JP6521736B2 - ロボット装置、ロボット制御方法、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法 - Google Patents

ロボット装置、ロボット制御方法、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボットアームを有するロボット装置、ロボット制御方法、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法に関する。
現在、各種工場内作業の自動化のために、生産システムにおいて、ロボットプログラムに従って自動的に作業を行うロボットを有するロボット装置が用いられている。ロボットは、関節を有するロボットアームと、ロボットアームに取り付けられたロボットハンド等のエンドエフェクタとを有している。
近年では、ロボット技術が発達するにつれて自動化の対象となる作業範囲も拡大しており、多品種少量生産に対応した複数の組立作業を一人または少数の作業者で行うセル生産方式を、ロボットで自動化する取り組みが行われている。
ところで、ロボットによる組立動作には高精度の位置決めが要求されるが、ロボットを停止又は休止状態から動作させると、サーボモータや基板等の発熱によるロボットアームの熱変位により動作中にエンドエフェクタの位置ずれが生じ、組立不良が発生する。したがって、ロボットによる組立作業を開始する前に、ロボットアームの熱変位を安定させることを目的とした暖機運転を行うのが一般的である。
しかし、ロボットアームの熱変位が安定する時間は、ロボットアームの個体差やそれまでの動作状況などで異なるため、あらゆる条件を想定して余裕を持たせた所定の暖機時間を設定していた。そのため、多くの場合では必要以上に長時間の暖機運転を行っており、生産効率が低下するといった問題があった。
これに対し、工具の先端位置をカメラ等の測定装置の測定結果に基づき工具先端位置の変位を算出し、算出した変位が許容変位量以内にある時間を監視し、この時間がある範囲時間に達した場合に暖機運転を終了するものが提案されている(特許文献1)。特許文献1は工作機械を対象としており、組立動作等を行うロボット装置を対象としたものではないが、特許文献1の技術を、ロボット装置にも適用することが考えられる。
特開2009−113138号公報
しかしながら、特許文献1の技術をロボット装置に適用した場合、ロボットの先端位置、即ちエンドエフェクタの位置を測定する測定装置が別途必要となる。また、測定装置の測定可能範囲は、ロボットアームの動作範囲をカバーしたものでなければならない。
一般にロボットアームは、架台に固定され、各種組立作業を行うための複雑な動作が行えるように広い動作範囲を確保する必要がある。また、多品種少量生産に対応したセル生産を模したロボット装置の場合には、複数の部品の組立作業を一つの架台上で行うため、ロボットアームの動作範囲内には部品格納用のスペースや部品組立に用いる専用機や治具類が多く配置されている。このような状況で計測装置を架台上に設置することは、ロボットアームの動作範囲を狭めることになり困難である。
本発明は、エンドエフェクタの位置を測定する測定装置をロボットアームのまわりに別途配置する必要がなく、簡単かつコンパクトな構成で、暖機運転の時間短縮を図ることを目的とする。
本発明のロボット装置は、複数の関節を有するロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられたエンドエフェクタと、前記ロボットアームの動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ロボットアームの暖機運転として、前記ロボットアームの動作を制御して、前記エンドエフェクタが被押圧体を押圧する押圧位置に、前記エンドエフェクタを移動させる移動処理と、前記ロボットアームの動作を制御して、前記エンドエフェクタを前記押圧位置に保持した状態で前記エンドエフェクタを前記被押圧体に押し付ける押し付け処理と、前記押し付け処理の最中に、単位時間当たりの前記ロボットアームの動作量が、予め設定した許容値以下であるか否かを判断する判断処理と、前記判断処理の結果、前記動作量が前記許容値を超えていれば、前記押し付け処理を継続し、前記動作量が前記許容値以下であれば、前記押し付け処理を終了する押し付け継続終了処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、測定装置をロボットアームのまわりに別途配置する必要がなくなり、簡単かつコンパクトな構成で、ロボットアームの暖機運転を短時間で行うことができる。
第1実施形態に係るロボット装置の全体構成を示す説明図である。 第1実施形態に係るロボット装置のロボットを示す模式図である。 第1実施形態におけるロボットアームの関節を示す部分断面図である。 第1実施形態に係るロボット装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロボット制御方法を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるロボットのロボットハンドを押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。 第1実施形態に係るロボットアームの暖機時間に対する各関節の関節角度の変化の一例を示したグラフである。 第2実施形態に係るロボットのロボットハンドを第1押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。 第2実施形態に係るロボットのロボットハンドを第2押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。 第3実施形態に係るロボットのロボットハンドを押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置の全体構成を示す説明図である。ロボット装置500は、自動組立装置であるロボットセルである。複数のロボットセルを組み合わせることで、生産システムが構築される。
ロボット装置500は、枠体502、架台503、部品供給ボックス551、部品排出ボックス552及び組立治具561,562を備えている。また、ロボット装置500は、複数(第1実施形態では2つ)のロボット100,100と、ロボット100,100をそれぞれ制御する制御装置200と、を備えている。枠体502は、直方体状に組み立てられた複数の梁で構成されている。枠体502の内側に、架台503、部品供給ボックス551、部品排出ボックス552、組立治具561,562及びロボット100,100が配置されている。架台503の上面503Aには、部品供給ボックス551、部品排出ボックス552、組立治具561,562及びロボット100,100が配置されている。
図2は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置のロボットを示す模式図である。なお、ロボット100とロボット100は、同様の構成のロボット100であり、図2では、1つのロボット100を図示している。
