JP6508097B2 - ニッケル水素電池の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ニッケル水素電池の充放電を制御する技術に関する。
特許第5761378号公報(特許文献1)には、リチウムイオン電池の充放電を制御するコントローラが開示されている。このコントローラは、リチウムイオン電池の状態から負極電位を推定し、推定された負極電位が所定範囲(下限電位以上かつ上限電位以下の範囲)内で変化するようにリチウムイオン電池の充放電を制御する。これにより、リチウム析出などによる電池性能の低下が抑制される。
特許第5761378号公報
従来より、ハイブリッド車両用の二次電池としては、リチウムイオン電池だけでなく、ニッケル水素電池も多く採用されている。ニッケル水素電池の放電時には負極電位が増加すること、および放電時に負極電位が過剰に増加すると負極が劣化し電池特性が低下することが知られている。そのため、ニッケル水素電池の放電時にも、特許文献1のように、負極電位を推定し、推定された負極電位を上限電位以下に制御することが肝要である。
しかしながら、一般的に、リチウムイオン電池の負極には炭素が用いられるのに対し、ニッケル水素電池の負極には水素吸蔵合金(MH)が用いられる。このような構造の違いにより、ニッケル水素電池の負極電位は、所定条件下において、リチウムイオン電池の負極電位とは異なる特有の挙動を示し得る。そのため、リチウムイオン電池を前提とした特許文献1の推定方法をニッケル水素電池にそのまま適用すると、負極電位の推定精度が低下してしまうことが懸念される。したがって、ニッケル水素電池により適合した負極電位の推定方法の開発が望まれる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ニッケル水素電池の放電中において、負極電位を精度よく推定することによって、より確実に負極電位をしきい電位以下に制御することである。
(1) この発明に係る制御装置は、負極に水素吸蔵合金が用いられるニッケル水素電池の制御装置であって、ニッケル水素電池の温度を検出可能に構成された温度検出部と、ニッケル水素電池の放電電流を検出可能に構成された電流検出部と、放電電流を制御可能に構成された制御部とを備える。制御部は、ニッケル水素電池の放電中であり、かつ温度がしきい温度以下である場合、単位時間あたりの負極電位増加量を放電電流から算出し、単位時間あたりの負極電位増加量を積算することによって時間経過による負極電位増加量を算出する。制御部は、負極の開放電位と、負極の反応抵抗および放電電流の積と、時間経過による負極電位増加量との合計を、負極の電位として算出する。制御部は、算出された負極の電位がしきい電位を超えた場合に放電電流を所定値以下に制限する。
ニッケル水素電池の放電中には、負極電位が開放電位(非通電時の電位)よりも増加することが知られている。放電中の負極電位増加量は、従来、放電電流および負極の反応抵抗(負極の活物質において生じる電荷移動抵抗)の積によって一義的に決まり、放電電流および負極の反応抵抗が一定であれば負極電位も一定であると考えられていた。しかしながら、負極に水素吸蔵合金が用いられるニッケル水素電池においては、温度がしきい温度(たとえば0℃)以下かつ放電電流が所定値よりも大きい条件下では、放電電流および負極の反応抵抗が一定であっても時間の経過とともに負極電位が徐々に増加し、その際の単位時間あたりの負極電位増加量は放電電流が大きいほど大きい、というニッケル水素電池特有の負極電位挙動が生じることが、出願人によって新たに見い出された。
上記構成による制御部は、上述したニッケル水素電池特有の挙動を考慮して、負極の電位を算出する。具体的には、温度がしきい温度以下である低温域での放電中において、単位時間あたりの負極電位増加量を放電電流から算出し、単位時間あたりの負極電位増加量を積算することによって時間経過による負極電位増加量(すなわちニッケル水素電池特有の負極電位増加量)を算出する。そして、制御部は、負極の開放電位と放電電流および負極の反応抵抗の積との合計(すなわち従来相当の負極電位の推定値)に、さらに時間経過による負極電位増加量(ニッケル水素電池特有の負極電位増加量)を加えた値を、負極の電位として算出する。これにより、ニッケル水素電池特有の負極電位挙動を考慮して、負極の電位を精度よく算出(推定)することができる。
