JP6519781B2 - 蓄電システム及び管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電モジュールを並列接続した蓄電システム及び管理装置に関する。
近年、リチウムイオン電池を使用した蓄電システムが普及している。蓄電システムは停電時のバックアップやピークシフトに利用できる。蓄電システムでは一般に、複数の蓄電モジュールを並列接続して容量を増加させている。リチウムイオン電池はエネルギー密度が高く大容量化に適しているため、蓄電システムにも広く使用されている。
特許文献1は、複数の蓄電部を順に充電する充電システムを開示する。
特開2010−4627号公報
リチウムイオン電池は、低温状態では正常に充電できなくなるため、設定温度を下回ると充電しないように設計される。リチウムイオン電池を使用した蓄電システムに太陽光発電システムが接続されている場合、低温下では太陽電池で発電された電力をリチウムイオン電池に充電することができず、太陽電池の出力を制限する必要があった。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、寒冷地での使用に適した蓄電システム及び管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の蓄電システムは、第1蓄電モジュールと、前記第1蓄電モジュールと種別の異なる、前記第1蓄電モジュールより低温特性が高い第2蓄電モジュールであり、前記第1蓄電モジュールと並列接続される第2蓄電モジュールと、前記第1蓄電モジュール、前記第2蓄電モジュール、発電源、及び負荷が接続される電流路と、前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールへの充電を禁止する管理装置と、を備える。
本発明の別の態様は、管理装置である。この装置は、第1蓄電モジュールと、前記第1蓄電モジュールと種別の異なる、前記第1蓄電モジュールより低温特性が高い第2蓄電モジュールであり、前記第1蓄電モジュールと並列接続される第2蓄電モジュールと、前記第1蓄電モジュール、前記第2蓄電モジュール、発電源、及び負荷が接続される電流路と、を備える蓄電システムに使用されるべき管理装置であって、前記第1蓄電モジュールから当該第1蓄電モジュールの温度を取得し、当該温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールへの充電を禁止する。
本発明によれば、寒冷地での使用に適した蓄電システムを実現できる。
本発明の実施の形態に係る蓄電システムの構成(DC−DCコンバータを含む)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る管理装置による、第1蓄電モジュールの充放電制御(DC−DCコンバータを含む)を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る蓄電システムの構成(DC−DCコンバータを含まず)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る管理装置による、第1蓄電モジュールの充放電制御(DC−DCコンバータを含まず)を説明するためのフローチャートである。 変形例1に係る蓄電システムの構成を示す図である。 変形例2に係る蓄電システムの構成を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電システム1の構成を示す図である。蓄電システム1は、種別が異なる第1蓄電モジュール10a及び第2蓄電モジュール10bを備える。第1蓄電モジュール10a及び第2蓄電モジュール10bは並列接続される。第1蓄電モジュール10aはリチウムイオン電池11a及び制御部12aを含み、第2蓄電モジュール10bはニッケル水素電池11b及び制御部12bを含む。
本実施の形態ではリチウムイオン電池11aと、リチウムイオン電池11aより低温時の充電特性に優れた電池を使用する。以下の説明では当該電池として、ニッケル水素電池11bを使用する例を説明するが、鉛電池や低温特性の良いリチウムイオン電池を使用してもよい。また電気二重層コンデンサを使用してもよい。低温特性とは、低温環境下での放電容量が大きく、出入力可能な最低温度が低いものが考えられる。
