JP6507931B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、着座者の身体にクッション材であるパッドを通して着座面と反対側から空気を送風したり、空気を吸引したりする送風装置を備えたものが知られている。特許文献1に記載される乗物用シートにおいては、バックパッドの着座面と反対側をバックフレームに取付けたばね部材で支持し、ばね部材のバックパッドと反対側に空間を設けてバックボードで覆いこの空間をシート外部との空気流路として形成している。バックパッドを着座面側からその反対面側にかけて貫通する貫通孔を上記空気流路と連通させることにより、着座者の身体への空気の送風もしくは着座者の身体周囲からの空気の吸引ができるようになっている。
特許4678514号公報
一方、バックフレームが複合樹脂材料等で製造されたシェルタイプのフレームである乗物用シートの場合、シェルタイプのフレームの直上にパッドが配設される。したがって、シート外部と送風装置とを結ぶ空気流路は、パッドの着座面と反対側に設けられた溝部がシェルタイプのフレームに覆われた空間部として形成されるのが通常である。このとき、パッドに着座者の着座により体圧が印加されるとこの空間部がつぶされて送風抵抗が増し送風もしくは吸引の空気流量が減少するおそれがあるという問題があった。
かかる問題に鑑み本発明の課題は、シェルタイプのフレームを有する乗物用シートにおいて、パッド内に送風装置を設けた場合、着座者の体圧により送風抵抗が増加しにくい乗物用シートを提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、骨格としてのシートシェルと、該シートシェル上に載置されるクッション体としてのシートパッドと、該シートパッド内に配設され着座者の身体に対して空気を送る又は着座者の身体周りの空気を吸引する送風装置と、前記シートシェルから前記シートパッド側に向けて突出して配設されるとともにシート外部に向けて開口する第1の開口部とシート内部に向けて開口する第2の開口部とを有し空気流路の一部を形成する前記シートパッドより硬質な硬質部材と、前記シートパッドと前記シートシェルに囲われた空間であって前記第2の開口部と前記送風装置とを連結するダクトと、を備えていることを特徴とする。
第1発明によれば、シート外部に開口する第1の開口部から送風装置への空気流路は、硬質部材とダクトによって形成される。すなわち、シート外部から送風装置に空気を取り入れ又は送風装置からシート外部へ空気を排出する空気流路の一部を硬質部材が形成している。これによって、シートパッドとシートシェルに囲われた空間として形成されるダクトの長さを硬質部材の分だけ短くすることができる。硬質部材はシートパッドより硬質であるので着座者の体圧がシートパッドに印加されてもダクト全体がシートパッドとシートシェルに囲われた空間に形成されている場合より変形しにくい。これによって、空気流路がつぶされて送風抵抗が増すおそれを抑制できる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記硬質部材は前記乗物用シートの操作レバーの周囲を覆う箱状のカバー部材であることを特徴とする。
第2発明によれば、既存部品であるカバー部材に第1の開口部及び第2の開口部を設けることにより部品点数を増加させずに第1発明の作用効果を達成できる。
本発明の第3発明は、上記第1発明において、前記硬質部材は前記乗物用シートに設けられた貫通孔部の周囲を覆うベゼル部材であることを特徴とする。
第3発明によれば、既存部品であるベゼル部材に第1の開口部及び第2の開口部を設けることにより部品点数を増加させずに第1発明の作用効果を達成できる。
本発明の一実施形態に係る乗物用シートのシートバックを斜め後から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る乗物用シートのシートバックの背面図である。 図2のIII−III矢視線断面図である。 図2のIV−IV矢視線断面図である。 図4のV部分を拡大して示す図である。 図2のVI−VI矢視線断面図である。 図2のVII−VII矢視線断面図である。 本発明の他の実施形態に係る乗物用シートのシートバックの背面図である。 図8のIX−IX矢視線断面図である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートに本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車のフロアFに自動車用シート1を取付けた時の自動車用シート1及び自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、本実施形態の自動車用シート1は、乗用車用のフロントシートであって、着座部となるシートクッション20と、背もたれとなるシートバック30と、シートクッション20をフロアFに対して前後方向摺動可能に取付けるスライドレール40を備えている。ここで、自動車用シート1が、特許請求の範囲の「乗物用シート」に相当する。
