JP6524401B1 - 領域判定システム及び領域判定方法 - Google Patents

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Abstract

領域判定システム(100)は、無線子機(103)と、第1検知用機器(101A)及び第2検知用機器(101B)と、第1検知用機器(101A)と第2検知用機器(101B)との間に配置されている第3検知用機器(102)とを含み、無線子機(103)と第1検知用機器(101A)との無線通信強度A1と、第3検知用機器(102)と第1検知用機器(101A)との無線通信強度A2と、無線子機(103)と第2検知用機器(101B)との無線通信強度B1と、第3検知用機器(102)と第2検知用機器(101B)との無線通信強度B2とが、A2/A1<B2/B1を満たす場合、無線子機(103)が第1検知用機器(101A)と第3検知用機器(102)との間の第1領域(105A)に存在すると判定する。

Description

本発明は、対象物が存在する領域を判定する領域判定システム及び領域判定方法に関する。
複数の対象物の位置を管理するシステムとして、例えば、特許文献1には、IDタグを用いて空港内におけるコンテナの位置を管理するシステムが開示されている。
また、特許文献2には、電波強度が距離の自乗に反比例する関係を用いて位置を推定する技術が開示されている。
特開2008−143658号公報 特開2016−14641号公報
電波強度を用いて対象物の位置を検知する場合、通信する機器間の環境に応じて電波強度が変化する。これにより、正確に位置を検知できない場合があるという課題がある。
そこで、本発明は、判定精度を向上できる領域判定システム及び領域判定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る領域判定システムは、対象物が存在する領域を判定する領域判定システムであって、前記対象物に装着される無線子機と、前記無線子機と無線通信する第1検知用機器及び第2検知用機器と、前記第1検知用機器と前記第2検知用機器との間に配置されており、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器と無線通信する第3検知用機器とを含み、前記無線子機と前記第1検知用機器との無線通信強度A1と、前記第3検知用機器と前記第1検知用機器との無線通信強度A2と、前記無線子機と前記第2検知用機器との無線通信強度B1と、前記第3検知用機器と前記第2検知用機器との無線通信強度B2とが、A2/A1<B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第1検知用機器と前記第3検知用機器との間の第1領域に存在すると判定し、A2/A1>B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第2検知用機器と前記第3検知用機器との間の第2領域に存在すると判定する。
これによれば、当該領域判定システムは、その状況における通信強度に基づき、対象物が存在する領域を判定できるので、環境に依らない精度の高い領域判定を実現できる。また、当該領域判定システムでは、通信強度のみを用いて領域を判定できるので、予め検知用機器の位置を測定しておく必要がない。これにより、システムの導入を容易に行うことができる。
例えば、前記領域判定システムは、前記第1領域の前記第2領域とは反対の境界に沿って並んで配置され、前記第1検知用機器を含み、前記無線子機と無線通信する複数の第1検知用機器と、前記第2領域の前記第1領域とは反対の境界に沿って並んで配置され、前記第2検知用機器を含み、前記無線子機と無線通信する複数の第2検知用機器と、前記第1領域と前記第2領域との境界に沿って並んで配置され、前記第3検知用機器を含み、前記複数の第1検知用機器及び前記複数の第2検知用機器と無線通信する複数の第3検知用機器とを含み、前記複数の第1検知用機器、前記複数の第2検知用機器及び前記複数の第3検知用機器は、それぞれが一つの第1検知用機器、一つの第2検知用機器及び一つの第3検知用機器を含む組を成し、同一の組に含まれる第1検知用機器、第2検知用機器及び第3検知用機器は一直線上に配置されており、前記複数の第1検知用機器、前記複数の第2検知用機器及び前記複数の第3検知用機器のうち、前記無線子機との無線通信強度が最も高い選択機器を判定し、前記選択機器を含む組を選択し、前記無線子機と、選択された前記組に含まれる前記第1検知用機器との無線通信強度A1と、選択された前記組に含まれる前記第3検知用機器と、選択された前記組に含まれる前記第1検知用機器との無線通信強度A2と、前記無線子機と、選択された前記組に含まれる前記第2検知用機器との無線通信強度B1と、選択された前記組に含まれる前記第3検知用機器と、選択された前記組に含まれる前記第2検知用機器との無線通信強度B2とが、A2/A1<B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第1領域に存在すると判定し、A2/A1>B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第2領域に存在すると判定してもよい。
これによれば、当該領域判定システムは、広い領域に対しても、高精度で領域判定を行える。
例えば、前記領域判定システムは、さらに、前記無線子機及び前記第3検知用機器と無線通信する第4検知用機器及び第5検知用機器を含み、前記第4検知用機器及び前記第5検知用機器は、前記第3検知用機器を挟んで配置され、前記無線通信強度A1と、前記無線通信強度A2と、前記無線通信強度B1と、前記無線通信強度B2と、前記無線子機と前記第4検知用機器との無線通信強度C1と、前記第3検知用機器と前記第4検知用機器との無線通信強度C2と、前記無線子機と前記第5検知用機器との無線通信強度D1と、前記第3検知用機器と前記第5検知用機器との無線通信強度D2とが、A2/A1<B2/B1と、C2/C1<D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第4検知用機器と前記第3検知用機器との間の第3領域と、前記第1領域とが重複する領域に存在すると判定し、A2/A1<B2/B1と、C2/C1>D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第5検知用機器と前記第3検知用機器との間の第4領域と、前記第1領域とが重複する領域に存在すると判定し、A2/A1>B2/B1と、C2/C1<D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第3領域と前記第2領域とが重複する領域に存在すると判定し、A2/A1>B2/B1と、C2/C1>D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第4領域と前記第2領域とが重複する領域に存在すると判定してもよい。
