JP6512187B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムには、ステッピングモータによって駆動され、そのステップ数に応じて反応ガスが通る流路の開度を調整する弁を備えたものがある。
特許第5822024号公報
特許文献1の燃料電池システムでは、脱調している可能性のある弁体の位置を修正するために、燃料電池による発電を開始する前に、設定されたステップ数を用いて弁体の位置を弁座に向けて移動させる。しかし、このような燃料電池システムでは、設定されたステップ数が大きい場合、弁体の位置を弁体が弁座に押し当てられた位置に移動させるために必要なステップ数より弁体を移動させるステップ数が大きくなることによって、ステップ数の処理に要する時間が長くなることがある。また、設定されたステップ数が小さい場合、弁体の位置を弁体が弁座に押し当てられた位置まで移動させられない虞がある。このような課題を解決するために、弁体の位置を修正するために弁体の位置を弁体が弁座に押し当てられた位置に移動させるステップ数を、過不足の少ないステップ数にできる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[形態1]燃料電池システムであって、反応ガスを用いて発電する燃料電池と、前記燃料電池が出力する電圧を測定する電圧センサと、前記反応ガスを圧縮して送るコンプレッサと、一方の端部が前記コンプレッサと接続し、前記コンプレッサから圧縮されて送られてくる前記反応ガスを大気へ排出する第1流路と、前記第1流路から分岐して前記燃料電池と接続し、前記コンプレッサから圧縮されて送られてくる前記反応ガスを、前記燃料電池に送る第2流路と、前記第1流路と前記第2流路とが分岐している分岐位置に配され、前記コンプレッサから送られてくる前記反応ガスのうち、前記第1流路のうち前記分岐位置から下流側である第1の側に分流する量と、前記第2流路の側である第2の側に分流する量と、を調整できる分流弁と、前記分流弁における弁体は、前記弁体を駆動するステッピングモータのステップ数に応じて、前記第1の側を開き前記第2の側を閉じている第1の位置と、前記第1の側を閉じ前記第2の側を開いている第2の位置と、の間を移動可能に構成され、前記電圧センサにより測定された前記電圧を用いて、前記分流弁における前記弁体の開度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記燃料電池に発電させないときは、前記弁体を前記第1の位置に配置し、前記燃料電池に発電させるとき、前記第1の位置から前記第2の位置に移動させる第1のステップ数の分だけ前記弁体を移動させるとともに、前記第1の位置から前記第2の位置に向けて前記弁体の移動を開始させてから前記電圧センサにより測定された前記電圧が前記燃料電池の発電が開始されたと判断される予め設定された値を超えるまでにかかった第2のステップ数に基づいて前記弁体をさらに前記第2の位置に向けて追加移動させる、燃料電池システム。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池システムが提供される。この燃料電池システムは、反応ガスを用いて発電する燃料電池と、前記燃料電池が出力する電圧を測定する電圧センサと、前記反応ガスを圧縮して送るコンプレッサと、一方の端部が前記コンプレッサと接続し、前記コンプレッサから圧縮されて送られてくる前記反応ガスを大気へ排出する第1流路と、前記第1流路から分岐して前記燃料電池と接続し、前記コンプレッサから圧縮されて送られてくる前記反応ガスを、前記燃料電池に送る第2流路と、前記第1流路と前記第2流路とが分岐している分岐位置に配され、前記コンプレッサから送られてくる前記反応ガスのうち、前記第1流路のうち前記分岐位置から下流側である第1の側に分流する量と、前記第2流路の側である第2の側に分流する量と、を調整できる分流弁と、前記分流弁における弁体は、前記弁体を駆動するステッピングモータのステップ数に応じて、前記第1の側を開き前記第2の側を閉じている第1の位置と、前記第1の側を閉じ前記第2の側を開いている第2の位置と、の間を移動可能に構成され、前記電圧センサにより測定された前記電圧を用いて、前記分流弁における前記弁体の開度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記燃料電池に発電させないときは、前記弁体を前記第1の位置に配置し、前記燃料電池に発電させるとき、前記第1の位置から前記第2の位置に移動させる第1のステップ数の分だけ前記弁体を移動させるとともに、前記第1の位置から前記第2の位置に向けて前記弁体の移動を開始させてから前記電圧センサにより測定された前記電圧が設定された値を超えるまでにかかった第2のステップ数に基づいて前記弁体をさらに前記第2の位置に向けて追加移動させる。このような態様とすれば、燃料電池の電圧が設定された値(燃料電池の発電が開始されたと判断される値)を超えるまで第2の側が閉じられていて燃料電池に反応ガスが送られていなかったとみなされることによって、第1のステップ数のうち第2のステップ数の分だけ弁体は第2の位置に向けて移動していないとみなすことができる。このため、第1のステップ数に加えて第2のステップ数の分だけ弁体を第2の位置に向けて追加移動させることによって、弁体の位置を弁体が弁座に押し当てられる位置(第2の位置)まで移動させることができる。よって、弁体の位置を修正するために弁体の位置を弁体が弁座に押し当てられた位置に移動させるステップ数を、過不足の少ないステップ数にできる。
(2)上記形態における燃料電池システムにおいて、さらに、一方の端部が前記燃料電池と接続するとともに他方の端部が前記第1の側における前記第1流路と接続し、前記燃料電池からの排ガスを前記第1流路に送るための第3流路を備え、前記第3流路は、前記第3流路を開閉できる調圧弁を有し、前記制御部は、さらに、前記調圧弁を制御し、前記燃料電池に発電させないときは、前記弁体を前記第1の位置に配置するとともに前記調圧弁を閉じさせており、前記燃料電池に発電させるとき、前記調圧弁を開かせてから、前記第1のステップ数の分だけ前記弁体を移動させるとともに、前記第2のステップ数に基づいて前記弁体をさらに前記第2の位置に向けて追加移動させる。このような態様とすれば、調圧弁を開かせてから弁体を第1の位置から第2の位置に移動させ始めるため、燃料電池に発電を開始させるとき燃料電池内が負圧であった場合に、弁体が第1の位置から移動できないことを防止できる。
(3)上記形態における燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記追加移動させているときに前記弁体を前記第1の位置に向けて移動させる要求があった場合、前記追加移動を中断させ、中断させられたときの前記弁体の中断位置と前記第2のステップ数のうち前記弁体を移動させていない残りのステップ数とを記憶してから前記弁体を前記第1の位置に向けて移動させ、前記要求がなくなったのち、前記中断位置に前記弁体を移動させてから前記残りのステップ数だけ前記弁体を前記第2の位置に向けて移動させる。このような態様とすれば、弁体の追加移動が中断されても、中断位置からの残りのステップ数が記憶されていることから、ステップ数を再計算することなく、弁体を中断位置から第2の位置に向けて移動させることができる。また、追加移動の中断後に中断位置から再度第2のステップ数の分だけ弁体を追加移動させる態様と比べて、追加移動におけるステップ数が不要に増加することを防止できる。よって、不要に増加したステップ数のために、弁体が第2の位置に不要に押し当てられることを防止できる。
本発明の形態は、燃料電池システムに限るものではなく、例えば、電力を動力源とする車両および船舶などに搭載される燃料電池システム、車両そのもの、船舶そのものなどの種々の形態に適用することも可能である。また、これらを実現するコンピュータプログラムなどの態様で実現することも可能である。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
燃料電池システムの構成を示した説明図である。 分流弁の詳細構成を示した説明図である。 燃料電池による発電と弁体の位置変動との関係を示した説明図である。 燃料電池システムが実行する第1移動処理を示すフローである。 燃料電池システムが実行する第2移動処理を示すフローである。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の実施形態における燃料電池システム10の構成を示した説明図である。燃料電池システム10は、モーターで駆動する車両の電源として搭載される。燃料電池システム10は、燃料電池100と、吸気流路200と、コンプレッサ300と、第1流路400と、分流弁450と、第2流路500と、第3流路600と、FDC−ECU700と、FC−ECU800とを備える。
燃料電池100は、単セルを複数積層させたスタック構造を有している。各単セルは、プロトン伝導性を有する電解質膜の両面に、それぞれアノード、および、カソードを接合してなる膜電極接合体を、セパレータによって挟持することにより構成されている。燃料電池100は、水素ガスおよび空気の供給を受けて、水素と酸素との電気化学反応によって発電する。
燃料電池100は、電圧センサ110を有する。電圧センサ110は、燃料電池100の出力電圧VFを検出するセンサである。電圧センサ110は、検出した燃料電池100の出力電圧VFを示す信号を、FDC−ECU700に対して出力する。
吸気流路200は、一方の端部がコンプレッサ300と接続している。吸気流路200は、大気からコンプレッサ300に空気を送るための流路である。吸気流路200は、エアクリーナ210と、外気温センサ220と、エアフロメータ230と、大気圧センサ240とを備える。
エアクリーナ210は、吸気流路200に空気が流れる時に、空気中の塵埃を除去する。外気温センサ220は、大気から取り込まれる空気の温度を取得する。エアフロメータ230は、大気から取り込まれた空気の流量を測定する。大気圧センサ240は、大気圧を測定する。
コンプレッサ300は、大気から取り込まれた空気を圧縮して第1流路400に送る。コンプレッサ300は、圧縮した空気を、第1前流路400aおよび第2流路500を介して燃料電池100に送る。
第1流路400は、一方の端部がコンプレッサ300と接続し、コンプレッサ300から送られてくる空気を大気へ排出する流路である。第1流路400は、第1前流路400aと第1後流路400bとを有する。第1前流路400aは、第1流路400のうち、一方の端部がコンプレッサ300と接続し、他方の端部が分流弁450と接続している部分である。第1後流路400bは、一方の端部が分流弁450と接続し、コンプレッサ300から送られてくる空気を大気へ排出する部分である。
また、第1流路400は、インタークーラ410と、温度センサ420と、圧力センサ430と、マフラー480とを備える。
インタークーラ410は、コンプレッサ300によって圧縮された空気を冷却する。温度センサ420は、コンプレッサ300から送られてくる空気の温度を検出する。
圧力センサ430は、空気が送られる向きにおいて、コンプレッサ300より下流側であるとともに分流弁450より上流側の位置に配される。圧力センサ430は、コンプレッサ300によって圧縮された空気の圧力を測定する。
マフラー480は、第3流路600と第1後流路400bとが接続している接続位置より下流側に配される。マフラー480は、空気を大気に排出する際に発生する排気音を低減する。
分流弁450は、第1流路400から第2流路500が分岐している分岐位置に配される。分流弁450は、コンプレッサ300から圧縮されて送られてくる空気のうち、第1後流路400bの側に分流する量と、分岐位置から第2流路500の側に分流する量と、を調整できる。
第2流路500は、分流弁450を介して、第1流路400から分岐して燃料電池100と接続し、コンプレッサ300から送られてくる空気を燃料電池100に送る流路である。
第3流路600は、一方の端部が燃料電池100と接続するとともに他方の端部が第1後流路400bと接続している。第3流路600は、燃料電池100からの排ガスである空気を第1後流路400bに送る流路である。第3流路600は、第3前流路600aと、調圧弁610と、第3後流路600bとを有する。
第3前流路600aは、第3流路600のうち、上流側において燃料電池100と接続している部分である。第3前流路600aは、下流端において調圧弁610を介して第3後流路600bと接続する。第3後流路600bは、第3流路600のうち、下流側において第1後流路400bと接続する部分である。
調圧弁610は、第3流路600のうち第3前流路600aと第3後流路600bとの間に配される。調圧弁610は、第3流路600を開閉できる。調圧弁610は、燃料電池100から第1流路400へ送られる排ガスの量を調整できる電磁駆動式の調圧弁である。
FDC−ECU700は、燃料電池コンバータ(図示しない)の動作を制御する高電圧ユニット制御部である。FDC−ECU700は、燃料電池100の出力電圧VFを示す信号を、電圧センサ110から受信する。FDC−ECU700は、受信した出力電圧VFを示す信号を、FC−ECU800に出力する。
FC−ECU800は、燃料電池システム10に備えられた各種センサから出力される信号を受信するとともに、燃料電池システム10の各部(分流弁450と調圧弁610とを含む)の動作を制御する制御部である。FC−ECU800は、CPUおよびRAM、ROMを含むマイクロコンピュータから構成されている。FC−ECU800は、電圧センサ110により測定された燃料電池100の出力電圧VFを用いて、分流弁450における弁体464の開度を制御する。
図2は、分流弁450の詳細構成を示した説明図である。分流弁450は、弁箱452と、ステッピングモータ460と、弁棒462と、弁体464とを有する。弁箱452は、第1前流路400aと、第1後流路400bと、第2流路500とを接続する位置に配され、弁棒462および弁体464が内側に配置される箱状部材である。
弁箱452は、第1の弁座454と、第2の弁座456とを備える。第1の弁座454は、弁箱452と第2流路500とが接続している位置における開口を取り囲む部分である。第2の弁座456は、弁箱452と第1後流路400bとが接続している位置における開口を取り囲む部分である。
ステッピングモータ460は、弁棒462を回転させるトルクを発生させる。弁体464は、弁棒462のうちステッピングモータ460と接続した側とは反対側の端部に配される。弁体464の位置は、ステッピングモータ460のステップ数に応じて調整される。
弁体464は、円板状の部材である。弁体464は、弁箱452と第2流路500とが接続している位置における開口および弁箱452と第1後流路400bとが接続している位置における開口より大きい断面積を有する。ステッピングモータ460によって調整される弁体464の位置は、第1の弁座454に押し当たる位置から第2の弁座456に押し当たる位置までの範囲D内である。
弁体464が第1の弁座454に押し当たっているとき、弁体464は第2流路500の側を閉じているとともに第1後流路400bの側を開いている。本実施形態では、このときの弁体464の位置を「第1の位置」とする。弁体464が第2の弁座456に押しあたっているとき、弁体464は第2流路500の側を開いているとともに第1後流路400bを閉じている。本実施形態では、このときの弁体464の位置を「第2の位置」とする。
すなわち、弁体464は、ステッピングモータ460のステップ数に応じて、第1の位置と第2の位置との間を移動可能である。本実施形態では、弁体464の位置が第2の位置に近いほど開度が大きいとする。
FC−ECU800は、燃料電池100に発電させないとき、弁体464を第1の位置に配置するとともに調圧弁610を閉じさせている。FC−ECU800は、燃料電池100に発電させるとき、調圧弁610を開かせてから、第1の位置から第2の位置に移動させる第1のステップ数の分だけ弁体464を移動させる。また、FC−ECU800は、第1の位置から第2の位置に向けて弁体464の移動を開始させてから電圧センサ110が測定する燃料電池100の出力電圧VFが設定された電圧V1を超えるまでにかかった第2のステップ数の分だけ弁体464を、第1のステップ数に加えて、さらに第2の位置に向けて追加移動させる。燃料電池100に発電させるとき、FC−ECU800がこのような制御を行う理由を以下に説明する。
図3は、燃料電池100による発電と弁体464の位置変動との関係を示した説明図である。図3のグラフにおける実線VFは、電圧センサ110が測定する燃料電池100の出力電圧VFを示す。図3のグラフにおける実線PCは、FC−ECU800が認識している弁体464の開度を示す。図3のグラフにおける一点鎖線PFは、弁体464の実際の開度を示す。
図3のグラフは、横軸に時間をとる。図3のグラフにおいて、実線VFについては、縦軸に電圧をとる。図3のグラフにおいて、実線PCおよび一点鎖線PFについては、縦軸に弁体464の開度をとる。
タイミングt0からタイミングt1までの間において、弁体464の開度は、弁体464が第1の位置にあることを示す開度P0である。このとき、弁体464は、第2流路500の側を閉じているとともに第1後流路400bを開いている状態である。また、調圧弁610も閉じられているため、燃料電池100に空気が送られないことから、燃料電池100は発電できない。そのため、燃料電池100から出力される電圧はV0(=ゼロ)のまま変化しない。
タイミングt1において、FC−ECU800は、調圧弁610を開かせてから、弁体464に、弁体の開度が開度P1になるステップ数だけ移動するよう指示する。そして、タイミングt2において、FC−ECU800は、弁体464の開度は開度P1になったと認識している。
しかし、タイミングt2において、弁体464の実際の開度はP0のままである。すなわち、脱調が生じている。弁体464が第1の弁座454から離れようとするとき、指示されたステップ数の初めから第2の位置に向けて移動できない場合があるからである。例えば、(1)密閉性を高めるために第1の弁座454と接触する弁体464の面と第1の弁座454とのうちいずれか一方にゴムシール部材が配されていることによってゴムシール部材の貼り付きのために、弁体464が第1の弁座454から離れられずに弁体464の開度が開度P0から開度P1にできなかった場合、(2)第1の位置にある弁体464を境界とした弁箱452と第2流路500との間における圧力差によって、弁体464が第1の弁座454から離れられずに弁体464の開度を開度P0から開度P1にできなかった場合、等である。
尚、本実施形態では、FC−ECU800は、調圧弁610を開かせてから、弁体464に、弁体の開度が開度P1になるステップ数だけ移動するよう指示しているため、(2)のような理由によって、弁体464が第1の位置から移動できないことを防止できる。このため、図3における脱調は、(1)の理由によるものとする。
タイミングt3において、FC−ECU800は、弁体464に、開度P1から弁体464が第2の位置にあることを示す開度P3になるステップ数だけ移動するよう指示する。そして、タイミングt5において、FC−ECU800が認識している弁体464の開度は、開度P3である。
一方、タイミングt5における弁体464の実際の開度は、開度P2(開度P3より小さい)である。FC−ECU800が、弁体464に、開度P1から弁体464が第2の位置にあることを示す開度P3になるステップ数だけ移動するよう指示したため、弁体464は、ゴムシール部材の貼り付きを引き剥がして第2の位置に向けて移動できたからである。しかし、ゴムシール部材の引き剥がしにステップ数を消費したことから、タイミングt5における弁体464の実際の開度は、開度P3より小さい開度P2である。
FC−ECU800が弁体464の開度を開度P0から開度P3にする(弁体464を第1の位置から第2の位置に移動させる)ときに指示するステップ数の合計を第1のステップ数とする。ここでいう第1のステップ数とは、弁体464が第1の弁座454から離れようとするとき、弁体464が第1の弁座454から離れられない状態でステップ数が消費されることなく第2の位置に向けて弁体464が移動できる状態において、弁体464を第1の位置から第2の位置に移動させるステップ数のことである。このため、弁体464が第1の弁座454から離れようとするときに弁体464が第1の弁座454から離れられない状態においてステップ数が消費されるような状況である場合、FC−ECU800が第1のステップ数の分だけ弁体464に移動するよう指示したとしても、弁体464は、第1の位置から第2の位置まで到達できない。例えば、一点鎖線PFのタイミングt5における開度P2の状態は、そのような状況である。
弁体464が第1の弁座454から実際に離れ始めたことによって、タイミングt4において、電圧センサ110が測定する燃料電池100の出力電圧VFは電圧V1となる。ここでいう電圧V1は、燃料電池100の発電が開始されたと判断される値である。本実施形態では、電圧V1として設定される電圧は、燃料電池100の発電が定常状態となってから、燃料電池システム10が搭載された車両において使用される電圧動作範囲の下限値である。他の実施形態では、電圧V1として設定される電圧は、燃料電池100の発電が定常状態となったときにおける電圧V2の1割にあたる電圧の値であってもよい。
FC−ECU800が第1の位置から第2の位置に向けて弁体464に移動を開始させてから電圧センサ110が測定する燃料電池100の電圧が電圧V1を超えるまでにかかったステップ数を第2のステップ数ADとする。第2のステップ数ADは、電圧センサ110から出力される燃料電池100の出力電圧VFが電圧V1であることを示す信号の出力タイミングに基づいて、FC−ECU800が算出する。本実施形態では、FC−ECU800は、FC−ECU800が信号を電圧センサ110から受信する際に生じる時間的なずれ(電圧センサ110におけるデジタル信号への変換ラグ、電圧センサ110から出力されてFDC−ECU700を介してFC−ECU800に受信されるまでのラグ)を考慮して、第2のステップ数ADを算出する。
タイミングt5において、FC−ECU800は、弁体464に、第2のステップ数ADの分だけ第2の位置に向けて追加移動するよう指示する。このとき、FC−ECU800は、弁体464は開度P3であると認識していることから、タイミングt5からタイミングt6の間において、弁体464が第2の弁座456に複数回押し当たったと認識する。タイミングt6において、FC−ECU800は、弁体464の開度は開度P3であると認識している。
一方、タイミングt5において、弁体464の実際の開度は開度P2である。このため、タイミングt5からタイミングt6の間において、弁体464は第2のステップ数ADの分だけ第2の位置に向けて移動する。タイミングt6において、弁体464の実際の開度は開度P3となる。
第2のステップ数ADは、第1のステップ数のうち第1の位置から第2の位置に向けて弁体464の移動を開始させてから電圧センサ110が測定する燃料電池100の出力電圧VFが電圧V1を超えるまでにかかったステップ数である。そして、電圧V1は、燃料電池100の発電が開始されたと判断される値である。すなわち、弁体464の移動が開始されてから電圧V1を超えるまで第2流路500の側が閉じられていて燃料電池100に空気が送られていなかったとみなすことができる。よって、第1のステップ数のうち第2のステップ数ADの分だけ弁体464は第2の位置に向けて移動していないとみなすことができる。
このため、第1のステップ数に加えて第2のステップ数ADの分だけ弁体464を第2の位置に向けて追加移動させることによって、弁体464の位置を弁体464が第2の弁座456に押し当てられる位置(第2の位置)まで追加移動させることができる。図3においては、一点鎖線PFのタイミングt5からタイミングt6の間における開度P2から開度P3への変動が、追加移動している状態を示している。よって、燃料電池システム10では、FC−ECU800が認識している弁体464の開度と、弁体464の実際の開度と、を第2の位置において一致させることができる。
図4は、燃料電池システム10が実行する第1移動処理を示すフローである。燃料電池システム10は、燃料電池システム10が稼動しているとともに燃料電池100が発電を行っていない間、第1移動処理を定期的に実行する。燃料電池100が発電を行っていない状態とは、弁体464を第1の位置に配置されるとともに調圧弁610が閉じていることによって、燃料電池100に空気が送られていない状態のことである。
第1移動処理が開始されると、FC−ECU800は、燃料電池100を発電させる要求があったか否か判断する(ステップS100)。要求がなかった場合(ステップS100:NO)、図4の第1移動処理は終了される。
要求があった場合(ステップS100:YES)、FC−ECU800は、調圧弁610を開かせてから、弁体464を第1のステップ数の分だけ移動させる(ステップS110)。弁体464を第1のステップ数の分だけ移動させている間に、弁体464が第1の弁座454から離れ始めることによって電圧センサ110が測定する出力電圧VFが電圧V1を超える。そして、FC−ECU800は、電圧センサ110から出力される燃料電池100の出力電圧VFが電圧V1であることを示す信号の出力タイミングに基づいて、第2のステップ数ADを算出する(ステップS120)。
第2のステップ数ADを算出した後(ステップS120)、FC−ECU800は、弁体464を第2のステップ数ADの分だけ追加移動させる(ステップS130)。その後、図4の第1移動処理は終了される。
以上説明した実施形態によれば、燃料電池100の電圧が設定された値(燃料電池100の発電が開始されたと判断される値)を超えるまで第2流路500が閉じられていて燃料電池100に空気が送られていなかったとみなされることによって、第1のステップ数のうち第2のステップ数ADの分だけ弁体464は第2の位置に向けて移動していないとみなすことができる。このため、第1のステップ数に加えて第2のステップ数ADの分だけ弁体464を第2の位置に向けて追加移動させることによって、弁体464の位置を弁体464が第2の弁座456に押し当てられる位置(第2の位置)まで移動させることができる。よって、弁体464の位置を修正するために弁体464の位置を弁体464が第2の弁座456に押し当てられた位置に移動させるステップ数を、過不足の少ないステップ数にできる。
また、説明した実施形態によれば、FC−ECU800は、燃料電池100に発電させるとき、調圧弁610を開かせてから、第1のステップ数の分だけ弁体464を移動させる。よって、調圧弁610を開いてから弁体464を第1の位置から第2の位置に移動させ始めるため、燃料電池100に発電を開始させるとき燃料電池100内が負圧であった場合に、弁体464が第1の位置から移動できないことを防止できる。
燃料電池100に発電を開始させるとき燃料電池100内が負圧である場合とは、燃料電池100が発電している状態から発電していない状態(燃料電池100に空気が送られない状態)に移行したとき、燃料電池100内に残された空気中の酸素が水素と反応して水となることによって燃料電池100内の圧力が第1流路400(第3前流路600aを含む)の側における圧力と比べて下がる場合が考えられる。
B.第2実施形態:
図5は、第2実施形態である燃料電池システム10aが実行する第2移動処理を示すフローである。燃料電池システム10aは、第1実施形態における燃料電池システム10が実行する第1移動処理に加え、第2移動処理を実行する点を除き、第1実施形態における燃料電池システム10と同様の構成および機能を有する。
燃料電池システム10aは、弁体464が第2のステップ数ADの分だけ第2の位置に向けて追加移動している間、第2移動処理を定期的に実行する。
第2移動処理が開始されると、FC−ECU800は、弁体464を第1の位置に向けて移動させる要求があったか否か判断する(ステップS200)。要求がなかった場合(ステップS200:NO)、図5の第2移動処理は終了される。追加移動している間において弁体464を第1の位置に向けて移動させる要求とは、例えば、弁体464が第2流路500の側を開いているとともに第1後流路400bの側も開いている状態、すなわち、コンプレッサ300から圧縮されて送られてくる空気を、第2流路500の側と第1後流路400bの側との両方に分流させる状態にする分流要求がある。このとき、弁体464は、第1の位置と第2の位置との間に移動させられる。
要求があった場合(ステップS200:YES)、FC−ECU800は、弁体464の追加移動を中断させる(ステップS210)。弁体464の追加移動を中断させてから、FC−ECU800は、弁体464が追加移動を中断した中断位置と第2のステップ数ADのうち弁体464を移動させていない残りのステップ数を記憶する(ステップS220)。このとき、弁体464が追加移動を中断した位置は、第1の位置から追加移動が中断されるまでFC−ECU800が弁体464に第1の位置から第2の位置に向けて移動するよう指示したステップ数の積算値に対応した弁体464の位置である。
中断位置と残りのステップ数を記憶したのち、FC−ECU800は、第1の位置に向けて移動させる要求がなくなるまで、弁体464を第1の位置に向けて移動させる(ステップS230)。
第1の位置に向けて移動させる要求がなくなったのち、FC−ECU800は、中断位置に弁体464を移動させてから第2のステップ数ADのうち弁体464を移動させていない残りのステップ数だけ弁体464を第2の位置に向けて移動させる(ステップS240)。その後、図5の第2移動処理は終了される。
ここでいう「第1の位置に向けて移動させる要求がなくなったのち」とは、第1の位置に向けて移動させる要求がなくなると同時に、という場合だけでなく、第1の位置に向けて移動させる要求がなくなってから、要求によって到達した位置に一定時間留まったのち、という場合も含む。一定時間留まる例としては、分流要求の結果、第1の位置と第2の位置との間に移動させられた弁体464が一定時間その位置に留まる場合がある。
このため、弁体464の追加移動が中断されても、中断位置からの残りのステップ数が記憶されていることから、ステップ数を再計算することなく、弁体464を中断位置から第2の位置に向けて移動させることができる。また、追加移動の中断後に中断位置から再度第2のステップ数ADの分だけ弁体464を追加移動させる態様と比べて、追加移動におけるステップ数が不要に増加することを防止できる。よって、不要に増加したステップ数のために、弁体464が第2の弁座456に不要に押し当てられることを防止できる。
C.変形例:
第1実施形態では、コンプレッサ300は、空気を送るコンプレッサ(エアコンプレッサ)であったが、本発明はこれに限られない。例えば、コンプレッサ300は、酸素を含んだガスを送るコンプレッサであればよい。
第1実施形態では、FC−ECU800は、燃料電池100に発電させるとき、調圧弁610を開かせてから、第1のステップ数の分だけ弁体464を移動させていたが、本発明はこれに限られない。例えば、FC−ECU800は、燃料電池100に発電させるとき、調圧弁610を開かせることなく、第1のステップ数の分だけ弁体464を移動させてもよい。この場合、弁体464が第1の弁座454から離れようとするとき、指示されたステップ数の初めから第2の位置に向けて移動できる程度に、ステッピングモータ460のトルクが大きい方が好ましい。
