JP6507637B2 - 受信状況表示機能を備えた無線通信装置及び無線通信装置における受信状況表示方法 - Google Patents

受信状況表示機能を備えた無線通信装置及び無線通信装置における受信状況表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、センターモードでの受信状況表示機能を備えた無線通信装置、特にその受信状況表示画像の表示変更に関する。
液晶表示装置などの二次元表示装置を備えた無線通信装置では、所定の周波数帯域で、周波数毎の瞬間の振幅の強度(信号レベル)を表示するスペクトラムスコープ(スペクトラムスコープの横軸が周波数で縦軸が振幅の強さを表す)などの受信状況表示機能を備えている。受信状況表示機能は、さらに現在受信している周波数を、常に表示面の横方向の中央に表示するセンターモード表示機能を含む。センターモードが選択されている状態で、受信周波数が変更されると、変更された新たな受信周波数が表示面の横方向の中央に移動し、表示面に表示されるスペクトラムスコープの周波数帯域がシフトする。
一方、無線通信装置では、DX(遠距離)局との交信に際して、受信周波数(DX局の送信周波数)とは異なる送信周波数(DX局の受信周波数)で送受信を行う、スプリット運用が広く行われている。一般的に、スプリット運用モードでは、送信周波数は、受信周波数に対して±5kHz又はその整数倍が指定される。ユーザは、DX局に対して送信しようとする際に、送信周波数で第三者が送信を行っているか否かを確認するために、送信周波数付近の周波数帯域をモニタしたい場合が生じる。スペクトラムスコープがセンターモードに設定され、さらに、スプリット運用モードが設定されている場合、例えば送信周波数が受信周波数に対して+5kHzに指定されているとすると、受信周波数及び送信周波数の信号レベルは、表示面の中央と右側半分の領域に表示され、表示面の左半分は、事実上デッドスペースとなっている。また、送信周波数が表示面の右半分の領域に収まらない場合は、ペクトラムスコープの横軸の表示スパンを縮小しなければならず、視認性が低下する。
また、スプリット運用モードにおいて、受信周波数と送信周波数の信号強度を同時に表示するために、スペクトラムスコープの表示モードを、現在の受信周波数に関係なく任意の周波帯域をモニタするFIXモードに切り替えることも可能であるが、何度も周波数帯域を切り替えながら信号強度を確認しなければならず、操作が煩雑である。
液晶表示装置を用いた無線通信装置の表示方法として、例えば特許文献1では、それぞれ矩形の液晶画素であって4行7列のマトリックス形状に配列されたマトリックス表示部を用いて、受信可能な複数の周波数とその周波数の信号強度を表示することができる。また、受信周波数の変更に対応して上記複数周波数の信号強度の表示位置をシフトさせて変更することができる。スキャンサーチモードによって、送受信周波数を、所定ステップ周波数毎に自動的に周波数の上方向又は下方向に変更する場合、現在の送受信周波数の信号レベルの表示は、マトリックス液晶表示部の右端に位置するようにシフトされた後に、送受信周波数が順次上方向に走査されるためにそれに対応する信号レベルの表示位置が左方向に順次シフトされる。一方、下方向に変更する場合、現在の送受信周波数の信号レベルの表示は、マトリックス液晶表示部の左端に位置するようにシフトされた後に、送受信周波数が順次下方向に走査されるためにそれに対応する信号レベルの表示位置が右方向に順次シフトされる。なお、特許文献1には、スペクトラムスコープのセンターモードにおけるスプリット運用モードについては言及がなされていない。
特許第2575587号
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、受信状況表示機能を備えた無線通信装置において、受信状況表示画像がセンターモードに設定されている場合に、受信周波数から離れた周波数帯域について、簡単な操作で受信状況表示としてモニタ可能とすると共に、二次元表示装置の表示面を無駄なく有効に活用しうる受信状況表示画像の表示機能を備えた無線通信装置及び無線通信装置における受信状況表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る受信状況表示機能を備えた無線通信装置は、
表示面上の所定の表示領域に所望する周波数帯域の受信状況表示画像を表示する二次元表示装置と、
ユーザによって所定の操作がなされる操作部と、