そして、制御部は、精度よく算出された負極の電位がしきい電位を超えた場合に、放電電流を所定値以下に制限する。これにより、負極電位の増加量が低減されるので、負極の電位がしきい電位以下に制御される。その結果、ニッケル水素電池の放電中において、負極の電位を精度よく推定することによって、より確実に負極の電位をしきい電位以下に制御することができる。
(2) 好ましくは、制御部は、ニッケル水素電池の電圧変化量の履歴から、負極の反応抵抗の初期値からの低下度合を示す負極活性化率を算出し、負極活性化率を用いて負極の反応抵抗を補正する。
一般的に、電池の充放電を繰り返すと、劣化により負極の反応抵抗は増加する傾向にある。ところが、負極に水素吸蔵合金が用いられるニッケル水素電池においては、充放電を繰り返すことで、水素吸蔵合金の表面が活性化され、負極の反応抵抗が低下し得る。この点を考慮し、制御部は、ニッケル水素電池の電圧変化量の履歴から、負極の反応抵抗の初期値からの低下度合を示す負極活性化率を算出し、負極活性化率を用いて、負極の電位の算出に用いられる負極の反応抵抗を補正する。これにより、負極の活性化による反応抵抗の低下を考慮した上で、負極の電位をより精度よく推定することが可能になる。
車両の構成を概略的に示すブロック図である。 電池ユニットの構成をより詳細に示す図である。 電池セルの内部構成を概略的に示す図である。 非通電時の正極電位および負極電位と、放電時の正極電位および負極電位とを、模式的に示す図である。 低温域における放電電流Iと単位時間あたりの負極電位増加量ΔVとの対応関係の一例を示す図である。 ECUの処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 時間経過による負極電位増加量ΣΔVの算出手法を模式的に示す図である。 初期状態における放電時の正極電位および負極電位と、長期使用後における放電時の正極電位および負極電位とを、模式的に示す図である。 ECUの処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<車両構成>
図1は、本実施の形態によるニッケル水素電池の制御装置が搭載される車両1の構成を概略的に示すブロック図である。図1には、車両1内の電気系統の充放電制御に関連するシステム構成が示されている。
なお、図1に示す車両1は電気自動車であるが、本発明を適用可能な車両は電気自動車に限らず、ハイブリッド車および燃料電池車など、ニッケル水素電池を搭載する任意の電動車両に適用することが可能である。
車両1は、二次電池システム10と、システムメインリレー(SMR:System Main Relay)20と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)30と、モータジェネレータ(MG:Motor Generator)40と、駆動輪50とを備える。二次電池システム10は、電池ユニット100と、監視ユニット200と、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)300とを備える。
電池ユニット100は、直列に接続された複数のニッケル水素電池セル110(図2参照)を含む。
監視ユニット200は、電圧センサ210と、電流センサ220と、温度センサ230とを含む。電圧センサ210は、電池ユニット100内の各セルの電圧(以下「セル電圧VC」ともいう)を検出可能に構成される。電流センサ220は、二次電池システム10から放電される電流(以下「放電電流I」ともいう)を検出可能に構成される。温度センサ230は、電池ユニット100内の温度(以下「電池温度T」ともいう)を検出可能に構成される。各センサは、その検出結果を示す信号をECU300に出力する。
SMR20は、電池ユニット100とPCU30との間に電気的に接続されている。SMR20は、ECU300からの制御信号に応答してオンオフされる。これにより、電池ユニット100とPCU30との間の導通および遮断が切り替えられる。
PCU30は、たとえばコンバータと、インバータ(いずれも図示せず)とを含む。PCU30は、ECU300からのスイッチング指令に従って、電池ユニット100とMG40との間で双方向に電力変換が可能に構成されている。コンバータは、電池ユニット100とインバータとの間で双方向の直流電圧変換を実行するように構成されている。インバータは、直流電力とMG40に入出力される交流電力との間の双方向の電力変換を実行するように構成されている。
