JP6519880B2 - 服薬管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、毎日の決まった種類、量の薬の服用を忘れないように、または重複して飲まないように管理する服薬管理装置に関するもので、例えば、物忘れが多い患者、単純な生活リズムの患者、認知症患者、高齢者に服薬する薬の飲み忘れを防止し、重複投与を防止する服薬管理装置に関するものであり、また、通院するタイミングも自然に分るようにしたものである。
毎日、決まった量の薬の服用を忘れないようにする服薬管理装置の発明として、特許文献1及び特許文献2に記載のように、カレンダーに服薬を入れた収納袋を取付けたもの、それをコンピュータ管理したもの等がある。
しかし、カレンダーに服薬の収納袋を取付けた服薬管理装置は、その原理は誰にも説明されなくても理解容易であるが、それを毎月作るには手間が掛かり、年単位になるとその維持に多大な労力が必要となる。また、コンピュータ管理するカレンダーに服薬を入れた収納袋を取付けた服薬管理装置は複雑となり、高価になるという問題点があった。
薬取出し動作を服用者に行わせて習慣づけることで飲み忘れを防止し、一度薬を供給したら所定の服用休止時間は供給を禁止し、重複投与を防止する服薬管理装置として特許文献3に記載の技術がある。
この特許文献3は、薬収納ケースに1回分服用する薬を小分けして収納し、服用者が必要に応じて1回分服用する薬を取出して服用する服薬管理装置であって、円筒状の内壁とその周囲に所定間隔で放射状に突設された仕切り壁を有する回転可能な回転体と、前記回転体がケース本体内に収容されることで複数の収納室が形成され、各収納室に1回服用分の薬が収納され前記ケース本体には前記収納室に対応する取出口が形成され前記ケース本体の開口が開閉可能なカバー体により覆われた薬収納ケースと、前記回転体に回転指令を入力する入力手段と、前記回転体を回転させる駆動手段と、前記回転体の1収納室分の回転動作を検出する回転センサと、前記薬の服用休止時間を任意に設定可能な服用休止用タイマーと、前記入力手段からの入力指令に応じて1収納室分だけ前記駆動手段の駆動動作を制御する制御手段とを具備し、前記回転センサが1収納室分の回転動作完了を検出したら前記服用休止用タイマーが計測を開始し、前記制御部は、服用休止時間が経過するまでは前記入力手段から回転指令が入力されても前記駆動手段による前記回転体の回転動作を禁止するものである。
この構成によって、高齢者や認知症患者等の服用者自らが入力手段から入力することで薬取出し動作が行えるので、服用者自身に服薬を習慣づけることで自己管理を促し、一旦薬取出し動作を行ったら、服用休止時間が経過するまでは入力手段から回転指令が入力されても回転体の回転動作を禁止するので、薬の重ね飲みを防止することができる。
また、前記取出口は前記1収納室分の大きさで前記ケース本体の少なくとも側部が切欠かれて形成されており、前記回転体が回転すると、各収納室に収納された薬が仕切り壁に押されて移動し、前記入力手段の入力操作により薬を順次取出口より自然落下させて入力操作者が視認可能な位置へ自動的に取り出される。
これにより、服用者は入力手段を操作して回転体を回転させると、取出口から薬(薬包)が順次自然落下するので特段の取出し操作をすることなく薬を取出すことができ、薬の取出し忘れをなくすことができるうえに、入力操作者が視認可能な位置へ薬が自動的に取出されるので患者本人に薬を視認させることにより薬の服用を強く動機づけることができる。
特開2012−217802 特開2012−66040 特開2014−204744
上記特許文献3は、円筒状の内壁とその周囲に所定間隔で放射状に突設された仕切り壁を有する回転体は、服用休止時間を設定した服用休止タイマーによって回転駆動され、前記収納室に対応する取出口が全開するようになっている。しかし、タイマーは、現在時刻設定用と、アラーム時刻設定用と、禁止時間設定用と、動作時設定用と、服用時刻設定用等と複数の設定を行う必要があり、それらを明確にする必要があり、操作が複雑すぎる。
また、回転体はモータによって回転させられており、商用電源に頼らざるを得なくなり、それには、AC−DCコンバータの内蔵が必須となり、服薬管理装置が大型化ならざるを得ない。
そして、特許文献3に記載がないものの、モータで回転体を停止させるには、パルスモータの使用、または仕切り壁の位置検出用センサの使用が必要となり、モータの停止指令から実際に停止する停止距離が既知にならないと動作確認できない。即ち、モータを減速制御しているのかブレーキを有しているのかによって基本的なモータの回転運動が異なっており、かつ、服薬管理装置の重量を重くしている。
更に、水車状の仕切り壁(羽根)を配設した回転体は、仕切り壁とケース本体及び/またはカバー体との間に異物が挟まると、破壊されたり、傷を付けたり、モータが焼損したりする可能性が高い。
そこで、本発明は、上記問題点を解消すべく、簡単な操作で、電力消費の大きいモータ等の電気的な回転駆動装置を使用することなく、また、商用電源等を使用することなく、そして、必要最小限の服薬の蓄積薬用データをコンパクトに管理できる服薬管理装置の提供を課題とするものである。
請求項1の発明にかかる服薬管理装置は、ハウジング本体の電子回路である服薬端末機器とデータ通信を行うパーソナルコンピュータ等の管理操作機器が、前回の蓄積薬用データとして、前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の格納位置、服薬日及び服薬時間をディスプレイに表示し、消去処理工程で前回の蓄積薬用データから前記薬の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間記を消去し、そして、前記入力日を前回の日付から今日に変更し、かつ、服用者名の変更、管理者名の変更、服用指定時間の変更の必要があれば、それらの変更を行う変更処理工程を具備する。
また、操作状況を前記管理操作機器に送信するために蓄積する前記服薬端末機器は、前記服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断する服薬日付時間特定部と、服用者に服薬時間を知らせる発光ダイオードによる光情報及び/または音声による音情報で報知する報知情報出力部と、特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の格納位置から服薬が行われたとして服薬位置を特定する薬格納位置を特定する薬格納位置特定部とを具備する。
前記管理操作機器が前記服薬端末機器とのデータ通信を行っているときは、変更処理工程を行う。そして、前記管理操作機器とのデータ通信が断たれたとき自己動作が保持され、その操作状況を前記管理操作機器に送信するために、まず、前記服薬端末機器内に蓄積するものである。
ここで、上記管理操作機器は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の携帯電話端末等に接続され、前記服薬端末機器の情報を読込んだり、書込んだり、その蓄積薬用データをディスプレイで表示できるものであればよい。
また、上記服薬端末機器は、前記管理操作機器とのデータ通信が断たれたとき自己動作が保持され、服薬日付時間特定部、報知情報出力部、薬格納位置特定部を具備している。
そして、上記表示処理工程は、前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の格納位置、服薬日、服薬時間を少なくとも有する前回の蓄積薬用データをディスプレイで出力表示するものである。
更に、上記消去処理工程は、薬の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間を消去する前回の蓄積薬用データを消去するものである。
更にまた、上記変更処理工程は、前記入力日を前回の日付から今日に変更し、かつ、服用者名の変更、管理者名の変更、服用指定時間の変更の必要があれば、それらの変更を行うものである。
加えて、上記服薬日付時間特定部は、前記管理操作機器とのデータ通信が断たれたとき自己動作が保持し、前記服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断するものである。
また、上記報知情報出力部は、服用者に服薬時間を知らせる発光ダイオードによる光情報及び/または音声による音情報で報知するものである。
そして、上記薬格納位置特定部は、前記薬の格納位置をパルス数で検出し、特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の格納位置から服薬が行われたとして服薬位置を特定する薬格納位置を特定するものである。
請求項1の発明にかかる服薬管理装置は、服薬端末機器とデータ通信を行うことにより管理操作機器は、前回の蓄積薬用データとして、前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の格納位置、服薬日、服薬時間をディスプレイで表示し、消去処理工程で前回の蓄積薬用データから前記薬の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間を消去し、また、前記入力日を今日の日付に変更し、かつ、服用者名の変更、管理者名の変更、服用指定時間の変更等の必要があれば、それらの変更を行う変更処理工程とを具備し、前回の蓄積薬用データをディスプレイで表示し、必要があれば、消去処理工程で前回の蓄積薬用データを削除、変更するものである。なお、変更処理工程と消去処理工程とは、何れを前後にして処理してもよい。
