JP6508328B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6508328B2
JP6508328B2 JP2017507480A JP2017507480A JP6508328B2 JP 6508328 B2 JP6508328 B2 JP 6508328B2 JP 2017507480 A JP2017507480 A JP 2017507480A JP 2017507480 A JP2017507480 A JP 2017507480A JP 6508328 B2 JP6508328 B2 JP 6508328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
wireless communication
information
storage unit
device information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017507480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016152104A1 (ja
Inventor
正人 工藤
正人 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2016152104A1 publication Critical patent/JPWO2016152104A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6508328B2 publication Critical patent/JP6508328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/22Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing using selective relaying for reaching a BTS [Base Transceiver Station] or an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/025Services making use of location information using location based information parameters
    • H04W4/027Services making use of location information using location based information parameters using movement velocity, acceleration information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/023Limited or focused flooding to selected areas of a network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/12Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing based on transmission quality or channel quality
    • H04W40/125Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing based on transmission quality or channel quality using a measured number of retransmissions as a link metric

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信装置にかかり、特に、受信したデータを中継して他の装置に送信する無線通信装置に関する。
ネットワーク全体に自動的にデータを中継配信する時の方法には、フラッディングによる配信方法やアドホックルーティングに基づく配信方法がある。
フラッディングは、配信するデータを受信した通信ノードが自律的に、次から次へと放送型通信(ブロードキャスト)を用いてバケツリレーのように配信データを中継していく方式である。フラッティングによる配信を行う際は、実際の配信対象のデータ以外のデータ(例えば経路構築用のネットワーク制御データ等)を通信する必要はなく、実際の配信対象のデータの配信でのみ通信帯域を使用することができる。一方で、近接した通信ノード間での冗長なデータ中継による冗長な帯域使用が発生しやすい、という問題がある。
また、フラッディングでは、実際の配信対象のデータを送受する手順以外のネットワーク制御に係る通信の手順(例えば経路構築に係る通信手順)は不要であり、高速移動体を含む通信ノード間での通信に適する。ここで、純粋なフラッディング方式の他に冗長な帯域使用を抑制する方法が提案されているが、いずれの方法も、高速移動体を含むような通信ノードの配置状況の変化が激しい状況で用いようとする場合、過度なデータ中継の抑制の発生が考えられる。
一方、アドホックルーティングは、移動する無線通信装置によって一時的に形成され、固定的なインフラや集中管理機構がない無線ネットワークであり、Mobile Ad−hoc Network(以下、MANETと表記する)とも呼ばれている。アドホックルーティングは、アドホックネットワーク用のルーティングプロトコルを用いて生成される経路テーブルに基づいて、通信ノードが自律的に配信データを中継する。
ルーティングプロトコルは、経路テーブルの構築タイミングにより大きく2タイプに分かれる。一つは、実際の配信対象のデータの送受とは独立に定期的にルーティングプロトコルを機能させるためのネットワーク制御に係る通信を行って経路構築を行うプロアクティブ型である。もう1つは、実際の配信対象のデータの送信要求をトリガにしてルーティングプロトコルを機能させるためのネットワーク制御に係る通信を行って経路構築を行うリアクティブ型である。このようなアドホックネットワークが、特許文献1に開示されている。
特開2006−500882号公報
アドホックネットワークの場合、上述のとおり実際の配信対象のデータの送受の手順以外にルーティングプロトコルを機能させるためのネットワーク制御に係る通信の手順が必要であり、ネットワーク制御に係る通信による冗長な帯域使用が発生する。また、高速移動体を含む通信ノード間での通信を考える場合、プロアクティブ型ではノードの配置状況の変化への追随性を高めようとすると、ネットワーク制御に係る通信を行う間隔を短くする必要があり、ネットワーク制御に係る通信による冗長な帯域使用量が増加してしまう。一方、リアクティブ型では実際の配信対象のデータの送信前に経路構築のためのネットワーク制御に係る通信手順が必要になり、配信対象のデータの送信が遅延してしまう。
このように、複数の無線通信装置が加入するアドホック無線通信網を構築・維持するにあたって、実際の配信対象のデータを送受するために必要な通信帯域以外の冗長な帯域使用が発生する。この冗長な帯域使用を抑制することと、高速移動体を含む通信ノード間での通信のようなノードの配置状況が大きく変化する状況への追随性を高めることとはトレードオフの関係にあり両立が難しい、という問題がある。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、データを中継伝送する無線通信装置において、冗長な帯域使用を抑制しつつ、無線通信装置の配置の変化への追随性を高めることが困難である、ことを解決することにある。
本発明の一形態である無線通信装置は、
受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を記憶する装置情報記憶部と、
受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、を備え、
前記送受信部は、
データを送信するときに、当該データに、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
無線通信装置に装備された演算装置に、
受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、
受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
