JP6519010B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
このような景品交換を可能とする遊技場用装置として、特許文献1には、交換を希望する景品としてCDを選択する場合、遊技者は、CDのタイトル(品名)など詳細な検索を経たうえで、所望のCDを景品として選択する交換機が開示されている。
また、特許文献2には、遊技媒体の計数を遊技者自ら行うことを可能とする計数装置を含む遊技媒体計数システムが開示されている。
本実施形態に係る景品交換システムは、図示しないパチンコ機やスロットマシン等の遊技機が多数設置されている遊技場に備えられ、本発明の遊技場用システムを構成している。
本実施形態の景品交換システムは、遊技媒体である遊技球を計数するとともに、計数され遊技球の計数値をレシート等の記録媒体に記録して発行する計数装置10と、記録媒体から読み取った計数値に対応する景品(賞品)との交換処理を行う景品交換装置20と、から構成され、これらの装置が、LANケーブル等で双方向通信可能に接続される。
本実施形態における景品交換システムでは、所定の場合に、遊技者が単独で計数装置10を操作可能としている。
以下、各装置について説明する。
計数装置10は、複数の遊技機が設置される遊技場において、複数の遊技機を単位とした遊技機島の島端や、景品交換カウンターの近傍など、遊技場の所定の場所に配置される。
なお、図1に示す本実施形態に係る計数装置10は、設置用の台・テーブル等に据置できる卓上型であるが、装置自体が遊技場の床面に設置される縦置き型の計数装置にすることもできる。
このうち、表示部12は、タッチパネル機能を備えており、例えば、表示部12の景品選択画面P1中に表示される景品選択ボタンb1を選択することで、所定の選択信号を制御部19に送るようになっている。
計数スイッチ11aは、本発明の計数手段であり、投入口11から投入された遊技球を計数する。具体的には、センサにより遊技球を検知し、計数信号を制御部19に送信する。制御部19は、計数信号から計数値を求めRAMに記憶する。
カードリーダー14aは、カード挿入口14に挿入されたカードから、当該カードに記録された情報を読み取る。
例えば、カードリーダー14aは、貯玉会員として登録された遊技者の会員IDが記録された会員カードから、当該会員カードに記録された会員IDを読み取る。読み取られた会員IDは、遊技球の計数値と関連付けられ、通信部17を介して計数装置10から他の遊技場用装置に送信され、これにより、遊技場用装置における貯玉処理を実行可能としている。
また、カードリーダー14aは、所定の店員情報として店員IDが記録された店員カードから、店員IDを読み取る。
読み取られた店員IDは、予め記憶部18に記憶されている店員IDと照合され、一致した場合に、計数装置10の使用を許容するといった店員認証に用いられる。
なお、店員IDの読み取りは、カードリーダー14aに限らず、例えば、店員IDが記録されたリモコンから発射される当該店員IDを含む信号の受信が可能なリモコン受信部(図示せず)によっても可能である。
玉返却部15aは、所定の場合に遊技球を返却口15に返却する。
なお、景品グループ情報リストLは、計数装置10で登録したものを景品交換装置20に送信することもでき、通信部17は、この場合、送信手段として機能する。
記憶部18は、例えば、後述する制御部19を構成するRAMや、制御部19により接続されるEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等の記憶手段により構成される。
景品グループ情報リストLは、図5に示すように、タバコA,タバコB,ジュースAなどの品名に相当する景品個別情報と、タバコ、ジュースなどの景品の種別に相当する景品カテゴリと、景品交換時に必要な遊技媒体数(以下、景品玉数という。)とが対応付けられたテーブルデータである。
景品グループ情報リストLは、「タバコ」、「飲料」、「お菓子」といった、いわゆる少額景品に関するデータによって構成される。
なお、「景品」とは、遊技者が獲得した遊技媒体と引き換えに提供されるものであり、現金との交換が可能な特殊景品と、現金以外の景品との交換が可能な一般景品とがある。
「少額景品」は、一般景品に属し、景品玉数が所定数量(例えば、200玉)以下の景品をいう。
また、記憶部18には、計数装置10の使用が許可されている店員の認証のため、店員カードに記録されたID情報が予め記憶されている。
制御部19は、制御プログラムに従い、計数装置10の構成各部を制御することで、各部が以下のような動作処理を行う。