また、前記管理操作機器とのデータ通信が断たれたとき自己の動作が保持され、その操作状況を前記管理操作機器に送信するために前記服薬端末機器内に蓄積するものである。例えば、服薬日付時間特定部で前記服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断し、報知情報出力部で服用者に服薬時間を知らせる発光ダイオードによる光情報及び/または音声による音情報で報知する。そして、薬格納位置特定部で特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の格納位置から服薬が行われたとして服薬位置を特定する薬格納位置を特定する。
したがって、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の携帯電話端末等からなる管理操作機器は、前記服薬端末機器の情報を読込んだり、書込んだりして、それをディスプレイに表示するから、医師の投薬の決定に基づき、間違いのない服用ができ、重複する飲用を防止できる。
特に、前記薬は、指定された時間内に服用するように誘うので簡単な操作で、モータ等の回転駆動装置を使用することなく回転できる。また、服薬管理装置として使用する消費電力が少ないから、消費電力を大きくする商用電源等を使用することがない。
よって、簡単な操作で、電力消費の大きいモータ等の電気的な回転駆動装置を使用することなく、また、商用電源等を使用することなく、そして、必要最小限の服薬の蓄積薬用データをコンパクトに管理できる。
図1は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の全体部品展開図である。 図2は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の全体斜視図(a)、正面図(b)、縦断面図(c)である。 図3は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の収容空間形成部材の斜視図(a)、正面図(b)、断面図(c)である。 図4は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のガイドカバーの斜視図(a)、正面図(b)、断面図(c)である。 図5は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の歯車とラチェット爪の係合状態の要部断面図(a)、他の歯車とラチェット爪の係合状態の要部断面図である。 図6は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の環状容器の斜視図(a)及び断面図(b)である。 図7は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の他の環状容器の斜視図(a)及び断面図(b)である。 図8は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のハウジング本体の斜視図(a)、正面図(b)、縦断面図(c)である。 図9は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の解除具の斜視図(a)及び断面図(b)である。 図10は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の環状容器の停止位置を示すラチェット爪と歯車、機械的スイッチとの関係を示す横断面図(a)及び縦断面図(b)である。 図11は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の電子回路の配置図である。 図12は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の電子回路のブロック配置図である。 図13は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のパーソナルコンピュータで行う設定制御の前半のプログラムである。 図14は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のパーソナルコンピュータで行う設定制御の後半のプログラムである。 図15は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のパーソナルコンピュータで使用する蓄積薬用データのフローチャートである。 図16は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のパーソナルコンピュータで設定または変更を行うフローチャートである。 図17は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の画面表示を示す説明図である。 図18は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置のマイクロプロセッサが行う処理制御プログラムのフローチャートである。 図19は本発明の実施の形態に係る服薬管理装置の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図示の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここではその重複する説明を省略する。
[実施の形態]
まず、本発明の実施の形態の服薬管理装置について、図を用いて説明する。
外周からなる外周筒11及び外周筒11よりも径を小さくした内周からなる内周筒12及び内周筒12の内側に連続的に歯車13を形成して環状容器30の停止位置を特定するハウジング本体10は、本実施の形態の服薬管理装置の母体(基体)となるものである。
このハウジング本体10は、透明合成樹脂または不透明な合成樹脂からなり、外周筒11と内周筒12との間には、環状容器30の回転を防止する係合突起14が形成されている。本実施の形態の係合突起14は、環状容器30の薬収容室31の形成されていない封止板33で閉じる嵌合孔32に係合する。封止板33で閉じた薬収容室31は後に説明するソフトウエアの初期位置状態となる。
このハウジング本体10は、透明カバー体60との間に回転力が付与されるものであり、ハウジング本体10の外周筒11の周囲には滑り止めとして機能する凹凸の形成が望ましい。突出保持部15はその機能と、開閉時に解放または閉鎖をし易くしている。しかし、これに代えてハウジング本体10の外周筒11の周囲に滑り止め機能としての凹凸状を形成してもよい。
本実施の形態において、ハウジング本体10は、透明カバー体60と同様に、ハウジング本体10の中心円部は、透明カバー体60の中心円部62と同様に突出して形成され、複数のリブ21は掌で掴んだときの滑り止めとなっている。滑り止めのみを考慮すると凹凸でもよいが、落としたときの外力に耐える構造とするには、複数のリブ21を設けることが望ましい。また、複数のリブ21の密度によっては、掌で掴んだときの滑り止めのみならず、その感触が良くなる。
内周筒12の内側には、図5(a)に示すように、連続的に歯車13が平面視における形状が鋸歯状に形成されている。この歯車13は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に連続的に環状に形成され、収容空間形成部材50に成形された嵌合孔52は、透明カバー体60側に取付けられたラチェット爪53の端部で弾性係合する構造になっている。 即ち、図4に示すガイドカバー40は、透明カバー体60に取付けた収容空間形成部材50に成形された嵌合孔52を形成する嵌合凸部51に嵌合する嵌合部41によって、ラチェット爪53の長さ方向に移動する溝が形成される。当該溝には、スプリング54が挿入されていて、ラチェット爪53の先端が半径方向の外方向に移動する弾性力を得て、歯車13の弾接面13aに弾接するように凹溝となっている。
そして、ラチェット爪53の先端と歯車13に弾接する弾接面13aは、歯車13の弾接面13aが平面視鋸歯状となっており、ラチェット爪53の長い方から短い方に変化してその方向に回転する。即ち、透明カバー体60と相対回転すると、ラチェット爪53は弾性に抗して移動し、特定の歯車13をラチェット爪53の長い方が最後に通過すると、スプリング54の弾性力により、次の歯車13の弾接面13aに当接する。図5(a)に示すように、歯車13の位置を固定位置とすると、ラチェット爪53が矢印の方向のみに回転できる。
図5(a)に示す歯車13の位置を固定位置とすると、ラチェット爪53が歯車13の中心位置から放射方向に移動し、結果的には矢印の方向に回転するものであるが、歯車13とラチェット爪53の傾斜を逆にすると、図5(a)に示す矢印の反対側の回転のみが自在となる。また、図5(b)に示す歯車13とラチェット爪53のように歯車13の弾接面13aの中央部をV字状の凹(へこ)になるように凹溝とし、ラチェット爪53を中央に突とし、両者を当接させた場合には、透明カバー体60と環状容器30(ハウジング本体10)が右回転及び左回転として両方向に回転できる。
収容空間形成部材50の下面側には、機械的スイッチからなるマイクロスイッチ59が配設され、内周筒12の内側の機械的変位を検出している。1個の薬収容室31の移動で1パルス発生している。
歯車13の一端毎には、垂直リブ16が配設されており、歯車13と内周筒12との機械的強度を上げると共に、機械的スイッチからなるマイクロスイッチ59が垂直リブ16毎にスイッチの操作レバーを操作し、オン・オフにより1パルスを出力するように配設されている。マイクロスイッチ59のレバーの先端は、円弧を形成しているか、またはローラを配設しており、回転する場合、マイクロスイッチ59のレバーの先端の接触抵抗を少なくしている。本実施の形態のように、一方向の回転のみ行うものとして説明したが、両側に回転する場合には、マイクロスイッチ59のレバーの先端が何れの回転にも対応できる半円以上の弧状、ローラの配設等が必要である。
