以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1における情報提示システムの構成を示す図である。
図1に示す情報提示システム100は、電子商取引サイト(以下、ECサイトと略記する)管理サーバ1及びユーザ端末2を備える。
ECサイト管理サーバ1は、インターネット上で商品を販売するECサイトに提示する情報を管理する。ECサイト管理サーバ1は、インターネットを介してユーザ端末2と通信可能に接続されている。ECサイトは、ユーザによる商品の購入を受け付ける。
ユーザ端末2は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話機及びテレビ等である。ユーザ端末2は、ECサイト管理サーバ1によって提供されるECサイトを表示し、ECサイトへの情報の入力を受け付ける。ユーザは、ECサイトを利用して商品を購入する。
ユーザ端末2を使用するユーザの家庭には、宅配ボックス装置3が設けられている。宅配ボックス装置3は、配送業者によって配送される商品を、居住者が不在であっても受け取ることを可能にする。配送業者は、ECサイトを利用して購入された商品を購入者に配送する。宅配ボックス装置3は、例えば、ユーザの家の玄関に配置される。配送業者は、ユーザが不在である場合に、宅配ボックス装置3の収納庫内に商品を収納する。
なお、予め宅配ボックス装置3の収納庫内に商品を収納する旨の指示がされている場合は、配送業者は、ユーザが在宅していたとしても、宅配ボックス装置3の収納庫内に商品を収納してもよい。また、宅配ボックス装置3が集合住宅に配置されている場合、当該宅配ボックス装置3は、集合住宅に住む複数の居住者によって利用される。さらに、宅配ボックス装置3は、駅又はコンビニエンスストアなどに配置されてもよく、この場合、宅配ボックス装置3は、近隣の不特定多数の住人によって利用される。
図2は、本実施の形態1におけるECサイト管理サーバ及びユーザ端末の構成を示す図である。
ECサイト管理サーバ1は、制御部11、通信部12及び記憶部13を備える。
制御部11は、例えば、中央演算処理装置(CPU)で構成され、ECサイト表示制御部111、ユーザ登録部112、ユーザ情報取得部113、商品サイズ取得部114、梱包サイズ取得部115、宅配ボックスサイズ取得部116、判断部117及び表示画面生成部118を備える。記憶部13は、例えば、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ又は半導体メモリなどで構成され、ユーザ情報記憶部131、商品情報記憶部132及び梱包サイズ情報記憶部133を備える。
通信部12は、インターネットを介してユーザ端末2と通信する。通信部12は、ユーザ端末2へ種々の情報を送信するとともに、ユーザ端末2から種々の情報を受信する。
ECサイト表示制御部111は、ユーザ端末2からの閲覧要求に応じて、ECサイト画面をユーザ端末2へ送信し、ECサイト画面をユーザ端末2に表示する。また、ECサイト表示制御部111は、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品に関する情報を表示する画面へ遷移させる遷移指示に応じたECサイト画面を表示する。
ユーザ登録部112は、ECサイトを利用するユーザに関するユーザ情報をユーザ情報記憶部131に記憶する。ユーザ登録部112は、ユーザ情報を登録するための登録画面をユーザ端末2へ送信する。ユーザは、ユーザ端末2に表示される登録画面にユーザ情報を入力する。そして、ユーザ端末2は、入力されたユーザ情報をECサイト管理サーバ1へ送信する。ユーザ登録部112は、通信部12を介して受信したユーザ情報をユーザ情報記憶部131に記憶する。ユーザ情報記憶部131は、ユーザ情報を記憶する。
図3は、本実施の形態1におけるユーザ情報の登録画面の一例を示す図である。図3に示すように、ユーザ情報は、ユーザの氏名、住所、電話番号、宅配ボックス情報、及びクレジットカード情報を含む。宅配ボックス情報は、ユーザの住居に設置されている宅配ボックス装置に関する情報である。宅配ボックス情報は、例えば、型番情報、サイズ情報、冷蔵機能を有しているか否かを示す情報、及び冷凍機能を有しているか否かを示す情報を含む。サイズ情報は、宅配ボックス装置の配送物を収納する収納庫内部の縦、横及び奥行きの寸法を示す。また、ユーザ情報は、予め割り当てられたユーザ固有のユーザIDを含んでもよい。
なお、ユーザ登録部112は、宅配ボックス情報の全ての情報をユーザ端末2から受信してもよい。また、ユーザ登録部112は、宅配ボックス情報のうちの型番情報のみをユーザ端末2から受信し、型番情報に対応する他の情報を、宅配ボックス装置を管理する管理サーバから取得してもよい。
ユーザ情報取得部113は、ECサイトを利用するユーザを識別するための識別情報をユーザ端末2から取得する。なお、識別情報は、例えば、ユーザの氏名又は予め割り当てられたユーザID等を含み、ユーザを一意に識別可能な情報を含む。
商品サイズ取得部114は、ECサイトで販売している商品の大きさに関する商品サイズ情報を商品情報記憶部132から取得する。
商品情報記憶部132は、商品に関する商品情報を商品毎に記憶する。商品情報は、商品の画像、型番、名称、サイズ情報、冷蔵する必要があるか否かを示す情報、及び冷凍する必要があるか否かを示す情報を含む。サイズ情報は、商品自体の大きさであってもよく、販売時に商品を包んでいるパッケージの大きさであってもよい。サイズ情報は、商品自体の縦、横及び奥行きの寸法、又は販売時に商品を包んでいるパッケージの縦、横及び奥行きの寸法を示す。例えば、本などは、パッケージに入れられることなく販売されているので、商品自体の大きさがサイズ情報となる。また、ドライヤなどは、パッケージに入れられて販売されているので、商品を包んでいるパッケージの大きさがサイズ情報となる。なお、商品情報は、オペレータによって入力されてもよく、商品製造業者からネットワークを介して受信してもよく、商品販売業者からネットワークを介して受信してもよい。
図4は、本実施の形態1における商品を管理するための管理画面の一例を示す図である。図4に示す管理画面は、商品情報記憶部132に記憶されている商品情報を示す。例えば、ECサイト管理サーバ1の管理者は、管理画面を表示部(不図示)に表示させる。図4に示すように、商品情報は、商品の画像、型番、名称、サイズ情報、冷蔵する必要があるか否かを示す情報、及び冷凍する必要があるか否かを示す情報を含む。
梱包サイズ取得部115は、ECサイトで販売している商品の配送時の大きさに関する梱包サイズ情報(配送サイズ情報)を梱包サイズ情報記憶部133から取得する。なお、梱包サイズ取得部115は、商品サイズ取得部114によって取得された商品サイズ情報に基づいて商品の配送時の大きさを算出してもよい。
梱包サイズ情報記憶部133は、梱包材毎に梱包サイズ情報を記憶する。梱包サイズ情報は、梱包材の画像、梱包材の種類、及び梱包材のサイズ情報を含む。梱包材は、例えば、段ボール、袋又は封筒などであり、配送中の商品を保護するために用いられる。サイズ情報は、梱包材の縦、横及び奥行きの寸法を示す。なお、梱包サイズ情報は、オペレータによって入力されてもよく、梱包材製造業者からネットワークを介して受信してもよく、配送業者からネットワークを介して受信してもよい。
図5は、本実施の形態1における梱包材を管理するための管理画面の一例を示す図である。図5に示す管理画面は、梱包サイズ情報記憶部133に記憶されている梱包サイズ情報を示す。例えば、ECサイト管理サーバ1の管理者は、管理画面を表示部(不図示)に表示させる。図5に示すように、商品情報は、梱包材の画像、梱包材の種類、及び梱包材のサイズ情報を含む。
宅配ボックスサイズ取得部116は、取得された識別情報に対応付けられており、ユーザの住居に設けられた、ECサイトで購入した商品を受け取るための宅配ボックス装置に関する情報を特定する。宅配ボックスサイズ取得部116は、識別情報に対応する宅配ボックス装置の収納庫の大きさに関する宅配ボックスサイズ情報をユーザ情報記憶部131から取得する。ECサイト表示制御部111は、特定された宅配ボックス装置に関する情報をECサイト上でユーザに提示する。
判断部117は、宅配ボックス装置に関する情報と、商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断する。判断部117は、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品に関する情報を表示する画面へ遷移させる遷移指示をユーザから受け付けた際に、宅配ボックス装置に関する情報と、商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断する。
なお、遷移指示は、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示を含む。判断部117は、ECサイト上に現在表示されている画面から、購入画面へ遷移させる遷移指示をユーザから受け付けた際に、宅配ボックス装置に関する情報と、商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断する。また、判断部117は、ECサイト上に現在表示されている画面から、購入画面へ遷移させる遷移指示をユーザから受け付けた際に、宅配ボックス装置に関する情報と、商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)と、過去にユーザにより購入が指示され購入予定となっている少なくとも1つの他の商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品及び少なくとも1つの他の商品の全てが収納可能であるか否かを判断する。
また、遷移指示は、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品の詳細な情報を表示するための詳細画面へ遷移させる遷移指示を含む。判断部117は、ECサイト上に現在表示されている画面から、詳細画面へ遷移させる遷移指示をユーザから受け付けた際に、宅配ボックス装置に関する情報と、商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断する。
また、遷移指示は、ECサイト上の商品を検索するための検索画面から、検索結果を表示するための検索結果画面へ遷移させる遷移指示を含む。判断部117は、検索画面から、検索結果画面へ遷移させる遷移指示をユーザから受け付けた際に、宅配ボックス装置に関する情報と、検索結果として抽出された少なくとも1つの商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に少なくとも1つの商品が収納可能であるか否かを判断する。なお、ECサイト表示制御部111は、検索結果として抽出された複数の商品のうち、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であると判断された商品を、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された商品よりも、検索結果画面における上位に表示させる。
また、ECサイト表示制御部111は、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合と、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合とで、遷移後の画面における商品に関する情報の表示態様を異ならせる。
ユーザ端末2は、通信部21、入力部22、制御部23及び表示部24を備える。
