JP6513602B2 - 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 - Google Patents
排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6513602B2 JP6513602B2 JP2016116318A JP2016116318A JP6513602B2 JP 6513602 B2 JP6513602 B2 JP 6513602B2 JP 2016116318 A JP2016116318 A JP 2016116318A JP 2016116318 A JP2016116318 A JP 2016116318A JP 6513602 B2 JP6513602 B2 JP 6513602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- drum
- exhaust heat
- heat recovery
- steam generator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63J—AUXILIARIES ON VESSELS
- B63J3/00—Driving of auxiliaries
- B63J3/02—Driving of auxiliaries from propulsion power plant
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B1/00—Methods of steam generation characterised by form of heating method
- F22B1/02—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers
- F22B1/18—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers the heat carrier being a hot gas, e.g. waste gas such as exhaust gas of internal-combustion engines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63J—AUXILIARIES ON VESSELS
- B63J2/00—Arrangements of ventilation, heating, cooling, or air-conditioning
- B63J2/12—Heating; Cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G5/00—Profiting from waste heat of combustion engines, not otherwise provided for
- F02G5/02—Profiting from waste heat of exhaust gases
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B1/00—Methods of steam generation characterised by form of heating method
- F22B1/02—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers
- F22B1/18—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers the heat carrier being a hot gas, e.g. waste gas such as exhaust gas of internal-combustion engines
- F22B1/1807—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers the heat carrier being a hot gas, e.g. waste gas such as exhaust gas of internal-combustion engines using the exhaust gases of combustion engines
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/30—Technologies for a more efficient combustion or heat usage
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/50—Measures to reduce greenhouse gas emissions related to the propulsion system
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