シートクッション20は、骨格をなすクッションフレーム21の上にクッション材であるクッションパッド22を載置して、その上から表皮材であるクッションカバー23で被覆した構成とされ、着座者の荷重を弾性的に支持するものである。スライドレール40は、前後方向に延びてフロアFに固定されたロアレール41に対してアッパレール42が前後方向に摺動可能に組み付けられている。クッションフレーム21は、アッパレール42の上面に取付けられている。
シートバック30は、骨格をなすシェルタイプのバックフレームであるバックパン31
の上にクッション材であるバックパッド32を載置して、その上から表皮材であるバックカバー33で被覆した構成とされ、着座者の背面を支持するものである。バックパン31は、いわゆる繊維強化複合樹脂製のパネル状部材であり、例えば、カーボンファイバー製の織物を複数枚積層しエポキシ樹脂をマトリクス樹脂として複合化して形成される。成形の仕方は、上下型を閉じたときに、その間にバックパン31と同形状のキャビティを形成する型のキャビティ内にカーボンファイバーの織物を所定の枚数重ね合わせて配置し、そこに液状の硬化前エポキシ樹脂を注入して反応硬化させて脱型するというものである。ここで、バックパン31及びバックパッド32が、それぞれ、特許請求の範囲の「シートシェル」及び「シートパッド」に相当する。
図1に示すように、バックパン31は着座者の上半身外形に適合するような凹面形状に形成されている。着座者の腰部を両側から支持するサイド立ち壁部31a、その前方端末部で両側に若干開いた形状のサイド拡開部31b、着座者の肩部を支持すべく両側外方向に延びた肩部支持部31c、着座者の頭部を支持すべく上方向に延びた頭部支持部31dが形成されている。また、着座者の両肩上部に該当する位置に貫通孔31eが2個あけられている。貫通孔31eは、スポーツタイプのシートであることを醸し出す意匠性付与のためのものである。図3〜図7に示すように、バックパン31の端末部には下部を除いて全周に折り返し部31fが形成されている。折り返し部31fは、本体との間で形成される狭窄部にバックカバー33端末を挿入して固定するためのものである。
サイド立ち壁部31aの下端部側には、鋼板製部品であるアッパアーム51がボルト等の締結部材により取付けられ、アッパアーム51の下端部側は、リクライナ50を介してクッションフレーム21の後端部側に取付けられている。これによって、シートバック30は、シートクッション20に対する傾きを調整できるようになっている。
図3〜図7に示すように、バックパン31の着座者側の面上に載置されるバックパッド32は、ウレタン発泡体製で、バックパン31の着座者側の面形状に沿った形状をしている。一般部の肉厚は40〜60mm程度で、端末部は徐々に薄肉化されている。バックパッド32の左右方向中央部で上下方向中央部やや上方寄りには着座面と反対側の面に凹部32aが設けられている。凹部32aの深さは、バックパッド32の肉厚のほぼ半分程度であり、この中に送風装置60が配設される。また、凹部32aの下部にはバックパッド32の着座面側に開口する円筒状の貫通孔32bが設けられている。貫通孔32bは、送風装置60から送り出される空気を着座面側のバックカバー33に供給するためのものである。バックパッド32の上部の、バックパン31の貫通孔31eに対応する位置には着座面側から着座面と反対の面側に貫通する2つのショルダ貫通孔32cが設けられている(図9参照)。
送風装置60は、略円筒状の樹脂製のケース61の中にファン62及びファン62を回転させるモータ(図示せず)を配設した構造をしている。図3及び図4に示すように、ケース61の後側(着座面と反対側)には吸気孔61aが設けられ、ケース61の下側には貫通孔32bに連通する送風孔61bが設けられている。また、図2に示すように、ケース61の右側にはモータに電力を供給するためのハーネスコネクタ62aが配設されている。送風装置60は、バックパッド32の凹部32aの前面部(底面部)に当接された状態でバックパン31に対して固定されている。
バックパン31の右側上部で右側貫通孔31eの下には、操作レバーベゼル70とその中に配設された操作レバー71が設けられている。図4〜図6に示すように、操作レバーベゼル70は、硬質樹脂製で後方に開口する略箱状の部材である。箱状部70aは、底面部70a1と、底面部70a1の上下左右端部から後方に向かって延びる立ち壁部70a2と、を備え、立ち壁部70a2の上端部がシート外側に向かって開口する外側開口部70a21を形成する。外側開口部70a21から箱状部70aの外側に向かって延びるフランジ部70bが外側開口部70a21の全周に設けられている。バックパン31に設けられた取付孔31gに後方から箱状部70aを底面部側から挿入してフランジ部70bが取付孔31g周縁部に当接した状態で固定する。固定の方法は、接着剤による接着でもよいしビス等による機械的な結合方法でもよい。ここで、外側開口部70a21が、特許請求の範囲の「第1の開口部」に相当する。
