JP6515011B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル装置、特に、押圧力検出機能を有するタッチパネル装置に関する。
タッチパネル装置は、指等によって押された位置を検出する機能を有している。例えば、静電容量方式のタッチパネル装置は、第1電極パターンと、第1電極パターンとの間で絶縁性を保ち且つ前記第1電極パターンと交差して並設される第2電極パターンとを有している。この装置では、指のタッチに起因する交点における静電容量の変化に基づいて、タッチ位置が検出される。
近年は、押された位置のみならず押圧力も検出するタッチパネル装置が開発されている。押圧力を検出する機能は、例えば、タッチパネルに圧電センサを組み合わせることで実現される。
また、静電容量方式のタッチパネル装置において、第1電極パターンと第2電極パターンが弾性体を挟んで積層方向に離れて配置された構造において、押圧力が加えられたときの第1電極パターンと第2電極パターンの接近による静電容量の増加に基づいて、押圧力を検出する技術も紹介されている(例えば、特許文献1を参照)。
特表2013−529803号公報
しかし、特許文献1のような構成では、弾性体が十分に圧縮されなければ静電容量の変化を検出することが難しく、押圧力が小さい、つまり荷重が小さい場合はタッチされた位置の検出が難しかった。また、小さな押圧力でもタッチされた位置を検出することを目的として、投影型静電容量方式のタッチパネルを別に積層することが考えられる。しかし、その場合は電極層が増えることで、装置の構造及び制御回路が複雑になる。
本発明の目的は、押圧力検出機能を有するタッチパネル装置において、簡単な構造によってタッチされた位置を検出可能にすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るタッチパネル装置は、押圧力を検出可能である。タッチパネル装置は、第1絶縁体及び第2絶縁体と、弾性体と、第1電極パターンと、第2電極パターンと、第3電極パターンと、インピーダンス回路と、インピーダンス変更制御回路と、静電容量検出回路と、押圧力算出回路と、を有している。
第1絶縁体及び第2絶縁体は、積層して設けられている。
弾性体は、第1絶縁体と第2絶縁体との間に設けられ、第1絶縁体及び第2絶縁体のそれぞれより剛性が低い。
第1電極パターンは、第1絶縁体の第2絶縁体と反対側の面に設けられた、複数の第1電極を有する。
第2電極パターンは、第1絶縁体と弾性体との間に設けられた、複数の第1電極に対して平面視で複数の交点を形成するように形成された複数の第2電極を有する。
第3電極パターンは、弾性体と第2絶縁体との間に全面的に設けられている。
インピーダンス回路は、第3電極パターンに接続され、基準電位と第3電極パターンとの間のインピーダンスを変更可能である。
インピーダンス変更制御回路は、インピーダンス回路のインピーダンスを高低2段階に変更する。
静電容量検出回路は、第1電極パターンと第2電極パターンの交点に発生する静電容量を検出する。
押圧力算出回路は、インピーダンス回路が高インピーダンスの場合の静電容量と、インピーダンス回路が低インピーダンスの場合の静電容量とを用いた演算によって、交点における押圧力を算出する。
この装置では、指が第1絶縁体及び第2絶縁体を押すと、静電容量検出回路が、押圧位置に対応する第1電極パターンと第2電極パターンの交点に発生する静電容量を検出する。これにより、押圧位置が算出される。
また、インピーダンス変更制御回路が、インピーダンス回路のインピーダンスを高低2段階に変更し、さらに、押圧力算出回路が、インピーダンス回路が高インピーダンスの場合の静電容量と、インピーダンス回路が低インピーダンスの場合の静電容量とを用いた演算によって、押圧力を算出する。演算の種類は特に限定されない。
この結果、タッチパネル装置において、簡単な構造によって小さな押圧力を検出可能になる。
静電容量検出回路による静電容量を測定する動作は、インピーダンス回路が高インピーダンスの状態で各交点の静電容量を測定する第1測定ステップと、インピーダンス回路が低インピーダンスの状態で各交点の静電容量を測定する第2測定ステップとを含んでいてもよい。押圧力算出回路による押圧力を算出する動作は、第1測定ステップ及び第2測定ステップの終了後に、行われる。
