JP6518826B2 - 決済制御システム、仲介サーバ及び決済制御方法 - Google Patents
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(1) 店舗に配備される店舗端末と、顧客が所持する顧客端末と、前記店舗端末及び前記顧客端末の各々と通信可能な仲介サーバとを備えた決済制御システムにおいて、前記店舗には、前記店舗端末に対応付けられた第1コードを読み取り可能に保持するコード保持体を設けてあり、前記決済制御システムは、前記顧客端末による前記第1コードの読み取りに応じて、店舗と顧客の間における取引を識別するための第2コードを発行するコード発行部を備え、前記仲介サーバは、前記第2コードを前記顧客端末又は前記店舗端末の少なくとも一方に表示させる処理、及び前記第2コードに対応する取引の金額を含む電子決済用画面を前記顧客端末に表示させる処理を行う表示制御部と、前記第2コードが店舗と顧客に確認されたことを示す確認情報を受信し、更に、前記電子決済用画面により前記顧客から受け付けた前記第2コードに対応する取引の決済を指示する情報を前記顧客端末から受信した場合に、前記第2コードに対応する取引の決済処理を進める決済制御部とを備えたことを特徴とする。
図1には、本発明の一実施形態に係る決済制御システムの概略的な構成例を示してある。本例の決済制御システムは、店舗と顧客の間における取引の決済を制御するシステムであり、店舗端末10と、コード保持体20と、顧客端末30と、仲介サーバ40とを備える。
以下、本例の決済制御システムの具体的な動作について、実施例に基づいて説明する。
第1実施例に係る決済制御システムは、例えば、小売業者の店舗で顧客が商品を購入する際の決済に使用される。ここでは、店舗端末10として、店員の操作により商品の金額を合計するPOS端末を想定し、コード保持体20として、電子タグ及び2次元コードを一体的に備えたプレートを想定している。本実施例では、コード保持体20をプレートと表記する。プレートは、店舗端末10に取り付けられ、又は店舗端末10の近傍に設置される。店舗端末10が複数ある場合には、各々の店舗端末10に対応付けて同数のプレートが設けられることになる。各プレートには、各々を識別するプレートIDが、第1コードとして格納されている。また、各店舗端末10には、各々を識別する店舗端末IDが付されている。仲介サーバ40のデータ記憶部44は、店舗端末IDとプレートIDとの対応関係を設定した対応テーブルを保持する。
顧客は、購入する商品の支払を行う際に、店舗端末10又はその近傍にあるプレートから顧客端末30でプレートIDを読み取る。顧客端末30は、読み取ったプレートIDを、顧客端末30を所持する顧客を識別するユーザIDと共に仲介サーバ40へ送信する(ステップS11)。
仲介サーバ40は、顧客端末30からプレートID及びユーザIDを受信すると、コード発行部41により第2コード(以下、セッションコードという)を発行し、表示制御部42により顧客端末30に表示させる(ステップS12)。また、これと並行して、プレートIDに対応する店舗端末IDの店舗端末10にも、セッションコードを表示させる(ステップS13)。
顧客端末30を操作する顧客は、顧客端末30に表示された決済金額を確認し、決済ボタンを押下する。顧客端末30は、決済ボタンが押下されたことを示す情報(すなわち、決済を指示する情報)を仲介サーバ40へ送信する(ステップS16)。
第2実施例に係る決済制御システムは、例えば、飲食店の店舗で顧客が飲食物を注文して精算する際の決済に使用される。ここでは、店舗端末10として、店員が持ち運び可能な携帯型端末を想定し、コード保持体20として、電子タグ及び2次元コードを一体的に備えたプレートを想定している。本実施例では、コード保持体20をプレートと表記する。プレートは、店舗内のテーブル又はその近傍に設置される。テーブルが複数ある場合には、各々のテーブルに対応付けて同数のプレートが設けられることになる。各プレートには、各々を識別するプレートIDが、第1コードとして格納されている。また、各店舗端末10には、各々を識別する店舗端末IDが付されている。本例では、店舗内にある店舗端末10が1台の場合を想定しており、各プレートが1台の店舗端末と対応付けられる。仲介サーバ40のデータ記憶部44は、店舗端末IDとプレートIDとの対応関係を設定した対応テーブルを保持する。
顧客A,Bは、店員によりテーブルに案内されると、顧客Aがテーブル又はその近傍にあるプレートから顧客端末30AでプレートIDを読み取る。顧客端末30Aは、読み取ったプレートIDを、顧客端末30Aを所持する顧客Aを識別するユーザIDと共に仲介サーバ40へ送信する(ステップS21)。
仲介サーバ40は、顧客端末30AからプレートID及びユーザIDを受信すると、コード発行部41により第2コード(以下、セッションコードという)を発行し、表示制御部42により顧客端末30Aに表示させる(ステップS22)。また、これと並行して、プレートIDに対応する店舗端末IDの店舗端末10にも、セッションコードを表示させる(ステップS23)。