ロボット100は、垂直多関節のロボットアーム101と、エンドエフェクタとしてのロボットハンド102と、力検知部である力覚センサ103と、を有している。ロボットハンド102は、力覚センサ103を介してロボットアーム101の先端に取り付けられている。即ち、力覚センサ103は、ロボットアーム101とロボットハンド102との間に配置されている。
ロボットアーム101は、架台503の上面503Aに固定されたベース部(基端リンク)110と、変位や力を伝達する複数のリンク111〜116とが複数の関節J1〜J6で屈曲(旋回)又は回転可能に連結されている。第1実施形態では、ロボットアーム101は、屈曲する3軸と回転する3軸の6軸の関節J1〜J6を有している。ここで、屈曲とは2つのリンクの結合部のある点で折れ曲がること、回転とは2つのリンクの長手方向の回転軸でリンクが相対的に回ることをいい、それぞれを屈曲部(旋回部)、回転部と呼ぶ。第1実施形態では、関節J1,J4,J6が回転部、関節J2,J3,J5が屈曲部(旋回部)である。
ロボットハンド102は、複数(例えば3つ)のフィンガー(爪)120と、複数のフィンガー120を駆動させる駆動装置121とを有している。駆動装置121が複数のフィンガー120を閉動作させることにより、部品を把持することができ、複数のフィンガー120を開動作させることにより、部品を把持解放することができる。ロボットハンド102は、複数のフィンガー120を用いて部品を把持することにより、部品を別の部品に嵌合する嵌合作業を行い、組立部品を製造することができる。
力覚センサ103は、互いに直交する3軸(Xf軸、Yf軸、Zf軸)を有し、外力が作用することで各軸方向の荷重Fx、Fy、Fzと、各軸まわりのモーメントMx、My、Mzと、を検知可能である。以下、荷重及びモーメントを「力」という。即ち、力覚センサ103は、ロボットハンド102に作用する力を検知する。ここで、力覚センサ103のZf軸が、関節軸J6の軸方向に一致するように配置されている。また、力覚センサ103は、リンク110〜116の内部を通って配置された配線により、制御装置200に繋がれている。これにより、力覚センサ103は、配線を通じて制御装置200から電力の供給を受けたり配線を通じて信号を送受信したりすることができる。
制御装置200は、ロボットハンド102で把持した部品を他の部品に嵌め合わせるなど部品間に接触力が作用する組立作業を行う際に、力覚センサ103で検知される外力が予め設定された範囲を超えないように各関節J1〜J6の動作を制御可能である。これにより、部品の損傷が回避され、スムーズな嵌合作業が可能となる。
部品供給ボックス551は、組立前の部品を格納するための箱であり、2台のロボット100,100のいずれか、もしくは両方の動作範囲内に配置される。部品供給ボックス551に格納された部品は、ロボットハンド102によって把持され、組立部品として供給される。部品排出ボックス552は、組立完了した部品を格納するための箱であり、2台のロボット100,100のいずれか、もしくは両方の動作範囲内に配置される。
架台503の上面503Aに配置された組立治具561,562は、部品の組立に用いられる。例えば、組立治具561は、ビス締めのための電動ドライバーであり、組立治具562は、二つの部品の組立において一方の部品を位置決めして固定する治具である。
ロボットアーム101は、各関節J1〜J6に配置され、各関節J1〜J6をそれぞれ駆動する複数(6つ)の駆動装置(駆動部)130を有している。
図3は、ロボットアーム101の関節J2を示す部分断面図である。以下、関節J2を例に代表して説明し、他の関節J1,J3〜J6については、同様の構成であるため、説明を省略する。
駆動装置130は、電動モータである回転モータ(以下、「モータ」という)131と、モータ131の回転軸132の回転を減速する減速機133と、を有している。関節J2は、モータ131の回転軸132(減速機133の入力軸)の回転角度を検知するエンコーダ(入力軸エンコーダ)135を有する。また、関節J2は、リンク111に対するリンク112の角度(減速機133の出力軸の回転角度)を検知するエンコーダ(出力軸エンコーダ)136を有している。即ち、エンコーダ136は、関節J2の角度(関節角度)を検知する。
モータ131は、サーボモータであり、例えばブラシレスDCサーボモータやACサーボモータである。
エンコーダ135は、アブソリュート型のロータリーエンコーダが望ましく、1回転の絶対角度エンコーダ、絶対角度エンコーダの回転総数のカウンタ、及びカウンタに電力を供給するバックアップ電池を有して構成される。ロボットアーム101への電源の供給がオフになっても、このバックアップ電池が有効であれば、ロボットアーム101への電源供給のオン/オフに関係なく、カウンタにおいて回転総数が保持される。したがって、ロボットアーム101の姿勢が制御可能となる。なお、エンコーダ135は、回転軸132に取り付けられているが、減速機133の入力軸に取り付けてもよい。
エンコーダ136は、隣り合う2つのリンク間の相対角度を検知するロータリーエンコーダである。関節J2においては、エンコーダ136は、リンク111とリンク112との間の相対角度を検知するロータリーエンコーダである。エンコーダ136は、リンク111にエンコーダスケールを設け、リンク112に検知ヘッドを設けた構成、或いは逆の構成となる。また、リンク111とリンク112とは、クロスローラベアリング137を介して回転自在に結合されている。
モータ131は、モータカバー138で覆われて保護されている。モータ131とエンコーダ135との間には、不図示のブレーキユニットが設けられている。ブレーキユニットの主な機能は、電源オフ時のロボットアーム101の姿勢の保持である。
減速機133は、第1実施形態では、小型軽量で減速比の大きい波動歯車減速機である。減速機133は、モータ131の回転軸132に結合された、入力軸であるウェブジェネレータ141と、リンク112に固定された、出力軸であるサーキュラスプライン142と、を備えている。なお、サーキュラスプライン142は、リンク112に直結されているが、リンク112に一体に形成されていてもよい。
また、減速機133は、ウェブジェネレータ141とサーキュラスプライン142との間に配置され、リンク111に固定されたフレクスプライン143を備えている。フレクスプライン143は、ウェブジェネレータ141の回転に対して減速比Nで減速され、サーキュラスプライン142に対して相対的に回転する。従って、モータ131の回転軸132の回転は、減速機133で1/Nの減速比で減速されて、フレクスプライン143が固定されたリンク111に対してサーキュラスプライン142が固定されたリンク112を相対的に回転運動させ、関節J2を屈曲させる。
制御装置200は、指令により6つのモータ131のそれぞれを選択的に駆動制御することで、ロボット100の先端(ロボットハンド102)の位置及び姿勢を任意に移動させることができる。
図4は、ロボット装置500の制御装置200の構成を示すブロック図である。制御装置200は、メイン制御装置230と、複数(関節の数に対応した数:第1実施形態では6つ)の関節制御装置240と、を有する。