を実現させるプログラムであり、
前記送受信部は、
データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるデータ中継方法は、
無線通信装置が、
受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定し、
受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する、データ中継方法であって、
データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して、他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶し、
データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、データを中継伝送する無線通信装置において、冗長な帯域使用を抑制しつつ、無線通信装置の配置の変化への追随性を高めることができる。
本発明における無線自働通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。 図1に開示した中継通信装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した中継通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した中継通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した中継通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した中継通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した中継通信装置の他の構成を示すブロック図である。 本発明における無線通信装置の構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
図1に、本実施形態における無線自動中継ネットワークの構成の一例を示す。図1に示すように、無線自働通信ネットワークは、複数の中継通信装置10(無線通信装置(ノード))から構成される。これら複数の中継通信装置10は、それぞれ、無線通信によりデータを受信すると、無線通信可能な範囲に位置する他の中継通信装置10に対して当該データを自動的に中継して、無線通信により送信する機能を有する。
図2に、中継通信装置10の構成の一例を示す。中継通信装置10は、アンテナ110を含む通信部と、演算装置と、記憶装置と、を備えている。そして、中継通信装置10は、演算装置がプログラムを実行することで構築された、通信アプリケーション100と、データ送受信部101(送受信部)と、中継判定部104と、を備えている。また、中継装置10は、記憶装置に形成された、隣接ノード情報記憶部102(装置情報記憶部)と、中継済み情報記憶部103と、を備えている。
上記通信アプリケーション100は、データ送受信部101や通信部を介して、音声通信、映像配信、Web等のデータ通信を行う通信ソフトウェアである。
上記データ送受信部101は、任意の無線通信方式を用いて通信部を介して電波の送受信を行って、他の中継通信装置10との間で通信データ伝送を行なうとともに、受信したデータを通信アプリケーション100にも送る。
上記隣接ノード情報記憶部102は、自装置10と直接無線通信が可能な状態にある他の中継通信装置10を特定する情報である隣接ノード情報を記憶する。また、隣接ノード情報記憶部102は、他の中継通信装置10から送信されたデータに付加された隣接ノード情報も記憶する。
上記中継済み情報記憶部103は、自装置10で中継して送信したデータに基づく情報を記憶する。
上記中継判定部104は、自装置10のデータ送受信部101が他の中継通信装置10からデータを受信した際に、隣接ノード情報記憶部102に記憶されている隣接ノード情報やその他の情報を参照して、データの中継の要否判定を行なう。そして、中継要と判断した時に、データ送受信部102に対してデータ中継指示を行う。
なお、通信アプリケーション100、隣接ノード情報記憶部102、中継済み情報記憶部103、中継判定部104は、同一装置筺体内ではなく、異なる装置筺体内に実装されていてもよい。
以下、上述した各構成100〜104の詳細な構成及び動作を説明する。まず、中継通信装置10が、他の中継通信装置10とのデータ通信に先立ってネットワーク加入実行処理を行うときの動作を、図3を参照して説明する。
データ送受信部101は、所定のネットワーク加入プロトコルを動作させて、他の中継通信装置10と通信可能な状態に遷移する(ステップS1)。ネットワーク加入プロトコルは、他の中継通信装置10との間で、時刻同期や、通信フレームのタイミング同期、使用周波数の調整、使用変調方式の調整、使用通信スロット割当、加入認証といった通信制御処理のための通信手順である。
続いて、データ送受信部101は、ネットワーク加入プロトコル動作に付随して発生した通信の相手となった他の中継通信装置10の情報を、隣接ノード情報記憶部102に蓄積する(ステップS2)。例えば、データ送受信部101は、自装置10の無線通信範囲に位置することにより自装置10と無線通信可能な他の中継通信装置10を特定する情報である隣接ノード情報(装置情報)を、隣接ノード情報記憶部102に記憶する。なお、隣接ノード情報記憶部102内に既に隣接ノード情報が記憶されている場合には、新たに検出された隣接ノード情報を追加して更新したり、新たな隣接ノード情報で書き換えて更新する。
続いて、データ送受信部101は、通信アプリケーション100にネットワーク加入完了通知を送る。通信アプリケーション100は、データ送受の待ち受けを開始する(ステップS3)。
次に、図4を参照して、中継通信装置10によるデータ送信処理の流れの一例を説明する。まず、利用者からの指示もしくは通信アプリケーション100に実装されている各種情報処理機能の実行をトリガにして、通信アプリケーション100がデータ送受信部101にユーザデータ送信指示を行う(ステップS11)。すると、データ送受信部101は、自装置10の隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている自装置の隣接ノード情報を取得する(ステップS12)。そして、データ送受信部101は、送信するデータに、取得した隣接ノード情報(送信元隣接装置情報)を含む制御データを付加して、他の中継通信装置10に対してデータ送信する(ステップS13)。
このとき、送信するデータに付加する制御データには、自装置10つまり送信するデータの送信元を特定する情報である送信元ノード情報(装置情報(送信元装置情報))が含まれる。また、送信するデータに付加する制御データには、送信するデータの送信先となる宛先を表す宛先情報と、送信するデータ自体を識別するシーケンス番号等の識別子(識別情報)と、が含められる。まとめると、データ送受信部101は、データ送信の際に、当該送信データに、上述した自装置10の隣接ノード情報と、送信元ノード情報と、宛先情報と、送信データの識別子と、を含む制御データを付加して、他の中継通信装置10に送信データを送信する。
なお、上記制御データには、上述した情報のすべて、または、一部を含めることができ、更に別の情報を含んでいてもよい。また、制御データに含める各情報は、ハッシュ化等の手段によりデータ圧縮してもよい。
また、データ送受信部101は、データ送信後に、隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている自装置の隣接ノード情報に含まれる他の中継通信装置10から、受信通知などの返送を所定の時間の間だけ待つ。そして、返送がない他の中継通信装置10が存在した場合に、送信データを再送するよう構成してもよい。
また、データ送受信部101は、後述するように、他の中継通信装置10からデータを受信した場合も、上述したように受信したデータを送信データとし、当該データに制御データを付加して、さらに他の中継通信装置10に中継して送信する。
そして、データ送受信部101は、データを中継して送信した後に、当該データを受信した時に付加されていた制御データ内の識別子と、自装置10の隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている自分の隣接ノード情報(送信済み隣接装置情報)と、を組みにした中継済み情報を、中継済み情報記憶部103に記憶する。この中継済み情報は、後に中継判定部104にて、受信したデータを中継して他の中継通信装置10に送信するか否かを判定するときに用いる。
