JP6521601B2 - 円筒体保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロホン等の円筒体を保持する円筒体保持装置に関する。
マイクロホンに外部から振動が与えられると、ノイズ音が発生する。この振動ノイズを低減するため、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダには、防振対策が施されている。
近年、マイクロホンのダイアフラム(振動板)の振動方向に着目し、マイクロホン装着時にダイアフラムの振動方向、つまりマイクロホンの軸線方向に対して防振効果が高いマイクロホンホルダが提案されている(特許文献1)。
この提案では、マイクロホンの軸線方向に直交する平面に形成される2本の細長い腕部によりホルダ部を振動源と接続することで、マイクロホンの軸線方向に対して柔軟で、振動を低減しやすい保持構造を実現している。
米国特許第8121333号明細書
上記特許文献1では、マイクロホンホルダの柔軟性の多寡は腕部の長さに依存し、柔軟性を高くし、防振効果を高めるためには、振動源とホルダ部をできるだけ長い腕部で接続する必要がある。しかし、腕部を長くすると、長くするに従い、マイクロホンの軸線方向だけでなく、軸線方向に直交する方向に対しても柔軟性が高くなる。
外部振動に起因するマイクロホンのノイズを低減するには、マイクロホンの軸線方向に対して防振対策を施せばよく、それ以外の方向に対する防振は、ノイズ低減に大きな影響を及ぼさない。そして、マイクロホンの軸線方向以外の方向に柔軟であるということは、マイクロホンの保持の安定性を低下させる原因になる。
具体的には、例えばマイクロホンホルダが取り付けられるビデオカメラのパン動作およびチルト動作時等、マイクロホンホルダに慣性力が加わるときに、マイクロホンが大きく揺れてしまうといった問題が生じる。
そこで、本発明は、円筒体の軸線方向に柔軟で、円筒体の軸線方向に直交する方向には変形しにくい円筒体保持装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の円筒体保持装置は、ベース部と、円筒体を保持するホルダ部と、前記ホルダ部に保持される前記円筒体の軸線方向の両側にそれぞれ配置され、前記ベース部と前記ホルダ部とを接続する弾性変形可能な複数の支持部と、を備え、前記複数の支持部は、2つの腕部が互いに交差する略X字形状に形成され、略X字形状の4つの端部のうちの一方の2つの端部が前記ホルダ部に接続されるとともに、他方の2つの端部が前記ベース部に接続され、前記ホルダ部に保持される前記円筒体の軸線方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交し、前記ホルダ部と前記ベース部とを結ぶ方向を第2の方向とし、前記第1の方向に直交し、かつ前記第2の方向に直交する方向を第3の方向とした場合、前記複数の支持部は、前記第2の方向、及び前記第3の方向に比べて前記第1の方向に弾性変形しやすいことを特徴とする。
本発明によれば、円筒体の軸線方向に柔軟で、円筒体の軸線方向に直交する方向には変形しにくい円筒体保持装置を提供することができる。
本発明の円筒体保持装置の第1の実施形態であるマイクロホンホルダが取り付けられた電子機器の一例としてのビデオカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図である。 (a)はマイクロホンホルダの正面図、(b)は(a)の側面図である。 (a)はマイクロホンホルダの上面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の円筒体保持装置の第2の実施形態であるマイクロホンホルダの斜視図である。 マイクロホンホルダの正面図である。 ホルダ部の斜視図である。 ベース部の斜視図である。 (a)はマイクロホンホルダの上面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)はホルダ部に対して図の左下方向から右上方向に荷重が負荷されたときのホルダ部とベース部の位置関係を示す断面図である。 本発明の円筒体保持装置の第3の実施形態であるマイクロホンホルダの斜視図である。 ホルダ部の斜視図である。 ベース部の斜視図である。 (a)はマイクロホンホルダの上面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 凹形状部に対する凸形状部の挿入方法について説明する斜視図である。 従来のマイクロホンホルダの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の円筒体保持装置の第1の実施形態であるマイクロホンホルダが取り付けられた電子機器の一例としてのビデオカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図である。