メイン制御装置230は、コンピュータで構成されており、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)201を備えている。また、メイン制御装置230は、記憶部として、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204を備えている。また、メイン制御装置230は、記録ディスクドライブ205、各種のインタフェース211〜213及び検知回路214を備えている。
CPU201には、ROM202、RAM203、HDD204、記録ディスクドライブ205、インタフェース211〜213及び検知回路214が、バスを介して接続されている。ROM202には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM203は、CPU201の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD204は、CPU201の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置であると共に、CPU201に、後述する演算処理を実行させるためのプログラム220を記録するものである。CPU201は、HDD204に記録(格納)されたプログラム220に基づいてロボット制御方法の各工程を実行する。
記録ディスクドライブ205は、記録ディスク221に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。なお、メイン制御装置230には、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の不図示の外部記憶装置が接続されていてもよい。
教示部であるティーチングペンダント400は、インタフェース211に接続されている。ティーチングペンダント400は、ユーザの入力操作により、ロボット100を教示する教示点、即ち各関節J1〜J6の目標関節角度(各関節J1〜J6のモータ131の目標回転角度)を指定するものである。教示点のデータは、インタフェース211及びバスを通じてHDD204に出力される。
HDD204は、ティーチングペンダント400により指定された教示点のデータを格納することができる。CPU201は、HDD204に設定(格納)された教示点のデータを読み出すことができる。
表示部である表示装置(モニタ)500は、インタフェース212に接続されており、CPU201の制御の下、画像を表示する。
力覚センサ103は、検知回路214に接続されている。検知回路214は、力覚センサ103により検知された力の検知値を取得する。検知回路214は、力の検知値を示す信号を、CPU201にて取得可能な信号に変換してCPU201に出力する。
インタフェース213には、関節制御装置240が接続されている。なお、第1実施形態では、ロボットアーム101が6つの関節J1〜J6を有しているので、制御装置200は、6つの関節制御装置240を有するが、図4では、関節制御装置240を1つだけ図示し、残りの5つは図示を省略している。各関節制御装置240は、制御装置200の筐体内に配置されている。なお、各関節制御装置240の配置位置は、筐体内に限定するものではなく、例えばロボットアーム101に配置されていてもよい。
CPU201は、教示点のデータ及びロボットプログラムに基づきロボットアーム101の軌道を計算する。CPU201は、力制御時には力覚センサ103の検知結果に基づき軌道データを補正して、モータ131の回転軸132の回転角度を示す角度指令値の信号を所定時間間隔で各関節制御装置240に出力する。これにより、CPU201は、ロボットアーム101の動作を制御する。なお、図示は省略するが、ロボットハンド102の駆動装置121に対してもハンド制御装置が設けられており、CPU201は、ハンド制御装置に指令することで、ロボットハンド102の動作を制御する。
関節制御装置240は、プリント回路板で構成されている。関節制御装置240は、CPU251、記憶部としてのEEPROM252及びRAM253、インタフェース261、検知回路262,263並びにモータ駆動回路265を備えており、これらがバスを介して接続されて構成されている。
CPU251は、プログラム270に従って演算処理を実行する。EEPROM252は、プログラム270を記憶する記憶装置である。RAM253は、CPU251の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
メイン制御装置230は、複数(6つ)のインタフェース213(図4では1つのみ図示)を有している。各インタフェース213と各関節制御装置240のインタフェース261とがケーブル等で接続されており、メイン制御装置230と各関節制御装置240との間で信号の送受信を行うことができる。
エンコーダ135は、検知回路262に接続され、エンコーダ136は、検知回路263に接続されている。エンコーダ135,136からは、検知した角度検知値を示すパルス信号が出力される。
検知回路262,263は、エンコーダ135,136からパルス信号を取得し、CPU251にて取得可能な信号に変換してCPU251に出力する。CPU251は、これらエンコーダ135,136の検知結果をCPU201に出力する。
モータ駆動回路265は、例えば半導体スイッチング素子を有するモータドライバであり、入力した電流指令に応じて、パルス幅変調された3相交流のPWM波形の電圧をモータ131に出力することで、モータ131に電流を供給する。
各関節制御装置240のCPU251は、メイン制御装置230のCPU201から入力を受けた角度指令値にモータ131の回転角度が近づくようにモータ131への電流の出力量(電流指令)を演算し、電流指令をモータ駆動回路265に出力する。
モータ駆動回路265は、入力を受けた電流指令に対応する電流をモータ131に供給する。そして、モータ131は、モータ駆動回路265から電力供給を受けて駆動トルクを発生し、減速機133の入力軸であるウェブジェネレータ141にトルクを伝達する。減速機133において、出力軸であるサーキュラスプライン142は、ウェブジェネレータ141の回転に対して1/Nの回転数で回転する。これにより、リンク112がリンク111に対して相対的に回転する。
このように、各関節制御装置240は、モータ131の回転位置がメイン制御装置230から入力を受けた角度指令値に近づくようにモータ131に電流を供給して各関節J1〜J6の関節角度を制御する。
なお、第1実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDD204であり、HDD204にプログラム220が格納される場合について説明するが、これに限定するものではない。プログラム220は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラム220を供給するための記録媒体としては、図4に示す記録ディスク221、不図示の外部記憶装置等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリ、ROM等を用いることができる。
