JP6516812B1 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが閲覧中のコンテンツに関連するコンテンツをユーザに提案することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム100において、情報処理装置1は、取得部43と、決定部44とを備える。取得部43は、第1のコンテンツの解析結果に基づいて第1のコンテンツに付加された位置情報を取得する。決定部44は、複数のコンテンツのうち取得部によって取得された第1のコンテンツに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加された1以上のコンテンツを、第1のコンテンツを閲覧中のユーザに閲覧を提案する第2のコンテンツとして決定する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ニュースやブログといった記事を含むコンテンツのインターネットを介した配信が盛んに行われている。例えば、特許文献1には、複数のユーザの閲覧履歴情報から計算した閲覧済みコンテンツの履歴重要度に基づいて閲覧済みコンテンツに関連する関連コンテンツを取得し、閲覧済みコンテンツを閲覧したユーザへ関連コンテンツを配信する情報配信サーバが提案されている。
特開2013−140479号公報
しかしながら、特許文献1に記載の情報配信サーバは、閲覧済みコンテンツの人気度および閲覧回数に基づいてユーザの嗜好を反映したコンテンツを配信するものであり、ユーザが閲覧中のコンテンツに関連するコンテンツを配信するものではない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが閲覧中のコンテンツに関連するコンテンツをユーザに提案することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、取得部と、決定部とを備える。前記取得部は、第1のコンテンツの解析結果に基づいて前記第1のコンテンツに付加された前記位置情報を取得する。前記決定部は、複数のコンテンツのうち前記取得部によって取得された前記第1のコンテンツに付加された前記位置情報と同一または関連する位置情報が付加された1以上のコンテンツを、前記第1のコンテンツを閲覧中のユーザに閲覧を提案する第2のコンテンツとして決定する。
実施形態の一態様によれば、ユーザが閲覧中のコンテンツに関連するコンテンツをユーザに提案することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理の説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の位置情報記憶部に記憶された位置情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置のコンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツテーブルの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ一覧画面の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るコンテンツ表示画面の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るコンテンツ表示画面の他の例を示す図である。 図8は、図7に示す地図領域の拡大図である。 図9は、実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する情報処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、図9に示す位置情報付加処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、図9に示すコンテンツ提案処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施形態に係る情報処理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
〔1.情報処理方法〕
図1を用いて、実施形態に係る情報処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の説明図であり、本実施形態においては、コンテンツを取得し、取得したコンテンツを提供する情報処理装置によって情報処理が実行される。
図1に示す情報処理装置は、投稿者であるユーザU,Uから投稿される複数のコンテンツをユーザU,Uの端末装置から取得し、取得した複数のコンテンツをコンテンツ記憶部に記憶する。図1に示す例では、ユーザUがコンテンツC11,C12を投稿し(ステップS1)、ユーザUがコンテンツC21〜C25を投稿する(ステップS2)。
情報処理装置は、ユーザU,Uの端末装置から送信されるコンテンツC11,C12,C21〜C25(以下、総称してコンテンツCと記載する)を受信し、受信した複数のコンテンツCをコンテンツ記憶部に記憶する(ステップS3)。コンテンツCは、例えば、ニュース、ブログ(ミニブログを含む)、SNS(Social Networking Service)などにおいて投稿されるコンテンツである。コンテンツは、例えば、テキスト、画像、動画などを含む。
次に、情報処理装置は、位置情報選択処理を実行する(ステップS4)。かかる位置情報選択処理において、情報処理装置は、ステップS3でコンテンツ記憶部に記憶した各コンテンツCを取得し、取得した各コンテンツCの内容を解析する。情報処理装置は、各コンテンツCの解析結果に基づいて、各コンテンツCに付加する1以上の位置情報を選択する。
コンテンツCに付加される位置情報は、例えば、コンテンツCに出現する地点に関する情報、コンテンツCに出現する地域に関する情報などである。地点の情報は、地図上の特定の地点に関する情報であり、POI(Point Of Interest)と称されることがある。かかる地点の情報は、例えば、店舗や施設などである。また、地域の情報は、地図上の特定の地域に関する情報であり、例えば、東京都港区六本木、神奈川県横浜市などといった地域を示す情報である。
情報処理装置は、位置情報付加処理を実行する(ステップS5)。かかる位置情報付加処理において、情報処理装置は、ステップS4で選択した1以上の位置情報をコンテンツCに付加して、コンテンツ記憶部に記憶する。なお、情報処理装置は、端末装置からコンテンツCを取得する毎に、コンテンツCに付加する1以上の位置情報を選択し、選択した1以上の位置情報をコンテンツCに付加して、コンテンツ記憶部に記憶することもできる。
各コンテンツCに1以上の位置情報が付加された後、コンテンツCの閲覧者であるユーザU10が端末装置を操作してコンテンツ一覧画面などからコンテンツC11を選択すると、端末装置からコンテンツC11の送信を要求する送信要求が情報処理装置へ送信される(ステップS6)。
情報処理装置は、端末装置からコンテンツC11の送信要求を受信すると、コンテンツC11を第1のコンテンツCAとして提供する(ステップS7)。かかるステップS7において、情報処理装置は、送信要求で特定されるコンテンツC11をコンテンツ記憶部から取得し、取得したコンテンツC11を第1のコンテンツCAとして送信要求元の端末装置へ送信する。
また、情報処理装置は、コンテンツ提案処理を実行する(ステップS8)。かかるコンテンツ提案処理において、情報処理装置は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報をコンテンツ記憶部から取得する。そして、情報処理装置は、取得した位置情報に基づいて、ユーザU10に閲覧を提案するコンテンツである第2のコンテンツCBを決定する。
ステップS8において、情報処理装置は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と一致または関連する位置情報が付加されたコンテンツCを第2のコンテンツCBとして決定する。以下、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と一致する位置情報を一致位置情報と記載し、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と関連する位置情報を関連位置情報と記載する。