より具体的には、インバータは、電池ユニット100からコンバータを経由して供給される直流電力を交流電力に変換してMG40に供給する。これにより、MG40は駆動輪50の駆動力を発生する。一方、車両1の回生制動時には、インバータは、MG40が発生する交流電力(回生電力)を直流電力に変換してコンバータに供給する。これにより、電池ユニット100が充電される。
ECU300は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)と、メモリ310と、入出力インターフェイス(図示せず)とを含んで構成される。ECU300は、各センサからの信号およびメモリに記憶された情報に基づいてPCU30を制御することによって、電池ユニット100の充放電を制御する。なお、ECU300の少なくとも一部は、電子回路等のハードウェアにより構成されてもよい。
<電池ユニットの構成>
図2は、電池ユニット100の構成をより詳細に示す図である。電池ユニット100は、複数のニッケル水素電池セル110(以下、単に「電池セル110」ともいう)と、一対のエンドプレート112と、拘束バンド114と、複数のバスバー116とを含む。セル数は特に限定されない。x軸、y軸およびz軸は互いに直交する。鉛直方向上方をz軸の正方向とする。
複数の電池セル110の各々は、たとえば扁平角型の形状を有する。複数の電池セル110は、最も面積が大きい側面が互いに距離を隔てて対向するように、y方向に積層されている。図2では、複数の電池セル110を積層して構成される積層体のうち、積層方向の一方端が部分的に示されている。この積層方向(y方向)における一方端および他方端にそれぞれ対向するように、一対のエンドプレート112(図2では一方のみを示す)が配置されている。一対のエンドプレート112は、全ての電池セル110を挟み込んだ状態で拘束バンド114によって拘束されている。
各セル110は正極端子および負極端子を有し、その正極端子が隣接するセルの負極端子と対向するように配置されている。あるセルの正極端子と隣接するセルの負極端子とは、ボルトおよびナット(いずれも図示せず)を用いてバスバー116によって締結されることにより電気的に接続されている。これにより、電池ユニット100内において複数の電池セル110は互いに直列に接続されている。
図3は、電池セル110の内部構成を概略的に示す図である。電池セル110の内部には、正極130と、負極140と、セパレータ150とが収容されている。上述したように、電池セル110はニッケル水素電池であり、正極130にはニッケル酸化物もしくはニッケル水酸化物が用いられ、負極140には水素吸蔵合金(MH)が用いられる。正極130と負極140とは、電解液に浸された状態で、セパレータ150を介して多層に積層されている。電解液には、水酸化カリウム水溶液などのアルカリ電解液が用いられる。
以下では、正極130の電位を「正極電位V(+)」と記載し、負極140の電位を「負極電位V(−)」と記載する。また、非通電時の正極130の電位を「正極開放電位OCP(+)」と記載し、非通電時の負極140の電位を「負極開放電位OCP(−)」と記載する。
<放電電流の制限>
図4は、非通電時の正極電位V(+)および負極電位V(−)と、放電時の正極電位V(+)および負極電位V(−)とを、模式的に示す図である。
非通電時においては、負極電位V(−)は負極開放電位OCP(−)となり、正極電位V(+)は正極開放電位OCP(+)となる。負極電位V(−)と正極電位V(+)との差がセル電圧VCである。
放電時の負極電位V(−)は、負極140の活物質である水素吸蔵合金において生じる電荷移動抵抗(以下(以下「負極反応抵抗RCT(−)」ともいう)の影響によって、負極開放電位OCP(−)よりも増加する。反応抵抗による負極電位V(−)の増加量は、放電電流Iと負極反応抵抗RCT(−)との積(=I・RCT(−))で表わされる。
ニッケル水素電池のように、アルカリ電解液中で水素吸蔵合金の負極を用いる場合、放電時に負極電位V(−)が過剰に増加すると、水素吸蔵合金が酸化されて劣化するため電池特性が低下することが知られている。そこで、ECU300は、後述する手法によって負極電位V(−)を推定し、推定された負極電位V(−)が、水素吸蔵合金の酸化を防止可能な負極電位の上限値(以下「上限電位V(−)max」ともいう)を超えないように放電電流Iを制限する。
<負極電位の推定>
放電中の負極電位V(−)の増加量は、従来、反応抵抗による負極電位V(−)の増加量(=I・RCT(−))によって一義的に決まり、放電電流Iおよび負極反応抵抗RCT(−)が一定であれば負極電位V(−)も一定であると考えられていた。
