JP6514739B2 - 地下構造を形成する施工方法及びそれによって完成される地下構造 - Google Patents

地下構造を形成する施工方法及びそれによって完成される地下構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6514739B2
JP6514739B2 JP2017121874A JP2017121874A JP6514739B2 JP 6514739 B2 JP6514739 B2 JP 6514739B2 JP 2017121874 A JP2017121874 A JP 2017121874A JP 2017121874 A JP2017121874 A JP 2017121874A JP 6514739 B2 JP6514739 B2 JP 6514739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underground
forming
wall structure
permanent
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017121874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018197486A (ja
Inventor
シェン ツァオ チェン
シェン ツァオ チェン
Original Assignee
潤弘精密工程事業股▲分▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 潤弘精密工程事業股▲分▼有限公司 filed Critical 潤弘精密工程事業股▲分▼有限公司
Publication of JP2018197486A publication Critical patent/JP2018197486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6514739B2 publication Critical patent/JP6514739B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

本発明は、建築施工方法に関し、特に、地下構造の建築施工方法に関する。
建築物を建築する場合、先ずは敷地を掘削して地下構造を形成する必要がある。敷地を掘削する前に、通常、先ず敷地の掘削場所の周囲に擁壁構造を建てる必要がある。連続壁は、剛性と水密性が高く、且つ掘削可能な深さが大きい等の利点を有するので、近年、敷地掘削の擁壁工法に広く応用されている。一般的には、連続壁の製作手順として、先ず、敷地を掘削する予定の施工領域の周囲の地面に案内溝を掘り、そして、グラブ掘削機によって溝を掘り、溝を形成した後に、鉄筋籠を溝に設け、そして、セメント注入を行って連続壁の施工を完成する。
図1を参照し、従来、地下構造9を形成する施工工法では、先ず、地面11から土砂を掘削することによって、連続壁91を形成するための溝を形成し、そして、溝内にセメントを注入して連続壁91を形成する。連続壁91の形成に必要な溝がかなり深いため、溝を掘削すると同時に溝を支持する仮支持体(例えば、鋼板、仮支持梁及び柱)を設ける必要がある。しかし、従来の施工工法では、非常に手間が掛かるだけでなく、溝の両側の土砂が崩れる虞もある。
図1に示すように、連続壁91を形成した後に、施工者は、建設領域10内において、地下構造9に必要な深さになるまで地面から土砂を下へ掘削する。この掘削ステップにおいて、地下構造9に必要な深さになるまで、何回も繰返して土砂を一層ずつ掘削し、且つ、土砂を一層掘削するたびに仮支持体(例えば、鋼板、仮支持梁及び柱)を設ける必要がある。この掘削及び仮支持体を設けるステップも、非常に手間が掛かり、建設領域10の両側の土砂が崩れる虞もある。上記ステップが完成するまでに、施工者は土砂の掘削によって形成される空間内において下から上へ地下サブ構造93を順に一層ずつ構築することによって地下構造9を形成することができない。
上記をまとめると、上記した従来の地下構造9の施工工法では、施工者は、連続壁91の施工が完成するまで待ってから、施工領域の内側を掘削し、地下サブ構造93を一層ずつ建築することによって地下構造9を形成しなければならないので、コストが高く、工期が長い欠点がある。
本発明の一実施例は、地下構造を形成する施工方法を提供することにある。前記施工方法は、互いに連なって建設領域を画定する複数の第1壁を含む第1壁構造を形成するステップと、前記複数の第1壁の内側の間に、前記複数の第1壁を支持するための複数の第1永久地中梁を設けることによって、第1地下サブ構造を形成するステップと、前記建設領域内の土砂を第1深さまで掘削するステップと、及び前記第1地下サブ構造を、略前記第1深さまで地面から押し込むステップとを備える。