しかし、近年の技術開発によってディーゼルエンジンの熱効率は年々改善されているため、排ガスエコノマイザで排ガスから熱回収できる熱量が減少してきている。このような少ない排熱量の下で熱回収しようとする場合に、排ガスエコノマイザの蒸気発生部を高圧部と低圧部に分けて低温(低圧)まで熱回収しようとする場合がある(特許文献1参照)。
しかし、このように2つの蒸気ドラムを利用することとしても、いずれか一方の蒸気ドラムが故障した場合には、継続して排熱回収することが困難になるおそれがある。
すなわち、本発明にかかる排熱回収システムは、舶用主機から導かれる排ガス流れの上流側から下流側に向かって第1蒸気発生器および第2蒸気発生器が配置された排ガスエコノマイザと、第1火炉および第1蒸気ドラムを有する第1ドラムボイラと、第2火炉および第2蒸気ドラムを有する第2ドラムボイラと、前記第1蒸気発生器の汽水分離器として前記第1蒸気ドラムを用いるように接続された第1循環流路と、前記第2蒸気発生器の汽水分離器として前記第2蒸気ドラムを用いるように接続された第2循環流路と、前記第1蒸気発生器の汽水分離器として前記第2蒸気ドラムを用いるように接続された第3循環流路と、前記第1循環流路を非流通状態として前記第3循環流路を流通状態とする第1切換弁とを備えていることを特徴とする排熱回収システム。
第1蒸気発生器で生成された水蒸気は、第1循環流路を介して第1ドラムボイラの第1蒸気ドラムへと導かれる。第1蒸気ドラムは、汽水分離器として用いられ、水蒸気と水が分離される。第1蒸気ドラムにて分離された水は、第1循環流路を介して第1蒸気発生器へ戻される。
第2蒸気発生器で生成された水蒸気は、第2循環流路を介して第2ドラムボイラの第2蒸気ドラムへと導かれる。第2蒸気ドラムは、汽水分離器として用いられ、水蒸気と水が分離される。第2蒸気ドラムにて分離された水は、第2循環流路を介して第2蒸気発生器へ戻される。
第1蒸気発生器の汽水分離器として第2蒸気ドラムを用いるように接続された第3循環流路を設けて、第2蒸気ドラムを第1蒸気発生器の汽水分離器として用いることができるようにした。このときに、第1循環流路を非流通状態として第3循環流路を流通状態とする第1切換弁を用いる。これにより、例えば第1ドラムボイラが故障して第1蒸気ドラムが使用できない状態に陥ったとしても、第1切換弁を用いて切り換えることで、第1蒸気ドラムに代えて第2蒸気ドラムを使用することができ継続して排熱回収を行うことができる。
図1に示されているように、船舶に設置された排熱回収システム1は、図示しないディーゼル主機(舶用主機)と、ディーゼル主機から排出される排ガスが保有する熱を回収する排ガスエコノマイザ3と、2台の補助ボイラ5a,5bとを備えている。
低圧蒸気発生器3bは、排熱回収前の給水(約80℃)が導かれる入口ヘッダ3b1と、排熱回収後の蒸気が導かれる出口ヘッダ3b2とを備えている。出口ヘッダ3b2から導かれる蒸気は、例えば144℃、3bar(ゲージ圧)とされる。
第1火炉5a1にてバーナが着火され、ボイラ内で給水が加熱されると、水が下方の第1水ドラム5a3から上方の第1蒸気ドラム5a2へと上昇し、気液が第1蒸気ドラム5a2にて分離される。このように、第1補助ボイラ5aは、本来は、自然循環型のドラムボイラとされている。ただし、船舶の航行中は、自然循環型ドラムボイラとしての使用が行われず、第1蒸気ドラム5a2が高圧蒸気発生器3aの汽水分離器として用いられるようになっている。
第1蒸気ドラム5a2にて汽水分離された後の蒸気は、第1蒸気出力配管5a9を通り、高圧蒸気の需要先へと供給される。高圧蒸気の需要先としては、例えば、ディーゼル主機の燃料である重油を温めるオイルヒーティング装置が挙げられる。
第2火炉5b1にてバーナが着火され、ボイラ内で給水が加熱されると、水が下方の第2水ドラム5b3から上方の第2蒸気ドラム5b2へと上昇し、気液が第2蒸気ドラム5b2にて分離される。このように、第2補助ボイラ5bは、本来は、自然循環型のドラムボイラとされている。ただし、船舶の航行中は、自然循環型ドラムボイラとしての使用が行われず、第2蒸気ドラム5b2が低圧蒸気発生器3bの汽水分離器として用いられるようになっている。
第2蒸気ドラム5b2にて汽水分離された後の蒸気は、第2蒸気出力配管5b9を通り、低圧蒸気の需要先へと供給される。低圧蒸気は、例えば、船内雑用蒸気として用いられる。
分岐点D4の上流側には、分岐点D5が設けられている。この分岐点D5と第1汽水混合配管5a8の分岐点D6との間には、第2予備汽水混合配管13が設けられている。分岐点D6は、第2三方弁TV2よりも下流側に設けられている。第2予備汽水混合配管13には、第3逆止弁CV3が設けられている。第3逆止弁CV3は、第2汽水混合配管5b8から第1汽水混合配管5a8への流れのみを許容する。
第2汽水混合配管5b8の分岐点D4と分岐点D5との間には、第4逆止弁CV4が設けられている。第4逆止弁CV4は、分岐点D5から分岐点D4に向かう流れのみを許容する。
第2蒸気出力配管5b9の分岐点D8の下流側には、第3三方弁TV3が設けられている。第3三方弁TV3は、図示しない制御部によって開方向が制御される。第3三方弁TV3と第1蒸気出力配管5a9の分岐点D9との間には、第2予備蒸気出力配管15が設けられている。分岐点D9は、分岐点D7の上流側に設けられている。分岐点D7と分岐点D9との間には、第6逆止弁CV6が設けられている。第6逆止弁CV6は、分岐点D9から分岐点D7に向かう流れのみを許容する。
[停泊時]
