JP6510269B2 - シール材、シール構造及び水密扉 - Google Patents

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Description

本発明は、扉枠と扉との間に設けられるシール材、シール構造及び水密扉に関するものである。
従来、耐火非難室に設けられる耐火扉が知られている(例えば、特許文献1参照)。この耐火扉は、周壁に形成された開口に設けられる框に、蝶番を介して取り付けられている。この框には、パッキング溝が形成されており、パッキング溝に耐火パッキングが配置されることで、耐火扉は、框との間が気密に封止されている。
実開平6−48695号公報
ところで、框等の扉枠と扉枠に設けられる扉との間を水密に封止する場合、扉枠と扉との間には、高分子材料を用いた高分子シール材を設けることがある。高分子シール材は、火災等による高温の熱が与えられることで、劣化する可能性がある。このため、扉への浸水と火災とが同時に発生する、例えば、津波随伴火災が発生する場合、高分子シール材が劣化することで、扉の外部側から内部側に海水が浸入する可能性がある。
そこで、本発明は、津波により発生する火災等によって加熱される場合であっても、扉枠と扉との間を水密に封止することができるシール材、シール構造及び水密扉を提供することを課題とする。
本発明のシール材は、扉枠と、前記扉枠に設けられる扉との間に設けられるシール材において、前記扉枠及び前記扉のいずれか一方に形成されるシール材収容空間内に収容され、加熱されることにより膨張する耐熱性膨張部と、前記シール材収容空間内に収容され、前記耐熱性膨張部を覆うと共に、前記扉枠及び前記扉のいずれか他方に形成される前記シール材収容空間に対向する被シール面に対して、前記耐熱性膨張部が膨張することにより密着する金属性の金属シール部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、津波により発生する火災等によって耐熱性膨張部が膨張すると、金属シール部が被シール面に密着する。このため、火災時であっても、扉枠と扉との間を水密に封止することができる。一方で、火災等が発生せず、耐熱性膨張部が加熱されない場合には、耐熱性膨張部が膨張しないことから、金属シール部は、被シール面に密着しない。このため、金属シール部及び耐熱性膨張部への密着に伴う負荷が生じないことから、経時的な劣化を抑制することができる。また、金属シール部は、耐熱性膨張部が外部に露出しないように覆うことができるため、耐熱性膨張部が外部に晒されることなく、耐熱性膨張部の経時的な劣化を抑制することができる。
また、前記耐熱性膨張部は、膨張黒鉛を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、耐熱性を有する膨張材である膨張黒鉛を用いることができるため、火災時であっても、耐熱性膨張部を好適に膨張させることができる。
また、前記金属シール部は、前記耐熱性膨張部の周囲を取り囲んで設けられることが好ましい。
この構成によれば、耐熱性膨張部を金属シール部で包み込むことができるため、耐熱性膨張部が外部に露出することなく、耐熱性膨張部の経時的な劣化をより抑制することができる。
また、前記金属シール部は、前記耐熱性膨張部の膨張に伴って変形する変形部を有することが好ましい。
この構成によれば、耐熱性膨張部の膨張に伴って変形部が変形することで、金属シール部が被シール面に密着するように好適に移動することができる。このため、金属シール部による被シール面への密着を好適に行うことができる。
また、前記耐熱性膨張部は、前記シール材収容空間において、前記被シール面側とは反対側に配置され、前記金属シール部は、前記シール材収容空間において、前記被シール面側に配置され、前記耐熱性膨張部が膨張することで、前記被シール面側に押圧されることが好ましい。
この構成によれば、耐熱性膨張部をシール材収容空間の底部側に配置し、金属シール部をシール材収容空間の開口側に配置することができる。このため、耐熱性膨張部をシール材収容空間の底部側に配置することで、耐熱性膨張部が外部に露出することを抑制することができる。また、耐熱性膨張部及び金属シール部を簡易な構成としつつ、耐熱性膨張部が膨張することにより、金属シール部を被シール面に密着させることができる。
