JP6515416B2 - 無線通信システム、基地局装置、及び端末装置 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、及び端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置、及び端末装置に関する。
現在、移動体通信サービス、衛星通信サービス、気象レーダ、GPS(Global Positioning System)、地上デジタル放送、無線通信サービスなどの多様なサービスが、様々な周波数帯域(「バンド」ともいう。)において実施されている。周波数帯域のうち5GHz帯は、ライセンス不要周波数帯域(「アンライセンスバンド(Unlicensed band)」ともいう。)として、WiFi(登録商標)サービスなどの無線通信サービスに利用されている。
この、アンライセンスバンドを使用したLTE(Long Term Evolution)がRelease13以降の標準化規格をターゲットとして、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において検討が開始されている。
しかしながら、アンライセンスバンドではライセンス不要の周波数帯域であるため、様々なサービスが競合することになり、これらのサービスにおける相互干渉が懸念されている。
例えば、特許文献1に記載の技術は、Bluetooth(登録商標)またはWiFi(登録商標)の少なくとも一方とLTEとを搭載する端末装置において、LTEに対してBluetooth(登録商標)またはWiFi(登録商標)などが干渉を起こすか否かを判定し、ネットワーク側に報告することで干渉の軽減または干渉の防止を行うものである。
特表2014−513447号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、個々の端末装置が干渉を測定する必要があり、該端末装置で測定可能な干渉についての干渉情報しか得られないため、測定された干渉情報の信頼性が低く、このような信頼性が低い干渉情報に基づいて、基地局装置が無線リソースのスケジューリングを行った場合には、該基地局装置全体のスループットの低下を招くという問題があった。
このように、無線リソースを適切にスケジューリングすることができないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線リソースを適切にスケジューリングすることができる無線通信システム、基地局装置、及び端末装置を提供することを課題とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の態様は、基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う端末装置とを備える無線通信システムであって、前記無線通信システムで使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える無線通信システムである。
(2)また、本発明の第2の態様は端末装置と通信する基地局装置であって、干渉情報を測定する測定部と、少なくとも前記測定部で測定された前記干渉情報と、既知の干渉情報と、前記端末装置から干渉情報を受信する場合には各前記端末装置から受信する干渉情報の統計値との少なくとも一つの干渉情報を記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える基地局装置である。
(3)また、本発明の第3の態様は、基地局装置と通信する端末装置であって、第1の干渉情報を測定する測定部と、前記第1の干渉情報を前記基地局装置に報告する報告部と、前記第1の干渉情報及び前記基地局装置が測定した第2干渉情報に基づいて、前記基地局装置がスケジューリングした無線リソースを用いて前記基地局装置と通信を行う通信部と、を備える端末装置である。
本発明によれば、無線リソースを適切にスケジューリングすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る端末装置の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る基地局装置の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係るデータベースが記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係るデータベースが記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るデータベースが記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係るデータベースが記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るデータベースが記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。 第3の実施形態に係るデータベースが記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。 第3の実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムS1の構成の一例を示す概略図である。
無線通信システムS1は、基地局装置BS1と、基地局装置BS2と、基地局装置BS3と、端末装置UE1と、端末装置UE2と、データベースDB1と、を含んで構成される。無線通信システムS1は、干渉局IF1や干渉局IF2からの干渉波による干渉を受けるものと仮定する。
例えば、端末装置UE1や端末装置UE2は、データ通信機能や音声通信機能を備えた携帯電話端末や多機能型携帯端末(スマートフォン)やタブレットPC、ノート型PCなどである。データベースDB1は、干渉に関する情報を記憶するデータベースである。
なお、図示する例ではデータベースDB1が無線通信システムS1内に存在し、基地局装置BS1や基地局装置BS2や基地局装置BS3などの各基地局装置とデータベースDB1が接続される一例であるが、データベースDB1を少なくともいずれかの基地局装置が備える構成であってもよい。