船舶の停泊時には、ディーゼル主機は停止されており、排ガスエコノマイザ3での蒸気生成は行われない。しかし、停泊時には、オイルの搬入又は搬出のため、カーゴオイルポンプを駆動するための高圧蒸気が必要となる。そこで、制御部の指令により、第1補助ボイラ5a及び第2補助ボイラ5bは、自然循環型ドラムボイラとして動作するように制御される。具体的には、各補助ボイラ5a,5bの各バーナに着火し、各火炉5a1,5b1で給水を加熱して蒸気を生成する。
各補助ボイラ5a,5bの容量は同等とされているので、それぞれの蒸気出力配管5a9,5b9から出力された高圧蒸気は、合流した後にカーゴオイルポンプタービンへと導かれて該タービンを駆動する。
船舶の航行時には、オイルの搬入及び搬出が行われないので、各補助ボイラ5a,5bにて高圧蒸気を生成する必要がない。したがって、制御部の指令により、各補助ボイラ5a,5bの各バーナの着火が停止される。
一方、船舶の航行時にはディーゼル主機が起動しているので、排ガスエコノマイザ3での蒸気生成が可能となる。この場合には、制御部の指令により、第1補助ボイラ5aの第1蒸気ドラム5a2を高圧蒸気発生器3aの汽水分離器として用い、かつ、第2補助ボイラ5bの第2蒸気ドラム5b2を低圧蒸気発生器3bの汽水分離器として用いるように切り替える。このとき、制御部の指令により、第1三方弁TV1は第2循環水配管5b6の上下流を接続するように選択され、第2三方弁TV2は第1汽水混合配管5a8の上下流を接続するように選択され、第3三方弁TV3は第2蒸気出力配管5b9の上下流を接続するように選択される。なお、各三方弁TV1,TV2,TV3の表記は、閉とされる方向が黒塗りで示され、開とされる方向が白抜きで示されている(以下同じ)。
したがって、第1循環水ポンプ5a7及び第2循環水ポンプ5b7を起動すると、高圧蒸気発生器3aにて蒸気が生成され、第1蒸気ドラム5a2にて汽水が分離され、170℃、7barとされた高圧蒸気が船内の需要先(オイルヒーティング装置等)へと送られる。また、低圧蒸気発生器3bにて蒸気が生成され、第2蒸気ドラム5b2にて汽水が分離され、144℃、3barとされた低圧蒸気が船内の需要先(船内雑用蒸気等)へと送られる。
図2に示すように、航行時において第1補助ボイラ5aが故障等により第1補助ボイラ5aの第1蒸気ドラム5a2を使用できない場合には、次のような非常時運用を行う。なお、図2において、循環水または蒸気が流通する流路については実線で示し、循環水または蒸気が流通しない流路については破線で示している。
また、制御部の指令により第2三方弁TV2の吐出流路として第1予備汽水混合配管12を選択し、第1予備汽水混合配管12と第1汽水混合配管5a8及び第2汽水混合配管5b8とを接続し、高圧蒸気発生器3aから第2蒸気ドラム5b2への高圧蒸気の供給を可能とする。このとき、第4逆止弁CV4によって高圧蒸気が第2汽水混合配管5b8を通り低圧蒸気発生器3bの出口ヘッダ3b2に逆流することを防止している。
このように、第1蒸気ドラム5a2と高圧蒸気発生器3aとを接続する第1循環流路を非流通状態とするとともに、第1予備循環水配管10及び第1予備汽水混合配管12を用いた第3循環流路を流通状態にする。これにより、第1補助ボイラ5aの第1蒸気ドラム5a2を用いずに、第2補助ボイラ5bの第2蒸気ドラム5b2を用いて高圧蒸気発生器3aの汽水分離器を実現することができる。
図3に示すように、航行時において、高圧蒸気発生器3aに接続されていた第1蒸気ドラム5a2を第2蒸気ドラム5b2に変更し、低圧蒸気発生器3bに接続されていた第2蒸気ドラム5b2を第1蒸気ドラム5a2に変更することで、各蒸気ドラム5a2,5b2の役割を互いに交換することも可能である。
高圧蒸気発生器3aに接続される補助ボイラ5a,5bは、排熱回収のみでは需要蒸気を賄えない場合には、補助ボイラ5a,5bに設けられたバーナを用いて追い焚きを行う。補助ボイラ5a,5bのいずれかのバーナに不具合がある場合には、本運用によって蒸気ドラム5a2,5b2を交換することで、継続して使用することができる。
また、本運用によって蒸気ドラム5a2,5b2を交換して用いることで、一方の補助ボイラ5a,5bのバーナやFDファン(Forced Draft Fan:押込送風機)等の燃焼用空気を火炉5a1,5b1に送るための送風機が偏って消耗していくことを防止することができる。
また、第2予備汽水混合配管13と第1汽水混合配管5a8及び第2汽水混合配管5b8とを接続し、低圧蒸気発生器3bから第1蒸気ドラム5a2への低圧蒸気の供給を可能とする。
このように、第2蒸気ドラム5b2と低圧蒸気発生器3bとを接続する第2循環流路を非流通状態とするとともに、第2予備循環水配管11及び第2予備汽水混合配管13を用いた第4循環流路を流通状態にする。これにより、第1補助ボイラ5aの第1蒸気ドラム5a2を用いて低圧蒸気発生器3bの汽水分離器を実現することができる。
船舶には冗長性や必要能力の確保のために補助ボイラ5a,5bが複数設置されている。また、本実施形態では、船舶がオイルタンカーとされているので、目的地にてオイルの搬入や搬出を行うためにカーゴオイルポンプの駆動が必要となる。このオイルカーゴポンプは、タービン(カーゴオイルポンプタービン)を備えており、蒸気によってタービンが駆動されるようになっている。このカーボオイルポンプタービンを駆動する蒸気は、停泊中はディーゼル主機が停止されており排ガスエコノマイザ3にて蒸気を生成することができないため、2台の補助ボイラ5a,5bによって賄われるようになっている。