情報処理装置は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で示される地点がランドマークAであれば、ランドマークAを示す位置情報である一致位置情報を有するコンテンツCを第2のコンテンツCBとして決定する。また、情報処理装置は、ランドマークAを中心とした所定距離内の地域、またはランドマークAが属する地域を示す位置情報である関連位置情報を有するコンテンツCを第2のコンテンツCBとして決定することができる。
また、情報処理装置は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で示される地域が地域B(例えば、東京都港区六本木)であれば、例えば、地域Bを示す位置情報である一致位置情報を有するコンテンツCを第2のコンテンツCBとして決定する。また、情報処理装置は、地域Bと地域B以外の地域を含む地域を示す位置情報である関連位置情報を有するコンテンツCを第2のコンテンツCBとして決定することができる。また、情報処理装置は、地域Bに隣接する地域を示す位置情報である関連位置情報を有するコンテンツCを第2のコンテンツCBとして決定することもできる。
情報処理装置は、決定した第2のコンテンツCBの閲覧を提案する提案情報をユーザU10の端末装置へ送信する(ステップS9)。提案情報は、例えば、第2のコンテンツCBを選択するための情報(例えば、第2のコンテンツCBの見出しのリスト)である。図1に示す例では、コンテンツC21,C25が第2のコンテンツCBとして決定され、ユーザU10の端末装置でコンテンツC21,C25の見出しが表示されていることを示している。ユーザU10が端末装置を操作してコンテンツC21を選択することで、コンテンツC21が端末装置に表示される。
このように、情報処理装置は、第1のコンテンツCAの解析結果に基づいて第1のコンテンツCAに付加された位置情報に基づいて、ユーザU10に閲覧を提案する第2のコンテンツCBを決定する。これにより、ユーザU10が閲覧中の第1のコンテンツCAの内容と関連する第2のコンテンツCBをユーザU10へ提案することができることから、コンテンツCを閲覧するユーザU10の利便性を向上させることができる。
また、コンテンツCの解析結果に基づいて位置情報がコンテンツCに付加される。そのため、位置情報が付加されずにユーザU,Uから提供されるコンテンツCを用いて、ユーザU10が閲覧中のコンテンツCの内容と地理的に関連するコンテンツCをユーザU10へ提案することができる。
〔2.情報処理システムの構成〕
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1と、複数の端末装置2〜2(nは、2以上の整数)とを備える。
これら情報処理装置1と、複数の端末装置2〜2(以下、端末装置2と記載する場合がある)とは、ネットワーク3を介して有線または無線により互いに通信可能に接続される。ネットワーク3は、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。端末装置2〜2は、ユーザU〜U(以下、ユーザUと総称する場合がある)によって操作される。
各ユーザUは、コンテンツを提供する投稿者またはコンテンツを閲覧する閲覧者である。なお、コンテンツは、端末装置2のブラウザによって再生されるものであってもよいし、端末装置2のアプリケーションプログラムによって再生されるものであってもよい。
〔2.1.端末装置の構成〕
端末装置2は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ等であり、通信部10と、制御部11(コントローラ)と、表示部12と、操作部13と、記憶部14とを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。表示部12は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であり、操作部13は、例えば、キーボードやタッチパネルなどである。制御部11の機能は、例えば、CPUがROMに記憶されているアプリケーションのプログラムを読み出して実行することにより実現される。
制御部11は、ユーザUの操作部13への操作を検出し、かかる操作に応じた要求を情報処理装置1へ送信する。また、制御部11は、情報処理装置1から送信される各種の画面の情報やユーザUの操作部13への入力操作に応じた情報を表示部12に表示することができる。
また、制御部11は、ユーザUの操作部13への操作に応じて作成されるニュースやブログなどの記事を情報処理装置1へ送信することができる。なお、以下において、情報処理装置1へ投稿されるコンテンツが記事であるものとして説明するが、情報処理装置1へ投稿されるコンテンツは、記事以外のコンテンツ(例えば、音声コンテンツ、音楽コンテンツ、動画コンテンツなど)であってもよい。
〔2.2.情報処理装置の構成〕
情報処理装置1は、通信部20と、記憶部21と、制御部22(コントローラ)とを備え、コンテンツサービスを提供する。端末装置2のユーザUは、情報処理装置1へコンテンツを投稿したり、情報処理装置1に投稿されたコンテンツを閲覧したりすることができる。
〔2.2.1.通信部20〕
通信部20は、ネットワーク3との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスであり、ネットワーク3との接続を有線または無線で行う。制御部22は、通信部20およびネットワーク3を介して、端末装置2との間で各種の情報を送受信することができる。
〔2.2.2.記憶部21〕
記憶部21は、位置情報記憶部23と、コンテンツ記憶部24とを備える。位置情報記憶部23およびコンテンツ記憶部24は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスク等の記憶装置である。
位置情報記憶部23は、各位置に関する情報を含む位置情報テーブルを記憶する。図3は、位置情報記憶部23に記憶された位置情報テーブルの一例を示す図である。図3に示す位置情報テーブル25は、「位置ID」毎に、「位置名」、「緯度経度」、「カテゴリ」、「読み」、「住所」、「別表記」、「エリアコード」および「電話番号」などが関連付けられた情報である。
「位置ID」は、位置(例えば、地点、地域など)の識別情報である。「位置名」は、位置IDで特定される位置の名称であり、例えば、飲食店名、宿泊施設名、ランドマーク名、鉄道路線名、史跡名所名、地域名などを含む。「緯度経度」は、位置IDで特定される位置の緯度経度を示す情報である。「カテゴリ」は、位置IDに関連付けられた位置の種別であり、例えば、位置IDで特定される位置の店舗の種別である。「読み」は、「位置名」に設定される名称の読み仮名である。
「住所」は、位置IDで特定される位置の住所である。かかる住所は、都道府県名、市町村名(または区)、字および番地で特定されるが、位置IDで特定される位置が地域(例えば、市町村や都道府県)を示すものである場合、地域を特定する住所が位置情報テーブル25の「住所」に設定される。例えば、位置IDで特定される位置が市町村(または区)である場合には、位置IDで特定される位置の住所には、字および番地は含まれない。
「別表記」は、位置IDで特定される位置の名称であって、「位置名」以外に呼称される名称である。例えば、別表記は、略称や通称などを含む。「エリアコード」は、住所の属するエリアを段階的に示すコードである。「電話番号」は、位置IDで特定される位置の電話番号であり、例えば、位置名が飲食店名や宿泊施設名である場合、飲食店や宿泊施設の電話番号である。
コンテンツ記憶部24は、コンテンツCに関する情報を含むコンテンツテーブルを記憶する。図4は、コンテンツ記憶部24に記憶されたコンテンツテーブル26の一例を示す図である。図4に示すコンテンツテーブル26は、「コンテンツID」毎に、「データ」、「位置情報」、「全体の閲覧割合」および「地域の閲覧割合」などが関連付けられた情報である。
「コンテンツID」は、コンテンツCの識別情報である。「データ」は、コンテンツCのデータである。なお、「データ」は、コンテンツCのデータそのものでなくてもよく、例えば、コンテンツ記憶部24におけるコンテンツCの格納位置を示すデータであってもよい。「位置情報」は、コンテンツCに関連付けられた位置情報である。図4に示す位置情報は、位置名であるが、コンテンツテーブル26の「位置情報」は、位置を特定するための情報であればよく、例えば、位置IDであってもよく、位置名以外の情報(例えば、緯度経度やエリアコード)であってもよい。
「全体の閲覧割合」は、コンテンツCのCTR(Click Through Rate)であり、コンテンツCの提案回数に対する、コンテンツCの閲覧回数の比である。提案回数は、例えば、端末装置2にコンテンツCの見出しが表示された総回数である。また、閲覧回数は、端末装置2のユーザUによってコンテンツCが閲覧された総回数である。例えば、閲覧回数は、端末装置2のユーザUの操作によって、コンテンツCのリンクが貼られたコンテンツCの見出しが選択(クリック)されて端末装置2にコンテンツCが表示された総回数である。以下、全体の閲覧割合を全体閲覧割合と記載する場合がある。
