JP6507439B1 - 地中トリウム埋設の探査装置及び方法 - Google Patents

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【課題】地表面においてバックグラウンドの影響に配慮することなく地中にトリウムが埋設されているかを探査するための探査装置/方法を提供する。【解決手段】本発明の探査装置100は、(a)隣り合う2つの放射線検出器2、3と、(b)一方の放射線検出器2の検出部4の周囲を覆う第1の放射線遮蔽体6と、(c)他方の放射線検出器3の検出部2の前面8を除いた周囲を覆う第2の放射線遮蔽体7と、(d)2つの放射線検出器で測定された2つのγ線スペクトル(計数)の差分を求めるための処理手段12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、地中にトリウムが埋設されているかを探査するための探査装置及び方法に関し、より具体的には、地表面において放射線検出器を含む探査装置により地中のトリウムの埋設の有無を探査する探査方法に関する。
地中にあるウラン(238U)、トリウム(232Th)、カリウム(40K)などの天然放射性元素を探査する方法として、古くから放射能を利用した地質調査法を意味する自然放射能探査法が行われている。例えば、非特許文献1は、その自然放射能探査法の1つとして、ハンドボーン携帯用γ線分析装置を使用して地表面からγ線を測定するγ線スペクロトメトリを用いた放射能探査法により、岩盤の風化度と238U、232Th、40Kなどの天然放射性元素の移動性とを調査した結果を開示している。
非特許文献1に開示されるような地表面からの放射能探査では、地表面での線量率測定によって地中のトリウム等の存在の有無を検知する必要があるが、測定値がその場所でのバックグラウンド値よりも有意な高い値を示す必要がある。しかし、測定場所によってバックグラウンド値は変化しており、測定値の微小な変動を検知することは難しい状況にある。また、埋設されているトリウム等からのγ線は土壌によって遮蔽されており、地表面まで到達するγ線量は少なくなるので、地表面での線量率による検知は難しくなる。
特許文献1は、測定場所でのバックグラウンドの影響を除去するために、底と周囲壁とを有し、周囲壁に横開口を備えた筒状の遮蔽体を用意し、放射線計測器の検出部を遮蔽体の中に入れた状態で、土壌に形成した縦穴の中に挿入し、遮蔽体の深さ位置での放射線量を計測することを特徴とする地中放射線量の計測方法を開示する。
特許文献2は、地表からの単位深さにおける放射線量を実測し、その地表から採取された土壌サンプルの単位長さとその密度との積を地中深さ(g/cm)とし、この地中深さに対応する放射線量の実測値(nGy/h)との積を放射線量面積とし、この面積を土地利用形態に応じて相違する換算係数で割算することを開示する。
しかし、特許文献1は、地表面から地中へ縦穴を掘って測定を行う方法であり、特許文献2は、地表から土壌を採取して測定を行う方法であり、いずれも地表面で測定装置のみを用いてバックグラウンドの影響を回避しながら地中のトリウムの埋設の有無を探査する方法を開示するものではない。
特開2014−010088 特開2002−214348
「放射能探査法の地球化学的調査への応用」、農業工学研究所技報 第203号、101−110頁、2005年
本発明は、地表面においてバックグラウンドの影響に配慮することなく地中にトリウムが埋設されているかを比較的簡易に探査するための探査装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、地中のトリウム埋設の有無を探査する探査装置を提供する。その探査装置は、(a)隣り合う2つの放射線検出器と、(b)一方の放射線検出器の検出部の周囲を覆う第1の放射線遮蔽体と、(c)他方の放射線検出器の検出部の前面を除いた周囲を覆う第2の放射線遮蔽体と、(d)2つの放射線検出器で測定された2つのγ線スペクトル(計数)の差分を求めるための処理手段と、を備える。
本発明は、地中のトリウム埋設の有無を探査する探査方法を提供する。その探査方法は、(a)隣り合う2つの放射線検出器を、一方の放射線検出器の検出部の周囲は第1の放射線遮蔽体で覆われ、他方の放射線検出器の検出部の前面を除いた周囲が第2の放射線遮蔽体で覆われている状態で、地表面上に置く工程と、(b)2つの放射線検出器で地表面からのγ線を測定する工程と、(c)2つの放射線検出器で測定された所定のγ線エネルギー範囲での2つのγ線スペクトル(計数)の差分からトリウム埋設の有無を判定する工程と、を含む。
本発明によれば、地表面からコリメートしたγ線を一方の放射線検出器で測定し、他方の放射線検出器でバックグラウンドを測定し、両者の2つのγ線スペクトル(計数)の差分を得る事により、バックグラウンドの影響を除いた状態で地中からのγ線測定によるトリウム埋設の探査を精度及び効率良くかつ簡易に行うことができる。