前記所定の表示領域の中央に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するセンターモードが選択されている状態において、ユーザにより前記所定の操作がなされたときに前記所定の表示領域の中央よりも右側又は左側に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するように変更する表示画像切り替え部と、
を備えたことを特徴とする。
前記所定の操作が行われる前の受信状況表示画像の横軸の表示スパンを維持したまま、受信状況表示画像を左側又は右側にシフトさせるようにしてもよい。
前記所定の操作が行われる前の受信状況表示画像の横軸の表示スパンを拡大して、現在の受信周波数の信号強度を前記所定の表示領域の左端近傍又は右端近傍に表示してもよい。
また、現在の受信周波数の信号強度が前記所定の表示領域の左端近傍又は右端近傍に表示された状態で、前記所定の操作とは異なる第2所定の操作がなされたときに、受信状況表示画像の横軸の表示スパンを縮小して、受信状況表示画像として表示される周波数帯域を拡大するようにしてもよい。
前記操作部は、前記二次元表示装置の表示面上に重なるように設けられた透明な接触入力装置であり、
前記所定の操作は、前記接触入力装置に対するユーザの接触操作であり、
該接触操作が行われた領域端周波数と現在の受信周波数との差分だけ、現在の受信周波数の信号強度が前記所定の領域の中央よりも右側又は左側に表示されるように受信状況表示画像を変更する
ようにしてもよい。
また、本発明の他の一態様に係る無線通信装置における受信状況表示方法は、
無線通信装置における受信状況表示方法であって、
二次元表示装置の表示面上の所定の表示領域に所望する周波数帯域の受信状況表示画像が表示され、且つ、前記所定の表示領域の中央に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するセンターモードが選択されている状態において、ユーザにより前記所定の操作がなされたときに前記所定の表示領域の中央よりも右側又は左側に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するように変更することを特徴とする。
このような構成によれば、ユーザが所定の操作を行うことにより、いわゆるセンターモードにおいて、二次元表示装置の画面上の所定の表示領域の中央に表示されていた現在の受信周波数の信号強度を、所定の表示領域の中央よりも右側又は左側に表示されるように、受信状況表示画像が変更されるので、受信周波数から離れた周波数帯域について、簡単な操作で受信状況表示画像としてモニタすることができ、二次元表示装置の表示面を無駄なく有効に活用することができる。
本発明の第1実施形態に係る受信状況表示機能を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図。 運用モードがスプリット運用モードに設定され、且つ、センターモードが選択されている場合のタッチパネル液晶表示装置の表示面の一例を示す図。 第1実施形態において、タッチパネル液晶表示装置の表示面に表示されているスペクトラムスコープ画像の部分のみを抜き出した状態を示す図。 第1実施形態に係るスペクトラムスコープ画像であって、スペクトラムスコープ画像の横軸のスパンを維持したままシフトさせた状態を示す図。 第1実施形態に係るスペクトラムスコープ画像であって、スペクトラムスコープ画像の横軸のスパンを維持したままさらにシフトさせた状態を示す図。 第1実施形態に係るスペクトラムスコープ画像であって、スペクトラムスコープ画像の横軸のスパンを縮小した状態を示す図。 本発明の第2実施形態に係る受信状況表示機能を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態において、タッチパネル液晶表示装置の表示面に表示されているスペクトラムスコープ画像の部分のみを抜き出し、ユーザによる操作面への接触操作がなされた状態を示す図。 本発明の第3施形態におけるスペクトラムスコープ画像であって、スペクトラムスコープ画像の横軸のスパンを拡大した状態を示す図。 スペクトラムスコープ画像のシフト量を選択するための階層的なメニュー画面を示す図。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る受信状況表示機能を備えた無線通信装置及び無線通信装置における受信状況表示方法について説明する。図1は、第1本実施形態に係る無線通信装置1のブロック構成を示す。この無線通信装置1は、送信と受信を同じ運用周波数で行う通常運用モードと、送信と受信を異なる運用周波数で行うスプリット運用モードの切り替えが可能である。そのため、図1に示すように、受信部11A及び送信部11Bに対応して2つのVFO(Variable Frequency Oscillator)12A及び12Bを備えている。