そこで、本実施形態では、補助ボイラ5a,5bが複数設置されていることに着目し、低圧蒸気発生器3bの汽水分離器として第2補助ボイラ5bの第2蒸気ドラム5b2を用いることとした。これにより、低圧蒸気発生器3bのための汽水分離器7を別途設置する必要がなく、別途汽水分離器7を設置する為のコストを削減でき、省スペースを実現することができる。
上述した実施形態では、三方弁及び逆止弁のみを用いることとしたが、二方弁を用いて同様の第3循環流路や第4循環流路への切り換えを行うようにしても良い。図4には、二方弁を用いた構成の具体例が示されている。具体的には、上記実施形態の逆止弁CV1乃至CV6のそれぞれが、二方弁V1乃至V6に置き換えられている。また、上記実施形態の第1三方弁TV1が2つの二方弁V11,V12に置き換えられ、上記実施形態の第2三方弁TV2が2つの二方弁V13,V14に置き換えられ、上記実施形態の第3三方弁TV3が2つの二方弁V15,V16に置き換えられている。
3 排ガスエコノマイザ
3a 高圧蒸気発生器(第1蒸気発生器)
3b 低圧蒸気発生器(第2蒸気発生器)
5a 第1補助ボイラ
5a1 第1火炉
5a2 第1蒸気ドラム
5a3 第1水ドラム
5a6 第1循環水配管(第1循環流路)
5a7 第1循環水ポンプ
5a8 第1汽水混合配管(第1循環流路)
5a9 第1蒸気出力配管
5b 第2補助ボイラ
5b1 第2火炉
5b2 第2蒸気ドラム
5b3 第2水ドラム
5b6 第2循環水配管(第2循環流路)
5b7 第2循環水ポンプ
5b8 第2汽水混合配管(第2循環流路)
5b9 第2蒸気出力配管
10 第1予備循環水配管(第3循環流路)
11 第2予備循環水配管(第4循環流路)
12 第1予備汽水混合配管(第3循環流路)
13 第2予備汽水混合配管(第4循環流路)
14 第1予備蒸気出力配管
15 第2予備蒸気出力配管
TV1乃至TV3 三方弁(第1切換弁,第2切換弁)
CV1乃至CV6 逆止弁(第1切換弁,第2切換弁)
Claims (5)
- 舶用主機から導かれる排ガス流れの上流側から下流側に向かって第1蒸気発生器および第2蒸気発生器が配置された排ガスエコノマイザと、
第1火炉および第1蒸気ドラムを有する第1ドラムボイラと、
第2火炉および第2蒸気ドラムを有する第2ドラムボイラと、
前記第1蒸気発生器の汽水分離器として前記第1蒸気ドラムを用いるように接続された第1循環流路と、
前記第2蒸気発生器の汽水分離器として前記第2蒸気ドラムを用いるように接続された第2循環流路と、
前記第1蒸気発生器の汽水分離器として前記第2蒸気ドラムを用いるように接続された第3循環流路と、
前記第1循環流路を非流通状態として前記第3循環流路を流通状態とする第1切換弁と、
前記第2蒸気発生器の汽水分離器として前記第1蒸気ドラムを用いるように接続された第4循環流路と、
前記第2循環流路を非流通状態として前記第4循環流路を流通状態とする第2切換弁と、
を備えていることを特徴とする排熱回収システム。 - 前記第1切換弁は、逆止弁と三方弁のみを用いて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排熱回収システム。
- 前記第2切換弁は、逆止弁と三方弁のみを用いて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排熱回収システム。
- 舶用主機と、
該舶用主機からの排ガスから排熱回収する請求項1から3のいずれかに記載された排熱回収システムと、
を備えていることを特徴とする船舶。 - 舶用主機から導かれる排ガス流れの上流側にて第1排熱回収するとともに、その下流側にて第2排熱回収する排熱回収工程と、
第1火炉および第1蒸気ドラムを有する第1ドラムボイラの該第1蒸気ドラムにより、前記第1排熱回収にて得られた蒸気を汽水分離する第1汽水分離工程と、
第2火炉および第2蒸気ドラムを有する第2ドラムボイラの該第2蒸気ドラムにより、前記第2排熱回収にて得られた蒸気を汽水分離する第2汽水分離工程と、
前記第1排熱回収にて得られた蒸気を前記第2蒸気ドラムにより汽水分離する第3汽水分離工程と、
第1切換弁を操作して、前記第2汽水分離工程を停止し、前記第1汽水分離工程と前記第3汽水分離工程とを切り替える切換工程と、
前記第2排熱回収にて得られた蒸気を前記第1蒸気ドラムにより汽水分離する第4汽水分離工程と、
第2切換弁を操作して、前記第2汽水分離工程を停止し、前記第2汽水分離工程と前記第4汽水分離工程とを切り替える切換工程と、
を備えていることを特徴とする排熱回収方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016116318A JP6513602B2 (ja) | 2016-06-10 | 2016-06-10 | 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 |
PCT/JP2017/020894 WO2017213111A1 (ja) | 2016-06-10 | 2017-06-05 | 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 |