「地域の閲覧割合」は、位置情報で決定される地点または地域におけるコンテンツCのCTRであり、位置情報で決定される地点または地域での提案回数に対する、位置情報で決定される地点または地域での閲覧回数の比である。例えば、コンテンツCに付加された位置情報で決定される地域が東京都渋谷区である場合、「地域の閲覧割合」は、東京都渋谷区に存在する端末装置2に表示されたコンテンツCの見出しの表示回数(提案回数)に対するクリック回数(閲覧回数)の比である。以下、地域の閲覧割合を地域閲覧割合と記載する場合がある。
なお、位置情報で決定される地点は、位置情報で特定される地点であり、位置情報がAAAAAA六本木店(図3参照)を示す場合、AAAAAA六本木店である。また、位置情報で決定される地域は、例えば、位置情報がAAAAAA六本木店を示す場合、東京都港区六本木やAAAAAA六本木店から所定距離の地域である。
また、「地域閲覧割合」は、位置情報で特定される地点または地域の近隣の地域におけるコンテンツCのCTRであってもよい。例えば、位置情報で特定される位置がAAAAAA六本木店(図3参照)または「東京都港区六本木」である場合、「地域閲覧割合」は、東京都港区六本木に存在する端末装置2に提案情報が表示されたコンテンツCのクリック率である。
また、「地域閲覧割合」は、位置情報で特定される地点または地域を含む地域におけるコンテンツCのCTRであってもよい。例えば、位置情報で特定される位置が「東京都港区六本木」である場合、「地域閲覧割合」は、東京都港区に存在する端末装置2に提案情報が表示されたコンテンツCのクリック率である。なお、「地域閲覧割合」は、地点や地域ではなく、緯度経度に基づいて特定される領域におけるCTRであってもよい。
〔2.2.3.制御部22〕
制御部22は、例えば、CPU、ROM、RAM、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。図2に示すように、制御部22は、コンテンツ受付部30と、位置情報付加部31と、情報提供部32と、提案コンテンツ提供部33とを備える。かかるコンテンツ受付部30、位置情報付加部31、情報提供部32および提案コンテンツ提供部33の機能は、例えば、制御部22のCPUが制御部22のROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
なお、コンテンツ受付部30、位置情報付加部31、情報提供部32および提案コンテンツ提供部33は、それぞれ一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
〔2.2.3.1.コンテンツ受付部30〕
コンテンツ受付部30は、ネットワーク3および通信部20を介して端末装置2からコンテンツCの投稿を受け付ける。コンテンツ受付部30は、端末装置2から受信されたコンテンツCをコンテンツテーブル26に設定する。
〔2.2.3.2.位置情報付加部31〕
位置情報付加部31は、コンテンツ記憶部24に記憶されたコンテンツCを読み出しし、読み出したコンテンツCが指し示す位置に関する情報を解析する。位置情報付加部31は、コンテンツCの解析結果に基づいて、コンテンツCに位置情報を付加し、位置情報を付加したコンテンツCをコンテンツテーブル26に設定する。
位置情報付加部31は、抽出部41と選択部42とを備える。抽出部41は、コンテンツCである記事の本文(以下、対象テキストと記載する)から複数種類の位置判定要素を抽出することができる。
抽出部41は、対象テキストに対してテキスト解析を行うことによって、対象テキストから位置判定要素の一つである「タグ」を抽出する。「タグ」とは、一まとまりの意味情報とみなされるワードである。例えば、飲食店名、宿泊施設名、ランドマーク名、鉄道路線名、史跡名所名などがタグに該当する。
抽出部41は、対象テキストを形態素解析した結果として得られるワード(単語)のそれぞれに対し、特有の意味を有するものに対して高いスコアを付与してランク付けし、上位ランクに絞り込むことで、タグを抽出することができる。タグを抽出する際にワードに与えられるスコアは、コーパスにおけるtf−idfなどに基づいて計算される。かかるスコアは、抽出されたタグに対するスコアとしても使用されてよい。
また、抽出部41は、対象テキストに電話番号が含まれている場合、対象テキストから位置判定要素の一つである「電話番号」を抽出することができる。抽出部41は、所定の桁数の数字列を抽出することで、対象テキストから電話番号を抽出することができる。
また、抽出部41は、対象テキストに住所を示す情報が含まれている場合、対象テキストから位置判定要素の一つである「住所」を抽出することができる。抽出部41は、例えば、対象テキストに対してテキスト解析を行うことによって、対象テキストから住所を抽出する。より具体的に、抽出部41は、対象テキストを形態素解析した結果として得られるワードのそれぞれから、住所とみなされるワード以外を除外することで、対象テキストから住所を抽出する。
抽出部41は、対象テキストに地域を示す文字列が含まれている場合、対象テキストから地域を示す文字列を抽出することができる。また、抽出部41は、対象テキストにランドマーク情報などが含まれている場合、対象テキストからランドマーク情報を抽出し、GIS(Geographic Information System)情報などを利用して、対象テキストが示唆する地域を推定する。
抽出部41は、ランドマーク情報などのタグを住所に変換することで、対象テキストから位置判定要素の一つである「住所」の少なくとも一部を抽出することができる。例えば、抽出部41は、ランドマーク情報を含む「スカイツリーに行く。」という対象テキストから、東京スカイツリーの所在地である「東京都墨田区押上」を推定し、「東京都墨田区押上」を住所の一部として抽出する。
選択部42は、抽出部41により抽出された1以上の位置判定要素を用いて位置情報テーブル25を検索し、位置情報テーブル25に含まれる複数の位置情報のうち、対象テキストが指し示す一以上の位置情報を、コンテンツCに付加する一以上の位置情報として選択する。例えば、選択部42は、所定数N1の位置情報を選択し、選択した位置情報をコンテンツCに付加する。所定数N1は1であってもよいし、2以上であってもよい。選択部42によって選択されコンテンツCに付加される位置情報は、上述した位置情報テーブル25の一つの位置IDに対応する情報であり、例えば、位置ID、住所、緯度経度、およびエリアコードのうち1以上の情報である。
まず、地点を示す位置情報の選択処理について説明する。選択部42は、例えば、抽出部41により位置判定要素として電話番号が抽出された場合、抽出された電話番号と完全一致または部分一致する位置情報を位置情報テーブル25から地点の位置情報候補として抽出する。部分一致とは、例えば、抽出部41により抽出された電話番号に市外局番が含まれておらず、市外局番以外の部分が完全一致することなどをいう。
また。選択部42は、抽出部41により位置判定要素として住所が抽出された場合、抽出された住所から認識可能な緯度経度を導出し、導出した緯度経度を中心として所定距離以内にある位置情報を位置情報テーブル25から抽出し、距離が近い順に所定数N2(≧N1)の位置情報を地点の位置情報候補として抽出する。選択部42は、例えば、住所を入力すると緯度経度を出力するAPI(Application Programming Interface)を用いて緯度経度を導出する。このAPIは、選択部42の一機能であってもよいし、他の装置により提供される機能であってもよい。
また、選択部42は、抽出部41により抽出された住所で緯度経度を導出できない場合、抽出された住所からエリアコードを導出し、導出したエリアコードと一致するエリアコードを有する位置情報を位置情報テーブル25から地点の位置情報候補として抽出する。選択部42は、例えば、住所を入力するとエリアコードを出力するAPIを利用してエリアコードを導出する。
なお、選択部42は、抽出部41により抽出された住所で緯度経度を導出できる場合であっても、抽出された住所からエリアコードを導出することができる。選択部42は、導出したエリアコードと一致するエリアコードを有する位置情報を位置情報テーブル25から地点の位置情報候補として抽出することもできる。