図6に示すように、制御部19は、複数の景品それぞれを、各景品の属する景品カテゴリと景品玉数とを基準にグループ分けした場合の各グループの基準情報(景品カテゴリと景品玉数)を景品グループ情報とし、これを各景品選択ボタンb1に対応付けて表示部12に表示する。
具体的には、記憶部18に記憶されている景品グループ情報リストL(図5参照)を参照し、各景品グループ情報に対応する景品カテゴリと景品玉数を景品選択ボタンb1に付して表示する。
また、各景品選択ボタンb1の表示は、景品カテゴリといった上位レベルでの識別性を維持している。このため、希望景品の景品玉数が予め分かっているような場合や景品玉数を基準に景品を選択する場合に、希望景品に係る景品選択ボタンb1を容易に見つけて選択することができる。
また、小画面であるために表示領域が制限される表示部12にあっても、視認性や操作性を向上させることができる。
すなわち、従来は、多数の品名に対応した多数の選択ボタンを画面内に納めるため、選択ボタンが小さくなって視認性を低下させる問題があった。
一方、視認性を考慮し、ボタン表示を大きくすると、選択画面が複数ページに亘ることとなる。このため、遊技者は、画面をスクロールさせなら希望景品に係る選択ボタンを探す必要があり、操作性の問題があった。
これに対し、本実施形態の計数装置10によれば、ボタン数が少なく適切な大きさで表示することができるため、視認性や操作性の問題を解決することができる。
具体的には、景品選択画面P1に表示されている景品選択ボタンb1をタッチ操作により選択する。なお、計数値が景品玉数を満たす景品選択ボタンb1の選択のみ受け付け、計数値が景品玉数に満たない景品選択ボタンb1の選択は受け付けないようにすることができる。
景品選択ボタンb1が選択されると、制御部19は、表示部12から、選択された景品選択ボタンb1に対応する景品グループ情報を含む選択信号を受信する。
そして、制御部19は、レシート発行部13を、発行手段として動作させることで、選択された景品グループ情報及び計数された遊技球の数量(計数値)とを特定可能な計数情報を記録媒体に記録して発行する。
このほか、遊技場の店名、発行日時等をレシート40に印刷して発行することもできる(図7参照)。
このように、レシート40には、希望景品に対応する景品カテゴリと交換玉数とを記録することで、景品交換に先だって予め景品を絞り込むようにしており、景品交換の際に、店員に希望する景品を伝えやすい効果を有する。
これにより、レシート40の連続発行が可能となる。
例えば、遊技球の計数値が500玉である場合において、最初に「タバコ/110玉」の景品選択ボタンb1が選択してレシート40を発行した後は、計数値の残り分390玉(500−110)の範囲で次の景品を選択し、レシート40を発行することができる。
なお、レシート40の発行後、一定時間操作が行われないときは、計数装置10は終了処理を行う。終了処理により、計数装置10は、待機状態になり、例えば、図10に示す待機画面を表示する。
制御部19は、景品選択画面P1を表示した後、計数装置10において終了処理が行われるまでの間におけるレシート40の発行回数を計数しており、この計数が上限数に達した場合には、レシート40の連続発行を求める操作があったとしても景品選択画面P1を表示せず、又は、発行ボタン16を無効化するなどして、レシート40の発行を禁止する。
例えば、遊技球の計数値が1000玉のときに、「タバコ/110玉」の景品のレシート40を連続発行させる場合、計算上は、9回連続して発行することができる(1000玉≧110玉×9)が、レシート40の連続発行回数の上限数が5回に設定されている場合には、レシート40は5回まで連続発行できるが、6回以上は連続発行することはできない。
このように、本実施形態の計数装置10は、レシート40の連続発行を可能とすることで遊技者の利便性を向上させている。一方、連続発行回数を制限することで、悪意のある遊技者が不正に大量に景品交換を行うことを防止できるようにしている。
なお、終了処理が行われると、レシート40の発行回数の計数はリセットされる。このため、新たな遊技者が計数装置10を操作して行われるレシート40の発行が、それ以前の他の遊技者の操作によるレシート40の発行によって制限されることはない。
計数レシートは、具体的には、計数スイッチ11aにより遊技球を計数した後、発行ボタン16を押下することで、計数値のみがレシート40に印刷される。
このように、本実施形態の計数装置10では、景品選択ボタンb1を選択することで対応する計数情報が印刷されたレシート(以下、景品レシートという。)を発行可能であるとともに、景品選択ボタンb1を選択せずに計数値のみが印刷された計数レシートを発行することもできる。
