JP6520293B2 - 撮像回路装置及び電子機器 - Google Patents

撮像回路装置及び電子機器

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本発明は、撮像回路装置及び電子機器等に関する。
特許文献1の図10〜図12には、複数の受光素子(フォトダイオード)が、フローティングディフュージョン領域を中心として、マトリクス配置された固体撮像装置が開示されている。
特許文献2の図6には、受光素子、転送トランジスター(読み出しゲート)、リセットトランジスターの具体的なレイアウト配置例が開示されている。
特開2013−17241号公報 特開2006−86241号公報
例えばコンタクトイメージセンサー(CIS)には、300dpi、600dpi、1200dpiというような解像度の違う複数のモードがあるが、特許文献1や特許文献2では、転送トランジスターが一段しか設けられておらず、解像度のモードに応じた画素の読み出し制御を実現できない。
転送トランジスターを複数段設けると、解像度の違う複数のモードを実行することが可能となる。本発明者の鋭意研究によれば、前段側及び後段側転送トランジスターの制御信号(ゲート信号)に起因して、信号電荷を十分に転送できなくなる場合が生ずることが判明した。特に、電源電圧が低い場合や、VTHの高いプロセス条件において、転送特性が悪化する。
本発明の幾つかの態様は、前段側及び後段側転送トランジスターの制御信号のレベルを変更することで、転送特性を向上できる撮像回路装置及び電子機器を提供する。
本発明の他の幾つかの態様は、解像度の違う複数のモードの実行を可能としながら、転送特性を向上できる撮像回路装置及び電子機器を提供する。
(1)本発明の一態様は、
受光素子を有する画素部と、
前記受光素子から電荷を読み出す読み出し回路部と、
を含み、
前記読み出し回路部は、
前記受光素子に一端が接続され、電源電圧よりも高い電圧の制御信号によりオンまたはオフされる前段側転送ゲートと、
前記前段側転送ゲートの他端に接続され、CMOS論理回路を介して生成された第1制御信号によりオンまたはオフされる後段側転送ゲートと、
を含むことを撮像回路装置に関する。
本発明の一態様によれば、前段側転送ゲートに供給される制御信号と、後段側転送ゲートに供給される第1制御信号とは、電圧レベルが相違する。前段側転送ゲートに供給される制御信号は、電源電圧よりも高い電圧レベルである。例えば前段側転送ゲートをNMOSゲートとした時、そのゲートに電源電圧よりも高い電圧レベルの制御信号を供給すると、電位勾配を大きくすることができる。それにより、オン時の前段側転送ゲートは、比較的広い面積の受光素子からの電荷を、電荷転送能力を飽和させることなく、あるいはその飽和レベルを向上させることができる。よって、受光素子に蓄えられた信号電荷を前段側転送ゲートを介して高い転送能力にて転送することができる。それにより、コントラストの高い画像を形成することができる。一方、段側転送ゲートに供給される第1制御信号は、CMOS論理回路を介して生成される。比較例として、CMOS論理回路ではないNMOSを介して生成される第1制御信号は、しきい値分だけ電圧降下するので、後段側転送ゲートの電荷転送能力が劣る。CMOS論理回路は電圧降下せずに第1制御信号を生成できるので、後段側転送ゲートの転送能力も高めることができる。また、CMOS論理回路を用いることで、プロセス変動によるセンサー出力レベルへの影響を小さくすることができる。
ここで、前段側転送ゲートと後段側転送ゲートとで同じ電荷量を転送するが、受光素子の面積が大きいため、前段側転送ゲートは広範囲から電荷を集める必要がある。前段側転送ゲートのゲート電圧を昇圧し、電位勾配を大きくすることで、受光素子側からの電荷を集めやすくし、受光素子側の電荷残りをなくすことができる。一方、後段側転送ゲートの方は転送元の面積が小さいので、前段側転送ゲートのように昇圧電圧の必要はない。
(2)本発明の一態様では、前記制御信号を、昇圧回路により昇圧された電圧に設定さすることができる。それにより、制御信号の電圧レベルを電源電圧よりも高くすることができる。
(3)本発明の一態様では、前記第1制御信号を、昇圧回路により昇圧されていないCMOSレベルの電圧に設定することができる。第1制御信号は、CMOS論理回路を介して生成されたCMOSレベルの電圧で良く、上述の制御信号とは異なり、昇圧回路により昇圧する必要はない。
(4)本発明の一態様では、前記制御信号の電圧の昇圧動作を行う前記昇圧回路をさらに含み、前記昇圧回路は、前記前段側転送ゲートをオンさせる期間に合わせて、間欠的に昇圧動作を行うことができる。このように、昇圧回路を間欠的に動作させることで、非消費電力は低減される。
(5)本発明の一態様では、前記後段側転送ゲートの他端側に接続されるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンにて電荷−電圧変換された電圧を出力させる出力配線と、平面視にて、前記出力配線と、前記後段側転送ゲートに前記第1制御信号を供給する第1制御信号配線との間に配置されるシールド線と、をさらに有することができる。こうすると、シールド線によって第1制御信号線と出力配線とは容量結合しないので、第1制御信号線の電位が変化しても、出力配線の電位が変化することを抑制できる。
(6)本発明の一態様では、前記後段側転送ゲートの他端側に接続されるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンにて電荷−電圧変換された電圧を出力させる出力配線と、前記フローティングディフュージョンのノードに一端が接続されるリセットトランジスターと、平面視にて、前記後段側転送ゲートの他端側のフローティングディフュージョンと、前記後段側転送ゲートに前記第1制御信号を供給する制御信号配線との間に設けられ、前記リセットトランジスターのゲートに接続されるリセット制御信号線と、をさらに有することができる。こうすると、リセット制御信号線によって第1制御信号線と出力配線とは容量結合しないので、第1制御信号線の電位が変化しても、出力配線の電位が変化することを抑制できる。なお、出力配線から信号電圧が出力されるタイミングでは、リセット制御信号線は固定電位である。
(7)本発明の他の態様は、上述した(1)〜(6)に記載の撮像回路装置を有する電子機器を定義している。この種の電子機器として、例えば撮像回路装置をイメージセンサーとして用いたスキャナー装置、並びにスキャナー装置にプリンター及び/又はコピー機が併存する複合機を挙げることができる。