次に、図5を参照して、本実施形態におけるデータ受信処理の流れの一例を説明する。まず、データ送受信部101は、他の中継通信装置10が送信したデータを受信する(ステップS21)。ここで、データ送受信部101は、データ受信通知を返送するように構成してもよい。なお、このデータ受信処理の説明では、自装置10が受信したデータを送信してきた他の中継通信装置10を、データ送信元、として説明する。
続いて、データ送受信部101は、データ送信元の他の中継通信装置10に記憶されている情報を隣接ノード情報記憶部102に蓄積する(ステップS22)。具体的に、データ送受信部101は、受信したデータに付加されている制御データに含まれている送信元ノード情報(送信元装置情報)を、隣接ノード情報記憶部102内に隣接ノード情報として記憶する。つまり、データ送受信部101は、隣接ノード情報記憶部102に既に記憶されている隣接ノード情報(受信側隣接装置情報)に、送信元ノード情報を追加する。
このとき、データ送受信部101は、受信したデータに付加されている制御データに含まれている、データ送信元である中継通信装置10の隣接ノード情報(送信元隣接装置情報)も、隣接ノード情報記憶部102内に隣接ノード情報として記憶してもよい。このようにして、隣接ノード情報記憶部102内の隣接ノード情報を更新し、後述するように、中継の要否判定に用いられる。
なお、ここでは、受信したデータに付加されたデータ送信元である中継通信装置10の隣接ノード情報(送信元隣接装置情報)は、必ずしも隣接ノード情報記憶部102に記憶される必要はない。少なくとも、受信したデータに付加された送信元ノード情報を、隣接ノード情報記憶部102内に隣接ノード情報として記憶すればよい。
続いて、データ送受信部101は、受信したデータに付加されている制御データに含まれている宛先情報を取り出し、受信したデータの宛先が自装置のみであるか否かをチェックする(ステップS23)。宛先が自装置のみと判定される場合は(ステップS23でYes)、通信アプリケーション100に受信したデータを渡し(ステップS30)、処理を終了する。一方、受信したデータの宛先が自分以外も含むと判定される場合は(ステップS23でNo)、中継判定部104にて、受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する。
次に、受信したデータを中継するか否かの判定処理を詳しく説明する。まず、中継判定部104は、受信したデータに付加された制御データ内の隣接ノード情報(データ送信元の中継通信装置10の隣接ノード情報(送信元隣接装置情報))と、自装置10の隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている自分の隣接ノード情報(受信側隣接装置情報)と、を比較する。そして、比較した隣接ノード情報間の差異の有無をチェックする(ステップS24)。差異がない場合(ステップS24でNo)、中継先候補ノードなし、と判断する。これは、自装置10がデータを中継しても、既にデータ送信元の他の中継通信装置10からのデータを受信済みのさらに他の中継通信装置10にしか届かない、と考えられるためである。一方、比較した隣接ノード情報間に差異がある場合には(ステップS24でYes)、中継先候補ノードあり、判断して、さらに次の中継判定を行う。
続いて、中継判定部104は、受信したデータに付加された制御データ内の識別子を取り出し、当該識別子に基づいて、中継の要否を判定する(ステップS25)。具体的に、中継判定部104は、受信したデータから取り出した識別子と同一の識別子が関連付けられた中継済み情報が、中継済み情報記憶部103に蓄積されているか否かを調べる。該当する中継済み情報が蓄積される場合には、当該蓄積されている中継済み情報に含まれる隣接ノード情報(送信済み隣接装置情報)と、受信したデータに付加された制御データ内の隣接ノード情報(送信元隣接装置情報)と、を比較して、これらの差異をチェックする。差異がない場合は(ステップS25でNo)、中継不要、と判断する。これは、この場合は、自装置10が隣接ノードに既にデータを中継していると考えられるためである。一方、比較した隣接ノード情報間に差異がある場合には(ステップS25でYes)、中継要、と判断して、さらに次の中継判定を行う。
ここで、受信したデータから取り出した識別子と同一の識別子が関連付けられた中継済み情報が、中継済み情報記憶部103に蓄積されていない場合も(ステップS25でYes)、中継要、と判断する。なお、上述したように、中継済み情報が蓄積されているか否かの判定や、中継済み情報に含まれる情報と受信したデータに付加された情報との比較処理は、必ず行われるものではなく、省略してもよい。
続いて、中継判定部104は、受信したデータに付加された制御データ内の隣接ノード情報(データ送信元の中継通信装置10の隣接ノード情報(送信元隣接装置情報))と、自装置10の隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている自分の隣接ノード情報(受信側隣接装置情報)と、を比較する。そして、自分の隣接ノード情報が、受信したデータに付加された隣接ノード情報の部分集合であるかどうか、をチェックする(ステップS26)。部分集合であった場合は(ステップS26でNo)、中継不要、と判断する。これは、自装置10がデータを中継しても、既にデータ送信元の他の中継通信装置10からのデータを受信済みのさらに他の中継通信装置10にしか届かない、と考えられるためである。一方、部分集合でないと判定される場合は(ステップS26でYes)、中継要、と判断する。そして、中継判定部104は、データ送受信部101に対して、受信したデータを中継送信するよう指示する(ステップS27)。
なお、上述したステップS23〜ステップS26の処理の順番は、いかなる順番で行われてもよい。また、例えば、ステップS24とステップS26との処理をまとめて行うなど、複数の処理を一括で行ってもよい。
中継判定部104から中継指示を受けたデータ送受信部101は、上記図4のステップS12,S13で説明したように、受信したデータを他の中継通信装置10に送信する処理を実行する(ステップS27)。つまり、データ送受信部101は、受信したデータに、自装置を特定する送信元ノード情報(送信元装置情報)や、自装置10の隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている隣接ノード情報(送信元隣接装置情報)を含む制御データを付加して、他の中継通信装置10に中継送信する。
その後、データ送受信部101は、データを受信した時に付加されていた制御データ内の識別子と、自装置10の隣接ノード情報記憶部102に蓄積されている自分の隣接ノード情報(送信済み装置情報)と、を組みにした中継済み情報を、中継済み情報記憶部103に記憶する(ステップS28)。
また、データ送受信部101は、データを受信した時に付加されていた制御データに含まれる宛先情報に自装置10が含まれるかどうかをチェックする(ステップS29)。自装置10が含まれていない場合は(ステップS29でNo)、処理を終了する。一方、自装置10が含まれていた場合は(ステップS29でYes)、通信アプリケーション100へ受信したデータを送り(ステップS30)、その後、処理を終了する。
次に、図6を参照して、本実施形態における隣接ノード情報のメンテナンス処理の流れの一例を説明する。
まず、データ送受信部101は、上述したように隣接ノード情報を隣接ノード情報記憶部102に蓄積する際には、当該隣接ノード情報に所定の有効期間を設定して蓄積する(ステップS41)。この有効期間は、例えば、予め設定された期間であってもよく、あるいは、後述するように隣接ノード情報を送信してきた他の中継通信装置10や自装置10の移動状況に応じて設定された期間であってもよい。
そして、データ送受信部101は、任意のタイミングで、例えば、予め設定された時間間隔で、隣接ノード情報記憶部102内から有効期限切れの隣接ノード情報の有無をチェックする(ステップS42)。有効期限切れの隣接ノード情報がない場合は(ステップS42でNo)、次のチェックするタイミングまで待つ。有効期限切れの隣接ノード情報がある場合は(ステップS42でYES)、該当する有効期限切れの隣接ノード情報を隣接ノード情報記憶部102内から削除する(ステップS43)。