基地局装置BS1と基地局装置BS2と基地局装置BS3とのそれぞれは、データベースDB1とリンクL1、リンクL2、リンクL3のそれぞれによって有線または無線によって接続される。また、基地局装置BS1、基地局装置BS2、基地局装置BS3のそれぞれは、例えばX2インタフェースによって相互接続される(非図示)。また、基地局装置BS1、基地局装置BS2、基地局装置BS3のそれぞれは、コアネットワークにそれぞれ接続される(非図示)。基地局装置BS1と基地局装置BS2と基地局装置BS3とのそれぞれは、自装置と通信可能な通信範囲としてセルCE1、セルCE2、セルCE3を形成する。図示する例において、セルCE1とセルCE2とセルCE3とのそれぞれは、互いのセルの一部が重複するように各基地局装置が配置されているときの一例である。例えば、セルCE1内には、基地局装置BS1と通信可能な端末装置UE1が存在し、基地局装置BS1と端末装置UE1とが通信している。また、例えば、セルCE2内には、基地局装置BS2と通信可能な端末装置UE2が存在し、基地局装置BS2と端末装置UE2とが通信している。
ここで、基地局装置BS1の近傍には、基地局装置BS1と端末装置UE1との通信などの基地局装置BS1の通信に対して干渉を与える干渉局IF1が存在している。例えば、基地局装置BS1が形成するセルCE1では、干渉局IF1を、地上デジタル放送を行う地上デジタル放送局とすれば、干渉局IF1から700MHz帯の干渉として地上デジタル放送による干渉波を受信可能であると仮定する。つまり、端末装置UE1は、基地局装置BS1との間でデータ通信を行い、また地上デジタル放送局からの700MHz帯の地上デジタル放送波などの干渉波を受信可能であると仮定する。
また、基地局装置BS2と基地局装置BS3との近傍には、基地局装置BS2と端末装置UE2との通信などの基地局装置BS2の通信や基地局装置BS3の通信に対して干渉を与える干渉局IF2が存在している。例えば、基地局装置BS2が形成するCE2や基地局装置BS3が形成するセルCE3では、干渉局IF2を、気象レーダとすれば、干渉局IF2から5.2GHz帯の干渉として気象レーダによる干渉波を検出可能であると仮定する。つまり、端末装置UE2は、基地局装置BS2と音声通信を行い、また気象レーダから5.2GHz帯の衛星信号などの干渉波を受信しているものと仮定する。
図2は、本実施形態に係る端末装置UE1の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
端末装置UE1は、アンテナ1011、1012、1013、1014、1015と、LTE送信部A1021と、LTE送信部B1022と、LTE受信部A1031と、LTE受信部B1032と、干渉波受信部104と、制御部105と、を含んで構成される。制御部105は、放送チャネル検出部1051と、干渉取得部1052と、干渉情報報告部1053と、を含んで構成される。
アンテナ1011は、LTE送信部A1021が基地局装置BS1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。アンテナ1012は、LTE送信部B1022が基地局装置BS1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。
アンテナ1013は、LTE受信部A1031が基地局装置BS1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。アンテナ1014は、LTE受信部B1032が基地局装置BS1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。
アンテナ1015は、干渉波受信部104が干渉波を受信するためのアンテナである。
LTE送信部A1021、LTE送信部B1022は、それぞれ周波数バンドA用、周波数バンドB用のLTE送信部である。つまり、LTE送信部A1021、LTE送信部B1022が用いる周波数バンドは異なっている。ここで、周波数バンドAおよび周波数バンドBは、無線通信システムで規定されている端末装置UE1が利用可能な周波数バンドである。例えば、周波数バンドAは、700MHz帯であり、周波数バンドBは、5.2GHz帯である。
LTE受信部A1031、LTE受信部B1032は、それぞれ周波数バンドA用、周波数バンドB用のLTE受信部である。つまり、LTE受信部A1031、LTE受信部B1032が用いる周波数バンドは異なっている。また、LTE受信部A1031は、LTE送信部A1021と対応する周波数バンドAを用いて通信を行うLTE受信部であり、LTE受信部B1032は、LTE送信部B1022と対応する周波数バンドBを用いて通信を行うLTE受信部である。
なお、本実施形態では、LTE送信部A1021、LTE送信部B1022のそれぞれを別々に図示しているが、LTE送信部A1021、LTE送信部B1022において共有化可能なところは、共有化する構成であってもよい。また、本実施形態では、LTE受信部A1031、LTE受信部B1032のそれぞれを別々に図示しているが、LTE受信部A1031、LTE受信部B1032において共有化可能なところは、共有化する構成であってもよい。
干渉波受信部104は、他システムの通信波を干渉波として受信可能な受信部である。例えば、干渉波受信部104は、地上デジタル放送受信部であり、全放送チャネルの受信が可能な受信部である。なお、干渉波受信部104は、地上波デジタル放送受信機搭載端末装置の一例であり、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)、ラジオ放送受信機、衛星通信受信機など、その他の無線通信システムが搭載されている場合であってもよく、地上デジタル放送受信機が搭載されている場合と同様である。
制御部105は、受信データに対する処理や送信データに対する処理、各LTE送受信部のキャリア周波数制御など、端末装置UE1の通信、干渉波(地上デジタル放送波)の受信に関わる制御を行う。具体的には、以下の通りである。
放送チャネル検出部1051は、干渉波受信部104での全チャネルサーチを実施することで、その端末装置UE1の位置で受信可能な放送チャネルの検出を行う。
干渉取得部1052は、放送チャネル検出部1051において放送チャネルで検出された全チャネル、あるいはチャネルに相当する周波数帯域を取得する。なお、干渉取得部1052は、LTEで使用される周波数帯域に相当するチャネルや、そのチャネルに相当する周波数帯域における放送チャネルや、その放送チャネルに相当する周波数帯域のみを取得するようにしてもよい。
干渉情報報告部1053は、干渉取得部1052が取得した放送チャネルあるいは周波数帯域の情報を干渉情報としてLTE送信部A1021やLTE送信部B1022を通じて基地局装置BS1へ報告(送信)する。
なお、端末装置UE2の構成は、端末装置UE1と同様であるので説明を省略する。
図3は、本実施形態に係る基地局装置BS1の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