通信部21は、インターネットを介してECサイト管理サーバ1と通信する。通信部21は、ECサイト管理サーバ1へ種々の情報を送信するとともに、ECサイト管理サーバ1から種々の情報を受信する。
入力部22は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス又はボタンなどで構成され、ユーザによる入力指示を受け付ける。制御部23は、例えば、CPUで構成され、ユーザ端末2全体を制御する。表示部24は、例えば、液晶表示装置で構成され、ECサイトの種々の画面を表示する。
図6は、本実施の形態1における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。なお、ECサイトの画面を表示する際には、ECサイト表示制御部111は、識別情報のユーザによる入力を受け付け、受け付けた識別情報を用いてユーザ認証を行う。ユーザ認証により、予め登録されているユーザであると判断された場合、ECサイト表示制御部111は、ECサイトの画面を表示する。
まず、ステップS1において、ECサイト表示制御部111は、現在表示されている画面から次のページの画面を表示するための遷移指示を受信したか否かを判断する。なお、次のページの画面は、例えば、商品に関する情報を表示する画面である。また、次のページの画面は、例えば、商品の詳細な情報を表示するための詳細画面であってもよい。さらに、現在表示されている画面は、例えば、ECサイト上の商品を検索するための検索画面であり、次のページの画面は、例えば、検索結果を表示するための検索結果画面であってもよい。ここで、遷移指示を受信していないと判断された場合(ステップS1でNO)、ECサイト表示制御部111は、遷移指示を受信するまで待機状態となる。
一方、遷移指示を受信したと判断された場合(ステップS1でYES)、ステップS2において、宅配ボックスサイズ取得部116は、識別情報に対応する宅配ボックス装置の収納庫の大きさに関する宅配ボックスサイズ情報をユーザ情報記憶部131から取得する。
次に、ステップS3において、商品サイズ取得部114は、次の画面に表示する全て(N個(Nは正の整数))の表示対象商品のそれぞれの大きさに関する商品サイズ情報を商品情報記憶部132から取得する。
次に、ステップS4において、梱包サイズ取得部115は、次の画面に表示する全て(N個)の表示対象商品のそれぞれの配送時の大きさに関する梱包サイズ情報を梱包サイズ情報記憶部133から取得する。このとき、梱包サイズ取得部115は、商品サイズ取得部114によって取得された商品サイズ情報に含まれる商品の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法よりも大きい寸法を有する梱包材の梱包サイズ情報を取得する。
例えば、梱包サイズ取得部115は、最も小さい梱包材の中に表示対象商品が梱包可能であるか否かを判断する。最も小さい梱包材の中に表示対象商品が梱包可能である場合は、梱包サイズ取得部115は、最も小さい梱包材の梱包サイズ情報を取得する。最も小さい梱包材の中に表示対象商品が梱包不可能である場合は、梱包サイズ取得部115は、次に大きい梱包材の中に表示対象商品が梱包可能であるか否かを判断する。以上の判断を繰り返し行うことにより、梱包サイズ取得部115は、表示対象商品が入る梱包材の梱包サイズ情報を取得する。
次に、ステップS5において、判断部117は、変数nに1を代入する。変数nは、表示対象商品の数を示す変数である。
次に、ステップS6において、判断部117は、宅配ボックスサイズ情報と、第nの表示対象商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であるか否かを判断する。このとき、判断部117は、宅配ボックスサイズ情報に含まれる宅配ボックス装置の収納庫の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法と、梱包サイズ情報に含まれる梱包材の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法とを比較する。判断部117は、宅配ボックス装置の収納庫の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法が、梱包材の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法よりも大きい場合、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であると判断する。
ここで、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であると判断された場合(ステップS6でYES)、ステップS7において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の表示態様を通常の表示態様に決定する。ここで、通常の表示態様とは、表示対象商品の画像をそのまま表示する表示態様である。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS6でNO)、ステップS8において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の表示態様をグレーで表示する表示態様に決定する。なお、判断部117は、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納不可能であると判断された場合の表示対象商品の画像の表示態様を、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であると判断された場合の表示対象商品の画像の表示態様と異ならせればよい。
次に、ステップS9において、判断部117は、変数nがNであるか否かを判断する。ここで、変数nがNではないと判断された場合(ステップS9でNO)、ステップS10において、判断部117は、変数nを1だけインクリメントし、ステップS6の処理へ戻る。その後、判断部117は、判断部117は、宅配ボックスサイズ情報と、第nの表示対象商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であるか否かを判断する。
一方、変数nがNであると判断された場合(ステップS9でYES)、ステップS11において、表示画面生成部118は、次のページの画面を生成する。
次に、ステップS12において、ECサイト表示制御部111は、次のページの画面をユーザ端末2に表示する。
図7は、本実施の形態1においてユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。図7に示す表示画面では、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品が、カラー画像で表示され、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品が、グレー画像で表示される。例えば、型番がPP−03であり商品名が乾電池である商品の画像は、カラーで表示され、型番がPP−01であり商品名がドライヤである商品の画像は、カラーで表示され、型番がPP−02であり商品名が空気清浄機である商品の画像は、グレーで表示されている。
なお、本実施の形態1では、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品は、グレーで表示されるが、本開示は特にこれに限定されず、他の色で表示されてもよい。ECサイト表示制御部111は、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合と、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合とで、遷移後の画面における商品を示す商品オブジェクトの色を異ならせてもよい。
従来の商品配送システムでは、宅配ボックス装置の容量については考慮されていない。そのため、配送される商品の大きさが宅配ボックス装置の容量より大きい場合、配送業者は、商品を宅配ボックス装置の収納庫に収納することができず、再度配送する必要がある。また、複数の商品が、同一の日に配送される場合、既に宅配ボックス装置の収納庫内に商品が収納されていると、後から商品を収納することができず、再度配送しなければならない。このような商品の再配送は、配送業者にとって無駄な作業であり、配送料金の増大にも繋がるおそれがある。
一方、本実施の形態1の表示制御方法では、宅配ボックスサイズ情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かが判断されるので、ユーザは、商品の購入時において、商品の配送時に宅配ボックス装置が使用できるか否かを確認することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能である場合は、ユーザが確実に在宅する日に配送日を指定することにより、ユーザが不在であることによる配送業者の再配送を防止することができ、配送に要するコストを低減することができる。
続いて、本実施の形態1の第1の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第1の変形例における表示制御方法では、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である表示対象商品のみが表示され、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である表示対象商品は表示されない。
図8は、本実施の形態1の第1の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS21〜ステップS26の処理は、図6に示すステップS1〜ステップS6の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS26で宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であると判断された場合(ステップS26でYES)、ステップS27において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の表示態様を通常の表示態様に決定する。ここで、通常の表示態様とは、表示対象商品の画像をそのまま表示する表示態様である。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS26でNO)、ステップS28において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の表示態様を非表示の表示態様に決定する。ここで、非表示の表示態様とは、表示対象商品の画像を表示しない表示態様である。
ステップS29及びステップS30の処理は、図6に示すステップS9〜ステップS10の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS29で変数nがNであると判断された場合(ステップS29でYES)、ステップS31において、表示画面生成部118は、次のページの画面を生成する。このとき、次のページの画面では、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品が表示され、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品は表示されない。
次に、ステップS32において、ECサイト表示制御部111は、次のページの画面をユーザ端末2に表示する。
