JP6525347B2 - 複合成形品用の射出成形機および複合成形品用の射出成形機の制御方法 - Google Patents

複合成形品用の射出成形機および複合成形品用の射出成形機の制御方法 Download PDF

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本発明は、固定金型が取付けられる固定盤と可動金型が取付けられる可動盤との間に、中間部材が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材には中間金型が型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転自在に取付けられ、前記固定金型と中間金型、前記可動金型と中間金型がそれぞれ型閉されてキャビティが形成される複合成形品用の射出成形機および複合成形品用の射出成形機の制御方法に関するものである。
複合成形品用の射出成形機としては、特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1の複合成形品の成形方法は、第1型部により1次成形品を1次成形し、前記1次成形品を保持した可動型部を第2型部に型合わせされていた可動型部と入替えた後、前記1次成形品をインサートした第2型部により2次成形品を2次成形するものである。そして第2クランパにより第2型部と可動型部との型合せ面が密着するようにクランプした状態で、第1型部の側において圧縮成形を行うことが記載されている。
しかしながら特許文献1は、各金型にクランパを取付ける必要があり、金型コストが上昇するという問題があった。また特許文献1では固定盤と可動盤の距離を測定して平行制御により圧縮成形を行うことが記載されている。しかしながら圧縮成形時の前記距離の測定は、圧締装置の近傍に設けたセンサにより位置を検出するので、別個にセンサを設ける必要があった。
一方特許文献2は、特許文献1と同様の配置の複合成形品用の射出成形機において、中間盤の位置を可動盤に対して固定的に保持可能なロック機構が備えられている。従って特許文献2では、クランパを使用せずに中間盤を可動盤に固定的に位置保持できるのでクランパの無い金型を用いて固定盤と中間盤の間で射出圧縮成形が可能となっている。
特開2007−50585号公報(請求項3、0018、0024、0026、図6) 特開2011−136439号公報(請求項1、請求項2、0003、図1、図7)
特許文献2には、(0026)に「中間部材35の4個のロック機構42で可動盤18に対して中間部材35を固定しておくことにより、常に可動盤18に対する中間部材35の平行度を保つことが可能となり、ひいては固定盤20に対する中間部材35の平行度を保つことが可能となる。」と記載されているが、(0015)に「固定盤20と各ラムの間または固定盤20の四隅と可動盤16の四隅の間には位置を検出する位置センサ(図示せず)がそれぞれ設けられ、各タイバ24の相対的な位置関係を検出および制御することにより固定盤20に対して可動盤16が平行制御される。」と記載されるように、固定盤と可動盤の四隅近傍の間を位置センサにより直接測定し、固定盤と中間盤の間隔は間接的に演算を用いて求め平行制御を行うものである。そのため特許文献2は、金型間を保持するクランパは必要ないものの、依然として平行制御を行うための専用の位置センサを別途に設ける必要があるものであった。
本発明では上記の問題を鑑みて、これらの配置の複合成形品用の射出成形機において、金型間を保持するクランパも盤面間の各位置を測定する専用の位置センサを必要とせずに、各型締シリンダの個別の圧縮制御等の制御を可能とした複合成形品用の射出成形機およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の複合成形品用の射出成形機は、固定金型が取付けられる固定盤と可動金型が取付けられる可動盤との間に、中間部材が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材には中間金型が型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転自在に取付けられる複合成形品用の射出成形機において、前記固定盤または前記可動盤の四隅近傍にそれぞれ配設されピストンロッドがタイバを構成する型締シリンダと、前記固定盤または前記可動盤のうちの一方の盤のタイバ近傍と中間部材のタイバ近傍にそれぞれ取付けられるサーボ機構を用いた中間部材移動機構とが備えられ、前記中間部材移動機構により中間金型を前記固定盤または前記可動盤のうちの他方の盤に取付けられた金型に押し付けた状態で、前記型締シリンダを個別に制御することにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間で射出圧縮成形を行うことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の複合成形品用の射出成形機は、請求項1において、前記中間部材には型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転する回転盤が設けられ、前記回転盤の少なくとも2面には中間金型が取付けられ、前記中間部材移動機構はサーボモータにより駆動され、サーボモータのエンコーダにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間の距離を検出して型締シリンダの制御を行うことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の複合成形品用の射出成形機の制御方法は、固定金型が取付けられる固定盤と可動金型が取付けられる可動盤との間に、中間部材が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材には中間金型が型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転自在に取付けられる複合成形品用の射出成形機の制御方法において、前記固定盤または前記可動盤の四隅近傍にそれぞれ配設されピストンロッドがタイバを構成する型締シリンダと、前記固定盤または前記可動盤のうちの一方の盤のタイバ近傍と中間部材のタイバ近傍にそれぞれ取付けられるサーボモータを用いた中間部材移動機構とが備えられ、前記中間部材には型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転する回転盤が設けられ、前記回転盤の少なくとも2面には中間金型が取付けられ、前記中間部材移動機構はサーボモータにより駆動され、固定金型と中間金型、中間金型と可動金型を型閉完了後に前記中間部材移動機構のサーボモータのエンコーダにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間の距離を検出し前記サーボモータを個別に制御して前記一方の金型のキャビティの拡張を行うとともに、前記型閉完了後から前記キャビティを一定量拡張後までの間のいずれかのタイミングで射出装置から前記キャビティに射出を行うことを特徴とする。
本発明の複合成形品用の射出成形機は、固定金型が取付けられる固定盤と可動金型が取付けられる可動盤との間に、中間部材が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材には中間金型が型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転自在に取付けられる複合成形品用の射出成形機において、前記固定盤または前記可動盤の四隅近傍にそれぞれ配設されピストンロッドがタイバを構成する型締シリンダと、前記固定盤または前記可動盤のうちの一方の盤のタイバ近傍と中間部材のタイバ近傍にそれぞれ取付けられるサーボ機構を用いた中間部材移動機構とが備えられ、前記中間部材移動機構により中間金型を前記固定盤または前記可動盤のうちの他方の盤に取付けられた金型に押し付けた状態で、前記型締シリンダを個別に制御することにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間で射出圧縮成形を行うので、金型のクランパも盤面間の各位置を測定する専用の位置センサを必要とせずに、各型締シリンダの圧縮制御を行うことができる。
本実施形態の複合成形品用の射出成形機において、固定金型および可動金型と中間金型とが型開され前回の複合成形品が取出された状態を示す概略図である。 本実施形態の複合成形品用の射出成形機において、固定金型および可動金型と中間金型とが型閉された状態を示す概略図である。 本実施形態の複合成形品用の射出成形機において、射出圧縮成形開始時の状態を示す概略図である。 本実施形態の複合成形品用の射出成形機の中間部材と回転盤の正面図である。 別の実施形態の複合成形品用の射出成形機において、射出圧縮成形開始時の状態を示す概略図である。
本発明の実施形態の複合成形品用の射出成形機11について、図1等を参照して説明する。複合成形品用の射出成形機11は、型締装置12とその両側に設けられた固定側の射出装置13と可動側の射出装置14から基本的な部分が構成される。型締装置12について説明すると、固定金型15が取付けられる固定盤16と可動金型17が取付けられる可動盤18との間に、中間部材19が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材19には中間金型20,21が型開閉方向と直交する方向の軸Oを中心に回転自在に取付けられている。