この装置では、押圧力算出回路による押圧力を算出する動作は第1測定ステップ及び第2測定ステップの後に行われるので、演算効率が良くなる。
静電容量検出回路は、第1測定ステップ及び第2測定ステップのうち先に実行したステップの結果に基づいて、後に実行するステップにおいて測定を行う交点を選択してもよい。例えば、押圧位置の可能性がある又は押圧位置に関連がある交点のみが選択される。
この装置では、後に実行するステップにおいて測定を行う交点の数が少なくなるので、静電容量検出の動作及び時間が少なくなる。
第2絶縁体は、画像表示面の偏光板からなっていてもよい。
この装置では、部品点数が少なくなり、それにより構造が簡単になる。
本発明に係るタッチパネル装置では、簡単な構造によって小さな押圧力を検出可能になる。
タッチパネルの概略断面図。 第1電極パターンの概略平面図。 第2電極パターンの概略平面図。 第3電極パターンの概略平面図。 第1電極パターンと第2電極パターンを重ね合わせた状態の概略平面図。 タッチパネル装置の制御構成図。 インピーダンス回路の第1例を示す図。 インピーダンス回路の第2例を示す図。 タッチパネルにおける電気力線を示す概略断面図。 タッチパネルにおける電気力線を示す概略断面図。 タッチパネルにおける電気力線を示す概略断面図。 タッチパネル装置の制御動作を示すフローチャート。 各交点の静電容量値測定動作を示すフローチャート。 各交点の静電容量値測定動作を示すフローチャート。 測定値の演算動作を示すフローチャート。 実施例のシミュレーション結果を示す表。 第2実施形態における、タッチパネル装置の制御動作を示すフローチャート。 第3実施形態における、タッチパネルの概略断面図。
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.第1実施形態
(1)タッチパネルの構造
図1に示すタッチパネル1は、タッチパネル装置3(図6)の一部を構成する装置である。タッチパネル1は、押圧位置を検出する機能と、押圧力を検出する機能とを有している。なお、図1は、タッチパネルの概略断面図である。
タッチパネル1は、保護層5を有している。保護層5の第1面が指がタッチする入力面になっている。保護層5は、後述する電極パターンを保護するための層であり、指と電極パターンが導通するのを防止したり、電極パターンの損傷を防止したりする機能を有している。なお、保護層5は任意の部材であり、省略可能である。
保護層5は、加わる衝撃によって破損しない必要があり、例えば、ガラス板、樹脂板などが挙げられる。ガラス板の材料としては、化学強化ガラスが好ましく、樹脂板の材料としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が好ましい。
タッチパネル1は、第1絶縁体7、弾性体9と、第2絶縁体11と、第1電極パターン13と、複数の第2電極パターン15と、第3電極パターン17とを有している。
第1絶縁体7及び第2絶縁体11は、積層して設けられている。具体的には、第1絶縁体7は、保護層5の第1面と反対側の第2面に設けられている。第2絶縁体11は、第1絶縁体7の保護層5と反対側の面に設けられている。
弾性体9は、第1絶縁体7と第2絶縁体11との間に設けられている。弾性体9は、例えば保護層5が指で押されたときに弾性変形可能な部材である。それに対して、第1絶縁体7及び第2絶縁体11は、例えば保護層5が指で押されたときにほとんど弾性変形しない又はわずかしか変形しない部材である。
第1電極パターン13は、第1絶縁体7の第2面(保護層5側の面)に設けられる。複数の第2電極パターン15は、第1絶縁体7の第2面(弾性体9側の面)に設けられる。これにより、第2電極パターン15は、第1電極パターン13との間で絶縁性を保ち且つ第1電極パターン13と交差して配置される。第1電極パターン13及び第2電極パターン15は、引き出し配線(図示せず)によって接続端子(図示せず)に至るまで引き出される。
