JP6508860B1 - アドオン型制御器および制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信方式のみを変更し、認証や入退室管理を行うサーバ等は既設のものを活用することの可能な装置およびシステムの提供。【解決手段】非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号を送信可能に配置されるアドオン型制御器であって、近距離無線にて近距離無線読取IDを受信する近距離無線読取部と、近距離無線読取IDと非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を保持するID対応情報保持部と、近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDを保持されているID対応情報に基づいて非接触近接読取IDに変換する変換部と、変換された非接触近接読取IDを非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する非接触近接読取信号出力部と、を有するアドオン型制御器を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、既存の非接触近接読取型制御器に付加することでより正確な入退室情報の管理が可能なアドオン型制御器およびこれを含む制御システムに関するものである。
非接触型のICカードを用いる入退室管理を行う環境では、入室時(若しくは退室時)にカードをリーダに近接させ認証を行う必要がある。しかし、いったん認証により扉が解錠されると、認証を行ったものに続いて認証を行っていない者が続いて入室することができ、その者の入退室情報を取得することができないといった問題がある。
特開2010−185263号公報
特許文献1の技術は、入退室者が保持するRFIDタグから発信される電波をRFIDリーダで読取り、扉の解錠および施錠の制御を行うことが可能な施解錠システムである。該技術によれば、ICカードのようにカードをリーダに近接させるといった動作が必要なく、RFIDによる通信が可能なエリア内を通過することで認証が行われ解錠が実行される。このため、複数の者がほぼ同時に扉を通過した場合でも、それぞれの者に対して認証が実行され、認証時刻などを取得することで入退室の管理を実行することが可能である。
このように無線通信方式をICカード等の非接触近接読取型からRFID等の近距離無線による通信に変更することでより正確な入退室管理を実行することが可能である。しかしながら既存のICカードによるシステムを運用している事業所等においては、RFIDを用いたシステムに転換することは金銭的にも時間的にも多大なコストがかかるといった問題が生ずる。システム全体を入れ換えるとなると、無線通信方式の変更による無線通信部分の入れ換えのみならず、認証や入退室管理を行うサーバ等も入れ換えることとなり、利用者は無駄な負担を強いられる。そこで、無線通信方式のみを変更し、認証や入退室管理を行うサーバ等は既設のものを活用することの可能な装置およびシステムの提供が課題として生ずる。
このような課題に対し、本発明は、既存のICカードによる非接触近接読取型の制御システムにアドオンする態様で、無線通信部分をRFIDを用いた通信やBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)による通信などの近距離無線通信方式に変更することが可能なアドオン型制御器を提供する。
具体的には、第一に、非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号を送信可能に配置されるアドオン型制御器であって、近距離無線にて近距離無線読取IDを受信する近距離無線読取部と、近距離無線読取IDと非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を保持するID対応情報保持部と、近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDを保持されているID対応情報に基づいて非接触近接読取IDに変換する変換部と、変換された非接触近接読取IDを非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する非接触近接読取信号出力部と、を有するアドオン型制御器を提供する。
また、上記第一の特徴に加えて、第二の特徴として近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDが対応情報にて非接触近接読取IDに変換するものがない場合には非接触近接読取IDへの変換を行わない非変換部をさらに有するアドオン型制御器を提供する。
さらに、上記第一又は第二の特徴に加えて、第三の特徴として、近接無線にて非接触近接読取IDカードを読取る近接無線読取部と、読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を保持する制御対応情報保持部と、読取られた非接触近接読取IDと保持されている制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、を有する非接触近接読取型制御器と、アドオン型制御器と、からなる制御システムを提供する。
さらに、上記第三の特徴に加えて、第四の特徴としてアドオン型制御器は、非接触近接読取信号出力部からの信号のみを非接触近接読取型制御器が読取りするための信号シールド部をさらに有する制御システムを提供する。
さらに、上記特徴第三の特徴に加えて、第五の特徴としてアドオン型制御器は、非接触近接読取IDカードからの信号をも非接触近接読取型制御器が読み取れるように構成された制御システムを提供数する。
さらに、上記特徴第三ないし第五の特徴に加えて、近距離無線読取IDを保持する近距離無線読取ID保持部と、保持されている近距離無線読取IDを無線出力する近距離無線読取ID出力部と、をアプリケーションプログラムによって構成する携帯端末をさらに備えた制御システムを提供する。
上記のようなアドオン型制御器および制御システムにより、既存のICカード等を使用した非接触近接読取型のカードリーダ部分にアドオンすることで、無線通信方式をRFID等を用いた近距離無線方式に変更することが可能である。既設システムにアドオンする態様であるため、サーバ等の既存の機器をそのまま活用することが可能であり、経済的にシステムの変更をすることが可能である。無線通信方式を近距離無線方式に変更することでよりきめが細かく、正確な入退室情報の管理を実行することが可能である。