KR1020177034084A KR101982963B1 (ko) | 2016-06-10 | 2017-06-05 | 배열 회수 시스템 및 이것을 구비한 선박 그리고 배열 회수 방법 |
CN201780001687.2A CN108027135B (zh) | 2016-06-10 | 2017-06-05 | 废热回收系统、具备该废热回收系统的船舶以及废热回收方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016116318A JP6513602B2 (ja) | 2016-06-10 | 2016-06-10 | 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017219292A JP2017219292A (ja) | 2017-12-14 |
JP6513602B2 true JP6513602B2 (ja) | 2019-05-15 |
Family
ID=60577921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016116318A Active JP6513602B2 (ja) | 2016-06-10 | 2016-06-10 | 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6513602B2 (ja) |
KR (1) | KR101982963B1 (ja) |
CN (1) | CN108027135B (ja) |
WO (1) | WO2017213111A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108995790B (zh) * | 2018-06-13 | 2021-04-02 | 武汉理工大学 | 一种余热回收式船舶空调系统 |
KR102664937B1 (ko) * | 2019-01-29 | 2024-05-17 | 한화오션 주식회사 | 냉각수 제어 시스템을 갖는 극지용 선박 및 상기 극지용 선박에서의 냉각수 제어 방법 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749704A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-23 | Sumitomo Heavy Industries | Exhaust gas heat recovery apparatus with exhaust gas economizer and auxiliary boiler |
JPH055502A (ja) * | 1991-01-25 | 1993-01-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | デイーゼル船用排ガスエコノマイザ膨出水処理システム付き蒸気プラント |
US6460490B1 (en) * | 2001-12-20 | 2002-10-08 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Flow control system for a forced recirculation boiler |
DE10228335B3 (de) * | 2002-06-25 | 2004-02-12 | Siemens Ag | Abhitzedampferzeuger mit Hilfsdampferzeugung |
JP2007298216A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sanden Corp | 発電装置 |
JP5200597B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2013-06-05 | 三浦工業株式会社 | 蓄熱システム |
KR20100067247A (ko) * | 2008-12-11 | 2010-06-21 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 폐열 회수 시스템 및 방법 |
JP5717998B2 (ja) * | 2010-08-04 | 2015-05-13 | 川崎重工業株式会社 | 熱回収ユニット、排ガスエコノマイザ及び廃熱回収システム |
JP2014118323A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Mitsubishi Chemicals Corp | 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法及び周期表第13族金属窒化物半導体結晶 |
JP6066072B2 (ja) * | 2013-03-04 | 2017-01-25 | 三浦工業株式会社 | 給水加温システム |
CN103925025B (zh) * | 2014-04-18 | 2015-12-09 | 哈尔滨工程大学 | 一种船舶柴油机废气余热回收装置 |