すなわち、図8に示すように、景品個別情報に対応する景品選択ボタンb1を配置した景品選択画面P1を表示することができる。
ここで、図8に示すように、景品個別情報(品名)に対応する景品選択ボタンb1を表示する表示モードを景品個別情報表示モードといい、図6に示すように、景品グループ情報に対応する景品選択ボタンb1を表示する表示モードを景品グループ情報表示モードという。
景品個別情報表示モードの表示動作として、制御部19は、記憶部18に記憶される景品グループ情報リストLから各景品個別情報を取り出し、これらを各景品選択ボタンb1に対応付けて表示する。なお、図8に示す例は、景品グループ情報リストLから各景品個別情報と景品玉数の組合せ情報を取り出し、これらの組合せ情報を各景品選択ボタンb1に対応付けて表示したものである。
このようにすると、各景品選択ボタンb1に品名が表示されているため、遊技者は、希望する景品を遊技球の計数時に確定することができる。また、景品選択ボタンb1に、品名と景品玉数を表示することで、希望景品の景品玉数を確認することができる。
このようにすると、景品交換カウンターにおいて景品と交換する際には、景品の品名が特定されているため、円滑に景品交換を行うことができる。
図9は、「景品グループ情報表示」ボタンと「景品個別情報表示」ボタンとが配置された表示モード切り替え画面である。
図9に示す表示モード切り替え画面において、遊技者は、「景品グループ情報表示」ボタンと「景品個別情報表示」ボタンのいずれかを選択することで、選択した表示態様の景品選択画面P1を表示することができる(表示モード切り替え手段)。
このようにすると、遊技者が自身の好みに応じて切り替えることができるため、遊技者が計数装置10を操作する際の利便性を高めることができる。
そして、このような履歴情報に基づき、景品カテゴリと景品玉数の選択頻度を求めることができる。
例えば、選択頻度の高い景品カテゴリと景品玉数が付された景品選択ボタンb1を景品選択画面P1のトップ画面に表示させたり、同一景品カテゴリに含まれる景品選択ボタンb1にあっては、選択頻度の高い景品カテゴリと景品玉数が付された景品選択ボタンb1を上位に配置することができる。
このため、計数装置10における操作性をさらに向上させることができる。
図10は、待機画面であり、景品選択画面移行ボタンを示す図である。この景品選択画面移行ボタンは、計数装置10が待機状態にときに表示される。
本実施形態の計数装置10は、景品選択画面移行ボタンb3の選択に応じた以下の動作を行う。
すなわち、遊技者により景品選択画面移行ボタンb3が押下されると、制御部19は、景品選択画面P1を表示部12に表示する(図6参照)。
なお、このとき、例えば、投入口11がシャッター等により閉鎖されている場合は、これを開放し、レシート発行操作が無効に設定されている場合は、これを有効化する。
そのうえで、発行ボタン16を押下することで、レシート発行部13が、選択された景品選択ボタンb1に対応する景品グループ情報とRAMから読み出した計数値とを特定可能な計数情報をレシート40に印刷する。
すなわち、レシート40の発行に先だって行う景品選択操作は、景品選択ボタンb1が表示部12に表示されている必要があるところ、本実施形態の計数装置10は、景品選択画面移行ボタンb3の操作があったときに限り、景品選択ボタンb1を表示するようにしている。
なお、景品選択ボタンb1によって選択可能な景品は、少額景品に限られているため、不正行為が行われる蓋然性は低い。
このため、本発明によれば、店員の立ち会いがなくても、所定の操作に基づき表示される景品選択ボタンb1に従って、レシート40(景品レシート)を遊技者が単独で発行させることができる。
しかも、既述の通り、本実施形態の計数装置10は操作性に優れるところ、これは遊技者自ら行う場合も同様であり、円滑なレシート発行を可能としている。
以下、第一制限モード及び第二制限モード、並びにそれぞれの例外機能について説明する。
具体的には、通常時においても、シャッター等の制限機構や制限機能を設けないが、計数値が上限値を超える場合は、超過した遊技球は、返却するなど、有効な計数値として扱わないようにしている。
つまり、店員の立ち会い無く、遊技者の単独操作で無制限に特殊景品等の交換ができるとすると、これを悪用した不正行為を引き起こしかねないことから、計数値を制限するようにしている。
ただし、第一制限モードが設定されている場合に、景品選択ボタンb1の選択によって景品玉数が上限値より多い景品に対応する景品グループ情報が選択された場合であっても、当該選択が遊技者による場合には、発行ボタン16の操作に応じ、選択した景品選択ボタンb1に対応する景品グループ情報及び計数値を特定可能な計数情報をレシート40に印刷するようにしている。