選択部42は、例えば、所定数N3(≧N2)以下の地点の位置情報候補を選択する。選択部42は、例えば、(1)電話番号によって抽出される地点の位置情報候補、(2)緯度経度によって抽出される地点の位置情報候補、(3)エリアコードによって抽出される地点の位置情報候補、および(4)タグのみによって抽出される地点の位置情報候補の順に選択する。例えば、N3=5である場合、選択部42は、(1)の位置情報候補を1つ、(2)の位置情報候補を2つ、(3)の位置情報候補を2つ抽出した場合、(4)の位置情報候補は選択しない。また、選択部42は、重複した地点の位置情報候補は選択しない。
選択部42は、所定数N1を超える地点の位置情報候補が抽出された場合、タグに合致する位置情報候補に絞り込んでよい。タグに合致するとは、例えば、地点名、読み、別表記など、地点の名称または名称と同視できるものと、タグの文言とが所定文字数以上一致することをいう。タグに合致するとは、カテゴリの一項目がタグの全部を含むことをいう。住所が駅である場合、駅の中には多くの店舗が存在する場合がある。このような場合にも、タグを用いて絞り込みを行うことで、精度の高い位置情報を提供することができる。
例えば、選択部42は、地点の位置判定要素と各タグとの組み合わせから検索された地点位置情報候補の出現数と合致度合いに基づいて、スコアを計算し、スコアに基づいて地点の位置情報候補をランク付けすることができる。例えば、選択部42は、位置判定要素と各タグとの組み合わせから検索された各位置判定要素について、(A)出現数に基づくポイントPAと、(B)文言一致程度に基づくポイントPBとを計算し、ポイントPAとPBとを加算して(或いは乗算、加重加算、その他の演算を行って)、地点の位置情報候補のスコアを計算する。
ここで、地点の位置判定要素が「東京都港区六本木」であり、「AAAAAA」、「和食」、「春キャベツ」の3つのタグがあるとする。そして、「東京都港区六本木」と「AAAAAA」との組み合わせで地点の位置情報候補として位置情報テーブル25から検索される位置情報は「AAAAAA六本木店」であるとする。また、「東京都港区六本木」と「和食」との組み合わせで地点の位置情報候補として位置情報テーブル25から検索される地点の位置情報は、「AAAAAA六本木店」、「BBB六本木センター店」および「CCCCC六本木店」であるとする。また、「東京都港区六本木」と「春キャベツ」との組み合わせで地点の位置情報候補として位置情報テーブル25から検索される位置情報はないとする。
この場合、地点の位置情報候補「AAAAAA六本木店」が2回出現しており、地点の位置情報候補「BBB六本木店」および「CCCCC六本木店」が1回ずつ出現している。そのため、地点の位置情報候補「AAAAAA六本木店」にはポイントPAが2ポイント、地点の位置情報候補「BBB六本木店」および「CCCCC六本木店」にはポイントPAが1ポイント付与される。
また、文言一致程度に基づくポイントPBは、タグと地点の位置情報候補の地点名(読みや別表記でもよい)とが文言上、何割一致しているかに基づいて計算される。例えば、文言の一致度に基づくポイントPBは、文言の一致度が10割の場合、5ポイントであり、文言の一致度が7割以上10割未満の場合、4ポイントである。また、文言の一致度が5割以上7割未満の場合、ポイントPBは、2ポイントであり、文言の一致度が5割未満の場合、ポイントPBは、1ポイントである。
地点の位置情報候補「AAAAAA六本木店」は、地点名がタグ「AAAAAA」と6割一致している。そのため、ポイントPBが2ポイント付与され、地点の位置情報候補「BBB六本木店」および「CCCCC六本木店」は、地点名がどのタグとも部分一致していないため、ポイントPBは付与されない。したがって、各位置情報候補のスコアは以下のようになる。
・「AAAAAA六本木店」:PA+PB=2+2=4
・「BBB六本木店」 :PA+PB=1+0=1
・「CCCCC六本木店」 :PA+PB=1+0=1
選択部42は、スコアが上位の位置情報候補から所定数N3(≦N1)の地点の位置情報候補をコンテンツCに付加する位置情報として選択する。なお、選択部42は、地点の位置情報候補が所定数N3以下の場合には、スコアの演算を行わず、所定数N3以下の地点の位置情報候補をコンテンツCに付加する位置情報として選択する。
なお、上述した例では、住所が位置判定要素である場合のスコアを計算したが、選択部42は、エリアコードが位置判定要素である場合も同様に、位置判定要素であるエリアコードと各タグとの組み合わせから検索された位置情報候補の出現数と合致度合いに基づいて、スコアを計算することができる。
次に、地域(例えば、都道府県、市町村や区)を示す位置情報の選択処理について説明する。選択部42は、抽出部41により位置判定要素として地域(例えば、都道府県、市町村や区)を示す位置判定要素が抽出された場合、かかる地域を示す位置判定要素を位置情報候補として選択することができる。また、選択部42は、所定数N3の位置情報候補である地点を含む地域を位置情報候補として選択することができる。
選択部42は、例えば、位置情報候補として選択された回数が多い位置情報候補から所定数N4(≦N1)の地域の位置情報候補をコンテンツCに付加する位置情報として選択することができる。
選択部42は、選択した所定数N1(≦N3+N4)以下の位置情報候補を位置情報としてコンテンツCに付加し、位置情報を付加したコンテンツCをコンテンツテーブル26に設定する。なお、コンテンツCに付加される各位置情報は、例えば、位置情報テーブル25に含まれる位置ID、住所、緯度経度、およびエリアコードのうち1以上の情報である。
また、選択部42は、抽出部41によって抽出された1以上の位置判定要素に基づいて、地点または地域を示す1以上の位置情報を選択することができればよく、選択部42が行う位置情報の選択処理は、上述した選択処理に限定されない。例えば、選択部42は、位置判定要素を素性とした位置毎の学習モデルを用いて、コンテンツCに付加する位置情報を選択することもできる。
なお、上述では、コンテンツCが記事であるものとして説明したが、コンテンツCが動画である場合、抽出部41は、動画に含まれる音声をテキストに変換し、変換したテキストから複数種類の位置情報候補を抽出することができる。また、抽出部41は、コンテンツCに含まれる画像を抽出し、画像からエリアコードを出力するAPIを利用して、抽出した画像からエリアコードを導出することもできる。
〔2.2.3.3.情報提供部32〕
情報提供部32は、端末装置2からの要求に応じた情報を通信部20およびネットワーク3を介して端末装置2へ送信する。端末装置2からの要求には、端末装置2の現在地情報が含まれている。現在地情報は、端末装置2の現在位置を示す情報である。
情報提供部32は、例えば、端末装置2からのコンテンツ一覧の送信要求があった場合、コンテンツ一覧の情報を端末装置2へ送信する。情報提供部32は、端末装置2から送信される現在地情報と、コンテンツ一覧に含まれる各コンテンツCの位置情報とに基づいて、コンテンツテーブル26のうち端末装置2へ送信したコンテンツCの全体閲覧割合および地域閲覧割合を更新する。
情報提供部32は、現在地情報で示される地点または地域が、コンテンツ一覧に含まれるコンテンツCの位置情報で示される地点または地域と同一または近隣を含む地点または地域(以下、コンテンツ関連位置と記載する)であるか否かを判定する。情報提供部32は、コンテンツテーブル26において、コンテンツ関連位置であるコンテンツCの地域閲覧割合および全体閲覧割合を更新する。例えば、地域閲覧割合=3/20、全体閲覧割合=38/2978である場合、情報提供部32は、地域閲覧割合=3/21、全体閲覧割合=38/2979とする更新を行う。
また、情報提供部32は、コンテンツテーブル26において、コンテンツ関連位置ではないコンテンツCの全体閲覧割合を更新するが、地域閲覧割合は更新しない。例えば、地域閲覧割合=3/20、全体閲覧割合=38/2978である場合、情報提供部32は、全体の閲覧割合=38/2979とする更新を行い、地域閲覧割合=3/20は更新しない。
端末装置2の制御部11は、情報提供部32から通信部10を介して取得したコンテンツ一覧の情報に基づき、コンテンツ一覧画面を表示部12に表示する。図5は、コンテンツ一覧画面の一例を示す図である。
図5に示すコンテンツ一覧画面61には、コンテンツC11〜C16の見出しが表示されており、コンテンツC11〜C16の見出しにはコンテンツC11〜C16のリンクが貼られている。端末装置2のユーザUは、操作部13を操作することで、コンテンツC11〜C16の見出しのいずれかをクリックすることができる。これにより、コンテンツC11〜C16のいずれかが閲覧対象として指定される。
端末装置2の制御部11は、クリックされた見出しに貼られたリンクに基づき、クリックされた見出しのコンテンツCの送信を情報提供部32へ要求する送信要求を通信部10およびネットワーク3を介して情報提供部32へ送信する。