両側に回転する場合には、右方向の回転か、左方向の回転かが不明であるから、回転方向を検出するセンサの配置が望ましい。センサとしては機械的スイッチとしてのマイクロスイッチ59等のセンサを2個以上配設し、何れのスイッチが先に動作するかによって回転方向を検出することができる。
ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成し、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止する係合突起14と嵌合孔32で構成した相対回転阻止部17を形成した環状容器30は、合成樹脂から構成されているが、その薬収容室31の数、サイズは患者の同時に服用する投薬種類数、投薬日数に応じて決定される。勿論、歯車13の歯数も変化するので、環状容器30の薬収容室31のみ変化させればよいものではなく、薬収容室31と歯車13は1対1の関係にある。
なお、環状容器30の薬収容室31は31個設けたものでは、31日分の投薬を入れること、1週間分の薬収容室31、或いは薬を入れる1個乃至31個の薬収容室31を使用することができる。
ハウジング本体10の底面に形成した係合突起14と、相対的な回転を阻止する嵌合孔32が嵌合する環状容器30との間で相対回転阻止部17を形成している。しかし、ハウジング本体10と環状容器30が相対回転を阻止するものであるから、外周筒11及び/または内周筒12にスリットを入れて環状容器30と係合させてもよい。或いは、環状容器30の下面に突出片を形成し、ハウジング本体10の底面に形成した放射状の窪みと嵌合できればよい。何れにせよ、ハウジング本体10と環状容器30の両者によって相対回転が防止されればよい。
本実施の形態においては、ハウジング本体10と環状容器30を別々に成形し、それらを回転しないように配設している。このことは、ハウジング本体10に直接、所定数の薬収容室31を形成することにもなる。このとき、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止する係合突起14と嵌合孔32で構成した相対回転阻止部17を省略できる。この場合も、薬収容室31の数、サイズ、形状は患者の同時に服用する投薬種類数、投薬日数に応じて決定される。
即ち、外周からなる外周筒11及び外周筒11よりも径を小さくした内周からなる内周筒12及び内周筒12の内側に連続的に歯車13を形成して停止位置を特定するハウジング本体10は、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31をハウジング本体10の中心から放射状に複数形成したものであればよい。
本実施の形態の環状容器30は、特定の1種類の薬を服用している患者に対しては、環状容器30に薬を分錠し、それを薬入の環状容器30として、薬剤師または患者の手を煩わせることなく直接流通させることもできる。勿論、環状容器30の開放側は透明の剥離紙によって、直接薬を確認することもできるし、湿度の侵入を防止することもできるようにしている。
このようにすることにより、薬剤師は錠剤数を数えることなく、錠剤数を目視で認識できる。また、調剤薬局等では、複数の薬剤を単一の薬収容室31に入れてもよい場合には、そこで薬を分錠した環状容器30として、患者に渡すことができる。また、環状容器30をスタンダード化することにより、特定の錠剤を環状容器30に自動挿入することもできる。勿論、透明の剥離紙を通して、錠剤の収納状態を確認し、患者にそれを渡すことができる。
ハウジング本体10の開口側で、環状容器30の開口側を閉じると共に、その中央部とハウジング本体10の内周筒12内に存在する収容空間形成部材50で電子部品80の収容空間58を形成し、かつ、内周筒12の内側に連続的に停止位置を特定する歯車13と、歯車13と当接する弾性を付与されたラチェット爪53とを配設した透明カバー体60は、少なくとも透明カバー体60のフランジ部61が合成樹脂の透明体からなり、環状容器30の薬収容室31内が確認できる程度の透明度とする。これによって、服薬数が確認できる。合成樹脂の透明度は、少なくとも環状のフランジ部61が透明であれば、その中心円部62は不透明でもよい。或いは、中心円部62はシール等による広告または使用説明書(取扱説明書)を接合してもよい。勿論、調剤日、服薬時間等を記録してそれを表示してもよい。
なお、本実施の形態の透明カバー体60の中心円部62は、フランジ部61よりも外側に突出しているが、内側のみに突出させてもよい。このとき、ハウジング本体10の内周筒12にそれが嵌合するようにすることができる。
透明カバー体60の中心円部62は、ハウジング本体10の内周筒12よりも僅かに大径に形成されており、透明カバー体60のフランジ部61と中心円部62は、フランジ部61の平面よりも中心円部62の平面が高く形成されている。その高さには、複数のリブ63が配設され、フランジ部61と中心円部62との機械的接続を堅固にしている。同時に、複数のリブ63は掌で掴んだときの滑り止めとなっている。滑り止めのみを考慮すると凹凸でもよいが、落としたときの外力に耐える構造とするには、複数のリブ63を設けることが望ましい。また、複数のリブ63の密度によっては、掌で掴んだときの滑り止めのみならず、感触が良くなる。
透明カバー体60のフランジ部61には、表裏に貫通した1個の薬取出口65が配設されている。薬取出口65の平面視は、環状容器30の薬収容室31の開口に略一致させた形状となっている。その開口の周囲には、ガイドとしての起立部66が形成されていて、薬取出口65が機械的に弱くならないようにしている。特に、薬取出口65は薬の取出口となるので、掌で衝撃を与えたりする可能性があり、機械的強度を上げている。
環状容器30の薬収容室31の開口を閉じる封止板33も、薬取出口65に対応する位置となる。即ち、本実施の形態の薬収容室31の位置は、コード板等により、電子的に位置を割り出すことをせず、組み立ての際に特定の箇所に位置決めすることにより、機械的に初期位置を決定している。勿論、コード板によって薬収容室31の位置を特定させることもできる。
ここで、環状容器30の所定数の薬収容室31は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60側が有するラチェット爪53とが弾性係合したとき、透明カバー体60に形成した薬取出口65と環状容器30の特定の薬収容室31とが対向する位置にある。
即ち、環状容器30の中心を通り、直径方向に延びる軸は、個々の薬収容室31の中心軸となり、同時に薬収容室31の中心及び歯車13の中心を通り、直径方向に延びる直線上に位置する。但し、初期位置は、薬収容室31の開口を閉じる封止板33と薬取出口65が対向する位置である。
なお、透明カバー体60側が有するラチェット爪53は、透明カバー体60自体が有していなければならないものではなく、透明カバー体60側に配設されていればよい。
ここで、図6に示す環状容器30の所定数の薬収容室31は、患者の同時に服用する投薬種類数、投薬日数に応じて決定されるが、通常は薬収容室31の寸法サイズをカプセル1〜3錠、錠剤で1〜10錠程度が入るサイズに設定している。
しかし、2日に1回、3日に1回の飲み薬は忘れ勝ちである。このような場合には、図7に示すように、内部及び外部の2連の環状容器30A及び環状容器30Bを形成することもできる。また、図示しないが、環状容器30A及び環状容器30Bの薬収容室31の底面に型成形の際に番号を入れたり、印刷したりすると、2日または3日に1回の間隔設定が容易になる。特に、このような実施の形態の場合には、環状容器30A及び環状容器30Bを1ヶ月、31日設定、即ち、封止板33で1個の薬収容室31が閉じるから、32個の仕切りになる。
更に、解除具70は、図9に示すように、ハウジング本体10の外周筒11の外周に嵌合する略皿状の外壁体71と、ハウジング本体10の中心位置にある貫通ガイド孔18に挿入自在な凸部72を配設している。
本実施の形態の解除具70は、図3、図8及び図9に示すように、透明カバー体60の中心軸上に設けた図3に示した環状の窪み57を形成した柱体56と、柱体56の挿入離脱を自在としたハウジング本体10の中心軸に形成した貫通ガイド孔18及び貫通ガイド孔18に配設した柱体56の環状の窪み57と弾接するCリングからなるスプリング75と、透明カバー体60とハウジング本体10とがスプリング75の弾接を解くことによって解除させる貫通ガイド孔18に挿入自在な凸部72を配設したものである。
ここで、透明カバー体60とハウジング本体10とが通常状態ではスプリング75の弾性で結合しており、解除具70はそのスプリング75の弾接を解くことによって貫通ガイド孔18に係合している凸部72が離脱し、両者の係止状態が解除されるものである。
本実施の形態は、解除具70の透明カバー体60の中心軸に形成した環状の窪み57を形成した柱体56の挿入離脱を自在としたハウジング本体10の中心軸に形成した貫通ガイド孔18、その貫通ガイド孔18に配設した柱体56の環状の窪み57と弾接するスプリング75は、透明カバー体60とハウジング本体10とがそのスプリング75の弾接を解くことによって解除させる貫通ガイド孔18に挿入自在な凸部72を配設したものであるから、透明カバー体60とハウジング本体10とがスプリング75の弾接を解くことによって解除させる解除具70によって透明カバー体60を簡単に開くことができ、それ以外では、解除ができないので、服薬管理装置の扱いとして多少の荒々しさでは、解除することがないので、持ち運び旅行に好適である。
なお、解除具70は、解除しないときには、透明カバー体60に取付け自在とすることもできる。また、外形は本実施の形態のように皿状とする必要性はない。レバー或いは凸部72をネジとすることもできる。
図1及び図3において、収容空間形成部材50内には図11及び図12に示す電子部品80が搭載されている。