JP6532652B2 (ja) * | 2014-06-10 | 2019-06-19 | 三菱重工業株式会社 | 排熱回収装置、内燃機関システムおよび船舶、並びに排熱回収方法 |
KR101654243B1 (ko) * | 2014-09-15 | 2016-09-05 | 대우조선해양 주식회사 | 전기 가열 시스템 및 방법 |
JP6498433B2 (ja) * | 2014-12-19 | 2019-04-10 | 三菱重工業株式会社 | 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 |
-
2016
- 2016-06-10 JP JP2016116318A patent/JP6513602B2/ja active Active
-
2017
- 2017-06-05 CN CN201780001687.2A patent/CN108027135B/zh active Active
- 2017-06-05 WO PCT/JP2017/020894 patent/WO2017213111A1/ja active Application Filing
- 2017-06-05 KR KR1020177034084A patent/KR101982963B1/ko active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR101982963B1 (ko) | 2019-05-27 |
JP2017219292A (ja) | 2017-12-14 |
CN108027135B (zh) | 2019-07-12 |
KR20180008515A (ko) | 2018-01-24 |
WO2017213111A1 (ja) | 2017-12-14 |
CN108027135A (zh) | 2018-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101798299B1 (ko) | 배열 회수 시스템 및 이것을 구비한 선박 그리고 배열 회수 방법 | |
EP0281151B1 (en) | Waste heat recovery system | |
US20090297993A1 (en) | Method of and System For Generating Power By Oxyfuel Combustion | |
US6604354B2 (en) | Combined cycle power plant | |
US8186142B2 (en) | Systems and method for controlling stack temperature | |
US20090293782A1 (en) | Method of and system for generating power by oxyfuel combustion | |
KR100517785B1 (ko) | 가스 및 증기 터빈 장치의 작동 방법과 상기 방법을 실행하기 위한 증기 터빈 장치 | |
EP2304366A2 (en) | Method of and system for generating power by oxyfuel combustion | |
JP2008545945A (ja) | 蒸気発生設備および蒸気発生設備の運転方法とその追加装備方法 | |
JP6513602B2 (ja) | 排熱回収システム及びこれを備えた船舶ならびに排熱回収方法 | |
US20030000214A1 (en) | Gas and steam turbine installation | |
CN107388230A (zh) | 一种联合回热系统 | |
US20160273406A1 (en) | Combined cycle system | |
JP4771865B2 (ja) | 流動床ボイラにおける炭種切替に伴う火炉層温・層高管理方法 | |
JP6736501B2 (ja) | 舶用発電システム、舶用発電システムの発電方法及び発電プラント | |
JP5465747B2 (ja) | 加圧流動床複合発電プラントの起動方法 | |
KR102112930B1 (ko) | 배열 회수 시스템, 선박 | |
JP3722928B2 (ja) | 排熱回収ボイラ装置 | |
CN115823561A (zh) | 亚临界煤气发电系统 | |
JP2637194B2 (ja) | コンバインドプラント起動バイパス系統、及び、その運用方法 | |
JP2000240469A (ja) | 多系列のガス化複合発電設備 | |
GB2381046A (en) | Combined cycle power plant | |
JP2000248909A (ja) | ガス化複合発電プラント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180904 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190312 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6513602 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |