JP6524505B2 - 電子機器 - Google Patents

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表示部を有する第1のユニットと、入力部を有する第2のユニットとを備え、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器に関する。
特許文献1は、タブレット型コンピュータ(第1のユニット)と、キーボードを有するステーション(第2のユニット)とを備え、タブレット型コンピュータとステーションとが着脱可能に構成された電子機器を開示している。
特開2014−99007号公報
着脱可能に構成された電子機器においては、第1のユニットと第2のユニットとを電気的に接続するためのコネクタが必要となるが、このような電子機器においては、両者の着脱性を考慮して、コネクタを外部に露出させて設ける場合がある。また、このような着脱可能に構成された電子機器を屋外等で利用したいという要求がある。このような構成の場合、雨水その他の水分等の侵入について十分に考慮する必要がある。
本開示は、上記のような構成の電子機器を屋外等において適切に利用可能とすることを目的とする。
本開示の電子機器は、表示部を有する第1のユニットと、入力部を有する第2のユニットとを備え、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成されている。
第2のユニットは、第1のユニットの側部を収容可能なソケットを有する。
ソケットは、第1のユニットのコネクタと電気的に接続するためのコネクタを備える。
ソケットのコネクタは、
第1のユニットのコネクタの端子に接触可能に設けられた端子と、
当該端子を支持し、ソケットに固定されたベース部材と、
ベース部材に対して移動可能に設けられた可動部材と、を含む。
可動部材は、
第1のユニットがソケットに装着されたときに、ベース部材側に移動して、第1のユニットのコネクタの端子及びソケットのコネクタの端子を包囲した状態で第1のユニット及びベース部材と密着し、
第1のユニットがソケットから取り外されたときに、ベース部材から離れる方向に移動して、ベース部材との間に隙間を形成する。
本開示によれば、コネクタの可動部材は、第1のユニットがソケットから取り外されたときに、ベース部材から離れる方向に移動して、ベース部材との間に隙間を形成する。そのため、コネクタ内に水が侵入した場合でも、侵入した水は可動部材とベース部材との隙間から排水されることとなる。したがって、その後に、第1のユニットをソケットに装着した場合でも、水による影響は抑制される。
また、可動部材は、第1のユニットがソケットに装着されたときに、ベース部材側に移動して、第1のユニットのコネクタの端子及びソケットのコネクタの端子を包囲した状態で第1のユニット及びベース部材と密着する。そのため、例えば屋外での使用時に降雨等が発生しても、可動部材が防水部材として機能することにより、第1のユニットのコネクタの端子及びソケットのコネクタの端子に、雨水等が侵入するのが抑制される。
このように、本開示によれば、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器を屋外等において適切に利用できる。
本実施形態に係る電子機器の正面側の斜視図である。 本実施形態に係る電子機器の背面側の斜視図である。 本実施形態に係る電子機器の正面図である。具体的に、(a)図は第1のユニット(タブレット型コンピュータ)が第2のユニットに嵌められた状態を示し、(b)図は第1のユニット(タブレット型コンピュータ)が第2のユニットから取り外された状態を示す。 本実施形態に係る電子機器の第1のユニット(タブレット型コンピュータ)の斜視図である。 本実施形態に係る電子機器の第2のユニットのソケットの外観図である(係合部材が第1の回転位置にある状態)。具体的に、(a)図はソケットの斜視図であり、(b)図は係合部材部分の拡大斜視図である。 本実施形態に係る電子機器の第2のユニットのソケットの外観図である(係合部材が第2の回転位置にある状態)。具体的に、(a)図はソケットの斜視図であり、(b)図は係合部材部分の拡大斜視図である。 本実施形態に係る電子機器のソケットのコネクタの単体斜視図である(可動部材が上方位置にある状態)。 本実施形態に係る電子機器のソケットのコネクタの単体分解斜視図である。 本実施形態に係る電子機器のソケットのコネクタの単体分解斜視図である。 図7のA−A線による断面図である。 図7のB−B線による断面図である。 本実施形態に係る電子機器のソケットのコネクタの単体斜視図である(可動部材が下方位置にある状態)。 本実施形態の作用を模式的に説明する図である。 本実施形態の作用を模式的に説明する図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1を説明する。