情報提供部32は、送信要求で指定されたコンテンツCをコンテンツ記憶部24から抽出し、抽出したコンテンツCを通信部20およびネットワーク3を介して端末装置2へ送信する。端末装置2の制御部11は、情報提供部32から通信部10を介して取得したコンテンツCに基づき、コンテンツCを表示部12に表示する。
また、情報提供部32は、端末装置2から送信される現在地情報と、端末装置2へ送信されたコンテンツCの位置情報とに基づいて、コンテンツテーブル26のうち端末装置2へ送信したコンテンツCの閲覧割合を更新する。情報提供部32は、コンテンツテーブル26において、コンテンツ関連位置であるコンテンツCの地域閲覧割合および全体閲覧割合を更新する。例えば、地域閲覧割合=3/21、全体閲覧割合=38/2979である場合、情報提供部32は、地域閲覧割合=4/21、全体閲覧割合=39/2979とする更新を行う。
また、情報提供部32は、コンテンツテーブル26において、コンテンツ関連位置ではないコンテンツCの全体の閲覧割合を更新するが、地域閲覧割合は更新しない。例えば、地域閲覧割合=3/20、全体閲覧割合=38/2979である場合、情報提供部32は、全体閲覧割合=39/2979とする更新を行い、地域閲覧割合=3/20は更新しない。
〔2.2.3.4.提案コンテンツ提供部33〕
提案コンテンツ提供部33は、情報提供部32によって提供されるコンテンツCである第1のコンテンツCAに付加された位置情報に基づいて、第1のコンテンツCAを閲覧中のユーザUに閲覧を提案するコンテンツCである第2のコンテンツCBを決定する。提案コンテンツ提供部33は、取得部43と、決定部44と、コンテンツ提供部45とを備える。
(取得部43)
取得部43は、位置情報付加部31によって位置情報が付加され、情報提供部32によってユーザUに提供される第1のコンテンツCAに付加された位置情報と、第1のコンテンツCA以外の複数のコンテンツCのそれぞれに付加された位置情報とを取得する。
例えば、図5に示すコンテンツ一覧画面61において、コンテンツC11がユーザUに選択された場合、コンテンツC11が第1のコンテンツCAである。取得部43は、情報提供部32によってユーザUの端末装置2に提供されるコンテンツC11に付加された1以上の位置情報を、第1のコンテンツCAの1以上の位置情報として、コンテンツテーブル26から取得する。
(決定部44)
決定部44は、取得部43によって取得された第1のコンテンツCAの1以上の位置情報に基づいて、ユーザUに閲覧を提案する1以上の第2のコンテンツCBを決定する。決定部44は、決定した第2のコンテンツCBが複数ある場合、各第2のコンテンツCBのユーザUへの提示順序を決定する。
決定部44は、コンテンツ決定部46と、提案順位決定部47とを備える。コンテンツ決定部46は、コンテンツ記憶部24に記憶された複数のコンテンツCのうち第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加された1以上のコンテンツCをユーザUに閲覧を提案する第2のコンテンツCBとして決定する。
第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一の位置情報とは、第1のコンテンツCAに付加された位置情報が地点Aを示す場合、地点Aを示す位置情報である。また、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と関連の位置情報とは、第1のコンテンツCAに付加された位置情報が地点Aを示す場合、地点Aの近隣の地点や地域を示す位置情報、または、地点Aを含む地域(領域)内の地点または地域を示す位置情報である。
例えば、第1のコンテンツCAに付加された位置情報が地点A(例えば、飲食店の住所)を示すとする。この場合、コンテンツ決定部46は、地点Aを示す位置情報が付加されたコンテンツC、地点Aを中心として所定範囲(例えば、50m以内)の地点または地域を示す位置情報が付加されたコンテンツC、および地点Aを含む地域を示す位置情報が付加されたコンテンツCのいずれか1以上を第2のコンテンツCBに決定することができる。
第1のコンテンツCAに付加された位置情報が地域B(例えば、東京都港区六本木)を示すとする。この場合、コンテンツ決定部46は、地域Bを示す位置情報が付加されたコンテンツC、地域Bを中心として所定範囲(例えば、1km以内)の地点または地域を示す位置情報が付加されたコンテンツC、および地域Bを含み地域Bよりも広い地域(例えば、東京都港区)を示す位置情報が付加されたコンテンツCのいずれか1以上を第2のコンテンツCBに決定することができる。
また、コンテンツ決定部46は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加されたコンテンツの数が所定数N5を越える場合、全体閲覧割合がより高いコンテンツから順に所定数N5だけ選択することができる。そして、コンテンツ決定部46は、選択した所定数N5のコンテンツを第2のコンテンツCBとして決定することができる。例えば、コンテンツ決定部46は、第1のコンテンツCAに付加された複数の位置情報で示される地点や地域が都道府県を跨った範囲にあるような場合に、全体閲覧割合がより高いコンテンツから所定数N5のコンテンツを第2のコンテンツCBとして決定する。
また、コンテンツ決定部46は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加されたコンテンツの数が所定数N5を越える場合、地域閲覧割合がより高いコンテンツから順に所定数N5だけ選択することができる。ここでの地域閲覧割合は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で特定される地点を含む地域の閲覧割合である。例えば、コンテンツ決定部46は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で示される地点や地域が地域閲覧割合の算出対象となる範囲内である場合に、地域閲覧割合がより高いコンテンツから順に所定数N5だけ選択する。
また、コンテンツ決定部46は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加されたコンテンツの数が所定数N5を越える場合、全体閲覧割合に対する地域閲覧割合の比がより高いコンテンツから順に所定数N5だけ選択することができる。ここでの地域閲覧割合は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で特定される地点を含む地域の閲覧割合である。例えば、コンテンツ決定部46は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で示される地点や地域が地域閲覧割合の算出対象となる範囲内である場合に、全体閲覧割合に対する地域閲覧割合の比がより高いコンテンツから順に所定数N5だけ選択する。
また、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報との関連度合いを示す関連度Srを第2のコンテンツCB毎に計算することができる。そして、提案順位決定部47は、関連度Srが高い第2のコンテンツCBほど優先してユーザUへの提案順位が上位になるように、各第2のコンテンツCBの提案順位を決定する。提案順位は、ユーザUへ提示される第2のコンテンツCBの順番であり、提案順位が高いほど、ユーザUに把握されやすい位置に表示される。例えば、後述する図6に示すコンテンツ表示画面62の場合、コンテンツC21の提案順位は、1番であり、コンテンツC25の提案順位は、2番である。
提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報が地点Aである場合、地点Aから近い地点を示す位置情報が付加された第2のコンテンツCBほど関連度Srを高くする。また、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報が地域Bである場合、地域Bに近い地域を示す位置情報が付加された第2のコンテンツCBほど関連度Srを高くする。また、提案順位決定部47は、地域Bの予め決められた地点(例えば、地域Bの中心位置)から近い地点を示す位置情報が付加された第2のコンテンツCBほど関連度Srを高くすることができる。
また、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに複数の位置情報が付加されている場合、複数の位置情報のそれぞれに基づいて得られる複数の関連度Sr1の合計値を第2のコンテンツCB毎の関連度Srとして演算する。関連度Sr1は、第1のコンテンツCAに1つの位置情報のみが付加されていると仮定した場合における第2のコンテンツCB毎の関連度Srと同じ値である。