第3電極パターン17は、弾性体9と第2絶縁体11との間に設けられる。
第1電極パターン13は、図2に示すように、図のX方向に並んだX方向電極である。第2電極パターン15は、図3に示すように、図のY方向に並んだY方向電極である。第3電極パターン17は、図4に示すように、第1電極パターン13と第2電極パターン15を覆うように全面的に形成されている。図2は、第1電極パターンの概略平面図である。図3は、第2電極パターンの概略平面図である。図4は、第3電極パターンの概略平面図である。
第1電極パターン13、第2電極パターン15、及び第3電極パターン17のレイアウトを、図2〜4を用いてさらに詳細に説明する。第1電極パターン13及び第2電極パターン15は、いわゆるダイヤモンドパターンである。
第1電極パターン13は、Y方向に延びかつX方向に並んだ複数の第1電極13a(x0、x1、x2、、、、xn)を有している。各第1電極13aは、複数の菱形電極21と、この菱形電極21同士を図中縦方向(Y方向)に接続する複数の接続配線23とを備えている。第2電極パターン15は、X方向に延びかつY方向に並んだ複数の第2電極15a(y0、y1、y2、、、、ym)を有している。各第2電極15aは、複数の菱形電極31と、この菱形電極31同士を図中横方向(X方向)に接続する複数の接続配線33とを備えている。複数の第1電極13aと複数の第2電極15aは、平面視で複数の交点を形成している。第3電極パターン17は、前述したように弾性体9と第2絶縁体11との間に全面的に形成されており、全面電極17aを構成している。第3電極パターンはメッシュ状であってもよい。
第1電極13a同士に隙間が確保されており、さらに、第2電極15a同士の間に隙間が確保されている。
図5に示すように、平面視において、菱形電極21と菱形電極31との配置関係は相補的である。つまり、菱形電極21をマトリクス状に配列する場合に生じる菱形形状の隙間を埋めるように、複数の菱形電極31は配列されている。言い換えると、複数の第1電極13a(x0、x1、x2、、、、xn)及び複数の第2電極15a(y0、y1、y2、、、、ym)は、入力面側からも第3電極パターン17側からも大部分が露見されている。なお、図5は、第1電極パターンと第2電極パターンを重ね合わせた状態の概略平面図である。
以上に述べたようにX方向電極及びY方向電極が平面視して交点を形作るように配置されているので、交点の相互容量を測定することによって、指の接触位置とその押圧力が検出できる。つまり、指が第1電極13aおよび第2電極15aに近づくと、接触位置に近い交点の相互容量が変化し、さらに押圧によっても、弾性体が変形し第1電極13aおよび第2電極15aが第3電極パターン17に近づくことでその交点の相互容量が変化するので、それを検出することで指の接触位置とその押圧力が検出できる。なお、交点の相互容量とは、第1電極13aのうち任意の1つの電極xiと第2電極15aのうち任意の1つの電極yiの間の静電容量のことである。
絶縁体として用いられる基材フィルムの材料としては、透明性を有するポリエステル(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、ポリアクリル(PAC)、ノルボルネン系の熱可塑性透明樹脂などのフィルム、又はそれらの積層体などが用いられる。シクロオレフィンポリマー(COP)も利用可能である。なお、絶縁体は不透明であってもよい。
基材フィルムの厚さは、通常、各フィルムの単独厚で20μm以上、各フィルムの合計厚が500μm以下とされている。単独厚が20μmに満たないとフィルム製造時のハンドリングが難しく、合計厚が500μmを超えると透光性が低下するからである。
第1電極パターン13、第2電極パターン15及び第3電極パターン17の材料としては、80%以上の光線透過率(透光性)及び数mΩから数百Ωの表面抵抗値(導電性)を示すことが好ましく、例えば、酸化インジウム、酸化錫、インジウム錫酸化物(ITO)、錫アンチモン酸等の金属酸化物や、金、銀、銅、白金、パラジウム、アルミニウム、ロジウム等の金属などで成膜することができる。これらの材料からなる第1電極パターン13及び第2電極パターン15の形成方法としては、スパッタ法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等のPVD法、あるいはCVD法、塗工法等で透明導電膜を形成した後にエッチングによりパターニングする方法や、印刷法等がある。