[1.構成]
[1−1.電子機器の概要]
図1は、本実施形態に係る電子機器1の正面側の斜視図である。図1は、電子機器1を開いた状態の外観を示す。図2は、本実施形態に係る電子機器1の背面側の斜視図である。なお、図1等において、各機器やユニット等の方向に関する記載を定義している。幅方向については、電子機器1、第1のユニット100、第2のユニット200、入力ユニット300、及びソケット400について、同じ方向であり、以下において、単に「幅方向」と言う場合がある。なお、本実施形態において、ヒンジ部500の回転軸心方向は、上記幅方向と平行な方向である。図1以外の各図においては、説明対象のユニットについての方向の定義を記載している。なお、上記の定義は、理解を容易にするための説明便宜上のものであり、構成要素の絶対的配置条件や、使用の際の方向等まで規定するものではない。
図1に示されるように、電子機器1は、第1のユニット100(タブレット型コンピュータ)と、第2のユニット200(キーボード301等を有するユニット)とを備える。第1のユニット100と第2のユニット200とは着脱可能であり、これにより、電子機器1は、所謂、デタッチャブル型コンピュータとして構成されている。図3は、本実施形態に係る電子機器1の正面図である。具体的に、(a)図は第1のユニット100が第2のユニット200に装着された状態を示し、(b)図は第1のユニット100が第2のユニット200から取り外された状態を示す。
図1〜図3に示すように、第1のユニット100は、タブレット型コンピュータである。第1のユニット100は、第1の主面100a(厚み方向の表側の面)に、表示部101を有する。表示部101は、例えば液晶表示パネルである。また、表示部101は、ユーザのタッチ操作を受付可能なタッチパネルである。第1のユニット100は、中央演算処理装置(CPU)、揮発性記憶装置(RAM)、不揮発性記憶装置(ROM、SSD等)、バッテリ等を内蔵している。第2の主面100b(厚み方向の裏側の面)には、着脱可能な蓋102を有する。不揮発性記憶装置(ROM、SSD等)には、オペレーティングシステム(OS)、種々のアプリケーションプログラム、種々のデータ等が格納されている。中央演算処理装置(CPU)は、OS、アプリケーションプログラム、種々のデータを読み込んで演算処理を実行することにより、種々の機能を実現する。
第2のユニット200は、ユーザが入力処理を行うことが可能な入力部を備え、第1のユニット100が着脱可能である。第2のユニット200は、入力ユニット300と、ソケット400と、ヒンジ部500とを備える。
入力ユニット300の筐体は、例えばマグネシウム合金などの金属や樹脂により形成される。入力ユニット300の主面300a(厚み方向の表側の面)には、キーボード301、タッチパッド302及び複数の操作ボタン303等を含む入力部が設けられている。
ソケット400は、第1のユニット100の上下方向の下側の側部100S(以下適宜「下側部100S」という)を収容可能である。
ヒンジ部500は、入力ユニット300の奥行き方向の後側の側部300S(以下適宜「後側部300S」という)側とソケット400の上下方向の下側の側部400S(以下適宜「下側部400S」という)とを、入力ユニット300とソケット400とが相対回転可能なように連結する。ヒンジ部500は、電子機器1の幅方向に平行な回転軸心HCを有する。ヒンジ部500は、例えば図1、図2のように第1のユニット100と第2のユニット200とが100度程度の角度をなすように開いた状態で保持することができる。また、ヒンジ部500は、第1のユニット100を第2のユニット200に対して閉じた状態(第1のユニット100の第1の主面100aと第2のユニット200の入力ユニット300の主面300aとが近接して対向し、ほぼ平行となる状態)とすることができる。
ソケット400には、第1のユニット100の下側部100Sが収容された状態において、第1のユニット100のコネクタ120(図4参照)と接続されるコネクタ460(図5参照)が設けられている。コネクタ120及びコネクタ460を介して、第1のユニット100と第2のユニット200との間で、種々の信号や電力の授受を行うことができる。例えば、第2のユニット200の入力ユニット300のキーボード301、タッチパッド302、複数の操作ボタン303等の入力部等から出力される信号を第1のユニット100に出力することができる。第1のユニット100は、これらの信号を受信し、受信した信号に基づく制御が可能である。したがって、電子機器1によれば、第2のユニット200に第1のユニット100を装着して、ノートタイプ型コンピュータとして利用することができる。また、第1のユニット100単体で、タブレット型コンピュータとして利用することができる。
[1−2.ロック機構]
