JP6521140B2 - エピタキシャル成長装置およびプリヒートリングならびにそれらを用いたエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

エピタキシャル成長装置およびプリヒートリングならびにそれらを用いたエピタキシャルウェーハの製造方法 Download PDF

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本発明は、エピタキシャル成長装置および該装置内に用いられるプリヒートリング、ならびにそれらを用いたエピタキシャルウェーハの製造方法に関する。
エピタキシャルウェーハは、半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させたものである。例えば、結晶の完全性がより要求される場合や抵抗率の異なる多層構造を必要とする場合などには、シリコンウェーハ上に単結晶シリコン薄膜を気相成長(エピタキシャル成長)させてエピタキシャルシリコンウェーハを製造する。
エピタキシャルウェーハの製造には、例えば枚葉式エピタキシャル成長装置が用いられる。ここで、一般的な枚葉式エピタキシャル成長装置について、図1を参照して説明する。図1に示すように、エピタキシャル成長装置100は、上部ドーム11、下部ドーム12及びドーム取付体13を含むチャンバ10を有し、該チャンバ10がエピタキシャル膜形成室を区画する。また、ドーム取付体13はサセプタを境界に上部ライナー17および下部ライナー18に区画される。チャンバ10には、その側面の対向する位置の上部ライナー17側に反応ガスGの供給及び排出を行う反応ガス供給口15A及び反応ガス排出口16Aが設けられる。また、チャンバ10の側面の対向する位置の下部ライナー18側に、チャンバ内下部ドーム12の部分を水素雰囲気に保つための雰囲気ガスGの供給及び排出を行う雰囲気ガス供給口15B及び雰囲気ガス排出口16Bが設けられる。
また、チャンバ10内には、シリコンウェーハWが載置されるサセプタ20が配置される。サセプタ20は、下方からサセプタサポートシャフト30により支持される。サセプタサポートシャフト30は、アームの先端の3つの支持ピン(図示せず)でサセプタ20の下面外周部を勘合支持する。さらに、サセプタ20には3つの貫通孔(うち、1つは図示せず)が形成され、サセプタサポートシャフト30のアームにも貫通孔が1つずつ形成されている。これらアームの貫通孔及びサセプタの貫通孔には、リフトピン40A,40B,40C(ただし、リフトピン40Bは配置の都合により、図1の模式断面図では図示されない)が挿通される。また、リフトピン40の下端部は昇降シャフト50に支持される。チャンバ10内に搬入された半導体ウェーハWの支持、この半導体ウェーハWのサセプタ20上への載置、及び、気相成長後のエピタキシャルウェーハのチャンバ20外への搬出の際には、昇降シャフト50が昇降することで、リフトピン40がアームの貫通孔及びサセプタの貫通孔と摺動しながら昇降し、その上端部で半導体ウェーハWの昇降を行う。この枚葉式エピタキシャル成長装置エピタキシャル膜を成膜するときには、サセプタ20を回転させつつ、サセプタ20に載置された半導体ウェーハWの上面に反応ガスGを接触させる。なお、反応ガスとは、キャリアガスにソースガスを混合させたガスを意味する。エピタキシャル層としてシリコンエピタキシャル層を形成する場合には、ソースガスはトリクロロシランガスなどのシリコンソースガスを用いる。
ここで、サセプタ20の側面は、一般的に3mm程度の間隙を介して、プリヒートリング60により覆われる。プリヒートリング60は予熱リングまたは予加熱リングとも呼ばれ、反応ガスGがエピタキシャル膜形成室に流入し、反応ガスGが半導体ウェーハWと接触する前に、プリヒートリング60は反応ガスGを予熱する。また、プリヒートリング60はサセプタ20の予熱も行う。こうすることで、成膜前および成膜中の半導体ウェーハWの熱均一性を高めて、エピタキシャル膜の均一性を高めることができる。
なお、これまで、プリヒートリングを上面視した場合に、サセプタの中心点を対称とするリング状の形状とされてきた。エピタキシャル層を成膜させる際には上述のとおり、サセプタを回転させるため、サセプタとプリヒートリングとの接触を回避することがその理由の一つと言える。また、成膜前および成膜中の半導体の熱均一性を高めるためにも、プリヒートリングは半導体ウェーハあるいはサセプタの中心に対して対称構造であることが好ましいと考えられてきたためである。
特許文献1には、サセプタの周囲を囲み、反応ガスがガス供給口およびガス排出口間を移動する際に反応ガスを加熱するように作動する予加熱リング(プリヒートリング)を備えるエピタキシャル成長装置が記載されている。