これによれば、当該領域判定システムは、対象物のより細かい位置を高精度で判定できる。
例えば、前記領域判定システムは、前記対象物を含む複数の対象物の各々が存在する領域を判定し、前記無線子機を含み、前記複数の対象物の各々に装着される複数の無線子機を含み、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器は、前記複数の無線子機と無線通信し、(1)前記複数の無線子機のうち領域判定対象の無線子機である対象子機と、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器との無線通信状況と、(2)前記複数の無線子機のうち領域判定済みの判定済み子機と、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器との無線通信状況との類似性に基づき、前記対象子機が存在する領域を判定してもよい。
これによれば、当該領域判定システムは、領域判定済みの他の無線子機の受信電波強度を用いて、判定対象の無線子機の領域を判定できる。これにより、領域判定の精度を向上できる。
本発明の一態様に係る領域判定システムは、複数の対象物の各々が存在する領域を判定する領域判定システムであって、前記複数の対象物の各々に装着される複数の無線子機と、前記複数の無線子機と無線通信する複数の検知用機器とを含み、(1)前記複数の無線子機のうち領域判定対象の無線子機である対象子機と、前記複数の検知用機器との無線通信状況と、(2)前記複数の無線子機のうち領域判定済みの判定済み子機と、前記複数の検知用機器との無線通信状況との類似性に基づき、前記対象子機が存在する領域を判定する。
これによれば、当該領域判定システムは、当該領域判定システムは、領域判定済みの他の無線子機の受信電波強度を用いて、判定対象の無線子機の領域を判定できる。これにより、領域判定の精度を向上できる。
本発明の一態様に係る領域判定方法は、対象物が存在する領域を判定する領域判定システムにおける領域判定方法であって、前記領域判定システムは、前記対象物に装着される無線子機と、前記無線子機と無線通信する第1検知用機器及び第2検知用機器と、前記第1検知用機器と前記第2検知用機器との間に配置されており、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器と無線通信する第3検知用機器とを含み、前記領域判定方法は、前記無線子機と前記第1検知用機器との無線通信強度A1と、前記第3検知用機器と前記第1検知用機器との無線通信強度A2と、前記無線子機と前記第2検知用機器との無線通信強度B1と、前記第3検知用機器と前記第2検知用機器との無線通信強度B2とが、A2/A1<B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第1検知用機器と前記第3検知用機器との間の第1領域に存在すると判定し、A2/A1>B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第2検知用機器と前記第3検知用機器との間の第2領域に存在すると判定する。
これによれば、当該領域判定方法は、その状況における通信強度に基づき、対象物が存在する領域を判定できるので、環境に依らない精度の高い領域判定を実現できる。また、当該領域判定方法では、通信強度のみを用いて領域を判定できるので、予め検知用機器の位置を測定しておく必要がない。これにより、システムの導入を容易に行うことができる。
本発明の一態様に係る領域判定方法は、複数の対象物の各々が存在する領域を判定する領域判定システムにおける領域判定方法であって、前記領域判定システムは、前記複数の対象物の各々に装着される複数の無線子機と、前記複数の無線子機と無線通信する複数の検知用機器とを含み、前記領域判定方法は、(1)前記複数の無線子機のうち領域判定対象の無線子機である対象子機と、前記複数の検知用機器との無線通信状況と、(2)前記複数の無線子機のうち領域判定済みの判定済み子機と、前記複数の検知用機器との無線通信状況との類似性に基づき、前記対象子機が存在する領域を判定する。
これによれば、当該領域判定方法は、当該領域判定システムは、領域判定済みの他の無線子機の受信電波強度を用いて、判定対象の無線子機の領域を判定できる。これにより、領域判定の精度を向上できる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明は、判定精度を向上できる領域判定システム及び領域判定方法を提供できる。
図1は、実施の形態1に係る領域判定システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る無線子機のブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る検知用機器のブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る領域判定装置のブロック図である。 図5は、実施の形態1に係る領域判定システムの動作を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る検知用信号の構成例を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る通知信号の構成例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る領域判定処理を説明するための図である。 図9は、実施の形態2に係る領域判定システムの構成を示す図である。 図10は、実施の形態2に係る領域判定処理のフローチャートである。 図11は、実施の形態3に係る領域判定システムの構成を示す図である。 図12は、実施の形態3に係る領域判定処理のフローチャートである。 図13は、実施の形態3に係る領域判定処理を説明するための図である。 図14は、実施の形態3の変形例に係る領域判定システムの構成を示す図である。 図15は、実施の形態3の変形例に係る領域判定システムの構成を示す図である。 図16は、実施の形態4に係る領域判定システムの構成を示す図である。 図17は、実施の形態4に係る領域判定処理のフローチャートである。 図18は、実施の形態4に係る領域判定処理を説明するための図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る領域判定システムでは、無線子機と、2つの領域の両端に配置された検知用機器との間の通信状況(受信電波強度)と、2つの領域の境界に配された検知用機器と、上記両端に配置された検知用機器との通信情報(受信電波強度)とに基づき、無線子機が存在する領域を判定する。これにより、当該領域判定システムは、環境に依らない精度の高い領域判定を実現できるとともに、システムの導入を容易に行うことができるシステムを実現できる。