すなわち、遊技者が自らの操作によって、景品グループ情報リストLに登録された少額景品に関する景品レシートを発行する場合には、上述した不正行為が生じる蓋然性は低いため、その景品に対応する景品玉数が、所定数(上限値)を超過する場合であっても、例外的にその景品レシートの発行を許容するようにしている。
このような前提がある場合であっても、景品レシートを発行する場合は、景品玉数が100玉より多い200玉(例えば、タバコ/200玉)の場合でもその発行を許容するようにしている。
このため、一定のセキュリティは保持しつつ、遊技者の利便性を向上することができる。
「店員認証」(認証手段)は、カードリーダー14aが読み取った店員カードの店員IDを、予め記憶部18に記憶してある店員IDと照合し、一致した場合のみ認証がされて計数装置10の使用が許容される。
店員が立ち会っていないときには、店員認証が行われない状態にあるため、計数装置10の使用制限として、遊技者が単独で計数レシートを発行できないようにしている(第二制限モード)。
ただし、本実施形態の計数装置10は、このように第二制限モードが設定されている場合であっても、遊技者が、単独で「景品レシート」の発行を行う場合には、例外的に、その景品レシートの発行を許容するようにしている。
言い換えると、店員認証が行われない場合、遊技者は単独操作で「景品レシート」を発行することはできるが、「計数レシート」の発行は、遊技者単独ではできないようにしている。
このようにしたのは、店員認証が行われない場合において、遊技者の単独操作で「計数レシート」に発行ができるとすると、これを悪用した不正行為を引き起こしかねないが、他方、景品グループ情報リストLに登録された少額景品に関する「景品レシート」を発行する場合には、そのような不正行為が生じる蓋然性は低いことから、例外的にその景品レシートの発行を許容するようにしている。
この場合も、一定のセキュリティは保持しつつ、遊技者の利便性を向上することができる。
すなわち、店員認証が行われない場合に、遊技者の単独操作により上限値を超える「計数レシート」の発行を制限するが、遊技者の単独操作により景品レシートを発行する場合は、計数値が上限値を超える場合でも、景品レシートの発行を許容するようにすることもできる。
景品交換装置20は、遊技場の景品交換カウンターなどに設置され、レシート40に記録された計数値等に対応する景品との交換処理を行う本発明の景品処理装置である。
景品交換装置20は、具体的には、図4に示すように、バーコードリーダー21、通信部23、表示部24、記憶部25及び制御部27を備える。
通信部23は、遊技場内のLAN等を介して計数装置10との通信を行う通信手段である。具体的には、景品交換装置20で登録した景品グループ情報リストLを、通信部23を介して、計数装置10に送信する。
なお、景品グループ情報リストLは、計数装置10で登録したものを受信することもでき、通信部23は、この場合、受信手段として機能する。
表示部24は、液晶表示器等からなりタッチパネル機能も備えている。例えば、表示部24に表示される景品表示ボタンb2を選択することができる。表示器は、遊技者側と店員側に設けられており、同じ画面を表示することができる。
記憶部25は、例えば、後述する制御部27を構成するRAMや、制御部27により接続されるEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等の記憶手段により構成される。
制御部27は、CPU、制御プログラムやデータが記憶されたROM、ワークメモリとして機能するRAM、I/Oポートなどで構成されるコンピュータである。
制御部27は、制御プログラムが読み込まれることで、当該制御プログラムに基づき、構成各部を制御することで、各部が以下のような動作処理を行う。
また、制御部27は、抽出手段として動作することで、読取手段が読み取った計数情報から特定される景品カテゴリに属する景品のうち景品玉数に対応する景品を抽出する。
例えば、レシート40のバーコード情報から読み取った計数情報(景品カテゴリ/景品玉数)が「タバコ/110玉」の場合、この計数情報をキーとして記憶部25に記憶されている景品グループ情報リストLを検索し、一致する「景品個別情報」欄から「タバコA」、「タバコB」、「タバコC」を抽出する。
図11は、景品表示画面P2と、当該景品表示画面P2において表示される景品表示ボタンb2を示す図であり、具体的には、上記例において、抽出手段により抽出された情報にもとづき表示される景品表示ボタンb2を示す図である。