特開平07−078863号公報
ところで、枚葉式エピタキシャル成長装置により成膜した後のエピタキシャル層の厚み分布を測定すると、厚み分布にばらつきが見られる。近年、半導体デバイスの微細化が益々進むため、エピタキシャル層の厚み均一性を改善することのできる技術が求められる。
そこで本発明は、エピタキシャル層の厚み均一性を改善することのできるエピタキシャル成長装置を提供することを目的とする。
本発明者は、この厚み分布のばらつきが生ずる原因について鋭意検討した。精度良くサセプタおよび半導体ウェーハの位置調整を行っても、サセプタおよび半導体ウェーハのそれぞれの中心は枚葉式エピタキシャル成長装置の中心軸に対してμmオーダーではずれが生じてしまう。したがって、プリヒートリングと、サセプタとの間隙の長さはサセプタ回転中に変動することとなり、反応ガスの流れに偏りが生じてしまうと考えられる。本発明者はこうした反応ガスの流れの偏りが、エピタキシャル層の厚み分布のばらつきの原因ではないかと考えた。そして、反応ガス供給口15A側での、プリヒートリングとサセプタとの間の間隙において、雰囲気ガスGの吹き上がり変動が生じると、反応ガスGが半導体ウェーハWの上面に不均一に接触することとなり、この場合に特にエピタキシャル層の厚み均一性が崩れやすいことを見出した。
ここで、図2を用いて、反応ガス排出口16Aおよび雰囲気ガス排出口16B側での、反応ガスGおよび雰囲気ガスGのガス流の流れを模式的に説明する。反応ガスGは主として反応ガス排出口16A側に流れるが、サセプタ20とプリヒートリング60との間の間隙を介して、その一部が雰囲気ガス排出口16B側に沈み込む。反対に、雰囲気ガスGは主として雰囲気ガス排出口16B側に流れるが、サセプタ20とプリヒートリング60との間の間隙を介して、その一部が反応ガス排出口16A側に吹き上がる。一般的にこの現象はチャンバ10の上部ドーム部分と下部ドーム部分の圧力差により生じる。
上述した反応ガス供給口15A側での雰囲気ガスGの吹き上がりを抑制するためには、反応ガス排出口16A側での、プリヒートリング60とサセプタ20との間の間隙における、雰囲気ガスGの吹き上がりを意図的に強くすればよいと本発明者は考えた。こうすることで、相対的に供給口15A側での雰囲気ガスGの吹き上がり変動が抑制されるためである。そして、排出口16A側での雰囲気ガスGの吹き上がりを強くするためには、例えばプリヒートリング60とサセプタ20との間の間隙の長さwを、供給口側での間隙の長さよりも大きくすればよいと本発明者は考えた。
本発明者はさらに鋭意検討した。排出口16A側で雰囲気ガスGの吹き上がりを生じさせるためには、反応ガスGの供給側におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅よりも、広い間隙幅をサセプタ20とプリヒートリング60との間の少なくとも一部に設けることで、供給口15A側での吹き上がりを抑制できる。そして、こうしたエピタキシャル成長装置を用いれば上記課題を解決できることを本発明者は見出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置であって、
チャンバと、
前記チャンバの内部で前記半導体ウェーハを載置するサセプタと、
前記サセプタの側面を間隙を介して覆うプリヒートリングと、
前記エピタキシャル層を気相成長させるための反応ガスを前記半導体ウェーハの上面に供給する反応ガス供給口と、を有し、
前記反応ガス供給口側における前記サセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅よりも、広い間隙幅が前記サセプタと前記プリヒートリングとの間の少なくとも一部に設けられることを特徴とするエピタキシャル成長装置。
(2)前記反応ガス供給口との反対側における前記サセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅が、前記反応ガス供給口側における前記サセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅よりも広い、前記(1)に記載のエピタキシャル成長装置。
(3)前記プリヒートリングの外径と内径との差が周方向に不均一である、前記(1)または(2)に記載のエピタキシャル成長装置。
(4)前記プリヒートリングの外周縁および内周縁は、互いに直径の異なる円形であり、かつ、前記外周縁の中心点と前記内周縁の中心点とが異なる、前記(3)に記載のエピタキシャル成長装置。