本発明の一実施形態の探査装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の探査装置の放射線遮蔽体の先端部の断面図である。 本発明の一実施形態の探査方法の工程を示す図である。 本発明の一実施形態のγ線スペクトルの差分を示す図である。 図4のγ線スペクトルの差分の800keV以上でのγ線スペクトルの差分を示す図である。 本発明の一実施形態の線量率とγ線スペクトルの差分を示す図である。 本発明の一実施形態の800〜1600keVでの線量率とγ線スペクトルの差分を示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態の地中のトリウム埋設の有無を探査する探査装置(以下、単に探査装置と呼ぶ)の構成を示す模式図である。図1では、探査装置100が地表面20に置かれて地中21からのγ線測定が可能な状態を示している。また、図1では、地中にトリウムを含む層(領域)22が存在する場合を想定している。地中に埋設されているトリウム含有物、より正確にはトリウム系列に属する核種を含む含有物(以下、単に「トリウム(埋設)」あるいは「トリウム含有物」と呼ぶ)は、土壌によって遮へいされにくい比較的高エネルギーのγ線を放出しているため、これらを捉えることにより地中内のトリウム埋設の有無を推定することが可能となる。
探査装置100は、収納容器1内に配置された隣り合う2つの放射線検出器2、3を含む。放射線検出器2の検出部4の周囲は、第1の放射線遮蔽体6で覆われている。放射線検出器3の検出部5は、その前面8を除いた周囲が第2の放射線遮蔽体7で覆われている。探査装置100は、2つの放射線検出器2、3と信号ケーブル9、10で接続され、測定された2つのγ線スペクトルの差分値などを求めるための処理手段12をさらに含む。
γ線スペクトルは、γ線のエネルギー毎に検出されたγ線の計数(カウント)を横軸がエネルギーで縦軸が計数のグラフにプロットすることにより得る事ができる。したがって、以下の説明では、γ線スペクトルはγ線の計数(カウント)と同じ意味として用いている。処理手段12は、例えば、演算処理手段(CPU)、メモリ、表示部13等を備えるパーソナルコンピュータ(PC)からなる。
収納容器1は、木製、プラスチック製、あるいは金属製の容器からなり、その上部は放射線検出器2、3を出し入れ可能なように開口されており、その底部は放射線検出器3の検出部5の前面8が完全に見えるように一部だけが開口されている。図2は、図1の第1及び第2の放射線遮蔽体6、7の先端面(図1のA−A’断面)を示している。収納容器1内で、放射線検出器2の検出部4(図では破線円)は前面も含めて第1の放射線遮蔽体6で覆われており、放射線検出器3の検出部5の前面8と第2の放射線遮蔽体7の先端面が露出している。第1及び第2の放射線遮蔽体6、7は、同一厚さの鉛、鉄、あるいはタングステンなどの重金属を用いることができる。鉛を用いた場合その厚さは例えば約15mmにすることができる。
収納容器1内で、2つの放射線検出器2、3は、検出部4、5の前面が、第1及び第2の放射線遮蔽体6、7の先端面(図1のA−A’断面)から略同一の距離に位置するように配置されている。第2の放射線遮蔽体7は、放射線検出器3の検出部5の前面8へ地表面からのγ線をコリメートするように検出部5の前面8より先に伸びている。放射線遮蔽体7の先端部により地中にむけてコリメートすることで測定の指向性を高めている。これにより、地中方向で所定の角度θ(例えば約60度)以内のγ線のみを放射線検出器3の検出部5で捉えることができ、周辺のバックグランドの影響を配慮することなく地中方向のみに注目した計測を可能とすることができる。
2つの放射線検出器2、3は、γ線を検知可能なシンチレーション検出器、例えば、NaI(Tl)シンチレーション検出器、あるいはCsI(Tl)シンチレーション検出器を用いることができる。シンチレーション検出器を用いた場合、入射するγ線のエネルギーに対応するデジタル信号が出力され、信号ケーブル9、10を介して処理手段(PC)12に入力する。処理手段(PC)12では、受信するデジタル信号(測定データ)を処理してγ線スペクトルを表示部13に表示することができる。
図3は、本発明の一実施形態の探査方法の工程を示す図である。工程S1において、探査装置100、より具体的には、2つの隣り合う2つの放射線検出器2、3をトリウム埋設の有無を探査する地表面に置く。この時、図1の模式図で示されるような測定環境(状態)が作られる。工程S2において、2つの放射線検出器2、3により地表面20(地中22)を含む周囲環境からのγ線を測定する。2つの放射線検出器2、3の各々から測定されるγ線のエネルギーに対応するデジタル信号が処理手段(PC)12に送られる。
