制御部400は、主制御部300から、特図の図柄変動開始コマンドあるいは特図保留増加コマンドを受信する。図柄変動開始コマンドには、これから開始される図柄変動表示の変動時間を表す情報が含まれている。また、変動時間を表す情報が含まれていない場合であっても、停止図柄を表す情報は含まれており、第1副制御部400は、停止図柄を表す情報から変動時間を決定する。特図保留増加コマンドには、主制御部300が変動時間まで先読みした場合には、先読みした変動時間を表す情報が含まれているが、含まれていなくても、先読みした停止図柄を表す情報は含まれており、第1副制御部400は、先読みした停止図柄を表す情報から変動時間を知ることができる。変動時間が、長い場合(例えば、30秒以上)には、第1副制御部400で、タイマ予告の実行可否抽選が行われる。
タイマ予告の実行可否抽選に当選している場合(抽選結果が実行する結果である場合)には、リーチ演出が開始されると、タイマ予告が開始される。タイマ予告とは、新たな演出が開始されるまでの残り時間を表す表示を含むものであり、新たな演出が開始されることを示唆する予告演出の一種でもある。ここにいう新たな演出とは、大当りの予告演出であったり、ある演出(例えば、スーパーリーチ演出等)が開始されるか否かの予告演出であってもよい。なお、大当りの予告演出としては、現在行われている図柄変動表示で大当りすることを予告する通常予告演出と、次以降の図柄変動表示で大当りすることを予告する先読み予告演出とがある。また、残り時間を表す表示は、メータ表示であってもよいし、レベル表示であってもよいし、個数表示であってもよいが、この例では、数値表示である。なお、ここで列挙した残り時間を表す表示についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。図44(d)では、変動アイコン表示領域208eの左隣に、タイマ予告表示Tが表示されており、新たな演出開始まで残時間が30:00秒であることが報知されている。ここで表示された残時間は、時間の経過とともにカウントダウン表示され、同図(e)では、0:00秒になっている。残時間が0:00秒になると、第一の演出表示が行われる。図44(f)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域208eの上に、殿様のキャラクタが表示される。なお、図44(f)の変動アイコン表示領域208eには、依然として黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の変動アイコンcが表示されている。また、その変動アイコン表示領域208eの左隣には、依然として0:00秒のタイマ予告表示Tが表示されており、ここでの第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)は、タイマ予告の終了演出である。ただし、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)を、タイマ予告で開始を予告した新たな演出の開始演出とも見ることができる。特に、0:00秒になってタイマ予告表示Tの消えるタイミングは、0:00秒になった瞬間であってもよく、同図(e)のタイミングで消えてもよい。あるいは、0:00秒になったことでタイマ予告は終了しているが、タイマ予告表示Tは、新たな演出が開始されても一定の期間は表示し続ける態様であってもよい。
図44(f)に続く同図(g)では、タイマ予告表示Tは消えたものの、変動アイコン表示領域208eの上には第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示されたまま、タイマ予告で予告した新たな演出として通常予告演出が開始されている。この通常予告演出では、それまでデフォルトの表示態様であった変動アイコンcが、お姫様の顔の表示態様に変化し、現在、リーチ状態で継続くている図柄変動表示で大当りする可能性があることを予告している。
図44(h)では、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)も消え、変動アイコン表示領域208eには、お姫様の顔の表示態様の変動アイコンcが表示され続けており、通常予告演出が継続している。この後、スーパーリーチ演出に発展し、保留アイコンとともに変動アイコンcも消え(見えなくなり)、大当りとなったり、あるいは、ハズレとなったり、さらには、スーパーリーチ演出に発展もせずにハズレとなったりする。なお、スーパーリーチ演出に発展した場合であっても、お姫様の顔の表示態様の変動アイコンcは消えずに見え続けてもよい。
図45は、ボタン操作に応じてタイマ予告表示Tが表示される場合がある例等を段階的に示す図である。
第1副制御部400には、カウンタタイマが設けられており、タイマ予告の実行可否抽選に当選すると、カウンタタイマによる内部カウントを開始する。内部カウントの開始時期は、特図の図柄変動表示開始後であってもよいし、図柄変動表示の開始前であってもよいが、図45に示す例では、図柄変動表示の開始と同時に、内部カウントが開始される。カウンタタイマには、開始前にカウント値が設定され、カウントダウン方式でカウントされる。カウント値の表す時間は、特図の変動時間未満の時間であるが、特図の変動時間以上の時間であってもよい。図45では、擬似的に図4に示すカウンタタイマ412を記している。図45に示す例では、40:00秒の値がカウンタタイマ412にセットされ、図柄変動表示が開始された同図(b)から内部カウントが開始される。
また、パチンコ機100では、内部カウントの開始と同時、あるいは開始直後から、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を有効に受ける状態(操作有効状態)に移行する。しかしながら、操作有効状態に移行しても、ボタンA(第一のチャンスボタン136)のチャンスボタンランプ138は消灯したままであり、ボタンAの操作促進報知(例えば、初期位置表示136X)も行われておらず、遊技者からすれば、操作有効状態であることはわからない。しかしながら、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、その操作に応じて、タイマ予告表示Tが表示される。図45に示す例では、リーチ演出が開始(図45(c)参照)されてからしばらくたってから、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されている。タイマ予告表示Tの表示は、図44に示す例ではリーチ演出と関係があったが、この例では無関係である。また、ここでのボタンA(第一のチャンスボタン136)はいわゆる裏ボタンに相当する。なお、ボタンB(操作ボタン137')が操作されてもタイマ予告表示Tは表示されないが、表示されるようにしてもよい。図45(e)に示す装飾図柄表示装置208には、タイマ予告表示Tが表示されており、新たな演出開始まで残時間が20:00秒であることが報知されている。この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、即座にタイマ予告表示Tが表示されるため、遊技者には、あたかも、ボタンA操作によって残時間のカウントダウンが開始されたように見えるが、内部的には、ボタン操作前から残時間のカウントダウンは開始されている。
なお、この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)はいわゆる裏ボタンに相当するが、ボタンAを操作することを促進する操作促進報知を行ってもよく、操作促進報知は、ボタンAが操作された時点で終了になる。したがって、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されてからタイマ予告表示Tが表示されるまでの間に、ある程度の期間を設けた場合には、その期間内には、操作促進報知は行われないことになる。
また、ボタンA操作に応じてタイマ予告表示Tが表示されるため、ボタンA操作のタイミングによって、表示され始めの残時間の長さが異なることになる。すなわち、図45(A)に示すように、もう少し早くボタンA操作が行われれば、残時間が25:00秒である状態からタイマ予告表示Tの表示が開催されることになる。一方、図45(ア)に示すように、カウンタタイマ412の計時による残時間が第一の残時間以下(ここでは5秒以下)になってからボタンA操作が行われても、タイマ予告表示Tを表示させないようにしてもよい。この場合は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態は、第一の残時間より前までになる。あるいは、カウンタタイマ412の計時による残時間が第二の残時間(例えば6秒)になると、ボタンA操作が行われていなくても、タイマ予告表示Tを第二の残時間から表示するようにしてもよい。なお、図45に示す例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態は連続しているが、断続的にしてもよい。例えば、操作有効状態が5秒継続すると、3秒間操作無効状態に移行することを残時間が0:00秒になるまで繰り返してもよい。
図45(f)以降については、図44(e)以降と同じであるため説明は省略するが、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は裏ボタンであったため、初心者はボタンAを押さずに残時間が経過してしまう場合がある。この場合であっても、残時間経過後に、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)は行わずに、変動アイコンcの表示態様を、お姫様の顔の表示態様に変化させてもよいし、操作があった場合と同じように、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)を表示させてから、変動アイコンcの表示態様を、お姫様の顔の表示態様に変化させてもよい。
図46は、裏ボタン操作のタイミングと保留増加のタイミングとの関係を説明するための図である。
図46(b)において図柄変動表示を開始した時点では、特図1の保留数は2であり、ここでの図柄変動表示の開始と同時に、内部カウントも開始される。すなわち、図柄変動表示が開始された時点で、タイマ予告が実行することは決定しており、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態である。
図46(c)では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、タイマ予告表示Tが表示される。タイマ予告表示Tが表示されている状態(残時間が5:00秒の状態)で、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、図46(d)に示すように、3つの保留アイコンh1〜h3が表示される。これら3つの保留アイコンh1〜h3はいずれも黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。
やがて、残時間が0:00秒になり(図46(f)参照)、図46(g)に示すように、変動アイコン表示領域208eの上には第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示される。この状態でも、デフォルトの表示態様で3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。また、この例では、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)の上に、これから開始される新たな演出、すなわちタイマ予告で開始を予告した新たな演出についての示唆が行われ、先読み予告対象の保留アイコンの表示態様が変化することが報知されている。この例では、制御的に、ボタン予告の実行可否の決定段階で、先読み予告の対象も決定する。したがって、現在行われている図柄変動表示よりも1回前の図柄変動表示の実行中に、特図1の第二保留が増加している場合には、制御的には、先読み予告対象はこの第二保留になり、タイマ予告の実行が決定した後の入賞分(ここでは、第三保留)が先読み予告対象になることはあり得ないが、遊技者からすれば、新たな演出の開始前に表示されている3つの保留アイコンh1〜h3全てが、先読み予告対象の可能性があるように見える。
図46(h)に示す装飾図柄表示装置208では、3つの保留アイコンh1〜h3のうち第二保留アイコンh2の表示態様が、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)から殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化し、タイマ予告で予告した新たな演出として先読み予告演出が開始されている。なお、この例では、現在行われている図柄変動表示が終了するまで、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示され続ける。
また、図46(c')に示すように、残時間が5:00秒の段階では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作せず、特図1の保留数が1つ増加した図46(d)のタイミングよりも後に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作した場合(図46(e')参照)には、保留増加後のボタン操作であることから余計に、ボタン操作前に増加していた第三保留も先読み予告対象になると遊技者は期待する傾向にあるが、ボタン操作前であってもタイマ予告の実行が決定した後の保留増加には変わりなく、制御的には、第三保留が先読み予告対象になることはあり得ず、この例でも、第二保留アイコンh2の表示態様が先読み予告の表示態様に変化する。
なお、現在行われている図柄変動表示よりも1回前の図柄変動表示の実行中に、特図1の第二保留とともに第1保留も増加している場合には、第一保留アイコンh1の表示態様が先読み予告の表示態様に変化する可能性はあり、この場合には、先読み予告対象が、第一保留なのか第二保留なのか、あるいは両方なのか、事前には分からないことになる。
また、先読み予告対象の決定を、ボタンAの操作に応じて行う制御を採用すれば、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作タイミングに応じて、先読み予告対象の数が変化することになる。すなわち、図46(c)のタイミングにおけるボタン操作では、第一保留と第二保留しか先読み予告対象にならないが、図46(e')のタイミングにおけるボタン操作では、第一保留〜第三保留までが先読み予告対象になり、ボタン操作のタイミングに応じて期待できる対象が異なってくることになる。
さらには、先読み予告対象の決定を、新たな演出の開始直前、すなわち残時間が0:00秒になった時点で行うようにしてもよい。
図47は、ボタン演出についての二つの例を段階的に示す図である。
図47の左側の例は、一般的なボタン演出の例に相当し、カウンタタイマ412は動作しない。この例では、図47(a)から同図(d)までリーチ状態であり、同図(b)に示す装飾図柄表示装置208には、初期位置で消灯した状態のチャンスボタン136を模したボタン画像136a4と、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a4,136b,136cと「押せ」という文字表示を総称して、操作促進報知の通常表示136Nと称する。図47(c)では、操作促進報知の通常表示136Nが行われている状態で、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、この操作に応じて、同図(d)に示す装飾図柄表示装置208は、チャンスと表示されたカットイン予告の画像C1が表示される。
図47の右側の例は、タイマ予告の開始が待機される例である。図47(A)〜同図(C)は、図47(a)〜同図(c)と同じであることから説明を省略する。この例でも、カウンタタイマ412は動作しておらず、現在行われている図柄変動表示ではタイマ予告は実行されない。しかしながらここで保留している3つの保留それぞれが保留された際の特図保留増加コマンドを受信した段階で、各コマンドに含まれていた、先読みした停止図柄を表す情報から、それぞれの変動時間を知ることができ、これら3つの保留の中に、変動時間が第一の時間よりも長くなる保留がある場合には、その保留が消化されて図柄変動表示が開始されるまで、タイマ予告をストックしておく。図47(C)のように、操作有効期間中にボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作された場合には、現在行われている図柄変動表示ではタイマ予告は開始されないが、この後に開始される図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示として、同図(D)に示すように、「待機中」という表示T'を、タイマ予告表示Tが表示される位置に表示しておき、タイマ予告が開始される時になったら、「待機中」の代わりに残時間が表示される。
図48は、タイマ予告表示Tを含めた表示の仕方の変形例を示す図である。この図48には、左側に3つの例が示され、右側には二つの例が示されている。
まず一つ目の例である図48(a)では、リーチ状態において、タイマ予告表示Tと似た表示(以下、時間表示T1と称する。)が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。この時間表示T1も、時間の経過とともにカウントダウン表示されるが、図48(a)では10:00秒が表示されている。一方、図48(a)に示すカウンタタイマ412は30:00秒であり、両者は不一致である。カウンタタイマ412が25:00秒になった図48(b)のタイミングで、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、この操作に応じて、時間表示T1の上に、タイマ予告表示Tが表示される。図48(b)のタイミングでは、時間表示T1は5:00秒であり、タイマ予告表示Tは、カウンタタイマ412と同じ25:00秒である。
二つ目の例である図48(A)でも、一つ目の例である図48(a)と同様に、時間表示T1が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。その後、この例でも、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作される。ボタンAの操作タイミングは、カウンタタイマ412が25:00秒になったタイミングであり、この操作に応じて、時間表示T2に代わって、タイマ予告表示Tが表示される。図48(B)に示すタイマ予告表示Tは、カウンタタイマ412と同じ25:00秒である。また、そのタイマ予告表示Tの上には、これまで表示されていた時間表示T1の時間と、新たに表示されたタイマ予告表示Tの時間との差分が表示されている。すなわち、図48(B)のタイミングでは、これまで表示されていた時間表示T1の時間は5:00秒になっていたはずであるのに対して、タイマ予告表示Tに表示された残時間は25:00秒であることから「+20」という差分表示T2がなされている。
三つ目の例である図48(ア)でも、一つ目の例である図48(a)と同様に、時間表示T1が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。その後、この例でも、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作される。ボタンAの操作タイミングは、図48(イ)のタイミングであり、ここでもカウンタタイマ412が25:00秒になったタイミングである。一方、図48(イ)のタイミングでは、時間表示T1は5:00秒であり、カウンタタイマ412がの残時間よりも20:00秒も進んでいる。この例では、時間表示T1の上部にオーバーラップするように「LOCK」という文字表示がなされ、時間表示T1におけるカウントダウンが一時停止する。時間表示T1におけるカウントダウンが一時停止しても、カウンタタイマ412のカウントダウンは継続しており、カウンタタイマ412の残時間が、時間表示T1の5:00秒になるまで、「LOCK」という文字表示がなされ、時間表示T1におけるカウントダウンは一時停止している。やがて、カウンタタイマ412の残時間が5:00秒になると、「LOCK」という文字表示が消えるとともに、時間表示T1がタイマ予告表示Tに置き換わり、以降は、タイマ予告表示Tとしてのカウントダウンが継続される。なお、この例では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されなかった場合には、時間表示T1はカウントダウンを継続し、やがて0:00秒になって、タイマ予告表示Tに置き換わることなく終了する。
右上に示す四つ目の例である図48(α)には、時間経過を表す矢印が表示されており、図柄変動表示中の状態を示している。一般的には、カウンタタイマに最初設定されるカウント値(残時間)は長ければ長いほど、大当りの期待度が高いといえる。また、タイマ予告が、現在行われている図柄変動表示における最終カットイン予告の開始を予告する場合には、タイマ予告の実行時間(残時間)が長ければ長いほど、様々な演出を実行することが可能になる。例えば、前半部分では、保留アイコンの表示態様の変化や擬似連の開始が実行可能である。また、ノーマルリーチが開始された後では、スーパーリーチ(SP)への発展や、リーチのタイトル色の変化演出も実行可能である。さらに、大当りの期待度が上がるリーチ中のチャンスアップ演出も実行可能である。これらの理由により、内部的には、カウンタタイマ412のカウントダウンは実行され続けているが、タイマ予告表示Tにおける残時間の表示を最初は少なめに表示させておいて、見た目上は、カウントダウンを一時停止させたり、残期間を後から上乗せしたりすることで、遊技の興趣が向上する場合がある。また、図48(a)に示す時間表示T1のような残時間表示の数が多く表示されるほど、残時間が0:00秒になったときの演出の変化に期待を持つ回数が増え、遊技の興趣が向上する場合がある。そして、最終カットイン予告では、大当りになることが確定であるキャラクタを登場させたりする。なお、カウンタタイマ412が0:00秒になったことに合わせてタイマ予告表示Tが0:00秒になっても、新たな演出が開始されない、偽のタイマ予告も実行可能に構成してもよいし、偽のタイマ予告は行わないように構成してもよい。
右下に示す五つ目の例である図48(あ)では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作が行われ、装飾図柄表示装置208には、カウンタタイマ412の残時間(ここでは30:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。図48(い)では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作が再度行われる。裏ボタンに相当するボタンAでは、2回目の操作についても有効として受け付ける状態にあり、これまで第一の態様(例えば、一重枠)で表示されていたタイマ予告表示Tが、2回目の操作に応じて第二の態様(例えば、二重枠)で表示される。なお、これまで第一の色(例えば、青色)で表示されていたタイマ予告表示Tが、2回目の操作に応じて第二の色(例えば、青色)で表示されるようにしてもよい。
図49は、タイマ予告が、残時間のカウントダウンを伴う他の演出と重複した場合の例を示す図である。
図49には二つの例が示されており、上方に示された例は、タイマ予告が、島一斉演出と重複した場合の例になる。図49(a)に示す装飾図柄表示装置208には「島一斉演出まであと25秒」と大きく表示されている。一方、内部的なカウンタタイマ412の残時間は30:00秒であるが、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)はこの段階では無操作であり、タイマ予告表示Tは非表示である。図49(b)では、そのボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、変動アイコン表示領域208eの左隣に、カウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。なお、図49(b)に示す装飾図柄表示装置208には、「島一斉演出まであと20秒」と、先と同じ大きさで表示されている。この例では、タイマ予告の残時間が0:00秒になる時間と、島一斉演出が開始される時間との差は、僅か5秒であるが、タイマ予告は、島一斉演出のカウントダウンの影響を何ら受けることなく、カウンタタイマ412のカウントダウンに従って、残時間を表示する。
図49の下方に示された例は、タイマ予告が、ミッション演出と重複した場合の例になる。図49(ア)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域208eの右斜め上のミッション表示Mがなされ、残時間が10:00秒であることが表示されている。一方、内部的なカウンタタイマ412の残時間は30:00秒であるが、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)はこの段階では無操作であり、タイマ予告表示Tは非表示である。図49(イ)では、そのボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、変動アイコン表示領域208eの左隣に、カウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。なお、図49(イ)に示すミッション表示Mでは、残時間が5:00秒であることが表示されている。この例では、ミッション表示Mとタイマ予告表示Tがともに、一重枠で囲まれた似たような表示態様で表示されているため、一見すると、誤認してしまう恐れがあるが、かえって、注意して見てもらえるという効果も奏する。
図50は、タイマ予告の他の例を示す図である。
図50の左側に示す例は、タイマ予告表示が、数値表示ではなくメータ表示である。この例では、図50(b)に示すように、操作促進報知の通常表示136Nは表示されていないが、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に内蔵されたチャンスボタンランプ138が赤色に点灯し、操作することを促している。また、図50(b)に示す装飾図柄表示装置208には、タイマ予告表示の一種であるチャンスアップメータの表示についてのチュートリアル的な記載がなされている。図50(c)では、赤色の点灯に促されてボタンAが操作され、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、その操作に応じて、チャンスアップメータCMが表示されている。チャンスアップメータCMは、左端がスタートSであり、右端がゴールGであり、時間経過とともに、矢印マークが左から右に向かって移動していく。この矢印マークは、現在の時点を表すものであり、矢印マークが右端のゴールGに到達すると、残時間は0:00秒になる。したがって、矢印マークからゴールGまでの距離が残時間の長さに対応している。さらに、このチャンスアップメータCMは、残時間を示すだけではなく、図48(α)に示す、擬似連や保留アイコンの変化や、リーチタイトル色の変化演出や、リーチ中のチャンスアップ演出といった各種の演出の実行タイミングもマーキングされている。なお、演出の実行タイミングだけがマーキングされていて、どのような演出が実行されるかまでは非表示であってもよい。
図50の右側に示す例は、操作手段の操作タイミングに応じて、実行される演出が変化する例である。この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に内蔵されたチャンスボタンランプ138が赤色に点灯し、操作することを促すとともに、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の通常表示136Nが表示されている。また、表示された通常表示136Nのうちの残期間メータ表示136cには、目印JIが付されており、残期間メータが、この目印JIにさしかかった時にボタンAを操作すると、特別態様の演出が開始される。図50(A)は、ボタンAの操作が遅すぎて、特別態様の演出は開始されず、図50(B)に示すように、チャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1が表示されている。図50(ア)は、ボタンAの操作タイミングが、目印JIのタイミングにちょうど合い、図50(イ)に示すように、チャンスと灰色の文字で表示されたカットイン予告の画像C2が表示されている。図50(イ)に示すカットイン予告の画像C2は、図50(B)に示すカットイン予告の画像C1と、文字の書体や下地の種類は同じで文字の色のみが異なるが、文字の書体や下地の種類までも異なるものであってもよいし、さらにはキャラクタ等の画像が追加されたものであってもよい。図50(あ)では、操作促進報知が行われていないボタンB(操作ボタン137')が操作されている。また、ここでのボタンBは、裏ボタンに相当する。ボタンBの操作タイミングも、目印JIのタイミングにちょうど合い、図50(い)に示すように、お姫様のキャラクタが表示された特別態様のカットイン予告の画像C3が表示されている。このように、操作タイミングに応じて演出の表示態様が異なったり、操作する操作手段に応じて演出の表示態様が異なったりする。なお、演出の表示態様に限らず、演出の種類や開始タイミングが異なってもよい。また、操作する操作手段が同じでも、裏ボタンであるときとないときで、演出の表示態様や、演出の種類や開始タイミングが異なってもよい。
図51は、タイマ予告表示Tが装飾図柄表示装置208とは異なるデバイスに表示される例を示す図である。
図51に示す例では、パチンコ機100に、装飾図柄表示装置208とは別体の、シャッタ付きのタイマ予告表示手段209'が設けられている。このタイマ予告表示手段209'には、図1に示すパネル表示部183を適用することができる。図51(a)に示すシャッタ付きタイマ予告表示手段209'では、シャッタが閉じており、同図(b)に示すように、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、シャッタが開き、カウンタタイマ412の残時間(ここでは20:00秒)がタイマ予告表示手段209'に表示れる。
やがて、図51(c)に示すように、タイマ予告表示手段209'に表示されていた残時間が0:00秒になる。すると、図51(d)に示すように、タイマ予告表示手段209'ではなく、装飾図柄表示装置208に、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示され、次いで、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域208eでは、変動アイコンcがお姫様の顔の表示態様に変化し、通常予告演出が開始されている。なお、残時間が0:00秒になって以降、タイマ予告表示手段209'ではシャッタは閉じずに、そのまま0:00秒が表示され続けている。
図51(A)に示す装飾図柄表示装置208には、図47(D)に示す「待機中」と同じ表示がなされている。図47(D)に示す「待機中」は、この後に開始される図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示であったが、図51(A)に示す「待機中」は、現在行われている図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示に相当する。図51(B)では、装飾図柄表示装置208の「待機中」が消え、タイマ予告表示手段209'のシャッタが開いて、ここでは図示省略したカウンタタイマ412に設定された残時間と同じ残時間(ここでは20:00秒)が表示されている。「待機中」の解除は、解除時期が到来して自動的に解除されたり、ボタンAやボタンBを再び操作することで解除されてもよい。
図51(ア)に示す装飾図柄表示装置208ではリーチ状態であり、変動アイコン表示領域208eの左隣に、不図示のカウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。そして、タイマ予告表示手段209'では、シャッタが開き、「チャンス」という文字表示がなされている。このように、タイマ予告表示手段209'は、残期間を表す表示以外の表示も表示可能である。図51(イ)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出に発展している。スーパーリーチ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208からタイマ予告表示Tが消え、代わりに、不図示のカウンタタイマ412の残時間(ここでは20:00秒)が、タイマ予告表示手段209'に表示される。こうすることで、装飾図柄表示装置208で実行されるスーパーリーチ演出の一部がタイマ予告表示Tでオーバーラップされず、一方で、タイマ予告の残時間を明確に表示することができる。
図51(あ)に示す例では、不図示のカウンタタイマ412の残時間が、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tに表示されるとともに、タイマ予告表示手段209'にも表示されている。ただし、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tでは25:00秒と表示されているのに対して、タイマ予告表示手段209'では24:95秒と表示され、ともに、不図示のカウンタタイマ412の残時間を表示しているはずなのに、非常に僅かではあるが差が生じてしまっている。これは、装飾図柄表示装置208とタイマ予告表示手段209'といったように異なるデバイスであることから、表示制御等において何らかのタイムラグが生じ、このタイムラグに起因した差である。なお、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tと、タイマ予告表示手段209'との間に、演出の一環として意図的に差を生じさせてもよい。
なお、ここではタイマ予告表示手段209'が用いられているが、タイマ予告表示手段209'に代えて、図33に示す、動作(昇降)可能な第二表示手段209を用いてもよい。この第二表示手段209は、必ず動作(昇降)してもよいし、動作(昇降)しない場合があってもよし、昇降動作以外にも動作するものであってもよいし、昇降動作のみ行うものであってもよい。
以上の記載では、『 第二の操作手段[例えば、チャンスボタン136等]と、 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208やタイマ予告表示手段209'等]と、を備えた遊技台であって、 前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能に構成されており、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、 前記第三の表示は、第一の予告表示[例えば、タイマ予告表示T等]であり、 前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングに応じた表示[例えば、図45(e)に示す20:00と同図(A)に示す25:00や、図50(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1と図50(イ)に示すチャンスと灰色の文字で表示された特別態様のカットイン予告の画像C等]で表示が開始される表示である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
なお、前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミング[例えば、残時間が第一の残時間以下か否かや図50の右側に示す例における目印JIのタイミングに一致したか否か]に応じた表示態様[例えば、図45(e)に示す20:00と同図(ア)に示す非表示や図50(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1と図50(イ)に示すチャンスと灰色の文字で表示された特別態様のカットイン予告の画像C等]で表示が開始される表示であってもよい。
また、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示してもよいし、表示しない場合があってもよいし、複数種類の表示以外も表示するものであってもよいし、複数種類の表示のみを表示するものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、 前記第四の表示は、前記第二の操作手段の操作を促す表示[例えば、操作促進報知の通常表示136N等]であり、 前記第二の操作手段が操作されることで、前記第三の表示の表示が、開始される場合[例えば、操作有効期間内の操作の場合等]と、開始されない場合[例えば、操作有効期間前であったり操作有効期間経過後の操作の場合等]とがあるように構成され、 前記第四の表示は、前記第二の場合において、前記第二の操作手段が操作されてから前記第三の表示の表示が開始されるまでの間に、表示されない表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第四の表示は、前記第二の場合において、表示されない表示であってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、タイマ予告の表示であり、 前記タイマ予告とは、第一の残時間[例えば、カウンタタイマ412の残時間等]を表す表示[例えば、タイマ予告表示T等]を含む予告であり、 前記第一の残時間がゼロになった後に予告演出[例えば、図45(h)に示す変動アイコンcの表示態様がお姫様の顔の表示態様に変化する通常予告演出、あるいは図46(g)に示す第二保留アイコンh2の表示態様が殿様の顔の表示態様に変化する先読み予告演出等]が開始されるように構成されており、 上に記載の「前記第二の操作手段の操作タイミングに応じた表示」とは、前記第一の残時間を表す表示のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第一の残時間とは、予告演出が開始されるまでの残り時間のことであってもよい。
また、『 前記予告演出は、前記第三の表示の表示が開始されたときに行われている図柄変動表示に関する予告[例えば、図45(h)に示す変動アイコンcの表示態様がお姫様の顔の表示態様に変化する通常予告等]の演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
より具体的には、前記予告演出として、いわゆる擬似連演出や、第一のリーチ演出から発展した第二のリーチ演出[例えば、スーパーリーチ演出等]や、リーチ演出における大当りの期待度向上を示唆する演出[例えば、タイトルや台詞の文字色の変化等]や、カットイン演出[例えば、図柄停止直前のカットイン演出等])等があげられる。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、 前記第五の表示は、保留アイコンの表示であり、 前記表示手段は、表示する前記保留アイコンの数により、保留数を表す表示を表示可能な手段であり、 前記予告演出は、前記保留アイコンの表示態様を先読み予告の表示態様に変化させる演出[例えば、図46(g)に示す第二保留アイコンh2の表示態様が殿様の顔の表示態様に変化する先読み予告演出等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記表示手段は、保留数を表す表示を必ず表示してもよいし、表示しない場合があってもよいし、保留数以外も表示するものであってもよいし、保留数のみを表示するものであってもよい。
また、『 前記第三の表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、増加する前の該保留数を表す前記保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化すること[例えば、図46(h)に示す、第二保留アイコンの表示態様の変化等]がある、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第三の表示の表示が開始された時点で複数の前記保留アイコン(以下、「複数の保留アイコン」という。)が表示されていた場合に、該複数の保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがあってもよい。
また、『 前記第三の表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、増加した後の該保留数を表す前記保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがある、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記予告演出が開始される時点で複数の前記保留アイコン(以下、「複数の保留アイコン」という。)が表示されていた場合に、該複数の保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがあってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[例えば、図48に示す時間表示T1等]であり、 前記第六の表示は、前記第一の残時間[例えば、図48(b)のタイミングでは25:00秒]を表す表示とは別の第二の残時間を表す表示を含む表示[例えば、図48(b)のタイミングでは5:00秒]であり、 前記第三の表示は、前記第六の表示と一緒に表示される場合がある表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第三の表示は、前記第六の表示と一緒に必ず表示される表示であってもよい。
また、『 カウント手段[例えば、カウンタタイマ412等]を備え、 前記第一の残時間を表す表示は、前記カウント手段のカウント値に対応した表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、特図1表示装置212,特図2表示装置214等]と、第一の制御手段[例えば、主制御部300等]と、第二の制御手段[例えば、第1副制御部400等]と、を備え、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御を実行可能な制御手段であり、前記第一の制御手段は、前記図柄表示手段を制御可能な制御手段[例えば、特図状態更新処理を実行する制御手段等]であり、前記第二の制御手段は、前記表示手段の制御[例えば、演出制御処理等]を実行可能な制御手段であり、前記第二の制御手段は、前記カウント手段が設けられた手段であってもよい。また、前記第二の制御手段は、複数の制御手段[例えば、基本回路402並びにVDP434及びVRAM436等]から構成された制御手段であってもよい。
なお、前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、図柄変動表示以外も実行するものであってもよいし、図柄変動表示のみを実行するものであってもよい。また、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御を、必ず実行する手段であってもよいし、実行する場合がある手段であってもよいし、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御以外も実行するものであってもよいし、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御のみを実行するものであってもよい。
また、『 前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングが第一のタイミング[例えば、図50の右側に示す例における目印JIのタイミング等]と一致している場合には第三の表示態様[例えば、図50(イ)に示す、チャンスと灰色の文字で表示された特別態様等]で表示が開始される表示であり、 前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングが前記第一のタイミングと不一致である場合には第四の表示態様[例えば、図50(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1等]で表示が開始される表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 第三の操作手段[例えば、図50(あ)に示すボタンB(操作ボタン137')等]を備え、 前記第三の表示は、前記第三の操作手段が操作された場合にも、表示が開始されることがある表示[例えば、図50(い)に示す、お姫様のキャラクタが表示された特別態様のカットイン予告の画像C3の表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 装飾図柄の変動表示を実行可能な第三の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記表示手段[例えば、タイマ予告表示手段209'等]は、前記第三の表示手段とは別体の手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第三の表示手段は、前記装飾図柄の変動表示を、必ず実行してもよいし、実行しない場合があってもよいし、前記装飾図柄の変動表示以外も実行してもよいし、前記装飾図柄の変動表示のみを実行してもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
最後に、複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化を開始するタイミングが、複数ある場合の例について説明する。
図52は、保留アイコンのアニメーションが実行されている装飾図柄の変動表示の様子を段階的に示す図である。
図52(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図52(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は3つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが3つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図52(b)には、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始された直後の様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に開始されている。この図52(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は2個のみ点灯しているのに対して、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)表示され、変動アイコン表示領域208eには依然として変動アイコンが表示されていない。これは、変動開始直後であるために生じたタイムラグの結果である。また、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図52(c)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、保留アイコンが、斜め左上に移動してから斜め右下に移動するアニメーションであり、今まで第一保留アイコンh1であった保留アイコンは、変動アイコン表示領域208eに向かって移動し、今まで第二保留アイコンh2であった保留アイコンは、第一保留アイコンh1が表示されていた位置に向かって移動し、今まで第三保留アイコンh3であった保留アイコンは、第二保留アイコンh2が表示されていた位置に向かって移動する。
図52(d)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。また、保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが2つ(保留アイコンh1,h2)しか表示されていない。
ここで、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、図52(e)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。また、装飾図柄表示装置208では、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、図52(e)に示す装飾図柄表示装置208では、増加保留アイコンhiの上端部分が表示画面の下から見え始めている。
図52(f)でも、保留アイコンの増加アニメーションが継続しており、増加保留アイコンhiが第三保留アイコンh3が表示される位置に到達しようとしており、図52(g)では、保留アイコンの増加アニメーションが終了し、黒丸の第三保留アイコンh3が表示されている。
図52(h)では、第1特図表示装置212にハズレの停止図柄が停止表示されるとともに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、停止中表示(白色)に変化している。一方、図52(h)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、変動アイコン表示領域208eには、変動アイコンcがまだ残っている。図52(i)に示す第1特図表示装置212では、ハズレの停止図柄の確定表示が行われており、装飾図柄表示装置208でも、「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコンcも消えている。
図52(j)〜同図(l)では、次の特図1の図柄変動表示が行われ、同図(m)では停止表示が行われ、同図(n)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾4」−「装飾1」−「装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。
以上説明した、図52(a)から同図(n)までは、城下町ステージであり、装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の町並みであった。ここで、ステージチェンジが発生する。ステージチェンジは、特図の図柄変動表示の開始と同時に開始され、図(o)で次の特図1の図柄変動表示が開始されると同時に、装飾図柄表示装置208では、背景画像が、網目調の背景画像の中央にお姫様のキャラクタが表示された背景画像に一旦変化する。この背景画像は、いずれのステージにも属さない、ステージチェンジ専用の背景画像である。ステージチェンジ専用の背景画像が表示されると、それまで表示されていた保留アイコンや、変動アイコン表示領域208eの枠や、変動アイコンc自身も消え、縮小表示された装飾図柄の変動表示が左上に表示されるとともに、第4図柄2081,2082が右上に表示されているだけの状態になる。この状態では、いずれのステージに変化するか遊技者は分からず、遊技者は、興味を持って装飾図柄表示装置208の背景画像に注目する。やがて、図52(p)に示すように背景画像が暗闇の背景画像に切り替わり、ステージチェンジが完了する。ここでは、城下町ステージから暗闇ステージに切り替わったことになる。ステージチェンジが完了すると、保留アイコンや、変動アイコン表示領域208eの枠や、変動アイコンc自身の表示も復活し、装飾図柄の変動表示も、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cにおいて行われる。城下町ステージでは、デフォルトの表示態様が丸形であった保留アイコンや変動アイコンは、暗闇ステージでは、デフォルトの表示態様が四角形になり、図52(p)には、黒い四角形の第一保留アイコンh1と、同じく黒い四角形の変動アイコンcが表示されている。このように、ステージに応じて、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化する場合がある。また、装飾図柄や第4図柄もステージに応じたものに変化してもよい。
以上説明したステージは、城下町ステージや暗闇ステージの他に複数のステージが用意されており、制御状態(例えば、確変状態/非確変状態や、電サポ状態/非電サポ状態)に応じてステージチェンジが行われたり、図柄変動表示の回数に応じてステージチェンジが行われたりする。
図53は、図柄停止中における保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
特図1の図柄変動中において、移動アニメーション終了後に、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになる。図53(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。また、装飾図柄表示装置208では、図示省略したが、図52を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションが実行され、図53(b)に示す装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。ここで増加した第三保留は、先読み予告の対象になるが、図53(b)の図柄変動中は、デフォルトの表示態様(黒丸の表示態様)で表示されている。なお、以降の図でも保留アイコンの増加アニメーションを図示省略する場合があるが、特に断らない限り、増加アニメーションは実行される。
図53(c)では停止表示が行われ、同図(d)〜同図(f)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。この確定表示の間、図柄変動表示中に増加した第三保留の先読み予告の演出(第一の演出表示の一例に相当)が実行される。この演出では、増加した第三保留アイコンh3とともに、第三保留が増加した際に表示されていた保留アイコン(第一保留アイコンh1,第二保留アイコンh2)も一緒に、表示態様が変化する。図53(d)に示す第一保留アイコンh1、第二保留アイコンh2、および第三保留アイコンh3はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)であるが、図53(e)では、保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、エフェクト表示e4がこれら3つの保留アイコンh1〜h3にオーバラップして、3つの保留アイコンh1〜h3が一瞬視認不能になる。エフェクト表示e4が消えると、図53(f)に示すように、3つの保留アイコンh1〜h3は全て、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化している。ここでの、表示態様の変化は、一斉であり、かつ同じ表示態様の変化であったが、1個1個順番に変化してもよいし、異なる表示態様に変化してもよい(以降に説明する一斉変化においても同じ。)。
図53(g)では、次の特図1の図柄変動表示が開始され、同図(h)では、殿様の顔の表示態様の保留アイコンが移動アニメーションを開始しており、同図(i)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ、殿様の顔の表示態様の変動アイコンcが表示されている。また、保留アイコン表示領域208fには、殿様の顔の表示態様の保留アイコンh1,h2が二つ表示されている。
図53に示す例では、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまでが第一の期間の一例に相当し、この第一の期間に保留増加があった場合には、第一の期間内に、保留アイコンの表示態様の一斉変化の演出(以下、一斉変化演出という。)が行われる。一方、この第一の期間に保留増加はなく、第一の期間終了後の第二の期間(図53(a)〜同図(c)の直前までの期間)に保留増加があった場合には、図柄変動中の第二の期間には一斉変化演出は行われず、確定表示中の期間(図53(d)〜同図(f))に一斉変化演出が行われる。なお、第一の期間の終期は、第二の期間の始期であってもよい。
図54は、図柄停止中に保留増加があった場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図54(c)では停止表示が行われ、同図(d)〜同図(f)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。なお、確定表示も停止表示中の表示されるため、以下の説明では、確定表示も含めて停止表示と称する。この停止表示中に、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでも第三保留が増加したことになる。図53(f)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。ここで増加した第三保留も、先読み予告の対象になる。停止表示中における保留増加の際には、装飾図柄表示装置208では、図52を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションは実行されない。すなわち、増加アニメーションの実行がキャンセルされている。ただし、増加アニメーションの一部のみが実行される場合があってもよいし、全部が実行される場合があってもよい。
図54(f)では、保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になる。すなわち、エフェクト表示e4が、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)でそれまで表示されていた第一保留アイコンh1および第二保留アイコンh2にオーバラップして、2つの保留アイコンh1、h2を含めて一瞬視認不能になる。エフェクト表示e4が消えると、図54(g)に示すように、第三保留アイコンh3が増加している。この第三保留アイコンh3の表示態様は、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)である。また、これまで黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)であった、第一保留アイコンh1の表示態様も第二保留アイコンh2の表示態様も、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に同時に変化している。すなわち、増加した第三保留アイコンh3を含めた3つの保留アイコンh1〜h3全てが、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)で表示されている。図54(g)では、図柄変動表示が開始されており、以降については、図53の例と同じであるため説明を省略する。
図54に示す例では、図柄停止中に保留が増加し、増加した保留アイコンを表示する前にエフェクト表示e4を用いた一斉変化演出が実行されている。すなわち、保留増加後すぐに、あるいは保留増加とともに一斉変化演出が実行されている。
図55は、図柄変動中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図55(a)から同図(c)は図柄変動中であり、これらのうち、移動アニメーション終了後の図55(b)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになり、この第三保留が、第1副制御部400における先読み予告の実行可否抽選の結果、先読み予告の対象になる。図55(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第三保留アイコンh3が増加し、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。また、その後の図55(c)のタイミングでも第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数がさらに1つ増加し、4個(満タン)になる。すなわち、ここでは第四保留が増加したことになるが、第1副制御部400における先読み予告の実行可否抽選の結果、この第四保留は先読み予告の対象にはならない。図55(c)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第四保留アイコンh4が増加し、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。
図55(d)〜同図(g)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示の間、図柄変動表示中に増加した第三保留の先読み予告の演出として一斉変化演出が実行され、図55(f)に示すように保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になった後、同図(g)に示すように、エフェクト表示e4が消え、保留アイコンの表示が再開する。図55(g)に示す装飾図柄表示装置208では、先読み予告対象の第三保留アイコンh3とともに、第三保留が増加した際に既に表示されていた保留アイコン(第一保留アイコンh1,第二保留アイコンh2)も一緒に、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化しているが、第三保留が増加した後に増加した第四保留に対応する第四保留アイコンh4は、表示態様が変化しておらず、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)のままである。このように、一斉変化演出といっても、表示されている保留アイコンの全てが必ず変化するわけではない。
なおこの例でも、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまでが第一の期間の一例に相当し、この第一の期間に保留増加があった場合には、第一の期間内に一斉変化演出が行われる。一方、この第一の期間に保留増加はなく、第一の期間終了後の第二の期間(図55(a)〜同図(d)の直前までの期間)に保留増加があった場合には、図柄変動中の第二の期間には一斉変化演出は行われず、停止表示中の期間(図55(d)〜同図(g))に一斉変化演出が行われる。
また、装飾図柄の変動表示開始からの前半部分の期間(例えば、リーチ演出が開始される前の期間)を第一の期間とし、変動表示終了までの後半部分の期間(例えば、第一の期間に続く後半部分の期間)が第二の期間としてもよい。なお、第一の期間の終期は、第二の期間の始期であってもよい。
また、第一の期間は、変動表示の表示開始から変動アイコン表示まで、すなわち第一保留アイコンh1が変動アイコン表示領域208eに移動するまでの期間であってもよいし、変動表示の表示開始から複数の装飾図柄のうちの一の図柄が仮停止(いわゆる第一停止、あるいは擬似連演出における最初の仮停止)するまでの期間であってもよいし、変動表示の表示開始から装飾図柄の組み合わせがリーチ状態となるまでの期間であってもよい。なお、ここで列挙した第一の期間についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
図56は、図柄停止中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図56(c)から同図(g)は図柄停止中であり、これらのうち、図56(f)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになり、この第三保留が先読み予告の対象になる。図56(f)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯しているが、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fにはエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になっている。第三保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされている。
また、図56(g)のタイミングでも第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数がさらに1つ増加し、4個(満タン)になる。すなわち、先読み予告演出である一斉変化演出の実行中に第四保留が増加したことになるが、この第四保留は先読み予告の対象にはならない。図56(g)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯しているが、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fにはエフェクト表示e4が継続表示され、保留アイコン表示領域208f全体が依然として視認困難になっている。第四保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションもキャンセルされている。
図56(h)では、エフェクト表示e4が消え、保留アイコンの表示が再開する。図56(h)に示す装飾図柄表示装置208では、先読み予告対象の第三保留アイコンh3が殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)で表示され、第一保留アイコンh1および第二保留アイコンh2も、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化しているが、第三保留が増加した後に増加した第四保留に対応する第四保留アイコンh4は、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されている。このように、図柄停止中に保留が増加した場合には、先読み予告演出として一斉変化演出が即座に開始されるが、この一斉変化演出の実行中に保留増加があった場合には、その保留増加分は対象外にして、一斉変化演出実行前の保留アイコンを一斉に変化させる。なお、図柄停止中は、特図の保留が増加すると一斉変化演出が即座に実行されるが、一斉変化演出開始前に第四保留が増加した場合であっても、第三保留が先読み予告の対象であれば、第四保留に対応した第四保留アイコンh4は、先読み予告の表示態様では表示されない。また、第四保留が先読み予告の対象であれば、第三保留アイコンh3も第四保留アイコンh4も、先読み予告の表示態様で表示されることになる。
上述のごとく、図56(f)においても同図(g)においても、保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされているが、先読み予告演出である一斉変化演出の開始後の保留増加分については、保留アイコンの増加アニメーションを実行してもよい。図56(f')では、同図(f)と同じく、第三保留が先読み予告対象になったことに伴う一斉変化演出の開始によって、エフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になっている。この状態で、第四保留の増加があるが、一斉変化演出の開始後であることから、保留アイコンの増加アニメーションが開始される。図56(g1')では、増加保留アイコンhiの上端部分が表示画面の下から見え始めている。増加保留アイコンhiが表示されたレイヤは、エフェクト表示e4が表示されたレイヤよりも奥側であるため、増加保留アイコンhiはエフェクト表示e4によってオーバーラップされてしまう。図56(g1')に続く同図(g2')では、エフェクト表示e4によって一部が隠された、黒丸の表示態様の増加保留アイコンhiが示されている。
なお、第三保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションとして、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)の増加保留アイコンhiを、エフェクト表示e4とともに登場させてもよい。
続いて、入賞順変動機における保留アイコンの一斉変化演出について説明する。
これまでの説明は、特図2優先変動における説明であった。すなわち、特図2の図柄変動を優先して行う場合における特図1の保留増加についての説明であった。なお、特図2の保留増加であっても同じである。
ここでは、第1特図始動口230への入賞と、第2特図始動口232への入賞のうち、入賞タイミングが先のタイミングのものから図柄変動表示を開始する入賞順変動機の場合について説明する。
図57は、入賞順変動を説明するための図である。
図57に示す装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fには、特図1の保留4個と特図2の保留4個を合わせた8個の保留アイコンが表示可能である。また、変動アイコン表示領域208eは、左下隅に設けられている。
図57(a)では、6つの保留アイコンh1〜h6が表示されている。これら6つの保留アイコンh1〜h6はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。また、6つの保留アイコンh1〜h6のうのち第一保留アイコンh1に対応した保留は、特図2の保留である。
図57(b)では、図柄変動中に特図2の保留が増加し、保留アイコン表示領域208fには、第七保留アイコンh7が追加される。ここでも、図52を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションと同じような増加アニメーションが実行されるが、図示省略している。やがて、図柄変動が終了し、図柄停止中になる(図57(c)〜同図(d))。この例では、第七保留についての先読み予告の実行可否抽選にハズレ、保留アイコンの一斉変化演出は開始されない。
次いで、第一保留アイコンh1に対応した特図2の保留が消化され、図57(e)に示すように、第2特図表示装置214において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。図57(f)に示す装飾図柄表示装置208では、図52(c)を用いて説明した保留アイコンの移動アニメーションと同じような移動アニメーションが開始され、図57(g)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図58は、入賞順変動において保留が増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図58(a)では、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。これら7つの保留アイコンh1〜h7はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。また、7つの保留アイコンh1〜h7のうのち第一保留アイコンh1に対応した保留は、特図2の保留である。図58(a)に示す状態は、移動アニメーション終了後の状態である。
図58(b)では、移動アニメーション終了後の図柄変動中に特図2の保留が増加し、保留アイコン表示領域208fには、第八保留アイコンh8が追加されるとともに、保留満タンになったことで保留MAXという満タン表示Fもなされている。この例では、第八保留についての先読み予告の実行可否抽選に当選し、保留アイコンの一斉変化演出がこの後に実行される。
やがて、図柄変動が終了し、停止表示中になる(図58(c)〜同図(d))。この例では、停止表示中には、保留アイコンの一斉変化演出は開始されない。
次いで、第一保留アイコンh1に対応した特図2の保留が消化され、図58(e)に示すように、第2特図表示装置214において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。図58(f)に示す装飾図柄表示装置208では、図52(c)を用いて説明した保留アイコンの移動アニメーションと同じような移動アニメーションが開始され、図58(g)では、保留アイコンの移動が完了し、保留アイコン表示領域208fには7つの保留アイコンh1〜h7が表示されるとともに、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンcが表示されている。なお、7つの保留アイコンh1〜h7にしても変動アイコンcにしても、表示態様は、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。
保留アイコンの移動が完了すると、保留アイコンの一斉変化演出が開始される。すなわち、保留アイコンの移動アニメーションの終了に一斉変化演出は開始されることになる。この一斉変化演出でも、エフェクト表示e5が出現するが、ここでのエフェクト表示e5は、図58(h)に示すように、保留アイコン表示領域208fとともに変動アイコン表示領域208eにもオーバーラップする表示であり、7つの保留アイコンh1〜h7の他に、変動アイコンcも視認困難になる。なお、図58(h)に示すエフェクト表示e5は、第八保留アイコンh8が表示される位置はオーバーラップしていないが、この位置までオーバーラップするものであってもよい。また、変動アイコン表示領域208eにはオーバーラップしないエフェクト表示であってもよい。
図58(i)では、エフェクト表示e5が消え、保留アイコンが視認可能になるとともに変動アイコンcも視認可能になっている。ここでの一斉変化演出は、保留増加時(図58(b))の第八保留を予告対象にした先読み予告であったが、保留が一つ消化された関係で、第八保留は第七保留になっており、そもそも第八保留アイコンh8は表示されていない。したがって、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが、表示されており、表示されているこれら全てのアイコンの表示態様が変化している。しかも、ここでの一斉変化演出では、一種類の共通の表示態様に変化するのではなく、複数種類の表示態様に変化している。なお、一斉変化した全ての保留アイコンの表示態様が異なる場合があってもよい。
また、保留アイコンの移動アニメーションが実行されるタイミングで一斉変化演出が実行されてもよい。図58(d')は、同図(d)と同じく停止表示中であり、図58(e')では、同図(e)と同じく、特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。先の例ではこの後すぐに、保留アイコンの移動アニメーションが開始されたが、この例では、装飾図柄の変動表示の開始と同時あるいは装飾図柄の変動表示の開始直後に、エフェクト表示e5が出現し、一斉変化演出が開始されている。図58(f')では、エフェクト表示e5が消え、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが、表示されており、表示されているこれら全てのアイコンの表示態様が変化している 図59は、入賞順変動において停止表示中に保留が増加して保留満タンになったときの例を示す図である。
図59(a)〜同図(b)にかけて停止表示が行われており、同図(a)と同図(bの間のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、保留が8個(満タン)になる。停止表示中における保留増加については、保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされ、図59(b)に示すように、第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第八保留アイコンh8が増加している。このように停止表示中に保留が増加して保留満タンになった場合には、図58で説明した満タン表示Fは表示されない。すなわち、満タン表示Fは、図柄変動中にしか表示されない。これは、停止表示の期間長は短く、満タン表示Fをある程度の時間にわたって表示することができないことに起因する。こうして、満タン表示Fが表示されないまま、次の図柄変動表示が開始され(図59(c)参照)、図示省略したが、保留アイコンの移動アニメーションが実行され、その後、保留アイコンの一斉変化演出が開始され、エフェクト表示e5が出現し(図59(d)参照)、同図(e)では、そのエフェクト表示e5が消えて、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが再表示されており、再表示されたこれら全てのアイコンの表示態様が変化している。
なお、短い時間であっても、停止表示中に満タン表示Fを表示してもよい。また、保留アイコンの移動アニメーションは省略されてもよい。さらに、図柄変動中に保留が増加しないと、あるいは保留満タンにならないと、保留アイコンの一斉変化演出が開始されない態様であってもよい。
図60は、表示されている保留アイコンの種類によって一斉変化演出が実行されなかったり、されたりする例を示す図である。
図60の左側に示す例では、図60(b)で、第二保留アイコンh2が「熱」の文字の表示態様(第二の表示態様)の保留アイコンに変化する。この表示態様(第二の表示態様)は、最も信頼度(大当りの期待度)が高い先読み予告の表示態様であってもよいし、同時に2つ以上は表示されない表示態様であってもよいし、最も出現率が低いレアな表示態様であってもよい。なお、ここで列挙した第二の表示態様についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。このような表示態様の保留アイコンが表示されている状態で保留が増加しても、一斉変化演出は実行されない。
一方、図60の右側に示す例では、図60(B)で、第二保留アイコンh2が光っている表示態様(第一の表示態様)の保留アイコンに変化する。この表示態様(第一の表示態様)は、最も信頼度(大当りの期待度)が低い先読み予告の表示態様であってもよいし、同時に2つ以上表示される表示態様であってもよいし、デフォルトの表示態様の次に出現率が高い表示態様であってもよい。なお、ここで列挙した第一の表示態様についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。このような表示態様の保留アイコンが表示されている状態で保留が増加した場合(図60(C)の第三保留アイコンh3参照)、その増加した保留が先読み予告の対象になれば、一斉変化演出が実行される(図60(E)参照)。
図61は、入賞順変動において保留満タンになった場合の一斉変化演出について説明する図である。
図61(a)に示す第三保留アイコンh3は、番長のキャラクタの表示態様に変化している。この第三保留アイコンh3は、一斉変化演出とは異なる演出によって表示態様が変化したものである。例えば、入賞時に最初から番長のキャラクタの表示態様で出現した場合や、次変動開始時にこの保留アイコンだけ番長のキャラクタの表示態様に変化した場合等があげられる。図61(d)では、図柄変動中に第八保留アイコンh8が増加し、保留満タンになる。図柄変動中に保留満タンになると、満タンになった時点から現在行われている図柄変動表示の停止表示までの間(図61(c)〜同図(d))、満タン表示Fが表示される。すなわち、図61(f)に示すように、確定表示になると満タン表示Fは消える。そして、他の演出で保留アイコンの表示態様が変化している場合であっても、保留満タンになると、次変動における保留アイコンの移動アニメーション(図61(g)参照)が終了した後に、図61(i)に示すように一斉変化演出が開始され、同図(j)に示すように、第一保留アイコンh1〜第七保留アイコンh7および変動アイコンcの全てのアイコンの表示態様が変化する。この例では、図60(a)〜同図(e)を用いて説明したような保留アイコンの表示態様とは無関係に、保留満タンになったことに応じて、一斉変化演出が実行される。したがって、ここでは、図61(a)に示す第三保留アイコンh3は、番長のキャラクタの表示態様であったが、図60(b)に示す「熱」の文字の表示態様であっても、保留満タンになれば、一斉変化演出が実行されることになる。ただし、保留満タンになっても、「熱」の文字の表示態様(第二の表示態様)の保留アイコンが表示されていた場合には、一斉変化演出が実行されないようにしてもよい。
図61(A)では、一斉変化演出によって既に、第一保留アイコンh1〜第七保留アイコンh7全ての保留アイコンの表示態様が、殿様の顔の表示態様に変化している。この場合でも、図柄変動中に保留満タンになると満タン表示Fが表示される。そして、一斉変化演出が既に実行された後であっても、保留満タンになったことに応じて、再度、一斉変化演出が実行される(図61(C)参照)。すなわち、一斉変化演出によって表示態様が変化した保留アイコンが全て消化される前に保留満タンになれば、再度、一斉変化演出が実行される。
なお、図58、図59、および図61で説明した入賞順変動機の例は、特図2優先変動機や交互変動機の場合においても、保留満タンになった場合に適用することができる例である。
以上の記載では、『 演出表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、装飾図柄の変動表示[例えば、図52(b)〜同図(h)の直前]を表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、 複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記変動表示における第一の期間[例えば、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまの期間等]において表示開始される場合がある演出表示であり、 前記変動表示における前記第一の期間において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、該変動表示における第二の期間[例えば、図53(a)〜同図(c)の直前までの期間、図55(a)〜同図(d)の直前までの期間]においても該第一の演出表示が表示開始されないように構成されており、 前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
なお、「前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示」とは、前記複数の保留アイコン全ての表示態様が一斉に変化する演出表示であってもよいし、一個ずつ変化する演出表示であってもよいし、複数個ずつ変化する演出表示であってもよい。なお、ここで列挙した演出表示についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、例えば、前記第一の期間に保留数が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該第一の期間に表示開始される場合がある。また、前記装飾図柄の停止表示中に保留が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該装飾図柄の停止表示に続いて開始される変動表示における該第一の期間に表示開始される場合がある。
さらに、前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、複数の保留アイコン以外も表示するものであってもよいし、複数の保留アイコンのみを表示するものであってもよい。
また、『 前記第一の期間は、始期が、前記変動表示の開始の時である期間[例えば、図52(b)を含む前半部分の期間]であり、 前記第二の期間は、終期が、前記変動表示の終了の時である期間[例えば、図52(h)の直前までの後半部分の期間]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
例えば、前記変動表示の表示開始時において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、該変動表示の表示中においては該第一の演出表示が表示開始されないように構成されている。すなわち、前記第一の演出表示は、前記変動表示の表示中のうち、変動開始時にのみ表示開始される。
また、『 前記第一の期間の終期は、前記第二の期間の始期である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記演出表示手段は、前記装飾図柄の停止表示を表示可能な手段であり、 前記第一の演出表示は、前記停止表示の表示中に表示開始される場合[例えば、図53(e)に示す場合や図55(f)に示す場合等]がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
例えば、前記停止表示の表示中に保留が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該停止表示の表示中に表示開始される場合がある。また、前記停止表示の前の変動表示の表示中に保留が増加した場合にも、該第一の演出表示は、該停止表示の表示中に表示開始される場合がある。
また、前記演出表示手段は、前記装飾図柄の停止表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記装飾図柄の停止表示以外も表示する手段であってもよいし、前記装飾図柄の停止表示のみを表示する手段であってもよい。
また、『 前記第一の演出表示は、前記変動表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、該変動表示の後に表示開始される場合[例えば、図53(e)に示す場合や図55(f)に示す場合等]がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第一の演出表示は、前記保留数が増加した前記変動表示(以下、「第一の変動表示」という。)の次に開始される変動表示における前記第一の期間[例えば、図58(h)を含む前半部分の期間等]に表示開始される場合がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第一の演出表示は、前記第一の変動表示の次に開始される変動表示における前記第一の期間に必ず表示開始される演出表示であってもよい。
また、『 前記第一の演出表示によって表示態様がそれぞれ変化する前記複数の保留アイコンの数は、前記第一の変動表示の表示中に増加した前記保留数の増加前の数[例えば、図55に示す例]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第二の演出表示であり、 前記第二の演出表示は、前記保留アイコンの移動アニメーション[例えば、図52(k)に示すアニメーション等]であり、 前記移動アニメーションは、前記第二の期間が開始される前に表示が完了するアニメーションである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第一の表示態様[例えば、図60(B)に示す第二保留アイコンh2の光っている表示態様]で表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第二の表示態様[例えば、図60(b)に示す第二保留アイコンh2の「熱」の文字の表示態様]で表示可能な手段であり、 前記複数の保留アイコンの中に前記第一の表示態様の保留アイコンが含まれていても、前記第一の期間であれば前記第一の演出表示が表示開始されるように構成されており、 前記複数の保留アイコンの中に前記第二の表示態様の保留アイコンが一つでも含まれていた場合には、前記第一の期間であっても前記第一の演出表示が表示開始されないように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第一の表示態様は、先読み予告の表示態様であり、前記第二の表示態様は、先読み予告の表示態様であってもよく、前記第一の表示態様と前記第二の表示態様とは、大当りの信頼度(期待度)が異なり、前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様よりも、大当りの信頼度(期待度)が高い表示態様であってもよいし、反対に低い表示態様であってもよい。
また、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第一の表示態様で、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記保留アイコンを第一の表示態様以外でも表示する手段であってもよいし、前記保留アイコンを第一の表示態様のみで表示する手段であってもよい。
また、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第二の表示態様で、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記保留アイコンを第二の表示態様以外でも表示する手段であってもよいし、前記保留アイコンを第二の表示態様のみで表示する手段であってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、「 演出表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、 複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、 前記第一の演出表示は、第一の期間[例えば、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまの期間等]において表示開始される場合がある演出表示であり、 前記第一の期間において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、第二の期間[例えば、図53(a)〜同図(c)の直前までの期間、図55(a)〜同図(d)の直前までの期間]においても該第一の演出表示が表示開始されないように構成されており、 前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間である、ことを特徴とする遊技台。」についても説明した。
さらに、「 演出表示手段を備えた遊技台であって、 前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、装飾図柄の停止表示を表示可能な手段であり、 前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中には表示開始されない場合がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。」についても説明した。
なお、前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に必ず表示される演出表示であってもよい。また、前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中には必ず表示開始されない演出表示であってもよい。
さらに、「 前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に保留増加した場合には、該停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中に保留増加した場合には、該変動表示の次に表示される前記停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。」についても説明した。
なお、前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に保留増加した場合には、該停止表示の実行中に必ず表示開始される演出表示であってもよい。また、前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中に保留増加した場合には、該変動表示の次に表示される前記停止表示の実行中に必ず表示開始される演出表示であってもよい。
以上説明した図9〜図61は、一台のパチンコ機における例であってもよいし、異なるパチンコ機それぞれで実行される例であってもよい。
図62は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図62に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
また、本発明は、スロトマシンにも適用することができる。
図63は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図63において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図63に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図63に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図63において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図63に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図63に示すスロットマシン1000には、図1に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図1に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図63に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図63に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図63に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
<<第2の実施形態>
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以下、図64〜図200を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図64〜図200に示す符号は、原則として図64〜図200を用いた説明にのみ用いること年、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図64〜図200を用いた説明では図64〜図200に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図64を用いて、本実施の第一の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図66参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図64に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図64では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図66に示す。
図65は、図64のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図67参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図67参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図67参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図67参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図67参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図67参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図66は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図65に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図64に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図65に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図66に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図64に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図66に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図67を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのタイマ回路312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材2321や可変入賞口234の扉部材2341等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、外部端子板349を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ(不図示)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(不図示)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605は、前面枠扉106が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図68(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図68(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図68(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図68(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図68(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図68(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図68(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図68(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図68(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図68(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図69を用いて、図67に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図67に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図67に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図69に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図65に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図65に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図70を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図67に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図67に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図67に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図67に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図68(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図68(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図68(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図69に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図71は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図72(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図71に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図72は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図72(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図72(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図72(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図72(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図72(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図72(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図72(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図72(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図72(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図70に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図73を参照しながら説明する。ここで、図73(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図73(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図73(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図73(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図73(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図73(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図73(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図73(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図70に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図74を参照しながら説明する。ここで、図74(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図74(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図74(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図74(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図75(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図75(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理については、後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図75(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図75(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図75(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS413における画像制御処理のフローチャートである。ステップS701では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS703:Yes)、ステップS705に進み、そうでない場合は(ステップS703:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS709:Yes)、ステップS711に進み、そうでない場合は(ステップS709:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図76(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図76(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(演出可動体224による演出データやランプによる演出データ)をROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図76(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図76(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図77は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図77には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図77(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図77に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図77(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図77(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図77に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図77(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図77(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図77(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図77(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図77(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図77(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図77(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図77(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図77(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。
図77(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図77(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図77(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図77(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図78は、図77に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図77(o)から続く図78(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図78(s)まで続く。図78(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図78(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図78(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図78(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図78(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図77(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図78(t)から続く、別の場合の図78(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図78(u´)に続く図78(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図78(v´)に続く図78(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図79は、図78(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図79(a)では、図77(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図79(b)まで続く。図79(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図78(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図79(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図79(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンについて図80及び図81を参照しながら説明する。ここで、図80(a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、同図(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、同図(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、同図(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。また、図81(a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、同図(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。
本実施形態では、図80(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の上部に、予告アイコン表示領域285が表示される場合がある。この予告アイコン表示領域285は、例えば、6つの領域に区画されており、左から予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域YA3、予告アイコン第4表示領域YA4、予告アイコン第5表示領域YA5、予告アイコン第6表示領域YA6が列方向に並んで配置されている。本実施形態では、特図1の保留アイコン表示領域281に表示可能な保留アイコンの数は4つ(あるいは、特図2の保留アイコン表示領域をさらに表示する場合には表示可能な保留アイコンの数は合計で8つ)であるので、予告アイコン表示領域285において表示可能な予告アイコンの数と保留アイコン表示領域において表示可能な保留アイコンの数とは異なるということができる。なお、表示可能な予告アイコンの数と保留アイコンの数とが同じであってもよい。また、予告アイコン表示領域285を構成する領域の数は6つに限定されず、1つであってもよいし、2以上の任意の数に設定してもよい。また、遊技進行に応じて領域の数が変更されるようにしてもよい。
予告アイコン表示領域285には、1つの領域について1つの予告アイコンが表示される場合がある。例えば、図80(a)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1には、帽子の図柄からなる帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、千両箱の図柄からなる千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、扇の図柄からなる扇の予告アイコンI10が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、手裏剣の図柄からなる手裏剣の予告アイコンI7が表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5には、リボンの図柄からなるリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6はブランクとなっている。予告アイコン表示領域285における各領域にいずれの予告アイコンを表示するかについては、図80(b)に示されるRAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて決定される。なお、本実施形態では、1つの領域につき1つの予告アイコンを表示する形態としたが、1つの領域につき2以上の予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図80(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図80(c)に示すタイミングで消化されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図80(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから8秒が経過すると、リボンの予告アイコンI8が消化され、その後、消化されたリボンの予告アイコンI8に対応する演出が実行される場合がある。その後、当該変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、装飾図柄の変動表示(保留1に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから12秒が経過すると、手裏剣の予告アイコンI7が消化され、その後、消化された手裏剣の予告アイコンI7に対応する演出が実行される場合がある。その後、保留1に対応する図柄変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11(図80(a)において、保留アイコンh12が保留アイコンh11に移動したもの)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するととともに、装飾図柄の変動表示(保留2に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから4秒が経過すると、帽子の予告アイコンI6が消化され、その後、消化された帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行される場合がある。また、SPリーチが開始されてから10秒が経過すると、千両箱の予告アイコンI9が消化され、その後、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する演出が実行される場合がある。その後、全ての装飾図柄が仮停止状態となってから2秒が経過すると、扇の予告アイコンI10が消化され、その後、消化された扇の予告アイコンI10に対応する演出が実行される場合がある。このように、予告アイコンの消化は、予告や演出が実行されることを遊技者に事前に報知するものであるということができる。
また、図80(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図80(d)に示すタイミングで増加されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図80(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから4秒が経過すると、装飾図柄表示装置208に殿様が出現して予告アイコンを増加させる殿様演出が実行される。この殿様演出では、帽子の予告アイコンI6、リボンの予告アイコンI8及び手裏剣の予告アイコンI7を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、当該変動が終了して、保留1に対応する図柄変動が開始されると、装飾図柄表示装置208にDJが出現して予告アイコンを増加させるDJ演出が実行される。このDJ演出では、千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、保留1に対応する図柄変動が終了して、保留2に対応する図柄変動が開始された後、2回目の疑似連演出の開始から4秒が経過すると、殿様演出が実行されて、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。ここで、疑似連演出とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。
なお、本実施形態において、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数をはずれとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数よりも多くなるように構成してもよい。例えば、はずれとなる図柄変動表示においては増加する予告アイコンの数を最大1つとし、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数を少なくとも2以上とするようにしてもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンの種類と対応する演出内容について、図81を参照しながら説明する。予告アイコンには、図81(a)に示すように、対応する演出の内容が明らかでないものと、図81(b)に示すように、対応する演出の内容が明らかなものとがある。
対応する演出の内容が明らかでない予告アイコン(変化前の予告アイコン)には、例えば、図81(a)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1と、第2の殿様の予告アイコンI2と、第3の殿様の予告アイコンI3と、第1のボタン予告アイコンI4とがある。第1の殿様の予告アイコンI1は、殿様の顔のシルエットを白色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度となっている。また、第2の殿様の予告アイコンI2は、殿様の顔のシルエットを緑色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は中程度となっている。また、第3の殿様の予告アイコンI3は、殿様の顔のシルエットを赤色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度である。また、第1のボタン予告アイコンI4は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度から強程度のいずれかである。第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3は、所定の変化表示のタイミング(例えば、当該予告アイコンの増加表示のタイミング)になると、図81(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。また、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、図81(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。なお、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、変化前の予告アイコンのいずれかに変化してもよい。
このように、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3及び第1のボタン予告アイコンI4は、先読みの対象である図柄変動が開始されるよりも前に表示される場合があり、先読み予告として機能する場合がある。また、本実施の形態では、後述するが、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示される際に、文字表記が付随して表示される場合があり、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3が表示される場合には、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合がある。
一方、対応する演出の内容が明らかな予告アイコン(変化後の予告アイコン)には、例えば、図81(b)に示すように、帽子の予告アイコンI6と、手裏剣の予告アイコンI7と、リボンの予告アイコンI8と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10と、第2のボタン予告アイコンI11とがある。
帽子の予告アイコンI6は、番長のキャラクタが被る帽子を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連演出が1回だけ行われる場合がある。ここで、疑似連演出には、強パターン、弱パターン及びガセパターンがある。強パターンの疑似連演出は、例えば、後述するように、疑似連演出が開始するときに番長のキャラクタが出現するが、その番長のキャラクタの表示態様が通常とは異なる(例えば、番長がオーラに包まれた表示態様となる)ことにより、信頼度が強程度であることを報知する。なお、例えば、2回目の疑似連演出であるにもかかわらず、3回目の疑似連演出であることを報知して信頼度が強程度であることを示すようにしてもよい。また、弱パターンの疑似連演出は、出現する番長のキャラクタが通常の表示態様で表示されることにより、信頼度が弱程度であることを報知する。また、ガセパターンの疑似連演出は、後述するように、疑似連演出を行うと見せかけておいて、はずれ表示を行う演出である。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「継続」や「クエスチョンマーク」を伴って「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
手裏剣の予告アイコンI7は、御庭番(忍者)のキャラクタが投げる手裏剣を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの手裏剣の予告アイコンI7が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、実行中の予告演出がフリーズ演出を経て信頼度の高い強予告演出に切り替わる演出が実行される場合がある(フリーズ予告)。一方、大当りの信頼度が弱程度であれば、装飾図柄の停止図柄の一部又は全部を事前に報知する停止図柄予告が行われる場合がある。また、本実施形態において、手裏剣の予告アイコンI7に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、「フリーズ」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、「チャン目」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、手裏剣の予告アイコンI7が消化された場合には、フリーズ予告と停止図柄予告のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
リボンの予告アイコンI8は、チビ姫のキャラクタが身に着けているリボンを模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つのリボンの予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードあるいは当該変動予告モードといった特殊ステージに移行する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ強演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、表示されている背景を、通常の遊技状態において用いられている複数種類の背景からいずれかに変更する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ弱演出)。また、本実施形態において、リボンの予告アイコンI8に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、リボンの予告アイコンI8が消化された場合には、ステージチェンジ強演出とステージチェンジ弱演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
千両箱の予告アイコンI9は、殿様のキャラクタが百姓に向けて投げる千両箱を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定、強程度又は弱程度となっている。1つの千両箱の予告アイコンI9が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱リーチ演出の実行中に消化され、リーチ移行演出を経た後に、信頼度の高い強リーチ演出に移行(昇格)する演出が行われる(リーチ移行演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱カットイン予告の実行後に消化され、その後、信頼度の高い強カットイン予告が実行される(予告昇格演出)。また、大当り確定であれば、リーチ移行演出か予告昇格演出のいずれかが実行される。また、本実施形態において、千両箱の予告アイコンI9に付随して文字表記が表示される場合には、大当り確定であれば、Aパターンとして、「大盤振舞」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、確定演出、リーチ移行演出及び予告昇格演出からいずれかが必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
扇の予告アイコンI10は、姫のキャラクタが身に着けている扇を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定となっている。1つの扇の予告アイコンI10が消化されると、大当りが確定であることを事前に報知するプレミア予告の出現、あるいは、大当りが確定となるプレミアリーチが実行される(プレミア演出)。あるいは、扇の予告アイコンI10がリーチはずれが表示された後に消化されて、大当りとなる復活演出が実行される(復活演出)。また、本実施形態において、扇の予告アイコンI10に付随して文字表記が表示される場合には、「祝福」と表示される場合がある。なお、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、プレミア演出と復活演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、本実施形態では、扇の予告アイコンI10が消化されるタイミングによって演出する内容が異なっているが、消化タイミングが同じであってもよい。
第2のボタン予告アイコンI11は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は最弱〜大当り確定のいずれかとなっている。1つの第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、遊技者に演出ボタン136の操作を促すボタン演出が行われる。このとき、操作受付期間が開始され、当該操作受付期間中に演出ボタン136が操作されると、第2のボタン予告アイコンI11の消化表示が、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、リボンの予告アイコンI8、千両箱の予告アイコンI8及び扇の予告アイコンI10のいずれか1つの消化表示に変化し、対応する演出が実行される場合がある。あるいは、いずれの予告アイコンにも変化することなく消去表示される場合もある。
なお、本実施形態では、上述した変化前の予告アイコンが変化後の予告アイコンに変化する際に予告アイコンの変化表示が行われるが、変化前の予告アイコンから予告アイコンの変化表示を経由して予告アイコンを消去する表示を行うことも可能である(図81(b)の項目5に示される予告アイコン「なし」:消去演出)。この演出では、当該変動においてははずれとなること報知している。すなわち、はずれ確定パターンであることを示すガセ予告となっている。当然、信頼度は最弱である。なお、消去演出が実行されても大当りとなる場合があってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図82は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図82には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aが示されている。ここで、第4図柄表示装置284aは、図77に示される第4図柄表示領域284の表示と同様の機能を有する表示装置であり、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284aをLCDやEL等の画像表示装置によって構成されていてもよい。第4図柄表示装置284aは、例えば、遊技盤200の所定位置に設けられており、第1副制御部400により駆動制御される。第4図柄表示装置284aは、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
また、図82(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図82(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図82(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1に対応する第4図柄の変動表示が行われている。なお、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
また、図82(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。なお、この演出例では、特図2の保留アイコン表示領域282の表示を省略しているが、第2の保留アイコン表示領域282を表示するようにしてもよい。
続いて、図82(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、第1特図保留ランプ218における点灯数が1つ増加して3つになり、保留数が3つになったことが示されている。また、特図1の保留アイコン表示領域281にも3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示される。3つ目の保留は、先読みの対象となった保留であり、後述するように、予告アイコンを表示させるか否かのトリガーとなる保留である。なお、説明の便宜のため、先読みの対象である3つ目の特図1の保留アイコンh13にハッチングを施して示したが、実際には、他の特図1の保留アイコンh11,h12と同じ表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)となっている。以下の説明でも同様である。
その後、図82(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図82(4)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図82(5)では、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図82(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これは、先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
そして、図82(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図82(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図82(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図82(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。すなわち、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、疑似連演出が実行されることを予告しているということができる。
その後、図82(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図82(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図83は、図82に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図82(13)から続く図83(14)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図83(15)では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図83(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を所持している。
そして、図83(17)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図83(18)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図83(19)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3に表示され、扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4に表示される。その後は、図82(10)〜同図(12)と同様の演出表示が行われる。
その後、図83(20)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図83(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図83(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図83(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。本実施形態では、このようにして予告アイコンを消化する予告アイコン消化演出が行われる。なお、図83(23)に示すように、帽子の予告アイコンI6が2つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に2以上表示されている場合には、例えば、左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定される適宜に設定することができる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図83(24)に示すタイミングで拡大表示された後、図83(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。また、帽子の予告アイコンI6が拡大表示された際に、例えば、変動アイコンh0の表示をデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様等、変動アイコンh0の表示態様を変更してもよい。また、保留アイコンが表示されている場合に、保留アイコンの表示態様を変更するようにしてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図83(26)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図83(27)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
図84は、図83に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図83(27)から続く図84(28)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。なお、本実施形態では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されるようにしたが、例えば、右図柄が左図柄と同一の装飾図柄(例えば、「装飾1」)となってリーチ状態を形成し、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
その後、図84(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が引き続き停止表示されるとともに、中図柄表示領域208bでは、殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図84(30)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図84(31)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。なお、疑似連図柄が停止表示されることなく、下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせが停止表示されることとなる。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されない場合でも疑似連演出が実行される場合があってもよい。
その後、図84(32)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×2」が表示されている。
その後、図84(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。なお、このとき、リーチ演出は開始されていない。
その後、装飾図柄表示装置208では、図84(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図84(35)に示すタイミングで拡大表示された後、図84(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図84(37)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図84(38)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。
その後、図84(39)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が「装飾1」から「装飾2」に変更され、非リーチ状態が形成されるとともに、中図柄表示領域208bでは、疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。このとき、疑似連図柄が表示されている間は「疑似×2」の文字情報を消去するようにしたが、表示を継続させるようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報を他の領域に表示するようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報の表示態様を変化させるようにしてもよい。なお、この演出例において、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されてリーチ状態が維持され、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
そして、装飾図柄表示装置208では、図84(40)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図84(41)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、疑似連が実行されることを報知している。本実施形態では、1回の図柄変動表示において、帽子の予告アイコンI6が消化されるほど、大当りとなりやすいように構成されている。すなわち、帽子の予告アイコンI6が1つだけ消化されて疑似連演出が1回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が2つ消化されて疑似連演出が2回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が2つ消化された方が大当りとなりやすく、帽子の予告アイコンI6が2つだけ消化されて疑似連演出が2回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が3つ消化されて疑似連演出が3回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が3つ消化された方が大当りとなりやすいということが言える。
その後、図84(42)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による3回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×3」が表示されている。
図85は、図84に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図84(42)から続く図85(43)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。ここでは、リーチ演出が開始されることとなる。
その後、図85(44)に示すタイミングで、上述したスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。図85(44)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図85(45)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図85(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、千両箱の予告アイコンI9が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図85(47)に示すタイミングで拡大表示されるとともに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図85(48)のタイミングで、千両箱の予告アイコンI9が「昇格」の文字表示とともに消去し、その後、図85(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。リーチ移行演出が開始されると、図85(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われ、その後、図85(50)に示すように、背景が暗転する。
その後、図85(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。ボタンリーチ演出が開始されると、図85(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図85(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図85(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図85(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図85(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図85(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図85(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図86は、図85に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図85(57)から続く図86(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図86(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図86(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、扇の予告アイコンI10が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図86(61)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図86(62)のタイミングで、扇の予告アイコンI10が消去し、予告アイコン表示領域285が上方へフレームアウトする表示が行われる。その後、図86(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、完全にフレームアウトされている。なお、再変動演出が開始された後も予告アイコン表示領域285を引き続き表示させたままとしてもよい。
再変動演出では、図86(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図86(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図86(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
本実施の形態では、予告アイコン表示領域285に表示された扇の予告アイコンI10が消化されることにより、再変動演出が実行されて大当りとなったが、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に表示されていない場合には、再変動演出が行われずに、はずれの表示結果が導出される場合もある。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が消化されて実行されるリーチ移行演出が行われてはずれとなる場合、このリーチ移行演出は偽の予告演出ということができる。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が一つ消化された場合に、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する種類の偽の予告としてのリーチ移行演出が実行された場合には、図柄変動表示の結果がはずれとなるということができる。このことは、帽子の予告アイコンI6に対応する予告演出、手裏剣の予告アイコンI7に対応する予告演出、リボンの予告アイコンI8に対応する予告演出についても同様である。
このように、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数に応じて予告演出が実行され得るということができる。換言すれば、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されているということができる。
なお、本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示の実行中においてのみ予告アイコンを消化し、消化した予告アイコンに対応する演出を実行するものについて説明したが、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においても予告アイコンを消化して当該予告アイコンに対応する演出を実行するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示において消化する予告アイコンの数と先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において消化する予告アイコンの数を異ならせるようにしてもよいし、同じであってもよい。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図87〜図89を参照しながら説明する。ここで、図87〜図89は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図87〜図89では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図87(8a)〜同図(10a)は、図82(8)〜同図(10)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(8a)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図87(9a−1)に示すタイミングで、投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すると、図87(9a−2)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が爆発する表示が行われた後、図87(10a)に示すタイミングで、爆発した第1の殿様の予告アイコンI1が帽子の予告アイコンI6に変化し、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの増加表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。この演出例によっても、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。
図87(8b)〜同図(9b)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(8b)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1のボタン予告アイコンI4を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図87(9b)に示すタイミングで、投げられた第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。この第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから、当該第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでの間に演出ボタン136が操作されると、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3のいずれかに変化する。このように、この演出例では、演出ボタン136が操作されるまでは、予告アイコンの示す大当りの信頼度が認識困難であるので、大当りの信頼度を知るために演出ボタン136を操作するというインセンティブが働き、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから消化されるまでの期間が、演出ボタン136の操作の有効期間であってもよい。ここで、複数回の図柄変動表示に跨って第1のボタン予告アイコンI4が表示される場合には、図柄停止表示期間中は演出ボタン136の操作が無効となるようにしてもよいし、図柄停止表示期間中も演出ボタン136の操作が有効となるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまで演出ボタン136が操作されなかった場合は、予告アイコンの消化演出時に演出ボタン136が操作された際に表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるときにボタン演出が行われ、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合に、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく演出ボタン136の操作有効期間が終了すると、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されてボタン演出が開始された後、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合にのみ、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、ボタン演出が行われる場合に演出ボタン136の操作有効期間を設けないようにしてもよい。この場合、ボタン演出が開始された後で表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでは、演出ボタン136を操作しても、第1のボタン予告アイコンが他の予告アイコンに変化しないように構成されてもよい。
図87(8c)〜同図(9c)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(8c)では、図82(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図87(9c)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、予告アイコンの増加に失敗するガセ増加演出も実行可能である。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いたガセ増加演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、ガセ増加演出が実行されにくいようにしてもよい。
図87(7d)〜同図(9d)は、図82(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(7d)では、図82(7)と同様、帽子の予告アイコンI6を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。その後、図87(8d)では、帽子の予告アイコンI6が1つだけではなく、3つの帽子の予告アイコンI6を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図87(9d)に示すタイミングで、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。なお、例えば、図87(9d)に示すように、同じ予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が予告アイコン表示領域285に所定数(例えば、3つ)以上表示されることで、疑似連演出が3回実行されることが保障されることから大当りが確定することを予告するようにしてもよい。また、信頼度の高い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。
なお、この場合において、図87(9d´)に示すように、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図87(7e)〜同図(9e)は、図82(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(7e)では、図82(7)に示す演出例とは異なり、1つの帽子の予告アイコンI6の他、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。なお、このとき、3つの予告アイコンのうちの1つあるいは2つの予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。ここで、大当りの信頼度の最も低い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、大当りの信頼度の最も高い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、ランダムに選択された予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。その後、図87(8e)では、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。また、上述したように、3つの予告アイコンがそれぞれ異なっていなくてもよく、例えば、同じ予告アイコンが複数含まれてもよい。
すると、図87(9e)に示すタイミングで、投げられた3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例でも、複数種類の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、また、複数種類の予告の実行に対する期待感を高めることができるので、演出効果をさらに高めることができる場合がある。
なお、この場合においても、図87(9e´)に示すように、投げられた3つの予告アイコンのうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図87(12f−1)〜同図(12f−2)は、図82(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図87(12f−1)では、図82(12)と同様、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図87(12f−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図88(8g)は、図82(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(8g)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図88(8h)は、図82(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(8h)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の近傍)に設け、これにより保留数表示を行うようにしてもよい。この演出用保留ランプ286は、例えば、フルカラーLEDを備えており、第1副制御部400により駆動制御され、例えば、デフォルトの発光態様による点灯(例えば、白色で点灯)の他、先読み予告の発光態様(例えば、7色を切り替えながら点灯)による駆動制御が可能である。なお、図88(8h)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図88(8i)〜同図(9i−2)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(8i)では、図82(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図88(9i−1)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図88(9i−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
なお、図89(9i−2´)に示すように、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を用いて保留数を表示する場合において、帽子の予告アイコンI6が表示領域の下方に落下した後に、1つ目の特図1の保留ランプの発光態様を先読み予告の発光態様に変更するようにしてもよい。
図88(8j)〜同図(9j)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図88(8j)では、図82(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている(DJ演出)。図88(8j)に示す例では、DJのキャラクタは、帽子の予告アイコンI6を持って現れている。その後、図88(9j)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図88(8k)〜同図(9k)は、図82(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図88(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図88(8k)に示す例では、DJのキャラクタは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図88(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図88(9k´)に示すように、DJのキャラクタが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。また、図88(9k´´)に示すように、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された帽子の予告アイコンI6に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示を行うようにしてもよい。すなわち、予告アイコンの上書き演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。
図88(12l)は、図82(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図88(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ対応する文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」の文字が付記表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている千両箱の予告アイコンI9には「昇格」の文字が付記表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている扇の予告アイコンI10には「祝福」の文字が付記表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている手裏剣の予告アイコンI7には「チャン目」の文字が付記表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されているリボンの予告アイコンI8には「ステチェン」の文字が付記表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字が付記表示されている。これにより、その後に実行が予告されている予告演出の内容がよりわかりやすくなる場合がある。
なお、図88(12l´)や同図(12l´´)に示すように、予告アイコンに付記表示されている文字のうちの一部又は全部を「クエスチョンマーク」にし、対応する予告演出を明確に表示しないようにしてもよい。これにより、表示された予告アイコンに対応する予告が実行されるか否かについて期待感を持たせることができ、興趣が向上する場合がある。
また、予告アイコン表示領域285に表示された複数の予告アイコンの組み合わせや表示された予告アイコンの数により大当りが確定する演出表示が実行されることを予告するようにしてもよく、例えば、図88(12l´´´)に示すように、「継続」の文字表記が付記された帽子の予告アイコンI6が3つ予告アイコン表示領域285に表示された場合には、大当りが確定する4回の疑似連演出を含む演出表示が行われることを予告するようにしてもよい。なお、予告アイコンに付記表示された文字が、その予告アイコンに対応していない場合(例えば、帽子の予告アイコンI6に「昇格」の文字が付記表示されている場合)は、帽子の予告アイコンI6が消化されたときにおける図柄変動表示の結果が大当り確定であること(または、保留内に大当りとなるものがあること)を予告するプレミア予告表示であってもよい。
上述した演出例では、殿様のキャラクタYMやDJのキャラクタBYが登場することにより予告アイコンを増加させるものであるが、図89に示す演出例では、装飾図柄の表示により予告アイコンを増加させる演出を行うものである。
図89(A1)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチである。
リーチ演出が開始した後、図89(A2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、予告アイコンを模した予告アイコン図柄が停止表示される。図89(A2)に示す例では、帽子の予告アイコンI6を模した帽子の予告アイコン図柄が停止表示されている。この帽子の予告アイコン図柄の下方近傍には「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図89(A3)に示すように、帽子の予告アイコン図柄が帽子の予告アイコンI6に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図89(A4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。本実施形態では、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
図89(B1)では、図89(A1)に示す演出例と同様に、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、ノーマルリーチの演出が開始される。
リーチ演出が開始した後、図89(B2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、第1の殿様の予告アイコンI1を模した第1の殿様の予告アイコン図柄が停止表示される。図89(B2)に示す演出例では、この第1の殿様の予告アイコン図柄に重ねて「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図89(B3)に示すように、第1の殿様の予告アイコン図柄が第1の殿様の予告アイコンI1に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図89(B4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。このとき、第1の殿様の予告アイコンI1は、帽子の予告アイコンI6に変化している。なお、変化後の予告アイコンが帽子の予告アイコンI6に限定されず、他の種類の予告アイコンであってもよいことは言うまでもない。また、予告アイコンが変化するタイミングは、当該図柄変動表示が実行されている期間に限定されず、例えば、次回以降の図柄変動表示の実行中に予告アイコンが変化するようにしてもよいし、予告アイコンが消化するタイミングまで変化しないようにしてもよい。本実施形態において、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
次に、上述した予告アイコン消化演出の他の演出例について、図90〜図93を参照しながら説明する。ここで、図90〜図93は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図90〜図93では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図90(38m)〜同図(40m−3)は、図84(38)〜同図(40)に示される演出の他の演出例を示している。図90(38m)〜同図(39m)は、図84(38)〜同図(39)と同様の演出が行われるが、図90(40m−1)では、中図柄表示領域208bで低速で変動表示して疑似連図柄が出現するが、その後、図90(40m−2)に示すように、疑似連図柄が装飾図柄の停止表示位置となる直前で、変動表示が高速となり、疑似連図柄が表示領域の下方へスクロールアウトされ、図90(40m−3)に示すように、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図90(23n)〜同図(24n)は、図83(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(23n)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始されるが、図90(24n)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6が拡大表示することなくそのまま消去される表示が行われ、消化された演出が行われないことを報知する場合があってもよい。
図90(23o)〜同図(24o−2)は、図83(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(23o)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始され、図90(24o−1)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるが、そのまま帽子の予告アイコンI6が消去され、図90(24o−2)に示すように、疑似連演出が開始することなくはずれの装飾図柄の組み合わせ(図90(24o−2)では、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせ)で仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図90(22p)〜同図(23p)は、図83(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(22p)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過すると、図90(23p)では、予告アイコン表示領域285の一番左側(予告アイコン第1表示領域YA1)に表示された帽子の予告アイコンI6ではなく、それ以外の予告アイコンが消化される演出が行われてもよい。図90(23p)に示される演出例では、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている千両箱の予告アイコンI9が消化される演出が行われている。このように、本実施形態において、予告アイコンを左から順番に消化しない場合があってもよい。また、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された順序(換言すれば、ストックされた順序)で予告アイコンを消化するようにしたが、後にストックされた予告アイコンが先に消化される場合があってもよい。例えば、後にストックされた予告アイコンが先に消化された場合には、大当りとなりやすくしてもよいし、逆に、大当りとなりにくくなるようにしてもよい。また、ストックの順序に関係なく、予告アイコンの消化順序を決定してもよく、この場合、大当りの信頼度に影響しないようにしてもよいし、予告アイコンの消化順序によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている複数の予告アイコンを特定の順番で消化することにより、大当りが確定することを予告するようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7の順で消化された場合には大当りが確定するといった法則が設定されていてもよい。これにより、遊技者に、大当りとなる予告アイコンの消化順序の法則を見つけたいというインセンティブが働き、遊技意欲を向上させることができる場合がある。
図90(24q−1)〜同図(24q−2)は、図83(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(24q−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されて、予告アイコン第1表示領域YA1に空きが生じた後、図90(24q−2)に示すように、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンの表示位置をそれぞれ左側に移動させるようにしてもよい。このとき、例えば、予告アイコンの表示位置を左側に移動させる移動アニメーションを行ってもよいし、アニメーションを行うことなく表示位置を変更するようにしてもよい。予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの表示位置を変更するタイミングは、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた予告アイコンの消化演出が開始されるのと同時であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始された後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよい。
図91(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコンの消化演出が行われた後で予告アイコンの増加演出が行われた場合の演出例を示している。すなわち、図91(Aa)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている手裏剣の予告アイコンI7が消化された後、停止図柄予告が実行されて、図91(Ab)に示されるタイミングで、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。その後、図91(Ac)に示すように、保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始された後、図91(Ad)に示すように、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、図91(Ae)に示すように、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることにより空欄となった予告アイコン第3表示領域YA3に投げつけられた千両箱の予告アイコンI9が表示される。このように、予告アイコンが消化されたことに伴って空欄となった予告アイコン表示領域に増加する予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図91(B)は、予告アイコンが複数消化されたことに伴って予告アイコン表示領域に複数の空欄が生じた後に、予告アイコンを増加する場合の演出例を示している。すなわち、図91(B)に示すように、予告アイコン表示領域285では、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3に表示された予告アイコンが消化された後、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、空欄となっている予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3のうち、左側から順に表示される。このようにして予告アイコンを増加する表示を行うようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285に複数の空欄がある場合において、増加する予告アイコンを表示させる表示領域の順序は上述したものに限定されず、他の順序であってもよく、第1副制御部400において予め設定しておいてもよい。また、この演出例では、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数に変化を持たせないようにしたが、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数が異なることを示唆するようにしてもよい。例えば、予告アイコン表示領域285において空欄となっている表示領域のうち、最も右側である予告アイコン第6表示領域YA6に増加する予告アイコンが表示された場合には、少なくとも6つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されることを示唆するようにしてもよく、また、大当りの信頼度が最も高いことを示唆するようにしてもよい。
図91(C)は、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが1回の図柄変動表示の実行中において実行される場合の演出例を示している。すなわち、図91(C)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われている間に、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられている様子が表示されている。ここで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示が実行される前に実行された図柄変動表示において増加した予告アイコンである。このように、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出が1回の図柄変動表示の実行中において実行されるようにしてもよい。このとき、予告アイコンの消化演出が行われる期間と予告アイコンの増加演出が行われる期間とが重なる場合があってもよい。また、予告アイコンの消化演出が開始された後に予告アイコンの増加演出が開始されてもよいし、予告アイコンの増加演出が開始された後に予告アイコンの消化演出が開始されてもよいし、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが同時に開始されてもよい。ここで、増加する予告アイコンが表示される領域が、図柄変動表示の開始の時点で空欄となっている領域であってもよいし、図柄変動表示が開始された後、予告アイコンの増加演出が開始される前に空欄となる予定の領域であってもよい。
図91(59r)は、図86(59)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(59r)に示す演出例では、予告アイコンの消化演出が開始される前に、予告アイコンが消化されるか否かを煽る演出が行われている。具体的には、例えば、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンのうち、消化の対象となった予告アイコンが揺れ変動を開始する等して、予告アイコンが消化されるか否かを煽るようにしている。その後、図86(60)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化される場合もあるし、扇の予告アイコンI10が消化されない場合もある。消化されない場合には、消化されることなく予告アイコンが消去されてもよいし、予告アイコンの表示を維持して予告アイコンの消化が保留された状態となってもよい。なお、図91(59r)に示す演出例において、扇の予告アイコンI10が消化されることなく消去された場合には、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示してはずれの表示結果であることを報知してもよい。
図91(59s)〜同図(60s)は、図86(59)〜同図(60)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(59s)では、予告アイコン表示領域285に、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示されている点で、図86(59)とは異なっており、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動が開始した後、予告アイコン表示領域285に表示されているこれらの予告アイコンのうち、扇の予告アイコンI10が消化された場合に、大当りとなることの予告報知となり、図91(60s)に示すように、その他の予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が消化された場合には、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示されてはずれとなることを報知するようにしてもよい。
図91(23t)〜同図(32t)は、図83(23)〜図84(32)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(23t)に示すように、この演出例では、予告アイコン表示領域285において、消化された予告アイコンを表示する消化中予告アイコン表示領域YA0が追加されている。図91(23t)〜同図(25t)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6の消化演出が開始されると、消化された帽子の予告アイコンI6が消化中予告アイコン表示領域YA0に表示される。消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された帽子の予告アイコンI6は、図91(28t)〜同図(32t)に示すように、消化された後も引き続き表示され、対応する演出(疑似連演出)が終了するまで継続して表示される。なお、消化中予告アイコン表示領域YA0における予告アイコンの表示が開始されるタイミングは、予告アイコンの消化演出が開始した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の開始と同時であってもよい。また、消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された予告アイコンが消去するタイミングは、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の終了と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が終了した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の開始と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始する前であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の終了と同時であってもよいし、予告アイコンが消去される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)に消去されてもよいし、消化中予告アイコン表示領域YA0が消去されるタイミング(例えば、図85(44)で予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0が消去される、または消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去されるなど)で消去されてもよい。なお、一回の図柄変動表示中に複数個の予告アイコンが消化される場合、最初に消化された予告アイコンAに対応する消化中予告アイコン表示領域YA0の予告アイコンaは、予告アイコンAの消化演出が終了した後または終了と共に消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0に予告アイコンが何も表示されていない状態であってもよいし、次に消化される予告アイコンBの消化演出が開始されたと同時または開始された後に消去されてもよいし、次に消化される予告アイコンBに対応する消化中予告アイコン表示領域に表示される予告アイコンbが表示されたと同時または表示された後に消去されてもよいし、予告アイコンBの消化演出中も、例えば、履歴として予告アイコンaを残しておいてもよいし、予告アイコンAおよび予告アイコンBが消化される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)で消去するようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が特定の演出表示(例えば、スーパーリーチ演出や大当り演出中、島一斉演出など)が行われる際に消去される場合、予告アイコン表示領域285のみ消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0はそのまま表示されるようにしてもよいし、その逆に消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去され、予告アイコン表示領域285はそのまま表示されるようにしてもよく、予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0の両方が消去されるようにしてもよい。
図92(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが同時期に複数消化される演出例を示している。すなわち、図92(Aa)では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3にリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に扇の予告アイコンI10が表示されている。そして、これらの予告アイコンのうち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6と予告アイコン第3表示領域YA3に表示されているリボンの予告アイコンI8についてそれぞれ予告アイコンの消化演出が開始される。ここで、各予告アイコンの消化演出の開始タイミングは同時であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、予告アイコンの消化順序を演出の実行順序に対応した順序としてもよい。
その後、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図92(Ab)に示すように、拡大表示されてそれぞれ文字表示が付記表示される。具体的には、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方近傍に「継続」の文字表示が付記表示され、拡大表示されたリボンの予告アイコンI8の下方近傍に「ステチェン」の文字表示が付記表示される。その後、装飾図柄表示装置208では、リボンの予告アイコンI8の消化に対応して、ステージチェンジ演出が開始される。具体的には、図92(Ac)に示すように、障子が閉じるとともに、その前面側にチビ姫のキャラクタCHが出現した後、図92(Ad)に示すように、障子が開いて、月面から宇宙を見た様子を示す背景(月面背景)の表示が開始される。なお、ステージチェンジ演出の実行中、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
その後、図92(Ae)に示すように、縮小表示されていた装飾図柄は、表示領域の中央で拡大して表示された後、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示された右図柄を突き上げる演出表示が行われ、その後に疑似連演出が実行される可能性があることを遊技者に報知している。
なお、この演出例では、消化した予告アイコンに対応する複数の演出を開始タイミングをそれぞれ異ならせるようにしたが、同時に開始されるようにしてもよい。
図92(66u−1)〜同図(66u−3)は、図86(66)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図92(66u−1)では、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、大当りであることが報知されているが、予告アイコン表示領域285が引き続き表示されており、しかも、未消化の予告アイコンがあることが示されている。その後、図92(66u−2)に示すように、大当り開始演出が行われた後、図92(66u−3)に示すように、大当りのラウンド遊技が開始された後も引き続き、未消化の予告アイコンが表示されている。なお、この演出例では、大当り遊技の実行中において予告アイコン表示領域285を表示領域の下方に表示するようにしたが、表示領域の上方に表示してもよい。また、この演出例において、未消化の予告アイコンは、例えば、大当り中における昇格演出(例えば、確変大当り確定であることを報知する演出等)で用いるようにしてもよく、例えば、図92(66u−3)に示す例において、大当り遊技の実行中に、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、確変大当り確定であることの報知を行い、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、15R大当り確定であることの報知を行うようにしてもよい。また、その他の予告アイコンが消化された場合には、例えば、昇格する可能性があることを示唆する意味を持たせるようにしてもよい。このように、同じ予告アイコンでも、大当り遊技の実行中に消化された場合にあっては、別の意味を持たせるといった演出が行われるようにしてもよい。また、この演出例において、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが異なっていてもよい。すなわち、大当り中特有の予告アイコンを用意してもよい。また、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが同じであってもよいし、一部の予告アイコンだけ共通に使用されていてもよい。
図92(Ba)〜同図(Bc)は、ステージチェンジの前後における表示例である。すなわち、図92(Ba)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されており、その後、保留が消化されて図柄変動表示が開始されると、図92(Bb)に示すように、ステージチェンジ演出が開始される。ステージチェンジ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208に表示されていた予告アイコンが予告アイコン表示領域285とともに非表示となる。その後、ステージチェンジ演出が終了すると、図92(Bc)に示すように、図示はしないが、背景が変更されて図柄変動表示が継続して行われる。このとき、予告アイコン表示領域285が再び表示されるが、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、ステージチェンジが行われると全て消去される場合がある。なお、ステージチェンジが行われた後は、予告アイコンを必ず消去するようにしてもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部だけ消去するようにしてもよいし、消去されない場合があってもよい。
図92(22v−1)〜同図(23v)は、図83(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図92(22v−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、図92(22v−2)に示すように、プラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現し、消化される予告アイコンの種類を事前に報知する。その後、図92(23v)に示すように、事前報知された種類の予告アイコン(帽子の予告アイコンI6)が消化される予告アイコンの消化演出が開始される。なお、消化される予告アイコンの種類の事前報知が行われた場合であっても、予告アイコンが消化されない場合があってもよいし、事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化されてもよい。事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化された場合には、大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図92(22w)は、図83(22)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図92(22w)に示すように、図柄変動表示が開始された後、消化される可能性のある予告アイコンを強調表示する等して遊技者に予告アイコンの消化について注目させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、番長のキャラクタBCが出現して疑似連演出が実行され、それ以外の演出は実行されないといったように、消化した予告アイコンに対応する演出が実行され、それ以外の演出は実行されないように構成したが、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化したのに番長のキャラクタBCが出現せず、姫のキャラクタが出現されることにより大当りが確定するといったように、消化した予告アイコンに対応しない演出が実行された場合(いわゆる、法則崩れ)には大当りが確定するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、消化する予告アイコンが決まっており、遊技者により選択することができないように構成されているが、例えば、演出ボタン136等を操作することにより、消化する予告アイコンを選択できるようにしてもよい。
また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると消去され、確変状態や時短状態へ移行する場合には予告アイコンを持ち越されないように構成されてもよい。また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると一旦非表示とされ、確変状態や時短状態が終了した後で復帰表示するように構成されてもよい。また、確変状態や時短状態が終了した後も持ち越しされないように構成されてもよい。
次に、消化される予告アイコンの種類によってその後に移行するリーチ演出の内容を予告する演出例について説明する。
図93(Aa)に示すように、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208aにそれぞれ「装飾1」が停止表示してリーチ状態となると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンが消化される場合がある。例えば、図93(Ab−1)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、その後、図93(Ac−1)に示すように、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する番長リーチに移行する。また、図93(Ab−2)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、その後、図93(Ac−2)に示すように、拡大表示された殿様のキャラクタYM3が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する殿様リーチに移行する。また、図93(Ab−3)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、その後、図93(Ac−3)に示すように、拡大表示された姫のキャラクタHMが出現し、その後、出現したキャラクタに対応する姫リーチに移行する。なお、この演出例では、予告アイコンの意味する大当りの信頼度に対応しており、これらのリーチ演出の大当りの信頼度は、姫リーチ>
殿様リーチ>
番長リーチの順となるように構成されている。なお、消化した予告アイコンに対応するキャラクタ以外のキャラクタが出現(例えば、帽子の予告アイコンI6が消化した後に拡大表示された殿様のキャラクタが出現)した場合(いわゆる、法則崩れが発生した場合)には、大当りが確定するように構成されてもよい。また、複数の予告アイコンが複合して消化され、これに対応して複数のキャラクタが出現することにより複合予告が実行されるようにしてもよい。また、複数の予告アイコンを消化するための特有の演出(複数消化専用演出)を実行するようにしてもよく、1つの予告アイコンが消化されるよりも複数の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高くなるように構成されてもよい。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出について説明する。
図93(Ba)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されており、図柄変動表示が開始された後、図93(Bb)に示すタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図93(Bc)に示すように、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出の他の演出例について説明する。
図93(Ca)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では上述したボタンリーチ演出が行われており、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることが報知されている。その後、図93(Cb)のタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、既に、装飾図柄表示装置208に表示されているボタン画像136aに重なり、図93(Cc)に示されるように、演出ボタン136が突出した態様で表している突出ボタン画像136bに変化する。すなわち、大当りの信頼度がより高いボタンリーチ演出に昇格したことが示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図94は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図95は、図94に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図96は、図95に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図97は、図96に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図98は、図97に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
なお、図94(1)〜図95(14)は、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが帽子の予告アイコンI6であったのが第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図82(1)〜図83(14)と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、図95(14)と図95(20)との間で行われる演出についても、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図83(15)〜同図(19)と同様である。
図95(20)では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。
そして、図95(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図95(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図95(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、図95(23)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が4つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に複数表示されている場合には、例えば、最も左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、最も右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定されず適宜に設定することができる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図95(24)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図95(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図95(26)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われる。このように、本実施形態において、消化済みの予告アイコンを元の位置に再表示するようにしてもよい。なお、消化済みの予告アイコンが元の位置に再表示された場合に、消化済みであることを認識可能に表示するようにしてもよく、例えば、消化済みの予告アイコンが表示された表示領域をグレーアウト表示にしてもよいし、「済」という文字情報を付記してもよい。また、消化済みの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された後に消去するようにしてもよい。
その後、図95(27)〜図96(33)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1に消化済みの帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図83(27)〜図84(33)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図96(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図96(35)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図96(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図96(37)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に移動する表示が行われる。
その後、図96(38)〜同図(45)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に消化済みの帽子の予告アイコンI6がそれぞれ表示され、予告アイコン第3表示領域YA3及び予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンがいずれも第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図84(38)〜図85(45)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図96(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図96(47)に示すタイミングで千両箱の予告アイコンI9に変化するとともに拡大表示され、さらに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、千両箱の予告アイコンI9に付記されていた「昇格」の文字表示が消去するとともに、千両箱の予告アイコンI9が縮小表示された後、図96(48)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に移動する表示が行われる。
その後、図97(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。本演出例ではリーチ移行演出が開始されると、図97(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、停電が発生したような演出表示が行われた後、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。本演出例でのボタンリーチ演出が開始されると、図96(50−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「チャンスなのか」という文字表示が行われた後、図97(50−2)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図97(51)に示すように、「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図97(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図97(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図97(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図97(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図97(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図97(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図97(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図97(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図97(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図97(61)に示すタイミングで扇の予告アイコンI10に変化するとともに拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、扇の予告アイコンI10が縮小表示された後、図98(62)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第4表示領域YA4に移動する表示が行われる。その後、図98(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、引き続き表示されたままとなっている。
再変動演出では、図98(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図98(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図98(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図99〜図101を参照しながら説明する。ここで、図99〜図101は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図99〜図101では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図99(8a)〜同図(9a)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8a)では、第1の殿様の予告アイコンI1ではなく、第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、第2の殿様の予告アイコンI2についても同様にして行うことができる。すると、図98(9a)に示すタイミングで、投げられた第3の殿様の予告アイコンI3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。
図99(8b)〜同図(9b)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8b)では、図94(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図99(9b)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、殿様の予告アイコンを用いたガセ増加演出も実行可能である。
図99(8c)〜同図(9c)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8c)では、第1の殿様の予告アイコンI1が1つだけではなく、3つの第1の殿様の予告アイコンI1を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図99(9c)に示すタイミングで、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。また、信頼度の高い予告アイコン(例えば、第3の殿様の予告アイコンI3)は、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)は、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。なお、この演出例では、同じ予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1)を3つ増加させるようにしたが、信頼度の異なる複数種類の予告アイコンを同時に増加させるようにしてもよく、例えば、第1の殿様の予告アイコンI1と第3の殿様の予告アイコンI3を同時に増加させるようにしてもよい。
なお、この場合において、図99(9c´)に示すように、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図99(8e)は、図94(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8e)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図99(8f)は、図94(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8f)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286により保留数表示が行われている。なお、図99(8f)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図99(8g)〜同図(9g−2)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(8g)では、図94(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図99(9g−1)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図99(9g−2)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、第1の殿様の予告アイコンI1以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
図99(12h−1)〜同図(12h−2)は、図94(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図99(12h−1)では、図94(12)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図99(12h−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図100(8i)〜同図(9i)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図100(8i)では、図94(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図100(8i)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図100(9i)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図100(8j)〜同図(9j)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図100(8j)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図100(8j)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図100(9j)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図100(9j´)に示すように、DJのキャラクタBYが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。
図100(8k)〜同図(9k)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図100(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図100(8k)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第3の殿様の予告アイコンI3を持って現れている。その後、図100(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第3の殿様の予告アイコンI3を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。すなわち、大当りの信頼度の低い予告アイコンを大当りの信頼度の高い予告アイコンに上書きすることで昇格する演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この昇格演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに昇格演出が実行されるようにしてもよい。
図100(12l)は、図94(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図100(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第5表示領域YA5には第3の殿様の予告アイコンI3が表示され、予告アイコン第6表示領域YA6には第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、それぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されている。この演出例によれば、変化後の予告アイコンについて期待感を持たせることができる場合がある。
また、図100(12l´)に示すように、一部の変化前の予告アイコンについて、変化後の予告アイコンの種類を文字表記にて予告するようにしてもよい。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1と、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2と、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2は、「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されていて変化後の予告アイコンを認識することができいないが、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「チャン目」の文字表記が付記されて手裏剣の予告アイコンI7に変化することが予告され、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されている第3の殿様の予告アイコンI3には、「継続」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告され、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告されている。これらの文字表記は、全部または一部の予告アイコンについて一度に報知するようにしてもよいし、経時的に徐々に報知するようにしてもよい。
また、図100(12l´´)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されている全部または一部の予告アイコンを変化後の予告アイコンにして、変化後の予告アイコンが表示されているものについてのみ対応する文字表記を付記するようにしてもよい。
図101(8m−1)〜同図(9m)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図101(8m−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図101(8m−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図101(8m−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図101(9m)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。この演出例により、変化前の予告アイコンから変化後の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。
図101(8n−1)〜同図(9n)は、図94(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図94(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図101(8n−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図101(8n−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図101(8n−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図101(9n)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された千両箱の予告アイコンI9に重ねるように、DJのキャラクタBYが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。このように、変化後の予告アイコンから変化前の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。また、上書き後の変化前の予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)が消化されたときに、変化後の予告アイコンが上書き前の予告アイコン(例えば、千両箱の予告アイコンI9)とは別の予告アイコンであってもよい。このとき、上書き前の予告アイコンが消化されるよりも上書き後の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が低いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が変化しないように構成されてもよい。
次に、予告アイコンが変化する演出例について、図102を参照しながら説明する。ここで、図102は、予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。図102では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図102(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図102(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中にプラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現している。このプラカードには、「変わるよ」との文字表記が付されており、予告アイコン及び保留アイコンのいずれかについて表示態様が変化することを予告している。
その後、所定のエフェクトが表示された後、予告アイコンの表示態様が変化する場合には、図102(B1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化する。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。一方、保留アイコンの表示態様が変化する場合には、図102(B2)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されていた1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化する。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
また、39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているが、右下に縮小して表示されている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図102(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫チャンス演出が行われている。チビ姫チャンス演出は、上述した普図変動遊技が実行された場合に開始される場合がある演出である。チビ姫チャンス演出は、あみだくじを模した演出であって、チビ姫のキャラクタが5つのスタート地点からいずれかを選択し、選択されたスタート地点からあみだのルートに沿って移動し、ゴール地点に示されているアイコンに対応する演出が実行されることを予告するものである。例えば、チビ姫のキャラクタが二重丸のアイコンの示されたゴール地点に到達した場合には、第2特図始動口232の羽根部材2321がロング開放することを予告し、「激アツ」の文字表記が示されたゴール地点に到達した場合には、実行中の図柄変動表示の結果が大当りとなる可能性が高いことを示唆し、バツ印のアイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、普図の変動表示結果がはずれであることを予告する。
さらに、本演出例では、殿様の予告アイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、図102(D1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示された変化前の予告アイコンのうちの少なくとも1つが変化後の予告アイコンに変化する。例えば、図102(D1)に示される例では、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化している。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。
また、サボハニのキャラクタが示されたゴール地点に到達した場合には、図102(D2)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281におけるデフォルトの表示態様の保留アイコンのうちの少なくとも1つが先読み予告の表示態様に変化する。例えば、図102(D2)に示される例では、デフォルトの表示態様である1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化している。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。
このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
次に、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例について、図103を参照しながら説明する。ここで、図103は、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。
図103(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンのうち、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様となっており、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様となっている。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。
図103(B)では、何らかの理由により電断が発生し、図103(C)には、瞬時に復電した直後の装飾図柄表示装置208が示されている。この図103(C)に示す装飾図柄表示装置208には、復帰表示である「復旧中 しばらくお待ちください」という文字表示がなされている。このとき、第1特図表示装置212は変動表示を再開し、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216は、電断前の状態に復帰している。その後、図103(D)に示すように、図柄変動表示が終了し、第1特図表示装置212ははずれの表示結果である「特図I」が停止表示される。装飾図柄表示装置208では、図柄変動表示が終了すると、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾6−装飾2−装飾7」で停止表示される。そして、電断・復電した場合には、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンはいずれも消去される。また、電断・復電した場合には、先読み予告の表示態様であった1つ目の保留に対応する保留アイコンh11もデフォルトの表示態様となる。なお、本実施形態において、電断・復電した場合は、RAM308内の特図1用先読み結果記憶部または特図2用先読み結果記憶部に記憶されている先読み結果情報が「未判定」情報となるように構成してもよい。ここで、主制御部300から第1副制御部へ送信される先読み結果情報を含むサブコマンドに「未判定」情報が含まれた保留が1つでもある場合は、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されるまでは予告アイコンの消化演出および増加演出を含む先読み予告を行わないようにしてもよい。また、電断・復電後に新たに増加した保留(先読み結果が保存された保留)についても先読み予告を行わず、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されてから先読み予告を行うようにしてもよいが、電断・復電後に新たに増加した保留については「未判定」情報が含まれた保留が消化される前に先読み予告を行えるようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図104は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図であり、図105は、図104に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図104〜図105では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図104において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図104(1)は、上述した図82(5)に対応する表示である。ただし、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄(第1装飾図柄)が大きく表示されるとともに、保留アイコン表示領域281の上方に、第2装飾図柄表示領域が形成され、3ケタの第2装飾図柄が小さく表示されている点で、図82(5)と異なっている。この第2装飾図柄表示領域で表示されている第2装飾図柄は、変動が開始した後は、確定停止するまでいずれの図柄列の装飾図柄も変動を継続するように構成されている。
図104(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、図82(6)とは異なり、「家」の文字を円形で囲った「家」の予告アイコンI21を所持している。
図104(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図104(4)に示すタイミングで、所持している「家」の予告アイコンI21を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図104(5)に示すタイミングで、投げられた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図104(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、後述する家紋演出が実行されかもしれないことを少なくとも示唆しているということができる。
その後、図104(7)〜同図(8)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図104(9)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図104(10)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図104(11)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、「紋」の文字を円形で囲った「紋」の予告アイコンI22を所持している。
そして、図104(12)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図104(13)に示すタイミングで、所持している「紋」の予告アイコンI22を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図104(14)に示すタイミングで、投げられた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。その後は、図104(6)と同様の演出表示が行われた後、図104(7)〜同図(8)と同様の演出表示が行われる。
その後、図104(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図104(17)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図104(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図104(18)に続く、図105(19)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、予告アイコン表示領域285は、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化された後で消去されるようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が消去されるタイミングは、予告アイコンの消化に対応する演出が開始されるときに消去されるようにしてもよいし、予告アイコンの消化に対応する演出が開始された後も表示が継続されるようにしてもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22の移動を開始するタイミングは同時であってもよいし、「家」の予告アイコンI21の移動開始が「紋」の予告アイコンI22の移動開始よりも早くてもよいし、「紋」の予告アイコンI22の移動開始が「家」の予告アイコンI21の移動開始よりも早くてもよい。
その後、「家」の予告アイコンI21及び「紋」の予告アイコンI22が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図105(20)に示すタイミングで拡大表示された後、図105(21)に示すタイミングで、演出可動体224の一つである家紋役物224Bが装飾図柄表示装置208の上方より降下するとともに、装飾図柄表示装置208では、その旨のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。また、このとき、第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に小さく表示されている。
その後、図105(22)に示されるタイミングで、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、剣豪リーチの演出内容は、図77〜図79に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されることにより、対応する予告演出(家紋落下演出)が行われるように構成されている。なお、これらの予告アイコンが消化されても家紋落下演出が行われない場合があってもよいし、他の演出が行われる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合には、当該図柄変動表示で大当りとなることが確約されてもよいし、ハズレの結果となる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合の方が、家紋落下演出が行われない場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも家紋落下演出が行われる頻度が多いように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されやすいように構成されていてもよい。
図106及び図107は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図106〜図107では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図106(a1)は、図104(5)とは異なり、「家」の予告アイコンI21よりも先に「紋」の予告アイコンI22が出現して予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図106(a2)に示すように、「家」の予告アイコンI21が出現して予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。
その後、装飾図柄表示装置208では、図106(a3)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示画面の中央まで移動する表示が行われる。なお、装飾図柄表示装置208では、「装飾1」によるリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始されている。
その後、「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21がこの並び順で装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図106(a4−1)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、「紋」「家」の並び順ではなく、正しい並び順(すなわち、「家」「紋」の並び順)で表示される。また、図106(a4−2)に示すように、「紋」「家」の並び順で「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21が拡大表示されてもよい。この演出例では、図106(a4−1)に示す場合にしても、同図(a4−2)に示す場合にしても、その後、上述した家紋落下演出が行われるように構成されているが、例えば、「家」「紋」の並び順(すなわち、正しい並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われ、「紋」「家」の並び順(すなわち、正しくない並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われないようにしてもよい。また、「紋」「家」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合は、「家」「紋」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合よりも家紋落下演出が開始されにくいように構成されてもよい。
図106(b1)〜同図(b6)は、家紋落下演出の別の演出形態を示している。
まず、図106(b1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21のみが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285に表示されるのを待つことなく消化されている様子が示されている。そして、図106(b2)に示すように、「家」の予告アイコンI21のみが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央で拡大表示されると、図106(b3)に示すように、家紋役物224Bが、装飾図柄表示装置208の上方からわずかに降下し、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に配置されている予告アイコン表示領域285の一部の前面側にオーバーラップしながら、上下方向に振動しているように動作(煽り動作)している。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央右上部分では、家紋落下演出が行われる可能性があることを示す「家紋準備中」の文字表示が行われている。一方で、図106(b2)に示される装飾図柄表装置208では、「家」の予告アイコンI21が拡大表示されている一方で、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始されている。このとき、殿様のキャラクタYMは、「紋」の予告アイコンI22を所持している。そして、図106(b4)に示すように、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動し、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285にむけて投げつけられると、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。
その後、図106(b5)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、「紋」の予告アイコンI22は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。また、このとき、家紋役物224Bは、一旦初期位置に退避することで、図柄が確定停止していることを認識しやすくしているが、初期位置に退避せず、煽り動作を継続してもよい。一方、「家紋準備中」の文字表示は継続して表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図106(b6)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、退避していた家紋役物224Bは、再び下降し、煽り動作を再開する。この演出例では、その後、例えば、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている「紋」の予告アイコンI22が消化されると、家紋役物224Bが下降し、図105(21)に示される家紋落下演出が行われる。なお、「紋」の予告アイコンI22が消化されず、家紋落下演出が行われない場合があってもよい。また、図106(b2)において、後から表示された「紋」の予告アイコンI22が消化されるまで「家」の予告アイコンI21が拡大表示されたままで表示されていてもよい。その際、「紋」の予告アイコンI22がストックされてもよいが、ストックされずにそのまま消化されてもよい。
図106(c1)〜同図(c2−3)は、予告アイコン消化演出の他の演出例を示している。この演出例では、予告アイコンが消化されることにより、背景が変化する背景予告が行われている様子が示されている。
図106(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285では、「殿」の文字を円形で囲った「殿」の予告アイコンI31が予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、「姫」の文字を円形で囲った「姫」の予告アイコンI32が予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、「爺」の文字を円形で囲った「爺」の予告アイコンI33が予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている。
図106(c2−1)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが消化された後の背景表示の様子が示されている。図106(c2−1)に示されるように、これら3つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から爺の顔がアップされた画像と、殿様の顔がアップされた画像と、姫の顔がアップされた画像とが3等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが全て消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が最も高いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、3つの予告アイコンが同時に消化されてもよいし、1つずつ消化されてもよい。ここで、3つの予告アイコンが1つずつ消化される場合には、消化される予告アイコンの順番により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31>
「姫」の予告アイコンI32>
「爺」の予告アイコンI33の順で消化されると最も信頼度が高いようにしてもよいが、消化順序と大当りに対する信頼度との関係については適宜設定することができる。
また、図106(c2−2)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図106(c2−2)に示されるように、これら2つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から姫の顔がアップされた画像と、爺の顔がアップされた画像とが2等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの2つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が比較的高いが、3つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化されてもよいし、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化されてもよい。また、消化される予告アイコンの組合せにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、図106(c2−3)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図106(c2−3)に示されるように、この1つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、爺の顔がアップされた画像が表示画面全体に表される背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの1つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が、2つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化されてもよいし、「姫」の予告アイコンI32が消化されてよい。また、消化される予告アイコンにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、3つの予告アイコンが全て表示される例について説明したが、1つあるいは2つだけ表示される場合があってもよい。この場合、表示される予告アイコンの種類によって大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいし、また、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示が表示されるように構成されているが、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示とは異なる背景表示が表示される場合があってもよいし、背景表示が変化しない場合があってもよく、この場合は、いわゆる法則崩れとして、大当り確定であること報知するものであってもよい。
また、3つの予告アイコンを表示する場合に、1回の図柄変動表示において3つの予告アイコンを表示するようにしてもよいし、図柄変動表示が行われる毎に1つずつ予告アイコンを表示するようにしてもよい。この場合において、表示する順序により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合には、殿様のキャラクタが出現して殿リーチが開始され、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、姫のキャラクタが出現して姫リーチが開始され、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、爺のキャラクタが出現して爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「爺」の予告アイコンI33と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、爺のキャラクタと姫のキャラクタが出現して爺&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタが出現して殿&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&姫&爺リーチが開始されるようにしてもよい。このように、消化された予告アイコンが示すキャラクタに対応したリーチ演出表示が行われるようにしてもよい。
また、これらの予告アイコンが消化されて表示されるものは、上述したリーチ演出や背景表示の予告に限定されず、例えば、大当り遊技における演出モードや図柄変動中のモードの変更が行われるようにしてもよい、その他の予告(例えば、予告アイコンを増加させるキャラクタなどの各種予告)が行われてもよい。また、予告アイコンが消化されて行われる演出は演出表示に限らず、消化された予告アイコンに対応する音声出力(例えば、楽曲等)が行われるようにしてもよいし、消化された予告アイコンに対応する発光パターンによる演出が行われるようにしてもよい。
次に、図107を参照して、「家」の予告アイコンI21が消化されたときと、「紋」の予告アイコンI22が消化されたときとで、それぞれに対する演出が行われる場合がある例について説明する。
まず、図107(d1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されており、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾1」によるリーチ状態を形成しており、リーチ演出が開始されている。
その後、図107(d2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうちの、「家」の予告アイコンI21のみが消化されている様子が示されている。すると、図107(d3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が拡大し、中図柄表示領域208bに中図柄として表示される。すなわち、「家」の予告アイコンI21が消化されることにより、特殊図柄であるチャンス図柄に変更する様子が示されている。
その後、例えば、図107(d4−1)に示すように、チャンス図柄が表示されたことに関連してエフェクト画像を表示したり、図107(d4−2)に示すように、エフェクト画像とともに家紋役物224Bを落下させる家紋落下演出が行われたりする場合がある。このような演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行する場合がある。なお、エフェクト画像の表示を行うことなく家紋役物224Bを落下させる演出を行った後に剣豪リーチに移行するようにしてもよいし、エフェクト画像も家紋役物224Bの落下も行わずに剣豪リーチに移行するようにしてもよい。また、図107(d4−3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が消化されたことによるなんらの演出を行わず、ノーマルリーチ演出が開始される場合があってもよい。
また、チャンス図柄が停止表示されたことに伴って、別のスーパーリーチ(家紋チャレンジリーチ)に移行するようにしてもよい。例えば、図107(d3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せで停止表示された後、図107(d4−4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、家紋チャレンジリーチに移行したことを示す「家紋チャレンジ」の文字表示が行われる。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部で「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せを維持しつつ揺れ変動が行われている。
続いて、図107(d5−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMがロープで「紋」の予告アイコンI22を引っ張る様子が示されており、「紋」の予告アイコンI22がひきつけられることにより、大当りへの期待感が高くなることを示唆している。
図107(d6−4)に示すように、殿様のキャラクタYMが「紋」の予告アイコンI22を引き寄せることに成功すると、図107(d7−4)に示すように、家紋役物224Bが落下するとともに所定のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。すなわち、「紋」の予告アイコンI22の消化に成功したということができる。なお、家紋落下演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行することとなる。
一方、図107(d6−4a)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗する場合もある。この場合は、例えば、図107(d7−4a)に示すように、所定のエフェクト画像のみが表示された後、上述した剣豪リーチに移行するようにしてもよい。この場合、「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに成功した場合に比べて大当りに対する信頼度が低いようにしてもよい。また、図107(d6−4b)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗した場合には、図107(d7−4b)に示すように、このままハズレの結果を表示するようにしてもよい。なお、「紋」の予告アイコンI22が先に消化された場合も同様であってもよい。また、「家」の予告アイコンI21が消化された場合よりも「紋」の予告アイコンI22が消化された場合の方が、家紋落下演出が発生しやすいように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
なお、上述した「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33の他にも、これらのアイコンに似せたガセの予告アイコンがあってもよく、例えば、「宇」の予告アイコンや、「鮫」の予告アイコンや、「古」の予告アイコンや、「臣」の予告アイコンや、「婆」の予告アイコン等を用意するようにしてもよい。例えば、「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化しても、家紋落下演出が行われないようにしてもよいし、「家」の予告アイコンと「紋」の予告アイコンを消化したときよりも「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化したときの方が、家紋落下演出を低い頻度で行うようにしてもよい。また、「鮫」などのガセの予告アイコンが「紋」などの予告アイコンに変化してもよい。
また、上述した演出例では、「家」と「紋」の2文字で1つの単語を形成するものであり、その単語が形成される要件を満たすことにより、所定の演出が行われるようにしたが、例えば、3文字以上によって構成される単語を用いてこの演出例に適用するようにしてもよく、例えば、「疑」の予告アイコンと、「似」の予告アイコンと、「連」の予告アイコンの3つのアイコンが消化された場合に、疑似連演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、「家」の予告アイコンI21と、「紋」の予告アイコンI22をストックしたいときに、予告アイコン表示領域285に1つしかストックの空きがないような場合には、「家」の予告アイコンI21も「紋」の予告アイコンI22のいずれも表示しないように構成してもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のいずれか一方の予告アイコンのみを表示するようにしてもよく、この場合、表示できなかった方の予告アイコンを、予告アイコン表示領域285に空きが生じた場合に増加表示するようにしてもよいし、予告アイコン表示領域285に空きが生じなかった場合には、そもそも表示した予告アイコンの消化すらしないようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に空きが生じても予告アイコンをストックせず、そのまま消化するようにしてもよい。
また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22を消化するまでに、予告アイコン表示領域285に空きがなく、少なくともいずれか一方が表示されていない場合において、例えば、「家」の予告アイコンI21を消化する際に「紋」の予告アイコンI22も一緒に消化する演出を行ってもよいし、「家」の予告アイコンI21のみが消化された演出を行ってもよい。
図108は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図108では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図108(e1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留アイコンであり、その表示態様が他の保留アイコン(例えば、1つ目の保留アイコンh11)よりも大きく表示されており、先読み予告の表示態様となっている。
図108(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が変動表示している。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄が大きく表示された態様で変動表示している。また、第2装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端部において小さく表示されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンは表示されていない。この演出例では、先読み予告の表示態様である2つ目の保留アイコンh12は、様々なパーツが付与されていく様子が示されており、図108(e1)では、保留アイコン表示領域281に示されている2つ目の保留アイコンh12は、第一の予告パーツP1を構成している。この第一の予告パーツP1は、雪だるまの胴体部分を模した画像である。そして、図108(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から悪徳商人のキャラクタECがフレームインしている様子が示されており、この悪徳商人のキャラクタECは、第一の予告パーツP1に付与する第二の予告パーツP2を運んでいる。第二の予告パーツP2は、雪だるまの頭部を模した画像である。
その後、図108(e2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECが第一の予告パーツP1の上部に第二の予告パーツP2を取り付ける様子が示される。また、一方、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、第三の予告パーツP3を所持している。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの頭部に被せるバケツを模した画像である。
図108(e3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECはフレームアウトするとともに、第二の予告パーツP2には、目と口が描かれる。一方、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図108(e4)に示すタイミングになると、所持している第三の予告パーツP3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図108(e5)に示すタイミングで、投げられた第三の予告パーツP3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すなわち、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に、保留アイコンを構成する予告パーツをストックする機能を有しているということができる。その後は、図104(6)〜同図(8)に示して上述した要領で殿様のキャラクタYMがフレームアウトする。
図108(e6)は、ハズレの表示結果が導出され、保留されている特図1の変動表示が1つ消化されて図柄変動表示が開始されている様子が示されている。
その後、図108(e7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示される。チャンスルーレット表示領域287は、例えば、保留アイコンがデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変更されることを報知したり、既に先読み予告の表示態様である保留アイコンの表示態様がより大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることを報知したりする。また、実行中の図柄変動表示における大当り予告表示も行ったりする。さらに、本実施形態では、予告アイコンが表示されることを報知したりする場合もある。図108(e7)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において図柄の変動表示が開始されている。
その後、図108(e8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3が消化されている様子が示されている。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンに向けて移動している。一方で、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側からDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って出現し、表示画面の右側から左側に向けて飛んでいく様子が示されている。このDJのキャラクタBYは、第四の予告パーツP4を所持している。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの首部に巻き付けるマフラーを模した画像である。
その後、図108(e9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する頭部を模した第二の予告パーツP2の上部に被せられるとともに、DJのキャラクタBYは、表示画面の左上隅に向かって飛んでいきながら、所持している第四の予告パーツP4を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われている。なお、チャンスルーレット表示領域287では、未だ図柄の変動表示が行われている。
その後、図108(e10)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において、第五の予告パーツP5とともに「Get」の文字が表示された表示結果が導出されている。すなわち、第五の予告パーツP5が表示されることが報知されている。第五の予告パーツP5は、雪だるまの両腕として機能する一対の小枝を模した画像である。
すると、図108(e11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第五の予告パーツP5が雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する胴部を模した第一の予告パーツP1の上部左右に取り付けられる。なお、図108(e11´)に示すように、第五の予告パーツP5をすぐに装着せずに、一旦、第三の予告アイコンP3が表示されていた予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦表示(ストック)するようにしてもよい。なお、この場合、予告アイコン第1表示領域YA1に表示せず、他の表示領域(例えば、予告アイコン第3表示領域YA3等)に表示するようにしてもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図108(e12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、この演出例では、このとき、変動アイコンh0が表示されたままであるが、消去されていてもよい。なお、第四の予告パーツP4は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図108(e13)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図108(e14−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第四の予告パーツP4が消化されている様子が示されている。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0に向けて移動している。その後、第四の予告パーツP4は、図108(e15−1)に示すように、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0の首部に巻き付けられ、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0(あるいは、保留アイコン)が完成する。これにより、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が高いことが報知される。なお、この完成した雪だるまの表示態様が保留アイコンである場合は、先読み予告として表示され、しかも、その変動における大当りへの信頼度が高いことが報知されることとなる。
また、第四の予告パーツP4は、通常の図柄変動表示中に限らず、例えば、スーパーリーチ演出が行われているときに装着されるようにしてもよく、例えば、図108(e14−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチにおいて、第四の予告パーツP4が消化され、図108(e15−2)に示されるタイミングで、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0に装着されるようにしてもよい。ここで、変動アイコンh0は、スーパーリーチに移行したことに伴い、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が下方にフレームアウトするため、これに伴い、表示位置が下方に変位している。
なお、この演出例では、表示された予告パーツは全て先読み予告の対象である保留アイコンに装着するようにしたが、例えば、表示された予告パーツが消化するが、保留アイコンへの装着に失敗する表示が行われてもよい。この場合、大当りの信頼度が低下するようにしてもよい。また、表示された予告パーツが消化されたときに、先読みの対象である保留アイコン以外の保留アイコンに装着され、他の保留の先読み予告として機能したり、先読みの対象でない変動アイコンに装着されて、当該図柄変動表示における予告表示として機能したりしてもよい。
図109は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図であり、図110は、図109に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図109〜図110では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図109において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、図109〜図110では、メイン表示装置としての第1装飾図柄表示装置208Aと、サブ表示装置としての第2装飾図柄表示装置208Bとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Bの下端縁が、第1装飾図柄表示装置208Aの上端縁の一部の前側に重なっている。そして、第1装飾図柄表示装置208Aには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。
図109(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208A及び第2装飾図柄表示装置208Bでは、第1装飾図柄の変動表示が行われるとともに、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図109(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
図109(2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが第1装飾図柄表示装置208Aの右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、殿様のキャラクタYMの出現に応じて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わる。この予告アイコン表示領域285Aは、予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域及び予告アイコン第4表示領域YA4の4つの表示領域に区画されている。なお、予告アイコンが表示される表示領域はこれに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、表示領域を増加する表示を行い、さらに予告アイコンのストックが可能であることを報知してもよく、例えば、表示中の表示領域が予告アイコンで満タンとなるごとに、表示領域を1つずつ増加するようにしてもよいし、4つの表示領域が予告アイコンで満タンとなった場合には、非表示であった残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが出現したときに、殿様のキャラクタYMが所持する予告アイコンの数だけ、表示領域を増加するようにしてもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の予告アイコン表示領域における表示領域の数が4つであって、これら4つの表示領域が予告アイコンで満タンとされている場合において、殿様演出が開始されたときに、殿様のキャラクタYMが1つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を1つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を3つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、当該4つの予告アイコンが表示された4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第1の予告アイコン表示領域)を縮小表示し、未だ予告アイコンが表示されていない新たな4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第2の予告アイコン表示領域)を新たに表示し、この第2の予告アイコン表示領域に新たにストックする予告アイコンを表示するようにしてもよい。ここで、第2の予告アイコン表示領域を表示するタイミングは、第1の予告アイコン表示領域が満タンとなったタイミングであってもよいし、予告アイコンが新たにストックされるタイミングであってもよい。また、予告アイコン表示領域285Aに表示されている予告アイコンの数を第1装飾図柄表示装置208Aあるいは第2装飾図柄表示装置208Bに表示するようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、例えば、スーパーリーチ演出を行う場合に、予告アイコン表示領域285を縮小表示したり、予告アイコン表示領域285に換えて、予告アイコンのストック数を表示したり、予告アイコン表示領域285Aを消去するようにしてもよい。このように、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わることで先読み予告を行うことができる場合がある。
図109(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図109(4)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285Aに向けて投げつける演出表示が行われる。この演出例では、殿様のキャラクタYMが投げた帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとを跨いで表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを予告アイコン表示領域285Aに表示する際に、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨がないようにしてもよく、例えば、第1装飾図柄表示装置208Aに表示された、所定のワープ入口に入った予告アイコンが、第2装飾図柄表示装置208Bの所定位置に出現した後、予告アイコン表示領域285Aに表示するようにしてもよい。
すると、図109(5)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図109(6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aに表示されることで、将来、疑似連演出演出が実行される可能性があることを予告している。その後、殿様のキャラクタYMは、第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の下方に向けてフレームアウトする。
図109(7)は、第1装飾図柄表示装置208Aにおいて、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、1つ目の特図1の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が行われた結果、図109(8)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、相変わらず予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始されると、図109(9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図109(10)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bにおける予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子のアイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このとき、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを消化する際に、第2装飾図柄表示装置208Bと第1装飾図柄表示装置208Aとに跨がないように予告アイコンを表示するようにしてもよい。また、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるようにしてもよい。
その後、図109(11)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の中央まで移動した後、図109(12)に示すタイミングで拡大表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、図109(11)に示される、消化された予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aの中央まで移動したタイミングであってもよいし、図109(12)に示される、予告アイコンが拡大表示されるタイミングであってもよい。
図109(12)から続く図110(13)では、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、「継続」の文字表示が付記表示されるタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示された後のタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示される前のタイミングであってもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図110(14)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替わっている。このとき、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに跨って変動表示が行われている。すなわち、第1装飾図柄は、2つの表示画面に亘って表示されている。一方、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の左上隅部に小さく表示されている。すなわち、第2装飾図柄は、1つの表示画面上で表示されている。その後、図110(15)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
その後、図110(16)に示されるタイミングで、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示された後、図110(17)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCに突き上げられた右図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨って表示されている。なお、図110(16)に示す場合において、番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨いで表示しなくてもよい。ここで、「跨って表示する」とは、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域(表示パネル)と第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域(表示パネル)に互いに連携して表示されることであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域及び第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域によって一体的に表示を行うことであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域から第2装飾図柄表示装置208Bに移動する表示を行うことであってもよい。
その後、図110(18)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bの上方から疑似連図柄がフレームインし、下方に向けて低速で移動する表示が行われる。このとき、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。
そして、図110(19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、図110(19)に示されるタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示される。その後は、例えば、図84(31)以降に示して上述した要領で疑似連演出が行われる。
図111及び図112は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図であり、図113は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図111〜図113では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図111及び図112において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図111(a1)〜同図(a7−2)では、図109〜図110に示された構成と同様であるが、第2装飾図柄表示装置208Bが上下方向に移動可能に構成されており、第2装飾図柄表示装置208Bが下降した場合には、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側にオーバーラップすることができるように構成されている点で異なっている。
図111(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示されており、図柄の変動表示が行われている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図108に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。なお、図111(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
その後、図111(a2)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Aでは、チャンスルーレット表示領域287において、帽子の予告アイコンI6が導出表示される。すると、図111(a3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bが下降して第1装飾図柄表示装置208Aの前面側の略中央にオーバーラップする。このとき、第2装飾図柄表示装置208Bでは、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り換えられる。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄表示装置208Bの周囲を囲うようなエフェクト画像を表示し、第2装飾図柄表示装置208Bを目立たせるようにしている。なお、図111(a3)に示される予告アイコン表示領域285Aは、図109(2)に示して上述したのと同様であるため、詳しい説明は省略する。
そして、図111(a4)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に、チャンスルーレット表示領域287において導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示された後、図111(a5−1)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bは、上昇して初期位置に戻る。なお、図111(a5−1)に示されるタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、ハズレの結果である「装飾1−装飾4−装飾2」の組合せで停止表示している。なお、このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、特図1の変動表示が終了するよりも前のタイミングで消去されてもよい。また、図111(a5−1)では、第2装飾図柄でのみハズレの結果を表示し、第1装飾図柄を表示していないが、第1装飾図柄を表示し、この第1装飾図柄においてもハズレの結果を表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが表示(ストック)されるときに、第2装飾図柄表示装置208Bを可動することにより、予告アイコンがストックされることを認識しやすくすることができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、図柄停止表示中は、動作しないように構成されているが、図柄停止表示中においても動作可能に構成されてもよい。また、図柄停止表示中及び図柄変動表示中にかかわらず、第2装飾図柄表示装置208Bの動作を中断せずに継続して行うようにしてもよい。
一方、図111(a5−2)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示された後でも、第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させず、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側でオーバーラップした状態を維持するようにしてもよい。この例では、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bは、予告アイコン表示領域285Aに表示された予告アイコンがすべて消化する図柄変動表示が終了するまで下降した状態が維持されるが、どのタイミングで第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させるかについては、適宜設定することができる。なお、図111(a5−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄のいずれもハズレの結果である「装飾7−装飾6−装飾2」の組合せで停止表示している。ここで、第1装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部に表示され、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部に表示されているが、各装飾図柄の表示位置は任意に設定することができる。
図111(a6−2)は、その後、保留が2つ消化され、先読みの対象である図柄変動表示が開始されている様子が示されている。具体的には、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部では、第1装飾図柄の変動表示が行われており、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、図111(a7−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大し、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにまではみ出して表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。また、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方には、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。なお、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されていた第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの右上隅部に移動して、遊技者に視認しやすくしている。また、第2装飾図柄表示装置208Bは、その後、上昇して初期位置に戻るようにしてもよいし、当該図柄変動が終了するまで、下降した状態を維持するようにしてもよい。
図111(b1)〜同図(b4)は、第2装飾図柄表示装置208Bに換えて、遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の下方近傍位置)に、予告アイコン表示数表示装置288が設けられた例を示している。この予告アイコン表示数表示装置288は、例えば、2つの7セグによって構成され、予告アイコンが表示されている数(ストック数)を表示することができる。
図111(b1)〜同図(b3)は、図83(17)〜同図(19)と同様の演出内容であるが、この演出例において適用されている予告アイコン表示数表示装置288では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数に応じて数値が変化している様子が示されている。すなわち、図111(b1)では、予告アイコン表示領域285において帽子の予告アイコンI6が1つだけ表示されているので、予告アイコン表示数表示装置288では、その数を示す「01」が表示されている。また、図111(b2)に示すタイミングでは、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9、扇の予告アイコンI10)を投げつけているが、いずれの予告アイコンも未だ予告アイコン表示領域285に表示されていないので、予告アイコン表示数表示装置288において示される値は「01」のままである。なお、殿様のキャラクタYMがこれらの予告アイコンを投げつけたタイミングで予告アイコン表示数表示装置288の値を更新するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数とは異なる数を表示(いわゆる、ガセを表示)するようにしてもよい。そして、図111(b3)に示されるタイミングで、上述した3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されると、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「04」が表示される。
その後、図111(b4)に示されるように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数が1つ減少するので、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「03」が表示される。なお、予告アイコン表示数表示装置の値を減少表示するタイミングは、予告アイコンの消化が行われる前のタイミングであってもよいし、予告アイコンの消化と同時であってもよいし、予告アイコンが消化された後のタイミングであってもよい。なお、破線で囲んで示すように、予告アイコンが消化されても値を減少せず、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの総数(この例では、4つ)を計数して表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された数を7セグによって表示するようにしたが、例えば、LED等の発光手段や、演出可動体等の可動手段による動作や、例えば、装飾図柄表示装置208の前面側に透明板部材を設けて所定の絵柄に発光させたり、音声や、装飾図柄表示装置(予告アイコン表示領域285が表示されている装飾図柄表示装置や、その他の装飾図柄表示装置等)等によって予告アイコンの表示数を報知するようにしてもよい。
図112(c1)〜(c9)に示す演出例は、図109〜図110と同様に、2つの表示装置(第1装飾図柄表示装置208C、第2装飾図柄表示装置208D)を用いたものであるが、同じ大きさの表示装置を用いている点で異なっている。なお、図112では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図112(c1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Dは、第1装飾図柄表示装置208Cの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Dの下端縁と第1装飾図柄表示装置208Cの上端縁とが略重なるように配置されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Cには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Dでは、右上隅部において、特図1第2保留数表示H1及び特図2第2保留数表示H2が表示されており、特図1及び特図2の保留数に対応して、それぞれ、「2」、「0」が表示されている。また、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されており、図112(c1)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示中である。また、第1装飾図柄表示装置208Cの右下隅部では、上述したチャンスルーレット表示領域287が表示されており、図112(c1)に示されるタイミングでは、帽子の予告アイコンI6が導出表示された様子が示されている。また、背景表示も第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されている。すなわち、2画面全体で背景表示がなされている。
図112(c1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図112(c2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dが第1装飾図柄表示装置208Cの上側半分を覆う位置まで下降する。このとき、背景表示が行われていた第1装飾図柄表示装置208Cは、予告アイコン表示領域285Bを含む表示に切り換えられ、予告アイコン表示領域285Bの予告アイコン第1表示領域Y1に、導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示(ストック)される。すなわち、予告アイコンが表示される場合には、第1装飾図柄表示装置208Cでは、予告アイコン表示時の表示態様に変更される。一方、第2装飾図柄表示装置208Dでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われるが、図柄のサイズが小さくなり、第2装飾図柄表示装置208Dでのみ表示される。
図112(c3)では、3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285Bに表示されている。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。なお、図112(c3)に示されるタイミングでは、保留数は1つなので、特図1第2保留数表示H1では、その旨を示す「1」が表示されている。
図112(c4)では、手裏剣の予告アイコンI7が消化されたときの様子が示されている。すなわち、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることによりチャンス目予告が行われることが報知される。このとき、予告アイコンが消化される演出表示が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って行われている。
その後、特図1の変動表示が終了すると、図112(c5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dでは、ハズレの結果である「装飾7−装飾1−装飾1」の組合せで停止表示している。ただし、このハズレの結果の組合せは、チャンス目となっており、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知している。すなわち、このチャンス目が表示されることにより、先読み予告を行っている。
図112(c6)は、特図1の図柄変動が開始した後、2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されたときの様子が示されている。すなわち、2回目の疑似連予告が行われることを予告している。2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、予告アイコン表示領域285Bには予告アイコンが1つも表示されていない状態となっている。
すると、図112(c7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Cに表示されていた予告アイコン表示領域285Bが消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Dが上昇して初期位置に戻る。
すると、図112(c8)に示すように、装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って表示されるようになり、背景表示も第1装飾図柄表示装置208C及び第2装飾図柄表示装置208Dの2画面全体で表示されるようになる。
その後、図112(c9)に示すように、2つ目の帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが第1装飾図柄表示装置208Cの右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dにかけて大きく表示されている。また、図112(c9)に示す例では、装飾図柄が大きく表示されているときは、例えば数字の図柄とキャラクタ画像とが一体となった大図柄を表示し、予告アイコン表示領域285Bが表示されて装飾図柄を小さく表示するときは、数字の図柄のみからなる小図柄を表示するようにしており、大図柄と小図柄とを異なる表示態様で表示するようにしたが、大図柄と小図柄とで大きさのみを異ならせて、表示態様を同じにするようにしてもよい。
なお、この演出例では、予告アイコン表示領域285Bを表示する場合に、第2装飾図柄表示装置208Dのみを可動するようにしたが、第1装飾図柄表示装置208Cを可動するようにしてもよいし、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dの両方を可動するようにしてもよい。この場合において、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dとがそれぞれ離間する方向へ移動するようにしてもよく、この場合、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dが離間した際にこれらの背面側に配置された役物が視認可能となるように構成してもよく、さらに、この役物が前方に突出するように移動することができるように構成してもよい。このような状態を、予告アイコンがすべて消化されるまで維持されるようにしてもよい。
図112(d)は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図112(d)では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Eと、第1装飾図柄表示装置208Eの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Fと、第1装飾図柄表示装置208Eの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Gとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208F及び第3装飾図柄表示装置208Gは、第1装飾図柄表示装置208Eと高さが同じであるが、幅がやや小さい。なお、3つの装飾図柄表示装置がいずれも同じ大きさであってもよい。
変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281は、第1装飾図柄表示装置208Eの表示画面の下端に表示されている。一方、予告アイコン表示領域285Cは、第2装飾図柄表示装置208F、第1装飾図柄表示装置208E及び第3装飾図柄表示装置208Gの3画面に跨って表示されている。図112(d)に示される例では、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、特に、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Fから第1装飾図柄表示装置208Eに跨って表示されている。また、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。また、装飾図柄は1つの図柄列につき1つの装飾図柄表示装置で表示されている。すなわち、左図柄表示領域208aは、第2装飾図柄表示装置208Fにおいて表示され、中図柄表示領域208bは、第1装飾図柄表示装置208Eにおいて表示され、右図柄表示領域208cは、第3装飾図柄表示装置208Gに表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Cが表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。また、予告アイコンに関連する演出表示が表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。このことは、これまでに説明した実施例においても、以下に説明する実施例においても適用可能である。
図113は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図113では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Hと、第1装飾図柄表示装置208Hの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Iと、第1装飾図柄表示装置208Hの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Jとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、第1装飾図柄表示装置208Hと比べると、表示領域が上下方向では同じ長さであるが、左右方向ではやや短くなっている。そして、第2装飾図柄表示装置208Iは、上端辺と下端辺と左端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられており、第3装飾図柄表示装置208Jは、上端辺と下端辺と右端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられている。また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿ってスライド移動可能に構成されており、互いに最も近接した位置となると、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jの2つの表示画面で1画面を表示しているかのような表示を行うことができ、さらに、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面全体を被覆することができる。
また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。
図113(e1)は、図85(47)に対応する表示であって、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの各表示画面全体に亘って剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、図113(e1)では、剣豪リーチの実行中において、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱のアイコンI9が消化され、信頼度のより高い演出に移行することを予告している様子が示されている。
すると、図113(e2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに近接する方向への移動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面の両端部分は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jによって被覆されるので、表示状態が視認困難となっている。このように、本実施形態では、予告アイコンの消化により第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの動作を開始する場合がある。
図113(e3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jとが互いに最も近接した位置まで移動すると、第1装飾図柄表示装置208Hの表示状態がほとんど視認できない状態となる。そして、このとき、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jにより、図85(49)に示して上述したようなリーチ移行演出が行われる。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われる。この表示は、右に90度回転させた表示となっている。なお、このとき、装飾図柄と予告アイコン表示領域285は非表示とされている。
その後、図113(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って反時計方向に回転する。すなわち、このリーチ移行演出の表示は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが回転を開始するよりも前から表示を開始しているということができる。
その後、図113(e6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、第2装飾図柄表示装置208Iの右下隅部で縮小表示された装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図113(e7)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組合せで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
その後、図113(e8)〜同図(e9)に示すように、一旦全てが非表示とされ、その状態で、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って時計方向に90度回転する。
すると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向へ移動して初期位置に戻ると、図113(e10)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)の表示が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
すると、図113(e11−1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた扇の予告アイコンI10が消去され、揺れ変動していた「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせが停止表示しハズレの結果として導出表示される。
一方、大当りとなる場合には、図113(e11−2)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208Hの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このように、予告アイコンが消化されても第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが動作しない場合がある。
すると、図123(e12−2)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が縮小表示されて第1装飾図柄表示装置208Hと第3装飾図柄表示装置208Jにかけて表示され、再変動表示が行われ、その後、大当りの装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せ)が導出表示される。
図113(e7´)は、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されたときに、大当りの装飾図柄の組合せが導出表示される例を示す図である。すなわち、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。図113(e7´)に示される例では、第2装飾図柄表示装置208Iは、下方に移動し、第3装飾図柄表示装置208Jは、上方に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが現れ、爺のキャラクタを含む背景表示が、第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示されるとともに、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せが第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを回転させて元の位置(例えば、初期位置)に戻すことなく大当りの表示結果を導出することも可能である。
図113(e7´´)は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する場合に、第1装飾図柄表示装置208Hも一緒に回転することが可能に構成された場合の演出例を示している。すなわち、図113(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する際、第1装飾図柄表示装置208Hもこれらと一体となって回転させるようにすることも可能である。この場合において、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hを駆動させる機構と第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを駆動させる機構とが一体的として構成されてもよいし、別体として構成され、それぞれで駆動制御されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hは、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jとによって視認困難とされた状態において回転させることができる場合がある。また、このような構成によれば、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが90度反時計方向に回転した状態で現れ、図113(e7´)とは異なり、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置308Jの各表示画面の横幅が揃った状態で表示することができる。
図114は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。図114に示す演出例は、装飾図柄表示装置208の前面側に透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、2層のパネルを奥行方向に重ねて形成されており、各層の透過領域にそれぞれ所定のレンズカットが施されている。導光板ILの各層の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光手段が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図114に示される実施形態では、手前側に配される第1層のパネルには、帽子のアイコンI6と同じ模様のレンズカットが施されており、第1層のパネルの奥側に配される第2層のパネルには、所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、図114では、導光板ILについては破線で囲んで示している。また、導光板ILのパネルの層数は2層に限らず1層であってもよいし3層以上としてもよい。ここで、1層で構成されている場合には、例えば、レンズカットのパターンを変えることで、発光された際に導光板上で形成される模様が異なるように構成されてもよい。また、図114では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図114において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図114(f1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示され、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281では、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に予告アイコン表示領域285が表示されており、また、表示画面の右下隅部にチャンスルーレット表示領域287が表示されている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図108に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。図114(f1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図114(f2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。すなわち、図114(f2−1)では、暗転表示と導光板ILの発光による予告アイコンのストック演出が行われている。その後は、導光板ILの発光が終了(消灯)し、装飾図柄表示装置208における暗転表示を終了する。なお、導光板ILが消灯した後で装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了してもよいし、装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了した後で導光板ILを消灯するようにしてもよい。
また、図114(f2−2)に示すように、装飾図柄表示装置208において、チャンスルーレット表示領域287に導出表示された帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に向かって移動する様子を表示する一方で、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成されることによって、予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。
あるいは、図114(f2−3)に示すように、導光板ILを装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転可能に構成し、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILを反時計方向に90度回転させて導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。なお、ここで、導光板ILが第1層のパネルと第2層のパネルとで分離して構成されていてもよく、この場合において、例えば、第2層のパネルのみ回転させて、第1層のパネルは回転させないようにしてもよいし、第2層のパネルとともに第1層のパネルも回転させるようにしてもよい。
その後、図114(f3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されることにより、将来疑似連演出が実行されることを予告している。
図114(g)は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化された様子を示している。図114(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることで予告アイコン消化演出が行われている。
図114(h)は、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されるよりも前(予告アイコンのストック演出が実行されるよりも前)に、予告アイコン表示領域285に表示される予告アイコンを事前に予告している様子を示している。図114(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に表示されたチャンスルーレット表示領域287において、図柄の変動表示が行われている。このとき、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることにより、チャンスルーレット表示領域287における図柄の変動表示の結果、帽子の予告アイコンI6が導出されることを予告している。
図114(i)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図114(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させるとともに、第2層のパネルに対応する発光手段も発光させてエフェクト画像を模した模様も形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。このとき、第1層のパネルに対応する発光手段の発光色と第2層のパネルに対応する発光手段の発光色とを異ならせると、第1層のパネルに形成される模様と第2層のパネルに形成される模様とをそれぞれ目立たせることができる場合がある。
図114(j)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図114(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後、帽子の予告アイコンI6を表示画面いっぱいに拡大表示し、そのタイミングで、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。なお、このとき、予告アイコン表示領域285を消去するようにしているが、表示した状態としてもよい。
図115は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図115(1)〜同図(11)は、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが扇の予告アイコンI10に換えてドリンクの予告アイコンI31となっている点を除いて図85(44)〜同図(54)と同様であるので、図85を参照して上述した説明と異なる部分のみ詳述し、共通する部分については説明を省略する。また、この演出例では、演出ボタン136がモータ等のアクチュエータにより上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置を変位可能に構成されている。すなわち、演出ボタン136は、通常の位置(デフォルト位置)と突出位置とに変更可能である。
図115(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている。このドリンクの予告アイコンI31は、消化することにより、演出する内容が変更されることを予告する予告アイコンである。
図115(11)に示されるタイミングでは、演出ボタン136は、図115(12)に示すように、デフォルト位置となっている。すると、図115(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていたドリンクの予告アイコンI31が消化され、ドリンクの予告アイコンI31は、表示画面の中央に向かって移動する。
すると、図115(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの予告アイコンI31が拡大表示するとともに、ボタン画像136aにドリンクの中身を振りかける演出表示がなされる。
すると、図115(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの容器からこぼれた液体が広がってボタン画像136aが隠される演出表示が行われる。
そして、図115(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、液体の画像が消失した後、演出ボタン136が突出位置となっていることを示す突出ボタン画像136bが表示される。なお、このときは、演出ボタン136の操作受付開始前の状態である。
すると、図115(17)に示されるタイミングで、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位した後、図115(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターが減少して演出ボタン136の操作受付が開始されたことが報知される。なお、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するタイミングは、図115(16)に示されるように、突出ボタン画像136bが表示されるタイミングと同じであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示されるよりも前のタイミングであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示された後のタイミングであってもよい。また、図115(13)に示されるように、ドリンクの予告アイコンI31の消化演出の開始に伴って演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するようにしてもよい。また、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、チャンスボタンランプ138は消灯していてもよい。また、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、例えば、操作受付期間以外の期間であることを報知する態様で点灯(例えば、青色で点灯)し、操作受付期間となった場合には、その旨を報知する態様で点灯(例えば、赤色で点灯)するようにしてもよい。
図116は、本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。
図116(a1)〜同図(a3)は、予告アイコンをストックする際に、演出可動体224Cを装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置に移動させて、予告アイコンのストックを報知している。図116(a1)は、図104(1)と同様の表示であるが、装飾図柄表示装置208の右側に「STOCK」の文字表示が付されたプラカードを模した演出可動体224Cが演出装置206の裏側に隠されるように配置されている。
図116(a2)は、演出可動体224Cが演出装置206に隠された初期位置から装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置である視認可能位置に移動した様子が示されている。これにより、複数種類の予告アイコンのうちのいずれかがストックされることが予告報知される。なお、このとき、ストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよく、例えば、装飾図柄表示装置208に予告アイコンの種類を表示したり、音声やランプ等による報知を行ってもよいし、演出可動体224Cを予告アイコンの種類に応じて複数種類用意して、出現する演出可動体224Cの種類によりストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよい。
その後、図116(a3)に示すように、演出可動体224Cが視認可能位置から初期位置に戻る際に、装飾図柄表示装置208において、ストックされる予告アイコンが表示される。図116(a3)では、帽子の予告アイコンI6がストックされる様子が示されている。
図116(b)は、装飾図柄表示装置208の上下の各近傍にそれぞれ奥行方向を回転軸として回転可能な演出可動体224Da〜224Dfが配置されている。より具体的には、装飾図柄表示装置208の上方近傍には、「大」の文字が付された第1演出可動体224Da、アスタリスクの記号が付された第5演出可動体224De、「盤」の文字が付された第2演出可動体224Dbが横方向に並んで配置されており、装飾図柄表示装置208の下方近傍には、「振」の文字が付された第3演出可動体224Dc、アスタリスクの記号が付された第6演出可動体224Df、「舞」の文字が付された第4演出可動体224Ddが横方向に並んで配置されている。これら第1演出可動体224Da〜第6演出可動体224Dfは、予告アイコン表示領域285に表示されている(ストックされている)予告アイコンの数に応じて回転するものである。例えば、図116(b)に示すように、予告アイコン表示領域285に4つの予告アイコンが表示されている場合には、第1演出可動体224Da〜第4演出可動体224Ddの4つの演出可動体が回転する。なお、予告アイコンが消化された場合には、消化した数の演出可動体の回転を停止させてもよいし、ストックされた予告アイコンの総数に対応する数の演出可動体を回転させるようにしてもよい。
図116(c1)〜同図(c6)は、先読みモードとなったことを演出可動体224を動作させることにより報知している様子が示されている。この演出例では、予告アイコンとしての特訓の予告アイコンI41が表示される場合がある。特訓の予告アイコンI41が消化されると、大当りとなる可能性が高い特図の変動表示が保留されていることを報知する先読みモードに移行する。
図116(c1)は、特訓の予告アイコンI41が消化された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた特訓の予告アイコンI41が消化され、表示画面の中央に移動する様子が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の右側には腕を模した演出可動体224が配置されている。この演出可動体224は、上腕部224aと前腕部224bとにより構成されており、上腕部224aは、その基端部分が回動軸ax1を介して演出装置206に回動可能に取り付けられている。また、前腕部224bは、その基端部分が回動軸ax2を介して上腕部224aの先端部分に回動可能に取り付けられている。
特訓の予告アイコンI41が消化されて先読みモードが開始されると、図116(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帯状のスクロール表示領域に「特訓準備中」という文字表示が右から左に向けてスクロール表示される。これにより、先読みモードに移行したことが遊技者に報知される。一方、演出可動体224では、上腕部224aが装飾図柄表示装置208の前面側に重ならない初期位置と、装飾図柄表示装置208の右上隅部の前面側を被覆する位置(第1の位置)との間で往復する動作(先読み動作)が行われる。なお、この演出可動体224による先読み動作は、図柄の停止表示中では、一旦初期位置に戻るようにしているが、図柄の停止表示中においても動作を継続するようにしてもよい。また、先読み動作の実行中では、上腕部224aのみが動作し、前腕部224bは動作しないが、上腕部224aに加えて前腕部224bも動作してもよいし、上腕部224aが動作しないで前腕部224bのみが動作してもよい。
図116(c3)は、先読みの対象となった特図1の図柄変動表示中において、「装飾1」が2つ揃ってリーチ状態が形成された様子が示されている。ここでも先読み動作は継続して行われている。
図116(c4)は、スーパーリーチ演出としての特訓リーチが開始された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、「特訓準備中」のスクロール表示が終了し、特訓リーチが開始されたことを示す「特訓開始」の文字表示が行われている。また、演出可動体224は、一旦初期位置に戻った後、図116(c5)に示すように、上腕部224aが初期位置から最大移動位置まで移動し、その後、図116(c6)に示すように、前腕部224bが初期位置から最大移動位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示され、大当りに対する信頼度が高いことを報知している。
図117は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図117では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図117において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図117(1)は、上述した図104(1)と同様の表示であるので、詳細な説明は省略する。
図117(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
この演出例では、図117(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示するが、所持している帽子の予告アイコンI6は未だ投てきせず、図117(4)に示すように、殿様のキャラクタYMが投てき位置で待機した状態で、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図117(5)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、殿様のキャラクタYMは、未だ投てき位置で待機したままである。
その後、図117(6)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。すなわち、この演出例では、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイコンが表示されることの予告を行うが、予告アイコンのストックは行われず、その図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始した後で予告アイコンのストックが行われる。なお、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中において予告アイコンが表示されることの予告を行うものの、予告アイコンの表示を行わないいわゆるガセ予告を行ってもよい。この場合、例えば、殿様のキャラクタYMは、先読みの対象である図柄の変動表示が開始するまでに表示を終了するようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出されたタイミングで表示を終了してもよい。また、先読みの対象である図柄変動表示が終了する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示中に行われるスーパーリーチが開始する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよい。また、予告アイコンがストックされた場合において、予告アイコンがストックされた後も引き続き殿様のキャラクタYMが表示されるようにしてもよい。また、殿様のキャラクタが待機している状態で、予告アイコンを投てきする図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示で大当りとなった場合には、スーパーリーチ後の大当り図柄を導出するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)に殿様のキャラクタが予告アイコンを持った状態で待機表示を継続するようにしてもよいし、消去されるようにしてもよい。
そして、その後は、図117(7)〜同図(10)に示される演出が行われるが、図117(7)〜同図(10)に示される演出は、図82(9)〜同図(12)と第2装飾図柄の変動表示が行われている点を除いて同じであるので、詳細な説明は省略する。
図117(11)は、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出された様子が示されている。具体的には、図117(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図117(12)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図117(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。
図118は、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図118では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図118において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図118(a1)〜同図(a6)は、予告アイコンがストックされることを予告する演出が行われた後に予告アイコンがストック様子が示されている。
図118(a1)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示中に行われるボーリング演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図118(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に説明表示部288が表示され、ミッションとその成功報酬とが示されている。図118(a1)に示される説明表示部288では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、その報酬としてアイテムを入手できることを示す「ストライクでアイテムGet」の文字表示が表示されている。この演出例では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、予告アイテムがストックされる。一方で、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタによるボーリング演出が開始されている。なお、説明表示部288に表示されるミッションとその成功報酬の内容は、予告アイテムのストックに関係するものの他、例えば、保留表示が先読み予告の表示態様への変化に関係するものや、実行中の図柄変動表示についての予告に関するものであってもよい。また、この説明表示部288に表示される内容が、予告アイコンのストックに関する予告のみに表示される専用の演出表示であってもよい。この演出例では、図118(a1)に示されるようなボーリング演出が行われることにより、予告アイコンがストックされることの予告報知が行われているということができる。なお、このボーリング演出は、予告アイコンのストックに関する予告のみに行われる専用の演出であってもよいし、実行中の図柄変動表示における予告演出で用いられてもよいし、他の先読み予告として用いられてもよい。
その後、図118(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、ボーリング演出は終了しておらず、次に実行される図柄変動表示において継続して行われることを示す「次変動に続く」の文字表示が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部にもミッションとその成功報酬を示す「ストライクでアイテムGet」の表示が行われている。
その後、図118(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが投じた球がレーン上を転動し、整列された10本のボーリングピンに向かっていく様子が示され、予告アイコンがストックされるかもしれないという期待感を煽っている。
その後、図118(a4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ストライクが取れた場面の画像が「ストライク」の文字表示とともに表示され、ミッションが達成されたとして、図118(a5)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6とともに「GET」の文字表示が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされることを報知している。
続いて、図118(a6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされたことが報知される。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイテムの表示(ストック)を行わず、予告アイテムが表示されることの予告が行われている。
なお、図118(b)に示すように、装飾図柄表示装置208の右下隅部にワイプ表示領域WP1を表示し、このワイプ表示領域WP1において、上述したボーリング演出を行うようにしてもよい。
また、図118(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の他に、サブ表示装置208Kを装飾図柄表示装置208の右側に並べて配置し、サブ表示装置208Kの表示画面の上側半分にワイプ表示領域WP2を表示し、下側半分に予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域285Cを表示するようにして、ワイプ表示領域WP2において上述したボーリング演出を行い、ストックする予告アイコンを予告アイコン表示領域285Cに表示するようにしてもよい。
なお、図118に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、スーパーリーチ後に導出される大当り図柄を表示するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)で、ボーリング演出が開始されたときの背景表示が表示されていてもよいし、これとは異なる背景表示が表示されていてもよく、例えば、図118(a2)に示される状態が表示されていてもよい。
また、図118(b)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、ワイプ表示領域WP1の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。また、図118(c)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、サブ表示装置208Kにおけるボーリング演出の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。
図119は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。上述した実施形態では、特図1よりも特図2の変動表示を優先的に行うものについて説明したが、この演出例では、特図1変動遊技及び特図2変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1及び特図2それぞれの保留にかかる特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動を行うものに適用している。なお、この演出例でも、特図2優先変動を行うものについて適用することができる。また、図119では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図119において、保留アイコン表示領域281における5つ目の保留アイコンh13は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域281に表示されている保留アイコンのうち、1つ目の保留アイコンh11、3つ目の保留アイコンh12及び5つ目の保留アイコンh13は、第1特図始動口230に入賞して保留された特図1の変動表示を示す保留アイコンであり、2つ目の保留アイコンh21及び4つ目の保留アイコンh22は、第2特図始動口232に入賞して保留された特図2の変動表示を示す保留アイコンである。
図119に示される演出は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された後に開始される場合がある演出であって、サボハニのキャラクタSBがあみだくじのルールにしたがって線上を移動し、到達先の予告アイテム等を取得する演出(あみだ演出)である。
まず、図119(a1−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示しており、特図2の変動表示の結果がハズレであることが報知されている。その一方で、装飾図柄表示装置208では、あみだ演出が開始されている。具体的には、あみだ演出が開始されると、図119(a1−1)に示すように、水平方向に延びた3本の横線の各始点のうちのいずれか一つにサボハニのキャラクタSBが配置されるとともに、3本の横線の各終点についてそれぞれ帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及びハズレのアイコンIXが配置されている。また、隣り合う横線を結ぶ縦線が適宜数設定され、これら縦線の中央部分は煙で隠されている。なお、設定される縦線の数は、例えば、あみだ演出が開始された時点における保留数に応じて決定されるが、これに限定されない。このあみだ演出では、サボハニのキャラクタがあみだのルールにしたがって線上を移動した結果、帽子の予告アイコンI6又は扇の予告アイコンI10が配置された終点に到達した場合には、当該予告アイコンがストックされ、ハズレのアイコンIXが配置された終点に到達した場合には、予告アイコンのストックはされないことが報知される。そして、図柄変動表示が開始される毎に、サボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動する。なお、疑似連が行われる毎にサボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動するようにしてもよく、例えば、疑似連が発生した場合には2つ先の縦線のところまで進む等してもよい。また、1回の図柄変動表示につき、2つ以上先の縦線のところまで進む等してもよい。なお、図119に示すような演出を、例えば、図118(c)や同図(d)を示して上述したように、ワイプ表示領域WP1で行ったり、サブ表示装置208Kで行うことも可能である。この場合、例えば、スーパーリーチの実行中においてもあみだ演出を表示し続けることが可能である。そうすると、例えば、スーパーリーチ中に予告アイコンが増加する演出も並行して行うことができる場合がある。
そして、特図1の変動表示が開始されると、図119(a2−1)に示すように、保留アイコンh11,h21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、その他の保留アイコンは、それぞれ1つずつ右方向に移動する。一方、装飾図柄は変動表示を開始する。また、図119(a2−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、サボハニのキャラクタSBは3つの横線のうちの上段の横線の始点から移動を開始し、1つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去され、上段の横線と中段の横線とが当該縦線で繋がられている様子が表示され、サボハニのキャラクタSBはその縦線上を移動し、図119(a2−1)に示されるタイミングでは、中段の横線の途中まで到達している。
その後、特図1の変動表示が終了すると、引き続き特図2の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている4つの保留アイコンh21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図119(a3−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と下段の横線を繋ぐ2つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、途中で切断されていることが判明し、当該縦線では中段の横線から下段の横線に移動することができない、そのため、サボハニのキャラクタSBは中段の横線をそのまま終点の方向に向かって直進する。
そして、特図2の変動表示が終了すると、引き続き特図1の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている3つの保留アイコンh12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図119(a4−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と上段の横線を繋ぐ3つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、中段の横線と上段の横線とが繋がれており、したがって、サボハニのキャラクタSBは、あみだくじのルールにしたがって、当該縦線により中段の横線から上段の横線に移動する。その結果、サボハニのキャラクタSBは、帽子の予告アイコンI6が配置された上段の横線の終点に到達し、図119(a5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6を取得したことを示す表示が行われた後、あみだ演出が終了し、図119(a6)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、この演出例では、図119(a1−1)に示して上述したように、種類の異なる複数の予告アイコンからいずれか1つが選択されるものであったが、例えば、図119(a1−2)に示すように、横線の終点の全てに帽子の予告アイコンI6を配置したり、図119(a1−3)に示すように、横線の終点の全てに扇の予告アイコンI10を配置してもよい。このように、横線の終点の全てに同じ種類の予告アイコンが配置されることにより、当該表示された予告アイコンがストックされることが確定することを遊技者に報知することができる。特に、図119(a1−3)に示すように、扇の予告アイコンI10は、上述したように、大当りが確定することを予告する演出が行われることを示す予告アイコンであるため、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。図119(a1−3)に示すような演出は、滅多に出現しないプレミア演出の一種である。
また、図119(a1−4)に示すように、ハズレのアイコンIXを配置せず、帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9を各横線の終点に配置して、いずれかの予告アイコンが必ずストックされることが確定するようにしてもよい。これによれば、遊技者は、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。
また、図119(a1−5)に示すように、横線の始点の全てにサボハニのキャラクタSBを配置し、各横線の終点に配置された予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9)の全てがストックされることが確定するようにしてもよい。しかも、図119(a1−5)に示す例では、扇の予告アイコンI10が含まれているので、大当りが確定することを予告する演出が行われることが確約されるので、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。
また、図119(a1−6)に示すように、各横線の終点に予告アイコンの種類が明らかでない殿様の予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3)を配置してもよく、このようにすれば、遊技者は、終点に到達するまで、どのような予告アイコンがストックされるのかがわからないので、予告アイコンのストックに対する期待感を向上させることができる場合がある。また、殿様の予告アイコンは、上述したように種類によって色が異なっており、色によって大当りに対する信頼度が異なっている。そのため、遊技者は、いずれの色の殿様の予告アイコンが取得されるかにより、殿様の予告アイコンからの変更後の予告アイコンに対する期待感を高めることができる場合がある。例えば、赤色の殿様の予告アイコンである第3の殿様の予告アイコンI3は、「疑似連」が確定しない予告アイコンよりも「疑似連」が確定する予告アイコンに変更されやすく、また、白色の殿様の予告アイコンである第1の殿様の予告アイコンI1は、逆に「疑似連」が確定しない予告アイコンに変更されやすいようにすることができる。
また、この演出例では、図119(a3−1)に示して上述したように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートを特定困難としたが、例えば、図119(a3−2)に示すように、縦線を煙で隠さず、あみだ演出が開始された時点でサボハニのキャラクタSBの進行ルートが特定できるようにしてもよい。これにより、遊技者は、いずれの予告アイコンがストックされるのかが事前に認識することができるので、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。さらに、この場合において、サボハニのキャラクタSBが配置される横線の始点を決定するためのルーレット演出を行い、演出をより盛り上げるようにしてもよい。
また、この演出例では、図119(a2−1)に示して上述したように、あみだ演出の開始時点でストックされる可能性がある予告アイコンを認識可能に表示するようにしたが、例えば、図119(a2−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンが表示される領域を煙で隠し、その後、図119(a2−2a)に示すように、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンを変更するようにしてもよい。図119(a2−2a)に示す例では、ハズレのアイコンIXから、千両箱の予告アイコンI9に変更され、あみだ演出の内容が昇格している。なお、例えば、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンの一部又は全部の予告アイコンがハズレのアイコンIXやランクのより低い予告アイコンに変更する等、あみだ演出の内容が降格されるようにしてもよい。
また、この演出例では、図119(a4−1)に示すように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートをある程度予測できるようにしたが、例えば、図119(a4−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、縦線の一部を隠していた煙が上下方向に延出し、図119(a4−2a)に示すように、煙が消失する前後で縦線が増減するようにしてもよい。図119(a4−2a)に示す例では、煙が延出される前では、帽子の予告アイコンI6及び扇の予告アイコンI10のいずれか一方の取得可能性が示唆されていたところ、煙の消失後では、3つ目の縦線が消失されて、扇の予告アイコンI10がストックされることが確約される。
また、この演出例では、図119(a4−1)に示すように、2つ目の縦線が途中で切断されているので、ハズレのアイコンIXが選択されないものであったが、例えば、図119(a4−3)に示すように、2つ目の縦線が切断されておらず、そのため、ハズレのアイコンIXが選択され、あみだ演出が終了した後は、図119(a4−3a)に示すように、予告アイコン表示領域285のいずれの表示領域にも予告アイコンがストックされないことを報知するようにしてもよい。
なお、上述したあみだ演出において、横線の終点に配置された予告アイコンの種類によって先読みの対象である図柄変動表示についての先読み予告を行うようにしてもよい。
図120は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図120では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図120において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であり、保留表示が先読み予告の表示態様(サボハニの保留アイコン)となっている点で上述した実施形態とは異なっている。
図120(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図120(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図120(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
また、図120(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
続いて、図120(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、特図1の保留アイコン表示領域281に3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった保留である。この演出例では、3つ目の特図1の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で表示されている。
その後、図120(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図120(4)に示すように、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。図120(5)は、図柄変動表示が引き続き行われている様子が示されている。
その後、図120(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点で行われている図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示において予告アイコンを表示(ストック)する演出である殿様演出が開始されている。
そして、図120(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図120(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図120(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図120(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。
その後、図120(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図120(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図120(14)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図120(15)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図120(16)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、装飾図柄の変動表示が開始される。すなわち、先読みの対象となった図柄変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図120(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。このように、この演出例によれば、予告アイコンによる先読み予告とともに、保留アイコンによる先読み予告が同時に行われているということができる。
図121は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図121では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図121において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図121(a1)〜同図(a3−1)は、予告アイコンがストックされることを事前に報知する予告演出を行う様子が示されている。図121(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄も第2装飾図柄も「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンが表示されていない。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図121(a2−1)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図121(a2−1)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、次に開始される図柄変動表示において予告アイコンがストックされることを予告するプラカードPL1が表示されている。具体的には、このプラカードPL1には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中に必ずストックされることを予告報知している。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、その図柄変動表示の実行中に、例えば、殿様演出が行われ、図121(a3−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6がストックされる。これにより、遊技者は、帽子の予告アイコンI6がストックされることが事前に認識できるので、安心して遊技を楽しむことができる場合がある。
なお、上述した演出例では、プラカードPL1が表示されることにより予告アイコンが必ずストックされることを予告するようにしたが、例えば、図121(a2−2)に示すようなプラカードPL2を表示し、予告アイコンがストックされない場合もあることを報知するようにしてもよい。具体的には、このプラカードPL2には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されているが、クエスチョンマークが付記されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされる場合があることを報知している。
帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされない場合には、図121(a3−2)に示すように、予告アイコンのストックに関するなんらの演出も行われない。なお、予告アイコンのストックに関する演出(例えば、殿様演出等)を行ってもよいが、この場合、予告アイコンをストックしないいわゆるガセストック演出が行われることとなる。
図121(b1)〜同図(b3)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中に先読み予告の一つである先読みモードが行われている様子が示されている。
図121(b1)に示すように、第1特図始動口230に遊技球が入賞して先読みの対象である図柄変動表示が保留されて、3つ目の保留アイコンh13の表示態様として先読み予告の表示態様としてのサボハニの表示態様の保留アイコンが表示されている。なお、装飾図柄表示装置208では、特図1の変動表示に対応して第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
すると、図121(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知する演出である先読みモードが開始される。具体的には、図121(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2つの帯状のスクロール表示領域のそれぞれについて、「激熱接近中」という文字が右から左方向に向かってスクロールする表示が行われている。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、図121(b3)に示すように、その図柄変動表示の実行中に殿様演出が行われ、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされる。このように、この演出例によれば、予告アイコンのストックによる先読み予告と、保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告の他、背景表示の変更による先読み予告を行うことができる。
また、図121(c1)〜同図(c2)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中において、殿様演出等を行って、予告アイコンのストックが行われるようにしてもよい。
図121(d1)〜同図(d3)は、同一の図柄変動表示の実行中において、予告アイコンのストックと消化とが行われる様子が示されている。すなわち、当該図柄変動表示中における予告演出が行われることに関する予告アイコンのストック及び消化も実行可能に構成されている。
図121(d1)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけると、図121(d2)に示すように、帽子の予告アイコンI6は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦ストックされる。そして、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図121(d3)に示すように、予告アイコン消化演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が消化されている。
なお、図121(e1)〜同図(e2)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に投げつけられるが、予告アイコン表示領域285にストックされることなく消化されるようにしてもよい。
図122は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図122では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図122において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図122(a1)〜同図(a3)は、予告アイコン表示領域と背景表示を説明するステージ名を表示する領域とを兼用する様子が示されている。
図122(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、現在のステージを示すステージ表示領域289が設けられており、現在のステージは「城下町」となっている。なお、このステージ表示領域289には、現在のステージ名を表示するものの他、例えば、予告の内容や登場キャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよいし、予告表示を行うようにしてもよい。このように、ステージ表示領域289は、説明表示領域として機能しているということができる。そして、図122(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した殿様演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が投げつけられている。
すると、図122(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるとともに、「ストック」の文字表示が付記され、帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。
すると、図122(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に表示されていたステージ表示領域289が予告アイコン表示領域285Dに変更され、この予告アイコン表示領域285Dにおける予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、図122(b1)〜同図(b3)に示すように、ステージ表示領域289から予告アイコン表示領域285Dに変更せず、殿様演出により出現した帽子の予告アイコンI6をストックすることなく、そのまま消化するようにしてもよい。これにより、当該図柄変動表示中の予告に関する予告アイコンの消化演出を行うことができる。
図122(c1)〜同図(c2)は、予告アイコン表示領域を複数設け、予告アイコンの種類に応じて当該予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域を選択する様子が示されている。
図122(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側端部に第1の予告アイコン表示領域285Eが設けられ、表示画面の右側端部に第2の予告アイコン表示領域285Fが設けられている。この演出例では、第1の予告アイコン表示領域285Eは、ボタン予告アイコン以外の予告アイコンが表示される領域となっており、第2の予告アイコン表示領域285Fは、ボタン予告アイコン専用の表示領域となっているが、これに限定されない。第1の予告アイコン表示領域285Eには、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAL1、予告アイコン第2表示領域YAL2、予告アイコン第3表示領域YAL3、予告アイコン第4表示領域YAL4)が設けられており、予告アイコン第1表示領域YAL1及び予告アイコン第2表示領域YAL2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YAL3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。また、第2の予告アイコン表示領域285Fにも、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4)が設けられており、いずれの表示領域にも予告アイコンは表示されていない。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の略中央に第2のボタン予告アイコンI11が2つ並んで拡大表示されており、これらの第2のボタン予告アイコンI11がストックされる様子が示されている。
すると、図122(c2)に示すように、第2の予告アイコン表示領域285Fの予告アイコン第1表示領域YAR1及び予告アイコン第2表示領域YAR2にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示される。なお、この演出例において、予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示されてから、すなわち、第2の予告アイコン表示領域285Fにおいて第2のボタン予告アイコンI11が満タンとなってからこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合と、これよりも少ない数の第2のボタン予告アイコンI11が第2の予告アイコン表示領域285Fに表示された後でこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合とで、大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2のボタン予告アイコンI11がストックされている数が多いほど、大当りとなりやすいように構成してもよい。なお、ストックされたボタン予告アイコンI11のうちのすべてが消化されなくてもよく、例えば、ボタン予告アイコンI11が4つ表示されていても、2つしか消化しない場合があってもよく、この場合において、残りの2つのボタン予告アイコンI11は次の図柄変動表示までストックを維持するようにしてもよいし、消化することなく消去するようにしてもよい。また、第1の予告アイコン表示領域285Eについても、予告アイテムがストックされている数によって大当りに対する信頼度が異なるように構成してもよい。
図122(d1)〜同図(d3)は、予告アイコンの増加演出の他の例を示している。
図122(d1)に示すように、帽子の予告アイコンI6sが変動アイコンh0と2つ目の保留アイコンh12にそれぞれ重ねて小さく表示されており、また、手裏剣の予告アイコンI7sが1つ目の保留アイコンh11に重ねて小さく表示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコンに予告アイコンが含まれて表示される場合がある例について示されている。
その後、図122(d2)に示すタイミングで、変動アイコンh0に表示されていた、縮小表示の帽子の予告アイコンI6sが飛び出し、表示画面の中央に向かって移動する。すると、図122(d3)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大表示するとともに「ストック」という文字表示が付記され、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。なお、この演出例では、図柄変動表示の保留が消化される毎に、変動アイコンh0に表示されている予告アイコンをストックする演出を行うようにしていたが、予告アイコンをストックするタイミングはこれに限定されない。
また、この演出例において、図122(e1)に示すように、変動アイコン及び保留アイコンの全てに予告アイコンを表示せず、一部の変動アイコンあるいは保留アイコンにのみ表示するようにしてもよい。
図122(f1)〜同図(f3)は、変動アイコンh0に予告アイコンが表示されていたにもかかわらず、当該予告アイコンがストックされない場合がある例について示されている。
図122(f1)は、同図(d1)を示して上述したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
この演出例では、その後、図122(f2)に示すタイミングで第1装飾図柄が仮停止したタイミングで変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、その後、図122(f3)に示すように、変動アイコンh0が消去されるが、このとき、変動アイコンh0とともに、変動アイコンh0に表示されていた帽子の予告アイコンI6sも消去され、帽子の予告アイコンI6がストックされないことが報知される。このように、変動アイコンあるいは保留アイコンに予告アイコンが表示されていたとしても表示された予告アイコンがストックされない場合があってもよい。
図122(g1)〜同図(g3)は、ある予告アイコンが消化された場合に、複数の予告アイコンが消化されたのと同じ効果が得られる演出が行われる様子が示されている。
図122(g1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に、予告アイコンとしての花束の予告アイコンI51が表示されている。この花束の予告アイコンI51は、図81(b)を参照して上述した複数種類の予告アイコンのうちの2以上のアイコンが含まれるものであるが、いずれの予告アイコンが含まれているかについては特定困難な態様となっている。
そして、図122(g2)に示すように、花束の予告アイコンI51が消化されると、花束の予告アイコンI51は、予告アイコン第1表示領域YA1から表示画面の中央まで移動した後、拡大表示される。
その後、図122(g3)に示すように、花束の予告アイコンI51は、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8に表示が変化し、花束の予告アイコンI51に含まれていた予告アイコンの種類が認識可能となる。そのため、遊技者は、予告アイコンをストックした楽しみを持たせつつ、いずれの種類の予告アイコンが含まれているのかについての期待感を持たせることができる場合がある。
なお、これまでに説明した実施形態及びこれ以降に説明する実施形態において、予告アイコンは、図柄が停止表示された後も表示が継続されるようにしてもよく、例えば、図柄変動表示の保留がある状態で図柄が停止表示された場合はもちろん、図柄変動表示の保留がない状態で図柄が停止表示されたときに予告アイコンがストックされている場合には、デモ表示中においてもそのストックの状態が維持されるようにしてもよい。また、図柄変動表示の保留のある/なしにかかわらず、予告アイコンがストックされている限りは、ストックの状態が維持されるようにしてもよい。
また、予告アイコンが表示されるまでの時間を予告するようにしてもよい。
また、ストックした予告アイコンが変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、ストックされた帽子の予告アイコンI6が扇の予告アイコンI10に変更する演出を行ったり、帽子の予告アイコンI6がストックされている状態でチャンス目の組合せで装飾図柄が停止表示した場合に、当該帽子の予告アイコンI6が千両箱の予告アイコンI9に変更する演出を行うようにしてもよい。また、逆に、ストックした予告アイコンが降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
また、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われているときに扇の予告アイコンI10に変更する演出が行われるようにしてもよいし、帽子の予告アイコンI6が消化されて実行される疑似連演出において、疑似連回数を増加させるようにしてもよい。また、逆に、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合も、ボタン保留アイコンが表示されてもよいが、表示されないようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合に、ボタン予告を表示してもよいが、表示しないようにしてもよい。
また、図柄変動表示時間の長さによって、予告アイコンをストックする予告を行うか行わないかを決定するようにしてもよい。
また、大当りとなる図柄変動表示とハズレとなる図柄変動表示とで予告アイコンをストックする予告を行わない場合の変動表示時間の長さは同じであってもよいし、異なってもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで実行される特図2の図柄変動表示の変動表示時間として、予告アイコンのストックを行わない長さの変動時間を選択するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を制御的に規制するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を行わないように演出データテーブルを設定しておいてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンのストックを行う長さの変動時間を選択するようにしてもよい。ここで、ストックされた予告アイコンを割り込まれた特図1の図柄変動表示において消化してもよいし、該割り込んだ特図2の図柄変動表示中に消化してもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、割り込まれる前の特図1の図柄変動表示が行われるよりも前の図柄変動表示においてストックされた予告アイコンは、ストックされたままで消化されないようにしてもよいし、消化するように構成してもよい。
また、予告アイコンの種類としては、上述したものあるいは後述するものに限らず種々のものを採用することができる。
例えば、予告アイコンとして、カスタマイズ用のアイテムが表示されてもよく、このカスタマイズ用のアイテムが消化された場合には、例えば、選択可能なBGMの増加、選択可能な背景の増加、遊技者が選択可能な演出モード(例えば、一発告知モード等)の増加が可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出セレクト用のアイテムが表示されてもよく、この演出セレクト用のアイテムが消化された場合には、例えば、BGMを変更可能としたり、演出モードを変更可能としたり、音量設定や輝度設定を可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザー設定クリア用アイテムが表示されてもよく、このユーザー設定クリア用アイテムが消化された場合には、例えば、ユーザー設定をクリア可能となるようにしてもよいし、ユーザー設定をクリアするか否かを確認した上でクリアすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出モード終了用アイテムが表示されてもよく、この演出モード終了用アイテムが消化された場合には、例えば、先読みモードを終了させたり、演出モードを終了させたりすることが可能となるようにしてもよいし、先読みモードの終了や、演出モードの終了を確認した上で終了することが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ポイント獲得アイテムや、レベルアップ贈呈用アイテムが表示されてもよく、これらのアイテムが消化された場合には、例えば、ポイントが贈呈されたり、レベルがアップすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応したリーチ演出が開始されるようにしてもよく、例えば、殿様のアイコンが消化されると、殿様VS剣豪リーチが行われるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応した予告演出が開始される場合があってもよく、例えば、プレゼントのアイコンが消化されると、「次回予告」というアイコンが表示され、「次回予告」の予告演出が開始されるようにしてもよい。
また、例えば、消化されると占いが開始されるアイコン(占いアイコン)があってもよい。この場合において、占いアイコンは、客待ちデモ演出中にのみ表示されるものであってもよいし、客待ちデモ演出中以外に表示されるものであってもよい。
また、例えば、消化されると、島一斉演出に関する情報が表示されるアイコンがあってもよい。例えば、島一斉演出開始までのカウントダウンが開始されてもよいし、島一斉演出が開始されるまでの時間を表示してもよいし、次に行われる島一斉演出の内容を表示するようにしてもよい。
また、例えば、消化されると、店側カスタマイズが可能となるアイコンがあってもよい。例えば、設置される遊技店の地域にちなんだ演出が行われるようにする設定(例えば、東北地方モードや、中部地方モードの設定等)や、設置される遊技店名の設定ができるようにしてもよい。例えば、設定に応じて、東北地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、なまはげ群等)と、中部地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、しゃちほこ群等)とで異ならせることができる場合がある。
また、例えば、消化されると、チュートリアル表示が開始されるアイコンがあってもよい。
また、例えば、消化されると、ルーレット演出が開始されるアイコンがあってもよい。このルーレット演出では、例えば、保留アイコンの表示態様の昇格演出が行われることを示す結果が表示されたり、当該図柄変動表示についての予告が行われることを示す結果が表示されるもの等がある。
また、例えば、消化されると、図柄の表示態様が変化したり、元に戻ったりするアイコンがあってもよい。
次に、上述した実施形態の変形例について、図123及び図124を参照しながら説明する。ここで、図123は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図であり、図124は、予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。
図123には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220が示されている。なお、普図表示装置210、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては図示を省略している。
図123(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコン表示領域281Aと特図2の保留アイコン表示領域282Aとが、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方において左右に隣接するようにして表示されている。図123(a)では、特図1及び特図2のいずれも保留数は0である。そして、装飾図柄表示装置208では、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾3−装飾4」で停止表示されている。また、特図2の保留アイコン表示領域282Aの上方には、予告アイコン表示領域285Aが配置されており、姫の予告アイコンIhが表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Aにおいて、予告アイコンは左詰めで表示されているが、予告アイコンの表示位置はこれに限定されない。また、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
図123(b)では、第1特図始動口230に2つの遊技球が入賞した様子が示されている。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左詰めで並んで表示されている。これらの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様となっている。
その後、図123(c)に示すタイミングで、特図1の図柄変動表示が開始される。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留が消化されたため、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左側に移動して1つ目の保留に対応する保留アイコンh11として表示される。また、このとき、第2特図始動口232に遊技球が入賞したため、特図2の保留アイコン表示領域282Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh21が左詰めで表示されている。この保留アイコンh21はデフォルトの表示態様となっている。
そして、図123(d)に示すタイミングとなったときに、特図1の1つ目の保留に対応する保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様(「熱」と表示された表示態様)に変化する。
保留アイコンh11の表示態様が変化した後、図123(e)に示すタイミングとなったときに、予告アイコン表示領域285Aに、殿様の予告アイコンItと姫の予告アイコンIhとが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。
その後、図123(f)に示すように、左図柄表示領域208aに「装飾4」が停止表示されるとともに、2つの姫の予告アイコンIhのうちの後で増加した姫の予告アイコンIhが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う姫のキャラクタHIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図123(g)に示すように、右図柄表示領域208cに「装飾2」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、はずれの結果であることが報知される。
本実施形態では、特図2の図柄変動表示が、特図1の図柄変動表示に優先して実行されるので、図123(h)に示すタイミングでは、特図2の図柄変動表示が開始される。本実施形態では、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示に割り込んで実行された場合には、当該特図2の図柄変動表示の結果がはずれとなる場合には、予告アイコンの消化は行われないし、予告アイコンの増加表示も行われない。そのため、特図2の図柄変動表示が行われている間は、予告アイコンを表示せず、あるいは、予告アイコン表示領域285Aを表示しないようにしてもよい。なお、当該特図2の図柄変動表示の結果が大当りとなる場合には、予告アイコンの消化及び増加表示のいずれも行わないようにしてもよいし、予告アイコンの消化及び増加表示が行われる場合があってもよい。一方、保留アイコン表示領域281A,282Aは引き続き表示されるようにしてもよいし、いずれの保留アイコン表示領域281A,282Aも非表示とされるようにしてもよいし、特図2の保留アイコン表示領域282Aのみ表示されるようにしてもよい。なお、特図2の図柄変動表示が割り込んで行われる場合には、背景を専用の背景に変更するようにしてもよい。専用の背景が表示される場合には、予告アイコン表示領域285Aを非表示にし、保留アイコン表示領域281A,282Aだけ表示するようにしてもよい。
その後、図123(i)に示すように、「装飾3−装飾2−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、特図2の図柄変動表示の結果がはずれであることが報知される。
続いて、図123(j)に示すタイミングとなって、保留されている特図1の図柄変動表示が開始された後、殿様の予告アイコンItが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う殿様のキャラクタYIが出現する。なお、殿様のキャラクタYIの出現のタイミングは、装飾図柄の図柄変動表示の開始よりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、図123(j)では、予告アイコン表示領域285Aに、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。ここで、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示されるタイミングは、殿様の予告アイコンItの消化表示が開始されるよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図123(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aにおいて「装飾3」の装飾図柄が停止表示されるとともに、姫の予告アイコンIh及び悪代官の予告アイコンIdが消化され、姫のキャラクタHI及び悪代官のキャラクタDIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、悪代官のキャラクタDIの出現のタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
そして、図123(m)のタイミングとなると、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、大当りとなったことが報知される。
続いて、この演出例における予告アイコンの増加表示及び消化表示を実行するか否かを決定するための予告アイコン関係の抽選テーブルの構成について説明する。
図124(A)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果にかかわらず、4/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、3/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、40/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、35/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、25/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、これらの増加表示及び消化表示の実行抽選は、各予告アイコンごとに行われるので、2以上の予告アイコンについて同時に増加表示が行われたり、2以上の予告アイコンについて同時に消化表示が行われる場合がある。
また、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定の結果がはずれである場合には、図64の保留の先読みの結果、大当りとなる図柄変動表示が保留されている場合には、3/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、1/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、1/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、10/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。
一方、図124(B)に示すように、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、25/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、20/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、7/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、20/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、5/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、例えば、通常の遊技状態(非電サポ状態)において、第2特図始動口232に入賞することを想定していないパチンコ機にあっては、大当り判定結果が大当りであっても、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わないようにしてもよい。
また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果がはずれである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わない。
なお、例えば、電サポ状態が終了し、特図2の図柄変動表示について1又は複数の保留が残っている場合に、特図2の保留についての先読み予告として予告アイコンの消化表示を行わないようにしてもよく、また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果に応じて予告アイコンの増加表示及び消化表示を行うようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図125〜図137を参照しながら説明する。
図125〜図137は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図125〜図137では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図125〜図137では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図125〜図137に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図125〜図135及び図137では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図125は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図126は、図125に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図125(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図125(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図125(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図125(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。このとき、スピーカ120から、「ポン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図125(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図125(d)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図125(d)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図125(e)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾のようなアイコン(爆弾アイコン)I61を投げようとする様子が示されている。爆弾アイコンI61は、殿様のキャラクタが投げることにより、演出に様々な影響を与えるアイコンである。なお、爆弾アイコンI61の投てきは、表示される予告アイコンを特定可能あるいは不可能なアニメーションで表示されてもよい。この場合、投てきの途中から特定可能であってもよいし、初めから特定可能であってもよい。また、消化された場合の大当り期待度が高い予告アイコン(高期待度予告アイコン)に係るアニメーションと、高期待度予告アニメーションよりも消化された場合の大当り期待度が低い予告アイコンに係るアニメーションとで、アニメーションの表示態様が同じであってもよいし、異なる態様であってもよい。
図125(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
すると、図125(g)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されており、予告アイコンが消化されることにより何かが起こることの説明がなされている。なお、チュートリアル表示部TT1の表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへ移動するタイミングと同時であってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも後のタイミングであってもよい。このように、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数種類の説明表示が表示される場合がある。
その後、図125(h)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、図125(i)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、剣豪リーチに移行することを予告するアイコンである。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。ここで、予告アイコンは1対1〜多対多(例えば、N対N)の組合せがあってもよい。
すると、図125(j)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知し、その後、図125(k)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。ここで、視認困難とは、予告アイコンがチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置となっていない場合よりも視認困難という意味である。また、翻って言えば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。なお、剣豪の予告アイコンI62の配置位置は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置の他、チュートリアル表示部TT1の近傍となる位置に配置してもよく、このようにしても同様の効果を得ることができる場合がある。また、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示が示す内容は、例えば、剣豪の予告アイコンI62に関する内容であってもよいし、剣豪の予告アイコンI62とは全く関係のない内容であってもよいし、現在演出中に関する内容であってもよいし、現在演出中のものとは全く関係ない内容であってもよい。図125(j)では、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の内容が予告アイコンに関する表示であり、剣豪の予告アイコンI62と関連する表示となっているが、剣豪の予告アイコンI62の表示に関連して表示されたものではなく、たまたま説明の内容と関連しているが、チュートリアル表示部TT1に表示される文字表示の内容を、剣豪の予告アイコンI62が表示されることに合わせて決定されるように構成されていてもよい。チュートリアル表示を予告アイコンに合わせて表示する場合、チュートリアル表示を予告アイコンよりも先に表示してもよいし、予告アイコンをチュートリアル表示よりも先に表示してもよいし、チュートリアル表示と予告アイコンを同時に表示してもよい。チュートリアル表示部TT1に重なって配置された剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される。なお、剣豪の予告アイコンI62が先読みの対象の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において消化される場合があってもよい。これにより、先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前に、チュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。なお、この演出例では、予告アイコンをチュートリアル表示部TT1にストックするものについて説明したが、予告アイコンをステージ名表示部ST1にストックするものであってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図125(l)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図125(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「予告アイコン消化で・・・」から「パンダは殿様の師匠」に変更されており、殿様のキャラクタとパンダのキャラクタとの関係についての説明がなされている。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に重なって表示されている状態で、チュートリアル表示部TT1の表示が新たな内容に変更される場合がある。さらに換言すれば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1にオーバーラップした状態で新たな説明表示が開始しているということもできる。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングは、装飾図柄が停止表示されるタイミングと同じであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングが、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングである場合には、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数回の説明表示が開始される場合があるということができる。
図125(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が終了した様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図125(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されており、八代役物224Faと将軍役物224Fbが動作すると何かが起こることの説明がなされている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図125(n)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図125(n)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図125(o)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図125(p)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始し、剣豪の予告アイコンI62が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このようにすることで、遊技者に、予告アイコンが早く使われてほしいと切望させることができる場合がある。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。なお、エフェクト表示を行わなくてもよい。このエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分にかかっており、そのため、説明表示に注目させることができる場合がある。
その後、図125(q)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。これにより、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
その後、図125(q)に続く図126(a)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62の消化により、剣豪リーチへの発展を予告している。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図126(b)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。
図126(c)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図126(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動している。また、このとき、保留アイコンが消去されてからUI部がフレームアウトしてもよいし、保留アイコンごとUI部がフレームアウトしてもよい。また、保留アイコンの他、説明表示がなされている状態では、保留アイコンと説明表示が同時に消去されてからUIがフレームアウトしてもよい。ここで、保留アイコンと説明表示が消去されるタイミングが異なっていてもよい。
図126(d)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図126(e)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。なお、チャンスボタンランプ138の発光態様が変更されるタイミングは、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングと同時であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも前であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも後であってもよい。
その後、図126(f)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図126(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