(5)前記プリヒートリングの内周縁に切り欠き部が設けられる、前記(3)に記載のエピタキシャル成長装置。
(6)前記プリヒートリングの外周縁は円形であり、かつ、前記プリヒートリングの内周縁は楕円形である、前記(3)に記載のエピタキシャル成長装置。
(7)エピタキシャル成長装置内で半導体ウェーハを載置するサセプタの側面を、間隙を介して覆うプリヒートリングであって、
前記プリヒートリングの外径と内径との差が周方向に不均一であることを特徴とするプリヒートリング。
(8)前記プリヒートリングの外周縁および内周縁は、互いに直径の異なる円形であり、かつ、前記外周縁の中心点と前記内周縁の中心点とが異なる、前記(7)に記載のプリヒートリング。
(9)前記プリヒートリングの内周縁に切り欠き部が設けられる、前記(7)に記載のプリヒートリング。
(10)前記プリヒートリングの外周縁は円形であり、かつ、前記プリヒートリングの内周縁は楕円形である、前記(7)に記載のプリヒートリング。
(11)前記(1)〜(6)に記載のエピタキシャル成長装置または前記(7)〜(10)に記載のプリヒートリングを備えたエピタキシャル成長装置に、雰囲気ガスと、キャリアガスとしての水素ガスを含む反応ガスとを供給して、半導体ウェーハにエピタキシャル層をエピタキシャル成長させることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
本発明によれば、エピタキシャル膜の厚み均一性を改善することのできるエピタキシャル成長装置を提供することができる。
従来技術によるエピタキシャル成長装置の断面図である。 本発明者の検討による、エピタキシャル成長装置のガス排出口近傍でのガス流を説明する模式断面図である。 本発明の一実施形態に従うエピタキシャル成長装置におけるサセプタとプリヒートリングとの配置関係の一例を説明する模式平面図である。 (A)〜(C)は、本発明の一実施形態に従うエピタキシャル成長装置におけるプリヒートリングの好適態様を説明する模式平面図である。 実験例1におけるエピタキシャル層の膜厚均一性を示すグラフである。 実験例2におけるP1とP2との距離と、エピタキシャル層の厚み分布ばらつきとの関係を示すグラフである。 実験例3における角度φと、エピタキシャル層の厚み分布ばらつきとの関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明のリフトピンについて詳しく説明する。なお、図中の各構成の縦横比は、説明の便宜上誇張して図示しており、実際とは異なる。
(エピタキシャル成長装置)
本発明の一実施形態に従うエピタキシャル成長装置は、半導体ウェーハWの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させる。ここで、エピタキシャル成長装置100は、チャンバ10と、チャンバ10の内部で半導体ウェーハを載置するサセプタ20と、サセプタ20の側面を間隙を介して覆うプリヒートリング60と、エピタキシャル層を気相成長させるための反応ガスGを半導体ウェーハWの上面に供給する反応ガス供給口15Aと、を有する。そして、従来技術と異なり、図3に例示するように、本実施形態に従うエピタキシャル成長装置100において、反応ガス供給口15A側におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅wよりも、広い間隙幅wがサセプタ20とプリヒートリング60との間の少なくとも一部に設けられる。以下、各構成の詳細を順次説明する。
<チャンバ>
チャンバ10は、上部ドーム11、下部ドーム12及びドーム取付体13を含み、このチャンバ10がエピタキシャル膜形成室を区画する。チャンバ10には、上部ライナー17側での側面の対向する位置に反応ガスGの供給及び排出を行う反応ガス供給口15A及び反応ガス排出口16Aが設けられることが一般的である。また、チャンバ10には、下部ライナー18側での側面の交差する位置に雰囲気ガスGの供給及び排出を行う雰囲気ガス供給口15B及び雰囲気ガス排出口16Bが設けられることが一般的である。図1では簡略化するため、同一断面に反応ガスGおよび雰囲気ガスGの供給口および排出口を図示しており、図1のように反応ガスGと雰囲気ガスGとが並行するように供給口が設けられることもある。
<サセプタ>
サセプタ20は、チャンバ10の内部で半導体ウェーハWを載置する円盤状の部材である。サセプタ20は、一般的に周方向に120°等間隔で、表裏面を鉛直方向に貫通する3つの貫通孔を有する。これら貫通孔には、リフトピン40A,40B,40Cがそれぞれ挿通される。サセプタ20は、厚みが概ね2〜8mm程度であり、カーボングラファイト(黒鉛)を母材とし、その表面を炭化ケイ素(SiC:ビッカース硬度2,346kgf/mm2)でコーティングしたものを使用することができる。サセプタ20の表面には、半導体ウェーハWを収容し載置するザグリ部(図示せず)が形成されている。