工程S3において、処理手段(PC)12は、受信するデジタル信号(測定データ)を処理してγ線スペクトル(計数)を表示部13に表示する。その際、2つの放射線検出器2、3の各々から得られるγ線スペクトルの差分を算出する。このγ線スペクトルの差分は、図1の放射線遮蔽体7でコリメートされた開口部から放射線検出器3の検出部5に入射するγ線の測定値(計数)に相当する。
図4は、工程S3で得られる本発明の一実施形態のγ線スペクトルの差分の例を示す図である。図4は0〜約1600keVのγ線エネルギー範囲での図1の放射線検出器2、3で得られるγ線スペクトルの差分である。グラフaは、汚染されていない山砂約40cm厚(密度1.5g/cm)でトリウム線源を遮へいした時のγ線スペクトルの差分である。グラフbは、セシウム(137Cs)で汚染した駐車場の砂利の上でのγ線スペクトルの差分である。測定場所表面での空間線量率は、それぞれ0.111μSv/h、0.162μSv/hであるが、全計数値はほぼ同等である。グラフbでは、137Csの661、7keV近傍のγ線エネルギーでのピークが認められるが、aでは認識できるピークはない。
図5は、図4のγ線スペクトルの差分の800keV以上のγ線エネルギーでのγ線スペクトルの差分を示す図である。800keV以上のγ線エネルギー範囲とするのは、137Csの661、7keVのγ線を除くためである。トリウム線源を遮へいしたグラフaの計数は、空間線量率が0.111μSv/hとグラフbの0.162μSv/hよりも低いにもかかわらず、明らかにグラフbの計数よりも大きくなっていることがわかる。図4と比較して、図5の結果は、800keV以上の、より正確には約800〜1600keVの範囲のγ線エネルギーでのスペクトルの差分に着目することにより、地中のトリウム線源からのγ線をより精度良く(高SN比で)検出しやすくなることを示唆している。測定するγ線エネルギーの上限は約1600keVに限定されず、使用する放射線検出器の設定で任意に変えることができる。トリウム系列中の核種であるタリウム208Tlからの2.615MeVのγ線を検出するために、2700keV以上の例えば3000keVのγ線エネルギー範囲まで広げることにより測定精度をさらに上げることができる。
図3の工程S4において、工程S3で得られたγ線スペクトルの差分値から地中でのトリウム埋設の有無を推定する。図6と図7を参照しながらこの推定方法について説明する。図6と図7は、いずれも測定番号1〜6の6つの測定対象について、本発明の探査装置1で測定したγ線スペクトルの差分値の30分間の合計(計数/1800秒)を棒グラフで示し、同時にサーベイメータで測定した測定場所表面の空間線量率S(μS/h)を折れ線グラフSで示したものである。図6はγ線エネルギーが30〜1656keVの範囲での測定結果であり、図7はγ線エネルギーが800〜1656keVの範囲での測定結果である。
測定番号1〜6の6つの測定対象の内容及び各測定場所表面の空間線量率S(μS/h)を下記に示す。
Figure 0006507439
図6のγ線エネルギーが30〜1656keVの範囲での測定結果では、ほぼ空間線量率S(μS/h)に比例してγ線スペクトルの差分値の合計(計数/1800秒)が変化しており、トリウム含有物の有無を判断することが困難となっている。すなわち、γ線スペクトルの差分値が地中のトリウムからのγ線を選択的に検出している結果なのか、Cs等の他のγ線源からのγ線の検出を含む空間線量率の影響を受けた結果なのかを区別することができない。
一方、図7のγ線エネルギーが800〜1656keVの範囲での測定結果では、空間線量率S(μS/h)とは関係なくトリウム含有物が埋設されている場所(測定番号1、2、6)でのγ線スペクトルの差分値の合計(計数/1800秒)が高い値を示している。すなわち、測定番号1、2、6でのγ線スペクトルの差分値は地中のトリウムからのγ線を選択的に検出している結果であると言える。これは、天然のトリウムは既に放射平衡にあり、また精製または精錬されてトリウム金属のみ分離された場合の232Thは、精錬後100年以内に放射平衡状態に達することから、それらのトリウムが地中に存在していると208Tlの0.861MeV及び2.615MeVのγ線が放出されることにより、高いエネルギー帯の直接線並びにその散乱線が多くなることに起因している。γ線のエネルギーが高いと、地中で遮へいされにくいので地表面まで通過しやすくなり、またこのエネルギー領域の放射線は、線量率にあまり影響を与えないことから、図7の結果が導かれていると考えられる。
図6と図7の測定結果を踏まえると、本発明の探査装置を用いたγ線スペクトルの差分値の測定が地中のトリウム/トリウム含有物の埋設の有無を推定する上で有効であることがわかる。そのトリウム埋設の有無を推定する際には、例えば、得られたγ線スペクトルの差分値(所定の測定時間の合計)を所定のしきい値と比較することにより推定することができる。
具体的には、例えば、同じ探査エリアにおいて他の地質調査などによって明らかにトリウムが埋設されていない場所での測定結果(差分値の合計T0)を得る。その差分値の合計T0の50%増(1.5T0)、あるいは100%増(2T0)といった計数値をしきい値として設定する。そして、トリウムが埋設されている可能性がある場所での測定結果(差分値の合計T1)がそのしきい値よりも大きい(T1>1.5T0、2T0)場合にトリウム埋設があると推定することができる。その際、同一探査エリア内の複数の測定箇所での差分値の合計の平均を基準となる差分値の合計T0と比較することにより、トリウム埋設なしの場所での分散を超えた有意な推定が可能になる。
また、地中に深さを変えながら複数の位置に所定のトリウム含有物を埋設し、地表で探査装置1を用いて所定の測定時間(例えば30分、1時間など)で各位置からのγ線を含む測定をして、各埋設位置に対応するγ線スペクトルの差分値の合計(TA1、TA2、...、TAn)を予め求めてデータベース化しておく。そして、実際の測定結果の差分値の合計TXをそのデータベース中の各値に所定の係数(1.5、2.0など)を乗算した計数値(例えば、2.0TA1、2.0TA2など)をしきい値として、その大小関係(例えば、TX>2.0TA1、あるいは2.0TA1<TX<2.0TA2など)から地中でのトリウム埋設の有無、及び/または地中の深さ方向のトリウム埋設位置を推定することが可能となる。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明をした。しかし、本発明はこれらの実施形態に限られるものではない。本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施できるものである。
本発明の探査装置及び探査方法は、地中でのトリウム/トリウム含有物の埋設の有無を地表面から簡易に推定することができるので、トリウム探査やトリウム汚染土壌の調査などを含む地質調査において幅広く利用することができる。
1 収納容器
2、3 放射線検出器
4、5 検出部
6、7 放射線遮蔽体
8 検出部の下面
9、10 信号ケーブル
12 パーソナルコンピュータ(PC)
13 表示部
20 地表面
21 地中
22 トリウムを含む層(領域)
100 探査装置

Claims (10)

  1. 地中のトリウム埋設の有無を探査する探査装置であって、
    隣り合う2つの放射線検出器と、
    一方の放射線検出器の検出部の周囲を覆う第1の放射線遮蔽体と、
    他方の放射線検出器の検出部の前面を除いた周囲を覆う第2の放射線遮蔽体と、
    前記2つの放射線検出器で測定された2つのγ線スペクトル(計数)の差分を求めるための処理手段と、を備える探査装置。
  2. 前記第2の放射線遮蔽体は、前記他方の放射線検出器の検出部の前面へ地表面からのγ線をコリメートするように当該検出部の前面より先に伸びている、請求項1に記載の探査装置。
  3. 前記2つの放射線検出器の検出部の前面は、前記第1及び第2の放射線遮蔽体の先端面から略同一の距離に設けられている、請求項2に記載の探査装置。
  4. 前記2つの放射線検出器は、NaI(Tl)シンチレーション検出器を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の探査装置。
  5. 前記第1及び第2の放射線遮蔽体は同一厚さの鉛を含む、1〜3のいずれか1項に記載の探査装置。
  6. 地中のトリウム埋設の有無を探査する探査方法であって、
    隣り合う2つの放射線検出器を、一方の放射線検出器の検出部の周囲は第1の放射線遮蔽体で覆われ、他方の放射線検出器の検出部の前面を除いた周囲が第2の放射線遮蔽体で覆われている状態で、地表面上に置く工程と、
    前記地表面上に置いた前記2つの放射線検出器でγ線を測定する工程と、
    前記2つの放射線検出器で測定された所定のγ線エネルギー範囲での2つのγ線スペクトル(計数)の差分からトリウム埋設の有無を判定する工程と、を含む探査方法。
  7. 前記所定のγ線エネルギー範囲は、略800keV以上の範囲である、請求項6に記載の探査方法。
  8. 前記トリウム埋設の有無を判定する工程は、前記2つのγ線スペクトル(計数)の差分値が所定のしきい値を超える場合に当該測定場所の地中にトリウムが埋設されていると推定することを含む、請求項7に記載の探査方法。
  9. 前記2つの放射線検出器は、NaI(Tl)シンチレーション検出器を含む、請求項6〜8のいずれか1項に記載の探査方法。
  10. 前記第1及び第2の放射線遮蔽体は同一厚さの鉛を含む、請求項6〜9のいずれか1項に記載の探査方法。
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