ここで、ロボット100による組立動作には高精度の位置決めが要求される。ロボットアーム101を停止や休止状態から動作させると、組立動作中にモータ131(関節制御装置240がロボットアーム101に配置されている場合は、関節制御装置240も含む)等の発熱によってロボット100に熱変位が生じる。特にリンク110〜116が熱膨張(熱変形)することによって各関節軸J1〜J6の軸間距離が変化するために、ロボットアーム101の先端の位置ずれが生じる。したがって、生産工程におけるロボットアーム101の動作を開始する前に、熱変位を安定させることを目的とした暖機を行う必要がある。なお、予め教示する教示点は、ロボットアーム101の熱変位が安定した状態で行われる。したがって、教示点に基づいて作成されるロボットアーム101の軌道データは、ロボットアーム101の熱変位が安定した状態におけるロボットアーム101の軌道データである。
図5は、本発明の第1実施形態に係るロボット制御方法(ロボットアーム101の暖機方法)を示すフローチャートである。CPU201は、図4に示すプログラム220を実行することにより、以下の各ステップを実行する。
CPU201は、入力を受ける力覚センサ103の力の値の目標範囲を設定する(S1)。この目標範囲は、CPU201が、ティーチングペンダント400やキーボード等の外部入力装置からの入力を受けてHDD204等の記憶部に格納(設定)する。目標範囲は、ステップS4においてロボットハンド102を被押圧体に押圧させる押圧位置に移動させた後、ステップS5においてロボットアーム101の各関節J1〜J6の関節角度を制御するときに、目標となる力覚センサ103の検知値の収束範囲である。目標範囲は、力覚センサ103から検知される3軸の荷重Fx、Fy、Fzおよび各軸まわりのモーメントMx、My、Mz毎にそれぞれ設定される。例えば目標範囲は、それぞれFx:0±1[N]、Fy:0±1[N]、Fz:50±1[N]、Mx:0±0.1[Nm]、My:0±0.1[Nm]、Mz:0±0.1[Nm]に設定される。
続いて、CPU201は、ロボットアーム101の熱変位が安定したことを判定するための基準となる角度変化量の許容値(許容角度変化量)Dと単位時間(範囲時間)Tを設定する(ステップS2)。この許容値D及び単位時間Tの値は、CPU201が、ティーチングペンダント400やキーボード等の外部入力装置からの入力を受けてHDD204等の記憶部に格納(設定)する。
ステップS1,S2において、目標範囲、許容値及び単位時間の設定が終了した後、ロボットアーム101の電源が投入され、ロボットアーム101のモータ131をサーボオンの状態になることで、CPU201は、暖機運転を開始する(S3)。つまり、CPU201は、暖機運転モードに移行する。
次に、CPU201は、ロボットアーム101の動作を制御して、ロボットハンド102が被押圧体を押圧する押圧位置に、ロボットハンド102を移動させる(S4:移動処理,移動工程)。第1実施形態では、被押圧体は、架台503である。このステップS4では、CPU201は、押圧位置として、架台503の上面503Aにロボットハンド102のフィンガー120の先端120A(エンドエフェクタの先端)が当接する位置に、ロボットハンド102を移動させる。ここで、架台503は、ロボットハンド102による押圧力では変形しない剛体で構成されている。
図6は、本発明の第1実施形態におけるロボットのロボットハンドを押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。CPU201は、ステップS4において、各関節J1〜J6のモータ131の駆動を制御することで、図6に示すように、ロボットハンド102の先端120Aを架台503の上面503Aに当接させるよう、各関節J1〜J6の関節角度を制御する。
続いて、CPU201は、ロボットアーム101の動作を制御して、ロボットハンド102を押圧位置に保持した状態でロボットハンド102を架台503に押し付ける(S5:押し付け処理,押し付け工程)。その際、CPU201は、ロボットアーム101の動作を制御して、力覚センサ103により検知された力の値が目標範囲内に収まるようにロボットハンド102を架台503に押し付ける。詳述するとCPU201は、ロボットハンド102の先端120Aが架台503の上面に接触した状態を保持したまま、力覚センサ103で検知されるFx,Fy,Fz,Mx,My,Mzの値が目標範囲に収まるように各関節J1〜J6の関節角度を制御する。つまり、このステップS5の力制御により、ロボットアーム101が暖機運転していることとなる。したがって、モータ131等(関節制御装置240がロボットアーム101に配置されている場合は関節制御装置240も含む。)の発熱によりロボットアーム101に熱変位が生じれば、ロボットアーム101の各関節J1〜J6の関節角度が随時変化する。即ち、CPU201は、力検知結果を用いて各関節J1〜J6に対する角度指令値を求め、各関節制御装置240に角度指令値を出力することで、各関節制御装置240は、エンコーダ135の値が角度指令値に近づくようにモータ131を制御する。
各関節J1〜J6の関節角度は、ロボットアーム101に組み込まれたエンコーダ136により所定サンプリング間隔毎又は連続的に検知されている。CPU201は、エンコーダ136により所定サンプリング間隔毎又は連続的に検知された検知結果を、関節制御装置240を介して取得する。
第1実施形態では、単位時間T当たりのロボットアーム101の動作量Dが、予め設定した許容値D以下であるか否かによって、暖機運転の終了又は継続を判断する。ここで、ロボットアーム101の動作量Dは、ロボットアーム101の関節J1〜J6のうち少なくとも1つの関節の角度変化量である。そして、暖機運転による関節の角度変化は、屈曲(旋回)する関節J2,J3,J5は、回転する関節J1,J4,J6よりも大きい。そのため、ロボットアーム101の動作量Dとして、屈曲(旋回)する関節J2,J3,J5の角度変化量D2,D3,D5について判断するのが好ましい。詳述すると、単位時間T(例えば5分)におけるロボットアーム101の関節J2,J3,J5それぞれの角度変化量D2,D3,D5が許容値D(例えば0.02[deg])以下に収まっているか否かによって、暖機運転の終了又は継続を判断する。
第1実施形態では、ロボットアーム101の動作量Dは、複数の関節J1〜J6のうち2つ以上の関節J2,J3,J5それぞれの単位時間T当たりの角度変化量D2,D3,D5である。つまり、ロボットアーム101の動作量Dとして、関節J2,J3,J5の角度変化量D2,D3,D5を求めるので、関節J2,J3,J5のエンコーダ136が角度検知部ということになる。つまり、ステップS7にて判断対象となる関節J2,J3,J5に配置されたエンコーダ136が、角度検知部である。各関節J2,J3,J5のエンコーダ136は、関節角度に応じた信号を検知結果としてCPU201に出力する。そして、CPU201は、角度変化量D2,D3,D5を求めるに際し、各関節J2,J3,J5のエンコーダ136から検知結果を取得する。