基地局装置BS1は、アンテナ2011、2012、2013、2014、2015と、LTE送信部A2021と、LTE送信部B2022と、LTE受信部A2031と、LTE受信部B2032と、干渉波受信部204と、制御部205と、を含んで構成される。制御部205は、干渉情報受信部2051と、干渉波検出部2052と、干渉情報制御部206と、スケジューリング処理部2055と、を含んで構成される。干渉情報制御部206は、干渉情報処理部2053と、干渉情報記憶部2054と、を含んで構成される。
アンテナ2011は、LTE送信部A2021が端末装置UE1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。アンテナ2012は、LTE送信部B2022が端末装置UE1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。
アンテナ2013は、LTE受信部A2031が端末装置UE1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。アンテナ2014は、LTE受信部B2032が端末装置UE1または他の端末装置と通信する際に用いられるアンテナである。
アンテナ2015は、干渉波受信部204が干渉波を受信するためのアンテナである。
LTE送信部A2021、LTE送信部B2022は、それぞれ周波数バンドA用、周波数バンドB用のLTE送信部である。つまり、LTE送信部A2021、LTE送信部B2022が用いる周波数バンドは異なっている。ここで、周波数バンドAおよび周波数バンドBは、無線通信システムで規定されている基地局装置BS1が利用可能な周波数バンドである。例えば、周波数バンドAは、700MHz帯であり、周波数バンドBは、5.2GHz帯である。
LTE受信部A2031、LTE受信部B2032は、それぞれ周波数バンドA用、周波数バンドB用のLTE受信部である。つまり、LTE受信部A2031、LTE受信部B2032が用いる周波数バンドは異なっている。また、LTE受信部A2031は、LTE送信部A2021と対応する周波数バンドAを用いて通信を行うLTE受信部であり、LTE受信部B2032は、LTE送信部B2022と対応する周波数バンドBを用いて通信を行うLTE受信部である。
なお、本実施形態では、LTE送信部A2021、LTE送信部B2022のそれぞれを別々に図示しているが、LTE送信部A2021、LTE送信部B2022において共有化可能なところは、共有化する構成であってもよい。また、本実施形態では、LTE受信部A2031、LTE受信部B2032のそれぞれを別々に図示しているが、LTE受信部A2031、LTE受信部B2032において共有化可能なところは、共有化する構成であってもよい。
干渉波受信部204は、他システムの通信波を干渉波として受信可能な受信部である。例えば、干渉波受信部204は、衛星信号である気象レーダなどのレーダ信号を干渉波として受信可能な受信部である。
制御部205は、受信データに対する処理や送信データに対する処理、各LTE送受信部のキャリア周波数制御など、基地局装置BS1の通信や干渉波の受信に関わる制御を行う。具体的には、以下の通りである。
干渉情報受信部2051は、各端末装置から送信(報告)された干渉情報を受信し、干渉情報処理部2053に出力する。
干渉波検出部2052は、干渉波受信部204で受信したレーダ信号の周波数帯域を検出する。干渉波検出部2052は、検出したレーダ信号の周波数帯域を干渉情報処理部2053に出力する。
干渉情報処理部2053は、干渉情報受信部2051から入力された各端末装置の干渉情報を統計的に解析し、地上デジタル放送などの干渉となる干渉波の周波数帯域を算出する。例えば、各端末装置から報告される各干渉周波数帯域の報告数がある閾値αを越えた場合にその周波数帯域は干渉ありと判断する。この場合には、例えば報告数については時間で平滑化しておく。干渉情報処理部2053は、算出した干渉波の周波数帯域と干渉波検出部2052から入力されたレーダ信号の周波数帯域とを干渉周波数帯域情報として、干渉情報記憶部2054に記憶させる。
干渉情報記憶部2054は、干渉周波数帯域情報などの干渉情報を記憶する。
スケジューリング処理部2055は、干渉情報記憶部2054に記憶されている干渉情報を読み出し、読み出した干渉情報に基づいてコンポーネントキャリアと無線リソースとのスケジューリングを行う。
なお、干渉情報記憶部2054は、データベースDB1が備える構成であってもよい。これにより、各基地局装置の干渉情報をデータベースDB1において統括することが可能であり、各基地局装置において干渉に対する連携をし易くすることができる。また、干渉情報処理部2053と干渉情報記憶部2054を含む干渉情報制御部206をデータベースDB1が備える構成であってもよい。この場合には、各端末装置の干渉情報、および各基地局装置の干渉波検出部2052で検出した干渉情報をデータベースDB1に対して報告すればよい。これにより、各基地局装置の構成を簡易にすることができる。
なお、基地局装置BS2、基地局装置BS3の構成は、基地局装置BS1の構成と同様であるため、説明を省略する。
図4は、本実施形態に係るデータベースDB1が記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。
干渉情報のテーブルT11は、基地局装置のIDと、無線通信システム(LTEシステム)が割り当て可能な周波数帯とに対応するように干渉の有無の情報が格納された2次元の行と列からなる表形式のテーブルである。
例えば、テーブルT11の1行目は、基地局装置の識別子である基地局ID「1」であり、周波数帯域700MHz「1」、720MHz「0」、・・・、5200MHz「0」、5220MHz「0」、5240MHz「0」である。また、例えばテーブルT11の2行目は、基地局ID「2」であり、周波数帯域700MHz「0」、720MHz「0」、・・・、5200MHz「1」、5220MHz「1」、5240MHz「0」である。3行目は、基地局ID「3」であり、周波数帯域700MHz「0」、720MHz「0」、・・・、5200MHz「1」、5220MHz「1」、5240MHz「0」である。
すなわち、1行目の例では、基地局IDが「1」である基地局装置における、700MHzの周波数帯(周波数帯域、周波数バンド)において「1」が格納されていることから、該周波数帯において干渉波が存在していることを表している。
なお、テーブルT12、T13は、図示するように、テーブルT11の様な干渉情報のテーブルに対して時間帯などの時間情報が対応付けられた干渉情報のテーブルとして記憶するようにしてもよい。