弾性体9の弾性率は、0.001MPa〜10MPaの範囲にあることが好ましい。
弾性体9の材料は、シリコーン、ポリウレタンであってもよい。
弾性体9の厚みは、10μm〜2000μmの範囲にあることが好ましく、50μm〜1000μmの範囲にあることがさらに好ましい。
(2)タッチパネル装置の制御構成
図6を用いて、タッチパネル装置3の制御構成を説明する。図6は、タッチパネル装置の制御構成図である。
タッチパネル装置3は、静電容量検出回路51を有している。静電容量検出回路51には、複数の第1電極13a(x0、x1、x2、、、、xn)及び複数の第2電極15a(y0、y1、y2、、、、ym)が接続されている。これにより、静電容量検出回路51は、第1電極パターン13と第2電極パターン15の交点の相互容量を検出可能である。具体的には、静電容量検出回路51は、複数の第1電極13aを送信電極として電圧パルスを順次印加し、複数の第2電極15aを受信電極として受信強度を測定することにすることで、各電極交点における相互容量の変化を検出する。その後、静電容量検出回路51は、各交点のレベル信号を制御部55に出力する。
タッチパネル装置3は、インピーダンス回路53を有している。インピーダンス回路53は、第3電極パターン17に接続され、基準電位Vと第3電極パターン17との間のインピーダンスを変更可能である。なお、基準電位Vは、グランド(GND)又は他の固定電位である。インピーダンス回路53の具体例を、図7A(第1例)と図7B(第2例)を用いて説明する。
図7Aに示す第1例では、インピーダンス回路53Aは、全面電極17aと基準電位Vとの間に設けられた第1スイッチSWを有している。第1スイッチSWは、全面電極17aと基準電位Vを接続(低インピーダンス状態)及び遮断する(高インピーダンス状態)。
図7Bに示す第2例では、インピーダンス回路53Bは、基準電位Vに並列に接続された第1インピーダンスZ1と第2インピーダンスZ2とを有している。インピーダンス回路53Bは、さらに、全面電極17aと第1インピーダンスZ1及び第2インピーダンスZ2とのの間に設けられた第2スイッチSWを有している。第2スイッチSWは、全面電極17aを第1インピーダンスZ1(低インピーダンス状態)に接続した状態と第2インピーダンスZ2(高インピーダンス状態)に接続した状態との間で接続を切り替える。つまり、全面電極17aと基準電位Vとの間に接続されるインピーダンスが変更可能になっている。なお、この実施例では、第1インピーダンスZ1の値が十分に小さいことが望ましく、第2インピーダンスZ2の値が第1インピーダンスZ1の値に比べて十分に大きいことが望ましい。
なお、第1スイッチ及び第2スイッチは、例えば、トランジスタ、アナログスイッチ、リレー、トライアック、サイリスタなどによって実現される。
タッチパネル装置3は、制御部55を有している。制御部55は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータである。制御部55には、静電容量検出回路51とインピーダンス回路53が接続されている。制御部55は、静電容量検出回路51による静電容量の検出タイミングと、インピーダンス回路53の切り替えタイミングとを制御する。
制御部55は、押圧位置算出回路61を有している。押圧位置算出回路61は、静電容量検出回路51からの各交点における相互容量の変化を示すレベル信号に基づいて、押圧位置を算出する装置である。押圧位置の算出技術は公知であるので、説明を省略する。
制御部55は、押圧力算出回路63を有している。押圧力算出回路63は、静電容量検出回路51からの各交点における相互容量の変化を示すレベル信号に基づいて、押圧力を算出する。本実施形態の特徴としては、押圧力算出回路63は、インピーダンス回路53が高インピーダンスの場合の静電容量と、インピーダンス回路53が低インピーダンスの場合の静電容量とを用いた演算によって、交点における押圧力を算出する。これについては後に詳細に説明する。