第1蓄電モジュール10aに含まれるリチウムイオン電池11aは、直列または直並列接続された複数のリチウムイオン電池セルにより構成される。制御部12aはリチウムイオン電池11aを監視制御するものであり、電圧検出部121a、電流検出部122a及び温度検出部123aを含む。電圧検出部121aは複数のリチウムイオン電池セルの各電圧を検出する。電流検出部122aは例えば、シャント抵抗またはホール素子を用いて、リチウムイオン電池11aに流れる電流を検出する。温度検出部123aは例えば、サーミスタを用いてリチウムイオン電池11aの温度を検出する。制御部12は、検出したリチウムイオン電池11aの電圧、電流、温度を通信線を介して管理装置50に送信する。管理装置50は蓄電システム1を統括的に管理する装置である。
第2蓄電モジュール10bに含まれるニッケル水素電池11bも、直列または直並列接続された複数のニッケル水素電池セルにより構成される。制御部12bはニッケル水素電池11bを監視制御するものであり、電圧検出部121b、電流検出部122b及び温度検出部123bを含む。電圧検出部121bはニッケル水素電池11bの電圧を検出する。なおニッケル水素電池ではセル単位の厳格な電圧管理が不要であるため、リチウムイオン電池11aのようにセル単位で電圧を検出する必要はない。電流検出部122bはニッケル水素電池11bに流れる電流を検出する。温度検出部123bはニッケル水素電池11bの温度を検出する。制御部12bは、検出したニッケル水素電池11bの電圧、電流、温度を通信線を介して管理装置50に送信する。
第1蓄電モジュール10a及び第2蓄電モジュール10bが並列に接続される電流路30には系統電源2、負荷3が接続される。当該電流路3上において系統電源2と、第1蓄電モジュール10a及び第2蓄電モジュール10bとの間に双方向パワーコンディショナ40が設けられる。双方向パワーコンディショナ40の直流側の電流路30に第1蓄電モジュール10a及び第2蓄電モジュール10bが接続され、双方向パワーコンディショナ40の交流側の電流路30に系統電源2及び負荷3が接続される。さらに、双方向パワーコンディショナ40の直流側の電流路30に太陽光発電装置60が接続される。
電流路30と第1蓄電モジュール10aの間に第1DC−DCコンバータ20a及び第1スイッチS1が挿入され、電流路30と第2蓄電モジュール10bの間に第2DC−DCコンバータ20b及び第2スイッチS2が挿入される。
双方向パワーコンディショナ40は管理装置50からの指示に応じて運転モードを切り替える。放電時のモードには系統連系モードと自立運転モードがある。系統連系モードでは、双方向パワーコンディショナ40内は、第1蓄電モジュール10a、第2蓄電モジュール10b及び太陽光発電装置60の少なくとも1つから供給される直流電力を交流電力に変換して電流路30の交流側に出力する。その際、双方向インバータを駆動制御する制御回路は、系統電源2から供給される交流波形の周波数および位相に同期した交流電流を当該双方向インバータから出力させる。
自立運転モードは系統電源2の停電時に選択されるべきモードである。自立運転モードにおいても当該双方向インバータは、第1蓄電モジュール10a、第2蓄電モジュール10b及び太陽光発電装置60の少なくとも1つから供給される直流電力を交流電力に変換して電流路30の交流側3に出力する。その際、当該制御回路は、予め設定された周波数の交流電圧を当該双方向インバータから出力させる。従って停電時にも電流路30の交流側に交流電圧を供給することができ、当該電流路3の交流側に接続された負荷3に電力を供給できる。充電時には当該双方向インバータは、系統電源2から供給される交流電力を直流電力に変換して電流路30の直流側に出力する。
第1DC−DCコンバータ20aは管理装置50から放電指示を受けると、指定された放電レートで第1蓄電モジュール10aから電流路30の直流側に放電するよう制御する。また第1DC−DCコンバータ20aは管理装置50から充電指示を受けると、指定された充電レートで双方向パワーコンディショナ40及び/又は太陽光発電装置60から第1蓄電モジュール10aに充電するよう制御する。第2DC−DCコンバータ20bの動作も第1DC−DCコンバータ20aと同様の動作である。
第1スイッチS1は管理装置50からの制御信号を受けて、第1蓄電モジュール10aと電流路30間を導通/非導通する。第1スイッチS1は例えば、リレーで構成できる。なお第1スイッチS1を設けずに第1DC−DCコンバータ20aの動作/非動作により、第1蓄電モジュール10aと電流路30間を導通/非導通してもよい。この場合、第1DC−DCコンバータ20aはスイッチとしての機能も担う。第2スイッチS2も第1スイッチS1と同様に、管理装置50からの制御信号を受けて、第2蓄電モジュール10bと電流路30間を導通/非導通する。
電流路30と太陽光発電装置60間に第3DC−DCコンバータ70が挿入される。第3DC−DCコンバータ70は管理装置50から稼働指示を受けると、指定されたレートで、太陽光発電装置60で発電された電力が電流路30の直流側に出力されるよう制御する。また管理装置50から停止指示を受けると、太陽光発電装置60と電流路30間を電気的に遮断する。