図9は、本実施の形態1の第1の変形例においてユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。図9に示す表示画面では、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品が、カラー画像で表示され、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品は、表示されていない。例えば、型番がPP−03であり商品名が乾電池である商品の画像は、カラーで表示され、型番がPP−01であり商品名がドライヤである商品の画像は、カラーで表示される。一方、型番がPP−02であり商品名が空気清浄機である商品の画像は、当該商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であるため、表示されない。
なお、本実施の形態1の第1の変形例では、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品の画像は表示されないが、本開示は特にこれに限定されず、表示画面生成部118は、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品の画像上にXマークを重畳した画面を生成してもよい。
続いて、本実施の形態1の第2の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第2の変形例における表示制御方法では、表示対象商品に優先度が付与され、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である表示対象商品の優先度が、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である表示対象商品の優先度よりも高くされ、表示対象商品が優先度が高い順番に表示される。
図10は、本実施の形態1の第2の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS41〜ステップS46の処理は、図6に示すステップS1〜ステップS6の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS46で宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であると判断された場合(ステップS46でYES)、ステップS47において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の優先度を第1の優先度に決定する。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS46でNO)、ステップS48において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の優先度を第1の優先度よりも低い第2の優先度に決定する。
ステップS49及びステップS50の処理は、図6に示すステップS9及びステップS10の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS49で変数nがNであると判断された場合(ステップS49でYES)、ステップS51において、表示画面生成部118は、次のページの画面を生成する。このとき、次のページの画面では、第1の優先度に決定された表示対象商品が、第2の優先度に決定された表示対象商品よりも上位に表示される。
次に、ステップS52において、ECサイト表示制御部111は、次のページの画面をユーザ端末2に表示する。
図11は、本実施の形態1の第2の変形例においてユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。図11に示す表示画面では、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品が、上位に表示され、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品は、下位に表示される。例えば、型番がPP−03であり商品名が乾電池であり宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品の画像は、最も上位に表示され、型番がPP−01であり商品名がドライヤであり宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品の画像は、2番目に表示され、型番がPP−02であり商品名が空気清浄機であり宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品の画像は、3番目に表示される。
なお、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合と宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である場合との2つの優先度に分けるのではなく、梱包材の大きさに応じて3つ以上の優先度に分けてもよい。例えば、小さい梱包材の商品から順に優先度を高くし、梱包材が大きくなるに従って優先度を低くしてもよい。図11に示すように、複数の商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合、複数の商品は、配送時のサイズが小さい順に表示される。
続いて、本実施の形態1の第3の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第3の変形例における表示制御方法では、表示対象商品の画像の近傍に、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かを表すアイコン画像が表示される。
ECサイト表示制御部111は、遷移後の画面において、商品を示す商品オブジェクト(商品の画像)と、商品オブジェクトの付近に宅配ボックス装置を示す宅配ボックスオブジェクト(宅配ボックス装置のアイコン画像)とを表示させる。ECサイト表示制御部111は、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合と、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合とで、宅配ボックスオブジェクトの表示態様を異ならせる。
図12は、本実施の形態1の第3の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS61〜ステップS66の処理は、図6に示すステップS1〜ステップS6の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS66で宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納可能であると判断された場合(ステップS66でYES)、ステップS67において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の近傍に表示するアイコン画像を第1のアイコン画像に決定する。ここで、第1のアイコン画像は、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であることを示す画像であり、例えば、宅配ボックス装置を円で囲んだ画像である。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に第nの表示対象商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS66でNO)、ステップS68において、判断部117は、第nの表示対象商品の画像の近傍に表示するアイコン画像を第1のアイコン画像とは異なる第2のアイコン画像に決定する。ここで、第2のアイコン画像は、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であることを示す画像であり、例えば、宅配ボックス装置上にXマークを重ねた画像である。
ステップS69及びステップS70の処理は、図6に示すステップS9〜ステップS10の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS69で変数nがNであると判断された場合(ステップS69でYES)、ステップS71において、表示画面生成部118は、次のページの画面を生成する。このとき、次のページの画面では、表示対象商品の画像とともに、宅配ボックス装置の収納庫に表示対象商品が収納可能であるか否かを示すアイコン画像が表示される。
次に、ステップS72において、ECサイト表示制御部111は、次のページの画面をユーザ端末2に表示する。
図13は、本実施の形態1の第3の変形例においてユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。図13に示す表示画面では、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品の画像の隣に、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であることを示す第1のアイコン画像が表示され、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品の画像の隣に、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であることを示す第2のアイコン画像が表示される。例えば、型番がPP−03であり商品名が乾電池であり宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品の画像の隣には、第1のアイコン画像が表示され、型番がPP−01であり商品名がドライヤであり宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品の画像の隣には、第1のアイコン画像が表示され、型番がPP−02であり商品名が空気清浄機であり宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である商品の画像の隣には、第2のアイコン画像が表示される。
なお、本実施の形態1の第3の変形例では、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能である場合と宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能である場合とで異なるアイコン画像が表示されるが、本開示は特にこれに限定されず、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能である場合にのみ、アイコン画像が表示され、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能である場合には、アイコン画像が表示されなくてもよい。
続いて、本実施の形態1の第4の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第4の変形例における表示制御方法では、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられ、全ての購入予定商品を一括して配送する際の梱包サイズ情報が取得され、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かが判断され、判断結果に応じて配送料が決定される。
図14は、本実施の形態1の第4の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。本実施の形態1の第4の変形例では、情報提示システムによる購入処理を示している。