本発明の他の一実施例は、上記施工方法によって形成される地下構造を提供することにある。
図1は従来の地下構造の断面模式図である。 本発明の施工方法の一実施例のステップのフローチャートである。 図2AにおけるステップS2の詳細ステップのフローチャートである。 図2AにおけるステップS3の詳細ステップのフローチャートである。 図2AにおけるステップS7の詳細ステップのフローチャートである。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。 本発明施工方法の一実施例の各ステップに基づいて形成される構造の模式図である。
図2A〜2D及び図3A〜3Lを参照する。本発明の地下構造1を形成する施工方法の一実施例は、主に、地面11に複数の互いに連なる案内溝12を形成するステップ(ステップS1、詳細が図3Aに示される)と、案内部材16を設けるステップ(ステップS2、詳細が図3B〜3Eに示される)と、互いに連なって建設領域10を画定する複数の第1壁を含む第1壁構造32を形成するステップ(ステップS3、図3F〜3H参照)と、複数の第1壁の内側の間に、複数の第1壁を支持するための複数の第1永久地中梁36を設けることによって、第1地下サブ構造3を形成するステップ(ステップS4、図3I参照)と、建設領域10内の土砂を第1深さH1まで掘削し、複数の第1永久柱43を形成するステップ(ステップS5、図3I参照)と、第1地下サブ構造3を、略第1深さH1になるまで地面11から押し込むステップ(ステップS6、図3I参照)とを備える。引き続き、多層の地下構造1を形成するために、本発明の地下構造1を形成する施工方法の他の一実施例は、上記ステップの実施後に、第2壁構造40を形成するステップ(ステップS7、図3J〜3K参照)と、第2永久地中梁42を設ける(図3Lp)ことによって、第2地下サブ構造4を形成し(図3L参照)、第1永久地中梁36と第2永久地中梁42との間に第2永久柱45を形成するステップ(ステップS8、図3L参照)と、建設領域10内の土砂を第2深さH2まで掘削するステップ(ステップS9、図3L参照)と、第1地下サブ構造3、第2地下サブ構造4、第1永久柱43、及び第2永久柱45を、第2深さH2まで地面11から押し込むステップ(ステップS10)とをさらに備える。以下に、施工手順に従って、上記他の一実施例のステップの詳細を説明する。
図3Aに示すように、上記ステップS1は、建設領域10内の地面11に複数の互いに連なる案内溝12を形成する(例えば、深さ略1メートルの案内溝12)ことを含む。案内溝12は、建設領域10の外周縁に形成されることが好ましく、例えば、掘削機によって、建設領域10の外周縁の地面11に、案内溝12を掘る。
図2Bは、案内部材16を設けるステップS2を示す詳細ステップS21、S22、S23及びS24である。図3Bに示すように、ステップS21は、地面11から下へ延伸し、所定の深さDを有する複数の穴14を形成することを含む。穴14は、案内溝12において当該所定の深さDまで下へ延伸している。穴14は、例えば、削孔機によって案内溝12内において垂直で下向きにドリルすることによって形成されることができる。所定の深さDは、実際の建築設計の要求に応じて決められる。特定の実施例において、所定の深さDは、地面11から約24メートルであるが、これに限定されない。
ステップS22において、複数の穴14内に、それぞれ細長く可撓性を有する複数の案内部材16を設ける。図3Cに示すように、複数の案内部材16は、所定の深さDまで延伸するように設けられることによって、図3Iに示す第1地下サブ構造3を、地面11に押し込むように案内する。
図3Dに示すように、図2BのステップS23は、複数の穴14からセメントスラリーを注入することによって、複数の穴14の複数の底部に、複数の案内部材16の一端を固定するための複数の固結領域18を形成することを含む。固結領域18とは、セメントスラリーによって固化される土砂である。特定の実施例において、固結領域18は、地面11から約14〜24メートルに位置するが、これに限定されない。
図3Eに示すように、図2BのステップS24は、複数の管状物20を、それぞれ複数の案内部材16に覆設することを含む。複数の管状物20は、一実施例において、接続されている複数のプラスチックパイプであり、複数の穴14の略長手方向に沿って延伸している。ステップS24において、後のセメント注入作業において案内部材16がスラリーに接触することによって腐食されることを回避するために、複数の管状物20の一端が固結領域18に接触することが好ましい。