制御部55は、インピーダンス変更制御回路65を有している。インピーダンス変更制御回路65は、インピーダンス回路53のインピーダンスを高低2段階に変更する。
制御部55は、メモリ67を有している。メモリ67は、プログラム及びデータを保存可能な装置である。なお、メモリ67は制御部55以外の装置に存在してもよい。
押圧位置算出回路61、押圧力算出回路63及びインピーダンス変更制御回路65は、例えば、制御部55におけるプログラムの実行によって実現される機能である。また、これらは独立したIC等のハードウェアによって実現されてもよい。
以下、タッチパネル装置3のタッチ検出動作を概略的に説明する。
この装置では、例えば指が保護層5を押す(つまり、第1絶縁体7を押す)と、静電容量検出回路51が、第1電極パターン13と第2電極パターン15の交点に発生する静電容量を検出する。これにより、押圧位置算出回路61が押圧位置を検出する。
また、インピーダンス変更制御回路65が、インピーダンス回路53のインピーダンスを高低2段階に変更し、さらに、押圧力算出回路63が、インピーダンス回路53が高インピーダンスの場合の静電容量と、インピーダンス回路53が低インピーダンスの場合の静電容量とを用いた演算によって、押圧力を算出する。
この結果、押圧力検出機能を有するタッチパネル装置3において、簡単な構造によって小さな押圧力でもタッチされた位置を検出可能になる。
静電容量検出回路51による静電容量を検出する動作は、インピーダンス回路53が高インピーダンスの状態で各交点の静電容量を検出する第1測定ステップと、インピーダンス回路53が低インピーダンスの状態で各交点の静電容量を検出する第2測定ステップとを含んでいてもよい。押圧力算出回路63による押圧力を算出する動作は、第1測定ステップ及び第2測定ステップの終了後に、行われる。
この装置では、押圧力算出回路63による押圧力を算出する動作は、上記の第1測定ステップ及び第2測定ステップの後に行われるので、演算効率が良くなる。
(3)交点における相互容量の変化原理
図8、図9及び図10を用いて、第1電極13aの1つである電極xiにおける相互容量C1ijと(0<=i<=n,0<=j<=m)第2電極15aの1つである電極yjにおける相互容量C2ij(0<=i<=n,0<=j<=m)が、指の接触や押し込みよる弾性体9の変形によってどのように変化するかを模式的に説明する。図8〜図10は、タッチパネルにおける電気力線を示す概略断面図である。
図8に示すように、タッチパネル装置3に指が触れていない状態でのC1ijとC2ijをそれぞれ、C1REF ijとC2REF ijと表現する。これらの値は、タッチパネル装置3を含む電子機器の電源がONになった直後など明らかにタッチが無い状態で測定して、制御部55のメモリ67に記憶されている。
なお、ここでは、電極xi及び電極yjからの電気力線が第2電極パターン15を覆って、第3電極パターン17まで伸びていることが重要である。そのような現象を可能にするためには、第2電極パターン15の第2電極15a同士の間の複数の隙間に第1電極パターンの少なくとも一部が存在するように構成することが必要である。
図9に示すように、指が例えば保護層5に触れると指が電気力線を遮る分だけ、相互容量C1ijと相互容量C2ijは変化する。指が保護層5に軽く触れた状態で弾性体9の変形が生じていない場合は、変化量はインピーダンス回路53に関係ないので、相互容量C1ijと相互容量C2ijは同じ量だけ変化する。その変化量をΔCFNG ijとすると、この時の各交点の相互容量C1 ijとC2 ijは、下記のように表現される。
C1 ij=C1REF ij+ΔCFNG ij・・・・(式1)
C2 ij=C2REF ij+ΔCFNG ij・・・・(式2)
となる。