固定盤16の中央には射出装置13のノズルが固定金型15に向けて挿入される孔16aが設けられている。また固定盤16の四隅近傍には型締シリンダ23(図1等の概略図では1個の型締シリンダ23のみ断面を記載)がそれぞれ設けられ、型締シリンダ23のピストンロッドによってタイバ24が構成されている。型締シリンダ23は双方向作動型の油圧シリンダからなり、固定盤16内のタイバ24の側に大面積の型締用油室25が設けられるとともに、反タイバ側(射出装置13側)には小面積の強力型開用油室26が設けられている。また型締シリンダ23には毎サイクルの型締と強力型開によって変更されてしまうタイバ24の位置補正や取付けられる金型の厚みが変更された際のタイバ24の位置補正のための調整手段27が設けられている。本実施形態では型締シリンダ23は、油圧装置36のサーボバルブ38に接続され個別にクローズドループ制御可能となっている。なお型締シリンダ23はサーボバルブ38と同様の働きをするクローズドループ制御可能な流量制御バルブにより制御されるものでもよい。
そして固定盤16から可動盤18側に向けて平行に設けられた4本のタイバ24の型締シリンダ23から遠い側の部分には、ハーフナット30を係止する複数の凹溝が形成された係止部31が設けられている。そしてタイバ24は可動盤18の四隅近傍の孔18aに挿通されており、可動盤18はタイバ24にガイドされつつベースに設けられた直動ガイド等のガイド上を型開閉方向に移動されるようになっている。可動盤18の中央には射出装置14のノズルが可動金型17に向けて挿入される孔18bが設けられている。可動盤18と射出装置14は連結され同時に型開閉方向に移動可能となっている。
次に可動盤18を型開閉方向に移動させる可動盤移動機構32について説明する。ベース上に設けられたブラケットには可動盤移動機構32のサーボモータ33が固定されるとともにボールネジ34がベース上の複数箇所で軸保持されている。そして前記サーボモータ33の駆動軸とボールネジ34が直接またはタイミングベルトを介して接続されている。また可動盤18に設けられたブラケットにはボールネジナット35が固定され、前記ボールネジナット35には前記ボールネジ34が挿通されている。サーボモータ33は、制御装置22に接続され、内蔵するロータリエンコーダ33aからの可動盤18の位置検出信号が制御装置22に送られることにより可動盤18(射出装置14を含む)の駆動制御が可能となっている。なお可動盤移動機構32のサーボモータ33やボールネジ34は固定盤16に取付けられたものでもよい。
次に中間部材19と回転盤37と中間金型20,21について説明する。固定金型15が取付けられる固定盤16と可動金型17が取付けられる可動盤18の間には、中間部材19が型開閉方向に移動自在に配設されている。図4に示されるように中間部材19は、それぞれ一定の厚みを有する上部梁部材28と下部梁部材29から構成されている。上部梁部材28の両端近傍部分にはガイドブッシュが固着された孔28aが設けられ、前記孔28aにはそれぞれ上側のタイバ24が挿通されている。そして上部梁部材28の中央部の上部には回転盤回転用のサーボモータ39が配置されている。
下部梁部材29は、ベース上に型開閉方向に設けられた直動ガイド等のガイド上に移動自在に載置されている。また下部梁部材29の両端近傍部分にはガイドブッシュが固着された孔29aが設けられ、前記孔29aにはそれぞれ下側のタイバ24が挿通されている。上部梁部材28の平面視中央部分と下部梁部材29の平面視中央部分の間には、上下方向(型開閉方向に直交する方向)に回転軸40が設けられている。そして回転軸40の上側部分は、上部梁部材28の貫通孔に設けられた図示しないラジアルベアリング等のベアリングにより回転自在に保持されている。また回転軸40の下側部分は、下部梁部材29に設けられた図示しないスラストベアリング等のベアリングにより自重が支承され、回転軸40は中間部材19に対して回転自在に保持されている。また上部梁部材28のサーボモータ39の駆動軸と回転軸40は、減速機またはタイミングベルトを介して接続され、サーボモータ39の駆動により回転軸40が回転されるようになっている。
そして前記回転軸40には回転軸40の軸O(軸芯)を中心に回転する回転盤41が固定されている。回転盤41は、一定厚みの盤体であり、一側の盤面には中間金型20が取付けられ、他側の盤面には中間金型21がそれぞれ取付けられるようになっている。従って中間金型20,21についても前記回転軸40の軸Oを中心に回転する。また中間部材19には、それぞれ回転盤41を位置決め固定するための位置決めピン42が少なくとも1箇所に設けられている。
なお中間部材19および回転盤41の構造としては、回転軸40が回転盤41を貫通しておらず、上下の梁部材28,29に回転盤41が回転自在かつ着脱自在にセットされるものでもよい。更に中間部材19は、中央に貫通孔が設けられた額縁形状の盤体からなり、貫通孔の部分に回転軸と回転盤が取付けられるものでもよい。その場合回転軸は水平方向に設けられたものであってもよい。更にまた前記において額縁形状の中間部材の一側の縦方向の梁部が無くて一側面が開放されたC型形状のものでもよい。また下部梁部材29を採用する場合の変形例として、下部梁部材29は下側のタイバ24に挿通されておらずベース上のみに載置されたものか、或いはベース上に載置されておらず下側のタイバ24のみにガイドされるものでもよい。