そして、CPU201は、暖機運転を開始してから、ステップS2で予め設定した範囲時間が経過した後に、直近の単位時間(例えば5分)における各関節J2,J3,J5の最大値と最小値との差分から角度変化量D2,D3,D5を算出する(S6)。つまり、ステップS5の押し付け処理(押し付け工程)の最中に、単位時間当たりのロボットアーム101の動作量Dを算出する。続いてCPU201は、動作量D(即ち各角度変化量D2,D3,D5)がステップS2で設定した許容値D以下であるか否かを判断する(S7:判断処理,判断工程)。
CPU201は、ステップS7の判断の結果、動作量Dが許容値Dを超えていれば(S7:No)、ステップS5の押し付け処理を継続すべく、ステップS6の処理に戻る。また、CPU201は、ステップS7の判断の結果、動作量Dが許容値D以下であれば、ステップS5の押し付け処理、即ち暖機運転を終了する(S8:押し付け継続終了処理)。
ここで、第1実施形態では、動作量Dは、関節J2,J3,J5の角度変化量D2,D3,D5である。したがって、CPU201は、ステップS7の判断の結果、関節J2,J3,J5に対する全ての角度変化量D2,D3,D5のうち1つでも許容値Dを超えていれば、ステップS6に戻り、押し付け処理を継続する。また、CPU201は、ステップS7の判断の結果、全ての角度変化量D2,D3,D5が許容値以下であれば、押し付け処理、即ち暖機運転を終了する。
CPU201は、ロボットアーム101の暖機運転終了後、ロボットアーム101及びロボットハンド102を動作させて組立部品を製造する生産工程を実施する(S9)。即ち、CPU201は、ロボットアーム101の暖機運転終了後、暖機運転モードから組立作業モードに移行し、ロボット100による組立作業をスタートさせる。
以上、ステップS7の判断処理で角度変化量D2,D3,D5の全てが許容値Dに達していない場合には、ロボットアーム101の熱変位は安定していないため、暖機運転が継続される。その場合には、一定時間の暖機経過後にステップS6へ戻り、再び直近の単位時間内の角度変化量を算出し、許容値と比較する。ステップS7の判断処理で角度変化量D2,D3,D5の全てが許容値以下となった場合には、ロボットアーム101の熱変位が安定したとみなして、暖機運転を終了する。
図7は、本発明の第1実施形態に係るロボットアーム101の暖機時間に対する関節J2,J3,J5の関節角度の変化の一例を示したグラフである。暖機運転を開始してから時間T1が経過した時点では、角度変化量D5は許容値Dに達しているが、角度変化量D2,D3は許容値Dに達していないので、暖機運転は継続される。また、暖機運転を開始してから時間T2が経過した時点では、角度変化量D3,D5は許容値Dに達しているが、角度変化量D2は許容値Dに達していないので、暖機運転は継続される。一方、暖機運転を開始してから時間T3が経過した時点では、全ての角度変化量D2,D3,D5が許容値Dに達しているので、暖機運転を終了し、ロボットアーム101及びロボットハンド102を動作させて組立部品を製造する生産工程を実施する。
以上、第1実施形態によれば、ロボットハンド102の位置及び姿勢は一定とし、ロボットアーム101の動作量D(具体的には角度変化量D2,D3,D5)の収束判定でロボットアーム101の暖機運転の継続または終了を判定している。したがって、ロボットハンド102の位置を測定する測定装置(例えばカメラ等)をロボットアーム101のまわりに別途配置する必要がなくなる。そして、測定装置を別途配置する必要がないので、ロボット装置500が簡単かつコンパクトな構成となる。更に、ロボットアーム101の動作量Dの収束判定でロボットアーム101の暖機運転の継続又は終了を行っているので、予め定めた所定時間だけ暖機運転を行う場合と比較して、ロボットアーム101の暖機運転を短時間で行うことができる。そして、暖機運転後の生産工程に迅速に移行することができるので、このような組立部品の製造方法により、組立部品の生産効率が向上する。また、計測装置の設置や取り外しにかかかる段取り時間も無くなるため、この点でも組立部品の生産効率が向上する。
また、図5のステップS1で設定する力覚センサ103の力の目標範囲は、任意に設定可能である。たとえば、目標範囲の基準値(中心値)を大きくすることで、暖機運転中の各関節J1〜J6に作用する負荷トルクを大きくすることができる。このとき、モータ131に流す電流値を大きくして発熱量を大きくすることができるため、熱変位が安定した時のロボットアーム101の到達温度を上昇させることができる。したがって、暖機運転中の各関節に作用する負荷トルクが、ロボットアーム101の組立動作中の各関節に作用する負荷トルクに近づくように、目標範囲を設定すればよい。これにより、ロボットアーム101の暖機運転終了後の到達温度と、実際の組立動作中の到達温度との温度差を小さくすることができ、ロボット100の先端120Aの位置ずれを小さくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置によるロボット制御方法について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係るロボットのロボットハンドを第1押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。図9は、本発明の第2実施形態に係るロボットのロボットハンドを第2押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。なお、第2実施形態のロボット装置の構成は、上記第1実施形態のロボット装置と同様であり、各部構成については、同一符号を付して説明を省略する。
CPU201(図4)は、図5に示すステップS4〜S8の暖機運転を、ステップS9に先立って、互いに異なる複数の押圧位置それぞれに対して順次実行する。複数の押圧位置には、図8に示す第1押圧位置と、第1押圧位置に対してロボットハンド102の姿勢(第2実施形態では、位置及び姿勢)が変わる図9に示す第2押圧位置とが含まれている。
即ち、第2実施形態では、CPU201は、ステップS1〜S3の後、ステップS4において図8に示す第1押圧位置にロボットハンド102を移動させ、ステップS5〜S8を実行する。その後、CPU201は、ステップS4において図9に示す第2押圧位置にロボットハンド102を移動させ、ステップS5〜S8を実行し、ステップS9を実行する。
なお、図8では、被押圧体は、架台503であり、図9では、被押圧体は、架台503に固定した固定部材591である。固定部材591は、架台503の上面503Aに対して垂直な垂直面591Aを有する。固定部材591は、ロボットハンド102による押圧力では変形しない剛体で構成されている。
つまり、第2実施形態では、ロボットハンド102を第1押圧位置に移動させることで、ロボットハンド102の先端120Aが架台503の上面503Aに接触する。ロボットハンド102を第2押圧位置に移動させることで、ロボットハンド102の先端120Aが固定部材591の垂直面591Aに接触する。
前述したとおり、ロボットアーム101の暖機運転を行うと、ロボットアーム101のリンク110〜116が熱膨張することによって、各関節J1〜J6の軸間距離が変化する。その結果、ロボット100の先端120Aの位置が変位しないように各関節J1〜J6の関節角度を変位させる。したがって、ロボットアーム101は、ロボットハンド102を位置決めする押圧位置によって、各関節J1〜J6の変位の方向が異なる。
