JP6518148B2 - 光モジュール - Google Patents

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本発明は、光モジュールに関する。
特許文献1には、一芯双方向光モジュールが開示されている。この一芯双方向光モジュールは、光ファイバの光軸上に配置されたレンズと、波長選択性フィルタと、PD(photodiode)とを備えている。LD(Laser Diode)の出射光は、波長選択性フィルタで反射されて光ファイバへ入射する。波長選択性フィルタは、LDに対向する主面、主面の反対面、及び、主面と反対面以外の側面、を有する透光材と、透光材の主面上に形成される波長選択層とを有する。透光材の側面は、主面及び反対面に対してそれぞれ異なる交差角で傾斜している。
特開2008−181025号公報
一般に、波長選択フィルタ、偏波フィルタ等の光学部品では、一方面に光学フィルタが形成され、一方面に対向する他方面にはARコート(無反射コート)が形成されている。このような光学部品は、コーティングが施された母材ガラス板を所定のサイズにダイシングして作製される。このような光学部品では、入射角度のズレやフィルタ本来の特性に起因して、光が100%透過せずにその一部が反射光となることがある。また、光が100%反射せずにその一部が透過光となることがある。
そして、このような反射光や透過光が光学部品の内部で反射を繰り返すことにより、一部の光が戻り光としてそのままLDに向かい、LDの動作に影響を与えることがある。そのため、光源への戻り光の発生が抑制された光学部品が求められている。
そこで、特許文献1に記載された光学部品では、主面及び反対面に対して異なる交差角で側面を傾斜させることによって戻り光を抑制している。しかしながら、主面及び反対面に対して側面を傾斜させるためには、例えば、母材ガラス板をその主面に対して斜めにダイシングする必要がある。この場合、母材ガラス板を切り出すためのブレードを斜めにセットするなど、従来と異なる製造設備が必要であり、作製が困難である。また、このような製造設備の導入は、コスト増に繋がる虞がある。
本発明は、光モジュール内で生成される迷光が抑制された光モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一形態による光モジュールは、光学部品を搭載し、光を受信または送信する光モジュールであって、この光学部品は、光が入射する主面と、この主面に対向する対向面と、これら主面及び対向面を接続する複数の側面とを備え、複数の側面は、いずれも主面及び対向面の少なくとも一方と直角をなし、複数の側面のうち、互いに隣接する側面同士のなす角が鋭角又は鈍角である。
本発明の一側面の光モジュールによれば、光モジュール内で生成される迷光を抑制することができる。
図1は、本発明の一形態に係る光モジュールの光学系を示す模式図である。 図2は、図1の光モジュールの一部を示す斜視図である。 図3は、母材から切り出された光学部品を示す平面図である。 図4は、光学部品に対する光路を示す模式図である。(a)は従来例の一例を示す。(b)は実施形態の一例を示す。 図5は、光学部品に対する光路を模式的に示す斜視図である。 図6は、変形例に係る光学部品が母材から切り出された状態を示す平面図である。(a)は、一の変形例を示す。(b)は、他の変形例を示す。 図7は、光学部品のシミュレーション結果を示すグラフである。
本発明の実施形態に係る光学部品の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1、2を参照して本実施形態に係る光学部品を備えた光モジュールとしての波長多重光送信モジュール(光送信モジュール)1の構成を説明する。図1は光送信モジュール1の光学系を示す模式図であり、図2は本発明に係る光送信モジュール1の一部を示す斜視図である。光送信モジュール1の基板2には、半導体レーザ11a〜11d、集光レンズ12a〜12d、モニタフォトダイオード(monitor photodiode:mPD)13a〜13d、コリメートレンズ14a〜14d、ミラー17、第1、2のWDMフィルタ15,16、波長板18、及び、偏波合成器(Polarization Beam Combiner:PBC)19が搭載される。