まず、本実施の形態に係る領域判定システム100の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係る領域判定システム100の概要を示す図である。
領域判定システム100は、複数の対象物の各々が存在する領域を判定するためのシステムである。領域判定システム100は、検知用機器101A、101B及び102と、複数の無線子機103と、領域判定装置104とを備える。
複数の無線子機103の各々は、対象物に装着される。対象物は、例えば、非定型の大型物品であり、大型の重機、船舶、又は航空機等の部品用の金型等である。言い換えると、対象物は、例えば、標準化されていない物品である。例えば、対象物の大きさは数m程度である。また、図1では簡略化しているが、対象物の個数(つまり無線子機103の数)は、例えば、数百個程度である。
なお、領域判定システム100の使用用途は、上記に限定されず、任意の対象物の位置検知に利用できる。
また、複数の対象物は、領域105A及び105Bを含む保管領域に保管される。例えば、図1に示すように領域105A及び105Bは、x方向に並んで配置されている。なお、保管領域は、屋内に存在してもよいし、屋外に存在してもよい。また、対象物は、直接、又は棚等を用いて、垂直方向(z方向)に積載されてもよい。
図2は、無線子機103の構成を示すブロック図である。この無線子機103は、識別コード記憶部111と、制御部112と、無線通信部113と、電源部114とを備える。
識別コード記憶部111は、当該無線子機103を一意に特定するための情報である識別コード161を記憶する。
制御部112は、識別コード161を含む検知用信号151を、無線通信部113を介して、無線送信する。
無線通信部113は、検知用信号151の送信を行う。検知用信号151は、例えば、IEEE802.15.4に準拠する無線信号であり、920MHz帯、950MHz帯又は2.4GHz帯の無線信号である。なお、検知用信号151に、LPWA(Low Power,Wide Area)の無線信号が用いられてもよい。また、検知用信号151は上記以外の任意の方式の無線信号であってもよい。
電源部114は、当該無線子機103に電力を供給する電源であり、例えば、電池又はバッテリー等である。つまり、無線子機103は、外部からの電源供給を受けることなく、内部からの電源供給(又は内部で生成された電力)のみで動作可能である。
検知用機器101A、101B及び102は、x方向に並んで配置されており、検知用信号151の送受信を行う。例えば、検知用機器101A、101B及び102は、一直線上に配置されている。検知用機器102は、領域105Aと領域105Bとの境界に配置されている。検知用機器101Aは、領域105Aの上記境界と反対側の端部に配置されている。検知用機器101Bは、領域105Bの上記境界と反対側の端部に配置されている。言い換えると、領域105Aは、検知用機器101Aと検知用機器102との間の領域であり、領域105Bは、検知用機器101Bと検知用機器102との間の領域である。
図3は、検知用機器101A、101B及び102の構成を示すブロック図である。検知用機器101A、101B及び102は、識別コード記憶部121と、制御部122と、無線通信部123と、通信部124とを備える。
識別コード記憶部121は、当該検知用機器101A、101B又は102を一意に特定するための情報である識別コード162を記憶する。
無線通信部123は、検知用信号151を送信するとともに、他の検知用機器又は無線子機103から無線送信された検知用信号151を受信する。
制御部122は、識別コード162を含む検知用信号151を、無線通信部123を介して、無線送信する。また、制御部122は、無線通信部123が無線子機103又は他の検知用機器から送信された検知用信号151を受信した場合、受信した検知用信号151の受信電波強度を示す情報を含む通知信号152を生成し、通信部124を介して、領域判定装置104に送信する。
通信部124は、領域判定装置104と通信を行う。なお、検知用機器101A、101B及び102と領域判定装置104との通信方法は、特に限定されないが、例えば、公衆電話網、インターネット回線(無線或いは有線LAN、又はWi−Fi(登録商標)等を含む)、又は、独自の有線又は無線ネットワーク等を用いることができる。また、無線通信の方式は、検知用信号151の無線通信の方式と同一であってもよい。
次に、領域判定装置104の構成を説明する。領域判定装置104は、対象物が存在する領域を判定する。図4は、領域判定装置104の構成を示すブロック図である。領域判定装置104は、通信部131と、領域判定部132と、判定結果記憶部133と、表示部134とを備える。
通信部131は、検知用機器101A、101B及び102から送信された通知信号152を受信する。
領域判定部132は、通知信号152に含まれる情報を用いて複数の対象物(無線子機103)が存在する領域を判定する。表示部134は、判定された複数の対象物の位置等を表示する。
判定結果記憶部133は、領域判定部132により判定された複数の対象物の各々が存在する領域の情報を記憶する。
なお、領域判定システム100の構成は、図1に示す構成に限定されない。領域判定装置104の機能は、複数の装置により実現されてもよい。また、検知用機器101A、101B及び102の各々の機能は、複数の装置により実現されてもよい。また、領域判定装置104の機能の少なくとも一部と、検知用機器101A、101B及び102の機能の少なくとも一部とが単一の装置により実現されてもよい。この場合、検知用機器101A、101B及び102と領域判定装置104との間の信号の伝達の少なくとも一部は、機器内で行われる。言い換えると、上述した通知信号152の伝達は、ネットワーク等を介した機器間の伝達に限らず、機器内の信号の伝達も含む。