電流路30の交流側に、負荷の1つとしてヒータ80が接続される。ヒータ80は蓄電システム1の筐体内に設けられ、第1蓄電モジュール10aを加熱する。第1蓄電モジュール10aのみを加熱してもよいし、第1蓄電モジュール10a及び第2蓄電モジュール10bの両方を加熱してもよい。電流路30とヒータ80間には第3スイッチS3が挿入される。管理装置50は、第1蓄電モジュール10aから取得したリチウムイオン電池11aの検出温度が、設定された加熱開始温度より低くなると第3スイッチS3をオンに制御し、ヒータ80を稼働させる。また設定された加熱終了温度より高くなると第3スイッチS3をオフに制御し、ヒータ80を停止させる。
第1蓄電モジュール10aで使用されるリチウムイオン電池11aを低温で充電すると、電極に樹枝状の結晶が析出し、劣化や不具合の原因になる。そこで本実施の形態ではリチウムイオン電池11aの温度が低い場合、ヒータ80を稼働させてリチウムイオン電池11aの温度を上昇させる。
しかしながら系統電源2の停電時にはヒータ80の電源を、蓄電システム1内の電池から供給する必要があり、その他の負荷3に供給する電池容量が減ってしまう。また低温によりリチウムイオン電池11aが充電できない状態の場合、太陽光発電装置60で発電された電力をリチウムイオン電池11aに充電できなくなる。そこで本実施の形態ではリチウムイオン電池11aと並列に、低温充電に強いニッケル水素電池11bを接続することにより、これらの課題に対応している。
図2は、本発明の実施の形態に係る管理装置50による、第1蓄電モジュール10aの充放電制御を説明するためのフローチャートである。当該充放電制御で使用するパラメータは、リチウムイオン電池11aの温度値である。管理装置50は第1蓄電モジュール10aの制御部12aから通信線を介して温度値を取得する。
管理装置50はまず、リチウムイオン電池11aの検出温度が、設定されたリチウムイオン電池11aの最低放電温度(例えば、−10.0℃)より低い場合(S10のY)、第1スイッチS1をオフに制御する(S15)。第1スイッチS1にリレーが使用される場合、リレーをオープンする。これによりリチウムイオン電池11aが電流路30から電気的に切断され、リチウムイオン電池11aが保護される。
リチウムイオン電池11aの検出温度が当該最低放電温度以上の場合(S10のN)、管理装置50は当該検出温度と、設定されたリチウムイオン電池11aの最低充電温度(例えば、5.0℃)とを比較する(S11)。当該検出温度が当該最低充電温度以上の場合(S11のN)、管理装置50は第1スイッチS1をオンに制御する(S13)。第1スイッチS1にリレーが使用される場合、リレーをクローズする。通常動作であり、リチウムイオン電池11aは電流路30と導通した状態に制御される。なお図2では、過放電、過充電、過電流による第1スイッチS1の制御は無視して考えている。
リチウムイオン電池11aの検出温度が当該最低充電温度より低い場合(S11のY)、管理装置50は第1DC−DCコンバータ20aが放電になるように制御する(S14)。具体的には、第1蓄電モジュール10aから電流路30への電力変換は許可し、電流路30から第1蓄電モジュール10aへの電力変換は禁止する。なお第1DC−DCコンバータ20aを放電に制御する代わりに、単純に第1スイッチS1をオフに制御してもよい。
図3は、図1の蓄電システム1の構成から第1DC−DCコンバータ20a及び第2DC−DCコンバータ20bを取り除いた構成の図である。図4は、図3の管理装置50による、第1蓄電モジュール10aの充放電制御を説明するためのフローチャートである。当該充放電制御で使用するパラメータは、リチウムイオン電池11aの温度値およびリチウムイオン電池11aの電流値である。管理装置50は第1蓄電モジュール10aの制御部12aから通信線を介して温度値および電流値を取得する。
管理装置50はまず、リチウムイオン電池11aの検出温度が、設定されたリチウムイオン電池11aの最低放電温度(例えば、−10.0℃)より低い場合(S10のY)、第1スイッチS1をオフに制御する(S15)。リチウムイオン電池11aの検出温度が当該最低放電温度以上の場合(S10のN)、管理装置50は当該検出温度と、設定されたリチウムイオン電池11aの最低充電温度(例えば、5.0℃)とを比較する(S11)。当該検出温度が当該最低充電温度以上の場合(S11のN)、管理装置50は第1スイッチS1をオンに制御する(S13)。