実施例1のアドオン型制御器の処理の概要を示す図 実施例1を実施した場合のアドオン型制御器の機能的構成を示す図 受信電波に指向性を持たせた近接無線読取部を示す概念図 実施例1のアドオン型制御器の、対となった近距離無線読取部同士の接続の一態様を示す図 実施例1のアドオン型制御器に加え改札型のゲートを付加した態様の概略を示す図 実施例1のアドオン型制御器に加え改札型のゲートを付加した態様の概略を示す図 実施例1におけるアドオン型制御器の処理の流れの一例を示すフローチャート 実施例1にかかるアドオン型制御器のハードウエア構成の一例を示す図 実施例2を実施した場合の制御システムの機能的構成を示す図 信号シールド部の機能を示すための概略図 近距離無線通信のみならず非接触近接読取IDカードなどの近接無線通信も可能である態様の一例を示す図 実施例2の制御システムにおいてアドオン型制御器を非接触近接読取型制御器の一部にかぶせて設置した様子を示す概念図 制御対応情報テーブルの概要を示す図 利用者の入退室を記録した入退室情報を示すための図 実施例2におけるアドオン型制御器の処理の流れの一例を示すフローチャート 実施例2にかかるアドオン型制御器のハードウエア構成の一例を示す図 実施例3を実施した場合の制御システムの機能的構成を示す図 実施例3における制御システムの処理の流れの一例を示すフローチャート 実施例3にかかる制御システムのうち携帯端末のハードウエア構成の一例を示す図
以下、本件発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、実施例と請求項の相互の関係は以下の通りである。実施例1は主に請求項1、2、6、7、10、11、14、15に関し、実施例2は主に請求項3から4、8、12、16に関し、実施例3は主に請求項5、9、13に関する。本件発明は、これら実施例に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。


<概要>
図1は本実施例のアドオン型制御器の処理の概要を示す図である。この図では、ビーコン送信機を保持している利用者(0101)が扉を通過しようとしている場面を示している。ビーコン送信機からは近距離無線方式による無線電波が発せられており、これを扉の付近に設置されたアドオン型制御器(0102)が受信する。ビーコン送信機からは近距離無線読取IDが送信され、アドオン型制御器はこれを受信する。受信された近距離無線読取IDは、アドオン型制御器が有するID対応情報(0103)に基づいて非接触近接読取IDに変換を行う。変換結果である非接触近接読取IDはICカードリーダ(0104)に対して送信される。ICカードリーダでは受信した非接触近接読取IDにより認証処理がサーバ(0105)等により実行され、認証が成功するとサーバは扉の錠(0106)に制御信号を送信し解錠処理が実行される。また、認証時刻等の情報はHDD等の記憶域(0107)に格納される。
アドオン型制御器にいう「制御」は扉の開閉錠、ドア、扉などの開閉制御に限定されるものではない。エレベータ、エスカレータの運航、停止階の制御、窓の開閉、吸排気口の開閉、改札の開閉、ゲートの開閉(駐車場、電車等の踏切)、トラックなどの輸送車の後部ハッチの開閉や、備えられている機器(例えば吊り上げクレーン等)の動作制御、遊園地などでのアトラクションの稼働(例えば、メリーゴーラウンド、ティーカップ等)、照明の点灯消灯制御、室内家電製品(例えば、冷蔵庫、照明、エアコンなど)の稼働制御など電子機器、電気機器、動力機器のあらゆるものの制御を含むものである。なお、本明細書ではこれらの中で入退室に関連した例(ドア、扉、ゲートなど)を挙げて説明する。
また、アドオン型制御器にいう「制御」はアドオン型制御器によって間接に制御する意味(後述する「非接触近接読取型制御器」等によるもの)に用いる他、直接的に何らかの機器を制御する意味に用いられるものであってもよい。アドオン型制御器の信号を介して非接触近接読取型制御器が扉などを制御すると同時に、アドオン型制御器が他の機器を制御してもよい。また、アドオン型制御器は付随して、制御に関連した情報を信号として送信したり伝送したりすること、制御に関連しない情報を信号として送信したり伝送したりすること、また外部から情報を信号として受信することなどの機能を有していてもよい。さらに、「アドオン」は後付けの意味で一般に用いられるが、後付けでなく、被着体と同時に設置されるようなケースで本願発明が用いられてもよく、後付けのものに限定する趣旨ではない。
以下では、本実施例のアドオン型制御器の機能及び処理の流れ、並びにハードウエアの内容について、詳細に説明する。なお、以下に記載する本システムの機能ブロックは、ハードウエア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウエア構成部、またその外部周辺装置用のインタフェース、通信用インタフェース、それらハードウエアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インタフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウエアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本システムの機能ブロックは専用ハードウエアによって実現されても良い。
また、この発明はシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるプログラム、及びプログラムを固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<機能的構成>
図2は、本実施例にかかるアドオン型制御器の機能的構成を示す図である。本実施例にかかるアドオン型制御器(0200)は、「近距離無線読取部」(0201)と、「ID対応情報保持部」(0202)と、「変換部」(0203)と、「非接触近接読取信号出力部」(0204)と、を有する。
「近距離無線読取部」(0201)は、近距離無線にて近距離無線読取IDを受信する機能を有する。本明細書において「近距離無線」とは、IDと関連付けて比較的近距離での通信を行うことにより所定範囲内でIDの認識が可能な通信手段を指し、後述する「近接無線」を除く。「近距離無線方式」には、RFID等を用いた通信方式やBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)による通信方式などが含まれる。近接無線と比べ、通信距離が長く、数メートル程度の距離まで通信が可能であるものが含まれる。RFIDによるものでは、HF帯(短波帯 13.56MHz、通信距離〜30cm)、UHF帯(極超短波 900MHz帯、通信距離〜5m)、マイクロ波(2.45GHz、通信距離〜2m)などの帯域を使用した通信方式が含まれる。
一方「近接無線」方式とは、「近距離無線」と比べ、通信距離が短く、十数センチ以下の距離での小電力無線通信方式であり、ICカードによる通信方式が含まれる。この方式では一般的に、ICカードをカードリーダに接触させることで通信を行うことが多い。具体的にはISO/IEC 18092で定められたNFC(Near Field Communicaion)などの通信方式が近接無線方式に該当する。「近距離無線読取ID」は、RFIDタグやビーコン、携帯端末が保持している個体識別IDを指す。受信した近距離無線読取IDは、後述する変換部(0203)へ送られる。当部の機能は、電波を送受信するアンテナと、近距離無線通信モジュールと、CPUと、RAM、近距離無線読取プログラム等で実現される。