図11及び図12のように、プリント基板PBに電源部BT、マイクロプロセッサLSが搭載され、定電圧下でデジタル信号の処理を行っている。また、マイクロプロセッサLSの出力は、音声メモリICから特定の音声出力をスピーカSPから出力するようになっている。そして、USBコネクタCNはUSBケーブルの接続端子であり、外部のパーソナルコンピュータPCとの通信用ケーブルである。また、電源部BTは、内部電源としてのバッテリである。電源部BTのバッテリは、本実施の形態では、外部充電する二次電池を使用している。
電源部BTには、バッテリの電源電圧Vに対して、直列抵抗rと抵抗rとの間にトランジスタTRを接続し、トランジスタTRのベースを常にアース電位とし、トランジスタTRをオフ状態としている。そのとき端子電圧eは、A−D変換回路ADに入力している。バッテリの能力を判断するときには、ベース電圧に所定の電圧を印加してトランジスタTRをオン状態とし、抵抗rの端子電圧eをA−D変換回路ADに入力し、負荷電圧の低下を測定し、その低下の程度によってバッテリの交換を判断する。
ここで、電源部BTとしてのバッテリは、二次電池でもよいし、一次電池でもよい。特に、商用電源と常時接続可能で、常に所定の充電状態を維持することも可能である。本実施の形態では、1度の満充電で、1ヶ月以上の放電ができるように設定した。電源部BTとしてのバッテリ回路においても、図示を省略しているが、定電圧回路を構成し、電圧の変動を最小限度に抑えている。
ドライバDRを介して接続された発光ダイオードLEDは抵抗Rを介して流れるデューティ比の電流で特定色の色彩及び輝度で点灯させている。発光ダイオードLEDの点灯は、赤、黄、橙色等のように色彩を変更させてもよい。この発光ダイオードLEDは、特定の服薬時間の1時間前から1時間後までを点灯させるものである。この発光ダイオードLEDは矩形波により点滅を繰り返すものである。発光ダイオードLEDの光が透明カバー体60から出力されるように、プリズムを介して光が散乱するように設定されている。なお、この点滅周期は、人間に点滅信号であることを認識させる周期0.1〜10Hz程度に設定して使用したが、一般に、その周期の1/2〜1/5周期が点灯時間としている。しかし、点滅周期はこれに拘ることはない。
スピーカSPは透明カバー体60の内面の中央位置に配設してもよいし、収容空間形成部材50の底面側に配設してもよい。本実施の形態では、ハウジング本体10の下面に3個以上の突起19を形成し、テーブル(硬い面を想定)との間隔を所定の間隔に設定し、共振を行わせる。スピーカSPからハウジング本体10の下面まで空洞を形成し、その空洞によって音の強さを大きくしている。
勿論、ハウジング本体10の下面にスピーカSPの音声を導く共振空洞を形成し、ハウジング本体10の下面から、それを出力させてもよい。
即ち、本実施の形態のスピーカSPは、透明カバー体60の内面の中央位置に配設してもよいし、その間に空洞を設けて音の強さを大きくしてもよい。このとき、透明カバー体60のスピーカSPの対向面、即ち、中心円部62には、複数の穿孔を設けておくのが望ましい。透明カバー体60のスピーカSPの対向面のみならず、収容空間形成部材50であっても、ハウジング本体10であっても同様である。
本実施の形態では、スピーカSPが中心円部62の1/3の直径であるから、その中心円部62のスピーカSPの対向面に穿設したもの、ハウジング本体10の下面に3個以上の突起19を配設し、テーブル(硬い面を想定)との間隔を所定の間隔に設定し、共振を行わせたものとを試作したが、両者に大きな差異はなかった。
しかし、スピーカSPの音を90〜180度弧状の空洞で導くと音声の出力が共振で高くなることが確認された。
次に、本実施の形態の服薬管理装置の全体の組付けについて説明する。
まず、収容空間形成部材50に対してガイドカバー40を用いてラチェット爪53の取付けを行う。本実施の形態では、透明カバー体60がハウジング本体10に対して右回転する構造に設定されている。透明カバー体60には、収容空間形成部材50に電子部品80を実装したプリント基板PBを取付ける。スピーカSPを収容空間形成部材50に内蔵する場合には、その取付けを行い、その後、収容空間形成部材50の開口端部を解除具70の凸部72の軸と透明カバー体60の中心軸に形成した柱体56を同心円とすべく接合する。
特に、本実施の形態では、収容空間形成部材50を透明カバー体60に対してビス止めし、接着剤で接着している。しかし、本実施の形態では、組付け型を用いて透明カバー体60と、収容空間形成部材50と、柱体56の関係を設定し、電子部品80を実装したプリント基板PBが容易に触られないようにしてもよい。勿論、ビス止め、接着剤の何れかとすることもできるし、透明カバー体60と収容空間形成部材50の凹凸により、係止させることもできる。
次に、合成樹脂の成型体としてのハウジング本体10に対して、合成樹脂の成型体としての環状容器30を挿入する。このとき、相対回転阻止部17としてのハウジング本体10の底面に形成した係合突起14と、環状容器30の嵌合孔32を嵌合させる。これにより、ハウジング本体10の係合突起14と環状容器30の嵌合孔32を嵌合させ、ハウジング本体10と環状容器30との間で相対的な回転を阻止し、ハウジング本体10の係合突起14と環状容器30の嵌合孔32が相対回転しない状態となる。
この位置が初期位置であり、環状容器30の封止板33が薬取出口65に対向する位置となる。即ち、透明カバー体60の薬取出口65を嵌合孔32で閉じてなる封止板33の位置となる。
この状態で、図2に示すように、ハウジング本体10に環状容器30を収容し、更に、ガイドカバー40及び収容空間形成部材50を取付けた透明カバー体60を連結する。
なお、封止板33の配設されていない薬収容室31には、予め、処方に従った服薬を入れておく。また、ハウジング本体10に環状容器30の機能を持たせたもの、即ち、ハウジング本体10に直接、薬収容室31を設けたものは、処方に従った服薬を入れておくことを前提とする。
即ち、透明カバー体60の中心軸に設けた環状の窪み57を形成した柱体56を、ハウジング本体10の中心位置にある貫通ガイド孔18に挿入する。貫通ガイド孔18に配設した柱体56の環状の窪み57とCリングからなるスプリング75が弾接し、ガイドカバー40及び収容空間形成部材50を取り付けた透明カバー体60、ハウジング本体10とが一体となる。
ハウジング本体10では、ハウジング本体10と環状容器30とが一体となっており、ハウジング本体10を固定しているから、透明カバー体60を右方向に回転させると、その外力でラチェット爪53はスプリング54の弾性力に抗して移動し、特定の歯車13から次の隣接する歯車に移動する。
しかし、ラチェット爪53は右回転方向の場合に、スプリング54の弾性力に抗して移動し、特定の歯車13から次の隣接する歯車13に移動するが、左回転方向の場合には、ラチェット爪53の放射方向の面が特定の歯車13の放射方向の面に当接し、ハウジング本体10の中心方向への移動するベクトル力が殆ど発生しないから、左回転方向の回転は生じない。
右回転方向で1個以上の薬収容室31を飛ばし、2個以上の薬収容室31を移動しても、そこに服用する薬剤が入っておれば、薬収容室31に同一の服用薬が入っているとする場合には、何処の位置の服用薬を取り出してもよい。
何れにせよ、薬収容室31に薬剤が入っている個所で透明カバー体60の回転を止めて、薬が取り出せればよい。
次に、図15及び図16を用いてパーソナルコンピュータPC、スマートフォン等携帯端末からなる管理操作機器90で制御する実施の形態を説明する。
このプログラムは、服薬端末機器100としてのマイクロプロセッサLSに対して、パーソナルコンピュータPCに搭載しているソフトウエアのExcelによって動作するものである。
まず、ステップS1でUSBケーブルがコネクタCNに接続されたことを検出すると、ステップS2で本実施の形態の服薬管理装置のソフトウエアで動作する機能であるかを判断し、両者が間違いないと確認されたとき、ステップS3の動作に入る。ステップS1またはステップS2が否定されるとき、このルーチンを実行しない。
ステップS3では、本実施の形態の服薬管理装置のメモリに如何なる蓄積薬用データが格納されているかを呼び出し、ステップS4でそれを表示する。ステップS3では服薬端末機器100としてのマイクロプロセッサLSの蓄積薬用データとして、少なくとも、管理者名、服用者名、前回の入力日(開始日)、前回の服用指定時間、投薬日、薬を保存している投薬位置、投薬時間、電池の電源電圧低下の情報を出力する。勿論、他の投薬に関する薬用データ等を格納し、必要に応じてそれを呼び出して出力してもよい。
ステップS4の表示は、図14のステップS3に示す例示のようになる。管理者名、服用者名、前回の入力日を開始日として、また、服用時刻7:00とした例である。薬を保存している投薬位置(ポジション)は、封止板33の位置を「0(初期値)」とし、右回りに薬収容室31の数を計数したものである。ポジション「1」は、封止板33から右回りの1個目の位置であり、ポジション「14」は、封止板33から右回りの14個目の位置である。これは特定方向の回転位置を機械的スイッチからなるマイクロスイッチ59の開閉パルス数で測定している。それらの位置にある薬を10月10日の14:50、10月11日の7:04に服用したことを示している。1回目の服用は薬局で調整された薬を帰宅して飲んだ場合の事例であり、服用時間がずれている。
ステップS5で印字が必要か否かを判断する。このとき、図16の例示の際にディスプレイの右側位置に図17を同時表示する。なお、スマートフォン等携帯端末を使用する場合には、ディスプレイのサイズからスクロールによって表示を変更する。そして、図17(a)の印字が「必要」、「不要」か、を表示してオペレータに問いかける。通常は「必要」に設定されており、ステップS6でその印字出力を行う。変更する場合には、矢印のキーで右または左を選択する。通常、複数枚の出力は必要ないが、「必要」のキー入力で1枚だけ印刷することも、出力枚数を設定することもできる。