リチウムイオン電池11aの検出温度が当該最低充電温度より低い場合(S11のY)、管理装置50はリチウムイオン電池11aの電流が充電方向か放電方向か判定する(S12)。リチウムイオン電池11aの電流の方向は、電流検出部122aにより検出された電流値に基づき判定できる。なおリチウムイオン電池11aの電流の方向は、太陽光発電装置60の発電量、負荷3の電力消費量、ニッケル水素電池11bの充放電量などに基づき、リチウムイオン電池11aの電流収支を推定して判定してもよい。
管理装置50は、リチウムイオン電池11aの電流が充電方向の場合(S12のY)、第1スイッチS1をオフに制御し(S15)、放電方向の場合(S12のN)、第1スイッチS1をオンに制御する(S13)。第2蓄電モジュール10bが充電中で、リチウムイオン電池11aの電圧がニッケル水素電池11bの電圧より高い場合、リチウムイオン電池11からニッケル水素電池11bに充電電流が流れることになる。この場合、蓄電システム1全体の容量は増加せずに、配線ロスやDC−DCコンバータでの変換ロスが発生することになる。従って第1スイッチS1をオフにして、リチウムイオン電池11aからニッケル水素電池11bに電流が流れないようにする。
なお図1の蓄電システム1の構成から第1スイッチS1及び第2スイッチS2を取り除く構成も可能である。その場合、第1スイッチS1のオン/オフではなく、第1DC−DCコンバータ20aの稼働/停止により、第1蓄電モジュール10aと電流路30を導通/遮断する。
以上説明したように本実施の形態によれば、リチウムイオン電池11aと並列にニッケル水素電池11bを設けることにより、寒冷地での使用に適した蓄電システム1を実現できる。例えば太陽光発電装置60の放電中に、低温によりリチウムイオン電池11aが充電できない場合でも、ニッケル水素電池11bに充電できる。従って太陽光発電装置60を停止または出力制限する必要がなくなり、太陽光発電装置60の稼働率を上げることができる。また停電により蓄電システム1が自立運転しているとき、低温によりリチウムイオン電池11aから放電できない状態でも、ニッケル水素電池11bからヒータ80に給電できる。従ってヒータ80がリチウムイオン電池11aを加熱でき、放電できる温度までリチウムイオン電池11aの温度を上昇させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図5は、変形例1に係る蓄電システム1の構成を示す図である。図5に示す蓄電システム1は、図1に示した蓄電システム1から太陽光発電装置60及び第3DC−DCコンバータ70を取り除いた構成である。変形例1においても本発明の実施の形態に係る技術を適用できる。第2蓄電モジュール10bを設けることにより、停電時におけるヒータ80の電源を確保することができる。
図6は、変形例2に係る蓄電システム1の構成を示す図である。図1、図5では蓄電システム1が系統電源2と連系する構成を示したが、図4では系統電源2と連系せず太陽光発電装置60のみを充電源とする構成を示す。例えば変形例2に係る蓄電システム1は、山間部に設置される屋外照明灯などに使用できる。変形例2では負荷3は、直流駆動のLED照明などの直流負荷3aである。またヒータ80の前段にDC−ACインバータ90が追加される。このようにDC−ACインバータを追加すれば、蛍光灯や交流駆動のLED照明などの交流負荷も使用できる。
変形例2のように系統電源2からヒータ80に給電できない構成では、ニッケル水素電池11bを設けて、ヒータ80の電源を確保しておく必要性が高い。
上記図1、図6では蓄電システム1に太陽光発電装置60を接続する例を説明した。太陽光発電装置60は再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置の一例であり、例えば風力発電装置、マイクロ水力発電装置などの発電装置を電流路30bに接続してもよい。
また上記の実施の形態では2種類の蓄電モジュールを並列接続する例を説明したが、3種類の以上の蓄電モジュールを並列接続してもよい。例えばリチウムイオン電池を含む蓄電モジュール、ニッケル水素電池を含む蓄電モジュール、鉛電池を含む蓄電モジュールを並列接続してもよい。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
第1蓄電モジュール(10a)と、
前記第1蓄電モジュール(10a)と種別の異なる、前記第1蓄電モジュール(10a)より低温特性が高い第2蓄電モジュール(10b)であり、前記第1蓄電モジュール(10a)と並列接続される第2蓄電モジュール(10b)と、
前記第1蓄電モジュール(10a)、前記第2蓄電モジュール(10b)、発電源(2 and/or 60) 、及び負荷(3)が接続される電流路(30)と、