ここでまず、図8に示すロボットアーム101の姿勢において暖機運転を行った場合に、各関節J1〜J6の関節角度を一定としたときのロボット100の先端120Aの変位の方向を仮想的に考える。関節J1の軸中心と架台503の上面503Aとが交差する点をP、関節J6の軸中心と架台503の上面503Aとが交差する点をQとする。点Pと関節J2の距離をA1、関節J2と関節J3の軸間距離をA2、関節J3と関節J5の軸間距離をA3、関節J5と点Qの距離をA4とする。距離A1,A2,A3,A4がそれぞれリンク110〜116の熱膨張により大きくなるときに、Xf軸とZf軸がなす平面上でロボット100の先端120Aが変位する方向を考える。距離A1,A2,A3,A4のそれぞれの熱膨張による変位量を、Xf軸とZf軸に分解して考えれば、Xf軸方向には、距離A2,A3の変位量のうちXf軸方向に分解した変位量を足し合わせた変位が生じる。一方で、Zf軸方向には、距離A1および距離A2の変位量がZf軸の正方向に、距離A3および距離A4の変位量がZf軸の負方向に対して、それぞれロボット100の先端120Aを変位させることになる。そのため、Zf軸方向の変位の多くが相殺され、ロボット100の先端120Aの変位量は小さくなる。したがって、力覚センサ103の検知値を目標範囲に収めるように各関節角度を制御する場合には、距離A1,A2,A3,A4の熱変位に対して関節角度の変化が小さい。
次に、図9に示すロボットアーム101の姿勢において暖機運転を行った場合に、各関節J1〜J6の関節角度を一定としたときのロボット100の先端120Aの変位の方向を仮想的に考える。図9に示す各関節角度の状態では、関節J2と関節J3とを結ぶ直線と、Zf軸との角度のずれ、関節J3と関節J5とを結ぶ直線と、Zf軸との角度のずれ、及び関節J5と点Qとを結ぶ直線と、Zf軸との角度のずれが、それぞれ小さい。そのために、リンク110〜116の熱膨張による距離A2,A3,A4の変位量を足し合わせた変位量は、ロボット100の先端120Aの位置のZf軸方向の変位量にほぼ一致する。したがって、ロボット100の先端120AのZf軸方向の変位量は、図8に示したロボット100の先端120Aの変位量に比較して大きくすることができる。
以上、力覚センサ103の検知値を目標範囲に収めるように、各関節角度を制御するため、図8に示すロボットアーム101の姿勢よりも図9に示す姿勢の方が距離A1,A2,A3,A4の熱変位に対する関節角度の変化の感度が高くなる。なお、2回目以降の暖機運転は、1回目の暖機運転よりも短時間で済む。
第2実施形態によれば、ロボットハンド102の姿勢を異ならせてロボットアーム101の暖機運転を複数回行うことで、暖機運転が十分に行われ、ロボット100による組立作業の信頼性がさらに向上する。
なお、ロボットアーム101の姿勢を変更して複数回、暖機運転を実施することは、暖機運転の時間が長くなる。そのため、許容される暖機時間を超えないように、被押圧体に押圧させるときのロボットハンド102の姿勢および暖機運転の実施回数を決定する必要がある。
また、ロボットアーム101の各関節角度は任意に設定することで可能であり、それにより、熱変位に対するロボット100の先端120Aの変位の方向を任意に設定することができる。
また、ロボットハンド102の姿勢を異ならせる場合について説明したが、同じ架台503の上面503Aで姿勢を変えずにロボットハンド102を接触させる位置を異ならせて複数回暖機運転を行ってもよい。また、上面503Aが平坦面である場合について説明したが、段差があってもよく、ロボットハンド102を安定して接触させることができれば、高さ方向の位置を異ならせて複数回暖機運転を行ってもよい。
また、上面503Aに対して垂直な垂直面591Aにロボットハンド102を接触させる場合について説明したが、上面503Aに対して傾斜する傾斜面であってもよく、この場合であっても、ロボットハンド102の姿勢を変えて暖機運転を行うことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット装置によるロボット制御方法について説明する。図10は、本発明の第3実施形態に係るロボットのロボットハンドを押圧位置に移動させた状態を示す模式図である。なお、第3実施形態のロボット装置の構成は、上記第1実施形態のロボット装置と同様であり、各部構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第1及び第2実施形態では、ロボットハンド102は何も把持していない状態であったが、第3実施形態では、ロボットハンド102に治具562を把持させる。即ち、図4に示すCPU201は、図5に示すステップS4の移動処理において、ロボットハンド102に、図10に示すように治具562を把持させる。この治具562は、架台503に固定されているのが好ましいが、架台503との間で滑りが生じにくいものであれば、固定されていなくてもよい。
ロボットハンド102が治具562を把持した状態で、CPU201は、図5に示すステップS5の押し付け処理において、治具562を介して架台503にロボットハンド102を押し付ける。この押し付け動作は、第1、第2実施形態と同様である。このように、ロボットハンド102が治具562を把持した状態であっても暖機運転は可能である。
また、治具562を架台503に固定させている場合には、Xf,Yf軸方向、即ち架台503の上面503Aに対して水平方向に、ロボットハンド102が滑るのが防止され、暖機運転の終了判断の信頼性を更に向上させることができる。
[変形例1]
第1〜第3実施形態では、ロボットアーム101の動作量Dが、関節J2,J3,J5の角度変化量D2,D3,D5である場合について説明したが、これに限定するものではい。ロボットアーム101(図2参照)の複数の関節J1〜J6のうち2つ以上の関節の角度変化量であればどれでもよい。特に、全ての関節J1〜J6の角度変化量であれば、一部の関節の角度変化量について判定するよりも、暖機運転終了のタイミングの精度が向上する。
[変形例2]
第1〜第3実施形態では、ロボットアーム101の動作量Dが、2つ以上の関節の角度変化量である場合について説明したが、これに限定するものではない。角度変化量が他の角度変化量よりも収束が遅いものが分かっていれば、その関節の角度変化量のみで判断してもよい。即ち、ロボットアーム101(図2参照)の動作量Dは、複数の関節J1〜J6のうち1つの関節、図7の例では、関節J2の単位時間当たりの角度変化量D2であってもよい。図7の例では、関節J2の角度変化量D2が許容値D以下に収束するのが最も遅い。したがって、このようなことが予め実験等でわかっていれば、他の関節J1,J3〜J6についての角度変化量の判断を省略することができる。この場合、図5のステップS6では角度変化量D2を算出し、ステップS7では角度変化量D2が許容値D以下であるか否かを判断すればよい。角度検知部は、関節J2のエンコーダ136(図3参照)である。そして、ステップS7の判断の結果、角度変化量D2が許容値Dを超えていれば、ステップS5の押し付け処理を継続し、角度変化量D2が許容値以下であれば、ステップS5の押し付け処理、即ち暖機運転を終了すればよい。この場合、判断対象が1つとなるので、計算が容易となり、CPU201の負荷が軽減される。