以上により、本発明では、中継通信装置10が通信経路制御のための制御データの通信による冗長な帯域使用の発生を抑制しつつ、中継通信装置10の配置状況の変化への追随性を確保できる。つまり、高速移動体同士の通信のような状態変化が激しい状況においても高速に追随することができ、かつ、ネットワークがスケールアップしてもデータ通信に伴う帯域利用量が爆発的に増えないようにすることができる。また、通信アプリケーションを関与させずにデータ中継を行うことのできる中継通信装置をも構成できる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態における中継通信装置10の構成を示す図である。以下、上述した実施形態1と異なる構成について主に説明する。
図7に示すように、本実施形態における中継通信装置10は、実施形態1で説明した構成に加えて、演算装置がプログラムを実行することで構築された移動状況判定部105を備えている。なお、移動状況判定部105は、他の構成と同一装置筺体内ではなく、異なる装置筺体内に実装されていてもよい。
上記移動状況判定部105は、自装置10の位置情報を把握して、自装置10の移動状況を判定する。例えば、移動状況判定部105は、GPSなどの情報を利用して自装置10の単位時間あたりの移動量や移動方向を検出し、これらの値を含む移動状況情報を生成する。なお、この移動状況の判定は、例えば、一定の時間間隔で行われる。
そして、データ送受信部10は、上述した図4のステップS12の処理において、送信するデータに付加する制御データ内に、自装置10の移動状況を表す移動状況情報を含める。つまり、データ送受信部10は、送信するデータに、自装置10の移動状況情報を付加して送信する。
また、上述したように送信されたデータを受信した中継通信装置10のデータ送受信部10は、上述した図5のステップS22の処理において、受信したデータに付加された装置情報である、送信元ノード情報(送信元装置情報)や隣接ノード情報(送信元隣接装置情報)を、隣接ノード情報記憶部102に蓄積する。このとき、データ送受信部10は、送信元ノード情報や隣接ノード情報といった装置情報に、受信したデータに付加された送信元となる中継通信装置10の移動状況情報に応じた有効期間を設定して蓄積する。このとき、移動状況情報に応じて設定する有効期間は、例えば、送信元となる中継受信装置10の移動速度が速いほど短い期間が設定されたり、移動方向が自装置10に対して遠ざかる方向である場合に短い期間が設定されるなど、いかなる方法で設定してもよい。
また、データ送受信部10は、自装置10の移動状況判定部105にて自装置10の移動状況を判定して、当該自装置10の移動状況に応じて、受信したデータに付加された隣接ノード情報の有効期間を設定してもよい。例えば、自装置10の移動速度が速いほど短い期間を有効期間として設定したり、隣接ノード情報の送信元となる他の中継通信端末10との距離や速度差、移動方向の差などの値に応じた有効期間を設定してもよい。
なお、データ送受信部10は、受信したデータの送信元である中継通信端末10の移動状況情報と、自装置10の移動状況情報と、の両方に基づいて、隣接ノード情報の有効期間を設定してもよく、あるいは、いずれか一方の移動状況情報に基づいて有効期間を設定してもよい。
そして、データ送受信部101は、上述した図6の動作と同様に、任意のタイミングで、隣接ノード情報記憶部102内から有効期限切れの隣接ノード情報の有無をチェックして、有効期限切れの隣接ノード情報を隣接ノード情報記憶部102内から削除する。
このようにすることにより、中継通信装置10が通信経路制御のための制御データの通信による冗長な帯域使用の発生を抑制しつつ、中継通信装置10の配置状況の変化への追随性を、さらに高めることができる。つまり、高速移動体同士の通信のような状態変化が激しい状況においても、不要なデータ中継の発生頻度をより抑制することができる。
なお、上述した移動状況判定部105で判定した中継通信装置10の移動状況を表す移動状況情報を、受信したデータの中継要否の判定に用いてもよい。例えば、中継判定部104は、自装置10の移動状況情報から、データを送信しようとしている宛先となる他の中継通信装置10との距離や相対的な移動方向を推定し、かかる推定結果に応じて、当該他の中継通信装置10ごとに最終的なデータの中継要否を判定する。このとき、なんらかの方法により、他の中継通信装置10からも当該装置10の移動状況情報を取得した場合には、自装置10の移動状況情報と他の中継通信装置10の移動状況情報との両方に基づいて、当該他の中継通信装置10に対する最終的なデータの中継要否を判定してもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における無線通信装置(図8参照)、プログラム、データ中継方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部201と、
無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を記憶する装置情報記憶部210と、
受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部202と、を備え、
前記送受信部201は、
データを送信するときに、当該データに、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部201は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
無線通信装置200。
(付記2)
付記1に記載の無線通信装置であって、
前記送受信部は、
データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に前記受信側隣接装置情報として記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
無線通信装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の無線通信装置であって、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、が一致していない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
無線通信装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置であって、
前記中継判定部は、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側装置情報が、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報の部分集合である場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継しないと判定し、部分集合ではない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
無線通信装置。
(付記4.1)
付記1乃至4のいずれかに記載の無線通信装置であって、
中継して送信したデータに基づく情報を記憶する中継済み情報記憶部を備え、
前記送受信部は、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報を前記中継済み情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されていない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
無線通信装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の無線通信装置であって、
中継して送信したデータに基づく情報を記憶する中継済み情報記憶部を備え、
前記送受信部は、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である送信済み装置情報と、を関連付けて前記中継済み情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されている場合であって、当該中継済み情報記憶部に記憶されている前記送信済み装置情報と、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、が異なる場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