前記第1蓄電モジュール(10a)の検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュール(10a)の最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュール(10a)への充電を禁止する管理装置(50)と、
を備えることを特徴とする蓄電システム(1)。
これにより、寒冷地での使用に適した蓄電システム(1)を構築できる。
[項目2]
前記電流路(30)に前記発電源として系統電源(2)が接続され、
前記蓄電システム(1)は、
前記電流路(30)上において前記系統電源(2)と、前記第1蓄電モジュール(10a)及び前記第2蓄電モジュール(10b)との間に双方向インバータ(40)をさらに備えることを特徴とする項目1に記載の蓄電システム(1)。
これにより、寒冷地での使用に適した、系統電源(2)と連系した蓄電システム(1)を構築できる。
[項目3]
前記電流路(30)上において前記双方向インバータ(40)の直流側に接続される、再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置(60)をさらに備えることを特徴とする項目2に記載の蓄電システム(1)。
これにより、寒冷地での使用に適した、系統(2)および発電装置(60)と連系した蓄電システム(1)を構築できる。
[項目4]
前記負荷(3)の一つとして、前記第1蓄電モジュール(10a)を加熱するためのヒータ(80)が前記電流路(30)に接続されることを特徴とする項目1から3のいずれかに記載の蓄電システム(1)。
第1蓄電モジュール(10a)を加熱することにより、第1蓄電モジュール(10a)が充電または放電可能な温度以上に暖めることができる。
[項目5]
前記電流路(30)に前記発電源として接続される、再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置(60)をさらに備えることを特徴とする項目1に記載の蓄電システム(1)。
これにより、寒冷地での使用に適した、直流出力の発電装置(60)と連系した蓄電システム(1)を構築できる。
[項目6]
前記管理装置(50)は、
前記第1蓄電モジュール(10a)の検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュール(10a)の最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュール(10a)の最低充電温度以上の場合、前記電流路(30)と前記第1蓄電モジュール(10a)の間に挿入されるスイッチ(S1)をオンに制御し、
前記第1蓄電モジュール(10a)の検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュール(10a)の最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュール(10a)の電流が充電方向のとき前記スイッチ(S1)をオンに、放電方向のとき前記スイッチ(S1)をオフに制御することを特徴とする項目1から5のいずれかに記載の蓄電システム(1)。
これにより、第1蓄電モジュール(10a)を保護しつつ、蓄電システム1全体を効率的に充電できる。
[項目7]
第1蓄電モジュール(10a)と、
前記第1蓄電モジュール(10a)と種別の異なる、前記第1蓄電モジュール(10a)より低温特性が高い第2蓄電モジュール(10b)であり、前記第1蓄電モジュール(10a)と並列接続される第2蓄電モジュール(10b)と、
前記第1蓄電モジュール(10a)、前記第2蓄電モジュール(10b)、発電源(2 and/or 60) 、及び負荷(3)が接続される電流路(30)と、
を備える蓄電システム(1)に使用されるべき管理装置(50)であって、
前記第1蓄電モジュール(10a)から当該第1蓄電モジュール(10a)の温度を取得し、当該温度が、設定された前記第1蓄電モジュール(10a)の最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュール(10a)への充電を禁止することを特徴とする管理装置(50)。
これにより、寒冷地での使用に適した蓄電システム(1)を構築できる。
1 蓄電システム、 2 系統電源、 3 負荷、 3a 直流負荷、 10a 第1蓄電モジュール、 11a リチウムイオン電池、 12a 制御部、 121a 電圧検出部、 122a 電流検出部、 123a 温度検出部、 10b 第2蓄電モジュール、 11b ニッケル水素電池、 12b 制御部、 121b 電圧検出部、 122b 電流検出部、 123b 温度検出部、 20a 第1DC−DCコンバータ、 20b 第2DC−DCコンバータ、 S1 第1スイッチ、 S2 第2スイッチ、 S3 第3スイッチ、 30 電流路、 40 双方向パワーコンディショナ、 50 管理装置、 60 太陽光発電装置、 70 第3DC−DCコンバータ、 80 ヒータ、 90 DC−ACインバータ。