[変形例3]
第1〜第3実施形態(変形例1,2も含む)では、角度検知部が、エンコーダ136である場合について説明したが、これに限定するものではない。角度検知部が、ステップS7の判断処理にて判断対象となる関節におけるモータ131(図3参照)の回転角度を検知するエンコーダ135であってもよい。
つまり、エンコーダ136は、関節の角度を直接検知するため、精度よく関節の角度を検知することができるが、エンコーダ135は、モータ131の回転角度を検知するので、減速機133の減速比Nを用いて関節の角度に換算してもよい。
又は、第1〜第3実施形態では、許容値を関節角度に対応させているので、許容値を第1実施形態の値に対してN倍した値として、ステップS7では、この許容値とモータ131の回転角度(即ちエンコーダ135の値)の変化量とを比較すればよい。
[変形例4]
変形例3では、エンコーダ135の値を用いる場合について説明したが、エンコーダ135の値の代わりに、メイン制御装置230(図4参照)のCPU201から関節制御装置240のCPU251に指令する角度指令値を用いてもよい。即ち、CPU201は、ステップS5では、力制御による角度指令値を演算して、各関節制御装置240のCPU251に出力しているので、この角度指令値を用いてもよい。
[変形例5]
第1〜第3実施形態では、ステップS5において、力覚センサ103による力検知値、即ち押圧力を目標範囲(略一定値)に収束させる場合について説明したが、これに限るものではない。例えば各関節J1〜J6のモータ131に対する駆動電流をそれぞれ時間的に一定とし、ロボットアーム101の熱変位によりロボットハンド102の押圧力が変動してもよい。即ち、ステップS5では、CPU201は、ロボットアーム101の動作を制御して、ロボットハンド102を押圧位置に保持した状態でロボットハンド102を架台503に押し付ければよい。この場合、角度指令値よりも、エンコーダ135又はエンコーダ136の値で角度変化量を求めた方が正確であり、更に、減速機133のねじれも考慮すると、エンコーダ136の値で角度変化量を求めたほうがより正確である。
なお、本発明は、以上説明した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、第1,第2実施形態では、ロボットアーム101が垂直多関節のロボットアームの場合について説明したが、これに限定するものではない。ロボットアーム101が、例えば、水平多関節のロボットアーム、パラレルリンクのロボットアーム、直交ロボット等、種々のロボットアームであってもよい。
また、エンドエフェクタがロボットハンド102の場合について説明したがこれに限定するものではない。例えばエンドエフェクタが電動ドライバー等のツールであってもよい。
また、力検知部が力覚センサ103の場合について説明したが、これに限定するものではない。力検知部が、各関節J1〜J6に配置した不図示のトルクセンサでもよい。その際、リンクパラメータ及びトルクセンサの値から、ロボットハンド102等のエンドエフェクタに作用する力を求めてもよい。また、トルクセンサの代わりに、出力軸のエンコーダ136、入力軸のエンコーダ135、及び減速機133のねじれ剛性により各関節J1〜J6のトルク値を求め、各トルク値からロボットハンド102等のエンドエフェクタに作用する力を求めてもよい。
また、被押圧体が、架台503(又は固定部材591)である場合について説明したが、ロボットアーム101に対して相対的に移動しない剛体であればいかなるものであってもよい。
100…ロボット、101…ロボットアーム、102…ロボットハンド(エンドエフェクタ)、103…力覚センサ(力検知部)、201…CPU(制御部)、220…プログラム、500…ロボット装置

Claims (27)

  1. 複数の関節を有するロボットアームと、
    前記ロボットアームに取り付けられたエンドエフェクタと、
    前記ロボットアームの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ロボットアームの暖機運転として、
    前記ロボットアームの動作を制御して、前記エンドエフェクタが被押圧体を押圧する押圧位置に、前記エンドエフェクタを移動させる移動処理と、
    前記ロボットアームの動作を制御して、前記エンドエフェクタを前記押圧位置に保持した状態で前記エンドエフェクタを前記被押圧体に押し付ける押し付け処理と、
    前記押し付け処理の最中に、単位時間当たりの前記ロボットアームの動作量が、予め設定した許容値以下であるか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理の結果、前記動作量が前記許容値を超えていれば、前記押し付け処理を継続し、前記動作量が前記許容値以下であれば、前記押し付け処理を終了する押し付け継続終了処理と、を実行することを特徴とするロボット装置。
  2. 前記エンドエフェクタに作用する力を検知する力検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記押し付け処理として、前記ロボットアームの動作を制御して、前記力検知部により検知された力の値が予め設定された目標範囲内に収まるように前記エンドエフェクタを前記被押圧体に押し付けることを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  3. 前記力検知部は、前記ロボットアームと前記エンドエフェクタとの間に配置した力覚センサであることを特徴とする請求項2に記載のロボット装置。
  4. 前記動作量は、前記複数の関節のうち2つ以上の関節それぞれの前記単位時間当たりの角度変化量であり、
    前記制御部は、
    前記判断処理として、それぞれの前記角度変化量が前記許容値以下であるか否かを判断し、
    前記押し付け継続終了処理として、前記判断処理の結果、前記2つ以上の関節に対する全ての前記角度変化量のうち1つでも前記許容値を超えていれば、前記押し付け処理を継続し、全ての前記角度変化量が前記許容値以下であれば、前記押し付け処理を終了することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット装置。
  5. 前記動作量は、前記複数の関節のうち1つの関節の前記単位時間当たりの角度変化量であり、
    前記制御部は、
    前記判断処理として、前記角度変化量が前記許容値以下であるか否かを判断し、
    前記押し付け継続終了処理として、前記判断処理の結果、前記角度変化量が前記許容値を超えていれば、前記押し付け処理を継続し、前記角度変化量が前記許容値以下であれば、前記押し付け処理を終了することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット装置。
  6. 前記ロボットアームは、前記判断処理にて判断対象となる関節に配置され、該関節の角度に応じた信号を検知結果として前記制御部に出力する角度検知部を有し、
    前記制御部は、前記角度変化量を求めるに際し、前記角度検知部から検知結果を取得することを特徴とする請求項4又は5に記載のロボット装置。