無線通信装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の無線通信装置であって、
前記送受信部は、データを受信したときに、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に有効期間情報を付加し、当該有効期間情報に基づいて前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を削除する、
無線通信装置。
(付記7)
付記6に記載の無線通信装置であって、
自装置の移動状況を判定する移動状況判定部を備え、
前記送受信部は、自装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
無線通信装置。
(付記8)
付記6に記載の無線通信装置であって、
自装置の移動状況を判定する移動状況判定部を備え、
前記送受信部は、
データを送信するときに、当該データに、自装置の移動状況を表す移動状況情報を付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている当該データを送信してきた他の無線通信装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
無線通信装置。
(付記9)
無線通信装置に装備された演算装置に、
受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、
受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
を実現させるプログラムであり、
前記送受信部は、
データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
プログラム。
(付記9.1)
付記9に記載のプログラムであって、
前記送受信部は、
データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に前記受信側隣接装置情報として記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
プログラム。
(付記9.2)
付記9又は9.1に記載のプログラムであって、
前記送受信部は、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報を、自装置に装備された中継済み情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されていない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
プログラム。
(付記9.3)
付記9又は9.1に記載のプログラムであって、
前記送受信部は、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である送信済み装置情報と、を関連付けて、自装置に装備された中継済み情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されている場合であって、当該中継済み情報記憶部に記憶されている前記送信済み装置情報と、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、が異なる場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
プログラム。
(付記9.4)
付記9乃至9.3のいずれかに記載のプログラムであって、
前記送受信部は、データを受信したときに、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に有効期間情報を付加し、当該有効期間情報に基づいて前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を削除する、
無線通信装置。
(付記9.5)
付記9.4に記載のプログラムであって、
前記演算装置に、さらに、自装置の移動状況を判定する移動状況判定部を実現させ、
前記送受信部は、自装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
プログラム。
(付記9.6)
付記9.4に記載のプログラムであって、
前記演算装置に、さらに、自装置の移動状況を判定する移動状況判定部を実現させ、
前記送受信部は、
データを送信するときに、当該データに、自装置の移動状況を表す移動状況情報を付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている当該データを送信してきた他の無線通信装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
無線通信装置。
(付記10)
無線通信装置が、
受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定し、
受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する、データ中継方法であって、
データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して、他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶し、
データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
データ中継方法。
(付記10.1)
付記10に記載のデータ中継方法であって、
データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に前記受信側隣接装置情報として記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
データ中継方法。
(付記10.2)
付記10又は10.1に記載のデータ中継方法であって、
データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、が一致していない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
データ中継方法。
(付記10.3)
付記10.2に記載のデータ中継方法であって、
データを中継するか否か判定するときに、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報が、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報の部分集合である場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継しないと判定し、部分集合である場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
データ中継方法。
(付記10.4)
付記10乃至10.3のいずれかに記載のデータ中継方法であって、
データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報を、自装置に装備された中継済み情報記憶部に記憶し、
データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されていない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
データ中継方法。
(付記10.5)
付記10乃至10.3のいずれかに記載のデータ中継方法であって、
データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である送信済み装置情報と、を関連付けて、自装置に装備された中継済み情報記憶部に記憶し、
前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されている場合であって、当該中継済み情報記憶部に記憶されている前記送信済み装置情報と、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、が異なる場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
データ中継方法。
(付記10.6)
付記10乃至10.5のいずれかに記載のデータ中継方法であって、