その後、図126(h)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(i)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図126(j)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、一旦ハズレ表示した後に復活演出を行う予告アイコン(例えば、上述した扇の予告アイコンI10)がストックされている場合には、背景表示が剣豪リーチの背景から通常の背景である城下町の背景に戻った後に消化されるようにしてもよい。
図127は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図128は、図127に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図127(a)〜同図(l)は、図125(a)〜同図(l)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図127(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が行われている様子が示されている。図127(m)に示すタイミングでは、中図柄表示領域208bに「C」と表示された予告アイコン図柄CS(「装飾C」という場合がある)が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。この予告アイコン図柄CSは、導出表示されると、後述するチャンスアップの予告アイコンI63がストックされることを報知する機能を有している。なお、予告アイコン図柄CSが表示された場合には、必ずチャンスアップの予告アイコンI63がストックされるものであってもよいし、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされない場合があってもよい。また、予告アイコン図柄CSは、チャンスアップの予告アイコンI63を模した画像(拡大縮小した画像そのものも含まれる)を含んでもよく、それが予告アイコン表示領域に移動するようにしてもよい。すなわち、図柄による予告アイコン取得アニメは投てきアニメーションとは異なり、予告アイコンを特定可能に表示されるものであればよい。また、予告アイコン図柄CSとチャンスアップの予告アイコンI63のように対応していないものがあってもよい。また、図柄で表示される予告アイコンの種類は、図柄で表示されない予告アイコンの種類よりも多くてもよいし、少なくてもよい。殿様のキャラクタに係るアニメーション(例えば、投てきアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類は、図柄に係るアニメーション(例えば、予告アイコン図柄CSが表示されて行われるアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類と異なっていてもよく、少なくとも一部の予告アイコンについては、両方のアニメーションの契機で表示されるアイコンであってもよい。ある予告アイコンは図柄とミニキャラの両方で表示される場合があってもよい。例えば、疑似連予告のアイコンは二つの契機で表示される場合があり、1の変動で別々の契機で2つストックされる場合があってもよいし、されなくてもよい。また、第2装飾図柄では、いずれの図柄列においても装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。また、チュートリアル表示部TT1の表示が、「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されている。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図127(n)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63が飛び出し、図127(o)に示すように、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置であって、剣豪の予告アイコンI62の右側に移動し、配置(ストック)される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされたことを報知する。なお、チャンスアップの予告アイコンI63が飛び出したタイミングでは、音声出力による報知は特に行われない。これは、予告アイコン図柄CSが導出されることにより、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされることが遊技者に容易に認識できるからであるが、音声による報知を行うようにしてもよい。このように、この演出例では、複数の予告アイコンにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部を視認困難とすることができる場合がある。また、この演出例によれば、複数の予告アイコンをストック可能に構成されている。また、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63とでストックされる契機が異なっており、そのため、ストックされるまでの演出内容がそれぞれで異なっている。
その後、図127(p)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図127(q)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図127(q)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図127(q)に続く図128(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図128(b)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせて表示されるエフェクト表示が、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分の他にも、剣豪の予告アイコンI62の右側にストックされているチャンスアップの予告アイコンI63にもかかっており、そのため、説明表示の他にもチャンスアップの予告アイコンI63がストックされていることに注目させることができる場合がある。
その後、図128(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。この演出例では、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消されるが、チャンスアップの予告アイコンI63は依然としてチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしている状態となっている。また、剣豪の予告アイコンI62が消化される際に、剣豪の予告アイコンI62の周囲を所定のエフェクト表示を表示して剣豪の予告アイコンI62を目立たせるようにしているが、図128(c)に示すように、このエフェクト表示がチュートリアル表示部TT1やチャンスアップの予告アイコンI63にかかっており、説明表示やチャンスアップの予告アイコンI63にも注意を惹くことができる場合がある。
図128(d)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチに発展することを報知する表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図128(e)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。また、この導光板に形成された模様は、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行するまでに消化されなかったチャンスアップの予告アイコンI63にもオーバーラップしており、チャンスアップの予告アイコンI63の表示状態が視認しにくくなる場合がある。すなわち、図128(e)に示される演出例では、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示の一部が導光板に形成された模様及びチャンスアップの予告アイコンI63によって隠された状態となっている。ここで、導光板と装飾図柄表示装置との間には所定の間隔が設けられているので、遊技者の見る位置によっては、導光板に形成された模様によるオーバーラップを回避することができ、チャンスアップの予告アイコンI63を視認容易とすることができる場合がある。
図128(f)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図128(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動しているが、チャンスアップの予告アイコンI63はその影響を受けず、表示位置は変わっていない。
図128(g)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図128(h)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示される。このとき、チャンスボタンランプ138は操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。ここで、チャンスアップの予告アイコンI63は揺動を開始し、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップの予告アイコンI63の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。
その後、図128(i)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図128(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像(第1のカットイン画像)が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
すると、図128(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していたチャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動し、消化されている様子が示されている。
すると、図128(l)に示すように、殿様の顔のアングルが異なり、表示画像が右上方向に延在した第2のカットイン画像が、第1のカットイン画像に重ねて表示され、大当りに対する信頼度が高まったことが報知されている。すなわち、カットイン画像による予告が、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されることによりランクアップしていることが示されている。なお、第2のカットイン画像を表示するときに第1のカットイン画像を消去するようにしてもよく、すなわち、第1のカットイン画像を第2のカットイン画像に置き換えて表示するようにしてもよい。また、第2のカットイン画像が表示される際に、他の予告アイコンがストックされいる場合には、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップするようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップしないようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされないようにしてもよい。なお、これまでに説明された実施形態及び以下に説明される実施形態において、消化された予告アイコンが消去されるタイミングは、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始されるタイミングと同時であってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される前のタイミングであってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される後のタイミングであってもよい。また、この演出例において、予告アイコンは、チュートリアル表示部TT1が表示される場合には、当該チュートリアル表示部TT1にオーバーラップするが、チュートリアル表示部TT1が表示されていない場合には、いずれの表示にもオーバーラップしていない。すなわち、ストックされた予告アイコンは、表示される領域が予め定められており、ある契機では他の画像にオーバーラップする場合があるが、ある契機では他の画像にオーバーラップしない場合があるということができる。なお、図128(h)に示されるボタン表示の昇格にチャンスアップの予告アイコンI63が使用される場合は、他の昇格対象であるカットイン表示の開始前などに予告アイコンが消化されて消えていてもよいし、消えていなくてもよい。
その後、図128(m)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(n)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図128(o)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、大当りの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
図129は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図129では、第3装飾図柄表示装置208Nで予告アイコンを表示させた後、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させることにより、表示させた予告アイコンをストック位置まで搬送するような演出表示を行っている様子が示されている。
図129(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図129(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図129(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方に宝箱画像TRが表示されており、後述するように、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、この演出例では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図129(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が下方に向かって飛び出してくる様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、説明表示が「予告アイコン消化で・・・」から「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示の変更のタイミングは、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングと同じであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図129(a3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が破裂する。この破裂のエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なっており、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。その後、図129(a4)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップしているため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そして、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。
すると、図129(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。その後、図129(a6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図129(a6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nから完全に第1装飾図柄表示装置208Lに移ると、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図129(a7)に示すように、初期位置まで復帰する。
次に、図129(b1)〜同図(b8)を参照して、複数の装飾図柄表示装置を跨いで行われる予告アイコン増加演出の別の例について説明する。
図129(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図129(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に配置されており、説明表示として「剣豪は殿様の宿敵です」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図129(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に宝箱画像TRが表示されており、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図129(b2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が上方に向かって飛び出してくる様子が示されている。
すると、図129(b3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が拡大表示された剣豪の予告アイコンI62に変化し、その後、図129(b4)に示すように、宝箱画像TRが消去される。このとき、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。なお、スピーカ120からの音声出力のタイミングは、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するタイミングと同じタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図129(b5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nの下端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に表示されたチュートリアル表示部TT1の前面側にUI部とともにオーバーラップする。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nでは、図129(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたUI部に重なる部分は表示し、チュートリアル表示部TT1は表示しない。そのため、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチュートリアル表示部TT1は、第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされることにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図129(b6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図129(b6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図129(b7)に示すように、初期位置まで復帰する。第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで復帰すると、第1装飾図柄表示装置108Lに表示されていたチュートリアル表示部TT1への第3装飾図柄表示装置208Nによるオーバーラップが解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
すると、図129(b8)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
なお、この演出例において、例えば、図129(b5´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの下端縁の高さを、少なくとも第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるチュートリアル表示部TT1が表示される位置よりも高くすると、第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動して第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップしても、チュートリアル表示部TT1に対してはオーバーラップしない状態を創出することができるので、例えば、予告アイコンが表示された第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているチュートリアル表示部TT1の近傍でスライド移動するので、チュートリアル表示部TT1の表示状態を視認しながら第3装飾図柄表示装置208Nによる演出も見ることができる場合がある。
なお、図129に示される演出例において、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンが表示されている場合において、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させた後、予告アイコンに第3装飾図柄表示装置208Nをオーバーラップさせ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた予告アイコンを第3装飾図柄表示装置208Nに移して運んでいくような演出表示を行ってもよい。これにより、第3装飾図柄表示装置208Nによって予告アイコンが運ばれることにより、チュートリアル表示部TT1への予告アイコンのオーバーラップの状態が解消され、説明表示が視認しやすくなる場合がある。
図130は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図130では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。
図130(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図130(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図130(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図130(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT1は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのいずれにも表示されていない。
その後、図130(a2)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインが開始され、その後、図130(a3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、図130(a4)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「殿様は八代将軍です」が表示される。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示を所定時間(例えば、5秒)行うと、図130(a5)〜同図(a6)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトする。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトするアニメーションが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。
その後、図130(a7)に示すように、例えば、図125(e)〜同図(j)に示して上述した要領で、剣豪の予告アイコンI62がストックされた後、図130(a8)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。
その後、図130(a9)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1によるフレームインが再び開始され、その後、図130(a10)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置される。このとき、チュートリアル表示部TT1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の背面側に配置され、その結果、剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされる。
その後、図130(a11)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「予告アイコン消化で・・・」という説明表示が表示されるが、チュートリアル表示部TT1が剣豪の予告アイコンI62によってオーバーラップされているので、説明表示の少なくとも一部が隠され、視認困難な状態となっている。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示が所定時間行われると、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトするアニメーションが開始し、その後、図130(a12)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態が解消される。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示がチュートリアル表示部TT1がフレームアウトするまで表示が維持される場合には、オーバーラップ状態の解消により、説明表示が視認容易となる場合がある。そして、図130(a13)に示すように、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lから完全にフレームアウトすると、フレームアウトのアニメーションが終了する。
また、この演出例においても、図130(b1)〜同図(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT1が表示されている期間において、予告アイコンが消化されて上昇した場合にも予告アイコンによるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態は解消される。図130(b1)〜同図(b2)については、図125(p)〜同図(q)に示して上述した通りであるので、詳しい説明については省略する。
図131は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図131では、チュートリアル表示部TT1におけるチュートリアル表示の他、キャラクタの会話演出においてもチュートリアル表示を行う様子が示されている。
図131(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図131(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図131(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1は、第1チュートリアル表示部という場合がある。さらに、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図131(a1)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「赤より金が熱い」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップする場合があるが、オーバーラップしない位置に配置するようにしてもよい。また、吹き出し部TT2や後述する吹き出し部TT3には、保留アイコンは表示されない。また、チュートリアル表示部TT1に表示される表示と全く同じ表示は、吹き出し部TT2,TT3の方には表示されない。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも表示領域が大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも文字のフォントが大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1と吹き出し部TT2,TT3とで、フォントが同じであってもよいし、異なってもよい。また、吹き出し部TT2,TT3は、装飾図柄とオーバーラップする場合があるが、他の説明表示を行う表示領域では装飾図柄はオーバーラップしない構成されているが、オーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも説明表示が行われる頻度が低くてもよいし、高くてもよい。また、チュートリアル表示部TT1も吹き出し部TT2,TT3も線で区画された表示領域であってもよいし、いずれか一方又は両方が線で区画されない表示領域であってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図131(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図131(a2)に示されるタイミングで、チビ姫のキャラクタCHとともに吹き出し部TT2が消去される。また、装飾図柄は未だ変動表示中である。このように、吹き出し部TT2は、チュートリアル表示部TT1とは異なり、複数の図柄変動表示に跨いで表示されないように構成されている。なお、吹き出し部TT2も複数の図柄変動表示に跨いで表示可能に構成されてもよい。
その後、図131(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」と表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図131(a4)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図131(a4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図131(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。一方、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに再び表示され、会話演出が開始されている。図131(a5)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「剣豪リーチは熱い」という説明表示がなされ、特定のスーパーリーチに関する説明が行われている。なお、吹き出し部TT2が表示されるタイミングは、投てきアニメーションが開始される前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションの開始と同時であってもよいし、投てきアニメーションが開始した後のタイミングであってもよい。
その後、図131(a6)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。また、図131(a6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図131(a6)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT3には「パンダ乱入すると」という説明表示がなされており、予告演出に関する説明がなされている。ここで、吹き出し部TT3は、第1装飾図柄の前面側でオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に配置されてもよい。なお、吹き出し部TT3が表示されるタイミングは、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングと同じであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話演出は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。
そして、図131(a7)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。ここで、図131(a7)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そのため、遊技者に、吹き出し部TT3の表示や爆弾アイコンI61に注意を惹きやすくすることができる場合がある。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングと同じであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
その後、図131(a8)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図131(a9)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。このように、この演出例では、2つ表示された会話演出の表示(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)のうちのいずれか一方の表示にのみ他の画像によってオーバーラップされる場合があるように構成されている。
そして、図131(a10)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップする。このように、剣豪の予告アイコンI62は、説明表示が行われる複数の表示部(チュートリアル表示部TT1及び吹き出し部TT3)に対してオーバーラップする場合がある。
なお、図131(a1)〜同図(a10)に示される演出例では、キャラクタとともに表示される吹き出し(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)に、演出に関する説明を行う説明表示(チュートリアル表示)を表示するようにしたが、例えば、図131(b)に示すように、吹き出し部TT2の表示態様を変化させるとともに(例えば、吹き出し部TT2の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図131(c1)〜同図(c3)は、チュートリアル表示部TT1において表示される内容の他の例について示すものである。
図131(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始している様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」という説明表示が行われている。
その後、図131(c2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。そして、図131(c3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「剣豪リーチに発展」に変更されており、これから起こる事象についての説明表示(実況中継的な表示)がなされている。このように構成することで、遊技者は、剣豪の予告アイコンI62が消化されることにより起こることが容易に理解することができる場合がある。なお、図131(c3)のタイミングでは、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。
なお、上述した演出例では、チュートリアル表示部TT1は、演出についての説明表示を行う機能を有するものとして説明したが、例えば、図131(d)に示すように、チュートリアル表示部TT1の表示態様を変化させるとともに(例えば、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図132は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図132では、UI部が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている様子が示されている。また、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去されている様子が示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。
図132(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図132(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図132(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図132(a2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコン(第3の保留アイコンh13)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。
その後、図132(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、消去されるようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、図132(a4)に示されるように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、投てきアニメーションが行われている。この投てきアニメーションは、図125(e)〜同図(k)に示して上述した投てきアニメーションと同様である。
図132(a5)は、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、破裂した爆弾アイコンI61が姫の予告アイコンI64に変化し、縮小表示されながら、ステージ名表示部ST2に移動している様子が示されており、図132(a5)に示されるタイミングでは、ステージ名表示部ST2に重なってはいるが、所定の表示位置(ストック位置)まで到達していない様子が示されている。この場合は、姫の予告アイコンI64は、未だステージ名表示部ST2に表示されている状態ではないので、「城下町ステージ」の説明表示が表示されており、姫の予告アイコンI64によって少なくとも一部が視認困難な状態となっている。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるように構成されてもよい。また、予告アイコン図柄CS(図127参照)に係る予告アイコンの場合には、ステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるなど、予告アイコンの取得の契機に基づいて説明表示が消去されるタイミングが異なるように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションは、爆弾アイコンがステージ名表示部まで移動するアニメーションであってもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの後に予告アイコンが取得されないパターン(いわゆるガセ)を設けてもよい。例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2を通過して予告アイコンが取得されないようにしてもよい。この場合において、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2と重なっている状態であっても説明表示が消去されないように構成してもよい(すなわち、ガセパターンの場合は説明表示が消去されず、本当に予告アイコンが取得される真のパターンにおいては、例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2に重なった状態となった場合に説明表示が消去されるように構成してもよい。また、暗転演出を実行可能とし、この暗転演出時はUI部が非表示になる場合において、暗転演出が実行されている状態で、爆弾アイコン投てきアニメーションの開始から予告アイコンの取得、ガセまでの少なくとも一部が実行されるように構成してもよい。具体的には、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを開始してから暗転演出が開始し、暗転演出が終了してUI部が再表示された際には、予告アイコンが取得されている状態(説明表示が表示されている状態から説明表示が消えている状態)になるように構成してもよい。この際、音とランプ演出のうちの少なくとも一方が行われている状態であってもよく、両方が行われていない状態であってもよい。
その後、図132(a6)に示されるように、姫の予告アイコンI64がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「城下町ステージ」の説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。そのため、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われている。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名の表示は行われないこととなる。なお、予告アイコンが消化されるシーンと上述した暗転演出の実行が重なるように構成してもよい。また、予告アイコンが取得される際、可動手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N等)が移動する演出を行うことで、可動手段が、取得された予告アイコンやすでに取得されていた予告アイコンのうちの少なくとも一部(複数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの予告アイコン全体であったり、一の予告アイコンの一部分であったり等)にオーバーラップするように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの開始前から終了までの少なくとも一部の期間で可動手段が移動する演出を行い、可動手段によって説明表示の少なくとも一部がオーバーラップされるような構成であってもよい。すなわち、予告アイコンの表示前は、可動手段によって説明表示の視認性が変化し、予告アイコンの表示後は、予告アイコンによって説明表示の視認性が変化する構成であってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図132(a7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図132(a8)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域で変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となる。また、図132(a8)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。また、この演出例では、図132(a8)に示されるように、装飾図柄の変動表示の開始とともにステージが変更され、背景表示が城下町から海岸に変更している。すなわち、この演出例では、ステージ名表示部ST2が非表示の状態であっても、ステージの変更が可能であり、また、ステージ名表示部ST2が非表示の状態では、変更後のステージ名の表示も行われない。なお、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2に所定時間だけ変更後のステージ名を表示し、その後、ステージ名を消去して予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図132(a9)は、5つの予告アイコンがストックされた様子が示されている。すなわち、ステージ名表示部ST2には、最大で3つの予告アイコンを表示することができるが、4つ目の予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4にも表示するようにするが、この場合、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがチュートリアル表示部TT4にストックされる場合には、チュートリアル表示(説明表示)は行われないこととなる。なお、図132(a9)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、まずステージ名表示部ST2に、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65がストックされ、続いて、チュートリアル表示部TT4に、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63がストックされている。
なお、この演出例において、例えば、左側から順に予告アイコンが消化される場合に、消化される予告アイコン以外の予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションを行うようにしてもよい。具体的には、例えば、図132(a9)に示される場合において、姫の予告アイコンI64が消化された場合には、2つの疑似連予告アイコンI65がそれぞれ1つずつ左側に移動し、チュートリアル表示部TT4の左側に表示されている剣豪の予告アイコンI62は、ステージ名表示部ST2の最も右側に移動し、チュートリアル表示部TT4に表示されていたチャンスアップの予告アイコンI63は、一つ左側に移動する。チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがステージ名表示部ST2に移る場合には、瞬間移動する等により、他の表示の視認性に影響を与えないようにしてもよい。
そして、チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、チュートリアル表示部TT4において説明表示を再開し、ステージ名表示部ST2に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示を再開する。なお、説明表示やステージ名の表示を再開しなくてもよい。説明表示の再開は、予告アイコンが消化された図柄変動表示と同じ変動表示内で再開(例えば、スーパーリーチ明けに再開)してもよい。また、説明表示が再開する場合において、全く同じ表示が再開されてもよいし、テロップ式(スクロール式)の表示で違う部分の表示から再開してもよい。
また、チュートリアル表示部TT4に表示する予告アイコンの種類と、ステージ名表示部ST2に表示する予告アイコンの種類を予め定めるようにしてもよい。この場合において、予告アイコンが消化された場合には、他の予告アイコンについて移動しないようにしてもよい。
また、予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションの実行時間は、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間と同じであってもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも短くてもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも長くてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、最初にステージ名表示部ST2にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをチュートリアル表示部TT4にさらに3つまでストック可能に構成したが、最初にチュートリアル表示部TT4にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをステージ名表示部ST2にさらに3つまでストック可能に構成してもよい。
また、この演出例において、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前(ステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4の一部に予告アイコンの一部が表示されている状態)では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まった直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前では、説明表示は表示されていて、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されないようにしてもよい。
また、この演出例では、投てきアニメーションの例として図125に示して上述したものを参照したが、他の図に示されている態様を組み合わせることも当然可能であることは言うまでもない。
また、これまでに説明した実施形態や、以降に説明する実施形態において、例えば、変動アイコン表示領域のように、これから消化される予告アイコン専用の表示領域があってもよい。
また、予告アイコンは、消化される順番に表示されなくてもよく、例えば、複数の予告アイコンが歯抜け状に消化され、空いた箇所に埋めるように他の予告アイコンが移動するようにしてもよいし、移動しなくてもよい。
また、1つの始動口につき第1特図入賞口と第2特図入賞口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)において、保留アイコン表示領域は保留4つ分の表示領域が予め用意されていて、保留が4つになったときにその表示領域が拡大して5つ分になったり、8つ分まで拡大したりしてもよい。このとき、例えば、拡大した保留アイコン表示領域をチュートリアル表示領域TT4やステージ名表示部ST2に表示し、説明表示を非表示にするようにしてもよい。
図132(b1)〜同図(b2)は、ストックされた予告アイコンが消化される場合の様子が示されている。
図132(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2にチャンスアップの予告アイコンI63が表示されている。なお、第1装飾図柄及び第2装飾図柄はいずれも変動表示中である。
そして、その後、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるタイミングとなり、図131(b2)に示すように、チャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動していく様子が示されている。この演出例では、チャンスアップの予告アイコンI63がステージ名表示部ST2における表示位置から移動しても、少なくとも予告アイコンの一部がステージ名表示部ST2に重なっている場合には、説明表示としてのステージ名の表示は再開されていない。このことは、チュートリアル表示部TT4についても同様である。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2における表示位置から移動した直後にステージ名の表示を再開するようにしてもよい。
図133は、本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。
図133(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図133(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図133(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図133(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図133(a1)〜同図(a3)は、ステージによりUI部の表示態様が変化する様子を示している。
図133(a1)は、城下町ステージの様子を示している。なお、この城下町ステージの表示態様については、図125(a)に示される態様と同じであるので説明を省略する。
図133(a2)は、宇宙ステージの様子を示している。宇宙ステージにおける第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部左側にUI部が形成されている点において、上述した城下町ステージとは異なっている。すなわち、宇宙ステージにおけるUI部は、表示画面の下部中央に変動アイコン表示領域が配置され、変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコン表示領域の左側に保留アイコン表示領域とチュートリアル表示領域TT1が上下に並べて配置されている。なお、ストックされた予告アイコンの表示位置は、図125に示して上述した城下町ステージにおける予告アイコンの表示位置と同じである。保留アイコン表示領域は、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された表示態様となっている。図133(a2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、宇宙ステージでの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12,h13の表示態様は、城下町ステージの変動アイコン及び保留アイコンの表示態様とは異なり、五角形をなしており、デフォルトの表示態様では、例えば、白色五角形の表示態様であり、先読み予告の表示態様では、例えば、青色五角形の表示態様である。図133(a2)に示すタイミングでは、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様となっており、第3の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の下方に配置されたチュートリアル表示領域TT1には、「パンダは殿様の師匠」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。このように、宇宙ステージでは、予告アイコンの表示位置とチュートリアル表示領域TT1の表示位置が異なるので、予告アイコンによってチュートリアル表示領域TT1がオーバーラップされることがない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
図133(a3)は、他のステージから城下町ステージに移行した直後の様子を示している。図133(a3)に示されるように、チュートリアル表示領域TT1は、城下町ステージに移行した直後では、説明表示が非表示となっており、新たな説明表示が行われるときまで非表示の状態が維持される。図133(a3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、非表示状態とされたチュートリアル表示領域TT1に剣豪の予告アイコンI62がオーバーラップしている。なお、ステージの移行が行われた直後のチュートリアル表示領域TT1において説明表示を表示するようにしてもよい。また、あるステージ(例えば、城下町ステージ)においてチュートリアル表示領域TT1が非表示の状態のときに他のステージ(例えば、宇宙ステージ)に移行した場合に、移行後のステージにおけるチュートリアル表示領域TT1に説明表示が表示されるようにしてもよい。
図133(b1)〜同図(b2)は、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示領域TT1が配置され、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示領域TT1を消去される様子が示されている。
図133(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図133(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図133(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
このような構成において、例えば、図133(b2)に示すように、ボタンアイコンIBTがストックされる場合には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されることとなるが、この場合、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたチュートリアル表示部TT1が消去される。ここで、ボタンアイコンIBTは、複数個ストックが可能であり、例えば、特定の演出中においてボタンを操作する演出の発生回数を事前に報知するアイコンであり、例えば、ボタン操作演出の発生回数が多いほど、大当りに対する信頼度が高く、すなわち、ボタンアイコンIBTのストック数が多いほど、大当りとなりやすいということができる。
このように、この演出例によれば、予告アイコンが表示される場合には、他の表示を行うことが犠牲にされるということができる。
図134は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図134では、上述した殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを利用した他の演出例について示されている。
図134(a1)〜同図(a6)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。
図134(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図134(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図134(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図134(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップするように、ハテナの予告アイコンI66が表示(ストック)されている。ハテナの予告アイコンI66は、消化されるタイミングとなる前に他の予告アイコンに変化する場合があるアイコンであるが、他の予告アイコンに変化せず、消化しても何も起こらない、いわゆるガセの予告アイコンとして機能する場合もある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図134(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図134(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図134(a3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図134(a4)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。
その後、図134(a5)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がハテナの予告アイコンI66の前面側に重なり、ハテナの予告アイコンI66の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、ハテナの予告アイコンI66を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である予告アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図134(a6)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変化している。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変更されたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップしているので、チュートリアル表示部TT1の説明表示の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、図134(a6)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されていたものが、「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1の説明表示の変更のタイミングは、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングと同じタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図134(b1)〜同図(b3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図134(b1)は、図134(a4)と同じであり、図134(b3)は、図134(a6)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。なお、図134(b3)におけるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。
図134(b1)に示される演出が行われた後、図134(b2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がチュートリアル表示部TT1の略全体を覆うようにチュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップして表示される。これにより、ハテナの予告アイコンI66及びチュートリアル表示部TT1の少なくとも一部が視認困難とされており、図134(a5)に示されるエフェクト画像よりもオーバーラップする範囲は大きい。なお、予告アイコンが複数ストックされている場合には、すべての予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図134(c1)〜同図(c3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図134(c1)は、図134(b1と同じであり、図134(c2)は、図134(b2)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。
図134(c2)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が破裂した後、図134(c3)に示すように、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62及びチャンスアップの予告アイコンI63に変化している。すなわち、1つの予告アイコンが2つの予告アイコンに変化している。さらに換言すれば、1回の投てきアニメーションにより、予告アイコンの変化と新たな予告アイコンのストックとが同時に行われているということもできる。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンを変化させるとともに新たな予告アイコンをストックする演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図134(d1)〜同図(d3)は、投てきアニメーションにより、保留アイコンの表示態様が変化する様子が示されている。なお、図134(d1)は、図134(a4)と同じであるのでこの図面についての説明は省略する。
図134(d1)に示される演出が行われた後、図134(d2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が当該第2の保留アイコンh12の前面側に重なり、第2の保留アイコンh12の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、第2の保留アイコンh12を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である保留アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図134(d3)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化(例えば、青色の表示態様から、赤色の表示態様に変化)している。すると、スピーカ120から、「ポン」という音声が出力され、保留アイコンh12の表示態様が変化したことが報知される。このように、予告アイテムのストック演出の一部が保留アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
このように、図134に示される演出例では、予告アイコン取得時のアニメーションの少なくとも一部が、他のアニメーションの一部と同じとなっている。例えば、複数の装飾図柄表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208N)に跨って表示が行われる場合には、ある装飾図柄表示装置(例えば、第3装飾図柄表示装置208N)において行われるアニメーションについて同じとなっている。
図135は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。
図135(a1)〜同図(a7)では、特定の予告アイコンがストックされたことで、その旨を表示することで、ミッションが達成された旨の報知を行う様子が示されている。なお、図135(a1)〜同図(a3)は、図125(h)〜同図(j)と同じであるので、これらの図面についての説明については省略する。
図135(a3)に示された演出が行われた後、図135(a4)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。また、図135(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の上方に、特定の演出が行われたことを報知する説明表示部としての達成表示部KM1が表示されている。この達成表示部KM1には、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを示す「剣豪ストック」が表示されている。すなわち、剣豪の予告アイコンI62を取得するミッションが課されている場合に、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合に、達成表示部KM1にその旨を表示することで、ミッションの達成を報知することができる。あるいは、例えば、大当りへの期待度が極めて高い演出が行われることを予告する剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを明示的に報知するために達成表示部KM1が表示されるものであってもよい。なお、達成表示部KM1が表示されるタイミングは、投てきアニメーションの終了と同時であってもよいし、投てきアニメーションが終了するよりも前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションが終了した後のタイミングであってもよい。なお、達成表示部KM1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の近傍に表示されるので、達成表示部KM1に注目させることができる場合がある。なお、ストックする予告アイコンを達成表示部KM1にオーバーラップして表示させるようにしてもよい。
その後、図135(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSとしての「装飾C」が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図135(a6)〜同図(a7)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63がチュートリアル表示部TT1における剣豪の予告アイコンI62の右隣りの表示位置に向かって飛び出してくる。図135(a6)に示されるタイミングでは、チャンスアップの予告アイコンI63は、達成表示部KM1の前面側にオーバーラップし、達成表示部KM1における説明表示の少なくとも一部を視認困難にしている。
なお、この演出例において、例えば、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコンの表示位置が、予告アイコンの種類によって予め定められている場合において、消化される予告アイコンの種類のよって達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。また、例えば、複数の予告アイコンがストックされている場合であって、予告アイコンが消化されることにより、残存する予告アイコンが所定間隔で整列するように移動させる場合、複数の予告アイコンのうちの所定数の予告アイコンが消化されると予告アイコンによる達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。
図135(b1)〜同図(b3)では、例えば、スーパーリーチへの発展時や大当りとなる際に動作する第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作態様の一例が示されている。
図135(b1)では、スーパーリーチが行われている様子が示されている。具体的には、図135(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチの背景画面が表示されており、表示画面の中央下部には変動アイコンh0が表示されている。なお、UI部は、上述したように、スーパーリーチ時には、下方にフレームアウトしている。そのため、変動アイコンh0の表示位置は、UI部が表示されている場合よりも下方となっている。第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方で第1装飾図柄の変動表示が行われているとともに、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
その後、図135(b2)に示されるように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動する。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
そして、図135(b3)に示されるように、互いに近接した第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って時計方向に90度回転している。また、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示画面の左端部に表示されるとともに、方形状の枠の中に「祝」の文字が施された画像も第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。また、第3装飾図柄表示部208Nでは、表示画面の右下隅部に、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、さらに、図135(b3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置されていた家紋役物224Eが上方に移動して第3装飾図柄表示装置208Nの中央下部にオーバーラップし、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置されていた八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが下方に移動して第2装飾図柄表示装置208Mの上端部分にオーバーラップしている。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。また、第2装飾図柄表示装置208Mにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、八代役物224Faや将軍役物224Fbにオーバーラップされる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、家紋役物224Eにオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置や演出可動体による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
図135(c1)〜同図(c4)では、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて、ボタン画像136aを常時あるいは少なくとも一定期間表示し、ボタン画像136aの表示状態を変化させることにより、演出ボタン136の状態を報知している様子が示されている。
図135(c1)では、剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。図135(c1)は、図126(d)に対応しているが、ステージ名表示部ST1が第2装飾図柄表示装置208Mではなく、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅部に表示され、第2装飾図柄表示装置208Mの下方にボタン画像136aが常時あるいは少なくとも一定期間表示されている点で異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたボタン画像136aは通常状態(デフォルトの表示状態)で表示されている。
図135(c2)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図135(c2)に示されるタイミングになると、第2装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターが表示されるともに、ボタン画像136aの表示態様が演出ボタン136への押下を促す表示態様で表示されている。この表示により、演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。
その後、図135(c3)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図135(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、演出ボタン136の操作有効期間が終了したとして、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様に変更される。この演出例では、上述した構成とすることで、例えば、上述したボタン予告アイコン(第1のボタン予告アイコンI4や第2のボタン予告アイコンI11)の操作が有効となったときに、上述したようにして遊技者に演出ボタン136の操作を促進させることができる場合がある。
図135(d)は、本実施形態において適用可能な予告アイコンの一例を示している。例えば、上述したハテナの予告アイコンI66、疑似連予告アイコンI65、チャンスアップの予告アイコンI63、姫の予告アイコンI64、剣豪の予告アイコンI62の他、保留昇格の予告アイコンI67、チャンス目の予告アイコンI68、パンダの予告アイコンI69が用意されている。ここで、保留昇格の予告アイコンI67は、消化されると、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様がより大当りに対する信頼度の高い表示態様に変更することを予告するアイコンである。また、疑似連予告アイコンは、消化すると、疑似連演出が行われることを予告するアイコンである。また、チャンス目の予告アイコンI68は、消化されると、装飾図柄の表示結果としてチャンス目が導出されることを予告するアイコンである。また、姫の予告アイコンは、消化すると、先読みゾーンに移行することを予告するアイコンである。また、パンダの予告アイコンI69は、消化すると、パンダが乱入する演出が行われ、必ず大当り(当確)となることを予告するアイコンである。
図136は、予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。
図136(a1)〜同図(a7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)がスクロール表示している様子が示されている。なお、図136に示されるチュートリアル表示部TT1は、左側が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている。
図136(a1)では、説明表示のスクロール表示の開始前の様子が示されている。
その後、図136(a2)に示すように、説明表示のスクロールが開始されると、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示が、チュートリアル表示部TT1の右側から順次スクロールインする。図136(a2)に示されるタイミングでは、「剣豪は」の部分のみがスクロールインされており、図136(a3)に示されるタイミングでは、「剣豪は殿様の」の部分のみがスクロールインされている。これらの場合では、いずれの文字も剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていないので、説明表示が明確に認識することができる場合がある。
その後、図136(a4)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の宿敵です」の文字全体が表示される。この場合には、少なくとも「剣豪」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図136(a5)に示されるタイミングになると、「剣豪は」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「殿様の宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「殿様の」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図136(a6)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「宿敵で」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図136(a7)に示されるタイミングになると、説明表示のスクロールが終了する。このように、この演出例では、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによってオーバーラップされる文字が継時的に変化している。また、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによって説明表示がオーバーラップされる期間とオーバーラップされない期間が生じることとなる。なお、説明表示のスクロールを繰り返し行う場合には、これらの期間も繰り返し生じることとなる。
図136(b1)〜同図(b7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)のスクロール表示中に、チュートリアル表示部TT1において他の表示(例えば、「激熱」の予告表示)が行われる場合の様子が示されている。なお、図136(b1)〜同図(b3)と、図136(b6)〜同図(b7)は、それぞれ、図136(a1)〜同図(a3)と、図136(a6)〜同図(a7)と同じなので、詳しい説明については省略する。
図136(b3)に示される態様で説明表示が行われた後、図136(b4)〜図136(b5)に示すように、チュートリアル表示部TT1では予告表示が行われている。予告表示は、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示を行う。予告表示中は、説明表示のスクロール表示を中断する。例えば、上述した予告表示を説明表示にオーバーラップして説明表示を視認困難な状態としてもよいし、説明表示のスクロール表示から予告表示に表示を切り替えるようにしてもよい。
その後、予告表示が終了すると、図136(b6)に示すように、説明表示のスクロール表示が再開する。説明表示のスクロール表示は、予告表示が行われている期間においてもバックグラウンドで進行しており、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、バックグラウンドで進行した後の表示態様となっている。なお、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、中断した時点での表示態様であってもよい。その後、図136(b7)に示すタイミングになると、説明表示のスクロール表示が終了する。なお、説明表示のスクロール表示を中断して表示するものとして予告表示を例にして説明したが、予告表示以外の表示により説明表示のスクロール表示を中断するようにしてもよい。
図136(c1)〜同図(c5)は、複数の予告アイコンがストックされている状態において、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)の表示中に、一部の予告アイコンの消化に伴い、他の予告アイコンが移動する様子が示されている。
図136(c1)では、最初に消化される予定の予告アイコンであるチャンスアップの予告アイコンI63と、2番目に消化される予定の予告アイコンである剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63の右側に並んで配置され、剣豪の予告アイコンI62が、チュートリアル表示部TT1の左側でオーバーラップしている様子が示されている。そのため、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示の一部が視認困難な状態となっている。
その後、図136(c2)に示されるように、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されると、図136(c3)〜同図(c5)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63が表示されていた位置に移動する予告アイコン移動アニメーションが行われる。これにより、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップの範囲が継時的に変化した後に、オーバーラップの状態が解除され、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示が視認容易となる場合がある。すなわち、この演出例では、ストックされた予告アイコンの数により、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンがオーバーラップしたりしなかったりする。なお、説明表示がチュートリアル表示部TT1においてスクロール表示する場合には、予告アイコンの移動アニメーションにおける予告アイコンの移動表示と説明表示のスクロール表示とが重なる場合がある。
図137は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図137に示される演出例では、予告アイコンがストックされた場合に、ストックされた予告アイコンを拡大表示する様子が示されている。
図137(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI1が配置されている様子が示されている。このUI部UI1は、4つの保留アイコンがそれぞれ略方形状の表示枠内に表示可能な保留アイコン表示領域が左側に形成され、右側の上段に4つの予告アイコンがそれぞれ略方形状の表示枠内に表示可能な予告アイコン表示領域が右上に形成され、チュートリアル表示部TT5が予告アイコン表示領域の下方に形成されている。なお、変動アイコン表示領域は、UI部UI1の上方であって、保留アイコン表示領域に近接する位置に表示されている。より具体的には、変動アイコン表示領域は、第1の保留アイコンh11が表示される表示枠の上方に配置されている。図137(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、図137(a)に示されるチュートリアル表示部TT5では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図137(a)に示される予告アイコン表示領域には、2つの疑似連予告アイコンI65がストックされており、いずれも通常の表示態様(この演出例において、「第一の表示態様」という場合がある。)で表示されている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。ここで、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の予告アイコンは、装飾図柄の表示領域とは離間した位置にあるので、装飾図柄にオーバーラップされることはなく、また、装飾図柄をオーバーラップすることはない。なお、通常の表示態様の予告アイコンが装飾図柄にオーバーラップされる場合があってもよいし、装飾図柄をオーバーラップする場合があってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図137(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、演出ボタン136の操作を指示する場合に、表示態様が変化するように構成されている。なお、このボタン画像136aは、常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図137(b)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図137(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図137(d)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。なお、爆弾アイコンI61は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップしているが、爆弾アイコンI61が、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされてもよい。
その後、図137(e)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠にオーバーラップし、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。これにより、3つ目の予告アイコンがストックされることを予告報知している。なお、図137(e)に示す例では、爆弾アイコンI61のエフェクト画像が、チュートリアル表示部TT5に表示されている文字表示の一部や、爆弾アイコンI61が破裂した保留表示領域の表示枠に隣接する表示枠、及び、この表示枠に予告アイコンがストックされている場合には、当該予告アイコンにオーバーラップしている。
その後、図137(f)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が拡大し、UI部UI1全体を炎で覆う炎のエフェクトEF1に表示態様が変化する。そのため、UI部UI1に表示された予告アイコンとともに、変動アイコンh0、保留アイコンh11,h12,h13及びチュートリアル表示部TT5も視認困難とされる。このとき、UI部UI1を非表示の状態としてもよいし、UI部UI1を表示された状態にしてUI部UI1の全体を炎のエフェクトEF1によってオーバーラップされるようにしてもよい。また、炎のエフェクトEF1は、UI部UI1の一部のみを覆い、変動アイコンh0、保留アイコンh11,h12,h13及びチュートリアル表示部TT5の少なくとも一部を視認可能としてもよいし、予告アイコン表示領域のみ視認困難としてもよい。
その後、図137(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン拡大アニメーションが開始されている。すなわち、図137(g)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が抜き出されて形成された予告アイコン表示枠YFが炎のエフェクトEF1の中から出現する様子が表示されている。このとき、予告アイコン表示枠YFには、2つの疑似連予告アイコンI65が1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠と2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されているほか、3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に、剣豪の予告アイコンI62が新たに表示され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知している。また、図137(g)に示されるタイミングでは、予告アイコン表示枠YFが、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域よりも大きく表示され、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンは、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて通常の表示態様に対して拡大して表示されている。これにより、遊技者に剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを容易に認識させることができる場合がある。
その後、図137(h)に示すタイミングで、予告アイコン表示枠YFは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央に向かって移動するとともに、さらに拡大して表示され、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の左側の一部と4つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の右側の一部が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるように表示される。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせてさらに拡大して表示されている。これにより、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が視認困難とされている。さらに、図137(h)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208の表示領域の左右端部の前面側にオーバーラップしているので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている予告アイコン表示枠YFの一部がさらに視認困難とされている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、視認困難とされているということができる。また、予告アイコン表示枠YFは、変動表示中の装飾図柄の少なくとも一部にオーバーラップして表示されているので、予告アイコンがストックされたことをよりわかりやすくすることができる場合がある。換言すれば、拡大表示された予告アイコンは、装飾図柄にオーバーラップする場合があるということができる。なお、予告アイコン表示枠YFに表示された予告アイコンが、装飾図柄にオーバーラップされるように表示されてもよい。また、この演出例では、予告アイコンがストックされる演出が行われる場合には、予告アイコン表示枠に表示された予告アイコンを他の表示(例えば、予告表示)よりも優先して表示(オーバーラップ)するようにしているが、予告アイコン表示枠に表示された予告アイコンが、他の予告表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
その後、図137(i)に示すタイミングで、予告アイコン表示枠YFが最大の大きさまで拡大し、予告アイコン拡大アニメーションが終了する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の略中央に剣豪の予告アイコンI62が表示された3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠が表示される。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、最大の大きさまで拡大して表示されている。すなわち、ストックされた剣豪の予告アイコンI62や既にストックされている疑似連予告アイコンI65は、通常の表示態様(第一の表示態様)よりもサイズの大きい拡大表示態様(この演出例において、「第二の表示態様」という場合がある。)で表示される。このとき、3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に隣接する2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部と4つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるように表示される。これにより、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が視認困難とされている。さらに、図137(i)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208の表示領域の左右端部の前面側にオーバーラップしているので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている予告アイコン表示枠YFの一部がさらに視認困難とされている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠における疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、視認困難とされているということができる。さらに換言すれば、3つ目の予告アイコンが拡大表示態様とされている状態で、既にストック済みの疑似連予告アイコンI65の一部が視認可能とされているということもできる。なお、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠は、その全部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるため、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65は非表示とされている。
その後、図137(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン縮小アニメーションが開始されている。すなわち、図137(j)に示されるタイミングにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFが縮小されるとともに、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が表示される位置に向かって移動する表示が行われている。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて縮小して表示される。このとき、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の全部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となって完全に表示される。すなわち、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65が完全に表示され、視認容易な状態とされる。さらに、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となり、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の一部が視認可能な状態とされる。すなわち、この演出例では、予告アイコン縮小アニメーションにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外にある予告アイコンが徐々に視認可能とされている。換言すれば、予告アイコン縮小アニメーションにより、視認可能となる予告アイコンの数が増加しているということもできる。
その後、図137(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFの縮小アニメーションが継続している。すなわち、図137(k)に示されるタイミングにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFがさらに縮小するとともに、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が表示される位置に向かって移動する表示が行われている。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて縮小して表示される。このとき、予告アイコン表示枠YFは、その全体が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となっており、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコン(2つの疑似連予告アイコンI65と剣豪の予告アイコンI62)が全て視認可能とされている。すなわち、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンは、通常の表示態様に対して拡大して表示されているものの、そのすべてが視認可能とされているということができる。
その後、図137(l)に示すタイミングで、予告アイコン縮小アニメーションが終了する。すなわち、図137(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFが消去されるとともに、予告アイコン表示枠YFにオーバーラップされていた炎のエフェクトEF1も消去され、UI部UI1が再び表示される。このとき、予告アイコン表示領域には、2つの疑似連予告アイコンI65の他、剣豪の予告アイコンI62がストックされている様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT5では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「パンダは殿様の師匠」に変更されている。ここで、予告アイコン表示枠YFが消去された後で炎のエフェクトEF1が消去されてもよいし、炎のエフェクトEF1が消去された後で予告アイコン表示枠YFが消去されてもよいし、予告アイコン表示枠YFと炎のエフェクトEF1が同時に消去されてもよい。また、チュートリアル表示部TT5の表示変更は、炎のエフェクトEF1が消去される前のタイミングであってもよいし、炎のエフェクトEF1が消去された後のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT5の表示変更が行われていなくてもよい。また、図137(k)に示されるタイミングと同図(l)に示されるタイミングの間のタイミングで、変動アイコンや保留アイコンの表示が行われるようにしてもよい。この場合に、保留が増加するとしっかりと反映されるような構成としてもよい。
なお、この演出例では、3つ目の予告アイコンがストックされる場合について説明したが、例えば、1つ目の予告アイコンがストックされる場合には、上述した予告アイコン拡大アニメーションが終了したとき、予告アイコン表示枠YFにおける1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の中央となるため、予告アイコン表示枠YFの左側端部が視認可能とされ、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域における予告アイコン表示枠YFの左側端部よりも左側の領域では、背景表示が表れることとなる。また、この場合では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となる予告アイコンがないため、視認困難とされる予告アイコンは発生しないこととなる。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、予告アイコン拡大アニメーションと予告アイコン縮小アニメーションを行い、予告アイコンのストックを演出するようにしたが、例えば、炎のエフェクトEF1が表示された後、予告アイコン拡大アニメーションを経ずに、予告アイコン表示枠YFが図137(i)に示すような表示となるようにしてもよいし、また、例えば、予告アイコン表示枠YFを図137(i)に示すような表示とされた後、予告アイコン縮小アニメーションを経ずに、図137(l)に示すようにUI部UI1が表示され、今回ストックされた予告アイコンが保留アイコン表示領域に追加して表示されるようにしてもよい。
また、この演出例では、ストックされた予告アイコンは、拡大表示された後、縮小アニメーションにより通常の表示態様に表示するようにしたが、例えば、拡大表示された状態で当該予告アイコンが消化される場合があってもよく、この場合には、当該予告アイコンを通常の表示態様に表示することなく消化するようにしてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコン拡大アニメーションを行って当該ストックされた予告アイコンを拡大表示するようにしたが、予告アイコンが消化される場合に、上述した要領で当該消化される予告アイコンを拡大表示(第二の表示態様で表示)した後に、消化するようにしてもよいし、消化する際に当該予告アイコンを拡大表示(第二の表示態様で表示)するようにしてもよい。
また、この演出例において、予告アイコンをストックする際に行われる予告アイコン拡大アニメーションは、ストックの契機によって一部がキャンセルされるものがあってもよい。例えば、キャラクタのアクション(例えば、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーション等)による予告アイコンのストックにおいて、装飾図柄の停止表示の直前に行われる場合には、一部がキャンセル(例えば、後半部分がキャンセル)されてもよいし、例えば、疑似連図柄等の特殊図柄の停止による予告アイコンのストックにおいては、キャンセルされないようにしてもよい。
また、既にストックされている予告アイコンの数や、当該ストックした予告アイコンの数によって、拡大表示の態様が異なってもよい。また、予告アイコンの数によらず拡大表示の態様が同じであってもよい。
また、予告アイコンの拡大表示を行っている場合に保留が増加した場合は、エフェクト画像の表示を行ったり、LED(例えば、始動口に設けられたLED)の点滅を行ったり、エフェクト音の出力等があってもよい。このことは、例えば、始動入賞時に先読みの対象となる保留増加時に行われるようにしてもよい。また、予告アイコンの拡大表示を行っている場合に保留が増加した場合でも、エフェクト画像の表示を行ったり、LED(例えば、始動口に設けられたLED)の点滅を行ったり、エフェクト音の出力等が行われず、予告アイコンの拡大表示が終了した後で保留アイコンの表示態様が変化しているようにしてもよく、このようにすることで、遊技者に保留アイコンの表示態様の変化に気づきやすくすることができる場合がある。
また、予告アイコンの拡大表示の際に、変動アイコンや保留アイコンもあわせて拡大表示を行うようにしてもよい。この場合において、予告アイコンの拡大表示の際に保留が増加した場合には、保留増加アニメーションが行われないようにしてもよい。
また、これまでの記載において、予告アイコンが文字(例えば、「チャンス」、「激熱」、「SP」、「疑似連」等)で構成されている場合には、予告テキストという場合がある。
次に、本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例について、図138を参照しながら説明する。ここで、図138は、本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例を示す概略説明図である。
図138(a−1)に示すように、本実施形態に適用可能な遊技盤200では、装飾図柄表示装置208の前面側に、装飾図柄表示装置208の表示面と略平行に延びた板状の透明保護部材CLが設けられている。この透明保護部材CLは、例えば、ステージ244の後端から立上げ形成されるとともに、上端にはリブRBが形成されており、ステージ244の形状に略沿って前方に突設されている。透明保護部材CLは、装飾図柄表示装置208の下方の約1/3程度を覆っており、遊技者は、この透明保護部材CLを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。このリブRBにより、ステージ244に飛び込んだ遊技球が透明保護部材CLを飛び越えて後方に逸脱するのを防止し、装飾図柄表示装置208や、この装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間に配置された演出可動体等に衝突して不具合が生じるのを防止できる場合がある。
図138(a−2)は、同図(a−1)に示される演出装置206を適用し、装飾図柄表示装置208にて演出表示が行われている様子を示している。なお、図138に示す例では、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つとしての家紋役物224Eが配置されており、装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間で変位することが可能に構成されている。図138(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図138(a−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び1つ目の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、2つ目の保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様であるが点滅表示されており、先読み予告の表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、適宜のタイミングで表示内容が更新される。なお、図138(a−2)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示状態となっている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、図138(a−2)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに表示されるとともに、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、吹き出し部TT3が表示されている。吹き出し部TT2には「爺はどこ〜」というセリフが表示され、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフが表示されている。なお、吹き出し部TT2及びTT3は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされており、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難な状態となっている。また、UI部の一部(保留表示枠FL1及び保留表示枠FL1内に表示された変動アイコンh0や保留アイコンh11,h12)とチビ姫のキャラクタCH1は、透明保護部材CLと重なっており、透明保護部材CLと重なっていない場合と比較すると視認性が低下している場合がある。
図138(a−3)では、家紋役物224Eが上昇して装飾図柄表示装置208にオーバーラップしている様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、上方に延出するようにしてその範囲が拡大されており、その拡大部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている。なお、図138(a−3)に示されるタイミングでは、忍者のキャラクタNJ1は、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされている。
その後、図138(a−4)に示すタイミングでは、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208の下方の初期位置まで戻り、装飾図柄表示装置208に対するオーバーラップ状態が解消されている。そのため、図138(a−4)に示される装飾図柄表示装置208では、拡張表示された保留表示枠FL1に変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1とが上下方向に並んで表示されている様子が示されている。なお、吹き出し部TT2は、拡張表示された保留表示枠FL1の拡張部分にオーバーラップされ、拡張表示された保留表示枠FL1の拡張部分にオーバーラップされていない場合と比較すると視認困難とされる一方、吹き出し部TT3は、保留表示枠FL1の上方に表示されているため、オーバーラップされていない。また、変動表示中の装飾図柄は、保留表示枠FL1にオーバーラップされており、保留表示枠FL1にオーバーラップされていない場合と比較すると一部が視認困難とされている。なお、本実施形態では、保留表示枠FL1が上方に拡張表示されることにより、透明保護部材CLよりも上方まで表示することができるので、保留表示枠FL1の視認性が向上する場合がある。
図138(b−1)は、同図(a−2)に示して上述した様子が示されており、同図(b−1a)は、同図(b−1)のA−A断面の様子を模式的に表している。
図138(b−1a)に示すように、装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間には、上述した家紋役物224Eの他、装飾図柄表示装置208の大きさと略同じ大きさの導光板ILが配置されている。導光板ILは、家紋役物224Eの前面側(すなわち、遊技者側)に配置されている。なお、図138(b−1)に示す状態では、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方に退避してる。遊技者は、このようにして構成されているので、装飾図柄表示装置208の一部は、導光板ILのみを介して視認され、他の一部は、透明保護部材CL及び導光板ILを介して視認されることとなる。なお、導光板ILの構成については、図114に示して上述した通りであるので、ここでの説明については省略する。
図138(b−2)は、同図(a−3)に示して上述した様子が示されており、同図(b−2a)は、同図(b−2)のB−B断面の様子を模式的に表している。
図138(b−2a)に示すように、家紋役物224Eが、装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在し、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在していない場合と比較すると装飾図柄表示装置208が視認困難となっている。
図138(b−3)は、同図(a−4)に示して上述した様子が示されており、同図(b−3a)は、同図(b−3)のC−C断面の様子を模式的に表している。
図138(b−3a)に示すように、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方に移動したため、遊技者は、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在している場合と比較すると、透明保護部材CL、導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認容易な状態となっている。
図138(c−1)及び同図(c−2)は、装飾図柄表示装置208の表示画面に表示される画像が配置されるレイヤ構成の一例について説明する図である。
図138(c−1)に示すように、上述した保留表示枠FL1は、第1のレイヤ層LY1に配置されている。また、図138(c−2)に示す例では、保留表示枠FL1のうちの上方に拡張した部分(拡張部分)については、第1のレイヤ層LY1よりも後方に配置される第2のレイヤ層LY2に配置されている。なお、保留表示枠FL1の拡張部分に表示されている忍者のキャラクタNJ1も第2のレイヤ層LY2に配置されている。すなわち、保留表示枠FL1の拡張部分は、表示の優先度が低いということができる。ここで、保留表示枠FL1を構成する2つのレイヤにそれぞれ配置されるパーツ間に他のレイヤLY3が形成され、例えば、セリフ予告や、装飾図柄や、予告表示(例えば、矢が飛んでくる表示)等、いずれの表示を表示させることも可能である。また、保留表示枠FL1の拡張部分も第1のレイヤ層LY1(あるいは、第2のレイヤ層LY2)に表示して、2以上のレイヤにパーツが跨らず、1つの画像データとして構成するようにしてもよい。
なお、UI部の表示態様は、演出ステージ、遊技状態毎に応じた演出モード(以下、「演出ステージ等」とう。)によっても異なるように構成してもよいし、共通であってもよい。
また、演出ステージ等の少なくとも一部については、遊技者の操作によって選択可能なものであってもよいし、遊技の進行に応じて(例えば、変動回数毎に)変化するようなものであってもよい。
また、本発明の特徴的動作である「保留表示枠FL1が上方に拡張表示される」という動作は、演出ステージ等の少なくとも一部(例えば、非電サポ状態における演出ステージ等であったり、図柄変動中における設定画面の表示中において遊技者が選択可能な演出ステージ等のうちの一部)において行われるものであってもよいし、すべての演出ステージ等において行われるものであってもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図139〜図154を参照しながら説明する。
図139〜図154は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図139〜図154では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図139〜図150、図152及び図154では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図139〜図154に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。また、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図139〜図150及び図152〜図154では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図139は、本実施形態に適用可能な保留アイコンによる先読み予告演出としての保留変化予告演出の一例について段階的に示す図であり、図140は、図139に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図139(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1内に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、広義には、UI部全体を保留アイコンの台座と解釈してもよい。図139(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報の表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図139(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図139(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、演出ボタン136の操作を指示する場合に、表示態様が変化するように構成されている。なお、このボタン画像136aは、常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、UI部も常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図139(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。しかしながら、この演出例では、図139(b)に示されるタイミングでは、第3の保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で表示されている。
その後、図139(c)に示されるタイミングで、保留アイコン表示領域における3つ目の特図1の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様(例えば、白色で点滅する表示態様)に変化する。このとき、スピーカ120から、「ピコーン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。なお、保留アイコンh13の表示態様が変化するよりも前にスピーカ120からの音声出力が行われてもよいし、スピーカ120からの音声出力よりも前に保留アイコンh13の表示態様が変化するようにしてもよい。この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、保留アイコンh13の表示態様の変化のタイミングとスピーカ120からの音声出力のタイミングが同じタイミングであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側には、チビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図139(c)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「この変動は・・・」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する示唆がなされている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップされているが、オーバーラップされない位置に配置するようにしてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1と吹き出し部TT2とが同じタイミングで表示されてもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が表示された後で吹き出し部TT2が表示されてもよいし、吹き出し部TT2が表示された後でチビ姫のキャラクタCH1が表示されてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図139(d)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、複数本の矢が表示画面の右上から左下に向かって降ってくる様子が示されている。この複数本の矢は、予告表示として出現するものであり、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされている。また、吹き出し部TT2が、「もしかして・・・」という説明表示に変更されている。ここで、複数本の矢が表示開始されるタイミングは、吹き出し部TT2の説明表示が変更される前のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の説明表示が変更された後のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の説明表示が変更されるタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、複数本の矢にオーバーラップされているが、複数本の矢にオーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、吹き出し部TT2の表示が変更された後のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の表示が変更されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、吹き出し部TT2の表示が変更されるタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図139(e)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄が「装飾6」で停止表示している様子が示されている。なお、「装飾6」で停止表示した左図柄は、チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2の一部をオーバーラップするようにして表示されている。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図139(f)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、右図柄が「装飾2」で停止表示している様子が示されている。なお、複数本の矢、及びチビ姫のキャラクタCH1は消去されている。複数本の矢が消去するタイミングは、チビ姫のキャラクタCH1が消去した後であってもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が消去する前であってもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が消去するタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図139(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄が「装飾2」で停止表示された後、「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われた後、ハズレの表示結果が確定される。また、第1装飾図柄の確定停止表示のタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて変動表示されていた第2装飾図柄も「装飾6−装飾2−装飾2」の組わせで停止表示される。なお、このとき、変動アイコンh0は、消去されてもよいし、表示されたままであってもよい。また、装飾図柄の揺れ変動状態が開始される前には消去されるように構成してもよい。
図140(a)は、図139(g)から引き続き、図柄停止表示中の様子が示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図140(b)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される保留表示枠FL1内に収容されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図140(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が行われている。ここで、チュートリアル表示部TT1の表示は、装飾図柄の変動表示が開始した後のタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図140(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には「爺はどこ〜」というセリフ表示がなされており、会話予告が開始されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、複数本の矢が再び表示画面の右上から左下に向かって降ってくる様子が示されている。このように、この複数本の矢は、連続して複数回の図柄変動表示において行われる連続予告として機能する場合がある。なお、この演出例では、図139(c)と同様に、チビ姫のキャラクタCH1が表示されているが、他のキャラクタが表示されてもよい。
その後、図140(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図140(d)に示されるタイミングでは、チビ姫のキャラクタCH1によるセリフ表示に呼応して、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフ表示がなされており、会話予告が継続している。ここで、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、第1装飾図柄によってオーバーラップされているが、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。また、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップしない位置に配置されてもよい。また、爺のキャラクタGY1と吹き出し部TT3とが同じタイミングで表示されてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示された後で吹き出し部TT3が表示されてもよいし、吹き出し部TT3が表示された後で爺のキャラクタGY1が表示されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話予告は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、爺のキャラクタGY1が表示された後のタイミングであってもしてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、爺のキャラクタGY1が表示されるタイミングとが同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図140(e)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。より具体的には、家紋役物224Eは、移動後、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、吹き出し部TT2の一部をそれぞれ覆っている。
その後、図140(f)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメーション(拡張アニメ)が行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。すなわち、保留表示枠FL1が家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が表れているということができる。また、拡張後の保留表示枠FL1は、吹き出し部TT2と重なり、吹き出し部TT2にオーバーラップするが、吹き出し部TT3とは重ならず、オーバーラップしていない。すなわち、この演出例では、後から表示されるセリフ予告(吹き出し部TT3)には保留表示枠FL1が拡張してもオーバーラップしない場合がある。このように、拡張後の保留表示枠FL1の表示態様を拡張表示態様という場合がある。なお、この演出例では、拡張前の保留表示枠FL1と拡張後の保留表示枠FL1の図を表しているが、拡張アニメは、保留表示枠FL1が段階的に拡張するものも含まれる。
その後、図140(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
図140(h)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、後面側に表示されるようにしてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ1による演出は、拡張後の保留表示枠FL1の拡張部分において行われているということができる。換言すれば、保留表示枠FL1の拡張した部分に演出表示の一例である忍者のキャラクタNJ1が表示されているということができる。さらに換言すれば、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域と、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の差分の領域の部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されているということもできる。この忍者のキャラクタNJ1による演出は、先読み予告や当該変動予告の演出として機能する場合がある。また、手裏剣SH1による演出表示は、拡張後の保留表示枠FL1で行われる演出(忍者のキャラクタNJ1による演出)と関連するが、保留表示枠FL1の外で行われている演出ということができる。
その後、図140(i)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。なお、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域を含んで構成されている。換言すれば、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の面積が大きくなった表示態様であるということができる。
その後、図140(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第2の保留アイコンh12全体を視認困難とするとともに、隣接する第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。これにより、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化して大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
その後、図140(k)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。換言すれば、先読みの対象である保留の保留アイコンが変化するのに先立って、所定の発光手段(家紋役物224Eが内蔵するLEDや、特図始動口に設けられたLED等)が保留アイコンの変化後の態様に応じて態様を変化しているということができる。
その後、図140(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。なお、保留アイコンh12の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で保留アイコンh12の表示態様が変化するようにしてもよいし、保留アイコンh12の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図140(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1に表示されていた忍者のキャラクタNJ1が消え、その後、保留表示枠FL1が同図(a)に示される形状となるように縮小するアニメーション表示(縮小アニメ)が行われる。なお、忍者のキャラクタNJ1を消去させずに縮小アニメをおこなうようにしてもよく、この場合、保留表示枠FL1の縮小に合わせて忍者のキャラクタNJ1が下方に移動するように表示し、変動アイコンh0にオーバーラップされるようにして、最終的には消去するようにしてもよい。
その後、図140(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の縮小アニメが終了し、保留表示枠FL1がデフォルトの表示態様となる。
なお、上述した演出例において、チビ姫のキャラクタCH1、爺のキャラクタGY1、複数の矢の予告表示、家紋役物224E、装飾図柄変動表示、保留表示枠FL1の拡張動作等の各演出の開始タイミングや終了タイミングについては、任意の組合せで行うことができる。
また、この演出例では、拡張後の保留表示枠FL1に保留アイコンを変化させるためのキャラクタ(例えば、忍者のキャラクタNJ1)を表示しているが、変化後の保留アイコンと略同一の画像を表示するように構成してもよいし、変化後の保留アイコンを想起させる(変化後の保留アイコンに対応する)画像を表示するように構成してもよい。
次に、忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様の変化演出において、保留アイコンの表示態様の変化に失敗した場合の演出例について説明する。
図140(i´)は、同図(i)に対応しており、同図(i)と同じ演出内容となっている。その後、図140(j´)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12と重なるものの、エフェクトEF2の表示が行われず、手裏剣SH1が第2の保留アイコンを通過し、図140(k´)に示すように、手裏剣SH1が第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下方にフレームアウトすることにより、保留アイコンの表示態様の変化に失敗したことを演出している。したがって、第2の保留アイコンh12の表示態様は、白色で点滅した態様のままとなっている。
図141は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。図141では、中図柄に「変化」の文字表示が示された装飾図柄が停止表示されたことを契機として、保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。すなわち、「変化」の装飾図柄は、演出内容を示唆する表示ということができる。
図141(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図141(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、白色で点滅しており、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾3−変化−装飾1」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図141(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図141(b)では、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。このとき、家紋役物224Eは、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、「変化」の中図柄の一部をそれぞれ覆っている。なお、家紋役物224Eが装飾図柄をオーバーラップしないようにしてもよい。
その後、図141(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。このとき、拡張後の保留表示枠FL1は、装飾図柄(「変化」の中図柄)にオーバーラップしている。換言すれば、装飾図柄(「変化」の中図柄)は、拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされているということもできる。なお、拡張後の保留表示枠FL1が装飾図柄にオーバーラップしないようにしてもよい。
その後、図141(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合と比較すると視認困難とされている。
図141(e)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。すなわち、この演出例では、演出内容を示唆する表示(「変化」の装飾図柄)がオーバーラップされている状態で保留アイコンの表示態様の変化演出が開始されているということができる。
その後、図141(f)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図141(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第2の保留アイコンh12全体を視認困難とするとともに、隣接する第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。
その後、図141(h)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。
その後、図141(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
その後、図141(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1に表示されていた忍者のキャラクタNJ1が消え、その後、保留表示枠FL1の縮小アニメが行われる。
その後、図141(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の縮小アニメが終了し、保留表示枠FL1がデフォルトの表示態様となる。すなわち、保留表示枠FL1による装飾図柄へのオーバーラップが解消された状態となり、保留表示枠FL1による装飾図柄へのオーバーラップが解消されていない状態と比較すると装飾図柄が視認容易となる。
図142は、図140に示される演出の変形例を示す図である。図142では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。なお、図142(a)〜同図(n)は、チュートリアル表示部TT1がフレームイン及びフレームアウトするアニメーションを行うほかは、図140(a)〜同図(n)と同様であるので、異なる部分のみ説明し、図140(a)〜同図(n)と同様の内容については説明を省略する。
図142(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1が表示されておらず、フレームアウトの状態となっている。
その後、図142(b)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインのアニメーション(フレームインアニメ)が開始され、その後、図142(c)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が表示される。なお、チュートリアル表示部TT1の文字表示が表示されるタイミングは、フレームインアニメの完了と同時でもよいし、フレームインアニメの完了の後のタイミングでもよいし、フレームインアニメの完了よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、チュートリアル表示部TT1における「パンダは殿様の師匠」の文字表示は、図142(f)に示されるタイミングでチュートリアル表示部TT1のフレームアウトのアニメーション(フレームアウトアニメ)が開始されるまで(例えば、5秒間)継続して表示される。したがって、図142(e)に示されるように、家紋役物224Eが上昇してチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップされると、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の一部がオーバーラップされる場合がある。
その後、図142(f)〜同図(h)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトするフレームアウトアニメが行われる。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトアニメが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトアニメが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトアニメが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、フレームアウトアニメの開始のタイミングは、保留表示枠FL1の拡張アニメの開始のタイミングと同じであってもよいし、拡張アニメの開始よりも前のタイミングであってもよいし、拡張アニメの開始よりも後のタイミングであってもよい。この演出例において、チュートリアル表示部TT1は、第二の拡張表示の一例ということができる。例えば、チュートリアル表示部TT1は、装飾図柄にオーバーラップされないという点では、拡張された保留表示枠FL1(この演出例において、第一の拡張表示の一例という場合がある)と同様であるが、セリフ予告にオーバーラップしない点、オーバーラップする領域が少ない点、オーバーラップする頻度が低い点等において異なっているということができる。
図143は、図140に示される演出の別の変形例を示す図である。図143では、チュートリアル表示部TT1による説明表示が行われてフレームアウトした後、再びチュートリアル表示部TT1がフレームインし、このチュートリアル表示部TT1において予告表示を行う様子が示されている。なお、図143(a)〜同図(n)は、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトした後、再びチュートリアル表示部TT1がフレームインし、このチュートリアル表示部TT1において予告表示を行うほかは、図142(a)〜同図(n)と同様であるので、異なる部分のみ説明し、図142(a)〜同図(n)と同様の内容については説明を省略する。
図143(a)〜同図(h)に示される演出が行われた後、図143(i)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインアニメが再び開始され、その後、図143(j)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、チュートリアル表示部TT1には、「疑似連」の文字表示が表示される。すなわち、疑似連が行われるかもしれないことを示唆する表示が行われている。すなわち、チュートリアル表示部TT1では、チュートリアル表示の他、予告表示も行うことができる。なお、この「疑似連」の文字表示は、当該変動の予告であってもよいし、先読み予告であってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1のフレームインアニメの完了のタイミングは、エフェクトEF2の表示が開始されるよりも前のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるよりも後のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるのと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。その後は、図143(j)〜同図(n)に示すように、チュートリアル表示部TT1が継続して表示される。なお、この演出例において、説明表示が行われる場合よりも予告表示が行われる場合の方が、チュートリアル表示部TT1の表示時間が長いように構成されているが、表示時間が同じであってもよいし、予告表示が行われる場合よりも説明表示が行われる場合の方が、チュートリアル表示部TT1の表示時間が長いように構成されてもよい。また、説明表示の場合と、予告表示の場合とで文字の色を異ならせるようにしてもよい。このように、この演出例では、チュートリアル表示部TT1の表示が複数回行われる場合がある。
なお、チュートリアル表示部TT1において、成功するか否かのパターンを有する複数種類のミニゲームを表示し、該ミニゲームの成功パターンが行われる場合には、成功を示す表示と同時に又は当該表示の後に、保留変化等の他の演出表示に変化を与える表示(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、変動アイコンの表示態様の変化、疑似連図柄の停止、疑似連の発生、セリフ予告の表示態様の変化(例えば、青セリフや青背景のセリフを赤セリフや赤拝啓のセリフに変化)、セリフ予告のステップアップ(例えば、キャラAのセリフ予告表示が行われている状態において、次いでキャラBのセリフ予告表示を行うなど))を行うように構成してもよい。
図144は、本実施形態に適用可能なスーパーリーチ演出の一例について段階的に示す図である。図144に示す演出例は、例えば、図140に示される演出表示が行われた後に実行される、上述したようにして表示態様が変化した保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示が行われている様子が示されている。
図144(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図144(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0は、緑色で点灯表示される先読み予告の表示態様となっており、2つの保留アイコンh11,h12は、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示は消去されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」という文字表示が行われ、説明表示が行われている様子が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図144(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の色に合わせて緑色に発光している。
その後、図144(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。
そして、図144(c)に示すように、導光板ILに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板ILに形成された模様は、チュートリアル表示部TT1、保留表示枠FL1、変動アイコン及び保留アイコンにオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1、保留表示枠FL1、変動アイコン及び保留アイコンにオーバーラップしていない場合と比較してこれらの表示が視認しにくくなる場合がある。
その後、図144(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている。具体的には、UI部FOアニメが開始されると、チュートリアル表示部TT1に表示されていた文字表示が消去されるとともに、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。なお、チュートリアル表示部TT1における文字表示の消去のタイミングは、保留アイコンの消去のタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、保留アイコンの消去のタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、保留アイコンの消去のタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。なお、変動アイコンh0は消去されていないが、変動アイコンh0も消去されるようにしてもよい。
その後は、図144(d)〜同図(g)に示すように、UI部がUI部FOアニメによりフレームアウトする。なお、保留表示枠FL1が消去されても家紋役物224Eの発光色により、保留アイコンの表示態様を認識することができる場合がある。すなわち、上述したようにして、保留表示枠FL1が拡張することにより行われた保留アイコンの表示態様の変化演出により変化した保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示が行われることにより表示される変動アイコンが収容される保留表示枠FL1が非表示とされた後でも保留アイコンの変化後の表示態様を確認することができる場合がある。
図144(h)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図144(h)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。
その後、例えば、図126(c)〜同図(h)に示される殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタによる決闘シーンのアニメーション表示が行われた後、図144(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その結果、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、図144(j)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、剣豪リーチ専用の背景から城下町の背景に変更され、第1装飾図柄表示装置208Lでは、図144(j)〜同図(n)に示すように、UI部が表示画面の下方からフレームインするアニメーション(UI部FIアニメ)が行われる。なお、保留アイコンは、UI部FIアニメの表示が完了した後で再表示されるが、UI部FIアニメの表示が開始されたときから表示されていてもよいし、UI部FIアニメの表示の完了と同時に表示されてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図144(o)に示されるタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、家紋役物224Eは、緑色の発光態様からデフォルトの発光態様(白色の発光態様)となる。なお、第3装飾図柄表示装置208Nにおいても第1装飾図柄が表示されるようにしたが、停止表示時には消去されるようにしてもよい。また、家紋役物224Eがデフォルトの発光態様に変化するタイミングは、装飾図柄の停止表示と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、変動アイコンh0は、装飾図柄の停止表示の前に、いったんデフォルトの表示態様に変化してから消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の後に、デフォルトの表示態様に変化してから消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の前に、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の後に、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示のタイミングと同じタイミングで、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよい。
なお、導光板ILに形成された模様が表示されている状態において、拡張後・拡張中・縮小中の保留表示枠FL1が表示されるように構成されてもよく、該構成においては、拡張後の保留表示枠FL1の全てが導光板ILに形成された模様にオーバーラップされないように構成されてもよい。
また、スーパーリーチ中に保留表示枠FL1及び変動アイコンh0を表示するように構成されてもよく、該構成において、スーパーリーチ中における各タイミング(例えば、味方キャラのカットインや、敵キャラのカットインの表示タイミング、あるいは、青色で表示されたセリフや、赤色で表示されたセリフの表示タイミング等)における表示態様を変化させたりしてもよい。
また、上記構成に加えあるいは上記構成に置き換えて、チュートリアル表示部TT1をスーパーリーチ中にフレームイン可能に構成し、上記各タイミングにおける表示の態様を変化させたりしてもよいし、当否の期待度を示す複数種類の表示のうちの一の表示を行うようにしてもよい。
図145は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図145(a−1)〜同図(a−4)では、保留表示枠FL1の拡張部分で予告アイコンをストックする演出表示が行われる様子が示されており、図145(b−1)〜同図(b−6)では、予告アイコンがストックされている状態で保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されており、図145(c−1)〜同図(c−6)では、保留アイコンの表示態様の変化演出と一部が共通する演出により予告アイコンの表示態様が変化する演出が行われている様子が示されている。
図145(a−1)に示される演出例は、忍者のキャラクタNJ1に換えて宝箱の予告アイコンBXが表示されている点を除き、図140(g)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図145(a−1)に示すように、宝箱の予告アイコンBXは、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされており、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。また、この演出例では、予告アイコンの一例として宝箱の予告アイコンBXを用いて説明するが、例えば、図81や図136(d)に示される各種予告アイコンを表示する場合にも適用可能であることはいうまでもない。
その後、図145(a−2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、宝箱の予告アイコンBXのうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。
その後、図145(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、宝箱の予告アイコンBXが第2の保留アイコンh12に向かって移動している様子が示されている。このとき、宝箱の予告アイコンBXは、縮小して表示されているが、縮小しないで表示されてもよいし、拡大して表示されてもよい。また、形状が変更されたり、表示色が変更されてもよい。
その後、図145(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、宝箱の予告アイコンBXが第2の保留アイコンh12の上部で停止表示し、第2の保留アイコンh12に対応する保留に基づく図柄変動表示において何らかの予告が行われることを示唆している。すなわち、宝箱の予告アイコンBXによる先読み予告が行われている。
図145(b−1)〜同図(b−6)に示される演出例は、第2の保留アイコンh12の上部に宝箱の予告アイコンBXが表示されている点を除き、図140(g)〜同図(l)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図145(b−1)に示される予告アイコンBXは、図145(a−1)〜同図(a−4)において上述した要領で表示されたものに限らず、例えば、他の演出(例えば、チャンス図柄の停止により行われる演出等)により表示されたものであってもよい。また、予告アイコンが、保留表示枠FL1における演出では表示されないものであってもよい。
図145(b−3)では、手裏剣SH1が宝箱の予告アイコンBXに重なっている様子が示されている。ここで、手裏剣SH1は、宝箱の予告アイコンBXにオーバーラップするようにしてもよいし、宝箱の予告アイコンBXにオーバーラップされるようにしてもよい。すなわち、例えば、宝箱の予告アイコンBXが図145(a−1)〜同図(a−4)において上述した要領で表示されたものである場合でも、手裏剣SH1の方が宝箱の予告アイコンBXよりも前面側に表示されてもよいし、背面側に表示されてもよい。
図145(b−4)では、エフェクトEF2が第2の保留アイコンh12の他、宝箱の予告アイコンBXの全部にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化するのか、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化するのかがわからず、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
図145(c−1)〜同図(c−5)に示される演出例は、図145(b−1)〜同図(b−5)と同様であるため、詳しい説明については省略する。
図145(c−5)では、エフェクトEF2が第2の保留アイコンh12全体を覆うように表示しているが、変化後の保留アイコンの表示態様(表示色)に対応する家紋役物224Eの発光態様の変化が見られない。すなわち、家紋役物224Eの発光色の不変化により、保留アイコンの変化表示が行われないことを予告しているということができる。
図145(c−5)に続く図145(c−6)では、エフェクトEF2が消去された後の様子が示されている。すなわち、図145(c−6)に示す演出例では、エフェクトEF2が消去された後、第2の保留アイコンh12の表示態様は変化せず、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化しており、遊技者は、保留アイコンの表示態様の変化ではなく、宝箱の予告アイコンBXが昇格変化したことにより、演出に意外性を持たせるとともに、大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。なお、宝箱の予告アイコンBXの変化の態様は、大きさの変化に限らず、例えば、形状が変化してもよいし、色が変化してもよいし、これらの組合せにより変化してもよい。なお、図145(c−6)に示すように、スピーカ120からは、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化したことを報知する音声出力が行われているが、音声出力が行われないようにしてもよい。
図146は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図146(a−1)〜同図(a−6)では、先読み予告の表示態様(例えば、白色で点滅)で表示されている保留アイコン以外の保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図146(b−1)〜同図(b−4)では、保留表示枠FL1の拡張部分に他のキャラクタが登場して保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図146(c−1)〜同図(c−5)では、表示されているすべての保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図146(a−1)に示される演出例は、第3の保留アイコンh13が表示されている点を除き、図140(g)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図146(a−1)に示すように、第3の保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で表示されている。
図146(a−1)に続く同図(a−2)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12ではなく、これに隣接する第3の保留アイコンh13に向かって移動している。
その後、図146(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第3の保留アイコンh13に向かっている様子が示されている。
その後、図146(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第3の保留アイコンh13と重なり、第3の保留アイコンh13が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第3の保留アイコンh13全体を視認困難とするとともに、隣接する第2の保留アイコンh12の一部にもオーバーラップしている。なお、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(白色で点滅)のままとなっている。
その後、図146(a−5)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第3の保留アイコンh13の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。
その後、図146(a−6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第3の保留アイコンh13が再び視認容易に表示される。このとき、第3の保留アイコンh13の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。なお、保留アイコンh13の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で保留アイコンh13の表示態様が変化するようにしてもよいし、保留アイコンh13の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、第2の保留アイコンh12の表示態様は、先読み予告の表示態様のまま変化はしていない。この演出例によれば、第2の保留アイコンh12ではなく、これに隣接する第3の保留アイコンh13の表示態様が変化することにより、演出に意外性を持たせることができるとともに、第2の保留アイコンh12に対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を維持しつつ、第3の保留アイコンh13に対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。なお、この演出例は、先読み予告の対象である第2の保留アイコンに隣接する第3の保留アイコンに対して行う例について説明したが、第1の保留アイコンに対して行うようにしてもよいし、4つ目の保留がある場合には、第4の保留アイコンh14に対して行うようにしてもよい。
図146(b−1)〜同図(b−4)に示される演出例は、保留表示枠FL1の拡張部分に、忍者のキャラクタNJ1に換えて番長のキャラクタBC1が表示されるとともに、投てき物が変更されている点を除いて、図140(g)〜同図(j)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。
図146(b−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1ではなく、番長のキャラクタBC1が表れている。なお、番長のキャラクタBC1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
図146(b−2)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、番長のキャラクタBC1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、番長のキャラクタBC1が投てき物として手裏剣SH1に換えて気功波KK1を放っている様子が示されている。この気功波KK1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、気功波KK1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、背面側に表示されるようにしてもよい。
その後、図146(b−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図146(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。ここで、エフェクトEF2の表示態様が手裏剣SH1の場合と気功波KK1の場合とで異なるようにしてもよい。また、このとき、番長のキャラクタBC1は、保留表示枠FL1から消去されているが、表示されていてもよい。このように、この演出例では、忍者のキャラクタNJ1以外のキャラクタも表示可能とすることで、例えば、出現するキャラクタにより大当りの信頼度に変化を持たせることができる場合がある。
図146(c−1)〜同図(c−3)に示される演出例は、第3の保留アイコンh13が表示されており、また、第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様である点を除き、図146(b−1)〜同図(b−3)と同様であるので、相違する点についてのみ詳しく説明し、その他についての詳しい説明を省略する。
図146(c−3)に続く同図(c−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が、第2の保留アイコンh12と重なり、爆発するエフェクトEF3が表示されるが、このエフェクトEF3は、第2の保留アイコンh12のみではなく、保留アイコン表示領域全域にわたって爆発するエフェクト表示となっている。すなわち、このエフェクトEF3の表示により、保留アイコン表示領域に表示された保留アイコンの全てが表示態様の変化の対象となることが報知されている。これにより、すべての保留に対して信頼度が高まるかもしれないという期待感を持たせることができる場合がある。なお、図146(c−4)に示されるタイミングでは、番長のキャラクタBC1が保留表示枠FL1から消去されているが、表示された状態であってもよい。また、このエフェクトEF3による演出は、番長のキャラクタBC1が登場した場合にのみ行われる演出であって、忍者のキャラクタNJ1が登場した場合では行われない演出であってもよい。また、番長のキャラクタBC1が登場した場合には、必ずエフェクトEF3による演出が行われるようにしてもよい。
その後、図146(c−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF3が消去され、エフェクトEF3が消去されていない状態と比較して第1の保留アイコンh11〜第3の保留アイコンh13が再び視認容易に表示される。このとき、第1の保留アイコンh11〜第3の保留アイコンh13の全ての表示態様が、デフォルトの表示態様から主人公の殿様の表示態様に変化している。この演出例によれば、先読みの対象である保留アイコンのみならず、表示されたすべての保留アイコンの表示態様が変化することにより、演出に意外性を持たせることができるとともに、すべての保留に対する大当りへの期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。この演出例は、例えば、特定のタイミングで保留が増加した場合に行われるものであってもよく、より具体的には、保留表示枠FL1の拡張アニメが開始された後で保留が増加した場合に行うようにしてもよい。
図147は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図147(a−1)〜同図(a−5)では、保留表示枠FL1の拡張範囲が大きくされている様子が示されており、図147(b−1)〜同図(b−5)では、保留表示枠FL1の背景が開放し、そこに保留変化予告演出にかかるキャラクタが出現する様子が示されており、図147(c−1)〜同図(c−4)では、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図147(a−1)に示される演出例は、図140(g)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図147(a−1)に続く同図(a−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方にさらに拡張している様子が示されている。また、保留表示枠FL1の上方へのさらなる拡張に応じて、忍者のキャラクタNJ1もさらに上方に移動している。このとき、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eにオーバーラップされておらず、家紋役物224Eにオーバーラップされている状態と比較すると視認容易とされている。また、保留表示枠FL1は、吹き出し部TT3にオーバーラップしており、吹き出し部TT3にオーバーラップしていない状態と比較すると吹き出し部TT3の表示が視認困難とされている。また、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降している。
その後、図147(a−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が3つの手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この3つの手裏剣SH1は、いずれも先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、吹き出し部TT2にオーバーラップしている。また、図147(a−3)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、初期位置に戻っている。
その後、図147(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、3つの手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
その後、図147(a−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、殿様の表示態様で表示されている。なお、このとき、スピーカ120から保留アイコンの表示態様が変化したことの報知音を出力するようにしてもよい。また、このとき、家紋役物224Eの発光態様は変化していないが、変化してもよい。このように、この演出例では、図140に示される演出例と比較すると、保留表示枠FL1の拡張範囲が上方にさらに大きくされているとともに、演出内容も一部が異なっている。なお、保留表示枠FL1の拡張範囲が大きくされても演出内容を同じにしてもよい。また、信頼度に応じて保留表示枠FL1の拡張範囲を変化させるようにしてもよい。これにより、保留表示枠FL1の変化量により大当りに対する期待感に変化を持たせることができる場合がある。
なお、保留表示枠FL1の拡張範囲を、上方のみならず、幅方向に拡大するようにしてもよい。この場合、例えば、図147(a−3´)に示すように、保留表示枠FL1を上方への拡張に加えて、先読みの対象の保留アイコンに重なる範囲まで幅方向に拡大するようにしてもよい。また、保留表示枠FL1の上下方向に対する拡張範囲を、図140(g)に示される程度とし、幅方向に対する拡張範囲を、先読み対象の保留アイコンに重なる範囲までとしてもよい。また、先読みの対象である第2の保留アイコンh12よりも後に消化される第3の保留アイコンが表示されている場合においては、第3の保留アイコンの少なくとも一部まで、幅方向に拡大するように構成してもよい。換言すれば、保留表示枠FL1の一部が第3の保留アイコンにオーバーラップされるように構成してもよい。
図147(b−1)では、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、保留表示枠FL1の拡張アニメにより保留表示枠FL1が上方に拡張したが、拡張部分にキャラクタが出現せず、その後、家紋役物224Eが初期位置まで移動した様子が示されている。その他の演出内容については、図140(g)に示されるのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
その後、図147(b−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の背景がシャッタのように上昇する開放動作が開始され、背景の裏側が視認されるような態様の表示が行われている様子が示されている。
すると、図147(b−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の背景が全開状態となり、忍者のキャラクタNJ1が出現する様子が示されている。なお、背景が全開状態となった保留表示枠FL1のバックカラーを複数種類用意し、保留アイコンの表示態様の変化の期待度によって色を異ならせるようにしてもよい。そして、図147(b−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。なお、手裏剣SH1の投てき演出が開始されるタイミングは、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるタイミングよりも後であってもよいし、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるタイミングと同じであってもよいし、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるよりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図147(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図147(b−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このとき、保留表示枠FL1の背景がシャッタのように下降する閉鎖動作が開始され、その後、閉扉状態となる。なお、保留表示枠FL1の背景の閉鎖動作の開始タイミングは、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングよりも前であってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングと同じであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングよりも後であってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
図147(c−1)に示される演出例は、忍者のキャラクタNJ1が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきしている点を除き、図140(i)と同様であるので、相違する点について詳しく説明し、その他については説明を省略する。
図147(c−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が変動アイコンh0に向けて手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。
その後、図147(c−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、変動アイコンh0と重なり、変動アイコンh0が爆発するエフェクトEF3の表示が行われている。このエフェクトEF3は、変動アイコンh0全体を視認困難とするとともに、忍者のキャラクタNJ1の一部にもオーバーラップしている。なお、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様のまま変化していない。これにより、第2の保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を維持しつつ、変動アイコンh0の表示態様が変化して当該変動についての大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
その後、図147(c−3)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。換言すれば、変動アイコンの表示態様が変化する予告が行われるのに先立って、所定の発光手段(家紋役物224Eが内蔵するLEDや、特図始動口に設けられたLED等)が変動アイコンh0の変化後の態様に応じて態様を変化しているということができる。
その後、図147(c−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF3が消去され、変動アイコンh0が再び視認容易に表示される。このとき、変動アイコンh0の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、変動アイコンh0の表示態様が変化したことを報知している。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で変動アイコンh0の表示態様が変化するようにしてもよいし、変動アイコンh0の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。
図148は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。図148では、UI部が表示画面からフレームアウトしているときに、保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。
図148(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図148(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、白色で点滅しており、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が変動表示している様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに、吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には複数のクエスチョンマークが並べて表示されており、後述する、保留表示枠FL1を含むUI部がフレームアウトするUI部FOアニメが行われることを示唆している。すなわち、図148(a)に示される吹き出し部TT2の表示は、保留表示枠FL1がフレームアウトにより非表示となる所定の演出に関連する表示が行われているということができる。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図148(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面の上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図148(b)は、UI部FOアニメが行われて保留表示枠FL1とともにUI部が表示画面の下方にフレームアウトした様子が示されている。このUI部FOアニメは、例えば、暗転演出やSPリーチへ移行する場合等に行われる。
その後、図148(c)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が表示され、手裏剣SH1を第2の保留アイコンh12が表示されていた位置に向けて投げつける演出が行われている。すなわち、この演出例では、保留表示枠FL1が表示されていない場合でも忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている。なお、図148(c)に示すように、忍者のキャラクタNJ1は、装飾図柄にオーバーラップしているとともに、吹き出し部TT2にもオーバーラップしている。
その後、図148(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12が表示された位置に到達して、爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
その後、図148(e)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知している。
その後、図148(f)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去されるが、UI部が未だフレームアウトした状態であるため、第2の保留アイコンh12は未だ表示されていない。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
図148(g)では、UI部がフレームインするアニメーション(UI部FIアニメ)が行われ、UI部FIアニメが完了した様子が示されている。UI部FIアニメが完了すると、保留表示枠FL1とともにUI部が第1装飾図柄表示装置208Lに表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様が白色から緑色に変更されている。
この演出例では、保留表示枠FL1を含めてUI部がフレームアウトし、この間に保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしたが、例えば、図148(a´)〜同図(c´)に示すようにして、保留表示枠FL1を残してUI部をフレームアウトするようにしてもよい。ここで、図148(a´)に示される演出例は、図148(a)と同様であるので、詳しい説明については省略する。
図148(a´)に続く同図(b´)では、UI部FOアニメが完了した様子が示されている。図148(b´)に示すように、この演出例では、UI部FOアニメが行われると、UI部が表示画面の下方にフレームアウトするが、保留表示枠FL1はフレームアウトせず、表示された状態が維持されるようになっている。
図148(c´)では、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、その後、保留表示枠FL1において忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。すなわち、図148(c´)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が保留表示枠FL1の拡張部分に表示され、手裏剣SH1を第2の保留アイコンh12が表示されていた位置に向けて投げつける演出が行われている。すなわち、この演出例では、表示態様の変化の対象である保留アイコンが表示されていない場合でも忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている。
図149は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図149(a−1)〜同図(a−7)では、保留アイコンの表示態様を変化させる演出と、予告アイコンの表示が同時期に行われている様子が示されており、図149(b−1)〜同図(b−5)では、保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化する様子について示されている。
図149(a−1)に示される演出例は、図140(f)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図149(a−1)に続く同図(a−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図149(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。
一方、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。なお、爆弾アイコンI61の投てきを開始するタイミングは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1の投てきを開始するタイミングと同じであってもよいし、手裏剣SH1の投てきを開始するよりも前のタイミングであってもよいし、手裏剣SH1の投てきが開始された後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図149(a−4)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
一方、図149(a−4)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。なお、爆弾アイコンI61は、第1装飾図柄にオーバーラップするとともに、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3にもオーバーラップしている。換言すれば、第1装飾図柄は、爆弾アイコンI61にオーバーラップされ、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3も、爆弾アイコンI61にオーバーラップされている。なお、爆弾アイコンI61が第1装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3にオーバーラップされてもよい。
その後、図149(a−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
一方、図149(a−5)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する様子が示されている。なお、爆弾アイコンI61が破裂するタイミングは、エフェクトEF2が表示されるタイミングと同じであってもよいし、エフェクトEF2が表示される前のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2が表示された後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図149(a−6)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化し、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知している。
一方、図149(a−6)に示すタイミングでは、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化し、剣豪リーチに移行することを予告している。なお、ここで、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する音声が出力されてもよい。また、剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングは、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するタイミングと同じであってもよいし、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するよりも前のタイミングであってもよいし、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するよりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図149(a−7)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
一方、図149(a−7)に示すように、剣豪の予告アイコンI62は、縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置され、その後、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。なお、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に配置されたことを音声出力により報知してもよい。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されていない状態と比較してチュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。換言すると、この演出例によれば、剣豪の予告アイコンI62が保留表示枠の一部としてのチュートリアル表示部TT1にオーバーラップする場合があるということができる。このように、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
図149(b−1)に示される演出例は、チュートリアル表示部TT1において「パンダは殿様の師匠」の文字表示がなされている点を除き、図139(a)と同様であるため、詳細な説明については省略する。
図149(b−1)に続く同図(b−2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図149(b−3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきし、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する様子が示されている。
その後、図149(b−4)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが投てきした爆弾アイコンI61が第2の保留アイコンh12に到達し、爆弾アイコンI61が破裂している様子が示されている。この破裂した爆弾アイコンI61の表示は、第2の保留アイコンh12の全体を覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。
その後、図149(b−5)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、破裂した爆弾アイコンI61が消去され、破裂した爆弾アイコンI61が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、先読み予告の表示態様(白色で点滅する表示態様)で表示されている。このように、保留アイコンの先読み予告の表示態様の変化の態様としては、保留増加時のみに限らず、保留増加後の適宜のタイミングで行うようにしてもよい。また、この演出例のように、他の変化演出によって保留アイコンの表示態様を変化させるようにしてもよい。また、上述した保留アイコンの先読み予告の表示態様を変化させる演出を、例えば、UI部がフレームアウトした状態で行われる場合があってもよい。
図150は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図150では、保留アイコンの表示態様を変化させる演出をサブ表示装置(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)を可動させながら行う様子が示されている。
図150(a−1)に示される演出例は、図140(d)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図150(a−1)に続く図150(a−2)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた殿様のキャラクタがステージごと消去されている様子が示されている。
その後、図150(a−3)では、第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの中央に向かって移動している様子が示されている。このとき、爺のキャラクタGY1、吹き出し部TT3、チュートリアル表示部TT1及び第1装飾図柄の右図柄の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、爺のキャラクタGY1、吹き出し部TT3、チュートリアル表示部TT1及び第1装飾図柄の右図柄の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態と比較するとそれぞれ視認困難な状態とされている。
その後、図150(a−4)では、第3装飾図柄表示装置208Nが引き続き移動している様子が示されている。そして、第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下部に保留表示枠FL2が表示されるとともに、その枠内に変動アイコンh00が表示されている。第3装飾図柄表示装置208Nに表示された保留表示枠FL2及び変動アイコンh00は、それぞれ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1及び変動アイコンh0よりもサイズが大きくされている。すなわち、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された保留表示枠FL2は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1を拡張表示しているということができる。なお、図150(a−4)に示されるタイミングでは、爺のキャラクタGY1に対するオーバーラップは解消されたが、吹き出し部TT3、第1装飾図柄の右図柄の各一部は依然として第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされている。さらに、図150(a−4)に示されるタイミングでは、保留表示枠FL1及びこれに収容されている変動アイコンh0と、吹き出し部TT2の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、保留表示枠FL1及びこれに収容されている変動アイコンh0と、吹き出し部TT2の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図150(a−5)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nは、その中心が第1装飾図柄表示装置208Lの中心と整合する位置となって、移動を終了している。すると、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている保留表示枠FL1や第1装飾図柄の中図柄の全部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされ、中図柄や、保留表示枠FL1とともに変動アイコンh0が正面視で視認不能な状態となる。また、第1の保留アイコンh11、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3の一部も第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされ、第1の保留アイコンh11、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3の一部が第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難となっている。
その後、図150(a−6)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、保留表示枠FL2の拡張アニメが行われて保留表示枠FL2が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ2が表れている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1が拡張表示された保留表示枠FL2がさらに拡張表示されているということができる。なお、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された忍者のキャラクタNJ2は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される忍者のキャラクタNJ1よりもサイズが大きくされているが、同じであってもよいし、小さくされてもよい。
すると、図150(a−7)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、忍者のキャラクタNJ2が手裏剣SH1を投てきしている様子が表示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の予告アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、背面側に表示されるようにしてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ2による演出は、拡張後の保留表示枠FL2の拡張部分において行われているということができる。換言すれば、保留表示枠FL2の拡張した部分に演出表示の一例である忍者のキャラクタNJ2が表示されているということができる。この忍者のキャラクタNJ2による演出は、先読み予告や当該変動予告の演出として機能する場合がある。また、手裏剣SH1による演出表示は、拡張後の保留表示枠FL2で行われる演出(忍者のキャラクタNJ2による演出)と関連するが、保留表示枠FL2の外で行われている演出ということができる。
その後、図150(a−8)に示すように、手裏剣SH1が、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに跨るように移動し、第2の保留アイコンh12に向かっていく様子が示されている。
その後、図150(a−9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされている。
その後、図150(a−10)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの周囲に配置されたLEDが緑色に発光しており、これらの発光手段により、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知する。なお、家紋役物224Eの発光色の変化のタイミングが、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するタイミングと同じであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するよりも後のタイミングであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するよりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図150(a−11)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。ここで、保留アイコンの表示態様が変化したことを音声の出力により報知してもよい。
その後、図150(a−12)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、忍者のキャラクタNJ2とともに保留表示枠FL2が消去されている様子が示されている。この場合、例えば、第3装飾図柄表示装置208Nからフレームアウトするアニメーションにより行ってもよいし、フェードアウトにより消去するようにしてもよいし、突然消去する態様であってもよい。
その後、図150(a−13)では、第3装飾図柄表示装置208Nが右方向に移動して初期位置に向かっていく様子が示されている。図150(a−13)に示されるタイミングでは、第1の保留アイコンh11のオーバーラップが解消されるとともに、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている保留表示枠FL1が第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされた状態となり、変動アイコンh0とともに一部が視認可能な状態となる。また、第1装飾図柄の中図柄も、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされた状態となり、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると一部が視認可能な状態となる一方、右図柄が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされ、オーバーラップされていない状態と比較すると視認困難な状態となっている。
その後、図150(a−14)では、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となった様子が示されている。図150(a−14)に示されるタイミングでは、これまで第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされていた第1装飾図柄表示装置208Lにおける各表示について、オーバーラップが解消されたので、オーバーラップが解消されていない状態と比較するといずれの表示も視認容易な状態となっている。
その後、図150(a−15)では、第3装飾図柄表示装置208Nの周囲で発光していたLEDが消灯している様子が示されている。なお、消灯せずに、デフォルトの発光態様(例えば、白色で点灯する発光態様)で点灯するようにしてもよい。一方、家紋役物224Eでは、第2の保留アイコンh12の表示色に対応して、依然として緑色で発光している。
なお、この演出例では、2つのサブ表示装置(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)のうちの一方の表示装置(第3装飾図柄表示装置208N)を第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップするように移動させ、保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしたが、例えば、図150(b)に示すように、2つのサブ表示装置のうちの両方を移動させて保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしてもよい。
具体的には、図150(b)に示すように、保留アイコンの表示態様の変化演出を行う際に、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとを、第1装飾図柄表示装置208Lの中央で互いに近接する位置まで移動させる。そして、第3装飾図柄表示装置208Nから第2装飾図柄表示装置208Mに亘って保留表示枠FL2を拡張して表示するとともに、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている保留表示枠FL2の下部に変動アイコンh00を表示するとともに、変動アイコンh00の上方に忍者のキャラクタNJ2を表示する。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び、第3装飾図柄表示装置208Nにより、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3、第1の保留アイコンh11、第2の保留アイコンh12、保留表示枠FL1及び変動アイコンh0の全部がオーバーラップされており、チュートリアル表示部TT1、チビ姫のキャラクタCH1の一部がオーバーラップされている。
図151は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図151では、上述した2つのサブ表示装置に換えてサブ表示装置(副装飾図柄表示装置208Pを1つだけ備え、この副装飾図柄表示装置208Pにおいて保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行う様子が示されている。
図151では、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208と、サブ表示装置としての副装飾図柄表示装置208Pとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、副装飾図柄表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208の前面側に配置されており、副装飾図柄表示装置208Pの上端縁が、装飾図柄表示装置208の下端縁の一部の前側に重なっている。そして、図151(a)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pには、保留表示枠FL1と保留アイコン表示領域とが左右方向に並べて配置されるとともに、これらの下方にはチュートリアル表示部TT1が形成されたUI部が表示されており、保留表示枠FL1内には変動アイコンh0が表示され、保留アイコン表示領域には、保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様とされているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様とされている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダと殿様の関係についての説明がなされている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には、「爺はどこ〜」というセリフ表示がなされている。また、表示画面の右側には、爺のキャラクタGY1とともに吹き出し部TT3が表示されている。吹き出し部TT3には、「ここじゃ」というセリフ表示がなされている。すなわち、図151(a)に示される演出例では、会話予告が行われている。なお、吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3は、装飾図柄にオーバーラップされているが、装飾図柄が吹き出し部TT2,TT3にオーバーラップされるようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上部分には、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。図151(a)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、図151(b)では、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ2が表れている様子が示されている。このとき、副装飾図柄表示装置208Pに表示されていた保留表示枠FL1は、副装飾図柄表示装置208Pから装飾図柄表示装置208に亘って拡張し、装飾図柄表示装置208に表示された保留表示枠FL1の拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている。ここで、吹き出し部TT2の一部が拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされており、吹き出し部TT2の一部が拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされていない状態と比較して視認困難とされている。また、装飾図柄表示装置208では、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきする演出表示が行われており、図151(b)に示されるタイミングでは、投てきした手裏剣SH1が副装飾図柄表示装置208Pに表示されている第2の保留アイコンh12に向かって移動している様子が示されている。
その後、図151(c)では、投てきされた手裏剣SH1が装飾図柄表示装置208から副装飾図柄表示装置208Pに亘って移動し、第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図151(d)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、隣接して表示されている第1の保留アイコンh11の一部にオーバーラップされている。
その後、図151(e)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。ここで、保留アイコンの表示態様が変化したことを音声の出力により報知してもよい。
図152は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図152(a−1)〜同図(a−6)では、エラー表示が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図152(b)では、複数の装飾図柄表示装置に亘って行われる演出表示が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図152(c−1)〜同図(c−3)では、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図152(d−1)〜同図(d−3)では、演出ボタン136を操作することを促す、ボタン演出が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図152(a−1)に示される演出例は、エラー表示が行われている点を除き、図140(d)に示して上述したのと同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。
図152(a−1)では、下皿が満タンとなったときに「球を抜いてください」という文字表示を行うことにより、下皿満タンエラーが発生していることを報知する下皿満タンエラー表示ERが表示されている様子が示されている。下皿満タンエラー表示ERは、本実施形態におけるエラー表示の一例であり、その他のエラー表示としては、例えば、前面枠扉106が開放されている旨を報知する扉開放表示等がある。このようなエラー表示は、遊技者に速やかに伝える必要があることから、他の表示に優先して表示されている。したがって、図152(a−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、下皿満タンエラー表示ERが、吹き出し部TT2の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このようなエラー表示は、エラーが解消されるまで継続して表示される。
その後、図152(a−2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。図152(a−2)では、家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lの前面に配置されているため、下皿満タンエラー表示ERの一部が家紋役物224Eにオーバーラップされており、下皿満タンエラー表示ERの一部が家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図152(a−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。この演出例では、保留表示枠FL1よりもエラー表示が優先して表示されるため、保留表示枠FL1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされており、保留表示枠FL1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図152(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1の一部が、下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされており、忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
図152(a−5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大する。しかしながら、忍者のキャラクタNJ1の一部が依然として下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされているので、忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると忍者のキャラクタNJ1は視認困難である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。
その後、図152(a−6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。すると、保留表示枠FL1、変動アイコンh0及び忍者のキャラクタNJ1に対する家紋役物224Eのオーバーラップ状態が解消される。しかしながら、下皿満タンエラーは依然として継続しているため、下皿満タンエラー表示ERも依然として表示され、保留表示枠FL1の一部と保留表示枠FL1の拡張部分に表示されている忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
図152(b)では、予告表示YKが第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示され、左方向にスクロールしている様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方に拡張して表示され、拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示され、保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。なお、図152(b)に示されるタイミングでは、第2の保留アイコンh12が先読み予告の表示態様とされている。また、チュートリアル表示部TT1では、「敵が侵入」の文字表示が表示されており、予告表示YKと関連する内容が表示されている。この演出例では、予告表示YKよりも保留アイコンの表示態様の演出表示を優先して表示するため、予告表示YKの一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。
図152(c−1)では、先読み予告の表示態様の一例として、第2の保留アイコンh12が演出ボタン136を模した表示態様であるボタン保留アイコンとなっている様子が示されている。なお、この演出例では、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1は表示されておらず、チュートリアル表示部TT1は、非表示状態となっている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタン画像136aが表示されていないが、ボタン画像136aが表示されていてもよい。また、このボタン保留アイコンは、保留表示枠FL1とは離間した位置に表示されているため、保留表示枠FL1が拡大表示した場合でもオーバーラップされない表示であるということができる。また、ボタンの保留アイコンの表示態様は、保留増加時に表示されてもよいし、保留増加後に他の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様等)から変更するようにしてもよい。
その後、図152(c−2)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図152(c−3)に示すように、第2の保留アイコンh12がボタン保留アイコンから殿様のキャラクタの表示態様の保留アイコンに変化する。なお、演出ボタン136の操作は、図柄変動中であることを条件として受付可能な状態とし、図柄停止表示中は、受付不可としているが、図柄停止表示中も演出ボタン136の操作を受付可能としてもよい。
図152(d−1)では、ボタン演出が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央に演出ボタン136を模したボタン画像136aが表示されているとともに、その下方に、演出ボタン136の操作有効期間を示す残時間表示バーが表示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン演出が行われている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方に拡張して表示され、拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示され、保留アイコンの表示態様を変化させる演出も行われている。この演出例では、ボタン演出よりも保留アイコンの表示態様を変化させる演出表示を優先して表示するため、ボタン画像136a及び残時間表示バーの一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。また、ボタン演出が行われている間は、第1装飾図柄は表示されず、そのため、ボタン演出は、装飾図柄にオーバーラップされない演出であるということができ、また、装飾図柄は、ボタン演出にオーバーラップされない演出であるということもできる。なお、このとき、上述したエラー表示が行われる場合には、ボタン演出や保留表示枠FL1に優先して表示されることとなる。また、上述したボタン保留アイコンが表示される場合には、ボタン画像136aや残時間表示バーよりも前面側に表示され、また、保留表示枠FL1よりも前面側に表示されるが、ボタン画像136aや残時間表示バーよりも背面側に表示されてもよいし、保留表示枠FL1よりも背面側に表示されてもよい。
その後、図152(d−2)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図152(d−3)に示すように、殿様のキャラクタがアップして表示されたカットイン表示が行われる場合がある。このカットイン表示が行われることにより、遊技者は大当りの信頼度が高いことを認識することができる場合がある。この演出例では、カットイン演出よりも保留アイコンの表示態様を変化させる演出を優先して表示するため、カットイン画像の一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。なお、このとき、上述したエラー表示が行われる場合には、カットイン表示や保留表示枠FL1に優先して表示されることとなる。また、上述したボタン保留アイコンが表示される場合には、カットイン表示よりも前面側に表示され、また、保留表示枠FL1よりも前面側に表示されるが、カットイン表示よりも背面側に表示されてもよいし、保留表示枠FL1よりも背面側に表示されてもよい。
図153は、本実施形態に適用可能な図柄変動表示の一例について段階的に示す図である。ここで、図153(a−1)〜同図(a−5)に示される演出例は、サブ表示装置を備えておらず、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208のみによって演出表示が行われるように構成されたものが示され、図153(b−1)〜同図(b−2)では、エラー表示が行われた場合の様子について示されている。また、図153(c)では、保留表示枠FL1において、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している様子が示されており、図153(d−1)〜同図(d−2)では、保留アイコン表示領域に保留表示枠が表示される様子が示されている。
図153(a−1)では、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208のみを備え、サブ表示装置を備えていない点において、上述した実施形態と異なっている。そして、図153(a−1)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の下部にUI部が配置されるとともに、表示画面の左上に第2装飾図柄が表示され、また、表示画面の右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、家紋役物224Eが配置されており、装飾図柄表示装置208の上方には、八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図153(a−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで表示され、揺れ変動が行われている。また、第2装飾図柄では変動表示が行われている。また、UI部では、変動アイコンh0が収容された保留表示枠FL1が表示されるとともに、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。これらの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。
その後、図153(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2が表示画面の左右から中央に向かって移動するワイプ表示が行われている。この演出例では、ワイプ画像WP1,WP2として襖を模した画像を用いており、ワイプ表示として、襖が閉まるような演出表示が行われている。ここで、ワイプとは、画像を切り換える際に、表示画面の一部分から次に表示する画像を割り込むようにして表示する映像効果のことをいう。ワイプには様々なタイプの技法があるが、いずれの技法についても適用することができる。この演出例では、ハズレの装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始された後にワイプ画像WP1,WP2によるワイプ表示が行われるようにしているが、揺れ変動が終了して確定表示されたタイミングでワイプ表示が行われるようにしてもよい。また、例えば、ステージチェンジする場合に行われてもよいし、スーパーリーチ演出に移行する場合に行われてもよく、適宜のタイミングで行うことが可能である。ワイプ画像WP1,WP2は、UI部や第1装飾図柄にオーバーラップする一方、第2装飾図柄、第2保留数表示及び第4図柄にオーバーラップされる。なお、図153(a−2)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域に表示されている2つの保留アイコンh11,h12や保留表示枠FL1は、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされていない。なお、変動アイコンh0は、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されるタイミングで消去されている。ここで、変動アイコンh0が消去されるタイミングは、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されるよりも前のタイミングであってもよいし、ワイプ画像WP1、WP2が表示開始されるタイミングと同じタイミングであってもよいし、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
図153(a−3)は、ワイプ画像WP1,WP2がさらに装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に向かって移動している様子が示されている。図153(a−3)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域に表示されている2つの保留アイコンh11,h12はワイプ画像WP1にオーバーラップされているが、保留表示枠FL1は、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされていない。
その後、図153(a−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2によって表示画面全体が覆われ、ハズレ図柄で確定表示した様子が表示されている。そのため、保留表示枠FL1は、その全体がワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされた状態とされている。また、表示画面の左上に表示されている第2装飾図柄は、第1装飾図柄の揺れ変動時において表示された装飾図柄の組合せに応じて、「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示しており、特図1第4図柄も、ハズレの図柄で停止表示している。
その後、保留が消化されて、特図1の図柄変動表示が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2がそれぞれ表示画面の左右方向に向かってフレームアウトするワイプ表示が行われる。その結果、UI部が視認可能とされ、保留表示枠FL1も視認可能に表示される。なお、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄、第2装飾図柄及び特図1第4図柄がそれぞれ変動表示を開始している。このとき、例えば、保留移動アニメーションにより、第1の保留アイコンh11として表示されていた1番目の保留アイコンが保留表示枠FL1に移動し、変動アイコンh0として表示される。また、第2の保留アイコンh12として表示されていた2番目の保留アイコンも1番目の保留アイコンの表示位置に移動し、第1の保留アイコンh11として表示される。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が表示されている。
図153(b−1)〜同図(b−2)では、エラー表示の表示中にワイプ表示が行われている様子が示されている。なお、図153(b−1)〜同図(b−2)に示される演出例は、下皿満タンエラー表示ERが表示されている点を除き、図153(a−3)〜同図(a−4)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図153(b−1)〜同図(b−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した下皿満タンエラー表示ERがワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップしている様子が示されている。このようなエラー表示は、遊技者に速やかに伝える必要があることから、他の表示に優先して表示されている。したがって、図153(b−1)に示す場合においても、ワイプ画像WP1,WP2に優先して下皿満タンエラー表示ERの表示が優先されることとなる。なお、図153(b−2)に示すように、図柄が確定表示された場合でも、下皿満タンエラー表示ERは消去されず、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップして表示されることとなる。なお、下皿満タンエラー表示ER等のエラー表示がワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされるようにしてもよい。
図153(c)は、保留表示枠FL1において、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している様子が示されている。ここで、図153(c)は、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している点を除き、図140(i)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図153(c)に示す演出例では、例えば、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われる際に、保留表示枠FL1の拡張とともに、変動アイコンh0が上方に移動し、変動アイコンh0の背面側から忍者のキャラクタNJ1が登場するような演出が行われる。このように、この演出例では、保留表示枠FL1の拡張の際、変動アイコンh0の表示位置が変化しているということができる。
図153(d−1)では、先読み予告の対象である第2の保留アイコンh12を囲む保留表示枠FL4が表示されるとともに、この保留表示枠FL4が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ3が表示されている様子が示されている。なお、図153(d−1)に示される演出例は、第2の保留アイコンh12を囲む保留表示枠FL4が表示され、チュートリアル表示部TT1では非表示とされている点を除き、図140(b)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図153(d−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12を囲むように保留表示枠FL4が表示されている。この保留表示枠FL4は、例えば、第2の保留アイコンh12の大きさに合ったサイズのデフォルトの表示態様で、表示画面の下方からフレームインし、第2の保留アイコンh12を囲む位置まで移動した後、拡張アニメにより上述した要領で保留表示枠FL4が上方に拡張する表示が行われる。そして、拡張された保留表示枠FL4の拡張部分に忍者のキャラクタNJ3が表示され、上述したようにして保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われる。なお、保留表示枠FL1を拡張表示して行われる保留アイコンの表示態様を変化させる演出と、保留表示枠FL4を拡張表示して行われる保留アイコンの表示態様を変化させる演出の両方の行われる時期が重なるようにしてもよいし、両方の演出が行われる時期が重ならないようにしてもよい。
また、保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われているときに、図柄が停止表示し、次の図柄変動表示が開始された場合には、図153(d−2)に示すように、保留アイコンの移動に合わせて保留表示枠FL4も移動する。この場合、例えば、図柄停止表示が行われる場合には、拡張された保留表示枠FL4を縮小してデフォルトの表示態様に変化させ、その後、図柄を確定表示させる。そして、第2の保留アイコンh12の移動アニメーションによる移動に合わせてデフォルトの表示態様の保留表示枠FL4も移動し、図柄変動表示を開始させる。その後、保留表示枠FL4を拡張アニメにより保留表示枠FL4を上方に向けて拡張させる。このような態様で保留表示枠FL4を移動するようにしてもよい。また、図柄停止表示時には、保留表示枠FL4をいったん消去し、次の図柄変動表示が開始された後で、保留表示枠FL4が再び表示されるようにしてもよい。また、図柄停止表示時も保留表示枠FL4の表示を拡張した状態で維持し、第2の保留アイコンh12の移動アニメーションによる移動表示にしたがって保留表示枠FL4も移動するようにしてもよい。
図154は、保留表示枠の拡張演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図154(a−1)〜同図(a−4)は、保留表示枠としてのチュートリアル表示部TT6が拡張する様子が示されており、図154(b−1)〜同図(b−5)では、保留アイコンが収容される保留表示枠が拡張表示して保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図154(a−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図154(a−1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT6が第1装飾図柄表示装置208Lの下端縁に沿って左右方向に延在しており、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域の下方に配置されている。そして、チュートリアル表示部TT6には、「パンダは殿様の師匠」という文字表示が行われ、説明表示が行われている様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT6が保留表示枠として機能する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図154(a−1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ボタン画像136aは表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図154(a−2)では、チュートリアル表示部TT6が上方に拡張するアニメーションにより、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域を上方に押し上げ、チュートリアル表示部TT6の範囲が拡張されている様子が示されている。また、拡張されたチュートリアル表示部TT6では、酒飲み対決リーチ演出が開始されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで変動表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nに移動して変動表示が継続される。したがって、この演出例では、装飾図柄の表示が邪魔されない領域が拡張されているということができる。換言すれば、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域が移動することで、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域の下部の領域(下部領域)が広がる。その下部領域で行われる表示は、変動表示している装飾図柄や、例えば、会話予告等のセリフの表示や、予告の表示や、保留アイコンの表示の変化の演出等にオーバーラップされない表示であるということができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「勝利でSP発展」との文字表示が行われ、酒飲み対決リーチ演出で勝利した場合に行われる演出の内容が報知されている。酒飲み対決リーチ演出では、主人公の殿様と爺との飲み比べ対決が行われ、爺が酔いつぶれた場合には、主人公の殿様が勝利であるとして、SPリーチに発展することが予告される。なお、酒飲み対決リーチ演出が開始された場合に、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域を非表示にしてもよいし、保留表示枠FL1を表示し、保留アイコン表示領域を非表示にするようにしてもよい。
図154(a−3)では、酒飲み対決リーチ演出が継続して行われている様子が示されている。
その後、図154(a−4)に示されるように、SPリーチへ移行する場合には、爺が酔いつぶれ、主人公の殿様が勝利した演出表示が行われる。一方、SPリーチへ移行せず、ハズレの結果が表示される場合には、図154(a−4´)に示されるように、主人公の殿様が酔いつぶれ、主人公の殿様が爺に敗北した演出表示が行われる。なお、図154(a−1)の状態のチュートリアル表示部TT6では、図154(a−2)の状態のチュートリアル表示部TT6で行われる演出表示が行われないように構成されてもよく、また、図154(a−2)の状態のチュートリアル表示部TT6では、図154(a−1)の状態のチュートリアル表示部TT6で行われている説明表示が行われないように構成してもよい。また、図154(a−2)に示される状態では、保留アイコンや変動アイコンを非表示にするようにしてもよい。
図154(b−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図154(b−1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図154(b−1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、「予告アイコン消化で・・・」の文字表示が表示されており、予告演出が行われることを示唆している。なお、チュートリアル表示部TT7において、説明表示が行われてもよい。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部やボタン画像136aは表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図154(b−1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図154(b−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図154(b−2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。なお、図154(b−2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図154(b−3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図154(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図154(b−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。
次に、図155〜図158を用いて、本実施の形態にかかるパチンコ機100の実施例1〜9によるパチンコ機100について説明する。まず、実施例1〜9によるパチンコ機100の構成について図155(a)を参照しつつ説明する。本実施例よるパチンコ機100は、図155(a)に示すように、図66に示す装飾図柄表示装置208に代えて、第一の表示装置800と、第二の表示装置802と、第三の表示装置804とを有している。第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804は、図66に示す遊技盤200の演出装置206内に配置される。本実施例では、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
実施例1〜9によるパチンコ機100は、演出可動体806と、演出可動体808と、演出可動体810とを有している。演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810は、図66に示す演出装置206内に配置されている。
ここで、第一の表示装置800と、第二の表示装置802と、第三の表示装置804と、演出可動体806と、演出可動体808と、演出可動体810との位置関係について説明する。これ以降、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、当該パチンコ機100に対面する遊技者に相対的に近い位置を「前」と表記し、当該「前」より遊技者に遠い位置を「後」と表記する。したがって、例えば、遊技者により近い方を「前方」と表記し、当該「前方」より遊技者に遠い方を「後方」と表記する。遊技者により近い側を「前側」と表記し、当該「前側」より遊技者に遠い側を「後側」と表記する。また、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、遊技者から見て水平左方を「左」(左方、左側、左端等)とし、またその逆を「右」(右方、右側、右端等)とする。
第一の表示装置800は、図66に示す演出装置206内の略中央に配置され、第二の表示装置802は、第一の表示装置800の左方に配置され、第三の表示装置804は、第一の表示装置800の右方に配置されている。第二の表示装置802および第三の表示装置804は、第一の表示装置800よりも前方に配置されている。第二の表示装置802および第三の表示装置804の前後方向の位置は同じ位置である。
演出可動体806は、第一の表示装置800の左上方に配置され、演出可動体808は、第一の表示装置800の右上方に配置されている。演出可動体806と演出可動体808は互いに隣接して配置されている。演出可動体806および演出可動体808の前後方向の位置は、同じであって、第一の表示装置800の前側である。
演出可動体810は、第一の表示装置800の下方に配置されている。演出可動体810の前後方向の位置は、第一の表示装置800の前側である。
これらの表示装置および演出可動体は、後側から、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置806、演出可動体806および演出可動体808、演出可動体810の順に配置されている。なお、演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810の前後方向の位置は同じであってもよいし、演出可動体806および演出可動体808が演出可動体810よりも前側に配置されていてもよい。また、第二の表示装置802および第三の表示装置804が演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810よりも前側に配置されていてもよい。
第一の表示装置800は、横長長方形状の表示領域を有している。第一の表示装置800は、図68(c)に示す、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で左図柄、中図柄および右図柄のそれぞれの表示を切り替える装飾図柄の変動表示を実行可能である。装飾図柄の停止表示中において、第一の表示装置800は、左方から水平方向一列に左図柄、中図柄、右図柄をこの順に表示する。図155(a)に示す例では、第一の表示装置800には、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。
第一の表示装置800の表示領域下部には遊技情報表示領域aが設けられている。遊技情報表示領域aの下端辺は第一の表示装置800の表示領域下端辺と一致しており、遊技情報表示領域aの左端辺が当該表示領域左端辺と一致しており、遊技情報表示領域aの右端は当該表示領域右端辺と一致している。遊技情報表示領域aの中央には正方形状の枠で囲まれた変動アイコン表示領域bが設けられている。変動アイコン表示領域bには、変動アイコンが表示される。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始されると変動アイコン表示領域bに表示されるアイコンである。変動アイコンの表示態様を変化させることにより、当該特図変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で報知(当該変動予告)することが可能である。図155(a)に示す例では、白色(図中、ドットハッチングで示す)円形の表示態様で変動アイコンf1が表示されている。白色円形の表示態様は、デフォルトの表示態様であって、複数の表示態様のうちの最も大当り信頼度が低い表示態様である。
遊技情報表示領域a内であって変動アイコン表示領域bの左方には特図1保留アイコン表示領域cが設けられている。特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留数に応じた数の特図1の保留アイコンが表示可能である。特図1保留アイコン表示領域cでは、特図1の保留アイコンの個数によって特図1変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの表示態様によって当該保留に係る特図1変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で報知(先読み予告)することが可能である。
特図1保留アイコン表示領域cは、右から左に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先の(最も過去に記憶された)保留に対応する特図1の保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域には2〜4番目の保留に対応する特図1の保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。
第1領域〜第4領域の各領域下部には、特図1の保留アイコンの表示位置を示す楕円形状の台座画像が表示されている。図155(a)に示す例では、特図1の保留数が3個であり、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域、第2領域、第3領域に保留アイコンg1、g2、g3がそれぞれ表示されている。保留アイコンg1、g2、g3は、台座画像の上部にオーバーラップして表示される。図155(a)に示す例では、白色(図中、ドットハッチングで示す)円形の表示態様で保留アイコンg1、g2、g3が表示されている。白色円形の表示態様は、デフォルトの表示態様であって、複数の表示態様のうちの最も大当り信頼度が低い表示態様である。なお、特図1先読み結果が「未判定」である保留を示す特図1保留アイコンをデフォルトの表示態様で表示してもよい。この場合のデフォルトの表示態様の信頼度は設定されない。
図155(a)に示すように、保留アイコンは、変動アイコンよりも小さい表示サイズで表示される。これにより、保留アイコンと変動アイコンとの識別が容易になる場合がある。
図155(a)に示すように、遊技情報表示領域a内であって変動アイコン表示領域bの右方には特図2保留アイコン表示領域dが設けられている。特図2保留アイコン表示領域dには、特図2の保留数に応じた数の特図2の保留アイコンが表示可能である。特図2保留アイコン表示領域dでは、特図2の保留アイコンの個数によって特図2変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの表示態様によって当該保留に係る特図2変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で報知(先読み予告)することが可能である。
図155(a)に示す例では、特図2の保留数は0であるので、特図2保留アイコン表示領域dには特図2の保留アイコンが表示されていない。特図2の保留数が0である場合には、図155(a)に示すように、特図2保留アイコン表示領域dの一部にオーバーラップするように横長長方形状の表示領域eが設けられる。表示領域eには、遊技の仕方や演出内容の解説やキャラクタの説明などのチュートリアル表示や予告表示を文字画像で表示可能である。図155(a)に示すように、装飾図柄の停止表示中には、表示領域eには文字画像が表示されておらず、表示領域eにおいてチュートリアル表示および予告表示が実行されていない。このように、装飾図柄の停止表示中には、表示領域eにチュートリアル表示や予告表示が表示されなくてもよい。なお、特図2の保留数が1以上である場合や遊技状態が電サポ状態である場合には、表示領域eが設けられなくてもよいし、第一の表示装置800の表示領域内であって、特図2保留アイコン表示領域dにオーバーラップしない位置に表示領域eが設けられてもよいし、第二の表示装置802や第三の表示装置804に表示領域eが設けられてもよい。
図155(a)に示す例では、演出ステージとして城下町ステージが設定されている。第一の表示装置800には、城下町ステージに対応する城下町の背景画像(以下、「城下町背景」と称する)が表示されている。背景画像は、第一の表示装置800の表示領域の最背面に表示される。第一の表示装置800は、現在の演出ステージや演出モードや遊技状態に対応する背景画像を表示可能である。
第二の表示装置802は、縦長長方形状の表示領域を有している。第二の表示装置802の表示領域の縦の長さは第一の表示装置800の表示領域の縦の長さよりも短く、第二の表示装置802の表示領域は、第一の表示装置800の表示領域よりも小さい。第二の表示装置802の表示領域の上部には第一の表示装置800に表示される装飾図柄よりも表示サイズの小さいミニ装飾図柄が表示される。図155以降では、第一の表示装置800に表示される装飾図柄よりも簡略化してミニ装飾図柄を図示している。なお、ミニ装飾図柄の表示態様は、第一の表示装置800に表示される装飾図柄の表示態様と異なっていてもよい。第二の表示装置802には、左図柄、中図柄および右図柄の3つのミニ装飾図柄を左方から右方に向かってこの順に並べて表示可能である。特図1または特図2変動遊技の実行中は、左中右の各図柄が「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で切り替わるミニ装飾図柄の変動表示が実行される。図155(a)に示す例では、第二の表示装置802には、第一の表示装置800と同様に、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。
図155(a)に示すように、第二の表示装置802の表示領域の中央部にはチャンスボタン136の操作の受付回数を示す受付回数表示850が表示されている。、図155(a)に示す例では、「あと 0回」の文字列画像の受付回数表示850が表示されておりチャンスボタン136の操作の受付回数は0回である。第二の表示装置850の表示領域内であって受付回数表示850の下方にはチャンスボタン136を模したボタン画像852が表示されている。ボタン画像852には縦方向に均等な間隔で3本の線が引かれており、ボタン画像852は4つの領域に分割されている。これらの分割された領域の表示色を白色から例えば緑色に変更することでボタン画像852は、メーターとしても機能する。図155(a)に示す例では、ボタン画像852の4つの領域はいずれも白色で表示されおり、メーターは0である。受付回数表示850およびボタン画像852を用いた演出の具体的内容については後述する。
第二の表示装置802の表示領域の下部には、横長長方形状の枠画像が表示され、当該枠画像内には、現在の演出ステージについての情報が表示されている。図155(a)に示す例では、演出ステージが城下町ステージであるので、当該枠画像内には、「城下町」の文字列画像が表示されている。
また、第二の表示装置802には、城下町背景の背景画像が表示されている。背景画像は、第二の表示装置802の表示領域の最背面に表示される。第二の表示装置802は、現在の演出ステージや演出モードや遊技状態に対応する背景画像を表示可能である。
第二の表示装置802の表示領域の外周部(額縁部)には、フルカラーLEDが配置されている。当該フルカラーLEDを所定色に発光させることで、所定の演出や報知等が実行可能である。
図155(a)に示すように、第三の表示装置804は、第二の表示装置802と同じ大きさの縦長長方形状の表示領域を有している。第二の表示装置802の表示領域の縦の長さは、第一の表示装置800の表示領域の縦の長さよりも短い。第三の表領装置804の表示領域の左上部には、特図の保留数を示す数字が表示される。左方に表示される数字は特図1の保留数を示し、右方に表示される数字は特図2の保留数を示している。図155(a)に示す例では、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数は0であるので、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「3」と「0」の数字が表示されている。
第三の表示装置804の表示領域の右上部には、第4図柄が表示される。第4図柄は、特図変動遊技が実行中であるか否かを示す図柄である。左方に表示される正方形状の第4図柄は特図1用の第4図柄であり、右方に表示される円形の第4図柄は特図2用の第4図柄である。特図1変動遊技の実行中は特図1用の第4図柄が白色で表示され、特図1変動遊技の非実行中は特図1用の第4図柄が黒色で表示される。同様に、特図2変動遊技の実行中は特図2用の第4図柄が白色で表示され、特図2変動遊技の非実行中は特図2用の第4図柄が黒色で表示される。図155(a)に示す例では、特図1および特図2変動遊技がいずれも非実行中であるので、特図1用の第4図柄および特図2用の第4図柄のいずれもが黒色で表示されている。なお、大当り図柄態様の特図1が停止表示される場合には、特図1用の第4図柄を黒色以外の所定色で表示してもよい。同様に、大当り図柄態様の特図2が停止表示される場合には、特図2用の第4図柄を黒色以外の所定色で表示してもよい。
第三の表示装置804の表示領域の下部には、円柱状のステージに乗った殿様のキャラクタ画像が表示されている。殿様のキャラクタ画像を用いて所定の演出や報知が実行可能である。
また、第三の表示装置804には、城下町背景が表示されている。背景画像は、第三の表示装置804の表示領域の最背面に表示される。第三の表示装置804は、現在の演出ステージや遊技状態や演出モードに対応する背景画像を表示可能である。
第三の表示装置804の表示領域の外周部(額縁部)には、フルカラーLEDが配置されている。当該フルカラーLEDを所定色に発光させることで、所定の演出や報知等が実行可能である。
なお、第二の表示装置802に装飾図柄や変動アイコンや保留アイコンやチュートリアル表示や数字による保留数表示や第4図柄が表示されてもよいし、第三の表示装置804に装飾図柄や変動アイコンや保留アイコンやチュートリアル表示や受付回数表示やボタン画像やミニ装飾図柄や現在の演出ステージの情報が表示されてもよい。なお、第一の表示装置800にミニ装飾図柄や受付回数表示やボタン画像や現在の演出ステージの情報や第4図柄や数字による保留数表示が表示さされてもよい。
第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804の表示制御は、図67に示す第1副制御部400により実行される。なお、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804の表示制御を実行する制御部(例えば、液晶制御部)を別に設けてもよい。第二の表示装置804および第三の表示装置806に設けられたLEDの発光制御は図67に示す第2副制御部500により実行される。
図155(a)に示す例において、第二の表示装置802および第三の表示装置804はそれぞれ初期位置に位置している。第二の表示装置802および第三の表示装置804は、例えば、ステッピングモータで駆動され、第一の表示装置800の表示領域の前側であって当該表示領域に平行な面内をそれぞれの初期位置から左右方向に移動可能である。第二の表示装置804および第三の表示装置806の駆動制御(移動制御)は図67に示す第2副制御部500により実行される。第二の表示装置802および第三の表示装置804の初期位置は、第一の表示装置800の表示領域中心を通り上下方向に伸びる仮想直線に対して互いに左右対称となる位置である。また、第一の表示装置800の表示領域中心を通り水平方向に伸びる仮想直線が第二の表示装置802および第三の表示装804の表示領域中心を通る位置に第二の表示装置802および第三の表示装置804が配置されている。初期位置に位置する第二の表示装置802の右端部は、第一の表示装置800の表示領域の左端部の一部に前方から見て重なる。同様に、初期位置に位置する第三の表示装置804の左端部は、第一の表示装置800の表示領域の右端部の一部に前方から見て重なる。
図155(a)に示す例において、演出可動体806および演出可動体808は初期位置に位置している。演出可動体806は相対的に左側に配置され、演出可動体808は相対的に右側に配置されている。演出可動体806および演出可動体808の初期位置における上下方向の位置は同じである。演出可動体806および演出可動体808は、同じ大きさの横長長方形状のプレートを有しており、当該プレート表面が前後方向に伸びる仮想直線に対して直交するように配置されている。演出可動体806のプレート表面には「八代」の文字が表記され、演出可動体808のプレート表面には「将軍」の文字が表記されている。
演出可動体806および演出可動体808は、例えば、ステッピングモータにより駆動され、第一の表示装置800の表示領域の前側であって当該表示領域に平行な面内をそれぞれの初期位置から上下方向に移動可能である。なお、演出可動体806および演出可動体808は、動作時に、一体的に動作してもよいし、個別に動作してもよい。また、演出可動体806および演出可動体808は、フルカラーLEDを有しており、当該フルカラーLEDを発光させて所定の演出や報知を実行可能である。図155(a)に示す例では、演出可動体806および演出可動体808は、白色(図中、ドットハッチングで示す)に発光している。
演出可動体810は、円形状を有しており、表面には家紋の装飾が施されている。図155(a)に示す例では、演出可動体810は初期位置に位置している。演出可動体810は、例えば、ステッピングモータにより駆動され、第一の表示装置800の表示領域の前側であって当該表示領域に平行な面内をそれぞれの初期位置から上下方向に移動可能である。また、演出可動体810は、フルカラーLEDを有しており、当該フルカラーLEDを発光させて所定の演出や報知を実行可能である。図155(a)に示す例では、演出可動体810は、白色(図中、ドットハッチングで示す)に発光している。
演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810の駆動制御(移動制御)は図67に示す第2副制御部500により実行される。演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810に設けられたLEDの発光制御は図67に示す第2副制御部500により実行される。
また、図155(a)以降の各図では、一点鎖線で区切った紙面上の領域にパチンコ機100の構成のうち説明に必要な構成を抜き出して図示している。図155(a)以降の各図に示すように、図中左上方にスピーカ120を模式的に図示し、図中左下方にチャンスボタン136を模式的に図示し、図中右下方に一般入賞口226を模式的に図示している。
次に、図155の各図を用いて、実施例1によるパチンコ機100の演出例について説明する。図155の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図155(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図155(a)に示す時点では、特図1の保留数が3であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2、g3が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「3」と「0」の数字により保留数が表示されている。変動アイコン表示領域bに表示されている変動アイコンf1は、装飾図柄の停止表示中に消去される。なお、変動アイコンf1は、装飾図柄の変動表示の終了と同時に消去されてもよいし、次の装飾図柄の変動表示の開始と同時に消去されてもよい。
遊技中にはスピーカ120から所定のBGMが出力されている。チャンスボタン136は、白色(図中、ドットハッチングで示す)に発光している。
図155(a)から引き続く図155(b)は、図155以降において不図示の特図1表示装置212(第1特図表示装置212)により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。各図において、装飾図柄の変動表示およびミニ装飾図柄の変動表示は下向きの黒矢印で表している。
当該特図1変動遊技の開始に先立って、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、変動アイコンf1が消去される。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に移動する。図155(b)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf2、および保留アイコンg2、g3の移動は完了している。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴って、表示領域eにおいてチュートリアル表示が開始されている。本例では、表示領域eに「パンダは殿様の師匠」という文字列画像が表示され、パンダのキャラクタについての説明がなされている。
図155(b)から引き続く図155(c)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する直前の状態を示している。図155(c)から引き続く図155(d)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ボタン画像852のメーターが1個増加した状態を示している。より具体的には、ボタン画像852の4つに分割された領域のうち最左方の領域が白色から緑色(図中、斜め線のクロスハッチングで示す)に変化する。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する毎に、ボタン画像852の4つに分割された領域のうちの1の領域が白色から緑色に変化してメーターが1増加する。
図155(e)に示す縦に並んだ5つの点は、図155(d)からの時間の経過を示している。本例では、図155(b)で開始された特図1変動遊技の実行中であって、図155(d)以降で一般入賞口226に遊技球が2個入賞している。
図155(f)は、一般入賞口226に遊技球が2個入賞した後の状態を示している。一般入賞口226に遊技球が2個入賞したことに応じて、ボタン画像852のさらに2つの領域が白色から緑色に変化してメーターが2増加する。この時点でメーターの値は3である。
図155(f)に示す時点の後に、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する。図155(g)は、図155(f)から引き続く状態を示している。一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ボタン画像852のさらに1つの領域が白色から緑色に変化してメーターが1増加し、メーターが満タンとなる。本例では、一般入賞口226に遊技球が合計4個入賞すると、チャンスボタン136の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」と称する場合がある)が1回増加する。受付回数表示850は「あと 1回」の文字列画像に表示内容が更新されており、チャンスボタン136の受付回数が0回から1回に増加したことが報知されている。ボタン画像852は、メーターが満タンとなった後に4つの領域の全てが緑色から白色に変化してメーターの値が0にリセットされる。なお、ボタン画像852のメーターがリセットされるのは、受付回数表示850の表示内容が更新されるのと同時であってもよいし、当該表示内容が更新される前であってもよいし、当該表示内容が更新された後であってもよい。本例では、チャンスボタン136の受付回数が0回から1回に増加した時点でチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。なお、チャンスボタン136の操作有効期間が開始されると、チャンスボタン136が赤色に発光してもよい。チャンスボタン136の赤色発光開始は、チャンスボタン136の操作有効期間の開始と同時であってもよいし、当該操作有効期間の開始後であってもよいし、当該操作有効期間の開始直前であってもよい。
図155(h)に示す縦に並んだ5つの点は、図155(g)からの時間の経過を示している。本例では、図155(b)で開始された特図1変動遊技の実行中であって、図155(g)以降で一般入賞口226に遊技球がさらに8個入賞している。
図155(i)は、一般入賞口226に遊技球がさらに8個入賞した後の状態を示している。一般入賞口226に遊技球が8個入賞したことに応じて、チャンスボタン136の受付回数が2回増加する。受付回数表示850は「あと 3回」の文字列画像に表示内容が更新されており、チャンスボタン136の受付回数が3回に増加したことが報知されている。ボタン画像852は、4つの領域の全てが白色で表示されておりメーターが0にリセットされている。
図155(i)から引き続く図155(j)は、図155(b)で開始された特図1変動遊技が終了した状態を示している。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾2−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。装飾図柄の停止表示中には、表示領域eには文字画像が表示されておらずチュートリアル表示が実行されていない。表示領域e内の文字画像を消去するタイミングは、装飾図柄の停止表示開始と同じであってもよいし、装飾図柄の停止表示開始直前であってもよいし、装飾図柄の停止表示中であってもよい。
図155(j)から引き続く図155(k)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。各図において、装飾図柄の変動表示およびミニ装飾図柄の変動表示は下向きの黒矢印で表している。
当該特図1変動遊技の開始に先立って、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、変動アイコンf2が消去される。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg2が変動アイコンf3となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図155(k)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf3、および保留アイコンg3の移動は完了している。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴って、表示領域eにおいてチュートリアル表示が開始されている。本例では、表示領域eに「殿様は八代将軍です」という文字列画像が表示され、殿様のキャラクタについての説明がなされている。このように、チュートリアル表示の表示内容は、図柄変動表示毎に変更されてもよい。
また、第二の表示装置802には、「あと 3回」の文字列画像により受付回数表示850が表示されている。前回の特図変動遊技の実行中に貯まったチャンスボタン136の操作の受付回数は次以降の特図変動遊技移行に持越し可能である。
図155(k)から引き続く図155(l)は、遊技者によりチャンスボタン136が1回操作された状態を示している。図155(l)から引き続く図155(m)は、チャンスボタン136が操作(押下)された直後の状態を示している。本例では、チャンスボタン136の当該操作に応じて演出が実行されない。チャンスボタン136が1回操作されたことにより、チャンスボタン136の操作の受付回数が2回に減少する。これにより、第二の表示装置802に表示されている受付回数表示850の表示内容が「あと 2回」に更新される。
図155(n)に示す縦に並んだ5つの点は、図155(m)からの時間の経過を示している。本例では、図155(m)以降であって、図155(k)で開始された特図1変動遊技の実行中に遊技者によりチャンスボタン136が2回操作されている。
図155(o)は、遊技者によりチャンスボタン136が2回操作された後の状態を示している。本例では、チャンスボタン136の2回のいずれの操作に応じても演出が実行されない。チャンスボタン136が2回操作されたことにより、チャンスボタン136の操作の受付回数が0回に減少する。これにより、第二の表示装置802に表示されている受付回数表示850の表示内容が「あと 0回」に更新される。本例では、チャンスボタン136の受付回数が1回から0回に減少した時点でチャンスボタン136の操作有効期間が終了する。例えば、実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果がはずれである場合にはチャンスボタン136が操作されても、当該操作に応じて演出が実行されなくてもよい。
図155(p)は、図155(k)から引き続く演出例の別パターンを示している。本パターンでは、チャンスボタン136が操作されたことに応じて当該変動の予告演出が実行される。図155(p)では、遊技者によりチャンスボタン136が操作されている。また、変動アイコンf3が緑色円形の表示態様で表示されている。変動アイコンや保留アイコンが所定色で表示される場合には、白色、青色、緑色、赤色の順に大当り信頼度が高くなるように設定されている。すなわち、最も大当り信頼度の低い表示態様が白色であり、次いで大当り信頼度の高い表示態様が青色であり、次いで大当り信頼度の高い表示態様が緑色であり、最も大当り信頼度の高い表示態様が赤色である。このため、図柄変動表示の実行中に、図155(p)に示す緑色円形の変動アイコンf3が表示された場合の方が、図155(k)に示す白色円形の変動アイコンf3が表示された場合よりも、当該図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、図155(p)に示す変動アイコンf3は、当該図柄変動表示の実行中に白色から緑色に表示態様が変化されてもよいし、当該図柄変動表示の開始時に白色から緑色に表示態様が変化されてもよいし、変動アイコンとなる前の保留アイコンf2として表示されていた期間で白色から緑色に表示態様が変化されてもよいし、保留アイコンf2が当初から緑色の表示態様で表示されていてもよい。
図155(p)から引き続く図155(q)は、遊技者によりチャンスボタン136が1回操作された状態を示している。本例では、チャンスボタン136の当該操作に応じて当該変動の予告演出が実行される。当該変動の予告演出として、第二の表示装置802の表示領域内であってボタン画像852の上方に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示され、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色(図中、縦横線のクロスハッチングで示す)に変化し、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力される。当該予告画像は、受付回数表示850の全体にオーバーラップして表示される。なお、当該予告画像の表示中には受付回数表示850が消去されてもよい。また、当該予告画像が表示開始されるタイミングと、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色に変化するタイミングとは、いずれか一方が先であってもよいし、同時であってもよい。なお、演出可動体806、608は、予告演出として移動動作を実行してもよい。例えば、演出可動体806、808は、発光色が赤色に変化するのと同時に下方に移動してもよいし、発光色が赤色に変化した後に下方に移動してもよいし、発光色が赤色に変化する前に下方に移動してもよい。
また、当該予告画像が表示開始されるタイミングと、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力されるタイミングとは、いずれか一方が先であってもよいし、同時であってもよい。また、演出可動体806、808の発光色が赤色に変化するタイミングと、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力されるタイミングとは、いずれか一方が先であってもよいし、同時であってもよい。
本例では、「祝」の文字画像を含む予告画像は、大当り確定の予告画像であり、実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果が大当りである場合にのみ表示される。実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果がはずれである場合には、図155(m)、(o)に示すようにチャンスボタン136が操作されたことに応じて演出が実行されなくてもよいし、例えば、「チャンス」の文字列画像を含む予告画像を当該変動の予告として表示してもよい。「チャンス」の文字列画像を含む予告画像は、実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果が大当りである場合にも表示可能である。「チャンス」の文字列画像を含む予告画像は、「祝」の文字画像を含む予告画像よりも大当り信頼度が低く、図柄変動表示の実行中に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示された場合の方が、「チャンス」の文字列画像を含む予告画像が表示された場合よりも、当該図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすい。
本実施例では、演出可動体が赤色で発光される予告演出の大当り信頼度は、相対的に高く設定されている。予告演出時の演出可動体の発光色は、白色、青色、緑色、赤色の順に大当り信頼度が高く設定されている。図柄変動表示の実行中に、演出可動体が赤色に発光して予告演出が実行された場合の方が、演出可動体が青色に発光して予告演出が実行された場合よりも、当該図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示される確率が高い。
本実施例では、チャンスボタン136の1回目の操作に応じて当該変動の予告演出が実行されているが、チャンスボタン136の2回目の操作に応じて当該変動の予告演出が実行されてもよいし、3回目の操作に応じて当該変動の予告演出が実行されてもよいし、チャンスボタン136の操作毎に当該変動の予告演出が実行されてもよい。なお。チャンスボタン136の操作に応じて実行される演出は、先読み予告演出であってもよい。
本実施例では、一般入賞口226に遊技球が4個入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加する。なお、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加してもよいし、一般入賞口226に遊技球が2個または3個入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加してもよいし、一般入賞口226に遊技球が5個以上の所定個数入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加してもよい。チャンスボタン136の操作の受付回数の上限は、3回であってもよいし、3回未満であってもよいし、4回以上であってもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、操作手段としてのチャンスボタン136と、第一の領域としての一般入賞口226とを備えている。受付回数表示850およびボタン画像852によるチャンスボタン136に関する演出(第一のボタン演出)におけるチャンスボタン136の操作の受付回数が増減可能であり、一般入賞口226に遊技球が進入数すると当該受付回数が増える場合がある。本実施例によるパチンコ機100によれば、チャンスボタン136の操作の受付回数の増加およびチャンスボタン136の操作回数により、一般入賞口226への遊技球の入賞個数を遊技者に把握させることができる場合がある。
次に、図156(a)〜(c)を用いて、実施例2によるパチンコ機100の演出例について説明する。図156(a)〜(c)は、本演出例を時系列で示す図である。図156(a)は、特図1変動遊技の実行中の状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行されており、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行されている。第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンg1、g2は白色円形の表示態様で表示されている。変動アイコン表示領域bには、変動アイコンf1が表示されている。変動アイコンf1は、緑色円形の表示態様で表示されている。
図156(a)では、第一の表示装置800の表示領域の中央にチャンスボタン136を模したボタン画像854が表示され、その下方にチャンスボタン136の操作有効期間を示すゲージ画像856が表示されている。ボタン画像854は赤色の表示態様で表示されている。ゲージ画像856は、チャンスボタン136の操作有効期間の残り時間を所定色(図中、薄墨色)の長さで表示している。ボタン画像854およびゲージ画像856は、装飾図柄の変動表示(中図柄の変動表示)にオーバーラップして表示される。ボタン画像854は、ボタン画像852よりも表示サイズが大きい。
また、図156(a)に示す時点より前に一般入賞口226に遊技球が12個入賞したことに応じてチャンスボタン136の操作の受付回数が3回になっており、第二の表示装置802には、「あと 3回」の文字列画像による受付回数表示850が表示されている。なお、ボタン画像852の全領域は白色であり、メーターの値は0である。
本実施例では、受付回数表示850およびボタン画像852によるチャンスボタン136に関する演出(以下、「ボタン演出A」という)と、ボタン画像854およびゲージ画像856によるチャンスボタン136に関する演出(以下、「ボタン演出B」という)とが重複して実行されている。ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、チャンスボタン136が3回操作されるまで継続され、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、例えば、10秒であり、ゲージ画像856により残り時間が報知されている。本例では、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始と同時にボタン画像854およびゲージ画像856が表示される。なお、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始後にボタン画像854およびゲージ画像856が表示されてもよいし、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始に先立ってボタン画像854およびゲージ画像856が表示されてもよい。また、ボタン演出Bでは、チャンスボタン136が1回操作されると、当該操作に応じて予告演出が実行される。なお、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、チャンスボタン136が1回操作されると終了する。ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が1回も操作されてない場合には、当該操作有効期間終了時にボタン画像854およびゲージ画像856が消去される。この場合には、ボタン演出Bでのチャンスボタン136の操作に対応する予告演出が実行されない。なお、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が1回も操作されてない場合であっても、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作に対応する予告演出が実行されてもよい。
図156(a)から引き続く図156(b)は、遊技者がチャンスボタン136を1回操作している状態を示している。図156(b)から引き続く図156(c)は、チャンスボタン136の当該操作に応じて演出が実行された状態を示している。本例では、チャンスボタン136の当該操作に応じて、ボタン演出Aに対応して第一の予告演出が実行され、ボタン演出Bに対応して第二の予告演出が実行される。第一の予告演出と第二の予告演出とは同時に開始される。第一の予告演出は、図155(q)に示す当該変動の予告演出と同様であり、第一の予告演出として、第二の表示装置802の表示領域内であってボタン画像852の上方に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示され、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色に変化し、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力される。第二の予告演出は当該変動の予告演出であり、第二の予告演出として、第一の表示装置800に横長平行四辺形状であり殿様のキャラクタ画像を含むカットイン画像858が表示される。カットイン画像858は、装飾図柄の変動表示および変動アイコン表示領域bの一部にオーバーラップして表示される。本例では、第一の予告演出と第二の予告演出とが重複した場合には第一の予告演出に対応する効果音が出力されるが、第二の予告演出に対応する効果音が出力されてもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、ボタン演出Aにおいて、チャンスボタン136の操作の受付回数が1以上の回数の場合にチャンスボタン136が操作されると、第一の予告演出を実行可能であり、ボタン演出Bにおいてチャンスボタン136が操作されると、第二の予告演出を実行可能である。ボタン演出Aとボタン演出Bとは別個独立した演出であり、「あと 0回」の文字画像の受付回数表示850が表示されている場合であっても、ボタン演出Bにおいてチャンスボタン136が操作されると第二の予告演出が実行可能である。図156(a)、(b)に示すように、ボタン演出Aとボタン演出Bとは、並列的に実行可能であり、第一の予告演出と第二の予告演出とは並列的に実行可能である。
なお、図156(b)に示す状態でチャンスボタン136が操作された場合に、第一の予告演出が開始された後に、第二の予告演出が開始されてもよい。この場合に、第二の予告演出として演出可動体806、808が緑色に発光する場合には、第一の予告演出として演出可動体806、808が赤色に発光した後に、第二の予告演出として演出可動体806、808が緑色に発光してもよい。図156(b)に示す状態でチャンスボタン136が操作された場合に、第二の予告演出が開始された後に、第一の予告演出が開始されてもよい。この場合には、第二の予告演出として演出可動体806、808が赤色に発光した後に、第一の予告演出として演出可動体806、808が赤色に発光してもよい。このように、演出可動体の発光色が後から開始された予告演出に応じた色に上書きされてもよい。
本例のボタン演出Bはチャンスボタン136の単発操作を要求する演出であるが、ボタン演出Bはチャンスボタン136の連打操作を要求する演出であってもよい。例えば、ボタン演出Bがチャンスボタン136の10回の連打操作を要求する演出である場合には、ボタン演出Aの受付回数が0になった後もボタン演出Bにより7回のチャンスボタン136の操作が受け付けられ、チャンスボタン136が10回操作されるとボタン演出Bの操作有効期間が終了し、第二の予告演出が実行される。
チャンスボタン136は、ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間とボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間とが重複している場合にのみ赤色に発光してもよいし、ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間においてのみ赤色に発光してもよいし、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間においてのみ赤色に発光してもよい。
ボタン演出Aでは、装飾図柄の停止表示中および図158において後述するワイプ演出表示の実行中以外の期間がチャンスボタン136の操作有効期間として設定可能であってもよい。なお、大当り遊技終了後には、ボタン演出Aによるチャンスボタン136の操作の受付回数が0回にリセットされてもよい。
次に、図156(d)、(e)を用いて、本実施例によるパチンコ機100の演出例の変形例について説明する。図156(d)、(e)は、本変形例の演出例を時系列で示す図である。図156(d)は、特図1変動遊技の実行中の状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行されており、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行されている。第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンg1は白色円形の表示態様で表示されている。変動アイコン表示領域bには、変動アイコンf1が表示されている。変動アイコンf1は、緑色円形の表示態様で表示されている。
保留アイコンg2は、チャンスボタン136を模した絵柄の表示態様で表示される。また、保留アイコンg2は、赤色で表示されている。保留アイコンg2は、ボタン画像850よりも表示サイズが小さい。また、図156(d)に示す時点より前に一般入賞口226に遊技球が12個入賞したことに応じてチャンスボタン136の操作の受付回数が3回になっており、第二の表示装置802には、「あと 3回」の文字列画像による受付回数表示850が表示されている。なお、ボタン画像852の全領域は白色であり、メーターの値は0である。
本例では、受付回数表示850およびボタン画像852によるボタン演出Aと、保留アイコンg2によるチャンスボタン136に関する演出(以下、「ボタン演出C」という)とが重複して実行されている。ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、チャンスボタン136が3回操作されるまで継続され、ボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、保留アイコンg2が表示されている期間において、チャンスボタン136が1回操作されるまで継続される。本例では、チャンスボタン136を模した絵柄の保留アイコンg2の表示開始と同時にボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。なお、当該保留アイコンg2の表示開始後にボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間が開始されてもよいし、当該保留アイコンg2の表示開始に先立ってボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間が開始されてもよい。
図156(d)から引き続く図156(e)は、遊技者によりチャンスボタン136が1回操作された状態を示している。チャンスボタン136の当該操作に応じて、ボタン演出Aに対応して第一の予告演出が実行され、ボタン演出Cに対応して第三の予告演出が実行される。第一の予告演出は、図155(q)に示す当該変動の予告演出と同様であり、第一の予告演出として、第二の表示装置802の表示領域内であってボタン画像852の上方に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示され、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色に変化する。第三の予告演出は先読み予告演出であり、本例の第三の予告演出は、特図1の2番目の保留に係る特図変動遊技についての先読み予告である。第三の予告演出として、保留アイコンg2の表示態様がチャンスボタン136を模した絵柄から殿様のキャラクタ絵柄に変化する。保留アイコンにおいて、殿様のキャラクタ絵柄の表示態様の大当り信頼度は、赤色円形の表示態様よりも高く設定されている。なお、保留アイコンg2の表示態様の変化の際には、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコン変化アニメーションが表示されてもよい。本例では、第一の予告演出と第三の予告演出とが重複した場合には第一の予告演出に対応する効果音が出力されるが、第三の予告演出に対応する効果音が出力されてもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、ボタン演出Aにおいて、チャンスボタン136の操作の受付回数が1以上の回数の場合にチャンスボタン136が操作されると、第一の予告演出を実行可能であり、ボタン演出Cにおいてチャンスボタン136が操作されると、第三の予告演出を実行可能である。ボタン演出Aとボタン演出Cとは別個独立した演出であり、「あと 0回」の文字画像の受付回数表示850が表示されている場合であっても、ボタン演出Cにおいてチャンスボタン136が操作されると第三の予告演出が実行可能である。図156(d)に示すように、ボタン演出Aとボタン演出Cとは、並列的に実行可能であり、第一の予告演出と第三の予告演出とは並列的に実行可能である。本例では、ボタン演出Aおよび第一の予告演出は、当該変動の予告演出として実行され、ボタン演出Cおよび第三の予告演出は、先読み予告演出として実行される。なお、図156(a)、(b)に示すボタン演出Bと、図156(d)に示すボタン演出Cとが並列的に実行可能であってもよいし、ボタン演出Bとボタン演出Cとが並列的に実行されている状態でチャンスボタン136が操作された場合には、第二の予告演出と第三の予告演出とが並列的に実行されてもよい。
なお、実施例1、2では、一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されているが、特図1始動口230(第1特図始動口230)、特図2始動口232(第2特図始動口)、普図始動口228に遊技球が進入した場合にチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されていてもよい。
なお、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に遊技球の通過を検出するセンサ(例えば、ゲートやスルーチャッカー)を設け、当該センサを遊技球が通過した場合にチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されていてもよい。
なお、所定の遊技状態(例えば、特図低確率普図低確率状態、大当り遊技の非実行中)においてのみチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されていてもよい。
次に、図157の各図を用いて、実施例3によるパチンコ機100の演出例について説明する。図157の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図157(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図157(a)に示す時点では、特図1の保留数が3であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2、g3が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「3」と「0」の数字により保留数が表示されている。変動アイコン表示領域bに表示されている変動アイコンf1は、装飾図柄の停止表示中に消去される。なお、変動アイコンf1は、装飾図柄の変動表示の終了と同時に消去されてもよいし、次の装飾図柄の変動表示の開始と同時に消去されてもよい。
本例では、図157(a)に示すように第一の表示装置800の表示領域の右下部に横長長方形状のワイプ表示画面wpaが表示されている。ワイプ表示画面wpa内にワイプ表示領域外で表示される静止画像や動画とは異なる静止画像や動画等が表示されて、所定の演出が実行される。ワイプ表示画面wpaは所謂コーナーワイプとして機能する。なお、ワイプ表示画面wpaは、第二の表示装置802や第三の表示装置804に設けられていてもよい。例えば、ワイプ表示画面wpaは、スーパーリーチ演出の非実行時には第一の表示装置800に設けられ、スーパーリーチ演出の実行時には第二の表示装置802や第三の表示装置804に設けられていてもよい。なお、ワイプ表示画面wpaは、スーパーリーチ演出の非実行時には第二の表示装置802や第三の表示装置804に設けられ、スーパーリーチ演出の実行時には第一の表示装置800に設けられていてもよい。
図157(a)に示すように、ワイプ表示画面wpaには、がっかりした表情の殿様のキャラクタ画像が表示されている。当該キャラクタ画像は、ワイプ表示画面wpaに表示されるデフォルト表示である。また、装飾図柄の停止表示中において、ワイプ表示画面wpaおよびワイプ表示画面wpa内に表示される画像の一部(本例では、上端部)は、停止表示中の装飾図柄(右図柄)にオーバーラップして表示される。
図157(a)から引き続く図157(b)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
当該特図1変動遊技の開始に先立って、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、変動アイコンf1が消去される。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に移動する。図157(b)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf2、および保留アイコンg2、g3の移動は完了している。
装飾図柄の変動表示中において、ワイプ表示画面wpaおよびワイプ表示画面wpa内に表示される画像の一部(本例では、上端部)は、装飾図柄の右図柄の変動表示にオーバーラップされない。言い換えると、ワイプ表示画面wpaおよびワイプ表示画面wpa内に表示される画像の一部(本例では、上端部)は、装飾図柄の右図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。なお、装飾図柄の右図柄の変動表示の下端がワイプ表示画面wpaの上端辺と一致していてもよい。
図157(b)から引き続く図157(c)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する直前の状態を示している。図157(c)から引き続く図157(d)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ワイプ表示画面wpaにおいてミニゲーム演出表示が開始された状態を示している。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226に遊技球が入賞したことに応じて、ワイプ表示画面wpaにおいてワイプ表示としてミニゲーム演出表示が実行される。なお、一般入賞口226に遊技球が入賞した場合であっても、特図の保留が0である場合や、装飾図柄の停止表示中(図柄変動停止表示中)や、大当り遊技の実行中や、実行中の特図変動遊技の残りの変動時間が例えば10秒以下である場合には、ミニゲーム演出表示が実行されなくてもよい。また、一般入賞口226に入賞した遊技球の個数に応じた回数のミニゲーム演出表示が実行されてもよい。例えば、ミニゲーム演出表示の非実行中に一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じてミニゲーム演出表示が開始され、当該ミニゲーム演出表示の実行中にさらに一般入賞口に遊技球が入賞した場合には、ミニゲーム演出表示の開始が保留されるようになっていてもよい。また、ミニゲーム演出表示の非実行中に一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にのみミニゲーム演出表示が開始され、ミニゲーム演出表示の実行中に一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にミニゲーム演出表示の開始が保留されなくてもよい。
本例では、図157(d)に示すように、殿様と爺とがお酒の飲み比べ対決をするミニゲーム演出表示が実行される。ワイプ表示画面wpaには、殿様と爺とがお酒の飲み比べ対決をするシーンの動画像が表示されている。本例のミニゲーム演出表示は、特図1の2番目の保留に係る特図変動遊技についての先読み予告演出として実行される。なお、ミニゲーム演出表示は、先読み予告演出として実行される場合があってもよいし、当該変動の予告として実行される場合があってもよい。
図157(d)から引き続く図157(e)は、ミニゲーム演出表示が実行されている状態を示している。図157(e)から引き続く図157(f)は、ミニゲーム演出表示の結果が表示された状態を示している。本例では、お酒の飲み比べ対決に殿様が勝利し、ワイプ表示画面wpaには、「勝ち」の文字列画像と殿様が勝利したシーンの動画像が表示されている。本例では、ミニゲームに成功した場合には、お酒の飲み比べ対決に殿様が勝利する。
図157(f)から引き続く図157(g)は、ミニゲームに成功した場合に実行される予告演出が開始された状態を示している。本例では、当該予告演出として特図1の2番目の保留を示す保留アイコンg3の表示態様を変化させる保留アイコン変化アニメーションが実行される。本例の保留アイコン変化アニメーションでは、ワイプ表示画面wpaからエフェクト画像860が保留アイコンg3に向かって移動する動画像が表示される。本例の保留アイコン変化アニメーションの一部はワイプ表示画面wpaにおいてワイプ表示として表示される。図157(g)、(h)中の矢印は、エフェクト画像860の移動の軌跡を示している。
図157(g)から引き続く図157(h)は、エフェクト画像860が保留アイコンg3にオーバーラップして表示されている状態を示している。エフェクト画像860により保留アイコンg3の全体が隠されている。なお、エフェクト画像860は、保留アイコン変化アニメーションの対象外の保留アイコン(例えば、保留アイコンg2)の少なくとも一部にオーバーラップして表示されてもよい。
図157(h)から引き続く図157(i)は、保留アイコン変化アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコン変化アニメーションが終了すると、エフェクト画像860が消去されて保留アイコンg3の全体が再度視認可能となる。保留アイコン変化アニメーションにより、保留アイコンg3は、表示態様が白色から緑色に変化して表示される。
図157(i)から引き続く図157(j)は、ミニゲーム演出表示が終了した後の状態を示している。本例では、保留アイコン変化アニメーションの終了後にミニゲーム演出表示が終了する。ワイプ表示画面wpaでは、図157(b)と同様のデフォルトの表示が実行されている。
図157(k)は、ミニゲームに失敗したパターンの演出例を示している。ミニゲームに失敗した場合には、お酒の飲み比べ対決に殿様が敗北し、ワイプ表示画面wpaには、「負け」の文字列画像と殿様が敗北したシーンの動画像が表示される。ミニゲームに失敗した場合には、保留アイコン変化アニメーションが実行されずにミニゲーム演出表示が終了する。
図157(l)は、ミニゲーム演出表示が他の演出表示にオーバーラップして表示される例を示している。第一の表示装置800の表示領域の右下部にはチビ姫のキャラクタ画像と文字列画像を備えた吹き出し画像とを含む会話予告画像862が表示されている。会話予告画像862の一部はワイプ表示画面wpaにオーバーラップされている。より具体的には、会話予告画像862のうち、チビ姫のキャラクタ画像の右半分と文字列画像の全体と吹き出し画像の上端部以外及び右端部以外とがワイプ表示画面wpaにオーバーラップされて視認不能となっている。言い換えると、本例では、会話予告画像862にワイプ画面wpaがオーバーラップされずに表示される。また、本例では、会話予告画像862は、当該変動の予告画像として表示される。なお、会話予告画像862は、先読み予告画像として表示されてもよい。
図157(m)〜(r)は、ミニゲーム演出表示の別の例を時系列で示している。本実施例によるパチンコ機100は、複数のミニゲーム演出表示を実行可能である。図157(b)から引き続く図157(m)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する直前の状態を示している。図157(m)から引き続く図157(n)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ワイプ表示画面wpaにおいてミニゲーム演出表示が開始された状態を示している。本例では、図157(n)に示すように、殿様が千両箱投げに挑戦するミニゲーム演出表示が実行される。ワイプ表示画面wpaには、殿様が千両箱を投げようとしているシーンの動画像が表示されている。本例のミニゲーム演出表示は、特図1の2番目の保留に係る特図変動遊技についての先読み予告演出として実行される。なお、ミニゲーム演出表示は、先読み予告演出として実行される場合があってもよいし、当該変動の予告として実行される場合があってもよい。
図157(n)から引き続く図157(o)は、ミニゲーム演出表示が実行されている状態を示している。図157(o)から引き続く図157(p)は、ミニゲーム演出表示の結果が表示された状態を示している。本例では、千両箱投げに殿様が成功し、ワイプ表示画面wpaには、千両箱投げに殿様が成功したシーンの動画像が表示されている。本例では、ミニゲームに成功した場合には、千両箱投げに殿様が勝利する。
図157(p)から引き続く図157(q)は、ミニゲームに成功した場合に実行される予告演出が開始された状態を示している。本例では、当該予告演出として特図1の2番目の保留を示す保留アイコンg3の表示態様を変化させる保留アイコン変化アニメーションが実行される。本例の保留アイコン変化アニメーションでは、ワイプ表示画面wpaからエフェクト画像860が保留アイコンg3に向かって移動する動画像が表示される。図157(q)中の矢印は、エフェクト画像860の移動の軌跡を示している。本例の保留アイコン変化アニメーションは、図157(g)〜(i)に示す保留アイコン変化アニメーションと同じである。本例では、図157(j)と同様に、保留アイコン変化アニメーションが終了した後にミニゲーム演出表示が終了する。
図157(r)は、ミニゲームに失敗したパターンの演出例を示している。ミニゲームに失敗した場合には、千両箱投げに殿様が失敗し、ワイプ表示画面wpaには、殿様が千両箱投げに失敗したシーンの動画像が表示される。ミニゲームに失敗した場合には、保留アイコン変化アニメーションが実行されずにミニゲーム演出表示が終了する。
本実施例によるパチンコ機100は、複数種類のミニゲーム演出表示を実行可能である。ミニゲーム演出表示の種類に応じて大当り信頼度が設定されていてもよい。例えば、図157(d)〜(l)に示すお酒の飲み比べ対決のミニゲーム演出表示(以下、「ミニゲーム演出表示A」と称する)は、図157(m)〜(r)に示す千両箱投げに挑戦するミニゲーム演出表示(以下、「ミニゲーム演出表示B」と称する)よりも大当り信頼度が高く設定されていてもよい。この場合には、ミニゲーム演出表示Bが実行された場合よりもミニゲーム演出表示Aが実行された場合の方が予告対象の図柄変動表において大当り図柄態様が確定表示されやすい。また逆に、ミニゲーム演出表示Bの方がミニゲーム演出表示Aよりも大当り信頼度が高く設定されていてもよい。この場合には、ミニゲーム演出表示Aが実行された場合よりもミニゲーム演出表示Bが実行された場合の方が予告対象の図柄変動表において大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、ミニゲーム演出表示Aが実行された場合の方がミニゲーム演出表示Bが実行された場合よりもミニゲームで成功し易くてもよいし、ミニゲーム演出表示Bが実行された場合の方がミニゲーム演出表示Aが実行された場合よりもミニゲームで成功し易くてもよい。なお、保留アイコン変化アニメーションは、1種類のみでもよいし、複数種類設けられていてもよい。保留アイコン変化アニメーションが複数種類設けられている場合には、ミニゲーム演出表示毎に実行される保留アイコン変化アニメーションが予め決定されていてもよいし、実行する保留アイコン変化アニメーションがその都度抽選により決定されてもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、第一の領域として一般入賞口226と、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の表示手段を備えている。一般入賞口226に遊技球が進入するとミニゲーム演出表示が実行される場合があり、変動している装飾図柄にミニゲーム演出表示がオーバーラップされない。本実施例によるパチンコ機100によれば、一般入賞口226への入賞に基づく賞球だけでなく、一般入賞口226への入賞に基づく演出表示により大当りへの期待感を遊技者に付与することができる場合がある。
本実施例によるパチンコ機100は、第一の表示装置800の表示領域の一部の領域であるワイプ画面wpa内でミニゲーム演出表示をワイプ表示として表示可能である。なお、第二の表示装置802や第三の表示装置804の表示領域の一部の領域でミニゲーム演出表示を表示してもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、ワイプ表示として保留アイコン変化アニメーションの一部をワイプ画面wpa内で表示可能である。なお、本実施例によるパチンコ機100は、ワイプ表示として、変動アイコンを変化させる変動アイコン変化アニメーションの一部をワイプ画面wpa内で表示してもよい。なお、装飾図柄の停止表示の実行中にミニゲーム演出表示が開始されなくてもよい。
なお、本実施例では、一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にミニゲーム演出表示が実行されるように構成されているが、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228に遊技球が進入した場合にミニゲーム演出表示が実行されるように構成されていてもよい。
なお、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に遊技球の通過を検出するセンサ(例えば、スルー)を設け、当該センサを遊技球が通過した場合にミニゲーム演出表示が実行されるように構成されていてもよい。
なお、所定の遊技状態(例えば、特図低確率普図低確率状態、大当り遊技の非実行中)においてのみミニゲーム演出表示が実行されるように構成されていてもよい。
なお、保留アイコンの変化アニメーションは、エフェクト画像860の表示開始とエフェクト画像860の消去のみのアニメーションとし、図157(g)、(h)におけるワイプ表示画面wpa内でのアニメーションは保留アイコン変化のためのアニメーションとしてもよい。
次に、図158の各図を用いて、実施例4によるパチンコ機100の演出例について説明する。図158の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図158(a)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する「装飾6−装飾2−装飾6」が仮停止表示(揺れ変動表示)された状態を示している。なお、図158の各図では、第二の表示装置802および第三の表示装置804の図示は省略する。
本実施例によるパチンコ機100は、図155〜図157に示す演出例において、第二の表示装置802に表示されていたミニ装飾図柄と、第三の表示装置804に表示されていた数字による保留数表示および第4図柄が第一の表示装置800に表示されている。ミニ装飾図柄は、第一の表示装置800の表示領域の左上部に表示され、数字による保留数表示および第4図柄は、当該表示領域の右上部表示されている。また、装飾図柄の仮停止表示中は、装飾図柄の変動表示中であるので、ワイプ表示画面wpaは右図柄の「装飾6」にオーバーラップして表示される。
図158(a)に示す時点では、特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2が表示され、第一の表示装置800の表示領域の右上部には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。
図158(a)に引き続く図158(b)は、ワイプ演出表示が開始された状態を示している。ワイプ演出表示は、表示装置の表示領域の端から画像をぬぐい消すように消去していく演出である。本例では、図158(b)に示すように、第一の表示装置800の表示領域の左端からワイプ表示wpb1が出現を開始し、当該表示領域の右端からワイプ表示wpb2が出現を開始する。ワイプ表示wpb1とワイプ表示wpb2は同時に出現を開始しており、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現開始をもってワイプ演出表示開始とする。ワイプ表示wpb1、wpb2の表示態様は、襖の絵柄である。なお、ワイプ演出表示は、第二の表示装置802および第三の表示装置804において、実行されてもよいし、実行されなくてもよい。
ワイプ表示wpb1、wpb2は、ミニ装飾図柄、数字による保留数表示および第4図柄以外の表示にオーバーラップして表示される。図158(b)に示すように、ワイプ表示wpb1はミニ装飾図柄以外の表示にオーバーラップして表示されており、ワイプ表示wpb2は、数字による保留数表示および第4図柄以外の表示にオーバーラップして表示される。言い換えると、ミニ装飾図柄、数字による保留数表示および第4図柄は、ワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。
また、変動アイコンf1は、ワイプ演出表示の開始と同時に消去される。なお、変動アイコンf1は、ワイプ演出表示の開始に先立って消去されてもよいし、ワイプ演出表示の開始後に消去されてもよいし、ワイプ演出開始後も表示されていてもよい。
図158(b)に引き続く図158(c)は、ワイプ演出表示が実行されている状態を示している。図158(c)に示す時点で変動アイコンf1が消去されてもよい。
図158(c)に引き続く図158(d)は、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現が完了した状態を示している。第一の表示装置800の表示領域全体がワイプ表示wpb1、wpb2により襖が閉じた表示態様で表示される。本例では、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現完了と同時にミニ装飾図柄の変動表示および第4図柄の変動表示(図柄変動表示)が終了する。第一の表示装置800の表示領域の左上部には、「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせのミニ装飾図柄が停止表示され、当該表示領域の右上部には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。なお、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現が完了した後に図柄変動表示が終了してもよい。なお、図柄変動表示の終了後にワイプ表示wpb1、wpb2の撤退表示が実行され、「装飾6−装飾2−装飾6」の組み合わせの装飾図柄の停止表示が視認可能となる。
図158(d)に引き続く図158(e)は、次の特図1変動遊技が開始された状態を示している。次の特図1変動遊技の開始に先立ってワイプ表示の撤退表示が完了する。ワイプ表示の撤退表示では、ワイプ表示wpb1が第一の表示装置800の表示領域の左端に向かって縮まり当該表示領域からワイプ表示wpb1が消去され、ワイプ表示wpb2が当該表示領域の右端に向かって縮まり、当該表示領域からワイプ表示wpb2が消去される。ワイプ表示wpb1の撤退表示完了のタイミングとワイプ表示wpb2の撤退表示完了のタイミングとは同じである。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図158(e)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf2、および保留アイコンg2の移動は完了している。
図158(e)に示すように、ワイプ表示wpb1、wpb2が消去されているので、ワイプ表示領域wpbや変動アイコンf2や保留アイコンg2や城下町背景が視認可能である。本実施例によるパチンコ機100は、スーパーリーチ演出ではずれた場合に次の変動を開始する前にワイプ演出表示を実行することで遊技者の気分を一新させることができる場合がある。
図158(f)、(g)は、ワイプ演出表示の別の例を時系列で示している。図158(f)は、下皿満タンエラー表示864が表示されている点を除いて図158(c)に示す状態と同じ状態を示している。
図158(f)に示す時点において、下皿128が遊技球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。第一の表示装置800の表示領域中央下部には、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー表示864が表示されている。下皿満タンエラー表示852は、下皿満タンエラーの情報を含むコマンドを主制御部300から受信したことに基づく第1副制御部400の制御によって表示される。下皿満タンエラー表示864は、装飾図柄およびワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。
図158(f)から引き続く図158(g)は、下皿満タンエラー表示864が表示されている点を除いて図158(d)に示す状態と同じ状態を示している。下皿満タンエラー表示864は、ワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。このように、下皿満タンエラー表示864は、はずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。言い換えると、はずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2は、下皿満タンエラー表示864にオーバーラップされない。
図158(h)は、ワイプ演出表示の別の例を時系列で示している。図158(h)は、保留アイコン変化アニメーションが表示されている点を除いて図158(g)に示す状態と同じである。図158(h)は、保留アイコン変化アニメーションのエフェクト画像860がワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示されている状態を示している。図158(h)中の矢印は、エフェクト画像860の移動の軌跡を示している。移動中のエフェクト画像860は、下皿満タンエラー表示864にはオーバーラップされない。言い換えると、下皿満タンエラー表示864は、移動中のエフェクト画像860にオーバーラップして表示される。
このように、予告演出表示がはずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される場合がある。本例では、先読み予告演出としての保留アイコン変化アニメーションのエフェクト画像860がはずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。本実施例によるパチンコ機100は、スーパーリーチ演出ではずれた場合に次の変動を開始する前にワイプ演出表示を実行することで遊技者の気分を一新させつつ、ワイプ演出表示に先読み予告表示をオーバーラップすることで、次の図柄変動表示以降に期待をもたせることができる場合がある。
次に、以上説明した本実施の形態の実施例1〜4によるパチンコ機100の特徴的構成について再度図155〜図158を参照しつつ説明する。
(A1) 操作手段(例えば、チャンスボタン136)と、 第一の領域(例えば、一般入賞口226、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228)と、を備えた遊技台であって、 前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、 第一のボタン演出(例えば、図155に示すチャンスボタン136に関する演出、ボタン演出A)における前記操作手段の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」という。)が増減可能であり、 前記第一の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、ことを特徴とする遊技台。
当該構成による遊技台によれば、操作手段の操作の受付回数の増加および操作手段の操作回数により、第一の領域への遊技球の進入個数を遊技者に把握させることができる場合がある。
(A2) 上記A1に記載の遊技台であって、 表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の総称)を備え、 前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804のうちの少なくともいずれか一の表示装置)は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」(例えば、図155(d)に示す「祝」の文字画像を含む予告表示)という。)であり、 前記第一のボタン演出において、前記受付回数が1以上の回数の場合に前記操作手段が操作されると、前記第一の表示が表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(A3) 上記A2に記載の遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」(例えば、図156(c)に示すカットイン画像858、図156(e)に示す保留アイコンg2)という。)であり、 前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、 第二のボタン演出(例えば、ボタン演出B、ボタン演出C)において前記操作手段が操作されると、前記第二の表示が表示される場合があり、 前記受付回数が0の場合であっても前記第二の表示が表示される場合があり、 前記第二の表示と前記第一の表示は並列的に表示可能である、ことを特徴とする遊技台。
(A4) 上記A3に記載の遊技台であって、 前記第一のボタン演出と前記第二のボタン演出は並列的に実行可能である、ことを特徴とする遊技台。
(A5) 上記A3またはA4に記載の遊技台であって、 前記表示手段は、前記第一のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第三の表示」(例えば、ボタン画像852)という。)を表示可能であり、 前記表示手段は、前記第二のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第四の表示」(例えば、ボタン画像854、図156(d)に示す保留アイコンg2)という。)を表示可能であり、 前記第三の表示の大きさは、前記第四の表示の大きさとは異なる大きさである、ことを特徴とする遊技台。
(A6) 上記A1乃至A5のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記操作手段が操作されると前記受付回数が減る場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(A7) 上記A1乃至A6のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記第一の領域に複数個(例えば、4個)の遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(A8) 上記A1乃至A7のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記第一の領域は、一般入賞口(例えば、一般入賞口226)である、ことを特徴とする遊技台。
(A9) 上記A1乃至A8のいずれか一項に記載の遊技台であって、 第二の領域(例えば、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に設けられたスルー)を備え、 前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、 前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、 前記第二の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(A10) 上記A1乃至A9のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、ことを特徴とする遊技台。
第一の領域に遊技球が進入すると受付回数が必ず増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立している状態で第一の領域に遊技球が進入した場合にのみ受付回数が増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立していない状態で第一の領域に遊技球が進入しても受付回数が増えない場合があってもよい。
第一のボタン演出において、受付回数が1以上の回数の場合に操作手段が操作されると、第一の表示が必ず表示されてもよい。
図柄変動表示の実行中における第一のボタン演出において、受付回数が1以上の回数の場合に操作手段が操作された場合にのみ、第一の表示が表示されてもよい。
図柄変動表示の非実行中における第一のボタン演出において、受付回数が1以上の回数の場合に操作手段が操作された場合でも、第一の表示が表示されない場合があってもよい。
第二のボタン演出において操作手段が操作されると、第二の表示が必ず表示されてもよい。
第二のボタン演出において操作手段が操作された場合にのみ、第二の表示が表示されてもよい。
第二のボタン演出において操作手段が操作された場合でも、第二の表示が表示されない場合があってもよい。
操作手段の操作時に受付回数が0の場合であっても第二の表示が必ず表示されてもよい。
操作手段の操作時に受付回数が0の場合にのみ第二の表示が表示されてもよい。
操作手段の操作時に操作手段の操作時に受付回数が0の場合であっても第二の表示が表示されなくてもよい。
操作手段が操作されると受付回数が必ず減ってもよい。
操作手段が操作された場合にのみ受付回数が減ってもよい。
操作手段が操作された場合であっても受付回数が減らなくてもよい。
第一の領域に複数個の遊技球が進入すると受付回数が必ず増えてもよい。
第一の領域に複数個の遊技球が進入した場合にのみ受付回数が増えてもよい。
第一の領域に複数個の遊技球が進入しても受付回数が増えなくてもよい。
第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に必ず進入してもよい。
第二の領域を通過した遊技球のみが第一の領域に進入可能であってもよい。
第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に進入しない場合あってもよい。
第二の領域に遊技球が進入すると受付回数が必ず増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立している状態で第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ受付回数が増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立していない状態で第二の領域に遊技球が進入しても受付回数が増えない場合があってもよい。
特図低確率普図低確率状態におけるベース(賞球数/遊技球の発射数)を上げるため一般入賞口への入賞率を高くするという手段が考えられるが、従来の遊技台では一般入賞口226への入賞率が高くなったことを遊技者に認識させる手段がないので、一般入賞口226への入賞に基づく賞球が増えることで大当りに当選していないのに全体の賞球数が増えたことについて遊技者に不信感を与える恐れがあった。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226への入賞に基づいてチャンスボタン136の操作の受付回数を増やすことで、チャンスボタン136の操作の受付回数の増加およびチャンスボタン136の操作回数により、一般入賞口226への遊技球の入賞個数を遊技者に把握させることができる場合がある。
第一の領域に遊技球が1個入賞する毎に受付回数が1回増加するように構成されていてもよい。
遊技領域右側に普図始動口やアタッカーが設けられている所謂右打ち機において、右打ち時(電サポ時、大当り遊技時)においては遊技領域左側に設けられた一般入賞口に遊技球が入賞した場合には受付回数が増えないように構成されていてもよい。
右打ち時においては遊技領域右側に設けられた一般入賞口に入賞しても受付回数が増加してもよいし、増加しなくてもよいし、右打ち時専用の受付回数が増加してもよい。
第一の領域に遊技球が進入した場合に、操作手段を操作する回数が少なくとも1回発生する演出が開始されるように構成されていてもよい。例えば、ある演出では必ず操作手段の操作を伴うといった構成においては、当該ある演出(例えば、疑似連の演出)の発生回数を示すものであってもよい。
第一の表示(例えば、第一の予告演出)の表示は、実行中の図柄変動表示で大当りとなる場合であっても操作手段の複数回の操作を要するように構成してもよい。
受付回数は、他の契機(大当りの当選回数や所定のリーチの実行回数)で増えるように構成してもよい。
第一の表示中であっても操作手段が操作された場合には受付回数が減少する。
第一の表示中に第一の領域に遊技球が進入した場合には受付回数が増加してもよいし増加しなくてもよい。
(B1) 第一の領域(例えば、一般入賞口226、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228)と、 表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の総称)と、を備えた遊技台であって、 前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、 前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804のうちの少なくともいずれか一の表示装置)は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」(例えば、ミニゲーム演出表示)という。)であり、 前記第一の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合があり、 変動している装飾図柄に前記第一の表示がオーバーラップされない、ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の領域への入賞に基づく賞球だけでなく、第一の領域への入賞に基づく第一の表示により大当りへの期待感を遊技者に付与することができる場合がある。
(B2) 上記B1に記載の遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」(例えば、会話予告画像862)という。)であり、 前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、 前記表示手段は、ワイプ表示を表示可能な手段であり、 前記第二の表示に前記ワイプ表示がオーバーラップされず、 前記第一の表示とは、前記ワイプ表示のことである、ことを特徴とする遊技台。
(B3) 上記B2に記載の遊技台であって、 前記表示手段の表示領域の一部の領域(例えば、ワイプ画面wpa)に前記ワイプ表示が表示される、ことを特徴とする遊技台。
(B4) 上記B1乃至B3のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第三の表示」(例えば、保留アイコン、変動アイコン)という。)であり、 前記第三の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、 前記第三の表示の表示態様を変化させる表示として前記第一の表示(例えば、保留アイコン変化アニメーションや変動アイコン変化アニメーションとしてのワイプ演出表示)が表示される、ことを特徴とする遊技台。
(B5) 上記B4に記載の遊技台であって、 前記第三の表示とは、保留アイコンのことである、ことを特徴とする遊技台。
(B6) 上記B1乃至B5のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記装飾図柄の停止表示の実行中に前記第一の表示が表示開始されない(例えば、装飾図柄の停止表示の実行中にワイプ演出表示が表示開始されない)、ことを特徴とする遊技台。
(B7) 上記B1乃至B6のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記第一の表示の表示中に前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、該第一の表示が継続して表示される(例えば、ワイプ演出表示の実行中に一般入賞口226に遊技球が入賞した場合には、当該ワイプ演出表示が継続して実行される)、ことを特徴とする遊技台。
(B8) 上記B1乃至B7のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記第一の領域は、一般入賞口(例えば、一般入賞口226)である、ことを特徴とする遊技台。
(B9) 上記B1乃至B8のいずれか一項に記載の遊技台であって、 第二の領域(例えば、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に設けられたスルー)を備え、 前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、 前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、 前記第二の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(B10) 上記B1乃至B9のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、ことを特徴とする遊技台。
第一の領域に遊技球が進入すると第一の表示が必ず表示されてもよい。図柄変動表示の実行中に第一の領域に遊技球が進入した場合にのみ第一の表示が表示されてもよい。図柄変動表示の非実行中に第一の領域に遊技球が進入しても第一の表示が表示されなくてもよい。第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に必ず進入してもよい。第二の領域を通過した遊技球のみが第一の領域に進入可能であってもよい。第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に進入しない場合あってもよい。第二の領域に遊技球が進入すると第一の表示が必ず表示されてもよい。第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ第一の表示が表示されてもよい。
第二の領域に遊技球が進入しても第一の表示が表示されなくてもよい 特図低確率普図低確率状態におけるベース(賞球数/遊技球の発射数)を上げるため一般入賞口への入賞率を高くするという手段が考えられるが、従来の遊技台では一般入賞口226への入賞率が高くなったことを遊技者に認識させる手段がないので、一般入賞口226への入賞に基づく賞球が増えることで大当りに当選していないのに全体の賞球数が増えたことについて遊技者に不信感を与える恐れがあった。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226への入賞に基づいてミニゲーム演出表示を実行することで、一般入賞口226に遊技球が入賞したことを遊技者に報知しつつ、ミニゲーム演出表示により大当りへの期待感を遊技者に付与することができる場合がある。また、本実施例によるパチンコ機100は、ミニゲーム演出表示を装飾図柄や他の演出表示(例えば、会話予告画像862)よりも優先させて表示するワイプ画面wpa内で実行することで、ミニゲーム演出表示演出表示の頻度で一般入賞口226への入賞率を把握させ、遊技者に不信感を与えないようにすることができる場合がある。
なお、ワイプ画面wpaでは、ミニゲーム演出表示だけでなく、チャンスボタン136の操作の受付回数(例えば、受付回数表示850)やボタン画像(例えば、ボタン画像852)を表示してもよい。
次に、図159、図160(a)〜(e)の各図を用いて、実施例5によるパチンコ機100の演出例について説明する。図159、図160(a)〜(e)の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図159、図160(a)〜(e)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態である。図159(a)に示すように、本実施例によるパチンコ機100は、第一の表示装置800の表示領域の遊技情報表示領域a内であって、変動アイコン表示領域bの右方に消化アイコン表示領域iが設けられている。消化アイコン表示領域iは、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。消化アイコン表示領域iには、終了した特図変動遊技(図柄変動表示)に対応する変動アイコンが消化アイコンとして表示可能である。第1領域〜第4領域の各領域下部には、消化アイコンの表示位置を示す横長長方形状の台座画像が表示されている。
また、図159(a)以降の各図では、一点鎖線で区切った紙面上の領域にパチンコ機100の構成のうち説明に必要な構成を抜き出して図示している。図159(a)以降の各図に示すように、図中左上方にスピーカ120を模式的に図示し、図中左下方にチャンスボタン136を模式的に図示している。
図159(a)は、パチンコ機100が電源投入されてから未だ特図変動遊技が実行されていない状態を示している。パチンコ機100は、電源投入後にデフォルトの図柄組合せである「装飾6−装飾2−装飾2」を第一の表示装置800および第二の表示装置802に表示する。図159(a)に示す時点で特図1および特図2の保留数は0であるので、第一の表示装置800には保留アイコンが表示されておらず、第三の表示装置804には「0」と「0」の数字により保留数が表示されている。また、第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄および黒色の特図2用第4図柄が表示されている。
第二の表示装置802には、チャンスボタン136を模したボタン画像870が表示されている。ボタン画像870の表示色は白色である。チャンスボタン136は白色に発光している。演出可動体806、808、810は、それぞれ初期位置に位置しており、いずれも白色に発光している。スピーカ120から所定のBGMが出力されている。
図159(a)から引き続く図159(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入賞したことに応じて特図1の保留が1増加し、当該特図1の保留が消化されて、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。変動アイコン表示領域bには、白色円形の表示態様の変動アイコンf1が表示されている。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
図159(b)では、特図1および特図2の保留数が0である場合に特図1の保留が1増加し、増加した特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始されている。この場合には、特図1の保留が1個増加したことの情報を含むコマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信される。第1副制御部400は、当該コマンドを受信すると第一の表示装置800を制御して保留アイコンの増加アニメーションを実行させる。保留アイコンの増加アニメーションは、特図1保留アイコンcの第1領域に向かって保留アイコンが下方から徐々にせり上がってくる態様で実行される。本例では、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に特図1の保留が消化されたので、当該保留アイコンの増加アニメーションの実行中に第1副制御部400は、主制御部300から図柄変動開始コマンドを受信する。第1副制御部400は、図柄変動開始コマンドを受信すると、第一の表示装置800を制御し、当該保留アイコンの増加アニメーションを中止させ、装飾図柄の変動表示および保留・変動アイコン間の移動アニメーションを実行させる。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、消化された特図1の保留に対応する保留アイコンが変動アイコンとなって変動アイコン表示領域bに移動する。保留アイコンの増加アニメーションの実行中に第1副制御部400が図柄変動開始コマンドを受信した場合には、第1副制御部400は第一の表示装置800を制御して保留アイコンの増加アニメーションを途中で中止させ、保留・変動アイコン間の移動アニメーションを開始させる。なお、特図1および特図2の保留数が0である場合に特図1の保留が1増加した場合には、保留アイコンの増加アニメーション、増加した保留に対応する保留アイコン、および保留・変動アイコン間の移動アニメーションを表示せずに、保留増加直後に開始される特図変動遊技(図柄変動表示)に対応する変動アイコンを変動アイコン表示領域bに表示してもよい。なお、増加した保留に対応する保留アイコンが特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動完了した後(保留アイコンの増加アニメーションが最後まで終了した後)、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行されてもよい。
図159(b)から引き続く図159(c)は、特図1始動口230に遊技球が4個入賞し、特図1の保留が4増加して保留アイコンの増加アニメーションが実行され、当該保留アイコンの増加アニメーションが終了した状態を示している。特図1保留アイコン表示領域cの第1〜第4領域には、保留アイコンg1〜g4が表示されている。保留アイコンg1〜g4の表示態様は、いずれも白色円形である。保留アイコンの増加アニメーションは、第1領域〜第4領域の各領域に向かって保留アイコンg1〜g4が下方から徐々にせり上がっている態様で実行される。また、第三の表示装置804には「4」と「0」の数字により保留数が表示されている。
図159(c)から引き続く図159(d)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾4−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図159(d)から引き続く図159(e)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、特図1変動遊技の開始に伴い、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの減少アニメーションとを実行可能である。変動・消化アイコン間の移動アニメーションでは、変動アイコンとして表示されていたアイコンが消化アイコンとなって消化アイコン表示領域iに移動する。本例の変動・消化アイコン間の移動アニメーションでは、図159(e)で終了した特図1変動遊技に対応する変動アイコンf1が移動開始と同時に消化アイコンj1となり、消化アイコンj1が消化アイコン表示領域iの第1領域に向かって徐々に移動する。図159(e)に示す時点では、消化アイコンj1の移動が完了している。変動・消化アイコン間の移動アニメーションは、消化アイコンの移動完了時点で終了する。また、消化アイコンj1の表示態様は、移動完了した後、表示態様が白色円形から灰色の忍者のキャラクタ絵柄に変化する。なお、消化アイコンj1の表示態様は、消化アイコンj1の移動中に変化してもよいし、消化アイコンj1の移動完了と同時に変化してもよい。本例では、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンは、先読み予告や当該変動の予告表示としての予告アイコンとして表示される場合がある。灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンにより、例えば、保留変化アニメーション等の予告演出が実行可能である。なお、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンが表示されていても保留変化アニメーション等の予告演出が実行されない場合があってもよい。
保留アイコンの減少アニメーションは、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンの移動アニメーションとを含むアニメーションである。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに徐々に移動する。図159(e)に示す時点では、変動アイコンf2の移動が完了している。保留・変動アイコン間の移動アニメーションは、変動アイコンの移動完了時点で終了する。また、変動アイコンf2は、変動アイコン表示領域bへの移動中に表示サイズが徐々に拡大される。
保留アイコンの移動アニメーションは、各保留アイコンが1つ上位の保留順位に対応する領域に移動するアニメーションである。本例では、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されていた保留アイコンg4が特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に移動する。図159(e)に示す時点では、保留アイコンg2〜g4の移動が完了している。保留アイコンの移動アニメーションは、保留アイコンの移動完了時点で終了する。
本例では、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションとは同時に開始される。なお、3つのアニメーションが任意の順に開始されてもよいし、3つのアニメーションのうち2つのアニメーションが同時に開始されてもよい。
また、本例では、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションとは同時に終了する。なお、3つのうちのアニメーションが任意の順で終了してもよいし、3つのアニメーションのうち2つのアニメーションが同時に終了してもよい。
図159(e)から引き続く図159(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾2−装飾9−装飾5」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図159(f)から引き続く図159(g)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、特図1変動遊技の開始時に消化アイコン表示領域iに1個以上の消化アイコンが表示されている場合には、消化アイコンの移動アニメーションを実行可能である。消化アイコンの移動アニメーションは、消化アイコンが右方に1領域だけ移動するアニメーションである。本例の消化アイコンの移動アニメーションでは、図159(f)において消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj1が消化アイコン表示領域iの第2領域に向かって徐々に移動する。図159(g)に示す時点では、消化アイコンj1の移動が完了している。消化アイコンの移動アニメーションは、消化アイコンの移動完了時点で終了する。
また、特図1変動遊技の開始に伴い、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの減少アニメーションとが実行されている。変動・消化アイコン間の移動アニメーションでは、図159(f)で終了した特図1変動遊技に対応する変動アイコンf2が移動開始と同時に消化アイコンj2となり、消化アイコンj2が消化アイコン表示領域iの第1領域に向かって徐々に移動する。消化アイコンj2は、消化アイコン表示領域iの第1領域に移動完了するのと同時に保留アイコンと同じ表示サイズとなるように、移動中に表示サイズが徐々に縮小される。消化アイコンj2の表示サイズは、円形の保留アイコン(例えば、図159(g)に示す保留アイコンg3、g4)の表示サイズと同じであり、消化アイコンj2の表示色は灰色(図中、横線の縞模様で示す)である。円形灰色の表示態様は、消化アイコンのデフォルトの表示態様である。デフォルトの表示態様の消化アイコンは予告アイコンとしては用いられない。
このように、デフォルトの表示態様の消化アイコンは、特図1の変動アイコンおよび特図1の保留アイコンと表示サイズおよび形状が共通している。これにより、消化アイコンが終了した特図1変動遊技に対応するアイコンであることを遊技者が認識し易くなる場合がある。
本例では、消化アイコンの移動アニメーションおよび変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、消化アイコンj1が消化アイコンj2によって消化アイコン表示領域iの第1領域から押し出されるかのうように第2領域に移動する。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg2が変動アイコンf3となって変動アイコン表示領域bに徐々に移動する。図159(g)に示す時点では、変動アイコンf3の移動が完了している。保留アイコンの移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg4が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図159(g)に示す時点では、保留アイコンg3、g4の移動が完了している。
本例では、消化アイコンの移動アニメーションは、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションと同時に開始される。なお、4つのアニメーションが任意の順に開始されてもよいし、4つのアニメーションのうち2つまたは3つのアニメーションが同時に開始されてもよい。
また本例では、消化アイコンの移動アニメーションは、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションと同時に終了する。なお、4つのアニメーションが任意の順で終了してもよいし、4つのアニメーションのうち2つまたは3つのアニメーションが終了してもよい。
図159(g)から引き続く図159(h)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾3−装飾9」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図159(i)に示す縦に並んだ5つの点は、図159(g)からの時間の経過を示している。本例では、図159(g)に示す状態の後に、2回の特図1変動遊技が実行される。当該2回の特図1変動遊技の実行中に特図1始動口230への遊技球の入賞はなかったものとする。また、2回の特図1変動遊技が開始されたことにより、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションがそれぞれ2回ずつ実行される。
図159(g)、(h)において消化アイコン表示領域の第2領域に表示されていた消化アイコンj1は、図159(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第4領域に移動する。
図159(g)、(h)において消化アイコン表示領域の第1領域に表示されていた消化アイコンj2は、図159(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第2領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第3領域に移動する。
図159(g)、(h)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf3は、図159(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された変動・消化アイコン間の移動アニメーションにより消化アイコンj3となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。
図159(g)、(h)において特図1保留アイコン表示領域cに表示されていた保留アイコンg3は、図159(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された保留・変動アイコン間の移動アニメーションにより変動アイコンf4(不図示)となって変動アイコン表示領域bに移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された変動・消化アイコン間の移動アニメーションにより消化アイコンj4となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。
図159(g)、(h)において特図1保留アイコン表示領域cに表示されていた保留アイコンg4は、図159(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された保留アイコンの移動アニメーションにより特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された保留・変動アイコン間の移動アニメーションにより変動アイコンf5となって変動アイコン表示領域bに移動する。
図159(j)は、図159(h)に示す状態から2回目の特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾1−装飾4」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図159(k)に示す縦に並んだ5つの点は、図159(j)からの時間の経過を示している。本例では、図159に示す特図変動遊技の非実行中に特図1始動口230に遊技球が1個入賞したものとする。当該入賞に応じて特図1の保留数が1個増加し、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、増加した保留に対応する保留アイコンg5(不図示)が特図1保留アイコンcの第1領域に向かって下方から徐々にせり上がってくる態様で表示される。本例では、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始されるので、当該保留アイコンの増加アニメーションは中止され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが開始される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、保留アイコンg5が変動アイコンf6となって変動アイコン表示領域bに移動する。図159(l)は、当該特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行されており、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行されており、第三の表示装置804には白色の特図1用第4図柄が表示されている。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、および変動・消化アイコン間の移動アニメーションが実行される。
本例では、消化アイコン表示領域iに最大で4個の消化アイコンが表示可能である。消化アイコン表示領域iに4個の消化アイコンが表示されている状態で消化アイコンの移動アニメーションが開始されると、当該消化アイコンの移動アニメーションの開始時に消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されている消化アイコンが右方に移動し、当該消化アイコンが第一の表示装置800の表示領域外に向かって移動する態様で徐々に消去される。本例では、消化アイコンの移動アニメーションが実行されることにより、図159(j)において消化アイコン表示領域cの第4領域に表示されていた消化アイコンj1が右方に移動し、消化アイコンj1が第一の表示装置800の表示領域外に向かって移動する態様で徐々に消去される。また、当該消化アイコンの移動アニメーションが実行されたことにより、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj2が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj3が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動する。図159(l)に示す時点では、消化アイコンj1は消去されており、消化アイコンj2、j3の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。本例では、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンj1により予告演出が実行されないまま消化アイコンj1は消去される。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、図159(j)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf5が消化アイコンj5となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図159(l)に示す時点では、消化アイコンj5の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
また、当該特図1変動遊技の実行中に特図1始動口230に遊技球が2個入賞し、特図1の保留数が2個増加し、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、1個目の入賞に応じて増加した保留に対応する保留アイコンg6が特図1保留アイコンcの第1領域に向かって下方から徐々にせり上がってくる態様で表示され、2個目の入賞に応じて増加した保留に対応する保留アイコンg7が特図1保留アイコンcの第2領域に向かって下方から徐々にせり上がってくる態様で表示される。図159(l)に示す時点では、保留アイコンg6、g7の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。保留アイコンg6、g7の表示態様はデフォルトの表示態様である。
図159(l)から引き続く図159(m)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾6−装飾7」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図159(m)から引き続く図159(n)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションが実行される。
消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されていた消化アイコンj2が消去され、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj3が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj5が消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。図159(n)に示す時点では、消化アイコンj2は消去されており、消化アイコンj3、j4、j5の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、図159(m)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf6が消化アイコンj6となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図159(n)に示す時点では、消化アイコンj6の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、図159(m)において特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg6が変動アイコンf7となって変動アイコン表示領域bに移動する。図159(n)に示す時点では、変動アイコンf7の移動が完了しており、保留・変動アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留アイコンの移動アニメーションの実行により、図159(m)において特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg7が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図159(n)に示す時点では、保留アイコンg7の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。
図159(n)から引き続く図159(o)は、消化アイコンj4の表示態様が灰色の忍者のキャラクタ絵柄に変化した状態を示している。表示態様変化後の消化アイコンj4は、予告アイコンとして表示される。
図159(o)から引き続く図159(p)は、保留アイコンの表示態様を変化させる保留アイコンの変化アニメーションが実行された状態を示している。保留アイコンの変化アニメーションは先読み予告演出である。本例において、先読み予告対象の保留は保留アイコンg7に対応する特図1の保留(保留順位が1番目の特図1の保留)であり、保留アイコンの変化アニメーションは先読み予告対象の保留に対応する保留アイコン(本例では、保留アイコンg7)の表示態様を変化させるために実行される。本例の保留アイコンの変化アニメーションでは、予告アイコンとして表示されている消化アイコンj4が手裏剣の画像k(以下、「手裏剣k」と称する)を表示態様の変化対象である保留アイコンg7に向かって投げ、保留アイコンg7に手裏剣kが命中するシーンの動画像が表示される。図159(p)中の矢印は手裏剣kの軌跡を示している。手裏剣kは装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。言い換えると、装飾図柄の変動表示は、手裏剣kにオーバーラップして表示されない。図159(p)に示す時点では、手裏剣kが保留アイコンg7に命中している。
図159(p)から引き続く図159(q)は、保留アイコンの変化アニメーションが実行されている状態を示している。本例の保留アイコンの変化アニメーションでは、手裏剣kが保留アイコンg7に命中した後、エフェクト画像872が保留アイコンg7にオーバーラップして表示される。手裏剣kはエフェクト画像872の表示開始と同時に消去される。なお、手裏剣kは、エフェクト画像872の表示に先立って消去されてもよいし、エフェクト画像872の表示開始後に消去されてもよい。
図159(q)から引き続く図159(r)は、保留アイコンの変化アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンg7の全体にオーバーラップして表示されていたエフェクト画像872が消去されると、青色円形に表示態様が変化した保留アイコンg7の全体が再度視認可能となる。エフェクト画像872が消去された時点で保留アイコンの変化アニメーションの終了とする。また、保留アイコンの変化アニメーションの終了に先立って演出可動体810の発光色が白色から青色に変化する。言い換えると、保留アイコンg7の全体が再度視認可能になるのに先立って演出可動体810の発光色が白色から青色に変化する。なお、保留アイコンの変化アニメーションの終了と同時に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよいし、保留アイコンの変化アニメーションの終了後に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよい。言い換えると、保留アイコンg7の全体が再度視認可能になるのと同時に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよいし、保留アイコンg7の全体が再度視認可能になった後に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよい。このように、保留アイコンの変化アニメーションが実行されると、表示態様が変化した保留アイコンの表示色と演出可動体810の発光色とが同色になる。本例では、先読み予告演出として、演出可動体810の発光色が変化する。演出可動体810の発光色が変化する演出は、保留アイコンの変化アニメーションに関連している。なお、保留アイコンの変化アニメーションが実行された場合に先読み予告演出として発光色が変化する演出可動体は、演出可動体806、808、810のうちの少なくとも一の演出可動体であってもよい。
本例では、忍者の絵柄の表示態様の消化アイコンj4により保留アイコンg7の表示態様を変化させる保留アイコンの変化アニメーションが実行される。図159(o)〜(r)において、消化アイコンj4は、先読み予告表示として表示される。なお、保留アイコンの変化アニメーションは、エフェクト画像872の表示開始とエフェクト画像872の消去のみをとし、消化アイコンj4が手裏剣kを投げ、手裏剣kが飛翔するシーンのアニメーションは保留アイコン変化のためのアニメーションとしてもよい。
図159(r)から引き続く図160(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾5−装飾7」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
第一の表示装置800に表示される装飾図柄は、縦長長方形状の枠画像に囲まれており、装飾図柄が奇数である場合には当該枠画像内が赤色で表示され、装飾図柄が偶数である場合には当該枠画像内が青色で表示される。装飾図柄の表示態様には当該枠画像内の表示色が含まれるとする。本実施例によるパチンコ機100は、装飾図柄の停止図柄を全て奇数または偶数で表示することにより先読み予告を実行可能である。本例では、奇数の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告の方が偶数の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告よりも大当り信頼度が高く設定されている。言い換えると、赤色の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告の方が青色の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告よりも大当り信頼度が高く設定されている。このため、奇数(赤色)の装飾図柄の組み合わせが表示された場合には偶数(青色)の装飾図柄の組み合わせが表示された場合よりも、先読み予告対象の図柄変動表示において大当り図柄態様が停止表示されやすい。奇数や偶数や同色の装飾図柄の組み合わせは、所謂チャンス目である。
図160(a)から引き続く図160(b)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行される。なお、特図1変動遊技の開始時に保留アイコンが1個のみ表示されている場合には、当該特図1変動遊技の開始に伴って保留アイコンの移動アニメーションは実行されない。
消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されていた消化アイコンj3が消去され、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj5が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj6が消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。図160(b)に示す時点では、消化アイコンj3は消去されており、消化アイコンj4、j5、j6の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、図160(a)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf7が消化アイコンj7となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図160(b)に示す時点では、消化アイコンj7の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、図160(a)において特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg7が変動アイコンf8となって変動アイコン表示領域bに移動する。図160(b)に示す時点では、変動アイコンf8の移動が完了しており、保留・変動アイコン間の移動アニメーションは終了している。
図160(b)から引き続く図160(c)は、変動アイコンの表示態様を変化させる変動アイコンの変化アニメーションが実行された状態を示している。本例の変動アイコンの変化アニメーション態様は、図159(p)〜(r)に示す保留アイコンの変化アニメーション態様と同じである。図160(c)に示すように、予告アイコンとして表示されている消化アイコンj4が手裏剣kを変動アイコンf8に向かって投げ、変動アイコンf8に手裏剣kが命中するシーンの動画像が表示される。図160(c)中の矢印は手裏剣kの軌跡を示している。手裏剣kは装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。言い換えると、装飾図柄の変動表示は、手裏剣kにオーバーラップして表示されない。図159(p)に示す時点では、手裏剣kが変動アイコンf8に命中している。
なお、変動アイコンの変化アニメーション態様は、保留アイコンの変化アニメーション態様と異なっていてもよい。例えば、変動アイコンの変化アニメーションでは、消化アイコンj4が爆弾を投げるシーンの動画像が表示されてもよい。
図160(c)から引き続く図160(d)は、変動アイコンの変化アニメーションが実行されている状態を示している。変動アイコンの変化アニメーションでは、保留アイコンの変化アニメーションと同様に、手裏剣kが変動アイコンf8に命中した後、エフェクト画像872が変動アイコンf8にオーバーラップして表示される。手裏剣kはエフェクト画像872の表示開始と同時に消去される。なお、手裏剣kは、エフェクト画像872の表示に先立って消去されてもよいし、エフェクト画像872の表示開始後に消去されてもよい。
図160(d)から引き続く図160(e)は、変動アイコンの変化アニメーションが終了した状態を示している。変動アイコンf8の全体にオーバーラップして表示されていたエフェクト画像872が消去されると、赤色円形に表示態様が変化した変動アイコンf8の全体が再度視認可能となる。エフェクト画像872が消去された時点で変動アイコンの変化アニメーションの終了とする。また、変動アイコンの変化アニメーションの終了に先立って演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化する。言い換えると、変動アイコンf8の全体が再度視認可能になるのに先立って演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化する。なお、変動アイコンの変化アニメーションの終了と同時に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよいし、変動アイコンの変化アニメーションの終了後に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよい。言い換えると、変動アイコンf8の全体が再度視認可能になるのと同時に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよいし、変動アイコンf8の全体が再度視認可能になった後に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよい。このように、変動アイコンの変化アニメーションが実行されると、表示態様が変化した変動アイコンの表示色と演出可動体810の発光色とが同色になる。本例では、当該変動の予告演出として、演出可動体810の発光色が変化する。演出可動体810の発光色が変化する演出は、変動アイコンの変化アニメーションに関連している。なお、変動アイコンの変化アニメーションが実行された場合に当該変動の予告演出として発光色が変化する演出可動体は、演出可動体806、808、810のうちの少なくとも一の演出可動体であってもよい。
本例では、忍者の絵柄の表示態様の消化アイコンj4により変動アイコンf8の表示態様を変化させる変動アイコンの変化アニメーションが実行される。図160(b)〜(e)において、消化アイコンj4は、当該変動の予告表示として表示される。なお、保留アイコンの変化アニメーションは、エフェクト画像872の表示開始とエフェクト画像872の消去のみのアニメーションとし、消化アイコンj4が手裏剣kを投げ、手裏剣kが飛翔するシーンのアニメーションは変動アイコン変化のためのアニメーションとしてもよい。本例において、消化アイコンj4は、先読み予告表示として表示された後に、当該変動の予告としても表示される。
本実施例によるパチンコ機100は、第一の表示装置800と、第二の表示装置802と、第三の表示装置804とを有している。本例では、第一の表示装置800は、図159(b)〜(d)に示す装飾図柄の変動表示の後に、図159(e)、(f)に示す装飾図柄の変動表示を表示可能である。第一の表示装置800は、図159(b)〜(d)に示す装飾図柄の変動表示に対応する変動アイコンf1を表示可能であり、変動アイコンf1として表示されていたアイコンを図159(e)、(f)に示す装飾図柄の変動表示において消化アイコンj1として表示可能である。消化アイコンj1は、予告アイコンとして表示されている。消化アイコンj1が表示される消化アイコン表示領域iは、変動アイコン表示領域bとは別の領域である。本実施例によるパチンコ機100によれば、図柄変動表示においてはずれの図柄態様が停止表示された場合であっても、次の図柄変動表示において、前回の図柄変動表示に対応する変動アイコンを予告アイコンとして表示可能であるので、はずれの直後の図柄変動表示に期待を持たせることができる場合がある。
本実施例では、第一の表示装置800は、図159(e)、(f)に示す装飾図柄の変動表示において、当該装飾図柄の変動表示に対応する変動アイコンf2を表示可能である。第一の表示装置800は、変動アイコンf2と消化アイコンj1の両方が表示可能である。
本実施例では、第一の表示装置800は、保留アイコンとして表示されていたアイコンを変動アイコンf4として表示可能である。予告アイコンは、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様に変化可能であり、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様としての灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様である。灰色の忍者のキャラクタ絵柄の消化アイコンj4は、予告アイコンとして表示され、保留アイコンg7の表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである。
灰色の忍者のキャラクタ絵柄の消化アイコンj4は、予告アイコンとして表示され、変動アイコンf8の表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである。
なお、消化アイコンの複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、例えば、番長のキャラクタ絵柄(後述する図160(え)に示す保留アイコンg1の表示態様)の表示態様である。灰色の番長のキャラクタ絵柄の消化アイコンは、予告アイコンとして表示される場合があり、保留アイコンの表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンであり、変動アイコンの表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである。
なお、番長のキャラクタ絵柄の表示態様は、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様よりも大当り信頼度が高く設定されていてもよい。例えば、番長のキャラクタ絵柄の表示態様の予告アイコンが表示された場合には、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の予告アイコンが表示された場合よりも、予告対象の図柄変動表示において大当り図柄態様が停止表示されやすくてもよい。
本例では、消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されている消化アイコンに第2領域から押し出されるようにして移動する。同様に、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されている消化アイコンに第2領域から押し出されるようにして移動し、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されている消化アイコンに第2領域から押し出されるようにして第一の表示装置800の表示領域から消去される。
本例では、保留アイコンの移動アニメーションの実行により、保留アイコン表示領域の第3領域に表示されている保留アイコンが保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されている消化アイコンに第3領域から押し出されるようにして移動する。同様に、保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されている保留アイコンが保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されている保留アイコンに第2領域から押し出されるようにして移動し、保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されている保留アイコンが保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されている保留アイコンに第1領域から押し出されるようにして変動アイコン表示領域bに移動する。
このように、消化アイコンの移動アニメーションと保留アイコンの移動アニメーションとは、アイコンが隣の領域のアイコンに押し出されるようにして当該隣と反対の領域に移動するアニメーション態様で共通している。
本実施例において、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、および保留・変動アイコン間の移動アニメーションの移動アニメーションが実行される場合に、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されている消化アイコンに押し出されて消去されるタイミングと、変動アイコンが消化アイコンになるタイミングと、保留アイコンが変動アイコンになるタイミングとは、同じである。なお、これら3つのタイミングは、異なっていてもよく、順番は任意に設定可能である。なお、3つのタイミングのうちの2つのタイミングが同じであってもよい。
本実施例では、保留アイコンの増加アニメーションは、保留アイコンが下方からせり上がってくる態様で実行されるが、保留アイコンが上方から降りてくる態様で実行されてもよい。
変動アイコンを次の図柄変動表示の以降で消化アイコンや予告アイコンとして表示する演出は、非電サポ状態でのみ実行される。このため、消化アイコンの移動アニメーションおよび変動・消化アイコン間の移動アニメーションは、非電サポ状態でのみ実行される。なお、消化アイコンの移動アニメーションおよび変動・消化アイコン間の移動アニメーションは、電サポ状態において必ず実行されてもよい。
なお、表示態様が変化する消化アイコンの個数は1個に限られない。本実施例では、図159(o)において消化アイコンj4のみの表示態様が変化しているが、消化アイコンj4と伴に消化アイコンj3、j5、j6のうちの少なくも一の消化アイコンの表示態様が変化してもよい。一度に多くの消化アイコンの表示態様が変化する場合の方が、一の消化アイコンの表示態様のみが変化する場合よりも、予告対象の図柄変動表示において大当り図柄が確定表示され易くてもよい。この場合には、相対的に大当り信頼度が高い演出を賑やかにして遊技者を楽しませることができる場合がある。またこれとは逆に、一の消化アイコンの表示態様のみが変化する場合の方が、一度に多くの消化アイコンの表示態様が変化する場合よりも、予告対象の図柄変動表示において大当り図柄が確定表示され易くてもよい。この場合には、表示態様が変化して予告アイコンとして表示された消化アイコンを遊技者に印象付けることができる場合がある。
本実施例では、図159(m)〜図160(a)における図柄変動表示中において、予告対象の保留は保留順位が1番目の特図1の保留(特図1の保留1)である。特図1の保留1が予告対象の場合は、予告対象の図柄変動表示を示すアイコンが、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に保留アイコンとして表示されている場合と、変動アイコン表示領域bに変動アイコンとして表示されている場合との2回の表示態様の変化(大当り信頼度の高い表示態様への昇格)の機会がある。図159(o)〜図160(a)では予告アイコンとしての消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されており、図160(b)〜図160(e)では予告アイコンとしての消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されており、消化アイコンj4は、2回の図柄変動表示に亘って表示可能である。保留アイコンや変動アイコンの変化アニメーションは、1回の図柄変動表示において1回のみ実行されるので、当該変化アニメーションに関連する予告アイコンとしての消化アイコンが2回の図柄変動表示に亘って表示される場合には、当該消化アイコンが表示開始された際の図柄変動表示の次の図柄変動表示が予告対象であることを予測することができる場合がある。
例えば、予告対象の保留は保留順位が2番目の特図1の保留(特図1の保留2)である場合には、予告対象の図柄変動表示を示すアイコンが、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域と第1領域に保留アイコンとして表示されている場合と、変動アイコン表示領域bに変動アイコンとして表示されている場合との3回の表示態様の変化(大当り信頼度の高い表示態様への昇格)の機会がある。当該アイコンの変化アニメーションに関連する予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示開始される場合がある。これにより、当該消化アイコンが3回の図柄変動表示に亘って表示されるので、当該消化アイコンが表示開始された際に実行中の図柄変動表示を含んで3回目の図柄変動表示が予告対象であることを予測することができる場合がある。
このように、予告アイコンとしての消化アイコンの表示開始位置により、先読み予告の対象変動を予測することができる場合がある。なお、アイコンの表示態様の昇格の機会が多いほど、大当り信頼度が高くてもよい。アイコンの表示態様の昇格の機会の回数により大当り信頼度を示唆することができる場合がる。
例えば、予告対象の保留は保留順位が2番目の特図1の保留(特図1の保留2)である場合には、予告対象の図柄変動表示を示すアイコンが、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域と第1領域に保留アイコンとして表示されている場合と、変動アイコン表示領域bに変動アイコンとして表示されている場合との3回の表示態様の変化(大当り信頼度の高い表示態様への昇格)の機会がある。当該アイコンの変化アニメーションに関連する予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示開始される場合がある。これにより、当該消化アイコンが1回の図柄変動表示に亘って表示されるので、アイコンの表示態様の昇格の機会は1回であることを予測することができる場合がある。
なお、予告対象の保留がいずれであるかに関わらず、予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第1領域〜第4領域に表示可能である。なお、予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第1領域で表示開始された場合に最大で4回のアイコンの表示態様の昇格に関連することができる。一方、特図1保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されている保留アイコンは、5回の表示態様の昇格の機会があり、1個の消化アイコンでは全ての昇格の機会に関連することができない。特図1保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されている保留アイコンは、保留アイコンの変化アニメーションの対象(表示態様の昇格の対象)にならなくてもよい。
なお、本実施例における第一の表示装置800での表示は、第二の表示装置802または第三の表示装置804のうちの少なくともいずれか一方で表示されてもよい。
次に、図160(f)を用いて、実施例6によるパチンコ機100の演出例について説明する。図160(f)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行され、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行され、第三の表示装置804では白色の特図1用第4図柄が表示されている。変動アイコン表示領域bには白色円形の変動アイコンf1が表示されている。
図160(f)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態であり、特図1の保留数は4であり、特図2の保留数は2である。第三の表示装置804には「4」と「2」の数字により保留数が表示されている。第一の表示装置800の特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留に対応する保留アイコンg1〜g4が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、非電サポ状態において特図2の保留アイコン表示専用の表示領域が設けられず、非電サポ状態において特図2の保留が1以上となった場合には、特図1保留アイコン表示領域cに特図2の保留に対応する保留アイコンが表示される。図160(f)に示すように、特図2の保留1に対応する保留アイコンm1は特図1の保留に対応する保留アイコンg1、g2に一部がオーバーラップされて特図1保留アイコン表示領域cに表示され、特図2の保留2に対応する保留アイコンm2は特図1の保留に対応する保留アイコンg2、g3に一部がオーバーラップされて特図1保留アイコン表示領域cに表示される。このため、特図2の保留に対応する保留アイコンm1、m2の一部は視認不能となる。なお、保留アイコンm1、m2は、白色正方形の表示態様で表示されている。白色正方形の表示態様は、特図2の保留に対応する保留アイコンのデフォルトの表示態様である。特図2の保留に対応する保留アイコンは、特図1の保留に対応する保留アイコンの背面側に表示される。
このように、非電サポ状態において、特図2の保留に対応する保留アイコンは、特図1の保留に対応する保留アイコンにオーバーラップされて表示される。言い換えると、非電サポ状態において、特図1の保留に対応する保留アイコンは、特図2の保留に対応する保留アイコンにオーバーラップされないで表示される。
特図2の保留に対応する保留アイコンは、対応する保留が消化された場合に実行される図柄変動表示においては変動アイコンとして表示され、当該図柄変動表示の次の図柄変動表示において消化アイコンや予告アイコンとしては表示されない。特図2の図柄変動表示に対応する変動アイコンは、当該図柄変動表示に終了時に消去される。例えば、電サポ終了時に残っている特図2の保留が電サポ終了後に消化された場合には、特図2の保留に対応する保留アイコンは、図柄変動表示においては変動アイコンとして表示されるが、当該次の図柄変動表示において消化アイコンや予告アイコンとしては表示されない。
なお、非電サポ状態において、特図2の保留が1以上となった場合や、特図2変動遊技が開始される場合には、遊技情報表示領域aが消去され、消化アイコンや特図1の保留アイコンも消去され、別途、特図2保留アイコン表示領域が第一の表示装置800、第二の表示装置802、または第三の表示装置804の少なくとも一の表示装置の表示領域内に設けられてもよい。なお、非電サポ状態において、特図2の保留が1以上となった場合や、特図2変動遊技が開始される場合には、消化アイコンや予告アイコンが消去されてもよい。
非電サポ状態において特図1始動口230と特図2始動口232への遊技球への入賞を1球毎に振り分ける装置を用いることで、保留最大数8個で遊技が可能な始動口入賞順変動の構成においては、保留アイコンおよび消化アイコンが最大で8個表示可能であるので、消化アイコンを保留アイコンと見間違えた場合には、保留アイコンの数が16個に見え、最大保留数が16個であると見間違える場合がある。これにより、遊技者に新鮮な感覚を与えることができる場合がある。なお、電サポ状態においては特図1の保留アイコンおよび消化アイコンが表示されないので最大保留数が4個に見える場合がある。
なお、最大で4個の特図1の保留アイコンと消化アイコンとがそれぞれ表示可能である。例えば、第一の表示装置800の表示領域を2つに分割して、一方の領域には保留アイコンと特図変動遊技に対応する装飾図柄の変動表示を表示して演出を実行し、他方の領域には消化アイコンと特図変動遊技に対応しない偽の装飾図柄の変動表示を表示して偽演出を実行してもよい。なお、偽演出は、図157に示すワイプ画面wpa内で表示されてもよい。
次に、図160(A)〜(E)の各図を用いて、実施例7によるパチンコ機100の演出例について説明する。図160(A)〜(E)の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図160(A)〜(E)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態である。図160(A)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾5−装飾7」が停止表示されている。第一の表示装置800において「装飾3−装飾5−装飾7」の奇数(赤色)の装飾図柄の組み合わせにより先読み予告が実行されている。本例において、先読み予告対象は、保留順位が2番目の特図1の保留である。
第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。消化アイコン表示領域iには、消化アイコンj1〜j4が表示されている。消化アイコンj1〜j4の表示態様は、灰色円形のデフォルトの表示態様である。変動アイコン表示領域bには、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の変動アイコンf5が表示されている。変動アイコンf5は、カラーで表示されており、灰色で表示されていない。忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンは、消化アイコン表示領域iだけでなく、変動アイコン表示領域bや特図1保留アイコン表示領域cにおいて表示される場合がある。忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンが、変動アイコン表示領域bや特図1保留アイコン表示領域cにおいて表示される場合には、カラーで表示される。本例では、変動アイコンf5は、保留順位が2番目の特図1の保留を対象とする先読み予告表示としてされている。
図160(A)から引き続く図160(B)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションが実行される。
消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されていた消化アイコンj1が消去され、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj2が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj3が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。図160(B)に示す時点では、消化アイコンj1は消去されており、消化アイコンj2、j3、j4の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf5が消化アイコンj5となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図160(B)に示す時点では、消化アイコンj5の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。消化アイコンj5は、変動アイコンf5と同じ表示サイズで表示される。このように、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンは、変動アイコンとして表示される場合と、消化アイコンとして表示される場合とで表示サイズが同じである。また、消化アイコンj5は、灰色で表示される。消化アイコンj5の表示色は、消化アイコンj5が消化アイコン表示領域iの第1領域に移動開始するのと同時に灰色に変化されもよいし、当該第1領域への移動中に灰色に変化されてもよいし、当該第1領域への移動完了と同時に灰色に変化されてもよいし、当該第1領域への移動完了後に灰色に変化されてもよい。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg5が変動アイコンf6となって変動アイコン表示領域bに移動する。図160(B)に示す時点では、変動アイコンf6の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留アイコンの移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg6が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図160(B)に示す時点では、保留アイコンg6の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。
図160(B)から引き続く図160(C)は、保留アイコンの表示態様を変化させる保留アイコンの変化アニメーションが実行された状態を示している。図160(C)に示す時点では、消化アイコンj5が投げた手裏剣kが保留アイコンg6に命中している。図160(A)において変動アイコンとして表示されたいたアイコンは、消化アイコンとなった後、予告演出に用いられる場合がある。
図160(C)から引き続く図160(D)は、保留アイコンの変化アニメーションが実行されている状態を示している。手裏剣kが保留アイコンg6に命中した後、エフェクト画像872が保留アイコンg6にオーバーラップして表示される。手裏剣kはエフェクト画像872の表示開始と同時に消去される。予告対象の図柄変動表示に対応するアイコン(本例では、保留アイコンg6)は、保留アイコンとして表示されている場合に表示態様が変化される場合がある。
図160(D)から引き続く図160(E)は、保留アイコンの変化アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンg6の全体にオーバーラップして表示されていたエフェクト画像872が消去されると、赤色円形に表示態様が変化した保留アイコンg6の全体が再度視認可能となる。また、保留アイコンの変化アニメーションの終了に先立って演出可動体810の発光色が白色から赤色に変化する。このように、保留アイコンの変化アニメーションが実行されると、表示態様が変化した保留アイコンの表示色と演出可動体810の発光色とが同色になる。本例では、先読み予告演出として、演出可動体810の発光色が変化する。
本実施例によるパチンコ機100は、変動アイコンを当該変動以外を予告対象とする予告アイコンとして表示可能である。なお、保留アイコンが対応する保留順位の保留以外の保留を予告対象とする予告アイコンとして表示される場合があってもよい。なお、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンは、変動アイコン表示領域bにおいて当該変動の予告表示として表示される場合があり、特図1保留アイコン表示領域cにおいて先読み予告表示として表示される場合がある。
次に、図160(あ)〜(え)の各図を用いて、実施例8によるパチンコ機100の演出例について説明する。図160(あ)〜(え)の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図160(あ)〜(え)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態である。図160(あ)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800には、「装飾3−装飾5−装飾7」の組み合せの装飾図柄が仮停止表示されている。第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行され、第三の表示装置804では白色の特図1用第4図柄が表示されている。また、特図1の保留数は2であり、特図2の保留数は0である。第三の表示装置804には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。第一の表示装置800の特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留に対応する保留アイコンg1、g2が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、遊技情報表示領域a内に消化アイコン表示領域iが設けられておらず、消化アイコンが表示されないようになっている。また、本実施例の変動アイコン表示領域nは、上記実施例における変動アイコン表示領域bと異なり正方形状の枠画像で囲まれておらず、変動アイコン表示領域nの下部に変動アイコンの表示位置を示す横長長方形状の台座画像が表示されている。また、図160(あ)では、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の変動アイコンf1が表示されている。変動アイコンf1は、カラーで表示されている。変動アイコンf1は、保留順位が1番目の特図1の保留を予告対象とる予告アイコンとして表示されている。
図160(あ)から引き続く図160(い)は、当該特図1変動遊技の実行中に保留アイコンg1の表示態様が変化した状態を示している。保留アイコンg1の表示態様は、白色円形から番長のキャラクタ絵柄の表示態様に変化している。番長のキャラクタ絵柄の表示態様は、先読み予告の表示態様である。保留アイコンg1の表示態様の変化の際には、変動アイコンf1が手裏剣を保留アイコンg1に投げるシーンを含む保留アイコンの変化アニメーションが実行されてもよいし、図160(い)に示す変動アイコンf1の忍者のキャラクタが保留アイコンg1の方を向くアニメーションが表示されてもよい。保留アイコンg1の表示態様の変化の際には、変動アイコンf1の動画像を含むアニメーションが表示されればよく、保留アイコンg1の表示態様の変化に変動アイコンf1が関連していればよい。
図160(い)から引き続く図160(う)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾5−装飾7」が停止表示されている。第一の表示装置800において「装飾3−装飾5−装飾7」の奇数(赤色)の装飾図柄の組み合わせにより先読み予告が実行されている。先読み予告対象の保留は、保留順位が1番目の特図1の保留である。
図160(う)から引き続く図160(え)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、本例では、変動アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションに加え、変動アイコンの移動アニメーションが実行される。
変動アイコンの移動アニメーションの実行により、変動アイコンf1が変動アイコン表示領域nの中央部から右側に移動する。本実施例によるパチンコ機100は、保留アイコンの表示態様の変化表示に関係する変動アイコンは、対応する特図変動遊技の終了後も変動アイコン表示領域n内に表示される。図160(え)に示す時点では、変動アイコンf1の移動が完了しており、変動アイコンの移動アニメーションは終了している。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域nに移動する。図160(え)に示す時点では、変動アイコンf2の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留アイコンの移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図160(え)に示す時点では、保留アイコンg2の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。
本実施例では、変動アイコン表示領域n内に2つの変動アイコンが表示される場合がある。図160(え)に示す例では、変動アイコン表示領域nの台座画像の右上部に変動アイコンf1が表示され、当該台座画像の左上部に変動アイコンf2が表示される。変動アイコンf1および変動アイコンf2は、いずれか一方が他方にオーバーラップしないように、変動アイコン表示領域n内の別々の領域に表示されている。なお、変動アイコンf1および変動アイコンf2の一方のアイコンの一部が他方のアイコンの一部にオーバーラップされてもよい。変動アイコンf1および変動アイコンf2の上方には、「共闘」の文字列画像が表示されており、忍者のキャラクタ絵柄の変動アイコンf1と番長のキャラクタ絵柄の変動アイコンf2とにより当該変動の予告演出が実行される。このように、変動アイコンf1と変動アイコンf2とが一体的に表示され一つの変動アイコンとして機能してもよい。なお、図160(え)において、変動アイコンf1は、予告アイコンや消化アイコンとして表示されているものであってもよい。図160(え)に示す図柄変動表示に対応する変動アイコンは、変動アイコンf2のみであってもよい。
本実施例のように、2つのアイコンが一体的に一つの変動アイコンとして表示される場合がある。2つのアイコンが一体的に一つの変動アイコンとして表示される場合は、一つのアイコンが一つの変動アイコンとして表示される場合よりも、実行中の図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
次に、図160(ア)を用いて、実施例9によるパチンコ機100の演出例について説明する。図160(ア)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行され、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行され、第三の表示装置804では白色の特図1用第4図柄が表示されている。変動アイコン表示領域bには白色円形の変動アイコンf1が表示されている。
図160(ア)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態であり、特図1の保留数は2であり、特図2の保留数は0である。第三の表示装置804には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。第一の表示装置800の特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留に対応する保留アイコンg1、g2が表示されている。保留アイコンg1、g2の表示態様は、デフォルトの表示態様である。
本実施例によるパチンコ機100は、遊技情報表示領域a内であって変動アイコン表示領域bの右方に図155(a)に示す例と同様の横長長方形状の表示領域eが設けられている。表示領域eには、遊技の仕方や演出内容の解説やキャラクタの説明などのチュートリアル表示や予告表示を文字列画像で表示可能である。図160(ア)では、表示領域e内に「予告アイコン消化で・・・」の文字列画像が表示されることによりチュートリアル表示が実行されている。
表示領域e内の「予告」の文字列画像の上部にオーバーラップして予告アイコンoが表示されている。予告アイコンoの表示態様は、剣豪のキャラクタ絵柄である。変動アイコンとして表示されていたアイコンが対応する特図変動遊技(図柄変動表示)の終了後に予告アイコoとなって表示されている。本例では、予告アイコンoは、図160(ア)で実行されいる特図1変動遊技の1回前の特図1変動遊技において変動アイコンとして表示されていたアイコンである。なお、予告アイコンoは、図160(ア)で実行されいる特図1変動遊技の2回以上前の特図1変動遊技において変動アイコンとして表示されていたアイコンであってもよい。予告アイコンoは、変動アイコンとして表示されていた期間では、剣豪のキャラクタ絵柄であってもよいし、所定色の円形の表示態様であってもよい。本例の予告アイコンは、図125(i)に示す予告アイコンI62と同じである。なお、本例の予告アイコンは、図81に示す予告アイコンとして表示されてもよい。例えば、本例の予告アイコンが消化されると疑似連演出が実行されてもよい。本実施例によるパチンコ機100は、図80〜図154に示す演出例に適用することができる。
次に、以上説明した本実施の形態の実施例5〜9よるパチンコ機100の特徴的構成について再度図159、図160を参照しつつ説明する。
(C1) 表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の総称、特図1表示装置212)を備えた遊技台であって、 前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804のうちの少なくとも一つの表示装置、特図1表示装置212)は、図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」(例えば、装飾図柄の変動表示、特図1の変動表示、ミニ装飾図柄の変動表示、図159(b)〜(d)に示す図柄変動表示、図160(A)で終了した図柄変動表示、図160(あ)〜(う)に示す図柄変動表示)という。)の後に、次の図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」(例えば、装飾図柄の変動表示、特図の変動表示、ミニ装飾図柄の変動表示、図159(e)、(f)に示す図柄変動表示、図160(B)〜(E)に示す図柄変動表示、図160(え)に示す図柄変動表示)という。)を表示可能な手段であり、 前記第一の図柄変動表示において、該第一の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第一の変動アイコン」(例えば、図159(b)〜(d)に示す変動アイコンf1、図160(A)に示す変動アイコンf5、図160(あ)〜(う)に示す変動アイコンf1)という。)が表示可能であり、 前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコン(例えば、図159(b)〜(d)に示す変動アイコンf1、図160(A)に示す変動アイコンf5、図160(あ)〜(う)に示す変動アイコンf1)が、前記第二の図柄変動表示において予告アイコン(例えば、図159(e)、(f)に示す消化アイコンj1、図160(B)〜(E)に示す消化アイコンj5、図160(え)に示す変動アイコンf1)として表示可能に構成されており、 前記予告アイコンが表示される領域(例えば、予告アイコン表示領域i)は、前記第一の変動アイコンが表示される領域(例えば、変動アイコン表示領域b)とは別の領域である、ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の図柄変動表示においてはずれの図柄態様が停止表示された場合であっても、次の第二の図柄変動表示において、第一の図柄変動表示に対応する変動アイコンを予告アイコンとして表示可能であるので、はずれの直後の第二の図柄変動表示に期待を持たせることができる場合がある。
(C2) 上記C1に記載の遊技台であって、 前記第二の図柄変動表示において、該第二の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第二の変動アイコン」(例えば、図159(e)、(f)に示す変動アイコンf2、図160(B)〜(E)に示す変動アイコンf6)という。)が表示可能であり、 前記第二の変動アイコン(例えば、図159(e)、(f)に示す変動アイコンf2、図160(B)〜(E)に示す変動アイコンf6)と前記予告アイコン(例えば、図159(e)、(f)に示す消化アイコンj1、図160(B)〜(E)に示す消化アイコンj5)の両方が表示可能に構成されている(例えば、図159(e)、(f)、図160(A)〜(E)参照)、ことを特徴とする遊技台。
