JP2015216584A - 基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線接続の円滑化を図ること。
【解決手段】測定部101は、自装置に登録されている登録端末121が自装置に接続するための報知信号の送信を停止している場合、自装置の通信エリアの少なくとも一部を含む他の基地局装置110の通信エリアにおいて移動端末120から他の基地局装置110への発信に使用される所定周波数の電波の強度を測定する。判定部102は、測定部101によって測定された電波の強度と、移動端末120が位置するエリアを管理する管理装置130から取得した情報と、に基づいて、電波の強度が所定強度を超え、且つ、登録端末121が他の基地局装置110の通信エリアに存在するか否かを判定する。送信部103は、電波の強度が所定強度を超え且つ登録端末121が他の基地局装置110の通信エリアに存在すると判定部102によって判定された場合、報知信号の送信を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局装置に関する。
従来、移動機がフェムトセル基地局のエリア内に存在しない場合に、フェムトセル基地局を省電力モードにし、省電力モードにおいて移動機から信号を受信すると省電力モードを解除する方法がある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、移動局がフェムトセル基地局に接続されていない場合に省電力モードにし、アップリンクの信号を受信するとアクティブモードとする方法がある(例えば、下記特許文献2参照。)。
また、フェムトセル基地局またはマクロ基地局に関連する移動局がない場合に低デューティ動作モードへ遷移し、移動局が基地局のカバレジエリアに入り、移動局のアップリンク受信信号パワーにてアクティブモードに戻す方法がある(例えば、下記特許文献3参照。)。また、システムで使用可能な周波数帯域を分割し、マクロセルとマイクロセル双方にて互いに相手が使用していない帯域を利用することで相互の干渉を減少させる方式がある(例えば、下記特許文献4参照。)。
特開2009−182619号公報 特表2012−507226号公報 特表2012−523190号公報 特開平9−247079号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、移動端末が接続するための報知信号の送信を基地局が停止させているときに、基地局では自セルに移動端末が在圏しているか否かが不明である。そのため、自セルへの移動端末の在圏時に報知信号の送信を開始することが困難であり、円滑な無線接続を行うことができないという問題がある。
1つの側面では、本発明は、無線接続の円滑化を図ることを目的とする。
本発明の一側面によれば、自装置に登録されている移動端末(以下「登録端末」と称する)が自装置に接続するための報知信号の送信を停止している場合に、自装置の通信エリアの少なくとも一部を含む他の基地局装置の通信エリアにおいて移動端末から前記他の基地局装置への発信に使用される所定周波数の電波の強度を測定する測定部と、前記測定部によって測定された前記電波の強度と、移動端末が位置するエリアを管理する管理装置から取得した情報と、に基づいて、前記電波の強度が所定強度を超え、且つ、前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在するか否かを判定する判定部と、前記電波の強度が前記所定強度を超え且つ前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在すると前記判定部によって判定された場合に、前記報知信号の送信を開始する送信部と、を有する基地局装置が提案される。
本発明の一態様によれば、無線接続の円滑化を図ることができる。
図1は、実施の形態にかかる基地局装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、通信システムの機能的構成の一例を示す説明図である。 図3は、フェムトセル基地局の構成の一例を示す説明図である。 図4は、フェムトセル基地局が行うモード制御処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、フェムトセル基地局が行う呼接続処理の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(基地局装置の機能的構成)
図1は、実施の形態にかかる基地局装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。基地局装置100は、オフィスや住居に配置される小型の基地局であり、例えば、フェムトセルである。基地局装置100は、移動端末120を登録する。基地局装置100に登録されている移動端末120を登録端末121と称する。