「近距離無線読取部」(0201)は、入室情報と退室情報との両方を管理する場合では管理対象のエリア外とエリア内、居室であれば室外と室内に設けられる。通常はこれら二つの読取部が近接して設置されることから、ビーコン等が発する近距離無線電波が二つの読取部の両方に到達して入室か退室かの判断に失敗するといった問題が生ずる可能性がある。この問題に対して、近距離無線読取部に受信の指向性を持たせ、一定方向からのみ電波を受信するといった構成とすることが考えられる。図3は受信電波に指向性を持たせた近距離無線読取部を示す概念図である。この図にあるように受信用のアンテナの周囲を電磁波シールド等の電波を通さない材質で囲むことで、限られた方向からの電波のみを受信する。また、二つの近距離無線読取部を接続して、電波を受信した順序により入室か退室かの判断を行うといった構成が考えられる。例えば、ビーコン等を所持した利用者が室外から室内に移動した場合において、まず初めに室外の近距離無線読取部がビーコン等からの電波を受信し、利用者の入室後に室内の近距離無線読取部が電波を受信するといった具合となる。この電波を受信した順序(室外→室内)により、入室と判断するといった処理を実行するといった構成が考えられる。さらに、室外の近距離無線読取部が先に電波を受信すると、対となっている室内の近距離無線読取部を同一の近距離無線読取IDを有するビーコン等に対して無効化するといった処理を行うことも考えられる。この処理により、室外→室内の移動と、室内→室外の移動を判別することが可能である。当部の機能は電波を送受信するアンテナと近距離無線モジュールと、CPUおよびRAM、近距離無線読取プログラム等により実現される。
近距離無線読取部(0201)で読取った情報の他の近距離無線読取部への伝送は、有線で行っても、無線で行ってもよい。無線で行う場合にはビーコンの電波の周波数帯とは離れた周波数帯を用いるのが好ましい。干渉が生じる可能性があるからである。また、ハッキング等を防止するために暗号化された無線を利用することが好ましい。有線で伝送を行う場合には構内LANなどを利用することが考えられる。図4は本実施例のアドオン型制御器の、対となった近距離無線読取部同士の接続の一態様を示す図である。この図にあるように、非接触近接読取型制御器の近接無線読取部(後述)(0401、0402)に装着された近距離無線読取部(0403、0404)が室内と室外とに対をなして設けられている。これら対となっている近距離無線読取部(0403、0404)は、アドレスを有しており、お互いに構内LANで接続されている。この構内LANには非接触近接読取型制御器に含まれる近接無線読取部(0401、0402)も接続され、サーバ(0405)に非接触近接読取ID(後述)等の情報を送信している。
近距離無線読取部で読取られた入室又は退室を示す情報は、非接触近接無線読取信号に変換されて非接触近接読取信号出力部から出力されるように構成してもよいし、後述する非接触近接読取型制御器が入退室管理の機能を有さない場合には、非接触近接読取型制御器とは別個にサーバ(0406)などにおいて管理するように構成してもよい。この場合には社員番号などのIDは非接触近接読取信号に変換されて出力され、入室・退室に関する情報はこの変換がされずにサーバ(0406)などに蓄積されて、二通りの情報処理がされることとなる。
「ID対応情報保持部」(0202)は、近距離無線読取IDと非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を保持する機能を有する。「近距離無線読取ID」とは上述の通りである。「非接触近接読取ID」とは近接無線方式を使用するICカードのICチップなどが保持している個体識別IDを指す。これら二つの情報は関連付けされてアドオン型制御器の記憶域に保持されている。後述する変換部(0203)において読み取られた近距離無線読取IDをキーとして対応する非接触近接読取IDを取得するといった処理がID対応情報に対して実行される。当部の機能は不揮発性メモリやRAMにより実現される。なお、この保持部は、ドアなどの制御対象近辺に配置されるアドオン型制御器の筐体内に必ずしも存在する必要はなく、このアドオン型制御器と通信可能な離れた位置に設置されているサーバ内に存在するものであってもよい。本アドオン型制御器は、筐体が一つである必要はなく、各機能部分が複数の筐体に分散して格納されていてもよい。
「ID対応情報」は近距離無線読取IDと非接触近接読取IDとが一対一で関連付けされていてもよいし、多対一で関連付けされていてもよい。すなわち、アドオンされる側の既存のICカードシステム等において、利用者の識別を行って入退室管理を行わない場合には複数の近距離無線読取IDと、単一の有効な非接触近接読取IDと、が関連付けされていれば少なくとも解錠や施錠の扉制御処理は実行できる。なお、近距離無線読取IDをグループ分けして、それぞれ対応する非接触近接読取IDと関連付けを行えばグループ単位での入退室管理を行うことができる。
なお、上記ID対応情報保持部(0202)を有する構成の他、上記ID対応情報保持部が存在しない構成も考えられる。すなわち、あらかじめID対応情報保持部にID対応情報を保持せず、認証の都度、後述する変換部(0203)において、近距離無線読取IDから非接触近接読取IDを生成するといった態様である。具体的には、近距離無線読取IDを読取った後、近距離無線読取IDを引数とした関数により、非接触近接読取IDを取得するといった処理が考えられる。
図1では、「ID対応情報」がアドオン型制御器(0102)内に保持されている態様であるが、必ずしも装置内に保持されている態様に限られない。例えば、アドオン型制御器(0102)がネットワークに接続されており、サーバにID対応情報を保持するといった態様も本発明の範囲に含まれる。複数のアドオン型制御器がサーバに接続されていればID対応情報を集中的に管理すること可能である。また、メモリカードやUSBメモリ等の可搬型の記憶媒体にID対応情報を格納し、アドオン型制御器がこれにアクセスしてID対応情報を格納するといった態様も本発明の範囲内である。
「変換部」(0203)は、近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDを取得したID対応情報に基づいて非接触近接読取IDに変換する機能を有する。近距離無線読取部(0201)より読取られた近距離無線読取IDを取得し、ID対応情報保持部(0202)に保持されているID対応情報をその近距離無線読取IDをキーとして検索し、該当するレコードを抽出する。抽出されたレコードから対応する非接触近接読取IDを取得し、取得した非接触近接読取IDは後述の非接触近接読取信号出力部(0204)に対して出力される。当部の機能はCPUとRAM、変換プログラムなどにより実現される。
また本実施例のアドオン型制御器は、近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDが対応情報にて非接触近接読取IDに変換するものがない場合には非接触近接読取IDへの変換を行わない「非変換部」(図示せず)を有していてもよい。すなわち、ID対応情報保持部(0202)において、ID対応情報を参照して読取られた近距離無線読取IDに対応する非接触近接読取IDを取得するが、このときに対応する非接触近接読取IDを発見することができない場合に、非変換部へ処理は分岐する。非変換部はエラーを返す処理を実行してもよい。アドオン型制御器はエラーを検出すると、扉を施錠するなどの処理が可能である。