ステップS7においてパーソナルコンピュータPCで顧客管理等をしている場合には、ステップS6の印字データをそのまま、パーソナルコンピュータPCで顧客管理ソフトの特定のメモリの該当者(服用者名)欄にダウンロードする。具体的には、ディスプレイの右位置に図17(b)の管理者用データ記録が「必要」、「不要」をオペレータに問いかけ、それをステップS8で入力する。
ステップS9で図17(c)の現蓄積薬用データ消去の「必要」、「不要」をオペレータに問いかける。現蓄積薬用データを消去する場合には「必要」を選択し、ステップS10で現データとしての蓄積薬用データの投薬日、薬を保存している投薬位置、投薬時間の全体が消去されるまで、ステップS10乃至ステップS11のルーチンを継続して実行する。現蓄積薬用データの確認のみの場合には、現蓄積薬用データの消去を「不要」とし、それによって蓄積薬用データを消去しないことが確認され、それをステップS11で判断すると、このルーチンの処理を終了する。現蓄積薬用データの消去を「必要」とするまで、ステップS9乃至ステップS11のルーチンを繰り返し実行する。
ステップS12で例えば、図17(d)の服薬時間の入力を待ち、ステップS13で本実施の形態の服薬管理装置のメモリに書き込まれたデータを返送し、ステップS14で両者の一致を確認する。ステップS14で両者の一致を確認するまで、ステップS12からステップS14のルーチンを繰り返し実行する。
このとき、蓄積薬用データの投薬日、薬を保存している投薬位置、投薬時間は、図16のステップS12乃至ステップS14に示すように消去となる。
ステップS15で、例えば、図17(e)の現在時間の入力を待ち、ステップS16で本実施の形態の服薬管理装置のメモリに書き込まれたデータを返送し、ステップS17で両者の一致を確認する。ステップS17で両者の一致を確認するまで、ステップS15からステップS17のルーチンを繰り返し実行する。
その後、ステップS18では管理者名の変更が必要であるか判断し、変更が必要であれば、ステップS19で図17(f)のように変更する管理者名を入力し、また、ステップS20では服用者名の変更が必要であるか判断し、変更が必要であれば、ステップS21で図17(g)のように変更する服用者名を入力する。そして、ステップS22でこのルーチンを脱する。
本実施の形態の服薬管理装置の制御は、服薬端末機器100としてのマイクロプロセッサLS内で、図18に示すように行われる。
まず、ステップS31でUSBコネクタCNからUSBケーブルの接続が解かれたことを検出すると、ステップS32で設定した服薬時間の1時間前から設定入力した服薬時間の間であるかステップS32及びステップS35で判断し、設定した服薬時間の前1時間以内であると判断したとき、ステップS33で所定のタイミングで発光ダイオードLEDを点滅させる。このとき、点滅周期は時間の経過に従って数段にデューティ比を変化させてもよいし、発光色を変化させてもよい。次に、ステップS34で『薬の時間ですよ』の音声出力を出す。この音声出力についても、時間の経過に従って数段に音声を大きくすることもできる。
また、ステップS32で設定した服薬時間の1時間前から設定した服薬時間の間であるか判断し、ステップS35で設定した服薬時間を経過し、1時間以内であるか判断し、設定した服薬時間を経過した1時間以内であるとき、ステップS36で所定のタイミングで発光ダイオードLEDを点滅させる。このとき、点滅周期は時間の経過に従って数段にデューティ比を変化させることも、色彩を変えることもできる。次に、ステップS37で『まだ飲んでませんよ』の音声出力を出す。この音声出力についても、時間の経過に従って数段に音声を大きくすることもできる。
ステップS34及びステップS37の音声出力は、最初にブザー音または他の擬音を入れてもよい。或いは、ステップS34及びステップS37の音声出力は、発光ダイオードLEDを点滅させる周期の1/10〜1/30に設定することもできる。
特に、本実施の形態の音声出力は、透明カバー体60の回転にモータ等を使用しないので電力消費を大きくしても、小電力となり、比較的大きな音声を出力することができる。
即ち、設定した服薬時間の1時間前から、服薬時間の1時間経過するまでを発光ダイオードLEDの光で、及び音声で薬の飲み忘れを防止している。この実施の形態では、設定した服薬時間の服薬時間の1時間前から、1時間経過後までを信号で知らせるものであるが、この時間幅は任意に設定することができる。
また、設定した服薬時間の1時間前から、服薬時間の1時間経過するまでは、発光ダイオードLEDの光で、及び音声で薬の飲み忘れを防止し、その時間外は、ステップS32及びステップS35及びステップS44のルーチンの処理となり、光及び音声出力はない。しかし、このとき、透明カバー体60の右回転を防止するロックキーを設け、飲み忘れがない場合には、ロックを掛けてもよい。
そして、ステップS34の『薬の時間ですよ』とステップS37の『まだ飲んでませんよ』を単一の『薬の時間ですよ』と置き換えてもよい。ステップS32からステップS34のルーチン、ステップS35からステップS37のルーチンを終えると、ステップS38で透明カバー体60がハウジング本体10に対して右方向に回転力を加えると、機械的スイッチからなるマイクロスイッチ59が垂直リブ16毎に1パルスを出力するように配設されているから、マイクロスイッチ59の出力が変化したとき、それを環状容器30の薬収容室31にある薬を特定するための回転動作とする。
ステップS39でマイクロスイッチ59の接点変化の回数を計数し、それを環状容器30の薬収容室31が形成されていない封止板33の位置、即ち、初期位置からの回転位置とする。環状容器30の封止板33の位置からの数が薬収容室31の位置となり、ステップS39でマイクロスイッチ59の接点動作の数として計数される。
ステップS39及びステップS40でマイクロスイッチ59の接点動作に変化のないとき、その薬収容室31の位置で薬を取出す行為が発生したと解釈する。何れにせよ、3〜5分間パルス数が変化しなければ、それをもって薬取出口65の決定とするものである。
発明者らの実験によれば、特定の薬収容室31から薬を取出すときには、透明カバー体60を右回転しますが、通常、3分間回転しなければ特定の薬収容室31から薬を取出していることが確認されたことから、この扱いとしている。
薬取出口65の停止位置が決定されると、図18に示すように、ステップS41で服用した日付、時刻を書き込み、また、ステップS42で服薬データ位置(ポジション)の書き込みを行い、ステップS43で服薬実績を〇とし、特定の日付、時刻に、薬を服用したことをメモリに書き込んでいる。
ステップS41で服用した日付、時刻、また、ステップS42で服薬データ位置(ポジション)、ステップS43で服薬の実績等は、特定の日付、時刻に、薬を服用したことを特定の形式にフォーマッテングしたメモリに読出し、書き込み可能としている。
ステップS32及びステップS35で設定した服薬時間の±1時間以内でないと判断されたとき、ステップS44で透明カバー体60がハウジング本体10に対して右方向に回転力を加えられているか、マイクロスイッチ59が垂直リブ16毎に1パルスを出力するように配設されているから、マイクロスイッチ59の出力が変化したときを検出する。
マイクロスイッチ59の出力が変化しないとき、ステップS32、ステップS35、ステップS44のルーチンを繰り返し実行する。
ステップS44で透明カバー体60がハウジング本体10に対して右方向に回転力を加えられたと判断されると、このルーチンに入るのは、服薬時間の±1時間外のことを意味しているから、ステップS45で最寄りの服薬時間に服薬実績がある場合には、ステップS46で『もう飲みましたよ』の音声出力を出す。そして、ステップS47では、発光ダイオードLEDの発光を周囲の人が気付く程度に強くする。このとき、薬取出口65と環状容器30の特定の薬収容室31とが対向する位置にある可能性が大であるから、ステップS48で『薬のない位置まで戻してください』または『初期位置まで戻してください』の音声を繰り返し3回行い、ステップS44乃至ステップS49のルーチンの処理を終える。
ステップS44で透明カバー体60がハウジング本体10に対して右方向に回転力を加えられたと判断されても、ステップS45で最寄りの服薬時間に服薬実績がない場合には、飲み忘れを意味するから、ステップS39でマイクロスイッチ59の接点変化を計数し、ステップS40でマイクロスイッチ59の接点動作に変化のないとき、そこで薬を取り出すものと解釈する。何れにせよ、3乃至5分間パルス数が変化しなければ、それをもって薬取出口65の決定とするものである。
薬取出口65に対向する薬収容室31が決定されると、ステップS41で服用した日付、時刻を書き込み、また、ステップS42で服薬データ位置(ポジション)の書き込みを行い、ステップS43で服薬の実績を〇とし、特定の日付、時刻に、薬を服用したことをメモリに書き込んでいる。
ステップS41で服用した日付、時刻、また、ステップS42で服薬データ位置(ポジション)、ステップS43で服薬の実績等は、特定の日付、時刻に、薬を服用したことを特定の形式にフォーマッテングしたメモリに読出し、書込み可能に書込んでいる。
このように、本実施の形態は、収容空間形成部材50内に内蔵する電子部品80を省略しても投薬装置として使用することができる。
特に、管理操作機器90としてのパーソナルコンピュータPCで行う設定・制御のプログラム及び服薬端末機器100としてのマイクロプロセッサLSが行う処理制御プログラムがなくても、服薬管理装置として機能する発明として捉えることができる。
特に、収容空間形成部材50内に内蔵する電子部品80は、管理操作機器90としてのパーソナルコンピュータPCで行う設定・制御のプログラム及び服薬端末機器100としてのマイクロプロセッサLSが行う処理制御プログラムを省略する場合には、ハウジング本体10または環状容器30に設けた薬収容室31の内部に番号等を記載することにより、1か月間の服薬を自己で管理することができる。