図1において、マイクロホンホルダ103は、ビデオカメラ1に接続されるマイクロホン2を保持するためのものである。なお、以下の説明では、ビデオカメラ1のレンズ部の光軸a方向を前後方向とし、そのうち被写体側を前方向とする。また、光軸aに直交し鉛直方向と平行な軸b方向を上下方向とし、そのうち鉛直上方向を上方向とし、光軸aと軸bに直交する軸c方向を横方向とする。ここで、前後方向は、本発明の第1の方向に相当し、上下方向は、本発明の第2の方向に相当し、横方向は、本発明の第3の方向に相当する。
図2(a)はマイクロホンホルダ103の正面図、図2(b)は図2(a)の側面図である。図2に示すように、マイクロホンホルダ103は、ホルダ部104、ベース部105、及び支持部106,107を備える。
ホルダ部104は、硬質の樹脂材等により形成され、本発明の円筒体の一例としてのマイクロホン2の外周部を覆うようにしてマイクロホン2を着脱可能に保持する。ホルダ部104は、下部ホルダ108及び上部ホルダ109を有し、上部ホルダ109は、下部ホルダ108に対してヒンジ部109aを介して回動可能に接続されている。
上部ホルダ109には、ホルダ部104のヒンジ部109aと径方向に対向する位置にねじ部109bが設けられている。ねじ部109bを緩めることで、下部ホルダ108と上部ホルダ109との接続が解除されて、下部ホルダ108に対して上部ホルダ109がヒンジ部109aを中心にして開閉方向に回動可能となる。これにより、下部ホルダ108に対して上部ホルダ109を開いてマイクロホン2をホルダ部104内に配置することができる。
一方、ねじ部109bを締め付けることで、下部ホルダ108と上部ホルダ109とが接続され、ホルダ部104内にマイクロホン2を安定的に保持することできる。ホルダ部104の内周部とマイクロホン2との接触部には、防振ゴム110が介在されており、マイクロホンホルダ103の振動をマイクロホン2に伝えにくくしている。
ベース部105は、マイクロホンホルダ103においてビデオカメラ1に着脱可能に取り付けられる部位であり、ホルダ部104と同様に、硬質の樹脂材等で形成される。ベース部105には、ねじ孔105a,105bが形成され、ねじ孔105a,105bを通じて不図示のねじによりベース部105がビデオカメラ1に固定される。
また、ベース部105とホルダ部104とは、複数の支持部によって接続される。図2では、ベース部105とホルダ部104とが2つの支持部106,107によって接続されたマイクロホンホルダ103の例を示している。
支持部106,107は、熱可塑性エラストマ等の弾性変形可能な軟質の樹脂材等で形成され、ホルダ部104に保持されるマイクロホン2の軸線方向(光軸a方向)の両側に配置されている。支持部106,107は、一方の端部がベース部105に接続され、他方の端部がホルダ部104に接続される。
支持部106,107とホルダ部104との接続、支持部106,107とベース部105との接続は、本実施形態では、接着剤を用いているが、接続の具体的な方法、位置、形状、接続箇所数は特に限定されない。例えば、セルフタップねじ等を用いて接続してもよい。また、本実施形態では、支持部106,107を共に同一の形状にして成形の際の金型コストの低減を図っているが、支持部106,107を互いに異なる形状としてもよい。
支持部106は、図2(a)のマイクロホンホルダ103を正面側から見て、ホルダ部104とベース部105との間で、互いに略X字形状に交差する細長い腕部106aを有する。支持部107も同様に、ホルダ部104とベース部105との間で、互いに略X字形状に交差する細長い腕部107aを有する。
腕部106a,107aは、図1の軸b及び軸cにより形成される平面に沿う略平坦な面を有し、上下方向及び横方向に比較的大きく、前後方向は上下方向及び横方向に比べて比較的薄い外形形状になっている。そのため、支持部106,107は、前後方向の荷重に関する断面2次モーメントが上下方向及び横方向の荷重に関する断面2次モーメントに対して低く、前後方向には相対的に変形しやすい。結果として、マイクロホンホルダ103としては、上下方向及び横方向よりも前後方向に変形が容易である。