基地局装置100は、登録端末121が接続するための報知信号を送信する。基地局装置100は、報知信号を停止させる。以下において、報知信号を停止させた状態を、適宜「省電力モード」と称する。基地局装置100は、例えば、登録端末121からのアクセスが所定期間ない場合や、基地局装置100の通信エリアに登録端末121が存在しない場合に、報知信号を停止させる。
図1に示すように、基地局装置100は、測定部101と、判定部102と、送信部103と、を有する。測定部101は、基地局装置100が報知信号の送信を停止している場合に、他の基地局装置110の通信エリアにおいて移動端末120から他の基地局装置110への発信に使用される所定周波数の電波の強度を測定する。他の基地局装置110は、例えばマクロ基地局である。他の基地局装置110は、基地局装置100の通信エリアの少なくとも一部を含んでいればよく、基地局装置100の通信エリアの全てを含んでいてもよい。以下において、適宜、基地局装置100の通信エリアを「自セル」と称し、他の基地局装置110の通信エリアを「隣接マクロセル」と称する。
判定部102は、測定部101によって測定された電波の強度が所定強度を超え、且つ、登録端末121が他の基地局装置110の通信エリアに存在するか否かを判定する。所定強度は、登録端末121が基地局装置100と接続可能な強度であり、例えば電波の強度の閾値である。判定部102は、測定部101によって測定された電波の強度と、管理装置130から取得した情報と、に基づいて、上述した判定を行う。
管理装置130は、移動端末120が位置するエリアを管理する。管理装置130は、例えばHLR(Home Location Register)である。管理装置130は、例えば、移動端末120が位置するエリアの識別情報等の位置登録情報を記録する。電波の強度が所定強度を超えるとは、移動端末120が自セルに存在していることである。つまり、判定部102は、移動端末120が自セルに存在し、且つ、登録端末121が隣接マクロセルに存在するか否かを判断する。
また、判定部102は、測定部101によって測定された電波の強度が所定強度を超えたか否かの判定と、登録端末121が他の基地局装置110の通信エリアに存在するか否かの判定と、のうち、どちらを先に行ってもよい。本実施の形態においては、電波の強度が所定強度を超えたか否かの判定を先に行う。具体的には、判定部102は、電波の強度が所定強度を超えたと判定した場合に、管理装置130から位置登録情報を取得し、取得した位置登録情報に基づいて登録端末121が他の基地局装置110の通信エリアに存在するか否かを判定する。これにより、電波の強度が所定強度を超えた場合に、管理装置130から位置登録情報を取得することができ、位置登録情報を取得する回数、すなわち、管理装置130への問い合わせの回数を抑えることができる。
送信部103は、電波の強度が所定強度を超え且つ登録端末121が他の基地局装置110の通信エリアに存在すると判定部102によって判定された場合に、報知信号の送信を開始する。言い換えれば、送信部103は、移動端末120が自セルに存在し、且つ、登録端末121が隣接マクロセルに存在する場合に、報知信号の送信を開始する。報知信号が開始されると、ハンドオーバ処理によって、登録端末121の接続先の基地局は、他の基地局装置110から基地局装置100へ切替わる。
また、測定部101は、登録端末121が基地局装置100に接続した場合に、登録端末121から基地局装置100へ発信される電波の強度(以下「接続時強度」と称する)を測定する。測定部101による接続時強度の測定タイミングは、接続開始時でもよいし、接続時の常時としてもよいし、接続時の所定タイミングとしてもよい。判定部102は、接続時強度と所定強度との比較結果に基づいて所定強度を低下させる。具体的には、判定部102は、接続時強度が所定強度よりも低い場合に、所定強度を低下させ、例えば所定強度を接続時強度に変更する。
また、測定部101によって測定される電波の強度の所定周波数は、移動端末120から他の基地局装置110への上り信号のうち、特定の周波数の電波の強度を測定する。特定の周波数は、例えば、他の基地局装置110が許容している受信周波数内の全帯域を対象としてもよい。また、測定部101は、例えば、他の基地局装置110が新たに追加した場合など、周波数が変動した場合、ネットワーク経由で周波数を取得すればよい。
また、測定部101によって測定される電波の強度の所定周波数は、マクロ基地局210から移動機230(図2参照)への周波数の割り当てを示す下り制御信号を傍受して得られるものを用いてもよい。具体的には、測定部101は、他の基地局装置110の通信エリアにおいて上り通信の周波数の割り当てを示し他の基地局装置110から移動端末120へ送信される下り制御信号に基づいて所定周波数を特定する。測定部101は、特定した所定周波数の電波の強度を測定する。これにより、例えば、他の基地局装置110が新たに追加した場合など、周波数の変動に対応できる。