特に、薬収容室31の底面に番号を付して使用することにより、薬の飲み忘れを防止することもできる。
本実施の形態の服薬管理装置は、外周からなる外周筒11及び外周筒11よりも径を小さくした内周からなる内周筒12及び内周筒12の内側に連続的に歯車13を形成して停止位置を特定するハウジング本体10は、全体を食器状として形成されているが、多角形状として形成することもできる。
また、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成し、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止した相対回転阻止部17を形成した環状容器30も、1列の環状、2列の環状、3列の環状とするように、多角形環状とすることもできる。
この環状容器30は独立して構成しても、ハウジング本体10と一体に構成しても、ハウジング本体10に環状容器30の機能を持たせてもよい。
ハウジング本体10の開口側で、環状容器30の開口側を閉じると共に、その中央部の中心円部62とハウジング本体10の内周筒12内で電子部品80の収容空間58を形成し、かつ、内周筒12の内側に連続的に停止位置を特定する歯車13と、歯車13と嵌合する弾性を付与されたラチェット爪53とを配設した透明カバー体60は、フランジ部61の中央を掌で握れる程度のサイズの中心円部62として一体に形成し、突出させているが、本発明を実施する場合には、別部品として形成してもよい。また、電子部品80の収容空間58を形成する収容空間形成部材50は、本実施の形態では接着を行っているが、本発明を実施する場合には、螺合または係合、ビス止め等の固着手段の何れを用いてもよい。即ち、ハウジング本体10は収容空間形成部材50と一体に合成樹脂等で形成してもよいし、複数部品として構成してもよい。電子部品80の収容空間58を形成する収容空間形成部材50を用いないものでは、収容空間形成部材50を省略することもできる。
そして、環状容器30の所定数の薬収容室31は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合したとき、透明カバー体60に形成した薬取出口65と環状容器30の特定の薬収容室31とが対向する位置にある薬容器である。
ここで、ハウジング本体10と環状容器30を一体に形成したものでは、環状容器30の所定数の薬収容室31はハウジング本体10の所定数の薬収容室31と置き換えることができる。
ハウジング本体10と環状容器30とを別体で形成したものでは、環状容器30の薬収容室31に製薬メーカで薬を入れて封をする場合、薬局で環状容器30の薬収容室31に薬を入れて封をする場合に好適である。
上記実施の形態では、図15のステップS1ではUSBコネクタCNのUSBケーブル接続を判断し、USBコネクタCNを接続され、ステップS2で服薬データの送受信のモードであるか否かを判断している。しかし、本発明を実施する場合には、ブルーツース(Bluetooth(登録商標))、スマートフォン(携帯電話端末)、無線LANの使用を判断するプログラムとすることもできる。したがって、ステップS1及びステップS2では、特に、端末の種類に応じて設定すればよい。また、ステップS3で扱う蓄積薬用データについても、適宜選択できればよい。
上記実施の形態では、図18に示す処理は服薬端末機器100としてのマイクロプロセッサLSが行うものであるが、発光ダイオードLEDの点滅等は、デューティ比を任意に変更でき、色彩及び明るさ(輝度)を任意に変更してもよいし、発光ダイオードLEDを全薬収容室31に対応させて配設してもよい。また、服用忘れに対して薬収容室31の1個に対して発光ダイオードLEDの1個を対応付け、透明カバー体60の中心円部62に発光ダイオードLEDを配設してもよい。或いは、発光ダイオードLEDの点滅パルス数で服用忘れを表現してもよい。勿論、液晶ディスプレイによって服用忘れを表現してもよい。或いは、薬収容室31に対応付けて薬の入っている位置を発光ダイオードLEDの点滅で報知してもよい。
上記実施の形態では、環状容器30の所定数の薬収容室31は、錠剤等の薬剤がなくなることを検出していないが、錠剤等の薬がなくなったことを検出するセンサを配設することもできる。
本実施の形態の服薬管理装置は、外周からなる外周筒11及び外周筒11よりも径を小さくした内周からなる内周筒12及び内周筒12の内側に連続的に歯車13を形成して停止位置を特定するハウジング本体10と、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成し、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止した相対回転阻止部17を形成した環状容器30と、ハウジング本体10の開口側で、環状容器30の開口側を閉じると共に、その中央部の中心円部62とハウジング本体10の内周筒12内で電子部品80の収容空間58を形成し、かつ、内周筒12の内側に連続的に停止位置を特定する歯車13と、歯車13と嵌合する弾性を付与されたラチェット爪53とを配設した透明カバー体60とを具備し、環状容器30の所定数の薬収容室31は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合したとき、透明カバー体60に形成した薬取出口65と環状容器30の特定の薬収容室31とが対向する位置にある。
本実施の形態の服薬管理装置は、ハウジング本体10には外周筒11及び内周筒12があり、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成した環状容器30を、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止して配設している。ハウジング本体10の開口側で環状容器30の透明カバー体60を閉じ、詳しくは、フランジ部61で環状容器30の開口側を閉じ、掌で回転する中央部としての中心円部62を握り、ハウジング本体10と透明カバー体60との相対回転を許容している。また、ハウジング本体10の内周筒12の内側で歯車13と嵌合する弾性を付与されたラチェット爪53とを配設し、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合している。
このハウジング本体10に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53との弾性係合位置は、透明カバー体60に形成した薬取出口65と環状容器30の特定の薬収容室31とが対向する位置となっている。
したがって、透明カバー体60に形成した薬取出口65から特定の薬収容室31に入れた薬を取り出すことができる。特に、薬収容室31に収納した薬は、指定された時間内に服用するように誘うので、間違いのない服用及び重複する飲用を防止できる。このように、環状容器30に特定の薬収容室31を形成し、そこに薬を入れるものでは、製薬メーカ等で特定の錠剤を用意する場合に好適となる。
よって、透明カバー体60をハウジング本体10との間で相対回転させるという簡単な操作で、モータ等の回転駆動装置を使用することなく回転できる。また、服薬管理装置として使用する消費電力が少ないから、消費電力を大きくする商用電源等を使用することなく、コンパクトで相対回転中に相対移動する部分の隙間に異物が挟まることがない。
ところで、ハウジング本体10と環状容器30は、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止して配設するものであるし、また、両者は射出成型でも容易に成形できるものであり、両機能をハウジング本体10のみに持たせたとしても、射出成型でも容易に成形できるから、ハウジング本体10と環状容器30を一体に形成することもできる。
即ち、当該実施の形態の服薬管理装置は、図1乃至図10を用いて説明すると、外周からなる外周筒11及び外周筒11よりも径を小さくした内周からなる内周筒12及び内周筒12の内側に連続的に歯車13を形成して停止位置を特定すると共に、外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成したハウジング本体10と、ハウジング本体10の開口側で、環状容器30の開口側を閉じると共に、その中央部の中心円部62とハウジング本体10の内周筒12内で電子部品80の収容空間58を形成し、かつ、内周筒12の内側に連続的に停止位置を特定する歯車13と、歯車13と嵌合する弾性を付与されたラチェット爪53とを配設した透明カバー体60とを具備し、所定数の薬収容室31は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合したとき、透明カバー体60に形成した薬取出口65と特定の薬収容室31とが対向する位置にある。
本実施の形態の服薬管理装置は、ハウジング本体10には外周筒11及び内周筒12があり、その外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31が形成されている。 ハウジング本体10の開口側で、環状容器30の開口側を閉じると共に、透明カバー体60の中央部としての中心円部62とハウジング本体10の内周筒12内で電子部品80の収容空間58を形成し、かつ、内周筒12の内側に連続的に停止位置を特定する歯車13と、歯車13と嵌合する弾性を付与されたラチェット爪53とを配設し、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合したとき、透明カバー体60に形成した薬取出口65と特定の薬収容室31とが対向する位置にある。