「非接触近接読取信号出力部」(0204)は、変換された非接触近接読取IDを非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する機能を有する。変換部(0203)で変換され出力された非接触近接読取IDを入力として受け取り、非接触近接読取IDカードの読取部に対して電波により非接触近接読取IDを送信する。当部の機能は、電波を送受信するアンテナと、近接通信モジュールと、CPUと、RAM、非接触近接読取信号出力プログラム等で実現される。
上記のアドオン型制御器によると、近距離無線読取部で通信可能なビーコンなどの認証デバイスを保持していても入室権限のない者に対しては認証失敗と共に施錠や警告音の鳴動などで入室を禁止する制御を実行することが可能である。図5(A)および図5(B)は上記のアドオン型制御器に加え改札型のゲートを付加した態様の概略を示す図である。図5(A)は二つの扉からなるゲートである。ここで、入室権限を有する者(0501)に続いて入室権限を有さない者(認証デバイスを保持しているが権限が無い者)(0502)が連なってゲートを通過しようとしている。入室権限を有する者(0501)が通過すると最初の扉(0503)が開き、ゲートの中に入れる。このとき入室権限を有さない者(0502)が連なって入室しようとすると、その者は認証に失敗し、最初の扉(0503)と次の扉(0504)とが閉じられる。これにより権限のないエリアに不正に侵入しようとする者を検出し、ゲート内に閉じ込めることが可能である。
しかしながら、そもそもビーコンなどの認証デバイスを持たない者は、認証に失敗することはないので、認証が成功した者の後に連なって侵入してしまうといった事態を防ぐことはできない。そこで、上記アドオン型制御器に加え通過センサを有する改札型のゲート(一人一人の通過をセンサにて認識し、認証無しの通過ではゲートを閉じることが可能な)などを備えることで、権限無しおよび認証無しの者の侵入を防止することができる。図5(B)は1つの扉(0506)と、通過センサ(0507)とを有する態様である。通過センサ(0507)はゲートを通過しようとしている者を一人ずつ認識する。認証が成功した場合のみ扉を開き、それ以外の認証失敗の場合と認証無しでゲートを通過しようとしている者を検出した場合には扉を閉じる制御を行う。
<処理の流れ>
図6は、本実施例にかかるアドオン型制御器を用いた場合の処理の流れの一例を示すためのフローチャートである。まず、近距離無線にて近距離無線読取IDを受信する(ステップS0601)。次に、近距離無線読取IDと非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を取得する(ステップS0602)。次に近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDを取得したID対応情報に基づいて非接触近接読取IDに変換する(ステップS0603)。最後に、変換された非接触近接読取IDを非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する(ステップS0604)。
<ハードウエア構成>
図7は、本実施例にかかるアドオン型制御器のハードウエア構成の一例を示す図である。以下、この図を用いて説明する。
この図にあるように、本実施例のアドオン型制御器は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(0701)と、揮発性の記憶媒体である「RAM」(0702)と、フラッシュメモリ等の「不揮発性メモリ」(0703)と、を備えている。また、近距離無線通信を担う「通信モジュール1(近距離無線通信モジュール)」(0704)と、近接無線通信を担う「通信モジュール2(近接無線通信モジュール)」(0705)と、各通信モジュールに接続された「アンテナ」(0706、0707)と、サーバや他のアドオン型制御器と通信を行うための「ネットワークI/F」(0708)を備える。そして、それらが「システムバス」(0709)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「RAM」(0702)は、各種処理を行うプログラムを「CPU」(0701)に実行させるために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「RAM」(0702)にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」(0701)で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている(本明細書を通じて同様である)。
初期状態においては、近距離無線読取プログラムが不揮発性メモリ(0703)よりRAM(0702)上に呼び出され、CPU(0701)にて実行されている。ビーコンなどの近距離無線通信デバイスを所持した者が通信可能範囲に入ると、近距離無線読取プログラムが通信モジュール1(0704)を制御し、近距離無線通信デバイスと通信する。通信によりアンテナ(0706)を介して近距離無線通信デバイスが保持しているa:近距離無線読取ID値を受信する。受信されたa:近距離無線読取ID値はRAM(0702)に一時的に格納される。次に、変換プログラムが不揮発性メモリ(0703)よりRAM(0702)上に呼び出され、CPU(0701)にて実行される。同プログラムは不揮発性メモリ(0703)に格納されているc:ID対応情報テーブルをRAM(0702)に呼び出す。次に、同テーブルを参照してa:近距離無線読取ID値に対応付けされているb:非接触近接読取ID値を返す。次に、非接触近接読取信号出力プログラムが不揮発性メモリ(0703)よりRAM(0702)上に呼び出され、CPU(0701)にて実行される。同プログラムはb:非接触近接読取ID値を引数として受け取り、通信モジュール2(0705)を制御することによってアンテナ(0707)を介して非接触近接読取信号を電波により送信する。
<概要>
実施例2では上記アドオン型制御器に加えて、アドオンされる側の、ICカード等を用いた近接無線を使用する非接触近接読取型制御器を有する制御システムについて記載する。本システムは、アドオン型制御器から出力された、非接触近接読取IDを伝搬する非接触近接読取信号を近接無線読取部において読取り、読取られた非接触近接読取IDに関連付けられた制御信号により、ドアやゲート等に対して施錠、解錠、オープン、クローズ等の制御を実行するものである。
以下、機能的構成、処理の流れ、ハードウエア構成を順に説明する。
<機能的構成>
図8は、本実施例にかかる制御システムの機能的構成を示す図である。この図にあるように本実施例の制御システムは、「非接触近接読取型制御器」(0810)と、「アドオン型制御器」(0800)と、からなる。「非接触近接読取型制御器」(0810)は、「近接無線読取部」(0811)と、「制御対応情報保持部」(0812)と、「制御信号出力部」(0813)と、を有する。「アドオン型制御器」(0800)は、「近距離無線読取部」(0801)と、「ID対応情報保持部」(0802)と、「変換部」(0803)と、「非接触近接読取信号出力部」(0804)と、を有する。なお、アドオン型制御器(0800)と、その構成要素(0801〜0804)に関しては上記実施例で説明済みのため記載は省略する。