図5は、本実施形態に係るデータベース(各基地局装置の干渉情報記憶部2054)が記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。
テーブルT21は、無線通信システム(LTEシステム)が割り当て可能な周波数帯に対応するように干渉の有無の情報が格納された2次元の行と列からなる表形式のテーブルである。
例えば、テーブルT21の1行目は、周波数帯700MHz「0」、720MHz「0」、・・・、5200MHz「1」、5220MHz「1」、5240MHz「0」である。
すなわち、1行目の例では、基地局装置BS1における、5200MHz,5220MHzの周波数帯(周波数帯域、周波数バンド)において各々「1」が格納されていることから、該周波数帯において干渉波が存在していることを表している。
なお、テーブルT22は、図示するように、テーブルT21の様な干渉情報のテーブルに対して時間帯などの時間情報が対応付けられた干渉情報のテーブルとして記憶するようにしてもよい。
図6は、本実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップST101において、基地局装置BS1のスケジューリング処理部2055は、データベースDB1(干渉情報記憶部2054)から干渉情報を読み出して取得する。
ステップST102において、スケジューリング処理部2055は、読み出した干渉情報を参照して、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域に干渉が存在するか否かを判定する。端末装置UE1に割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域に干渉が存在する場合(ステップST102;YES)、スケジューリング処理部2055は、ステップST103の処理を行う。一方、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域に干渉が存在しない場合(ステップST102;NO)、スケジューリング処理部2055は、ステップST108の処理を行う。
ステップST103において、スケジューリング処理部2055は、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)がFDD(周波数分割多重)に対応しているか否かを判定する。端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)がFDD(周波数分割多重)に対応している場合(ステップST103;YES)、スケジューリング処理部2055は、ステップST104の処理を行う。一方、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)がFDD(周波数分割多重)に対応して否場合(ステップST103;NO)、スケジューリング処理部2055は、ステップST107の処理を行う。
ステップST104において、スケジューリング処理部2055は、データベースDB1(干渉情報記憶部2054)から取得した干渉情報を参照して、端末装置UE1の下りリンクに割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)の周波数帯域に干渉が存在しないか否かを判定する。端末装置UE1の下りリンクに割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)の周波数帯域に干渉が存在しない場合(ステップST104;YES)、スケジューリング処理部2055は、ステップST109の処理を行う。一方、端末装置UE1の下りリンクに割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)の周波数帯域に干渉が存在する場合(ステップST104;NO)、スケジューリング処理部2055は、ステップST105の処理を行う。
ステップST105において、スケジューリング処理部2055は、データベースDB1(干渉情報記憶部2054)から取得した干渉情報を参照して、端末装置UE1の上りリンクに割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)の周波数帯域に干渉が存在しないか否かを判定する。端末装置UE1の上りリンクに割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)の周波数帯域に干渉が存在しない場合(ステップST105;YES)、スケジューリング処理部2055は、ステップST106の処理を行う。一方、端末装置UE1の上りリンクに割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)の周波数帯域に干渉が存在する場合(ステップST105;NO)、スケジューリング処理部2055は、ステップST107の処理を行う。
ステップST106において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)を上りリンク専用のScellとして使用すると決定する。
ステップST107において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)を干渉コンポーネントキャリアとし、該コンポーネントキャリア(CCn)をスケジューリングしないと決定する。
ステップST108において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)を上りリンクおよび下りリンクの一方または両方において利用可能と判定し、該コンポーネントキャリア(CCn)をPcellまたはScellとして使用すると決定する。
ステップST109において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)を下りリンク専用のScellとして使用すると決定する。
このように、ステップST101からステップST109までの処理によって決定された使用用途(ステップST106からステップST109のいずれか)に基づいて、スケジューリング処理部2055は、端末装置UE1に対してコンポーネントキャリア(CCn)や無線リソースのスケジューリングを行う。
なお、FDDにおいて、下りリンク専用のScellとして追加する場合、スケジューリング処理部2055は、下りリンク専用のScellとして使用すると決定されたコンポーネントキャリア(CCn)(ステップST109)を優先的にスケジューリングするようにしてもよい。
なお、FDDにおいて、上りリンク専用のScellとして追加する場合、スケジューリング処理部2055は、上りリンク専用のScellとして使用すると決定されたコンポーネントキャリア(CCn)(ステップST106)を優先的にスケジューリングするようにしてもよい。