また、本発明のシール構造は、上記のシール材である第1シール材と、前記扉枠と前記扉との間に設けられ、前記第1シール材に隣接して設けられると共に、高分子シール材である第2シール材と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、火災等が発生していない場合には、第2シール材により扉枠と扉との間を水密に封止することができる。一方で、火災等が発生して、第2シール材が加熱されることでシール性が低下する場合であっても、第1シール材により扉枠と扉との間を水密に封止することができる。
また、前記扉の厚さ方向における一方側が外部側であり、前記扉の厚さ方向における他方側が内部側であり、前記扉枠と前記扉との間の隙間が、前記外部側から前記内部側に連通しており、前記第1シール材は、前記隙間において、前記外部側に配置され、前記第2シール材は、前記隙間において、前記内部側に配置されることが好ましい。
この構成によれば、外部側から熱が与えられる場合、第1シール材の耐熱性膨張部が膨張し、金属シール部が被シール面に密着することで、第2シール材への熱の伝達を抑制できることから、第2シール材の熱による劣化を抑制することができる。
本発明の水密扉は、扉枠と、前記扉枠に設けられる扉と、前記扉枠と前記扉との間に設けられる、上記のシール構造と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、火災等が発生する場合には、第1シール材により、扉枠と扉との間を水密に封止することができ、火災等が発生しない場合には、第2シール材により、扉枠と扉との間を水密に封止することができるため、信頼性の高いものとすることができる。
図1は、実施形態1に係る水密扉を模式的に表した正面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、実施形態1に係る水密扉のシール構造を模式的に表した断面図である。 図4は、実施形態2に係る水密扉のシール構造を模式的に表した断面図である。 図5は、実施形態3に係る水密扉のシール構造を模式的に表した断面図である。 図6は、実施形態4に係る水密扉の断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る水密扉を模式的に表した正面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、実施形態1に係る水密扉のシール構造を模式的に表した断面図である。
図1及び図2に示す水密扉1は、例えば、原子力発電プラント等の原子力施設の建屋に形成される開口部に設けられる。水密扉1は、例えば、津波等によって建屋の外部が浸水した場合、開口部を介して建屋の内部に海水が流入することを抑制している。
水密扉1は、開口部に沿って設けられる枠状の扉枠5と、扉枠5に設けられる扉6と、扉枠5と扉6とを開閉可能に接続するヒンジ部7と、扉枠5と扉6との間をシールするシール構造8と、を備える。水密扉1は、扉枠5と扉6とが閉じた状態において、シール構造8によって扉枠5と扉6との間が水密に封止されている。ここで、水密扉1において、建屋内部と建屋外部とを結ぶ方向を厚さ方向とし、厚さ方向に直交する水平方向を幅方向とし、厚さ方向及び幅方向に直交する鉛直方向を高さ方向とする。
扉枠5は、方形枠状に形成されており、枠内に扉6が配置されている。扉枠5は、厚さ方向における建屋内部側の部位が、厚さ方向における建屋外部側の部位に比して、幅方向内側に突出する位置規制部5aとなっている。この位置規制部5aは、扉枠5の内側に沿って枠状に設けられ、扉6の位置を規制して、扉6を閉状態とする。また、位置規制部5aにおいて、厚さ方向に直交する建屋外部側の面は、扉6の周縁と対向する規制面P1となっており、この規制面P1に、後述するシール構造8の第1シール材11及び第2シール材12が設けられている。規制面P1は、位置規制部5aが扉枠5の内側に沿って枠状に設けられることから、位置規制部5aと同様に、方形枠状に形成されている。
扉6は、閉じた状態において、扉枠5の枠内に配置される。また、扉6は、その扉枠5側(外側)の周縁部において、厚さ方向における建屋外側の面が、方形枠状の規制面P1に対向する被シール面P2となっている。
ヒンジ部7は、扉枠5及び扉6の幅方向の一方側に設けられ、扉枠5に対して扉6が開状態となるように、また、扉枠5に対して扉6が閉状態となるように、開閉自在に扉枠5と扉6とを接続している。
次に、図3を参照して、シール構造8について説明する。このシール構造8は、規制面P1と被シール面P2との間に設けられており、第1シール材11と第2シール材12とを有している。