  7. 前記角度検知部は、前記判断処理にて判断対象となる関節の角度を検知するエンコーダであることを特徴とする請求項6に記載のロボット装置。
  8. 前記ロボットアームは、前記複数の関節それぞれに配置され、該関節を駆動する駆動部を有し、
    前記駆動部は、電動モータと、前記電動モータの回転を減速する減速機と、を有し、
    前記角度検知部は、前記判断処理にて判断対象となる関節における前記電動モータの回転角度を検知するエンコーダであることを特徴とする請求項6に記載のロボット装置。
  9. 前記制御部は、
    前記暖機運転を、互いに異なる複数の前記押圧位置それぞれに対して順次実行することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のロボット装置。
  10. 前記複数の押圧位置には、第1押圧位置と、前記第1押圧位置に対して前記エンドエフェクタの姿勢が変わる第2押圧位置とが含まれていることを特徴とする請求項9に記載のロボット装置。
  11. 前記エンドエフェクタがロボットハンドであり、
    前記制御部は、
    前記移動処理において、前記ロボットハンドに治具を把持させ、
    前記押し付け処理において、前記治具を介して前記被押圧体に前記ロボットハンドを押し付けることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のロボット装置。
  12. 前記治具が前記被押圧体に固定されていることを特徴とする請求項11に記載のロボット装置。
  13. ロボットが、複数の関節を有するロボットアームと、前記ロボットアームに取り付けられたエンドエフェクタとを有しており、制御部が、前記ロボットアームの暖機運転を行うに際し、前記ロボットアームの動作を制御するロボット制御方法であって、
    前記制御部が、前記ロボットアームの動作を制御して、前記エンドエフェクタが被押圧体を押圧する押圧位置に、前記エンドエフェクタを移動させる移動工程と、
    前記制御部が、前記ロボットアームの動作を制御して、前記エンドエフェクタを前記押圧位置に保持した状態で前記エンドエフェクタを前記被押圧体に押し付ける押し付け工程と、
    前記制御部が、前記押し付け工程の最中に、単位時間当たりの前記ロボットアームの動作量が、予め設定した許容値以下であるか否かを判断する判断工程と、
    前記制御部が、前記判断工程の結果、前記動作量が前記許容値を超えていれば、前記押し付け工程を継続し、前記動作量が前記許容値以下であれば、前記押し付け工程を終了する押し付け継続終了工程と、備えることを特徴とするロボット制御方法。
  14. 前記ロボットが、前記エンドエフェクタに作用する力を検知する力検知部を有しており、
    前記押し付け工程では、前記制御部が、前記ロボットアームの動作を制御して、前記力検知部により検知された力の値が予め設定された目標範囲内に収まるように前記エンドエフェクタを前記被押圧体に押し付けることを特徴とする請求項13に記載のロボット制御方法。
  15. 前記力検知部が、前記ロボットアームと前記エンドエフェクタとの間に配置した力覚センサであることを特徴とする請求項14に記載のロボット制御方法。
  16. 前記動作量は、前記複数の関節のうち2つ以上の関節それぞれの前記単位時間当たりの角度変化量であり、
    前記判断工程として、前記制御部が、それぞれの前記角度変化量が前記許容値以下であるか否かを判断し、
    前記押し付け継続終了工程として、前記制御部が、前記判断工程の結果、前記2つ以上の関節に対する全ての前記角度変化量のうち1つでも前記許容値を超えていれば、前記押し付け工程を継続し、全ての前記角度変化量が前記許容値以下であれば、前記押し付け工程を終了することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  17. 前記動作量は、前記複数の関節のうち1つの関節の前記単位時間当たりの角度変化量であり、
    前記判断工程として、前記制御部が、前記角度変化量が前記許容値以下であるか否かを判断し、
    前記押し付け継続終了工程として、前記制御部が、前記判断工程の結果、前記角度変化量が前記許容値を超えていれば、前記押し付け工程を継続し、前記角度変化量が前記許容値以下であれば、前記押し付け工程を終了することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  18. 前記ロボットアームは、前記判断工程にて判断対象となる関節に配置され、該関節の角度に応じた信号を検知結果として前記制御部に出力する角度検知部を有し、
    前記判断工程にて、前記制御部が、前記角度変化量を求めるに際し、前記角度検知部から検知結果を取得することを特徴とする請求項16又は17に記載のロボット制御方法。
  19. 前記角度検知部は、前記判断工程にて判断対象となる関節の角度を検知するエンコーダであることを特徴とする請求項18に記載のロボット制御方法。
  20. 前記ロボットアームは、前記複数の関節それぞれに配置され、該関節を駆動する駆動部を有し、
    前記駆動部は、電動モータと、前記電動モータの回転を減速する減速機と、を有し、
    前記角度検知部は、前記判断工程にて判断対象となる関節における前記電動モータの回転角度を検知するエンコーダであることを特徴とする請求項18に記載のロボット制御方法。
  21. 前記制御部が、前記暖機運転を、互いに異なる複数の前記押圧位置それぞれに対して順次実行することを特徴とする請求項13乃至20のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  22. 前記複数の押圧位置には、第1押圧位置と、前記第1押圧位置に対して前記エンドエフェクタの姿勢が変わる第2押圧位置とが含まれていることを特徴とする請求項21に記載のロボット制御方法。
  23. 前記エンドエフェクタがロボットハンドであり、
    前記移動工程において、前記制御部が、前記ロボットハンドに治具を把持させ、
    前記押し付け工程において、前記制御部が、前記治具を介して前記被押圧体に前記ロボットハンドを押し付けることを特徴とする請求項13乃至22のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  24. 前記治具が前記被押圧体に固定されていることを特徴とする請求項23に記載のロボット制御方法。
  25. コンピュータに、請求項13乃至24のいずれか1項に記載のロボット制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  26. 請求項25に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 請求項13乃至24のいずれか1項に記載のロボット制御方法による前記ロボットアームの暖機運転終了後、前記ロボットアーム及び前記エンドエフェクタを動作させて組立部品を製造する組立部品の製造方法。
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