また、図3では、検知用機器101A、101B及び102が、検知用信号151の送受信機能と、通知信号152の送信機能を有する例を示したが、検知用機器101A及び101Bは、検知用信号151の受信機能、及び通知信号152の送信機能を有すればよく、検知用機器102は、検知用信号151の送信機能を有すればよい。
以下、領域判定システム100の動作を説明する。なお、以下では一つの無線子機103が存在する領域を検知する動作を説明するが、複数の無線子機103の各々に対して同様の動作が行われる。図5は、領域判定システム100の動作を示す図である。
無線子機103及び検知用機器102は、所定の間隔で、検知用信号151を無線送信する(S101、S102)。なお、無線子機103及び検知用機器102による検知用信号151の送信間隔は、同一であっても異なってもよい。例えば、検知用機器102の送信間隔は、無線子機103の送信間隔より長くてもよい。これにより、検知用機器102からの検知用信号151が、無線子機103からの検知用信号151に干渉することを抑制できる。また、無線子機103と検知用機器102とによる検知用信号151の無線送信方式は異なってもよい。
図6は、検知用信号151の構成を示す図である。図6に示すように検知用信号151は、当該検知用信号151の送信元の機器(無線子機103又は検知用機器102)を示す送信機器情報163を含む。送信機器情報163は、例えば、送信元の機器が保持する識別コード161又は162である。
無線子機103及び検知用機器102から送信された検知用信号151を受信した検知用機器101A及び101Bは、通知信号152を送信する(S103、S104)。なお、無線子機103は、検知用信号151の受信電波強度が予め定められた閾値以上である場合に、通知信号152を送信してもよい。図7は、通知信号152の構成を示す図である。図7に示すように、通知信号152は、受信機器情報164と、受信情報165とを含む。
受信機器情報164は、検知用信号151を受信した検知用機器101A又は101Bを示し、例えば、当該検知用機器101A又は101Bの識別コード162を示す。
受信情報165は、受信した検知用信号151に関する情報であり、送信機器情報166と、受信電波強度情報167とを含む。送信機器情報166は、検知用機器101A又は101Bで受信した検知用信号151の送信元の機器(無線子機103、又は検知用機器102)を示し、例えば、送信元の機器の識別コード161又は162である。受信電波強度情報167は、受信された検知用信号151の受信電波強度を示す。
また、検知用機器101A又は101Bが複数の機器から送信された複数の検知用信号151を受信した場合には、通知信号152に、複数の受信情報165が含まれる。または、複数の通知信号152が送信される。この通知信号152は、領域判定装置104に伝送される。
次に、領域判定装置104は、受信した通知信号152に含まれる検知用機器101A及び101Bにおける受信電波強度を用いて、無線子機103が存在する領域を判定する(S105)。
図8は、この判定処理を説明するための図である。図8に示すように、無線子機103の検知用信号151の発信強度をX1とし、検知用機器102の検知用信号151の発信強度をX2とし、検知用機器101Aにおける無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度をA1とし、検知用機器101Aにおける検知用機器102からの検知用信号151の受信電波強度をA2とし、検知用機器101Bにおける無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度をB1とし、検知用機器101Bにおける検知用機器102からの検知用信号151の受信電波強度をB2とし、無線子機103と検知用機器101Aとの距離をd1とし、検知用機器102と検知用機器101Aとの距離をd2とし、無線子機103と検知用機器101Bとの距離をd3とし、検知用機器102と検知用機器101Bとの距離をd4とする。
ここで、受信電波強度は距離の二乗に反比例するため、以下の関係が成り立つ。
A1=X1/d1
A2=X2/d2
B1=X1/d3
B2=X2/d4
また、図8からわかるように、d1/d2<d3/d4の場合、無線子機103は領域105Aに存在し、d1/d2>d3/d4の場合、無線子機103は領域105Bに存在する。よって、上記関係から、A2/A1<B2/B1の場合、無線子機103は領域105Aに存在し、A2/A1>B2/B1の場合、無線子機103は領域105Bに存在する。
上記に基づき、領域判定装置104は、A2/A1<B2/B1の場合、無線子機103が領域105Aに存在すると判定し、A2/A1>B2/B1の場合、無線子機103が領域105Bに存在すると判定する。
なお、上記の関係は、正確には、検知用機器101A、101B及び102が、一直線上に配置されている場合に成り立つ。ただし、若干のずれがある場合でも、精度は落ちるものの類似する判定結果を得ることができる。
以上のように、領域判定システム100は、その状況における通信強度に基づき、対象物が存在する領域を判定できるので、環境に依らない精度の高い領域判定を実現できる。例えば、各領域内の対象物の移動に伴い、受信電波強度が変化する可能性がある。本実施の形態では、このような受信電波強度の変化の影響を低減し精度の高い領域判定を実現できる。
また、領域判定システム100では、受信電波強度A1、A2、B1、B2のみを用いて領域を判定できる。よって、領域判定を行うために検知用機器101A、101B及び102等の位置を予め測定しておく必要がない。これにより、システムの導入を容易に行うことができる。
なお、上記説明では、検知用機器101A及び101Bにおける受信電波強度を用いる例を述べたが、2つの機器間の無線通信強度が用いられればよい。ここで2つの機器間の無線通信強度とは、2つの機器の一方における他方からの信号の受信電波強度と、2つの機器の他方における一方からの信号の受信電波強度とのいずれかである。例えば、検知用機器102から送信された検知用信号151の検知用機器101Aにおける受信電波強度の代わりに、検知用機器101Aから送信された検知用信号151の検知用機器102における受信電波強度を用いてもよい。この場合、検知用機器101A及び101Bにおける検知用信号151の発信電波強度を正規化、又は係数を掛けたうえで処理されてもよい。さらに、これらの両方を用いてもよい。
また、上記説明では、2つの領域に対する処理を説明したが、x方向に並んだ3以上の領域に対しても同様の処理を行える。例えば、この場合、無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度が高い3つの検知用機器を選択し、上記と同様の処理が行われる。この場合、無線子機103の位置に応じて、領域間の境界に配置される検知用機器は、上記の検知用機器101A(101B)又は102の一方として機能することになる。よって、これらの検知用機器は、図3に示すように、検知用信号151の送受信機能と、通知信号152の送信機能との両方を有する必要がある。
また、図1等に示す領域105A及び105Bの形状は、各領域を模式的に示したものであり、各領域は矩形である必要はない。これらの領域は、実際には各検知用機器の通信状況、及び周辺環境に応じた形状となる。また、ここで述べた各種変形例は、以降の実施の形態に対しても同様に適用できる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、領域の境界にy方向に並んだ複数の検知用機器を配置した場合について説明する。これにより、広い領域に対しても、高精度の領域判定を実現できる。
図9は、本実施の形態に係る領域判定システム100Aの構成を示す図である。図9に示すように、y方向に並んで配置された複数の検知用機器101Aと、y方向に並んで配置された複数の検知用機器101Bと、y方向に並んで配置された複数の検知用機器102とを備える。つまり、複数の検知用機器101Aは、領域105Aの領域105Bとは反対の境界に沿って並んで配置されている。複数の検知用機器101Bは、領域105Bの領域105Aとは反対の境界に沿って並んで配置されている。複数の検知用機器102は、領域105Aと領域105Bとの境界に沿って並んで配置されている。
また、x方向に並んだ一つの検知用機器101Aと、一つの検知用機器101Bと、一つの検知用機器102を組と呼ぶ。同一の組に含まれる検知用機器101A、101B及び102は、例えば、一直線上に配置される。
なお、本実施の形態では、検知用機器102も、無線子機103からの検知用信号151の受信、及び、通知信号152の送信を行う。
各検知用機器102及び無線子機103は検知用信号151を送信する。各検知用機器101A及び101Bは、各検知用機器102及び無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度を領域判定装置104Aに送る。また、各検知用機器102は、無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度を領域判定装置104Aに送る。
次に、領域判定装置104Aは、通知信号152に含まれる受信電波強度を用いて、無線子機103が存在する領域を判定する。図10は、領域判定装置104Aによる領域判定処理のフローチャートである。まず、領域判定装置104Aは、複数の検知用機器101A、101B及び102から、処理対象の無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度が最も高い検知用機器を選択する(S111)。
次に、領域判定装置104Aは、選択した検知用機器を含む組を選択する(S112)。
最後に、領域判定装置104Aは、ステップS112において選択した組に含まれる検知用機器101A、101B及び102を用いて、実施の形態1と同様の手法により、無線子機103が存在する領域を判定する(S113)。
なお、上記説明では、ステップS111及びS112において、複数の検知用機器101A、101B及び102のうち、無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度が最も高い検知用機器を含む組を選択しているが、複数の検知用機器101Aのうち、無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度が最も高い検知用機器101Aを含む組を選択してもよいし、複数の検知用機器101Bのうち、無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度が最も高い検知用機器101Bを含む組を選択してもよいし、複数の検知用機器102のうち、無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度が最も高い検知用機器102を含む組を選択してもよい。検知用機器101A、101B及び102のうち、2種類の検知用機器における無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度を用いて組を選択してもよい。例えば、2種類の検知用機器における受信電波強度の合計が最も高い組が選択されてもよい。
また、領域判定装置104Aは、単に受信電波強度が最も高い機器を選択するのではなく、複数の検知用機器101A(又は101B或いは102)における受信電波強度に基づき、受信電波強度のピークを検出し、受信電波強度がピークである検知用機器101A(又は101B或いは102)を選択してもよい。また、領域判定装置104Aは、受信電波強度の時系列変化に基づき、ノイズ除去等を行ってもよい。
また、領域判定装置104Aは、単一の検知用機器101A(又は101B或いは102)の受信電波強度の代わりに、複数の検知用機器101A(又は101B或いは102)の受信電波強度を用いてもよい。例えば、領域判定装置104Aは、受信電波強度のピーク及びその周辺の複数の検知用機器101A(又は101B或いは102)の受信電波強度の平均値等を用いてもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態1の手法を応用し、行列状に配置された4つの領域のうち、無線子機103が存在する領域を判定する手法について説明する。
図11は、本実施の形態に係る領域判定システム100Bの構成を示す図である。図11に示すように領域判定システム100Bは、複数の検知用機器101A〜101D及び102と、領域判定装置104Bとを備える。検知用機器101A〜101Dの機能は、実施の形態1における検知用機器101A及び101Bの機能と同様である。
検知用機器101Aと検知用機器101Bとは、検知用機器102を挟んで配置される。検知用機器101Cと検知用機器101Dとは、検知用機器102を挟んで配置される。