しかしながら、負極に水素吸蔵合金が用いられるニッケル水素電池においては、電池温度Tがしきい温度T1(たとえば0℃)以下かつ放電電流Iが所定値Imaxよりも大きい条件下では、放電電流Iおよび負極反応抵抗RCT(−)が一定であっても時間の経過とともに負極電位V(−)が徐々に増加し、その際の単位時間あたりの負極電位増加量は放電電流Iが大きいほど大きい、というニッケル水素電池特有の負極電位挙動が生じることが、本出願人によって新たに見い出された。
図5は、電池温度Tがしきい温度T1以下の低温域における放電電流Iと単位時間あたりの負極電位増加量ΔVとの対応関係の一例を示す図である。
放電電流Iが所定値Imax以下である場合には、単位時間あたりの負極電位増加量ΔVは0である。すなわち、放電電流Iが所定値Imax以下である場合には、低温域においても、常温域と同様に時間経過による負極電位増加は生じない。
一方、放電電流Iが所定値Imax以上である場合には、単位時間あたりの負極電位増加量ΔVは0よりも大きくなり、かつ放電電流Iが大きいほど単位時間当たりの負極電位増加ΔVが大きくなる。すなわち、低温域において、放電電流Iが所定値Imaxよりも大きい場合には、放電電流Iが一定であっても時間の経過とともに負極電位V(−)は単位時間あたりに負極電位増加量ΔVずつ増加し、その際の単位時間あたりの負極電位増加量ΔVは放電電流Iにほぼ比例して大きくなる、という特性を有する。
さらに、放電電流Iと単位時間あたりの負極電位増加量ΔVとの対応関係(所定値Imaxの大きさを含む)は、電池温度Tに応じて変化することも明らかになった。
さらに、時間経過による負極電位V(−)の増加量は、放電電流Iが所定値Imax以下に制限されると、所定の時定数で減少することも明らかになった。
以上のようなニッケル水素電池特有の負極電位挙動を考慮して、ECU300は負極電位V(−)を推定する。具体的には、ECU300は、図5に示す対応関係を規定するマップ(以下「I−ΔVマップ」ともいう)を電池温度T毎(図5に示す例では温度T1,T2,T3,T4…(T1<T2<T3<T4…)毎)に予め記憶しておき、低温域での放電中において、実際の電池温度Tに対応するI−ΔVマップを特定する。そして、ECU300は、特定されたI−ΔVマップを参照して単位時間あたりの負極電位増加量ΔVを放電電流Iから算出し、単位時間あたりの負極電位増加量ΔVを積算することによって時間経過による負極電位増加量ΣΔVを算出する。
そして、ECU300は、負極開放電位OCP(−)と反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)との合計(すなわち従来相当の負極電位の推定値)に、さらに時間経過による負極電位増加量ΣΔV(ニッケル水素電池特有の負極電位増加量)を加えた値を、負極電位V(−)として算出する。これにより、ニッケル水素電池特有の負極電位挙動を考慮して、負極電位V(−)を精度よく算出(推定)することができる。
そして、ECU300は、精度よく算出された負極電位V(−)が上限電位V(−)maxを超えた場合に、放電電流Iを所定値Imax以下に制限する処理(以下「放電電流制限」ともいう)を行なう。放電電流制限によって放電電流Iが所定値Imax以下に制限されると、反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)が低下するとともに、時間経過による負極電位増加量も所定の時定数で低下する。そのため、負極電位V(−)を上限電位V(−)max以下に制御することができる。その結果、ニッケル水素電池の放電中において、負極電位V(−)を精度よく推定することによって、より確実に負極電位V(−)を上限電位V(−)max以下に制御することができる。
さらに、放電電流制限によって時間経過による負極電位増加量が所定の時定数で低下することに鑑み、ECU300は、放電電流制限を継続している期間(以下「制限期間」ともいう)が所定のしきい値を超えた場合には、時間経過による負極電位の増加が解消したものとして、放電電流制限を解除する。これにより、放電電流Iを不必要に制限することが抑制される。
<負極電位推定および放電電流制限のフローチャート>
図6は、ECU300が負極電位V(−)を推定して放電電流制限を行なう際の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは所定の演算周期Δtが経過する毎に実行される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、ECU300は、電池セル110の放電中であるか否かを判定する。放電中でない場合(S10にてNO)、ECU300は処理は終了する。