半導体レーザ(Laser Diode:LD)11a〜11dは光送信モジュール1の長軸に交差する方向に沿って順に配置されてこの長軸に沿った方向にそれぞれ信号光S1〜S4を出力する。これら信号光S1〜S4はそれぞれ異なる波長λ1〜λ4を有し、好ましくは、波長λ1〜λ4はLANWDM(Local Area Network Wavelength Division Multiplexing)の波長グリッドの何れかにそれぞれ一致している。さらに、これら波長λ1〜λ4はλ1<λ2<λ3<λ4の関係を満たしていることが好ましいが、当該関係に制限されることはない。また、LD11a〜11dは所謂端面発光型のデバイスである。本実施形態では、LD11a〜11dから出力される信号光S1〜S4は、基板2と平行に偏光している。
集光レンズ12a〜12dは、それぞれLD11a〜11dの出力光をコリメートレンズ14a〜14dの焦点に集光する。mPD13a〜13dはLD11a〜11dに対応して出射光の一部を検知するものであり、サブマウント130に搭載されている。例えば、サブマウント130は、ビームスプリッタを兼ね、LD11a〜11dの出射光の一部をmPD13a〜13dに向けて出力する。
コリメートレンズ14a〜14dは、LD11a〜11dから出射された信号光S1〜S4それぞれをコリメート光CL1〜CL4に変換して出力する。ミラー17は、コリメートレンズ14aから出射されたコリメート光CL1を第1のWDMフィルタ15に向けて反射し、コリメートレンズ14bから出射されたコリメート光CL2を第2のWDMフィルタ16に向けて反射する。
第1のWDMフィルタ15は、透光材(母材)50と、光入射面であるARコート51と、波長選択フィルタ52とを備えている。透光材50は、主面50a、主面50aに対向する対向面50b、及び、主面50aと対向面50bとを接続する4つの側面50c〜50fを有する。また、ARコート51は主面50aに形成され、波長選択フィルタ52は対向面50bに形成されている。主面50aは、コリメート光CL3の入射面である。また、対向面50bはコリメート光CL1の入射面であるとともに、コリメート光CL5の出射面である。主面50aと対向面50bとは、同形状であり、本実施形態ではいずれも平行四辺形状である。側面50c〜50fは、いずれも主面50a及び対向面50bと直角をなしている。側面50c及び側面50eは、互いに平行に対向している。また、側面50d及び側面50fも、互いに平行に対向している。また、互いに隣接している側面50cと側面50fとのなす角、及び、側面50dと側面50eとのなす角は鋭角(例えば65〜85度)であり、互いに隣接している側面50cと側面50dとのなす角、及び、側面50eと側面50fとのなす角は鈍角(例えば95〜115度)である。
図3は、母材150から切り出されたWDMフィルタ15を示す平面図である。上記のようなWDMフィルタ15は、母材150をダイシングすることによって形成される。母材150の一方面及び他方面は、主面50a及び対向面50bにそれぞれ対応している。すなわち、母材150は、透光材50と同じ材料に予め波長選択フィルタ及びARコートが形成されたものである。ダイシングを行うためのブレードは、母材150の一方面又は他方面に対して垂直に当てられる。ブレードによる切断面はWDMフィルタ15の側面50c〜50fに相当する。図3において、ブレードによる切断線Lが直角以外の角度で交差することによって、互いに隣接する側面同士のなす角度が鋭角又は鈍角となる。本実施形態では、切断線Lが65〜85度の鋭角で(換言すると、切断線Lが95〜150度の鈍角で)ダイシングされる。
再び図1,2を参照する。WDMフィルタ15に形成された波長選択フィルタ52は、波長λ1において高い反射率(小さい透過率)を有し、波長λ3において高い透過率(小さい反射率)を有する。そのため、第1のWDMフィルタ15は、コリメート光CL1及びコリメート光CL3の合波光であるコリメート光CL5を出力する。このコリメート光CL5は、基板2に対して平行に偏光している。