第1シール材11は、規制面P1に形成される第1シール材収容空間15内に収容されている。第1シール材収容空間15は、規制面P1に対して窪んで形成される溝となっており、方形枠状となる規制面P1に沿って方形枠状に形成されている。このため、第1シール材11は、方形枠状となる第1シール材収容空間15に沿って環状に形成され、第1シール材収容空間15に収容される。第1シール材11は、耐熱性膨張部21と、金属シール部22と、を含んで構成されている。
耐熱性膨張部21は、膨張黒鉛を含んでおり、熱が与えられることで膨張する。金属シール部22は、耐熱性膨張部21を包み込むように、耐熱性膨張部21の周囲を取り囲んで設けられている。このため、第1シール材11は、その断面において、内側に耐熱性膨張部21が設けられ、その外側に金属シール部22が設けられる。よって、耐熱性膨張部21は、金属シール部22によって覆われるため、外部に晒されることがない。なお、金属シール部22は、図3に示すように耐熱性膨張部21の周囲に沿って連続して設けられてもよいし、耐熱性膨張部21の周囲に巻き付けて端部同士を重複させて設けられてもよく、特に限定されない。
この第1シール材11は、建屋外部から熱が与えられることで、耐熱性膨張部21が膨張する。膨張する耐熱性膨張部21は、金属シール部22を被シール面P2に向かって押圧する。押圧された金属シール部22は、被シール面P2に密着する。このため、第1シール材11は、建屋外部から熱が与えられることで、扉枠5と扉6との間を水密に封止する。
第2シール材12は、規制面P1に形成される第2シール材収容空間16内に収容されている。第2シール材収容空間16は、規制面P1に対して窪んで形成される溝となっており、方形枠状となる規制面P1に沿って方形枠状に形成されている。このため、第2シール材12は、方形枠状となる第2シール材収容空間16に沿って環状に形成されており、第2シール材収容空間16に収容される。このとき、第2シール材収容空間16は、第1シール材収容空間15の内側に形成されていることから、第2シール材12は、第1シール材11よりも一回り小さい環状に形成されている。第2シール材12は、高分子材料を含んで構成され、例えば、ゴム材または樹脂材等を用いて構成されている。
この第2シール材12は、扉6が閉じた状態となると、被シール面P2に押圧されて、規制面P1と被シール面P2との間を水密に封止する。
ここで、規制面P1と被シール面P2との間の隙間は、図2に示す断面において、扉6の幅方向に沿って形成され、その一方側が、建屋内部側に連通し、その他方側が建屋外部側に連通している。このとき、規制面P1と被シール面P2との間の隙間において、第1シール材11は、建屋外部側に配置され、第2シール材12は、建屋内部側に配置されている。
上記のように構成される水密扉1において、水密扉1が閉じた状態となると、第2シール材12により扉枠5と扉6との間が水密に封止されることから、建屋の外部側が津波等により浸水する場合であっても、水密扉1は、建屋内部の浸水を抑制することができる。また、津波の発生に伴って津波随伴火災が発生する場合、水密扉1が閉じた状態で、建屋の外部側から火災による熱が与えられると、第1シール材11の耐熱性膨張部21が膨張することで、第1シール材11により扉枠5と扉6との間が水密に封止される。このため、津波随伴火災が発生する場合であっても、水密扉1は、建屋内部の浸水を抑制することができる。なお、津波随伴火災が発生せず、耐熱性膨張部21が加熱されない場合には、耐熱性膨張部21が膨張しないことから、金属シール部22は、被シール面P2に密着しない。
以上のように、実施形態1によれば、津波随伴火災が発生しても、第1シール材11により、扉枠6と扉5との間を水密に封止することができる。また、津波随伴火災が発生しない場合には、第1シール材11の耐熱性膨張部21が膨張しないことから、金属シール部22及び耐熱性膨張部21への密着に伴う負荷が生じることなく、経時的な劣化を抑制することができる。また、金属シール部22は、耐熱性膨張部21が外部に露出しないように覆うことができるため、耐熱性膨張部21が外部に晒されることなく、耐熱性膨張部21の経時的な劣化を抑制することができる。
また、実施形態1によれば、耐熱性膨張部21として、耐熱性の高い膨張材である膨張黒鉛を用いることができるため、火災時であっても、耐熱性膨張部21を好適に膨張させることができる。