このように、各基地局装置により保持される信頼性の高い干渉情報に基づいて無線リソースのスケジューリングを行うことで、各基地局装置全体のスループットが低下することを防ぐことができる。また、FDDによるLTEのCCでは、上りリンクまたは下りリンクの周波数帯域に干渉がある場合でも無線リソースを有効活用することが可能であるため、無線通信システム全体のスループットを向上させることができる。
なお、上記実施形態では、基地局装置ごとに干渉情報を保有しているが、地域単位で干渉情報を保有するようにしてもよい。例えば、複数の基地局装置をグループにした基地局装置群IDを付与することにより、基地局装置群IDごとに干渉情報を保有するようにしてもよい。この場合には、干渉情報を隣接する基地局装置から取得することもできるが、無線通信システムS1がデータベースDB1を有する場合には、隣接する基地局装置から干渉情報を取得しなくてもよい。
このように、本実施形態によれば、無線通信システムS1は、基地局装置BS1と、基地局装置BS1と通信を行う端末装置UE1とを備える無線通信システムS1であって、無線通信システムS1で使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部(データベースDB1または干渉情報記憶部2054)と、記憶部(データベースDB1または干渉情報記憶部2054)に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部(スケジューリング処理部2055)と、を備える。
これにより、無線リソースを適切にスケジューリングすることができる。
(第2の実施形態)
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。
まず、端末装置UE1の構成について説明する。
端末装置UE1の構成は、第1の実施形態に係る端末装置UE1の構成と同様であるため、第1の実施形態に係る端末装置UE1と第2の実施形態に係る端末装置UE1とで異なる部分を中心に説明する。
干渉取得部1052は、放送チャネルで検出された全チャネルまたはチャネルに相当する周波数帯域と、その干渉レベルの大きさとを取得する。ここで、干渉レベルは、予め決定された段階的な値、例えば10段階の値によって表され、例えば、干渉レベルの大きさが−100dBmであれば、干渉レベル「3」、干渉レベルの大きさが−30dBm以上であれば、干渉レベル「10」などとして表される。
なお、取得する全チャネルまたはその全チャネルに相当する周波数帯域は、LTEで使用される周波数帯域に相当するチャネルや、そのチャネルに相当する周波数帯域における放送チャネルの全チャネルまたはその全チャネルに相当する周波数帯域を取得するようにしてもよい。
干渉情報報告部1053は、干渉取得部1052が取得した放送チャネルで検出された全チャネルまたはチャネルに相当する周波数帯域と、その干渉レベルの大きさとを干渉情報として基地局装置BS1に報告する。
次に基地局装置BS1の構成について説明する。
基地局装置BS1の構成は、第1の実施形態に係る基地局装置BS1の構成と同様であるため、第1の実施形態に係る基地局装置BS1と第2の実施形態に係る基地局装置BS1とで異なる部分を中心に説明する。
干渉波検出部2052は、干渉波受信部204が受信したレーダ信号の周波数帯域およびその干渉レベルの大きさを検出する。ここで、干渉レベルは、予め決定された段階的な値、例えば10段階の値によって表され、例えば、干渉レベルの大きさが−100dBmであれば、干渉レベル「3」、干渉レベルの大きさが−30dBm以上であれば、干渉レベル「10」などとして表される。
干渉情報処理部2053は、干渉情報受信部2051が各端末装置から受信した干渉情報を統計的に解析し、地上デジタル放送などの干渉となる周波数帯域及びその干渉レベルの大きさを算出する。例えば、各端末装置から報告される各周波数帯域の干渉レベルの大きさの平均値、あるいは中央値をその周波数帯域の干渉値と判断する。そして、干渉情報処理部2053は、算出した周波数帯域及び干渉レベルの大きさと、干渉波検出部2052により検出されたレーダ信号の周波数帯域およびその干渉レベルの大きさとを干渉情報として干渉情報記憶部2054に記憶させる。
図7は、本実施形態に係るデータベースDB1が記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。
図4に示すテーブルT11の例では、周波数帯ごとの干渉の有無を「1」「0」で表す例について説明したが、図7のテーブルT16に示す例では、周波数帯ごとに干渉の影響度などを評価した評価値、例えば干渉の影響が小さいことを表す「0」から干渉の影響が大きいことを表す「10」までの11段階で評価した評価値などの段階的な評価値を周波数帯ごと格納した干渉情報を記憶する。
図8は、本実施形態に係るデータベース(各基地局装置の干渉情報記憶部2054)が記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。
図5に示すテーブルT21の例では、周波数帯ごとの干渉の有無を「1」「0」で表す例について説明したが、図8のテーブルT24に示すように、周波数帯ごとに干渉の影響度などを評価した評価値、例えば干渉の影響が小さいことを表す「0」から干渉の影響が大きいことを表す「10」までの11段階で評価した評価値などの段階的な評価値を周波数帯ごと格納した干渉情報を記憶する。
図9は、本実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップST201において、基地局装置BS1のスケジューリング処理部2055は、データベースDB1(干渉情報記憶部2054)から干渉情報を読み出して取得する。
ステップST202において、スケジューリング処理部2055は、読み出した干渉情報を参照して、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域の干渉レベルが「1」以下であるか否かを判定する。端末装置UE1に割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域の干渉レベルが「1」以下である場合(ステップST202;YES)、スケジューリング処理部2055は、ステップST205の処理を行う。一方、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域の干渉レベルが「1」以下でない場合(ステップST202;NO)、スケジューリング処理部2055は、ステップST203の処理を行う。