また、略X字形状の腕部106a,107aの端部がそれぞれ湾曲した状態でホルダ部104及びベース部105に連結されることにより、例えば上下方向や横方向にホルダ部104へ荷重が負荷されたときの応力集中を緩和している。それと同時に、マイクロホンホルダ103の前後方向への柔軟性を増している。
図2(a)に示すように、支持部106,107の横方向の幅は、ホルダ部104の横方向の幅と略同等であり、支持部106,107によりマイクロホンホルダ103全体のサイズが大きくなることはない。
次に、本実施形態のマイクロホンホルダ103と図14に示す従来のマイクロホンホルダ403との相違について説明する。図14は、従来のマイクロホンホルダ403の斜視図である。
一定の荷重に対する変形量に関して、本実施形態のマイクロホンホルダ103と従来のマイクロホンホルダ403との比較を行った。本実施形態のマイクロホンホルダ103のホルダ部104と従来のマイクロホンホルダ403のホルダ部404に対して前後方向、上下方向、横方向に一定の荷重を負荷したときのベース部105,405に対する相対位置の変化量を線形解析によって求めた。
従来のマイクロホンホルダ403は、前後方向の変形量に対する上下方向の変形量の比は、0.15倍であり、前後方向の変形量に対する横方向の変形量の比は、1.33倍であった。従来のマイクロホンホルダ403では、上下方向の変形量は前後方向に対してかなり低いものの、横方向の変形量は前後方向の変形量よりも大きい。
従来のマイクロホンホルダ403は、支持部406,407の腕の長さを長くするなどして、振動ノイズの低減効果を高めようと前後方向に柔軟な設計とすると、それ以上に横方向の柔軟性が高まる構造となっている。そのため、従来のマイクロホンホルダ403では、マイクロホン装着時の保持安定性は低い。
一方、本実施形態のマイクロホンホルダ103の前後方向の変形量に対する上下方向の変形量の比は、0.19倍であり、前後方向の変形量に対する横方向の変形量の比は、0.65倍であった。本実施形態のマイクロホンホルダ103では、上下方向の変形量は、従来のマイクロホンホルダ403と同様に低く、また、横方向の変形量は、前後方向の変形量よりも小さく、横方向の柔軟性が低い。
横方向の柔軟性が低いということは、振動ノイズ低減の観点からはデメリットではなく、マイクロホンホルダ103におけるマイクロホン装着時の保持安定性を高める特性である。支持部106,107の構造は、防振性及び保持安定性の両面で総合的に優れたマイクロホンホルダ103を実現する構造となっている。
図3(a)はマイクロホンホルダ103の上面図、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図、図3(c)は図3(a)のB−B線断面図である。
図3に示すように、ベース部105は、ホルダ部104に向けて突出する凸形状部111を有しており、ホルダ部104は、凸形状部111が隙間を有して挿入される凹形状部112を有している。凸形状部111は、略柱状に形成され、凹形状部112は、略筒状に形成されている。
ホルダ部104に対して荷重が負荷されていない図3に示す通常の状態では、凸形状部111と凹形状部112との間には、隙間が形成され、凸形状部111と凹形状部112とは非接触状態である。ホルダ部104に対して例えば前後方向および横方向の荷重が負荷されたとき、支持部106,107が弾性変形し、凸形状部111と凹形状部112の内壁が接触する。
これにより、ホルダ部104とベース部105の相対位置の変化を所定量以内に規制し、支持部106,107の過度な変形を防止することが可能となる。したがって、荷重負荷によるマイクロホンホルダ103の破損等を防ぐことができる。また、本実施形態における凸形状部111と凹形状部112の形状では、ホルダ部104に対して下方向の荷重が負荷されたときも同様の効果がある。
なお、本実施形態では、ベース部105に凸形状部111を設け、ホルダ部104に凹形状部112を設けているが、ベース部105に凹形状部112を設け、ホルダ部104に凸形状部111を設けるようにしてもよい。
また、凸形状部111の外面の形状を凹形状部112の内壁面の形状に対してオフセットした形状にすることで、支持部106,107の変形による両者の接触状態を応力集中の度合いが低い、面と面による接触状態とすることが可能となる。
支持部106,107が変形し、凸形状部111と凹形状部112が接触した状態において、支持部106,107が塑性変形しないよう、前述した凸形状部111と凹形状部112との間の隙間寸法が設定されている。本実施形態における支持部106,107は、前後方向に対して柔軟であるため、前後方向の隙間寸法S3,S4は、横方向の隙間寸法S1,S2や上下方向の隙間寸法Hよりも大きい。