また、実施形態1によれば、火災等が発生していない場合には、第2シール材12により扉枠5と扉6との間を水密に封止することができる。一方で、火災等が発生して、第2シール材12が加熱されることでシール性が低下する場合であっても、第1シール材11により扉枠5と扉6との間を水密に封止することができる。
また、実施形態1によれば、規制面P1と被シール面P2との間の隙間において、第1シール材11を外部側に、第2シール材12を内部側に配置することができる。このため、建屋外部側から水密扉1が加熱される場合、第1シール材11の耐熱性膨張部21が膨張し、金属シール部22が被シール面P2に密着することで、第2シール材12への熱の伝達を抑制できることから、第2シール材12の熱による劣化を抑制することができる。
また、実施形態1によれば、水密扉1は、火災等が発生する場合、第1シール材11により、扉枠5と扉6との間を水密に封止することができ、火災等が発生しない場合には、第2シール材23により、扉枠5と扉6との間を水密に封止することができるため、信頼性の高いものとすることができる。
なお、実施形態1において、第1シール材11は、耐熱性膨張部21が加熱されない場合、耐熱性膨張部21が膨張しないことから、金属シール部22は、被シール面P2に密着しない構成となっていた。しかしながら、第1シール材11は、耐熱性膨張部21が加熱されない場合であっても、金属シール部22が、被シール面P2に密着する構成としてもよい。
[実施形態2]
次に、図4を参照して、実施形態2に係る水密扉30について説明する。図4は、実施形態2に係る水密扉のシール構造を模式的に表した断面図である。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
実施形態2の水密扉30において、第1シール材31は、実施形態1と同様に、耐熱性膨張部41と、金属シール部42と、を含んで構成されている。金属シール部42は、耐熱性膨張部41を包み込むように、耐熱性膨張部41の周囲を取り囲んで設けられている。ここで、金属シール部42には、耐熱性膨張部41の膨張に伴って変形する変形部42aが形成されている。変形部42aは、例えば、屈曲して形成される屈曲部である。変形部42aは、耐熱性膨張部41の膨張に伴って、扉6の厚さ方向に伸長するように変形する。この変形部42aは、第1シール材31の幅方向両側に形成されている。
以上のように、実施形態2によれば、金属シール部42の変形部42aが、耐熱性膨張部41の膨張に伴って変形することで、金属シール部42を被シール面P2に好適に密着させることができる。
[実施形態3]
次に、図5を参照して、実施形態3に係る水密扉50について説明する。図5は、実施形態3に係る水密扉のシール構造を模式的に表した断面図である。なお、実施形態3でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
実施形態3の水密扉50において、第1シール材51は、実施形態1と同様に、耐熱性膨張部61と、金属シール部62と、を含んで構成されている。耐熱性膨張部61は、第1シール材収容空間15に収容されると共に、第1シール材収容空間15の底部側に設けられている。一方で、金属シール部62は、第1シール材収容空間15に収容されると共に、第1シール材収容空間15の被シール面P2側(開口側)に設けられている。耐熱性膨張部61は、幅方向の中央部において、被シール面P2側に突出する突出部61aが形成されている。金属シール部62は、幅方向の中央部において、耐熱性膨張部61の突出部61aが嵌り合う溝部62aが形成されている。
この第1シール材51は、建屋外部から熱が与えられることで、耐熱性膨張部61が膨張する。膨張する耐熱性膨張部61は、金属シール部62を被シール面P2に向かって押圧する。押圧された金属シール部62は、被シール面P2に密着する。このため、第1シール材51は、建屋外部から熱が与えられることで、扉枠5と扉6との間を水密に封止する。
以上のように、実施形態3によれば、耐熱性膨張部61を第1シール材収容空間15の底部側に配置することで、耐熱性膨張部61が外部に露出することを抑制することができる。また、耐熱性膨張部61及び金属シール部62を簡易な構成としつつ、耐熱性膨張部61が膨張することで、金属シール部62を被シール面P2に密着させることができる。
[実施形態4]
次に、図6を参照して、実施形態4に係る水密扉70について説明する。図6は、実施形態4に係る水密扉の断面図である。なお、実施形態4でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から3と異なる部分について説明し、実施形態1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。
実施形態4の水密扉70において、シール構造8は、扉6の幅方向における側面となる被シール面P4と、被シール面P4に対向する面となる扉枠5の対向面P3との間に設けられている。このシール構造8は、実施形態1と同様に、第1シール材11と第2シール材12とを有している。
ここで、対向面P3と被シール面P4との間の隙間は、図6に示す断面において、扉6の厚さ方向に沿って形成され、その一方側が、建屋内部側に連通し、その他方側が建屋外部側に連通している。このとき、対向面P3と被シール面P4との間の隙間において、第1シール材11は、建屋外部側に配置され、第2シール材12は、建屋内部側に配置されている。
以上のように、実施形態4によれば、対向面P3と被シール面P4との間の隙間において、第1シール材11を外部側に、第2シール材12を内部側に配置することができる。このため、建屋外部側から水密扉70が加熱される場合、第1シール材11の耐熱性膨張部21が膨張し、金属シール部22が被シール面P4に密着することで、第2シール材12への熱の伝達を抑制できることから、第2シール材12の熱による劣化を抑制することができる。
1 水密扉
5 扉枠
6 扉
7 ヒンジ部
8 シール構造
11 第1シール材
12 第2シール材
15 第1シール材収容空間
16 第2シール材収容空間
21 耐熱性膨張部
22 金属シール部
30 水密扉(実施形態2)
31 第1シール材(実施形態2)
41 耐熱性膨張部(実施形態2)
42 金属シール部(実施形態2)
42a 変形部
50 水密扉(実施形態3)
51 第1シール材(実施形態3)
61 耐熱性膨張部(実施形態3)
62 金属シール部(実施形態3)
70 水密扉(実施形態4)
P1 規制面
P2 被シール面
P3 対向面(実施形態4)
P4 被シール面(実施形態4)

Claims (7)

  1. 扉枠と、前記扉枠に設けられる扉との間に設けられるシール材において、
    前記扉枠及び前記扉のいずれか一方に形成されるシール材収容空間内に収容され、加熱されることにより膨張する耐熱性膨張部と、
    前記シール材収容空間内に収容され、前記耐熱性膨張部を覆うと共に、前記扉枠及び前記扉のいずれか他方に形成される前記シール材収容空間に対向する被シール面に対して、前記耐熱性膨張部が膨張することにより密着する金属性の金属シール部と、を備え
    前記金属シール部は、前記耐熱性膨張部の周囲を取り囲んで設けられ、前記耐熱性膨張部の周囲に沿って連続して設けられることを特徴とするシール材。
  2. 前記耐熱性膨張部は、膨張黒鉛を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のシール材。
  3. 前記金属シール部は、前記耐熱性膨張部の膨張に伴って変形する変形部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のシール材。
  4. 前記変形部は、屈曲して形成される屈曲部であり、前記耐熱性膨張部の膨張に伴って伸長することを特徴とする請求項3に記載のシール材。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のシール材である第1シール材と、
    前記扉枠と前記扉との間に設けられ、前記第1シール材に隣接して設けられると共に、高分子シール材である第2シール材と、を備えることを特徴とするシール構造。
  6. 前記扉の厚さ方向における一方側が外部側であり、前記扉の厚さ方向における他方側が内部側であり、前記扉枠と前記扉との間の隙間が、前記外部側から前記内部側に連通しており、
    前記第1シール材は、前記隙間において、前記外部側に配置され、
    前記第2シール材は、前記隙間において、前記内部側に配置されることを特徴とする請求項に記載のシール構造。
  7. 扉枠と、
    前記扉枠に設けられる扉と、
    前記扉枠と前記扉との間に設けられる、請求項またはに記載のシール構造と、を備えることを特徴とする水密扉。
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