図2Cは、第1壁構造32を形成するステップS3を示す詳細ステップS31、S32及びS33である。図3Fに示すように、ステップS31は、複数の剛性挿入スリーブ22を用意することを含む。剛性挿入スリーブ22のそれぞれは、漸縮端221と、漸縮端221に対応する接続端222とを有する。この好ましい実施例において、ステップS31において、剛性挿入スリーブ22の漸縮端221のそれぞれを、連なっている複数の案内溝12に設け、複数の剛性挿入スリーブ22の接続端222を地面11の上に露出させる。上記複数の剛性挿入スリーブ22の漸縮端221は、好ましくは建設領域10に対して、建設領域10の外側からその内側へ上向きに傾斜する尖端24であり、これによって、後の第1地下サブ構造3を地面11に押し込むステップにおいて、建設領域10の内側の掘削された空間に土砂を排除する。複数の剛性挿入スリーブ22は、鋼、合金又は類似する剛性を有する他の材質で作製されることが好ましい。
図3Gに示すように、ステップS32は、複数の堰板構造26をそれぞれ複数の剛性挿入スリーブ22の接続端222に接続することを含む。好ましくは、ステップS32は、図3Gに示すように、複数の剛性挿入スリーブ22及び複数の堰板構造26で画定された複数の空間28内において、複数の堰板261によって複数の加力領域Pを仕切ることによって、第1壁構造32の内側に、図3Hに示すような、力を加えるための複数の窪み30を形成する。具体的には、複数の堰板261の仕切りによって、加力領域Pに、鉄筋を設けることもコンクリートを注入することもなく、これによって、第1壁構造32の内側に力を加えるための複数の窪み30を形成し、つまり、上記した加力領域Pは第1壁構造32内の複数の窪み30に対応して位置する。
図3Hに示すように、ステップS33は、複数の剛性挿入スリーブ22及び複数の堰板構造26で画定された複数の空間28において、第1壁構造32を形成することを含む。ステップS33は、複数の空間28内に、それぞれ複数の鉄筋籠(図示せず)を設け、セメント注入を行うことによって、鉄筋コンクリートで構成される第1壁構造32を形成するをさらに含む。特定の実施例において、第1壁構造32は、プレキャスト鉄筋コンクリートで構成されるものである。他の特定実施例において、第1壁構造32は、地面11から約1階の高さであることが好ましい。他の特定実施例において、第1壁構造32において、横向きに5〜10メートルごとに図3Hに示すような窪み30を設けることができ、第1壁構造32の複数の第1壁で画定された建設領域10は閉塞した建設領域10である。
図3Gに示す一実施例において、複数の案内部材16は、複数の金属ケーブルであり、ステップS32において堰板構造26を設けるときに、予め複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16を、それぞれ複数の堰板261で仕切られた加力領域Pから抜き出しておく。これによって、図3Hに示すように、ステップS33において第1壁構造32を形成するときに、複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16は、複数の窪み30から抜き出されるように配置される。
図3Iに示すように、ステップS4は、第1壁構造32の複数の第1壁の内側の間に、複数の第1壁を支持するための複数の第1永久地中梁36(地下室の基礎梁又は格子梁とも呼ばれる)を設けることによって、第1地下サブ構造3を形成することを含む。永久地中梁36とは、複数の第1壁を一時に支持する仮支持体ではなく、第1壁構造32と固接され、完成後の地下構造1の永久的な一部とされるものである。永久地中梁36は、現場でキャスティングされるものであっても、プレキャスト鉄筋コンクリートであってもよく、或いは、コンクリート被覆鋼構造物であってもよい。
図3Iに示すように、ステップS5は、建設領域10内の土砂を第1深さH1まで掘削することを含む。ステップS6は、第1地下サブ構造3を、略第1深さH1まで地面11に押し込むことを含む。複数の管状物20が複数の案内部材16上に覆設されているので、複数の管状物20は、対応する複数の案内部材16との間で相対摺動可能である。したがって、管状物20と結合される第1壁構造32は、複数の案内部材16に固定されていない。複数の管状物20と対応の複数の案内部材16との間の覆設関係によって、第1壁構造32は、複数の案内部材16を摺動可能になる。本実施例のステップS6において、施工者は、複数の窪み30においてジャッキ34によって下へ推力を加えることによって、第1地下サブ構造3を地面11から押し込む。ステップS6は、複数の剛性挿入スリーブ22の尖端24を、元の例えば1メートルの深さから、例えば4メートルの第1深さH1、好ましくは1階の高さの深さまで押し込む。この押し込みステップが完成する後に、第1壁構造32は、地下構造(地下室)の外壁とされることができる。