本実施形態の電子機器1は、第1のユニット100が第2のユニット200に装着された状態(連結状態)において、第1のユニット100が第2のユニット200から離脱するのを防止するためのロック機構を有する。つまり、電子機器1は、第1のユニット100と第2のユニット200とを連結状態でロック可能なロック機構を有する。
図4は、本実施形態に係る電子機器1の第1のユニット100(タブレット型コンピュータ)の斜視図である。第1のユニット100の下側部100Sには、第1のユニット100側のロック機構構成部分として、被係合部110が設けられている。被係合部110は、第2のユニット200側のロック機構を構成する係合部440の係合部材443(図5参照)に係合可能である。被係合部110は、下側部100Sに、第1のユニット100の幅方向に間隔を空けて、2個設けられている。
第2のユニット200側のロック機構構成部分はソケット400に収容されている。図5は、本実施形態に係る電子機器1のソケット400の外観図である(係合部材443が第1の回転位置にある状態)。具体的に、(a)図はソケット400の斜視図であり、(b)図は係合部材443部分の拡大斜視図である。図6は、本実施形態に係る電子機器1のソケット400の外観図である(係合部材443が第2の回転位置にある状態)。具体的に、(a)図はソケット400の斜視図であり、(b)図は係合部材443部分の拡大斜視図である。
ソケット400は、ソケット本体410と、操作部材420と、係合部材443を有する係合部440と、駆動機構430とを有する。
ソケット400は、電子機器1の幅方向に延びる舟状の形状を有し、第1のユニット100の下側部100Sを嵌めることが可能な凹部400yを有する。
係合部440は、第1のユニット100の下側部100Sの被係合部110に係合可能に構成されている。係合部材443は、ソケット400の上下方向に平行な回転軸心RC(回転軸部443bの軸心)を中心として回転可能に構成されている。係合部材443は、支持部材431の基板部431aの上面において、ソケット400の幅方向に間隔を空けて、2個設けられている。2個の係合部材443は、第1のユニット100の下側部100Sをソケット400に嵌めたときに、第1のユニット100の被係合部110と係合可能な位置関係で配置されている。係合部材443は、支持部材431の基板部431aの上面(第2のユニットの所定面)よりも上方に突出するように配置される。
係合部材443は、操作部材420が図5に示す第1の位置(幅方向の左側の所定位置)にあるときに、第1の回転位置(係合部材443の係合突起443aが支持部材431の係合部材支持部431bよりも厚み方向において表側及び裏側に突出する位置)に回転し、被係合部110と係合する。また、係合部材443は、操作部材420が図6に示す第2の位置(幅方向の右側の所定位置)にあるときに、第2の回転位置(係合部材443の係合突起443aが支持部材431の係合部材支持部431bから厚み方向に突出しない位置)に回転し、被係合部110との係合が解除される。
ソケット本体410は、舟状の形状を有し、駆動機構430を収容する。ソケット本体410は、マグネシウム合金等の金属により形成されている。なお、ソケット本体410は、樹脂で形成されてもよい。
操作部材420は、ユーザによるロック解除操作を受け付ける部材である。操作部材420は、樹脂により形成されている。操作部材420は、ソケット本体410に対してソケット400の幅方向において第1の位置と第2の位置との間で直線的に移動可能なように、ソケット400に支持されている。
ロック機構構成部分のうちソケット400側の構成部分は、前述の操作部材420と、係合部材443と、駆動機構430とを有する。
[1−3.ソケットのコネクタの構造]
着脱可能に構成された電子機器1においては、第1のユニット100と第2のユニット200とを電気的に接続するためのコネクタが必要となる。本実施形態の電子機器1では、両者の着脱性を考慮して、コネクタ460を外部に露出させて設けている。このような着脱可能に構成された電子機器1を屋外等で利用するためには、雨水その他の水分等の侵入について十分に考慮する必要がある。これに対応するため、本実施形態の電子機器1は、以下の構成を採用する。
[1−3−1.構成]
図7は、本実施形態に係る電子機器1のソケット400のコネクタ460の単体斜視図である。図8Aは、図8Bは、本実施形態に係る電子機器1のソケット400のコネクタ460の単体分解斜視図である。図8Aは、コネクタ460を斜め上方から見た状態を示し、図8Bは、コネクタ460を斜め下方から見た状態を示す。
これらの図に示すように、コネクタ460は、複数の端子461と、ベース部材462と、可動部材463と、複数のコイルバネ464とを有する。なお、説明及び理解の容易のため、以下の説明においては、各図に示されているようにベース部材462の上方に可動部材463が配置されているものとし、これを基準として各部材の構造を説明する。