まず、ステップS81において、ECサイト表示制御部111は、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示を受信したか否かを判断する。なお、購入画面は、例えば、ショッピングカート画面であり、ユーザにより選択された少なくとも1つの購入予定商品を一覧表示する画面である。ここで、遷移指示を受信していないと判断された場合(ステップS81でNO)、ECサイト表示制御部111は、遷移指示を受信するまで待機状態となる。
一方、遷移指示を受信したと判断された場合(ステップS81でYES)、ステップS82において、宅配ボックスサイズ取得部116は、識別情報に対応する宅配ボックス装置の収納庫の大きさに関する宅配ボックスサイズ情報をユーザ情報記憶部131から取得する。
次に、ステップS83において、商品サイズ取得部114は、購入画面に表示する全て(N個(Nは正の整数))の購入予定商品のそれぞれの大きさに関する商品サイズ情報を商品情報記憶部132から取得する。
次に、ステップS84において、梱包サイズ取得部115は、購入画面に表示する全て(N個)の購入予定商品が入る梱包材の大きさに関する梱包サイズ情報を梱包サイズ情報記憶部133から取得する。すなわち、梱包サイズ取得部115は、複数の購入予定商品のそれぞれの梱包サイズ情報を取得するのではなく、全ての購入予定商品が入る梱包材の梱包サイズ情報を取得する。このとき、梱包サイズ取得部115は、商品サイズ取得部114によって取得された商品サイズ情報に含まれる各購入予定商品の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法を加算し、全ての購入予定商品の縦、横及び奥行きの寸法を算出し、算出した寸法よりも大きい寸法を有する梱包材の梱包サイズ情報を取得する。
例えば、梱包サイズ取得部115は、最も小さい梱包材の中に全ての購入予定商品が入るか否かを判断する。最も小さい梱包材の中に全ての購入予定商品が入る場合は、梱包サイズ取得部115は、最も小さい梱包材の梱包サイズ情報を取得する。最も小さい梱包材の中に全ての購入予定商品が入らない場合は、梱包サイズ取得部115は、次に大きい梱包材の中に全ての購入予定商品が入るか否かを判断する。以上の判断を繰り返し行うことにより、梱包サイズ取得部115は、全ての購入予定商品が入る梱包材の梱包サイズ情報を取得する。
次に、ステップS85において、判断部117は、宅配ボックスサイズ情報と、全ての購入予定商品の梱包サイズ情報(配送サイズ情報)とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納可能であるか否かを判断する。このとき、判断部117は、宅配ボックスサイズ情報に含まれる宅配ボックス装置の収納庫の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法と、梱包サイズ情報に含まれる梱包材の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法とを比較する。判断部117は、宅配ボックス装置の収納庫の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法が、梱包材の縦、横及び奥行きのそれぞれの寸法よりも大きい場合、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納可能であると判断する。
ここで、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納可能であると判断された場合(ステップS85でYES)、ステップS86において、判断部117は、全ての購入予定商品の配送料を第1の配送料に決定する。ここで、第1の配送料とは、例えば、無料である。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS85でNO)、ステップS87において、判断部117は、全ての購入予定商品の配送料を第1の配送料よりも高い第2の配送料に決定する。判断部117は、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であると判断された場合の商品の配送料を、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合の商品の配送料よりも安い配送料に決定する。このように、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であると判断された場合の配送料は、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合の配送料よりも安い。これは、購入者が不在であった場合に、配送業者が宅配ボックス装置の収納庫に商品を収納することにより、再配送が不要となり、人件費及び輸送費などを削減することが可能であるためである。
なお、配送料は、発送する場所から購入者の住居までの距離、配送する商品の大きさ及び配送する商品の重さ等に応じて変化する。そのため、判断部117は、購入者の居住する地域、配送する商品の大きさ及び配送する商品の重さに基づいて第1の配送料及び第2の配送料を算出してもよい。
次に、ステップS88において、表示画面生成部118は、購入予定商品を表示するとともに、購入予定商品の配送料を表示するための購入画面を生成する。
次に、ステップS89において、ECサイト表示制御部111は、購入画面をユーザ端末2に表示する。購入画面では、購入予定商品を表示するとともに、購入予定商品の配送料を表示する。
次に、ステップS90において、ECサイト表示制御部111は、購入画面に表示された購入予定商品を購入するための購入指示をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。ユーザは、購入画面に表示された購入予定商品を購入する場合、購入を確定するためのボタンを押下(タップ)する。これにより、購入指示がECサイト管理サーバ1へ送信される。
ここで、購入指示を受信したと判断された場合(ステップS90でYES)、ステップS91において、ECサイト表示制御部111は、ユーザによって購入された商品を卸業者又は製造者に発注したり、ユーザによって購入された商品の配送を配送業者に指示したりする購入処理を行う。
一方、購入指示を受信していないと判断された場合(ステップS90でNO)、ステップS92において、ECサイト表示制御部111は、現在表示されている購入画面から他の画面を表示するための遷移指示を受信したか否かを判断する。ここで、遷移指示を受信したと判断された場合(ステップS92でYES)、処理を終了する。一方、遷移指示を受信していないと判断された場合(ステップS92でNO)ステップS90の処理へ戻る。
図15は、本実施の形態1の第4の変形例において、購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合にユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図であり、図16は、本実施の形態1の第4の変形例において、購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である場合にユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図15に示す表示画面では、ユーザが乾電池及びドライヤを購入するため、乾電池の画像及びドライヤの画像が表示されている。また、乾電池及びドライヤを一括して配送する場合に乾電池及びドライヤが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるため、宅配ボックス装置の画像とともに、配送料が無料であることが表示されている。また、割引き前の通常配送時の配送料が表示されてもよい。
また、図16に示す表示画面では、ユーザが乾電池、ドライヤ及び空気清浄機を購入するため、乾電池の画像、ドライヤの画像及び空気清浄機の画像が表示されている。乾電池、ドライヤ及び空気清浄機を一括して配送する場合に乾電池、ドライヤ及び空気清浄機が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であるため、配送料が例えば500円であることが表示されている。
続いて、本実施の形態1の第5の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第5の変形例における表示制御方法では、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられ、全ての購入予定商品が一括して配送される際に、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かが表示される。
図17は、本実施の形態1の第5の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS101〜ステップS105の処理は、図14に示すステップS81〜ステップS85の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS105で宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納可能であると判断された場合(ステップS105でYES)、ステップS106において、表示画面生成部118は、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であることを示す購入画面を生成する。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS105でNO)、ステップS107において、表示画面生成部118は、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であることを示す購入画面を生成する。
次に、ステップS108において、ECサイト表示制御部111は、購入画面をユーザ端末2に表示する。購入画面では、全ての購入予定商品を表示するとともに、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かが表示される。
なお、ステップS109〜ステップS111の処理は、図14に示すステップS90〜ステップS92の処理と同じであるので、説明を省略する。
図18は、本実施の形態1の第5の変形例において、購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合にユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図18に示す表示画面では、ユーザが乾電池及びドライヤを購入するため、乾電池の画像及びドライヤの画像が表示されている。また、乾電池及びドライヤを一括して配送する場合に乾電池及びドライヤが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるため、宅配ボックス装置の画像とともに、乾電池及びドライヤが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であることを示す文字情報が表示される。
なお、複数の購入予定商品を一括して配送する場合に複数の購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である場合、複数の購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であることを示す文字情報が表示される。