「非接触近接読取型制御器」(0810)は、近接無線を使用してIDカードを読取ることにより、扉等の施錠、開錠等の制御を行う機器である。一般的には、カードリーダの接触面にICチップを内蔵したIDカードを接触することで通信を行う。なお、「非接触」とは、カード端末機のリーダ/ライタ端子と接触するモジュール端子を持たないタイプで、カードと端子が直接接触して通信を行わないICカードという意味で「非接触」と称している。当該機器はID認証を行って扉等の制御を行う他、IDカードが有する非接触近接読取IDに関連付けられたユーザIDにより、ユーザの入退室の管理を実行することが可能である。具体的には、ある非接触近接読取IDが通信により取得され認証を行い、その認証結果と関連付けられたユーザIDと、認証時刻等をサーバ等の記憶域に対して格納する処理を実行する。これにより、ユーザの入退室の管理を行うことができ、勤怠管理をすることが可能である。
「近接無線読取部」(0811)は近接無線にて非接触近接読取IDカードを読取る機能を有する。「近接無線」とは上述の通りである。「非接触近接読取IDカード」とは、近接無線を使用して通信が可能なIDカードであり、主にカードの記憶域にあるIDを読み出して、カードリーダにより読取る処理を実行するものを指す。読取られた非接触近接読取IDは、後述する「制御信号出力部」(0813)に対してデータとして出力される。当部の機能はCPU、RAM、CPUにて実行される近接無線読取プログラム、および非接触型ICカードのリーダ/ライタ等により実現される。
「アドオン型制御器」(0800)は、非接触近接読取信号出力部からの信号のみを非接触近接読取型制御器が読取りするための信号シールド部を有していてもよい。信号シールド部の一例としては、図9に示すように、電波を遮蔽する素材でできた信号シールド(0901、0902)を設け、非接触近接読取IDカード(0903)からの近接無線電波を遮断している。一方、ビーコン等による近距離無線通信は、信号シールドの手前に近距離無線読取部(0904)を設けるため可能である。信号シールド(0901)の先に非接触近接読取信号出力部(0905)を設けているため非接触近接読取型制御器は非接触近接読取信号出力部(0905)から電波のみを受信する。
さらに、「アドオン型制御器」(0900)は、非接触近接読取IDカードからの信号をも非接触近接読取型制御器が読み取れるように構成されていてもよい。つまり、アドオン型制御器が非接触近接読取型制御器にアドオンされた状態において、近距離無線通信のみならず非接触近接読取IDカードなどの近接無線通信も可能である態様である。一例としては、図10で示すように、アドオン型制御器(1001)の表面近傍に非接触近接読取IDカード(1002)を位置させた場合でも非接触近接読取型制御器(1003)がその信号を読取れるように構成される場合である。
図11は本実施例の制御システムにおいてアドオン型制御器を後述する非接触近接読取型制御器の一部にかぶせて設置した様子を示す概念図である。図11(A)はアドオン型制御器を後述する非接触近接読取型制御器の一部にかぶせて設置した様子を正面から見た場合の概念図である。近距離無線読取部が前面に配置されるとともに、非接触近接読取型制御器の近接無線読取部も一部が前面に露呈するようにアドオンすることで近距離無線通信と近接無線通信との両方が可能である。図11(B)は図11(A)のアドオン型制御器を非接触近接読取型制御器の一部にかぶせて設置した様子を上面から見た概念図である。この図が示すようにアドオン型制御器の非接触近接読取信号出力部は、近距離無線読取部の後ろ側(裏側)に配置されるとともに、近接無線読取部の他の一部がこれに対面しているように構成されているものである。
「制御対応情報保持部」(0812)は、読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を保持する機能を有する。「制御対応情報」は非接触近接読取IDの値と対応する制御信号の値の組を記載したテーブルである。図12にこのテーブルの概要を示す。当該テーブルは、ICカード等の固有のIDである非接触近接読取ID値(例えば「01 10 04 10 2C 14 3E 20」で一枚のカードのID)と、制御対象である電気錠に対して送信する制御信号値とを関連付けて保持している。図12中の制御信号値は電気錠に対して送信するものであるから「LOCK」または「UNLOCK」の2種類の信号値を取り得る。上述したように制御対象は電気錠に限らず、扉、改札等、多岐にわたるから、上記2種類の信号値にとどまらず、制御対象に応じた制御信号値を取りうる。当部の機能はRAMと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等で実現される。
「制御信号出力部」(0813)は、読取られた非接触近接読取IDと保持されている制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する機能を有する。具体的な当部の処理は、まず、1.制御対応情報保持部に保持されている制御対応情報を当部が利用するRAM上の所定のアドレスに読み込ませる処理を実行する。次に、2.近接無線読取部(0811)において読取られた非接触近接読取IDの値をキーとして制御対応情報を検索し、該当するレコードがあった場合には当該レコードにおいて非接触近接読取IDと関連付けられた制御信号データを取得する処理を実行する。3.取得された制御信号データを制御対象である電気錠やゲートに対して制御信号として送信する。当部の機能はCPUとRAM、CPUにて実行される制御信号出力プログラムと、I/Oインタフェース等により実現される。
上記の制御対応情報保持部(0812)と制御信号出力部(0813)とはサーバ上に有する態様であってもよい。サーバ上に制御対応情報を有し、サーバが制御信号を出力することで制御システムの集中した管理および運用が可能である。
上述の通り、非接触近接読取型制御器において、制御信号は電気錠等の制御対象に対して出力される。一方、制御信号のログは非接触近接読取IDと関連付けて入退室情報の管理のための入退室情報取得部に対して出力されてもよい。取得された制御信号とこれに関連付けられた非接触近接読取IDとは入退室情報として入退室情報保持部に保持されていてもよい。このとき、利用者情報保持部に保持された非接触近接読取IDと関連付けられた利用者情報は、入退室情報として入退室情報保持部に格納されていてもよい。利用者情報とは、少なくとも一の非接触近接読取IDに関連付けられた、氏名、所属、役職、等の情報である。入退室情報保持部に格納された入退室情報を参照することで誰がいつ入退室したかを把握することが可能であり、当該情報を勤怠管理等に利用することが可能である。