図10に示すように、指が保護層5を強く押し込んだ場合は、その力に応じて弾性体9が変形し、電極xiと電極yjは第3電極パターン17(全面電極17a)に近づくことによって、さらに相互容量が変化する。変化量は、インピーダンス回路53の第1スイッチSW及び第2スイッチSWが低インピーダンス状態又は高インピーダンス状態を実現している場合に、低インピーダンス状態の場合をΔC1FS jjと高インピーダンス状態の場合をΔC2FS ijとおく。この変化量は、全面電極17aのインピーダンス状態(図7Aの第1例では基準電位Vに接続されるか又はされないかであり、図7Bの第2例では第1インピーダンスZ1に接続されるか又は第2インピーダンスZ2に接続されるかである)によって、互いに異なる値になる。そして、この時の各交点の相互容量C1 ijとC2 ijは、以下のように表される。
C1 ij=C1REF ij+ΔCFNG ij+ΔC1FS ij・・・・・・・(式3)
C2 ij=C2REF ij+ΔCFNG ij+ΔC2FS ij・・・・・・・(式4)
このとき、C2 ij−C1 ijを計算すると、下記のようになる。
C2 ij−C1 ij=C1REF ij−C2REF ij+ΔC2FS ij−ΔC1FS ij
・・・・(式5)
ここで、C1REF ij−C2REF ijは一定値である。また、ΔC1FS ijは、基準電位Vに接続されているので負の値であり、押圧力が大きい(つまり、変形が大きい)と一意的に絶対値が大きくなる。ΔC2FS ijは、ΔC1FS ijよりも正に大きい値であり、押圧力が大きくなる(つまり、変形が大きくなる)と、一意的に絶対値が大きくなる。つまり、ΔC2FS ij−ΔC1FS ijは、押圧力が大きくなる(つまり、変形が大きくなる)と、一意的に大きくなる。よって、C2 ij−C1 ijを用いて、押圧力を検出できる。
このように、押圧力が小さい時は、式1または式2に示す通り、C1 ijまたはC2 ijの検出により、押圧位置が検出でき、押圧力が十分大きいときは、式5から、C2 ij−C1 ijの計算により、押圧力をさらに検出できると言える。
(4)押圧位置及び押圧力の検出制御 図11を用いて、静電容量検出回路51、制御部55によるタッチパネル1のタッチ検出制御動作を説明する。図11は、タッチパネル装置の制御動作を示すフローチャートである。
最初に、制御部55は、静電容量検出回路51からのレベル信号に基づいて、タッチの有無を判断する(ステップS1)。
タッチされたと判断されれば(ステップS1でYes)、インピーダンス変更制御回路65が、インピーダンス回路53Aを低インピーダンス状態にする(ステップS2)。 具体的には、図7Aの第1例では、第1スイッチSWによって全面電極17aが基準電位Vに接続される。図7Bの第2例では、第2スイッチSWによって、全面電極17aが第1インピーダンスZ1に接続される。
このようにインピーダンス回路53を低インピーダンス状態にしつつ、静電容量検出回路51が、各交点の相互容量C1ijを測定する(ステップS3)。各交点の相互容量C2ijの値は、制御部55のメモリ67に保存される。
次に、インピーダンス変更制御回路65が、インピーダンス回路53を高インピーダンス状態にする(ステップS4)。具体的には、図7Aの第1例では、第1スイッチSWによって全面電極17aが基準電位VからOFFされる。図7Bの第2例では、第2スイッチSWによって、全面電極17aが第2インピーダンスZ2に接続される。
このようにインピーダンス回路53を高インピーダンス状態にしつつ、静電容量検出回路51が、各交点の相互容量C2ijを測定する(ステップS5)。各交点の相互容量C1ijの値は、制御部55のメモリ67に保存される。
各交点の相互容量C1ijの値とC2ijの検出の順序は前記実施例に限定されない。
次に、押圧力算出回路63が、各交点の相互容量C1ij及び相互容量C2ijを用いて、各交点に関する演算を行う(ステップS6)。これにより、各交点での演算結果が得られる。
最後に、制御部55は、押圧位置算出回路61及び押圧力算出回路63によって、タッチの押圧位置及び押圧力をそれぞれ決定する(ステップS7)。
図12を用いて、ステップS3の各交点の容量値測定制御を説明する。図12は、各交点の静電容量値測定動作を示すフローチャートである。