アマチュア無線の分野で使用される無線通信装置は、運用周波数を所定の周波数帯域で自由に設定することができる。そのため、所定の周波数帯域における受信状況を表すために、所定の周波数帯域における受信信号強度を示す、いわゆるスペクトラムスコープ表示や、受信信号強度を時系列に沿って表す、いわゆるウォーターフォール表示を行うことができる。スペクトラムスコープ表示などの受信状況表示画像は一定の面積を必要とするため、この無線通信装置1は、液晶表示装置などの二次元表示装置2を備えている。また、図2に示すように、二次元表示装置2の周囲、例えば左辺及び下辺に沿って配置された、複数の物理的な操作ボタン28や受信状況表示画像をシフトさせるためのシフトボタン29A,29Bなどで構成された操作部30を備えている。
操作部30には、操作検出部31が接続されており、ユーザによるボタン操作を検出する。操作検出部31には、さらに操作判定部32が接続されており、ユーザーによってどのボタンが操作されたのか、すなわちボタン操作の位置や、その操作回数などを判定する。すなわち、操作部30と、操作検出部31と、操作判定部32によって、入力装置が構成される。操作判定部32は、運用モード切り替え部33に接続されており、運用モード切り替え部33は、操作判定部32により判定された検出されたボタン操作の位置や操作回数などに基づいて、通常運用モードからスプリット運用モードへ又はその逆へ、運用モードの切り替えを行う。
運用モード切り替え部33は、さらに表示画像切り替え部34及び運用周波数指示部35に接続されている。表示画像切り替え部34は、運用モード切り替え部33による運用モードの切り替えに従って、二次元表示装置2の表示面22Aに表示される画像を切り替える。図2は、運用モードがスプリット運用モードに設定され、且つ、センターモードが選択されている場合の二次元表示装置2の表示面22Aの一例を示す。タッチパネル液晶表示装置2の表示面22Aの上部には、受信周波数及び送信周波数を示すインジケーター25A及び25Bと数値26A及び26Bが横方向に並べて表示されている。また、タッチパネル液晶表示装置2の表示面22Aの下部には、受信状況表示画像としてスペクトラムスコープ画像27が表示されている。現在選択されている受信周波数は、スペクトラムスコープ画像27の中央に位置している。以下、スペクトラムスコープ表示を例にして説明する。
運用周波数指示部35は、運用モード切り替え部33による運用モードの切り替えに従って、運用周波数設定部36により設定される送信周波数及び受信周波数を指示する。運用モードが通常運用モードからスプリット運用モードに切り替えられた場合、運用周波数指示部35は、受信周波数は通常運用モードのときのまま変更せず、送信周波数の初期値として受信周波数+5kHz又は−5kHzに変更するように、運用周波数設定部36に対して指示する。この受信周波数と送信周波数の差の初期値+5kHz又は−5kHz(ステップアップ/ダウン値)は、あらかじめ記憶部37に設定されているものとする。
ところで、スプリット運用モードにおいて、交信相手のDX局が受信周波数を送信周波数+5kHz又は−5kHzに設定しているとは限らないので、その場合は送信周波数を変更する必要がある。また、ユーザがDX局に対して送信しようとする際、その送信周波数で第三者が送信を行っているか否かを確認するために、送信周波数の信号強度をモニタしたい場合が生じる。本実施形態に係る無線通信装置1は、従来のセンターモードではスペクトラム表示されない周波数帯域についてスペクトラムスコープ表示を可能にしたり、現在二次元表示装置2の表示面22Aに表示されている周波数帯域についてスペクトラムスコープ画像を拡大表示したりすることができる。
第1実施形態に係る無線通信装置におけるスペクトラムスコープの表示機能又は表示方法について、以下に具体的に説明する。図3は、現在二次元表示装置2の表示面22Aに表示されているスペクトラムスコープ画像27の部分のみを抜き出したものである。図3に示すように、スペクトラムスコープの中央を基準として、周波数の低い側に、例えば5つの領域270〜274が設定され、周波数の高い側にも、例えば5つの領域275〜279が設定されている。この例では、スペクトラムスコープの表示可能領域として、受信周波数に対して±25kHzが選択されており、1つの領域がそれぞれ、例えば5kHz刻みで設定されている。この状態で、表示面22Aの右下にあるシフトボタン29A,29Bのいずれかが操作されたとする。