図13は利用者の入退室を記録した入退室情報を示すための図である。この図にあるように、制御信号出力部において制御信号が出力された時刻と、非接触近接読取IDとこれに関連付けられているユーザID、所属、氏名等の情報、および出力された制御信号のログと制御実行の結果、非接触近接読取IDを受け付けた近接無線読取部のID(リーダID)等の情報が記録されている。例えば、2018年8月8日9時7分25秒に非接触近接読取ID「01 10 04 10 2C 14 3E 20」を室外側のリーダID「001A」により受信し、対応付けられた制御信号「UNLOCK」が送信されている。この信号により電気錠が解錠されその結果利用者である人事部の○山△夫(ユーザID:H39015)が入室したとの記録が残される。このとき制御システム内の記憶域に○山△夫がリーダ001Aを利用して入室したとの状態を保持していてもよい。次に、同日10時15分34秒にリーダ001Aと対となっており、室内側に設けられたリーダ001Bにおいて非接触近接読取ID「01 10 04 10 2C 14 3E 20」が読取られ制御信号「UNLOCK」が電気錠に送られ解錠される。すると記憶域に保持されている〇山△夫の状態が「入室」から「退室」へ変更され、入退室情報保持部に状態「退室」が格納される。
非接触近接読取型制御器には警告部(図示せず)を有していてもよい。警告部は制御信号出力部(0813)の出力結果に応じて警告を発生させる機能を有する。具体的には、制御信号出力部からの制御信号を電気錠等に送信した場合において制御に失敗した場合に警告音や警告音声などを発生するものである。例えば、図13において8月8日9時42分2秒と、同日9時42分5秒とに経営企画部の○谷△史と第一事業部の△村□太郎との非接触近接読取IDが続けて受信されそれぞれ制御信号「UNLOCK」と「LOCK」を送信している。△村□太郎は入室権限を有さないため本来なら電気錠を施錠してシャットアウトすべきであるが、△村□太郎は○谷△史に続いて開いている扉を通過して入室しようとしているためシャットアウトすることができない。この場合「LOCK」が正常に実行されなかったとして電気錠はエラーを返し、警告部がこれを取得して警告音等を鳴動させる。これにより、入室権限を有しない者が扉等を通過しようとした場合に警告音等で周囲に知らせることで侵入行為を抑止することが可能である。
<処理の流れ>
図14は、本実施例にかかる制御システムを用いた場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図にあるように、まず、アドオン型制御器において近距離無線にて近距離無線読取IDを受信する(ステップS1401)。次に、近距離無線読取IDと非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を取得する(ステップS1402)。次に近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDを取得したID対応情報に基づいて非接触近接読取IDに変換する(ステップS1403)。次いで、変換された非接触近接読取IDを非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する(ステップS1404)。出力された非接触近接読取信号は、非接触近接読取型制御器において非接触近接読取IDとして読取られる(ステップS1405)。次に、読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を取得する(ステップS1406)。最後に、読取られた非接触近接読取IDと取得した制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する(ステップS1407)。
<ハードウエア構成>
図15は、本実施例にかかる制御システムのハードウエア構成の一例を示す図である。以下、この図を用いて説明する。
この図にあるように、本実施例にかかる制御システムは、アドオン型制御器と、非接触近接読取型制御器とからなる。アドオン型制御器は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(1501)と、揮発性の記憶媒体である「RAM」(1502)と、フラッシュメモリ等の「不揮発性メモリ」(1503)と、を備えている。また、近距離無線通信を担う「通信モジュール1」(1504)と、近接無線通信を担う「通信モジュール2」(1505)と、各通信モジュールに接続された「アンテナ」(1506、1507)と、サーバや他のアドオン型制御器と通信を行うための「ネットワークI/F」(1508)と、を備える。そして、それらが「システムバス」(1509)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。非接触近接読取型制御器は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(1511)と、揮発性の記憶媒体である「RAM」(1512)と、フラッシュメモリ等の「不揮発性メモリ」(1513)と、を備えている。また、近接無線通信を行う「リーダ/ライタモジュール」(1514)と、「アンテナ」(1515)と、「I/Oインタフェース」(1516)と、これを介して「電気錠」(1517)と、サーバや他の非接触近接読取型制御器と通信を行うための「ネットワークI/F」(1518)と、を有する。そして、それらが「システムバス」(1519)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、アドオン型制御器において、近距離無線通信により近距離無線読取IDが読取られ、非接触近接無線読取IDへ変換される。変換された非接触近接読取IDは近接無線通信により出力される。ここまでのハードウエア処理の詳細は上記実施例にて説明済みであるので記載は省略する。次に、非接触近接読取型制御器において、RAM(1512)上に保持されている近接無線読取プログラムがCPU(1511)において実行され、通信デバイスを制御することにより非接触近接読取IDの受信を行う。具体的には、近接無線通信アンテナ(1515)を介してリーダ/ライタモジュール(1514)が近接無線方式の通信により非接触近接無線読取IDを受信する。受信した非接触近接無線読取IDの値はRAM(1512)上にb.非接触近接無線読取ID値として格納される。次にRAM(1512)上に格納されている制御信号出力プログラムがCPU(1511)において実行される。同プログラムは、不揮発性メモリ(1513)に保持されているd.制御対応情報テーブルをRAM(1512)上の所定のアドレスに読み込む。次にRAM(1512)上に保持されているb.非接触近接読取ID値をキーとしてd.制御対応情報テーブル内を検索する。検索の結果、該当レコードがあった場合には非接触近接読取IDに関連付けられたe.制御信号データをRAM(1512)に一時的に保持する。次に、保持されているe.制御信号データを、I/Oインタフェース(1516)を介して電気錠(1517)に制御信号として出力する。
<概要>
実施例3では、近距離無線読取IDを携帯端末のアプリケーションプログラムが保持し、近距離無線によりアドオン型制御器に対し出力することが可能な制御システムを提供する。
以下、機能的構成、処理の流れ、ハードウエア構成を順に説明する。
<機能的構成>