複数の端子461は、ベース部材462上に、ソケット400の延設方向(装置幅方向)において間隔をあけて配列されている。本実施形態では、約20個の端子461が配列されている。
図9は、図7のA−A線による断面図である。端子461は、電極部461aと、基部461bとを有する。基部461bは上下方向にほぼ直線的に延び、ベース部材462に固定されている。電極部461aは、第1のユニット100のコネクタ120の端子121に接触する部位であり、基部461bの他端側から延びつつ緩やかに曲がる形状に形成されている。
図8A、図8Bに示すように、ベース部材462は、長方形板状の部材であり、支持部材431に固定される。図8Aに示されているように、ベース部材462の上面には、突出部462aと、バネ支持部462bと、第1穴462cと、第2穴462dとが設けられている。
ベース部材462の上面(可動部材463側の面)は、傾斜面として構成されている。具体的には、後述する図12に示すように(傾斜を強調して示している)、ベース部材462の上面(可動部材463側の面)は、ソケット400の支持部材431の基板部431aを基準として、ソケット400の幅方向において中心側が左右の端部側よりも高くなるように傾斜している。
また、ベース部材462の上面(可動部材463側の面)は、撥水加工が施され、撥水性を有する。撥水加工としては、公知の撥水加工が適用可能である。
突出部462aは、ベース部材462の長手方向(幅方向)の左右の端部に、2個ずつ設けられている。突出部462aは、ベース部材462の上面から上方に延びる板状の形状を有する。突出部462aの先端には、外方に突出する係止突起462eが形成されている。
バネ支持部462bは、ベース部材462の上面から上方へ突出する突起状に形成され、コイルバネ464の下端部が嵌められる。
第1穴462cは、ベース部材462の上面に形成された穴であり、可動部材463の第1突起463fが嵌められる。
第2穴462dは、ベース部材462の上面に形成された穴であり、可動部材463の第2突起463eが嵌められる。
図8Bに示されているように、ベース部材462の下面には、固定用突起462xが形成されている。固定用突起462xは、ソケット400の支持部材431の上面に形成された穴(図示せず)に嵌まり、支持部材431に対する位置決めを行う。
可動部材463は、長方形板状の部材であり、ベース部材462に対して、上下方向に移動可能である。図8A、図8Bに示すように、可動部材463は、複数の端子挿入孔463bと、複数の仕切板463aと、複数の突出部挿入孔463cと、バネ支持穴463gとを有する。
複数の端子挿入孔463bは、ソケット400の幅方向において離間させて複数設けられており、可動部材463を上下方向に貫通する貫通孔である。各端子挿入孔463bには、端子461が挿入される。各端子挿入孔463bは、端子461に対して上下方向に相対移動可能なように、形成されている。
仕切板463aは、ソケット400の幅方向において離間させて複数設けられており、隣接する端子461同士が接触するのを防止する。仕切板463aの下部には、下方に延びる複数の第1突起463f及び第2突起463eが形成されている。第1突起463fは、ベース部材462の第1穴462cに、上下方向に移動可能なように嵌められる。第2突起463eは、ベース部材462の第2穴462dに、上下方向に移動可能なように嵌められる。
突出部挿入孔463cは、可動部材463を上下方向に貫通する貫通孔である。突出部挿入孔463cには、ベース部材462の突出部462aが挿入される。突出部挿入孔463cは、突出部462aが上下方向に相対移動可能なように形成されている。
図10は、図7のB−B線による断面図である。図10に示すように、突出部挿入孔463cには段部463dが形成されている。段部463dは、可動部材463が上方に移動したときに、ベース部材462の突出部462aの先端の係止突起462eと当接し、可動部材463がベース部材462に対して一定量以上、上方に移動するのを規制する。
バネ支持穴463gは、可動部材463の下面の長手方向(幅方向)の左右の端部に、2個ずつ設けられている。バネ支持穴463gは、可動部材463の下面に形成された凹部であり、コイルバネ464の上端部が嵌められる。
コイルバネ464は、上端において可動部材463のバネ支持穴463gに嵌められ、下端においてベース部材462のバネ支持部462bに嵌められ、可動部材463を上方向に付勢する。
本実施形態において、可動部材463はさらに、図8A、図8Bに示すように、第1シーリング463sと、第2シーリング463tとを有する。
第1シーリング463sは、防水のためのシーリングであり、可動部材463の下面に密着させて設けられている。第1シーリング463sは、概ね矩形枠状の形状を有し、複数の端子挿入孔463bに挿入された複数の端子461を前後左右から包囲する。第1シーリング463sは、例えばゴム等の弾性及び防水性(耐水性)を有する素材により形成されている。
第2シーリング463tは、防水のためのシーリングであり、可動部材463の上面に密着させて設けられている。第2シーリング463tは、概ね矩形枠状の形状を有し、複数の端子挿入孔463bに挿入された複数の端子461を前後左右から包囲する。第2シーリング463tは、例えばゴム等の弾性及び防水性(耐水性)を有する素材により形成されている。
[1−3−2.作用]
図11、図12、図13を参照して、本実施形態のコネクタ460の作用について説明する。図11は、本実施形態に係る電子機器1のソケット400のコネクタ460の単体斜視図である(可動部材463が下方位置にある状態)。図12、図13は、本実施形態の作用を模式的に説明する図である。
本実施形態の電子機器1では、コネクタ460は、上述のように、第1のユニット100のコネクタ120の端子121に接触可能に設けられた端子461と、端子461を支持し、ソケット400に固定されたベース部材462と、ベース部材462に対して移動可能に設けられた可動部材463と、を有している。また、ベース部材462と可動部材463との間には、ベース部材462に対して可動部材463を上方向に付勢するコイルバネ464が設けられている。
そのため、第1のユニット100がソケット400から取り外された状態では、前述の図7、及び図13(a)に示すように、コネクタ460の可動部材463は、コイルバネ464の上方への付勢力によりベース部材462から離れる方向に移動して、ベース部材462との間に隙間Xが形成される。
そのため、図12に示すように、コネクタ460内に雨等の水滴Wが侵入した場合でも、侵入した水は可動部材463とベース部材462との隙間Xから排水されることとなる。したがって、その後に、第1のユニット100をソケット400に装着した場合でも、水による影響は抑制される。
特に、本実施形態では、 ベース部材462の上面(可動部材463側の面)は、傾斜面として構成されているため、水が傾斜により水が流れやすくなり、隙間Xから水が排水されやすくなる。さらに、ベース部材462の上面(可動部材463側の面)は、撥水加工が施されているので、ベース部材462の上面(可動部材463側の面)に水が付着しにくく、その結果、より排水されやすくなる。
また、第1のユニット100がソケット400に装着される際、図11、図13(b)に示すように、可動部材463は、第1のユニット100をソケット400内に押し込む力により下方に押し下げられ、ベース部材462側に移動する。そして、可動部材463の第1シーリング463s及び第2シーリング463tは、第1のユニット100のコネクタ120の端子121及びソケット400のコネクタ460の端子461を包囲した状態で第1のユニット100及びベース部材462と密着する。そのため、例えば屋外での使用時に降雨等が発生しても、可動部材463が防水部材として機能することにより、第1のユニット100のコネクタ120の端子121及びソケット400のコネクタ460の端子461に、雨水等が侵入するのが抑制される。
このように、本実施形態によれば、第1のユニット100と第2のユニット200とが着脱可能に構成された電子機器1を屋外等において適切に利用できる。
なお、ソケット400のソケット本体410の底面等には、水抜き穴(図示せず)が形成されており、コネクタ460からの排水がソケット400の内部に侵入した場合でも、水抜き穴を介してソケット400の外部に排出される。
[2.効果等]
本実施形態の電子機器1は、表示部101を有する第1のユニット100と、入力部を有する第2のユニット200とを備え、第1のユニット100と第2のユニット200とが着脱可能に構成されている。
第2のユニット200は、第1のユニット100の側部を収容可能なソケット400を有する。
ソケット400は、第1のユニット100のコネクタ120と電気的に接続するためのコネクタ460を備える。
ソケット400のコネクタ460は、
第1のユニット100のコネクタ120の端子121に接触可能に設けられた端子461と、
端子461を支持し、ソケット400に固定されたベース部材462と、
ベース部材462に対して移動可能に設けられた可動部材463と、を含む。
可動部材463は、
第1のユニット100がソケット400に装着されたときに、ベース部材462側に移動して、第1のユニット100のコネクタ120の端子121及びソケット400のコネクタ460の端子461を包囲した状態で第1のユニット100及びベース部材462と密着し、