続いて、本実施の形態1の第6の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第6の変形例における表示制御方法では、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられ、全ての購入予定商品が一括して配送される際に、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置を占有する割合(占有率)が表示される。
図19は、本実施の形態1の第6の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS121〜ステップS125の処理は、図14に示すステップS81〜ステップS85の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS125で宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納可能であると判断された場合(ステップS125でYES)、ステップS126において、表示画面生成部118は、全ての購入予定商品を入れた梱包材が宅配ボックス装置に占める割合を表す占有率を算出する。表示画面生成部118は、例えば、全ての購入予定商品を入れた梱包材の高さを、宅配ボックス装置の収納庫の高さで除算した値を占有率として算出する。また、表示画面生成部118は、例えば、全ての購入予定商品を入れた梱包材の体積を、宅配ボックス装置の収納庫の体積で除算した値を占有率として算出してもよい。
次に、ステップS127において、表示画面生成部118は、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であることを示す購入画面を生成する。購入画面は、購入予定商品と、全ての購入予定商品を入れた梱包材が宅配ボックス装置に占める割合を表す占有率とを含む。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納不能であると判断された場合(ステップS125でNO)、ステップS128において、表示画面生成部118は、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であることを示す購入画面を生成する。
次に、ステップS129において、ECサイト表示制御部111は、購入画面をユーザ端末2に表示する。全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合、購入画面では、全ての購入予定商品が表示されるとともに、全ての購入予定商品を入れた梱包材が宅配ボックス装置に占める割合を表す占有率が表示される。一方、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である場合、全ての購入予定商品が表示されるとともに、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であることを示す文字情報が表示される。
なお、ステップS130〜ステップS132の処理は、図14に示すステップS90〜ステップS92の処理と同じであるので、説明を省略する。
図20は、本実施の形態1の第6の変形例において、購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合にユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図20に示す表示画面では、ユーザが乾電池及びドライヤを購入するため、乾電池の画像及びドライヤの画像が表示されている。また、乾電池及びドライヤを一括して配送する場合に乾電池及びドライヤが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるため、宅配ボックス装置の画像とともに、乾電池及びドライヤを入れた梱包材が宅配ボックス装置に占める割合を表す占有率が表示されている。図20では、乾電池及びドライヤを入れた梱包材が宅配ボックス装置に占める割合を表す占有率が1/2である。ECサイト表示制御部111は、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かの判断結果に基づいて、購入画面において宅配ボックス装置の商品による占有状態を表示させる。
このとき、宅配ボックス装置の画像は、占有率が視認可能な態様で表示される。例えば、図20では、占有率に応じた宅配ボックス装置の位置に破線の画像が重畳して表示される。なお、宅配ボックス装置の画像の表示方法については、上記のような線状の画像が宅配ボックス装置の画像に重畳して表示されるだけでなく、宅配ボックス装置の画像の占有率に応じた位置を境界とし、境界よりも上部がグレーで表示され、境界よりも下部がカラーで表示されてもよい。また、占有率に応じた大きさの梱包材(段ボール)の画像が宅配ボックス装置の画像に重畳して表示されてもよい。さらに、占有率の数値が表示されてもよい。
続いて、本実施の形態1の第7の変形例における表示制御方法について説明する。本実施の形態1の第7の変形例における表示制御方法では、ECサイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられ、一括して梱包した全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かが判断され、全ての購入予定商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である場合、購入予定商品の梱包方法が、一括して梱包する梱包方法から分割して梱包する梱包方法に変更される。
図21は、本実施の形態1の第7の変形例における情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS141〜ステップS145の処理は、図14に示すステップS81〜ステップS85の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS145で宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納可能であると判断された場合(ステップS145でYES)、ステップS146において、表示画面生成部118は、複数の購入予定商品の梱包方法を、全ての購入予定商品を一括して梱包する梱包方法に決定する。
一方、宅配ボックス装置の収納庫に全ての購入予定商品が収納不可能であると判断された場合(ステップS145でNO)、ステップS147において、表示画面生成部118は、複数の購入予定商品の梱包方法を、複数の購入予定商品を分割して梱包する梱包方法に決定する。表示画面生成部118は、例えば、複数の購入予定商品を2つの梱包材に分割して梱包するように梱包方法を決定する。
なお、表示画面生成部118は、例えば、複数の購入予定商品を3つ以上の梱包材に分割して梱包するように梱包方法を決定してもよい。また、複数の購入予定商品を複数の梱包材に分割して梱包したとしても、複数の梱包材のそれぞれが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるとは限らない。そのため、判断部117は、複数の梱包材のそれぞれが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かを判断してもよい。梱包材が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合、表示画面生成部118は、当該梱包材に割り当てられた複数の購入予定商品をさらに複数の梱包材に分割して梱包するように梱包方法を決定してもよい。
また、同一の日に分割して梱包した商品が配送された場合、個々の梱包材は宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であったとしても、複数の梱包材が同時に宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるとは限らない。そこで、分割して梱包した商品は、異なる日に配送することが好ましい。複数の購入予定商品が複数の梱包材に分割された場合、表示画面生成部118は、各梱包材を異なる日に配送するように決定してもよい。
次に、ステップS148において、表示画面生成部118は、購入予定商品を表示するとともに、購入予定商品の梱包方法を表示するための購入画面を生成する。
次に、ステップS149において、ECサイト表示制御部111は、購入画面をユーザ端末2に表示する。購入画面では、購入予定商品を表示するとともに、購入予定商品の梱包方法を表示する。
なお、ステップS150〜ステップS152の処理は、図14に示すステップS90〜ステップS92の処理と同じであるので、説明を省略する。
このように、表示画面生成部118は、ECサイト上に現在表示されている画面から、購入画面へ遷移させる遷移指示をユーザから受け付けた際に、宅配ボックスサイズ情報と、複数の商品の配送サイズ情報とに基づいて、一括して梱包された複数の商品の全てが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かを判断してもよい。そして、表示画面生成部118は、一括して梱包された複数の商品の全てが宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合、複数の商品を梱包する際の梱包方法を複数の商品を分割して梱包する梱包方法に決定してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2における情報提示システムについて説明する。実施の形態2における情報提示システムは、宅配ボックス装置に関する情報を管理する宅配ボックス管理サーバをさらに備える。
図22は、本実施の形態2における情報提示システムの構成を示す図である。
図22に示す情報提示システム101は、ECサイト管理サーバ1、ユーザ端末2、宅配ボックス装置3、宅配ボックス管理サーバ4及び配送管理サーバ5を備える。ECサイト管理サーバ1は、例えばEC業者によって運営される。宅配ボックス管理サーバ4は、例えば宅配ボックス管理業者によって運営される。配送管理サーバ5は、例えば配送業者によって運営される。なお、ECサイト管理サーバ1は、宅配ボックス管理業者又は配送業者によって運営されてもよい。また、宅配ボックス管理サーバ4は、EC業者又は配送業者によって運営されてもよい。さらに、配送管理サーバ5は、EC業者又は宅配ボックス管理業者によって運営されてもよい。
なお、情報提示システム101は、複数のECサイト管理サーバ1を備えてもよい。また、情報提示システム101は、複数の配送管理サーバ5を備えてもよい。
ECサイト管理サーバ1は、インターネット上で商品を販売するECサイトに提示する情報を管理する。
ユーザ端末2は、ECサイト管理サーバ1によって提供されるECサイトを表示し、ECサイトへの情報の入力を受け付ける。
宅配ボックス装置3は、配送業者によって配送される商品を収納する。宅配ボックス装置3は、インターネットを介して宅配ボックス管理サーバ4と通信可能に接続されている。宅配ボックス装置3は、不図示の収納庫、センサ、通信部及び制御部を備える。
収納庫は、配送された荷物を収納する。センサは、収納庫内に荷物が存在するか否かを検知する。通信部は、センサによって検知された収納庫内に荷物が存在するか否かを示す状態情報を宅配ボックス管理サーバ4へ送信する。また、通信部は、宅配ボックス装置3を解錠する解錠指示及び宅配ボックス装置3を施錠する施錠指示を宅配ボックス管理サーバ4から受信する。制御部は、通信部によって受信された解錠指示又は施錠指示に応じて解錠又は施錠する。