第2のWDMフィルタ16は、透光材60と、ARコート61と、波長選択フィルタ62とを備えている。透光材60は、主面60a、主面60aに対向する対向面60b、及び、主面60aと対向面60bとを接続する4つの側面60c〜60fを有する。また、ARコート61は主面60aに形成され、波長選択フィルタ62は対向面60bに形成されている。主面60aは、コリメート光CL4の入射面である。また、対向面60bはコリメート光CL2の入射面であるとともに、コリメート光CL6の出射面である。主面60aと対向面60bとは、同形状であり、本実施形態ではいずれも平行四辺形である。側面60c〜60fは、いずれも主面60a及び対向面60bと直角をなしている。側面60c及び側面60eは、互いに平行に対向している。また、側面60d及び側面60fも、互いに平行に対向している。また、互いに隣接している側面60cと側面60fとのなす角、及び、側面60dと側面60eとのなす角は鋭角(例えば65〜85度)であり、互いに隣接している側面60cと側面60dとのなす角、及び、側面60eと側面60fとのなす角は鈍角(例えば95〜115度)である。このようなWDMフィルタ16は、WDMフィルタ15と同様に、主面と主面に平行な対向面とを備えた母材をダイシングすることによって形成される。
WDMフィルタ16に形成された波長選択フィルタ62は、波長λ2において大きな反射率(小さな透過率)を有し、波長λ4において大きな透過率(小さな反射率)を有する。そのため、第2のWDMフィルタ16は、コリメート光CL2及びコリメート光CL4の合波光であるコリメート光CL6を出力する。このコリメート光CL6は、基板2に対して平行に偏光している。
波長板18は1/2波長板であり、入力光の偏光を90度回転した偏光を有する光を出力する。すなわち、波長板18は、コリメート光CL5を入力し、コリメート光CL5の偏光方向(図2の例では基板2の主面に平行な方向)を90度回転させ、基板2に直交する方向に偏光したコリメート光CL7を出力する。
PBC19は、透光材90と、ARコート92と、偏波分離/合成フィルタ94と、反射膜93とARコート95とを備えている。透光材90は、主面90a、この主面90aに対向する対向面90b、及び、主面90aと対向面90bとを接続する4つの側面90c〜90fを有する。ARコート92と偏波分離/合成フィルタ94とは、主面90aに形成されている。また、反射膜93とARコート95とは、対向面90bに形成されている。主面90aは、コリメート光CL7,CL6の入射面であり、対向面90bはコリメート光CL8の出射面である。主面90aと対向面90bとは、同形状であり、本実施形態ではいずれも平行四辺形である。側面90c〜90fは、いずれも主面90a及び対向面90bと直角をなしている。側面90c及び側面90eは、互いに平行に対向している。また、側面90d及び側面90fも、互いに平行に対向している。また、互いに隣接している側面90cと側面90fとのなす角、及び、側面90dと側面90eとのなす角は鋭角(例えば65〜85度)であり、互いに隣接している側面90cと側面90dとのなす角、及び、側面90eと側面90fとのなす角は鈍角(例えば95〜150度)である。
偏波分離/合成フィルタ94は、基板2に平行に偏光するコリメート光CL6に対して大きな透過率(等価的に小さな反射率)を有し、基板2と直交して偏光するコリメート光CL7に対して大きな反射率(等価的に小さな透過率)を有する。これにより、PBC19は、コリメート光CL6とコリメート光CL7とを偏波合成し、コリメート光CL8を集光レンズ8に向けて出力する。集光レンズ8は、ファイバスタブ6に保持された光ファイバ5の端面に向けてコリメート光CL8を集光する。このようなPBC19は、WDMフィルタ15と同様に、主面と主面に平行な対向面とを備えた母材をダイシングすることによって形成される。
以上の様に、本発明に係る光モジュールでは、半導体レーザ11a〜11dを出射した信号光はそれぞれコリメート光に変換された後、複数の光学部品を含む光学系により多重化されて光モジュール外に出力される。コリメート光学系では、光源から離れた位置であっても光エネルギが保持されているため、その光学特性、特に光雑音特性が迷光に大きく左右される。集束光学系では、収束点以遠では発散光になるため、遠点での迷光の影響(光雑音)は距離に依存して小さくなる。従い、コリメート光学系では迷光対策がその信号光の品質を維持する上で重要となる。