図3Hに示す実施例において、施工者は、複数の窪み30において、それぞれ複数のジャッキ34を設けるとともに、それぞれ複数のジャッキ34を、対応する複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16に接続する。これによって、ステップS6に使用される複数のジャッキ34は、それぞれ複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16に力を加えるとともに、複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16がそれぞれに複数の固結領域18に接続される固結関係による反力によって、第1地下サブ構造3を地面11から押し込む。本実施例において、複数の剛性挿入スリーブ22の漸縮端221は、建設領域10に対して建設領域10の外側からその内側へ上向きに傾斜する尖端24を有するので、第1地下サブ構造3を下へ押し込むと同時に、漸縮端221によって、ステップS5で掘削されて空間を有する建設領域10の内側へ土砂を排除することができる。
他の実施例において、複数の複数の金属ケーブルで形成された案内部材16は、第1壁構造32の上方から抜き出され、第1壁構造32上から下向きの推力を加える。このとき、第1壁構造32は、それに固接される複数の管状物20と対応する複数の案内部材16との間の覆設関係によって、複数の案内部材16を摺動可能になり、これによって、第1地下サブ構造3を地面11から押し込む。この実施例において、施工者は、第1壁構造32に複数のジャッキ34を設け、複数のジャッキ34によって、複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16のそれぞれに力を加え、複数の金属ケーブルで形成された複数の案内部材16が複数の固結領域18にそれぞれ接続される固結関係による反力によって、第1地下サブ構造3を地面11に押し込む。
複数の案内部材16は、一実施例のいて、グラウンドアンカー工法でいうテンドンであり、抗張材で作製される。抗張材は、鋼製品及び/又は他の材料であってもよく、鋼製品は、鋼棒(例えば、CNS9272 G3192の規定に従う剛棒)、鋼線又は鋼撚り線(例えば、CNS 3332 G3073の規定に従う鋼撚り線)、他の材料は、ガラス繊維等の材料を含む。
ステップS6において、第1地下サブ構造3を、地面11に押し込んだ後に、第1壁構造32上に後の壁構造を形成して所望の高さを有する多層地下構造1を構築するために、以下のステップS7〜S10をさらに備える。
図2Dは、図2Aに示す第2壁構造40を形成するステップS7を示す詳細ステップS71及びS72である。図3Jに示すように、ステップS71は、複数の堰板構造38をそれぞれ第1壁構造32の上端に接続することを含む。図3Kに示すように、ステップS72は、堰板構造38において、第1壁構造32の上方に、複数の第2壁を含む第2壁構造40を形成することを含む。第1壁構造32と第2壁構造40との間を、予め設けた鉄筋によって互いに重ねてから、コンクリートを注入することで接続し、或いは他の接続手段によって第1壁構造32及び第2壁構造40を接続する。
図3Lに示すように、図2AのステップS8は、第2壁構造40の複数の第2壁の内側の間に、第2壁構造40の複数の第2壁を支持するための複数の第2永久地中梁42を設けることによって、第2地下サブ構造4を形成し、そして、複数の第1永久地中梁36と複数の第2永久地中梁42との間に複数の第2永久柱45を形成することを含む。図2AのステップS9は、前記建設領域10内の土砂を、第1深さH1よりも深い第2深さH2まで掘削することを含む。図2AのステップS10は、第1地下サブ構造3、第2地下サブ構造4、複数の第1永久柱43及び複数の第2永久柱45を、複数の窪み30に位置する複数のジャッキ34によって、略第2深さH2まで下へ押し込むことを含む。
本発明の地下構造1の施工方法は、複数の第1永久地中梁36の上方に、第1地下フロア床層F1を敷設することと、第1永久柱43の下方に、前記第1永久柱43を支持するための地下構造床層F0を形成することとをさらに含むことが好ましい。
所望の深さの壁及び地下構造が完成されるまで、上記ステップS7〜ステップS10のステップを繰返して行い、完成された壁構造に多層の第2壁構造40を形成し、第2永久地中梁42を構築し、第2壁構造40を押し込む等のステップを順に行う。