放電中である場合(S10にてYES)、ECU300は、S20にて、上述の放電電流制限(放電電流Iを所定値Imax以下に制限する処理)の実行中である否かを判定する。
放電電流制限中でない場合(S20にてNO)、ECU300は、S30にて、監視ユニット200から放電電流Iおよび電池温度Tを取得する。
S40にて、ECU300は、電池温度Tがしきい温度T1以下であるか否かを判定する。この判定は、時間経過による負極電位の増加が生じ得る低温域であるのか否かを判定する処理である。
電池温度Tがしきい温度T1よりも高い場合(S40にてNO)、時間経過による負極電位の増加が生じない常温域であるため、ECU300は、S50にて、負極電位V(−)を下記の式(1)を用いて算出する。
(−)=OCP(−)+I・RCT(−) …(1)
式(1)において、「OCP(−)」は上述したように非通電時の負極140の電位である。たとえば、ECU300は、メモリに予め記憶されたT−OCP(−)マップ(実験等によって求められた電池温度Tと負極開放電位OCP(−)との対応関係を示すデータ)を参照して、電池温度Tに対応する負極開放電位OCP(−)を算出する。
式(1)において、「I・RCT(−)」は、放電電流Iと負極反応抵抗RCT(−)との積であり、反応抵抗による負極電位増加量を表わす。たとえば、ECU300は、メモリに予め記憶されたT−RCT(−)マップ(実験等によって求められた電池温度Tと負極反応抵抗RCT(−)との対応関係を示すデータ)を参照して、電池温度Tに対応する負極反応抵抗RCT(−)を算出する。
式(1)は、負極開放電位OCPに、反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)を加えた値を、負極電位V(−)として算出するものである。式(1)は、従来相当の負極電位V(−)の推定手法を表わすものである。
一方、電池温度Tがしきい温度T1以下である場合(S40にてYES)、時間経過による負極電位の増加が生じ得る低温域であるため、ECU300は、後述するS60〜S65にて負極電位V(−)を算出する。
S60にて、ECU300は、S30で取得した電池温度Tから、所定値Imax(低温域において時間経過による負極電位増加が生じない放電電流Iの最大値)を算出する。具体的には、ECU300は、電池温度T毎にメモリに記憶されている複数のI−ΔVマップ(図5参照)から、S30で取得した電池温度Tに対応するI−ΔVマップを特定し、特定されたI−ΔVマップに記憶されている所定値Imaxを読み出す。
S61にて、ECU300は、S30で取得した放電電流IがS60で算出した所定値Imaxを超えているか否かを判定する。
放電電流Iが所定値Imaxを超えている場合(S61にてYES)、ECU300は、S62にて、S30で取得した電池温度Tおよび放電電流Iから、今回サイクルにおける単位時間あたりの負極電位増加量ΔV(n)を算出する。ECU300は、S60にて特定されたI−ΔVマップを参照して、今回サイクルの放電電流Iに対応する負極電位増加量ΔVを算出し、算出されたΔVを今回サイクルにおけるΔV(n)に設定する。
S63にて、ECU300は、下記の式(2a)を用いて、時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n)を算出する。
ΣΔV(n)=ΣΔV(n−1)+{ΔV(n)・Δt} …(2a)
式(2a)において、「ΣΔV(n−1)」は、前回サイクルで算出された、時間経過による負極電位増加量である。「ΔV(n)・Δt」は、今回サイクルの演算周期Δtの経過による負極電位増加量である。
図7は、時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n)の算出手法を模式的に示す図である。ECU300は、今回サイクルにおける単位時間あたりの負極電位増加量ΔV(n)に今回サイクルの演算周期Δtを乗じた値(=ΔV(n)・Δt)を、今回サイクルの負極電位増加量として算出する。そして、ECU300は、前回サクルで算出された時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n−1)に、今回サイクルの負極電位増加量ΔV(n)・Δtを加えた値を、今回サイクルにおける時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n)として算出する。すなわち、ECU300は、単位時間あたりの負極電位増加量ΔVを演算周期毎に積算することによって、時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n)を算出する。