仲介サーバ40は、店舗端末10からセッションコード及び確認ボタンの押下を示す情報を受信すると、顧客端末30Aを取引の相手に登録し、セッションコードに対応する顧客端末30Aに登録完了通知を送信して表示させる(ステップS25)。
これにより、顧客Aは、顧客端末30Aを操作して注文を行うことが可能となる。
顧客Bがテーブル又はその近傍にあるプレートから顧客端末30BでプレートIDを読み取る。顧客端末30Bは、読み取ったプレートIDを、顧客端末30Bを所持する顧客Bを識別するユーザIDと共に仲介サーバ40へ送信する。仲介サーバ40は、顧客端末30BからプレートID及びユーザIDを受信しても、顧客端末30Aから受信したプレートIDに基づいて発行したセッションコードに対応する取引が完了していないので、セッションコードの発行は行わない。代わりに、仲介サーバ40は、セッションコードの入力を促す表示画面を顧客端末Bに表示させる。顧客Bは、顧客端末30Aに表示されたセッションコードを顧客端末30Bに入力する。顧客端末30Bは、入力されたセッションコードを仲介サーバ40へ送信する。すなわち、顧客端末30Bは、仲介サーバ40に対し、プレートID及びユーザIDに加え、顧客端末30Aに対して発行されたセッションコードを送信する(ステップS31)。
これにより、顧客Bも、顧客端末30Bを操作して注文を行うことが可能となる。
顧客Aは、注文を行う場合には、テーブル又はその近傍にあるプレートから顧客端末30AでプレートIDを読み取る。顧客端末30Aは、読み取ったプレートIDを、顧客AのユーザIDと共に仲介サーバ40へ送信する。仲介サーバ40は、顧客端末30AからプレートID及びユーザIDを受信しても、顧客端末30Aから受信したプレートIDに基づいて発行したセッションコードに対応する取引が完了していないので、セッションコードの発行は行わない。代わりに、仲介サーバ40は、注文/支払を受け付けるための画面を顧客端末30Aに表示させる。
顧客Bが注文を行う場合にも、同様の処理が行われる。すなわち、顧客端末30Bは、仲介サーバ40に対し、プレートID及びユーザIDに加え、顧客Bによる注文内容をセッションコードと共に送信する(ステップS42)。
なお、顧客A,Bの注文は、共通のセッションコードに対応付けられる。したがって、注文リスト表示部144には、顧客A,Bの両者による注文品が表示され、決済金額表示部145には、その合計金額が表示されることになる。
顧客Aは、決済を行う場合には、テーブル又はその近傍にあるプレートから顧客端末30AでプレートIDを読み取る。顧客端末30Aは、読み取ったプレートIDを、顧客AのユーザIDと共に仲介サーバ40へ送信する(ステップS51)。その結果、顧客端末30Aには、図8の表示画面140が表示される(ステップS52)。
顧客Aは、顧客端末30Aの表示画面140に表示された決済金額を確認し、決済ボタンを押下する。顧客端末30Aは、決済ボタンの押下に応じて、セッションコード及び決済ボタンの押下を示す情報(すなわち、決済を指示する情報)を仲介サーバ40へ送信する(ステップS53)。
なお、顧客Bも、顧客Aと同様に、自身が所持する顧客端末30Bを用いて決済を行うことができる。すなわち、顧客A又は顧客Bのいずれかが、決済を行うことができる。
また、本発明に係る決済制御システムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。例えば、飲食店の店舗において第2実施例の構成ではなく、第1実施例の構成を適用してもよい。また、小売業や飲食店の店舗の他に、レンタル、修理、クリーニングなどの各種のサービスを提供する店舗にも、本発明に係る決済制御システムを適用することができる。また、上記のようなプレートを個人が所持し、銀行口座等の情報を登録しておくことで、1対1の個人間決済や1対複数による割り勘といった用途に利用することもできる。
Claims (8)
- 店舗に配備される店舗端末と、顧客が所持する顧客端末と、前記店舗端末及び前記顧客端末の各々と通信可能な仲介サーバとを備えた決済制御システムにおいて、
前記店舗には、前記店舗端末に対応付けられた第1コードを読み取り可能に保持するコード保持体を設けてあり、
前記決済制御システムは、前記顧客端末による前記第1コードの読み取りに応じて、店舗と顧客の間における取引を識別するための第2コードを発行するコード発行部を備え、
前記仲介サーバは、前記第2コードを前記顧客端末又は前記店舗端末の少なくとも一方に表示させる処理、及び前記第2コードに対応する取引の金額を含む電子決済用画面を前記顧客端末に表示させる処理を行う表示制御部と、前記第2コードが店舗と顧客に確認されたことを示す確認情報を受信し、更に、前記電子決済用画面により前記顧客から受け付けた前記第2コードに対応する取引の決済を指示する情報を前記顧客端末から受信した場合に、前記第2コードに対応する取引の決済処理を進める決済制御部とを備えたことを特徴とする決済制御システム。 - 請求項1に記載の決済制御システムにおいて、