次に、図4、図5を参照しながら一形態における光学部品(WDMフィルタ、偏波合成フィルタ)に対する入射光の光路の一例について説明する。なお、図4(a),(b)では、説明の簡単のために、LD11c、集光レンズ12c、コリメートレンズ14c及びWDMフィルタ15(WDMフィルタ35)によって構成された光学系が示されており、更に、WDMフィルタ15(WDMフィルタ35)の波長選択フィルタ及びARコートが省略されている。
図4(a)を参照して、従来例の一つについて説明する。WDMフィルタ35は、直方体であり、主面35aと、主面35aに平行な対向面35bと、主面35a及び対向面35bを接続する側面35cとを備えている。WDMフィルタ35の側面35cは、基板に対して傾斜することなく直立している。LD11cから出射された光は、コリメートレンズ14cによってコリメート光CL3となり、基板に平行に進む。換言すると、コリメート光CL3は、WDMフィルタ35の底面に平行に進行する。このコリメート光CL3は、WDMフィルタ35の主面35aに入射し、WDMフィルタ35内を伝搬する。コリメート光CL3のうちWDMフィルタ35から出射されなかった光は、対向面35b及び側面35cで反射される。側面35cは基板に対して直立しているため、側面35cで反射された光は、入射したコリメート光CL3と同様に基板に対して平行な状態を保って進む。この光の一部は、主面35aから出射され、コリメート光CL3と略同じ光路を辿ってLD11cに向かう戻り光となる。
一方、図4(b)、図5に示されるように、一形態におけるWDMフィルタ15では、コリメート光CL3のうちWDMフィルタ15から出射されなかった光は、WDMフィルタ15内を伝搬して対向面50bで反射され、さらに側面50fで反射される。側面50fは、基板に対向する側面50eに対して鈍角に交差しているので、側面50fで反射された光は、側面50eから離れる方向に進む。また、コリメート光CL3の主面50aへの入射角によっては、WDMフィルタ15内を反射した光が側面50dで反射される。側面50dは、基板に対向する側面50eに対して鋭角に交差しているので、側面50dで反射された光は、側面50eに近付く方向に進行する。このように、側面50d又は側面50fで反射された光は、基板と平行に進まないので、当該光がLD11cに戻ることが抑制される。
以上の構成を備える光学部品(WDMフィルタ15,16及びPBC19)の効果について、WDMフィルタ15を例として説明する。従来の製造装置では、ブレードは母材を載置するステージに対して直交して配置される。WDMフィルタ15では、複数の側面50c〜50fが、いずれも主面50a及び対向面50bと直角をなしている。この場合、例えば主面50a(又は対向面50b)をステージに載置すると、側面50c〜50fは所定の平面に対して直交することになる。そのため、従来と同様の製造設備を用いて、容易にWDMフィルタ15を作製することができる。また、基板2に対して一の側面50eを底面としてWDMフィルタ15が載置されることによって、側面50eに隣接する他の側面50d、50fを基板2に対して傾斜して配置することができる。このように、特別な部材等を用いることなく、側面50d、50fが傾斜した状態でWDMフィルタ15を基板に搭載することができる。
また、WDMフィルタ15は4つの側面50c〜50fを有しており、互いに対向する2つの側面50c及び側面50eと、側面50d及び側面50fとはそれぞれ平行である。このように、WDMフィルタ15は、主面50a側から見て平行四辺形である。そのため、ステージを回転制御して母材150の切断線Lを交差させてダイシングすることによってWDMフィルタ15を容易に製作することができる。
また、光学部品の主面又は対向面には、光学フィルタが形成されている。この場合、光学部品に対して所望の機能をもたせることができる。上記実施形態では、光学フィルタは一例として波長選択フィルタであり、この場合、光学部品をWDMフィルタとして使用することができる。また、一例として、光学フィルタが偏波分離/合成フィルタの場合、この光学部品を偏波合成器として使用することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。例えば、図6(a)に示されるように、複数の側面のうち、互いに隣接する側面同士のなす角のうち少なくとも一部が鋭角又は鈍角であればよい。この例では、側面45fに対して隣接する一方の側面45eが鋭角をなし、隣接する他方の側面45cが鈍角をなしている。また、側面45fに対向する側面45dは、隣接する側面45c,45eに対して直交している。この場合、側面45dを除く側面45c,側面45e又は側面45fを底面として基板に載置される。