宅配ボックス管理サーバ4は、宅配ボックス装置3の利用状況を管理する。宅配ボックス管理サーバ4は、インターネットを介してECサイト管理サーバ1、宅配ボックス装置3及び配送管理サーバ5と通信可能に接続されている。宅配ボックス管理サーバ4は、宅配ボックス装置3の現在の空き状況に関する問い合わせを配送管理サーバ5から受信する。宅配ボックス管理サーバ4は、宅配ボックス装置3の現在の空き状況を配送管理サーバ5へ送信する。さらに、宅配ボックス管理サーバ4は、宅配ボックス装置3から状態情報を受信する。宅配ボックス管理サーバ4は、解錠指示又は施錠指示を宅配ボックス装置3へ送信する。
配送管理サーバ5は、通信部及び配送制御部を備える。通信部は、配送先の宅配ボックス装置3の現在の空き状況に関する問い合わせを宅配ボックス管理サーバ4へ送信する。通信部は、配送先の宅配ボックス装置3の現在の空き状況を宅配ボックス管理サーバ4から受信する。配送制御部は、配送先の宅配ボックス装置3の現在の空き状況に応じて商品を配送するか否かを決定する。
図23は、本実施の形態2におけるECサイト管理サーバ、ユーザ端末及び宅配ボックス管理サーバの構成を示す図である。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
ECサイト管理サーバ1は、制御部11、通信部12及び記憶部13を備える。制御部11は、例えば、中央演算処理装置(CPU)で構成され、ECサイト表示制御部111、ユーザ登録部112、ユーザ情報取得部113、商品サイズ取得部114、梱包サイズ取得部115、宅配ボックスサイズ取得部116、判断部117、表示画面生成部118及び利用状況取得部119を備える。
利用状況取得部119は、通信部12を介して宅配ボックス管理サーバ4から、宅配ボックス装置3の利用状況を示す利用状況情報を取得する。
宅配ボックス管理サーバ4は、記憶部41及び通信部42を備える。
記憶部41は、宅配ボックス装置3の利用状況を記憶する。通信部42は、宅配ボックス装置3の利用状況に関する問い合わせをECサイト管理サーバ1から受信する。通信部42は、宅配ボックス装置3の利用状況をECサイト管理サーバ1へ送信する。また、通信部42は、宅配ボックス装置3の現在の空き状況に関する問い合わせを配送管理サーバ5から受信する。通信部42は、宅配ボックス装置3の現在の空き状況を配送管理サーバ5へ送信する。さらに、通信部42は、宅配ボックス装置3から状態情報を受信する。通信部42は、解錠指示又は施錠指示を宅配ボックス装置3へ送信する。
図24は、本実施の形態2における宅配ボックス管理サーバが記憶する利用状況情報の一例を示す図である。
図24に示すように、利用状況情報は、ユーザを識別するためのユーザIDと、宅配ボックス装置を識別するためのボックスIDと、日付と、空き状況とが対応付けられている。空き状況は、宅配ボックス装置が空いているか否か、すなわち、宅配ボックス装置が予約されているか否かを示す。なお、宅配ボックス装置が複数の棚を備えている場合、棚毎に空き状況が設定される。例えば、ユーザID「UID00001」及びボックスID「000」によって特定される宅配ボックス装置は、第1の棚及び第2の棚を有しており、それぞれ個別に荷物を収納することが可能である。図24に示す利用状況情報では、ユーザID「UID00001」、ボックスID「000」及び日付「2015年1月26日」に対応する第1の棚及び第2の棚の空き状況は、共に「予約あり」となっている。
なお、利用状況情報は、日付だけでなく時間帯を含んでもよい。例えば、利用状況情報は、1日を複数の時間帯に分割し、各時間帯の空き状況を含んでもよい。
利用状況取得部119は、ユーザ情報記憶部131に記憶されているユーザID及びボックスIDを宅配ボックス管理サーバ4へ送信する。宅配ボックス管理サーバ4は、ECサイト管理サーバ1からユーザID及びボックスIDを受信した場合、受信したユーザID及びボックスIDに対応する利用状況情報を読み出し、読み出した利用状況情報をECサイト管理サーバ1へ送信する。利用状況取得部119は、宅配ボックス管理サーバ4によって送信された利用状況情報を取得する。
ECサイト表示制御部111は、取得した宅配ボックス装置の利用状況をECサイト上でユーザに提示する。なお、ECサイト表示制御部111は、判断部117によって宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合、取得した宅配ボックス装置の利用状況をECサイト上でユーザに提示してもよい。
また、購入画面において、ユーザにより配送日が決定された場合、又は配送可能な最も早い日など配送日が自動的に決定された場合、判断部117は、宅配ボックス装置のサイズに関する情報と、商品の配送サイズ情報と、宅配ボックス装置の利用状況とに基づいて、決定された配送日に宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
宅配ボックス装置に関する情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かが判断され、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断されたとしても、当該商品が配送される日に別の荷物が宅配ボックス装置に配送される場合、宅配ボックス装置の収納庫に商品を収納することができない可能性がある。
そこで、判断部117は、宅配ボックス装置のサイズに関する情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断し、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断した場合、宅配ボックス装置の利用状況に基づいて、決定された配送日に宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
なお、ECサイト表示制御部111は、決定された配送日に宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合、決定された配送日に最も近く、宅配ボックス装置の収納庫に商品を収納することが可能な他の日をECサイト上でユーザに提示してもよい。
また、ECサイト表示制御部111は、ユーザがECサイトを利用して商品を購入した際に、商品の配送日を宅配ボックス管理サーバ4へ送信し、ユーザの宅配ボックス装置の利用状況を更新してもよい。
例えば、ユーザにより商品の購入を確定するボタンが押下された場合、ECサイト表示制御部111は、ユーザID、ボックスID及び商品の配送日を宅配ボックス管理サーバ4へ送信する。なお、商品の配送日は、ユーザにより決定されてもよいし、配送可能な最も早い日などに決定されてもよい。宅配ボックス管理サーバ4の通信部42は、ユーザID、ボックスID及び商品の配送日を受信し、受信したユーザID、ボックスID及び商品の配送日に対応する空き状況を更新する。
このとき、受信したユーザID、ボックスID及び商品の配送日に対応する空き状況が、予約ありとなっている場合、宅配ボックス管理サーバ4の通信部42は、宅配ボックス装置を利用できないことを示す利用不可情報をECサイト管理サーバ1へ通知してもよい。ECサイト管理サーバ1は、利用不可情報を受信した場合、宅配ボックス装置を利用できないことをECサイト上でユーザに提示してもよい。
一方、受信したユーザID、ボックスID及び商品の配送日に対応する空き状況が、予約なしとなっている場合、宅配ボックス管理サーバ4の通信部42は、受信したユーザID、ボックスID及び商品の配送日に対応する空き状況を予約ありに変更してもよい。そして、宅配ボックス管理サーバ4の通信部42は、宅配ボックス装置を利用できることを示す利用可能情報をECサイト管理サーバ1へ通知してもよい。ECサイト管理サーバ1は、利用可能情報を受信した場合、宅配ボックス装置を利用できることをECサイト上でユーザに提示してもよい。
このようにして、ECサイト管理サーバ1は、宅配ボックス装置を予約することができる。
なお、宅配ボックス装置3が宅配ボックス管理サーバ4の機能を有してもよい。この場合、ECサイト管理サーバ1は、インターネットを介して宅配ボックス装置3と通信可能に接続される。
また、本実施の形態2では、宅配ボックス管理サーバ4は、宅配ボックス装置3と通信可能に接続されているが、本開示は特にこれに限定されず、宅配ボックス管理サーバ4は、ECサイト管理サーバ1と通信可能に接続されていればよく、宅配ボックス装置3と通信可能に接続されていなくてもよい。
また、ユーザ(購入者)の宅配ボックス装置が冷蔵機能又は冷凍機能を有している場合、ECサイト管理サーバ1は、商品の購入時に商品を冷蔵又は冷凍することを宅配ボックス管理サーバ4に指示してもよい。
さらに、ユーザの宅配ボックス装置が複数の保存エリアを有し、各保存エリアが冷蔵状態、冷凍装置又は常温装置のいずれかに切り替えることができる場合には、宅配ボックス装置は、配送時の商品の大きさから最適な温度になるように、各保存エリアの温度を制御してもよい。例えば、冷蔵が必要な小さな荷物を収納する場合には、宅配ボックス装置の容量が小さい保存エリアを冷蔵状態にして、それ以外の保存エリアは常温状態にし、最小限の冷却エネルギーで運転する。また、冷蔵状態にする保存エリアは、配送予定日及び配送予定時間から逆算して冷蔵を開始し、配送予定時間には、最適な冷蔵状態になっている。このように、宅配ボックス装置は、一日中冷却するのではなく、冷却する時間が最小限になるように温度を制御する。また、宅配ボックス装置は、ユーザが帰宅して収納庫から荷物が取り出された後に、自動的に冷蔵をオフしてもよい。
また、常温で保存する商品を冷蔵状態の保存エリアに収納した場合、商品に不具合が発生するおそれがある。そのため、常温で保存する商品が冷蔵状態の保存エリアに収納される場合には、ECサイトでの購入時にユーザに事前に確認してもよい。例えば、葉物野菜は、冷やされることにより痛むおそれがある。そこで、葉物野菜が購入される際には、ECサイト管理サーバ1は、ユーザ端末の表示画面上に「その日のあなたの宅配ボックスには冷蔵品の配送予定がありますが、常温品の野菜をいれてもいいですか?」と表示する。
また、ECサイトでユーザが商品を購入した際に、ECサイト管理サーバ1は、購入した商品が配送される配送予定日を宅配ボックス管理サーバ4に送信し、宅配ボックス装置を予約する。そして、配送日当日において、宅配ボックス装置3は、宅配ボックス管理サーバ4からの指示により、宅配ボックス装置3が使用中であることを常に表示する。正規の配送業者は、例えば、宅配ボックス装置3に設けられた読取装置、又はドアフォンのカメラ又は監視カメラなどの宅配ボックス装置3に接続されたカメラにバーコードをかざした時に、宅配ボックス装置3のドアが解錠される。なお、バーコードによる認証だけではなく、配送業者の社員証又は配送業者の顔により認証してもよいし、暗証番号を事前に発行し、暗証番号の入力を受け付けることにより認証してもよい。
ユーザの住居の玄関のドアノブ付近には、例えばLED(発光ダイオード)が設けられており、宅配ボックス装置3の収納庫に荷物が収納されている場合には、当該LEDを点滅させてもよい。また、宅配ボックス装置3の収納庫に荷物が収納された場合には、ユーザのスマートフォンへプッシュ通知により通知したり、カーナビゲーション装置又はテレビに表示したりしてもよく、他の家電と連携させて宅配ボックス装置の収納庫内に荷物が収納されたことを通知してもよい。
また、配送日にユーザの宅配ボックス装置が満杯であった場合には、近隣の宅配ボックス装置を配送先に指定してもよい。近隣の宅配ボックス装置とは、例えば、駅のコインロッカー、又は冷蔵コンテナ付きの自動販売機である。