最初に、ある交点の相互容量C1ijを測定する(ステップS11)。具体的には、静電容量検出回路51が、第1電極13aの1本にパルス信号を入力し、その状態で第2電極15aの1本からの信号を検出する。
検出された相互容量C1ijの値は、制御部55に送られて、メモリ67に保存される(ステップS12)。
次に、全ての交点で相互容量が検出されたか否かが判定される(ステップS13)。相互容量が検出されていない交点があれば(ステップS13でNo)、プロセスはステップS11に戻る。全ての交点で相互容量が測定されれば(ステップS13でYes)、プロセスは終了する。
図13を用いて、ステップS5の各交点の容量値測定制御を説明する。図13は、各交点の静電容量値測定動作を示すフローチャートである。
最初に、ある交点の相互容量C2ijを測定する(ステップS14)。具体的には、静電容量検出回路51が、第1電極13aの1本にパルス信号を入力し、その状態で第2電極15aの1本からの信号を検出する。
検出された相互容量C2ijの値は、制御部55に送られて、メモリ67に保存される(ステップS15)。
次に、全ての交点で相互容量が検出されたか否かが判定される(ステップS16)。相互容量が検出されていない交点があれば(ステップS16でNo)、プロセスはステップS14に戻る。全ての交点で相互容量が測定されれば(ステップS16でYes)、プロセスは終了する。
図14を用いて、図11のステップS6である測定値の演算を詳細に説明する。図14は、測定値の演算動作を示すフローチャートである。
最初に、押圧力算出回路63が、ある交点の相互容量C2ijから相互容量C1ijを引く計算を行う(ステップS17)。
次に、押圧力算出回路63が、その結果をメモリ67に保存する(ステップS18)。
全ての交点について演算が行われたか否かを判断する(ステップS19)。演算が行われていない交点があれば(ステップS19でNo)、プロセスはステップS17に戻る。全ての交点について演算が行われれば(ステップS19でYes)、プロセスは終了する。
(5)実施例
保護層をガラス、弾性体の弾性係数を0.01MPaとした場合の条件で、FEMシミュレーションを行った。具体的には、ガラス面中央を0〜4Nで押圧し、押圧箇所に交点を有するX方向電極とY方向電極と間の容量の変化を算出した。以下、その結果を図15を用いて説明する。図15は、実施例のシミュレーション結果を示す表である。
図15に示すように、押圧力が大きくなるにつれて、C1ijが小さくなり、逆にC2ijが大きくなり、その結果、C2ij−C1ijが大きくなっていく。このようにして、C2ij−C1ijの演算により押圧力を算出できる。
2.第2実施形態
第1実施形態では、第2実施形態の2回目の交点の容量値を測定する際に全ての交点について測定を行ったが、本発明はその実施形態に限定されない。
図16を用いて、第2実施形態の2回目の交点の容量値を測定する方法を説明する。図16は、第2実施形態における、タッチパネル装置の制御動作を示すフローチャートである。
静電容量検出回路51は、第1測定ステップ及び第2測定ステップのうち先に実行したステップの結果に基づいて、後に実行するステップにおいて測定を行う交点を選択する。
具体的には、先に実行する実行するステップである図16のステップS3の後に、次の測定を行う交点を選択する(ステップS10)。これは、先の測定結果に基づいて後の測定が必要な交点を選択することを意味する。つまり、押圧点では無いことが明らかな交点は、後の測定の対象とはしない。具体的には、例えば、押圧位置の可能性がある又は押圧位置に関連がある交点のみが選択される。
この結果、後に実行する測定ステップであるステップS5において測定を行う交点の数が少なくなるので、静電容量検出の動作及び時間が短くなる。
3.第3実施形態
第2絶縁体は、画像表示面の偏光板からなっていてもよい。
第3実施形態では、図17に示すように、表示部71(液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)の表面には偏光板73が設けられており、偏光板73が第1実施形態の第2絶縁体として機能している。図17は、第3実施形態における、タッチパネルの概略断面図である。