次に中間金型20,21、回転盤41が取付けられた上部梁部材28と下部梁部材29からなる中間部材19を型開閉方向に移動させる中間部材移動機構43について説明する。中間部材19と可動盤18の間には、サーボ機構を用いた中間部材19を型開閉方向に移動させる中間部材移動機構43が備えられている。図1等の概略図では中間部材移動機構43は省略して2基が記載されているが、それぞれのタイバ近傍に4基またはそれ以上の基数が配設されている。
中間部材移動機構43の一側は可動盤18に取付けられている。可動盤18の四隅近傍(タイバ近傍)の位置にブラケットが固定され、前記ブラケットにそれぞれサーボ機構のサーボモータ44が固定されるとともにボールネジ45が軸保持されている。従って本実施形態では4基のサーボモータ44により中間部材19を移動させる。そして前記サーボモータ44の駆動軸とボールネジ45は直接またはベルトや減速機を介して接続されている。
また中間部材19の他側は可動盤18に取付けられている。中間部材19の上部梁部材28の両側のタイバ近傍にそれぞれ設けられたブラケットにはそれぞれボールネジナット46が固定され、前記ボールネジナット46には前記ボールネジ45が挿通されている。また中間部材19の下部梁部材29の両側のタイバ近傍にそれぞれ設けられたブラケットにもそれぞれボールネジナット46が固定され、前記ボールネジナット46には前記ボールネジ45が挿通されている。
なお本発明においてタイバ近傍とは、タイバ24が挿通される部分の近くという意味であり、
可動盤18においては四隅側の側面、上面、上側面、およびそれらの部分に設けられたブラケット等がタイバ近傍位置となる。また中間部材19においても上部梁部材28、下部梁部材29のそれぞれ側面、上面、上側面、およびそれらの部分に設けられたブラケット等がタイバ近傍位置となる。また各中間部材移動機構43は、型開閉方向と平行となるように可動盤18側と中間部材19側で取付け位置が同一高さ位置および同一水平位置となっていることは言うまでもない。
これら中間部材移動機構43のサーボモータ44は、制御装置22に接続され、付設されたロータリエンコーダ44aにより中間部材19の移動制御および位置検出が可能となっている。またサーボモータ44をサーボロックすることにより、中間部材19を可動盤18に対して固定的に位置保持できる。なお中間部材移動機構43は、中間部材19の側にサーボモータ44を取付け、可動盤18の側にボールネジナット46を取付けてもよい。更に中間部材移動機構は、サーボ機構を用いたものであれば、リニアサーボモータや、位置センサを内蔵しサーボバルブにより作動される油圧シリンダ等を用いたものでもよい。
本実施形態に用いられる金型については、中間金型20,21の形状は同じである。そして可動金型17と中間金型20または21の間で射出圧縮成形が行えるように可動金型17と中間金型20または21により形成される金型は容積が変更可能なキャビティが形成されるようになっている。なお回転盤41は長方体または立方体であって周囲の4側面にそれぞれ合計4個の中間金型が取付けられるものでもよい。更には回転盤41を使用せず、中間金型が直接上下の梁部材28,29に対して回転自在かつ着脱自在にセット可能なものでもよい。また本発明は、射出圧縮成形を行う金型が取付けられた盤面間の各位置を測定するための専用の位置センサを必要としないことを特徴としているが、特殊な成形の場合には金型に金型間の距離を測定するセンサを更に設けるものを除外するものではない。
次に複合成形品用の射出成形機11の制御装置22について説明する。図1等では制御装置22は、概念上一つの構造物として記載してあるが、実際は各サーボモータ33,44のサーボアンプなど複数の構造物からなる場合が多い。制御装置22は、中間部材移動機構43の各サーボモータ44に接続され、エンコーダ44aからの信号が取り込まれるようになっている。また制御装置22は、可動盤移動機構32のサーボモータ33とも接続され、ロータリエンコーダ33aからの信号が取り込まれるようになっている。更に制御装置22は、油圧装置36と接続され、サーボバルブ38等を制御可能となっている。更にまた制御装置22は、射出装置13,14やその他の機器とも接続されている。