なお、基地局装置100は、フェムトセル基地局に限らず、ピコセル、スモールセル、ナノセル、マイクロセルなどの基地局でもよい。また、基地局装置100は、無線LAN(Local Area Network)の基地局(アクセスポイント)にも適用できる。例えば、無線LANの基地局が報知信号を停止する省電力モードとなった際に、隣接するマクロセルにおける移動端末120の上り信号を測定し、HLRにアクセスして移動端末120の位置情報を取得できればよい。つまり、無線LANの基地局が、省電力モード中に、隣接マクロセルの上り電波の強度の測定結果と管理装置130の登録端末121の位置登録情報とを用いて自セル内の登録端末121の有無を判断して復帰する構成とすればよい。このように、基地局装置100は、無線LANの基地局にも適用することができる。
(通信システムの機能的構成の一例)
図2は、通信システムの機能的構成の一例を示す説明図である。通信システム200は、マクロ基地局210と、フェムトセル基地局220と、移動機230と、HLR240と、を有する。マクロ基地局210と、フェムトセル基地局220と、HLR240とは、移動通信ネットワーク241を介して接続される。
マクロ基地局210は、広域の通信エリア211(隣接マクロセル)をカバーする。図1に示した他の基地局装置110は、マクロ基地局210によって実現することができる。通信エリア211は、例えば半径が数百メートルから数キロメートルである。マクロ基地局210は、フェムトセル基地局220の通信エリア221もカバーしているものとする。
フェムトセル基地局220は、マクロ基地局210に隣接しており、通信エリア211内のオフィスや住居に配置される小型の基地局である。フェムトセル基地局220は、通信エリア221(自セル)をカバーする。通信エリア221は、例えば半径が数メートルから数十メートルである。フェムトセル基地局220は、登録している特定の移動機230と接続する。
フェムトセル基地局220は、例えば、マクロ基地局210による電波の届きにくい場所に設置される。フェムトセル基地局220は、移動機230が接続するための報知信号を送信する。フェムトセル基地局220は、登録されている移動機230から接続要求があると、登録されている移動機230と接続する。図1に示した基地局装置100は、フェムトセル基地局220によって実現することができる。
移動機230は、携帯電話やスマートフォンなどの移動端末装置である。移動機230は、フェムトセル基地局220に登録されているものとする。図2において移動機230は、フェムトセル基地局220の通信エリア221に存在している。図1に示した移動端末120および登録端末121は、移動機230によって実現することができる。
HLR240は、移動通信ネットワーク241を利用するために必要な移動機230の電話番号や端末識別番号などのユーザ情報を管理するデータベースである。具体的には、HLR240は、マクロ基地局210からの移動機230の在圏エリアを示す報知情報に基づいて、移動機230が複数のマクロ基地局210のうちのどのマクロ基地局210の圏内にいるのかを常時管理する。図1に示した管理装置130は、HLR240によって実現することができる。
このような通信システム200では、移動機230の移動通信ネットワーク241への接続は、マクロ基地局210の圏内ではマクロ基地局210を介して行われ、またフェムトセル基地局220の圏内ではフェムトセル基地局220を介して行われる。
ここで、個人向けのフェムトセル基地局220においては、不特定多数のユーザを対象としているマクロ基地局210とは異なり、ユーザ数が限定されている。例えば、フェムトセル基地局220は、登録されている移動機230(ユーザ)のみ利用することが可能である。そのため、フェムトセル基地局220は、利用されない時間帯が比較的多い。利用されない時間帯も利用時と同様に通電していると、不要な電力を消費することとなる。
ここで、利用されない時間帯にフェムトセル基地局220の消費電力を抑えるには、例えば、ユーザの操作によってフェムトセル基地局220の電源を切断すればよいが、使用開始時および使用終了時にユーザがその都度、操作するのは煩わしい。また、隣接するマクロ基地局210からの指示によりフェムトセル基地局220を省電力状態から通常状態に復旧させると、マクロ基地局210の負荷となる。