例えば、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに2つの位置情報が付加されている場合、一方の位置情報から得られる関連度Sr1と他方の位置情報から得られる関連度Sr1との加算値、平均値または乗算値を第2のコンテンツCBの関連度Srとして算出することができる。
また、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに付加された一方の位置情報から得られる関連度Sr1の平均値または合計値が、他方の位置情報から得られる関連度の平均値の合計値よりも閾値以上高い場合、一方の位置情報から得られる関連度を第2のコンテンツCBの関連度Srとすることができる。このように、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAに付加された位置情報から得られる関連度Sr1の位置情報毎の平均値または合計値に基づいて、第2のコンテンツCBの関連度Srを決定することができる。
なお、提案順位決定部47は、各第2のコンテンツCBの位置情報が複数ある場合、各第2のコンテンツCBの位置情報のうち最も関連度SR,Sr1が高いものを用いるが、第2のコンテンツCB毎の関連度SR,Sr1の合計値を用いてもよい。
また、提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAと各第2のコンテンツCBの類似度を示す類似度を算出し、算出した類似度に基づいて、コンテンツ決定部46によって決定された各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することができる。
例えば、提案順位決定部47は、形態素解析などによって、第1のコンテンツCAに含まれるテキストから、複数のワードを抽出する。また、提案順位決定部47は、同様に、形態素解析などによって、第2のコンテンツCBに含まれるテキストから、複数のワードを抽出する。提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAから抽出された複数のワードと、第2のコンテンツCBから抽出された複数のワードとに基づき、ベクトル空間モデルを用いて、第1のコンテンツCAと各第2のコンテンツCBの類似度を算出する。なお、文書間の類似度を算出する技術は公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
提案順位決定部47は、複数の第2のコンテンツCBのうち第1のコンテンツCAとの類似度が低い第2のコンテンツCBほど提案順位が高くなるように各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することができる。また、提案順位決定部47は、コンテンツ決定部46によって決定された複数の第2のコンテンツCBのうち第1のコンテンツCAとの類似度が高い第2のコンテンツCBのほど提案順位が高くなるように各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することもできる。
なお、決定部44は、第2のコンテンツCBの数が所定数N6(<N5)を越える場合、類似度が低い順から所定数N6の第2のコンテンツCBを選択したり、類似度が高い順から所定数N5の第2のコンテンツCBを選択したりすることができる。
また、決定部44は、類似度と関連度とに基づいて、各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することができる。例えば、決定部44は、類似度と関連度との平均値、合計値または乗算値が高いほどまたは低い第2のコンテンツCBほど提案順位が高くなるように各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することもできる。また、決定部44は、類似度と関連度とにそれぞれ重み付けをし、重み付けをした類似度と関連度との平均値、合計値または乗算値が高いほどまたは低い第2のコンテンツCBほど提案順位が高くなるように各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することもできる。
また、決定部44は、全体閲覧割合がより高い第2のコンテンツCBほど、地域閲覧割合がより高い第2のコンテンツCBほど、または、全体閲覧割合に対する地域閲覧割合の比がより高い第2のコンテンツCBほど、提案順位が高くなるように、各第2のコンテンツCBの提案順位を決定することもできる。
(コンテンツ提供部45)
コンテンツ提供部45は、決定部44によって決定された1以上の第2のコンテンツCBをユーザUへ提案することを示す情報(以下、提案情報と記載する場合がある)を通信部20およびネットワーク3を介して端末装置2へ送信する。コンテンツ提供部45が端末装置2へ送信する第2のコンテンツCBの提案情報は、例えば、第2のコンテンツCBの見出しおよびリンクを含む情報である。
端末装置2の制御部11は、情報提供部32から通信部10を介して取得した第1のコンテンツCAと、1以上の第2のコンテンツCBの提案情報を表示する表示画面を表示部12に表示する。図6は、コンテンツ表示画面の一例を示す図である。図6に示すコンテンツ表示画面62では、コンテンツC11が第1のコンテンツCAとして表示され、コンテンツC21、C25のリンクが付された見出しが第2のコンテンツCBの提案情報として表示される。
端末装置2のユーザUは、図6に示すコンテンツ表示画面62において、各第2のコンテンツCBの見出しを操作部13への操作によってクリックすることがきる。端末装置2の制御部11は、クリックされた第2のコンテンツCBの見出しに貼られたリンクに基づき、第2のコンテンツCBの送信を情報提供部32へ要求する送信要求を通信部10およびネットワーク3を介して情報提供部32へ送信する。
情報提供部32は、送信要求で指定された第2のコンテンツCBをコンテンツ記憶部24から抽出し、抽出した第2のコンテンツCBを第1のコンテンツCAとして通信部20およびネットワーク3を介して端末装置2へ送信し、コンテンツテーブル26を更新する。端末装置2の制御部11は、情報提供部32から通信部10を介して取得した第1のコンテンツCAに基づき、第1のコンテンツCAを表示部12に表示する。
上述した例では、コンテンツ提供部45は、第2のコンテンツCBの見出しをリスト形式で端末装置2に表示させるものであるが、第2のコンテンツCBの位置を地図形式で端末装置2に表示させることもできる。図7は、コンテンツ表示画面の他の例を示す図であり、図8は、図7に示す地図領域64の拡大図である。
図7に示すコンテンツ画面63には、コンテンツC12が第1のコンテンツCAとして表示され、2つの第2のコンテンツCBの位置アイコン65,65が地図上に配置された状態で表示されている。図8に示す地図領域64では、地図上に配置される一方の位置アイコン65は、コンテンツC21の位置情報から得られる地点に配置され、他方の位置アイコン65は、コンテンツC25の位置情報から得られる地点に配置される。
図8に示すように、位置アイコン65には、コンテンツC21のリンク(例えば、コンテンツC21を要求するためのURL)が付され、位置アイコン65には、コンテンツC25のリンク(例えば、コンテンツC25を要求するためのURL)が付されている。また、位置アイコン65には吹き出し66が付されており、かかる吹き出し66内には、コンテンツC21の見出しなどの情報が表示される。同様に、位置アイコン65には吹き出し66が付されており、かかる吹き出し66内には、コンテンツC25の見出しなどの情報が表示される。
このように、コンテンツ提供部45は、第2のコンテンツCBの位置情報で特定される位置を位置アイコンによって示す地図情報を端末装置2へ送信してユーザUに提示することができる。そのため、第1のコンテンツCAを閲覧中のユーザUは、第2のコンテンツCBの選択を地図上の位置に基づいて行うことができ、ユーザUの利便性を向上させることができる。
なお、コンテンツ提供部45は、第2のコンテンツCBの位置情報で特定される位置に加え、第1のコンテンツCAの位置情報で特定される地図上の位置に位置アイコンを表示させるように地図情報を生成して端末装置2へ送信することもできる。この場合、第1のコンテンツCAの位置アイコンと第2のコンテンツCBの位置アイコンとは色または大きさなどによって区別可能に地図上に表示されるように地図情報を生成する。