<プリヒートリング>
プリヒートリング60は、サセプタ20の側面を間隙を介して覆う。図示しないハロゲンランプから照射された光により加熱され、反応ガスGがエピタキシャル膜形成室に流入し、反応ガスGが半導体ウェーハWと接触する前に、プリヒートリング60は反応ガスGを予熱する。プリヒートリング60はまた、サセプタ20の予熱も行う。このようにして、プリヒートリング60は成膜前および成膜中のサセプタ20および半導体ウェーハの熱均一性を高める。
プリヒートリング60は、サセプタ20と同様に、カーボングラファイト(黒鉛)を母材とし、その表面を炭化ケイ素(SiC:ビッカース硬度2,346kgf/mm2)でコーティングしたものを使用することができる。プリヒートリング60の厚みは、サセプタ20と同程度、もしくは厚くすることができ、例えば2mm〜6mmとすることができる。また、プリヒートリング60は水平に設置することが好ましいが、水平に対して±1度程度の傾斜は許容される。
本明細書におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅について、図3を参照して説明する。まず、プリヒートリング60が反応ガス供給口側に最も近い位置を基点Aとして、プリヒートリング60の外周縁の中心Pから時計回りにθ度回転させた位置でのサセプタ20とプリヒートリング60と間隙幅をwθと称することとする。図3に示すように、基点Aから、反応ガスのガス流れ方向に沿って上流側の間隙幅(w0°)を特にwと称し、下流側の間隙幅(w180°)を特にwと称することとする。図3の例では、反応ガス供給口側と対向する位置、すなわち反応ガスのガス流れ方向に沿って下流側の間隙幅wが、最も広い間隙幅となり、上流側の間隙幅wが最も狭い間隙幅となる。なお、プリヒートリング60の形状や、反応ガス供給口の設置領域にも依存するが、通常、外周縁の中心Pを中心として、プリヒートリング60と反応ガス供給口15Aとの最短距離となる位置Aを±45度回転させた領域を、本明細書におけるプリヒートリング60の反応ガス供給口側と言うこととする。なお、反応ガスGは、図中の矢印の上流側から下流側へと流れ始め、サセプタ20が回転する際の遠心力の影響も受けるが、主として図中の矢印に沿って流れる。
また、上述した間隙幅と同様に、図3に示すように、プリヒートリング60の外周縁の中心Pから時計回りにθ度回転させた位置でのプリヒートリング60の外径と内径との差をDθと称することとする。さらに、反応ガスのガス流れ方向に沿って上流側におけるプリヒートリング60の外径と内径との差(D0°)を特にDと称し、下流側での外径と内径との差(D180°)をDと称することとする。
本実施形態では、プリヒートリング60の反応ガス供給口側を除く領域において、反応ガス供給口15A側におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅よりも、広い間隙幅をサセプタ20とプリヒートリング60との間の少なくとも一部に設けることとする。この技術的意義を以下に説明する。
反応ガス供給口15A側で反応ガスGPが半導体ウェーハWの上面に不均一に接触することを抑制するためには、反応ガス供給口15A側での雰囲気ガスGの吹き上がりを抑制すればよい。こうするためには、図2を用いて既述のとおり、例えば反応ガス排出口16A側での、プリヒートリング60とサセプタ20との間の間隙における、雰囲気ガスGの吹き上がりを意図的に強くすればよい。また、反応ガス排出口16A側に限られず、反応ガス供給口15A側以外のところで、こうした雰囲気ガスGの吹き上がりを意図的に強くする箇所を設けることでも、反応ガス供給口15A側での雰囲気ガスGの吹き上がりを抑制することができる。
そこで、反応ガス供給口15A側におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅よりも、広い間隙幅をサセプタ20とプリヒートリング60との間の少なくとも一部に設けられれば、反応ガス供給口15A側における雰囲気ガスGの吹き上がりを低減し、反応ガスGPが半導体ウェーハWの上面に不均一に接触することを抑制することができる。そして、この結果、本実施形態に従うエピタキシャル成長装置100を用いて成膜したエピタキシャル層の厚み均一性を改善することができる。