また、この隙間寸法は、例えばベース部105が接続されるビデオカメラ1のパン動作やチルト動作等の一般的な動作により負荷される慣性力によって起きる凸形状部111と凹形状部112の相対位置の変化量よりも大きい。そのため、通常のビデオカメラ1の使用時において、凸形状部111と凹形状部112の衝突に起因する振動ノイズが発生しない構造となっている。
以上説明したように、本実施形態では、マイクロホン2の軸線方向である前後方向に柔軟で、マイクロホン2の軸線方向に直交する方向の上下方向及び横方向には変形しにくいマイクロホンホルダ103を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、図4乃至図8を参照して、本発明の円筒体保持装置の第2の実施形態であるマイクロホンホルダについて説明する。
図4は、マイクロホンホルダ203の斜視図である。図4に示すように、本実施形態のマイクロホンホルダ203は、ホルダ部204、ベース部205、及び支持部206,207を備える。
支持部206,207は、低引張弾性率の材料で形成され、上記第1の実施形態の支持部106,107と同様に、ホルダ部204とベース部205を柔軟性を持たせながら接続する機能を持つ。なお、ホルダ部204、及びベース部205の基本的構成は、後述する凹形状部212及び凸形状部211を除いて上記第1の実施形態のホルダ部104、及びベース部105と同様である。
図5は、マイクロホンホルダ203の正面図である。図5において、軸線216は、マイクロホンホルダ203のホルダ部204に保持されるマイクロホン2の中心線を通り、かつマイクロホンホルダ203の上下方向(図1の軸b方向)を通る線である。
図5に示すように、支持部206は、略S字形状に湾曲した腕部206aを有する。腕部206aは、ベース部205との接続部206bから湾曲し、軸線216を横断した後、更に湾曲して、接続部206cがホルダ部204に接続されている。支持部207は、前述した成型コストの観点から支持部206と同一形状としているが、支持部206とは軸線216の線対称の向き、即ち、逆向きでホルダ部204及びベース部205に接続されている。
支持部206の腕部206a、及び支持部207の腕部207aは、上記第1の実施形態の腕部106a及び腕部107aと同様に、上下方向及び横方向に比べて前後方向に薄い形状をしており、前後方向に対して変形が容易である。そのため、マイクロホンホルダ203は、前後方向に柔軟性が高く、上下方向に関しては上記第1の実施形態と同様に、柔軟性は低い。
また、支持部206及び支持部207が逆向きに配置されることで、前後方向に直交する平面における支持部206,207の投影面積を増やしている。そのため、支持部206,207の横方向からの荷重に関する断面2次モーメントは、前後方向の荷重に関する断面2次モーメントよりも大きく、結果としてマイクロホンホルダ203は、横方向に柔軟性が低くなっている。
なお、ホルダ部204とベース部205とを接続する支持部の数は、3つ以上であってもよいが、そのうち2つの支持部が軸線216に対して線対称の向きである必要があり、そうすることで、横方向からの荷重に対する変形を抑制することが可能となる。支持部206,207を前後方向に直交する平面に投影すると、軸線216上で交差するため、略X字形状となり、これは、上記第1の実施形態の支持部106,107と同様である。
図6は、ホルダ部204の斜視図である。図7は、ベース部205の斜視図である。図6に示すように、ホルダ部204の下部には、凹形状部212が設けられている。凹形状部212は、筒部217と、筒部217の中央部に設けられた柱部218とを有する。
また、図7に示すように、ベース部205には、凸形状部211が設けられている。凸形状部211は、筒状に形成され、凹形状部212の筒部217と柱部218との間に形成される環状の空間に所定の隙間を有して挿入される。
凸形状部211と凹形状部212とは、上記第1の実施形態の凸形状部111と凹形状部112と同様に、ホルダ部204に荷重が負荷されていない通常の状態では、前述した隙間を有して互いに非接触状態である。
ホルダ部204に対して前後方向、横方向及び上下方向の荷重が負荷されたとき、支持部206,207が弾性変形し、凸形状部211と凹形状部212が接触する。これにより、ホルダ部204とベース部205の相対位置の変化を所定量以内に規制し、荷重負荷によるマイクロホンホルダ203の破損等を防ぐことができる。