データを受信したときに、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に有効期間情報を付加し、当該有効期間情報に基づいて前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を削除する、
データ中継方法。
(付記10.7)
付記10.6に記載のデータ中継方法であって、
自装置の移動状況を判定し、
データを受信したときに、自装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
データ中継方法。
(付記10.8)
付記10.6に記載のデータ中継方法であって、
自装置の移動状況を判定し、
データを送信するときに、当該データに、自装置の移動状況を表す移動状況情報を付加して他の無線通信装置に送信し、
データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている当該データを送信してきた他の無線通信装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
データ中継方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
なお、本発明は、日本国にて2015年3月25日に特許出願された特願2015−062275の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
10 中継通信装置
100 通信アプリケーション
101 データ送受信部
102 隣接ノード情報記憶部
103 中継済み情報記憶部
104 中継判定部
105 移動状況判定部
110 アンテナ
200 無線通信装置
201 送受信部
202 中継判定部
210 装置情報記憶部

Claims (13)

  1. 受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
    無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を記憶する装置情報記憶部と、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、を備え、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、前記送受信部は、データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報も、自装置の前記装置情報記憶部に前記受信側隣接装置情報として記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
    無線通信装置。
  2. 受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
    無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を記憶する装置情報記憶部と、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、を備え、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、中継して送信したデータに基づく情報を記憶する中継済み情報記憶部を備え、
    前記送受信部は、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である送信済み装置情報と、を関連付けて前記中継済み情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されている場合であって、当該中継済み情報記憶部に記憶されている前記送信済み装置情報と、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、が異なる場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
    無線通信装置。
  3. 受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
    無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を記憶する装置情報記憶部と、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、を備え、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、前記送受信部は、データを受信したときに、前記装置情報記憶部に記憶する前記送信元隣接装置情報に有効期間情報を付加し、当該有効期間情報に基づいて前記装置情報記憶部に記憶されている前記送信元隣接装置情報を削除する、
    無線通信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置であって、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、が一致していない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
    無線通信装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の無線通信装置であって、
    前記中継判定部は、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報が、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報の部分集合である場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継しないと判定し、部分集合ではない場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
    無線通信装置。
  6. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    自装置の移動状況を判定する移動状況判定部を備え、
    前記送受信部は、自装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する前記送信元隣接装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
    無線通信装置。
  7. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    自装置の移動状況を判定する移動状況判定部を備え、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置の移動状況を表す移動状況情報を付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている当該データを送信してきた他の無線通信装置の移動状況を表す移動状況情報に応じて、前記装置情報記憶部に記憶する前記送信元隣接装置情報に付加する前記有効期間情報を設定する、
    無線通信装置。
  8. 無線通信装置に装備された演算装置に、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
    を実現させるプログラムであり、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、前記送受信部は、データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報も、自装置の前記装置情報記憶部に前記受信側隣接装置情報として記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
    プログラム。
  9. 無線通信装置に装備された演算装置に、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
    を実現させるプログラムであり、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、前記送受信部は、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である送信済み装置情報と、を関連付けて、自装置に装備された中継済み情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されている場合であって、当該中継済み情報記憶部に記憶されている前記送信済み装置情報と、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、が異なる場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