本発明に係る電子機器の一実施形態であるコンタクトイメージセンサー(CIS)方式のスキャナー装置に用いられるCISモジュールを示す図である。 図1に示すCISモジュールとフレキシブル配線を介して接続されるメイン基板を示す図である。 カラースキャンの制御例を示すタイミングチャートである。 撮像回路装置(イメージセンサーチップ)の概略ブロック図である。 撮像回路装置(イメージセンサーチップ)の回路部及び素子の平面レイアウトの一例を示す図である。 相関二重サンプリング回路を第2領域の中央位置に配置した変形例を示す図である。 図6に対する比較例のレイアウトを示す図である。 図6及び図7のイメージセンサーチップの出力電圧の位置依存性を示す特性図である。 図6及び図7のイメージセンサーチップをそれぞれ3個直列接続した場合の出力電圧の位置依存性を示す特性図である。 撮像回路装置(イメージセンサーチップ)の電源配線とバイパスコンデンサー(第1〜第4のキャパシター)のレイアウトの一例を示す図である。 撮像回路装置(イメージセンサーチップ)の端子群の平面レイアウトを示す図である。 一画素とその読み出し部とを示す回路図である。 読み出し回路部からの出力電圧を示す図である。 4画素の画素部とそれに接続される読み取り回路とで構成される単位ブロックと、単位ブロックに供給される制御信号とを示す図である。 前段側転送ゲートの制御信号を生成する回路を示す図である。 図15に示す制御信号生成回路の動作タイミングチャートである。 図14に示す単位ブロックの動作タイミングチャートである。 第1〜第4の制御信号の生成動作を示すタイミングチャートである。 図14の実施形態に対する比較例を示す図である。 2ラインに亘る主走査期間での制御信号の生成を示すタイミングチャートである。 単位ブロックのレイアウトを模式的に示す図である。 図22(A)(B)は、読み出し回路部と相関二重サンプリング回路とを複数の共通配線とセレクターを介して接続する例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電子機器
図1は、本発明に係る電子機器の一実施形態である例えばコンタクトイメージセンサー(CIS)方式のスキャナー装置に用いられるCISモジュール10を示す図である。図1において、CISモジュール10は、原稿1に光を照射するライトガイド11と、原稿1からの反射光を結像させるレンズアレー12と、結像位置の画素にフォトダイオード等の光学素子を有するイメージセンサー13とを有する。
ライトガイド11は、例えばライトガイド11の端部から光を入射させる光源14を有する(図2参照)。ライトガイド11は光源例えばLED14からの光源光が、原稿1の主走査方向の全域に照射されるように光案内する。レンズアレー12は例えばロッドレンズアレイ等で形成される。イメージセンサー13は主走査方向Aに多数の画素を有し、ライトガイド11及びレンズアレー12と一体で副走査方向Bに移動される。CIS方式のスキャナー装置は、光路が短く、薄型化に適し、部品点数が少なく、消費電力が少なく、安価である点で、光学縮小型スキャナー装置よりも優れている。
イメージセンサー13は、図2に示すように複数のイメージセンサーチップ20を直列接続して構成しても良く、本実施形態では例えば12個のイメージセンサーチップ20を直列接続している。イメージセンサーチップ20は例えば864画素を有し、12個のイメージセンサーチップは総計で864×12=10368画素を有する。一つのイメージセンサーチップ20は、矩形の長辺の長さが例えば18〜20mmであり、短辺の長さが例えば0.5mm以下の細長形状である。
図2に示すように、副走査方向に移動されるCISモジュール10は、フレキシブル配線15を介して、スキャナー装置に固定されたメイン基板16と接続される。メイン基板16には、システムオンチップ(SoC)17とアナログフロントエンド(AFE)18とが搭載される。システムオンチップ(SoC)17は、CISモジュール10にクロック信号、制御信号等を供給する。メイン基板16は、CISモジュール10に電源電圧及び基準電圧等を供給する。CISモジュール10からの画素信号(アナログデータ)は、アナログフロントエンド(AFE)18に供給される。アナログフロントエンド(AFE)18は、画素信号をアナログ/デジタル変換し、システムオンチップ(SoC)17にデジタル画素データを出力する。なお、CISモジュール10に、電源IC、アナログフロントエンド(AFE)18、または光源ドライバー等を搭載しても良い。
カラースキャナーの場合には、R,G,BのLEDが図3に示すように時分割でパルス点灯される。イメージセンサー13は、図3に示すサンプルホールド信号SHに基づいて、原稿1にて反射されたR,G,B光をサンプルホールドする。
2.撮像回路装置(イメージセンサーチップ)
2.1.回路レイアウト
図4に、イメージセンサーチップ20の概略ブロック図を示す。イメージセンサーチップ20は、複数の画素(例えば864画素)にそれぞれ受光素子(例えばフォトダイオード)が配置される画素部30と、画素部30から電荷を電圧に変換して読み出す読み出し回路部40と、読み出し回路部40からの出力電圧に基づいて画素信号を出力するための制御を行う制御回路部50と、を含むことができる。図4では、制御回路部50は、出力部60とロジック部(ロジック回路)70を有する例を示している。
図5は、イメージセンサーチップ20のより具体的なブロック図を示す。図5において、矩形のイメージセンサーチップ20は、長辺である第1の辺20A及び第2の辺20Bと、短辺である第3の辺20C及び第4の辺20Dを有する。長辺に沿った方向を第1方向D1とし、短辺に沿った方向を第2方向D2とする。
イメージセンサーチップ20内の領域は、第2方向D2で二分され、第1の辺20Aに沿った領域を第1領域AR1とし、第2の辺20Bに沿った領域を第2領域AR2とする。第1領域AR1には、画素部30と読み出し回路部40とが配置される。画素部30と読み出し回路部40とは、第1領域AR1内にて、第1方向D1のほぼ全域に亘って配置される。換言すれば、イメージセンサーチップ20の長辺20A,20Bの長さは、画素部30と読み出し回路部40との第1方向D1に沿った長さ+余白部で決定される。つまり、画素部30及び読み出し回路部40と第3の辺20Cとの間と、画素部30及び読み出し回路部40と第4の辺20Dとの間とには、いずれの回路も配置されない。
読み出し回路部40が画素部30の各画素からの電荷を電圧に変換して読み出すので、画素部30と読み出し回路部40とは第1領域ARにて第2方向D2に並んで配置される。画素部30は第1の辺20Aに沿って配置され、読み出し回路部4は画素部30よりも第2方向D2にて第2の辺20B側にシフトする方向(画素部30からの電荷読み出し方向)に配置される。
イメージセンサーチップ20の第2領域AR2には、画素部30と読み出し回路部40とを除く他の回路部として、制御回路部50が配置される。
ここで、制御回路部50の出力部60は、読み出し回路部40からの出力電圧に基づいて画素信号を出力する出力回路60Aを有することができる。制御回路部50の出力部60はさらに、読み出し回路部40の出力電圧を相関二重サンプリング処理する相関二重サンプリング回路(CDS:Correlated Double Sampling)60Bをさらに有することができる。相関二重サンプリング回路60Bは、リセット直後と露光後の電圧をサンプリングし、これらの差分処理することで、リセット雑音をキャンセルして、光強度に応じた電圧を出力するものである。出力回路60Aと相関二重サンプリング回路60Bとは、第2領域AR2において、第1方向D1に沿って配置される。この場合、読み出し回路部40からの出力電圧を相関二重サンプリング回路60Bが相関二重サンプリング処理し、その後出力回路60Aにて増幅されて画素信号が出力される。