次に、図8を参照して、凸形状部211と凹形状部212について更に詳述する。図8(a)はマイクロホンホルダ203の上面図、図8(b)は図8(a)のA−A線断面図である。図8(b)は、ホルダ部204に対して荷重が負荷されておらず、支持部206,207が変形していない状態を示している。図8(c)は、ホルダ部204に対して図の左下方向から右上方向に荷重が負荷されたときのホルダ部204とベース部205の位置関係を示す断面図である。
図8(c)では、ホルダ部204は、ベース部205に対して傾いた状態となる。このとき、凹形状部212の筒部217の第1の内壁217aと凸形状部211の第1の外壁211aとが接触し、筒部217の第2の内壁217bと凸形状部211の第2の外壁211bとが接触する。
また、凹形状部212の柱部218の第1の外壁218aと凸形状部211の第1の内壁211cとが接触し、柱部218の第2の外壁218bと凸形状部211の第2の内壁211dとが接触する。このように、図8(c)の状態では、凸形状部211と凹形状部212は、4箇所で接触する。なお、図8(c)では、位置関係を分かりやすくするため、便宜上、4箇所の接触部分に隙間を設けている。
ここで、凹形状部212に筒部217を設けない場合は、接触部分は2箇所となり、ホルダ部204の図の左下からの荷重により、接触部分に滑り方向に力が働き、柱部218が凸形状部211に乗り上げる可能性がある。乗り上げが発生してしまうと、荷重負荷による支持部206,207の変形量を制限するものがなくなり、支持部206,207が塑性変形してしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、前述したように、凹形状部212を筒部217と柱部218で構成することで、ホルダ部204の傾き時に凸形状部211と凹形状部212が噛み合いやすくなる。結果として、柱部218が凸形状部211に乗り上げることを防止することが可能となる。
以上、横方向からの荷重負荷時の柱部218の凸形状部211への乗り上げ防止効果について述べたが、前後方向における凸形状部211と凹形状部212の関係も横方向における関係と略同様であり、前後方向からの荷重に対しても上記同様の効果がある。なお、凸形状部211の筒形状や凹形状部212の筒部217の形状は、完全に連続した面として筒を形成する必要はなく、断続的な面形状によって略筒形状を形成していてもよい。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、図9乃至図13を参照して、本発明の円筒体保持装置の第3の実施形態であるマイクロホンホルダについて説明する。
図9は、マイクロホンホルダ303の斜視図である。図9に示すように、本実施形態のマイクロホンホルダ303は、ホルダ部304、ベース部305、及び支持部106,107を備える。
支持部106,107は、上記第1の実施形態と同一構成であり、ホルダ部304、及びベース部305の基本的構成は、後述する凹形状部312及び凸形状部311を除いて上記第1の実施形態のホルダ部104、及びベース部105と同様である。
図10は、ホルダ部304の斜視図である。図10に示すように、ホルダ部304の下部には、筒状の凹形状部312が設けられている。凹形状部312の開口側の横方向両側には、突出部312a及び突出部312bが互いに接近する内側方向に突出形成されており、凹形状部312の開口が狭くなっている。
図11は、ベース部305の斜視図である。図11に示すように、ベース部305には、不図示のねじを介してビデオカメラ1に締結するためのねじ孔305,305bが形成されている。また、ベース部305には、凹形状部312に挿入される柱状の凸形状部311が設けられている。凸形状部311の横方向の両側には、切り欠き部311及び切り欠き部311bが形成されている。
図12(a)はマイクロホンホルダ303の上面図、図12(b)は図12(a)のA−A線断面図である。
図12(b)に示すように、凹形状部312の突出部312a,312bは、凸形状部311の切り欠き部311a,311bに対して所定の隙間を有して挿入されている。ホルダ部304に上方向の荷重が負荷されたとき、突出部312aが切り欠き部311aに当接し、突出部312bが切り欠き部311bに当接する。これにより、ホルダ部304のベース部305に対する相対位置の変化所定量以内に収めることが可能となり、荷重負荷によるマイクロホンホルダ303の破損等を防ぐことができる。