放電電流Iが所定値Imax以下である場合(S61にてNO)、時間経過による負極電位の増加量が所定の時定数で徐々に減少することに鑑み、ECU300は、S64にて、下記の式(2b)を用いて、時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n)を算出する。
ΣΔV(n)=Max[{ΣΔV(n−1)−α},0] …(2b)
式(2b)において、「α」は、今回の演算周期Δtの経過による負極電位の減少量である。式(2b)の右辺は、「ΣΔV(n−1)−α」と「0」とのうちの大きい方の値を選択することを意味する。すなわち、「ΣΔV(n−1)−α」が0以下の値になった場合には、時間経過による負極電位の増加が完全に解消しているものとして、時間経過による負極電位増加量ΣΔV(n)は0に設定される。
なお、S63あるいはS64で算出されたΣΔV(n)は、メモリに記憶され、次回サイクルにおいて「前回サイクルで算出されたΣΔV(n−1)」として用いられる。
S65にて、ECU300は、負極電位V(−)を下記の式(2)を用いて算出する。
(−)=OCP(−)+I・RCT(−)+ΣΔV(n) …(2)
すなわち、ECU300は、負極開放電位OCP(−)と反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)との合計(すなわち従来相当の負極電位の推定値)に、さらに時間経過による負極電位増加量ΣΔV(ニッケル水素電池特有の負極電位増加量)を加えた値を、負極電位V(−)として算出する。これにより、ニッケル水素電池特有の負極電位挙動を考慮して、負極電位V(−)が精度よく算出(推定)される。
S70にて、ECU300は、S50またはS65で算出された負極電位V(−)が上限電位V(−)maxを超えているか否かを判定する。
負極電位V(−)が上限電位V(−)maxを超えていない場合(S70にてNO)、ECU300は処理を終了する。
負極電位V(−)が上限電位V(−)maxを超えている場合(S70にてYES)、ECU300は、S80にて、上述の放電電流制限(放電電流Iを所定値Imax以下に制限する処理)を行なう。
既に放電電流制限中である場合(S20にてYES)、ECU300は、S81にて、上述の制限期間(放電電流制限処理が継続されている期間)が所定のしきい値を超えたか否かを判定する。この判定は、時間経過による負極電位増加が放電電流制限処理によって解消したか否かを判定するための処理である。
制限期間がしきい値を超えていない場合(S81にてNO)、ECU300は、S84にて、放電電流制限を継続する。
制限期間がしきい値を超えている場合(S81にてYES)、ECU300は、S82にて、メモリに記憶されているΣΔV(n)を0にリセットする)。その後、ECU100は、S83にて、放電電流制限を解除する。
以上のように、本実施の形態によるECU300は、ニッケル水素電池特有の負極電位挙動を考慮して、負極電位V(−)を推定する。具体的には、ECU300は、電池温度Tがしきい温度T1以下である低温域での放電中において、単位時間あたりの負極電位増加量ΔVを放電電流Iから算出し、単位時間あたりの負極電位増加量ΔVを積算することによって時間経過による負極電位増加量ΣΔV(すなわちニッケル水素電池特有の負極電位増加量)を算出する。そして、ECU300は、負極開放電位OCP(−)と反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)との合計(すなわち従来相当の負極電位推定値)に、さらに時間経過による負極電位増加量ΣΔV(ニッケル水素電池特有の負極電位増加量)を加えた値を、負極電位V(−)として算出する。これにより、ニッケル水素電池特有の負極電位挙動を考慮して、負極の電位を精度よく算出(推定)することができる。
そして、ECU300は、精度よく算出された負極電位V(−)が上限電位V(−)maxを超えた場合に放電電流制限を行なう。これにより、時間経過による負極電位増加量ΣΔVを加味しない従来の負極電位の推定値を用いる場合に比べて、より確実に負極電位V(−)を上限電位V(−)max以下に制御することができる。
[実施の形態2]
一般的に、電池を長期間使用すると、劣化によって負極反応抵抗は増加する。しかしながら、ニッケル水素電池においては、長期間の使用によって充放電が繰り返されることで、負極に用いられる水素吸蔵合金の表面が活性化されて負極反応抵抗RCT(−)が低下するという、ニッケル水素電池特有の現象が生じ得る。
図8は、初期状態における放電時の正極電位V(+)および負極電位V(−)と、長期使用後における放電時の正極電位V(+)および負極電位V(−)とを、模式的に示す図である。図8において、「RCT(−)ini」は初期状態における負極反応抵抗(初期値)であり、「RCT(−)」は長期使用後の負極反応抵抗である。なお、図8には、時間経過による負極電位増加量が生じていない場合が例示されている。
放電時の負極電位V(−)は、負極開放電位OCP(−)よりも、反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)だけ増加する。ところが、上述のように、ニッケル水素電池においては、長期使用による負極の活性化によって、負極反応抵抗RCT(−)は、初期値RCT(−)iniよりも低下し得る。そのため、放電電流Iが同じである場合、長期使用後における反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)が、初期状態における反応抵抗による負極電位増加量I・RCT(−)iniよりも小さくなる。
したがって、仮に、長期使用後においても初期値RCT(−)iniを用いて負極電位V(−)を推定すると、負極電位V(−)の推定値が実際の値よりも大きくなる。そのため、実際の負極電位がより上限電位V(−)maxを超え難くなり劣化防止の観点からは好ましいが、その反面、放電電流Iが不必要に制限され、本来の電池性能を使い切ることができないことになる。また、セル電圧VCから負極電位V(−)の推定値を差し引いて正極電位V(+)の推定値を算出する場合には、正極電位V(+)の推定値が実際の正極電位よりも大きくなり、実際の正極電位が下限電位V(+)maxよりも低下して正極の劣化を招くことも懸念される。
そこで、本実施の形態2によるECU300は、負極電位V(−)の推定に用いられる負極反応抵抗RCT(−)を、負極の活性化の度合いに応じて補正する。具体的には、ECU300は、ニッケル水素電池のセル電圧VCの変化量の履歴から、負極反応抵抗RCT(−)の初期値からの低下度合を示す負極活性化率の最小値Yminを算出し、負極活性化率の最小値Yminを用いて負極反応抵抗RCT(−)を補正する。これにより、負極活性化による負極反応抵抗RCT(−)の低下を考慮した上で、負極電位V(−)をより精度よく推定することができる。
図9は、本実施の形態2によるECU300が負極反応抵抗RCT(−)を補正する際の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは所定周期で繰り返し実行される。
S90にて、ECU300は、電池セル110の放電開始時であるか否かを判定する。放電開始時でない場合(S90にてNO)、ECU300は処理は終了する。
放電開始時である場合(S90にてYES)、ECU300は、S91にて、放電開始から所定時間t1が経過した時の放電電流Iおよび電池温度Tと、放電開始から所定時間t1が経過するまでのセル電圧変化量VCを取得する。
S92にて、ECU300は、S91で取得されたセル電圧変化量VCを放電電流Iで除算した値(=VC/I)を、所定時間t1経過時の電池抵抗R(t1)として算出し、算出された電池抵抗R(t1)を電池温度Tに対応付けてメモリに記憶する。
S93にて、ECU300は、メモリに記憶されている電池抵抗R(t1)のデータ数が予め定められたN個を超えたか否かを判定する。データ数がN個以下である場合(S93にてNO)、ECU300は処理を終了する。
データ数がN個を超えている場合(S93にてYES)、ECU300は、S94にて、電池温度T毎に、電池抵抗R(t1)の最大値(以下「電池抵抗最大値R(t1)max」という)を特定する。ここで、電池抵抗R(t1)の最大値を特定するのは、検出誤差やばらつきを考慮して、電池抵抗が実際の値よりも過剰に低下していると誤って認識することを回避するためである。なお、電池抵抗R(t1)のデータが存在しない温度領域における電池抵抗最大値R(t1)maxは、データが存在する温度領域における電池抵抗最大値R(t1)maxを用いて補完的に算出される。