左側のシフトボタン29Aが1回操作されるたびに、表示画像切り替え部34は、スペクトラムスコープ画像27を左側に5kHz分ずつシフトさせる。同様に、右側のシフトボタン29Bが1回操作されるたびに、表示画像切り替え部34は、スペクトラムスコープ画像27を右側に5kHz分ずつシフトさせる。図4は、例えば左側のシフトボタン29Aが3回操作されたときのスペクトラムスコープ画像27を示す。表示画像切り替え部34は、スペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを維持したまま、現在の受信周波数の信号強度がスペクトラムスコープ表示領域の中央よりも15kHz分だけ左側に表示されるようにスペクトラムスコープ画像27を変更する。それによって、スペクトラムスコープ表示される周波数帯域は、現在の受信周波数に対して−10kHzから+40kHZにシフトされる。同様に、右側のシフトボタン29Bが操作されたときは、表示画像切り替え部34は、現在の受信周波数の信号強度がスペクトラムスコープ表示領域の中央よりも右側に表示されるように、操作回数に5kHzを乗算した分だけ、スペクトラムスコープ画像27を右側にシフトさせる。このように、現在の受信周波数の信号強度を表示しつつ、スペクトラムスコープ画像27を左右方向にシフトさせることにより、従来のセンターモードではスペクトラム表示されない周波数帯域(図4に示す具体例では、+25kHZ〜+40kHZ)についてスペクトラムスコープ表示が可能になる。
また、図5に示すように、現在の受信周波数の信号強度がスペクトラムスコープ表示領域の左端近傍(又は右端近傍)に表示された状態では、スペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを維持したまま、これ以上の周波数帯域についてスペクトラムスコープ表示をすることができない。そこで、例えばスペクトラムスコープ画像27の横軸のスパンを縮小するための、シフトボタン29A,29Bとは異なるいずれかの操作ボタン28が操作されると(第2所定の操作)、図6に示すように、スペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを縮小して、スペクトラムスコープ表示される周波数帯域を拡大するようにしてもよい。このようにすれば、現在の受信周波数をスペクトラムスコープ画像27に表示したまま、ユーザが所望する周波数帯域について、信号強度をモニタすることができる。
(第2実施形態)
図7は、第2本実施形態に係る無線通信装置1のブロック構成を示す。上記第1実施形態では、二次元表示装置2として通常の液晶表示装置を用い、操作部30として、無線通信装置1の筐体の前面に配置された操作ボタン28やシフトボタン29A,29Bを用いたが、第2実施形態では、表示部及び操作部として、液晶パネルの表示面上に重なるように透明なタッチパネル(接触入力装置)が設けられた液晶表示装置(以下、「タッチパネル液晶表示装置」とする)2’を用いている。タッチパネルを操作部21、その表面を操作面21A、液晶パネルを表示部22、その表面を表示面22Aとする。タッチパネルとしては、抵抗膜方式や静電容量方式など、様々な構造を採ることができ、特に限定されるものではなく、タッチパネル液晶表示装置2’の操作面21A上に接触されたユーザの指の横方向における接触位置及び縦方向における接触位置などが特定できればよい。
また、第1実施形態では、ユーザによる物理的なボタン操作によって、スペクトラムスコープ画像27のシフト方向及びシフト量を選択するようにしたが、第2実施形態では、ユーザがタッチパネル液晶表示装置2’の操作面21Aに触れることによって、スペクトラムスコープ画像27を左右方向にシフトするようにしたものである。図8に示すように、第1実施形態と同様に、タッチパネル液晶表示装置2’の操作面21Aのスペクトラムスコープ画像27に対向する領域について、スペクトラムスコープの中央を基準として、周波数の低い側に5つの領域270〜274が設定され、周波数の高い側にも5つの領域275〜279が設定されているものとする。第2実施形態では、スペクトラムスコープの中央を基準として、周波数の低い側及び高い側に配列された10個の領域270〜279をそれぞれシフト量選択ボタンとして使用する。
例えば、図8に示すように、ユーザの指による接触操作が、タッチパネル液晶表示装置2’の操作面21Aのスペクトラムスコープ画像27に対向する領域のうちいずれかの領域270〜279(例えば領域277)でなされたとする。操作検出部31によって接触操作(所定の操作)がなされたことが検出すると、操作判定部32は接触操作が行われた領域を判定する。そして、接触操作が行われた領域が現在の受信周波数よりも高い周波数に対するものであるときは、表示画像切り替え部34は、第1実施形態における図4と同様に、現在の受信周波数の信号強度がスペクトラムスコープ表示領域の中央よりも左側に表示されるようにスペクトラムスコープ画像27を変更する。また、接触操作が行われる前のタッチパネル液晶表示装置2’の表示面22Aに表示されているスペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを維持したまま、現在の受信周波数と接触操作が行われた領域277の領域端周波数との差(+15kHz)分だけ、スペクトラムスコープ画像27を左側にシフトさせる。それによって、スペクトラムスコープ表示される周波数帯域は、現在の受信周波数に対して−10kHzから+40kHZにシフトされる。同様に、接触操作が行われた領域が現在の受信周波数よりも低い周波数に対するものであるときは、表示画像切り替え部34は、現在の受信周波数の信号強度がスペクトラムスコープ表示領域の中央よりも右側に表示されるように、現在の受信周波数と接触操作が行われた領域の領域端周波数との差分だけ、スペクトラムスコープ画像27を右側にシフトさせる。あるいは、接触操作が行われた領域と同じ方向に、スペクトラムスコープ画像27をシフトさせてもよい。このように、現在の受信周波数の信号強度を表示しつつ、スペクトラムスコープ画像27を左右方向にシフトさせることにより、従来のセンターモードではスペクトラム表示されない周波数帯域(図4に示す具体例では、+25kHZ〜+40kHZ)についてスペクトラムスコープ表示が可能になる。なお、現在の受信周波数の信号強度がスペクトラムスコープ表示領域の左端近傍(又は右端近傍)に表示された状態で、スペクトラムスコープ表示されていない周波数帯域についてモニタしたい場合は、再度タッチパネル液晶表示装置2’の操作面21Aに指を接触させるなどの操作(第2所定の操作)を行い、スペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを縮小して、スペクトラムスコープ表示される周波数帯域を拡大すればよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第2実施形態の場合と同様に、表示部及び操作部としてタッチパネル液晶表示装置2’を用いている。また、第2実施形態では、ユーザの指の接触操作によって、スペクトラムスコープ画像27のシフト方向及びシフト量を選択するようにしたが、第3実施形態では、ユーザがモニタしたい周波数付近に直接指を接触されることによって、スペクトラムスコープ画像27を左右方向にシフト及び拡大するようにしたものである。上記と同様に、図8に示すように、ユーザの指による接触操作が、タッチパネル液晶表示装置2の操作面21Aのスペクトラムスコープ画像27に対向する領域のうちいずれかの領域270〜279(例えば領域277)でなされたとする。表示画像切り替え部34は、図9に示すように、現在の受信周波数の信号強度をスペクトラムスコープ表示領域の左端近傍に表示すると共に、接触操作が行われた領域277の領域端周波数の信号強度をスペクトラムスコープ表示領域の右端近傍に表示し、それに合わせて、スペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを拡大する。それによって、スペクトラムスコープ表示される周波数帯域は、現在の受信周波数に対して+15kHZに縮小され、より細かい周波数ピッチで信号強度をモニタすることができる。なお、スペクトラムスコープ表示されていない周波数帯域についてモニタしたい場合は、上記と同様に、再度接触操作(第2所定の操作)を行い、スペクトラムスコープ画像27の横軸の表示スパンを縮小して、スペクトラムスコープ表示される周波数帯域を拡大すればよい。
なお、上記第1実施形態では、操作部30として物理的な操作ボタン28やシフトボタン29A,29Bを用い、第2実施形態では、操作部21としてタッチパネル液晶表示装置2を用いたが、ユーザによって操作される操作部は物理的な操作ボタンやタッチパネルに限定されるものではなく、二次元表示装置の表示面上に階層的に表示されるメニュー画面及びメニュー画面上のアイコンを選択するためのマウスやカーソル移動キー、無線通信装置1の筐体に配置されたダイヤルなどの組合せであってもよい。その場合、ユーザによる所定の操作によってスペクトラムスコープ画像をシフトする方向及びシフト量、ユーザがモニタしたい周波数などが特定できればよい。例えば、いずれかの操作ボタン28を一定時間以上押し続ける(長押しする)と、スペクトラムスコープ画像27が、階層的に表示されるメニュー画面に切り替わり、そこでマウス、物理的な操作ボタン、ダイヤルなどによる所定の操作より、シフト方向及びシフト量を直接選択してもよい。図10は、階層的なメニュー画面35でシフト量選択モードを呼び出し、シフト量として+2を選択している状態を示している。この場合、受信周波数の表示位置は、スペクトラムスコープ表示領域の中央よりも2領域(10kHz)分だけ左側に表示されるようにスペクトラムスコープ画像27が変更(シフト)される。再度、いずれかの操作ボタン28を上記よりも短い時間押す(短押しする)ことにより、下のスペクトラムスコープ画像27に戻る。また、運用モードが通常運用モードからスプリット運用モードに切り替えられた際に、それに連動して、スプリット運用モードにおける送信周波数の初期値として、記憶部37に設定されている周波数がスペクトラムスコープ画像27に表示されるように、自動的にスペクトラムスコープ画像27のシフト方向及びシフト量を調整するようにしてもよい。このように、受信周波数から離れた周波数帯域について、簡単な操作でペクトラムスコープ表示としてモニタすることを可能とすると共に、二次元表示装置の表示面を無駄なく有効に活用することができる。
1 無線通信装置
2 二次元表示装置
2’ タッチパネル液晶表示装置
21 操作部
21A 操作面
22 表示部
22A 表示面
27 スペクトラムスコープ画像(受信状況表示画像)
28 操作ボタン
29A,29B シフトボタン
30 操作部
31 操作検出部
32 操作判定部
33 運用モード切り替え部
34 表示画像切り替え部
35 メニュー画面

Claims (6)

  1. 表示面上の所定の表示領域に所望する周波数帯域の受信状況表示画像を表示する二次元表示装置と、
    ユーザによって所定の操作がなされる操作部と、
    前記所定の表示領域の中央に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するセンターモードが選択されている状態において、ユーザにより前記所定の操作がなされたときに前記所定の表示領域の中央よりも右側又は左側に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するように変更する表示画像切り替え部と、
    を備えたことを特徴とする受信状況表示機能を備えた無線通信装置。
  2. 前記所定の操作が行われる前の受信状況表示画像の横軸の表示スパンを維持したまま、受信状況表示画像を左側又は右側にシフトさせることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記所定の操作が行われる前の受信状況表示画像の横軸の表示スパンを拡大して、現在の受信周波数の信号強度を前記所定の表示領域の左端近傍又は右端近傍に表示することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 現在の受信周波数の信号強度が前記所定の表示領域の左端近傍又は右端近傍に表示された状態で、前記所定の操作とは異なる第2所定の操作がなされたときに、受信状況表示画像の横軸の表示スパンを縮小して、受信状況表示画像として表示される周波数帯域を拡大することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記操作部は、前記二次元表示装置の表示面上に重なるように設けられた透明な接触入力装置であり、
    前記所定の操作は、前記接触入力装置に対するユーザの接触操作であり、
    該接触操作が行われた領域端周波数と現在の受信周波数との差分だけ、現在の受信周波数の信号強度が前記所定の領域の中央よりも右側又は左側に表示されるように受信状況表示画像を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 無線通信装置における受信状況表示方法であって、
    二次元表示装置の表示面上の所定の表示領域に所望する周波数帯域の受信状況表示画像が表示され、且つ、前記所定の表示領域の中央に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するセンターモードが選択されている状態において、ユーザにより前記所定の操作がなされたときに前記所定の表示領域の中央よりも右側又は左側に現在の受信周波数の信号強度が位置するように受信状況表示画像を表示するように変更することを特徴とする受信状況表示方法。
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