(C3) 上記C1またはC2に記載の遊技台であって、 保留アイコンとして表示されていたアイコン(例えば、図159(l)〜(r)、図160(a)に示す保留アイコンg7)を変動アイコン(例えば、図160(b)に示す変動アイコンf8)として表示可能であり、 前記予告アイコンは、複数種類の表示態様(例えば、灰色円形の表示態様、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様)のうちの一の表示態様に変化可能であり、 前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様(例えば、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様)であり、 前記第一の表示態様の前記予告アイコン(例えば、図159(o)〜(r)、図160(a)〜(e)に示す消化アイコンj4、図160(B)〜(E)に示す消化アイコンj5)は、前記保留アイコン(例えば、図159(l)〜(r)、図160(a)に示す保留アイコンg7、図160(B)〜(E)に示す保留アイコンg6)の表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである(例えば、図159(p)〜(r)、図160(C)〜(E)参照)、ことを特徴とする遊技台。
(C4) 上記C3に記載の遊技台であって、 前記第一の表示態様の前記予告アイコン(例えば、図159(o)〜(r)、図160(a)〜(e)に示す消化アイコンj4)は、前記変動アイコン(例えば、図160(b)に示す変動アイコンf8)の表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(C5) 上記C3またはC4に記載の遊技台であって、 前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様(例えば、灰色の番長のキャラクタ絵柄の表示態様)であり、 前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンであり、 前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(C6) 上記C1乃至C5のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記予告アイコンの表示態様(例えば、表示色が灰色)は、前記変動アイコンの表示態様(例えば、表示色が灰色以外の色(白、青、緑、赤、カラー))とは異なる、ことを特徴とする遊技台。
(C7) 上記C1乃至C6のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記予告アイコンの移動する動作を含むアニメーション(例えば、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、消化アイコンの移動アニメーション)を表示可能である、ことを特徴とする遊技台。
(C8) 上記C1乃至C7のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804)は、画像表示装置(例えば、液晶表示装置)を含んで構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(C9) 上記C1乃至C8のいずれか一項に記載の遊技台であって、 非電サポ状態において、前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において前記予告アイコンとして表示される、ことを特徴とする遊技台。
(C10) 上記C1乃至C9のいずれか一項に記載の遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、ことを特徴とする遊技台。
なお、保留アイコン、変動アイコンおよび予告アイコンの表示態様はそれぞれ異なってもよいし、保留アイコンと変動アイコンの表示態様は同じであり、予告アイコンは保留アイコンおよび変動アイコンと色のみが異なっていもてよいし、予告アイコンは保留アイコンおよび変動アイコンと色および形状が異なっていもてよい。
なお、変動アイコンと予告アイコンの表示態様は同じであり、保留アイコンは変動アイコンおよび予告アイコンと色のみが異なっていもてよいし、保留アイコンは変動アイコンおよび予告アイコンと色および形状が異なっていもてよい。
なお、保留アイコンと予告アイコンの表示態様は同じであり、変動アイコンは保留アイコンおよび予告アイコンと色のみが異なっていもてよいし、変動アイコンは保留アイコンおよび予告アイコンと色および形状が異なっていもてよい。
なお、保留アイコンにより消化アイコンの表示態様を変化させるアニメーションが実行されてもよい。保留アイコンは、消化アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであってもよい。またこれとは逆に、保留アイコンにより消化アイコンの表示態様を変化させるアニメーションが実行されなきくても。保留アイコンは、消化アイコンの表示態様の変化に関連しないアイコンであってもよい。
なお、消化アイコンにより当該消化アイコンとは別の消化アイコンの表示態様を変化させるアニメーションが実行されてもよい。消化アイコンは、当該消化アイコンとは別の消化アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであってもよい。
特図変動遊技の実行中(図柄変動表示の実行中)であって、はずれを示唆する表示(例えば、はずれ図柄態様の仮停止表示)が実行された後に、デフォルトの表示態様の変動アイコンが忍者や番長などのキャラクタ絵柄等に変化し、当該図柄変動表示の終了後に予告アイコンとして表示される場合があってもよい。
消化アイコンは、当該消化アイコンが関係する予告演出(例えば、保留アイコンの変化アニメーションや変動アイコンの変化アニメーション)終了後にデフォルトの表示態様に戻ってもよい。演出の役目を終えた消化アイコンはデフォルトの表示態様に戻ってもよい。なお、忍者のキャラクタ絵柄の保留アイコンにより別の保留アイコンや変動アイコンや消化アイコンを変化させる演出が実行された後であっても忍者のキャラクタ絵柄の保留アイコンは、デフォルトの表示態様に戻らない。
少なくとも一部が同じ態様の演出により、予告アイコンの表示態様を変化させる演出や、他の演出(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、ミニアイテム(予告アイコン)の取得、中図柄の停止)を実行可能である。
なお、上記実施例1〜9によるパチンコ機100は、表示手段として第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804を備えているが、パチンコ機100は、これらの表示装置のうち第一の表示装置800のみを備えていてもよい。この場合には、上記の演出例で説明した第二の表示装置802および第三の表示装置804での表示が第一の表示装置800に表示されてもよい。なお、上記実施例1〜9において、第一の表示装置800での表示が、第二の表示装置802または第三の表示装置804の少なくとも一方の表示装置で表示可能であってもよいし、第二の表示装置802での表示が、第一の表示装置800または第三の表示装置804の少なくとも一方の表示装置で表示可能であってもよいし、第三の表示装置804での表示が、第一の表示装置800または第二の表示装置804の少なくとも一方の表示装置で表示可能であってもよい。なお、上記実施例1〜9によるパチンコ機100は、表示手段として、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804に代えて、図125に示す第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置M、および第3装飾図柄表示装置208Nを備えていてもよい。この場合には、上記の演出例で説明した表示が第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置M、および第3装飾図柄表示装置208Nで実行される。なお、図125〜図154に示す第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置M、および第3装飾図柄表示装置208Nでの表示が第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804で表示されてもよい。なお、遊技情報表示領域aは、図125(a)におけるユーザーインタフェイス(UI)部に相当する。遊技情報表示領域aは、ユーザーインタフェイス(UI)部と称されてもよい。
なお、上記実施例1〜9で説明した事項は、組み合わせることが可能である。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図161〜図170を参照しながら説明する。
図161〜図170は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図161〜図170では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図161〜図170では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図161〜図170に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。また、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図161〜図170では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図161は、本実施形態に適用可能なミニゲームの演出の一例について段階的に示す図である。
図161(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1内に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、広義には、UI部全体を保留アイコンの台座と解釈してもよい。図161(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0及び3つの保留アイコンh11,h12,h13は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報の表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図161(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、何らの表示も行われておらず、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示(確定表示)されており、ハズレであることが報知されている。なお、UI部は、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、UI部は常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図161(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示(確定表示)されており、ハズレであることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図161(b)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される保留表示枠FL1内に収容されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図161(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が行われており、パンダと殿様のキャラクタとの関係に関する説明がなされている。ここで、チュートリアル表示部TT1の表示は、装飾図柄の変動表示が開始した後のタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図161(c)に示されるタイミングで、保留アイコン表示領域における2つ目の特図1の保留アイコンh12がボタン保留アイコンの表示態様に変化する。本実施形態において、保留アイコンの表示態様の変化のタイミングは、図柄変動表示が開始した後、常に同じタイミングで行われるように構成されてもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、保留アイコンh12の表示態様の変化のタイミングでスピーカ120から音声出力を行い、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知するようにしてもよい。また、図161(c)に示されるタイミングでは、演出ボタン136を操作しても操作が有効とされず、保留アイコンh12の表示態様が変化しないようにしているが、演出ボタン136の操作を有効とし、保留アイコンh12の表示態様を変化させるようにしてもよい。
その後、図161(d)に示されるタイミングとなると、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニゲームの演出が開始される。ミニゲームが開始されると、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ステージ名表示部ST1の上方にサイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示しており、その上方には、ミニゲームのミッションの説明表示が行われている。図161(d)に示されるミッションの説明表示では、「ボタンpush」の表示と、サイコロの「3」の出目を示す表示とともに「でチャンス」の表示が行われており、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると何か良いことが起こる旨が説明されている。なお、この演出例において、ミニゲームは第2装飾図柄表示装置208Mにおいて実行されているが、換言すれば、ミニゲームが実行される表示領域は、第2装飾図柄表示装置208Mが構成する液晶枠(ベゼル)により区画されているということができる。
その後、図161(e)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄の変動表示が開始され、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。ボタン受付時間メーターは、ミニゲームが開始してからの時間に応じてゲージが短くなるように表示態様が変化する。なお、ボタン受付時間メーターを表示しないようにしてもよい。また、図161に示される演出例では、ミニゲームの実行中において演出ボタン136が操作された場合には、保留アイコンの表示態様の変化に優先して、ミニゲームの結果が導出されるように構成されている。
したがって、ミニゲームが開始した後、図161(f)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図161(g)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する一方、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は表示態様の変化は行われていない。図161(g)に示される例では、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目であることが報知されている。
すると、図161(h)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミッション達成の報酬であることを示す「保留1UP」の表示が行われる。すなわち、保留アイコンにおける先読み予告の信頼度が1段階ランクアップすることが事前に予告される。換言すれば、ミッション達成の報酬は、大当り予告の予告として機能しているということができる。なお、ミッション達成の報酬は、大当り予告の予告として機能することから、ミッションが行われない場合よりもミッションが行われた場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいということができる。また、ミニゲームが終了したタイミングで、保留アイコンの変化表示における演出ボタン136の操作受付期間が開始される。なお、このとき、ボタン受付時間メーターを表示するようにしてもよい。図161(i)は、ミッション達成の報酬が引き続き表示されている様子が示されている。また、演出ボタン136はまだ操作されていないので、特図1の2つ目の保留アイコンh12は、ボタン保留アイコンの表示態様のままとなっている。
その後、図161(j)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図161(k)に示すように、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が円形で青色の表示態様に変化する。すなわち、先読み予告の表示態様に変化している。本実施形態では、先読み予告の表示態様の保留アイコンは、青色、緑色、赤色の3つの表示態様で表示可能とされており、赤色>
緑色>
青色の順で大当りの信頼度が高くなっている。すなわち、円形で赤色の表示態様の保留アイコンが表示された場合は、円形で緑色の表示態様の保留アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっており、円形で緑色の表示態様の保留アイコンが表示された場合は、円形で青色の表示態様の保留アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっており、円形で青色の表示態様の保留アイコンが表示された場合は、デフォルトの表示態様の保留アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、この演出例では、演出ボタン136を操作することにより、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が先読み予告の1段階目のランクである青色の表示態様の保留アイコンに変化したが、緑色の表示態様や赤色の表示態様に保留アイコンが変化してもよい。この場合、例えば、ボタン保留アイコンの表示態様をオーラで纏う態様で表示する等して、保留アイコンがよりランクの高い表示態様に変化することを期待させるようにしてもよい。
その後、図161(l)に示すタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた「保留1UP」の表示が、第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動し、青色の表示態様に変化した特図1の2つ目の保留アイコンh12に向かっていく様子が示されている。本実施形態では、「保留1UP」の表示が移動開始するタイミングを保留アイコンh12の表示態様が変化した後のタイミングとしたが、任意のタイミングとしてもよい。例えば、「保留1UP」の表示が移動開始するタイミングを保留アイコンh12の表示態様が変化したタイミングと同じタイミングとしてもよい。また、本実施形態では、「保留1UP」の表示が移動開始するタイミングを、保留アイコンh12の表示態様が変化した図柄変動表示と同じ図柄変動表示内としたが、保留アイコンh12の表示態様が変化した図柄変動表示の後で行われる図柄変動表示の実行中であってもよい。
その後、「保留1UP」の表示が特図1の2つ目の保留アイコンh12に重なると、図161(m)に示すように、保留アイコンh12の表示態様が青色から緑色に変化する。すなわち、ミニゲームの結果が反映されて、保留アイコンh12における先読み予告の信頼度が1段階ランクアップしたことが演出されている。なお、「保留1UP」の表示が保留アイコンに重なっても、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図161(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
なお、本実施形態では、ミニゲームのミッションが達成されることによって、保留アイコンにおける先読み予告の表示態様が1段階ランクアップすることを予告するようにしたが、例えば、ミニゲームのミッションが達成された結果、図81や図135(d)に示されるミニアイテムのいずれかがストックされ、その後に行われる演出(予告演出)の内容を予告するようにしてもよいし、タイマストックを行うようにしてもよい。ここで、タイマストックとは、例えば、タイマを表示し、タイマに示される時間が経過すると特別な演出が開始されることを示唆する予告の一態様である。また、ミニゲームのミッションが達成された結果、当否判定の結果に関係しないレアアイテムを取得できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、保留アイコンがボタン保留アイコンの表示態様に変化して保留アイコンの変化演出が開始された後のタイミングでミニゲームが開始されるようにしたが、ミニゲームが開始された後で保留アイコンの変化演出が開始されるようにしてもよい。また、本実施形態では、保留アイコンの変化演出が行われている期間とミニゲームが行われている期間とが重なるようにしたが、期間が重ならないようにしてもよく、例えば、ある図柄変動表示において保留アイコンの変化演出が行われ、保留アイコンが先読み予告の表示態様(例えば、青色の表示態様)に変化した後で、ミニゲームが開始されるようにしてもよい。すなわち、青色の表示態様の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始されるようにしてもよい。このことは、以下の説明でも同様である。
また、本実施形態では、ミニゲームのミッションが達成されたことの報酬として、ボタン保留アイコンの変化演出により先読み予告の表示態様に変化した保留アイコンがランクアップすることを予告するようにしたが、ミニゲームのミッションが達成されたことの報酬として、ボタン保留アイコンの変化演出により保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化することを予告するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の表示態様のランクを予告するようにしてもよい。また、ボタン保留アイコンの変化演出が行われることを予告するようにしてもよい。
また、この演出例では、ミニゲームをサブ液晶(第2装飾図柄表示装置208M)にて行ったが、メイン液晶(第1装飾図柄表示装置208L)において行ってもよい。
図162は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図162(a)〜同図(j)は、図161(a)〜同図(j)と同様であるので、説明を省略する。
図162(j)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図162(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が円形で緑色の表示態様に変化し、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「保留1UP」の表示が消去されている。このように、この演出例では、演出ボタン136の操作により、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンの変化とミニゲームのミッション達成による保留アイコンの表示態様の変化を同時に行う場合について示されている。つまり、この演出例では、ボタン保留アイコンの変化演出による保留アイコンの表示態様の先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)への変化と、ミニゲームのミッション達成の結果の反映としての保留アイコンの表示態様の先読み予告のランクアップとが同時に行われている。
図163は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図163(a)〜同図(b)は、図161(a)〜同図(b)と同様であるので、説明を省略する。
図163(c)は、図161(c)とは異なり、保留アイコンの変化演出が開始されておらず、2つ目の特図1の保留アイコンh12はデフォルトの表示態様のままである。その後、図163(d)に示されるタイミングでミニゲームの演出が開始され、図161(d)〜同図(h)に示して上述した要領でミニゲームが行われる(図163(d)〜同図(h))。
保留アイコンの変化演出が開始されない状態で、図163(i)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、2つ目の特図1の保留アイコンh12が青色の表示態様に変化し、先読み予告の1段階目の表示態様に変化する。すなわち、この演出例では、ボタン保留アイコンを用いた保留アイコンの変化演出による保留アイコンの表示態様の変化が行われず、ミニゲームのミッション達成の結果の反映としての保留アイコンの表示態様の変化のみが行われている。
図164は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図164(a)〜同図(l)は、図161(a)〜同図(l)と同様であるので、説明を省略する。
図164(l)に示すタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた「保留1UP」の表示が、第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動し、「保留1UP」の表示が特図1の2つ目の保留アイコンh12に重なると、図164(m)に示すように、保留アイコンh12の表示態様が青色から赤色に変化し、先読み予告の信頼度が2段階ランクアップしている。この演出例では、ミニゲームのミッション達成の結果として先読み予告の信頼度の1段階ランクアップを予告していたが、予告した内容よりも有利な結果(先読み予告の信頼度の2段階ランクアップ)が反映されていることが示されている。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図164(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
なお、本実施形態では、ボタン保留アイコンの変化演出により、保留アイコンの表示態様が先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化し、その後、ミニゲームのミッション達成の結果の反映として保留アイコンの表示態様をさらに変化するようにしているが、ボタン保留アイコンの変化演出により、保留アイコンの表示態様が先読み予告の2段階以上のランクの表示態様に変化した後、ミニゲームのミッション達成の結果の反映として保留アイコンの表示態様をさらにランクアップするようにしてもよい。ここで、例えば、ボタン保留アイコンの変化演出により、保留アイコンの表示態様が先読み予告の最高ランクの表示態様(例えば、赤色の表示態様、あるいは、大当り確定を予告するプレミアの表示態様(例えば、虹色の表示態様))に変化した場合には、ミニゲームのミッション達成の結果として、保留アイコンの表示態様のランクアップが予告されても、保留アイコンの表示態様を変化させないようにしてもよい。また、ミニゲームのミッションの達成の結果の反映としてのみ表示可能な特有の表示態様(例えば、金色の表示態様)に変化するようにしてもよい。
図165は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図165(a)〜同図(e)は、図161(a)〜同図(e)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図165(f)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図165(g)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する。一方で、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作受付と、ボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作受付とが、1回の演出ボタン136の操作により同時に行われている様子が示されている。
その後は、図161(k)〜同図(l)に示して上述した要領で演出が行われる(図165(h)〜同図(k))。
図166は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図166(a)〜同図(c)は、図161(a)〜同図(c)と同様であるので、説明を省略する。
この演出例では、ミニゲームの演出が開始する前、図166(d)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動を開始し、第2装飾図柄表示装置208Mは、表示領域の左端辺が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の左端辺に略整合する位置で停止し、第3装飾図柄表示装置208Nは、表示領域の右端辺が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の右端辺に略整合する位置で停止する。このとき、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、ミニゲームが行われる第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされており、第2装飾図柄表示装置208Mがオーバーラップされていない状態と比べて保留アイコンh12が視認困難となっている。換言すれば、ボタンの操作を促進するボタン画像を含む演出がボタン操作を促進するボタン画像を含む演出にオーバーラップされているということもできる。なお、このボタン保留アイコンの変化演出が2つ目の特図1の保留アイコンh12、3つ目の特図1の保留アイコンh13及び4つ目の特図1の保留アイコンh14で行われている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、1つ目の特図1の保留アイコンh11で行われている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされないが、1つ目の特図1の保留アイコンh11で行われている場合にも、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされるように構成されてもよい。さらに、図166(d)に示される例では、2つ目の特図1の保留アイコンh12の一部が第2装飾図柄表示装置208Mによりオーバーラップされているが、2つ目の特図1の保留アイコンh12の全部が第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされるようにしてもよい。この演出例において、保留アイコンの表示態様の変化予告と、ミニゲームとのうちのいずれか一方のみが行われている場合には、互いの演出がオーバーラップすることがなく、また、保留アイコンの表示態様の変化予告が行われる期間と、ミニゲームが行われる期間とが重ならない場合も、互いの演出がオーバーラップすることがない。また、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるチュートリアル表示部TT1も、第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、第3装飾図柄表示装置208Mがオーバーラップされていない状態と比べてチュートリアル表示部TT1に表示された文字表示が視認困難となっている。また、第1装飾図柄は、左図柄と右図柄がそれぞれ第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとによりオーバーラップされ、視認困難とされているが、中図柄は、いずれの表示装置によってもオーバーラップされておらず、視認可能とされている。
その後、図166(e)に示されるタイミングとなると、第2装飾図柄表示装置208Mでは、図161(d)に示して上述したようにしてミニゲームの演出が開始される。
その後、図166(f)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄の変動表示が開始される。
ミニゲームが開始した後、図166(g)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図166(h)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は表示態様の変化が行われていない。すなわち、この演出例においても、ボタン保留アイコンの変化演出における演出ボタン136の操作を受け付けず、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作のみを受け付けている。図166(h)に示される例では、サイコロの図柄が「3」を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目であることが報知されている。
すると、図166(i)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミッション達成の報酬であることを示す「保留1UP」の表示が行われる。その後、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに離反する方向にスライド移動を開始し、図166(j)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、いずれも初期位置で停止する。このとき、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は、第2装飾図柄表示装置208Mによるオーバーラップが解消されており、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされている状態と比べて保留アイコンh12が視認容易となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが初期位置に戻るタイミングは、ミニゲームが終了した後であってもよいし、ミニゲームの結果の導出途中で戻るようにしてもよい。
その後は、図161(j)〜同図(n)に示して上述した要領で演出が行われる(図166(k)〜同図(n)。
この演出例では、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われる表示装置とミニゲームの演出が行われる表示装置とが異なっており、ミニゲームの演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mによってボタン保留アイコンによる変化演出がオーバーラップされている様子が示されているが、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われる表示装置とミニゲームの演出が行われる表示装置とが同じであってもよく、この場合、例えば、ミニゲームの演出がボタン保留アイコンによる変化演出にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。
また、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいてボタン保留アイコンによる変化演出が行われ、第2装飾図柄表示装置208Mにおいてミニゲームの演出が行われる様子が示されているが、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにおいてボタン保留アイコンによる変化演出が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lにおいてミニゲームの演出が行われるようにしてもよく、この場合、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mによってミニゲームの演出がオーバーラップされるようにしてもよい。
また、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われる表示装置とミニゲームの演出が行われる表示装置とが同じとした場合に、例えば、ボタン保留アイコンによる変化演出がミニゲームの演出にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。
また、この演出例では、ミニゲームの演出を他の演出にオーバーラップする例について示されているが、例えば、ミニゲームの演出に換えて客待ちデモ演出や装飾図柄変動表示等のミニゲーム以外の演出が行われ、この演出が他の演出にオーバーラップするようにしてもよい。より具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mに大当り演出を表示させ、第2装飾図柄表示装置208Mを第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って移動させ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された演出にオーバーラップさせるようにしてもよい。これによれば、ミニゲーム以外の演出も行うことで、より演出に注目させることができる場合がある。
図167は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図167(a)〜同図(g)は、図166(a)〜同図(g)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図167(g)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図167(h)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する。一方で、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、ミニゲームの演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作受付と、ミニゲームの演出にオーバーラップされているボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作受付とが、1回の演出ボタン136の操作により同時に行われている様子が示されている。
その後、図167(i)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミッション達成の報酬であることを示す「保留1UP」の表示が行われる。その後、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに離反する方向にスライド移動を開始し、図167(j)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、いずれも初期位置で停止する。このとき、青色の表示態様に変化した保留アイコンh12は、第2装飾図柄表示装置208Mによるオーバーラップが解消されており、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされている状態と比べて保留アイコンh12が視認容易となっている。
その後は、図165(i)〜同図(k)に示して上述した要領で演出が行われる(図167(k)〜同図(l))。
図168は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図168(a)〜同図(g)は、図166(a)〜同図(g)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図168(g)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、この演出例では、図168(h)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて行われているミニゲームの演出におけるサイコロの図柄が停止表示せず、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、ミニゲームの演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作を受け付けず、ミニゲームの演出にオーバーラップされているボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作のみが受け付けられている様子が示されている。換言すれば、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作の受け付けに優先して、ボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作の受け付けが行われているということもできる。
その後、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに離反する方向にスライド移動を開始し、図168(i)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、いずれも初期位置で停止する。なお、このとき、ミニゲームの演出は未だ継続しており、演出ボタン136の操作を促進すべく、ボタン画像136aの表示とともに、ボタン受付時間メーターのゲージが減少していく様子が示されている。一方、青色の表示態様に変化した保留アイコンh12は、第2装飾図柄表示装置208Mによるオーバーラップが解消されており、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされている状態と比べて保留アイコンh12が視認容易となっている。
その後、図168(j)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図168(k)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目となったことが報知される。
その後は、図165(h)〜同図(k)に示して上述した要領で演出が行われる(図168(l)〜同図(n))。
図169は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図169(a)〜同図(f)は、図161(a)〜同図(f)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図169(f)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図169(g)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する一方、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は表示態様の変化は行われていない。図169(g)に示される例では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目でないことが報知されている。
すると、図169(h)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニゲームのミッションに失敗したことを報知する「残念」の表示が行われる。したがって、この演出例では、大当り予告の予告が行われないこととなる。本実施形態では、ミッション達成の出目以外の出目が導出された場合よりもミッション達成の出目が導出された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。
その後、図169(i)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図161(j)に示すように、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様に変化する。すなわち、ボタン保留アイコンの変化演出が先読み予告の表示態様に変化しないガセの演出であることが示されている。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図169(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
図170は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図170(a)〜同図(e)は、図161(a)〜同図(e)と同様であるので、説明を省略する。
図170(f)は、ミニゲームが開始されたが、未だ演出ボタン136が操作されていない様子が示されている。そのため、サイコロの図柄の変動表示が継続して行われている。
その後、図170(g)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作受付期間が経過すると、図170(h)に示すように、ミニゲームの結果の報知が行われずに、ミニゲームの演出が終了する。
その後、図170(i)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図170(j)に示すように、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が青色の表示態様に変化し、先読み予告が行われる。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図170(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
図161に示される演出例では、ミニゲームにおいて、演出ボタン136の操作受付期間中に演出ボタン136が操作された場合には、ミニゲームのミッションが達成されて保留アイコンの表示態様が変化する予告が行われたが、この演出例では、ミニゲームにおいて演出ボタン136が操作されなかったためミッションが達成されず、保留アイコンの表示態様が変化する予告が行われない様子が示されている。また、この演出例では、ミッションが達成されなかったことから、保留アイコンの表示態様が1段階ランクアップする演出が行われないようにしたが、例えば、保留アイコンの表示態様が2段階目まで変化することが予め定められていた場合には、ミニゲームの結果に拘らず、保留アイコンの表示態様を予め定められていた通りに変化させるようにしてもよく、例えば、保留アイコンを2段階目まで変化させることが決定され、ボタンの保留アイコンの変化演出で保留アイコンを1段階目まで変化させた後、ミニゲームの結果がミッション達成となるようにミニゲームの演出を実行し、ミニゲームの導出結果に対応して保留アイコンを2段階目まで変化させるように予定された場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合でも、最終的に保留アイコンを2段階目まで変化させるようにしてもよい。その変化の態様については、例えば、ボタンの保留アイコンの変化演出において、演出ボタン136が操作されたことに応じて、保留アイコンをボタン保留アイコンの表示態様から緑色の表示態様である2段階目の表示態様に変化させるようにしてもよいし、演出ボタン136が操作されたことに応じて、保留アイコンをボタン保留アイコンの表示態様から青色の表示態様である1段階目の表示態様に変化させた後、当該図柄変動表示の実行中、当該図柄変動が停止表示したとき、あるいは、実行中の図柄変動表示の次以降に行われる図柄変動表示の実行中に緑色の表示態様である2段階目の表示態様に変化させるようにしてもよい。換言すれば、ミニゲームが実行された結果に対応した予告が行われるようにしてもよいし、ミニゲームの結果が導出されなかった場合には、導出する予定であった結果に対応した予告が行われないようにしてもよい。このようにしても、図柄変動表示の結果は変動しないため、適宜の演出を行うことが可能である。
また、本実施形態において、ミニゲームが行われなかった場合よりもミニゲームが行われた場合の方が、保留アイコンが緑色の表示態様となりやすいように構成されてもよい。すなわち、ミニゲームが開始された場合は、ミニゲームが開始されない場合よりも有利な態様で予告が行われやすいように構成されているということができる。
なお、この演出例において、保留アイコンが先読み予告の表示態様で表示されている状態で、ミニゲームが開始され、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、保留アイコンの表示態様のランクアップは行われず、現状維持となるが、ミニゲームの結果が導出されなかった場合でも、保留アイコンの表示態様のランクアップを行うようにしてもよい。この場合、ミニゲームが行われた図柄変動表示においてランクアップしてもよいし、ミニゲームが行われた図柄変動表示の次以降に開始される図柄変動表示においてランクアップするようにしてもよい。
また、この演出例では、先読み予告の態様として、保留アイコンの表示態様を変化する例を挙げて説明したが、先読み予告の態様は、例えば、連続予告等、公知の態様を適用することができる。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図171〜図179を参照しながら説明する。
図171〜図179は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図171〜図179では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図171〜図179では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図171は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図であり、図172は、図171に示す具体的演出例の続きを示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図171(a)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾1−装飾2−装飾3」が停止表示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されているが、2番目の特図1の保留アイコンh12はサボハニの表示態様で表示されており、すなわち、先読み予告の表示態様で表示されている。なお、この演出例では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄の表示を行っていないが、これらの表示を行うようにしてもよい。
図171(b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化され、2番目の特図1の保留アイコンh12が1番目の特図1の保留アイコンh11として表示され、また、装飾図柄の変動表示が開始されている。このとき、保留が消化されて図柄変動表示が開始された後に、当該図柄変動表示に対応する1つの変動アイコンを装飾図柄表示装置208に表示させるようにしてもよい。変動アイコンの表示態様は、例えば、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであってもよいし、異なってもよい。
図171(c)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図171(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図171(e)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾5」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。
続いて、図171(f)では、特図1の保留が消化されて保留表示はなくなり、図示しない第1特図表示装置212が図柄変動表示を開始し、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。
その後、図171(g)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が開始されている。ステップアップ予告は、複数種類の表示態様を所定の表示順序で順次切り替えて表示する予告であり、本実施形態におけるステップアップ予告では、各表示態様には、その表示態様のステップ数を表す数字が表示されている。ステップ数の数字の大小は、大当りの信頼度の高低を表す表示になる。例えば、ステップ5まで表示されると、スーパーリーチへの発展が確定し、大当りの可能性が高くなる。ただし、ステップ5まで表示されてもはずれる場合があり、信頼度は100%ではない。なお、ステップ5まで表示された場合には、最終的に大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。ステップ数が大きくなるにつれて、表示の大きさも大きくなる。なお、図171B(g)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。
その後、図171(h)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。
その後、図171(i)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。
その後、図171(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図171(k)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図171(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図171(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲームが表示されるミニゲーム表示領域MN1が形成される。このミニゲーム表示領域MN1は、スーパーリーチの演出表示の少なくとも一部にオーバーラップして表示され、ミニゲーム表示領域MN1が表示されていない場合に比べてスーパーリーチの演出表示が視認困難とされている。この演出例におけるミニゲームでは、演出ボタン136を操作有効期間において連打操作し、最終的に「大吉」を導出させることをミッションとするゲームである。すなわち、この演出例におけるミニゲームは、結果を導出するために複数回の演出ボタン136の操作を要している。図171(m)では、ミニゲームが開始される様子が示されており、ミニゲームにおける遊戯の説明が表示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促している。また、その下方には、「大吉で激アツ予告かも」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生する可能性があることが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。なお、ミニゲーム表示領域MN1は、枠により区画されないものであってもよい。
その後、図171(n)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。
続いて、図171(o)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
続いて、図171(p)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
その後、図171(q)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「小吉」の表示の下方に、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始されたことが報知されている。
図171(r)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。
図171(r)に続く図172(a)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。演出ボタン136を所定回数操作すると、ミニゲーム表示領域MN1では、星のエフェクト画像が表示され、連打によって操作回数が増加するにつれて、その数も増加していく。なお、この演出例では、遊技者が演出ボタン136の連打を中断すると、星のエフェクト画像の数が徐々に減少していくが、減少しないようにしてもよい。図172(a)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1には、星のエフェクト画像が4つ表示されている。
図172(b)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図172(b)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に星のエフェクト画像が5つ表示され、さらに、所定回数の演出ボタン136の操作が行われたことによって「小吉」の表示が消去され、ミニゲームの結果として「中吉」又は「大吉」が導出される可能性が高くなったことが報知されている。なお、この演出例では、遊技者が演出ボタン136の連打を中断すると、いったん消去された「小吉」の表示が再び表示される場合があるが、いったん消去された場合は再び表示されないようにしてもよい。
図172(c)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図172(c)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像の数に変更はなく、「大吉」の表示および「中吉」の表示は引き続き行われているが、ボタン画像136と「連打」の文字の表示に換えて、「あと2秒」の文字が表示されており、操作有効期間が残り2秒であることが報知されている。
図172(d)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図172(d)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像の数に変更はなく、「大吉」の表示および「中吉」の表示は引き続き行われているが、操作有効期間を報知する表示が「あと1秒」とされており、操作有効期間が残り1秒であることが報知されている。
図172(e)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図172(e)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像の数に変更はなく、操作有効期間を報知する表示も変更はないが、所定回数の演出ボタン136の操作が行われたことによって「中吉」の表示が消去され、ミニゲームの結果として「大吉」が導出される可能性が高くなったことが報知されている。なお、この演出例では、遊技者が演出ボタン136の連打を中断すると、いったん消去された「中吉」の表示が再び表示される場合があるが、いったん消去された場合は再び表示されないようにしてもよい。
図172(f)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われた後、ミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームの結果として「大吉」が導出された様子が示されている。すなわち、ミニゲームのミッションが達成されたことが報知される。これにより、遊技者は、激アツ予告が出現する可能性があることが報知される。なお、「大吉」の表示が導出されることにより、激アツ予告が必ず実行されることを予告報知するようにしてもよい。
続いて、図172(g)に示されるタイミングで、ミニゲーム表示領域MN1が消去されると、スーパーリーチ演出が再開される。また、図172(g)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示されるとともに、このボタン画像136aとともに「Push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。なお、ボタン画像136aが振動のみしている態様で表示する場合があってもよいし、回転のみしている態様で表示する場合があってもよいし、振動も回転もしていない態様で表示する場合があってもよい。この演出例では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示された場合は、ボタン画像136aが振動及び回転の少なくともいずれか一方が行われていない態様で表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定停止しやすいように構成されている。なお、ボタン画像136aについて振動も回転もしない態様でのみ表示するようにしてもよい。このように、本実施形態では、ミニゲームとメインの演出(装飾図柄の変動表示に関する演出)とで、演出ボタン136の操作回数が異なっているということができる。また、この演出例では、ミニゲームでは演出ボタン136の連打操作による演出を行い、メインの演出では演出ボタン136の1回操作による演出を行ったが、ミニゲームにおいてもメインの演出においても演出ボタン136の連打操作による演出が行われるようにしてもよい。
図172(h)における装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が引き続き行われており、演出ボタン136の操作を促進する表示が引き続き行われている様子が示されている。ここで、操作有効期間が開始されると、「Push」の文字表示に換えて、ボタン受付時間メーターMTが表示され、操作有効期間の経過に応じてゲージが減少する態様で表示される。
そして、図172(h)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、図172(i)に示されるように、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が多数(例えば、9個)配されてなる強カットイン画像CI1aであり、これは、上述したミニゲームにおいて、「大吉」の表示が導出されてミッションが達成された結果に対応して表示されるものである。
一方、ミニゲームにおいて、「大吉」の表示が導出されずミッションが達成されなかった場合は、図172(i´)に示されるような弱カットイン画像CI1bが表示される。弱カットイン画像CI1bは、強カットイン画像CI1aよりもサイズが小さい画像であり、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が配されていない画像である。なお、ミニゲームでミッションが達成されなかった場合でも強カットイン画像CI1aが表示される場合があってもよい。なお、強カットイン画像CI1aも弱カットイン画像CI1bもスーパーリーチ演出にオーバーラップしており、これらのカットイン画像が表示された場合は、これらのカットイン画像が表示されない場合よりも、スーパーリーチ演出が視認困難とされる。また、強カットイン画像CI1a及び弱カットイン画像CI1bは、装飾図柄にオーバーラップされている。
その後、図172(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図172(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
この演出例では、ミニゲームではミッションを達成させるために演出ボタン136の連打操作を要求する一方、メインの演出では予告を出現させるために演出ボタン136の1回の操作を要求するものとしたが、ミニゲームでは演出ボタン136の1回の操作を要求し、メインの演出では、演出ボタン136の連打操作を要求するものがあってもよい。
また、この演出例のように、ミニゲームの結果が当該図柄変動表示に係る予告に関するものである場合には、ミニゲームの実行時間は、当該図柄変動表示の実行時間よりも短い実行時間となる。
図173は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図173(a)は、図171(j)に続く演出であり、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成された様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図173(b)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図173(c)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成される。この演出例におけるミニゲームも、図171〜図172に示して上述した要領で行われる。図173(c)では、ミニゲームが開始される様子が示されており、ミニゲームにおける遊戯の説明が表示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促している。また、その下方には、「大吉で激アツ予告かも」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生する可能性があることが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。一方、メインの演出でも演出ボタンの操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図173(c)に示される装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示され、このボタン画像136aとともに「Push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。なお、ボタン画像136aが振動のみしている態様で表示する場合があってもよいし、回転のみしている態様で表示する場合があってもよいし、振動も回転もしていない態様で表示する場合があってもよい。
その後、図173(d)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。一方、メインの演出では、メインの演出における操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターが表示されるが、ゲージは減少しない。これにより、ミニゲーム表示領域MN1におけるミニゲームとメインの演出とに何らかの関連性があることを示唆している。
続いて、図173(e)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
続いて、図173(f)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。一方、メインの演出では、相変わらず操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
その後、図173(g)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「小吉」の表示の下方に、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始されたことが報知されている。そして、遊技者は、この報知を見て演出ボタン136の連打を開始している。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。このように、この演出例では、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aとメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aとが重ねて表示されている。さらに、この演出例では、メインの演出にオーバーラップしているミニゲーム表示領域MN1におけるミニゲームに対するボタン操作が優先して受け付けられている。なお、ミニゲーム表示領域MN1にオーバーラップされているメインの演出に対するボタン操作が優先して受け付けられるようにしてもよい。
図173(h)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。ミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136の操作回数に応じて星のエフェクト画像の数が増加していく様子が示されている。図173(h)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1には、星のエフェクト画像が4つ表示されている。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
図173(i)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図173(i)に示されるタイミングでは、所定回数の演出ボタン136の操作が行われたことによって「小吉」の表示が消去され、ミニゲームの結果として「中吉」又は「大吉」が導出される可能性が高くなったことが報知されている。なお、ミニゲーム表示領域MN1における星のエフェクト画像の表示数は4つのままである。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
図173(j)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図173(j)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に星のエフェクト画像が5つ表示されている。また、ボタン画像136と「連打」の文字の表示に換えて、「あと2秒」の文字が表示されており、操作有効期間が残り2秒であることが報知されている。一方、メインの演出では、相変わらず操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
図173(k)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が中断された様子が示されている。すると、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像が徐々に消去されていき、図173(k)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1における星のエフェクト画像の数が0となった様子が示されている。また、「大吉」の表示および「中吉」の表示は引き続き行われているが、操作有効期間を報知する表示が「あと1秒」とされており、操作有効期間が残り1秒であることが報知されている。
図173(l)は、ミニゲームにおける操作有効期間が経過し、ミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームの結果として「中吉」が導出された様子が示されている。すなわち、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。これは、本来、連打操作が継続して行われた場合には、「大吉」が導出されるはずであったが、演出ボタン136の操作回数が不足していることによりミッションが達成されなかったことに起因している。
その後、図173(m)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが終了してミニゲーム表示領域MN1が消去され、スーパーリーチ演出が再開し、ボタン受付時間メーターMTによるゲージの減少表示が開始される。これにより、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことが報知される。そして、図173(n)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図173(o)に示されるように、弱カットイン画像CI1bが表示される。これは、ミニゲームの導出結果が「大吉」でなかったことに基づいて表示されるものである。このとき、強カットイン画像CI1aが表示される場合があってもよい。なお、強カットイン画像CI1aと弱カットイン画像CI1bのいずれを表示するかを予め決定している場合において、強カットイン画像CI1aを表示することが予め決定されている場合には、図173(o´)に示されるように、ミニゲームにおける演出ボタン136の参加状況(操作状況)に拘らず、決定した通り、強カットイン画像CI1aを表示するようにしてもよい。また、弱カットイン画像CI1bを表示することが予め決定されている場合には、ミニゲームにおける演出ボタン136の参加状況(操作状況)に拘らず、「大吉」の表示が導出しないようにしてもよい。
その後、図173(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図173(q)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。このように、当否の結果は予め決定されており、当否の結果に対応した図柄変動表示の結果が導出されるため、その途中の演出については、適宜変更されてもよく、そのため、操作手段(演出ボタン136)の操作状況に応じて出現する予告を変更することができる。
図174は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図174(a)は、図171(k)に続く演出であり、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
図174(b)に示される装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成され、このミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームが開始される様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促している。また、その下方には、「大吉を出せ 大吉で激アツ出現」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生することが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。
その後、図174(c)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。
続いて、図174(d)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
続いて、図174(e)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
その後、図174(f)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「大吉」、「中吉」及び「小吉」の各表示の高速ループ回転を開始する。そして、この高速ループ回転の演出が行われている下方には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136による1回操作の受け付けが開始されたことが報知されている。一方、メインの演出では、演出ボタンの連打操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図174(f)に示される装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示され、このボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。なお、ボタン画像136aが振動のみしている態様で表示する場合があってもよいし、回転のみしている態様で表示する場合があってもよいし、振動も回転もしていない態様で表示する場合があってもよい。このように、この演出例では、メインの演出において演出ボタン136による連打操作を要求する演出が行われ、ミニゲームにおいて演出ボタン136による1回操作を要求する演出が行われている。すなわち、メインの演出における演出ボタン136の操作を要求する回数よりもミニゲームにおける演出ボタン136の操作を要求する回数の方が少ない例が示されているということができる。また、この演出例では、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とが重ねて表示されている。また、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aとメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aとが重ねて表示されてもよい。
その後、図174(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターMTによるゲージの減少表示が開始され、演出ボタン136の操作受付が開始された様子が示されている。この演出例では、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けと、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作の受け付けとが同時に行われている。なお、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けが開始された後でミニゲームにおける演出ボタン136の操作の受け付けが開始されてもよいし、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作の受け付けが開始された後でメインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けが開始されてもよい。そして、遊技者は、これを見て演出ボタン136の連打を開始している。なお、この演出例では、メインの演出におけるボタン演出で表示されているボタン画像136aの表示態様と演出ボタン136の状態とが対応しているが、ミニゲーム表示領域MN1に表示されているボタン画像136aの表示態様と演出ボタン136の状態とが異なっている。このように、この演出例では、メインの演出とミニゲームの両方の演出に対して同じ操作手段(演出ボタン136)で操作することができる。そのため、例えば、操作の受け付けが優先される演出が連打操作を要求する演出であり、操作の受け付けが非優先である演出が1回操作を要求する演出である場合、操作手段の連打の勢いで非優先である演出について結果が導出される場合があるし、また、操作の受け付けが優先される演出が1回操作を要求する演出であり、操作の受け付けが非優先である演出が連打操作を要求する演出である場合、連打操作が最初から行われるので、優先される演出についても結果を確実に導出することができる場合がある。
すると、図174(h)に示されように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136による1回目の操作に応答してミニゲームの結果として「大吉」が導出されている様子が示されている。そして、ミニゲームのミッションが達成された旨の「達成」の文字も表示され、その旨が報知されている。すなわち、この演出例では、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けに優先してミニゲームの演出における演出ボタン136の操作が受け付けられている。一方、遊技者による演出ボタン136の連打操作は継続して行われている。
すると、図174(i)に示すタイミングで、メインの演出における演出ボタンの連打操作に応じて、装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示される。この演出例では、メインの演出における連打操作演出における操作有効期間中にカットイン画像が表示される様子が示されている。そして、このカットイン画像によりボタン受付時間メーターMTがオーバーラップされており、カットイン画像が表示されていない場合に比べて視認困難な状態とされている。一方、装飾図柄表示装置208の下端縁近傍には、ミニゲームにおけるミッションが達成されたことを報知する「ミッション達成中」の表示が右端から左端にかけてスクロールしている。これにより、演出ボタン136の連打操作を続けることを条件に、強カットイン画像CI1aが表示されることを報知している。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は依然として継続している。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作が継続して行われた結果、図174(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bに換えて強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。これは、上述したようにしてミニゲームにおけるミッション達成の結果として表示されるものである。なお、この演出例において、演出ボタン136の操作回数に応じて表示態様が変化する連打ゲージを表示するようにしてもよく、例えば、連打ゲージが第一の量に達すると弱カットイン画像CI1bが表示され、満タンになると強カットイン画像CI1aが表示されるようにしてもよい。このとき、強カットイン画像CI1aを表示しないことが予め決定されている場合には、いくら連打操作しても連打ゲージが満タンになることがないようにしてもよい。
上述したようにして強カットイン画像CI1aが表示されると、その後、図174(k)に示すように、装飾図柄表示装置208の下端縁近傍では、「ミッション達成中」の表示に換えて「激アツ予告出現」の表示がおこなわれ、激アツ予告である強カットイン画像CI1aが表示されたことが報知される。
一方、図174(h)に示されるように、ミニゲームのミッションが達成され、その後、図174(i´)に示されるように、演出ボタン136の連打操作により弱カットイン画像CI1bが表示されたが、その後、遊技者が連打操作を中止した場合等によって演出ボタン136の操作回数が不足している場合には、図174(j´)に示されるように、弱カットイン画像CI1bが表示されたままとなる場合がある。すなわち、この演出例のように、ミッションが達成されたにもかかわらず、演出ボタン136の操作状況によっては、激アツ予告が出現しない法則崩れが発生する場合があってもよい。なお、ミニゲームのミッションの達成に整合させるため、演出ボタン136の操作状況いかんにかかわらず、強カットイン画像CI1aが表示されるようにしてもよいし、強カットイン画像CI1aに換えて他の激アツ予告を表示するようにしてもよい。また、メインの演出において連打操作されなかった場合には、強カットイン画像CI1aも弱カットイン画像CI1bも表示しないようにしてもよい。
その後、図174(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図174(m)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
このように、この演出例では、ミッションが達成されたことが強カットイン画像CI1aの表示条件の一つとなっており、演出ボタン136の操作回数が所定の回数よりも少ない場合には強カットイン画像CI1aが表示されず弱カットイン画像CI1bが表示され、演出ボタン136の操作回数が所定の回数以上となった場合には、強カットイン画像CI1aが表示されるようになっている。なお、この演出例では、強カットイン画像CI1aと弱カットイン画像CI1bのいずれを表示可能とするかを予め決定しておいて、強カットイン画像CI1aを表示可能とすると決定した場合に、ミニゲームにおいて「大吉」の表示を導出可能に構成されている。また、弱カットインCI1bのみを表示可能とすると決定した場合には、ミニゲームにおいて「大吉」の表示を導出しないように構成されている。また、この演出例では、メインの演出におけるボタン連打操作演出において、演出ボタン136が少なくとも弱カットインCI1bを表示するのに必要な回数の操作がなかった場合には、カットイン画像を表示しないようにしてもよい。また、ミニゲームにおいて演出ボタン136が操作されなかった場合には、メイン演出におけるボタン連打操作演出において演出ボタン136を連打したとしてもカットイン画像を表示しないようにしてもよいし、弱カットイン画像CI1bは表示可能であるが強カットイン画像CI1aは表示しないようにしてもよい。
図175は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図175(a)は、図171(j)に続く演出であり、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成された様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図175(b)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図175(c)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成される。図175(c)では、ミニゲームが開始される様子が示されており、ミニゲームにおける遊戯の説明が表示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「連打で大吉を出せ」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促している。なお、図175(c)に示されるミニゲーム表示領域MN1に表示されるボタン画像136aは、図171(m)に示されるミニゲーム表示領域MN1に表示されるボタン画像136aよりも大きいサイズとなっているが、同じサイズであってもよい。また、小サイズのボタン画像136aと大サイズのボタン画像136aとを選択的に表示してもよく、表示されたボタン画像136aの大きさにより、ミッション達成の信頼度を異ならせるようにしてもよい。すなわち、大サイズのボタン画像136aが表示された場合は、小サイズのボタン画像136aが表示された場合よりも、ミッション達成しやすいようにしてもよい。また、その下方には、「大吉で強カットイン発生」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより大当りの信頼度の高い強カットイン予告が発生することが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。
その後、ミニゲーム表示領域MN1に表示されたミニゲームの遊戯の説明が消去されて、図175(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」、「中吉」、「小吉」の各表示がこの順番で表示され、「大吉」の表示が「中吉」の表示にオーバーラップされ、「中吉」の表示が「小吉」の表示にオーバーラップされるように表示される。
その後、図175(e)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「小吉」の表示の下方に、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始されたことが報知されている。また、ミニゲーム表示領域MN1の左側には、ボタン受付時間メーターMTが表示され、演出ボタン136の操作受付期間の経過に応じてゲージが減少する態様で表示される。この演出例では、ミニゲームに関する表示をミニゲーム表示領域MN1以外の領域においても行われている様子が示されている。
図175(f)〜同図(g)は、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間において演出ボタン136が連打し続けている様子が示されている。ミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136の連打回数に応じて星のエフェクト画像の数が増大していく。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が経過すると、演出ボタン136の連打回数に応じた結果が導出される。図175(h)に示す例では、ミニゲームの結果として「大吉」が導出されるとともに、その下方には「ミッション達成」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されたことが報知されている。
その後、図175(i)に示す装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として強カットイン画像CI1aが表示されている。これにより、大当りの信頼度が高いことが報知される。この強カットイン画像CI1aの表示は、上述したミニゲームの結果、「大吉」が導出されてミッションが達成された結果によるものである。
その後、図175(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図175(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
一方、図175(e)に示されるタイミングで演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始された後、図175(f´)〜同図(g´)に示すように、演出ボタン136の操作回数が、事前に決定された回数に満たない状態で演出ボタン136の操作有効期間が経過した場合には、図175(h´)に示すように、ミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として「小吉」が導出されるとともに、その下方には「ミッション失敗」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。なお、ミニゲームの結果が当否判定の結果に基づいて予め決定されていてもよい。
その後、図175(i´)に示す装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として弱カットイン画像CI1bが表示されている。これにより、強カットイン画像CI1aが表示される場合よりも大当りの信頼度が低いことが報知される。この弱カットイン画像CI1bの表示は、上述したミニゲームの結果、「小吉」が導出されてミッションが達成されなかった結果によるものである。
その後、図175(j´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図175(k´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
図176は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図176(a)は、図171(d)に続く演出であり、装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾5−装飾7」が停止表示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はサボハニの表示態様で表示されており、すなわち、先読み予告の表示態様で表示されている。
続いて、図176(b)では、特図1の保留が消化されて保留表示はなくなり、図示しない第1特図表示装置212が図柄変動表示を開始し、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。
その後、図176(c)に示される装飾図柄表示装置208では、メインの演出としてのミッションが開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域の上方に「ミッション発動」の文字が表示され、ミッションが開始されたことを報知している。また、表示領域の下端縁には、番長の顔の画像とともに「カットインを出せ」「出れば大当り」が表示され、ミッションの内容が報知されている。すなわち、ミッション中において番長の顔の画像が出現すればミッション達成となり、大当り確定となることが報知されている。
その後、図176(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の左下隅部には、ミッションが継続している旨の「ミッション中」の表示が行われている。
図176(e)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、「ミッション中」の表示も継続して行われている。
続いて、図176(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展する表示が行われる。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。なお、スーパーリーチに発展した後も、「ミッション中」の表示は継続して行われている。
その後、図176(g)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成され、ミニゲームが開始される様子が示されている。この演出例では、メインの演出としてのミッションと、ミニゲームにおけるミッションとが同時に行われている様子が示されている。換言すれば、メインの演出としてのミッションにミニゲームのミッションが重ねて行われている様子が示されている。ここで、この演出例では、ミッションが開始された後でミニゲームが開始されているが、ミニゲームが開始した後でミッションが開始されてもよい。なお、図176(g)〜同図(l)に示される演出は、ミッション中であることを示す「ミッション中」の表示が行われていること以外は、図175(c)〜同図(h)と同様なので、詳しい説明については省略する。なお、図176(j)〜同図(k)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション中」の表示の一部がボタン受付時間メーターMTにオーバーラップされており、ボタン受付時間メーターMTにオーバーラップされていない場合よりも「ミッション中」の表示が視認困難とされている。
図176(l)に示されるように、ミニゲームの結果として「大吉」が導出され、ミッションが達成された後、図176(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として強カットイン画像CI1aが表示される。この強カットイン画像CI1aの表示は、上述したミニゲームの結果、「大吉」が導出されてミッションが達成された結果によるものである。なお、強カットイン画像CI1aの表示中もミッションが継続しており、「ミッション中」の表示が継続して行われているが、強カットイン画像CI1aにオーバーラップされており、強カットイン画像CI1aにオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
強カットイン画像CI1aは、上述したように、「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が多数配されてなる吹き出しを含む画像である。そのため、メインの演出におけるミッションである番長の顔の出現が達成されたことにより、図176(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション達成」の文字表示が強カットイン画像CI1aにオーバーラップして表示される。すなわち、メインの演出におけるミッションが達成されたことにより、大当りが確定することが報知されている。換言すれば、この演出例では、メインの演出におけるミッションが、強カットイン画像CI1aの出現により達成されているということができる。
その後、図176(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図176(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
図177は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図177(a)〜同図(k)は、図176(a)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図177(l)に示されるように、ミニゲームの結果として「小吉」が導出された場合には、その下方には「ミッション失敗」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。なお、この演出例では、当否判定の結果がハズレであり、そのため、ミニゲームのミッションが達成されると、強カットイン画像CI1aを表示しなければならなくなるので、この演出例では、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作回数に拘らず、「大吉」以外が必ず導出されるように予め決定される。
その後、図177(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として弱カットイン画像CI1bが表示される。この弱カットイン画像CI1bの表示は、上述したミニゲームの結果、ミッションが達成されなかったことによるものである。なお、弱カットイン画像CI1bの表示中もミッションが継続しており、「ミッション中」の表示が継続して行われているが、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされており、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされているものの、弱カットイン画像CI1bのサイズは強カットイン画像CI1aのサイズよりも小さいので、「ミッション中」の表示は、強カットイン画像CI1aによってオーバーラップされる場合よりも弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされた場合の方が視認しやすくなっている。
弱カットイン画像CI1bは、上述したように、番長の顔が含まれていない画像である。そのため、メインの演出におけるミッションである番長の顔の出現が達成されなかったことにより、図177(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション失敗」の文字表示が弱カットイン画像CI1bにオーバーラップして表示される。すなわち、この演出例では、メインの演出におけるミッションが、弱カットイン画像CI1bの出現により達成されなかったということができる。
その後、図177(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図177(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
図178は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図178(a)〜同図(i)は、図176(a)〜同図(i)と同様であるので、説明を省略する。
図178(i)に示されるタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始された後、図178(j)〜同図(k)に示すように、演出ボタン136の操作回数が、事前に決定された回数に満たない状態で演出ボタン136の操作有効期間が経過した場合には、図178(l)に示すように、ミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として「小吉」が導出されるとともに、その下方には「ミッション失敗」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。なお、この演出例では、当否判定の結果が大当りであり、この結果に基づき、ミニゲームの結果として「大吉」を導出可能に決定されている。しかしながら、演出ボタン136の操作回数が、事前に決定された回数に満たないで操作有効期間が経過したため、「大吉」を導出せず、「小吉」が導出されることとなる。なお、ミニゲームが開始したが一度も演出ボタン136の操作がなかった場合には、「大吉」を導出可能に決定された場合であっても、ミニゲームの結果が導出されないようにしてもよい。また、「大吉」を導出可能に決定された場合には、演出ボタン136の操作回数が足りず、あるいは、演出ボタン136の操作がなかった場合でも、「大吉」を導出するようにしてもよい。
その後、図178(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として弱カットイン画像CI1bが表示される。この弱カットイン画像CI1bの表示は、上述したミニゲームの結果、ミッションが達成されなかったことによるものである。なお、弱カットイン画像CI1bの表示中もミッションが継続しており、「ミッション中」の表示が継続して行われているが、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされており、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされているものの、弱カットイン画像CI1bのサイズは強カットイン画像CI1aのサイズよりも小さいので、「ミッション中」の表示は、強カットイン画像CI1aによってオーバーラップされる場合よりも弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされた場合の方が視認しやすくなっている。なお、ミッションの結果が導出されなかった場合にも、弱カットイン画像CI1bが表示されるようにしてもよい。
弱カットイン画像CI1bは、上述したように、番長の顔が含まれていない画像である。そのため、メインの演出におけるミッションである番長の顔の出現が達成されなかったことにより、図178(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション失敗」の文字表示が弱カットイン画像CI1bにオーバーラップして表示される。すなわち、この演出例では、メインの演出におけるミッションが、弱カットイン画像CI1bの出現により達成されなかったということができる。
しかしながら、この演出例では、当否判定の結果が大当りであるので、図178(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図178(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおいて演出ボタン136の操作回数が不足しており、ミニゲームのミッションは失敗となり、そのため、これに関係するメインの演出のミッションも達成できないにもかかわらず、当否判定の結果にしたがって大当り図柄が確定表示される様子が示されている。
図179は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図179に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出可動体224の様子も示されている。
図179(a)は、図171(k)に続く演出であり、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図179(b)に示される装飾図柄表示装置208では、メインの演出として演出ボタン136の連打操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図179(b)に示される装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示され、このボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。
その後、図179(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターMTによるゲージの減少表示が開始され、メインの演出における演出ボタン136の操作受付が開始された様子が示されている。そして、遊技者は、これを見て演出ボタン136の連打を開始する。
その後、図179(d)に示される装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成され、このミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームが開始される様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促している。また、その下方には、「大吉で激アツ予告かも」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生する可能性があることが予告されるという、ミニゲームにおけるミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。このように、この演出例では、ミニゲームが開始されるよりも前にメインの演出におけるミッション演出が開始されている。なお、ボタン受付時間メーターMTは、メインの演出における演出ボタン136の操作受付期間が開始してからの時間に応じて表示態様が変化している。
その後、図179(e)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は継続して行われている。
続いて、図179(f)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。また、図179(f)に示されるタイミングでは、演出可動体224の前腕部224bが可動し、ミニゲーム表示領域MN1にオーバーラップしている。なお、この演出例では、演出可動体224は、例えば、大当り予告として動作しているが、例えば、演出可動体224が動作することにより、ミニゲームにおけるミッション達成の可能性が高いことを予告するようにしてもよいし、メインの演出におけるミッション達成の可能性が高いことを予告するようにしてもよい。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は継続して行われている。
続いて、図179(g)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。また、この「小吉」の表示は、演出可動体224の前腕部224bにオーバーラップされており、視認困難とされている。一方、メインの演出における演出ボタン136の連打操作の演出も継続して行われており、図179(g)に示す装飾図柄表示装置208では、メインの演出における演出ボタン136の連打操作に応じて、弱カットイン画像CI1bが表示される。この演出例では、メインの演出における連打操作演出における操作有効期間中にカットイン画像が表示される様子が示されている。この演出例では、弱カット画像CI1は、ボタン画像136aやボタン受付時間メーターMTにオーバーラップしないように、これらの左側に小さいサイズで表示されている。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は依然として継続している。
その後、図179(h)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「大吉」、「中吉」及び「小吉」の各表示の高速ループ回転を開始する。そして、この高速ループ回転の演出が行われている下方には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136による1回操作の受け付けが開始されたことが報知されている。なお、このミニゲームの表示は、演出可動体224の上腕部224bにオーバーラップされており、視認困難となっている。一方、メインの演出では、演出ボタンの連打操作を要求するボタン操作演出が継続している。また、この演出例では、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とが重ねて表示されている。ここでも、遊技者による演出ボタン136の連打操作は依然として継続しているが、ミニゲームにおける演出ボタン136による1回操作の受け付けが開始されると、演出ボタン136の操作がメインの演出における演出ボタン136の操作に優先してミニゲームにおける演出ボタン136の操作として受け付けられるので、例えば、一点鎖線で囲まれたタイミングで操作された演出ボタン136に応答して、ミニゲームの結果が導出されるように構成されている。なお、演出ボタン136の1回の操作でメインの演出における演出ボタン136の操作としても受け付けられ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作としても受け付けられるようにしてもよい。
その結果、図179(i)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136による1回の操作に応答してミニゲームの結果として「大吉」が導出されている様子が示されている。そして、ミニゲームのミッションが達成された旨の「達成」の文字も表示され、その旨が報知されている。しかしながら、ミニゲーム表示領域MN1が演出可動体224の前腕部224bにオーバーラップされているので、「達成」の文字が視認困難とされている。なお、図179(i)に示されるタイミングでは、メインの演出における演出ボタン136の操作受付期間が経過しており、遊技者は演出ボタン136の連打操作を終了している。
その後、図179(j)に示すように、メインの演出におけるミッションが終了すると、弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動する。すなわち、弱カットイン画像CI1bの表示が、メインの演出におけるミッションの結果として導出されている。また、図179(j)に示されるタイミングでは、演出可動体224の前腕部224bは、初期位置に移動している。そのため、ミニゲーム表示領域MN1へのオーバーラップが解消し、ミニゲームのミッションが達成された旨の「達成」の文字も視認容易とされている。なお、メインの演出におけるミッションが終了して弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動するタイミングと、演出可動体224の前腕部224bが初期位置に移動するタイミングとが同じであってもよいし、メインの演出におけるミッションが終了して弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動した後で、演出可動体224の前腕部224bが初期位置に移動してもよいし、演出可動体224の前腕部224bが初期位置に移動した後で、メインの演出におけるミッションが終了して弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動してもよい。
その後、図179(k)に示される装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bに換えて強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。これは、上述したようにしてミニゲームにおけるミッション達成の結果として表示されるものである。ここで、強カットイン画像CI1aのサイズは、弱カットイン画像CI1bのサイズよりも大きいサイズとなっている。また、強カットイン画像CI1aは、ミニゲーム表示領域MN1の一部にオーバーラップしている。なお、弱カットイン画像CI1bが表示された場合でも、メインの演出における演出ボタン136の操作回数が不足している場合には、ミニゲームにおけるミッションが達成された場合でも、強カットイン画像CI1aの表示は行われないが、弱カットイン画像CI1bが表示された場合には、演出ボタン136の操作回数に拘らずミニゲームにおけるミッションが達成された場合には、強カットイン画像CI1aの表示を行うようにしてもよい。
その後、図179(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。その後は、変動時間が経過するタイミングで、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図180〜図184を参照しながら説明する。
図180〜図184は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図180〜図184においても、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図180〜図184では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILを配置してもよい。
図180は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図180に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。
図180(a)は、装飾図柄の変動表示中にミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが領域によって区画されないで行われている。ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、左上隅に小さく表示され、表示領域の下方左右には、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLとが左右に並べて表示されている。また、表示領域の略中央には、「吉宗が出ればSPリーチ」と表示されており、宝箱から主人公の殿様が出現すると、スーパーリーチ(SPリーチ)に移行することが報知されている。また、表示領域の上方には、「十字キーで選択」「ボタンで決定」と表示されており、操作キーユニット137で宝箱を選択して演出ボタン136で選択した宝箱を開ける宝箱として決定することができることが報知されている。すなわち、この演出例では、複数の操作手段を用いたミニゲームが行われる様子が示されている。また、この演出例では、装飾図柄変動表示に関する演出よりも広い領域を使用してミニゲームが行われている様子が示されている。
その後、図180(b)に示される装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付期間が開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲むようにしてカーソルCSLが表示されており、このカーソルCSLに囲まれた宝箱が選択中の宝箱であることが示されている。また、表示領域の中央右側には、操作有効期間の残り時間が示されており、図180(b)に示されるタイミングでは、操作有効期間が残り3秒であることを示す「3」が表示されている。また、図180(b)では、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されている様子も示されている。
すると、図180(c)に示される装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。なお、操作有効期間の残り時間の表示は「2」となっており、操作有効期間が残り2秒であることが示されている。
その後、図180(d)に示されるタイミングで、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、図180(e)に示すように、選択された右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定され、右宝箱画像BXRがカーソルCSLとともに拡大表示される一方、選択されなかった左宝箱画像BXLは縮小表示される。なお、図180(d)に示される装飾図柄表示装置では、操作有効期間の残り時間の表示は「1」となっており、操作有効期間が残り1秒であることが示されている。また、遊技者によって演出ボタン136が操作されて開ける宝箱の決定操作が行われた後、操作有効期間が経過したときに開ける宝箱が確定する表示を行うようにしてもよい。また、演出ボタン136による操作が行われることなく操作有効期間が経過した場合に、カーソルCSLによって選択されている宝箱を開ける宝箱として決定するようにしてもよいし、演出ボタン136による操作が行われることなく操作有効期間が経過した場合には、いずれの宝箱も選択されず、宝箱を開けないようにしてもよい。これによれば、遊技者に対して演出ボタン136や操作キーユニット137といった操作手段に対する操作意欲を向上させることができる場合がある。
その後、図180(f)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから主人公の殿様のキャラクタYSMが出現し、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。これにより、SPリーチに移行することが予告される。なお、主人公の殿様のキャラクタYSMの出現により先読み予告が行われてもよい。
その後、図180(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」の装飾図柄が停止表示してリーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図180(h)に示され装飾図柄表示装置208では、SPリーチに発展する様子が示されている。このように、この演出例では、当否判定の結果に基づいて決定された装飾図柄の変動パターンがSPリーチに移行するものである場合には、SPリーチに移行する前に行われるミニゲームにおいて、SPリーチに移行することを予告する主人公の殿様のキャラクタYSMを表示可能に構成されている。これにより、ミニゲームで殿様のキャラクタYSMを出現させることで、SPリーチへの移行を予告することができる場合がある。
なお、この演出例において、SPリーチへの移行が予め決定されている場合は、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを選択しても殿様のキャラクタYSMが出現し、SPリーチへ移行しないことが予め決定されている場合は、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを選択しても殿様のキャラクタYSMが出現しないように構成してもよい。また、SPリーチへの移行が予め決定されていることを条件に、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを当りとするかをランダムに決定し、当りと決定された宝箱画像が選択された場合に殿様のキャラクタYSMが出現するように構成してもよい。また、SPリーチを実行可能な変動時間が選択された場合において、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを当りとするかランダムに決定し、当りと決定された宝箱画像が選択された場合に殿様のキャラクタYSMが出現するように構成し、殿様のキャラクタYSMが出現した場合には、その後、SPリーチに発展するが、殿様のキャラクタYSMが出現しなかった場合には、その後、SPリーチに発展せず、変動時間が経過するまでノーマルリーチ等のSPリーチよりも大当りの信頼度の低いリーチを行うように構成されてもよい。また、宝箱画像を選択したタイミングで殿様のキャラクタYSMを出現させるか否をランダムで抽選するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYSMが出現してもSPリーチに移行しない場合があってもよく、この場合は、法則崩れとして、最終的に大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
図181は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図181に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。
図181(a)は、装飾図柄の変動表示中にミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、左上隅に小さく表示され、表示領域の下方左右には、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLとが左右に並べて表示されている。また、表示領域の略中央には、「吉宗が出ればSPリーチ」と表示されており、宝箱から主人公の殿様が出現すると、スーパーリーチ(SPリーチ)に移行することが報知されている。また、表示領域の上方には、「十字キーで選択」「ボタンで決定」と表示されており、操作キーユニット137で宝箱を選択して演出ボタン136で選択した宝箱を開ける宝箱として決定することができることが報知されている。また、図181(a)に示される装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLとの間にカーソルCSLが表示されており、いずれの宝箱画像も選択されていない態様で表示されている。
その後、図181(b)に示される装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付期間が開始されて、表示領域の中央右側に、操作有効期間の残り時間が表示される。図181(b)に示されるタイミングでは、操作有効期間が残り3秒であることを示す「3」が表示されている。
図181(c)に示されるタイミングでは、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付が開始されてからいずれの操作も行われない状態で、装飾図柄表示装置208における操作有効期間の残り時間の表示が「2」となり、操作有効期間が残り2秒である様子が示されている。そのため、カーソルCSLは、未だいずれの宝箱画像も選択されておらず、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLの間に位置している。
図181(d)に示されるタイミングでは、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付が開始されてからいずれの操作も行われない状態で、装飾図柄表示装置208における操作有効期間の残り時間の表示が「1」となり、操作有効期間が残り1秒である様子が示されている。そのため、カーソルCSLは、依然としていずれの宝箱画像も選択されておらず、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLの間に位置している。
図181(e)に示されるタイミングでは、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付が開始されてからいずれの操作も行われない状態で、装飾図柄表示装置208における操作有効期間の残り時間の表示が「0」となり、操作有効期間が経過した様子が示されている。そのため、カーソルCSLは、依然としていずれの宝箱画像も選択されておらず、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLの間に位置している。その結果、いずれの宝箱も選択されず、いずれの宝箱も開けられないまま、すなわち、ミニゲームの結果が導出されないまま、図181(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、リーチ状態に移行される。
この演出例において、SPリーチへの移行が予め決定されている場合は、いずれの宝箱も選択されない場合であってもSPリーチが実行されるが、装飾図柄の変動表示の結果及び変動時間は、当否判定の結果に基づいて予め決定されているので、いずれの宝箱も選択されない場合には、SPリーチを行わず、例えば、ノーマルリーチ等のSPリーチよりも大当りの信頼度の低いリーチを実行するようにしてもよい。これによれば、遊技者に対して演出ボタン136や操作キーユニット137といった操作手段に対する操作意欲を向上させることができる場合がある。
図182は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図182に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。なお、図182(a)〜同図(d)は、図180(a)〜同図(d)と同様であるので、説明を省略する。
図182(d)に示されるタイミングで、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、図182(e)に示すように、選択された右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定され、右宝箱画像BXRがカーソルCSLとともに拡大表示される一方、選択されなかった左宝箱画像BXLは縮小表示される。また、この演出例では、図182(e)に示されるように、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に、「遊技球が詰まっています」「係員を呼んでください」のエラー表示(エラー報知)が行われており、払出経路に遊技球が詰まっている状態である球詰まりエラーが発生していることが報知されている。具体的には、例えば、賞球あるいは貸球の払出条件が成立し、払出装置152(図65等参照)を駆動したが、遊技球の払い出しが検出されず、リトライ動作を所定回数(例えば、3回)繰り返したにもかかわらず、遊技球の払い出しが検出されなかった場合に球詰まりエラー報知が行われる。このようなエラーは、遊技を継続可能なものであるから、本実施形態では、エラー報知を行いつつも、遊技を継続させるようにしている。なお、エラー報知の対象となっているエラーの解消を検出した場合(例えば、払出装置152による遊技球の払い出しが正常に行われるようになった場合等)には、エラー報知は消去される。ここで、エラー表示が開始されるタイミングは、右宝箱画像BXRが拡大表示を開始するタイミングと同じであってもよいし、右宝箱画像BXRが拡大表示を開始するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、右宝箱画像BXRが拡大表示を開始するタイミングよりも前のタイミングであってもよい。
図182(f)〜同図(h)は、エラー表示が行われていることを除き、図180(f)〜同図(h)と同様であるので、説明を省略する。
このように、この演出例では、遊技が中断されないエラーであれば、ミニゲームが継続される様子が示されている。
図183は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図183に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。なお、この演出例では、パチンコ機100の所定位置に磁力を検知する磁気検知センサが設けられており、磁気検知センサが磁力を検知すると、主制御部300に検知信号を出力する。主制御部300は、磁気検知センサからの検知信号を入力すると、磁気検知エラーが発生したと判断し、第1副制御部400に磁気検知コマンドを送信した後で、遊技を停止して不能動化する制御を行う。不能動化した後は、主制御部メイン処理(図69参照)のステップS113の初期化処理が実行されるまで復帰することができないように構成されている。一方、磁気検知コマンドを受信した第1副制御部400は、例えば、スピーカ120からエラー音を出力したり、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532及び遊技台枠用ランプ542により所定のエラー態様によるランプの点滅を行ったり、装飾図柄表示装置208に所定のエラー表示を行ったりすることができる。ここで、図182(a)〜同図(c)は、図180(a)〜同図(c)と同様であるので、説明を省略する。
図183(c)に示される装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。なお、操作有効期間の残り時間の表示は「2」となっており、操作有効期間が残り2秒であることが示されている。
その後、例えば、遊技者により磁石を用いた不正が行われ、図示しない磁気検知センサがこれを検知すると、図183(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、無地の背景に「磁石センサエラーです」の文字を含む磁気エラー表示ERRが、例えば、図180(d)に示される表示にオーバーラップして表示され、遊技が停止する。そのため、例えば、その後、図183(d)に示すように、演出ボタン136を操作しても磁気エラー表示ERRの表示は消去されず、また、図180(d)〜同図(h)に示される演出表示が行われる予定が、これらの演出表示が視認されることなく電源が遮断されるまで磁気エラー表示ERRが継続して表示されることとなる(図183(d)〜同図(h))。図183に示される磁気エラー表示ERRは、図182に示されるエラー表示と比較すると、ミニゲームの演出にオーバーラップする面積が異なっているということができる。換言すれば、ミニゲームの演出表示は、発生したエラーの種類によって、エラー表示にオーバーラップされる面積が異なっているということもできる。
図184は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図184(a)は、図171(j)に続く演出であり、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成された様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図184(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチの一つであるボーリングリーチに発展する様子が示されている。ボーリングリーチは、メインの演出として行われるリーチ演出である。ボーリングリーチに移行すると、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が左上隅に小さく表示され、ピラミッド状に整列された10本のボーリングピンに向かってボールがレーン上を転動する演出表示が行われ、表示領域の右上部分では、「ストライクで大当り」の文字が表示されており、ストライクというミッションを達成すれば大当りとなることが報知されている。
その後、図184(c)に示す装飾図柄表示装置208では、ボールが10本のボーリングピンに近接した位置まで到達し、今にもボーリングピンを倒そうとする様子が示されている。一方、図184(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が表示され、ボーリングリーチの演出表示の少なくとも一部にオーバーラップしている。ミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの説明表示が行われている。図184(c)に示されるミニゲームの説明表示では、「ミニゲーム」の表示の下方に、サイコロの「1」の出目を示すとともに「を出せ」の表示が行われており、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目を停止表示させるミッションが行われる旨が説明されている。
その後、図184(d)に示す装飾図柄表示装置208では、9本のボーリングピンが倒れた様子が示されている。すなわち、1本のボーリングピンが倒れずに残った様子が示されている。一方、ミニゲーム表示領域MN1では、「Push」の表示とともにボタン画像136aが表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されたことが報知されている。なお、このとき、例えば、サイコロの図柄を変動表示させるようにしてもよい。
図184(e)は、演出ボタン136が操作されて、ミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームの結果が導出された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、ボーリングリーチにおいてストライクが出なかったため、「残念」の文字が表示され、ボーリングリーチにおけるミッションが達成されず、ハズレとなることが報知される。一方、ミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136が操作されたことにより、ミニゲームの結果としてサイコロの「1」の出目が停止されてミッションが達成され、その報酬として、ボーリングピンがあと1本倒れることを予告する「+1本」の表示が行われている。
その後、図184(f)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲーム表示領域MN1が消去され、ミニゲームの結果として導出されたサイコロの「1」の出目とともに、ミッション達成の報酬である「+1本」の表示が行われた後、図184(g)に示すように、倒れずに残っていた1本のボーリングピンが倒れ、ストライクとなった様子が示されている。すなわち、ハズレからの復活大当りとなる演出が行われている様子が示されている。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図184(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
このように、この演出例では、ミニゲームの結果がメインの演出としてのリーチ演出の結果に影響を与えているということができる。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図185〜図192を参照しながら説明する。
図185〜図192は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図185〜図192においても、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図185〜図192では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図185は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図185(a)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾1−装飾2−装飾3」が停止表示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11、2番目の特図1の保留アイコンh12、3番目の特図1の保留アイコンh13はいずれもデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、略方形状に区画された多機能表示領域MF1が形成されている。多機能表示領域MF1は、上述したチュートリアル表示や、予告表示や、ミニゲームの演出表示等を行うことができる。なお、この演出例では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄の表示を行っていないが、これらの表示を行うようにしてもよい。
図185(b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化され、2番目の特図1の保留アイコンh12が1番目の特図1の保留アイコンh11として表示され、3番目の特図1の保留アイコンh13が2番目の特図1の保留アイコンh12として表示され、また、装飾図柄の変動表示が開始されている。このとき、変動アイコンを表示させるようにしてもよいことは上述した通りである。
その後、図185(c)に示す装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1において、チュートリアル表示が行われている様子が示されている。具体的には、多機能表示領域MF1において、「いろいろなタイミングでミニゲームが始まるよ」の表示が行われており、ミニゲームが開始する時期について示唆を行っている。
その後、装飾図柄表示装置208では、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、図185(d)に示すように、「装飾2−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。
その後、図185(e)に示すタイミングで、特図1の保留(第1保留)が消化され、装飾図柄表示装置208では、2番目の特図1の保留アイコンh12が1番目の特図1の保留アイコンh11として表示され、また、装飾図柄の変動表示が開始されている。
その後、図185(f)に示す装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1において、チュートリアル表示が行われている様子が示されている。具体的には、多機能表示領域MF1において、「吉宗は8代将軍」の表示が行われており、主人公の殿様に関する情報の表示が行われている。
その後、図185(g)に示すタイミングとなると、多機能表示領域MF1に表示されていたチュートリアル表示が中断されて、ミニゲームが開始される。ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図185(h)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側にサイコロの「1」の出目を示す表示とともに「で保留1UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が1段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしてのサイコロの「1」の出目が導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。
その後、図185(i)に示すように、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。
その後、図185(j)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図185(j)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図185(k)に示されるように、多機能表示領域MF1では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「1」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「1UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも表示されている。また、図185(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図185(l)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様としての円形で青色の表示態様に変更されている。この演出例においても、保留アイコンは、赤色>
緑色>
青色の順で大当りの信頼度が高くなっている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
また、図185(g)〜(k)において上述したミニゲームとしてのサイコロゲームに換えて、おみくじゲームが開始される場合がある。ここで、図185(g´)は、図185(f)に続く演出の別の例である。具体的には、図185(f)に示す多機能表示領域MF1において表示されていたチュートリアル表示が中断されて、図185(g´)に示すように、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始される。この演出例では、ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。なお、この演出例では、異なる種類のミニゲームが開始される場合であっても同じ番長の顔の画像BCHを表示させるようにしている。換言すれば、この演出例では、同じキャラクタ(番長の顔の画像BCH)を登場させて複数種類のミニゲームを実行可能となっている。
その後、図185(h´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側に「中吉」の表示とともに「で保留1UP」の表示が行われ、ミニゲームにおいて「中吉」が導出表示されると、保留アイコンの表示態様が1段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしての「中吉」のおみくじが導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。
その後、図185(i´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHとともに宝箱の画像BXSが表示され、宝箱を開放する演出が開始される。なお、この演出例におけるミニゲームは、演出ボタン136等の操作手段による操作を行わないものとなっている。
その後、図185(j´)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが開放した態様の表示に変化するとともに、「中吉」のおみくじが導出表示され、ミッションが達成された様子が示されている。なお、左図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、左図柄が停止表示した後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で左図柄が停止表示されてもよい。
その後、図185(k´)に示されるように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが消去されるとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「1UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも引き続き表示されている。また、図185(k´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示のタイミングとミッション達成の報酬の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミッション達成の報酬の表示が開始されてもよいし、ミッション達成の表示が開始された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図185(l´)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様としての円形で青色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
このように、図185に示される演出例では、ミニゲームの開始条件が成立した場合に、種類の異なるミニゲームを行うことができるように構成された例について示されており、しかも、一方(サイコロゲーム)のミニゲームでは演出ボタン136の操作を要するものであり、他方(おみくじゲーム)のミニゲームでは操作手段によるなんらの操作を要しないものであり、さらに、いずれのミニゲームにおいても表示態様を変化させる対象が同じ(いずれも、1番目の特図1の保留アイコンh11を変化させている。)となっている。すなわち、図185では、いずれのミニゲームにおいても、結果的にメインの演出において影響を与える対象を同じとしている演出例について示されている。なお、この演出例において、サイコロゲームとおみくじゲームのいずれを実行するかについては、ランダムによって決定してもよいし、当否判定の結果に基づいて決定してもよく、例えば、サイコロゲームが実行される場合よりもおみくじゲームが実行される場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成してもよい。
また、この演出例のように、ミニゲームにおいて、装飾図柄の変動表示の実行中に登場するキャラクタよりも小さいキャラクタ(「小キャラ」という場合がある。)や、例えば、チュートリアル表示等の演出において登場するキャラクタ(「ナビキャラ」という場合がある。)が登場する場合があってもよい。なお、これらのキャラクタは、ミニゲームが行われない場合は、チュートリアル表示や他の予告等にも表示させる構成であってもよいし、ミニゲームにおいてのみ登場する構成であってもよい。また、これらのキャラクタが常時表示されるものであってもよい。また、ミニゲームに登場するキャラクタと、装飾図柄の変動表示の実行中に登場するキャラクタとで見た目上で相違があるのが好ましく、例えば、大きさが異なってもよいし、3Dのキャラクタとデフォルメのキャラクタといったように表現上の相違があってもよい。
なお、この演出例において、おみくじゲーム(第二のミニゲーム)がサイコロゲーム(第一のミニゲーム)よりも広い領域を使用するようにしてもよい。すなわち、第二のミニゲームは、ある表示領域(第一のミニゲームが行われる多機能表示領域MF1)を少なくとも使用し、さらに別の表示領域(多機能表示領域MF1が拡大した部分の表示領域)も使用するように構成されてもよい。
図186は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図186(a)〜同図(e)は、図185(a)〜同図(e)と同様であるので、説明を省略する。
図186(f)に示す装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1において、ミニゲームの開始予告の表示が行われている様子が示されている。具体的には、多機能表示領域MF1において、番長の顔の画像BCHとともに「注目」の表示が行われ、これからミニゲームが開始されることを予告している。
その後、図186(g)に示すタイミングとなると、ミニゲームが開始される。ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図186(h)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしてのサイコロの「3」の出目が導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。しかも、この演出例では、ミッションの内容及びミッション達成の報酬が、図185に示されるサイコロゲームよりも有利な内容となっている。
その後、図186(i)に示すように、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。
その後、図186(j)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図186(j)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図186(k)に示されるように、多機能表示領域MF1では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも表示されている。また、図186(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図186(l)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
また、サイコロゲームではなくおみくじゲームが開始される場合には、図186(g´)に示すように、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。
その後、図186(h´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側に「大吉」の表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームにおいて「大吉」が導出表示されると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしての「大吉」のおみくじが導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。しかも、この演出例では、ミッションの内容及びミッション達成の報酬が、図185に示されるおみくじゲームよりも有利な内容となっている。
その後、図186(i´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHとともに宝箱の画像BXSが表示され、宝箱を開放する演出が開始される。
その後、図186(j´)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが開放した態様の表示に変化するとともに、「大吉」のおみくじが導出表示され、ミッションが達成された様子が示されている。なお、左図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、左図柄が停止表示した後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で左図柄が停止表示されてもよい。
その後、図186(k´)に示されるように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが消去されるとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも引き続き表示されている。また、図186(k´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示のタイミングとミッション達成の報酬の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミッション達成の報酬の表示が開始されてもよいし、ミッション達成の表示が開始された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図186(l´)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
このように、図186に示される演出例では、同じ種類のミニゲームでもミッションの内容やミッション達成の報酬を異ならせることができるように構成された例について示されている。なお、ミッションの内容を同じくしてミッション達成の報酬を異ならせるようにしてもよいし、ミッションの内容を異ならせてミッション達成の報酬を同じにしてもよい。
図187は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図187(A1)〜同図(A6)は、婆モードにおいて行われる演出の一例について示しており、図187(B1)〜同図(B6)は、姫モードにおいて行われる演出の一例について示している。なお、婆モードと姫モードは、それぞれ演出モードの名称であり、各モードにおいてそれぞれモード特有の演出が行われるように構成されている。なお、例えば、婆モードと姫モードの少なくともいずれか一方が先読みモードであってもよい。また、婆モードと姫モードのいずれに移行するかについては、ランダムで決定するようにしてもよいし、遊技状態に基づいて決定されるものであってもよい。例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)であれば、婆モードに移行しやすく、隠れ確変状態(特図高確率普図低確率状態)であれば、姫モードに移行しやすくするなどして、遊技者に現在の遊技状態を推測可能にするようにしてもよい。
図187(A1)では、演出モードが婆モードである様子が示されている。具体的には、図187(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「婆モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に婆のキャラクタBAが表示されており、現在の演出モードが婆モードであることが報知されている。また、図187(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。この演出例では、婆モードにおいては、おみくじゲームよりもサイコロゲームの方が開始されやすいように構成されている。ここで、婆モードにおいて、ミニゲームを実行する場合には、必ずサイコロゲームが開始され、おみくじゲームは開始されないようにしてもよい。なお、図187(A2)〜同図(A6)は、婆モードの表示と婆のキャラクタBAの表示が行われている以外は、図186(h)〜同図(l)と同様であるため、説明を省略する。
図187(B1)では、演出モードが姫モードである様子が示されている。具体的には、図187(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「姫モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に姫のキャラクタHM1が表示されており、現在の演出モードが姫モードであることが報知されている。また、図187(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。この演出例では、姫モードにおいては、サイコロゲームよりもおみくじゲームの方が開始されやすいように構成されている。ここで、姫モードにおいて、ミニゲームを実行する場合には、必ずおみくじゲームが開始され、サイコロゲームは開始されないようにしてもよい。なお、図187(B2)〜同図(B6)は、姫モードの表示と姫のキャラクタHM1の表示が行われている以外は、図186(h´)〜同図(l´)と同様であるため、説明を省略する。
図188は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図188(A1)〜同図(A6)は、婆モードにおいて行われる演出の一例について示しており、図188(B1)〜同図(B6)は、姫モードにおいて行われる演出の一例について示している。
図188(A1)では、演出モードが婆モードである様子が示されている。具体的には、図188(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「婆モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に婆のキャラクタBAが表示されており、現在の演出モードが婆モードであることが報知されている。また、図188(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。この演出例では、メインの演出において実行される予告の内容に基づいて、実行するミニゲームの種類を決定している。例えば、ステップアップ予告を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしておみくじゲームよりもサイコロゲームの方が開始されやすく、疑似連を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしてサイコロゲームよりもおみくじゲームの方が開始されやすいように構成されている。なお、ステップアップ予告を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしてサイコロゲームが必ず開始され、疑似連を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしておみくじゲームが必ず開始されるように構成されてもよい。また、この演出例では、現在の演出モードに依存しないで実行するミニゲームの種類を決定しているが、演出モードに依存して実行するミニゲームの種類を決定してもよい。
その後、図188(A2)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。また、装飾図柄表示装置208では、メインの演出として、ステップアップ予告が開始されている。図188(A2)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。なお、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。
その後、図188(A3)に示すように、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。なお、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aと「押せ」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aと「押せ」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU2が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aと「押せ」の表示が開始されてもよい。
その後、図188(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図188(A4)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図188(A5)に示されるように、多機能表示領域MF1では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも表示されている。また、図188(A5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。また、図188(A5)に示すように、ステップアップ予告は終了している。なお、右図柄の停止表示のタイミングとステップアップ予告の終了のタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示した後で、ステップアップ予告が終了してもよいし、ステップアップ予告が終了した後で、右図柄が停止表示してもよい。
その後、図188(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
図188(B1)では、演出モードが姫モードである様子が示されている。具体的には、図188(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「姫モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に姫のキャラクタHM1が表示されており、現在の演出モードが姫モードであることが報知されている。また、図188(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。
その後、図188(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで仮停止している様子が示されている。この演出例では、例えば、「装飾7」と「装飾3」のみの組合せで仮停止することにより疑似連が行われる場合があることを報知している。すなわち、「装飾7」と「装飾3」のみの装飾図柄の組合せがチャンス目となる場合がある。なお、疑似連図柄を表示させて疑似連の開始を報知するようにしてもよい。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側に「大吉」の表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームにおいて「大吉」が導出表示されると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。なお、多機能表示領域MF1における「大吉」の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、装飾図柄の仮停止のタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1における「大吉」の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、装飾図柄が仮停止されてもよいし、装飾図柄が仮停止された後で、多機能表示領域MF1における「大吉」の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。
その後、図188(B3)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHとともに宝箱の画像BXSが表示され、宝箱を開放する演出が開始される。一方、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されており、疑似連1回目の変動表示が行われている様子が示されている。ここで、疑似連が行われた回数を表示するようにしてもよい。なお、装飾図柄の変動表示(疑似連)の開始と、宝箱BXSの表示開始とが同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始した後で、宝箱BXSの表示が開始してもよいし、宝箱BXSの表示が開始した後で、装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始してもよい。
その後、図188(B4)に示すように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが開放した態様の表示に変化するとともに、「大吉」のおみくじが導出表示され、ミッションが達成された様子が示されている。一方、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで仮停止し、疑似連がさらに行われる場合があることを予告している。なお、装飾図柄の仮停止とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、装飾図柄が仮停止した後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で装飾図柄が仮停止してもよい。
図188(B5)に示されるように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが消去されるとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも引き続き表示されている。一方、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されており、疑似連2回目の変動表示が行われている様子が示されている。なお、装飾図柄の変動表示(疑似連)の開始とミッション達成の報酬の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始された後でミッション達成の報酬の表示が開始されてもよいし、ミッション達成の報酬の表示が開始された後で装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始されてもよい。
その後、図188(B6)に示される装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。一方、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで確定表示し、ハズレの装飾図柄の組合せとなったことが報知されている。ここで、装飾図柄を仮停止させた後、疑似連がさらに行われるようにしてもよい。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
なお、この演出例では、ミニゲームの結果が保留アイコンの表示態様に影響するものとして説明したが、ミニゲームの結果、ミッション達成の報酬として、疑似連が行われることを予告するようにしてもよいし、疑似連が開始される回数を予告するようにしてもよいし、疑似連の回数が増加することを予告するようにしてもよい。
また、ミニゲームの結果、ミッション達成の報酬として、ステップアップ予告が行われることを予告するようにしてもよいし、ステップアップ予告において表示されるステップ数を予告するようにしてもよいし、ステップ数が増加することを予告するようにしてもよい。
図189は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図189(A1)〜同図(A6)は、婆モードにおいて行われる演出の一例について示しており、図189(B1)〜同図(B6)は、姫モードにおいて行われる演出の一例について示している。
図189(A1)では、演出モードが婆モードである様子が示されている。具体的には、図189(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「婆モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に婆のキャラクタBAが表示されており、現在の演出モードが婆モードであることが報知されている。また、図189(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されている。この演出例では、番長の顔の画像BCHに換えてサボハニのキャラクタ画像SBHが表示されており、このサボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、この表示により、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知されている様子が示されている。サボハニのキャラクタ画像SBHは、例えば、サイコロゲームにおいてのみ表示される場合がある画像であり、おみくじゲームでは表示されないように構成されているが、おみくじゲームにおいても表示される場合があってもよい。この演出例では、番長の顔の画像BCHが表示される場合よりもサボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合の方が、サイコロゲームにおけるミッション達成の報酬が有利となりやすいように構成されている。すなわち、この演出例では、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様(赤色の表示態様)となる予告が行われやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)となる予告が行われやすい。より具体的には、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「3」の出目が導出されやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「1」の出目が導出されやすい。さらに、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッションが達成されやすいように構成されてもよい。なお、図189(A2)〜同図(A6)は、多機能表示領域MF1に表示されている番長の顔の画像BCHがサボハニのキャラクタ画像SBHに置換されている他は、図188(A2)〜同図(A6)と同様であるため、説明を省略する。
図189(B1)では、演出モードが姫モードである様子が示されている。具体的には、図189(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「姫モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に姫のキャラクタHM1が表示されており、現在の演出モードが姫モードであることが報知されている。また、図189(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されている。この演出例では、番長の顔の画像BCHに換えて姫のキャラクタ画像HM2が表示されており、この姫のキャラクタ画像HM2とともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、この表示により、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知されている様子が示されている。姫のキャラクタ画像HM2は、例えば、おみくじゲームにおいてのみ表示される場合がある画像であり、サイコロゲームでは表示されないように構成されているが、サイコロゲームにおいても表示される場合があってもよい。この演出例では、番長の顔の画像BCHが表示される場合よりも姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合の方が、おみくじゲームにおけるミッション達成の報酬が有利となりやすいように構成されている。すなわち、この演出例では、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様(赤色の表示態様)となる予告が行われやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)となる予告が行われやすい。より具体的には、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「大吉」が導出されやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「中吉」が導出されやすい。なお、この演出例のように、ミニゲームにおいて表示されるキャラクタを演出モードに対応して表示されるキャラクタと同じにしてもよい。すなわち、この演出例では、姫モードにおいて表示されるキャラクタ(姫のキャラクタHM1)とミニゲームにおいて表示されるキャラクタ(姫のキャラクタ画像HM2)とが同じとなっている。さらに、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッションが達成されやすいように構成されてもよい。また、図189(B2)〜同図(B6)は、多機能表示領域MF1に表示されている番長の顔の画像BCHが姫のキャラクタ画像HM2に置換されている他は、図188(B2)〜同図(B6)と同様であるため、説明を省略する。
図190は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図190(A1)〜同図(A6)は、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)において行われる演出の一例について示しており、図190(B1)〜同図(B6)は、確変状態(特図高確率普図高確率状態)において行われる演出の一例について示している。この演出例では、現在の遊技状態によって開始されるミニゲームの種類が異なっている様子が示されている。より具体的には、通常遊技状態では、ミニゲームとしてサイコロゲームが開始されやすく、確変状態では、ミニゲームとしておみくじゲームが開始されやすくなっている。なお、通常遊技状態では、ミニゲームとしてサイコロゲームが必ず開始され、確変状態では、ミニゲームとしておみくじゲームが必ず開始されるようにしてもよい。また、遊技状態によってミニゲームの出現頻度が異なるようにしてもよく、例えば、確変状態においては、遊技者にとっては基本的に大当りを待つような感じとなるため、大当りとなるまで遊技者が暇な場合があるため、ミニゲームの発生確率を通常遊技状態に比べて高確率としてもよい。また、確変状態よりも通常遊技状態の方がミニゲームの発生確率が高確率であってもよい。また、確変状態でのみミニゲームを実行可能としてもよいし、通常遊技状態でのみミニゲームを実行可能としてもよい。また、あるミニゲームについて、確変状態よりも通常遊技状態の方が出現率が高くてもよいし、通常遊技状態よりも確変状態の方が出現率が高くてもよいし、確変状態でのみ出現する場合があってもよいし、通常遊技状態でのみ出現する場合があってもよい。また、ある予告について、確変状態よりも通常遊技状態の方が出現率が高くてもよいし、通常遊技状態よりも確変状態の方が出現率が高くてもよいし、確変状態でのみ出現する場合があってもよいし、通常遊技状態でのみ出現する場合があってもよい。
図190(A1)では、遊技状態が通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)である様子が示されている。具体的には、図190(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。なお、図190(A1)〜同図(A6)は、婆モードの表示と婆のキャラクタBAの表示が通常遊技状態であることを示す通常モードの表示となっていること以外は、図189(A1)〜同図(A6)と同様であるため、説明を省略する。
図190(B1)では、遊技状態が確変状態(特図高確率普図高確率状態)である様子が示されている。具体的には、図190(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「確変モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が確変状態であることが報知されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上部分には、「右打ち」の表示が行われており、打ち方示唆表示が行われている。また、図190(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図2の保留を表す、1番目の特図2の保留アイコンh21、2番目の特図2の保留アイコンh22及び3番目の特図2の保留アイコンh23はいずれもデフォルトの表示態様で表示され、表示領域の下方右側に表示されている。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の左半分に、多機能表示領域MF1が形成されている。すなわち、この演出例では、遊技状態によって多機能表示領域MF1の表示位置が変更されるように構成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、姫のキャラクタ画像HM2とともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。なお、図190(B1)〜同図(B5)は、遊技状態が姫モードの演出モードであるのが確変状態となっている点、特図1の保留表示が特図2の保留表示となっており、保留表示の数が異なっている点、保留表示の位置及び多機能表示領域MF1の表示位置が入れ替わっている点を除いて、図189(B1)〜同図(B5)と同様であるため、説明を省略する。
図190(B5)に示されるように、多機能表示領域MF1において、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われた後、図190(B6)に示される装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、この演出例では、2番目の特図2の保留アイコンh22の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。一方、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで確定表示し、ハズレの装飾図柄の組合せとなったことが報知されている。このように、ミニゲームの結果がいずれの保留アイコンに対しても影響する場合があってもよい。
図191は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図191(A1)〜同図(A6)は、多機能表示領域MF1の表示領域が拡張される例について示しており、図191(B1)〜同図(B6)は、多機能表示領域MF1が保留アイコンを表示する保留表示領域も兼用している例について示している。なお、図191は、ミニゲームとしてのサイコロゲームを例に説明したが、上述したおみくじゲームに適用することも可能である。
図191(A1)では、遊技状態が通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)である様子が示されている。具体的には、図190(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。また、図191(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、サボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図191(A2)に示すように、多機能表示領域MF1が拡張表示され、領域が大きくなっている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると多機能表示領域MF1が拡張表示され、視認性が向上するように構成されている。また、多機能表示領域MF1では、サボハニのキャラクタ画像SBHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。ここで、サボハニのキャラクタ画像SBHとサイコロの「3」の出目を示す表示は拡大して表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、メインの演出として、ステップアップ予告が開始されている。図191(A2)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、多機能表示領域MF1と重なって表示されていないので、両者の視認性に影響を与えていない。なお、多機能表示領域MF1が拡張表示されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1が拡張表示された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF1が拡張表示されてもよい。また、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。また、多機能表示領域MF1が拡張表示されるタイミングと、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1が拡張表示された後で、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよいし、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、多機能表示領域MF1が拡張表示されてもよい。また、ミニゲームが開始される場合に多機能表示領域MF1が必ず拡張するようにしてもよいし、拡張しない場合があってもよい。また、遊技状態に応じて多機能表示領域MF1が拡張するようにしてもよく、例えば、確変状態においてミニゲームが開始される場合に多機能表示領域MF1が拡張し、通常遊技状態においてミニゲームが開始される場合には多機能表示領域MF1は拡張しないようにしてもよいし、通常遊技状態においてミニゲームが開始される場合に多機能表示領域MF1が拡張し、確変状態においてミニゲームが開始される場合には多機能表示領域MF1は拡張しないようにしてもよい。また、この演出例では、拡張した多機能表示領域MF1は装飾図柄にオーバーラップされていないが、拡張した多機能表示領域MF1が装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、装飾図柄が拡張した多機能表示領域MF1にオーバーラップされてもよい。また、拡張していない多機能表示領域MF1が装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、装飾図柄が拡張していない多機能表示領域MF1にオーバーラップされてもよい。
その後、図191(A3)に示すように、多機能表示領域MF1では、大きく表示されたボタン画像136aLとともに、このボタン画像136aLに重ねて「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。このステップアップ予告SU2は、多機能表示領域MF1の一部にオーバーラップするようにして表示されており、多機能表示領域MF1の視認性に影響を与えている。そのため、ステップアップ予告SU2が多機能表示領域MF1にオーバーラップされている場合は、ステップアップ予告SU2が多機能表示領域MF1にオーバーラップされていない場合よりも視認性が低下する場合がある。なお、多機能表示領域MF1が拡張して表示された場合にのみステップアップ予告にオーバーラップされてもよいし、拡張して表示されていない場合にもステップアップ予告にオーバーラップされてもよい。また、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aLと「押せ」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aLと「押せ」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU2が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aLと「押せ」の表示が開始されてもよい。
その後、図191(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。このステップアップ予告SU3も、多機能表示領域MF1の一部にオーバーラップするようにして表示されており、多機能表示領域MF1の視認性に影響を与えている。そのため、ステップアップ予告SU3が多機能表示領域MF1にオーバーラップされている場合は、ステップアップ予告SU3が多機能表示領域MF1にオーバーラップされていない場合よりも視認性が低下する場合がある。また、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aLの下方にボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。なお、このボタン受付時間メーターMTも拡大して表示されている。そのため、ボタン受付時間メーターMTが拡大していない場合よりもゲージの減少速度が速くなっている。ここで、ミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度の方が、メインの演出において表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度よりも速くなるようにしてもよいし、メインの演出において表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度の方が、ミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度よりも速くなるようにしてもよいし、ミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度と、メインの演出において表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度が同じ速さであってもよい。
そして、図191(A4)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図191(A5)に示されるように、多機能表示領域MF1では、拡大したサイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、サボハニのキャラクタ画像SBHも拡大して表示されている。また、図191(A5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。また、図191(A5)に示すように、ステップアップ予告は終了している。なお、右図柄の停止表示のタイミングとステップアップ予告の終了のタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示した後で、ステップアップ予告が終了してもよいし、ステップアップ予告が終了した後で、右図柄が停止表示してもよい。
その後、図191(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、拡張された多機能表示領域MF1は縮小され、デフォルトのサイズに戻っている。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。また、多機能表示領域MF1がデフォルトのサイズに戻るタイミングとミニゲームの結果の消去のタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1がデフォルトのサイズに戻った後で、ミニゲームの結果が消去されてもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で、多機能表示領域MF1がデフォルトのサイズに戻ってもよい。
図191(B1)では、遊技状態が通常遊技状態である様子が示されている。具体的には、図188(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。また、図191(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の下端部分の左右両端に亘り多機能表示領域MF2が形成されている。この多機能表示領域MF2では、上述したチュートリアル表示や、予告表示や、ミニゲームの演出表示等の他にも、保留アイコンの表示も行われる。特図1の保留アイコンは、多機能表示領域MF2の左側に表示可能であり、特図2の保留アイコンは、多機能表示領域MF2の右側に表示可能である。図191(B1)に示すように、多機能表示領域MF2の左側には、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11がデフォルトの表示態様で表示されている。また、多機能表示領域MF2の右側では、特図2の保留アイコンの表示領域を利用してミニゲームが開始されており、サボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図191(B2)に示すように、多機能表示領域MF2では、サボハニのキャラクタ画像SBHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。また、装飾図柄表示装置208では、メインの演出として、ステップアップ予告が開始されている。図191(B2)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。なお、多機能表示領域MF2におけるサイコロの「3」の出目の表示及び「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF2におけるサイコロの「3」の出目の表示及び「で保留3UP」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF2におけるサイコロの「3」の出目の表示及び「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。
その後、図191(B3)に示すように、多機能表示領域MF2では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。なお、多機能表示領域MF2におけるボタン画像136a及び「押せ」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF2におけるボタン画像136a及び「押せ」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU2が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後で、多機能表示領域MF2におけるボタン画像136a及び「押せ」の表示が開始されてもよい。
その後、図191(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図191(B4)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図191(B5)に示されるように、多機能表示領域MF2では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF2では、サボハニのキャラクタ画像SBHも表示されている。また、図191(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。また、図191(B5)に示すように、ステップアップ予告は終了している。なお、右図柄の停止表示のタイミングとステップアップ予告の終了のタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示した後で、ステップアップ予告が終了してもよいし、ステップアップ予告が終了した後で、右図柄が停止表示してもよい。
その後、図191(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF2に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
図192は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図192(a)では、遊技状態が通常遊技状態である様子が示されている。具体的には、図192(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトtの表示態様で表示されている。また、図192(a)に示される装飾図柄表示装置208では、メインの演出としてのステップアップ予告が開始されている。図192(a)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。
その後、図192(b)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、ミニゲーム表示領域MN2が形成される。そして、このミニゲーム表示領域MN2では、ミニゲームが開始されており、サボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。すなわち、この演出例では、ミニゲームが開始されるときに専用の領域(ミニゲーム表示領域MN2)が出現する様子が示されている。ここで、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとミニゲームが開始されるタイミングとが同じであってもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後でミニゲームが開始されてもよいし、ミニゲームが開始された後でステップアップ予告SU2が表示開始されてもよい。
その後、図192(c)に示す装飾図柄表示装置208では、変動表示中の装飾図柄が表示領域の左上隅部に縮小して表示され、ミニゲーム表示領域MN2が消去して、ミニゲームの演出表示が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央で大きく拡大して表示されている様子が示されている。具体的には、サボハニのキャラクタ画像SBHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示がそれぞれ大きく拡大して表示され、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。このように、この演出例では、ミニゲームが行われている少なくとも一部の期間で専用の領域(ミニゲーム表示領域MN2)が消去される様子が示されている。また、ステップアップ予告は、ミニゲームが開始されなかった場合には、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3まで表示される予定であったが、ミニゲームの演出表示の拡大表示に伴い、途中で打ち切られている。なお、ミニゲームが開始された場合でもステップアップ予告を打ち切らないで継続して表示するようにしてもよい。この場合、例えば、ミニゲームの演出表示にオーバーラップしないように表示領域を移動するようにしてもよいし、さらに、ステップアップ予告を縮小して表示するようにしてもよい。また、ミニゲームの演出表示にステップアップ予告がオーバーラップして表示するようにしてもよいし、ステップアップ予告にミニゲームの演出表示がオーバーラップして表示するようにしてもよい。
その後、図192(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、装飾図柄表示装置208では、拡大表示されたボタン画像136aLの下方にボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。なお、このボタン受付時間メーターMTも拡大して表示されている。ここで、ボタン画像136aL及びボタン受付時間メーターMTが表示されるタイミングと左図柄が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、ボタン画像136aL及びボタン受付時間メーターMTが表示された後で、左図柄が停止表示してもよいし、左図柄が停止表示した後でボタン画像136aL及びボタン受付時間メーターMTが表示されてもよい。
そして、図192(d)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図192(e)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大したサイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示される。また、このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右側に、ミニゲーム表示領域MN2が再び表示され、このミニゲーム表示領域MN2では、サイコロの図柄が「3」の出目で導出表示されたことを報知するとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、ミニゲーム表示領域MN2では、サボハニのキャラクタ画像SBHも表示されている。また、図192(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。なお、ミニゲームの結果の導出表示のタイミングとミニゲーム表示領域MN2の再表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で、ミニゲーム表示領域MN2が再表示されてもよいし、ミニゲーム表示領域MN2が再表示された後で、ミニゲームの結果が導出表示されてもよい。
その後、図192(f)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、装飾図柄のサイズは縮小されたサイズからデフォルトのサイズに戻り、表示位置もデフォルトの表示位置に戻っている。また、ミニゲームの終了とともに、ミニゲーム表示領域MN2も消去され、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲーム表示領域MN2の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲーム表示領域MN2が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲーム表示領域MN2が消去されてもよい。また、ミニゲーム表示領域MN2が消去するタイミングと保留アイコンの表示態様が変化するタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲーム表示領域MN2が消去した後で、保留アイコンの表示態様が変化してもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で、ミニゲーム表示領域MN2が消去されてもよい。
なお、図192に示される演出例では、ミニゲームとしてサイコロゲームを例に説明したが、上述したおみくじゲームについても適用可能である。
また、上述したミニゲームとしてサイコロゲーム及びおみくじゲームを装飾図柄変動表示が行われる装飾図柄表示装置208において実行するようにしたが、装飾図柄表示装置208とは別の表示装置において実行するように構成されてもよい。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図193〜図200を参照しながら説明する。
図193〜図200は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図193〜図200においても、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図193〜図200では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側には、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図193は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図193(a)に示す装飾図柄表示装置208では、客待ちデモ表示が表示されている。この客待ちデモ表示は、特図の変動表示が行われていない待機状態において表示されることがある表示であり、遊技者に遊技の意欲を促進するための演出表示である。また、表示領域の下方には、客待ちデモ表示にオーバーラップするように、「プッシュボタンでメニューを表示」の表示が行われており、待機状態において演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンが操作されると、メニュー画面が表示されることを報知している。
そして、図193(b)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図193(c)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面が表示される。メニュー画面では、会員登録、二次元コード発行、遊技履歴、ミニゲーム、終了の各項目が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137q及びボタン画像136aとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン136を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目が実行されることが示されている。
ここで、「会員登録」の項目が実行されると、会員登録画面に移行する。会員登録画面では、例えば、パスワード取得ための二次元コードが表示される。この二次元コードには、運営サーバ側の、初回登録のための登録ページのURLが含まれている。本実施形態では、会員登録を行うことにより、遊技履歴を記録したり演出のカスタマイズを行う等のオリジナルモードの設定を行うことができる。遊技者は、例えば、カメラ機能とバーコードリーダ機能を有する携帯端末で、その二次元コード読み取り、初回登録ページのURLを取得する。遊技者は、取得したURLの登録ページに携帯端末からアクセスする。運営サーバは、初回登録ページにアクセスしてきた者を識別できる個人識別情報(ID)を取得し、パスワードを発行する。個人識別情報(ID)は、携帯端末固有の個体識別番号に基づく情報であったり、アクセス者に入力してもらった情報であったりする。ここで発行されるパスワードには、個人識別情報(ID)や履歴情報の初期値が含まれている。履歴情報は、ここで取得した個人識別情報に対応付けられて運営サーバに記憶される。運営サーバからパスワードが発行されると、携帯端末の表示画面にそのパスワードが表示される。
また、「二次元コード発行」の項目が実行されると、二次元コード発行画面が表示される。二次元コード発行画面では、パチンコ機100で生成された二次元コードが表示される。この二次元コードの発行は、オリジナルモードを設定した状態での遊技を終了する際に遊技者に選択してもらうことを想定して用意されている。ここにいう二次元コードは、最大容量が2053バイト(約2KB)であり、表示上の大きさを、21×21[セル]〜177×177[セル]の範囲で4セル刻みに変更することができる。二次元コードの代表的なものとしてはQRコード(登録商標)が知られている。なお、二次元コードに代えて、一次元バーコードや暗号化された文字列であってもよい。ただし、二次元コードは、単なる文字列に比較して、内包可能な情報量が圧倒的に多い利点がある。文字列の場合には、含ませる情報量が多くなる程、文字列が増加し、人間では覚えきれない、書きとめ切れないため、二次元コードにより報知することで、負担を減らすことができる。本実施形態では、二次元コードに、例えば、個人識別情報(ID)、今回遊技の結果及びミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報等が含まれている。また、特図始動口(230、232)への入賞回数、大当り回数、小当り回数、店舗識別用情報、遊技台固有の情報、稼働状況、エラー回数等を含めてもよい。今回遊技の結果やミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報や入賞回数等は、履歴情報に相当する。さらに、二次元コードには、運営サーバに用意された更新受付ページのURLも含まれている。本実施形態のパチンコ機100では、二次元コードを発行すると、その二次元コードに含めた今回遊技の結果等の情報が、パチンコ機100から消去されるように構成されている。そのため、本実施形態では、二次元コードを発行する際に警告画面を表示し、今回の遊技の結果等の情報が消去されることを遊技者に警告する。遊技者が、発行された二次元コードを携帯端末のカメラ機能を利用して撮影すると、バーコードリーダ機能が起動する。すると、携帯端末の表示画面には、運営サーバに用意された更新受付ページのアドレスを表す「http://www.〜/jp」に、二次元コードに含まれる、個人識別情報(ID)や履歴情報を表す引数が付加されたURLが表示される。遊技者が、読み取った二次元コードからバーコードリーダ機能によって変換されたURLにアクセスすると、引数部分に含まれていた個人識別情報に対応付けてこれまで運営サーバに記憶されていた履歴情報が、引数部分に含まれている履歴情報に更新される。なお、本実施形態では、二次元コードを読み取り終わった遊技者が遊技台をそのまま放置するおそれがあるため、二次元コード発行時点で遊技台が記憶している履歴情報を消去するようにしているが、これに限らず、二次元コード発行後に遊技者の操作に基づき履歴情報を消去するようにしてもよいし、遊技者が履歴情報を消去しない場合には、履歴情報を反映した遊技に戻れるように構成してもよい。
また、「遊技履歴」の項目が実行されると、例えば、今回遊技の結果及びミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報等が表示される。また、特図始動口(230、232)への入賞回数、大当り回数、小当り回数、稼働状況、エラー回数等を表示してもよい。
また、「ミニゲーム」の項目が実行されると、ミニゲームが実行される。ミニゲームの詳細については、後述する。
また、「終了」の項目が実行されると、メニュー画面の表示を終了し、客待ちデモ表示が表示される。
図193(c)に示されるように、カーソルCSLが「会員登録」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図193(d)に示すように、カーソルCSLが「二次元コード発行」を指示し、下ボタン137bがさらに1回操作されると、図193(e)に示すように、カーソルCSLが「遊技履歴」を指示し、下ボタン137bがさらに1回操作されると、図193(f)に示すように、カーソルCSLが「ミニゲーム」を指示する。
そして、図193(f)に示すタイミングで、OKボタン137eが操作されると、図193(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始される。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域の上部に「本日の運勢占い」というタイトルが表示され、表示領域の中央から左側にかけて4つの宝箱が配置され、表示領域の右側には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字が表示され、その下方には、ボタン画像136aとともに「決定」の文字が表示されており、操作キーユニット137の方向キーを操作してカーソルCSLを移動させて4つの宝箱(BX1,BX2,BX3,BX4)からいずれかを指示し、演出ボタン136を操作することによりカーソルCSLで指示した宝箱を開けることができる旨が報知されている。なお、図193(g)に示されるタイミングでは、カーソルCSLは、左上の宝箱BX1を指示している。このミニゲームは、4つの宝箱から遊技者が選択し、選択した宝箱の中身を報知するものである。宝箱の中身は、運勢を示唆するおみくじ占いの結果(例えば、大吉、中吉、小吉、凶など)となっており、複数種類用意されている。さらに、この演出例では、おみくじ占いの結果とともに、一言アドバイスも付加されている。なお、これらのおみくじ占いの結果や一言アドバイスは、当否判定の結果と関係のない内容となっている。すなわち、当否判定んおけっかを少なくとも示唆するものではないものとなっている。また、各宝箱にいずれの結果を対応付けるかについては、ランダムで決定される。そのため、例えば、同じ宝箱を選択したとしても、ミニゲームの実行毎に中身が変化することとなる。すなわち、宝箱の中身(ミニゲームの結果)は、操作キーユニット137や演出ボタン136といった操作手段の操作状況に応じて変化するということができる。
その後、図193(h)に示すタイミングで、下ボタン137bが操作されると、図193(i)に示すように、カーソルCSLが左下の宝箱BX2を指示する。
そして、図193(i)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図193(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左下の宝箱BX2がカーソルCSLに囲まれた状態で拡大表示され、左上の宝箱BX1、右上の宝箱BX3及び右下の宝箱BX4は、右下部分に縮小して表示される。これにより、左下の宝箱BX2が開ける宝箱として決定されたことが報知される。
その後、図193(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左下の宝箱BX2が開放し、ミニゲームの結果として、宝箱の中から婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示され、一言アドバイスとして「ほどほどに・・・」の表示が行われ、遊技にのめりこみすぎないように注意喚起する様子が示されている。すなわち、この演出例では、「小吉」と婆のキャラクタBAが対応付けられており、婆のキャラクタBAを見ることによっておみくじ占いの結果が「小吉」であったことが理解できる場合がある。
その後、図193(l)に示す装飾図柄表示装置208では、「他の結果はこれじゃ」という文字表示が表示され、開放しなかった宝箱の中身が報知されることを予告している。なお、図193(l)に示される文字表示の内容は、出現したキャラクタによって異なっており、例えば、後述する姫のキャラクタHM3が出現した場合は、「他の結果はこれよ」といった文字表示が表示される。
その後、図193(m)に示す装飾図柄表示装置208では、左上の宝箱BX1から姫のキャラクタHM3が登場し、右上の宝箱BX3から番長の顔の画像BCHが登場し、右下の宝箱BX4からパンダの顔の画像PNDが登場する様子が示されている。なお、姫のキャラクタHM3は、大吉に対応するキャラクタであり、番長の顔の画像BCHは、中吉に対応するキャラクタであり、パンダの顔の画像PNDは、凶に対応するキャラクタとなっている。なお、おみくじ占いの結果とキャラクタとの組み合わせは適宜に設定することができ、また、ミニゲームが行われる毎に、おみくじ占いの結果とキャラクタとの組み合わせを変更するようにしてもよい。
ミニゲームの結果として表示される宝箱の中身の他の例としては、例えば、図193(k1)に示すように、宝箱の中から姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示され、一言アドバイスとして「今日は大漁の予感」の表示が行われ、大量の出玉が獲得できるかもしれないという期待感を与えるようにしたものがある。
また、図193(k2)に示すように、宝箱の中から番長の顔の画像BCHが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「中吉」が表示され、一言アドバイスとして「粘ればなんとかなる日だ」の表示が行われ、時間をかけてじっくりと腰を据えて遊技すればいいことがあるかもしれないという期待感を与えるようにしたものもある。
また、図193(k3)に示すように、宝箱の中からパンダの顔の画像PNDが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「凶」が表示され、一言アドバイスとして「ガウーッ」「のめりこみ危険」の表示が行われ、遊技にのめりこみすぎないように注意喚起する様子が示されたものもある。
また、例えば、パチンコ機100の第1副制御部400に接続されたDIPスイッチによる設定内容により出現可能なミニゲームの結果を用意してもよく、例えば、DIPスイッチによって、出現することにより大当りとなることが約束されるプレミア予告の出現率が高められる設定がなされた場合には、図193(k4)に示すように、「今日は大漁の予感」という一言アドバイスの表示を、「今日はプレミア予告が出やすいよ」という表示に変更するようにしてもよい。すなわち、予告の出現率の示唆など、当否判定の結果に関連する演出の説明であって、当否判定の結果に関わらない結果の表示を行う場合があってもよい。これによれば、間接的に当否判定の影響に関わっているかのように遊技者に思わせることができる場合がある。なお、予告の出現率が変更されていない場合でも、図193(k4)に示されるミニゲームの結果が表示されるようにしてもよい。このように、同じキャラクタが出現する場合でも、一言アドバイスなど、キャラクタに付加される表示が変更されてもよい。
また、この演出例において、一言アドバイスに換えて、遊技説明や機種のキャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよい。
図194は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図194(A1)〜同図(A6)は、図193(f)に続く演出であって、別のミニゲームの演出例について示している。すなわち、図193(f)に示すタイミングで、OKボタン137eが操作されると、図194(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の上部に「本日の運勢占い−大吉を引け−」というタイトルが表示され、「大吉」の中身の宝箱を選択することをミッションとするミニゲームが開始される。なお、図194(A1)〜同図(A4)は、タイトルの表示が異なっていること以外は、図193(g)〜同図(j)と同様であるので、説明を省略する。
図194(A5)は、左下の宝箱BX2が開放された様子が示されている。具体的には、図194(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、左下の宝箱が開放し、ミニゲームの結果として、宝箱の中から姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示される。「大吉」が表示されたことにより、ミニゲームのミッションが達成されたため、その旨の「ミッション達成」の表示が行われている。
その後、図194(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション達成」の表示に換えて、一言アドバイスとして「今日は絶好調の予感」という表示が行われ、遊技者に出玉獲得の期待感を与えるようにしている。この一言アドバイスも当否判定の結果に関連しない表示ということができる。
図194(B1)〜同図(B6)も、図193(f)に続く演出であって、ミッションを達成できなかった様子が示されている。なお、図194(B1)は、図194(A1)と同様の表示となっている。
そして、図194(B2)に示すタイミングで、右ボタン137dが操作されると、図194(B3)に示すように、カーソルCSLが右上の宝箱BX3を指示する。
そして、図194(B3)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図194(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右上の宝箱BX3がカーソルCSLに囲まれた状態で拡大表示され、左上の宝箱BX1、左下の宝箱BX2及び右下の宝箱BX4は、右下部分に縮小して表示される。これにより、右上の宝箱BX3が開ける宝箱として決定されたことが報知される。
その後、図194(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右上の宝箱BX3が開放し、ミニゲームの結果として、宝箱の中から婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示される。「大吉」が表示されなかったことにより、ミニゲームのミッションが達成されなかったため、その旨の「達成ならず・・・」の表示が行われている。
その後、図194(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、「達成ならず・・・」の表示に換えて、一言アドバイスとして「ほどほどに・・・」という表示が行われ、遊技にのめりこみすぎないように注意喚起する様子が示されている。
図195は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図195(a)に示す装飾図柄表示装置208では、上述した客待ちデモ表示が表示されている。
そして、図195(b)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図195(c)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面が表示される。図195(c)に示されるメニュー画面では、会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137q及びボタン画像136aとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン137を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目が実行されることが示されている。
ここで、「カスタマイズ」の項目が実行されると、各種設定についてのカスタマイズができる。カスタマイズ可能な設定の詳細については、後述する。
また、「個人データクリア」の項目が実行されると、パチンコ機100から今回遊技の結果及びミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報等が消去される。このとき、誤ってデータクリアされることを防止するために警告画面の表示を経由してもよい。
そして、図195(c)に示されるように、カーソルCSLが「会員登録」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図195(d)に示すように、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示する。そして、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、図97(e)に示すように、カスタマイズメニュー画面に移行する。
カスタマイズメニュー画面では、オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137qとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを上下方向に移動し、左ボタン137c及び右ボタン137bを操作することで、カーソルCSLに指示された設定の変更を行うことができる。
ここで、「オートボタンモード」は、演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンが自動で操作される演出モードである。オートボタンモードがオンに設定されると、オートボタンモードフラグがオン状態とされ、ボタン操作のタイミングを自動で判断し、操作を行う。例えば、演出ボタン136の連打操作を要求する連打操作演出が実行された場合には、適宜のタイミング毎(例えば、200ms毎)にボタン操作が自動で行われるように制御される。なお、この演出例では、「オートボタンモード」がオンに設定された場合には、各種ボタンを操作することなく、各種ボタンが自動で操作されるフルオートに設定するようにしたが、ボタンを長押しすることによりボタンの自動操作が行われる長押しオートに設定可能としてもよい。ここで、長押しオートとは、複数回の操作手段の操作を必要とする演出(ミニゲームを含む)において、操作手段による長押し操作が行われた場合に、連続的に複数回の操作がなされたこととする疑似的な操作のことである。この場合、長押しするために操作手段を操作した場合には、1回目の手動操作が行われたとして取り扱われる。例えば、上述した連打操作演出が実行された場合には、演出ボタン136を長押しすることにより、疑似的に連打操作を行うように制御される。また、フルオートとは、操作手段が操作されていない場合であっても、操作手段の操作を必要とするある演出において操作手段の操作がなされたこととする操作のことである。
また、「エコモード」は、例えば、待機状態が所定期間(例えば、30秒)維持された場合に消費電力を抑える目的で各種ランプ418を消灯する等、1又は複数の駆動装置の駆動を制限あるいは停止するモードである。本実施形態では、エコモードがオンとされた後、エコモードの開始条件が成立すると、各種ランプ418を消灯させ、装飾図柄表示装置208のバックライトの輝度を低下させる等を行う。なお、駆動を制限あるいは停止する対象のデバイスについては、適宜設定することができる。
また、「プレミア予告出現率」は、出現することにより最終的に大当り図柄が確定表示されることが確約される予告の出現率を示しており、「普通」に設定されると、第一の確率でプレミア予告が出現する通常確率用テーブルが用いられてプレミア予告の出現の抽選が行われ、「高」に設定されると、第一の確率よりも高い第二の確率でプレミア予告が出現する高確率用テーブルが用いられてプレミア予告の出現の抽選が行われるように制御される。
また、「チュートリアル」は、オフに設定されると、上述したチュートリアル表示が行われないように制御される。
図195(f)に示されるように、カーソルCSLが「オートボタンモード」を指示している状態で左ボタン137cが1回操作されると、図195(g)に示すように、「オフ」を指示していた「オートボタンモード」の設定が「オン」に変更される。
そして、図195(g)に示すように、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定が「オン」に確定される。その後、演出ボタン136が1回操作されると、図97(h)に示すように、メニュー画面に移行する。なお、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが操作されず、演出ボタン136が操作された場合には、「オートボタンモード」の設定の結果を反映しないでメニュー画面に移行してもよいし、「オートボタンモード」の設定の結果を反映(確定)した上でメニュー画面に移行するようにしてもよい。
そして、図195(h)に示すように、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図195(i)に示すように、カーソルCSLが「ミニゲーム」を指示する。
そして、図195(i)に示すように、カーソルCSLが「ミニゲーム」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、図97(j)に示すように、ミニゲームが開始される。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが表示されるとともに、「番長覚醒ゲーム」というミニゲームの名称が表示され、その下方には、「ボタン連打で服を破れ」というミッションが表示されている。すなわち、このミニゲームでは、演出ボタン136の操作受付期間において演出ボタン136を連打し、所定回数の演出ボタン136の操作があったことを条件としてミッションが達成された場合に、番長の服が破ける表示を行ってミッション達成を報知する。
その後、図195(k)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタとともに、ボタン画像136aとボタン受付時間メーターMTが表示され、その上方には「START」の文字表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始された様子が示されている。この演出例では、上述したように、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされてフルオートに設定されているものの、ミニゲームにおいては、フルオートの設定が有効とならず、演出ボタン136の自動操作が行われないように構成されている。なお、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされて長押しオートに設定されている場合において、演出ボタン136が長押しされた場合でも、長押しオートの設定は有効とならず、最初の1回の手動操作された分のみが有効とされ、その後は演出ボタン136の自動操作は行われない。なお、この演出例において、ボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度を、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度と異ならせてもよく、例えば、この演出例のように、客待ちデモ表示中に開始可能なミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度よりも、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度の方が早くてもよいし、遅くてもよい。また、客待ちデモ表示中に開始可能なミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度と、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度とが同じであってもよい。また、この演出例では、ボタン画像136aの表示態様の数(例えば、デフォルトの表示態様の1種類)よりも、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aの表示態様の数(例えば、デフォルトの表示態様、振動している表示態様、回転している表示態様、振動及び回転している表示態様の4種類)の方が大きくてもよいし、少なくてもよいし、客待ちデモ表示中に開始可能なミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aの表示態様の数と、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aの表示態様の数とが同じであってもよい。
その後、図195(l)〜同図(n)に示すように、演出ボタン136の押下操作が一度もないまま操作有効期間が経過すると、図195(o)に示すように、番長のキャラクタの表示態様は変化せず、番長のキャラクタの服を破くというミッションが達成されなかったことが示される。また、図195(o)に示される装飾図柄表示装置208では、「番長覚醒ゲーム」「終了」の表示が行われ、ミッションが終了したことが報知されている。
その後、図195(p)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面に移行する。
なお、この演出例において、ミニゲームの実行に関して遊技者が選択できるような構成としてもよく、例えば、メニュー画面から移行するカスタマイズメニュー画面において、ミニゲームを実行可能とするか否かについて設定することができるようにしてもよいし、実行可能なミニゲームの種類を選択できるようにしてもよい。
また、ミニゲームの結果としてカスタマイズされた演出が実行されやすいように構成されてもよく、例えば、通常では出現率がきわめて低い演出が実行されるような構成であれば、ミニゲームへの参加意欲を向上させることができる場合がある。
図196及び図197は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図196(A1)〜同図(A6)は、図195(i)に続く演出であって、演出ボタン136を遊技者が連打操作した結果、ミッションが達成された様子が示されている。なお、図196(A1)〜同図(A2)は、図195(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図196(A2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、遊技者によって演出ボタン136が連打される。
すると、図196(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作回数に応じた数の星のエフェクト画像が表示される。星のエフェクト画像は、図196(A3)〜同図(A5)に示すように、操作回数が多くなるほど表示される星のエフェクト画像の数も多くなり、ミッションが達成される操作回数に近づくと、図196(A5)に示すように、サイズの大きい星のエフェクト画像が表示される。その後、さらに演出ボタン136が連打され、操作受付期間が経過するまでにミッションが達成される操作回数に達すると、図196(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われてミッションが達成されたことが報知される。
図196(B1)〜同図(B6)は、図195(i)に続く演出であって、ミニゲームにおいて長押しオートが有効とされる例を示しており、長押しオートによる演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われた結果、ミッションが達成された様子が示されている。なお、図196(B1)〜同図(B2)は、図195(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図196(B2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、遊技者によって演出ボタン136が長押しされる。
すると、図196(B3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下操作に応じて、星のエフェクト画像が1つだけ表示される。しかしながら、疑似的な連打操作はまだ開始されていない。本実施形態では、長押しオートが有効とされている場合において、1回の押下操作を所望とするところ、疑似的な連打が開始されることによる誤操作を防止するため、演出ボタン136の長押しが開始されてから所定時間(例えば、500ms)経過すると疑似的な連打操作が開始されるように構成されている。この場合、長押しが開始された時点における1回の操作は受け付けられる。そのため、図196(A3)に示すタイミングにおける演出ボタン136の操作状態と比較すると、演出ボタン136の操作回数が少なく、また、星のエフェクト画像も図196(A3)に示す装飾図柄表示装置208における表示よりも少なくなっている。すなわち、遊技者による通常の連打操作が行われた場合と、長押しオートによる疑似的な連打操作が行われた場合とで、装飾図柄表示装置208における表示態様の変化の仕方が異なることがある。
演出ボタン136の長押しが開始されてから所定時間が経過して疑似的な連打操作が開始されると、図196(B4)〜同図(B5)に示すように、疑似的な操作による操作回数が多くなるほど表示される星のエフェクト画像も多くなり、ミッションが達成される操作回数に近づくと、図196(B5)に示すように、サイズの大きい星のエフェクト画像が表示される。その後、さらに演出ボタン136による疑似的な連打操作が行われ、操作受付期間が経過するまでにミッションが達成される操作回数に達すると、図196(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われてミッションが達成されたことが報知される。
図197(C1)〜同図(C7)は、図195(i)に続く演出であって、ミニゲームにおいて長押しオートが無効とされる例を示しており、長押ししたが疑似的な連打操作が行われず、その結果、ミッションが達成されなかった様子が示されている。なお、図196(B1)〜同図(B2)は、図195(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図197(C2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、遊技者によって演出ボタン136が長押しされる。
すると、図197(C3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下操作に応じて、星のエフェクト画像が1つだけ表示される。
しかしながら、この演出例では、長押しオートが無効とされているので、演出ボタン136の長押しが開始されてから所定時間が経過しても疑似的な連打操作が開始されない。そのため、図197(C4)に示すように、演出ボタン136の操作回数が増加しないため、星のエフェクト画像が増加しないばかりか、最後に演出ボタン136が操作されてから所定時間(例えば、2秒)が経過すると、表示されていた星のエフェクト画像の数が漸次減少し、図197(C5)に示すタイミングでは、星のエフェクト画像が完全に消去されている。その後、図197(C6)に示すように、操作受付期間が経過すると、図197(C7)に示すように、番長のキャラクタの表示態様は変化せず、番長のキャラクタの服を破くというミッションが達成されなかったことが示される。また、図197(C7)に示される装飾図柄表示装置208では、「番長覚醒ゲーム」「終了」の表示が行われ、ミッションが終了したことが報知されている。
図198は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図198は、1つのボタンの1回操作もしくは複数回操作を要求する演出(ミニゲームを含む)については、フルオート(もしくは、長押しオート)の機能が有効とされるが、操作キーユニット137を用いて選択することを要求する演出(ミニゲームを含む)については、フルオート(もしくは、長押しオート)の機能が無効とされる例について示されている。
図198(A1)〜同図(A6)は、図195(i)に続く演出であって、演出ボタン136を連打するミニゲームにおいてフルオートが有効とされる例を示しており、フルオートによる演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われた結果、ミッションが達成された様子が示されている。なお、図198(A1)〜同図(A2)は、図195(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図198(A2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、フルオートが機能し、疑似的な連打操作が開始される。
すると、図198(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の疑似的な操作回数に応じた数の星のエフェクト画像が表示される。星のエフェクト画像は、図198(A3)〜同図(A5)に示すように、疑似的な操作による操作回数が多くなるほど表示される数も多くなり、ミッションが達成される操作回数に近づくと、図198(A5)に示すように、サイズの大きい星のエフェクト画像が表示される。その後、さらに演出ボタン136の疑似的な操作が継続して行われ、操作受付期間が経過するまでにミッションが達成される操作回数に達すると、図198(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われてミッションが達成されたことが報知される。
図198(B1)は、図193(f)に続く演出であって、別のミニゲームの演出例について示している。すなわち、ミニゲームが開始されると、図198(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の上部に「本日の運勢占い−大吉を引け−」というタイトルが表示され、「大吉」の中身の宝箱を選択することをミッションとするミニゲームが開始される。このミニゲームは、操作キーユニット137の各ボタンを操作してカーソルCSLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより開放する宝箱を決定するものであり、複数のボタンを操作することによりミニゲームが行われるものであるから、フルオートの機能が無効となっている。そのため、図198(B1)に示す装飾図柄表示装置208が表示された後、いずれかのボタンが操作されない限りは表示状態に何らの変化も生じないようになっている。
一方、このようなミニゲームにおいてもフルオートを機能させるようにしてもよく、例えば、図198(B1´)に示すように、ミニゲームが開始すると、すぐにフルオートが機能して演出ボタン136が疑似的に操作され、図198(B2´)に示すように、左上の宝箱が自動的に選択されてしまうこととなる。すなわち、このように操作キーユニット137の各ボタンで宝箱を選択した上で演出ボタン136で開放する宝箱を決定するようなミニゲームにおいて、フルオートを機能させると、カーソルCSLが最初に指示する宝箱が開放する宝箱として勝手に決定されてしまい、遊技者の操作意図が全く反映されない場合がある。
本実施形態では、待機状態において当否判定の結果にかかわらない結果を導出するミニゲームを行うようにしたが、例えば、RTC(Real Time Clock)により所定の時間となると開始される演出において(待機状態及び図柄変動表示中の少なくともいずれか一方において)実行されるミニゲームにおいて実行するようにしてもよいし、遊技者の暇つぶしを目的とするため、遊技状態に関係なくいつでも実行するようにしてもよい。
図199及び図200は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図199及び図200に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出可動体224の様子も示されている。また、図199及び図200に示される演出例では、大当り遊技の実行中にミニゲームが開始される様子が示されている。なお、大当り遊技の実行中にミニゲームが必ず開始されるようにしてもよいし、開始されない場合があってもよい。
図199(a)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されており、大当りとなった様子が示されている。また、特図2の保留を表す、1番目の特図2の保留アイコンh21、2番目の特図2の保留アイコンh22、3番目の特図2の保留アイコンh23、4番目の特図2の保留アイコンh24は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。なお、この演出例では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄の表示を行っていないが、これらの表示を行うようにしてもよい。
図199(b)では、大当り遊技が開始され1ラウンド目に移行した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、「大当り開始」の表示を行って大当り遊技が開始されたことを報知するとともに、表示領域の右上には、大当り遊技の1ラウンド目であることを示す「1R」の表示と、今回の大当りにおける現在の獲得賞球数を示す「0GET」の表示も行われている。なお、初回の大当りから連荘が終了するまでの総獲得賞球数を表示するようにしてもよい。また、獲得賞球数には、1ラウンドにおける可変入賞口234への入賞球数が所定数(例えば、10個)となって可変入賞口234が閉状態となる間際に入賞(オーバー入賞)した遊技球に基づく賞球数を含めるようにしてもよいし、含めないようにしてもよい。また、図199(b)に示す装飾図柄表示装置208では、子パンダのキャラクタが登場し、コミカルな動作をする演出を行い、遊技者を楽しませることができる場合がある。なお、本実施形態に係るパチンコ機100が右打ち機である場合には、右打ちを指示する右打ち報知を行うようにしてもよい。
図199(c)では、大当り遊技の5ラウンド目が行われている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右上に、大当り遊技の5ラウンド目であることを示す「5R」の表示と、獲得賞球数を示す「735GET」の表示が行われている。この獲得賞球数は、大当りが開始してから、可変入賞口234に49球の遊技球が入賞したことによるものである。そして、図199(c)に示す装飾図柄表示装置208では、「次のラウンドでミニゲームが始まるよ」という表示が行われており、次のラウンド(6ラウンド目)でミニゲームが開始されることを予告している。
図199(d)は、6ラウンド目が開始された様子が示されている。具体期には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右上に、大当り遊技の6ラウンド目であることを示す「6R」の表示と、獲得賞球数を示す「750GET」の表示が行われている。この獲得賞球数は、大当りが開始してから、可変入賞口234に50球の遊技球が入賞したことによるものである。そして、図199(d)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミニゲームが始まるよ」という表示が行われており、これからミニゲームが開始されることを予告している。
その後、図199(e)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが登場するとともに、サイコロの「1」の出目を示す表示と「が出れば役物動作UP」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目が停止表示すると演出可動体224が動作する可能性が高いことが予告される旨が説明されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「765GET」を示しており、可変入賞口234への51球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。なお、大当り遊技の実行中に演出可動体224が動作すると、保留連荘が発生することが確約される。すなわち、大当り遊技中における演出可動体224の動作は、先読み予告の一例ということができる。
その後、図199(f)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が変動表示を開始するとともに、ボタン画像136aとボタン受付時間メーターMTが表示され、その上方には「押せ」の文字表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始された様子が示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「780GET」を示しており、可変入賞口234への52球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
そして、図199(g)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図199(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目とならなかったことが示されている。なお、図199(g)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「810GET」を示しており、図199(h)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「825GET」を示している。
そして、図199(i)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果として導出された「3」の出目を示す表示を拡大表示するとともに、ミニゲームのミッションが達成されなかったことを報知する「残念」の表示が行われる。したがって、この演出例では、演出可動体224が動作することはなく、保留連荘が行われるか否かの報知は行われないこととなる。なお、この演出例において、先読みした結果、保留連荘となる場合には、ミニゲームにおいて必ずミッションが達成し、演出可動体224が動作するようにしてもよいし、ミッションが達成されず、演出可動体224が動作しない場合があってもよい。また、ミッションが達成された場合に演出可動体224が必ず動作するようにしてもよいし、動作しない場合があってもよい。なお、図199(i)に示す装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「840GET」を示しており、可変入賞口234への56球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
その後、大当り遊技が終了すると、図199(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「大当り終了」の表示が行われ、遊技者に大当り遊技が終了したことを報知する。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上には、16ラウンド目であることを示す「16R」の表示と、獲得賞球数が2400個であることを示す「2400GET」とが表示されている。
なお、この演出例のミニゲームでは、演出ボタン136の1回操作により行うものであるが、例えば、図97に示される「番長覚醒ゲーム」が開始され、ミッションが達成された場合に特典を付与(例えば、演出可動体224の動作予告)するようにしてもよい。
次に、図200を参照しながら、大当り遊技の実行中に行われるミニゲームにおいてミッションが達成された場合の様子について説明する。なお、図200(a)〜同図(d)は、図199(a)〜同図(d)と同様であるので、説明を省略する。
その後、図200(e)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが登場するとともに、サイコロの「1」の出目を示す表示と「が出れば役物動作UP」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目が停止表示すると演出可動体224が動作する可能性が高いことが予告される旨が説明されている。ここで、番長のキャラクタが服が破けた態様で表示されており、ミッションが達成される可能性が高いことを示唆している。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「765GET」を示しており、可変入賞口234への51球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
その後、図200(f)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が変動表示を開始するとともに、ボタン画像136aとボタン受付時間メーターMTが表示され、その上方には「押せ」の文字表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始された様子が示されている。なお、この演出例では、ボタン画像136aが回転及び振動している態様で表示されるとともに、演出ボタン136も、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。これにより、ミッションが達成される可能性が高いことを示唆している。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「780GET」を示しており、可変入賞口234への52球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
そして、図200(g)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図200(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目となったことが示されている。なお、図200(g)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「810GET」を示しており、図200(h)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「825GET」を示している。
そして、図200(i)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果として導出された「1」の出目を示す表示を拡大表示するとともに、ミニゲームのミッションが達成されたことを報知する「やったぜ」の表示が行われる。また、その下方には「腕に注目」の表示が行われ、演出可動体224が動作する可能性があることが予告される。なお、図200(i)に示す装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「840GET」を示しており、可変入賞口234への56球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
図200(j)は、7ラウンド目が開始された様子が示されている。具体期には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右上に、大当り遊技の7ラウンド目であることを示す「7R」の表示と、獲得賞球数を示す「900GET」の表示が行われており、大当りが開始してから可変入賞口234に60球の遊技球が入賞したことに基づく表示が行われている。
その後、図200(k)に示すタイミングで、演出可動体224の前腕部224bが動作し、この前腕部224bが装飾図柄表示装置208にオーバーラップする。これに対応して、装飾図柄表示装置208では、多数の星のエフェクト画像が表示され、演出可動体224の動作が装飾図柄表示装置208における表示に影響を与えるかのような表示が行われている。なお、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「915GET」を示しており、可変入賞口234への61球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
その後、図200(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「保留連荘確定」の表示が行われ、大当りとなる図柄変動表示が保留されていることが報知される。すなわち、演出可動体224の動作と図200(l)における「保留連荘確定」の表示により先読み予告が行われている。
なお、この演出例において、ミッションの達成により保留連荘確定であることを報知するようにしてもよい。
本実施形態では、以上説明した複数種類のミニゲームのうちの1つまたは複数を組み合わせて実行可能に構成されている。
なお、これまでに説明した実施形態において、メインの演出におけるミッションで使用されるボタン(操作手段)とミニゲームにおけるミッションで使用されるボタン(操作手段)とが異なるようにしてもよい。
また、メインの演出の結果やミニゲームの結果は、装飾図柄表示装置208により表示してもよいし、他の表示手段(例えば、ミッション専用の表示装置等)を用いて表示してもよいし、他の演出手段(例えば、演出可動体224や遮蔽装置246等の可動手段、スピーカ120等の音出力手段、各種ランプ418や遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542等の発光手段等の他のデバイス)によって報知するようにしてもよい。
また、上述したミニゲームは、開始から終了まで一の図柄変動表示の実行中において行われるようにしてもよい、複数回の図柄変動表示に跨って実行されるようにしてもよい。
また、上述したミニゲームのように、ミニゲームが開始された場合は、必ず結果が報知される構成であるのが好ましいが、偽の予告として機能させる場合があってもよい。例えば、特図の変動表示の保留数が4つである状態の図柄変動表示では一般的に変動時間が短い場合があり、このような場合のときにミニゲームを開始したように見せかけて結果を報知せず、中断するようにしてもよい。このような構成によれば、遊技の演出を賑やかすことができる場合がある。
また、上述したミニゲームは、所定の条件が成立した場合に、中断あるいは中止する構成であってもよく、例えば、突然大当り(例えば、リーチ演出を経由せずに大当りの装飾図柄の組合せが表示される変動表示パターン等)が発生したり、RTC演出が開始したり、実行中の演出表示がワイプ等の表示に切り替わったり、扉開放エラーや磁気検知エラー等のエラーが発生した場合にミニゲームを中断するようにしてもよい。例えば、ミニゲームの実行中に突然大当りが発生してミニゲームを中断するようにした場合には、ミニゲームの結果を楽しみにしている期間にいきなり大当りとなって遊技者に意外性と喜びを与えることができる場合がある。RTC演出が開始する場合にミニゲームを中断するようにした場合には、RTC演出による他の遊技台との演出上のリンクを楽しませることができる場合がある。
また、ミニゲームが実行される表示領域が、遊技状態や演出モードやステージによって、位置や大きさが変化する構成であってもよい。
また、上述したミニゲームにおいて要求する操作態様としては、1回操作、連打操作、長押し操作、タイミング操作等、適宜の操作態様を採用することができる。これにより、遊技者の技量や遊技への参加意欲によりミニゲームの結果を変化させることができる場合がある。
また、図柄変動表示中にミニゲームが実行される場合には、リーチとなる前にミニゲームが開始されるようにしてもよい。リーチになると当該図柄変動表示の演出に注目される傾向があるため、リーチ前にミニゲームを開始することで、リーチ前における演出効果を高めることができる場合がある。
また、上述したミニゲームにおけるミッション達成の報酬としては、予告が行われることを予告するものであったが、ミニゲームにおけるミッション達成の報酬が予告あるいは先読み予告である場合があってもよい。例えば、図柄変動表示の実行中において行われるミニゲームの結果として当該変動予告あるいは先読み予告が行われ、大当り遊技の実行中において行われるミニゲームの結果として先読み予告が行われてもよい。
<<第3の実施形態>
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以下、図201〜図285を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図201〜図285に示す符号は、原則として図201〜図285を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図201〜図285を用いた説明では図201〜図285に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図201を用いて、本実施の第二の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、本実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する前面枠扉開放センサ109を備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図203参照)の演出態様に変化を与える操作手段の一例としての演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させる演出ボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する不図示の球貸表示部と、を備える。演出ボタンランプ138は、例えば、フルカラーLEDにより構成され、多数色による発光が可能である。本実施形態において、演出ボタンランプ138は、操作手段の内側から光を照射可能な発光手段の一例である。さらに、操作手段の一例としての操作キーユニット137も備えている。なお、本実施形態では、演出ボタン136を第一の操作手段という場合があり、操作キーユニット137を構成する各ボタンを第二の操作手段という場合がある。操作キーユニット137の具体的構成については、後述する。また、下皿128が遊技球によって満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図202は、図203のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図203は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。本実施形態では、装飾図柄表示装置208は、複数種類の演出を実行可能な演出手段として機能する。また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208は、複数種類の表示を実行可能な表示手段として機能する。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。本実施形態では、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214は、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段として機能する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208、演出可動体225および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208、演出可動体225および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
演出可動体225は、家紋を模して円形状に形成され、遊技盤200の裏面側に配置されており、不図示の家紋モータによって上下方向に移動することができる。演出可動体225は、装飾図柄表示装置208の上方に退避する位置(退避位置)と、装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側で重なる位置(進出位置)とに変位可能となっている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図204を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。ここで、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。なお、主制御部300と第1副制御部400とを双方向通信により構成してもよいし、主制御部300と払出制御部600とを双方向通信により構成してもよい。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、演出ボタン136の内部に設けられた演出ボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、演出ボタン136及び操作キーユニット137が有する各種ボタン(詳細は後述)の押下を検出する操作部センサ426と、遮蔽装置センサ430や操作部センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
また、第1副制御部400には、電源制御部660から第1副制御部400に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路(図示省略)を設けており、この電圧監視回路は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路402に出力する。
また、第1副制御部400には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路。図示省略)を設けており、CPU404は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する第1副制御部メイン処理を開始する)。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224,225の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224,225の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図205(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
同図(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。同図(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されており、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後および15R大当り遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当り図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当り図柄であり、「特図H」は第2小当り図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当りは、2R時短無し大当りと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当り図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当り図柄等の他の図柄についても同様である。
図205(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当りに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当りを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当り、「特図F」の突然通常と称される2R大当り、あるいは「特図G」の第1小当り、「特図H」の第2小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当り、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図205(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図206を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図206に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図207を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図204に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図205(c)に示す普図A)および外れ図柄(図205(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当りフラグ、第1小当りフラグ、第2小当りフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図205(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当りフラグがオンの場合には特図G、第2小当りフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図A)、15R大当り図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当り図柄(特図G)、第2小当り図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
図208を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
パチンコ機100に電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップSC05の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。この演出制御処理では、例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、演出ボタン136及び操作キーユニット137の各種ボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データを各種ボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS313では、画像制御処理を行う。詳細は後述するが、この画像制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。
ステップS323では、ミッション達成判定処理(詳細は後述)を行い、ステップS325では、オリジナルモード制御処理(詳細は後述)を行った後に処理を終了する。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS503では、ステップS321で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
また、ステップS505では、上述の低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS507に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)には処理を終了する。ステップS507では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM408の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行う。
<画像制御処理>
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図209を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
パチンコ機100に電源投入が行われると、まずステップS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。ステップS713では、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップS703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、操作キーユニット137の具体的構成について、図210を参照しながら説明する。ここで、図210(a)は、図201に示す操作キーユニット137を示す図であり、(b)は、操作キーユニット137を模式的に示す図である。
図210(a)に示すように、操作キーユニット137は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、OKボタン137e及びクリアボタン137fの6つのボタンを有して構成されている。なお、以下の説明では、説明を簡略化するために、操作キーユニット137の構成部分のうち、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d及びOKボタン137eについては、図210(b)に示す態様で表す場合がある。
本実施形態におけるパチンコ機100は、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンの長押し操作により、疑似的に連打操作を行う長押しオート連打機能を有している。ここで、長押し操作とは、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンが押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンによる押下操作を複数回行う操作態様のことである。本実施形態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンを用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にしている。本実施形態において、長押しオート連打機能が有効な状態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンが継続して押下されている間、一定間隔(例えば、100ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、本実施形態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンによる1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンによる単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンの押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。
続いて、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例について説明する。
図211は、メニュー画面における表示例を示す図であり、図212は、図211に示すメニュー画面における表示例の続きを示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に画面が遷移する様子を示す。図211及び図212は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態であるときに実行可能なメニュー画面において、各種設定が行われる様子を示している。
なお、本実施形態におけるメニュー画面は、遊技者による設定の変更を可能とするものであるが、このメニュー画面の他、例えば、遊技店側用の設定メニュー画面を表示し、これによって、遊技店側による各種設定の変更が可能に構成されてもよく、例えば、マスター音量や、店名の入力等ができるように構成されてもよい。また、スロットマシンにあっては、例えば、BBやRB等の確率を定めるための設定変更をメニュー画面で行うことができるようにしてもよい。
また、本実施形態では、待機状態であれば、メニュー画面を表示可能に構成されているが、例えば、電サポ状態(確変、時短)では、メニュー画面を表示することができないように構成されてもよい。
図211(a)に示される装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が停止表示されている。なお、図示はしていないが、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214は、いずれもはずれの表示態様で停止表示されており、特図1第四図柄t1及び特図2第四図柄t2も、それぞれ第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。また、図示はしないが、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0である。すなわち、図211(a)に示される装飾図柄表示装置208では、待機状態の演出表示が行われている。
また、表示画面の下部には、演出ボタン136を表すアイコンとともに「でメニュー画面表示」という文字が表示されており、演出ボタン136が操作されることによりメニュー画面に移行することができることを報知している。
そして、図211(a)に示すように、遊技者により演出ボタン136が1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図211(b)に示されるようなメニュー画面(「設定画面」という場合もある。)が表示される。具体的には、メニュー画面では、音量及び光量の調整を行うための「音量光量調整」、パスワードを入力することで遊技者の遊技履歴を登録する「会員登録」、予告等の演出の出現頻度を設定するための「演出カスタマイズ」及び後述する長押しオート連打機能やオートボタン機能の設定を行う「操作補助設定」の4つのメニューが選択可能に表示されている。これらのメニューの下方には、上ボタン137a及び下ボタン137bのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、OKボタン137eのアイコンとともに「で決定」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で戻る」の文字が表示されており、上ボタン137a及び下ボタン137bを操作することにより、カーソルCLを移動させ、OKボタン137eを操作することにより、カーソルCLで示されたメニューを実行可能であることが報知されている。また、図211(b)では、演出ボタン136が操作されると、図211(a)に示される待機状態の演出表示に戻ることも報知されている。
本実施形態では、音量光量調整において、音量及び光量は、例えば、それぞれ0〜10の11段階から設定することができる。音量及び光量は、電源投入時にはデフォルトの値に設定され、デフォルトの値は、例えば、「5」に設定されている。なお、デフォルトの値は適宜設定可能であることは言うまでもない。また、本実施形態では、遊技者がメニュー画面における設定操作により、音量及び光量の設定変更を可能にしたが、遊技者による音量及び光量の少なくともいずれか一方について設定変更ができないようにしてもよい。
また、本実施形態では、メニュー画面における設定画面においてのみ音量や光量の設定変更が可能に構成されているが、例えば、設定画面を介することなく音量や光量の設定変更が可能に構成されてもよく、例えば、装飾図柄の変動表示中や装飾図柄の停止表示直後においては、設定画面を表示させることなく、操作キーユニット137を操作することにより、音量や光量の設定変更ができるようにしてもよい。
本実施形態では、メニュー画面において、上ボタン137aあるいは下ボタン137bの1回の操作毎にカーソルCLを1つずつ移動させることができ、また、メニュー画面では、後述する長押しオート連打機能が無効とされているので、長押し操作をしたことでは、カーソルCLを2以上移動させることができないようになっている。なお、メニュー画面において上ボタン137aあるいは下ボタン137bを長押し操作した場合に、カーソルCLを2以上移動させることができるようにしてもよい。
なお、待機状態の演出表示が行われている場合において、演出ボタン136の他にも、操作キーユニット137を構成する各ボタンのいずれかあるいは特定のボタン(例えば、OKボタン137e等)が押下された場合にもメニュー画面が表示されるようにしてもよい。また、メニュー画面が表示されている場合において、演出ボタン136の他にも、例えば、クリアボタン137fが押下された場合にもメニュー画面から待機状態の演出表示に戻るようにしてもよい。
そして、図211(c)に示すように、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者により下ボタン137bが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図211(d)に示すように、「会員登録」がカーソルCLで選択されてことを示す表示が行われる。
その後、遊技者により下ボタン137bがさらに1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図211(e)に示すように、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。すなわち、この演出例では、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」のメニューは、下ボタン137bを2回操作(あるいは、上ボタン137aを2回操作)することにより選択可能な表示である。換言すれば、本実施形態において、メニュー画面では、長押しオート連打機能が無効とされている。そのため、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」のメニューは、下ボタン137bを2回操作(あるいは、上ボタン137aを2回操作)しないと選択されない表示であるということもできる。
このように、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示(第二の表示の一例)は、下ボタン137b(上ボタン137a)が複数回(例えば、2回)操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて表示される場合がある表示であり、下ボタン137b(上ボタン137a)が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示が開始されないということができる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際の表示であるということもできる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、メニュー画面(設定画面)において表示される表示であるということもできる。
また、本実施形態では、メニュー画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を含む画面であり、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている表示(第三の表示の一例)が表示されている場合に、下ボタン137b(上ボタン137a)が複数回操作(第一の操作態様で操作)されると、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示(第二の表示の一例)の表示が開始される場合があり、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている表示(第三の表示の一例)が表示されている場合に、下ボタン137b(上ボタン137a)が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示(第二の表示の一例)の表示が開始されないということもできる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている表示が表示されている場合に、下ボタン137b(上ボタン137a)によってN回(N≧2)の操作があった場合に表示が開始される表示であるということもできる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、図柄変動表示の表示中に開始されない表示であるということもできる。
続いて、図211(e)に示すように、装飾図柄表示装置208において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている状態において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図211(f)に示すような演出カスタマイズ設定画面が表示される。演出カスタマイズ設定画面では、予告等の演出の出現頻度をデフォルトの設定にする「通常モード」、偽の大当り予告報知を行わず、出現することにより大当りとなることが確定される大当り確定の予告のみを行う設定にする「一発告知モード」、「通常モード」では出現頻度の低い大当り確定のプレミア予告の出現頻度を向上させる設定にする「プレミアアップモード」の3つのメニューが選択可能に表示されている。
そして、図211(g)に示すように、「通常モード」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図211(h)に示すように、チビ姫のキャラクタとともに、「通常モードです」「いつもの演出が見れます」と表示して通常モードが設定されたことを報知するとともに、予告等の演出の出現頻度がデフォルトに設定される。
本実施形態では、上述したように、メニュー画面では長押しオート連打機能が無効とされているので、図211(e)に示されるように、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが長押し操作されたとしても、「通常モード」が設定されることはなく、演出カスタマイズ設定画面に表示画面が遷移した後に改めてOKボタン137eが操作されることにより「通常モード」が設定される。
一方、図211(f)に示されるように、「通常モード」がカーソルCLで選択されている場合において、下ボタン137bが2回押下操作されると、図211(g1)に示されるように、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。本実施形態では、上述したように、メニュー画面では長押しオート連打機能が無効とされているので、「通常モード」がカーソルCLで選択されている場合において、「プレミアアップモード」のメニューは、下ボタン137bを2回操作することにより選択可能な表示であり、換言すれば、下ボタン137bを2回操作しないと選択されない表示であるということもできる。すなわち、本実施形態において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、第二の表示の一例ということができ、「通常モード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、第三の表示の一例ということができる。
そして、図211(g1)に示すように、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図211(h1)に示すように、チビ姫のキャラクタとともに、「プレミア演出がたくさん見れます」と表示してプレミアアップモードが設定されたことを報知するとともに、プレミア予告の出現頻度が高くなるように設定される。
また、図211(e)に示されるように、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている場合において、下ボタン137bがさらに1回押下操作されると、図212(e2)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、「操作補助設定」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。本実施形態では、上述したように、メニュー画面では長押しオート連打機能が無効とされているので、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「操作補助設定」のメニューは、下ボタン137bを3回操作することにより選択可能な表示であり、換言すれば、下ボタン137bを3回操作しないと選択されない表示であるということもできる。すなわち、本実施形態において、「操作補助設定」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、第二の表示の一例ということができる。
そして、図212(e2)に示すように、「操作補助設定」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図212(f2)に示すような操作補助設定画面が表示される。操作補助設定画面では、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンの連打操作の補助を行わない「補助なし」、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンを長押し操作することにより連打の補助を行う「長押しオート連打」、演出ボタン136等の操作に係る演出の実行中に、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンの操作が行われなくても、単発操作、長押し操作及び連打操作を疑似的に行う「オートボタン」の3つのメニューが選択可能に表示されている。
そして、図212(f2)に示すように、「補助なし」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者により下ボタン137bが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図212(g2)に示すように、「長押しオート連打」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。
その後、図212(h2)に示すように、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図212(i2)に示すように、「長押しすると連打機能が発動します」と表示して長押しオート連打機能が有効となったことを報知するとともに、長押しオート連打機能が有効となるように設定される。本実施形態では、このようにして、長押しオート連打機能が有効となるように設定されることを条件として、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンの長押し操作による連打補助機能が発動するように構成されている。なお、この明細書において説明する実施形態において、長押しオート連打機能の設定を設けないようにして、長押しオート連打機能が常に有効な状態となるように構成されてもよい。
本実施形態では、メニュー画面では、長押しオート連打機能が無効となるように構成されているが、メニュー画面において長押しオート連打機能が有効となるように構成してもよく、例えば、上ボタン137a又は下ボタン137bが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者の選択の対象であるメニューが変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。また、この場合において、例えば、メニュー画面から演出カスタマイズ設定画面に遷移する等、設定画面が切り替わる前から上ボタン137a、下ボタン137bあるいはOKボタン137eが押下され続けている場合には、設定画面が切り替わった後は、疑似的な連打操作を行わず、設定画面が切り替わった後で上ボタン137a、下ボタン137bあるいはOKボタン137eを押し直すことにより疑似的な連打操作が再び行われるように構成されてもよい。また、カーソルCLの移動の際及び設定画面の遷移の際の少なくともいずれか一方では長押し操作による疑似的な連打操作が行われないようにしてもよい。
また、本実施形態によれば、メニュー画面において設定した結果が後述する長押しオート連打が機能する演出に影響する場合がある。例えば、メニュー画面において連打操作を行う演出についての難易度が設定でき、難易度が高い場合には、連打操作よりも長押しオート連打を機能させる方が成功する演出が行われやすいようにすることができる。また、音量光量設定画面で設定した音量及び光量は、長押しオート連打が機能する演出に反映される。
図213は、疑似連演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図213は、疑似連演出において複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われる様子を示している。ここで、疑似連とは、特図の変動表示に応じて装飾図柄表示装置208で装飾図柄が変動表示されるが、1回分の特図の変動表示に対して、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cの全てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止させた後に、全ての装飾図柄を再度変動表示させる再変動表示を1回または複数回実行する装飾図柄の変動パターンを指す。すなわち、疑似連とは、1回の特図の変動表示に対して、装飾図柄が複数回変動しているように見せかける疑似変動のことである。
図213(a)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、第1特図表示装置212の表示状態に対応して可変表示する特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、例えば、丸印内に表されている色が複数種類に変化する態様で変動表示が行われている。なお、特図1第四図柄t1は、図213以下では、説明の便宜のため、停止表示された図柄が認識できる態様で装飾図柄表示装置208に表示されているが、実際には、停止表示された図柄が遊技者に認識困難な態様で表示されている。なお、特図1第四図柄t1が遊技者に認識可能な態様で表示されていてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下部には、特図1の保留数をアイコンの数で表す保留表示領域が設けられている。この保留表示領域には、特図1の一つ目の保留に対応する第1の特図1保留表示h11と、特図1の二つ目の保留に対応する第2の特図1保留表示h12と、特図1の三つ目の保留に対応する第3の特図1保留表示h13と、特図1の四つ目の保留に対応する第4の特図1保留表示h14とが表示されている。図213(a)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11のみがデフォルトの表示態様(デフォルトの保留アイコン)で表示されており、その他の特図1保留表示については、保留されていない態様(例えば、グレーアウトされた態様の保留アイコン)で表示されている。なお、保留されていない態様での表示に代えて、保留アイコンを非表示とする態様としてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の左下隅には、変動アイコンを表示する変動アイコン表示領域284が設けられている。変動アイコンは、例えば、特図の保留表示と関連した表示態様からなり、保留表示と同様の表示態様で表示される。変動アイコンは、例えば、その表示態様によって当該変動表示の表示結果についての予告(当該変動予告)を実行可能なものである。変動アイコンは、当該変動表示が開始された後で消去される。なお、変動アイコンの消去タイミングはこれに限定されず、例えば、当該変動表示の終了とともに消去されるようにしてもよい。
図213(b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾3」が揺れ変動の態様で停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図213(c)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾4」が揺れ変動の態様で停止表示される。なお、中図柄表示装置208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図213(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「継続」の文字表示を含む疑似連図柄GGが揺れ変動の態様で停止表示される。この疑似連図柄GGが停止表示されることにより、疑似連が発生するか否かについて遊技者に期待させることができる。
続いて、図213(e)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示される。演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTは、疑似連図柄GGに重ねて表示されている。これにより、演出ボタン136による操作を受付可能な状態であることが遊技者に報知される。
その後、図213(f)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図213(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作の結果、演出に成功して、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される旨の演出表示が行われる。具体的には、2回目の装飾図柄の変動表示の実行中であることを示す「×2」の表示が装飾図柄の上方に表示される。
そして、図213(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ停止表示されていた装飾図柄が再び変動し、1回目の疑似連演出が開始される。すなわち、2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、同図(b)〜(c)において上述したのと同様にして、第1停止及び第2停止が行われた後、図213(i)に示すように、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに疑似連図柄GGが揺れ変動の態様で停止表示される。この疑似連図柄GGが停止表示されることにより、2回目の疑似連が発生するか否かについて遊技者に期待させることができる。
その後、図213(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、同図(e)に示して上述したのと同様に、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTも表示される。これにより、演出ボタン136による操作を受付可能な状態であることが遊技者に報知される。
その後、図213(k)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図213(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作の結果、演出に成功して、疑似連による3回目の装飾図柄の変動表示が開始される旨の演出表示が行われる。具体的には、3回目の装飾図柄の変動表示の実行中であることを示す「×3」の表示が装飾図柄の上方に表示される。その後は、図213(m)に示すように、2回目の疑似連演出が開始される。
上述した演出例では、疑似連を発生させるか否かを煽る演出(疑似連発生演出ということがある)が実行される毎に演出ボタン画像BTが表示され、また、疑似連発生演出が複数回実行されるため、演出ボタン画像BTも複数回表示されるが、一度に表示される演出ボタン画像BTは一つであり、演出ボタン画像BTの表示は疑似連発生演出の発生毎に断続的に行われることを示している。
また、上述した演出例では、演出ボタン136が押下されて演出に成功した例を示したが、疑似連演出を開始しない場合には、例えば、演出ボタン136の操作の結果、演出に失敗した旨の演出表示を実行し、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。また、演出に失敗した旨の演出表示を実行した後、大当りの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による所定時間(例えば、3秒)以上の長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。この場合において、演出ボタン136の操作を受け付け可能な状態となっても演出ボタンランプ138を消灯させた状態としてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態における発光態様(例えば、赤色で発光)とは異なる発光態様(例えば、青色で発光)で演出ボタンランプ138を発光させるようにしてもよい。
このように、本実施形態において、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)は、第一の操作態様の一例である。また、演出ボタン136による所定時間以上の長押し操作は、第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い第二の操作態様の一例である。
そして、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図214は、チャンス目演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図214は、チャンス目演出において複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われた後、スーパーリーチに移行する様子を示している。ここで、チャンス目とは、装飾図柄が特定の組み合わせ(例えば、同色の異なる図柄の組み合わせ)で停止表示する態様のことであり、予告演出の一態様である。
図214(a)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示される。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。
また、図214(a)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11のみがデフォルトの表示態様で表示されており、その他の特図1保留表示については、保留されていない態様で表示されている。
続いて、図214(b)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示される。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示される。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示される。
その後、図214(c)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図214(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aに停止表示されていたチャンス図柄「A」が、殿様の顔を模した殿様図柄YM1に変更される。このとき、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1は殿様図柄YM1に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT1は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。
その後、図214(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM1に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去され、殿様図柄YM1が視認容易な態様で表示される。なお、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されるタイミングは適宜に設定することができ、例えば、チャンス図柄「A」から殿様図柄YM1に表示を変更するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、チャンス図柄「A」から殿様図柄YM1に表示を変更するタイミングと同時のタイミングであってもよい。このことは、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいても同様である。また、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3に示された残り時間の表示は、上述した演出表示が行われている間にも引き続き更新されている。
また、図214(e)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図214(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208bに停止表示されていたチャンス図柄「B」が、殿様図柄YM2に変更される。このとき、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2は殿様図柄YM2に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT2は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。なお、図214(e)では、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去される様子と、演出ボタン136による押下操作が行われた様子とが同時に表されているが、実際には、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去された後で、演出ボタン136による押下操作が行われている。なお、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1の消去と、演出ボタン136による押下操作とが同時のタイミングとなってもよいし、演出ボタン136による押下操作があった後で、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されてもよい。また、演出ボタン136による押下操作があっても、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT1のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT1のみが消去されてもよい。
その後、図214(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM2に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去され、殿様図柄YM2が視認容易な態様で表示される。また、残時間メーターMT3に示された残り時間の表示は、上述した演出表示が行われている間にも引き続き更新されている。
また、図214(g)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図214(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに停止表示されていたチャンス図柄「C」が、殿様図柄YM3に変更される。このとき、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3は殿様図柄YM3に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT3は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。なお、図214(g)では、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去される様子と、演出ボタン136による押下操作が行われた様子とが同時に表されているが、実際には、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去された後で、演出ボタン136による押下操作が行われている。なお、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2の消去と、演出ボタン136による押下操作とが同時のタイミングとなってもよいし、演出ボタン136による押下操作があった後で、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去されてもよい。また、演出ボタン136による押下操作があっても、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT2のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT2のみが消去されてもよい。
その後、図214(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM3に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去され、殿様図柄YM3が視認容易な態様で表示され、殿様図柄YM1〜YM3が揃った態様となる。すると、図214(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cが表示画面の左上隅に移動するとともに、スーパーリーチに移行した旨を示す「SPリーチ」の表示が行われる。なお、演出ボタン136による押下操作があっても、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT3のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT3のみが消去されてもよい。
上述した演出例では、装飾図柄毎に演出ボタン画像BT1〜BT3が表示され、これらの演出ボタン画像BT1〜BT3は同時に複数表示されるとともに、演出ボタン136が操作される毎に演出ボタン画像BT1〜BT3が一つずつ消去されることを示している。
また、上述した演出例では、演出ボタン136が押下されて演出に成功し、全てのチャンス図柄が殿様図柄に変更されてスーパーリーチに移行する例を示したが、チャンス目演出が行われた後にスーパーリーチに移行しない場合には、例えば、演出ボタン136の操作の結果、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cに表示されたチャンス図柄のうちの少なくとも一つについて、チャンス図柄から殿様図柄とは異なる図柄(例えば、悪代官の顔を模した悪代官図柄)に変更する表示をして、スーパーリーチに移行しない旨を報知し、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、チャンス図柄「B」が殿様図柄YM2に変更される演出、及び、チャンス図柄「C」が殿様図柄YM3に変更される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、チャンス図柄「B」が殿様図柄YM2に変更される演出、及び、チャンス図柄「C」が殿様図柄YM3に変更される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果チャンス図柄が殿様図柄に変更される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図215は、カットイン演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図215は、装飾図柄の変動表示中に複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われる様子を示している。この演出例では、演出ボタン136による押下操作が行われる毎にカットイン画像を表示するカットイン演出が行われる。
図215(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央左側には、演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央右側には、演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。
また、図215(a)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図215(b)に示すように、残時間メーターMT1〜MT3が、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図215(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央左側に表示された演出ボタン画像BT1とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT1が表示される。このとき、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示は停止される。すなわち、演出ボタン136の操作受付残り時間は減少しない。なお、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示を停止させない(演出ボタン136の操作受付残り時間を減少させる)ようにしてもよい。
その後、図215(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去される。
続いて、図215(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一のカットイン画像CI1が表示される。第一のカットイン画像CI1は、演出ボタン画像BT2及び演出ボタン画像BT3に重なるようにして表示される。
その後、図215(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一のカットイン画像CI1が消去されて、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示が再開され、演出ボタン136の操作受付が再開される。
その後、例えば、さらに1秒が経過したタイミングとなると、図215(g)に示すように、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3が、さらに1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージがさらに1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図215(h)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央に表示されていた演出ボタン画像BT2とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT2が表示される。このとき、残時間メーターMT3の更新表示は停止される。なお、残時間メーターMT3の更新表示を停止させない(演出ボタン136の操作受付残り時間を減少させる)ようにしてもよい。
その後、図215(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去される。
続いて、図215(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第二のカットイン画像CI2が表示される。第二のカットイン画像CI2は、演出ボタンBT3に重なるようにして表示される。また、第二のカットイン画像CI2は、第一のカットイン画像CI1よりも表示される範囲が上下方向に拡大している。
その後、図215(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第二のカットイン画像CI2が消去されて、残時間メーターMT3の更新表示が再開され、演出ボタン136の操作受付が再開される。
その後、例えば、さらに1秒が経過したタイミングとなると、図215(m)に示すように、残時間メーターMT3が、さらに1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージがさらに1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図215(n)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央右側に表示されていた演出ボタン画像BT3とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT3が表示される。
その後、図215(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去される。
続いて、図215(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三のカットイン画像CI3が表示される。第三のカットイン画像CI3は、装飾図柄表示装置208の表示画面全体にわたって表示される画像である。
上述した演出例では、3回の演出ボタン136の押下操作を行い、演出ボタン136が押下される毎に、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、3回の演出ボタン136の押下操作のうちのいずれか一つ又は二つについてのみカットイン画像が表示されるようにしてもよく、また、3回の演出ボタン操作136eの押下操作のいずれの場合もカットイン画像が表示されないようにしてもよい。
また、これらのカットイン画像は、演出ボタン136の押下操作が行われない場合にも表示されるようにしてもよい。このとき、演出ボタン136の押下操作が行われた場合と、行われない場合とで異なる表示態様としてもよいし、同じ表示態様としてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。このとき、演出ボタン136の操作を受け付け可能な状態となると、すぐに演出ボタン136による疑似的な押下操作が行われるので、残時間メーターの更新が演出ボタン136の操作を受け付け可能な状態で行われる場合には、残時間メーターの残り時間の表示態様がほとんど変化しないで3つのカットイン画像を表示させることができる場合がある。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、第二のカットイン画像CI2が表示される演出、及び、第三のカットイン画像CI3が表示される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、第二のカットイン画像CI2が表示される演出、及び、第三のカットイン画像CI3が表示される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果カットイン画像が表示される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図216は、カットイン演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図216(a−1)〜(a−6)は、装飾図柄の変動表示中において演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示しており、図216(b−1)〜(b−6)は、オートボタン機能が有効な状態となっているときに、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。ここで、オートボタン機能とは、演出ボタン136の操作に係る演出の実行中に、演出ボタン136の操作が行われなくても、単発操作、長押し操作及び連打操作を疑似的に行う機能である。本実施形態では、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じてオートボタン機能を有効又は無効にしている。また、オートボタン機能が有効となっている状態において、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じて、単発操作、長押し操作及び連打操作のうちのいずれか一つ又は二つの機能だけ有効となるように構成されていてもよい。
図216(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾4」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138が消灯とされることで、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示される。なお、演出ボタン136の操作受付状態でない場合には、特定の色(例えば、青色)で演出ボタンランプ138を発光させるようにしてもよい。ここで、発光する色は青に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本実施形態では、演出ボタン136は、操作受付状態でない場合には、第二の状態となるということができる。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図216(a−2)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。
その後、図216(a−3)に示されるタイミングで演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。なお、発光する色は赤に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本実施形態では、演出ボタン136は、操作受付状態となった場合には、第一の状態となるということができる。
そして、図216(a−4)に示されるタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図216(a−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示される。
続いて、図216(a−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI4が表示される。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136による押下操作がなされた後、図216(a−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるようにしたが、このような表示を行わないようにしてもよい。
一方、図216(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾4」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は、オートボタン機能が有効な状態となっていることを示す緑色に発光している。なお、発光する色は緑に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本実施形態では、演出ボタン136は、オートボタン機能が有効な状態である場合には、第三の状態となるということができる。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図216(b−2)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。
その後、図216(b−3)に示されるタイミングで演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。
その後、演出ボタン136押下の受付期間の半分の期間が経過すると、オートボタン機能により、図216(b−4)に示されるタイミングで、演出ボタン136による単発操作が疑似的に行われる。
すると、図216(b−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示される。
続いて、図216(b−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI4が表示される。
なお、上述した演出例では、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた後、図216(b−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるようにしたが、このような表示を行わないようにしてもよい。
上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとしてカットイン画像を表示しないようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
また、上述した演出例において、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容(カットイン画像CI4の表示)は、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と同じとなっているが、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容が、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と異なる場合があってもよいし、必ず異なってもよい。
図216に示す演出例は、単発操作の演出における演出ボタン136の通常の操作を受け付け可能な状態と、オートボタン機能が有効になっている状態とで、演出ボタンランプ138の発光態様が異なることを示している。
図217は、保留変化予告の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図217(a−1)〜(a−7)及び図217(b−1)〜(b−8)は、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様が変化する保留変化予告が行われている様子を示している。
図217(a−1)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。
図217(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は3つであるので、第1特図保留ランプ218における3つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11、第2の特図1保留表示h12及び第3の特図1保留表示h13がデフォルトの表示態様で表示されており、第4の特図1保留表示h14については、保留されていない態様で表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の左下隅には、変動アイコン表示領域284が設けられている。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入球すると、図217(a−2)に示すように、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様で表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。
その後、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図217(a−3)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが変形するアニメーション表示が開始される。図217(a−3)では、円形で表示された保留アイコンが横方向に伸びて楕円形に変化するアニメーションが表示されている。なお、このとき、演出ボタン画像BTHは引き続き表示されているが、演出ボタン136が操作されたタイミングで消去するようにしてもよい。その後は、図217(a−3)〜同図(a−5)に示すように、所定の演出実行期間(例えば、2秒間)だけ、保留アイコンが縦方向に伸びたり横方向に伸びたりするアニメーションが続けられる。
その後、図217(a−6)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが破裂するアニメーションが表示された後、図217(a−7)に示すように、保留アイコンが殿様の顔を模した予告表示態様に変化する。
一方、図217(b−1)では、特図1の図柄変動表示中の様子が示されている。このとき、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるように、演出ボタン画像BTHが小さく表示されている。
その後、図柄停止表示のタイミングとなると、図217(b−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の組み合わせが、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾2」−「装飾3」−「装飾3」で確定表示される。また、第1特図表示装置212では、はずれの表示結果で確定表示され、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。
この状態で、例えば、演出ボタン136による1回の押下操作がなされても、図217(b−3)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが変形するアニメーション表示は開始されない。すなわち、この演出例では、図柄の停止表示中では、演出ボタン136の操作を受け付けないようにしている。なお、図柄の停止表示中においても、演出ボタン136の操作を受け付けるようにしてもよい。ここで、図柄の停止表示中とは、特図の停止表示中であってもよいし、装飾図柄の停止表示中であってもよい。
その後、図217(b−4)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に消去するとともに、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンは、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。
上述したようにして図柄変動表示が開始された後、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図217(b−5)に示されるタイミングで、第3の特図1保留表示h13における保留アイコンが変形するアニメーション表示が開始され、その後は、図217(b−5)〜同図(b−6)に示すように、所定の演出実行期間だけ、保留アイコンが縦方向に伸びたり横方向に伸びたりするアニメーション表示が続けられる。
その後、図217(b−7)に示すように、第3特図1保留表示h13における保留アイコンが破裂するアニメーションが表示された後、図217(b−8)に示すように、保留アイコンが殿様の顔を模した予告表示態様に変化する。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとして保留アイコンを変化させる表示を行う例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとして保留アイコンを変化させる表示を行わないようにしてもよく、例えば、演出ボタン136による単発操作が行われると、保留アイコンが変形するアニメーション表示を行った後、再びデフォルトの表示態様となる演出表示を行うようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。この場合、例えば、長押し操作中に図柄の変動表示が終了して停止表示された場合には、次の図柄変動表示が開始した後で、演出ボタン136を押しなおして長押し操作を行うことを要するようにしてもよいし、図柄の停止表示中においても引き続き長押し操作を有効なものとしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。この場合、例えば、長押し操作中に図柄の変動表示が終了して停止表示された場合には、次の図柄変動表示が開始した後で、長押しオート連打機能を有効にさせるために演出ボタン136を押しなおすことを要するようにしてもよいし、図柄の停止表示中においても引き続き長押し操作を継続した場合でも長押しオート連打機能を継続して有効なものとしてもよい。また、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。また、オートボタン機能を有効にして演出ボタン136の操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図218は、演出可動体を用いた演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図218は、スーパーリーチにおいて演出ボタン136を操作する演出が行われる様子を示している。なお、図218に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220を装飾図柄表示装置208の右側下方に示している。
図218(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図保留表示h14は、いずれも保留されていない態様で表示されている。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の右側端部に重なるようにして演出可動体224が配置されている様子が示されている。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図218(b)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。
そして、図218(c)に示すようにしてスーパーリーチに移行した後、装飾図柄表示装置208では、図218(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す「ボタンを押せ」の文字表示が行われる。
そして、図218(e)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図218(f)に示すように、演出可動体224が鎖線で示される初期位置(第一の位置)から、実線で示される位置(第二の位置)に変位する。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとして演出可動体224が移動する例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとして演出可動体224が移動しないようにしてもよい。また、単発操作が行われると、演出可動体224が第二の位置に向かって移動するが、演出に失敗したとして移動の途中で第一の位置に戻るように動作してもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が演出されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が演出されるようにしてもよい。このとき、例えば、演出ボタン136が押下される毎に、徐々に位置が変わるようにしてもよいし、第一の位置で搖動するようにしてもよいし、第一の位置から第二の位置に向けて徐々に移動するようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、例えば、図218(d)に示すような表示が行われて演出ボタン136の操作の受け付けが可能となるよりも前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136の操作の受け付けが可能となったときに疑似的に演出ボタン136が押下されたとして演出可動体224が移動するように構成されてもよい。その後、演出ボタン136が継続して押下され続けている状態で、さらに、演出ボタン136を操作する他の演出が発生した場合には、当該発生した演出において、疑似的に演出ボタン136が押下されたとして操作の結果が表示あるいは演出されるようにしてもよい(換言すれば、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示あるいは演出され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示あるいは演出されるようにしてもよい)し、長押しオート連打機能を無効化して疑似的に演出ボタン136が押下されたものとしないようにしてもよい。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
図219は、演出ボタンの単発操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図219は、リーチ演出において、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。
図219(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、この演出例では、特図1第四図柄t1の下方に特図2第四図柄t2が表示されている。特図2第四図柄t2では、第2特図表示装置214の図柄変動表示に対応して、例えば、四角印内に表されている色が複数種類に変化する態様で変動表示が行われるものである。図219(a)に示すように、第2特図表示装置214が、はずれの表示結果で確定表示されているので、特図2第四図柄t2は、第2特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色四角印)で確定表示されている。図219以下では、説明の便宜のため、特図2第四図柄t2について、停止表示された図柄が認識できる態様で装飾図柄表示装置208に表示されているが、実際には、停止表示された図柄が遊技者に認識困難な態様で表示されている。なお、特図2第四図柄t2が遊技者に認識可能な態様で表示されていてもよい。なお、図219(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図219(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図219(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。この演出例では、変動アイコンh00が消去されるタイミングを、装飾図柄が確定表示するタイミングとしたが、適宜のタイミングに設定することができ、例えば、装飾図柄が確定表示するよりも前のタイミングであってもよく、また、リーチ演出が開始されるよりも前のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh00は、デフォルトの表示態様で表示する場合には、デフォルトの表示態様である保留アイコンと同じ表示態様で表示される。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図219(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図219(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。
そして、図219(e)に示されるタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図219(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI5が表示される。
上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとしてカットイン画像を表示しないようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。また、上述した演出例において、オートボタン機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
図220は、演出ボタンの単発操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図220は、リーチ演出において、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。
図220(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。なお、本実施形態において、演出ボタンランプ138が点灯している状態では、基本的に操作受付状態とするようにしてもよい。この場合において、演出ボタンランプ138が消灯している場合でも操作受付状態であったり、演出ボタンランプ138が点灯している場合でも操作受付状態であったりしてもよい。また、演出ボタンランプ138が点灯している場合は常に操作受付状態であるが、演出ボタンランプ138が消灯している場合であっても常に操作非受付状態であるとは限らないようにしてもよい。
また、図220(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能は無効の状態とされている。
その後、図220(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様である変動アイコンh00に変化する。また、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図220(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図220(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、このとき、長押しオート連打機能が無効の状態となっているので、演出ボタン136の操作が受け付けられていない。操作が受け付けられるようにするには、一度演出ボタン136の押下を解除して、再度、演出ボタン136を押下する必要がある。
そして、図220(e)〜同図(f)に示すように、演出ボタン136の操作受付期間の間も演出ボタン136が引き続き押下され続けた後、図220(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メーターMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。その後、図220(h)に示すように、最終的にはカットイン画像CI5が表示される。
なお、この演出例において、演出ボタン136が有効に操作されなかった場合には、カットイン画像CI5を表示しないようにしてもよいし、図219(f)に示されるカットイン画像CI5とは異なる表示態様のカットイン画像が表示されるようにしてもよい。
図221は、演出ボタンの単発操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図221は、リーチ演出において、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。
図221(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図221(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、オートボタン機能が有効な状態であり、装飾図柄表示装置208の左下には、その旨を示す「オート設定」の文字表示が行われている。なお、この演出例では、演出ボタンランプ138は消灯された状態となっているが、上述したようにして緑色に発光させるようにしてもよい。また、この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能は無効の状態とされている。
その後、図221(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様である変動アイコンh00に変化する。また、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図221(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図221(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。なお、オートボタン機能が有効な状態であることを示す緑色の発光態様であってもよい。
そして、図221(e)〜同図(f)に示すように、演出ボタン136が引き続き押下され続けた後、図221(g)のタイミングで所定のオートボタン機能発動時間(例えば、演出ボタン136が操作受付状態となってから2.5秒経過したタイミング)となると、オートボタン機能が発動して演出ボタン136による単発操作が疑似的に行われる。すると、図221(h)に示すように、カットイン画像CI5が表示される。
なお、この演出例において、オートボタン機能が発動して演出ボタン136が疑似的に操作された場合には、図219(f)や図220(h)に示されるカットイン画像CI5とは異なる表示態様のカットイン画像が表示されるようにしてもよい。
図222は、演出ボタンの連打操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図222は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図222(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図222(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図222(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図222(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図222(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図222(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。すなわち、連打操作演出が開始される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。この連打メーターRDは、演出ボタン136の操作回数に応じてゲージが増加するように表示されるものであり、ゲージが満タンになると、演出に成功したとして、予告演出が実行されるように構成されている。
そして、図222(e)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされると、演出ボタン136の操作回数に応じて連打メーターRDのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図222(g)に示すタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図222(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136による連打操作を行い、連打操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136を連打したとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例では、演出ボタン136(第一の操作手段の一例)による連打操作が行われて演出に成功した場合に、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしたが、例えば、OKボタン137e(第二の操作手段の一例)による連打操作が行われた場合でも、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われるようにしてもよい。このとき、OKボタン137eによる長押しオート連打機能は無効として、OKボタン137eによる長押し操作では、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われないようにしてもよい。また、OKボタン137eによる長押しオート連打機能を有効として、OKボタン137eによる長押し操作によっても、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われるようにしてもよく、この場合、ボタンの大きさの違いやストロークの違い等、演出ボタン136とOKボタン137eとの操作性に違いがあるので、遊技者は、好みのボタンを選択して操作することができる場合がある。また、OKボタン137eは演出ボタン136よりも小さく、演出ボタンランプ138等の発光手段を備えていないので、遊技者はOKボタン137eが操作有効状態であるのか否かがわかりにくく、OKボタン137eによる操作は、例えば、攻略誌やインターネット等でその情報を得ている上級者向けであるということができる。ここで、OKボタン137eを、演出ボタン136よりも左側や下方等に設けて、左手でOKボタン137eを操作しやすくするようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136(第一の操作手段の一例)による連打操作が行われて演出に成功した場合に、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしたが、例えば、OKボタン137e(第二の操作手段の一例)を1回操作しただけで、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われるようにしてもよい。この場合、OKボタン137eの1回操作で演出が行われる旨を報知しないようにしてもよい。その結果、裏ボタン演出の存在を知っている遊技の熟練者に優越感を与えることができる場合がある。
この演出例において、連打操作演出は、図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、操作手段を第一の操作態様で連続的に操作させることを促す第三の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136の操作受付期間において、演出ボタンランプ138を第二の状態としてもよい。すなわち、演出ボタンランプ138を発光していない状態としてもよいし、青色に発光させるようにしてもよい。
図223は、演出ボタンの連打操作による演出において長押しオート連打が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図223は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図223(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図223(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図223(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図223(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図223(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図223(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図223(d)に示すような表示が行われた後、演出ボタン136の長押し操作を開始する。
そして、図223(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この場合、長押し操作の開始時には、演出ボタン136が押下されたことによる1回の操作が受け付けられ、その後、上述したように所定時間(例えば、0.5秒)操作が維持されると、疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図223(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、4/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図223(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、例えば、長押し操作を4秒間行って連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。すなわち、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数(例えば、20回)操作されたものとして第一の演出が開始可能に構成されているということができる。
この演出例において、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。換言すれば、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果(第一の演出)が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果(第一の演出)が表示されるということができる。
このように、本実施形態では、連打操作演出に成功して表示されるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は、演出ボタン136が複数回操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて実行される場合がある演出であり、演出ボタン136の長押し操作(第二の操作態様で操作)されると、連打操作演出に成功して表示されるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が開始される場合があるということができる。
また、本実施形態では、連打操作演出に成功して表示されるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は、図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であるということもできる。
図224は、演出ボタンの連打操作による演出において長押しオート連打が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図224は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図224(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図224(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図224(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136を継続的に押下し続けている。
その後、図224(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図224(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図224(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
そして、図224(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この演出例では、遊技者によって、既に演出ボタン136の長押し操作が開始されているので、演出ボタン136が操作受付状態となったときから疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図224(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、5/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図224(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。すなわち、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして第一の演出が開始可能に構成されているということができる。
この演出例において、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図225は、演出ボタンの連打操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図225は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図225(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図225(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図225(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図225(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図225(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図225(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
そして、図225(e)〜同図(h)に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされると、演出ボタン136の操作回数に応じて連打メーターRDのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の押下操作がある毎に消灯し、押下操作が解除されると再び赤色に発光するので、遊技者に演出ボタン136が押下されていることを容易に認識させることができる場合がある。また、演出ボタン136の押下操作がある毎に異なる色(例えば、青色)に発光するようにしてもよい。
そして、図225(h)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図225(i)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136による連打操作を行い、連打操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136を連打したとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、この場合、最初に演出ボタン136が押下操作されたタイミングで1回だけ演出ボタンランプ138を点滅させるようにしてもよい。
図226は、演出ボタンの連打操作による演出中に保留変化予告が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図226は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われるとともに、保留変化予告が同時に行われている様子を示している。
図226(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図226(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図226(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図226(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図226(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図226(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図226(d)に示すような表示が行われた後、演出ボタン136の長押し操作を開始する。
そして、図226(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この場合、長押し操作の開始時には、演出ボタン136が押下されたことによる1回の操作が受け付けられ、その後、上述したように所定時間(例えば、0.5秒)操作が維持されると、疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
また、この演出例では、上述した連打演出の実行中において第1特図始動口230に遊技球が入球し、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、図226(f)に示すように、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様で表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。すなわち、保留変化予告が開始される。しかしながら、この演出例では、実行中であった連打演出を優先し、演出ボタン136の操作は、連打演出に係る連打操作のみを受け付け、保留変化予告に係る演出ボタン136の操作は、少なくとも連打演出が終了するまでは受け付けないようになっている。
そして、図226(h)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、4/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図223(i)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
この演出例では、このようにして連打演出が終了した後に、保留変化予告に係る演出ボタン136の操作が受付可能な状態となる。このとき、長押しオート連打機能を引き続き有効な状態としておいて、演出ボタン136が引き続き押下されている場合には、演出ボタン136の疑似的な操作により、保留変化予告を開始するようにしてもよいし、連打演出が終了したときに長押しオート連打機能を無効な状態とし、演出ボタン136の押しなおしを要するように構成してもよい。なお、連打演出の実行中に、保留変化予告に係る演出ボタン136の操作を受付可能な状態として、連打演出と保留変化予告を同時に実行するようにしてもよい。このとき、長押しオート連打機能の作動により保留変化予告に係る演出ボタン136の操作が受け付けられるようにしてもよいし、保留変化予告が開始された後で、演出ボタン136の長押し操作を一旦解除して、再度演出ボタン136の押下操作を行うことにより保留変化予告を実行可能に構成されてもよい。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、演出ボタンを2つ設け、連打演出においては、第一の演出ボタン及び第二の演出ボタンの操作が受付可能であり、第一の演出ボタンの操作でのみ保留変化予告を開始可能に構成されていてもよい。この場合、例えば、第二の演出ボタンについて、長押しオート連打機能を有効にすると、第二の演出ボタンを長押し操作して連打演出を行いながら、第一の演出ボタンを操作して保留変化予告を開始させることができる。
図227は、演出ボタンの長押し操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図227は、リーチ演出において、演出ボタン136の長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図227(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図227(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図227(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図227(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図227(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図227(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。この長押しメーターNOは、演出ボタン136が押下されている累積時間に応じてゲージが増加するように表示されるものであり、ゲージが満タンになると、演出に成功したとして、予告演出が実行されるように構成されている。
そして、図227(e)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、演出ボタン136の押下時間に応じて長押しメーターNOのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図227(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、満タンとなっておらず、5/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図227(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136による長押し操作を行い、長押し操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、長押しメーターNOのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、長押しメーターNOのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、長押しメーターNOのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136を長押しし続けたとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効の状態としたが、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。この場合、例えば、長押し演出中に演出ボタン136を長押しした場合には、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図228は、演出ボタンの長押し操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図228は、リーチ演出において、演出ボタン136の長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図228(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図228(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図228(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図228(a)に示すように、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。
その後、図228(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図228(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図228(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。この演出例では、長押し演出の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けていたので、演出ボタン136の操作は受け付けられず、長押しメーターNOのゲージが増加しない。操作が受け付けられるようにするには、一度演出ボタン136の押下を解除して、再度、演出ボタン136を操作(長押し)する必要がある。
そして、図228(e)、同図(f)・・・に示すように、演出ボタン136の操作受付期間の間も演出ボタン136が引き続き押下され続けた後、図228(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メーターMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、0であることが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図228(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136が継続的に押下されている状態で長押し演出が開始された場合には、当該演出ボタン136の操作を有効に取り扱わないようにしたが、演出ボタン136が継続的に押下されている状態で長押し演出が開始された場合でも、当該演出ボタン136の操作を有効に取り扱うようにしてもよい。
また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効の状態としたが、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。この場合、例えば、長押し演出中に演出ボタン136を長押しした場合には、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図229は、演出ボタンの長押し操作による演出において連打操作が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図229は、リーチ演出において、演出ボタン136の長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図229(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図229(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図229(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図229(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図229(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図229(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。
そして、この演出例では、図229(e)〜同図(g)に示すように、遊技者により、演出ボタン136による長押し操作ではなく、連打操作が行われている。このような連打操作が行われた場合でも、実際に演出ボタン136が押下されている時間に応じて長押しメーターNOのゲージが増加していく。この演出例では、図227に示すように、長押し操作が行われるよりも、実際に演出ボタン136が押下されている時間は短いので、長押しメーターNOのゲージの増加量は少ない。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図229(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図229(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押し演出において演出ボタン136による連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、長押しメーターNOのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。
図230は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図230(a−1)〜同図(a−4)は、演出ボタン136が操作されることにより会話予告演出が実行される様子を示しており、図230(b−1)〜同図(b−2)は、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様が変化する保留変化予告が行われている様子を示している。ここで、会話予告演出とは、例えば、キャラクタの会話内容による予告演出である。
図230(a−1)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。なお、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。また、特図1第四図柄t1の下方には、特図2第四図柄t2が表示されており、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央下部には変動アイコン表示領域284が設けられており、この変動アイコン表示領域284には、予告表示態様としての六芒星の形状である変動アイコンh00が表示されている。
図230(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は3つであるので、第1特図保留ランプ218における3つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11、第2の特図1保留表示h12及び第3の特図1保留表示h13がデフォルトの表示態様で表示されており、第4の特図1保留表示h14については、保留されていない態様で表示されている。
そして、この演出例では、図230(a−1)に示すように、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTが装飾図柄表示装置208の中央に表示されている。また、演出ボタン136は、操作受付状態となっているので、演出ボタンランプ138は赤色に発光している。なお、この演出例では、残時間メーターが表示されていない。
その後、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図230(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫のキャラクタ画像CHとともに、「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1が表示される。すなわち、1段階目の会話予告が実行される。このとき、スピーカ120から、演出ボタン136が押されたことを報知する確認音が出力される。なお、確認音は、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示と同時に出力されてもよい(表示制御、音声出力制御及び信号の送受信のタイミング等により、表示のタイミングと音声出力のタイミングとが前後する場合もある)し、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示よりも前のタイミングで出力されてもよいし、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示よりも後のタイミングで出力されてもよい。また、確認音を出力しないようにしてもよい。また、この演出例では、チビ姫のキャラクタ画像CHと吹き出しFD1とを同時に表示するようにしたが、チビ姫のキャラクタ画像CHが表示された後で吹き出しFD1が表示されるようにしてもよい。
その後、図230(a−3)に示すように、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1が表示された後も演出ボタン画像BTが引き続き表示されている。これにより、遊技者は、演出ボタン136の操作による演出がさらに行われることを認識することができる場合がある。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がさらになされると、図230(a−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタ画像GYとともに、「爺出現でチャンスアップじゃ」という文字を含む吹き出しFD2が表示される。すなわち、2段階目の会話予告が実行される。このとき、スピーカ120から、演出ボタン136が押されたことを報知する確認音が出力される。なお、確認音は、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示と同時に出力されてもよいし、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示よりも前のタイミングで出力されてもよいし、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示よりも後のタイミングで出力されてもよい。また、この演出例では、爺のキャラクタ画像GYと吹き出しFD2とを同時に表示するようにしたが、爺のキャラクタ画像GYが表示された後で吹き出しFD2が表示されるようにしてもよい。そして、2段階目の会話予告が実行されると、演出ボタン画像BTは消去される。
なお、会話予告演出において出現するキャラクタ画像や吹き出しの内容は上述したものに限定されず、種々のものを採用することができることは言うまでもない。また、1回の会話予告演出において実行する会話予告の回数も2回に限らず、1回だけ実行するものであってもよいし、3回以上実行するものであってもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による所定時間(例えば、3秒)以上の長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、疑似的な連打操作の間隔で会話予告が次々と実行されるようにしてもよい。また、長押しオート連打機能により、会話予告が実行される場合には、上述した確認音が出力されないようにしてもよい。また、会話予告演出におけるキャラクタ画像及び吹き出しが表示されるタイミングと、確認音が出力されるタイミングとのずれ幅が大きくなるようにしてもよい。
また、上述した演出例では、会話予告の実行毎に、キャラクタ画像及び吹き出しが追加して表示されるように構成されているが、キャラクタ画像及び吹き出しの追加を行わず、吹き出しに含まれる文字のみが変更されるようにしてもよい。例えば、1回目の演出ボタン136の操作で、チビ姫のキャラクタ画像CHと「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1の表示が行われ、その後、2回目の演出ボタン136の操作で、吹き出しFD1に表示される文字を「爺出現でチャンスアップよ」に変更するようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、2段階目の会話予告は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、2段階目の会話予告は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果実行される会話予告は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
一方、図230(b−1)では、特図1の図柄変動表示中の様子が示されている。このとき、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるように、演出ボタン画像BTHが小さく表示されている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。また、特図1第四図柄t1の下方には、特図2第四図柄t2が表示されており、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央下部には変動アイコン表示領域284が設けられており、この変動アイコン表示領域284には、予告表示態様としての六芒星の形状である変動アイコンh00が表示されている。なお、この演出例では、演出ボタン136は、操作受付状態となっているが、演出ボタンランプ138は消灯されている。なお、演出ボタンランプ138を、例えば、赤色に点灯させるようにしてもよい。
そして、図230(b−1)に示すように、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、装飾図柄表示装置208では、図230(b−2)に示すタイミングで、第4の特図1保留表示h14が殿様の顔を模した予告表示態様の保留アイコンに変化する。なお、このとき、演出ボタン画像BTHを表示させたままにしてもよい。
図231は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図231(a−1)〜同図(a−4)、及び、図231(b−1)〜同図(b−4)は、装飾図柄の変動表示中に演出ボタン136を操作する演出が同時期に複数行われる様子を示している。
図231(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図231(a−1)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図231(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。
その後、図231(a−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図231(a−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTと、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTHとが表示されて、第一の演出ボタン演出と第二の演出ボタン演出とが同時期に実行されている様子が示されている。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。ここで、第一の演出ボタン演出は、例えば、会話予告演出が実行される演出であり、第二の演出ボタン演出は、例えば、保留変化予告が実行される演出である。また、この演出例では、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているので、演出ボタン136の操作を有効と扱わず、図231(a−4)に示すように、いずれの演出ボタン演出についても操作の結果が演出されない。なお、第一の演出ボタン演出は、第二の演出ボタン演出の開始よりも前のタイミングで開始されていてもよいし、第二の演出ボタン演出の開始と同じタイミングで開始されていてもよいし、第二の演出ボタン演出の開始よりも後のタイミングで開始されていてもよい。
図231(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図231(b−1)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図231(b−1)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。また、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
その後、図231(b−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図231(b−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTと、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTHとが表示されて、第一の演出ボタン演出と第二の演出ボタン演出とが同時期に実行されている様子が示されている。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。この演出例では、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能が有効な状態となっているので、図231(b−4)に示すように、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出のうち、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン136の操作の結果のみが表示される。なお、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出のうち、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン136の操作の結果のみが表示されるようにしてもよい。いずれの演出ボタン演出に係る演出ボタン136の操作の結果を表示させるかについては、例えば、早く開始した方の演出についてだけ行うようにしてもよいし、優先して実行される演出が予め定められていてもよい。
図232は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図232は、演出ボタン136を操作する演出の実行中に演出ボタン136を操作する他の演出が開始された様子を示している。
図232(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図232(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図232(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。また、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
その後、図232(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図232(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が表示画面の左上隅に移動するとともに、表示画面の中央に演出ボタン画像BTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。
そして、演出ボタン136による長押し操作が開始されると、演出ボタン136による1回の押下操作があったとして、図232(d)に示すように、第一の演出ボタン演出として、装飾図柄表示装置208では、チビ姫のキャラクタ画像CHとともに、「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1が表示される。すなわち、1段階目の会話予告が実行される。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入球すると、図232(e)に示すように、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様の保留アイコンで表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。この演出ボタン画像BTHの表示は、第二の演出ボタン演出の一例である。しかしながら、この演出例では、第二の演出ボタン演出は、第一の演出ボタン演出の後で開始された演出であるので、演出ボタン136の長押し操作が継続されている場合には、この演出ボタン画像BTHに係る演出ボタン136の操作の結果は表示されない。
その後、装飾図柄表示装置208では、長押しオート連打機能により、図232(f)のタイミングで、爺のキャラクタ画像GYとともに、「爺出現でチャンスアップじゃ」という文字を含む吹き出しFD2が表示される。すなわち、2段階目の会話予告が実行される。そして、2段階目の会話予告が実行されると、演出ボタン画像BTは消去される。
なお、この演出例では、会話予告演出だけ実行して、保留変化予告については実行しないようにしたが、長押しオート連打機能により、会話予告演出が終了した後で保留変化予告を引き続き実行するようにしてもよいし、会話予告演出が終了した後で、演出ボタン136の押下操作を一旦解除した後で、再度押下操作することで、保留変化予告を実行するようにしてもよい。
図233は、リズムに合わせて演出ボタンを操作する演出の一例について示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図233は、スーパーリーチにおいて、リズムに合わせて演出ボタン136を操作する演出が実行されている様子を示している。
図233(a)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が実行されているとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図233(a)に示すように、左図柄表示領域208aに示される装飾図柄と、右図柄表示領域208cに示される装飾図柄とが同一の「7」の図柄で停止表示されており、中図柄表示領域208bでは、未だ装飾図柄の変動表示が行われており、リーチ状態となっている。図233(a)では、リーチ状態となった後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。装飾図柄表示装置208では、移行したスーパーリーチの種類を示す「姫様ダンスSPリーチ」とともに、演出内容を説明する「流れてくるボタンをタイミングよく押せ」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の左下隅には、この演出の難易度を示す「モード3」の表示が行われている。難易度は複数種類あり、例えば、大当りに対する期待度によって変更するように構成されている。
また、図233(a)では、特図1の変動表示の保留数は2つであるので、第1特図保留ランプ218における2つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
そして、「姫様ダンスSPリーチ」が開始された後は、図233(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側に姫のキャラクタ画像HMが音楽に合わせて踊っているアニメーション表示が行われる。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側に、「CHANCE」の文字を含むタイミング画像TMが表示画面の上方から下方に向けて移動する表示が行われるとともに、タイミング画像TMの移動経路上にヒット画像HTが表示される。このタイミング画像TMは、音楽に合わせてヒット画像HTに重なるタイミングで移動表示されている。
図233(c)に示すように、遊技者は、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なる位置で演出ボタン136を押下操作すると、図233(d)に示すように、タイミング画像TMが、演出ボタン136の操作のタイミングに応じた結果表示RSに変化する。結果表示RSは、例えば、タイミング画像TMがヒット画像HTに完全に一致するタイミングで演出ボタン136の押下操作が受け付けられた場合には「PERFECT」の文字表示を含む態様で表示され、わずかにずれたタイミングで演出ボタン136の押下操作が受け付けられた場合には「GOOD」の文字表示を含む態様で表示され、大きくずれたタイミングで演出ボタン136の押下操作が受け付けられた場合には「BAD」の文字表示を含む態様が表示される。この演出例では、演出ボタン136の押下操作のタイミングに応じてポイントが加算あるいは減算され、最終的なポイントに応じた予告演出が実行されるように構成されている。なお、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングにおいて演出ボタン136による操作が行われなかった場合には、結果表示RSに変化せずに、表示画面の下方へスクロールアウトされる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態としてもよい。この場合、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングとは関係なく、一定間隔で疑似的な演出ボタン136の連打操作が行われるようにしてもよく、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミング以外のタイミングで疑似的な演出ボタン136の操作が行われた場合には、ポイントが減算されて、予告演出の実行される可能性が低減するようにしてもよい。これにより、遊技者が、長押しオート連打機能に頼らずに、遊技者自身のタイミングでの演出ボタン136の操作を行わせるインセンティブにもなり、演出効果を向上させることができるようになる。また、長押しオート連打機能により、タイミング画像TMがヒット画像HTに完全に一致するタイミング(「PERFECT」となるタイミング)、あるいは、わずかにずれたタイミング(「GOOD」となるタイミング)のときだけ、疑似的に演出ボタン136が操作されるように構成されてもよい。
図234は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図234(a−1)〜同図(a−4)は、オートボタン機能が解除される様子を示しており、図234(b)は、オートボタン機能が設定されている様子を示しており、図234(c)は、演出ボタン136の操作の好ましいタイミングを報知する様子を示しており、図234(d−1)〜同図(d−3)は、オートボタン機能が有効となっている状態で、裏ボタン演出が実行されている様子を示している。ここで、裏ボタン演出とは、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137の操作が有効とされていることを報知しないが、当該期間において演出ボタン136あるいは操作キーユニット137が操作された場合に行われる特定の演出のことをいう。遊技者は、このような裏ボタン演出の存在を攻略誌やインターネット上等で知ることができる場合がある。裏ボタン演出は、主として予告演出に用いられる場合が多いが、これに限定されない。ここで、操作が有効とされていることを報知する態様とは、例えば、演出ボタンランプ138が発光し、あるいは、演出ボタンランプ138の発光態様が有効であることを示す発光態様となること、所定の音声(例えば、「ボタンを押せ」という音声)が出力されること、所定の画像(例えば、「押せ」という文字表示)が表示されることのうちの1つ又は2つ以上の組み合わせのことをいう。一方、操作が有効とされていることを報知しない態様とは、例えば、演出ボタンランプ138の発光、あるいは、演出ボタンランプ138の発光態様が有効であることを示す発光態様となること、所定の音声が出力されること、所定の画像が表示されることのうちの少なくとも1つ又は全部を行わないことである。また、操作が有効とされていることを報知しない態様とは、少なくとも所定の画像が表示されないことであってもよい。また、操作が有効とされていることをN個の報知手段で報知を行う場合において、N個の報知手段で報知を行わない態様を、操作が有効とされていることを報知しない態様としてもよい。
図234(a−1)に示すように、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。また、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。すなわち、図234(a−1)は、図柄変動が行われていない待機状態を表している。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138が消灯とされることで、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示される。この演出例では、例えば、図212を参照して上述した要領でオートボタン設定を行うほか、待機状態において、左ボタン137cと右ボタン137dとを同時に押下操作することで、オートボタン機能を有効な状態に設定することができる。
オートボタン機能が有効な状態となると、図234(a−2)に示すように、演出ボタンランプ138が緑色に発光する。
一方、図234(a−3)に示すように、例えば、オートボタン機能が有効な状態となっているときに、演出ボタン136以外のボタン(例えば、左ボタン137c)が操作されると、図234(a−4)に示すように、オートボタン機能が解除される。すなわち、オートボタン機能が無効な状態となる。なお、オートボタン機能が有効な状態において、演出ボタン136が操作されることにより、オートボタン機能が解除されるように構成されてもよいし、左ボタン137cと右ボタン137dとが同時に押下操作されることによりオートボタン機能が解除されるように構成されてもよい。また、図212を参照して上述した要領で「補助なし」や「長押しオート連打」に設定された場合にもオートボタン機能が解除されるように構成されてもよい。
また、図234(b)に示すように、オートボタン機能が有効な状態となったときには、例えば、装飾図柄表示装置208に、「オートボタン設定中」の表示を行って、遊技者に、オートボタン機能が有効な状態であることを認識容易に報知するようにしてもよい。
オートボタン機能が有効な状態であるときにおける動作については、上述した通りであるが、例えば、図234(c)に示すように、演出ボタン136に係る演出が実行されているときにおいて、オートボタン機能により疑似的に演出ボタン136が操作される場合よりも、演出ボタン136を操作する有利なタイミングを報知するようにし、このタイミングで演出ボタンが136eが操作された場合には、オートボタン機能により疑似的に演出ボタン136が操作されて実行される演出とは異なる演出が実行されるように構成されてもよい。
なお、本実施形態では、演出ボタン136の押下操作により演出が行われる場合には、演出ボタン136の操作を促す画像を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136の操作を促す画像を表示することなく、演出ボタン136の操作が行われた場合に、裏演出が実行される場合があってもよい。
図234(d−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されている。また、図234(d−1)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、図234(d−1)では、演出ボタンランプ138は緑色に発光しており、オートボタン機能が有効な状態であることを示している。
その後、図234(d−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。また、この演出例では、演出ボタン136の操作を促す表示は行われていないが、演出ボタン136が操作された場合には、裏ボタン演出が実行可能な状態となっている。なお、裏ボタン演出は、例えば、図柄の変動表示の結果に基づいて、実行するか否かが決定され、裏ボタン演出を実行すると決定されたことを条件として実行可能となっている。
その後、所定のオートボタン機能の発動タイミングとなると、オートボタン機能により、演出ボタン136による単発操作が疑似的に行われる。
すると、図234(d−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、裏ボタン演出としてのカットイン画像CI6の表示が行われる。
上述した演出例では、オートボタン機能が有効となっている場合でも、演出ボタン136の操作を促す表示が行われていることを示している。
上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、裏ボタン演出が実行されるようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、裏ボタン演出がされるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、裏ボタン演出が実行されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。また、演出ボタン136の操作に係る演出が開始される前から演出ボタン136が継続して押下操作された状態である場合において、当該演出において演出ボタン136の操作が受け付けられない場合があり、その場合には、演出ボタン136の操作を促す旨の演出を見ることができる場合がある。一方、演出ボタン136の操作に係る演出が開始される前から演出ボタン136が継続して押下操作された状態である場合において、当該演出において演出ボタン136の操作が受け付けられる場合があり、その場合には、演出ボタン136の操作を促す旨の演出を見ることができない場合がある。
また、上述した演出例において、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容(カットイン画像CI6の表示)は、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と同じであってもよいし、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容が、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と異なる場合があってもよいし、必ず異なってもよい。
図235は、2つの演出ボタンを用いた具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。なお、図235に示す演出例では、演出ボタンとして第一の演出ボタン136Aと第二の演出ボタン136Bとが設けられており、これらの操作に応じて演出ボタンに係る演出が実行されるように構成されている。ここで、図235(a−1)〜同図(a−7)、図235(b−1)〜同図(b−4)及び図235(c−1)〜同図(c−6)は、装飾図柄の変動表示中において第一の演出ボタン136Aあるいは第二の演出ボタン136Bの単発操作による演出が行われる様子を示している。なお、この演出例では、第一の演出ボタン136Aと第二の演出ボタン136Bとでボタンの形状を異ならせているが、同じ形状であってもよい。
図235(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置121は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図235(a−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯している。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図235(a−2)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図235(a−3)に示すように、第一の演出ボタン136Aによる1回の押下操作がなされたが、図235(a−4)に示すように、操作の結果は表示されず、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTが引き続き表示された状態となっている。すなわち、この演出例では、第一の演出ボタン136Aの操作では、演出ボタンに関する演出が実行されない演出が実行されるものである。なお、図235(a−3)では、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯しているので、いずれの演出ボタンにより操作の結果が表示されるかについての期待感を遊技者に与えることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
その後、図235(a−5)に示すように、第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプが赤色に発光する。これにより、第二の演出ボタン136Bが操作されることにより、操作の結果が表示されることを遊技者が認識できる場合がある。
そして、図235(a−6)に示すように、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作がなされると、図235(a−7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136Bによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136Bによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136Bが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136Bの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、第二の演出ボタン136Bの押しなおしを要するようにしてもよい。
図235(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図235(b−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、この演出例では、図235(b−2)に示すように、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプが赤色に発光しており、第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプは消灯している。
そして、図235(b−3)に示すように、演出ボタンランプが発光していない第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作がなされると、図235(b−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。このように、この演出例では、操作の結果が表示されることとなる演出ボタンの演出ボタンランプを消灯し、操作をしてもその結果が表示されない演出ボタンの演出ボタンランプを発光させることにより、遊技者に演出の意外性を抱かせることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136Bによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136Bによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136Bが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136Bの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、第二の演出ボタン136Bの押しなおしを要するようにしてもよい。
図235(c−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図235(c−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯している。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図235(c−2)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図235(c−3)に示すように、第一の演出ボタン136Aによる1回の押下操作がなされたが、図235(a−4)に示すように、操作の結果は表示されず、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTが引き続き表示された状態となっている。すなわち、この演出例では、第一の演出ボタン136Aの操作では、演出ボタンに関する演出が実行されない演出が実行されるものである。なお、図235(c−3)では、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯しているので、いずれの演出ボタンにより操作の結果が表示されるかについての期待感を遊技者に与えることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
図235(c−5)に示すように、この演出例では、その後も、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれの演出ボタンランプも消灯したままとなっている。
そして、図235(c−5)に示すように、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作がなされると、図235(c−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136Bによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136Bによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136Bが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136Bの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図235(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、第二の演出ボタン136Bの押しなおしを要するようにしてもよい。
図236は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図236は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図236(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。例えば、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136が操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが殿様のキャラクタに決定され、姫のキャラクタ画像Hが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136が操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが姫のキャラクタに決定され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136が操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが爺のキャラクタに決定されることとなる。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138は、第二の状態となっている。
そして、図236(b)に示すタイミングで、右ボタン137dによる1回の押下操作がなされると、図236(c)に示すように、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能な状態であることが報知される。その後は、図236(c)〜同図(f)に示すようにして各キャラクタ画像の回転表示が行われ、図236(f)に示すように、爺のキャラクタ画像Gが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央となると、回転表示が終了する。姫のキャラクタ画像Hを選択可能な状態とする場合には、図236(f)に示す状態で右ボタン137dによる1回の押下操作をさらに行うことにより実現することができる。すなわち、この演出例において、姫のキャラクタ画像Hは、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。また、姫のキャラクタ画像Hは、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像であるということもできる。なお、左ボタン137cによる1回の押下操作がなされると、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように時計回りに回転する表示が行われる。
なお、この演出例では、各キャラクタ画像の回転表示中に、左ボタン137c又は右ボタン137dが操作されると、操作された時点での各キャラクタ画像が表示されている位置はそのままでキャラクタ画像のみが入れ替わるキャラクタ選択キャンセル表示を行うことができる。なお、キャラクタ選択キャンセル表示を行わないようにしてもよい。また、各キャラクタ画像の回転表示中に、左ボタン137c又は右ボタン137dが操作されると、回転表示のアニメーションが省略され、選択可能な状態となっているキャラクタ画像が表示画面の正面の位置となるように表示するようにしてもよく、例えば、図236(c)に示されるタイミングで、右ボタン137dによる1回の押下操作がなされた場合には、図236(d)〜図236(e)に示される回転表示のアニメーションが省略されて、図236(f)に示される態様で表示されるようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、キャラクタ選択演出は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。