図16は、本実施例にかかる制御システムの機能的構成を示す図である。本実施例にかかる制御システムは、「アドオン型制御器」(1600)と、「非接触近接読取型制御器」(1610)と、「携帯端末」(1620)と、を有する。「アドオン型制御器」(1600)は、「近距離無線読取部」(1601)と、「ID対応情報保持部」(1602)と、「変換部」(1603)と、「非接触近接読取信号出力部」(1604)と、を有する。「非接触近接読取型制御器」(1610)は、「近接無線読取部」(1611)と、「制御対応情報保持部」(1612)と、「制御信号出力部」(1613)と、を有する。これら構成要件については上記実施例にて説明済みであるので記載は省略する。以下では、本実施例で加わった「携帯端末」(1620)における「近距離無線読取ID保持部」(1621)と、「近距離無線読取ID出力部」(1622)と、の機能について説明する。
「携帯端末」(1620)は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等の持ち運び可能な近距離無線通信可能なハードウエア全般が含まれる。携帯端末の記憶域には近距離無線通信を実行するためのアプリケーションプログラムが格納されている。ここで「アプリケーションプログラム」とは携帯端末にあらかじめインストールされているか否かは問わない。また、オペレーションシステムの有する機能を提供する一モジュールも含まれる。
「近距離無線読取ID保持部」(1621)は、近距離無線読取IDを保持する機能を有する。具体的には携帯端末のRAMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに近距離無線読取IDを格納する。格納された近距離無線読取IDは暗号化されていてもよい。また、近距離無線読取IDは、使用期限等が設定されているものでもよい。例えば発行から1時間のみ有効なIDであったり、入室回数が3回までとなっていたりしてもよい。
このようなIDは携帯端末がネットワークを介して取得するものでもよい。アドオン型制御器において、近距離無線読取ID生成部(図示せず)が有する態様である。近距離無線読取ID生成部は図4に示すように、非接触近接読取型制御器が有するサーバ(0405)とは別のサーバ(0406)上に構成されていてもよい。なお、両者のサーバは同一のハードウエア内に構成されていても構わない。当部は近距離無線読取IDと端末あるいはアプリケーションプログラム固有のID(MACアドレスなど)との関連付けを行い記憶域に格納する。関連付けの処理であるが、携帯端末上のアプリケーションプログラムを起動し、端末固有のIDを近距離無線読取ID生成部にネットワーク経由で送信し、同部において生成された近接無線読取IDと、端末固有のIDとを関連付けを行い記憶域に保持する。生成された近距離無線読取IDはネットワークを介して携帯端末のアプリケーションプログラムに送られ上述の近距離無線読取ID保持部(1621)に格納される。近距離無線読取IDはバーコードで発行され、これを携帯端末のカメラで取得し、当部に格納するものでもよい。発行に当たり、携帯端末を介して必要な事項(氏名、会社名、連絡先、面会先担当者氏名等)を入力したうえでIDが発行されるといった構成でもよい。以上のような構成により認証可能な携帯端末の管理を行うことが可能である。
「近距離無線読取ID出力部」(1622)は、保持されている近距離無線読取IDを無線出力する機能を有する。近距離無線読取ID保持部(1621)に保持されている近距離無線読取IDを近距離無線によりアドオン型制御器の近距離無線読取部に向け出力を行う。
<処理の流れ>
図17は、本実施例にかかる制御システムを用いた場合の処理の流れの一例を示すためのフローチャートである。この図にあるように、まず、携帯端末において近距離無線読取IDを取得する(ステップS1701)。次に、近距離無線読取IDを出力する(ステップS1702)。出力された近距離無線読取IDはアドオン型制御器において受信される。以降の処理については上記実施例で説明済みであるので記載は省略する。
<ハードウエア構成>
図18は、本実施例にかかる制御システムのうち携帯端末のハードウエア構成の一例を示す図である。以下、この図を用いて説明する。
この図にあるように、本実施例にかかる制御システムのうちの携帯端末は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(1801)と、揮発性の記憶媒体である「RAM」(1802)を備えている。また、不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリやHDDなどの「不揮発性メモリ」(1803)と、携帯電話回線により通信を行うセルラ通信モジュール(1804)とこれに接続されているアンテナ(1805)、近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュール(1806)やこれに接続されているアンテナ(1807)、ディスプレイ、タッチパネル等の「U/I」(1808)を有している。そして、それらが「システムバス」(1809)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。近距離無線モジュール(1806)はBluetooth(登録商標)規格のものを採用してもよいが、リンクアドレス長が3bitであるのでビーコン等が接続可能な数は7個に限られる。一度に扉等を通過する者が増えると処理しきれない恐れがある。そこでBluetooth(登録商標)Low Energy(BLE)規格のものを採用するとリンクアドレス長が32bitまで拡張されるため望ましい。
まず、不揮発性メモリ(1803)に保持されているアプリケーションプログラムがRAM(1802)に呼び出され、CPU(1801)にて実行される。同プログラムは不揮発性メモリ(1803)に格納されているa.近距離無線読取ID値をRAM(1802)上に呼び出し、近距離無線通信モジュール(1806)とアンテナ(1807)を介して、アドオン型制御器に対して出力する。不揮発性メモリ(1803)等に格納されているa.近距離無線読取ID値は、アンテナ(1805)を介しセルラ通信モジュール(1804)により受信され格納されているものであってよい。
0200:アドオン型制御器
0201:近距離無線読取部
0202:ID対応情報保持部
0203:変換部
0204:非接触近接読取信号出力部

Claims (16)

  1. 入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号を送信可能に配置されるアドオン型制御器であって、
    近距離無線にて入退室管理用の近距離無線読取IDを受信する近距離無線読取部と、
    入退室管理用の近距離無線読取IDと入退室管理用の非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を保持するID対応情報保持部と、
    近距離無線読取部で読取られた入退室管理用の近距離無線読取IDを保持されているID対応情報に基づいて入退室管理用の非接触近接読取IDに変換する変換部と、
    変換された入退室管理用の非接触近接読取IDを入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する非接触近接読取信号出力部と、
    を有するアドオン型制御器。