したがって、透明カバー体60に形成した薬取出口65からハウジング本体10の特定の薬収容室31に入れた薬を取り出すことができる。特に、薬収容室31に収納した薬は、指定された時間内に服用するように誘うので、間違いのない服用及び重複する飲用を防止できる。このように、ハウジング本体10に特定の薬収容室31を形成し、そこに薬を入れるものでは、各患者が特定の錠剤を用意する場合に好適となる。
よって、透明カバー体60をハウジング本体10との間で相対回転させるという簡単な操作で、モータ等の回転駆動装置を使用することなく回転できる。また、服薬管理装置として使用する消費電力が少ないから、消費電力を大きくする商用電源等を使用することなく、コンパクトで相対回転中に相対移動する部分の隙間に異物が挟まることがない。
本実施の形態の服薬管理装置の環状容器30は、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成し、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止する相対回転阻止部17を形成した大径及び小径の2列または3列とすることもできる。
したがって、本実施の形態の服薬管理装置の環状容器30は、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、所定数の薬収容室31を形成し、ハウジング本体10との間で相対的な回転を阻止する相対回転阻止部17を形成した大径及び小径の環状容器30A及び30Bからなるものであるから、大径の環状容器30Aと小径の環状容器30Bとの2個に薬を入れる薬収容室31を形成することにより、複数種類の薬を確認し、取出すことができる。このとき、飲む薬の数と薬収容室31に入っている薬の量を比較し、取出しのときに外部に落としたか否かを確認することもできる。
なお、ハウジング本体10と環状容器30を一体に形成したものでは、ハウジング本体10は、ハウジング本体10の外周筒11と内周筒12との間に、大径及び小径の2列の所定数の薬収容室31を形成したものである。
本実施の形態の服薬管理装置の環状容器30またはハウジング本体10の所定数の薬収容室31は、14個乃至31個の間の数としたものである。
この服薬管理装置における環状容器30またはハウジング本体10の所定数の薬収容室31は、14個乃至31個の間の数としたものであるから、1週間、2週間、3週間、4週間分の薬及び1ヶ月分の薬を収容できる。したがって、患者の処方に応じた服薬管理ができる。
特に、3週間、4週間分の投薬及び1ヶ月分の投薬に効果的である。
なお、ハウジング本体10と環状容器30を一体に形成したものでは、所定数の薬収容室31が14個乃至31個の間の数としたものである。
1週間で薬収容室31は7個となるが封止板33で1個が閉じられるから8個の薬収容室31のスペースとなる。即ち、薬収容室31は封止板33で1個が閉じられるから、それを考慮して複数個の薬収容室31のスペースとするのが好ましい。特に、4の倍数個とするのが好ましく、その意味からしても1ヶ月(31日)+封止板33で閉じられる1個とするのが望ましい。
本実施の形態の服薬管理装置の透明カバー体60は、その中心部としての中心円部62をその中心軸の外方向に突出させ、有底円筒または有底多角筒としたものである。
透明カバー体60は、その中心部の中心円部62をその中心軸の外方向に突出させ、有底円筒または有底多角筒とするものであるから、透明カバー体60の中心軸の外方向に突出した有底円筒または有底多角筒は、掌によって把持し、回転操作しやすく、老若男女の掌によっても握り易い構造となる。
図1においては、突出保持部15はハウジング本体10を回転基準として保持するのに使用されるが、他の凹凸形状であってもよいし、底面の外側に放射線状の突起を設けてもよい。
本実施の形態におけるハウジング本体10の内周筒12の内側に連続的に形成した歯車13の凹溝としての弾接面13aは、平面視V字状とし、透明カバー体60が有するラチェット爪53の中央で弾性係合するものである。
図5(b)に示すハウジング本体10の内周筒12の内側に連続的に形成した歯車13の凹溝としての弾接面13aは、平面視V字状とし、透明カバー体60が有するラチェット爪53の中央で弾性係合するものであるから、透明カバー体60とハウジング本体10との相対回転が両側に回転可能である。また、停止位置は、連続的に形成した歯車13の平面視V字状の凹溝としての弾接面13aと、透明カバー体60が有するラチェット爪53の中央で弾性係合させ、このとき、薬取出口65の中心と特定の薬収容室31の中心とが対向する位置にある。
したがって、透明カバー体60とハウジング本体10との相対回転が両側に回転するものにも対応できる。
本実施の形態におけるハウジング本体10の内周筒12の内側に連続的に形成した歯車13の凹溝としての弾接面13aは、平面視V字状とし、透明カバー体60が有するラチェット爪53の中央で弾性係合するものである。
図5(a)に示すハウジング本体10の内周筒12の内側に連続的に形成した歯車13の凹溝としての弾接面13aは、平面視で鋸歯状とし、透明カバー体60が有するラチェット爪53の端部で弾性係合するものであるから、透明カバー体60とハウジング本体10との相対回転が特定方向に回転可能である。また、停止位置は、連続的に形成した歯車13の平面視で鋸歯状の凹溝としての弾接面13aと、透明カバー体60が有するラチェット爪53に弾性係合させ、このとき、薬取出口65の中心と特定の薬収容室31の中心とが対向する位置にある。
したがって、透明カバー体60とハウジング本体10との回転が特定の方向に回転するものに対応できる。
本実施の形態における環状容器30の所定数の薬収容室31は、初期位置には、薬収容室31を封止板33で塞いである位置としている。
したがって、環状容器30またはハウジング本体10の所定数の薬収容室31の初期位置は、薬収容室31を塞いだ位置であるから、使用者にも初期位置が認識され、使い方に間違いが入り難い。また、薬を収容していない薬収容室31を初期位置として設定しておくことにより、センサを設けなくても一義的に薬収容室31を特定できる。
なお、ハウジング本体10と環状容器30を一体に形成したものでも、薬収容室31の初期位置には、薬収容室31を塞いだものとすることができる。
ここで薬収容室31を塞いだものとは、封止板33で閉じたもの、薬収容室31に発泡性の合成樹脂を充填したもの、或いは、他との配色を変化した空間とすることができる。
本実施の形態における環状容器30の所定数の薬収容室31は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合したときから、特定方向の回転位置をマイクロスイッチ59の開閉数で位置を測定する。
したがって、環状容器30の所定数の薬収容室31は、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13と透明カバー体60が有するラチェット爪53とが弾性係合したときから、特定方向の回転位置をマイクロスイッチ59の開閉数で位置を測定するものであるから、マイクロスイッチ59のパルス数のみで位置を特定できる。
なお、ハウジング本体10と環状容器30を一体に形成したものでも同様に扱うことができる。
本実施の形態の透明カバー体60の中心円部62からなる中心部とハウジング本体10の内周筒12内で電子部品80の収容空間58には、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13から連続して垂直リブ16を設け、機械的スイッチしてのマイクロスイッチ59との間で透明カバー体60に形成した薬取出口65と特定の薬収容室31とが対向する位置にあることで検出できる。
したがって、透明カバー体60の中心部とハウジング本体10の内周筒12内で電子部品80を収納する収容空間58には、ハウジング本体10の内周筒12の内側に形成した停止位置を特定する歯車13から連続して垂直リブ16を設け、マイクロスイッチ59との間で透明カバー体60に形成した薬取出口65と環状容器30の特定の薬収容室31とが対向する位置にあることを検出するものであるから、透明カバー体60に形成した薬取出口65と環状容器30またはハウジング本体10の特定の薬収容室31とが対向する位置にあるとき、歯車13から連続して設けた垂直リブ16とマイクロスイッチ59との間でパルスを発生させ、確実なマイクロスイッチ59のパルスを発生できる。
本実施の形態の透明カバー体60の中心円部62からなる中心軸に形成した環状の窪み57を形成した柱体56と、それを挿入離脱自在としたハウジング本体10の中心軸に形成した貫通ガイド孔18及び貫通ガイド孔18に配設した柱体56の環状の窪み57と弾接するスプリング75と、透明カバー体60とハウジング本体10とがスプリング75の弾接を解くことによって解除させる貫通ガイド孔18に挿入自在な凸部72を配設した解除具70とを具備するから、透明カバー体60とハウジング本体10とがスプリング75の弾接を解くことによって解除させる解除具70によって透明カバー体60を簡単に開くことができ、それ以外では、解除ができないので、服薬管理装置の扱いとして多少の手荒さでは、解除することがないので、持ち運び、旅行に好適である。
なお、解除具は、解除しないとき、透明カバー体に取付け自在とする構造または透明カバー体60の中心円部62に挿入自在とした凸部72を配設した解除具70とすることもできる。
上記実施の形態の服薬管理装置は、薬取出口65にフォトカプラ等のセンサを配設し、薬が取出されたことを検出することもできる。この検出によって薬が取出されたことを判断すると、直接判断になるから信頼性の高い判断となる。また、再度の服用も時間内に取出されているか否かで判断される。そして、薬収容室31にセンサを設けるものでないので、少ないセンサ数で正確な取出し判断ができる。
上記実施の形態の服薬管理装置を機能ブロックで示すと、図19のようになる。