すなわち、ここでは、景品カテゴリ「タバコ」のうち、景品玉数「110玉」に対応する景品として、各景品表示ボタンb2に付された「タバコA」、「タバコB」、「タバコC」が、交換可能な景品として表示される。
このため、店員及び遊技者は、この景品表示画面P2を見て、タバコA、タバコB、タバコCのうちのいずれかと景品交換が可能であることが分かる。
そして、店員は、遊技者又は店員による選択操作により、その品名のタバコを遊技者に渡すことで、景品交換は終了する。
計数装置10において、景品個別情報表示モードにおいて景品が個別に選択された場合に発行されるレシート40については、このような処理を行う(段落[0022]等参照)。
これにより、景品交換の際、景品は既に特定されているため、円滑に交換業務を行うことができる。
また、レシート40から景品カテゴリや景品個別情報が抽出されず、計数値のみが抽出されたときは、店員は、その計数値に応じた景品交換を行う。特殊景品等の交換を行う場合に発行される計数レシート(段落[0020]参照)については、このような処理を行う。
具体的には、表示部24に景品表示画面P2が表示されている状態(図11参照)において、カテゴリ選択画面移行ボタンb4を選択すると、景品カテゴリの選択が可能なカテゴリ選択画面P3に移行する(図12(i)参照)。
ここで、例えば、「飲料」の景品カテゴリを選択すると、制御部27は、記憶部25に記憶されている景品グループ情報リストLから景品カテゴリ「飲料」とレシート40から読取った計数値「110玉」以下の景品個別情報(「ジュースA」、「ジュースB」、「ジュースC」)を抽出する(図5参照)。
この結果、図12(ii)の景品表示画面P2に示すように、景品カテゴリ「飲料」において交換可能な景品として「ジュースA」、「ジュースB」、「ジュースC」が景品表示ボタンb2として表示される。
これにより、計数装置10にて選択した景品カテゴリと異なる景品カテゴリにおいて交換可能な景品を抽出して表示することができる。
そうすると、例えば、遊技者から、「〇〇玉景品」といったように、指定玉数以下の景品の提示を求められた場合や、遊技者の希望する景品カテゴリが途中で変わった場合など、店員は、柔軟に対応することができ、遊技場におけるサービスを向上させることができる。
これにより、景品個別情報ごとに交換頻度を求めることができ、例えば、景品交換の際、表示部24に交換頻度の高い景品の景品個別情報を上位に表示させることができる。
このようにすると、景品交換装置20を操作する店員の操作性が向上し、遊技者に対するサービスを向上させることができる。
図13は、計数装置が待機状態にあるときに、景品選択画面移行操作があったときの動作を示すフローチャートであり、図14は、計数装置が待機状態にあるときに、遊技球が計数されたときの動作を示すフローチャートである。
なお、いずれの場合も、店員認証が行われない第二制限モードにおける動作について説明する。
図13に示すように、計数装置10は、待機状態において、景品選択画面移行操作の有無を監視している(S11)。具体的には、制御部19が、景品選択画面移行ボタンb3に係る選択信号を受信すると景品選択画面操作があったと判断する。
景品選択画面移行操作があった場合(S11−YES)、景品選択画面P1を表示する(S12)。具体的には、制御部19が、景品グループ情報リストL(図5参照)から各景品グループ情報(景品カテゴリと景品玉数)を取り出し、取り出した景品グループ情報を各景品選択ボタンb1に対応付けて表示する(図6参照)。
なお、S11の景品選択画面移行操作を経ず、はじめから景品選択画面P1を表示させることもできる。
景品選択ボタンb1の選択があった場合(S13−YES)、計数の有無を判断する(S14)。制御部19は、景品選択ボタンb1に係る選択信号を受信するとその景品選択ボタンb1の選択があったと判断する。制御部19は、計数スイッチ11aから計数信号を受信し、計数値が確定すると計数があったと判断する。
なお、S13における景品選択ボタンb1の選択の有無の判断と、S14における計数の有無の判断の処理順序は逆であってもよい。
そして、レシート発行操作があった場合(S15−YES)、レシート40を発行する(S16)。具体的には、S13で選択された景品選択ボタンb1に対応する景品グループ情報(景品カテゴリ/景品玉数)と、S14で計数された計数値とを特定可能なバーコードが、レシート発行部13によりレシート40に印刷されて発行される。