また、この演出例において、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例では、長押しオート連打機能が無効な状態とされており、長押し操作を行っても、選択可能な状態となるキャラクタ画像は1つしか移行しないため、第一の選択表示の実行中では、操作手段が操作されている状態が第一の時間以上維持された場合であっても、操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されているということができる。
図237は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図237は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図237(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、キャラクタ選択演出の開始前から右ボタン137dを継続的に押下し続けている。
その後、図237(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。
そして、この演出例では、右ボタン137dの押下が継続的に行われているので、長押しオート連打機能により右ボタン137dの連打操作が疑似的に行われる。その結果、図237(b)〜同図(e)に示すように、疑似的な右ボタン137dの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われることとなる。すなわち、例えば、図237(b)に示されるタイミングで、キャラクタ選択キャンセル表示が行われると、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gのそれぞれの表示位置を維持しながら、図237(c)に示すように、殿様のキャラクタ画像Yの表示されていた位置に爺のキャラクタ画像Gが表示され、姫のキャラクタ画像Hの表示されていた位置に殿様のキャラクタ画像Yが表示され、爺のキャラクタ画像Gの表示されていた位置に姫のキャラクタ画像Hが表示される。そして、選択可能な状態にあったキャラクタ画像は、爺のキャラクタ画像Gから姫のキャラクタ画像Hに変更され、姫のキャラクタ画像Hが明るく表示される。すなわち、この演出例では、右ボタン137dが連打された場合にも姫のキャラクタ画像Hが選択され、長押しされた場合にも姫のキャラクタ画像Hが選択されるということができる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な場合であっても、キャラクタ選択演出の開始前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行わないようにしてもよく、長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行わせる場合には、キャラクタ選択演出が開始した後で、左ボタン137cあるいは右ボタン137dを押しなおすことを要するようにしてもよい。また、キャラクタ選択演出においては、長押しオート連打機能を制限するようにしてもよい。このように、本実施形態では、演出ボタン136以外にも操作キーユニット137を構成する各ボタンについても長押しオート連打機能が有効となる場合がある。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、キャラクタ選択演出は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。
そして、この演出例において、姫のキャラクタ画像Hは、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。
また、この演出例において、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
図238は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図238は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図238(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。この演出例では、オートボタン機能が有効な状態となっており、演出ボタンランプ138が緑色に発光している。
その後、図238(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。
そして、この演出例では、オートボタン機能が有効な状態となっており、右ボタン137dの連打操作が疑似的に行われる。その結果、図238(b)〜同図(e)に示すように、疑似的な右ボタン137dの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われることとなる。なお、オートボタン機能が有効な状態となったときに、左ボタン137cの連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図239は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図239は、例えば、大当り開始時に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。このキャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技中に登場するキャラクタを選択する演出である。
図239(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「キャラを選択しろ」という文字表示が行われて、キャラクタ選択演出における説明表示が行われる。また、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。これらのキャラクタ画像は、上述した文字表示により一部が覆われた態様で表示されている。この演出例では、演出ボタン136の操作により選択可能な状態であるキャラクタを変更することができ、キャラクタ選択演出の終了タイミングで選択可能な状態であるキャラクタ(明るく表示されたキャラクタ画像に対応するキャラクタ)が大当り遊技中に登場するキャラクタとして決定されるように構成されている。
その後、図239(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「START」という文字表示が行われた後、図239(c)に示すように、キャラクタ選択演出を開始する。図239(c)に示される装飾図柄表示装置208では、これらのキャラクタ画像の下方に、演出ボタン画像136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示画面の左下隅部に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示されている。また、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTの右側には、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図239(d)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図239(e)に示されるタイミングで、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図239(f)に示すように、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。その後は、図239(f)〜同図(i)に示すようにして各キャラクタ画像の回転表示が行われ、図239(i)に示すように、爺のキャラクタ画像Gが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央となると、回転表示が終了する。この動作は、演出ボタン136による押下操作がなされる毎に実行される。
なお、この演出例では、各キャラクタ画像の回転表示中に、演出ボタン136が操作されると、操作された時点での各キャラクタ画像が表示されている位置はそのままでキャラクタ画像のみが入れ替わるキャラクタ選択キャンセル表示を行うことができる。なお、キャラクタ選択キャンセル表示を行わないようにしてもよい。
キャラクタ選択キャンセル表示が実行可能である場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。例えば、キャラクタ選択演出が開始された後、演出ボタン136の長押し操作が行われると、長押しオート連打機能により演出ボタン136の連打操作が疑似的に行われ、その結果、疑似的な演出ボタン136の操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われるようにしてもよい。また、キャラクタ選択演出においては、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよい。
また、この演出例では、残時間メーターMTは、キャラクタ選択演出が開始されると、キャラクタ選択演出が終了するまで、ゲージの更新表示を停止させない(キャラクタ選択演出の残り時間の減少を停止させない)ようにしているが、キャラクタ画像の回転表示が行われている間は、ゲージの更新表示を停止させる(キャラクタ選択演出の残り時間の減少を停止させる)ようにしてもよい。すなわち、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gのうちのいずれかのキャラクタ画像が正面で停止表示されている間だけ、ゲージの更新表示をさせるようにしてもよい。
また、演出ボタン136による長押し操作が行われている間は、残時間メーターMTのゲージの更新表示を停止させるようにしてもよい。これによれば、遊技者による無用な演出ボタン136の操作を抑制することができる場合がある。
また、この演出例では、大当り遊技中に登場するキャラクタを選択するものに適用したが、例えば、複数種類の楽曲から大当り遊技中や通常遊技状態において出力する楽曲を選択するものや、複数種類のストーリーから大当り遊技中において実行するストーリーを選択するものについても適用が可能である。
図240は、図柄変動表示中に実行される選択演出の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図240は、装飾図柄の変動表示中に実行される選択演出の一例であって、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作していずれかの宝箱を選択する演出(宝箱選択演出)が実行されている様子を示している。
図240(a)に示すように、宝箱選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左右中央には、それぞれ右宝箱画像BG1と左宝箱画像BG2とが表示され、また、右宝箱画像BG1と左宝箱画像BG2との間には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられて表示されるとともに、その下方には、残時間メーターMTが表示される。右宝箱画像BG1及び左宝箱画像BG2は、例えば、水色で表されており、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンは、例えば、白色で表されている。そして、表示画面の上部には、「方向キーで開ける宝箱を選べ」という文字表示が行われ、宝箱選択演出が開始されたことが報知される。なお、表示画面の右上隅部では、装飾図柄の変動表示が行われている。この宝箱選択演出では、操作受付期間が経過するまでに左ボタン137c及び右ボタン137dを操作して右宝箱画像BG1又は左宝箱画像BG2を選択し、操作受付期間が経過した時点で選択された宝箱画像からアイテムが出現することがある演出が実行される。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図240(b)に示すように、残時間メーターMTが1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。このとき、まだ左ボタン137c及び右ボタン137dによる操作は行われていない。
そして、左ボタン137cによる1回の押下操作がなされると、図240(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左ボタン137cを示すアイコンの色が白色から赤色に変化するとともに、左宝箱画像BG2の色が水色から赤色に変化する。すなわち、左宝箱画像BG2が選択中であることが報知される。このとき、確認音が1回出力され、ボタンの操作が行われたことが報知される。なお、音声出力のタイミングは、表示が変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、表示が変化するタイミングよりも後のタイミングでもよいし、表示が変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよい。また、図240(c)に示すタイミングでは、操作受付期間が開始してから、例えば、3秒が経過した様子が示されている。
その後、操作受付期間が経過すると、装飾図柄表示装置208では、図240(d)に示すように、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるとともに、左宝箱画像BG2が赤色で表示されて左宝箱画像BG2が選択されたことが報知される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図240(e)に示すタイミングで、左宝箱画像BG2が拡大表示された後に、蓋が開放し、中からアイテムの一例としての冊子が飛び出す演出表示が行われる。なお、左宝箱画像BG2の中から出現するアイテムは上述した冊子に限らず、例えば、図240(e1)に示すような姫のキャラクタHM等、種々のアイテムを出現させることも可能である。また、図240(e2)に示すように、宝箱画像が選択されたが、蓋が開放せず、アイテムも出現しない場合があってもよい。また、左宝箱画像BG2が選択された場合と右宝箱画像BG1が選択された場合とで同一のアイテムが出現するようにしてもよいし、異なるアイテムが出現するようにしてもよい。
上述した演出例では、左ボタン137c又は右ボタン137dの1回の押下操作で左宝箱画像BG2及び右宝箱画像BG1のいずれか一方を選択することができるが、例えば、選択の対象がループとなっていてもよい。具体的には、例えば、図240(c)に示される状態で、左ボタン137cの1回の押下操作が行われた場合には、選択の対象がループになっていることにより、右宝箱画像BG1が選択され、その状態で、さらに左ボタン137cの1回の押下操作が行われた場合には、左宝箱画像BG2が選択されるように構成されてもよい。また、この場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて選択の対象である宝箱を順次変更するようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である宝箱が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である宝箱を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、宝箱選択演出が開始されるよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、宝箱選択演出が開始された後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
また、選択の対象がループとなっていなくてもよく、例えば、図240(c)に示される状態で、左ボタン137cの1回の押下操作が行われた場合には、選択の対象が左宝箱画像BG2から変化しないように構成されてもよい。この場合、左ボタン137cの1回の押下操作による確認音だけ出力するようにしてもよい。また、この場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作は行われるが、選択の対象である宝箱画像は変化しないように構成されてもよい。さらに、この場合、疑似的な連打操作毎に確認音だけ出力するようにしてもよい。
図241は、演出ボタンの連打操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。ここで、図241に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他、装飾図柄表示装置208の左端部の前方に重なる位置に左画像表示装置209Lと、装飾図柄表示装置208の右端部の前方に重なる位置に右画像表示装置209Rとが配置されている。左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、それぞれ第四の演出手段(第二の画像表示手段)として機能している。左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、例えば、それぞれにリンク部材を介して図示しないスライド用駆動モータに接続されており、装飾図柄表示装置208の表示面に沿って、互いに近接する方向に移動することが可能である。また、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、例えば、リンク部材を介して図示しない回転駆動用モータに接続されており、互いに近接する位置となった場合に、装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転することが可能である。さらに、左画像表示装置209Lは、その外周にフルカラーLEDが並べて配置された発光部LLが設けられ、また、右画像表示装置209Rは、その外周にLEDが並べて配置された発光部LRが設けられている。本実施形態では、発光部LL,LRは、第二の演出手段の一例として機能している。また、発光部LL,LRが設けられた左画像表示装置109L及び右画像表示装置209Rを可動する手段は、第三の演出手段(可動手段)の一例として機能している。また、透明板部材118(図201参照)には、透過領域に所定のレンズカットが施されるとともに、透明板部材118の側端部近傍の適宜位置に発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。なお、発光部LL,LRを構成する発光体は、LEDに限らず、例えば、ランプであってもよいし、EL等の他の発光デバイスを適用してもよい。また、図241に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。また、長押しオート連打機能が有効に設定されていても、図241に示される演出例では、長押しオート連打機能は無効とされている。すなわち、図241に示される演出ボタンの連打操作による演出は、第二の演出の一例ということができる。なお、図241に示される演出ボタンの連打操作による演出において、長押しオート連打機能が有効とされてもよい。
図241(a)に示すように、右画像表示装置209Rの表示画面の下部では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、演出ボタン136による連打演出が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに、この演出ボタン画像BTの下方に、残時間メーターMTが表示される。なお、図241(a)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。また、演出ボタンランプ138は、消灯状態とされている。また、発光部LL,LRは、いずれもすべてのLEDが消灯している。本実施形態では、通常時では、発光部LL,LRは、いずれもすべてのLEDを消灯するようにしているが、所定の態様で発光するようにしてもよく、例えば、通常時では、白色で点滅するようにしてもよい。なお、本実施形態では、発光部LL,LRにおけるすべてのLEDが消灯している態様も発光態様の一態様に含まれる。
その後、装飾図柄表示装置208では、図241(b)に示されるタイミングで、演出ボタン画像BTの上部に「連打しろ」という文字が表示されるとともに、演出ボタンランプ138が赤色に発光し、操作有効期間が開始したことが報知される。すると、これを見た遊技者は、演出ボタン136による連打操作を開始するのである。
遊技者により演出ボタン136の連打操作が継続して行われると、演出ボタン136の操作回数に応じて、発光部LL,LRは、下部からLEDを発光する数を漸次増加する。図241(c)に示すタイミングでは、発光部LL,LRの下端からおよそ1/4の高さまでLEDが黄色で発光している様子が示されている。本実施形態において、このような発光態様は、第二の発光態様の一例ということができる。また、装飾図柄表示装置208では、経過時間に応じて残時間メーターMTのゲージが減少する表示が行われている。なお、本実施形態では、発光部LLと発光部LRとで同時に同じ数だけLEDを発光させるようにしたが、例えば、発光部LLを先に発光させ、発光部LLの全てのLEDが発光した後で、発光部LRの発光を開始するようにしてもよいし、発光部LRを先に発光させ、発光部LRの全てのLEDが発光した後で、発光部LLの発光を開始するようにしてもよい。また、発光部LLと発光部LRとでLEDを発光させる数を交互に増加させるようにしてもよい。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作がさらに継続し、図241(d)に示されるタイミングとなると、発光部LL,LRの下端からおよそ2/3の高さまでLEDが緑色で発光する。本実施形態において、このような発光態様は、第二の発光態様の一例ということができる。また、装飾図柄表示装置208では、発光部LL,LRに沿う領域で緑色のエフェクト画像が表示され、LEDからの光が画像に影響しているかのような演出表示が行われている。このように、発光部LL,LRは、LEDの発光個数、すなわち、演出ボタン136の操作回数に応じて発光色が変化している。なお、LEDの発光個数のみ変化し、発光色を変化させないようにしてもよい。また、LEDの発光色のみ変化し、発光個数を変化させないようにしてもよい。また、エフェクト画像が表示されるタイミングは、発光部LL,LRのLEDの色が変化するタイミングと同時であってもよいし、エフェクト画像が表示されてからLEDの色が変化してもよいし、LEDの色が変化してからエフェクト画像が表示されてもよい。また、本実施形態では、エフェクト画像の表示色を発光部LL,LRのLEDの発光色と同じにしたが、異なるようにしてもよい。この場合、LEDの発光色とエフェクト画像の表示色とが対応付けられてもよいし、対応付けられていなくてもよい。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作がさらに継続し、図241(e)に示されるタイミングとなると、発光部LL,LRのすべてのLEDが赤色で発光する。本実施形態において、このような発光態様は、第二の発光態様の一例ということができる。また、装飾図柄表示装置208では、発光部LL,LRに沿う領域で赤色のエフェクト画像が表示され、LEDからの光が画像に影響しているかのような演出表示が行われている。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作がさらに継続すると、図241(f)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが表示されて連打操作による演出に成功した旨が報知されるとともに、発光部LL,LRが虹色で発光しているように見えるように、発光部LL,LRの全てのLEDについて発光色が変化する態様(以下、「虹色発光態様」という場合がある。)で点灯する。また、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、発光部LL,LRに沿う領域で虹色で視認されるような表示態様であるエフェクト画像が表示される。なお、姫のキャラクタが表示されるタイミングは、エフェクト画像が虹色で視認されるような表示態様であるエフェクト画像が表示されるタイミングと同じであってもよいし、姫のキャラクタが表示されるタイミングの方が先でもよいし、姫のキャラクタが表示されるタイミングの方が後でもよい。
その後、図241(g)に示されるタイミングで、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが互いに近接する方向に移動して、装飾図柄表示装置208の略中央の前方に重なる位置で左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが最も近接する位置となる。なお、発光部LL,LRは、引き続き虹色発光態様ですべてのLEDが点灯している。
すると、図241(h)に示されるタイミングで、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが一体となって装飾図柄表示装置208の表示面に沿って時計方向に90度回転した後、図241(i)に示されるタイミングで、大当りとなることを祝福する「祝」の文字が左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rに跨って表示される。このとき、変動表示中の装飾図柄は、右画像表示装置209Rの左下部分に右画像表示装置209Rの向きに合わせて表示される。
その後、図241(j)に示されるタイミングで、透過板部材118の側端部近傍に配置された発光体が発光して、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される。これにより、左画像表示装置209L、右画像表示装置209Rと、透過板部材118に形成された模様とで奥行きのある演出を行うことができる場合がある。なお、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される演出を行わないようにしてもよい。
本実施形態では、上述したように、連打操作が行われることにより、図241(b)〜同図(f)に示すように、発光部LL,LRの発光態様が演出ボタン136の操作回数に応じて変化していく演出やエフェクト画像を見ることができるが、例えば、連打操作による演出が開始された後、遊技者が連打操作を行わない場合には、これらの演出が行われることなく、操作有効期間が経過するタイミングで、図241(g)に示されるように、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rが移動する。すなわち、遊技者は、連打操作を行わなくても、図241(g)〜同図(j)に示される演出を視認することができるが、発光部LL,LRの発光態様が変化していく演出やエフェクト画像を視認することができないので、演出ボタン136の連打は、このような演出を楽しむインセンティブとして寄与することができる場合がある。
このように、本実施形態では、例えば、図241(c)〜同図(e)に示される態様で発光部LL,LRが点灯する演出は、演出ボタン136が複数回操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、演出ボタン136が長押しされたことでは、開始されない演出であるということができる。
また、本実施形態では、図241(c)〜同図(e)に示される連打操作演出は、図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であるということもできる。
また、本実施形態において、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが近接する位置となったときにおける発光部LL,LRの発光態様(発光色)は、演出ボタン136の連打操作に応じて変化した発光部LL,LRの発光態様(発光色)と関連性を有してもよいし、関連性を有しないものであってもよい。また、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが近接する位置となったときにおける発光部LL,LRの発光態様(発光色)を、連打操作による演出に成功した場合と、連打操作が行われない場合とで異ならせてもよいし、同じにしてもよい。
また、上述した発光部LL,LR以外にも、演出内容に応じて位置が変化する発光手段を備えてもよい。この場合、図241に示される連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよいし、変化しないものであってもよいし、他の連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよい。また、上述した発光部LL,LR以外に、演出内容に応じて位置が変化する発光手段を備えないものであってもよい。
また、発光部LL,LRは、図241に示される連打操作による演出以外の演出(例えば、図柄変動表示中や大当り遊技中における演出)の実行中においても所定の発光態様(第一の発光態様)で点灯するように構成されているが、図241に示される連打操作による演出の実行中においてのみ点灯するように構成されてもよい。本実施形態では、第一の発光態様は、第二の発光態様とは異なる発光態様としているが、同じ発光態様としてもよい。
なお、図241に示される演出例において、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rに換えて、画像表示装置を備えない遮蔽装置246(図203参照)を適用してもよく、この場合、遮蔽装置246の左扉246a及び右扉246bにそれぞれ発光部LL,LRを設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rとを一体に回転可能に構成したが、回転しない構成であってもよい。また、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、装飾図柄表示装置208の表示面に沿って移動可能に構成したが、移動しない構成であってもよい。
また、本実施形態では、第二の画像表示手段として、2つの画像表示装置(左画像表示装置209L、右画像表示装置209R)を適用したが、1つの画像表示装置によって構成されてもよいし、3つ以上の画像表示装置によって構成されてもよい。
また、本実施形態では、発光部LL,LRを遊技盤200の演出装置206に設けられる構成としたが、遊技盤200の演出装置206以外に設けられる構成であってもよいし、遊技盤200ではなく、前面枠扉106に設けられる構成であってもよい。例えば、発光部LL,LRに換えて、演出ボタンランプ138を適用してもよい。この場合、例えば、演出ボタンランプ138を、LEDなどの発光素子をマトリクス状に配置した構成として、連打操作に応じて表示態様が変化するものとしてもよい。また、発光部LL,LRが遊技盤200と前面枠扉106の両方に設けられた構成であってもよい。この場合、例えば、遊技盤200に設けられた発光部から、前面枠扉106に設けられた発光部にかけて連動して発光するように発光制御すると、演出効果が向上する場合がある。また、これらの態様の発光部はいずれも可動手段により可動するものであってもよいし、可動しないものであってもよい。また、可動手段に設けられた発光部と可動しない発光部とを備えている場合には、最初に可動しない発光部を発光させた後、ステップアップして可動手段に設けられた発光部を発光させるように発光制御してもよい。また、発光部LL,LRに換えて、図241(j)を参照して上述した、透明板部材118の側端部に設けられた発光体を適用し、透過領域に形成された模様における発光態様を変化させることで実現するようにしてもよい。
図242は、裏ボタン演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。ここで、図242に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他、装飾図柄表示装置208の下方に、第二の演出手段として機能する演出ランプSL1〜SL4が設けられており、それぞれで点灯制御を行うことができるように構成されている。演出ランプSL1〜SL4は、発光手段としていずれもフルカラーLEDが内蔵され、レンズカバーに覆われている。演出ランプSL1のレンズカバーには、「八」の文字が描かれており、演出ランプSL2のレンズカバーには、「代」の文字が描かれており、演出ランプSL3のレンズカバーには、「将」の文字が描かれており、演出ランプSL4のレンズカバーには、「軍」の文字が描かれている。また、透明板部材118(図201参照)には、透過領域に所定のレンズカットが施されるとともに、透明板部材118の側端部近傍の適宜位置に発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。なお、演出ランプSL1〜SL4を構成する発光手段としては、LEDに限らず、例えば、ランプであってもよいし、EL等の他の発光デバイスを適用してもよい。また、図242に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。また、長押しオート連打機能が有効に設定されていても、図242に示される演出例では、長押しオート連打機能は無効とされるが、長押しオート連打機能が有効とされてもよい。本実施形態では、裏ボタン演出を実行可能な期間(裏ボタン演出を行うための操作受付期間)においては、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137の操作が有効とされていることを報知しないが、例えば、「・・・の時にボタンを操作すると・・・だぞ」などといった裏ボタン演出の存在を示唆するようなチュートリアル表示を行ってもよく、そして、このチュートリアル表示が、たまたま裏ボタン演出を実行可能な期間において表示する場合があってもよいし、意図的に表示する場合があってもよい。このようなチュートリアル表示による裏ボタン演出の示唆が行われているときに演出ボタン136等の操作によって行われる演出も裏ボタン演出という場合があってもよいし、裏ボタン演出に含まれないものであってもよい。
図242(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の中央には、方形状の枠内に「家紋を探せ」というリーチタイトルTTが表示され、スーパーリーチ演出が開始されることを報知している。このリーチタイトルTTの枠内は、例えば、緑色の配色が施されている。また、演出ランプSL1〜SL4及び演出ボタンランプ138は、いずれも消灯している。ここで、演出ランプSL1〜SL4は、通常時において、消灯してもよいし、所定の発光態様(例えば、白色で点灯する態様)で発光させるようにしてもよい。
その後、図242(b)に示されるタイミングで、裏ボタン演出の存在を知っている遊技者が演出ボタン136を1回押下操作すると、図242(c)に示すように、リーチタイトルTTの枠内の配色が緑色から赤色に変化する。すなわち、演出ボタン136を操作することを報知していないが、リーチタイトルTTが表示されている期間(第二の期間)では、演出ボタン136の操作が有効とされており、この期間において演出ボタン136を操作することにより裏ボタン演出が行われる。なお、リーチタイトルTTの枠内の配色の変化は、演出ボタン136の1回の押下操作により行われるようにしてもよいし、複数回の操作があった場合に行われるようにしてもよいし、所定時間の長押し操作が行われた場合に行われるようにしてもよい。また、演出ボタン136が操作されると、裏ボタン演出としてリーチタイトルTTの枠内の配色を変化させるようにしたが、例えば、文字の色を変化させるようにしたり、背景の色や表示態様を変化させるようにしてもよい。また、裏ボタン演出として、リーチタイトルTTの表示態様を1回だけ変化するようにしてもよいし、演出ボタン136が押下される毎にリーチタイトルTTの表示態様が変化するようにしてもよい。また、リーチタイトルTTが表示されている状態で演出ボタン136を操作することにより、裏ボタン演出を必ず行うようにしてもよいし、行わない場合があってもよく、例えば、演出ボタン136が操作される毎に抽選を行い、当選した場合に裏ボタン演出を行うようにしてもよい。なお、図242(c)に示す例において、演出ボタン136が操作されたときに、リーチタイトルTTの枠内の配色の変化の他にも、所定の効果音を出力するようにしてもよい。また、図242(c)に示す例において、操作受付期間において演出ボタン136が操作されなかった場合も、リーチタイトルTTの枠内の配色が緑色から赤色に変化する場合があってもよい。また、、操作受付期間において演出ボタン136が操作されなかった場合は、赤色以外の色に変化する場合があってもよい。この場合において、演出ボタン136をさらに押下操作した場合には、リーチタイトルTTの枠内の配色がさらに変化するようにしてもよい(例えば、緑色>
黄色>
赤色等)。
その後、図242(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が開始されている。スーパーリーチ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端において「家紋落下で発展」という文字表示が行われ、家紋を模した演出可動体225が装飾図柄表示装置208の上方から降ってくることにより大当りの信頼度のより高い発展演出が開始されることが報知される。
スーパーリーチ演出が開始された後、図242(d)に示すように、裏ボタン演出(裏ボタン連打演出)の存在を知っている遊技者が、演出ボタン136による連打操作を開始し、所定回数の押下操作がなされると、図242(e)に示すように、演出ランプSL1が緑色に点灯する。すなわち、演出ボタン136を操作することを報知していないが、スーパーリーチ演出が行われている期間(第二の期間)では、演出ボタン136の操作が有効とされており、この期間において演出ボタン136を連打操作することにより裏ボタン連打演出が行われる。また、装飾図柄表示装置208では、演出ランプSL1が緑色に点灯するのに応じて、表示画面の下端縁に沿う領域で緑色のエフェクト画像が表示され、演出ランプSL1からの光が画像に影響しているかのような演出表示が行われる。なお、エフェクト画像が表示されるタイミングは、演出ランプSL1が緑色に点灯するタイミングと同時であってもよいし、エフェクト画像が表示された後で演出ランプSL1を点灯させるようにしてもよいし、演出ランプSL1が点灯した後でエフェクト画像を表示するようにしてもよい。また、本実施形態では、エフェクト画像の表示色を演出ランプSL1の発光色と同じにしたが、異なるようにしてもよい。この場合、LEDの発光色とエフェクト画像の表示色とが対応付けられてもよいし、対応付けられていなくてもよい。また、エフェクト画像を表示しないようにしてもよい。また、本実施形態では、演出ボタン136の連打操作により、演出ランプSL1が点灯し、それに付随してエフェクト画像が表示される構成としているが、演出ボタン136の連打操作により、エフェクト画像が表示され、それに付随して演出ランプSL1が点灯する構成であってもよい。
その後、遊技者により演出ボタン136の連打操作が継続して行われると、演出ボタン136の操作回数に応じて、演出ランプSL1、演出ランプSL2、演出ランプSL3、演出ランプSL4の順で緑色による点灯を開始する。図242(f)は、演出ランプSL1〜SL4のすべてが緑色で点灯している様子を示している。なお、エフェクト画像の表示態様に変化はないが、変化するようにしてもよく、例えば、演出ランプの点灯数に応じて、エフェクト画像の表示領域が大きくなるようにしてもよい。また、演出ランプSL1〜SL4の点灯順序は上述したものに限定されず、適宜設定することができる。さらに、演出ランプSL1〜SL4の点灯順序を通常と異ならせる場合があるようにすることで大当り予告を行うようにしてもよい。
その後、遊技者により演出ボタン136の連打操作がさらに継続し、図242(g)に示されるタイミングとなると、演出ランプSL1が緑色から赤色に発光態様が変化する。また、装飾図柄表示装置208では、エフェクト画像の表示色が緑色から赤色に変化し、表示領域も上方に拡大している。
その後、遊技者により演出ボタン136の連打操作がさらに継続して行われると、演出ボタン136の操作回数に応じて、演出ランプSL1、演出ランプSL2、演出ランプSL3、演出ランプSL4の順で緑色から赤色に発光態様が変化する。図242(h)は、演出ランプSL1〜SL4のすべてが緑色から赤色に発光態様が変化した様子を示している。本実施形態では、裏ボタン連打演出では、長押しオート連打機能が無効とされているので、演出ボタン136が長押し操作されたことでは、演出ランプSL1〜SL4の点灯は開始されない。このように、裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4が点灯する演出やエフェクト画像を表示する演出は、第二の演出の一例ということができる。また、裏ボタン連打演出におけるエフェクト画像は、第二の表示の一例ということができる。また、裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4のうちの少なくとも一つが点灯する態様は、第二の発光態様の一例ということができる。
その後、スーパーリーチ演出が開始してから所定の演出時間が経過すると、図242(i)に示すように、装飾図柄表示装置208の上方に配置されていた演出可動体225が下降し、装飾図柄表示装置208の中央の前方に重なる位置まで移動する。このとき、演出ランプSL1〜SL4は、いずれも虹色発光態様となっている。この演出可動体225の降下動作は、裏ボタン演出によるものではなく、スーパーリーチ演出において実行される演出である。また、演出ランプSL1〜SL4による虹色発光態様は、演出可動体225が移動したことに伴う発光態様であり、裏ボタン演出とは別個のものである。なお、演出ランプSL1〜SL4の虹色発光態様による点灯を開始するタイミングは、演出可動体225の降下動作の完了と同時であってもよいし、演出可動体225の降下動作の完了よりも前のタイミングであってもよいし、演出可動体225の降下動作の完了よりも後のタイミングであってもよい。
その後、図242(j)に示されるタイミングで、透過板部材118の側端部近傍に配置された発光体が発光して、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される。また、装飾図柄表示装置208では、背景画像が変化し、透過板部材118に形成された模様を引き立たせている。これにより、演出可動体225と、透過板部材118に形成された模様とで奥行きのある演出を行うことができる場合がある。なお、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される演出を行わないようにしてもよい。
本実施の形態では、上述したように、連打操作が行われることにより、図242(e)〜同図(h)に示すように、裏ボタン連打演出として、演出ランプSL1〜SL4の発光態様が演出ボタン136の操作回数に応じて変化していく演出やエフェクト画像を見ることができるが、遊技者が連打操作を行わない場合には、これらの演出が行われることなく、操作有効期間が経過するタイミングで、図242(i)に示されるように、演出可動体225の降下動作が行われる。すなわち、遊技者は、裏ボタン操作としての連打操作を行わなくても、図242(i)〜同図(j)に示される演出を視認することができるが、上述した裏ボタン演出を視認することができないので、演出ボタン136の連打は、このような演出を楽しむインセンティブとして寄与することができる場合がある。
また、上述した演出ランプSL1〜SL4以外にも、演出内容に応じて発光態様が変化する発光手段を備えてもよい。この場合、図242に示される連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよいし、変化しないものであってもよいし、他の連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよい。また、上述した演出ランプSL1〜SL4以外に、演出内容に応じて発光態様が変化する発光手段を備えないものであってもよい。また、演出ランプSL1〜SL4が演出内容に応じて可動する構成であってもよい。
また、本実施形態では、演出ランプSL1〜SL4を遊技盤200の演出装置206に設けられる構成としたが、遊技盤200の演出装置206以外に設けられる構成であってもよいし、遊技盤200ではなく、前面枠扉106に設けられる構成であってもよい。また、演出ランプSL1〜SL4が遊技盤200と前面枠扉106の両方に設けられた構成であってもよい。この場合、例えば、遊技盤200に設けられた演出ランプから、前面枠扉106に設けられた演出ランプにかけて連動して発光するように発光制御すると、演出効果が向上する場合がある。また、これらの態様の演出ランプはいずれも可動手段により可動するものであってもよいし、可動しないものであってもよい。また、可動手段に設けられた演出ランプと可動しない演出ランプとを備えている場合には、最初に可動しない演出ランプを発光させた後、ステップアップして可動手段に設けられた演出ランプを発光させるように発光制御してもよい。また、演出ランプSL1〜SL4に換えて、図242(j)を参照して上述した、透明板部材118の側端部に設けられた発光体を適用し、透過領域に形成された模様における発光態様を変化させることで実現するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、裏ボタン連打演出における演出ランプSL1〜SL4の発光は、演出ボタン136が複数回操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて実行される場合がある演出であり、演出ボタン136が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、演出ランプSL1〜SL4の発光が開始されないということができる。
また、本実施形態では、裏ボタン連打演出におけるエフェクト画像の表示は、演出ボタン136が複数回操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて実行される場合がある表示であり、演出ボタン136が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、エフェクト画像の表示が開始されないということができる。
また、本実施形態では、裏ボタン連打演出における演出ランプSL1〜SL4が点灯する演出やエフェクト画像を表示する演出は、図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であるということもできる。
図243は、演出ボタンの長押し操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。ここで、図243に示す演出例では、演出ボタン136に換えて演出ボタンユニット1360が設けられている。演出ボタンユニット1360は、ボタン部136Pと、ジョグダイヤル部136Jとを備えて構成されている。ボタン部136Pは、例えば、モータ等のアクチュエータにより、上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置が変位する。ジョグダイヤル部136Jは、円環状に形成されてボタン部136Pの外側を囲むようにして配置されている。ジョグダイヤル部136Jは、遊技者によって円周方向に沿って正逆転方向に回転させることが可能となっており、操作量に応じた信号が第1副制御部400のセンサ回路428(図204参照)に入力される。また、図243に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。特図1第四図柄t1は、第1特図表示装置212における図柄の変動表示に対応して変動表示が行われ、特図2第四図柄t2は、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。
図243(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われ、「装飾3」でリーチ状態が形成され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)演出が行われている。図243(a)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されており、図243(a)に示すタイミングでは、まさに勝負が決せられようとする様子が示されている。なお、演出内容が容易に認識できるように、大当りとなる演出結果が何であるかを表示(例えば、「剣豪に勝てば大当り」等の文字を表示)するようにしてもよい。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央では、決闘シーンのアニメーションに重ねて、演出ボタンユニット1360を模した演出ボタン画像BTとともに、「PUSH」という文字が表示され、この演出ボタン画像BTの下方に、残時間メーターMTが表示され、ボタン部136Pの操作を促す報知が行われている。また、ボタン部136Pの内部に設けられた演出ボタンランプ138は、赤色に発光している。なお、図243(a)では、操作有効期間が開始してから所定時間(例えば、1秒)が経過した様子が示されている。そして、遊技者は、ボタン部136Pを押下操作すると、装飾図柄表示装置208では、図243(b)に示すように、主人公が剣豪に敗北した様子を示す表示が行われる。
その後、図243(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、復活演出が開始され、演出ボタン画像BTとともに、「ジョグを回転させて時間を巻き戻せ」という文字が表示され、ジョグダイヤル136Jを回転させることを報知する。
遊技者は、図243(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示に従って、ジョグダイヤル136Jを回転させると、剣豪リーチ演出における決闘シーンの表示までアニメーションが巻き戻されていく表示が行われる場合がある。ここで、ジョグダイヤル136Jの回転操作に応じて、エフェクト画像やランプの発光等の所定の演出が行われてもよい。
その後、図243(e)に示されるタイミングになると、装飾図柄表示装置208では、再び決闘シーンのアニメーションが開始されるとともに、演出ボタンユニット1360を模した大きな画像であるデカボタン画像LBTが表示され、デカボタン画像LBTの下方に残時間メーターMTが表示されてボタン部136Pの押下を促す報知が行われる。また、演出ボタンユニット1360は、ボタン部136Pが突出し、大当りに対する期待度が高いことを演出している。このとき、演出ボタンランプ138は、赤色に発光している。なお、ボタン部136Pが突出するタイミングは、デカボタン画像LBTの表示が開始されるタイミングと同じでもよいし、デカボタン画像LBTの表示が開始された後でもよいし、デカボタン画像LBTの表示が開始される前であってもよい。本実施形態では、デカボタン画像LBTの表示が開始されると、ボタン部136Pの操作有効期間が開始されるようにしているが、ボタン部136Pが突出したときに、ボタン部136Pの操作有効期間が開始されるようにしてもよい。また、図243(e)で、デカボタン画像LBTの表示に換えて、演出ボタン画像BTが表示される場合があってもよく、この場合では、ボタン部136Pは突出しないようにしてもよい。
図243(f)は、デカボタン画像LBTの表示が開始されてから所定時間(例えば、1秒)が経過した様子が示されている。遊技者は、図243(f)に示すように、ボタン部136Pを押下操作すると、図243(g)に示すように、装飾図柄表示装置208の上方に配置されていた演出可動体225が下降し、装飾図柄表示装置208の中央の前方に重なる位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が下降してきたことを引き立たせるために、所定のエフェクト画像を表示している。
その後、図243(h)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208の左右両側に配置されている、左装飾部材225Lと右装飾部材225Rとが互いに近接する位置まで移動し、演出可動体225の左右両側を囲う形態となる。左装飾部材225L及び右装飾部材225Rは、半円形状の板状部材の一部を円弧状に切り欠いて形成され、演出可動体225の外周に略沿うような形状をなしている。本実施形態では、演出可動体225が動作することにより大当りとなることを報知し、遊技者は、この演出を見ることによって、大当りとなることを認識することができる場合がある。なお、図243(g)〜同図(h)に示される演出は必ず行われるものでなくてもよく、例えば、ボタン部136Pが操作されても、演出可動体225が下降せず、はずれの結果が表示されるようにしてもよい。
その後、左装飾部材225L及び右装飾部材225Rが装飾図柄表示装置208の左右両側に退避し、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の上方に退避すると、図243(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公が剣豪に勝利した様子を示す表示が行われる。
また、本実施形態では、剣豪リーチ演出においては、長押しオート連打機能が有効とされており、図243(c)に示される演出が行われた後、ジョグダイヤル136Jを回転させず、図243(d´)に示すように、ボタン部136Pを長押し操作することによっても、ジョグダイヤル136Jを回転させたものとして、図243(e)に示される演出が行われる場合もある。
このように、本実施形態では、ボタン部136Pで長押し操作を行うことにより、ジョグダイヤル136Jの回転操作が行われたとして、所定の演出を開始するように構成している。すなわち、本実施形態では、演出ボタン以外の他の操作デバイスによる所定の操作を、演出ボタンの長押し操作によって代替しているということができる。演出ボタン以外の他の操作デバイスとしては、例えば、タッチパネルやタッチセンサ等が挙げられる。例えば、タッチセンサの場合は、センサの上で手をこするような動作を行ってセンサの検知/非検知を複数回繰り返すことを要求する演出を行う場合において、この動作を演出ボタンの長押し操作によって代替するようにしてもよい。
また、演出ボタンの長押し操作に換えて、演出ボタン以外の操作デバイスによる長押し操作によって長押しオート連打機能を有効とするように構成してもよく、例えば、タッチパネルに対する長押し操作や、タッチセンサの長時間検出によって長押しオート連打機能を発揮するように構成してもよい。
図244は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。なお、図244に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。図244(a1)〜同図(e1)は、スーパーリーチにおいて、リズムに合わせて演出ボタン136を操作する演出が実行されている様子を示している。なお、このスーパーリーチでは、長押しオート連打機能が設定されている場合には、長押しオート連打機能は有効とされるが、長押しオート連打機能を無効としてもよい。
図244(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われ、「装飾3」でリーチ状態が形成され、スーパーリーチ(姫様ダンスSPリーチ)演出が行わわれている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部には、この演出の難易度を示す「ステップ1」の表示が行われている。難易度は複数種類あり、例えば、大当りに対する期待度や、この姫様ダンスSPリーチにおける演出の成功の度合いに応じて変更するように構成されている。
また、図244(a1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側に「CHANCE」の文字を含むタイミング画像TMが表示画面の上方から下方に向けて移動する表示が行われるとともに、タイミング画像TMの移動経路上にヒット画像HTが表示されている。このタイミング画像TMは、音楽に合わせてヒット画像HTに重なるタイミングで移動表示されている。また、演出ボタンランプ138は、赤色に発光しており、操作受付状態であることを報知している。
その後、図244(b1)に示すように、遊技者は、演出ボタン136の長押し操作を開始する。すると、長押しオート連打機能が作動し、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングとは無関係に、一定間隔で疑似的な演出ボタン136の連打操作が行われる。なお、長押しオート連打機能の作動中は、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングでのみ疑似的な演出ボタン136の操作が行われるようにしてもよい。一方、熟練の遊技者にあっては、演出ボタン136を長押し操作して長押しオート連打機能を作動させるといった初心者向けの遊技は行わず、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なる位置で演出ボタン136を操作する遊戯を行うことで、高得点を狙うこともできる。なお、この「姫様ダンスSPリーチ」の遊戯方法は、図233に示して上述したのと同様である。
その後、姫様ダンスSPリーチにおける1ターン目の遊技が終了し、1ターン目における遊戯の結果を判定する。判定結果が、レベルアップの判定結果であった場合は、図244(c1)に示すように、「NICE」という文字表示が行われ、難易度が「ステップ2」に移行することが報知される。なお、図244(c1)に示されるタイミングでは、操作有効期間外となっているので、演出ボタンランプ138は消灯している。
その後、難易度が「ステップ2」での遊戯が開始される。図244(d1)は、難易度が「ステップ2」での遊戯が行われている様子が示されている。その後、図244(e1)に示されるタイミングで、遊技者が演出ボタン136の長押し操作を開始すると、長押しオート連打機能が再び作動し、疑似的な演出ボタン136の連打操作が再開される。
本実施形態では、長押しオート連打機能が有効とされる期間が繰り返し行われているが、例えば、長押しオート連打機能が有効な第一の期間(例えば、図244(a1)〜同図(b1)に示される期間)から長押しオート連打機能が無効とされるインターバル期間(例えば、図244(c1)に示される期間)を挟んで長押しオート連打機能が有効な第二の期間(例えば、図244(d1)〜同図(e1)に示される期間)に亘って演出ボタン136の長押し操作が行われた場合には、いったん長押しオート連打機能が無効となった後の第二の期間では、演出ボタン136を押し直さない限り、長押しオート連打機能は有効とならないように構成されている。なお、第一の期間からインターバル期間を挟んで第二の期間に亘って演出ボタン136の長押し操作が行われた場合において、演出ボタン136を押し直さなくても第二の期間で長押しオート連打機能が有効となるようにしてもよい。
図244(a2)〜同図(d2)は、図211を参照して上述したようにして、演出カスタマイズ設定画面において、プレミアアップモードが選択された場合の動作の一例を示している。
図244(a2)は、図211(h1)に示して上述したように、プレミアアップモードが設定された様子が示されている。
上述したように、プレミアアップモードに設定された後、連打操作演出が開始されると、図244(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。なお、この連打操作演出では、長押しオート連打機能が設定されている場合には、長押しオート連打機能が有効とされる。遊技者は、連打操作演出が開始されたのを認識すると、演出ボタン136による連打操作を開始する。
その後、演出ボタン136の連打操作により複数回の操作が行われると、装飾図柄表示装置208では、図244(c2)に示すように、殿様のキャラクタと「鉄板」という文字からなるカットイン画像が表示され、大当り確定であることを報知するプレミア予告が行われる場合がある。本実施形態では、プレミアアップモードに設定されていることにより、このプレミア予告が発生しやすくなっており、演出カスタマイズ設定画面において、プレミアアップモード以外に設定されている場合は、プレミア予告以外の予告が発生しやすくなる。
その後、図244(d2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾5」−「装飾5」−「装飾5」で確定表示される。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部では、ミッション(課題)達成を表すミッション達成表示が表示されている。ミッション達成表示は、これまで表示された演出発生表示(ここでは、「NO92:鉄板予告をみた」と表示される演出発生表示)の履歴のようなものである。なお、期待度が高い演出に対応する演出発生表示ほど、長い時間表示されるようにしてもよい。一方、期待度が低い演出に対応する演出発生表示は、すぐに消え、演出が次から次へと実行される場合には、次から次へと上書き表示されるようにしてもよい。さらに、演出発生表示には、演出の期待度や出現頻度を表す表示が付されていてもよく、例えば、Aランク〜Cランクのランク表示が付されていてもよい。また、このミッション達成表示は、会員制サービス用の隠し演出の開放用の表示であってもよい。すなわち、例えば、図244(c2)に示されるプレミア予告が行われたことにより、特定の隠し演出(例えば、特定のキャラクタが選択できるようになる等)が実行可能な状態となり、これをミッション達成表示で表示するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、プレミアアップモードに設定することで、プレミア予告が発生しやすくなるので、例えば、遊技者の遊技履歴としてのポイントがたまりやすくなったり、ミッションが与えられている場合には、ミッションが達成しやすくなったりすることができる場合がある。
また、本実施形態では、図211〜図212を参照して上述したメニュー画面において、操作キーユニット137を構成する各ボタンを1回ずつ押下操作してカーソルCLの移動、及び、設定画面の遷移を行い、プレミアアップモードに設定するといった労力の恩恵としてプレミア予告(プレミア演出)を発生させやすくしている。
また、本実施形態では、上述したメニュー画面において設定した結果が、長押しオート連打機能が有効である演出において反映されるということができる。
図245は、チャンス目演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図245は、チャンス目演出において複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われた後、スーパーリーチに移行する様子を示している。なお、図244に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。また、このチャンス目演出では、長押しオート連打機能が設定されている場合でも、長押しオート連打機能は無効とされるが、長押しオート連打機能を有効としてもよい。
図245(a1)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。そして、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。このように、図245(a1)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を3回押下操作すべきことを認識することができる場合がある。すなわち、本実施形態では、チャンス目演出が開始されたときから演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識することができる場合がある。本実施形態では、予め演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識可能とする演出については、遊技者による慎重な操作を行わせるために、長押しオート連打機能を無効としている。そして、図245(a1)に示される演出表示を視認した遊技者によって演出ボタン136が複数回操作されると、操作する毎に、チャンス図柄に換えて殿様図柄YM1〜YM3がこの順で表示される場合がある。図245(b1)は、装飾図柄表示装置208において、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様で表示された様子が示されている。本実施形態では、このように殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示が第二の表示(第二の演出)の一例ということができる。一方、複数回操作の途中で表示される、例えば、殿様図柄YM1のみの態様での表示や、殿様図柄YM1及び殿様図柄YM2が揃って表示され、殿様図柄YM3が表されていない態様での表示は、第二の表示以外の表示ということができる。すなわち、演出ボタン136の操作毎に何かしらの演出(効果音の出力等)が行われ、それが複数回行われた後に第二の表示(第二の演出)が表示(あるいは、実行)されるということができる。
すると、図245(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「熱」という文字表示を含むカットイン演出が行われた後、図245(d1)に示すタイミングで、スーパーリーチ演出が開始される。なお、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図245(b1)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示や、図245(c1)に示されるカットイン演出が行われることなく、図245(d1)に示されるスーパーリーチ演出が開始することとなる。また、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図245(b1)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を行うことなく、図245(c1)に示されるカットイン演出が行われた後、図245(d1)に示されるスーパーリーチ演出を開始するようにしてもよい。
このように、図245(a1)〜同図(d1)に示されるチャンス目演出では、演出ボタン136を複数回操作することにより、図245(b1)に示すような、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認できる場合がある。換言すれば、演出ボタン136を操作しないで操作有効期間が経過した場合には、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認することができない。このことは、図245(c1)に示されるカットイン演出についても同様ということができる。
また、例えば、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図245(b1)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、長押しオート連打機能が無効とされている演出においては、上級者は素早く複数回の演出ボタン136の操作を行うことで、初級者よりも早く演出を見ることができるのでより達成感を覚えることができる場合がある。
図245(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。そして、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。このように、図245(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を3回押下操作すべきことを認識することができる場合がある。すなわち、本実施形態では、チャンス目演出が開始されたときから演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識することができる場合がある。本実施形態では、予め演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識可能とする演出については、遊技者による慎重な操作を行わせるために、長押しオート連打機能を無効としている。そして、図245(a2)に示される演出表示を視認した遊技者によって演出ボタン136が複数回操作されると、操作する毎に、チャンス図柄に換えて殿様図柄YM1〜YM3がこの順で表示される場合がある。図245(b2)は、装飾図柄表示装置208において、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様で表示された様子が示されている。
ところが、この演出例では、図245(c2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BTとともに残時間メーターMTが表示され、演出ボタン136をさらにもう1回押下操作させることを促すボタン操作追加演出が行われている。さらに、図245(c2−1)に示される装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示の上方に「気合を入れて押せ」という文字が表示されるとともに、所定のエフェクト画像が表示されている。また、演出ボタンランプ138は、赤色に発光して操作有効期間が開始されていることを報知している。
そして、図245(c2−2)に示されるタイミングで遊技者が演出ボタン136を1回押下操作すると、図245(d2)に示すように、装飾図柄表示措置208では、スーパーリーチ演出が開始されるが、このとき、このスーパーリーチ演出の大当りに対する信頼度が高いことを示す「激アツ」の文字表示が付加されている。なお、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図245(b2)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示や、図245(c2−1)〜同図(c2−2)に示されるボタン操作追加演出が行われることなく、図245(d2)に示されるスーパーリーチ演出が開始することとなる。この場合において、例えば、「激アツ」の文字表示の付加がなされなくてもよい。
このように、図245(a2)〜同図(d2)に示されるチャンス目演出では、演出ボタン136を複数回操作することにより、図245(b2)に示すような、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認できる場合がある。換言すれば、演出ボタン136を操作しないで操作有効期間が経過した場合には、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認することができない。このことは、図245(c2−1)〜同図(c2−2)に示されるボタン操作追加演出についても同様ということができる。
また、例えば、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図245(b2)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、長押しオート連打機能が無効とされている演出においては、上級者は素早く複数回の演出ボタン136の操作を行うことで、初級者よりも早く演出を見ることができるのでより達成感を覚えることができる場合がある。
また、この演出例では、予め演出ボタン136の操作回数を認識可能に報知した後、さらに追加して演出ボタン136を操作する演出が行われるので、演出ボタン136を操作すべき回数が最初から明確でない場合があり、遊技者に対する期待感をより高めることができる場合がある。
図246は、メニュー画面の他の表示例を示す図である。図246は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態であるときに実行可能なメニュー画面において、各種設定が行われる様子を示している。
図246(a)に示される装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が停止表示されている。なお、図示はしていないが、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で停止表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。また、特図1の変動表示の保留数は0であるので、第1の特図1保留表示h11〜第四の特図保留表示h14は、いずれも保留されていない態様で表示されている。さらに、図246(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右上隅部に、特図1の変動表示の保留数を数字で表す特図1保留数表示部281Aが表示されており、特図1保留数表示部281Aには、保留数が0である旨の「0」の表示が行われている。すなわち、図246(a)に示される装飾図柄表示装置208では、待機状態の演出表示が行われている。
また、表示画面の上部には、演出ボタン136を表すアイコンとともに「でメニュー画面表示」という文字が表示されており、演出ボタン136が操作されることによりメニュー画面に移行することができることを報知している。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作が行われると、装飾図柄表示装置208では、図246(b)に示されるようなメニュー画面が表示される。具体的には、メニュー画面では、音量及び光量の調整を行うための「音量光量調整」、パスワードを入力することで遊技者の遊技履歴を登録する「会員登録」及び遊技者の遊技履歴を取得する「遊技履歴」の3つのメニューが選択可能に表示されている。これらのメニューの下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより、カーソルCLで示されたメニューを実行可能であることが報知されている。この演出例において、「遊技履歴」のメニューは、右ボタン137dを2回操作することにより選択可能な表示であり、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合には、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。また、この演出例において、メニュー画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。
このメニュー画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象であるメニューが変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象であるメニューを順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、メニュー画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、メニュー画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
上述したようにして「音量光量調整」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図246(c)に示すような調整画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、音量及び光量の調整が可能である旨の「調整画面」の表示が行われており、その下方には、音量を示す0〜10の11段階のゲージと、装飾図柄表示装置208における表示画面の明るさや遊技盤用ランプ532及び遊技台枠用ランプ542の光量を示す0〜10の11段階のゲージとが表示されている。そして、これらのゲージの下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で変更」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLで示された項目(音量及び光量)についての設定を変更でき、演出ボタン136を操作することにより、変更後の音量設定及び光量設定で演出が実行されるように決定するとともに、調整画面を終了することができることが報知されている。この調整画面では、上ボタン137a及び下ボタン137bを操作することにより、カーソルCLを音量又は光量に移動させることができ、上ボタン137a及び下ボタン137bを操作してカーソルCLを音量又は光量に移動させた後、左ボタン137cを押下操作する毎に音量又は光量を小さくする方向に設定を変更させることができ、右ボタン137dを押下操作する毎に音量又は光量を大きくする方向に設定を変更することができる。
この調整画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて音量及び光量の設定を変更することができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ音量及び光量の設定を変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、調整画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、調整画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、上ボタン137a及び下ボタン137bも同様に、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、音量設定を行うための表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、音量設定において設定が「0」となっている場合において、設定「10」の表示態様は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができ、また、音量設定が「10」で実行される音声出力は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。光量設定についても同様である。
また、メニュー画面で「会員登録」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図246(d)に示すようなパスワード入力画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、パスワードの入力が可能である旨の「パスワードを入力してください」の表示が行われており、その下方には、入力された文字を表示する4ケタの入力文字表示領域が設けられている。そして、入力文字表示領域の下方には、A〜Zまでのアルファベットと、下線の表示態様であるカーソルUBが表示されている。カーソルUBは、A〜Zまでのアルファベットのうちのいずれか一つのみを指し示しており、図246(d)に示す表示画面では、「S」を指し示している。このパスワード入力画面では、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c及び右ボタン137dが押下操作されると、カーソルUBが移動し、演出ボタン136が押下操作されると、カーソルUBの指し示しているアルファベットを入力対象文字として、入力文字表示領域に当該アルファベットが表示される。そして、4ケタの入力文字表示領域にそれぞれアルファベットが入力された結果、入力されたパスワードが正しい場合には、入力されたパスワードに対応する遊技履歴が入力される。なお、パスワード入力画面を終了させる場合には、例えば、キャンセルボタン136fを押下操作することにより実行することができる。
このパスワード入力画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルUBを移動させることができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみカーソルUBを移動させることができるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、パスワード入力画面に移行するよりも前から上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、パスワード入力画面に移行した後で上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、パスワード入力画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、カーソルUBの指し示しているアルファベットが「S」となっている場合において、カーソルUBがアルファベット「K」を指し示す表示態様は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、パスワード入力画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、カーソルUBの指し示しているアルファベットが「S」となっている場合において、カーソルUBがアルファベット「K」を指し示す表示態様は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。換言すれば、左ボタン137cが連打された場合にもアルファベット「K」を指し示す表示態様が表示され、長押しされた場合にもアルファベット「K」を指し示す表示態様が表示されるということができる。
また、メニュー画面で「遊技履歴」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図246(e)に示すようなコード発行画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、撮像手段を備えた携帯端末等で二次元コードを読み取ることにより遊技履歴を取得することができる旨の「コード発行画面」の表示が行われており、その下方には、遊技者の遊技履歴がコード化された二次元コードCDが表示されるとともに、当該二次元コードCDの読み取りを促す「読み取ってください」の文字表示が行われている。この演出例では、コード発行画面は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な演出の一例ということができる。
なお、上述したメニュー画面で選択可能なメニューは上述したものに限らず、種々のメニューを設定することが可能である。例えば、図246(f)に示すように、大当り中や通常遊技状態において登場させるキャラクタを選択するお気に入り選択画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、お気に入り選択画面では、表示画面の上部に、キャラクタを選択可能である旨の「お気に入り選択画面」の表示が行われており、その下方には、キャラクタAを登場させるための「キャラA」、キャラクタBを登場させるための「キャラB」及びキャラクタCを登場させるための「キャラC」の3つの選択項目から選択可能に表示されている。これらの選択項目の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより、カーソルCLで示されたキャラクタを登場させることができることが報知されている。
このお気に入り選択画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である選択項目が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である選択項目を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、お気に入り選択画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、お気に入り選択画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、お気に入り選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、「キャラC」の選択項目は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。そして、「キャラC」が選択されて登場するキャラクタCによる演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、お気に入り選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、「キャラC」の選択項目は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。そして、「キャラC」が選択されて登場するキャラクタCによる演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
また、図246(g)に示すように、大当り中や通常遊技状態において出力する楽曲を選択する曲選択画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、曲選択画面では、楽曲Aを出力させるための「曲A」、楽曲Bを出力させるための「曲B」及び楽曲Cを出力させるための「曲C」の3つの選択項目から選択可能に表示されている。これらの選択項目の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより、カーソルCLで示された楽曲を出力させることができることが報知されている。
この曲選択画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である選択項目が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である選択項目を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、曲選択画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、曲選択画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
なお、図246(g)に示される曲選択画面は、例えば、大当り開始演出において実行されるものであってもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、曲選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、「曲C」の選択項目は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。そして、「曲C」が選択されて出力される楽曲Cは、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、曲選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、「曲C」の選択項目は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。そして、「曲C」が選択されて出力される楽曲Cは、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
また、図246(h)に示すように、遊技における各種設定を個別に設定するためのカスタマイズ画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、表示画面の上部には、遊技における各種設定を個別に設定することが可能である旨の「カスタマイズ画面」の表示が行われており、その下方には、機能1、機能2、機能3・・・の各設定項目と、設定項目毎の設定内容とが表示されている。そして、これらの表示の下方には、上ボタン137a及び下ボタン137bのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で変更」の文字が表示されており、上ボタン137a及び下ボタン137bを押下操作して設定変更する機能を選択し、左ボタン137c及び右ボタン137dで選択された機能についての設定を変更することができることが報知されている。なお、選択された機能は太枠で囲まれている。
このカスタマイズ画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、上ボタン137a又は下ボタン137bが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて太枠を移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である機能が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、上ボタン137a及び下ボタン137bの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である機能を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打を有効な状態とする場合において、カスタマイズ画面に移行するよりも前から上ボタン137aあるいは下ボタン137bが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、カスタマイズ画面に移行した後で上ボタン137a又は下ボタン137bを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
また、長押しオート連打機能が有効な状態において、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて設定を変更することができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ機能を変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打を有効な状態とする場合において、カスタマイズ画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、カスタマイズ画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
なお、図246(b)〜同図(h)に示される各種設定画面が表示されているときにおいて、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d又は演出ボタン136が長押しされている状態で、装飾図柄の変動表示が開始し、上述した演出ボタン136等の操作に係る演出が開始された場合には、長押しオート連打機能を有効な状態にして、当該操作しているボタンの疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、当該演出が開始された後でボタンを押しなおすことを条件として長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
また、図246(b)〜同図(h)に示される各種設定画面は、装飾図柄表示装置208の表示画面いっぱいに表示するように構成されているが、例えば、図246(b)〜同図(h)に示される各種設定画面を表示画面全体よりも小さい画面にして、図246(a)に示される待機状態の演出表示に重ねて表示するようにしてもよい。
また、図246(a)に示される待機状態の演出表示において、演出ボタン136による1回の押下操作が行われた場合に、図246(b)に示されるメニュー画面の表示を経由しないで、例えば、図246(c)〜同図(h)に示されるような各種設定画面を直接表示するようにしてもよい。
また、本実施形態において、長押しオート連打機能を有効にすることを可能にするか否かについて予め設定できるようにしてもよい。例えば、図246(b)に示されるメニュー画面において、長押しオート連打機能のON/OFFの設定メニューを設け、この設定メニューにおいて、長押しオート連打機能をONにしたことを条件として、演出ボタン136を長押しした場合に長押しオート連打機能が有効となるようにし、長押しオート連打機能をOFFにした場合には、演出ボタン136を長押しした場合でも長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよい。また、操作キーユニット137による所定の操作により長押しオート連打機能のON/OFFを設定できるようにしてもよい。
また、これまでに説明した演出例において、連打操作演出を実行するときにおいて、演出ボタン136を連打すると演出ボタン画像もこれに応じて連打しているような動画を表示してもよい。また、長押し操作演出を実行するときにおいて、演出ボタン136を長押しすると演出ボタン画像もこれに応じて長押ししているかのような動画を表示してもよい。また、長押しオート連打機能が有効となって演出ボタン136で長押しされていることにより疑似的な連打操作が行われている場合には、演出ボタン画像もこれに応じて長押しではなく連打しているような動画を表示するようにしてもよいし、長押ししているかのような動画を表示してもよい。このような操作に応じた動画表示は、演出ボタン136に限らず、例えば、図246に示される左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンに適用してもよく、また、上ボタン137a及び下ボタン137bのアイコンに適用してもよい。
図247は、演出可動物の初期設定が行われている様子を示す図である。
図247に示すパチンコ機100は、図247(a)に示すように、遊技盤200に演出可動物GM1が設けられており、同図中、鎖線で示された位置(装飾図柄表示装置208の上方であって、装飾図柄表示装置208に重ならない位置)から、実線で示された位置(装飾図柄表示装置208に重なる位置)に移動することが可能に構成されている。また、図247(c)に示すように、前面枠扉106の左下には、演出可動部材GM2が設けられ、前面枠扉106の右上には、演出可動部材GM3が設けられている。演出可動部材GM2は、前面枠扉106の回動支軸側を支軸として前面側に回動可能に取り付けられており、演出可動部材GM3は、前面枠扉106の上端辺に沿うように支持軸が設けられ、この支持軸を支軸として上方に回動可能に取り付けられている。これらの演出可動部材GM1,GM2,GM3は、例えば、ステッピングモータにより駆動される。
これらの演出可動部材GM1,GM2,GM3は、正常に動作させるために、初期動作を行って、初期位置を認識させておく必要がある。しかしながら、前面枠扉106に設けられた演出可動部材GM2,GM3は、例えば、開店作業を行っている遊技店員の意図しないタイミングで動作されることにより、遊技店員にぶつかってしまう可能性があるため、これらの演出可動部材GM2,GM3は、遊技店員の意図したタイミングで初期動作が行われる必要がある。
そのため、本実施形態では、電源が投入されると、まず、図247(a)に示すように、遊技店員にぶつかってしまう可能性のない遊技盤200に設けられた演出可動部材GM1の初期動作が行われる。その後、例えば、図247(b)に示すように、電源の投入があってから1分以内の間で、演出ボタン136による長押し操作が行われると、図247(c)に示すように、演出可動部材GM2,GM3の初期動作が行われる。これにより、遊技店員の開店作業中に、遊技店員が初期動作を行っている演出可動部材にぶつかってしまうおそれを低減することができる場合がある。
ここで、演出可動部材GM2,GM3の初期動作を行わせるために演出ボタン136の長押し操作が行われ、演出ボタン136が継続して押下され続けている状態で、装飾図柄の変動表示が開始し、上述した演出ボタン136の操作に係る演出が開始された場合には、長押しオート連打機能を有効な状態にして、演出ボタン136の疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、当該演出が開始された後で演出ボタン136を押しなおすことを条件として長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
なお、演出ボタン136による長押し操作により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしたが、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしてもよいし、演出ボタン136による連打操作により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしてもよい。
また、これまでに説明した選択演出のうちの一部のみ長押しオート連打機能を有効にしてもよいし、全部について長押しオート連打機能を有効にしてもよい。また、これまでに説明した選択演出のうちの一部のみ長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよいし、全部について長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよい。
また、前面枠扉106の開放中において、演出ボタン136が所定回数操作された場合に、遊技店員により設定するための特定のメニューを実行可能に構成されていてもよい。この場合において、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよいし、有効な状態にしてもよい。
また、上述した長押しオート連打機能は、複数の図柄変動に跨って有効な状態にするようにしてもよいし、図柄が停止表示されたときに無効な状態にして、複数の図柄変動に跨って機能しないようにしてもよい。
また、演出ボタンを複数備えた場合において、一方の演出ボタンについて長押しオート連打機能により疑似的な演出ボタンの連打が行われているときに、他方の演出ボタンに対する操作については受け付けないようにしてもよいし、一方の演出ボタンについての操作の受け付けをいったん中止し、他方の演出ボタンに対する操作を受け付けた後、当該一方の演出ボタンについての操作の受け付けを再開するようにしてもよい。
また、例えば、演出ボタン136の他に、演出用のレバーや、タッチセンサ等を設け、演出用のレバーやタッチセンサについて、長押しオート連打機能やオートボタン機能を有効にしてもよい。
また、例えば、長押しオート連打機能が無効とされる演出に規則性を持たせるようにしてもよく、例えば、スーパーリーチ演出の開始以降は長押しオート連打機能が有効となる演出を行わないようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出の開始以降は、連打演出を行わにようにしてもよい。
また、実行可能な連打演出のうち、長押しオート連打機能が有効とされる演出よりも長押しオート連打機能が無効とされる演出の方が多くなるようにしてもよいし、少なくなるようにしてもよい。
また、長押しオート連打機能が有効とされる演出よりも長押しオート連打機能が無効とされる演出の方が大当りに対する期待度が高いようにしてもよいし、低いようにしてもよい。
また、第二の演出の他にも、第Nの演出が長押しオート連打機能が無効とされる演出とされてもよい。
また、第一の演出の他にも、第Mの演出が長押しオート連打機能が有効とされる演出とされてもよい。
また、長押しオート連打機能が無効とされる演出が第二の演出のみであってもよい。
また、長押しオート連打機能が有効とされる演出が第一の演出のみであってもよい。
また、例えば、操作の結果、何を表示するか決まっているものは長押しオート連打機能が有効とされるようにしてもよい。
また、「連打」の文字表示が行われている演出においては長押しオート連打機能が有効とされるようにしてもよい。
また、大当りの当否に関する連打操作演出(あるいは、複数回操作演出)は、長押しオート連打機能が有効とされるようにしてもよい。
また、これまでに説明した実施形態において、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作に合わせて、例えば、エフェクト等の演出を行ってもよいが、このような演出は、本発明でいう第一の演出とは異なる演出ということができる。換言すれば、第一の演出とは、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われた結果として表示される演出のことということができる。
また、長押しオート連打機能が無効とされる連打操作演出において、遊技者による演出ボタン136の連打操作(複数回操作)に合わせて、例えば、エフェクト演出を行ってもよいが、このような演出は、本発明でいう第二の演出とは異なる演出ということができる。換言すれば、第二の演出とは、演出ボタン136の連打操作(複数回操作)が行われた結果として表示される演出のことということができる。
また、当否判定を行う制御手段(例えば、主制御部300)が主体となって実行が決定される連打操作(複数回操作)演出に対して、長押しオート連打機能が有効となるようにされてもよいし、長押しオート連打機能が無効となるようにされてもよい。
また、当否判定を行う制御手段(例えば、主制御部300)ではなく、これとは異なる制御手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500)が主体となって実行が決定される連打操作(複数回操作)演出に対して、長押しオート連打機能が有効となるようにされてもよいし、長押しオート連打機能が無効となるようにされてもよい。
また、これまでに説明した実施例も含めて、演出ボタン136と演出ボタン136に係る演出(ボタン演出)との関係について例示すると、以下のようになる。
(1)演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)を実行させるボタン演出(単発操作演出)が開始された後で、単発操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。
(2)単発操作演出が連続で複数回実行される場合において、演出ボタン136による長押し操作が行われた場合は、最初のボタン演出に係る操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、全てのボタン演出に係る操作の結果に関する演出が実行される。
(3)演出ボタン136による複数回の押下操作(連打操作)を実行させるボタン演出(連打操作演出)が開始された後で、連打操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、演出ボタン136による長押し操作が行われた場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、操作の結果に関する演出が実行される。
(4)長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われた場合は、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。また、長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。この場合、例えば、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、それなりに演出が進むようにしてもよいし、演出ボタン136が長押し操作されたとして操作を受け付けるようにしてもよい。
(5)演出ボタン136が継続的に押下されている状態(継続押下状態)において、単発操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136による操作を受け付けない。
(6)継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、操作の結果に関する演出が実行される。この場合において、連打操作演出が開始された時から疑似的な連打操作が行われる。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、疑似的な単発操作が行われてから所定時間後(例えば、0.5秒後)に疑似的な連打操作が行われるようにしてもよい。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136による操作を受け付けない。
(7)継続押下状態において、長押し操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136による操作を受け付けない。
(8)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、これらの単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(9)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(10)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(11)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(12)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、これらの連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(13)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(14)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(15)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(16)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、これらの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(17)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(18)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、連打操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(19)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、後に開始された長押し操作演出についても、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
(20)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。
(21)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。
(22)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行され、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図248〜図272を参照しながら説明する。また、以下に示す演出表示は、アニメーションにより行われてもよい。また、以下に示す実施形態は、これまでに示したいずれの実施形態においても適用可能であることはいうまでもない。
図248〜図272は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出を段階的に示す図である。なお、図248〜図272では、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220については図示しているが、普図表示装置210及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。なお、図248〜図272では、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214において停止表示する特図の種類が図68(a)及び同図(b)に示す停止図柄態様とされている。また、図248〜図272では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されているが、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図248は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の一例について段階的に示す図であり、図249は、図248に示す具体的演出例の続きを示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図248(1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、背景は図示していないが、例えば、デフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が不図示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2が表示されている。特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するため図柄である。特図1第4図柄t1は、特図1の図柄停止中には、ハズレの結果に対応する「×」の図柄又は特図1における大当り図柄に対応する図柄が表示され、特図1の図柄変動中には、「−」の図柄が点滅表示される。特図2第4図柄t2は、特図2の図柄停止中には、ハズレの結果に対応する「×」の図柄又は特図2における大当り図柄に対応する図柄が表示され、特図2の図柄変動中には、「−」の図柄が点滅表示される。このように、第4図柄は、装飾図柄とは表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告や当該図柄変動表示に関する予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、表示画面の左下隅部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図248に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の右側に特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンを表示するようにしてもよい。
特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコンは、横並びに表示され、左側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図248(1)には、3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されており、これら3つの特図1の保留アイコンh11〜h13はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。一方、特図2の保留アイコンは1つも表示されていない。これは、上述のごとく、図248に示す制御状態(遊技状態)が非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが、変動アイコン表示領域280の右側に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図248(1)に示すように、特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンが非表示とされる。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンが非表示とされる。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様も、丸形の無模様かつ白色の表示態様であるが、特図1の保留アイコンと表示位置を異ならせるようにしてもよいし、また、表示態様(ここでは形状)も異ならせるようにしてもよい。そうすることで、遊技者が一目見ただけで判別がつくようにすることができる場合がある。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図248(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12及び第三の保留アイコンh13が、第一の保留アイコンh11の表示位置及び第二の保留アイコンh12の表示位置にそれぞれ移動して、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図248(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化し、保留予告が開始された様子が示されている。すなわち、サボハニの表示態様は、先読み予告の表示態様である。
図248(4)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図248(4)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、方形状の枠内におけるゲージが減少する態様で表示状態が変化する。このボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始してから演出ボタン136の操作受付可能な最大時間を示す表示である。ここで、ボタン画像136aは、装飾図柄の中図柄の前側で重なって(オーバーラップして)表示されているが、装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄により重畳される(オーバーラップされる)ようにして表示されてもよい。なお、図248(4)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図248(5)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図248(6)に示すように、ステップアップ予告が開始される。また、このとき、ボタン画像136aとともに、ボタン受付時間メータMTが消去される。ステップアップ予告は、複数段階のステップにより切換表示が行われる予告であり、ステップが進むにつれて、大当りの信頼度が高いことを示唆する予告である。この演出例におけるステップアップ予告は、当該図柄変動表示に関する予告演出であるが、先読み予告として実行される場合があってもよい。図248(6)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告におけるステップ1の表示SU1が表示されている。このステップ1の表示SU1は、番長のキャラクタの顔によって表されている表示である。この演出例では、ステップ1の表示SU1が表示された後、ステップ2の表示が行われた場合の方が、ステップ1の表示SU1が表示された後、ステップ2の表示が行われない場合よりも、大当りとなりやすい(大当り図柄が確定表示されやすい)ように構成されている。なお、ステップ1の表示SU1は、装飾図柄の中図柄の前側で重なって表示されているが、装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄により重畳されるようにして表示されてもよい。また、演出ボタン136が操作されてもステップアップ予告が開始されない場合があってもよい。
図248(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告は終了しており、ステップ1の表示SU1は消去されている。すなわち、今回のステップアップ予告では、ステップ1の表示SU1で終了している。
図248(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図248(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図248(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。
その後、図248(11)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。ここで、先読み予告の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域280に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図248(12)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始され、図248(4)に示して上述した要領でボタン画像136a及びボタン受付時間メータMTが表示されている。なお、図248(12)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。
その後、図248(13)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図248(14)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図248(15)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。ここでゲージの減少する速度は、演出ボタン136が操作される前に表示されていたゲージの減少する速度よりも速くてもよいし、同じであってもよいし、遅くてもよい。さらに、ボタン受付時間メータMTには、ゲージの残り表示部分に番長の顔からなる番長のミニキャラクタBCHが複数(図248(15)に示す装飾図柄表示装置208では、5つ)並べて配置されている。ボタン受付時間メータMTに表示される番長のミニキャラクタBCHの数は、ゲージの残量(操作有効期間が開始されてからの時間)に応じた数となっている。この演出例では、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが表示されることにより、大当りの信頼度が高いことを示唆する予告表示として機能している。なお、演出ボタン136の操作があった場合、ステップアップ予告の表示が開始された後でボタン受付時間メータMTにおける番長のミニキャラクタBCHの表示(ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示)が開始されるようにしてもよいし、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示が開始された後でステップアップ予告の表示が開始されるようにしてもよいし、ステップアップ予告の表示の開始とボタン受付時間メータMTを用いた予告表示の開始とが同じタイミングであってもよい。このことは、以下の説明においても同様である。また、このボタン受付時間メータMTを用いた予告表示は、操作有効期間が開始してから、操作有効期間の最大の時間に対応する時間が経過するまで行われるが、それよりも早いタイミングで終了してもよいし、遅いタイミングで終了してもよい。なお、演出ボタン136が操作されてもボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが表示されない場合があってもよい。すなわち、この演出例では、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが表示された場合の方が、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが表示されなかった場合よりも大当りとなりやすいように構成されている。また、番長のミニキャラクタBCHとは別のミニキャラクタ(例えば、姫のミニキャラクタ)が表示される場合があってもよく、表示されたミニキャラクタによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。また、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが表示された後、表示されるミニキャラクタが変化するステップアップ予告が行われてもよく、例えば、番長のミニキャラクタBCHの表示態様が変化するほど、大当りとなりやすくしてもよい。なお、この演出例では、番長のミニキャラクタBCHが表示された数に拘らず、大当りの信頼度は同じとなっているが、番長のミニキャラクタBCHが表示された数に応じて大当りの信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、番長のミニキャラクタBCHが表示された数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。また、この演出例において、ボタン画像136aの表示態様がデフォルト以外の表示態様(例えば、デカボタンの表示態様やボタンが振動及び回転する表示態様等)で表示されてもよく、例えば、デカボタンの表示態様でボタン画像136aが表示された場合には、演出ボタン136が操作されると、ボタン受付時間メータMTに姫のミニキャラクタが出現しやすくしてもよく、出現したミニキャラクタに姫のミニキャラクタが含まれた場合には、番長のミニキャラクタBCHのみが出現した場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。一方、デフォルトの表示態様でボタン画像163aが表示された場合には、番長のミニキャラクタBCHのみが出現しやすくしてもよい。また、この演出例では、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136が操作されると、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラBCHが表示される態様で予告表示を行うようにしたが、ボタン受付時間メータMTのゲージの色が変化(例えば、青色から赤色に変化等)することにより予告表示を行うようにしてもよいし、ボタン受付時間メータMTの形状が変化することにより予告表示を行うようにしてもよい。また、この演出例において、操作有効期間が開始してから演出ボタン136が操作されたタイミングによって、ボタン受付時間メータMTにおける予告表示の種類が異なってもよく、例えば、操作有効期間が開始してから早いタイミングで演出ボタン136が操作された場合には、番長のミニキャラクタBCHが表示されやすく、操作有効期間が開始してから遅いタイミングで演出ボタン136が操作された場合には、タイマ表示による予告が行われるようにしてもよい。また、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示を装飾図柄表示装置208以外の表示手段(例えば、サブ表示装置や前面扉枠106や球貯留皿付扉108に設けられた表示装置等)において行うようにしてもよい。
その後、図248(16)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化している。このステップ2の表示SU2は、番長のキャラクタの全身によって表されている表示である。すなわち、この演出例では、ステップアップ予告においてステップ2の表示SU2が表示されたことにより、ステップ1の表示SU1で表示が終了するよりも大当りとなりやすいことが示唆されている。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHの表示数も減少し、図248(16)に示すタイミングでは、3つとなっている。
その後、図248(17)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3に変化している。このステップ3の表示SU3は、番長のキャラクタが服を破いている様子を示す表示である。さらに、ステップ3の表示SU3の表示とともに、「激アツだ」の文字がステップ3の表示SU3の上方に表示され、大当りの信頼度がきわめて高いことが示唆されている。すなわち、この演出例では、ステップアップ予告においてステップ3の表示SU3が表示されたことにより、ステップ2の表示SU2で表示が終了するよりも大当りとなりやすいことが示唆されている。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHの表示数も減少し、図248(17)に示すタイミングでは、1つとなっている。なお、ステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3に変化する前にボタン受付時間メータMTが消去される(すなわち、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示を終了)ようにしてもよいし、ステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3に変化するタイミングでボタン受付時間メータMTが消去されてもよい。また、この演出例では、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量がなくなった場合でも何らの演出を行わないが、ゲージの残量がなくなったときに、予告を行うようにしてもよい。また、この演出例では、ボタン受付時間メータMTに表示されたミニキャラクタと、ステップアップ予告において実行されるステップ数とに関連性はないが、例えば、ボタン受付時間メータMTに表示されたミニキャラクタに姫のミニキャラクタが含まれた場合には、ステップ3の表示SU3まで表示されやすいようにしてもよいし、逆に、ボタン受付時間メータMTに表示されたミニキャラクタが番長のミニキャラクタBCHのみから構成されている場合には、ステップ3の表示SU3が表示され難く、ステップ1の表示SU1やステップ2の表示SU2でステップアップ予告が終了されやすくしてもよい。また、この演出例において、ボタン画像136aの表示態様がデフォルトの表示態様以外の表示態様(例えば、デカボタンの表示態様や振動及び回転する表示態様等)であってもよく、例えば、ボタン画像136aの表示態様がデカボタンの表示態様であった場合には、デフォルトの表示態様であった場合よりもステップ3の表示SU3が表示されやすく、ボタン画像136aの表示態様がデフォルトの表示態様であった場合には、デカボタンの表示態様であった場合よりもステップ1の表示SU1やステップ2の表示SU2でステップアップ予告が終了されやすくしてもよい。
図248(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、このとき、ステップアップ予告は終了しており、ボタン受付時間メータMTも消去されている。ここで、ステップアップ予告は、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量がなくなるまで継続してもよいし、ゲージの残量がなくなるよりも前に終了してもよい。
図248(18)に続く図249(19)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「激アツだ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知されるとともに、このリーチにおける大当りの信頼度が高いことが示唆されている。なお、通常では、リーチ状態が形成された場合には、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことを報知するようにしている。すなわち、リーチ状態が形成されて「激アツだ」の表示が行われた場合は、「リーチ」の表示が行われた場合よりも大当りとなりやすいということができる。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図249(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、装飾図柄が左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
図249(21)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。なお、このボタン予告演出では、ボタン受付時間メータMTは表示されていない。
その後、図249(22)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図249(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が多数(例えば、9個)配されてなる強カットイン画像CI1aであり、弱カットイン画像CI1bが表示された場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆している。なお、強カットイン画像CI1aが表示された場合には、必ず大当りとなるように(最終的に大当り図柄が確定表示するように)してもよい。
その後、図249(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図249(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図249(26)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、「特図A」で大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、「特図A」の大当り図柄の態様で停止表示されている。
図250は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図250(1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2が表示されている。また、装飾図柄表示装置208には、表示画面の左下隅部に変動アイコン表示領域280が設けられている。さらに、図250に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。そのため、変動アイコン表示領域280の右側に特図1の保留アイコンが表示される。
図250(1)には、2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、そのうち、第一の保留アイコンh11は、サボハニ(先読み予告)の表示態様で表示されており、第二の保留アイコンh12はデフォルトの表示態様で表示されている。
図250(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図250(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている。図250(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。なお、図250(3)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。
その後、図250(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図250(5)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図250(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるとともに、ボタン受付時間メータMTに換えてタイマ予告表示TMが表示される。タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は、操作有効期間が開始されてからの時間(すなわち、演出ボタン136が操作されたときにおけるボタン受付時間メータMTのゲージの残量)に応じた時間が表示されており、図250(6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は、3.87秒を示す「03.87」が表示されている。すなわち、タイマ表示には、タイマ予告表示TMにおけるカウントダウンが完了したことにより行われる予告演出が実行されるタイミングが示されており、タイマ表示が表示開始された時点でのタイマ表示が示す時間は、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136が操作されるタイミングによって異なっている。すなわち、この演出例では、ボタン受付時間メータMTに換えて表示されるタイマ予告表示TMによるタイマ予告が行われているということができる。なお、この演出例では、演出ボタン136が操作されることによりタイマ予告表示TMを表示するようにしたが、タイマ予告表示TMが表示されない場合があってもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作されなかった場合には、タイマ予告表示TMが表示されないようにしてもよいし、タイマ予告表示TMが表示される場合があってもよい。
その後、図250(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化している。一方、タイマ予告表示TMでは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、タイマ表示における時間がさらに減った態様で表示されており、図250(7)に示すタイミングでは2.49秒であることを示す「02.49」が表示されている。
その後、図250(8)に示すように、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が「00.00」となって、カウントダウンが完了すると、図250(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3に変化する。また、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は、赤色に表示色が変化するとともに、太字で表され、カウントダウンが完了したことによる予告が発生したことを報知している。このステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3への変化は、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示がカウントアップしたことにより行われる予告表示である。すなわち、この演出例では、ボタン操作演出の結果として開始されたステップアップ予告に対し、タイマ予告が行われた結果によってステップアップ予告の信頼度をさらに高めているということができる。換言すれば、ボタン操作演出の結果として開始されたステップアップ予告と、タイマ予告のカウントダウンの結果として行われる予告とが相互に関係しているということができる。別の観点で見れば、ボタン操作演出の結果として開始されたステップアップ予告と、タイマ予告のカウントダウンの結果として行われる予告とが別個の予告であるということもできる。なお、この演出例では、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が示す残時間に応じてステップアップ予告の演出内容が変更される場合があり、例えば、タイマ予告が開始されたときのタイマ表示が示す残時間が多い場合(例えば、5秒)では、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2を経てステップ3の表示SU3が行われるが、タイマ予告が開始されたときのタイマ表示が示す残時間が少ない場合(例えば、1秒)では、ステップ1の表示SU1が表示された後、ステップ2の表示SU2の表示が間に合わないため、ステップ2の表示SU2の表示が行われることなく、ステップ3の表示SU3が表示される場合がある。あるいは、ステップ1の表示SU1及びステップ2の表示SU2の表示が行われることなく、ステップ3の表示SU3が表示される場合があってもよい。また、この演出例では、タイマ予告表示TMのけるタイマ表示を、操作有効期間に対応する時間(例えば、5秒)から操作有効期間が開始されてからの時間(例えば、1.13秒)を差し引いた残時間が3.87秒である場合に、これを示す「03.87」を表示するようにしたが、演出ボタン136が操作されたときにおけるボタン受付時間メータMTのゲージ残量に応じたタイマの初期値が表示されるようにし、表示されたタイマの初期値からタイマがカウントダウンして「00.00」となるタイミングに合わせてステップ3の表示SU3が表示されるようにしてもよい。具体的には、例えば、操作有効期間が開始されてから1秒以内の期間(第1期間)では、タイマの初期値として「04.00」が表示され、1秒を超えてから2秒以内の期間(第2期間)では、タイマの初期値として「03.00」が表示され・・・3秒を超えてから4秒以内の期間(第4期間)では、タイマの初期値として「01.00」が表示されるようにしてもよい。また、操作有効期間が開始されてからある期間を超過した場合には、タイマ予告が開始されないようにしてもよい。
その後、図250(10)〜同図(18)に示す演出が行われる。なお、図250(10)〜同図(18)に示す演出は、図248(18)〜図249(25)と同様であるため、説明を省略する。
図251は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図であり、図252は、図251に示す具体的演出例の続きを示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図251(1)〜同図(5)に示す演出は、図250(1)〜同図(5)と同様であるため、説明を省略する。
図251(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図251(5)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図251(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。さらに、ボタン受付時間メータMTには、ゲージの残り表示部分に番長の顔からなる番長のミニキャラクタBCHが複数(図251(6)に示す装飾図柄表示装置208では、5つ)並べて配置されている。すなわち、番長のミニキャラクタBCHの表示による予告表示が行われている。また、図251(6)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部にタイマ予告表示TMが表示され、タイマ予告表示TMでは、演出ボタン136が操作されたタイミングに拘らず、所定の時間(例えば、30秒)を示すタイマ表示(図251(6)に示すタイマ予告表示TMでは、30秒を示す「30.00」の表示)が行われている。このとき、操作有効期間が開始された時間に応じて、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンの速度が異ならせて、カウントダウンが終了するタイミングが同じになるようにしてもよいし、また、例えば、リーチ演出が開始されてノーマルリーチからスーパーリーチに移行する間の時間や、揺れ変動による仮停止表示を行う時間を可変することによりカウントダウンが終了するタイミングを調整するようにしてもよい。また、タイマ予告が開始されたときのタイマ予告表示TMに表示されるタイマ表示を、操作有効期間が開始されてからの時間に応じた時間が表示されるようにしてもよい。このように、この演出例では、ボタン受付時間メータMTにおける番長のミニキャラクタBCHの表示による予告とタイマ予告表示TMによるタイマ予告とが一体となった一つの予告表示ということができる。換言すれば、この演出例では、少なくとも操作有効期間として設定された時間のうちの演出ボタン136が操作された時点での残り時間をボタン受付時間メータMTで報知しながら、何らかの予告(番長のミニキャラクタBCHの表示とタイマ予告)を行っているということができる。
その後、図251(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化している。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHの表示数も減少し、図251(7)に示すタイミングでは、3つとなっている。また、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は、タイマ予告が開始されてからの時間に応じてカウントダウンが進んでおり、図251(7)に示すタイミングでは、28.50秒を示す「28.50」が表示されている。
その後、図251(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3に変化している。さらに、ステップ3の表示SU3の表示とともに、「激アツだ」の文字がステップ3の表示SU3の上方に表示され、大当りの信頼度がきわめて高いことが示唆されている。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHの表示数も減少し、図251(8)に示すタイミングでは、1つとなっている。また、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は、タイマ予告が開始されてからの時間に応じてカウントダウンが進んでおり、図251(8)に示すタイミングでは、26.00秒を示す「26.00」が表示されている。なお、この演出例では、図250に示される演出例とは異なり、タイマ予告によるカウントダウンの結果、ステップアップ予告に対する影響を与えるものではなく、図251(8)においても未だカウントダウンが継続している。
図251(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、このとき、ステップアップ予告は終了し、ボタン受付時間メータMTも消去されているが、タイマ予告は継続して行われており、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンは進んでいる。すなわち、この演出例では、操作有効期間に対応する時間が経過し、ステップアップ予告が終了した後もタイマ予告が継続して行われている様子が示されている。また、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が表示される期間は、操作有効期間が開始されてボタン受付時間メータMTにおけるゲージが減少を開始してからのゲージの残量が0になるまでの期間よりも長い期間であるということもできる。その後、図251(10)〜同図(13)に示す演出が行われる。なお、図251(10)〜同図(13)に示す演出は、図249(19)〜図249(22)と同様であるため、説明を省略する。
図251(12)に示すように、ボタン予告演出が開始された後、図251(13)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図251(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が表示されていない弱カットイン画像CI1bであり、強カットイン画像CI1aが表示された場合よりも大当りの信頼度は低いが、カットイン画像が表示されなかった場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆している。なお、このときもタイマ予告は継続して行われており、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンは進んでいる。図251(14)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は残り10.50秒であることを示す、「10.50」が表示されている。
その後、図251(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。一方、このときもタイマ予告は継続して行われており、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンは進んでいる。図251(15)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示は残り5.50秒であることを示す、「05.50」が表示されている。
その後、図251(16)〜同図(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる一方で、タイマ予告は継続して行われており、図251(17)に示すタイミングでタイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が「00.00」となって、カウントダウンが完了すると、図251(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが後ろ向きで登場するとともに、タイマ予告表示TMでは、「復活」の文字が表示され、復活演出が行われることが報知されている。すなわち、大当り確定であることが報知されている。なお、復活演出において復活に失敗する演出が行われ、ハズレの結果が導出されるようにしてもよい。
すると、図251(18)に続く図252(19)に示す装飾図柄表示装置208では、後ろ向きであった番長のキャラクタBCが正面を向くとともに、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せが表示され、大当りとなることが報知される。また、タイマ予告表示TMでも、「おめでとう」の文字が表示され、大当りとなることを祝福している様子が示されている。
その後、図252(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図252(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、特図Aで大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、特図Aの大当り図柄の態様で停止表示されている。
図253は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図253(1)に示す演出は、図250(1)と同様なので、説明を省略する。
図253(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図253(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている。図253(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。この演出例では、ボタン受付時間メータMTの両端に番長のアイコンとパンダのアイコンが表示されている。そして、この演出例におけるボタン受付時間メータMTは、上述した態様とは異なっており、図253(3)〜同図(7)に示すように、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、漸次短くなるようにして表示態様が変化する。また、ボタン受付時間メータMTが短くなるに呼応して、ボタン受付時間メータMTに右端部に配置されたパンダのアイコンもボタン受付時間メータMTの右側端部に追従するように移動する。このとき、ボタン受付時間メータMTの左端部に配置された番長のアイコンは位置が固定されており移動していない。以下の説明において、ボタン受付時間メータMTの左端部に配置されてボタン受付時間メータMTの減少表示に拘らず位置が変化しないアイコンを固定用アイコンといい、ボタン受付時間メータMTの右端部に配置されてボタン受付時間メータMTの減少表示に応じて変位するアイコンを移動用アイコンということがある。そのため、時間の経過に応じて、パンダのアイコンが番長のアイコンに近づいていくように表示される。この演出例では、パンダが番長に噛みつくことで何かが起こることを予兆しており、すなわち、ボタン受付時間メータMTの表示自体が予告表示として機能しているということができる。また、別の観点から見れば、ボタン受付時間メータMTが表示されることで、ボタン操作演出における演出ボタン136の操作が行われるよりも前に、ボタン受付時間メータMTによる予告表示が開始されているということもできる。なお、この演出例において、ボタン受付時間メータMTの両端に表示されたアイコンが操作有効期間が開始されてからの時間に応じて変化するステップアップ予告が行われてもよく、例えば、操作有効期間が開始したときにはボタン受付時間メータMTの両端に2つのパンダのアイコンが表示されており、時間が経過すると、パンダのアイコンが1つずつ番長のアイコンに変化し、アイコンが変化するほど大当りの信頼度の高い予告が表示されやすいようにしてもよいし、アイコンが変化するほど大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。また、この演出例では、ボタン受付時間メータMTにキャラクタのアイコンが表示される態様で予告表示を行うようにしたが、例えば、ボタン受付時間メータMTのゲージの色を変化させることにより予告表示を行うようにしてもよいし、ボタン受付時間メータMTの表示態様を変化させることにより予告表示を行うようにしてもよい。
図253(4)は、操作有効期間が開始された後、時間の経過に応じてボタン受付時間メータMTが短くなっている様子が示されている。
その後、図253(5)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図253(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ボタン受付時間メータMTが漸次短くなるように表示態様が変化する。なお、このとき、ボタン受付時間メータMTにミニキャラクタ(例えば、番長のミニキャラクタBCHや姫のミニキャラクタ等)が表示されて予告表示が行われるようにしてもよい。この場合、例えば、ボタン受付時間メータMTに付加されていた2つのアイコンが両方とも番長のアイコンである場合には、姫のミニキャラクタが表示されやすく、ボタン受付時間メータMTに付加されていた2つのアイコンが番長のアイコンとパンダのアイコンの組合せである場合には、番長のミニキャラクタBCHが表示されやすいようにしてもよい。
その後、図253(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化している。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてさらに短くなっており、図253(7)に示すタイミングでは、パンダのアイコンが番長のアイコンに近接し、「ガブッ」という文字を表示することにより、パンダが番長に噛みついている様子が示されている。これにより、遊技者に何かが起こることを期待させ、その結果、大当りに対する期待感を持たせることができる場合がある。なお、この演出例では、操作有効期間が開始されてから操作有効期間に対応する時間が経過するまでの期間の範囲内でボタン受付時間メータMTによる予告表示が行われている。
すると、図253(8)に示す装飾図柄表示装置208では、多数の星の図柄によりステップ2の表示SU2が視認困難な態様で覆われる。なお、このとき、装飾図柄は、左上隅に小さく表示される。この演出は、パンダが番長に噛みついたことにより行われる演出であり、すなわち、ボタン受付時間メータMTによる予告表示の結果が、ステップアップ予告(演出ボタン136の操作により開始される予告)に影響を与えるものであるということができる。これにより、ステップアップ予告に変化が生じることに期待を持たせることができる場合がある。また、ステップアップ予告が終わったかと見せかけておいて、さらにステップアップ予告を発展させるので、ステップアップ予告に意外性を持たせることができる場合がある。なお、この演出例では、操作有効期間が開始されてからボタン受付時間メータMTによる予告表示の結果の表示が開始されるまでの時間が決まっており、そのため、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136が操作されるまでのタイミングが早いほど、ステップアップ予告の実行時間も長くなる。また、この演出例では、操作有効期間において演出ボタンが操作されない場合には、ステップアップ予告は開始されず、また、ボタン受付時間メータMTによる予告表示の結果も表示されないようにしている。
そして、図253(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ステップ2の表示SU2に換えて、姫のキャラクタHMが「プレミアよ」の文字表示とともに表示され、大当り確定であることが報知されている様子が示されている。すなわち、ボタン受付時間メータMTによる予告表示の結果が、ステップアップ予告からプレミア予告に移行するものとなっている。なお、上述したボタン操作演出において演出ボタン136が操作されない場合にはステップアップ予告が開始されず、したがって、プレミア予告も行われないこととなるが、ステップアップ予告が行われなくてもプレミア予告は行われるようにしてもよい。
その後、図253(10)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組合せで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図253(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図253(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、特図Aで大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、特図Aの大当り図柄の態様で停止表示されている。
図254は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。この演出例では、ボタン操作演出における操作有効期間において演出ボタン136が操作されなかった場合に行われる演出の様子が示されている。なお、図254(1)〜同図(3)に示す演出は、図250(1)〜同図(3)と同様なので、説明を省略する。
図254(4)は、ボタン操作演出が開始され、操作有効期間が開始した後の様子が示されている。その後、図254(4)〜同図(6)に示すように、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過すると、図254(7)に示すようにステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。この演出例では、操作有効期間において演出ボタン136が操作されなくても操作有効期間が経過した後でステップアップ予告が開始される様子が示されている。なお、この場合、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間の経過とともに消去されるので、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示が行われない。また、上述したオートボタンモードに設定されている場合には、操作有効期間が開始された後、所定時間(例えば、2秒)が経過したタイミングで演出ボタン136が疑似的に操作されたとして、ステップアップ予告が開始されるとともに、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示が行われてもよいし、ステップアップ予告のみが行われ、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示は行われなくてもよいし、ボタン受付時間メータMTを用いた予告のみが行われ、ステップアップ予告は行われなくてもよい。図254(7)に示すタイミングでステップアップ予告が開始された後は、図254(8)〜同図(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が発展する。なお、この場合、ステップ3の表示SU3が表示されずにステップ2の表示SU2でステップアップ予告が終了する場合があってもよいし、ステップ2の表示SU2が表示されずにステップ1の表示SU1でステップアップ予告が終了する場合があってもよい。なお、図254(8)〜同図(9)に示す演出は、ボタン受付時間メータMTが表示されていないことを除き、図248(16)〜同図(17)と同様であるので、説明を省略する。
図254(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図254(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「激アツだ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知されるとともに、このリーチにおける大当りの信頼度が高いことが示唆されている。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、上述したようなリーチ演出が行われた後、大当りとなる場合には、揺れ変動による仮停止表示が行われた後、図254(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、特図Aで大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、特図Aの大当り図柄の態様で停止表示されている。
図255は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される疑似連演出の一例について段階的に示す図であり、図256は、図255に示す具体的演出例の続きを示す図である。なお、図255(1)に示す演出は、図250(1)と同様なので、説明を省略する。
図255(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に、「3人集めたら疑似連だ」という文字表示が表示され、疑似連演出が行われることを予告している。
すると、図255(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始される。図255(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、疑似連演出の実行に関する予告演出である。この演出例におけるボタン受付時間メータMTは、図253(3)に示して上述したものと同様であり、時間の経過に応じてボタン受付時間メータMT自体が短くなることで表示態様が変化する。このボタン操作演出では、演出ボタン136を複数回(この演出例では、3回)操作して、所望の表示結果が表示(越後屋のキャラクタECG、殿様のキャラクタYSM、姫のキャラクタHMEの3人が表示)されることにより、疑似連が行われることが予告されるものである。疑似連が行われない場合には、3つのキャラクタが表示されないようになっている。なお、この演出例では、1回操作毎に、キャラクタが1つずつ表示されるものとしたが、長押し操作の量によりキャラクタが1つずつ増加するようにしてもよいし、連打操作回数によりキャラクタが1つずつ増加するようにしてもよい。また、1回の操作で2つ以上のキャラクタが同時に表示されるようにしてもよい。また、操作有効期間が経過するまでに演出ボタン136の操作回数が所定回数(例えば、3回)に満たない場合には、疑似連が行われないようにしてもよいし、疑似連が行われてもよい。
その後、操作有効期間が開始され、図255(4)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図255(5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に越後屋のキャラクタECGが表示される。そして、図255(5)に示すタイミングで2回目の演出ボタン136の操作が行われると、図255(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に殿様のキャラクタYSMが越後屋のキャラクタECGに並んで表示される。さらに、図255(6)に示すタイミングで3回目の演出ボタン136の操作が行われると、図255(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に姫のキャラクタHMEが殿様のキャラクタYSMに並んで表示され、所望の表示結果が表示される。
すると、図255(8)に示すように、ボタン受付時間メータMTに付随して表示されている番長のアイコンとパンダのアイコンが離間するとともに、ボタン受付時間メータMTには「全員集合」の文字が表示され、疑似連が行われることが予告される。
その後、図255(9)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−リプレイ図柄−装飾7」の装飾図柄の組合せが表示されて揺れ変動表示による仮停止が行われている様子が示され、疑似連が行われることが報知される。すなわち、この演出例では、中図柄にリプレイ図柄を停止表示することにより、疑似連が行われることを報知している。なお、この演出例では、「装飾7−リプレイ図柄−装飾7」を同時に停止表示するようにしたが、左図柄>
右図柄>
中図柄の順に順次停止表示するようにしてもよい。
図255(10)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部には、「3人集めたら疑似連だ」という文字表示が表示され、2回目の疑似連演出が行われることを予告している。
すると、図255(11)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始される。図255(11)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出も、疑似連演出の実行に関する予告演出である。この演出例におけるボタン受付時間メータMTは、図253(3)に示して上述したものと同様であるが、図255(11)に示すボタン受付時間メータMTでは、両端部にそれぞれ番長のアイコンが表示されている。この演出例では、ボタン受付時間メータMTに番長のアイコンとパンダのアイコンが表示される場合よりも、番長のアイコンが2つ表示された場合の方が疑似連が発生しやすくなっており、番長のアイコンが2つ表示された場合には、疑似連が必ず行われるようにしてもよい。なお、ボタン受付時間メータMTに番長のアイコンが2つ表示される場合には、ボタン画像136aがデフォルト以外の表示態様(例えば、デカボタンの表示態様や振動及び回転している表示態様等)で表示されやすくなってもよいし、逆に、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様以外の表示態様で表示される場合には、ボタン受付時間メータMTに番長のアイコンが2つ表示されやすくなってもよい。
その後、操作有効期間が開始され、図255(12)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図255(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に越後屋のキャラクタECGが表示される。そして、図255(13)に示すタイミングで2回目の演出ボタン136の操作が行われると、図255(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に殿様のキャラクタYSMが越後屋のキャラクタECGに並んで表示される。さらに、図255(14)に示すタイミングで3回目の演出ボタン136の操作が行われると、図255(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に姫のキャラクタHMEが殿様のキャラクタYSMに並んで表示され、所望の表示結果が表示される。
すると、図255(8)に示して上述した要領で、ボタン受付時間メータMTに付随して表示されている一対の番長のアイコンが離間するとともに、ボタン受付時間メータMTには「全員集合」の文字が表示され、2回目の疑似連が行われることが予告される。
その後、図255(16)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−リプレイ図柄−装飾7」の装飾図柄の組合せが表示されて揺れ変動表示による仮停止が行われている様子が示され、2回目の疑似連が行われることが報知される。
図255(17)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による3回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により3回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×3」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部には、「3人集めたら激アツだ」という文字表示が表示され、大当りの信頼度の高い予告が行われることを予告している。
すると、図255(17)に続く図256(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始される。図256(18)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、ある予告演出が行われることに関する予告演出である。図256(18)に示すボタン受付時間メータMTでは、両端部にそれぞれ番長のアイコンが表示されている。この演出例では、ボタン受付時間メータMTに番長のアイコンとパンダのアイコンが表示される場合よりも、番長のアイコンが2つ表示された場合の方が信頼度の高い予告が発生しやすく、すなわち、番長のアイコンが2つ表示されることにより大当りとなりやすく(大当り図柄が確定表示されやすく)なっている。
その後、操作有効期間が開始され、図256(19)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図256(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に越後屋のキャラクタECGが表示される。そして、図256(20)に示すタイミングで2回目の演出ボタン136の操作が行われると、図256(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に殿様のキャラクタYSMが越後屋のキャラクタECGに並んで表示される。さらに、図256(21)に示すタイミングで3回目の演出ボタン136の操作が行われると、図256(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に姫のキャラクタHMEが殿様のキャラクタYSMに並んで表示され、所望の表示結果が表示される。
その後、図256(23)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が表示されてリーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、中図柄の前側に重なるように、越後屋のキャラクタECG、殿様のキャラクタTSM及び姫のキャラクタHMEが配置され、その下方に表示されたボタン受付時間メータMTでは、「激アツ」の文字が表示され、大当りの信頼度が高いことが示唆される。
その後、図256(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展する。なお、図256(24)〜同図(30)に示す演出は、リーチ状態を構成する装飾図柄が異なる他は、図249(20)〜同図(26)と同様であるため、説明を省略する。
図257は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される疑似連演出の他の例について段階的に示す図である。この演出例では、ボタン操作演出においてキャラクタが3人揃わず、疑似連が行われない様子が示されている。なお、図257(1)〜同図(6)に示す演出は、図255(1)〜同図(6)と同様なので、説明を省略する。
図257(6)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が行われており、演出ボタン136が2回押された結果、越後屋のキャラクタECG及び殿様のキャラクタYSMが表示されている様子が示されている。そして、図257(6)に示すタイミングで3回目の演出ボタン136の操作が行われると、図257(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタHMEが表示されず、姫のキャラクタHMEが出現しなかったことを示す「×」の表示が行われている。
すると、図257(8)に示すように、ボタン受付時間メータMTに付随して表示されている番長のアイコンとパンダのアイコンが離間するとともに、ボタン受付時間メータMTには「残念」の文字が表示され、ボタン操作演出に失敗し、疑似連が行われないことが報知される。なお、キャラクタが3つ表示されず、「残念」の文字が表示されたにも拘らず、疑似連が行われる場合があってもよい。この場合、例えば、法則崩れのプレミアム演出として、大当り確定となるようにしてもよい。
その後、図257(9)〜同図(12)に示すように、左図柄>
中図柄>
右図柄の順に装飾図柄が停止し、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。なお、図257(9)〜同図(12)に示す演出は、図248(7)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。このように、この演出例では、ボタン受付時間メータMTに付随して表示されるアイコンが番長のアイコンとパンダのアイコンであり、図255〜図256に示される演出例における2つの番長のアイコンが表示される場合よりも大当り図柄が確定表示されにくくなっている。
図258は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。この演出例では、ボタン操作演出における操作有効期間の終了に近いタイミングで演出ボタン136が操作された場合に行われる演出の様子が示されている。なお、図258(1)〜同図(4)に示す演出は、図248(10)〜同図(13)と同様であるので、説明を省略する。
図258(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図258(5)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図258(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。ここで、図258(5)に示すように、演出ボタン136が操作されたタイミングは、図248(14)に示すタイミングよりも遅いタイミングであり、操作有効期間が終了するよりも少し前のタイミングとなっている。そのため、図258(6)に示すように、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量は少なく、ゲージの残り表示部分に表示される番長のミニキャラクタBCHの数も1つだけとなっている。
その後、図258(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾5」が停止表示される。一方、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、ステップアップ予告は、左図柄が停止表示されるよりも前のタイミングで終了している。すなわち、ステップアップ予告が終了するタイミングは予め定められている(例えば、この演出例では、左図柄が停止表示されるよりも前のタイミング)ため、ステップアップ予告が実行可能な期間は、演出ボタン136が操作されたタイミングによって変動することとなる。そのため、演出ボタン136が操作されたタイミングが遅いほど、ステップアップ予告の実行時間も短くなる。この演出例では、操作有効期間が終了する少し前のタイミングで演出ボタン136が操作されたため、ステップアップ予告が開始されてステップ1の表示SU1の表示が開始された後、ステップ3の表示SU3まで発展する演出を行うのに十分な時間がなく、ステップ3の表示SU3まで表示する予定であったにもかかわらず、ステップ1の表示SU1でステップアップ予告が終了することとなる。なお、ステップアップ予告を実行可能な時間に応じて、表示を開始するステップアップの表示を決定するようにしてもよく、例えば、この演出例のように、ステップアップ予告の実行時間が短いような場合には、ステップ1の表示SU1及びステップ2の表示SU2の表示を行わず、ステップ3の表示SU3から表示を開始するようにしてもよい。
その後は、図258(8)〜同図(15)に示す演出が行われる。なお、図258(7)〜同図(15)に示す演出は、図248(18)〜図249(26)と同様であるので、説明を省略する。
図259は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の別の例について段階的に示す図である。なお、図259(1)〜同図(4)に示す演出は、図248(10)〜同図(13)と同様であるので、説明を省略する。
図259(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図259(5)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図259(6)に示すように、ステップアップ予告が開始される。この演出例では、ステップアップ予告が開始されると、ステップ1の表示SU1から表示が開始されず、ステップ2の表示SU2から表示が開始され、その後、図259(7)に示すように、ステップ3の表示SU3が表示される。これは、図259(5)に示すように、演出ボタン136が操作されたタイミングが、図248(14)に示すタイミングよりも遅いタイミングであり、そのため、ステップアップ予告の実行可能時間が、ステップアップ予告において実行する予定である演出の実行時間よりも短いため、ステップ1の表示SU1から表示を開始した場合には、ステップ2の表示SU2やステップ3の表示SU3を十分に表示することができない。そのため、この演出例では、演出ボタン136が操作されたタイミングからステップアップ予告において表示を開始するステップの表示を決定し、これに基づいてステップアップ予告が行われるようにされている。例えば、図259(5)に示すタイミングで演出ボタン136が操作された場合には、ステップ2の表示SU2から表示を開始するように決定し、ステップ3の表示SU3まで表示されるようにしている。これにより、例えば、ステップ3の表示SU3が表示される予定である場合には、演出ボタン136の操作が遅れたことにより見ることができなくなるようなことがなくなる場合がある。なお、この演出例において、ボタン受付時間メータMTの両端に上述したキャラクタのアイコンが付加されてもよく、例えば、番長のアイコンとパンダのアイコンが表示された場合には、演出ボタン136が操作されると、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが出現しやすく、2つの番長のアイコンが表示された場合には、番長のミニキャラクタBCHよりも姫のミニキャラクタが出現しやすくなり、この姫のミニキャラクタの出現した場合には、番長のミニキャラクタBCHが出現した場合よりも大当りとなりやすい(大当り図柄が確定表示されやすい)ようにしてもよい。
その後は、図259(8)〜同図(16)に示す演出が行われる。なお、図259(8)〜同図(16)に示す演出は、図248(18)〜図249(26)と同様であるので、説明を省略する。
図260は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図260(1)に示す演出は、図250(1)と同様なので、説明を省略する。
図260(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。
図260(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている。図260(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されるが、上述したようなボタン受付時間メータMTは表示されていない。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。
その後、図260(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始されると、操作有効期間の残り時間を示す「あと5.00秒」の表示が行われる。この残り時間の表示は、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてカウントダウンの方法により漸次数値が減少するように表示される。このカウントダウンの表示は、実際の時間の経過に対応してカウントダウンが進むようにしてもよいし、実際の時間の経過よりも速くカウントダウンが進むようにしてもよいし、実際の時間の経過よりも遅くカウントダウンが進むようにしてもよい。なお、この演出例では、操作有効期間が開始されるタイミングで残り時間の表示を開始したが、操作有効期間が開始した後のタイミングで残り時間の表示を開始してもよく、例えば、操作有効期間の最大時間が5秒である場合に、操作有効期間が開始した後、残り3秒となったタイミングで「あと3.00秒」と表示する等、残り時間の表示を開始するようにしてもよい。
その後、図260(5)に示すタイミング(例えば、この演出例では、操作有効期間が開始されてから2秒が経過し、残り時間の表示が「あと3.00秒」となっているタイミング)で、演出ボタン136が操作されると、図260(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aとともに、カウントダウンの表示も消去される。
その後、図260(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップ1の表示SU1の下方に、図253(3)に示して上述したボタン受付時間メータMTが表示される。このボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136が操作されるまでのタイミングに拘らず、同じ長さで表示が開始される。一方で、ステップアップ予告の実行期間は、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136が操作されるまでのタイミングに依存するため、ボタン受付時間メータMTが表示される期間も異なる。そのため、ボタン受付時間メータMTが短くなる速度は、演出ボタン136が操作されるタイミングによって異なっており、例えば、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136が早く操作されるほど、ボタン受付時間メータMTが短くなる速度は遅くなる。
その後、図260(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化している。一方、ボタン受付時間メータMTは、ボタン受付時間メータMTが表示開始してからの時間に応じて短くなっており、図260(8)に示すタイミングでは、パンダのアイコンが番長のアイコンに近接し、「ガブッ」という文字を表示することにより、パンダが番長に噛みついている様子が示されている。その後は、図260(9)〜同図(13)に示す演出が行われる。なお、図260〜同図(13)に示す演出は、図253(8)〜同図(12)と同様であるため、説明を省略する。このように、この演出例では、ボタン操作演出において、演出ボタン136の操作の前後で操作有効期間に関連する表示(残り時間の表示とボタン受付時間メータMTの表示)が変化する構成とされている。
図261は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図261(1)に示す演出は、図250(1)と同様なので、説明を省略する。
図261(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。
図261(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている。図261(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されるが、上述したようなボタン受付時間メータMTは表示されていない。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。
その後、図261(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始されると、操作有効期間の残り時間を示す「あと5秒」の表示が行われる。この残り時間の表示は、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてカウントダウンの方法により数値が減少するように表示される。この演出例では、図260に示す演出例と比べると、1秒未満の表示がないため、残り時間の概略表示を行っているということができる。このカウントダウンの表示は、実際の時間の経過に対応してカウントダウンが進むようにしてもよいし、実際の時間の経過よりも速くカウントダウンが進むようにしてもよいし、実際の時間の経過よりも遅くカウントダウンが進むようにしてもよい。
その後、図261(5)に示すタイミング(例えば、この演出例では、操作有効期間が開始されてから1秒が経過し、残り時間の表示が「あと4秒」となっているタイミング)で、演出ボタン136が操作されると、図261(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、カウントダウンの表示は引き続き表示されており、カウントダウンも継続して行われている。また、このとき、カウントダウンの表示は「あと」の部分が消去されており、操作有効期間の残り時間の表示から、或る演出が行われるまでのタイマ予告としての表示に切り替わったことが示されている。
その後、図261(7)〜同図(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告としてのカウントダウンの表示が行われる。このとき、カウントダウンの表示の数値部分の表示が多色(例えば、7色)に変化し、大当りの信頼度が高いことを示唆している。なお、カウントダウンの表示の数値部分の表示が多色に変化した場合には、大当り確定であってもよい。また、カウントダウンの表示の数値部分を他の1色で表示するようにしてもよく、例えば、表示色により大当りの信頼度を異ならせるようにしてもよい。また、例えば、カウントダウンの表示の数値部分の書体を変更し、表示された書体によって大当りの信頼度を示唆するようにしてもよい。また、ステップアップ予告では、ステップ1からの発展は行われず、ステップ1の表示SU1のままとなっている。
その後、図261(10)に示すように、カウントダウンの表示が「0秒」となって、カウントダウンが完了すると、図261(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ステップ1の表示SU1からステップ3の表示SU3に変化する。また、カウントダウンの表示は消去されている。このステップ1の表示SU1からステップ3の表示SU3への変化は、タイマ予告としてのカウントダウンが完了したことにより行われる予告表示である。すなわち、この演出例では、ボタン操作演出の結果として開始されたステップアップ予告に対し、タイマ予告が行われた結果によってステップアップ予告の信頼度をさらに高めているということができる。換言すれば、ボタン操作演出の結果として開始されたステップアップ予告と、タイマ予告のカウントダウンの結果として行われる予告とが相互に関係しているということができる。別の観点で見れば、ボタン操作演出の結果として開始されたステップアップ予告と、タイマ予告のカウントダウンの結果として行われる予告とが別個の予告であるということもできる。
その後、例えば、図248(18)〜同図(19)に示す要領で左図柄及び右図柄が停止表示してリーチ状態となった後、図261(12)〜同図(18)に示す演出が行われる。なお、図261(12)〜同図(18)に示す演出は、図249(20)〜同図(26)と同様であるため、説明を省略する。
図262は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図262(1)に示す演出は、図250(1)と同様なので、説明を省略する。
図262(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に、「3人集めたらチャンスだ」という文字表示が表示され、キャラクタが3人出現すれば大当りの信頼度が高いことが示唆されている。
すると、図262(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始される。図262(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。この演出例におけるボタン受付時間メータMTは、図253(3)に示して上述したものと同様であり、時間の経過に応じてボタン受付時間メータMT自体が短くなることで表示態様が変化する。このボタン操作演出では、演出ボタン136を複数回(この演出例では、3回)操作して、所望の表示結果が表示(越後屋のキャラクタECG、殿様のキャラクタYSM、姫のキャラクタHMEの3人が表示)されることにより、大当りの信頼度が高い予告が行われることを報知するものである。すなわち、3つのキャラクタの全てが表示された場合の方が、3つのキャラクタの全てが表示されない場合よりも予告が表示されやすくなっている。なお、この演出例では、1回操作毎に、キャラクタが1つずつ表示されるものとしたが、長押し操作の量によりキャラクタが1つずつ増加するようにしてもよいし、連打操作回数によりキャラクタが1つずつ増加するようにしてもよい。また、1回の操作で2つ以上のキャラクタが同時に表示されるようにしてもよい。
その後、操作有効期間が開始され、図262(4)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図262(5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に越後屋のキャラクタECGが表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、操作有効期間は継続している。すなわち、演出ボタン136の操作を促す表示を行わない状態で演出ボタン136の操作を受け付ける隠しボタン演出が行われている様子が示されている。そして、図262(5)に示すタイミングで2回目の演出ボタン136の操作が行われると、図262(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に殿様のキャラクタYSMが越後屋のキャラクタECGに並んで表示される。すなわち、隠しボタン操作により殿様のキャラクタYSMが出現している様子が示されている。さらに、図262(6)に示すタイミングで3回目の演出ボタン136の操作が行われると、図262(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に姫のキャラクタHMEが殿様のキャラクタYSMに並んで表示され、所望の表示結果が表示される。すなわち、隠しボタン操作により姫のキャラクタHMEが出現している様子が示されている。このように、この演出例では、ボタン受付時間メータMTによる予告表示の実行中に隠しボタン演出が行われている様子が示されている。
すると、図262(8)に示すように、ボタン受付時間メータMTに付随して表示されている番長のアイコンとパンダのアイコンが離間するとともに、ボタン受付時間メータMTには「全員集合」の文字が表示され、大当りの信頼度が高いことを示す予告表示がその後に行われることが報知される。
その後、図262(9)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が表示されてリーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、中図柄の前側に重なる(オーバーラップする)ように、越後屋のキャラクタECG、殿様のキャラクタYSM及び姫のキャラクタHMEが配置され、その下方に表示されたボタン受付時間メータMTでは、「チャンス」の文字が表示され、大当りの信頼度が高いことを示唆する予告表示が行われている。なお、ボタン操作演出において、演出ボタン136の操作回数が足りず3つのキャラクタが表示されなかった場合や、演出ボタン136が所定回数操作されたが、例えば、3つのキャラクタのうちのいずれか一つ以上のキャラクタが出現しなかった場合には、「チャンス」の文字に換えて、例えば、「残念」の表示を行い、大当りの信頼度が低いことを報知するようにしてもよい。また、特定の図柄(例えば、「装飾7」)でリーチとなった場合には、他の図柄でリーチとなった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
続いて、図262(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した討伐リーチに発展している様子が示されている。
図262(11)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。なお、このボタン予告演出では、ボタン受付時間メータMTは表示されていない。
その後、図262(12)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図262(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示される。
その後、図262(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図262(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図262(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。
図263は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図263(1)〜同図(3)に示す演出は、図250(1)〜同図(3)と同様なので、説明を省略する。
図263(3)に示すように、ボタン操作演出が開始された後、図263(4)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始されると、装飾図柄表示装置208の右下隅に「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作によりステップアップ予告においてステップが進むことが報知される。
その後、図263(5)に示すタイミングで、演出ボタン136の連打操作が開始されると、図263(6)に示すように、演出ボタン136の1回目の操作に応じて、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。また、このタイミングで、ボタン受付時間メータMTには、ゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが複数(図263(6)に示す装飾図柄表示装置208では、5つ)並べて配置されている。この演出例でも、ボタン受付時間メータMTに番長のミニキャラクタBCHが表示されることにより、大当りの信頼度が高いことを示唆する予告表示として機能している。なお、図263(6)に示すタイミングでは、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている。この演出例では、演出ボタン136の1回の操作でステップアップ予告が開始するようにしたが、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136の所定回数の連打操作が行われた場合にステップアップ予告が開始されてもよい。このように、この演出例では、演出ボタン136による連打操作の演出の実行中において、ボタン受付時間メータMTによる予告表示が行われている様子が示されている。
その後、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われ、所定回数の演出ボタン136の操作が行われると、図263(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2にステップアップする。このように、この演出例では、演出ボタン136の連打操作が行われることを条件として、ステップアップ予告における表示のステップアップが行われる場合があり、換言すれば、演出ボタン136の操作回数が不足している場合には、ステップアップが行われないようになっている。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHの表示数も減少している。
その後、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われ、所定回数の演出ボタン136の操作が行われると、図263(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ステップ2の表示SU2からステップ3の表示SU3にステップアップする。すなわち、この演出例では、ステップアップ予告においてステップ3の表示SU3が表示されたことにより、ステップ2の表示SU2で表示が終了するよりも大当りとなりやすいことが示唆されている。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHの表示数も減少している。
その後、例えば、図263(9)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図263(9)〜同図(17)に示す演出は、図248(18)〜図249(26)と同様であるため、説明を省略する。
図264は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン連打操作演出の一例について段階的に示す図である。なお、図264(1)に示す演出は、図250(1)と同様なので、説明を省略する。
図264(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。
図264(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン連打操作演出が開始されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央に番長のキャラクタBC1が表示されるとともに「連打で番長を覚醒させろ」という文字が表示されている。すなわち、このボタン連打操作演出では、演出ボタン136を連打して所定時間内に番長の服が破ける態様の表示を行わせることを目的とするミッション演出ということができる。
図264(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン連打操作演出における操作有効期間が開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBC1の右側に表示されていた「連打で番長を覚醒させろ」の文字表示が「連打開始」の文字表示に変更されるとともに、「連打開始」の文字表示の下方に、連打用ボタン受付時間メータRMTが表示されている。連打用ボタン受付時間メータRMTは、上述したボタン受付時間メータMTとは表示態様が異なっており、複数(図264(4)に示す演出例では、9つ)のブロックからなるインジケータによって構成されている。そして、連打用ボタン受付時間メータRMTは、操作有効期間が開始してからの時間に応じて右端のブロックから1つずつ消去される態様で表示態様が変化する。
その後、図264(5)〜同図(7)に示すように、演出ボタン136が連打操作されると、操作回数が多くなるにつれて番長のキャラクタBC1に重ねて表示される星の図柄の数が増加していく。
その後、予め定められた回数の演出ボタン136の操作が行われると、図264(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが服を破いている態様の表示(最終形態の番長のキャラクタBC2の表示)がなされるとともに、「覚醒」の文字が表示され、ボタン連打操作演出の目的(ミッション)が達成されたことが報知される。このとき、連打用ボタン受付時間メータRMTは消去されず、表示されているブロックがそれぞれ多色(例えば、7色)に変化する態様で表示され、大当りの信頼度が高いことを示唆している。この演出例では、連打用ボタン受付時間メータRMTの表示態様の変化により、予告表示を行っているということができる。なお、連打用ボタン受付時間メータRMTの表示態様が変化せず、大当りの信頼度が低いことを示唆するようにしてもよいし、ミッションが達成されたときに連打用ボタン受付時間メータRMTが消去され、予告表示が行われない場合があってもよい。また、連打用ボタン受付時間メータRMTの表示色を複数色のうちのいずれかの色に変化可能とし、変化した表示色によって大当りの信頼度を異ならせるようにしてもよい。このように、この演出例では、ボタン連打操作演出の目的が達成された後で、連打用ボタン受付時間メータRMTを用いた予告表示が行われていることが示されている。なお、ボタン連打操作演出において、ミッションが達成されないことが予め決定されている場合や、ミッションが達成されることが予め決定されているにも拘らず、操作有効期間において演出ボタン136の操作回数がミッションが達成されるのに必要な回数に満たなかった場合には、番長のキャラクタが最終形態の表示とならず(すなわち、最終形態の番長のキャラクタBC2が表示されず)、また、連打用ボタン受付時間メータRMTのブロックも全て消去されるので、連打用ボタン受付時間メータRMTを用いた予告表示も行われないこととなる。なお、ミッションが達成されることが予め決定されている場合には、操作有効期間において演出ボタン136の操作回数がミッションが達成されるのに必要な回数に満たなかった場合でも番長のキャラクタBC1が最終形態の表示となるようにしてもよい。この場合でも、連打用ボタン受付時間メータRMTのブロックは全て消去されているので、連打用ボタン受付時間メータRMTを用いた予告表示は行われないこととなる。また、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136の操作回数がミッションが達成されるのに必要な回数となったが、例えば、操作有効期間が開始してから所定期間が経過していないためミッション達成の条件を満たさないようにしている場合には、当該所定期間が経過するまで引き続き演出ボタン136を連打操作しない限りミッションが達成されないようにしてもよい。また、ボタン連打操作演出において、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136の1回の操作でミッションが達成される場合があってもよい。
その後、図264(9)に示す装飾図柄表示装置208では、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてブロックが1つずつ消去され、残りのブロック数は4つとなっている様子が示されている。そして、図264(9)に示すタイミングでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図264(10)に示す装飾図柄表示装置208では、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてブロックが1つずつ消去され、残りのブロック数は1つとなっている様子が示されている。そして、図264(10)に示すタイミングでは、第2停止が行われ、中図柄(通常の表示状態での右図柄に相当)に「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成される。なお、右図柄(通常の表示状態での中図柄に相当)では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図264(11)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が通常の表示状態とされ、左図柄及び右図柄にそれぞれリーチ状態を形成する「装飾7」の装飾図柄がそれぞれ停止表示し、中図柄が変動表示される態様で表示されている様子が示されている。そして、最終形態の番長のキャラクタBC2が中図柄の前側で重なる位置に移動し、「SP」の文字が表示され、スーパーリーチに移行することが報知される。
その後、図264(12)〜同図(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に移行し、大当り図柄が確定表示される様子が示される。なお、図264(12)〜同図(18)に示す演出は、図256(24)〜同図(30)と同様であるため、説明を省略する。
図265は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン連打操作演出の一例について段階的に示す図である。なお、図265(1)〜同図(4)に示す演出は、図264(1)〜同図(4)と同様なので、説明を省略する。
図265(4)に示すように、ボタン連打操作演出における操作有効期間が開始された後、図265(5)〜同図(6)に示すように、演出ボタン136が連打操作されると、操作回数が多くなるにつれて番長のキャラクタBC1に重ねて表示される星の図柄の数が増加していく。
その後、予め定められた回数の演出ボタン136の操作が行われると、図265(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、最終形態の番長のキャラクタBC2の表示がなされるとともに、「覚醒」の文字が表示され、ミッションが達成されたことが報知される。このとき、連打用ボタン受付時間メータRMTは消去されず、表示されているブロックがそれぞれ多色(例えば、7色)に変化する態様で表示され、大当りの信頼度が高いことを示唆している。なお、この演出例では、図264に示す演出例と比較して、演出ボタン136の連打が速く、時間あたりの操作回数も多いので、連打用ボタン受付時間メータRMTのブロックの数も多く残った(7つ残った)状態でミッションが達成されている。その後は、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてブロックが1つずつ消去される。
図265(8)に示す装飾図柄表示装置208では、連打用ボタン受付時間メータRMTにおいてブロックが消去されたことにより形成された余白部分に殿様のミニキャラクタYMが表示されている様子が示されている。この殿様のミニキャラクタYMは、操作有効期間が開始されてからミッションが達成されるまでの時間が早い場合(予め定められた第一のミッション達成時間以内でミッションが達成された場合)に出現するものであり、連打用ボタン受付時間メータRMTの表示態様の変化とともに、連打用ボタン受付時間メータRMTを用いた予告表示の一例ということができる。すなわち、操作有効期間が開始されてからミッションが達成されるまでの時間によって連打用ボタン受付時間メータRMTを用いた予告の態様が異なるということができる。このように、連打用ボタン受付時間メータRMTにおけるブロックが消去されることにより形成された余白部分を用いて予告表示を行うことにより、演出効果が向上し、興趣が向上する場合がある。なお、この殿様のミニキャラクタYMは、ミッションが達成された場合には、操作有効期間が開始されてからミッションが達成されるまでの時間に拘らず、必ず表示されるようにしてもよいし、操作有効期間が開始されてからミッションが達成されるまでの時間が早い場合であっても表示されない場合があってもよい。また、この殿様のミニキャラクタYMが出現した場合には、大当り確定となるようにしてもよい。
図265(9)に示す装飾図柄表示装置208では、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてブロックがさらに2つ消去され、残りのブロック数が3つになっている様子が示されている。また、連打用ボタン受付時間メータRMTでは、ブロックが消去された余白部分が拡大するに応じて殿様のミニキャラクタYMが左側に移動している様子も示されている。さらに、図265(9)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のミニキャラクタYMに付随して「大盤」の文字が出現している様子が示されている。この演出例では、「大盤振舞」の文字が出現することにより、大当りが確定することが報知される。また、図265(9)に示すタイミングでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図265(10)に示す装飾図柄表示装置208では、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてブロックが1つずつ消去され、残りのブロック数が1つとなっている様子が示されている。このとき、殿様のミニキャラクタYMに付随して表示されている「大盤振舞」の文字の表示が完全に表れている。なお、この演出例において、「大盤振舞」のうちの「大盤」のみが出現し、「振舞」の文字が出現しない場合があってもよく、この場合には、「大盤振舞」の文字の全体が出現した場合よりも大当り図柄が確定表示され難くするようにしてもよい。このようにすることで、殿様のキャラクタYMが完全に表示されるまで、大当りの信頼度が高い予告であるか否かについて期待感を持たせることができる場合がある。また、「振舞」とは異なる文字が出現するガセの表示が行われてもよい。一方、図265(10)に示すタイミングでは、第2停止が行われ、中図柄(通常の表示状態での右図柄に相当)に「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成される。なお、右図柄(通常の表示状態での中図柄に相当)では、装飾図柄の変動表示が続いている。その後は、図265(11)〜同図(18)に示す演出が行われる。なお、図265(11)〜同図(18)に示す演出は、図264(11)〜同図(18)と同様であるため、説明を省略する。
図266は、大当り遊技中に実行される保留連荘予告演出の一例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図266では、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の他、演出可動体224の様子も図示されている。
図266(1)に示すように、第1特図表示装置212では、ハズレの図柄である「特図I」で停止表示しており、第2特図表示装置214では、大当り図柄である「特図a」で停止表示しており、この演出例では、特図2で大当りとなった様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、右上隅に、特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2が表示されており、特図1第4図柄t1は、「特図I」でハズレとなったことを示す「×」の図柄で停止表示しており、特図2第4図柄t2は、「特図a」で大当りとなったことを示す「A」の図柄で停止表示している。
また、装飾図柄表示装置208には、表示画面の左下隅部に変動アイコン表示領域280が設けられている。さらに、図266に示す演出例では、電サポ状態で大当りになったことから、変動アイコン表示領域280の右側には特図2の保留アイコンが表示されている。図266(1)には、4つの特図2の保留アイコンh21,h22,h23,h24が表示されており、これら4つの特図2の保留アイコンh21〜h24はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図2のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。一方、特図1の保留数は0であり、特図1の保留アイコンは1つも表示されていない。なお、この演出例では、電サポ状態では、特図1の保留アイコンを表示しないようにしているが、特図1の保留数が1以上である場合に、保留アイコンを表示するようにしてもよい。
また、演出可動体224は、上腕部224a及び前腕部224bがいずれも初期位置とされており、すなわち、可動していない状態となっている。
図266(2)に示す装飾図柄表示装置208では、大当り遊技が開始され、大当り開始演出が行われている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、大当りとなったときに表示されていた「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組合せで表示された装飾図柄が表示画面の左上隅部に表示され、表示画面の中央では扇を持ったコパンダのキャラクタが大当りを祝福している様子が示されている。
図266(3)に示す装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出が終了して1ラウンド目が開始された様子が示されている。なお、大当り遊技中の演出において、大当りの連荘回数や今回の大当り中に獲得した出玉数や連荘中に獲得した出玉数を表示するようにしてもよい。
図266(4)に示す装飾図柄表示装置208では、7ラウンド目が開始された様子が示されている。
その後、図266(5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、コパンダのキャラクタの右側に、「ボタンで腕が出たら超激アツ」という文字が表示され、演出ボタン136を操作して演出可動体224が動作した場合には、保留されている図柄変動表示に大当りとなる図柄変動表示が含まれている可能性が高い(すなわち、保留連荘が発生する可能性が高い)ことが報知されることの説明が行われている。
その後、図266(6)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン演出は、大当り遊技中における先読み予告演出の一例ということができる。なお、図266(6)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図266(7)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図266(8)に示すように、演出可動体224の前腕部224bが動作し、装飾図柄表示装置208の表示画面の右端部分の前側に重なる位置まで移動する。また、このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体224の動作に呼応して、星の図柄を複数表示し、前腕部224bが装飾図柄表示装置208に影響を与えているかような演出表示が行われている。
その後、図266(9)に示すように、演出可動体224の前腕部224bは、再び初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208では、保留連荘が発生することが確定している旨を報知する「保留連荘確定」の表示が行われる。なお、この演出例では、演出可動体224が動作した場合には、保留連荘が必ず発生するようにしたが、演出可動体224が動作しても保留連荘が発生しない場合があってもよい。
図267は、大当り遊技中に実行される保留連荘予告演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図267(1)〜同図(6)に示す演出は、図266(1)〜同図(6)と同様なので、説明を省略する。
ボタン操作演出における演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図267(7)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図267(8)に示すように、演出可動体224による動作は行われず、装飾図柄表示装置208では、保留連荘が発生するか否かについて期待を持たせる「チャンス」の文字が表示される。一方、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。さらに、ボタン受付時間メータMTでは、ゲージの残り表示部分にパンダの顔からなるパンダのミニキャラクタPNDが複数(図267(8)に示す装飾図柄表示装置208では、5つ)並べて配置される。ボタン受付時間メータMTに表示されるパンダのミニキャラクタPNDの数は、ゲージの残量(操作有効期間が開始されてからの時間)に応じた数となっている。この演出例では、ボタン受付時間メータMTにパンダのミニキャラクタPNDが表示されることにより、保留連荘が発生する期待度がそれほど高くないことを示唆する予告表示として機能している。なお、演出ボタン136が操作されてもボタン受付時間メータMTにパンダのミニキャラクタPNDが表示されない場合があってもよい。すなわち、ボタン受付時間メータMTにパンダのミニキャラクタPNDが表示された場合の方が、ボタン受付時間メータMTにパンダのミニキャラクタPNDが表示されなかった場合よりも保留連荘が発生しやすいように構成されてもよい。また、パンダのミニキャラクタPNDとは別のミニキャラクタが表示される場合があってもよく、表示されたミニキャラクタによって保留連荘が発生する期待度が異なるようにしてもよい。また、複数種類のミニキャラクタが混在して表示される場合があってもよい。なお、この演出例では、パンダのミニキャラクタPNDが表示された数に拘らず、保留連荘が発生する期待度は同じとなっているが、パンダのミニキャラクタPNDが表示された数に応じて保留連荘が発生する期待度が異なるようにしてもよく、例えば、パンダのミニキャラクタPNDが表示された数が多いほど、保留連荘が発生する期待度が高くなるようにしてもよい。また、操作有効期間が開始してからのタイミングにより、ボタン受付時間メータMTに表示されるミニキャラクタの種類が変化するようにしてもよく、例えば、演出ボタン136の操作のタイミングが、操作有効期間が開始してから早いタイミングであった場合には、パンダのミニキャラクタ以外のミニキャラクタ(例えば、番長のミニキャラクタ等)が表示されやすくなるようにしてもよい。また、この演出例では、演出ボタン136が操作されたことにより、「チャンス」の文字表示が表示され、その後、演出ボタン136の操作によらないでボタン受付時間メータMTにおけるパンダのミニキャラクタPNDの表示を行うようにしたが、例えば、「チャンス」の文字表示とボタン受付時間メータMTにおけるパンダのミニキャラクタPNDの表示とが、演出ボタン136の操作を契機として同時に行われるようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の操作により表示される対象が「チャンス」の表示であり、ボタン受付時間メータMTにおけるパンダのミニキャラクタPNDの表示は、演出ボタン136の操作により表示されるものではない例について示されている。
図267(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTが、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせてパンダのミニキャラクタPNDの表示数も減少し、図267(9)に示すタイミングでは、2つとなっている。
図267(10)は、8ラウンド目が開始された様子が示されている。また、図267(10)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量が0になった様子が示されている。すなわち、操作有効期間が開始されてから、操作有効期間に対応する時間が経過した様子が示されている。
すると、図267(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、星の図形が1つだけ表示される一方で、演出可動体224は動作せず、その後、図267(12)に示すように、「残念」の文字の表示が行われ、ボタン操作演出に失敗し、保留連荘が発生する可能性が低いことが報知される。なお、この演出例では、保留連荘が発生する予定である場合でも、ボタン操作演出に失敗する場合があってもよく、このように構成することにより、保留連荘に対する期待を損なうようなことを低減できる場合がある。
図268は、大当り遊技中に実行される保留連荘予告演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図268(1)〜同図(7)に示す演出は、図267(1)〜同図(7)と同様なので、説明を省略する。
ボタン操作演出における演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図268(7)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図268(8)に示すように、この演出例でも演出可動体224による動作は行われないが、装飾図柄表示装置208では、保留連荘が発生するか否かについて期待を持たせる「アツイ」の文字が表示される。この「アツイ」の文字が表示された場合は、「チャンス」の文字が表示された場合よりも演出可動体224が動作しやすい、すなわち、保留連荘が発生する可能性が高い。一方、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。さらに、この演出例では、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残り表示部分に番長の顔からなる番長のミニキャラクタBCHとパンダのミニキャラクタPNDとがそれぞれ複数(図268(8)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のミニキャラクタBCHが2つ、パンダのミニキャラクタPNDが3つ)並べて配置される。この演出例では、パンダのミニキャラクタPNDのみが表示される場合よりも、番長のミニキャラクタBCHが表示される場合の方が保留連荘が発生しやすい(保留されている図柄変動表示において、大当り図柄が確定表示されやすい)ようになっている。換言すれば、保留連荘が発生する予定である場合には、番長のミニキャラクタBCHが表示されやすくなっている。なお、番長のミニキャラクタBCHはパンダのミニキャラクタPNDよりも右側に配置され、ゲージの残量の減少に応じてパンダのミニキャラクタPNDよりも番長のミニキャラクタBCHの方が早く消去される。そのため、遊技者は、番長のミニキャラクタBCHを確認するために、ボタン受付時間メータMTの表示態様の変化に注目させることができる場合がある。また、ボタン受付時間メータMTに表示されるミニキャラクタの数は、ゲージの残量(操作有効期間が開始されてからの時間)に応じた数となっているので、操作有効期間が開始されてから演出ボタン136の操作のタイミングが遅く、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量が番長のミニキャラクタBCHを配置するためのスペースに満たない場合には、パンダのミニキャラクタPNDのみが表示され、番長のミニキャラクタBCHが表示されない場合がある。したがって、遊技者は、番長のミニキャラクタBCHを確認したく、演出ボタン136を早く押そうとする意欲を向上させることができる場合がある。なお、この演出例では、番長のミニキャラクタBCHが表示された数に拘らず、演出可動体224が動作する期待度は同じとなっているが、番長のミニキャラクタBCHが表示された数に応じて演出可動体224が動作する期待度が異なるようにしてもよく、例えば、番長のミニキャラクタBCHが表示された数が多いほど、演出可動体224が動作しやすくなるようにしてもよい。また、図268(6)において表示されるボタン画像136aがデカボタンの表示態様や振動及び回転している表示態様で表示される場合があってもよく、このような表示態様が表示された場合には、デフォルトの表示態様で表示される場合よりも、番長のミニキャラクタBCHが表示されやすいようにしてもよい。
図268(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTが、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージの残量がさらに減った態様で表示されている。また、ゲージの残量に合わせて番長のミニキャラクタBCHは全て消去され、パンダのミニキャラクタPNDのみが表示される。図268(9)に示すタイミングでは、パンダのミニキャラクタPNDが2つ表示されている。
図268(10)は、8ラウンド目が開始された様子が示されている。また、図268(10)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量が0になり、操作有効期間が開始されてから、操作有効期間に対応する時間が経過した様子が示されている。
すると、図268(11)に示すように、演出可動体224の前腕部224bが動作し、装飾図柄表示装置208の表示画面の右端部分の前側に重なる位置まで移動する。また、このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体224の動作に呼応して、星の図柄が複数表示され、前腕部224bが装飾図柄表示装置208に影響を与えているかのような演出表示が行われている。このように、この演出例では、演出ボタン136が押されたことに応じて演出可動体224がすぐに動作せず、ボタン受付時間メータMTにおけるゲージの残量が0となった場合に初めて動作する演出例について示されている。
その後、図268(12)に示すように、演出可動体224の前腕部224bは、再び初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208では、保留連荘が発生することが確定している旨を報知する「保留連荘確定」の表示が行われる。
図269は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図269(1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2が表示されている。また、装飾図柄表示装置208には、表示画面の左下隅部に変動アイコン表示領域280が設けられている。さらに、図269に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。そのため、変動アイコン表示領域280の右側に特図1の保留アイコンが表示される。
図269(1)の装飾図柄表示装置208では、3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されており、これら3つの特図1の保留アイコンh11〜h13はいずれも、デフォルトの表示態様で表示されている。
図269(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12及び第三の保留アイコンh13が、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12の表示位置にそれぞれ移動して、第一の保留アイコンh11、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。
図269(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている。図269(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。この演出例におけるボタン受付時間メータMTの表示態様は、図253(3)に示して上述した態様であり、ボタン受付時間メータMTの両端に番長のアイコンとパンダのアイコンが表示されている。
図269(4)は、操作有効期間が開始された後、時間の経過に応じてボタン受付時間メータMTが短くなっている様子が示されている。
その後、図269(5)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図269(6)に示すように、ステップアップ予告が開始され、ステップ1の表示SU1が表示される。このとき、ボタン画像136aは消去されるが、ボタン受付時間メータMTは引き続き表示され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ボタン受付時間メータMTが漸次短くなるように表示態様が変化する。
その後、図269(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われており、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化している。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてさらに短くなっており、図269(7)に示すタイミングでは、パンダのアイコンが番長のアイコンに近接し、「ガブッ」という文字を表示することにより、パンダが番長に噛みついている様子が示されている。これにより、遊技者に何かが起こることを期待させ、その結果、大当りに対する期待感を持たせることができる場合がある。
すると、図269(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTの左端部に表示されていた番長のアイコンがパンダのアイコンに変化した後、一対のパンダのアイコンが離間するとともに、ボタン受付時間メータMTには「アイコン変化」の文字が表示され、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様が変化することが報知される。一方、ステップアップ予告は、ステップ2の表示SU2のまま変化はない。
すると、図269(9)に示すように、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化して、当該図柄変動表示の予告が行われる。一方、ステップアップ予告は、ここでも、ステップ2の表示SU2のまま変化はない。このように、この演出例では、ステップアップ予告がステップ3の表示SU3とならない場合であっても、ボタン受付時間メータMTを用いた予告演出により、変動アイコンが予告の表示態様に変化することで、大当りに対する期待感を維持させることができる場合がある。なお、この演出において、ボタン受付時間メータMTの両端に表示されたキャラクタによって、ステップ3の表示SU3の表示されやすさが異なってもよく、例えば、ボタン受付時間メータの両端に表示されたアイコンが番長のアイコンとパンダのアイコンである場合には、ステップ3の表示SU3が表示され難く、ステップ1の表示SU1やステップ2の表示SU2の表示でステップアップ予告が終了されやすく、ボタン受付時間メータの両端に表示されたアイコンが2つの番長のアイコンである場合には、ステップ3の表示SU3が表示されやすいようにしてもよい。
その後、装飾図柄の第1停止及び第2停止が行われて左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾5」が停止表示してリーチ状態が形成されると、図269(10)に示す装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。
続いて、図269(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した討伐リーチに発展している様子が示されている。
図269(12)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。なお、このボタン予告演出では、ボタン受付時間メータMTは表示されていない。
その後、図269(13)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図269(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示される。
その後、図269(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図269(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図269(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。
図270は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン連打操作演出の一例について段階的に示す図である。なお、図270(1)〜同図(6)に示す演出は、図269(1)〜同図(6)と同様なので、説明を省略する。
図270(5)に示すタイミングで演出ボタン136が操作され、図270(6)に示すように、ステップアップ予告が開始されてステップ1の表示SU1が表示されると、図270(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が継続して行われるが、ステップ1の表示SU1からステップ2の表示SU2に変化せず、ステップ1の表示SU1のままとなっている。一方、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてさらに短くなっており、図270(7)に示すタイミングでは、パンダのアイコンが番長のアイコンに近接し、パンダが番長に噛みつこうとするが、「返り討ち」という文字が表示され、図270(8)に示すように、パンダが番長に返り討ちに遭う様子が示されている。この演出例では、パンダが番長に返り討ちに遭う演出が行われた場合は、パンダが番長に噛みついた演出が行われた場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている(この演出例では、後述するように、保留されている図柄変動表示が大当りとなりやすくなっている)。
すると、図270(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTの右端部に表示されていたパンダのアイコンが番長のアイコンに変化した後、一対の番長のアイコンが離間するとともに、ボタン受付時間メータMTには「アイコン変化」の文字が表示され、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様が変化することが報知される。一方、ステップアップ予告は、ステップ1の表示SU1のまま変化はない。
すると、図270(10)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から殿様の表示態様に変化して保留予告が行われる。一方、ステップアップ予告は、ここでも、ステップ1の表示SU1のまま変化はない。このように、この演出例では、当該図柄変動表示においてステップアップ予告の結果が大当りに対する期待が持てないような結果となった場合でも、ボタン受付時間メータMTを用いた先読み予告が行われる場合があることで、保留されている図柄変動表示において大当りとなることに対する期待感を持たせることができる場合がある。また、この演出例では、同じ表示態様でボタン受付時間メータMTによる予告演出が行われた結果、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14のいずれかが変化するので、当該図柄変動表示の予告の演出と先読み予告の演出とで少なくとも一部の演出が同じ態様で行われているということができ、これにより、変動アイコンh0又は保留アイコンh11〜h14が変化するまで期待感を持続することができる場合がある。
図270(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図270(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図270(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図270(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾2−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。
図271は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図であり、図272は、図271に示す具体的演出例の続きを示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図271(1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2が表示されている。また、装飾図柄表示装置208には、表示画面の左下隅部に変動アイコン表示領域280が設けられている。さらに、図271に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。そのため、変動アイコン表示領域280の右側に特図1の保留アイコンが表示される。
図271(1)の装飾図柄表示装置208では、2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様で表示されている。
図271(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。
図271(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている。図271(3)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。なお、図271(3)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図271(4)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図271(5)に示すように、ボタン画像136aが消去されるとともに、ボタン受付時間メータMTが拡大表示され、ミニゲームが開始される。具体的には、図271(5)に示す装飾図柄表示装置208では、「ストックチャンス」「タイミングよく押せ」の文字が表示されるとともに、拡大表示されたボタン受付時間メータMTでは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部に移動している。また、ボタン受付時間メータMTには、ゲージの残り表示部分に宝箱が3つ(宝箱TR1,TR2,TR3)横列に並べて配置されており、時間の経過に応じて減少表示されるゲージの右端部が各宝箱の中心を通過するタイミングで演出ボタン136を操作することで何かが出現する旨が示唆されている。すなわち、タイミング押しのミニゲームが開始されることが報知されている。なお、この演出例において、ボタン受付時間メータMTによるミニゲームが行われず、上述したボタン受付時間メータMTを用いた予告演出が行われる場合があってもよい。また、演出ボタン136が操作されたときの操作有効期間が開始されてからの時間に応じて表示されるゲージの残量によって表示開始される宝箱の数が異なっていてもよく、例えば、演出ボタン136の操作のタイミングが操作有効期間が開始されてから早いほどゲージの残量が多いので、その分、宝箱の数を多くしてもよく、また、演出ボタン136の操作のタイミングが遅いほど、表示開始される宝箱の数が少なくなるようにしてもよい。
その後、図271(6)に示すように、ボタン受付時間メータMTのゲージの右端部が3つの宝箱のうちの一番右側に配置された宝箱TR1の略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作されると、図271(7)に示すように、宝箱TR1が上方に移動するとともに、宝箱TR1が開放されて「変化」の文字が付加されたサボハニの予告アイコンI71が出現する場合がある。このサボハニの予告アイコンI71は、先読み予告の一態様であり、サボハニの予告アイコンI71がストックされると、変動アイコンあるいは保留アイコンが予告の表示態様に変化することが予告される。このように、この演出例では、ボタン受付時間メータMTのゲージの右端部がボタン受付時間メータMTに配置された宝箱の略中央となったときにタイミングよく演出ボタン136が操作されることにより、予告アイコンがストックされる場合がある。ここで、予告アイコンは、予告アイテムやミニアイテムという場合がある。なお、ボタン受付時間メータMTのゲージの右端部が宝箱TR1の略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作された場合でも、予告アイコンが出現しない場合があってもよい。また、予告アイコン以外のものが出現してもよく、例えば、予告のキャラクタが出現して当該図柄変動表示の予告や先読み予告を行ったり、予告を伴わない単なる演出表示(例えば、説明表示等)を行うようにしてもよい。また、サボハニの予告アイコンI71がストックされても変動アイコンあるいは保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図271(7)に示すように、宝箱TR1からサボハニの予告アイコンI71が出現すると、図271(8)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右上隅部に、出現したサボハニの予告アイコンI71が表示され、予告アイコンがストックされた様子が示されている。
その後、図271(9)に示すように、ボタン受付時間メータMTのゲージの右端部が残りの2つの宝箱(宝箱TR2,TR3)のうちの右側に配置された宝箱TR2の略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作されると、図271(10)に示すように、宝箱TR2が上方に移動するとともに、宝箱TR2が開放されて「討伐」の文字が付加された殿様の予告アイコンI72が出現する場合がある。この殿様の予告アイコンI72は、先読み予告の一態様であり、殿様の予告アイコンI72がストックされることにより、保留されている図柄変動表示で実行される予定である討伐リーチにおいて強カットインCI1aが出現することが予告される。すなわち、殿様の予告アイコンI71がストックされることにより、保留されている図柄変動表示において討伐リーチが行われることの先読み予告と、強カットインCI1aが出現することの先読み予告とが行われているということができる。なお、殿様の予告アイコンI72がストックされても強カットインCI1aが出現しない場合があってもよいし、強カットインCI1aが必ず出現してもよい。
図271(10)に示すように、宝箱TRから殿様の予告アイコンI72が出現すると、図271(11)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右上隅部に、出現した殿様の予告アイコンI72が表示され、予告アイコンがストックされた様子が示されている。
その後、図271(12)に示すように、ボタン受付時間メータMTのゲージの右端部が残りの1つの宝箱TR3の略中央となるタイミングよりも大きく遅れたタイミングで演出ボタン136が操作されると、図271(13)に示すように、宝箱TR3は上方に移動するが開放されず、「失敗」の文字が表示され、タイミング押しに失敗した様子が示される。そのため、宝箱TR3の中身がどのようなものであったかについては表示されず、図271(14)に示すように、宝箱TR3はそのまま消去される。なお、タイミング押しに失敗した場合は、宝箱の中身は表示するが、宝箱の中身が予告アイコンであった場合にはストックしないようにしてもよい。また、この演出例において、演出ボタン136がオートボタンの機能が有効とされている場合には、演出ボタン136が操作されなくても、ボタン受付時間メータMTのゲージの右端部が各宝箱の略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作されたものとして各宝箱が開放するようにしてもよいし、このタイミング押しのミニゲームでは、オートボタンの機能が無効とされるようにしてもよい。
図271(15)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTが消去されてボタン受付時間メータMTを用いたミニゲームが終了した様子が示されている。なお、サボハニの予告アイコンI71と殿様の予告アイコンI72は継続して表示されている。
その後、左図柄>
右図柄>
中図柄の順に装飾図柄が停止表示し、図271(16)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図271(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。また、この演出例では、予告アイコンが表示されている場合には、装飾図柄はデフォルトの表示態様ではなく、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部で小さく表示され、ボタン受付時間メータMTを用いた予告表示がその後の装飾図柄変動表示に対して影響を及ぼしている様子が示されている。
その後、図271(18)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。なお、サボハニの予告アイコンI71と殿様の予告アイコンI72は継続して表示されている。
図271(18)に続く図272(19)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。
その後、図272(20)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニの予告アイコンI71が拡大表示しながら表示画面の略中央に移動し、サボハニの予告アイコンI71が消化される様子が示されている。
すると、図272(21)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域280に表示されているデフォルトの表示態様の変動アイコンh0が、サボハニの表示態様に変化し、変動アイコンh0による予告表示が行われている様子が示されている。なお、サボハニの予告アイコンI71が消化された場合に、保留アイコンの表示態様が変化してもよい。
図272(21)に示すように、変動アイコンh0の表示態様が変化した後は、図272(22)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大表示されたサボハニの予告アイコンI71が消去され、その後、図272(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄がデフォルトの表示態様で変動表示される様子が示されている。
図272(24)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図272(25)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図272(26)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「激アツだ」の文字が表示され、リーチ状態となったことが報知されるとともに、このリーチにおける大当りの信頼度が高いことが示唆されている。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図272(27)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチ演出が行われている様子が示されている。
その後、図272(28)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様の予告アイコンI72が拡大表示しながら表示画面の略中央に移動し、殿様の予告アイコンI72が消化される様子が示されている。
すると、図272(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、装飾図柄が左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
図272(30)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。なお、このボタン予告演出では、ボタン受付時間メータMTは表示されていない。
その後、図272(31)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図272(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。この強カットイン画像CI1aは、図272(28)に示すように、殿様の予告アイコンI72が消化されたことにより出現したものとなっている。なお、ボタン予告演出における演出ボタン136の操作有効期間において演出ボタン136が操作されなかった場合には、強カットイン画像CI1aが表示されなくてもよいし、操作有効期間において演出ボタン136が操作されなかった場合でも、当該操作有効期間の経過後に強カットイン画像CI1aが表示されてもよい。また、上述したミニゲームにおいて、殿様の予告アイコンI72が出現する予定であったが、演出ボタン136のタイミング押しに失敗して殿様の予告アイコンI72が出現しなかった場合は、強カットイン画像CI1aよりも弱カットイン画像CI1bの方が表示されやすいようにしてもよい。
その後、図272(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図272(34)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図272(35)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、特図Aで大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、特図Aの大当り図柄の態様で停止表示されている。
なお、この演出例において、ミニゲームの結果として、上述したボタン受付時間メータMTを使用した予告表示が行われるボタン操作演出が実行される旨の予告アイコンがストックされるようにしてもよい。すなわち、ボタン受付時間メータMTを使用した予告表示の先読み予告が行われてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図273〜図285を参照しながら説明する。なお、図274〜図285では、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220については図示しているが、普図表示装置210及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。なお、図274〜図285でも、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214において停止表示する特図の種類が図68(a)及び同図(b)に示す停止図柄態様とされている。また、図274〜図285では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されているが、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。また、図274〜図285に示すボタン受付時間メータMTの表示態様については、図248〜図272に示すボタン受付時間メータMTの表示態様をそのままあるいは適宜変更して適用することができることはいうまでもない。
最初に、図273を用いて、装飾図柄表示装置208において停止表示する装飾図柄の種類について説明する。ここで、図273(a)は、装飾図柄の他の一例を示す図であり、同図(b)は、先読み予告のチャンス目となる図柄の組合せについて説明する図である。
図273(a)に示すように、本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類の装飾図柄の他、「特殊1」及び「特殊2」の2つの特殊装飾図柄も用意されている。「特殊1」の装飾図柄は、リプレイ図柄という場合があり、例えば、これを含む所定の表示態様(例えば、中図柄において「特殊1」が停止表示する態様や、全図柄において「特殊1」が停止表示する態様等)となった場合に、疑似連演出が行われることとなる装飾図柄である。「特殊2」の装飾図柄は、チャンスボタン図柄という場合があり、ボタンを簡略的に表した表示態様とされ、ボタン操作演出において表示される上述したようなボタン画像136aとは表示態様が異なっている。「特殊2」の装飾図柄は、例えば、これを含む所定の表示態様(例えば、中図柄において「特殊2」が停止表示する態様や、全図柄において「特殊2」が停止表示する態様等)となった場合に、ボタン操作演出が行われることとなる装飾図柄である。なお、「特殊1」及び「特殊2」は、装飾図柄の変動表示において常にこれらが含まれているわけではなく、必要に応じて出現するものであるが、装飾図柄の変動表示において常にこれらが含まれていてもよい。また、「特殊1」及び「特殊2」は、これらを含んだ装飾図柄の組合せで確定表示されることはなく、その後に行われる演出の内容を予告する予告表示として機能するものである。なお、「特殊1」あるいは「特殊2」の装飾図柄を含んだ装飾図柄の組合せで確定表示し、「特殊1」あるいは「特殊2」に対応する演出が行われることの先読み予告として機能するようにしてもよい。また、疑似連演出に対応する図柄とボタン操作演出に対応する図柄をそれぞれ1種類ずつ用意したが、それぞれ2種類以上あってもよい。また、本実施形態では、疑似連演出に対応する「特殊1」の装飾図柄と、ボタン操作演出に関連する「特殊2」の装飾図柄を用意したが、これらの他にも、例えば、変動アイコンや保留アイコンの表示態様が予告の表示態様に変化する演出に対応する特殊装飾図柄や、その後に行われる演出の内容を具体的に示唆する特殊装飾図柄等を用意してもよい。この場合、これらの特殊装飾図柄の表示態様と、対応する演出が行われる際に表示される画像の表示態様の少なくとも一部が異なっていてもよいし、同じであってもよい。
図273(b)に示すように、本実施形態では、「装飾7」及び「装飾3」のみからなる装飾図柄の組合せであって、リーチを構成する組合せや大当りの装飾図柄の組合せを除くハズレの装飾図柄の組合せ(「チャンス目」という場合がある)で確定表示することによって先読み予告を表示可能に構成されている。具体的には、「装飾3−装飾3−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せ、「装飾3−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せ、「装飾7−装飾3−装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せ、「装飾7−装飾7−装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示されることにより、保留されている図柄変動表示に大当りとなる可能性の高い図柄変動表示が含まれていることが報知される。
図274は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の一例について段階的に示す図であり、図275は、図274に示す具体的演出例の続きを示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図274(1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾6−装飾8」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、背景は図示していないが、例えば、デフォルトの背景画像が表示されている。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、特図1第4図柄t1及び特図2第4図柄t2が表示されている。特図1第4図柄t1も特図2第4図柄t2も、ハズレの結果に対応する「×」の図柄が表示されている。
また、装飾図柄表示装置208には、表示画面の左下隅部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図274に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域280の右側に特図1の保留アイコンが表示される。特図1の保留アイコンは、その表示された数により特図1の保留数を表している。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコンは、横並びに表示され、左側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図274(1)には、2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。一方、特図2の保留アイコンは1つも表示されていない。これは、上述のごとく、図274に示す制御状態(遊技状態)が非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが、変動アイコン表示領域280の右側に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図274(1)に示すように、特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンが非表示とされる。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンが非表示とされる。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様も、丸形の無模様かつ白色の表示態様であるが、特図1の保留アイコンと表示位置を異ならせるようにしてもよいし、また、表示態様(ここでは形状)も異ならせるようにしてもよい。そうすることで、遊技者が一目見ただけで判別がつくようにすることができる場合がある。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図274(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図274(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾3」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図274(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾4」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図274(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「特殊2」の装飾図柄が停止表示され、「装飾3−特殊2−装飾4」の装飾図柄の組合せで一旦停止表示(仮停止表示)される。すると、図274(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作を要求するボタン操作演出が開始される。すなわち、この演出例では、中図柄に「特殊2」の装飾図柄が停止表示されることにより、ボタン操作演出が開始されることが報知される。具体的には、「特殊2」の装飾図柄が消去され、この「特殊2」の装飾図柄に換えて演出ボタン136を模したボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示され、このボタン画像136aとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。また、ボタン画像136aの上方には、「チャンスボタンを押せ」の文字も表示され、演出ボタン136の操作を促進している。このとき、中図柄は、消去されたままであってもよいし、変動表示されていてもよい。また、ボタン画像136aが所定のアニメーション(例えば、ボタンが上下動するアニメーション等)により表示されてもよい。このように、「特殊2」の装飾図柄は、上述したように、ボタンを簡略表示した態様で表示されるものであるのに対し、ボタン画像136aは、演出ボタン136を模した表示態様とされるとともに、ボタン受付時間メータMTの表示を伴っており、これらは表示態様が異なっているということができる。なお、「特殊2」の装飾図柄は、少なくとも停止表示される場合にはアニメーションを行わないようにしているが、停止表示中にアニメーションを行うようにしてもよい。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図274(7)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図274(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メータMTが消去されるとともに、中図柄と右図柄の前側を覆うように、複数の星の図柄が表示されて、これらに影響が与えられるような表示が行われる。
すると、図274(9)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄と右図柄が高速で変動表示する滑り変動表示が行われた後、図274(10)に示すように、中図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図274(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。上述したように、「装飾3−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せは、チャンス目であり、保留されている図柄変動表示において大当りとなる可能性の高い図柄変動表示が含まれていることを報知する先読み予告として機能している。すなわち、図274(11)に示す演出例では、特図1の1つ目の図柄変動表示の保留が大当りとなる可能性が高い図柄変動表示であることを予告している。なお、この演出例では、図274(10)に示すように、チャンス目で仮停止したときに、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央上部に「Chance」の文字表示が行われ、チャンス目による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図274(12)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。すなわち、先読み予告の対象である図柄変動表示が開始されている。
図274(13)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。具体的には、図274(13)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミニゲーム」「タイミングよく押せ」の文字が表示されるとともに、帯状のタイミングメータが表示され、このタイミングメータの略中央に宝箱TRが配置されている様子が示されている。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部に移動している。このタイミングメータは、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。このミニゲームでは、時間の経過に応じて減少表示されるゲージの右端部が宝箱TRの中心を通過するタイミングで演出ボタン136を操作することで何かが出現する旨が示唆されている。
図274(14)は、ミニゲームが開始された後の様子が示されている。そして、図274(15)に示すように、タイミングメータのゲージの右端部が宝箱TRの略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作されると、図274(16)に示すように、宝箱TRが拡大表示してタイミングメータの上方に移動し、宝箱TRの中からリプレイのアイコンRPが出現する。このリプレイのアイコンRPには「続く」の文字にクエスチョンマークが付加された表示が表示されており、当該図柄変動表示において疑似連が行われる可能性があることを報知している。すなわち、リプレイのアイコンRPは、当該図柄変動表示における疑似連演出の予告として機能しているということができる。すなわち、この演出例では、リプレイのアイコンRPが出現した場合の方が、出現しなかった場合よりも疑似連が開始されやすいように構成されている。ここで、リプレイのアイコンRPが出現せず、例えば、ボタンのアイコンが出現してもよく、ボタンのアイコンが出現することにより、当該図柄変動表示において「特殊2」の装飾図柄が停止表示されて、ボタン操作演出が行われる可能性があることを報知するようにしてもよい。ここで、ボタンのアイコンが出現した場合の方が、出現しなかった場合よりも「特殊2」の装飾図柄が表示されてボタン操作演出が開始されやすいように構成されてもよい。また、タイミングメータは引き続き表示され、ゲージの左右両端部に番長のアイコンが表示されている。右側に表示された番長のアイコンは、ゲージの減少表示に追従し、左側に表示された番長のアイコンに向かって移動表示する。なお、タイミングメータのゲージの右端部が宝箱TR1の略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作された場合に、リプレイのアイコンRP以外のものが出現してもよく、例えば、ボタンのアイコンが出現することで、当該図柄変動表示においてボタン操作演出が行われる可能性があることを予告するようにしてもよい。すなわち、ボタンのアイコンが出現した場合の方が、出現しなかった場合よりもボタン操作演出が開始されやすいように構成されてもよい。また、タイミングメータのゲージの右端部が宝箱TR1の略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作された場合でも、何も出現しない場合があってもよい。
その後、図274(17)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱TRが消去され、リプレイのアイコンRPが略中央に表示され、疑似連が行われるか否かの煽り演出が行われている。この煽り演出は、操作有効期間が開始されてから操作有効期間に対応する時間が経過するまで続けられる。それまで、タイミングメータでは、引き続きゲージの減少表示が行われる。
その後、操作有効期間が開始されてから操作有効期間に対応する時間が経過してタイミングメータにおけるゲージの残量が0になると、図274(18)に示す装飾図柄保表示装置208では、リプレイのアイコンRPにおけるクエスチョンマークの表示が、エクスクラメーションマークに変更されるとともに、タイミングメータには「まだまだ続くぞ」の文字が表示され、疑似連が行われることが報知されている。このように、この演出例では、「特殊1」の装飾図柄が停止表示するよりも前に、疑似連演出に関するアイコン(リプレイのアイコンRP)が表示されることにより、疑似連演出が行われることに対する期待感を早い段階で持たせることができる場合がある。
図274(18)に続く図275(19)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが終了し、装飾図柄がデフォルト表示態様で変動表示している様子が示されている。
図275(20)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾3」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図275(21)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾4」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図275(22)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に「特殊1」の装飾図柄が出現して下方にスクロールした後、図275(23)に示すように、「特殊1」の装飾図柄が停止表示され、「装飾3−特殊1−装飾4」の装飾図柄の組合せで一旦停止表示(仮停止表示)される。この「特殊1」の装飾図柄は、月の模様があしらわれた略楕円形状の図形に「リプレイ」の文字が表示された図柄であり、ミニゲームの結果出現するリプレイのアイコンRPとは図形が同じである点で共通しているが、表示された文字が異なっている。
すると、図275(23)に示すように、中図柄に停止表示した「特殊1」の装飾図柄が拡大表示され、疑似連が行われることが報知される。この「特殊1」の装飾図柄の出現は、図274(13)〜同図(18)に示されるミニゲームが行われた結果、リプレイのアイコンRPが出現したことにより行われる演出であるということができる。なお、上述したミニゲームに失敗した場合には、疑似連が行われないようにしてもよいし、ミニゲームに失敗しても疑似連が行われるようにしてもよい。
図275(25)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
図275(26)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾3」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図275(27)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾3」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図275(28)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、装飾図柄が左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。なお、このとき、チャンス目が出現したことを報知する「Chance」の表示は消去される。
図275(29)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されいる様子が示されている。このボタン予告演出では、デフォルトの態様のボタン画像136aに換えてデカボタン画像136aLが表示される。このデカボタン画像136aLは、演出ボタン136を模した画像であるが、デフォルトの態様のボタン画像136aよりも大きな表示態様とされている。また、デカボタン画像136aLの表示態様は、前回の図柄変動表示において表示された(すなわち、異なる装飾図柄変動表示において表示された)、図274(5)に示す「特殊2」の装飾図柄の表示態様とも異なっている。このように、この演出例では、ボタン操作演出において表示されるボタン画像として複数種類のボタン画像が用意されており、装飾図柄として表示されるボタン画像(「特殊2」の装飾図柄)の表示パターンよりも多くの表示パターンを有しているということができる。なお、デカボタン画像136aLに換えてデフォルトの態様のボタン画像136aが表示される場合があってもよい。この場合、デカボタン画像136aLが表示された場合の方が、デフォルトの態様のボタン画像136aが表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、このボタン予告演出では、ボタン受付時間メータMTは表示されていない。
その後、図275(30)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図275(31)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。
その後、図275(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾3」が表示され、「装飾3−装飾3−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図275(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾3−装飾3」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図275(34)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾3−装飾3」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、特図Aで大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、特図Aの大当り図柄の態様で停止表示されている。なお、図275(33)に示すように、装飾図柄がデフォルトの表示態様となったときに、チャンス目が表示されたことを報知する「Chance」の文字の表示が再開されるが、表示しなくてもよい。
この演出例では、第3停止の装飾図柄が「特殊1」あるいは「特殊2」である場合に、ボタン操作演出や疑似連が行われるようにしたが、「特殊1」あるいは「特殊2」の装飾図柄が第2停止や第1停止で停止表示した場合にボタン操作演出や疑似連が行われるようにしてもよい。また、「特殊1」あるいは「特殊2」の装飾図柄が、3つの装飾図柄のうち2つ含まれた場合にボタン操作演出や疑似連が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、1回の装飾図柄変動表示において「特殊2」の装飾図柄が表示されて実行されるボタン操作演出において表示されるボタン画像との対比において説明したが、1回の装飾図柄変動表示において表示される「特殊2」の装飾図柄と、この「特殊2」の装飾図柄の表示とは関係のないボタン操作演出において表示されるボタン画像との対比においても本発明に含まれる概念として適用することができる。
図276は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の例について段階的に示す図である。図276に示す演出例では、「特殊2」の装飾図柄が3つ揃った場合にボタン操作演出が行われるが、「特殊2」の装飾図柄が3つ揃わずにボタン操作演出が開始されないガセ演出が行われている様子が示されている。なお、図276(1)〜同図(2)に示す演出は、図274(1)〜同図(2)と同様なので、説明を省略する。
図276(2)に示すように、特図1の図柄変動表示が開始された後、図276(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「特殊2」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図276(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「特殊2」が停止表示される。ここで、左図柄に「特殊2」が停止表示した場合には、左図柄に「特殊2」が停止表示されなかった場合よりも、右図柄に「特殊2」が停止表示されやすいようにしてもよい。これにより、遊技者にボタン操作演出が開始されることについて早々に諦めさせにくくなり、ボタン操作演出が行われることに対する期待感を装飾図柄の第3停止が行われるギリギリのタイミングまで期待させることができる場合がある。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図276(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾4」の装飾図柄が停止表示され、「特殊2−装飾4−特殊2」の装飾図柄の組合せで仮停止表示され、「特殊2」が3つ揃わず、ボタン操作演出が開始されないことが報知される。すると、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が高速で変動表示した後、図276(6)に示すように、左図柄に「装飾4」が停止表示され、右図柄に「装飾3」が停止表示されて、「装飾4−装飾4−装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せで、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図276(7)に示すように、「装飾4−装飾4−装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。
図277は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の例について段階的に示す図であり、図278は、図277に示す具体的演出例の続きを示す図であり、図279は、図278に示す具体的演出例の続きを示す図である。図277〜図279に示す演出例では、「特殊1」の装飾図柄が3つ揃った場合に疑似連演出が行われ、「特殊2」の装飾図柄が3つ揃った場合にボタン操作演出が行われる様子が示されている。なお、図277(1)〜同図(4)に示す演出は、図276(1)〜同図(4)と同様なので、説明を省略する。
図277(4)に示すように、第2停止が行われ、右図柄に「特殊2」が停止表示された後、図277(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「特殊2」の装飾図柄が停止表示され、「特殊2」が3つ揃った態様で仮停止表示される。
すると、図277(6)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が再度変動表示を開始するとともに、ボタン操作演出が開始される。図277(6)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136が振動及び回転している様子を示す振動・回転ボタン画像136aVが表示され、この振動・回転ボタン画像136aVとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。このとき、演出ボタン136も振動及び内部機構の回転動作が開始される。なお、演出ボタン136が振動及び内部機構の回転動作が行われた場合は、演出ボタン136が振動及び内部機構の回転動作が行われなかった場合よりも大当りとなりやすい(大当り図柄が確定表示されやすい)ように構成されている。このボタン操作演出は、当該図柄変動表示においてチャンス目が出現する予告演出であるということができるし、保留されている図柄変動表示において大当りとなる可能性が高いことを予告する先読み予告演出であるともいえる。なお、振動・回転ボタン画像136aVに換えて、上述したデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示される場合があってもよい。この場合に、例えば、ボタン画像136aの表示色を変更したり、ボタン画像136aを点滅表示したり、ボタン画像136aを特別なアニメーションにより表示したりしてもよい。また、振動・回転ボタン画像136aVに換えて、他の表示態様(例えば、デカボタンの表示態様等)で表示してもよい。図277(6)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。このように、この演出例では、ボタン操作演出においては、演出ボタン136の状態(振動及び回転の少なくともいずれか一方)に対応するボタン画像の表示が可能であり、「特殊2」の表示態様とは異なる表示を行っているということができる。なお、この演出例において、演出ボタン136が振動のみを行い、これに対応して振動する様子が示されたボタン画像を表示するようにしてもよいし、演出ボタン136の内部機構の回転動作のみを行い、これに対応して回転する様子が示されたボタン画像を表示するようにしてもよい。また、演出ボタン136が振動及び回転動作のいずれも行われない通常の状態で、デフォルトの表示態様のボタン画像136aを表示してもよい。また、演出ボタン136の状態に対応するボタン画像以外のボタン画像が表示される場合があってもよく、例えば、演出ボタン136が振動及び回転している状態において、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示される場合があってもよい。また、反対に、振動・回転ボタン画像136aVが表示されるが、演出ボタン136は振動も回転動作もしていないデフォルトの状態を取る場合があってもよい。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図277(7)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図277(8)に示すように、装飾図柄がデフォルトの表示態様となって変動表示が行われるとともに、変動表示中の装飾図柄の前側に重なって大小合わせて複数の星の図柄が表示され、変動表示中の装飾図柄に影響が与えられるような表示が行われる。
すると、図277(9)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図277(10)に示すようにして確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。上述したように、「装飾3−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せは、チャンス目であり、保留されている図柄変動表示において大当りとなる可能性の高い図柄変動表示が含まれていることを報知する先読み予告として機能している。すなわち、図277(10)に示す演出例では、特図1の1つ目の図柄変動表示の保留が大当りとなる可能性が高い図柄変動表示であることを予告している。なお、この演出例では、図277(9)に示すように、チャンス目で仮停止したときに、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央上部に「Chance」の文字表示が行われ、チャンス目による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図277(11)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。すなわち、先読み予告の対象である図柄変動表示が開始されている。
図277(12)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。具体的には、図277(12)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミニゲーム」「タイミングよく押せ」の文字が表示されるとともに、帯状のタイミングメータが表示され、このタイミングメータの略中央に宝箱TRが配置されている様子が示されている。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部に移動している。このタイミングメータは、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減少するように表示態様が変化する。このミニゲームでは、時間の経過に応じて減少表示されるゲージの右端部が宝箱TRの中心を通過するタイミングで演出ボタン136を操作することで何かが出現する旨が示唆されている。
図277(13)は、ミニゲームが開始された後の様子が示されている。そして、図277(14)に示すように、タイミングメータのゲージの右端部が宝箱TRの略中央となったタイミングで演出ボタン136が操作されると、図277(15)に示すように、宝箱から番長の顔の図柄BFが出現する様子を示す表示に切り替わる。すると、図277(16)に示すように、「続行」の文字が表示された後、図277(17)に示すように、変動アイコンh0に「続」の文字が付加され、当該図柄変動表示において疑似連が行われることが予告報知される。この「続」の文字が付加された変動アイコンh0も、疑似連を行うことを報知するための演出用の図柄の表示態様の一例ということができる。このように、疑似連が行われることの報知態様が複数種類用意されてもよい。
図277(18)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが終了し、装飾図柄がデフォルト表示態様で変動表示している様子が示されている。
図277(18)に続く図278(19)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「特殊1」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図278(20)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「特殊1」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図278(21)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「特殊1」の装飾図柄が停止表示され、「特殊1」が3つ揃った態様で一旦停止表示(仮停止表示)される。
すると、図278(22)に示す装飾図柄表示装置208では、コパンダのキャラクタが出現し、「もう1回」の文字の表示が行われ、疑似連が行われることが報知される。このように、疑似連を行うことを報知するための装飾図柄は表示態様が1種類(「特殊1」の装飾図柄)としているが、疑似連を行うことを報知するための演出用の図柄の表示態様は複数種類用意されており、バリエーションが多くなっている。
図278(23)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
図278(24)に示す装飾図柄表示装置208では、選択演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図278(24)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのボックスBXL,BXRが左右に並んで配置されるとともに、その下方にボタン受付時間メータMTが示されている。ここで、左側に配置されたボックスを左ボックスBXLと称し、右側に配置されたボックスを右ボックスBXRと称する場合がある。また、2つのボックスBXL,BXRの上方には、操作キーユニット137を模式的に表す操作キー画像137pが、左右のボタン部分が強調表示された態様で表示されるとともに、操作キーユニット137の操作を促す旨の「選べ」の文字の表示が行われている。また、2つのボックスBXL,BXRのうちの左ボックスBXLがカーソルCSLに囲まれた態様で表示されている。すなわち、この演出例では、操作有効期間が開始してから操作有効期間が終了するまでの間において、操作キーユニット137の左ボタン137c及び右ボタン137dを操作してカーソルCSLを移動させ、2つのボックスBXL,BXRのいずれか一方を選択すると、選択したボックスに対応した演出が行われる様子が示されている。なお、操作キー画像137pは、選択演出が行われる場合にのみ表示される画像であり、選択演出が行われることを予告するための装飾図柄としては用意されていないものである。すなわち、操作演出が行われることを予告する特殊図柄は用意されていない。なお、操作演出が行われることを予告する特殊図柄として、操作キーユニット137を模した画像を別途用意してもよい。
その後、操作キーユニット137の操作受付期間が開始された後、図278(25)に示すタイミングで、操作キーユニット137の右キー137dが操作されると、図278(26)に示すように、左ボックスBXLを囲んでいたカーソルCSLが移動して右ボックスBXRを囲むようになる。
その後、図278(27)に示すように、操作受付期間が経過してボタン受付時間メータMTのゲージの残量がなくなると、図278(28)に示す装飾図柄表示装置208では、選択されなかった左ボックスBXLが消去されて、選択された右ボックスBXRのみが表示され、右ボックスBXRが開放されてその中からリプレイのアイコンRPがクエスチョンマークが近傍に付された態様で出現する。すなわち、このリプレイのアイコンRPは、クエスチョンマークが付加されている点で、「特殊1」の装飾図柄の表示態様とは異なっている。これにより、当該図柄変動表示において2回目の疑似連が行われる可能性があることが報知される。この演出例では、リプレイのアイコンRPにクエスチョンマークが付加されていることから、疑似連が必ず行われることを保証していない。そのため、疑似連が行われず、ガセで終わる場合もある。なお、クエスチョンマークが付されず、疑似連が必ず行われることを保証する態様で表示する場合があってもよいし、ボックスからリプレイのアイコンRPが出現した場合には、必ず疑似連が行われるようにしてもよい。
その後、図278(29)に示すように、変動アイコンh0に「続」の文字が付加されるとともに、リプレイのアイコンRPに付加されたクエスチョンマークの表示に対応して、変動アイコン表示領域280の上方にもクエスチョンマークが表示され、これによっても、当該図柄変動表示において疑似連が行われる可能性があることが報知される。
図278(30)に示す装飾図柄表示装置208では、選択演出が終了し、装飾図柄がデフォルト表示態様で変動表示している様子が示されている。
図278(31)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾3」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図278(32)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾3」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図278(33)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大表示された「特殊1」の装飾図柄が中図柄に停止表示される。このとき、リーチ演出が行われずに「特殊1」の装飾図柄が停止表示されてもよいし、リーチ演出を経て「特殊1」の装飾図柄が停止表示されてもよい。
すると、図278(34)に示すように、「特殊1」の装飾図柄の下方において「もう1回」の文字が表示されるとともに、変動アイコン表示領域280の上方に表示されていたクエスチョンマークがエクスクラメーションマークに変更され、疑似連が行われることが報知される。このように、この演出例では、リーチ状態となった後で「特殊1」の装飾図柄が停止表示して疑似連が開始される場合がある。なお、疑似連が行われない場合には、「特殊1」の装飾図柄が停止することなく下方にスクロールアウトした後、リーチ演出が行われてもよいし、リーチ演出が行われることなく、中図柄に特殊図柄以外のいずれかの装飾図柄が停止表示して、ハズレの装飾図柄の組合せ又は大当りの装飾図柄の組合せが導出されるようにしてもよい。
図278(35)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による3回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により3回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×3」の表示が行われている。
図278(36)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の前側で重なるように複数の星の図柄が表示され、変動アイコンh0に影響を与えているかのような表示が行われている様子が示されている。
すると、図278(36)に続く図279(37)に示すように、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化する。すなわち、変動アイコンh0の表示態様が予告の表示態様に変化している。なお、図278(36)〜図279(37)に示す演出例において、保留アイコンが表示されている場合に、変動アイコンh0ではなく、保留アイコンの表示態様が変化してもよい。
その後、図279(38)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾3」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図279(39)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾3」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「激アツ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知されるとともに、このリーチにおける大当りの信頼度が高いことが示唆されている。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図279(40)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、装飾図柄が左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
図279(41)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されている。具体的には、図279(41)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aに換えて、演出ボタン136が上方に突出した態様を模式的に表す突出ボタン画像136aSが表示されており、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示された場合よりも大当りとなりやすい(すなわち、大当り図柄が確定表示されやすい)ことを示唆している。この突出ボタン画像136aSには、前面側に爺のキャラクタが付加されているとともに、その下方に「押すのじゃ」という文字が表示され、演出ボタン136の操作を促している。なお、この演出例では、演出ボタン136が上方に突出する機能を搭載していないので、演出ボタン136の状態が突出ボタン画像136aSの表示態様に対応していないものとなっているが、演出ボタン136が上方に突出可能な機能を搭載してもよく、この場合には、突出ボタン画像136aSの表示に合わせて演出ボタン136を上方に突出させるようにしてもよいし、突出させなくてもよい。なお、このボタン予告演出では、ボタン受付時間メータMTは表示されていない。
その後、図279(42)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図279(43)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。
その後、図279(44)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾3」が表示され、「装飾3−装飾3−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図279(45)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾3−装飾3」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われた後、図279(46)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾3−装飾3」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、特図Aで大当りとなったことを示す「A」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、特図Aの大当り図柄の態様で停止表示されている。
なお、この演出例では、図248(4)〜同図(6)に示すように、ボタン受付時間メータMTを用いた予告を行わない場合には、演出ボタン136が操作されるとボタン受付時間メータMTが消去されるようにしたが、例えば、演出ボタン136が操作されてもボタン受付時間メータMTが引き続き表示され、ゲージの残り表示部分を用いて演出表示を行うようにしてもよい。この演出表示が予告表示であってもよいし、予告表示でない演出表示であってもよい。
図280は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図280(1)〜同図(2)に示す演出は、図274(1)〜同図(2)と同様なので、説明を省略する。
図280(2)に示すように、特図1の図柄変動表示が開始された後、図280(3)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾3」が表示画面の上方からスクロールインし、下方に向かって移動している様子が示されている。このとき、「装飾3」は低速で移動している。なお、中図柄および右図柄では、高速による装飾図柄の変動表示が続いている。
すると、図280(4)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄の「装飾3」が、停止表示する直前において超低速で移動し、このとき、左図柄の「装飾3」の前面側に重なるように複数の星の図柄が表示され、左図柄の「装飾3」に影響を与えるかのような演出表示が行われている。
すると、図280(5)に示すように、左図柄の「装飾3」が「特殊2」の装飾図柄に変更された後、停止表示される。すなわち、この演出例では、装飾図柄が停止表示する直前で演出ボタン136を簡略的に表した「特殊2」の図柄に変更される様子が示されている。また、続いて、図280(6)に示す装飾図柄表示装置208では、右図柄に「装飾1」が表示画面の上方からスクロールインし、下方に向かって移動している様子が示されている。このとき、「装飾1」は低速で移動している。なお、中図柄では、高速による装飾図柄の変動表示が続いている。
すると、図280(7)に示す装飾図柄表示装置208では、右図柄の「装飾1」が、停止表示する直前において超低速で移動し、このとき、右図柄の「装飾1」の前面側に重なるように複数の星の図柄が表示され、右図柄の「装飾1」に影響を与えるかのような演出表示が行われている。
すると、図280(8)に示すように、右図柄の「装飾1」が「特殊2」の装飾図柄に変更された後、停止表示される。続いて、図280(9)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示画面の上方からスクロールインし、下方に向かって移動している様子が示されている。このとき、「装飾6」は低速で移動している。
すると、図280(10)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄の「装飾6」が、停止表示する直前において超低速で移動し、このとき、中図柄の「装飾6」の前面側に重なるように複数の星の図柄が表示され、中図柄の「装飾6」に影響を与えるかのような演出表示が行われている。
すると、図280(11)に示すように、中図柄の「装飾6」が「特殊2」の装飾図柄に変更された後、停止表示され、「特殊2」が3つ揃った態様で一旦停止表示(仮停止表示)される。
すると、図280(12)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が再度変動表示を開始するとともに、ボタン操作演出が開始される。図280(12)に示す演出は、図277(6)と同様であるので、説明を省略する。
この演出例では、装飾図柄が停止する直前で演出ボタン136を簡略的に模した「特殊2」の装飾図柄に変更して停止表示される様子が示されているが、例えば、装飾図柄が停止する直前で、装飾図柄の並び順に「特殊2」が割り込まれ、当該「特殊2」が停止表示される態様であってもよい。例えば、「装飾1」>
「装飾2」>
・・・>
「装飾10」の順に装飾図柄の変動表示が行われている場合において、装飾図柄が停止表示する直前で、「装飾1」と「装飾2」の間に「特殊2」の装飾図柄が挿入され、「特殊2」が停止表示する態様であってもよい。
図281は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図281(1)〜同図(2)に示す演出は、図274(1)〜同図(2)と同様なので、説明を省略する。
図281(2)に示すように、特図1の図柄変動表示が開始された後、図281(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾3」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図281(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾1」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図281(5)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に「特殊2」の装飾図柄が出現して下方にスクロールしている様子が示されている。この「特殊2」の装飾図柄は、通常の表示態様よりもサイズが大きい特大サイズの表示態様とされている。その後、図281(6)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄及び右図柄が消去され、中図柄である「特殊2」の装飾図柄のみが停止表示(仮停止表示)されている様子が示されている。このように、この演出例では、3つの装飾図柄の組合せによる停止表示態様に換えて、1つの装飾図柄による停止表示態様で表示する場合がある。
すると、図281(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図281(7)に示す装飾図柄表示装置208では、「特殊2」の装飾図柄を模した簡略ボタン画像136aXがボタン受付時間メータMTとともに表示されている。すなわち、簡略ボタン画像136aXは、ボタンの表示部分が表示態様が「特殊2」の装飾図柄と共通しているが、少なくともボタン受付時間メータMTとともに表示されている点で「特殊2」の装飾図柄とは表示態様が異なっているということがいえる。なお、簡略ボタン画像136aXの表示態様を、「特殊2」の装飾図柄の表示態様から「Chance」の文字表示を省略した形態としてもよく、この場合、ボタンの形状は共通するが、文字表示の有無により簡略ボタン画像136aXの表示態様と「特殊2」の装飾図柄の表示態様とが異なっているということができる。図281(7)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が表示されていないが、例えば、表示画面の左上隅部で小さく表示するようにしてもよい。
一方、図281(5)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に「特殊2」の装飾図柄が出現し、下方にスクロールしている様子が示されているが、ボタン操作演出が行われない場合には、例えば、「特殊2」の装飾図柄は停止表示を行わずに下方にスクロールアウトし、その後、図281(6´)に示すように、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾3−装飾6−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示されるようにしてもよい。
図282は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される疑似連演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図282(1)〜同図(2)に示す演出は、図274(1)〜同図(2)と同様なので、説明を省略する。
図282(2)に示すように、特図1の図柄変動表示が開始された後、図282(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「特殊1」が停止表示される。この演出例における「特殊1」の装飾図柄には、疑似連の回数を報知する文字が付加されており、具体的には、図282(3)に示すように、「特殊1」の装飾図柄には、1回目の疑似連が行われる可能性があることを報知する「×1」の文字が付加されている。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図282(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「特殊1」が停止表示される。この右図柄における「特殊1」についても1回目の疑似連が行われる可能性があることを報知する「×1」の文字が付加されている。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図282(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「特殊1」の装飾図柄が停止表示され、「特殊1」が3つ揃った態様で仮停止表示される。ここでも、中図柄における「特殊1」についても1回目の疑似連が行われる可能性があることを報知する「×1」の文字が付加されている。
すると、図282(6)に示す装飾図柄表示装置208では、「特殊1」が3つ揃った装飾図柄が消去され、代わりに、特大サイズの表示態様である「特殊1」の装飾図柄停止表示されている様子が示されている。これにより、1回目の疑似連が行われることが報知される。このように、この演出例では、3つの装飾図柄の組合せによる停止表示態様に換えて、1つの装飾図柄による停止表示態様で表示する場合がある。
図282(7)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
図282(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「特殊1」が停止表示される。図282(8)に示す「特殊1」の装飾図柄も、疑似連の回数を報知する文字が付加されており、2回目の疑似連が行われる可能性があることを報知する「×2」の文字が付加されている。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図282(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「特殊1」が停止表示される。この右図柄における「特殊1」についても2回目の疑似連が行われる可能性があることを報知する「×2」の文字が付加されている。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図282(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「特殊1」の装飾図柄が停止表示され、「特殊1」が3つ揃った態様で仮停止表示される。ここでも、中図柄における「特殊1」についても2回目の疑似連が行われる可能性があることを報知する「×2」の文字が付加されている。
すると、図282(11)に示す装飾図柄表示装置208では、「特殊1」が3つ揃った装飾図柄が消去され、代わりに、特大サイズの表示態様である「特殊1」の装飾図柄停止表示されている様子が示されている。これにより、2回目の疑似連が行われることが報知される。
図282(12)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による3回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により3回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×3」の表示が行われている。
このように、この演出例では、「特殊1」の装飾図柄に疑似連の回数を表示するようにしたが、「特殊1」の装飾図柄自体の表示態様を疑似連の回数に応じて変更するようにしてもよい。これにより、遊技者が疑似連の回数を容易に認識することができる場合がある。
図283は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図283(1)〜同図(2)に示す演出は、図274(1)〜同図(2)と同様なので、説明を省略する。
図283(2)に示すように、特図1の図柄変動表示が開始された後、図283(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「特殊2」が停止表示される。この演出例における「特殊2」の装飾図柄には、番長のミニキャラBCHが付加された態様で表示されている。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図283(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「特殊2」が停止表示される。この右図柄における「特殊2」の装飾図柄には、左図柄に停止表示された「特殊2」の装飾図柄と異なり、パンダのミニキャラクタPNDが付加された態様で表示されている。この演出例では、同じ「特殊2」の装飾図柄であっても、付加された図柄が異なっているので、リーチが発生したと誤認することを防止することができる場合がある。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図283(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「特殊2」の装飾図柄が停止表示される。この中図柄における「特殊2」の装飾図柄には、左図柄に停止表示された「特殊2」の装飾図柄と同じ、番長のミニキャラクタBCHが付加された態様で表示されている。その結果、「特殊2」が3つ揃った態様で仮停止表示されるが、この演出例では、右図柄に停止表示された「特殊2」に付加されているミニキャラクタの種類が異なっている。すなわち、この演出例では、「特殊2」が3つ揃った場合でも、少なくともいずれか一つの「特殊2」の表示態様が他の「特殊2」の表示態様とは異なっているので、図柄が揃って大当りが発生したと誤認することを防止することができる場合がある。なお、この演出例では、右図柄に停止表示された「特殊2」の表示態様と中図柄に停止表示された「特殊2」の表示態様とで同じとしたが、3つの「特殊2」の表示態様の全てが異なるようにしてもよい。また、3つの「特殊2」にそれぞれ付加されているミニキャラクタの種類が全て同じである場合があってもよく(例えば、3つの「特殊2」のいずれにも番長のミニキャラBCHが付加されてもよい)、この場合は、3つの「特殊2」にそれぞれ付加されているミニキャラクタの種類が全て同じでない場合よりも、大当りの信頼度が高い(大当り図柄が確定表示されやすい)ようにしてもよい。
図283(6)に示す装飾図柄表示装置208では、「特殊2」の装飾図柄が3つ揃って停止表示したことによりボタン操作演出が開始されている様子が示されている。図283(6)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136が振動及び回転している様子を示す振動・回転ボタン画像136aVが表示され、この振動・回転ボタン画像136aVとともにボタン受付時間メータMTも表示されている。さらに、この振動・回転ボタン画像136aVには、番長のミニキャラクタBCHが付加されており、この点において、上述した「特殊2」の装飾図柄と表示態様が共通しているということができる。このとき、演出ボタン136は、振動も回転も行われておらず、通常の状態とされているが、振動及び内部機構の回転動作が開始されてもよい。このボタン操作演出は、実行中の図柄変動表示(当該図柄変動表示)に関する予告演出である。なお、振動・回転ボタン画像136aVに付加されるミニキャラクタが番長のミニキャラクタBCH以外のミニキャラクタ(例えば、パンダのミニキャラクタPND等)であってもよい。このとき、付加表示されたミニキャラクタの種類に応じて大当りの信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、パンダのミニキャラクタPNDが表示された場合よりも、番長のミニキャラクタBCHが表示された場合の方が大当りの信頼度が高いようにしてもよい。また、図280(12)に示す演出例のように、ミニキャラクタが付加表示されない場合があってもよく、ミニキャラクタが付加表示された場合は、ミニキャラクタが付加表示されていない場合よりも大当りの信頼度が高い(大当り図柄が確定表示されやすい)ようにしてもよい。また、振動・回転ボタン画像136aVに換えて、上述したデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示される場合があってもよい。このとき、ボタン画像136aに番長のミニキャラクタBCHやパンダのミニキャラクタPNDが付加されてもよい。図283(6)に示すタイミングでは、操作有効期間はまだ開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、有効とは取り扱われない。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図283(7)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図283(8)に示すように、「×1」の文字が付加された「特殊1」の装飾図柄が3つ揃った態様で停止表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される。なお、「特殊1」の装飾図柄に上述したミニキャラクタが付加されて表示されてもよく、この場合、3つの「特殊1」の装飾図柄のうちの少なくとも1つのミニキャラクタが他の「特殊1」の装飾図柄のミニキャラクタと異なるようにして、大当りやリーチ状態に対する誤認を防止するようにしてもよい。
すると、図283(9)に示す装飾図柄表示装置208では、「特殊1」が3つ揃った装飾図柄が消去され、代わりに、特大サイズの表示態様である「特殊1」の装飾図柄停止表示されている様子が示されている。これにより、1回目の疑似連が行われることが報知される。
その後、図283(10)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
図284は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について段階的に示す図である。なお、図284(1)〜同図(7)に示す演出は、図274(1)〜同図(7)と同様なので、説明を省略する。
演出ボタン136の操作有効期間が開始された後、図284(7)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図284(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136a及びボタン受付時間メータMTが消去されるとともに、第二の保留アイコンh12を覆うように複数の星の図柄が表示されて、これらに影響が与えられるような表示が行われる。一方、中図柄では「装飾4」が表示画面の上方からスクロールインし、低速変動により中図柄の停止位置に向かって移動している様子が示されている。
その後、図284(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン予告の表示態様に変化している様子が示されている。すなわち、このボタン予告の表示態様は、先読み予告の表示態様である。このボタン予告の表示態様は、「特殊2」の装飾図柄の表示態様に対し、「Chance」の文字が表示されておらず、また、ボタン操作を促すアニメーションが表示されている点で異なっている。なお、中図柄は引き続き低速変動を行っている。
その後、図284(10)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾4」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図284(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾4−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、特図1第4図柄t1では、ハズレであることを示す「×」の表示が行われ、変動アイコンh0も消去される。また、第1特図表示装置212では、ハズレ図柄である「特図I」で停止表示されている。なお、ボタン画像に変化した第二の保留アイコンh12はまだ変化していない。
その後、図284(12)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始され、特図1第4図柄t1の変動表示も開始されている。なお、ボタン予告の表示態様であった第二の保留アイコンh12は、第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示された後も引き続きボタン予告の表示態様とされる。
その後、図284(13)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図284(14)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様がボタン予告の表示態様からサボハニの表示態様に変更される。これにより、1つ目に保留されている図柄変動表示が大当りとなる可能性が高い図柄変動表示であることが示唆されている。
図285(A)は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるボタン演出の他の例について示す図であり、同図(B)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行される疑似連演出の他の例について示す図である。
図285(A1)〜同図(A2)は、「特殊2」の装飾図柄によってボタン操作演出の内容を示唆している様子を示している。具体的には、図285(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄、右図柄及び中図柄にそれぞれ「特殊2」の装飾図柄が停止表示している様子が示されている。この演出例では、中図柄に停止表示されている「特殊2」の表示態様が左図柄及び右図柄に停止表示されている「特殊2」の表示態様とは異なっており、演出ボタン136を模した態様とされている。そして、この中図柄の「特殊2」では、その上面に「保留変化」という文字が表示されており、ボタン操作演出において演出ボタン136が操作されることにより、保留アイコン(あるいは、変動アイコン)の表示態様が変化する場合があることが事前に報知されている。すなわち、中図柄の「特殊2」の装飾図柄は、ボタン保留による保留アイコンの変化予告が行われることを報知する専用表示態様ということができる。
その後、図285(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン操作演出が開始されている様子が示されている。具体的には、ボタン操作演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、「特殊2」が3つ揃った装飾図柄が消去され、代わりに、特大サイズにで表したボタン画像136aが表示される様子が示されている。このボタン画像136aの上面には「保留変化」という文字が表示されており、ボタン保留による保留アイコンの変化予告が行われていることを報知している。このボタン画像136aは、専用表示態様の「特殊2」とは表示態様は共通しているものの、ボタン操作を促進するアニメーションが行われている点で異なっている。すなわち、図285(A2)に示すボタン画像136aと図285(A1)に示す専用表示態様の「特殊2」の装飾図柄とは、表示態様の一部が共通しているということができる。一方、第一の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化している。ボタン保留の表示態様の保留アイコンh11は、その上面に「押」の文字が表示されており、演出ボタン136の操作を促している。その後、演出ボタン136が操作されると、ボタン画像136aが消去され、ボタン保留の表示態様の保留アイコンh11は他の表示態様(例えば、サボハニの表示態様や、デフォルトの表示態様等)に変化する。
図285(B)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲーム等において獲得してストックされた疑似連の予告アイコンが表示画面の右上隅に表示されている。この疑似連の予告アイコンは、殿様のキャラクタに「疑似連」の文字が付加された態様で表示された予告アイコンであり、先読み予告と当該図柄変動表示における予告の両方で表示される場合があるが、先読み予告と当該図柄変動表示とで表示態様が異なるようにしてもよい。また、図285(B)に示す装飾図柄表示装置208では、「特殊1」の装飾図柄が3つ揃って疑似連が発生する様子が示されている。なお、図285(B)では、表示画面の右上隅に表示されている疑似連の予告アイコンと、「特殊1」の装飾図柄が3つ揃った態様の表示とは、関連性がないが、両者が関連するものであってもよい。ここで、疑似連の予告アイコンの表示態様と、「特殊1」の装飾図柄の表示態様とで表示態様が異なっており、遊技者が予告アイコンと装飾図柄とを明確に区別することができる場合がある。
なお、これまでに説明した実施形態において、画面のサイズが大きいメイン表示装置とメイン表示装置よりも画面のサイズが小さい1又は複数のサブ表示装置とを備えた構成としてもよく、この場合において、例えば、画面のサイズが大きいメイン表示装置に表示される図柄(装飾図柄、ボタン画像、各種アイコン、キャラクタ等)よりも、メイン表示装置よりも画面のサイズが小さいサブ表示装置に表示される図柄の方を大きく表示するようにしてもよい。
以上の記載では、『画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、 図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214,装飾図柄表示装置208等]と、 複数種類の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]と、を備えた遊技台であって、 前記画像表示手段は、保留表示[例えば、保留アイコン等]を表示可能な表示手段であり、 前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、 前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280等]に表示される表示であり、 前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、 前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、 前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、 前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、 前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、 一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が第一の数[例えば、2つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、複数種類の予告のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の予告以外にも実行可能なものがあってもよい。また、予告手段は、複数種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、保留表示のみ表示可能なものであってもよいし、保留表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、保留表示を必ず表示するものであってもよいし、保留表示を表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留表示は、画像表示手段における保留表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における保留表示領域以外にも表示されるものであってもよい。
また、保留表示は、保留アイコンであってもよいし、保留アイコンでなくてもよく、例えば、文字や数字や記号で表すものであってもよい。
また、保留表示は、保留数のみを表示するものであってもよいし、保留数以外にも表示するものであってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化された場合に必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合に開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告が実行される場合がある等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告を実行する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告手段は、前記予告の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、 前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、 前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告が実行されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告が実行された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告が実行される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]を備え、 前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、保留表示手段は、保留数に応じた表示のみを実行可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示以外のものも実行可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を必ず実行するものであってもよいし、保留数に応じた表示を実行しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、 前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、 前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、 前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、 前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図82(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、 前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、ことを特徴とする。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、 前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図85(49)〜同図(50)や、図97(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、 前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図92(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、 前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図85(51)〜同図(57)や、図97(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、 前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、 前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、 前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能であってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図82(1)〜図86(66)や、図94(1)〜図98(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、 第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、を備えた遊技台であって、 前記第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、 前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、 前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、 前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、 前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、 前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、 前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、 一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示のみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。まだ、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、保留が消化された場合以外の場合にも開始可能なものがあってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化されると必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化されても開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示以外の予告表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告表示を表示する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、 前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、 前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告表示が表示されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告表示が表示された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段であり、 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、 前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、 前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、 前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、 前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、2つの表示手段により構成されたものであってもよいし、3以上の表示手段により構成されたものであってもよい。
また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段のみで構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段以外のものも含んで構成されてもよい。また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段が必ず構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段の少なくともいずれかを構成しない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留表示領域のみを含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、保留表示手段は、保留表示領域を必ず含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域を含まない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものであってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄表示装置を表示しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、 前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、 前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動表示と保留アイコンが同じ画像表示手段に表示されるので、装飾図柄の変動表示を視認しながら保留数の確認を容易に行うことができる場合がある。
ここで、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄の変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、 前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、 前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、 前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、 前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図82(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、 前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、ことを特徴とする。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留数に応じた表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留数に応じた表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留数に応じた表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、 前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図85(49)〜同図(50)や、図97(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、 前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図92(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、 前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図85(51)〜同図(57)や、図97(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、 前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、 前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、 前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示以外の予告表示も表示可能であってもよい。また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図82(1)〜図86(66)や、図94(1)〜図98(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施形態において、予告アイコンは、先読み予告として機能したが、先読み予告とは別途に表示可能であってもよい。あるいは、予告アイコンの表示は、先読みモードで表示されるものとは異なるものであってもよい。例えば、通常の背景表示においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があり、先読み用の特殊な背景モードの実行中においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があってもよい。
また、例えば、予告アイコンAが表示されると、予告表示aが必ず表示され、予告アイコンBが表示されると、予告表示bまたは予告表示cが表示され、予告アイコンCが表示されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示され、予告アイコンDが表示されると、予告cが必ず表示されるように構成された場合において、予告表示aは、予告アイコンAが消化された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(B、C、D)が消化されても表示されない予告表示であり、「予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示された図柄変動表示」が行われるよりも、「予告表示aが表示された図柄変動表示」が行われた方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示bは、予告アイコンBまたは予告アイコンCを消化した場合に表示される表示であり、予告表示cは、予告アイコンB、予告アイコンCまたは予告アイコンDを消化した場合に表示される表示であり、「予告表示cが表示された図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示bが表示された図柄変動表示」が実行された方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示dは、予告アイコンCが表示された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(A、B、D)が消化されても表示されない予告表示であり、予告アイコンCが消化されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dのいずれかが表示される。「予告アイコンCが消化される図柄変動表示」が実行されるよりも「予告アイコンA、予告アイコンBまたは予告アイコンDが消化される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、「予告表示dが表示される図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示a、予告表示bまたは予告表示cが表示される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。
また、以上の記載では、『 図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、 第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、を備えた遊技台であって、 前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、 前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、 前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、 前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、 前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、 前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、 前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、 一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数[例えば、1つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、 前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、 前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、 前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、 前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、 前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、 前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、 前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、図82(9)〜図83(20)に示すように、先読み予告としての予告アイコンの表示は、装飾図柄表示装置208によって行われている等]、 前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、 前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、 前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、 前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、 前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、 前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図82(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている[例えば、図82(1)〜図86(66)や、図94(1)〜図98(66)に示すように、増加された予告アイコンは、先読みの対象となった図柄変動表示の終了までの間に全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図91(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、 前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、 前記予告アイコンとして、第一の予告アイコン[例えば、図85(47)や図96(47)に示される千両箱の予告アイコンI9等]を表示可能に構成されており、 前記予告アイコンとして、第二の予告アイコン[例えば、図92(Ab)に示されるリボンの予告アイコンI8等]を表示可能に構成されており、 前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、 前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図85(49)〜同図(50)や、図97(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、 前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図92(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、 前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、 前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、 前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図85(51)〜同図(57)や、図97(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、 前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、 前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、 前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]と、を備え、 前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、 前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、 前記主制御手段は、前記第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]の制御を実行可能な手段であり、 前記演出制御手段は、前記第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、 第一の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]の表示が開始される場合があり[例えば、図82(9)に示すように、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり[例えば、図82(9)〜図83(14)に示すように、図82(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図83(14)に示すタイミングで次の図柄変動表示が開始されても消化されていない等]、 前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている[例えば、図82(9)〜図83(25)に示すように、図82(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が、図83(23)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある[例えば、帽子の予告アイコンI6の表示が開始された図柄変動表示でこの帽子の予告アイコンI6が消化される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある[例えば、図82(9)〜図83(25)に示すように、図82(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図83(23)に示されるタイミングで消化されるように、先読みの対象である図柄変動表示の先読み予告として帽子の予告アイコンI6が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数[例えば、1つ等]の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数[例えば、3つ等]の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、 前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記予告アイコンとして第二の予告アイコン[例えば、扇の予告アイコンI10等]が表示可能に構成されており、 前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている[例えば、図86(60)〜同図(66)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化されると、当該図柄変動表示の結果が大当りとなる等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]であり、 前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示[例えば、図84(28)〜同図(31)に示される疑似連演出等]が表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]であり、 前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表[例えば、はずれとなる疑似連演出等]示が表示される場合があり、 前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、 前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示[例えば、図81(b)に示される、特殊ステージに移行する演出である先読みモードの演出等]であり、 前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、リボンの予告アイコンI8等]が表示可能に構成されており、 前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある[例えば、1つのリボン予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードに移行する演出が行われる等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示[例えば、図82(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が行われている等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコン[例えば、図82(9)に示される先読みの対象である保留よりも3つ前の保留に基づく図柄変動表示中に表示が開始された帽子の予告アイコンI6等]が、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている[例えば、先読みの対象である保留に基づく図柄変動表示中に帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、 前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、 前記演出制御手段は、前記表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、を備え、 前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、 前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、 前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33等]であり、 前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図104(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図104〜図105に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が表示されている等]、 前記複数種類の表示のうちの一つは、演出表示であり、 前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する前記演出表示が表示される場合があり[例えば、図83(23)〜図84(32)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連が行われる場合があり、図85(46)〜同図(57)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化されると、強リーチ演出が開始される場合がある等]、 表示された前記複数の予告アイコンのうちの第一の組合せ[例えば、図104に示される「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22との組み合わせ等]が、一回の図柄変動表示において消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示[例えば、図105(21)に示される、家紋落下演出において表示されるエフェクト画像等]が表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば第一の組合せの予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、複数の予告アイコンを先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前の図柄変動表示中において見せることができ、大当りへの期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示のみが表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示以外の表示も表示されるように構成されてもよい。また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることでのみ、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されること以外のことでも、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の組合せは、第一の数[例えば、2つ等]の前記予告アイコンからなる組合せである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の数の予告アイコンからなる第一の組合せのうちの一の予告アイコンが表示されてから第一の数の予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、『 前記第一の組合せは、第一の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]と第二の予告アイコン[例えば、「紋」の予告アイコンI22等]を含む組合せであり、 前記第一の予告アイコンと前記第二の予告アイコンは、異なる予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとで視覚的に異なるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのみの組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコン以外の予告アイコンも含む組合せであってもよい。また、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを必ず含む組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの少なくともいずれか一方を含まない組合せである場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図104(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図105(19)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 一回の図柄変動表示において、前記第一の組合せのうちの一部の前記予告アイコンのみが消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている[例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうち、いずれか一方のみが消化されても、図105(21)に示されるエフェクト画像は表示されない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなければ、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示のみが表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、一回の図柄変動表示においてのみ、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、図83に示される帽子の予告アイコンI6等]が消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示[例えば、図84(28)に示される、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して表示される番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示等]が表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、演出のバリエーションが増加され、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示のみが表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示以外の表示も表示されるように構成されていてもよい。また、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が必ず表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第三の予告アイコンが消化されることのみで、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されること以外のことでも、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図104に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図104に示される予告アイコン(「家」の予告アイコンI21や「紋」の予告アイコンI22等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 第一の表示手段[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208C等]と、 第二の表示手段[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208D等]と、を備えた遊技台であって、 前記第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示[例えば、図109(10)〜図110(13)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示や、図110(16)〜同図(19)に示される、帽子の予告アイコンI6に対応して行われる番長のキャラクタBCの表示や疑似連演出、あるいは、図112(c1)〜同図(c5)に示される帽子の予告アイコンI6の表示等]を表示可能な手段であり、 前記第二の表示手段は、前記予告アイコンに関する表示[例えば、図109(2)〜図110(13)に示される予告アイコン表示領域285Aや、図109(5)〜同図(9)に示される帽子の予告アイコンI6の表示、あるいは、図112(c6)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示等]を表示可能な手段であり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり[例えば、図81に示される予告アイコンは、先読み予告表示として機能する場合がある等]、 先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図112(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合がある[例えば、図112(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285Bに2つの帽子の予告アイコンI6と1つの手裏剣の予告アイコンI7が表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、複数の表示手段において予告アイコンに関連する表示が表示される場合があるので、予告アイコンに関する表示を見る遊技者の視線を一つの表示手段に集中させないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみからなるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段を備えていてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず備えるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を備えない場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図112(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図112(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、手裏剣の予告アイコンI7と2つの帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208D等]において、前記予告アイコンが表示されるように構成されている[例えば、図109(5)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ストック演出が行わえる表示手段が定められているので、ストックされた予告アイコンを見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段において、予告アイコンのみが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコン以外のものも表示されるように構成されていてもよい。また、第二の表示手段において、予告アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段以外の表示手段にも、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の表示手段[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208C等]において、前記予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合がある[例えば、図109(2)〜同図(5)に示されるように、予告アイコン表示領域285Aに帽子の予告アイコンI6が表示されることを予告する表示(殿様演出)が第1装飾図柄表示装置208Aにおいて表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示される可能性があることを予告するので、表示手段に遊技者を注目させ、遊技者が予告アイコンの表示を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示のみを行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示以外の表示も行う場合があってもよい。また、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を必ず行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行わない場合があってもよい。
また、第一の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよいし、第一の表示手段以外の表示手段においても、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、 前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、 前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図109(4)や同図(10)に示すように、予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンのみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコン以外のものが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図109に示される第1装飾図柄表示装置208A、図112に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、 前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図109に示される第2装飾図柄表示装置208B、図112に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、 前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコン[例えば、図81に示される演出の種類に応じた複数種類の予告アイコン等]であり、 前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図110(16)〜同図(18)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、拡大表示された番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示され、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示において、右図柄が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bにまたがって表示され、疑似連図柄が第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図109に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図109に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、 第一の可動手段[例えば、図115(12)に示される演出ボタン136の位置を変位させるアクチュエータや、図107(d4−2)に示される家紋役物224B等]と、を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、ドリンクの予告アイコンI31等]であり、 前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図82(2)〜図86(66)や図115に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている等]、 前記第一の可動手段は、第一の可動演出[例えば、図115(12)〜同図(17)に示すように、演出ボタン136をデフォルトの位置から突出位置に変位させる可動演出等]を実行可能な手段であり、 表示された前記予告アイコンのうちの第四の予告アイコン[例えば、ドリンクの予告アイコンI31等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行される場合があるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、可動手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、可動手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、表示手段に第四の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段による第一の可動演出が行われる場合があるので、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者の視線を表示手段だけに集中させず、可動手段にも注目させることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、第一の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、第一の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合のみに、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図82(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)や図115に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が消化される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 表示された前記予告アイコンのうちの第五の予告アイコン[例えば、図81に示される予告アイコンや、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行されないように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行されないように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合にのみ、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、 前記第一の可動手段は、前記操作手段を可動する手段であり、 前記第一の可動演出とは、前記操作手段の態様を第一の態様[例えば、図115(12)に示されるデフォルトの位置等]から第二の態様[例えば、図115(17)に示される突出位置等]に変化させる演出のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が変化することを予告アイコンによって予告される場合があるので、操作手段にも注目させることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者によってのみ操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者によって操作されない場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、操作手段のみを可動可能なものであってもよいし、操作手段以外のものも可動可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、操作手段を必ず可動するものであってもよいし、操作手段を可動しない場合があってもよい。
また、『 第二の可動手段[例えば、図107(d4−2)に示される家紋役物等]を備え、 前記第二の可動手段は、第二の可動演出[例えば、図107(d4−2)に示される家紋落下演出等]を実行可能な手段であり、 表示された前記予告アイコンのうちの第六の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第二の可動演出が実行される場合があるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、可動手段による演出のバラエティが豊富になり、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の可動手段は、第二の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第二の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第二の可動手段は、第二の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第二の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出のみが実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が実行されない場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合にのみ、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図104に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図115に示される予告アイコン(千両箱の予告アイコンI9やドリンクの予告アイコンI31等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、 前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図117(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が表示されている等]、 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン表示示唆表示[例えば、図117(2)〜同図(6)に示されるように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告等]であり、 前記予告アイコン表示示唆表示は、前記予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆する表示である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの表示が開始される可能性があることを事前に示唆する場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることのみを示唆可能なものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があること以外のことも示唆可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図117(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である[例えば、図117(2)〜同図(5)に示すように、2回の図柄変動表示に亘って殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告が行われている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、複数回の図柄変動表示に亘って予告アイコン表示示唆表示が表示される場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘ってのみ表示される場合があるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示以外の図柄変動表示に亘って表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って必ず表示されるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に亘って表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されている[例えば、図117(2)〜同図(5)に示すように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告は、先読みの対象である図柄変動表示が開始される前に終了している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示が開始するよりも前に予告アイコン表示示唆表示終了するので、先読みの対象となる図柄変動に対して集中させることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示のみが終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示以外の表示も終了するように構成されていてもよい。また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が必ず終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了しない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中においてのみ、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中以外においても、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、第三の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆する場合がある表示であり[例えば、図119(a1−4)に示すように、あみだ演出において、帽子の予告アイコンI6と扇の予告アイコンI10と千両箱の予告アイコンI9のうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆している等]、 前記第三の数は、2以上の数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、事前に示唆された予告アイコンのうちの少なくとも一つが表示される場合があるので、どの予告アイコンが表示される可能性があるかを遊技者が把握することができる場合があり、予告アイコンが表示される図柄変動を楽しませることができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることのみを示唆する場合があるものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があること以外のことも示唆する場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された前記第三の数の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合がある[例えば、図119(a1−1)〜同図(a−6)に示すように、あみだ演出の結果、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示のみが開始される場合があってもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が必ず開始されるように構成されてもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図117に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図117に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、 前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、 前記予告アイコンは、第一の先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図120(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図120(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、 前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図82(4)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、 前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの表示を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後にのみ第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(4)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が消化される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの消化を楽しむことができる場合がある。
ここで、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化されてもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図120に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図120に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図120(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留された場合に第二の保留表示[例えば、図120(2)に示される第3の保留アイコンh13の表示等]の表示が開始される、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されたことが認識できる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留された場合にのみ第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合以外の場合にも第二の保留表示の表示が開始されてもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された場合に必ず第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合に第二の保留表示の表示が開始されなくてもよい。
また、『 第二の先読み予告表示として、前記第二の保留表示が第二の先読み表示態様[例えば、図120(2)に示される先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)等]で表示される場合があり、 前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記第二の先読み表示態様で表示される場合がある[例えば、図120(2)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留されたときに先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で第3の保留アイコンh13を表示する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加し、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様でも表示される場合があってもよい。また、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様で表示される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示においてのみ、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の先読み予告表示[例えば、図121(b2)〜同図(b3)に示される先読みモードの演出表示等]であり、 前記第三の先読み予告表示は、前記第二の図柄変動表示が保留された後で表示が開始される場合がある表示である[例えば、図121(b1)〜同図(b3)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留された後に先読みモードの演出表示が開始されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加するので、興趣が向上する場合がある。
ここで、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後でのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後で必ず表示開始されるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後で表示開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図120(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づくハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示[例えば、図120(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、 前記第三の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合があり[例えば、図82(4)〜図86(66)に示すように、先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、 前記第三の図柄変動表示とは、前記第四の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留された後にのみ第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後以外にも第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図83(21)〜図86(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図82(2)〜図86(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、 前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは別のアイコンであり、 前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、 前記第一の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、 前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、 前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである[例えば、図132(a7)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない[例えば、図132(a7)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある[例えば、図132(a7)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開する場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開する場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開してもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図131(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、 前記第二の表示は、予告表示であり、 前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、 前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図132(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、 前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、 前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、 前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、 前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、 前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図129に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、 前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示[例えば、図129(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、 前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図129(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図132に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、 前記第三の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図126(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、 前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、 前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである[例えば、図132(a7)に示されるように、ステージ名表示部ST2には、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65が表示(ストック)されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示領域のみにも表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示領域にも必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない[例えば、図132(a7)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図132(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図132(a7)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、 前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 前記予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2等]は、保留アイコン[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]が表示される表示領域[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、 前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、 前記第一の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図125(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、 前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、 前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコンである[例えば、図132(a9)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示領域にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図132(a9)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示のみが表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示以外の表示も表示されないようにしてもよい。また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が必ず表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第一の表示のみが表示されないようにしてもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図132(a9)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、第一の表示が、例えば、第一のキャラクタの説明のような場合には、第一の表示とは異なる説明表示である第十の表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図131(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、 前記第二の表示は、予告表示であり、 前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、 前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図132(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
この記載における予告表示とは数ある予告表示のうちの一の表示のことであってもよい。
また、予告表示は、文字の表示による予告表示であってもよい。一方、他の予告表示は、画像の表示による表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図131(a1)に示される、吹き出し部TT2における「赤より金が熱い」の文字表示や、同図(a6)に示される、吹き出し部TT2における「剣豪リーチは熱い」の文字表示や、吹き出し部TT3における「パンダ乱入すると」の文字表示等]であり、 前記第三の表示は、説明表示であり、 前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、 前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり[例えば、図131(a6)に示される、吹き出し部TT2や吹き出し部TT3等]、 前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第三の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域のみに表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある[例えば、図131(a10)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4に表示されている状態であっても、吹き出し表示部TT2に「剣豪リーチは熱い」の文字表示が表示され、吹き出し表示部TT3に「パンダ乱入すると」の文字表示が表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第三の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第三の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコンの導入アニメは第二の表示領域に表示される場合があり、予告アイコンのストック表示は第二の表示領域には表示されないようにしてもよい。
また、第二の表示領域に、第一の予告表示とは異なる予告表示(第二の予告表示)が行われる場合があってもよい。また、予告表示と説明表示が択一的に表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図132に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、 前記第四の表示は、説明表示[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図126(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、 前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、 前記第四の表示は、前記表示手段における第三の表示領域[例えば、図132(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、 前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、 第一の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示される場合がある[例えば、図132に示されるチュートリアル表示部TT4に3つの予告アイコンが表示されている状態においては、新たな予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第四の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域のみに表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に必ず表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においてのみ、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態においても、新たな予告アイコンが第三の表示領域にのみ表示される場合があってもよい。
また、ここでは、複数の表示手段でステージ名等を表示するタイプも含まれる。
また、『 前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない[例えば、図132(a9)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、 前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、 前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、 前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、 前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、 前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図129に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、 前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示[例えば、図129(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、 前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図129(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図132(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域も線によって区画されてもよいし、第三の表示領域も線によって区画されてもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図132に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図132(a9)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、保留数と予告アイコンの数がたまたま一致する場合があってもよい。
また、最大保留数と予告アイコンの最大ストック数が同じであってもよいし、異なってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、 前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、 前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、 前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図137に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは異なるアイコンであり、 複数種類の表示態様で前記予告アイコンを表示可能に構成されており、 前記複数種類の表示態様のうちの一つは、第一の表示態様[例えば、図137(l)に示される予告アイコン表示領域に表示されている剣豪の予告アイコンI62の表示態様等]であり、 前記複数種類の表示態様のうちの一つは、第二の表示態様[例えば、図137(i)に示される予告アイコン表示枠YFに表示されている拡大表示された剣豪の予告アイコンI62の表示態様等]であり、 前記第一の表示態様よりも前記第二の表示態様の方が前記予告アイコンのサイズが大きく[例えば、図137(l)に示される予告アイコン表示領域に表示されている剣豪の予告アイコンI62よりも、図137(i)に示される予告アイコン表示枠YFに表示されている剣豪の予告アイコンI62の方がサイズが大きい等]、 前記予告アイコンは、ストックされた場合に前記第二の表示態様で表示されるアイコンである[例えば、図137(i)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合には、剣豪の予告アイコンI62が拡大表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、複数種類の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示態様以外でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、複数種類の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、複数種類の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様よりも第二の表示態様の方が予告アイコンのサイズが必ず大きくてもよいし、第一の表示態様よりも第二の表示態様の方が予告アイコンのサイズが大きくない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、ストックされた場合に第二の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、ストックされた場合に第二の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、ストックされた場合に第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、ストックされた場合に第二の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、前記第二の表示態様で表示された後で、前記第一の表示態様で表示される場合があるアイコンである[例えば、剣豪のアイコンI62は、図137(i)に示されるように拡大表示された後で、図137(l)に示されるように通常の表示態様で表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後でのみ、第一の表示態様で表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後以外にも、第一の表示態様で表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、装飾図柄変動表示を表示可能な手段であり[例えば、図137(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは装飾図柄の変動表示が行われている等]、 前記予告アイコンは、前記第一の表示態様では前記装飾図柄変動表示にオーバーラップされないアイコンである[例えば、図137(l)に示すように、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、装飾図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示態様でのみ装飾図柄変動表示にオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも装飾図柄変動表示にオーバーラップされないものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示態様では装飾図柄変動表示に必ずオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様では装飾図柄変動表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示は、前記第一の表示態様の前記予告アイコンにオーバーラップされない表示であり[例えば、図137(l)に示すように、変動表示中の装飾図柄は、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていない等]、 前記装飾図柄変動表示は、前記第二の表示態様の前記予告アイコンにオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図137(i)に示すように、変動表示中の装飾図柄は、予告アイコン表示枠YFに表示されている拡大表示態様の疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、装飾図柄変動表示は、第一の表示態様の予告アイコンにのみオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様の予告アイコン以外にもオーバーラップされないものがあってもよい。また、装飾図柄変動表示は、第一の表示態様の予告アイコンに必ずオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様の予告アイコンにオーバーラップされる場合があってもよい。