S95にて、ECU300は、電池温度T毎に、負極反応抵抗の最大値RCT(−)maxを下記の式(3)を用いて算出する。
CT(−)max=R(t1)max−{R(+)ini+R(L)ini+RM(−)ini}…(3)
式(3)において、「R(t1)max」は、S94にて特定された電池抵抗の最大値である。「R(+)ini」は、放電時の正極130の抵抗R(+)(反応抵抗および金属抵抗を含む)の初期値であり、予めメモリに記憶されている。「R(L)ini」は、放電時の電解液の抵抗R(L)の初期値であり、予めメモリに記憶されている。「RM(−)ini」は、放電時の負極140の金属抵抗RM(−)の初期値であり、予めメモリに記憶されている。すなわち、電池抵抗は、正極抵抗R(+)、電解液の抵抗R(L)、負極の金属抵抗RM(−)、負極の反応抵抗RCT(−)の合計であることに鑑み、ECU300は、S94にて特定された電池抵抗最大値R(t1)maxから、負極反応抵抗RCT(−)以外の抵抗成分を減算した値を、現在の負極反応抵抗の最大値RCT(−)maxとして算出する。
S96にて、ECU300は、電池温度T毎に、負極活性化率の下限値Yminを下記の式(4)を用いて算出する。なお、負極活性化率とは、負極反応抵抗RCT(−)の初期値からの低下度合を示す指標である。
Ymin=RCT(−)ini/RCT(−)max …(4)
式(4)において、「RCT(−)ini」は、負極反応抵抗RCT(−)の初期値であり、予めメモリに記憶されている。「RCT(−)max」は、S95にて算出された負極反応抵抗の最大値である。
S97にて、ECU300は、上述の図6のS50またはS65において負極電位V(−)の算出に用いられる負極反応抵抗RCT(−)を、負極活性化率の下限値Yminを用いて補正する。たとえば、ECU300は、負極反応抵抗RCT(−)の算出に用いられるT−RCT(−)マップに記憶されている各電池温度Tの負極反応抵抗RCT(−)を、下記の式(5)を用いて補正する。
CT(−)=RCT(−)ini/Ymin …(5)
以上のように、本実施の形態2によるECU300は、負極電位V(−)の推定に用いられる負極反応抵抗RCT(−)を、負極140の活性化の度合いに応じて補正する。具体的には、ECU300は、ニッケル水素電池のセル電圧変化量VCの履歴から負極活性化率Yminを算出し、負極活性化率Yminを用いて負極反応抵抗RCT(−)を補正する。これにより、負極活性化による反応抵抗の低下を考慮した上で、負極電位V(−)をより精度よく推定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 二次電池システム、50 駆動輪、100 電池ユニット、110 ニッケル水素電池セル、112 エンドプレート、114 拘束バンド、116 バスバー、130 正極、140 負極、150 セパレータ、200 監視ユニット、210 電圧センサ、220 電流センサ、230 温度センサ、300 ECU、310 メモリ。

Claims (2)

  1. 負極に水素吸蔵合金が用いられるニッケル水素電池の制御装置であって、
    前記ニッケル水素電池の温度を検出可能に構成された温度検出部と、
    前記ニッケル水素電池の放電電流を検出可能に構成された電流検出部と、
    前記放電電流を制御可能に構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ニッケル水素電池の放電中であり、かつ前記温度がしきい温度以下である場合、
    単位時間あたりの負極電位増加量を前記放電電流から算出し、
    前記単位時間あたりの負極電位増加量を積算することによって時間経過による負極電位増加量を算出し、
    前記負極の開放電位と、前記負極の反応抵抗および前記放電電流の積と、前記時間経過による負極電位増加量との合計を、前記負極の電位として算出し、
    算出された前記負極の電位がしきい電位を超えた場合に前記放電電流を所定値以下に制限する、ニッケル水素電池の制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記ニッケル水素電池の電圧変化量の履歴から、前記負極の反応抵抗の初期値からの低下度合を示す負極活性化率を算出し、
    前記負極活性化率を用いて前記負極の反応抵抗を補正する、請求項1に記載のニッケル水素電池の制御装置。
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