レシート40の発行後、レシート40の連続発行を求める所定の操作があった場合において(S17−YES)、それまでのレシート40の連続発行回数が上限数未満のときには(S18−上限数未満)、S12に戻り、レシート40の発行に至る一連の処理を再度行う(S12〜S16)。一方、S18において、レシート40の連続発行回数が上限数に達しているときは(S18−上限数)、レシート40の発行を禁止する(S19)。
これにより、連続発行回数が上限数を超過するレシート40の発行は制限される。
なお、レシート40の連続発行回数に上限数を設けないこともできる。
図14に示すように、計数装置10は、遊技球の計数の有無を監視している(S21)。
遊技球の計数があった場合(S21−YES)、計数値が上限値を超過しているか否かを判断する(S22)。
上限値を超過していない場合(S22−YES)、景品選択画面移行操作の有無を判断する(S23)。
なお、計数値に上限値を設けなくてもよい。すなわち、上限値の超過に関するS22、S28、S29の動作を行わない態様であってもよい。
景品選択画面移行操作があった場合(S23−YES)、景品選択画面P1を表示する(S24)。
景品選択ボタンb1の選択があった場合(S25−YES)、レシート発行操作の有無を判断する(S26)。
そして、レシート発行操作があった場合(S26−YES)、レシート40を発行する(S27)。具体的には、S25で選択された景品選択ボタンb1に対応する景品グループ情報(景品カテゴリ/景品玉数)と、S21で計数された計数値とを特定可能なバーコードが、レシート発行部13によりレシート40に印刷されて発行される。
S23において、景品選択画面移行操作がない場合(S23−NO)、レシート発行操作の有無を判断する(S26)。すなわち、遊技者が、計数値のみ特定可能なレシート40(計数レシート)の発行を望む場合には、S24〜S25の処理は行わない。
レシート発行操作があった場合(S26−YES)、レシート40を発行する(S27)。
これにより、計数値が上限値を超過しない計数レシートの発行は許容される。
レシート40の発行後、レシート40の連続発行を求める所定の操作があった場合において(S28−YES)、それまでのレシート40の連続発行回数が上限数未満のときには(S29−上限数未満)、S24に戻り、レシート40の発行に至る一連の処理を行う(S24〜S27)。一方、S29において、レシート40の連続発行回数が上限数に達しているときは(S29−上限数)、レシート40の発行を禁止する(S31)。
これにより、連続発行回数が上限数を超過するレシート40の発行は制限される。
なお、レシート40の連続発行回数に上限数を設けないこともできる。
S30において、景品選択ボタンb1の選択がない場合(S30−NO)、レシート40は発行しない(S31)。
これにより、計数値が上限値を超過する計数レシートの発行は制限される。
これにより、計数値が上限値を超過する場合であっても、景品レシートの発行は許容される。
図15に示すように、まず、バーコードリーダー21によりレシート40の読み取りを行う(S41)。
ここでは、景品グループ情報(景品カテゴリ/景品玉数)と計数値とからなる計数情報を特定可能なバーコードが印刷された景品レシートと、計数値のみを特定可能なバーコード等が印刷された計数レシートを対象とする。
具体的には、レシート40のバーコードから計数値のみが読み出された場合は、計数レシートであり、計数情報が抽出された場合は、景品レシートと判断する。
計数レシートの場合(S42−計数レシート)、景品交換の確定処理を行う(S46)。
レシート40から読み取られた計数値はRAMに記憶されており、例えば、バーコードリーダー21により景品に付されたバーコードから景品玉数が読み取られると、この景品玉数が計数値から差し引かれる。景品が特殊景品の場合、大〇個、中〇個といったように、数量を入力するたびに、対応する景品玉数が計数値から差し引かれる。その後、店員による所定の確定ボタン操作に応じ、景品交換装置20における景品交換処理が確定し、その際、店員は、景品を遊技者に渡す。
他方、景品レシートの場合(S42−景品レシート)、景品グループ情報と計数値の特定を行う(S43)。具体的には、レシート40のバーコードによって表される計数情報から、景品カテゴリ、景品玉数、及び計数値が特定され、RAMに記憶される。
次に、カテゴリ選択画面移行操作の有無を判断する(S45)。具体的には、カテゴリ選択画面移行ボタンb4に係る選択信号を制御部27が受信した場合に、カテゴリ選択画面移行操作があったと判断する。
カテゴリ選択画面移行操作がない場合(S45−NO)、景品交換の確定処理を行う(S46)。