下側の立ち壁部70a2の前部には、内側開口部70a22が設けられている。内側開口部70a22は、送風装置60に向けて設けられており、バックパッド32とバックパン31の前側面との間で第1ダクト32dを形成する。第1ダクト32dは、下後側において送風装置60のケース61の後側壁面と、バックパン31の前側面と、の間で形成される第2ダクト32eに連通する。第2ダクト32eは、送風装置60のケース61の吸気孔61aに連通する。これによって、操作レバーベゼル70の箱状部70aの内側は、内側開口部70a22、第1ダクト32d、第2ダクト32e、吸気孔61aを経由して送風装置60のケース61に連通する。ここで、内側開口部70a22が、特許請求の範囲の「第2の開口部」に相当する。また、第1ダクト32dが、特許請求の範囲の「ダクト」に相当する。
バックパッド32の着座者側表面は、バックカバー33で覆われている。バックカバー33の端末はバックパン31端末の折り返し部31fに沿って着座者と反対側に折り返され、端末部が本体との間の狭窄部に挿入されて固定されている。バックカバー33は、バックパッド32の凹面形状に沿わせるために、バックパッド32の所定位置にインサートされたインサートワイヤに対してバックカバー33の所定位置に取り付けた吊りワイヤを係止する周知の引き込み方式もしくは部分的な接着方式によって固定されている。バックカバー33は、着座者の身体に当接する布帛体に高い通気性を有するウレタン発泡スラブ材等の発泡樹脂層をラミネートした層状体である。布帛体としては、通気性があり伸縮が容易なジャージ編のファブリックが好適に用いられる。バックパッド32の貫通孔32bから供給された空気は、発泡樹脂層を通じて上下左右の面内方向に拡散され、布帛体を通って着座者身体に向けて放出される。これによって、着座者は涼感を得ることができる。なお、送風装置60による送風の向きを変更することにより着座者の身体近傍の空気を吸引することもできる。さらには、供給する空気を予め調温しておくことにより、冷風を吹き付けたり温風を吹き付けたりすることも可能である。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。シート外部に開口する外側開口部70a21から送風装置60への空気流路は、操作レバーベゼル70と第1ダクト32dとによって形成される。すなわち、シート外部から送風装置60に空気を取り入れる空気流路の一部を操作レバーベゼル70が形成している。これによって、バックパッド32とバックパン31に囲われた空間として形成されるダクトの長さを操作レバーベゼル70の分だけ短くすることができる。すなわち、バックパッド32に着座圧が印加されたときダクトの断面が変形されやすい部分を第1ダクト32dの部分とすることができる。これは、操作レバーベゼル70はバックパッド32より硬質であるので着座者の体圧がバックパッド32に印加されてもダクト全体がバックパッド32とバックパン31との間に形成されている場合より変形しにくいことによる。これによって、空気流路がつぶされて送風抵抗が増すおそれを抑制できる。また、操作レバーベゼル70は既存の部品の一部形状を変更して下側の立ち壁部70a2に内側開口部70a22を設けるだけでよいので部品点数を増加させることがない。
図8及び図9は、本発明の他の実施形態を示す。上記一実施形態と重複する構成に関しては、図面に同一の符号を付して説明を省略する。上記一実施形態との違いは、硬質部材として操作レバーベゼル70の代わりにショルダベゼル80が配設されている点である。
ショルダベゼル80は、硬質樹脂製で、バックパン31の貫通孔31eとバックパッド32のショルダ貫通孔32cに対応して2つ設けられており、それぞれ、前ベゼル81と後ベゼル82とを有する。前ベゼル81は、バックカバー33の端部を介してショルダ貫通孔32cの前側全周を覆う前環状部81aと、前環状部81aの下部に下方に延びて形成された前下壁部81bと、を有する。前環状部81aの前端部が、前開口部81a1を形成する。前下壁部81bは、バックパッド32のショルダ貫通孔32c下部から凹部32aにつながってバックパン31との間で断面矩形の溝状の空間部を形成するショルダダクト溝32fの底面部に当接する。後ベゼル82は、貫通孔31eの後側全周を覆う後環状部82aと、後環状部82aの下部に下方に延びて形成された後下壁部82bと、を有する。後環状部82aの後端部が、後開口部82a1を形成する。後下壁部82bは、ショルダダクト溝32fの底面部が対向するバックパン31の前面部に当接する。前下壁部81bの左右端部には後方に延びる立ち壁部が設けられ、後下壁部82bの左右端部には前方に延びる立ち壁部が設けられて、前下壁部81bの立ち壁部先端と後下壁部82bの立ち壁部先端が当接してショルダダクト溝32fの上部全周を覆うように形成されている。前下壁部81b、前下壁部81bの立ち壁部、後下壁部82b、後下壁部82bの立ち壁部の下端部が下開口部84を形成する。シートバック30に前ベゼル81と後ベゼル82を取付けたとき、前下壁部81bと後下壁部82bに対応する位置にはスリット83が形成される。スリット83は、シート外部から前開口部81a1及び後開口部82a1を通って取り入れた空気を下開口部84に流したり、その逆に流したりするための開口部である。スリット83に下側から対向するように目隠し壁82cが後ベゼル82の後下壁部82b上部に前方に向かって延びて設けられている。