Claims (5)

  1. リチウムイオン電池を含む第1蓄電モジュールと、
    前記第1蓄電モジュールと種別の異なる、前記第1蓄電モジュールより低温特性が高い第2蓄電モジュールであり、前記第1蓄電モジュールと並列接続される第2蓄電モジュールと、
    前記第1蓄電モジュール、前記第2蓄電モジュール、系統電源、及び負荷が接続される電流路と、
    前記電流路上において前記系統電源と、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールとの間に接続される双方向インバータと、
    (1)前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度より低く且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールへの充電および前記第1蓄電モジュールからの放電を禁止し、(2)前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度以上の場合、前記第1蓄電モジュールへの充電および前記第1蓄電モジュールからの放電を許可し、(3)前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールへの充電を禁止し、前記第1蓄電モジュールからの放電を許可する管理装置と、
    を備えることを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記電流路上において前記双方向インバータの直流側に接続される、再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記負荷の一つとして、前記第1蓄電モジュールを加熱するためのヒータが前記電流路に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度より低く且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記電流路と前記第1蓄電モジュールの間に挿入されるスイッチをオフに制御し、
    前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度以上の場合、前記スイッチをオンに制御し、
    前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールの電流が充電方向のとき前記スイッチをオフに、放電方向のとき前記スイッチをオンに制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の蓄電システム。
  5. リチウムイオン電池を含む第1蓄電モジュールと、
    前記第1蓄電モジュールと種別の異なる、前記第1蓄電モジュールより低温特性が高い第2蓄電モジュールであり、前記第1蓄電モジュールと並列接続される第2蓄電モジュールと、
    前記第1蓄電モジュール、前記第2蓄電モジュール、系統電源、及び負荷が接続される電流路と、
    前記電流路上において前記系統電源と、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールとの間に設けられる双方向インバータと、
    を備える蓄電システムに使用されるべき管理装置であって、
    (1)前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度より低く且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールへの充電および前記第1蓄電モジュールからの放電を禁止し、(2)前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度以上の場合、前記第1蓄電モジュールへの充電および前記第1蓄電モジュールからの放電を許可し、(3)前記第1蓄電モジュールの検出温度が、設定された前記第1蓄電モジュールの最低放電温度以上で且つ設定された前記第1蓄電モジュールの最低充電温度より低い場合、前記第1蓄電モジュールへの充電を禁止し、前記第1蓄電モジュールからの放電を許可することを特徴とする管理装置。
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