領域判定装置104Bは、無線子機103が領域105A〜105Dのいずれに存在するかを判定する。図12は、領域判定装置104Bによる領域判定処理のフローチャートである。
まず、領域判定装置104Bは、検知用機器102、101A及び101Bにおける受信電波強度を用いて、実施の形態1と同様の手法により、無線子機103が、検知用機器102と検知用機器101Aとの間の領域105A又は105Bに存在するか、検知用機器102と検知用機器101Bとの間の領域105C又は105Dに存在するかを判定する(S121)。
次に、領域判定装置104Bは、検知用機器102、101C及び101Dにおける受信電波強度を用いて、実施の形態1と同様の手法により、無線子機103が、検知用機器102と検知用機器101Cとの間の領域105A又は105Cに存在するか、検知用機器102と検知用機器101Dとの間の領域105B又は105Dに存在するかを判定する(S122)。なお、ステップS121とS122との順序は逆であってもよい。
最後に、領域判定装置104Bは、ステップS121で判定された領域と、ステップS122で判定された領域とが重複する領域に無線子機103が存在すると判定する(S123)。
例えば、図13に示す例では、無線子機103は領域105Aに存在する。この場合、ステップS121において、無線子機103は、領域105A又は領域105Bに存在すると判定される。ステップS122において、無線子機103は、領域105A又は領域105Cに存在すると判定される。そして、ステップS123において、領域105A又は領域105Bと、領域105A又は領域105Cとが重複する領域105Aに無線子機103が存在すると判定される。
つまり、領域判定装置104Bは、以下の判定を行う。検知用機器101Aにおける無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度をA1とし、検知用機器101Aにおける検知用機器102からの検知用信号151の受信電波強度をA2とし、検知用機器101Bにおける無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度をB1とし、検知用機器101Bにおける検知用機器102からの検知用信号151の受信電波強度をB2とし、検知用機器101Cにおける無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度をC1とし、検知用機器101Cにおける検知用機器102からの検知用信号151の受信電波強度をC2とし、検知用機器101Dにおける無線子機103からの検知用信号151の受信電波強度をD1とし、検知用機器101Dにおける検知用機器102からの検知用信号151の受信電波強度をD2とする。
この場合、領域判定装置104Bは、A2/A1<B2/B1と、C2/C1<D2/D1とが満たされる場合、無線子機103が領域105Aに存在すると判定し、A2/A1<B2/B1と、C2/C1>D2/D1とが満たされる場合、無線子機103が領域105Bに存在すると判定し、A2/A1>B2/B1と、C2/C1<D2/D1とが満たされる場合、無線子機103が領域105Cに存在すると判定し、A2/A1>B2/B1と、C2/C1>D2/D1とが満たされる場合、無線子機103が領域105Dに存在すると判定する。
以上により、領域判定システム100Bは、対象物のより細かい位置を高精度に判定できる。
なお、図13では、検知用機器101Aと101Bとを結ぶ線と、検知用機器101Cと101Dとを結ぶ線とが直交する例を示したが、図14に示すように、これらは直交しなくてもよい。この場合、領域判定装置104Bは、検知用機器101Aと101Bとの組を用いて、検知用機器101Aと101Bとを結ぶ線と直交する線ABを境界とする領域105A及び105Bと、領域105C及び105Dとのどちらに無線子機103が存在するかを判定する。また、領域判定装置104Bは、検知用機器101Cと101Dとの組を用いて、検知用機器101Cと101Dとを結ぶ線と直交する線CDを境界とする領域105A及び105Cと、領域105B及び105Dとのどちらに無線子機103が存在するかを判定する。
また、ここでは、検知用機器101Aと101Bと検知用機器101Cと101Dとの2組の検知用機器が用いられる例を述べたが、3組以上の検知用機器が用いられてもよい。図15は、3組の検知用機器を用いる場合の例を示す図である。3組の検知用機器を用いることで、6つの領域105A〜105Fのいずれに無線子機103が存在するかを判定できる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、領域判定済みの他の無線子機の受信電波強度を用いて、判定対象の無線子機が存在する領域を判定する手法について説明する。
図16は、本実施の形態に係る領域判定システム100Cの構成を示す図である。図16に示すように領域判定システム100Cは、複数の検知用機器101A、101B及び102と、複数の無線子機103A〜103Eと、領域判定装置104Cとを備える。検知用機器101A、101B及び102の機能は、実施の形態1と同様である。
図17は、領域判定システム100Cによる領域判定処理のフローチャートである。図18は、当該領域判定処理を説明するための図であり、各検知用機器における各無線子機からの受信電波強度の一例を示す図である。また、無線子機103A〜103Dは、既に存在する領域が判定済みであり、無線子機103Eが存在する領域を判定する場合の処理を説明する。例えば、無線子機103Eの移動が検知された場合に、当該無線子機103Eが存在する領域が判定される。例えば、無線子機103Eからの検知用信号151の受信電波強度に所定値以上の変化があった場合に、無線子機103Eが移動したと判定される。または、無線子機103Eは加速度センサ等を備え、当該加速度センサでのセンサ結果に基づき、無線子機103Eの移動が検知されてもよい。
まず、領域判定装置104Cは、第1の方法により無線子機103Eが存在する領域を判定する(S131)。例えば、領域判定装置104Cは、実施の形態1において説明した手法により、無線子機103Eが存在する領域を判定する。なお、第1の方法は、受信電波強度を用いる公知の任意の手法であってもよいし、受信電波強度以外の情報を用いた手法であってもよい。