  2. 近距離無線読取部で読取られた近距離無線読取IDが対応情報にて非接触近接読取IDに変換するものがない場合には非接触近接読取IDへの変換を行わない非変換部をさらに有する請求項1に記載のアドオン型制御器。
  3. 近接無線にて非接触近接読取IDカードを読取る近接無線読取部と、
    読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を保持する制御対応情報保持部と、
    読取られた非接触近接読取IDと保持されている制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、
    を有する非接触近接読取型制御器と、
    請求項1又は請求項2に記載のアドオン型制御器と、
    からなる制御システム。
  4. アドオン型制御器は、非接触近接読取信号出力部からの信号のみを非接触近接読取型制御器が読取りするための信号シールド部をさらに有する請求項3に記載の制御システム。
  5. 近距離無線読取IDを保持する近距離無線読取ID保持部と、
    保持されている近距離無線読取IDを無線出力する近距離無線読取ID出力部と、
    をアプリケーションプログラムによって構成する携帯端末をさらに備えた請求項3又は請求項4のいずれか一に記載の制御システム。
  6. 入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号を送信可能に配置されるアドオン型制御器の動作方法であって、
    近距離無線にて入退室管理用の近距離無線読取IDを受信する近距離無線読取ステップと、
    入退室管理用の近距離無線読取IDと入退室管理用の非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を取得するID対応情報取得ステップと、
    近距離無線読取ステップで読取られた入退室管理用の近距離無線読取IDを取得したID対応情報に基づいて入退室管理用の非接触近接読取IDに変換する変換ステップと、
    変換された入退室管理用の非接触近接読取IDを入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する非接触近接読取信号出力ステップと、
    を実行するアドオン型制御器の動作方法。
  7. 近距離無線読取ステップで読取られた近距離無線読取IDが対応情報にて非接触近接読取IDに変換するものがない場合には非接触近接読取IDへの変換を行わない非変換ステップをさらに実行する請求項6に記載のアドオン型制御器の動作方法。
  8. 近接無線にて非接触近接読取IDカードを読取る近接無線読取ステップと、
    読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を取得する制御対応情報取得ステップと、
    読取られた非接触近接読取IDと取得した制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する制御信号出力ステップと、
    を実行する非接触近接読取型制御器の動作方法と、
    請求項6又は請求項7に記載のアドオン型制御器の動作方法と、
    からなる制御システムの動作方法。
  9. 近距離無線読取IDを取得する近距離無線読取ID取得ステップと、
    取得された近距離無線読取IDを無線出力する近距離無線読取ID出力ステップと、
    を携帯端末のアプリケーションプログラムによって実行する請求項8に記載の制御システムの動作方法。
  10. 入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号を送信可能に配置されるアドオン型制御器の動作プログラムであって、
    近距離無線にて入退室管理用の近距離無線読取IDを受信する近距離無線読取ステップと、
    入退室管理用の近距離無線読取IDと入退室管理用の非接触近接読取IDとを関連付けたID対応情報を取得するID対応情報取得ステップと、
    近距離無線読取ステップで読取られた入退室管理用の近距離無線読取IDを取得したID対応情報に基づいて入退室管理用の非接触近接読取IDに変換する変換ステップと、
    変換された入退室管理用の非接触近接読取IDを入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する非接触近接読取信号出力ステップと、
    を実行するアドオン型制御器の動作プログラム。
  11. 近距離無線読取ステップで読取られた近距離無線読取IDが対応情報にて非接触近接読取IDに変換するものがない場合には非接触近接読取IDへの変換を行わない非変換ステップをさらに実行する請求項10に記載のアドオン型制御器の動作プログラム。
  12. 近接無線にて非接触近接読取IDカードを読取る近接無線読取ステップと、
    読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を取得する制御対応情報取得ステップと、
    読取られた非接触近接読取IDと取得した制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する制御信号出力ステップと、
    を実行する非接触近接読取型制御器の動作プログラムと、
    請求項10又は請求項11に記載のアドオン型制御器の動作プログラムと、
    からなる制御システムの動作プログラム。
  13. 近距離無線読取IDを取得する近距離無線読取ID取得ステップと、
    取得された近距離無線読取IDを無線出力する近距離無線読取ID出力ステップと、
    を携帯端末のアプリケーションプログラムによって実行する請求項12に記載の制御システムの動作プログラム。
  14. 入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号を送信可能に配置されるアドオン型制御器であって、
    近距離無線にて入退室管理用の近距離無線読取IDを受信する近距離無線読取部と、
    近距離無線読取部で読取られた入退室管理用の近距離無線読取IDを入退室管理用の非接触近接読取IDに変換する変換部と、
    変換された入退室管理用の非接触近接読取IDを入退室管理用の非接触近接読取IDカードの読取部に非接触近接読取信号にて出力する非接触近接読取信号出力部と、
    を有するアドオン型制御器。
  15. 変換部は、読取られた近距離無線読取IDを関数にて非接触近接読取IDに変換する関数変換手段を有する請求項14に記載のアドオン型制御器。
  16. 近接無線にて非接触近接読取IDカードを読取る近接無線読取部と、
    読取られた非接触近接読取IDと、制御信号とを関連付けた制御対応情報を保持する制御対応情報保持部と、
    読取られた非接触近接読取IDと保持されている制御対応情報とに基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、
    を有する非接触近接読取型制御器と、
    請求項14又は請求項15に記載のアドオン型制御器と、
    からなる制御システム。
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