また、コンテンツ提供部45は、端末装置2から送信される現在地情報と、決定した1以上の第2のコンテンツCBの位置情報とに基づいて、情報提供部32の上述した処理と同様に、コンテンツテーブル26のうち端末装置2へ見出しを送信した第2のコンテンツCBの全体閲覧割合または全体閲覧割合および地域閲覧割合を更新する。
〔3.情報処理装置1の処理フロー〕
図9を用いて、情報処理装置1における情報処理の手順の一例について説明する。図9は、情報処理装置1の制御部22における情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、制御部22は、端末装置2から情報処理装置1へ送信されたコンテンツCを受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。制御部22は、コンテンツCを受け付けたと判定した場合(ステップS11:Yes)、位置情報付加処理を行う(ステップS12)。かかるステップS12の位置情報付加処理は、図10に示すステップS21〜S23の処理であり、後で詳述する。
制御部22は、ステップS12の処理が終了した場合、または、コンテンツCを受け付けていないと判定した場合(ステップS11:No)、コンテンツCの送信要求が端末装置2からあるか否かを判定する(ステップS13)。制御部22は、コンテンツCの送信要求があると判定した場合(ステップS13:Yes)、送信要求で指定されたコンテンツCを記憶部21から読み出し、読み出したコンテンツCを第1のコンテンツCAとして端末装置2へ送信する(ステップS14)。
制御部22は、ステップS14の処理が終了した後、コンテンツ提案処理を実行する(ステップS15)。かかるステップS15のコンテンツ提案処理は、図11に示すステップS31〜S34の処理であり、後で詳述する。制御部22は、ステップS15が終了した場合、コンテンツCの送信要求がないと判定した場合(ステップS13:No)、図9に示す処理を終了する。
なお、制御部22は、ステップS14の処理とステップS15の処理を順次行う構成であるが、制御部22は、ステップS14の処理とステップS15の処理を並行に行うことができる。
図10は、図9に示すステップS12の位置情報付加処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、制御部22は、端末装置2から情報処理装置1へ送信されたコンテンツCを取得して記憶部21に記憶する(ステップS21)。制御部22は、記憶部21に記憶したコンテンツCから複数の位置判定要素を抽出する(ステップS22)。
制御部22は、ステップS22で抽出した複数の位置判定要素に基づき、コンテンツCに付加する位置情報を選択し、選択した位置情報をコンテンツCに付加してコンテンツテーブル26を更新する(ステップS23)。
図11は、図9に示すステップS15のコンテンツ提案処理の一例を示すフローチャートである。図11に示すように、制御部22は、送信要求の対象コンテンツである第1のコンテンツCAの位置情報を記憶部21から取得する(ステップS31)。制御部22は、第1のコンテンツCAの位置情報に基づき、コンテンツテーブル26から所定数N3以下のコンテンツCを第2のコンテンツCBに決定する(ステップS32)。具体的には、制御部22は、ステップS22で取得した第1のコンテンツCAの位置情報と同一または関連する位置情報が付加された1以上のコンテンツCを、第2のコンテンツCBとして決定する。
次に、制御部22は、第1のコンテンツCAと第2のコンテンツCBの関係に基づき、第2のコンテンツCBのユーザUへの提案順位を決定する(ステップS33)。そして、制御部22は、ステップS33で決定した提案順位で第2のコンテンツCBをユーザUに提案し(ステップS34)、図11に示す処理を終了する。第2のコンテンツCBの提案は、例えば、第2のコンテンツCBにアクセスできる情報や第2のコンテンツCBの見出しなどを送信することによって行われる。
〔4.その他〕
上述した実施形態では、コンテンツテーブル26において、地域閲覧割合および全体閲覧割合が設定されるが、地域閲覧割合および全体閲覧割合に代えて、全体の提案回数および閲覧回数と、地域の提案回数および閲覧回数をコンテンツテーブル26に設定してもよい。制御部22は、全体の提案回数および閲覧回数により全体閲覧割合を演算し、地域の提案回数および閲覧回数に基づいて地域閲覧割合を演算することができる。
また、上述した実施形態では、第2のコンテンツCBの見出しを含む提案情報を第1のコンテンツCAを閲覧中のユーザUへ提案する情報としたが、提案情報は、第2のコンテンツCBの概要がユーザUに把握できればよく、第2のコンテンツCBの見出しに限定されない。例えば、第2のコンテンツCBの種別を示すアイコンや画像などを提案情報として含めることもできる。
〔5.プログラム〕
なお、上述した実施形態における情報処理装置1は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ50が情報処理プログラムを実行することによって実現される。図12は、情報処理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ50は、CPU51、RAM52、ROM53、HDD54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納された情報処理プログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。例えば、HDD54は、上述した位置情報テーブル25およびコンテンツテーブル26と同様のデータを記憶する。通信インターフェイス55は、ネットワーク3を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、ネットワーク3を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、図2に示すコンテンツ受付部30、位置情報付加部31、情報提供部32および提案コンテンツ提供部33の各機能を実現する。コンピュータ50のCPU51は、情報処理プログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワーク3を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.効果〕
実施形態に係る情報処理装置1は、取得部43と、決定部44とを備える。取得部43は、第1のコンテンツCAの解析結果に基づいて第1のコンテンツCAに付加された位置情報を取得する。決定部44は、複数のコンテンツCのうち取得部43によって取得された第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加された1以上のコンテンツCを、第1のコンテンツCAを閲覧中のユーザUに閲覧を提案する第2のコンテンツCBとして決定する。これにより、第1のコンテンツCAを閲覧中のユーザUに適した第2のコンテンツCBをユーザUに提案することができる。なお、第1のコンテンツCAをユーザUが閲覧している状態で第2のコンテンツCBをユーザUに提案できればよく、第1のコンテンツCAと、第2のコンテンツCBの提案情報とを同時にユーザUに提供してもよい。
また、第1のコンテンツCAおよび第2のコンテンツCBは、ニュースやブログなどの記事である。これにより、記事を閲覧中のユーザUに適した他の記事をユーザUに提案することができる。
また、位置情報は、地点および地域の少なくとも一つに対応する情報を含む。これにより、例えば、第1のコンテンツCAの中に記述されている地点および地域に関連した第2のコンテンツCBをユーザUに提案することができる。
また、決定部44は、複数のコンテンツCのうち全体閲覧割合または地域閲覧割合(提案による閲覧割合の一例)が高いコンテンツCほど優先して第2のコンテンツCBとして決定する。これにより、閲覧頻度が高い第2のコンテンツCBをユーザUに提案することができる。
また、決定部44は、複数のコンテンツCのうち位置情報で決定される地点または地域内での閲覧割合である地域閲覧割合が高いコンテンツCほど優先して第2のコンテンツCBとして決定する。これにより、例えば、第1のコンテンツCAに付加された位置情報で決定される地点または地域内での閲覧頻度が高い第2のコンテンツCBをユーザUに提案することができる。なお、決定部44は、位置情報で決定される地点または地域として、位置情報で特定される地点または地域と同一または位置情報で特定される地点または地域よりも広い地域を決定することができる。