次に、領域判定装置104Cは、領域判定対象の無線子機103Eの受信電波強度と、領域判定済みの無線子機103A〜103Dの受信電波強度との類似性に基づき、領域判定対象の無線子機103Eが存在する領域を判定する(S132)。例えば、領域判定装置104Cは、領域判定対象の無線子機103Eと受信電波強度の類似性が最も高い領域判定済みの無線子機と同じ領域に、領域判定対象の無線子機103Eが存在すると判定する。
例えば、領域判定装置104Cは、図18に示すように、無線子機103A〜103Dが存在する領域の判定結果を保持している。例えば、この判定結果は、過去に実施の形態1の手法又は図17に示す手法等により得られた判定結果である。なお、これらの判定結果の一部又は全ては他の判定手法により得られた判定結果であってもよいし、外部から入力された情報であってもよい。
また、領域判定済みの無線子機103A〜103Dの受信電波強度は所定の周期で更新される。これにより、対象物の移動等の環境変化が発生した場合でも、常に最新の受信電波強度が格納される。
なお、ここでは、各領域に領域判定済みの無線子機が2個存在する例を述べるが、実際には、各領域に数十個程度の領域判定済みの無線子機が存在する。
領域判定装置104Cは、例えば、類似性の判定として、複数の検知用機器における受信電波強度の差分和又は差分の二乗和を算出し、差分和又は差分の二乗和が最も小さい無線子機と類似性が最も高いと判定する。または、領域判定装置104Cは、受信電波強度を受信電波強度のピーク値(最大値)で正規化し、正規化後の受信電波強度の差分和又は差分の二乗和を算出してもよい。なお、類似性の判断手法はこれに限らず、領域判定装置104Cは、無線子機103Eにおける受信電波強度が最も高い、又は、高い側から予め定められた数の検知用機器、又は、受信電波強度が閾値以上の検知用機器を選択し、選択した検知用機器における受信電波強度の差が用いてもよい。または、領域判定装置104Cは、各検知用機器における受信電波強度の差を重み付け加算してもよい。例えば、領域判定装置104Cは、無線子機103Eにおける受信電波強度が高いほど重みを大きくしてもよい。
また、領域判定装置104Cは、受信電波強度をそのまま用いるのではなく、所定の演算を行った後に差を判定してもよい。例えば、領域判定装置104Cは、受信電波強度の平方根、又は平方根の逆数を演算することで、距離に対応する値を算出し、当該値の差を用いてもよい。または、領域判定装置104Cは、複数の受信電波強度から無線子機の位置を推定し、推定した位置の差を用いてもよい。
次に、領域判定装置104Cは、ステップS131の判定結果と、ステップS132の判定結果とが一致したかを判定する(S133)。2つの判定結果が一致した場合(S133でYes)、領域判定装置104Cは、ステップS131及びS132で得られた判定結果が正しいと判定し、判定結果を保持する。
一方、2つの判定結果が一致しない場合(S133でNo)、領域判定装置104Cは、エラーと判定する(S134)。例えば、領域判定装置104Cは、判定結果が正しくない可能性がある旨を使用者に通知する。または、領域判定装置104Cは、所定の時間後の再度、判定処理を行う等の対応を行う。
以上のように、領域判定システム100Cは、領域判定済みの他の無線子機の受信電波強度を用いて、判定対象の無線子機の領域を判定できる。これにより、領域判定の精度を向上できる。
なお、上記説明では、ステップS131とS132とで合計2回の判定が行われているが、領域判定装置104Cは、ステップS132の判定処理のみを行い、判定結果をそのまま用いてもよい。
以上、本発明の実施の形態に係る領域判定システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、検知用機器は、他の検知用機器から送信された通知信号152を中継する機能を有してもよい。この場合、各検知用機器は、通知信号152の受信機能を有する。
また、各種信号(検知用信号151又は通知信号152等)は、送信時刻を示す情報又は受信時刻を示す情報を含んでもよい。
また、上記実施の形態に係る領域判定システムに含まれる各装置に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、上記実施の形態に係る領域判定システムに含まれる各装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、本発明は領域判定システムとして実現できるだけでなく、領域判定システムに含まれる各種機器として実現してもよい。また、本発明は、このような領域判定システムに含まれる特徴的な手段をステップとする位置検知方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。
また、上記で用いた数字は、全て本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、上記フローチャートで示すステップが実行される順序は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る領域判定システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、領域判定システムに適用できる。
100、100A、100B、100C 領域判定システム
101A、101B、101C、101D、101E、101F、102 検知用機器
103、103A、103B、103C、103D、103E 無線子機
104、104A、104B、104C 領域判定装置
105A、105B、105C、105D、105E、105F 領域
111、121 識別コード記憶部
112、122 制御部
113、123 無線通信部
114 電源部
124、131 通信部
132 領域判定部
133 判定結果記憶部
134 表示部
151 検知用信号
152 通知信号
161、162 識別コード
163、166 送信機器情報
164 受信機器情報
165 受信情報
167 受信電波強度情報

Claims (5)

  1. 対象物が存在する領域を判定する領域判定システムであって、
    前記対象物に装着される無線子機と、
    前記無線子機と無線通信する第1検知用機器及び第2検知用機器と、
    前記第1検知用機器と前記第2検知用機器との間に配置されており、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器と無線通信する第3検知用機器とを含み、
    前記無線子機と前記第1検知用機器との無線通信強度A1と、前記第3検知用機器と前記第1検知用機器との無線通信強度A2と、前記無線子機と前記第2検知用機器との無線通信強度B1と、前記第3検知用機器と前記第2検知用機器との無線通信強度B2とが、