以上によると、図3Lは、第1地下サブ構造3と、地面11から下へ延伸し、所定の深さDを有する複数の穴14と、複数の穴14内に設けられ、細長く可撓性を有する複数の案内部材16と、複数の穴14の複数の底部に形成され、複数の案内部材16の一端を固定する複数の固結領域18とを備える、本発明の地下構造の施工方法によって完成される地下構造1を示す。また、複数の管状物20は、複数の穴14の略長手方向に沿って延伸する。第1地下サブ構造3は、第1壁構造32と、第1壁構造32の複数の第1壁の内側の間に設けられ、複数の第1壁を支持するための複数の第1永久地中梁36と、第1永久柱43とを備える。
地下構造1は、複数の案内部材16に覆設される複数の管状物20と、複数の剛性挿入スリーブ22とをさらに備える。複数の剛性挿入スリーブ22の漸縮端221は、建設領域10に対して、建設領域10の外側からその内側へ上向きに傾斜する尖端24であることが好ましい。好ましくは、複数の剛性挿入スリーブ22は鋼又は合金で作製される。好ましい実施例において、複数の案内部材16は複数の金属ケーブルであり、それぞれに対応する複数の窪み30から抜き出される。
本発明の地下構造1は、第1壁構造32上に形成される第2壁構造40と、第2壁構造40の複数の第2壁の内側の間に設けられ、複数の第2壁を支持して第2地下サブ構造4を形成するための複数の第2永久地中梁42とをさらに備える。複数の第1永久地中梁36と複数の第2永久地中梁42との間に、複数の第2永久柱45がさらに形成されている。
本発明の地下構造1は、複数の第1永久地中梁36の上方に敷設される第1地下フロア床層F1と、地下構造床層F0とをさらに備えることが好ましい。
以上をまとめると、本発明の地下構造1の施工方法によれば、地下構造1を形成すると同時に、建設領域10の内側を掘削し、また、永久地中梁及び永久柱を同時に設けることができるので、品質が良く、コストが低く、工期が短い利点を有する。
本発明は、既に上記した関連実施例によって説明され、しかし、上記実施例は本発明を実施するための例に過ぎない。開示された実施例は本発明の範囲を制限する意図はないことを説明しておくべきである。逆に、特許請求の範囲の主旨及び範囲に含まれる修正及び均等な設置はいずれも本発明の範囲内に含まれる。
1 : 地下構造 10 : 建設領域
11 : 地面 12 : 案内溝
14 : 穴 16 : 案内部材
18 : 固結領域 20 : 管状物
22 : 挿入スリーブ 221 : 漸縮端
222 : 接続端 24 : 尖端
26 : 堰板構造 261 : 堰板
28 : 空間 30 : 窪み
3 : 第1地下サブ構造 32 : 第1壁構造
34 : ジャッキ 36 : 第1永久地中梁
38 : 堰板構造 4 : 第2地下サブ構造
40 : 第2壁構造 42 : 第2永久地中梁
43 : 第1永久柱 45 : 第2永久柱
9 : 地下構造 91 : 連続壁
93 : 地下サブ構造
D : 所定の深さ H1 : 第1深さ
H2 : 第2深さ F1 : 第1地下フロア床層
F0 : 地下構造床層 P : 加力領域
S1〜S10 : ステップ
S21〜S24 : ステップ
S31〜S33 : ステップ
S71〜S72 : ステップ

Claims (10)

  1. 地下構造を形成するための施工方法であって、
    地面から下へ延伸し、所定の深さを有する複数の穴を形成するステップと、
    第1地下サブ構造の前記地面への押し込みを案内するように、所定の深さまで延伸し、細長く可撓性を有する複数の案内部材を、前記複数の穴内に設けるステップと、
    前記複数の穴の略長手方向に沿って延伸する複数の管状物を、前記複数の案内部材に覆設するステップと、
    前記複数の穴から、セメントスラリーを注入することによって、前記複数の穴の複数の底部に、複数の固結領域を形成して前記案内部材の一端を固定するステップと、
    互いに連なって建設領域を画定する複数の第1壁を含む第1壁構造を形成するステップであって、複数の堰板によって複数の加力領域を仕切ることによって、前記第1壁構造の内側に、力を加えるための複数の窪みを形成することを含む第1壁構造を形成するステップと、
    前記複数の第1壁の内側の間に、前記複数の第1壁を支持するための複数の第1永久地中梁を設けることによって、第1地下サブ構造を形成するステップと、
    前記建設領域内の土砂を第1深さまで掘削するステップと、
    前記第1地下サブ構造を、略前記第1深さまで地面に押し込むステップであって、前記複数の窪みにおいて複数の下向きの推力を加えることを含む第1地下サブ構造を地面に押し込むステップと、を備える施工方法。
  2. 前記複数の案内部材は、複数の金属ケーブルであり、