この場合、駅のコインロッカーなどに配送される場合には、駅のコインロッカーにワンタイムの住所を割り当ててもよい。例えば、ユーザがECサイトに配送先を入力する際には、「XX駅のコインロッカーの20番」のような設置場所に依存する固定の住所ではなく、「ユーザXXの第2ロッカー」のような名称が入力されればよい。実際には、第2の配送先として、ユーザの住居から最も近いコインロッカーが自動的に割り当てられる。
また、互いに異なるECサイトで商品を購入する場合、互いに異なるECサイトで表示される宅配ボックス装置の容量は、同じになるようにする。つまり、第1のECサイトで先に宅配ボックス装置の容量の50%を占有する商品を購入した後に、第1のECサイトとは異なる第2のECサイトで商品を購入するときには、第2のECサイトでは、すでに宅配ボックス装置の容量の50%が使用されているように表示される。これは、宅配ボックス管理サーバによって宅配ボックス装置の利用状況が一括して管理されているためである。
また、配送業者は、ユーザの住居に行かなくても、宅配ボックス装置の空き状況を宅配ボックス管理サーバに問い合わせることにより、宅配ボックス装置が空いているか否かを確認することが可能である。ただし、この場合は、配送業者は、ユーザが在宅であるか否かはわからないので、最終的にはユーザの住居に訪問する必要がある。しかしながら、確実に荷物が配送できるか否かの情報を用いることにより配送ルートを最適化することができる。また、宅配ボックス装置は、電力メータによって検出される使用電力量等を使って、ユーザが在室しているか否かを判断し、判断結果を配送業者へ通知してもよい。ただし、ユーザが在室しているか否かを示す情報は個人情報であるため、セキュリティ上の配慮が必要である。
また、ユーザは、在宅しているか否かにかかわらず宅配ボックス装置へ商品を配送する旨をECサイト上から設定してもよい。これにより、在宅しているが、セキュリティ上の問題により、ドアを開けたくない場合に、宅配ボックス装置に商品を配送することができる。
マンションのような集合住宅の複数の住人が1つの宅配ボックス装置を共有する場合、ECサイト管理サーバ1は、宅配ボックス装置の予約時に商品の取り出し期限を設定してもよい。例えば、複数の住人のうちの一人が旅行等で不在となり、宅配ボックス装置を長期間占有する場合がある。この場合、他の住人が宅配ボックス装置への配送を予約したとしても、実際には宅配ボックス装置が占有されている可能性がある。そこで、ECサイト管理サーバ1は、ECサイトから商品を購入する場合、ユーザの商品の取り出し期限(取り出し予定日)の入力を受け付ける。例えば、取り出し期限を一週間後に設定する場合が考えられる。その場合には、ECサイト管理サーバ1は、配送日を一週間後に設定する。つまり、ECサイト管理サーバ1は、配送日と取り出し予定日とが同じになるように設定する。実際の取り出し日が、取り出し予定日を超えた場合には、ECサイト管理サーバ1は、ペナルティとしてユーザに課金する。そして、他のユーザによる取り出しが遅れたため商品を受け取れなかったユーザに対し、他のユーザから徴収した料金が支払われてもよい。
また、ECサイトでの商品購入時に、宅配ボックス装置が満杯になり配送不可能になる可能性が高いのであれば、購入時にその旨をユーザに伝えてもよい。その際に、ユーザは、自身のマンションへ配送するのか、確実に受け取るために近隣の駅又はコンビニへ配送するのかを選択してもよい。
また、宅配ボックス装置は、家屋の外側と内側との両方に扉を備え、外側の扉と内側の扉とは排他的に開くことが好ましい。外側の扉と内側の扉とが同時に開かないため、配送業者に家屋内を見られることを防止することができる。
また、宅配ボックス装置は、予め許可された配送業者だけが解錠可能であることが好ましい。これにより、住人のセキュリティを向上させることができる。
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する開示が主に含まれている。
本開示の一局面に係る情報提示方法は、インターネット上で商品を販売する電子商取引サイトに提示する情報を管理するサーバの情報提示方法であって、前記電子商取引サイトを利用するユーザを識別するための識別情報を取得し、取得された前記識別情報に対応付けられており、前記ユーザの住居に設けられた、前記電子商取引サイトで購入した商品を受け取るための宅配ボックス装置に関する情報を特定し、特定された前記宅配ボックス装置に関する情報を前記電子商取引サイト上で前記ユーザに提示する。
この構成によれば、インターネット上で商品を販売する電子商取引サイトを利用するユーザを識別するための識別情報が取得される。取得された識別情報に対応付けられており、ユーザの住居に設けられた、電子商取引サイトで購入した商品を受け取るための宅配ボックス装置に関する情報が特定される。特定された宅配ボックス装置に関する情報が電子商取引サイト上でユーザに提示される。
したがって、宅配ボックス装置に関する情報が電子商取引サイト上でユーザに提示されるので、ユーザは、宅配ボックス装置に関する情報を確認しながら電子商取引サイト上で商品を購入することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記の情報提示方法において、前記電子商取引サイトで販売している商品の配送時の大きさに関する配送サイズ情報を取得し、前記宅配ボックス装置に関する情報と、取得された前記配送サイズ情報とに基づいて所定の処理を行ってもよい。
この構成によれば、電子商取引サイトで販売している商品の配送時の大きさに関する配送サイズ情報が取得される。宅配ボックス装置に関する情報と、取得された配送サイズ情報とに基づいて所定の処理が行われる。したがって、宅配ボックス装置に関する情報と、配送サイズ情報とに基づいて所定の処理を行うことができる。
また、上記の情報提示方法において、前記電子商取引サイトで販売している商品の大きさに関する商品サイズ情報を取得し、取得された前記商品サイズ情報に基づいて前記商品の配送時の大きさを算出してもよい。
この構成によれば、電子商取引サイトで販売している商品の大きさに関する商品サイズ情報が取得され、取得された商品サイズ情報に基づいて商品の配送時の大きさが算出される。
したがって、商品の大きさから商品の配送時の大きさを算出することができ、配送サイズ情報を予め記憶する必要がなく、メモリの記憶容量を削減することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記宅配ボックス装置に関する情報は、前記宅配ボックス装置の収納庫の大きさに関する宅配ボックスサイズ情報を含み、前記宅配ボックスサイズ情報と、前記商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、宅配ボックス装置に関する情報は、宅配ボックス装置の収納庫の大きさに関する宅配ボックスサイズ情報を含む。宅配ボックスサイズ情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かが判断される。
したがって、宅配ボックスサイズ情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かが判断されるので、ユーザは、商品の購入時において、商品の配送時に宅配ボックス装置が使用できるか否かを確認することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能である場合は、ユーザが確実に在宅する日に配送日を指定することにより、ユーザが不在であることによる配送業者の再配送を防止することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記商品に関する情報を表示する画面へ遷移させる遷移指示を前記ユーザから受け付けた際に、前記宅配ボックスサイズ情報と、前記商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、商品に関する情報を表示する画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられた際に、宅配ボックスサイズ情報と、商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記遷移指示は、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示を含み、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記購入画面へ遷移させる遷移指示を前記ユーザから受け付けた際に、前記宅配ボックスサイズ情報と、前記商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、遷移指示は、電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、商品を購入するための購入画面へ遷移させる遷移指示を含む。電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられた際に、宅配ボックスサイズ情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記購入画面へ遷移させる遷移指示を前記ユーザから受け付けた際に、前記宅配ボックスサイズ情報と、前記商品の前記配送サイズ情報と、過去に前記ユーザにより購入が指示され購入予定となっている少なくとも1つの他の商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品及び前記少なくとも1つの他の商品の全てが収納可能であるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられた際に、宅配ボックスサイズ情報と、商品の配送サイズ情報と、過去にユーザにより購入が指示され購入予定となっている少なくとも1つの他の商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品及び少なくとも1つの他の商品の全てが収納可能であるか否かを判断することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記遷移指示は、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記商品の詳細な情報を表示するための詳細画面へ遷移させる遷移指示を含み、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記詳細画面へ遷移させる遷移指示を前記ユーザから受け付けた際に、前記宅配ボックスサイズ情報と、前記商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、遷移指示は、電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、商品の詳細な情報を表示するための詳細画面へ遷移させる遷移指示を含む。電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、詳細画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられた際に、宅配ボックスサイズ情報と、商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であるか否かを判断することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記遷移指示は、前記電子商取引サイト上の商品を検索するための検索画面から、検索結果を表示するための検索結果画面へ遷移させる遷移指示を含み、前記検索画面から、前記検索結果画面へ遷移させる遷移指示を前記ユーザから受け付けた際に、前記宅配ボックスサイズ情報と、検索結果として抽出された少なくとも1つの商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記少なくとも1つの商品が収納可能であるか否かを判断してもよい。