    プログラム。
  10. 無線通信装置に装備された演算装置に、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定する中継判定部と、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する送受信部と、
    を実現させるプログラムであり、
    前記送受信部は、
    データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置の前記装置情報記憶部に記憶し、
    前記中継判定部は、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、前記送受信部は、データを受信したときに、前記装置情報記憶部に記憶する前記送信元隣接装置情報に有効期間情報を付加し、当該有効期間情報に基づいて前記装置情報記憶部に記憶されている前記送信元隣接装置情報を削除する、
    プログラム。
  11. 無線通信装置が、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定し、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する、データ中継方法であって、
    データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して、他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶し、
    データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、データを受信したときに、当該受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報も、自装置の前記装置情報記憶部に前記受信側隣接装置情報として記憶し、
    データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている前記受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定する、
    データ中継方法。
  12. 無線通信装置が、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定し、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する、データ中継方法であって、
    データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して、他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶し、
    データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、データを送信するときに、当該データに、当該データを識別する識別情報を付加して他の無線通信装置に送信すると共に、当該送信したデータを識別する識別情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である送信済み装置情報と、を関連付けて、自装置に装備された中継済み情報記憶部に記憶し、
    データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている当該データの識別情報に対応する情報が前記中継済み情報記憶部に記憶されている場合であって、当該中継済み情報記憶部に記憶されている前記送信済み装置情報と、受信したデータに付加されている前記送信元隣接装置情報と、が異なる場合に、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信すると判定する、
    データ中継方法。
  13. 無線通信装置が、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継するか否かを判定し、
    受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信する、データ中継方法であって、
    データを送信するときに、当該データに、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶されている無線通信可能な他の無線通信装置を特定する装置情報を送信元隣接装置情報として付加して、他の無線通信装置に送信し、
    データを受信したときに、当該データを送信してきた他の無線通信装置を特定する送信元装置情報を、自装置に装備された装置情報記憶部に記憶し、
    データを中継するか否か判定するときに、受信したデータに付加されている前記送信元装置情報と、自装置の前記装置情報記憶部に記憶されている装置情報である受信側隣接装置情報と、を比較した結果に基づいて、受信したデータを他の無線通信装置に中継して送信するか否か判定し、
    さらに、データを受信したときに、前記装置情報記憶部に記憶する前記送信元隣接装置情報に有効期間情報を付加し、当該有効期間情報に基づいて前記装置情報記憶部に記憶されている前記送信元隣接装置情報を削除する、
    データ中継方法。
JP2017507480A 2015-03-25 2016-03-16 無線通信装置 Active JP6508328B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062275 2015-03-25
JP2015062275 2015-03-25
PCT/JP2016/001516 WO2016152104A1 (ja) 2015-03-25 2016-03-16 無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016152104A1 JPWO2016152104A1 (ja) 2018-01-18
JP6508328B2 true JP6508328B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=56978208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017507480A Active JP6508328B2 (ja) 2015-03-25 2016-03-16 無線通信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10560885B2 (ja)
EP (1) EP3277053B1 (ja)
JP (1) JP6508328B2 (ja)
WO (1) WO2016152104A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10701528B2 (en) * 2016-11-18 2020-06-30 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing prose communication in a wireless communication system
JP6807113B2 (ja) * 2019-06-07 2021-01-06 ソナス株式会社 通信システム、通信方法及び通信装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7039418B2 (en) 2000-11-16 2006-05-02 Qualcomm Incorporated Position determination in a wireless communication system with detection and compensation for repeaters