具体的には、景品表示画面P2において、遊技者又は店員の操作により、所望の景品表示ボタンb2が選択されると、選択された景品表示ボタンb2に対応する景品玉数が、RAMに記憶されている計数値から差し引かれて、景品交換装置20における景品交換処理が確定する。この際、店員は、景品を遊技者に渡す。
次に、カテゴリ選択画面移行操作の有無を判断する(S49)。
カテゴリ選択画面移行操作がない場合(S49−NO)、景品交換を行う(S46)。
カテゴリ選択画面移行操作があった場合(S49−YES)、S47に戻る。
このため、交換対象の景品を絞り込むことができ、遊技者が望む景品が見つけやすいようになっている。
また、景品交換の対象を少額景品としているため、検索対象を大幅に絞り込むことができ、より円滑に景品を見つけることができるようになっている。
また、景品交換装置20においては、レシート40の計数情報から特定される景品の名称を表示するようにしているため、景品交換の際の店員の操作をスムーズにすることができる。
また、遊技者が単独で計数装置10の操作を行うに際し、所定の制限を課しながらも、一定の処理については例外的に許容することで、安全性と利便性をともに満たすことができる。
計数値に対応して景品を選択するには、その計数値に対応する全ての景品の中から対応する景品を選択しなければならず、より多くの時間がかかっていた。
また、特許文献2に開示されているような従来の計数装置においては、遊技者自らが計数装置を操作して計数等を行うことが可能だが、少量の遊技媒体だけ計数し、タバコなどの景品交換を円滑に行うことは考慮されていない。
例えば、計数装置10の一部の機能を他の遊技場用装置が備えることもできる。
また、上述した本実施形態においては、計数装置10における計数対象となる遊技媒体を遊技球としたが、計数対象はメダル(コイン)とすることもできる。
また、計数装置10や景品交換装置20において記憶している景品グループ情報リストLは、少額景品に限らず、例えば、音楽用CD(コンパクトディスク)等、少額景品以外の一般景品を含む構成であってもよい。
また、レシート40の連続発行回数の制限については、レシート40の種類(景品レシート、計数レシート)、遊技球の計数値に関する上限値の設定や超過の有無、店員認証の有無の如何を問わず、又は、これらのうちのいずれか一以上の判断と組み合わせて、その実行を制御することができる。
12 表示部
13 レシート発行部
20 景品交換装置
24 表示部
40 レシート
P1 景品選択画面
P2 景品表示画面
P3 カテゴリ選択画面
b1 景品選択ボタン
b2 景品表示ボタン
b3 景品選択画面移行ボタン
b4 カテゴリ選択画面移行ボタン
L 景品グループ情報リスト
Claims (4)
- 遊技媒体を計数する計数手段と、計数された遊技媒体の数量を特定可能な計数情報が記録された記録媒体を所定の発行操作に基づいて発行可能な発行手段と、を備える遊技場用装置と、
前記記録媒体から前記計数情報を読み取る読取手段を備え、景品交換処理を実行可能な景品処理装置と、
を含む遊技場用システムにおいて、
前記遊技場用装置は、
複数の景品それぞれを、各景品の属する景品カテゴリと各景品の遊技媒体との交換時に必要な遊技媒体数に基づいてグループ分けした景品グループ情報を表示する表示手段と、
遊技者による選択操作に基づき、前記景品グループ情報を選択する選択手段と、を備え、
前記発行手段は、
遊技者による前記発行操作に基づいて、選択された前記景品グループ情報と、前記計数情報と、を記録媒体に記録して発行可能であり、
前記遊技場用装置は、
遊技者による前記選択操作が行われずに遊技者により前記発行操作が行われる場合に、所定数より多い遊技媒体の数量を示す前記計数情報を記録媒体に記録して発行することを制限可能であり、遊技者により前記選択操作と前記発行操作が行われる場合に、前記景品グループ情報と前記所定数より多い遊技媒体の数量を示す前記計数情報とを記録媒体に記録して発行することを許容可能である第一制限モードを設定する第一制限モード設定手段を備え、
前記景品処理装置は、
前記読取手段により前記記録媒体から前記景品グループ情報と前記計数情報とを読取り可能であるとともに、
前記景品グループ情報と前記計数情報とに基づいて、前記景品カテゴリと遊技媒体の数量に対応する景品を抽出し、抽出された景品をそれぞれ特定可能な景品個別情報を表示し、従業員に当該景品個別情報を選択させて前記景品交換処理を実行可能である
ことを特徴とする遊技場用システム。 - 遊技媒体を計数する計数手段と、計数された遊技媒体の数量を特定可能な計数情報が記録された記録媒体を所定の発行操作に基づいて発行可能な発行手段と、を備える遊技場用装置と、