この装置では、部品点数が少なくなり、それにより構造が簡単になる。
4.他の実施形態
以上、本発明の一又は複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
第1電極パターン及び第2電極パターンは前述のダイヤモンドパターンに限定されず、静電容量方式のタッチパネルを実現する公知のパターンを使用可能である。例えば、三角形、四角形等の他の形状の電極を用いて用いてもよい。
各層の積層順序及び他の層の有無は、前記実施形態に限定されない。第1電極パターン及び第2電極パターンはそれぞれ別の基材フィルムに設けられてもよい。また、必要に応じて他の層が設けられてもよい。
各層の材料及び厚みは、前記実施形態に限定されない。
制御構成は前記実施形態に限定されない。
制御フローチャートは前記実施形態に限定されない。具体的には、複数のステップの順序及び有無は特に限定されない。特に、前後して説明されたステップは、すべて同時に又は一部同時に行われてもよい。
本発明は、タッチパネル装置、特に、押圧力検出機能を有するタッチパネル装置に広く適用できる。
1 :タッチパネル
3 :タッチパネル装置
7 :第1絶縁体
9 :弾性体
11 :第2絶縁体
13 :第1電極パターン
13a :第1電極
15 :第2電極パターン
15a :第2電極
17 :第3電極パターン
51 :静電容量検出回路
53 :インピーダンス回路
55 :制御部
61 :押圧位置算出回路
63 :押圧力算出回路
65 :インピーダンス変更制御回路
67 :メモリ
71 :表示部
73 :偏光板

Claims (4)

  1. 積層して設けられた第1絶縁体及び第2絶縁体と、
    前記第1絶縁体と前記第2絶縁体との間に設けられ、前記第1絶縁体及び前記第2絶縁体のそれぞれより剛性が低い弾性体と、
    前記第1絶縁体の前記第2絶縁体との反対側の面に設けられた、複数の第1電極を有する第1電極パターンと、
    前記第1絶縁体と前記弾性体との間に設けられた、前記複数の第1電極に対して平面視で複数の交点を形成するように形成された複数の第2電極を有する第2電極パターンと、
    前記弾性体と前記第2絶縁体との間に全面的に設けられた、第3電極パターンと、
    前記第3電極パターンに接続され、基準電位と前記第3電極パターンとの間のインピーダンスを変更可能なインピーダンス回路と、
    前記インピーダンス回路のインピーダンスを高低2段階に変更するインピーダンス変更制御回路と、
    前記第1電極パターンと前記第2電極パターンの交点に発生する静電容量を検出する静電容量検出回路と、
    前記インピーダンス回路が高インピーダンスの場合の前記静電容量と、前記インピーダンス回路が低インピーダンスの場合の前記静電容量とを用いた演算によって、前記交点における前記押圧力を算出する押圧力算出回路と、
    を備えた押圧力を検出可能なタッチパネル装置。
  2. 前記静電容量検出回路による前記静電容量を測定する動作は、前記インピーダンス回路が高インピーダンスの状態で各交点の静電容量を測定する第1測定ステップと、前記インピーダンス回路が低インピーダンスの状態で各交点の静電容量を測定する第2測定ステップとを含み、
    前記押圧力算出回路による前記押圧力を算出する動作は、前記第1測定ステップ及び前記第2測定ステップの終了後に、行われる、請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記静電容量検出回路は、前記第1測定ステップ及び前記第2測定ステップのうち先に実行したステップの結果に基づいて、後に実行するステップにおいて測定を行う交点を選択する、請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記第2絶縁体は、画像表示面の偏光板からなる、請求項1〜3のいずれかに記載のタッチパネル装置。
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