この目的のため、反応ガス供給口側との反対側(すなわち反応ガス排出口側)におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅が、反応ガス供給口側におけるサセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅よりも広いことが好ましい。特に、反応ガス供給口側におけるサセプタ20とプリヒートリングとの間隙幅が最も狭いことが好ましく、また、反応ガス供給口側におけるサセプタとプリヒートリングとの間隙幅が、反応ガス供給口側との対向側に向かうにつれて漸減することも好ましい。さらに、プリヒートリング60の外径と内径との差が周方向に不均一であることも好ましい。
上述した間隙幅を具現化することのできる具体例を、図3および図4を用いて説明する。ただし、本実施形態に適用可能なプリヒートリング60の形状はこれらに何ら限定されない。
図3に示すように、プリヒートリング60の外周縁および内周縁は、互いに直径の異なる円形であり、かつ、外周縁の中心点Pと内周縁の中心点Pの中心点とが異なることが好ましい。プリヒートリング60の外周縁および内周縁が互いに偏心しているということもできる。この場合、プリヒートリング60の外径と内径との差が周方向に一定でなくなり(すなわち、不均一)、間隙幅wよりも、広い間隙幅がサセプタ20とプリヒートリング60との間に設けられることとなる。
この場合、プリヒートリング60の外周半径Rは220〜224mm程度とすることができ、また、内周半径Rは187〜191mm程度とすることができる。さらに、外周縁の中心点Pと内周縁の中心点Pとの間の距離を1〜3mm程度とすることができる。図3の例では、サセプタ20とプリヒートリング60との間の最大の間隙幅はwであり、最小の間隙幅はwである。サセプタ20が周方向に回転しながらエピタキシャル成長する際のサセプタ20とプリヒートリング60との接触するによる発塵を防止するため、最小の間隙幅wを1mm以上とすることが好ましく、一方、前述した反応ガス供給口側での雰囲気ガスGの吹き上がりを抑制するため、最大の間隙幅wを3mm以上とすることが好ましい。
また、図4(A)に示すように、プリヒートリング60の内周縁に切り欠き部が設けられることも好ましい。図4(A)の例では、プリヒートリング60の外周縁および内周縁は共通の中心点Pを有しているが、切り欠き部が設けられているため、反応ガス供給口側の間隙幅wよりも、反応ガス供給口側と対向する位置での間隙幅wの方が大きい。例えば、切り欠き部側での間隙幅wを3mm〜10mm程度とし、反応ガス供給口側での間隙幅wを1mm〜3mm程度とすることができる。また、切り欠き部側での外径と内径との差Dを29mm〜33mm程度とし、反応ガス供給口側での外径と内径との差Dを33mm〜34mm程度とすることができる。この例の場合、切り欠き部で雰囲気ガスの吹き上がりが強くなるため、結果的に反応ガス供給口側での雰囲気ガスの吹き上がりを抑制することができる。
さらに、図4(B)に示すように、プリヒートリング60の外周縁は円形であり、かつ、プリヒートリング60の内周縁は楕円形であることも好ましい。図4(A)の例では、プリヒートリング60の外周縁および内周縁は共通の中心点Pを有しているが、内周縁の楕円形の短軸は反応ガスのガス流れに沿い、内周縁の楕円形の長軸は反応ガスのガス流れに垂直な方向に沿っている。この場合、反応ガスのガス流れに沿う方向での間隙幅w,wを1mm〜3mm程度とし、反応ガスのガス流れに垂直な方向での間隙幅w(W90°)を3mm〜10mm程度とすることができる。さらに、反応ガスのガス流れに沿う方向での外径と内径との差D,Dを33mm〜34mm程度とし、反応ガスのガス流れに垂直な方向での外径と内径との差D(D90°)を29mm〜33mm程度とすることができる。この例の場合、プリヒートリング60の長軸側で雰囲気ガスの吹き上がりが強くなるため、結果的に反応ガス供給口側での雰囲気ガスの吹き上がりを抑制することができる。
また、図4(C)に示すように、プリヒートリング60の外周縁を円形とする一方で、内周縁を非円形とすることも好ましい。図4(C)の例では、プリヒートリング60の外周縁および内周縁は共通の中心点Pを有しているが、内周縁のうち、図の左半分は円であり、図の右半分は楕円の一部である。そして、反応ガス供給口側の間隙幅wよりも、反応ガス供給口側と対向する位置での間隙幅wの方が大きくなっている。この例の場合でも、内周縁の楕円側で雰囲気ガスの吹き上がりが強くなるため、結果的に反応ガス供給口側での雰囲気ガスの吹き上がりを抑制することができる。図4(C)の場合、間隙幅wを3mm〜15mm程度とし、間隙幅wを1mm〜3mm程度とすることができる。また、外径と内径との差Dを26mm〜33mm程度とし、外径と内径との差Dを33mm〜34mm程度とすることができる。また、図4(C)では、図中の内周縁の右半分のみを楕円形の輪郭としたが、長円形の輪郭としてもよいし、放物線形状の輪郭としても構わないし、反応ガス供給口側以外であればどこに非円形を設けても構わない。