前記記録媒体から前記計数情報を読み取る読取手段を備え、景品交換処理を実行可能な景品処理装置と、
を含む遊技場用システムにおいて、
前記遊技場用装置は、
複数の景品それぞれを、各景品の属する景品カテゴリと各景品の遊技媒体との交換時に必要な遊技媒体数に基づいてグループ分けした景品グループ情報を表示する表示手段と、
遊技者による選択操作に基づき、前記景品グループ情報を選択する選択手段と、を備え、
前記発行手段は、
遊技者による前記発行操作に基づいて、選択された前記景品グループ情報と、前記計数情報と、を記録媒体に記録して発行可能であり、
前記景品処理装置は、
前記読取手段により前記記録媒体から前記景品グループ情報と前記計数情報とを読取り可能であるとともに、
前記景品グループ情報と前記計数情報とに基づいて、前記景品カテゴリと遊技媒体の数量に対応する景品を抽出し、抽出された景品をそれぞれ特定可能な景品個別情報を表示し、従業員に当該景品個別情報を選択させて前記景品交換処理を実行可能であり、
前記読取手段により前記記録媒体から前記景品グループ情報と前記計数情報とを読取った場合であっても、前記景品グループ情報に基づいて特定される前記景品カテゴリとは異なる景品カテゴリに属する景品であって、前記計数情報から特定される前記遊技媒体の数量以下の景品の前記景品個別情報を表示し、従業員に当該景品個別情報を選択させて前記景品交換処理を実行可能である
ことを特徴とする遊技場用システム。 - 遊技媒体を計数する計数手段と、計数された遊技媒体の数量を特定可能な計数情報が記録された記録媒体を所定の発行操作に基づいて発行可能な発行手段と、を備える遊技場用装置と、
前記記録媒体から前記計数情報を読み取る読取手段を備え、景品交換処理を実行可能な景品処理装置と、
を含む遊技場用システムにおいて、
前記遊技場用装置は、
複数の景品それぞれを、各景品の属する景品カテゴリと各景品の遊技媒体との交換時に必要な遊技媒体数に基づいてグループ分けした景品グループ情報を表示する表示手段と、
遊技者による選択操作に基づき、前記景品グループ情報を選択する選択手段と、を備え、
前記発行手段は、
遊技者による前記発行操作に基づいて、選択された前記景品グループ情報と、前記計数情報と、を記録媒体に記録して発行可能であり、
前記遊技場用装置は、
所定の認証手段による認証が行われない場合に、前記計数情報を記録して記録媒体を発行することを制限可能であり、遊技者により前記選択操作と前記発行操作が行われる場合に、前記景品グループ情報と前記計数情報とを記録媒体に記録して発行することを許容可能である第二制限モードを設定する第二制限モード設定手段を備え、
前記景品処理装置は、
前記読取手段により前記記録媒体から前記景品グループ情報と前記計数情報とを読取り可能であるとともに、
前記景品グループ情報と前記計数情報とに基づいて、前記景品カテゴリと遊技媒体の数量に対応する景品を抽出し、抽出された景品をそれぞれ特定可能な景品個別情報を表示し、従業員に当該景品個別情報を選択させて前記景品交換処理を実行可能である
ことを特徴とする遊技場用システム。 - 遊技媒体を計数する計数手段と、計数された遊技媒体の数量を特定可能な計数情報が記録された記録媒体を所定の発行操作に基づいて発行可能な発行手段と、を備える遊技場用装置と、
前記記録媒体から前記計数情報を読み取る読取手段を備え、景品交換処理を実行可能な景品処理装置と、
を含む遊技場用システムにおいて、
前記遊技場用装置は、
複数の景品それぞれを、各景品の属する景品カテゴリと各景品の遊技媒体との交換時に必要な遊技媒体数に基づいてグループ分けした景品グループ情報を表示する表示手段と、
遊技者による選択操作に基づき、前記景品グループ情報を選択する選択手段と、を備え、
前記発行手段は、
遊技者による前記発行操作に基づいて、選択された前記景品グループ情報と、前記計数情報と、を記録媒体に記録して発行可能であり、
前記遊技場用装置は、遊技者による前記発行操作が連続して行われる場合に、前記発行手段によって前記景品グループ情報と前記計数情報を記録媒体に記録して発行することを禁止する制御を実行可能であり、
前記景品処理装置は、
前記読取手段により前記記録媒体から前記景品グループ情報と前記計数情報とを読取り可能であるとともに、
前記景品グループ情報と前記計数情報とに基づいて、前記景品カテゴリと遊技媒体の数量に対応する景品を抽出し、抽出された景品をそれぞれ特定可能な景品個別情報を表示し、従業員に当該景品個別情報を選択させて前記景品交換処理を実行可能である
ことを特徴とする遊技場用システム。
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