第1のユニット100がソケット400から取り外されたときに、ベース部材462から離れる方向に移動して、ベース部材462との間に隙間Xを形成する。
これにより、第1のユニット100と第2のユニット200とが着脱可能に構成されたような電子機器1を屋外等において適切に利用できる。
本実施形態において、
ベース部材462における可動部材463側の面は傾斜面として構成されている。
これにより、コネクタ460内に侵入した水は、ベース部材462の傾斜面によりコネクタ460の外部に排水されやすくなる。
本実施形態において、
ベース部材462における可動部材463側の面は撥水性を有する。
これにより、コネクタ460内に侵入した水は、ベース部材462における可動部材463側の面の撥水性により、当該面に付着しにくくなり、コネクタ460の外部に排水されやすくなる。
(他の実施形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を説明する。
実施形態1では、ベース部材462の傾斜面は、ソケット400の幅方向において中心側が高く、左右の端部側が低く構成されている。しかし、ソケット400の幅方向において一端部側が高く、他端部側が低く構成されてもよい。また、ベース部材462の傾斜面は、ソケット400の厚み方向において傾斜していてもよい。この場合においても、ベース部材462の傾斜面は、ソケット400の厚み方向において中心側が高く、端部側が低く構成されてもよいし、ソケット400の厚み方向において一端部側が高く、他端部側が低く構成されてもよい。あるいは、ベース部材462の傾斜面は、ソケット400の幅方向及び厚み方向の両方向に傾斜していてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、第1のユニットと、第2のユニットとを備え、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器において広く利用可能である。
1 電子機器
100 第1のユニット
100a 第1の主面
100b 第2の主面
100S 下側部
101 表示部
102 蓋
110 被係合部
120 コネクタ
200 第2のユニット
300 入力ユニット
300a 主面
300S 後側部
301 キーボード
302 タッチパッド
303 操作ボタン
310 筐体
400 ソケット
400a 主面
400y 凹部
400S 下側部
410 ソケット本体
420 操作部材
430 駆動機構
431 支持部材
431a 基板部
431b 係合部材支持部
440 係合部
443 係合部材
443a 係合突起
443b 回転軸部
460 コネクタ
461 端子
461a 電極部
461b 基部
462 ベース部材
462a 突出部
462b バネ支持部
462c 第1穴
462d 第2穴
462e 係止突起
462x 固定用突起
463 可動部材
463a 仕切板
463b 端子挿入孔
463c 突出部挿入孔
463d 段部
463e 第2突起
463f 第1突起
463g バネ支持穴
463s 第1シーリング
463t 第2シーリング
464 バネ
500 ヒンジ部
HC ヒンジ部の回転軸心
RC 係合部材の回転軸心
W 水滴

Claims (3)

  1. 表示部を有する第1のユニットと、入力部を有する第2のユニットとを備え、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器であって、
    前記第2のユニットは、前記第1のユニットの側部を収容可能なソケットを有し、
    前記ソケットは、前記第1のユニットのコネクタと電気的に接続するためのコネクタを備え、
    前記ソケットのコネクタは、
    前記第1のユニットのコネクタの端子に接触可能に設けられた端子と、
    当該端子を支持し、ソケットに固定されたベース部材と、
    前記ベース部材に対して移動可能に設けられた可動部材と、を含み、
    前記可動部材は、
    前記第1のユニットが前記ソケットに装着されたときに、前記ベース部材側に移動して、前記第1のユニットのコネクタの端子及び前記ソケットのコネクタの端子を包囲した状態で前記第1のユニット及び前記ベース部材と密着し、
    前記第1のユニットが前記ソケットから取り外されたときに、前記ベース部材から離れる方向に移動して、前記ベース部材との間に隙間を形成する、
    電子機器。
  2. 前記ベース部材における前記可動部材側の面は傾斜面として構成されている、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ベース部材における前記可動部材側の面は撥水性を有する、
    請求項1または請求項2に記載の電子機器。
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