ステップST203において、スケジューリング処理部2055は、読み出した干渉情報を参照して、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域の干渉レベルが「5」以下であるか否かを判定する。端末装置UE1に割り当てる(スケジューリングする)コンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域の干渉レベルが「5」以下である場合(ステップST203;YES)、スケジューリング処理部2055は、ステップST206の処理を行う。一方、端末装置UE1に割り当てるコンポーネントキャリア(CCn)で使用する周波数帯域の干渉レベルが「5」以下でない場合(ステップST203;NO)、スケジューリング処理部2055は、ステップST204の処理を行う。
ステップST204において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)を干渉コンポーネントキャリアとし、該コンポーネントキャリア(CCn)をスケジューリングしないと決定する。
ステップST205において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)をQoS(Quality of Service)の高い通信、例えば、制御信号やリアルタイム信号などの通信から、QoSの低い通信、例えばベストエフォート型の通信までのあらゆる通信に使用すると決定する。
ステップST206において、スケジューリング処理部2055は、コンポーネントキャリア(CCn)をQoSの低い通信としてのみ使用すると決定する。
このように、ステップST201からステップST206までの処理によって決定された使用用途(ステップST204からステップST206のいずれか)に基づいて、スケジューリング処理部2055は、端末装置UE1に対してコンポーネントキャリア(CCn)や無線リソースのスケジューリングを行う。
なお、本実施形態では、干渉レベルの大きさに応じて、QoSの高い通信に使用するコンポーネントキャリア(CCn)とQoSの低い通信に使用するコンポーネントキャリア(CCn)と、干渉コンポーネントキャリア(CCn)として使用しないコンポーネントキャリア(CCn)とを決定したが、QoSに応じてコンポーネントキャリア(CCn)の使用用途をさらに詳細に分けるようにしてもよい。
なお、FDDにおけるコンポーネントキャリア(CCn)の場合には、上りリンクの干渉レベルと下りリンクの干渉レベルとのうち干渉レベルが大きい方をそのコンポーネントキャリア(CCn)の干渉レベルとしてもよい。
なお、第1の実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理と本実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理とを組み合わせてもよい。例えば、FDDにおけるコンポーネントキャリア(CCn)の上りの周波数帯域の干渉レベルが8と大きく、FDDにおけるコンポーネントキャリア(CCn)の下りの周波数帯域の干渉レベルが4と中程度の大きさの場合には、そのコンポーネントキャリア(CCn)は、下りリンク専用のScellとし、さらにQoSの低い通信としてのみ使用する。
このように、各基地局装置により保持される信頼性の高い干渉情報に基づいて無線リソースのスケジューリングを行うことで、各基地局装置全体のスループットが低下することを防ぐことができる。また、LTEのコンポーネントキャリア(CCn)に中程度の干渉がある場合でもQoSの低い通信に使用するなど、無線リソースを有効活用することが可能であるため、無線通信システム全体のスループットを向上させることができる。
なお、干渉レベルの大きさと端末装置の無線品質状態とに応じて無線リソースのスケジューリングを行ってもよい。例えば、無線品質の低い端末装置、例えば、基地局装置のセルのエッジに存在するような端末装置に対しては、QoSによらず常に干渉レベル「1」以下のコンポーネントキャリア(CCn)を使用するようにしてもよい。
なお、干渉コンポーネントキャリア(CCn)として使用しないと決定されたコンポーネントキャリア(CCn)に対して、干渉レベル6〜9であれば無線品質の高い端末装置に使用可能としてスケジューリングしてもよい。
このように、本実施形態によれば、無線通信システムS1は、基地局装置BS1と、基地局装置BS1と通信を行う端末装置UE1とを備える無線通信システムS1であって、無線通信システムS1で使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部(データベースDB1または干渉情報記憶部2054)と、記憶部(データベースDB1または干渉情報記憶部2054)に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部(スケジューリング処理部2055)と、を備える。
これにより、無線リソースを適切にスケジューリングすることができる。
(第3の実施形態)
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。
まず、端末装置UE1の構成について説明する。
端末装置UE1の構成は、第1の実施形態に係る端末装置UE1の構成と位置検出部106を備える点が異なるが、それ以外は同様であるため、図示および説明を省略し、第1の実施形態に係る端末装置UE1と第3の実施形態に係る端末装置UE1とで異なる部分を中心に説明する。
位置検出部106は、端末装置UE1の位置を測定する。位置検出部106は、例えばGPSにより緯度、経度などを測定し、位置情報を検出する。
干渉情報報告部1053は、干渉取得部1052が取得した放送チャネルで検出された全チャネルまたはチャネルに相当する周波数帯域と、位置検出部106が検出した位置情報とを干渉情報として基地局装置BS1に報告する。
次に基地局装置BS1の構成について説明する。
基地局装置BS1の構成は、第1の実施形態に係る基地局装置BS1の構成と同様であるため、第1の実施形態に係る基地局装置BS1と第3の実施形態に係る基地局装置BS1とで異なる部分を中心に説明する。
干渉情報受信部2051は、端末装置UE1から報告された干渉情報を受信する。
干渉情報処理部2053は、干渉情報受信部2051が各端末装置から受信した位置情報に基づいて、セル内の位置毎に、各端末装置から報告された干渉情報を統計的に解析し、地上デジタル放送などの干渉となる周波数帯域を算出する。そして、干渉情報処理部2053は、算出した周波数帯域と、干渉波検出部2052により検出されたレーダ信号の周波数帯域とを干渉情報として干渉情報記憶部2054に記憶させる。なお、干渉波検出部2052により検出された干渉情報については、セル内の全ての位置での干渉として判断する。