また、例えば、移動機230がフェムトセル基地局220の通信エリア221外に移動した場合に、フェムトセル基地局220が、報知信号の送信を停止する省電力モードに移行させたとする。省電力モードに移行後に、移動機230が通信エリア221に戻ってきたとしても、フェムトセル基地局220では通信エリア221内に移動機230が在圏しているか否かが不明である。また、フェムトセル基地局220の起動時に、移動機230が在圏している場合も、フェムトセル基地局220では通信エリア221内に移動機230が在圏しているか否かが不明である。そのため、フェムトセル基地局220では、自セルへの移動機230の在圏時に報知信号の送信を開始することが困難であり、円滑な無線接続を行うことができない。
本実施の形態では、フェムトセル基地局220は、報知信号の停止中に、隣接マクロセルの上り電波の強度の測定結果とHLR240の登録した移動機230の位置登録情報とを用いて、通信エリア221内の登録した移動機230の有無を判断して復帰する。これにより、無線接続を円滑にする。
(フェムトセル基地局の構成)
図3は、フェムトセル基地局の構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、フェムトセル基地局220は、無線部310と、ベースバンド部320と、制御部330と、有線インタフェース部340と、を有する。
無線部310は、アンテナ301を介して信号を送受信する。無線部310は、例えば、送信時にはベースバンド部320から出力されたベースバンド信号を所定周波数帯に変調してアンテナ301へ出力する。また、無線部310は、受信時には所定周波数帯の信号をベースバンド信号に復調してベースバンド部320へ出力する。ベースバンド部320は、送信するデータや信号からベースバンド信号を生成して無線部310へ送出し、また、無線部310から受信したベースバンド信号から元のデータや信号を得る。
無線部310は、無線送信部311と、無線受信部312と、測定部313と、を有する。制御部330は、移行判定部331と、状態制御部332と、データベース333と、を有する。無線送信部311および無線受信部312は、それぞれ別々の回路により構成されている。また、測定部313、ベースバンド部320および制御部330は、例えば、それぞれ別々のDSP(Digital Signal Processor)等により構成されている。
無線送信部311は、例えば、移動機230と接続するための報知信号を送信する。無線受信部312は、移動機230から出力される電波を受信する。無線受信部312は、受信した電波を測定部313へ出力する。測定部313は、無線受信部312から受信した電波の強度(以下「電波強度」と称する)を測定する。測定部313は、測定した電波強度を移行判定部331へ出力する。
移行判定部331は、移動機230からのアクセスを監視し、一定期間アクセスがない場合、省電力モードに移行可能と判断し、省電力モードへの移行指示を状態制御部332に行う。状態制御部332は、移行判定部331から省電力モードへの移行指示があると、無線送信部311およびベースバンド部320の電力状態を停止状態とした省電力モードで制御する。
無線送信部311は、省電力モードにおいて報知信号の送信を停止する。ベースバンド部320は、停止状態において動作を停止する。一方、省電力モードにおいても、無線受信部312、測定部313、制御部330および有線インタフェース部340、のそれぞれの電力状態は、停止状態とはならずに、通常状態を保持する。
省電力モードにおいて、フェムトセル基地局220は報知信号の送信を停止しているため、フェムトセル基地局220を介して移動機230は呼接続を行うことはできない。そのため、移動機230は、隣接するマクロ基地局210を介して呼接続を行うことになる。以下に、省電力モードから通常モードへの移行について、具体的に説明する。
省電力モードにおいて、状態制御部332は、測定部313に、マクロ基地局210への移動機230の上り電波強度の測定を行わせる。測定部313は、移動機230からマクロ基地局210への上り信号のうち、特定の周波数の電波強度を測定する。特定の周波数は、マクロ基地局210が許容している受信周波数内の全帯域を対象とし、例えば、データベース333等に予め記録されていてもよいし、マクロ基地局210から移動機230への周波数の割り当てを示す下り制御信号を傍受して得てもよい。
省電力モードにおいて、測定部313は、電波強度の測定結果を移行判定部331へ出力する。移行判定部331は、省電力モードにおいて、測定部313によって測定された電波強度と、データベース333に記録されている電波強度の閾値と、を比較する。閾値は、詳細については後述するが、移動機230とフェムトセル基地局220との接続時における電波強度の実測値とするが、これに限らず、フェムトセル基地局220の設置時に施工者が手動で設定した値としてもよい。