    前記施工方法は、前記複数の金属ケーブルを前記複数の窪みから抜き出し、前記複数の窪みにそれぞれ複数のジャッキを設け、前記複数のジャッキのそれぞれによって、前記複数の金属ケーブルに力を加え、前記複数の金属ケーブルがそれぞれ前記複数の固結領域に接続されることによる反力によって、前記第1地下サブ構造を前記地面に押し込むことをさらに含む請求項1に記載の施工方法。
  3. 前記複数の案内部材は、複数の金属ケーブルであり、前記施工方法は、前記複数の金属ケーブルを、前記第1壁構造の上端から抜き出しすることと、前記第1壁構造の上端に、複数のジャッキを設け、前記複数のジャッキによって、前記複数の金属ケーブルに力を加え、前記複数の金属ケーブルが前記複数の固結領域に接続されることによる反力によって、前記第1地下サブ構造を前記地面に押し込むこととをさらに含む請求項1に記載の施工方法。
  4. 前記建設領域内の土砂を第1深さまで掘削するステップの後に、前記複数の第1永久地中梁の下方に第1永久柱を形成することをさらに含み、且つ前記複数の第1壁により画定された前記建設領域は、閉塞した建設領域である請求項1に記載の施工方法。
  5. 前記第1壁構造を形成する前記ステップは、
    それぞれ漸縮端及び前記漸縮端と対応する接続端とを有する複数の剛性挿入スリーブを用意するステップと、
    複数の堰板構造を、それぞれ前記複数の剛性挿入スリーブの前記接続端に接続するステップと、
    前記複数の剛性挿入スリーブ及び前記複数の堰板構造によってそれぞれ画定された複数の空間において、前記第1壁構造を形成するステップとをさらに備える請求項4に記載の施工方法。
  6. 前記第1壁構造を形成する前記ステップの前に、
    前記地面に、複数の連なる案内溝を形成するステップと、
    前記複数の剛性挿入スリーブの前記漸縮端を、それぞれ前記複数の連なる案内溝に設けるステップとをさらに備える請求項5に記載の施工方法。
  7. 前記漸縮端が建設領域に対して、前記建設領域の外側からその内側へ上向きに傾斜する尖端であり、前記第1地下サブ構造を前記地面に押し込むステップにおいて、前記漸縮端によって、前記建設領域の内側へ土砂を排除する請求項5に記載の施工方法。
  8. 前記第1壁構造を形成する前記ステップは、前記複数の空間内に、それぞれ複数の鉄筋籠を設けるとともにセメント注入を行うことを含む請求項5に記載の施工方法。
  9. 複数の堰板構造を前記第1壁構造の上端に接続することと、
    複数の第2壁を含む第2壁構造を形成することと、
    前記複数の第2壁の内側の間に、前記複数の第2壁を支持するための複数の第2永久地中梁を設けることによって、第2地下サブ構造を形成することと、
    前記複数の第1永久地中梁と前記複数の第2永久地中梁との間に、複数の第2永久柱を形成することと、
    前記建設領域内の土砂を、前記第1深さよりも深い第2深さまで掘削することと、
    前記第1地下サブ構造、前記第2地下サブ構造、前記複数の第1永久柱、及び前記複数の第2永久柱を、略前記第2深さまで下へ押し込むことと、
    をさらに含む請求項5に記載の施工方法。
  10. 前記複数の第1永久地中梁の上方に、第1地下フロア床層を敷設することと、第1永久柱の下方に、地下構造フロア床層を形成することとをさらに含む請求項9に記載の施工方法。
JP2017121874A 2017-05-24 2017-06-22 地下構造を形成する施工方法及びそれによって完成される地下構造 Active JP6514739B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW106117089A TWI634249B (zh) 2017-05-24 2017-05-24 形成一地下結構之施工方法以及以此施工方法完成之地下結構
TW106117089 2017-05-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018197486A JP2018197486A (ja) 2018-12-13
JP6514739B2 true JP6514739B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=64452746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017121874A Active JP6514739B2 (ja) 2017-05-24 2017-06-22 地下構造を形成する施工方法及びそれによって完成される地下構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6514739B2 (ja)