以上、プリヒートリング60の種々の好適態様を説明したが、前述のとおり、反応ガス供給口側におけるサセプタ20とプリヒートリング60との間隙幅よりも、広い間隙幅をサセプタ20とプリヒートリング60との間の少なくとも一部に設ければ、反応ガス供給口側における雰囲気ガスの吹き上がりを抑制することができ、結果、エピタキシャル層の膜厚均一性を改善することができる。
本実施形態に従うエピタキシャル成長装置では、半導体ウェーハWとしてシリコンウェーハを用いることが好ましく、シリコンウェーハ上に成膜するエピタキシャル層はシリコンエピタキシャル層であることが好ましい。ただし、本実施形態に従うエピタキシャル成長装置は化合物半導体ウェーハなどにも適用可能であり、ヘテロエピタキシャル成長にも適用可能である。
さらに、本実施形態に従うエピタキシャル成長装置は、以下のサセプタサポートシャフト、リフトピン、昇降シャフト、加熱ランプおよびエピタキシャル成長装置に用いられる一般的な構成を有することができる。たたし、本実施形態はこれらの具体的な態様に何ら限定されない。
<サセプタサポートシャフト>
サセプタサポートシャフト30は、チャンバ10内でサセプタ20を下方から支持するものであり、その支柱は、サセプタ20の中心とほぼ同軸上に配置される。
<リフトピン>
リフトピン40A,40B,40Cは、サセプタ20の貫通孔にそれぞれ挿通される。リフトピン40A,40B,40Cは、昇降シャフト50によって、上下方向に昇降されることにより、リフトピンの上端部で半導体ウェーハW(半径50%以上の裏面部領域)を支持しながら半導体ウェーハWをサセプタ20上に着脱させることができる。この動作についても詳細は後述する。リフトピン40A,40B,40Cの材料には、サセプタ20と同様に、カーボングラファイトおよび/または炭化ケイ素が用いられることが一般的である。
<昇降シャフト>
昇降シャフト50は、サセプタサポートシャフト30の主柱を収容する中空を区画し、支柱の先端部でリフトピンの下端部をそれぞれ支持する。昇降シャフト50は石英で構成されることが好ましい。昇降シャフトが、サセプタサポートシャフト30の主柱に沿って上下動することにより、リフトピン40A,40B,40Cを昇降させることができる。
<加熱ランプ>
加熱ランプは、チャンバ10の上側領域および下側領域に配置され、一般に、昇降温速度が速く、温度制御性に優れた、ハロゲンランプや赤外ランプが用いられる。
(プリヒートリング)
また、本発明の一実施形態に従うプリヒートリングは、エピタキシャル成長装置内で半導体ウェーハを載置するサセプタの側面を、間隙を介して覆うプリヒートリングである。そして、プリヒートリングの外径と内径との差が周方向に不均一である。こうしたプリヒートリングをエピタキシャル成長装置に用いれば、前述したとおりエピタキシャルの反応ガス供給口側における雰囲気ガスの吹き上がりを抑制でき、その結果、エピタキシャル層の膜厚均一性を改善することができる。このようなプリヒートリングの好適態様を、既述の図3,4を用いて説明するが、エピタキシャル成長装置の実施形態と重複する説明は省略する。
また、図3に示すように、プリヒートリング60の外周および内周は、互いに直径の異なる円形であり、かつ、外周の中心点Pと内周の中心点Pとが異なることが好ましい。さらに、図4(A)に示すように、プリヒートリング60の内周に切り欠き部が設けられることも好ましい。さらにまた、プリヒートリング60の外周は円形であり、かつ、プリヒートリング60の内周は楕円形であることも好ましい。
また、本発明の一実施形態に従うエピタキシャルウェーハの製造方法は、前述のエピタキシャル成長装置またはプリヒートリングを備えたエピタキシャル成長装置に、雰囲気ガスと、キャリアガスとしての水素ガスを含む反応ガスとを供給して、半導体ウェーハにエピタキシャル層をエピタキシャル成長させる。こうすることで、前述したとおりエピタキシャルの反応ガス供給口側における雰囲気ガスの吹き上がりを抑制できる。
なお、キャリアガスとしての水素ガスを含む反応ガスを供給する際の流量は5〜100SLMとすることができ、雰囲気ガスを供給をする際の流量は1〜50SLMとすることができる。また、キャリアガスとしては水素ガスを用いることが好ましく、シリコンのソースガスとしてはジクロロシラン、トリクロロシランなどを用いることが好ましい。さらに、雰囲気ガスとしては水素ガスを用いることが好ましい。また、半導体ウェーハWとしてシリコンウェーハを用いることが好ましく、シリコンウェーハ上に成膜するエピタキシャル層はシリコンエピタキシャル層であることが好ましい。