US20040110508A1 (en) 2002-09-20 2004-06-10 Jacobus Haartsen Methods and electronic devices for wireless ad-hoc network communications using receiver determined channels and transmitted reference signals
JP2006500882A (ja) 2002-09-20 2006-01-05 エリクソン テクノロジー ライセンシング アクチボラゲット 受信機によって決定されるチャネルおよび送信される基準信号を用いたアドホック無線ネットワーク通信の方法および電子デバイス
US7894381B2 (en) * 2003-03-04 2011-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method of reliably broadcasting data packet under ad-hoc network environment
US7596633B2 (en) * 2003-10-20 2009-09-29 Sony Computer Entertainment America Inc. Island recovery in a peer-to-peer relay network
US7392422B2 (en) * 2003-10-20 2008-06-24 Sony Computer Entertainment America Inc., Violations in a peer-to-peer relay network
US7471668B2 (en) * 2004-08-31 2008-12-30 Intel Corporation Method and apparatus for implementing all-to-all communication in a wireless mesh network
US8027259B2 (en) * 2006-06-30 2011-09-27 Nokia Corporation Opportunistic routing protocol in ad hoc networks
JP4305508B2 (ja) 2006-12-19 2009-07-29 沖電気工業株式会社 無線端末及び無線通信システム
US8134995B2 (en) * 2007-01-12 2012-03-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Mobile ad-hoc network routing based upon hardware address
US7889691B2 (en) * 2007-11-13 2011-02-15 Telcordia Technologies, Inc. Method of broadcasting packets in ad-hoc network
JP5169388B2 (ja) 2008-03-31 2013-03-27 日本電気通信システム株式会社 無線端末、無線システム、パケット転送制御方法及びその制御プログラム
FR2960118B1 (fr) 2010-05-12 2013-01-04 Eads Defence & Security Sys Gestion des connexions de noeuds relais pour former un reseau ad hoc.
JP5431416B2 (ja) 2011-06-15 2014-03-05 日本電信電話株式会社 無線通信システムおよび無線通信方法
US8774147B2 (en) * 2012-02-23 2014-07-08 Dahrwin Llc Asynchronous wireless dynamic ad-hoc network
US9438432B2 (en) * 2013-09-17 2016-09-06 Cisco Technology, Inc. Bit indexed explicit replication packet encapsulation
US9655154B2 (en) 2013-10-04 2017-05-16 Fujitsu Limited Device-to-device wireless communication

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016152104A1 (ja) 2018-01-18
EP3277053A4 (en) 2018-09-12
WO2016152104A1 (ja) 2016-09-29
US20180084479A1 (en) 2018-03-22
EP3277053A1 (en) 2018-01-31
US10560885B2 (en) 2020-02-11
EP3277053B1 (en) 2019-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4569328B2 (ja) 無線通信装置および経路探索方法
US9338725B2 (en) Mobile device for use in a dynamic and stochastic asynchronously updated wireless ad-hoc network
KR101815047B1 (ko) 서버 및 그 통신 방법
US8913543B2 (en) Cooperative relaying and network coding in a cellular communications system
US20160100340A1 (en) Method and device for supporting mobility of mobile terminal in distributed mobile network based on a software-defined network
JP5705030B2 (ja) 通信システム
JP4690260B2 (ja) 無線通信システム、無線基地局、通信制御方法、および通信制御プログラム
JP6508328B2 (ja) 無線通信装置
EP2858453B1 (en) Device-to-device wireless communication
EP3097713B1 (en) Methods and apparatuses for coordinating resource scheduling between wireless networks
US10405366B1 (en) Coordinated beamforming
JP2001128231A (ja) 可変エリアアドホックネットワーク
WO2017051488A1 (ja) 無線通信装置、無線通信システム、接続管理方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
US20180026736A1 (en) Wireless communication system, base station device, mobile station device, and wireless communication control method
KR20090054011A (ko) 이동 애드 혹 네트워크의 라우팅 방법 및 장치
JP2007174389A (ja) モバイルアドホックネットワークにおける端末のパケット中継方法、その端末及びプログラム
JP7371447B2 (ja) 制御装置及び制御方法
KR20140142138A (ko) 무선 네트워크에서 멀티캐스트 그룹을 관리하는 장치 및 방법
US10091704B2 (en) Radio communication system and radio base station
JP2007201781A (ja) 無線パケット通信システム及び無線パケット通信方法
JP5525239B2 (ja) 無線ネットワークシステム及び端末
JP2007335993A (ja) 無線通信システムとその無線端末装置
JP5839136B1 (ja) 通信装置、通信システム、および通信方法
JP2007201782A (ja) 無線パケット通信システム及び無線パケット通信方法
JP4817604B2 (ja) 無線通信ネットワークシステム、固定無線端末、移動無線端末、無線通信方法、及び無線通信プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6508328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150