前記顧客端末及び前記店舗端末の両方が、前記第2コードを表示し、
前記顧客端末又は前記店舗端末の少なくとも一方が、操作者から前記第2コードを確認した旨の操作を受け付けたことに応じて、前記確認情報を前記仲介サーバへ送信することを特徴とする決済制御システム。 - 請求項1に記載の決済制御システムにおいて、
前記顧客端末又は前記店舗端末のいずれか一方が、前記第2コードを表示し、
前記顧客端末又は前記店舗端末のいずれか他方が、操作者から前記第2コードの入力を受け付けたことに応じて、前記確認情報を前記仲介サーバへ送信することを特徴とする決済制御システム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の決済制御システムにおいて、
前記店舗端末は、前記顧客に決済を求める金額の情報を前記仲介サーバへ送信し、
前記表示制御部は、前記店舗端末から受信した前記金額を前記顧客端末の前記電子決済用画面に表示させ、
前記決済制御部は、前記金額について前記決済を指示する情報を前記顧客端末から受信したことに応じて、前記金額の決済処理を進めることを特徴とする決済制御システム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の決済制御システムにおいて、
前記顧客端末は、前記仲介サーバによる前記確認情報の受信後に、注文を指示する操作又は決済を指示する操作を受け付けたことに応じて、その旨を指示する情報を前記仲介サーバへ送信し、
前記決済制御部は、前記顧客端末から前記決済を指示する情報を受信したことに応じて、それまでに前記顧客端末から受信した前記注文を指示する情報に基づく算出金額の決済処理を進めることを特徴とする決済制御システム。 - 請求項5に記載の決済制御システムにおいて、
前記顧客端末として、前記第2コードを発行する契機となる前記第1コードの読み取りを行った第1の顧客端末と、前記第1の顧客端末とは異なる第2の顧客端末とがあり、
前記第2の顧客端末は、前記第2の顧客端末に前記第2コードが入力された後は、注文を指示する操作又は決済を指示する操作を受け付けたことに応じて、その旨を指示する情報を前記仲介サーバへ送信し、
前記決済制御部は、前記第1の顧客端末又は前記第2の顧客端末から前記決済を指示する情報を受信したことに応じて、それまでに前記第1の顧客端末と前記第2の顧客端末から受信した前記注文を指示する情報に基づく算出金額の決済処理を進めることを特徴とする決済制御システム。 - 店舗に配備される店舗端末及び前記店舗の顧客が所持する顧客端末の各々と通信可能な仲介サーバであって、
前記店舗には、前記店舗端末に対応付けられた第1コードを読み取り可能に保持するコード保持体を設けてあり、
前記顧客端末による前記第1コードの読み取りに応じて発行される、店舗と顧客の間における取引を識別するための第2コードを、前記顧客端末又は前記店舗端末の少なくとも一方に表示させる処理、及び前記第2コードに対応する取引の金額を含む電子決済用画面を前記顧客端末に表示させる処理を行う表示制御部と、前記第2コードが店舗と顧客に確認されたことを示す確認情報を受信し、更に、前記電子決済用画面により前記顧客から受け付けた前記第2コードに対応する取引の決済を指示する情報を前記顧客端末から受信した場合に、前記第2コードに対応する取引の決済処理を進める決済制御部とを備えたことを特徴とする仲介サーバ。 - 店舗に配備される店舗端末と、顧客が所持する顧客端末と、前記店舗端末及び前記顧客端末の各々と通信可能な仲介サーバとを用いて行われる決済制御方法において、
前記店舗には、前記店舗端末に対応付けられた第1コードを読み取り可能に保持するコード保持体を設けてあり、
前記顧客端末による前記第1コードの読み取りに応じて、店舗と顧客の間における取引を識別するための第2コードを発行するコード発行工程と、
前記仲介サーバが、前記コード発行工程で発行された前記第2コードを前記顧客端末又は前記店舗端末の少なくとも一方に表示させるコード表示工程と、
前記仲介サーバが、前記第2コードに対応する取引の金額を含む電子決済用画面を前記顧客端末に表示させる電子決済用画面表示工程と、
前記仲介サーバが、前記第2コードが店舗と顧客に確認されたことを示す確認情報を受信し、更に、前記電子決済用画面により前記顧客から受け付けた前記第2コードに対応する取引の決済を指示する情報を前記顧客端末から受信した場合に、前記第2コードに対応する取引の決済処理を進める決済工程とを有することを特徴とする決済制御方法。
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JP2018139670A Active JP6518826B2 (ja) | 2017-07-25 | 2018-07-25 | 決済制御システム、仲介サーバ及び決済制御方法 |
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