また、装飾図柄変動表示は、第二の表示態様の予告アイコンにのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、第二の表示態様の予告アイコン以外にもオーバーラップされる場合があるものがあってもよい。また、装飾図柄変動表示は、第二の表示態様の予告アイコンに必ずオーバーラップされるものであってもよいし、第二の表示態様の予告アイコンにオーバーラップされない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、消化される場合にも前記第二の表示態様で表示されるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコンは、消化される場合にのみ第二の表示態様で表示されるものであってもよいし、消化される場合以外の場合にも第二の表示態様で表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、消化される場合に必ず第二の表示態様で表示されるものであってもよいし、消化される場合に第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、前記予告アイコンを保留表示領域[例えば、図137(a)に示されるUI部UI1における予告アイコン表示領域等]に表示可能な手段であり、 前記予告アイコンは、前記保留表示領域に表示される場合には前記第一の表示態様で表示されるアイコンである[例えば、図137(l)に示されるように、予告アイコン表示領域に表示されている疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62は、通常の表示態様で表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、予告アイコンを保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、予告アイコンを保留表示領域以外の領域にも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様でのみ表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様以外の表示態様でも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合にのみ第一の表示態様で表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合以外の場合でも第一の表示態様で表示されるものであってもよい。
また、『 前記予告アイコンが新たにストックされた場合に、前記保留表示領域に表示されている該予告アイコンの少なくとも一部が前記第二の表示態様で表示される[例えば、図137(i)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合には、予告アイコン表示領域に表示されている疑似連予告アイコンI65の一部が拡大表示態様で表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの一部のみが第二の表示態様で表示されてもよいし、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの全部が第二の表示態様で表示されてもよい。また、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの少なくとも一部が必ず第二の表示態様で表示されてもよいし、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの少なくとも一部が第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様の前記予告アイコンを拡大した表示態様である[例えば、図137(i)に示される拡大表示態様の剣豪の予告アイコンI62は、図137(l)に示される通常の表示態様の剣豪の予告アイコンI62を拡大した表示である等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示態様は、第一の表示態様の予告アイコンのみを拡大した表示態様であってもよいし、第一の表示態様の予告アイコン以外のものも拡大した表示態様であってもよい。また、第二の表示態様は、第一の表示態様の予告アイコンを必ず拡大した表示態様であってもよいし、第一の表示態様の予告アイコンを拡大しない表示態様であってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な手段であり、 前記表示手段は、複数種類の前記予告アイコン[例えば、図81(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図135(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、 前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示が表示される場合がある[例えば、図83(23)〜同図(25)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、図84(28)〜同図(31)に示される疑似連演出が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、複数種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類以外の種類の予告表示が表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化された場合にのみ、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり[例えば、図137(a)に示されるUI部UI1における保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図137(a)に示される予告アイコン(2つの疑似連予告アイコンI65)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、保留数に対応する数の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の保留アイコン以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、保留数に対応する数の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、 前記第一の表示は、アイコン表示枠[例えば、図140(a)に示される保留表示枠FL1等]を含む表示であり、 前記アイコン表示枠のうち、枠の内側の領域(以下、「枠内領域」という。)に、図柄変動表示に関するアイコン(以下、「アイコン」という。)が表示可能に構成されており[例えば、図140(a)に示されるように、変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容されている等]、 前記アイコン表示枠は、複数種類の表示態様で表示可能な表示枠であり、 前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様[例えば、図140(a)に示される、保留表示枠FL1のデフォルトの表示態様等]であり、 前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様[例えば、図140(i)に示される、保留表示枠FL1の拡張表示態様等]であり、 前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様であり[例えば、図140(i)に示される、保留表示枠FL1の拡張表示態様は、図140(a)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1が上方に拡張した表示態様である等]、 前記第二の表示は、装飾図柄変動表示[例えば、図140(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示等]であり、 前記第一の表示態様で表示されている前記第一の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない表示である[例えば、図140(b)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示にオーバーラップされない位置に表示されている等]で、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、優先して表示されるアイコン表示枠を拡張し、その拡張部分において予告や先読み予告などの演出を行うことで遊技者に当該演出が行われていることを気づかせることができる場合がある。近年の遊技台においては、多彩な演出表示が同時に複数行われているため、複雑で視認しにくい傾向があるが、この遊技台によれば、遊技者が常に着目している図柄変動表示に関するアイコンを表示するアイコン表示枠を拡張させることにより、他の演出表示と区別して識別することが可能となり、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、アイコン表示枠のみを含むものであってもよい。すなわち、第一の表示とは、アイコン表示枠のことであってもよい。また、第一の表示は、アイコン表示枠以外のものも含むものであってもよい。また、第一の表示は、アイコン表示枠を必ず含むものであってもよいし、アイコン表示枠を含まない場合があってもよい。
なお、ここで、「アイコン表示枠」のことを、「保留表示枠」、「保留枠」、「UI」、「保留アイコン表示領域」等といったりする場合がある。また、「アイコン表示枠」は、保留アイコンや変動アイコン等の少なくとも一部にオーバーラップされる場合がある表示である。また、「アイコン表示枠」は、装飾図柄表示装置の表示画面の端部近傍に表示されるため、他の演出表示に邪魔されない場合がある。また、「アイコン表示枠」とは、一の変動アイコン又は保留アイコンが表示される枠のことである、という場合がある。また、「アイコン表示枠」は、停止後の装飾図柄にオーバーラップされない表示枠であり、また、少なくとも、保留アイコン等の一部によってオーバーラップされる表示枠であるということもできる。また、「アイコン表示枠」は、保留アイコン等の背面側に表示される背景表示であって、装飾図柄の背景表示とは異なる背景表示であるということもできる。
また、ここで、「アイコン表示枠」とは、「枠」という文言に捉われることなく、アイコンが表示される部分であると遊技者が認識可能な部分のことであり、枠画像の表示は一例であってこれに拘泥されるものではない。
また、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンのみが表示可能に構成されてもよいし、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコン以外のものも表示可能に構成されてもよい。また、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンが必ず表示されるように構成されてもよいし、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンが表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、ここで、枠内領域は、アイコン表示枠を構成するものであり、したがって、第一の表示に含まれる概念のものである。
また、アイコン表示枠は、複数種類の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、アイコン表示枠は、複数種類の表示態様で必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、アイコン表示枠は、第一の表示態様と第二の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の表示態様と第二の表示態様以外の表示態様も表示可能なものであってもよい。また、アイコン表示枠は、第一の表示態様と第二の表示態様とを必ず表示するものであってもよいし、第一の表示態様と第二の表示態様とを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示態様は、第一の表示態様の一部のみが拡張されたものであってもよいし、第一の表示態様の全部が拡張されたものであってもよい。
なお、ここで、「前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様」を、第二のアイコン表示枠という場合がある。
また、ここで、「拡張」とは、広義では、「アイコン表示枠」の言いかえの表示のことであるということもできるし、画像あるいは領域の面積が大きくなることということもできる。
また、第一の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、第一の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
なお、ここで、「装飾図柄変動表示」には、装飾図柄の停止表示や、変動開始時で図柄が識別可能な状態での表示を含んでもよいし、例えば、高速変動中等で、停止表示中の表示状態や変動開始時の表示状態よりも識別困難な状態での表示(例えば、高速変動中の半透明表示等)を含んでもよいし、SPリーチ中等において表示されるサイズが小さくされた装飾図柄の変動表示を含んでもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、 前記第三の表示は、演出表示[例えば、図140(g)〜同図(l)に示される、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきして第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示等]であり、 前記第二の表示態様のうちの前記第一の表示態様から拡張された部分(以下、「拡張部分[例えば、図140(i)に示される、拡張表示態様の保留表示枠FL1における拡張部分等]」という。)に、前記第三の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており[例えば、図140(g)〜同図(l)に示されるように、第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示において、忍者のキャラクタNJ1が保留表示枠FL1における拡張部分に表示されている等]、 前記拡張部分は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない部分である[例えば、図140(f)に示されるように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、変動表示中の第1装飾図柄や第2装飾図柄にオーバーラップされていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、少なくとも当該変動の当否を示す装飾図柄の変動表示よりも優先してアイコン表示枠の拡張表示を行い、当該拡張部分で予告や先読み予告等の演出表示を行うので、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第三の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第三の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第三の表示を必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、ここで、「演出表示」には、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化するものや、保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる演出表示等がある。
また、拡張部分に第三の表示のみがオーバーラップして表示可能に構成されてもよいし、拡張部分に第三の表示以外の表示もオーバーラップして表示可能に構成されてもよい。また、拡張部分に第三の表示が必ずオーバーラップして表示されるように構成されてもよいし、拡張部分に第三の表示がオーバーラップして表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、ここで、「拡張部分」は、拡張前の部分との差分であったり、拡張前のアイコン表示枠の一部分のみを拡張(あるいは、拡大)させた場合は、それそのものを指す場合がある。
また、拡張部分は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示以外の表示にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、拡張部分は、第二の表示に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示にオーバーラップされることがある場合があってもよい。
また、『 前記演出表示は、先読み予告の表示[例えば、図140(g)〜同図(l)に示される、第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示[例えば、図140(g)〜同図(l)に示されるように、第2の保留アイコンh12の表示態様を白色で点滅する表示態様から、緑色で点灯する表示態様に変化させる演出表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図140(f)に示されるように、変動表示中の装飾図柄が拡張表示態様の保留表示枠FL1にオーバーラップされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示は、拡張部分にのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、拡張部分以外の部分にもオーバーラップされる場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、拡張部分に必ずオーバーラップされるものであってもよいし、拡張部分にオーバーラップされない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、 前記第四の表示は、セリフの表示[例えば、図140(i)に示される、吹き出しTT2におけるチビ姫のキャラクタCH1によるセリフの表示や、吹き出しTT3における爺のキャラクタGY1によるセリフの表示等]であり、 前記第四の表示は、前記第一の表示態様の前記アイコン表示枠にオーバーラップされることがない表示であり[例えば、図140(d)に示されるように、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1は、吹き出しTT2や吹き出しTT3と重なっていない等]、 前記第四の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図140(i)に示されるように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、吹き出しTT2に表示されたチビ姫のキャラクタCH1によるセリフの表示にオーバーラップしている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、第四の表示のみ表示可能なものであってもよいし、第四の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第四の表示を必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、ここで、「セリフの表示」は、「セリフ予告」や「会話予告」という場合があり、例えば、当該変動の予告、先読み予告、チュートリアル表示等が含まれる場合がある。
また、第四の表示は、第一の表示態様のアイコン表示枠にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第一の表示態様のアイコン表示枠以外にもオーバーラップされることがないものがあってもよい。また、第四の表示は、第一の表示態様のアイコン表示枠に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第一の表示態様のアイコン表示枠にオーバーラップされることがあってもよい。
なお、ここで、「前記第四の表示は、前記第一の表示態様の前記アイコン表示枠にオーバーラップされることがない表示」とは、表示位置的にオーバーラップされることがないような構成になっているものも含まれる概念である。
また、第四の表示は、拡張部分にのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、拡張部分以外の部分にもオーバーラップされる場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、拡張部分に必ずオーバーラップされるものであってもよいし、拡張部分にオーバーラップされない場合があるものであってもよい。
また、「セリフの表示」には、第一のセリフの表示と第二のセリフの表示が含まれており、第一のセリフの表示は、拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示であり、第二のセリフの表示は、拡張部分にオーバーラップされることがない表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、 前記第五の表示は、予告表示[例えば、図145(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示や、図147(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示等]であり、 前記拡張部分において、前記第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており[例えば、図145(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示や、図147(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示において、忍者のキャラクタNJ1が拡張表示態様の保留アイコン表示領域FL1の拡張部分にオーバーラップしている等]、 前記第三の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である[例えば、図140(g)〜同図(l)に示される第2の保留アイコンh12の表示態様を変化する演出表示も、図145(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示も、図147(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示も、拡張表示態様の保留アイコン表示領域FL1の拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、装飾図柄で当該変動の当否を確認しにくい代わりに、拡張したアイコン表示枠で第三の表示と第五の表示の両方の表示を行うことで、アイコン表示枠を見れば両方の表示を見逃さずに見ることができる場合がある。また、第三の表示と第五の表示の全てが異なる態様だと、当該変動に期待すべきか次以降に行われる図柄変動表示に期待すべきかが明確となってしまう場合があるが、第三の表示と第五の表示の一部を同じ態様とすることで、期待できる図柄変動表示がいずれであるかが認識できるようになるまで期待感を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第五の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第五の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第五の表示を必ず表示するものであってもよいし、第五の表示を表示しない場合があってもよい。
また、拡張部分において、第五の表示のみがオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよいし、拡張部分において、第五の表示以外の表示もオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよい。また、拡張部分において、第五の表示が必ずオーバーラップして表示するように構成されたものであってもよいし、拡張部分において、第五の表示がオーバーラップして表示されない場合があるように構成されたものであってもよい。
また、拡張部分においてのみ、第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよいし、拡張部分以外の部分においても、第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよい。
なお、ここで、「予告表示」とは、変動アイコンの変化演出であってもよいし、疑似連図柄等の特殊図柄の停止等であってもよい。
また、「前記第三の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である」とは、例えば、キャラクタが登場するまでのアニメーションまでが同じであるものも含む概念である。
また、『 前記第一の表示態様での前記枠内領域(以下、「第一の枠内領域[例えば、図140(a)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域等]」という。)の面積は、第一の面積であり、 前記第二の表示態様での前記枠内領域(以下、「第二の枠内領域[例えば、図140(i)に示される拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域等]」という。)の面積は、第二の面積であり、 前記第二の面積は、前記第一の面積よりも大きい面積であり、 前記拡張部分とは、前記第二の枠内領域と前記第一の枠内領域の差分の領域の部分のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の枠内領域は、前記第一の枠内領域を含んで構成された領域である[例えば、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域を含んで構成されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の枠内領域は、第一の枠内領域の一部を含んで構成されたものであってもよいし、第一の枠内領域の全部を含んで構成されたものであってもよい。
また、『 請求項1に記載の「前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様」とは、「前記第一の表示態様のうちの前記枠内領域の面積が大きくなった表示態様」のことである[例えば、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の面積が大きくなった表示態様である等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記アイコンが表示されていない状態であっても前記アイコン表示枠が前記第一の表示態様で表示可能に構成されている[例えば、保留がなく、図柄変動表示も行われておらず、変動アイコンh0も保留アイコンh11〜h14も表示されていない状態でも、保留表示枠FL1は表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様でのみ表示可能に構成されてもよいし、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様以外の表示態様でも表示可能に構成されてもよい。また、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様で必ず表示されるように構成されてもよいし、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様で表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、アイコンが表示されない状態でアイコン表示枠が表示されるとともに、アイコン表示枠以外の領域にアイコンが表示される状態となる場合があってもよい。
また、『 前記枠内領域に表示可能な前記アイコンは、変動アイコンである[例えば、図140(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1には、変動アイコンh0が表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、枠内領域に表示可能なアイコンが保留アイコンであってもよい。
また、『 前記表示手段は、前記アイコンとして保留アイコン[例えば、保留アイコン表示領域に表示される第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14等]を表示可能な手段であり、 前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、アイコンとして保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、アイコンとして保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、アイコンとして保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、アイコンとして保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示態様で表示されている前記第一の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない表示である[例えば、図140(f)〜同図(m)に示される拡張表示態様の保留表示枠FL1は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示にオーバーラップされていない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、第二の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示態様に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
以上の記載では、『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、を備えた遊技台であって、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]であり、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図213に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示]であり、 前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、 前記第一の演出は、第一の操作態様[例えば、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)]で前記操作手段により第一の回数[例えば、20回]の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、 前記第一の演出は、第二の操作態様[例えば、演出ボタン136による長押し操作]で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、 前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、 前記第一の回数は、1を超える回数であり、 前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図213に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示は、演出ボタン136による長押し操作では開始されない]、 前記第二の回数は、1を超える回数である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外を実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出を実行しない場合があってもよい。
ここで、第一の演出は、例えば、「ドレミ」のうちの「レ」に対応する演出ということができる場合があり、第二の演出は、例えば、「あいう」のうちの「い」に対応する演出ということができる場合がある。
また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214]を備え、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図223(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]であり、 前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、 前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出[例えば、図223(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、 前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、 前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中においてのみ開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中において必ず開始するものであってもよいし、図柄変動表示の実行中において開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである[例えば、演出ボタン136が押下操作されている状態が0.5秒以上維持されている操作態様]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記操作手段が操作されている状態が第二の時間[例えば、4秒]維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、 前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合にのみ、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合以外でも、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして必ず開始するものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合でも開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の演出は、第二の操作態様で操作手段により2回以上の操作が行われた場合に開始可能なものであってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、 前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、 前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段であり、 前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の状態は、発光している状態であり、 前記第二の状態は、発光していない状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、 前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の態様と、第二の態様とは、発光する色、点灯・消灯及び点滅パターン、発光する素子の箇所、輝度のうちの、少なくとも一つが異なる態様である。
また、『前記第一の態様は、第一の色[例えば、赤色]であり、 前記第二の態様は、第二の色[例えば、青色]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の説明では、『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、 複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、を備えた遊技台であって、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]であり、 前記第一の演出は、第一の操作態様[例えば、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)]で前記操作手段により第一の回数[例えば、20回]の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、 前記第一の演出は、第二の操作態様[例えば、演出ボタン136による長押し操作]で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、 前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、 前記第一の回数は、1を超える回数であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示[例えば、図236に示されるキャラクタ選択演出]であり、 前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、 前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像[例えば、図236に示される姫のキャラクタ画像H]であり、 前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図236に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136による長押し操作では選択されない]、 前記第二の回数は、1を超える回数である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外を実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の選択表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の選択表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の選択表示を必ず実行するのであってもよいし、第一の選択表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像のみを選択可能なものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像以外も選択可能なものであってもよい。また、第一の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を必ず選択するものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出]であり、 前記第四の演出は、前記第一の演出[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]とは異なる演出であり、 前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合[例えば、図236に示されるキャラクタ選択演出において、姫のキャラクタ画像Hが選択された場合]に開始可能な演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第四の演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第四の演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214]を備え、 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図223(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]であり、 前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、 前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出[例えば、図223(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、 前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、 前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中においてのみ開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中において必ず開始するものであってもよいし、図柄変動表示の実行中において開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様[例えば、演出ボタン136が押下操作されている状態が0.5秒以上維持されている操作態様]のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記操作手段が操作されている状態が第二の時間[例えば、4秒]維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、 前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合にのみ、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合以外でも、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして必ず開始するものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合でも開始しない場合があってもよい。
また、『前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の画像は、第二の操作態様で操作手段により2回以上の操作が行われた場合に選択可能なものであってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示[例えば、図246(f)に示されるお気に入り選択画面]であり、 前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、 前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、 前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像[例えば、「キャラC」の選択項目]であり、 前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数[例えば、2回]の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、 前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、 前記第三の回数は、1を超える回数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像のみを選択可能なものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像以外のものも選択可能なものであってもよい。また、第二の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を必ず選択するものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択しない場合があってもよい。
また、第二の画像は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ選択可能なものであってもよいし、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも選択可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず選択するものであってもよいし、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、 前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第五の演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合以外の場合にも開始可能なものであってもよい。また、第五の演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、 前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、 前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段であり、 前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の状態は、発光している状態であり、 前記第二の状態は、発光していない状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、 前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の態様と、第二の態様とは、発光する色、点灯・消灯及び点滅パターン、発光する素子の箇所、輝度のうちの、少なくとも一つが異なる態様である。
また、『前記第一の態様は、第一の色[例えば、赤色]であり、 前記第二の態様は、第二の色[例えば、青色]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、 複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]」という。)であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図213に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示]」という。)であり、 前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図223(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]」という。)であり、 前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図223(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、 前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、 前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、 前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、 前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である[例えば、図213に示す例では、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字は表示されない]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい また、表示手段は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のうちの一部又は全部を実行しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態以外の状態でも実行可能なものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第三の表示が開始された後で、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、 前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、 前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、 前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、発光手段は、第一の状態でのみ第一の発光状態となってもよいし、第一の状態以外の状態でも第一の発光状態となってもよい。
また、発光手段は、第二の状態でのみ第二の発光状態となってもよいし、第二の状態以外の状態でも第二の発光状態となってもよい。
また、『前記第一の発光状態は、点灯状態であり、 前記第二の発光状態は、消灯状態であり、 前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており[例えば、図216(a−3)及び同図(a−4)に示すように、操作手段の操作を受け付ける状態では、演出ボタンランプ138が点灯状態とされている]、 前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している[例えば、図216(a−1)及び同図(a−2)に示すように、操作手段の操作を受け付けない状態では、演出ボタンランプ138が消灯状態とされている]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光[例えば、赤色で発光]している状態であり、 前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光[例えば、青色で発光]している状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、 前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、 前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、 前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である[例えば、図222(d)〜同図(g)に示すように、特図1及び装飾図柄の変動表示中に連打操作演出が行われる]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第三の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である[例えば、図213(l)に示される表示は、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136が2回操作されないと表示されない]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示は、操作手段が長押しされたこと以外でも開始されない表示であってもよい。
また、『前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図223に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、操作手段が長押しされた場合にのみ、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよいし、操作手段が長押しされた場合以外でも、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよい。また、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が必ず開始されてもよいし、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始されない場合があってもよい。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒]にわたって維持されていることである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、 複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]」という。)であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様での表示(以下、「第四の表示[例えば、図236に示されるキャラクタ選択演出]」という。)であり、 前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、 前記第一の表示は、演出表示であり、 前記第四の表示は、選択表示であり、 前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、 前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像[例えば、図236に示される姫のキャラクタ画像H]であり、 前記第一の表示は、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、 前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、 前記第一の画像は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が複数回操作された場合の方が選択されやすい画像である[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図236に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136による長押し操作では選択されない]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示及び第四の表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の表示及び第四の表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示及び第四の表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の表示及び第四の表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[例えば、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出]であり、 前記第五の表示は、前記第一の表示[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]とは異なる表示であり、 前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像[例えば、図236に示される姫のキャラクタ画像H]が選択された場合に開始可能な表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第五の表示は、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第五の表示は、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図223(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]」という。)であり、 前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図223(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、 前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態以外の状態でも実行可能なものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第三の表示が開始された後で、操作手段が連打された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段が連打された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段が連打された場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段が連打された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、 前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、 前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、発光手段は、第一の状態でのみ第一の発光状態となってもよいし、第一の状態以外の状態でも第一の発光状態となってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、 前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、『前記第一の画像は、前記操作手段が長押しされたことのみでは選択されない画像である[例えば、図236に示される表示において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136が2回操作されないと姫のキャラクタ画像Hは表示されない]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の画像は、操作手段が長押しされたこと以外でも選択されない画像であってもよい。
また、『前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図223に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、操作手段が長押しされた場合にのみ、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよいし、操作手段が長押しされた場合以外でも、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよい。また、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が必ず開始されてもよいし、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始されない場合があってもよい。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒]にわたって維持されていることである、ことを特徴とする遊技台。』 また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]と、 遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136等]と、 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、を備えた遊技台であって、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]」という。)であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図214に示されるチャンス目演出において殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃う表示]」という。)であり、 前記第二の表示は、第一の表示とは異なる表示であり、 前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、 前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打することを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図223(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出等]」という。)であり、 前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり、 前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合にも表示が開始される場合がある表示であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を操作することを促す表示(以下、「第四の表示[例えば、図214(b)〜同図(h)に示される、チャンス目演出等]」という。)であり、 前記第四の表示は、前記第三の表示とは異なる表示であり、 前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数[例えば、3回等]操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、 前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である[例えば、図214(i)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示は、演出ボタン136が3回操作されないと表示されない等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
また、『複数種類の発光状態で発光可能な発光手段[例えば、演出ボタンランプ138等]を備え、 前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、 前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第一の発光状態[例えば、赤色に発光した状態等]であり、 前記発光手段は、前記操作手段の操作を受け付ける状態では、前記第一の発光状態となる手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態等]であり、 前記第一の発光状態は、点灯状態であり、 前記第二の発光状態は、消灯状態であり、 前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており[例えば、図216(a−3)及び同図(a−4)に示すように、操作手段の操作を受け付ける状態では、演出ボタンランプ138が点灯状態とされている等]、 前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している[例えば、図216(a−1)及び同図(a−2)に示すように、操作手段の操作を受け付けない状態では、演出ボタンランプ138が消灯状態とされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態等]であり、 前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光[例えば、赤色で発光等]している状態であり、 前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光[例えば、青色で発光等]している状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の表示は、予告表示[例えば、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等]であり、 前記第二の表示は、予告表示[例えば、図214(i)に示すように、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃うことでスーパーリーチに移行することを予告している等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示(以下、「選択表示[例えば、図236に示されるキャラクタ選択演出や、図246(c)に示される調整画面においてカーソルCLで音量が示されたときの表示、あるいは、カーソルCLで光量が示されたときの表示等]」という。)であり、 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢[例えば、図236に示される姫のキャラクタ画像Hや、音量「10」の設定あるいは光量「10」の設定等]が選択された際に表示される表示(以下、「第五の表示[例えば、図236に示される姫のキャラクタ画像Hが表示画面の中央に明るく表示される表示や、音量の設定が「10」の表示態様での表示、あるいは、光量の設定が「10」の表示態様での表示等]」という。)であり、 前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数[例えば、2回や5回等]操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、 前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図236に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136による長押し操作だけでは選択されない、また、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図246(c)に示される音量の設定が「10」の表示態様での表示は、右ボタン137dによる長押し操作だけでは選択されない、あるいは、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図246(c)に示される光量の設定が「10」の表示態様での表示は、右ボタン137dによる長押し操作だけでは選択されない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第一の回数[例えば、2回や5回等]の場合に表示が開始される表示であり、 前記第一の回数は、2以上の回数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示の表示が開始される場合があるように構成されている[例えば、図223に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されていることである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第一の状態であり、 前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、 前記第二の状態は、前記第一の状態とは別の状態であり、 前記第三の表示は、前記第一の状態で表示される表示[例えば、図223(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出等]であり、 前記第四の表示は、前記第二の状態で表示される表示[例えば、図214(b)〜同図(h)に示される、演出ボタン画像BT1〜BT3のそれぞれに「PUSH」という文字が表示された表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の状態は、前記第一の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である[換言すれば、前記第一の状態は、前記操作手段の操作を受け付ける状態であり、前記第一の状態において、前記操作手段が連打された場合に前記第一の表示の表示が開始される場合がある。]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第二の状態は、前記第二の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である[換言すれば、前記第二の状態は、前記操作手段の操作を受け付ける状態であり、前記第二の状態において、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に前記第二の表示の表示が開始される場合がある。]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の状態は、該第一の状態となってから予め定められた時間[例えば、5秒等]が経過すると終了する状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第二の状態は、該第二の状態となってから予め定められた時間[例えば、図214に示される残時間メーターMT1〜MT3に示される残り時間]が経過すると終了する状態である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第二の回数[例えば、3回等であって、第一の回数(2回や5回)とは異なる回数]の場合に表示が開始される表示であり、 前記第二の回数は、2以上の回数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第三の表示は、第一の画像を含む表示であり、 前記第一の画像は、前記操作手段の外観を示す画像[例えば、図223(d)に示される、演出ボタン画像BT等]を含む画像[例えば、図223(d)に示すように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字を含む画像等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第四の表示は、複数の第二の画像を含む表示であり、 前記第二の画像は、前記操作手段の外観を示す画像[例えば、図214(b)に示される、演出ボタン画像BT1,BT2,BT3等]を含む画像[例えば、図214(b)に示すように、演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字を含む画像、演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字を含む画像及び演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字を含む画像を含む画像等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第二の画像は、前記第一の画像と表示態様が異なる画像である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備えた遊技台であって、 複数種類の演出を実行可能に構成されており、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図222や図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図241(c)〜同図(e)に示される連打操作演出において、発光部LL,LRが点灯する演出等]であり、 前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作(連打操作による操作態様と複数回操作による操作態様とは同じ操作態様を含んでいる。以下同じ。)等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図222に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる場合がある等]、 前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、複数回操作等]されると、前記第二の演出が開始される場合があり[例えば、図241(e)に示すように、遊技者による演出ボタン136の連打操作がなされると、発光部LL,LRのすべてのLEDが赤色に発光する場合がある等]、 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作[例えば、長押し操作等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図223に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、その結果、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる場合がある等]、 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず[例えば、図241に示される連打操作演出では、長押しオート連打機能が無効とされているので、演出ボタン136が長押し操作されたことでは、発光部LL,LRのすべてのLEDは赤色に発光しない等]、 前記第二の演出は、第二の演出手段[例えば、発光部LL,LR等]によって実行される演出である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、演出に改良の余地があったが、本発明によれば、演出に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外でも開始されない場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず開始されないものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に開始する場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出手段によってのみ実行されるものであってもよいし、第二の演出手段以外にも実行されるものがあってもよい。また、第二の演出は、第二の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第二の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第二の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第二の演出手段の他、第二の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第二の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第二の演出は、第二の演出手段と第二の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。なお、エフェクトは演出に含まれる概念であるものとする(以下、同じ)。
また、『 前記第二の演出手段は、発光手段であり、 「第二の演出手段によって実行される演出」とは、「第二の演出手段が第二の発光態様[例えば、図241(c)に示される、発光部LL,LRの下端からおよそ1/4の高さまでLEDが黄色で発光する態様や、同図(d)に示される、発光部LL,LRの下端からおよそ2/3の高さまでLEDが緑色で発光する態様や、同図(e)に示される、発光部LL,LRのすべてのLEDが赤色で発光する態様等]で発光することによって実行される演出」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の演出手段は、第一の発光態様[例えば、図柄変動表示中や大当り遊技中における所定の発光態様等]で発光可能な手段であり、 前記第一の発光態様は、前記第二の発光態様とは異なる発光態様である[例えば、図241(c)〜同図(e)に示される発光部LL,LRの発光態様は、図柄変動表示中や大当り遊技中の演出における発光態様とは異なる等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の演出手段は、第一の発光態様でのみ発光可能なものであってもよいし、第一の発光態様以外の態様も発光可能なものであってもよい。また、第二の演出手段は、第一の発光態様で必ず発光するものであってもよいし、第一の発光態様で発光しない場合があってもよい。
また、第一の発光態様は、第二の発光態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、『 第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の演出手段は、第一の画像表示手段であり、 前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である[例えば、図222に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして実行される、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は装飾図柄表示装置208で行われる等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の演出は、第一の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第一の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第一の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第一の演出手段の他、第一の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第一の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第一の演出は、第一の演出手段と第一の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。
また、『 第三の演出手段を備え、 前記第三の演出手段は、可動手段であり、 前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である[例えば、図241に示されるように、発光部LL,LRが設けられた左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、スライド用駆動モータによって可動する手段である等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第三の演出手段は、可動手段のみからなるものであってもよいし、可動手段以外の手段を含んだものであってもよい。また、第三の演出手段は、可動手段を必ず含んだものであってもよいし、可動手段を含まない場合があってもよい。
また、第二の演出手段は、第三の演出手段にのみ設けられたものであってもよいし、第三の演出手段以外にも設けられたものであってもよい。また、第二の演出手段は、第三の演出手段に必ず設けられたものであってもよいし、第三の演出手段に設けられない場合があってもよい。
また、『 第四の演出手段[例えば、図241に示される左画像表示装置209L及び右画像表示装置209R等]を備え、 前記第四の演出手段は、第二の画像表示手段であり、 前記第四の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である[例えば、図241に示されるように、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、スライド用駆動モータによって可動する手段である等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第四の演出手段は、第二の画像表示手段のみからなるものであってもよいし、第二の画像表示手段以外の手段を含んだものであってもよい。また、第四の演出手段は、第二の画像表示手段を必ず含んだものであってもよいし、第二の画像表示手段を含まない場合があってもよい。
また、第四の演出手段は、第三の演出手段にのみ設けられたものであってもよいし、第三の演出手段以外にも設けられたものであってもよい。また、第四の演出手段は、第三の演出手段に必ず設けられたものであってもよいし、第三の演出手段に設けられない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり[例えば、図222や図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、 前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である[例えば、図241(c)〜同図(e)に示される連打操作演出において、発光部LL,LRが点灯する演出は、図柄変動表示中に開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある[例えば、図223に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出のみが開始される場合があってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が必ず開始されてもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が開始されない場合があってもよい。
また、『 「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、連打操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』ということができる。
また、さらに換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、複数回操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』ということもできる。
また、『 「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されている操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の演出の演出態様は、第一の演出の演出態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備えた遊技台であって、 複数種類の演出を実行可能に構成されており、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図222や図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]であり、 前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光する演出や、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される演出等]であり、 前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作(連打操作による操作態様と複数回操作による操作態様とは同じ操作態様を含んでいる。以下同じ。)等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図222に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、 前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、複数回操作等]されると、前記第二の演出が開始される場合があり[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、遊技者による演出ボタン136の連打操作がなされると、演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光したり、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される等]、 前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作[例えば、長押し操作等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図223に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、その結果、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず[例えば、図242に示される裏ボタン連打演出では、長押しオート連打機能が無効とされているので、演出ボタン136が長押し操作されたことでは、演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光せず、また、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示されない等]、 前記第二の演出は、裏ボタン演出である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、演出に改良の余地があったが、本発明によれば、演出に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出の演出態様は、第一の演出の演出態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外でも開始されない場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず開始されないものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に開始する場合があってもよい。
また、『 第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、 前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である[例えば、図222に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして実行される、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は装飾図柄表示装置208で行われる等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の演出は、第一の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第一の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第一の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第一の演出手段の他、第一の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第一の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第一の演出は、第一の演出手段と第一の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。なお、エフェクトは演出に含まれる概念であるものとする(以下、同じ)。
また、『 「前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である」とは、「前記第一の演出は、前記第一の演出手段が第一の表示[例えば、図222に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして実行される、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等]を表示することによって実行される演出である」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において装飾図柄表示装置208に表示されるエフェクト画像等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の演出は、第一の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第一の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第二の演出は、第一の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第一の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第一の演出手段の他、第一の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第二の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第二の演出は、第一の演出手段と第一の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。
また、『 「前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である」とは、「前記第二の演出は、前記第一の演出手段が第二の表示[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において装飾図柄表示装置208に表示されるエフェクト画像等]を表示することによって実行される演出である」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 第二の演出手段[例えば、演出ランプSL1〜SL4等]を備え、 前記第二の演出手段は、発光手段であり、 前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の演出は、第二の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第二の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第二の演出は、第二の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第二の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第二の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第二の演出手段の他、第二の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第二の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第二の演出は、第二の演出手段と第二の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。
また、『 「前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である」とは、「前記第二の演出は、前記第二の演出手段が第二の発光態様[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4が緑色や赤色で発光する態様等]で発光することによって実行される演出である」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 報知手段[例えば、装飾図柄表示装置208、演出ボタンランプ138等]を備え、 前記報知手段は、前記第一の操作手段に対する操作を促す報知(以下、「操作報知[例えば、図222(d)に示される、装飾図柄表示装置208による、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTの表示、「連打しろ」という文字表示、残時間メーターMTの表示や、演出ボタンランプ138による、赤色の発光等]」という。)を行う手段であり、 前記裏ボタン演出とは、前記操作報知が行われない第二の期間[例えば、図242(d)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出に係る操作受付期間等]において、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作等]されたことに応じて開始される場合がある演出のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、報知手段は、第一の操作手段に対する操作を促す報知のみを行うものであってもよいし、第一の操作手段に対する操作以外のことを促す報知も行うものであってもよい。また、報知手段は、第一の操作手段に対する操作を促す報知を必ず行うものであってもよいし、第一の操作手段に対する操作を促す報知を行わない場合があってもよい。
また、裏ボタン演出は、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ開始される場合があるものであってもよいし、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じて開始される場合もあるものであってもよい。また、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず開始するものであってもよいし、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて開始されない場合があってもよい。
また、『 前記操作報知が行われる第一の期間[例えば、図222(d)〜同図(g)に示される連打操作演出に係る操作受付期間等]において、前記第一の操作手段が第一の操作態様[例えば、連打操作等]で操作されたことに応じて前記第一の演出が開始される場合があり、 前記第一の期間において、前記第一の操作手段が第二の操作態様[例えば、長押し操作等]で操作されると、前記第一の演出が開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ開始される場合があるものであってもよいし、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず開始されるものであってもよいし、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて開始されない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも開始される場合があるものであってもよい。また、また、第一の演出は、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず開始されるものであってもよし、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことに応じて開始されない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり[例えば、図222や図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、 前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である[例えば、図242(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出における演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光する演出、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある[例えば、図223に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出のみが開始される場合があってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が必ず開始されてもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が開始されない場合があってもよい。
また、『 「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、連打操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』ということができる。
また、さらに換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、複数回操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』ということもできる。
また、『 「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間[例えば、4秒等にわたって維持されている操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。』 また、以上の記載では、『 第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、 第二の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、OKボタン137e、クリアボタン137f等]と、を備えた遊技台であって、 複数種類の表示を表示可能に構成されており、 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図222や図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に表示される表示等]であり、 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図211(e)に示される、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示、同図(g1)に示される、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示等]であり、 前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作(連打操作による操作態様と複数回操作による操作態様とは同じ操作態様を含んでいる。以下同じ。)等]されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図222に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、 前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作等]されると、前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図211(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bを2回操作することにより表示され、図211(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bを2回操作することにより表示される等]、 前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作[例えば、長押し操作等]されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図223に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、その結果、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、 前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示の表示が開始されない[例えば、図211(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bが長押し操作されたことでは表示されず、図211(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bが長押し操作されたことでは表示されない等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台では、表示に改良の余地があったが、本発明によれば、表示に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、第一の表示は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても表示される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても表示される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示の表示態様は、第一の表示の表示態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、第一の表示は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず表示開始されるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に表示開始されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外でも表示開始されない場合があるものであってもよいし、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず表示開始されないものであってもよいし、第二の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に表示開始する場合があってもよい。なお、エフェクトは演出に含まれる概念であるものとする(以下、同じ)。
また、『 前記第二の表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際の表示である[例えば、図211(e)に示されるメニュー画面における、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」のうちの「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている際の表示、同図(g1)に示される演出カスタマイズ設定画面における、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」のうちの「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されている際の表示等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、設定画面[例えば、図211に示されるメニュー画面等]において表示される表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示は、設定画面においてのみ表示されるものであってもよいし、設定画面以外においても表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、設定画面において必ず表示されるものであってもよいし、設定画面において表示されない場合があってもよい。
また、『 前記設定画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を含む画面であり[例えば、図211に示されるメニュー画面は、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」から一の選択肢を選択することを指示する表示を含み、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」から一の選択肢を選択することを指示する表示を含む等]、 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示であり、 前記第三の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示される表示[例えば、図211(e)に示されるメニュー画面における、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」のうちの「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている際の表示、あるいは、同図(f)に示される演出カスタマイズ設定画面における、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」のうちの「通常モード」がカーソルCLで選択されている際の表示等]であり、 前記第二の表示は、前記複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際に表示される表示[例えば、図211(e)に示されるメニュー画面における、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」のうちの「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている際の表示、あるいは、同図(g1)に示される演出カスタマイズ設定画面における、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」のうちの「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されている際の表示等]であり、 前記第三の表示が表示されている場合に、前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図211(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが2回操作されると、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が開始され、図211(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが2回操作されると、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が開始される等]、 前記第三の表示が表示されている場合に、前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示の表示が開始されない[例えば、図211(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが長押し操作されたことでは、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は表示開始されず、図211(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが長押し操作されたことでは、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は表示開始されない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、設定画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示のみを含むものであってもよいし、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示以外の表示も含むものであってもよい。また、設定画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を必ず含むものであってもよいし、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を含まない場合があってもよい。
また、第三の表示は、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際にのみ表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際以外にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に必ず表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際にのみ表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際以外にも表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際に必ず表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合以外の場合にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合に必ず表示開始されるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合に表示開始されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外にも表示開始されないものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず表示開始されないものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことで表示開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示は、前記第三の表示が表示されている場合に、前記第二の操作手段によってN回(N≧2[例えば、2回等])の操作があった場合に表示が開始される表示である[例えば、図211(b)〜同図(e)に示されるメニュー画面において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が表示されている場合に、下ボタン137bによって2回の押下操作があった場合に表示開始される、あるいは、演出カスタマイズ設定画面において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、「通知モード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が表示されている場合に、下ボタン137bによって2回の押下操作があった場合に表示開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN回の操作があった場合にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN会の操作があった場合以外の場合にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN回の操作があった場合に必ず表示開始されるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN会の操作があった場合に表示開始されない場合があってもよい。
また、『 画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の表示は、前記画像表示手段によって表示される表示であり[例えば、図222に示すように、連打操作演出におけるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は、装飾図柄表示装置208に表示されている等]、 前記第二の表示は、前記画像表示手段によって表示される表示である[例えば、図211(b)〜同図(e)に示される、メニュー画面における「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示や、図211(f)及び同図(g1)に示される、演出カスタマイズ設定画面における「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、装飾図柄表示装置208に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示は、画像表示手段によってのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段以外によっても表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、画像表示手段によって必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段によって表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、画像表示手段によってのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段以外によっても表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、画像表示手段によって必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段によって表示されない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、 前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある表示であり[例えば、図222や図223に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、 前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始されない表示である[例えば、図211(b)〜同図(e)に示される、メニュー画面における「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示や、図211(f)及び同図(g1)に示される、演出カスタマイズ設定画面における「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、図柄変動表示中には開始されない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中に必ず表示開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に表示開始されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中にのみ表示開始されないものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも表示開始されないものであってもよい。また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中に必ず表示開始されないものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に表示開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の表示が開始される場合がある[例えば、図223に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示のみが表示開始される場合があってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示以外の表示も表示開始される場合があってもよい。また、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示が必ず表示開始されてもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示が表示開始されない場合があってもよい。
また、『 「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、連打操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』ということができる。
また、さらに換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、複数回操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』ということもできる。
また、『 「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されている操作のことである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]と、 複数種類の演出表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等等]と、を備えた遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示であり、 前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に関連する演出表示[例えば、図161(c)〜同図(n)に示される保留アイコンの変化演出や、図172(g)〜同図(i)に示されるボタン予告演出等]であり、 前記第二の演出表示は、ミニゲームの演出表示[例えば、図161(d)〜同図(k)に示されるミニゲームや、図171(m)〜図172(f)に示されるボタン予告演出等]であり、 前記第一の演出表示は、第一の操作促進表示[例えば、図161(c)〜同図(j)に示すボタン保留アイコンの表示や、図172(g)〜同図(h)に示される振動及び回転しているボタン画像136aと「Push」の表示等]を含む演出表示であり、 前記第二の演出表示は、第二の操作促進表示[例えば、図161(e)〜同図(f)に示すボタン画像136aの表示や、図171(r)〜図172(b)に示されるボタン画像136aと「連打」の表示等]を含む演出表示であり、 前記第一の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、 前記第二の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、 前記第一の操作促進表示と前記第二の操作促進表示は、異なる操作促進表示であり、 前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告[例えば、図161(k)に示すように、保留アイコンを先読み予告の表示態様(円形で青色の表示態様)で表示することによる先読み予告や、図172(i)に示される強カットイン画像CI1aや図172(i´)に示される弱カットイン画像CI1bの表示による予告等]」という。)が実行される場合がある演出表示であり、 前記第二の演出表示は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告[例えば、図161(h)〜同図(k)に示すように、「保留1UP」の表示によって、保留アイコンにおける先読み予告の信頼度が1段階ランクアップすることの予告や、図172(f)に示すように、「大吉」の表示によって、激アツ予告が出現する可能性があることの予告報知等]」という。)が導出される場合がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の予告に影響が出る第二の予告に注目させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、第一の予告に辿り着くために操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、複数種類の演出表示は、第一の演出表示と第二の演出表示のみであってもよいし、第一の演出表示と第二の演出表示以外の演出表示も含んでもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示のみに関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外にも関連するものがあってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に必ず関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示に関連しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の操作促進表示のみを含むものであってもよいし、第一の操作促進表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作促進表示を必ず含むものであってもよいし、第一の操作促進表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の演出表示は、第二の操作促進表示のみを含むものであってもよいし、第二の操作促進表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第二の演出表示は、第二の操作促進表示を必ず含むものであってもよいし、第二の操作促進表示を含まない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の予告のみが実行される場合があるものであってもよいし、第一の予告以外にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の予告が必ず実行されるものであってもよいし、第一の予告が実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出表示は、第一の予告に関連する予告のみが導出される場合があるものであってもよいし、第一の予告に関連する予告以外のものも導出される場合があるものであってもよい。また、第二の演出表示は、第一の予告に関連する予告が必ず導出されるものであってもよいし、第一の予告に関連する予告が導出されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の演出表示と前記第二の演出表示の両方が表示されている状態(以下、「第一の状態[例えば、図161(d)〜同図(k)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態、あるいは、図173(c)〜同図(o)に示すように、ボタン予告演出とミニゲームの両方が表示されている状態等]」という。)となる場合がある、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告と第二の予告とに関連性があることを遊技者に抱かせることができる場合がある。
ここで、第一の状態のみとなる場合があってもよいし、第一の状態以外となる場合があってもよいし、第一の状態に必ずなってもよいし、第一の状態にならない場合があってもよい。
また、『 前記第一の状態において前記操作手段の操作があった場合には、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの該第二の予告が実行される構成であり[例えば、図161(f)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、ミニゲームの結果が導出される、あるいは、図173(g)〜同図(l)に示すように、ボタン予告演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が連打操作されると、ミニゲームの結果が導出される等]、 前記第二の予告が開始された後で前記操作手段の操作があった場合には、該第二の予告に応じた前記第一の予告が実行される構成である[例えば、図161(j)に示すように、ミニゲームの結果が導出された後で演出ボタン136が操作されると、同図(k)に示すように、ミニゲームの結果に応じて保留アイコンの表示態様が先読み予告の表示態様に変化する、あるいは、図173(n)に示すように、ミニゲームの結果が導出された後で演出ボタン136操作されると、同図(o)に示すように、ミニゲームの結果に応じて弱カットイン画像CI1bが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告に影響が出る第二の予告に注目させることができる場合がある。そのため、ミニゲームに関して積極的に操作手段を操作させることができる場合がある。
ここで、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告のみが実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告以外の予告も実行される構成であってもよい。また、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が必ず実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が実行されない場合がある構成であってもよい。
また、第一の状態において操作手段の操作があった場合にのみ、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合以外の場合にも、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が実行される構成であってもよい。
また、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告のみが実行される構成であってもよいし、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告以外の予告も実行される構成であってもよい。また、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告が必ず実行される構成であってもよいし、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告が実行されない場合がある構成であってもよい。
また、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合にのみ、第二の予告に応じた第一の予告が実行される構成であってもよいし、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合以外の場合にも、第二の予告に応じた第一の予告のみが実行される構成であってもよい。
また、『 前記第一の状態において前記操作手段の操作があった場合には、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの少なくとも該第一の予告が実行される構成であり[例えば、図165(f)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、保留アイコンの表示態様が変化するとともにミニゲームの結果も導出される、あるいは、図168(g)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、保留アイコンの表示態様は変化するがミニゲームの結果は導出されない等]、 前記第二の予告が実行された後で、該第二の予告に応じて実行された前記第一の予告が変化する場合がある[例えば、図165(g)〜同図(j)や、図168(h)〜同図(m)に示すように、ミニゲームの結果が導出されて「保留1UP」が表示された後で、青色の表示態様の保留アイコンが緑色の表示態様に変化する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告のみが実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告と第二の予告のみが実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告以外の予告も実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告と第二の予告以外の予告も実行される構成であってもよい。
また、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が必ず実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が実行されない場合がある構成であってもよい。
また、第一の状態において操作手段の操作があった場合にのみ、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合以外の場合にも、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が実行される構成であってもよい。
また、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告のみが変化する場合があってもよいし、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告以外の予告も変化する場合があってもよい。また、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告が必ず変化してもよいし、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告が変化しない場合があってもよい。
また、第二の予告が実行された後でのみ、第二の予告に応じて実行された第一の予告が変化する場合があってもよいし、第二の予告が実行された後以外でも、第二の予告に応じて実行された第一の予告が変化する場合があってもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第一の演出表示が前記第二の演出表示にオーバーラップされる[例えば、図166(e)〜同図(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lで行われている保留アイコンの変化演出が、第2装飾図柄表示装置208Mで行われているミニゲームにオーバーラップされている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告の予告であるミニゲーム側の演出表示に注目させ、第一の予告への期待を増大させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、時系列的にミニゲーム側を優先させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、将来に起こる可能性がある予告に影響を与える予告の方が優先表示されることで、操作手段が重なってもわかりやすい場合がある。
ここで、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示にのみオーバーラップされてもよいし、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示以外の演出表示にもオーバーラップされてもよい。また、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示に必ずオーバーラップされてもよいし、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示にオーバーラップされない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ、第一の演出表示が第二の演出表示にオーバーラップされてもよいし、第一の状態以外の状態においても、第一の演出表示が第二の演出表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 第二の有効期間[例えば、図161(e)〜同図(f)や図175(e)〜同図(g)等に示される、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間等]において前記操作手段が操作された場合に、前記第二の予告が開始される構成であり、 前記第二の演出表示は、第二の有効期間表示[例えば、図161(e)〜同図(f)や図175(e)〜同図(g)等に示されるボタン受付時間メーターMT等]を含む演出表示であり、 前記第二の有効期間表示は、前記第二の有効期間の経過に応じて表示態様が変化する表示である[例えば、図161(e)〜同図(f)や図175(e)〜同図(g)等に示すように、ボタン受付時間メーターMTは、操作受付時間が開始してからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示態様が変化する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の有効期間表示を行うことにより、遊技者にミニゲームの結果を早く導出させるようにすることができるため、第一の予告に注目させることができる場合がある。
ここで、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告のみが開始される構成であってもよいし、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告以外の予告も開始される構成であってもよい。また、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告が必ず開始される構成であってもよいし、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告が開始されない場合がある構成であってもよい。
また、第二の有効期間において操作手段が操作された場合にのみ、第二の予告が開始される構成であってもよいし、第二の有効期間において操作手段が操作された場合以外の場合にも、第二の予告が開始される構成であってもよい。
また、第二の演出表示は、第二の有効期間表示のみを含むものであってもよいし、第二の有効期間表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第二の演出表示は、第二の有効期間表示を必ず含むものであってもよいし、第二の有効期間表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、 前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様[例えば、図161(k)に示される青色の表示態様の保留アイコンや、図173(o)に示される弱カットイン画像CI1b等]であり、 前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様[例えば、図161(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコンや、図172(i)に示される強カットイン画像CI1a等]であり、 前記第一の態様と前記第二の態様は、異なる態様であり、 前記第一の態様で前記第一の予告が実行される場合よりも前記第二の態様で前記第一の予告が実行される場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、 前記第二の演出表示が開始された場合は、該第二の演出表示が開始されない場合よりも前記第二の態様で前記第一の予告が実行されやすい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームが開始されることにより第一の予告に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告は、複数の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、複数の態様以外の態様で実行可能なものであってもよい。また、第一の予告は、複数の態様で必ず実行するものであってもよいし、複数の態様で実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の態様と第二の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも実行可能なものであってもよい。また、第一の予告は、第一の態様と第二の態様で必ず実行するものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で実行しない場合がってもよい。
また、第一の態様で第一の予告が実行された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示しいないように構成されてもよいし、第二の態様で第一の予告が実行された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示するように構成されてもよい。
また、第二の演出表示が開始されない場合は、第二の態様で第一の予告が実行されないように構成されてもよいし、第二の演出表示が開始された場合は、第二の態様で第一の予告が必ず実行されるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、 前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様[例えば、図177(l)に示される「小吉」の表示等]であり、 前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様[例えば、図176(l)に示される「大吉」の表示等]であり、 前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合には、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されており、 前記第一の予告が前記第二の態様[例えば、図176(n)に示される「ミッション達成」の表示等]で実行された場合に、前記第二の予告が前記第四の態様で実行されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告で第二の態様となることで、最終的に大当り図柄が確定表示されることとなるので、第二の予告に対する導出結果の期待感をより向上させることができる場合がある。
ここで、第二の予告は、複数の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、複数の態様以外の態様でも実行可能なものであってもよい。また、第二の予告は、複数の態様で必ず実行するものであってもよいし、複数の態様で実行しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第三の態様と第四の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、第三の態様と第四の態様以外の態様でも実行可能なものであってもよい。また、第二の予告は、第三の態様と第四の態様で必ず実行するものであってもよいし、第三の態様と第四の態様で実行しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告は、先読み予告[例えば、図161(k)に示される青色の表示態様での保留アイコンの表示や、図161(m)に示される緑色の表示態様での保留アイコンの表示等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを表示可能[例えば、図161(a)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始が3つ保留されている場合には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示される等]に構成されており、 前記第一の予告は、前記保留アイコンの表示態様が変化することにより行われる予告である[例えば、図161(k)や同図(m)に示すように、保留アイコンの表示態様を青色の表示態様や緑色の表示態様に変化することで先読み予告が行われている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 装飾図柄変動表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、 複数種類のミニゲームを実行可能に構成されており、 前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第一のミニゲーム[例えば、図185(g)〜同図(l)に示されるサイコロゲーム等]であり、 前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第二のミニゲーム[例えば、図185(g´)〜同図(l´)に示されるおみくじゲーム等]であり、 前記第一のミニゲームは、ある表示領域[例えば、図185(a)に示される多機能表示領域MF1等]を用いて表示されるミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、前記ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、 前記第一のミニゲームと前記第二のミニゲームは、異なるミニゲームである、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、ミニゲームの表示領域が「ある表示領域」に固定されるため、遊技者が理解しやすい場合がある。
ここで、表示手段は、装飾図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、1つの表示手段により構成されるものであってもよいし、2以上の表示手段により構成されるものであってもよい。また、2以上の表示手段により構成されるものにあっては、一部の表示手段においてのみ装飾図柄変動表示が行われるものであってもよいし、全部の表示手段において装飾図柄変動表示が行われるものであってもよい。
また、複数種類のミニゲームのみを実行可能に構成されてもよいし、複数種類のミニゲーム以外のゲームも実行可能に構成されてもよい。また、複数種類のミニゲームを必ず実行するように構成されてもよいし、複数種類のミニゲームを実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一のミニゲームと第二のミニゲームのみを実行可能に構成されてもよいし、第一のミニゲームと第二のミニゲーム以外のミニゲームも実行可能に構成されてもよい。また、第一のミニゲームと第二のミニゲームを必ず実行するように構成されてもよいし、第一のミニゲームと第二のミニゲームを実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一のミニゲームは、ある表示領域のみを用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域以外の領域も用いて表示されるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、ある表示領域を必ず用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域を用いないで表示されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、ある表示領域のみを用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域以外の領域も用いて表示されるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、ある表示領域を必ず用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域を用いないで表示されるものであってもよい。
また、『 複数の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備え、 前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図185(l)や同図(l´)に示す、保留アイコンの青色の表示態様による先読み予告等]であり、 前記第一のミニゲームは、前記第一の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第一の結果[例えば、図185(k)に示す「1UP確定」の表示等]」という。)を導出可能なミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、前記第一の結果[例えば、図185(k´)に示す「1UP確定」の表示等]を導出可能なミニゲームである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームのバリエーションを楽しませつつ、予告等の関係は分かりやすくすることができる場合がある。
ここで、予告手段は、複数の予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、複数の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、第一の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告を実行しない場合があってもよい。
また、第一のミニゲームは、第一の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第一の結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第一の結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の結果を導出しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図186(l)や同図(l´)に示す、保留アイコンの赤色の表示態様による先読み予告等]であり、 前記第一の予告が行われた場合よりも前記第二の予告が行われた場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、 前記第一のミニゲームは、前記第二の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第二の結果[例えば、図186(k)に示す「3UP確定」の表示等]」という。)も導出可能なミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、前記第二の結果[例えば、図186(k´)に示す「3UP確定」の表示等]も導出可能なミニゲームである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームにより第二の予告が行われることを示唆する結果が導出されることに対する期待感を向上させることができる場合がある。
ここで、予告手段は、第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第二の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第二の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第二の結果を必ず導出するものであってもよいし、第二の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第二の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第二の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第二の結果を必ず導出するものであってもよいし、第二の結果を導出しない場合があってもよい。
また、『 前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタ[例えば、図185(g)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタ[例えば、図185(g´)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの種類が異なっても同じ予告が行われる場合があるので、遊技者にいろいろな期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタ[例えば、図185(g)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタ[例えば、図185(g´)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームであり、 前記第一のミニゲームは、第二のキャラクタ[例えば、図189(A1)に示すサボハニのキャラクタSBH等]が表示される場合もあるミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、第三のキャラクタ[例えば、図189(B1)に示す姫のキャラクタHM2等]が表示される場合もあるミニゲームであり、 前記第一のキャラクタと前記第二のキャラクタは、異なるキャラクタであり、 前記第一のキャラクタと前記第三のキャラクタは、異なるキャラクタであり、 前記第二のキャラクタと前記第三のキャラクタは、異なるキャラクタであり、 前記第一のミニゲームは、前記第一のキャラクタが表示される場合よりも前記第二のキャラクタが表示される場合の方が前記第二の結果が導出されやすいミニゲームであり、 前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが表示される場合よりも前記第三のキャラクタが表示される場合の方が前記第二の結果が導出されやすいミニゲームである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、各ミニゲームにおいても登場するキャラクタの種類によって第二の結果への期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第二のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第二のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第二のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第三のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第三のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第三のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第三のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
なお、第三のキャラクタと第四のキャラクタは、同じキャラクタであってもよいし、異なるキャラクタであってもよい。
また、第一のミニゲームは、第一のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が導出されないものであってもよいし、第二のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が必ず導出されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が導出されないものであってもよいし、第三のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が必ず導出されるものであってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図187(A1)〜同図(A6)に示す婆モード等]であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図187(B1)〜同図(B6)に示す姫モード等]であり、 前記第一の演出表示は、前記装飾図柄変動表示の実行中に表示される場合がある演出表示であり[例えば、図187(A1)〜同図(A6)に示すように、婆モードは装飾図柄変動表示の実行中に表示されている等]、 前記第二の演出表示は、前記装飾図柄変動表示の実行中に表示される場合がある演出表示であり[例えば、図187(B1)〜同図(B6)に示すように、姫モードは装飾図柄変動表示の実行中に表示されている等]、 前記第一の演出表示と前記第二の演出表示は、異なる演出表示であり、 前記第一のミニゲーム[例えば、サイコロゲーム等]は、前記第二の演出表示の表示中よりも前記第一の演出表示の表示中の方が実行されやすいミニゲームであり、 前記第二のミニゲーム[例えば、おみくじゲーム等]は、前記第一の演出表示の表示中よりも前記第二の演出表示の表示中の方が実行されやすいミニゲームである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、メインで行われる演出とミニゲームとを関連付けることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示と第二の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示と第二の演出表示以外の演出表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の演出表示と第二の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示と第二の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第二の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二の演出表示の表示中では、実行されないものであってもよいし、第一の演出表示の表示中では、必ず実行されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一の演出表示の表示中では、実行されないものであってもよいし、第二の演出表示の表示中では、必ず実行されるものであってもよい。
また、『 複数種類の遊技状態に移行可能に構成されており、 前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、 前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第二の遊技状態[例えば、確変状態(特図高確率普図高確率状態)等]であり、 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態は、該第二の遊技状態の方が有利な遊技状態であり、 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記複数種類のミニゲームを実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、遊技状態によってミニゲームの実行確率が異なるので、ミニゲームが実行されることに対する期待感を遊技状態によって変化させることができる場合がある。
ここで、複数種類の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、複数の遊技状態以外の状態に移行可能に構成されてもよい。また、複数種類の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、複数の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態と第二の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態以外の遊技状態にも移行可能に構成されてもよい。また、第一の遊技状態と第二の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態と第二の遊技状態では、第一の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよいし、第二の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよい。
また、特図低確率普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図低確率状態(潜伏確変を含む、以下同じ)、特図低確率普図低確率状態、特図高確率普図高確率状態の少なくともいずれか一つが第二の遊技状態であってもよいし、特図高確率状態普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよいし、特図低確率普図高確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、特図の確率状態にかかわらず、普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、普図の確率状態にかかわらず、特図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。
また、第一の遊技状態において複数種類のミニゲームを実行しないように構成されてもよいし、第二の遊技状態において複数種類のミニゲームを実行しないように構成されてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記複数種類の予告を実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第一のミニゲームを実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第二のミニゲームを実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第二の予告を実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第二の予告を実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』としてもよい。
また、『 複数種類の遊技状態に移行可能に構成されており、 前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、 前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第二の遊技状態[例えば、確変状態(特図高確率普図高確率状態)等]であり、 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態は、該第二の遊技状態の方が有利な遊技状態であり、 前記第一のミニゲーム[例えば、サイコロゲーム等]は、前記第二の遊技状態である場合よりも前記第一の遊技状態である場合の方が実行されやすいミニゲームであり[例えば、図190(A1)〜同図(A6)に示すように、通常遊技状態では確変状態よりもサイコロゲームが実行されやすい等]、 前記第二のミニゲーム[例えば、おみくじゲーム等]は、前記第一の遊技状態である場合よりも前記第二の遊技状態である場合の方が実行されやすいミニゲームである[例えば、図190(B1)〜同図(B6)に示すように、確変状態では通常遊技状態よりもおみくじゲームが実行されやすい等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、遊技状態とミニゲームの種類とを関連付けることができる場合がある。
ここで、複数種類の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、複数の遊技状態以外の状態に移行可能に構成されてもよい。また、複数種類の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、複数の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態と第二の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態以外の遊技状態にも移行可能に構成されてもよい。また、第一の遊技状態と第二の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、特図低確率普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図低確率状態、特図低確率普図低確率状態、特図高確率普図高確率状態の少なくともいずれか一つが第二の遊技状態であってもよいし、特図高確率状態普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよいし、特図低確率普図高確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、特図の確率状態にかかわらず、普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、普図の確率状態にかかわらず、特図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二の遊技状態である場合には、実行されないものであってもよいし、第一の遊技状態である場合には、必ず実行されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一の遊技状態である場合には、実行されないものであってもよいし、第一の遊技状態である場合には、必ず実行されるものであってもよい。
『 前記第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]と前記第二の遊技状態[例えば、確変状態(特図高確率普図高確率状態)等]とで、前記複数種類のミニゲームを実行する確率が異なる、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、遊技状態によってミニゲームの実行確率が異なるので、ミニゲームが実行されることに対する期待感を遊技状態によって変化させることができる場合がある。
ここで、第一の遊技状態と第二の遊技状態では、第一の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよいし、第二の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよい。
また、『 前記第一の遊技状態は、非電サポ状態[例えば、普図低確率状態等]であり、 前記第二の遊技状態は、電サポ状態[例えば、普図高確率状態等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、非電サポ状態は、特図高確率状態であってもよいし、特図低確率状態であってもよい。
また、電サポ状態は、特図高確率状態であってもよいし、特図低確率状態であってもよい。
また、『 前記ある表示領域[例えば、図185(a)に示される多機能表示領域MF1等]において前記複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合に該ある表示領域において非ミニゲーム演出表示[例えば、図185(c)に示される「いろいろなタイミングでミニゲームが始まるよ」というチュートリアル表示や、同図(f)に示される「吉宗は8代将軍」というチュートリアル表示等]が表示される場合があり、 前記非ミニゲーム演出表示は、前記複数種類のミニゲームとは別の演出表示であり、 前記ある表示領域において前記複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の前記非ミニゲーム演出表示が消去される[例えば、図185(f)〜同図(g)に示されるように、「吉宗は8代将軍」が表示されているときにミニゲームが開始されると「吉宗は8代将軍」の表示が消去される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、通常時からある表示領域を用いて非ミニゲーム演出表示を行うことができるので、遊技者が注目しやすい場合がある。
ここで、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域においてのみ非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域以外の領域においても非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよい。また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域において必ず非ミニゲーム演出表示が表示されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域において非ミニゲーム演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にのみある表示領域において非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合以外の場合にもある表示領域において非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよい。
また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示のみが消去されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示以外の表示も消去されてもよい。また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示が必ず消去されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示が消去されない場合があってもよい。
また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合にのみ表示中の非ミニゲーム演出表示が消去されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合以外の場合にも表示中の非ミニゲーム演出表示が消去されてもよい。
また、ここで、非ミニゲーム演出表示に適用可能な表示としては、チュートリアル表示や、オリジナルモードのパラメータの表示(LV表示等)や、RTC開始までの残時間の表示等、適宜の表示が採用可能である。
また、『 前記ある表示領域は、枠[例えば、図161(d)に示される第2装飾図柄表示装置208Mの液晶枠や、図171(m)に示されるミニゲーム表示領域MN1の外枠や、図175(a)に示される多機能表示領域MF1の外枠等]により区画されている領域である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、ある表示領域は、枠のみにより区画されているものであってもよいし、枠以外のものによっても区画されているものであってもよい。
また、『 前記ある表示領域は、予め定められた位置に形成された領域である[例えば、図185(a)に示すように、多機能表示領域MF1は、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分に形成されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、ある表示領域は、予め定められた位置にのみ形成されたものであってもよいし、予め定められた位置以外の位置にも形成されたものであってもよい。
また、『 前記ある表示領域は、前記第一のミニゲームの開始に関連して拡張する領域であり[例えば、図191(A2)に示すように、多機能表示領域MF1は、サイコロゲームの開始に関連して拡張表示されている等]、 前記ある表示領域は、前記第二のミニゲームの開始に関連して拡張する領域である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ある表示領域が拡張表示することにより遊技者をミニゲームに注目させることができる場合がある。
ここで、ある表示領域は、第一のミニゲームの開始に関連してのみ拡張するものであってもよいし、第一のミニゲームの開始以外にも関連して拡張するものであってもよい。また、ある表示領域は、第一のミニゲームの開始に関連して必ず拡張するものであってもよいし、第一のミニゲームの開始に関連して拡張しない場合があってもよい。
また、ある表示領域は、第二のミニゲームの開始に関連してのみ拡張するものであってもよいし、第二のミニゲームの開始以外にも関連して拡張するものであってもよい。また、ある表示領域は、第二のミニゲームの開始に関連して必ず拡張するものであってもよいし、第二のミニゲームの開始に関連して拡張しない場合があってもよい。
また、ある表示領域は、第一のミニゲームの開始に関連してのみ拡張する場合があり、第二のミニゲームの開始に関連して拡張しないように構成されてもよいし、第二のミニゲームの開始に関連してのみ拡張する場合があり、第一のミニゲームの開始に関連して拡張しないように構成されてもよい。
また、『 前記ある表示領域は、前記表示手段の表示領域に形成された領域である[例えば、図185(a)に示される多機能表示領域MF1は、装飾図柄表示装置208の表示領域上に形成されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄変動表示が実行される表示手段においてミニゲームが実行されるので、ミニゲームに対してより注目させることができる場合がある。
ここで、ある表示領域は、表示手段の表示領域にのみ形成されてもよいし、表示手段の表示領域以外の領域にも形成されてもよい。
また、『 前記表示手段[例えば、図161(a)に示される第1装飾図柄表示装置208L等]とは別の表示手段(以下、「第二の表示手段[例えば、図161(a)に示される第2装飾図柄表示装置208M等]」という。)を備え、 前記ある表示領域は、前記第二の表示手段の表示領域に形成された領域である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、ある表示領域は、第二の表示手段の表示領域にのみ形成されてもよいし、第二の表示手段の表示領域以外の領域にも形成されてもよい。
また、以上の記載では、『 複数の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、 ミニゲームの表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]と、を備えた遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、 前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図175(i´)に示される弱カットイン画像CI1bの表示等]であり、 前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図175(i)に示される強カットイン画像CI1aの表示等]であり、 前記第一の予告が行われる場合よりも前記第二の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、 前記ミニゲームは、複数の結果を導出可能なゲームであり、 前記複数の結果のうちの一つは、第一の結果[例えば、図175(h´)に示される「小吉」の表示等]であり、 前記複数の結果のうちの一つは、第二の結果[例えば、図175(h)に示される「大吉」の表示等]であり、 前記第一の結果が導出された場合よりも前記第二の結果が導出された場合の方が前記第二の予告が行われやすい、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、予告手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、予告手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第二の結果を導出させようと遊技者がミニゲームに参加(注目)する場合がある。
ここで、予告手段は、複数の予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、複数の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数の予告を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、ミニゲームの表示のみを表示可能なものであってもよいし、ミニゲームの表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、ミニゲームの表示をかならず表示するものであってもよいし、ミニゲームの表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告が行われる場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されないように構成されてもよいし、第二の予告が行われる場合は、必ず最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、該ミニゲームの導出結果が前記第二の結果となることで前記第二の予告が行われやすいことが少なくとも示唆されるように構成されている[例えば、図175(c)に示されるように、ミニゲームが開始される際に、ミニゲーム表示領域MN1に「大吉で強カットイン発生」の表示が行われている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、有利な予告の発生に向けてミニゲームの動向に注目させることができる場合がある。
また、いわゆるミッションの演出をミニゲームに取り入れたことで、遊技者の達成感が得られる場面を増加させることができる場合がある。
ここで、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告のみが行われやすいことが少なくとも示唆されるように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告以外の予告も行われやすいことが少なくとも示唆されるように構成されてもよい。また、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告が必ず行われることが少なくとも示唆されるように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告が行われないことが少なくとも示唆される場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告が行われやすいことが事前報知されるように構成されてもよい。
なお、示唆の態様は、例えば、「〜に成功したら・・・」や、「〜を出せ」や、「〜が停止したら・・・」等、少なくともミッション達成の効果が示唆されるような態様であれば、いずれの態様であっても適用することができる。
また、『 前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図176(c)〜同図(n)に示されるミッションの演出等]であり、 前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に表示される場合がある演出表示であり[例えば、図176(c)〜同図(n)に示されるミッションの演出は、装飾図柄の変動表示中に行われている等]、 前記第一の演出表示は、複数の演出結果を導出可能な演出表示であり、 前記複数の演出結果のうちの一つは、第一の演出結果[例えば、図177(n)に示される「ミッション失敗」の表示等]であり、 前記複数の演出結果のうちの一つは、第二の演出結果[例えば、図176(n)に示される「ミッション達成」の表示等]であり、 前記第一の演出表示の演出結果が導出されるよりも前に、該第一の演出表示の演出結果が前記第二の演出結果となることで大当りとなりやすいことが少なくとも示唆されるように構成されており[例えば、図176(c)に示すように、ミッションの演出が開始されると、「カットインを出せ」「出れば大当り」というミッションの内容が表示される等]、 前記ミニゲームにおいて前記第二の結果[例えば、図175(h)に示される「大吉」の表示等]が導出された場合よりも前記第一の演出表示において前記第二の演出結果[例えば、図176(n)に示される「ミッション達成」の表示等]が導出された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲーム以外にもいわゆるミッション演出を取り入れたことで遊技者の達成感が得られる場面を増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、ミッションの結果に差を設けることによってミッション演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、メインの演出のミッションとミニゲームのミッションの差を明確にできる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示以外の演出表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中に表示されない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、複数の演出結果のみを導出可能なものであってもよいし、複数の演出結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、複数の演出結果を必ず導出するものであってもよいし、複数の演出結果を導出しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の演出結果と第二の演出結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の演出結果と第二の演出結果以外の演出結果も導出可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の演出結果と第二の演出結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の演出結果と第二の演出結果を導出しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示の演出結果が導出されるよりも前に、第一の演出表示の演出結果が第二の演出結果となることで大当りとなりやすいことが事前報知されるように構成されてもよい。
また、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されないように構成されてもよいし、第一の演出表示において第二の演出結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示するように構成されてもよい。また、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示する場合があるように構成されてもよいし、第一の演出表示において第二の演出結果が導出された場合に、最終的に大当り図柄が確定表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の演出結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミッション演出の切り分けを明確にできる場合がある。
ここで、第二の演出結果が導出された場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよいし、第二の演出結果が導出された場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームと前記第一の演出表示の両方が表示されている状態(以下、「第一の状態[例えば、図176(g)〜同図(l)に示すように、ミッションの演出とミニゲームの両方が表示されている状態等]」という。)となる場合がある、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果と第一の演出表示の結果とに関連性があることを遊技者に抱かせることができる場合がある。
ここで、第一の状態のみとなる場合があってもよいし、第一の状態以外となる場合があってもよいし、第一の状態に必ずなってもよいし、第一の状態にならない場合があってもよい。
また、『 前記第一の演出表示よりも前記ミニゲームの方が先に開始される、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームと第一の演出表示で関連性があることを遊技者によりわかりやすく認識させることができる場合がある。
また、『 遊技者に操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136や操作キーユニット137等]を備え、 前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作された場合は、該ミニゲームの結果が導出されるように構成されており[例えば、図176(g)〜同図(l)や、図177(g)〜同図(l)に示すように、ミニゲームにおいて演出ボタン136が連打操作されると「大吉」や「小吉」が導出される等]、 前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作されなかった場合は、該ミニゲームの結果が導出されないように構成されており、 前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第二の予告[例えば、図176(m)に示す強カットイン画像CI1a等]よりも前記第一の予告[例えば、図177(m)に示す弱カットイン画像CI1b等]の方が行われやすく、 前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記第一の予告よりも前記第二の予告の方が行われやすい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果が予告に影響する可能性があるので、ミニゲームの結果を導出させるために遊技者に操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合にのみ、ミニゲームの結果が導出されるように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合以外の場合にも、ミニゲームの結果が導出されるように構成されてもよい。また、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合に、必ずミニゲームの結果が導出されるように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合に、ミニゲームの結果が導出されない場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合にのみ、ミニゲームの結果が導出されないように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合以外の場合にも、ミニゲームの結果が導出されないように構成されてもよい。また、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合に、必ずミニゲームの結果が導出されないように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合に、ミニゲームの結果が導出される場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ、第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも、第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすいように構成されてもよい。また、ミニゲームの結果が導出されなかった場合に、必ず第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出sれなかった場合に、第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすくない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第二の予告が行われないように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の予告が必ず行われるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出された場合にのみ、第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出された場合以外の場合にも、第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすいように構成されてもよい。また、ミニゲームの結果が導出された場合に、必ず第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出された場合に、第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすくないように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出された場合は、第一の予告が行われないように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出された場合は、第二の予告が必ず行われるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の予告が行われる予定であった場合(以下、「第一の場合」という。)であっても、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の予告が行われる[例えば、ミニゲームの結果として「大吉」を導出可能に決定されているにもかかわらずミニゲームの結果が導出されなかった場合は、図178(m)に示すように、強カットイン画像CI1aではなく、弱カットイン画像CI1bが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果が予告に影響する可能性があるので、ミニゲームの結果を導出させるために遊技者に操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告は当否判定に影響するものではないので、予定と異なる予告が発生した場合でも当否判定の結果には影響がないく、強制的に予定されている予告を行う必要がない。そのため、よりよい予告を出現させるためにミニゲームに参加させることができる場合がある。
ここで、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ第一の予告が行われるように構成されてもよいし、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも第一の予告が行われるように構成されてもよい。また、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は必ず第一の予告が行われるように構成されてもよいし、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は第一の予告が行われない場合があるように構成されてもよい。
また、『 複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L等]を備え、 前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコン[例えば、図161(k)に示される青色の表示態様の保留アイコン等]であり、 前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコン[例えば、図161(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコン等]であり、 前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図161(k)に示される青色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、 前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図161(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、 前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があり、 前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化せず、 前記第一の場合において、前記ミニゲームにおいて前記第二の結果が導出された場合は、前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化する、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームを楽しみながら保留アイコンの表示態様の変化に期待させることができる場合がある。例えば、ボタン保留アイコンが表示されて操作手段の操作によりその表示態様が変化する演出が行われる従来の演出のみでは単調であったが、この遊技台によれば、保留アイコンの表示態様が変化した後、さらに変化する場合があるので、保留アイコンの変化表示における期待感をより高めることができる場合がある。
ここで、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中にのみ開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中以外にも開始される場合があるように構成されてもよい。また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に必ず開始されるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態においてのみ、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態以外の状態においても、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンにのみ変化しないように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化しないように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに必ず変化しないように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化する場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよい。また、第一の場合にのみ、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合にも、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンにのみ変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに必ず変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合にのみ、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合以外の場合にも、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合においてのみ、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合においても、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、『 複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L等]を備え、 前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコン[例えば、図161(k)に示される青色の表示態様の保留アイコン等]であり、 前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコン[例えば、図161(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコン等]であり、 前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図161(k)に示される青色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、 前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図161(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、 前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があり、 前記第一の場合において、前記ミニゲームにおいて前記第二の結果が導出された場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化し、 前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化せず、該ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に該第一の保留アイコンから該第二の保留アイコンに変化する、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンの表示態様の変化のタイミングをミニゲームの参加状況によって変化させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、最終的にはミニゲームに参加しなかった場合でも予告と信頼度の関係を保持することができる場合がある。
ここで、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中にのみ開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中以外にも開始される場合があるように構成されてもよい。また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に必ず開始されるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態においてのみ、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態以外の状態においても、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンにのみ変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに必ず変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合にのみ、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合以外の場合にも、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合においてのみ、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合においても、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンにのみ変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに必ず変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中にのみ第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中以外にも第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に必ず第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中にのみ第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中以外にも第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に必ず第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合においてのみ、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合においても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]を備え、 前記操作手段の操作状況に応じて前記ミニゲームの導出結果が異なる場合がある[例えば、図176(i)〜同図(l)に示すように、演出ボタン136を連打操作し、操作回数が条件を満たした場合には、「大吉」が導出されるが、図178(i)〜同図(l)に示すように、演出ボタン136の操作回数が条件を満たさなかった場合には、「小吉」が導出される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作を楽しませることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果のみが異なる場合があってもよいし、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果以外のものも異なる場合があってもよい。また、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果が必ず異なってもよいし、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果が異ならない場合があってもよい。
また、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]を備え、 前記ミニゲームにおいて、前記操作手段が操作された場合と該操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される場合がある[例えば、図177(i)〜同図(l)に示すように、「中吉」が導出されるように予め決定されている場合には、演出ボタン136を連打操作しても、操作しなくても「小吉」が導出される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果のみが導出される場合があってもよいし、ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果以外の結果も導出される場合があってもよい。ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が必ず導出されてもよいし、ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出されない場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいてのみ、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される場合があってもよいし、ミニゲーム以外においても、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、第一の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]と第二の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]とを含んで構成された手段であり、 前記第一の表示手段と前記第二の表示手段は、別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみを含んで構成されたものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段も含んで構成されたものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず含んで構成されたものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を含まないで構成されたものであってもよい。
また、以上の記載では、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]と、 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]と、を備えた遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、 前記表示手段は、ミニゲーム[例えば、図193(g)〜同図(m)に示されるミニゲームや、図195(j)〜同図(o)に示されるミニゲーム等]の表示を表示可能な手段であり、 前記ミニゲームは、複数種類の結果を導出可能なゲームであり、 前記操作手段が操作されることで前記ミニゲームの結果が導出されるように構成されており[例えば、図193(g)〜同図(k)に示すように、操作キーユニット137で宝箱を選択し、演出ボタン136で選択した宝箱を決定すると、宝箱の中から婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示される、あるいは、図196(A1)〜同図(A6)に示すように、演出ボタン136を連打操作すると、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われる等]、 前記操作手段の操作状況に応じて前記複数種類の結果のうちのいずれか一つが導出されるように構成されており[例えば、図194(A1)〜同図(A6)に示すように、操作キーユニット137により左下の宝箱BX2を選択し、演出ボタン136で決定した場合には、姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示されるが、図194(B1)〜同図(B6)に示すように、操作キーユニット137により右上の宝箱BX3を選択し、演出ボタン136で決定した場合には、婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示される、あるいは、図196(A1)〜同図(A6)に示すように、演出ボタン136を連打操作し、操作回数の条件を満たした場合は、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示されて、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われ、演出ボタン136を連打操作したが、操作回数の条件を満たさなかった場合は、図197(C7)に示すように、番長のキャラクタの着ている服は破けないで「番長覚醒ゲーム」が終了する等]、 前記複数種類の結果のうちの一つは、第三の結果[例えば、図193(k)に示される、婆のキャラクタBAと「小吉」の表示や、図197(C7)に示される、番長のキャラクタの着ている服が破けない表示等]であり、 前記第三の結果は、当否判定[例えば、特図の当否判定や普図の当否判定のうちの少なくともいずれかの当否判定等]の結果を少なくとも示唆するものではない結果である、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、純粋な遊技以外に遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、表示手段は、ミニゲームの表示のみを表示可能なものであってもよいし、ミニゲームの表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、ミニゲームの表示を必ず表示するものであってもよいし、ミニゲームの表示を表示しない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、複数種類の結果のみを導出可能なものであってもよいし、複数種類の結果以外のものも導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、複数種類の結果を必ず導出するものであってもよいし、複数種類の結果を導出しない場合があってもよい。
また、操作手段が操作されることでミニゲームの結果のみが導出されるように構成されてもよいし、操作手段が操作されることでミニゲームの結果以外のものも導出されるように構成されてもよい。また、操作手段が操作されることでミニゲームの結果が必ず導出されるように構成されてもよいし、操作手段が操作されることでミニゲームの結果が導出されない場合があるように構成されてもよい。
また、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つのみが導出されるように構成されてもよいし、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つ以外のものも導出されるように構成されてもよい。また、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つが必ず導出されるように構成されてもよいし、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つが導出されない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第三の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第三の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、第三の結果を必ず導出するものであってもよいし、第三の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第三の結果は、当否判定の結果を示唆するものでなく、また、報知するものでもないものである。
また、『 前記ミニゲームは、前記複数種類の結果のうちのある結果を導出するためのゲームであり[例えば、図194(A1)〜同図(A6)に示されるミニゲームは、「大吉」の中身の宝箱を選択することをミッションとしている等]、 前記操作手段の操作状況によって前記ある結果が導出可能に構成されている[例えば、図194(A1)〜同図(A6)に示す場合では、操作キーユニット137により左下の宝箱BX2を選択し、演出ボタン136で決定した場合には、姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームに対する操作手段の操作に集中させることができる場合がある。
ここで、ある結果は、1つのみであってもよいし、2つ以上であってもよい。
また、操作手段の操作状況によってある結果のみが導出可能に構成されてもよいし、操作手段の操作状況によってある結果以外の結果も導出可能に構成されてもよい。また、操作手段の操作状況によってある結果が必ず導出されるように構成されてもよいし、操作手段の操作状況によってある結果が導出されない場合があるように構成されてもよい。
また、『 装飾図柄変動表示を実行可能な装飾図柄表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備え、 前記ミニゲームは、第一の期間[例えば、特図の変動表示が行われていない待機状態(客待ちデモ表示が表示されている状態を含む)の期間等]に開始される場合(以下、「第一の場合」という。)があるゲームであり、 前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示の開始が保留されていない期間[例えば、特図1及び特図2のいずれの保留も0である期間等]であり、 前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示が実行されていない期間[例えば、装飾図柄た停止表示されている期間等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の期間にミニゲームで楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、ミニゲームで操作手段の操作を促すことにより本来の遊技中にも操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、装飾図柄表示手段は、装飾図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、装飾図柄表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の期間にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第一の期間以外の期間にも開始される場合があってもよい。また、ミニゲームは、第一の期間に必ず開始されるものであってもよいし、第一の期間に開始されない場合があってもよい。
また、第一の期間は、装飾図柄変動表示の開始のみが保留されていない期間であってもよいし、装飾図柄変動表示の開始以外にも開始が保留されていないものがある期間であってもよい。
また、第一の期間は、装飾図柄変動表示のみが実行されていない期間であってもよいし、装飾図柄変動表示以外のもの(例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等)も実行されていないものがある期間であってもよい。
また、『 前記操作手段のオート操作[例えば、長押しオート、フルオート等]が実行可能に構成されており、 前記ミニゲームは、前記第一の場合では、前記オート操作が実行不能となるように構成されている[例えば、図195(g)及び同図(j)〜同図(o)に示すように、オートボタンモードがオンに設定されても、番長覚醒ゲームでは、演出ボタン136の自動操作が行われない等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の場合においては、当否判定に関係のないミニゲームであるので、オート操作を実行不能にし、遊技者に操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、操作手段のオート操作のみが実行可能に構成されてもよいし、操作手段のオート操作以外の操作も実行可能に構成されてもよい。また、操作手段のオート操作が必ず実行されるように構成されてもよいし、操作手段のオート操作が実行されない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の場合では、オート操作のみが実行不能となるように構成されてもよいし、オート操作以外の操作も実行不能となるように構成されてもよい。また、ミニゲームは、第一の場合では、オート操作が必ず実行不能となるように構成されてもよいし、オート操作が実行不能とならない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第一の場合でのみ、オート操作が実行不能となるように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合でも、オート操作が実行不能となるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームは、第二の期間に開始される場合(以下、「第二の場合」という。)もあるゲームであり[例えば、図161(d)〜同図(l)に示されるミニゲームや、図171(m)〜図172(f)に示されるミニゲームや、図185(g)〜同図(k)に示されるミニゲームは装飾図柄の変動表示中に開始されており、図200(e)〜同図(i)に示されるミニゲームは大当り遊技の実行中に開始されている等]、 前記第二の期間は、前記第一の期間とは重ならない期間であり、 前記第二の期間は、前記装飾図柄変動表示の実行中と大当り遊技の実行中のうち少なくともいずれか一方を含む期間であり、 前記第二の場合よりも前記第一の場合の方が、前記ミニゲームにおいて前記第三の結果が導出されやすい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、遊技中にもミニゲームで楽しませることができる場合がある。
ここで、ミニゲームは、第二の期間にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第二の期間以外の期間にも開始される場合があってもよい。また、ミニゲームは、第二の期間に必ず開始されるものであってもよいし、第二の期間に開始されない場合があるものであってもよい。
また、第一の場合では、ミニゲームにおいて第三の結果が必ず導出されるように構成されてもよいし、第二の場合では、ミニゲームにおいて第三の結果が導出されないように構成されてもよい。
また、『 前記第一の場合と前記第二の場合とで開始される前記ミニゲームの種類が異なるように構成されている[例えば、図193(g)〜(m)に示される本日の運勢占いや図195(j)〜同図(o)に示される番長覚醒ゲームは、待機状態において開始されるミニゲームであり、図185(g)〜同図(l)に示されるサイコロゲームや図185(g´)〜同図(l´)に示されるおみくじゲームは、装飾図柄の変動表示中に開始されるミニゲームである等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの種類により予告か単なる遊戯かを識別容易な場合がある。
ここで、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類のみが異なるように構成されてもよいし、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類以外にも異なるものがあるように構成されてもよい。また、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類が必ず異なるように構成されてもよいし、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類が異ならない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第一の有効期間表示[例えば、図195(k)に示される番長覚醒ゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMT等]が表示されるように構成されており、 前記第二の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第二の有効期間表示[例えば、図176(i)に示されるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMT等]が表示されるように構成されており、 前記第一の有効期間表示は、前記操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化するメータ表示であり[例えば、図195(k)〜同図(n)に示されるように、ボタン受付時間メーターMTは、演出ボタン136の操作受付期間が開始されてからの時間に応じて表示態様が変化する等]、 前記第二の有効期間表示は、前記操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化するメータ表示であり[例えば、図176(i)〜同図(k)に示されるように、ボタン受付時間メーターMTは、演出ボタン136の操作受付期間が開始されてからの時間に応じて表示態様が変化する等]、 前記第一の有効期間表示と前記第二の有効期間表示とで、表示態様の変化する速度が異なる、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、有効期間表示を見ることでミニゲームの種類を区別することができる場合がある。
ここで、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示以外の有効期間表示も表示されるように構成されてもよい。また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第一の有効期間表示が表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第一の有効期間表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示以外の有効期間表示も表示されるように構成されてもよい。また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第二の有効期間表示が表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第二の有効期間表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じてのみ表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過以外にも応じて表示態様が変化するものであってもよい。また、第一の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて必ず表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第二の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じてのみ表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過以外にも応じて表示態様が変化するものであってもよい。また、第二の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて必ず表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示のいずれか一方が表示されないものであってもよい。
また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示では、第一の有効期間表示の方が表示態様の変化する速度が速くてもよいし、第二の有効期間表示の方が表示態様の変化する速度が速くてもよい。
また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示とで、異なる表示態様であってもよいし、同じ表示態様であってもよい。また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示では、第一の有効期間表示の方が大きさが大きくてもよいし、第二の有効期間表示の方が大きさが大きくてもよいし、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示とで大きさが同じであってもよい。
また、『 前記第一の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第一の操作促進表示[例えば、図195(l)に示される番長覚醒ゲームにおいて表示されるボタン画像136aと「連打」の表示等]が表示されるように構成されており、 前記第二の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第二の操作促進表示[例えば、図176(i)に示されるミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aと「連打」の表示等]が表示されるように構成されており、 前記第一の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、 前記第二の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、 前記第一の操作促進表示は、第一の数[例えば、1つ等]の表示パターン[例えば、デフォルトの表示態様等]で表示可能な表示であり、 前記第二の操作促進表示は、第二の数[例えば、2つ等]の表示パターン[例えば、デフォルトの表示態様と振動及び回転している表示態様等]で表示可能な表示であり、 前記第一の数と前記第二の数では、前記第二の数の方が大きい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、操作促進表示の表示パターンのバリエーションにより大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示以外の操作促進表示も表示されるように構成されてもよい。また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第一の操作促進表示が表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第一の操作促進表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示以外の操作促進表示も表示されるように構成されてもよい。また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第二の操作促進表示が表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第二の操作促進表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第一の操作促進表示は、操作手段の操作のみを促す表示であってもよいし、操作手段の操作以外のことも促す表示であってもよい。また、第一の操作促進表示は、操作手段の操作を必ず促す表示であってもよいし、操作手段の操作を促さない場合がある表示であってもよい。
また、第二の操作促進表示は、操作手段の操作のみを促す表示であってもよいし、操作手段の操作以外のことも促す表示であってもよい。また、第二の操作促進表示は、操作手段の操作を必ず促す表示であってもよいし、操作手段の操作を促さない場合がある表示であってもよい。
また、第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンでのみ表示可能なものであってもよいし、第一の数の表示パターン以外の表示パターンでも表示可能なものであってもよい。また、第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンで必ず表示するものであってもよいし、第一の数の表示パターンで表示しない場合があってもよい。
また、第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンでのみ表示可能なものであってもよいし、第二の数の表示パターン以外の表示パターンでも表示可能なものであってもよい。また、第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンで必ず表示するものであってもよいし、第二の数の表示パターンで表示しない場合があってもよい。
また、第一の数は、1であってもよいし、2以上の数であってもよい。
また、第一の操作促進表示と第二の操作促進表示とでは、第一の操作促進表示の方が大きさが大きくてもよいし、第二の操作促進表示の方が大きさが大きくてもよいし、第一の操作促進表示と第二の操作促進表示とで、大きさが同じであってもよい。
また、第一の操作促進表示と第二の操作促進表示とでは、表示態様が異なってもよいし、少なくとも一部の表示態様が同じであってもよい。
また、『 前記複数種類の結果のうちの一つは、第一の結果[例えば、図177(l)に示される「小吉」の表示等]であり、 前記第一の結果は、当否判定の結果を少なくとも示唆する結果であり[例えば、図177(l)に示される「小吉」の表示は、同図(m)に示される弱カットイン画像CI1bの表示を少なくとも示唆している等]、 前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームにおいて前記第一の結果が導出されやすい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、ミニゲームは、第一の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、第一の結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第一の結果は、当否判定の結果のみを少なくとも示唆するものであってもよいし、当否判定の結果以外のものも少なくとも示唆するものであってもよい。また、第一の結果は、当否判定の結果を少なくとも示唆を必ずするものであってもよいし、当否判定の結果を少なくとも示唆しない場合があってもよい。
また、第一の結果は、当否判定の結果を示唆するものであってもよいし、当否判定の結果を報知するものであってもよい。
また、第一の場合では、ミニゲームにおいて第一の結果が導出されないようにしてもよいし、第二の場合では、ミニゲームにおいて第一の結果が必ず導出されるようにしてもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合において導出される前記第一の結果は、予告又は先読み予告であり[例えば、図180(a)〜同図(f)に示されるように、装飾図柄の変動表示中に行われるミニゲームでは、宝箱から主人公の殿様のキャラクタYSMが出現することにより予告あるいは先読み予告が行われる等]、 前記大当り遊技の実行中に前記ミニゲームが開始された場合において導出される前記第一の結果は、先読み予告である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームを予告としても機能させることができる場合がある。
また、『 前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、 前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、 前記第一の演出表示は、前記装飾図柄変動表示に関連する演出表示[例えば、図173(c)〜同図(o)に示すボタン操作演出等]であり、 前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告[例えば、図173(o)に示す弱カットイン画像CI1bの表示等]」という。)が実行される場合がある演出表示であり、 前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合において導出される前記第一の結果として、前記第一の予告に関連する予告が実行される場合がある[例えば、図173(c)〜同図(l)に示されるように、装飾図柄の変動表示中に開始されるミニゲームにおいて導出される「中吉」の表示は、弱カットイン画像CI1bの表示を予告している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告に影響が出る第一の結果に注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示のみに関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外にも関連するものがあってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に必ず関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示に関連しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の予告のみが実行される場合があるものであってもよいし、第一の予告以外にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の予告が必ず実行されるものであってもよいし、第一の予告が実行されない場合があってもよい。
また、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告のみが実行される場合があってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告以外の予告も実行される場合があってもよい。また、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告が必ず実行されてもよいし、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告が実行されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の結果のうちの一つは、第二の結果[例えば、図176(l)に示される「大吉」の表示等]であり、 前記第二の結果は、当否判定の結果を少なくとも示唆する結果であり[例えば、図176(l)に示される「大吉」の表示は、同図(m)に示される強カットイン画像CI1aの表示を少なくとも示唆している等]、 前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームにおいて前記第二の結果が導出されやすく、 前記ミニゲームの結果として前記第一の結果が導出されるよりも前記第二の結果が導出された方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、複数種類の結果は、第一の結果と第二の結果のみであってもよいし、第一の結果と第二の結果以外の結果も含んでもよい。
また、第二の結果は、当否判定の結果を示唆する結果であってもよいし、当否判定の結果を事前報知する結果であってもよい。
また、第一の場合では、ミニゲームにおいて第二の結果が導出しないように構成されてもよいし、第二の場合では、ミニゲームにおいて第二の結果が必ず導出するように構成されてもよい。
また、第一の結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されないように構成されてもよいし、第二の結果が導出された場合は、必ず最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームは、前記第一の場合では、前記第三の結果[例えば、図193(k)、同図(k1)〜同図(k4)に示すミニゲームの結果等]のみを導出するゲームである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記複数種類の結果のうちの一つは、第四の結果[例えば、図193(k1)に示される、姫のキャラクタHM3と「大吉」の表示や、図196(A6)に示される、番長のキャラクタの着ている服が破けた態様の表示等]であり、 前記第四の結果は、当否判定[例えば、特図の当否判定や普図の当否判定のうちの少なくともいずれかの当否判定等]の結果を少なくとも示唆するものではない結果である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果にバリエーションを持たせることができる場合がある。
また、ミニゲームは、第三の結果と第四の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第三の結果と第四の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、第三の結果と第四の結果を必ず導出するものであってもよいし、第三の結果と第四の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第四の結果は、当否判定の結果を示唆するものでなく、また、報知するものでもないものである。
また、以上の記載では、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136や操作キーユニット137等]と、 複数の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、を備えた遊技台であって、 前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図248(12)〜同図(17)に示すボタン受付時間メータMT等]であり、 前記第一の表示は、操作有効期間表示を含む場合がある表示であり[例えば、図248(12)〜同図(14)に示すボタン受付時間メータMTの表示等]、 前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示のことであり[例えば、図248(12)〜同図(14)に示すボタン受付時間メータMTの表示は、演出ボタン136の操作有効期間の残り時間を示している等]、 前記第一の表示は、第一の予告表示[例えば、図248(15)〜同図(17)に示す、ゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様のボタン受付時間メータMTの表示等]を含む場合がある表示であり、 前記第一の表示は、操作有効期間が開始された後で前記操作手段が操作されたことに応じて、前記操作有効期間表示が前記第一の予告表示となる表示であり[例えば、図248(12)〜同図(17)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、演出ボタン136の操作有効期間の残り時間を示す態様での表示が行われているときに、演出ボタン136が操作されると、ゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様での表示に切り替わる等]、 前記第一の予告表示は、操作有効期間に前記操作手段が操作されなかった場合に表示されない予告表示である[例えば、図254(3)〜同図(7)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過すると、ボタン受付時間メータMTを用いた予告が行われず、ボタン受付時間メータMTが消去される等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来、表示手段による表示演出が多彩なものになってきている。しかしながら従来の遊技台では表示手段に改良の余地がある。この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、操作手段の操作を早く行わせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、操作手段の操作後にも期待を持たせることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置となる場合があるものであってもよい。
なお、操作手段として、ボタン、レバー、十字キー、タッチパネル、タッチセンサ等のあらゆる操作デバイスが適用可能である。
また、表示手段は、複数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、操作手段自体が表示手段を備える構成を適用してもよいし、表示手段自体が操作手段を備える構成を適用してもよい。
また、第一の表示は、操作有効期間表示のみを含むものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、操作有効期間表示を必ず含むものであってもよいし、操作有効期間表示を含まない場合があってもよい。
なお、操作有効期間表示は、ゲージによる表示であってもよいし、タイマのカウントダウンによる表示であってもよいし、操作手段の操作の前後で表示態様が切り替わるものであってもよい。
また、第一の表示は、第一の予告表示のみを含むものであってもよいし、第一の予告表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の予告表示を必ず含むものであってもよいし、第一の予告表示を含まない場合があってもよい。
また、第一の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じてのみ、操作有効期間表示が第一の予告表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたこと以外のことに応じて、操作有効期間表示が第一の予告表示となるものであってもよい。また、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、必ず操作有効期間表示が第一の予告表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、操作有効期間表示が第一の予告表示とならない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、操作有効期間に操作手段が操作されなかった場合にのみ表示されないものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作されなかった場合以外の場合にも表示されないものであってもよい。また、第一の予告表示は、操作有効期間に操作手段が操作されなかった場合に必ず表示されないものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作されなかった場合に表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、表示装置における表示によるもの以外にも、音声の出力による予告演出、演出可動体の動作による予告演出、ランプの発光による予告演出にも適用することができる。
また、『 前記第一の表示は、第二の予告表示[例えば、図253(3)に示す、番長のアイコンとパンダのアイコンがボタン受付時間メータMTの両端に付される表示等]を含む場合がある表示であり、 前記第二の予告表示は、前記操作手段が操作される前に表示される場合がある予告表示である[例えば、図253(3)〜同図(5)に示すように、番長のアイコンとパンダのアイコンが付された表示態様のボタン受付時間メータMTは、ボタン操作演出が開始したときから表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が操作される前にも第一の表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の表示は、第二の予告表示のみを含む場合があるものであってもよいし、第二の予告表示以外の表示も含む場合があってもよい。また、第一の表示は、第二の予告表示を必ず含むものであってもよいし、第二の表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、操作手段が操作される前にのみ表示される場合があるものであってもよいし、操作手段が操作される前以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第二の予告表示は、操作手段が操作される前に必ず表示されるものであってもよいし、操作手段が操作される前に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、第一の表示態様[例えば、図248(15)に示されるゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第一の予告表示は、第三の表示態様[例えば、ゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第二の予告表示は、第二の表示態様[例えば、図255(3)に示されるボタン受付時間メータMTの両端に番長のアイコンとパンダのアイコンが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第二の予告表示は、第四の表示態様[例えば、図255(11)に示されるボタン受付時間メータMTの両端にそれぞれ番長のアイコンが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第二の予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合よりも該第二の予告表示が前記第四の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており[例えば、ボタン受付時間メータMTの両端に表示されているアイコンが番長のアイコンとパンダのアイコンの組合せである場合よりも、ボタン受付時間メータMTの両端に表示されているアイコンが両方とも番長のアイコンである場合の方が、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示されやすい等]、 前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示された場合よりも姫のミニキャラクタが表示された場合の方が大当り図柄が確定表示されやすい等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の予告表示が、第一の予告表示の予告として機能するため、操作手段の操作により第一の予告表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の予告表示は、第四の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第四の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第二の予告表示は、第四の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第四の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様以外の表示態様による第一の予告表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合にのみ、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよいし、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合以外の場合にも、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄のみが確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄以外の図柄も確定表示される場合があってもよい。また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図248(12)に示すデフォルトの表示態様でのボタン画像136a、図275(29)に示すデカボタン画像136aL、図277(6)に示す振動・回転ボタン画像136aV等]であり、 前記第四の表示は、操作促進表示であり、 前記操作促進表示とは、前記操作手段の操作を促進する表示のことであり[例えば、図248(12)に示すボタン画像136aの表示により演出ボタン136の操作を促している等]、 前記第四の表示は、第五の表示態様[例えば、図248(12)に示すデフォルトの表示態様でのボタン画像136a等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第四の表示は、第六の表示態様[例えば、図275(29)に示すデフォルトの表示態様よりも大きな表示態様のデカボタン画像136aLや、図277(6)に示す演出ボタン136が振動及び回転している態様の振動・回転ボタン画像136aV等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第一の予告表示は、第一の表示態様[例えば、図248(15)に示されるゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第一の予告表示は、第三の表示態様[例えば、ゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第四の表示が前記第五の表示態様で表示された場合よりも該第四の表示が前記第六の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており[例えば、ボタン画像136aが表示された場合よりも、デカボタン画像136aLや振動・回転ボタン画像136aVが表示された場合の方が、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示されやすい等]、 前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示された場合よりも姫のミニキャラクタが表示された場合の方が大当り図柄が確定表示されやすい等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作促進表示による予告で第一の予告表示に期待させることができるため、より操作手段の操作を促進できる場合がある。
ここで、表示手段は、第四の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第四の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第四の表示を必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第四の表示は、操作促進表示のみからなるものであってもよいし、操作促進表示以外の表示も含んでなるものであってもよい。また、第四の表示は、操作促進表示を必ず含んでなるものであってもよいし、操作促進表示を含まない場合があってもよい。
また、第四の表示は、第五の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第五の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、第五の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第五の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第四の表示は、第六の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第六の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、第六の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第六の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様以外の表示態様による第一の予告表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合にのみ、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよいし、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合以外の場合にも、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄のみが確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄以外の図柄も確定表示される場合があってもよい。また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから前記操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様で表示開始される予告表示である[例えば、図248(15)に示すように、演出ボタン136を操作したときにおける番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTのゲージの長さは、操作有効期間が開始されてからの時間に対応する長さとなっている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示態様が操作手段の操作を行ったタイミングにより異なるので、第一の予告表示の表示に多様性を持たせることができ、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様でのみ表示開始可能なものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様以外の表示態様でも表示開始可能なものであってもよい。また、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様で必ず表示開始するものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様で表示開始しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから前記操作手段が操作されたタイミングに応じた期間だけ表示される予告表示である[例えば、図248(15)〜同図(18)に示すように、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTは、ゲージの残量がなくなるまで表示される。すなわち、演出ボタン136が操作されてから、操作有効期間に対応する時間が経過するまで番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、操作手段が操作されたタイミングが早いほど長く第一の予告表示を見ることができるので、操作手段の操作を促進することができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間でのみ表示可能なものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間以外の期間でも表示可能なものであってもよい。また、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間で必ず表示するものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間で表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、時間の経過に応じて表示態様が変化する予告表示である[例えば、図248(15)〜同図(17)に示すように、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少するようにして表示態様が変化する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、時間の経過に応じて第一の予告表示の表示態様が変化するので、第一の予告表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、時間の経過に応じてのみ表示態様が変化可能なものであってもよいし、時間の経過に応じて以外に応じても表示態様が変化可能なものであってもよい。また、第一の予告表示は、時間の経過に応じて表示態様が必ず変化するものであってもよいし、時間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、『 前記操作有効期間表示は、時間の経過に応じて表示態様が変化する表示である[例えば、図248(12)〜同図(14)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少するようにして表示態様が変化する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、時間の経過に応じて操作有効期間表示の表示態様が変化するので、操作有効期間表示に注目させることができる場合がある。
ここで、操作有効期間表示は、時間の経過に応じてのみ表示態様が変化可能なものであってもよいし、時間の経過に応じて以外に応じても表示態様が変化可能なものであってもよい。また、操作有効期間表示は、時間の経過に応じて表示態様が必ず変化するものであってもよいし、時間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMT等]であり、 前記第二の表示は、前記操作有効期間表示であり[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMTの表示等]、 前記第二の表示は、操作有効期間が開始された後で前記操作手段が操作されると、消去される表示である[例えば、図248(4)〜同図(6)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、演出ボタン136の操作有効期間の残り時間を示す態様での表示が行われているときに演出ボタン136が操作されると、消去される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作があると第二の表示が消去されるので、操作手段の操作の際に第二の表示に対して注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間表示のみを含んで構成されたものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含んで構成されたものであってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間表示を必ず含んで構成されたものであってもよいし、操作有効期間表示を含まないで構成される場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合にのみ、消去される場合があってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合以外の場合にも、消去される場合があってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合に、必ず消去されてもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合に、消去されない場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMT等]であり、 前記第一の表示と前記第二の表示は、別の表示であり、 前記第二の表示は、前記操作有効期間表示を含む場合がある表示であり[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMTの表示等]、 前記第二の表示は、第一の演出表示を含む場合がある表示であり、 前記第一の演出表示は、前記第一の予告表示とは異なる演出表示であり、 前記第二の表示は、操作有効期間が開始された後で前記操作手段が操作されたことに応じて、前記操作有効期間表示が前記第一の演出表示となる表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作の前後における第二の表示に注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間表示のみを含む場合があるものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間表示を必ず含むものであってもよいし、操作有効期間表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第一の演出表示のみを含む場合があるものであってもよいし、第一の演出表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第一の演出表示を必ず含むものであってもよいし、第一の演出表示を含まない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の予告表示と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことのみに応じて、操作有効期間表示が第一の演出表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたこと以外のことにも応じて、操作有効期間表示が第一の演出表示となるものであってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、必ず操作有効期間表示が第一の演出表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、操作有効期間表示が第一の演出表示とならない場合があってもよい。
また、『 前記操作有効期間表示は、ゲージによる表示であり[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMTや、図248(12)〜同図(14)に示すボタン受付時間メータMTにおけるゲージの表示等]、 前記第一の予告表示は、ゲージによる表示である[例えば、図248(15)〜同図(17)に示す番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTにおけるゲージの表示等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作有効期間表示や第一の予告表示が視認しやすい場合がある。
ここで、操作有効期間表示は、ゲージのみによって構成されたものであってもよいし、ゲージ以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、操作有効期間表示は、ゲージを必ず含んで構成されたものであってもよいし、ゲージを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、ゲージのみによって構成されたものであってもよいし、ゲージ以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、第一の予告表示は、ゲージを必ず含んで構成されたものであってもよいし、ゲージを含まないで構成される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、或る演出[例えば、装飾図柄変動表示等]の実行中に表示される場合がある予告表示であり、 前記或る演出は、前記第一の予告表示の表示が開始された後で発展するように構成されている演出である[例えば、図248(15)〜同図(20)に示すように、装飾図柄変動表示は、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTが表示された後、スーパーリーチに発展している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、元は、操作有効期間を利用しているため、第一の予告表示を見せた後で発展演出に注目させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、操作有効期間に関する表示を含んだ第一の予告表示が、ある演出の発展に関するタイマ予告として機能することができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、或る演出の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、或る演出の実行中以外の演出の実行中にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、或る演出の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、或る演出の実行中に表示されない場合があってもよい。
また、或る演出は、第一の予告表示の表示が開始された後でのみ発展する場合があるように構成されたものであってもよいし、第一の予告表示の表示が開始された後以外でも発展する場合があるように構成されたものであってもよい。また、或る演出は、第一の予告表示の表示が開始された後で必ず発展するように構成されたものであってもよいし、第一の予告表示の表示が開始された後で発展しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図248(15)〜同図(17)に示すステップアップ予告等]であり、 前記第三の表示は、操作有効期間に前記操作手段が操作された場合に表示される場合がある表示であり[例えば、図248(12)〜同図(17)に示すように、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136が操作されるとステップアップ予告が開始されている等]、 前記第三の表示は、予告表示であり、 前記或る演出は、前記第三の表示が表示開始された後で発展するように構成されている[例えば、図248(12)〜同図(20)に示すように、装飾図柄変動表示は、ステップアップ予告が開始された後、スーパーリーチに発展している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第三の表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第三の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第三の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第三の表示を必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、操作有効期間に操作手段が操作された場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作された場合以外の場合にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、操作有効期間に操作手段が操作された場合に必ず表示されるものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作された場合に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示は、予告表示のみを含んで構成されたものであってもよいし、予告表示以外の表示も含んで構成されたものであってもよい。また、第三の表示は、予告表示を必ず含んで構成されたものであってもよし、予告表示を含まないで構成される場合があってもよい。
また、或る表示は、第三の表示が表示開始された後でのみ発展する場合があるように構成されてもよいし、第三の表示が表示開始された後以外でも発展する場合があるように構成されてもよい。また、或る表示は、第三の表示が表示開始された後で必ず発展するように構成されてもよいし、第三の表示が表示開始された後で発展しない場合があってもよい。
また、『 前記第三の表示は、操作有効期間に前記操作手段が操作されなかったとしても表示される場合がある表示である[例えば、図254(3)〜同図(9)に示すように、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合もステップアップ予告が開始されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作がなくても操作手段の操作が行われた場合に開始する予告表示は出現する一方で、第一の予告表示は見ることができないので、第一の予告表示を見るために操作手段の操作を促進させることができる場合がある。
ここで、第三の表示は、操作有効期間に操作手段が操作されなかったとしても必ず表示されるものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作されなかった場合に表示されない場合があってもよい。
また、『 操作有効期間が開始してから前記操作手段が操作されることなく第一の期間[例えば、操作有効期間が開始してから5秒の期間等]が経過すると操作有効期間が終了するように構成され、 操作有効期間が開始してから第二の期間[例えば、操作有効期間が開始してから1秒の期間等]が経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第四の期間[例えば、演出ボタン136が操作されてから4秒の期間等]であり、 操作有効期間が開始してから第三の期間[例えば、操作有効期間が開始してから3秒の期間等]が経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第五の期間[例えば、演出ボタン136が操作されてから2秒の期間等]であり、 前記第二の期間よりも前記第三の期間の方が長い期間であり、 前記第三の期間よりも前記第四の期間の方が短い期間である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間のみが終了するように構成されてもよいし、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間以外の期間も終了するように構成されてもよい。また、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間が必ず終了するように構成されてもよいし、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間が終了しない場合があるように構成されてもよい。
ここで、操作有効期間表示は、第一の期間に関する報知を行う表示であってもよい。
また、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間のみが経過すると操作有効期間が終了するように構成されてもよいし、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間以外の期間が経過しても操作有効期間が終了するように構成されてもよい。
また、第二の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第三の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第四の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第五の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第二の期間は、第四の期間よりも長い期間であってもよいし、同じ長さの期間であってもよいし、短い期間であってもよい。また、第三の期間は、第五の期間よりも長い期間であってもよいし、同じ長さの期間であってもよいし、短い期間であってもよい。
また、『 前記第二の期間と前記第四の期間の合計の長さは、前記第一の期間と同じ長さ、又は、該第一の期間よりも短い長さであり、 前記第三の期間と前記第五の期間の合計の長さは、前記第一の期間と同じ長さ、又は、該第一の期間よりも短い長さである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、第二の期間と第四の期間の合計の長さが第一の期間の長さよりも長くてもよいし、第三の期間と第五の期間の合計の長さが第一の期間の長さよりも長くてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136や操作キーユニット137等]と、 複数の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、を備えた遊技台であって、 前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図248(12)〜同図(17)に示すボタン受付時間メータMT等]であり、 前記第一の表示は、操作有効期間表示を含む場合がある表示であり[例えば、図248(12)〜同図(14)に示すボタン受付時間メータMTの表示等]、 前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示のことであり[例えば、図248(12)〜同図(14)に示すボタン受付時間メータMTの表示は、演出ボタン136の操作有効期間の残り時間を示している等]、 前記第一の表示は、第一の予告表示[例えば、図248(15)〜同図(17)に示す、ゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様のボタン受付時間メータMTの表示等]を含む場合がある表示であり、 前記第一の表示は、操作有効期間が開始された後で前記操作手段が操作されたことに応じて、前記操作有効期間表示が前記第一の予告表示となる表示であり[例えば、図248(12)〜同図(17)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、演出ボタン136の操作有効期間の残り時間を示す態様での表示が行われているときに、演出ボタン136が操作されると、ゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様での表示となる等]、 前記第一の予告表示は、前記操作有効期間表示を含んで構成された予告表示である[例えば、図248(15)〜同図(17)に示すように、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始してからの時間に対応してゲージの長さが減少する態様で表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。
従来、表示手段による表示演出が多彩なものになってきている。しかしながら従来の遊技台では表示手段に改良の余地がある。この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、操作手段の操作後にも期待を持たせることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置となる場合があるものであってもよい。
なお、操作手段として、ボタン、レバー、十字キー、タッチパネル、タッチセンサ等のあらゆる操作デバイスが適用可能である。
また、表示手段は、複数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、操作手段自体が表示手段を備える構成を適用してもよいし、表示手段自体が操作手段を備える構成を適用してもよい。
また、第一の表示は、操作有効期間表示のみを含むものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、操作有効期間表示を必ず含むものであってもよいし、操作有効期間表示を含まない場合があってもよい。
なお、操作有効期間表示は、ゲージによる表示であってもよいし、タイマのカウントダウンによる表示であってもよいし、操作手段の操作の前後で表示態様が切り替わるものであってもよい。
また、第一の表示は、第一の予告表示のみを含むものであってもよいし、第一の予告表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の予告表示を必ず含むものであってもよいし、第一の予告表示を含まない場合があってもよい。
また、第一の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じてのみ、操作有効期間表示が第一の予告表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたこと以外のことに応じて、操作有効期間表示が第一の予告表示となるものであってもよい。また、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、必ず操作有効期間表示が第一の予告表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、操作有効期間表示が第一の予告表示とならない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、操作有効期間表示のみを含んで構成されたものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含んで構成されたものであってもよい。また、第一の予告表示は、操作有効期間表示を必ず含んで構成されたものであってもよいし、操作有効期間表示を含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、表示装置における表示によるもの以外にも、音声の出力による予告演出、演出可動体の動作による予告演出、ランプの発光による予告演出にも適用することができる。
また、『 前記第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから前記操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様で表示開始される予告表示である[例えば、図248(15)に示すように、演出ボタン136を操作したときにおける番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTのゲージの長さは、操作有効期間が開始されてからの時間に対応する長さとなっている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示態様が操作手段の操作を行ったタイミングにより異なるので、第一の予告表示の表示に多様性を持たせることができ、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様でのみ表示開始可能なものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様以外の表示態様でも表示開始可能なものであってもよい。また、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様で必ず表示開始するものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた表示態様で表示開始しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから前記操作手段が操作されたタイミングに応じた期間だけ表示される予告表示である[例えば、図248(15)〜同図(18)に示すように、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTは、ゲージの残量がなくなるまで表示される。すなわち、演出ボタン136が操作されてから、操作有効期間に対応する時間が経過するまで番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTが表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、操作手段が操作されたタイミングが早いほど長く第一の予告表示を見ることができるので、操作手段の操作を促進することができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間でのみ表示可能なものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間以外の期間でも表示可能なものであってもよい。また、第一の予告表示は、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間で必ず表示するものであってもよいし、操作有効期間が開始されてから操作手段が操作されたタイミングに応じた期間で表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、時間の経過に応じて表示態様が変化する予告表示である[例えば、図248(15)〜同図(17)に示すように、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少するようにして表示態様が変化する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、時間の経過に応じて第一の予告表示の表示態様が変化するので、第一の予告表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、時間の経過に応じてのみ表示態様が変化可能なものであってもよいし、時間の経過に応じて以外に応じても表示態様が変化可能なものであってもよい。また、第一の予告表示は、時間の経過に応じて表示態様が必ず変化するものであってもよいし、時間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、『 前記操作有効期間表示は、時間の経過に応じて表示態様が変化する表示である[例えば、図248(12)〜同図(14)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少するようにして表示態様が変化する等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、時間の経過に応じて操作有効期間表示の表示態様が変化するので、操作有効期間表示に注目させることができる場合がある。
ここで、操作有効期間表示は、時間の経過に応じてのみ表示態様が変化可能なものであってもよいし、時間の経過に応じて以外に応じても表示態様が変化可能なものであってもよい。また、操作有効期間表示は、時間の経過に応じて表示態様が必ず変化するものであってもよいし、時間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMT等]であり、 前記第二の表示は、前記操作有効期間表示であり[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMTの表示等]、 前記第二の表示は、操作有効期間が開始された後で前記操作手段が操作されると、消去される表示である[例えば、図248(4)〜同図(6)に示すように、ボタン受付時間メータMTは、演出ボタン136の操作有効期間の残り時間を示す態様での表示が行われているときに演出ボタン136が操作されると、消去される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作があると第二の表示が消去されるので、操作手段の操作の際に第二の表示に対して注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間表示のみを含んで構成されたものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含んで構成されたものであってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間表示を必ず含んで構成されたものであってもよいし、操作有効期間表示を含まないで構成される場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合にのみ、消去される場合があってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合以外の場合にも、消去される場合があってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合に、必ず消去されてもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作された場合に、消去されない場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMT等]であり、 前記第一の表示と前記第二の表示は、別の表示であり、 前記第二の表示は、前記操作有効期間表示を含む場合がある表示であり[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMTの表示等]、 前記第二の表示は、第一の演出表示を含む場合がある表示であり、 前記第一の演出表示は、前記第一の予告表示とは異なる演出表示であり、 前記第二の表示は、操作有効期間が開始された後で前記操作手段が操作されたことに応じて、前記操作有効期間表示が前記第一の演出表示となる表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作の前後における第二の表示に注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間表示のみを含む場合があるものであってもよいし、操作有効期間表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間表示を必ず含むものであってもよいし、操作有効期間表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第一の演出表示のみを含む場合があるものであってもよいし、第一の演出表示以外の表示も含む場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第一の演出表示を必ず含むものであってもよいし、第一の演出表示を含まない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の予告表示と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことのみに応じて、操作有効期間表示が第一の演出表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたこと以外のことにも応じて、操作有効期間表示が第一の演出表示となるものであってもよい。また、第二の表示は、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、必ず操作有効期間表示が第一の演出表示となるものであってもよいし、操作有効期間が開始された後で操作手段が操作されたことに応じて、操作有効期間表示が第一の演出表示とならない場合があってもよい。
また、『 前記操作有効期間表示は、ゲージによる表示であり[例えば、図248(4)〜同図(5)に示すボタン受付時間メータMTや、図248(12)〜同図(14)に示すボタン受付時間メータMTにおけるゲージの表示等]、 前記第一の予告表示は、ゲージによる表示である[例えば、図248(15)〜同図(17)に示す番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTにおけるゲージの表示等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作有効期間表示や第一の予告表示が視認しやすい場合がある。
ここで、操作有効期間表示は、ゲージのみによって構成されたものであってもよいし、ゲージ以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、操作有効期間表示は、ゲージを必ず含んで構成されたものであってもよいし、ゲージを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、ゲージのみによって構成されたものであってもよいし、ゲージ以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、第一の予告表示は、ゲージを必ず含んで構成されたものであってもよいし、ゲージを含まないで構成される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、或る演出[例えば、装飾図柄変動表示等]の実行中に表示される場合がある予告表示であり、 前記或る演出は、前記第一の予告表示の表示が開始された後で発展するように構成されている演出である[例えば、図248(15)〜同図(20)に示すように、装飾図柄変動表示は、番長のミニキャラクタBCHが表示されたボタン受付時間メータMTが表示された後、スーパーリーチに発展している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、元は、操作有効期間を利用しているため、第一の予告表示を見せた後で発展演出に注目させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、操作有効期間に関する表示を含んだ第一の予告表示が、ある演出の発展に関するタイマ予告として機能することができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、或る演出の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、或る演出の実行中以外の演出の実行中にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、或る演出の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、或る演出の実行中に表示されない場合があってもよい。
また、或る演出は、第一の予告表示の表示が開始された後でのみ発展する場合があるように構成されたものであってもよいし、第一の予告表示の表示が開始された後以外でも発展する場合があるように構成されたものであってもよい。また、或る演出は、第一の予告表示の表示が開始された後で必ず発展するように構成されたものであってもよいし、第一の予告表示の表示が開始された後で発展しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図248(15)〜同図(17)に示すステップアップ予告等]であり、 前記第三の表示は、操作有効期間に前記操作手段が操作された場合に表示される場合がある表示であり[例えば、図248(12)〜同図(17)に示すように、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136が操作されるとステップアップ予告が開始されている等]、 前記第三の表示は、予告表示であり、 前記或る演出は、前記第三の表示が表示開始された後で発展するように構成されている[例えば、図248(12)〜同図(20)に示すように、装飾図柄変動表示は、ステップアップ予告が開始された後、スーパーリーチに発展している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第三の表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第三の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第三の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第三の表示を必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、操作有効期間に操作手段が操作された場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作された場合以外の場合にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、操作有効期間に操作手段が操作された場合に必ず表示されるものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作された場合に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示は、予告表示のみを含んで構成されたものであってもよいし、予告表示以外の表示も含んで構成されたものであってもよい。また、第三の表示は、予告表示を必ず含んで構成されたものであってもよし、予告表示を含まないで構成される場合があってもよい。
また、或る表示は、第三の表示が表示開始された後でのみ発展する場合があるように構成されてもよいし、第三の表示が表示開始された後以外でも発展する場合があるように構成されてもよい。また、或る表示は、第三の表示が表示開始された後で必ず発展するように構成されてもよいし、第三の表示が表示開始された後で発展しない場合があってもよい。
また、『 前記第三の表示は、操作有効期間に前記操作手段が操作されなかったとしても表示される場合がある表示である[例えば、図254(3)〜同図(9)に示すように、操作有効期間が開始した後、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合もステップアップ予告が開始されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作がなくても操作手段の操作が行われた場合に開始する予告表示は出現する一方で、第一の予告表示は見ることができないので、第一の予告表示を見るために操作手段の操作を促進させることができる場合がある。
ここで、第三の表示は、操作有効期間に操作手段が操作されなかったとしても必ず表示されるものであってもよいし、操作有効期間に操作手段が操作されなかった場合に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、第二の予告表示[例えば、図253(3)に示す、番長のアイコンとパンダのアイコンがボタン受付時間メータMTの両端に付される表示等]を含む場合がある表示であり、 前記第二の予告表示は、前記操作手段が操作される前に表示される場合がある予告表示である[例えば、図253(3)〜同図(5)に示すように、番長のアイコンとパンダのアイコンが付された表示態様のボタン受付時間メータMTは、ボタン操作演出が開始したときから表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、操作手段が操作される前にも第一の表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の表示は、第二の予告表示のみを含む場合があるものであってもよいし、第二の予告表示以外の表示も含む場合があってもよい。また、第一の表示は、第二の予告表示を必ず含むものであってもよいし、第二の表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、操作手段が操作される前にのみ表示される場合があるものであってもよいし、操作手段が操作される前以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第二の予告表示は、操作手段が操作される前に必ず表示されるものであってもよいし、操作手段が操作される前に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、第一の表示態様[例えば、図248(15)に示されるゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第一の予告表示は、第三の表示態様[例えば、ゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第二の予告表示は、第二の表示態様[例えば、図255(3)に示されるボタン受付時間メータMTの両端に番長のアイコンとパンダのアイコンが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第二の予告表示は、第四の表示態様[例えば、図255(11)に示されるボタン受付時間メータMTの両端にそれぞれ番長のアイコンが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第二の予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合よりも該第二の予告表示が前記第四の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており[例えば、ボタン受付時間メータMTの両端に表示されているアイコンが番長のアイコンとパンダのアイコンの組合せである場合よりも、ボタン受付時間メータMTの両端に表示されているアイコンが両方とも番長のアイコンである場合の方が、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示されやすい等]、 前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示された場合よりも姫のミニキャラクタが表示された場合の方が大当り図柄が確定表示されやすい等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第二の予告表示が、第一の予告表示の予告として機能するため、操作手段の操作により第一の予告表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の予告表示は、第四の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第四の表示態様以外の表示態様も表示される場合があるものであってもよい。また、第二の予告表示は、第四の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第四の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様以外の表示態様による第一の予告表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合にのみ、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよいし、第二の予告表示が第四の表示態様で表示された場合以外の場合にも、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄のみが確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄以外の図柄も確定表示される場合があってもよい。また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図248(12)に示すデフォルトの表示態様でのボタン画像136a、図275(29)に示すデカボタン画像136aL、図277(6)に示す振動・回転ボタン画像136aV等]であり、 前記第四の表示は、操作促進表示であり、 前記操作促進表示とは、前記操作手段の操作を促進する表示のことであり[例えば、図248(12)に示すボタン画像136aの表示により演出ボタン136の操作を促している等]、 前記第四の表示は、第五の表示態様[例えば、図248(12)に示すデフォルトの表示態様でのボタン画像136a等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第四の表示は、第六の表示態様[例えば、図275(29)に示すデフォルトの表示態様よりも大きな表示態様のデカボタン画像136aLや、図277(6)に示す演出ボタン136が振動及び回転している態様の振動・回転ボタン画像136aV等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第一の予告表示は、第一の表示態様[例えば、図248(15)に示されるゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第一の予告表示は、第三の表示態様[例えば、ゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示される態様等]で表示される場合がある予告表示であり、 前記第四の表示が前記第五の表示態様で表示された場合よりも該第四の表示が前記第六の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており[例えば、ボタン画像136aが表示された場合よりも、デカボタン画像136aLや振動・回転ボタン画像136aVが表示された場合の方が、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に姫のミニキャラクタが表示されやすい等]、 前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、ボタン受付時間メータMTのゲージの残り表示部分に番長のミニキャラクタBCHが表示された場合よりも姫のミニキャラクタが表示された場合の方が大当り図柄が確定表示されやすい等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作促進表示による予告で第一の予告表示に期待させることができるため、より操作手段の操作を促進できる場合がある。
ここで、表示手段は、第四の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第四の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第四の表示を必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第四の表示は、操作促進表示のみからなるものであってもよいし、操作促進表示以外の表示も含んでなるものであってもよい。また、第四の表示は、操作促進表示を必ず含んでなるものであってもよいし、操作促進表示を含まない場合があってもよい。
また、第四の表示は、第五の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第五の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、第五の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第五の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第四の表示は、第六の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第六の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、第六の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第六の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様以外の表示態様による第一の予告表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合は、第三の表示態様による第一の予告表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合にのみ、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよいし、第四の表示が第六の表示態様で表示された場合以外の場合にも、第三の表示態様による第一の予告表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄のみが確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄以外の図柄も確定表示される場合があってもよい。また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が第三の表示態様で表示された場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 操作有効期間が開始してから前記操作手段が操作されることなく第一の期間[例えば、操作有効期間が開始してから5秒の期間等]が経過すると操作有効期間が終了するように構成され、 操作有効期間が開始してから第二の期間[例えば、操作有効期間が開始してから1秒の期間等]が経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第四の期間[例えば、演出ボタン136が操作されてから4秒の期間等]であり、 操作有効期間が開始してから第三の期間[例えば、操作有効期間が開始してから3秒の期間等]が経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第五の期間[例えば、演出ボタン136が操作されてから2秒の期間等]であり、 前記第二の期間よりも前記第三の期間の方が長い期間であり、 前記第三の期間よりも前記第四の期間の方が短い期間である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間のみが終了するように構成されてもよいし、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間以外の期間も終了するように構成されてもよい。また、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間が必ず終了するように構成されてもよいし、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間が経過すると操作有効期間が終了しない場合があるように構成されてもよい。
ここで、操作有効期間表示は、第一の期間に関する報知を行う表示であってもよい。
また、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間のみが経過すると操作有効期間が終了するように構成されてもよいし、操作有効期間が開始してから操作手段が操作されることなく第一の期間以外の期間が経過しても操作有効期間が終了するように構成されてもよい。
また、第二の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第三の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第四の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第五の期間は、第一の期間よりも短い期間であってもよいし、第一の期間と同じ長さの期間であってもよい。また、第二の期間は、第四の期間よりも長い期間であってもよいし、同じ長さの期間であってもよいし、短い期間であってもよい。また、第三の期間は、第五の期間よりも長い期間であってもよいし、同じ長さの期間であってもよいし、短い期間であってもよい。
また、『 前記第二の期間と前記第四の期間の合計の長さは、前記第一の期間と同じ長さ、又は、該第一の期間よりも短い長さであり、 前記第三の期間と前記第五の期間の合計の長さは、前記第一の期間と同じ長さ、又は、該第一の期間よりも短い長さである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、第二の期間と第四の期間の合計の長さが第一の期間の長さよりも長くてもよいし、第三の期間と第五の期間の合計の長さが第一の期間の長さよりも長くてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、 前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図274(5)に示す「特殊2」の装飾図柄等]であり、 前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図274(6)に示すボタン画像136aとボタン受付時間メータMTとを併せた表示等]であり、 前記第一の表示は、ボタン演出[例えば、図274(6)〜同図(8)に示すボタン操作演出等]に関連する表示であり、 前記第二の表示は、前記ボタン演出に関連する表示であり、 前記第一の表示は、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示として表示される場合がある表示であり[例えば、図274(5)に示す「装飾3−特殊2−装飾4」の装飾図柄の組合せや、図277(5)に示す「特殊2−特殊2−特殊2」の装飾図柄の組合せで停止表示される場合がある等]、 前記第二の表示は、装飾図柄の組合せを構成しない表示であり、 前記第一の表示と前記第二の表示は、異なる表示である[例えば、図274(5)に示す「特殊2」の装飾図柄は、ボタンを簡略的に表し、上部に「Chance」の文字が付加された表示態様であるのに対し、図274(6)に示すボタン画像136aは、演出ボタン136を模した表示とされ、しかもボタン受付時間メータMTが付加されており、表示態様が異なっている等]、ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
従来、表示手段による表示演出が多彩なものになってきている。しかしながら従来の遊技台では表示手段に改良の余地がある。この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、図柄として一旦表示されているのか、演出として発生しているのか識別できる場合がある。
ここで、表示手段は、複数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、ボタン演出のみに関する表示であってもよいし、ボタン演出以外の演出にも関するものであってもよい。また、第一の表示は、ボタン演出に必ず関連するものであってもよいし、ボタン演出に関連しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、ボタン演出のみに関する表示であってもよいし、ボタン演出以外の演出にも関するものであってもよい。また、第二の表示は、ボタン演出に必ず関連するものであってもよいし、ボタン演出に関連しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示以外の表示としても表示される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示として必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、装飾図柄の組合せのみを構成しないものであってもよいし、装飾図柄の組合せ以外のものも構成しないものであってもよい。また、第二の表示は、装飾図柄の組合せを必ず構成しないものであってもよいし、装飾図柄の組合せを構成する場合があってもよい。
また、第一の表示と第二の表示は、一部が異なる表示であってもよいし、全部が異なる表示であってもよい。
なお、第一の表示と第二の表示の表示の相異としては、例えば、色違いによる相異、点灯の態様による相異、点滅の態様による相異、アニメーションの態様による相異、アニメーションの有無による相異(例えば、ボタンを押すアニメーションの有無等)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、『 前記ボタン演出は、前記第一の表示が表示された後で開始される演出である[例えば、図274(6)〜同図(8)に示すボタン操作演出は、図274(5)に示すタイミングで「特殊2」の装飾図柄が表示された後で開始されており、図277(6)〜同図(8)に示すボタン操作演出は、図277(5)に示すタイミングで「特殊2」の装飾図柄が3つ揃って表示された後で開始されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が表示されることによりボタン演出が行われることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、ボタン演出は、第一の表示が表示された後でのみ開始されるものであってもよいし、第一の表示が表示された後以外でも開始されるものであってもよい。また、ボタン演出は、第一の表示が表示された後で必ず開始されるものであってもよいし、第一の表示が表示された後で開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、第一の数の表示態様[例えば、一つの表示態様(例えば、「特殊2」の装飾図柄の表示態様)等]で表示可能な表示であり、 前記第二の表示は、第二の数の表示態様[例えば、五つの表示態様(例えば、図274(6)に示すボタン画像136aの表示態様、図275(29)に示すデカボタン画像136aLの表示態様、図277(6)に示す振動・回転ボタン画像136aVの表示態様、図279(41)に示す突出ボタン画像136aSの表示態様、図281(7)に示すボタン受付時間メータMTが付加された簡略ボタン画像136aXの表示態様)等]で表示可能な表示であり、 前記第一の数よりも前記第二の数の方が大きい数である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示についてはパターン数を減らして分かりやすくすることができ、一方、第二の表示は予告等の多彩なバリエーションとして見せることができる場合がある。
ここで、第一の表示は、第一の数の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の数の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、第一の表示は、第一の数の表示態様で必ず表示するものであってもよいし、第一の数の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の数の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第二の数の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、第二の数の表示態様で必ず表示するものであってもよいし、第二の数の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、第一の数と第二の数が同じ数であってもよいし、第一の数よりも第二の数の方が小さい数であってもよい。
また、『 前記第一の数は、一である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示のパターン数を一つにしたことで一旦表示される図柄として分かりやすい場合がある。
ここで、第一の数は、一よりも大きい数であってもよいし、0であってもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されるように構成されており[例えば、図277(10)に示すように、装飾図柄変動表示の結果、左図柄・中図柄・右図柄のそれぞれに装飾図柄が表示され、「装飾3−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示している等]、 前記ボタン演出は、前記装飾図柄変動表示の実行中において、装飾図柄の組合せとして三つの前記第一の表示の組合せで表示された場合(以下、「第一の場合」という。)に開始される演出である[例えば、図277(6)〜同図(8)に示すボタン操作演出は、左図柄・中図柄・右図柄にそれぞれ「特殊2」の装飾図柄が表示され、「特殊2−特殊2−特殊2」の装飾図柄の組合せで一旦停止表示した場合に開始されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ボタン演出が行われる可能性があることが分かりやすい場合がある。
ここで、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せがのみ停止表示されるように構成されていてもよいし、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せ以外の組合せも停止表示されるように構成されていてもよい。また、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せが必ず停止表示されるように構成されていてもよいし、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、装飾図柄変動表示の結果でのみ、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されるように構成されていてもよいし、装飾図柄変動表示の結果以外にも、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されるように構成されていてもよい。
また、ボタン演出は、装飾図柄変動表示の実行中において、装飾図柄の組合せとして三つの第一の表示の組合せで表示された場合にのみ開始されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、装飾図柄の組合せとして三つの第一の表示の組合せで表示された場合以外の場合にも開始されるものであってもよい。また、ボタン演出は、装飾図柄変動表示の実行中において、装飾図柄の組合せとして三つの第一の表示の組合せで表示された場合に必ず開始されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、装飾図柄の組合せとして三つの第一の表示の組合せで表示された場合に開始されない場合があってもよい。
また、ボタン演出は、装飾図柄変動表示の実行中においてのみ、装飾図柄の組合せとして三つの第一の表示の組合せで表示された場合に開始されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において以外においても、装飾図柄の組合せとして三つの第一の表示の組合せで表示された場合に開始されるものであってもよい。
また、『 前記第一の場合において、前記三つの前記第一の表示のうちの少なくとも一つの前記第一の表示の表示態様が、他の前記第一の表示の表示態様と少なくとも一部が異なる[例えば、図283(5)に示すように、左図柄の「特殊2」の装飾図柄と中図柄の「特殊2」の装飾図柄には番長のミニキャラBCHが付加されているが、右図柄の「特殊2」の装飾図柄にはパンダのミニキャラPNDが付加されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、図柄が揃って大当りとなったと勘違いしてしまうことを防止することができる場合がある。
ここで、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの一つの第一の表示の表示態様が、他の二つの第一の表示の表示態様と一部が異なってもよいし、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの一つの第一の表示の表示態様が、他の二つの第一の表示の表示態様と全部が異なってもよい。
また、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの二つの第一の表示の表示態様が、他の一つの第一の表示の表示態様と一部が異なってもよいし、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの二つの第一の表示の表示態様が、他の一つの第一の表示の表示態様と全部が異なってもよい。
また、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの全部の第一の表示の表示態様について、それぞれ一部が異なってもよいし、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの全部の第一の表示の表示態様について、それぞれ全部が異なってもよい。
なお、第一の場合において、三つの第一の表示のうちの全部の第一の表示の表示態様が全く同じであってもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されるように構成されており[例えば、図275(34)に示すように、装飾図柄変動表示の結果、左図柄・中図柄・右図柄のそれぞれに装飾図柄が表示され、「装飾3−装飾3−装飾3」の装飾図柄の組合せで停止表示している等]、 前記装飾図柄変動表示において、前記三つの装飾図柄が順次表示されるように構成されており[例えば、図275(26)に示すように、最初に、左図柄に「装飾3」が停止表示し、図275(27)に示すように、続いて、右図柄に「装飾3」が停止表示し、図275(33)に示すように、最後に、中図柄に「装飾3」が停止表示している等]、 前記ボタン演出は、前記装飾図柄変動表示の実行中において、前記三つの装飾図柄のうちの最後に表示される装飾図柄として前記第一の表示が表示された場合に開始される演出である[例えば、図274(6)〜同図(8)に示すボタン操作演出は、図274(3)〜同図(5)に示すように、第三停止である中図柄に「特殊2」の装飾図柄が停止表示された場合に開始されている等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ボタン演出が行われる可能性があることが分かりやすい場合がある。
ここで、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せがのみ停止表示されるように構成されていてもよいし、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せ以外の組合せも停止表示されるように構成されていてもよい。また、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せが必ず停止表示されるように構成されていてもよいし、装飾図柄変動表示の結果、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、装飾図柄変動表示の結果でのみ、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されるように構成されていてもよいし、装飾図柄変動表示の結果以外にも、三つの装飾図柄の組合せが停止表示されるように構成されていてもよい。
また、装飾図柄変動表示において、三つの装飾図柄のみが順次表示されるように構成されてもよいし、装飾図柄変動表示において、三つの装飾図柄以外の図柄も順次表示されるように構成されてもよい。また、装飾図柄変動表示において、三つの装飾図柄が必ず順次表示されるように構成されてもよいし、装飾図柄変動表示において、三つの装飾図柄が順次表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、装飾図柄変動表示においてのみ、三つの装飾図柄が順次表示されるように構成されてもよいし、装飾図柄変動表示以外においても、三つの装飾図柄が順次表示されるように構成されてもよい。
また、ボタン演出は、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちの最後に表示される装飾図柄として第一の表示が表示された場合にのみ開始されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちの最後に表示される装飾図柄として第一の表示が表示された場合以外の場合にも開始されるものであってもよい。また、ボタン演出は、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちの最後に表示される装飾図柄として第一の表示が表示された場合に必ず開始されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちの最後に表示される装飾図柄として第一の表示が表示された場合に開始されされない場合があってもよい。
なお、ボタン演出は、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちの最初に表示される装飾図柄として第一の表示が表示された場合に開始されてもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちに二番目に表示される装飾図柄として第一の表示が表示された場合に開始されてもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、三つの装飾図柄のうちの二つの装飾図柄として第一の表示が表示された場合に開始されてもよい。
また、『 前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行中において、前記第一の表示が表示される可能性があることを予告する予告表示(以下、「第三の予告表示[例えば、図274(13)〜同図(15)に示すミニゲームにおいて、ミニゲームが成功してボタンのアイコンが出現することにより、当該図柄変動表示において「特殊2」の装飾図柄が停止表示する可能性があることを報知する等]」という。)を表示する場合がある手段であり、 前記第三の予告表示が表示されない場合よりも該第三の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示が表示されやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示に対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、装飾図柄変動表示の実行中において、第三の予告表示のみを表示する場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、第三の予告表示以外の表示も表示する場合があるものであってもよい。また、表示手段は、装飾図柄変動表示の実行中において、第三の予告表示を必ず表示する場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中において、第三の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、装飾図柄変動表示の実行中においてのみ、第三の予告表示を表示する場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外においても、第三の予告表示を表示する場合があるものであってもよい。
また、第三の予告表示が表示された場合は、第一の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、第三の予告表示が表示された場合は、第一の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、第三の予告表示が表示された場合は、第一の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第三の予告表示が表示された場合でも、第一の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第三の予告表示が表示された場合にのみ、第一の表示が表示される場合があるように構成されてもよいし、第三の予告表示が表示された場合以外の場合にも、第一の表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示は、装飾図柄の変動を開始した後で、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが確定表示されるように構成されており[例えば、図274(1)〜同図(11)に示すように、装飾図柄の変動を開始した後で、特図1の当否判定の結果がハズレである場合には、「装飾3−装飾7−装飾7」といったハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される等]、 前記第一の表示は、前記装飾図柄の組合せとして確定表示されない表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の組合せに含まれ得るものとして勘違いされることを防止することができる場合がある。
ここで、装飾図柄変動表示は、装飾図柄の変動を開始した後で、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せがのみが確定表示される場合があるように構成されてもよいし、装飾図柄の変動を開始した後で、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せ以外の組合せも確定表示される場合があるように構成されてもよい。また、装飾図柄変動表示は、装飾図柄の変動を開始した後で、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが必ず確定表示されるように構成されてもよいし、装飾図柄の変動を開始した後で、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが確定表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、装飾図柄変動表示は、装飾図柄の変動を開始した後でのみ、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが確定表示されるように構成されてもよいし、装飾図柄の変動を開始した後以外にも、当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが確定表示されるように構成されてもよい。
また、第一の表示は、装飾図柄の組合せとしてのみ確定表示されないものであってもよいし、装飾図柄の組合せ以外の組合せとしても確定表示されないものであってもよい。また、第一の表示は、装飾図柄の組合せとして必ず確定表示されないものであってもよいし、装飾図柄の組合せとして確定表示される場合があってもよい。
また、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136や操作キーユニット137等]を備え、 前記ボタン演出とは、前記操作手段を用いた演出のことであり、 前記第一の表示は、前記操作手段を模した表示[例えば、図274(5)に示すように、「特殊2」の装飾図柄は、ボタンを簡略的に表している等]を含む表示であり、 前記第二の表示は、前記操作手段を模した表示[例えば、図274(6)に示すように、ボタン画像136aは、演出ボタン136を模した態様で表している等]を含む表示である、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第一の表示及び第二の表示が表示されることで操作手段による演出が行われることが認識できる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置となる場合があるものであってもよい。
なお、操作手段として、ボタン、レバー、十字キー、タッチパネル、タッチセンサ等のあらゆる操作デバイスが適用可能である。ここで、これらの操作デバイスについて、第一の表示については用意していないが、第二の表示については用意されているものがあってもよく、例えば、操作手段としてのレバーを模した第一の表示は用意されていないが、第二の表示は用意されているようにしてもよい。
また、ボタン演出は、操作手段のみを用いた演出であってもよいし、操作手段以外の手段も用いた演出であってもよい。また、ボタン演出は、操作手段を必ず用いた演出であってもよいし、操作手段を用いない場合があってもよい。
また、第一の表示は、操作手段を模した表示のみを含む表示であってもよいし、操作手段を模した表示以外の表示も含む表示であってもよい。また、第一の表示は、操作手段を模した表示を必ず含む表示であってもよいし、操作手段を模した表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の表示は、操作手段を模した表示のみを含む表示であってもよいし、操作手段を模した表示以外の表示も含む表示であってもよい。また、第二の表示は、操作手段を模した表示を必ず含む表示であってもよいし、操作手段を模した表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示[例えば、図274(6)に示すボタン受付時間メータMT等]を含まない表示であり、 前記第二の表示は、前記ボタン演出における前記操作手段の操作有効期間に関する表示[例えば、図274(6)に示すボタン受付時間メータMT等]を含む表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示と第二の表示との区別が容易にできる場合がある。
ここで、第一の表示は、操作手段の操作有効期間に関する表示のみを含まないものであってもよいし、操作手段の操作有効期間に関する表示以外の表示も含まないものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段の操作有効期間に関する表示を必ず含まないものであってもよいし、操作手段の操作有効期間に関する表示を含む場合があってもよい。
また、第二の表示は、ボタン演出における操作手段の操作有効期間に関する表示のみを含むものであってもよいし、ボタン演出における操作手段の操作有効期間に関する表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第二の表示は、ボタン演出における操作手段の操作有効期間に関する表示を必ず含むものであってもよいし、ボタン演出における操作手段の操作有効期間に関する表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、前記ボタン演出における前記操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前に表示される表示である[例えば、図274(5)〜同図(8)に示すように、「特殊2」の装飾図柄は、ボタン操作演出が開始されるよりも前に中図柄に停止表示している等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、ボタン演出が行われることを容易に認識できる場合がある。
ここで、第一の表示は、ボタン演出における操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前にのみ表示されるものであってもよいし、ボタン演出における操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前以外にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、ボタン演出における操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前に必ず表示されるものであってもよいし、ボタン演出における操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記操作手段は、複数の状態のうちのいずれかの状態をとることが可能な手段であり、 前記複数の状態のうちの一つは、第一の状態[例えば、演出ボタン136のデフォルト(通常)の状態等]であり、 前記複数の状態のうちの一つは、第二の状態[例えば、演出ボタン136が振動及び回転している状態等]であり、 前記第一の状態と前記第二の状態は、異なる状態であり、 前記第一の表示は、第一の表示態様[例えば、図274(5)に示す「特殊2」の表示態様等]で表示される表示であり、 前記第二の表示は、第二の表示態様[例えば、図274(6)に示すボタン画像136aの表示態様(デフォルトの表示態様)等]で表示される場合がある表示であり、 前記第二の表示は、第三の表示態様[例えば、図277(6)に示す振動・回転ボタン画像136aVの表示態様(演出ボタン136が振動及び回転している様子を示す表示態様)等]で表示される場合がある表示であり、 前記第二の表示態様と前記第三の表示態様は、異なる表示態様であり、 前記第一の表示態様は、前記第一の状態である前記操作手段に応じた表示態様であり、 前記第二の表示態様は、前記第一の状態である前記操作手段に応じた表示態様であり、 前記第三の表示態様は、前記第二の状態である前記操作手段に応じた表示態様であり、 前記第一の表示は、前記第二の状態である前記操作手段に応じた表示態様で表示しない表示であり[例えば、図277(5)〜同図(7)に示すように、演出ボタン136が振動及び回転する状態を取る場合でも「特殊2」の表示態様は変化していない等]、 前記第一の表示態様で前記第一の表示が表示された後で、前記ボタン演出において前記第三の表示態様で前記第二の表示が表示される場合(以下、「第二の場合[例えば、図277(5)で「特殊2」が表示された後で、図277(6)でボタン操作演出が開始し、このボタン操作演出では、振動・回転ボタン画像136aVが表示される場合がある等]」という。)があり、 前記操作手段は、前記第二の場合では前記第一の状態よりも前記第二の状態となりやすい手段である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、操作手段は、複数の状態のうちのいずれかの状態のみを取ることが可能なものであってもよいし、複数の状態のうちのいずれかの状態以外の状態を取ることも可能なものであってもよい。また、操作手段は、複数の状態のうちのいずれかの状態を必ず取るものであってもよいし、複数の状態のうちのいずれかの状態を取らない場合があってもよい。
また、操作手段は、第一の状態と第二の状態のみ取ることが可能なものであってもよいし、第一の状態と第二の状態以外の状態にも取ることが可能なものであってもよい。また、操作手段は、第一の状態と第二の状態を必ず取るものであってもよいし、第一の状態と第二の状態を取らない場合があってもよい。
なお、第一の状態と第二の状態は、操作手段の外形上の状態のみを示すものに限定されず、例えば、操作手段に関する内部制御状態を示すものについても本発明に含まれる。例えば、第一の状態及び第二の状態に適用可能な状態としては、操作手段の1回押しを受け付けている状態や、操作手段の連打操作を受け付けている状態や、操作手段の長押し操作を受け付けている状態も含まれる。より具体的には、例えば、第一の状態が操作手段の1回押しを受け付けている状態であり、第二の状態が操作手段の連打操作あるいは長押し操作を受け付けている状態であってもよい。
また、第一の状態と第二の状態は、状態の一部が異なるものであってもよいし、状態の全部が異なるものであってもよい。
また、第一の表示は、第一の表示態様でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様でも表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示態様と第三の表示態様は、表示態様の一部が異なるものであってもよいし、表示態様の全部が異なるものであってもよい。
また、第一の表示態様は、第一の状態である操作手段のみに応じた表示態様であってもよいし、第一の状態である操作手段以外のものにも応じた表示態様であってもよい。また、第一の表示態様は、第一の状態である操作手段に必ず応じた表示態様であってもよいし、第一の状態である操作手段に応じない表示態様である場合があってもよい。
また、第二の表示態様は、第一の状態である操作手段のみに応じた表示態様であってもよいし、第一の状態である操作手段以外のものにも応じた表示態様であってもよい。また、第二の表示態様は、第一の状態である操作手段に必ず応じた表示態様であってもよいし、第一の状態である操作手段に応じない表示態様である場合があってもよい。
また、第三の表示態様は、第二の状態である操作手段のみに応じた表示態様であってもよいし、第二の状態である操作手段以外のものにも応じた表示態様であってもよい。また、第三の表示態様は、第二の状態である操作手段に必ず応じた表示態様であってもよいし、第二の状態である操作手段に応じない表示態様である場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の状態である操作手段に応じた表示態様でのみ表示しないものであってもよいし、第二の状態である操作手段に応じた表示態様以外の表示態様でも表示しないものであってもよい。また、第一の表示は、第二の状態である操作手段に応じた表示態様で必ず表示しないものであってもよいし、第二の状態である操作手段に応じた表示態様で表示する場合があってもよい。
また、第一の表示態様で第一の表示が表示された後で、ボタン演出において第三の表示態様でのみ第二の表示が表示される場合があってもよいし、第一の表示態様で第一の表示が表示された後で、ボタン演出において第三の表示態様以外の表示態様で第二の表示が表示される場合があってもよい。また、第一の表示態様で第一の表示が表示された後で、ボタン演出において第三の表示態様で必ず第二の表示が表示される場合があってもよいし、第一の表示態様で第一の表示が表示された後で、ボタン演出において第三の表示態様で第二の表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で第一の表示が表示された後でのみ、ボタン演出において第三の表示態様で第二の表示が表示される場合があってもよいし、第一の表示態様で第一の表示が表示された後以外でも、ボタン演出において第三の表示態様で第二の表示が表示される場合があってもよい。
また、操作手段は、第二の場合では第二の状態にのみなりやすいものであってもよいし、第二の場合では第二の状態以外の状態にもなりやすいものであってもよい。また、操作手段は、第二の場合では第二の状態に必ずなるものであってもよいし、第二の場合では第二の状態にならない場合があってもよい。
また、操作手段は、第二の場合にのみ第一の状態よりも第二の状態となりやすいものであってもよいし、第二の場合以外の場合にも第一の状態よりも第二の状態となりやすいものであってもよい。
なお、第一の表示態様、第二の表示態様及び第三の表示態様として適用可能な表示態様は適宜のものが採用可能であり、例えば、デカボタンの表示態様や、色違いの表示態様や、点灯する表示態様や、点滅する表示態様や、アニメーションによる表示態様等が採用できる。
また、『 前記操作手段が前記第二の状態とならなかった場合よりも該操作手段が該第二の状態となった場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が第二の状態になることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、操作手段が第二の状態となった場合は、最終的に大当り図柄のみが確定表示される場合があってもよいし、操作手段が第二の状態となった場合は、最終的に大当り図柄以外の図柄も確定表示される場合があってもよい。また、操作手段が第二の状態となった場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、操作手段が第二の状態となった場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、操作手段が第二の状態になった場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよいし、操作手段が第二の状態になった場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。表示される場合があってもよい。
例えば、上記実施の形態は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機にも適用可能である。例えば、ぱちんこ機は、球を封入し、封入した球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出は電子的な表示によって実行されるものであってもよい。
図286は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図286に示す封入式のパチンコ機1000では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段1001から遊技領域1002に発射された遊技媒体が、遊技領域1002から排出されて再び発射手段1001へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段1003が遊技台前面の遊技領域1002の下方に配設されており、図201に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
なお、図201に示して上述したパチンコ機100の上皿126に上述した表示手段1003がさらに設けられた態様を採用してもよく、さらに、この表示手段1003にタッチパネルが設けられた態様であってもよい。すなわち、表示手段1003に設けられたタッチパネルが操作手段として機能することができる。そして、タッチパネルによる1回のタッチ操作、連打操作あるいは長押し操作により、演出ボタン136の操作に係る演出が実行されてもよいし、長押しオート連打機能が有効な状態である場合には、タッチパネルが継続してタッチされ続けている状態で、タッチパネルに対する疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態にしないように構成されてもよい。また、一部の演出において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。換言すれば、タッチパネルにおいて長押しオート連打機能を作動させてもよいし、作動しないようにしてもよいし、作動させる演出が多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。また、タッチパネルに対する連打操作による演出が複数あり、タッチパネルで行う場合には、長押しオート連打機能が有効な状態とならないことが多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。
以上説明したように、図286に示すパチンコ機1000は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、これまでに説明した予告アイコンという用語は、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、予告アイコンは、表示態様(モチーフ)によって便宜的に名称付けられたものであり、予告アイコンが道具の場合には予告アイテムという場合があり、予告アイコンがキャラクターの場合には、予告キャラという場合があり、予告アイコンがスキルを示す表示の場合には予告スキルという場合があり、予告アイコンが箱状のものである場合には予告ボックスという場合があるなど、予告+形状を示す表示(例えば、予告メダル)としてもよい。また、予告アイコンのうちの「予告」という用語も、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、貯めるものである旨を示すためのチャージアイテムあるいはストックアイテムのように呼称してもよい。
また、これまでランプや照明と称したものは、発光手段の一例であり、ランプは、LED、冷陰極管等の光を発するものであれば置換可能である。
なお、上記詳細な説明で説明した事項は、組み合わせることが可能である。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。
上記実施の形態では、遊技台の例としてパチンコ機を用いたが本発明はこれに限られない。本発明は、図287に示すようなスロットマシン1000にも適用可能である。
本発明に係る遊技台は、図287に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。
本発明に係る遊技台は図288(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2009が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
<<第4の実施形態>
>
以下、図289〜図336を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図289〜図336に示す符号は、原則として図289〜図336を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図289〜図336を用いた説明では図289〜図336に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図289を用いて、本発明の第4の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図は第4の実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサが設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図291参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図289に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図289では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図291に示す。
図290は、図289のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図292参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図292参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図292参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図292参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図292参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図292参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図291は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図290に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図289に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図290に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では第1特図始動口230の下側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図291に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図289に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図291に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図292を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、乱数値生成回路318は、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している。なお、乱数値生成回路318は、基本回路302に内蔵したものとしているが、基本回路302に対して接続されるものであってもよい。
また、基本回路302には、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を基本回路302におけるCPU304や乱数値生成回路318等に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば、普通電動役物としての第2特図始動口232のベロ部材2321を駆動する駆動手段や、特別電動役物としての可変入賞口234の扉部材2341を駆動する駆動手段等を含む各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を基本回路302における乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、図示しない外部端子板を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信である。主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412と、シリアル通信制御回路424とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。また、ROM406が基本回路402に備えらえた構成であってもよい。シリアル通信制御回路424は、遊技盤用ランプ442の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路440と、遊技台枠用ランプ452の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路450とを接続し、遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450との間でシリアル通信による点灯制御を行う。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、演出可動体224及び遮蔽装置246等の駆動制御を行うための駆動回路422と、センサ回路428と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量スイッチ163と、を接続している。センサ回路428は、遮蔽装置246や演出可動体224等の現在位置を検出する各種可動体センサ430や、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力する。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出してVRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が接続されている。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、図示しない外部端子板を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605には、本体104が開いたことを検出する本体開放センサや、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ等が含まれており、本体104や前面枠扉106が開放されている場合にはこれらのセンサが検知し、開放信号を出力する。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射ソレノイド632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図293(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図293(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図293(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図293(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図293(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図293(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図293(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図293(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図293(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図293(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図294を用いて、図292に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図292に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図292に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図294に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図290に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図290に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図295を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図292に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図292に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図292に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図292に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図293(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図293(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図293(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図294に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図296は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図297(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図296に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図297は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図297(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図297(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図297(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図297(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図297(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図297(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図297(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図297(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図297(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図295に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図298を参照しながら説明する。ここで、図298(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図298(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図298(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図298(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図298(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図298(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図298(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図298(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図295に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図299を参照しながら説明する。ここで、図299(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図299(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図299(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図299(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図300(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図300(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS413の次のステップS415では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ442,452への命令がある場合には、この命令を遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS409で読みだした演出データの中に演出可動体224及び遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図300(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS431では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図300(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS441では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS441の次のステップS443では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS419)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図301(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図301(a)のステップS501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS501の次のステップS503では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS505の処理に移行する。ステップS505では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS505の次のステップS507では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS507の次のステップS509では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS507で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS509の次のステップS511では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中にVDP516への命令がある場合には、この命令をVDP516に出力する(詳細は後述)。その後、ステップS503に戻る。
図301(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS531では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図301(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS541では、第2副制御部メイン処理のステップS503において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS503において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS541の次のステップS543では、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図301(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS511における画像制御処理のフローチャートである。ステップS551では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS551の次のステップS553では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS553:Yes)、ステップS555に進み、そうでない場合は(ステップS553:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS555では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS551でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS555の次のステップS557では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS557の次のステップS559では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS559:Yes)、ステップS561に進み、そうでない場合は(ステップS559:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS561では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例について、図302を参照しながら説明する。ここで、図302(a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、同図(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。
図302(a)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置208は、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、装飾図柄表示装置208の外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示可能とされており、変動アイコンh0が表示されている場合には図柄変動表示中であることを報知している。なお、図柄停止中の場合には、変動アイコンh0が表示されない。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。ナビキャラクタYMは、通常時には常時表示されているキャラクタであり、遊技の進行に応じて表示態様を変化させることにより、例えば、予告表示を行ったり、先読み予告表示を行ったりする。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、ナビキャラクタYMは、常時表示されていなくてもよく、ナビキャラクタYMを用いた特定の予告や演出(例えば、先読み予告、当該図柄変動表示における予告、図柄変動表示の保留がN個貯まったときに表示される演出等)の際に表示したり、ユーザ設定によりナビキャラクタYMが表示されるように設定された際に表示されてもよい。図302(a)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。ここで、変動アイコンとは、当該図柄変動表示に対応するアイコンを示すものであってもよい。また、変動アイコンh0は、当該図柄変動表示に対応する保留(当該保留)を示していてもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央には、第1装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、装飾図柄表示装置208に第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域に背景表示が表示されており、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図302(a)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。家紋役物224Eの初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方となっているが、適宜の位置に設定することができる。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の左右両側には、演出可動体の一つである、「大」の文字が施された第1大盤振舞役物224Ga、「盤」の文字が施された第2大盤振舞役物224Gb、「振」の文字が施された第3大盤振舞役物224Gc及び「舞」の文字が施された第4大盤振舞役物224Gdが配置されている。これらの第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、それぞれ、中心を軸として回転することができるとともに、装飾図柄表示装置208の中央に向かって移動することができるようになっている。このとき、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、装飾図柄表示装置208の前面側に位置しており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の上方には、演出可動体の一つである千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、千両箱役物224Hには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
これら、装飾図柄表示装置208、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して装飾図柄表示装置208の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図302(a)に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、装飾図柄表示装置208の表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の右側下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。第4図柄表示装置284は、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284をLCDやEL等の画像表示装置によって構成されてもよい。第4図柄表示装置284は、第1副制御部400により駆動制御される。特図の図柄停止中には、LEDが点灯表示されるが、特図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
図302(b)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置されている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、表示領域については、高さがわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、上下方向にスライド移動することもできるように構成されている。なお、上述した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの演出動作は、全て行うことができるように構成されていなくてもよく、いずれか1つ又は2以上の動作を行うことができるように構成されていてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの一方又は両方は、演出動作を行わなくてもよい(すなわち、固定されていてもよい)。また、第2装飾図柄表示装置208Mが行うことができる演出動作と第3装飾図柄表示装置208Nが行うことができる演出動作が異なってもよく、例えば、行うことができる演出動作の数が異なっていたり、行うことができる演出動作自体が異なってもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mは、右方向への移動及び回転が可能であり、第3装飾図柄表示装置208Nは、上下方向への移動が可能であるようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lも演出動作が行うことができるように構成されてもよい。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lが演出動作するとともに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか一方又は両方が動作してもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lのみが動作してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。第1装飾図柄表示装置208Lは、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、図柄変動表示中であることを報知している。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図302(b)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて、表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央には、第1装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、本実施形態では、第2装飾図柄が第1装飾図柄と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lに第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、本実施形態では、第2保留数表示が保留アイコン表示領域と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第2保留数表示を特図1と特図2とで異なる装飾図柄表示装置に分けて表示してもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれ背景表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景表示につながるように表示されている。この背景表示は、例えば、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nには、それぞれ外周にフレーム(ベゼル)が設けられているが、フレームレスの形態であってもよい。また、フレームに装飾部材やLEDが設けられてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図302(b)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置しているが、図302(b)に示される家紋役物224Eの初期位置は、家紋役物224Eの上端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分にわずかにオーバーラップする位置となっているが、適宜の位置に設定することができる。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nよりも前側に配置されており、これらの装飾図柄表示装置の前面側にオーバーラップ可能とされている。
これら、装飾図柄表示装置、家紋役物224E及び千両箱役物224Hの前面側には、上述した導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して各装飾図柄表示装置の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。
また、図302(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。
次に、図302(a)あるいは同図(b)に示される演出装置206を用いた演出例について、図303を参照しながら説明する。ここで、図303は、本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。
図303(A1)〜同図(A2)では、図302(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。すなわち、図303(A1)に示される状態から、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが動作すると、図303(A2)に示される態様となる。具体的には、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、最初に「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面に向く位置となるまでそれぞれ回転し、その後、装飾図柄表示装置208の中央に向かって水平方向に移動する。また、千両箱役物224Hは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央でオーバーラップする位置まで移動する。ここで、千両箱役物224Hは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hにオーバーラップされていない状態である場合に比べ、視認困難とされている。なお、千両箱役物224Hが第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしないように構成されてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hの前面側に配置され、千両箱役物224Hにオーバーラップするように構成されてもよい。
図303(B1)では、図302(a)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図303(C1)〜同図(C4)では、図302(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図303(C1)〜同図(C4)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能に構成されている。POVディスプレイ224Iの初期位置は、装飾図柄表示装置208の下方とされているが、任意の位置に設定することができる。POVディスプレイ280は、昇降アームと、その昇降アームの先端部に回転自在に取り付けられたLEDアレイとを有する。昇降アームは、例えば、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行うことができる。LEDアレイには、複数のLEDが一列に配置されており、水平方向に延在する姿勢がLEDアレイの初期姿勢となっている。なお、LEDアレイに設けられるLEDは、フルカラーLEDであってもよいし、単色のLEDであってもよい。昇降アームの先端部には、モータが内蔵されており、LEDアレイは、延在方向の中央部で、そのモータの回転軸に連結されている。第1副制御部400(あるいは、第2副制御部500)は、回転するLEDアレイに配置された複数のLEDにつき、1つ1つの点灯制御を、演出データの一種であるバーサデータに基づいて行う。このようにすることで、LEDアレイの回転中に複数のLEDの発光態様が変化し、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LEDの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、POVディスプレイ224Iは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hよりも前面側に配置されているが、これらの演出可動体の前後関係は、適宜に設定することができる。
図303(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図303(C2)では、POVディスプレイ224Iが、昇降アームによりLEDアレイを上昇させ、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップしている様子が示されている。そのため、装飾図柄表示装置208は、POVディスプレイ224Iがオーバーラップしていない状態である場合と比べて、表示画面が視認困難とされている。
図303(C3)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始した様子が示されている。LEDアレイは、低速から高速へと回転を加速している。なお、LEDアレイに設けられた複数のLEDは、LEDアレイが回転を開始した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、一定の回転速度に到達した後に点灯や点滅を開始してもよい。また、LEDアレイの回転領域は、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14、第1装飾図柄にオーバーラップしており、LEDアレイの回転中は、これらが視認困難とされている。
図303(C4)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが定速回転とされ、「熱」の文字が表示され、予告表示あるいは先読み予告表示が行われている様子が示されている。なお、POVディスプレイ224Iによって表示される画像は、上述したものに限らず、例えば、キャラクタ画像や、装飾図柄や、背景画像等であってもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの発光輝度を低下して、POVディスプレイ224Iによって表示された画像の視認性を向上させるようにしてもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208を暗転表示とするようにしてもよい。
図303(D1)では、図302(b)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図303(E1)〜同図(E2)では、図302(b)に示される演出装置206において、家紋役物224Eが動作している様子が示されている。具体的には、図303(E1)に示すように、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMにオーバーラップし、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMの少なくとも一部がオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。その後、図303(E2)に示すように、家紋役物224Eは、時計方向(CW方向)に回転している。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。なお、図302(a)に示される演出装置206にも適用可能である。
図303(F1)では、図302(b)に示される演出装置206において、千両箱役物224Hが動作している様子が示されている。具体的には、千両箱役物224Hが初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にオーバーラップする位置に移動している様子が示されている。図303(F1)に示すタイミングでは、第1装飾図柄が千両箱役物224Hがオーバーラップされていることにより、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。この演出例では、千両箱役物224Hが動作する場合には、千両箱役物224Hと家紋役物224Eとが干渉しないように、家紋役物224Eを動作しないようにしている。なお、千両箱役物224Hと家紋役物224Eの両方が動作している状態となる場合があってもよい。また、千両箱役物224Hが動作する場合には、家紋役物224Eをさらに下方に移動させる退避動作が行われるようにしてもよい。
図303(G1)では、図302(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている背景画像は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景画像に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。すなわち、背景画像について、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動する前に表示されていなかった領域が、スライド移動することにより視認され得るように構成されている。換言すれば、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動することにより見える画像があるということができる。これにより、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動しても、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが一体となった表示を行うことができる。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示尾装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよい。
図303(H1)では、図302(b)に示される演出装置206において、第1装飾図柄が拡大して、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている様子が示されている。すなわち、拡大した第1装飾図柄の左図柄が第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示され、拡大した第1装飾図柄の右図柄が第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。このとき、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されていない。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14も第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nには跨っていない。なお、拡大した第1装飾図柄が2つの表示装置に跨って表示しなくてもよく、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにのみ拡大した左図柄が表示され、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ拡大した中図柄が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nにのみ拡大した右図柄が表示されてもよい。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14、第2装飾図柄が複数の表示装置に跨って表示されてもよい。
図303(I1)〜同図(I2)では、図302(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図303(I1)〜同図(I2)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図303(I1)に示されるタイミングでは、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図303(I2)では、POVディスプレイ224Iが、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップする位置まで移動した後、LEDアレイが回転し、一定の回転速度に到達して定速回転とされ、「熱」の文字が表示されている様子が示されている。
図303(J1)では、図302(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた背景表示を第1UI部280における表示に変更し、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた背景表示を第2UI部281における表示に変更されている様子が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mには、ナビキャラクタYM及び変動アイコンh0が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nには、保留アイコンh11〜h14が表示されている。つまり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lとは別の表示が行われている様子が示されている。
図303(K1)〜同図(K4)では、図302(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。なお、図303(K1)〜同図(K4)に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。
図303(K1)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となっている様子が示されている。
図303(K2)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Mが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する位置までスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示は、スライド移動に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。その結果、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1装飾図柄が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている画像であって、オーバーラップしている部分の画像をスライド移動に合わせてスクロール表示することにより、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nで一体感のある表示を行うことができる。なお、図303(K2)に示すように、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに干渉しないように、初期位置から下方に移動して退避位置となっている。ここで、図303(K2´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示をスクロールさせずスライド移動させるようにしてもよい。また、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が行われているときに、初期位置で回転してもよいし、振動してもよいし、回転しながら振動してもよい。
図303(K3)〜同図(K4)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが近接した状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って反時計方向(CCW方向)に一体となって回転している様子が示されている。図303(K4)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが90度回転した様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されている画像が第1装飾図柄表示装置208Lに整合するように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転軸を中心として第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転方向とは反対方向に回転する表示が行われる。これにより、遊技者が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは回転しているが、表示されている画像は回転していないように見える場合がある。
図303(L1)では、図302(a)に示される演出装置206の変形例を示している。すなわち、図303(L1)に示す例では、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置され、サブ表示装置208Sの上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。サブ表示装置208Sでは、上述した第1UI部280及び第2UI部281におけるそれぞれの表示が表示されている。すなわち、サブ表示装置208Sでは、変動アイコンh0と保留アイコンh11〜h14が表示されるとともに、ナビキャラクタYMも表示されている。また、サブ表示装置208Sにおける表示は、装飾図柄表示装置208における表示とは別の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、サボハニのキャラクタSBHが右側から左側に向かって歩いている様子が示されているが、一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、サブ表示装置208Sにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、図303(L1´)に示すように、表示画像(背景画像やサボハニのキャラクタSBH等)を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨って表示するようにしてもよい。
図303(M1)では、サブ表示装置208S及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作態様が示されている。すなわち、サブ表示装置208Sは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置に移動して、装飾図柄表示装置208の表示画面の少なくとも一部をオーバーラップしており、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面となる位置までそれぞれ回転した後、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで移動したサブ表示装置208Sの左右両端の近傍となる位置まで移動している。このとき、サブ表示装置208Sでは、カットイン表示が行われ、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示されており、所定の予告演出あるいは先読み予告演出が行われている様子が示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について、図304〜図307を参照しながら説明する。ここで、図304は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図305は、図304に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図306は、図305に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図307は、図306に示す演出の別の例について段階的に示す図である。
図304には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284が示されている。なお、以下では、図302(a)に示される演出装置206を適用して説明するが、図302(b)に示される演出装置206を適用することも可能である。また、以下では、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H及び導光板ILについては、図示を省略している。
図304(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、図302(a)に示すようなデフォルトの背景画像(海岸の背景画像)が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示され、左上隅部には第2装飾図柄が表示されている。第2装飾図柄も第1装飾図柄の停止表示に合わせて、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側に形成された第1UI部280では、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図304(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図304に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208では、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
第2UI部281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。第2UI部281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図304(1)には、第2UI部281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図304(1)では、第2UI部281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図304(1)では、説明を容易にするために、第1UI部280及び第2UI部281を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図304に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図304(1)に示すように、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→第2装飾図柄の変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図304(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動と第4図柄の変動表示とが同時に開始してもよいし、第1特図表示装置212における図柄変動が開始した後で第4図柄の変動表示が開始してもよいし、第4図柄の変動表示が開始した後で第1特図表示装置212における図柄変動が開始してもよい。
図304(3)では、第2保留数表示が2から1に更新され、第2装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。なお、第2保留数表示の更新表示と第2装飾図柄の変動表示の開始とが同時に行われてもよいし、第2保留数表示の更新表示が行われた後で第2装飾図柄の変動表示が開始してもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始した後で第2保留数表示の更新表示が行われてもよい。
図304(4)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始している。ここでの移動(減少)アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が第1UI部280における変動アイコンの台座に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置に向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図304(5)では、移動アニメーションが続き、同図(6)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコンの台座に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示され、その後、第1装飾図柄の変動表示が開始される。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。なお、移動アニメーションの終了と第1装飾図柄の変動表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、移動アニメーションが終了した後で第1装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始した後で移動アニメーションが終了してもよい。
図304(7)では、第1装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。
図304(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、大当りへの期待感が高いことを報知している。
その後、図304(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が行われている間に、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「好機」の文字表示から「否」の文字表示に変化し、大当りへの期待感がより高まっていることを報知している。なお、殿様の会話画像CI1が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「否」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、殿様の会話画像CI1が表示された後で吹き出しにおける表示が「否」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「否」に更新された後で殿様の会話画像CI1が表示されてもよい。なお、先に表示された予告(例えば、「好機」)から後に表示された予告(例えば、「激熱」)に昇格する演出(例えば、「否」)が行われない場合があってもよい。また、ナビキャラ予告は、当該図柄変動表示における予告だけではなく、先読み予告や、ある予告が行われることを予告する予告、説明表示(各種予告や遊技状態、パチンコ機100の演出で登場するキャラクタや演出の舞台等の説明、チュートリアル表示ともいう)等が行われてもよい。
その後、図304(10)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されるとともにナビキャラ予告も更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図304(10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図304(10)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「否」の文字表示から「激熱」の文字表示に変化し、大当りへの期待感が相当程度高いことを報知している。また、この吹き出しの表示は、爺の会話画像CI2の一部にオーバーラップしている。なお、爺の会話画像CI2が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、爺の会話画像CI2が表示された後で吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新された後で爺の会話画像CI2が表示されてもよい。このように、この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図304(9)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図304(11)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図304(11)に示すタイミング以降に演出ボタン136が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図304(12)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図304(13)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。なお、図304(12)に示されるタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、吹き出しの表示が消去されている。演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図304(14)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。なお、「激熱ですぞ」といった予告の文字表示は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図304(15)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされている様子が示されている。