移行判定部331は、測定された電波強度と閾値との比較の結果、測定された電波強度が閾値を超えていない場合、測定される電波強度と閾値との比較を継続して行う。移行判定部331は、測定された電波強度と閾値との比較の結果、測定された電波強度が閾値を超えている場合、状態制御部332に電波強度が閾値を超えている旨を通知する。状態制御部332は、移行判定部331から電波強度が閾値を超えている旨の通知があると、有線インタフェース部340を介して、データベース333に登録されている移動機230の位置登録情報(以下「所在情報」と称する)をHLR240に問い合わせる。
問い合わせに際しては、電話番号や端末識別番号などが用いられる。例えば、5台の移動機230が登録されている場合には、5台のそれぞれについて所在情報を問い合わせる。状態制御部332は、問い合わせの回答として、HLR240から、移動機230が在圏している通信エリア211の情報を収集する。
状態制御部332は、HLR240から収集した移動機230の通信エリア221の情報と、データベース333内に記録されている隣接のマクロ基地局210を識別するための情報と、を比較する。そして、登録されている移動機230の少なくとも1つが、隣接するマクロ基地局210の通信エリア211に在圏していない場合、状態制御部332は、省電力モードを保持し、その旨を移行判定部331に通知する。
移動機230の少なくとも1つが、隣接するマクロ基地局210の通信エリア211に在圏している場合、状態制御部332は、移行判定部331およびベースバンド部320の電力状態を復旧させた通常モードで制御し、その旨を移行判定部331に通知する。通常モードにおいては、無線送信部311は報知信号の送信を再開し、ベースバンド部320は動作を再開する。通常モードになると、ハンドオーバ処理によって、移動機230の接続先の基地局が、マクロ基地局210からフェムトセル基地局220へ切替わる。この後、一定時間、移動機230からフェムトセル基地局220へのアクセスがなければ、再び省電力モードへ移行する。
ここで、呼接続に成功した場合、移行判定部331の閾値更新部334は、測定部313によって測定された接続時強度(以下「送信電波強度」と称する)の測定結果と、データベース333に記録されている閾値と、を比較する。測定結果と閾値との比較の結果、測定結果が閾値よりも低い場合は、閾値更新部334は、現在の閾値よりも閾値を低くする。例えば、閾値更新部334は、今回の測定結果を新たな閾値としてデータベース333の閾値を更新する。また、閾値更新部334は、測定結果と閾値との比較の結果、測定結果が閾値を超えている場合は、閾値の更新を行わない。データベース333に閾値が記録されていない場合には、閾値更新部334は、測定部313によって測定された今回の測定結果を閾値に記録してもよい。
例えば、閾値更新部334は、呼接続を実施する際に、測定部313によって測定された移動機230からの送信電波強度を記録しておく。呼接続が成功した場合、閾値更新部334は、記録した送信電波強度と閾値との比較を行って、比較結果に応じて閾値を更新する。呼接続が失敗した場合は、送信電波強度は削除する。
このように、呼接続の成功時において送信電波強度の測定結果が閾値よりも低い場合には、閾値をより低い値に設定することができる。したがって、通信エリア211の移動機230を検出しやすくし、省電力モードから通常モードへ移行しやすくすることができる。なお、通常モードへ移行しやすくした結果、仮に誤判定等によって通常モードへ移行したとしても、登録されている移動機230のフェムトセル基地局220へのアクセスがないため、その後に省電力モードへ移行することとなる。
図1に示した測定部101は、無線受信部312と、測定部313とによって実現することができる。また、判定部102は、移行判定部331と、閾値更新部334とによって実現することができる。また、送信部103は、無線送信部311と、状態制御部332と、によって実現することができる。
(フェムトセル基地局が行うモード制御処理の一例)
図4は、フェムトセル基地局が行うモード制御処理の一例を示すフローチャートである。図4においては、通常モードで制御されていることを前提とする。フェムトセル基地局220は、移動機230からのアクセスがあるか否かを判定する(ステップS401)。移動機230からのアクセスがあるとは、通信が確立している呼接続があることである。フェムトセル基地局220は、移動機230からのアクセスがなくなるまで待機し(ステップS401:Yes)、通常モードを保持する。
フェムトセル基地局220は、移動機230からのアクセスがなくなると(ステップS401:No)、省電力モードに移行する(ステップS402)。省電力モードへの移行タイミングは、例えば、移動機230からのアクセスがなくなってから一定期間経過後としてもよいし、移動機230からのアクセスがなくなったタイミングでもよい。