次に、本発明の効果をさらに明確にするため、以下の実施例を挙げるが、本発明は以下の実施例に何ら制限されるものではない。
[実験例1]
(参考例1)
図3に示すプリヒートリング60をエピタキシャル成長装置に設置した。図3と同様に、プリヒートリング60の外径と内径との差が最小となる位置を反応ガス供給口側とし、プリヒートリング60の外径と内径との差が最大となる位置を反応ガス排出口側とした。図3に示す中心点PとPとの間の距離は1.5mmであり、また、サセプタ20とプリヒートリング60との間の間隙幅wは2mmであり、間隙幅wは5mmである。
シリコンエピタキシャルウェーハの基板としては、ボロンドープされた直径300mmのシリコンウェーハWを用いた。このシリコンウェーハW上に、参考例1によるエピタキシャル成長装置を用いてエピタキシャルウェーハを製造した。エピタキシャルウェーハの製造にあたり、まず、原料ソースガスであるトリクロロシランガスを温度1130℃にて供給し、サセプタ20の表面に対してシリコンコートを施した。次いで、シリコンウェーハWをエピタキシャル膜形成室内に導入し、リフトピンを用いてサセプタ20上に載置した。続いて、1130℃にて、水素ガスを供給し、水素ベークを行った後、1130℃にて、シリコンのエピタキシャル膜を4μm成長させてエピタキシャルシリコンウェーハを得た。ここで、原料ソースガスとしてはトリクロロシランガスを用い、また、ドーパントガスとしてジボランガス、キャリアガスとして水素ガスを用いた。また、反応ガスGPの合計流量(ソースガスおよびキャリアガスの合計流量)は70SLMとし、雰囲気ガスGAの流量は25SLMとした。
(従来例)
参考例1におけるプリヒートリング60に替えて、従来技術に係る、中心点を対称とするリング状のプリヒートリングを用いた以外は、参考例1と同様にしてエピタキシャル層を成膜した。なお、従来例におけるプリヒートリングとサセプタとの間の間隙の長さは3.5mm程度で周方向に均一である。
<評価:エピタキシャル層の膜厚測定>
FT−IR方式の膜厚測定器(ナノメトリクス社製:QS−3300EG)を用いて、参考例1および従来例により作製したエピタキシャルウェーハのエピタキシャル膜の膜厚分布をそれぞれ測定した。結果を図5に示す。ただし、図5のグラフの縦軸は相対値により示す。図5から、エピタキシャルウェーハの100mmより外側の厚み分布ばらつきは従来例に比べて約58%改善したことが確認できる。なお、ここで言う「ばらつき」とは、上記膜厚測定器によるウェーハ外周部(ウェーハ中心から半径100mm以内を除外)における測定値のばらつき度合いを意味し、{(最大測定値−最小測定値)/(最大測定値+最小測定値)}×100%により定義する。以下の実験例2,3においても同様である。
[実験例2]
参考例1におけるプリヒートリングの外周半径Rおよび内周半径Rを維持しつつ、外周中心Pと内周中心Pとの距離を変えた以外は、参考例1と同様にしてシリコンエピタキシャルシャルウェーハを作製し、参考例2とした。図6に、外周中心Pと内周中心Pとの距離と、厚み分布ばらつきとの関係性を示す。なお、外周中心Pと内周中心Pとの距離が3mm以上となる、wがほとんど0となり接触するため、正常にエピタキシャル成長できなかった。
図6から、参考例2では、wが1mm以下とならない程度において、wを広くするほど、従来例に比べて外周方向での膜厚分布のばらつきを改善できることが確認できる。特に、外周中心Pと内周中心Pとの距離が1mm以上であると、ばらつきを0.6%以下とできたことが確認できる。本発明条件に従うエピタキシャル装置を用いることで、エピタキシャル装置内での反応ガス供給口側での雰囲気ガスの吹き上がりが抑制できたため、膜厚均一性を改善できたのだと推定される。
[実験例3]
図7(A)に示すように、参考例1におけるプリヒートリングの外周半径Rおよび内周半径Rを維持し、外周中心Pに対して反応ガス供給口側に最も近い点Aと、プリヒートリング60とサセプタ20との間隙幅が最小となる位置Bとがなす角度φを回転させた以外は、参考例1と同様にしてシリコンエピタキシャルウェーハを作製し、発明例3とした。(参考例1では、角度φは0°であった。)なお、図7では説明の便宜上、図3におけるw(最小間隙幅),w(最大間隙幅)等の符号を位置関係を明確に対比するためそのまま用いている。したがって、反応ガス供給口側に最も近い点Aにおけるプリヒートリング60と、サセプタ20との間隙幅wφは、w<wφ<wとなる。角度φに関し、図7(A)のように基点Aから間隙幅が最小となる位置Bへ反時計回りに進む場合は角度φをマイナスの角度として扱い、反対に、基点Aから間隙幅が最小となる位置Bへ時計回りに進む場合は、角度φをプラスの角度として扱うものとする。なお、実験例2とは異なり、外周中心Pと内周中心Pとの距離を1.5mmに維持している。