TW (1) TWI634249B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI753415B (zh) * 2020-04-29 2022-01-21 聖陸營造工程股份有限公司 在舊有地下樓層結構上構築新建物連續壁導溝的施工方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62268423A (ja) * 1986-05-16 1987-11-21 Kajima Corp ア−スアンカ−兼用地中杭の施工法
JPH0745759B2 (ja) * 1987-07-01 1995-05-17 住友電気工業株式会社 二重被覆されたアンボンドpc鋼材
JPH08193333A (ja) * 1995-01-13 1996-07-30 Taisei Corp ケ−ソン圧入工法
JPH1113287A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Takenaka Komuten Co Ltd 斜張システムを応用した大空間構築工法
TW428060B (en) * 1998-02-23 2001-04-01 Jang Jr Jia Descending shoring method
JP2000257060A (ja) * 1999-03-11 2000-09-19 Topy Ind Ltd アースアンカー

Also Published As

Publication number Publication date
TWI634249B (zh) 2018-09-01
JP2018197486A (ja) 2018-12-13
TW201900987A (zh) 2019-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101014796B1 (ko) 기성 콘크리트 기둥부재를 이용한 탑다운 시공방법
JP6762800B2 (ja) 既設杭基礎の補強工法及び補強構造
KR101205783B1 (ko) 지하구조물의 철거와 신축을 동시에 진행하는 복합 시공방법
KR101777176B1 (ko) 서로 다른 형상을 가진 스틸관들을 이용한 cip 공법
KR102226859B1 (ko) 하이브리드 cip 시공 방법 및 그에 따른 주열식 흙막이 벽체
KR100967497B1 (ko) 지하 구조물 구축공법
KR102084829B1 (ko) 각형강관과 합성된 프리캐스트 콘크리트 기둥을 활용한 pc 탑다운공법
CN108867690B (zh) 大基坑的桩板挡墙逆向施工工法
KR101169462B1 (ko) 포스트를 이용한 지하구조물 역타설 시공방법
KR101840226B1 (ko) 지반굴착기의 오거용 가이드홀 거푸집
KR101296857B1 (ko) 토압 지지력이 강화된 바닥보를 구비하는 지하 구조물 및 그 시공방법
KR101187170B1 (ko) 마이크로파일로 전달하는 경사기둥과 기초부 연장 기둥을 라멘골조로 이용한 수직하향증축 시공방법
KR20110096339A (ko) 피에이치씨파일로 구성된 흙막이벽을 이용한 건물 지하층 구조체의 시공방법
KR100976621B1 (ko) 지하층 연장 운행을 위한 지하 기초 시공 방법
JP6514739B2 (ja) 地下構造を形成する施工方法及びそれによって完成される地下構造
CN100443673C (zh) 施工方法
JP2000352296A (ja) 地下構造物直下の通路の形成方法
KR100768473B1 (ko) 직진성 및 유도배수가 가능한 지중압입체를 이용한지하구조물 시공방법
KR102021496B1 (ko) 하향식 계단형 흙막이 시공방법 및 이를 통해 시공된 흙막이 구조체
KR101234270B1 (ko) 강관과 유공관을 이용한 비개착 굴착공법
KR20070052109A (ko) 슬림형 합성 바닥 구조를 이용한 슬라브와 외벽의 동시 타설 및 지하 역타설 동시구축방법
KR101151052B1 (ko) 가설 흙막이 철근콘크리트 구조물 설치 방법
KR101304659B1 (ko) 비개착 지하구조물의 수직 기둥 시공 방법
KR20080101855A (ko) 지중압입체를 이용한 지하구조물 시공방법
JP6543177B2 (ja) 躯体構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6514739

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250