また、第2のコンテンツCBには、第2のコンテンツCBの解析結果に基づいて位置情報が付加されている。そのため、位置情報が付加されずに投稿者であるユーザUから提供される複数のコンテンツCの中から、第1のコンテンツCAを閲覧中のユーザUに提案する第2のコンテンツCBを選択することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、第2のコンテンツCBに付加された位置情報に基づいて、第2のコンテンツCBに対応する位置を示す地図情報をユーザUに提供するコンテンツ提供部45を備える。
また、決定部44は、コンテンツ決定部46と、提案順位決定部47とを備える。コンテンツ決定部46は、複数のコンテンツCのうち取得部43によって取得された第1のコンテンツCAに付加された位置情報と同一または関連する位置情報が付加された1以上のコンテンツCを、第2のコンテンツCBとして決定する。提案順位決定部47は、第1のコンテンツCAと各第2のコンテンツCBの類似度に基づいて、各第2のコンテンツCBの提案順位を決定する。
また、提案順位決定部47は、複数の第2のコンテンツCBのうち第1のコンテンツCAとの類似度が低い第2のコンテンツCBほど提案順位が高くなるように各第2のコンテンツCBの提案順位を決定する。これにより、第1のコンテンツCAの位置情報で特定される地点や位置を示す位置情報を含む第2のコンテンツCBのうち、第1のコンテンツCAと関連性が低い第2のコンテンツCBの提案順位を高くすることができる。そのため、例えば、ユーザUは、第1のコンテンツCAの位置情報で特定される地点や位置に関して、第2のコンテンツCBにより新たな情報を得る可能性を高めることができる。
また、提案順位決定部47は、複数の第2のコンテンツCBのうち第1のコンテンツCAとの類似度が高い第2のコンテンツCBほど提案順位が高くなるように各第2のコンテンツCBの提案順位を決定する。これにより、ユーザUは、第1のコンテンツCAの位置情報で特定される地点や位置に関して、第1のコンテンツCAの内容より詳しい情報を得る可能性を高めることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、第1のコンテンツCAの解析結果に基づいて第1のコンテンツCAに位置情報を付加し、コンテンツCの解析結果に基づいてコンテンツCに位置情報を付加する位置情報付加部31を備える。これにより、コンテンツCの解析結果に基づいて位置情報がコンテンツCに付加されることから、位置情報が付加されずに投稿者であるユーザUから提供されるコンテンツCを用いて、ユーザUが閲覧中のコンテンツCの内容と地理的に関連するコンテンツCをユーザUへ提案することができる。
上述した情報処理装置1は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPIやネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、提案順位決定部は、提案順位決定手段や提案順位決定回路に読み替えることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 情報処理装置
2,2〜2 端末装置
3 ネットワーク
20 通信部
21 記憶部
22 制御部
23 位置情報記憶部
24 コンテンツ記憶部
30 コンテンツ受付部
31 位置情報付加部
32 情報提供部
33 提案コンテンツ提供部
41 抽出部
42 選択部
43 取得部
44 決定部
45 コンテンツ提供部
46 コンテンツ決定部
47 提案順位決定部
100 情報処理システム

Claims (9)

  1. 第1のコンテンツの解析結果に基づいて前記第1のコンテンツに付加された位置情報を取得する取得部と、
    複数のコンテンツのうち前記取得部によって取得された前記第1のコンテンツに付加された前記位置情報と同一または関連する位置情報が付加された複数のコンテンツを、前記第1のコンテンツを閲覧中のユーザに閲覧を提案する複数の第2のコンテンツとして決定するコンテンツ決定部と、
    前記第1のコンテンツと前記各第2のコンテンツとの類似度を、前記第1のコンテンツに含まれる複数のワードと前記各第2のコンテンツに含まれる複数のワードとに基づいて算出し、前記第1のコンテンツと前記各第2のコンテンツの類似度に基づいて、前記各第2のコンテンツの提案順位を決定する提案順位決定部と、を備え
    前記コンテンツ決定部は、
    前記複数のコンテンツのうち、前記提案による全体の閲覧割合に対する、前記提案による前記位置情報で決定される地点または地域内での閲覧割合の比が、高いほど優先して前記第2のコンテンツとして決定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツは記事である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記位置情報は、
    地点および地域の少なくとも一つに対応する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2のコンテンツに付加された位置情報に基づいて、前記第2のコンテンツに対応する位置を示す地図情報を前記ユーザに提供する情報提供部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記提案順位決定部は、
    前記複数の第2のコンテンツのうち前記第1のコンテンツとの類似度が低い第2のコンテンツほど前記提案順位が高くなるように前記各第2のコンテンツの提案順位を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記提案順位決定部は、
    前記複数の第2のコンテンツのうち第1のコンテンツとの類似度が高い第2のコンテンツほど前記提案順位が高くなるように前記各第2のコンテンツの提案順位を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のコンテンツの解析結果に基づいて前記第1のコンテンツに位置情報を付加し、前記複数のコンテンツの解析結果に基づいて前記複数のコンテンツにそれぞれ位置情報を付加する位置情報付加部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    第1のコンテンツの解析結果に基づいて前記第1のコンテンツに付加された位置情報を取得する取得工程と、
    複数のコンテンツのうち前記取得工程によって取得された前記第1のコンテンツに付加された前記位置情報と同一または関連する位置情報が付加された複数のコンテンツを、前記第1のコンテンツを閲覧中のユーザに閲覧を提案する複数の第2のコンテンツとして決定するコンテンツ決定工程と、
    前記第1のコンテンツと前記各第2のコンテンツとの類似度を、前記第1のコンテンツに含まれる複数のワードと前記各第2のコンテンツに含まれる複数のワードとに基づいて算出し、前記第1のコンテンツと前記各第2のコンテンツの類似度に基づいて、前記各第2のコンテンツの提案順位を決定する提案順位決定工程と、
    を含み、
    前記コンテンツ決定工程は、
    前記複数のコンテンツのうち、前記提案による全体の閲覧割合に対する、前記提案による前記位置情報で決定される地点または地域内での閲覧割合の比が、高いほど優先して前記第2のコンテンツとして決定する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 第1のコンテンツの解析結果に基づいて前記第1のコンテンツに付加された位置情報を取得する取得手順と、
    複数のコンテンツのうち前記取得手順によって取得された前記第1のコンテンツに付加された前記位置情報と同一または関連する位置情報が付加された複数のコンテンツを、前記第1のコンテンツを閲覧中のユーザに閲覧を提案する複数の第2のコンテンツとして決定するコンテンツ決定手順と、
    前記第1のコンテンツと前記各第2のコンテンツとの類似度を、前記第1のコンテンツに含まれる複数のワードと前記各第2のコンテンツに含まれる複数のワードとに基づいて算出し、前記第1のコンテンツと前記各第2のコンテンツの類似度に基づいて、前記各第2のコンテンツの提案順位を決定する提案順位決定手順と、
    をコンピュータに実行させ
    前記コンテンツ決定手順は、
    前記複数のコンテンツのうち、前記提案による全体の閲覧割合に対する、前記提案による前記位置情報で決定される地点または地域内での閲覧割合の比が、高いほど優先して前記第2のコンテンツとして決定する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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