図7(B)に、角度φと、厚み分布ばらつきとの関係性を示す。中心点Pに対して、反応ガス供給口側である基点Aと、間隙幅が最小となる位置Bとがなす角度φがプラスマイナス45°のときに0.8%であったため、図7(B)より、角度φをプラスマイナス45°の範囲内とすれば、厚み分布ばらつきを抑制できることが確認された。特に、角度φを−40°から+15°とすることで、厚み分布ばらつきを0.6%以下とすることができ、高い効果が得られることが確認される。なお、図7(B)のグラフにおいて、φが0°のときを中心に対称とならないのは、サセプタが時計回りに回転していることがその原因の一つであると推定される。
本発明によれば、エピタキシャル膜の厚み均一性を改善することのできるエピタキシャル成長装置を提供することができる。
100 エピタキシャル成長装置
10 チャンバ
11 上部ドーム
12 下部ドーム
13 ドーム取付体
14 加熱ランプ
15A 反応ガス供給口
15B 雰囲気ガス供給口
16A 反応ガス排出口
16B 雰囲気ガス排出口
17 上部ライナー
18 下部ライナー
20 サセプタ
30 サセプタサポートシャフト
40A,40C リフトピン
50 昇降シャフト
60 プリヒートリング
W 半導体ウェーハ

Claims (7)

  1. 半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置であって、
    チャンバと、
    前記チャンバの内部で前記半導体ウェーハを載置するサセプタと、
    前記サセプタの側面を間隙を介して覆うプリヒートリングと、
    前記エピタキシャル層を気相成長させるための反応ガスを前記半導体ウェーハの上面に供給する反応ガス供給口と、を有し、
    前記反応ガス供給口側における前記サセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅よりも、広い間隙幅が前記サセプタと前記プリヒートリングとの間の少なくとも一部に設けられ、
    前記プリヒートリングの外周縁および内周縁は、互いに直径の異なる円形であり、かつ
    、前記外周縁の中心点と前記内周縁の中心点とが異なり、
    さらに、前記外周縁の中心点に対して、前記反応ガス供給口側に最も近い点と、前記間隙幅が最小となる位置とがなす角度が、前記サセプタの回転方向を正として−40°以上+15°以下(ただし、0°を除く)であることを特徴とするエピタキシャル成長装置。
  2. 前記反応ガス供給口との反対側における前記サセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅が、前記反応ガス供給口側における前記サセプタと前記プリヒートリングとの間隙幅よりも広い、請求項1に記載のエピタキシャル成長装置。
  3. 前記プリヒートリングの外径と内径との差が周方向に不均一である、請求項1または2に記載のエピタキシャル成長装置。
  4. 前記プリヒートリングの内周縁に切り欠き部が設けられる、請求項3に記載のエピタキシャル成長装置。
  5. エピタキシャル成長装置内で半導体ウェーハを載置するサセプタの側面を、間隙を介して覆うプリヒートリングであって、
    前記プリヒートリングの外径と内径との差が周方向に不均一であり、
    前記プリヒートリングの外周縁および内周縁は、互いに直径の異なる円形であり、かつ、前記外周縁の中心点と前記内周縁の中心点とが異なり、
    さらに、前記外周縁の中心点に対して、前記反応ガス供給口側に最も近い点と、前記間隙幅が最小となる位置とがなす角度が、前記サセプタの回転方向を正として−40°以上+15°以下(ただし、0°を除く)であることを特徴とするプリヒートリング。
  6. 前記プリヒートリングの内周縁に切り欠き部が設けられる、請求項5に記載のプリヒートリング。
  7. 請求項1〜4に記載のエピタキシャル成長装置または請求項5または6に記載のプリヒートリングを備えたエピタキシャル成長装置に、雰囲気ガスと、キャリアガスとしての水素ガスを含む反応ガスとを供給して、半導体ウェーハにエピタキシャル層をエピタキシャル成長させることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
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