次に図1ないし図3により複合成形品用の射出成形機11を用いた射出圧縮成形方法について説明する。まず図1は、可動金型17が取付けられた可動盤18と、中間金型20,21がそれぞれの面に取付けられた回転盤41を備えた中間部材19が型開完了位置にある状態である。そして前回に成形された複合成形品は、図示しないエジェクタ機構と取出機を用いて取出され、回転完了した中間金型21には、前回に成形された1次成形品P1が残留した状態にある。次に制御装置22からの指令により可動盤移動機構32のサーボモータ33がそれぞれ駆動され可動盤18が固定盤16に向けて移動される。また同時に中間部材移動機構43のサーボモータ44がそれぞれ駆動され中間部材19および回転盤41は可動盤18との距離に縮める方向に移動される。しかしこの際の可動盤18に対する中間部材19の移動速度は、固定盤16に対する可動盤18の移動速度の半分程度であるので、実際には中間部材19と回転盤37も固定盤16に対して接近する方向に向けて移動される。これらの可動盤18および中間部材19の移動速度は、低速、高速、低速の順に制御される。
そして図2に記載されるように、低速状態で可動金型17および中間金型21と、固定金型15および中間金型20が型当接され型閉完了が確認されるとハーフナット30がタイバ24の係止部31に係合される。そして型閉完了後も中間部材移動機構43のサーボモータ44には所定の電流値が継続して送られ、サーボモータ44に中間部材19を前進させる方向のトルクを発生させる。この際のサーボモータ44のトルク値は、中間部材19を低速移動させていた際のトルク値と同一かその前後の値となるように制御される。その結果中間金型20は固定金型15に向けて更に押圧されるがそれ以上前進できず、その反力として可動盤18および可動金型17に対して型開力が付与される。そして中間金型21と可動金型17の間のキャビティCは一定量拡張される。この際に可動盤移動機構32のサーボモータ33はフリーとするか型開方向のトルクを僅かに付与して中間部材移動機構43の作動による可動盤18の移動をアシストする。
この可動盤18の型開移動の際、中間部材移動機構43の各サーボモータ44のエンコーダ44aにより中間部材19に対する可動盤18の移動距離(位置)がそれぞれ検出され、サーボモータ44ごとに中間金型21に対する可動金型17の開き量の位置制御が行われる。なおこの際の位置の検出には速度を検出するものであってもよい。従って可動金型17と中間金型21の間のキャビティCは、中間部材移動機構43の各サーボモータ44をクローズドループ制御することにより均等な厚みを保って開くことができる。またこの際の可動盤18の移動により、ハーフナット30の歯とタイバ24の係止部31との間の隙間が解消されることが望ましい。
そして図3に記載されるように、可動金型17および可動盤18が設定位置まで一定量開いていることが検出された後、可動盤側の射出装置14から可動金型17と中間金型21との間の一定量拡張されたキャビティCに向けて射出(射出充填と保圧)が行われる。なおこの際の型締シリンダ23の昇圧確認は必須のものではなく、キャビティCが一定量拡張されたタイミングのみにより射出開始してもよい。そして射出充填中に射出装置14の図示しないスクリュの前進位置等を検出して、制御装置22からサーボバルブ38に信号が送られ、サーボバルブ38を介して型締シリンダ23の型締用油室25に作動油が更に供給される。そして前記の型締シリンダ23の作動によりキャビティC内に射出された溶融樹脂の圧縮が行われる。なお型締シリンダ23による圧縮開始のタイミングは一般的には射出中(特には射出充填中)が望ましいが、条件によっては射出開始時や射出完了時であってもよい。圧縮開始時の型締シリンダ23の制御は、ぞれぞれの型締シリンダ23のタイバ近傍に対応する中間部材移動機構43の各サーボモータ44のロータリエンコーダ44aの位置をそれぞれ検出しての位置制御により行われ、各型締シリンダ23がそれぞれ個別にクローズドループ制御される。
そして図示しないセンサにより検出される型締シリンダ23の圧力が設定値まで上昇すると各型締シリンダ23は、位置制御から圧力制御に切換えられる。なおこの際の制御方式は各種の方式が実施可能であり、圧縮開始当初の位置制御の段階で圧力制御の要素を加えることもあり得るし、圧力制御の段階で位置制御の要素を残すこともあり得る。また個別の型締シリンダ23への制御も各型締シリンダ23をそれぞれ別個に目標前進位置に対して制御するようにしてもよいし、1個の型締シリンダに対して目標前進位置を与え、他の型締シリンダは目標前進位置を与えられた型締シリンダに追従するようにしてもよい。
本実施形態の射出圧縮成形の方式は、キャビティCを最初から一定量開いた状態で射出を行う「射出プレス」とも呼称される方式であるが、可動金型17と中間金型21との間のキャビティが型閉完了されて圧縮代の無い状態から射出を開始し、射出圧によりキャビティが一定量開かれてから圧縮成形を行うものでもよい。また圧縮成形の圧縮開始のタイミングは、スクリュ位置以外に、型締シリンダ23の圧力、キャビティ内圧力、およびタイマによる計時等、適宜なタイミングで行われるものでもよい。