その後、図304(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄に「装飾7」が停止表示された後、図304(17)に示すように、右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態が形成される。ここで、第1装飾図柄の各図柄が停止表示する際に、図柄停止表示アニメーションを行い、図柄が停止表示したことを演出するようにしてもよい。
そして、図304(17)〜同図(19)に示すように、リーチ状態が形成されると、装飾図柄表示装置208では、リーチ開始時アニメーションが行われる。この演出例におけるリーチ開始時アニメーションでは、リーチ状態が形成されたときに、左図柄と右図柄を拡大・縮小するアニメーション表示が行われる。なお、リーチ開始時アニメーションの表示態様としては適宜のものを採用することができる。遊技者は、このリーチ開始時アニメーションを見ることにより、リーチ演出が開始されることを認識することができる場合がある。
リーチ演出が開始されると、図304(20)〜同図(21)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11〜h14(図304(20)に示す演出例では、保留アイコンh11)もフレームアウトされる。なお、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示の開始と、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始した後で、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始してもよいし、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始した後で、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始してもよい。
その後、図304(22)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合があってもよい。
続いて、図304(23)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。なお、導光板ILの発光が行われない場合があってもよい。例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板ILの発光の両方が行われる場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のみが行われ、導光板ILの発光が行われない場合があってもよいし、導光板ILの発光のみが行われ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が行われない場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板Ilの発光の両方が行われない場合があってもよい。
その後、図304(24)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図305(25)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻った後で導光板ILの発光が終了するようにしてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置への移動開始と導光板ILの発光の終了とが同時に行われてもよい。ここで、図304(22)〜同図(24)において、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び導光板ILによって行われる一連の演出が行われた方が、一連の演出が行われない場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよい。
図305(26)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図305(26)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図305(27)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
その後、図305(28)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図305(29)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図305(30)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図305(31)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図305(32)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像CI3は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像CI3が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像C13は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図305(33)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像CI3が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。
その後、図305(34)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図305(35)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図305(36)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図305(37)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図305(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、図305(38)に示される演出は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内に演出ボタン136が押下された場合に、図305(38)に示される演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、図305(38)に示される演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図305(39)では、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。さらに、その後、図305(40)では、導光板ILの発光が行われている様子が示されている。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
図305(41)では、導光板ILの発光が終了した様子が示されている。その後、図305(42)に示すように、千両箱役物224Hが初期位置に向かって上昇を開始する。その後、図305(43)では、エフェクト画像がフェイドアウトし、その後、図305(44)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始している。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、変動アイコンh0の表示も再開されている。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図305(46)まで継続する。図305(46)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、図305(47)では、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図305(48)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図306(49)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図306(50)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、図306(50)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図306(51)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図306(52)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「スペシャルボーナス」の表示が行われ、遊技者に15R確変大当りであることが報知されている。また、図306(52)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の左上隅部に、右打ちを指示するミニ右打ち表示が行われている。なお、ミニ右打ち表示が行われないようにしてもよい。
その後、図306(53)に示すように、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示された後、図306(54)に示すように、1ラウンド目が開始される。1ラウンド目が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示画面の右下隅部に大当りとなったときの装飾図柄の組合せを示す「装飾7」の表示が行われている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ右打ち表示が行われ、右上隅部には、現在のラウンドである「1R」の表示が行われている。なお、大当り遊技において獲得した賞球数や、連荘中に獲得した総賞球数を表示するようにしてもよい。
その後、大当り遊技が消化され、15ラウンド目が開始されると、図306(55)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示領域の右上隅部では、現在のラウンドである「15R」の表示が行われる。
図306(56)は、大当り遊技が終了し、装飾図柄表示装置208では、大当り終了演出表示が行われている様子が示されている。今回の大当り遊技は、15R確変大当りとなって開始された大当り遊技であるので、大当り遊技終了後は、遊技状態が特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)となる。そのため、大当り終了演出表示では、その旨を示す「吉宗RUSH突入」の表示が行われ、電サポ付き確変状態に移行することが報知される。
その後、図306(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カードユニット608(図292参照)に挿入されているプリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する表示(注意喚起表示)が行われる。なお、この注意喚起表示は、電サポ中でない遊技状態において大当りとなった初回大当りでの大当り遊技が終了した場合にのみ表示するようにしてもよいし、大当りとなった状況に拘らず、大当り遊技が終了した場合に必ず表示するようにしてもよい。
図306(58)は、大当り遊技が終了して電サポ付き確変状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。電サポ付き確変状態では、背景画像が電サポ付き確変状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(ここでは形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、図306(58)〜同図(63)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図306(58)〜同図(63)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、電サポ付き確変状態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、図306(58)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「ボーナス×○」の文字が表示されている。なお、図306(58)に示すタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「ボーナス×1」の表示が行われている。
そして、図306(59)に示すタイミングで第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始された後、図306(60)に示す装飾図柄表示装置208では、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知が表示される。この右打ち報知は、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字が表示された態様で表示されている。右打ち報知は、装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも装飾図柄が視認困難とされている。右打ち報知は、初回の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においてのみ表示するが、初回の大当り遊技以外の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においても表示するようにしてもよく、例えば、大当り遊技が終了して電サポ状態に移行する毎に表示するようにしてもよい。また、電サポ状態に移行した後、左打ちしていることを検知した場合にも右打ち報知を表示するようにしてもよく、例えば、第1特図始動口230に入賞したことを検知した場合に左打ちが行われたと判断して右打ち報知を表示するようにしてもよい。なお、図306(60)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下隅部に第2保留数表示が表示されている。
その後、図306(61)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。その後、右打ち報知が表示されてから所定時間(例えば、3秒)が経過すると、図306(62)に示すように、右打ち報知が非表示となる。なお、ミニ右打ち表示は継続して行われている。
図306(63)では、特図2の図柄変動表示の保留が4つとなった様子が示されている。すなわち、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。また、第2保留数表示でも、特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
図307(49a)は、図305(48)に続く別の演出例について示している。なお、図304〜図305では、「装飾7」でリーチ状態となって中図柄に「装飾7」が表示された場合について説明したが、ここでは、「装飾6」でリーチ状態となって中図柄に「装飾6」が表示された場合について説明する。図307(49a)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図307(50a)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Bの表示態様で表示される。なお、図307(50a)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動を継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図307(51a)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。遊技者は、これを見ることにより、実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかの大当りとなったことを認識することができる場合がある。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図307(52a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「ボーナス」の表示が行われ、遊技者に実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかであることが報知されている。また、図307(52a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が表示されている。
図307(38b)は、図305(37)に続く別の演出例について示している。図307(38b)では、演出ボタン136が操作有効期間内に押下されたがハズレの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。このとき、変動アイコンh0も表示が再開されている。その後、図307(39b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄がフェイドアウトするとともに、決闘シーンのアニメーション表示が再開される。ここでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その後、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトして、図306(40b)に示すように、変動アイコンh0、第2保留数表示及び第2装飾図柄を残し、非表示とされる。
その後、図307(41b)〜同図(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1UI部280及び第2UI部281が表示領域の下方からスクロールインし、保留アイコンとナビキャラクタYMが表示される。そして、図307(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。
その後、図307(43b)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Iの表示態様で表示される。なお、図307(43b)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動が継続して行われ、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図307(44b)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
続いて、図307(45b)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン消去アニメーションの表示が行われる。変動アイコン消去アニメーション表示では、変動アイコンh0が徐々に小さくなり、最終的には、図307(46b)に示すように変動アイコンh0が消失するアニメーション表示が行われる。なお、変動アイコン消去アニメーションは、特図が停止する前に開始されてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図308は、タイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。
図308では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図308(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図308(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図308(2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。この演出例では、タイマ予告表示TM1のフレームインが開始された時点でカウントダウンを開始しているが、タイマ予告表示TM1のフレームインが完了してから(すなわち、図308(3)に示す表示となってから)カウントダウンを開始するようにしてもよい。
その後、図308(3)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図308(5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図308(6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示している。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図308(8)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図308(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図308(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去され、図308(11)に示すように、疑似連図柄が停止表示した後、図308(12)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。ここで、疑似連とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。本実施形態では、疑似連が実行される回数が多いほど大当りとなりやすいように構成されている。なお、疑似連図柄が停止表示することなく、下方にフレームアウトする場合があってもよく、疑似連図柄が下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されてもよいし、リーチ状態となってリーチ演出が開始するようにしてもよい。このように、この演出例では、タイマ予告が行われることにより、カウントダウンが完了した後、疑似連が開始されることを予告している。
その後、図308(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにして大きく表示される。
その後、図308(14)に示す装飾図柄表示装置208では、「×2」の表示が縮小されて第2装飾図柄の下方に移動している。
図308(3a)は、図308(2)に続く別の演出例を示している。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1には、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。
その後、所定時間(例えば、8秒)が経過すると、図308(10a)〜同図(11a)に示すように、1回目の疑似連が上述した要領で行われる。その後、図300(14a)に示すように、2回目の第1装飾図柄の変動表示が行われる。なお、図308(10a)、同図(11a)及び同図(14a)は、それぞれ図308(10)、同図(11)及び同図(14)に対応した演出である。
そして、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」、「装飾6」が停止表示した後、図308(15a)に示すように、タイマ予告演出が開始されてから20秒が経過して、タイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となると、図308(16a)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。また、このとき、右図柄が「装飾6」から「装飾7」に変化している。なお、右図柄が「装飾6」のまま変化しないようにしてもよい。すると、図308(16a)〜同図(17a)に示すように、2回目の疑似連が1回目の疑似連と同様の要領で行われる。このように、図308(3a)〜同図(17a)に示されるタイマ予告演出は、2回目の疑似連が開始されることを予告している。また、2回目の疑似連が開始されることを予告しているということは、1回目の疑似連の開始も予告しているということができ、つまり、この演出例では、タイマ予告演出により、1回目と2回目の疑似連の開始を予告しているということができる。なお、この演出例におけるタイマ予告では、2回目の疑似連の開始を予告するものであるが、他の種類の予告や演出の発生を予告するものであってもよい。
図308(7b)は、図308(6)に続く別の演出例を示している。なお、図308(7b)〜同図(11b)は、それぞれ図308(7)〜同図(11)に対応している。図308(7b)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すると、図308(8b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1における「注目」の文字表示に換えて、「いくぜ」という吹き出しセリフが付記された殿様のキャラクタの顔画像YMFが表示されている。そして、その後、図308(8b−2)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、タイマ予告表示TM1以外の表示によって予告への注目を促すようにしてもよい。なお、タイマ予告演出におけるカウントダウンが完了し、予告への注目を促す手段としては、表示に限らず、音声やランプによって行ってもよいし、表示、音声、ランプのうちの2以上を組み合わせて行うようにしてもよい。
その後、図308(9b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図308(10b)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連図柄の移動表示が継続して行われるとともに、殿様のキャラクタの顔画像YMFが消去され、図308(11b)に示すように、疑似連図柄が停止表示した後、図308(12)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。
なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」になると、これに対応する演出(疑似連)が開始するようにしたが、タイマ表示が「00:00」になっても、これに対応する演出が行われない場合があってもよい。
また、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示のカウントダウンが行われている間に、他の予告が行われるようにしてもよい。この場合、この予告がタイマ予告演出に関連する予告であってもよいし、タイマ予告演出とは関係のない予告であってもよい。
図309は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図309(a1)は、図308(7)に続く別の演出例を示している。タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図309(a1)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図309(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMが変動アイコンh0の方を向いて刀を向ける表示が行われる。その後、図309(a3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去される。すると、図309(a4)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMが構えている刀から変動アイコンh0に向けてビームが発射される様子が表示され、その後、図309(a5)に示すように、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。なお、変動アイコンh0ではなく、保留アイコンの表示態様が変化して先読み予告表示が行われてもよい。その後、図309(a6)に示すように、ナビキャラクタYMがデフォルトの表示態様に戻った後、図309(a7)に示すように、「装飾7」によるリーチ状態が発生する。このように、この演出例におけるタイマ予告演出は、予告が行われることを予告する演出であるということができる。
図309(b1)は、タイマ予告演出が開始した後の様子が示されている。この演出例でのタイマ予告演出では、タイマ予告表示TM1に表示されるタイマ表示が「30:00」となって開始されており、すなわち、カウントダウンが開始されてから30秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆するものである。なお、図309(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1における表示は「29:69」となっている。このように、タイマ予告演出で行うカウントダウンの時間が複数種類用意されていてもよく、例えば、カウントダウンの時間が長いほど、大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、カウントダウンの時間が短いほど、大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、カウントダウンの時間に拘らず、大当りの信頼度は変わらないように構成されてもよい。
その後、図309(b2)に示す装飾図柄表示装置208では、カウントダウンが開始してからおよそ8秒が経過しており、第1装飾図柄では「装飾7」によるリーチ演出が開始している様子が示されている。
リーチ演出が開始されると、図309(b3)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示画面の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンもフレームアウトされる。
その後、図309(b4)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図309(b4)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続いて、図309(b5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。この間も、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは継続して行われている。そして、図309(b5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図309(b6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図309(b7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。このように、この演出例では、装飾図柄の変動表示中においてタイマ予告演出が開始され、このタイマ予告演出がリーチ状態に移行した後も継続して行われている様子が示されている。
図309(b4´−2)は、図309(b4)に続く別の演出例を示している。図309(b4´−2)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が開始された後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「02:37」となっている様子が示されている。すなわち、タイマ予告演出によるカウントダウンが開始されてから、約27秒が経過したときの様子が示されている。また、図309(b4´−2)にしめす装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。なお、このボタン演出は、タイマ予告演出によって予告された演出とは異なる演出である。その後、図309(b5´)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図309(b6´)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図309(b7´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果行われた予告表示(あるいは、演出)がボタン演出の実行中に行われている様子が示されている。
上述の演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果行われる演出として、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われる例について説明したが、これに限らず、他の演出が行われてもよく、例えば、図309(b7´´)に示すように、残時間表示メータMTのゲージの色が変化して予告を行うようにしてもよい。
図309(b6´´´)は、図309(b5)に続く別の演出例を示している。タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図309(b6´´´)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字表示が表示される。すると、図309(b6´´´−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示態様が変化して予告表示が行われるとともに、決闘シーンのアニメーション表示が大当りの信頼度がきわめて高いことを示すカットイン表示に切り換えられている様子が示されている。このカットイン表示では、姫のキャラクタが表示画面の右側に大きく表示されるとともに、大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆する「突アツ」の文字が表示されている。なお、このカットイン表示が大当りが確定する予告表示であってもよい。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、2以上の予告表示が行われている様子が示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様は変化せず、カットイン表示のみ行われる場合があってもよい。
図309(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、レバー演出が開始する様子を示している。図309(c1)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示の実行中にタイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となり、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」文字が表示されている様子が示されている。なお、この演出例におけるパチンコ機100では、演出用の操作手段としての演出ボタン136の他に、演出レバー136Vが設けられている。
その後、図309(c2)に示すように、演出レバー136Vを模したレバー画像136Vaと残時間表示メータMTが表示され、レバー演出が開始されている様子が示されている。その後、図309(c3)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、レバー演出が開始する様子が示されているが、レバー演出に換えて、上述したボタン演出が行われてもよい。
なお、ボタン演出は、大当りへの期待度に応じて複数種類あってもよい(例えば、デフォルトの態様のボタン画像136a、デフォルトの態様とは色が異なる(例えば、赤色や金色等)ボタン画像136a、デフォルトの態様に文字表記(例えば、「激熱」や「期待大」等)やキャラクタを付加したボタン画像136a、デフォルトの態様とは大きさが異なるボタン画像136a(例えば、デカボタン演出やミニボタン演出)、デフォルトの態様よりも表示される数が多いボタン画像136a(例えば、ボタン画像136aが3つ表示されている場合、ボタン画像136aの数と同じ回数の操作(例えば、3回)をさせるようにしてもよく、ボタン画像136aの数と異なる回数の操作(例えば、1回又は2回、4回・・・)をさせるようにしてもよい。また、演出ボタン136の操作に応じた応答表示は、ボタン画像136aの数に対応した数が表示されてもよく、ボタン画像136aの数と異なる数が表示されてもよい。)等)。
図309(d1)〜同図(d4)に示す演出例は、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、演出可動体が動作する様子が示されている。図309(d1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄において「装飾7」でリーチとなり、リーチ演出が行われている様子が示されている。なお、第1UI部280では、変動アイコンh0を残し、下方にフレームアウトしており、第2UI部281に表示された保留アイコンも下方にフレームアウトしている。また、タイマ予告演出も行われており、図309(d1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となっている様子が示されている。その後、図309(d2)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図309(d3)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。その後、図309(d4)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、演出可動体としての第1大盤振舞役物Ga〜第4大盤振舞役物Gdが動作する様子が示されているが、家紋役物224Eや千両箱役物224Hが動作してもよく、また、第1大盤振舞役物Ga〜第4大盤振舞役物Gd、家紋役物224E及び千両箱役物224Hのうちの2つ以上が動作してもよい。
図310は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図310(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図310(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図310(1)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図310(1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。
その後、図310(2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、タイマ上乗せ演出が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出において行われるカウントダウンの時間が延長されることが報知される。なお、タイマ予告演出が開始されてからタイマ上乗せ演出が開始されるまでの間に、例えば、ボタン演出や、疑似連演出や、チャンスアップの予告や、先読み予告等の予告が行われてもよい。
続いて、図310(3)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しでは、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
すると、図310(4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が高速で変動表示するカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。なお、カウントアップアニメーション表示を行わなくてもよい。また、カウントアップアニメーションの表示に換えて、図310(4a)に示すように、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示の表示状態が視認困難な態様でエフェクト画像をオーバーラップさせるようにしてもよいし、図310(4a)に示すエフェクト画像を表示した後に、図310(4)に示すカウントアップアニメーションの表示が行われてもよい。
すると、図310(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1における表示態様がタイマを上乗せする演出により変化しているということができる。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図310(6)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去され、その後、所定時間(例えば、タイマ上乗せ演出が完了してから約3秒)が経過すると、1回目の疑似連演出が開始され、図310(7)に示すタイミングで疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることが報知される。
この演出例では、タイマ上乗せ演出が行われてタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合には、時間の上乗せが行われない場合よりも大当りとなりやすいようにしているが、大当りの信頼度に変化がなくてもよいし、大当りになりにくいようにしてもよい。
図310(1b)〜同図(6b)に示す演出例は、上述したナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出に換えて、会話予告によるタイマ上乗せ演出が行われている様子を示している。図310(1b)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図310(1b)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図310(1b)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図310(1b)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。また、図310(1b)では、会話予告が開始しており、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示されている。なお、タイマ予告演出が開始されるタイミングと会話予告が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、タイマ予告演出が開始された後で会話予告が開始されてもよいし、会話予告が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよい。また、殿様の会話画像CI1は、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも殿様の会話画像CI1の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が殿様の会話画像CI1にオーバーラップされてもよい。
その後、図310(2b)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、爺のキャラクタとともに、上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示が表示された爺の会話画像CI2が表示される。これにより、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示に10秒の時間が上乗せされることが報知される。なお、タイマ予告演出におけるタイマ表示のカウントダウンは継続して行われている。また、爺の会話画像CI2も、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも爺の会話画像CI2の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が爺の会話画像CI2にオーバーラップされてもよい。
すると、図310(4b)に示すように、上述したカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。
その後、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了した後、図310(6b)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了し、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされる。なお、この演出例では、会話予告が終了した後でカウントアップアニメーション表示が終了するようにしたが、例えば、図310(4b´−1)〜同図(4b´−2)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了するまで会話予告が継続して行われてもよい。また、会話予告が終了するタイミングとカウントアップアニメーション表示が終了するタイミングが同じであってもよい。
図310(1c)〜同図(6c)に示す演出例は、会話予告によるタイマ上乗せ演出の別の例を示している。図310(1c)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図310(1c)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図310(1c)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図310(1c)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。また、図310(1c)では、会話予告が開始しており、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示されている。なお、殿様の会話画像CI1は、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも殿様の会話画像CI1の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が殿様の会話画像CI1にオーバーラップされてもよい。
その後、図310(2c−1)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、爺のキャラクタとともに上述した操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。なお、図310(2c−1)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、会話予告の実行中においてもタイマ予告演出によるカウントダウンは継続して行われている。
その後、図310(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。図310(2c−3)は、操作有効期間が開始されてから約1.5秒が経過した様子が示されており、残時間表示メータMTのゲージの長さが経過した時間に応じた長さまで減少している。その後、演出ボタン136の操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図310(2c−4)に示すように、残時間表示メータMTのゲージが消失し、遊技者にその旨が報知される。すると、図310(3c)に示すように、爺の会話画像CI2の表示が操作促進報知画像から上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示に変更され、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示に10秒の時間が上乗せされることが報知される。なお、操作有効期間において演出ボタン136が操作されなかった場合には、タイマ表示における時間の上乗せが行われないようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作された場合には、残時間表示メータMTにおけるゲージを一旦消失した後に、「10秒上乗せですぞ」の文字表示に変更するようにしてもよいし、残時間表示メータMTにおけるゲージが消失する表示を行うことなく、「10秒上乗せですぞ」の文字表示に変更するようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作されたことを条件に、操作有効期間が経過してから、「10秒上乗せですぞ」の文字表示が行われてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作された場合には、演出ボタン136が操作されたタイミングにおいてタイマ表示が示す時間に対し10秒を上乗せするようにしてもよい。すなわち、演出ボタン136が押された時点の残り時間に対して10秒が上乗せされる表示が行われてもよい。
すると、図310(4c)に示すように、上述したカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。なお、この場合において、会話予告が終了した後でカウントアップアニメーション表示が終了するようにしてもよいし、カウントアップアニメーション表示が終了するまで会話予告が継続して行われてもよいし、会話予告が終了するタイミングとカウントアップアニメーション表示が終了するタイミングが同じであってもよい。
その後、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了した後、図310(6c)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了し、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされる。なお、図310(6c)に示すタイミングでは、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた後、タイマ表示が「09:85」までカウントダウンした様子が示されている。
なお、この演出例では、図310(2c−2)〜同図(2c−4)に示すように、操作有効期間においてもタイマ予告演出におけるカウントダウンの表示を継続して行うようにしたが、例えば、図310(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始した後は、図310(2c−3´)に示すように、操作有効期間においてはタイマ予告演出におけるカウントダウンの更新表示を行わないで(タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を「06:00」のままにして)、内部において計時し、操作有効期間が経過したタイミングで、図310(2c−4´)に示すように、内部における計時結果(例えば、図310(2c−4´)に示すタイミングでは、残り2.00秒)をタイマ予告表示TM1のタイマ表示に反映させ、カウントダウンの更新表示を再開させるようにしてもよい。
また、例えば、図310(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始した後は、図310(2c−3´´)に示すように、操作有効期間においてはタイマ予告演出におけるカウントダウンの更新表示を行わないで(タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を「06:00」のままにして)、内部において計時し、図310(2c−4´´)に示すように、操作有効期間が経過しても内部における計時結果を反映させず、図310(3c´´)に示すように、爺の会話画像CI2の表示が操作促進報知画像から上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示に変更されたタイミングで、内部における計時結果(例えば、図310(3c´´)に示すタイミングでは、残り1.23秒)をタイマ予告表示TM1のタイマ表示に反映させ、カウントダウンの更新表示を再開させるようにしてもよい。
図311は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図311(1d)〜同図(2d)は、図310(1b)〜同図(2b)の別の演出例を示している。図311(1d)では、殿様の会話画像CI1において表示されている文字表示が「タイマ予告に注目」となっている。これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった結果行われる演出(予告)に注目させることができる場合がある。すなわち、図311(1d)における殿様の会話画像CI1の表示により、予告の予告が行われているということができる。
その後、図311(2d)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、図310(2b)において上述した爺の会話画像CI2が表示されている。このように、タイマ予告演出に注目させた後に、タイマ表示が変化することを報知するようにしてもよい。
図311(1e)は、図311(1d)の別の演出例を示している。図311(1e)では、殿様の会話画像CI1に換えて、タイマ予告表示TM1の上方に装飾図柄表示装置208の表示画面の右端から左端にかけてスクロールするスクロール表示SC1を行うことでタイマ表示が「00:00」となった結果行われる演出に注目させるようにしてもよい。すなわち、図311(1e)に示されるスクロール表示SC1では、「タイマ予告に注目」という文字が表示画面の右端から左端に向かってループしてスクロールしている。
図311(1f)〜同図(6f)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例であって、上乗せされた時間のカウントダウンが、タイマ予告表示TM1とは別の表示によって行われる様子を示している。図311(1f)は、図310(3)に続く演出例であり、ナビキャラクタYMの吹き出しによる上乗せ時間の報知が行われた後、上乗せタイマ表示TM2がタイマ予告表示TM1の下方において表示画面の右端からフレームインしている様子が示されている。この上乗せタイマ表示TM2では、上乗せされる時間を示す「10:00」が表示されている。ここで、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンは、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが行われている間も行われているが、カウントダウンが中断してもよい。なお、上乗せタイマ表示TM2は、ナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、上乗せタイマ表示TM2がナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップされてもよい。
図311(2f)は、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されている。ここで、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した後で、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されてもよいし、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去された後で、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了してもよいし、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了するタイミングと、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されるタイミングとが同じであってもよい。なお、図311(2f)では、タイマ予告表示TM1の下方に上乗せタイマ表示TM2を配置するようにしたが、タイマ予告表示TM1と上乗せタイマ表示TM2とを重ねて配置するようにしてもよく、例えば、図311(2f´)に示すように、上乗せタイマ表示TM2がタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるようにしてもよいし、図311(2f´´)に示すように、タイマ予告表示TM1が上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップされるようにしてもよい。
その後は、図311(2f)〜同図(4f)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが「00:00」となるまで継続して行われる。その後、図311(5f)に示す装飾図柄表示装置208では、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されるとともに、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端へフレームアウトする様子が示されている。ここで、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始された後で、タイマ予告表示TM1のフレームアウトのアニメーションが開始してもよいし、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始するタイミングと、タイマ予告表示TM1のフレームアウトのアニメーションが開始するタイミングとが同じであってもよい。また、図311(5f)に示す演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した場合にタイマ予告表示TM1をフレームアウトするようにしたが、タイマ予告表示TM1をフレームアウトしないようにしてもよく、その際に、例えば、図311(5f´)に示すように、タイマ予告表示TM1に、予告への注目を促す旨の「注目」の文字表示が行われてもよい。
図311(6f)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応して、中図柄に疑似連図柄が出現し、疑似連が行われる場合があることを示唆しており、上乗せタイマ表示TM2は別の演出が行われるまでの時間をカウントダウンしている。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの完了では疑似連図柄が出現せず、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した場合に疑似連図柄が出現するようにしてもよい。このように、この演出例では、上乗せされた時間がタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされず、タイマ予告表示TM1とは別の上乗せタイマ表示TM2に表示してカウントダウンが行われる様子が示されている。なお、上乗せされる時間の報知は、複数のタイマ予告表示の合算値の報知であってもよく、例えば、タイマ予告表示TM1に3秒を上乗せした値を表示し、上乗せタイマ表示TM2に残りの7秒を上乗せした値を表示してもよい。ここでの上乗せタイマ表示TM2は、タイマの上乗せに伴い、新たに表示されるタイマ予告であってもよく、タイマの上乗せ前から元々表示されているタイマ予告であってもよい。
図311(3fa)〜同図(8fa)は、タイマ上乗せ演出のさらに別の例であって、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンと上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが同時に行われている様子を示している。図311(3fa)は、図311(2f)に続く演出例であり、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した後、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示がタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示とともにカウントダウンを開始している様子が示されている。すなわち、この演出例では、上乗せされる時間を10秒と報知するが、実質的には5秒の上乗せが行われている。なお、実質的に10秒の上乗せが行われるように、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示を、上乗せする時間である10秒にタイマ予告表示TM1のタイマ表示が示す時間を加えた時間としてもよく、例えば、図311(3fa)に示す場合であれば、上乗せタイマ表示TM2に「15:00」と表示するようにしてもよい。
その後、図311(3f)〜同図(6f)に示す要領でカウントダウンを続行し、図311(7fa)では、中図柄に疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることを報知している。
図311(8fa)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始され、1回目の疑似連が行われている様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第2装飾図柄の下方に表示されている。また、図311(8fa)に示す装飾図柄表示装置208では、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが完了し、タイマ表示に換えて予告への注意を促す旨の「注目」の文字が表示されている。
すると、図311(9fa)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示し、2回目の疑似連が開始されることを報知している。あるいは、図311(9fa´)に示すように、中図柄にチャンス図柄としての松の図柄CCが停止表示し、予告が行われるようにしてもよい。また、松の図柄CCが停止表示した後に疑似連演出が行われるようにしてもよい。このように、タイマ予告演出によるカウントダウンの結果行われる演出として、疑似連の他にも予告演出や大当りとなることを示唆するようにしてもよい。ここで、リプレイ図柄RPや松の図柄CCは、上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップされているが、上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップするようにしてもよい。このように、この演出例では、タイマ表示の表示態様の変化の一態様として、タイマ表示の増加が行われることを示している。なお、タイマ表示が分裂するようにしてもよい。
図312は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図312(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図312(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が2となっており、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が2であることを示す「2」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図312(2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾4」が停止表示し、また、左図柄にオーバーラップして、時計の予告アイコンMI1が表示されている。この時計の予告アイコンMI1の表示は、先読み予告として機能する場合がある予告表示であり、タイマ予告演出において時間の上乗せが行われることを予告するものである。なお、タイマ予告演出が行われることを予告してもよい。ここで、左図柄が停止するタイミングと時計の予告アイコンMI1が表示されるタイミングとが同じであってもよいし、左図柄が停止した後で時計の予告アイコンMI1が表示されてもよいし、時計の予告アイコンMI1が表示された後で左図柄が停止してもよい。なお、ストックされる予告アイコンの表示タイミングは、装飾図柄に付随して時計の予告アイコンMI1が表示される場合に限らず、予告アイコン用図柄の仮停止や、ナビキャラ予告や会話予告等の各種演出による当該図柄変動表示における予告や保留等やナビキャラクタYM等の各種演出による先読み予告等あらゆるタイミングで行われる場合があってもよい。
その後、図312(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1UI部280において、ナビキャラクタYMが立っている台がせり上がり、予告アイコン表示領域285が形成される様子が示されている。この予告アイコン表示領域285は、例えば、5つの領域に区画されており、予告アイコンが表示される各領域が横列方向に並んで配置されている。なお、予告アイコン表示領域285において構成される領域の数は任意に設定することができる。
その後、図312(4)に示す装飾図柄表示装置208では、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に移動し、ストックされる様子が示されている。なお、第1装飾図柄では、右図柄に「装飾7」が停止表示している様子が示されている。ここで、右図柄が停止するタイミングと時計の予告アイコンMI1が移動を開始するタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止した後で予告アイコンMI1が移動を開始してもよいし、予告アイコンMI1が移動を開始した後で、右図柄が停止してもよい。
そして、図312(5)に示すように、時計の予告アイコンMI1が縮小表示され、予告アイコン表示領域285の一番左側の領域に格納され、時計の予告アイコンMI1がストックされた様子が示されている。なお、図312(5)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄が停止表示し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示されている様子が示されている。なお、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納されるタイミングと、装飾図柄が確定表示されるタイミングとが同じであってもよいし、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納された後で、装飾図柄が確定表示されてもよいし、装飾図柄が確定表示された後で、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納されてもよい。
図312(6)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留が1つ消化されて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、タイマ予告演出も開始しており、図312(6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1に表示されたタイマ表示が「09:69」となっており、カウントダウンが行われている。なお、ある演出の実行中(例えば、予告アイコンのストック演出等)にのみ、タイマ予告表示にオーバーラップする演出表示(例えば、ナビキャラクタYM等)があってもよい。また、逆に、ある演出の実行中にのみタイマ予告をオーバーラップさせる演出表示があってもよい。
その後、図312(7)に示すように、予告アイコン表示領域285に格納されている時計の予告アイコンMI1の周囲にエフェクトが表示され、時計の予告アイコンMI1が使用されることを予告している。なお、タイマ予告表示TM1では「07:31」が表示されている。
すると、図312(8)に示すように、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285から飛び出し、表示画面の略中央で拡大表示される。なお、予告アイコン表示領域285では、エフェクトが表示されたままとなっているが、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285から飛び出すタイミングで消去されてもよい。
その後、図312(9)に示すように、時計の予告アイコンMI1が消去され、カウントアップアニメーションの表示が開始される。なお、時計の予告アイコンMI1が消去されるタイミングとカウントアップアニメーションの表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、時計の予告アイコンMI1が消去された後でカウントアップアニメーションの表示が開始されてもよいし、カウントアップアニメーションの表示が開始された後で、時計の予告アイコンMI1が消去されてもよい。
その後、図312(10)に示すように、予告アイコン表示領域285が下方にフレームアウトする。
図313は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図313(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。図313(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図313(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図313(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。
図313(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了しており、タイマ表示は「00:00」となっている。
すると、図313(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。なお、「上乗せ」の文字表示が行われても、タイマ表示の時間の上乗せが行われない場合があってもよいし、他の演出が行われてもよい。ここで、例えば、図313(A3a−1)に示すように、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字を表示した後、図313(A3a−2)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しを表示し、その吹き出しに、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示を行って、上乗せされる時間を報知するようにしてもよい。この演出例では、「注目」の表示の対象となる演出が、予告表示ではなく、10秒の時間の上乗せとなっている。また、例えば、図313(A3b−1)に示すように、タイマ表示に換えて、タイマ予告演出が継続する旨の「まだまだ」の文字を表示した後、タイマ予告表示TM1の表示を、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示に切り替えて、上乗せされる時間を報知するようにしてもよい。あるいは、図313(A3b−1)に示すように、タイマ予告表示TM1に「まだまだ」の文字を表示した後、ナビキャラクタYMの吹き出しを表示し、その吹き出しに、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示を行うようにしてもよい。また、図313(A3)に示す表示を行った後に、図313(A3b−2)に示すような表示を行うようにしてもよい。
その後、図313(A4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒の時間が加算され、タイマ表示が「10:00」に更新され、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが再開される。一方、図313(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが行われて「00:00」となったことに応じて、中図柄に疑似連図柄が停止表示している様子が示されている。なお、タイマ表示が更新されるタイミングと、疑似連図柄が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、タイマ表示が更新された後で、疑似連図柄が停止表示してもよいし、疑似連図柄が停止表示した後でタイマ表示が更新されてもよい。
図313(B1)〜同図(B5)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマが短縮される演出例について示している。図313(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図313(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図313(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図313(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「減算」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の減算が行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出が行われる時間が所定時間だけ短縮されることが報知される。
その後、図313(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが継続しており、タイマ表示は「05:89」を示している。また、ナビキャラクタYMの吹き出しの表示が、「減算」の文字表示に換えて、短縮される時間を示す「−3秒」となっている。すなわち、タイマ予告演出が3秒短縮され、当初表示していた時間よりも、カウントダウンが完了するまでの期間が短くなることが認識される場合がある。
すると、図313(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が高速で変動表示する短縮アニメーションの表示によって時間が短縮される演出(タイマ短縮演出)が行われる。なお、短縮アニメーション表示を行わなくてもよい。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の表示状態が視認困難な態様でエフェクト画像をオーバーラップさせるようにしてもよい。
その後、図313(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「02:00」に更新され、タイマ表示における時間が3秒短縮(減算)された様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1における表示態様がタイマを短縮する演出により変化しているということができる。なお、タイマ短縮演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了すると、図313(B5)に示すように、タイマ表示に換えて予告への注意を促す旨の「注目」の文字が表示され、その後、中図柄にチャンス図柄としての松の図柄CCが停止表示することにより予告表示が行われる。あるいは、図313(B5´)に示すように、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示し、疑似連が開始されることを報知してもよい。なお、タイマ予告表示TM1における「注目」の文字が表示開始されるタイミングと松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、「注目」の文字が表示開始した後で、松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示してもよいし、松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示した後で、「注目」の文字が表示開始してもよい。なお、タイマ予告演出においてタイマ表示が変化しない場合と変化した場合とで、カウントダウンが完了した際に行われる演出の内容の出現率が変化してもよく、例えば、タイマ予告演出の実行中にタイマ表示の変化がなかった場合には、疑似連図柄が停止して疑似連の報知が行われやすいが、タイマ予告演出の実行中にタイマ表示が変化した場合には、上述した松の図柄CC等の大当りの信頼度の高い予告が行われやすいようにしてもよい。また、タイマ短縮演出が行われた場合には、タイマ短縮演出が行われなかった場合よりも早く疑似連の報知を行うようにしてもよい。
図313(C1)〜同図(C2)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する別の演出例について示している。図313(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図313(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図313(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図313(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「タイマ予告レベルUP」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1についての大当りの信頼度が向上する可能性があることが示唆される。
すると、図313(C2)に示すように、タイマ予告表示TM1の枠の色が、例えば、白色から赤色に変化し、タイマ予告表示TM1についての大当りの信頼度が向上していることが報知されている。すなわち、タイマ表示のカウントダウンが行われた結果、実行される予告として信頼度のきわめて高い予告が行われる場合があることが報知される。
図313(D1)〜同図(D5)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが中断及び再開する演出例について示している。図313(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図313(D1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図313(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示されている。また、図313(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「ストップ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ表示のカウントダウンが中断されることが報知される。なお、「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始するタイミングとタイマ表示のカウントダウンが中断するタイミングとが同じであってもよいし、「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始した後で、タイマ表示のカウントダウンが中断してもよいし、タイマ表示のカウントダウンが中断した後で「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始されてもよい。
その後、図313(D2)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることが報知されている様子が示されている。なお、図313(D2)に示されるタイミングでは、タイマ表示のカウントダウンは中断されており、タイマ予告表示TM1のタイマ表示は、「06:99」のままとなっている。
その後、図313(D3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄の下方には、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われていることを示す「×2」が表示されている。そして、図313(D3)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「再開」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ表示のカウントダウンが再開されることを報知している。
すると、図313(D4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが再開され、その後、図313(D5)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去される。このように、この演出例では、疑似連等の所定の演出が行われている間、タイマ表示のカウントダウンが中断し、当該演出が終了した後でカウントダウンが再開することが可能であることが示されている。
なお、タイマ予告表示TM1の表示態様の変化の一例として、変化前よりもタイマ予告表示TM1の数が変化(増加、減少)してもよい。例えば、変化前にタイマ予告表示TM1が1つ表示されていた場合に、タイマ予告表示TM1が変化することが報知されると、タイマ予告表示TM1が2以上に増加してもよく、逆にタイマ予告表示TM1が3つ表示されていた場合に、タイマ予告表示TM1が変化することが報知されると、タイマ予告表示TM1が2以下に減少してもよい。ここで、タイマ予告表示TM1の数が増加すると、タイマ予告表示TM1で報知される時間を、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1で報知していた時間を分けて表示してもよいし、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1をそのまま増加させるようにしてもよい(例えば、10秒を報知しているタイマタイマ予告表示TM1が1つあったとして、2つのタイマ予告表示TM1を増加させると、10秒を報知するタイマ予告表示TM1が2つになる)。また、タイマ予告表示TM1の数を減少させると、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1で報知されていた時間の合算値を表示するようにしてもよく、タイマ予告表示TM1をそのまま減少させるようにしてもよい(例えば、10秒を報知しているタイマ予告表示TM1が2つあったとして、1つに減少させると、10秒を報知するタイマ予告表示TM1が1つになる)。また、増加や減少等によって変化したタイマ予告表示TM1が複数ある場合、タイマ予告表示TM1のカウントダウンを同じタイミングで開始するようにしてもよいし、異なるタイミングで開始するようにしてもよい。
図314は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、図314に示す演出例では、図302(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図314(A1)〜同図(A6)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。図314(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図314(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図314(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:89」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図314(A1)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されているナビキャラクタYMの近傍に「+10秒」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
すると、図314(A2)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動し、その右上隅部が装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップする。
すると、図314(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、図314(A4)に示すように、サブ表示装置208Sが下降し、初期位置に戻る。
その後、図314(A5)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が完了してタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図314(A6)に示すように、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去される。なお、この演出例では、タイマ上乗せ演出が行われる場合には、サブ表示装置208Sを上昇させる動作を行ったが、サブ表示装置208Sを上昇させる動作が行われてなくてもよい。
図314(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、サブ表示装置208Sを用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。図314(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図314(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図314(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:54」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図314(B2)に示すサブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンの表示が、「+10秒」の文字の表示に切り替わり、タイマよ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
その後、図314(B3)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動し、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップすると、タイマ予告表示TM1においてカウントアップアニメーション表示が開始されて時間が上乗せされる演出が行われる。なお、タイマ予告表示TM1は、少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置するタイミングと、カウントアップアニメーション表示が開始するタイミングとが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置した後で、カウントアップアニメーション表示が開始してもよいし、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置する前に、カウントアップアニメーション表示が開始してもよい。
その後、図314(B4)〜同図(B5)に示すように、サブ表示装置208Sでは、上乗せ時間のカウントダウン表示が行われる。より具体的には、サブ表示装置208Sにおいて表示されている上乗せ時間を1秒ずつ減少させ、その一方で、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を1秒ずつ上乗せする。なお、この演出例では、上乗せ時間のカウントダウン表示が行われている間は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンを中断したが、カウントダウンを中断せず、継続するようにしてもよい。
そして、図314(B5)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されている上乗せ時間が「0秒」となると、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の時間が更新して表示される。このとき、タイマ予告表示TM1の少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の時間が特定困難とされているが、特定可能に表示されるようにしてもよい。
その後、図314(B6)に示すように、サブ表示装置208Sでは、上乗せ時間の表示から、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが再開されることを示す「Restart」の表示に切り替わり、その後、サブ表示装置208Sは、初期位置に向かって下降を開始する。
図314(B7)では、サブ表示装置208Sが下降して初期位置に戻った状態を示している。また、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが再開されており、図314(B7)に示すタイミングでは、タイマ表示は、「14:23」となっている。その後、サブ表示装置208Sに表示されていた「Restart」の表示は、図314(B1)に示すような、元の表示(ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び予告アイコンの表示)に切り換えれられる。ここで、タイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングとサブ表示装置208Sが下降を開始するタイミングが同じであってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開した後で、サブ表示装置208Sが下降を開始してもよいし、サブ表示装置208Sが下降を開始した後で、タイマ表示のカウントダウンが再開してもよい。また、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始されたタイミングと、タイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングとが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始された後で、タイマ表示のカウントダウンが再開されてもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開された後で、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始されてもよい。また、サブ表示装置208Sが初期位置に戻るタイミングとタイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sが初期位置に戻った後で、タイマ表示のカウントダウンが再開してもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開した後で、サブ表示装置208Sが初期位置に戻ってもよい。
図314(C1)〜同図(C6)に示す演出例は、サブ表示装置208Sを用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。図314(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図314(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図314(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:89」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図314(C1)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されているナビキャラクタYMの近傍に「+10秒」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。さらに、図314(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに表示されている吹き出しを吸い取る吸取りアニメーションの表示が開始されており、タイマ予告表示TM1から吸い取りをしている様子を示すエフェクト画像が表示されている。
すると、図314(C2)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動して、サブ表示装置208Sの表示領域の一部を装飾図柄表示装置208の表示領域の一部にオーバーラップさせるとともに、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されていた「+10秒」の文字の表示態様がタイマ予告表示TM1に向けて延伸し、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208に跨って表示される。ナビキャラクタYMは、その様子に驚いている表情となっている。
図314(C3)では、吸取りアニメーションの表示が引き続き行われている様子が示されている。具体的には、吸取りアニメーションによりタイマ予告表示TM1に吸い取られている「+10秒」の表示がタイマ予告表示TM1に向かってさらに移動し、この「+10秒」の表示は、引き続き、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208に跨って表示されている。また、タイマ予告表示TM1では、上述したカウントアップアニメーションの表示が開始している。
その後、図314(C4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1に吸い取られている「+10秒」の表示がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に完全に移動し、縮小しながらタイマ予告表示TM1に向かっている様子が示されている。なお、吸取りアニメーションの表示が行われている際に、ナビキャラクタYMは、吸取りアニメーションを見て驚くようなアニメーション(吸取りアニメーションに付随するアニメーション)を行っているが、特にアニメーションを行わなくてもよい。
その後、図314(C5)に示すように、「+10秒」の表示がタイマ予告表示TM1に完全に吸い取られると、吸取りアニメーション表示が完了し、その後、図314(C6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が完了してタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。なお、複数の装飾図柄表示装置が設けられている場合において、一の装飾図柄表示装置のみでタイマ予告演出が行われれるようにしてもよい。
図315は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図315(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。なお、図315(A1)〜同図(A4)に示す演出例では、図302(a)に示される演出装置206を用いて説明するが、説明を容易にするため、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの一部について図示を省略して説明する。
図315(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図315(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図315(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図315(A2)に示すように、第2大盤振舞役物224Gb及び第4大盤振舞役物224Gdが動作し、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップする。これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。
すると、図315(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、カウントアップアニメーション表示が完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうち、作動する役物の数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの全部が作動した場合には、タイマ表示に20秒の上乗せが行われるようにしてもよい。また、この演出例では、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが1度だけ動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、動作回数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが3回動作した場合は、タイマ表示に30秒の上乗せが行われるようにしてもよい。
図315(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、家紋役物224Eを用いたタイマ上乗せ演出の例について示している。なお、図315(B1)〜同図(B4)に示す演出例では、図302(a)に示される演出装置206を用いて説明するが、説明を容易にするため、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの図示を省略して説明する。
図315(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図315(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図315(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図315(B2)に示すように、家紋役物224Eが動作し、装飾図柄表示装置208の中央やや下方の前面側まで上昇して装飾図柄表示装置208にオーバーラップし、その位置で上下方向に動作する。また、装飾図柄表示装置208では、オーバーラップした家紋役物224Eの周囲に、タイマ表示に上乗せする時間を複数個に分けて表示されている様子が示されている。具体的には、1つの「+5秒」の表示、2つの「+2秒」の表示及び1つの「+1秒」の表示が家紋役物224Eを囲むようにして表示され、これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒の上乗せが行われることが報知される。
すると、図315(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、カウントアップアニメーション表示が完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、この演出例では、家紋役物224Eが1度だけ動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、動作回数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、家紋役物224Eが3回動作した場合は、タイマ表示に30秒の上乗せが行われるようにしてもよい。
図315(C1)〜同図(C6)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。ここで、図315(C1)〜同図(C6)に示す演出例では、図302(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図315(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図315(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、表示領域の下方左側に形成されている第2UI部281における保留表示領域に第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、表示領域の右上隅部に配置されている第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下方右側には、第1UI部280が形成されており、この第1UI部280には、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMが表示されている。
また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ表示のカウントダウンが行われている。図315(C1)に示すタイミングでは、タイマ表示として「05:00」が表示されており、この演出例では、タイマ表示が「05:00」となるとカウントダウンが中断され、「05:00」の表示が維持される。なお、カウントダウンを中断せず、継続してカウントダウンが行われていてもよい。
また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「上乗せ10秒」の文字が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
その後、図315(C2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向に移動し、図315(C3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが最も近接する位置で停止する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nは、ナビキャラクタYMの一部にオーバーラップし、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難となっている。
すると、図315(C4)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたタイマ表示が示す時間に10秒が上乗せされた時間を示す「15:00」の表示が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示される。
その後、図315(C5)に示すように、「15:00」の表示が第3装飾図柄表示装置208Nに表示され、第2装飾図柄表示装置208Mにタイマ表示が表示されていない状態で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って初期位置への移動を開始する。第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示開始のタイミングと、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの移動開始のタイミングとが同じであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示が開始された後で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動を開始してもよいし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動を開始した後で、第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示が開始されてもよい。
その後、図315(C6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで戻った後、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、「15:00」の表示が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示された状態(例えば、図315(C4)に示す状態)でタイマ表示のカウントダウンが再開されてもよい。複数の装飾図柄表示装置に跨ってタイマ表示が表示されている場合の方が、一の装飾図柄表示装置にタイマ表示が表示されている場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよいが、大当りのなりやすさは同じであってもよく、また、大当りとなりにくいように構成されてもよい。
図316は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図316(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。ここで、図316(A1)〜同図(A4)に示す演出例では、図302(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図316(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図316(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれタイマ予告演出が開始されており、タイマ表示のカウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われている。この演出例において、第2装飾図柄表示装置208Mで行われているタイマ予告演出を第1タイマ予告演出とし、第3装飾図柄表示装置208Nで行われているタイマ予告演出を第2タイマ予告演出として説明する。図316(A1)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるタイマ表示として「05:89」が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示として「15:89」が表示されている。
その後、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向に移動する。この演出例では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動している場合もタイマ表示のカウントダウンは継続して行われるが、中断してもよい。そして、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが最も近接する位置で停止すると、図316(A2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されていたタイマ表示が示す時間が合算され、その結果を示す「20:00」の表示が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示される。このとき、タイマ表示のカウントダウンは中断されるが、中断されなくてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lにも第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって表示された「20:00」の表示に対応する位置に「20:00」のタイマ表示が行われるが、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとによってオーバーラップされており、視認困難とされている。その後、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って初期位置への移動を開始する。
図316(A3)は、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に戻った様子が示されている。ここで、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示されていた「20:00」のタイマ表示は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの移動に応じて、表示されている座標を維持しながらそれぞれスクロール表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mは、初期位置への移動に応じて「20:00」の表示を右方向にスクロールし、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置への移動に応じて「20:00」の表示を左方向にスクロールする。この第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの移動の過程で「20:00」のタイマ表示は、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおいて表示されていた「20:00」が完全にスクロールアウトされると、図316(A3)に示すように、「20:00」の表示は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示されるようになる。
その後、図316(A4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた「20:00」のタイマ表示は消去され、第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。その後、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、「20:00」の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示された状態(例えば、図316(A3)に示す状態)のままカウントダウンが開始されるようにしてもよい。ここで、タイマ表示が表示される装飾図柄表示装置によって大当りのなりやすさが異なってもよい(この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lにタイマ表示が表示された場合の方が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに分けて表示されるよりも大当りとなりやすいが、大当りのなりやすさが同じであってもよいし、大当りとなりにくくてもよい)。
図316(B1)〜同図(B3)に示す演出例は、複数の表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の一例について示している。ここで、図316(B1)〜同図(B3)に示す演出例では、図302(a)に示す演出装置206を適用するが、この演出例では、家紋役物224Eに換えて、図303を参照して上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図316(B1)〜同図(B3)に示す演出例では、説明を容易にするため、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの一部について図示を省略して説明する。
図316(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図316(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図316(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:71」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図316(B1)では、POVディスプレイ224Iが一定の回転速度に到達しており定速回転している。そして、LEDアレイに設けられた複数のLEDの点灯制御により、簡易表示による「+10」の文字が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。なお、図316(B1)に示すように、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転により、第1装飾図柄及び変動アイコンh0の全部と、ナビキャラクタYM、保留アイコンh11及びタイマ予告表示TM1の一部が回転領域に重なっており、視認困難とされている。
その後、図316(B2)に示すように、POVディスプレイ224Iに表示されていた「+10」の文字が右下方向へ移動し、これまで、POVディスプレイ224Iだけに表示されていた「+10」の表示が装飾図柄表示装置208にも表示されるようになる。すなわち、「+10」の文字がPOVディスプレイ224Iと装飾図柄表示装置208とに跨って表示されるようになる。このとき、「+10」の文字は装飾された表示態様であってもよい。なお、装飾図柄表示装置208では、POVディスプレイ224Iにおける「+10」の文字の表示に整合させるように、「+10」の文字の表示が行われている。これにより、POVディスプレイ224Iにおける「+10」の表示と装飾図柄表示装置208に表示されている「+10」の文字の表示とで一体感を持たせた表示を行うことができる場合がある。なお、この演出例では、POVディスプレイ224Iに表示されている数字のフォントが、装飾図柄表示装置208に表示されている数字のフォントと異なっているが、同じであってもよい。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転速度が低下した後、図316(B3)に示すように、初期姿勢で停止する。このとき、第1装飾図柄表示装置208において表示されていた「+10」の文字の表示は、LEDアレイが回転している状態よりも視認容易となっている。この演出例では、その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒が上乗せされる。
図316(C1)〜同図(C5)に示す演出例は、複数の表示装置(装飾図柄表示装置208及びPOVディスプレイ224I)を用いたタイマ上乗せ演出の他の例について示している。ここで、図316(C1)〜同図(C5)に示す演出例における構成は、図316(B1)に示したのと同様である。
図316(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図316(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図316(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:87」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図316(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期姿勢の状態で初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで上昇しており、回転はしていない。なお、変動アイコンh0の全部と第1装飾図柄及びタイマ予告表示TM1の一部がPOVディスプレイ224Iにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始し、一定の回転速度に到達して定速回転とされると、図316(C2)に示すように、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示TM1に表示されていたタイマ表示がPOVディスプレイ224Iに表示され、タイマ予告表示TM1は消去される。POVディスプレイ224Iに表示されているタイマ表示は「05:17」となっており、カウントダウンは継続している。また、このとき、LEDアレイの回転領域の周囲に、タイマ表示に上乗せする時間を複数個に分けて表示されている様子が示されている。具体的には、1つの「+5秒」の表示、2つの「+2秒」の表示及び1つの「+1秒」の表示が家紋役物224Eを囲むようにして表示され、これにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることが報知される。
その後、図316(C3)に示すPOVディスプレイ224Iでは、タイマ表示が破裂するエフェクトが表示され、その後、図316(C4)に示すように、上乗せされた後のタイマ表示である「15:00」が表示される。なお、この演出例では、「15:00」が表示されると、カウントダウンを中断するが、継続して行うようにしてもよい。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転速度の低下を開始するとともに、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が再び表示される。そして、、図316(C5)に示すように、初期姿勢で停止する。このとき、表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示は「15:00」となっており、その後、カウントダウンが再開される。なお、POVディスプレイ224Iでタイマ表示がそのまま表示された状態でカウントダウンが再開してもよい。ここで、POVディスプレイ224Iによってタイマ表示が表示されている場合の方が、装飾図柄表示装置208によってタイマ表示が表示されている場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよいが、大当りのなりやすさが同じであってもよいし、大当りとなりにくくしてもよい。
なお、これまでに説明したタイマ予告演出において、タイマ表示におけるタイマの上乗せ、短縮、中断等が行われる場合に、内部的には最初から変化前のカウントダウン開始から変化後のカウントダウンが終了するまでの合計の時間がカウントダウンされるようにしてもよい。また、内部的にも変化前は変化するまでの時間が、変化後は変化の時間がそれぞれカウントダウンされるようにしてもよい(例えば、カウントダウンを開始してから10秒後に変化するのであれば、10秒分をカウントダウンして、変化してから5秒後に「注目」を表示する場合には、さらに5秒分をカウントダウンする等)。また、カウントダウンの表示と内部的にカウントダウンする時間とが一致していてもよい。
図317は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示す図である。
図317では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、この演出例では、上述した演出レバー136Vがさらに設けられている。
図317(1)は、図305(25)に続く別の演出例を示している。図317(1)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図317(1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、続く図317(2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図317(2)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。チャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図317(2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始したときにチャンスアップメータCMTの表示を開始するようにしたが、図317(1)に示されるスーパーリーチに発展した様子の表示が開始されたタイミングで表示を開始してもよいし、リーチ状態となったときに表示を開始してもよいし、リーチ状態が発生するよりも前に表示を開始してもよいし、装飾図柄の変動表示が開始されたときに表示を開始してもよい。
図317(3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図317(4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が行われている様子が示されている。このボゥイのキャラクタBOYは、チャンスアップのキャラクタとして機能しているということができる。
すると、図317(5)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、ボゥイのキャラクタBOYが表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後でボゥイのキャラクタBOYが表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、ボゥイのキャラクタBOYの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図317(6)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに近づいたときに、チャンスアップメータCMTを拡大表示するようにしてもよい。この場合、チャンスアップメータCMTの全体を拡大表示してもよいし、関連するチェックポイントの部分だけ拡大表示してもよい。このことは、以下の説明においても適用可能である。
図317(7)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
その後、図317(8)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達すると、図317(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出が開始される。その後、図317(10)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。ここで、サボハニのキャラクタSBHは、遊技者によるボタン操作が行われるか、操作有効期間が経過するまで第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。
図317(11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図317(12)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図317(13)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。この演出例において、殿様のカットイン画像CI3は、金色の枠で囲まれるとともに、サングラスをかけ、葉巻を燻らせながら大型のバイクを乗り回す様子が示される特別の表示態様のカットイン画像とされており、大当りの信頼度が飛躍的に高いことを報知している。なお、図317(13)に示される殿様のカットイン画像CI3に換えて、当該殿様のカットイン画像CI3よりも信頼度の低い殿様のカットイン画像CI3(図305(32)参照)が表示されてもよい。図317(13)に示されるこの殿様のカットイン画像CI1は、演出ボタン136が操作有効期間内において操作されたことを条件に表示される場合があってもよいし、演出ボタン136が操作有効期間内において操作された場合に必ず表示されてもよい。また、図317(13)に示されるこの殿様のカットイン画像CI1は、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に必ず表示されてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には表示しないようにしてもよい。
その後、図317(14)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出しが表示され、金色の枠で囲まれたカットイン画像の表示による予告が行われたことを報知している。なお、殿様のカットイン画像CI3が表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、殿様のカットイン画像CI3が表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で殿様のカットイン画像CI3が表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、殿様のキャラクタ画像CI3が表示されている間も、第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミングとボタン演出が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した後でボタン演出が開始されてもよいし、ボタン演出が開始されてからサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。なお、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に殿様のカットイン画像CI3が表示されないように構成されている場合において、演出ボタン136が操作されなかった場合も、演出ボタン136が操作された場合と同じようにチャンスアップの予告が発生したことを報知するようにしてもよいし、チャンスアップの予告が発生したことを報知しなくてもよいし、チャンスアップの予告が発生したことを一部だけ報知(例えば、吹き出しは表示しないで、「UP」の文字表示だけ行う等)してもよい。
その後、図317(15)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
図317(16)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
その後、図317(17)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達すると、図317(18)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことを報知している。その後、図317(19)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しの表示中に演出レバー136Vの操作有効期間が開始されてもよい。なお、残時間表示メーターMTがチャンスアップメータCMTの一部(プラカード)をオーバーラップする場合があるが、全部をオーバーラップしてもよく、残時間表示メーターMTの表示中はチャンスアップメータCMTの一部又は全部にオーバーラップするようしてもよく、残時間表示メーターMTの表示中はチャンスアップメータCMTの一部又は全部をオーバーラップしないように表示されていてもよく、逆に、チャンスアップメータCMTが残時間表示メーターMTの一部又は全m部をオーバーラップする場合があってもよく、チャンスアップメータCMTの表示中は残時間表示メーターMTの一部又は全部をオーバーラップしてもよい。
その後、図317(20)に示すタイミングで、演出レバー136Vの操作有効期間が開始すると、遊技者による演出レバー136Vの操作を受付可能な状態となる。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。なお、遊技者によるレバー操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでサボハニのキャラクタSBHを第3チェックポイントCP3で停止させるようにしてもよい。
図317(21)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図317(22)に示すタイミングで、遊技者が、演出レバー136Vを操作すると、図317(23)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTは、非表示となるが、表示してもよい。なお、図317(23)に示す演出レバー126Vを操作した際に行われる演出(第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像が表示される演出)と、図305(40)に示す演出ボタン136を操作した際に行われる演出は同じであるが、異なっていてもよい。その後、図317(24)に示すように、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。なお、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインに伴い、チャンスアップメータCMTもフェイドインするが、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了してからチャンスアップメータCMTが再表示されるようにしてもよい。なお、図317(23)〜同図(24)の動作は、例えば、図305(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図317(25)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達し、プラカードは大当りとなることを示す「V」の文字を示している。
図317(26)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図317(27)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図316(28)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、チャンスアップメータCMTは非表示とされているが、リーチ演出が終了した後も表示するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTの一部(例えば、サボハニのキャラクタSBH及びプラカード)のみを表示するようにしてもよい。
なお、上述したチャンスアップメータCMTを用いた演出において、チャンスアップメータCMTが表示された場合と表示されない場合とがあってもよい。この場合、チャンスアップメータCMTが表示された場合の方が、表示されない場合よりも大当りとなりやすくしてもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示された場合と表示されない場合とで大当りの信頼度が異ならないものであってもよい。
また、チャンスアップメータCMTが表示された場合にのみ出現するチャンスアップの予告があってもよい。
また、チャンスアップメータCMTが表示されるか否かに拘らず出現するチャンスアップの予告があってもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出の実行中に、チェックポイントの位置が移動したり、チェックポイントが消去してもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出の実行中に、現在の位置を示すサボハニのキャラクタSBHが現在の位置よりも前の位置(過去を示す位置)に戻ったり、先の先の位置(未来を示す位置)に移動してもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出自体がミニゲームであってもよく、例えば、チェックポイントで示された位置で演出が行われると、チャンスアップするような演出が行われてもよい。また、例えば、チェックポイントに敵キャラクタが配置されており、味方キャラクタと戦って勝利するとチャンスアップするような演出が行われてもよい。
また、大当り遊技の実行中におけるチャンスアップ(例えば、ランクアップボーナス、確変昇格、より出玉の多い大当り遊技に昇格等)の演出として、チャンスアップメータCMTを用いた演出を行ってもよい。
また、電断復電で、チャンスアップメータCMT自体を非表示にしてもよい。また、チャンスアップメータCMT自体は表示を復帰してもよいが、チェックポイントのタイミングや電断前のチャンスアップの演出が発生したことの履歴が非表示になっていてもよい。
また、タイマ予告演出におけるカウント表示のカウントダウンが0になった後に表示される演出が、チャンスアップメータCMTにて報知されていなくてもよいし、されていてもよい。
図318は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図318(3a)は、図317(2)に続く別の演出例であり、図317(3)と同様の演出が行われている。
その後、図318(4a)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するが、何らの予告も行われない。すなわち、第1チェックポイントCP1にサボハニのキャラクタSBHが到達してもチャンスアップの予告が行われない様子が示されている。そのため、図318(5a)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図318(5a)〜同図(7a)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第1チェックポイントCP1をそのまま通過し、第1チェックポイントCP1におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。これにより、第1チェックポイントCP1では、予告の発生が不発に終わったことを認識することができる場合がある。なお、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、例えば、図318(7a´)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示を消去するようにしてもよいし、また、図318(7a´´)に示すように、第1チェックポイントCP1において表示される「UP」の文字に換えて、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示を行うようにしてもよい。また、実際にチャンスアップの予告が行われなかった場合であっても、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントを通過した後に、チャンスアップの予告が行われたものとして、チェックポイントにおけるマーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよく、例えば、一旦、チェックポイントにおけるマーキングや「UP」の文字の非表示を行った後、マーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに戻ってチャンスアップの予告を行い、マーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよい。また、例えば、リーチ演出を最初まであるいは途中まで巻き戻す演出が行われ、その後、チェックポイントをサボハニのキャラクタSBHが通過したときに、チャンスアップの演出が行われて、マーキングや「UP」の文字の表示を行うようにしてもよい。
図318(17b)は、図317(16)に続く別の演出例であり、図317(17)と同様の演出が行われている。なお、チャンスアップメータCMTにおける最終地点GPでは、プラカードの表示がクエスチョンマークの表示となっており、最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達した場合に、何らかのイベントが発生する可能性があることが示唆されている。
その後、図318(18b)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、チャンスアップの予告としてのレバー演出が開始されなかった様子が示されている。そのため、図318(19b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図318(17b)〜同図(20b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第3チェックポイントCP3をそのまま通過し、第3チェックポイントCP3におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。なお、図318(19b)では、演出ボタン136の操作有効期間が開始し、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となった様子が示されている。
その後、図318(20b)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図318(21b)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図318(22b)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタと敵役の剣豪が「外したか・・・」というセリフとともに、勝敗が決しない様子の表示が行われる。また、チャンスアップメータCMTでは、最終地点GPにおけるプラカードに「発展」という文字表示が行われ、リーチ演出が発展することが報知される。
その後、図318(23b)に示される殿様のキャラクタによるカットイン画像CI4の表示が行われた後、図318(24b)に示すように、剣豪リーチにおいてパンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが空飛ぶじゅうたんに乗って、開始地点SPに向かっていく様子が示されている。
その後、図318(25b)〜同図(29b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに向かう途上で、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップさせながら、チャンスアップメータCMTを変更する表示を行う。そのため、サボハニのキャラクタSBHの移動により、例えば、図318(26b)〜同図(27b)に示すように、変更後のチャンスアップメータCMTの一部が出現して第5チェックポイントCP5が出現し、図318(28b)〜同図(29b)に示すように、第4チェックポイントCP4が出現する。
図318(29b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが再び開始地点SPに位置している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第4チェックポイントCP4及び第5チェックポイントCP5が変化前の表示状態(赤色のマーキングが付されておらず、「UP」の文字表示も行われていない状態)となっている。そして、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの移動が開始される。
その後、図318(30b)に示す装飾図柄表示装置208では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図318(30b)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図318(30b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第4チェックポイントCP4に到達するタイミングで、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPDが応援している様子を示す予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。このコパンダ応援団KPDは、チャンスアップのキャラクタとして機能しているということができる。なお、コパンダ応援団KPDは、SP剣豪リーチにおいて必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。
すると、図318(31b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ コパンダ応援団」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、コパンダ応援団KPDが表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、コパンダ応援団KPDが表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後でコパンダ応援団KPDが表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、コパンダ応援団KPDの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図318(32b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第5チェックポイントCP5に到達した様子が示されている。すると、チャンスアップ演出が行われる旨の「コラボ必殺」の表示が行われ、その後、図318(33b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「一撃」の表示とともにレバー画像136Vaが表示される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことが報知されている。ここで、チャンスアップ演出であるレバー演出が行われず、演出ボタン136を操作する演出であるボタン演出が行われる場合があってもよい。また、レバー演出が必ず行われるようにしてもよい。
その後、図318(34b)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第5チェックポイントCP5が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。その後は、例えば、演出レバー136Vが操作されると、図317(24)〜同図(28)に示して上述した要領で演出が行われて、大当りとなることが報知される。
図318(23c)は、図317(22)に続く別の演出例であり、図317(18)〜同図(22)に示すレバー演出において、遊技者により演出レバー136Vが操作されたが、演出に失敗した様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
図318(5d)は、図317(5)に示す演出の変形例である。具体的には、図318(5d)に示す装飾図柄表示装置208では、多数のボゥイのキャラクタBOY(ボゥイ群)が表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイ群の出現による予告が行われている様子が示されている。このボゥイのキャラクタが群で出現した場合は、ボゥイのキャラクタBOYが単体で出現する場合よりも大当りとなりやすい。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY群」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。このように、同じチャンスアップポイントであっても、異なるチャンスアップ演出が行われてもよいし、同じチャンスアップポイントでは同じ演出が行われるようにしてもよい。
図319は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図319(7e)は、図317(6)に続く別の演出例であり、図317(7)と同様の演出が行われている。
その後、図319(8e)〜同図(9e)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2を飛び越して第3チェックポイントCP3の手前まで到達し、第3チェックポイントCP3に対応するチャンスアップの予告が行われるまでその場所で待機する。なお、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2を飛び越して第3チェックポイントCP3に到達する演出が行われている間に、第2チェックポイントCP2に対応する演出(例えば、図317(9)〜同図(15)に示して上述したボタン演出等)が行われてもよいし、当該演出自体が行われなくてもよい。あるいは、当該演出は行われないが、行われたものとして、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに「UP」の文字表示が行われてもよい。
図319(2f)は、図317(1)に続く別の演出例である。図319(2f)に示す演出例では、図317に示される演出例とはチャンスアップメータCMTの表示態様が異なっている。具体的には、チャンスアップメータCMTのゲージ部分が緑色の棒状に構成され、サボハニのキャラクタSBHに換えて、マーカーMRKの位置により現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知する。このとき、ゲージ部分におけるマーカーMRKの進行済み部分については、色が緑色から白色に変化する。また、マーカーMRKの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。また、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3の表示態様がクエスチョンマークで表されており、チャンスアップの予告が行われることに対する期待感を持たせるようにしている。また、開始地点と最終地点は、チャンスアップメータCMTのゲージ部分の始端と終端とによって示されている。
図319(2f)に続く図319(3f)では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図319(4f)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の右側から出現し、左側に向かって移動する様子が示されている。
すると、図319(5f)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、図319(5f)〜同図(6f)に示すように、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機している。
その後、図319(7f−1)〜同図(7f−2)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが移動を開始した様子が示されている。このとき、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示に換えて、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示される。なお、ボゥイのキャラクタBOYは、図319(7f−2)に示すタイミングで表示画面の右側からフレームアウトしている。
図319(4g´)は、図319(3f)に示す演出が行われた後、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達してもボゥイのキャラクタBOYが出現しなかった場合の演出例について示されている。具体的には、図319(4f)に示すタイミングでボゥイのキャラクタBOYが出現しなかった場合には、図319(4g´)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示に換えて、予告が出現しなかった旨の「×」の表示が行われる。あるいは、図319(4g´´)に示すように、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示を消去し、何らの表示も行わないようにしてもよい。あるいは、図319(4g´´´)に示すように、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示のまま表示態様を変化させないようにしてもよい。
図319(2h)は、図317(1)に続くさらに別の演出例である。図319(2h)に示す演出例では、図319(2f)に示されるチャンスアップメータCMTの表示態様と同様であるが、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が非表示とされている点で異なっている。そのため、チャンスアップの予告の開始タイミングが認識しにくくなっており、遊技者にいつチャンスアップの予告が開始されるのかについて期待感を持たせることができる場合がある。
図319(5h)に示すタイミングでは、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。このとき、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字の一部が出現している。
その後、図319(6h)〜同図(7h)に示すように、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現する。
図320は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図320(A1)〜同図(A11)に示す演出例は、疑似連演出の実行中においてチャンスアップメータCMTにより疑似連が発生するタイミングと疑似連の発生回数を報知する様子が示されている。
図320(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図320(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図320(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、「越後屋を確保しろ」という文字が表示されて、疑似連演出の一例としての追っかけ演出が開始される様子が示されている。
その後、図320(A3)では、追っかけ演出が開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追いかける演出表示が開始される。また、第2装飾図柄の下方には、図319(2f)に示して上述した態様のチャンスアップメータCMTが表示されている。図320(A3)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3では、疑似連が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、マーカーMRKが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、疑似連が発生する場合がある。また、最終地点に到達することにより、悪徳商人が捕縛され、高信頼度のリーチ演出に移行しやすくなることが示唆されている。この演出例では、疑似連が発生するほど、大当りとなりやすいように構成されている。なお、疑似連が4回発生すると(すなわち、最終地点に到達したときに疑似連が発生すると)、大当りが確定する。なお、疑似連の回数が4回以外の回数で大当り確定となってもよく、例えば、疑似連の回数が1回と4回の場合には大当り確定となるようにしてもよい。大当り確定となる疑似連回数は他の疑似連回数よりも発生し難くなっている。
図320(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図320(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。
すると、図320(A6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。なお、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示されるタイミングと第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わるタイミングが同じであってもよいし、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示された後で、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わってもよいし、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わった後で、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示されてもよい。
図320(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達している様子が示されている。なお、図320(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と悪徳商人との距離が縮まっている様子が示されている。
その後、図320(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、2回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第2チェックポイントCP2の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
図320(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第3チェックポイントCP3に到達している様子が示されている。なお、主人公の殿様が悪徳商人を追い回している様子を示すアングルが変更されるとともに、今まで余裕であった悪徳商人の表情が焦った表情となっている。
その後、図320(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、3回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第3チェックポイントCP3の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
その後、図320(A11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「確保」の文字の表示とともに、主人公の殿様が悪徳商人を捕縛した様子が表示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが最終地点に到達したことで、今回の図柄変動表示において、合計で疑似連が3回行われたことが示されている。また、このとき、第1装飾図柄では、「装飾7」でリーチ状態となり、リーチ演出が開始されることとなる。
図320(B1)〜同図(B14)に示す演出例は、通常の装飾図柄の変動表示中にチャンスアップメータCMTが表示され、チャンスアップの予告が発生するタイミングを報知する様子が示されている。
図320(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図320(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図320(B2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2装飾図柄の下方に、図319(2f)に示して上述した態様のチャンスアップメータCMTが表示されている。図320(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2が配置されている。これら第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2では、チャンスアップの予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。
図320(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている。なお、この演出例では、ナビキャラクタYMの「好機」の文字の吹き出しによる予告は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、図320(B4)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。すると、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されている文字が「好機」から「否」に変更される。これを受けて、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 否」の文字が付記された吹き出しが表示され、ナビキャラクタYMによるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機しているが、待機せずに進行するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208では、会話予告も開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この殿様の会話画像CI1は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、殿様の会話画像CI1は、チャンスアップメータCMTにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1が視認困難とされている。なお、この殿様の会話画像CI1は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップ予告であってもよい。
その後、図320(B5)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現している様子が示されている。これにより、チャンスアップの予告が発生したことの履歴が示されている。また、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されている文字が「否」から「激熱」に変更されている。この演出例では、ナビキャラクタYMの「激熱」の文字の吹き出しによる予告は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。また、殿様の会話画像CI1は、縮小表示されて第2装飾図柄の下方に表示される。なお、殿様の会話画像CI1は、ここでもチャンスアップメータCMTにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、図320(B6)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達している様子が示されている。すると、会話予告の続きとして、爺のキャラクタとともに、図304(10)に示して上述した操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。なお、この爺の会話画像CI2は、チャンスアップメータCMTには直接的には関係しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップ予告であってもよい。また、図320(B6)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われてない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によってオーバーラップされている。また、図320(B6)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、爺の会話画像CI2は、ナビキャラクタYMの吹き出しとチャンスアップメータCMTによって一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、第2チェックポイントCP2に到達したマーカーMRKは、待機状態となっている。
その後、図320(B7)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図320(B7)に示すタイミング以降に演出ボタン136を操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図320(B8)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されている。なお、図320(B8)に示すタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、ナビキャラクタYMの吹き出しは消去されている。その後、図320(B9)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下すると、図320(B10)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。さらに、この演出例では、爺の会話画像CI2の外枠の表示態様が金色の太線で強調された表示態様となっており、通常の外枠の表示態様である場合よりもさらに大当りとなりやすいことを報知している。また、チャンスアップメータCMTでは、爺の会話画像CI2の外枠の表示態様が金色に変化したことを受けて、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 金枠」の文字が付記された吹き出しが表示され、会話予告におけるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機しているが、待機せずに進行するようにしてもよい。なお、操作有効期間内に演出ボタン136の操作がなかった場合は、爺の会話画像CI2が表示されてもよいし、表示されなくてもよい。爺の会話画像CI2が表示されない場合に、チャンスアップメータCMTにおいてチャンスアップの予告が発生していたことを報知しなくてもよいし、報知してもよいし、一部のみ報知してもよい(例えば、「UP」の文字だけを表示する等)。
図320(B11)に示すチャンスアップメータCMTでは、吹き出しの位置が変化した様子が示されている。このとき、吹き出しが爺の会話画像CI2にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、爺の会話画像CI2が視認困難とされている。なお、吹き出しの位置が図320(B10)に示す位置から変化しないようにしてもよいし、吹き出しの表示位置が最初から図320(B11)に示す位置であってもよい。
その後、図320(B12)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現している様子が示されている。これにより、チャンスアップの予告が発生したことの履歴が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTにおいて表示されていた吹き出しの表示が消去され、会話予告も終了している。なお、吹き出しの表示は、会話予告が終了するタイミングで消去されてもよいし、会話予告が終了した後で消去されてもよい。また、吹き出しの表示が消去された後で会話予告が終了してもよい。
図320(B13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7」でリーチ状態となった様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTのマーカーMRKは、最終地点に到達し、チャンスアップメータCMTによる演出が完了したことが示されている。その後、図320(B14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始され、チャンスアップメータCMTは消去される。なお、リーチ演出が開始されるタイミングとチャンスアップメータCMTが消去されるタイミングとが同じであってもよいし、リーチ演出が開始された後でチャンスアップメータCMTが消去されてもよいし、チャンスアップメータCMTが消去された後でリーチ演出が開始されてもよい。
なお、この演出例におけるチャンスアップメータCMTによる演出は、リーチ状態となると終了するようにしたが、リーチ状態となっても演出が継続してもよく、また、スーパーリーチに移行しても継続するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されると、当該図柄変動表示が終了するまで継続して行われるようにしてもよい。このとき、例えば、スーパーリーチが開始すると、継続して実行中のチャンスアップメータCMTによる演出とは別のチャンスアップメータCMTによる演出が開始されてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出は、通常の図柄変動表示中に必ず開始してもよいし、開始しない場合があってもよい。さらに、通常の図柄変動表示では、チャンスアップメータCMTによる演出が開始する場合と開始しない場合とがあるが、リーチ演出においては必ずチャンスアップメータCMTによる演出が開始するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出が可能な状態となった場合に、演出ボタン136が操作されるとチャンスアップメータCMTによる演出が開始するようにしてもよい。この場合、例えば、その旨の表示を行い、遊技者に認識させるようにしてもよい。
図321は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図321では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図321(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されたが、途中で消去される様子が示されている。
図321(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図321(A1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GMまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図321(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっているが、図321(A1)に示すタイミングでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2にそれぞれ到達したが、これらに対応するチャンスアップの予告が発生しなかったので、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2の表示が消去されている。図321(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2から移動を開始している様子が示されている。
その後、図321(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、栄養ドリンクを持つ爺のキャラクタが「ファイト」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている。このカットインの表示は、例えば、実行中のスーパーリーチを昇格させる演出であり、このカットインが表示された場合には、表示されない場合よりも大当りとなりやすい。また、このカットインの表示がプレミア予告であってもよく、表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、このカットインの表示が行われるとき、チャンスアップメータCMTは消去される。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTに関係するチャンスアップの予告が行われるよりも大当りとなりやすい予告が行われたことにより、チャンスアップメータCMTによる演出が終了している様子が示されている。なお、このカットインの表示は、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。このように、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するよりも前にチャンスアップメータCMTによる演出が終了する様子が示されている。また、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに到達する前にチャンスアップメータCMTによる演出が終了する様子も示されているということもできる。なお、この演出例において、チャンスアップメータCMTが途中で必ず終了するようにしてもよいし、チャンスアップメータCMTが途中で終了する場合と終了しない場合とがあってもよい。このとき、例えば、チャンスアップメータCMTが途中で終了する場合と終了しない場合とで、その後に行われる演出の内容が異なるようにしてもよいし、同じ内容の演出が行われるようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合の方が、チャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合よりも大当りとなりやすくてもよい。また、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合の大当りの信頼度は、各チェックポイントの全てでチャンスアップの予告が発生した場合であってチャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合と同じであってもよい。あるいは、チャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合の方が、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合よりも大当りとなりやすくてもよい。
図321(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、「一撃」の文字表示とともに、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。このボタン演出もチャンスアップメータCMTに関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに関連するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、操作有効期間が開始され、遊技者により演出ボタン136が操作されるか、操作有効期間が経過すると、図321(A4)に示すように、中図柄に「装飾7」が表示され、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの組合せとなることが報知される。なお、ハズレとなる場合には、図321(A4´)に示すように、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなることが報知される。
その後、図321(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインし、主人公の殿様が敵役の剣豪を討伐した様子が示され、大当りとなることが報知されている。
図321(A2a)は、図321(A1)に続く演出の別の例を示している。具体的には、図321(A2a)に示す装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている。このカットインの表示は、例えば、当該図柄変動表示において行われたリーチ演出について、他の内容の演出が行われたものとすることにより、大当りの信頼度を向上させる予告である。このカットインの表示が行われるとき、チャンスアップメータCMTは消去される。なお、このカットインの表示も、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。このように、この演出例でも、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するよりも前にチャンスアップメータCMTが消去される様子が示されている。また、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに到達する前にチャンスアップメータCMTが消去される様子も示されているということもできる。なお、図321(A2a)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0も消去されているが、消去されないようにしてもよい。
図321(A3a)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が書き換えられた後の様子が示されている。具体的には、図321(A3a)では、消去されたチャンスアップメータCMTが再び表示されるが、このチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2が出現し、それぞれ赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字が表示されている。すなわち、実際には、第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップの予告と第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップの予告は行われていなかったが、いずれも行われたものとして表され、大当りの信頼度が向上している様子が示されている。
図321(A3a´−1)は、図321(A2a)に続く別の演出例について示している。図321(A3a´−1)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチではなく、図318(30b)を参照して上述したSP剣豪リーチに変更されている様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチよりも大当りとなりやすいリーチ演出である。さらに、図321(A3a´−1)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達するタイミングで子パンダ応援団KPDが応援している様子を示すチャンスアップの予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。なお、子パンダ応援団KPDは、必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。また、図321(A3a´−1)では、消去されたチャンスアップメータCMTが再び表示されるが、その表示態様は、チャンスアップメータCMTが消去される前の表示態様と同じとなっている。
図321(A3a´−2)は、図321(A2a)に続く演出例であって、図321(A3a´−1)とは別の演出例を示している。図321(A3a´−2)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTの表示態様が図321(A3a´−1)とは異なっている。すなわち、図321(A3a´−2)に示すチャンスアップメータCMTは、姫のキャラクタのカットインが表示される前のチャンスアップメータCMTとは別のチャンスアップメータであり、具体的には、図318(30b)に示して上述したように、剣豪リーチからSP剣豪リーチに移行した際に表示されるチャンスアップメータCMTとなっている。すなわち、図321(A3a´−2)に示すチャンスアップメータCMTによれば、SP剣豪リーチに移行して通過した第4チェックポイントCP4において、コパンダ応援団KPDが出現したとが示されている。そのため、装飾図柄表示装置208では、コパンダ応援団KPDが表示され、チャンスアップの予告が行われていることが示されている。なお、チャンスアップメータCMTの表示が再開された場合に、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに位置し、SP剣豪リーチが最初から開始するようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに位置し、SP剣豪リーチの終盤から開始するようにしてもよい。
図321(A3a´´)は、図321(A2a)に続く演出の別の例を示している。図321(A3a´´)に示す装飾図柄表示装置208では、全回転リーチが開始する様子が示されている。全回転リーチは、大当りが確定するリーチであり、遊技者にこれ以上の期待感を持たせる必要がないため、チャンスアップメータCMTの再度の表示は行われないが、図321(A3a´´´)に示すように、チャンスアップメータCMTが再度表示されてもよい。この場合、全回転リーチが開始した時点で大当りが確定することが報知されているということができるので、サボハニのキャラクタSBHを第5チェックポイントCP5を通過することなく最終地点GPに位置を変更し、プラカードには、大当りとなることを示す「V」の表示を行うようにしてもよい。なお、全回転リーチが開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達させるタイミングとが同じであってもよいし、全回転リーチが開始した後でサボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達してもよいし、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達した後で全回転リーチが開始してもよい。また、全回転リーチが開始するタイミングとチャンスアップメータCMTが再度表示するタイミングとが同じであってもよいし、全回転リーチが開始した後でチャンスアップメータCMTが再度表示するようにしてもよいし、チャンスアップメータCMTが再度表示してから全回転リーチが開始してもよい。
図321(A2b)〜同図(A3b)は、図321(A1)に続く別の演出例について示している。
図321(A2b)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTも消去される。その後、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする演出が終了した後に再度チャンスアップメータCMTが表示されてもよいし、再度チャンスアップメータCMTが表示されないようにしてもよい。
図321(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されたが、途中でハズレの結果が表示されたためチャンスアップメータCMTによる演出が終了となる様子が示されている。
図321(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図321(B1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GMまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図321(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっているが、図321(B1)に示すタイミングでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達したが、これに対応するチャンスアップの予告が発生しなかったので、第1チェックポイントCP1には赤色のマーキング及び「UP」の表示が行われていない。図321(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1から移動を開始している様子が示されている。
図321(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪のカットイン画像CI5が表示され、ハズレとなる可能性が高いことを報知している様子が示されている。その後、図321(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHがハズレとなって残念そうな表情を見せている表示がなされている。ここで、図321(B3´)に示すように、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知されたにもかかわらず、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに向かってそのまま進んでいく様子が表示されてもよい。その後、図321(B4)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われた後、停止表示される。
図322は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図322では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図322(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出の途中で一旦チャンスアップメータCMTが消去され、その後、再び表示される様子が示されている。
図322(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図322(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図322(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。サボハニのキャラクタSBHは、開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図322(A2)では、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。この導光板ILの発光は、第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップの予告となっている。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示を暗転させ、導光板IL上の模様をより見やすくしている。このとき、チャンスアップメータCMTも消去される。
その後、図322(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、暗転表示により表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの表示も再開される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ イルミ発光」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、導光板ILの発光は引き続き行われている。
図322(A4)では、導光板ILの発光が終了し、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが継続している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。
図322(A5)では、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了した様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。
なお、この演出例では、リーチ演出におけるチャンスアップの予告として導光板ILの発光による演出を行ったが、上述したものに限らず、例えば、チャンスアップメータCMTにおける最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達し、大当りかハズレのいずれであるかを煽る演出において適用してもよい。また、大当りかハズレのいずれであるかを煽る演出の他、大当りとなるか、それ以外の何か(例えば、演出が発展したり、ハズレが表示される等)が起きるかについて煽る演出において適用してもよい。このような場合も、導光板ILの発光による演出中では、チャンスアップメータCMTが一時消去されるようにしてもよい。
図322(B1)〜同図(B6)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTを遊技者の操作により表示あるいは消去する様子が示されている。
図322(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図322(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図322(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。また、図322(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達し、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示され、チャンスアップの予告が行われている様子が示されている。さらに、この演出例では、表示画面の右下隅部に案内表示が行われている。具体的には、この案内表示では、操作キーユニット137の上キーと下キーを示すアイコンと、「矢印キー操作でメータ非表示」という文字が表示されており、遊技者が操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することにより、チャンスアップメータCMTを非表示にすることができることが表示されている。なお、この演出例では、剣豪リーチが開始するとチャンスアップメータCMTが表示されるが、剣豪リーチが開始された後、遊技者による表示操作により表示されるようにしてもよい。
図322(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。
そして、図322(B3)に示すタイミングで、操作キーユニット137の下キーが操作されると、図322(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTが消去される。その後、図322(B5)に示すタイミングで、操作キーユニット137の下キーが再度操作されると、図322(B6)に示すように、チャンスアップメータCMTが再び表示される。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、チャンスアップメータCMTの表示が再開した時点で位置しているべき位置となっている。この場合、例えば、図322(B2)に示される吹き出しは表示されないなど、チャンスアップメータCMTにおける演出についてはキリがよいところから再開されるようにしてもよい。また、図322(B6´)に示すように、第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2までの間における演出を省略し、チャンスアップメータCMTの表示が再開した際には、サボハニのキャラクタSBHを第2チェックポイントCP2の手前に位置し、第2チェックポイントCP2に対応する予告が行われるタイミングとなるまでその位置で待機するようにしてもよい。なお、図322(B6)及び同図(B6´)に示されるチャンスアップメータCMTでは、ボゥイのキャラクタBOYが出現したことにより、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字がその上方に表示されている。図322(B6)に示すタイミングでは、「UP」の文字は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップしており、視認困難とされている。
図322(B1)〜同図(B6)に示される演出例では、遊技者の操作に応じて、チャンスアップメータCMTの表示/非表示を何度でも切り換えることができるが、チャンスアップメータCMTが表示された後、遊技者の操作により非表示とされた後は、次回のチャンスアップメータCMTによる演出が行われるまでチャンスアップメータCMTを表示することができないようにしてもよい。
また、この演出例では、最初にチャンスアップメータCMTが表示された状態となるように構成されているが、例えば、図322(B4)に示すように、最初にチャンスアップメータCMTが非表示とされた状態となるように構成されてもよい。
図323は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。図323では、複数のチャンスアップメータが表示される演出例が示されている。
図323では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図323(A1)〜同図(A2)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ同じ内容を表示する様子を示している。
図323(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図323(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。この演出例では、左側に配置されるチャンスアップメータを第1チャンスアップメータCMTaと称し、右側に配置されるチャンスアップメータを第2チャンスアップメータCMTbと称する。なお、これらのチャンスアップメータCMTa,CMTbは、図319(2f)に示して上述したものと同様の表示態様とされている。図323(A1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbでは、それぞれ第1チェックポイントCP1a,CP1b、第2チェックポイントCP2a,CP2b及び第3チェックポイントCP3a,CP3bが配置されている。これら第1チェックポイントCP1a(CP1b)〜第3チェックポイントCP3a(CP3b)は、クエスチョンマークで表されており、チャンスアップの予告が行われることに対する期待感を持たせるようにしている。ここで、第1チャンスアップメータCMTaで示されているチェックポイントと第2チャンスアップメータCMTbで示されているチェックポイントは、それぞれ同じチャンスアップの予告を対象としている。なお、この演出例では、チャンスアップメータを2つ表示しているが、1つだけ表示される場合があってもよく、例えば、チャンスアップメータが1つだけ表示される場合よりも、2つ表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよいし、大当りのなりやすさ(信頼度)が同じであってもよい。また、チャンスアップメータによる演出が行われる場合には、チャンスアップメータが必ず2つ表示されるようにしてもよい。また、チャンスアップメータが3つ以上表示されてもよい。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの進行速度を同じにしているが、異ならせてもよく、例えば、第2のチャンスアップメータCMTbの進行速度の方が、第1チャンスアップメータCMTaの進行速度よりも速くしてもよい。
図323(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チェックポイントCP1a,CP1bに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
ここで、例えば、図323(A2´)に示すように、第1チャンスアップメータCMTaでは、吹き出しに「チャンスアップ BOY通過」の文字の表示を行い、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しに信頼度を示す表示を行い、ボゥイのキャラクタBOYの出現による大当りの信頼度を報知するようにしてもよい。
また、例えば、図323(A2´´)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYの出現とともに、レア予告としてボゥイのキャラクタBOYが鼻歌を歌っている様子の表示が行われた場合に、第1チャンスアップメータCMTaの吹き出しに「チャンスアップ BOY通過」の文字の表示を行い、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しに、レア予告が発生した旨の「チャンスアップ 鼻歌」の文字の表示を行うようにしてもよい。
なお、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとでマーカーMRKa,MRKbの進行速度が同じとなっているが、異なる速度で進行するようにしてもよい。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方で吹き出しの表示を行っているが、いずれか一方でのみ表示してもよい。
図323(A2a−1)〜同図(A2a−2)は、図323(A1)に続く別の演出例について示している。図323(A1)に続く図323(A2a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チャンスアップメータCMTa,CMTbに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
すると、図323(A2a−2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちから第1チャンスアップメータCMTaのみが消去され、第2チャンスアップメータCMTbのみが表示されている。このように、2つのチャンスアップメータを表示した後、いずれか一方を消去するようにしてもよく、例えば、2つのチャンスアップメータのうちのいずれか一方が消去された場合には、消去されない場合よりも大当りとなりやすくしてもよいし、消去されない場合の方が大当りとなりやすくしてもよい。また、消去されたチャンスアップメータによって信頼度が異なってもよい。また、2つのチャンスアップメータの両方が消去される場合があってもよい。
図323(A2b−1)〜同図(A2b−2)は、図323(A1)に続くさらに別の演出例について示している。図323(A1)に続く図323(A2b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チャンスアップメータCMTa,CMTbに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。このとき、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様が赤色の太線に変化しており、大当りの信頼度がさらに向上していることが報知されている。すなわち、第1チャンスアップメータCMTaの吹き出しの表示態様と第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様では、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様の方が大当りの信頼度の高い予告の表示態様ということができる。なお、吹き出しの表示態様の変化は、2つのチャンスアップメータのいずれか一方のみ行うようにしてもよいし、両方行う場合があってもよい。
すると、図323(A2b−2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちから信頼度の低い吹き出しが表示されている第1チャンスアップメータCMTaのみが消去され、信頼度の高い吹き出しが表示されている第2チャンスアップメータCMTbのみが表示されている。このように、2つのチャンスアップメータを表示した後、信頼度の高い吹き出しが表示されているチャンスアップメータの表示を継続し、他方のチャンスアップメータの表示を消去するようにしてもよい。また、2つのチャンスアップメータを表示した後、信頼度の低い吹き出しが表示されているチャンスアップメータの表示を継続し、他方のチャンスアップメータの表示を消去するようにしてもよい。あるいは、2つのチャンスアップメータの両方を消去するようにしてもよい。
図323(B1)〜同図(B2)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ異なるチャンスアップの予告を表示する様子を示している。
図323(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図323(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。図323(B1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbのうち、第1チャンスアップメータCMTaでは、3つのチェックポイント(第1チェックポイントCP1a、第2チェックポイントCP2a、第3チェックポイントCP3a)が配置されている。一方、第2チャンスアップメータCMTbでは、2つのチェックポイント(第4チェックポイントCP4b、第5チェックポイントCP5b)が配置されており、第4チェックポイントCP4bと第5チェックポイントCP5bは、第1チェックポイントCP1a〜第3チェックポイントCP3aのいずれとも対応するチャンスアップの予告及び開始のタイミングが異なっている。この演出例では、第1チェックポイントCP1a、第2チェックポイントCP2a、第3チェックポイントCP3a、第4チェックポイントCP4b、第5チェックポイントCP5bのマーカーMRKa,MRKbの到達するタイミングを時系列的に並べると、第1チェックポイントCP1a、第4チェックポイントCP4b、第2チェックポイントCP2a、第5チェックポイントCP5b、第3チェックポイントCP3aの順序となっている。
図323(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaのマーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現した後、第2チャンスアップメータCMTbのマーカーMRKbが第4チェックポイントCP4bに到達し、ボゥイのキャラクタBOYが鼻歌を開始している様子が示されている。これを受けて、第2チャンスアップメータCMTbでは、マーカーMRKbの近傍に「チャンスアップ 鼻歌」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
なお、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方を表示したが、いずれか一方のみ表示する場合があってもよい。この場合、例えば、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちいずれか一方のチャンスアップメータが表示されない場合には、表示されないチャンスアップメータにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われないようにしてもよいし、表示されないチャンスアップメータにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われてもよい。また、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちいずれか一方のチャンスアップメータが表示されない場合に報知しないチェックポイントがあってもよいし、報知しているチェックポイントであってもよい。
図323(C1)〜同図(C4)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ異なるチャンスアップの予告を表示する様子を示している。
図323(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図323(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。図323(C1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbのうち、第2チャンスアップメータCMTaは、リーチ演出全体の進行状況を示すメータであって、1つのチェックポイント(発展ポイントCPA)が配置されている。この発展ポイントCPAは、リーチ演出が発展する可能性があるポイントを示している。一方、第1チャンスアップメータCMTaでは、第2チャンスアップメータCMTbにおける開始地点からチェックポイントまでの期間、チェックポイントからチェックポイントまでの期間、あるいは、チェックポイントから最終地点までの期間を示しており、第2チャンスアップメータCMTbにおける期間が変更されると第1チャンスアップメータCMTaも変更後の期間に対応する表示態様に変更する。この演出例では、第2チャンスアップメータCMTbにおける開始地点SPから発展ポイントCPAまでの期間を第1期間と称し、発展ポイントCPAから最終地点GPまでの期間を第2期間と称する。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの表示態様は異なっており、第1チャンスアップメータCMTaは、図319(2f)に示して上述したものと同様の表示態様とされ、第2チャンスアップメータCMTbは、図317(2)に示して上述したものと同様の表示態様とされている。また、図323(C1)に示すタイミングでは、第1チャンスアップメータCMTaは、第1期間に対応する表示態様とされており、3つのチェックポイント(第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2、第3チェックポイントCP3)が配置されており、各チェックポイントにマーカーMRKが到達したときにチャンスアップの予告が発生する可能性があることが示されている。また、第1チャンスアップメータCMTaにおけるマーカーMRKも第2チャンスアップメータCMTbにおけるサボハニのキャラクタSBHも開始地点となっている。
図323(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が行われている様子が示されている。図323(C2)に示すタイミングでは、残時間表示メータMTのゲージが減っており、操作有効期間が開始してから所定時間が経過している様子が示されている。また、第1チャンスアップメータCMTaでは、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が発生したことを示す「UP」の文字が表示され、また、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達した様子が示されている。第2チェックポイントCP2は、例えば、ボタン演出の結果出現するあるチャンスアップの予告に対応している。また、第2チャンスアップメータCMTbでは、サボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAに向かって進行している様子が示されている。
図323(C3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チェックポイントCP1においてマーカーMRKが最終地点に到達するとともに、第2チャンスアップメータCMTbにおいてサボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAに到達したことにより、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている様子が示されている。このとき、第1チャンスアップメータCMTaは消去されている。なお、第1チャンスアップメータCMTaにおけるマーカーMRKが最終地点に到達したときに、第1チャンスアップメータCMTaは消去されず、第2チャンスアップメータCMTbのみが消去されてもよいし、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方が消去されてもよい。
図323(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、パンダのカットイン画像が表示されてSP剣豪リーチに移行する様子が示されている。このとき、第1チャンスアップメータCMTaは、第2期間に対応する表示態様で表示されており、2つのチェックポイント(第4チェックポイントCP4、第5チェックポイントCP5)が配置されており、各チェックポイントにマーカーMRKが到達したときにチャンスアップの予告が発生する可能性があることが示されている。また、第2チャンスアップメータCMTbでは、サボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAから最終地点GPに向かって進んでいる様子が示されている。
図324は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図324(A1)〜同図(A7)に示す演出例は、疑似連演出の実行中においてチャンスアップメータCMTにより疑似連が発生するタイミングと疑似連の発生回数を報知する様子が示されている。
図324(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図320(A1)で示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図324(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、「越後屋を確保しろ」という文字が表示されて、疑似連演出の一例としての追っかけ演出が開始される様子が示されている。
図324(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、第2装飾図柄の下方には、チャンスアップメータCMTが表示されており、このチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されており、各チェックポイントで疑似連が発生する可能性があることが報知されている。そして、このチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。
すると、図324(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
図324(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、1回目の疑似連による第1装飾図柄の変動表示(すなわち、2回目の装飾図柄の変動表示)が行われている様子が示されている。
図324(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、悪徳商人は取り逃がしたが、千両箱を取り返したことにより、リーチに発展する様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達しており、また、第2チェックポイントCP2の表示がクエスチョンマークから、リーチ状態に移行したことを示す「R」の文字の表示に切り替わっている。これにより、疑似連演出は途中で終了とされ、図324(A6)に示すように、疑似連演出の表示がチャンスアップメータCMTとともにフェイドアウトする。
その後、図324(A7)に示すように、リーチ演出が開始されると、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11もフレームアウトされる。このとき、チャンスアップメータCMTは疑似連演出の表示のフェイドアウトの完了とともに消去されている。このように、チャンスアップメータCMTが最後まで到達できた方が途中のチェックポイントで終了した場合よりも大当りとなりやすいように構成されていてもよい。また、到達したチェックポイントによって大当りのなりやすさを異ならせるようにしてもよい。
また、チャンスアップメータCMTを非表示とする演出例として、図324(A6a−1)〜同図(A6a−2)に示す要領で行われてもよい。具体的には、図324(A5)において、疑似連演出が途中で終了された場合には、図324(A6a−1)〜同図(A6a−2)に示すように、チャンスアップメータCMTの表示画面外へのフレームアウトによりチャンスアップメータCMTを非表示にするようにしてもよい。
図324(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、リーチ演出が開始してからスーパーリーチに発展するまでの間にチャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。
図324(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチとなって移行したリーチ演出が行われている様子が示されている。また、図324(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。そして、この演出例では、リーチ演出が開始すると、第2装飾図柄の下方にチャンスアップメータCMTが表示されて、チャンスアップメータCMTを用いた演出が行われる。このチャンスアップメータCMTを用いた演出は、スーパーリーチに移行するか、スーパーリーチに移行することなくハズレが表示されるまで行われる。また、この演出例では、図324(B1)に示すように、リーチ演出において、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2に到達したときに各チェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われており、その旨の「UP」の文字が表示されている。また、チャンスアップメータCMTは、第1装飾図柄の一部にオーバーラップしている。
図324(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11もフレームアウトされている様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第3チェックポイントCP3に到達している様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTは、移動後の第1装飾図柄の左図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも左図柄が視認困難とされている。
すると、図324(B3)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、この演出例では、チャンスアップメータCMTも第1大盤振舞役物224Gaによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。なお、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間もマーカーMRKは進行を続けているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間はマーカーMRKの進行が停止してもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間は、チャンスアップメータCMTを非表示にするようにしてもよい。また、図324(B3)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 大盤振舞」の文字が付記された吹き出しが表示され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。
その後、図324(B4)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。このとき、チャンスアップメータCMTが導光板ILの発光部分にオーバーラップされている。
その後、図324(B5)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図324(B6)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、導光板ILの発光が終了したタイミングで、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが最終地点に到達しているが、マーカーMRKが最終地点に到達した後で導光板ILの発光が終了してもよいし、導光板ILの発光が終了した後でマーカーMRKが最終地点に到達してもよい。また、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した後で、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの前面側に配置され、第1装飾図柄の左図柄がチャンスアップメータCMTにオーバーラップするが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する前では、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した後では、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの背面側に配置されて、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTにオーバーラップされるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作前後で第1装飾図柄とチャンスアップメータCMTの前後関係が変更されなくてもよい。チャンスアップメータCMTは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻った後で消去される。その後、図324(B7)に示すように、スーパーリーチに発展する。
図325は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図325(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にチャンスアップメータCMTとは関係のない他の演出がチャンスアップメータCMTにオーバーラップして行われる様子が示されている。ここで、他の演出がチャンスアップメータCMTの一部のみをオーバーラップしてもよいし、他の演出がチャンスアップメータCMTの全部をオーバーラップしてもよい。
図325(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図325(A1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図325(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図325(A1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図325(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。
その後、図325(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BXがチャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするように表示されている。そのため、宝箱BXがチャンスアップメータCMTにオーバーラップしていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。なお、宝箱BXは、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告とは関係のない予告演出である。また、宝箱BXの表示中もマーカーMRKは停止せず、継続して進行している。
図325(A3)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第2チェックポイントCP2ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。なお、宝箱BXは、依然としてチャンスアップメータCMTにオーバーラップしている。
その後、図325(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BXが開放し、中から「激熱」の文字が出現する様子が示されている。この「激熱」の文字表示も、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告とは関係のない予告演出である。なお、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、図325(A5)に示すように、チャンスアップメータCMTにオーバーラップして表示されていた宝箱BXは消去され、チャンスアップメータCMTが視認容易な状態となる。
図325(B1)は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にチャンスアップメータCMTとは関係のない他の演出がチャンスアップメータCMTにオーバーラップして行われる様子が示されている。具体的には、図325(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTを用いたチャンスアップメータ演出の実行中において、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするようにワイプ画面WPが配置され、このワイプ画面WPにおいて一斉演出が行われている様子が示されている。ここで、一斉演出とは、例えば、計時手段としてのRTC(Real Time Clock)や内蔵タイマを用いて、同一の遊技島に取り付けられた同一機種のパチンコ機100で、同一の演出内容を同一のタイミングで行う演出のことである。ワイプ画面WPは、例えば、一斉演出が開始するときに表示され、終了するときに消去される。また、ワイプ画面WPは、一斉演出以外の演出が行われる場合にも表示されるようにしてもよい。
図325(C1)〜同図(C2)は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にエラー表示が表示される様子が示されている。
図325(C1)に示す装飾図柄表示装置では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図325(C1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図325(C1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図325(C1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図325(C1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。
その後、例えば、トランシーバ等の無線機によって、パチンコ機100の信号電圧に変動をきたすような強力な電波が出力されていることを、例えば、パチンコ機100の主制御部300に設けられた電波検知手段によって検知した場合には、図325(C2)に示すように、その旨を示す「電波を検出しました」の文字表示によるエラー表示が行われる。図325(C2)に示す演出例では、このエラー表示はチャンスアップメータCMTにオーバーラップされておらず、チャンスアップメータCMTの視認性に影響を与えていない。このエラー表示は、他のエラーについて適用してもよく、例えば、下皿128(図289参照)が満タンとなったことが検出されると発生する玉抜きエラーや、前面枠扉106(図289参照)等の扉部材が開放されたことが検出されると発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、エラーの種類によってはエラー表示を行わないようにしてもよく、音声やランプでエラー報知を行うようにしてもよい。
図325(C2a)、同図(C2b)及び同図(C2c)は、エラー表示の他の表示例について示しており、例えば、図325(C2a)に示すように、エラー表示がチャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。また、図325(C2b)に示す例では、複数のエラー表示を同時に行うことができるように構成されており、エラーが発生すると、表示画面の左側上方から縦方向に並べて表示するものを示している。この場合、例えば、4つ目のエラー(エラーD)が発生した場合に、4つ目のエラー表示によってチャンスアップメータCMTにオーバーラップするように表示される。また、図325(C2c)に示す例では、表示画面全体でエラー表示が行われている様子が示されている。具体的には、パチンコ機100の遊技盤200(図289参照)に対して強い磁気が発せられていることを、例えば、パチンコ機100の主制御部300に設けられた磁力検知手段によって検知した場合には、図325(C2c)に示すように、その旨を示す「磁気を検出しました」の文字表示によるエラー表示が表示画面全体に亘って行われる。これにより、チャンスアップメータCMTは非表示とされ、他の演出も非表示とされる。このようなエラーを検知した場合には、例えば、大当り判定を行わないなど、電源が遮断されるまで主制御部300における処理の一部を行わないようにして遊技を進行させないようにしてもよい。なお、エラー表示が行われている状態で電源が遮断し、その後電源の供給が復旧した場合には、電源遮断時に実行中であった図柄変動表示の変動時間が経過して図柄変動停止コマンドが第1副制御部400に出力されるまで、例えば、「準備中」の表示を表示画面全体に亘って行うようにしてもよい。
図325(D1)〜同図(D2)は、チャンスアップメータCMTが他の表示装置にオーバーラップされる様子が示されている。なお、図325(D1)〜同図(D2)に示す演出例では、図302(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。
図325(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方左側にはチャンスアップメータCMTが表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図325(D1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図325(D1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図325(D1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図325(D1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、剣豪リーチに発展したことを示す「vs剣豪」の文字が表示されるとともに、表示画面の右下隅部に変動アイコンh0が表示されている。
図325(D2)では、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の表示画面に沿って上方に移動し、装飾図柄表示装置208の前面側にサブ表示装置208Sがオーバーラップしている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされ、オーバーラップされていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sでは、「勝負じゃ」の文字が表示された吹き出しが付記された主人公の殿様のカットイン画像が表示されている。
なお、この演出例では、表示手段の一例としてのサブ表示装置208SによりチャンスアップメータCMTがオーバーラップされるようにしたが、他の表示手段によりチャンスアップメータCMTにオーバーラップするようにしてもよく、例えば、導光板IL、POVディスプレイ224I、7セグ、ドットマトリクス、ランプ等により構成された表示手段が適用可能である。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208にチャンスアップメータCMTを表示するようにしたが、例えば、図325(E1)に示すように、サブ表示装置208SにチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨ってチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。
なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTが他の表示にオーバーラップされる例について説明したが、チャンスアップメータCMTに換えてタイマ予告表示TM1が他の表示にオーバーラップされる場合についても適用することができる。
図326は、ボタン演出における残時間表示メータの変化の態様について説明する図である。
図326では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図326(A1)〜同図(A9)に示す演出例は、ナビキャラクタYMによって行われるボタン演出における残時間表示メータの変化速度と、会話予告において行われるボタン演出における残時間表示メータの変化速度が異なる様子が示されている。
図326(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図326(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図326(A1)に示すタイミングでは、ナビキャラクタYMによるボタン演出が開始されており、ナビキャラクタYMの近傍に、ボタン画像136a1と残時間表示メータMT1とを含む吹き出しが表示されている。その後、図326(A2)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。なお、このナビキャラクタYMによるボタン演出における操作有効期間は、例えば、10秒とされている。
その後、図326(A3)に示す残時間表示メータMT1では、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。また、図326(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるボタン演出が行われている間に、会話予告が開始されている様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図326(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像では、演出ボタン136aを模したボタン画像136a2と、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMT2とによって構成されている。なお、図326(A4)に示すタイミングでは、会話予告における操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。一方、ナビキャラクタYMによるボタン演出では、操作有効期間が開始されているので、演出ボタン136が操作されると、これに対応した演出が行われる場合がある。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図326(A4)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、爺の会話画像CI2は、ナビキャラクタYMの吹き出しの表示に一部がオーバーラップされている。
その後、図326(A5)に示すタイミングで会話予告における操作有効期間が開始される。遊技者は、図326(A5)に示すタイミング以降に演出ボタン136が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。なお、この会話予告によるボタン演出の操作有効期間は、例えば、5秒とされており、ナビキャラクタYMによるボタン演出における操作有効期間よりも短い。そのため、図326(A5)〜同図(A7)に示すように、ナビキャラクタYMによるボタン演出における残時間表示メータMT1のゲージの減る速度よりも、会話予告によるボタン演出における残時間表示メータMT2のゲージの減る速度の方が大きい。換言すれば、ナビキャラクタYMによるボタン演出における残時間表示メータMT1のゲージよりも、会話予告によるボタン演出における残時間表示メータMT2のゲージの方が早く減っている。
その後、図326(A8)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図326(A9)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。また、一方で、ボタン画像136a1と残時間表示メータMT1が表示されていたナビキャラクタYMの吹き出しの表示が「激熱」の文字表示に変化し、大当りの信頼度が相当程度高いことを報知している。すなわち、この演出例では、1回の演出ボタンの操作で、会話予告におけるボタン演出とナビキャラクタYMによるボタン演出の両方に対してボタンの操作結果に応じた演出が行われている様子が示されている。なお、爺の会話画像CI2に表示される「激熱ですぞ」の文字表示もナビキャラクタYMの吹き出しに表示される「激熱」の文字表示も、それぞれ操作有効期間が経過した場合にも表示されるが、表示されなくてもよい。
なお、図326(A8)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136が操作された場合に、例えば、図326(A9a−1)に示すように、先に開始されたボタン演出に対応する操作結果に応じた演出が行われるようにしてもよい。すなわち、この演出例では、会話予告におけるボタン演出よりも先にナビキャラクタYMによるボタン演出が開始されたので、図326(A9a−1)に示すように、ナビキャラクタYMによるボタン演出における演出ボタン136の操作に応じた演出(ナビキャラクタYMの吹き出しにおける「激熱」の文字表示)のみが行われ、会話予告によるボタン演出における演出ボタン136の操作に応じた演出(爺の会話画像CI2に表示される「激熱ですぞ」の文字表示)は行われない。
その後、図326(A9a−2)に示すように、遊技者により2回目の演出ボタン136の操作が行われると、図316(A9a−3)に示すように、後に開始されたボタン演出に対応する操作結果に応じた演出が行われる。すなわち、会話予告によるボタン演出における演出ボタン136の操作に応じた演出(爺の会話画像CI2おける「激熱ですぞ」の文字表示)が行われる。
なお、この演出例において、2つのボタン演出においてそれぞれ操作有効期間が開始されている場合に演出ボタン136が操作されたときには、残時間表示メータにおけるゲージの減る速度の大きいボタン演出を優先して演出ボタン136の操作に応じた演出が行われるようにしてもよいし、残時間表示メータにおけるゲージの減る速度の小さいボタン演出を優先して演出ボタン136の操作に応じた演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、2つの残時間表示メータMT1,MT2の表示態様の変化速度が異なっているが、例えば、ある時間まで、爺の予告画像CI2における残時間表示メータMT2の表示態様の変化速度がナビキャラクタYMの吹き出しにおける残時間表示メータMT1の表示態様の変化速度と同じであり、ある時間となった場合に残時間表示メータMT2の表示態様の変化速度が変化するようにしてもよい。
また、この演出例では、爺の予告画像CI2に係る操作有効期間を5秒としたが、例えば、5秒の場合と10秒の場合とで用意し、それぞれに対応する速度で残時間表示メータMT2の表示態様を変化させるようにしてもよい。すなわち、操作有効期間が10秒である場合には、ナビキャラクタYMの吹き出しにおける残時間表示メータMT1の表示態様の変化速度を同じとなる。この場合、爺の予告画像CI2に係る操作有効期間が5秒に選択された場合の方が、10秒に選択される場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。
また、この演出例において、先に演出が表示されたナビキャラクタYMの吹き出しにおいて「激熱」が表示された場合よりも、後に延出が開始された爺の会話画像CI2において「激熱ですぞ」が表示された場合の方が、大当りの信頼度が高いようにしており、これにより、後に表示された予告表示の方が大当りのときに表示されやすく、遅く表示された予告表示の方の注目度を相対的に下げている間に表示させることによって、遊技者を驚かせることができる場合がある。また、先に演出が表示されたナビキャラクタYMの吹き出しにおいて「激熱」が表示された場合よりも、後に延出が開始された爺の会話画像CI2において「激熱ですぞ」が表示された場合の方が、大当りの信頼度が低くてもよいし、大当りの信頼度が同じであってもよい。
図326(B1)〜同図(B11)に示す演出例は、タイマ予告演出とチャンスアップメータを用いた演出の両方が同時期に行われている様子を示している。
図326(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図326(B1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図326(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があることが示されており、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。
図326(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図326(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の開始がチャンスアップの予告として機能しているということができる。また、タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。
すると、図326(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ タイマ予告」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことを報知している。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが行われており、図326(B4)に示すタイミングでは、「09:17」が示されている。
その後、図326(B5)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図326(B5)に示すタイミングでは、「08:81」が示されている。
図326(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図326(B6)に示すタイミングでは、「08:31」が示されている。
図326(B7)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2から移動を開始した様子が示されている。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達することによりチャンスアップの予告(例えば、カットインの発生)が行われており、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされているとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示されている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図326(B7)に示すタイミングでは、「04:14」が示されている。
図326(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達した様子が示されている。一方、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「00:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すると、図326(B9)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。この演出例によれば、先に開始されたチャンスアップメータCMTによる表示態様の全体に対する変化の割合(速度)よりも、後で開始されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの速度の方が早いということができる。すなわち、先に開始されたチャンスアップメータCMTによるサボハニのキャラクタSBHの開始地点SPから最終地点GPまでにかかる時間よりも、後で開始されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの開始から終了までにかかる時間の方が早いということができる。
続いて、図326(B10)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことを報知している。このレバー演出におけるレバー画像136Vaの表示は、第3チェックポイントCP3に到達したことに対応して表示されるチャンスアップの予告であると同時に、タイマ予告演出のカウントダウンが完了した結果行われる予告でもある。すなわち、チャンスアップメータCMTによる演出において示されているチャンスアップの予告の対象とタイマ予告演出の結果行われる予告の対象が同じであるということができる。あるいは、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達して行われるチャンスアップの予告と、タイマ予告表示TM1に示される「注目」の文字によって示される予告が同じであるということもできる。なお、チャンスアップメータCMTによる演出において示されているチャンスアップの予告の対象とタイマ予告演出の結果行われる予告の対象が異なっていてもよく、例えば、チャンスアップメータCMTによる演出において、第3チェックポイントCP3にサボハニのキャラクタSBHが到達して行われるチャンスアップの予告がレバー画像136Vaであり、タイマ予告演出の結果行われる予告が、出現したレバー画像136Vaの表示態様を信頼度のより高い表示態様に変化する(例えば、赤色から金色に変化する等)ものであってもよい。
その後、図326(B11)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
図327は、ボタン演出の他の例を段階的に示す図である。
図327では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図327(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図327(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図327(2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が開始している様子が示されている。この演出例では、ボタン画像と残時間表示メータの組合せからなる操作促進報知画像が6セット表示されている。具体的には、第1のボタン画像136a1と第1の残時間表示メータMT1からなる第1の操作促進報知画像が表示画面の左上に配置され、第2のボタン画像136a2と第2の残時間表示メータMT2からなる第2の操作促進報知画像が表示画面の上部中央に配置され、第3のボタン画像136a3と第3の残時間表示メータMT3からなる第3の操作促進報知画像が表示画面の右上に配置され、第4のボタン画像136a4と第4の残時間表示メータMT4からなる第4の操作促進報知画像が表示画面の右下に配置され、第5のボタン画像136a5と第5の残時間表示メータMT5からなる第5の操作促進報知画像が表示画面の中央下部に配置され、第6のボタン画像136a6と第6の残時間表示メータMT6からなる第6の操作促進報知画像が表示画面の右下に配されている。その後、図327(3)に示すタイミングで、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のいずれについても演出ボタン136の操作有効期間が開始する。
図327(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1の残時間表示メータMT1〜第6の残時間表示メータMT6のいずれも、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうち、第1の操作促進報知画像についての操作有効期間の方が、他の操作促進報知画像についての操作有効期間よりも短く、早く操作有効期間が経過するようになっている。なお、この演出例では、第2の操作促進報知画像〜第6お操作促進報知画像はいずれも操作有効期間の長さが同じとなっている。そのため、第1の残時間表示メータMT1のゲージが、他の残時間表示メータMT2〜MT6のゲージよりも減りが速くなっている。
その後、図327(5)に示すタイミングで演出ボタン136が1回操作されると、図327(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1の操作促進報知画像がコパンダのキャラクタKPに変化し、予告が行われている様子が示されている。なお、第2の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像は変化していない。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の1回の操作で、複数の操作促進報知画像のうちの1つの操作促進報知画像のみを変化させている。また、演出ボタン136が操作された場合には、第1の操作促進報知画像、第2の操作促進報知画像、第3の操作促進報知画像、第4の操作促進報知画像、第5の操作促進報知画像、第6の操作促進報知画像の順で優先して1つずつ表示態様を変化させるようにしている。なお、表示態様を変化させる操作促進報知画像の順序は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、1回の演出ボタン136の操作で2以上の操作促進報知画像の表示態様を変化させるようにしてもよい。
なお、この演出例では、第1の残時間表示メータMT1(演出ボタン136が操作された際に最も優先して表示態様が変化する第1の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが他の残時間表示メータMT2〜MT6よりも速いものとしたが、例えば、図327(4a)に示すように、第3の残時間表示メータMT3(演出ボタン136が操作された際に3番目に優先して表示態様が変化する第3の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが第1の残時間表示メータMT1を含めた他の残時間表示メータMT1,MT2,MT4,MT5,MT6よりも速いものとしてもよいし、遅いものとしてもよい。また、例えば、図327(4b)に示すように、第6の残時間表示メータMT6(演出ボタン136が操作された際に表示態様を変化させる優先順位が最下位である第6の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが他の残時間表示メータMT1〜MT5よりも速いものとしてもよいし、遅いものとしてもよい。また、ゲージの減りを早くする残時間表示メータとしては、上述したものに限定されず、適宜のものに設定することができる。
また、この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれもボタン画像136a1〜136a6をその構成としたが、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれか1つ又は2以上について、ボタン画像に換えて他の画像を表示するようにしてもよい。具体的には、例えば、図327(4c)に示すように、第6の操作促進報知画像を構成する画像として、第6のボタン画像136a6に換えて、演出レバー136Vの操作を促進する第6のレバー画像136Va6を表示するようにしてもよい。この場合、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のいずれの残時間表示メータもゲージの減る速度を同じにしてもよいし、図327(4c)に示すように、第6のレバー画像136Va6を構成する第6の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータMT6のゲージの減る速度を、他の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータMT1〜MT5よりも速くするようにしてもよいし、遅くするようにしてもよい。このように構成して、例えば、ボタン演出が開始されて図327(4c)に示すような表示が行うことにより、演出ボタン136を5回操作した後に演出レバー136Vを1回操作することを促進することができる場合がある。
また、この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれか1つにおける残時間表示メータのゲージの減る速度を他の操作促進報知画像における残時間表示メータと異ならせるようにしたが、例えば、図327(4d)に示すように、残時間表示メータのゲージの減る速度が異なるものが2以上あってもよい。具体的には、図327(4d)に示すように、第3の操作促進報知画像と第5の操作促進報知画像の残時間表示メータMT3,MT5のゲージの減る速度が、その他の操作促進報知画像の残時間メータMT1,MT2,MT4,MT6とは異なっており、第3の操作促進報知画像に対応する第3の残時間表示メータMT3よりも第5の操作促進報知画像に対応する第5の残時間表示メータMT5の方がゲージの減る速度が大きくしてもよい。
図328は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図328では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図328(A1)〜同図(A6)に示す演出例は、複数のタイマ予告演出が同時期に行われている様子を示している。
図328(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図328(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図328(A1)では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。具体的には、表示領域の右側からタイマ予告表示TM1,TM2がフレームインすることにより、タイマ予告演出がそれぞれ開始される。いずれのタイマ予告表示TM1,TM2も、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、後述するように、一方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度が他方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度よりも速いため、カウントダウンが完了するまでの時間が異なっている。この演出例において、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のうち、上方に表示されるものを第1のタイマ予告表示TM1といい、下方に表示されるものを第2のタイマ予告表示TM2という場合がある。
図328(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のフレームインが完了した様子が示されている。各タイマ予告表示TM1,TM2は、その後、それぞれタイマ表示のカウントダウンを開始する。
図328(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。この演出例では、第1のタイマ予告表示TM1よりも第2のタイマ予告表示TM2の方が、カウントダウンの速度が速くなっている。なお、第1のタイマ予告表示TM1は、実際の時間の経過に合わせてカウントダウンをしているが、第2のタイマ予告表示TM2は、それよりも速くなっている。図328(A3)に示すタイミングでは、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示は、「09:73」となっており、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示は、「06:73」となっている。なお、カウントダウンの速度については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができ、例えば、第2のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度を実際の時間の経過に合わせた速度とし、第1のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度を第2のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度よりも遅くしてもよい。
その後、図328(A4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示が「00:00」となってカウントダウンが完了する様子が示されている。一方、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示は「06:00」となっている、すなわち、タイマ予告表示のカウントダウンが開始してから4秒が経過したときの様子が示されているということができる。
すると、図328(A5)に示すように、第2のタイマ予告表示TM2では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。一方、第1のタイマ予告表示TM1はカウントダウンが継続しており、図328(A5)に示すタイミングでは、タイマ表示が「05:87」となっている。その後は、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応する予告が行われる場合がある。なお、第2タイマ予告表示TM2は、カウントダウンが完了した後は、例えば、フレームアウトする等により消去される。
図328(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となってカウントダウンが完了する様子が示されている。その後は、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応する予告が行われる場合がある。その後、第1のタイマ予告表示TM1は、カウントダウンが完了した後は、例えば、フレームアウトする等により消去される。
この演出例では、2つのタイマ予告演出が同時に開始された場合について説明したが、2つのタイマ予告演出が異なるタイミングで開始されてもよく、この場合、例えば、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度が、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度よりも速いようにしてもよいし、遅いようにしてもよい。
図328(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、複数のタイマ予告演出が同時期に行われ、いずれか一方のタイマ予告演出についてカウントダウンが完了するまでの時間が加算される様子を示している。
図328(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図328(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図328(B1)では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。具体的には、表示領域の右側からタイマ予告表示(第1のタイマ予告表示TM1、第2のタイマ予告表示TM2)がフレームインすることにより、タイマ予告演出がそれぞれ開始される。いずれのタイマ予告表示TM1,TM2も、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度はいずれも同じである。
図328(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のフレームインが完了した様子が示されている。各タイマ予告表示TM1,TM2は、その後、それぞれタイマ表示のカウントダウンを開始する。
図328(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、第1のタイマ予告表示TM1も第2のタイマ予告表示TM2も、実際の時間の経過に合わせてカウントダウンをしている。図328(B3)に示すタイミングでは、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示も第2のタイマ予告表示TM2も、「09:73」となっている。なお、カウントダウンの速度については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができ、例えば、実際の時間の経過よりも遅くてもよいし、速くてもよい。また、図328(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
すると、図328(B4)に示すように、第1のタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「19:00」に更新され、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。このとき、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示には上乗せが行われていないため、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示と第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示とで10秒の差が生じている。そのため、2つのタイマ予告演出が開始されたが、途中で一方のタイマ表示に対して時間が上乗せされたため、カウントダウンが終了するタイミングが異なることとなる。
なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示のうちのいずれか一方のタイマ表示に時間の上乗せを行ったが、時間の短縮(減算)を行ってもよいし、タイマ予告演出の実行中にいずれか一方のタイマ表示のカウントダウンを一時停止してカウントダウンが完了するまでの時間を異ならせるようにしてもよい。
また、この演出例では、2つのタイマ予告演出を同時に開始された場合について説明したが、2つのタイマ予告演出が異なるタイミングで開始されてもよく、この場合、例えば、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の上乗せを行い、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した後で、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するようにしてもよい。また、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の短縮を行い、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するよりも前に、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するようにしてもよい。
また、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われているときに、タイマ上乗せ演出が行われた場合、いずれか一方のタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の上乗せを行ったが、いずれのタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対しても時間の上乗せ(あるいは、時間の短縮やカウントダウンの一時停止等)を行っていずれのタイマ予告表示の表示態様も変化させるようにしてもよい。
また、2つのタイマ予告演出が開始された後、それぞれのタイマ予告演出に対応する2つのタイマ上乗せ演出等(タイマ短縮、カウントダウン一時停止等)が行われ、これにより、タイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対する時間の上乗せ等がそれぞれについて行われるようにしてもよい。
また、2つのタイマ予告演出が開始された後、3つのタイマ上乗せ演出等(タイマ短縮、カウントダウン一時停止等)が行われ、例えば、2つのタイマ予告演出のうちの一方のタイマ予告演出に対して2つのタイマ上乗せ演出等によるタイマ表示の変化が行われ、他方のタイマ予告演出に対して残りの1つのタイマ上乗せ演出等によるタイマ表示の変化が行われるようにしてもよい。また、3つのタイマ上乗せ演出等が行われ、例えば、3つのうちの2つのタイマ上乗せ演出等のみによるタイマ表示の変化が行われてもよいし、3つのうちの1つのタイマ上乗せ演出等のみによるタイマ表示の変化が行われてもよいし、3つのいずれのタイマ上乗せ演出等によってもタイマ表示の変化が行われなくてもよい。
図328(C1)〜同図(C4)に示す演出例は、複数の操作手段のいずれかを操作することを促す演出において、複数の操作手段のそれぞれについて操作有効期間を示す残時間表示タイマーが表示されている様子が示されている。
図328(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図328(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図328(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が開始されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLと右扉画像DRRとが左右に並んで表示されている。左扉画像DRLに対応して、操作キーユニット137を構成する左キーを模した左キー画像137aLが左扉画像DRLにオーバーラップして表示されており、また、左キー画像137aLの下方には、残時間表示メータMT1が表示されている。また、右扉画像DRRに対応して、操作キーユニット137を構成する右キーを模した右キー画像137aRが右扉画像DRRにオーバーラップして表示されており、また、右キー画像137aRの下方には、残時間表示メータMT2が表示されている。その後、操作キーユニット137の操作有効期間が開始され、遊技者による操作キーユニット137の操作を受付可能な状態となる。
図328(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLと右扉画像DRRにそれぞれ対応する残時間表示メータMT1,MT2のいずれも、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。この演出例では、右扉画像DRRに対応する右キーの操作有効期間の方が、左扉画像DRLに対応する左キーの操作有効期間の方よりも短く、早く操作有効期間が経過するようになっている。そのため、右扉画像DRRに対応する残時間表示メータMT2のゲージが、左扉画像DRLに対応する残時間表示メータMT1のゲージよりも減りが速くなっている。
図328(C3)は、遊技者によって左キーが操作されて左扉画像DRLが選択された様子が示されている。具体的には、左扉画像DRLが表示画面の中央に移動して拡大表示されるとともに、左キー画像137aLと残時間表示メータMT1が消去される。また、右扉画像DRRは、右キー画像137aR及び残時間表示メータMT2とともに消去されている。これにより、左扉画像DRLが選択されたことが報知されている。
その後、図328(C4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLの扉が開く様子が示されており、リプレイ図柄RPが出現する様子が示されている。これにより、例えば、疑似連が行われることを予告している。
一方、図328(C2)に示す場合において、右キーが操作されて右扉画像DRRが選択された場合には、図328(C4a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右扉画像DRRの扉が開き、松の図柄CCが出現する場合がある。この松の図柄CCには、「げきあつ」の文字が付加されており、大当りの信頼度が飛躍的に高くなっていることを示唆している。
このように、この演出例では、2つの残時間表示メータのうち、ゲージの減りが速い方が選択された場合には、信頼度のより高い予告表示が行われるようにされているが、いずれを選択しても、同じ表示が表示されるようにしてもよい。また、2つの残時間表示メータのうち、ゲージの減りが遅い方が選択された場合に、信頼度のより高い予告表示が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、右扉画像DRRの操作有効期間よりも左扉画像DRLの操作有効期間の方が短いようにしているが、操作有効期間の長さがいずれも同じであってもよく、例えば、右扉画像DRRの残時間表示メータMT2のゲージが0となった場合でも、左扉画像DRLの残時間表示メータMT1のゲージが0となるまで、待機するとともに、右キーの操作を有効としてもよいし、待機中は、右キーの操作を無効としてもよい。
図329は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図329では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図329(A1)〜同図(A12)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図329(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図329(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1は、小サイズ(デフォルトの表示サイズ)で表示されており、タイマ予告演出が開始されてタイマ予告表示TM1が表示されるときは小サイズで表示される。ここで、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示が開始された際に、少なくとも小サイズであってもよく、この場合、カウントダウンの表示が開始されるよりも前にタイマ予告表示TM1が大サイズで表示されてもよいし、その他のサイズで表示されてもよいし、表示態様自体が異なっていてもよい。
図329(A2)に示すタイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図329(A2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図329(A3)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、第1装飾図柄が拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップするようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。また、タイマ予告表示TM1を拡大して表示する際に、タイマ表示部分の大きさは変化しないで、タイマ予告表示TM1の枠部分だけ拡大するようにしてもよい。また、この演出例では、タイマ表示が「03:00」となった場合に必ずタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるようにしたが、拡大しない場合があってもよく、例えば、タイマ予告表示TM1が拡大して表示された場合には、拡大しない場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に表示位置を変更したが、表示位置が変更しない場合があってもよい。
その後は、図329(A4)〜同図(A7)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図329(A5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図329(A6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、その態様は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1によって視認困難とされている。なお、装飾図柄の停止表示が行われる場合に、停止図柄がタイマ予告表示TM1の前面側に配置されるようにしてもよい。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図329(A8)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。この「注目」の文字は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1に合わせて拡大して表示されている。なお、タイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字表示が行われなくてもよいし、何らの演出も行われなくてもよい。
その後、図329(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。なお、タイマ予告表示TM1を縮小して表示することなくそのまま消去するようにしてもよい。
すると、図329(A10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図329(A11)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去され、図329(A12)に示すように、疑似連図柄が停止表示する。これにより、疑似連が実行されることが報知されている。
なお、この演出例では、タイマ予告演出において、タイマ表示が残り3秒を示す「03:00」となった場合に、タイマ予告表示TM1を拡大表示するようにしたが、タイマ予告表示TM1を縮小表示してもよいし、枠の色を変更してもよいし、タイマ表示(数字部分)の色を変更してもよいし、タイマ予告表示TM1の形状を変化させてもよいし、タイマ予告表示TM1の向きが変更(例えば、横向きから縦向きに変更)されてもよいし、タイマ予告表示TM1が回転してもよいし、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてもよいし、タイマ予告表示TM1にキャラクタや記号等の他の要素が付加されてもよいし、タイマ表示に対する時間の上乗せが行われてもよいし、タイマ表示に対する時間の短縮が行われてもよいし、タイマ表示のカウントダウンが停止するようにしてもよいし、タイマ表示のカウントダウンの速度が速くなってもよいし、タイマ表示がカウントアップ(巻き戻し)してもよいし、タイマ予告表示TM1が分裂して新たなタイマ予告表示が表示されてもよいし、複数のタイマ予告表示が表示されていた場合には、これらのタイマ予告表示が統合されて1つのタイマ予告表示に変更してもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のサイズを小サイズと大サイズの2つのサイズに変化するようにしたが、3つ以上のサイズに変化するようにしてもよく、例えば、タイマ表示や「注目」の文字表示を赤色で表示する場合には、タイマ予告表示TM1を中サイズで表示し、タイマ表示や「注目」の文字表示を金色で表示する場合には、タイマ予告表示TM1を大サイズで表示するようにしてもよい。これによって、例えば、大当りの信頼度に応じて表示態様を変化させることができる場合がある。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のサイズを小サイズから大サイズに変化するようにしたが、例えば、小サイズから中サイズを経て大サイズに変化するようにしてもよい。例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「05:00」となったときにタイマ予告表示TM1のサイズを小サイズから中サイズに変化し、「03:00」となったときに中サイズから大サイズに変化するようにしてもよい。また、小サイズから中サイズに変化するが、大サイズに変化しない場合があってもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のタイマ表示における残り時間が所定時間(例えば、3秒)となった場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしたが、例えば、タイマ表示における残り時間が「00:00」となった場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしてもよいし、「注目」の文字表示を行う場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1の枠や背景の色によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、金>
赤>
緑>
青の順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1の大きさによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、大サイズ>
中サイズ>
小サイズの順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1の形状によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
また、例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の色によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、金>
赤>
緑>
青の順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の大きさによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、大サイズ>
中サイズ>
小サイズの順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の形状によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化した場合に或る演出が出現しやすいようにしてもよく、例えば、タイマ予告表示TM1が大サイズに変化した場合には、疑似連図柄が停止しやすいようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了すると、ある特定の演出が行われるようにしたが、カウントダウンが完了しても何らの演出も行われない場合があるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化した場合には、カウントダウンが完了した場合に或る演出が行われやすく、大当りとなりやすくなるようにしてもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始した時点では、タイマ予告表示TM1を小サイズの表示態様としているが、カウントダウンの開始時点あるいはタイマ予告表示TM1の表示開始時点で大サイズの表示態様としてもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が大サイズに変化した場合には、タイマ表示も大サイズに変化するようにしたが、タイマ予告表示TM1の枠部分のみ大サイズに変化し、タイマ表示のサイズは変更しないようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを変更せず、タイマ予告表示TM1の枠部分のみ小サイズに変化するようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを大サイズに変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分のサイズは変更しないようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを小サイズに変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分のサイズは変更しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分や背景の色を変化させることによって表示態様を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色が変化した場合には、タイマ表示の色も変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色は変化するが、タイマ表示の色は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示の色は変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色は変化しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状を変化させることによって表示態様を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状が変化した場合には、タイマ表示の形状(フォント)も変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状は変化するが、タイマ表示の形状(フォント)は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示の形状(フォント)は変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状は変化しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化するようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化した場合には、タイマ表示もアニメーションにより形態が変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化するが、タイマ表示は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示はアニメーションにより形態が変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分は変化しないようにしてもよい。
図329(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される別の例が示されている。図329(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図329(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「00:31」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、第1装飾図柄では、左図柄に「装飾7」が停止表示されており、中図柄と右図柄は変動表示中である。
その後は、図329(B2)〜同図(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図329(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、タイマ予告表示TM1によってオーバーラップされている。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図329(B4)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。このとき、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。この「注目」の文字は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1に合わせて拡大して表示されている。なお、タイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字表示が行われなくてもよいし、何らの演出も行われなくてもよい。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。このように、タイマ表示のカウントダウン中に限らず、「注目」の文字表示が行われたときにタイマ予告表示TM1が拡大表示してもよい。また、タイマ表示が「00:00」となったときにタイマ予告表示TM1が拡大表示してもよい。
図330は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図330(A1)〜同図(A3)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するときに、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1を別の表示手段に表示する例について示している。なお、図330(A1)〜同図(A3)に示す演出例では、図302(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。
図330(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示可能とされている。なお、図330(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図330(A1)に示すサブ表示装置208Sでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208の中央上部に配置されている。タイマ予告表示TM1ではタイマ表示として「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるカウントダウンの演出が開始された際は、タイマ予告表示TM1が小サイズでサブ表示装置208Sに表示されている。なお、タイマ予告表示TM1によるカウントダウンの演出が開始された際、タイマ予告表示TM1が小サイズで装飾図柄表示装置208に表示されてもよい。
図330(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、依然として装飾図柄の変動表示が行われている。また、サブ表示装置208Sでは、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図330(A2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図330(A3)に示すように、タイマ表示が残り3秒となった場合には、サブ表示装置208Sに表示されていたタイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208に移動し、さらに、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる移動及び拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208とに跨ってタイマ予告表示TM1が表示されるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に完全に移動してからタイマ予告表示TM1を拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に跨いで移動している間に拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208とに跨る前に拡大表示してもよい。なお、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、移動及び拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。
図330(B1)〜同図(B3)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するときに、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1を別の表示手段に表示する別の例について示している。
図330(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示可能とされている。なお、図330(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図330(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示として「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。
図330(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、依然として装飾図柄の変動表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図330(B2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。また、このとき、サブ表示装置208Sが動作しており、装飾図柄表示装置208の表示画面に沿って上昇し、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置し、装飾図柄表示装置208に表示されている装飾図柄及びタイマ予告表示TM1にオーバーラップしており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sが上昇している間に、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMは消去されている。なお、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMは、サブ表示装置208Sが移動を開始する前に消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を完了した後で消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を開始するタイミングで消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を完了するタイミングで消去されてもよい。また、変動アイコンh0と保留アイコンh11のいずれか一方だけ消去されてもよい。また、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMを装飾図柄表示装置208に表示位置を変更するようにしてもよい。
そして、図330(B3)に示すように、タイマ表示が残り3秒となった場合には、装飾図柄表示装置208に表示されていたタイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに移動し、さらに、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される。なお、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる移動及び拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sととに跨ってタイマ予告表示TM1が表示されるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208からサブ表示装置208Sに完全に移動してからタイマ予告表示TM1を拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208からサブ表示装置208Sに跨いで移動している間に拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sとに跨る前に拡大表示してもよい。なお、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、移動及び拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1を拡大表示する場合に、タイマ予告表示TM1を装飾図柄表示装置208から消去してサブ表示装置208Sに表示させるようにしたが、装飾図柄表示装置208にも引き続きタイマ予告表示TM1を表示するようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1のサイズを小さくして表示するようにしてもよい。さらに、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sの両方にタイマ予告表示TM1を表示する場合、これらのタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を同期するようにしてもよいし、同期しないようにしてもよい。
図330(C1)〜同図(C9)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の変化後の表示態様の別の例について示している。図330(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図329(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図330(C2)に示すタイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図330(C2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図330(C3)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する。変化後のタイマ予告表示TM1aは、円形のメータの内部にタイマ表示が配置された態様となっている。この円形のメータ部は、図330(C3)〜同図(C6)に示すように、時間の経過に応じて12時の位置から時計方向にゲージが減っていく態様で表示状態が変化する。なお、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1aは、変動アイコンh0に一部がオーバーラップされているが、変動アイコンh0がタイマ予告表示TM1aにオーバーラップされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1aは、カウントダウンが完了するまで、同じ大きさとなっているが、例えば、残り時間によって大きさを変更してもよく、例えば、残り1秒になったら円形のメータ部を拡大表示するようにしてもよい。また、表示態様の変更後のタイマ予告表示TM1aを、円形のメータ部のみから構成され、タイマ表示を行わないようにしてもよい。また、第1装飾図柄は、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1aにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、第1装飾図柄が表示態様が変化したタイマ予告表示TM1aにオーバーラップするようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する際に、アニメーションによる変化表示を行うようにしてもよい。この場合、変化表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、変化表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示態様を変化して表示する際に、タイマ表示部分は変化しないで、タイマ予告表示TM1の枠部分だけ変化するようにしてもよい。
その後は、図330(C4)〜同図(C6)に示すように、タイマ予告表示TM1aおけるカウントダウン及びゲージの減少表示は、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。この演出例では、タイマ表示によるカウントダウンと円形のメータ部のゲージの減少表示との両方によってカウントダウンの演出が行われるようになっている。ここで、図330(C5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図330(C6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、その態様は、タイマ予告表示TM1aによって視認困難とされている。なお、装飾図柄の停止表示が行われる場合に、停止図柄がタイマ予告表示TM1aの前面側に配置されるようにしてもよい。
タイマ予告表示TM1aにおける表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図330(C7)に示すように、タイマ予告表示TM1aでは、タイマ表示に換えて疑似連演出が行われる旨の「継続」の文字が表示される。これにより、疑似連演出が行われることが報知される。なお、「継続」以外の文字表示が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了した結果、SPリーチに移行するような場合には、「SPリーチ」等と表示してSPリーチに移行することを報知してもよい。また、上述した実施形態のように、予告の発生に注目させるために「注目」と表示するようにしてもよい。
その後、図330(C8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1a消去され、その後、図330(A9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、疑似連図柄が停止表示して疑似連が実行される。
この演出例では、タイマ予告表示TM1aにおいて「継続」の文字を表示して疑似連演出が行われることを報知したが、例えば、「継続」の文字にクエスチョンマークを付与するなどして、疑似連演出が行われない場合があるような表示を行ってもよい。また、このような場合に、例えば、疑似連演出が行われた場合には、大当りが確定するようにしてもよい。
また、この演出例において、複数のタイマ予告表示で同じ演出を対象としたタイマ表示をそれぞれ表示している場合において、一方のタイマ予告表示を大サイズで表示するようにしてもよいし、両方のタイマ予告表示を大サイズで表示するようにしてもよい。また、一方のタイマ予告表示には、「03:00」のタイマ表示を行い、他方のタイマ予告表示には、例えば、「あと3秒」といったように大まかに表示するというように異なる表示態様でカウントダウンの表示が行われてもよい。
図331は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図331では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図331(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図331(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図331(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
その後、図331(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、タイマ上乗せ演出が開始されると、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出において行われるカウントダウンの時間が延長されることが報知される。
続いて、図331(A3)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しでは、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
その後、図331(A4)に示すように、タイマ表示が残り5秒であることを示す「05:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。なお、この演出例では、「05:00」になると、一旦、カウントダウンが中断されるが、カウントダウンが継続して行われていてもよい。ここで、この演出例では、タイマ表示の残り時間が所定時間であることによりタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるのではなく、タイマ表示に時間の上乗せが行われることによりタイマ予告表示TM1が拡大表示されるものである。なお、図331(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大表示されたタイマ予告表示TM1がナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップされているが、ナビキャラクタYMの吹き出しが拡大されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1が拡大表示される条件が、タイマ表示における時間の上乗せに限定されず、例えば、タイマ表示における時間の短縮や、カウントダウンの停止等の際など、タイマ表示が変化する際にタイマ予告表示TM1が拡大表示するようにしてもよい。
図331(A5)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーションの表示が行われ、タイマ表示における時間が上乗せされる演出が行われている。
すると、図331(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図331(A7)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去され、その後、図331(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置に変更される。その後、タイマ表示のカウントダウンが再開される。
図331(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ表示の時間が上乗せされる際にタイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図331(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄では、左図柄に「装飾7」が停止しており、右図柄に「装飾7」が停止している様子が示されている。また、図331(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウン表示が完了しており、「00:00」が表示されている。
すると、図331(B2)に示すように、タイマ予告表示TM1が、装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央に移動するとともに、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。
その後、図331(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1が拡大表示されるととにタイマ表示が再び行われ、タイマ表示として「00:00」が表示される。一方、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタ表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。この疑似連図柄による疑似連演出は、図331(B3)〜同図(B7)まで継続して行われる。
その後、図331(B4)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーションの表示が行われ、タイマ表示における時間が上乗せされる演出が行われている。
すると、図331(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に15秒が上乗せされた様子が示されている。
その後、図331(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、タイマ予告表示TM1を縮小せず、そのままのサイズで表示するようにしてもよい。一方、第1装飾図柄では、中図柄に疑似連図柄が停止され、疑似連が行われることが報知される。
すると、図331(B7)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、その後、2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。なお、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが行われており、図331(B7)に示すタイミングでは、タイマ表示は「14:92」となっている。
図332は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図332では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図332(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、タイマ予告表示の表示態様が変化して予告のランクがアップされる際にタイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図332(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図332(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図332(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図332(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図332(A2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図332(A3)は、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図332(A3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図332(A4)に示すように、タイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1が拡大して表示されるとともに、タイマ予告表示TM1の枠の色が白色から赤色に変更され、さらに大当りの信頼度が高くなったことを示す「LvUP」が付記される。そして、タイマ予告表示TM1の表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。すなわち、タイマ予告表示TM1がランクアップしたことが示されている。なお、タイマ表示のカウントダウンは継続して行われるが、拡大表示がされている間はカウントダウンが一時中断されてもよい。ここで、この演出例では、タイマ表示の残り時間が所定時間であることによりタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるのではなく、タイマ予告表示TM1の表示態様が大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることによりタイマ予告表示TM1が拡大表示されるものである。
その後、図332(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。このとき、タイマ予告表示TM1の枠の色は赤色のままであるが、「LvUP」の表示は消去されている。なお、タイマ予告表示TM1を縮小せず、そのままのサイズで表示するようにしてもよい。
図332(A6)に示すように、タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図332(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図332(A7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が大当りの信頼度が高いことを示すカットイン表示に切り換えられている様子が示されている。このカットイン表示では、姫のキャラクタとともに、大当りの信頼度が高いことを示唆する「突アツ」の文字が表示されている。さらに、図332(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がランクアップしたことを受けて、「期待大」の文字表示が付記されている。これにより、「期待大」の文字表示が付記されていないカットイン表示が表示された場合よりも大当りとなりやすくなっている。なお、「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合に必ず表示されてもよいし、表示されない場合があってもよい。また「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランプアップしたことを条件として表示されるものであってもよいし、タイマ予告表示TM1がランクアップしなくても表示される場合があってもよい。この演出例では、「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合の方が、ランクアップしない場合よりも表示されやすくなっている。また、図332(A7)に示される装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示も変化して予告表示が行われている。この変動アイコンh0の表示の変化は、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われるものであってもよいし、タイマ予告演出とは関係なく行われるものであってもよい。すなわち、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合には、タイマ予告演出によって行われる予告とは別の予告が行われるようにしてもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告表示TM1のランクアップが、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われる予告が昇格していることを示すための報知であってもよいし、タイマ予告表示TM1のランクアップ自体がチャンスアップの予告として機能するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1がランクアップすることで、事前に大当りの信頼度の高い予告が表示される期待度が高くなったことを報知するものであってもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1のランクアップが、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われる予告が昇格する可能性があることを示唆するものであるが、例えば、第1装飾図柄におけるリーチの図柄が昇格する可能性があることを示唆するものであってもよい。具体的には、例えば、確変大当りが確定しない「装飾2」でリーチとなってリーチ演出が行われている際に、タイマ予告表示TM1がランクアップすることで、大当りとなった場合は確変大当りが確定し、しかも大当りとなりやすい「装飾7」のリーチに変化する場合があるようにしてもよい。
図332(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、タイマ予告演出が行われているときにチャンスアップメータを用いた演出が開始される様子を示している。図332(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図332(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図332(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図332(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始している。また、図332(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図332(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、開始地点SPと最終地点GPの他、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図332(B2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図332(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図332(B3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図332(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の右側から出現し、左側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップの予告が行われている様子が示されている。一方、図332(B4)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが登場するときに、タイマ予告表示TM1が縮小表示され、ボゥイのキャラクタBOYを目立たせるようにしている。すなわち、タイマ予告表示TM1を縮小表示することで、ボゥイのキャラクタBOYの表示を邪魔しないようにすることができる場合があり、また、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が行われていることを容易に認識することができる場合がある。なお、タイマ予告表示TM1は、縮小表示されてもタイマ表示のカウントダウンは継続しており、図332(B4)に示すタイミングでは「15:35」が表示されている。なお、縮小表示されている間、タイマ表示のカウントダウンを中断するようにしてもよい。その後、図332(B4)〜同図(B6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が終了するまで、タイマ予告表示TM1の縮小表示が維持される。
そして、図332(B7)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が終了すると、タイマ予告表示TM1が拡大して元のサイズで表示される。
この演出例では、チャンスアップの予告が行われている間、タイマ予告表示TM1を縮小表示することで、チャンスアップの予告が行われていることを報知するようにしたが、タイマ予告表示TM1の表示態様を変化させることにより、その目的を達成することができる場合がある。例えば、タイマ予告表示TM1の縮小表示の他、タイマ予告表示TM1の拡大表示や、タイマ予告表示TM1の枠あるいはタイマ表示自体の色の変化や、タイマ予告表示TM1の表示位置の変化や、タイマ予告表示TM1の形状の変化等によってタイマ予告表示TM1の表示態様の変化を行うようにしてもよい。
図333は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図333では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図333(A1)〜同図(A3)に示す演出例は、スーパーリーチに移行する際に表示されていたタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図333(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図333(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図333(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「21:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図333(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(A2)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。
続く図333(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。タイマ予告表示TM1は、決闘シーンのアニメーション表示が開始されると、その表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、表示画面の右下隅部に変更する。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更した際に、例えば、図333(A3´)に示すように、タイマ予告表示TM1を縮小表示し、スーパーリーチの演出を目立たせるようにしてもよい。
なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始するタイミングでタイマ予告表示TM1の表示位置を移動させるようにしたが、図333(A1)に示されるスーパーリーチに移行する演出が行われるときにタイマ予告表示TM1の表示位置を変更するようにしてもよいし、図333(A2)に示されるスーパーリーチのタイトルの表示が行われるときにタイマ予告表示TM1の表示位置を変更するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1は、特定のタイミング(例えば、3秒前や0になるタイミング、タイマ予告表示TM1のチャンスアップ等)で元の位置に再度移動するように構成されていてもよいし、そのままの位置で表示されてもよい。また、タイマ予告表示TM1を縮小表示している場合も、特定のタイミング(例えば、3秒前や0になったタイミング、タイマ予告表示TM1のチャンスアップ等)で拡大表示(例えば、最初に表示された大きさの表示や、最初に表示された大きさよりも大きい表示)されるようにしてもよい。
図333(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、演出可動体が動作する際に表示されていたタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図333(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図333(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図333(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「27:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図333(B2)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップしている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(B2)に示すタイミングでは「25:34」が表示されている。ここで、タイマ予告表示TM1は、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdとによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりもタイマ予告表示TM1が視認困難とされている。
すると、図333(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされない位置に表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、表示画面の中央上端部に変更する。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更した際に、タイマ予告表示TM1を縮小表示してもよい。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合は、表示位置を変更しなくてもよいが、表示位置を変更してもよい。
その後、図333(B4)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認に容易な態様で現される。このとき、導光板ILが発光されることにより現れるエフェクト画像がタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるが、これによるタイマ予告表示TM1の表示位置の変更は行わない。なお、導光板ILの発光の際に、タイマ予告表示TM1の表示位置の変更を行うようにしてもよい。
その後、図333(B5)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図333(B6)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。
すると、図333(B7)に示すように、タイマ予告表示TM1の表示位置が元の位置(表示画面の右端中央部分)に変更される。タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(B7)に示すタイミングでは「21:37」が表示されている。なお、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動するタイミングと、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始するタイミングとが同じであってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始した後で、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動するようにしてもよいし、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動を開始した後で、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始してもよい。
図333(C1)〜同図(C5)に示す演出例は、タイマ予告表示と装飾図柄の位置関係が変更する様子が示されている。図333(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図333(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「29:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、このタイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
図333(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止し、リーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(C2)に示すタイミングでは「22:04」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップしている。
図333(C3)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始され、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、また、変動アイコンh0は表示されているが、ナビキャラクタYM及び保留アイコンh11がフレームアウトして非表示とされている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(C3)に示すタイミングでは「21:37」が表示されている。なお、このとき、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄の背面側に配置され、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄の右図柄にオーバーラップされている。なお、タイマ予告表示TM1が第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。
図333(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図333(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(C4)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップされている。
続く図333(C5)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図333(C5)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップされている。また、表示画面の左下隅部では、上述したチャンスアップメータCMTが表示されており、チャンスアップメータを用いた演出が行われている。
図334は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図334では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図334(A1)〜同図(A10)に示す演出例は、遊技者の操作によりタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図334(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図334(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図334(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「21:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図334(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(A2)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。
続く図334(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(A3)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部には、操作キーユニット137の下キーのアイコンとともに「タイマを縮小」の文字が表示されたガイド表示が行われており、遊技者が下キーを操作することでタイマ予告表示TM1を縮小表示することができる旨が報知されている。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始されるとガイド表示が表示されるようにしたが、タイマ予告演出が開始されたときから表示されてもよいし、リーチ状態となったときに表示されてもよい。
その後、図334(A4)に示すタイミングで操作キーユニット137の下キーが操作されると、図334(A5)に示すように、タイマ予告表示TM1は、縮小表示されるとともに、その表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、ガイド表示の上方に変更する。このとき、タイマ予告表示TM1は縮小表示される。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が縮小しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから縮小表示してもよいし、縮小表示してから表示位置が変更されてもよい。また、操作キーユニット137の下キーが操作されると、タイマ予告表示TM1が非表示とされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(A5)に示すタイミングでは「18:00」が表示されている。また、図334(A5)に示すガイド表示では、操作キーユニット137の上キーのアイコンとともに「タイマを拡大」の文字が表示され、遊技者が上キーを操作することでタイマ予告表示TM1を拡大して元のサイズで表示され、また、表示位置も元の位置に戻る旨が報知されている。
その後、図334(A6)に示すタイミングで操作キーユニット137の上キーが操作されると、図334(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1は、拡大表示されて元のサイズに戻るとともに、その表示位置も元の位置に戻る。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(A7)に示すタイミングでは「17:81」が表示されている。また、図334(A7)に示すガイド表示では、操作キーユニット137の下キーのアイコンとともに「タイマを縮小」の文字が表示されたガイド表示が行われており、遊技者が下キーを操作することでタイマ予告表示TM1を縮小表示することができる旨が報知されている。なお、この演出例において、図334(A3)に示されるように、タイマ予告表示TM1がデフォルトの表示サイズでデフォルトの表示位置であるときに、操作キーユニット137の上キーが操作されると、タイマ予告表示TM1がさらに拡大して表示されるようにしてもよい。
図334(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(A8)に示すタイミングでは「03:01」が表示されている。
そして、図334(A9)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、表示画面の右下に表示されていたガイド表示が消去され、タイマ予告表示TM1の表示位置(表示サイズ)の変更ができなくなったことが示されている。なお、タイマ予告表示TM1の表示位置及び表示サイズの変更を引き続き可能としてもよい。また、タイマ表示が「03:00」となったときにタイマ予告表示TM1の表示位置が変更され、縮小表示されている場合には、このタイミングで、デフォルトの表示サイズでデフォルトの表示位置に戻るようにしてもよいし、変更された表示位置で縮小表示されたままであってもよい。
図334(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了する様子が示されている。
図334(B1)〜同図(B9)に示す演出例は、タイマ予告演出の実行中にタイマ予告表示が分割して表示される様子が示されている。図334(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図334(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図334(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図334(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(B2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図334(B3)は、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図334(B3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図334(B4)に示すように、タイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1の周囲にエフェクト画像が表示され、その後、図334(B5)に示すように、タイマ予告表示が2つに分割する。ここで、2つのタイマ予告表示のうちの左側に表示されたタイマ予告表示を左側タイマ予告表示TM1Lといい、右側に表示されたタイマ予告表示を右側タイマ予告表示TM2Rという場合がある。これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示はそれぞれ同じ時間を示しており、図334(B5)に示すタイミングでは、それぞれ「13:56」を示している。この演出例では、タイマ予告表示が2つに分割することにより、大当りの信頼度が高くなったことを示唆している。なお、タイマ予告表示が分割する数は、2つに限らず3つ以上であってもよく、分割する数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rは、枠の色が赤色に変化しているが、枠の色が変化しなくてもよく、枠の色が赤色に変化した場合の方が、枠の色が変化しない場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちのいずれか一方の枠の色だけ赤色に変化してもよい。
その後、図334(B6)に示すように、タイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示が「00:00」となると、図334(B7)に示すように、タイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図334(B8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている様子が示されている。このカットインの表示は、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの一方のタイマ予告表示(例えば、左側タイマ予告表示TM1L)におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより行われる演出で、大当りの信頼性のより高いリーチ演出に昇格するすることを報知するものである。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの両方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより行われる演出であってもよい。
その後、図334(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図334(B9)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図334(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPDが応援している様子を示す予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。このコパンダ応援団KPDは、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの他方のタイマ予告表示(例えば、右側タイマ予告表示TM1R)におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより表示される予告キャラクタである。
この演出例では、2つのタイマ予告表示のそれぞれに対応してチャンスアップの予告やリーチ演出の発展を行っているが、2つのタイマ予告表示に対応して1つの演出(リーチ演出の発展)を行い、その発展したリーチ演出の中でもチャンスアップの演出が行われているということもできる。
図335は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図335では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図335(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ予告演出について示している。ここで、図335(A1)〜同図(A5)に示す演出例では、図302(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために図示を省略している。
図335(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、図335(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ表示として「15:47」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図335(A2)に示す第1装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーションが継続して行われている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図335(A2)に示すタイミングでは「15:00」が表示されている。
その後、図335(A3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第2装飾図柄表示装置208Mの近傍の表示領域と、第3装飾図柄表示装置208Nの近傍の表示領域に所定のエフェクト画像が表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが動作することを示唆している。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図335(A3)に示すタイミングでは「14:50」が表示されている。
すると、図335(A4)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って左右に往復動する様子が示されている。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて表示されていたタイマ表示が第2装飾図柄表示装置208Mにも表示される。すなわち、タイマ予告表示が2つに分割する様子が示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が完了した後で、第2装飾図柄表示装置208Mにタイマ表示が表示されるようにしてもよい。第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたタイマ表示と第3装飾図柄表示装置208Nに表示されたタイマ表示はそれぞれ同じ時間を示しており、図335(A4)に示すタイミングでは、それぞれ「13:56」を示している。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作中もタイマ表示のカウントダウンは継続しているが、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作中は、タイマ表示のカウントダウンが中断するようにしてもよい。この演出例では、タイマ予告表示が2つに分割することにより、大当りの信頼度が高くなったことを示唆している。なお、タイマ予告表示が分割する数は、2つに限らず3つ以上であってもよく、分割する数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。例えば、第2装飾図柄表示装置208Mの他、第1装飾図柄表示装置208Lでもタイマ表示が行われるようにしてもよい。
その後、図335(A5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ初期位置に戻る。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図335(A5)に示すタイミングでは「12:19」が表示されている。
図335(B1)〜同図(B5)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ予告演出について示している。ここで、図335(B1)〜同図(B5)に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他に、ミニ表示装置208Pが設けられている。ミニ表示装置208Pは、例えば、遊技盤200や前面枠扉106(図289参照)等の適宜の位置に設けられている。この演出例では、例えば、フルカラーLEDがマトリクス状に配置されたドットマトリクス型の表示装置を採用したが、LCDやELや7セグやランプやドラム等他の表示装置であってもよい。ミニ表示装置208Pは、シャッタ部材が設けられており、シャッタ部材を駆動することによりミニ表示装置208Pを視認容易状態と視認困難状態とに変更することができる。
図335(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、図335(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図335(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「18:19」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、ミニ表示装置208Pでもタイマ予告演出が行われており、タイマ表示として「6:19」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出が並行して行われている様子が示されており、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出においてタイマ表示が「0」となった場合にチャンスアップの予告等の演出が行われる場合があり、また、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ予告演出においてタイマ表示が「0」となった場合にもチャンスアップの予告等の演出が行われる場合がある。
その後、図335(B2)に示すように、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1の周囲にエフェクト画像が表示され、カウントダウンが中断される。一方、ミニ表示装置208Pでもタイマ表示が残り3秒であることを示す「3:00」になるタイミングでカウントダウンが中断される。
すると、図335(B3)に示すように、ミニ表示装置208Pでは、タイマ表示に換えて、ミニ表示装置208Pにおいて示されたタイマ表示の時間が、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示に上乗せされることを示す「UP」の文字が表示される。
すると、図335(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示に3秒の時間が上乗せされて「18:00」に更新される。
その後、図335(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、図335(B5)に示すタイミングでは、タイマ表示は「17:99」となっている。一方、ミニ表示装置208Pでは、シャッタ部材により表示画面が視認困難とされる。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TMのタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合には、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ演出は終了するようにしたが、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TMのタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合でも、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ演出が終了しないで、その後、タイマ表示のカウントダウンが行われるようにしてもよい。
図336は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図336では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図336(A1)〜同図(A10)に示す演出例は、タイマ予告演出が開始する前に、タイマ予告演出が開始されることを準備中である旨の表示を行うことで報知する様子について示している。図336(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図336(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が3となっており、第一の保留アイコンh11〜第三の保留アイコンh13が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が3であることを示す「3」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図336(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告準備演出が開始している様子が示されている。具体的には、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告準備演出が開始される。タイマ予告準備演出は、タイマ予告演出が開始するまでの間、準備中である旨の表示を行い、遊技者に期待感を持たせるようにしたものである。図336(A2)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、何も表示されていない。なお、例えば、後述する「STANDBY」の表示が行われていてもよい。
その後、図336(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1のフレームインが完了した様子が示されている。タイマ予告表示TM1のフレームインが完了すると、タイマ予告表示TM1には、タイマ予告演出の準備中である旨を示す「STANDBY」が表示され、その旨を報知している。すなわち、この演出例では、保留内でタイマ予告演出が行われることを予告する先読み予告の一態様として行われる演出である。なお、変動中の図柄表示においてタイマ予告演出が行われることを予告する当該変動予告であってもよい。
すると、図336(A4)に示すように、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1は、その表示位置を第2保留表示部の下方の位置に変更する。このとき、タイマ予告表示TM1は、縮小表示され、ミニサイズの表示サイズとなる。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が縮小しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから縮小表示してもよいし、縮小表示してから表示位置が変更されてもよい。また、タイマ予告表示TM1を縮小表示しなくてもよいし、表示位置を変更しなくてもよい。
その後、図336(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾9−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示されている様子が示されている。なお、このとき、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1は継続して表示されている。
続いて、図336(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。タイマ予告表示TM1は、依然として第2保留表示部の下方での表示が維持されている。このように、タイマ予告準備演出は、複数の図柄変動表示に跨って行う場合がある演出であるということができる。
その後、図336(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示されている様子が示されている。なお、このときも、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1が継続して表示されている。
続いて、図336(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。タイマ予告表示TM1は、依然として第2保留表示部の下方での表示が維持されている。なお、今回の図柄変動表示は、先読みの対象となっていた保留に対応するものとなっている。
その後、図336(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が拡大表示されて元のサイズに戻るとともに、その表示位置も元の位置に戻り、「STANDBY」の表示からタイマ表示として「10:00」の表示に切り替わる様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が開始されたことが報知される。なお、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が拡大しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから拡大表示してもよいし、拡大表示してから表示位置が変更されてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わった後で、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてもよいし、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更された後で、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わるタイミングと、タイマ予告表示TM1の表示位置の変更のタイミングとが同じであってもよい。
その後、図336(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始している様子が示されている。
なお、その後、例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が特定の時間の表示(例えば、「03:00」)となった場合や、表示態様が変化する場合に、タイマ予告表示TM1の表示サイズを小サイズから大サイズに変更するようにしてもよい。
図336(B1)〜同図(B8)に示す演出例は、先読み予告として機能する時計の予告アイコンMI1を複数ストックし、ストックされた時計の予告アイコンMI1の数だけタイマ予告演出が行われる様子について示している。図336(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図336(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が3となっており、第一の保留アイコンh11〜第三の保留アイコンh13が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が3であることを示す「3」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図336(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾3」が停止表示する様子が示されている。この「装飾3」には、時計の予告アイコンMI1が付加されており、1つの時計の予告アイコンMI1がストックされることを示している。なお、2以上の時計の予告アイコンMI1が一度にストックされることがあってもよい。
図336(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾9−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示している様子が示されている。また、第2装飾図柄の下方には、時計の予告アイコンMI1のストックされている数を示す、タイマ予告ストック表示領域TMstが表示されている。タイマ予告ストック表示領域TMstでは、1つの時計の予告アイコンMI1がストックされていることを示す「タイマ予告ストック×1」の表示が行われている。これにより、保留内にタイマ予告演出が少なくとも1回行われることが報知されている。なお、時計の予告アイコンMI1のストック数だけタイマ予告演出におけるタイマ表示に対する時間の上乗せが行われるようにしてもよい。また、時計の予告アイコンMI1のストック数に応じて、タイマ予告演出が開始されたときにおけるタイマ表示に表示する残り時間が決定されるようにしてもよい。タイマ予告ストック表示領域TMstでは、時計の予告アイコンMI1が出現する毎にストック数が加算されるようになっている。
図336(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告も行われている様子が示されている。このナビキャラ予告では、ナビキャラクタYMの近傍に時計のアイコンとともに「get」の文字が表示された吹き出しが表示されることにより行われる。この演出例におけるナビキャラ予告は、保留内でタイマ予告演出が行われることの先読み予告として機能している。このように、1回の図柄変動表示でストックされる時計の予告アイコンMI1は、1つに限らず、2以上であってもよい。また、時計の予告アイコンMI1がストックされるときに行われる演出の態様も複数種類あってもよい。また、時計の予告アイコンMI1がストックされるときに行われる演出において、ストックされる時計の予告アイコンMI1の数は1つに限らず、2以上である場合があってもよい。
図336(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示している様子が示されている。また、タイマ予告ストック表示領域TMstでは、3つの時計の予告アイコンMI1がストックされていることを示す「タイマ予告ストック×3」の表示が行われている。これにより、保留内にタイマ予告演出が少なくとも3回行われることが報知されている。
図336(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。その後、図336(B7)に示す装飾図柄表示装置208では、3つストックされている時計の予告アイコンMI1のうちの1つが消化され、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央で表示される。なお、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始してから10秒後にチャンスアップの予告が行われる場合があることが示唆されている。また、この演出例では、時計の予告アイコンMI1を1つ消化して1つのタイマ予告演出を開始するようにしたが、2つの時計の予告アイコンMI1を消化して2つのタイマ予告演出を並行して行うようにしてもよい。また、この演出例では、時計の予告アイコンMI1を1つ消化して1つのタイマ予告演出を開始するようにしたが、例えば、図336(B7´)に示すように、時計の予告アイコンMI1を消化することなくタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
その後、図336(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が表示画面の略右端中央に表示位置を変更し、タイマ表示のカウントダウンが開始される。このとき、タイマ予告表示TM1を移動アニメーションにより表示位置を変更するようにしてもよい。なお、時計の予告アイコンMI1が消化されてタイマ予告表示TM1を表示する際に、装飾図柄表示装置208の略中央に表示せず、最初から表示画面の略右端中央に表示するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図337〜図390を参照しながら説明する。また、以下に示す演出表示は、アニメーションにより行われてもよい。また、以下に示す実施形態は、これまでに示したいずれの実施形態においても適用可能であることはいうまでもない。
図337〜図390は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出を段階的に示す図である。なお、図337〜図390では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216について、図示を省略している。なお、図337〜図390では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されているが、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILやPOVディスプレイが配置されてもよい。
図337は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図338は、図337に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図337(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、デフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。さらに、第4図柄や第2装飾図柄を表示するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図337(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図337に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
装飾図柄表示装置208の下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。保留アイコン表示領域では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図337(1)には、保留アイコン表示領域に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図337に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図337(1)に示すように、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図337(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図337(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「チャンス」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。
図337(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図337(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図337(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示され、その後、図337(7)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「継続」の文字が表示され、疑似連が行われることが報知される。
図337(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「いくぜ」の文字が表示された後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。その後、図337(9)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
図337(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図337(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図337(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図337(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHNが大量に横切るサボハニ群予告が行われている様子が示されている。このサボハニ群予告は、大当りの期待度が大きい予告である。すなわち、サボハニ群予告が行われた場合は、サボハニ群予告が行われなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいということができる。なお、本実施形態では、大当りの信頼度に応じてサボハニ群予告を複数種類設けており、サボハニのキャラクタSBHNが第二の数である強サボハニ群予告と、サボハニのキャラクタSBHNが第一の数(第二の数よりも少ない数)である弱サボハニ群予告とが実行される場合がある。図337(13)に示すサボハニ群予告は、強サボハニ群予告である。また、このとき、リーチ図柄が右上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。
図337(14)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図337(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
図337(16)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。なお、このボタン予告演出において、ボタン受付時間メータを表示して操作有効期間を報知するようにしてもよい。
その後、図337(17)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図337(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が装飾されていない弱カットイン画像CI1bであり、強カットイン画像CI1aが表示された場合よりも大当りの信頼度が低いことを示唆している。
図337(18)に続く図338(19)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図338(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。その後、図338(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図339は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の一例について段階的に示す図であり、図340は、図339に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図339(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図339(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「05:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。ここで、本実施形態におけるタイマ予告表示TM1では、1秒未満の小数点以下の表示も行うことが可能に構成されている。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図339(4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「04:25」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.75秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「疑似連かも」の文字が表示され、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンが行われた結果、疑似連が行われる可能性があることが示唆されている。
図339(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図339(5)に示すタイミングでは、「03:96」が表示されている。
図339(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図339(6)に示すタイミングでは、「01:73」が表示されている。
図339(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが依然として継続しており、図339(7)に示すタイミングでは、「00:52」が表示されている。その後、図339(8)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「継続」の文字が表示され、疑似連が行われることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが依然として継続しており、図339(8)に示すタイミングでは、「00:10」が表示されている。
その後、図339(9)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングでナビキャラクタYMの近傍に「いくぜ」の文字が表示され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図339(10)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去され、また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。その後、図339(11)〜同図(18)に示す演出が行われる。なお、図339(11)〜同図(18)に示す演出は、図337(10)〜同図(17)と同様であるので、説明を省略する。
図339(18)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図339(18)に続く図340(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が多数(例えば、9個)配されてなる強カットイン画像CI1aであり、弱カットイン画像CI1bが表示された場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆している。なお、強カットイン画像CI1aが表示された場合には、必ず大当りとなるように(最終的に大当り図柄が確定表示するように)してもよい。
その後、図340(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図340(21)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図340(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始されてもハズレとなる場合があるように構成されている。
図341は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図341(1)〜同図(4)は、図339(1)〜同図(4)と同様であるため、説明を省略する。
図341(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの表示中に消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1が消去される様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、疑似連が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1が「00:00」となる前にカウントダウンの途中で消去されて、或る演出(疑似連)が行われなかった様子が示されているということができる。本実施形態では、偽のタイマ予告演出が行われた場合よりも真のタイマ予告演出が行われた方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。なお、本実施形態では、偽のタイマ予告演出が行われた場合でも大当りとなる場合があるように構成されている。
図341(6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が完全に消去された様子が示されている。これに応じて、ナビキャラクタYMの近傍には「残念」の文字が表示され、タイマ予告演出が行われた結果としての疑似連が行われないことが報知される。
図341(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「残念」の文字は消去されている。
その後、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成されると、図341(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、この演出例では、タイマ予告演出による疑似連の予告は偽の予告であったが、リーチに移行したことにより、リーチの予告として機能しているということができる場合がある。
その後、図341(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した強サボハニ群予告よりもサボハニSBHNの数が少ない弱サボハニ群予告が行われている様子が示されている。この弱サボハニ群予告は、サボハニ群予告が行われなかった場合よりは信頼度が高いが、強サボハニ群予告が行われた場合よりは信頼度は低い。
図341(10)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。その後は、図341(11)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図341(11)〜同図(17)に示す演出は、図337(15)〜図338(21)と同様であるので、説明を省略する。
図342は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の表示例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図342(1)〜同図(6)は、図339(1)〜同図(6)と同様であるため、説明を省略する。
この演出例では、図342(6)に示すように、右図柄に「装飾6」が停止表示された後、図342(7)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。このように、疑似連図柄が停止表示するタイミングでタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了する場合があってもよい。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となってから中図柄が停止表示してもよいし、中図柄が停止表示してからタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると同時に中図柄が停止表示してもよい。
その後、図342(8)に示すタイミングでタイマ予告表示TM1が消去されるとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「継続」の文字が表示され、疑似連が行われることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1が消去された後で「継続」の文字が表示されてもよいし、「継続」の文字が表示された後でタイマ予告表示TM1が消去されてもよいし、タイマ予告表示TM1が消去されるタイミングと「継続」の文字が表示されるタイミングとが同じであってもよい。
その後、図342(9)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「いくぜ」の文字が表示され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
ここで、図342(7a)〜同図(9a)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始するまで、タイマ予告表示TM1を消去しないで表示を維持するようにしてもよい。
また、図342(9b)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始するタイミングで、タイマ予告表示TM1に「済」の文字を表示し、タイマ予告演出に成功して或る演出としての疑似連が開始されたことを報知するようにしてもよい。
また、図342(9c)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始するタイミングで、タイマ予告表示TM1に「疑似連」の文字を表示し、タイマ予告演出に成功して或る演出としての疑似連が開始されたことを報知するようにしてもよい。このとき、例えば、図342(9c)に示すように、タイマ予告表示TM1に番長の顔のアイコンBCHOを表示することにより、或る演出としての疑似連が開始されたことを演出するようにしてもよい。
図343は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図343(1)〜同図(3)は、図339(1)〜同図(3)と同様であるため、説明を省略する。
図343(4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが行われており、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「04:25」となっている様子が示されている。また、この演出例では、ナビキャラクタYMの近傍には、「リーチかも」の文字が表示され、リーチが発生する可能性があることが示唆されている。
図343(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図343(5)に示すタイミングでは、「03:96」が表示されている。
図343(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図343(6)に示すタイミングでは、「01:73」が表示されている。
その後、図343(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図343(7)に示すタイミングでは、「00:52」が表示されている。
その後、図343(8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、図343(9)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。換言すれば、強サボハニ群予告は、或る演出の一例ということができる。その後、図343(10)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図343(10)〜同図(17)に示す演出は、図339(15)〜図340(22)と同様であるので、説明を省略する。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強サボハニ群予告が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて強サボハニ群予告が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強サボハニ群予告が開始された場合でもハズレとなる場合があるように構成されている。
図344は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図344(1)〜同図(8)は、図343(1)〜同図(8)と同様であるため、説明を省略する。
この演出例では、図344(8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となっても、図344(9)に示すように、何らの予告も行われない例について示されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンの結果、強サボハニ群予告が行われるという予告が偽(ガセ)であった偽(ガセ)の予告である様子が示されている。換言すれば、タイマ予告表示TM1が「00:00」となっても或る演出(強サボハニ群予告)が行われなかった様子が示されているということができる。
図344(10)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図344(11)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図344(11)〜同図(17)に示す演出は、図343(11)〜同図(17)と同様であるので、説明を省略する。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出が偽であって或る演出が開始されなくても大当りする場合がある例について示されているが、ハズレとなる場合もある。
図345は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図345(1)〜同図(8)は、図343(1)〜同図(8)と同様であるため、説明を省略する。
この演出例では、図345(8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、図345(9)に示すように、弱サボハニ群予告が行われる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として或る演出とは異なる予告(弱サボハニ群予告)が行われる様子が示されている。換言すれば、タイマ予告表示TM1が「00:00」となると或る演出(強サボハニ群予告)とは別の演出(弱サボハニ群予告)が行われる様子が示されているということができ、このタイマ予告演出は、偽のタイマ予告演出ということもできる。
図345(10)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。その後は、図345(11)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図345(11)〜同図(17)に示す演出は、図343(11)〜同図(17)と同様であるので、説明を省略する。なお、この演出例でも、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出が偽であって或る演出とは異なる演出が開始されても大当りする場合がある例について示されているが、ハズレとなる場合もある。
図346は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図347は、図346に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図346(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図346(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1Aがフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1Aの表示態様は、デフォルトの表示態様よりも偽のタイマ予告である可能性が低いことを示す、高信頼度表示態様である。なお、高信頼度表示態様のタイマ予告表示TM1Aが表示された場合には、カウントダウンの結果として行われる或る演出が必ず実行されるようにしてもよい。また、高信頼度表示態様のタイマ予告表示TM1Aが表示された場合は、デフォルトの表示態様のタイマ予告表示TM1が表示された場合よりも大当りの信頼度が高くなるように(大当り図柄が確定表示されやすいように)してもよい。タイマ予告表示TM1Aには、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
その後、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図346(4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「00:24」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、2.76秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留変化」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示のカウントダウンが行われた結果、保留アイコンの表示態様が変化する可能性があることが示唆されている。すなわち、このタイマ予告演出は、先読み予告である可能性があることが示されている。
図346(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Aにおけるカウントダウンが完了し、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示が「00:00」となった様子が示されている。
すると、図346(6)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図346(7)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1Aによるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「先アツ」の文字が表示され、次に開始される図柄変動表示で大当りする可能性が高いことが予告報知されている。なお、保留アイコンh11の表示態様が変化した後で「先アツ」の文字表示が行われてもよいし、「先アツ」の文字表示が行われた後で保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングで「先アツ」の文字表示が行われてもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図346(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図346(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図346(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、その後、図346(11)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図346(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「先アツ」の文字も消去される。
その後、図346(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、先読み予告の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図346(14)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「熱いよ」の文字が表示され、大当りの信頼度が高いことが示唆されている。
図346(15)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Aが表示されて、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。このタイマ予告表示TM1Aの表示態様は、高信頼度表示態様である。タイマ予告表示TM1Aには、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、カウントダウンが開始される際に表示されるタイマ表示の時間が「20:00」と長い時間となっており、短い時間が表示された場合よりも大当りの信頼度が飛躍的に高まっていることも示唆されている。タイマ予告表示TM1Aにおけるカウントダウンはその後開始される。
図346(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図346(16)に示すタイミングでは、「18:00」が表示されている。
図346(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図346(17)に示すタイミングでは、「16:75」が表示されている。
その後、図346(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図346(18)に示すタイミングでは、「16:50」が表示されている。
その後、図346(18)に続く図347(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。また、このとき、リーチ図柄が右上隅に小さく表示される。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図347(19)に示すタイミングでは、「15:70」が表示されている。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1Aが強サボハニ群予告を構成するサボハニのキャラクタSBHNによってオーバーラップされている様子が示されている。また、図347(19)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1Aに加え、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部に2つ目のタイマ予告表示TM1が表示開始されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出において複数のタイマ予告表示が行われている例が示されている。新たに表示されたタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様であり、このタイマ予告表示TM1には、「5:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、後から表示されたタイマ予告表示TM1の方が先に表示されたタイマ予告表示TM1Aよりも短い時間となっており、後から表示されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの方が、先に開始されたタイマ予告表示TM1Aにおけるカウントダウンよりも先に完了するようになっている。すなわち、後に表示開始されたタイマ予告表示TM1の方が先に消化されるということができる。タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンはその後開始される。
図347(20)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図347(20)に示すタイミングでは、「14:95」が表示されている。また、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1もカウントダウンが継続しており、図347(20)に示すタイミングでは、「4:25」が表示されている。
続いて、図347(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図347(21)に示すタイミングでは、「10:95」が表示されている。また、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1もカウントダウンが継続しており、図347(20)に示すタイミングでは、「1:25」が表示されている。
図347(22)に示す装飾図柄表示装置208では、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了すると、ボタン予告演出が開始され、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。このように、この演出例では、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出が、先に表示開始されたタイマ予告表示TM1Aよりも先に消化される様子が示されている。なお、この演出例では、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出のカウントダウンの結果行われる或る演出が、ボタン予告演出の開始自体ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136の操作が行われた結果開始される予告演出とされており、この演出例では、強カットイン画像CI1aが表示されることを予告するものであるが、ボタン予告演出の発生自体を予告するものであってもよい。
その後、図347(23)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図347(24)に示すように、弱カットイン画像CI1bが表示される。一方、すでにカウントダウンが完了したタイマ予告表示TM1は、演出ボタン136が操作されてカットイン画像が表示されるまで、「0:00」の表示を継続している。なお、カウントダウンが完了し、「0:00」が表示されてボタン予告演出が開始すると消去されてもよい。この演出例では、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、強カットイン画像CI1aの表示が行われるという予告が偽(ガセ)であった偽(ガセ)の予告である様子が示されているということができる。あるいは、この演出例では、タイマ予告演出の結果として或る演出(強カットイン画像CI1aの表示)とは異なる演出(弱カットイン画像CI1bの表示)が行われる様子が示されている。換言すれば、タイマ予告表示TM1が「0:00」となると或る演出(強カットイン画像CI1aの表示)とは別の演出(弱カットイン画像CI1bの表示)が行われる様子が示されているということができ、このタイマ予告演出は、偽のタイマ予告演出ということもできる。
図347(25)に示す装飾図柄表示装置208では、後から表示開始されたタイマ予告表示TM1が消去された様子が示されている。なお、先に表示開始されたタイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図347(25)に示すタイミングでは、「5:10」が表示されている。
図347(26)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、カウントダウンが継続しており、図347(26)に示すタイミングでは、「3:77」が表示されている。
図347(27)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Aの表示位置が表示画面の右側中央から左上隅部に移動する様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1Aでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図347(27)に示すタイミングでは、「2:50」が表示されている。
図347(28)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。一方で、タイマ予告表示TM1Aでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図347(28)に示すタイミングでは、「1:50」が表示されている。
図347(29)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の揺れ変動が継続している間にタイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図347(30)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Aが消去され、「復活だ」の文字とともに服が破けた番長のキャラクタBC3が登場し、ナビキャラクタYMの近傍にはエクスクラメーションマークが表示されて番長のキャラクタの突然の登場に驚いている様子が示されている。そして、「装飾5」の装飾図柄が3つ表示され、「装飾5」が3つ揃って大当りとなることが報知される。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1Aによるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として大当りとなることを報知する復活演出が行われている例が示されている。
その後、図347(31)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図347(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0と「やったぜ」の文字の表示も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて復活演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて復活演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
なお、この演出例では、タイマ予告表示を高信頼度表示態様で表示する場合において、タイマ表示に最初に表示する時間を「3:00」や「20:00」などとしたが、例えば、タイマ予告表示を高信頼度表示態様で表示する場合や特別表示態様で表示する場合には、タイマ表示に最初に表示する時間を、タイマ予告表示をデフォルトの表示態様で表示する場合のタイマ表示に最初に表示する時間(第一の時間)よりも長い時間(第二の時間)とするように構成されてもよい。これにより、タイマ予告表示の表示態様により、実行される或る予告表示に期待感を持たせることができるようになる場合がある。
図348は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図348(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図348(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
図348(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「保留変化」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが行われた結果、保留アイコンの表示態様が変化する可能性があることが示唆されている。すなわち、このタイマ予告演出は、先読み予告である可能性があることが示されている。一方、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されておらず、タイマ表示は「03:00」のままとなっている。
その後、図348(5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1の消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1が消去される様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、保留アイコンの表示態様が変化する予告が偽(ガセ)である偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始される前にタイマ予告表示TM1が消去されて、或る演出(保留アイコンの表示態様の変化演出)が行われない様子が示されているということができる。
図348(6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が完全に消去された様子が示されている。これに応じて、ナビキャラクタYMの近傍には「残念」の文字が表示され、タイマ予告演出が行われた結果としての保留アイコンの表示態様の変化演出が行われないことが報知される。
図348(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、このとき、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「残念」の文字は消去されている。
図348(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図348(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示され、その後、図348(10)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図348(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図349は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図350は、図349に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図351は、図350に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図349(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図349(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rがそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。なお、3つ以上のタイマ予告演出が同時に開始されてもよい。これら2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rはいずれもデフォルトの表示態様である。左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lには、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。また、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rには、タイマ表示として「45:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから45秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rは同時にカウントダウンを開始するため、カウントダウンが開始されてから、10秒が経過したときと45秒が経過したときの両方で或る予告演出が開始されることが示唆されている。ここで、10秒が経過したときに開始される可能性がある或る予告演出と45秒が経過したときに開始される可能性がある或る予告演出とが同じであってもよいし、異なってもよい。また、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rには、番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示される可能性があることを示唆している。なお、この番長の顔のアイコンBCHOが付加されることにより、大当りの信頼度がアップしていることを報知するものであってもよい。なお、タイマ予告表示に付加されるアイコンが複数種類用意されており、付加されたアイコンの種類によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよいし、行われる可能性がある或る予告演出の種類が異なるようにしてもよい。
その後、タイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図349(4)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lには、「9:25」が表示されており、また、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rには、「44:25」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.75秒が経過した様子が示されている。
図349(5)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(5)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「9:00」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「44:00」が表示されている。このように、この演出例では、ミニゲームの開始よりも前にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが開始されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図349(6)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(6)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「8:75」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「43:75」が表示されている。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図349(7)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(7)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「4:00」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「39:00」が表示されている。
すると、図349(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、宝箱の中身に注目することを注意喚起している。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(8)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「3:67」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「38:67」が表示されている。
その後、図349(9)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「演出発動」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。これにより、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lに係るタイマ予告演出において、タイマ表示のカウントダウンが完了すると或る演出が行われることが確約されることが報知される。この演出例では、姫のキャラクタHMEが出現することにより、或る演出として疑似連が行われることが予告される。すなわち、この演出例では、姫のキャラクタHMEは、疑似連の予告アイテム(「予告アイコン」という場合がある。)ということができる。また、このとき、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rのタイマ表示が加算されており、「41:67」が表示され、カウントダウンが継続している。一方、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「1:67」が表示され、こちらもカウントダウンが継続している。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rのタイマ表示の加算が行われなくてもよい。本実施形態では、このようにして、タイマ予告演出によるカウントダウンが行われ、カウントダウンが完了するまで(「0:00」になるまで)の間にミニゲームによって演出を盛り上げることができる場合がある。
その後、ミニゲームが終了し、図349(10)に示す装飾図柄表示装置208では、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lの上方に「演出準備中」の文字が表示され、疑似連が行われることが予告報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍においても、「疑似連」の文字が表示され、こちらでも疑似連が行われることの予告報知がなされている。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(10)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「1:33」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「41:33」が表示されている。
図349(11)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出におけるカウントダウンが継続している様子が示されている。また、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、姫のキャラクタHMEが付加された態様で表示され、すなわち、疑似連の予告アイテムが表示されることにより、疑似連が行われることが視覚的にわかりやすくなる場合がある。このように、この演出例では、ミニゲームの結果がアイコンとして表示されているということができる。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(11)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lでは、「1:00」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「41:00」が表示されている。
その後、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるカウントダウンが継続して行われ、図349(12)に示すタイミングで、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lのタイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了すると、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図349(12)に示すタイミングでは、「40:00」が表示されている。
その後、図349(13)に示すように、左側に表示されていたタイマ予告表示TM1Lが消去され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。ここで、タイマ予告表示TM1Lが消去された後で疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始された後でタイマ予告表示TM1Lが消去されてもよいし、タイマ予告表示TM1Lが消去されるタイミングで疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部では、姫のキャラクタHMEが表示されており、疑似連が行われたことがアイコンの表示により報知されている。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図349(13)に示すタイミングでは、「39:50」が表示されている。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図349(14)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の上方左側に新たなタイマ予告表示TM1Nが表示開始され、新たなタイマ予告演出が開始された様子が示されている。この新たに表示されたタイマ予告表示TM1Nの表示態様はデフォルトの表示態様とされており、例えば、フレームインアニメにより表示画面の左側からフレームインする。このタイマ予告表示TM1Nには、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。この演出例では、新たに表示されたタイマ予告表示TM1Nは、先にカウントダウンが開始された右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rよりも後にカウントダウンが開始されるが、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rよりも早くカウントダウンが完了することとなる。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図349(14)に示すタイミングでは、「38:15」が表示されている。
図349(15)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1N,TM1Rのそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。図349(15)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nには、「9:25」が表示されており、また、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rには、「37:40」が表示されている。すなわち、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、0.75秒が経過した様子が示されている。