    A2/A1<B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第1検知用機器と前記第3検知用機器との間の第1領域に存在すると判定し、
    A2/A1>B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第2検知用機器と前記第3検知用機器との間の第2領域に存在すると判定する
    領域判定システム。
  2. 前記領域判定システムは、
    前記第1領域の前記第2領域とは反対の境界に沿って並んで配置され、前記第1検知用機器を含み、前記無線子機と無線通信する複数の第1検知用機器と、
    前記第2領域の前記第1領域とは反対の境界に沿って並んで配置され、前記第2検知用機器を含み、前記無線子機と無線通信する複数の第2検知用機器と、
    前記第1領域と前記第2領域との境界に沿って並んで配置され、前記第3検知用機器を含み、前記複数の第1検知用機器及び前記複数の第2検知用機器と無線通信する複数の第3検知用機器とを含み、
    前記複数の第1検知用機器、前記複数の第2検知用機器及び前記複数の第3検知用機器は、それぞれが一つの第1検知用機器、一つの第2検知用機器及び一つの第3検知用機器を含む組を成し、
    同一の組に含まれる第1検知用機器、第2検知用機器及び第3検知用機器は一直線上に配置されており、
    前記複数の第1検知用機器、前記複数の第2検知用機器及び前記複数の第3検知用機器のうち、前記無線子機との無線通信強度が最も高い選択機器を判定し、
    前記選択機器を含む組を選択し、
    前記無線子機と、選択された前記組に含まれる前記第1検知用機器との無線通信強度A1と、選択された前記組に含まれる前記第3検知用機器と、選択された前記組に含まれる前記第1検知用機器との無線通信強度A2と、前記無線子機と、選択された前記組に含まれる前記第2検知用機器との無線通信強度B1と、選択された前記組に含まれる前記第3検知用機器と、選択された前記組に含まれる前記第2検知用機器との無線通信強度B2とが、
    A2/A1<B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第1領域に存在すると判定し、
    A2/A1>B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第2領域に存在すると判定する
    請求項1記載の領域判定システム。
  3. 前記領域判定システムは、さらに、
    前記無線子機及び前記第3検知用機器と無線通信する第4検知用機器及び第5検知用機器を含み、
    前記第4検知用機器及び前記第5検知用機器は、前記第3検知用機器を挟んで配置され、
    前記無線通信強度A1と、前記無線通信強度A2と、前記無線通信強度B1と、前記無線通信強度B2と、前記無線子機と前記第4検知用機器との無線通信強度C1と、前記第3検知用機器と前記第4検知用機器との無線通信強度C2と、前記無線子機と前記第5検知用機器との無線通信強度D1と、前記第3検知用機器と前記第5検知用機器との無線通信強度D2とが、
    A2/A1<B2/B1と、C2/C1<D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第4検知用機器と前記第3検知用機器との間の第3領域と、前記第1領域とが重複する領域に存在すると判定し、
    A2/A1<B2/B1と、C2/C1>D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第5検知用機器と前記第3検知用機器との間の第4領域と、前記第1領域とが重複する領域に存在すると判定し、
    A2/A1>B2/B1と、C2/C1<D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第3領域と前記第2領域とが重複する領域に存在すると判定し、
    A2/A1>B2/B1と、C2/C1>D2/D1とを満たす場合、前記無線子機が、前記第4領域と前記第2領域とが重複する領域に存在すると判定する
    請求項1記載の領域判定システム。
  4. 前記領域判定システムは、
    前記対象物を含む複数の対象物の各々が存在する領域を判定し、
    前記無線子機を含み、前記複数の対象物の各々に装着される複数の無線子機を含み、
    前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器は、前記複数の無線子機と無線通信し、
    (1)前記複数の無線子機のうち領域判定対象の無線子機である対象子機と、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器との無線通信状況と、(2)前記複数の無線子機のうち領域判定済みの判定済み子機と、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器との無線通信状況との類似性に基づき、前記対象子機が存在する領域を判定する
    請求項1記載の領域判定システム。
  5. 対象物が存在する領域を判定する領域判定システムにおける領域判定方法であって、
    前記領域判定システムは、
    前記対象物に装着される無線子機と、
    前記無線子機と無線通信する第1検知用機器及び第2検知用機器と、
    前記第1検知用機器と前記第2検知用機器との間に配置されており、前記第1検知用機器及び前記第2検知用機器と無線通信する第3検知用機器とを含み、
    前記領域判定方法は、
    前記無線子機と前記第1検知用機器との無線通信強度A1と、前記第3検知用機器と前記第1検知用機器との無線通信強度A2と、前記無線子機と前記第2検知用機器との無線通信強度B1と、前記第3検知用機器と前記第2検知用機器との無線通信強度B2とが、
    A2/A1<B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第1検知用機器と前記第3検知用機器との間の第1領域に存在すると判定し、
    A2/A1>B2/B1を満たす場合、前記無線子機が前記第2検知用機器と前記第3検知用機器との間の第2領域に存在すると判定する
    領域判定方法。
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