次に、フェムトセル基地局220は、移動機230の電波強度を測定する(ステップS403)。次に、フェムトセル基地局220は、測定した電波強度がデータベース333に記憶されている閾値を超えたか否かを判定する(ステップS404)。電波強度の測定および測定結果が閾値を超えたか否かの判定は、常時行ってもよいし、省電力モード中に呼接続が頻繁には起こりにくいということを鑑みると、例えば5分おきといった所定時間の間隔で行ってもよい。また、この所定間隔を、例えば、ユーザが設定できるようにしてもよい。
測定した電波強度が閾値を超えていない場合(ステップS404:No)、フェムトセル基地局220は、ステップS402へ移行する。測定した電波強度が閾値を超えた場合(ステップS404:Yes)、フェムトセル基地局220は、移動機230の所在情報をHLR240へ問い合わせる(ステップS405)。そして、フェムトセル基地局220は、問い合わせの結果、データベース333に登録されている移動機230が、隣接するマクロ基地局210に在圏しているか否かを判定する(ステップS406)。
登録されている移動機230がマクロ基地局210に在圏していない場合(ステップS406:No)、フェムトセル基地局220は、ステップS402に移行する。登録されている移動機230がマクロ基地局210に在圏している場合(ステップS406:Yes)、フェムトセル基地局220は、通常モードへ移行し(ステップS407)、モード制御処理を終了する。通常モードへ移行すると、ハンドオーバ処理によって、移動機230の接続先の基地局は、マクロ基地局210からフェムトセル基地局220へ切替わる。
上述した処理により、フェムトセル基地局220が、報知信号の停止中に、隣接マクロセルの上り電波強度の測定結果とHLR240の登録端末121の位置登録情報とを用いてフェムトセル内の登録端末121の有無を判断して復帰することができる。このため、隣接するマクロ基地局210からの指示等によらず、すなわち、マクロ基地局210の負荷となることなく、自身で通常モードに復旧することができ、無線接続を円滑にすることができる。また、ユーザが使用開始時に通常モードに切替えるための操作を行わなくても、通常モードへ復帰させることができるため、操作の煩わしさを抑えることができる。
(フェムトセル基地局が行う呼接続処理の一例)
図5は、フェムトセル基地局が行う呼接続処理の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、フェムトセル基地局220は、呼接続に成功したか否かを判定する(ステップS501)。呼接続に成功しない場合(ステップS501:No)、フェムトセル基地局220は、呼接続処理を終了する。呼接続に成功した場合(ステップS501:Yes)、フェムトセル基地局220は、呼接続に成功した際の移動機230の送信電波強度を取得する(ステップS502)。
次に、フェムトセル基地局220は、取得した送信電波強度とデータベース333に記録されている閾値とを比較する(ステップS503)。そして、フェムトセル基地局220は、取得した送信電波強度がデータベース333に記録されている閾値よりも低いか否かを判定する(ステップS504)。送信電波強度が閾値以上の場合(ステップS504:No)、フェムトセル基地局220は、呼接続処理を終了する。送信電波強度が閾値よりも低い場合(ステップS504:Yes)、フェムトセル基地局220は、ステップS502において取得した送信電波強度に、データベース333の閾値を更新し(ステップS505)、呼接続処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、省電力モードに移行後に移動機230が通信エリア221に戻ってきた場合に、フェムトセル基地局220で自セル内に移動機230が在圏していることを判別できる。また、フェムトセル基地局220の起動時に移動機230が在圏している場合に、フェムトセル基地局220で自セル内に移動機230が在圏していることを判別できる。そのため、フェムトセル基地局220が、自セル内への移動機230の在圏時に報知信号の送信を開始することができ、無線接続の円滑化を図ることができる。
また、本実施の形態においては、移動機230からマクロ基地局210への電波強度が所定強度を超えたか否かの判定を先に行い、登録されている移動機230が隣接マクロセルに存在するか否かの判定を後に行うようにした。このため、HLR240への問い合わせの回数を抑えることができ、フェムトセル基地局220の処理を軽減させることができる。