図349(16)に示す装飾図柄表示装置208では、2回目のミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、上述したのと同様に、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示されている。また、2つのタイマ予告表示TM1N,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(16)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nでは、「9:00」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「37:15」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図349(17)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、2つのタイマ予告表示TM1N,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(17)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nでは、「8:75」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「36:90」が表示されている。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図349(18)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、2つのタイマ予告表示TM1N,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図349(18)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nでは、「4:00」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「32:15」が表示されている。
すると、図349(18)に続く図350(19)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示されている。また、2つのタイマ予告表示TM1N,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図350(19)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nでは、「3:67」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「31:82」が表示されている。
その後、図350(20)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから婆のキャラクタBBAが出現するとともに「うひひ」の文字が表示され、ミニゲームのミッションに失敗した様子が示されている。これにより、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nに係るタイマ予告演出が、偽のタイマ予告演出であったことが報知される。なお、2つのタイマ予告表示TM1N,TM1Rでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図350(20)に示すタイミングでは、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nでは、「1:67」が表示され、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rでは、「29:82」が表示されている。
図350(21)に示す装飾図柄表示装置208では、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nにおいて消失アニメが開始され、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nが消去される様子が示されている。すなわち、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1Nが「00:00」となる前にカウントダウンの途中で消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。なお、右側に表示されているタイマ予告表示TM1Rではカウントダウンが継続しており、図350(21)に示すタイミングでは、「29:49」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「×2」の表示が行われ、疑似連による装飾図柄の変動表示の回数が2回であることが報知されている。なお、姫のキャラクタHMEが表示されている場合には、「×2」の表示が行われなくてもよい。
図350(22)に示す装飾図柄表示装置208では、左側に表示されていたタイマ予告表示TM1Nが完全に消去された様子が示されている。これに応じて、ナビキャラクタYMの近傍には「残念」の文字が表示され、タイマ予告演出が行われた結果としての疑似連が行われないことが報知される。また、右側に表示されているタイマ予告表示TM1Rではカウントダウンが継続しており、図350(22)に示すタイミングでは、「27:00」が表示されている。
図350(23)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾5」が停止表示されてリーチ状態が形成され、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われて、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図350(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。このとき、リーチ図柄が右上隅に小さく表示される。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1Rの表示位置が表示画面の右側中央から左上隅部に移動している。そして、タイマ予告表示TM1Rの少なくとも一部が強サボハニ群予告を構成するサボハニのキャラクタSBHNにオーバーラップされている。なお、タイマ予告表示TM1Rの表示位置の移動が完了した後で強サボハニ群予告が開始されてもよいし、タイマ予告表示TM1Rの表示位置の移動が完了する前に強サボハニ群予告が開始されてもよいし、タイマ予告表示TM1Rの表示位置の移動が完了したタイミングで強サボハニ群予告が開始されてもよい。また、タイマ予告表示TM1Rの表示位置の移動が開始した後で強サボハニ群予告が開始されてもよいし、強サボハニ群予告が開始した後でタイマ予告表示TM1Rの表示位置の移動が開始されてもよいし、タイマ予告表示TM1Rの表示位置の移動が開始したタイミングで強サボハニ群予告が開始されてもよい。なお、タイマ予告表示TM1Rでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図350(24)に示すタイミングでは、「25:25」が表示されている。
図350(25)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、タイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図350(25)に示すタイミングでは、「24:00」が表示されている。
図350(26)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面が暗転し、稲妻が横切るブラックアウト演出が行われている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図350(26)に示すタイミングでは、「21:70」が表示されている。
ブラックアウト演出が終了すると、図350(27)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面全体を用いてミニゲームが開始されている様子が示されている。具体的には、番長の顔のアイコンとともに「強カットインチャンス」の文字が表示され、あみだくじによるミニゲームが開始されている様子が示されている。そして、タイマ予告表示TM1Rに付加されていた番長の顔のアイコンBCHOが、あみだフィールドに移動し、3つの選択肢のうちの真ん中に位置している様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示に付加されていた番長の顔のアイコンBCHOの表示は、あみだくじによるミニゲームが開始されることの予告表示ということができる。また、あみだフィールドの下方には、「選べ」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作して番長の顔のアイコンBCHOを3つの選択肢のうちのいずれかを選択することを促している。なお、タイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図350(27)に示すタイミングでは、「21:00」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図350(28)に示す装飾図柄表示装置208では、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの真ん中に位置していた番長の顔のアイコンBCHOが3つの選択肢のうちの右側に移動する。また、タイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図350(28)に示すタイミングでは、「18:70」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137が操作されて、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの左側が選択されているときに操作有効期間が経過すると、図350(29)に示すタイミングであみだくじの演出が開始される。このとき、あみだフィールドの3つの終着点には、成功であることを示す「○」と失敗であることを示す「×」の何れかがそれぞれ表示されている。具体的には、3つの終着点のうちの左側の終着点には「×」が表示され、中央の終着点には「×」が表示され、右側の終着点には「○」が表示されている。なお、「○」の表示数は2以上である場合があってもよいし、全ての終着点に「○」が表示される場合があってもよい。なお、このときも、タイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図350(29)に示すタイミングでは、「18:22」が表示されている。
その後、図350(30)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOがあみだくじのルールに沿って線上を移動している様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1Rでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図350(30)に示すタイミングでは、「17:55」が表示されている。
図350(31)に示す装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOが3つの終着点のうちの右側の終着点に到達した様子が示されている。すなわち、あみだくじによるミニゲームの結果が導出された様子が示されている。この演出例では、番長の顔のアイコンBCHOが「○」が表示されている右側の終着点に到達するとともに、「強カットイン確定」の文字が表示され、ミッションに成功し、強カットイン画像CI1aが表示されることが確定したことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1Rでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図350(31)に示すタイミングでは、「14:00」が表示されている。
続いて、図350(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの表示は再開されるが、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域は非表示のままとされている。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。また、タイマ予告表示TM1Rの表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様(タイマ予告表示TM1RA)に変更されている様子が示されており、大当りの信頼度が向上した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1RAでは、カウントダウンが継続しており、図350(32)に示すタイミングでは、「9:00」が表示されている。
図350(33)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始され、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1RAでは、タイマ表示が「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1RAに係るタイマ予告演出は、このボタン演出に関するタイマ予告演出であって、ボタン演出の結果、強カットイン画像CI1aが表示されることについてのタイマ予告演出であるということができる。この「0:00」となったタイマ予告表示TM1RAは、演出ボタン136が操作されて強カットイン画像CI1aが表示されるまで表示が維持されるが、カウントダウンが完了した後、強カットイン画像CI1aが表示される前に消去されてもよい。
図350(34)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図350(35)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。その後、タイマ予告表示TM1RAが消去される。
その後、図350(36)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図350(36)に続く図351(37)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。なお、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域の表示も再開され、変動アイコンh0と保留アイコンh11が視認可能とされる。その後、図351(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示された場合は、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
なお、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始され、さらに、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されて大当り図柄が確定表示される様子が示されているが、ハズレとなる場合もあるように構成されている。
図352は、図350(24)から続く演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図352(25a)〜同図(28a)は、図350(25)〜同図(28)と同様であるが、この演出例では、図352(26a)におけるブラックアウト演出において、カウントダウン表示中のタイマ予告表示TM1Rが一旦非表示とされる点で異なっている。
遊技者により操作キーユニット137が操作されて、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの左側が選択されているときに操作有効期間が経過すると、図352(29a)に示すタイミングであみだくじの演出が開始される。この演出例では、このとき、あみだフィールドの3つの終着点に3つのアイコンがそれぞれ表示されている。具体的には、3つの終着点のうちの左側の終着点にはミニゲームに失敗した旨を示すパンダのアイコンが表示され、中央の終着点にはミニゲームに成功した旨を示す番長のアイコンが表示され、右側の終着点にはミニゲームに大成功した旨を示すサボハニのアイコンが表示されている。なお、パンダのアイコンが1つもない場合があってもよいし、2つであってもよいし、全部がパンダのアイコンであってもよい。また、番長のアイコンが1つもない場合があってもいし、2つであってもよいし、全部が番長のアイコンであってもよい。また、サボハニのアイコンが1つもない場合があってもよいし、2つであってもよいし、全部がサボハニのアイコンであってもよい。なお、このときも、タイマ予告表示TM1Rでは、カウントダウンが継続しており、図352(29a)に示すタイミングでは、「18:22」が表示されている。
その後、図352(30)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOがあみだくじのルールに沿って線上を移動している様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1Rでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図352(30a)に示すタイミングでは、「17:55」が表示されている。
図352(31a)に示す装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOが3つの終着点のうちの右側の終着点に到達した様子が示されている。すなわち、あみだくじによるミニゲームの結果が導出された様子が示されている。この演出例では、番長の顔のアイコンBCHOがサボハニのアイコンが表示されている右側の終着点に到達するとともに、「最強カットイン確定」の文字が表示され、ミッションに大成功し、後述する最強カットイン画像CI1vが表示されることが確定したことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1Rでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図352(31a)に示すタイミングでは、「14:00」が表示されている。
続いて、図352(32a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの表示は再開されるが、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域は非表示のままとされている。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。また、タイマ予告表示TM1Rの表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様(タイマ予告表示TM1RA)に変更されている様子が示されており、大当りの信頼度が向上した様子が示されている。さらに、この演出例では、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方に、サボハニのキャラクタとともに「最強カットイン準備中」の文字が表示されており、最強カットイン画像CI1vが表示されることを予告報知している。また、タイマ予告表示TM1RAでは、カウントダウンが継続しており、図352(32a)に示すタイミングでは、「9:00」が表示されている。
図352(33a)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始され、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1RAでは、タイマ表示が「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、図352(34a)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図352(35a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、最強カットイン画像CI1vが表示される。このとき、サボハニのキャラクタと「最強カットイン準備中」の文字の表示は消去されている。最強カットイン画像CI1vは、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含み、さらにその周囲に多数のサボハニのキャラクタで囲まれている表示態様のカットイン画像である。この最強カットイン画像CI1vが表示された場合は、強カットイン画像CI1aが表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、最強カットイン画像CI1vが表示された場合は、大当り確定とされてもよい。この演出例では、タイマ予告表示TM1RAにおけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出としての強カットイン画像CI1aの表示よりも有利な予告演出である最強カットイン画像CI1vの表示が行われている様子が示されている。ここで、最強カットイン画像CI1vは、或る予告演出として表示されるものであってもよいし、或る予告演出とは別の予告演出として表示されるものであってもよい。最強カットイン画像CI1vが表示された後、タイマ予告表示TM1RAは消去される。
その後、図352(36a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図352(37a)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。なお、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域の表示も再開され、変動アイコンh0と保留アイコンh11が視認可能とされる。その後、図352(38a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図353は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図353(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図353(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の左側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
図353(4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されておらず、タイマ表示は「10:00」のままとなっている。なお、この演出例におけるタイマ予告演出は、或る予告演出として疑似連が行われる可能性があることを示すタイマ予告演出である。
図353(5)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図353(6)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図353(7)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
すると、図353(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、宝箱の中身に注目することを注意喚起している。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図353(9)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「疑似連ストック」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成され、疑似連が行われることが予告報知されている。これにより、タイマ予告表示TM1に係るタイマ予告演出において、タイマ表示のカウントダウンが完了すると或る予告演出としての疑似連が行われることが確約されることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されるよりも前にミニゲームの結果が導出表示される様子が示されている。
その後、ミニゲームが終了し、図353(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1の表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様(タイマ予告表示TM1A)に変更されている様子が示されており、大当りの信頼度が向上した様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに成功することで、タイマ予告表示TM1がステップアップしている様子が示されている。また、表示画面の左下には予告アイテムとしての姫のキャラクタHMEが表示されており、疑似連が行われることの予告報知がなされている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに成功することで予告アイテムが表示される様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図353(11)に示すように、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図353(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、この演出例では、図柄の確定表示中においてもタイマ予告表示TM1Aが継続して表示されており、また、予告アイテムとしての姫のキャラクタHMEも表示されている様子が示されている。すなわち、これらの表示は、次回の図柄変動表示に跨って表示されることとなる。換言すれば、このタイマ予告表示TM1Aや姫のキャラクタHMEの表示は、疑似連演出の先読み予告として表示されているということができる。なお、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図353(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図353(14)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1Aには、「06:44」が表示されている。
図353(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図353(15)に示すタイミングでは、「03:96」が表示されている。
図353(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図353(16)に示すタイミングでは、「01:73」が表示されている。
その後、図353(17)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Aにおけるタイマ表示が「0:00」となったタイミングで第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される様子が示されている。その後は上述した要領で疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されることとなる。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図354は、図353に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図354(1)〜同図(8)は、図353(1)〜同図(8)と同様であるため、説明を省略する。
図354(9)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから婆のキャラクタBBAが出現するとともに「うひひ」の文字が表示され、ミニゲームのミッションに失敗した様子が示されている。これにより、タイマ予告表示TM1に係るタイマ予告演出が、偽のタイマ予告演出であったことが報知される。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図354(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1において消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1が消去される様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1が表示されるが、カウントダウンが開始される前に消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。
その後、タイマ予告表示TM1が完全に消去された後、上述したようにして左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図354(11)に示すように、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図354(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。このように、この演出例では、ミニゲームに失敗したため、タイマ予告表示TM1による先読み予告が偽の予告であったために途中で終了し、結果として先読み予告が行われていない状態となった様子が示されている。
その後、図354(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図354(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図354(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図354(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示され、その後、図354(17)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。
なお、この演出例では、ミニゲームに失敗してタイマ予告演出による先読み予告が偽の予告であった場合でも、当該先読み予告の対象である図柄変動表示において大当りとなる場合があってもよい。
図355は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図であり、図356は、図355に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図355(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図355(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。
図355(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されて遊技者による選択操作を受け付けている期間においてタイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の左側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図355(5)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。一方、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されておらず、タイマ表示は「10:00」のままとなっている。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図355(6)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
すると、図355(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、宝箱の中身に注目することを注意喚起している。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図355(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから番長の顔のアイコンBCFが出現するとともに「強カットイン確定」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成され、強カットイン画像CI1aが表示されることが予告報知されている。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図355(9)に示すように、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。このとき、番長の顔のアイコンBCFは縮小表示されて、ナビキャラクタYMの近傍に表示(ストック)される。この、番長の顔のアイコンBCFのストックにより、強カットイン画像CI1aの先読み予告が行われることとなる。その後、図355(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、この演出例では、図柄の確定表示中においてもタイマ予告表示TM1が継続して表示されており、また、予告アイテムとしての番長の顔のアイコンBCFも表示されている様子が示されている。すなわち、これらの表示は、次回の図柄変動表示に跨って表示されることとなる。換言すれば、このタイマ予告表示TM1や番長の顔のアイコンBCFの表示は、先読み予告として表示されているということができる。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図355(11)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図355(12)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、予告の表示態様となる。なお、変動アイコンh0の表示態様の変化は、例えば、保留変化アニメにより行われるが、保留変化アニメが行われずに切換表示によって表示態様が変化してもよい。その後、図355(13)に示すように、装飾図柄の変動表示が継続する。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「10:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図355(14)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「9:95」が表示されている。
図355(15)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの表示中に消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1が消去される様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1が「00:00」となる前にカウントダウンの途中で消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。また、この演出例では、偽の予告であるタイマ予告表示TM1が複数の図柄変動表示に跨って表示されている様子が示されている。なお、この演出例におけるタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出は、或る予告演出として疑似連が行われることに関するタイマ予告演出であり、すなわち、タイマ予告表示TM1が消去されることにより、疑似連が行われないことが認識される場合がある。なお、タイマ予告表示TM1の消失アニメが開始される前に、その旨を演出するガセ演出を行ってもよい。
図355(16)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が完全に消去された様子が示されている。
図355(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図355(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図355(18)に続く図356(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央下方に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図356(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。また、このとき、リーチ図柄が右上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。
図356(21)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。ここで、番長の顔のアイコンBCFもナビキャラクタYMの近傍に表示されているので、「SP発展」の表示が番長の顔のアイコンBCFにオーバーラップされており、番長の顔のアイコンBCFが表示されていない場合よりも視認困難とされている。
続いて、図356(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
図356(23)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。
その後、図356(24)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図356(25)に示すように、強カットイン画像CI1aが表示される。この強カットイン画像CI1aの表示は、ナビキャラクタYMの近傍に表示された番長の顔のアイコンBCFにより予告されていたことに対応している。すなわち、ミニゲームの結果が、後で行われる図柄変動表示において実行される予告演出の先読み予告とされている様子が示されているということができる。また、この演出例では、この強カットイン画像CI1aの表示が、ミニゲームの結果に関連しており、同時期に開始されたタイマ予告演出とは無関係である様子が示されている。すなわち、ミニゲームとタイマ予告演出とが関連していると見せかけておいて、実は強カットイン画像CI1aのミニゲームのみが真の予告演出となっている様子が示されている。
その後、図356(26)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図356(27)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図356(28)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例において、ミニゲームの結果、番長の顔のアイコンBCFが出現して強カットイン画像CI1aが表示された場合には、番長の顔のアイコンBCFが出現して強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいように構成されているが、番長の顔のアイコンBCFが出現して強カットイン画像CI1aが表示されてもハズレとなる場合があってもよい。
図357は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図357(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図357(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1に番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、或る予告演出が表示される可能性が高いことを示唆している。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図357(4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「0:24」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、2.76秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留変化」の文字の表示とともにクエスチョンマークが付加されており、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンが行われた結果、保留アイコンの表示態様が変化する可能性があることが示唆されている。すなわち、このタイマ予告演出は、先読み予告である可能性があることが示されている。
図357(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「0:00」となった様子が示されている。
すると、図357(6)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図357(7)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「先アツ」の文字が表示され、次に開始される図柄変動表示で大当りする可能性が高いことが予告報知されている。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図357(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図357(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図357(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、その後、図357(11)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図357(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「先アツ」の文字も消去される。
図358は、図357に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図358(1)〜同図(2)は、図357(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図358(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1に番長の顔のアイコンBCHOが付加されていない点で、図357(3)に示す演出と異なっている。これにより、番長の顔のアイコンBCHOが付加された場合よりも、或る予告演出が表示される可能性が低いことが示唆されている。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図358(4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「0:24」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、2.76秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留変化」の文字の表示とともにクエスチョンマークが付加されており、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンが行われた結果、保留アイコンの表示態様が変化する可能性があることが示唆されている。すなわち、このタイマ予告演出は、先読み予告である可能性があることが示されている。
図358(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「0:00」となった様子が示されている。
すると、図358(6)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
しかしながら、図358(7)に示すように、この演出例では、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から変化していない。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われない、偽のタイマ予告演出であることが示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、タイマ予告演出が偽の演出であったことが報知されている。
図358(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図358(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、このとき、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「残念」の文字は消去されている。
図358(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、その後、図358(11)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図358(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「先アツ」の文字も消去される。
図359は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図359(1)〜同図(6)は、図341(1)〜同図(6)と同様であるため、説明を省略する。
図359(6)でタイマ予告表示TM1が完全に消去された後、図359(7)に示す装飾図柄表示装置208では、消去されたタイマ予告表示TM1が復活して再表示されている様子が示されている。また、このとき、番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、或る予告演出としての疑似連が表示される可能性が高いことを示唆している。すなわち、消失したタイマ予告表示TM1は偽のタイマ予告演出に係るタイマ予告表示TM1ではなく、真のタイマ予告表示TM1であったことが示されている。また、タイマ予告表示TM1の再表示が行われる際にタイマ予告表示TM1がステップアップしていることも示されている。また、別の観点から見れば、同じ或る演出を対象とした複数のタイマ予告演出が行われているということもできる。ここで、タイマ予告表示TM1が再表示された場合には、タイマ予告演出の結果として行われるある予告演出(疑似連)の実行が確定するようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMの近傍にも「疑似連かも」の文字が再び表示されている。図359(7)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示として「03:00」が表示されており、3秒後に疑似連が行われる可能性があることが報知されている。
図359(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図359(8)に示すタイミングでは、「02:66」が表示されている。
図359(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図359(9)に示すタイミングでは、「01:23」が表示されている。
図359(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが依然として継続しており、図359(10)に示すタイミングでは、「00:35」が表示されている。その後、図359(11)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「継続」の文字が表示され、疑似連が行われることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが依然として継続しており、図359(11)に示すタイミングでは、「00:10」が表示されている。
その後、図359(12)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングでナビキャラクタYMの近傍に「いくぜ」の文字が表示され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図359(13)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去され、また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図360は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図であり、図361は、図360に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図360(1)〜同図(2)は、図337(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図360(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「25:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから25秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。この演出例では、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示される可能性があるタイマ予告演出を示している。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「SP発展でチャンス」の文字が表示されており、スーパーリーチに発展することで大当りの期待度が飛躍的に上昇することを示すミッション演出が開始されている様子も示されている。この演出例では、ミッションが達成されることにより、タイマ予告演出の結果行われる或る予告演出としての強カットイン画像CI1aの表示が行われるようになっている。したがって、スーパーリーチに移行することにより、強カットイン画像CI1aが出現することに期待を持たせることができる場合がある。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図360(4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「23:00」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、2秒が経過した様子が示されている。
図360(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図360(5)に示すタイミングでは、「20:00」が表示されている。
図360(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図360(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央下方に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図360(7)に示すタイミングでは、「18:50」が表示されている。
その後、図360(8)〜同図(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが行われ、中図柄が低速で変動している様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図360(10)に示すタイミングでは、「15:12」が表示されている。
その後、図360(11)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。強サボハニ群予告は、大当りの信頼度が高い予告であり、高確率でスーパーリーチに移行する。そのため、強サボハニ群予告の発生により、ミッション達成に対する期待感が飛躍的に高まる場合がある。なお、この演出例では、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、図360(11)に示す演出例では、強サボハニ群予告を構成するサボハニのキャラクタSBHNがタイマ予告表示TM1にオーバーラップしているが、タイマ予告表示TM1がサボハニのキャラクタSBHNにオーバーラップされてもよい。また、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図360(11)に示すタイミングでは、「14:70」が表示されている。
図360(12)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。これにより、ミッションが達成されることが認識される場合がある。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図360(12)に示すタイミングでは、「12:90」が表示されている。
続いて、図360(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ注目」の文字が表示され、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンに注目することを促している。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図360(13)に示すタイミングでは、「8:63」が表示されている。
図360(14)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するタイマ表示ステップアップアニメが行われている。これにより、タイマ予告表示TM1の表示態様が大当りの信頼度や或る予告演出の実行確率が向上する表示態様に変化することが報知される。なお、タイマ予告表示TM1の表示態様が大当りの信頼度や或る予告演出の実行確率が低下する表示態様に変化(降格)する場合があってもよい。
すると、図360(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ表示ステップアップアニメが行われた結果、タイマ予告表示TM1の表示態様がデフォルトの表示態様から特別表示態様(タイマ予告表示TM1B)に変更され、ステップアップしている様子が示されており、大当りの信頼度が飛躍的に向上した様子が示されている。この特別表示態様のタイマ予告表示TM1Bは、高信頼度表示態様のタイマ予告表示よりも大当りの信頼度が高い表示態様であり、すなわち、特別表示態様のタイマ予告表示が表示された場合は、高信頼度表示態様のタイマ予告表示が表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようになっている。なお、特別表示態様のタイマ予告表示が表示された場合は、大当り確定とされてもよい。さらに、表示態様が変更されたタイマ予告表示TM1Bには番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、強カットイン画像CI1aが表示されることを予告している。また、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図360(15)に示すタイミングでは、「4:32」が表示されている。
そして、タイマ予告表示TM1Bにおけるタイマ表示が「0:00」となると、図360(16)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例では、ミッションが達成された結果として強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。さらに、この強カットイン画像CI1aが表示されるタイミングがタイマ予告表示により報知され、したがって、この演出例では、タイマ予告演出とミッション演出とが関連して行われているということができる。
その後、図360(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図360(18)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図360(18)に続く図361(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示された場合は、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図362は、図360〜図361に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図362(1)〜同図(9)は、図360(1)〜同図(9)と同様であるため、説明を省略する。
図362(10)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチ中に中図柄が「装飾6」で停止表示し、スーパーリーチに移行せず、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示されることが報知される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、スーパーリーチに移行しないことが報知されている。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図362(10)に示すタイミングでは、「15:12」が表示されている。
図362(11)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行しないことから、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出は偽の予告であることが示され、タイマ予告表示TM1の消失アニメが開始される。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1が「00:00」となる前にミッションが達成されなかったためにカウントダウンの途中で消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。なお、この演出例におけるタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出は、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示されることに関するタイマ予告演出であり、すなわち、タイマ予告表示TM1が消去されることにより、強カットイン画像CI1aの表示が行われないことが認識される場合がある。
そして、図362(12)に示すように、タイマ予告表示TM1が完全に消去された後、図362(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図362(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例において、スーパリーチに発展せず、タイマ予告演出が終了した場合でも、大当りとなる場合があってもよい。
図363は、図360〜図361に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図364は、図363に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図363(1)〜同図(2)は、図360(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図363(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「5:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。この演出例では、この点において、図360(3)に示す演出とは異なっている。この演出例では、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示される可能性があるタイマ予告演出を示している。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「SP発展でチャンス」の文字が表示されており、スーパーリーチに発展することで大当りの期待度が飛躍的に上昇することを示すミッション演出が開始されている様子も示されている。この演出例では、ミッションが達成されることにより、タイマ予告演出の結果行われる或る予告演出としての強カットイン画像CI1aの表示が行われるようになっている。したがって、スーパーリーチに移行することにより、強カットイン画像CI1aが出現することに期待を持たせることができる場合がある。その後は、図363(4)〜同図(13)に示す演出が行われる。なお、図363(4)〜同図(14)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「5:00」のまま変化していない点を除いて、図360(4)〜同図(14)と同様であるので、説明を省略する。
すると、図363(15)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ表示ステップアップアニメが行われた結果、タイマ予告表示TM1の表示態様がデフォルトの表示態様から特別表示態様(タイマ予告表示TM1B)に変更され、ステップアップしている様子が示されており、大当りの信頼度が飛躍的に向上した様子が示されている。さらに、表示態様が変更されたタイマ予告表示TM1Bには番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、強カットイン画像CI1aが表示されることを予告している。また、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンを開始しておらず、図363(15)に示すタイミングでは、「5:00」のままとなっている。
その後、タイマ予告表示TM1Bにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図363(16)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1Bには、「4:11」が表示されている。このように、この演出例におけるタイマ予告演出は、開始されたときではタイマ表示のカウントダウンを開始せず、ミッションが達成された場合に、タイマ表示のカウントダウンを開始している。
そして、タイマ予告表示TM1Bにおけるタイマ表示が「0:00」となると、図363(17)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例では、ミッションが達成された結果として強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。さらに、この強カットイン画像CI1aが表示されるタイミングがタイマ予告表示により報知され、したがって、この演出例では、タイマ予告演出とミッション演出とが関連して行われているということができる。
その後、図363(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図363(18)に続く図364(19)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図364(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示された場合は、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図365は、図363〜図364に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図365(1)〜同図(9)は、図363(1)〜同図(9)と同様であるため、説明を省略する。
図365(10)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチ中に中図柄が「装飾6」で停止表示し、スーパーリーチに移行せず、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示されることが報知される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、スーパーリーチに移行しないことが報知されている。
図365(11)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行しないことから、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出は偽の予告であることが示され、タイマ予告表示TM1の消失アニメが開始される。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1の表示が開始されたがカウントダウンが開始される前にミッションが達成されなかったためにカウントダウンが開始される前に消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。なお、この演出例におけるタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出は、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示されることに関するタイマ予告演出であり、すなわち、タイマ予告表示TM1が消去されることにより、強カットイン画像CI1aの表示が行われないことが認識される場合がある。
そして、図365(12)に示すように、タイマ予告表示TM1が完全に消去された後、図365(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図365(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図366は、図360〜図361に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図367は、図366に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図366(1)〜同図(14)は、図360(1)〜同図(14)と同様であるため、説明を省略する。
図366(15)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ表示ステップアップアニメが行われた結果、タイマ予告表示TM1の表示態様がデフォルトの表示態様から特別表示態様(タイマ予告表示TM1B)に変更され、ステップアップしている様子が示されており、大当りの信頼度が飛躍的に向上した様子が示されている。さらに、表示態様が変更されたタイマ予告表示TM1Bには番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、強カットイン画像CI1aが表示されることを予告している。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1Bのタイマ表示が「5:00」にリセットされている点で、図360(15)に示す演出とは異なっている。このとき、タイマ表示のカウントダウンは開始しておらず、「5:00」の表示が維持された状態となっている。このように、この演出例では、ミッションが達成され、タイマ予告表示の表示態様が変更されるタイミングでタイマ表示における時間をリセットすることで、タイマ予告表示の表示態様の変化をわかりやすくするようにしている。また、ミッションが達成された後、タイマ予告表示の表示態様を信頼度の高い表示態様にステップアップする表示を行いつつ、タイマ予告表示におけるタイマ表示を再度適正な時間にセットし直す様子が示されているということもできる。
その後、タイマ予告表示TM1Bにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図366(16)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1Bには、「4:32」が表示されている。その後は、図366(17)〜図367(20)に示す演出が行われる。なお、図366(17)〜図367(20)に示す演出は、図360(16)〜図361(19)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図368は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図であり、図369は、図368に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図368(1)〜同図(9)は、図339(1)〜同図(9)と同様であるため、説明を省略する。
図368(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了したことにより、タイマ予告表示TM1を消去するために、例えば、図341(5)に示して上述したような消失アニメが行われている様子が示されている。
ところが、図368(11)に示すように、タイマ予告表示TM1は消去されていないばかりか、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が加算されており、タイマ予告表示TM1には、「22:35」が表示されている。すなわち、図368(10)において行われたアニメは、実際には、消失アニメではなく、消失アニメと同様のアニメであるタイマ予告加算アニメであったことが判明される。このように、この演出例では、同じタイマ予告表示TM1を用いて新たなタイマ予告演出が開始されているということができる。また、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示を加算するアニメの一部と、タイマ予告表示を消去するアニメの一部とが同じであるということができる。なお、タイマ予告加算アニメと消失アニメとで全く異なるアニメーションであってもよい。
その後、図368(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われていることを示す「×2」の表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図368(12)に示すタイミングでは、「20:00」が表示されている。
図368(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図368(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央下方に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図368(14)に示すタイミングでは、「18:50」が表示されている。
その後、図368(15)〜同図(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが行われ、中図柄が低速で変動している様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図368(17)に示すタイミングでは、「15:12」が表示されている。
その後、図368(18)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図368(18)に示すタイミングでは、「14:70」が表示されている。
図368(18)に続く図369(19)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図369(19)に示すタイミングでは、「12:90」が表示されている。
続いて、図369(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ注目」の文字が表示され、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンに注目することを促している。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図369(20)に示すタイミングでは、「8:63」が表示されている。
図369(21)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するタイマ表示ステップアップアニメが行われている。このタイマ表示ステップアップアニメのエフェクトも上述した消失アニメと同様となっている。すなわち、タイマ予告表示の表示態様を変化するアニメの一部と、タイマ予告表示を消去するアニメの一部とが同じであるということができる。なお、タイマ表示ステップアップアニメと消失アニメとが全く異なるアニメーションであってもよい。
タイマ表示ステップアップアニメが開始された後、図369(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ表示ステップアップアニメが行われた結果、タイマ予告表示TM1の表示態様がデフォルトの表示態様から特別表示態様(タイマ予告表示TM1B)に変更され、ステップアップしている様子が示されており、大当りの信頼度が飛躍的に向上した様子が示されている。また、表示態様が変更されたタイマ予告表示TM1Bには番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、強カットイン画像CI1aが表示されることを予告している。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが行われており、図369(22)に示すタイミングでは、「4:32」が表示されている。
そして、タイマ予告表示TM1Bにおけるタイマ表示が「0:00」となると、図369(23)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例におけるタイマ予告表示TM1Bに係るタイマ予告演出は、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示されることについてのタイマ予告演出であるということができる。
その後、図369(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図369(25)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図369(26)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例では、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始され、さらに、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されて最終的に大当り図柄が確定表示されたが、タイマ予告演出が行われて疑似連が開始され、さらに、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されてもハズレとなる場合があってもよい。
図370は、図368〜図369に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図371は、図370に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図370(1)〜同図(9)は、図368(1)〜同図(9)と同様であるため、説明を省略する。
図370(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了したことにより、タイマ予告表示TM1を消去するために、上述した消失アニメが行われている様子が示されている。この消失アニメは、図368(10)に示して上述した消失アニメと少なくとも一部が同じ表示態様とされている。これにより、タイマ予告表示が継続して表示されるか消去されるかについて期待感を持たせることができる場合がある。
図370(11)に示すように、この演出例では、タイマ予告表示TM1は完全に消去される。
その後、図370(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われていることを示す「×2」の表示が行われている。
図370(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図370(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央下方に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図370(15)〜同図(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが行われ、中図柄が低速で変動している様子が示されている。
その後、図370(18)に示す装飾図柄表示装置208では、弱サボハニ群予告が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。
図370(18)に続く図371(19)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図371(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類が報知されている点で、図369(20)に示す演出とは異なっている。
その後、図371(21)に示す装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示される。
図371(22)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図371(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。その後、図371(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図372は、図341に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図372(1)〜同図(4)は、図341(1)〜同図(4)と同様であるため、説明を省略する。
図372(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの表示中に消失アニメと同様の演出であるタイマ予告加算アニメが開始され、タイマ予告表示TM1に消失アニメと同様のエフェクトが表示されている様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、疑似連が行われるという予告が偽(ガセ)の予告である可能性が報知される。これにより、遊技者はタイマ予告表示TM1が消去されて偽の予告であると思わせることができる場合がある。
ところが、図372(6)に示すように、タイマ予告表示TM1は消去されていないばかりか、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が加算されており、タイマ予告表示TM1には、「20:00」が表示されている。すなわち、図372(5)において行われたアニメは、実際には、消失アニメではなく、消失アニメと同様のアニメであるタイマ予告加算アニメであったことが判明される。このように、この演出例では、或る演出として疑似連が行われることを予想させておきながら、タイマ表示の加算が行われることによって、別の或る演出が行われることを認識できる場合がある。また、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示を加算するアニメの一部と、タイマ予告表示を消去するアニメの一部とが同じであるということができる。なお、タイマ予告加算アニメと消失アニメとで全く異なるアニメーションであってもよい。
その後、図372(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「熱いよ」の文字が表示されており、大当りの信頼度が高いことを報知している。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図372(7)に示すタイミングでは、「18:00」が表示されている。
図372(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図372(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央下方に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図372(9)に示すタイミングでは、「16:50」が表示されている。
その後、図372(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、弱サボハニ群予告が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図372(10)に示すタイミングでは、「13:50」が表示されている。
図372(11)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。また、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図372(11)に示すタイミングでは、「10:37」が表示されている。
続いて、図372(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。なお、タイマ予告表示TM1では、依然としてカウントダウンが継続しており、図372(12)に示すタイミングでは、「4:12」が表示されている。
そして、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「0:00」となると、図372(13)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例におけるタイマ予告表示TM1に係るタイマ予告演出は、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示されることについてのタイマ予告演出であるということができる。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示された場合は、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
なお、この演出例では、タイマ表示の加算が行われ、加算後のタイマ表示に係るタイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されてハズレとなったが、大当りとなる場合があってもよい。
しかしながら、図372(14)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。このように、タイマ予告演出の結果、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示された場合でもハズレの表示結果となる場合がある。
その後、図372(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。その後、図372(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図373は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図であり、図374は、図373に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図373(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図373(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。さらに、図373に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。装飾図柄表示装置208の下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示されており、保留アイコン表示領域に3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。これら3つの特図1の保留アイコンh11〜h13はいずれも、デフォルトの表示態様で表示されている。
図373(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12及び第三の保留アイコンh13が、第一の保留アイコンh11の表示位置及び第二の保留アイコンh12の表示位置にそれぞれ移動して、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図373(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBがそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。これら2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうち、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lはデフォルトの表示態様であるが、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは特別表示態様となっている。左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lも、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBも、タイマ表示として「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。また、右側に表示されたタイマ予告表示TM1Rには、番長の顔のアイコンBCHOが付加されており、或る予告演出が行われる可能性が高いことが示唆されている。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1RBは、いずれもタイマ表示のカウントダウンが開始されておらず、タイマ表示はいずれも「03:00」のまま維持されている。
図373(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。そして、表示画面の略中央では、「姫出現で強タイマ発動」の文字が表示されて、宝箱から姫のキャラクタが出現することにより、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示である右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBによるタイマ予告演出が行われることが報知されている。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図373(5)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図373(6)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
すると、図373(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、宝箱の中身に注目することを注意喚起している。また、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図373(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから婆のキャラクタBBAが出現するとともに「悪かったのぅ」の文字が表示され、ミニゲームのミッションに失敗した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ナビキャラクタYMによってもミニゲームのミッションに失敗したことが報知されている。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図373(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍において、「こっちじゃ」の文字が表示され、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示である右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBが消去されるタイマ表示選択アニメが開始されて、タイマ予告表示TM1RBが消去される様子が示されている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示である右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBに係るタイマ予告演出が少なくとも行われない様子が示されている。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBの両方が消去され、いずれのタイマ予告表示に係るタイマ予告演出が行われないようにしてもよい。
図373(10)に示す装飾図柄表示装置208では、右側に表示されていたタイマ予告表示TM1RBが完全に消去され、左側に表示されているタイマ予告表示TM1Lのみが表示されている様子が示されている。また、左側に表示されているタイマ予告表示TM1Lは、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図373(11)に示すように、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図373(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、この演出例では、図柄の確定表示中においてもタイマ予告表示TM1Lが継続して表示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1Lは、次回の図柄変動表示に跨って表示されることとなる。なお、タイマ予告表示TM1Lにおけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図373(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、タイマ予告表示TM1Lにおけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図373(14)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Lについての消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1Lが消去される様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームで失敗したことにより、結局、2つのタイマ予告表示のいずれについてもある予告演出が行われない、偽(ガセ)の予告であった様子が示されている。
図373(15)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が完全に消去された様子が示されている。
図373(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図373(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図373(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、その後、図373(18)に続く図374(19)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図374(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾5−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例において、ミニゲームに失敗していずれのタイマ予告演出について途中で終了して最終的にハズレ図柄が表示されたが、大当りとなる場合があってもよい。
図375は、図373〜図374に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図376は、図375に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図375(1)〜同図(7)は、図373(1)〜同図(7)と同様であるため、説明を省略する。
図375(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「期待してね」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている点で、図373(8)に示す演出とは異なっている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「チャンスだ」の文字が表示され、ナビキャラクタYMによってもミニゲームのミッションに成功したことが報知されている。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図375(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍において、「こっちじゃ」の文字が表示され、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示でないタイマ予告表示である左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lが消去されるタイマ表示選択アニメが開始されて、タイマ予告表示TM1Lが消去される様子が示されている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示である右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBに係るタイマ予告演出が少なくとも行われる様子が示されている。そのため、図373(9)に示す演出と比較すると、或る演出が実行される可能性の高いタイマ予告演出が実行されることで、或る演出が実行されることに対する期待感を向上させることができる場合がある。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBの両方が消去されず、いずれのタイマ予告表示に係るタイマ予告演出も行われるようにしてもよい。
図375(10)に示す装飾図柄表示装置208では、左側に表示されていたタイマ予告表示TM1Lが完全に消去され、右側に表示されているタイマ予告表示TM1RBのみが表示されている様子が示されている。また、右側に表示されているタイマ予告表示TM1RBは、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図375(11)に示すように、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図375(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、この演出例では、図柄の確定表示中においてもタイマ予告表示TM1RBが継続して表示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1RBは、次回の図柄変動表示に跨って表示されることとなる。なお、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図375(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
その後、図375(14)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1RBは消去されず、タイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始される。ここで、図375(14)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1RBには、「02:76」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留に注目」の文字が表示され、保留アイコンの表示態様が変化する可能性があるので、保留アイコンに注目すべきことを注意喚起している。
図375(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1RBでは、カウントダウンが継続しており、図375(15)に示すタイミングでは、「01:50」が表示されている。
すると、図375(16)に示すように、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1RBによるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。なお、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化した後でタイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化してもよい。なお、このサボハニの表示態様の保留アイコンは、上述したパンダの保留アイコンよりも大当りの信頼度が高い。また、サボハニの表示態様の保留アイコンが表示された場合には、当該保留アイコンに対応する図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。すなわち、大当り確定の先読み予告であってもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図375(17)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1RBが、カウントダウンが完了したことにより消去され、その後、第1停止が行われ、左図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図375(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図375(18)に続く図376(19)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、その後、図376(20)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図376(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾5−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図377は、図375〜図376に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図378は、図377に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図377(1)〜同図(2)は、図375(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図377(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示が「18:00」となっている点で異なっている他は、図375(3)に示す演出と同様である。このように、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBでタイマ表示の示す時間を異ならせることで、いずれの予告演出が或る予告演出に対応しているのかをわかり難くして遊技を単調化させるのを抑制することができる場合がある。その後、図377(4)〜同図(7)に示す演出が行われる。なお、図377(4)〜同図(7)に示す演出は、図375(4)〜同図(7)に示す演出とは、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBのタイマ表示の示す時間が異なっていること以外は同じであるので、説明を省略する。
図377(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「超期待してね」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。しかも、この演出例では、「超期待してね」という文字表示により、特別な特典が付与されることを示唆している点で、図375(8)に示す演出とは異なっている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「チャンスだ」の文字が表示され、ナビキャラクタYMによってもミニゲームのミッションに成功したことが報知されている。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBにおけるタイマ表示のうち、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lは、「03:00」のままとされており、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは、「18:00」のままとされており、いずれもカウントダウンは開始されていない。
図377(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍において、「2つあるぞ」の文字が表示され、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示でないタイマ予告表示である左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lが消去されるタイマ表示選択アニメが開始されて、タイマ予告表示TM1Lが消去される様子が示されている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1RBのうちの有利なタイマ予告表示である右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBに係るタイマ予告演出が少なくとも行われる様子が示されている。
ところが、図377(10)に示す装飾図柄表示装置208では、左側に表示されていたタイマ予告表示TM1Lは消去されず、タイマ表示選択アニメが行われた結果、左側に表示されたタイマ予告表示TM1Lの表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様(タイマ予告表示TM1LA)に変更され、ステップアップしている様子が示されており、或る演出が行われる可能性が向上した様子が示されている。また、ナビキャラクタの近傍には、「両方期待しろ」の文字が表示され、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBのいずれのタイマ予告演出についても期待が持たれることが示唆されている。なお、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBにおけるタイマ表示は、依然としていずれもカウントダウンを開始していない。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図377(11)に示すように、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図377(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた文字表示も消去される。なお、この演出例では、図柄の確定表示中においても2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBが継続して表示されている。すなわち、これらのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBは、次回の図柄変動表示に跨って表示されることとなる。なお、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBにおけるタイマ表示のうち、左側に表示されたタイマ予告表示TM1LAは、「03:00」のままとされており、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは、「18:00」のままとされており、いずれもカウントダウンは開始されていない。
その後、図377(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。さらに、この演出例では、ナビキャラクタYMの近傍に、「左に注目」という文字が表示され、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBのうちの左側に表示されたタイマ予告表示TM1LAにけるタイマ表示のカウントダウンが開始されることを示唆している。なお、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBにおけるタイマ表示はいずれも、依然としてカウントダウンは開始されていない。
その後、図377(14)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBのうちの左側に表示されたタイマ予告表示TM1LAにおいてタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始される。ここで、図377(14)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1RBには、「02:76」が表示されている。一方、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは未だにカウントダウンを開始していない。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留に注目」の文字が表示され、保留アイコンの表示態様が変化する可能性があるので、保留アイコンに注目すべきことを注意喚起している。
図377(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、2つのタイマ予告表示TM1LA,TM1RBのうち、左側に表示されたタイマ予告表示TM1LAでは、カウントダウンが継続しており、図377(15)に示すタイミングでは、「01:50」が表示されている。一方、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは、依然としてカウントダウンを開始していない。
すると、図377(16)に示すように、左側に表示されたタイマ予告表示TM1LAにおけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、左側に表示されたタイマ予告表示TM1LAによるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。なお、タイマ予告表示TM1LAにおけるタイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化した後でタイマ予告表示TM1LAにおけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM1LAにおけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化してもよい。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは、依然としてカウントダウンを開始していない。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図377(17)に示す装飾図柄表示装置208では、左側に表示されていたタイマ予告表示TM1LAがカウントダウンを完了したことにより消去されている。その後、第1停止が行われ、左図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは、まだカウントダウンを開始していない。
図377(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右側に表示されたタイマ予告表示TM1RBは、まだカウントダウンを開始していない。
図377(18)に続く図378(19)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示され、その後、図378(20)に示すように、揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図378(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾5−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、この演出例では、図柄の確定表示中においてもタイマ予告表示TM1RBが継続して表示されている。すなわち、このタイマ予告表示TM1RBは、3回の図柄変動表示に亘って表示されることとなる。なお、タイマ予告表示TM1RBは、「18:00」のままとされており、カウントダウンは開始されていない。
その後、図378(22)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。ここで、変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じ、サボハニの表示態様とされている。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、タイマ予告表示TM1RBは、まだカウントダウンを開始していない。
図378(23)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図378(24)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図378(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、タイマ予告表示TM1RBでは、依然としてカウントダウンを開始しておらず、「18:00」のままとされている。
その後、図378(26)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが行われ、中図柄が低速で変動している様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM1RBでは、依然としてカウントダウンを開始しておらず、「18:00」のままとされている。
その後、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図378(27)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1RBには、「17:75」が表示されている。
その後、図378(28)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。このとき、リーチ図柄は左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、タイマ予告表示TM1RBでは、カウントダウンが継続しており、図378(28)に示すタイミングでは、「14:70」が表示されている。
図378(29)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、タイマ予告表示TM1RBでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図378(29)に示すタイミングでは、「12:90」が表示されている。
続いて、図378(30)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ注目」の文字が表示され、タイマ予告表示TM1RBにおけるカウントダウンに注目することを促している。なお、タイマ予告表示TM1RBでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図378(30)に示すタイミングでは、「8:63」が表示されている。
そして、タイマ予告表示TM1RBにおけるタイマ表示が「0:00」となると、図378(31)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1RBに係るタイマ予告演出が行われた結果行われる或る予告演出が強カットイン画像CI1aとなっている。
その後、図378(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1RBは、カウントダウンが完了したことにより、消去されている。
その後、図378(33)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図378(34)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示された場合は、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
この演出例では、複数のタイマ予告演出が行われ、それぞれ別の或る演出に対応している例について示されている。
図379は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図であり、図380は、図379に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図379(1)〜同図(2)は、図373(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図379(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
図379(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図379(5)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図379(6)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
すると、図379(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
その後、図379(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「演出発動」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示され、これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されることが報知される。
その後、図379(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始される。ここで、図379(9)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1RBには、「02:75」が表示されている。
図379(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第二の保留アイコンh12において保留変化アニメが開始され、第二の保留アイコンh12の表示態様が変化する可能性があることが報知される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留に注目」の文字が表示され、保留アイコンの表示態様の変化に注目することを促している。なお、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図379(10)に示すタイミングでは、「01:75」が表示されている。
すると、図379(11)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった後で第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化してもよいし、第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化した後でタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化してもよい。このように、この演出例では、最初にタイマ予告表示TM1が表示開始され、その後、カウントダウンが開始されない状態でミニゲームが開始される。そして、ミニゲームの結果が成功であった場合には、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始され、その後、カウントダウンが完了した(すなわち、「00:00」となった)タイミングで或る演出としての保留変化演出が行われているということができる。また、各演出の開始順序は、上述したものに限定されず、例えば、ミニゲームが開始された後でタイマ予告表示TM1が表示開始され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンを開始した後で、ミニゲームの結果を導出し、ミニゲームの結果が成功であった場合には、カウントダウンが完了したタイミングで或る演出が行われるようにしてもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図379(12)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がカウントダウンを完了したことにより消去されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ボタン保留」の文字が表示され、第二の保留アイコンh12がボタン保留の表示態様に変化したことが報知されている。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図379(13)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図379(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、ボタン保留の表示態様である第二の保留アイコンh12は、表示態様が変化せず、ボタン保留の表示態様のままとされている。
その後、図379(15)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図379(16)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面全体を用いてミニゲームが開始されている様子が示されている。具体的には、番長の顔のアイコンとともに「保留変化チャンス」の文字が表示され、あみだくじによるミニゲームが開始されている様子が示されている。そして、番長の顔のアイコンBCHOが、あみだフィールドに登場し、3つの選択肢のうちの真ん中に位置している様子が示されている。また、あみだフィールドの下方には、「選べ」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作して番長の顔のアイコンBCHOを3つの選択肢のうちのいずれかを選択することを促している。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「がんばれ」の文字が表示され、遊技者を激励している様子が示されている。
その後、あみだくじによるミニゲームが開始された後で、図379(17)に示す装飾図柄表示装置208では、新たなタイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側から新たなタイマ予告表示TM1Nがフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1Nの表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1Nには、「05:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
その後、タイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図379(18)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1Nには、「04:77」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図379(18)に続く図380(19)に示す装飾図柄表示装置208では、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの真ん中に位置していた番長の顔のアイコンBCHOが3つの選択肢のうちの右側に移動する。また、タイマ予告表示TM1Nでは、カウントダウンが継続しており、図380(19)に示すタイミングでは、「04:11」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137が操作されて、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの右側が選択されているときに操作有効期間が経過すると、図380(20)に示すタイミングであみだくじの演出が開始される。このとき、あみだフィールドの3つの終着点には、ボタン保留の操作演出が開始されることとなる「押」と失敗であることを示す「×」の何れかがそれぞれ表示されている。具体的には、3つの終着点のうちの左側の終着点には「押」が表示され、中央の終着点には「×」が表示され、右側の終着点には「押」が表示されている。なお、「押」の表示数は1つである場合があってもよいし、全ての終着点に「押」が表示される場合があってもよい。なお、このときも、タイマ予告表示TM1Nでは、カウントダウンが継続しており、図380(20)に示すタイミングでは、「03:88」が表示されている。
その後、番長の顔のアイコンBCHOがあみだくじのルールに沿って線上を移動し、図380(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOが3つの終着点のうちの左側の終着点に到達した様子が示されている。すなわち、あみだくじによるミニゲームの結果が導出された様子が示されている。この演出例では、番長の顔のアイコンBCHOが「押」が表示されている右側の終着点に到達している様子が示されており、ミッションに成功し、ボタン保留の操作演出が開始されることが確定したことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1Nでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図380(21)に示すタイミングでは、「00:75」が表示されている。
図380(22)に示すように、ミニゲームの結果を受けて、タイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、ボタン保留の表示態様の第一の保留アイコンh11に「押」の文字が付加され、ボタン保留の操作演出が開始されることが報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「よっしゃぁ」の文字が表示され、遊技者を祝福している。なお、タイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11に「押」の文字が付加されてもよいし、第一の保留アイコンh11に「押」の文字が付加された後でタイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第一の保留アイコンh11に「押」の文字が付加されるようにしてもよい。このように、この演出例では、複数回のタイマ予告演出を行い、その結果として行われる或る予告演出がそれぞれ同じ保留アイコンに対して行われている様子が示されている。
図380(23)では、タイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示が「00:00」になったことでボタン保留の操作演出に係る操作有効期間が開始されている様子が示されており、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Nは消去されず、「ボタン押すと保留変化」の文字が表示され、遊技の説明が行われている。
その後、演出ボタン136が操作されると、図380(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11の表示態様がボタン保留の表示態様からサボハニの表示態様に変化し、また、タイマ予告表示TM1Nでは、「激アツ保留」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11が高信頼度の表示態様となったことが報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「次熱いぜ」の文字が表示され、次回の図柄変動表示において大当りとなる期待度が高いことが示唆されている。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われてボタン保留の操作演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われてボタン保留の操作演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(ボタン保留の保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図380(25)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。このとき、タイマ予告表示TM1Nは消去されている。その後、図380(26)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図381は、図379(18)から続く演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図379(18)に続く図381(19a)に示す装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOが、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの右側に位置している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1Nでは、カウントダウンが継続しており、図381(19a)に示すタイミングでは、「04:11」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137が操作されて、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの右側が選択されているときに操作有効期間が経過すると、図381(20a)に示すタイミングであみだくじの演出が開始される。このとき、3つの終着点のうちの左側の終着点には「×」が表示され、中央の終着点には「×」が表示され、右側の終着点には「押」が表示されている。なお、このときも、タイマ予告表示TM1Nでは、カウントダウンが継続しており、図381(20a)に示すタイミングでは、「03:88」が表示されている。
その後、番長の顔のアイコンBCHOがあみだくじのルールに沿って線上を移動し、図381(21a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOが3つの終着点のうちの左側の終着点に到達した様子が示されている。すなわち、あみだくじによるミニゲームの結果が導出された様子が示されている。この演出例では、番長の顔のアイコンBCHOが「×」が表示されている右側の終着点に到達している様子が示されており、ミッションに失敗し、ボタン保留の操作演出が開始されないことが報知される。また、タイマ予告表示TM1Nでは、依然としてカウントダウンが継続しており、図381(21a)に示すタイミングでは、「00:75」が表示されている。
図381(22a)に示すように、ミニゲームの結果を受けて、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Nにおけるカウントダウンの表示中に消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1Nが消去される様子が示されている。これに応じて、ナビキャラクタYMの近傍には「残念」の文字が表示され、タイマ予告演出が行われた結果としてのボタン保留の操作演出が行われないことが報知される。すなわち、タイマ予告表示TM1Nにおけるタイマ表示のカウントダウンの結果、ボタン保留の操作演出が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1Nが「00:00」となる前にカウントダウンの途中で消去されて、或る演出(ボタン保留の操作演出)が行われなかった様子が示されているということができる。
図381(23a)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Nが完全に消去された様子が示されている。
その後、図381(24a)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化することが報知される。
すると、図381(25a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11の表示態様がボタン保留の表示態様からデフォルトの表示態様に変化する様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに失敗したため、ボタン保留の操作演出が行われず、不発に終わったことが示されている。なお、ボタン保留の操作演出が行われず、不発に終わった場合には、当該ボタン保留の対象の保留に基づく図柄変動表示においてハズレとなりやすいが、大当りとなる場合があってもよい。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図381(26a)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図381(27a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図382は、図379〜図380に示すタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図382(1)〜同図(7)は、図379(1)〜同図(7)と同様であるため、説明を省略する。
図382(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから婆のキャラクタBBAが出現するとともに「うひひ」の文字が表示され、ミニゲームのミッションに失敗した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、これにより、タイマ予告表示TM1に係るタイマ予告演出が、偽のタイマ予告演出であったことが報知される。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、「03:00」のままとされており、カウントダウンは依然として開始されていない。
図382(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1において消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1が消去される様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1が表示されるが、カウントダウンが開始される前に消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。
図382(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が完全に消去された様子が示されている。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図382(11)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図382(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図382(13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図382(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図382(15)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。この演出例では、ミニゲームの結果が失敗であり、タイマ予告演出によって或る予告演出としての保留アイコンの表示態様の変化が行われなかったが、タイマ予告演出によらずに保留アイコンの表示態様の変化が行われており、ミニゲームの結果が失敗であっても、演出の結果(保留アイコンがサボハニの保留アイコンに変化する)が同じとなる場合がある。この場合は、図379〜図380に示して上述したように、ミニゲームに成功した結果として保留アイコンの表示態様が変化した場合の方が、図382に示して上述したように、ミニゲームに失敗したが保留アイコンの表示態様が変化した場合よりも、大当りとなりやすいようにしているが、これに限定されないことはいうまでもない。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図382(16)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「次熱いぜ」の文字が表示され、次に行われる図柄変動表示において大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。その後、図382(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図383は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図383(1)〜同図(2)は、図373(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図383(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。
図383(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、番長のキャラクタが登場するとともに、サイコロの「1」の出目を示す表示と「が出れば保留変化」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後でサイコロの「1」の出目が停止表示すると保留アイコンの表示態様が変化することが予告されている。なお、このミニゲームでは、演出ボタン136による操作が行われることなく結果が導出されるようになっている。
図383(5)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が変動表示を開始している様子が示されている。
その後、図383(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目とならなかったことが示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ミニゲームに失敗したことが報知されている。すなわち、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの結果、或る予告演出が行われるという予告が偽(ガセ)の予告であったことが報知される。換言すれば、タイマ予告表示TM1がカウントダウンを開始する前に消去されて、或る演出が行われなかった様子が示されているということができる。
その後、図383(7)に示すように、ミニゲームの結果を受けて、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1の消失アニメが開始され、タイマ予告表示TM1が消去される様子が示されている。
図383(8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1Nが完全に消去された様子が示されている。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図383(9)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図383(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例では、ミニゲームにおいて演出ボタン136の操作を行うことなく結果が導出するようにしたが、ミニゲームにおいて演出ボタン136の操作により結果が導出する場合があってもよく、この場合、ミニゲームにおいて演出ボタン136の操作により結果が導出される場合の方が、ミニゲームにおいて演出ボタン136の操作を行うことなく結果が導出される場合よりも、或る予告演出が行われる可能性が高いようにしてもよいし、また、大当りの信頼度が高くてもよい。
図384は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図384(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図384(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。さらに、図384に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。装飾図柄表示装置208の下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示されており、保留アイコン表示領域に3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。これら3つの特図1の保留アイコンh11〜h13はいずれも、デフォルトの表示態様で表示されている。また、この演出例では、4ケタの7セグからなる7セグ表示装置SEGが示されている。この7セグ表示装置SEGは、各セグメント毎にフルカラーLEDが設けられており、各セグメント毎にフルカラーにて発光可能に構成されている。また、7セグ表示装置SEGは、例えば、前面枠扉106に設けられているが、球貯留皿付扉108や遊技盤200に設けられてもよい。なお、図384(1)に示すタイミングでは、7セグ表示装置SEGは、消灯状態とされている。
図384(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12及び第三の保留アイコンh13が、第一の保留アイコンh11の表示位置及び第二の保留アイコンh12の表示位置にそれぞれ移動して、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図384(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。また、7セグ表示装置SEGにおいてもタイマ予告表示が開始されており、白色の発光態様で「0300」が表示されている。
図384(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示、及び、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図384(5)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示、及び、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図384(6)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示、及び、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
すると、図384(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示、及び、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、いずれも「03:00」のままとされており、カウントダウンを開始していない。
その後、図384(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「演出発動」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示され、これにより、タイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示のカウントダウンが開始されることが報知される。
その後、図384(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始される。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示のカウントダウンも同時に開始される。ここで、図384(9)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「02:75」が表示されており、7セグ表示装置SEGには、「0275」が表示されている。このように、この演出例では、複数のデバイスによりそれぞれタイマ予告演出を行う様子が示されている。ここで、複数のデバイスによるタイマ予告演出が同時に行われた場合は、1つのタイマ予告表示によるタイマ予告演出が行われる場合よりも、或る演出が開始されやすくしてもよいし、大当りの信頼度が高いようにしてもよい。
図384(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第二の保留アイコンh12において保留変化アニメが開始され、第二の保留アイコンh12の表示態様が変化する可能性があることが報知される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留に注目」の文字が表示され、保留アイコンの表示態様の変化に注目することを促している。なお、タイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGでは、それぞれカウントダウンが継続しており、図379(10)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1においては「01:75」が表示されており、7セグ表示装置SEGにおいては「0175」が表示されている。
すると、図384(11)に示すように、タイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGによるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。なお、タイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示が「00:00」となった後で第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化してもよいし、第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化した後でタイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM1及び7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第二の保留アイコンh12の表示態様がデフォルトの表示態様からボタン保留の表示態様に変化してもよい。この演出例では、装飾図柄表示装置208と7セグ表示装置SEGとで2つのタイマ予告表示を行うようにしたが、装飾図柄表示装置208と7セグ表示装置SEGのいずれか一方でのみタイマ予告表示を行う場合があってもよい。この場合、装飾図柄表示装置208と7セグ表示装置SEGの両方によってタイマ予告表示が行われた場合には、或る予告演出が必ず行われるようにし、装飾図柄表示装置208と7セグ表示装置SEGのうちのいずれか一方でのみタイマ予告表示が行われた場合には、或る予告演出が行われない場合があるようにしてもよい。また、3つ以上の演出表示装置によってタイマ予告表示を表示するようにしてもよく、タイマ予告表示が表示された数が多いほど、大当りの信頼度が高まるようにしてもよい。例えば、タイマ予告表示が1つである場合は、或る予告演出として弱カットイン画像CI1bが表示されやすく、タイマ予告表示が2つである場合は、或る予告演出として強カットイン画像CI1aが表示されやすく、タイマ予告表示が3つ以上である場合は、或る予告演出として最強カットイン画像CI1vが表示されやすいようにしてもよい。
図384(12)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がカウントダウンを完了したことにより消去され、また、7セグ表示装置SEGにおけるカウントダウンも完了したことにより消灯される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ボタン保留」の文字が表示され、第二の保留アイコンh12がボタン保留の表示態様に変化したことが報知されている。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図385は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の他の例について段階的に示す図であり、図386は、図385に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図387は、図386に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図385(1)〜同図(2)は、図384(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図385(3)に示す装飾図柄表示装置208では、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインし、タイマ予告演出が開始された後の様子が示されている。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様であり、図385(3)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「09:75」が表示されている。この演出例では、タイマ予告表示TM1にセットされた時間は、例えば、「10:00」となっている。また、7セグ表示装置SEGでは、タイマ予告表示が開始されておらず、消灯状態とされている。
図385(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示領域の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図385(4)に示すタイミングでは、「09:50」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図385(5)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図385(5)に示すタイミングでは、「06:11」が表示されている。このとき、7セグ表示装置SEGにおいてタイマ予告表示が開始されており、赤色の発光態様で「3000」が表示されている。ここで、7セグ表示装置SEGの発光態様が赤色である場合には、白色である場合よりもタイマ予告演出が行われた結果、或る予告演出が開始されやすくなっている。なお、この演出例では、7セグ表示装置SEGによるタイマ予告表示は、先読み予告として機能しており、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告表示とは、或る予告演出の対象が異なっている。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図385(6)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右を開けるぞ」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図385(6)に示すタイミングでは、「04:03」が表示されている。一方、7セグ表示装置SEGでは、カウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
すると、図385(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図385(7)に示すタイミングでは、「03:70」が表示されている。一方、7セグ表示装置SEGでは、カウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
その後、図385(8)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「演出発動」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示され、これにより、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出の結果として行われる或る予告演出が開始されることが報知される。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図385(8)に示すタイミングでは、「03:00」が表示されている。一方、7セグ表示装置SEGでは、カウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
その後、図385(9)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が引き続き行われている様子が示されている。タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図385(9)に示すタイミングでは、「02:75」が表示されている。一方、7セグ表示装置SEGでは、カウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
図385(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11表示態様が変化する可能性があることが報知される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留に注目」の文字が表示され、保留アイコンの表示態様の変化に注目することを促している。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図385(10)に示すタイミングでは、「01:75」が表示されている。一方、7セグ表示装置SEGでは、カウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
すると、図385(11)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からサボハニの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図385(12)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がカウントダウンを完了したことにより消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「熱い」の文字が表示され、次に行われる図柄変動表示において大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が順次停止表示し、図385(12)に続く図386(13)に示すように、「装飾5−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われる。その後、図386(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた文字の表示や変動アイコンh0も消去される。なお、7セグ表示装置SEGでは、依然としてカウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
その後、図386(15)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、7セグ表示装置SEGでは、依然としてカウントダウンが開始しておらず、タイマ表示は「3000」が維持されている。
その後、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図386(16)に示すタイミングでは、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、「2978」が表示されている。
図386(17)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示される。具体的には、番長の顔のアイコンとともに「強カットインチャンス」の文字が表示され、あみだくじによるミニゲームが開始されている様子が示されている。そして、番長の顔のアイコンBCHOが、あみだフィールドに登場し、3つの選択肢のうちの右側に位置している様子が示されている。また、あみだフィールドの下方には、「選べ」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作して番長の顔のアイコンBCHOを3つの選択肢のうちのいずれかを選択することを促している。なお、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(17)に示すタイミングでは、「2833」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図386(18)に示す装飾図柄表示装置208では、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの右側に位置していた番長の顔のアイコンBCHOが3つの選択肢のうちの左側に移動する。なお、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(18)に示すタイミングでは、「2580」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137が操作されて、あみだフィールドにおける3つの選択肢のうちの左側が選択されているときに操作有効期間が経過すると、あみだくじの演出が開始される。このとき、あみだフィールドの3つの終着点には、成功であることを示す「○」と失敗であることを示す「×」の何れかがそれぞれ表示されている。具体的には、3つの終着点のうちの左側の終着点には「×」が表示され、中央の終着点には「×」が表示され、右側の終着点には「○」が表示されている。なお、「○」の表示数は2以上である場合があってもよいし、全ての終着点に「○」が表示される場合があってもよい。その後、図386(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOがあみだくじのルールに沿って線上を移動している様子が示されている。なお、依然として7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(19)に示すタイミングでは、「2411」が表示されている。
図386(20)に示す装飾図柄表示装置208では、番長の顔のアイコンBCHOが3つの終着点のうちの右側の終着点に到達した様子が示されている。すなわち、あみだくじによるミニゲームの結果が導出された様子が示されている。この演出例では、番長の顔のアイコンBCHOが「○」が表示されている右側の終着点に到達するとともに、ナビキャラクタYMの近傍に、「やったぜ」の文字が表示され、ミッションに成功し、強カットイン画像CI1aが表示されることが確定したことが報知されている。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(20)に示すタイミングでは、「2236」が表示されている。
その後、ミニゲームが終了し、図386(21)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が引き続き行われている。また、ナビキャラクタYMの近傍において、「激アツ待機中」の文字が表示され、大当りの信頼度の高い強カットイン画像CI1aが出現することが報知されている。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(21)に示すタイミングでは、「2185」が表示されている。
その後、左図柄、右図柄の順にそれぞれ「装飾5」が順次停止表示し、リーチ状態が形成されると、図386(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央下方に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(22)に示すタイミングでは、「2005」が表示されている。
その後、図386(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。このとき、リーチ図柄が右上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(23)に示すタイミングでは、「1927」が表示されている。
図386(24)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われている。また、この演出例では、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示の表示態様が赤色の表示態様から多色に変化するレインボーの表示態様に変化している。レインボーの表示態様のタイマ表示は、赤色の表示態様のタイマ表示よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっており、また、或る演出が開始されやすくなっている。ここで、レインボーの表示態様でタイマ表示が表示された場合は、必ず大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、必ず或る演出が開始するようにしてもよい。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図386(24)に示すタイミングでは、「1737」が表示されている。
続いて、図386(24)に続く図387(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図387(25)に示すタイミングでは、「1010」が表示されている。
図387(26)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン連打演出が開始されており、ボタン画像136aがデフォルトの態様で表示されている様子が示されている。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図387(26)に示すタイミングでは、「0500」が表示されている。その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始される。
すると、図387(27)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン連打演出の実行中に、最強カットイン画像CI1vが表示される。この最強カットイン画像CI1vは、あみだくじによるミニゲームの結果、成功したことに対応して表示されるものであるが、この演出例では、強カットイン画像CI1aよりも有利な最強カットイン画像CI1vが表示されており、大当りの期待感が飛躍的に高まっていることが報知されている。なお、このときも遊技者による演出ボタン136の連打操作が継続して行われている。また、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、カウントダウンが継続して行われており、図387(27)に示すタイミングでは、「0200」が表示されている。
その後、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示が「0000」になるタイミングで、図387(28)に示す装飾図柄表示装置208では、服が破けた番長のキャラクタが、「プレミアだ」の文字とともに登場し、プレミア予告が行われている様子が示されている。これにより、遊技者に大当りが確定していることを報知している。このように、この演出例では、装飾図柄表示装置208において表示されたタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出と7セグ表示装置SEGによるタイマ予告演出とで、それぞれ対象とされる或る予告演出が異なっている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出は、開始から終了まで、1回の図柄変動表示において行われたが、7セグ表示装置SEGによるタイマ予告演出は、2回の図柄変動表示に跨って行わていることが示されている。なお、タイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出と、7セグ表示装置SEGによるタイマ予告演出とで、対象とする図柄変動表示が異なってもよい。また、タイマ予告演出が、大当り遊技と大当り遊技の終了後に行われる図柄変動表示に跨って行われてもよい。また、この演出例では、7セグ表示装置SEGによるタイマ予告演出が行われた結果、或る予告演出としてのプレミア予告が行われたが、或る予告演出ではない大当りの信頼度が低い予告が行われる偽のタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。また、或る予告演出が行われない偽のタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われてプレミア予告が行われた場合は、タイマ予告演出が行われてプレミア予告が行われなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
その後、図387(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。このとき、7セグ表示装置SEGでは、大当りとなったことを祝福するため、全てのセグメントを使用して多色表示(レインボー表示)が行われている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「プレミア出現」の文字が表示され、プレミア予告が行われたことを報知している。
その後、図387(30)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図387(31)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去され、7セグ表示装置SEGも消灯とされる。
図388は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される大当り遊技における演出の一例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図388(1)に示す演出例は、例えば、図387(31)に続く演出例であり、装飾図柄表示装置208では、引き続き「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示された様子が示されている。
図388(2)に示す装飾図柄表示装置208では、大当り遊技が開始され、大当り開始演出が行われている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、大当り図柄である「装飾5」が表示画面の左上隅部に表示され、表示画面の中央では扇を持ったコパンダのキャラクタが大当りを祝福している様子が示されている。また、7セグ表示装置SEGでは、大当り遊技における装飾効果を向上させるため、全てのセグメントを使用して多色表示(レインボー表示)が行われている。なお、このときに、7セグ表示装置SEGによる特別な演出表示が行われてもよく、例えば、「7777」を表示したり、語呂合わせの数字列を表示したりしてもよい。このような表示を行って、例えば、保留内に大当りが発生する保留連荘を予告したり、大当り遊技終了後は確変状態となることを予告したりするようにしてもよい。
図388(3)に示す装飾図柄表示装置208では、3ラウンド目が開始された様子が示されている。そして、コパンダのキャラクタの右側には、「LED注目」の文字が表示され、予告演出が行われることが示唆されている。
すると、図388(4)では、7セグ表示装置SEGが前消灯し、その後、図388(5)に示すように、「ボタン連打で服を破れ」の文字の表示とともに番長のキャラクタが登場し、ミニゲームが開始される。このミニゲームでは、大当り遊技後の遊技状態に応じた結果が表示可能とされており、大当り遊技後の遊技状態が確変状態(特図高確率普図高確率状態)となる場合には、演出ボタン136を連打した結果、番長の服が破けることによりミニゲームが成功する演出が行われる場合がある。また、ミニゲームが開始されると、7セグ表示装置SEGにおいてタイマが表示され、ボタン連打演出を受け付ける操作有効期間が表示される。この演出例では、ミニゲームが開始されると、「1000」が表示され、カウントダウン(操作有効期間)が開始してから10秒間の演出ボタン136の連打を受け付けることができることが報知される。このタイマ表示は、4ラウンド目に移行して操作有効期間が開始すると、カウントダウンが開始される。なお、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示の表示態様は、白色で発光する態様としているが、他の色で発光する態様であってもよく、例えば、発光色によりミニゲームに成功する信頼度が異なるようにしてもよい。また、例えば、操作有効期間に対応する10秒を示す「1000」ではなく、他の時間を示すタイマ表示(例えば、「9999」や「7777」等の特定の数字の組み合わせの表示)が行われることで、ミニゲームに必ず成功するプレミア予告が行われてもよい。
図388(6)に示す装飾図柄表示装置208では、4ラウンド目に移行している様子が示されている。4ラウンド目に移行すると、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打を促している。また、演出ボタン136の連打操作を受け付ける操作有効期間が開始され、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示のカウントダウン(タイマ減算)が開始される。なお、図388(6)に示すタイミングでは、「0800」が表示されており、操作有効期間が開始されてから2秒が経過した様子が示されている。このように、この演出例では、このタイマ表示は、タイマ予告演出として機能する場合があり、タイマ予告演出とミニゲームが同時に開始されていることが示されている。なお、タイマ予告演出とミニゲームとが同時に開始されなくてもよい。
図388(7)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。このとき、7セグ表示装置SEGにおけるタイマ表示は、「0500」とされており、操作有効期間の残り時間が5秒であることが報知されている。
図388(8)に示す装飾図柄表示装置208では、「残念」「次回時短」の文字が表示され、ミニゲームに失敗した様子が示されている。これにより、当該大当り遊技の終了後は、確変状態に移行せず時短状態(特図低確率普図高確率状態)に移行することが報知されている。
図388(5a)〜同図(8a)は、図388(4)に続く別の演出例を示している。図388(5a)に示す装飾図柄表示装置208では、上述したミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、表示画面の右下隅部に姫のキャラクタHMEが表示されており、ミニゲームに成功する可能性が高いことが報知されている。また、ミニゲームが開始されると、7セグ表示装置SEGにおいてタイマ(「1000」)が表示され、ボタン連打演出を受け付ける操作有効期間が表示される。その後は、図388(6a)〜同図(7a)に示す演出が行われる。なお、図388(6a)〜同図(7a)は、図388(6)〜同図(7)と同様であるので、説明を省略する。
図388(8a)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの服が破けるとともに、「番長覚醒」「次回確変」の文字が表示され、ミニゲームに成功した様子が示されている。これにより、当該大当り遊技の終了後は、確変状態に移行することが報知されている。
図389は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出においてエラー表示が表示された場合の表示例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図389(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図389(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図389に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態であり、装飾図柄表示装置208の下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。保留アイコン表示領域には、2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央上方に、「球を抜いてください」のエラー表示(下皿満タンエラー表示ERR1)が行われており、下皿満タンエラーが発生していることが報知されている。このようなエラーは、遊技を継続可能なものであるから、本実施形態では、エラー報知を行いつつも、遊技を継続させるようにしている。なお、エラー報知の対象となっているエラーの解消を検出した場合(例えば、下皿満タン検出スイッチがオフとなって下皿満タンエラーが解消した場合等)には、下皿満タンエラー表示ERR1は消去される。
図389(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。また、図389(2)に示すタイミングでは、下皿満タンエラーは解消しておらず、下皿満タンエラー表示ERR1は引き続き表示されている。
図389(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。このタイマ予告表示TM1の表示態様は、デフォルトの表示態様である。タイマ予告表示TM1には、「05:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る予告演出が開始されることを示唆している。また、図389(3)に示すタイミングでは、下皿満タンエラーは依然として解消しておらず、下皿満タンエラー表示ERR1は引き続き表示されている。このとき、タイマ予告表示TM1が下皿満タンエラー表示ERR1によってオーバーラップされており、タイマ予告表示TM1の視認性が低下している。そのため、遊技者は、この表示状態を見て、下皿の球抜きを急ぐ場合がある。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図389(4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、「04:25」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「疑似連かも」の文字が表示され、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示のカウントダウンが行われた結果、疑似連が行われる可能性があることが示唆されている。なお、図389(4)に示すタイミングでも、下皿満タンエラーは依然として解消しておらず、下皿満タンエラー表示ERR1は表示されており、タイマ予告表示TM1が下皿満タンエラー表示ERR1によってオーバーラップされている。
図389(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図389(5)に示すタイミングでは、「03:96」が表示されている。また、図389(5)に示すタイミングでも、下皿満タンエラーは依然として解消しておらず、下皿満タンエラー表示ERR1は表示されており、タイマ予告表示TM1が下皿満タンエラー表示ERR1によってオーバーラップされている。
図389(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ予告表示TM1では、カウントダウンが継続しており、図339(6)に示すタイミングでは、「01:73」が表示されている。なお、図389(6)に示すタイミングでは、遊技者により下皿の球抜きが行われたため、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー表示ERR1は消去されている。その後、図389(7)〜同図(12)に示す演出が行われる。なお、図389(7)〜同図(12)に示す演出は、図339(7)〜同図(12)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
なお、以上説明したタイマ予告演出では、タイマ表示のカウントダウンにより或る演出が行われるまでの時間を表示するようにしたが、例えば、タイマ予告演出を行う場合に、タイマ予告表示におけるタイマ表示を「00:00」から開始させ、例えば、「「03:00」になると保留変化かも」や「「25:00」になると強カットイン発生」のような表示を行い、タイマ表示をカウントアップして指定された時間となった場合に或る演出が行われるように構成されてもよい。
また、以上説明したタイマ予告演出では、或る演出として、保留変化演出、疑似連演出、カットイン画像の表示、大当り確定報知を例として説明したが、これに限定されず、例えば、先読みモード等の特定のゾーンに突入する演出、ムービー挿入、次回予告演出等であってもよい。
また、以上説明したタイマ予告演出では、タイマ予告表示の色を変化することにより大当りの期待度が変化するようにしており、この場合に、例えば、赤>
緑>
黄>
青>
白の順で期待度が高く、また、タイマ予告表示の色が黄色以上である場合に、或る演出の開始が確定されるようにしてもよい。また、7セグ表示装置SEG等の装飾図柄表示装置208以外のデバイスで実行される場合には、或る予告演出が必ず行われるようにしてもよい。この場合、例えば、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示の色が青で7セグ表示装置SEGの発光色が白色である場合には、青<白の関係で大当りの期待度を持たせてもよいし、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示の色が赤であり、7セグ表示装置SEGの発光色が赤である場合には、7セグ表示装置SEGの発光色の方が大当りの信頼度を高くしてもよい。
また、例えば、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示の色が白で、7セグ表示装置SEGの発光色が黄色の場合は、7セグ表示装置SEGの発光色が赤の場合よりも大当り図柄が確定表示されやすい等、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示の色と、7セグ表示装置SEGの発光色の組み合わせで大当りの信頼度が飛躍的に向上するものがあってもよい。また、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示の色と、7セグ表示装置SEGの発光色とでそれぞれランク付けをし、ランクの和を比較して大当り信頼度が決まるようにしてもよく、例えば、白のランクが1で、黄色のランクが3で、赤のランクが5である場合、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示の色が白で、7セグ表示装置SEGの発光色が黄色の場合(前者)よりも、装飾図柄表示装置208においてはタイマ予告表示が行われておらず、7セグ表示装置SEGでのみタイマ表示が行われ、その発光色が赤の場合(後者)では、後者の方が大当りの信頼度が高いようにしてもよい。
次に、図390を参照して、タイマ予告演出が開始したときに表示されるタイマ予告表示の表示態様の一例について説明する。ここで、図390は、タイマ予告表示の表示態様について説明する図である。
図390(a)は、タイマ予告演出が開始されたときにタイマ予告表示TM1のタイマ表示として「7:77」が表示された例を示している。このタイマ表示は、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾7−装飾7−装飾7」を連想させるタイマ表示であり、図390(a)に示すタイマ予告表示TM1がタイマ予告演出が開始されたときに表示された場合には、プレミアタイマ表示として、大当り確定となる予告として用いることができる。また、図390(a)に示すタイマ予告表示TM1が表示された場合には、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが導出される予告として表示されてもよいし、また、このタイマ予告表示TM1が表示された場合には、大当り遊技の終了後に確変に移行することが確定される予告や、保留連荘が発生することの予告として用いてもよい。
図390(b)は、タイマ予告演出が開始されたときにタイマ予告表示TM1のタイマ表示として「99:99」が表示された例を示している。上述した実施形態では、タイマ予告表示TM1に最初に表示される時間は、図柄の変動時間よりも短い時間とされていたが、図390(b)に示すタイマ予告表示TM1のタイマ表示は、少なくとも、表示が開始された時点から図柄の停止表示までの時間よりも長い時間とされており、変動中ではカウントダウンが完了しないと認識される時間となっている。図390(b)に示すタイマ予告表示TM1がタイマ予告演出が開始されたときに表示された場合には、プレミアタイマ表示として、大当り確定となる予告として用いることができる。また、このタイマ予告表示TM1が表示された場合には、大当り遊技の終了後に確変に移行することが確定される予告や、保留連荘が発生することの予告として用いてもよい。
また、図390(b)に示すタイマ表示は、10進数で表すことができる最大の数値であるが、図390(c)に示すように、16進数で表すことができる最大の数値を表示するようにしてもよい。これによっても、図390(b)に示すタイマ表示と同様の効果を期待できる場合がある。
図390(d)は、タイマ予告演出が開始されたときにタイマ予告表示TM1のタイマ表示として「7:58」が表示された例を示している。このタイマ表示は、愛知県の県庁所在地である「名古屋」の語呂合わせを連想させるタイマ表示であり、図390(d)に示すタイマ予告表示TM1がタイマ予告演出が開始されたときに表示された場合には、プレミアタイマ表示として、大当り確定となる予告として用いることができる。また、このタイマ予告表示TM1が表示された場合には、大当り遊技の終了後に確変に移行することが確定される予告や、保留連荘が発生することの予告として用いてもよい。
また、図390(e)は、日本でもっとも標高の高い山である「富士山」の語呂合わせを連想させるタイマ表示(「2:23」)であり、これによっても、図390(d)に示すタイマ表示と同様の効果を期待できる場合がある。なお、本実施形態では、タイマ予告演出が開始されたときに表示されるタイマ予告表示TM1のタイマ表示は、1秒未満の桁については、全て「0」が表示されているが、上記のプレミアタイマ表示では、1秒未満の桁についても表示されている点に特徴を有している。なお、プレミアタイマ表示として表示されるタイマ表示は、上記のものに限定されず、種々のものを適宜採用することができる。
図390(f)は、タイマ予告演出が開始されたときにタイマ予告表示TM1のタイマ表示として「あたり」が表示された例を示している。このタイマ表示が表示された場合には、遊技者は、大当り確定であることが容易に認識できる場合がある。図390(f)に示すタイマ予告表示TM1がタイマ予告演出が開始されたときに表示された場合には、プレミアタイマ表示として、大当り確定となる予告として用いることができる。また、このタイマ予告表示TM1が表示された場合には、大当り遊技の終了後に確変に移行することが確定される予告や、保留連荘が発生することの予告として用いてもよい。
図390(g)は、タイマ予告演出が開始されたときや、タイマ予告演出の途中で変更される場合がある表示態様のタイマ予告表示TM1を示している。図390(g)に示すタイマ予告表示TM1の表示態様は、多色に変化しながら表示されるレインボー表示態様であり、このレインボー表示態様でタイマ予告表示TM1が表示された場合には、プレミアタイマ表示として、大当り確定となる予告として用いることができる。また、このタイマ予告表示TM1が表示された場合には、大当り遊技の終了後に確変に移行することが確定される予告や、保留連荘が発生することの予告として用いてもよい。なお、プレミアタイマ表示として採用可能な表示態様はこれに限定されず、適宜の色に設定することができる。
図390(h)は、タイマ予告演出が開始されたときや、タイマ予告演出の途中で表示される場合がある表示態様のタイマ予告表示TM1を示している。図390(h)に示すタイマ予告表示TM1の表示態様は、四隅にサボハニのキャラクタSBHNが付加されてなる表示態様であり、この表示態様でタイマ予告表示TM1が表示された場合には、プレミアタイマ表示として、大当り確定となる予告として用いることができる。なお、付加するキャラクタはこれに限定されず、任意に設定することができる。また、このタイマ予告表示TM1が表示された場合には、大当り遊技の終了後に確変に移行することが確定される予告や、保留連荘が発生することの予告として用いてもよい。
その他、上述したタイマ予告表示TM1は方形状の枠内にタイマ表示を表示する構成としているが、プレミアタイマ表示として、枠の形状が異なる表示態様のタイマ予告表示TM1を表示するようにしてもよく、例えば、円形の枠内にタイマ表示を表示する態様のタイマ予告表示TM1をプレミアタイマ表示としてもよい。
また、上記に掲げたプレミアタイマ表示のタイマ予告表示TM1は、表示を開始した後、カウントダウンを行うようにしてもよいが、カウントダウンを行うことなくタイマ予告演出を終了するようにしてもよいし、カウントダウンの途中で大当り図柄が確定表示してタイマ予告演出が終了するように構成されてもよい。また、プレミアタイマ表示のタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出が開始された場合には、タイマ表示のカウントダウンが完了しても疑似連演出等の或る予告演出が行われないようにしてもよい。
また、本実施形態では、導出結果によりタイマ予告演出が真であるか偽であるかを報知するミニゲームについて説明したが、このミニゲームについては、上述したいずれのタイマ予告演出についても適用することができる。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図391〜図424を参照しながら説明する。また、以下に示す演出表示は、アニメーションにより行われてもよい。また、以下に示す実施形態は、これまでに示したいずれの実施形態においても適用可能であることはいうまでもない。
図391〜図424は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図391〜図424では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。また、図391〜図424では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。なお、本実施形態では、複数の装飾図柄表示装置のそれぞれに様々な画像が表示される例を示しているが、一の装飾図柄表示装置にそれらの全てを表示するように構成してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図391〜図424に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図391〜図424では、第4図柄表示装置284a1,284a2の様子が示されており、特図1に対応する特図1第4図柄表示装置284a1は、方形状をなしており、特図1の変動表示中では点滅し、特図1の停止表示中では、ハズレの点灯態様又は大当りの点灯態様で点灯する。また、特図2に対応する特図2第4図柄表示装置284a2は、円形状をなしており、特図2の変動表示中では点滅し、特図2の停止表示中では、ハズレの点灯態様又は大当りの点灯態様で点灯する。また、図391〜図424では、スピーカ120及び演出ボタン136,136zの様子が示されている。
図391は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図391(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図391(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様(白色円形の表示態様)となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図391(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。このチュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合があり、また、非表示とされる場合もある。ここで、チュートリアル表示として、登場するキャラクタに関する説明、予告(例えば、タイマ予告)に関する説明などが表示される。なお、チュートリアル表示の表示態様(例えば、青字で表示したり、赤字で表示したり等)によって大当り期待度を報知可能に構成してもよい。この場合においては、このチュートリアル表示を予告表示のうちの位置の予告表示としてもよい。本明細書においては、便宜上、説明している表示のことをチュートリアル表示として記載することとする。すなわち、この演出例におけるチュートリアル表示部TT1は、何かを表示する領域ということができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部UI3は、装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、装飾図柄の表示領域と重なってもよい。このように、UI部UI3は、保留アイコン表示領域と変動アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT1を構成する表示枠として機能している。また、図391(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされており、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図391(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の中央部には演出ボタン136の操作の受付回数を示す受付回数表示850が表示されている。図391(a)に示す例では、「あと 0回」の文字列画像の受付回数表示850が表示されており演出ボタン136の操作の受付回数は0回である。また、受付回数表示850の下方には演出ボタン136を模したストックボタン画像852が表示されている。ストックボタン画像852には縦方向に均等な間隔で3本の線が引かれており、ストックボタン画像852は4つの領域に分割されている。これらの分割された領域の表示色を白色から例えば緑色に変更することでストックボタン画像852は、メーターとしても機能する。図391(a)に示す例では、ストックボタン画像852の4つの領域はいずれも白色で表示されおり、メーターは0である。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。この殿様のキャラクタをナビキャラという場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。また、ステージ名表示部ST1や殿様のキャラクタは、Ui部UI3に含まれる表示であったり、少なくとも一部がUI部UI3之前面側に重なって表示されるように構成してもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動し、また、回転することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
図391(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(「準備中」の表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図391(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する準備中画像RDYの表示が開始される前に表示される準備中画像予告表示ということができる。また、シャッタ画像は、チュートリアル表示部TT1において予告表示を行う場合にも表示される場合があってもよい。また、シャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能に構成して、シャッタ画像の表示態様によって大当り期待度が異なるように構成してもよいし、シャッタ画像の表示態様は1種類のみで表示態様のみでは大当り期待度を示さないように構成してもよい。
図391(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、「準備中」の文字が表示された準備中画像RDYが表示される。換言すれば、準備中画像RDYは、チュートリアル表示部TT1の表示領域に重ねて表示されており、UI部UI3にオーバーラップしているということができる。図391(d)に示すタイミングでは、準備中画像RDYの背景色が緑色とされており、すなわち、図391(d)に示す準備中画像RDYの表示態様は、デフォルトの表示態様とされている。なお、準備中画像RDYは、複数種類の表示態様に変更することができ、準備中画像RDYの表示開始時にデフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、背景色が赤色)で表示されてもよいし、デフォルトの表示態様で表示開始された後に別の表示態様に変更する場合があってもよい。また、上述のシャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能な構成の場合においては、準備中画像RDYの表示態様と関連性を持たせてもよい。例えば、シャッタ画像が赤色の場合には赤色の準備中画像RDYが表示される(されやすい)ように構成してもよい。この演出例では、準備中画像RDYが表示されることにより、チュートリアル表示部TT1において或る演出(例えば、タイマ予告やミニゲーム等)が行われる場合があるように構成されている。
図391(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が青色の表示態様から金色の表示態様に変化している様子が示されている。この演出例では、UI部UI3の表示態様が金色の表示態様とされることで、保留アイコンの表示態様が変化しやすいことを示唆している。すなわち、この金色の表示態様のUI部UI3は先読み予告として機能している。このように、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合の方が、青色の表示態様で表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。なお、この金色の表示態様のUI部UI3は、当該図柄変動表示の予告として機能する場合があってもよいし、保留アイコンの表示態様の変化予告としてではなく、直接的な先読み予告表示として機能する場合があってもよい。また、UI部UI3の表示態様は、表示態様が変化した保留アイコン(先読み対象の保留アイコン)が消化される以前にデフォルトの態様となるように構成してもよいし、先読み対象変動の当否結果を示す表示(例えば、大当りやハズレであることを示す装飾図柄の表示)が行われた後にデフォルトの態様となるように構成してもよい。
図391(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の右上部分に忍者のキャラクタNJ4が表示されている。この忍者のキャラクタNJ4は、保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合があるキャラクタである。この演出例では、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に重なるようにして表示されており、そのため、準備中画像RDYや忍者のキャラクタNJ4に注目させることができる場合がある。
すると、図391(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が1つ目の保留アイコンh11に向けて手裏剣を投てきし、1つ目の保留アイコンh11に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、1つ目の保留アイコンh11の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。なお、このエフェクトEF4は、対象の保留アイコンの隣の保留アイコンにも表示が及んでおり、そのため、図391(g)に示すように、1つ目の保留アイコンh11の隣に配置された2つ目の保留アイコンh12の一部もエフェクトEF4にオーバーラップされている。この演出例では、保留アイコンが変化する前に行われる保留変化アニメが、保留変化事前演出表示として機能してるということができる。なお、この保留変化事前演出表示に、忍者のキャラクタNJ4の表示が含まれていてもよく、すなわち、忍者のキャラクタNJ4の表示が開始されてから保留アイコンの表示態様が変化するまでの一連のアニメーションを保留変化事前演出表示としてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4の表示のみを以って保留変化事前演出表示としてもよい。また、保留変化後に表示されている忍者のキャラクタNJ4の表示を保留変化事前演出表示に含めてもよいし、含めなくてもよい。なお、保留変化アニメが行われても保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。また、忍者のキャラクタNJ4に関する演出表示の後に準備中画像RDYの表示が開始される構成であってもよい。逆に、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYを出現させる表示を行わないように構成してもよい。また、先読み態様で表示されている保留アイコンがある場合の方が、ない場合よりも、準備中画像RDYが出現しやすくなるように構成されていてもよい。この構成によれば、忍者のキャラクタNJ4が登場した後に保留アイコンが変化した状態の方が準備中画像RDYの出現に期待が持てるようになるので、忍者のキャラクタNJ4が異なる種類の予告表示(保留アイコン変化と準備中画像RDYのように対象が異なるものであったり、先読み予告と当該予告のように対象変動が異なるものであったりなど)の事前報知として機能する場合がある。
図391(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されて1つ目の保留アイコンh11が表示態様が変更された状態で表示されている様子が示されている。図391(h)に示す1つ目の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様から、赤色の表示態様に変更されている。また、家紋役物224Eも1つ目の保留アイコンh11の表示態様に合わせて、赤色に発光している。なお、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始した後で家紋役物224Eが赤色に発光されてもよいし、家紋役物224Eが赤色に発光した後で、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始してもよいし、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始するタイミングで家紋役物224Eが赤色に発光してもよい。
その後、図391(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが終了して、忍者のキャラクタNJ4が消去される。また、装飾図柄が左図柄、右図柄、中図柄の順で順次停止表示し、「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示される。この「装飾3−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせは、ハズレの組み合わせであるが、チャンス目の組み合わせでもある。すなわち、チャンス目の組み合わせが導出表示されることにより、先読み予告が行われている。チャンス目は、保留アイコンが先読みの表示態様で表示されている場合に導出表示されやすくなっているが、保留アイコンの表示態様の如何に拘らず、チャンス目が適宜の確率で表示されるようにしてもよい。また、チャンス目が表示された場合の方が、チャンス目が表示されなかった場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ4が消去された後で、装飾図柄の停止表示が順次行われてもよいし、装飾図柄の順次停止表示が開始された後で忍者のキャラクタNJ4が消去されてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4が消去されるタイミングで、装飾図柄の順次停止表示が開始されてもよい。なお、図391(i)に示すタイミングでは、変動アイコンh0が表示されているが、図柄が確定表示されたタイミングで変動アイコンh0が消去されるようにしてもよい。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図391(j)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図391(j)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されており、すなわち、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。一方、前回の図柄変動表示において表示されていた忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない表示であるが、複数の図柄変動表示に跨って表示される場合があってもよい。一方、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタは、複数の図柄変動表示に跨って表示されるキャラクタということができる。
図391(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態が形成されている様子が示されている。左右に表示されている「装飾4」は、それぞれ揺れ変動とされており、中図柄は高速で変動表示されている。なお、リーチ状態となる前に予告演出として表示画面が暗転し、UI部UI3が一時的に非表示とされる場合があるが、基本的にはスーパーリーチが開始されるまではUI部UI3は非表示とされないようになっている。
その後、図391(l)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、スーパーリーチ移行表示が開始した後で家紋役物224Eの動作を開始してもよいし、家紋役物224Eの動作が開始された後でスーパーリーチ移行表示が開始されてもよいし、スーパーリーチ移行表示が開始されたタイミングで家紋役物224Eの動作が開始されてもよい。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。なお、UI部UI3は、スーパーリーチ移行表示が開始される前に非表示とされてもよい。このように、この演出例では、特定のスーパーリーチへ移行する場合には、UI部UI3が非表示とされて、少なくとも保留アイコンが非表示とされることが示されている。また、SPリーチのリーチ名称(タイトル)を表示する構成であってもよく、少なくともSPリーチのリーチ名称が表示されている状態ではUI部UI3が非表示となるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの周辺に枠を表示する構成において、その枠の表示がUI部UI3の一部であることとしてもよい。この構成においては、UI部UI3の全てが非表示とされるのではなく、UI部UI3の一部が非表示とされるといえる。また、準備中画像RDYが表示されない場合には周辺の枠の表示がなされないので、この場合にはUI部UI3の全てが非表示とされるといえる。つまり、スーパーリーチに移行する前の状態において準備中画像RDYが表示されているか否かによって、スーパーリーチ移行後のUI部UI3の非表示となる範囲が異なるように構成されているといえる。準備中画像RDYの表示で或る予告表示や或る演出の態様が特定可能に構成されていない。なお、剣豪リーチに移行してもUI部UI3が非表示とされなくてもよい。
図391(m)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている場合には、当該準備中画像RDYのみ表示が維持され、チュートリアル表示部TT1自体はUI部UI3とともにフレームアウトされる。すなわち、準備中画像RDYは、UI部UI3が表示されている状態での表示位置と、非表示とされた後の表示位置とが同じ位置となっている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。ここで、剣豪リーチが開始してから家紋役物224Eが初期位置に戻ってもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻った後で剣豪リーチが開始されてもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻ったタイミングで剣豪リーチが開始されてもよい。
図391(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示が終了することを報知しているということができ、また、或る予告表示が開始する前の表示が開始されているということもできる。さらには、エフェクトEF5の表示により或る予告表示そのものが開始されているということもできる。また、さらには、この演出例では、準備中画像RDYは、保留アイコンが非表示状態(UI部UI3が表示状態)であるときに表示が終了する(非表示となる)ということもできる。
図391(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。このミニゲームは、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例であるが、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されてもよい。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。なお、この演出例では、準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームが開始されるようにしたが、準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。また、ミニゲームやタイマ予告演出が行われずに、例えば、「鉄板」の文字が表示される等、当否判定の結果がいきなり表示されてもよい。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの少なくとも一つの領域(図391(o)に示す演出例では、上部の領域)が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。また、ミニゲームやタイマ予告が複数種類ある構成において、ある種類のミニゲームやタイマ予告は、必ず準備中画像RDYの表示を経由するように構成(構成1)としてもよい。逆に、別の種類のミニゲームやタイマ予告は、準備中画像RDYの表示を経由することがないように構成(構成2)してもよい。構成1と構成2を両方備えてもよいし、いずれか一方を備えるように構成してもよい。
図391(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。なお、ミニゲームの結果を示す表示を、図391(p)で示すカットとは別のカットで表示するように構成してもよい。なお、別のカットの表示は成否に関係なく行われてもよいし、特定の結果の場合にのみ行われるように構成してもよい。この演出例において、或る予告表示がミニゲームの場合、ミニゲームの結果表示部分が或る演出であってもよい。或る予告表示がミニゲームの場合における「鉄板」の表示は第2の或る演出としてもよいし、或る演出の後に第2の或る演出が行われるように構成してもよい。
すると、図391(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、方形状の背景に「鉄板」の文字が表示されてなり、反時計方向に約15度傾いた鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、ミニゲームの結果に応じた予告表示が行われており、すなわち、予告表示の結果に応じた他の予告表示が行われているということができる。また、この演出例において、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われた場合には、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となった場合に行われる予告表示ということができる。また、タイマ予告演出が行われた場合は、ワンクッションおいて、カウントダウンが完了して0となった後の状態では別の予告表示が行われている状態としてもよい(例えば、カウントダウンが完了して0となる直前で別の予告表示が開始されていることも含む)。
図392は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、複数の他の例のうちの少なくとも一の例を備えてもよいし、逆に少なくとも一の例を備えないように構成してもよい。このことは、以下の図についても同様である。
図392(a1)は、図391(l)に続く演出である。本実施形態における説明では、図391の演出例の続きとして例示しているが、別の場面で行われる演出であってもよいし、図391の演出例の続きとしてのみ行われる演出であってもよい。このことは、以下の図についても同様である。なお、図392(a1)〜同図(a3)に示す演出は、図391(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図392(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTを外れ、的TGTとは異なる領域に飛んでいった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに失敗した様子が表示されている。
すると、図392(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPは表示されず、剣豪リーチが継続して行われている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームの失敗か成功かの違いのみの場合には、ミニゲームに成功した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となっても何も表示しない偽のタイマ予告演出であってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となったときに、信頼度の低い演出(例えば、「チャンス」の文字がどこかで小さく表示される等)を行ってもよい。
図392(b1)も、図391(l)に続く演出である。なお、図392(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図391(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図392(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTに当るが、非当り領域に刺さった様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに成功したが大成功ではない様子が示されている。
すると、図392(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。この演出例では、ミニゲームに成功したか大成功であったかの比較でいえば、成功となった場合よりも大成功となった場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図392(c1)も、図391(l)に続く演出である。なお、図392(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図391(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図392(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、図391(o)に示すミニゲームとは別のミニゲームが開始されている様子が示されている。図392(c3)に示すミニゲームも、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。この演出例では、図391(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図392(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が成功しやすいように構成されているが、図391(o)に示すミニゲームの方が成功しやすいように構成されてもよい。また、図391(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図392(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されているが、図391(o)に示すミニゲームの方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。
図392(c4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「鉄板」の文字が表示された図柄が導出され、ミニゲームに大成功した様子が示されている。
すると、図392(c5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示され、大当り確定の予告演出が行われている様子が示されている。
なお、図391に示す演出例と比較して、図391に示す演出ではミニゲームが行われたが、図392に示す演出例では、タイマ予告演出が行われてもよいし、その逆でもよい。また、両方タイマ予告演出が行われててもよく、この場合、背景色やカウントダウンを行う時間が異なるようにしてもよい。
図393は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図393(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図391(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。なお、図393(a1)では、変動アイコンh0が赤色の表示態様とされており、これに応じて家紋役物224Eも赤色の発光態様とされている。
図393(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されている様子を示している。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
図393(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図393(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始される例を示したが、これはスーパーリーチ中に限って実行されるものであってもよいし、スーパーリーチ中に限らず実行されるようにしてもよいし、スーパーリーチ中であってもなくても実行可能に構成されてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後、或る予告表示(或る演出)が第一の状態から第二の状態にまたがって行われるパターンがあってもよいし、なくてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後に行われる或る予告表示(或る演出)は次変動に跨る場合があってもよい。そして、第三の表示が第二の状態で終了した後、或る予告表示(特に、或る演出)は該第二の状態で少なくとも開始し、終了してもよい。
図393(b1)は、図391(l)に続く演出である。なお、図393(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図391(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図393(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、ミニゲームではなく、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。このタイマ予告演出も、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図393(b3)に示す演出例では、タイマ表示として「10:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。ここで、タイマ予告演出の他の例として図337〜図390に掲げた演出例を適宜に組合せることができる。なお、ミニゲームが開始された場合よりもタイマ予告演出が開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよいし、タイマ予告演出が開始された場合よりもミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成しているが、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい。また、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」まで表示するように構成していたが、1秒を示す「1」まで表示したり、あるいは、「00:01」まで表示するように構成してもよい。具体的には、タイマ表示として「10」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。そして「1」が表示された後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい(ここで、カウントダウン表示は「1」の表示までのことであったり、別の演出表示が表示される直前までのことであったり、別の演出表示の表示までのことであったりしてもよい)。「1」が表示されてから別の演出表示の表示が開始されるまでの時間は、「2」が表示されてから「1」の表示が開始されるまでの時間と同じ(略同じ)であったり(つまり、「2」→「1」→「0」における「0」のタイミングで表示される)、異なってもよい。なお、或る演出表示として擬似連図柄が表示される場合には、別の演出表示として「NEXT」や「継続」を表す表示が表示されるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの表示が終了してから直ちにタイマ表示(例えば「10:00」)が表示されるように構成しているが、準備中画像RDYの表示が終了した後、他の表示(例えば、タイマ表示を0からカウントアップする様子を表す表示であったり、「次のチャンスアップまで、あと」のようにタイマ表示と関連する表示)が表示された後にタイマ表示が表示されるように構成してもよいし、他の表示が表示されることがないように構成してもよい。
図393(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図393(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示ということができる。なお、本実施形態に示す各演出例において、或る演出として鉄板画像TP以外の演出が行われてもよい。
図393(c1)〜同図(c3)は、図393(b2)に続く演出である。図393(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。図393(c1)に示すタイマ予告演出では、タイマ表示に加え、準備中画像RDYが表示されていた領域とは別の領域において、残時間表示メータMT4が表示されている。この残時間表示メータMT4は、タイマ表示の残時間に対応して漸次短くなるようにして表示態様が変化する。そして、残時間表示メータMT4は、タイマ表示が「0:00」になるタイミングで消失する。この演出例では、タイマ表示における数字による表示と、数字以外の他の表示態様での表示とでタイマ予告演出が行われている様子が示されている。なお、最初に残時間表示メータMT4によるメータの減少表示のみが行われ、例えば、残時間が3秒となったときにタイマ表示によるカウントダウンが開始されるようにしてもよい。この場合、タイマ表示によるカウントダウンが開始する前と開始した後とで残時間表示メータMT4の減少速度が変化してもよい。また、残時間が異なる残時間表示メータを2以上設け、それぞれ残時間に応じた長さで表示してもよいし、残時間が同じであるが長さが異なる2以上の残時間表示メータを表示してもよい。この場合、例えば、長い方の残時間表示メータの減少速度を短い方の残時間表示メータの減少速度よりも速くしてもよい。また、複数の残時間表示メータが表示された場合において、それぞれ残時間表示メータが消失したときに異なる予告表示が行われてもよい。また、同じ長さの残時間表示メータを2以上設け、それぞれの減少速度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告演出の実行時間が延長する演出を行ってもよく、例えば、延長する場合は0の数字を消去するとともにメータが再度復活してもよい。また、メータの長さはタイマ予告の時間に応じて異なってもよい。また、メータの減少速度は、一定でなくてもよく、例えば、あるタイミングにおいては等速で減少しない場合があってもよい。また、メータを複数表示してもよく、あるメータの長さが長いが、例えば、途中から減少速度が速くなる結果、他方のメータの長さよりも短くなるようにしてもよい。また、メータの減少速度は等速でなくてもよく、例えば、数字も併せて表示する状態の方が減少速度が速くてもよいし、遅くてもよい。
図394は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図394(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図391(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。その後、図394(a2)〜同図(a3)に示すようにリーチ演出が行われた後、図394(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが行われており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されている。ここで、合体アニメーションは、ボタン演出の導入アニメーションや、フェードインアニメーション(INアニメ)という場合がある。この半透明ボタン画像136qは、合体することにより、ボタン画像136aが実体化され、ボタン予告演出が開始されることを報知するものである。ここで、導入アニメーションもボタン予告演出に含まれる場合があってもよい。一対の半透明ボタン画像136qは、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、この演出例では、2つの半透明ボタン画像136qが合体する例について説明したが、例えば、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われてもよく、この場合2つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われる場合よりも、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われた場合の方が、ボタン画像136aが実体化されてボタン予告演出が開始されやすくなるようにしてもよい。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。また、後述するデカボタン画像136aLが表示されてボタン予告演出が開始される場合も同じ半透明ボタン画像136qを用いて合体アニメーションが行われてもよいし、デカボタン画像136aLに対応する半透明ボタン画像により合体アニメーションが行われてもよい。
図394(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接している様子が示されている。
そして、合体アニメーションが成功すると、図394(a6)に示すように、ボタン画像136aが実体化してボタン予告演出が開始される。ボタン予告演出が開始されると、演出ボタン136の操作を受け付ける状態となり、ボタン画像136aが押下される様子が示されるアニメーションとともに「押せ」の文字が表示され、さらに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示されて操作受付期間の残り時間を報知する。また、演出ボタン136に設けられた演出ボタンランプ138も操作有効期間が開始されたことに応じて、赤色に発光する。なお、演出ボタン136の操作受付期間が開始された後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作受付期間が開始されてもよい。
図394(b1)〜同図(b6)は、図393(b1)〜同図(b5)に示す演出の変形例を示している。なお、図394(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図393(b1)〜同図(b3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図394(b4)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここで、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。なお、タイマ予告演出が開始してタイマ表示が表示されてもすぐにカウントダウンを開始せず、合体アニメーションの開始に合わせてタイマ表示のカウントダウンを開始してもよい。これによれば、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出を容易に特定することができる場合がある。また、合体アニメーションの表示中に準備中画像RDYの表示を終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。
図394(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、合体アニメーションが完了した後でタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよいし、合体アニメーションが完了するタイミングでタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよい。
図394(b6)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告演出と合体アニメーションの両方が行われた場合の方が、タイマ予告演出と合体アニメーションのうちのいずれか一方のみが行われた場合よりも、デカボタン画像136aLが表示されやすくなっている。また、この演出例では、デカボタン画像136aLが表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、例えば、鉄板画像TPが表示される。
図394(c1)は、図394(b3)〜同図(b6)に示す演出の変形例である。なお、図394(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図394(b3)〜同図(b4)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。
図394(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図394(c3)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
そして、合体アニメーションが成功する場合には、図394(c4)に示すようにしてデカボタン画像136aLによるボタン予告演出が開始される。なお、図394(c4)に示す演出は、図394(b6)に示す演出と同様であるので、詳しい説明については省略する。
このように、図394に示す演出例も、スーパーリーチの実行中に準備中画像RDYが終了する例について示されている。なお、導入アニメの表示中に準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告が開始するパターンがあってもよいし、なくてもよい。
図395は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図395(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図395(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図395(a)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が赤色とされており、デフォルトの表示態様である緑色の背景色である場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図395(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図395(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図395(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示の終了演出が開始されている。このように、この演出例では、スーパーリーチ以外において準備中画像RDYの表示が終了している様子が示されているということができる。
すると、図395(c)に示す第1装飾図柄表示装置208では、チュートリアル表示部TT1(すなわち、準備中画像RDYが表示されていた領域)で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、チュートリアル表示部TT1にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。図395(c)に示す演出例では、タイマ表示として「90:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。また、タイマ表示の背景色は、準備中画像RDYの背景色に引き続いて赤色となっている。この演出例では、スーパーリーチに発展する前にタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。そして、タイマ予告演出が開始されたときに表示されたタイマ表示が「90:00」と長い時間であり、図柄変動表示時間が長いことが推測でき、大当りに対する期待感が向上する場合がある。このように、この演出例では、表示されたタイマ表示の時間が「90:00」等の長い時間(ロングタイム)で表示された場合の方が、「10:00」等の比較的短時間で(ショートタイム)表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。また、この演出例では、準備中画像RDYの背景色が赤色となっているため、タイマ予告演出においてタイマ表示がロングタイムとなって開始されやすくなっている。また、この演出例では、タイマ表示がロングタイムで、しかも背景が赤色となっているため、大当りの信頼度が飛躍的に向上している。
図395(d)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eがオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、タイマ表示のカウントダウン表示中のタイマ予告表示の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、図395(d)に示すタイミングでは、タイマ表示は「30:00」となっている。
図395(e)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここでも、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。
図395(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告表示の背景色が赤色となっており、デフォルトの背景色が表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっているが、同じであってもよい。なお、タイマ予告表示がデフォルトの背景色である場合と赤色の背景色である場合とで大当りの信頼度が同じであってもよい。
図395(g)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTが表示されて、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ表示におけるタイマのカウントダウンを行う時間が長いほど、大当りとなりやすくしてもよい。
図396は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図396(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図396(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図396(a1)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図396(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図396(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図396(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図396(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。この演出例では、スーパーリーチに移行するよりも前にミニゲームが行われている様子が示されている。
図396(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図396(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームに大成功したため、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化し、すなわち、変動アイコンh0による予告がランクアップしている様子が示されている。また、変動アイコンh0の表示色に合わせて、家紋役物224Eも金色で発光する。なお、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化した後で家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよいし、家紋役物224Eが赤色の発光態様か金色の発光態様に変更した後で、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化してもよいし、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化するタイミングで、家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよい。そして、チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像による閉鎖動作が開始されており、表示されていたミニゲームの表示をシャッタ画像により視認不可能な状態に移行する。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後でシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよいし、シャッタ画像による閉鎖動作が開始した後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングでシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよい。また、この演出例では、ミニゲームの結果として、変動アイコンh0の表示態様を変化するようにしたが、保留アイコンが変化する場合があってもよい。
その後、図396(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、ミニゲームの表示がシャッタ画像により完全に消去される。
その後、図396(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1では、何らの表示も行われていない非表示状態とされている。なお、シャッタ画像が開放されたときに、チュートリアル表示が開始されてもよいし、別の予告表示やタイマ予告表示やミニゲームが開始される場合があってもよい。また、シャッタ画像が開放された後でグレーアウトする表示を行ってもよい。
続いて、図396(b1)〜同図(b8)を参照して準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始されている様子を示す例について説明する。
図396(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、予告表示が行われている。また、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図396(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
図396(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1で表示されていた説明表示が非表示とされていく。
その後、図396(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述するミニゲームの表示が開始される前に表示されるミニゲーム予告表示ということができる。
図396(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。この演出例では、シャッタ画像が開放されると、チュートリアル表示部TT1においてミニゲームが開始される。すなわち、この演出例では、今まで行われていた説明表示に換えて、ミニゲームが開始する様子が示されている。また、準備中画像RDYを表示することなくミニゲームが開始する様子が示されているということもできる。その後は、図396(b4)〜同図(b8)に示す演出が行われる。なお、図396(b4)〜同図(b8)に示す演出は、図396(a3)〜同図(a7)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。なお、ミニゲームが終了した後で、チュートリアル表示部TT1において説明表示を行うようにしてもよいし、グレーアウトする表示を行うようにしてもよい。
図397は、本実施形態に適用可能なチュートリアル表示部TT1における表示例を段階的に示す図である。
図397(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図397(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図397(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図397(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図397(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図397(a2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(予告表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図397(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する予告表示が開始される前に表示される予告表示前表示ということができる。
図397(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYやミニゲームやタイマ予告演出ではなく、「激熱」の文字からなる予告表示が表示されている。この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合があってもよい。この場合、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合の方が、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しないで表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。また、この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果としては表示されないものであってもよい。また、この演出例において、「激熱」等の予告表示を行う前にシャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1を閉鎖する演出を行わなくてもよい。
図397(b1)〜同図(b8)は、チュートリアル表示部TT1において、予告アイコンが出現する様子を示す演出例を示している。なお、図397(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図397(a1)〜同図(a3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図397(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、タイマ予告演出が行われることを予告するタイマ予告の予告アイコンI81が出現している様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が行われることが予告される。なお、他の予告アイコンが出現してもよく、例えば、図81や図135(d)に示す予告アイコンが出現してもよい。
その後、図397(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていたタイマ予告の予告アイコンI81がチュートリアル表示部TT1から飛び出し、拡大しながら上方に移動している様子が示されている。
図397(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される。
その後、図397(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1における表示状態が視認困難とされる。なお、この演出例では、シャッタ画像が完全に閉鎖されるまで、タイマ予告の予告アイコンI81を表示した状態を維持し、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされることを報知するようにしていたが、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される際に消去するようにしてもよい。
図397(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYが表示される。図397(b8)に示すタイミングでは、準備中画像RDYは、デフォルトの表示態様とされている。この準備中画像RDYは、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされたことにより表示されたものである。すなわち、準備中画像RDYの表示によりタイマ予告演出の開始が予告されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出の開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とミニゲームの開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とで同じとしているが、異なるようにしてもよい。また、準備中画像RDYの表示を行わずに、ミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図398は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。ここで、第三の表示の終了タイミング、或る予告表示の開始や終了タイミング、或る演出の開始や終了タイミングが、第二の状態を細分化した状態のうちの別々の状態であってもよいし、同じ状態であってもよい。
図398(a1)は、図391(l)に続く演出である。なお、図392(a1)に示す演出は、図391(m)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、図398(a1)に示す演出において、準備中画像RDYがスーパーリーチに発展した後で表示開始されてもよい。
図398(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続しており、その後、図398(a3)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、準備中画像RDYは依然として表示された状態となっている。すなわち、大当りになることを表す表示がなされている状態において準備中画像RDYが表示されているということができる。また、大当りとなることを祝福するように、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが多色で発光するレインボー表示態様で発光している。
その後、図398(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図398(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図398(a5)に示す演出例では、タイマ表示として「3:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
図398(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図398(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が行われていた表示領域で「Go」の文字が表示され、或る予告演出が開始されることを報知している。なお、この「Go」の文字の表示は、行われる場合があってもよいし、行われない場合があってもよい。
図398(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当り図柄の昇格演出が開始されている様子が示されている。すると、図398(a9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知される。このデカボタン画像136aLの表示が或る予告演出に対応しており、すなわち、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出に対応している。ここで、例えば、タイマ予告演出が行われない場合は、大当り図柄の昇格演出が開始されなくてもよいし、大当り図柄の昇格演出が開始された場合には、デカボタン画像136aLではなくデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告演出に換えてミニゲームが行われてもよい。また、タイマ予告演出やミニゲームが行われなかった場合でもデカボタン画像136aLが表示される場合があってもよい。
その後、図398(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、「装飾4−装飾4−装飾4」の大当りの装飾図柄の組み合わせから「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせに変更され、確変大当りが確定したことが報知される。すなわち、大当り図柄が昇格されたことが報知されている。
図398(b1)〜同図(b4)は、スーパーリーチにおける決闘シーンのアニメーションの継続中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが開始された様子を示している。
図398(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続している様子が示されている。このとき、タイマ予告演出が開始されており、チュートリアル表示部TT1が表示されていた表示領域にタイマ予告表示が表示されている。図398(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示にはタイマ表示として「10:00」が表示されており、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始される時期は、スーパーリーチに発展する前であってもよいし、スーパーリーチに発展した後であってもよいし、スーパーリーチに発展したタイミングであってもよいし、リーチ状態に移行する前であってもよいし、リーチ状態に移行した後であって、スーパーリーチに発展する前であってもよい。
図398(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されており、残時間メータMTとともにデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されれている様子が示されている。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されている様子が示されている。一方、タイマ予告表示では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図398(b2)に示すタイミングでは、タイマ表示は「9:00」を示している。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間においてタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。ここで、最終ジャッジ演出における演出ボタン136の操作受付期間の長さとタイマ予告演出におけるカウントダウンが行われる長さとでは、演出ボタン136の操作受付期間の方が長くなっている。
その後、図398(b3)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図398(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。一方、タイマ予告表示では、依然としてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、すなわち、その後、大当り図柄の昇格演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、この演出例では、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合であってもタイマ表示は「0:00」にならないように構成されている。これは、例えば、最終ジャッジ演出においてハズレの装飾図柄の組み合わせが表示され、その後、タイマ表示が「0:00」となったタイミングで復活演出が行われるようにしているためである。また、逆に、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合には、カウントが0になってもよい。
図399は、本実施形態に適用可能なタイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図399(a)に示す演出は、図397(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図399(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。この演出例における準備中画像RDYは、表示態様が1種類のみ用意されており、他の表示態様への変化表示は行われない。このように、この演出例では、準備中画像RDYの表示態様では大当りの信頼度がわからないようになっている。また、或る予告表示や或る演出が複数種類ある場合に、いずれの或る予告表示や或る演出が行われるのかがわからないようになっている。
図399(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告表示における背景色が複数色の中からいずれかが選択され、背景色により大当りの信頼度が示される。図399(c)に示す演出例では、タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ表示のカウントダウンが開始する前や開始した後で、タイマ予告表示の背景色が変化し、信頼度が途中で向上するような演出が行われてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図399(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。なお、タイマ表示が「0:00」となった後でリーチ状態となってもよいし、リーチ状態となった後でタイマ表示が「0:00」となってもよいし、タイマ表示が「0:00」となったタイミングでリーチ状態となってもよい。なお、この演出例では、タイマ表示のカウントダウンが0になるとスーパーリーチに発展することを表す表示と対応関係にあり、必ずスーパーリーチに発展するようになっている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図399(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図399(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。なお、ボタン予告演出が開始された後でチュートリアル表示部TT1が非表示状態となってもよいし、チュートリアル表示部TT1が非表示状態となった後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始されたタイミングでチュートリアル表示部TT1が非表示となってもよい。「Go」の表示の後にチュートリアル表示を表示しないことで、他の演出(例えば、ボタン演出)に集中させる効果を奏する場合がある。
図399(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図399(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図399(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図399(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示であったため、チュートリアル表示部TT1がUI部UI3とともにフレームアウトされた後は、何らの表示も行われない。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図399(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のカットイン画像HCIが表示されている様子が示されている。この姫のカットイン画像HCIは、ボタン予告演出やタイマ予告演出やミニゲームを経由しないで突然表示されたものであって信頼度は低いものとなっているが、ボタン予告演出やタイマ予告演出あるいはミニゲームが行われた結果として表示されるようにしてもよい。また、姫のカットイン画像HCIに換えて、例えば、鉄板画像TPが表示される場合があってもよい。
図400は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図400(a)〜同図(c)に示す演出は、図399(a)〜同図(c)と同じなので、説明を省略する。
図400(d)では、ナビキャラとしての殿様のキャラクタが爆弾を投てきしているアニメーションが行われている様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタが「まだだ」と叫びながら爆弾を投てきし、この爆弾は、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する。そして、この爆弾は、タイマ表示のカウントダウンが行われているチュートリアル表示部TT1に向かい、チュートリアル表示部TT1の上方の近傍で破裂する。
すると、図400(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示のカウントダウンが中断されて、再び、準備中画像RDYが表示されている様子が示されている。このタイマ予告演出が開始された時点では、タイマ表示が「10:00」となっており、ボタン予告演出が開始されるタイミングを報知していたが、そのタイマ予告演出が中断されたことにより、ボタン予告演出に対応するものではなかったことが認識される場合がある。なお、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われた場合の方が、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、タイマ表示のカウントダウンが中断する演出が行われた場合には、準備中画像RDYの表示に換えてタイマ表示の時間が増加してカウントアップされるまでの時間が延長されるようにしてもよいし、カウントダウンの速度が遅くなってもよい。また、例えば、タイマ予告はカウントダウンの速度が変化しないので0のタイミングを予測しやすいという利点があり、だからこそ、準備中画像RDYの終了タイミング(つまり、タイマ予告の開始タイミング)によって将来のことがわかる場合がある。
図400(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されている。
図400(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図400(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図400(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図400(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図400(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が再開されている様子が示されている。具体的には、再開後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図400(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、タイマ予告演出の開始時期は、適宜のタイミングとされており、例えば、スーパーリーチの開始前、スーパーリーチの開始後、リーチ状態となる前、リーチ状態となってからスーパーリーチが開始するよりも前等のタイミングで開始されてもよい。また、タイマ予告演出が再開されたときにおけるタイマ表示は、適宜に時間に設定することができ、例えば、中断時の時間を示す「9:00」から開始するようにしてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図400(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図400(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図400(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、図399に示すように、タイマ予告演出に対応する予告表示がスーパーリーチへの発展ではなく、タイマ予告演出が引き延ばされた結果、スーパーリーチ中に表示されるカットイン画像の表示に対応することとなり、その結果、カットイン画像が信頼度の高いものとなっている。このように、この演出例では、スーパーリーチにおけるよいところでカウントダウンが「0:00」となり、よい演出が行われる例について示されている。また、準備中画像RDYの終了タイミング(或る予告表示の開始タイミング)が、或る変動において遅ければ遅いほど大当りの期待度が高くなるように構成されている。
図401は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図401(a)に示す演出は、図399(a)と同じなので、説明を省略する。
図401(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。このとき、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の上方には、「TIMER×2」の表示が行われており、タイマ予告演出が2回行われることが示されている。なお、「TIMER×2」の表示は、準備中画像RDYの表示と同時に表示されてもよいし、準備中画像RDYが表示された後で表示されてもよく、例えば、最初はタイマ予告演出が1回行われると思わせておいて、実は2回行われることを演出するようにしてもよい。なお、「TIMER×2」の表示に換えて、例えば、準備中画像RDYを2つ表示するようにしてもよい。
図401(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。なお、ここで、タイマ予告表示の背景色が緑色のデフォルトの表示態様であってもよい。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図401(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、チュートリアル表示部TT1の上方に表示されていた「TIMER×2」の表示は消去されており、1回目のタイマ予告演出が消化されて終了したことが報知されている。なお、「TIMER×2」の表示を、タイマ表示が「0:00」となったときのエフェクトの表示により視認困難としてもよい。また、「TIMER×2」の表示を消去せず、表示したままとしてもよい。また、準備中表示が複数表示される場合には、1つ目の準備中表示が終了した後に、準備中表示に関する表示が一度非表示になる状態を設けてもよい。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図401(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図401(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。このとき、ボタン画像136a及び残時間メータMTは、装飾図柄にオーバーラップしている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。そのため、タイマ予告演出のストックが1つもないように見える場合がある。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。
図401(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、この準備中画像RDYにより、変動アイコンh0や装飾図柄の一部がオーバーラップされる場合がある。このように、準備中画像RDYが一旦非表示になって、さらにオーバーラップしたりすることで、より注目させる効果がある場合がある。
その後、図401(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図401(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、家紋役物224Eは、拡大された準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしており、家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。なお、準備中画像RDYは、拡大表示された場合にのみ家紋役物224Eにオーバーラップされ、拡大表示されていない場合にはオーバーラップされないようにしてもよい。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図401(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。なお、準備中画像RDYは拡大表示されているため、変動アイコンh0の一部がオーバーラップされており、また、リーチ演出表示における剣豪のキャラクタもオーバーラップされている。このように、拡大表示された準備中画像RDYは、スーパーリーチの実行中においても表示される場合がある。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図401(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、2回目のタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。具体的には、開始後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図401(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから3秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告表示の大きさが拡大表示された準備中画像RDYの大きさと同じ大きさとされており、タイマ予告表示が拡大表示された場合は、拡大表示されない場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっている。また、タイマ予告表示の背景色が金色の場合には、必ず拡大表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告表示の背景色が金色以外の色であっても拡大表示される場合があってもよい。また、この演出例では、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方が背景色が信頼度の高い色となっているが、タイマ表示の時間は短くなっている。なお、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方がタイマ表示の時間が長くてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図401(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図401(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図401(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、2回目のタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、タイマ予告演出が2回行われることが予め報知されることで大当りに対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが服ウ数表示された場合において、1つの準備中画像RDYが消化された場合は、同一の図柄変動表示において、全ての準備中画像RDYが消化されていることが示されている。
図402は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図402(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図398(a1)〜同図(a2)と同じなので、説明を省略する。
図402(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が表示開始されている様子が示されている。長押し用演出表示は、上方に殿様のキャラクタが描かれた領域が配置され、下方に剣豪のキャラクタが描かれた領域が配置されており、演出ボタン136の長押し操作の操作量に応じて、双方の領域の大きさが相対的に変動するように表示される。なお、長押し演出が開始されたときも準備中画像RDYは表示されている。なお、図402(a3)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作有効期間は開始されていない。
図402(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し演出による長押し操作の受け付けが開始された様子が示されている。すなわち、演出ボタン136の操作有効期間が開始された様子が示されている。なお、この長押し演出では、残時間ゲージMTが表示されないが表示されてもよい。また、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されされている様子が示されている。具体的には、タイマ予告表示は、緑色の背景色に変更されており、信頼度はそれほど高くないことが示されている。また、図402(a4)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、操作有効期間とタイマ表示のカウントダウンの時間が一致している。なお、完全に一致していなくてもよい。なお、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよいし、タイマ予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作有効期間が開始されてもよいし、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたタイミングでタイマ予告演出が開始されてもよい。
図402(a5)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、図402(a5)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「4:00」となっている。
図402(a6)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が引き続き行われている様子が示されている。このとき、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が縮小されており、殿様のキャラクタが優勢であることが示されている。これにより、有利な結果となりやすいことが示唆されている。なお、図402(a6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」となっている。
図402(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが終了し、「Go」の文字が表示されている様子が示されている。また、長押し演出が引き続き行われており、演出ボタン136の操作有効期間も未だ継続中となっている。すなわち、「Go」の文字表示は、演出ボタン136の操作有効期間において表示されているということができる。また、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域がさらに拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域がさらに縮小されており、殿様のキャラクタが断然優勢であることが示されている。なお、「Go」の文字が表示された後で長押し演出が終了されてもよいし、長押し演出が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで長押し演出が終了するようにしてもよい。また、「Go」の文字が表示された後で操作有効期間が終了してもよいし、操作有効期間が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで操作有効期間が終了するようにしてもよい。
すると、図402(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。すなわち、このボタン予告演出は、長押し演出に続いて行われるボタン操作演出の一例ということができる。換言すれば、複数(種類)のボタン演出が連続して行われる例を示しているということができる。なお、ここで、設定される操作有効期間は、長押し演出における操作有効期間がいったん終了した後で再度設定されてもよいし、長押し演出における操作有効期間に連続して設定されるようにしてもよい。
その後、図402(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図402(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbでは、大当りとなることを祝福するようにレインボーの発光態様で発光する。
このように、この演出例では、長押しパートで準備中表示が終了してタイマ表示のカウントダウンが開始され、長押しパートと次のパートとの間や長押しパートの最後の方でカウントダウンが完了して「0:00」となり、次のパートで行われるボタン演出がよいものになること例について示されている。
図402(b1)〜同図(b5)は、剣豪リーチにおいて長押し演出が行われるが、タイマ予告演出が行われていない様子が示されている。
具体的には、図402(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が開始された後、長押し操作の受け付けが開始され、また、演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出は行われていない。
しかしながら、この演出例では、図402(b2)に示すように、演出ボタン136の長押し操作が継続されているが、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が縮小し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が拡大されており、殿様のキャラクタが劣勢(敵キャラである剣豪のキャラクタ優勢)であることが示されている。これにより、有利な結果となり難いことが示唆されている。
その後、図402(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。このように、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示され難く、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されやすくなる。なお、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示されないようにしてもよい。
その後、図402(b4)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図402(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に負け、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。なお、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しない場合であってもよい流れとなって大当りとなるようにしてもよい。
図403は、本実施形態に適用可能なボタン連打演出の一例を段階的に示す図である。
図403(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図403(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図403(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図403(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン連打演出が開始されており、「ボタン連打で時間内にメーターをMAXにしろ」の説明が行われており、さらに、「用意」の文字とともにボタン画像136aが表示され、表示画面の左側には、上下方向に5つのメモリが配置されてなる操作量メータMT11が表示されている。なお、図403(a)に示すタイミングでは、演出ボタン136の連打操作の受け付け開始前、すなわち、操作有効期間の開始前であり、演出ボタンランプ138も白色で点灯している。この演出例では、ボタン画像136aの上方に表示された「用意」の表示が準備中画像RDYに相当する表示(ボタン連打演出の準備演出表示)ということができる。なお、ボタン連打演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて変動表示が行われていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図403(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図403(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図403(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出ボタン136の連打操作の受け付けが開始された様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aの上方に表示されていた「用意」の文字が「開始」の文字に切り替わるとともに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示され、操作有効期間が開始されたことを報知するとともに、演出ボタンランプ138が、赤色に発光する。この演出例では、操作有効期間が開始されたタイミングでボタン連打演出(本演出)が開始されているということもできる。
図403(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作有効期間からの時間の経過に応じて残時間メータMTのゲージが減少する態様で表示され、また、ボタン画像136aの右側では、数字の表示によるカウントダウン表示が表示されている。図403(c)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「5」が表示され、操作有効期間が終了するまでの時間が5秒であることが報知されている。このカウントダウン表示におけるカウントダウンが完了すると或る予告演出が行われる可能性があることから、このカウントダウン表示によるカウントダウンの演出がタイマ予告演出に対応しているということもできる。
図403(d)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が開始された様子が示されている。なお、図403(d)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「4」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと4秒であることが報知されている。
図403(e)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、連打操作の回数に応じて操作量メータMT11のメモリが赤色で1つ表示されている。なお、図403(e)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「3」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと3秒であることが報知されている。
図403(f)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作量メータMT11のメモリが赤色で3つ表示されている様子が示されている。なお、図403(f)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「1」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと1秒であることが報知されている。
図403(g)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるカウントダウン表示が「0」となり、操作有効期間が終了し、遊技者による演出ボタン136の連打操作が終了した様子が示されている。なお、操作量メータMT11のメモリは赤色で3つ表示された態様となっており、すなわち、ボタン連打演出に失敗したことが示されている。なお、演出ボタンランプ138は、赤色で点灯した状態とされているが、操作有効期間が終了したタイミングで点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよいし、操作有効期間が終了する前に演出ボタンランプ138の点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよい。
ボタン連打演出に失敗すると、図403(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「残念・・・」と表示され、ボタン連打演出に失敗したことが報知される。なお、この演出例では、タイマ予告の他にカウントダウン表示的な演出を実行可能なパチンコ機において、或る予告表示には、このカウントダウン表示的な表示は含まない場合があってもよい。
図404は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図404(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図404(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図404(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。この第1準備中画像RDYの機能は、上述した準備中画像RDYと同様である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図404(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、この演出例では、第1準備中画像RDY1の上方に第2準備中画像RDYが表示されており、複数の準備中画像が同時に表示されている様子が示されている。第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は、それぞれ対応する演出(タイマ予告演出やミニゲーム等)が行われる。なお、これらの準備中画像(第1準備中画像RDY1、第2準備中画像RDY2)は、いずれも先読み予告として機能している。また、いずれの準備中画像も背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。また、これらの準備中画像は、同時に表示開始されてもよいし、一方が表示開始された後で他方が表示開始されるようにしてもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図404(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
図404(b)は、図404(a)に示す図柄変動表示が終了し、次の図柄変動表示が開始している様子が示されている。具体的には、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は引き続き表示されており、すなわち、これらの準備中画像が複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。
図404(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた第1準備中画像RDY1がタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。なお、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示の背景色は緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」となっており、カウントダウンが開始してから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが発動(消化)されて演出が開始された場合は、他の全ての準備中画像も消化されるように構成されている。なお、準備中画像は1回の図柄変動表示においてすべて消化されるが、予告アイコンは次回以降の図柄変動表示まで持ち越して表示されるようにしてもよい。
図404(d)は、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示におけるタイマ表示が「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図404(e)に示すように、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示が表示されていた領域に「Go」の文字が表示され、このタイマ予告表示に係るタイマ予告演出に対応する或る予告表示が開始されることが報知される。
図404(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。ここで表示される忍者のキャラクタNJ4は、図391(f)に示して上述した保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合がある忍者のキャラクタNJ4と同じであるが、別のキャラクタであってもよい。なお、この演出において、先行開始予告演出が開始した後で準備中画像移動アニメが開始してもよいし、準備中画像移動アニメが開始した後で先行開始予告演出が開始してもよいし、先行開始予告演出が開始したタイミングで準備中画像移動アニメが開始してもよい。また、図404(f)に示す忍者のキャラクタNJ4は、第2準備中画像RDY2にオーバーラップしているが、第2準備中画像RDY2にオーバーラップされてもよい。
図404(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきし、変動アイコンh0に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、変動アイコンh0の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。
図404(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが行われた結果、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様となり、当該変動予告が開始されている。
図404(i)では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった後、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、第2準備中画像RDY2の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図404(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、第2準備中画像RDY2は、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図404(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2準備中画像RDY2からタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告表示は金色の背景色とされており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図404(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ予告表示は、表示開始時にはデフォルトの表示態様とされ、表示開始した後(例えば、カウントダウンが開始された後)で金色の背景色に変化する等の昇格表示が行われる場合があってもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図404(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図404(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図404(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、第2準備画像RDY2に対応するタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。なお、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが消化された後は、新たな準備中画像が表示されないが、複数の準備中画像の一つが消化された後で、新たな準備中画像が表示されるようにしてもよい。
図405は、本実施形態に適用可能な説明表示による演出の一例を段階的に示す図である。なお、図405(a1)に示す演出は、図391(a)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図405(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1における説明表示が、「パンダは殿様の師匠」から「殿様は八代将軍です」に変更された様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1にける説明表示を切り替える場合には、上述したシャッタ画像による開閉表示は行われず、説明表示間での切換表示により行われる。この演出例では、一の図柄変動表示において、説明表示を切り替える場合にシャッタ画像による開閉表示を行わず、説明表示間での切換表示を行うことが示されている。
図405(b1)〜同図(b3)は、説明表示の切り替えを行う場合にシャッタ画像による開閉表示が行われる様子を示している。なお、図405(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図391(a)〜同図(b)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図405(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によるチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖される前に、シャッタ画像が開放し、「殿様は八代将軍です」の説明表示が表示されている様子が示されている。すなわち、シャッタ画像による開閉表示が予告表示が行われる前兆表示ではなく、偽の前兆表示であったことが示されている。なお、ここで、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された後でシャッタ画像が開放するようにしてもよい。このような演出が行われることにより、予告表示が開始されるのかと期待したが、予告表示が開始されず説明表示が行われたことで遊技者をがっかりさせることで、シャッタ画像の開閉表示に期待を持たせることができる場合がある。
図406は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。図406(a1)〜同図(a3)は、図391(e)に続く演出の別の例について示している。なお、図406(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図391(f)〜同図(g)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図406(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されたが1つ目の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様のまま変化していない様子が示されている。このように、図391を参照して上述した保留変化アニメが行われても表示態様が変化しない失敗演出が行われてもよい。なお、保留変化アニメに登場するキャラクタを複数種類用意し、保留変化アニメにおいて登場するキャラクタによって保留アイコンの表示態様が変化する割合が異なるようにしてもよい。
なお、上述した保留変化アニメでは、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップして表示されていたが、例えば、図406(b1)に示すように、UI部UI3の上方に表示させてUI部UI3にオーバーラップしないようにしてもよい。この場合、保留変化アニメにおいて、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップする場合とオーバーラップしない場合があってもよい。
図407は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図407(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図407(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図407(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図407(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図407(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図407(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームとしてのルーレット演出が開始されている様子が示されている。このルーレット演出では、円形に形成されたルーレット盤RRが3等分され3つに区画されている。3つの区画のうちの上方には爺の領域が配置され、左下方には姫の領域が配置され、右下方にはチビ姫の領域が配置されている。ルーレット演出が開始されると、各領域についてそれぞれ赤色で点滅表示することにより変動表示を行い、最終的に赤色で点灯した領域に対応する予告表示が準備されるようになっている。なお、ルーレット演出が開始する図柄変動表示と、準備中表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。また、ルーレット演出が開始することを表す表示が行われる構成においては、該表示が行われる図柄変動表示と、準備中宇表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。上述した記載の組み合わせによって、該表示は先読み予告表示ということができる。
図407(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ルーレット演出の変動表示の結果、全ての領域が赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示がそれぞれ準備されることが報知されている。
すると、図407(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。すなわち、キャラクタを出現させる場合には、キャラクタに対応した位置に各キャラクタを登場するとともに、準備中画像の表示が伴う場合には、そのキャラクタに対応する位置に表示される。なお、登場するキャラクタそのものが準備中画像に相当する場合があるということもできる。また、登場するキャラクタと実行される演出との関係が1:1であってもよいし、1:N(N>
1)であってもよい。また、或る演出が複数のキャラクタが消化されることにより実行される場合があってもよい(キャラクタと演出との関係が、N(N>
1):1であってもよい)。
図407(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、或る予告表示が他の予告表示にオーバーラップしているということができる。これにより、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が開始することが報知される。
図407(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMHに対応する予告表示は、変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示である。
すると、図407(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
図407(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始される。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図407(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。
図407(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「激熱」の文字が表示された図柄が導出され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。すなわち、ドラムDRMに「激熱」の文字が導出されることにより、当該変動予告が行われている。この演出は、何かの表示態様を変化させる演出ではなく、大当り予告を行う演出であるということができる。
図407(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のキャラクタHMEが振動する態様での表示が開始される。これにより、姫のキャラクタHMEに対応する予告表示が開始することが報知される。姫のキャラクタHMEはUI部UI3にオーバーラップされて表示されているので、姫のキャラクタHMEの振動表示によりUI部UI3の表示に注目させることができる場合がある。
図407(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示はタイマ予告演出である。タイマ予告演出が開始されると、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図407(a12)に示す演出例では、タイマ表示として「30:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。
図407(a13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。すると、姫のキャラクタHMEが上昇して第1準備中画像RDY1とは別の位置に移動し、タイマ予告演出に対応する予告表示が開始されることを報知している。すなわち、図404(m)に示して上述いた「Go」の表示と同様の演出が行われているということができる。
すると、図407(a14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示は、剣豪リーチへの発展に対応している。また、図示はしないが、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示の背景色が金色とされており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。また、チュートリアル表示部TT1では、タイマ表示によるカウントダウンが完了したため、非表示とされている。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
なお、この演出例では、スーパーリーチの発展前に全ての準備中画像が消化されるようにしたが、少なくとも1つがスーパーリーチ発展後に消化されるようにしてもよく、例えば、鉄板画像TPが表示されることとなるミニゲームやタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。
図407(b1)は、図407(a2)において上述したルーレット演出において、3つの領域のうちの爺の領域だけ赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示のうちの、爺のキャラクタに対応する予告表示のみが準備されることが報知されている。
すると、図407(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。したがって、この演出例では、ドラムDRMによるミニゲームのみが行われることとなる。
図408は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図408(a1)に示す演出は、図407(a3)に示す演出と同様であるが、チビ姫の領域に「×2」が表示されており、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が2回分準備されることとなる。
すると、図408(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方に2体のチビ姫のキャラクタCHM1,CHM2が表示される。なお、爺のキャラクタGIIや姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、例えば、1つの準備中画像に対して同じキャラクタを2体表示させるようにすることができる。具体的には、姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、第1準備中画像RDY1が一つ表示され、姫のキャラクタHMEが2体表示させることにより実現することができる。逆に、キャラクタが1つで準備中画像を複数表示するようにしてもよい。
図408(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの一方のチビ姫のキャラクタCHM1が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM1に対応する2回の予告表示のうちの1回目の予告表示が開始することが報知される。
図408(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH1に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示が開始されることが報知される。
すると、図408(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
さらに、図408(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの他方のチビ姫のキャラクタCHM2が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM2に対応する2回目の予告表示が開始することが報知される。
図408(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM2が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH2に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化により変動アイコンによる予告表示がランクアップすることが報知される。
すると、図408(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様が赤色の予告の表示態様から金色の予告の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告がランクアップしている様子が示されている。
図408(b1)〜同図(b4)は、図408(a3)に続く別の演出例を示している。なお、図408(b1)に示す演出は、図408(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図408(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が投じた物体が変動アイコンh0に到達してエフェクトEF7が表示された後、表示画面全体が暗転する暗転表示BLが行われ、エフェクトEF7が表示されていた部分が白色に光り、そこから水平方向に光が延びていく態様の表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1準備中画像RDY1や第2準備中画像RDY3は非表示とされている。なお、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われているときに、別のミニゲームが開始されている場合には、当該ミニゲームも表示画面の暗転により一時的に非表示とされるようにしてもよい。また、準備中画像が複数表示されている場合に、全部の準備中画像が一時的に非表示とされるようにしてもよいし、一部の準備中画像のみが一時的に非表示とされるようにしてもよい。このように、暗転表示BLが表示されている状態を第四の状態という場合がある。そして、この演出例において、UI部UI3とともに保留アイコンが表示されている第一の状態と、UI部UI3とともに保留アイコンが非表示とされる第二の状態との関係でいうと、第一の状態から第四の状態となり、再び第一の状態となった後に第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第四の状態となり、その後第二の状態となる場合があってもよい。
図408(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が表示されていた部分の光が拡大表示されている様子が示されている。
その後、暗転表示が終了すると、図408(b4)に示すように、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化して演出が再開される。なお、図408(b4)に示す演出は、図408(a5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図408(c1)〜同図(c3)は、図407(a6)に続く別の演出例を示している。なお、図408(c1)に示す演出は、図407(a7)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図408(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始され、また、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域で「Go」の文字が表示され、ミニゲームが開始されることを報知している。なお、爺のキャラクタGIIが振動を開始してから「Go」の表示が開始してもよいし、「Go」の表示が開始してから爺のキャラクタGIIが振動を開始してもよいし、爺のキャラクタGIIが振動を開始するタイミングで「Go」の表示が開始されてもよい。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図408(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域が拡大して表示画面の略中央まで移動し、ドラムDRMの回転による演出が開始される。すなわち、この演出例では、ミニゲームが行われる領域が準備中画像が表示されていた領域とは異なる領域で行われていることが示されている。なお、「Go」の表示が行われた後でミニゲームが開始された場合の方が、「Go」の表示が行われずにミニゲームが開始された場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、ミニゲームが拡大表示されなかった場合よりも、ミニゲームが拡大表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよい。なお、準備中画像の表示からミニゲームやタイマ予告演出等が開始されるまでの間の表示も他の別の領域で行われるようにしてもよい。第三の表示と或る予告表示(或る演出)が同じ領域で行われる場合、第一の表示と第二の表示が行われる場所は別々なので、第三の表示系の表示の方がわかりやすいという効果を奏する場合がある。
図409は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。ここで、左側の演出表示が行われる表示装置(表示装置1)と、右側の演出表示が行われる表示装置(表示装置2)が別々の表示装置であってもよい。その場合、表示装置2の方に第三の表示(或る予告表示)がなされる場合があってもよい。
図409(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図409(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図409(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図409(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図409(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図409(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、マルチチャンスアップ予告が開始されている。マルチチャンスアップ予告が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域が左右2つに分割され、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURとが形成される。左側予告表示領域CULでは、「全滅でチビ姫がSPリーチ参戦」の表示が行われており、チビ姫が大量の子分を全滅させることをミッションとするチビ姫無双演出が行われ、右側予告表示領域CURでは、「勝利で殿がSPリーチ参戦」の表示が行われており、爺と殿様とで飲み比べを行い、殿様が飲み比べに勝つことをミッションとする飲み比べ演出が行われる。この演出例では、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッション少なくともいずれか一方のミッションが達成されるとスーパーリーチに移行し、両方のミッションが達成されると信頼度がアップするように構成されている。なお、チビ姫無双演出が開始された後で飲み比べ演出が開始されてもよいし、飲み比べ演出が開始された後でチビ姫無双演出が開始されてもよいし、両方の演出が同時に開始されてもよい。また、この演出例において、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッションの少なくともいずれか一方のミッションが達成された場合には、大当りとなるようにしてもよい。
図409(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出の実行中に、チュートリアル表示領域TT1においてミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図409(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図409(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出が行われている左側予告表示領域CULにおいて「チャンス」の文字が表示されたチャンスアップカットイン画像WCIが表示され、これによりチャンスアップカットイン画像WCIが表示された領域に対応するチビ姫無双演出におけるミッションが達成しやすくなったことが報知されている。このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示された領域と予告表示が行われる領域とが一致しておらず、遊技者に違和感を与えて興趣を向上することができる場合がある。なお、飲み比べ演出が行われている右側予告表示領域CURにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示される場合があってもよいし、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURの両方でチャンスアップカットイン画像WUIが表示される場合があってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1では、ミニゲームが終了したことにより、非表示とされている。
図409(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULに表示されたチビ姫無双演出において子分が全滅し、ミッションが達成された様子が示されている。
図409(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULにおいてチビ姫のアップの表示とともに「全滅」の文字が表示されて、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。なお、右側予告表示領域CURでは、飲み比べ演出が続いている。
図409(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURに表示された飲み比べ演出において殿様が爺に勝ち、ミッションが達成された様子が示されている。
図409(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURにおいて殿様のアップの表示とともに「勝利」の文字が表示されて、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。
図409(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。この演出例では、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたため剣豪リーチが開始され、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたため、殿様の味方としてチビ姫が登場している。なお、飲み比べ演出におけるミッションが達成され、チビ姫無双演出におけるミッションに失敗した場合は、剣豪リーチに移行するが、チビ姫は登場せず、チビ姫無双演出におけるミッションが達成され、飲み比べ演出におけるミッションに失敗した場合は、チビ姫用のスーパーリーチに移行する。すなわち、この演出では、2つのミッションのそれぞれの成否によってその後に展開する演出の内容が異なるようになっている。
図409(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。これにより、大当りの信頼度が向上しているが、準備中画像RDYから開始されたミニゲームやタイマ予告演出を経由して開始された予告表示ではなく、それほど高い信頼度ではないことが示唆されている。
図410は、図409に示す演出の別の演出例を段階的に示す図である。なお、図410(a)〜同図(b)に示す演出は、図409(a)〜同図(b)に示す演出と同じなので、説明を省略する。
図410(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出が行われている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示が継続しており、ミニゲームが未だ開始されていない。すなわち、この演出例では、準備中画像RDYに対応する予告表示がスーパーリーチに移行する前では開始されない様子が示されている。この演出は、図410(c)〜同図(e)まで続いている。なお、図410(e)では、ミニゲームが成功したことに対応するチャンスアップカットイン画像WCIは表示されていない。その後は、図410(f)〜同図(j)に示す演出が行われる。なお、図410(f)〜同図(j)に示す演出は、図409(f)〜同図(j)に示す演出に対しチュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図410(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、準備中画像RDYの表示が終了し、準備中画像RDYに対応する予告表示が開始されることが報知されている。
図410(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図410(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図410(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、スーパーリーチに移行した後でミニゲームが開始されており、スーパーリーチに移行する前にミニゲームが開始されて対応する予告表示が行われた場合よりも信頼度が高い予告表示が行われている。
図411は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図411(a1)に示す演出は、図407(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図411(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「捕まえたらリーチ」表示が行われており、殿様が越後屋を捕まえることをミッションとする追っかけ演出が開始されている様子が示されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図411(a1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
図411(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋との距離を詰めている様子が示されている。一方、サブウィンドウWP3では、メイン表示が継続して行われている。
図411(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋を捕まえ、ミッションが達成された様子が示されている。これにより、リーチとなることが報知される。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYを表示し、リーチ発生の準備中である旨を表示するようにしてもよい。これにより、ミッション(ミニゲーム)の結果に対応する予告表示をストック表示することで、遊技者に予告表示としてのリーチが発生することを容易に認識させることができる場合がある。
図411(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、追っかけ演出が終了し、サブウィンドウWP3において表示されていたメイン表示が再び表示画面全体で表示され、その後、「装飾4」でリーチとなった様子が示されている。この演出例では、追っかけ演出におけるミッションに成功したことによりリーチが発生したことが示されている。なお、メイン表示を全画面表示する場合に、サブウィンドウWP3を拡大表示(ワイプ表示)することにより行うようにしてもよいし、切換表示してもよい。また、メイン表示が全画面表示となったときに、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されてもよい。
図411(b1)〜同図(b2)は、図411(a1)〜同図(a5)において示される追っかけ演出の実行中におけるサブウィンドウの表示に関する別の演出例が示されている。
図411(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図411(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図411(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。また、表示画面の左上部分には、第3準備中画像RDY3が表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図411(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図409(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図411(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図411(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このように、この演出例でも、或る演出(追っかけ演出)が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。なお、この演出例において、サブウィンドウWP3と準備中画像がそれぞれ重ならない位置に表示されているが、準備中画像がサブウィンドウWP3と重なって準備中画像がサブウィンドウWP3にオーバーラップするようにしてもよい。オーバーラップされるようにしてもよい。
図411(c1)〜同図(c2)は、図411(b1)〜同図(b2)に示される演出の別の例について示されている。なお、図411(c1)に示す演出は、図411(b1)に示す演出を同じであるので、説明を省略るす。
図411(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図411(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、この演出例では、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3のうち、第3準備中画像RDY3については、表示位置を変更せず引き続き表示されているが、第1準備中画像RDY1は、メイン表示がサブウィンドウWP3に表示されるに伴い、サブウィンドウWP3においてのみ表示され、今まで表示されていた位置で表示された第1準備中画像RDY1については消去されている。
図411(d1)〜同図(d2)は、背景表示が傾いて表示された場合の準備中画像の表示態様について示されている。なお、図411(d1)に示す演出例は、図409(a)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図411(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。
図412は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図412(a1)に示す演出は、図407(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図412(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第1ステップアップ表示部SUAは、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第1段階であることを示す「A」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。
図412(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、ボーリングゲームでストライクを取ることをミッションとするボーリングチャンスゲームである。
図412(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図412(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図412(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図412(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
図412(b1)〜同図(b8)は、ステップアップ予告の別の演出例について説明している。なお、図412(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図412(a1)〜(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図412(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAの下方から第2ステップアップ表示部SUBがせりあがり、UI部UI3と第1ステップアップ表示部SUAを持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第2ステップアップ表示部SUBも、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第2段階であることを示す「B」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。なお、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームが行われるよりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが行われた方が、ミッションに成功しやすい。また、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームに成功した場合よりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが成功した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。
図412(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「カップインさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがパッティングをする様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、パットでカップインすることをミッションとするゴルフゲームである。
図412(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがパッティングをし、ゴルフボールがカップに向かっていく様子が示されている。
その後、図412(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ゴルフボールがカップインし、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図412(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が赤色となっており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図412(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUA及び第2ステップアップ表示部SUBが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
なお、この演出例では、ボーリングチャンスゲームとゴルフゲームにおいて成功した例について説明したが、例えば、ボーリングチャンスゲームにおいて、ピンが全部倒れなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよいし、ゴルフゲームにおいて、カップインしなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよい。また、この演出例では、ボーリングチャンスゲーム及びゴルフゲームにおいて殿様のキャラクタが登場したが、他のキャラクタが登場する場合があってもよく、例えば、姫のキャラクタが登場すると、殿様のキャラクタが登場した場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図413は、図412に示すステップアップ予告演出の別の例について説明する図である。なお、図413(a1)に示す演出は、図412(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図413(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。すなわち、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際にUI部UI3におけるあるものを非表示にする様子が示されている。なお、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始した後で説明表示が消去されてもよいし、説明表示が消去された後で第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されてもよいし、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されるタイミングで説明表示が消去されてもよい。その後は、図413(a3)〜同図(a5)に示す演出が行われる。なお、図413(a3)〜同図(a5)に示す演出は、図412(a3)〜同図(a5)に示す演出と、チュートリアル表示部TT1に説明表示が行われておらず、また、変動アイコンh0が表示されていない点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図413(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミッションが達成された様子が引き続き示されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図413(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。なお、説明表示と変動アイコンh0は非表示のままとなっている。
すると、図413(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が赤色の表示態様で再表示されている様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0が当該変動予告の表示態様に変化して再表示されていることが示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化して再表示する前に準備中画像RDYを表示し、ミニゲームやタイマ予告演出等を経由するようにしてもよい。
図413(b1)〜同図(b3)は、ステップアップ予告演出の別の表示態様について示されている。なお、図413(b1)に示す演出は、図413(a1)に示す演出と同じであるが、保留アイコン表示領域における4つ台座が表示されていない点で異なっている。
図413(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。また、この演出例では、保留アイコンh11がUI部UI3の上方への移動にも拘らず、表示位置が変更されず、そのため、第1ステップアップ表示部SUAのミニゲーム表示領域にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際、UI部UI3が移動しても或る表示(保留アイコンh11)は移動しない様子が示されているということができる。
図413(b3)第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でボーリングチャンスゲームが開始している様子が示されている。なお、上述したように、保留アイコンh11がミニゲーム表示領域にオーバーラップしているため、「ストライクさせろ」の文字表示の一部が隠されている。すなわち、保留アイコンh11によりミニゲームの一部が隠されているということができる。
図414は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図414(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図414(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図414(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、図414(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図414(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図414(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図414(b)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図414(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図414(d)〜同図(f)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図414(f)に示すように、表示位置を下げた状態で表示状態が維持される。
図414(g)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図414(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。
図414(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。
図414(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図414(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図414(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右下隅部に準備中画像RDYが出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図414(l)では、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする様子が示されている。このとき、準備中画像RDYは、第1ステップアップ表示部SUAにオーバーラップされており、図414(m)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAのフレームアウトが完了するまで、少なくとも一部が視認困難とされる。
図415は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図415(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図415(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図415(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図415(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図415(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。この演出例では、スーパーリーチに移行する際にはすでに第1準備中画像RDY1が表示されている例が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図415(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図415(a2)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図415(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図415(a4)〜同図(a6)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0と第1準備中画像RDY1は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図415(a6)に示すように、変動アイコンh0については、表示位置を下げた状態で表示状態が維持され、第1準備中画像RDY1については、表示位置が変更せずに表示状態が維持される。
図415(a7)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図415(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。また、第1準備中画像RDY1は、表示位置を変更せず、第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップして表示される。なお、第1準備中画像RDY1が第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップされてもよい。なお、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがるとともに、第1準備中画像RDY1も上方に移動するようにしてもよい。
図415(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。しかしながら、第1ステップアップ表示SUAのミニゲーム表示領域は、第1準備中画像RDY1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。以下の演出についても同様である。
図415(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図415(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図415(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左上隅部に第3準備中画像RDY3が出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。すなわち、或る数の準備中画像が或る領域に表示されている場合に、新たな準備中画像が表示される場合には、当該新たな準備中画像は他の領域に表示されるということができる。なお、この第3準備中画像RDY3は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図415(a12)〜同図(a13)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする。
図415(b1)〜同図(b2)は、UI部FOアニメの別の表示態様について示す図である。なお、図415(b1)は、図415(a3)に続く演出である。また、図411(b1)に示す演出は、図415(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図415(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部FOアニメが完了した後、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3がフレームアウトするが、変動アイコンh0を載置する台座のみ、表示位置を下げた態様で表示を維持されていることが示されている。すなわち、UI部UI3がフレームアウトしてもUI部UI3の一部は表示されていることが示されている。
図416は、本実施形態に適用可能な疑似連演出の一例を段階的に示す図である。
図416(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図416(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図416(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図416(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図409(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図416(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄が左図柄、右図柄の順で順次停止表示し、左図柄に「装飾6」が、右図柄に「装飾7」がそれぞれ停止表示されている様子が示されている。なお、中図柄は変動表示中である。
図416(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄の変動速度が低速となり、殿様の絵柄によって構成された疑似連図柄が表示画面の上方からスクロールインしている様子が示されている。
図416(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に疑似連図柄が一旦停止表示している様子が示されている。
すると、図416(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連を開始するか否かを演出する疑似連図柄停止アニメが開始される。疑似連図柄停止アニメが開始されると、変動アイコンh0及び準備中画像RDYを残してUI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。ここで、疑似連図柄停止アニメが開始した後でUI部FOアニメが開始されてもよいし、UI部FOアニメが開始してから疑似連図柄停止アニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが開始するタイミングでUI部FOアニメが開始されてもよい。また、UI部FOアニメが完了した後で疑似連図柄停止アニメが開始されてもよい。このように、この演出例では、疑似連演出煽りを行う場合や疑似連成立時などの或る状態では、UI部UI3は非表示とされる例について示されている。疑似連図柄停止アニメが開始されると、図416(a5)〜同図(a7)に示すように疑似連図柄が横方向に膨張を行う。
図416(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、左図柄と右図柄にオーバーラップしており、左図柄と右図柄が視認困難な態様とされている。
図416(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに亘って表示されている。このとき、疑似連図柄は、縦方向にも膨張しており、準備中画像RDYによって一部がオーバーラップされている。また、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852にもオーバーラップされており、また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタや第2保留数表示にもオーバーラップされている。また、このとき、家紋役物224Eが上昇を開始し、疑似連図柄の一部をオーバーラップしている。
すると、図416(a8)に示すように、家紋役物224Eが回転し、スピーカ120から「ドン」という音声が出力され、疑似連が行われることが報知される。
図416(a9)は、疑似連図柄停止アニメが終了して疑似連図柄が元の表示態様で表示され、また、UI部UI3がフレームインアニメ(UI部FIアニメ)によりフレームインする様子が示されている。なお、疑似連図柄停止アニメが終了した後でUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了する前にUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了するタイミングでUI部FIアニメが開始されてもよい。なお、装飾図柄は、「装飾6−疑似連図柄−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止状態となっており、その後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
図416(b1)〜同図(b3)は、モード移行やステージチェンジの際に行われるステチェン演出の前後の表示の一例について示されている。なお、図416(b1)に示す演出は、図416(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図416(b2)では、ステチェン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがそれぞれ暗転表示し、第1装飾図柄表示装置208Lの略中心が光り、そこから左右方向に光線が延びていく様子が示されている。このとき、光線は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、UI部UI3が非表示とされる様子が示されている。また、この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、準備中画像RDYが非表示とされる様子も示されている。また、暗転表示中に準備中画像RDYが終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されていてもよい。
図416(b3)では、ステチェン演出が終了した様子が示されている。この演出例では、ステチェン演出の終了後は、ステチェン演出が開始する前と同じ表示が行われている。すなわち、モード移行もステージチェンジも行われない偽のステチェン演出であったことが示されている。
図417は、本実施形態に適用可能なボタン予告演出の一例を段階的に示す図である。
図417(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図417(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図417(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、図417(a)に示すUI部UI3は、金色で表示された予告表示態様とされている。また、図417(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。この演出例では、剣豪リーチの実行中においてもUI部UI3が表示されている例を示している。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも消去されており、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図417(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが開始されており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されており、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。
図417(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図417(c)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。また、図417(c)では、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。なお、UI部UI3がフレームアウトした後でエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトする前にエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトするタイミングでエフェクトEF6が表示されてもよい。
図417(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTも表示されて操作受付状態が開始された様子が示されている。このように、この演出例では、少なくともボタン画像136a(デカボタン画像136aL)によるボタン予告演出が行われている期間ではUI部UI3が非表示とされる例が示されている。
図418は、本実施形態に適用可能な演出の一例を段階的に示す図である。
図418(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図418(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図418(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図418(a1)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212がハズレ図柄で停止表示しており、第1装飾図柄表示装置208Lでは「装飾3−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示している。また、特図1第4図柄284a1もハズレの表示態様で点灯している。なお、図416(a1)に示すUI部UI3は、赤色で表示された予告表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図409(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図418(a2)では、引き続き図柄の停止表示中の様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が消去されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図418(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の全部を覆うUI部ワイプ表示部WP4が表示され、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の左側からフレームインし、図418(a3)〜同図(a5)に示すように、右端に向けて疾走する様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3の表示態様を予告表示態様からデフォルトの表示態様に戻すためにUI部ワイプ表示部WP4を表示し、このUI部ワイプ表示部WP4で演出表示を行うことで、UI部UI3における表示態様の変化を自然に行うことができる場合がある。なお、例えば、スーパーリーチ演出でハズレて表示を元の表示に戻す際に表示画面全体をワイプ表示部で被覆してこのワイプ表示部で演出表示を行うようにしてもよい。
図418(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部ワイプ表示部WP4における殿様のキャラクタによる演出が終了し、UI部ワイプ表示部WP4が消去された様子が示されている。UI部ワイプ表示部WP4が消去されてUI部UI3が表示されると、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、対応する台座上に移動する。なお、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」の表示が行われており、UI部ワイプ表示部WP4の表示の前後で説明表示が変化している。
なお、この演出例において、準備中画像RDYが表示されている状態ではUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われないようにしてもよいし、行われるようにしてもよい。準備中画像RDYが表示されている状態でUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われる場合には、その間は準備中画像RDYは非表示とされ、その結果、いつの間にか準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図418(b1)〜同図(b4)は、チュートリアル表示部TT1における表示の一例を示している。
図418(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図418(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、金色に表示されており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、家紋役物224Eも変動アイコンh0の表示色に合わせて金色に発光している。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図418(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図418(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図418(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図418(b2)〜同図(b4)に示す第2装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、剣豪のキャラクタが下方からスクロールインし、頭頂部から足元まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタをスクロール表示している様子が示されている。また、図418(b4)に示すように、剣豪のキャラクタの足元まで表示された後は、足元から頭頂部まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタがスクロール表示される。すなわち、剣豪のキャラクタの頭頂部と足元の間の連続的なスクロール表示が往復する態様で表示される。この演出例では、チュートリアル表示部TT1において、キャラクタの一部を連続的にスクロールしながら表示することでキャラクタの全体を表示する例について示されている。
この演出例は、例えば、説明表示が再開されない状態や、保留アイコンだけ非表示にする状態(UI部UI3は表示されている状態)の場合に、UI部UI3のある部分を用いて或る表示を行う例について示されているということができる。
図419は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図419に示す演出例を適用可能なパチンコ機100は、例えば、1つの始動口につき第1特図始動口と第2特図始動口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)が挙げられる。ここでは、MAX8機を例に挙げて説明する。
図419(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、8つの保留アイコンが表示可能に台座が千鳥配置にて前後に4つずつ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図419(a1)に示すタイミングでは、特図1及び特図2の変動表示が合計7つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h7は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図419(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示されており説明表示が行われている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図419(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図419(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。第2保留数表示によれば、図419(a1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図419(a2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、8つ目の保留アイコンh8を表示させる際に、すでに表示中の1つ目の保留アイコンh1〜7つ目の保留アイコンh7及び変動アイコンh0の表示態様をデフォルトの表示態様から爺の顔を模した爺の表示態様に変化している様子が示されている。また、UI部UI3もデフォルトの表示態様から、金色で表示された特別表示態様に変化している。また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。この演出例では、保留満タンとなった場合に、UI部UI3と、変動アイコンh0と保留アイコンh1〜h8を一斉に変化させる演出例について示されている。なお、この演出例において、爺の表示態様が示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の回数を報知するようにしてもよい。
図419(b1)では、剣豪リーチが行われている様子が示されている。図419(b1)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、第2保留数表示が表示されており、第2保留数表示によれば、図419(b1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
図419(b2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nにおける第2保留数表示では、特図1が4つ保留されており、特図2が4つ保留されていることが報知され、また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。
図419(b3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったので、UI部UI3をデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化している。この演出例では、スーパーリーチによりUI部UI3が非表示とされている間に保留満タンとなった場合には、UI部UI3が再表示された際にUI部UI3、変動アイコン及び保留アイコンの表示態様を変化させる演出例について示されている。
図419(c1)〜同図(c4)は、図419(b1)〜同図(b3)に示す演出例の別の態様について説明する図である。なお、図419(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図419(b1)〜同図(b2)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図419(c3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、この演出例では、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったが、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様の変化を行わず、保留満タンとなった旨を示す「MAX」の文字が変動アイコンh0の上部に表示される。その後、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様が変化しない状態で図柄が確定表示される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図419(c4)に示すように、UI部UI3がデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化する。その後、保留アイコンh1〜h8がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh1の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh2〜第8の保留アイコンh8の表示位置にあった保留アイコンがそれぞれ第1の保留アイコンh1〜第7の保留アイコンh7となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図419(c4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示され、説明表示が行われている。
図420は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。
図420(a1)〜同図(a3)及び図420(b1)〜同図(b2)は、図132に示す演出例の別の態様について説明する図である。図420(a1)〜同図(a3)及び図420(b1)〜同図(b2)に示す演出例では、UI部UI4が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。なお、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去される。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2において準備中画像を表示することができる。
図420(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部UI4が配置されている。図420(a1)に示されるUI部UI4は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部UI4の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部UI4が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図420(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図420(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Fと将軍役物224Fbとが配置されている。
図420(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示から第1準備中画像RDY1に切り換えられた様子が示されている。第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。
図420(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示から第4準備中画像RDY4に切り換えられた様子が示されている。第4準備中画像RDY4は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。このように、この演出例では、複数の説明表示部分のそれぞれにおいて準備中画像を表示する例について示されている。
図420(b1)〜同図(b2)は、図420(a1)に続く別の演出例について示す図である。なお、図420(b1)に示す演出は、図420(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図420(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示を引き続き行いながら、第4準備中画像RDY4をステージ名表示部ST2の表示枠よりも上方にずらした位置に表示している様子が示されている。すなわち、準備中画像が説明表示が表示されている領域の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このような表示態様をチュートリアル表示部TT4において適用することも可能である。
図420(c1)〜同図(c7)は、図140に示す演出の別の態様について示す図である。ここで、図420(c1)は、図140(c)に続く演出である。なお、図420(c1)〜同図(c4)に示す演出は、図140(d)〜同図(g)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図420(c5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、チュートリアル表示部TT1に向かって移動している。
その後、図420(c6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、チュートリアル表示部TT1と重なり、チュートリアル表示部TT1の一部が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、チュートリアル表示部TT1の一部を視認困難としている。これにより、チュートリアル表示部TT1に予告表示が行われて大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
すると、図420(c7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。なお、この演出において、準備中画像RDYに換えて、タイマ予告表示が表示されてタイマ予告演出が開始されてもよいし、ミニゲームが開始されてもよいし、予告表示が行われてもよい。
図421は、図154(b−1)〜同図(b−5)に示す演出例の別の態様について説明する図である。
図421(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図421(a1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図421(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図421(a1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図421(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図421(a2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT7は、保留表示枠の拡大表示により表示画面外となってしまうが、チュートリアル表示部TT7において表示されていた準備中画像RDYは、表示位置を変更せず、チュートリアル表示部TT7とは分離されて表示画面の右下部分に表示される。なお、このとき、準備中画像RDYが保留表示枠や保留アイコンの一部にオーバーラップするようにしてもよい。なお、図421(a2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図421(a3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図421(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図421(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。また、この演出例では、保留アイコン表示領域の縮小表示により出現するチュートリアル表示部TT7に準備中画像RDYが収容される態様で表示されるようになる。
図421(b1)〜同図(b2)は、図421(a1)〜同図(a5)に示す演出例の別の形態について示されている。なお、図421(b1)に示す演出は、図421(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図421(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図421(a2)に示して上述した要領で保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図421(b2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図421(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされているが、表示されていてもよい。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
続いて、図422〜図424を参照しながら球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について説明する。ここで、図422は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図423は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図424は、球抜きエラー表示の表示例について示す図である。なお、球抜きエラーの警告表示(以下、「球抜きエラー表示」という。)の表示位置は、一定の場所とされているが、いずれの位置を表示位置とするかは、適宜に設定可能である。以下の説明では、球抜きエラー表示の表示位置のバリエーションも含めて表示例を以下に示す。なお、この球抜きエラー表示は、球抜ボタン130が操作されて下皿満タン状態が解消されて球抜きエラーが解消された場合に消去されるようになっている。また、以下に示す演出例では、球抜きエラー表示の表示例について示すものであるが、例えば、前面枠扉106が開放されたときに発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、球抜きエラー表示を行っているときに、エラー音を併せて出力してもよいし、出力しないようにしてもよい。
図422(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図391(c)〜同図(d)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図422(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖状態とされたチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップして球抜きエラー表示ERR1が表示されている様子が示されている。球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の表示が行われ、下皿に貯留されている遊技球を輩出して下皿満タン状態を解消させることを促している。
そして、図422(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像が開放されて準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップして表示されている様子が示されている。これにより、球抜き表示を見ることで準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図422(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図393(c1)〜同図(c2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図422(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、残時間表示メータMT4に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、この演出例では、複数の表示で構成されるタイマ予告のうちの一の表示が球抜きエラー表示ERR1によりオーバーラップされているということができる。
その後、図422(b2)に示すように、タイマ表示の残時間が少なくなるに応じて残時間表示メータMT4が短くなると、球抜きエラー表示ERR1によるオーバーラップ状態が解消されれ、残時間表示メータMT4が視認容易な状態となる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで残時間表示メータMT4に気づくことができるようになる場合がある。また、残時間表示メータMT4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と残時間メータMT4を同時に見て、残時間メータMT4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図422(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図394(b4)〜同図(b5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図422(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1が敵役の剣豪のキャラクタにオーバーラップしているが、合体アニメーションに係る半透明ボタン画像136qにはオーバーラップしていない様子が示されている。なお、このときに、球抜きエラー表示ERR1が合体アニメーション中の半透明ボタン画像136qにオーバーラップしてもよい。
その後、図422(c2)に示すように、半透明ボタン画像139qが近接すると、球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ることで合体アニメーションに気づくことができるようになる場合がある。また、合体アニメーションを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と合体アニメーションを同時に見て、合体アニメーションの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図422(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図401(f)〜同図(g)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図422(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が装飾図柄の右図柄と残時間メータMTにオーバーラップするように表示されているが、チュートリアル表示部TT1を含むUI部UI3にはオーバーラップされていない。
その後、図422(d2)に示すように、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、今までチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしていなかった球抜きエラー表示ERR1の一部によって準備中画像RDYがオーバーラップされるようになる。これにより、球抜き表示を見ることで拡大された準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と拡大された準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図422(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図402(a5)〜同図(a6)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図422(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が剣豪のキャラクタが描かれた領域に一部がオーバーラップしているが、殿様のキャラクタが描かれた領域にはオーバーラップしていない。
その後、図422(e2)に示すように、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われた結果、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、すると、当該殿様のキャラクタが描かれた領域に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ること殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣に気づくことができるようになる場合がある。また、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を同時に見て、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図422(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図404(e)〜同図(f)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図422(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が第2準備中画像RDY2にオーバーラップしている様子が示されている。一方、「Go」の文字が表示された表示領域(第1準備中画像RDYが表示されていた表示領域)にはオーバーラップしていない。
その後、図422(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1と第2準備中画像RDY2とのオーバーラップ状態は解消されている。一方、球抜きエラー表示ERR1の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップしている。また、忍者のキャラクタNJ4に球抜きエラー表示ERR1がオーバーラップしなくてもよい。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ること第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示に気づくことができるようになる場合がある。また、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を同時に見て、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図423(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図407(a3)〜同図(a4)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図423(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図423(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部がチビ姫のキャラクタCHMにオーバーラップされている。すなわち、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一部について球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がオーバーラップしている様子が示されているということができる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで複数の準備中画像(キャラクタを含む)のうちの少なくともいずれかの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、複数の準備中画像を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び複数の準備中画像を同時に見て、準備中画像の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図423(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図407(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図423(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図423(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。この場合は、図423(a2)に示す演出例とは異なり、或る演出に対応する準備中画像(チビ姫のキャラクタCHM)が表示されていないので、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
図423(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図409(b)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図423(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図409(b)に示す演出において、球抜きエラー表示ERR1が左側予告表示領域CULの略中央に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図423(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図409(e)に示す演出において、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYに基づいて実行されるミニゲームに成功した結果、左側予告表示領域CULにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、このチャンスアップカットイン画像WCIにオーバーラップしている様子が示されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでチャンスアップカットイン画像WCIの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、チャンスアップカットイン画像WCIを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びチャンスアップカットイン画像WCIを同時に見て、チャンスアップカットイン画像WCIの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図423(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図411(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図423(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図411(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図423(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図423(d2)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3に表示されず、表示位置を変更せず引き続き表示される。なお、このとき、球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップされてもよい。
図423(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図411(d1)〜同図(d2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図423(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図411(d1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右上隅部に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図423(e2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、シェイクビジョン演出が行われている場合でも表示位置は変更されず、また、傾斜もせず、表示状態が維持される。このとき、背景画像が傾斜することにより、余白部分が黒色で表される。そして、球抜きエラー表示ERR1の一部がこの余白部分に重なっており、例えば、球抜きエラー表示ERR1が黒色の文字で表示されている場合には、余白部分の色と同化され、一部が視認困難となる場合がある。
図423(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図412(a1)〜同図(a2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図423(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図412(a1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図423(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、UI部UI3がせりあがったことにより、チュートリアル表示部TT1に少なくとも一部がオーバーラップしている。すなわち、UI部UI3の表示領域が拡大したことにより、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップするようになる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで第1ステップアップ表示部SUAにおける演出の発生に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部UI3がせりあがるのを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第1ステップアップ表示部SUAにおける演出を同時に見て、第1ステップアップ表示部SUAの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図424(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図414(d)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図424(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図414(d)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がチュートリアル表示部TT1の上部にオーバーラップされている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3がUI部FOアニメによってフレームアウトする前では、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップする様子が示されている。
その後、図424(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3が下方にフレームアウトする途中で球抜きエラー表示ERR1のUI部UI3へのオーバーラップ状態が解消されている様子が示されている。
図424(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図418(a3)〜同図(a5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図424(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図418(a3)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がUI部ワイプ表示部WP4にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このときは、UI部ワイプ表示部WP4に表示されているバイクに乗った殿様のキャラクタにはオーバーラップしていない。
その後、図424(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の右端部まで移動している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、UI部ワイプ表示部WP3とともに、バイクに乗った殿様のキャラクタにオーバーラップしている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでUI部ワイプ表示部WP3における演出表示に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びUI部ワイプ表示部WP3における演出表示を同時に見て、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図424(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図421(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図424(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図421(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右側に表示されており、一部が装飾図柄にオーバーラップしている様子が示されている。なお、他の表示に対してはオーバーラップしていない。
その後、図424(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図424(c2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図424(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされている。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップし、他の一部が保留アイコン表示領域にオーバーラップしている。なお、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3には表示されておらず、表示位置が維持されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで拡大表示された保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出に気づくことができるようになる場合がある。また、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を同時に見て、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図424(d1)〜同図(d3)に示す演出例は、球抜きエラー表示ERR1の表示態様のバリエーションについて示している。
図424(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1は、「球を抜いてください」の表示が方形状の枠で囲まれた表示態様となっており、背景が透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合でも、球抜きエラー表示ERR1の表示を目立たせることができるとともに、球抜きエラー表示ERR1の背面側の表示の視認性の影響を小さくすることができる場合がある。
図424(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図424(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1と同じ態様であるが、背景が不透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合に、球抜きエラー表示ERR1の視認性はよくなるが、球抜きエラー表示ERR1の背面側は視認困難とされる場合がある。
図424(d3)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図424(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1の別の表示態様であり、黒地の背景に「球を抜いてください」の表示を白抜きで表した態様とされている。
なお、以上説明した実施形態では、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置280M及び第3装飾図柄表示装置208Nの3つの装飾図柄表示装置を用いて説明したが、装飾図柄表示装置を1つだけ備えたパチンコ機100であっても適用可能であることはいうまでもない。また、装飾図柄表示装置が2つ設けられたパチンコ機に適用することもできるし、装飾図柄表示装置が4つ以上設けられたパチンコ機であっても適用することができる。
図425〜図471は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出を段階的に示す図である。なお、図425〜図471では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216について、図示を省略している。なお、図425〜図471では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されているが、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILやPOVディスプレイが配置されてもよい。
図425は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の一例について段階的に示す図であり、図426は、図425に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図427は、図426に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図425(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、デフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。さらに、第4図柄や第2装飾図柄を表示するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図425(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図425に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
装飾図柄表示装置208の下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。保留アイコン表示領域では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図425(1)には、保留アイコン表示領域に3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されており、これら3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図425に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図425(1)に示すように、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図425(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h13の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図425(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。ここで、本実施形態における第1タイマ予告表示TM11では、1秒未満の小数点以下の表示も行うことが可能に構成されている。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図425(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「09:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ発動」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されたことを報知している。
その後、図425(5)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。ここで、本実施形態における第2タイマ予告表示TM12では、1秒未満の小数点以下の表示も行うことが可能に構成されている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図425(5)に示すタイミングでは、「09:00」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図425(6)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「01:25」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、1.75秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「07:25」が表示されている。
図425(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12におけるカウントダウンが完了し、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となると、ナビキャラクタYMの近傍において、「保留に注目」の文字が表示されて、保留変化に対する注意喚起がなされるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となった後で保留変化アニメが開始されてもよいし、保留変化アニメが開始してから第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで保留変化アニメが開始されてもよい。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンは継続しており、図425(7)に示すタイミングでは、「06:00」が表示されている。
すると、図425(8)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留変化」の文字が表示され、保留変化による先読み予告が行われたことが報知されている。なお、保留アイコンh11の表示態様が変化した後で「保留変化」の文字表示が行われてもよいし、「保留変化」の文字表示が行われた後で保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングで「保留変化」の文字表示が行われてもよい。一方、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンは依然として継続しており、図425(8)に示すタイミングでは、「05:47」が表示されている。なお、第2タイマ予告表示TM12は消去されている。ここで、第2タイマ予告表示TM12は、保留アイコンh11の表示態様が変化した後で消去されてもよいし、第2タイマ予告表示TM12が消去した後で保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、第2タイマ予告表示TM12が消去されるタイミングで保留アイコンh11の表示態様が変化してもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始された場合は、タイマ予告演出が行われて保留アイコンの表示態様の変化の演出が開始されなかった場合よりも、図柄変動表示(表示態様の変化の対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図425(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが継続している様子が示されており、図425(9)に示すタイミングでは、「05:11」が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部では、パンダのアイコンPNDとともに、保留変化が行われたことを示す「保留変化済」の表示が行われている。このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果実行された演出(予告演出)をアイコンによって報知している様子が示されている。さらに、ナビキャラクタYMの近傍では、「まだあるぞ」の文字が表示され、タイマ予告演出による予告表示がさらに行われる可能性があることが示唆されている。
図425(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図425(10)に示すタイミングでは、「03:29」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「何だ」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了したときに何れの予告表示が行われるかについての期待感を煽っている。
図425(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図425(11)に示すタイミングでは、「01:66」が表示されている。
図425(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連!」の文字が表示されており、疑似連が行われることが報知されている。本実施形態では、疑似連図柄が停止表示するタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了しているが、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってから中図柄が停止表示してもよいし、中図柄が停止表示してから第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよい。
このように、この演出例では、複数のタイマ予告演出の表示期間が重なっており、一方のタイマ予告表示(第2タイマ予告表示TM12)が先読み予告として機能している様子が示されている。また、この演出例では、複数のタイマ予告演出についてそれぞれタイマ予告表示が表示開始されるタイミングが異なっている様子が示されている。
その後、図425(13)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。なお、このとき第1タイマ予告表示TM11は消去されている。ここで、第1タイマ予告表示TM11が消去された後で疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始された後で第1タイマ予告表示TM11が消去されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が消去されるタイミングで疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されてもよい。
図425(14)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部に表示されたパンダのアイコンPNDの下方にリプレイのアイコンRPLが表示され、疑似連演出が行われたことが報知されている。
図425(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図425(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図425(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図425(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが行われ、中図柄が低速で変動している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「SP発展でタイマ予告」の文字が表示されており、スーパーリーチに発展することでタイマ予告演出が開始されることを示すミッション演出が開始されている様子も示されている。この演出例では、ミッションが達成されることにより、タイマ予告演出が開始されて大当りの信頼度が高められる。したがって、スーパーリーチに移行することにより、タイマ予告演出が開始されることに期待を持たせることができる場合がある。