この構成によれば、遷移指示は、電子商取引サイト上の商品を検索するための検索画面から、検索結果を表示するための検索結果画面へ遷移させる遷移指示を含む。検索画面から、検索結果画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられた際に、宅配ボックスサイズ情報と、検索結果として抽出された少なくとも1つの商品の配送サイズ情報とに基づいて、宅配ボックス装置の収納庫に少なくとも1つの商品が収納可能であるか否かを判断することができる。
また、上記の情報提示方法において、検索結果として抽出された複数の商品のうち、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に収納可能であると判断された商品を、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に収納不可能であると判断された商品よりも、前記検索結果画面における上位に表示させてもよい。
この構成によれば、検索結果として抽出された複数の商品のうち、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であると判断された商品が、宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された商品よりも、検索結果画面における上位に表示される。
したがって、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品が優先して検索結果画面に表示されるので、ユーザは、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品を容易に選択することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であると判断された場合と、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納不可能であると判断された場合とで、遷移後の画面における前記商品に関する情報の表示態様を異ならせてもよい。
この構成によれば、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合と、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合とで、遷移後の画面における商品に関する情報の表示態様が異なるので、ユーザは、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品を容易に判別することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であると判断された場合と、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納不可能であると判断された場合とで、遷移後の画面における前記商品を示す商品オブジェクトの色を異ならせてもよい。
この構成によれば、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合と、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合とで、遷移後の画面における商品を示す商品オブジェクトの色が異なるので、ユーザは、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品を容易に判別することができる。
また、上記の情報提示方法において、遷移後の画面において、前記商品を示す商品オブジェクトと、前記商品オブジェクトの付近に前記宅配ボックス装置を示す宅配ボックスオブジェクトとを表示させ、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納可能であると判断された場合と、前記宅配ボックス装置の前記収納庫に前記商品が収納不可能であると判断された場合とで、前記宅配ボックスオブジェクトの表示態様を異ならせてもよい。
この構成によれば、遷移後の画面において、商品を示す商品オブジェクトと、商品オブジェクトの付近に宅配ボックス装置を示す宅配ボックスオブジェクトとが表示される。そして、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納可能であると判断された場合と、宅配ボックス装置の収納庫に商品が収納不可能であると判断された場合とで、宅配ボックスオブジェクトの表示態様が異なる。したがって、ユーザは、宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である商品を容易に判別することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記判断結果に基づいて、前記購入画面において前記宅配ボックス装置の前記商品による占有状態を表示させてもよい。
この構成によれば、判断結果に基づいて、購入画面において宅配ボックス装置の商品による占有状態が表示されるので、ユーザは、商品によってどの程度宅配ボックス装置が占有されているかを確認することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記商品が前記宅配ボックス装置の前記収納庫に収納可能であると判断された場合の前記商品の配送料を、前記商品が前記宅配ボックス装置の前記収納庫に収納不可能であると判断された場合の前記商品の配送料よりも安い配送料に決定してもよい。
この構成によれば、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であると判断された場合の商品の配送料が、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合の商品の配送料よりも安い配送料に決定される。商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合、配送業者は、ユーザが不在であったとしても、再配送する必要がなく、再配送に必要な費用を配送料から削減することができる。したがって、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であると判断された場合の配送料を、商品が宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合の配送料よりも安くすることができる。
また、上記の情報提示方法において、前記商品は、複数の商品を含み、前記電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、前記購入画面へ遷移させる遷移指示を前記ユーザから受け付けた際に、前記宅配ボックスサイズ情報と、前記複数の商品の前記配送サイズ情報とに基づいて、一括して梱包された前記複数の商品の全てが前記宅配ボックス装置の前記収納庫に収納可能であるか否かを判断し、一括して梱包された前記複数の商品の全てが前記宅配ボックス装置の前記収納庫に収納不可能であると判断された場合、前記複数の商品を配送する際の梱包方法を前記複数の商品を分割して梱包する梱包方法に決定してもよい。
この構成によれば、商品は、複数の商品を含む。電子商取引サイト上に現在表示されている画面から、購入画面へ遷移させる遷移指示がユーザから受け付けられた際に、宅配ボックスサイズ情報と、複数の商品の配送サイズ情報とに基づいて、一括して梱包された複数の商品の全てが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能であるか否かが判断される。そして、一括して梱包された複数の商品の全てが宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合、複数の商品を配送する際の梱包方法が複数の商品を分割して梱包する梱包方法に決定される。
一括して梱包された複数の商品の全てが宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能である場合であっても、複数の商品を分割して梱包することにより、分割された複数の商品のそれぞれが宅配ボックス装置の収納庫に収納可能である場合がある。したがって、一括して梱包された複数の商品の全てが宅配ボックス装置の収納庫に収納不可能であると判断された場合、複数の商品を配送する際の梱包方法が複数の商品を分割して梱包する梱包方法に決定されるので、分割された複数の商品のそれぞれを宅配ボックス装置の収納庫に収納することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記宅配ボックス装置の利用状況を管理する宅配ボックス管理サーバから前記宅配ボックス装置の前記利用状況を取得し、取得された前記宅配ボックス装置の前記利用状況を前記電子商取引サイト上で前記ユーザに提示してもよい。
この構成によれば、宅配ボックス装置の利用状況を管理する宅配ボックス管理サーバから宅配ボックス装置の利用状況が取得され、取得された宅配ボックス装置の利用状況が電子商取引サイト上でユーザに提示される。
したがって、宅配ボックス装置の利用状況が取得され、取得された宅配ボックス装置の利用状況が電子商取引サイト上でユーザに提示されるので、ユーザは、宅配ボックス装置の利用状況を確認することにより、電子商取引サイト上で購入する商品の配送日を決定することができる。
また、上記の情報提示方法において、前記ユーザが前記電子商取引サイトを利用して前記商品を購入した際に、前記商品の配送日を前記宅配ボックス管理サーバへ送信し、前記ユーザの前記宅配ボックス装置の前記利用状況を更新してもよい。
この構成によれば、ユーザが電子商取引サイトを利用して商品を購入した際に、商品の配送日が宅配ボックス管理サーバへ送信される。そして、ユーザの宅配ボックス装置の利用状況が更新される。したがって、ユーザが電子商取引サイトを利用して商品を購入した際に、ユーザの宅配ボックス装置の利用状況が更新されるので、他の電子商取引サイトから商品を購入する場合にも、宅配ボックス装置の利用状況を参照して商品を購入することができる。
本開示の他の局面に係るサーバは、インターネット上で商品を販売する電子商取引サイトに提示する情報を管理するサーバであって、前記電子商取引サイトを利用するユーザを識別するための識別情報を取得する取得部と、取得された前記識別情報に対応付けられており、前記ユーザの住居に設けられた、前記電子商取引サイトで購入した商品を受け取るための宅配ボックス装置に関する情報を特定する特定部と、特定された前記宅配ボックス装置に関する情報を前記電子商取引サイト上で前記ユーザに提示する提示部と、を備える。
この構成によれば、インターネット上で商品を販売する電子商取引サイトを利用するユーザを識別するための識別情報が取得される。取得された識別情報に対応付けられており、ユーザの住居に設けられた、電子商取引サイトで購入した商品を受け取るための宅配ボックス装置に関する情報が特定される。特定された宅配ボックス装置に関する情報が電子商取引サイト上でユーザに提示される。
したがって、宅配ボックス装置に関する情報が電子商取引サイト上でユーザに提示されるので、ユーザは、宅配ボックス装置に関する情報を確認しながら電子商取引サイト上で商品を購入することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。