目隠し壁82cは、スリット83からシート内部が見えるのを防止する機能を果たす。ここで、前開口部81a1及び後開口部82a1が、特許請求の範囲の「第1の開口部」に相当し、下開口部84が、特許請求の範囲の「第2の開口部」に相当する。また、ショルダダクト溝32fが、特許請求の範囲の「ダクト」に相当する。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。ショルダベゼル80の前下壁部81b及び後下壁部82bは、前環状部81a及び後環状部82aと相俟って、シート外部から送風装置60に空気を取り入れ又は送風装置60からシート外部へ空気を排出する空気流路の一部を形成する。これによって、バックパッド32とバックパン31に囲われた空間として形成されるダクトの長さを短くすることができる。すなわち、バックパッド32に着座圧が印加されたときダクトの断面が変形されやすい部分をショルダダクト溝32fの前下壁部81b及び後下壁部82bが当接していない部分とすることができる。これは、ショルダベゼル80はバックパッド32より硬質であるので着座者の体圧がバックパッド32に印加されてもダクト全体がバックパッド32とバックパン31との間に形成されている場合より変形しにくいことによる。これによって、空気流路がつぶされて送風抵抗が増すおそれを抑制できる。また、ショルダベゼル80は既存の部品の一部形状を変更して前下壁部81b、後下壁部82b、目隠し壁82cを設けるだけでよいので部品点数を増加させることがない。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、バックパン31の材料として強化材にカーボンファイバー織物を、マトリクス樹脂にエポキシ樹脂を用いたがこれに限らず、強化材としてガラス繊維の織物を用いたり、マトリクス樹脂としてフェノール樹脂や不飽和ポリエステル樹脂のような熱硬化樹脂を用いてもよい。さらにはカーボンファイバーやガラス繊維等の強化材をポリプロピレンやポリアミド等の熱可塑性樹脂と複合化したスタンパブルシートを加熱して冷間プレス成形してもよい。
2.上記実施形態においては、バックパッド32の貫通孔32bから供給された空気を、バックカバー33の発泡樹脂層を通じて上下左右の面内方向に拡散し、布帛体を通して着座者身体に向けて放出した。しかし、これに限らず、バックパッド32の着座面側に貫通孔32bに連通する溝を設けこの溝を通して空気を上下左右の面内方向に拡散するようにしてもよい。また、バックカバー33の発泡樹脂層を通じた拡散と溝を通じた拡散を併用してもよい。
3.上記実施形態では、本発明を自動車用シートに適用したが、飛行機、船、電車等の乗物に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
30 シートバック
31 バックパン(シートシェル)
31e 貫通孔(貫通孔部)
32 バックパッド(シートパッド)
32c ショルダ貫通孔(貫通孔部)
32d 第1ダクト(ダクト)
32e 第2ダクト
32f ショルダダクト溝(ダクト)
60 送風装置
70a21 外側開口部(第1の開口部)
70a22 内側開口部(第2の開口部)
70 操作レバーベゼル(硬質部材、カバー部材)
80 ショルダベゼル(硬質部材、ベゼル部材)
81a1 前開口部(第1の開口部)
82a1 後開口部(第1の開口部)
84 下開口部(第2の開口部)
F フロア


Claims (2)

  1. 乗物用シートであって、
    骨格としてのシートシェルと、該シートシェル上に載置されるクッション体としてのシートパッドと、該シートパッド内に配設され着座者の身体に対して空気を送る又は着座者の身体周りの空気を吸引する送風装置と、
    前記シートシェルから前記シートパッド側に向けて突出して配設されるとともにシート外部に向けて開口する第1の開口部とシート内部に向けて開口する第2の開口部とを有し空気流路の一部を形成する前記シートパッドより硬質な硬質部材と、
    前記シートパッドと前記シートシェルに囲われた空間であって前記第2の開口部と前記送風装置とを連結するダクトと、
    を備えており、
    前記硬質部材は前記乗物用シートの操作レバーの周囲を覆う箱状のカバー部材である乗物用シート。
  2. 乗物用シートであって、
    骨格としてのシートシェルと、該シートシェル上に載置されるクッション体としてのシートパッドと、該シートパッド内に配設され着座者の身体に対して空気を送る又は着座者の身体周りの空気を吸引する送風装置と、
    前記シートシェルから前記シートパッド側に向けて突出して配設されるとともにシート外部に向けて開口する第1の開口部とシート内部に向けて開口する第2の開口部とを有し空気流路の一部を形成する前記シートパッドより硬質な硬質部材と、
    前記シートパッドと前記シートシェルに囲われた空間であって前記第2の開口部と前記送風装置とを連結するダクトと、
    を備えており、
    前記硬質部材は前記乗物用シートに設けられた貫通孔部の周囲を覆うベゼル部材である乗物用シート。
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