図425(18)に続く図426(19)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが継続して行われている様子が示されている。
図426(20)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチ中に中図柄が「装飾6」で停止表示し、スーパーリーチに移行せず、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示されることが報知される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、スーパーリーチに移行しないことが報知されている。
そして、図426(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている。このとき、パンダのアイコンPND及びリプレイのアイコンRPLが消去され、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「残念」の文字も消去されている。なお、装飾図柄の揺れ変動が開始した後でパンダのアイコンPND及びリプレイのアイコンRPLが消去されてもよいし、パンダのアイコンPND及びリプレイのアイコンRPLが消去された後で装飾図柄の揺れ変動が開始してもよいし、装飾図柄の揺れ変動が開始したタイミングでパンダのアイコンPND及びリプレイのアイコンRPLが消去されてもよい。また、パンダのアイコンPNDとリプレイのアイコンRPLは、同時に消去されてもよいし、1つずつ順次消去されてもよい。
その後、図426(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図426(23)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、先読み予告の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図426(24)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。この演出例では、第3タイマ予告表示TM13と第4タイマ予告表示TM14がそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。第3タイマ予告表示TM13及び第4タイマ予告表示TM14はいずれもデフォルトの表示態様である。表示画面の右側に表示された第3タイマ予告表示TM13には、タイマ表示として「30:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから30秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、表示画面の左側に表示された第4タイマ予告表示TM14には、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM13,TM14が同時にカウントダウンを開始するため、カウントダウンが開始されてから、10秒が経過したときと30秒が経過したときの両方でそれぞれ或る演出が開始されることが示唆されている。ここで、10秒が経過したときに開始される可能性がある或る演出と30秒が経過したときに開始される可能性がある或る演出とが同じであってもよいし、異なってもよい。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示及び第4タイマ予告表示におけるタイマ表示がそれぞれカウントダウン(減算表示)を開始し、図426(25)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13には、「29:45」が表示されており、また、第4タイマ予告表示TM14には、「09:45」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.55秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマに注目」の文字が表示され、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
図426(26)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第3タイマ予告表示TM13及び第4タイマ予告表示TM14では、カウントダウンが継続しており、図426(26)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13においては、「28:02」が表示され、第4タイマ予告表示TM14においては、「08:02」が表示されている。
図426(27)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。なお、第3タイマ予告表示TM13及び第4タイマ予告表示TM14では、カウントダウンが継続しており、図426(27)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13においては、「27:75」が表示され、第4タイマ予告表示TM14においては、「06:75」が表示されている。
その後、図426(28)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第3タイマ予告表示TM13及び第4タイマ予告表示TM14では、カウントダウンが継続しており、図426(28)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13においては、「25:23」が表示され、第4タイマ予告表示TM14においては、「05:23」が表示されている。
図426(29)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが開始され、中図柄が低速で変動している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「もうすぐだ」の文字が表示されており、第4タイマ予告表示TM14におけるタイマ表示がカウントアップして予告演出がもうすぐ開始される可能性があることが示唆されている。なお、第3タイマ予告表示TM13及び第4タイマ予告表示TM14では、カウントダウンが継続しており、図426(29)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13においては、「23:16」が表示され、第4タイマ予告表示TM14においては、「03:16」が表示されている。
図426(30)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが継続して行われている様子が示されている。なお、第3タイマ予告表示TM13及び第4タイマ予告表示TM14では、依然としてカウントダウンが継続しており、図426(30)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13においては、「21:80」が表示され、第4タイマ予告表示TM14においては、「01:80」が表示されている。
その後、図426(31)に示すように、第4タイマ予告表示TM14におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHNが大量に横切るサボハニ群予告が行われる。このサボハニ群予告は、大当りの期待度が大きい予告である。すなわち、サボハニ群予告が行われた場合は、サボハニ群予告が行われなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいということができる。図426(31)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第4タイマ予告表示TM14によるタイマ予告演出の結果として強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。換言すれば、強サボハニ群予告は、或る演出の一例ということができる。なお、第4タイマ予告表示TM14におけるタイマ表示が「00:00」となった後でサボハニ群予告が開始されてもよいし、サボハニ群予告が開始された後で第4タイマ予告表示TM14におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第4タイマ予告表示TM14におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングでサボハニ群予告が開始されてもよい。一方、第3タイマ予告表示TM13では、依然としてカウントダウンが継続しており、図426(31)に示すタイミングでは、「20:00」が表示されている。
図426(32)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。また、このとき、第4タイマ予告表示TM14は消去されている。一方、第3タイマ予告表示TM13では、依然としてカウントダウンが継続しており、図426(32)に示すタイミングでは、「18:31」が表示されている。
続いて、図426(33)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、サボハニのアイコンSBHが表示されており、サボハニ群予告が実行されたことが報知されている。また、第3タイマ予告表示TM13では、カウントダウンが未だ継続しており、図426(33)に示すタイミングでは、「12:63」が表示されている。
図426(34)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチが継続している様子が示されている。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ注目」の文字が表示され、第3タイマ予告表示TM13に対する注意喚起がなされている。なお、第3タイマ予告表示TM13では、カウントダウンが継続しており、図426(34)に示すタイミングでは、「11:03」が表示されている。
図426(35)に示す装飾図柄表示装置208では、第3タイマ予告表示TM13におけるカウントダウンの表示中にタイマ予告短縮アニメが開始され、第3タイマ予告表示TM13にエフェクトが表示されている様子が示されている。
その後、図426(36)に示すように、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示が減少されており、第3タイマ予告表示TM13には、「03:00」が表示されている。このように、この演出例では、タイマ表示をカウントダウンの表示中に変更することでタイマ予告演出により実行される演出の種類を予測しにくくすることができる場合がある。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示が「00:00」となると、図426(36)に続く図427(37)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。すなわち、この演出例では、強カットイン画像CI1aの表示が或る演出の一例ということができる。
このように、この演出例では、複数のタイマ予告演出の表示期間が重なっており、両方のタイマ予告表示(第3タイマ予告表示TM13、第4タイマ予告表示TM14)がいずれも実行中の図柄変動表示に関する予告(当該変動予告)として機能している様子が示されている。
その後、図427(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。なお、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果実行された演出(予告演出)をアイコンによって報知しない場合がある例について示されている。ここで、強カットイン画像CI1aの表示が実行されたされたことをアイコンによって報知するようにしてもよい。
その後、図427(39)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図427(40)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示された場合は、タイマ予告演出が行われて強カットイン画像CI1aが表示されなかった場合よりも、図柄変動表示(当該図柄変動表示)において大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図428は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の一例について段階的に示す図であり、図429は、図428に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図428(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図428(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示(第1タイマ予告表示TM11、第2タイマ予告表示TM12)がそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。なお、3つ以上のタイマ予告演出が同時に開始されてもよい。これら2つのタイマ予告表示TM11,TM12はいずれもデフォルトの表示態様である。右側に表示された第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「16:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから16秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、左側に表示された第2タイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM11,TM12は同時にカウントダウンを開始するため、カウントダウンが開始されてから、3秒が経過したときと16秒が経過したときの両方で或る演出が開始されることが示唆されている。ここで、3秒が経過したときに開始される可能性がある或る演出と16秒が経過したときに開始される可能性がある或る演出とが同じであってもよいし、異なってもよい。
その後、タイマ予告表示TM11,TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図428(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「14:75」が表示されており、また、第2タイマ予告表示TM12には、「01:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、1.25秒が経過した様子が示されている。
その後、図428(5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12におけるカウントダウンが完了し、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングでナビキャラクタYMの近傍に「先読みモード突入」の文字が表示され、先読みモードが開始される様子が示されている。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として先読みモードが実行されることが示されている。続いて、図428(6)に示すように、第2タイマ予告表示TM12が消去され、また、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央上部には「先読みモード」の表示が行われ、先読みモードに突入したことが報知されている。また、このとき、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「先読みモード突入」の文字は消去されている。一方、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図428(6)に示すタイミングでは、「12:75」が表示されている。
図428(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図428(7)に示すタイミングでは、「08:25」が表示されている。
図428(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾4」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図428(8)に示すタイミングでは、「07:00」が表示されている。
図428(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾4」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図428(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾4−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図428(10)に示すタイミングでは、「05:25」が表示されている。
その後、図428(11)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11して表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図428(11)に示すタイミングでは、「03:25」が表示されている。なお、この図柄変動表示が開始した後も先読みモードは継続している。
図428(12)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「保留に注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図428(12)に示すタイミングでは、「01:80」が表示されている。
すると、図428(13)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留変化」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化したことが報知されている。このように、この演出例では、或るタイマ予告演出の結果として行われる先読みモードによる先読み予告に加えて、別のタイマ予告演出の結果として保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告が行われている例が示されている。さらに、この演出例では、或るタイマ予告演出の結果として行われる先読みモードによる先読み予告と、別のタイマ予告演出の結果として行われる保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告の対象が同じ図柄変動表示を対象として行われている例が示されている。なお、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化したが、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化した後で、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよい。その後、図428(14)に示すように、第1タイマ予告表示TM11が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「保留変化」の文字も消去されている。
図428(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図428(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾4」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図428(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾4」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図428(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾4−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図428(18)に続く図429(19)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、先読み予告の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。なお、先読みモードはこの図柄変動表示が開始した後も継続している。
図429(20)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図429(21)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図429(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図429(23)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。また、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍では「群発生」の文字が表示され、サボハニ群予告が行われたことが報知されている。
図429(24)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図429(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図429(26)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が配されていない弱カットイン画像CI1bであり、カットイン画像が表示されなかった場合よりも大当りの信頼度が高いが、強カットイン画像CI1aが表示された場合よりも大当りの信頼度が低いことを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「チャンス」とともにクエスチョンマークが付加されており、大当りの期待度がアップしていることを示唆している。
その後、図429(27)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。なお、図429(27)に示すタイミングでは、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加し、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となっている。
その後、図429(28)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図429(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、複数のタイマ予告演出のタイマ予告表示が同時に開始され、両方のタイマ予告表示(第1タイマ予告表示TM11、第2タイマ予告表示TM12)がいずれも先読み予告として機能している様子が示されている。さらに、両方のタイマ予告表示(第1タイマ予告表示TM11、第2タイマ予告表示TM12)がいずれも同じ図柄変動表示を対象とした先読み予告として機能している様子も示されている。
また、この演出例では、保留変化アニメの開始タイミングが、タイマ予告表示が「00:00」となるタイミングで開始するのではなく、保留アイコンの表示態様が変化する時期に「00:00」となるようにしているので、或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化自体がタイマ予告表示のカウントダウンの完了に整合しており、或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化とタイマ予告演出との関係性を明確にすることができる場合がある。
なお、この演出例では、2つのタイマ予告演出のタイマ予告表示におけるカウントダウンが同時に開始されたが、第1タイマ予告表示TM11のカウントダウンの開始のタイミングを、保留アイコンの表示態様が変化する図柄変動表示が開始した後で開始するようにしてもよい。すなわち、複数のタイマ予告演出のタイマ予告表示の表示開始のタイミングは同じであるが、カウントダウンを開始するタイミングが異なっていてもよい。この場合において、それぞれ異なる図柄変動表示においてカウントダウンが開始されてもよい。
また、この演出例では、異なる図柄変動表示のそれぞれで或る演出としての先読み予告(先読みモード、先読みの表示態様による保留アイコンの表示)を開始するようにしたが、同じ図柄変動表示において各先読み予告を開始するようにしてもよい。
図430は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図431は、図430に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図430(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図430(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示(第1タイマ予告表示TM11、第2タイマ予告表示TM12)がそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。なお、3つ以上のタイマ予告演出が同時に開始されてもよい。これら2つのタイマ予告表示TM11,TM12はいずれもデフォルトの表示態様である。右側に表示された第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「06:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから6秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、左側に表示されたタイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM11,TM12は同時にカウントダウンを開始するため、カウントダウンが開始されてから、6秒が経過したときと10秒が経過したときの両方で或る演出が開始されることが示唆されている。ここで、6秒が経過したときに開始される可能性がある或る演出と10秒が経過したときに開始される可能性がある或る演出とが同じであってもよいし、異なってもよい。
その後、第1タイマ予告表示TM11及び第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図430(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「05:75」が表示されており、また、第2タイマ予告表示TM12には、「09:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。
図430(5)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、表示画面の中央の左右には、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、表示画面の中央には、「姫出現でアイテムget」の文字が表示されており、宝箱から姫のキャラクタが出現すると予告アイテム(「予告アイコン」という場合がある。)を獲得することができることが示唆されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「十字キーで選択」の文字が表示され、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図430(5)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「05:60」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「09:60」が表示されている。このように、この演出例では、ミニゲームの開始よりも前にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが開始されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図430(6)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、2つのタイマ予告表示TM11,TM11では、それぞれカウントダウンが継続しており、図430(6)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「04:37」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「08:37」が表示されている。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図430(7)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右に決定」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定されたことが報知されている。また、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図430(7)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「03:00」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「07:00」が表示されている。
すると、図430(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果演出が開始され、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去される。そして、ナビキャラクタYMの近傍には、「開けるぞ」の文字が表示され、宝箱の中身に注目することを注意喚起している。また、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図430(8)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「02:50」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「06:50」が表示されている。
その後、図430(9)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「アイテムゲット」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍にも「やったぜ」の文字が表示され、ミニゲームに成功して予告アイテムを獲得したことが報知されている。これにより、第1タイマ予告表示TM11に係るタイマ予告演出において、タイマ表示のカウントダウンが完了すると或る演出が行われることが確約されることが示唆される。この演出例では、姫のキャラクタHMEが出現することにより、或る演出として予告アイテムの獲得が予告される。なお、このとき、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図430(9)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「01:50」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「05:50」が表示されている。本実施形態では、このようにして、タイマ予告演出によるカウントダウンが行われ、カウントダウンが完了するまで(「00:00」になるまで)の間にミニゲームによって演出を盛り上げることができる場合がある。
すると、図430(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11のタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第1タイマ予告表示TM11に、スーパーリーチの予告アイテムとしての剣豪のキャラクタKNGが第1タイマ予告表示TM11に付加される。このように、スーパーリーチの予告アイテムが表示されることにより、スーパーリーチが実行されることが視覚的にわかりやすくなる場合がある。また、この演出例では、ミニゲームの結果がアイコンとして表示されているということができる。また、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出として予告アイテムが表示される例について示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11のタイマ表示が「00:00」となった後に剣豪のキャラクタKNGが表示されてもよいし、剣豪のキャラクタKNGが表示された後で第1タイマ予告表示TM11のタイマ表示が「00:00」となってもよい。なお、第2タイマ予告表示TM12ではカウントダウンが継続しており、図430(10)に示すタイミングでは、「04:00」が表示されている。
その後、図430(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11のタイマ表示が「00:00」から「SP待機中」に変更され、この表示は、スーパーリーチが開始されるまで継続する。換言すれば、この第1タイマ予告表示TM11における「SP待機中」の表示及び予告アイテムとしての剣豪のキャラクタKNGの表示に対応するスーパーリーチが、この時点では、当該図柄変動表示において発生するのか、次回以降の図柄変動表示において発生するのかが判別困難とされている。なお、第2タイマ予告表示TM12ではカウントダウンが継続しており、図430(11)に示すタイミングでは、「03:75」が表示されている。
図430(12)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「保留に注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図430(12)に示すタイミングでは、「01:80」が表示されている。
すると、図430(13)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「保留変化」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化したことが報知されている。
図430(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12のタイマ表示が「00:00」から「保留変化」に変更され、さらにパンダのキャラクタPNDが付加され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している様子が示されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示において、タイマ予告演出が行われた結果として実行された或る演出の内容が報知されている様子が示されている。
図430(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「保留変化」の文字も消去されている。
図430(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾4」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図430(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾4」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図430(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾4−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図430(18)に続く図431(19)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンの表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、先読み予告の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。なお、第2タイマ予告表示TM12は、図柄変動表示が開始されると消去されるが、剣豪のキャラクタKNGが付加されて「SP待機中」の文字が表示された第1タイマ予告表示TM11は表示が継続されている。すなわち、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出は、スーパーリーチが行われることの先読み予告であったということができる。
図431(20)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には「熱いよ」の文字が表示され、大当りの信頼度が飛躍的に高まっていることが示唆されている。
図431(21)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図431(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、このとき、第1タイマ予告表示TM11では、消化アニメが開始され、予告アイテムとしての剣豪のキャラクタKNGが消化されてスーパーリーチに移行することが報知される。なお、リーチ状態が形成された後で第1タイマ予告表示TM11の消化アニメが開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11の消化アニメが開始された後でリーチ状態が形成されてもよいし、リーチ状態が形成されたタイミングで第1タイマ予告表示TM11の消化アニメが開始されてもよい。
その後、図431(23)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。また、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍では「群発生」の文字が表示され、サボハニ群予告が行われたことが報知されている。
図431(24)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図431(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図431(26)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されるとともに、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。
その後、図431(27)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図431(28)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図431(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、複数のタイマ予告演出がいずれも先読み予告として実行されている例について示されており、また、少なくとも一方のタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出が当該図柄変動表示における予告であるのか、先読み予告であるのかが判別困難な態様とされている例について示されている。しかも、この演出例では、いずれのタイマ予告演出も同じ図柄変動表示を対象とした先読み予告であることが先読みの対象である図柄変動表示が行われたときに判明するので、同じ図柄変動表示を対象とした先読み予告が複合して行われることにより、大当りの期待感を飛躍的に高めることができる場合がある。
図432は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図433は、図432に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図432(1)〜同図(15)は、図430(1)〜同図(15)と同様であるため、説明を省略する。
装飾図柄の第1停止が行われた後、図432(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図432(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図432(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11において、消化アニメが開始され、予告アイテムとしての剣豪のキャラクタKNGが消化されてスーパーリーチに移行することが報知される。すなわち、この演出例における剣豪のキャラクタKNGは、当該図柄変動表示においてスーパーリーチが実行されることの予告として機能していたということができる。また、この演出例では、2つのタイマ予告演出のうちの少なくともいずれか一方が先読み予告として機能している例が示されている。また、この演出例では、複数のタイマ予告演出がそれぞれ行われた結果実行された或る演出が、それぞれ先読み予告なのか当該図柄変動表示における予告なのかが判別困難とされている例について示されている。
その後、図432(18)に続く図433(19)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、この演出例では、サボハニ群予告は行われていない。
続いて、図433(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。また、第2タイマ予告表示TM12は、スーパーリーチに移行するとともにひっそりと消去される。
その後、図433(21)に示す装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示され、ナビキャラクタYMの近傍には、「チャンス」とともにクエスチョンマークが付加されており、大当りの期待度がアップしていることを示唆している。
図433(22)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図433(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。その後、図433(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、複数のタイマ予告演出の一方が先読み予告として実行され、他方が、当該図柄変動表示における予告とされており、タイマ予告演出の対象となる図柄変動表示が異なっており、したがって、タイマ予告演出の対象となった図柄変動表示のいずれについても大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
図434は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図434(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図434(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示(第1タイマ予告表示TM11、第2タイマ予告表示TM12)がそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。これら2つのタイマ予告表示TM11,TM12はいずれもデフォルトの表示態様である。右側に表示された第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「06:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから6秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、左側に表示された第2タイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「02:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから2秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示TM11,TM12は同時にカウントダウンを開始するため、カウントダウンが開始されてから、2秒が経過したときと6秒が経過したときの両方で或る演出が開始されることが示唆されている。
その後、タイマ予告表示TM11,TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図434(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「05:75」が表示されており、また、第2タイマ予告表示TM12には、「01:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。
図434(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図434(5)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「05:20」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「01:20」が表示されている。
すると、図434(6)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。その後、図434(7)に示すように、第2タイマ予告表示TM12では、「00:00」の表示に換えて「保留+1UP」の表示が行われ、第一の保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様に変化したことが報知されている。なお、第1タイマ予告表示TM11ではカウントダウンが継続しており、図434(7)に示すタイミングでは、「03:10」が表示されている。
図434(8)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメがさらに開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様がさらに変化する可能性があることが報知される。なお、第1タイマ予告表示TM11ではカウントダウンが継続しており、図434(8)に示すタイミングでは、「01:75」が表示されている。
すると、図434(9)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がパンダの表示態様から番長の表示態様に変化し、パンダの表示態様からステップアップした先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として、表示態様が変化した保留アイコンの表示態様をさらに変化させる演出が行われている例が示されている。また、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出がいずれも同じ図柄変動表示に対して行われていることが示されている。なお、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果として、デフォルトの表示態様から変化した保留アイコンの表示態様をさらに変化するようにしたが、変化しない場合があってもよい。また、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果として表示態様を変化させる保留アイコンと、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出が行われた結果として表示態様を変化させる保留アイコンが異なる場合があってもよい。その後、図434(10)に示すように、第1タイマ予告表示TM11では、「00:00」の表示に換えて「保留+1UP」の表示が行われ、第2タイマ予告表示TM12における報知と相俟って、第一の保留アイコンh11の表示態様が2段階に変化したことが報知されている。
図434(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図434(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾4」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図434(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾4」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図434(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾4−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例では、同じ図柄変動表示を対象とした保留アイコンの表示態様の変化演出が行われていたが、例えば、図434(7)に続く同図(8´)に示すように、第一の保留アイコンh11に加えて第二の保留アイコンh12についても保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11と第二の保留アイコンh12の両方の表示態様が変化する可能性があることを報知するようにしてもよい。
そして、図434(9´)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がパンダの表示態様から番長の表示態様に変化するとともに、第二の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化してもよい。すなわち、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として、表示態様が変化した保留アイコンの表示態様をさらに変化させる演出が行われ、さらに、別の保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている例が示されている。
この演出例では、同じ図柄変動表示において2つのタイマ予告演出のそれぞれの結果として保留アイコンの表示態様の変化演出を2段階で行うようにしたが、異なる図柄変動表示のそれぞれにおいて、同じ保留アイコンに対する表示態様の変化演出を行うようにしてもよい。
図435は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図436は、図435に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図435(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図435(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にリプレイのアイコンRPLが付加されており、或る演出として疑似連演出が開始される可能性が高いことを示唆している。このように、この演出例では、タイマ予告表示にアイコン等の識別情報を付加することによりタイマ予告演出の結果として行われる或る演出の内容を示唆している。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図435(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「09:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ発動」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されたことを報知している。
その後、図435(5)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「04:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから4秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12にパンダのアイコンPNDが付加されており、或る演出として保留アイコンの表示態様が変化する可能性が高いことを示唆している。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図435(5)に示すタイミングでは、「09:00」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、タイマ予告演出に対する注意喚起が行われている。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図435(6)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「03:75」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「08:75」が表示されている。
図435(7)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、サイコロの「1」の出目を示す表示と「で保留変化」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、その結果、サイコロの「1」の出目が停止表示すると保留アイコンの表示態様が変化することが予告されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「ミニゲーム開始」の文字が表示されており、ミニゲームの開始が報知されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図435(7)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「08:60」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「03:60」が表示されている。
その後、図435(8)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄の変動表示が開始され、ボタン受付時間メーターMTとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。ボタン受付時間メーターMTは、ミニゲームが開始してからの時間に応じてゲージが短くなるように表示態様が変化する。なお、ボタン受付時間メーターMTを表示しないようにしてもよい。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図435(8)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「08:12」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「03:12」が表示されている。
そして、図435(9)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図435(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が停止表示する。図435(10)に示される例では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示するとともに「成功」の文字が表示され、ミニゲームにおけるミッション達成の出目となったことが報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「やったぜ」の文字が表示され、ミニゲームに成功したことが報知されている。すなわち、このミニゲームの結果により、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出の結果として実行される或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化が行われることが確定する。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図435(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「06:00」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「02:00」が表示されている。
図435(11)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「保留に注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化することが報知される。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図435(11)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「05:88」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「01:88」が表示されている。
すると、図435(12)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から番長の表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「熱いぜ」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11が信頼度の高い表示態様に変化したことが示唆されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図435(12)に示すタイミングでは「05:00」が表示されている。
図435(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12のタイマ表示が「00:00」から「激アツ保留」に変更され、保留アイコンの表示態様が大当りの信頼度の高い表示態様に変化したことを報知している様子が示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図435(13)に示すタイミングでは「04:75」が表示されている。
図435(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図435(14)に示すタイミングでは「04:12」が表示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍では、「右タイマ注目」の文字が表示されており、表示画面の右側に表示されている第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。
その後、図435(15)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、表示画面の中央の左右に、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、表示画面の中央上部には、「十字キーで選択」の文字が表示されており、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「姫を出せ」の文字が表示され、宝箱から姫のキャラクタが出現すると予告表示が行われる可能性があることが示唆されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図435(15)に示すタイミングでは「04:00」が表示されている。
その後、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されると、図435(16)に示す装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図435(16)に示すタイミングでは「02:50」が表示されている。
その後、ミニゲームにおける操作キーユニット137の操作有効期間が経過すると、図435(17)に示される装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「右選択」の文字が表示され、右宝箱画像BXRが開ける宝箱として選択されたことが報知されている。また、選択された右宝箱画像BXRが中央に移動表示されるとともに、選択されなかった左宝箱画像BXLは消去されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが一旦停止しており、「02:50」のままとなっているが、カウントダウンが継続して行われていてもよい。
その後、図435(18)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから姫のキャラクタHMEが出現するとともに「疑似連よ」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍にも「成功」の文字が表示され、ミニゲームに成功したことが報知されている。すなわち、このミニゲームの結果により、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出の結果として実行される或る演出としての疑似連演出が行われることが確定する。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが再開しており、図435(18)に示すタイミングでは「01:25」が表示されている。
図435(18)に続く図436(19)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「疑似連だ」の文字が表示され疑似連が開始されることを予告している。また、このとき、装飾図柄が拡大し、表示画面の中央に移動表示される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図436(19)に示すタイミングでは「00:78」が表示されている。
すると、図436(20)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、左図柄、中図柄及び右図柄が同時に停止し、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが表示される。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で装飾図柄が停止表示されてもよいし、装飾図柄が停止表示された後で第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで装飾図柄が停止表示されてもよい。このように、この演出例では、例えば、疑似連が行われることが確定している場合では、装飾図柄を1つずつ停止表示せず、3つの図柄を同時に停止表示させることで、遊技をスムーズに進行させることができる場合がある。なお、この場合でも、装飾図柄を左図柄、右図柄、中図柄の順に1つずつ停止表示させるようにしてもよい。
その後、図436(21)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、第1タイマ予告表示TM11では、「00:00」の表示に換えて、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。
図436(22)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図436(23)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図436(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図436(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが行われ、中図柄が低速で変動している様子が示されている。
図436(26)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチが継続して行われている様子が示されている。
図436(27)に示す装飾図柄表示装置208では、ノーマルリーチ中に中図柄が「装飾6」で停止表示し、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレとなることが報知されている。
その後、図436(28)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、疑似連が行われたことを報知していた第1タイマ予告表示TM11も消去される。なお、第一の保留アイコンh11の表示態様は、依然として番長の表示態様とされていることから、第2タイマ予告表示TM12では、「激アツ保留」の表示が維持されている。
このように、この演出例では、ミニゲームの結果(成功)に応じたタイマ予告が行われる様子が示されている。
図437は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図438は、図437に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図437(1)〜同図(9)は、図435(1)〜同図(9)と同様であるため、説明を省略する。
そして、図437(9)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図437(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が停止表示する。図437(10)に示される例では、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示するとともに「惜しい」の文字が表示され、ミニゲームにおけるミッション達成の出目とならなかったことが報知されている。すなわち、ミッションに失敗したことが報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍でも、「惜しい」の文字が表示されている。すなわち、このミニゲームの結果により、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出の結果として実行される或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化が行われるが、ミニゲームに成功した場合とは異なる結果となる。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図437(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「06:00」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「02:00」が表示されている。
図437(11)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「保留に注目」の文字が表示されるとともに、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化することが報知される。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図437(11)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「05:88」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「01:88」が表示されている。
すると、図437(12)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ちょい熱」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11が信頼度の少し高い表示態様に変化したことが示唆されている。すなわち、番長の表示態様よりも信頼度は低いが、デフォルトの表示態様よりも信頼度が高いことが示唆されているということができる。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図437(12)に示すタイミングでは「05:00」が表示されている。
図437(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12のタイマ表示が「00:00」から「チャンス保留」に変更され、保留アイコンの表示態様が信頼度が少しだけ高い先読み予告の表示態様に変化したことを報知している様子が示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図437(13)に示すタイミングでは「04:75」が表示されている。
図437(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図437(14)に示すタイミングでは「04:12」が表示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍では、「右タイマ注目」の文字が表示されており、表示画面の右側に表示されている第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。
その後、図437(15)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。なお、図437(15)〜同図(17)に示す演出例は、図435(15)〜同図(17)に示す演出例と、第一の保留アイコンh11の表示態様が異なっている点、第2タイマ予告表示TM12の表示内容が異なっている点を除いて同様であるので、説明を省略する。
図437(18)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから婆のキャラクタBBAが出現するとともに「うひひ」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍にも「残念」の文字が表示され、ミニゲームに失敗したことが報知されている。すなわち、この演出例では、図435に示す演出例とは異なり、ミニゲームに失敗することにより、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が偽の予告演出であったことが示され、或る演出としての疑似連演出が行われないことが示唆されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが再開しており、図437(18)に示すタイミングでは「01:25」が表示されている。なお、ミニゲームに失敗した場合には、疑似連演出を行う代わりにリーチ状態となってリーチ演出が行われるようにしてもよい。
図437(18)に続く図438(19)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が拡大し、表示画面の中央に移動表示される様子が示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図438(19)に示すタイミングでは「00:78」が表示されている。
その後、図438(20)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、左図柄、中図柄及び右図柄が同時に停止し、「装飾5−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図328(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾4−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で装飾図柄が停止表示されてもよいし、装飾図柄が停止表示された後で第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで装飾図柄が停止表示されてもよい。このように、この演出例では、例えば、疑似連が行われず、ハズレとなることが確定している場合では、装飾図柄を1つずつ停止表示せず、3つの図柄を同時に停止表示させることで、遊技をスムーズに進行させることができる場合がある。なお、この場合でも、装飾図柄を左図柄、右図柄、中図柄の順に1つずつ停止表示させるようにしてもよい。
図439は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図440は、図439に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図439(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図439(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「08:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから8秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にリプレイのアイコンRPLが付加されており、或る演出として疑似連が開始される可能性が高いことを示唆している。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図439(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「07:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ発動」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されたことを報知している。
その後、図439(5)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「04:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから4秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12にパンダのアイコンPNDが付加されており、或る演出として保留アイコンの表示態様が変化する可能性が高いことを示唆している。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図439(5)に示すタイミングでは、「07:00」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図439(6)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「03:75」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「06:75」が表示されている。
図439(7)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロのミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、中央上部に小さく表示され、サイコロの「1」の出目を示す表示と「で保留変化」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、その結果、サイコロの「1」の出目が停止表示すると保留アイコンの表示態様が変化することが予告されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「ミニゲーム開始」の文字が表示されており、ミニゲームの開始が報知されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図439(7)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「06:60」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「03:60」が表示されている。
その後、図439(8)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄の変動表示が開始され、ボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進している。なお、この演出例では、ボタン受付時間メーターMTを表示していないが、表示されてもよい。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、カウントダウンが継続しており、図439(8)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「06:12」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「03:12」が表示されている。
図439(9)〜同図(10)は、サイコロのミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が継続している様子が示されている。すなわち、サイコロのミニゲームが開始されたが演出ボタン136の操作が未だ行われていない様子が示されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、カウントダウンが継続しており、図439(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「04:35」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「01:35」が表示されている。
その後、図439(11)に示す装飾図柄表示装置208では、変動表示中のサイコロの図柄とボタン画像136aが表示画面の左下に移動する様子が示されている。これにより、実行中のサイコロのミニゲームと重複して他の演出が行われることが示唆されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図439(11)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「04:22」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「01:22」が表示されている。
すると、図439(12)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロのミニゲームの実行中に他のミニゲーム(宝箱のミニゲーム)が開始する。宝箱のミニゲームが開始されると、表示画面の中央の左右に、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRとが左右に並べて表示され、カーソルCSLが左宝箱画像BXLを囲むようにして表示されている。また、表示画面の中央上部には、「十字キーで選択」の文字が表示されており、操作キーユニット137を操作してカーソルCSLを移動させて宝箱を選択するナビ表示が行われている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「姫を出せ」の文字が表示され、宝箱から姫のキャラクタが出現すると予告表示が行われる可能性があることが示唆されている。なお、サイコロのミニゲームは継続して行われており、演出ボタン136の操作も有効とされている。また、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図439(12)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「04:00」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「01:00」が表示されている。
このように、この演出例では、2つのタイマ予告演出のうちの一方のタイマ予告演出に関係する一のミニゲームが行われている期間において、他のタイマ予告演出に関係する一のミニゲームが行われ、その結果として、複数のミニゲームが同時に行われている期間があることが示されている。すなわち、複数のタイマ予告演出のうちの一のタイマ予告演出に関係する一のミニゲームが行われている期間と、他のタイマ予告演出に関係する一のミニゲームが行われている期間の少なくとも一部が重なっていることが示されている。
その後、図439(13)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図439(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が停止表示する。図439(14)に示される例では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示され、サイコロのミニゲームにおけるミッション達成の出目となったことが報知されている。すなわち、このミニゲームの結果により、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出の結果として実行される或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化が行われることが確定する。なお、この演出例では、ミッション達成の結果をサイコロの図柄の停止表示のみで報知するようにしたが、図435において上述した要領で「成功」の文字表示や、ナビキャラクタYMによる「やったぜ」の文字表示が行われてもよい。一方、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、依然としてカウントダウンが継続しており、図439(14)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「03:75」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「00:75」が表示されている。また、このとき、宝箱のミニゲームも継続して行われており、操作キーユニット137の操作も有効とされている。
図439(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化することが報知される。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、カウントダウンが中断しており、図439(15)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「03:75」のままとされ、第2タイマ予告表示TM12では、「00:75」のままとされている。また、このときでも、宝箱のミニゲームは継続しており、操作キーユニット137の操作も有効とされている。
その後、2つのタイマ予告表示TM11,TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが再開され、図439(16)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になると、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から番長の表示態様に変化し、信頼度の高い先読みの表示態様となる。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続して行われ、図439(16)に示すタイミングでは、「03:00」となっている。また、このときでも、宝箱のミニゲームは継続しており、操作キーユニット137の操作も有効とされている。
図439(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12のタイマ表示が「00:00」から「激アツ保留」に変更され、保留アイコンの表示態様が大当りの信頼度の高い表示態様に変化したことを報知している様子が示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図439(17)に示すタイミングでは「02:75」が表示されている。また、このとき、サイコロのミニゲームが終了したことに伴って、左宝箱画像BXLと右宝箱画像BXRが左側に移動している様子が示されている。また、宝箱のミニゲームは継続しており、操作キーユニット137の操作も有効とされている。その後、図439(18)〜図440(26)に示す演出が行われる。なお、図439(18)〜図440(26)に示す演出は、図435(16)〜図436(24)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図440(26)に示すようにしてリーチ状態が形成された後、図440(27)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。また、このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍では「群発生」の文字が表示され、サボハニ群予告が行われたことが報知されている。
図440(28)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図440(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図440(30)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示されており、強カットイン画像CI1aが表示されたことが報知されている。
その後、図440(31)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図440(32)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図440(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図441は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図442は、図441に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図441(1)〜同図(9)は、図425(1)〜同図(9)と同様であるため、説明を省略する。
図441(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図441(10)に示すタイミングでは、「04:29」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「疑似連か」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了したときに疑似連演出が行われることに対する期待感を煽っている。
図441(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図441(11)に示すタイミングでは、「02:66」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「否!」の文字が表示されており、第1タイマ予告表示TM11に係るタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として疑似連が行われることを否定していることが示唆されている。
すると、図441(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンの表示中にタイマ予告変更アニメ(タイマ予告加算アニメ)が開始され、第1タイマ予告表示TM11にエフェクトが表示されている様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「群予告か」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出として、疑似連ではなくサボハニ群予告が行われる可能性があることが示唆されている。このように、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出が疑似連ではなく他の演出である可能性が報知される。これにより、遊技者は第1タイマ予告表示TM11のカウントダウンが完了して行われる演出が、疑似連よりも大当りの信頼度が高い演出となることに期待を持たせることができる場合がある。
その後、図441(13)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が加算され、第1タイマ予告表示TM11には、「15:03」が表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍では「群予告」の文字ともにクエスチョンマークが付加されており、サボハニ群予告が行われる可能性が示唆されている。このように、この演出例では、或る演出として疑似連が行われることを予想させておきながら、タイマ表示の加算が行われることによって、別の或る演出が行われることを認識できる場合がある。なお、タイマ予告変更アニメが行われてもタイマ予告表示におけるタイマ表示の示す時間に変更がなく、結局、或る演出として疑似連が行われる場合があってもよい。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が加算される例について説明したが、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が加算される場合があってもよい。また、タイマ表示が加算されるだけでなく、減算される場合があってもよい。
その後、図441(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。この疑似連図柄が停止表示されて開始される疑似連演出は、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出とは別の演出とされている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、図441(13)における「群予告」の表示に応答するように、「そうだ!」の文字が表示されており、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出がサボハニ群予告であることが報知される。なお、この演出例では、或る演出が疑似連演出ではないにもかかわらず、疑似連演出が行われているが、疑似連演出が行われないようにしてもよい(ガセであってもよい)し、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、或る演出が疑似連演出であり、さらに、タイマ表示が加算されることにより、別の演出(サボハニ群予告)も或る演出であるようにしてもよく、一のタイマ予告演出に対応する或る演出が複数であってもよい。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図441(14)に示すタイミングでは「14:60」が表示されている。
その後、図441(15)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図441(15)に示すタイミングでは「14:22」が表示されている。
図441(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図441(16)に示すタイミングでは「06:01」が表示されている。
図441(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図441(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図441(18)に示すタイミングでは「01:13」が表示されている。
その後、図441(18)に続く図442(19)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出の結果として疑似連ではなく強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後でサボハニ群予告が開始されてもよいし、サボハニ群予告が開始された後で第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングでサボハニ群予告が開始されてもよい。また、図442(19)に示すように、サボハニ群予告が開始されると、パンダのアイコンPNDの表示が終了される。
図442(20)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図442(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。また、表示画面の左上隅には、サボハニのアイコンSBHが表示されており、サボハニ群予告が発生したことが報知されている。
その後、図442(22)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されるとともに、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。
その後、図442(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図442(24)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図442(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図443は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図443(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図443(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、2つのタイマ予告表示(第1タイマ予告表示TM11、第2タイマ予告表示TM12)がそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。これら2つのタイマ予告表示TM11,TM12はいずれもデフォルトの表示態様である。右側に表示された第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「60:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから60秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11に「60:00」を表示することで、スーパーリーチの発生を示唆し、例えば、タイマ予告演出の結果として行われる或る演出がカットイン画像の表示であることを示唆している。すなわち、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出は、外形的には、実行中の図柄変動表示に関する予告として機能しているように見せかけている。また、左側に表示された第2タイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「02:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから2秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。その後、図443(4)〜同図(7)に示す演出が行われる。なお、図443(4)〜同図(7)に示す演出は、図434(4)〜同図(7)に示す演出と、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が54秒異なっている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図443(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「タイマ注目」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。なお、第1タイマ予告表示TM11ではカウントダウンが継続しており、図443(8)に示すタイミングでは、「56:85」が表示されている。
すると、図443(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンの表示中にタイマ予告短縮アニメが開始され、第1タイマ予告表示TM11にエフェクトが表示されている様子が示されている。
その後、図443(10)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が減少されており、第1タイマ予告表示TM11は、「02:00」が表示されている。このとき、第1タイマ予告表示TM11には、パンダのアイコンPNDが付加されており、或る演出として保留アイコンの表示態様が変化する可能性が高いことを示唆している。このように、この演出例では、タイマ表示をカウントダウンの表示中に変更することで、タイマ予告演出が先読み予告として実行されていると見せかけておいて、実際には、実行中の図柄変動表示の予告として実行されていたことが判明するような演出が行われている。
図443(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメがさらに開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様がさらに変化する可能性があることが報知される。なお、第1タイマ予告表示TM11ではカウントダウンが継続しており、図443(11)に示すタイミングでは、「01:20」が表示されている。
すると、図443(12)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がパンダの表示態様から番長の表示態様に変化し、パンダの表示態様からステップアップした先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として、表示態様が変化した保留アイコンの表示態様をさらに変化させる演出が行われている例が示されている。また、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出がいずれも同じ図柄変動表示に対して行われていることが示されている。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出と第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出が、演出の開始当初では、それぞれ異なる図柄変動表示に対する予告演出として実行されるものと思わせておき、その後に、最初に行われた第2タイマ予告表示TM12に対応する或る演出と第1タイマ予告表示TM11に対応する或る演出とが同じ図柄変動表示を対象にしたものであることが判明されるので、遊技に意外性を持たせることができる場合がある。換言すれば、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された時点におけるタイマ表示の示す時間から、表示開始当初では、スーパーリーチ中に行われる予告の発生を示唆していたが、タイマ表示が短縮され、しかも、保留アイコンの表示態様の変化演出により、第2タイマ予告表示TM12と同じ図柄変動表示を対象にした先読み予告が行われることで、同じ図柄変動表示に対する先読み予告が複合して行われることにより、大当りに対する期待度を飛躍的に向上させることができる場合がある。
その後、図443(13)に示すように、第1タイマ予告表示TM11では、「00:00」の表示に換えて「保留+1UP」の表示が行われ、第2タイマ予告表示TM12における報知と相俟って、第一の保留アイコンh11の表示態様が2段階に変化したことが報知されている。その後は、図443(14)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図443(14)〜同図(17)に示す演出は、図434(11)〜同図(14)に示す演出と同様なので、説明を省略する。
なお、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出と第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出がいずれも同じ図柄変動表示を対象とした先読み予告として機能しているが、いずれも実行中の図柄変動表示に関する予告として機能してもよい。いずれの場合であっても、同一の図柄変動表示を対象として複合した予告が行われるので、大当りの信頼度をより一層高めることができる場合がある。
また、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出と第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出が異なる図柄変動表示を対象として実行する場合があってもよく、例えば、一方のタイマ予告演出が先読み予告として機能し、他方のタイマ予告演出が実行中の図柄変動表示に関する予告として機能してもよく、この場合は、同一の図柄変動表示を対象として複合して行われる場合よりも大当りに対する期待を分散させることができる場合がある。また、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出と第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出の何れか一方が偽のタイマ予告演出である場合があってもよい。
図444は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図444(1)〜同図(2)は、図425(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図444(3)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が中央上部に小さく表示されている様子が示されている。
図444(4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11がフレームインアニメにより、表示画面の右からフレームインし、表示画面の中央で表示される。第1タイマ予告表示TM11はデフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「60:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから60秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図444(5)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「58:12」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、1.88秒が経過した様子が示されている。
図444(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11の前面側に重なる(オーバーラップする)ようにして爆弾画像BOMが表示され、爆弾演出が開始している様子が示されてる。このとき、第1タイマ予告表示TM11は、爆弾画像BOMによってオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。爆弾演出が開始されると爆弾画像BOMの上端から延出した導火線に着火する表示が行われ、爆弾演出が開始してからの経過時間に応じて、導火線が短くなっていく表示が行われる。
図444(7)に示す装飾図柄表示装置208では、爆弾演出が継続している様子が示されている。図444(7)に示すタイミングでは、導火線が爆弾画像BOMの上端に到達する直前の様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「何だ」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、爆弾演出が行われた結果、何らかの演出が開始されることを示唆している。
その後、図444(8)に示す装飾図柄表示装置208では、爆弾画像BOMが爆発し、エフェクト画像が第1タイマ予告表示TM11の前面側に重なるようにして表示されている様子が示されている。なお、この場合も、エフェクト画像によりオーバーラップされていることにより第1タイマ予告表示TM11が視認困難とされている。
すると、図444(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11に加え、第2タイマ予告表示TM12が表示され、2つのタイマ予告演出が開始される様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「タイマ増加」の文字が表示されており、2つのタイマ予告演出が開始されたことが報知されている。ここで、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示はタイマ表示がリセットされて「60:00」となり、第2タイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「02:00」が表示されている。また、第1タイマ予告表示TM11及び第2タイマ予告表示TM12は、いずれもデフォルトの表示態様である。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の実行中にタイマ予告表示が分裂して表示され、新たなタイマ予告演出が開始される様子が示されている。その後は、図444(10)〜同図(12)に示す演出が行われる。なお、図444(10)〜同図(12)に示す演出は、図443(4)〜同図(6)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
その後、例えば、図425(9)〜図426(36)に示すような要領で、図柄変動表示が終了し、次の図柄変動表示が開始して、その後、スーパーリーチが行われた後、図444(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで強カットイン画像CI1aが表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。すなわち、この演出例では、強カットイン画像CI1aの表示が或る予告演出の一例ということができる。その後は、図444(14)〜同図(16)に示す演出が行われる。なお、図444(14)〜同図(16)に示す演出は、図427(38)〜同図(40)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図445は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図446は、図445に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図445(1)〜同図(3)は、図444(1)〜同図(3)と同様であるため、説明を省略する。
図445(4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11がフレームインアニメにより、表示画面の右からフレームインし、表示画面の中央で表示される。第1タイマ予告表示TM11はデフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図445(5)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「02:12」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.88秒が経過した様子が示されている。
図445(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11の前面側に重なる(オーバーラップする)ようにして爆弾画像BOMが表示され、爆弾演出が開始している様子が示されてる。このとき、第1タイマ予告表示TM11は、爆弾画像BOMによってオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。爆弾演出が開始されると爆弾画像BOMの上端から延出した導火線に着火する表示が行われ、爆弾演出が開始してからの経過時間に応じて、導火線が短くなっていく表示が行われる。
図445(7)に示す装飾図柄表示装置208では、爆弾演出が継続している様子が示されている。図445(7)に示すタイミングでは、導火線が爆弾画像BOMの上端に到達する直前の様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「何だ」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、爆弾演出が行われた結果、何らかの演出が開始されることを示唆している。なお、第1タイマ予告表示TM11では、爆弾画像BOMにより視認困難とされているが、タイマ表示が「00:00」となっている。
その後、図445(8)に示す装飾図柄表示装置208では、爆弾画像BOMが爆発する様子が示されている。
すると、図445(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11に加え、第2タイマ予告表示TM12が表示され、2つのタイマ予告演出が開始される様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「タイマ増加」の文字が表示されており、2つのタイマ予告演出が開始されたことが報知されている。ここで、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示はタイマ表示がリセットされて「60:00」となり、第2タイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「02:00」が表示されている。また、第1タイマ予告表示TM11及び第2タイマ予告表示TM12は、いずれもデフォルトの表示態様である。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として爆弾画像BOMが爆発して2つのタイマ予告演出が新たに開始する様子が示されている。
なお、この演出例において、爆弾画像BOMが爆発した後、図445(9´)に示すように、第1タイマ予告表示TM11に「SP待機中」の文字が表示されるとともに、スーパーリーチの予告アイテムとしての剣豪のキャラクタKNGが付加される演出と、第2タイマ予告表示TM12において新たなタイマ予告演出が開始される演出が行われるようにしてもよい。このとき、ナビキャラクタYMの近傍では、「アイテムゲット」の文字が表示され、予告アイテムを獲得したことが報知されている。すなわち、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として2つの予告演出が行われ、一方が予告アイテムが表示される演出であり、他方が新たなタイマ予告演出が開始されるようにしてもよい。
なお、上述したように爆弾画像BOMが爆発して2つのタイマ予告演出が開始された後で下皿満タンエラーが発生した場合には、図445(9´´)に示すように、新たに表示開始された第1タイマ予告表示TM11と第2タイマ予告表示TM12の前面側に重なるように(オーバーラップするように)、「球を抜いてください」という球抜きエラー表示を表示するようにしてもよい。これによれば、タイマ予告表示を視認容易にすべく、急いで球抜きエラーを解消させることができる場合がある。なお、球抜きエラー表示が第1タイマ予告表示TM11や第2タイマ予告表示TM12にオーバーラップされるようにしてもよい。
なお、球抜きエラー表示以外にも、例えば、扉開放表示等の別のエラー表示でタイマ予告表示とオーバーラップする関係となる構成としてもよい。これは、エラー表示は遊技者にとって重要な報知内容であるため、タイマ予告表示の視認性を悪化させることでエラーが発生したことに注目させることができる場合がある。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図445(9)に続く図446(10)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「01:50」が表示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11では、タイマ表示のカウントダウンが開始されておらず、「60:00」の表示のままとなっている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出のうちの一方のタイマ予告演出だけタイマ表示のカウントダウンが開始されている様子が示されている。なお、ナビキャラクタYMの近傍では、「注目」の文字が表示されており、第2タイマ予告表示TM12に対する注意喚起がなされている。
図446(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図446(11)に示すタイミングでは、「01:11」が表示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンは開始しておらず、タイマ表示は「60:00」のままである。
すると、図446(12)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「熱い」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化して第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示に対する大当りの信頼度が向上したことを示唆している。なお、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化したが、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化した後で、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となってもよい。その後、第2タイマ予告表示TM12が消去される。一方、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンは開始しておらず、タイマ表示は「60:00」のままである。
図446(13)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄、中図柄、右図柄がそれぞれ停止表示され、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせで仮停止した後、確定表示された様子が示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンは開始しておらず、タイマ表示は「60:00」のままである。
その後、図446(14)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、先読み予告の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図446(15)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「59:75」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。
すなわち、この演出例では、タイマ予告演出が複数の図柄変動表示に跨って行われている様子が示されている。
図447は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図448は、図447に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図447(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図447(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図447に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。
図447(1)には、保留アイコン表示領域に1つの特図1の保留アイコンh11が表示されており、デフォルトの表示態様で表示されている。一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。
図447(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図447(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、特図1の保留アイコンh11は、1つの爆弾からなる表示態様とされており、上方には「TIMER」の文字が付加されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留だ」の文字が表示されている。この演出例では、爆弾の表示態様の保留アイコンが表示されることにより、タイマ予告演出の予告表示が行われている様子が示されている。
図447(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図447(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図447(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図447(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図447(8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、爆弾の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関するタイマ予告演出の予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図447(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「07:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから7秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、爆弾の表示態様の変動アイコンh0では、「TIMER」の表示が消去されるとともに、導火線の先頭が着火する様子が示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「7秒後に何かが・・・」の文字が表示され、7秒後にタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。ここで、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図447(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「06:36」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.64秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。また、変動アイコンh0の導火線の長さもタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっている。
図447(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図447(11)に示すタイミングでは、「03:29」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「何だ」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了したときに何れの予告表示が行われるかについての期待感を煽っている。
図447(12)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図447(12)に示すタイミングでは、「01:66」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了したときに疑似連演出が行われる可能性があることを示唆している。
図447(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。また、爆弾の表示態様である変動アイコンh0が爆発し、エフェクトが表示されている。さらに、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連だ」の文字が表示されており、疑似連が行われることが報知されている。本実施形態では、疑似連図柄が停止表示するタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了しているが、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってから中図柄が停止表示してもよいし、中図柄が停止表示してから第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよい。
その後、図447(14)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、変動アイコンh0の表示態様が変化し、デフォルトの表示態様となっており、さらに、変動アイコンh0には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「2」の文字が表示されている。このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出としての疑似連演出が行われた場合に、変動アイコンh0で疑似連演出が行われたことを報知している様子が示されている。
図447(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図447(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図447(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図447(18)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。
図447(18)に続く図448(19)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展!」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図448(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図448(21)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されるとともに、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。
その後、図448(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図448(23)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図448(24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例では、爆弾1つの表示につき、タイマ予告演出を1回だけ実行するようにしたが、爆弾1つの表示であっても、複数回のタイマ予告演出が実行される場合があってもよい。また、爆弾の表示態様(例えば、色や形状等)を複数種類用意し、表示態様によって実行するタイマ予告演出の回数を異ならせてもよい。この場合、表示態様に対うする回数のタイマ予告演出が行われなくてもよく、例えば、最大3回実行するところ、1回だけ実行する場合があるような構成であってもよい。
図449は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図450は、図449に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図449(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図449(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図449に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。
図449(1)には、保留アイコン表示領域に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、デフォルトの表示態様で表示されている。一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。
図449(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図449(3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「05:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、図449(3)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームも開始されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄が左上隅部に小さく表示され、サイコロの「1」の出目を示す表示と「で保留変化」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、その結果、サイコロの「1」の出目が停止表示すると保留アイコンの表示態様が変化することが予告されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「ミニゲーム開始」の文字が表示されており、ミニゲームの開始が報知されている。なお、タイマ予告演出が開始した後でミニゲームが開始してもよいし、ミニゲームが開始した後でタイマ予告演出が開始してもよいし、タイマ予告演出が開始するタイミングとミニゲームが開始するタイミングとが同じであってもよい。
その後、図449(4)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄の変動表示が開始され、ボタン受付時間メーターMTとともにデカボタン画像136aLが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、また、ナビキャラクタYMの近傍には「押せ」の文字が表示され、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。ここで、デカボタン画像136aLが表示された場合は、通常のサイズのボタン画像136aが表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、すなわち、大当り図柄が確定表示されやすいようになっている。また、第1タイマ予告表示TM11では、タイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始されており、図449(4)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「04:37」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.63秒が経過した様子が示されている。
そして、図449(5)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図449(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が停止表示する。図449(6)に示される例では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示するとともに「よし」の文字が表示され、ミニゲームにおけるミッション達成の出目となったことが報知されている。すなわち、このミニゲームの結果により、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出の結果として実行される或る演出としての保留アイコンの表示態様の変化演出が行われることが確定する。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図449(6)に示すタイミングでは、「02:00」が表示されている。
図449(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化することが報知される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、依然としてカウントダウンが継続しており、図449(7)に示すタイミングでは、「01:25」が表示されている。
すると、図449(8)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から爆弾の表示態様に変化し、その上方には「TIMER」の文字が付加され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「タイマ保留だ」の文字が表示され、第一の保留アイコンh11が爆弾の表示態様に変化したことが報知されている。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてタイマ予告演出の実行を予告する爆弾の表示態様の保留アイコンに変化する保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。また、この演出例では、図447に示す演出例とは異なり、始動入賞時に爆弾の表示態様の保留アイコンを表示するのではなく、入賞した後の図柄変動表示の実行中において爆弾の表示態様の保留アイコンに表示態様を変化する例について示されている。爆弾の表示態様の第一の保留アイコンh11には、リプレイのアイコンが表示されており、この爆弾の表示態様の第一の保留アイコンh11に関連して実行されるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として疑似連演出が行われる可能性があることが示唆されている。すなわち、疑似連演出の予告(先読み予告)が行われているということができる。なお、この演出例では、タイマ表示が「00:00」となったタイミングで第一の保留アイコンh11の表示態様が爆弾の表示対応に変化したが、タイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11の表示態様が爆弾の表示態様に変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様が爆弾の表示態様に変化した後でタイマ表示が「00:00」となってもよい。
図449(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図449(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、第3停止が行われ、中図柄に「装飾5」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図449(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図449(12)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、爆弾の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関するタイマ予告演出の予告表示態様である変動アイコンh0となる。その後、図449(13)〜同図(17)に示す演出が行われる。なお、図449(13)〜同図(17)に示す演出は、図447(9)〜同図(13)に示す演出と、変動アイコンh0にリプレイのアイコンが表示されている点を除いて同様であるので、説明を省略する。ここで、図449(13)〜同図(17)において実行されるタイマ予告演出は、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出となっている。
図449(18)に示す装飾図柄表示装置208では、爆弾表示態様である変動アイコンh0が爆発した後、表示態様がリプレイの表示態様に変化している様子が示されている。このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出としての疑似連演出が行われた場合に、変動アイコンh0の表示態様を特定の表示態様(リプレイの表示態様)とすることで疑似連演出が行われたことを報知している様子が示されている。
その後、図449(18)に続く図450(19)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
図450(20)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図450(21)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図450(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図450(23)に示す装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示され、保留アイコン表示領域は消去されるが、変動アイコン表示領域は変動アイコンh0とともに表示されたままとなっている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。また、この演出例では、強サボハニ群予告を構成する1体のサボハニのキャラクタが変動アイコンh0に躓き、変動アイコンh0の表示態様の変化アニメが行われている。すなわち、この演出例では、サボハニ群予告が行われることにより、変動アイコンh0に影響が与えられる場合がある様子が示されている。
すると、図450(24)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われるとともに、変動アイコンh0の表示態様がリプレイの表示態様から、大きく表示された爆弾の表示態様に変化し、ナビキャラクタYMの近傍には、「新タイマ!」の文字が表示されている。すなわち、変動アイコンh0により、第3タイマ予告表示TM13にかかるタイマ予告演出が開始されることの予告表示が行われている。また、この変化後の変動アイコンh0の上部には、「アツアツ」の文字が表示されており、或る演出として大当りの信頼度の高い演出が実行される可能性があることが示唆されている。そして、この変動アイコンh0には、カットインのアイコンが表示されており、実行が予告されているタイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてカットイン画像が表示される可能性があることが示唆されている。そして、この演出例では、「アツアツ」の文字が表示されていることから、強カットイン画像CI1aが表示される可能性が高いことが予告されているということができる。
続いて、図450(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。なお、このとき、変動アイコンh0は消去されている。
図450(26)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第3タイマ予告表示TM13がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第3タイマ予告表示TM13の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第3タイマ予告表示TM13には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出としてカットイン画像が表示されることを示唆している。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図450(27)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13には、「01:25」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、1.75秒が経過した様子が示されている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示が「0:00」となると、図450(28)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例では、強カットイン画像CI1aの表示が或る予告演出の一例ということができる。
その後、図450(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図450(30)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、この演出例では、変動アイコンh0が再表示されたときに、爆弾の表示態様から強カットイン画像の表示態様に変更されており、第3タイマ予告表示TM13にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として強カットイン画像CI1aが表示されたことが報知されている。その後、図450(31)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図451は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図451(1)〜同図(12)は、図447(1)〜同図(12)と同様であるため、説明を省略する。
図451(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第3停止が行われ、中図柄にリプレイ図柄RPではなく、「装飾6」が停止表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「不発」の文字が表示されており、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出は偽のタイマ予告演出であった様子が示されている。なお、中図柄が停止表示された後でタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ表示が「00:00」となった後で中図柄が停止表示されてもよいし、タイマ表示が「00:00」となるタイミングで中図柄が停止表示されてもよい。
そして、図451(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている。このとき、第1タイマ予告表示TM11は消去されている。また、変動アイコンh0は、爆弾の表示態様からデフォルトの表示態様に変化している。
その後、図451(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
この演出例では、保留アイコンが爆弾の表示態様で表示されたが、偽のタイマ予告演出が行われた例について示されているが、偽のタイマ予告演出が行われないようにしてもよく、すなわち、保留アイコンが爆弾の表示態様で表示された場合には、必ずタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。
図452は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図453は、図452に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図452(1)〜同図(2)は、図447(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図452(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、特図1の保留アイコンh11は、3つの爆弾が一塊となって表された表示態様とされており、上方には「TIMER×3」の文字が付加されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留だ」の文字が表示されている。この演出例では、3つの爆弾が一塊となった表示態様の保留アイコンが表示されることにより、3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示が行われている様子が示されている。なお、爆弾の表示態様は、1つや3つに限らず、2つの爆弾が一塊となった表示態様で表示される場合があってもよいし、4つ以上の爆弾が一塊となった表示態様で表示される場合があってもよい。
図452(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図452(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図452(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図452(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図452(8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、3つの爆弾が一塊となった表示態様の第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図452(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「07:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから7秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にリプレイのアイコンRPLが付加されており、或る演出として疑似連が開始される可能性が高いことを示唆している。また、3つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0では、「TIMER×3」の表示が消去されるとともに、3つの爆弾のうちの右側に配置された爆弾の導火線の先端が着火する様子が示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「7秒後に何かが・・・」の文字が表示され、7秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。また、この演出例では、では、装飾図柄が中央上部に小さく表示されている様子が示されている。ここで、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。また、装飾図柄の表示位置が変更された後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で装飾図柄の表示位置が変更されてもよいし、装飾図柄の表示位置が変更されるタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図452(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「06:36」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.64秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。また、変動アイコンh0における右側に配置された爆弾の導火線の長さもタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっている。
図452(11)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12にサボハニのアイコンSBHが付加されており、或る演出としてサボハニ群予告が開始される可能性が高いことを示唆している。また、3つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0では、3つの爆弾のうちの左側に配置された爆弾の導火線の先端が着火する様子が示されている。この左側に配置された爆弾の導火線の長さもタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっていく。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図452(11)に示すタイミングでは、「05:75」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が引き続き表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図452(12)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「19:20」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、0.8秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「04:95」が表示されている。また、図452(12)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、表示画面の左側に宝箱画像BOXが表示されるとともに、宝箱画像BOXの右側に、サボハニのキャラクタとともに「が出たら群予告確定」の文字が表示されており、宝箱からサボハニのキャラクタSBHNが出現するとサボハニ群予告が行われることが報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ミニゲームも注目」の文字が表示され、タイマ予告演出と併せてミニゲームに対する注意喚起がなされている。
図452(13)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側に表示されていた宝箱画像BOXが開放し、中からサボハニのキャラクタSBHNが出現するとともに、その近傍に「成功!」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「やったぜ」の文字が表示され、ミニゲームに成功した様子が示されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図452(13)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「03:51」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「17:76」が表示されている。
すると、図452(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12の表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様に変化し、第2タイマ予告表示TM12に付加されていたサボハニのアイコンSBHは、4つに増加する態様で表示され、サボハニ群予告が実行されることが報知される。なお、高信頼度表示態様に変化した場合には、強サボハニ群予告が必ず実行されるようにしてもよいし、弱サボハニ群予告が実行される場合があってもよいが、この演出例では、強サボハニ群予告が必ず実行される。一方、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連」とともにクエスチョンマークが付加されており、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として疑似連演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図452(14)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「01:37」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「15:62」が表示されている。
その後、図452(15)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、3つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0における右側の爆弾が爆発し、エフェクトが表示される。そして、左図柄、中図柄及び右図柄が同時に停止し、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連!」の文字が表示され、疑似連演出が行われることが報知されている。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で装飾図柄が停止表示されてもよいし、装飾図柄が停止表示された後で第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで装飾図柄が停止表示されてもよい。一方、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図452(15)に示すタイミングでは、「14:25」が表示されている。
その後、図452(16)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第1タイマ予告表示TM11が消去されてリプレイのアイコンRPLが表示され、疑似連演出が行われたことが報知されている。なお、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始された後でリプレイのアイコンRPLが表示開始されてもよいし、リプレイのアイコンRPLが表示開始された後で疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたタイミングでリプレイのアイコンRPLが表示開始されてもよい。また、このとき、変動アイコンh0の表示態様が右側に配置された爆弾が消去された態様に変化している。このように、この演出例では、タイマ予告演出が1回行われる毎に、爆弾が1つずつ減少する態様で表示されている。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図452(16)に示すタイミングでは「14:00」が表示されている。
図452(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図452(17)に示すタイミングでは「05:22」が表示されている。
図452(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図452(18)に続く図453(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図453(19)に示すタイミングでは「02:12」が表示されている。
その後、図453(20)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、2つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0における左側の爆弾が爆発し、エフェクトが表示され、また、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示される。また、この演出例では、保留アイコン表示領域が消去されるが、変動アイコン表示領域は表示された状態が維持されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12によるタイマ予告演出の結果として強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。なお、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となった後でサボハニ群予告が開始されてもよいし、サボハニ群予告が開始された後で第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングでサボハニ群予告が開始されてもよい。
図453(21)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われている様子が示されている。このとき、リプレイのアイコンRPLのアイコンの下方に、サボハニのアイコンSBHが表示され、サボハニ群予告が行われたことが報知されている。また、このとき、第2タイマ予告表示TM12は消去されている。さらに、この演出例では、その後、演出表示がスーパーリーチの表示に切り換えられるため、変動アイコン表示領域に表示されていた変動アイコンh0が消去される。なお、第2タイマ予告表示TM12が消去された後で変動アイコンh0が消去されてもよいし、変動アイコンh0が消去された後で第2タイマ予告表示TM12が消去されてもよいし、第2タイマ予告表示TM12が消去されるタイミングと変動アイコンh0が消去されるタイミングが同じであってもよい。
続いて、図453(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。このとき、変動アイコン表示領域は消去されている。また、この演出例では、3つのうちの残り1つとなった爆弾の表示態様の変動アイコンh0に対応して、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部に爆弾のアイコンとともに「待機中」の文字が表示され、3つ目のタイマ予告演出が開始される予定であることが報知されている。このように、この演出例では、装飾図柄の変動表示中にタイマ予告演出が待機している旨の表示が行われている様子が示されている。
図453(23)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第3タイマ予告表示TM13がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第3タイマ予告表示TM13の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第3タイマ予告表示TM13には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出としてカットイン画像が表示されることを示唆している。また、このとき、表示画面の左下隅部に表示されていた爆弾のアイコンは消去されている。なお、リプレイのアイコンRPLは、第3タイマ予告表示TM13の前面側にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図453(24)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13には、「01:25」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、1.75秒が経過した様子が示されている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示が「00:00」となると、図453(25)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例では、強カットイン画像CI1aの表示が或る演出の一例ということができる。
その後、図453(26)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図453(27)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、この演出例では、変動アイコンh0が再表示されたときに、爆弾の表示態様から強カットイン画像の表示態様に変更されており、第3タイマ予告表示TM13にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として強カットイン画像CI1aが表示されたことが報知されている。その後、図453(28)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
この演出例では、保留アイコンにおいて表示されている爆弾の個数に対応する回数のタイマ予告演出を実行するようにしたが、保留アイコンにおいて表示されている爆弾の個数に対応する回数と同じ回数ではなく、表示された爆弾の個数がタイマ予告演出が実行される最低保証回数であってもよいし、最大実行可能回数であってもよい。
また、ミッションとして、保留アイコンにおいて表示されている爆弾の個数に対応する回数のタイマ予告演出が実行された場合(すなわち、ミッションが達成された場合)には、大当り図柄が必ず確定表示されるように構成されてもよい。
図454は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図454(1)〜同図(10)は、図447(1)〜同図(10)と同様であるため、説明を省略する。
第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「06:36」となったタイミングで、図454(11)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「02:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから2秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図454(12)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「01:00」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、1秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「05:36」が表示されている。また、図454(12)に示すタイミングでは、爆弾の表示態様の変動アイコンh0が、いずれのタイマ予告表示におけるタイマ表示も「00:00」となっていないにもかかわらず、爆発する演出が開始されている。
すると、図454(13)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」になるタイミングで、変動アイコンh0の表示態様が爆弾の表示態様からパンダの表示態様に変化し、先読みの表示態様となる。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「アイコン変化」の文字が表示され、変動アイコンh0の表示態様が変化したことが報知されている。その後、図454(14)に示すように、第2タイマ予告表示TM12が消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「保留変化」の文字も消去されている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図454(14)に示すタイミングでは「04:11」が表示されている。
図454(15)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図454(15)に示すタイミングでは、「03:29」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では「何だ」の文字とともにクエスチョンマークが表示され、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了したときに何れの予告表示が行われるかについての期待感を煽っている。
図454(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾6」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図454(16)に示すタイミングでは、「01:66」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了したときに疑似連演出が行われる可能性があることを示唆している。
図454(17)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第3停止が行われ、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連!」の文字が表示されており、疑似連が行われることが報知されている。本実施形態では、疑似連図柄が停止表示するタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了しているが、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってから中図柄が停止表示してもよいし、中図柄が停止表示してから第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよい。
このように、この演出例では、1回のタイマ予告演出を示唆する爆弾の表示態様の保留アイコンで複数回のタイマ予告演出が行われている様子が示されている。
図455は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図456は、図455に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図455(1)〜同図(2)は、図447(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図455(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコン(第一の保留アイコン)h11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、第一の保留アイコンh11は、爆弾の表示態様とされているが、図447(3)に示すものよりもサイズが大きい大爆弾の表示態様とされている。また、この大爆弾の表示態様の第一の保留アイコンh11には、リプレイのアイコンと、サボハニのアイコンと、番長のアイコンが表示されており、この大爆弾の表示態様の第一の保留アイコンh11に関連して実行されるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として、疑似連演出、サボハニ群予告及びカットイン画像の表示が行われる可能性があることが示唆されている。すなわち、疑似連演出、サボハニ群予告及びカットイン画像の予告(先読み予告)が行われているということができる。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「大タイマ保留だ」の文字が表示されている。この演出例では、1つの爆弾の表示態様の保留アイコンに、或る演出として実行される演出を示すアイコンが3つ表示されることにより、3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示が行われている様子が示されている。なお、大爆弾の表示態様の保留アイコン(変動アイコン)に示されるアイコンの数は、1つや3つに限らず、2つアイコンが表示される態様である場合があってもよいし、4つ以上のアイコンが表示される態様である場合があってもよい。
図455(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「鬼熱」の文字が表示されており、大爆弾の表示態様である第一の保留アイコンh11にかかる図柄変動表示に対する大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆している。
図455(5)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコン(第二の保留アイコン)h12が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「2」となる。ここで、第二の保留アイコンh12は、一部が大爆弾の表示態様である第一の保留アイコンh11にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「鬼熱待機中」の文字が表示されており、大当りの信頼度のきわめて高いことが示唆されている第一の保留アイコンh11にかかる図柄変動表示の開始が待機されていることを報知している。
その後、図455(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図455(7)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図455(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図455(9)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、大爆弾の表示態様の第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示態様である大爆弾の表示態様の変動アイコンh0となる。また、大爆弾の表示態様の第一の保留アイコンh11にかかる図柄変動表示が開始されたことに応じて、ナビキャラクタYMの近傍では、「鬼熱変動中」の文字が表示され、大当り予告がなされている。
図455(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「07:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから7秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にリプレイのアイコンRPLが付加されており、或る演出として疑似連演出が開始される可能性が高いことを示唆している。また、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0では、導火線の先端が着火する様子が示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「7秒後に何かが・・・」の文字が表示され、7秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。また、この演出例では、では、装飾図柄が中央上部に小さく表示されている様子が示されている。ここで、装飾図柄の表示位置が変更された後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で装飾図柄の表示位置が変更されてもよいし、装飾図柄の表示位置が変更されるタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図455(11)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「06:36」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.64秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。また、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0における導火線の長さは、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっている。このとき、例えば、変動アイコンh0に表示されているリプレイのアイコンを点滅表示等により表示態様を変化させてリプレイのアイコンに対応するタイマ予告演出が開始していることを報知するようにしてもよい。
図455(12)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12にサボハニのアイコンSBHが付加されており、或る演出としてサボハニ群予告が開始される可能性が高いことを示唆している。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図455(12)に示すタイミングでは、「05:75」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が引き続き表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。このとき、例えば、変動アイコンh0に表示されているサボハニのアイコンを点滅表示等により表示態様を変化させてサボハニのアイコンに対応するタイマ予告演出が開始していることを報知するようにしてもよい。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図455(13)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「19:20」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、0.8秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「04:95」が表示されている。また、図455(13)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、表示画面の左側に宝箱画像BOXが表示されるとともに、宝箱画像BOXの右側に、サボハニのキャラクタとともに「が出たら群予告確定」の文字が表示されており、宝箱からサボハニのキャラクタが出現するとサボハニ群予告が行われることが報知されている。ここで、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0は、一部が「が出たら群予告確定」の文字表示にオーバーラップされているが、当該文字表示が変動アイコンh0にオーバーラップされてもよい。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ミニゲームも注目」の文字が表示され、タイマ予告演出と併せてミニゲームに対する注意喚起がなされている。
図455(14)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側に表示されていた宝箱画像BOXが開放し、中からサボハニのキャラクタが出現するとともに、その近傍に「成功!」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「やったぜ」の文字が表示され、ミニゲームに成功した様子が示されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図455(14)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「03:51」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「17:76」が表示されている。
すると、図455(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12の表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様に変化し、第2タイマ予告表示TM12に付加されていたサボハニのアイコンSBHは、4つに増加する態様で表示され、サボハニ群予告が実行されることが報知される。なお、高信頼度表示態様に変化した場合には、強サボハニ群予告が必ず実行されるようにしてもよいし、弱サボハニ群予告が実行される場合があってもよいが、この演出例では、強サボハニ群予告が必ず実行される。また、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0では、ミニゲームに成功してサボハニ群予告の実行が確定したため、サボハニのアイコンにオーバーラップするようにして「済」のマークが表示されている。なお、サボハニ群予告が実行された後で「済」マークが表示されるようにしてもよい。一方、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連」とともにクエスチョンマークが付加されており、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として疑似連演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図455(15)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「01:37」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「15:62」が表示されている。
その後、図455(16)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、左図柄、中図柄及び右図柄が同時に停止し、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが表示される。なお、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0は、一部がリプレイ図柄RPにオーバーラップされているが、リプレイ図柄RPが変動アイコンh0にオーバーラップされてもよい。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連!」の文字が表示され、疑似連演出が行われることが報知されている。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で装飾図柄が停止表示されてもよいし、装飾図柄が停止表示された後で第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで装飾図柄が停止表示されてもよい。一方、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図455(16)に示すタイミングでは、「14:25」が表示されている。
その後、図455(17)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第1タイマ予告表示TM11が消去されてリプレイのアイコンRPLが表示され、疑似連演出が行われたことが報知されている。さらに、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果として疑似連演出が実行されたため、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0に表示されたリプレイのアイコンにオーバーラップするようにして「済」のマークが表示されている。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図455(17)に示すタイミングでは「14:00」が表示されている。
図455(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図455(18)に示すタイミングでは「05:22」が表示されている。
図455(18)に続く図456(19)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図456(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図456(20)に示すタイミングでは「02:12」が表示されている。
その後、図456(21)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示される。また、この演出例では、保留アイコン表示領域が消去されるが、変動アイコン表示領域は表示された状態が維持されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12によるタイマ予告演出の結果として強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。
図456(22)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われている様子が示されている。このとき、リプレイのアイコンRPLのアイコンの下方に、サボハニのアイコンSBHが表示され、サボハニ群予告が行われたことが報知されている。また、このとき、第2タイマ予告表示TM12は消去されている。さらに、この演出例では、その後、演出表示がスーパーリーチの表示に切り換えられるが、変動アイコンh0が大爆弾の表示態様である場合には変動アイコンh0は消去されず、スーパーリーチに移行しても表示された状態が維持されるが、変動アイコンが消去されてもよい。
続いて、図456(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
図456(24)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第3タイマ予告表示TM13がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第3タイマ予告表示TM13の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第3タイマ予告表示TM13には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出としてカットイン画像が表示されることを示唆している。なお、リプレイのアイコンRPLは、第3タイマ予告表示TM13の前面側にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図456(25)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13には、「01:25」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、1.75秒が経過した様子が示されている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示が「00:00」となると、図456(26)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示され、その後、図456(27)に示すように、第3タイマ予告表示TM13は消去される。また、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果として強カットイン画像CI1aの表示が行われたため、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0に表示された番長のアイコンにオーバーラップするようにして「済」のマークが表示されている。このように、この演出例では、強カットイン画像CI1aの表示が或る演出の一例ということができる。
その後、図456(28)に示す装飾図柄表示装置208では、大爆弾の表示態様の変動アイコンh0に示される全てのアイコンについてそれぞれ対応する演出が行われたため、変動アイコンh0が爆発する演出が開始されている。すると、図456(29)に示すように、変動アイコンh0の表示態様が大爆弾の表示態様からパンダの表示態様に変化し、変動アイコンh0による予告表示が行われる。ここで、変動アイコンh0がパンダの表示態様以外の表示態様に変化する場合があってもよく、例えば、番長の表示態様に変化した場合には、パンダの表示態様に変化した場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。また、デフォルトの表示態様に変化する場合があってもよい。
その後、図456(30)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。なお、このとき、変動アイコンh0は変動アイコン表示領域とともに消去されているが、消去されないようにしてもよい。
その後、図456(31)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、このとき、変動アイコン表示領域及び保留アイコン表示領域も再表示されている。その後、図456(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図457は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される保留予告演出の一例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図457(1)〜同図(2)は、図447(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図457(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、特図1の保留アイコン(第一の保留アイコン)h11は、吉宗保留の表示態様とされており、先読み予告の表示態様である。この吉宗保留の表示態様で保留アイコンが表示された場合は、デフォルトの表示態様で保留アイコンが表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定停止しやすくなっている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「俺様登場!」の文字が表示されており、吉宗保留の表示態様による保留アイコンが表示されたことが報知されている。なお、吉宗保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始された後で「俺様登場!」の文字の表示が開始されてもよいし、「俺様登場!」の文字の表示が開始された後で吉宗保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始されてもよいし、吉宗保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始されるタイミングで「俺様登場!」の文字の表示が開始されてもよい。また、殿様のキャラクタを表した吉宗保留の表示態様の他にも、例えば、爺のキャラクタを表した爺保留の表示態様や、婆のキャラクタを表した婆保留の表示態様で保留アイコンが表示されてもよく、キャラクタの種類により大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
図457(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「次変動期待」の文字が表示されており、吉宗保留の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示における大当りの期待度が高いことが示唆されている。
図457(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた文字は消去されている。
図457(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図457(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図457(8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、吉宗保留の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「SP確定!」の文字が表示されており、スーパーリーチに移行することが予告報知されている。このように、吉宗保留の表示態様の保留アイコンは、大当りの先読み予告であるとともに、スーパーリーチの先読み予告として機能しているということができる。なお、図柄変動表示が開始した後で「SP確定!」の文字の表示が開始されてもよいし、図柄変動表示が開始するタイミングで「SP確定!」の文字が表示開始されてもよい。
図457(9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図457(10)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図457(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図457(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した強サボハニ群予告よりもサボハニSBHNの数が少ない弱サボハニ群予告が行われている様子が示されている。この弱サボハニ群予告は、サボハニ群予告が行われなかった場合よりは信頼度が高いが、強サボハニ群予告が行われた場合よりは信頼度は低い。
図457(13)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図457(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図457(15)に示す装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示されている様子が示されている。
図457(16)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図457(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。また、変動アイコン表示領域及び保留アイコン表示領域が再表示され、吉宗保留の表示態様の変動アイコンh0も再表示されている。その後、図457(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図458は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図459は、図458に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図458(1)〜同図(2)は、図447(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図458(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、特図1の保留アイコン(第一の保留アイコン)h11は、上述した殿様のキャラクタを表した吉宗保留の表示態様と共通する表示態様であるが、爆弾を抱えている殿様のキャラクタを表した吉宗爆弾保留の表示態様とされており、タイマ予告演出の先読み予告の表示態様となっている。また、殿様のキャラクタが抱えている爆弾には「群」の文字が表示されており、タイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出としてサボハニ群予告が行われる可能性があることを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「俺様登場!」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様による保留アイコンが表示されたことが報知されている。なお、吉宗爆弾保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始された後で「俺様登場!」の文字の表示が開始されてもよいし、「俺様登場!」の文字の表示が開始された後で吉宗爆弾保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始されてもよいし、吉宗爆弾保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始されるタイミングで「俺様登場!」の文字の表示が開始されてもよい。また、殿様のキャラクタを表した吉宗爆弾保留の表示態様の他にも、例えば、爺のキャラクタを表した爺爆弾保留の表示態様や、婆のキャラクタを表した婆爆弾保留の表示態様で保留アイコンが表示されてもよく、キャラクタの種類により真のタイマ予告演出である可能性が異なるようにしてもよい。
図458(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「次変動期待」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示における大当りの期待度が高いことが示唆されている。
図458(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「何か」という文字が表示されており、あるメッセージの表示が開始されている様子が示されている。
図458(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図457(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「何か」の文字表示から「持ってるぞ」の文字表示に切り替わっており、すなわち、これらの文字表示から「何か持ってるぞ」というメッセージが表示されているということができる。このメッセージは、吉宗爆弾保留の表示態様で保留アイコンが表示されたことに対応するメッセージであり、タイマ予告演出が開始される可能性があることを示唆している。
その後、図458(8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、吉宗爆弾保留の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「鬼熱」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様である変動アイコンh0にかかる当該図柄変動表示に対する大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆している。なお、図柄変動表示が開始した後で「鬼熱」の文字の表示が開始されてもよいし、図柄変動表示が開始したタイミングで「鬼熱」の文字の表示が開始されてもよい。
図458(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11がフレームインアニメにより、表示画面の右からフレームインし、表示画面の中央で表示される。第1タイマ予告表示TM11はデフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「12:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから12秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「注目」の文字が表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図458(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「11:86」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.14秒が経過した様子が示されている。
図458(11)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11において、タイマ表示から「群発生待機中」の文字表示に切換表示されている様子が示されている。このとき、「群発生待機中」の文字表示の左側にサボハニのアイコンが付加されており、タイマ予告演出が行われた結果、サボハニ群予告が実行されることが報知されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中(減算中)にタイマ予告表示において説明表示(チュートリアル表示)が行われている様子が示されている。その後、図458(12)に示すように、「群発生待機中」の文字表示から再びタイマ表示に切り替わる。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示と「群発生待機中」の文字表示を所定時間毎(例えば、0.5秒毎)に交互に切り換えて表示する切換表示をタイマ表示のカウントダウンが開始されてから、後述するリーチ状態となるまで行われる。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図458(12)に示すタイミングでは、「10:35」が表示されている。
図458(13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続するとともに、上述した交互表示も継続しており、図458(13)に示すタイミングでは、「04:35」が表示されている。
図458(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図458(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。その後、図458(16)に示すタイミングで、第1タイマ予告表示TM11における交互表示は終了し、タイマ表示が継続的に表示される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図458(16)に示すタイミングでは、「01:35」が表示されている。
その後、図458(17)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、保留アイコン表示領域は消去されるが、変動アイコン表示領域は表示されたままであり、変動アイコンh0も継続して表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてサボハニ群予告が行われる様子が示されている。
図458(18)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われている様子が示されている。そして、吉宗爆弾保留の表示態様であった変動アイコンh0は、爆弾が消去された態様の吉宗保留の表示態様に変更されている。すなわち、この演出例では、当否判定の予告(先読み予告)とタイマ予告演出の予告(先読み予告)とが複合された吉宗爆弾保留の表示態様の変動アイコン(保留アイコン)が、タイマ予告演出が実行されてその機能を果たした後は、当否判定の予告(先読み予告)のみの機能を有する吉宗保留の表示態様に変更される例について示されている。また、図458(18)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11も消去されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で第1タイマ予告表示TM11が消去されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が消去された後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングと第1タイマ予告表示TM11が消去するタイミングとが同じであってもよい。
続いて、図458(18)に続く図459(19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。また、このとき変動アイコンh0は、変動アイコン表示領域とともに消去されている。なお、スーパーリーチに移行した後で変動アイコンh0が消去されてもよいし、変動アイコンh0が消去された後でスーパーリーチに移行してもよいし、スーパーリーチに移行するタイミングで変動アイコンh0が消去されてもよい。
その後、図459(20)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されるとともに、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。
その後、図459(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図459(22)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、変動アイコン表示領域及び保留アイコン表示領域も再表示され、変動アイコンh0も吉宗保留の表示態様で再表示されている。その後、図459(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図460は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図であり、図461は、図460に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。
図460(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図460(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図460に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。
図460(1)には、保留アイコン表示領域に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、デフォルトの表示態様で表示されている。一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。
図460(2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図460(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh12が新たに表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「2」となる。ここで、特図1の保留アイコンh12は、3つの爆弾が一塊となって表された表示態様とされており、上方には「TIMER×3」の文字が付加されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留だ」の文字が表示されている。この演出例では、図452において上述したように、3つの爆弾が一塊となった表示態様の保留アイコンが表示されることにより、3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示が行われている様子が示されている。
図460(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図460(5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図460(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図460(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図460(8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図452(9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「05:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にサボハニのアイコンSBHが付加されており、この演出例では、後述するように、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、ミニゲームにおいて宝箱画像BOXからサボハニのキャラクタが出現する可能性があることを示唆している。また、3つの爆弾が一塊となった表示態様の第一の保留アイコンh11では、3つの爆弾のうちの中央に配置された爆弾の導火線の先端が着火する様子が示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「5秒後に何かが・・・」の文字が表示され、5秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。また、この演出例では、では、装飾図柄が中央上部に小さく表示されている様子が示されている。ここで、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化した後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。また、装飾図柄の表示位置が変更された後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で装飾図柄の表示位置が変更されてもよいし、装飾図柄の表示位置が変更されるタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。なお、この演出例では、第一の保留アイコンh11の上方に付加表示されていた「TIMER×3」の文字表示は継続して表示されている。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図460(10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「04:06」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.94秒が経過した様子が示されている。また、第一の保留アイコンh11における中央に配置された爆弾の導火線の長さもタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっている。
図460(11)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、表示画面の左側に宝箱画像BOXが表示されるとともに、宝箱画像BOXの右側に、サボハニのキャラクタとともに「が出たら激アツ予告」の文字が表示されており、宝箱からサボハニのキャラクタが出現すると大当りの信頼度がきわめて高い予告が実行されることが報知されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ミニゲーム」の文字が表示され、ミニゲームに対する注意喚起がなされている。
その後、図460(12)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果が表示される。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側に表示されていた宝箱画像BOXが中央に移動した後に開放し、中からサボハニのキャラクタSBHNが大きいサイズで出現するとともに、その近傍に「群予告確定」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「やったぜ」の文字が表示され、ミニゲームに成功し、サボハニ群予告が実行されることが報知されている。このように、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてミニゲームの結果が導出される様子が示されている。また、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてサボハニ群予告が行われることの先読み予告報知が行われている様子が示されているということもできる。
すると、図460(13)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、サボハニのアイコンSBHとともに「準備中」の文字が表示され、サボハニ群予告が行われることが予告報知されている。また、このとき、第一の保留アイコンh11は、中央に配置された爆弾が消去されて2つの爆弾が一塊となって表された態様に表示態様が変化している。ここで、サボハニのアイコンSBH及び「準備中」の文字表示が表示開始された後で第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化した後でサボハニのアイコンSBH及び「準備中」の文字表示が表示開始されてもよいし、サボハニのアイコンSBH及び「準備中」の文字表示が表示開始されたタイミングで第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよい。なお、ミニゲームに成功した場合には、強サボハニ群予告が必ず実行されるようにしてもよいし、弱サボハニ群予告が実行される場合があってもよいが、この演出例では、強サボハニ群予告が必ず実行される。
図460(14)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止から第3停止まで順次行われた後、「装飾6−装飾2−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。その後、図460(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図460(16)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、上述したようにして表示態様が変化した後の第一の保留アイコンh11は、変化後の表示態様の状態で変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する残り2回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図460(17)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。この演出例では、第2タイマ予告表示TM12と第3タイマ予告表示TM13がそれぞれフレームインアニメにより、表示画面の左右からそれぞれフレームインし、2つのタイマ予告演出が同時に開始される。第2タイマ予告表示TM12及び第3タイマ予告表示TM13はいずれもデフォルトの表示態様である。また、表示画面の右側に表示された第2タイマ予告表示TM12には、リプレイのアイコンRPLが付加されており、表示画面の左側に表示された第3タイマ予告表示TM13には、クエスチョンマークのアイコンQSTが付加されている。そして、第2タイマ予告表示TM12には、タイマ表示として「07:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから7秒が経過すると或る演出が開始されることが示唆されており、すなわち、タイマ表示のカウントダウンが開始されてから7秒が経過すると疑似連演出が開始される可能性があることが示唆されている。また、第3タイマ予告表示TM13には、タイマ表示として「08:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから8秒が経過すると或る演出が開始されることが示唆されている。なお、第3タイマ予告表示TM13にかかるタイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出がいずれの演出であるかは明らかとなっていない。この演出例では、2つのタイマ予告表示TM12,TM13が同時にカウントダウンを開始するため、カウントダウンが開始されてから、7秒が経過したときと8秒が経過したときの両方でそれぞれ或る演出が開始されることが示唆されている。また、2つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0では、2つのタイマ予告演出の開始に応じて、2つの爆弾の両方の導火線の先頭がそれぞれ着火する様子が示されている。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示及び第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示がそれぞれカウントダウン(減算表示)を開始し、図460(18)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「04:27」が表示されており、また、第3タイマ予告表示TM13には、「05:27」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.73秒が経過した様子が示されている。
その後、図460(18)に続く図461(19)に示すタイミングで第2タイマ予告表示TM12におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、2つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0における両方の爆弾が爆発し、エフェクトが表示される。そして、左図柄、中図柄及び右図柄が同時に停止し、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが表示される。一方、第3タイマ予告表示TM13では、カウントダウンが継続しており、図461(19)に示すタイミングでは、「01:00」が表示されている。
その後、図461(20)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第1タイマ予告表示TM11が消去されてリプレイのアイコンRPLが表示され、疑似連演出が行われたことが報知されている。なお、第3タイマ予告表示TM13では、カウントダウンが継続しており、図461(20)に示すタイミングでは「00:50」が表示されている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるカウントダウンが完了し、「00:00」になるタイミングで、図461(21)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示態様が2つの爆弾が一塊となった表示態様からパンダの表示態様に変化し、当該図柄変動表示に関する予告の表示態様となる。すなわち、この演出例では、第3タイマ予告表示TM13によるタイマ予告演出の結果として行われる或る演出として保留アイコンの表示態様の変化の演出が行われている例が示されている。また、この演出例では、クエスチョンマークのアイコンQSTにより或る演出の内容が明らかでなかったものが、カウントダウンが完了して或る演出が行われたことにより、初めて或る演出の内容が明らかになる様子が示されている。また、この演出例では、3つの爆弾が一塊となった表示態様で表示開始された保留アイコンが保留アイコンとして表示されているときにおいて先読み予告としてタイマ予告演出が行われるとともに、変動アイコンとして表示された後において当該図柄変動表示に関する予告としてタイマ予告演出も行われる様子が示されている。すなわち、複数回のタイマ予告演出が行われることを報知する表示態様の保留アイコンが表示された場合に、複数の図柄変動表示でそれぞれタイマ予告演出が実行される様子が示されている。具体的には、タイマ予告演出が実行された結果として行われるサボハニ群予告と疑似連演出及び変動アイコンh0の変化演出とが別の図柄変動表示で行われている様子が示されている。さらに、この演出例では、或るタイマ予告演出の結果として行われる先読み予告と、別のタイマ予告演出の結果として行われる当該図柄変動表示に関する予告の対象が同じ図柄変動表示を対象として行われている例が示されている。また、この演出例では、2つのタイマ予告演出が同時に開始されるが、それぞれのタイマ予告演出が実行された結果行われる演出の内容が異なっている様子が示されている。
その後、図461(22)に示す装飾図柄表示装置208では、第3タイマ予告表示TM13が消去され、また、リプレイのアイコンRPLの下方には、パンダのアイコンPNDが表示され、変動アイコンh0による予告報知が行われたことが報知されている。
図461(23)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図461(24)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図461(25)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央上部において「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていたサボハニのアイコンSBH及び「準備中」の表示は消去されている。
その後、図461(26)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていたサボハニのアイコンSBH及び「準備中」の表示に対応するように、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示される。また、この演出例では、保留アイコン表示領域が消去されるが、変動アイコン表示領域は表示された状態が維持されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。また、この演出例では、強サボハニ群予告を構成する1体のサボハニのキャラクタSBHNが変動アイコンh0に躓き、変動アイコンh0の表示態様の変化アニメが行われている。すなわち、この演出例では、サボハニ群予告が行われることにより、変動アイコンh0に影響が与えられる場合がある様子が示されている。
すると、図461(27)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われるとともに、変動アイコンh0の表示態様がパンダの表示態様から、大きく表示された番長の表示態様に変化し、変動アイコンh0による予告表示の態様が信頼度のより高いものにステップアップした様子が示されている。
続いて、図461(28)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。このとき、変動アイコン表示領域は消去されている。
その後、図461(29)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。
その後、図461(30)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図461(31)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、変動アイコンh0も大きいサイズの番長の表示態様で再表示されている様子も示されている。その後、図461(32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図462は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の例について段階的に示す図である。以下の図では、カッコ書きの番号順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図462(1)〜同図(2)は、図449(1)〜同図(2)と同様であるため、説明を省略する。
図462(3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh12が新たに表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「2」となる。ここで、特図1の保留アイコンh12は、ボタン保留の表示態様とされており、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様が変化する演出が開始されている。
すると、図462(4)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「PUSHだ」の文字が表示され、演出ボタン136の押下操作を促進する報知が行われる。
そして、図462(5)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図462(6)に示す装飾図柄表示装置208では、第二の保留アイコンh12の表示態様がボタン保留の表示態様から爆弾の表示態様に変化し、表示態様が変化した第二の保留アイコンh12の上方にはタイマ表示が表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコンにタイマ予告表示が表示されている様子が示されている。なお、図462(6)に示す演出例では、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。すなわち、この演出例では、保留アイコンによりタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの開始時の時間(初期値)を特定可能に表示する様子が示されている。なお、この演出例では、第二の保留アイコンh12に対応する図柄変動表示が開始するまでは、カウントダウンの開始を留保するようにしているが、第二の保留アイコンh12に対応する図柄変動表示が保留されている状態、すなわち、保留アイコンとして表示されている状態においてカウントダウンを開始してもよい。この場合、例えば、第二の保留アイコンh12に対応する図柄変動表示が開始した後のタイミング等、或る演出が開始されるタイミングが特定された場合に、タイマ表示をリセットし、カウントダウンを再度開始するようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「疑似連」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出として疑似連演出が実行される可能性があることが示唆されている。なお、図462(6)に示すタイミングでは、下皿満タンエラーが発生しており、装飾図柄表示装置208では、第二の保留アイコンh12の一部の前面側に重なるように(オーバーラップするように)、「球を抜いてください」という球抜きエラー表示が表示されている。これによれば、タイマ予告表示を視認容易にすべく、急いで球抜きエラーを解消させることができる場合がある。
図462(7)に示す装飾図柄表示装置208では、同図(6)に示すタイミングから遊技が進行し、同図(6)に示す装飾図柄表示装置208における第二の保留アイコンh12にかかる保留が消化されて図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。また、図462(7)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に表示されているタイマ予告表示においてタイマ表示のカウントダウンが開始されており、図462(7)に示すタイミングでは、「07:32」が表示されている。すなわち、7.32秒後に或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。このように、この演出例では、変動アイコンh0によってタイマ表示が行われている様子が示されている。また、変動アイコンh0が表示される変動アイコン表示領域がタイマ予告表示を表示する表示領域としても機能しているということもできる。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「注目」文字が表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起が行われている。
その後、図462(8)に示すタイミングで変動アイコンh0において表示されているタイマ予告表示におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが表示され、疑似連演出が行われることが報知される。
また、図462(5)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図462(6´)に示すように、タイマ表示として「30:00」が表示される場合がある様子が示されている。すなわち、図462(6´)に示す演出例では、カウントダウンが開始されてから30秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群予告」の文字とともにクエスチョンマークが付加されており、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてサボハニ群予告が実行される可能性があることが示唆されている。
図462(7´)に示す装飾図柄表示装置208では、同図(6´)に示すタイミングから遊技が進行し、同図(6´)に示す装飾図柄表示装置208における第二の保留アイコンh12にかかる保留が消化されて図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。また、図462(7´)に示す演出例では、変動アイコンh0に表示されているタイマ予告表示におけるタイマ表示は、カウントダウン開始時のタイマ表示である「30:00」が継続して表示されており、タイマ表示のカウントダウンが開始される場合には、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインした後、この第1タイマ予告表示TM11においてタイマ表示のカウントダウンが行われる。すなわち、この演出例では、保留アイコン(変動アイコン)によりタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの開始時の時間(初期値)を特定可能に表示し、これとは別途にタイマ予告表示を表示し、当該タイマ予告表示においてタイマ表示のカウントダウンを行っている様子が示されている。なお、図462(7´)に示すタイミングでは、「27:32」が表示されており、27.32秒後に或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「注目」文字が表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起が行われている。
その後、図462(8´)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われている様子が示されている。この演出例では、変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域は消去されず表示された状態とされている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。
このように、保留アイコンを、最初にボタン保留の表示態様で表示し、演出ボタン136の操作により爆弾の表示態様に変更するようにしてもよい。
なお、図425〜図462に示して説明した演出において、タイマ予告演出が実行された結果として行われる或る演出の種類、タイマ予告演出の演出内容、ミニゲームの内容については、図425以前の図面を参照して説明した各種の演出及び及び後述する図463〜図522を参照して説明する各種の演出を適用することができることはいうまでもない。
図463〜図471は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の演出例について説明する図である。
図463(A1)〜同図(A18)は、吉宗保留の表示態様による保留予告演出が行われている様子を示している。
図463(A1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、デフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。さらに、第4図柄や第2装飾図柄を表示するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図463(A1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図463(A1)〜同図(A18)に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
装飾図柄表示装置208の下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。保留アイコン表示領域では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図463(A1)には、保留アイコン表示領域に1つの特図1の保留アイコンh11が表示されており、この特図1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形で白色の保留アイコンである。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図463(A1)に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図463(A1)に示すように、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図463(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図463(A3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、特図1の保留アイコン(第一の保留アイコン)h11は、吉宗保留の表示態様とされており、先読み予告の表示態様である。この吉宗保留の表示態様で保留アイコンが表示された場合は、デフォルトの表示態様で保留アイコンが表示された場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「俺様登場!」の文字が表示されており、吉宗保留の表示態様による保留アイコンが表示されたことが報知されている。なお、吉宗保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始された後で「俺様登場!」の文字の表示が開始されてもよいし、「俺様登場!」の文字の表示が開始された後で吉宗保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始されてもよいし、吉宗保留の表示態様の第一の保留アイコンh11が表示開始されるタイミングで「俺様登場!」の文字の表示が開始されてもよい。また、殿様のキャラクタを表した吉宗保留の表示態様の他にも、例えば、爺のキャラクタを表した爺保留の表示態様や、婆のキャラクタを表した婆保留の表示態様で保留アイコンが表示されてもよく、キャラクタの種類により大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
図463(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「次変動期待」の文字が表示されており、吉宗保留の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示における大当りの期待度が高いことが示唆されている。
図463(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた文字は消去されている。
図463(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図463(A7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図463(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、吉宗保留の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「SP確定!」の文字が表示されており、スーパーリーチに移行することが予告報知されている。このように、吉宗保留の表示態様の保留アイコンは、大当りの先読み予告であるとともに、スーパーリーチの先読み予告として機能しているということができる。なお、図柄変動表示が開始した後で「SP確定!」の文字の表示が開始されてもよいし、図柄変動表示が開始するタイミングで「SP確定!」の文字が表示開始されてもよい。
図463(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図463(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図463(A11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図463(A12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した強サボハニ群予告よりもサボハニSBHNの数が少ない弱サボハニ群予告が行われている様子が示されている。この弱サボハニ群予告は、サボハニ群予告が行われなかった場合よりは信頼度が高いが、強サボハニ群予告が行われた場合よりは信頼度は低い。
図463(A13)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。
続いて、図463(A14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図463(A15)に示す装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示されている様子が示されている。
図463(A16)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図463(A17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「残念」の文字が表示され、ハズレの表示結果となることが報知される。また、変動アイコン表示領域及び保留アイコン表示領域が再表示され、吉宗保留の表示態様の変動アイコンh0も再表示されている。なお、吉宗保留の表示態様ではなく、デフォルトの表示態様で変動アイコンh0が再表示されてもよい。その後、図463(A18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、この演出例では、ハズレの表示結果となる例が示されたが、大当りとなる場合もある。
図463(B1)〜同図(B12)は、吉宗保留の表示態様で表示された保留表示が吉宗爆弾保留の表示態様に変化する演出の一例を示している。なお、図463(B1)〜同図(B3)に示す演出は、図463(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図463(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。このとき、装飾図柄は、中央上部に小さく表示される。この演出例では、ミニゲームが開始されると、表示画面の左側に宝箱画像BOXが表示されるとともに、宝箱画像BOXの右側に、爆弾のアイコンBOMBとともに「が出ればタイマ予告ストックだ」の文字が表示されており、宝箱から爆弾のアイコンBOMBが出現するとタイマ予告演出の実行がストックされることが報知されている。なお、装飾図柄の表示位置が変更された後でミニゲームが開始されてもよいし、ミニゲームが開始された後で装飾図柄の表示位置が変更されてもよいし、装飾図柄の表示位置が変更されるタイミングでミニゲームが開始されてもよい。
その後、図463(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果が表示される。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側に表示されていた宝箱画像BOXが開放し、中から爆弾のアイコンBOMBが大きいサイズで出現するとともに、その近傍に「ストック確定」の文字が表示され、タイマ予告演出の実行がストックされることが報知されている。
その後、図463(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、爆弾のアイコンBOMBが吉宗保留の表示態様で表示された第一の保留アイコンh11にぶつかり、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図463(B7)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が吉宗保留の表示態様から吉宗爆弾保留の表示態様に変化し、タイマ予告演出の先読み予告の表示態様とされる。すなわち、吉宗爆弾保留の表示態様は、吉宗保留の表示態様に爆弾のアイコンBDが一体的に付加された表示態様とされている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留」の文字が表示されており、第一の保留アイコンh11が吉宗爆弾保留の表示態様に変化し、タイマ予告演出の実行がストックされたことが報知されている。なお、吉宗爆弾保留の表示態様に変化した後で「タイマ保留」の文字の表示が開始されてもよいし、「タイマ保留」の文字の表示が開始された後で第一の保留アイコンh11が吉宗爆弾保留の表示態様に変化してもよいし、第一の保留アイコンh11が吉宗爆弾保留の表示態様に変化するタイミングで「タイマ保留」の文字の表示が開始されてもよい。また、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する際に、殿様のキャラクタから別のキャラクタに変化してもよく、例えば、爺のキャラクタを表した爺爆弾保留の表示態様や婆のキャラクタを表した婆爆弾保留の表示態様に変化してもよい。また、殿様のキャラクタからなる吉宗保留の表示態様あるいは吉宗爆弾保留の表示態様における表示色がデフォルトの色から他の色(例えば、赤色)に変更され、大当りの信頼度がアップ(ランクアップ)するようにしてもよい。
図463(B8)に示す装飾図柄表示装置では、装飾図柄が拡大し、表示画面の中央に移動表示される様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「タイマ保留」の文字も消去されている。
図463(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「次変動期待」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示における大当りの期待度が高いことが示唆されている。
図463(B10)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた文字は消去されている。
図463(B11)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図463(B12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。以下、例えば、図458(8)〜図459(23)に示す演出が行われる。なお、この場合において、ハズレの結果が表示される場合もある。
このように、この演出例では、ミニゲームの結果で先読み予告の表示態様の保留アイコンがタイマ予告演出の先読み予告の表示態様に変化し、大当りに関する先読み予告に加えてタイマ予告演出が行われることの先読み予告が行われている様子が示されている。
なお、この演出例では、吉宗保留の表示態様に爆弾のアイコンBDが一体的に付加された吉宗爆弾保留の表示態様が表示される例を示したが、例えば、図463(B7´)に示すように、吉宗保留の表示態様の保留アイコンの上方に爆弾のアイコンBD´を配置して表示し、吉宗保留の表示態様の保留アイコンと離間して表示するようにしてもよい。この場合、爆弾のアイコンBD´は、第一の保留アイコンh11の表示位置に対応する位置に表示されるので、爆弾のアイコンBD´がいずれの保留アイコンに対応するものであるのかが容易に認識できる場合がある。
また、図463(B7´´)に示すように、変動アイコンh0の上方に爆弾のアイコンBD´を配置して表示するようにしてもよい。この場合、爆弾のアイコンBD´がいずれの保留アイコンあるいは変動アイコンに対応するものであるのかを分かりにくくすることができる場合がある。
また、図463(B7´´´)に示すような保留アイコンの表示態様に変化するようにしてもよい。具体的には、爆弾の表示BD´´を表示してタイマ予告演出の先読み予告の機能として発揮させるとともに、大当りに関する先読み予告として、キャラクタのアイコン(例えば、殿様のキャラクタとは別のパンダのアイコンPD)を爆弾の表示に付随して表示する態様で保留アイコンを表示するようにしてもよい。
図464(B3a)及び同図(B7a)は、それぞれ、図463(B3)及び同図(B7)の別の演出パターンを示している。すなわち、図464(B3a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加すると、吉宗保留の表示態様ではなく、デフォルトの表示態様の保留アイコンとは形態が異なる表示態様で表示されている様子が示されている。なお、デフォルトの表示態様とは色が異なる表示態様であってもよく、例えば、図464(B3a)に示す例では、丸形で青色の表示態様で表示されている。これにより、大当りに関する先読み予告が行われている。なお、保留アイコンの色の変化により先読み予告を行う場合、その色により信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、この演出例では、虹色>
金色>
赤色>
緑色>
青色の順で信頼度が高く、この場合において、虹色の場合には、大当り確定を報知するものであってもよい。その後、図463(B4)〜同図(B6)に示す要領でミニゲームが行われ、ミニゲームの結果、宝箱画像BOXの中から爆弾のアイコンBOMBが表示された場合には、図463(B7a)に示すように、図464(B3a)に示す保留アイコンの表示態様に導火線が付加されて爆弾の表示態様であるタイマ予告の表示態様に変化するようにしてもよい。この場合、保留アイコンの形態も変化してもよく、例えば、丸形に青色の表示態様から丸形に赤色の表示態様に変化するようにしてもよい。すなわち、大当りに関する先読み予告の信頼度がアップ(2段階アップ)してもよい。この場合、信頼度が1段階アップする場合があってもよいし、信頼度が2段階以上アップする場合があってもよいし、信頼度が1段階でのみアップしてもよいし、2回以上の特定の段階数だけでのみアップしてもよい。このようにして、保留アイコンにおける先読み予告の表示態様をランクアップするようにしてもよい。
図464(B3b)及び同図(B7b)は、それぞれ、図463(B3)及び同図(B7)の別の演出パターンを示している。すなわち、図464(B3b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加すると、吉宗保留の表示態様ではなく、デフォルトの表示態様の保留アイコンとは形態が異なる表示態様で表示されている様子が示されている。図464(B3b)に示す例では、丸形に赤色の表示態様で表示され、大当りに関する先読み予告が行われている様子が示されている。その後、図463(B4)〜同図(B6)に示す要領でミニゲームが行われ、ミニゲームの結果、宝箱画像BOXの中から爆弾のアイコンBOMBが表示された場合には、図463(B7b)に示すように、図464(B3b)に示す保留アイコンの表示態様に導火線が付加されてタイマ保留の表示態様に変化するようにしてもよい。図464(B3b)に示す演出例では、保留アイコンの形態は変化せず、大当りに関する先読み予告の信頼度は現状維持とされている。この演出例では、大当りに関する先読み予告に加えてタイマ予告演出の先読み予告が付加されており、保留アイコンにおける先読み予告の表示態様がランクアップしているということができる。
図464(B3c)、同図(B7c)及び同図(B8c)は、それぞれ、図463(B3)、同図(B7)及び同図(B8)の別の演出パターンを示している。なお、図464(B3c)に示す演出は、図464(B3a)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。その後、図463(B4)〜同図(B6)に示す要領でミニゲームが行われ、ミニゲームの結果、宝箱画像BOXの中から爆弾のアイコンBOMBが表示された場合には、図464(B7c)に示すように、保留アイコンの表示態様は変化せず、表示画面の左上隅部に第1タイマ予告表示TM11が表示され、タイマ予告演出が開始されてもよい。このとき、第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「30:00」が表示され、カウントダウンが開始されてから30秒が経過すると或る演出が開始される場合があることを示唆している。なお、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンは開始しておらず、第1タイマ予告表示TM11の下方に「待機中」の文字が表示され、タイマ表示のカウントダウンの開始が留保されている。このように、保留アイコン表示領域とは別の領域に、カウントダウンが行われない態様でタイマ予告表示が表示されることで本発明を実現することもできる。その後、図464(B8c)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が拡大し、表示画面の中央に移動表示される様子が示されている。このとき、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンは未だ待機中の状態とされている。なお、第1タイマ予告予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンは、先読み予告の対象である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において開始されることとなる。
なお、この演出例では、ミニゲームが行われた結果、タイマ予告演出の予告表示を含まない表示態様(吉宗保留の表示態様や青保留の表示態様等)からタイマ予告演出の予告表示を含む表示態様(吉宗爆弾保留の表示態様や赤タイマ保留の表示態様等)に変化する様子が示されたが、上述した保留変化アニメが行われることにより保留アイコンの表示態様が変化するようにしてもよい。
図464(C1)〜図465(C23)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の別の演出例について段階的に示す図である。なお、図464(C1)〜同図(C2)は、図463(A1)〜同図(A2)と同様であるため、説明を省略する。
図464(C3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh11が表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「1」となる。ここで、特図1の保留アイコン(第一の保留アイコン)h11は、吉宗爆弾保留の表示態様とされており、タイマ予告演出の先読み予告の表示態様となっている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「俺様登場!」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様による保留アイコンが表示されたことが報知されている。
図464(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「次変動期待」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示における大当りの期待度が高いことが示唆されている。
図464(C5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「何か」という文字が表示されており、あるメッセージの表示が開始されている様子が示されている。
図464(C6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図464(C7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「何か」の文字表示から「持ってるぞ」の文字表示に切り替わっており、すなわち、これらの文字表示から「何か持ってるぞ」というメッセージが表示されているということができる。このメッセージは、吉宗爆弾保留の表示態様で保留アイコンが表示されたことに対応するメッセージであり、タイマ予告演出が開始される可能性があることを示唆している。
その後、図464(C8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、吉宗爆弾保留の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「鬼熱」の文字が表示されており、吉宗爆弾保留の表示態様である変動アイコンh0にかかる当該図柄変動表示に対する大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆している。なお、図柄変動表示が開始した後で「鬼熱」の文字の表示が開始されてもよいし、図柄変動表示が開始したタイミングで「鬼熱」の文字の表示が開始されてもよい。
図464(C9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11がフレームインアニメにより、表示画面の右からフレームインし、表示画面の中央で表示される。第1タイマ予告表示TM11はデフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「12:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから12秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「注目」の文字が表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図464(C10)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「11:86」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.14秒が経過した様子が示されている。
図464(C11)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11において、タイマ表示から「群発生待機中」の文字表示に切換表示されている様子が示されている。このとき、「群発生待機中」の文字表示の左側にサボハニのアイコンが付加されており、タイマ予告演出が行われた結果、サボハニ群予告が実行されることが報知されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中(減算中)にタイマ予告表示において説明表示(チュートリアル表示)が行われている様子が示されている。その後、図464(C12)に示すように、「群発生待機中」の文字表示から再びタイマ表示に切り替わる。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示と「群発生待機中」の文字表示を所定時間毎(例えば、0.5秒毎)に交互に切り換えて表示する切換表示をタイマ表示のカウントダウンが開始されてから、後述するリーチ状態となるまで行われる。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図464(C12)に示すタイミングでは、「10:35」が表示されている。
図464(C13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続するとともに、上述した交互表示も継続しており、図464(C13)に示すタイミングでは、「04:35」が表示されている。
図464(C14)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図464(C15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。その後、図464(C16)に示すタイミングで、第1タイマ予告表示TM11における交互表示は終了し、タイマ表示が継続的に表示される。なお、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図464(C16)に示すタイミングでは、「01:35」が表示されている。
その後、図464(C17)に示すように、第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、保留アイコン表示領域は消去されるが、変動アイコン表示領域は表示されたままであり、変動アイコンh0も継続して表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11によるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出としてサボハニ群予告が行われる様子が示されている。
図464(C18)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われている様子が示されている。そして、吉宗爆弾保留の表示態様であった変動アイコンh0は、爆弾が消去された態様の吉宗保留の表示態様に変更されている。すなわち、この演出例では、当否判定の予告(先読み予告)とタイマ予告演出の予告(先読み予告)とが複合された吉宗爆弾保留の表示態様の変動アイコン(保留アイコン)が、タイマ予告演出が実行されてその機能を果たした後は、当否判定の予告(先読み予告)のみの機能を有する吉宗保留の表示態様に変更される例について示されている。また、図464(C18)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11も消去されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で第1タイマ予告表示TM11が消去されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が消去された後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングと第1タイマ予告表示TM11が消去するタイミングとが同じであってもよい。
続いて、図464(C18)に続く図465(C19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。また、このとき変動アイコンh0は、変動アイコン表示領域とともに消去されている。なお、スーパーリーチに移行した後で変動アイコンh0が消去されてもよいし、変動アイコンh0が消去された後でスーパーリーチに移行してもよいし、スーパーリーチに移行するタイミングで変動アイコンh0が消去されてもよい。
その後、図465(C20)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されるとともに、ナビキャラクタYMの近傍には、「強カットイン」の文字が表示され、強カットイン画像CI1aが表示されたことを報知している。
その後、図465(C21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図465(C22)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、変動アイコン表示領域及び保留アイコン表示領域も再表示され、変動アイコンh0も吉宗保留の表示態様で再表示されている。その後、図465(C23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
なお、この演出例では、殿様のキャラクタが爆弾を抱えた表示態様である吉宗爆弾保留を表示する様子を示したが、殿様のキャラクタが爆弾以外のもの(例えば、リプレイのアイコンやサボハニのアイコン等)を抱えた表示態様で表示し、実行される予告演出の先読み予告が行われるようにしてもよい。
図465(D1)〜同図(D18)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行される保留予告演出の別の例について段階的に示す図である。なお、図465(D1)〜同図(D7)は、図463(A1)〜同図(A7)と同様であるため、説明を省略する。
図465(D8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、吉宗保留の表示態様であった第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する予告表示態様である変動アイコンh0となる。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「鬼熱」の文字が表示されており、吉宗保留の表示態様である変動アイコンh0にかかる当該図柄変動表示に対する大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆している。
図465(D9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図465(D10)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図465(D11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図465(D12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、弱サボハニ群予告が行われている様子が示されている。
図465(D13)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われているとともに、ナビキャラクタYMの近傍に「SPリーチだ」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。その後は、図465(D14)〜同図(D18)に示す演出が行われる。なお、図465(D14)〜同図(D18)に示す演出は、図463(A14)〜同図(A18)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。この場合において、大当りとなる場合があってもよい。
このように、この演出例では、吉宗保留の表示態様で保留アイコンが表示された場合において、爆弾が付加された表示態様(タイマ予告演出の先読み予告の表示態様である吉宗爆弾保留の表示態様)で表示された場合の方がタイマ予告演出が行われやすく、また、吉宗保留の表示態様が表示された場合において、爆弾が付加された表示態様(吉宗爆弾保留の表示態様)で表示された場合の方が、爆弾が付加されない表示態様(吉宗保留の表示態様)で表示された場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすい例が示されている。
図465(E1)〜図466(E19)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行される保留変化演出の一例について段階的に示す図である。
図465(E1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図465(E1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図465に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。
図465(E1)には、保留アイコン表示領域に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、デフォルトの表示態様で表示されている。一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。
図465(E2)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。
図465(E3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh12が新たに表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「2」となる。ここで、特図1の保留アイコンh12は、丸形で青色の表示態様とされており、すなわち、先読み予告の表示態様で表示されている。
図465(E4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図465(E5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図465(E6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図465(E7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図465(E8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図465(E9)に示す装飾図柄表示装置208では、ルーレット演出が開始され、開始演出が行われている様子が示されている。この演出例では、ルーレット演出が開始されて開始演出が開始されると、第一の保留アイコンh11の上方に3つのアイコン(例えば、タイマ予告のアイコン、リプレイのアイコン、サボハニのアイコン)がトライアングル状に配置され、3つのアイコンのうちのいずれか一つが楕円形状のカーソルに囲まれた態様で表示される。図465(E9)に示すタイミングでは、カーソルがタイマ予告のアイコンを囲んでおり、これに対応して、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ」の文字が表示され、ルーレット演出が行われた結果、タイマ予告のアイコンが停止してタイマ予告演出が行われる可能性があることを示唆している。
図466(E10)に示す装飾図柄表示装置208では、開始演出が引き続き行われている様子が示されている。図466(E10)に示すタイミングでは、カーソルが移動してサボハニのアイコンを囲んでおり、これに対応して、ナビキャラクタYMの近傍には、「アイコン」の文字が表示され、ルーレット演出が行われた結果、サボハニのアイコンが停止して、停止したアイコンに対応する予告演出が行われる可能性があることを示唆している。
図466(E11)に示す装飾図柄表示装置208では、引き続き開始演出が行われている様子が示されている。図466(E11)に示すタイミングでは、カーソルが移動してリプレイのアイコンを囲んでおり、これに対応して、ナビキャラクタYMの近傍には、「疑似連」の文字が表示され、ルーレット演出が行われた結果、リプレイのアイコンが停止して、疑似連演出が行われる可能性があることを示唆している。
図466(E12)に示す装飾図柄表示装置208では、開始演出が終了してカーソルが高速移動(高速変動)を開始している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「何が出るか」という文字が表示され、3つのアイコンのうちのいずれが停止するかについて期待感を持たせるようにしている。
その後、図466(E13)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「これだ」の文字が表示されるとともに、カーソルがタイマ予告のアイコンを囲んで停止表示され、ルーレット演出の結果、タイマ予告のアイコンが導出表示されたことが報知されている。なお、「これだ」の文字が表示された後でルーレット演出の結果が導出表示されてもよいし、ルーレット演出の結果が導出表示された後で「これだ」の文字が表示されてもよいし、「これだ」の文字が表示されたタイミングでルーレット演出の結果が導出表示されてもよい。
すると、図466(E14)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図466(E15)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が丸形で青色の表示態様(すなわち、先読み予告の表示態様)から、この先読み予告の表示態様に導火線が付加されて爆弾の表示態様に変化する。すなわち、青色で爆弾の表示態様である青色タイマ保留の表示態様に変化する。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留」の文字が表示され、タイマ予告演出の先読み予告が行われたことが報知されている。なお、保留アイコンh11の表示態様が変化した後で「タイマ保留」の文字表示が行われてもよいし、「タイマ保留」の文字表示が行われた後で保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングで「タイマ保留」の文字表示が行われてもよい。
図466(E16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図466(E17)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図466(E18)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図466(E19)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。その後は、例えば、図447(8)以降に示す演出や、図449(12)以降に示す演出や、図451(8)以降に示す演出や、図454(8)以降に示す演出や、図455(9)以降に示す演出等が行われる。
図466(E13a)〜同図(E15a)は、図466(E13)〜同図(E15)に示す演出の別のパターンを示している。すなわち、図466(E13a)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「これだ」の文字が表示されるとともに、カーソルがサボハニのアイコンを囲んで停止表示され、ルーレット演出の結果、サボハニのアイコンが導出表示されたことが報知されている。
すると、図466(E14a)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図466(E15a)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が丸形で青色の表示態様(先読み予告の表示態様)から、サボハニのキャラクタの表示態様に変化する。すなわち、サボハニ群予告の先読み予告が行われている様子が示されている。その後、サボハニのキャラクタの表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、強サボハニ群予告が行われる可能性があることが報知される。なお、サボハニのキャラクタの表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、タイマ予告演出が行われた結果、サボハニ群予告が行われてもよいし(例えば、図339〜図340に示す演出等)、タイマ予告演出が行われることなくサボハニ群予告が行われてもよい(例えば、図337〜図338に示す演出等)。また、サボハニのキャラクタの表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、弱サボハニ群予告が行われる場合があってもよいし、サボハニ群予告自体が行われない場合があってもよい。そして、サボハニのキャラクタの表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示では、サボハニ群予告が行われる可能性があることから、スーパーリーチへの移行に対する期待感を持たせることができる場合がある。
図466(E13b)〜同図(E15b)は、図466(E13)〜同図(E15)に示す演出の別のパターンを示している。すなわち、図466(E13b)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、「これだ」の文字が表示されるとともに、カーソルがリプレイのアイコンを囲んで停止表示され、ルーレット演出の結果、リプレイのアイコンが導出表示されたことが報知されている。
すると、図466(E14b)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図466(E15b)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様は丸形で青色の表示態様のまま変化しないが、変動アイコンh0の上方に、リプレイのアイコンが出現する。すなわち、疑似連の先読み予告が行われている様子が示され、先読み予告の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、疑似連演出が行われる可能性があることが報知される。なお、先読み予告の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、タイマ予告演出が行われた結果、疑似連演出が行われてもよいし(例えば、図339〜図340に示す演出等)、タイマ予告演出が行われることなく疑似連演出が行われてもよい(例えば、図337〜図338に示す演出等)。また、先読み予告の表示態様である第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図466(E8c)〜同図(E12c)は、図465(E7)に続く別の演出パターンを示している。なお、図466(E8c)に示す演出は、図465(E8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図466(E9c)に示す装飾図柄表示装置208では、プレゼント保留演出が開始されている様子が示されている。プレゼント保留演出は、保留アイコン(あるいは、変動アイコン)の上方に小型の宝箱であるプチ宝箱TRGが表示され、複数種類の結果(中身あるいは選択肢)からいずれか一つが導出されて、保留アイコン(変動アイコン)の表示態様が変化する場合がある演出である。
その後、図466(E10c)に示す装飾図柄表示装置208では、プレゼント保留演出の結果が導出される様子が示されている。具体的には、プチ宝箱TRGが開放し、中からタイマ予告のアイコンが出現し、タイマ予告演出が行われる可能性があることが報知される。
すると、図466(E11c)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図466(E12c)に示す装飾図柄表示装置208では、図466(E8c)に示す先読み予告の表示態様に導火線が付加されてタイマ保留の表示態様に変化するとともに、その色も青色から赤色に変化している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留」の文字が表示され、タイマ予告演出の先読み予告が行われたことが報知されている。すなわち、タイマ予告の先読み予告の付加と先読み予告のランクアップが同じ演出によって行われる様子が示されている。さらに、この演出例では、爆弾の上方に初期表示の時間として「10:00」と表示されたタイマ表示のアイコンが付加され、タイマ表示のカウントダウンが開始されてから10秒が経過すると或る演出が行われることが示唆されている。なお、図466(E12c´)に示すように、先読み予告の表示態様に導火線が付加されてタイマ予告の表示態様に変化するが、保留アイコンの色は青色のまま変化しない場合があってもよい。また、タイマ表示のカウントダウンの時間が異なる場合があってもよく、例えば、図466(E12c´´)では、初期表示の時間として「60:00」と表示されたタイマ予告のアイコンが付加され、タイマ表示のカウントダウンが開始されてから60秒が経過すると或る演出が行われることが示唆されている。この場合、例えば、保留アイコンのランクが高いほど、長い時間を示すタイマ表示のアイコンが表示されやすいようにしてもよく、具体的には、青色で保留アイコンが表示される場合よりも赤色で保留アイコンが表示された場合の方がタイマ表示が示す時間の初期表示として「10:00」よりも「60:00」の方が出現しやすいようにしてもよい。このとき、図466(E10c)に示すプチ宝箱TRGの開放シーンにおいて、出現するタイマ予告のアイコンが示す初期表示の時間と異なるようにしてもよいし(例えば、プチ宝箱TRGから「10:00」を示すタイマ予告のアイコンが出現するが、保留アイコンの表示態様の変化後では「60:00」を示すタイマ表示のアイコンが付加されてもよい)、同じようにしてもよい(例えば、プチ宝箱TRGから「60:00」を示すタイマ表示のアイコンが出現するようにしてもよい)。
なお、この演出例では、プチ宝箱TRGからタイマ予告のアイコンが出現することにより、大当りに関する先読み予告の保留アイコンにタイマ予告演出の先読み予告の機能が付加された様子を示したが、プチ宝箱TRGからタイマ予告のアイコン以外のものが出現してもよく、例えば、図466(E10c´)に示すように、プチ宝箱TRGからリプレイのアイコンが出現し、疑似連の先読み予告が行われる場合があってもよい。
このように、この演出例では、プチ宝箱TRGから出現する中身の一つ(選択肢の一つ)にタイマ予告演出に関するものが含まれていれば、図466(E9c)に示すように、保留アイコンに付随してプチ宝箱TRGが表示されている状態もタイマ予告演出の先読み予告として機能するタイマ保留の一例ということができる。
図467(F1)〜図467(F22)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行される保留変化演出の一例について段階的に示す図である。なお、図467(F1)〜同図(F8)は、図465(E1)〜同図(E8)と同様であるため、説明を省略する。
図467(F9)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの一つである「吉宗カンカンゲーム」が開始している様子が示されている。「吉宗カンカンゲーム」が開始されると、ナビキャラクタYMの右側にサイコロの図柄DCが「1」の図柄で表示され、装飾図柄は、表示画面の左上隅部で縮小して表示される。また、表示画面の中央上部には、「吉宗に注目!」「連打で切り裂け」の説明表示が行われ、操作有効期間内に演出ボタン136を連打してサイコロの出目(図柄)をより有利な出目(大きい出目)にすることをミッションとし、ミッションの達成度合いに応じて、保留アイコンの表示態様がより有利な態様に変化する場合があることが示されている。具体的には、図467(F9)に示す演出例では、サイコロの出目が「1」のまま変化がない場合は、保留アイコンの表示態様が大当りに関する先読み予告で且つ青色の表示態様のまま変化せず(変化なし)、サイコロの出目が1ランクアップして「3」となった場合には、保留アイコンの表示態様は大当りに関する先読み予告の表示態様で変化はないが、保留アイコンの色が青色から赤色にランクアップ(青保留から赤保留へ変化)し、サイコロの出目が2ランクアップして「5」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、大当りに関する先読み予告に加えてタイマ予告の先読み予告が付加され、しかも、保留アイコンの色も青色から赤色にランクアップ(青保留から赤タイマ保留へ変化)することが報知されている。
その後、図467(F10)に示す装飾図柄表示装置208では、サイコロの出目とこれに対応する結果(すなわち、変化後の保留アイコンの表示態様)を示す表示が表示画面の左側に移動して表示されるとともに、表示画面の中央では、ボタン画像136aとともに「READY」の文字が表示され、連打操作受付が開始されることが報知される。また、ナビキャラクタYMも、刀を抜く構えを行っている様子が示されている。
図467(F11)は、演出ボタン136の操作有効期間が開始された様子が示されている。操作有効期間が開始されると、ボタン画像136aに付随して表示されていた「READY」の文字が「GO!」に切り替わり、また、ボタン画像136aの下方には、残時間メータMTが表示され、連打を促進している様子が示されている。
図467(F12)は、演出ボタン136の操作有効期間において遊技者により演出ボタン136が連打操作されている様子が示されている。遊技者による演出ボタン136の連打操作に応じてナビキャラクタYMがサイコロの図柄をカンカンと斬りつけている様子が示されている。なお、残時間メータMTは、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて、ゲージが減っていく態様で表示される。
図467(F13)は、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。図467(F13)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作回数が所定回数(例えば、10回)となったため、サイコロの出目が「1」から「3」にランクアップしている。すなわち、第一の保留アイコンh11の表示態様が青保留から赤保留に変化することが確定していることが示されている。
図467(F14)は、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されており、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMがサイコロの図柄の右側に移動し、遊技者による演出ボタン136の連打操作に応じて小刀でサイコロの図柄をカンカンと斬りつけている様子が示されている。
図467(F15)は、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されており、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMがサイコロのの図柄の左側に移動し、遊技者による演出ボタン136の連打操作に応じて槍でサイコロの図柄をカンカンと突いている様子が示されている。また、ボタン画像136aに付随して表示されていた「GO!」の文字が「連打!」に切り替わり、演出ボタン136のさらなる連打操作を促している。
図467(F16)は、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。図467(F16)に示すタイミングでは、ボタン画像136aに付随して表示されていた「連打!」の文字が「もう一息!」に切り替わり、あと少しでサイコロの出目が最高ランクである「5」となることが示唆されている。
その後、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われた後、図467(F17)に示すタイミングでは、サイコロの出目が「3」から「5」にランクアップし、ボタン画像136aに付随して表示されていた「もう一息!」の文字が「やったぜ!」に切り替わるとともに、ボタン操作のアニメーションが終了する。すなわち、「吉宗カンカンゲーム」における連打操作により、サイコロの出目を最高ランクの「5」までランクアップさせ、所望の目的が達成されたことが示されている。なお、このとき、ナビキャラクタYMは消去されているが、表示されたままとしてもよい。
そして、図467(F18)に示す装飾図柄表示装置208では、最終的に導出された「5」を示すサイコロの目が拡大された態様で表示画面の中央に表示されるとともに、その右側には「GET!」の文字が表示されている。
すると、図467(F19)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図467(F20)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が青保留の表示態様から、赤タイマ保留の表示態様に変化する。すなわち、大当りに関する先読み予告がランクアップするとともに、タイマ予告演出の先読み予告が付加されている様子が示されている。
その後は、左図柄、右図柄の順に停止表示された後、図467(F21)に示すように、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図467(F22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。その後は、例えば、図447(8)以降に示す演出や、図449(12)以降に示す演出や、図451(8)以降に示す演出や、図454(8)以降に示す演出や、図455(9)以降に示す演出等が行われる。
なお、この演出例では、演出ボタン136の所定回数の操作が行われることにより、予め定められた結果(サイコロの出目)が導出されるように構成されているが、例えば、操作有効期間内に演出ボタン136の所定回数の操作が行われず、予め定められた結果が導出されなかった場合でも、最終的に当該予め定められた結果(サイコロの出目)が導出される(書き換えられる)ようにしてもよいし、予め定められた結果とは異なる結果(演出ボタン136の操作回数に応じた結果)が導出されるようにしてもよい。例えば、演出ボタン136の連打操作の結果、サイコロの出目がランクアップせず「1」であったが、予め定められた結果が2ランクアップである「5」の出目である場合(頑張って演出ボタン136を連打操作した場合には、サイコロの出目が「5」になる可能性がある場合)には、赤タイマ保留に対応して、当該保留アイコンに対応する図柄変動表示においてタイマ予告演出が行われるようにしてもよいし、導出結果に対応して、例えば、サイコロの出目が「1」である場合には、当該保留アイコンに対応する図柄変動表示においてタイマ予告演出が行われないようにしてもよい。
なお、この演出例では、「吉宗カンカンゲーム」が行われたことにより、保留アイコンの表示態様がランクアップする様子が示されているが、本明細書においてこれまでに示されたいずれのミニゲームによって保留アイコンの表示態様のランクアップを行うようにしてもよい。
また、この演出例では、サイコロの出目が「1」のまま変化がないまま結果が導出された場合には、保留アイコンの表示態様が青保留のままとなり、ランクアップしない例を示したが、例えば、図467(F9´)に示すように、いずれの結果が導出されても、保留アイコンの表示態様が必ずランクアップ(すなわち、「吉宗カンカンゲーム」が実行される時点で保留アイコンの表示態様の昇格が確定)する場合があってもよい。具体的には、図467(F9´)に示すように、サイコロの出目が「1」のまま変化がない場合は、デフォルトの表示態様が大当りに関する先読み予告の表示態様(青色の表示態様)に変化するとともに、タイマ予告の先読み予告が付加され(デフォルトから青タイマ保留へ変化)、サイコロの出目が1ランクアップして「3」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、デフォルトの表示態様が大当りに関する先読み予告の表示態様に変化し、しかも保留アイコンの色も赤色となるとともに、タイマ予告の先読み予告が付加され(デフォルトから赤タイマ保留へ変化)、サイコロの出目が2ランクアップして「5」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、デフォルトの表示態様が大当りに関する先読み予告の表示態様に変化し、しかも保留アイコンの色も赤色となるとともに、タイマ予告の先読み予告が付加され、さらに、保留アイコンの大きさが大サイズに変化(デフォルトからデカタイマ保留へ変化)することが報知されている。
図467(F8a)〜同図(F20a)は、図467(F7)に続く別の演出パターンを示している。ただし、この演出例では、図467(F3)において、保留増加したときに、青保留の表示態様ではなく青タイマ保留の表示態様で第一の保留アイコンh11が表示されたものとする。なお、図467(F8a)に示す演出は、第一の保留アイコンh11の表示態様が青タイマ保留の表示態様となっている点を除き、図467(F8)と同じであるので、説明を省略する。
図467(F9a)に示す装飾図柄表示装置208では、「吉宗カンカンゲーム」が開始している様子が示されている。図467(F9a)に示す演出例では、サイコロの出目が「1」のまま変化がない場合は、保留アイコンの表示態様は、青タイマ保留の表示態様のまま変化せず、サイコロの出目が1ランクアップして「3」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、青タイマ保留の表示態様から赤タイマ保留の表示態様にランクアップし、サイコロの出目が2ランクアップして「5」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、青タイマ保留の表示態様からデカタイマ保留の表示態様にランクアップすることが報知されている。なお、デカタイマ保留の表示態様は、赤タイマ保留の表示態様よりも大当りの信頼度が高い表示態様である。その後は、図467(F10)〜同図(F15)に示す要領で演出が行われる。
図467(F16a)は、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。図467(F16a)に示すタイミングでは、ボタン画像136aに付随して表示されていた「連打!」の文字が「もう一息!」に切り替わり、あと少しでサイコロの出目が最高ランクである「5」となることが示唆されている。
しかしながら、その後、サイコロの出目が「3」から「5」にランクアップすることなく、操作有効期間が経過すると、図467(F17a)に示すように、ボタン画像136aに付随して表示されていた「もう一息!」の文字が「チャンス!」に切り替わるとともに、ボタン操作のアニメーションが終了する。すなわち、「吉宗カンカンゲーム」における連打操作により、サイコロの出目を「1」から「3」まで1ランクだけランクアップされた様子が示されている。なお、このとき、ナビキャラクタYMは表示されているが、消去されてもよい。
そして、図467(F18a)に示す装飾図柄表示装置208では、最終的に導出された「3」を示すサイコロの目が拡大された態様で表示画面の中央に表示されるとともに、その右側には「GET!」の文字が表示されている。
すると、図467(F19a)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図467(F20a)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が青タイマ保留の表示態様から、赤タイマ保留の表示態様に変化する。すなわち、保留アイコンによるタイマ予告演出の先読み予告が行われている状態で、大当りに関する先読み予告がランクアップしている様子が示されている。換言すれば、保留アイコンによるタイマ予告演出の先読み予告が別のタイマ予告演出の先読み予告に変化する様子が示されているということもできる。その後は、例えば、図467(F21)〜同図(F22)に示す要領で演出が行われる。
なお、この演出例では、「吉宗カンカンゲーム」が行われたことにより、保留アイコンの表示態様がランクアップする様子が示されているが、本明細書においてこれまでに示されたいずれのミニゲームによって保留アイコンの表示態様のランクアップを行うようにしてもよい。
図468(F8b)〜同図(F20b)は、図467(F7)に続く別の演出パターンを示している。ただし、この演出例では、図467(F3)において、保留増加したときに、青保留の表示態様ではなく青タイマ保留の表示態様で第一の保留アイコンh11が表示されたものとする。なお、図467(F8b)に示す演出は、第一の保留アイコンh11の表示態様が青タイマ保留の表示態様となっている点を除き、図467(F8)と同じであるので、説明を省略する。
図467(F9b)に示す装飾図柄表示装置208では、「吉宗カンカンゲーム」が開始している様子が示されている。図467(F9b)に示す演出例では、サイコロの出目が「1」のまま変化がない場合は、保留アイコンの表示態様は、青タイマ保留の表示態様のまま変化せず、サイコロの出目が1ランクアップして「3」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、青タイマ保留の表示態様から赤タイマ保留の表示態様にランクアップし、サイコロの出目が2ランクアップして「5」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、青タイマ保留の表示態様から2つの爆弾が一塊となって表された表示態様であって、左側に配置された爆弾が青色の表示態様であり、右側に配置された爆弾が赤色の表示態様である、ダブルタイマ保留の表示態様にランクアップすることが報知されている。なお、ダブルタイマ保留の表示態様で保留アイコンが表示された場合は、少なくとも2回のタイマ予告演出が行われる可能性があることが示唆される。その後は、図467(F10)〜同図(F15)に示す要領で演出が行われる。
図467(F16b)は、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。図467(F16b)に示すタイミングでは、ボタン画像136aに付随して表示されていた「連打!」の文字が「もう一息!」に切り替わり、あと少しでサイコロの出目が最高ランクである「5」となることが示唆されている。
その後、引き続き演出ボタン136の連打操作が行われた後、図467(F17b)に示すタイミングでは、サイコロの出目が「3」から「5」にランクアップし、ボタン画像136aに付随して表示されていた「もう一息!」の文字が「やったぜ!」に切り替わるとともに、ボタン操作のアニメーションが終了する。すなわち、「吉宗カンカンゲーム」における連打操作により、サイコロの出目を最高ランクの「5」までランクアップさせ、所望の目的が達成されたことが示されている。なお、このとき、ナビキャラクタYMは消去されているが、表示されたままとしてもよい。
そして、図467(F18b)に示す装飾図柄表示装置208では、最終的に導出された「5」を示すサイコロの目が拡大された態様で表示画面の中央に表示されるとともに、その右側には「GET!」の文字が表示されている。
すると、図467(F19b)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11において保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
すると、図467(F20b)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が青タイマ保留の表示態様から、ダブルタイマ保留の表示態様に変化する。すなわち、大当りに関する先読み予告がランクアップするとともに、少なくとも2回のタイマ予告演出が行われることについての先読み予告が行われる様子が示されている。すなわち、タイマ予告演出の先読み予告についてもランクアップしている様子が示されている。その後は、例えば、図467(F21)〜同図(F22)に示す要領で演出が行われる。その後、第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始されると、例えば、図425〜図427に示す演出や、図428〜図429に示す演出等、1回の図柄変動表示において2回以上のタイマ予告演出が行われる。なお、タイマ演出により実行される或る演出としていずれの演出が実行されるかは適宜に設定することができ、すなわち、本明細書において開示されている実施形態のいずれも適用することができることはいうまでもない。なお、ダブルタイマ保留の表示態様で保留アイコン(あるいは、変動アイコン)が表示された場合でも、タイマ予告演出が1回のみ実行される場合があってもよい。
なお、この演出例において、例えば、演出ボタン136の連打操作の結果、サイコロの出目がランクアップせず「1」であったが、予め定められた結果が2ランクアップである「5」の出目である場合(頑張って演出ボタン136を連打操作した場合には、サイコロの出目が「5」になる可能性がある場合)には、ダブルタイマ保留に対応して、当該保留アイコンに対応する図柄変動表示においてタイマ予告演出が少なくとも2回行われるようにしてもよいし、導出結果に対応して、例えば、サイコロの出目が「1」である場合には、当該保留アイコンに対応する図柄変動表示においてタイマ予告演出が1回だけ行われるようにしてもよい。
なお、この演出例では、「吉宗カンカンゲーム」が行われたことにより、保留アイコンの表示態様がランクアップする様子が示されているが、本明細書においてこれまでに示されたいずれのミニゲームによって保留アイコンの表示態様のランクアップを行うようにしてもよい。
図468(F8c)〜同図(F20c)は、図467(F7)に続く別の演出パターンを示している。
図468(F8c)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始している様子が示されている。このとき、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。また、図468(F8c)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。この演出例では、第1タイマ予告表示TM11がフレームインアニメにより、表示画面の右からフレームインし、表示画面の右上隅部で表示される。第1タイマ予告表示TM11はデフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、タイマ表示として「30:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから30秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンは、その後開始される。
その後、図467(F9c)に示す装飾図柄表示装置208では、「吉宗カンカンゲーム」が開始している様子が示されている。このとき、第1タイマ予告表示TM11は、表示画面の左上隅部に移動表示されている。なお、第1タイマ予告表示TM11は、「吉宗カンカンゲーム」が開始する前に移動表示されてもよいし、「吉宗カンカンゲーム」が開始した後で移動表示されてもよいし、「吉宗カンカンゲーム」が開始するタイミングで移動表示されてもよい。また、図467(F9c)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「27:60」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、2.4秒が経過した様子が示されている。その他の演出については、図467(F9b)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、第1タイマ予告表示TM11は、演出ボタン136の操作有効期間が開始されると、表示位置が左上隅部から再び右上隅部に移動表示するが、移動表示しなくてもよい。その後は、図467(F10)〜同図(F15)に示す要領で演出が行われた後、図468(F16c)〜同図(F19c)に示す演出が行われる。なお、図468(F16c)〜同図(F19c)に示す演出は、タイマ予告演出が継続して行われており、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示のカウントダウンが行われている点を除き、図468(F16b)〜同図(F19b)と同じであるので、説明を省略する。
図467(F20c)に示す装飾図柄表示装置208では、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングで、第一の保留アイコンh11の表示態様が青タイマ保留の表示態様から、ダブルタイマ保留の表示態様に変化し、保留アイコンのランクアップが行われた様子が示されている。すなわち、大当りに関する先読み予告がランクアップするとともに、少なくとも2回のタイマ予告演出が行われることについての先読み予告が行われ、タイマ予告演出の先読み予告についてもランクアップしている様子が示されている。なお、タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよいし、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化した後でタイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで第一の保留アイコンh11の表示態様が変化してもよい。その後は、例えば、図467(F21)〜同図(F22)に示す要領で演出が行われる。その後、第一の保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始されると、例えば、図425〜図427に示す演出や、図428〜図429に示す演出等、1回の図柄変動表示において2回以上のタイマ予告演出が行われる。なお、タイマ演出により実行される或る演出としていずれの演出が実行されるかは適宜に設定することができ、すなわち、本明細書において開示されている実施形態のいずれも適用することができることはいうまでもない。なお、ダブルタイマ保留の表示態様で保留アイコン(あるいは、変動アイコン)が表示された場合でも、タイマ予告演出が1回のみ実行される場合があってもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告表示が移動表示する例が示され、また、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出として新たなタイマ予告演出の開始の予告が行われる例が示されている。
なお、この演出例では、爆弾の表示態様のタイマ保留が1つから複数個に増加する演出が行われたが、例えば、吉宗爆弾保留に含まれる爆弾の表示が吉宗カンカンゲームが行われた結果、1つから3つに増加する演出が行われてもよい。
図468(G1)〜図469(G22)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行される保留変化演出の別の演出パターンについて示す図である。なお、図467(G1)〜同図(G2)は、図465(E1)〜同図(E2)と同様であるため、説明を省略する。
図468(G3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンh12が新たに表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「2」となる。ここで、特図1の保留アイコンh12は、爆弾の表示BD´´とともにパンダのアイコンPDが付加された表示態様とされており、タイマ予告演出の先読み予告が行われるとともに、大当りに関する先読み予告として機能している。なお、パンダのアイコンPDが表示された場合の大当りの信頼度のランクは、例えば、「2」となっており、大当りの信頼度が少し高い程度とされている。その後は、図468(G4)〜同図(G8)に示す演出が行われる。なお、図468(G4)〜同図(G8)に示す演出は、第一の保留アイコンh11の表示態様が異なっている点を除き、図465(E4)〜同図(E8)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図468(G9)に示す装飾図柄表示装置208では、「吉宗カンカンゲーム」が開始している様子が示されている。図468(G9)に示す演出例では、サイコロの出目が「1」のまま変化がない場合は、保留アイコンの表示態様は、大当りの信頼度が「2」であるパンダのアイコンPDのまま変化せず、サイコロの出目が1ランクアップして「3」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、パンダのアイコンPDから殿様のアイコンTSにランクアップし、サイコロの出目が2ランクアップして「5」となった場合には、保留アイコンの表示態様は、パンダのアイコンPDからサボハニのアイコンSHにランクアップすることが報知されている。なお、殿様のアイコンTSが表示された場合の大当りの信頼度のランクは、例えば、「4」とされており、パンダのアイコンPDよりも大当りの信頼度が高くなっている。また、サボハニのアイコンSHが表示された場合の大当りの信頼度のランクは、例えば、「無限大」とされており、大当りの信頼度がきわめて高くなっている。その後は、図468(G10)〜図469(G19)に示す演出が行われる。なお、図468(G10)〜図469(G19)に示す演出は、第一の保留アイコンh11の表示態様が異なっている点を除き、図467(F10)〜同図(G19)と同じであるので、説明を省略する。なお、このとき、図468(G11)に示すように、パンダのアイコンPDは、残時間メータMTに対してオーバーラップして表示されているが、残時間メータMTによってオーバーラップされて表示されてもよい。また、図468(G18)に示すように、パンダのアイコンPDは、導出表示されたサイコロの出目にオーバーラップされるようにして表示されているが、サイコロの出目にオーバーラップして表示されてもよい。
図469(G20)に示す装飾図柄表示装置208では、第一の保留アイコンh11の表示態様が爆弾の表示BD´´にパンダのアイコンPDが付加された表示態様から、サボハニの表示態様に変化している様子が示されている。すなわち、タイマ予告演出の先読み予告の表示態様ではなくなったが、大当りに関する先読み予告についてはランクアップしている様子が示されている。
その後は、左図柄、右図柄の順に停止表示された後、図469(G21)に示すように、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図469(G22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。その後は、例えば、図337〜図338等に示すように、タイマ予告演出が行われずにサボハニ群予告が行われる図柄変動表示が行われてもよいし、図343等に示すように、タイマ予告演出が行われて或る演出としてサボハニ群予告が行われる図柄変動表示が行われてもよい。また、行われるサボハニ群予告は、必ず強サボハニ群予告であってもよいし、弱サボハニ群予告が行われる場合があってもよい。
なお、この演出例では、爆弾の表示BD´´にパンダのアイコンPDが付加された表示態様からサボハニの表示態様に変化することで、タイマ予告演出の先読み予告の表示態様からタイマ予告演出の先読み予告の表示態様でない表示態様に変化したが、例えば、青タイマ保留の表示態様である保留アイコンが、吉宗カンカンゲームが行われた結果、赤保留に変化することで、タイマ予告演出の先読み予告の表示態様からタイマ予告演出の先読み予告の表示態様でない表示態様に変化し、大当りに関する先読み予告としてはランクアップするようにしてもよい。
図469(H1)〜図470(H38)は、本実施形態にかかるパチンコ機において実行されるタイマ予告演出の一例について段階的に示す図である。なお、図469(H1)〜同図(H2)は、図463(A1)〜同図(A2)と同様であるため、説明を省略する。
図469(H3)では、特図1始動口230に遊技球の入賞が行われて特図1の保留数が1つ増加した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコン(第二の保留アイコン)h12が追加して表示され、第2保留数表示における特図1の保留数の表示が「2」となる。ここで、第二の保留アイコンh12は、1つの爆弾からなる表示態様とされており、上方には「TIMER」の文字が付加されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ保留だ」の文字が表示されている。この演出例では、爆弾の表示態様であるタイマ保留の表示態様の保留アイコンが表示されることにより、タイマ予告演出の予告表示(先読み予告)が行われている様子が示されている。
図469(H4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いてい。
図469(H5)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図469(H6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図469(H7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾6−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図469(H8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。
図469(H9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、第一の保留アイコンh11における爆弾の表示の上方に表示されている「TIMER」の文字がタイマ表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始される。第一の保留アイコンh11に表示されているタイマ表示には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「タイマ開始」の文字が表示され、3秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、第一の保留アイコンh11における「TIMER」の文字が「03:00」に切り替わった後で「タイマ開始」が表示されてもよいし、「タイマ開始」が表示された後で第一の保留アイコンh11における「TIMER」の文字が「03:00」に切り替わってもよいし、「タイマ開始」が表示されるタイミングで第一の保留アイコンh11における「TIMER」の文字が「03:00」に切り替わってもよい。
その後、タイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図469(H10)に示すタイミングでは、タイマ表示が「02:75」示している。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.25秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍に表示されていた「タイマ開始」の表示が「保留に注目」に切り替わり、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
図469(H11)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMNが出現し、第一の保留アイコンh11に向けて弓を射っている様子が示されている。また、タイマ表示のカウントダウンは継続しており、図469(H11)に示すタイミングでは、「00:55」が表示されている。
図469(H12)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ表示のカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、殿様のキャラクタYMNによって放たれた矢が第一の保留アイコンh11に命中し、保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。なお、タイマ表示が「00:00」となった後で保留変化アニメが開始されてもよいし、保留変化アニメが開始してからタイマ表示が「00:00」となってもよいし、タイマ表示が「00:00」となったタイミングで保留変化アニメが開始されてもよい。
すると、図469(H13)に示すように、第一の保留アイコンh11の表示態様が1つの爆弾の表示態様から、3つの爆弾が一塊となって表された表示態様に変化し、その上方には「TIMER×3」の文字が付加されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「タイマ増加」の文字が表示され、3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示(先読み予告)が行われている様子が示されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果、或る演出として、保留アイコンによって予告表示されているタイマ予告演出の実行回数が増加する様子が示されている。
図469(H14)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄及び右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図469(H15)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図469(H16)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄に「装飾6」が停止表示されて揺れ変動による仮停止が行われ、その後、図469(H17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾6−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、図469(H18)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11の移動アニメーションが行われ、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。ここで、3つの爆弾が一塊となった表示態様の第一の保留アイコンh11は、表示態様を変えないで変動アイコン表示領域に移動することで当該図柄変動に関する少なくとも3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示態様である変動アイコンh0となる。
図469(H19)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第1タイマ予告表示TM11がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第1タイマ予告表示TM11の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第1タイマ予告表示TM11には、「07:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから7秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第1タイマ予告表示TM11にリプレイのアイコンRPLが付加されており、或る演出として疑似連が開始される可能性が高いことを示唆している。また、3つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0では、「TIMER×3」の表示が消去されるとともに、3つの爆弾のうちの右側に配置された爆弾の導火線の先端が着火する様子が示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「7秒後に何かが・・・」の文字が表示され、7秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。また、この演出例では、装飾図柄が中央上部に小さく表示されている様子が示されている。ここで、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。また、装飾図柄の表示位置が変更された後で第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよいし、第1タイマ予告表示TM11が表示開始された後で装飾図柄の表示位置が変更されてもよいし、装飾図柄の表示位置が変更されるタイミングで第1タイマ予告表示TM11が表示開始されてもよい。
その後、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図469(H20)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11には、「06:36」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.64秒が経過した様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が表示され、第1タイマ予告表示TM11に対する注意喚起がなされている。また、変動アイコンh0における右側に配置された爆弾の導火線の長さもタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっている。
図469(H21)に示す装飾図柄表示装置208では、2つ目のタイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の左側から第2タイマ予告表示TM12がフレームインすることにより、2つ目のタイマ予告演出が開始される。この第2タイマ予告表示TM12の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第2タイマ予告表示TM12には、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12にサボハニのアイコンSBHが付加されており、或る演出としてサボハニ群予告が開始される可能性が高いことを示唆している。また、3つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0では、3つの爆弾のうちの左側に配置された爆弾の導火線の先端が着火する様子が示されている。この左側に配置された爆弾の導火線の長さもタイマ表示のカウントダウンが開始してからの時間に応じて短くなっていく。また、第1タイマ予告表示TM11では、カウントダウンが継続しており、図469(H21)に示すタイミングでは、「05:75」が表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「注目」の文字が引き続き表示されており、タイマ予告演出に対する注意喚起がなされている。
その後、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図469(H22)に示すタイミングでは、第2タイマ予告表示TM12には、「19:20」が表示されている。すなわち、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示のカウントダウンが開始してから、0.8秒が経過した様子が示されている。一方、第1タイマ予告表示TM11においても、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、第1タイマ予告表示TM11には、「04:95」が表示されている。また、図469(H22)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、表示画面の左側に宝箱画像BOXが表示されるとともに、宝箱画像BOXの右側に、サボハニのキャラクタとともに「が出たら群予告確定」の文字が表示されており、宝箱からサボハニのキャラクタSBHNが出現すると強サボハニ群予告が行われることが報知されている。なお、弱サボハニ群予告も含めてサボハニ群予告が行われることを報知するようにしてもよい。また、宝箱からサボハニのキャラクタSBHNが出現しなかった場合には、第2タイマ予告表示TM12にかかるタイマ予告演出が行われた結果実行される或る演出として弱サボハニ群予告が行われるようにしてもよいし、サボハニ群予告が行われない(或る演出が実行されない。すなわち、ガセのタイマ予告演出が実行される)ようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「ミニゲームも注目」の文字が表示され、タイマ予告演出と併せてミニゲームに対する注意喚起がなされている。
図469(H23)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側に表示されていた宝箱画像BOXが開放し、中からサボハニのキャラクタSBHNが出現するとともに、その近傍に「成功!」の文字が表示され、また、ナビキャラクタYMの近傍では、「やったぜ」の文字が表示され、ミニゲームに成功した様子が示されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図469(H23)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「03:51」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「17:76」が表示されている。
すると、図469(H24)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2タイマ予告表示TM12の表示態様がデフォルトの表示態様から高信頼度表示態様に変化し、第2タイマ予告表示TM12に付加されていたサボハニのアイコンSBHは、4つに増加する態様で表示され、強サボハニ群予告が実行されることが報知される。一方、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連」とともにクエスチョンマークが付加されており、第1タイマ予告表示TM11にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として疑似連演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、2つのタイマ予告表示TM11,TM12では、それぞれカウントダウンが継続しており、図469(H24)に示すタイミングでは、第1タイマ予告表示TM11では、「01:37」が表示され、第2タイマ予告表示TM12では、「15:62」が表示されている。
その後、図469(H25)に示すタイミングで第1タイマ予告表示TM11におけるカウントダウンが完了し、「00:00」が表示されると、3つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0における右側の爆弾が爆発し、エフェクトが表示される。そして、左図柄、中図柄及び右図柄が同時に停止し、「装飾5−リプレイ図柄RP−装飾6」の装飾図柄の組み合わせが表示される。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「疑似連!」の文字が表示され、疑似連演出が行われることが報知されている。なお、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となった後で装飾図柄が停止表示されてもよいし、装飾図柄が停止表示された後で第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第1タイマ予告表示TM11におけるタイマ表示が「00:00」となったタイミングで装飾図柄が停止表示されてもよい。一方、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図469(H25)に示すタイミングでは、「14:25」が表示されている。
その後、図469(H26)に示すように、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。また、ナビキャラクタYMの近傍には、疑似連により2回目の装飾図柄の変動表示が開始された回数を示す「×2」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第1タイマ予告表示TM11が消去されてリプレイのアイコンRPLが表示され、疑似連演出が行われたことが報知されている。なお、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始された後でリプレイのアイコンRPLが表示開始されてもよいし、リプレイのアイコンRPLが表示開始された後で疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたタイミングでリプレイのアイコンRPLが表示開始されてもよい。また、このとき、変動アイコンh0の表示態様が右側に配置された爆弾が消去された態様に変化している。このように、この演出例では、タイマ予告演出が1回行われる毎に、爆弾が1つずつ減少する態様で表示されている。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図469(H26)に示すタイミングでは「14:00」が表示されている。
図469(H27)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図469(H27)に示すタイミングでは「05:22」が表示されている。
図469(H27)に続く図470(H28)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図470(H29)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、第2タイマ予告表示TM12では、カウントダウンが継続しており、図470(H29)に示すタイミングでは「02:12」が表示されている。
その後、図470(H30)に示すように、第2タイマ予告表示TM12におけるカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、2つの爆弾が一塊となった表示態様の変動アイコンh0における左側の爆弾が爆発し、エフェクトが表示され、また、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示される。また、この演出例では、保留アイコン表示領域が消去されるが、変動アイコン表示領域は表示された状態が維持されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、第2タイマ予告表示TM12によるタイマ予告演出の結果として強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。なお、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となった後でサボハニ群予告が開始されてもよいし、サボハニ群予告が開始された後で第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となってもよいし、第2タイマ予告表示TM12におけるタイマ表示が「00:00」となるタイミングでサボハニ群予告が開始されてもよい。
図470(H31)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニ群予告が継続して行われている様子が示されている。このとき、リプレイのアイコンRPLのアイコンの下方に、サボハニのアイコンSBHが表示され、サボハニ群予告が行われたことが報知されている。また、このとき、第2タイマ予告表示TM12は消去されている。
続いて、図470(H32)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。このとき、変動アイコン表示領域は消去されている。また、この演出例では、3つのうちの残り1つとなった爆弾の表示態様の変動アイコンh0に対応して、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部に爆弾のアイコンとともに「待機中」の文字が表示され、3つ目のタイマ予告演出が開始される予定であることが報知されている。このように、この演出例では、装飾図柄の変動表示中にタイマ予告演出が待機している旨の表示が行われている様子が示されている。
図470(H33)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、例えば、フレームインアニメにより、表示画面の右側から第3タイマ予告表示TM13がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。この第3タイマ予告表示TM13の表示態様は、デフォルトの表示態様である。第3タイマ予告表示TM13には、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出としてカットイン画像が表示されることを示唆している。また、このとき、表示画面の左下隅部に表示されていた爆弾のアイコンは消去されている。なお、リプレイのアイコンRPLは、第3タイマ予告表示TM13の前面側にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始され、図470(H34)に示すタイミングでは、第3タイマ予告表示TM13には、「01:25」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、1.75秒が経過した様子が示されている。
その後、第3タイマ予告表示TM13におけるタイマ表示が「00:00」となると、図470(H35)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示される。すなわち、この演出例では、強カットイン画像CI1aの表示が或る演出の一例ということができる。
その後、図470(H36)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図470(H37)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。また、この演出例では、変動アイコンh0が再表示されたときに、爆弾の表示態様から強カットイン画像の表示態様に変更されており、第3タイマ予告表示TM13にかかるタイマ予告演出が行われた結果、或る演出として強カットイン画像CI1aが表示されたことが報知されている。その後、図470(H38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
この演出例では、保留アイコンにおいて表示されている爆弾の個数に対応する回数のタイマ予告演出を実行するようにしたが、保留アイコンにおいて表示されている爆弾の個数に対応する回数と同じ回数ではなく、表示された爆弾の個数がタイマ予告演出が実行される最低保証回数であってもよいし、最大実行可能回数であってもよい。
なお、この演出例では、図469(H13)において、第二の保留アイコンh12の表示態様が1つの爆弾の表示態様から3つの爆弾が一塊となった表示態様に変化するようにしたが、例えば、図490(H13´)に示すように、殿様のキャラクタがさらに付加された表示態様(吉宗トリプル爆弾保留の表示態様)で表示されてもよく、すなわち、吉宗トリプル爆弾保留の表示態様は、上述した吉宗爆弾保留の表示態様よりもタイマ予告演出の実行回数が多いことを報知しており、吉宗爆弾保留の表示態様よりもランクアップした表示態様ということができる。換言すれば、キャラクタの表示態様の保留アイコン(変動アイコン)により複数回のタイマ予告演出の実行を示唆しているということができる。
また、この演出例では、タイマ予告演出が行われて実行された或る演出として、1つの爆弾の表示態様から3つの爆弾が一塊となった表示態様に変化するが、各爆弾の表示態様は、変化の前後で同じであるが、変化の前後で各爆弾の表示態様が異なるようにしてもよく、例えば、1つの爆弾の表示態様に含まれる丸形の表示部分(導火線部分を除いた部分)が、或る演出が行われる前後で、デフォルトの表示態様(丸形で白色の表示態様:ノーマルタイマ保留の表示態様)から赤保留の表示態様を含む表示態様(トリプル赤タイマ保留の表示態様)に変化してもよいし、或る演出が行われる前後で、青保留の表示態様を含む青タイマ保留の表示態様から赤保留の表示態様を含むトリプル赤タイマ保留の表示態様に変化してもよい。
図470(H7a)〜図471(H34a)は、図469(H6)に続く別の演出パターンを示している。ただし、この演出例では、図469(H3)において、保留増加したときに、1つの爆弾からなる表示態様ではなく3つの爆弾が一塊となって表された表示態様で第二の保留アイコンh12が表示されたものとする。なお、図470(H7a)〜同図(H12a)に示す演出は、第一の保留アイコンh11の表示態様が3つの爆弾が一塊となって表された表示態様となっている点を除き、図469(H7)〜同図(H12)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図470(H13a)に示す装飾図柄表示装置208では、保留変化アニメが行われた結果、第一の保留アイコンh11の表示態様が3つの爆弾が一塊となって表された表示態様から1つの爆弾の表示態様に変化し、その上方には「TIMER」の文字が付加されている。一方で、1つの爆弾の表示態様に変化したが、色がデフォルトの色(白色)から赤色に変化しており、大当りに関する先読み予告の機能も兼ね備えている。すなわち、3回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示(先読み予告)が行われていたのが、1回のタイマ予告演出が実行されることの予告表示(先読み予告)に変更され、保留アイコンにより示唆されているタイマ予告演出の実行回数が減少するが、大当りの信頼度が向上しており、実質的にはランクアップしている様子が示されている。その後は、図470(H14a)〜同図(H18a)に示す演出が行われる。なお、図470(H14a)〜同図(H18a)に示す演出は、第一の保留アイコンh11の表示態様が異なっている点を除き、図469(H14)〜同図(H18)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図470(H19a)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、装飾図柄が左上隅部に小さく表示され、3つの宝箱BX1〜BX3がトライアングル状に配置され、各宝箱には、中身が表示されている。すなわち、宝箱BX1には、爆弾の表示態様であるタイマ予告のアイコンが表示されており、宝箱BX2には、番長のアイコンが表示されており、宝箱BX3には、サボハニのアイコンが表示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「ミニゲーム開始」の文字が表示されており、ミニゲームの開始が報知されている。
その後、図470(H20a)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱がシャッフルするアニメが開始され、3つの宝箱が環状に高速移動する表示が行われる様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「選べ」の文字が表示されており、高速移動する3つの宝箱から演出ボタン136を操作することでいずれかを選択させることを促している。
その後、図470(H21a)に示す装飾図柄表示装置208では、残時間メータMTとともにボタン画像136aが表示画面の左上に表示されて演出ボタン136の操作受付期間が開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。残時間メータMTは、操作受付期間が開始してからの時間に応じてゲージが短くなるように表示態様が変化する。
図470(H22a)では、操作受付期間が開始してから所定時間(例えば、2.5秒)が経過したタイミングで演出ボタン136が操作された様子が示されている。すると、図470(H23a)に示す装飾図柄表示装置208では、3つの宝箱のうちの宝箱BX3が選択され、当該宝箱BX3が表示画面の中央で拡大表示されている様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「注目」の文字が表示されており、ミニゲームの結果に注目するよう促している。
その後、図470(H24a)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BX3が開放され、中からサボハニのアイコンSBHNが出現する様子が示されている。すなわち、強サボハニ群予告が行われることが予告されている。キャラクタYMの近傍では、「群予告だ」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われることを予告している。
図470(H24a)に続く図471(H25a)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、変動アイコンh0における爆弾の表示の上方に表示されている「TIMER」の文字がタイマ表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始される。変動アイコンh0に表示されているタイマ表示には、「05:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから5秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「タイマ発動」の文字が表示され、5秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、変動アイコンh0における「TIMER」の文字が「05:00」に切り替わった後で「タイマ発動」が表示されてもよいし、「タイマ発動」が表示された後で変動アイコンh0における「TIMER」の文字が「05:00」に切り替わってもよいし、「タイマ発動」が表示されるタイミングで変動アイコンh0における「TIMER」の文字が「05:00」に切り替わってもよい。その後、タイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始される。
図471(H26a)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄に「装飾5」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、タイマ表示のカウントダウンは継続しており、図471(H26a)に示すタイミングでは「03:41」が表示されている。すなわち、タイマ表示のカウントダウンが開始されてから、1.59秒が経過した様子が示されている。
図471(H27a)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄に「装飾5」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図471(H28a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、タイマ表示のカウントダウンは継続しており、図471(H28a)に示すタイミングでは「01:03」が表示されている。
その後、図471(H29a)に示すように、タイマ表示のカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、強サボハニ群予告が行われる。このとき、リーチ図柄が左上隅に小さく表示される。また、この演出例では、保留アイコン表示領域が消去されるが、変動アイコン表示領域は表示された状態が維持されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「群発生」の文字が表示されており、サボハニ群予告が行われていることが報知されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果、或る演出として強サボハニ群予告が行われる様子が示されている。
その後、図471(H30a)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している様子が示されている。剣豪リーチに発展すると、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、スーパーリーチの種類を報知している。
その後、図471(H31a)に示す装飾図柄表示装置208では、強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。
その後、図471(H32a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾5」が表示され、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、図471(H33a)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の装飾図柄の組合せで揺れ変動による仮停止が行われている様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの近傍には、「やったぜ」の文字が表示されており、大当りとなることが報知されている。その後、図471(H34a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾5−装飾5−装飾5」の大当りの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
このように、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果として実行される或る演出として、予告されたタイマ予告演出の実行回数が減少する演出が行われている様子が示されている。また、この演出例では、複数の選択肢からいずれか一つが選択されるミニゲームにおいて、タイマ予告演出を行う選択肢が含まれている例が示されている。また、この演出例では、予告されたタイマ予告演出の実行回数は減少するが、大当りの信頼度が向上して実施的に予告の内容がランクアップする様子が示されている。
図471(H24a´)〜同図(H27a´)は、図470(H23a)に続く別の演出パターンを示している。ただし、この演出例では、図470(H23a)において、3つの宝箱のうちの宝箱BX2が選択されたものとする。
図471(H24a´)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BX2開放され、中から番長のアイコンBCHOが出現する様子が示されている。すなわち、変動アイコン(あるいは、保留アイコン)の表示態様の変化が行われることが予告されている。キャラクタYMの近傍では、「アイコン変化」の文字が表示されており、変動アイコン(保留アイコン)の表示態様の変化を予告している。
図471(H25a´)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、変動アイコンh0における爆弾の表示の上方に表示されている「TIMER」の文字がタイマ表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始される。この演出例では、図471(H25a)に示す演出とは異なり(すなわち、宝箱からサボハニのアイコンSBHNが出現した場合とは異なり)、変動アイコンh0に表示されているタイマ表示には、「02:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから2秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果として行われる或る演出がサボハニ群予告ではなく、変動アイコン(保留アイコン)の変化演出となっている。また、ナビキャラクタYMの近傍では、「タイマ発動」の文字が表示され、2秒後にタイマ予告演出が行われた結果として或る演出が行われる可能性があることが示唆されている。その後、タイマ表示(時間表示)のカウントダウン(減算表示)が開始される。
その後、図471(H26a´)に示すように、タイマ表示のカウントダウンが完了し、タイマ表示が「00:00」となると、装飾図柄表示装置208では、保留変化アニメが開始され、第一の保留アイコンh11の表示態様が変化する可能性があることが報知される。
その後、図471(H27a´)に示すように、変動アイコンh0の表示態様が爆弾の表示態様から番長の表示態様に変化し、信頼度の高い予告表示態様となる。
このように、この演出例では、ミニゲームにおいて選択された結果に応じてタイマ予告演出において表示されるタイマ表示の初期値が異なっている例が示されている。
なお、この演出例において、例えば、図470(H23a)で宝箱BX1が選択されてタイマ予告のアイコンが出現した場合には、爆弾の表示態様で表示されている変動アイコンがランクアップし、大当りの信頼度がアップする表示態様に変化する。
また、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果として、保留アイコン(変動アイコン)における爆弾の表示の増加・減少及び爆弾の表示を含む表示態様から番長の表示態様への変更が行われる様子が示されているが、例えば、保留アイコン(変動アイコン)における爆弾の表示の増加あるいは減少とともに表示態様が変更してもよい。また、この演出例では、タイマ予告演出が行われた結果として、保留アイコン(変動アイコン)において、アイコンの増加・減少及びアイコンの表示態様の変更が行われている様子が示されているが、予告アイコン(予告アイテム)の増加・減少及び予告アイコンの表示態様の変更が行われてもよい。
本実施形態では、タイマ保留の表示態様で保留アイコン(変動アイコン)が表示された場合にタイマ予告演出が行われるが、タイマ保留の表示態様で保留アイコン(変動アイコン)が表示されない場合(例えば、番長の表示態様やサボハニの表示態様やリプレイの表示態様により保留アイコン(変動アイコン)が表示された場合)でもタイマ予告演出が行われてもよい。
また、本実施形態において、タイマ予告演出が行われた結果として行われる演出として、予告演出が行われる場合があり、また、チャンスアップ演出が行われる場合がある、ということができる。ここで、「予告演出」とは、大当りとなる可能性があること、あるいは、リーチ演出(特定のリーチ演出)が行われる可能性があることを示唆する演出のことであり、例えば、カットイン予告等がある。また、「チャンスアップ演出」とは、(1)実行されることにより図柄変動表示における大当りの信頼度を向上させる特定の演出のことであり、例えば、疑似連演出等がある。あるいは、(2)予告演出であって、特定の態様で実行されることにより、図柄変動表示における大当りの信頼度をより向上させる演出のことであり、例えば、カットインの予告演出であって、通常の態様が青色の枠で表示されるものに対し、赤色の枠で表示(チャンスアップの表示態様で表示)されるもの等がある。すなわち、チャンスアップ演出とは、実行されない場合よりも実行された場合の方が、大当り図柄態様が確定表示されやすい演出のことである。
以上説明したように、本明細書における遊技台(例えば、図289に示すパチンコ機100、図63に示すスロットマシン1000)は、表示手段(例えば、図336に示す装飾図柄表示装置208)を備えた遊技台であって、前記表示手段は、第一の表示を表示する場合がある手段であり、前記第一の表示とは、或る演出の実行が開始されるタイミングを報知する表示(例えば、図336(A8)に示す「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1)のことであり、前記第一の表示の少なくとも一部が前記或る演出の実行が開始されるまでの時間に応じて変化する表示(以下、「変化表示」という。例えば、図336(A9)〜(A10)に示す、タイマ予告表示TM1によるタイマ表示)が行われる場合があり、前記第一の表示が移動する表示(以下、「移動表示」という。例えば、図336(A8)〜(A9)に示す、タイマ予告表示TM1の移動表示)が行われる場合があり、前記変化表示が開始されるより前に前記移動表示が行われる場合があり、前記移動表示が行われる前の前記第一の表示の大きさよりも、該移動表示が行われた後の該第一の表示の大きさの方が大きい場合がある、ことを特徴とする遊技台である。
このような遊技台によれば、移動表示が行われることで第一の表示に遊技者を注目させて変化表示の開始を遊技者が見逃さずに楽しませることができ、移動表示後の第一の表示を大きくすることで第一の表示がどのような表示を行うのかについて遊技者の関心を高めることができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
なお、前記移動表示の表示が終了した後で前記変化表示が開始されるものであってもよい。また、前記第一の表示は、タイマ表示であり、前記タイマ表示とは、前記或る演出の実行が開始されるタイミングを報知する表示のことであり、前記変化表示が行われて前記第一の表示が或る表示態様となった場合に、前記或る演出の実行が開始されるように構成されていてもよい。また、前記或る表示態様の大きさ(例えば、図329(A7)に示すタイマ予告表示TM1の大きさ)は、前記変化表示の開始時点における前記第一の表示の表示態様の大きさ(例えば、図329(A1)に示すタイマ予告表示TM1の大きさ)よりも大きい場合があってもよい。また、前記或る演出の実行が開始されるタイミングとなった場合に、該或る演出の実行が開始される場合があり、前記或る演出の実行が開始されるタイミングとなった場合でも、該或る演出の実行が開始されない場合があってもよい。また、前記或る演出の実行が開始されるタイミングとなった場合に、該或る演出の実行が必ず開始されるように構成されていてもよい。
また、本明細書における遊技台(例えば、図289に示すパチンコ機100、図63に示すスロットマシン1000)は、第一の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、前記第一の表示は、タイマ表示が表示されることを示唆する表示を含む表示(例えば、図336(A8)に示す「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1)であり、前記タイマ表示の表示が開始された後で該タイマ表示が或る時間を示す表示になった場合に演出(以下、「或る演出」という。)が開始され、前記第一の表示は、移動表示(例えば、図336(A8)〜(A9)に示す、タイマ予告表示TM1の移動表示)が行われる場合がある表示であり、前記移動表示が開始された後で、前記タイマ表示が示す時間の変化が開始される、ことを特徴とする遊技台である。
このような遊技台によれば、移動表示が行われることで第一の表示に遊技者を注目させ、時間の変化の開始を遊技者が見逃さずに楽しませることができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
また、前記移動表示が終了した後で前記タイマ表示が示す時間の変化が開始されるものであってもよい。また、前記第一の表示は、前記移動表示が終了した後で前記タイマ表示の時間を示す表示が開始されるものであってもよい。また、前記表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、前記第一の予告表示は、或る種類の予告の表示が含まれることにより先読み予告として表示される予告表示であり、前記第二の予告表示は、或る種類の予告の表示が含まれることにより先読み予告として表示される予告表示であり、前記第一の予告表示は、或る図柄変動表示の実行中に前記タイマ表示の表示が開始される場合があることを示唆する表示(以下、「第一の表示」という。)を含む予告表示(例えば、図458(3)〜同図(17)に示す(先読み+タイマ)アイコン)であり、前記第二の予告表示は、或る図柄変動表示の実行中に前記タイマ表示の表示が開始される場合があることを示唆する表示を含まない予告表示(例えば、図457(3)〜同図(11)に示す先読み保留アイコン)であってもよい。また、前記第一の予告表示は、前記アイコンと前記第一の表示が一体的に表示された予告表示であってもよい。また、前記第一の予告表示は、前記アイコンと前記第一の表示が別体で表示される予告表示であってもよい。また、前記アイコンの色の変化により前記或る種類の予告の表示の表示が行われるものであってもよい。また、前記第二の予告表示は、前記或る種類の予告の表示とは別の種類の予告の表示を含む場合がある予告表示であってもよい。また、前記或る種類の予告の表示がキャラクタによる表示であるものであってもよい。また、前記タイマ表示において0を示す表示(例えば、図458(17)に示す、タイマ0のタイマ予告表示)が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されるものであってもよい。また、上記の「タイマ表示が表示されることを示唆する表示」には、「タイマ表示の初期値表示(例えば、図458(9)に示す、12:00のタイマ予告表示)」が含まれていてもよい。
<<第5の実施形態>>
以下、図472〜図480を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図472〜図480に示す符号は、原則として本実施形態の説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、本実施形態の説明では、図472〜図480に示す符号を優先する。
また、重複した説明を回避するために、上記実施形態と同一の構成については図面において同一の符号を付すこととし、その説明は省略する。なお、本明細書において説明した他の実施例のうちの一または複数の実施例は、本実施形態に適用可能であることはいうまでもない。
<全体構成>
まず、図472を用いて、本発明の第5の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、図472は、第5の実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た略示正面図である。
パチンコ機100の前面枠扉106には、遊技者の操作によって遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって装飾図柄表示装置208等による演出の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、各種の表示が可能な前面枠表示装置251と、を備える。
球発射ハンドル134には、遊技者等が触れたことを検出可能なタッチセンサ(図示省略)が設けられている。パチンコ機100の主制御部300は、入力ポート状態更新処理において、I/O310の入力ポートを介して、タッチセンサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。また、球発射ハンドル134に遊技者等が触れたことをタッチセンサが検出した場合、主制御部300は、第1副制御部400に対して、球発射ハンドル134に遊技者等が触れたことを示すコマンドの送信を行う。
前面枠表示装置251は、注意喚起表示を含む各種表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(LCD)によって構成する。なお、本例では、前面枠表示装置251として表示装置(液晶表示装置)を採用しているが、前面枠扉106における注意喚起表示は、表示装置による表示に限定されるものではなく、例えば、装飾パネルや文字印刷等による固定的な表示であってもよい。
また、遊技領域124の略中央には、装飾図柄表示装置208を配設しており、この装飾図柄表示装置208の周囲に、不図示の普通図柄表示装置と、第1特別図柄表示装置と、第2特別図柄表示装置と、普通図柄保留ランプと、第1特別図柄保留ランプと、第2特別図柄保留ランプと、高確中ランプを配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(LCD)によって構成する。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
また、遊技盤200には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234と、各種の表示が可能な遊技盤表示装置252と、を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、不図示の払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿に排出する。上皿に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の正面視右側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、不図示の払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿に排出するとともに、第1特図表示装置による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材を備え、羽根部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置が当たり図柄を停止表示した場合に羽根部材が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、不図示の払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿に排出するとともに、第2特図表示装置による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方と右下に各1つ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、不図示の払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
装飾図柄表示装置208の上方に配設した遊技盤表示装置252は、注意喚起表示を含む各種表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(LCD)によって構成する。なお、本例では、遊技盤表示装置252として表示装置(液晶表示装置)を採用しているが、遊技盤200における注意喚起表示は、表示装置による表示に限定されるものではなく、例えば、装飾パネルや文字印刷等による固定的な表示であってもよい。
さらに、入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、不図示の遊技釘を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。球がアウト口240を通過したことを所定の球検出センサ(球数スイッチ)が検出した場合、パチンコ機100の制御手段(例えば、図4に示す主制御部300)は、記憶手段(例えば、図4に示すRAM308)に記憶しているアウト球数カウンタを1つ加算する処理等を行うことで、アウト口240を通過した球数の管理を行う。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<他の演出手段>
次に、図473を用いて、本発明に係る遊技台が備える他の演出手段について説明する。図472を用いて説明したパチンコ機100は、演出手段として装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208を備えるが、本発明に係る遊技台が備える演出手段は、液晶表示装置に限定されるものではない。
図473(a)に示す例では、遊技台は、第一の表示手段である液晶表示装置(メイン液晶)208に加えて、演出手段として、液晶表示装置208の前方(正面側)を上下方向に移動可能であって千両箱を模した外観を有する第一の演出可動手段261と、液晶表示装置208の前方(正面側)を上下方向に移動可能であって家紋を模した外観を有する第二の演出可動手段262と、液晶表示装置208の周囲において回動可能であって所定の文字(本例では、「大盤振る舞い」の文字列を構成する文字である「大」、「盤」、「振」、「舞」)が施された第三〜第六の演出可動手段263〜266と、表示および透過が可能な第二の表示手段(導光板)267と、第4図柄を構成する光出力手段268(本例では、LED)と、を少なくとも備える。
また、液晶表示装置(メイン液晶)208は、複数種類の表示が可能であり、第一の装飾図柄からなる第一の表示2081、第二の装飾図柄(ミニ装飾図柄)からなる第二の表示2082、特図1の保留数を示す表示からなる第三の表示2083、特図2の保留数を示す表示からなる第四の表示2084、保留アイコンからなる第五の表示2085、変動アイコンからなる第六の表示2086と、常時表示されるキャラクタ画像からなる第七の表示2087と、を少なくとも表示可能である。
図473(b)に示す例では、遊技台は、図473(a)に示す第三〜第六の演出可動手段263〜266に替えて、液晶表示装置208の前方(正面側)を水平方向に移動可能であって液晶表示装置からなる第一のサブ液晶269aおよび第二のサブ液晶269bを少なくとも備える。
<注意喚起表示>
ここで、上述の注意喚起表示について説明する。本願明細書における「注意喚起表示」とは、遊技者に或る注意を促す表示のことであり、「或る注意」には、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)、プリペイドカードの取り忘れに対する注意、盗難等の防犯上の注意、交通機関に関する注意等が含まれる。
<注意喚起表示/表示態様>
注意喚起表示の表示態様は、特に限定されず、文字列のみからなるもの(例えば、「のめり込み注意」、「節度を持って遊びましょう」、「お金の使い過ぎに注意しましょう」、「熱くなりすぎないようにご注意ください」といった文字列だけで構成されるもの)でもよいし、文字列と画像(静止画、または、動画)の組合せからなるものでもよいし、文字列のスクロール表示(テロップ表示)からなるものでもよい。また、注意喚起の度合い(重要度)に応じて表示態様を変更してもよく、例えば、遊技への「のめり込み」に対する注意は、スクロール表示とする一方で、プリペイドカードの取り忘れに対する注意は、固定表示としてもよい。
また、詳細は後述するが、注意喚起の度合い(重要度)に応じて表示態様を複数種類用意してもよい。例えば、第一の注意喚起表示は、丁寧な注意喚起(例えば、「過度の遊技は、ギャンブル依存症の原因の一つとなります。節度を持っての遊技をおすすめします」という文字列からなるもの)であり、第二の注意喚起表示は、簡素な注意喚起(例えば、「のめり込み注意」という文字列と、遊技中の遊技者を表した画像の組合せからなるもの)であり、第三の注意喚起表示は、遊技台の広告宣伝(アピール)の情報を含む注意喚起(例えば、「本機種は面白さを追求しております。長時間遊技をご希望される方も節度を持ってお楽しみください」という文字列と、或るキャラクタ画像と、「財布と相談!」という文字列の組合せからなるもの)であり、第四の注意喚起表示は、遊技台の遊技状態に応じた注意喚起(例えば、「これから確変に突入しますが、あなたの調子の悪い時もございます。熱くなりすぎないようにご注意ください」という文字列と、或るキャラクタ画像と、「火傷注意!」という文字列の組合せからなるもの)であってもよい。
<注意喚起表示/表示手段、その他の手段>
また、注意喚起表示を行う手段は、表示手段(例えば、図473(a)に示す液晶表示装置(メイン液晶)208や図473(b)に示す第一のサブ液晶269aおよび第二のサブ液晶269b)に限定されず、他の種類の表示手段(例えば、図473(a)に示す導光板267)等を用いてもよい。また、注意喚起表示の表示位置も、特に限定されず、例えば、表示領域の中央、表示領域に表示されるエラー表示等に少なくとも一部がオーバーラップする位置、表示領域に表示されるエラー表示等に少なくとも一部がオーバーラップされる位置、保留アイコン(例えば、図473(a)に示す保留アイコン2085)が表示される表示領域、変動アイコン(例えば、図473(a)に示す変動アイコン2086)が表示される表示領域、チュートリアル表示(例えば、図473(a)に示すキャラクタ画像2087)が表示される表示領域等であってもよい。
また、注意喚起表示に加えて(または、替えて)、音出力手段(例えば、スピーカ)による音声、光出力手段(例えば、LEDや装飾ランプ、図473(a)に示すLED268)による発光、可動手段(例えば、図473(a)に示す第一〜第六の演出可動手段261〜266)による動き等による注意喚起を行ってもよいし、これらのうちの一つまたは複数を組合せてもよい。
<注意喚起表示/契機>
また、注意喚起表示の契機(開始条件や終了条件)は、特に限定されず、或る時間が経過した場合、遊技媒体の使用量(例えば、アウト玉数やメダル投入数)が或る数に到達した場合、或る遊技(例えば、大当り遊技やBB遊技)が開始された場合、或る操作手段(例えば、球発射ハンドル134やスタートレバー)による操作が行われた場合等に、表示を開始(または終了)してもよい。また、他の表示(例えば、エラー表示、遊技台メーカーのロゴ表示等)が開始された場合、特定の遊技(例えば、大当り遊技における或るラウンド)が開始された場合等に、表示を開始(または終了)してもよいし、特定の状態(例えば、予告中、V入賞中、連荘報知のラウンド中、アタッカの開放中)では表示を開始しないように構成してもよい(禁則条件を設けてもよい)。
また、遊技開始から或る時間が経過した場合、RTCの時刻が或る時刻に到達した場合、或る操作手段による操作を受け付ける期間(有効期間)が或る時間経過した場合等に、表示を開始(または終了)してもよい。また、遊技媒体の貸し出しが行われた場合、遊技台からホールコンピュータに向けて外部出力信号が出力された場合等に、遊技台の表示手段、または、遊技台以外の装置(例えば、台間機、カードユニット等)における表示手段において表示を開始(または終了)してもよい。
<注意喚起表示の実施例>
次に、図474〜図480を用いて、注意喚起表示の実施例について説明する。
<注意喚起表示の実施例1>
図474(1−1)〜同図(1−9)は、実施例1に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。図474(1−1)に示す状態は、前回の変動遊技が終了して図柄(特図、装飾図柄)の停止表示を表示するとともに、変動遊技の保留数が0の状態である。この状態において或る時間(例えば、30分)が経過すると、次の同図(1−2)に示すようなデモ演出が開始される。また、本例では、デモ演出が開始されてから或る時間(例えば、30秒)が経過した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第一の注意喚起表示ALT1の表示を開始するように構成している。
次の同図(1−3)に示す状態は、デモ演出が開始されてから或る時間(本例では、30秒)が経過した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第一の注意喚起表示ALT1として、「のめり込み注意!」という文字列を含む画像を、デモ演出の表示の下方手前にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。なお、デモ演出中の注意喚起表示の開始は、デモ演出の最初からでもよいし、途中からでもよい。また、デモ演出中の注意喚起表示の表示期間は、デモ演出の期間全てでもよいし、デモの期間の一部でもよい。また、本例では、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れたことを検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第二の注意喚起表示ALT2の表示を開始するように構成している。
次の同図(1−4)〜同図(1−5)に示す状態は、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れた状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第二の注意喚起表示ALT2として、「節度を持って遊びましょう」という文字列を含む画像を、デモ演出の表示の上方手前にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第三の注意喚起表示ALT3の表示を開始するように構成している。
次の同図(1−6)〜同図(1−7)に示す状態は、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第三の注意喚起表示ALT3として、「お金の使い過ぎに注意しましょう」という文字列を含む画像を、デモ演出の表示の中央手前にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始された場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
次の同図(1−8)〜同図(1−9)に示す状態は、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第一〜第三の注意喚起表示ALT1〜3)を消去している。なお、表示中の注意喚起表示の一部(例えば、最初に表示を開始した第一の注意喚起表示ALT1のみ)を消去するように構成してもよく、この場合、同図(1−9´)に示すように、第二〜第三の注意喚起表示ALT2〜3の透過率を変化させることで、後方の図柄変動表示、保留数表示、第四図柄等が正面から視認可能な状態としてもよい。また、注意喚起表示の消去条件は、始動口228への入球や図柄の変動開始等に限定されず、注意喚起表示を開始してから或る時間(例えば、10秒)が経過した場合に、当該注意喚起表示を消去してもよい。
<注意喚起表示の実施例2>
図474(2−1)〜同図(2−7)は、実施例2に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。図474(2−1)〜同図(2−2)に示す状態は、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208に予告表示PRE1(本例では、姫のキャラクタ画像)が表示された状態である。本例では、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れたことを検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第一の注意喚起表示ALT1の表示を開始するように構成している。
次の同図(2−3)〜同図(2−4)に示す状態は、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れた状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第一の注意喚起表示ALT1として、「節度を持って遊びましょう」という文字列を含む画像を、予告表示PRE1の上方手前にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。なお、本例では、保留数の表示や第四図柄は、第一の注意喚起表示ALT1の手前にオーバーラップ表示するように構成している。また、本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第二の注意喚起表示ALT2の表示を開始するように構成している。
次の同図(2−5)〜同図(2−6)に示す状態は、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第二の注意喚起表示ALT2として、「お金の使い過ぎに注意しましょう」という文字列を含む画像を、予告表示PRE1の中央手前にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、或るエラーの発生条件が成立した場合に、対応するエラー表示を開始するように構成している。
次の同図(2−7)に示す状態は、下皿満タンエラーと扉開放エラーの発生条件が成立した状態である。本例では、下皿満タンエラーに対応するエラー表示ER1として、「皿満タンエラー」という文字列を含む画像を、第一の注意喚起表示ALT1と第二の注意喚起表示ALT2でオーバーラップ表示することで、エラー表示ER1の一部を視認可能とし、下皿満タンエラーが発生したことを報知している。一方、本例では、扉開放エラーに対応するエラー表示ER2として、「扉開放エラー」という文字列を含む画像を、第一の注意喚起表示ALT1と第二の注意喚起表示ALT2にオーバーラップ表示することで、エラー表示ER2の全体を視認可能とし、扉開放エラーが発生したことを報知している。
このように、本例では、エラーの重要度に応じてエラー表示と注意喚起表示の優先順位(表示の見やすさ)を異ならせている。すなわち、下皿満タンエラーよりも重要度の高い扉開放エラーに対応するエラー表示ER2は、第一の注意喚起表示ALT1と第二の注意喚起表示ALT2にオーバーラップ表示することで、エラー表示ER2の全体を視認可能とする一方で、扉開放エラーよりも重要度の低い下皿満タンエラーに対応するエラー表示ER1は、第一の注意喚起表示ALT1と第二の注意喚起表示ALT2でオーバーラップ表示することで、エラー表示ER1の一部を視認可能としている。
<注意喚起表示の実施例3>
図474(3−1)〜同図(3−8)は、実施例3に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。図474(3−1)〜同図(3−2)に示す状態は、図柄停止表中にメニュー促進画面BTG1が表示された状態である。本例では、メニュー促進画面BTG1の表示中にチャンスボタン136による操作を受け付けた場合に、メニュー画面MNGの表示を開始するように構成している。
次の同図(3−3)〜同図(3−4)に示す状態は、チャンスボタン136による操作に伴ってメニュー画面MNGを表示した状態である。本例では、チャンスボタン136の操作により、メニュー画面MNGにおいて「依存度合いチェック」のメニューが選択された場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第四の注意喚起表示ALT4の表示を開始するように構成している。
次の同図(3−5)〜同図(3−6)に示す状態は、メニュー画面MNGにおいて「依存度合いチェック」のメニューが選択された状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第四の注意喚起表示ALT4として、「依存度合いチェック」のチェック項目を、装飾図柄表示装置208の全ての領域に表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。なお、この第四の注意喚起表示ALT4に替えて(または、加えて)、上述の第一〜第三の注意喚起表示ALT1〜3のうちの一つまたは複数をオーバーラップ表示(または、オーバーラップしないように表示)してもよい。また、本例では、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始された場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
次の同図(3−7)〜同図(3−8)に示す状態は、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第四の注意喚起表示ALT4)を消去している。
<注意喚起表示の実施例4>
図474(4−1)〜同図(4−5)は、実施例4に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。図474(4−1)に示す状態は、上記実施例3で説明した第四の注意喚起表示ALT4(「依存度合いチェック」のチェック項目)を表示している状態である。本例では、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れたことを検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第一の注意喚起表示ALT1の表示を開始するように構成している。
次の同図(4−2)〜同図(4−3)に示す状態は、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れた状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第一の注意喚起表示ALT1として、「節度を持って遊びましょう」という文字列を含む画像を、「依存度合いチェック」のチェック項目の表示の上方手前にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始された場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
次の同図(4−4)〜同図(4−5)に示す状態は、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出し、図柄の変動表示が開始された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第一の注意喚起表示ALT1と第四の注意喚起表示ALT4)を消去している。
<注意喚起表示の実施例5>
図475(5−1)〜同図(5−7)は、実施例5に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。なお、図475(5−1)〜同図(5−3)は、上記実施例1の図474(1−1)〜同図(1−3)と同一であるため、同一の構成については図面において同一の符号を付すこととし、その説明は省略する。
図475(5−4)〜同図(5−5)に示す状態は、球発射ハンドル134のタッチセンサによって遊技者等が球発射ハンドル134に触れた状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第二の注意喚起表示ALT2として、「節度を持って遊びましょう」という文字列を含む画像を、第一の注意喚起表示ALT1の一部にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第三の注意喚起表示ALT3の表示を開始するように構成している。
次の同図(5−6)〜同図(5−7)に示す状態は、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第三の注意喚起表示ALT3として、「お金の使い過ぎに注意しましょう」という文字列を含む画像を、第一の注意喚起表示ALT1の一部と第二の注意喚起表示ALT2の一部にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。
<注意喚起表示の実施例6>
図475(6−1)〜同図(6−5)は、実施例6に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。図475(6−1)〜同図(6−3)に示す状態は、図柄変動表示中に或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第三の注意喚起表示ALT3として、「お金の使い過ぎに注意しましょう」という文字列を含む画像を、装飾図柄の変動表示の一部にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行しているとともに、チャンスボタン136の操作を促すボタン演出BTG2を表示している。また、本例では、チャンスボタン136による操作を受け付けた場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
次の同図(6−4)〜同図(6−5)に示す状態は、ャンスボタン136による操作を受け付けた状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第三の注意喚起表示ALT3)とボタン演出BTG2を消去している。
<注意喚起表示の実施例7>
図475(7−1)は、実施例7に係る注意喚起表示を示した図である。本例では、遊技台の電源投入時や、停電等に起因する瞬停時からの復帰時において、画像データの読み込み等の初期化処理を実行する場合(第五〜第七の注意喚起表示条件が成立した場合)に、第五〜第七の注意喚起表示ALT5〜7の表示を開始するように構成している。
具体的には、図475(7−1)に示すように、装飾図柄表示装置(メイン液晶)208において、第五の注意喚起表示ALT5として、「依存症注意!」という文字列を表示するとともに、2つのサブ液晶269a,269bにおいて、第六〜第七の注意喚起表示ALT6〜7として、「依存症注意!」という文字列を表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。
なお、本発明に係る遊技台は、上記実施例1〜7に係る遊技台の構成に限定されるものではない。したがって、例えば、注意喚起表示の開始条件は、例示した条件(例えば、デモ演出発生時、大当り終了時、球発射ハンドルのタッチセンサに遊技者が触れた時、アウト球検出スイッチが所定球数(例えば、2500球)検出した時、予め定めた時間に到達した時、メニュー画面で遊技者が選択した時)等に限定されない。また、条件成立時に直ちに注意喚起を行ってもよいし、条件成立後、或る時間が経過した場合に注意喚起を行ってもよいし、条件成立後、他の条件が成立した場合に注意喚起を行ってもよい。また、特定の演出実行時には該特定の演出が終了した後に注意喚起を開始するモードを搭載してもよい。
また、複数の条件成立時はそれぞれの条件に応じた注意喚起を同時に行ってもよく、特定の演出実行時に条件成立で該特定の演出をワイプ表示しつつ注意喚起を行ってもよいし、装飾図柄変動表示と島一斉演出をそれぞれワイプ表示しつつ注意喚起を行ってもよいし、大当り中の所定の賞球数に基づく賞球数報知の実行中に注意喚起を行ってもよい。また、注意喚起を行う際に第一の演出は中断(中止)するが、第二の演出は中断しないように構成してもよい。また、図柄変動中に注意喚起報知を全画面で報知する場合、注意喚起報知中は保留アイコンを非表示としてもよいし、保留アイコンを非表示中に先読み保留アイコン入賞で注意喚起報知の終了後に先読み保留アイコンを表示してもよい。
また、可動液晶が回転中に条件が成立した場合、可動液晶の角度に関わらずに注意喚起を行ってもよいし、可動液晶の動作が終了した後に注意喚起を行うモードを搭載してもよい。また、注意喚起を実行中に条件成立した場合に2つ目の注意喚起を同時に実行してもよいし、注意喚起を実行中に始動口に入賞で注意喚起を中止してもよいし、保留が消化された時の変動停止時に注意喚起を常時行ってもよいし、特定の状態(例えば、電サポ中、大当り中、BB中、AT中)は条件成立しても注意喚起を行わないように構成してもよいし、特定の状態(例えば、電サポ中、大当り中、再遊技高確率状態、特別役の内部当選状態)は条件成立しても注意喚起を行わずに該特定の状態が終了時に行ってもよい。
また、遊技者操作で注意喚起を開始できてもよいし、注意喚起アニメ1(アウト球)、注意喚起アニメ2(発射)の時期が重なったときに何れかが優先されてもよいし、アニメが中断されて冒頭から再表示してもよいし、先の契機が終了後に表示してもよい。また、あえて、他の注意喚起表示と期間を重ねて表示してもよい(カード抜き取り、遊技台メーカーのロゴ表示)。また、この期間は表示による予告は出さないように構成してもよい。また、注意喚起は各大当りで実行、プリペイドカードの報知は特定の大当りでのみ実行してもよい。また、通常のデモとメニュー画面を呼び出せない動画デモを備え、ボタン操作でメニュー画面を呼び出すと注意喚起が消えてメニュー画面に対応する注意喚起を開始してもよい。また、発射ハンドルに触れた場合は継続し、タッチに対応する注意喚起を開始してもよい。また、注意喚起を遊技者による操作手段の操作で消去するモードを搭載してもよい。また、注意喚起は、文字のみ、キャラクタを含む、アニメーションする、少なくとも一部に透過性を有する、のいずれか一つまたは複数であってもよい。
<注意喚起表示の実施例8>
図476(1)〜同図(26)は、実施例8に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。図476(1)に示す状態は、デモ演出を実行している状態である。本例では、デモ演出が開始されてから或る時間(例えば、30秒)が経過した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第一の注意喚起表示ALT11の表示を開始するように構成している。
次の同図(2)に示す状態は、デモ演出が開始されてから或る時間(本例では、30秒)が経過した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第一の注意喚起表示ALT1として、「のめり込み注意!」という文字列と、遊技中の遊技者を表した画像を含む画像を、デモ演出の表示にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、遊技が開始された場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
次の同図(3)〜同図(4)に示す状態は、遊技が開始された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第一の注意喚起表示ALT11)を消去している。また、本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、第二の注意喚起表示ALT12の表示を開始するように構成している。
次の同図(5)に示す状態は、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では第二の注意喚起表示ALT12として、「過度の遊技は、ギャンブル依存症の原因の一つとなります。節度を持っての遊技をおすすめします」という文字列を、デモ演出の表示の上部手前でスクロール表示(テロップ表示)することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、或る回数(例えば、20回)の図柄変動表示遊技が実行された場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
同図(12)に示す状態は、或る回数(本例では、20回)の図柄変動表示遊技が実行された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第二の注意喚起表示ALT12)を消去している。なお、同図(7)に示す状態は、始動口228に設けた球検出センサが、遊技球の入球を検出した状態であり、次の同図(8)に示す状態は、図柄の変動表示が開始された状態であり、本例では、同図(5)〜同図(12)に示す複数回の図柄変動表示に亘って、第二の注意喚起表示ALT12を表示している。また、本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、再度、第二の注意喚起表示ALT12の表示を開始するように構成している。
同図(14)に示す状態は、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、上述の第二の注意喚起表示ALT12を再度、表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を再び実行している。なお、同図(5)に示す状態において第二の注意喚起表示ALT12の表示が開始されてから、同図(14)に示す状態において第二の注意喚起表示ALT12の再表示が開始されるまでの時間は、概ね25分間(2500球の遊技球がアウト口240に到達する時間に相当)である。
同図(21)に示す状態は、或る回数(本例では、20回)の図柄変動表示遊技が実行された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第二の注意喚起表示ALT12)を消去している。次の同図(22)に示す状態は、或る時間(本例では、5分)に亘って遊技が中断され、再度、遊技が開始された状態である。また、本例では、特定の遊技状態中(本例では、大当り遊技中)に、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、同図(2)に示す第一の注意喚起表示ALT11と同じ表示態様であって該第一の注意喚起表示ALT12よりもサイズが小さい第八の注意喚起表示ALT11´の表示を開始するように構成している。
同図(25)に示す状態は、特定の遊技状態中(本例では、大当り遊技中)に、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、同状態において、第八の注意喚起表示ALT11´として、第一の注意喚起表示ALT11と同じ表示態様であって該第一の注意喚起表示ALT12よりもサイズが小さい注意喚起表示を表示することで、獲得する遊技球があることから(大当り遊技中であることから)、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を控えめに実行している。なお、同図(14)に示す状態において第二の注意喚起表示ALT12の表示が開始されてから、同図(25)に示す状態において第八の注意喚起表示ALT11´の表示が開始されるまでの時間は、概ね30分間(2500球の遊技球がアウト口240に到達する時間+遊技中断時間に相当)である。
<注意喚起表示の実施例9>
図477(1)〜同図(31)は、実施例9に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。なお、図475(1)〜同図(13)は、上記実施例8の図476(1)〜同図(13)と同一であるため、同一の構成については図面において同一の符号を付すこととし、その説明は省略する。
本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、第一の数(本例では、2000球)の遊技球の入球を検出するたびに(注意喚起表示条件が成立するたびに)、第三の注意喚起表示ALT13の表示を開始するように構成している。
図477(14)に示す状態は、第一の数(本例では、2000球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、第三の注意喚起表示ALT13として、遊技台の広告宣伝(アピール)の情報を含む注意喚起(本例では、「本機種は面白さを追求しております。長時間遊技をご希望される方も節度を持ってお楽しみください」という文字列と、或るキャラクタ画像と、「財布と相談!」という文字列の組合せからなるもの)を表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。また、本例では、或る回数(例えば、20回)の図柄変動表示遊技が実行された場合(注意喚起表示の消去条件が成立した場合)に、表示中の注意喚起表示の一部または全てを消去するように構成している。
同図(18)に示す状態は、或る回数(本例では、20回)の図柄変動表示遊技が実行された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第三の注意喚起表示ALT13)を消去している。なお、同図(14)に示す状態において第三の注意喚起表示ALT13の表示が開始されてから、同図(23)に示す状態において第三の注意喚起表示ALT13の再表示が開始されるまでの時間は、概ね20分間(2000球の遊技球がアウト口240に到達する時間に相当)である。
同図(20)に示す状態は、第一の数(本例では、2000球)の遊技球の入球を再度、検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、同状態で上述の第三の注意喚起表示ALT13を再度、表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を再び実行している。また、本例では、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、第二の数(本例では、6000球)の遊技球の入球を検出するたびに(注意喚起表示条件が成立するたびに)、第二の注意喚起表示ALT12の表示を開始するように構成している。なお、同図(5)に示す状態において第二の注意喚起表示ALT12の表示が開始されてから、同図(20)に示す状態において第二の注意喚起表示ALT12の再表示が開始されるまでの時間は、概ね60分間(6000球の遊技球がアウト口240に到達する時間に相当)である。
同図(30)に示す状態は、或る回数(本例では、20回)の図柄変動表示遊技が実行された状態(注意喚起表示の消去条件が成立した状態)である。本例では、表示中の注意喚起表示の全て(第二の注意喚起表示ALT12)を消去している。
このように、本例では、第一の期間(本例では、60分間)が経過するごとに第一の表示態様の注意喚起表示(本格的な第二の注意喚起表示ALT12)を行うとともに、第二の期間(本例では、20分間)が経過するごとに第二の表示態様の注意喚起表示(遊技台の広告宣伝(アピール)の情報を含む控えめな(コミカルな)第三の注意喚起表示ALT13)を行うように構成している。
<注意喚起表示の実施例10>
図478(a)(1)〜同図(a)(14)は、実施例10に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。本例では、特定の遊技状態中(本例では、SPリーチ中)に、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、当該特定の遊技状態が終了した後(本例では、当該特定の遊技状態が終了して次回の図柄変動表示が開始された後)に、第一の注意喚起表示ALT11の表示を開始するように構成している。
具体的には、図478(a)(7)〜同図(a)(10)に示す状態は、SPリーチ(敗北演出)の状態であり、同図(a)(8)に示す状態は、特定の遊技状態中(本例では、SPリーチ中)に、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、特定の遊技状態中(本例では、SPリーチ中)に、注意喚起表示条件が成立したことから、当該特定の遊技状態では注意喚起表示を行わず、当該特定の遊技状態が終了した後(本例では、同図(a)(14)に示す、SPリーチが終了して次回の図柄変動表示が開始された後)に、第一の注意喚起表示ALT11の表示を開始している。
本例によれば、注意喚起表示を遅延させることで、遊技者が注目する特定の遊技状態中に注意喚起表示を行うことがないため、遊技者の遊技意欲を減退させることがない一方で、特定の遊技状態が終了した後に、遊技者に対して注意喚起を確実に行うことができる。
<注意喚起表示の実施例11>
図478(b)(1)〜図479(b)(21)は、実施例11に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。本例では、特定の遊技状態中(本例では、SPリーチ中)に、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数の遊技球の入球を検出した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、当該特定の遊技状態が終了した後(本例では、当該特定の遊技状態が終了して大当り遊技のエンディング実行中)に、第五の注意喚起表示ALT15の表示を開始するように構成している。
具体的には、図478(b)(7)〜同図(b)(10)に示す状態は、SPリーチ(勝利演出)の状態であり、同図(b)(8)に示す状態は、特定の遊技状態中(本例では、SPリーチ中)に、アウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ)が、或る数(本例では、2500球)の遊技球の入球を検出した状態(注意喚起表示条件が成立した状態)である。本例では、特定の遊技状態中(本例では、SPリーチ中)に、注意喚起表示条件が成立したことから、当該特定の遊技状態では注意喚起表示を行わず、当該特定の遊技状態が終了した後(本例では、図478(b)(15)〜図479(b)(19)に示す、大当り遊技のエンディング実行中)に、第五の注意喚起表示ALT15として、遊技台の遊技状態に応じた注意喚起(本例では、「これから確変に突入しますが、あなたの調子の悪い時もございます。熱くなりすぎないようにご注意ください」という文字列のスクロール表示と、或るキャラクタ画像と、「火傷注意!」という文字列の組合せからなるもの)の表示を開始している。
なお、本例では、図478(b)(16)に示す大当り遊技のエンディング中に、第四の注意喚起表示ALT14として、プリペイドカードの取り忘れに対する注意喚起表示(本例では、プリペイドカードの外観を模した画像と、「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください」という文字列を組み合わせからなるもの)を行い、図479(b)(20)に示す大当り遊技のエンディング直後の状態では、第五の注意喚起表示ALT15を消去し、遊技台メーカーのロゴ表示LGGを表示している。
本例によれば、注意喚起表示を遅延させることで、遊技者が注目する特定の遊技状態中に注意喚起表示を行うことがないため、遊技者の遊技意欲を減退させることがない一方で、特定の遊技状態が終了した後に、遊技者に対して注意喚起を確実に行うことができる。
<注意喚起表示の実施例12>
図479(c)(1)〜同図(c)(10)は、実施例12に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。本例では、特定の遊技状態(本例では、大当り遊技)のエンディングを実行した場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、注意喚起表示の表示を開始するように構成している。
具体的には、図479(c)(1)に示す状態は、大当り遊技を開始した状態であり、次の同図(c)(2)に示す状態では、特定の遊技状態(本例では、大当り遊技)のエンディングを実行したことから(注意喚起表示条件が成立したことから)、第四の注意喚起表示ALT14として、プリペイドカードの取り忘れに対する注意喚起表示(本例では、プリペイドカードの外観を模した画像と、「プリペイドカードの取り忘れにご注意ください」という文字列を組み合わせからなるもの)を行っている。
また、次の同図(c)(3)に示す状態では、特定の遊技状態(本例では、大当り遊技)のエンディングを実行したことから(注意喚起表示条件が成立したことから)、第一の注意喚起表示ALT1として、「のめり込み注意!」という文字列と、遊技中の遊技者を表した画像を含む画像を、デモ演出の表示にオーバーラップ表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。
また、本例では、第一の注意喚起表示ALT1の表示を行う表示期間と第四の注意喚起表示ALT14の表示を行う表示期間の少なくとも一部の期間が重なるように構成しており、同図(c)(3)に示す状態では、第一の注意喚起表示ALT1の表示の上方において、第四の注意喚起表示ALT14の表示を継続している。なお、第一の注意喚起表示ALT1の表示と第四の注意喚起表示ALT14の表示を同時に開始して同時に終了してもよいし、第四の注意喚起表示ALT14の表示のみを先に終了してもよい。
また、本例では、特定の遊技状態が複数回実行される場合において、第一の特定の遊技状態においては、或る注意喚起表示を実行し、第二の特定の遊技状態においては、或る注意喚起表示を実行しないように構成している。具体的には、図479(c)(1)〜同図(3)の1回目の大当り遊技のエンディングでは、第四の注意喚起表示ALT14の表示を実行する一方で、図479(c)(7)〜同図(8)の2回目の大当り遊技のエンディングでは、第四の注意喚起表示ALT14の表示を行わないように構成することで、第四の注意喚起表示ALT14の表示頻度と、他の注意喚起表示の表示頻度を異ならせている。
また、本例では、特定の遊技状態が複数回実行される場合において、第一の特定の遊技状態においては、第一の注意喚起表示を実行し、第二の特定の遊技状態においては、第一の注意喚起表示とは表示態様が異なる第二の注意喚起表示を実行するように構成している。具体的には、図479(c)(1)〜同図(c)(3)の1回目の大当り遊技のエンディングでは、同図(c)(3)において第一の注意喚起表示ALT11の表示を実行する一方で、図479(c)(7)〜同図(c)(8)の2回目の大当り遊技のエンディングでは、同図(c)(8)において第三の注意喚起表示ALT13の表示を行うように構成することで、特定の遊技状態における注意喚起表示の表示態様を異ならせている。
<注意喚起表示の実施例13>
図479(d)(1)〜同図(d)(2)は、実施例13に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。本例では、装飾図柄表示装置208の前方を上下方向に移動可能な可動体MB1を備えており、この可動体MB1が装飾図柄表示装置208の前方にオーバーラップした場合(可動体MB1による可動体予告が実行された場合)であっても、第一の注意喚起表示ALT11の表示を継続するように構成している。
なお、同図(e)(1)〜同図(e)(3)に示すように、可動体予告が終了した後に第一の注意喚起表示ALT11の表示を開始してもよいし、同図(e)(4)に示すように、チュートリアル表示を利用して注意喚起表示ALT16の表示を行ってもよい。また、ここでは、可動体予告を予告として例示したが、他の予告や表示を行う場合に、第一の注意喚起表示ALT11の表示を継続するように構成してもよいし、他の予告や表示が終了した後に第一の注意喚起表示ALT11の表示を開始してもよい。
<注意喚起表示の実施例14>
図480(a)(1)〜同図(a)(10)は、実施例14に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。本例では、特定の演出(本例では、ノーマルリーチ)が実行される場合(注意喚起表示条件が成立した場合)に、当該特定の演出とともに注意喚起表示の表示を開始するように構成している。
具体的には、図480(a)(6)に示す状態は、ノーマルリーチを開始した状態であり、次の同図(a)(7)に示す状態は、特定の演出(本例では、ノーマルリーチ)が実行されたことから(注意喚起表示条件が成立したことから)、当該特定の演出とともに、第三の注意喚起表示ALT13として、遊技台の広告宣伝(アピール)の情報を含む注意喚起(本例では、或るキャラクタ画像と、「財布と相談!」という文字列の組合せからなるもの)を表示することで、遊技への「のめり込み」に対する注意(過度な遊技への注意)を実行している。
また、次の同図(a)(8)に示す状態は、特定の演出(本例では、ノーマルリーチ)が終了したことから(注意喚起表示消去条件が成立したことから)、当該特定の演出を終了するとともに、第三の注意喚起表示ALT3の表示を消去するように構成している。
なお、同図(b)(1)〜同図(b)(4)に示すように、第三の注意喚起表示ALT13を構成するキャラクタ画像と同一のキャラクタ画像と、予告を示唆する「激熱!」の文字列の組合せからなる予告表示PRE3を表示することで、予告表示と注意喚起を同時に実行してもよい。このような構成とすれば、注意喚起が頻繁に表示されることによる煩わしさを解消できる場合があるとともに、注意喚起表示に遊技者を注目させることができる場合がある。
<注意喚起表示の実施例15>
図480(c)(1)〜同図(c)(8)は、実施例15に係る注意喚起表示を時系列で示した図である。本例では、同図(c)(2)〜同図(c)(3)において、チャンスボタン136による操作を促すボタン演出BTG2を実行し、操作を受け付けた場合に、同図(c)(4)〜同図(c)(5)において、操作に対応する操作対応演出を実行した後、次の同図(c)(6)において、第一の注意喚起表示ALT11(本例では、アニメーション表示)と第七の注意喚起表示ALT17(本例では、長文の固定表示)を表示している。
なお、本例において、チャンスボタン136の操作の受付が可能な操作有効期間中に、当該操作を受け付けなかった場合には、同図(c)(4)〜同図(c)(5)に示す操作対応演出を行うことなく、第一の注意喚起表示ALT11(本例では、アニメーション表示)と第七の注意喚起表示ALT17(本例では、長文の固定表示)を表示してもよいし、注意喚起表示の一部または全てを表示しなくてもよい。
(付記a1)
以上説明したように、本発明に係る遊技台は、表示手段(例えば、図474に示す装飾図柄表示装置208)を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数の表示を表示可能な手段であり、前記複数の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、前記複数の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、前記第一の表示とは、注意喚起表示(例えば、図474(1−3)に示す第一の注意喚起表示ALT1)のことであり、前記第二の表示とは、注意喚起表示(例えば、図474(1−5)に示す第二の注意喚起表示ALT2)のことであり、第一の条件の成立があった場合(例えば、デモ演出が開始された場合)に、前記第一の表示が表示され、第二の条件の成立があった場合(例えば、遊技者等が発射ハンドル134に触れた場合)に、前記第二の表示が表示され、前記第一の表示と前記第二の表示のうちの一方を表示中に他方を表示開始可能である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明によれば、注意喚起表示を2つ同時に表示することで遊技者に対して注意喚起をより促すことができる場合がある。
(付記a2)
また、付記a2に記載の遊技台であって、前記第一の表示と前記第二の表示を表示中に図柄変動表示が開始されると、該第一の表示と該第二の表示が消去される(例えば、図474(1−9)参照)、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
このような構成とすれば、2つの表示を消去することで図柄変動表示に集中して貰うことができる場合がある。
(付記a3)
また、付記a2または付記a3に記載の遊技台であって、前記第一の表示と前記第二の表示のうちの一方が他方にオーバーラップされる(例えば、図475(5−5)参照)、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
このような構成とすれば、手前の注意喚起を強調することができる場合がある。
(付記a4)
また、付記a1乃至付記a3のいずれかに記載の遊技台であって、前記複数の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、前記複数の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、前記第三の表示とは、エラー表示(例えば、図474(2−7)に示す扉開放エラーの表示)のことであり、前記第四の表示とは、エラー表示(例えば、図474(2−7)に示す下皿満タンエラーの表示)のことであり、前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされる表示であり、前記第四の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされる表示である、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
このような構成とすれば、注意喚起表示とエラー表示とを優先度に応じて表示することができる場合がある。
(付記a5)
また、付記a1乃至付記a3のいずれかに記載の遊技台であって、前記第一の表示の内容は、前記第二の表示の内容とは異なる内容である、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
このような構成とすれば、注意喚起を異なる内容で表示することで理解をより促すことができる場合がある。
(付記b1)
また、本願発明は、複数の表示を表示可能な表示手段(例えば、図479に示す装飾図柄表示装置208)を備えた遊技台であって、前記複数の表示のうちの一つは、第一の注意喚起表示(例えば、図479(3)に示す注意喚起表示ALT11や図479(8)に示す注意喚起表示ALT13)であり、前記複数の表示のうちの一つは、第二の注意喚起表示(例えば、図479(2)に示す注意喚起表示ALT14)であり、前記第一の注意喚起表示は、第一の大当り遊技の実行中に表示され、前記第一の注意喚起表示は、第二の大当り遊技の実行中に表示され、前記第二の注意喚起表示は、前記第一の大当り遊技の実行中に表示され、前記第二の注意喚起表示は、前記第二の大当り遊技の実行中に表示されず、前記第一の注意喚起表示は、過度な遊技への注意を促す表示である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明によれば、第一の注意喚起表示を第一、第二の大当り遊技において表示することで、遊技者に対して過度な遊技への注意をより促すことができる場合がある。
(付記b2)
また、付記2に記載の遊技台であって、前記第二の注意喚起表示は、プリペイドカードの取り忘れへの注意を促す表示(例えば、図479(2)に示す注意喚起表示ALT14)である、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記c1)
また、本願発明は、遊技球検出手段(例えば、図472に示すアウト口240に設けた球検出センサ(球数スイッチ))と、カウント手段(例えば、主制御部300)と、複数の表示を表示可能な表示手段(例えば、図476に示す装飾図柄表示装置208)と、を備えた遊技台であって、前記遊技球検出手段は、遊技領域から排出された全ての遊技球(以下、「第一の遊技球」という。)を検出可能な手段であり、前記カウント手段は、前記第一の遊技球の数(以下、「第一の数」という。例えば、2500球)をカウント可能な手段であり、前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、前記第一の表示は、過度な遊技への注意を促す表示であり、前記表示手段は、前記第一の数が或る値となった場合に前記第一の表示を開始する手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明によれば、遊技者が使用した遊技媒体の数に応じて第一の表示を行うことで、遊技者に対して過度な遊技への注意をより促すことができる場合がある。
(付記c2)
付記c1に記載の遊技台であって、前記表示手段は、装飾図柄変動表示を表示可能な手段であり、前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行されている期間に前記第一の数が前記或る値となった場合に前記第一の表示を開始する手段であり、前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示が実行されていない期間に前記第一の数が前記或る値となった場合に前記第一の表示を開始する手段である、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記c3)
また、付記c1または付記c2に記載の遊技台であって、演出手段(例えば、図479(d)(2)に示す可動体MB1)を備え、前記演出手段は、第一の位置から第二の位置に移動することで予告を実行可能な手段であり、前記第二の位置は、前記演出手段の少なくとも一部が前記表示手段の前側となる位置であり、前記演出手段が前記第一の位置にある期間に前記第一の数が前記或る値となった場合に前記第一の表示を開始する手段であり、前記演出手段が前記第二の位置にある期間に前記第一の数が前記或る値となった場合に前記第一の表示を開始する手段である、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記c4)
また、付記c1乃至付記c3のいずれかに記載の遊技台であって、前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、前記第二の表示は、過度な遊技への注意を促す表示であり、前記第一の表示と前記第二の表示は異なる表示であり、第一の条件が成立した場合に前記第一の表示が開始され、第二の条件が成立した場合に前記第二の表示が開始され、前記第一の条件は、前記第一の数が或る値となることであり、前記第二の条件は、前記第一の条件と異なる条件(例えば、図476(2)に示すデモ演出が開始されたこと)であり、前記第二の条件は、前記カウント手段を用いずに成立する条件であり、前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。