図10は、本実施形態に係るデータベースDB1が記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。
テーブルT14、T15は、図4に示すテーブルT11の様な干渉情報のテーブルに対して、例えばGPSによって取得された位置情報が対応付けられた干渉情報のテーブルとして記憶するものである。
図11は、本実施形態に係るデータベース(各基地局装置の干渉情報記憶部2054)が記憶する干渉情報の一例を示す概略図である。
テーブルT23は、図5に示すテーブルT21の様な干渉情報のテーブルに対して、例えばGPSによって取得された位置情報が対応付けられた干渉情報のテーブルとして記憶する。
図12は、本実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップST301において、基地局装置BS1と端末装置UE1との間で通信接続を開始する。
ステップST302において、端末装置UE1の位置検出部106は、緯度経度などの位置を定期的に取得し、位置情報を検出し、基地局装置BS1に干渉情報として報告する。基地局装置BS1の干渉情報受信部2051は、端末装置UE1から報告された位置情報を取得する。
ステップST303において、基地局装置BS1のスケジューリング処理部2055は、干渉情報受信部2051が受信した位置情報に対して、該位置情報に該当する各周波数帯域の干渉情報をデータベースDB1(基地局装置BS1の干渉情報記憶部2054)から読み出して取得する。
ステップST304において、基地局装置BS1のスケジューリング処理部2055は、図6に示す第1の実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理および図7に示す第2の実施形態に係る無線リソースのスケジューリング処理の一方または両方により、コンポーネントキャリア(CCn)の使用用途を決定する。
ステップST305において、基地局装置BS1のスケジューリング処理部2055は、決定したコンポーネントキャリア(CCn)の使用用途に応じて端末装置UE1へのスケジューリングを行う。
なお、予め位置情報に応じたコンポーネントキャリア(CCn)の使用用途を干渉情報記憶部2054またはデータベースDB1に記憶させておき、端末装置UE1から位置情報を取得したときに、予め記憶されているコンポーネントキャリア(CCn)の使用用途に従って無線リソースをスケジューリングしてもよい。
なお、本実施の形態では、LTEシステム以外の他のシステムの干渉をデータベース化しているが、隣接LTEセルの干渉も含めてデータベース化してもよい。例えば、隣接セル(ここではマクロセル内のスポット的なセル)として、3GPP規格に定義されているCSGセルのようなマクロセルが把握できていないスポット的なセル干渉を回避することが可能となる。隣接LTEセル干渉の検出方法の一例として、RSRQ(受信品質)が低く、RSRP(受信レベル)が高い場合に干渉があると判断する。もちろん、隣接LTEセルの干渉でなく、WiFi等のスポット的な干渉である可能性もあるが、少なくとも干渉帯域であることを判断できる。
なお、上記第1の実施形態から第3の実施形態までにおいて、干渉情報は、各端末装置から報告される統計値や各基地局装置で測定した干渉を記憶しているが、別の干渉測定装置で測定した干渉や、その地域で既知の干渉情報を予め記憶しておいてもかまわない。
なお、上記第1の実施形態から第3の実施形態までにおいて、LTEシステムについて説明したが、LTEシステムに限定されず、他の無線通信システムに対して本発明の各実施形態を適用してもよい。
このように、本実施形態によれば、無線通信システムS1は、基地局装置BS1と、基地局装置BS1と通信を行う端末装置UE1とを備える無線通信システムS1であって、無線通信システムS1で使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部(データベースDB1または干渉情報記憶部2054)と、記憶部(データベースDB1または干渉情報記憶部2054)に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部(スケジューリング処理部2055)と、を備える。
これにより、無線リソースを適切にスケジューリングすることができる。
なお、上述した実施形態における基地局装置BS1の一部、例えば、制御部205をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、基地局装置BS1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
(1)基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う端末装置とを備える無線通信システムであって、第1の干渉情報を測定する第1測定部と、前記第1の干渉情報とは異なる第2の干渉情報を測定する第2測定部と、前記第1の干渉情報および前記第2の干渉情報を記憶する記憶部と、前記第1の干渉情報および前記第2の干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える無線通信システム。
(2)前記第1測定部は、位置情報または時間情報をさらに測定し、前記第1の干渉情報には、前記位置情報が含まれている(1)に記載の無線通信システム。
(3)前記第1測定部は、周波数帯域ごとの前記第1の干渉情報を測定し、測定した前記第1の干渉情報の受信電力を算出し、前記スケジューリング部は、前記第1の干渉情報と該第1の干渉情報の受信電力および前記第2の干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行う(1)または(2)に記載の無線通信システム。
(4)端末装置と通信する基地局装置であって、前記端末装置が測定した第1の干渉情報を受信する受信部と、前記第1の干渉情報とは異なる第2の干渉情報を測定する測定部と、前記第1の干渉情報および前記第2の干渉情報を記憶する記憶部と、前記第1の干渉情報および前記第2の干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える基地局装置。
(5)基地局装置と通信する端末装置であって、第1の干渉情報を測定する測定部と、前記第1の干渉情報を前記基地局装置に報告する報告部と、前記第1の干渉情報及び前記基地局装置が測定した第2干渉情報に基づいて、前記基地局装置がスケジューリングした無線リソースを用いて前記基地局装置と通信を行う通信部と、を備える端末装置。