図において、表示処理工程91は、前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の格納位置、服薬日、服薬時間を前回の蓄積薬用データとしてパーソナルコンピュータPC、スマートフォン等携帯電話端末の液晶画面等にディスプレイするものである。
また、消去処理工程92は、前記薬の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間を消去する前回の蓄積薬用データを消去するものであり、書き換え機能を意味する。
そして、変更処理工程93は、前記入力日を前回の日付から今日に変更し、服用者名の変更、管理者名の変更、服用指定時間の変更等の必要があれば、それらの変更を行うものである。書き換え機能としても使用できる。
この通信を行う管理操作機器90は、パーソナルコンピュータPC、スマートフォン等携帯電話端末のソフトウエアが設定できるものであり、本実施の形態における服薬管理装置の服薬端末機器100の機能を有するものであればよい。
また、服薬端末機器100は、操作状況を管理操作機器90に送信するために蓄積薬用データとして蓄積するもので、パーソナルコンピュータPCとスマートフォン等携帯電話端末の管理操作機器90とのデータ通信が断たれたときスタートする。
服薬日付時間特定部101は、管理操作機器90とのデータ通信が断たれたとき、自己保持され、服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断する。
また、報知情報出力部102は、服用者に服薬時間を知らせる発光ダイオードによる光情報及び/または音声による音情報で報知するものである。
そして、薬格納位置特定部103は、薬の格納位置をパルス数で検出し、特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の格納位置から服薬が行われたと見做して服薬位置を特定する薬格納位置を特定するものである。
上記実施の形態にかかる服薬管理装置は、ハウジング本体10の電子部品80である服薬端末機器100と通信を行うパーソナルコンピュータPC等の管理操作機器100が、ステップS3に示す前回の蓄積薬用データとして、前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の格納位置、服薬日及び服薬時間を表示処理工程91でディスプレイ表示し、消去処理工程92で前回の蓄積薬用データから前記薬の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間を消去し、そして、前記入力日を前回の日付から今日に変更し、かつ、服用者名の変更、管理者名の変更、服用指定時間の変更の必要があれば、それらの変更を行う変更処理工程93を具備する。
また、操作状況を管理操作機器90に送信するために蓄積する服薬端末機器100は、服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断する服薬日付時間特定部101と、服用者に服薬時間を知らせる発光ダイオードLEDによる光情報及び/または音声による音情報で報知する報知情報出力部102と、特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の格納位置から服薬が行われたとして服薬位置を特定する薬格納位置を特定する薬格納位置特定部103とを具備する。
そして、管理操作機器90が服薬端末機器100とのデータ通信を行っているときは、表示処理工程91で表示を行うと共に、消去処理工程92及び変更処理工程93を行う。
ここで、表示処理工程91は、前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の格納位置、服薬日、服薬時間を少なくとも有する前回の蓄積薬用データをディスプレイで表示する。
また、消去処理工程92は、薬の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間を消去する前回の蓄積薬用データを消去する。そして、変更処理工程93は、前記入力日を前回の日付から今日に変更し、かつ、服用者名の変更、管理者名の変更、服用指定時間の変更の必要があれば、それらの変更を行うものである。
加えて、管理操作機器90とのデータ通信が断たれたとき自己動作が保持され、その操作状況を管理操作機器90に送信するために、まず、服薬日付時間特定部101、報知情報出力部102、薬格納位置特定部103で処理された蓄積薬用データを前記服薬端末機器100内のメモリに格納するものである。
また、服薬日付時間特定部101は、管理操作機器90との通信が断たれたとき自己動作が保持し、服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断する。
そして、報知情報出力部102は、服用者(患者)に服薬時間を知らせる発光ダイオードLEDによる光情報及び/または音声による音情報で報知する。
更に、薬格納位置特定部103は、前記薬の格納位置をパルス数で検出し、特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の格納位置から服薬が行われたとして服薬位置を特定する薬格納位置を特定する。
したがって、簡単な操作で、電力消費の大きいモータ等の電気的な回転駆動装置を使用することなく、また、商用電源等を使用することなく、そして、必要最小限の服薬の蓄積薬用データをコンパクトに管理できる。
上記実施の形態の服薬管理装置は、前記服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断するステップS32、ステップS35からなる服薬日付時間特定部101で、特定の時間内に再度服用しようとしたときには、既に前記薬を服用したことをステップS46において音声で報知することができる。
上記実施の形態の服薬管理装置は、前記服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断するステップS32、ステップS35、ステップS44からなる服薬日付時間特定部101で、特定の時間内に再度服用しようとしたときには、既に前記薬を服用し空になっている位置まで戻してくださいとステップS48において音声で報知するものである。
上記実施の形態の服薬管理装置は、前記服薬時間内であるかを判断する服薬日、服薬時間を判断するステップS32、ステップS35からなる服薬日付時間特定部101で、特定の時間内に再度服用しようとしたときには、発光ダイオードによる光情報をデューティ比、色彩等を変更して、強くし、周囲の人も気が付くように報知するものである。
透明カバー体60の中心円部62は、透明であることを必要としないから、中心円部62に、調剤日、服薬時間、患者の名前等を記載した剥離紙を付したシールまたはそれらを記載した紙を透明な補強板で挟んで固定してもよい。特に、上部に二次電池等をセットする場合には、その外径が認識しやすいように目隠しした方が意匠的にも好ましい。幼児が患者である場合には、キャラクターで表示してもよい。
本実施の形態では、電源部BTのバッテリは、外部で充電する二次電池を使用している。しかし、本発明を実施する場合には、市販の水銀電池等の一次電池、リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池等の二次電池で問題なく機能することを確認した。大きく異なるのは、電池の容積の問題であるが、一次電池の単三電池2個の容積を確保すれば、何れの電池も使用できることが確認された。できれば、スピーカSPとバッテリは反対位置に配設するのが望ましい。
10 ハウジング本体
11 外周筒
12 内周筒
13 歯車
14 係合突起
17 相対回転阻止部
18 貫通ガイド孔
30 環状容器
31 薬収容室
33 封止板
50 収容空間形成部材
57 環状の窪み
60 透明カバー体
61 フランジ部
62 中心円部
65 薬取出口
75 スプリング
80 電子部品
90 管理操作機器
91 表示処理工程
92 消去処理工程
93 変更処理工程
100 服薬端末機器
101 服薬日付時間特定部
102 報知情報出力部
103 薬格納位置特定部
SP スピーカ
LS マイクロプロセッサ
PC パーソナルコンピュータ
IC 音声メモリ
LED 発光ダイオード

Claims (1)

  1. 前回の入力日、前回の服用指定時間、薬の複数の格納位置、服薬日、服薬時間を含む前回の蓄積薬用データをディスプレイで出力表示する表示処理工程と、
    前記薬の複数の格納位置、前記服薬日、前記服薬時間を含む前回の蓄積薬用データとして消去する消去処理工程と、
    前記入力日を前回の日付から今日に変更し、かつ、服用者名のデータ変更、管理者名のデータ変更、服用指定時間のデータ変更を必要に応じて行う変更処理工程と、
    前記表示処理工程及び前記消去処理工程及び前記変更処理工程を具備するデータ通信処理を伴う管理操作機器と、
    前記管理操作機器とのデータ通信が断たれたとき、服用者名のデータ、管理者名のデータ、服用指定時間のデータを自己保持し、前記服薬日、前記服薬時間から前記服薬時間内であるかを判断する服薬日付時間特定部と、
    服用者に前記服薬時間を知らせる発光ダイオードによる光情報及び/または音声による音情報で報知する報知情報出力部と、
    前記薬の格納位置をパルス数で検出し、特定のパルス数で特定時間固定されたとき、そこにある薬の複数の格納位置の何れかから服薬が行われたとして服薬位置を特定する薬格納位置を特定する薬格納位置特定部を具備し、
    前記服薬日付時間特定部及び前記報知情報出力部及び前記薬格納位置特定部の操作状況を前記管理操作機器に格納された蓄積薬用データとしてデータ通信する服薬端末機器』
    を具備してなることを特徴とする服薬管理装置。
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