本実施形態では固定金型15と中間金型20または21の間で1次成形品を圧縮成形せずに射出成形し、その後1次成形品P1と中間金型20または21を回転移動させ、可動金型17と中間金型20または21の間で圧縮成形により2次成形を行って複合成形品Pを成形完了する。しかし可動金型17と中間金型20または21の間で形成される金型で圧縮成形により1次成形品を成形し、その後型開きして1次成形品と中間金型20または21を回転移動させ、固定金型15と中間金型20または21の間で形成される金型で2次成形を行って複合成形品を完成するものでもよい。また1回の型閉動作の中で行われる固定金型15と中間金型20または21の組の金型で行われる射出成形と可動金型17と中間金型20または21の組の金型で行われる射出圧縮成形との時間的な関係は、いずれか一方を先に射出してタイミングをずらして行うことが望ましい。この際冷却時間が長く必要となる方の金型に先に射出するようにしてもよいが、圧縮成形品に対して強い型締力を及ぼすことが好ましくない場合は圧縮成形する方の金型への射出を後に行ってもよい。
そして型締が進行して型締シリンダ23の移動が停止した時点か所定の圧力が検出された時点、または予めタイマにより設定したタイミングで中間部材移動機構43の各サーボモータ44のロータリエンコーダ44aからの検出値の原点のリセットが行われる。このことにより成形サイクルを重ねて金型の熱膨張が進行したとしても安定した成形の継続が可能となる。なお可動金型17と中間金型20を型締した際と、可動金型17と中間金型21を型締した際では、前記型締時の中間部材移動機構43の各サーボモータ44の検出位置は僅かに相違する場合があるので、中間金型20,21ごとにそれぞれ原点を設け、原点補正もそれぞれ中間金型20,21ごとに行うことが望ましい。なお中間部材移動機構43の各サーボモータ44の原点補正のタイミングは、最初に金型が型閉完了した時点であってもよい。
その後にそれぞれの金型で成形された成形品の冷却が完了すると型締シリンダ23の圧抜が行われ、強力型開用油室26へ作動油を供給して強力型開による離型が行われる。この際に可動盤移動機構32のサーボモータ33はフリーであるが、中間部材移動機構43のサーボモータ44はサーボロック状態とする。このことにより金型にクランパを設けなくても、固定金型15と中間金型20または21からなる金型のキャビティを先に型開きすることができる。または前記の型締シリンダ23による強力型開開始と同時に中間部材移動機構43のサーボモータ44に対して中間部材前進方向のトルクを発生させることにより可動金型17と中間金型20または21とからなる金型のキャビティを先に型開きすることができ、所望の側の金型を先に型開することができる。そしてその後に可動盤移動機構32のサーボモータ33と中間部材移動機構43のサーボモータ44を使用して双方の金型が型開きされると図示しないエジェクタと取出機により複合成形品Pの突出しと取出しが再度行われ、その後に回転盤41および中間金型20,21の回転が行われる。
また本発明の複合成形品用の射出成形機51の型締装置52は、図5に記載のように、固定盤53のタイバ54近傍に中間部材移動機構55の一側が取付けられ中間部材56のタイバ54近傍に中間部材移動機構55の他側がそれぞれ取付けられたものでもよい。図5に記載される複合成形品用の射出成形機51の場合、中間部材移動機構55のサーボモータ57により中間金型58を可動盤59に取付けられた可動金型60に押し付けた状態で、型締シリンダ61を個別に制御することにより固定盤53に取付けられた固定金型62と中間金型63の間で射出圧縮成形が行われる。
次に本発明の複合成形品用の射出成形機11等を用いて発泡成形を行う際について記載する。発泡成形を行う際についても固定金型15および中間金型20、可動金型17および中間金型21が型閉完了されるまでの工程は先の射出圧縮成形の例と同じである。そして型閉完了後にハーフナット30の係止が行われると各型締シリンダ23により可動金型17および中間金型21からなる金型に僅かに型締力が付与される。そして各型締シリンダ23の昇圧確認後に可動金型17と中間金型21からなる金型のキャビティに射出装置14から発泡材料が射出されると、型締シリンダ23の圧力を制御しながらキャビティの内圧上昇に応じてキャビティを拡張させていく。
先の射出圧縮成形の射出プレス時のキャビティ拡張との相違は、射出プレス時のキャビティ拡張は中間部材移動機構43のサーボモータ44の駆動力により可動盤18および可動金型17を移動させるのに対して、発泡成形の場合は可動盤18および可動金型17の移動制御は、キャビティ内の発泡材料の膨張力とそれに対抗する型締シリンダ23の圧力制御により行われる点である。しかしこの際にサーボ機構である中間部材移動機構43のサーボモータ44のエンコーダ44aにより金型間の距離を個別に検出し、型締シリンダ23に位置制御の要素を加えて型開制御(平行制御)を行い、中間金型21と可動金型17からなる金型のキャビティを一定量拡張するので、発泡材料の膨張力が大きい場合でもキャビティの平行状態を保ったまま所望の速度または圧力で拡張することができる。なおこの際に中間部材移動機構43のサーボモータ44にトルクを発生させ可動金型17を型閉方向または型開方向に向けてアシスト力を加えることも考えられない訳ではない。