(6)基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う端末装置とを備える無線通信システムであって、前記無線通信システムで使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える無線通信システム。
(7)前記スケジューリング部は、前記干渉情報に基づいて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの周波数帯域のいずれか一方に干渉が存在すると判定した場合には、前記干渉が存在すると判定した周波数帯域を使用せずにスケジューリングする(6)に記載の無線通信システム。
(8)前記スケジューリング部は、前記干渉情報に基づいて、サービス要求品質(QoS)や無線品質のレベルに応じて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの一方または両方の周波数帯域を決定する(6)または(7)に記載の無線通信システム。
(9)端末装置と通信する基地局装置であって、干渉情報を測定する測定部と、少なくとも前記測定部で測定された前記干渉情報と、既知の干渉情報と、前記端末装置から干渉情報を受信する場合には各前記端末装置から受信する干渉情報の統計値との少なくとも一つの干渉情報を記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える基地局装置。
(10)基地局装置と通信する端末装置であって、第1の干渉情報を測定する測定部と、前記第1の干渉情報を前記基地局装置に報告する報告部と、前記第1の干渉情報及び前記基地局装置が測定した第2干渉情報に基づいて、前記基地局装置がスケジューリングした無線リソースを用いて前記基地局装置と通信を行う通信部と、を備える端末装置。
S1・・・無線通信システム、DB1・・・データベース、BS1,BS2,BS3・・・基地局装置、UE1,UE2・・・端末装置、1011、1012、1013、1014、1015・・・アンテナ、1021・・・LTE送信部A、1022・・・LTE送信部B、1031・・・LTE受信部A,1032・・・LTE受信部B、104・・・干渉波受信部、105・・・制御部、1051・・・放送チャネル検出部、1052・・・干渉取得部、1053・・・干渉情報報告部、106・・・位置検出部、2011、2012、2013、2014、2015・・・アンテナ、2021・・・LTE送信部A、2022・・・LTE送信部B、2031・・・LTE受信部A,2032・・・LTE受信部B、204・・・干渉波受信部、205・・・制御部、206・・・干渉情報制御部、2051・・・干渉情報受信部、2052・・・干渉波検出部、2053・・・干渉情報処理部、2054・・・干渉情報記憶部、2055・・・スケジューリング処理部

Claims (5)

  1. 基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う端末装置とを備える無線通信システムであって、
    前記無線通信システムで使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、
    を備え、
    前記スケジューリング部は、
    前記干渉情報に基づいて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの周波数帯域のいずれか一方に干渉が存在すると判定した場合には、前記干渉が存在すると判定した周波数帯域を使用せずにスケジューリングする
    無線通信システム。
  2. 前記スケジューリング部は、
    前記干渉情報に基づいて、サービス要求品質(QoS)や無線品質のレベルに応じて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの周波数帯域のいずれか一方または両方の周波数帯域を決定する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う端末装置とを備える無線通信システムであって、
    前記無線通信システムで使用される周波数帯域において、周波数帯域毎に、ある一定のエリア内の干渉情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、
    を備え、
    前記スケジューリング部は、
    前記干渉情報に基づいて、サービス要求品質(QoS)や無線品質のレベルに応じて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの周波数帯域のいずれか一方または両方の周波数帯域を決定する
    無線通信システム。
  4. 端末装置と通信する基地局装置であって、
    干渉情報を測定する測定部と、
    少なくとも前記測定部で測定された前記干渉情報と、既知の干渉情報と、前記端末装置から干渉情報を受信する場合には各前記端末装置から受信する干渉情報の統計値との少なくとも一つの干渉情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する前記干渉情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部と、
    を備え、
    前記スケジューリング部は、
    前記干渉情報に基づいて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの周波数帯域のいずれか一方に干渉が存在すると判定した場合には、前記干渉が存在すると判定した周波数帯域を使用せずにスケジューリングする
    基地局装置。
  5. 基地局装置と通信する端末装置であって、
    第1の干渉情報を測定する測定部と、
    前記第1の干渉情報を前記基地局装置に報告する報告部と、
    前記第1の干渉情報及び前記基地局装置が測定した第2干渉情報に基づいて、前記基地局装置がスケジューリングした無線リソースを用いて前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    を備え、
    前記通信部は、
    前記基地局装置が、前記干渉情報に基づいて、前記基地局装置と前記端末装置との間の通信で使用する上りリンクの周波数帯域および下りリンクの周波数帯域のいずれか一方に干渉が存在すると判定した場合には、前記干渉が存在すると判定した周波数帯域を使用せずにスケジューリングされた無線リソースを用いて通信を行う
    端末装置。
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