次に、図10、図11及び図13を参照して、凹形状部312に対する凸形状部311の挿入方法について説明する。
図10及び図11に示すように、凹形状部312における前後方向の間隔W1は、凸形状部311における横方向の外形寸法W4より長く、凹形状部312における横方向の間隔W2は、凸形状部311における前後方向の外形寸法W3よりも長い。
以上の寸法関係により、図13に示すように、ベース部305のねじ孔305a,305bの軸線をホルダ部304の軸線に対して平行にした状態で、凸形状部311を凹形状部312に挿入可能である。
そして、凸形状部311を凹形状部312に挿入し、上下方向において切り欠き部311a,311bと突出部312a,312bが略同じ位置になった状態かで、ベース部305を上下方向の軸線中心に約90°回転させる。これにより、ホルダ部304とベース部305の向きが図9に示す状態となる。
この状態から、支持部106,107をホルダ部304及びベース部305のそれぞれに接着剤等で接着することで、マイクロホンホルダ303の組み立て完了となる。このような構成とすることで、上方向の荷重による支持部106,107の塑性変形を防止することができる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 ビデオカメラ
2 マイクロホン
103 マイクロホンホルダ
104 ホルダ部
105 ベース部
106,107 支持部

Claims (9)

  1. ベース部と、
    円筒体を保持するホルダ部と、
    前記ホルダ部に保持される前記円筒体の軸線方向の両側にそれぞれ配置され、前記ベース部と前記ホルダ部とを接続する弾性変形可能な複数の支持部と、を備え、
    前記複数の支持部は、2つの腕部が互いに交差する略X字形状に形成され、略X字形状の4つの端部のうちの一方の2つの端部が前記ホルダ部に接続されるとともに、他方の2つの端部が前記ベース部に接続され、
    前記ホルダ部に保持される前記円筒体の軸線方向を第1の方向とし、前記第1の方向と直交し、前記ホルダ部と前記ベース部とを結ぶ方向を第2の方向とし、前記第1の方向に直交し、かつ前記第2の方向に直交する方向を第3の方向とした場合、
    前記複数の支持部は、前記第2の方向、及び前記第3の方向に比べて前記第1の方向に弾性変形しやすいことを特徴とする円筒体保持装置。
  2. 複数の前記支持部は、同一の形状であることを特徴とする請求項に記載の円筒体保持装置。
  3. 前記支持部の前記第3の方向の幅は、前記ホルダ部の前記第3の方向の幅と略同等であることを特徴とする請求項1または2に記載の円筒体保持装置。
  4. 前記ベース部は、電子機器に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の円筒体保持装置。
  5. 前記ホルダ部及び前記ベース部のいずれか一方に凸形状部が設けられるとともに、他方に前記凸形状部が隙間を有して非接触の状態で挿入される凹形状部が設けられ、
    前記隙間は、前記ホルダ部と前記ベース部の相対位置の変化を所定量以内に規制する寸法に設定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の円筒体保持装置。
  6. 前記凸形状部は、筒形状とされ、前記凹形状部には、前記凸形状部が隙間を有して非接触の状態で挿入された際に、前記筒形状に隙間を有して非接触の状態で挿入される柱部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の円筒体保持装置。
  7. 前記凸形状部の前記第3の方向の両側には、それぞれ切り欠き部が形成され、
    前記凹形状部には、前記凸形状部が隙間を有して非接触の状態で挿入された際に、前記切り欠き部に隙間を有して非接触の状態で挿入される突出部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の円筒体保持装置。
  8. 前記凸形状部と前記凹形状部との前記第1の方向の隙間は、前記凸形状部と前記凹形状部との前記第3の方向の隙間より大きいことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の円筒体保持装置。
  9. 前記円筒体は、マイクロホンであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の円筒体保持装置。
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