また、側面同士がなす角度は実施形態に限定されるものではない。図6(b)に示されるように、ブレードが65度以下の鋭角で交差して(換言すると、ブレードが115度以上の鈍角で交差する)母材をダイシングしてもよい。
また、各光学部品(WDMフィルタ、PBC)が光送信モジュールに使用されている一例について説明したが、本発明はこれに限定されない。光学部品は、例えば多値変調器モジュールなど薄膜フィルタを用いて波長合波、偏波合波するモジュール全般に使用することができる。
(実施例)
基板に対する側面(ダイシング面)の角度を変化させて、LDに戻る戻り光結合をシミュレーションし、結果を図7に示した。このシミュレーションでは、主面(入射面)以外の対向面及び側面における反射率を100%とした。基板に対する側面の角度が90度であるときの結果は、図4(a)に示した従来例の結果に相当する。ダイシング面の角度が80度である場合には、戻り光結合が−25dBまで低下し、ダイシング面の角度が75度である場合には、戻り光結合が−31dBまで低下し、ダイシング面の角度が70度である場合には、戻り光結合が−45dBまで低下した。このように、基板に対するダイシング面の角度が90度である場合に比べて、ダイシング面の角度を小さく設計することによって戻り光結合を低減させることができるとの結果を得た。
以上、本発明の構成を、光送信モジュール1を例にとって詳細に説明した。しかしながら、本発明はかかる光送信モジュールに限定されることはなく、光受信モジュールにも同様に適用可能である。すなわち、光受信モジュール、特に、光入力ポート直後で受信光をコリメート光に変換し、複数の光学部品を含む光学系により信号処理を行い、光受信デバイスの直線に挿入した集光レンズで、この処理された受信光を検知する光受信モジュールにおいて、たとえば、光学部品としてフィルタを含む場合には、当該フィルタの形状を本発明にかかるフィルタの外形に準拠した形状とすることにより、検知される受信光に含まれる光雑音を低下させることが可能となる。
1…光送信モジュール(光モジュール)、15,16…WDMフィルタ(光学部品)、50a,60a,90a…主面、50b,60b,90b…対向面、50c〜50f、60c〜60f、90c〜90f…側面、19…PBC(光学部品)。

Claims (6)

  1. 基板の実装面上に光学部品を搭載し、光を受信または送信する光モジュールであって、
    前記光学部品は、
    前記光が入射する主面と、前記主面に対向する対向面と、前記主面及び前記対向面を接続する複数の側面とを備え、
    前記複数の側面は、いずれも前記主面及び前記対向面と直角をなし、
    前記複数の側面のうち、互いに隣接する側面同士のなす角が鋭角又は鈍角であり、
    前記複数の側面のうちの一つの面は、前記実装面と平行であり、
    前記主面に入射する前記光の光軸は、前記実装面に平行であり、
    前記一つの面と直角をなす前記主面は、前記光の前記光軸に対して傾斜しており、
    前記主面から入射した前記光は、少なくとも前記光学部品の内部において前記側面のうちの前記一つの面とのなす角度が鋭角又は鈍角である面で反射する、光モジュール。
  2. 前記複数の側面は4面であり、互いに対向する2つの側面は互いに平行である、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記主面及び前記対向面の少なくとも一方には、光学フィルタが形成されている、請求項1又は2に記載の光モジュール。
  4. 前記光学フィルタは波長選択フィルタである、請求項3に記載の光モジュール。
  5. 前記光学フィルタは偏波分離/合成フィルタである、請求項3に記載の光モジュール。
  6. 前記光はコリメート光である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光モジュール。
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