第1実施形態では、FC−ECU800は、第2のステップ数ADの分だけ弁体464をさらに第2の位置に向けて追加移動させていたが、本発明はこれに限られない。例えば、FC−ECU800は、第2のステップ数ADを設定された割合だけ割増したステップ数の分だけ弁体464をさらに第2の位置に向けて追加移動させてもよいし、第2のステップ数ADを設定された割合だけ割引したステップ数の分だけ弁体464をさらに第2の位置に向けて追加移動させてもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池システム
10a…燃料電池システム
100…燃料電池
110…電圧センサ
200…吸気流路
210…エアクリーナ
220…外気温センサ
230…エアフロメータ
240…大気圧センサ
300…コンプレッサ
400…第1流路
400a…第1前流路
400b…第1後流路
410…インタークーラ
420…温度センサ
430…圧力センサ
450…分流弁
452…弁箱
454…第1の弁座
456…第2の弁座
460…ステッピングモータ
462…弁棒
464…弁体
480…マフラー
500…第2流路
600…第3流路
600a…第3前流路
600b…第3後流路
610…調圧弁
700…FDC−ECU
800…FC−ECU

Claims (3)

  1. 燃料電池システムであって、
    反応ガスを用いて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池が出力する電圧を測定する電圧センサと、
    前記反応ガスを圧縮して送るコンプレッサと、
    一方の端部が前記コンプレッサと接続し、前記コンプレッサから圧縮されて送られてくる前記反応ガスを大気へ排出する第1流路と、
    前記第1流路から分岐して前記燃料電池と接続し、前記コンプレッサから圧縮されて送られてくる前記反応ガスを、前記燃料電池に送る第2流路と、
    前記第1流路と前記第2流路とが分岐している分岐位置に配され、前記コンプレッサから送られてくる前記反応ガスのうち、前記第1流路のうち前記分岐位置から下流側である第1の側に分流する量と、前記第2流路の側である第2の側に分流する量と、を調整できる分流弁と、
    前記分流弁における弁体は、前記弁体を駆動するステッピングモータのステップ数に応じて、前記第1の側を開き前記第2の側を閉じている第1の位置と、前記第1の側を閉じ前記第2の側を開いている第2の位置と、の間を移動可能に構成され、
    前記電圧センサにより測定された前記電圧を用いて、前記分流弁における前記弁体の開度を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記燃料電池に発電させないときは、前記弁体を前記第1の位置に配置し、
    前記燃料電池に発電させるとき、前記第1の位置から前記第2の位置に移動させる第1のステップ数の分だけ前記弁体を移動させるとともに、前記第1の位置から前記第2の位置に向けて前記弁体の移動を開始させてから前記電圧センサにより測定された前記電圧が前記燃料電池の発電が開始されたと判断される予め設定された値を超えるまでにかかった第2のステップ数に基づいて前記弁体をさらに前記第2の位置に向けて追加移動させる、燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、さらに、
    一方の端部が前記燃料電池と接続するとともに他方の端部が前記第1の側における前記第1流路と接続し、前記燃料電池からの排ガスを前記第1流路に送るための第3流路を備え、
    前記第3流路は、前記第3流路を開閉できる調圧弁を有し、
    前記制御部は、
    さらに、前記調圧弁を制御し、
    前記燃料電池に発電させないときは、前記弁体を前記第1の位置に配置するとともに前記調圧弁を閉じさせており、
    前記燃料電池に発電させるとき、前記調圧弁を開かせてから、前記第1のステップ数の分だけ前記弁体を移動させるとともに、前記第2のステップ数に基づいて前記弁体をさらに前記第2の位置に向けて追加移動させる、燃料電池システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、
    前記追加移動させているときに前記弁体を前記第1の位置に向けて移動させる要求があった場合、前記追加移動を中断させ、中断させられたときの前記弁体の中断位置と前記第2のステップ数のうち前記弁体を移動させていない残りのステップ数とを記憶してから前記弁体を前記第1の位置に向けて移動させ、前記要求がなくなったのち、前記中断位置に前記弁体を移動させてから前記残りのステップ数だけ前記弁体を前記第2の位置に向けて移動させる、燃料電池システム。
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