こうして、画素部30、読み出し回路部40、制御回路部50(出力回路60Aと相関二重サンプリング回路60B)のコンパクトで効率的なレイアウト配置が可能になり、細長のイメージセンサーチップ20に好適なレイアウト配置を実現できる。また、第2領域AR2に配置された制御回路部50のノイズが、第1領域AR1に配置された画素部30及び読み出し回路部40に及ぼす悪影響を低減できる。また、この構成によれば読み出し回路部40の後段において各画素毎に時分割で一箇所にて相関二重サンプリングすることになる。よって、読み出し回路部40の前段において各画素で同時に相関二重サンプリングするものと比較して、本構成は低速とはなるが、画素毎のばらつきを低減でき、しかも回路規模を縮小できる。
図5に示すように、制御回路部50は、撮像回路装置の制御処理を行うロジック部(ロジック回路)70をさらに有することができる。この場合、第2領域AR2において、ロジック部70と、相関二重サンプリング回路60Bと、出力回路60Aとを、第1方向D1に沿って配置することができる。読み出し回路部40、相関二重サンプリング回路60Bおよび出力回路60Aに供給される制御信号(ロジック信号)等を生成するロジック部70を、相関二重サンプリング回路60Bおよび出力回路60Aと共に第2領域AR2に一列で配置することで、コンパクトで効率的なレイアウト配置が可能になる。
相関二重サンプリング回路60Bを、ロジック回路70と出力回路60Aとの間に配置することができる。さらに好ましくは、相関二重サンプリング回路60Bは、図6に示すように、平面視にてイメージセンサーチップ20の第2の辺20Bを二等分する中心線L1と交差する位置に配置することができる。ここで、読み出し回路部40からの出力は、共通配線120を経由して相関二重サンプリング回路60Bに供給される。上述したいずれの場合でも、細長のイメージセンサーチップ20の長手方向の中央付近に相関二重サンプリング回路60Bを配置でき、細長のイメージセンサーチップ20の画素部30の各画素から相関二重サンプリング回路60Bまでの配線長さのばらつきが低減される。それにより、各画素の画素信号が配線負荷の相違に起因してばらつくことを抑制できる。
このことを、図6〜図9を参照して説明する。図7は、図6の実施と形態に対する比較例のレイアウトである。図7に示すイメージセンサーチップ21では、制御回路部50は第1方向D1にて図6の実施形態よりもイメージセンサーチップ21の端部に配置されている。図8に、図6の実施形態による画素信号の主走査方向Aでの位置依存特性E1と、図7の比較例による画素信号の主走査方向Aでの位置依存特性E2とを示す。実施形態の位置依存特性E1で出力電圧のばらつきが少ない理由は、上述した通り、細長のイメージセンサーチップ20の画素部30の各画素から相関二重サンプリング回路60Bまでの配線長さのばらつきが低減されるからである。比較例の位置依存特性E2では、主走査方向Aでの上流から下流に向かうに従い、出力電圧のばらつきが大きくなる。図9は、図6のイメージセンサーチップ20と、図7のイメージセンサーチップ21とを、それぞれ3個直列接続した特性を示している。位置依存特性E2を有する比較例のイメージセンサーチップ21のチップ間の継ぎ目にて、出力電圧の差が最大となる。このため、副走査方向Bに沿って縦縞状に画素値の相違が現われ、画質の低下を招く。位置依存特性E1を有する実施形態のイメージセンサーチップ20のチップ間の継ぎ目では、出力電圧の差が抑制されている。
図10は、イメージセンサーチップ20の電源配線とカップリングコンデンサー(第1〜第4のキャパシター80〜83)のレイアウトの一例を示す図である。図10において、第1のキャパシター80の一端に接続される第1の高電位側電源ライン100と、第1のキャパシター80の他端に接続される第1の低電位側電源ライン101とが、第1領域AR1内にて第1方向D1と平行に配線されている。第2のキャパシター81の一端に接続される第2の高電位側電源ライン102と、第2のキャパシター81の他端に接続される第2の低電位側電源ライン103とが、第2領域AR2内にて第1方向D1と平行に配線されている。第1の高電位側電源ライン100と第2の高電位側電源ライン102とは、配線105で接続されている。第1の低電位側電源ライン101と第2の低電位側電源ライン103とは、配線106で接続されている。こうして、画素部30及び読み出し回路部40には、第1領域AR1に配置された第1の高電位側電源ライン100と第1の低電位側電源ライン101とから最短距離で給電できる。同様に、制御回路部50には、第2領域ASR2に配置された第2の高電位側電源ライン102と第2の低電位側電源ライン103とから最短距離で給電できる。
図11は、イメージセンサーチップ20に設けられる端子群の平面レイアウトを示す図である。図11において、平面視にて制御回路部50と重なる領域に、電源端子110〜112、チップスタート信号入力端子113及びチップスタート信号出力端子114を含む端子群を設けることができる。ここで、高電位側電源(VDD)端子110は、第1及び第2の高電位側電源ライン100,102と接続される。低電位側電源(VSS)端子112は、第1及び第2の低電位側電源ライン101,103と接続される。基準電源(Vref)端子111には、後述する信号出力端子117に接続されて画素信号を出力する出力回路に与えられる基準電圧Vrefが入力される。
チップスタート信号入力端子113及びチップスタート信号出力端子114は、図9に示す特性を説明する上で前提としたように、複数のイメージセンサーチップ20を直列接続する時に用いられる。複数個のイメージセンサーチップ20を直列接続して使用する場合には、前段のイメージセンサーチップ20からのチップスタート信号の受信に従って主走査方向Aでの走査を開始し、主走査終了後に次段のイメージセンサーチップ20へチップスタート信号を出力することができる。
ここで、図5、図6及び図11との対比から明らかなように、相関二重サンプリング回路60Bは、平面視にて、チップスタート信号入力端子113とチップスタート信号出力端子114との間に配置することができる。こうすると、細長のイメージセンサーチップ20の中央付近に相関二重サンプリング回路60Bを配置できる(図6)。それにより、上述した通り、細長のイメージセンサーチップ20の画素部30の各画素から相関二重サンプリング回路60Bまでの配線長さのばらつきが低減される。その結果、各画素の画素信号が配線負荷の相違に起因してばらつくことを抑制できる(図8の位置依存特性E1参照)。また、チップスタート信号入力端子113とチップスタート信号出力端子114とは、端子群の中で第1方向D1の両端部に設けることで、チップ間で接続し易くなる。
なお、端子群のうち、他の端子であるクロック端子115、リセット端子(解像度モード入力端子を兼ねる)116、信号出力端子117等は、電源端子110〜112と、チップスタート信号入力端子113またはチップスタート信号出力端子114との間に配置することができる。また、後述するように、読み出し回路部40に設けられる前段側転送ゲート200の制御端子に供給される制御信号Tx1(図14参照)は、昇圧された電圧で生成することができる。この場合であって、昇圧電圧がイメージセンサーチップ20の外部より供給される場合には、端子群に昇圧電圧入力端子を設けることができる。
イメージセンサーチップ20の第2領域AR2には、制御回路部50の他に、必要に応じて素子(例えば後述する第1〜第4のキャパシター80〜83)を配置することができる。ここで、細長のイメージセンサーチップ20では、イメージセンサーチップ20に配置される各部に供給される電源を安定化させる必要がある。そのために、画素部30及び読み出し回路部40の電源安定化用の第1のキャパシター80と、制御回路部50の電源安定化用の第2のキャパシター81とを、第2領域AR2に設けることができる。それにより、画素部30及び読み出し回路部40の電源安定化用の第1のキャパシター80は第2領域AR2に配置され、第1領域AR1に第1のキャパシター80を配置しないことで、イメージセンサーチップ20の長辺20A,20Bの長さを短くできる。第1のキャパシター80は、イメージセンサーチップ20の第2領域AR2において、平面視にて制御回路部50の両外側、好ましくは第1方向D1にてイメージセンサーチップ20の両端部にそれぞれ配置することができる。一方、第2のキャパシター81は、イメージセンサーチップ20の第2領域AR2において、第1方向D1にて制御回路部50と2つの第1のキャパシター80との間に配置することができる。
こうして、画素部30、読み出し回路部40、制御回路部50、第1、第2のキャパシター80,81のコンパクトで効率的なレイアウト配置が可能になり、細長のイメージセンサーチップ20に好適なレイアウト配置を実現できる。また、第2領域AR2に配置された制御回路部50のノイズが、第1領域AR1に配置された画素部30及び読み出し回路部40に及ぼす悪影響を低減できる。
さらに、出力回路60Aの電源安定化用の第3のキャパシター82を、イメージセンサーチップ20の第2領域AR2に配置することができる。制御回路部50の電源安定化用の第2のキャパシター81に加えて第3のキャパシター82を設けることで、出力回路60Aの電源安定化を高めることができる。
さらに、相関二重サンプリング回路60Bの電源安定化用の第4のキャパシター83を、イメージセンサーチップ20の第2領域AR2に配置することができる。制御回路部50の電源安定化用の第2のキャパシター81に加えて第4のキャパシター83を設けることで、相関二重サンプリング回路60Bの電源安定化を高めることができる。
2.2.画素部及び読み出し回路部
2.2.1.画素部及び読み出し回路部の動作原理
図12は、一画素とその読み出し部とを示す回路図である。図12において、画素部30の一画素には光電変換機能を有する受光素子例えばフォトダイオードPDが配置される。フォトダイオードPDは、受光された光強度に応じた電荷をカソードに蓄積する。
一画素のフォトダイオードPDから信号電荷を読み出すために、読み出し回路部40は、第1転送ゲート(前段側転送ゲート)200、中間蓄積容量C1、第2転送ゲート(後段側転送ゲート)210、電荷−電圧変換容量C2、リセットトランジスター220、画素出力トランジスター230及び選択トランジスター310を有する。電荷−電圧変換容量C2は、浮遊拡散領域FD(フローティングディフュージョン)に設けられる。フォトダイオードPD、第1転送ゲート200及び第2転送ゲート210は、固定電圧VSSとフローティングディフュージョンFDとの間に直列に接続される。また、図5に示す読み出し回路部40の最終段にアナログシフトレジスターが設けられる場合には、選択トランジスター310はアナログシフトレジスターに含むことができる。
第1転送ゲート200は、フォトダイオードPDに蓄えられた電荷を中間蓄積容量C1に転送する。第2転送ゲート210は、中間蓄積容量C1に蓄えられた電荷を電荷−電圧変換容量C2(フローティングディフュージョンFD)に転送する。電荷−電圧変換容量C2は、電荷−電圧変換を行う。リセットトランジスター220は、電荷−電圧変換容量C2(フローティングディフュージョンFD)の電位を初期状態の電位にリセットする。画素出力トランジスター230は、電荷−電圧変換容量C2(フローティングディフュージョンFD)で変換された電圧に応じた電圧を出力する。選択トランジスター310は、主走査方向に従った順番に画素出力トランジスター230の出力を選択する。選択トランジスター310の出力は、読み出し回路部40の出力電圧Vsとなる。
図13は、リセット制御信号Vrstと読み出し回路部40の出力電圧Vsとを示している。読み出し回路部40の出力Vsは、初期電圧Vddにリセットされた後、フォトダイオードPDに蓄えられる信号電荷量に従い低下する。つまり、信号成分はVdd−Vsであり、この信号成分は上述した相関二重サンプリング回路60Bにて取得される。
2.2.2.画素部及び読み出し回路の単位ブロック
本実施形態では、解像度を複数段階例えば3段階(例えば1200dpi,600dpi,300dpi)にモード切り換え可能である。そのため、図14に示すように、主走査方向Aで連続する4つのフォトダイオード(第1〜第4フォトダイオード)PDa〜PDdと、それらから信号電荷を電圧に変換して読み出す読み出し回路部40とで、単位ブロック40Aを構成している。一つのイメージセンサーチップ20に設けられる単位ブロック40Aの個数N=216である。
単位ブロック40Aには、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200d、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210d、一つのリセットトランジスター220及び一つの画素出力トランジスター230が設けられる。つまり、一つのリセットトランジスター220及び一つの画素出力トランジスター230が第1〜第4フォトダイオードPDa〜PDdに共用される。
ここで、解像度のモードに拘わらず、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dは同時にオンされる。一方、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dは、解像度のモードによってオンされるタイミングが異なる。
高解像度モード(1200dpi)の時には、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dはそれぞれ異なるタイミングでオンされる。それにより、第1〜第4フォトダイオードPDa〜PDdの信号電荷に応じた電圧Vs1〜Vs4が、単位ブロック40Aから時分割で出力される。
低解像度モード(300dpi)の時には、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dは同時にオンされる。それにより、第1〜第4フォトダイオードPDa〜PDdのトータル信号電荷に応じた電圧Vsが、単位ブロック40Aから出力される(第1〜第4フォトダイオードPDa〜PDdが一画素)。
中解像度モード(600dpi)の時には、第1,第2の後段側転送ゲート210a,210bが同時にオンされた後に、第3,第4の後段側転送ゲート210c,210dが同時にオンされる。それにより、第1,第2のフォトダイオードPDa,PDbのトータル信号電荷に応じた電圧Vs1と、第3,第4のフォトダイオードPDc,PDdのトータル信号電荷に応じた電圧Vs2とが、単位ブロック40Aから時分割で出力される(第1,第2のフォトダイオードPDa,PDbが一画素、第3,第4のフォトダイオードPDc,PDdが他の一画素)。
なお、解像度モードに従って、図1の原稿1を露光する時間も変更される。露光時間は、高解像度モードの時が最も長く、低解像度モードの時に最も短い。よって、低解像度モードの利点としては高速スキャンが可能となる。
2.2.3.前段側転送ゲート及び後段側転送ゲートの制御信号
図14には、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dに供給される制御信号Tx1と、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dに供給される第1〜第4の制御信号Tx2a〜Tx2dとが示されている。上述した通り、解像度のモードに拘わらず、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dは同時にオンされるため、それぞれの制御端子には共通する制御信号Tx1が供給される。
ここで、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dに供給される制御信号Tx1と、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dに供給される第1〜第4の制御信号Tx2a〜Tx2dとは、電圧レベルが相違する。第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dに供給される制御信号Tx1は、電源電圧よりも高い電圧レベルである。例えば第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dに供給される制御信号Tx1をNMOSゲートとした時、そのゲートに電源電圧よりも高い電圧レベルの制御信号Tx1を供給する。そうすると、オン時の第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dは、規定値以下の露光強度では電荷転送能力が飽和することがなく、あるいはその飽和レベルを向上させることができる。よって、第1〜第4フォトダイオードPDa〜PDdに蓄えられた信号電荷を第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dを介して高い転送能力にて転送することができる。それにより、コントラストの高い画像を形成することができる。
一方、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dに供給される第1〜第4の制御信号Tx2a〜Tx2dは、図14に示すように、CMOS論理回路500a〜500dを介してそれぞれ生成される。比較例として、CMOS論理回路ではないNMOSを介して生成される制御信号は、しきい値分だけ電圧降下するので、後段側転送ゲートの電荷転送能力が劣る。CMOS論理回路500a〜500dは電圧降下せずに第1〜第4の制御信号Tx2a〜Tx2dを生成できるので、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dの転送能力も高めることができる。
本発明者の実験によれば、プロセス条件(閾値Vth)を異ならせて製造した複数種のCMOS論理回路と複数種のNMOSを用いて、暗時の出力と光量飽和50%時の出力のセンサー出力レベルを比較した。暗時の出力の場合では、各種NMOSを用いたセンサー出力レベルの差は約0.6mVであったのが、各種CMOS論理回路を用いたセンサー出力レベルの差は約0.03mVと格段に低下した。光量飽和50%時の出力の場合でも、各種NMOSを用いたセンサー出力レベルの差は約0.4mVであったのが、各種CMOS論理回路を用いたセンサー出力レベルの差は約0.2mVまで低下した。このことから、CMOS論理回路を用いることで、プロセス変動によるセンサー出力レベルへの影響が小さくなることが分かった。それにより、プロセスマージンを広げることができる。
図14では、CMOS論理回路500a〜500dを、PMOSとNMOSで構成されるトランスファーゲートで形成しているが、これに限定されない。CMOS論理回路500a〜500dは、他のCMOS論理回路、例えばクロックドCMOS論理回路、アンドゲート回路等、電圧降下のないものを用いることができる。
図15は、制御信号Tx1を生成する制御信号生成回路510の一例を示している。この制御信号生成回路510は、イメージセンサーチップ20のロジック部70に内蔵しても良いし、図2のメイン基板16に搭載されても良い。図15に示す制御信号生成回路510は、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dをオンさせる期間に合わせて昇圧動作し、他の期間では動作停止するように間欠動作する。
図15に示す制御信号生成回路510は、アンドゲート511、昇圧回路512及びリセットトランジスター513を含む。アンドゲート511は、図16に示すクロック信号521と昇圧期間信号522との論理積信号523を、昇圧回路512に出力する。昇圧回路512は、昇圧期間信号522によって規定される昇圧期間に入力されるクロック信号523に従って段階的に昇圧された制御信号Tx1を出力し、それ以外の期間では昇圧動作が停止される。よって、昇圧回路512は、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dをオンさせる期間に合わせて昇圧動作し、他の期間では動作停止するように間欠動作する。リセットトランジスター513のゲートには、昇圧期間信号522の反転信号524が入力される。リセットトランジスター513が昇圧期間以外にオンされることで、制御信号Tx1は昇圧期間以外ではLOWとなる。
単位ブロック40Aの動作を図17に示すタイミングチャートを参照して説明する。先ず、フォトダイオードPDa〜PDdに光(LED等)を当て、フォトダイオードPDa〜PDdで電荷を生成し、電荷を蓄積する。図15に示す制御信号生成回路510は昇圧された制御信号Tx1を出力する。第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dは、昇圧された制御信号Tx1によりオンされ、第1〜第4フォトダイオードPDa〜PDdに蓄えられた信号電荷を、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dのゲート下に転送する。その際、フォトダイオードPDa〜PDdの面積が大きいため、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dのゲート下には広範囲から電荷を集める必要がある。そのため、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dのゲートに供給される制御信号Tx1の電圧を昇圧し、電位勾配を大きくすることで、電荷を集め易くしている。次に、制御信号Tx1がLOWとしなると、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dのゲート下に蓄えられた電荷は中間蓄積領域C1に転送される。
一方、昇圧が停止されて図15のリセットトランジスター513により制御信号Tx1がLOWとなると、次にリセット信号RSTがHIGHになって、図14のリセットトランジスター220がオンされる。それにより、フローティングディフュージョンFD(電荷−電圧変換容量C2)が初期電圧Vddにリセットされる。
その後、高解像度モード(1200dpi)である時には、第1〜第4制御信号Tx2a〜Tx2dが図17に示すように順次HIGHになる。この第1〜第4制御信号Tx2a〜Tx2dにより、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dが順次オンされる。それにより、中間蓄積領域C1にそれぞれ蓄えられていた電荷が第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dのゲート下に転送される。この際、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dは転送元の面積が小さいので、第1〜第4の前段側転送ゲート200a〜200dのように昇圧電圧がなくても電荷を転送できる。その後、第1〜第4制御信号Tx2a〜Tx2dがLOWになると、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dのゲート下に蓄えられた電荷が、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dにそれぞれ接続された各一つのフローティングディフュージョンFD(電荷−電圧変換容量C2)に転送される。フローティングディフュージョンFDの電圧は、信号電荷に応じて図13と同様に変化する。4つのフローティングディフュージョンFDは共通配線を介して画素出力トランジスター230のゲートと接続されている。従って、4つのフローティングディフュージョンFDの電圧に応じて画素出力トランジスター230が駆動される。4つの画素の出力電圧Vs(図13参照)は、図12に示す選択トランジスター310により選択されて出力される。
次に、第1〜第4制御信号Tx2a〜Tx2dの生成について、図18のタイミングチャートを参照して説明する。ロジック部70は、図18に示すタイミング信号Tx2a1〜Tx2d1を生成して、全ての単位ブロック40Aに供給する。ロジック部70はさらに、一つの単位ブロック40Aに固有の図18に示す後段転送期間タイミング信号Tx2,Tx2rを生成する。図14に示す第1〜第4のCMOS論理回路500a〜500dは、制御端子に入力された後段転送期間タイミング信号Tx2,Tx2rに基づいて、入力信号であるタイミング信号Tx2a1〜Tx2d1の電圧を維持したまま転送する。それにより生成される第1〜第4の制御信号Tx2a〜Tx2dも、ハイレベルはVddとなる。なお、タイミング信号Tx2a1〜Tx2d1は、解像度モード信号によりHIGHとなるタイミングが変更され、図18に示すものは高解像度モード(1200dpi)の例である。
図19は、図14の実施形態に対する比較例を示している。図19では、図14の第1〜第4のCMOS論理回路500a〜500dに代えて、第1〜第4のNMOSゲート501a〜501dを設けている。NMOSゲート501a〜501dは、ハイレベル信号が入力されると、その出力信号には閾値電圧Vth分の電圧降下が生ずる。従って、図19の比較例では、図18の制御信号Tx2aに破線で示すように電圧降下した制御信号Tx2a(Tx2b〜Tx2dも同じ)が生成され、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dでの転送能力が低下する。
図20は、2ラインに亘る主走査期間での制御信号の生成を示すタイミングチャートである。図20において、制御信号MRは、各ラインの主走査を開始する開始タイミング信号であり、かつ、制御信号MRのパルス幅により解像度モード(1200dpi,600dpi,300dpi)を指定することができる。制御信号MRがアクティブになると、図16に示すタイミングチャートに従って図15の昇圧回路512が昇圧動作を開始する。それにより、昇圧された制御信号Tx1が生成され、所定の昇圧期間経過後に昇圧動作が停止されて制御信号Tx1がLOWとなる。それにより、12個のイメージセンサーチップ20(1)〜20(12)の全画素のフォトダイオードPDの信号電荷が、前段側転送ゲート200(200a〜200d)によって中間蓄積容量C1に同時に転送される。
その後、図20に示すように、12個のイメージセンサーチップ20(1)〜20(12)について、主走査方向Aの上流側より順に、単位ブロック40A毎にリセット信号RST及び第1〜第4の制御信号Tx2a〜Tx2dが生成される。それにより、第1〜第4の後段側転送トランジスター210a〜210dにより解像モードに応じた手順で電荷がフローティングディフュージョンFDに転送されて、電荷−電圧変換される。以降、一つのイメージセンサーチップ20の全単位ブロック40Aについて動作が繰り返される。主走査方向Aでの最上流のイメージセンサーチップ20(1)の動作が終了したら、以降、主走査方向Aの上流から順に残りの11個のイメージセンサーチップ20(2)〜20(12)について動作が繰り返される。それにより、1ライン目についての主走査された画素信号を出力することができる。2ライン目以降も、1ライン目と同じ動作が繰り返される。
ここで、昇圧された制御信号Tx1が生成される期間、つまり図15の昇圧回路512が昇圧動作する期間は、各ラインの主走査期間(2つのアクティブなMR信号間)の僅かな先頭期間のみである。このように、昇圧回路512は僅かな昇圧期間だけ動作する間欠動作となり、省電力化が図られる。ただし、昇圧期間に比較的広い面積の受光素子PDa〜PDdから電荷を転送する必要上、昇圧期間(制御信号Tx1のHIGH期間)は、制御信号Tx2a〜Tx2dのHIGH期間よりも長く設定されている。
2.2.4.画素部及び読み出し回路の単位ブロックのレイアウト
図21は、単位ブロック40Aのレイアウトを模式的に示している。図21において、第1の前段側転送ゲート200a及び第2の前段側転送ゲート200bは、第1共通ゲート201Aを有する。同様に、第3の前段側転送ゲート200c及び第4の前段側転送ゲート200dは、第2共通ゲート201Bを有する。これら第1,第2共通ゲート201A,201Bは、イメージセンサーチップ20の第1方向D1に沿って延びる制御信号線250と接続され、制御信号Tx1が供給される。
第1の後段側転送トランジスター210aのゲート211aは、ゲート配線211a1と第1制御信号線251との間に接続されるCMOS論理回路500a(図21では図示せず、図14参照)と接続され、第1制御信号Tx2aが供給される。第2の後段側転送トランジスター210bのゲート211bは、ゲート配線と第2制御信号線252との間に接続されるCMOS論理回路500b(図21では図示せず、図14参照)と接続され、第の制御信号Tx2bが供給される。第3の後段側転送トランジスター210cのゲート211cは、ゲート配線と第3制御信号線253との間に接続されるCMOS論理回路500c(図21では図示せず、図14参照)と接続され、第3制御信号Tx2cが供給される。第4の後段側転送トランジスター210dのゲート211dは、ゲート配線211d1と第4制御信号線254との間に接続されるCMOS論理回路500d(図21では図示せず、図14参照)と接続され、第4制御信号Tx2dが供給される。
図21には、図14に示す常時オンの第3転送ゲート240(240A,240B)の各ゲート241A,241Bが示されている。フローティングディフュージョンFDと電気的に接続される共通配線256は、リセットトランジスター220のドレインと画素出力トランジスター230のゲート231とに接続されている。
第1の前段側転送ゲート200a及び第2の前段側転送ゲート200bは、第1のフォトダイオードPDa及び第2のフォトダイオードPDbの境界線を延長した第1延長線L1側に偏って配置され、平面視で第1共通ゲート201Aが第1延長線L1と交差する。また、第1の後段側転送ゲート210a及び第2の後段側転送ゲート210bは、第1の前段側転送ゲート200a及び第2の前段側転送ゲート200bよりも第2方向D2側の位置にて、例えば第1の前段側転送ゲート200a及び第2の前段側転送ゲート200bと正対するように、第1延長線側L1に偏って配置されている。
本実施形態では、第1の前段側転送ゲート200a及び第2の前段側転送ゲート200bの第1共通ゲート201Aは、そのゲート幅の中心線が第1延長線L1と実質的に一致する。また、第1の後段側転送ゲート210a及び第2の後段側転送ゲート210bのゲート211a,211bは、各ゲート幅の中心線が第1延長線L1に対して線対称となる位置に配置される。
こうすると、第1のフォトダイオードPDa(画素)から第1の前段側転送ゲート200aを経て第1の後段側転送ゲート210aの他端(フローティングディフュージョンFD)に至る電荷転送経路の長さと、第2のフォトダイオードPDb(画素)から第2の前段側転送ゲート200bを経て第2の後段側転送ゲート210bの他端(フローティングディフュージョンFD)に至る電荷転送経路の長さとの差を少なくできる。よって、2つの画素PDa,PDbからの電荷転送経路の長さとの差に起因した画素信号のばらつきが低減される。このため、第1,第2の後段側転送ゲート210a,210bを同時にオンさせる低解像度モードでも、第1,第2の後段側転送ゲート210a,210bを時分割でオンさせる高解像度モードでも、画素信号間のばらつきが低減される。
また、画素幅の範囲の領域であって、第1,第2の前段側及び後段側転送ゲート200a,200b,210a,210b両側に空きスペースが確保される。このため、ゲート201A,211a,211bと同層での配線スペースとして利用できる。本実施形態では、図21において、第1の前段側及び後段側転送ゲート200a,210aの右側の空きスペースにゲート配線211a1等を形成している。
第1,第2の前段側及び後段側転送ゲート200a,200b,210a,210bについての上述したレイアウトは、第3,第4の前段側及び後段側転送ゲート200c,200d,210c,210dについても適用されている。このため、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dを同時にオンさせる低解像度モードでも、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dを4分割でオンさせる高解像度モードでも、第1〜第4の後段側転送ゲート210a〜210dを2分割でオンさせる中解像度モードでも、画素信号間のばらつきが低減される。
次に、配線間の容量結合に起因した信号電圧)の劣化の防止について説明する。本発明者の鋭意研究によれば、フローティングディフュージョンFDと電気的に接続される共通出力線256と、第1の後段側転送トランジスター210aのゲート配線211a1とが近接していると、配線間の容量結合に起因して、共通出力線256の信号電圧が変動することが判明した。同様に、共通出力線256と、第4の後段側転送トランジスター210dのゲート配線211d1とが近接していると、配線間の容量結合に起因して、共通出力線256の信号電圧が変動する。
ゲート配線211a1,211d1の電圧がHIGHの時に、第2の後段側転送ゲート210a,210dを介してフローティングディフュージョンFDに信号電荷が供給され、電荷−電圧変換されて信号電圧が生成される。この信号電圧は共通配線256を介して画素出力トランジスター230のゲート231に供給される。ゲート配線211a1,211d1の電圧がHIGHの時に、共通配線256の電圧に悪影響を与える。
本実施形態では、平面視にて、第1の後段側転送ゲート210aの他端側のフローティングディフュージョンFDに接続される共通配線256と、第1の後段側転送ゲート210aに第1制御信号Tx2aを供給するゲート配線211a1との間に配置されるシールド線を設けている。このシールド線として、リセットトランジスター220のゲート221にリセット信号を供給するリセット制御信号線221aを用いた。こうすると、リセット制御信号線221aによってゲート配線211a1と共通配線256とは容量結合しないので、ゲート配線211a1の電位が変化しても、共通配線256の電位が変化することを抑制できる。なお、共通配線256から信号電圧が出力されるタイミングでは、リセット制御信号線211a1は固定電位である。
本実施形態ではさらに、平面視にて、第4の後段側転送ゲート210dの他端側のフローティングディフュージョンFDに接続される共通配線256と、第4の後段側転送ゲート210dに第4制御信号Tx2dを供給するゲート配線211d1との間に配置されるシールド線を設けている。このシールド線として、リセット制御信号線221a及び制御信号配線255と導通するダミー配線257を用いた。こうすると、ダミー配線257によってゲート配線211d1と共通配線256とは容量結合しないので、ゲート配線211d1の電位が変化しても、共通配線256の電位が変化することを抑制できる。なお、共通配線256から信号電圧が出力されるタイミングでは、リセット制御信号線221a及び制御信号配線255と導通するダミー配線257は固定電位である。
2.2.5.読み出し回路部と相関二重サンプリング回路との接続形態
図6にて、読み出し回路部40と相関二重サンプリング回路60Bとを共通配線120で接続することを説明したが、画素数が多いと共通配線120の配線負荷が無視できなくなる。そこで、図22(A)(B)のように複数本例えば2本の共通配線120A,120Bに分割して、配線負荷を低減することができる。図22(A)(B)では、読み出し回路部40が複数の読み出しユニット301を有する。図22(A)の場合、読み出し回路部40の例えば主走査方向Aで上流側の読み出しユニット301が第1共通配線120Aと接続され、下流側の読み出しユニット301が第2共通配線120Bと接続される。図22(B)の場合、読み出し回路部40の例えば奇数番目の読み出しユニット301が第1共通配線120Aと接続され、偶数番目の読み出しユニット301が第2共通配線120Bと接続される。いずれの場合も、第1共通配線120Aと第2共通配線120Bとをセレクター130により切り換えて、相関二重サンプリング回路60Bと接続する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
20 撮像回路装置(イメージセンサーチップ)、20A 第1の辺、20B 第2の辺、30 画素部、40 読み出し回路部、50 制御回路部、60 出力部、60A 出力回路、60B 相関二重サンプリング回路(CDS)、70 ロジック部(ロジック回路)、200a〜200d 前段側転送ゲート(第1〜第4の前段側転送ゲート)、210a〜210d 後段側転送ゲート(第1〜第4の後段側転送ゲート)、211a1 第1制御信号配線、211d1 第4制御信号配線、220 リセットトランジスター、221a シールド線(リセット制御信号線)、256 出力配線(共通配線)、257 シールド配線(ダミー配線)、500a〜500d CMOS論理回路、512 昇圧回路、PDa〜PDd 受光素子、Tx1 制御信号、Tx2a 第1の制御信号、FD フローティングディフュージョン

Claims (7)

  1. 受光素子を有する画素部と、
    前記受光素子から電荷を読み出す読み出し回路部と、
    を含み、
    前記読み出し回路部は、
    前記受光素子に一端が接続され、電源電圧よりも高い電圧の制御信号によりオンまたはオフされる前段側転送ゲートと、
    前記前段側転送ゲートの他端に接続され、CMOS論理回路を介して生成された第1制御信号によりオンまたはオフされる後段側転送ゲートと、
    前記後段側転送ゲートの他端側に接続されるフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンにて電荷−電圧変換された電圧を出力させる出力配線と、
    平面視にて、前記出力配線と、前記後段側転送ゲートに前記第1制御信号を供給する第1制御信号配線との間に配置されるシールド線と、
    を含むことを特徴とする撮像回路装置。
  2. 請求項1に記載の撮像回路装置において、
    前記読み出し回路部は、前記フローティングディフュージョンのノードに一端が接続されるリセットトランジスターをさらに含み、
    前記シールド線は、前記リセットトランジスターのゲートに接続されるリセット制御信号線であることを特徴とする撮像回路装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像回路装置において、
    前記制御信号は、昇圧回路により昇圧された電圧に設定されることを特徴とする撮像回路装置。
  4. 請求項に記載の撮像回路装置において、
    前記第1制御信号は、昇圧回路により昇圧されていないCMOSレベルの電圧に設定されることを特徴とする撮像回路装置。
  5. 請求項またはに記載の撮像回路装置において、
    前記制御信号の電圧の昇圧動作を行う前記昇圧回路をさらに含み、
    前記昇圧回路は、前記前段側転送ゲートをオンさせる期間に合わせて、間欠的に昇圧動作を行うことを特徴とする撮像回路装置。
  6. 1〜第4の受光素子を有する画素部と、
    前記第1〜第4の受光素子から電荷を読み出す読み出し回路部と、
    を含み、
    前記読み出し回路部は、
    前記第1の受光素子に一端が接続される第1の前段側転送ゲートと、
    前記第2の受光素子に一端が接続される第2の前段側転送ゲートと、
    前記第3の受光素子に一端が接続される第3の前段側転送ゲートと、
    前記第4の受光素子に一端が接続される第4の前段側転送ゲートと、
    前記第1の前段側転送ゲートの他端が接続される第1の後段側転送ゲートと、
    前記第2の前段側転送ゲートの他端が接続される第2の後段側転送ゲートと、
    前記第3の前段側転送ゲートの他端が接続される第3の後段側転送ゲートと、
    前記第4の前段側転送ゲートの他端が接続される第4の後段側転送ゲートと、
    を含み、
    前記第1〜第4の前段側転送ゲート共通制御端子に、源電圧よりも高い電圧の御信号が供給され前記第1〜第4の前段側転送ゲートがオンまたはオフされ、
    前記第1の後段側転送ゲートの制御端子に供給される1制御信号と、前記第2の後段側転送ゲートの制御端子に供給される第2制御信号と、前記第3の後段側転送ゲートの制御端子に供給される第3制御信号と、前記第4の後段側転送ゲートの制御端子に供給される第4制御信号とは、MOS論理回路を介して生成されて、前記第1〜第4制御信号により前記第1〜第4の後段側転送ゲートがオンまたはオフされ、
    前記読み出し回路部は、
    前記第1〜第4の後段側転送トランジスターの他端側のフローティングディフュージョンのノードに一端が接続されるリセットトランジスターと、
    平面視にて、前記フローティングディフュージョンに接続された共通配線と、前記第1の後段側転送ゲートに前記第1の制御信号を供給する第1制御信号配線との間に設けられ、前記リセットトランジスターのゲートに接続されるリセット制御信号線と、
    平面視にて、前記共通配線と、前記第4の後段側転送ゲートに前記第4の制御信号を供給する第4制御信号配線との間に設けられるシールド線と、
    をさらに有することを特徴とする撮像回路装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の撮像回路装置を一つ有し、または直列接続された複数の前記撮像回路装置を有することを特徴とする電子機器。
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