更に本発明の複合成形品用の射出成形機11等は、回転盤41および中間金型20,21を回転させて多色成形を行うことを主たる目的とするものであるが、回転盤41等を回転させずに、中間金型21と可動金型17の間で射出圧縮成形や発泡成形を行うものでもよい。その場合、固定金型15と中間金型20からなる金型では、別の成形品を成形してもよいし、固定金型15と中間金型20で一つのブロックとして成形を行わないものでもよい。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、上記の各記載を組み合わせたものや当業者が本発明の趣旨を踏まえて追加や変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。
11,51 複合成形品用の射出成形機
12,52 型締装置
13,14 射出装置
15,53 固定金型
16,62 固定盤
17,60 可動金型
18,59 可動盤
19,56 中間部材
20,21,58,63 中間金型
22 制御装置
23,61 型締シリンダ
24,54 タイバ
32 可動盤移動機構
33,39,44,57 サーボモータ
34,45 ボールネジ
35,46 ボールネジナット
38 サーボバルブ
40 回転軸
41 回転盤
43,55 中間部材移動機構
C キャビティ

Claims (3)

  1. 固定金型が取付けられる固定盤と可動金型が取付けられる可動盤との間に、中間部材が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材には中間金型が型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転自在に取付けられる複合成形品用の射出成形機において、
    前記固定盤または前記可動盤の四隅近傍にそれぞれ配設されピストンロッドがタイバを構成する型締シリンダと、
    前記固定盤または前記可動盤のうちの一方の盤のタイバ近傍と中間部材のタイバ近傍にそれぞれ取付けられるサーボ機構を用いた中間部材移動機構とが備えられ、
    前記中間部材移動機構により中間金型を前記固定盤または前記可動盤のうちの他方の盤に取付けられた金型に押し付けた状態で、
    前記型締シリンダを個別に制御することにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間で射出圧縮成形を行うことを特徴とする複合成形品用の射出成形機。
  2. 前記中間部材には型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転する回転盤が設けられ、前記回転盤の少なくとも2面には中間金型が取付けられ、
    前記中間部材移動機構はサーボモータにより駆動され、
    サーボモータのエンコーダにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間の距離を検出して型締シリンダの制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の複合成形品用の射出成形機。
  3. 固定金型が取付けられる固定盤と可動金型が取付けられる可動盤との間に、中間部材が型開閉方向に移動自在に配設され、前記中間部材には中間金型が型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転自在に取付けられる複合成形品用の射出成形機の制御方法において、
    前記固定盤または前記可動盤の四隅近傍にそれぞれ配設されピストンロッドがタイバを構成する型締シリンダと、
    前記固定盤または前記可動盤のうちの一方の盤のタイバ近傍と中間部材のタイバ近傍にそれぞれ取付けられるサーボモータを用いた中間部材移動機構とが備えられ、
    前記中間部材には型開閉方向と直交する方向の軸を中心に回転する回転盤が設けられ、前記回転盤の少なくとも2面には中間金型が取付けられ、
    前記中間部材移動機構はサーボモータにより駆動され、
    固定金型と中間金型、中間金型と可動金型を型閉完了後に前記中間部材移動機構のサーボモータのエンコーダにより前記一方の盤に取付けられた金型と中間金型の間の距離を検出し前記サーボモータを個別に制御して前記一方の金型のキャビティの拡張を行うとともに、前記型閉完了後から前記キャビティを一定量拡張後までの間のいずれかのタイミングで射出装置から前記キャビティに射出を行うことを特徴とする複合成形品用の射出成形機の制御方法。
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