また、本実施の形態では、呼接続に成功する度に、送信電波強度の測定結果が記録されている閾値よりも低い場合に、閾値をより低い値に設定するため、通信エリア211内の移動機230を検出しやすくすることができる。したがって、省電力モードから通常モードへ移行しやすくすることができ、無線接続の円滑化を図ることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)自装置に登録されている移動端末(以下「登録端末」と称する)が自装置に接続するための報知信号の送信を停止している場合に、自装置の通信エリアの少なくとも一部を含む他の基地局装置の通信エリアにおいて移動端末から前記他の基地局装置への発信に使用される所定周波数の電波の強度を測定する測定部と、
前記測定部によって測定された前記電波の強度と、移動端末が位置するエリアを管理する管理装置から取得した情報と、に基づいて、前記電波の強度が所定強度を超え、且つ、前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在するか否かを判定する判定部と、
前記電波の強度が前記所定強度を超え且つ前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在すると前記判定部によって判定された場合に、前記報知信号の送信を開始する送信部と、
を有することを特徴とする基地局装置。
(付記2)前記判定部は、前記電波の強度が前記所定強度を超えたと判定した場合に、前記管理装置から前記情報を取得し、取得した前記情報に基づいて前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在するか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記3)前記測定部は、前記登録端末が自装置に接続した場合に、前記登録端末から自装置へ発信される電波の強度(以下「接続時強度」と称する)を測定し、
前記判定部は、前記接続時強度と前記所定強度との比較結果に基づいて前記所定強度を低下させることを特徴とする付記1または2に記載の基地局装置。
(付記4)前記測定部は、前記他の基地局装置の通信エリアにおいて上り通信の周波数の割り当てを示し前記他の基地局装置から移動端末へ送信される下り制御信号に基づいて前記所定周波数を特定し、特定した前記所定周波数の電波の強度を測定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の基地局装置。
100 基地局装置
101 測定部
102 判定部
103 送信部
110 他の基地局装置
120 移動端末
121 登録端末
130 管理装置
200 通信システム
210 マクロ基地局
211 通信エリア
220 フェムトセル基地局
221 通信エリア
230 移動機
240 HLR
310 無線部
311 無線送信部
312 無線受信部
313 測定部
320 ベースバンド部
330 制御部
331 移行判定部
332 状態制御部
333 データベース
334 閾値更新部
340 有線インタフェース部

Claims (3)

  1. 自装置に登録されている移動端末(以下「登録端末」と称する)が自装置に接続するための報知信号の送信を停止している場合に、自装置の通信エリアの少なくとも一部を含む他の基地局装置の通信エリアにおいて移動端末から前記他の基地局装置への発信に使用される所定周波数の電波の強度を測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された前記電波の強度と、移動端末が位置するエリアを管理する管理装置から取得した情報と、に基づいて、前記電波の強度が所定強度を超え、且つ、前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在するか否かを判定する判定部と、
    前記電波の強度が前記所定強度を超え且つ前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在すると前記判定部によって判定された場合に、前記報知信号の送信を開始する送信部と、
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記判定部は、前記電波の強度が前記所定強度を超えたと判定した場合に、前記管理装置から前記情報を取得し、取得した前記情報に基づいて前記登録端末が前記他の基地局装置の通信エリアに存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記測定部は、前記登録端末が自装置に接続した場合に、前記登録端末から自装置へ発信される電波の強度(以下「接続時強度」と称する)を測定し、
    前記判定部は、前記接続時強度と前記所定強度との比較結果に基づいて前記所定強度を低下させることを特徴とする請求項1または2に記載の基地局装置。
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